シューマン(ロベルト)
Schumann, Robert
生没年 | 1810-1856 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「シ」 | NML作曲家番号 | 24837 |
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Klangfarben ~響きの彩~
東紗衣 [東 紗衣、守重結加]Clarinet Recital: Higashi, Sae - SCHUBERT, F. / SCHUMANN, C. / SCHUMANN, R. (Klangfarben)
発売日:2020年12月01日
NMLアルバム番号:NYCC-13017DG
CD国内盤 価格:3,080円(税込、送料無料)
クラリネットとピアノで生み出す、Klangfarben 〜響きの彩〜
ドイツ・ケルンで研鑽を積み、多岐にわたって活躍する若手クラリネット奏者 東紗衣が
30歳のロベルト・シューマンに真正面から対峙する。
クラリネットによって新たな彩りが添えられた、薫り高きロマン派の響き。若手実力派クラリネット奏者、東紗衣のファーストアルバムがリリースされる。 東京藝術大学卒業後、兵庫芸術文化センター管弦楽団を経て渡独。2017年に帰国後は首都圏を拠点に、多岐にわたって活躍する東紗衣の “今” に迫る。 ロベルト・シューマン:歌曲集『ミルテの花』作品25、同『愛の春』作品37のドイツ歌曲の世界、クララ・シューマン:3つのロマンス 作品22の色彩の調べ、フランツ・シューベルト:アルペジョーネ・ソナタD821の孤独と憧れの音楽。1840年30歳のロベルト・シューマンを軸としたこれらの作品に、2020年30歳を迎える東紗衣が対峙する。 彼女の最大の魅力とも言えるクラリネットの表情豊かな響きによって翻訳された音楽は、当時のシューマンが知る由もなかった、未知なる彩りの世界へと聴衆を誘うだろう。 「東紗衣さんは、私が芸術監督をつとめる兵庫芸術文化センター管弦楽団で2年間活躍し、そしてさらにドイツのケルンで研鑽を積みました。さえちゃんの良さは、とにかく真っ正面から音楽に向き合い、自分のものにする努力を惜しまないことです。ケルンでの勉強、そしてシューマンの作品を中心に組んだこのアルバムは、ひとまず今の時点での彼女の集大成といえるでしょう!」 指揮者 佐渡裕 -
Mélancholie
リ・ゼンニ
ピアノ・リサイタル
ルリエ、シューマン、バルトーク [リ・ゼンニ(ピアノ)]Piano Recital: Li, Zhenni - LOURIÉ, A. / BARTÓK, B. / SCHUMANN, R. (Mélancholie)
発売日:2020年12月25日
NMLアルバム番号:Steinway30097
CD 価格:2,250円(税込)
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クララ&ロベルト・シューマン:
ヴァイオリンとピアノのための音楽集 [リン・ハオリ(ヴァイオリン)/リュウ・ジャナン(ピアノ)]SCHUMANN, C.: 3 Romanzen, Op. 22 / SCHUMANN, R.: 3 Romanzen, Op. 94 / Fantasiestücke / Märchenbilder (Haoli Lin, Jianan Liu)
発売日:2020年11月27日
NMLアルバム番号:8.579067
CD 価格:1,200円(税込)
早すぎる晩年に近づきつつあったシューマンは、1849年頃から室内楽作品に力を入れました。もともとクラリネット のために書かれた「幻想小曲集」や「おとぎの絵本」では、憂鬱な雰囲気の中に抒情があふれます。後にクララも同名の曲を書いた「ロマンス」は、夫妻の音楽的対話と言えるでしょう。 1853年の「ヴァイオリン・ソナタ第3番」は日々揺れ動く精神状態を抱えながら、革新的な作風を探求していたシューマンの創作意欲が反映された曲。クララ・シューマン は出来栄えに満足せず出版を躊躇、1956年になってようやく初出版されたという曰くつきの作品ですが、晩年のシューマンならではの即興的で複雑なフレーズが印象的な力作です。
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バラードと五重奏曲集
ファジル・サイ(1970-):
3つのバラード Op.12(ピアノ五重奏編)
邸宅の移動 Op.72b(ピアノ五重奏編)
シューマン(1810-1856):
ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44 [ファジル・サイ(ピアノ)/カザル四重奏団]SAY, F. / SCHUMANN, R.: Ballads / Piano Quintets (Say, Casal Quartet)
発売日:2020年10月30日
NMLアルバム番号:SM340
CD日本語帯付き 価格:1,950円(税込)
ピアニストとしての活動に加えて、近年は作曲家として人気沸騰中のファジル・サイ。このアルバムではサイ自身がピアノを担当、カザル四重奏団とともに自身の作品とシューマンのピアノ五重奏曲を演奏しています。 ピアノ独奏曲を原曲とする「3つのバラード」は、それぞれがユニークなストーリーを持っており、詩人ナーズム・ヒクメットの詩からインスパイアされた「Nazim」、サイの娘の誕生を記念して書かれた「Kumru」、環境破壊で揺れる故郷の「イダ山(カズ山)」に生息する動物たちに思いを馳せたという「Sevenlere dair」の3曲で構成されています。 同じくピアノ独奏曲を原曲とする「Yürüyen Kösk」はトルコの初代大統領を務めたムスタファ・ケマル・アタテュルクに寄せる物語。1929年にアタテュルクが別荘を建設しようとした際、もともと生えていたプラタナスを切り倒すことなく、建設地を4メートル東へ移動したというエピソードを知り、サイはこれを作品に盛り込みました。鳥の声や風の音などが色彩豊かに表現されたドラマティックな曲です。 最後に置かれたシューマンは、サイのレパートリーとしては珍しい曲ですが、カザル四重奏団とともに熱い演奏を披露しています。
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シューマン(1810-1856):
〈歌曲集 第9集〉
ロマンスとバラード
5つのリート Op.40
手袋 Op.87/美しいヘートヴィヒ
4つの驃騎兵の歌/歌人の呪い 他 [デトレフ・ロート(バリトン・ナレーター)/ウルリヒ・アイゼンロール(ピアノ)]SCHUMANN, R.: Lied Edition, Vol. 9 - Romances, Ballads and Melodramas (D. Roth, Eisenlohr)
発売日:2020年09月11日
NMLアルバム番号:8.574029
CD 価格:1,200円(税込)
シューマンの歌曲が文学的にも優れているとされるのは、彼が選択したテキストによるものです。この第9集でもハイネやシラー、アイヒェンドルフなどの詩が使われており、シューマンはこれらに素晴らしい曲を付けています。 中でもよく知られているのが、作品番号49のロマンスとバラード。“ラ・マルセイエーズ”の旋律が効果的に用いられた「二人の擲弾兵」はもちろんのこと、2人の兄弟が同じ少女を好きになったため、決闘で決着をつけるという「憎み合う兄弟」のような、物語りに沿った劇的な音楽がつけられているのも、シューマンの才能ならではのものでしょう。 アルバムではバリトンのデトレフ・ロートが情感豊かな歌を歌い、ピアノのアイゼンロールが当意即妙のピアノを聴かせます。
収録作曲家:
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ブゾーニ(1866-1924):
2台ピアノのための作品集 [アルド・チッコリーニ/アルド・オルヴィエト/マルコ・ラペッティ(ピアノ)]BUSONI, F.: Works for 2 Pianos - Fantasia contrappuntistica / Preludio e Fuga / Capriccio in G Minor (Ciccolini, Orvieto, Rapetti)
発売日:2020年08月28日
NMLアルバム番号:8.574086
CD日本語帯付き 価格:1,200円(税込)
フェルッチョ・ブゾーニは幼い頃から音楽の才能を発揮、優れたピアニストとして演奏活動を行うとともに、数多くのピアノ曲を作曲しました。生涯を通じて2台ピアノのための多数の作品も書き上げており、いくつかの作品からは、敬愛したJ.S.バッハの影響が強く感じられます。 このアルバムの冒頭に収録されている「対位法的幻想曲」はその最たるものの一つで、複雑な対位法を駆使しながら、壮大なフーガを織り上げていくさまは、まさにバッハを思わせるブゾーニならではの作曲法です。この曲の第2ピアノには名手アルド・チッコリーニが参加。精力的な演奏を聴かせています。 また、ブゾーニは先人リストの例に倣い、数多くのトランスクリプション(編曲)を残しました。ここにはシューマン、モーツァルト作品の編曲が収録されており、彼の極めて独創的なスタイルを知ることができます。 アルバムには初期の作品(世界初録音)も収録。「若いころの作品は完成度が高くない」と自作を否定したブゾーニですが、この3曲からは成熟した技法が感じられます。
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〈ライプツィヒ・サークル 第2集〉
メンデルスゾーン、クララ&ロベルト・シューマンの室内楽作品集 [ロンドン・ブリッジ三重奏団]Chamber Music (Piano Trio) - MENDELSSOHN, Felix / SCHUMANN, C. / SCHUMANN, R. (The Leipzig Circle Vol. 2) (London Bridge Trio)
発売日:2020年08月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0619
CD 価格:2,025円(税込)
「ライプツィヒ・サークル」シリーズ第2作。19世紀半ばのライプツィヒ音楽界に強い影響を及ぼしたシューマン夫妻を取り巻く作曲家たちの作品を集めたこのシリーズ、今作では夫妻の作品と、メンデルスゾーンの作品を聴くことができます。1839年に作曲されたメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番は、これを聴いたシューマンが「ベートーヴェン以来、最も偉大なピアノ三重奏曲だ」と讃えた作品。その8年後に作曲されたシューマンの第2番は、晩年に向かう彼の精神の不安定さが全く感じられない明るく活発な曲です。第2楽章での3つの楽器の親密な対話は、シューマンらしい深い愛情と優しさに満ちています。クララ・シューマンのピアノ三重奏曲は、優れたピアニストであったクララらしい、ピアノ・パートが充実した作品。独創的な旋律に彼女の才能が感じられます。第1集と同じく、ロンドン・ブリッジ三重奏団による演奏です。 ライプツィヒ・サークル 第1集…SOMMCD0199
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ドヴォルザーク(1841-1904):
ピアノ五重奏曲 第2番 イ長調 Op.81
シューマン(1810-1856):
ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44 [マルティン・カシーク(ピアノ)/ウィハン弦楽四重奏団]DVORAK, A.: Piano Quintet / SCHUMANN, R.: Piano Quintet (Wihan String Quartet, Kasik)
発売日:2020年08月07日
NMLアルバム番号:UP0055-2
CD
通常価格:1,650円→ 特価!:1,290円(税込) -
シューマン(1810-1856):
歌曲集「詩人の恋」
ハイネの詩の朗読とともに [クリストフ・ワーグナー=トレンクヴィッツ(ナレーター)/コルネリア・ホーラク(ソプラノ)/シュテファン・ゴットフリート(ピアノ)]SCHUMANN, R.: Dichterliebe (Horak, S. Gottfried, Wagner-Trenkwitz)
発売日:2020年05月22日
NMLアルバム番号:Gramola99059
CD 価格:2,175円(税込)
ハイネの詩集「歌の本」の中の「抒情的間奏曲」をテキストに用いた、シューマンの歌曲集「詩人の恋」。このアルバムではハイネの詩の朗読を、シューマンの歌曲集に組み込むことで、歌曲集としての新しい形を創り上げています。 朗読された詩はシューマンが歌曲に用いたものではありませんが、詩のみでも一つの世界が構築されており、アルバムとしての完成度の高さが伺えます。
収録作曲家:
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ググニン、ホロデンコ、ゲニューシャス(ピアノ)
ヴェラ・ゴルノスタエヴァ
生誕90年に捧ぐ [アンドレイ・ググニン(ピアノ)/ヴァディム・ホロデンコ(ピアノ)/ルーカス・ゲニューシャス(ピアノ)]発売日:2020年04月10日
CD 価格:2,250円(税込)
ソ連を代表する名教師、ゴルノスタエヴァ生誕90年を祝して!ヴェラ・ゴルノスタエヴァはモスクワ出身のピアニスト。モスクワ音楽院付属の中央音楽学校でピアノを学び、モスクワ音楽院に進学、ゲンリヒ・ネイガウスのもとで研鑽を積み、1955年に大学院を卒業した後は、優れた教師としてグネーシン音楽大学とモスクワ音楽院で後進を指導、1966年にはソ連政府から功労芸術家の称号を贈られるとともに、モスクワ音楽院の教授に昇格しました。 このアルバムは、彼女の生誕90年を祝う1枚で、演奏しているゲニューシャス、ホロデンコ、ググニンの3人は、ゴルノスタエヴァが「三銃士」もしくは「3人のボガトィーリ(ロシアの伝説的な英雄)」と呼んだほどのお気に入りの弟子でした。ゴルノスタエヴァについて「芸術における絶対的な自由への道を教えてくれた」(ゲニューシャス)「音楽家の責任、理解、真の愛」(ホロデンコ)、「彼女は信じられないほど正直だった」(ググニン)と3人がそれぞれの思いを抱いており、ここでは、彼女の優れた教えが脈々と受け継がれていることを伺わせる表情豊かな演奏が披露されています。
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シューマン(1810-1856):
〈ピアノ連弾のための編曲集 第5集〉(日本語解説付)
交響曲 第1番・第4番 [エッカレ・ピアノ・デュオ]SCHUMANN, R.: Arrangements for Piano Duet, Vol. 5 (Eckerle Piano Duo) - Symphonies Nos. 1 and 4
発売日:2020年03月20日
NMLアルバム番号:8.551415
1)
CD日本語帯・日本語解説付き 価格:1,200円(税込)
19世紀、未だレコードなどの録音技術がなかった時代、人々が音楽を楽しむためには、コンサートホールに出かけるか、実際に演奏する以外方法はありませんでした。そのため、交響曲やオペラなどの大掛かりな作品の場合は、自宅やサロンで演奏するために「できるだけ小さな編成への編曲」の需要が高まり、作曲家自身が手を加えたり、他の作曲家が編曲するなど様々な譜面が出版されました。なかでも2台ピアノ、もしくは4手連弾は、交響曲や管弦楽作品の音を余すことなく転写することが可能とされ、シューマンもいくつかの作品をこの形式に編曲しています。 エッカレ・ピアノ・デュオはシューマンのオリジナル、監修作品を全て含めた7枚のアルバムの録音を続けており、この第5集にはシューマン自身が編曲した「交響曲第4番」と妻のクララとともに編曲した「交響曲第1番」が収録されています。作品を知り尽くした作曲家ならではの緻密な音の構成をお楽しみください。
収録作曲家:
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Mondnacht - 月夜
ドイツ・ロマン派の合唱作品集 [フィリップ・アーマン(指揮)/北ドイツ放送合唱団]発売日:2020年03月27日
CD日本語解説付き 価格:2,400円(税込)
シューマンの合唱作品といえば、ウィーン少年合唱団の演奏でおなじみの「流浪の民」以外はあまり知られているとは言えませんが、実は、どの作品も独奏歌曲と並ぶほどの繊細な感受性による詩と音楽が融合した「知られざる名曲」です。 このアルバムに収録されているのは、シューマンの作品と、妻クララの混声合唱のための作品。そしてミュンヘン出身で、2017年に90歳の誕生日直前に亡くなったキルマイヤーの男声合唱のための作品です。 キルマイヤーはカール・オルフの弟子で、《カルミナ・ブラーナ》の編曲版がよく演奏されていますが、その作風は、シューマンの流れを汲んだ旋律の美しさを重視するもの。アルバムのタイトル《月夜》にふさわしい、ロマンティックで奥深い合唱の世界を堪能できる1枚です。日本語解説付き。
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クララ・シューマンと同時代の作曲家たち
(ライネッケ、ロベルト・シューマン、クララ・シューマン) [アンドレア・カウテン(ピアノ)/ティーモ・ハンドシュ(指揮)/プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団]Piano Concertos - REINECKE, C. / SCHUMANN, C. (Clara Schumann and Contemporaries) (A. Kauten, Handschuh)
発売日:2020年01月17日
NMLアルバム番号:SM315
CD 価格:1,950円(税込)
ハンガリー出身のアンドレア・カウテンは、スイスのバーゼル音楽院で学んだピアニスト。やわらかなタッチによる柔和な響きで、多数のCDをリリースしており、このアルバムでは、クララ・シューマンと彼女の同時代の作曲家たちに焦点を当てた作品を演奏しています。 まずライネッケはシューマンとリストも認めた優れたピアニストで、ライプツィヒでシューマンと出会い、後にクララやリストと演奏会を開いて人気を博しました。ロベルトの《主題と変奏》は別名「天使の主題による変奏曲」、又は「幽霊の主題による変奏曲」として知られ、1854年に作曲されたもの。 続くクララの《ロベルト・シューマンの主題による変奏曲Op.20》は、クララが慣例通り、ロベルトが家族と過ごした最後の誕生日に捧げた曲。クララの《ピアノ協奏曲》は、彼女が残した唯一のオーケストラ作品ですが、オーケストレーションでロベルトがかなりの部分を手伝ったと言われる二人の“愛の結晶”ともいえる作品。カウテンの選曲は、夫婦のライフ・ストーリーを象徴する作品をさりげなく並べ、聴く人を深淵な愛と音楽の世界へ誘ってくれます。
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主題と変奏
シューマン/ラフマニノフ/カプースチン:
ピアノ作品集 [アンナ・カヴァレロワ(ピアノ)]SCHUMANN, R.: Symphonic Etudes / RACHMANINOV, S.: Variations on a Theme of Corelli / KAPUSTIN, N.: Variations (Themes and Variations) (Kavalerova)
発売日:2020年01月17日
NMLアルバム番号:SM324
CD 価格:1,950円(税込)
モスクワ音楽院卒業後、イスラエルで学んだロシア出身の知性派ピアニスト、アンナ・カヴァレロヴァのデビュー盤。彼女が数年かけて取り組んできたという、シューマンとラフマニノフの2つのシリアスでドラマティックな変奏曲に、楽しげなカプースチンの変奏曲をカップリングし見事なコントラストを演出しています。 タイトルの通り、まるで交響曲を思わせるスケールの大きいシューマンの「交響的練習曲」、ラフマニノフの最後のピアノ独奏曲である、コレルリの「ラ・フォリア」の主題を用いた劇的な変奏曲。そして近年人気が高いカプースチンのジャズとクラシックを融合したような作風による変奏曲。これらの「変奏曲」をカヴァレロヴァは、自分たちの人生の変遷と重ね合わせてみながら、大切に弾き込んでいます。
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ゲーゼ(1817-1890):
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 - 第3番
シューマン(1810-1856):
ノルウェーの歌 [トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(ヴァイオリン)/エドゥアルド・トルビアネッリ(ピアノ)]GADE, N.W.: Violin Sonatas Nos. 1-3 (Irnberger, Torbianelli)
発売日:2019年11月15日
NMLアルバム番号:Gramola98867
SACD Hybrid 価格:2,325円(税込)
19世紀の美術界を席巻した「ロマン主義」の潮流。この中では自然の不可解な力の探求、とりわけ水のモティーフが重んじられていました。それに伴い、水辺に棲む自然の象徴 … 人魚、ニンフ、サイレーンなども題材として多く採り上げられました。これは作曲家たちも例外ではなく、シューマンの「ローレライ」やシューベルトの「美しき水車小屋の娘」など“水”による多くの音楽が生まれたのもこの時期です。 北欧の作曲家ゲーゼも「人魚」や「妖精」に魅せられた一人。タイトルこそ付されていないものの、彼の3つのヴァイオリン・ソナタにも幻想的な雰囲気が漂っており、至るところに水の反映と思われる美しいパッセージを聴くことができます。 また、1曲挿入されているシューマンの「ノルウェーの歌」はゲーゼへのオマージュであり、曲の冒頭のメロディはG-A-D-E=ソ・ラ・レ・ミとゲーゼの名が織り込まれています。
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Dystonia(ジストニア)
シューベルト(1797-1828):
ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調 D959
シューマン(1810-1856):
クライスレリアーナ Op.16 [アンドレアス・エッゲルスベルガー(ピアノ)]SCHUBERT, F.: Piano Sonata No. 20 / SCHUMANN, R.: Kreisleriana (Dystonia) (Eggertsberger)
発売日:2019年11月15日
NMLアルバム番号:Gramola99198
CD 価格:2,175円(税込)
1980年リンツ生まれのエッゲルツベルガーは、幼い頃から神童の名を欲しいままにし、12歳で初のコンサートを開催、15歳でリンツのブルックナー音楽院を卒業しました。しかし2012年、左手に不調を感じ、診察を受けた結果、中枢神経の病である「ジストニア」と診断されました。 5年に渡る療養の間、ピアノを再学習することで、自身の不随意な動きを制御できるようになったエッゲルツベルガー。このGramolaへのデビュー・アルバムは、彼と同じ病に罹っていたという学説のあるシューマンの作品と、彼がこよなく愛するシューベルトとをカップリング。「ジストニア」と名付けられたアルバムには音楽を愛する喜びが詰まっています。
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シューマン(1810-1856):
交響曲 第2番 ハ長調 Op.61
交響曲 第4番 ニ短調 Op.120 [フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮アントワープ交響楽団]SCHUMANN, R.: Symphonies Nos. 2 and 4 (Antwerp Symphony, Herreweghe)
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:LPH032
CD国内仕様 日本語解説付き 価格:2,970円(税込)
ヘレヴェッヘ、モダン・オケとシューマンを再録音!古楽と合唱指揮の世界から徐々にレパートリーを広げ、シンフォニックなレパートリーでも注目されるようになって久しいヘレヴェッヘ。彼がドイツ・ロマン派の作品に相対するときには、圧倒的な古楽研究の経験値が大きな意味を持つことが少なくありませんが、さらに言うなら、彼が何よりもまず合唱指揮で頭角をあらわし、ロマン派作品でも「ことば」のある合唱作品で名演を刻んだのが先だったことも忘れてはならないポイントです。 そうした音楽との向きあい方がとくに意味をもつのがシューマンの演奏解釈。長くピアノ曲しか書かなかったシューマンが交響曲を書くまでの間、徹底的に歌曲ばかり書いていた時期を挟んでいることを考えれば、ヘレヴェッヘのアプローチは最適な経験の重ね方と言ってよいかもしれません。 ヘレヴェッヘはすでにharmonia mundi franceでシューマン交響曲を全曲録音していますが、そのときには自らのピリオド楽器楽団であるシャンゼリゼ管弦楽団との共演だったのに対し、今回はピリオド奏法の発想を取り入れた現代楽器の楽団であるアントワープ交響楽団(旧称ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団)を指揮しての録音。長年の共演歴がもたらした信頼関係のもと「残された時間は自分にとって意味ある作品の解釈に使いたい」と語るヘレヴェッヘが新たに問うシューマン像に期待が募ります。 同様にピリオド楽器での全曲録音のあと、改めてロンドン交響楽団とシューマン・ツィクルスを録音したガーディナーの解釈と聴き比べながら、ピリオド解釈ありきの21世紀のシューマン像に思いを馳せるのもよいのではないでしょうか。
収録作曲家:
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愛と死の歌
シューマン(1810-1856):歌曲集
ケルナーの詩による12の歌 Op.35
5つの歌 Op.40/詩人の恋 Op.48 [サイモン・ウォルフィッシュ(バリトン)/エドワード・ラシュトン(ピアノ)]発売日:2019年11月15日
CD 価格:2,100円(税込)
現在、イギリスで注目を集めるバリトン歌手サイモン・ウォルフィッシュと、ピアニストのエドワード・ラシュトンによるシューマンのさまざまな歌曲を集めた1枚。このアルバムがResonusへのデビューとなるウォルフィッシュは、チェリストのラファエル・ウォルフィッシュを父に、バロック・ヴァイオリニストのエリザベス・ウォルフィッシュを母に持つ逸材。祖父母や兄妹も音楽家であり、彼自身も歌だけでなくチェロも奏でるなどマルチな活動を続けています。 これまでにウォルフィッシュとラシュトンは何枚かのアルバムをリリースしていますが、今作ではシューマンに焦点を当て、その繊細で内面性豊かな世界を探求、シューマンの歌曲の持つ幻想性と深い音楽性を引き出しています。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 WoO 1
ブラームス(1833-1897):
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op.102 [アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)/マキシミリアン・ホルヌング(チェロ)/アンドルー・マンゼ(指揮)/北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団]SCHUMANN, R.: Violin Concerto / BRAHMS, J.: Double Concerto (Weithaas, Hornung, North German Radio Philharmonic, Manze)
発売日:2019年10月25日
NMLアルバム番号:555172-2
8)
CD 価格:2,475円(税込)
ドイツの女性ヴァイオリニスト、アンティエ・ヴァイトハース。ベルリン、ハンス・アイスラー音楽大学で学び、ハノーファー国際コンクールで優勝、ドイツを中心にヨーロッパ各地のオーケストラと共演し、そのカリスマ性と知的な演奏が高く評価されています。このアルバムでは、シューマンの晩年の名作であるヴァイオリン協奏曲と、室内楽でも度々共演を行うマキシミリアン・ホルヌングとのブラームスの二重協奏曲を披露しています。 どちらの作品も、ヴァイオリンの名手ヨーゼフ・ヨアヒムのために書かれていますが、シューマン作品はヨアヒムに演奏されることはなく、譜面もしまい込まれてしまうなど現代では考えられないほどの扱いを受けました。しかし1937年に初演されてからは、数々の名演奏家たちがこの曲を取り上げ、多くの録音も発表されています。ブラームスの協奏曲も初演は失敗しましたが、現在では作品の真価が見直され、やはり数多くの名演が生まれています。 今回、伴奏を務めるのはベテラン、アンドルー・マンゼ。もともと優れたヴァイオリニストであるマンゼらしく、独奏楽器の響きを強調しながら、作品のポイントを心得た演奏を聴かせます。
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クララ&ロベルト・シューマン:
ピアノ作品集 [マルガリータ・ヘーエンリーダー(ピアノ)]Piano Recital: Höhenrieder, Margarita - SCHUMANN, C. / SCHUMANN, R. (Piano Works - Played on an original pleyel piano from 1850)
発売日:2019年10月25日
NMLアルバム番号:SM312
CD 価格:1,950円(税込)
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シューマン(1810-1856):
アダージョとアレグロ Op.70
民謡風の5つの小品 Op.102
幻想小曲集 Op.73
シューベルト(1797-1828):
アヴェマリア D.739 [ブライアン・ソーントン(チェロ)/スペンサー・メイヤー(ピアノ)]SCHUMANN, R.: Cello and Piano Works - Adagio and Allegro / 5 Stücke im Volkston / Fantasiestücke (B. Thornton, S. Myer)
発売日:2019年10月25日
NMLアルバム番号:Steinway30117
CD 価格:2,250円(税込)
クリーヴランド管弦楽団の名チェリスト、ブライアン・ソーントンによるシューマン・アルバムクリーヴランド管弦楽団のチェロ奏者を25年務めているブライアン・ソーントンと、スペンサー・メイヤーのコンビによるシューマン・アルバム。彼らはSTEINWAYレーベルから既に2枚のアルバムをリリースしており、ブラームスのチェロ・ソナタ集(STNS30081)、クラリネットのユスフを迎えブラームスのトリオを収録したアルバム(STNS30109)も高い評価を得ています。 今回はそのブラームスと親しかったシューマンの作品を集めており、幅広いレパートリーを持つソーントンならではの奥行きのある表現を楽しむことが出来ます。
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ハンス・ロスバウト
シューマンを振る [シェリング/フルニエ/A. フィッシャー/バーデン=バーデン南西ドイツ放送響/ロスバウト]SCHUMANN, R.: Symphonies Nos. 1 and 4 / Concertos (Szeryng, Fournier, A. Fischer, South West German Radio Symphony Orchestra, Baden-Baden, Rosbaud)
発売日:2019年10月18日
NMLアルバム番号:SWR19085CD
CD 3枚組 価格:2,850円(税込)
20世紀の名指揮者ハンス・ロスバウト(1895-1962)のシューマン録音集。同時代の作品を積極的に紹介した功績で知られていますが、モーツァルトやベートーヴェンなど古典派からロマン派の作品でも卓越した解釈による素晴らしい演奏を聴かせています。第二次世界大戦中は活動を制限されていましたが、戦後はミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団を始め、様々なオーケストラを指揮、なかでも1948年に首席指揮者として就任した南西ドイツ放送交響楽団とは素晴らしい関係を築き上げ、亡くなるまでこの地位にありオーケストラの発展に尽力しました。 このシューマン作品集では、2曲の交響曲と序曲、3人のソリストによる協奏曲が収録されていますが、ロスバウトはどの曲にも柔軟なテンポ設定を施し、自由自在な音楽を聴かせます。交響曲での緻密な演奏はもちろんのこと、当代きっての名手、フルニエ、シェリング、フィッシャーを起用した協奏曲では、フルニエの洗練された音色、格調高いシェリングの演奏、フィッシャーの抒情的な表情付けと、各々のソリストの持ち味も含め、丁々発止のやりとりが存分に楽しめます。また、亡くなる11日前に録音された序曲「ジュリアス・シーザー」では、自身の死を覚悟の上で、知られざる作品を記録しようとするロスバウトの信念が強く感じらる素晴らしい演奏を聴くことができます。 いずれも、SWRのオリジナルテープから丁寧にリマスターされており、モノラルながら聴きやすい音となっています。
収録作曲家:
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マルティン・カシーク(ピアノ)
ライヴ・フロム・プラハ
(ラフマニノフ&シューマン) [マルティン・カシーク(ピアノ)]Piano Recital: Kasik, Martin - SCHUMANN, R. / RACHMANINOV, S. (Live from Prague)
発売日:2019年09月20日
NMLアルバム番号:UP0018-2
CD 価格:1,760円(税込)
1976年チェコ生まれのピアニスト、マルティン・カシークのリサイタル・アルバム。4歳からピアノを始め、ヤナーチェク音楽院とプラハ音楽・舞台芸術アカデミーで研鑽を積み、ラザール・ベルマン、パウル・バドゥラ=スコダらにも指導を受けました。1998年「プラハの春国際コンクール」で優勝したほか、国内外のコンクールに多数入賞、チェコを代表するソリストとして世界的に活躍しています。2004には小林研一郎が指揮するチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の日本ツアーに同行、ショパンやドヴォルザークの協奏曲を演奏しました。 このアルバムは「プラハの春国際コンクール」優勝直後に録音された1枚で、シューマンとラフマニノフ作品を詩情豊かに演奏、溢れる才能を存分に発揮しています。
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シューマン(1810-1856):
ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
メンデルスゾーン(1809-1847):
序曲「美しいメルジーネの物語」 Op.32
ピアノ協奏曲 第1番 ト短調 Op.25 [イングリット・フリッター(ピアノ)、アントニオ・メンデス(指揮)、スコットランド室内管弦楽団]発売日:2019年08月23日
CD 価格:2,560円(税込)
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シューマン(1810-1856):ピアノ作品集
間奏曲 Op.4
ピアノ・ソナタ 嬰ヘ短調 [トゥリア・メランドリ(フォルテピアノ)]SCHUMANN, R.: 6 Intermezzos / Piano Sonata No. 1 (Melandri)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:CDS7842
CD 価格:2,080円(税込)
1832年に作曲された「間奏曲」Op.4で、以前ジャン・パウルの文学に触発され作曲した「蝶々」Op.2と同じ手法を取ることを試みたシューマン。「蝶々」では夢想家のヴァルトと情熱家のヴルトという対照的な2人の兄弟の性格を音で表現しようしましたが、今作では更にそれを発展させ、刻々と移り変わる気分や、数多くの引用を用いたシューマンの夢見がちな性格がよく表れた作品が完成しました。そして、2人の対照的な性格を音楽で表すという考え方はシューマンを強く魅了し、架空の団体「ダヴィッド同盟」に登場する「フロレスタン」と「オイゼビウス」が生まれました。明るく積極的なフロレスタン、冷静で内省的なオイゼビウスと異なる性格を持つ2人ですが、どちらもシューマン自身の内面を表しているとされています。 同じ年に着想されたピアノ・ソナタOp.11の初版には「フロレスタンとオイゼビウスによるピアノ・ソナタ、クララに捧ぐ」と記されており、この頃のシューマンのあらゆる趣向が盛り込まれた意欲的な作品として愛奏されています。 この録音ではシューマンが活躍していた時代のピアノを用い、19世紀初頭の雰囲気を伝えます。
収録作曲家:
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Une rencontre - 出会い
シューマン(1810-1856)& ミュライユ(1947-):
作品集 [マリー・イティエ(チェロ)/マリー・ヴェルムラン(ピアノ)/サミュエル・ブリコール(フルート)]SCHUMANN, R.: 5 Stücke im Volkston / Fantasiestücke / MURAIL, T.: Attracteurs étranges (Une Rencontre) (Ythier, Bricault, Vermeulin)
発売日:2019年07月19日
NMLアルバム番号:MSV28590
CD 価格:2,400円(税込)
フランスの現代作曲家トリスタン・ミュライユ。イタリアの先人ジャチント・シェルシに影響を受け、ジェラール・グリゼーらとともに独自の方法論を展開し「スペクトル楽派」の一員としてユニークな作品を発表しています(彼自身はスペクトル楽派という名前を嫌っているとも)。Metierレーベルでは2005年にピアニスト、マリリン・ノンケンによるミュライユ「ピアノ作品全集」(MSVCD92097)をリリース、ミュライユの音楽の普及に務めていますが、今作はミュライユの「抒情的な側面」に着目、シューマンの音楽とのコラボレーションという異色の組み合わせを試みています。 中でもミュライユ自身が編曲した「子供の情景」が聴きどころ。演奏しているイティエはどんな時代の作品でも柔軟に弾きこなし、作曲家の難しい要求に応えています。
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シューマン(1810-1856):
交響曲 第1番
シューベルト(1797-1828):
交響曲 第3番 [マリス・ヤンソンス(指揮)バイエルン放送交響楽団]SCHUMANN, R.: Symphony No. 1, "Spring" / SCHUBERT, F.: Symphony No. 3 (Bavarian Radio Symphony, Jansons)
発売日:2019年06月14日
NMLアルバム番号:900176
CD日本語オビあり 価格:2,100円(税込)
マリス・ヤンソンスによるロマン派の2つの交響曲が登場。1815年、18歳のシューベルトがわずか9日間で書き上げた交響曲第3番は、彼の全交響曲中、最も短いながら引き締まった書法を持つ明るい作品です。古典的な様式の中にも様々な試みが見られ、シューベルトが独自の作風を獲得した交響曲としても知られています。 1841年に書かれたシューマンの交響曲第1番も短期間に仕上げられた作品。こちらもスケッチに要した期間は4日間と伝えられています。当時のシューマンは、クララと結婚したばかりであり、溢れる楽想をそのまま総譜に書きつけたのでしょう。若々しい情熱と美しい旋律は、まさに標題の「春」そのものです。 ヤンソンスは、若き作曲家の想いを存分に汲み取り、豊かな響きと細やかな表現で全曲をまとめています。シューマンの交響曲では、第1楽章の第1主題と、流麗な第2主題のコントラストを見事に描き分けます。ゆったりと美しい第2楽章はオーケストラをたっぷり歌わせ、第3楽章では決然とした表情を重視、特徴的なリズムを持つ終楽章の生き生きとした表現は力強い終結部まで途切れることがありません。またシューベルトの交響曲ではリピートを省略することなく、全曲が快活、かつ丁寧に演奏されています。全編に渡ってヤンソンスの統率力とバイエルン放送交響楽団の優れたアンサンブルが際立つ素晴らしい演奏です。 *シューマン:交響曲 第1番は既発リリース「ロベルト・シューマン:内なる声」(900916 4枚組)に収録された音源と同一です。
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Schumann by Arrangement
シューマン(1810-1856):
子供のためのアルバム(A.カルットゥネンによる弦楽三重奏編) [ゼブラ・トリオ]SCHUMANN, R.: Album for the Young (arr. A. Karttunen for string trio) (Schumann by Arrangement) (Zebra Trio)
発売日:2019年06月21日
NMLアルバム番号:TOCC0522
CD 価格:1,950円(税込)
1848年、シューマンが“長女マリーの7歳の誕生日の贈り物”として作曲した7つの小品をもとに、曲を付け加えたり、改訂したりと数々の変遷を経て生まれたのがこの「子供のためのアルバム」。全2部、43曲で構成されており、技巧的には平易ですが、自然と季節の移り変わりや、シューマンの心情が反映された珠玉の作品集です。 チェリスト、アンシ・カルットゥネンはこの曲集を弦楽三重奏用に編曲。多彩な響きを駆使することで、曲の繊細さを存分に引き出し、見事な作品へと生まれ変わらせることに成功しています。シンプルな旋律の一つ一つに豊かな抒情性が宿っていることを実感させてくれます。
収録作曲家:
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『詩人の恋』 ~ ロベルトとクララ
シューマン夫妻の歌曲世界 [ユリアン・プレガルディエン(テノール)、エリック・ル・サージュ(ピアノ)、サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)]SCHUMANN, R.: Dichterliebe (J. Prégardien, Piau, Le Sage)
発売日:2019年05月17日
NMLアルバム番号:ALPHA457
64)
CD 価格:2,400円(税込)
クララ・シューマン生誕200周年にあたり、その夫ロベルト・シューマンが書いた連作歌曲集『詩人の恋』を中心に、夫妻それぞれの歌曲を厳選したプログラムを。 グスタフ・レオンハルトやニコラウス・アーノンクールら20世紀古楽復興の立役者たちの信頼を集めた名歌手クリストフ・プレガルディエンの息子、ユリアン・プレガルディエンがますます存在感を強くアピールする1枚です。 「何を演奏するにも[作品成立時の状況に徹底的に立ち返ってみる]古楽的アプローチは重要」と考えるユリアン・プレガルディエンは、すでに数年前『詩人の恋』を録音する予定だったところ、最新校訂譜が刊行されたことをきっかけに再度解釈を深めるべく録音を延期。 Alphaレーベルでシューマンのピアノ曲全曲録音も敢行したエリック・ル・サージュが弾くシューマン歿年製のオリジナル楽器に向かい、ピアニストでもあったクララ・シューマンの存在を意識した「19世紀当時の」作品像に迫ります。 さらに二重唱トラックでは近年ますます歌曲でも注目の活動がつづくサンドリーヌ・ピオーが! 解説には演奏者自身のコメント入り。 ドイツ・ロマン派音楽史上きわめて重要な連作歌曲の思わぬ側面にふれる豪華キャストの1枚です。
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シュテファン・ローゲス(バリトン)
シューマン(1810-1856)
フランツ(1815-1892)
ブラームス(1833-1897):
歌曲集 [シュテファン・ローゲス(バリトン)/アレクサンダー・シュマルツ(ピアノ)]Vocal Recital: Loges, Stephan - SCHUMANN, R. / FRANZ, R. / BRAHMS, J.
