2024年10月
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『ハンス・ファン・マーネンの夕べ』 [イゴーネ・デ・ヨング、ダニエル・カマルゴ、大久保沙耶 他]
発売日:2024年10月25日
DVD国内仕様 日本語解説付き/日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
エラスムス賞やブノワ賞を受賞し、世界的な振付家として知られるオランダのハンス・ファン・マーネン(1932-)。彼の生誕85周年を記念して、2017年、オランダ国立バレエによる特別プログラム『ハンス・ファン・マーネンの夕べ』が仏モンペリエで上演されました。 「バレエ界のモンドリアン」と称されるマーネンは、クラシック・バレエとコンテンポラリー・ダンスの架け橋的な存在であり、半世紀に渡り男女(異性間、同性間)の微妙な関係性を中心に描くユニークな抽象バレエ作品を150点以上振り付けてきました。この記念公演では、オランダ国立バレエを代表するイゴーネ・デ・ヨングやダニエル・カマルゴらが卓越したパフォーマンスを披露。収録された3作品は、順番にマーネンが30歳代、40歳代、70歳代に手掛けたもの。これらは一貫してシンプルな構図と造形の振付でありながらも、時の流れの中で進化生成するマーネンの音楽とのインターアクティヴ性に富んだ舞踏の世界を俯瞰的に観ることができます。 さらに併録された、音楽とパフォーミング・アーツのドキュメンタリー制作の大家、ラーナー・モーリッツによるマーネン本人と芸術上の盟友たちとのインタビューで構成された『ムーヴィング・トゥー・ミュージック』は、マーネンの創造の秘密に肉薄するマーネンファンのみならずバレエ・ダンスファン必見のドキュメンタリー映像です。
収録作曲家:
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『ハンス・ファン・マーネンの夕べ』 [イゴーネ・デ・ヨング、ダニエル・カマルゴ、大久保沙耶 他]
発売日:2024年10月25日
Blu-ray国内仕様 日本語解説付き/日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
エラスムス賞やブノワ賞を受賞し、世界的な振付家として知られるオランダのハンス・ファン・マーネン(1932-)。彼の生誕85周年を記念して、2017年、オランダ国立バレエによる特別プログラム『ハンス・ファン・マーネンの夕べ』が仏モンペリエで上演されました。 「バレエ界のモンドリアン」と称されるマーネンは、クラシック・バレエとコンテンポラリー・ダンスの架け橋的な存在であり、半世紀に渡り男女(異性間、同性間)の微妙な関係性を中心に描くユニークな抽象バレエ作品を150点以上振り付けてきました。この記念公演では、オランダ国立バレエを代表するイゴーネ・デ・ヨングやダニエル・カマルゴらが卓越したパフォーマンスを披露。収録された3作品は、順番にマーネンが30歳代、40歳代、70歳代に手掛けたもの。これらは一貫してシンプルな構図と造形の振付でありながらも、時の流れの中で進化生成するマーネンの音楽とのインターアクティヴ性に富んだ舞踏の世界を俯瞰的に観ることができます。 さらに併録された、音楽とパフォーミング・アーツのドキュメンタリー制作の大家、ラーナー・モーリッツによるマーネン本人と芸術上の盟友たちとのインタビューで構成された『ムーヴィング・トゥー・ミュージック』は、マーネンの創造の秘密に肉薄するマーネンファンのみならずバレエ・ダンスファン必見のドキュメンタリー映像です。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《大洪水》 [リッカルド・フリッツァ(指揮)/ダヴィデ・ザッケリーニ、サブリーナ・ガルデス 他、ドニゼッティ音楽祭]発売日:2024年10月25日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き/日本語解説付き価格:4,950円(税込、送料無料)
ドニゼッティ音楽祭より旧約聖書「ノアの方舟」を題材にしたオペラ
《大洪水》初演版の蘇演映像化!《大洪水》は、旧約聖書の「ノアの方舟」の物語に触発された後世の文学作品(バイロンの史劇『天と地』、トマス・ムーアの詩『天使の恋』など)を元に、ドメニコ・ジラルドーニが執筆した台本にドニゼッティが作曲した「聖悲劇」。作曲家にとって聖書を題材とした唯一のオペラとなりました。この作品は1830年にミラノで大成功を収めた《アンナ・ボレーナ》と同年に発表されたドニゼッティ中期の力作であるにもかかわらず、ナポリ初演は演奏の失敗により不評に終わり、1834年に作曲家自身による改訂版がジェノヴァで上演されたのを最後に、お蔵入りとなってしまいました。 ドニゼッティ・ルネサンスを目指して旺盛に舞台上演を行うベルガモのドニゼッティ音楽祭が2023年、この《大洪水》の真価を問うべくナポリ初演版を取り上げました。演出(舞台アートグループMASBEDO)は、ノアの方舟のエコロジー的な解釈(環境破壊による人間の生活基盤の喪失)に基づくビデオ映像を多用したユニークなもの。 演じるのは、ロッシーニの歌劇を中心に世界中で活躍するノア役のバス、ナウエル・ディ・ピエロ、セラ役の気品溢れるソプラノ、ジュリアーナ・ジャンファルドーニ、ベルカント・オペラの歌唱で高い評価を受けるカドモ役のテノール、エネア・スカーラらを中心とした充実した歌唱陣。そして、世界中の名だたる歌劇場でイタリアオペラを中心としたレパートリーで名声を博すとともに、ドニゼッティ音楽祭の音楽監督を務めるリッカルド・フリッツァが、機敏かつ優雅なタクトでドニゼッティの知られざるオペラに新たな命を吹き込んでいます。収録作曲家:
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英国ロイヤル・バレエ
バレエ『マノン』 [ナタリア・オシポワ、リース・クラーク 他 ケネス・マクミラン振付]発売日:2024年10月25日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き/日本語解説付き価格:5,500円(税込、送料無料)
英国ロイヤル・バレエ初演50周年 ―
オシポワ&クラークの熱演が光るマクミラン振付の『マノン』『ロミオとジュリエット』と並んでケネス・マクミラン振付の代表作として知られる『マノン』。コヴェント・ガーデンで初演された1974年から50周年となる2024年、ずば抜けた身体能力と圧倒的な演技力で現代的なマノン像を描くナタリア・オシポワと、彼女と組んで5年目、ますますそのパートナーシップに磨きがかかる期待のプリンシパル、リース・クラークが熱演。真実の愛と富、貧困の狭間で揺れ動く人間の深層心理を浮き彫りにするダイナミックな振付が魅力です。野性味溢れるマノンの兄レスコー役のアレクサンダー・キャンベル、妖艶なレスコーの愛人役のマヤラ・マグリ、好色なムッシューD.M.役のギャリー・エイヴィスなど、卓越した演技を見せる助演キャストも見逃せません。 レイトン・ルーカスらがマスネ作曲の楽曲をコラージュした音楽は、まるでこのバレエのために紡がれたかのよう。バレエ音楽演奏の名匠コーエン・ケッセルスの導くオーケストラが、躍動するリズムと甘美で哀愁に満ちた旋律を奏で、このマクミランの物語バレエを大いに盛り上げます。 -
ヴァイス(1687-1750):
リュート作品集 [エヴァンジェリーナ・マスカルディ]発売日:2024年10月18日
CD 2枚組国内仕様 日本語解説付き価格:5,720円(税込、送料無料)
名手マスカルディによるヴァイス、2枚組のヴォリュームで登場ブエノスアイレスに生まれ、エスペリオンXXI、アンサンブル415、イル・ジャルディーノ・アルモニコ、ゼフィーロなど錚々たる有名古楽器アンサンブルで通奏低音奏者としての信頼を得ているマスカルディ。ソリストとしてもARCANAレーベルを中心にバッハのリュート作品全集など意欲的なアルバムを発表、世界中のリュート・ファンから高い評価を得ている彼女が、リュート音楽の大家ヴァイスの作品を録音しました。 選ばれた作品は「ロジ伯爵の死を悼むトンボー」など有名な曲はごく一部で、それほど広く知られていないながらも特徴的な曲を積極的に収録、マスカルディならではの粒立ちのよい音と伸びやかな表現で、それぞれの作品の素晴らしさを堪能することができます。 原盤ブックレットには、バッハから近現代に至るギター音楽の録音や楽譜校訂が多数あるフレデリク・ジガンテによるヴァイスの生涯と作品の紹介、現代においてヴァイス作品を演奏する際の調弦による色彩感と楽譜に書かれていない即興の重要性などに関する考察を寄稿しており、国内仕様盤にはその邦訳を掲載します。
収録作曲家:
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ハイドン(1732-1809):
〈後期交響曲集 第4集〉
交響曲 第102番-第104番 [アダム・フィッシャー(指揮)、デンマーク室内管弦楽団]HAYDN, J.: Late Symphonies, Vol. 4 - Nos. 102-104 (Danish Chamber Orchestra, A. Fischer)
発売日:2024年10月11日
NMLアルバム番号:8.574519CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,200円(税込)
アダム・フィッシャー、ハイドン後期交響曲の再録音第4集!ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、マーラーの全交響曲を録音した唯一の指揮者アダム・フィッシャーが、デンマーク室内管弦楽団の 首席指揮者就任25年を記念してスタートさせたハイドンの後期交響曲の再録音シリーズ、「ロンドン・セット」の完結編となる第4集の登場です。今回の演奏も近年の歴史的アプローチから得た経験や情報を参考にしつつも、フィッシャーがオペラやオーケストラの演奏で積み重ねてきた様々な表現の手法を駆使して迫力と遊び心を存分に備えた個性的なもので、ハイドンの作品が演奏者に許容する懐の深さも感じさせるものとなっています。 第102番は1795年、ロンドンの国王劇場で第1回オペラコンサートのプログラム第2部の最初の曲目として初演されました。第2楽章では独奏チェロが活躍します。第103番は、第1楽章の冒頭と終結部にティンパニの長い連打があることから「太鼓連打」と呼ばれる作品。ハイドンはこのティンパニに変ホのロールを指定していますが、指揮者によっては独自のリズムと音を加える場合があります。アダム・フィッシャーもオーストリア・ハンガリー・ハイドン管との旧録音では楽譜通りの演奏でしたが、今回は工夫を凝らしており、シリーズを通してティンパニに重要な役割を持たせるフィッシャーの面目躍如といった溌剌とした演奏です。第104番はハイドンが2度目の凱旋訪問中にロンドンで作曲した彼の最も壮大な交響曲。第2楽章の中間部の荒々しい表現が「疾風怒濤」の時代を彷彿とさせる、ハイドンの交響曲の集大成といえる堂々たる作品です。 ※国内仕様盤には音楽評論家、大津聡氏の解説が付属します。
収録作曲家:
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非凡なる男
D.スカルラッティ(1685-1757):
鍵盤楽器のためのソナタ集 [フランチェスコ・コルティ]発売日:2024年10月04日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)
実力派チェンバロ奏者コルティによるスカルラッティ、待望の登場来日公演や古楽器アンサンブル「イル・ポモ・ドーロ」との共演でもお馴染みの、イタリア出身の俊英チェンバロ奏者フランチェスコ・コルティ。アムステルダムでアスペレンに師事しミンコフスキのルーヴル宮音楽隊などで活躍、現在はソリスト、指揮者としても活動するほか、バーゼル・スコラ・カントルムで教鞭も取る彼は、これまでARCANAレーベルから『バッハ家の音楽帳』、ヘンデル作品集、フレスコバルディ作品集といったソロ・アルバムをリリースしてきました。 そして今回ついに初期鍵盤作品の金字塔の一つ、スカルラッティのソナタ集から厳選の16曲をリリース。いずれも1752年から53年の作曲家円熟期に作曲されたと考えられる作品から、調性的に対になっている2曲を常に並べる構成で、その関連性を強く意識させられる内容となっています。それぞれの作品を性格的に描き分けるコルティの手腕は今回も見事で、関連性と共に強烈に印象付けられる各曲の個性は非常に面白く、1時間半近い収録時間で飽きさせることが全くありません。
収録作曲家:
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運命に選ばれて
フランス17、18世紀の女性作曲家たち [ソフィ・ド・バルドネーシュ、リュシル・ブーランジェ、ジュスタン・テイラー 他]発売日:2024年10月04日
CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:3,300円(税込、送料無料)
男性優位の音楽史に覆い隠されていた才能が、次々とその真価をあらわにする作曲は圧倒的に男性の仕事だったかのように印象づけられてきた17~18世紀のフランスで、実は驚くほど多くの才能豊かな女性作曲家が活躍をみせていたことを瑞々しい演奏で立証するアルバムの登場です。 フランス新世代の名チェンバロ奏者ジュスタン・テイラーと共に、古楽器楽団ル・コンソートで創設メンバーの一人として共演してきたバロック・ヴァイオリン奏者ソフィ・ド・バルドネーシュを中心に、独奏から弦楽合奏まで変化に富んだ楽器の組み合わせを通じ、太陽王ルイ14世の頃からロココ文化華やぐルイ15世の時代にかけての名品群を絶妙なプログラムで紹介。王室の要人リュリ、マレ、クープラン、ド・ラランドら男性たちの影に追いやられ、後世から忘れられていた女性たちの作曲手腕がどれほど明敏だったか、その息吹の粋をよく捉えた演奏解釈でじっくり伝えてくれます。ソロ活動も目覚ましいヴィオラ・ダ・ガンバ奏者リュシル・ブーランジェの味わい深く流麗な低音も美しく、他の弦楽器奏者を交えてのオペラや声楽曲からの器楽部分抜粋もドラマティック。 ライナーノート(仏・英・独語/国内仕様盤は日本語訳付)にはバルドネーシュ自身のコメントに加えて的確な背景解説を収録。比較的有名なジャケ・ド・ラ・ゲルひとりで終わらない、女性の才覚に支えられていた昔日のフランスの真相に迫る好企画です。
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テレマン(1681-1767):
6つの四重奏曲と三重奏曲 [ミヒャエル・シュナイダー、カメラータ・ケルン]発売日:2024年10月25日
CD価格:2,775円(税込)
CPOの看板企画の一つ、カメラータ・ケルンによるテレマンの新譜は、テレマンが当代随一の人気作曲家だった理由を納得させる一枚です。テレマンは多種多様な楽器を知り尽くし、高度なテクニックを持つプロフェッショナルからアマチュアまでの幅広い演奏家がどの楽器で弾いても「映える」曲を書くことができました。 このCDに収録された「6つの四重奏曲または三重奏曲」(1733年)は、基本的に四重奏として書かれていますが、第4声部無しでも三重奏として成立するという実に巧妙な作品で、ここでは第2番をリコーダー2本と通奏低音という編成で演奏しています。他の曲ではオーボエ2とファゴット2、ヴァイオリン2とチェロと通奏低音、リコーダーとトラヴェルソとチェロと通奏低音など、一つとして同じ編成がありません。 余白に収められたのは古代の女性像を描いた5つの楽章からなる組曲で、フランスの要素やイタリア風のシンフォニアが組み合わされた多彩な作品です。リーダーのシュナイダーはじめ、カール・カイザー、ハンス・ペーター・ヴェスターマン、ライナー・ツィッパーリンクといったベテランの名前が見えるのも年来の古楽ファンにとって嬉しいところでしょう。
収録作曲家:
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ヴィルムス(1772-1847):
交響曲 第6番
序曲集 [イヴァン・レプシッチ、ミュンヘン放送管弦楽団]WILMS, J.W.: Symphony No. 6 / Overtures (Munich Radio Orchestra, Repušić)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:555472-2CD価格:2,775円(税込)
ベートーヴェンと同時代のオランダ生まれの作曲家ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス。父や兄からピアノと作曲の手ほどきを受け、フルートを独学で習得。19歳の時にアムステルダムに移り、演奏家および作曲家として成功を収めました。ハイドンやモーツァルトの影響を受けた彼の作品は、アムステルダムだけでなく、ライプツィヒでも高く評価されましたが、1821年に妻を亡くした後、4人の子供を育てながら次第に公的な活動から身を引き、メノナイト教会のオルガン奏者として生計を立てました。 ヴィルムスの作品は約120曲が現存しており、その多くは器楽作品です。交響曲第6番ニ短調は1834年頃の作品で、複雑な対位法と和声を駆使しており、熟達した作曲技法が見てとれます。アルバムには他に4つの序曲を収録。ホ長調の序曲は「牧歌的」、トラック6の変ホ長調の序曲は「英雄的」と表現され、特に後者ではベートーヴェンの影響が顕著です。ヘ短調の序曲は「悲劇的」とされ、暗いムードに支配されています。 ミュンヘン放送管弦楽団と首席指揮者イヴァン・レプシッチの演奏です。
収録作曲家:
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スハイト(1557-1616):
結婚式のマドリガーレ
パヴァーヌとガリアルダ集 [マンフレート・コルデス、ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス]SCHUYT, C.: Madrigali nuptiali / Padovane e Gagliarde (Weser-Renaissance Bremen, Cordes)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:555545-2CD価格:2,100円(税込)
1557年生まれのオランダの作曲家コルネリス・スハイト。父フロリスは伝統あるライデンのピータース教会のオルガン奏者を務めており、スハイトはイタリアに留学してイタリア音楽の様式を身に着けた後、父の後を継いでピータース教会のオルガニストに就任。ライデン市の音楽イベントにも携わり、結婚式や祝祭などで演奏を担当しました。 彼はマドリガーレの作曲に熱心で、1600年に出版された彼の最初の作品集にはイタリア語によるマドリガーレが見られます。その作品は、当時の貴族や名士のために作曲されたものが多く、結婚式のための曲も含まれています。このアルバムには、1605年に編纂されたさまざまな作曲家による93のマドリガーレ集「Nervi d'Orfeo」に収められた曲をはじめ、モテットの数々を収録。1611年に発表された「12のパヴァーヌとガリアルダ」も、当時の社交的な集まりで演奏されることが多かったとされています。 演奏は声楽がSSATTBの6名、器楽はガンバコンソート5名にヴィオローネとハープという編成です。
収録作曲家:
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シャルヴェンカ(1850-1924):
ピアノ協奏曲 第1番
交響曲 ハ短調 [ジョナサン・パウエル、ウカシュ・ボロヴィチ、ポズナ二・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2024年10月25日
CD価格:2,775円(税込)
ベートーヴェンの交響曲の4手ピアノ編曲で知られるポーランド系ドイツ人作曲家フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの没後100年に合わせたリリース。彼の代表作の一つ、ピアノ協奏曲第1番と唯一の交響曲を収録。前者は当初2部構成のピアノ独奏のための幻想曲として作曲されましたが、後に3楽章からなる協奏曲に改訂されました。1877年に初演されて大成功を収め、フランツ・リストに献呈されています。チャイコフスキーを思わせる憂愁に満ちた旋律と超絶技巧を要するパッセージを併せ持つ魅力的な作品を名手ジョナサン・パウエルが見事に演奏しています。 後者は1882年に完成した後期ロマン派の交響曲の典型とも言える作品で、ワーグナーの影響が感じられる半音階的な和声進行を伴う美しい旋律を持っています。1885年にはロストックとニューヨークでドイツ人指揮者テオドール・トーマスが指揮して好評を博しました。 ポーランドのオケと指揮者による素晴らしい演奏でお楽しみいただけるアルバムです。
収録作曲家:
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ヘンデル(1685-1759):
オラトリオ『メサイア』
1768年 フィレンツェ版(イタリア語歌唱) [エレオノーラ・ベロッチ、マルゲリータ・マリア・サラ 他、アレッサンドロ・デ・マルキ、インスブルック音楽祭管弦楽団]発売日:2024年10月25日
CD価格:2,775円(税込)
あの『メサイア』がイタリア語で響き渡る!『メサイア』のヨーロッパ大陸での初演の姿とみなされるイタリア語版が登場。1742年4月13日にダブリンで初演されてから24年後の1768年8月6日、フィレンツェのパラッツォ・ピッティで行われた上演を蘇らせた録音です。 この版では作品の内容をカトリック教義の教義に合うように変更、歌詞を英語からイタリア語に書き直し、3部構成の大作をイタリアのオラトリオの伝統に合わせて2部構成にするなどして、演奏時間76分ほどのコンパクトな姿に変貌していました。原作では第2部を締めくくる「ハレルヤ・コーラス」はフィレンツェ版では第1部の終わりに置かれるなど大胆な変更があります。2019年、ハレのヘンデル・ハウス財団がこのフィレンツェ版の総譜を入手。この版はヨーロッパ大陸における『メサイア』初演の最古の文献とされ、フィレンツェで演奏された時期の詳細も新たに明らかになりました。 インスブルック音楽祭でのライヴ収録、指揮は2010年から23年まで同音楽祭の芸術監督を務めたアレッサンドロ・デ・マルキです。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
弦楽四重奏曲全集 [レヴォリューショナリー・ドローイング・ルーム、ケルン・プレイエル四重奏団]発売日:2024年10月25日
CD 6枚組価格:7,800円(税込、送料無料)
CPOの意外な企画、イタリア・オペラの巨匠ドニゼッティの弦楽四重奏曲全曲録音を集大成。ピリオド楽器による演奏も魅力です。 《ランメルモールのルチア》や《愛の妙薬》など多くの歌劇で知られるガエターノ・ドニゼッティは、ボローニャでの学生時代にヨハン・ジモン・マイールに学び、イタリアの弦楽四重奏曲を熟知していただけでなく、当時の音楽界を席捲していたウィーンの文化にも精通していました。彼の弦楽四重奏曲は、イタリアとオーストリアの伝統を融合させた、かっちりとした形式を流麗な旋律で満たした美しい作品揃いです。 1995年からリリースが始まった「レヴォリューショナリー・ドローイング・ルーム」によるドニゼッティの弦楽四重奏曲録音は、この有名な作曲家の知られざる傑作として注目されましたが、長らく第6番までの録音が欠けた状態でした。20年近くを経てケルン・プレイエル四重奏団の演奏で残りの曲が録音され、全集が完結、ここにボックス化されます。
収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
