ストサート(ハーバート) Stothart, Herbert
生没年 | 1885-1949 | 国 | アメリカ |
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辞書順 | 「ス」 | NML作曲家番号 | 19270 |
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〈クライスラー 録音全集 第7集〉
クライスラー(1875-1962):
1921年-1925年 [1921-1925]KREISLER, Fritz: Complete Recordings, Vol. 7 (1921-1925)
発売日:2017年07月28日
NMLアルバム番号:8.111406
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CD価格:1,600円(税込)
第一次世界大戦では陸軍中尉として戦争に参加、しかし重傷を負い除隊となったクライスラー。その後はニューヨークに戻り演奏活動を再開したものの、様々な事情で活動は軌道に乗らず、結局はヨーロッパに戻ることとなり、1923年には日本を含む極東ツアーを行い、1924年から1934年まではベルリンに拠点を置くこととなります。 この第7集はそんな波乱万丈の時代の録音集。特に重要なのはHMV録音で聴ける、クライスラーの9歳離れた弟で才能あるチェリスト、フーゴとのアンサンブルです。フリッツの影響を受けたと思われる豊かなカンタービレに満ちた音は、まさに典型的なウィーン風。素晴らしく息のあった演奏です。ピアニスト、ラムソンと行ったビクター・トーキング・マシーンへの録音は、初のエレクトリカル・レコーディングであり、いくつかのテイクを失敗するなど、新しいシステムでの試行錯誤がうかがわれるものの、1733年製のストラディヴァリの豊かな響きが余すことなく記録されました。
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ジョン・マッコーマック
録音集 第11集 [録音:1924年]MCCORMACK, John: McCormack Edition, Vol. 11: Victor Talking Machine Company Recordings / Gramophone Company Ltd. Recordings (1924)
発売日:2015年12月23日
NMLアルバム番号:8.111402
CD価格:1,600円(税込)
世紀の名テノール、ジョン・マッコーマックのコレクション第11集です。1884年にアイルランドで生まれたマッコーマックは、最初公務員を目指していましたが、ダブリンの教会で聖歌隊に参加したとき、自らの音楽への探究心に火がついたと言います。その後猛勉強を続け、オペラにデビューするも、やがてはコンサート歌手として活躍することを決意します。 多くの歌曲を当時のSPレコードに録音し、それを復刻した何枚ものアルバムが発売されていますが、この録音集のユニークなところは、同じ曲の別テイクが収録されているところでしょうか。現代のような録音技術(編集技術)もなかった時代、1回ごとのテイクに漲る緊張感といったら、それは言葉では尽くせないものです。実際に使われたのがどのテイクなのかわからないものもありますが、どのテイクにも真摯な魂が込められていることは間違いありません。 クライスラーが参加している曲や、エドウィン・フィッシャーがピアノ伴奏をしている曲、そして4つの未発表テイクも含まれた、ファンにとっても嬉しい1枚です。