発売日:2019年05月17日
NMLアルバム番号:ATH23202
CD 価格:2,400円(税込)
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-★『レコード芸術』特選盤(2019年8月号)★-
『詩人の恋』 ~ ロベルトとクララ
シューマン夫妻の歌曲世界 [ユリアン・プレガルディエン(テノール)、エリック・ル・サージュ(ピアノ)、サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)]SCHUMANN, R.: Dichterliebe (J. Prégardien, Piau, Le Sage)
発売日:2019年05月17日
NMLアルバム番号:ALPHA457
CD国内仕様 日本語解説付 価格:2,970円(税込)
クララ・シューマン生誕200周年にあたり、その夫ロベルト・シューマンが書いた連作歌曲集『詩人の恋』を中心に、夫妻それぞれの歌曲を厳選したプログラムを。 グスタフ・レオンハルトやニコラウス・アーノンクールら20世紀古楽復興の立役者たちの信頼を集めた名歌手クリストフ・プレガルディエンの息子、ユリアン・プレガルディエンがますます存在感を強くアピールする1枚です。 「何を演奏するにも[作品成立時の状況に徹底的に立ち返ってみる]古楽的アプローチは重要」と考えるユリアン・プレガルディエンは、すでに数年前『詩人の恋』を録音する予定だったところ、最新校訂譜が刊行されたことをきっかけに再度解釈を深めるべく録音を延期。 Alphaレーベルでシューマンのピアノ曲全曲録音も敢行したエリック・ル・サージュが弾くシューマン歿年製のオリジナル楽器に向かい、ピアニストでもあったクララ・シューマンの存在を意識した「19世紀当時の」作品像に迫ります。 さらに二重唱トラックでは近年ますます歌曲でも注目の活動がつづくサンドリーヌ・ピオーが! 解説には演奏者自身のコメント入り(国内仕様は歌詞とともに訳付)。 ドイツ・ロマン派音楽史上きわめて重要な連作歌曲の思わぬ側面にふれる豪華キャストの1枚です。
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シューマン(1810-1856):ピアノ作品集
ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
子供の情景 Op.15
交響的練習曲 Op.13 [レオン・マッコウリー (ピアノ)]SCHUMANN, R.: Piano Music (McCawley)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD0134
CD 価格:2,160円(税込)
ロマン派から近代作品を得意とするイギリスのピアニスト、レオン・マッコウリー。1993年にベートーヴェン国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得、同年、リーズ国際ピアノ・コンクールでも第2位を獲得し世界的な活躍を開始しました。 このアルバムではシューマンの名曲に取り組み、抒情的で夢見るような「子供の情景」、多彩な表情を見せる「交響的練習曲」、ユーモラスな曲想が楽しい「ウィーンの謝肉祭の道化」、この3曲をそれぞれ巧みに演奏し、シューマンの内的世界を表現しています。「交響的練習曲」では通常では最後に置かれる「5つの変奏」を曲中に挿入するというユニークな試みを行っているところにも注目です。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):ピアノ作品集
ダヴィット同盟舞曲集
幻想曲 ハ長調 Op.17
創作主題による変奏曲 WoO 24 [コーデリア・ウィリアムズ(ピアノ)]SCHUMANN, R.: Davidsbündlertänze / Fantasie / Variations on an Original Theme (Cordelia Williams)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD0150
CD 価格:2,160円(税込)
2006年「BBCヤングミュージシャン賞」を獲得、世界のひのき舞台に躍り出た女性ピアニスト、コーデリア・ウィリアムズが演奏するシューマンの3つの曲集。 彼女の演奏は、どれも明確な表現力を持っており、例えば若きシューマンの創造力が存分に発揮された「ダヴィッド同盟舞曲集」ではフロレスタン、オイゼビウスの性格の違いが的確に描き分けられています。「幻想曲」での瞑想的な第3楽章や、晩年のシューマンの幻覚から生まれた変奏曲での夢幻的な雰囲気の作り方など、どれも素晴らしい演奏です。
収録作曲家:
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Poème d'un jour - ある一日の詩
ステファヌ・ドゥグー リサイタル [ステファヌ・ドゥグー/サイモン・レッパー]Vocal Recital (Baritone): Degout, Stéphane - FAURÉ, G. / BRAHMS, J. / SCHUMANN, R. (Poème d'un jour)
発売日:2019年04月26日
NMLアルバム番号:LBM017
CD 価格:2,400円(税込)
リヨン国立音楽院を卒業し、リヨン国立歌劇場のメンバーとして活躍するベテラン歌手ステファヌ・ドゥグーのリサイタル・アルバム。ロマン派を代表する3人の作曲家、フォーレ、ブラームス、シューマンの歌曲を並べ、人生の機微を彩り豊かに聴かせます。 タイトルの「Poème d'un jour」はフォーレの3曲からなる歌曲集で、束の間の出会いと愛、別れの瞬間を切り取った印象的な曲。中期の作品でありながら、晩年のフォーレに通じる和声感を持つことで知られています。どちらかというと厭世的な作品が選ばれたブラームス、素朴な味わいを持つケルナーの詩を生かしたシューマンと、どの曲からも深い陰影を引き出した美しい歌唱が聴きものです。
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クリストファー・パーク
シューマン(1810-1856)を弾く [クリストファー・パーク]SCHUMANN, R.: Arabeske / Piano Sonata No. 3 / Blumenstück / Faschingsschwank aus Wien (Christopher Park)
発売日:2019年04月19日
NMLアルバム番号:OC1886
CD
通常価格:2,080円→ 特価!:590円(税込)韓国とドイツの血を引くピアニスト、クリストファー・パーク。バンベルクで生まれ、ザールランド音楽大学に最年少(12歳)で入学、研鑽を積みながら、数多くの音楽祭に出演し国際的な注目を集めます。ソロ活動だけでなく、室内楽、歌曲の伴奏にも熱心に取り組み、とりわけスミ・ジョーと共演盤(ドイツ・リート)は、その巧みな伴奏がが絶賛されました。 このアルバムではシューマンの4つの作品を演奏しており、豊かな音楽性を楽しむことができます。「オーケストラなしの協奏曲」は後に「ピアノ・ソナタ第3番」として改訂された作品。当初5楽章で構想されたものの、2曲のスケルツォを割愛して出版されましたが、その後1曲を付け加え、ピアノ・ソナタ第3番となりました。このアルバムでは、割愛されたスケルツォ(シューマンの死後出版)も最後に付け加えられています。
収録作曲家:
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ONDINE 2019年
204ページのカラーカタログ付き
メンデルスゾーン/シューマン:
ヴァイオリン協奏曲 [クリスティアン・テツラフ/パーヴォ・ヤルヴィ/フランクフルト放送交響楽団]SCHUMANN, R.: Violin Concerto / Phantasie / MENDELSSOHN, Felix: Violin Concerto (Tetzlaff, Frankfurt Radio Symphony, P. Jarvi)
発売日:2019年04月19日
NMLアルバム番号:ODE1195-2
カタログ+CD日本語オビ付き 価格:800円(税込)
1985年のレーベル創立以来、ONDINEは「妥協せず、素晴らしい音楽を録音すること」にこだわり、母国フィンランドの作曲家、アーティストを中心に、北欧の優れた音楽を数多くリリースしてきました。創業30年を経て国際的なレーベルとなった今では、一流のソリストやオーケストラとコラボレーションを行い、数多くの音楽賞も受賞しています。 今回お届けする204ページのカラーカタログには、これまでリリースされたアルバムが掲載されており、その幅広いレパートリーを眺めているだけでもワクワクするような興奮を味わえます。 そして、今回カタログに添えられているのは、テツラフの「メンデルスゾーン/シューマン:ヴァイオリン協奏曲」のCD。誰もが知るメンデルスゾーン、あまり演奏される機会のないシューマン。この2曲を一分の隙もなく聴かせるテツラフとパーヴォ・ヤルヴィの名演は、2010年の初回発売時には大きな話題となりました。 特別価格での完全限定盤。この内容は見逃せません!
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シューマン、サン=サーンス、グリエール:
ホルンとオーケストラのための作品集 [マルクス・マスクニッティ/サカリ・オラモロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団]Horn and Orchestra Music - SCHUMANN, R. / SAINT-SAËNS, C. / GLIÈRE, R. (Maskuniitty, Royal Stockholm Philharmonic, Oramo)
発売日:2019年04月19日
NMLアルバム番号:ODE1339-2
CD 価格:2,160円(税込)
フィンランドのラウマ出身のホルン奏者マルクス・マスクニッティ。ヘルシンキのシベリウス・アカデミーで学び、ベルリンに留学。1994年に開催されたミュンヘン国際コンクールなど、数々のコンクールに入賞し注目を集めました。その後、フィンランド放送交響楽団をはじめ、1994年にはベルリン・ドイツ交響楽団、1997年から1999年まではベルリン・フィルハーモニーの首席奏者を務めるなど、世界的なオーケストラで演奏、室内楽の分野でも活躍するベテランです。 今回はサカリ・オラモが指揮するロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団と共演、シューマン、サン=サーンス、グリエールの作品を聴かせます。 選ばれた曲は、シューマンのホルン作品の中でも最も充実した味わいを持つ「コンツェルトシュトック」、アンセルメのオーケストレーションにより、本来のピアノ伴奏よりも更に味わい豊かとなった「アダージョとアレグロ」、サン=サーンスの熟練した作曲技法が光る「演奏会用小品」、グリエールの最後の作品となった「ホルン協奏曲」。1849年から1951年まで、100年にわたって作曲された様々なホルンのための作品をお楽しみください。
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ペトロフ・ピアノ三重奏団
ドイツ作品集
シューマン/ブラームス [ペトロフ・ピアノ三重奏団]SCHUMANN, R.: Studies for Pedal Piano / Piano Trio No. 1 / Abendlied / BRAHMS, J.: Piano Trio, Op. 40 (Petrof Piano Trio)
発売日:2019年04月26日
NMLアルバム番号:UP0186
CD 価格:1,760円(税込)
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シューマン(1810-1856):
歌曲集 第8集
スペインの歌遊び 他 [アンナ・パリミナ(ソプラノ)/マリオン・エックシュタイン(コントラルト)/ジーモン・ボーデ(テノール)/マティアス・ホフマン(バス・バリトン)/ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)シュテファン・イルマー(ピアノ・プリモ)]SCHUMANN, R.: Lied Edition, Vol. 8 - Spanisches Liederspiel / Minnespiel / Spanische Liebeslieder (Palimina, Eckstein, Bode, Hoffmann, Eisenlohr)
発売日:2019年02月22日
NMLアルバム番号:8.573944
CD 価格:1,200円(税込)
1849年、当時のヨーロッパは至るところで政治的混乱が生じており、争いを嫌ったシューマンは住み慣れたドレスデンを離れ、デュッセルドルフへ移ることを決めました。 この年に作曲された3つの歌曲集にはソロ、デュエット、カルテットを組み合わせた多彩な曲が散りばめられており、そのテーマも様々です。彼のお気に入りの詩人リュッケルトの詩による「恋のたわむれ」、若い頃に熱中するもしばらく遠ざかっていたガイベルの詩を用いた「スペインの歌遊び」と「スペインの恋の歌」、要所要所にスペイン風のリズムが用いられた歌を4人の歌手と2人のピアニストが歌い継いでいきます。耳にする機会はあまり多くありませんが、シューマンの円熟の作曲技法と精緻な筆致が魅力的な曲集です。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
交響曲全集 [グスタフ・クーン(指揮)/ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団]SCHUMANN, R.: Symphonies Nos. 1-4 (Bolzano-Trento Haydn Orchestra, Kuhn)
発売日:2019年02月22日
NMLアルバム番号:WWE1CD60021
1)
CD 2枚組 価格:3,225円(税込、送料無料)
シューマンをこよなく愛する指揮者グスタフ・クーンによる交響曲全集。ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団の素朴な響きは、シューマンが思い描いていたであろう音楽を忠実に再現しています。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
〈ピアノ作品集 第1集〉
6つの間奏曲
交響的練習曲 [マリーナ・サムソン=プリマチェンコ(ピアノ)]SCHUMANN, R.: Piano Works, Vol. 1 - 6 Intermezzi / Etudes symphoniques (Samson-Primachenko)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:UP0195
CD
通常価格:1,650円→ 特価!:1,290円(税込)ロシア、サンクトペテルブルクで生まれ、現在はフランスを拠点に活躍しているピアニスト、マリーナ・サムソン=プリマチェンコ。4歳でピアノをはじめ、名手ゲンリフ・ネイガウスの弟子となり更なる研鑽を積み、ピアニストとして演奏する傍ら、数多くの後進を育てています。 シューマンは彼女の得意とする作曲家であり、ARCODIVAの2枚のアルバムでは、シューマン作品の持ち味を存分に生かしたロマンティックな演奏を披露しています。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
〈ピアノ作品集 第2集〉
謝肉祭/子供の情景
花の曲/アラベスク [マリーナ・サムソン=プリマチェンコ(ピアノ)]SCHUMANN, R.: Piano Works, Vol. 2 - Carnaval / Kinderszenen (Samson-Primachenko)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:UP0196
CD
通常価格:1,650円→ 特価!:1,290円(税込)マリーナ・サムソン=プリマチェンコが弾くシューマン、第2集。メインとなる「謝肉祭」では、さまざまな表情を持つ小さな曲を丁寧に取りまとめ、賑やかさともの悲しさを併せ持つ全曲のストーリーを描き出しています。一転、「子供の情景」では憧憬、郷愁といったシューマン作品の持つ内省的な魅力を引き出して見事。ロマンティックなシューマン像を的確に表現した聴き応えのある1枚です。
収録作曲家:
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内なる声
イェルク・ハントシュタインによる
「音で聴くシューマンの伝記」
(*ヤンソンス指揮《交響曲第1番》初出録音含む) [マリス・ヤンソンス(指揮):2-5/バイエルン放送交響楽団:2-5]HANDSTEIN, J.: Robert Schumann - Die Innere Stimme / SCHUMANN, R.: Symphony No. 1, "Spring" (Bavarian Radio Symphony, Jansons)
発売日:2019年01月25日
NMLアルバム番号:900916
CD 4枚組 価格:3,200円(税込、送料無料)
大作曲家の生涯を、ドイツ語による物語形式の語りと音楽で綴る「音で聴く伝記シリーズ」。今回はロマン派の作曲家シューマンに光を当てています。タイトルの「Die Innere Stimme=内なる声」とは、シューマンが若いころから体験していたもの。クライスレリアーナを書いた時にも、晩年になって彼の繊細な精神が崩壊する時にも、彼の心の中には不思議な声が響いていたといいます。 イェルク・ハントシュタインはその「内なる声」を主題としてシューマンの一生を丁寧に描き出しました。迫真の物語を演じるのはドイツの優れた俳優たちです。またアルバムの最後には、2018年3月にヤンソンスとバイエルン放送交響楽団が演奏した「交響曲 第1番」全曲が収録されています。
収録作曲家:
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エリーザベト・クールマン
歌曲の夕べ
シューマン、シューベルト、ライターを歌う [エリーザベト・クールマン(メゾ・ソプラノ) エドゥアルド・クトロヴァッツ(ピアノ)]発売日:2019年01月25日
CD日本語オビ付き 価格:2,100円(税込)
メゾ・ソプラノ歌手エリーザベト・クールマン。彼女はピアニスト、エドゥアルド・クトロヴァッツとともに長年に渡り、ユニークな「ドイツ・リート」のプログラムを組み、一連の作品にストーリー性を持たせて演奏し好評を博しています。 このアルバムは、2017年「東京の春」音楽祭でもほぼ同じ曲を歌い満場を沸かせたプログラムをほとんどそのまま収録したもので、前半にはシューマンのピアノ独奏曲を交えた一連の曲を置き、後半にはシューベルトの歌、現代作曲家のライターの作品を織り交ぜた作品が並んでいます。シューマンのロマンティックな作品、シューベルトの素朴で豊かな旋律を持つ歌、ライターのユーモラスでアイロニカルな歌。これらの曲の精神を、2人は歌詞、音楽全てを含め丁寧に描き出しています。
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シューマン(1810-1856):
謝肉祭
ピアノ協奏曲 [ダヴィデ・カバッシ/グスタフ・クーン指揮/ボルツァーノ=トレント・ハイドン管弦楽団]発売日:2019年01月18日
CD 価格:2,240円(税込)
2005年に開催された「ヴァン・クライヴァーン国際ピアノ・コンクール」で入賞したピアニスト、ダヴィデ・カバッシによるシューマンの2つの作品集。ベートーヴェンやモーツァルトなど古典派作品で端正な演奏を聴かせるカバッシ、ここでもキレのよいタッチによる美しいシューマンを演奏しています。
収録作曲家:
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シューマン (1810-1856)
ジョルジ・クルターグ (1926-):
ヴィオラ、クラリネットとピアノのための作品集 [エレーヌ・ドゥサン (ヴィオラ)、ロナルト・ファン・スパーンドンク (クラリネット)、ルイ・ロルティ (ピアノ) 、ナタナエル・グーアン (ピアノ)]Viola Music - SCHUMANN, R. / KURTÁG, G. (Spaendonck, Desaint , Lortie)
発売日:2019年01月18日
NMLアルバム番号:FUG611
CD 価格:2,400円(税込)
フランス出身のヴィオラ奏者エレーヌ・ドゥサンは、2011年にジュネーヴ州立高等音楽院を卒業後、この世代随一のソリストとして活躍するほか、アンサンブル2e2mのメンバーとしても活動しています。 彼女が強い情熱をもってシューマンに取り組むこのアルバムでは、現代を生きる作曲家クルターグの作品と対峙させることにより、お互いの特性を引き立てるという稀有な試みを成功させました。全部で24曲あるクルターグの「サイン、ゲームとメッセージ」から5曲を選び、その間にシューマンの「3つのロマンス」を挟み込むという実験的な試みも素晴らしい効果を生んでいます。 もう一つ収録されたクルターグ作品もシューマンへのオマージュであり、親和性が高いのは当然のこと。作風は異なっているものの、音楽が目指す方向が近い作曲家だからこそ、このような共鳴が生まれるのだと言えるでしょう。ドゥサンのヴィオラは鳴らし過ぎることなく、常に優しく耳当たりの良い音色で、19世紀と20世紀が生んだ巨匠の音楽を丁寧に歌い上げています。CHANDOSレーベルに録音の多いロルティの参加も注目です。
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ザルツブルク音楽祭 1974年
シューマン(1810-1856):
スペインの歌芝居 Op.74
ブラームス(1833-1897):
愛の歌(ワルツ) Op.52 [エディト・マティス/ブリギッテ・ファスベンダー/ペーター・シュライアー/ワルター・ベリー /エリック・ヴェルバ/パウル・フォン・シルハウスキー]発売日:2018年10月31日
CD 価格:2,025円(税込)
1974年のザルツブルク音楽祭を沸かせた、マティス、ファスベンダー、シュライアー、ベリーという当代きっての豪華歌手の共演がCDで登場。この後1981年には、ほぼ引退となったベリーに代わってフィッシャー=ディースカウが加わり、DGへセッション録音していますが(ピアノはエンゲルとサヴァリッシュ)、その丁度7年前のライヴということになります。まだ若々しい4人の歌声がなんといっても魅力で、ライヴならではの生き生きとしたやりとり、そして高揚感も素晴らしいもの。オーストリア放送に残されていたオリジナル・テープから丁寧にリマスタリングされており、彼らの力強いアンサンブルを堪能することが出来ます。
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シューマン(1810-1856):
ミルテの花 Op.25 [レア・トロンメンシュラーガー/ダミアン・パス/アルフォンス・スマン]SCHUMANN, R.: Myrthen (Trommenschlager, Pass, Cemin)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:LBM002
CD 価格:2,560円(税込)
1840年、紆余曲折を経て、ようやくクララと結婚できることになったシューマン。彼が結婚式の前日に最愛のクララに贈ったのがこの歌曲集「ミルテの花」です。全曲を通じてシューマンの喜びが感じられますが、連作歌曲というわけでもなく、各々の曲も男声でも女声でも歌われることがあります。 ベルリンのハンス・アイスラー音楽院で学んだソプラノ、トロンメンシュラーガーとオーストラリア生まれ、パリで学んだバス・バリトン、パスが曲に合わせ、表現豊かに歌っています。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
ヴァイオリンとオーケストラのための作品全集 [レーナ・ノイダウアー/パブロ・ゴンザレスドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団]SCHUMANN, R.: Violin and Orchestra Works (Complete) - Violin Concerto, WoO 1 / Cello Concerto (version for violin) / Phantasie (Neudauer, González)
発売日:2018年10月17日
NMLアルバム番号:SWR19422CD
CD 価格:2,320円(税込)
数多くのピアノ曲や歌曲を書いたシューマンですが、ヴァイオリンのための作品あまり多くありません。室内楽曲以外では、3曲のヴァイオリン・ソナタと、このアルバムに収録された協奏曲ニ短調と幻想曲、チェロ協奏曲を編曲したイ短調の協奏曲があるのみです。ほとんどは晩年に作曲されており、ヨアヒムに献呈された「幻想曲」をはじめ、どの曲も後期のシューマン作品らしい渋い美しさを放っています。 1984年生まれのヴァイオリニスト、ノイダウアーが演奏するこのアルバムは、シューマンの仲間たちが彼のピアノ連弾曲をヴァイオリンとオーケストラのために編曲した「3つの編曲作品」を含むシューマンの「ヴァイオリンとオーケストラのための全作品」が収録されており、ヴァイオリン協奏曲は最近発表されたクリティカル・エディションを用いて演奏された、他にはない特色を持っています。シューマンにふさわしい情感豊かなノイダウアーの美音が聴きどころです。
収録作曲家:
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ニキータ・ムンドヤンツ
リサイタル集
(ベートーヴェン/シューマン/プロコフィエフ) [ニキタ・ムンドヤンツ(ピアノ)]Piano Recital: Mndoyants, Nikita - SCHUMANN, R. / BEETHOVEN, L. van / PROKOFIEV, S.