アルトとバスのための独唱カンタータ全集 [マーゴット・オイツィンガー、ペーター・コーイ、ミヒ・ガイック(指揮)、オルフェオ・バロック管弦楽団]BACH, J.S.: Solo Cantatas for Alto and Bass (Complete) - BWV 35, 54, 56, 82, 158, 169, 170 (Oitzinger, Kooij, L'Orfeo Baroque Orchestra)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:555690-2CD 2枚組価格:4,800円(税込、送料無料)
バッハの教会用カンタータの中から、アルト用とバス用のソロ・カンタータを網羅した2枚組。独唱は、2016年にライプツィヒ・バッハ・メダルを受賞したオランダのバス・バリトン、ペーター・コーイと、オーストリア出身で、ルネサンスからバロック作品を得意とするアルトのマーゴット・オイツィンガー。二人とも深みのある声で作品を見事に歌い上げています。 最近はシューベルトまで手がけるようになったオルフェオ・バロック管弦楽団は、ここでは弦が3/3/2/1/1といったコンパクトな編成。BWV82やBWV152では、南アフリカ出身のオーボエ奏者カリン・ファン・ヘールデンが印象的なオーボエ・ソロを披露します。
収録作曲家:
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ハチャトゥリアン(1903-1978):
交響曲 第1番
舞踏組曲 [フランク・ベールマン、ロベルト・シューマン・フィルハーモニー]発売日:2024年10月25日
CD価格:2,775円(税込)
ベールマンとロベルト・シューマン・フィルによるハチャトゥリアン交響曲全集の完結編。 ハチャトゥリアンは21歳のときにミハイル・グネーシンから初めて作曲のレッスンを受け、完成度の高いピアノ曲や室内楽曲を作曲しました。更に研鑽を積むために1929年にモスクワ音楽院に進んでミャスコフスキーの下で作曲を学び、1933年に舞踏組曲、翌年には交響曲第1番を完成させました。交響曲はアルメニアのソビエト連邦加入15周年を記念する祝典曲として作曲され、音楽院の卒業作品として認められました。 「舞踏組曲」は、アルメニア文化に深く影響を受けたハチャトゥリアンらしく、独自のリズム感覚とオーケストレーションが巧みに生かされたドラマティックな作品です。
収録作曲家:
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フランツ・シュミット(1874-1939):
交響曲全集/管弦楽曲集[4枚組 BOX] [ヴァシリー・シナイスキー(指揮)、マルメ交響楽団]SCHMIDT, F.: Symphonies (Complete) (Malmö Symphony, Sinaisky) (4-CD Box Set)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:8.504059CD 4枚組価格:3,700円(税込、送料無料)
フランツ・シュミット生誕150年、名匠シナイスキーの録音をボックス化。
併録の管弦楽曲も魅力です。シェーンベルクと同じ年に生まれ、ウィーン音楽院でブルックナーに学んだフランツ・シュミット。1899年から1933年にかけて作曲された4曲の交響曲は、オーストリア・ドイツ音楽の伝統を踏襲しながら、彼が終生憧れを抱いていたロマン派への傾倒も感じられます。 対位法の巧みさが光る交響曲第1番、第2楽章に精巧な変奏曲が置かれた第2番、1928年「シューベルト没後100周年記念式典」のために書かれた第3番、娘エマへのレクイエムでもある深い悲しみが全体を支配する第4番。それぞれの作品に、歌劇《ノートル・ダム》からの管弦楽曲や軽騎兵の歌による変奏曲、シャコンヌなど主要な管弦楽作品を併せて収録しています。 ヴァシリー・シナイスキーとマルメ交響楽団による、2008年から2009年のこの一連の録音はBBC ミュージック マガジンなど各誌で高い評価を受けました。収録作曲家:
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デイル・カヴァナーと友人たち
カヴァナー(1958-):
ギター作品集 [デイル・ガヴァナー 他]KAVANAGH, D.: Music for Guitars (Dale Kavanagh and Friends) (D. Kavanagh, Amadeus Guitar Duo, Desiderio, Dukic, Escarpa, Gerstmeier, Ergün, L. Young)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:8.551485CD価格:1,900円(税込)
カナダ出身のギタリスト、デイル・カヴァナー。アマデウス・ギター・デュオの一員でもある彼女は、自身でも多数の作品を発表しており、その豊かな才能は世界中の注目を集めています。 このアルバムには彼女が友人たちのために作曲したさまざまな作品を収録。ドイツのギタリスト、ハンス・ヴェルナー・フッペルツのための「カレイドスコープ」をはじめ、コスタス・コツィオリス、ゾーラン・ドゥキッチ、アニエッロ・デシデリオのための超絶技巧を駆使した「ローデッド」や、カナダのギタリスト、エマ・ラッシュのために書いた自然をテーマとする「リフレクションズ・オン・アフターグロー」、ドイツのフランク・ゲルストマイアのための春と咲き誇る花を描いた美しい曲「カンパネッラ」など趣のある曲ばかり。最後の「ゾイへの子守歌」はドイツのイリーナ・キルヒャーの初孫の誕生を祝したメロディアスな曲です。
収録作曲家:
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シューベルト(1797-1828):
ピアノのための舞曲集 [ドミニク・ケリ(ピアノ)]SCHUBERT, F.: Dances for Piano, D. 779, 783, 924, 969 (Cheli)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:8.573089CD価格:1,900円(税込)
シューベルトの愛らしく楽しいワルツや舞曲を集めた1枚シューベルト自身はあまりダンスを踊らなかったと言われていますが、パーティや友人たちの集まりの際には率先してピアノを演奏し、場を盛り上げる作品を提供しました。このアルバムでは、ワルツやレントラーといった軽やかなダンス曲に焦点を当て、シューベルトならではの美しくバランスの取れた旋律美を楽しむことができます。 どの曲もほとんど1分以内と短いながら、調性の変化にも細心の注意が払われており、技術的には比較的容易に演奏できるため、ピアニストにとっても親しみやすいものばかりです。また、「34の感傷的なワルツ」の初期稿が含まれている他、アルバムの最後には1943年にリヒャルト・シュトラウスが編曲した《クッペルヴィーザー・ワルツ》も収録されています。 ドミニク・ケリはアメリカ合衆国セントルイス生まれ。ジェームズ・コンロンやジェラード・シュワルツをはじめとする指揮者と共に、アメリカ国内の数多くのオーケストラと共演しており、リサイタルも多数行っています。また、ヴィジェイ・グプタ、増田喜嘉とともにダルシャン・トリオの一員としても活躍しています。
収録作曲家:
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東ドイツのフルート協奏曲集
コーハン、ネーター、マトゥス [クラウディア・シュタイン、デイヴィッド・ロバート・コールマン(指揮)、フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団]Flute Concertos (East German) - KOCHAN, G. / NÄTHER, G. / MATTHUS, S. (Claudia Stein, Frankfurt Brandenburg State Orchestra, D.R. Coleman)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:8.574537CD価格:1,900円(税込)
ドレスデン育ちのフルート奏者クラウディア・シュタインが自身のルーツに関わる作品を紹介する1枚。シュタインは23歳の時にバレンボイムからベルリン・シュターツカペレの首席奏者にスカウトされた名手で、ここでは東ドイツの時代を経験した作曲家によるフルート協奏曲を収録しています。 ギュンター・コーハンのコンチェルティーノは新古典主義の影響を受けつつも、現代的な和声を用いたユニークな作品。比較的シンプルなソナタ形式の第1楽章から始まり、表情豊かなアンダンティーノと活発なヴィヴァーチェで締めくくられます。 ギスベルト・ネーターの協奏曲はシュタインのために書かれた作品で、古典派の作曲家ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツの影響を受けつつも、現代的な内容と表現が特徴です。音楽全体はフルートが支配し、軽やかなパッセージを伴う動きのある第1楽章や静かなアンダンテなど、変化に富んだ構成を持っています。 ジークフリート・マトゥスの作品は、5楽章構成。セリエル要素を用いた音楽で、ソリストとオーケストラの変化する関係を描写しています。
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ラター(1945-):
ブラス・アット・クリスマス
L. ヴェルトメン編 [ブラック・ダイク・バンド、ニコラス・チャイルズ(指揮)シェフィールド・フィルハーモニー合唱団、]RUTTER, J.: Brass at Christmas (Sheffield Philharmonic Chorus, Black Dyke Band, Battiwalla, N. Childs)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:8.574564CD価格:1,900円(税込)
美しい旋律と豊かなハーモニーが広く愛されている英国の作曲家ジョン・ラターのキャロルを、1855年からの長い歴史を持ち、世界で最も成功したブラスバンドの一つ、ブラック・ダイク・バンドが演奏。このアルバムでは、ラターの名クリスマスキャロルをブラスバンド用に新しくアレンジ。それぞれ異なる歴史や背景を持ち、合唱やオーケストラで繰り返し演奏されてた作品に新しい生命が吹き込まれています。 アルバムは輝かしい「手を打ち鳴らせ」で始まり、伝承曲「クリスマスおめでとう(We Wish You a Merry Christmas)」の見事なアレンジで締めくくられます。クリスマスを彩る華やかな1枚です。
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ホルンの黄金時代
2つのホルンのための協奏曲集
- ヴィット、ホフマイスター、L. モーツァルト、ポコルニー [ヤチェク・ムズィク、ダニエル・ケルデレヴィチ、ジョアン・ファレッタ(指揮)、バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団]Concertos for 2 Horns - HOFFMEISTER, F.A. / MOZART, L. / POKORNÝ, F.X. / WITT, F. (The Golden Age of the Horn) (Muzyk, Kerdelewicz, Falletta)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:8.574646CD価格:1,900円(税込)
狩猟時の信号用楽器を原点とするホルンは、18世紀になるとソロ楽器としての地位を確立し、ハイドンやモーツァルトをはじめとする数多くの作曲家たちがホルンのための作品を作曲、その中には2本以上のホルンのための作品も多く含まれます。このアルバムに収録されたホルン協奏曲は、いずれも当時のホルン奏者の技術的進歩と作曲技法の充実を示しています。 ベートーヴェンと同じ年に生まれたフリードリヒ・ヴィットの作品は、力強い第1楽章、優雅なロマンス、舞曲を思わせる終楽章で構成されており、ホフマイスターの作品は、親しみやすいテーマと技巧的な展開を特徴としています。レオポルト・モーツァルトの協奏曲では、ホルンと弦楽器が緊密に絡み合い、軽快なリズムと技巧的な要素が加わっています。ポコルニーのヘ長調の協奏曲は、2本のフルートがソロ・パートに彩りを加え、優雅なラルゲットが生き生きとした楽章に挟まれています。 バッファロー・フィルの首席ホルン奏者ヤチェク・ムズィクと副首席ホルン奏者ダニエル・ケルデレヴィチが巧みなソロを披露します。
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ムソルグスキー(1839-1881):
歌劇《ソロチンスクの定期市》
歌劇《サランボー》組曲 [タイル・タジグロフ、グレタ・バギヤン 他、ファブリース・ボロン(指揮)、リリーズ・プロジェクト]発売日:2024年10月25日
CD 2枚組価格:2,900円(税込)
モデスト・ムソルグスキーの未完となった歌劇《ソロチンスク(ソローチンツィ)の定期市》。ニコライ・ゴーゴリの原作をもとに、ムソルグスキー自身が台本を作成したこの歌劇は、恋愛にまつわるごたごたと悪魔の呪いが交錯するコメディーです。彼の死後、何人かの作曲家が作品の補筆を行いましたが、このファブリース・ボロンの版はムソルグスキーによる音楽だけを用いた室内楽伴奏版です。 アルバムには同じボロンが《サランボー》の音楽を演奏会用組曲に編んだものを収録。こちらはムソルグスキーがフローベールの同名小説をもとに作曲、未完のまま終わった彼の初の歌劇です。「テーマとアイデアの美しさ」がリムスキー=コルサコフに称賛されました。
収録作曲家:
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パイジェッロ(1740-1816):
歌劇《見せかけの恋人》 [エレーナ・ツェトコヴァ、ダニエーレ・デ・プロスペーリ、アントワーヌ・ベルネム、ステファノ・パリッセ(指揮)、エストリン管]PAISIELLO, G.: Finta amante (La) [Opera] (Tsvetkova, Prosperi, Bernheim, Estrin Orchestra, Parisse)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:8.660563-64CD 2枚組価格:2,900円(税込)
ジョヴァンニ・パイジェッロは、18世紀後半のイタリアで活躍したオペラ作曲家。80以上の歌劇を作曲し、その中にはモーツァルトに匹敵すると評価される作品も含まれます。1776年、ナポリで成功を収めていたパイジェッロは、トンマーゾ・トラエッタの後任として、ロシアのエカチェリーナ2世によりサンクトペテルブルクの宮廷指揮者に任命されました。同地では聴衆に分かりやすい音楽が求められたため、ロシア滞在中にその作風は変化、目も眩むような超絶技巧を駆使した華やかな作品が次々と生まれました。 この歌劇《見せかけの恋人》は、ロシア時代の作品で、登場人物は3人のみ。カミレッタが恋人のジェリーノとともに、年配で裕福なドン・ジローネを騙し、危険な結果を招く画策に巻き込んでいくというコメディが、パイジェッロの生来の劇的感覚によって見事に描かれています。作品所縁の地での上演を収録したアルバムです。
収録作曲家:
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スメタナ(1824-1884):
弦楽四重奏曲 第1番「わが生涯より」(セル編曲による管弦楽版)
モルダウ他 [ジョージ・セル(指揮)、NBC交響楽団、ボストン交響楽団]発売日:2024年10月25日
CD価格:2,250円(税込)
スメタナ生誕200年を記念してアメリカ時代初期のセルの演奏を初CD化。
「わが生涯より」のオケ版は初演時の記録、「ワレンシュタインの陣営」はセル唯一の演奏ヨーロッパで活躍していたジョージ・セルが第2次大戦の戦禍を避けて渡米したのが1939年。急な渡米だったためすぐには指揮の仕事が決まらず、セルは空いた時間を使ってスメタナの弦楽四重奏曲第1番「わが生涯より」をオーケストレーションしました。1941年1月にはトスカニーニの招きでNBC交響楽団にデビュー、3月の2度目の出演時に指揮したのがここに収録された《売られた花嫁》序曲、「モルダウ」、「わが生涯より」でした。 ニューヨークタイムズはセルの指揮を「驚くべき正確さ、厳格なビート、鋭いアクセント、濁りの無いフレージング」と高く評価し、この日が初演となった「わが生涯より」についても「むやみに肥大化させない、楽曲の理にかなったオーケストレーション」を讃えました。セルはこの曲に特別な思いを寄せ、アメリカの主要オーケストラに招かれた際にしばしばとりあげ、クリーヴランド管へのデビューの際にも指揮、1949年には米コロンビアに録音しました。 「ワレンシュタインの陣営」はセルの公式録音が無く、当CDの解説によれば、ここに収められたものが唯一の演奏記録とのことです。いずれもモノラルながらしっかりとした音質。トラック2、3、8の最後には放送局のアナウンスが収録されています。収録作曲家:
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ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン)
HMV協奏曲録音全集
チャイコフスキー、バッハ、ヴィヴァルディ 他 [ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン)、ジョン・バルビローリ、ローレンス・コリングウッド]発売日:2024年10月25日
CD価格:2,175円(税込)
SP時代から録音の多いエルマンですが、SPでの協奏曲の全曲録音は意外にも少なく、第2次大戦前のものとなるとここに復刻されたHMV(His Master's Voice)のものがすべて。バッハとヴィヴァルディの両端楽章は当世の古楽スタイル(HIP)とは趣を異にする、拍をしっかりと刻んで歩を進めてゆく堂々たる演奏。緩徐楽章では古典的な品格を保った中にエルマンらしいカンタービレが聞かれます。 チャイコフスキーの協奏曲はエルマンの師アウアーが初演を頼まれたものの「演奏不可能」として一旦は退けた作品。初演こそ他人に譲ったものの、後にアウアーはこの作品の価値を認め、自ら楽譜を校訂して演奏し、弟子たちにも教えました。アウアーの弟子による同曲の録音はこのエルマン盤が最初。楽譜はアウアー版を使っています。約35分のゆったりめのテンポを採り、随所にロマンティックで個性的な歌い回しが聞かれる点は、こんにちのスタイルとは一線を画しています。 ベートーヴェンの2曲も甘美でロマンティックな演奏。
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ヴァインベルク(1919-1996):
〈弦楽四重奏曲集 第4集〉
弦楽四重奏曲 第6番・第13番・第15番 [アルカディア・クァルテット]発売日:2024年10月25日
CD価格:2,400円(税込)
2006年にルーマニアのゲオルゲ・ディマ音楽アカデミーの生徒たちによって結成され、2014年の大阪国際室内楽コンクールなど多くのコンクールで優勝したアルカディア・クァルテット。これまでに3作発売されたヴァインベルクの弦楽四重奏曲集はいずれも高く評価されています。 この第4集には、第6番、第13番、第15番を収録。第6番は1946年にモスクワ郊外で作曲され、友人のゲオルギー・スヴィリードフに捧げられました。しかし作風が先進的だったため演奏を当局に禁止されてしまい、ヴァインベルクはショスタコーヴィチが1975年に亡くなるまで四重奏曲を作曲しませんでした。 第13番は1977年にボロディン四重奏団に捧げられ、単一楽章で彼の弦楽四重奏曲中、最も短い作品です。第15番は1979年に作曲され、9楽章からなり、楽章にはタイトルや表現指示がなくメトロノームの指示があるのみです。
収録作曲家:
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コーツ(1886-1957):
〈管弦楽作品集 第4集〉 [ジョン・ウィルソン(指揮)、BBCフィルハーモニック]発売日:2024年10月25日
CD価格:2,400円(税込)
高い評価を受けているジョン・ウィルソンとBBCフィルのエリック・コーツ作品集。第4集は行進曲「ミュージック・エヴリホエア」で壮大に幕を開けます。この曲はイギリスのテレビ局Rediffusionのジングル・チューンとして使用されました。 続く「フットライツ」は戦間期のウェスト・エンドの華やかさを描き、戦時中の士気高揚のために作られた「アイ・シング・トゥ・ユー」や、息子オースティンのために書かれた「3頭の熊」、ノッティンガムシャーからロンドンへの移住を反映した「フロム・メドウ・トゥ・メイフェアー」なども収録。コーツ作品として初めてアルトサクソフォンが用いられた「星空の下で」や、妻フィリスに捧げられた「4つの世紀」も含まれています。 イギリスのライト・ミュージックの定番名曲を抜群のノリと味わいで聞かせます。
収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
〈弦楽四重奏曲集 第2集〉
弦楽四重奏曲
第2・5・8・13番/大フーガ [ドーリック弦楽四重奏団]BEETHOVEN, L. van: String Quartets, Vol. 2 - Nos. 2, 5, 8, 13 (Doric String Quartet)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:CHAN20300CD 2枚組価格:2,400円(税込)
1998年に活動を開始したイギリスのドーリック弦楽四重奏団が結成25周年を機に満を持してスタートしたベートーヴェン・チクルスの第2集が登場。第1集と同様に、初期、中期、後期の作品を組み合わせて収録しています。 2008年の大阪国際室内楽コンクールで優勝し、近年は来日公演も増えてきたドーリックSQ、2019年の来日公演では第13番を大フーガ付きで披露して喝采を浴びましたが、ここでは更に一段と練り上げた演奏を聴かせています。初期作品の第2番ではピリオド・スタイルの弓に持ち替えて軽やかな演奏を披露するなど、積み重ねてきた研究と演奏実践の成果が詰まったセットです。
収録作曲家:
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フランス・オペラの序曲集
オーベール、プランケット、ルコック [ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、エストニア国立交響楽団]発売日:2024年10月25日
CD価格:2,400円(税込)
フランスのバレエ音楽集(CHAN20132)に続くネーメ・ヤルヴィとエストニア国立交響楽団によるアルバム。今作ではオーベール、プランケット、ルコックのオペラの序曲を収録。フランス・オペラ界を席巻した人気作曲家オーベール、初演後400回も連続で公演されたというブランケットの《コルヌヴィーユの鐘》、フランス革命後のパリを舞台にしたルコックの《アンゴー夫人の娘》、ゴードン・ジェイコブがこの歌劇の音楽を用いてレオニード・マシーンのためにバレエ用に編曲した組曲を収録。ヤルヴィとエストニア国立交響楽団が往時のヒット曲の魅力を今に蘇らせています。
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モーツァルト(1756-1791):
〈ピアノ協奏曲集 Vol.10〉