発売日:2018年09月21日
NMLアルバム番号:Steinway30075
CD 価格:2,400円(税込)
1989年生まれのニキタ・ムンドヤンツは、父に名手アレクサンドル・ムンドヤンツを持つ期待の若手ピアニスト。モスクワ音楽院ではニコライ・ペトロフに師事し、2016年「クリーブランド国際ピアノ・コンクール」で優勝を飾るなど、既に才能が認知されています。作曲家としても才能を発揮し、2013年からはチャイコフスキー音楽院で管弦楽法の教授を務めるだけでなく、2016年のプロコフィエフ国際作曲コンクールで優秀賞を獲得するなど、こちらも注目されています。 このアルバムでは、ベートーヴェン、シューマン、プロコフィエフの3人による小品集を演奏。作風の違う各作品の性格を丁寧に弾きわけながら、一気に聴かせる構成力も見事です。
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シューマン(1810-1856):
幻想曲とおとぎ話 - 室内楽作品集 [ヘイスカネン/シルヴァイ/シルヴァイ/ルーディン/ハッキネン]SCHUMANN, R.: Fantasiestücke, Opp. 73, 88, 111 / Märchenbilder (Fantasies and Fairy Tales) (Heiskanen, Szilvay, Sinkovsky, Rudin, Häkkinen)
発売日:2018年08月29日
NMLアルバム番号:8.573589
CD 価格:1,200円(税込)
音楽だけでなく文学も深く愛していたシューマンは、自身の作品の中にも強い文学性を取り入れました。とりわけ彼が好んだのは想像力を刺激する“ファンタジーとおとぎ話”であり、彼の作品はどれも幻想的な物語性を抱いています。このアルバムに収録されているのは、北欧の名ピアニスト、ハッキネンと彼の仲間たちによる演奏で、作品によってはハッキネン自身が最適な形に編曲を施しています。 使用楽器は1846年のプレイエルを始め、ガット弦を用いたヴァイオリンや、19世紀レプリカのクラリネット。作曲当時の音色が蘇る親密な雰囲気を心行くまで楽しめます。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
幻想小曲集とノヴェレッテン [イヴァノフ]SCHUMANN, R.: Fantasiestücke / 8 Novelletten (Ivanov)
発売日:2018年08月29日
NMLアルバム番号:Gramola99177
CD 価格:2,320円(税込)
ウィーン国立音楽大学で学び、数多くの国際コンクールを制覇したブルガリア出身のピアニスト、マルティン・イヴァノフ。デビュー・アルバム「ショパン:ワルツ集」(GRAM99146)ではショパンの繊細な心を存分に表現していましたが、今作ではシューマンの2つの曲集を演奏しています。 1837年から1838年に作曲されたこれらの曲集は、どちらもシューマンの絶頂期の作品で、母親の死、クララとの恋愛と彼女の父、ヴィークの干渉などの様々な経験を乗り越え生まれた作品。内省的な表情の中に、クララへの溢れる思いが結実した名作です。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
弦楽四重奏曲 第2番・第3番 [エリアス弦楽四重奏団]SCHUMANN, R.: String Quartets Nos. 2 and 3 (Elias String Quartet)
発売日:2018年06月27日
NMLアルバム番号:ALPHA280
CD 価格:2,400円(税込)
エリアス弦楽四重奏団のアンサンブル名はメンデルスゾーンのオラトリオ「エリア」のドイツ語呼称からとられたもの。1998年、マンチェスターのノーザン音楽大学で結成され、クリストファー・ローランド博士に師事、そのほかアルバンベルク四重奏団やジョルジュ・クルターク、アンリ・デュティユーなどにも師事し、活動を始めるやいなや世界中で高く評価されています。 彼らは既に、ウィグモアホールでの「ベートーヴェン弦楽四重奏曲」全曲録音をリリースしていますが、今作は彼らが特別な感情を抱いているというシューマンの四重奏曲。「これらの曲には作曲家の個人的心情が反映されていて、作品の全てにニュアンスが溢れている」と語る彼らの演奏はとても魅力的です。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
チェロのための作品集 [シュヴァーベ/リンマー/ロイヤル・ノーザン・シンフォニア/フォークト]SCHUMANN, R.: Cello Concerto / Cello and Piano Works (Schwabe, Rimmer, Royal Northern Sinfonia, Vogt)
発売日:2018年05月25日
NMLアルバム番号:8.573786
CD 価格:1,200円(税込)
血気盛んな20歳のシューマンが、指の故障でピアノを諦めなくてはならなくなった時に、彼は音楽をやめるか、もしくはチェロに転向するか悩むほど、実はチェロを愛していました。逡巡の末、作曲の道に進んだシューマンでしたが、そのチェロ愛は1850年に書かれた「チェロ協奏曲」に結実しました。切れ目なく奏される3つの楽章は、饒舌な旋律とロマンティックな感情に溢れており、とりわけ第2楽章にあたる中間のゆったりとした部分の美しさは格別です。 ロイヤル・ノーザン・シンフォニアを振るフォークトにも注目。シューマンが求める内声充実の響きを紡ぎ出します。他の作品は「民謡風の5つの小品集」を除くと、どれも他の楽器のために書かれたものですが、チェロで演奏しても全く違和感なく、シュヴァーベの見事な編曲と落ち着きのある優しい音によって、シューマンの描いた夢のような世界がダイレクトに体感できます。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
「小姓と王女について」/降臨節の歌
J.S.バッハ(1685-1750):
カンタータ 第105番(シューマン編) [エストニア・フィルハーモニー室内合唱団/ヘルシンキ・バロック管/ハッキネン]Choral Music - SCHUMANN, R. / BACH, J.S. (Estonian Philharmonic Chamber Choir, Helsinki Baroque Orchestra, A. Häkkinen)
発売日:2018年05月25日
NMLアルバム番号:ODE1312-2
CD 価格:2,160円(税込)
シューマンの合唱曲の中でも、ほとんど演奏されることのない2つの曲集「小姓と王女について」と「降臨節の歌」、そしてシューマンが編曲したバッハのカンタータ第105番。この3曲を演奏するのはエストニアを代表するエストニア・フィルハーモニー室内合唱団とハッキネンが率いるヘルシンキ・バロック管弦楽団です。「降臨節の歌」は1848年11月に作曲された曲集で、リュッケルトの詩が用いられており、円熟期のシューマンらしい息の長い旋律が歌われていく印象的な作品です。 シューマンは傾倒するゲーテの影響を受け、バッハの作品も大切にしており、1850年にライプツィヒでJ.S.バッハの全作品を出版するのが目的である“旧バッハ協会”が発足した際にはシューマンも自身の“新音楽時報”において、バッハの重要性を説くとともに、作品を何曲か編曲し演奏することで普及に務めました。このカンタータは1849年に自身で演奏するために編曲したものです。こちらもシューマンの好みの響きで満たされています。
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デュ・プレ/ロストロポーヴィチ
チェロ協奏曲集 [1962]SCHUMANN, R.: Cello Concerto / DVOŘÁK, A.: Cello Concerto (Du Pré, Rostropovich, BBC Symphony, Philharmonia Orchestra, J. Martinon, Giulini) (1962)
発売日:2018年04月27日
NMLアルバム番号:ICAC5149
CD 価格:1,950円(税込)
42歳の若さでこの世を去った天才、ジャクリーヌ・デュプレ。1961年の衝撃的な「ロンドン、ウィグモア・ホールでの正式デビュー」の翌年に行われたこのコンサートの演目は、彼女にとって初となるシューマンの協奏曲でした。この演奏会のために、パリのポール・トルトゥリエを訪れ、彼の素晴らしいカデンツァを学ぶほどの意気込みでした。聴衆は彼女のエルガーを愛しましたが、実際はロマンティックな曲想を持つシューマンの協奏曲の方が、彼女の感性に合っていたようで、1966年にこの曲をロストロポーヴィチから学んだ時、「私(ロストロポーヴィチ)がこれまで聴いた中で最も完璧なシューマンだ」と賞賛されたのだそうです。 そのロストロポーヴィチによる1962年のドヴォルザークは、カルロ・マリア・ジュリーニとの共演で、こちらも今回が初出音源です。1977年のスタジオ録音よりもTotal Timeが約3分早く、熱のこもった演奏です。もちろんジュリーニによる細部まで目の行き届いたオーケストラパートも聴きどころです。ボーナスとして収録されているのは「ブラジル風バッハ 第5番」のアリア。ロストロポーヴィチとロンドン交響楽団の7人のチェロ奏者たち、そして彼の妻ヴィシネフスカヤの独唱による演奏は大好評となりました。こちらも初出音源となります。
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シューマン(1810-1856):ヴァイオリン作品集
ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.121
オーケストラ伴奏によるヴァイオリンのための幻想曲 ハ長調 Op.131 [ウィジャヤ/ベルリン・ドイツ響/エッシェンバッハ]SCHUMANN, R.: Violin Sonata No. 2 / Phantasie, Op. 131 (Widjaja, Deutsches Symphonie-Orchester Berlin, Eschenbach)
発売日:2018年03月16日
NMLアルバム番号:OC1885
CD
通常価格:2,080円→ 特価!:590円(税込)数多くあるシューマンの作品の中では、残念なことにヴァイオリン作品はあまり注目されません。しかし3曲あるヴァイオリン・ソナタは、どれも内省的な雰囲気の中に苦悩が溢れるような独特の暗さを持ち、シューマン作品の特徴をよく表しています。ソナタ第2番はシューマン41歳の作品で、その前に書いた第1番の出来映えに不満を持ったシューマンによって、作品全体が念入りに構築されています。43歳の作品である「幻想曲」は冒頭こそ悲痛ですが、曲が展開していくに従ってヴァイオリンが自由に歌う作品。 演奏しているヴィジャヤはベルリン生まれ。4歳でヴァイオリンを始め、ベルリン芸術大学で学んだ気鋭の若手奏者です。当アルバムでは、エッシェンバッハのピアノと指揮のもと、伸びやかな演奏を聞かせています。
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WINDOWS
ブルース・レヴィングストン
リサイタル [レヴィングストン]Piano Recital: Levingston, Bruce - BRUCE, D. / SCHUMANN, R. / MATHESON, J. (Windows)
発売日:2018年02月23日
NMLアルバム番号:DSL-92218
CD 価格:2,240円(税込)
1枚1枚に強いメッセージを込めたアルバムを制作することで知られるイギリスのピアニスト、ブルース・レヴィングストン。これまでに“光と闇”“深い眠り”“静かな音”などのコンセプトによって、古典作品から現代作品までを網羅したアルバムをリリースしていた彼、今作では“文学や絵画など複数の芸術にインスパイアされた作曲家の作品”を集めて演奏しています。 文学性漂うシューマンの曲、ウォーレス・スティーヴンスの詩から着想を得たブルースの「The Shadow of the Blackbird - 黒鳥の影」、聖書とステンドグラスからイメージを受けたマセソンの瀟洒な「ウィンドウズ」。どれも豊かな感性に裏打ちされた美しい作品であり、レヴィングストンの楽しんで演奏している様子も伝わります。 *ブルース・レヴィングストンの名前表記について・・・以前はブルース・リヴィングストンと表記していましたが、レヴィングストンで統一します。
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シューマン(1810-1856):
チェロ協奏曲
エルガー(1857-1934):
弦楽オーケストラのためのセレナード
カプースチン(1937-):
チェロ協奏曲 第2番 [ザゴリンスキー/ロスクトフ]SCHUMANN, R.: Cello Concerto, Op. 129 / ELGAR, E.: Serenade, Op. 20 / KAPUSTIN, N.: Cello Concerto No. 2 (Zagorinsky, Loskutov)
発売日:2018年02月23日
NMLアルバム番号:MELCD1002483
CD 価格:2,160円(税込)
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Richard Itter Collection
グィド・カンテッリ 1953年秘蔵音源集 [フィルハーモニア管/カンテッリ]SCHUMANN, R.: Symphony No. 4 / BRAHMS, J.: Symphony No. 1 (Philharmonia Orchestra, Cantelli) (1953)
発売日:2018年01月26日
NMLアルバム番号:ICAC5143
CD 価格:1,950円(税込)
イタリアのミラノ近郊で生まれ、幼いころからピアノの天才少年として活躍したカンテッリ。 指揮者として活躍を始めてすぐ、イタリア軍に召集されレジスタンス活動に身を投じますが、その間も音楽活動を続け、第二次世界大戦終戦後はミラノ・スカラ座を皮切りに、次々とオーケストラを指揮し、「トスカニーニの後継者」と目されるまでになりました。1949年にはトスカニーニの招きでアメリカにもデビュー、次いでイギリスでもフィルハーモニア管弦楽団に客演、1956年11月にはついにデ・サバタの後任としてスカラ座の音楽監督に指名された矢先、11月24日に不慮の航空機事故でカンテッリは36歳の若さでこの世を去ってしまいました。 この録音は1953年、フィルハーモニア管に客演した時の演奏を収録したもの。抑制の効いた解釈と木管楽器などの美しい響きが高く評価された演奏です。ここで演奏されている曲目はどれもカンテッリのお気に入りで、中でもブラームスの交響曲は短い生涯の間に46回、ロッシーニの「セミラーミデ」序曲は38回演奏された記録が残っています。
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期待の新進演奏家シリーズ
ホアン・ペレス・フロリスタン [フロリスタン]Piano Recital: Pérez Floristán, Juan - LISZT, F. / SCHUMANN, R.
発売日:2017年12月22日
NMLアルバム番号:8.573792
CD 価格:1,200円(税込)
2015年にスペインで開催された「第18回サンタンデール国際ピアノ・コンクール」で優勝したホアン・ペレス・フロリスタンのリサイタル・アルバム。アルベニス財団やソフィア王妃高等音楽院を創設したスペインの実業家パロマ・オシェルが1972年から始めた現在スペイン屈指のこのコンクールの優勝者は、マドリード交響楽団との共演をはじめとした様々な栄誉が約束されており、このアルバム録音もその一つです。 ペレスは2012年のルール・ピアノ音楽祭に出演し、すでに注目を浴びていましたが、ここでは一層成長した姿を見せており、シューマンとリスト、そしてリストが編曲したベートーヴェンの歌曲集「遥かなる恋人へ」を情熱を込めて演奏、なかでも、リストのソナタをこよなく愛するというフロリスタンですが「この曲は演奏する毎に違う表情を見せるのです」と語る通り、表情豊かな演奏を披露しています。
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アリシア・フィデルキエヴィチ
シューマン作品集 [フィデルキエヴィチ]SCHUMANN, R.: Piano Sonata No. 1 / Humoreske / Romance in F-Sharp Major, Op. 28, No. 2 (Fiderkiewicz)
発売日:2017年12月22日
NMLアルバム番号:DDV24158
CD 価格:1,760円(税込)
ポーランド、ワルシャワ生まれのピアニスト、アリシア・フィデルキエヴィチ。3歳の時に才能を見出され、7歳の時にワルシャワ音楽学校に入学、その2年後にはモスクワ音楽院付属中央音楽学校に移り、6年間勉強を続けました。ポーランドに帰国してからはシマノフスキ音楽大学で学び、多数のコンクールに入賞。また数多くの賞も受賞し、その名声を高め、現在ではマンチェスターを中心に世界中で活躍しています。DIVINE ARTの傍系レーベル「Diversions」には合計4枚の録音があり、そのどれもが個性的な演奏で好評を博しています。
収録作曲家:
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松本裕香 - 詩人の恋 ROMANCES [松本裕香/松尾久美]
Violin and Piano Recital: Matsumoto, Yuka / Matsuo, Kumi - SCHUMANN, C. and R. (Dichterliebe - Romances)
発売日:2017年11月24日
NMLアルバム番号:NYCC-10011
CD 価格:2,750円(税込)
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LIVE FROM TAIPEI
ウェン=シン・ヤン
台北市でのコンサート [ウェン=シン・ヤン/台湾フィル/呂紹嘉]ELGAR, E. / SCHUMANN, R. / KORNGOLD, E.W.: Cello Concertos (Live from Taipei) (Wen-Sinn Yang, Taiwan Philharmonic, Shao-Chia Lü)
発売日:2017年10月27日
NMLアルバム番号:OC1883
1)
CD
通常価格:2,080円→ 特価!:590円(税込) -
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シューマン(1810-1856):
〈ピアノ連弾のための編曲集 第4集〉(日本語解説付)
交響曲 第2番/序曲集
「コンチェルト・シュトック」 [エッカーレ・ピアノ・デュオ]SCHUMANN, R.: Arrangements for Piano Duet, Vol. 4 (Eckerle Piano Duo) - Symphony No. 2 / Overtures / Concertstück
発売日:2017年08月30日
NMLアルバム番号:8.572880
CD日本語解説付き 価格:1,200円(税込)
現代のような録音技術がなかった時代、オーケストラの演奏を聴くことができたのは一部の上流階級の人々に限られていました。そこで当時の出版社は、大編成の作品を家庭でも楽しめるように「ピアノの連弾用に編曲したオーケストラ作品」を次々に出版し、家庭やサロンでの需要に応えていました。 自身の作品の普及に力を注いでいたシューマンも、自作の交響曲や序曲を連弾用に編曲し出版を重ねました。もちろん自身が編曲しただけでなく、妻クララの助けを借りたり、時には自身の義理の弟(クララの父親違いの弟)バルギールや、名オルガニスト、プレッチュナーが編曲に携わりましたが、最終的にはシューマン自身が手を加え、連弾で演奏しても原曲に遜色ない仕上がりとなっています。 シリーズを通じて演奏しているのは2006年に創設された“エッカレ・ピアノ・デュオ”。連弾作品を精力的に演奏しているドイツ人フォルカーと日本人真理子の夫婦デュオです。
収録作曲家:
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シューベルト(1797-1828):
ピアノ・デュオ全集 [アンソニー・ゴールドストーン/キャロライン・クレモウ]SCHUBERT, F.: Piano Duets (Complete) (Clemmow, Goldstone)
発売日:2017年05月26日
NMLアルバム番号:DDA21701
CD 7枚組 価格:6,480円(税込、送料無料)
31年という短い生涯に、歌曲を中心に夥しい数の作品を残したシューベルト。親しい友人たちと演奏した「ピアノ・デュオ」も作品の中で重要な位置を占めています。「人生の嵐」や「グラン・デュオ」などの大作から、誰もが知っている「軍隊行進曲 第1番」、気の置けないレントラーや舞曲など作品の趣きは様々ですが、どれも流麗なメロディと親密な雰囲気を持ち、時には思いがけないほどの深淵が顔を見せるシューベルトらしい作品です。演奏しているのはゴールドストーンとクレモウ夫妻。長年培った息のあった演奏は、まさに一心同体です。 この全集は以前、OLYMPIAレーベルから7枚の分冊としてリリースされていたもので、今回のBOX化にあたっては全収録曲をそのままリマスタリングしての再発となります。 (2017年1月2日、ゴールドストーンはBOXの完成を見ることなく、この世を去りました)
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ブラームス(1833-1897):
ピアノ五重奏曲
シューマン(1810-1856):
弦楽四重奏曲 第1番 [パシフィカ弦楽四重奏団/プレスラー]BRAHMS, J.: Piano Quintet / SCHUMANN, R.: String Quartet No. 1 (Pacifica Quartet, Pressler)
発売日:2017年03月24日
NMLアルバム番号:CDR90000-170
16)
CD 価格:2,025円(税込)
2009年「エリオット・カーター:弦楽四重奏曲集」でグラミー賞“Best Chamber Music Performance賞”を獲得したパシフィカ弦楽四重奏団によるブラームスとシューマンの2曲の室内楽曲集。前述のカーターや、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全集(BOX‐1003)など、近現代のレパートリーが注目されがちなアンサンブルですが、以前リリースされたメンデルスゾーンでの求心力の高い演奏は、他のアンサンブルの演奏を圧する完成度の高さを誇っており、他のロマン派作品の録音も長らく期待されていました。 今回、ブラームスで共演したのは、長い経歴を持つベテランピアニスト、メナヘム・プレスラー。ボザール・トリオの創立メンバーとしても知られ、室内楽作品にも慧眼を持つ人ですが、意外なことにこの曲を録音するのは初めて。何とも素晴らしい世代を超えた共演となりました。シューマンの弦楽四重奏曲も、パシフィカ弦楽四重奏団にとって初の録音であり、全てを通じて瑞々しい雰囲気が漂っています。
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アンナ&イネス・ヴァラホフスキー
ピアノ・デュオ
ブラームス/
クララ&ロベルト・シューマン:作品集 [アンナ&イネス・ワラホフスキ]Piano Duo Recital: Walachowski, Anna / Walachowski, Ines - BRAHMS, J. / SCHUMANN, C. / SCHUMANN, R.
発売日:2017年03月24日
NMLアルバム番号:OC449
CD 価格:1,840円(税込)
ポーランド出身の“ピアノ・デュオ”アンナ&イネス・ヴァラホフスキーは、アンナが4歳、イネスが6歳の時に音楽を学び始め、1983年に家族がドイツに移住したのをきっかけに、ハノーヴァーの音楽・演劇大学とザルツブルク・モーツァルテウムに入学、アルフォンス・コンタルスキーに薫陶を受けてピアノ・デュオとして活動することを決意します。彼女らを絶賛したのは、アメリカの伝説的音楽評論家、ハロルド C.ショーンバーグで、彼女らの演奏について「幅広いデュナーミクと、無尽蔵のテクニックを備え、リズム感に富み色彩も豊か」と絶賛、これが世界的な名声を得る足がかりとなりました。 これまでの20年間近くの活動の中で、彼女たちはモーツァルトからガーシュウィンまで様々なアルバムを録音していますが、今回のアルバムはブラームスとシューマン、そしてシューマンの妻クララの3人の作品を演奏、ロマン派の時代に花開いた3人の天才たちの愛情と深い友情を暗示しながら、あまり耳にすることにない作品も含めて素晴らしい演奏を聴かせています。
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ブラームス(1833-1897):
ヴァイオリン・ソナタ 第1番-第3番 他 [トゥルバン/サイデル=ヘル]BRAHMS, J.: Violin Sonatas Nos. 1-3 (Turban, Seidel-Hell)
発売日:2017年02月24日
NMLアルバム番号:OC1867
CD 価格:2,080円(税込)
1964年ミュンヘンに生まれ、チェリビダッケに見い出され20歳台の若さでミュンヘン・フィルのコンサートマスターに就任。1988年までその地位にあった名手インゴルフ・トゥルバン。このブラームスのソナタ集は、彼の演奏活動30周年を記念して録音されたアルバムで、これまでパガニーニやタルティーニなどのイタリア物や、シュポア、ヤルナッハなどの秘曲を中心に録音してきたトゥルバンにとっては、新たな挑戦であり、独自の個性と真価が発揮するまたとない機会になっています。 このライヴでトゥルバンは、曲の個性にふさわしい三挺の楽器を用意。第1番では「内省的で落ち着いた音色」、第2番では「女性的で軽い響き」、第3番では「劇的で現実的な音」と、トゥルバンが要求する音色を紡ぎ出す楽器の音色にも注目してください。
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マルティナ・フィリャク
ピアノ・リサイタル
(バッハ=リスト/シューマン/スクリャビン) [フィリャク]Piano Recital: Filjak, Martina - LISZT, F. / SCHUMANN, R. / SCRIABIN, A.
発売日:2017年02月24日
NMLアルバム番号:SM249
10)
CD 価格:2,080円(税込)
2009年、クリーヴランド国際コンクールで第1位とベートーヴェン賞を獲得、また同年にはバルセロナで開催された第54回マリア・カナルス国際コンクールでも第1位を獲得。国際的な注目を浴びた女性ピアニスト、マルティナ・フィリャクのリサイタル・アルバムです。マリア・カナルス受賞記念としてNAXOSからリリースされたソレールのソナタ集は、完璧なテクニックで典雅な曲調のソナタを演奏していましたが、近作はロマン派の作品が中心の選曲であり、更に多彩な表現力が発揮されています。バッハ作品を忠実にピアノへ移し変えたリストの作品はもちろんのこと、情念が渦巻くようなスクリャービンの作品でのニュアンス溢れるタッチも聴き所のひとつです。
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パガニーニ(1782-1840):
24の奇想曲 Op.1
(シューマンによるピアノ伴奏付きヴァージョン) [マリステッラ&マリオ・パトゥッツィ]SCHUMANN, R.: Paganini - 24 Caprices (Maristella and Mario Patuzzi)
発売日:2016年12月16日
NMLアルバム番号:CDS7774
CD 価格:2,080円(税込)
通常、ヴァイオリン1挺のみで演奏されるパガニーニ(1782-1840)の《24の奇想曲》。数多くの作曲家たちがこの魅惑的な曲集(とりわけ第24番)に心を奪われ、様々な編曲を試みていることでも知られていますが、シューマン(1810-1856)もこの作品に魅了された一人です。 1855年、すでに病に苦しんでいたシューマンは、この作品にピアノの伴奏をつけたのですが、これは結局生前に発表されることはなく、彼の死後、妻クララによって遺稿の中から発見されました。正式に出版されたのは1930年。孤高の旋律を奏でるヴァイオリンに寄りそうピアノのメロディは、シューマンのパガニーニへの最後の賛辞とも言える美しさを湛えています。 これまでにも何人かのヴァイオリニストがこの曲に挑んでいますが、このアルバムではパトゥッツィ父娘が極めて息のあった演奏を披露しています。
収録作曲家:
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クリストファー・パーク
シューマン/ストラヴィンスキー/ノイヴィルトを弾く [パーク]Piano Recital: Park, Christopher - SCHUMANN, R. / STRAVINSKY, I. / NEUWIRTH, O.
発売日:2016年10月21日
NMLアルバム番号:OC1863
CD 価格:2,080円(税込)
「The European Concert Hall Organisation=ヨーロッパ・コンサート・ホール機関(ECHO) 」が選出した2016/2017年のシーズンにおけるライジング・スターの一人、1987年バンベルク生まれのパークはドイツと韓国の血を引くピアニスト。この「ECHO」とはヨーロッパ全土のコンサート・ホールが一致団結して若いアーティストを育てるという賞であり、これに選定されるとウィーン楽友協会コンサート・ホール、バーデンバーデン・フェスティヴァル・ホール、ロンドンのバービカンホール、アムステルダム・コンセルトヘボウと言った名ホールでの演奏機会が与えられるという名誉あるものです。 すでに2014年のシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭でも高い評価を受けているパークですが、どちらかというと室内楽に注力しており、DG KOREAからリリースしたアルバムもリチャード・オニールやスミ・ジョーの伴奏で、本格的なソロ・アルバムは2011年のリスト作品集以来のもの。今後の活躍が楽しみなピアニストです。
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Re:Imagined
シューマン&ベートーヴェン
チェロ四重奏のための編曲集 [ベイリー/イン四重奏団]Chamber Music – SCHUMANN, R. / BEETHOVEN, L. van (Re: Imagined) (Bailey, Ying Quartet)
発売日:2016年09月21日
NMLアルバム番号:DSL-92204
CD 価格:2,240円(税込)
チェロ奏者と弦楽四重奏団の共演というと、大抵の人はボッケリーニの五重奏か、シューベルトのハ長調の弦楽五重奏曲を思い起こすことでしょう。しかしチェリスト、ズィル・ベイリーは既存の曲を編曲することで、新しいレパートリーを生み出すことに成功しました。 このアルバムでもシューマンとベートーヴェンという意表をつく作品を取り上げ、納得の行く演奏を行っています。シューマンのチェロ協奏曲は作曲家であるフィリップ・ラッサーに助言を求めつつ、自身らで編曲を行うことで、シューマンの複雑な響きを余すことなくサイズダウン、緊密なアンサンブルを繰り広げています。かたやベートーヴェンの「クロイツェル」は1832年にアレンジされた(編曲者は不明)、いわばベートーヴェンと同時代の作品。こちらは原曲を拡大したもので、緊張が張り巡らされた原曲が幾分緩やかな曲調になっているところが面白いものです。
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アニー・フィッシャー
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲 第22番
シューマン(1810-1856):
ピアノ協奏曲
《オリジナルSWRテープ・リマスター 1958-1959》 [フィッシャー/ミュラー=クライ/ロスバウト]MOZART, W.A.: Piano Concerto No. 22 / SCHUMANN, R.: Piano Concerto, Op. 54 (Fischer, Müller-Kray, Rosbaud)
発売日:2016年09月28日
NMLアルバム番号:SWR19025CD
CD 価格:1,920円(税込)
ハンガリーのピアニスト、アニー・フィッシャー(1914-1995)の1950年代終わりに収録された2曲のピアノ協奏曲。アニー・フィッシャーは1980年代以降に日本にも度々来日し、数多くのファンを獲得した人です。演奏について妥協を許さなかった彼女は、スタジオ録音に批判的でしたが、モーツァルトの協奏曲を含むEMIへの一連の録音は、現在でも「モーツァルト演奏の基準」とみなされるほどに、その演奏は高く評価されています。 彼女の商業的録音は、いずれも1968年に夫アラダール・トートが死去するまでの、1950年代から1960年代のものですが、幸いなことにいくつかのライヴ録音が保存されています。このロスバウトとの演奏もそんな中の一つで、端正なモーツァルトと美しいシューマンは、彼女の魅惑的な姿を存分に伝えています。
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シューマン(1810-1856):
交響曲 第2番・第4番 [ローマ聖チェチーリア音楽院管/パッパーノ]SCHUMANN, R.: Symphonies Nos. 2 and 4 (Santa Cecilia Academy Orchestra, Pappano)
発売日:2016年08月26日
NMLアルバム番号:ICAC5139
CD 価格:1,950円(税込)
シューマン(1810-1856)の2つの交響曲を周到で木目細やかなパッパーノの指揮で。最初に収録されたハ長調の交響曲第2番は、1845年から1846年にかけて作曲されました。当時、若干精神状態が不安定だったシューマンですが、この曲の完成には長い時間をかけたため、濃厚なロマンティシズムが漂う第3楽章、また、特徴的なティンパニ連打が際立つ第4楽章と、きわめて壮大な作品に仕上がっています。 「第4番」は、実際は「第2番」より前、彼がクララと結婚したばかりの1841年に作曲されていますが、後に改訂が施されたため、「第4番」として世に出ることになった作品です。パッパーノは弦の美しさと木管楽器の繊細な響きを極限まで引き出し、シューマンらしい音楽を創り上げています。
収録作曲家:
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エブラハムセン(1952-):
木管五重奏のための作品集&編曲集 [フェイサー/アンサンブル・ミッドヴェスト]ABRAHAMSEN, H.: Wind Quintets (Facer, Ensemble MidtVest)
発売日:2016年06月29日
NMLアルバム番号:8.226090
1)
CD 価格:1,936円(税込)
斬新な作風による数多くの室内楽作品で知られる作曲家エブラハムセン(1952-)。これまでにもdacapoレーベルから何枚かのアルバムがリリースされていますが、今回はなかなか興味深い作品も含まれています。 初期の2作品は、いかにもミニマル風で現代的な茫洋とした音楽になっていいます。やがて突然、シューマンやラヴェルの耳慣れたメロディが聞こえてくるのには驚かされることでしょう。これはエブラハムセンが2つの作品に編曲を施したもので、原曲が的確に木管五重奏へとまとめられています。アンサンブル・ミッドヴェストはタイプの異なるユニークな作品を、ごく自然に演奏しています。
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クリスティーナ・ランドシャーマー
ウルマン&シューマンの歌曲を歌う [ランツハーマー/フーバー]SCHUMANN, R. / ULLMANN, V.: Lieder (Landshamer, G. Huber)
発売日:2016年06月29日
NMLアルバム番号:OC1848
CD 価格:2,224円(税込)
シカゴ・リリック・オペラでデビューし、世界中の歌劇場に出演、めきめきと知名度を上げているソプラノ歌手ランドシャーマー。NAXOSレーベルからは「ペーター・コルネリウス:歌曲全集」という渋いレパートリーを録音。またバッハの「マタイ受難曲」や「ヨハネ受難曲」などの宗教曲でも抜群の歌唱力を示し、その美しい容姿を活かしてオペレッタの分野でも大活躍しているという、各方面から引く手あまたの歌手の一人です。 このOEHMSレーベルへのデビュー・アルバムでも、シューマンとウルマンという比較的珍しい作品を歌い、知られざる曲への興味が著しくかきたてられるものとなっています。ゲロルト・フーバーの巧みな伴奏も聴きものです。
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シューマン(1810-1856):
さまざまな習作、遺稿集 [ショーズ]SCHUMANN, R.: Variations on a Theme by Beethoven / Geistervariationen / Variations on a Theme by Schubert (Chauzu)
発売日:2016年05月25日
NMLアルバム番号:8.573540
4)
CD 価格:1,200円(税込)
シューマン(1810-1856)の珍しい小品を集めた1枚です。これらの作品は普段ほとんど耳にすることのない断片のようなものばかりで、書かれた年代も若い頃から晩年までと多岐に渡っていますが、どの曲からもシューマンならではの内省的な旋律と、懊悩が感じ取れます。 7歳の時にウェーバーが指揮するベートーヴェンの交響曲を聞き感激したシューマンは、いくつかの作品を彼なりに研究し、3つのベートーヴェンにまつわる作品を書き上げます。ディアベリがピアノ用に編曲した第7番の第2楽章の主題による変奏曲は、結局3回書き直されるも、完成されることも、生前出版されることもなく、彼の死後クララによって部分的に出版されました。全曲が揃ったのは1976年ということで、少し前のシューマン作品集には含まれていないという本当に珍しい曲です。 他にも自らの主題による変奏曲、ショパンやシューベルトの作品による変奏曲、そして破棄されてしまったソナタの楽章など、研究者にとっても貴重な作品が並びます。※日本語帯なし
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シューマン(1810-1856):
子供のためのピアノ・ソナタ集 Op. 118
暁の歌 [イ・ジンサン]SCHUMANN, R.: Piano Sonatas for the Young, Op. 118 / 5 Gesänge der Frühe (Jinsang Lee)
発売日:2016年02月24日
NMLアルバム番号:8.573436
CD 価格:1,200円(税込)
シューマン(1810-1856)の劇的な生涯については、すでに多くの言葉で語りつくされているように思います。クララとの結婚、音楽家、評論家としての活躍、そして晩年の精神の破綻・・・など数多くのエピソードが積み重なって構成された一生。その時計の針が振り切れる直前の1853年に書かれた作品がこの「暁の歌」なのです。 第1曲目の冒頭のレ・ラ・シ・ミ・ソ・ファ#のユニゾンの空虚な響きから、すでにこの世のものではない幽玄な雰囲気が立ち込めています。全5曲、少しだけ意識が戻るときがあるものの、すべての音は薄明の中で揺らめいているかのよう。神秘的かつ難解な世界を見ることができます。同年の「子供のためのソナタ」は彼の大切な子供たちのための作品で、素朴でありながらも愛に溢れた音楽となっています。興味深いソナタの断章も収録されています。
収録作曲家:
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バッキアーナ
モシェレス、ライネッケ、シューマンによる
J.S.バッハ作品の編曲集 [デュオ・ダコール]Piano Duo Recital: Duo d'Accord - MOSCHELES, I. / SCHUMANN, R. / REINECKE, C. (Bachiana)
発売日:2015年10月28日
NMLアルバム番号:CD93.338
CD 価格:2,224円(税込)
偉大なるバッハの音楽から何を見出すのか? この永遠の命題には、過去にも何人もの芸術家が挑んでいます。ある人は曲をつくり、ある人は演奏で、また絵画や他の分野にもバッハの作品の影響が強く及んでいます。 このアルバムには、そんなバッハの作品にインスパイアされた3人の作品が収録されています。シューマンの「4つのフーガ」は、もともと彼が興味を抱いていたペダルピアノのために書かれた作品で、バッハの作品を研究していたシューマンにおける「フーガの理想的な形」を見る事ができます。バッハの名前「BACH」を音にすると半音階的な響きになりますが、これも美しくフーガに内包されています。 モシェレスの作品は、平均律クラヴィア曲集に対位法的なメロディをつけたもの。バッハ=グノーの「アヴェ・マリア」のようなものと言えば近いでしょうか。ライネッケの作品は、バッハのフランス組曲第1番の「サラバンド」が極めてロマンティックな対位法によって、刻々と変容していきます。国際的に評価の高いデュオ・ダコールによる演奏です。
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シューマン(1810-1856):
〈ピアノ連弾のための編曲集 第3集〉(日本語解説付)
交響曲 第3番 変ホ長調「ライン」
序曲集 [エッカーレ・ピアノ・デュオ]SCHUMANN, R.: Arrangements for Piano Duet, Vol. 3 (Eckerle Piano Duo) - Manfred (excerpts) / Symphony No. 3 / Overtures
発売日:2015年07月29日
NMLアルバム番号:8.572879
CD日本語解説付き 価格:1,200円(税込)
当初ドイツのみで販売されていて、ワールドワイドリリースが渇望されていたアルバムです。シューマン(1810-1856)の管弦楽作品を連弾ピアノで演奏するという試みは、ブラームスの同様の作品とも違った世界を表出するものです。とは言え、ブラームスとは違い、彼自身が連弾用に編曲することはあまりなく、ほとんどが彼の弟子であったカール・ライネッケらが編曲したものを監修するというやり方であり、これがまた「第3者の目を通してみたシューマン像」を知ることができるという、とても面白いものになっているのです。もちろんシューマンが同意することが重要なのですが。 このアルバムの中では「ヘルマンとドロテア」序曲は珍しくシューマン自身が編曲したもの。内声を重視したシューマンが、どのように管弦楽作品を音の少ない連弾に移し替えているのかに注目して聴いてみてください。なおこの曲の主要テーマは、フランス革命時のお話のためか、“良く知られた”あのメロディが使われています。メインの交響曲第3番は、若干ぎこちなく聞こえる部分もありますが、なかなか素晴らしい作品に仕上がっています。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
交響曲集 [オーデンセ響/ガウデンツ]SCHUMANN, R.: Symphonies Nos. 1-4 (Odense Symphony, Gaudenz)
発売日:2015年06月24日
NMLアルバム番号:777925-2
3)
SACD-Hybrid 2枚組 価格:4,890円(税込、送料無料)
デンマークから届いた眩しい輝きに満ちたシューマン(1810-1856)の交響曲集です。若きスイスの指揮者サイモン・ガウデンツによる斬新なアプローチによるこれらの交響曲は、これまでに演奏されたものとは一線を画した出来栄えであり、SACDのハイスペックを生かした高音質は、シューマンの繊細な世界をきっちり捉えています。 サイモン・ガウデンツ…彼の祖母から最初のピアノのレッスンを受け、ルツェルン音楽大学ではクラリネットを学びました。その後グラーツ、フライブルク、ザルツブルクで作曲と指揮を学び、レオン・フライシャー、クルト・マズア、デニス・ラッセル・デイヴィスらの薫陶を受けています。ロジェストヴェンスキー国際指揮者コンクールで一位を獲得したのを皮切りに、数多くの賞や奨学金を獲得、また多くのオーケストラに客演を行っています。現在はハンブルク室内管弦楽団と、オーデンセ交響楽団の首席客演指揮者を務める期待の俊英です。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
謝肉祭
ダヴィット同盟舞曲集/蝶々 [ギルトブルグ]SCHUMANN, R.: Carnaval / Davidsbündlertänze / Papillons (Giltburg)
発売日:2015年03月25日
NMLアルバム番号:8.573399
2)
CD
通常価格:1,200円→ 特価!:390円(税込)2013年のエリーザベト王妃国際コンクールのピアノ部門で第1位を獲得!イスラエル出身の俊英ボリス・ギルトブルクによるシューマン(1810-1856)の3つの曲集です。彼については、エリーザベトに出場する以前から、いくつかのアルバムやコンサートでその演奏を耳にし、また、あの若手イケメンピアニスト、福間洸太朗さんの親友であるということもあり、注目していた人でした。 今回ナクソスと正式に契約を結び、このシューマンをリリースしたのですが、これがまたとんでもない名演なのです。シューマンが要求する「自由な魂の飛翔」と「音楽と物語の融合」がこれほどまでに的確に、またさりげなく表現された演奏はなかなかありません。どの曲でも音符たちがまるで踊っているかのよう。あまり聴く機会のない「ダヴィット同盟舞曲集」もこんなに良い曲だったのかと認識を新たにするのでは。ちなみに謝肉祭のスフィンクスの部分は演奏されていません。これも彼のこだわりの一つなのでしょう。英語によるブックレット解説も彼自身の手によるものです。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
弦楽四重奏曲集 第1番-第3番 [イン四重奏団]SCHUMANN, R.: String Quartets Nos. 1-3 (Ying Quartet)
発売日:2015年02月25日
NMLアルバム番号:DSL-92184
CD+Blu-ray Audio 価格:2,224円(税込)
ロベルト・シューマン(1810-1856)の音楽における高い人気は誰もが知るところでしょう。劇的な展開を経たクララとの関係が安定した1840年にまとめて書かれた歌曲、その翌年は交響曲と、波乱に満ちた2年間を過ごした次の年は、シューマンはひたすら静かに内面を見つめる「室内楽の年」を過ごしました。素晴らしく充実した時期であるこの年に書かれた「3つの弦楽四重奏曲 Op.41」ですが、同年のピアノ五重奏曲やピアノ四重奏曲に比べ、なぜかなぜかあまり省みられることなく、演奏も録音も比較的少ないのが不思議なところです。しかし実際に聴いてみれば、主題のメロディはいかにもシューマンらしさに溢れていますし、全体を覆う「憂鬱さ」のようなものも、シューマン好きにとってみれば限りない魅力に映るのではないでしょうか? ここで緊密な演奏を披露するイン四重奏団は、アメリカを中心に世界中で演奏を重ねているアンサンブルです。彼らの活動の場所はホールにとどまらず、職場、学校、ホワイトハウスなど多岐に渡り、時には少年刑務所へ慰問に行くなど、常に人々の心に訴えかける音楽を奏でることに力を注いでいるのです。
収録作曲家:
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アルブレヒト・メンツェル(ヴァイオリン)
thoughts - 思考 [メンツェル]Violin Recital: Menzel, Albrecht - SCHUMANN, R. / ERNST, H.W. (Thoughts)
発売日:2015年01月28日
NMLアルバム番号:OC764
CD 価格:1,824円(税込)
1992年生まれのヴァイオリニスト、アルブレヒト・メンツェルのデビュー盤です。彼は4歳でヴァイオリンを始め、13歳でドレスデンの音楽祭にソロ・デビュー。その後ウィーン音楽院でジュリアン・ラクリンとボリス・クシュニールに師事します。多くの国際コンクールに入賞を果たし、2011年のメンデルスゾーン音楽祭ではクルト・マズアの指揮でライプツィヒ交響楽団とともにヴァイオリン協奏曲を演奏、聴衆を魅了しました。 このデビュー盤では、シューマンの晩年に書かれた2つのヴァイオリン・ソナタと、パガニーニを凌ぐ名手であったエルンストの2つの作品を演奏。シューマンでは抑制された表情の中に潜む情熱を描き出し、またエルンストでは華麗な技巧と溢れる歌心を表出。確かに「すごい才能だ」と思わせるだけの迫力を備えた若手の出現に胸躍ります。伴奏はこちらも名手アミール・カッツ。“熟考”の言葉がふさわしい1枚です。
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イディル・ビレット 室内楽エディション 第1集
シューマン(1810-1856):
ピアノ五重奏曲 Op.44
交響的練習曲 Op.13 [イディル・ビレット/ボルサン四重奏団]SCHUMANN, R.: Piano Quintet / Symphonic Etudes (Biret Chamber Music Edition, Vol. 1)
発売日:2014年12月24日
NMLアルバム番号:8.571305
CD 価格:1,200円(税込)
トルコの名ピアニスト、イディル・ビレットの最新録音はシューマン(1810-1856)のピアノ五重奏曲と交響的練習曲という組み合わせ。このピアノ五重奏曲が素晴らしい出来栄え。思いの他落ち着いたテンポ設定と、たっぷりとした美しい音色は、シューマンのこの悩ましい世界を完璧に表現しています。共演しているボルサン弦楽四重奏団は2005年に設立されたトルコのアンサンブルですが、アルバン・ベルク四重奏団やジュリアード四重奏団のマスタークラスに参加し、その技術と表現力に磨きをかけた人たち。このシューマンではビレットの錚々たるピアノと真っ向から立ち向かい、納得の演奏を繰り広げています。 後半の「交響的練習曲」はビレットの個性的な持ち味が炸裂。ねっとりと聞かせるビレット節をたっぷりとお楽しみください。なお遺作の5曲は曲中に挟みこまれる形で演奏されています。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
ゲーテの「ファウスト」からの情景 WoO 3 [ゲルハーエル/カルク/マイルズ/バイエルン放送合唱団&交響楽団/ハーディング]SCHUMANN, R.: Szenen aus Goethes Faust (Gerhaher, Karg, Miles, Bavarian Radio Chorus, Bavarian Radio Symphony, Harding)
発売日:2014年11月26日
NMLアルバム番号:900122
2CD 価格:2,985円(税込)
ヨーロッパでは人気が高い演目なのですが、日本ではあまり話題にならないこのシューマン(1810-1856)の「ファウストの情景」。音楽と同じくらい文学を愛したシューマンが、ゲーテの「ファウスト」を音楽で表そうとした結果、オペラではなくオラトリオとして創り上げたものです。完成までに9年の歳月を費やし、綿密に計算されたこの音楽はゲーテの深遠な思想と、究極の女性像など様々なものを丁寧に組み込んだ見事なものとなっています。ただし、オペラのアリアのような派手な曲もなく、ひたすら深い美しさのみがあるため、なかなか取っ付き難い作品であることも確かです。 ハーディングはもともとシューマンを得意としていて、この曲にも深い理解を示しています。2013年12月には、ベルリン・フィルでもこの曲を指揮(アーノンクールの代役として)、こちらの演奏でも高く評価されたことが記憶に新しいものです。多くの独唱者と大編成のオーケストラを縦横無尽に操り、壮大な音楽を紡ぎだすハーディングの手腕と、バイエルン放送合唱団の巧みな合唱をぜひご堪能ください。
収録作曲家:
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R.シュトラウス&グスタフ・マーラー:
作品集[5DVD BOX]STRAUSS, R. / MAHLER, G.: Masterworks (5-DVD Box Set) (NTSC)
発売日:2014年11月26日
DVD 5枚組 価格:4,890円(税込、送料無料)
このBOXセットは、後期ロマン派の大作曲家、リヒャルト・シュトラウス(1884-1949)とグスタフ・マーラー(1860-1911)の作品を集めたものです。ティルソン・トーマスによるリヒャルト・シュトラウスは、どちらもリハーサル風景と本番が収録されたもので、ティルソン・トーマスがそのタクトを駆使して、巨大な音楽を創り上げていくプロセスを余すことなく見ることができるというものです。 どんなオーケストラからも飛び切りの美音を紡ぎだすことで知られるクルト・ザンデルリングの「大地の歌」、どちらかというと機能的な響きを持つボストン交響楽団を意のままに操るラインスドルフの躍動的な「第1番」、そして堅実な指揮で知られるヘンヒェンとモネ交響楽団の情熱的な「第6番」と、これでマーラーの全てを知るには不足かもしれませんが、少なくとも、複雑なこれらの作品を理解する手がかりになり、何よりも楽しめることは間違いありません。
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シューマン(1810-1856):
ピアノ四重奏曲 ハ短調
ティエリオ(1838-1919):
ピアノ四重奏曲 変ホ長調 [ヴァレンティン・ピアノ四重奏団]SCHUMANN, R.: Piano Quartet in C Minor (completed by J. Draheim) / THIERIOT, F.: Piano Quartet, Op. 30 (Valentin Piano Quartet)
■室内楽
発売日:2014年06月25日
NMLアルバム番号:777843-2
CD 価格:1,824円(税込)
1829年に作曲された若きシューマンによるピアノ四重奏曲。こちらは一応、全曲の構想は出来たものの、ピアノパートを完成させることなく、そのまま出版もすることなかったという幻の作品です。この曲を完成させる試みは、何度か行われており、このドラハイム版よりも以前には、W.ベッティヒャーが補筆を試み、こちらは1979年にアンドレ・プレヴィンらが録音していたりもします。このドラハイム版は、オリジナルの自筆楽譜を綿密に調査した上で、左手パートを書き加え、彼なりに満足の行くものを作り上げたようです。このスコアは2010年のシューマン記念年に出版され、今回が初録音となります。もう一人の作曲家ティエリオはハンブルク生まれの作曲家で、シューマンよりもブラームスに影響を受けた人です。今ではほとんど忘れられてしまったこの作曲家の作品も、このアルバムでシューマンの四重奏と共に蘇ることでしょう。
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祥子・古畑=ケルスティング
ベートーヴェン&シューマンを弾く [サチコ・フルハタ=ケルスティング]BEETHOVEN, L. van: Piano Sonata No. 14 / 32 Variations / SCHUMANN, R.: Symphonic Etudes (Furuhata-Kersting)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2014年06月25日
NMLアルバム番号:OC434
CD 価格:1,824円(税込)
横須賀出身で、現在ドイツを中心に活躍しているピアニスト、祥子・古畑ケルスティングのOEHMSへの2枚目の録音です。ヨーロッパ各地で華々しい活動を行い、2012年にはサントリーホールに凱旋公演、またスタインウェイのアーティストとしても認定されるなど、注目を浴びている人です。2010年に録音された前作では、メンデルスゾーン、シューマン、リストの作品を演奏、堅実な技巧と豊かな情感を披露していましたが、今作ではベートーヴェンとシューマンの2人の作曲家に特化して、素晴らしい演奏を繰り広げています。変奏曲を中心としたこのプログラムにおいて、彼女の持つ多様性と表現力の幅を実感できるのではないでしょうか。
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マルガリータ・ヘーエンリーダー&
ファビオ・ルイージ [ヘーエンリーダー]MOZART, W.A.: Piano Concerto No. 23 / CHOPIN, F.: Variations, Op. 2 / SCHUMANN, R.: Piano Concerto, Op. 54 (Höhenrieder)
発売日:2014年03月26日
NMLアルバム番号:SM189
CD
通常価格:1,710円→ 特価!:1,390円(税込)solomusicaの看板ピアニストであるマルガリータ・ヘーエンリーダー。彼女はドイツの良き伝統を受け継ぐ質実剛健な演奏で知られ、数々の名指揮者、名オーケストラとの共演を果たし、素晴らしい実績を作ってきた人です。このアルバムではイタリア出身の名指揮者ファビオ・ルイージと3曲のピアノとオーケストラの作品を演奏しています。彼女の技巧と音楽性はすでに定評のあるところですが、ルイージ率いるウィーン交響楽団の味のある演奏も聴きどころの一つで、とりわけシューマンの第2楽章での美しい弦の響きと感情的な音の流れは、まさにため息もの。普段聞き逃してしまいそうなフレーズの隅々にまで、息が通った感動的な音楽です。喜びに溢れたシューマンも良いものです。
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シューマン(1810-1856):
交響的作品集
交響曲 ト短調「ツヴィッカウ」
序曲、スケルツォとフィナーレ Op.52 他 [ロベルト・シューマン・フィル/ベールマン]SCHUMANN, R.: Symphony in G Minor, "Zwickau" / Overture, Scherzo and Finale / Overtures (Robert Schumann Philharmonie, Beermann)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2014年02月19日
NMLアルバム番号:777719-2
CD 価格:2,850円(税込)
素晴らしい録音で聴くシューマン(1810-1856)のシリーズ第2弾です。以前交響曲全集(777365-2)できびきびとした演奏を聴かせたベールマン。今回は序曲集と、珍しい「ツヴィッカウ交響曲」の録音です。序曲は割合聴く機会もありますが、こちらの「ツヴィッカウ交響曲」は若きシューマンによる未完の作品で、1832年に着手され、ひとまず第1楽章を作曲初演、とは言え全く評判にならず、改訂を繰り返しながら第2楽章を書き終えるも、結局そのままお蔵入りになってしまったというもので、録音も数えるほかありません。このベールマンの演奏はマティアス・ヴェントによる校訂版を用いたもので、ゆったりとした序奏も削除することなくシューマンが構想した最初の形を見せてくれるものです。この作品の失敗後、シューマンはピアノ曲に力を注ぐことになるのです。
収録作曲家:
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イディル・ビレット/ソロ・エディション 第7集
シューマン(1810-1856):
蝶々/謝肉祭/アラベスク/森の情景SCHUMANN, R.: Papillons / Carnaval / Arabeske / Waldscenen (Biret Solo Edition, Vol. 7)
発売日:2014年01月22日
NMLアルバム番号:8.571301
1)
CD 価格:1,200円(税込)
ますます精力的な活動を続けるトルコの女性ピアニスト、イディル・ビレット。このシューマン(1810-1856)は彼女の最新録音となります。機知に富んだ「蝶々」の冒頭部を聴いただけで彼女の円熟度が理解できるのではないでしょうか? そしてピアニストの持つ表現力が試される「謝肉祭」。彼女の演奏はこの曲集から極めて夢幻的なイメージを引き出しています。シューマンの思い描いた「フロレスタンとオイゼビウス」の二面性も余すことなく描かれているようです。音が絡みつく「アラベスク」の美しさ、そして一見易しい音楽に見えるも実は更に深い内容を持つ「森の情景」での神秘的な表現もたまりません。
収録作曲家:
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レイチェル、バートン、パイン
メンデルスゾーン、シューマン、ベートーヴェンを弾く [バートン・パイン/ミュラー]MENDELSSOHN, Felix: Violin Concerto in E Minor / SCHUMANN, R.: Violin Concerto / BEETHOVEN, L. van: Romances (Barton Pine, C.-M. Mueller)
■協奏曲
発売日:2013年11月20日
NMLアルバム番号:CDR90000-144
CD 価格:1,824円(税込)
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シューマン(1810-1856):
ヴァイオリン・ソナタ 第1番・第2番・第3番 [テツラフ/フォークト]SCHUMANN, R.: Violin Sonatas Nos. 1-3 (C. Tetzlaff, Vogt)
■器楽曲(ヴァイオリン) ■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年11月20日
NMLアルバム番号:ODE1205-2
27)
CD 価格:2,224円(税込)
シューマンの第1番のヴァイオリン・ソナタは1851年に着手され、たった16日間で完成されたという曲。まだまだ活動的で、情熱に溢れる時期の作品であり、全体的に緊密に書かれた名作なのですが、シューマンはこの曲に満足していなかったようで、第1番の完成後、約1か月ほどですぐに第2番に着手、たった1週間で完成させるという超人的能力を発揮。第1番よりも更に円熟の作品を作り上げたのでした。まるでヴィオラのように深く幅広く歌うテツラフのヴァイオリン。それをがっちりと受け止めるフォークトのピアノ。何と感動的で多感なシューマンでしょうか。 第3番のソナタはほとんど知られていない作品で、これはかのヨアヒムに献呈された「F.A.E.ソナタ」のシューマンが作曲した部分(第2楽章と第4楽章)に、新たに2つの楽章を加えてソナタとして完成させたものです。完成度は高いものの、ほとんど注目もされず、没後100年目の1956年になってようやく楽譜が出版されたという秘曲です。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
アダージョとアレグロ
幻想小曲集/民謡風の5つの小品
シューベルト(1797-1828):
アルペジョーネ・ソナタ イ短調(チェロとピアノ編) [ゲリンガス/シャッツ]SCHUMANN, R.: Adagio and Allegro / Fantasiestucke / 5 Pieces in Folk Style / SCHUBERT, F.: Arpeggione Sonata (Geringas, Schatz)
■器楽曲(チェロ)
発売日:2013年10月30日
CD 価格:2,600円(税込)
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シューマン(1810-1856):
〈ピアノ連弾のための編曲集 第2集〉(日本語解説付)
弦楽四重奏曲 第1番・第2番
ペダル・ピアノのための練習曲 [エッカーレ・ピアノ・デュオ]SCHUMANN, R.: Arrangements for Piano Duet, Vol. 2 (Eckerle Piano Duo) - String Quartets Nos. 1 and 2
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年09月25日
NMLアルバム番号:8.551294
CD日本語解説付き 価格:1,200円(税込)
現代もそうですが、シューマン(1810-1856)の時代にも「演奏会のプログラム」を家庭で楽しむために、管弦楽曲や室内楽、オペラなどをピアノ独奏、もしくは連弾に編曲するという需要がかなり多かったのです。一連のリストの編曲作品はすでにお馴染みですが、シューマンの音楽も家庭やサロンで人気が高く、例えば「ピアノ五重奏曲」は妻クララの手によって、弦楽四重奏曲は、若く才能ある作曲家オットー・ドレーゼルが巧みにピアノ連弾版へと移し替えています。ピアノで演奏することで、原曲のくすんだ美しさに新たな輝きが付け加えられ、また違った面持ちの作品に変貌しています。 珍しい作品である6つのカノン風小品を編曲したテオドール・キルヒナーは、シューマンの他の作品(たとえばリーダークライスOp.39など)もピアノ独奏版に編曲したりと、その素晴らしいアレンジで知られている人です。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
歌曲集 第7集 [バウアー/ヘルシャー]SCHUMANN, R.: Lied Edition, Vol. 7 - Liederkreis / 3 Gedichte, Op. 30 / 6 Gedichte, Op. 36
■声楽曲
発売日:2013年08月21日
NMLアルバム番号:8.557080
CD 価格:1,200円(税込)
1830年、20歳のシューマン(1810-1856)は高名なピアノ教師フリードリヒ・ヴィークのもとに弟子入りします。その直後作品番号No.1となる「アベッグ変奏曲」を出版、その後、手を痛めピアニストになる夢をあきらめるも、次々に素晴らしいピアノ曲を作曲するのですが、1839年にヴィークの愛娘クララとの恋愛が成就し、その翌年結婚することになります。そう、それが「歌の年」と呼ばれる1840年のことです。この年に書かれた歌は重唱も含めると100曲を優に超え、またそのどれもが真の名曲であり、どれもが香り高い芸術性を誇るものばかりです。 このリーダークライスOp.39は、中でもとりわけ人気の高い曲集であり、彼の作品の中でも最もロマンティックなものとして知られています。特に最後にそっと置かれた「春の夜」のチャーミングなこと。この1曲だけでも虜になる人は多いでしょう。他に、親しみやすい「6つの歌」と素朴な「3つの詩」、長大な物語譚である「ライオンの花嫁」と、シューマンの夢見る性格が溢れ出た美しい歌集です。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
ばらの巡礼 Op.112
レクイエム Op.148 [ダス・ノイエ・オルケスター/シュペリング]SCHUMANN, R.: Rose Pilgerfahrt (Der) / Requiem, Op. 148 (Pritchard)
■声楽曲 ■宗教曲
発売日:2013年08月21日
NMLアルバム番号:OC871
10)
2CD 価格:3,184円(税込、送料無料)
シューマン(1810-1856)がその晩年になって、立て続けに作曲したオラトリオ「ばらの巡礼」とレクイエム変ニ長調の2曲を、シュペリングの慈愛溢れる演奏で。「ばらの巡礼」は、人間界に下ったばらの精の物語であり、題材は若き頃の作品である「楽園とペリ」に似ているものの、はるかに円熟した音楽に満たされています。レクイエムは彼の最後の大作であり、持てる力を全て振り絞ったかのような悲痛さと、静謐な美しさを備えています。どちらも極めて充実した作品でありながら、あまり演奏の機会に恵まれないこの2曲を、等身大の姿で再現した名演です。
収録作曲家:
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イディル・ビレット
ソロ・エディション 第6集
シューマン(1810-1856):作品集SCHUMANN, R.: Bunte Blatter / Fantasiestucke (Biret Solo Edition, Vol. 6)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年07月24日
NMLアルバム番号:8.571298
1)
CD 価格:1,200円(税込)
トルコのアンカラに生まれ、3歳からピアノを始め瞬く間に頭角を現したというイディル・ビレット(1810-1856)。NAXOSファンならずとも、知らぬ者のない名手です。このビレット・エディションはそんな彼女の偉大なる足跡を辿るものであり、デビュー間もなくの「天才少女」の頃の演奏から、つい最近の円熟の演奏までを幅広くカバー。彼女の多彩なレパートリーと類い稀なる技巧を存分に味わうことができるシリーズです。 このシューマンは彼女の壮年期の演奏であり、感情の起伏の大きな素晴らしい演奏です。「色とりどりの小品」での曲ごとに変わる風景、幻想小曲集での内省的な表現。これらの造形美は聴き手の期待を裏切ることがありません。とりわけ、シューマンの特徴とも言える「内声部が美しく立ち上がる部分」の巧みな処理は他の追随を許しません。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
ピアノ小品集 [ロドリゲス]SCHUMANN, R.: 4 Marches / 4 Fugues / 7 Clavierstucke in Fughettenform / Album for the Young (additional pieces) (Rodriguez)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年05月22日
NMLアルバム番号:8.573094
CD 価格:1,200円(税込)
シューマン(1810-1856)のあまり聴かれることのない小品を集めた1枚です。「4つのフーガ」は1845年の作品。当時そろそろ精神的な変調を自覚していたシューマンですが、この作品にはそのような不安は微塵もありません。「4つの行進曲」は1849年の作品ですが、この頃は住み慣れたドレスデンが革命騒ぎで大きく揺れ動き、そのためシューマン一家も静寂を求め、マクセンに移動します。そんな時期に書かれたこの曲は、勇壮さの中に不安が見え隠れします。1848年には子ども好きのシューマンによる「ユーゲントアルバム(子どものためのアルバム)」が長女マリーへの贈り物として書かれました。最初は7曲、そこに40曲を加え、第2版ではもう1曲の全43曲の小品集としましたが、出版社との兼ね合いもあり、別々に出版されています。このCDでは、興味深いWo.030の追加曲と、2007年に発見された「予感」聴くことができます。
収録作曲家:
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ウラディーミル・アシュケナージ
SCHUBERT, F.: Klavierstucke, D. 946 / Wanderer Fantasy / SCHUMANN, R.: Arabeske / Piano Sonata No. 1 (Ashkenazy) (NTSC)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年05月22日
DVD字幕なし 価格:2,370円(税込)
今では指揮者としても幅広い活動をするウラディーミル・アシュケナージ(1937-)。この映像は、グラスゴーの親密な雰囲気のスタジオで撮影された、アシュケナージによる極上のシューベルトとシューマンです。当時のソヴィエト連邦に生まれ、6歳でピアノを始め、その2年後にはモスクワでデビュー演奏改を開くほどの神童であり、1955年にはショパン国際ピアノ・コンクールに出場し、第2位を獲得(第1位はアダム・ハラシェヴィチ)。その後も勉強を続け、1960年にモスクワ音楽院を卒業しましたが、1963年にロンドンに移住したことがもとで、ソ連からは「その存在を抹消される」などの酷い扱いも受けています。しかし、すでに世界的な活躍を初めていた彼は、1970年代からは指揮活動も始めるなど、着々と人気を博し、1989年にはロシアに帰郷も果たし、名実ともに「世界のアシュケナージ」となったことはご存知の通りです。 この映像では、シューマンのソナタやシューベルトの比較的珍しい作品なども演奏されていますが、どの曲にも彼の溢れるような抒情性が投影された名演となっています。
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シューマン(1810-1856):
詩人の恋
ベルク(1885-1935):
7つの初期の歌 [ベゾイエン/マルグリス]SCHUMANN, R.: Dichterliebe / BERG, A.: 7 Fruhe Lieder (Bezuyen, Margulis)
■声楽曲
発売日:2013年04月24日
NMLアルバム番号:OC857
1)
CD 価格:2,224円(税込)
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今こそ聴きたい瑞々しい演奏
俊英ピアニスト若き日の録音、新たな装いを得て再登場!クリーヴランド・コンクール優勝から10年。現在は活動の拠点をベルリンに移し、海外での評価も高い福間洸太朗。2013年の国内ツアーもスタートした、今最も注目されている日本人若手ピアニストのデビュー盤を、高音質化&国内盤仕様で再リリース! 新しい演奏家への出会いの提供で好評を頂いている当シリーズ、2003年クリーヴランド国際ピアノコンクールで優勝した、日本期待の星・福間洸太朗の登場です。オール・シューマン・プログラムとなっていますが、超メジャー曲が外れた選曲が興味をそそります。若々しく華やかな「アベッグ変奏曲」、詩情と充実したピアニズムが魅力の「8つのノヴェレッテ」、やや晦渋な色も見え隠れする「3つの幻想的小曲」、いずれもシューマンらしいロマンティシズムが横溢していますが、力任せの勢いだけでは絶対に聴かせることのできない、真の意味での難曲といえましょう。そして福間は見事に楽曲の魅力を引き出すことに成功しています。収録作曲家:
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期待の新進演奏家シリーズ
マリヤ・キム ピアノ・リサイタル [キム]Piano Recital: Kim, Mariya - SCHUMANN, R.
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2012年12月19日
NMLアルバム番号:8.572374
1)
CD 価格:1,200円(税込)
ウクライナ、セヴァストポリの音楽一家に生まれたマリヤ・キム。6歳の時に母タチアナ・キムからピアノを習い始め、セヴァストポリの音楽学校に入学、1998年にハノーヴァー音楽大学でウラディーミル・クライネフに学び、その後ワルシャワのショパン音楽大学でピョートル・パレチニに師事しています。パレデフスキー国際ピアノコンクールやブゾーニ国際ピアノコンクールなど数々の国際コンクールに上位入賞を果たし、最近ではロサンゼルスのイトゥルビ国際コンクールで第1位を獲得しています。ソリストとしてもモスクワ・フィル、韓国国立交響楽団、アマデウス室内管弦楽団、他、世界中の楽団と共演を果たしています。 このアルバムは2008年に開催されたソウル国際コンクールの優勝記念として録音されたもので、シューマン(1810-1856)の作品の中でも比較的珍しい曲集をセレクトしているところに独自性を感じさせます。もちろん激ウマです。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
〈ピアノ連弾のための編曲集 第1集〉(日本語解説付)
弦楽四重奏曲 第3番 イ長調 Op.41-3
ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44 [エッカーレ・ピアノ・デュオ]SCHUMANN, R.: Arrangements for Piano Duet, Vol. 1 (Eckerle Piano Duo) - String Quartet No. 3 / Piano Quintet
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2012年11月21日
NMLアルバム番号:8.551287
1)
CD日本語解説付き 価格:1,200円(税込)
シューマン(1810-1856)の時代は、オーケストラの作品を家庭で再現するために、「ピアノ連弾」の手法が多く用いられていました。確かにCDなどのない時代はそれが一番早く、確実な方法だったことは間違いありません。その需要を見越した出版社は数多くの作品を連弾譜として出版するために、多くの人たちに編曲を依頼したようです。この弦楽四重奏曲第3番は、O.ドレーゼルが編曲し、シューマン自身が多少手を加えOKを出したもの。ピアノ五重奏曲は、彼の妻クララに献呈され、初演時のピアノも彼女が担当しました。作品を知り尽くしたクララだけに、シューマン亡き後の仕事でも全く問題なく、シューマンの世界を再現することに成功しています。 シューマンの連弾作品シリーズは7巻が予定されており、こちらが第1作目のリリースとなります。
収録作曲家:
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イディル・ビレット
ソロ・エディション 第5集
シューマン(1810-1856):
クライスレリアーナ/ウィーンの謝肉祭の道化 他SCHUMANN, R.: Kreisleriana / Blumenstuck / Faschingsschwank (Biret Solo Edition, Vol. 5)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2012年11月21日
NMLアルバム番号:8.571292
CD 価格:1,200円(税込)
NAXOSを代表する名ピアニスト、ビレットの最新録音はシューマン(1810-1856)の3つの名曲です。昨年はリストの超絶技巧練習曲をバリバリ演奏し、その闊達ぶりをとことん見せつけた彼女ですが、今作では趣向を変え、何とも艶めかしいシューマンを聴かせています。「クライスレリアーナ」はご存知の通り、E.T.A.ホフマンの書いた音楽評論集からインスピレーションを受けた作品で、「花の曲」はジャン・パウルの文学に触発された小さな作品。そして「ウィーンの謝肉祭の道化」は、シューマンが実際に楽しんだ謝肉祭の賑やかな様子を幻想的に描いた曲で、自身の「蝶々」からの引用もある興味深い作品です。どれも文学と音楽の融合という、まさにシューマンの命題そのものの曲であり、演奏者の個性がにじみ出やすいことでも知られています。ビレットは曲の特徴をしっかり捉え、各々の性格を見事に弾き分けることに成功しています。
収録作曲家:
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グィド・カンテッリ
シューマン:交響曲 第4番 ニ短調 Op.120
ドビュッシー:聖セバスチャンの殉教/海 [録音:1954年]SCHUMANN, R.: Symphony No. 4 / DEBUSSY, C.: Le martyre de St. Sebastien: Fragments symphoniques / La mer (Cantelli) (1954)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年09月12日
NMLアルバム番号:ICAC5081
CD 価格:1,650円(税込)
たった36歳という若さで飛行機事故のために不慮の死を遂げた、才能ある指揮者グィド・カンテッリ(1920-1956)の珍しいライヴ録音の登場です。彼はミラノ近郊の町ノヴァラで生まれ、幼い頃からピアノの才能を発揮、ミラノ音楽院に進学し、指揮と作曲を学びます。21歳でノヴァラに戻り、トスカニーニに拠って創設された「コッチア劇場」の芸術監督に就任しますが、就任直後にイタリア軍に強制召集され、そこで反骨精神を発揮、ドイツ軍に逮捕されてしまいます。しかし、首尾よく脱走を図り、ミラノでレジスタンス活動に身を投じるうちに、イタリアが無条件降伏し、ようやく自由の身となったのでした。終戦後の1945年に初めてスカラ座を指揮し、その目覚ましい指揮ぶりは「トスカニーニの後継者」と言われるまでになります。1948年にトスカニーニとカンテッリは初めて会うこととなり、その翌年にはトスカニーニの招きでNBC交響楽団を指揮し、それを拠点にアメリカへ進出。1949年からは毎年アメリカで指揮をするようになります。1950年にはエディンバラ音楽祭、1951年にはルツェルン、ザルツブルク、ヴェネツィアの各音楽祭に出演、またフィルハーモニア管とともにEMIへの録音も開始します。 しかし、そんな目覚ましい活躍をする彼に残された時間はごく僅かであったことを知っている人はがいたのでしょうか? この死の2年前のライヴ録音は白熱するエネルギーと、息を飲むような緊張感に充たされたもので、精緻なスタジオ録音とはまた違った面をみせてくれています。
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イディル・ビレット
ソロ・エディション 第4集
シューマン(1810-1856):
アベッグ変奏曲/ピアノ・ソナタ 第2番 他 [イディル・ビレット]SCHUMANN, R.: Abegg Variations / Piano Sonata No. 2 / Fantasie, Op. 17 / Toccata (Biret Solo Edition, Vol. 4)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2012年08月22日
NMLアルバム番号:8.571291
CD 価格:1,200円(税込)
近年、ますます意欲的に活動を続けるイディル・ビレットの最新録音です。ここでは、“内省的”とされるシューマン(1810-1856)のピアノ曲を、極めて鮮烈に演奏し、エキサイティングな「ビレット・ワールド」を見せつけてくれます。快速テンポが印象的な「アベッグ変奏曲」、彼女があまりにも易々と演奏するために、演奏上においても、表現上においても、この曲の持つ困難さが全く感じられないという稀有なる名演「ピアノ・ソナタ第2番」、いつものように意表を突く表現が魅力的な「幻想曲」、流麗さの中に潜む砂利の感覚を楽しむ「トッカータ」と、ビレットならではの解釈が溢れています。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
ゲーテのファウストからの情景 WoO 3 [ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団/アントニ・ヴィト指揮]発売日:2012年04月25日
Blu-ray Audio 価格:2,224円(税込)
全ての人間にとって普遍のテーマ。贖罪、愛、救済、全てを昇華させた畢生の大作悪魔に魂を売り渡したファウスト博士の伝説を基に、ゲーテが書きあげた戯曲は様々な芸術家に影響を与え、19世紀の作曲家たちも挙ってこの物語に曲を付けています。中でも「神秘の合唱」はマーラーの第8番の第2部とリストの「ファウスト交響曲」でご存知の方も多いでしょう。このシューマンの作品はゲーテの物語から「死と変容」というテーマを読み取ったもので、彼の最高傑作のひとつと言われています。早いペースで曲を書き上げる彼にしては、構想から完成まで9年間の長い年月をかけ、じっくりと曲想を練っっています。最初に書かれたのは神秘の合唱の部分から。まずクライマックスを仕上げてから、物語を遡るように音楽を書き進め、1853年に序曲が書かれて、雄大なる物語が完成しました。1856年にその生涯を閉じたシューマンですが、最後の3年間は創作することが不可能だったため、この年が実質的に彼の最後の「生きている証」をなったのです。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
ピアノ協奏曲 イ短調
ベートーヴェン(1770-1827):
エロイカ変奏曲とフーガ 他 [A. フィッシャー]SCHUMANN, R.: Piano Concerto / BEETHOVEN, L. van: Piano Sonata No. 30 / Eroica Variations (A. Fischer)
■協奏曲
発売日:2012年03月14日
NMLアルバム番号:ICAC5062
11)
CD 価格:1,650円(税込)
ハンガリー生まれのピアニスト、アニー・フィッシャー(1914-1995)は、幼い頃から音楽の才能を発揮、8歳にしてベートーヴェンの協奏曲第1番を演奏したと伝えられています。1923年にフランツ・リスト音楽院に入学、エルンスト・フォン・ドホナーニなどの名手から指導を受けました。在学中から国際的に注目を浴びていましたが、1933年に開催された「リスト国際ピアノ・コンクール」で優勝したことで、更なる輝かしい経歴を付け加えたのです。卓越した技巧と表現力は、かのスヴャトスラフ・リヒテルも賞賛したのですが、残念ながら残された演奏があまり多くないため、その真価がなかなか伝わらない人でもあります。彼女の録音で最も知られているものの一つに、友人であったクレンペラーとのシューマン&リストの協奏曲がありますが、この盤に収録されているのは、それより数年前のライヴ録音で、重量級のクレンペラーに比べ、柔軟性のあるカイルベルトの伴奏が、彼女の伸びやかな資質を存分に引き出しています。またベートーヴェンのソナタについては、70年代の全曲録音(彼女はこの演奏が気に入らず、生前に発売されることはなかった)が知られていますが、こちらはそれよりも20年近くも以前の演奏。力強いタッチが魅力的です。
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シューマン、メンデルスゾーン:
ヴァイオリン協奏曲集 [テツラフ/フランクフルト放送響/P. ヤルヴィ]SCHUMANN, R.: Violin Concerto / Phantasie / MENDELSSOHN, Felix: Violin Concerto (Tetzlaff, Frankfurt Radio Symphony, P. Jarvi)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2011年12月21日
NMLアルバム番号:ODE1195-2
20)
CD 価格:2,224円(税込)
ソリストとして、また室内楽奏者として大活躍のヴァイオリニスト、クリスティアン・テツラフがONDINEレーベルに登場です。録音ではバッハの無伴奏ソナタやベートーヴェンの協奏曲、シベリウスなどが世界的に高く評価され、また日本にも度々来日し、その都度満場の聴衆を唸らせる彼。今回の録音でも、その名技を余すことなく披露しています。メンデルスゾーンの協奏曲については、いまさら何も語ることのない名曲として認知されていて、古今東西、数多くの名演と呼ばれるものも存在していますが、このテツラフ、まさに溜息の出るような快演を聴かせます。全体的に早めに設定されたテンポは、指揮者ヤルヴィの解釈もあるのでしょうが、これを易々とクリアしてしまうテツラフの超絶技巧は、まさに絶品。ライヴ録音ということもあり、1楽章も終楽章も加速する興奮を抑えることは不可能でしょう。 シューマンの協奏曲は、全体的にさっぱりした味付けで、この曲に「しっとりとした情感」を求める向きには物足りないかもしれませんが、シューマンの求めたであろうヴィルトゥオーゾ性においては、完璧に表現されているのではないでしょうか。フランクフルト放送響のふっくらとした響きも随所に溢れる、聴きどころたっぷりの注目盤です。今後も次々とリリースが予定されているテツラフ。目が離せません!