ピアノ協奏曲 第1番-第4番他 [ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)、ガボール・タカーチ=ナジ(指揮)、マンチェスター・カメラータ]MOZART, W.A.: Piano Concertos, Vol. 10 - Nos. 1, 2, 3, 4 (Bavouzet, Manchester Camerata, Takács-Nagy)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:CHAN20323CD価格:2,400円(税込)
フランスの名ピアニスト、ジャン=エフラム・バヴゼとガボール・タカーチ=ナジによるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ。第10集となる本作では、天才作曲家の幼少期の作品を演奏しています。 この4つの協奏曲は、父レオポルトが11歳のモーツァルトに、当時の人気作曲家ホーナウアーやラウパッハらの鍵盤のためのソナタを与え、それにオーケストラのパートを加えて協奏曲に編曲するように練習させたものです。この「パスティーシュ(作風の模倣)」の技法は、特に後期バロックおよび初期古典派の時代において広く用いられていました。モーツァルトは原曲には一切手を加えず、オーケストラのパートのみを書き上げることで作品を完成させています。 今回、バヴゼは各曲にふさわしいと考えるカデンツァを用意。彼が尊敬するアシュケナージのカデンツァやモーツァルト自身の作、さらに第2番の第2楽章ではマレイ・ペライア作、そして第3楽章では、バヴゼが慕うイヴォンヌ・ロリオが演奏したメシアン作と推測されるカデンツァを演奏するなど、趣向が凝らされています。 アルバムの冒頭にはモーツァルトの初期の歌劇から2曲の序曲が演奏されています。
収録作曲家:
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サットン(1967-):
ヴァイオリン協奏曲
5つの劇場用小品集
管弦楽組曲『戦火の馬』他 [フェネラ・ハンプリーズ(ヴァイオリン)、マイケル・シール(指揮)、BBCフィルハーモニック]発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:CHAN20349CD価格:2,400円(税込)
英国の作曲家エイドリアン・サットンは1967年にケントで生まれ、ジンバブエと南アフリカで青春時代を過ごした後、ロンドン大学のゴールドスミス・カレッジで音楽を学びました。キャリア初期にはスタジオやコンサート用の作品を制作し、テレビ脚本家としても活動しましたが、後に劇音楽に関心を移し、ロンドンの国立劇場とのコラボレーションで多くの人気作品を手掛け、「戦火の馬」や「夜中に犬に起こった奇妙な事件」で成功を収め、ローレンス・オリヴィエ賞を受賞しました。サットンの音楽は、20世紀イギリスのオーケストラ音楽、特にウォルトンやバックス、フィンジからの影響が感じられます。その作風は劇的で、感情表現やハーモニーが頻繁に変化します。 2022年に病気の診断を受けた後、コンサート音楽に専念することを決意し、新たな作品を次々と発表しました。その1つが、2023年6月に発表されたヴァイオリン協奏曲。これはフェネラ・ハンフリーズによって世界初演されました。彼は、これらの新作を「本当の自分の音楽」と表現。このアルバムではヴァイオリン協奏曲を中心に据え、劇場作品に基づく管弦楽曲などを聴くことができます。
収録作曲家:
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ブロック(1899-1945):
〈室内楽作品集〉
ピアノ三重奏曲
弦楽四重奏曲
組曲/五重奏曲 [ARCアンサンブル]BLOCK, F.: Chamber Works (ARC Ensemble)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:CHAN20358CD価格:2,400円(税込)
ARCアンサンブル(Artists of The Royal Conservator)による優れた企画「亡命者たちの音楽」シリーズの最新作です。 フレデリック・ブロック(フリードリヒ・ブロッホ)は、ウィーン出身の作曲家。当初、父親からは音楽の道に進むことを反対されていましたが、第一次世界大戦後には支援を受け、ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステルとハンス・ガルに作曲を師事。1920年代から1930年代にかけて、室内楽や管弦楽作品、オペラで成功を収めました。1938年のドイツによるオーストリア併合後、祖国を離れ、1940年にアメリカへ移住。そこで、多くの交響曲、オペラ、ピアノ曲を作曲、また他の作曲家の作品をラジオ放送用に編曲しましたが、46歳という若さでこの世を去りました。 このアルバムには、ブロックのウィーン時代の3作品と、アメリカ移住後に作曲された「組曲」が収録されています。1920年代から1930年までの作品はウィーンの伝統に連なるもので、彼が傾倒していたマーラーやコルンゴルトの 影響が感じられます。一方、アメリカに亡命後に作曲された「組曲」は、力強い楽想と独創性に満ちた作品です。
収録作曲家:
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映画に夢中
チェロ八重奏による映画音楽と、映画の中のクラシック [オー・チェリ]発売日:2024年10月25日
CD価格:2,775円(税込)
ベルギー、フランスを中心にオーケストラや室内楽などで活躍するチェロ奏者8人が集まった「オー・チェリ」による映画音楽集。映画に使われたクラシックも収録していますが、有名個所だけでなく「トッカータとフーガ」「アダージェット」は全曲、「ツァラトゥストラ」も12分に及ぶ短縮版を収録するといったこだわりよう。しっかりとしたクラシックから気軽なイージーリスニングまでを幅広く味わうことの出来る一枚です。 ブリュッセル在住の日本人奏者、西村志保を含むメンバーの、息の合った演奏と歌心が魅力的です。
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スウェーデンの歌曲と
オペラの情景 [シェシュティン・アヴェモ、ザビーナ・ビショルト、カール=マグヌス・フレドリクソン 他]Swedish Songs and Operatic Scenes - ALFVEN, H. / ANDRÉE, E. / BRONSART, I. von / MUNKTELL, H. / NETZEL, L. (Gothenburg Opera Orchestra, Ringborg)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:dBCD214CD価格:2,475円(税込)
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サルスエラを歌う [フアン・ディエゴ・フローレス(テノール)、グリエルモ・ガルシア・カルボ(指揮)、シンフォニア・ポル・エル・ペルー・ユース・オーケストラ]
発売日:2024年10月25日
CD価格:3,525円(税込、送料無料)
スター歌手フローレスが自身のレーベルを始動。
注目の第一作は音楽的ルーツの一つサルスエラを母国のユース・オーケストラと熱演!サルスエラは「スペインのオペラ/オペレッタ」とも呼ばれる音楽劇で、バロック期からロマン派の時代に大きく発展しました。スペイン語で歌われるのが特徴で、初期には劇作家による文学作品を台本として王の宮殿で上演するべく作曲されましたが、19世紀後半になると民俗や庶民感情を取り込みながら発展して広い人気を博しました。その後、スペイン内戦による混乱や映画にとって代わられるなどして徐々に衰退しましたが、およそ15,000作品のサルスエラが書かれたと推定されており、今もプラシド・ドミンゴやホセ・カレーラスをはじめスペイン系のオペラ歌手が折に触れてサルスエラのアリアを歌っています。 このディスクに収録されているのは、その栄光の頂点を成す1884年初演の《El milagro de la virgen 聖母の奇跡》から、スペイン内戦が始まった1936年に発表された《La tabernera del puerto 港の居酒屋》までの作品です。フローレスによれば、ペルーとヨーロッパとの音楽交流及びペルーにおける西洋音楽受容と発展の歴史においてサルスエラが果たした役割は大きく、ペルー出身の歌手にとってそのアイデンティティの一部を成していることから自主レーベル第一弾にとりあげたとのこと。彼は「情熱と感情に満ちたこれらのロマンスは、スペイン人やラテン系アメリカ人のテノール歌手が母国語で歌うほぼ唯一の機会です」と語り、スペイン語圏以外ではあまり知られていないサルスエラに対する深い愛情を表明しています。 シンフォニア・ポル・エル・ペルー・ユース・オーケストラはペルーの教育センターから集まった150名以上の若い音楽家で構成され、フローレスとは、2017年にナショナル・スタジアムで行われた洪水の被害者支援コンサート、2018年の楽団7周年を祝うコンサート、2019年には首都リマで開催された「セレナータ・アル・ペルー」コンサートなどで共演しています。このアルバムではスペイン出身でイヴァン・フィッシャーのアシスタントを務め、200以上のオペラの上演実績を持つグリエルモ・ガルシア・カルボの指揮で精彩に富んだ演奏を披露しています。 デジパック仕様でオールカラー112ページのブックレットには解説と歌詞(スペイン語)及びその英訳に加え、写真も多数掲載しています。 -
メシアン(1908-1992):
時の終わりのための四重奏曲
アデス(1971-):
コート・スタディーズ [久保田巧(ヴァイオリン)、長谷川陽子(チェロ)、亀井良信(クラリネット)、廻由美子(ピアノ)]MESSIAEN, O.: Quatuor pour la fin du temps / ADÈS, T.: Court Studies from The Tempest (Takumi Kubota, Yoko Hasegawa, Yoshinobu Kamei, Yumiko Meguri)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:MYCL-00052SACD-Hybrid国内盤価格:3,740円(税込、送料無料)
不滅の光と不変の祈り。
日本を代表する名手たちによるメシアンの傑作「時の終わりのための四重奏曲」20世紀を代表する室内楽曲、メシアン「時の終わりのための四重奏曲」を収録。当曲は第二次世界大戦下、捕虜となり拘束されたメシアン自身のピアノによって収容所の捕虜たちを前に初演された、初期の傑作です。ヴァイオリン、チェロ、クラリネット、ピアノという独特なアンサンブルによって奏でられる神秘的な世界観。そして、同じ楽器構成をもつトーマス・アデス作のシェークスピアを題材とした魅惑的で刺激的な作品も必聴です。日本の各楽器を代表する名手4名の鋭い感性によって、神聖な世界を描いていきます。 メシアンの強烈な音楽性を見事に表現するエネルギーに満ちたアンサンブルをぜひお聴き下さい。 -
サイミール
オペラ・アリア集
プッチーニ、レオンカヴァッロ、ジョルダーノ、ワーグナー 他 [サイミール・ピルグ、アントニーノ・フォリアーニ、バレンシア州立管弦楽団]Opera Arias (Tenor): Pirgu, Saimir - BERLIOZ, H. / BIZET, G. / CILEA, F. / LEONCAVALLO, R. / PUCCINI, G. / TCHAIKOVSKY, P.I. / WAGNER, R.
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:OACD9052DCD価格:2,850円(税込)
OPUS ARTEより花形テノール、
サイミール・ピルグのオペラ・アリア集 第2弾登場!輝かしくリリカルな声質と歌唱力、端正な舞台姿から、今や世界中の歌劇場から引っぱりだこのアルバニア出身の花形テノール、サイミール・ピルグ。新国立劇場で2018年に《愛の妙薬》のネモリーノ役、2019年に《ウェルテル》の題名役を演じて大好評を博し、日本でもすっかりお馴染みの歌手となりました。 2016年にOPUS ARTEからリリースしたデビュー・アルバム「イル・ミオ・カント(我が歌)」から8年の時を経て、モーツァルトに始まり、ロッシーニ、ベッリーニのベルカント・オペラ、そしてヴェルディやプッチーニと、よりドラマティックな役柄へとレパートリーを広げて来たピルグが放つ、待望のオペラ・アリア集。 -
プラッティ(1697頃-1763):
チェロとチェンバロのためのソナタ集 第1集 [アレックス・イェリチ(チェロ)、マティアス・ランツ(チェンバロ)]PLATTI, G.B.: Cello and Harpsichord Sonatas, Vol. 1 (Jellici, Lanz)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:SM460CD価格:2,175円(税込)
18世紀イタリアで活躍したオーボエ奏者・作曲家ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ。このアルバムは、彼が遺したチェロ・ソナタ全12曲とチェンバロ・ソナタ Op.1を録音するシリーズ第1集となります。 プラッティはパドヴァ出身で、イタリアで声楽、オーボエ、ヴァイオリンなどの音楽を学び、1722年にはバンベルクとヴュルツブルク宮廷のオーボエ奏者に就任、亡くなるまでその任にあり、協奏曲や魅力的なソナタ、宗教曲などを遺しました。彼が仕えたシェーンボルン伯爵のコレクションには、1725年の日付が記されたチェロ・ソナタの自筆譜が含まれています。 演奏しているのは、バロック・アンサンブル「カーディナル・コンプレックス」の創設メンバーの2人。南チロル出身のアレックス・イェリチは、ルカ・フィオレンティーニ、ジョヴァンニ・ニョッキ、オルフェオ・マンドッツィに師事したチェリストで、マティアス・ランツはオルガンとチェンバロ奏者として活躍する一方、タンゴを演奏するピアニストとしても知られています。
収録作曲家:
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アフリカの歌曲集
アヨ・バンコール、ジョセフ・ブローニュ
シャーリー・J・トンプソン、エロリン・ウォーレン 他 [オモ・ベッロ、レベッカ・オモルディア]AFRICAN ART SONG - Songs from Africa and the African Diaspora (Bello, Omordia)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:SOMMCD0691CD価格:2,250円(税込)
ナイジェリア系の2人の演奏者がアフリカにおける歌曲創作の歴史と今を伝えるアルバム。モーツァルトと同時代のジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュを除けばすべて20世紀以降の作品で、アヨ・バンコールがナイジェリア内戦の悲しみを歌った「Àdúrà fún Àláfíà」など、先住民族の言語と独自の音楽素材を西洋の芸術歌曲の形式に融合させようとする試みを聴くことができます。 レベッカ・オモルディアは「アフリカのクラシック音楽のパイオニア」と称賛される、ルーマニアとナイジェリアの血を引くピアニスト。ロンドン、ウィグモアホールで開催されるアフリカ音楽コンサート・シリーズの芸術監督を務めています。フランスとナイジェリアの血を引くオモ・ベッロは科学者としての経歴を持ちながら多数のコンクールで入賞してきた歌手で、慈善公演や医療研究団体を支援する活動を行っています。
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ハウエルズ(1892-1983)
ウッド(1866-1926):
弦楽四重奏曲集 [ロンドン・チェンバー・アンサンブル]HOWELLS, H. / WOOD, C.: String Quartets (London Chamber Ensemble)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:SOMMCD0692CD価格:2,250円(税込)
1992年創設のロンドン・チェンバー・アンサンブルによる20世紀英国の作品集。 ハウエルズの「グロスターシャーにて」は複雑な来歴を持つ作品。1916年に作曲したものの紛失、1920年代に改めて作曲したものも紛失。その後1930年代に作られた版で演奏されてきましたが、1980年代に1920年代の版のパート譜が発見され、当盤のチェロ奏者スプーナーらによって新たに編集された版が今回の録音に使われています。 「ヴァイオリンとピアノのための3つの小品 Op.28」も同時期の作品で、ヴァイオリンでディレクターのミッチェルが2曲を弦楽四重奏に編曲し、2022年1月にロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で演奏、好評を博しました。 第一次世界大戦中に作曲された可能性が高いとされているチャールズ・ウッドの「弦楽四重奏曲 ニ長調」は、アイルランド民謡の旋律が盛り込まれた美しい作品。ウッドの番号付き四重奏曲は全6曲あり、残り5曲の録音も予定されています。
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メンデルスゾーン(1809-1947):
交響曲 第4番・第5番 他(2024リマスター) [セルジュ・コミッショーナ(指揮)、ボルティモア交響楽団]発売日:2024年10月25日
CD価格:2,175円(税込)
ボルティモア響の名声を高めた名匠コミッショーナのメンデルスゾーン、
定評の名盤が新リマスターで登場。1928年にルーマニアに生まれたセルジュ・コミッショーナは、15年間にわたりボルティモア交響楽団の首席指揮者を務め、楽団の評価を飛躍的に高めました。端正な造形、入念に整えられたバランス、隙のない仕上がりで、ここに収められた「イタリア」と「宗教改革」は『アメリカン・レコード・ガイド』で同曲録音中のトップに推薦された名盤です。 優秀録音で知られるマーク・オーボートとジョアンナ・ニックレンツのコンビ「エリート・レコーディングズ」が制作したアナログ音源を名エンジニアのマイク・クレメンツが24bit/192kHzでデジタル化する「AUDIOPHILE EDITION」でのリリースです。収録作曲家:
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ロイド=ウェバー(1948-):
レクイエム
バーバー(1910-1981):
弦楽のためのアダージョ [パトリック・ハーン指揮、テルツ少年合唱団のメンバー、ミュンヘン放送管弦楽団、バイエルン放送合唱団 他]LLOYD WEBBER, A.: Requiem (Mafi, B. Bruns, Bavarian Radio Chorus, Munich Radio Orchestra, P. Hahn)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:900352CD価格:2,625円(税込)
現代ミュージカル界を代表する作曲家
アンドルー・ロイド=ウェバーのレクイエムに待望の新録音が登場!亡き父を偲んで書かれたレクイエムはさすが「キャッツ」「オペラ座の怪人」などの作曲者だけあって、ロックやポップを採り入れつつも、ここ一番でモーツァルトやフォーレに匹敵するような心を揺さぶるメロディを持ち、特に「ピエ・イエス」はCMに使われて大ヒットしました。楽曲の完成から時をおかず、マゼールの指揮でサラ・ブライトマンとプラシド・ドミンゴというスター歌手を揃えた全曲盤が登場しましたが、その存在感が強すぎたのか、続く録音が現れないまま40年近くが過ぎてしまいました。 この録音は、2023年3月に75歳の誕生日を迎えた作曲者へのトリビュートとして演奏された際のライヴ録音。指揮のパトリック・ハーンは1995年生まれの若手ながら2021年にヴッパータール劇場の音楽総監督に就任(ドイツで最年少の音楽総監督)した俊英で、同年からミュンヘン放送管弦楽団の首席客演指揮者を務めています。2023年12月には《こうもり》で新国立劇場に初登場して評判となりました。ここでもポップな面を含む劇場的センスに満ちた演奏を聴かせます。澄んだ歌声を聞かせるボーイソプラノの二人はテルツ少年合唱団員です。アルバムの最後にはコロナ禍の最中にスタジオ収録されたバーバーのアダージョを収めています。 -
プッチーニ(1858-1924):
グローリア・ミサ [トミスラフ・ムジェク、ジョルジュ・ペテアン他、イヴァン・レプシッチ(指揮)、バイエルン放送合唱団、ミュンヘン放送管弦楽団]PUCCINI, G.: Messa di Gloria (Mužek, Petean, Bavarian Radio Chorus, Munich Radio Orchestra, Repušić)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:900354CD価格:2,625円(税込)
プッチーニの「グローリア・ミサ」は、1878年から1880年に作曲されたラテン語のミサ曲です。通常、このタイトルの作品はキリエとグローリアのみで構成されていますが、プッチーニはそれ以外にクレド、サンクトゥス、アニュス・デイも作曲しています。初演は1880年に行われ、プッチーニらしい美しい旋律に溢れた作品で、後に彼はいくつかの旋律を《マノン・レスコー》などのオペラにも転用しました。 このアルバムはプッチーニの没後100年を記念して、イヴァン・レプシッチが指揮するミュンヘン放送管弦楽団によって行われた演奏をライヴ収録したものです。アルバムには、別セッションで収録された管弦楽作品「交響的前奏曲」と弦楽四重奏曲「菊の花」の弦楽オーケストラ版も収録されています。
収録作曲家:
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プロジェクト・フンガリカ 2
バルトーク、リゲティ、クルターグの弦楽のための作品集 [シモン・クシェショヴィエツ(ヴァイオリン)、マルチン・マルコヴィチ(ヴァイオリン) 他]Music for Strings - BARTÓK, B. / LIGETI, G. / KURTÁG, G. (Project Hungarica 2) (F. and S. Krzeszowiec, Markowicz)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:CDAccordACD336CD価格:3,675円(税込、送料無料)
ポーランドのクシェショヴィエツ3兄弟が中心となって進める『プロジェクト・フンガリカ』。第1集ではロージャとコダーイの作品を取り上げた彼らが、今作ではバルトーク、リゲティ、クルターグの作品に焦点を当てています。 第一次世界大戦前のハンガリーはオーストリア=ハンガリー帝国の一部であり、ハンガリー民謡の音楽的な特徴はウィーン古典派やロマン派の作品にも取り入れられ、リストやブラームスの作品は高い人気を得ました。やがて20世紀になると、作曲家たちは民謡が持つ古代的で素朴な表現と荒々しいリズムを引き出し、これらをそのまま素材として用いることで作品を新たな高みへと引き上げることに成功。東ヨーロッパの多くの国々の民謡の旋律を用いた民俗音楽の編曲作品であるバルトークの二重奏曲やリゲティの無伴奏チェロ・ソナタはその代表的な作品です。
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J.S.バッハ(1685-1750):
無伴奏チェロ組曲 第5番・第6番 [ソニア・ヴィーダー=アサートン]BACH, J.S.: Suites for Solo Cello Nos. 5 and 6 (Wieder-Atherton)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:ALPHA1076CD価格:2,775円(税込)
CDとアナログ同時発売!