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シューマン(1810-1856):
交響曲 第2番
シューベルト(1797-1828):
交響曲 第5番 他 [ボストン交響楽団/ミュンシュ指揮 - 収録:1959年-1962年]SCHUMANN, R.: Genoveva Overture / Symphony No. 2 / SCHUBERT, F.: Symphony No. 5 (Munch) (1959-1962) (NTSC)
発売日:2011年11月16日
DVD日本語字幕なし 価格:2,528円(税込)
ボストン交響楽団の一連のテレビ放送シリーズには、とても貴重なコンサートが目白押しなのですが、研究者たちですら観ることができず、多くのファンをやきもきさせてきました。ようやくリリースが始まりましたが、これらはまだまだ氷山の一角と言えそうです。ミュンシュは1955年に初めてボストン交響楽団をテレビに出演させました。ミュンシュの人気とオーケストラの素晴らしい演奏でこの番組は評判を呼び、多くの視聴者が歓喜の涙を流したことは間違いありません。ミュンシュはシューマン交響曲第2番にはとりわけ強い思い入れがあったようで、4つの異なるシーズンにこの曲を演奏しましたが、この曲と、シューベルトの交響曲第5番の録音は全く残っていませんでした。なぜ記録に残さなかったのかはわかりませんが、ここで聴ける2曲は、作品の輪郭をくっきりと際立たせ、その上で自由にメロディラインを遊ばせるという見事なものであり、信じられないほどに刺激的な姿となっています。彼のディスコグラフィにまた一つ名演が加わりました。
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クルト・ザンデルリング指揮
シューマン(1810-1856):
交響曲 第4番 ニ短調
マーラー(1860-1911):
大地の歌 [BBCフィルハーモニック/クルト・ザンデルリング指揮]SCHUMANN, R.: Symphony No. 4 / MAHLER, G.: Das Lied von der Erde (K. Sanderling) (NTSC)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2011年09月14日
DVD 価格:2,528円(税込)
英国放送協会(BBC)は、いくつかのオーケストラを擁しており、その中の一つがこのBBCフィルハーモニックです。1926年マンチェスターに設立されるも、1931年、ロンドンにBBC交響楽団が設立された時に、一度解散させられました。しかし、その2年後に地方オーケストラの必要性が高まり、BBCノーザン・オーケストラとして復活、楽団員を増強しながら1991年に現在の名前となったという変遷があります。なので、この演奏はBBCノーザン・オーケストラの時代ということになります。ザンデルリングは様々なオーケストラと仕事をし、すべてに傑出した記録を残しています。とりわけ、絹糸を撚り合わせたような滑らかな弦の響きの美しさは筆舌に尽くしがたく、ここで聴かれるシューマンとマーラーも、精緻なアンサンブルから導き出される美音と、独特の解釈は、一度聴いたら忘れられない印象を残すことでしょう。「大地の歌」を得意とするテノール、ミッチンソンの曇りなき高音も一聴の価値ありです。
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エーリッヒ・ラインスドルフ指揮
シューベルト、シューマン、ワーグナー [ボストン交響楽団/エーリッヒ・ラインスドルフ指揮]SCHUBERT, F.: Symphony No. 9, "Great" / SCHUMANN, R.: Symphony No. 4 / WAGNER, R.: Parsifal: Good Friday Music (Leinsdorf) (NTSC)
発売日:2011年09月14日
DVD 価格:2,370円(税込)
1955年から1979年にかけてテレビで放送された、ボストン交響楽団ライブ・コンサート・シリーズの初期の記録です。ミュンシュのものは、いくつかリリースされていますが、このラインスドルフの演奏も、歴史的価値も含めてとても貴重なものです。ラインスドルフはミュンシュの後任として、1962-1969年(7シーズン)の間、ボストン交響楽団の首席指揮者としてコンサートと録音に精力的に力を注ぎました。この演奏は彼のお気に入りの曲を集めたもので、悠々としたシューベルト、強力なパワーを放つシューマン、そしてワグネリアンとしても知られた彼らしい、繊細かつ情熱あふれるワーグナー、と、気難しい印象ばかりが一人歩きしている、この孤高の指揮者の姿を正しく伝える素晴らしい映像です。
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シューマン(1810-1856):
歌曲集「ミルテの花」 他 [ブラウン/バウアー/ヒールシャー]SCHUMANN, R.: Lied Edition, Vol. 6 - Myrthen, Op. 25 / 6 Gedichte und Requiem, Op. 90
■声楽曲
発売日:2011年08月17日
NMLアルバム番号:8.557079
8)
CD 価格:1,200円(税込)
君はわが心、君はわが命、わが喜び、苦しみ、君こそわが全て・・・1840年。長らく恋焦がれていたクララとの結婚が認められたロベルト・シューマンは、その喜びからか、数多くの歌曲を書き上げます。いわゆる「歌の年」の代表作の一つである「ミルテの花」は、まさにクララへの捧げ物で、結婚前夜に花束と共に彼女へ贈られたと言います。とりわけ第1曲の「献呈」での溢れるような想いに満ちた歌は、一度聴いたら忘れられないほどの印象を与えます。対して、その10年後に書かれた「6つの詩とレクイエム」は、あまりにも重く悲しみに満ちています。さて、あなたはどちらのシューマンがお好きですか?
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
チェロとピアノのための音楽集 [ゲオルギアン/ネレッケ]SCHUMANN, R.: Music for Cello and Piano - Adagio and Allegro / Fantasiestucke / Marchenbilder / Romanzen / SCHUMANN, C.: Romanzen (Georgian, Nelleke)
■器楽曲(チェロ) ■器楽曲(ピアノ)
発売日:2011年05月18日
NMLアルバム番号:8.572375
10)
CD 価格:1,200円(税込)
なぜシューマンは、チェロの幅広く美しい響きを好まなかったのだろうか・・・チェロの豊かな音色と、抒情性、表現力の高さを実感するのに、このシューマンの作品集ほどふさわしいものは他にありません。しかし、皮肉なことにシューマンはチェロのためにほとんど曲を残していないのは、なんという不思議なことなのでしょう。ここに収録されている作品も、こんなにチェロの音色がふさわしいのに、本来はホルンのためであったり、オーボエのために書かれていたり。あまりにも内省的な音色は、シューマンと共鳴が強すぎたのでしょうか。トラック15から17のクララの3つの曲は1853年7月、ヨアヒムに献呈された作品ですが、夫ロベルトの作品と緊密に絡み合う内容を持ちつつも、彼女独自の個性を出していると、ヨアヒムから絶賛されたものです。
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シューマン(1810-1856):
ゲーテのファウストからの情景 WoO 3 [ホッサ/ルバンスカ/キルヒ/コルテカンガス/ワルシャワ・フィル/ヴィト]SCHUMANN, R.: Scenen aus Goethes Faust (Scenes from Goethe's Faust) (Warsaw Boys' Choir, Warsaw Philharmonic Choir and Orchestra, Wit)
■オペラ
発売日:2011年04月13日
NMLアルバム番号:8.572430-31
14)
2CD 価格:2,400円(税込)
全ての人間にとって普遍のテーマ。贖罪、愛、救済、全てを昇華させた畢生の大作悪魔に魂を売り渡したファウスト博士の伝説を基に、ゲーテが書きあげた戯曲は様々な芸術家に影響を与え、19世紀の作曲家たちも挙ってこの物語に曲を付けています。中でも「神秘の合唱」はマーラーの第8番の第2部とリストの「ファウスト交響曲」でご存知の方も多いでしょう。このシューマンの作品はゲーテの物語から「死と変容」というテーマを読み取ったもので、彼の最高傑作のひとつと言われています。早いペースで曲を書き上げる彼にしては、構想から完成まで9年間の長い年月をかけ、じっくりと曲想を練っっています。最初に書かれたのは神秘の合唱の部分から。まずクライマックスを仕上げてから、物語を遡るように音楽を書き進め、1853年に序曲が書かれて、雄大なる物語が完成しました。1856年にその生涯を閉じたシューマンですが、最後の3年間は創作することが不可能だったため、この年が実質的に彼の最後の「生きている証」をなったのです。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
彼の仮想世界 [チェルニャフスカ]SCHUMANN, R.: Faschingsschwank aus Wien / Kinderszenen / Carnaval (His Imaginary World) (Chernyavska)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2011年02月23日
NMLアルバム番号:CDX-25256-2
CD
通常価格:2,085円→ 特価!:890円(税込)ロシア、ウクライナ生まれのピアニスト、ミラナ・チェルニャフスカは今までどちらかというと、室内楽のスペシャリストとして知られていました。NAXOSレーベルではクライスラー、AVIEレーベルではブラームス、シューマン、フランクのソナタ、など、どれもヴァイオリンやチェロのソロを引き立てて、なおかつ自分独自の音楽性を発揮した名演です。そんな彼女のソロ・アルバムはシューマン(1810-1586)作品集。陰影豊かな彼の作品の中でも、とりわけ創造力豊かな3つの曲集がチョイスされています。冒頭の「ウィーンの謝肉祭の道化」から濃い音楽が展開され、シューマンのねっとりとした世界に捕りこまれる事間違いなし。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
ピアノ・ソナタ 嬰へ短調 Op.11
森の情景/アラベスク 他 [A. バッハ]SCHUMANN, R.: Piano Sonata No. 1 / Fantasiestucke / Arabeske / Waldscenen (A. Bach)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2011年02月01日
NMLアルバム番号:OC250
CD 価格:552円(税込)
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
交響曲 第1番「春」・第4番 [ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル/スクロヴァチェフスキ]SCHUMANN, R.: Symphonies Nos. 1, "Spring" and 4 (German Radio Saarbrucken-Kaiserslautern Philharmonic, Skrowaczewski)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2011年02月01日
NMLアルバム番号:OC707
6)
CD 価格:1,824円(税込)
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
交響曲 第2番・第3番「ライン」 [ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル/スクロヴァチェフスキ]SCHUMANN, R.: Symphonies Nos. 2 and 3, "Rhenish" (German Radio Saarbrucken-Kaiserslautern Philharmonic, Skrowaczewski)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2011年02月01日
NMLアルバム番号:OC708
26)
CD 価格:1,824円(税込)
収録作曲家:
-
シューマン(1810-1856):
弦楽四重奏曲 第1番
ピアノ五重奏曲 変ホ長調 [カメンツ/デリアン::クァルテット]SCHUMANN, R.: String Quartet No. 1 / Piano Quintet in E flat major (Delian::Quartet)
■室内楽
発売日:2011年02月01日
NMLアルバム番号:OC711
CD
通常価格:1,824円→ 特価!:390円(税込)収録作曲家:
-
シューマン(1810-1856):
クライスレリアーナ/アラベスク/謝肉祭 [コルスティック]SCHUMANN, R.: Kreisleriana / Arabeske / Carnaval (Korstick)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2011年02月01日
NMLアルバム番号:OC757
CD
通常価格:2,310円→ 特価!:490円(税込)収録作曲家:
-
シューマン(1810-1856):
クライスレリアーナ Op.16
ラヴェル(1875-1937):
鏡 [シュフ]SCHUMANN: Kreisleriana / RAVEL: Miroirs
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2011年02月01日
NMLアルバム番号:OC541
1)
CD
通常価格:1,824円→ 特価!:590円(税込) -
シューマン(1810-1856):
交響曲全集
(ヨアヒム・ドラハイム校訂による新シューマン・エディション、ブライトコプフ原典版) [ロベルト・シューマン・フィル/ベールマン]SCHUMANN, R.: Symphonies Nos. 1-4 (Robert Schumann Philharmonie, Beermann)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2010年08月18日
NMLアルバム番号:777536-2
SACD-Hybrid 価格:6,080円(税込、送料無料)
収録作曲家:
-
イージーリスニング・ピアノ・クラシック
シューマンEasy-Listening Piano Classics: Schumann
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2010年06月16日
NMLアルバム番号:8.578083-84
2CD
通常価格:2,400円→ 特価!:690円(税込)何だか憂鬱な気分の日や、雨が降って心が晴れない日。そんな時は穏やかに包んでくれるように優しいシューマンの曲をどうぞ。いつも夢の中を彷徨っているような彼の曲を聴いていると、子どもの頃の純真な心を取り戻せそうな気がしてきます。
収録作曲家:
-
ロベルト&クララ・シューマン:
歌曲集 [シュミット]SCHUMANN, R.: Dichterliebe / Liederkreis / SCHUMANN, C.: 6 Lieder (Traumend wandle ich bei Tag) (Schmidt)
■声楽曲
発売日:2009年06月11日
NMLアルバム番号:OC819
CD
通常価格:2,025円→ 特価!:490円(税込)若きテノール、マクシミリアン・シュミットによる瑞々しいシューマン夫妻の歌曲集です。ドイツで人気急上昇中(特に古楽演奏ではひっぱりだこ)の彼は、レーゲンスブルクの少年合唱団で最初の音楽トレーニングをうけ、1999年にはベルリン芸術大学でアンケ・エッガース教授の下で声楽を学びました。2005年と2006年にはバイエルンの国立オペラのマスタークラスでアン・マレーとロベルト・D・スミスに師事し、オペラにも出演するようになります。コンサート歌手としてもレパートリーを深め、ハーディングやマンゼを始めとした大指揮者と共演を果たしています。ここではシューマンの溢れるようなロマンティシズムを極めつけの美声で朗々と歌いこなし、新たな可能性を示唆します。伴奏はゲルハーエルとの共演で世界的名声を獲得したフーバーです。
-
グリーグ(1843-1907):
弦楽四重奏曲 Op.27/弦楽四重奏曲 ヘ短調
シューマン(1810-1856):
弦楽四重奏曲 第1番 [ペーターゼン四重奏団]GRIEG, E.: String Quartet, Op. 27 / String Quartet in F major / SCHUMANN, R.: String Quartet No. 1 (Petersen Quartet)
■交響曲/管弦楽曲 ■室内楽
発売日:2009年04月01日
NMLアルバム番号:C10476
CD 価格:2,600円(税込)
-
シューマン(1810-1856):
ロマンスとバラード 他 [ルール・コーアヴェルク/グリットン]SCHUMANN, R.: Romanzen und Balladen / 4 Doppelchorige Gesange (Ruhr ChorWerk, Gritton)
■合唱曲
発売日:2009年04月01日
NMLアルバム番号:C67196
CD 価格:2,600円(税込)
収録作曲家:
-
シューマン(1810-1856):
歌曲集 第5集
女の愛と生涯 Op.42
メアリー・スチュアート女王の詩 Op.135 [ルーベンス/ヒールシャー]SCHUMANN, R.: Lied Edition, Vol. 5 - Frauenliebe und -leben, Op. 42 / Gedichte der Konigin Maria Stuart, Op. 135 / 7 Lieder, Op. 104
■声楽曲
発売日:2008年12月10日
NMLアルバム番号:8.557078
13)
CD
通常価格:1,290円→ 特価!:490円(税込)シューマンの歌曲の中でもとりわけ有名な「女の愛と生涯」。現代に生きる女性から見ると「何言ってるの!」と叱られてしまいそうな内容かもしれませんが、曲のすみずみまで味わって聴いてみると、実に色々なことを発見できる曲集なのです。絶妙な転調、凝ったピアノ・パート(特に最後に幸せな生活が回想されるところは涙ものです)。シビラ・ルーベンスの清潔でデリケートな歌声でお楽しみください。晩年の一連の作品での陰影に富んだ表現も素晴らしいものです。
収録作曲家:
-
ブラームス/シューマン:
ヴァイオリン協奏曲集 [カーラー/ボーンマス響/インキネン]BRAHMS, J. / SCHUMANN, R.: Violin Concertos (Kaler)
■協奏曲
発売日:2008年11月12日
NMLアルバム番号:8.570321
2)
CD 価格:1,200円(税込)
-
シューマン(1810-1856):
ケルナー歌曲集 [ヒールシャー]SCHUMANN, R.: Lied Edition, Vol. 4 - 12 Gedichte, Op. 35 / 5 Lieder und Gesange, Op. 127 / 4 Gesange, Op. 142
■声楽曲
発売日:2008年07月16日
NMLアルバム番号:8.557077
CD 価格:1,200円(税込)
音楽と詩、声とピアノの類い稀なる融合、細やかな感情を美しく表現したシューマンの歌曲集まるで民謡のような素朴な味わいを持つケルナーの詩に魅せられたシューマンは若い頃から円熟期に至るまで折に触れて彼の詩に曲を書きました。そのどれもが深い感情に彩られ陰影に満ちた表現力豊かなものとして知られています。今回、このアルバムを歌うのはハンス・イエルク・マンメル。日本での来日公演の際も、その柔らかい羽毛のような美声で聴衆の心を鷲掴みにした彼ですが、ここでもシューマンの歌の世界を見事に描き出しています。
収録作曲家:
-
シューマン(1810-1856):
歌曲集 第3集
子供のための歌のアルバム/リートと歌 第1集 [バウアー/ルーベンス/ヒールシャー]SCHUMANN, R.: Lied Edition, Vol. 3 - Lieder-Album fur die Jugend, Op. 79 / Lieder und Gesange I, Op. 27
■キッズ ■オペラ
発売日:2007年05月01日
NMLアルバム番号:8.557076
1)
CD 価格:1,200円(税込)
タイトルからは子供っぽさしか読み取れませんが、ピアノ曲集「子供のためのアルバム」と同様、「子供のための歌のアルバム」は、単に教育用と片付けることはできません。子供向けながらも、ゲーテやリュッケルトらを含む第一級の詩人たちの作品を選択。確かに単純な作品もありますが、詩と音楽との関係を追求し続けたシューマンならではの芸術性が息づいています。最後の「ミニョン」など、白眉と言えるでしょう。デュエットも含め、全曲が聴けるのは、ナクソスの全集録音だからこそ。シューマンの、いわゆる「歌曲の年」に作曲されたのが「リートと歌 第1集」は、短いながら単独で演奏される機会も多い「ジャスミンの茂み」を含みます。
収録作曲家:
-
シューマン(1810-1856):
歌曲集 第1集
「恋の曙」よりの12の詩 Op.37
歌曲集 Op.101 [バウアー/ベルンハルト /ヒールシャー]SCHUMANN, R.: Lied Edition, Vol. 1 - 12 Gedichte aus "Liebesfruhling", Op. 37 / Lieder und Gesange aus Goethes Wilhelm Meister, Op. 98a / Minnespiel
■声楽曲
発売日:2005年09月01日
NMLアルバム番号:8.557074
CD 価格:1,200円(税込)
リュッケルトによる最も成功した愛の名詩を、熱烈に愛し合うシューマン夫妻が音楽化したのが「恋の曙」です。全12曲を夫婦で分け合って作曲し、当盤は夫であるロベルト作曲による9曲を収録しています。ここには、シューマンにしか書き得なかった、歌曲による愛が溢れかえっているのです。デュエット作品が特に聴きもの。その後、再び同じ詩集に戻った「恋のたわむれ」と、ゲーテの詩による歌は、同じ年に書かれています。バリトン歌手バウアーと日本生まれのピアニスト、ヒールシャーの夫婦共演に、ドイツのソプラノ歌手ベルンハルトが加わり、見事なアンサンブルを披露します。
収録作曲家:
-
メンデルスゾーン(1809-1847)
シューマン(1810-1856):
ピアノ三重奏曲集 [ティボー/カザルス/コルトー - 録音:1927年-1928年]MENDELSSOHN / SCHUMANN: Trios (Thibaud / Casals / Cortot) (1927-1928)
■室内楽
発売日:2002年07月01日
NMLアルバム番号:8.110185
13)
CD 価格:1,200円(税込)
-
モーツァルト、ブラームス:
ヴァイオリン協奏曲集 第2集 [クライスラー - 録音:1924年、1927年]MOZART / BRAHMS: Violin Concertos, Vol. 2 (Kreisler) (1924, 1927)
■器楽曲(チェロ)
発売日:2001年01月01日
NMLアルバム番号:8.110921
CD 価格:1,200円(税込)
-
シューマン(1810-1856):
子供のためのアルバム [リコ・グルダ]SCHUMANN, R.: Album fur die Jugend (Gulda)
■キッズ ■器楽曲(ピアノ)
発売日:2001年11月01日
NMLアルバム番号:8.555711
CD 価格:1,200円(税込)
シューマンの魅力が凝縮された隠れた傑作「子供のためのアルバム」はその看板どおり、わかり易い各曲のタイトルとそれに従った内容、短い演奏時間、簡素な演奏技巧といった特色を持っています。そのため「お子様教育用」と偏見視されるのか、演奏会や録音の機会は少なくなっていますが、実は大変に優れた、多彩な内容を持つロマン派キャラクターピースの傑作集にしてシューマン最良の作品の一つというべきでしょう。簡潔にしてこれだけの豊かさを持っていることには、全く驚かされてしまいます。当盤で演奏を担当しているリコ・グルダ(あのフリードリヒ・グルダの子息です)は、そんな夢見るような詩情に溢れた小品たちの魅力を最大限に掬い上げ、優しく丁寧なタッチで見事に弾きあげています。
収録作曲家:
-
ブラームス(1833-1897):
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調
シューマン(1810-1856):
チェロ協奏曲 イ短調 [クリーゲル/アイルランド国立響/コンスタンティン]BRAHMS: Double Concerto / SCHUMANN: Cello Concerto in A Minor
■協奏曲
発売日:1995年04月01日
NMLアルバム番号:8.550938
CD 価格:1,200円(税込)
-
シューマン(1810-1856):
クライスレリアーナ Op.16
ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26 [ヤンドー]SCHUMANN, R.: Kreisleriana / Faschingsschwank aus Wien
■器楽曲(ピアノ)
発売日:1993年10月01日
NMLアルバム番号:8.550783
CD 価格:1,200円(税込)
◆シューマンの最高傑作ピアノ曲コレクション ◆最高峰の「クライスレリアーナ」 ◆ウィーンでの体験を描写した「謝肉祭の道化」 ◆小曲ながら佳作「アラベスク」
収録作曲家:
-
シューマン、ブラームス:
ピアノ五重奏曲 [ヤンドー/コダーイ・クァルテット]SCHUMANN, R. / BRAHMS: Piano Quintets
■室内楽
発売日:1990年10月01日
NMLアルバム番号:8.550406
3)
CD 価格:1,200円(税込)
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『暗き夜は過ぎ去り』
グリーグ、ブラームス、ラング、シューマン 歌曲集 [カトリオーナ・モリソン、マルコム・マルティヌー]発売日:2021年02月26日
CD 価格:2,400円(税込)
ドイツ系スコットランド人のメゾ・ソプラノ、カトリオーナ・モリソン。2017年のBBCカーディフ国際声楽コンクールを制し、既に世界中のコンサート・ホールやオペラ・ハウスで実績を積んでいる彼女にとって、こちらが初めてのソロ・アルバムとなります。 彼女の重要なレパートリーである、抒情的な歌曲を残したドイツ・ロマン派の女性作曲家ヨゼフィーネ・ラングを軸に、その周りのシューマンやブラームス、若き日にライプツィヒで学んでいたグリーグなど同時代の作品を収録しています。モリソンの持つ、聴く者の心にすっと染みていくような美しく透明感のある歌声と、豊かながらもすっきりとした表現が、これらの歌曲の魅力を十二分に引き出しています。 アルバムのタイトルは、ラングの「昨日と今日」歌いだしの一節からとられました。
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Alles wieder gut - 全てが良くなる
フラヌイ&フローリアン・ベッシュ
バリトンのための作品集 [フローリアン・ベッシュ(バリトン)/フラヌイ(アンサンブル)]Vocal Recital (Baritone): Boesch, Florian - BEETHOVEN, L. van / MAHLER, G. / SCHUBERT, F. / SCHUMANN, R. (Alles wieder gut)
発売日:2021年02月12日
NMLアルバム番号:WWE1CD20450
CD 価格:2,400円(税込)
ドイツ・オーストリアの作曲家の作品と民謡の旋律を融合、木管楽器、金管楽器、弦楽器、ダルシマー、ツィター、フォークハープなどを駆使して楽しいアンサンブルに仕立てる“フラヌイ”の最新録音。 タイトルの「Alles wieder gut」はマーラーの『さすらう若人の歌』第4曲からの言葉であり「眠って(死んで)しまえば恋も苦しみも現生も夢も、全てが良くなる」という意味で、「ポルカなどの楽しい舞曲と、葬送のための音楽は表裏一体でありどちらも生活に密着している」というポリシーのもとにアレンジされたこれらの曲を、名バリトン、フローリアン・ベッシュが朗々と歌い上げます。
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ヴィラ=ロボス(1887-1959):
合唱編曲集
バッハ、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン 他 [ヴァレンティナ・ペレッジ(指揮)/サンパウロ交響合唱団]VILLA-LOBOS, H.: Choral Transcriptions (São Paulo Symphony Choir, Peleggi)
発売日:2021年01月29日
NMLアルバム番号:8.574286
CD国内仕様 日本語解説/歌詞訳付き 価格:1,980円(税込)
クラシックの名曲をアレンジして歌った録音は過去に多くありますが、
これはヴィラ=ロボスによる合唱編曲という点に注目!ブラジルの民族音楽に根差したオーケストラ作品やギター曲で知られるヴィラ=ロボス。彼は生涯に1000曲ほどの作品を書きましたが、その中には数多くの合唱作品があります。 このアルバムでは、その中でもとりわけ珍しい“ヴィラ=ロボスによるバッハからロマン派作品の合唱編曲版”を収録。これらは主としてリオデジャネイロで活動していた「Choir of the Orfeão dos Professores=教師の合唱団」のために書かれたもので、ほとんどが1933年から1935年の間に初演されています。 原曲の多くは鍵盤曲ですが、ヴィラ=ロボスはこれらを見事にアレンジ。ベートーヴェンやシューベルト、シューマン、ショパンなどのよく知られた旋律が声による交響楽として生まれ変わっています。すべてア・カペラ(無伴奏)、2曲以外は歌詞を持たないヴォカリーズなので純粋に音楽として楽しめるのも魅力。また、ここには彼が敬愛したバッハの『平均律クラヴィーア曲集』からの合唱アレンジが全て含まれています。 *国内仕様盤には日本ヴィラ=ロボス協会会長 木許裕介氏の解説・歌詞日本語訳が付属します。 -
マーリス・ペーターゼン(ソプラノ)
Dimensionen
Mensch & Lied 人間と歌 [マーリス・ペーターゼン(ソプラノ) /シュテファン・マティアス・ラーデマン(ピアノ)/カミロ・ラディッケ(ピアノ)]発売日:2020年12月25日
CD 4枚組 価格:5,775円(税込、送料無料)
「Dimensionen」とは、通常、長さや幅などの「寸法」の意味で使われるドイツ語ですが、数学などの世界では「次元」の意味でも使われます。ドイツの実力派ソプラノ、マーリス・ペーターゼンはこの「Dimensionen」の言葉の中に私たちを取り巻く全てを内包した4部作として表現。 第1部「Welt 世界」では自然や人間の営み、感情の起伏が歌われ、 第2部「Anders Welt 異世界」では、現世と異世界の境界である薄明の中に現れる、この世のものならぬ存在が歌われます。 第3部「Innen Welt 内なる世界」は夜の闇の中を飛翔する魂が出遭う、夢・幻・憧れを歌います。そして初CD化となる第4部「Neue Welt 新世界」では現世へと回帰し、この世のすべての存在との共生を歌います。 このアルバムの最後には、彼女自身の詩の朗読に続く、自由な編曲が施されたシューベルトの「夕べの歌」が置かれ、ペーターゼンが描き出した壮大な物語がそっと幕を閉じます。
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『音楽のおもちゃ箱 ~ 子供たちのために』 [ザ・ファイヴ・ブラウンズ]
Multiple Piano Recital: 5 Browns (The) - SMETANA, B. / GRIEG, E. / MOZART, W.A. / DEBUSSY, C. (The Little Tin Box)
発売日:2020年12月11日
NMLアルバム番号:Steinway30166
CD 価格:2,250円(税込)
ピアノ・アンサンブルで聴く「モルダウ」「トルコ行進曲」「運命」5人兄妹のピアノ・アンサンブル、ザ・ファイヴ・ブラウンズによる、自分たちの子供の頃の思い出が詰まった作品ばかりを集めたアルバム。シューマンやドビュッシーが子供を主題に書いた作品のほか、彼らのアルバムではお馴染みのアレンジャー、ジェフリー・シュムウェイとグレグ・アンダーソンの編曲によるクラシックの名曲を収録。 彼らの先達ともいえる、1940年代から50年代を中心に活躍したアメリカのピアノ・アンサンブル、ファースト・ピアノ・カルテットの編曲による「スケーターズ・ワルツ」の4台8手版(5人で演奏)は、前作「クリスマス」に続いて再収録です。 子供はもちろん、大人が聴いても楽しく、ノスタルジックな雰囲気たっぷりの一枚。ラストには、デザレーの6才の娘さんによる可愛らしい即興も。
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英雄的なホルン [様々な演奏家]
HEROIC HORN - Best Loved Classical Horn Music
発売日:2020年10月23日
NMLアルバム番号:8.578177
CD 価格:1,200円(税込)
“動物の角”の意味を持つホルン。楽器としての起源は紀元前6世紀に遡ることができます。 スカンジナビア半島では古くから戦場での信号としてブロンズ製の楽器が用いられていた他、狩猟の場では「コルノ・ダ・カッチャ」と呼ばれる楽器が重用されていました。これは、馬上で後ろの仲間に獲物が出たことを知らせるために、コイル状になった円筒管の先端にベルがつけられたシンプルな楽器。主としてフランスで発展し17~18世紀になるとオーケストラに採用され、バルブの開発により音程が調節可能になるなどの発展を遂げて現在に至ります。 このアルバムではバロック、古典派からロマン派までのさまざまなホルンが活躍する作品が選ばれており、楽器の勇壮で華麗な響きを存分に堪能していただけます。
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1979年にミュンヘンで設立されたORFEOレーベル40周年を記念したBOXセット。今回は歴史を彩るピアニストの名演奏を集めた10枚組で、採り上げられた9人のピアニストは、誰もがドイツ古典派をレパートリーの中心に据えており、ミュンヘンを拠点とするORFEOレーベルならではの素晴らしい内容です。 「ピアノの吟遊詩人」の異名を取るハンガリー出身のアンダ、マルグリット・ロン門下でベートーヴェンを得意とするゲルバー、「ウィーン三羽烏」の一人、鬼才グルダ、堅固なベートーヴェン解釈で知られるケンプ、ロマン派から近現代作品を得意とするマイセンベルク、最近リリースされたベートーヴェンのソナタ全集が高く評価されたリフシッツ、オルガニストとしても活躍、古典派作品で誠実な解釈を聴かせるゼーマン、完璧なタッチと確かな表現力で知られるオピッツ、ドイツ音楽の正統な後継者と言われるゼルキン。各々の弾き手の個性を楽しめる選曲が魅力的なBOXです。
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『ヘンリク・シェリング、協奏曲を弾く』
1956-1984 SWRレコーディング
バッハ、ベートーヴェン、ベルク、ブラームス、ラロ、モーツァルト、シューマン、シベリウス、シマノフスキ [ヘンリク・シェリング ほか]SZERYNG, Henryk: Violin Concerto Recordings on SWR - BACH, J.S. / MOZART, W.A. / BEETHOVEN, L. van / SCHUMANN, R. (1956-1984)
発売日:2020年10月23日
NMLアルバム番号:SWR19092CD
CD 5枚組 価格:4,500円(税込、送料無料)
ほとんどが初発売! シェリングの放送用セッション録音による協奏曲集がBOXで登場!品格ある解釈でドイツ音楽の演奏を中心に圧倒的な人気と敬意を集めるヘンリク・シェリング(1918-1988)。南西ドイツ放送(SWR)のアーカイヴより、放送用にセッション録音された協奏曲CD5枚分が一挙登場します。しかも、かつてバーデン=バーデンのモーツァルト録音集でCD化されたK. 216以外は全て初発売という嬉しい内容です。さらに、オリジナルマスターテープより今回のリリースのために全て新たにマスタリングが行われており、シェリング本来の艶のある響きを楽しむことが出来ます。 収録されたレパートリーは、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスといった彼が最も評価されたスタンダードな名曲に加え、スクロヴァチェフスキと共に深い共感を持って臨んだ同郷ポーランドのシマノフスキや、晩年に岩城宏之と共演したシベリウスなど。70年代以降の録音はステレオというのも嬉しいところです。巨匠の深い音楽性と幅広い表現力を満喫できる、ファン垂涎のBOXです。
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Beethovens Welt
ベートーヴェンの世界 1799-1851