ヴィ―ダー=アサートン満を持しての「バッハ無伴奏」完結編RCAとNAÏVEでのユニークかつ充実したディスコグラフィを築いた後、2020年にバッハ『無伴奏チェロ組曲』第1・2番を収録したアナログ盤をリリースしALPHAレーベルにデビューしたソニア・ヴィーダー=アサートン。2023年の後続巻(組曲第3・4番)まではフランス中部のノワルラック大修道院の音響と一心同体の相性で収録されてきましたが、全曲録音シリーズ最後を飾る今回のアルバムは「バッハの組曲の最後の2編を録音するならここだ」と直感したというロレーヌ地方メスの教会での収録です。かつてNAÏVEでモンテヴェルディ作品を扱った独特なプログラムを披露した時に使った会場でもあり、その音響空間で綴られる一切こわばりのない自然な風格に満ちた充実のバッハ解釈は、何物にも代えがたい豊かさに満ちています。 今回も前作同様CDとアナログ同時発売。チェロという楽器を通じてバッハを探求する芸術体験の粋がここに詰まっています。収録作曲家:
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〈次世代ソリストたちによるモーツァルトVol.10〉
モーツァルト(1756-1791):
2台のピアノのための協奏曲 K.365
ロンド K.269・273
アダージョ K.261
協奏交響曲 K.297b [坂本彩・リサ、ガブリエル・ピドー、ブラーシュ・シュパロヴェツ、テオ・プラト、ニコラ・ラメズ、ビラル・アルネムル、ハワード・グリフィス 他]MOZART, W.A.: Concerto for 2 Pianos, K. 365 / Sinfonia concertante, K. 297b / Adagio, K. 261 (Piano Duo Sakamoto, Pidoux, Griffiths, Zehetmair)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:ALPHA1087CD価格:2,775円(税込)
坂本彩・リサの姉妹デュオが弾く2台ピアノ協奏曲が、
次世代奏者たちによるモーツァルトのシリーズに登場!<次世代ソリストたちによるモーツァルト>第10弾。第21回シューベルト国際ピアノ・デュオ・コンクール(チェコ)で第1位など数々の国際コンクールで入賞、Piano Duo Sakamotoとして活動してきた姉妹デュオの坂本彩・リサが弾く、2台のピアノのための協奏曲を収録しています。 名匠ハワード・グリフィスのサポートのもと、瑞々しく溌溂とした表情でぴったりと息の合ったパフォーマンスを聴かせている彼女たちは、ピアノ・デュオとして4年半のドイツ留学から今年(2024年)帰国、今後の活躍が楽しみです。 併せて、全員がALPHAほかからソリストとして既にデビューしている豪華メンバーの共演による管楽器のための協奏交響曲、シリア出身でウエスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団でも活躍するヴァイオリニスト、ビラル・アルネムルによる協奏的作品を収録。収録作曲家:
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クロスロード
バッハ(1685-1750): 協奏曲 ニ短調
アフノフ(1967-): 協奏曲「シャコンヌ」
モンテーロ(1970-): バッハを越えて
タバコヴァ(1980-): 地平線 他 [クセーニャ・シドロワ、ノルムンズ・シュネー、シンフォニエッタ・リガ]Accordion Music - AKHUNOV, S. / BACH, J.S. / MONTERO, G. / TABAKOVA, D. (Crossroads) (Sidorova, Sinfonietta Rīga, Šnē)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:ALPHA1090CD価格:2,775円(税込)
名手シドロワが描く、バッハと現代のクロスロードDGレーベルからリリースされた「カルメン」や、前作のピアソラで情熱的かつ繊細なアコーディオンを聴かせ、クラシック音楽で決してメジャーとは言えないこの楽器の素晴らしさを存分に知らしめてくれたクセーニャ・シドロワ。ALPHAから2枚目となるこのアルバムでは、大バッハの作品とその影響を受けた現代の作品を収録。 冒頭の協奏曲では意外性を越えた抜群の相性にまず驚かされ、オルガンのためのコラール「われ汝に呼ばわる」ではぐっと落としたテンポでの深い歌とアコーディオンならではの音遣いで新鮮な味わいをもたらしています。 併せて収録された現代作品はいずれもゆったりとした曲想を基調としており、クラシカル・アコーディオンならではの多彩な音色と、左右の鍵盤を超絶技巧的に駆使しながらも豊かな表情で楽しませつつ、その美しさで魅了します。 彼女の祖国ラトヴィアのオーケストラとの息の合った共演も魅力。アコーディオンのまた別の一面を提示し、その幅広い魅力を堪能させてくれるアルバムです。
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ボニッツィ(生年不詳-1630):
ヴィオラ・バスタルダのための作品全集 [パオロ・ビオルディ(ヴィオラ・バスタルダ)、アンドレア・ペルージ(チェンバロ)]BONIZZI, V.: Viola Bastarda Works (Complete) (Biordi, Perugi)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:CDS8045CD価格:2,175円(税込)
いまだ謎の多い楽器ヴィオラ・バスタルダを演奏者自ら復元して臨んだ録音。 ヴィオラ・バスタルダはヴィオラ・ダ・ガンバ属の楽器でテノールとバスの中間サイズで、時に特定のパートから離れて即興的な演奏を披露する役割を持っていたと伝えられます。ガンバ奏者で研究家のパオロ・ビオルディは、プレトリウスが1619年に発表した『シンタグマ・ムジクム』等の記述に基づいて自ら楽器と弦を復元。チェンバロのミーントーン音律を適用した調律法を採用しているとのことです。 ヴィンチェンツォ・ボニッツィは16世紀から17世紀にかけてパルマで活動した作曲家で、ここに収録された作品はヴィオラ・バスタルダのために書かれたものとしては最後期のもの。当時の流行歌の旋律をもとにした即興性のある変奏を繰り広げる「ディミニューション」のタイプが主で、この楽器の伸びやかな音色と、チェンバロと調和したサウンドを楽しめます。
収録作曲家:
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ローマのヘンデル
初期の大規模カンタータ [ジョン・バット、ダニーデン・コンソート、ナーダス・ウィリアムズ、マシュー・トラスコット、ジョナサン・マンソン]HANDEL, G.F.: Vocal Music (Handel in Rome) (Williams, Dunedin Consort, Butt)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:CKD747CD価格:2,775円(税込)
ジョン・バット率いるダニーデン・コンソートによる、ヘンデル若き日の佳作集躍進めざましい英国のソプラノ歌手ナーダス・ウィリアムズを独唱に迎え、ヘンデルが若い頃ローマで書いた三つの合奏付きイタリア語カンタータを集めたアルバム。 ヘンデルのオラトリオやバッハの大作声楽曲の瑞々しい解釈で着実に注目を集めてきたジョン・バット率いるスコットランドの実力派古楽団体ダニーデン・コンソートは、今回も抜群の適性で曲にあふれる瑞々しさを引き出してやみません(編成は弦楽4/3/1/2/1にテオルボとチェンバロ、各一対のオーボエとリコーダーが適宜参加)。英米各地で話題を呼ぶナーダス・ウィリアムズも近年ヘンデル作品での名演が多い歌手。随所で抜群の存在感がきわだつその歌声で、歌詞のイタリア語の真に迫った情感表現を驚くほど生々しく音楽化し、強い求心力で聴く者を惹きつけます。 アルバム末尾にはこの時期の大作オラトリオ『時と真理の勝利』からの抜粋も収録。ハンブルクの歌劇場での活躍を経て、本場ローマの最先端をゆくA.スカルラッティの傑作カンタータ群を知っていた音楽通たちを唸らせた、若き作曲家の最初の快進撃をリアルに彷彿させる、作品愛に満ちた充実の録音に仕上がっています。
収録作曲家:
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クリスマスの季節のお楽しみ
チャイコフスキー(1840-1893):
くるみ割り人形
リスト(1811-1886):
クリスマス・ツリー より
J. シュトラウス2世(1825-1899):
美しく青きドナウ他 [デュオ・プレイエル (アレクサンドラ・ネポムニャシチャヤ、リチャード・エガー)]Piano Duo Recital: Duo Pleyel - HANDEL, G.F. / LISZT, F. / TCHAIKOVSKY, P.I. (Yuletide Treats)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:CKD757CD価格:2,775円(税込)
名手エガーとネポムニャシチャヤによる、リラックスしたクリスマス・アルバム鍵盤古楽器の演奏で高い評価を得てきたリチャード・エガーと、そのパートナーであるネポムニャシチャヤによるデュオ・プレイエル4枚目のアルバム。シューベルト、デュセック、J.C.バッハとモーツァルトといったレパートリーをフォルテピアノで演奏してきたこれまでのアルバムとは一味違い、歴史的ピアノ修復家でもあるクリス・マーネによる、19世紀末の楽器構造を取り入れた平行弦モダンピアノを使用した連弾によるクリスマス・アルバムとなっています。 チャイコフスキー『くるみ割り人形』をメインにリスト『クリスマス・ツリー』とヘンデル『メサイア』からの抜粋、そしてニューイヤー・コンサートの定番2曲までを収録。サービス満点の選曲に加え演奏も肩の力の抜けたたいへん楽しいもので、良き家庭人としての2人の姿を垣間見るような温かい1枚です。
収録作曲家:
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ヴェルサイユの栄華の始まり
1623年、ヴェルサイユ落成時のフランス王室音楽 [ジャン=バティスト・ニコラ、コンソート・ムジカ・ヴェラ、ヴェルサイユ王室歌劇場合唱団 他]発売日:2024年10月18日
CD
通常価格:2,775円→ 特価!:2,490円(税込)若き感性が先入観なく探りあてる17世紀前半のフランス王室音楽の真相ルイ14世による本格増築が始まるずっと前、狩猟場の逗留地としてヴェルサイユ宮殿を建てた1623年頃にフランス王ルイ13世の宮廷を賑わせていた作曲家たちの音楽を集め、宮殿落成を祝う祝典音楽ミサを仮想再現したプログラム。ルイ13世の王室礼拝堂で活躍したフォルメのミサ曲を中心に、南仏生まれのブジニャックによるモテ(合唱曲)やノルマンディのオルガン奏者=作曲家ティトルーズのオルガン独奏曲、ルイ14世の王室音楽家フィリドールの筆写譜で残っているルイ13世時代の祝典音楽を組み合わせた的確な選曲が、在りし日の王室の祝典の場に居合わせたような音楽体験をもたらしてくれます。 合唱は、フォーブルドンによる和声唱法など当時の教会音楽実践テクニックと発音を徹底再現。指揮のジャン=バティスト・ニコラは1994年生まれ、演奏陣もパリ地方音楽院で古楽を学んできた若年世代中心という瑞々しいアンサンブルが響かせるバロック金管中心のサウンドは、17世紀の流儀に従い弦楽編成を控えめにしていることもあり実に新鮮。味わい豊かな合唱と共に迫力十分な大編成の響きと、精緻なオルガン独奏が織りなすコントラストが実に美しい本格古楽アルバムです。
収録作曲家:
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ゼン・アンド・ナウ
ジャズを歌う [クレゴリー・クンデ]発売日:2024年10月18日
CD価格:2,775円(税込)
グレゴリー・クンデが歌い上げるスタンダード・ジャズアメリカのテノール、グレゴリー・クンデによるジャズ・アルバムが登場。今年なんと70歳を迎えた彼ですが全く衰え知らずであり、その声は豊かさを増し表現の幅も広げています。 シナトラなどが歌った名曲を集めたこのアルバムでは、オペラで磨き上げた表現力と持って生まれたジャズの感性を生かし、その深い声を存分に響かせたシブいヴォーカルを聴かせています。
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フェニーチェ歌劇場
オペラ映像ボックス[DVD 8枚組] Vol.1 [マルチェッロ・ヴィオッティ、マウリツィオ・ベニーニ、ガボール・エトヴェシュ、エリアフ・インバル、ブルーノ・バルトレッティ]発売日:2024年10月18日
DVD 8枚組《真珠採り》のみ日本語字幕付き価格:16,725円(税込、送料無料)
(1792年創設)は、イタリアの歴史・文化が凝縮された都市ヴェネツィアにふさわしい、オペラの殿堂。ミラノのスカラ座(1778年創設)と並び称される豊かな音楽文化の象徴のひとつです。2度の火災(1836年、1996年)で建物がほぼ全焼するという不幸に遭遇したにもかかわらず、その名([伊]フェニーチェ=[英]フェニックス)の通り、その都度灰の中から蘇る不死鳥のように再建されました。 また、欧州のオペラ上演の本拠地のひとつとして、創設以来、傑出した作曲家の作品(ロッシーニ《タンクレーディ》、ベッリーニ《カプレーティとモンテッキ》、ヴェルディ《リゴレット》《椿姫》《シモン・ボッカネグラ》、プロコフィエフ《炎の天使》、ストラヴィンスキー《放蕩者のなりゆき》、ブリテン《ねじの回転》など)が初演され、その声価を高めてきました。 この映像コレクションでは2000年代初頭の10年間にダイナミック・レーベルが制作した6つのオペラを収録。いずれもフェニーチェ歌劇場ならではの充実したキャスト、指揮者、舞台監督を起用した優れた内容となっています。
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モーツァルトの空想ニッポン紀行
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ四重奏曲 第1番・第2番
藤倉大(1977-):縫い
望月京(1969-):水琴窟 [ジョルジュ・サンド・トリオ、ヴィオレーヌ・デスペルー、みやざきみえこ]MOZART, W.A.: Piano Quartets Nos. 1 and 2 / MOCHIZUKI, Misato: Suikinkutsu (Le Voyage imaginaire de Mozart au Japon) (George Sand Trio, Despeyroux)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:ENP019CD+BOOK日本語解説付き価格:2,775円(税込)
もしもモーツァルトが日本を訪れていたら??