革命家と彼のライバル [カザル四重奏団]Chamber Music (String Quartet) - BEETHOVEN, L. van / GYROWETZ, A. / HAYDN, J. / HÄNSEL, P. (Casal Quartet) (Beethoven’s World 1799-1851)
発売日:2020年09月11日
NMLアルバム番号:SM283
CD 5枚組 価格:6,675円(税込、送料無料)
長い歴史の中に突然出現する真の天才は、彼らの活動領域だけではなく広い範囲に影響を及ぼすことが知られています。ケンブリッジ大学ではそんな天才を100人選び出し、世界に与えた影響を研究しています。ベートーヴェンは第27位に選出されており、彼が活躍していた当時から、現代に至るまで、その音楽が人々にどのような影響を与えていたかについても様々な研究がなされています。 このカザル四重奏団による5枚組は、ベートーヴェンの同時代、更には後世への影響という観点から5つの時点を取り上げ、彼の先人であるギロヴェッツやハイドン、ボッケリーニから、シューベルトやツェルニーら彼の次世代の作曲家たち、そしてシューベルトやメンデルスゾーン、シューマンといったロマン派の作曲家たちの作品を並べることで、ベートーヴェンをとりまく音楽界の動向を探っていくというプロジェクト。世界初録音も含む興味深いアルバムです。
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ピアノへのイントロダクション
クリストファー・ノーザム [クリストファー・ノーザム(ピアノ)]Piano Recital: Northam, Christopher - BACH, J.S. / BEETHOVEN, L. van. / HAYDN, J. / MOZART, W.A. / SCHUMANN, R. (An Introduction to the Piano)
発売日:2020年08月14日
NMLアルバム番号:HS950701
CD 価格:2,175円(税込)
このアルバムでは、初心者のためのピアノ曲の中でも特に優れた作品を紹介しています。イギリスのピアニスト、クリストファー・ノーザムの演奏で、バードからドビュッシーまでの3世紀に渡る作曲家を網羅しており、どの年代の学習者にも満足していただけるようなピアノ音楽を厳選収録しました。あまり録音されていない貴重な作品も多いため、より多くのピアノ・ファンにもお楽しみ頂ける内容となっています。 バッハの「メヌエット ト長調」やベートーヴェンの「エリーゼのために」、ブルグミュラーの「25の練習曲」より“アラベスク”と“無邪気”などのピアノ学習者にはお馴染みの有名曲から、パフルスキ「前奏曲 第1番 Op. 100」や、アルカンの「エスキース Op. 63」などのあまり顧みられることのなかった逸品も収録されています。
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『亜麻と炎』 ~ 献身の愛の歌
ブリテン、ヴォルフ、リスト、シューマン、ブラウン [スチュアート・ジャクソン(テノール)/ジョスリン・フリーマン(ピアノ)]FLAX AND FIRE - Songs of Devotion
発売日:2020年07月22日
NMLアルバム番号:ORC100139
CD 価格:1,950円(税込)
ウィグモアホール国際歌曲コンクールや、フーゴー・ヴォルフ・コンクールで入賞を果たしたテノール、スチュアート・ジャクソン。アムステルダム・コンセルトヘボウでマーラーの「大地の歌」、ロンドンでティペットの「我らの時代の子」、シュトゥットガルトで「ドン・ジョヴァンニ」のドン・オッターヴィオなどを歌い、幅広く高い評価を得ています。 このデビュー・アルバムでは「献身の愛」をキーワードに、ヨーロッパの珠玉の歌曲を厳選して収録しました。ピアニストのジョスリン・フリーマンは、これまでも「情熱」や「あこがれ」などをテーマに系統だった選曲のリサイタルを共に開催して来た、信頼できるパートナー。ブリテンの機知と浮遊感、ヴォルフの優しさと官能、リストの情熱、そしてシューマンの献身を鮮やかに伝えています。ラストには、夭逝した英国の作曲家ブラウンの美しい小品も。
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第2回ショパン・フェスティバル
ハンブルク2019
ショパン、クルピンスキ、ペテルソン、
ラフマニノフ、シューマン [トビアス・コッホ(ピアノ)/エレン・ティスマン(ピアノ)/ヤーヌシュ・オレイニチャク(ピアノ)/トマシュ・リッテル(ピアノ)]Piano Music - CHOPIN, F. / SCHUMANN, R. / RACHMANINOV, S. / KURPIŃSKI, K.K. (2nd Chopin Festival Hamburg 2019) (Koch, Tysman, Olejniczak, Ritter)
発売日:2020年06月19日
NMLアルバム番号:8.579068
CD 価格:1,200円(税込)
2018年、ハンブルクで開催された「第1回ショパン・フェスティヴァル」は、モダン・ピアノとヒストリカル・ピアノを用いてショパンを演奏するというコンセプトを掲げた音楽祭。このアルバムはその翌年に開催された2回目の音楽祭の模様を収録した1枚です。 前年はモダン・ピアノの代表として2015年製のスタインウェイが用いられましたが、2019年に演奏されたのは「Shigeru Kawai」の最新モデル。ヒストリカル・ピアノは制作年代による音色の対比を楽しめるように、1832年と1847年製のプレイエルに加え、1872年製のスタインウェイとバラエティに富んだ楽器が選択されています。 2018年にポーランドで開催され、川口成彦が2位に入賞したことで一躍注目が高まった「第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール」の優勝者トマシュ・リッテルを始め、腕に覚えのある奏者たちの競演も聴きどころです。
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フィッシャー=ディースカウ(1925-2012)
〈リート・エディション 第2集〉
ゲーテ、アイヒェンドルフ、デーメルの詩による歌曲集
ロマン派の歌曲集 [フリードリヒ・フィッシャー=ディースカウ]発売日:2020年06月26日
CD 4枚組 価格:2,250円(税込)
フィッシャー=ディースカウによる、ORFEOへの歌曲録音の集大成第2弾!ドイツ・リートの歴史に大きな足跡を残したディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ。1947年ライプツィヒで最初のリサイタルを行い、その翌年にベルリン・ドイツ・オペラのバリトン歌手としてデビュー。1951年には、伴奏ピアニストとして大きな名声を築いたジェラルド・ムーアと歌曲を初めて録音し、以降次々とアルバムをリリース、いずれも高い評価を得ました。 EMIやDGなどのメジャー・レーベルに膨大な録音を行ったフィッシャー=ディースカウですが、ORFEOレーベルにもライヴやセッション録音を数多く残しています。その中から、ドイツを中心としたリートの録音を集めたBOXの第2弾が登場。3人の大詩人に着目したアルバムを中心とし、フィッシャー=ディースカウのプライベート・アーカイヴからCD化されたエンゲルとのストックホルム・ライヴ、ORF(オーストリア放送協会)の協力でリリースされたサヴァリッシュとのザルツブルク音楽祭ライヴ、名手ブラッハーやクレッカーの参加など、興味の尽きない内容となっています。 <リート・エディション第1集…C992205>
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FREMDE HEIMAT - 見知らぬ故郷
ラファエル・フィンガーロス
バリトン・リサイタル [ラファエル・フィンガーロス(バリトン)/サーシャ・エル・ムイジ(ピアノ)]Vocal and Piano Recital: Fingerlos, Rafael / Mouissi, Sascha el - BRAHMS, J. / SCHUBERT, F. / WOLF, H. / STRAUSS, R. / SCHUMANN, R. (Fremde Heimat)
発売日:2020年06月26日
NMLアルバム番号:OC1711
CD 価格:1,950円(税込)
2017年に発売された『Stille und Nacht 静寂と夜』(OC1879)に続く、美声バリトン、フィンガーロスのコンセプト・アルバム。今作の『FREMDE HEIMAT見知らぬ故郷』には、19世紀ドイツ・ロマン派を中心に多く取り上げられた“さすらい人”をテーマにした曲が集められており、聴き手は彼の歌を通して、住み慣れた故郷を後にし、苦しくも楽しい旅を重ねるとともに、深い郷愁を感じるさすらい人のさまざまな感情に共感を抱くことでしょう。 ピアノ伴奏は前作と同じサーシャ・エル・ムイジが担当。最後の曲では2人で編曲を行うなど、フィンガーロスが信頼を寄せるピアニストです。
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デニス・セヴェリン(チェロ)
カメラータ・フランコニア
シューマン、カサド、フォーレ、ラフマニノフ:
作品集 [デニス・セヴェリン(チェロ)/ドリアン・カイルハック(指揮)/カメラータ・フランコニア]Cello and Orchestra Music - SCHUMANN, R. / CASSADÓ, G. / FAURÉ, G. / RACHMANINOV, S. (Severin, Camerata Franconia, Keilhack)
発売日:2020年06月19日
NMLアルバム番号:SM318
CD 価格:1,950円(税込)
エコー賞やグラミー賞受賞者であるチェリストのセヴェリンは長い間、チェロと弦楽合奏のためのロマン派の音楽を録音したいと考えていましたが、この分野のために書かれた曲はハイドンやC.P.E.バッハ、ボッケリーニなどバロックや古典派が多く、理由は不明ですが、いくつかの例外を除いてロマン派の時代には、ほとんどチェロと弦楽合奏のための作品は書かれなくなっていました。17世紀から18世紀に花開いたこのジャンルは、100年後には廃れてしまっていたのです。 本作はシューマンの作品を中心に据えて選曲されていますが、それはシューマンがロマン派を代表する作曲家であり、室内楽や声楽においてもオーケストラ並みの豊穣さと複雑な音色を持つことにセヴェリンが着目したためです。シューマン唯一のチェロとピアノのための5つの民謡風の小品集Op.102は、室内オーケストラと相性がよいと判断し、編曲を委嘱しました。 シューマンの前にはチェロの大家カサドと美しい旋律のフォーレ、後にはラフマニノフのよく知られたヴォカリーズを配置し、ロマンティックな雰囲気のアルバムに仕上がっています。 セヴェリン自身もメンバーであるドイツ、エアランゲンのカメラータ・フランコニアとの演奏です。
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期待の新進演奏家シリーズ/ピアノ
キム・ホンギ リサイタル
(グラナドス、ラヴェル、サンチェス=ベルドゥ、シューマン、ヴァイン) [キム・ホンギ (ピアノ)/ブレトン弦楽四重奏団]Piano Recital: Kim, Honggi - GRANADOS, E. / RAVEL, M. / SÁNCHEZ-VERDÚ, J.M. / SCHUMANN, R. / VINE, C.
発売日:2020年04月10日
NMLアルバム番号:8.574232
CD 価格:1,200円(税込)
2018年に開催された「ハエン国際ピアノ・コンクール」の優勝者キム・ホンギ。1991年韓国生まれの彼は、これまでにも数多くのコンクールに出場、優秀な成績を収めています。 「ハエン国際ピアノ・コンクール」は1956年からスペインで開催されている歴史あるコンクール。1970年代に国際コンクールとなり、レベルの高い戦いを勝ち抜いた優勝者は、すぐさま世界中での活躍を約束されています。予選曲目には、必ず新作が委嘱されることでも知られており、2018年の課題曲にはスペインの現代作曲家サンチェス=ベルドゥの「鏡の庭」が用意され、各コンテスタントが腕を競いました。 ホンギは優勝記念のアルバムのために「鏡の庭」を含む様々な作品を周到に用意し、瞑想的なヴァインのソナタの美しさを紹介するなど、自身の才能を存分に披露しています。なかでもシューマンは彼が最も得意とする作曲家で、最後に置かれた五重奏曲での伸び伸びとした演奏は、聴き手の耳を魅了します。
収録作曲家:
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-★『レコード芸術』特選盤(2020年6月号)★-
『PARADISE LOST ~ 失楽園』
様々な地域と時代における、楽園と追放の歌 [アンナ・プロハスカ (ソプラノ)、ジュリアス・ドレイク (ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Prohaska, Anna - SCHUBERT, F. / RACHMANINOV, S. / WOLF, H. (Paradise Lost)
発売日:2020年04月10日
NMLアルバム番号:ALPHA581
CD国内仕様 日本語解説付き 価格:2,970円(税込)
プロハスカが描く、楽園と追放の物語特に近・現代音楽の解釈と歌唱で高い評価を得ながら、持ち前の高い感性で古楽の世界にまで鋭く切り込むアンナ・プロハスカが描く『失楽園』。楽園でのアダムとイヴ、その堕落と追放の物語、あるいはそれに触発された歌曲を収録しています。ロマン派から近代、そして20世紀に至る各時代から独自の選曲を行っており、歌詞も仏・独・英・露と4ヵ国語に及ぶもの。圧倒的な充実度で、プロハスカの企画力、歌唱力、言語力と、現在の彼女が持てる実力が余すところなく発揮された、聴き応え十分のアルバムです。
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『ピアノの巨匠たち』[11枚組 BOX]
(バッハからショスタコーヴィチまで、ピアノの大作曲家たちの作品を集めて) [エドナ・ステルン(ピアノ)、フランソワ=フレデリック・ギイ(ピアノ)、アレクサンダー・ロンクヴィヒ(ピアノ)、ネルソン・ゲルナー(ピアノ)、エリック・ル・サージュ(ピアノ)、アンナ・ヴィニツカヤ(ピアノ)、クシシュトフ・ウルバンスキ(指揮) 北ドイツ放送エルプフィル、イヴァン・ルーディン(ピアノ) クレメラータ・バルティカ、オメール・メイア・ウェルバー]発売日:2020年03月13日
CD 11枚組 価格:4,500円(税込、送料無料)
ベストセラーを惜しげもなく投入!
ALPHAレーベルにおけるピアノ芸術の集大成Alpha Classics(一部はZig-Zag Territoires)レーベルで制作されたアルバムから、ピアノの大作曲家たちそれぞれが1枚に収録されたアルバムを選んだ11枚組のBOX。バッハに始まりショスタコーヴィチに終わる11人の作曲家たちの代表作を、時代を追って聴くことの出来る趣向になっています。 古楽や古楽器の印象が強いAlphaですが、ここではレーベルを代表するモダン・ピアノの名手たちのアルバムが揃えられており、いずれもベストセラーばかりとなっています。どれを取っても素晴らしい演奏内容と企画性。ピアノ・ファン垂涎のセットと言えるでしょう。 -
イェルク・デームスによる
室内楽作品集
(ベートーヴェン、デームス、J.S.バッハ、シューマン、ドヴォルザーク) [イェルク・デームス(ピアノ)/トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(ヴァイオリン)]Violin and Piano Recital: Irnberger, Thomas Albertus / Demus, Jörg - BACH, J.S. / BEETHOVEN, L. van / DEMUS, J. / DVOŘÁK, A. / SCHUMANN, R.
発売日:2020年03月20日
NMLアルバム番号:Gramola99203
SACD-Hybrid 3枚組 価格:2,700円(税込)
パウル・バドゥラ=スコダとフリードリヒ・グルダとともに「ウィーン三羽烏」と呼ばれたピアニスト、イェルク・デームス。このアルバムには、彼の室内楽奏者としての活動が収録されています。 そして、デームスは優れたピアニストであっただけではなく、作曲家としてもいくつかの作品を残しています。とはいえ、彼が作曲を手掛けたのは晩年になってからで、ウィーンの伝統とフランス印象派の作風が融合されたこれらの作品は彼の親しい友人だけに公開されており、どの曲もほとんど演奏されたことがありません。今回、このアルバムには3曲のデームス作品が収録されており、自然を賛美した色彩豊かな音楽は、聴き手を引き付ける存分な魅力を有しています。 全ての作品でヴァイオリンを演奏しているのは、ザルツブルク出身の若きヴァイオリニスト、イルンベルガー。デームスの信頼が厚く、このアルバムの収録曲以外にも数多くの共演を行い、見事な演奏を聴かせています。
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Sculptures
サクソフォン編曲集 [アニマ・デュオ]Chamber Music - FRANÇAIX, J. / SCHUMANN, R. / BACH, J.S. / HINDEMITH, P. / FALLA, M. de (Sculptures) (Anima Duo)
発売日:2020年03月06日
NMLアルバム番号:IBS-32014
CD 価格:2,250円(税込)
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ママと子供のためのピアノアルバム
高木 梢(ピアノ) [高木 梢(ピアノ)]Piano Recital: Takagi, Kozue - DEBUSSY, C. / GILLOCK, W. / MOZART, W.A. / ODA, Kazumasa / SATIE, E. / SCHUMANN, R. (Piano Album for Moms and Kids)
発売日:2020年03月13日
NMLアルバム番号:LPDCD006
CD 価格:1,100円(税込)
宮崎県生まれ。東京学芸大学大学院修了。本格的なクラシック音楽からポピュラー音楽まで幅広く手がけつつラジオやテレビ番組にも登場する等、多方面で活動を展開。三人の子の母として“ママ・ピアニスト”と呼ばれ親しまれています。(というのは一つの顔で、現在、バンドEl Cielo 2020にてクラシック・ジャズ界の猛者たちと超絶のサウンドを繰り広げている!) 本作は子育てをするママや小さな子供たち、また胎教に向けて選曲した全6曲のミニ・アルバム。高鳴りを優しく抑えた、透明感のあるピアノが響きます。ジャケット装丁は絵本「おかあさん」などでおなじみのイラストレーター江頭路子さんが担当。
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Widmung(献呈)
小田 裕之(ピアノ) [小田 裕之(ピアノ)]Piano Recital: Oda, Hiroyuki - DEBUSSY, C. / LISZT, F. / JANACEK, B. / SCHOENBERG, A. / SCHUMANN, R. / SUK, J. (Widmung)
発売日:2020年03月13日
NMLアルバム番号:LPDCD007
CD 価格:2,500円(税込)
小田裕之は札幌市出身のピアニスト。桐朋学園大学音楽学部を首席で卒業。NTT docomo賞受賞。同大学研究科を経てプラハに留学し、2003年に帰国。シマノフスキ、スク(スーク)をはじめとした東欧作品のスペシャリストとして知られる他、多彩な活躍を誇っています。 このアルバムには西欧の作品が多く収録されていますが、ところどころヤナーチェクやスクなどの得意曲もはさまれており、いずれの曲でも研究肌の確固たる強さを感じさせるだけではなく、技術的洗練と詩的な音楽表現が溢れています。冒頭の「イゾルデ愛の死」の強烈な響き、「おやすみ」「トロイメライ」「子守歌」の優しい歌い口など印象的な瞬間に彩られた魅力的な演奏をお楽しみください。
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風の記憶
原 永里子(チェロ) [原 永里子(チェロ)]Cello Recital: Hara, Eriko - BACH, J.S. / ELGAR, E. / FAURÉ, G. / MENDELSSOHN, Felix / PARADIS, M.T. von / SCHUMANN, R. (Remembering Wind)
発売日:2020年03月13日
NMLアルバム番号:LPDCD013
CD 価格:2,750円(税込)
……「風の記憶」はこのCDのために書き下ろされた新曲で、女性作曲家の森田花央里さんによる作品です。元々この曲には題名が付けられていませんでした。何度も演奏を重ねる中で、低音から始まり徐々に高音のメロディーへと向かう様が、大自然に吹く風が人生の記憶を思い起こさせてくれるように感じ、「風の記憶」と名付けました。音楽というと普段私たちは高い音のメロディーを想像しますが、この曲はチェロならではの低音が存分に表現された曲となっています。メロディーがマイナー(短調)でアンニュイな雰囲気を持って現れ、そして徐々に目覚めていくようなフレーズの後に、同じメロディーが今度はメジャー(長調)の明るい日差しの中で登場します。
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〈クライスラー 録音全集 第9集〉
クライスラー(1875-1962):
1927年-1928年
(コレッリ、シューマン、ビゼー、アルベニス、ファリャ、ドホナーニ、クライスラー) [フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン) 他]KREISLER, Fritz: Complete Recordings, Vol. 9 (1927-1928)
発売日:2020年02月28日
NMLアルバム番号:8.111410
CD 価格:1,200円(税込)
1925年、電気式録音によるSPレコードが発売されたとき、クライスラーはまだ活動の絶頂期にありました。この第9巻には1927年から1928年にかけての一連の録音を収録。当時52歳のクライスラーの円熟した技巧と美しい音色が余すことなく捉えられています。 アルバムには自作の「ジプシー・カプリース」の最初の録音や、1928年ニューヨークで録音が行われたエルネー・ドホナーニの大曲「ハンガリー牧歌」の他、彼の弟フーゴを伴いベルリンで録音された、一連のピアノ三重奏曲版の演奏も聴くことができます。
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完璧なピアノ
Best Loved Classical Piano Music [さまざまな演奏者]PERFECT PIANO - Best Loved Classical Piano Music
発売日:2020年02月28日
NMLアルバム番号:8.578180
CD 価格:1,200円(税込)
コンサート会場に鎮座するピカピカのグランドピアノから、パブやバーでエンターテインメントを提供する、少々音の狂ったアップライトピアノまで、ピアノは全ての楽器の中で最も普遍的な人気を持つ楽器です。もちろん作品数も多く、チェンバロからピアノへと移行した古典派以降のほとんどの作曲家がピアノを用いた作品を書いています。 ベートーヴェンの「エリーゼのために」で幕を開けるこのアルバムは、ショパン、リスト、ラフマニノフ、サティなどピアノ曲を楽しむ上ではなくてはならないレパートリーを集めました。
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…con alcune licenze
サクソフォンとピアノのための作品集
(シューマン、ヒンデミット、デザンクロ、フランク) [ペドロ・パブロ・カマラ・トルドス(サクソフォン)/カミラ・ケーンケン(ピアノ)]Saxophone and Piano Recital: Toldos, Pedro Pablo Cámara / Köhnken, Camilla - SCHUMANN, R. / HINDEMITH, P. / DESENCLOS, A. (…con alcune licenze)
発売日:2020年02月21日
NMLアルバム番号:IBS-42015
CD 価格:2,250円(税込)
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RE FORMATION [ダニエル・フランケル(ヴァイオリン)、サミュエル・コッピン(チェロ)、イルヴァ・ラースドッテル(ヴァイオリン)、ジョン・アクセルソン(トランペット)、トム・ポールソン(トランペット)、サイモン・クロフォード=フィリップス(指揮、ピアノ)ヴェステロース・シンフォニエッタ]
Orchestral Music - MENDELSSOHN, Felix / BACH, J.S. / SCHUMANN, R. / DEBUSSY, C. (Reformation) (Västerås Sinfonietta, Crawford-Phillips)
発売日:2019年12月27日
NMLアルバム番号:dBCD187
CD 価格:2,250円(税込)
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ヴァリエーションズ
様々な変奏曲集
(クララ・シューマン、ロベルト・シューマン、ブラームス、メンデルスゾーン、ミューリー、アイヤー) [ミシュカ・ラシュディ・モメン(ピアノ)]Piano Recital: Rushdie Momen, Mishka - SCHUMANN, C. and R. / BRAHMS, J. / MENDELSSOHN, Felix / MUHLY, N. / IYER, V. (Variations)
発売日:2019年12月13日
NMLアルバム番号:SOMMCD0603
CD 価格:2,025円(税込)
1992年ロンドン生まれの新世代ピアニスト、モメンのSOMM RESORDINGSへのソロ・デビュー・アルバム。 モメンはロンドンのギルドホール音楽院の卒業生で、リチャード・グードやアンドラーシュ・シフに師事。アルバム・タイトル「VARIATIONS」は“変わるもの、変わらないものへの問いかけである”と考えるモメンが選んだ曲は、シューマン夫妻の作品を中心に、二人を巡るメンデルスゾーン、ブラームスなどロマン派の作品から、モメン自身が2人の現代作曲家に委嘱し、2019年に完成した作品までと多彩なもの。 その中の1曲を書いたニコ・ミューリーは2018年にメトロポリタン歌劇場でオペラ「マーニー」が初演され、日本でもライブ・ビューイングで話題になった作曲家。もう一人の作曲家アイヤーは、ニューヨークで活躍するジャズ・ピアニスト。現代作品とロマン派作品の融合が興味深い1枚です。
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関根悠乎(クラリネット)、渡辺かや(ハープ)
『メッセージ』 [関根悠乎(クラリネット)、渡辺かや(ハープ)]Clarinet and Harp Music - Sekine, Yuko / Watanabe, Kaya - DEBUSSY, C. / MASSENET, J. / RAVEL, M. / SATIE, E. / HANDEL, G.F. / BACH, J.S. (Message)
発売日:2019年12月20日
NMLアルバム番号:YSC0002
1)
CD国内盤 価格:2,750円(税込)
クラリネットとハープで紡ぐ 珠玉のクラシック名曲集ソロ・クラリネット奏者として各方面で活躍する、関根悠乎のセカンド・アルバム。阪神淡路大震災のあるチャリティーコンサートで、その素晴らしさを実感して以来大切にしてきたハープとのアンサンブルという形で、クラシックの名曲を収録しました。彼女が絶大な信頼をおいている渡辺かやとの息の合ったデュオで、曲の美しさを十二分に引き立てる素晴らしい演奏を聴かせています。ラストには、関根悠乎自身がバッハの平均律クラヴィーア第1巻第1番プレリュードを元に作詞・作曲し、リサイタルではアンコールで必ず演奏する「Message」を収録。 「誰もが一度は聴いたことのあるクラシックの名曲というのは、本当に美しく芸術的な曲だからこそ、名曲として語り継がれる曲です。そして、フルートとハープの二重奏曲はたくさんありますが、私はクラリネットとハープも同じように、あるいは全く違う魅力で、素晴らしく芸術的なアンサンブルができることを知っています。見た目は地味ですが、柔らかい木の独特な温もりのあるクラリネットは、華やかな装いで元気にしてくれるというよりは、ゆっくり隣で寄り添って話を聞いてくれる、そんな存在なのだと思います。 収録している18曲のクラシック作品のうち、1曲でもあなたの心に届いて、一緒に生きていこうと、ささやいてくれる曲が見つかりますように。」 ~関根悠乎(ライナーノーツより)
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11-12世紀に活躍した女性作曲家ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの清冽な単旋律によるレスポンソリウム(独唱と合唱が交互に歌い交わす方式)から、現代気鋭の作曲家アルネセンの作品まで、およそ900年に渡る膨大な合唱レパートリーの中から選りすぐった傑作選。 ルネサンス期の精緻な対位法が美しい無伴奏合唱曲やマドリガーレ、バロックから古典派にかけてのヴィヴァルディやモーツァルト、ベートーヴェンらの整った形式を持つミサ曲やカンタータ、イタリア・ロマン派のケルビーニやドニゼッティによるオペラを思わせる華やかな曲、シューマン、ブラームスをはじめとしたドイツ・ロマン派と東欧作曲家たちの詩情豊かな作品を経て多様な作風に至る現代へ。 人の声の持つ温かさと力強さを伝える合唱芸術の素晴らしいコレクションです。
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SAGA
シューマン、レーヴェ、イェンゼン、シューベルトの伝説世界 [コンスタンティン・クリンメル(バリトン)/ドリアナ・チャカローヴァ(ピアノ)]Vocal Recital (Baritone): Krimmel, Konstantin - SCHUMANN, R. / LOEWE, C. / JENSEN, A. / SCHUBERT, F. (Saga)
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:ALPHA549
CD 価格:2,325円(税込)
1993年、ドイツ生まれの若手バリトン歌手、コンスタンティン・クリンメルが歌う「サーガ=神話・叙事詩」と題されたバラード集。どの歌も大きな起伏と劇的な展開を持ち、歌い手の技量を披露するにはぴったりの題材です。 冒頭に置かれているのはバラードの大家レーヴェの作品。詩人トムが妖精の女王に心惹かれる様子が、チャカローヴァが奏でる美しいピアノの伴奏で表情豊かに歌われるこの曲は、壮大な物語が詰まったアルバムの幕開けにはぴったり。幸せな結末を迎える作品からバッドエンドの作品まで、物語は多種多様。クリンメルは曲にあわせて絶妙に歌い方を変えながら音による物語を綴っていきます。 クリンメルとチャカローヴァは長年共演を重ねており、幅広いレパートリーを披露していますが、とりわけリートの演奏では高い評価を受けています。クリンメルは将来有望の若い歌手に与えられる権威ある「ヘルムート・ドイチュ賞」の2019年受賞者。最も将来が期待される歌手の一人です。
収録作曲家:
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Le promenoir des amants -
恋人たちの散歩道 [マリー=ロール・ガルニエ(ソプラノ)/セリア・オネト=ベンサイド(ピアノ)/マリルー・ジャカール(メゾ・ソプラノ)/クーナル・ライリー(ピアノ)/ジャン=クリストフ・ラニエス(バリトン)/ロマン・ルーヴォー(ピアノ)/アレックス・ローゼン(バス)/ミハウ・ビエル(ピアノ)]Vocal Music - CAPLET, A. / DEBUSSY, C. / RAVEL, M. / SCHUBERT, F. (Le promenoir des amants) (Garnier, Jacquard, Lanièce, Rosen)
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:LBM021
CD 価格:2,400円(税込)
パリ近郊の静かな場所にあるロワイヨーモン修道院は、年間を通じて若い歌手たちの活動を支援し、コンサート会場と演奏機会を提供しています。とりわけ、オルセー美術館の協力のもと、ビジュアルアートと音楽を結び付ける試みには積極的に取り組んでいます。B Recordsではこのロワイヨーモン修道院の活動に賛同し、開催されたコンサートの録音を行い、素晴らしい活動の普及に努めています。 このアルバムには、ドイツ古典派のバラードからドビュッシー、ラヴェルなど印象派の歌曲、後期ロマン派のツェムリンスキーの作品まで、幅広い時代の歌曲が収録されています。ガルニエのしっとりとした歌声、ジャカールのユーモラスな「博物誌」、切ない恋心溢れるラニエスの甘い声、迫力たっぷりのローゼン。各々の歌手たちの表現力豊かな歌唱をお楽しみください。
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Ascent
ヴィオラとピアノのための作品集 [マシュー・リップマン(ヴィオラ)/ヘンリー・クレイマー(ピアノ)]Viola and Piano Recital: Lipman, Matthew / Kramer, Henry - ASSAD, C. / BOWEN, Y. / KNOX, G. / SCHUMANN, R. (Ascent)
発売日:2019年10月25日
NMLアルバム番号:CDR90000-184
CD 価格:2,025円(税込)
アメリカの若いヴィオラ奏者、マシュー・リップマンの「Ascent」。このデビュー・アルバムは、彼の亡くなった母親に捧げられており、ゆったりとした美しい曲ばかりが選ばれています。なかでもショスタコーヴィチの即興曲は長らく行方不明になっていた作品(作品番号33は付随音楽「呼応計画」に付けられている)で、モスクワ国立公文図書館から発見された楽譜により世界初録音がなされています。また、ワックスマンの「カルメン幻想曲」も、ヴィオラで演奏されるのはこれが初めての録音となります。 ニューヨークタイムズ紙で「豊かな音色とエレガントなフレージング」と評されたリップマンの素晴らしい技巧と音楽性が存分に発揮されています。
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ズイル・ベイリー(チェロ)
シューマン(1810-1856):
チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
ブラームス(1833-1897):
二重協奏曲 イ短調 Op.102 他 [ズイル・ベイリー(チェロ)/フィリップ・クイント(ヴァイオリン)/ロビン・オニール(指揮) フィルハーモニア管弦楽団/グラント・ルウェリン(指揮) ノースカロライナ交響楽団]SCHUMANN, R.: Cello Concerto / BRAHMS, J.: Double Concerto (Quint, Bailey, North Carolina Symphony, Llewellyn)
発売日:2019年10月25日
NMLアルバム番号:Steinway30123
CD 価格:2,250円(税込)
名手ズイル・ベイリーによる名作協奏曲1972年生まれのアメリカのチェリスト、ズイル・ベイリー。2016年にナクソス・レーベルからリリースされたドアティの作品集(8.559798)にソリストとして参加し、第59回グラミー賞にて見事Best Classical Instrumental Soloを受賞したことも記憶に新しいところ。 今回のアルバムでは、2009年から開催されているウィンブルドン音楽祭の第10回を記念して演奏されたシューマンのチェロ協奏曲を、ブロッホとブルッフの2曲と共にヘンリー・ウッド・ホールにて改めてセッション録音して収録しています。さらに、2016年にヴァイオリニスト フィリップ・クイントとの共演で行われたブラームスの二重協奏曲の熱いライヴも追加し、たいへん聴き応えのあるアルバムとなりました。
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アーリー・ピアノ
~ フォルテピアノ・歴史的ピアノによる21世紀の精選名盤集
[10枚組BOX] [インマゼール、リュビモフ、ル・サージュ、スホーデンヴルト、パシチェンコ ほか]発売日:2019年09月27日
CD 10枚組日本語帯付き 価格:4,800円(税込、送料無料)
ALPHAならでは! 作曲当時の響きに迫る古楽器ピアノの音色を楽しむ、特別価格の好企画BOXALPHAとZig-Zag Territoiresからリリースされた膨大なカタログから、現代ピアノとは違う、作曲家たちが知っていた18~19世紀当時のフォルテピアノ・歴史的ピアノで録音された重要盤を集めた10枚組BOX。使用楽器は個々それぞれに全く違う楽器と言っても過言ではないほどですが、演奏者はどのアルバムでも演奏作品に最適な楽器を厳選、どのアルバムでも作曲家自身が聴き知っていた音のイメージに肉薄してみせています。 演奏者もインマゼール、リュビモフ、ル・サージュ、スホーデンヴルト、パシチェンコなど、楽器ごとに最適な歴史的奏法でずばぬけた解釈を体現してきた新旧世代の一流ぞろい。シューベルト作品に寄り添うヴァルター・モデルの響きからチェンバロ風のジルバーマン・モデルによるC.P.E.バッハ、曲中の隠れた面白さに次々と気づかされるハイドン演奏、楽器のスペックすれすれに攻めるスリルがたまらないプレイエルでのリストまで、このBOXひとつで歴史的ピアノの多彩さと深さが概観できる、よく練られた決定盤的内容になっています。
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Rendez-vous with Martha Argerich
~ランデヴー・ウィズ・マルタ・アルゲリッチ
アルゲリッチ・ウィズ・フレンズ
2018ハンブルク・ライヴ[7枚組BOX] [マルタ・アルゲリッチ(ピアノ) ほか]発売日:2019年09月13日
CD 7枚組日本語帯付き 価格:7,275円(税込、送料無料)
2018年夏のハンブルクを沸かせた、豪華アーティストの饗宴2018年の夏にドイツのハンブルクで行われた、アルゲリッチと豪華な仲間たちによるライヴを集めた7枚組のアルバム。マイスキー、ハンプソン、コヴァセヴィチ、ジルベルシュテイン、パパヴラミといった大御所から、ボジャノフ、ホッス=レゴツキ、コヌノヴァ、ワイラースタインなど世界中が注目する若手まで登場。毎回のことながら、アルゲリッチの一声で集まるアーティストの層の厚さ、豪華さには驚かされます。 日本からは諏訪内晶子と酒井茜が参加。大物たちの競演をじっくりと堪能する6枚と、アルゲリッチの娘アニーの語りで楽しむ「動物の謝肉祭」と情熱的な南米音楽を味わう7枚目という、聴き応えたっぷりのBOXです。白黒ながら写真も満載の約100ページに及ぶ欧文ブックレット入り。
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CONRRASTS クラリネット三重奏曲集 [シャロン・カム(クラリネット)/オリ・カム(ヴィオラ)/マタン・ポラット(ピアノ)]
Chamber Music - MOZART, W.A. / SCHUMANN, R. / BRAHMS, J. / BARTÓK, B. / RECHTMAN, I. (Contrasts) (S. and O. Kam, P. Matan)
発売日:2019年09月20日
NMLアルバム番号:C983191
CD 価格:2,325円(税込)
1992年にミュンヘン・コンクールに優勝し、その後、世界的な活躍を続けている女性クラリネット奏者シャロン・カムのOrfeoデビュー・アルバム。 弟のヴィオラ奏者オリ・カムと、イスラエル出身のピアニスト、マタン・ポラットとともに様々な時代の「クラリネット三重奏曲」を収録した1枚は、モーツァルトの「ケーゲルシュタット・トリオ」で始まり、抒情的なシューマンの「おとぎ話」、渋い美しさを湛えたブラームスを経て、バルトークがベニー・グッドマンのために作曲したジャズ風の「コントラスツ」とレヒトマンの「Jazzical」に至るという独創的、かつ魅惑的なプログラム。3人の奏者たちの個性がぶつかり合いながら、見事に融合することで素晴らしい音楽が生まれています。
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福間洸太朗が弾く、「蜜蜂と遠雷」高島明石インスパイアード・アルバム!第156回直木賞&2017年本屋大賞をダブル受賞した恩田陸『蜜蜂と遠雷』がついに実写映画化! 映像化不可能と言われたこの作品で松坂桃李演じる高島明石のピアノ演奏を担当するのは、福間洸太朗。ベルリンを拠点に国際的な活躍を続ける福間が、家庭を持つ生活者・高島明石の情熱に思いを巡らせて、コンクールに挑戦するピアノの音を作り上げました。小説での第一次予選第一曲「J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第2番」の寄り添うような祈りから、映画で使用される藤倉大の書き下ろし「春と修羅」まで、優しさと愛情あふれる音楽を届けます。
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ザ・ライプツィヒ・サークル Vol.1
ファニー、クララ、
ロベルトとフェリックスによる室内楽 [ロンドン・ブリッジ三重奏団]Chamber Music (Piano Trio) - MENDELSSOHN-HENSEL, F. / SCHUMANN, C. / SCHUMANN, R. (The Leipzig Circle Vol. 1) (London Bridge Trio)
発売日:2019年09月20日
NMLアルバム番号:SOMMCD0199
1)
CD 価格:2,160円(税込)
メンデルスゾーン、シューマン。2人の傑出したロマン派の巨匠と、それぞれの姉、妻の作品を併せたユニークな1枚。 19世紀半ばのヨーロッパでは、女性作曲家の地位は確立されておらず、彼女たちの弟や夫と同等にみられることは全く考えられませんでした。しかしクララは演奏家として夫ロベルトを助けながら、いくつかの作品を発表、またファニーも結婚後に作曲を続け、作品を弟フェリックスの名前で出版するなど、音楽家としての活動を続けていたことが知られており、このアルバムに収録された様々な作品を聴けば、彼女たちがいかに優れた才能を持っていたかを改めて気づかせてくれることでしょう。
収録作曲家:
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BEST LOVES Classical cello music
Charming Cello - 魅惑的なチェロ [さまざまな演奏家]CHARMING CELLO
発売日:2019年08月30日
NMLアルバム番号:8.578173
CD 価格:1,200円(税込)
チェロの起源は、恐らく中央アジアかインドで生まれた撥弦楽器に端を発し、アラブの貿易路を通ってヨーロッパに到達したとされています。やがて楽器は発展し、18世紀中ごろに現在の形にほぼ落ち着いたようです。とはいえ、19世紀には大きな音が求められるようになり、これまで用いられてきたガット弦(羊の腸)から金属弦が採用されるなど、細かい改造が加えられ、今に至っています。ソロとしてだけでなく、アンサンブルでも強い存在感を示し、その深く美しい音色は広く愛されています。 このアルバムにはヴィヴァルディからグッドールまで、およそ300年間に渡って書かれた魅惑的な作品が集められています。
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BEST LOVES Classical viola music
Vivid Viola - 躍動的なヴィオラ [さまざまな演奏家]VIVID VIOLA
発売日:2019年08月30日
NMLアルバム番号:8.578186
CD 価格:1,200円(税込)
ヴァイオリンほど華やかではなく、チェロのような存在感はなく、コントラバスのようにジャズなどでも活躍することはなく、とにかく「地味な弦楽器」として扱われてしまうヴィオラ。しかし豊かな表現力と、味わい深い音色を持ち、オーケストラの中でも「中音域を支える立役者」として大切な役割を担っています。古典派以前の時代には、ヴァイオリンやチェロのようには独奏楽器として扱われることはあまりありませんでしたが、20世紀になると自らが優れたヴィオラ奏者だったヒンデミットを筆頭に、「ヴィオラのための作品」は数多く書かれており、現代ではコンサートホールでも中心的役割を果たすことができるようになりました。 このアルバムではテレマンからウォルトンまで、多彩な作曲家によるヴィオラ作品を聴くことができます。
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ウィーンへのオマージュ
19世紀初頭、ウィーンで作曲されたピアノ曲集 [エレナ・ガポネンコ(ピアノ)]Piano Recital: Gaponenko, Elena - SCHUMANN, C. and R. / SCHUBERT, F. / DIABELLI, A. / BEETHOVEN, L. van (Hommage à Vienne)
発売日:2019年06月21日
NMLアルバム番号:OC1707
CD 価格:2,080円(税込)
ピアノ、チェロの2つの楽器を弾きこなすエレナ・ガポレンコ。ロシア生まれの彼女の目を通して描かれる1815年から1840年頃のウィーンの音楽集は、ウィーンという都市が音楽の首都であり、世界中の音楽家の憧れの街であることを教えてくれます。 アルバムはクララ・シューマンの夢見るようなスケルツォとロマンスで始まり、ウィーンを象徴するシューベルトの作品から、出版業者ディアベリがとりまとめた「当時、ウィーンで活躍していた音楽家たち」の作品を経て、ベートーヴェンの珍しいポロネーズをはさみ、最後はシューマンの「ウィーンの謝肉祭の道化」で幕を閉じるというストーリー性豊かな選曲になっています。
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シューマン、グリーグ、ブラームス、ベルク:
ピアノ作品集 [アラスデア・ビートソン(ピアノ)]SCHUMANN, R.: Abegg Variations / GRIEG, E.: 4 Piano Pieces / BRAHMS, J.: Piano Sonata No. 1 / BERG, A.: Piano Sonata (Beatson)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD086
6)
CD 価格:2,160円(税込)
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パイネマン(1937-):
1952-1965年
南西ドイツ放送スタジオ録音集[5枚組 BOX] [エディト・パイネマン]Chamber Music and Violin Concertos - DVOŘÁK, A. / BARTÓK, B. / PFITZNER, H. / SIBELIUS, J. (The SWR Studio Recordings) (E. Peinemann) (1952-1965)
発売日:2019年04月19日
NMLアルバム番号:SWR19074CD
1)
CD 5枚組 価格:4,800円(税込、送料無料)
感涙! パイネマン最初期の録音が一挙登場!公式録音数が極端に少なく、幻のヴァイオリニストとも呼ばれるパイネマンが、1952年から65年に南西ドイツ放送で行った放送用スタジオ録音が一挙BOX化。いずれもメディアとして公式に発売されるのは今回が初めてとなり、ファンにとって大いに歓迎されるものとなるでしょう。 その内容も注目に値するもので、父親ロベルト・パイネマン(エディトの生地マインツのオーケストラでコンサートマスターを務めていました)のピアノ伴奏による初々しいバロックと、早熟の片鱗をうかがわせるレーガーとヒンデミットという、15~16歳の最初期の録音も収録しています。得意としたシベリウスなどの協奏曲を二十代の瑞々しい演奏で堪能することが出来るもの魅力。またロスバウトが振るプフィッツナーは彼の最後の演奏・録音となっており、巨匠はこの直後12月29日に亡くなっています。 ちなみにレーベルの資料によると、初期の録音ではチェコに近いクリンゲンタールのフィエカー製ヴァイオリン、あるいは1720年頃ロンドンのダニエル・パーカー製作の楽器を使用しており、1965年には1732年製グァルネッリ(Guarneri del Gesù)を入手したとのことです。SWRが保有するマスターテープから最新のリマスターが行われており、モノラルながらたいへん聴きやすい音となっています。
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「OUTSTANDING OBOE=傑出したオーボエ」。OUTSTANDINGには「目立つ」という意味もあり、まさにオーボエのユニークな音色そのままの楽しい1枚となっています。もともとは古代ギリシャの伝説に登場するマルシュアス(半人半獣の精霊)が吹いた縦笛が原型とされる楽器にさまざまな改良を加え、17世紀頃に登場したという楽器であり、弦楽器だけで構成されていたオーケストラに初めて入った楽器ともされています。 バロック期にはとりわけイタリアの作曲家たちに愛され、楽器の表現力を最大に生かした数々の名曲が生まれました。このアルバムでは、バロック期から近現代の名曲が集められています。
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Themes and Variations - 主題と変奏 [ガイ・ジョンストン(チェロ)/トム・ポスター(ピアノ)/ジェームズ・ギルクリスト(テノール)]
Cello and Piano Recital: Johnston, Guy / Poster, Tom - BEETHOVEN, L. van / SCHUMANN, R. / FAURÉ, G. / MENDELSSOHN, Felix (Themes and Variations)
発売日:2019年03月22日
NMLアルバム番号:ORC100095
CD 価格:2,080円(税込)
2000年の「BBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー・コンペティション」で初めて出会ったチェリスト、ジョンストンとピアニスト、ポスター。以来、親しい友人として頻繁にコラボレーションを重ねるうちに、お互いを深く理解しあい、芸術性を高め合ってきたといいます。 今回の彼らのアルバムは「変奏曲」をテーマに、様々な作品を集めたもの。3曲の変奏曲の他には、作曲家に関連した曲や、同じ時代の曲など、各々関係性の高い作品が選ばれています。シューベルトの「流れの上で」には名テノール、ギルクリストが参加。美しい歌唱でアルバムに華を添えています。
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ホルツマイアー(バリトン)
「不思議な角笛」歌曲集 [ヴォルフガンク・ホルツマイアー(バリトン)/テレーゼ・リンドクヴィスト(ピアノ)]Vocal Recital: Holzmair, Wolfgang - MENDELSSOHN, Felix / SCHUMANN, R. / BRAHMS, J. / MAHLER, G. / ZEISL, E. (Wunderhornlieder)
発売日:2019年02月22日
NMLアルバム番号:WWE1CD60024
CD 価格:2,100円(税込)
オーストリア、ザルツブルク近郊の街、フェックラブルック出身のバリトン歌手ホルツマイアー。オペラ、オペレッタ歌手として世界中の舞台で活躍するだけでなく、ザルツブルク・モーツァルテウム大学のリート・オラトリオ科教授としても多くの後進を育てています。 1952年生まれということもあり、2014年には引退表明を出していますが、この2011年のリサイタルでは熟練の歌唱を披露。アルニムとブレンターノが編纂した詩集「不思議な角笛」を題材にしたメンデルスゾーンから近代作曲家までのさまざまな歌曲、その歌唱からは、リート歌手としての幅広いレパートリーと、彼が歩んできた確かな足跡が感じられます。
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DEEP LIGHT
クラリネットとピアノのための作品集 [クリスト・バリオス(クラリネット)/アンドリュー・ウェスト(ピアノ)]Clarinet and Piano Recital: Barrios, Cristo / West, Andrew - WEBER, C.M. von / FINZI, G. / VAUGHAN WILLIAMS, R. / SCHUMANN, R. (Deep Lights)
発売日:2019年01月25日
NMLアルバム番号:IBS-42018
CD 価格:2,250円(税込)
古典派、ロマン派から現代まで幅広いレパートリーを持つクラリネット奏者バリオスと、長く共演を務めるピアニスト、ウェストによる想像力に富んだクラリネット作品集。極めて技巧的、かつ多彩なメロディで知られるウェーバーの二重奏曲、ドイツ・ロマン派を代表する抒情性豊かなシューマンの幻想小曲集を始め、イギリスの2人の作曲家、ヴォーン・ウィリアムズとフィンジの郷愁に満ちた作品、野心的なフランセの変奏曲。これらは即興的なフレーズと色彩豊かな和声を持ち、何より溢れるほどの感性を備えています。曲ごとに変化する風景を楽しめる1枚です。
収録作曲家:
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ビーチャム・コレクション
シューマン(1810-1856):
ピアノ協奏曲
モーツァルト(1756-1791):
交響曲 第40番 他 [モーラ・リンパニー(ピアノ)/トーマス・ビーチャム(指揮)/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2019年01月18日
CD 価格:2,160円(税込)
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To Music 音楽に
ドイツ・ロマン派の合唱曲集 [ナイジェル・ペリン(指揮)/バース・カメラータ/バーバラ・マレイ(ピアノ)]Choral Concert: Bath Camerata - WOLF, H. / BRUCH, M. / BRAHMS, J. / SCHUBERT, F. / SCHUMANN, R. (To Music)
発売日:2019年01月18日
NMLアルバム番号:SOMMCD215
CD 価格:2,160円(税込)
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ソー・リャン
ピアノ・リサイタル [ソー・リャン]Piano Recital: SoRyang - BEETHOVEN, L.VAN / BRAHMS, J. / SCHUBERT, F. / SCHUMANN, R.
発売日:2018年11月16日
NMLアルバム番号:Gramola99179
CD 価格:2,320円(税込)
韓国出身のピアニスト、ソー・リャンのリサイタル・アルバム。11歳ですでに韓国国内で認められた才能の持ち主となった彼女は、16歳の時にエッセンに留学し、デトレフ・クラウス教授のマスタークラスで学び学位を取得、ハンブルクで開催された“ブラームス国際ピアノ・コンクール”で優勝しました。その後はウィーン国立音楽大学大学院に進学、更なる研鑽を積み、世界的なピアニストとして活躍しています。 とりわけモーツァルト作品の解釈で高く評価されている彼女ですが、このアルバムでは古典派からロマン派に至る4人の作曲家の作品を演奏、ロマン派の先駆けともいえるベートーヴェンの「悲愴」、その流れを汲むシューベルトの「さすらい人」、シューマン自身が“オーケストラなしの協奏曲”と呼んだ「ソナタ第3番」、ブラームスの心の声のような晩年の「ロマンス」まで、時代の移り変わりをそのまま素直な表現で音にしています。
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À Deux Pianos - ピアノ・デュオ [ジュリアン・デプランケ/ヤン・ルヴィオノワ/アンソニー・コンドウ ギヨーム・ベロン/イスマエル・マルゲン]
Piano Duo Recital: Bellom, Guillaume / Margain, Ismaël - BRAHMS, J. / SCHUMANN, R. / SHOSTAKOVICH, D. / RACHMANINOV, S. (À Deux Pianos)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:LBM010
CD 価格:2,400円(税込)
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フリッツ・ヴンダーリヒ
ドイツ・リートを歌う
1955-1965年 [フリッツ・ヴンダーリヒ/フーベルト・ギーゼン/ヨーゼフ・ミュラー=マイエン/ロルフ・ラインハルト]Lieder Recital: Wunderlich, Fritz - BEETHOVEN, L. van / BRAHMS, J. / SCHUBERT, F. / SCHUMANN, R. / WOLF, H. / STRAUSS, R. (1955-1965)
発売日:2018年10月17日
NMLアルバム番号:SWR19064CD
CD 3枚組 価格:3,040円(税込、送料無料)
ドイツのテノール歌手、フリッツ・ヴンダーリヒ(1930-1966)がSWR放送に残した録音をまとめたシリーズの第7弾。今回は、彼の歌の神髄とも言えるドイツ・リート集です。ヴンダーリヒの代名詞であるシューマンの「詩人の恋」は1965年の録音。ヴンダーリヒとギーゼンによる同作品にはミュンヘンにおける11月録音の名盤がありますが、こちらは5月、スイスでの録音であり、まさに「美しい五月に」から始まる抒情的な歌声を聴くことができます。【CD1】には1955年の歌声も収録されており、短い一生を駆け抜けた不世出の歌手ヴンダーリヒの10年間の歩みが感じられます。
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イディル・ビレット
生誕70周年記念 完全録音集
[130CD+4DVD(PAL仕様)] [イディル・ビレット(ピアノ)]発売日:2018年09月28日
CD 130枚組 + PAL仕様DVD 4枚組 BOX 価格:40,000円(税込、送料無料)
1941年アンカラに生まれた女性ピアニスト、イディル・ビレット。5歳からピアノを始め、すぐさま頭角を現すも、当時のトルコでは海外への留学が認められなかったため、特別に議会が法案を通過させ、そのおかげでパリ音楽院への入学が可能となったという伝説的な経歴の持ち主です。音楽院在学中からオーケストラと共演し卒業後は世界中で活躍するビレット、1959年にはブラームスとシューマンの作品を録音して以来、録音歴も60年に渡るなどその活動は高く評価されています。 2016年に75歳となったビレットを記念して製作されたこの130枚組のBOXには、60曲以上のピアノとオーケストラのための作品を含む数多くの作品が収録されており、その中にはブラームス、ショパン、ラフマニノフの全てのピアノ曲と、ベートーヴェンの32曲のソナタ、リスト、バッハ、シューマンの主要作品、そして彼女が得意とする現代作品までが含まれており、それぞれのアルバムはディアパソン・ドール賞など数多くの賞を獲得しています。 過去70年間のコンサートステージにおけるビレットの活動が集約された記念碑的BOXには、写真満載の800ページに及ぶ解説書と、ビレット生誕75周年記念特別DVD(2.110567)が付属しています。
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エマヌエル・ガイベルの詩による歌曲集 [ベストライン/ムイジ]
Vocal and Piano Recital: Bästlein, Ulf / Mouissi, Sascha el - SCHUMANN, R. / WOLF, H. / BRAHMS, J. / BRUCKNER, A. (Songs to Texts by Emanuel Geibel)
発売日:2018年08月29日
NMLアルバム番号:Gramola99136
CD 価格:2,320円(税込)
ドイツ・ロマン派の詩人エマヌエル・ガイベル(1815-1884)。ベルリンで学び、マクシミリアン2世の招きでミュンヘンに移り、若い詩人たちと共に詩作に励みました。ギリシャ語、ラテン語を得意とし、ロマンティックな詩の中に、古典的な語法を取り入れるなど折衷的な作風が特徴で、その詩は同時代の作曲家たちにも多大なる影響を与えています。メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、ブルックナーなど多くの作曲家がガイベルの詩に曲を付けており、このアルバムで歌われているのはその一部ですが、当時どれほど彼の詩が愛されていたのかが理解できるでしょう。
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バスのための歌曲集 [ホルツァー/クンマー/ケルブル]
Vocal Music (Bass) - SCHUBERT, F. / LOEWE, C. / SCHUMANN, R. (Ballades Through the Ages) (R. Holzer, E. Kummer, Kerbl)
発売日:2018年08月29日
NMLアルバム番号:Gramola99151
CD 価格:2,320円(税込)
オーストリア出身のバス歌手、ロベルト・ホルツァーはリンツのブルックナー音楽院でリートとオラトリオを教えつつ、オペラ歌手として世界中で活躍しています。彼は長年に渡り、ピアニスト、トーマス・ケルプルと共に、多彩なコンサート、録音を行ってきました。彼らの最新作は「バラードにおける文学的形態と音楽的な処理についての考察」が反映されており、中世の物語詩が、ロマン派の作曲家たちによって起伏の富んだ音楽で表現されている様子をじっくり聴かせています。 アルバムの冒頭と最後には、ハーディ=ガーディの素朴な音色による演奏が置かれており、聴き手を中世の物語へと引き込む工夫もなされています。
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シメール
サンドリーヌ・ピオー 歌曲を歌う [ピオー]Vocal Recital (Soprano): Piau, Sandrine - LOEWE, C. / SCHUMANN, R. / DEBUSSY, C. / WOLF, H. / PREVIN, A. / POULENC, F. (Chimère)
発売日:2018年06月27日
NMLアルバム番号:ALPHA397
2)
CD 価格:2,400円(税込)
名ソプラノ、サンドリーヌ・ピオーのALPHAレーベルへの初のリサイタル・アルバム。タイトルの「CHIMÉRE-シメール」とはギリシャ神話に登場する“ライオンの頭と山羊の胴体、毒蛇の尻尾を持つ怪物”(英語読みではキマイラ)のことですが、時には理解できない夢の象徴や、様々な要素を併せ持つ存在=女性そのものを示す、まさにこのアルバムにふさわしい言葉です。 彼女が変幻自在に歌い上げるレーヴェ、ヴォルフ、ドビュッシー、プーランク、あまり聴くことのないガーニー、バクサ、そしてバーバー、プレヴィンの歌曲は、ドイツ語、フランス語、英語の3つの言語を行き来しながら、聴き手を詩的で親密な夢の旅へといざないます。伴奏のマノフのピアノもピオーの歌にぴったりと寄り添い、ユニークな世界を描き出しています。
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ネヴィル・マリナー
シュトゥットガルト録音集
1980-1994年[15枚組BOX]Orchestral Music -BEETHOVEN, L. van / SCHUMANN, R. / TCHAIKOVSKY, P.I. / MAHLER, G. (The Stuttgart Recordings) (Marriner) (15-CD Box Set)
発売日:2018年05月25日
CD 15枚組BOX
通常価格:4,650円→ 特価!:2,990円(税込)イギリスの名指揮者ネヴィル・マリナー(1924-2016)。1959年にアカデミー室内管弦楽団を結成し、指揮者を務めた他、世界各国で指揮活動を行い、1985年にはナイトの称号を授与されました。マリナーは1983年から1989年までシュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者を務めており、前任者チェリビダッケの築いた伝統を継承しつつも、柔軟性と敏捷性を加えたことが評価されています。またレパートリーの拡大にも務め、チェリビダッケ時代には演奏されなかったリヒャルト・シュトラウスやマーラーなどの後期ロマン派作品や、イギリス、アメリカ近代音楽なども取り上げました。 この15枚組にはマリナーとシュトゥットガルト放送交響楽団の1980年から1994年にかけての名演が収録されています。
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ENCHANTED - 魅惑
デュオ・アルニカンス [デュオ・アルニカンス]Cello and Piano Recital: Duo Arnicans - ELGAR, E. / BACH, J.S. / SCHUBERT, F. / MENDELSSOHN, Felix / DVOŘÁK, A. / SUK, J. / MASSENET, J. (Enchanted)
発売日:2018年05月25日
NMLアルバム番号:SM288
CD 価格:2,080円(税込)
幼い子供にとって「子守歌」は大切な宝物。誕生前でも、音は赤ちゃんの発達に重要な役割を果たします。このアルバムは、チューリッヒの「新生児学会財団」の協力を得て、チェロとピアノで奏でる素敵な子守歌と、気持ちを穏やかにする優しい曲を収録、赤ちゃんだけでなく、大人の心も癒す1枚になっています。チェロとピアノが織りなす美しい調べをお楽しみください。 デュオ・アルニカンスはチューリッヒを拠点とするアンサンブル。ドイツのチェリスト、フローリアン・アルニカンスとラトヴィアのピアニスト、アルタ・アルニカーネの2人が親密な演奏を繰り広げます。
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A SPAN OF TIME
ジュリアン・ロイド・ウェバーの芸術
[4枚組BOX]JULIAN LLOYD-WEBBER – A SPAN OF TIME (4-CD Box Set)
発売日:2018年04月27日
CD 4枚組BOX 価格:2,880円(税込)
イギリスのチェロ奏者ジュリアン・ロイド・ウェバー(1951-)。父ウィリアム・ロイド・ウェバーと兄アンドルー・ロイド・ウェバーは作曲家、妻ジアシンはチェロ奏者という音楽ファミリーの一員です。イギリスや北欧の小品を得意とする彼は、このBOXに収録されているイギリスの小品集(CD2)では、自らイギリス室内管弦楽団を指揮しながらチェロを演奏。指揮者としても才能を発揮しました。また、編曲家としても知られており、父ウィリアムの作品をはじめ、様々な曲を独奏用、もしくは二重奏用に編曲することで、曲の新たな魅力を引き出すとともに、知られざる曲の美しさを伝えています。 CD4のヴィヴァルディは、2014年に病のため、惜しくもチェロ奏者としての引退を発表した彼のチェリストとしての最後の録音となりました。
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ジェラード・シュワルツ&
オールスター・オーケストラ
プログラム5&6ALL-STAR ORCHESTRA (THE): Program 5: Relationships in Music / Program 6: The Living Art Form (G. Schwarz) (NTSC)
発売日:2018年03月23日
DVD
通常価格:2,400円→ 特価!:1,690円(税込) -
エイムズ・ピアノ四重奏団
完全録音集 1989-2000[8枚組BOX] [エイムズ・ピアノ四重奏団]DORIAN RECORDINGS, 1989-2000 (COMPLETE) (The Ames Piano Quartet)
発売日:2018年03月23日
NMLアルバム番号:DSL-90908
CD 8枚組 価格:5,440円(税込、送料無料)
1976年に結成された「エイムズ・ピアノ四重奏団」。創立メンバーは全てアイオワ州立大学の教員であり、ロマン派から近現代の作品まで幅広いレパートリーを持ち、アメリカをはじめ全世界で演奏活動を行い、録音にも積極的に携わったことで知られています。2012年の春、ピアニストのディヴィッドとヴァイオリニストのダーリントンの引退に伴い、30年以上に渡る四重奏団の歴史に幕を下ろしました。このBOXは彼らのDORIANレーベル録音の集大成です。
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マティアス・クラー
クラリネット・リサイタル [クラー/ハンスリップ/クロフォード=フィリップス/カッリーノ四重奏団]Chamber Music (Clarinet) - SCHUMANN, R. / REINECKE, C. / DEBUSSY, C. / BERG, A. (Kjøller, Hanslip, Crawford-Phillips, Callino Quartet)
発売日:2018年03月23日
NMLアルバム番号:ORC100077
CD 価格:2,080円(税込)
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イディル・ビレット・アーカイブ
LPオリジナルス・エディション[14枚組BOX]IDIL BIRET LP ORIGINALS EDITION (1959-1986) (14-CD Box Set)
発売日:2018年02月23日
CD 14枚組 価格:5,120円(税込、送料無料)
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クララ・ハスキル
1953年 ルートヴィヒスブルク城でのリサイタル [ハスキル]Piano Recital: Haskil, Clara - BACH, J.S. / BEETHOVEN, L. van / DEBUSSY, C. / RAVEL, M. / SCHUMANN, R. / SCARLATTI, D. (1953)
発売日:2018年02月23日
NMLアルバム番号:SWR19052CD
CD 価格:1,920円(税込)
ルーマニア出身の女性ピアニスト、クララ・ハスキル(1895-1960)。幼いころから音楽的才能を見せたものの、病気がちだったためもあり、真価が認められたのは第二次世界大戦が終わってからでした。しかし1960年に不慮の事故でこの世を去ってしまったため、華やかな活動時期はほんの10年程度。モーツァルトの端正な演奏で知られますが、ベートーヴェンやシューマンでも優れた解釈を見せています。 このアルバムは、1953年ルートヴィヒスブルク城で開催されたリサイタルで演奏された作品を全曲収録したもの。シューマンの「色とりどりの作品 Op.99」の抜粋とアンコールの2曲はこれまでリリースされたことのない貴重な音源です。リサイタルの前半は、バッハ、スカルラッティに続くベートーヴェンの最後のソナタ。後半はシューマン、ドビュッシー、ラヴェルと、更に多彩な作品が選ばれておりハスキルの自信を感じさせるプログラムとなっています。SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。
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Richard Itter Collection
オットー・クレンペラー
1955-1956年秘蔵音源集[4枚組BOX] [1955-1956]Orchestral Music - MOZART, W.A. / BEETHOVEN, L. van / SCHUMANN, R. / BRAHMS, J. / BRUCKNER, A. / DEBUSSY, C. (Klemperer) (1955-1956)
発売日:2018年01月26日
NMLアルバム番号:ICAC5145
CD 4枚組 価格:5,440円(税込、送料無料)
英国の録音史において貴重な役割を果たしたRichard Itter - リチャード・イッター(1928-2014)。彼はもともと録音に対して興味を抱いており、1951年に開設された英国の放送局“BBC Wrotham transmitter”の放送(1955年からはVHF/FM放送が開始された)を私的使用するためだけに、当時最高級の機材を用いて録音していました。1952年から1996年まで、およそ1500点にのぼる放送録音は、貴重なコレクションとして現在も大切に保存されています。 また、イッターは1959年にプライヴェート・レーベル「Lyrita Recorded Edition」を設立し、こちらは大手レーベル(HMV、Deccaなど)がリリースしなかったアイアランドやフィンジなど「英国の知られざる作曲家」を積極的に紹介し、1960年代における彼らの作品普及に大きく貢献しています。1970年代になると、さらにバックス、モーラン、オルウィン、ブリッジ、ローストーン、ラブラなどの交響的作品や協奏曲の初演録音を追加、こちらの音源の多くは現在“Nimbus Records”にライセンスされ、流通しています。 ICA CLASSICSは、BBCとの12年間の交渉の末、ようやく契約がまとまり、イッターの膨大な録音の中から40タイトルをリリースします。これらは前述のとおり、これまでに市場に出たことのない貴重なものです。1939年、50歳代半ばで病に倒れ、一時は指揮者として再生不能とまでされたクレンペラーですが、第二次世界大戦後には完全復帰、世界各地のオーケストラを指揮し名声を高めます。そしてロンドンでの客演が評判を呼び、これを聴いたウォルター・レッグが(ちょうどカラヤンの後任を探していた)1952年に彼と契約を結んだことはよく知られています。以降、クレンペラーとフィルハーモニア管の関係は良好となり次々と名盤が生まれましたが、この録音はEMIからはリリースされなかったもの。ブルックナーやブラームスなど、クレンペラーらしい厳格な演奏が並んでいます。 また、モーツァルトの協奏曲でソロを務めているのはブロニスワフ・ギンペル。クレンペラーお気に入りのヴァイオリニストで、1937年から1942年には当時ロサンゼルス・フィルハーモニックの指揮者を務めていたクレンペラーはギンペルをコンサートマスターに迎えたほど、彼の演奏を高く評価していましたが、録音はあまり残されておらず、こちらも貴重な記録です。
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Dimensions - "World" (Part I) [ペーターゼン/ラーデマン]
Vocal Recital (Soprano): Petersen, Marlis / Lademann, Stephan Matthias - SCHUMANN, R. / SCHUBERT, F. / BRAHMS, J. / WAGNER, R. (Dimensionen Welt)
発売日:2018年01月26日
NMLアルバム番号:SM274
CD 価格:2,080円(税込)
「Dimensions」とは、通常、長さや幅などの「寸法」の意味で使われますが、数学などの世界では「次元」の意味でも使われます。このアルバムでは「Dimensions」の言葉の中に私たちを取り巻く全てが内包されており、この第1部「世界」では自然や人間の営み、感情の起伏などがロマン派の歌曲を使って描かれています。大地への愛おしさ、自然への憧れ、大切なものを失う痛み、希望など様々な要素が散りばめられたこのアルバム、歌っているのは実力派ソプラノ、マーリス・ペーターゼン。ベルクの《ルル》での個性的な歌唱で知られる彼女ですが、「リート」にも高い関心を持っており、ここでも極めて抒情的な歌唱による確かな内面描写と表現力を伺わせます。
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クラウディオ・アラウ
リサイタル集 1954、1960、1963年 [1954, 1960, 1963]Piano Recital: Arrau, Claudio - MOZART, W.A. / BEETHOVEN, L.V. / SCHUMANN, R. / DEBUSSY, C / CHOPIN, F. / BRAHMS, J. (Recitals 1954, 1960, 1963)
発売日:2018年01月26日
NMLアルバム番号:SWR19054CD
CD 5枚組 価格:4,800円(税込、送料無料)
南米チリ出身、20世紀を代表するピアニストの一人クラウディオ・アラウ(1903-1991)。この5枚組BOXには、1954年、1960年、1963年に開催された3回のリサイタルの模様が収録されています。 1954年のリサイタルでは、前半に、まず遊び心溢れるモーツァルトが演奏されています。そしてベートーヴェンの「熱情」。この第1楽章は、60年代の全集録音の演奏よりもテンポが速く、また演奏もアグレッシブであり、タイトルをそのまま表現したかのような強烈な演奏です。続いての堂々たるシューマンでは全編に漲る気迫が感じられます。後半にはドビュッシーとラヴェルの名作を演奏。当時のドイツでは決して人気があったとは言えない選曲であり、アラウにとってもこれは挑戦的なものでしたが、彼は多彩な表現力と独創性をもってこれらを演奏し、ドイツの聴衆からの称賛を得ることができたのです。アンコールではショパンとメンデルスゾーンを3曲演奏しましたが、この3曲は以降、彼のレパートリーに加わることはありませんでした。 1960年のコンサートでは、アラウの人生の中でも最も大切にしていたショパンの作品のみが演奏されています。彼の演奏はルービンシュタインとも、ハラシェヴィチとも違うアプローチであり、やはりアラウが得意としたブラームス作品をも思わせる深さを感じさせます。 1963年のシュヴェツィンゲンでのコンサートはベートーヴェンとブラームス、シューマンの謝肉祭を演奏。どれもアラウの美学=抑制の効いた渋めの表現に貫かれた重厚な演奏です。SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。
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ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(1927-2007)。アゼルバイジャン出身、20世紀を代表するチェリストです。ソリストとしてだけでなく、指揮者としても活躍し、親交のあったショスタコーヴィチやプロコフィエフのチェロ作品と管弦楽作品を積極的に演奏し、ロシア国内だけでなく、世界中に広めた功績も知られています。 このBOXに収録された音源はどれも1967年以前に録音された「若い時期」の演奏であり、ロストロポーヴィチが初演を担った作品も含まれています(ブリテンのチェロ協奏曲はこの演奏が世界初録音になりました)。タイトルの「SLAVA」とはロストロポーヴィチの愛称で、“栄光”を意味するロシア語と、彼自身のファーストネームの一部に由来しています。
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Stille und Nacht - 静寂と夜
ラファエル・フィンガーロス
バリトン・リサイタル [フィンガーローズ]Vocal Recital (Baritone): Fingerlos, Rafael - BRAHMS, J. / STRAUSS, R. / FÜRSTENTHAL, R. / SCHUBERT, F. / SCHUMANN, R. (Stille und Nacht)
発売日:2017年12月22日
NMLアルバム番号:OC1879
CD
通常価格:2,080円→ 特価!:590円(税込)2018年は誰もが知っているクリスマス・ソング「きよしこの夜」が初演されてから200年目にあたる年です。この歌のドイツ語のタイトルは「Stille Nacht」であり、ピアニスト、ムイジはこの言葉「Stille=静かな」と「Nacht=夜」をモティーフにしたアルバムを想起、バリトン歌手であるフィンガーロスとともに、ユニークなアルバムを作り上げました。これは単なるクリスマス・アルバムではなく「夜」の新しい形の表現であり、愛に満ちた美しい作品を散りばめられた感動的な1枚です。もちろん最後には「きよしこの夜」でアルバムが締めくくられています。
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The Sound Of The Horn
ミシャ・グロイル(ホルン) [グロイエル/フー・スンヨン]Instrumental and Chamber Music (Horn) - BEETHOVEN, L. van / WIDMANN, J. (From Beethoven to Present - The Sound of the Horn) (Greull, Seung-Yeun Huh)
発売日:2017年09月22日
NMLアルバム番号:SM268
CD 価格:2,080円(税込)
1993年からチューリヒ・トーンハレ管弦楽団の首席ホルン奏者を務めるミシャ・グロイルのアルバム。音楽家の両親のもとで幼い頃から音楽に親しみ、父親からピアノのレッスンを受けたというグロイルは、11歳の時にモーツァルトのホルン協奏曲を聴き、ホルン奏者の道を選びました。幼い頃にはブラームスが住んでいたチューリヒの家を訪れ、一時期はブラームスがホルン三重奏を書いたバーデン=バーデンに住んでいたりと、グロイルにとって、ブラームスの三重奏は格別親しみのある作品だと語っています。 また彼は、シューマンの「アダージョとアレグロ」はホルン奏者にとっては宝石であり、ベートーヴェンの作品はまるで親密な夫婦の対話であるとも。イェルク・ヴィトマンの独奏曲もグロイルにとっては未知なる発見に富んだ曲。どれも演奏する喜びに満ち溢れています。
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〈クライスラー 録音全集 第7集〉
クライスラー(1875-1962):
1921年-1925年 [1921-1925]KREISLER, Fritz: Complete Recordings, Vol. 7 (1921-1925)
発売日:2017年07月28日
NMLアルバム番号:8.111406
1)
CD 価格:1,200円(税込)
第一次世界大戦では陸軍中尉として戦争に参加、しかし重傷を負い除隊となったクライスラー。その後はニューヨークに戻り演奏活動を再開したものの、様々な事情で活動は軌道に乗らず、結局はヨーロッパに戻ることとなり、1923年には日本を含む極東ツアーを行い、1924年から1934年まではベルリンに拠点を置くこととなります。 この第7集はそんな波乱万丈の時代の録音集。特に重要なのはHMV録音で聴ける、クライスラーの9歳離れた弟で才能あるチェリスト、フーゴとのアンサンブルです。フリッツの影響を受けたと思われる豊かなカンタービレに満ちた音は、まさに典型的なウィーン風。素晴らしく息のあった演奏です。ピアニスト、ラムソンと行ったビクター・トーキング・マシーンへの録音は、初のエレクトリカル・レコーディングであり、いくつかのテイクを失敗するなど、新しいシステムでの試行錯誤がうかがわれるものの、1733年製のストラディヴァリの豊かな響きが余すことなく記録されました。
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THOUGHTS OBSERVED
(ヤニフ・ドール リサイタル - シューマン「詩人の恋」、デュパルク、ドビュッシー、アーン、プーランク) [ドール]Vocal Recital: d'Or, Yaniv - SCHUMANN, R. / DUPARC, H. / DEBUSSY, C. / HAHN, R. / POULENC, F. (Thoughts Observed)
発売日:2017年06月23日
NMLアルバム番号:8.573780
1)
CD 価格:1,200円(税込)
迫害され故郷を追われた少数民族セファルディの血を引くカウンターテナー歌手、ヤニフ・ドール。前作「流浪と情熱の歌」では、彼の祖先たちが伝えてきた音楽を取り上げ、はるかな土地への望郷の念や憧れをじっくりと歌い上げましたが、今作ではシューマンの「詩人の恋」を始めとした作曲家、および詩人たちの逡巡の心が込められた作品をじっくり歌い上げています。 躊躇いがちな若者の心に潜む官能や憧れを見事に描き出した「詩人の恋」、妖しく夢幻的なデュパルクの「旅へのいざない」、美しいパンヴィルの詩に付けられたドビュッシーの「星の夜」、エデンの地に思いを馳せたヴィオーの詩によるアーンの「クロイスに」。プーランク初の歌曲集である「動物説話集」では、皮肉たっぷりのアポリネールの歌詞も、カウンターテナーの柔らかい声によって歌われることで、幻想的な雰囲気を獲得しています。
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ダヴィッド・ゲリンガスと彼の妻タチアナによるロマン派小品集。ゲリンガスはロストロポーヴィチの弟子として知られ、1970年のチャイコフスキー国際コンクールの優勝者であり、早くから教育者としても活躍しました。100枚近くのアルバムをリリースし、そのレパートリーの広さと優れた解釈で日本でも人気の高いチェリストです。タチアナ・ゲリンガス(旧姓シャッツ)はモスクワ生まれ、5歳からピアノを学び、チャイコフスキー音楽院でゲンヒリ・ネイガウス教授の指導を仰ぎ、モスクワ音楽院では教授が亡くなったため、その息子スタニスラフ・ネイガウスに師事、研鑽を積みます。その時に出会ったゲリンガスとは長く共演を重ね、息のあった演奏を続けています。 このロマン派作品集は、ゲリンガスの70歳の誕生日を祝してコンパイルされた1枚。2人の熱い思いが込められた親密な演奏を聴くことができます。ブックレットには日本語解説がついています。
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現在、大阪フィルハーモニー交響楽団の第1オーボエ奏者を務める浅川和宏が満を持して発表する初ソロCD。浅川和宏は東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業後、ノースウェスタン大学音楽学部に留学し、大学院修士課程を修了。アメリカのオーケストラを経て、1989年から大阪フィルハーモニー交響楽団の第1オーボエ奏者を務める傍ら、各地のオーケストラと共演、日本音楽コンクールの審査員も務めるというベテラン奏者です。このアルバムでは、ドイツとイギリスの様々な作品を表情豊かに演奏しています。 シューマンの「3つのロマンス」や「アダージョとアレグロ」は作品としての知名度が高く他の楽器でも演奏されますが、オーボエの音色はこれらの作品の良さを存分に引き立てます。またユーモラスな表情を湛えたヒンデミットのソナタは地味ながらも強く訴えかける作品です。 最近、ファンが増えているイギリスの作曲家フィンジーのインターリュード(間奏曲)は、もとは弦楽四重奏(弦楽オーケストラ)とオーボエのための作品ですが、ここでは1981年にH.ファーガソンがピアノ伴奏用に編曲した版を用いて演奏しています。最初はピアノで息の長いメロディが奏され、そこに静かにオーボエが入ってきて二重奏を始めます。切ないながらも音楽は次第に熱を帯び、お互いの音色が溶け合いながらクライマックスに達するという曲で、この中にはフィンジー音楽の魅力が凝縮されています。 イギリスの現代作曲家マイケル・ヘッドは名前すら聞いたことのない人も多いことでしょう。しかし実際に聴いてみると、その完成度の高さに驚くのではないでしょうか。この「3つの小品」は伝統的な形式を用い、どこか懐かしく物哀しい旋律が自在に歌われていく、極めて親しみやすい音楽からは、どこまでも続くイギリスの田園風景が想起されます。ヴァイオリンでも演奏できるという「ロンド」の清明な旋律、伝統的な八分の六拍子で書かれた「シチリアーナ」も驚くほどの美しさに満ちています。 MBS毎日放送をはじめ、広範囲で活躍中の音響エンジニア入交英雄による録音は、オーボエの繊細な響きと、ホールの空気感を全て取り込んだかのような豊かな質感が特徴です。 録音・編集・マスタリング…入交英雄(いりまじりひでお) 1956年生まれ。1979年九州芸術工科大学音響設計学、1981年同大学院卒。学生時代より録音活動を行い、特に4ch録音や空間音響について探求を重ねる。1981年(株)毎日放送入社。映像技術部門、音声技術部門、ホール技術部門、ポスプロ部門など経て、現在では送出部門において放送における送出音量の諸問題について研究している。音声部門では放送業界で初めてドルビーサラウンドによる高校野球中継などのプロジェクトに関わる。また、個人的に入間次朗の名前で録音活動を行い大阪市音楽団のCD制作などを手がける。創作活動も行っており、JNN系高校ラグビーのオープニングテーマやPCゲームのロードス島戦記の音楽を担当。
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ラヴェル(1875-1937):
管弦楽作品集 第3集 [フランス国立リヨン管/スラットキン]RAVEL, M.: Orchestral Works, Vol. 3 - Orchestrations (Lyon National Orchestra, Slatkin)
発売日:2016年04月27日
NMLアルバム番号:8.573124
CD 価格:1,200円(税込)
大好評、スラットキン&リヨン管のラヴェル(1875-1937)作品集の第3集です。今回のメインは「展覧会の絵」ですが、他にも珍しい作品が含まれています。「展覧会の絵」は、20世紀の作曲家たちによるレアな編曲を集めたコンピレーション盤(8.570716)の他に、ラヴェル版はセントルイス交響楽団との録音が存在するなど、スラットキンの得意中の得意の曲。今回はリヨン管のスペックを極限まで生かした、オシャレで色彩豊か、溌剌とした世界が描かれています(ラヴェルが削除した5番目の「プロムナード」はスラットキンの編曲したものが置かれています)。 またシャブリエの「華やかなメヌエット」とシューマンの「謝肉祭」からの編曲は、ディアギレフの依頼によるものですが、これらは現在ほとんど聴く機会がありません。しかしこのアレンジは目を見張るほどに素晴らしく、まさに音符が目の前で乱舞するかのようです。ドビュッシーの作品は、作曲家の死後、新しく設立された出版社ジャン・ジョベールから依頼され編曲されたもので、こちらも生き生きとした極彩色の響きが与えられています。 ※日本語帯付き
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●吉田恭子 Romanza ロマンツァ -日本を代表する名ヴァイオリニスト、吉田恭子の待望の新アルバムです。彼女はこれまでにも、「祈り」や「ノスタルジア」など様々なコンセプトに基づいた珠玉のようなアルバムをリリースし、そのどれもが高く絶賛されていますが、今回のアルバムでは、これまでとは少し趣向を替え、彼女が敬愛する往年の名手たちの編曲を再現し、それを継承するということに主眼が置かれています。収録されている作品は、一見、どれもお馴染みの小品に見えますが、その曲ひとつひとつに、オイストラフやウィルヘルミなど巨匠たちの息遣いが感じられるのことでしょう。そして、これらを慈しむかのような彼女の演奏からも、深い愛情と類い稀なる香気が立ち上ります。時代を越えて継承されていく音楽を体感してください。 Romanza ─アルバムによせて─ デビューアルバムの録音から一貫して私の中にある「大切」なことは、往年のヴィルトゥオーソ達の声を後世に残すということです。巨匠達が、自ら演奏するために書いたヴァイオリンの小品には、彼らのひらめき、鮮やかな名人芸、メロディーの美しさ、どこをとってもヴァイオリンへの情熱が感じられます。数年前より廃盤、絶版になってしまい埋もれそうになっているロマン溢れる作品を掘り起こして参りました。レオポルド・アウアー、アウグスト・ウィルヘルミ、ダヴィッド・オイストラフ、フリッツ・クライスラー等、優れたヴァイオリニスト達の綴った作品をここに録音出来たことを、心から感謝しております。想像を越える驚き、静寂、柔らかなゆらぎの中から生まれた本作品を、是非多くの方に愛聴頂ければ幸いです。ヴィルトゥオーゾ達への尊敬と憧れを込めて。〈ヴァイオリニスト 吉田恭子〉 古き佳き時代を知る江藤俊哉、アーロン・ロザンドに導かれた吉田恭子さんは、リサイタルであれコンチェルトであれ、あるいはサロンでの演奏であれ、音に「語り」や「物語」を添える。レオポルド・アウアーからエフレム・ジンバリストに。ジンバリストからロザンドヘ。そしてロザンドから恭子さんに。流儀ばかりでなく、ロマンの息吹も受け継がれた。 ワーグナーの「秘曲」に酔いしれる。タンゴやチャールダッシュに喝采を贈り、世紀転換期のウィーンで喝采を博したコルンゴルトの夢幻のワルツに涙する。名曲の大河、山脈を愛してやまない吉田恭子さんと、やはり広範な楽の音、楽譜に通じた白石光隆さんの交歓がここに。満喫したい。(奥田佳道ライナーノートより)
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ゲーテの詩による歌曲集
ゲーテとギター [マギエラ]Vocal Recital: Magiera, Katharina - WOLF, H. / MENDELSSOHN, Felix / LANG, J. / SCHUMANN, R. (Goethe und Gitarre)
発売日:2016年03月30日
NMLアルバム番号:OC1839
CD 価格:2,224円(税込)
若手アルト歌手カタリーナ・マギエラは、フランクフルト歌劇場のメンバーとして、これまでもこの歌劇場のオペラ録音のいくつかに参加し、その将来を嘱望されています。もともとピアノと音楽教育学を学んでいた彼女ですが、声楽に転向してからは、2009年のメンデルスゾーン国際コンクールに入賞、以降宗教曲を中心に数多くの指揮者と共演、その才能を認められています。 今回、彼女の初のソロアルバムとしてリリースされたのは、ゲーテの詩による歌曲集。これはフランクフルトのゲーテハウスの協力の下、企画されたコンサートです。ピアノではなくギターの伴奏で奏されるこれらの歌は、実に素朴で暖かい感触を持つもので、彼女のしっとりとした歌声にぴったりマッチしています。
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ユラ・マルグリス
Arrangements & Adaptations [マルグリス]Piano Recital: Margulis, Jura / Argerich, Martha - BACH, J.S. / LISZT, F. / MOZART, W.A. / NOVA, S. / MUSSORGSKY, M.P. (Piano Solo con sordino)
発売日:2016年01月27日
NMLアルバム番号:OC453
CD 価格:1,824円(税込)
楽器への強いこだわり、そして作品への強い思い入れ。この2つで知られるドイツのピアニスト、ユラ・マルグリス。これまでにもリストやシューベルトの作品で主張の強い演奏を披露し、多くのファン(楽器マニアも含め)を獲得しています。 今回は作品への思い入れが強く表明されたアルバムをリリース。声楽のための作品や、弦楽四重奏曲などを自由自在にピアノ独奏曲へと変貌させています。そして彼が2台ピアノのために編曲した「禿山の一夜」で共演しているのは、マルタ・アルゲリッチ。激しく、そして蠱惑的な世界が目の前に開けます。
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ソプラノ歌手、ゾフィー・ヴァグナーがまだライプツィヒ音楽大学の学生だったとき、強く興味をそそられたのがシューマンとメンデルスゾーンの歌曲だったと言います。もともとこの大学は、1843年にメンデルスゾーンがドイツ初の音楽教育機関として設立した「ライプツィヒ音楽院」が前身であり、1901年には日本から滝廉太郎も留学したという由緒ある学校で、数々の音楽家たちがここで学んでいることはご存知の通りです。グリーグも1858年から3年半、ここに留学し、作曲とピアノを学んでいることから、今回のアルバムに彼の歌曲も収録されているのです。もちろんシューマン夫妻もメンデルスゾーンと関係が深く、ライプツィヒ音楽院でも、ほんの短い期間とは言うものの、シューマンが教鞭を執っていました。 そんな「ライプツィヒ」にまつわる歌曲の数々を、名手エリック・シュナイダーの伴奏を得たヴァグナーが極めて清冽な声で歌い上げています。
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ヘルベルト・シュフ
OEHMSクラシック録音集[8枚組 BOX]SCHUCH, Herbert: Oehms Classics Recordings (The) (8-CD Box Set)
発売日:2015年09月23日
CD 8枚組 価格:3,648円(税込、送料無料)
1979年ルーマニア生まれのピアニスト、ヘルベルト・シュフのOEHMSレーベルへ録音した8枚のCDをまとめたBOXの登場です。シュフは2004年6月のカサグランデ国際ピアノコンクールを皮切りに、2005年4月のロンドン国際ピアノコンクール、同じく2005年6月のベートーヴェン国際ピアノコンクールで優勝と、その才能をまざまざと見せつけてくれました。 OEHMSレーベルには2004年から録音を開始、その独特なプログラミングはもちろんのこと、彼の奏でる瞑想的な音色はとても魅力的なものです。ベートーヴェンからハインツ・ホリガーまでと、様々な時代の作品を易々と弾き分けていますが、特にシューマンやラヴェルなどには独特の魅力があります。また、ウルマンとベートーヴェンの協奏曲は各雑誌でも高く評価されたものです。
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ドゥーニャ・ラフロヴァ
My Dusty Gramophone [ラフロヴァ]Violin Recital: Lavrova, Dunja - ALBENIZ, I. / DEBUSSY, C. / DRIGO, R. / FALLA, M. de / GERSHWIN, G. / HALFFTER, E. (Lapshin) (My Dusty Gramophone)
発売日:2015年04月22日
NMLアルバム番号:SM216
CD 価格:1,824円(税込)
このアルバムで素晴らしい演奏を聞かせるヴァイオリニスト、ラフロヴァは幼い頃から家族が所有していたLPレコードで聞くヴァイオリニスト、ジネット・ヌヴー、イダ・ヘンデル、そしてヤッシャ・ハイフェッツの演奏に魅了されたといい、これらが彼女にヴァイオリニストへの道を歩ませたといいます。 その時代の録音は独特の味わいがあり、とりわけその音色には現在のCDとは全く違う響きがあると感じた彼女は、このアルバムでもその時代の音色を再現するために、可能な限りヴィンテージの機器を使用して、ポルタメントを多用した演奏も含めて、当時の音色に近づけたのだそうです。確かに出来上がったアルバムからはデジタル録音では得られないふくよかで優しい味わいが感じられます。この時代を知らない人にも懐かしい気持ちが届くことでしょう。
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DISTANCE - 距離、隔たり
ジェームズ・オースティン・スミス
オーボエ・リサイタル [スミス]Oboe Recital: Smith, James Austin - HINDEMITH, P. / VASKS, P. / CARTER, E. / BACH, J.S. (Distance)
発売日:2015年02月25日
NMLアルバム番号:TP1039183
CD 価格:2,600円(税込)
確かに、このアルバムに収録されている作品のほとんどは、メンデルスゾーンやブラームス、チャイコフスキーなどのロマン派時代の音楽に慣れている耳には奇異に響くかも知れません。これらは幾分実験的であり、時にはまるで独り言のようにしか聞こえないのですから。しかし、注意深く聞いてみると、この中にユーモアや楽しさが隠されていることに気が付くでしょう。バッハやシューマンの作品を交えながら、難解な曲をさりげなく織り込むことによって、「ほんの少しの好奇心を持つだけで越えることのできる壁」というものに気づかせてくれるジェームズ・オースティン・スミスのオーボエは、確かに様々な「DISTANCE」を取り除くものでもあるといえるのではないでしょうか。
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金管七重奏のための音楽集 [セプトゥーラ]
Brass Chamber Music, Vol. 1 - MENDELSSOHN, Felix / SCHUMANN, R. / BRAHMS, J. / BRUCKNER, A. (Septura)
発売日:2014年09月24日
NMLアルバム番号:8.573314
CD 価格:1,200円(税込)
バロック、もしくはそれ以前の時代には金管のためのアンサンブルは数多く存在していました。ガブリエリやモンテヴェルディ、バッハやヘンデル。彼らは神の声を楽器へと移し替える際に輝かしい金管楽器の音色を好んで用いたのです。しかし、ロマン派時代の作曲家たちは金管七重奏のための曲を書くことはほとんどありませんでした。 そこでアンサンブル「セプトゥーラ」はブラームス、ブルックナー、メンデルスゾーン、シューマンの合唱曲とオルガン作品を金管アンサンブル用に編曲。あたかもオリジナル作品であるかのように、自然で素晴らしい作品へ造り替えているのです。「セプトゥーラ」のメンバーは、ロンドン交響楽団、フィルハーモニア、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、BBC交響楽団、バーミンガム市交響楽団、スコットランド歌劇場、オーロラ・オーケストラで活躍する若手金管奏者たちによって構成されています。この見事なアンサンブルには感嘆するほかありません。
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2台のチェロの物語(2台チェロのための作品集) [ジュリアン&ジアシン・ロイド・ウェバー/レナハン]
Cello Duet Arrangements (A Tale of Two Cellos) (Julian and Jiaxin Lloyd Webber, Lenehan)
■器楽曲(チェロ)
発売日:2013年11月20日
NMLアルバム番号:8.573251
1)
CD 価格:1,200円(税込)
編曲の世界に魅せられた作曲家は、いつの時代にも数多く存在します。それは憧れの存在を身近に引き寄せるようなものなのでしょうか? 名チェリスト、ジュリアン・ロイド・ウェバーもそんな一人で、彼は古今東西の声楽曲をチェロのために編曲し、声楽作品と器楽作品を自由に行き来して、これらの曲の魅力を存分に伝えることに力を尽くしています。このアルバムでは、モンテヴェルディからペルトまで時代を超えた「二重唱」の名作を2台のチェロ用にアレンジ。ジュリアンと彼の妻ジアシンが2人で寄り添いながら、哀愁に満ちた調べをゆったりと奏でます。
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ボストン交響楽団 - 伝説の指揮者たち
LEGENDARY CONDUCTORS OF THE BOSTON SYMPHONY ORCHESTRA (5 DVD Box Set) (NTSC)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年10月23日
5DVD 価格:5,216円(税込、送料無料)
ボストン交響楽団を支えてきた数々の指揮者たち。このBOXでは、ミュンシュ、ラインスドルフ、スタインバーグの3人に焦点を当て、その偉大なる軌跡を辿ります。アメリカでも最も人気の高いボストン交響楽団は、テレビ放映の初期の時代からコンサートが放映され、これらの記録が現存しています。この貴重なフィルムを注意深くマスタリングし、鮮明な音と画像を得ることができたのがこのシリーズです。演奏スタイルの変遷もさることながら、歴史的名指揮者たちの生き生きとした指揮を実際に見るというのは、なんと感動的なことなのでしょうか。そんな好奇心をも満足させてくれるBOXです。
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エミール・ギレリス
シューマン、ブラームス、ショパン:
ピアノ作品集 [録音:1979年]Piano Recital: Gilels, Emil - SCHUMANN, R. / BRAHMS, J. / CHOPIN, F. (The Abbotsholme Recital) (1979)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年09月25日
NMLアルバム番号:ICAC5108
CD 価格:1,650円(税込)
ロシアの名ピアニスト、エミール・ギレリス(1916-1985)はオデッサに生まれ6歳からピアノを始めました。両親とも音楽家であったギレリスの才能は目覚ましく、13歳でデビューを飾り、その翌年にオデッサ音楽院に入学し研鑚を重ねます。17歳で全ソ連ピアノコンクールに優勝し、オデッサ音楽院卒業後はモスクワに移り、名ピアニスト、ゲンリヒ・ネイガウスに師事し、さらに音楽的成長を遂げるのです。1938年には22歳でイザイ国際コンクール優勝するなど国際的名声も高めました。第二次世界大戦後は、ソ連政府の許可を受け西側で自由に活動を行い、日本にも何度も来日しています。彼のアメリカデビューは1955年、フィラデルフィアでのチャイコフスキー、ピアノ協奏曲第1番でのソロでした。1959年にはイギリスにデビューし、1969年にはザルツブルク音楽祭にもデビュー、当時のソ連のアーティストとしては破格の扱いを受けていた人でもありました。 この記録は1979年の録音で、晩年が近づくにつれ虚飾を排した表現を好んだギレリスらしい音楽であり、シューマンの曲に漲る深い寂しさや、水墨画のようなブラームス、骨太のショパンのピアノ・ソナタなど、悲しくなるほどの表情を湛えた演奏が並びます。アンコールに弾かれたモーツァルトの美しさは、まさに枯淡の境地と言えるでしょう。
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ピアノ・ファントム [レヴィン]
Piano Recital: Lewin, Michael - NIEMANN, W.R. / LYAPUNOV, S.M. / GRIEG, E. / TAUSIG, C. / MEDTNER, N. / DVORAK, A. (Piano Phantoms)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年06月19日
NMLアルバム番号:DSL-92168
CD
通常価格:2,085円→ 特価!:490円(税込)亡霊、幽霊の存在を信じない人でも、ちょっと背筋がぞくぞくする「夏向き」のアルバムです。亡霊や幽霊、そして精霊の存在は、国によっても扱いが違い、日本のようにちょっと不気味なものから、ヨーロッパのゴブリンのように自然界に普通に存在するものなど、その表情も様々です。ここでピアノを演奏しているマイケル・レヴィンは、現代アメリカで最も期待されているピアニストの一人であり、数多くのコンクール受賞歴と、40曲を超えるピアノ協奏曲のレパートリーを誇る名手です。このはかり知れない才能を秘めたピアニストが贈る「想像力を駆使した」音楽集、お楽しみいただけることは間違いありません。
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ヴァイオリン・ララバイ [レイチェル・バートン・パイン/マシュー・ヘイグル]
VIOLIN LULLABIES
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2013年04月24日
NMLアルバム番号:CDR90000-139
5)
CD 価格:1,824円(税込)
名手レイチェル・バートン・パインはプライヴェートにおいて、2011年9月に母になったばかり。その輝くばかりの喜びと深い愛情を反映させたこの25曲の子守歌が詰まったアルバムは、世界中の「母と子」へのまたとない贈り物となることでしょう。もっともシンプルな子守歌は母親が乳児をあやしながらハミングするものであり、またゆりかごを揺らしながら歌って聞かせるもの。子どもたちは、それを記憶の片隅にしまいこみ、大人になってから懐かしく思い出すのです。このアルバムの子守歌は、芸術的でありながらもきわめて素朴であり、たくさんの人の幸せを願いながらヴァイオリンでそっと奏されています。世界初録音も含まれています。
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ファビオ・マルティーノ
ピアノ・リサイタル [マルティーノ]Piano Recital: Martino, Fabio - BRAHMS, J. / KRIEGER, E. / SCHUMANN, R. / HOLLER, Y.
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年04月24日
NMLアルバム番号:OC427
CD
通常価格:2,310円→ 特価!:490円(税込)1988年、サンパウロ生まれのファビオ・マルティーノは5歳の時にブラジルでピアノのレッスンを受け始めました。マグダ・タリアフェッロ財団から奨学金を得てアルマンド・ファヴァ・フィホに師事し、その後2008年にはカールスルーエ・アカデミーに留学しました。数々のコンクールを制覇し、2011年にはドイツ文化委員会が主催するコンクールで優勝しました。このアルバムはバイエルン放送との共同制作で、ブラームス、シューマンと言ったオーソドックスなレパートリーから、クリーガー、ヘラーと言った新しいものまで多彩な選曲となっています。とりわけクリーガーの「音程の練習曲」はとても面白い作品であり、タイトルの通りの音程で展開される音楽は、まさに耳への喜びです。
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ヴァレンティナ・リシッツァ
ピアノ・リサイタル [リシッツァ]Piano Recital: Lisitsa, Valentina - BEETHOVEN, L. van / SCHUMANN, R. / THALBERG, S. / LISZT, F.
■器楽曲
発売日:2013年02月20日
NMLアルバム番号:8.572491
5)
CD 価格:1,200円(税込)
世界中の批評家、聴衆から「電撃的なピアニスト」、「善意の天使による演奏」と絶賛される若きウクライナのピアニスト、ヴァレンティナ・リシッツァ。NAXOSにも彼女が伴奏として参加したCD(8.572506)があり、その才能の片鱗を知ることはできたのですが、「もっともっと聴きたい」とフラストレーションのたまりがちな1枚でもありました。 今作では、そんな彼女の多彩な才能をたっぷりと味わっていただけることと思います。力強いベートーヴェン、一転してロマンティックの極みとも言えるシューマン。この2作品だけでも彼女の表現の幅広さを実感していただけるはずです。超絶技巧を知りたければタールベルクを聴いてみてください。その恐ろしいほどの指の回り方に舌を巻くことでしょう。そして最後のリスト。彼女がなぜ「恐ろしいまでの才能」と称賛されているのかが直感でわかるはずです。
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ことばが消えるとき [アンダーソン・アンド・ロー]
Piano Duo Recital: Anderson and Roe - JACKSON, M. / MOZART, W.A. / BIZET, G. / SCHUBERT, F. / RACHMANINOV, S. / SCHUMANN, R. (When Words Fade)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2012年12月19日
NMLアルバム番号:Steinway30006
CD 価格:1,824円(税込)