創作物語とモーツァルトのピアノ四重奏曲、藤倉大と望月京の新曲文学のほかに絵画や音楽に深い愛情を注いだ作家、ジョルジュ・サンドの名を冠したピアノ三重奏団。文学と絵画、歴史などを絡めたプログラムを得意とする彼女たちが、ヴィオラを加えてモーツァルトのピアノ四重奏曲2曲を収録したアルバム。さらに、フランスを拠点にボーダーレスな活動を行うみやざきみえこの箏を加え歌劇からの編曲を収録、積極的な表現と推進力のある演奏で楽しませます。 併せて収録された藤倉大と望月京の委嘱作品は2023年10月に武蔵野市民文化会館で世界初演されたもので、いずれも日本の伝統文化に対するオマージュが込められており、ここで彼女たちは音に描かれた世界への深い共感を持った美しい演奏を聴かせています。なおピアノにはフランスのピアノ製作者ステファン・ポレロによる102鍵ピアノOpus 102を使用しています。 このアルバムをさらに特別なものにしているのは130ページにも及ぶオール・カラー・ブックレットで、演奏者や作曲者、編曲者による楽曲や企画の解説のほか、日本文化をこよなく愛する作家であり、1995年から2018年までの長きに渡ってシャネル日本法人のCEOも務めたリシャール・コラスが創作した、モーツァルトの手紙を掲載しています。これは江戸時代も後期に差し掛かる1788年3月から6月までモーツァルトが日本を訪れていたという設定で、コンスタンツェ、ナンネル、ハイドンらに宛て、天明の日本文化の観察とモーツァルトらしい考察が繰り広げられる非常に読み応えのあるもの。 さらには画家バルテュスによるモーツァルトの歌劇のための衣装や舞台のデザイン・スケッチ、その夫人、節子・クロソフスカ・ド・ローラによる衣装デザインなど美しい挿絵も豊富。テキストは全て日本語訳付で、読み物としてずっしりとした内容であるばかりでなく、資料としてもたいへん貴重です。 -
デフォールト(1959-):
《The Time of Our Singing》 [クワメ・ライアン、モネ劇場、クラロン・マクファーデン、マーク・S.ドス、サイモン・ベイリー、レヴィ・セクガパーネ、ピーター・ブラスウェイト 他]DEFOORT, K.: Time of Our Singing (The) [Opera] (McFadden, Doss, Bailey, Monnaie Children's Choir, La Monnaie Chamber Orchestra, Ryan)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:FUG837CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
クリス・デフォールトがリチャード・パワーズによる社会派小説をオペラ化!1939年、リンカーン記念堂で行われたマリアン・アンダーソンの歴史的コンサートで出会った、亡命ユダヤ人物理学者のデイヴィッドと黒人音楽学生ディーリア。2人は恋に落ちて結ばれ、3人の子供を授かります。2人は音楽的才能に恵まれた3人の子供たちを激しい偏見と差別から守ろうとしますが…人種差別を中心に原子爆弾などの問題も絡み、物語は激動の半世紀を描いています。 2002年に出版され大きな反響を呼び、数々の賞を受賞したリチャード・パワーズの小説『The Time of Our Singing』 (邦題『われらが歌う時』 高吉一郎 訳/新潮社刊)を下地にした、ベルギーの作曲家クリス・デフォールト4作目のオペラ。西洋音楽とジャズ、ヒップホップまでを絡めたその音楽は、20年に渡るデフォールトの作曲活動の集大成と言えるものです。それぞれが物語の大きな比重を占めている歌手たちや、指揮を務めるクワメ・ライアンほか演奏者全員の作品への強い共感と熱量が刻まれた、素晴らしいライヴです。
収録作曲家:
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発売日:2024年10月18日
PAL DVD+Blu-ray 各1枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
オーストリアのバス歌手、ギュンター・グロイスベックを同国の映像監督アストリッド・ブシャーが2年間にわたり追い続けたドキュメンタリー。 国王、学者、哲学者、司祭、神などの孤高で、時に人間を越えた存在を演じてきたグロイスベックですが、実際の彼は孤独とは無縁で、さまざまなアーティストや友人と親密に言葉を交わし、大好きなリヒャルト・シュトラウス作品を研究、また休日には自転車に乗り、アルプス登山も楽しむという充実した人生を送っています。映像では、そんな彼がどのようにして舞台上のキャラクターを作り上げ、自身の内なる声を芸術に反映させているかを追っていきます。タイトルの「Ich leb’ allein in meinem Himmel 私はひとりで平安のなかに生きる」は、マーラーのリュッケルトの詩による歌曲「私はこの世に忘れられ」の最後の2行から採られています。 なお、DVDはPAL方式のため日本国内の通常のプレイヤーでは再生できません。
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クロスターノイブルク大聖堂の祝祭オルガン
ムッファト、ホフマイヤー、J.S.バッハ、ペレッティ 他 [ヨハネス・ツァインラー(オルガン)]Organ Recital: Zeinler, Johannes - FRESCOBALDI, G.A.. / FROBERGER, J.J. / HOFHAIMER, P. (The Festival Organ of the Klosterneuburg Abbey Basilica)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:Gramola99326CD価格:2,550円(税込)
1642年にヨハン・フロイント(1615以前-1678)が製作したクロスターノイブルク大聖堂のオルガン。三十年戦争でドイツが壊滅的な被害を受け、多くのオルガンが破壊された時期に作られたこのオルガンは、ルネサンスからバロックへのオルガン様式の変遷を伝える数少ない楽器で、「祝祭オルガン」「大オルガン」「巨大オルガン」などの通称で呼ばれ、オーストリア国内外から多くのオルガン愛好家を惹きつけています。 ツァインラーは15世紀から現代に至るレパートリーから、このオルガンの表現力の多彩さと可能性にふさわしい曲を選んで演奏しています。
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Toccare
現代イタリアのピアノ作品 [クラウディア・チェン]Piano Recital: Chan, Claudia - FILIDEI, F. / SCIARRINO, S. / LORUSSO, G. / CARDINI, S. / BUSSOTTI, S. (Toccare)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:LBM069CD価格:2,775円(税込)
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フルート・ファンタジア
杉原夏海(フルート) [杉原夏海、平尾有衣]Flute and Piano Recital: Sugihara, Natsumi / Hirao, Yui - BARBER, S. / BIZET, G. / DEBUSSY, C. / POULENC, F. / RAVEL, M. / SATIE, E. (Flute Fantasia)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:LPDCD116CD国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
体裁はクラシックのフルート曲集、“隠れコンセプト”はゲーム音楽に使われていそうなクラシック曲を集めること。子供の頃から「ゲーム大好き」というフルーティスト・杉原夏海による、自身初となるソロ・アルバム。ビゼーの「カルメン間奏曲」やサン=サーンスの「ロマンス」といった有名曲、今回のために自分でアレンジしたラヴェルの名作「マ・メール・ロワ」、フルーティストにもあまり知られていないというプーランクの「廃墟を見守る笛吹の像」やバーバーの「往き来る人々の歌」、ラストには本物のゲーム音楽「ICO」が入る。フルートとピアノがやさしく幻想世界へ誘ってくれて、リアルに息づいた色彩に心がときめく。あたかも作曲家の指示どおりタイムマシンが故障し、「作曲家たちの夢想の中」へ飛んでしまう。
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サイレント・ラフマニノフ
冨田楓(ピアノ) [冨田楓]RACHMANINOV, S.: Piano Music (Silent Rachmaninov) (Kaede Tomita)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:LPDCD117CD国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
10年の構想を経て完成した究極のヒーリングアルバム。収録曲はバラード系のラフマニノフのみ。冨田楓の初となるソロアルバムでもある。「ヴォカリーズ」と「ソナタ」を除くと頻繁には聴かれていないピアノ曲がずらりと並ぶ。「錆びた曲」と言っていいかどうか、すらりと洗われた全曲を通して漂うのは、Laplace Recordsの作品群の中でも格別に異能の雰囲気である。プレーヤーを「リピート再生」状態にして耳の扉を開け閉てしていると……。世界に溢れる無数の音楽の中、終に聞こえてくる“癒し” とは。
収録作曲家:
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リーム(1952-2024):
歌劇《ヤーコプ・レンツ》 [ヨアヒム・ゴルツ(バリトン)、パトリック・ツィールケ(バス)他、フランク・オルー(指揮)、マンハイム国立劇場管弦楽団]RIHM, W.: Jakob Lenz [Opera] (J. Goltz, P. Zielke, Wittmer, Mannheim National Theatre Orchestra, Ollu)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:OC981CD価格:2,475円(税込)
ヴォルフガング・リームの歌劇《ヤーコプ・レンツ》は、実在した劇作家ヤーコプ・ミヒャエル・ラインホルト・レンツをモデルにしたゲオルク・ビューヒナーの小説を元にしています。主人公レンツが山を越えて牧師オーベルリーンの元を訪れ、彼の家に長期滞在するうちに次第に狂気に陥っていく様子が、無調ながらも耳に残る音楽や、シューマンの引用、時にはコロラトゥーラの技術を用いるなど、様々な技法を駆使した精巧な筆致で書かれています。 この録音は、2021年12月21日にフランク・オルーの指揮のもと、マンハイム国立劇場オペラハウスで行われた新演出上演のライヴです。オルーは2015年3月にモネ劇場でこの歌劇を上演しており、その映像は(ALPHA717)として発売されています。
収録作曲家:
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Songbook - ソングブック
ラ・ガール・ライヴ [ラファエル・アンベール・カルテット]発売日:2024年10月18日
CD価格:2,775円(税込)
常に挑戦を続けるフランスのサックス奏者アンベール、パリのラ・ガール・ル・ゴールでのライヴ。スリリングなインプロビゼーションが続きオーディエンスの反応も非常にビビッド。熱いホールの様子が刻まれた素晴らしいアルバムです。
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ヴォクス・ルミニスの20年
~ルネサンスからバロックの声楽作品集~[21枚組 BOX] [リオネル・ムニエ、ヴォクス・ルミニス 他]発売日:2024年10月18日
CD 21枚組価格:7,800円(税込、送料無料)
リオネル・ムニエ率いるヴォクス・ルミニス20周年記念BOX21世紀の欧州古楽シーン第一線をゆくベルギーの精鋭アンサンブル、ヴォクス・ルミニス。活動20周年を記念し一挙に21枚セットのBOXが登場します。 各パート2~3人からなる室内合唱(指揮のリオネル・ムニエも多くの場合バスで参加)を軸に、曲によって器楽パートを充実させながらも徹底して「当時流」にこだわり、金管のマドゥーフ兄弟やガンバのW.クイケンなど世界的名手も折に触れて共演者となりつつ、人数が増えても室内楽のような緊密・親密なアンサンブルを貫く彼らのユニークな演奏解釈は、地元ベルギーやヨーロッパはもとより世界各地で絶賛されてきました。 名門レーベルRICERCARへの録音では仏『ディアパゾン』や英『グラモフォン・マガジン』、西『ゴルトベルク』、日『レコード芸術』など世界の重要批評誌のレビュー賞・年間大賞も多数受賞。ルネサンスに遡る稀少作曲家の重要曲はもちろん、大バッハ作品のユニークな解釈も聴き逃がせません。その歩みを知ることなく「バッハに至る道」は語れないと言っても過言ではない重要なディスコグラフィ、BOXリリースはきわめて貴重と言ってよいでしょう。
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シュッツ(1585-1672):
オラトリオ『クリスマスの物語』他 [リオネル・ムニエ、フローリアン・ジーヴァース、ヴォクス・ルミニス]SCHÜTZ, H.: Geburt unsers Herren Jesu Christi (Die) (Weihnachtshistorie) (Vox Luminis, Meunier)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:RIC467CD価格:2,775円(税込)
ヴォクス・ルミニスの真骨頂!
ドイツ・バロックの降誕節音楽創設20周年を迎えるベルギーの古楽声楽アンサンブル、ヴォクス・ルミニスによる新しいクリスマス・アルバムは、17世紀前半~中盤のドイツを代表する重要作曲家たちの作品を巨匠シュッツの名作『クリスマスの物語』と組み合わせたプログラム。バッハへと結実する古いドイツ・バロック作品はこのアンサンブルが最も得意とする分野です。 各パート4人からなる合唱にヴィオラ・ダ・ガンバ中心の弦楽(ヴァイオリン2挺も参加)、豊かな金管群と通奏低音勢が加わる編成で、各セクションの自発性と全体の統率とが絶妙なバランスを聴かせ、曲ごと楽章ごとの個性がくっきり浮かび上がる頼もしさはまさにヴォクス・ルミニスならでは。器楽勢にはサックバット(トロンボーン)のシメン・ファン・メヘレンやクレア・マッキンタイア、コントラバスのジェイムズ・マンローといったベテラン勢に加え、ガンバのジョシュ・チータムやチェンバロのアンソニー・ロマニウクなどソロ名義の活躍も華々しい名手が名を連ねています。 シュッツ晩年の作である『クリスマスの物語』は、ブクステフーデ作品の写本でも知られるスウェーデンのデューベン・コレクションにある筆写譜を参照。コントラスト豊かな降誕の華やぎを抜群の音色美で描き上げます。 -
スペインの鏡
ファリャ、ドビュッシー、ラヴェル [ギタルプ・デュオ]Guitar and Harp Recital: Guitarp Duo - FALLA, M. de / RAVEL, M. / DEBUSSY, C. (Miroirs d'Espagne)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:SM462CD価格:2,175円(税込)
ドビュッシー、ラヴェル、ファリャの音楽には多くの共通の要素があり、とりわけイベリアの地に触発された音楽とピアノという楽器は、彼らが活発に芸術的交流を行う基盤となりました。このアルバムでは、彼らのイベリア風のピアノ曲をギターとハープで演奏しています。 実際、ラヴェルはペルルミュテールが『鏡』を演奏する際、特定のパッセージを「ギターやハープのように」弾くよう伝えたとされ、ファリャは「ドビュッシーはギターを使うことなくギターの特徴を見事に描写している」と述べるなど、これらの作品は、ギターとハープとの親和性が高いものばかりです。 マウリツィオ・グランディネッティは、ソリスト、室内楽奏者、即興演奏者として活躍しているギタリストで、これまでヨーロッパ、ブラジル、アメリカ、そして中国のコンサートホールで演奏してきました。コンスエロ・ジュリアネッリはバーゼル室内管弦楽団の首席ハープ奏者。ミレラ・ヴィタやウルスラ・ホリガーに学び、オーストリアのフェルトキルヒで14年間ハープの教授を務めるなど教師としても活躍しています。
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色とりどりに
サン=サーンス、ラヴェル、
タイユフェール、ドビュッシー、ミヨー:
フランス近代作品のパーカッション編曲集 [トリオ・コローレス]Percussion Concert: TrioColores - DEBUSSY, C. / MILHAUD, D. / RAVEL, M. / SAINT-SAËNS, C. / TAILLEFERRE, G. (En couleur)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:SM467CD価格:2,175円(税込)
1997年生まれのマティアス・ケスラー、1996年生まれのルカ・シュタッフェルバッハ、1995年生まれのファビアン・ツィーグラーは、チューリヒ芸術大学で学んだ若き奏者たちによるマレット・パーカッション(鍵盤打楽器)アンサンブル「トリオ・コローレス」のメンバーです。彼らは2台のマリンバ、3台のヴィブラフォン、2台のグロッケンシュピールを中心に、時には楽器を増減させながらさまざまな作品を演奏、将来的にマリンバやヴィブラフォンのコンサートがピアノのリサイタルのように楽しめるものとなることを目指しています。 このアルバムでは、彼ら自身がアレンジを施したフランス近代作品を収録。骨の鳴る音を巧みに表現した「死の舞踏」、ジャズ風の「スカラムーシュ」、目まぐるしくハーモニーが変化する「トッカータ」、 印象派の名作「小組曲」「クープランの墓」などが演奏されており、どの曲も多彩なリズムと音色をお楽しみいただけます。
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クレド
J.S. バッハ、シューベルト、シューマン:
ピアノ作品集 [アリヤ・トゥレタイェヴァ(ピアノ)]Piano Recital: Turetayeva, Aliya - BACH, J.S. / SCHUBERT, F. / SCHUMANN, R. (Credo)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:SM470CD価格:2,175円(税込)
カザフスタンのアルマトイに生まれ、ケルンを拠点に活動するアリヤ・トゥレタイェヴァが最も身近に感じる曲を選んだアルバム。幼い頃「ロ短調ミサ」に深い感銘を受けて以来、バッハの音楽が幸せや悲しみを共有し、挫けずに前進する力を与えてくれるという彼女にとって、その音楽はアルバムの核心。加えてシューベルトとシューマンの2作は常に喜びをもたらしてくれる存在です。 トゥレタイェヴァはドイツのケルン音楽舞踊大学でパヴェル・ギリロフのもとで学び、2010年に修士号を取得。2013年にはザルツブルクのモーツァルテウム大学の博士後期課程を最高評価で修了し、現在はソリストとしてだけでなく、室内楽奏者としても活動しています。
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ベートーヴェン(1770-1827):
チェロとピアノのための作品全集 [ユリウス・ベルガー(チェロ)、マルガリータ・ヘーエンリーダー(ピアノ)]発売日:2024年10月18日
LP 3枚組価格:7,800円(税込、送料無料)
ベートーヴェンのチェロとピアノのための全ての作品を、ユリウス・ベルガーとマルガリータ・ヘーエンリーダーとが演奏したアルバム。2人は最新の原典版スコアを用いて作品を徹底的に研究。ベートーヴェンについてのカール・チェルニーやヴァイオリニストであり音楽学者でもあったルドルフ・コーリッシュ、作家ロマン・ロランや音楽評論家エレオノーレ・ビューニングなどの文献を読み議論を重ね、作品の本質を模索しました。 頂点は見えてもそこに到達することができない芸術の道を二人は人生に例え、ベートーヴェン作品の研究・演奏を重ねることで共に成長することができると語っています。
収録作曲家:
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ミホ・オオサワ・
プレイズ・ドビュッシー [大澤美穂(ピアノ)]DEBUSSY, C.: Piano Works (Miho Osawa)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:SNRT2402SACD-Hybrid国内盤価格:4,180円(税込、送料無料)
大澤美穂は巨匠ラザール・ベルマンの薫陶も受けた実力派。しなやかで浸透力のある音楽で、ドビュッシーの陰影をきめ細かく描き出してゆく。ピアノは新潟・小出郷文化会館の名器ベヒシュタインEN。作曲家の愛器でもあったベヒシュタインの立体的な色彩を得て、大澤のタッチが冴え渡る。意欲的なアルバムの誕生だ。
収録作曲家:
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ミホ・オオサワ・
プレイズ・ドビュッシー[LP] [大澤美穂(ピアノ)]発売日:2024年10月18日
LP国内盤価格:5,500円(税込、送料無料)
大澤美穂は巨匠ラザール・ベルマンの薫陶も受けた実力派。しなやかで浸透力のある音楽で、ドビュッシーの陰影をきめ細かく描き出してゆく。ピアノは新潟・小出郷文化会館の名器ベヒシュタインEN。作曲家の愛器でもあったベヒシュタインの立体的な色彩を得て、大澤のタッチが冴え渡る。意欲的なアルバムの誕生だ。
収録作曲家:
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ブラームス(1833-1897):
交響曲第4番(4手ピアノ版) [新井眞澄(ピアノ)/安田正昭(ピアノ)]BRAHMS, J.: Symphony No. 4 (version for piano 4 hands) (Masumi Arai, Masaaki Yasuda)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:SNRT2404CD国内盤価格:3,080円(税込、送料無料)
ブラームスが交響曲のピアノ連弾版編曲を自ら手がけていることは殆ど知られていませんが、ひとつの楽器からテクスチュアが鮮やかに浮かび上がり、作曲の妙を生き生きと体感することができます。このアルバムでは、新井眞澄・安田正昭デュオの真摯なアプローチが、ピアノで第4交響曲の心髄に迫ります。
収録作曲家:
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ブロートン(1945-) :
〈管弦楽作品集〉
そして6日目には
弦の理論 [オリヴィエ・スタンキエヴィチ(オーボエ)/ジョナサン・ブロックスハム(指揮)/ロンドン交響楽団]BROUGHTON, B.: And on the Sixth Day / String Theory (Stankiewicz, London Symphony, Bloxham)
発売日:2024年10月15日
NMLアルバム番号:8.559958CD-R価格:1,900円(税込)
エミー賞10回受賞、映画『ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎』の作曲家ブルース・ブロートンの作品集。 創世記の第1章をモティーフにした「そして6日目には」は3楽章からなるオーボエ協奏曲。混沌とした世界の始まりから日没、翌朝へと変化してゆく情景を通じて人間世界の始まりを描きます。この曲を初演したロンドン響首席奏者のスタンキエヴィチによる演奏です。 「弦の理論」は前奏に続き17の変奏で構成された変奏曲。各々の変奏で様々な技法が披露されていき、フィナーレでこれらを組み合わせて輝かしい結末を導きます。 ブロートンはオーケストラを良く鳴らし、各楽器のサウンドを活かした書法で効果を上げています。
収録作曲家:
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イタリア・バロックの
トランペット協奏曲集
ヴィヴァルディ、コレッリ、アルビノーニ 他 [トーマス・ライナー(トランペット)、インテルプレーティ・ヴェネツィアーニ]Trumpet Concertos (Italian Baroque) - VIVALDI, A. / GROSSI, A. / ZIPOLI, D. / CORELLI, A. / SARRI, D.N. (T. Reiner, Interpreti Veneziani)
発売日:2024年10月11日
NMLアルバム番号:8.551467CD価格:1,900円(税込)
前作『ドイツ・バロックのトランペット協奏曲集』(8.551419)の演奏がFanfare誌によって「第一級で活気に満ちている」と評されたトーマス・ライナー。今作ではイタリア・バロックの作品に挑みます。いずれも速い楽章での華麗な技巧と緩徐楽章での息の長い歌がききものです。アルビノーニの見事な装飾音や、ヴィヴァルディの協奏曲で聴かれる輝かしい技巧など、それぞれの作曲家のユニークな個性が前面に表れています。また、ドメニコ・サッリの「シンフォニア」は世界初録音となります。 トーマス・ライナーは1969年ドイツ生まれ。12歳の時にモーリス・アンドレの演奏に触れたことで奏者を志し、活躍してきました。バックをつとめるインテルプレーティ・ヴェネツィアーニ(ヴェネツィア室内合奏団)は1987年創設のヴェネツィアのモダン楽器アンサンブル。ヴィヴァルディの作品を得意とするほか、現代作品や古典派作品の演奏にも定評があります。
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R.シュトラウス(1864-1949):
黄金の地平線
ホルン協奏曲集 第1番、第2番/4つの最後の歌 [クリストフ・エス(ホルン)、ソーニャ・ゴルニク(ソプラノ)、クリストファー・ウォード(指揮)、アーヘン交響楽団]STRAUSS, R.: Horn Concertos Nos. 1 and 2 / 4 Letzte Lieder (Golden Horizon) (Gornik, C. Eß, Aachen Symphony, C. Ward)
発売日:2024年10月11日
NMLアルバム番号:8.551473CD価格:1,900円(税込)
18歳のリヒャルト・シュトラウスが作曲した「ホルン協奏曲第1番」は、ミュンヘン宮廷楽団の首席ホルン奏者を務めた父フランツに捧げられた作品です。シュトラウスは幼い頃からホルンに親しみ、12歳の時に「アルプホルン」、24歳の時に「アンダンテ」を作曲(このアルバムにはL. オプファーマンによる室内オーケストラ伴奏版が収録されています)、また以降のオーケストラ作品でもホルンは重要な役割を果たしており、この楽器に深い愛着を抱いていたことが感じられます。老境に差し掛かったシュトラウスは、2番目のホルン協奏曲を完成させ、「父の思い出に捧ぐ」として1943年にザルツブルク音楽祭で初演。この協奏曲は第1番と同じ変ホ長調で書かれており、モーツァルトを思わせる懐古的な曲調の中で、ホルンが超絶技巧を駆使して旋律を堂々と歌い上げる、若々しいダイナミズムを持った作品です。 エーベルハルト・クロークによる室内オーケストラのための『4つの最後の歌』の編曲は、この晩年の名作に透明感溢れる新たな魅力を加えています。「九月」の最後のホルン・ソロも印象的。 独奏はバンベルク交響楽団の首席ホルン奏者を務めるクリストフ・エス。ミュンヘン国際音楽コンクール(ARD)、リヒャルト・シュトラウス・コンクールなど、多くの国際コンクールで賞を受賞、2010年にはホルン四重奏団「ジャーマン・ホルンサウンド」を創設し、室内楽奏者としても活躍しています。
収録作曲家:
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フォーレ(1845-1924):
バラード Op.19
幻想曲 Op.111
プーランク(1899-1963):
ピアノ協奏曲
オーバード [ロマン・デシャルム(ピアノ)、ミヒャエル・ハラース(指揮)、マルメ歌劇場管弦楽団]FAURÉ, G.: Ballade / Fantaisie / POULENC, F.: Piano Concerto / Aubade (Descharmes, Malmö Opera Orchestra, Halász)
発売日:2024年10月11日
NMLアルバム番号:8.574570CD価格:1,900円(税込)
フォーレとプーランク、フランスの二人の作曲家によるピアノとオーケストラの作品集。フォーレのバラードは優雅で控え目な雰囲気で始まるも、最後はリストを思わせる華やかなパッセージで曲を閉じます。幻想曲は円熟期の作品らしく、ピアノの動きは控え目ながらもフォーレ独自の和声進行が用いられた流麗な旋律を持っています。「オーバード」はピアノと18の楽器のために書かれた舞踏を伴う作品。神話のエピソードを元にしたシナリオをプーランク自身が作って作曲しました。ストラヴィンスキーの影響が垣間見えます。 2006年に開催されたダブリン国際ピアノコンクールの優勝者で、NAXOSにはサン=サーンスのピアノ協奏曲全集などの録音がある名手、ロマン・デシャルムが端正なピアニズムで作品の魅力を引き出しています。
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私が水の中で見たもの
21世紀のギター・デュオ作品集
イアンナネッリ/ブローウェル/アサド 他 [クロマ・デュオ]Guitar Duos (21st Century) - ASSAD, S. / BOGDANOVIĆ, D. / BROUWER, L. / IANNARELLI, S. / KAVANAGH, D. (What I Saw in the Water) (ChromaDuo)
発売日:2024年10月11日
NMLアルバム番号:8.574578CD価格:1,900円(税込)
クロマ・デュオは、世界有数のギター・デュオであり、著名な音楽家たちとの友情を通じてレパートリーを大きく広げてきました。このアルバムに収録されている5つの作品はすべて名ギタリストによって書かれており、4つはクロマ・デュオのための作品です。イアンナレッリの「フリーダ・カーロの7つの絵」は、カーロの情熱的な絵画からインスパイアされています。 ブローウェルはカナダの作家マーガレット・アトウッドから創作の刺激を受け、ボグダノヴィチはジャズを融合させたユニークな作品を提供しています。カヴァナーの作品は故郷の伝承からヒントを得ており、アサドの作品は、2016年にこの世を去った名ギタリスト、ローラン・ディアンスへのトリビュートとして、ブラジルとフランスの音楽要素を融合させて書かれています。
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ガーニー(1890-1937):
〈歌曲集 第2集〉
眠り/セヴァーンの牧草地/雪他 [マーカス・ファーンズワース(バリトン)、エリック・マッケロイ(ピアノ)]GURNEY, I.: Songs, Vol. 2 (English Song, Vol. 24) (M. Farnsworth, E. McElroy)
発売日:2024年10月11日
NMLアルバム番号:8.574599CD価格:1,900円(税込)
スタンフォードに学び、ハーバート・ハウエルズと親交の深かった作曲家アイヴァー・ガーニーは、第一次世界大戦の従軍体験を元にして書いた2つの詩集を始めとした多くの詩作で「偉大なる詩人」としても知られています。歌曲を書く時には、現代の詩人から伝承のバラッド、エリザベス朝やジャコビアン時代の詩人、さらには自作の詩まで幅広くテキストを選びました。このアルバムには、彼の代表作である「眠り」や「セヴァーンの牧草地」などが含まれているだけでなく、世界初録音の歌曲も14曲含まれています。 2009年ウィグモア・ホール/コーン財団国際声楽コンクールで第1位を獲得したマーカス・ファーンズワースの表現力豊かな歌唱でお楽しみください。
収録作曲家:
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イェ・シャオガン(1955-):
言葉のない告別の歌
消失的銀杏 [ヤンヤン(指揮)、杭州フィルハーモニー管弦楽団 他]YE, Xiaogang: Song of Farewell Without Words / The Faint Ginkgo (Yuanchun Yu, Hongxuan Chen, Hangzhou Philharmonic, Yang Yang)
発売日:2024年10月11日
NMLアルバム番号:8.579151CD価格:1,900円(税込)
1955年に上海で生まれたイェ・シャオガンは、現代中国を代表する作曲家の一人です。彼は、自作に中国の民間伝承のエピソードや風景、自然などのモチーフを取り入れることで知られ、演奏会用の音楽だけでなく、数多くの映画音楽でも権威ある賞を受賞するなど、その作品は高く評価されています。 このアルバムには2つの作品を収録。「言葉のない告別の歌」は、精緻で美しいメロディーと洗練されたオーケストレーションが特徴で、芸術的創造のインスピレーションや死というテーマに深く迫ったストーリー性のある作品です。琵琶や京胡、笛など、中国の伝統的な楽器が巧みに用いられています。 「消失的銀杏」は、イェ・シャオガンが愛する「イチョウの木」をモチーフにした植物シリーズの最新作。優雅で繊細な音色の変化が美しいこの曲には、中国に数億年前から存在するイチョウへの想いが込められるとともに、未知のものに対する人間の探究心と好奇心、そして人間と自然の相互依存への関心、さらに人間の心の奥底にある美への深い洞察が表現されています。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《キアラとセラフィーナ》 [グレタ・ドヴェーリ、ファン・ジョウ 他、セスト・クアトリーニ(指揮)、オーケストラ・リ・オリジナーリ]発売日:2024年10月11日
CD 2枚組価格:2,900円(税込)
このアルバムは、初演から200年を経た2022年12月、ドニゼッティの生地、ベルガモでの復活蘇演の収録です。19世紀のオペラをピリオド楽器で演奏する目的で創設されたオーケストラ、リ・オリジナーリを、このジャンルのエキスパート、セスト・クアトリーニが率い、新国立歌劇場の《フィガロの結婚》(2017年)のアルマヴィーヴァ伯爵役で日本でもお馴染みのピエトロ・スパニョーリを中心に、スカラ座アカデミアの若手歌手を起用しました。
収録作曲家:
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ディレツキー(1630-1690):
レクイエム
復活のカノン [アンジェイ・コセンジャク(指揮)、ヴロツワフ・バロック・アンサンブル]DILETSKY, N.: Canon of the Resurrection / Christ Is Risen from the Dead / Requiem Liturgy (Mykola Dyletsky) (Wrocław Baroque Ensemble, Kosendiak)
発売日:2024年10月11日
NMLアルバム番号:CDAccordACD338CD価格:3,675円(税込、送料無料)
キーウ生まれのミコラ・ディレツキーは、音楽理論家、作曲家、教育者。ヴィリニュスで学び、スモレンスク、キーウ、モスクワ、サンクトペテルブルク、リヴィウ、クラクフで活動しました。ポリフォニックな合唱音楽を数多く作曲、その中には礼拝のための音楽やさまざまなモテット、カノンなどが含まれています。 ポーランドの知られざるバロック音楽の紹介に尽力する指揮者アンジェイ・コセンジャクは2019年にディレツキーの音楽に初めて出会い強い感銘を受けました。同年、彼の「レクイエム・リトゥルギー」の一部を演奏し、その後もディレツキーの作品に取り組んでいます。 このアルバムには、東方正教会の音楽と西洋の音楽的要素の融合が見られる、四声の無伴奏合唱向けに書かれた2つの礼拝曲が収録されています。ヴロツワフ・バロック・アンサンブルは各声部2人(ソプラノ、カウンターテナー、テノール、バス)の合計8人で演奏。ポーランド・リトアニア共和国で作られた音楽とウクライナの多声音楽の源流を探る1枚です。
収録作曲家:
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ロッシーニ(1792-1868):
ピアノのための全作品
(19世紀のオリジナル楽器による) [パオロ・ジャコメッティ]発売日:2024年10月11日
CD 8枚組価格:5,550円(税込、送料無料)
ジャコメッティによる記念碑的名シリーズ、待望のBOX化!ミラノ出身のジャコメッティが、ロッシーニのピアノ作品を全て録音したシリーズが待望のセットで登場。 歌劇作曲家として大きな成功を収めながら37歳にしてその世界から身を引き、後半生は小品や宗教作品などをマイペースで作曲したロッシーニ。様々な小品を集めた『老いの過ち』を晩年までに全14巻編集(出版は歿後)、その中にはピアノのための小曲がたくさん含まれており、このシリーズにはこれらを全曲収めています。なかにはユーモラスなタイトルが付けられた作品も多く、また「やれやれ! 小さなえんどう豆よ」「ロマンティックな挽き肉」といった美食家ロッシーニらしいものも。どの曲もたいへん親しみやすい曲想となっています。 さらにジャコメッティは、ロッシーニ存命中に彼が生活したフランスで作られたオリジナル楽器を使用。その端正な音色でこれらの作品を楽しむことが出来るのが、このBOXの素晴らしさと言えるでしょう。 なおそれぞれのCDには『老いの過ち』各巻の題名などをもとにしたタイトルが付されていますが、曲順などは独自に入れ替えが行われています。
収録作曲家:
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シュルマン(1924-2020):
〈管弦楽作品集〉
ピアノ協奏曲
交響的練習曲「ガウディアーナ」
「マン・イン・ザ・スカイ」
ロマンシング・ザ・ストリングス [ワン・シャイン(ピアノ)、ベン・ジャーノン(指揮)、BBCフィルハーモニック]SCHURMANN, G.: Piano Concerto / Gaudiana / Man in the Sky Overture / Romancing the Strings (Xiayin Wang, BBC Philharmonic, Gernon)
発売日:2024年10月11日
NMLアルバム番号:CHAN20341CD価格:2,400円(税込)
作曲家、ピアニスト、指揮者のジェラルド・シュルマンは、当時オランダ領東インドのケルトソノ(ジャワ島)で生まれました。家族はスルタンの宮殿に近い場所に住んでおり、そこではしばしばガムラン楽団が演奏していました。この伝統的なインドネシア音楽の五音音階と緻密なリズムは、若きシュルマンに深い印象を残し、その異国情緒は長じてからの作品にも反映されています。1950年代から1960年代にかけて、映画音楽の作曲家として活躍。「ロングアーム」や「黒博物館の恐怖」などの音楽を書き上げました。 このアルバムには彼の4つの作品を収録。「マン・イン・ザ・スカイ」は、同名の映画のためにシュルマンが作曲した演奏会用序曲です。ピアノ協奏曲は2つの楽章から成り、第1楽章は速くて技巧的、第2楽章は瞑想的な性格を持っています。名ピアニストのジョン・オグドンのために作曲され、1973年11月に初演されました。 「ロマンシング・ザ・ストリングス」は、ディズニーの映画『Dr. Syn - Alias the Scarecrow(まぼろし密輸団)』のためにシュルマンが作曲したオリジナルの音楽を主題とした6つの短い変奏曲。アルバムの最後におかれたのは「ガウディアーナ」で、カタルーニャの建築家ガウディの作品にインスパイアされた管弦楽のための交響的練習曲です。 協奏曲でピアノを演奏するの中国出身、現在はアメリカで活躍するピアニスト、ワン・シャイン。これまでの録音は『グラモフォン』誌、BBCミュージック・マガジンなどで高く評価されています。
収録作曲家:
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ロジャース&ハマースタイン:
ミュージカル《回転木馬》 [ハックマン、ベネット、他、ジョン・ウィルソン(指揮)、シンフォニア・オヴ・ロンドン]RODGERS, R.: Carousel [Musical] (Complete original score) (Hackmann, Bennett, Boggess, Ovenden, Sinfonia of London, J. Wilson)
発売日:2024年10月11日
NMLアルバム番号:CHSA5342SACD-Hybrid 2枚組価格:5,175円(税込、送料無料)
前作『オクラホマ!』(CHSA5322)の成功に続く、ジョン・ウィルソンとシンフォニア・オブ・ロンドン (SOL) によるロジャース&ハマースタインの新作は、回転木馬の呼び込みで生計を立てる男ビリーと客として訪れた女工ジュリーの悲恋を描き「愛とはなにか」を問う名作ミュージカル《回転木馬》です。 この録音では、オリジナル・スコア(ノーカット)とドン・ウォーカーによるオリジナルの35人編成のオーケストレーションを使用、主役の2人にはナサニエル・ハックマンとミカエラ・ベネットを起用し、脇を固める人物も素晴らしい歌手たちが演じるとともに、合唱パートはロンドンのウエストエンドで活躍している24人の若手歌手が担当しています。 心に残るナンバーも多く、とりわけ第2幕でジュリーとネティによって歌われる「人生ひとりではない」(You'll Never Walk Alone)は、1963年10月にジェリー&ザ・ペースメイカーズのカバーによって全英チャートの1位を獲得しました。ジョン・ウィルソンは、この作品を「ロジャース&ハマースタインの最大の成果」と評価し、音楽が物語のドラマティックな効果を増幅していると述べています。ゴージャスな響きを余すことなく高音質録音で伝えるSACDハイブリッド盤での発売です。
収録作曲家:
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ウエルカム・ジョイ
英国近現代の女声合唱曲集 [コーヴァス・コンソート、フレディー・クロウリー(指揮)]発売日:2024年10月11日
NMLアルバム番号:CHSA5350SACD-Hybrid価格:2,700円(税込)
フレディ・クロウリー率いるコーヴァス・コンソートによるのCHANDOS第2作。前作のサクソフォン四重奏との共演(CHAN20260)で注目を集めた彼らが、今作では女声合唱とハープのための音楽に焦点を当てています。 アルバムの中心となるのは、グスターヴ・ホルストの女声合唱作品で、『二つの東洋の絵』、『葬送歌と祝婚歌』、そして『リグ・ヴェーダからの合唱賛歌』の3曲を収録。女学校での教職経験を持ち、女声合唱の推進者でもあったホルストならではの繊細かつ抒情的な作品です。他には、ホルストの娘イモージェンや彼女と同世代の女性作曲家エリザベス・ポストンの作品、さらに近現代の女性作曲家たちの作品も収録されています。また、インド生まれでアメリカを拠点に作品を発表している作曲家シュルティ・ラジャカセルがホルストと同様に「リグ・ヴェーダ」からインスピレーションを受けて作曲した2曲の世界初録音作品も聴くことができます。 教会のまろやかな響きを生かした美しいハーモニーを高音質録音で捉えたSACDハイブリッド盤での発売です。
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スッダ(1859-1940):
ピアノ作品集 [ゼイネプ・ユチバシャラン(ピアノ)]DELLA SUDDA, F. Bey F.: Piano Works (Der Pasha - Franz Liszt's Pupil from Istanbul) (Üçbaşaran)
発売日:2024年10月11日
NMLアルバム番号:GP923CD価格:2,175円(税込)
トルコ出身のピアニスト、作曲家、ファイク・ベイ・フランツ・デッラ・スッダの作品集。彼はフランツ・リストの弟子で、リストは彼を親しみを込めて「デア・パシャ」と呼んでいました。当時「最も注目すべき、優雅で輝かしいピアニスト」として称賛された彼の作品は、一見サロン風の優雅な雰囲気を備えていますが、実際には旋律や和声、リズムに工夫が凝らされた独創的なもので、軒並み出版されるなど高い人気を誇りました。 そんなデッラ・スッダの作品を取り上げたのが、トルコ出身のピアニスト、ゼイネプ・ウチュバシャランです。彼女は幼少期から音楽教育を受け、ブダペストのリスト音楽院やフライブルク音楽大学、南カリフォルニア大学で学び、数々の国際的なコンクールで受賞しています。これまでにリスト、シューベルト、モーツァルトの作品のほか、トルコの作曲家サイグンの作品も録音しており、いずれも高く評価されています。
収録作曲家:
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カレイドスコープ
現代女性作曲家によるピアノ作品集 [イサベル・ドバロ(ピアノ)]Piano Recital: Dobarro, Isabel (Kaleidoscope - Contemporary Piano Music by Female Composers from around the World)
発売日:2024年10月11日
NMLアルバム番号:GP944CD価格:2,175円(税込)
スペインのピアニスト、イサベル・ドバロの「カレイドスコープ」と題されたアルバム。日本でおなじみの菅野ようこや田中カレンをはじめ、ピューリッツァー賞受賞者のジュリア・ウルフやラテン・グラミー賞にノミネートされたガブリエラ・オルティスなど、国際的に評価の高い女性作曲家たちの作品を収録、いずれもドバロが敬愛する人物で、その作品はさまざまな大陸の文化、伝統から生まれたものです。 イサベル・ドバロは、数々のコンクールで入賞経験を持ち、現代音楽の擁護者としても活躍しています。特に女性作曲家たちの多くの作品を初演し、Women Now Conferenceではスペインのレティシア王妃や映画プロデューサーのキャスリーン・ケネディと共に講演を行いました。2016年には、メゾ・ソプラノのアンナ・トンナと共に、世界中の女性作曲家の作品を広めるための「Women in Music Project」を立ち上げるなど、幅広く活動しています。
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パルムグレン(1878-1951):
〈ピアノ作品全集 第8集〉 [ヨウニ・ソメロ(ピアノ)]PALMGREN, S.: Piano Works (Complete), Vol. 8 (Somero)
発売日:2024年10月11日
NMLアルバム番号:GP952CD価格:2,175円(税込)
北欧の抒情と洗練された西欧的な感性から生まれたピアノ曲が日本でも人気のあるパルムグレン。フィンランドのピアニスト、ヨウニ・ソメロによる全曲録音シリーズの第8集は収録曲のほとんどが世界初録音です(冒頭の「Solsken genom tårar 涙の向こうに差し込む太陽」のみ、1950年に作曲家自身がフィンランドのラジオ放送のためにスタジオ録音を行っています)。 アルバムにはヴィルトゥオーゾのための演奏会用練習曲から、彼の友人で、たびたび共演を行ったパーシー・グレインジャーに捧げられた、驚くほどの多様性を持つ《10の小品》 Op. 79、そして自身の歌曲をピアノのために編曲した「6月」の他、初期の作品も多数収録されており、パルムグレン愛好家にとっても新たな発見の旅となるでしょう。
収録作曲家:
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合唱聖歌コンチェルト
シュニトケ、ヴェーデリ、ボルトニャンスキー [ユヴァル・ワインバーグ(指揮)、SWRヴォーカル・アンサンブル]Choir Concertos - SCHNITTKE, A / VEDEL, A. / BORTNIANSKY, D.S. (South West German Radio Vocal Ensemble, Y. Weinberg)
発売日:2024年10月11日
NMLアルバム番号:SWR19150CDCD価格:2,400円(税込)
シュニトケによる傑作をメインに、ロシア正教会の「合唱聖歌(教会)コンチェルト」の新旧作品を組み合わせた1枚。 器楽演奏が許されていなかった正教会の礼拝用音楽では、合唱をオーケストラのように駆使し、西洋の合奏協奏曲のように複数のソロとトゥッティを組み合わせた「合唱聖歌コンチェルト」が発達しました。ウクライナのヴェーデリはこのジャンルの初期の作曲家で、ボルトニャンスキーはこの形式の大成者です。 1917年のロシア革命以後、合唱コンチェルトは一時衰退したかに見えましたが、1934年生まれのシュニトケはロシア正教会の神秘主義に親近感を抱き、中世アルメニアの詩人ナレクのグレゴリウス(951-1003)の哀歌をテキストにした4部からなる合唱聖歌コンチェルトを書き上げました。古風なスタイルを取りつつも彼の宗教観が表現された名作となっています。 南西ドイツ放送合唱団の選りすぐりのメンバーたちによる「SWRヴォーカル・アンサンブル」のダイナミックな演奏で。
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ボーエン(1884-1961)/
ウォルトン(1902-1983):
ヴィオラ協奏曲 [ディヤン・メイ(ヴィオラ)、ブレット・ディーン(指揮)、ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団]BOWEN, Y. / WALTON, W.: Viola Concertos (Diyang Mei, German Radio Saarbrücken-Kaiserslautern Philharmonic, B. Dean)
発売日:2024年10月11日
NMLアルバム番号:SWR19158CDCD価格:2,400円(税込)
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〈ベルナルト・ハイティンク ポートレート 第2集〉
バイエルン放送交響楽団名演集 [ベルナルト・ハイティンク(指揮)、バイエルン放送交響楽団 他]発売日:2024年10月04日
CD 9枚組価格:11,700円(税込、送料無料)
初出音源あり!
60年以上にわたるハイティンク&BRSOの名演から選りすぐった名演をボックス化。1958年にバイエルン放送交響楽団の定期演奏会で指揮、以降60年以上にわたってオーケストラと緊密な協力関係を築いてきたベルナルト・ハイティンク。今回の収録曲もオーケストラにとってはコンサートシーズンの目玉になるような大曲が多く、指揮者とオケとの盤石の信頼関係がうかがわれます。 「第九」は悠揚迫らざる音楽作りが曲の風格をさらに高めるような演奏。ブルックナーの第8番はハイティンクの同曲録音の中でもっとも長い演奏時間をかけた重厚緻密な演奏として話題になりました。ショスタコーヴィチも第8番と第15番を収録、Deccaに録音した交響曲全集でレコード・アカデミー賞に輝いたように、この作曲家もハイティンクの十八番。ドヴォルザークの第7番はコンセルトヘボウとの1957年録音があっただけなので、24年後の当録音はファンにとって非常に興味を惹かれるものでしょう。 ドヴォルザークの第7番とショスタコーヴィチの第15番は当セットが初出。レーベル情報では2025年前半に分売を予定しているとのことです。 -
J.S.バッハ(1685-1750):
ミサ曲 ロ短調 BWV 232 [アンドレア・マルコン、ラ・チェトラ・バーゼル、ミリアム・フォイアージンガー、ハナ・ブラジコヴァー、カルロス・メナ ほか]BACH, J.S.: Mass in B Minor, BWV 232 (Feuersinger, Blažíková, Mena, La Cetra Vocal Ensemble, La Cetra Baroque Orchestra Basel, Marcon)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:A567CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
マルコン&ラ・チェトラの結成25周年記念盤、
知見と実践を傾注した渾身の「ロ短調」!1997年にヴェニス・バロック・オーケストラを結成し、カルミニョーラとの録音でセンセーションを巻き起こしたアンドレア・マルコンが、その2年後に 古楽実践の世界的拠点であるスイスのバーゼルで器楽と声楽を統合して創設したのがラ・チェトラ。結成25周年の節目を飾るプロジェクトに選んだのは、マルコンが15歳の時に初めてスコアを買って以来「理解が進むほど謎が現れる」と語るバッハのロ短調ミサ曲です。 今回の録音で特に留意したというのがソロとリピエーノの効果をはじめとして、立体的な音像として作品を提示すること。ソリストも合唱に参加する総計30名の合唱に対し、器楽は総勢16名の弦(5/4/3/2/2)にバッハ指定の管楽器群、通奏低音にはテオルボ2と2種類のオルガンを起用(オルガンは同一奏者が弾き分け、マルコンは指揮に専念)。アッラ・ブレーヴェは重々しく取るなどテンポ設定もそこかしこ特徴的でありながら説得力に満ち、二重合唱の対比やパート間の交錯の妙は指揮者と演奏陣の強い信頼関係あればこそ。 トランペットのラックナー、トラヴェルソのヴァルテル、オルガンのブッカレッラなど存在感ある名手も多く名を連ねる中、ソロも歌うバス大野彰展やソプラノ井上果歩、ヴァイオリン朝吹園子など日欧双方で注目を集める名手たちも参加。指揮者自身による解釈解説の他、ダニーデン・コンソートで自らも同曲を録音している指揮者=音楽学者ジョン・バット、ライプツィヒ・バッハ協会理事ジル・カンタグレルらも記事を寄せたライナーノート(英・仏・独語)も充実しています。バッハ最後の大作と目される音楽遺産の実像を問い直す見過ごしがたい新録音です。収録作曲家:
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ヴィヴァルディ(1678-1741):
『四季』と3つの協奏曲 [アマンディーヌ・ベイエ、リ・インコーニティ、アルバ・ロカ、マルコ・チェッカート]発売日:2024年10月04日
CD価格:1,575円(税込)
ベイエ&リ・インコーニティ快挙の名盤『四季』、待望の復活!2008年にZig-Zag Territoiresレーベルで制作されリリース直後から熱烈な反響を巻き起こし、リ・インコーニティという古楽器合奏団の名を世界に知らしめた名盤がALPHAで新装再登場! 2015年にALPHA COLLECTIONシリーズの1枚として限定再発売され、そのプレスが切れて以来の待望のカタログ復活です。 自身もバロック・ヴァイオリン奏者でバロック・ダンスの専門家でもある音楽学者オリヴィエ・フレの全面協力により、『四季』のほか録音プロジェクト進行中に発見された曲も含め3曲の協奏曲を併録(RV 578a と 372 は当時世界初録音)。弦楽は各パート1人ずつに絞った室内楽編成で、通奏低音にはチェンバロと撥弦奏者が加わり、南フランスやイタリア、スペイン、コロンビアから集まったプレイヤーたちが緊密なアンサンブルで繰り広げる演奏はきわめてスリリング、それでいてヴィヴァルディ作品の魅力を隅々まで精緻に捉えた充実度。 カフェ・ツィマーマンやアンサンブル415でも活躍していた時代を経て、本格的にリ・インコーニティに活動の軸を移した頃にあたる録音時を振り返って、ベイエ自身が内容を紹介する2015年再発売時のインタビュー(仏・英・独語)も、アルバムの面白さをよく伝える内容になっています。
収録作曲家:
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グルック(1714-1787):
悲歌劇《オーリードのイフィジェニー》 [ジュリアン・ショーヴァン、ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ、ユディト・ファン・ヴァンロイ、ステファニー・ドゥストラック、シリル・デュボワ 他]GLUCK, C.W.: Iphigénie en Aulide [Opera] (Wanroij, Oustrac, Dubois, Christoyannis, Bou, Le Concert de la Loge, Chauvin)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:ALPHA1073CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
待望すぎる古楽器初録音!
リュリとワーグナーを繋ぐグルック快挙の傑作オーストリア出身のグルックによる《オーリードのイフィジェニー(アウリスのイフィゲニア)》は彼のパリ進出の成功を決定づけた重要作品で、リュリが確立したフランス・オペラにおいて新境地を拓いた傑作。ワーグナー編曲版で序曲だけ単独演奏されることも少なくありませんが、グルック自身の想定した姿に迫る古楽器での全曲録音CDはなぜか全くありませんでした(ミンコフスキ指揮は映像ソフトのみ、ERATOのガーディナー盤はリヨン国立歌劇場管弦楽団との現代楽器演奏、OEHMSのシュペリング盤はワーグナー編曲版)。 その渇を潤して余りある当録音は、近年ハイドンの『パリ交響曲集』やモーツァルトの後期作品の録音でシーンを賑わせるフランスの古楽器集団ル・コンセール・ド・ラ・ロージュによるもの。指揮者ショーヴァンは細部まで徹底して作曲家の企図を読み解き、ソリストも初演歌手たちの個性をふまえて選出、後に付加された女神ディアーヌ降誕の場面は大道具での劇的効果をきらったグルックの考えに沿うよう排し、神官カルカスへの託宣でフィナーレが導き出される初演版を採用(この版も当盤が世界初録音)。随所で存在感をあらわす合唱もヴェルサイユの精鋭陣が見事に歌い上げます。 レチタティーヴォとアリアが延々交互に続く形式を避け、オペラ全体を一続きの音楽として通作する「改革オペラ」の真骨頂、名歌手たちのドラマティックな歌唱と迫真の古楽器演奏でじっくりお楽しみ下さい。収録作曲家:
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リスト(1811-1886):
巡礼の年(全曲) [ロジェ・ムラロ]LISZT, F.: Années de pèlerinage (Muraro)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:ALPHA1075CD 3枚組価格:5,025円(税込、送料無料)
充実を極めるムラロのリスト解釈、
大本命『巡礼の年』がALPHAから登場!17歳までサクソフォンを吹き独学でピアノを弾いていた後、パリ音楽院に入学しイヴォンヌ・ロリオ門下に才能を伸ばし、彼女のパートナーであるメシアンの音楽にも深く親しむようになったフランスのピアニスト、ロジェ・ムラロ。超絶技巧のヴィルトゥオーゾ作品でも精緻なフランス近現代曲でも深い解釈を聴かせるそのピアニズムは、度重なる来日公演と録音を通じて多くの人々を虜にしてきました。 深い作品愛に裏打ちされたリスト解釈はライヴでもCD録音でも話題を呼んでいますが、このたびリスト中期から後期にかけての作風変遷を象徴する充実曲集『巡礼の年』全3巻を補遺『ヴェネツィアとナポリ』を含めて完全収録したアルバムがALPHAから登場。並外れたテクニックでパリを席捲した若き日、ダグー伯爵夫人との3年にわたる逃避行の最中リストがスイスやイタリアで書き留めたスケッチをもとに後年再編され、断続的に刊行されたこれらの曲集は、リスト特有の先進的和声とダイナミックな展開とが併存する難曲揃い。ムラロは作品の細部まで徹底して掘り下げた解釈を機微あざやかな演奏に昇華させ、鍵盤から繰り出される響きの起伏を追いながら音楽を聴き深める喜びを堪能させてくれます。 この連作を「世界に及ぶ親しみ Intimité universelle」と表現し、作品への愛着を強く感じさせるムラロ自身のライナーノートも端的かつ興味深い内容(仏・英・独語)。「異質さを際立たせるべく」ハルモニウム演奏で始まる「第3年」まで次々聴き進めずにおれない充実の録音です。収録作曲家:
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SARAHBANDA サラバンダ
[カラーヴァイナル] [サラ・ウィリス、ジュニエット・ロンビーダ、アイリン・ピノ、ホルヘ・アラゴン ほか]発売日:2024年10月04日
LP価格:2,475円(税込)
大ヒット・シリーズの番外編、
サラ・ウィリスと仲間たちによるキューバ音楽のアルバムにカラーヴァイナルが登場!ベルリン・フィルの人気ホルン奏者サラ・ウィリスがキューバの友人たちと2020年から録音とリリースを開始し、コロナ禍の困難を乗り越えてアルバム3部作と映像作品を無事にリリースした「モーツァルトとマンボ」シリーズ。そこでキューバ音楽の演奏を受け持ったのが、サラ・ウィリスを中心としたバンド「サラバンダ」でした。 2024年8月に番外編として発売された彼らの演奏をたっぷりと聴くことの出来るアルバムに、カラーヴァイナルが登場。冒頭からサラが得意の低音を挨拶代わりに吹き鳴らし、陽気な掛け声も入って独特の音楽世界に一気に引き込まれます。有名なヒット曲からクラシックのアレンジ、オリジナルまでを幅広く収録。哀愁を帯びたメロディ、体を動かさずにいられないリズム、音を通じたプレイヤー同士の会話と一体感、キューバ音楽の魅力と音楽の素晴らしさが凝縮されたアルバムです。ラストは各プレイヤーのテンション高いアドリブを盛り込んだ、10分を超えるスリリングなナンバー。 -
発売日:2024年10月04日
CD価格:2,775円(税込)
2019年に12回のリサイタルでシューベルトのソナタ全曲を弾き切ったマチュー・ゴーデ。その直後から開始されたソナタ全曲と主要ピアノ作品を網羅するプロジェクトの第10弾。人気曲の第20番(CDでは第19番と表記)と、第4番を収録。第4番第2楽章の旋律は、第20番第4楽章へと昇華していることでも有名です。
収録作曲家:
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発売日:2024年10月04日
CD 2枚組価格:3,000円(税込、送料無料)
新ウィーン楽派の使徒的存在コーリッシュSQによる、モーツァルトとシューベルトの円熟期の作品集を復刻。ヴァイオリニストのルドルフ・コーリッシュによって創設されたコーリッシュ四重奏団は、1936年から37年にかけて行ったシェーンベルクの弦楽四重奏曲全集という記念碑録音で名声を博しましたが、当盤はモーツァルトとシューベルトを中心に古典派とロマン派における彼らのスタイルを伝えてくれます。それは楽曲の構造を明快に打ち出し、溌溂としたリズムと快いテンポで描くもの。緩徐楽章でも音楽が耽溺することなく流れてゆきますが、柔らかな音と抒情も備え、当時の団体としては控えめながらポルタメントを使うところは第2次大戦前のウィーンの空気も感じさせます。 モーツァルトとシューベルトの後期作品は楽曲の充実ぶりが十分に伝わる一方、「音楽の冗談」は愛嬌が控えめで真剣勝負のような「冗談」になっています。シュナーベルの弟子で新ウィーン楽派に協力的だったピアニストのモナートを迎えたシューマンは、あいまいなところのない明晰明瞭な演奏となっています。 (曲目・内容欄に続く)
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オッフェンバック(1819-1880):
喜歌劇《パリの生活》 [ロマン・デュマ、トゥールーズ・カピトール国立歌劇場、アンヌ=カトリーヌ・ジレ、ヴェロニク・ジャンス、アルタヴァスト・サルキシャン 他]OFFENBACH, J.: Vie parisienne (La) [Operetta] (Gillet, Gens, Choeur du Capitole de Toulouse, Orchestre national du Capitole de Toulouse, Dumas)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:BZ10572CD+BOOK 2枚組
通常価格:5,550円→ 特価!:4,790円(税込、送料無料)オペレッタの天才が作り上げた異形の傑作、
幻のナンバーを全て収録した完全版で!1858年の《地獄のオルフェ(天国と地獄)》で決定的成功を収めた天才喜歌劇作曲家オッフェンバック。《パリの生活》は架空世界を舞台にした作品を得意としてきた彼の転機を示す異色の名作ですが、全5幕にわたる音楽は当時の演奏家たちの手にあまり、1866年秋の初演時には何週間もの稽古を経て多くのナンバーが演奏不能と判断され、カットを余儀なくされました。しかしその短縮版での初演が大成功、さらに1873年の再演で4幕版に改作され後世に残ったため、当初想定されていた重要な聴かせどころの多くは存在さえ知られず忘却の彼方に追いやられました。 ロマン派フランス音楽センター(Palazetto Bru Zane)の監修で実現した当録音は、そうした欠落を全て回収、台詞の対話部分も収録し、オッフェンバックが当初思い描いた通りの内容で《パリの生活》本来の姿を蘇らせた世界初のプロジェクトの音盤化となります。初演時にカットされていた部分には充実した三重唱や五重唱、重要な場面を彩る独唱の数々があり、全編通しての規模感の違いも含め作品の印象を大きく変える内容が驚くほど瑞々しい解釈に結実しています。 1976年にミシェル・プラッソン指揮により《パリの生活》を普及版で全曲録音したトゥールーズ・カピトール管弦楽団&歌劇場合唱団と共に、ジャンス、ジレ、ゴートロ、モイヨン……と幅広い世代の錚々たる歌手陣が織りなす喜歌劇の精髄。Bru Zaneレーベルの常通り図版満載の美麗ブックレット(仏・英語/台本とその英訳付き)と共にお楽しみ下さい。収録作曲家:
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シュニトケ(1934-1998):
〈映画音楽集 第6集〉
『小悲劇』(1979) [ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)、ベルリン放送交響楽団 他]SCHNITTKE, A.: Film Music, Vol. 6 - Little Tragedies (Martha Jurowski, Mamresheva, Suchanow, Blumina, Rundfunk-Sinfonieorchester Berlin, V. Jurowski)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:C5496CD価格:2,475円(税込)
アルフレート・シュニトケは、1960年代から映画音楽を手掛け、1962年から1984年にかけて66曲を作曲しました。彼のスタイルは前衛派にはあまり受け入れられませんでしたが、映画観客やコンサートの聴衆には好評でした。 この映画音楽集第6集には、1979年製作、プーシキン原作の連続テレビドラマ『小悲劇』の音楽が収録されています。プーシキンの原作は4つの短編から成り立ち、オリジナルの「けちな騎士」以外は伝統的な物語である、ドン・ファン、モーツァルトの死にまつわる噂、1665年にロンドンで発生したペストを基にしたエピソードが用いられており、これらの作品は人間と死との関係をテーマに、西ヨーロッパを舞台として書かれています。 この物語を題材とし、多くのロシアの作曲家たちが音楽を付けてきましたが、シュニトケは4つのテキストを彼独自の視点から再解釈、さらに、プーシキンの遺品から見つかった5ページの断片を用いて作曲したプロローグに加え、小説『エジプトの夜』のエピソードを組み込み、さまざまなスタイルや技法を駆使した音楽を作り上げています。 「モーツァルトとサリエリ」ではモーツァルトの作品からの引用も聴かれます。今回の録音では指揮者ウラディーミル・ユロフスキによる入念な調査を経て、シュニトケがこのプロジェクトのために作曲したすべての音楽(映像編集で削除された部分も含む)を再構成の上、収録しています。
収録作曲家:
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バルトーク(1881-1945):
ピアノ協奏曲全曲 第1番-第3番 [ツィモン・バルト(ピアノ)、クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)、ベルリン・ドイツ交響楽団]BARTÓK, B.: Piano Concertos Nos. 1-3 (Barto, Deutsches Symphonie-Orchester Berlin, Eschenbach)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:C5537CD 2枚組
通常価格:2,475円→ 特価!:2,190円(税込)アメリカのピアニストであり作家でもあるツィモン・バルトは、1989年にエッシェンバッハと共演して以来、長年にわたる友好関係を築いてきました。これまでにCAPROCCIOレーベルからは、チャイコフスキーのピアノ協奏曲(C5065)やブラームスのピアノ協奏曲(C5210)を収録したアルバムをリリースしています。 ここでのバルトは、バルトークの演奏にありがちな「ピアノを打楽器的に扱うアプローチ」ではなく、しなやかなタッチが必要だと考え、ゆったりしたテンポを取って旋律を伸びやかに歌わせています。通常はCD1枚に収まる3曲ですが、87分を超える演奏時間のため2枚組でのリリースとなりました。
収録作曲家:
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北インド
サントゥールの響き [シヴクマール・シャルマ、カシナート・ミシュラ]発売日:2024年10月04日
CD価格:2,775円(税込)
美しい音色と超絶技巧に酔いしれる、北インドのサントゥールの響き中央ヨーロッパのツィンバロム、アイルランドなどのダルシマーなどと同属で、トルコから北インドに伝わる楽器サントゥール。これらは箱の上に張った金属の弦をハンマーで叩いて演奏するもので、ピアノの元になったとも言われます。 このアルバムは2022年に亡くなったサントゥールの伝説的名手、シヴクマール(シヴ・クマール)・シャルマが残した多くの録音のうち最初期のものの一つで、1972年に発売されたレコードの復刻。まずはその音色の美しさに惹かれますが、よく聴くとその驚異的なテクニックにも驚かされます。 名手がその経歴の当初から既に名手であったことを伝える貴重なアルバム。タブラを担当するのは名手パンディット・アノケーラル・ミシュラの弟子、カシナート・ミシュラ。
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神童フェリックス
フェリックス・メンデルスゾーン初期作品集 [パトリック・ファン・デル・リンデン、アルス・ムジカ、ナネッテ・マンス]MENDELSSOHN, Felix: Ave maris stella / Symphony No. 1 (Wunderkind Felix) (Mans, Ars Musica, van der Linden)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:CCS46924CD価格:2,775円(税込)
オランダの新世代プレイヤーたちが瑞々しく伝える
メンデルスゾーン初期作品群オランダの合唱指揮者パトリック・ファン・デル・リンデンを中心に、若い世代のプレイヤーが集まって発足したアルス・ムジカによるメンデルスゾーン初期作品集。作曲家がまだ若い頃、バッハをはじめとする古い時代の音楽の復権に意欲的だった師匠ツェルターの元で作曲を学んでいた時期に遡る一連の初期作品は、バロック音楽を思わせる音運びやポリフォニックな曲構造が特徴的。ここでオーケストラはナチュラル・ホルンを除き基本的に現代楽器を使っていますが、ノンヴィブラート中心のピリオド奏法を踏まえた弦楽合奏が作り出すハーモニーは透明感にあふれ、緻密な合唱と溶け合うかのような美しい調和の中、曲の起伏をよく捉えメリハリの利いた解釈を聴かせてくれます。 擬古的な書法に風格が漂うキリエ、ナネッテ・マンスの美声がひときわ映える「めでたし、海の星」、作曲翌年の『マタイ受難曲』復活上演を予告するかのようなカンタータ「ただ愛する神の摂理にまかす者」といった声楽曲の傍ら、バロックさながらの弦楽交響曲と初期ロマン派の息吹が瑞々しい交響曲第1番での冴えわたる器楽勢の活躍も聴き逃がせません。なお交響曲第1番はオランダの作曲家ミシャ・スポルクによる小編成への編曲版が用いられており、ファン・デル・リンデンによれば、ファニーの誕生日祝いにメンデルスゾーン家で行われたと伝わる初演時の姿を想定したということです。収録作曲家:
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ストラヴィンスキー(1882-1971):
協奏曲「ダンバートン・オークス」
八重奏曲/七重奏曲
日本の3つの抒情詩
ラグタイム他 [バーバラ・ハンニガン、シャルロット・コーデロイ、アレクサンドラ・ヒース、王立音楽院&ジュリアード音楽院アンサンブル]STRAVINSKY, I.: Chamber Works (Royal Academy of Music Ensemble, Juilliard Ensemble, Hannigan)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:CKD722CD価格:2,775円(税込)
バーバラ・ハンニガンLINNに登場!
2つの名門音楽院のアンサンブルを率いたストラヴィンスキー英国の王立音楽院とアメリカのジュリアード音楽院、大西洋を挟んだ2つの名門音楽院の学生たちによるアンサンブルをバーバラ・ハンニガンが指揮し、ストラヴィンスキーの小編成作品を収録したアルバム。 「ダンバートン・オークス」や八重奏曲といった新古典主義の作品を中心に、「三大バレエ」の時期に山部赤人、源当純、紀貫之3人の和歌に作曲した「日本の3つの抒情詩」から、後期の七重奏曲までを収録。高度な演奏技術と溌溂とした表現の両立がたいへん心地よく、それぞれの作品の面白さが引き立った素晴らしいアルバムです。収録作曲家:
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ジャエル(1846-1925)、
リスト(1811-1886)
サン=サーンス(1835-1921):
4手ピアノ作品集 [クラウディーネ・オルロフ、バルカート・シュピンラー]発売日:2024年10月04日
CD価格:2,775円(税込)
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エルランジェ(1863-1919):
歌劇《魔女》 [ギヨーム・トゥルニエール、ジュネーヴ高等音楽院合唱団&管弦楽団、アンドレーア・ソアレ、ジャン=フランソワ・ボラ、リオネル・ロト 他]ERLANGER, C.: Sorcière (La) [Opera] (Borras, Lhote, Soare, Orchestre de la Haute école de musique de Genève, Tourniaire)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:LBM0683CD+BOOK 3枚組価格:5,025円(税込、送料無料)
全曲録音で蘇る、歴史に埋もれたフランスオペラの大家の存在感ドビュッシーやデュカス、マーラー等と同世代で、生前はメサジェや同世代のガンヌなどと並ぶフランス歌劇界の大物だった作曲家カミール・エルランジェ。その作品は生前の人気が嘘のように録音が全くなされず、オペラ全曲録音は実に貴重というほかありません。 パリ音楽院でドリーブや元ショパン門下生のマティアスらに師事後、1888年にカンタータ『ヴェレダ』でローマ大賞に輝きイタリアに赴いたエルランジェは、その年のうちにフローベールの小説に基づく全3幕の《聖ジュリアン伝》を完成させ一躍人気作曲家に。第一次大戦勃発直前の1912年に発表された《魔女》はプッチーニの《トスカ》の原作戯曲を書いたヴィクトリアン・サルドゥの息子アンドレの台本に基づく作品で、魔女裁判の時代のイベリア半島を舞台に、人々から魔女として恐れられる女性ソラヤを軸として緊迫のドラマが起伏豊かに展開します。 晩期ロマン派ポスト=ワーグナー世代の粋が詰まった音楽はオーケストレーションも巧みで聴き応え充分。本格的な商業録音での活躍も多いジュネーヴ高等音楽院のオーケストラと合唱が、グリーグ《ペール・ギュント》劇付随音楽の録音でレコード・アカデミー賞にも輝いたギヨーム・トゥルニエールの指揮で躍動感あふれる演奏を実現、ベル=エポック期のパリを彷彿させるひとときを味わわせてくれます。
収録作曲家:
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ピアノ・ツインズ
ラヴェル、ドビュッシー、サティ:
ピアノ・デュオ作品集 [ヴァネッサ・ワーグナー、ウィレム・ラチュウミア]Piano Duo Recital: Wagner, Vanessa / Latchoumia, Wilhem - DEBUSSY, C. / RAVEL, M. / SATIE, E. (Piano Twins)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:LDV120CD日本語解説付き価格:2,775円(税込)
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永遠の四季
チャイコフスキー:『四季』
グリーグ:『抒情小曲集』より
シベリウス:『6つの即興曲』より
グリンカ: 「別れ」 [ヴァネッサ・ワーグナー]Piano Recital: Wagner, Vanessa - TCHAIKOVSKY, P.I. / GRIEG, E. / SIBELIUS, J. / GLINKA, M.I. (Everlasting Seasons)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:LDV126CD日本語解説付き価格:2,775円(税込)
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スティーヴンソン(1928-2015):
ピアノ作品集 [ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ)]STEVENSON, R.: Piano Works (P. Jablonski)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:ODE1453-2CD価格:2,475円(税込)
ペーテル・ヤブロンスキー、
ロナルド・スティーヴンソンを弾く自身のレパートリーに強いこだわりを持つピアニスト、ペーテル・ヤブロンスキーが今回取り組んだのは、スコットランドの作曲家ロナルド・スティーヴンソンの作品集。4曲の世界初録音を含んでいます。スティーヴンソンは、70分を超える長大な「DSCHによるパッサカリア」で知られ、ショパンやリスト、ゴドフスキーなどのヴィルトゥオーソの伝統を継承しつつ、スコットランドの民謡にも高い関心を寄せました。彼は100曲を超えるピアノ曲を含む、500以上の作品を残しています。 このアルバムには、1959年から2002年に書かれた作品を収録。ブリテンやパデレフスキの歌劇によるトランスクリプション、スティーヴンソンが独特のハーモニーを加えたモーツァルトの「ロマンス」、左手のみで演奏される「オスティナート・マカブロ」や、リムスキー=コルサコフの「熊んばちの飛行」とショパンの練習曲 作品番号10-2を組み合わせた「コルサコフとショパンの練習曲」など、超絶技巧を要するユニークな曲が目白押し。これらをヤブロンスキーは見事に演奏、彼の感性と技巧、表現力が余すことなく発揮されたアルバムとなっています。収録作曲家:
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フォーレ(1845-1924):
チェロとピアノのための作品全集 [ロビン・マイケル(チェロ)、ダニエル・トング(ピアノ)]発売日:2024年10月04日
CD価格:2,325円(税込)
チェリストのロビン・マイケルとピアニストのダニエル・トングが、フォーレのチェロとピアノのための全作品を作曲当時のエラール・ピアノを使用して演奏した魅力的なアルバム。エレジーやシシリエンヌといった抒情あふれるサロン風の小品から、晩年に作曲された独自の和声構造を持つソナタ第1番、第2番など、フォーレの旋律美を存分に楽しめます。 チェロのロビン・マイケルは1976年生まれ。英国王立音楽院で学び、ライヒの『チェロ・カウンターポイント』のイギリス初演を行った他、古楽系の室内オーケストラと度々演奏しています。ピアノのダニエル・トングもやはり室内楽を得意とし、オールドバラ音楽祭やエンジンバラ音楽祭などに出演しています。
収録作曲家:
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クレープス(1713-1780):
〈鍵盤のための作品集 第4集〉
組曲
6つのソナチネ [スティーヴン・ディヴァイン(チェンバロ)]発売日:2024年10月04日
CD価格:2,325円(税込)
英国の鍵盤楽器奏者スティーヴン・ディヴァインによるクレープスの鍵盤作品集第4集。 クレープスは、J.S.バッハの愛弟子として11年間を過ごし、師の音楽的影響を強く受けた作曲家として知られ、このディスクに収録された作品にもバッハとの共通点が見られます。組曲と6つのソナチネは、それぞれ彼の4巻からなる「クラヴィーア練習曲集」の第2巻と第3巻を構成するもので、どちらの曲集も1744年頃にニュルンベルクで出版されました(バッハの同名の作品集も1731年から1741年にかけて出版されています)。 クレープスは第1巻をオルガンのために、残りの3巻をチェンバロのために作曲し、タイトルページの文言にも、バッハの考え方との類似点といえる「音楽愛好家」への言及や教育的側面の強調が見られます。とはいえ、これらの作品はヴィルヘルム・フリーデマン・バッハや、特にカール・フィリップ・エマヌエル・バッハといったバッハの息子たちの前古典派のスタイルにより近いものとなっています。
収録作曲家:
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パッヘルベル(1653-1706):
〈オルガン作品集 第3集〉 [マシュー・オーウェンズ(オルガン)]発売日:2024年10月04日
CD価格:2,325円(税込)
『パッヘルベルのカノン』で知られる作曲家パッヘルベル。ブクステフーデと同時代に優れた鍵盤奏者として活躍しましたが、その作風は、ブクステフーデに代表される北ドイツ楽派と好対照。フレスコバルディやフローベルガーの流れを汲む南ドイツ・オルガン楽派の伝統を継承しています。パッヘルベルもブクステフーデと同じく、当時から高い人気を誇り、周囲の音楽家から尊敬を集め、次世代へ大きな影響を残しました。 このアルバムでは、パッヘルベルの即興技法や対位法が存分に生かされた変奏曲やコラール前奏曲、フリギア旋法を用いたマニフィカト・フーガを中心に収録。どの曲からも彼の卓越した作曲技法を窺うことができます。 今回の録音に使用されたのはスコットランドのダンブレーン大聖堂にある1989年製のフレントロップ・オルガン。多様な音色を備えた楽器です。
収録作曲家:
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サント=コロンブ2世(18世紀前半に活動):
ヴィオール作品集 [フランソワ・ジュベール=カイエ、ラシェロン、サラ・ファン・アウデンホーフェ、ヨアン・ムーラン]SAINTE-COLOMBE, J. de: Pièces de viole (Joubert-Caillet, L'Achéron)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:RIC466CD価格:2,775円(税込)
謎多き名匠の影にいた息子の見過ごしがたい才能、
端正・高雅な古楽器演奏でバロック期のフランスで愛された弦楽器ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)の名手マラン・マレの師は、当初6弦だったこの楽器に7本目の弦を加えたことで知られるサント=コロンブ氏。この名匠はファーストネームや生歿年も含め未だ不明点が多いのですが、研究が進むうち息子もヴィオールの名手で、作曲家として残した作品も現存していることが判明。近年は録音もされるようになりました。 サント・コロンブ2世の音楽を記した唯一の写本は英国人ヴィオール奏者の手によるもので、写本全体は通奏低音付き二段譜であるものの、彼の作品群が記されたページはヴィオールのパートだけで伴奏が添えられていません。マレの膨大なヴィオール作品をRICERCARで全曲録音したジュベール=カイエは今回、18世紀当時の流儀をふまえ、二人の演奏仲間と共に通奏低音パートを再構成、魅力的な五つの組曲を2声の作品群の形で録音。時に豪胆さをみせる父の作品にも通じる風格を保ちつつも、より当時の一般様式に近い整った仕上がりが美しいサント・コロンブ2世の音楽性を端正な演奏解釈で伝えてくれます。 フレーズの語り口や装飾、舞曲のリズムなどフランス・バロック特有の魅力がたっぷり詰まった充実録音です。収録作曲家:
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マリア・ローザ・コッチャ(1759-1833):
18世紀ローマの宗教曲集 [ピーター・リーチ(指揮・オルガン)、カーディフ大学室内合唱団]COCCIA, M.R.: Sacred Music from 18th Century Rome (Cardiff University Chamber Choir, Leech)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:TOCC0359CD価格:2,175円(税込)
イタリアの教会音楽史における女性作曲家のパイオニア的存在マリア・ローザ・コッチャの貴重な作品集。 1716年、ローマ教皇は、ローマで活動するプロの音楽家にサンタ・チェチーリア国立アカデミアの会員資格を義務付けました。それには試験官の前で4声のフーガを作曲する課題が課されていましたが、1774年にこの試験に合格し、女性として初めてローマのマエストラ・ディ・カペラの称号を得たのが当時15歳のマリア・ローザ・コッチャ。しかし教会は女性が宗教施設で音楽を担当することを許さず、コッチャは30歳になる前に作曲を諦めてしまいました。 彼女の作品はオペラ風の要素を取り入れて世俗音楽と宗教音楽の融合を図ったものですが、「Hic vir despiciens mundum」では18世紀ローマの伝統的なポリフォニーの様式でも作曲できたことを示しています。 このアルバムには彼女の師ペシやカサーリらの作品も収録しています。全て世界初録音。
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ペルガメント(1893-1977):
〈作品集 第1集〉
映画音楽/劇音楽
ピアノ協奏曲/室内楽/ピアノ作品集 [マルティン・マルムグレン(ピアノ)、サーシャ・マキラ(指揮)、ヘルシンキ・メトロポリタン管弦楽団 他]PERGAMENT, G.: Musical Miscellany (A), Vol. 1 (Malmgren, Nuñez, Silén, Tuuri, Hortling, Helsinki Metropolitan, Mäkilä)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:TOCC0728CD価格:2,175円(税込)
20世紀スウェーデンの個性的な作曲家モーセス・ペルガメントの録音プロジェクトがスタート。リトアニア系ユダヤ人の家系に連なるペルガメントは、フィンランドに生まれロシアで学んだ後、1919年にスウェーデンの市民権を得ました。民族主義的な表現と反ユダヤ主義が強まっていた当時、ペルガメントは複雑なアイデンティティゆえに苦悩し、ユダヤらしさとスウェーデンらしさを統合した表現を目指した結果、スウェーデン楽壇の反発を受けて黙殺同然の状態に置かれましたが、その作品は今、ダイバーシティの表現という観点から注目されつつあります。 シリーズ第1集となるこのアルバムでは、ロマンティックな初期の作品からバルトークを思わせる攻撃的な響きを持つ後期の作品までを収め、その作風を概観します。大半は演奏時間3分前後の小品ですが、冒頭に収められたピアノ協奏曲は急緩急の3楽章構成で演奏時間27分を要する堂々たる力作です。
収録作曲家:
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グルオディス(1884-1948):
〈ピアノ曲集〉
ピアノ・ソナタ 第1番・第2番他 [ダウマンタス・キリラウスカス(ピアノ)]GRUODIS, J.: Piano Music - Piano Sonatas Nos. 1 and 2 / Variations in B-Flat Major / Morning Song / Bells (Kirilauskas)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:TOCC0737CD価格:2,175円(税込)
作曲と教育活動を通じて20世紀前半のリトアニア音楽界に大きな貢献をしたユオザス・グルオディスのピアノ音楽を紹介するアルバムです。 リトアニアの民俗音楽に加えて、ラフマニノフ、スクリャービン、ショパン、ドビュッシー、レーガー、リヒャルト・シュトラウスらの影響を受けたグルオディスの作品は遅れてきた後期ロマン派とよびたくなるもの。4楽章構成のソナタ第1番、3楽章のソナタ第2番ともに悲愴味を帯びた緩徐楽章の情感の濃さと躍動的で時にたたみかけるような急速楽章の対象が印象に残ります。 演奏者のダウマンタス・キリラウスカスはチュルリョーニス芸術学校を卒業後、ザルツブルクのモーツァルテウム大学で学び、欧州各国で演奏、特にベートーヴェン解釈で高い評価を得ています。
収録作曲家:
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マギ(1922-2021):
女声のための歌曲全集 [マーリヤ・プルガ(メゾ・ソプラノ)、ステン・ラスマン(ピアノ) 他]MÄGI, E.: Songs for Female Voice (Complete) (Purga, Lassmann, Vind, Ogorodnikov, Roots)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:TOCC0741CD価格:2,175円(税込)
エステル・マギはエストニアの作曲家。タリンで生まれ、エストニア国立音楽院でマルト・サールに、モスクワ音楽院でヴィッサリオン・シェバリーンに師事。旧ソ連時代から活躍し、エストニア音楽界の重鎮として知られました。このアルバムには、1946年から2005年にかけて書かれた27曲の歌曲が収録されています。初期の歌曲は、シンプルで素朴なスタイルが特徴で、師のサールとエストニア民謡の影響を受けています。 中期から後期の作品は、エストニア民謡のミニマルなメロディーと反復的な詩が取り入れられており、演奏には高いい精度と集中力が要求されます。「三つのセトのおとぎ話の歌」や「野原で歌う」がその例です。ロシアと国境を接するエストニア南部のセト地方は、首都タリンなどとは異なる独自の文化や風習を持ち、これらの歌詞には不運を避けるための「おまじない」が織り込まれています。 また、エストニア伝承にインスパイアされた作品「Huiked」は、家事をしている女性たちが羊飼いを呼ぶ声や、動物を呼び寄せたり追い払ったりする音、羊飼いやベリー摘みの人々の声、狩人の合図など、伝統的なコミュニケーションの呼び声を捉えたもので、マギは声、ギター、フルートを用いてその音の風景を表現しています。
収録作曲家:
