Arcana

ASTRÉEレーベルを率いていたミシェル・ベルンステインが1992年に立ち上げたレーベル。エンリコ・ガッティ、アレッサンドリーニ、レツボール、バドゥラ=スコダ、フェステティチ弦楽四重奏団などを起用し、イタリア中世からバロック時代の知られざる作曲家の作品を中心にリリースしています。

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  • 商品番号:A542

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    ピアノ(チェンバロ)協奏曲 第1番-第5番 詳細ページ
    [ギル・ベ、アントニオ・ピオヴァーノ、サンタ・チェチーリア音楽院弦楽合奏団]

    発売日:2024年04月26日

    CD価格:2,775円(税込)

    気鋭のピアニスト、ギル・ベとピオヴァーノによるバッハ登場オランダ出身で韓国にルーツを持ち、現在はイタリアを中心にヨーロッパ各地で精力的に活動しているピアニスト、ギル・ベによるバッハの協奏曲が登場。共演はアントニオ・ピオヴァーノ率いるサンタ・チェチーリア音楽院弦楽合奏団で、全曲の映像がDVDで付属するうえ、映像にのみピオヴァーノが編曲したイタリア協奏曲のピアノ協奏曲版も収録されているという豪華なもの。全編にわたって溌溂としてよく歌うベのピアノに伸び伸びとしたストリングスが絡む、美しく清涼感溢れる演奏に仕上がっています。協奏曲を鍵盤楽器1台で表現するコンセプトの大もとへと引き戻されたイタリア協奏曲も面白い出来栄え。 なおデジタル配信版ではDVDの代わりに、イタリア協奏曲も音声ファイルとしてアルバムに組み込まれています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A561

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    ローマのハープ
    バロックハープを伴う17世紀ローマの声楽曲集 詳細ページ
    [リッカルド・ピザーニ、ラ・スミズランツァ]

    発売日:2024年04月26日

    CD価格:2,775円(税込)

    バロック・ハープの弦音が幾重にも重なる妙なる響き。
    バロックの真髄を美声の独唱と共に
    16世紀末から17世紀にかけて、音楽よりも先に建築や美術で後年「バロック」と呼ばれることになる新芸術が大きく開花したローマ。17世紀にはフィレンツェで花開いたオペラの技法やヴェネツィア複合唱様式などの影響で、音楽でも独唱に重きを置いた新しい様式が発展します。ソナタなどの器楽芸術も躍進してゆくこの時代、ローマでは声楽の伴奏も含め撥弦楽器奏者たちが大活躍。特にハープは古代を思わせる外観とあいまって、幾人かの名手の活躍を通じバロック期のローマで大いに愛されました。 3人の古楽ハープ奏者たちが集うラ・スミズランツァは今回、ローマ生まれで教皇庁聖歌隊出身の古楽歌手リッカルド・ピザーニと共に、この時代にハープで奏でられたローマの作曲家たちの声楽作品と器楽曲を厳選。殆どの曲が世界初録音となる貴重なプログラムを通じ、半音階を多様した当時の音楽にも対応できるよう作られたバロック型のダブルハープあればこその充実アルバムを編み上げました。 ランディやカプスベルガーなど同時代の声楽作曲家たちの曲をとりあげた録音物でたびたび言及される「ハープのミーキ」ことオラツィオ・ミーキ、不協和音も取り入れた緻密な和声語法で独特の味わいを生み出す異才マラッツォーリなどのユニークな音楽の魅力が、妙なる撥弦の重なりと古楽のスペシャリストによる美声で生々しく「いま」に蘇ります。 フレスコバルディやモンテヴェルディなど同時期のイタリア音楽の捉え方にも新たな光を投げかけてくれる、ARCANAならではの充実盤の登場です。

  • 商品番号:A560

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    発売日:2024年04月12日

    CD価格:2,775円(税込)

    バルカン半島の伝統と古楽の接点。
    ボスニア・ヘルツェゴヴィナの中世へ!
    古楽研究と並行して地元の伝統音楽からも多くを学びながら、バルカン半島の歴史遺産の素顔に迫り続けるクロアチアの古楽歌手カタリナ・リヴリャニチ。自身のグループであるディアロゴスと共に、男声アンサンブルでバルカン半島の伝統歌を追求し続けるカンタドゥリをゲストに迎えての活動も長く続けていますが、今回はクロアチアからさらにバルカン半島の奥へ踏み込み、ユーゴ内戦後着実に復興を遂げてきたボスニア・ヘルツェゴヴィナの中世音楽に注目。音楽が記されず詩句だけが残る礼拝歌の復元版を中心に、先唱者が息が続く限り歌う長いフレーズのなか他の歌手が声を添える伝統唱法を用いた碑文の朗誦も交えつつ、ア・カペラと数少ない中世楽器の伴奏で風格豊かな独特の音世界を聴かせます。 楽曲の復元は詩句の韻律や現代に残る口承伝統歌などを参照、東方正教のキリスト教だけでなく、イスラムやユダヤの伝統も歴史を彩ってきたこの地ならではのサウンドスケープを浮き彫りにしてゆく意欲的な試みを、「試み」に終わらせない音楽性は圧巻の一言! アドリア海を挟んでイタリアに伝わる笛やボスニア・ヘルツェゴヴィナの二本笛ドヴォイニツェ、独特の雑味を含んだ羊腸弦の響きが美しい弓奏ヴィエル(中世フィドル)などが随所で独特な音色を聴かせ、美しい男声ア・カペラや女声独唱と響きあいながら織り上げてゆく音世界。折に触れ何度も再訪したくなるユニークな魅力に満ちた1枚です。

  • 商品番号:A559

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    発売日:2024年03月22日

    CD価格:2,775円(税込)

    ブルネロが17世紀の名器で、20世紀の傑作ヴァインベルクの無伴奏チェロ・ソナタに臨む!近年はARCANAより、バッハを中心としたバロック作品を4弦チェロ・ピッコロで演奏するアルバムを精力的にリリースしてきたマリオ・ブルネロ。今回は通常のチェロに立ち返り彼愛用の名器マッジーニを用いて、20世紀無伴奏チェロ作品の傑作の一つ、ヴァインベルクのソナタ全4曲を録音しました。 うち第2番は1965年に作曲され作品86として出版されましたが、ここでは1977年に大幅に改訂された版を収録。高い技術と集中力で時に瞑想的、時に諧謔的、そして時に激昂するような曲想を奥深く、きめ細かく描き上げています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A562

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    発売日:2024年03月22日

    CD価格:2,775円(税込)

    選曲絶妙。イタリア初期バロック宗教音楽の生々しさを高雅に捉えたモテット集17世紀初頭、モンテヴェルディやカッチーニ等と同時代の北イタリア各地で活躍した作曲家たちの教会音楽を、3人の歌手と3人の通奏低音奏者のさまざまな組み合わせで変幻自在に聴かせてゆくアルバム。 複数声部の絡み合いを大前提としたルネサンス・ポリフォニー教会音楽から、独唱パートの存在感を強く際立たせたバロック的コンチェルタート様式が生まれ、そこからオペラという独唱ありきの新しい舞台芸術が誕生したのが1600年前後で、ここではその10年ほど後、通奏低音に支えられた独唱パートを幾つか重唱させる小編成の新しい教会音楽(モテット)が定着しつつあった頃の作品を中心にプログラムが編まれています。 モンテヴェルディを例外として大半は滅多にとりあげられない作曲家ばかりと思いきや、はっとするほど官能的な旋律美やきわめて大胆な転調あり、語りのような独唱もあればルネサンス語法の新解釈のような興味深い展開もあり、トラックごとに新鮮な驚きが詰まったアルバムの充実度は本場イタリアにおける古楽研究と演奏実践の緊密な連携、経験値の集積を強く印象づけます。 「初期バロックは教会の内と外の音楽が互いに驚くほど近かった」とライナーノートに解説されている通り、まさに世俗のマドリガーレと聴き違えるほどの内容は、聖書の中でもとりわけ煽情的・官能的な描写が相次ぐ『雅歌』から歌詞をとった作品ばかりを集めているからこその特色と言えるでしょう。 その聖俗の近似性を際立たせるべく、たとえば当時オペラの名場面を彩った共鳴弦付き擦弦楽器リローネを使ったり、モンテヴェルディ『聖母マリアの夕べの祈り』からの一章はあえてリュートソングのように撥弦楽器一つの伴奏に絞って聴かせるなど、演奏編成に工夫が凝らされている点も注目です。

  • 商品番号:A558

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    ベートーヴェン(1770-1827)
    ピアノ・ソナタ 第7番・第8番「悲愴」・第12番
    ロンド Op.51-1 詳細ページ
    [ジャンルカ・カシオーリ]

    BEETHOVEN, L. van: Piano Sonatas Nos. 7, 8, "Pathétique" and 12, "Sonate mit dem Trauermarsch" / Rondo, Op. 51, No. 1 (Cascioli)

    発売日:2024年02月09日 NMLアルバム番号:A558

    CD価格:2,775円(税込)

    ベートーヴェンが思い描いた響きを求めて。
    カシオーリ、当時のウィーンの楽器を奏でる
    1990年代半ば巨匠ポリーニに才能を見出され、DGやDECCAなどでの録音で注目されてきたジャンルカ・カシオーリ。現代作曲家として古典的な曲種のピアノ音楽も作曲する一方、演奏家としての幅広い関心は古楽器にも及び、来日公演や近年の録音ではヴァイオリンの庄司紗矢香とモーツァルトのソナタ群を、かの天才作曲家が晩年に弾いていた楽器に近いモデルのフォルテピアノで演奏し話題を呼んでいます。 そこで用いられたウィーンのヴァルター工房1805年モデルに基づくフォルテピアノを再現したのは、アレクセイ・リュビモフやロナルド・ブラウティハムら古楽器演奏に長じたプレイヤーたちからの信頼も厚い名工ポール・マクナルティ。今回は同じ楽器を用い、モーツァルトの少し後に同じウィーンで活躍したベートーヴェン初期の傑作群に迫ります。 収録曲はどれも、作曲家が1803年にパリのエラール社製の楽器を知る前の作品ばかり。適切な楽器の選択もさることながら、現代楽器での豊かな演奏経験に裏打ちされた音楽性は、古楽器の響きの特徴を活かして作品本来の姿へと迫る上でもブレのない濃やかな音色表現で耳を惹きます。 ライナーノートに寄せられたカシオーリへのインタビュー(伊語、英語、仏語)でも明敏な洞察が随所に見られ、その誠実な解釈姿勢がよく伝わってきます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A557

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    6つのパルティータ BWV 825-830 詳細ページ
    [ジュリア・ヌーティ]

    BACH, J.S.: Partitas Nos. 1-6, BWV 825-830 (Nuti)

    発売日:2024年01月26日 NMLアルバム番号:A557

    CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    バッハ作品に深い造詣を示すヌーティ、
    満を持して作曲家の鍵盤作品の集大成的傑作へ
    Deutsche Harmonia MundiとARCANAにそれぞれ録音したフランス音楽アルバムが高い評価を博す一方、イタリア・バロックの通奏低音奏法についての著書もある古楽鍵盤奏者ジュリア・ヌーティ。ロンドン王立音楽大学(RCM)で研鑽を重ね、ヴィクトリア&アルバート美術館の協力演奏家として意欲的な活動を続けた後は故郷イタリアの最前線をゆくイル・ポモ・ドーロやモード・アンティクオ、ナタリー・シュトゥッツマンの古楽器楽団オルフェオ55などでも実績をあげてきた実力派です。 バッハ作品への深い理解はキアラ・ザニシと共にARCANAで録音したヴァイオリンと鍵盤のためのソナタ集(A426)でも示されましたが、今回はライプツィヒ市の音楽監督となったバッハが自身の鍵盤技法の集大成を試み自費出版を始めた『鍵盤練習曲集』の最初の結実である6つのパルティータを全曲録音。瑞々しいタッチで力むことなく、しかし音楽の特質を隅々まで捉えた精緻な解釈で紡ぎ出される演奏は実に新鮮でありながら豊かな含蓄も感じさせ、バッハの世界に深く分け入る喜びを改めて強く喚起してくれます。 使用楽器はバッハと同時代を生きたパリの名工エムシュによる1751年製作楽器に基づく精巧な再現。エムシュの師はテレマンの友人でもあったハノーファーの鍵盤製作家アントン・ファーター(1715年に工房を開いたパリでの仏語名はアントワーヌ・ヴァテール)で、モデルとなった楽器はパリで作られながらファーター流の伝統に従っており、二段鍵盤を使うドイツ音楽の演奏に選ばれることも多い銘器(Hitasuraレーベルのフレデリク・ハースもバッハ録音で愛用しています)。 古楽器録音に通じたARCANAならではの、くっきりとした音像と残響のバランスが心地よい自然なエンジニアリングも嬉しいところです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A556

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    王のギター
    フランチェスコ・コルベッタのギター音楽 詳細ページ
    [ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)、アレクサンドル・ブロック(指揮)、フランス国立リル管弦楽団]

    CORBETTA, F.: Guitarre Royalle (La) (Vallerotonda, Zuljan, I Bassifondi)

    発売日:2024年01月12日 NMLアルバム番号:A556

    CD価格:2,475円(税込)

    ヴァッレロトンダとズリヤン。
    異能の撥弦奏者二人が探る17世紀の光と闇
    フランスの太陽王ルイ14世が私的に愛奏したスペイン式ギター(バロックギター)の名手で、フランスと英国をまたにかけ活躍した名手コルベッタ。17世紀初頭にボローニャで生まれ、世紀半ばまではイタリア半島を拠点にスペイン式ギターのための曲集を何冊か出版していましたが、1650年代にルイ14世の祭典に加わり頭角をあらわし、1660年代には王政復古期のイングランドでも新王チャールズ2世や有力貴族たちから広く愛顧を受けました。 それぞれ英仏両王に捧げられた2集の『王のギター』(1671年と1674年に出版)は今日でもバロックギター奏者たちの重要なレパートリーとして有名ですが、イタリアの異才撥弦奏者が集うイ・バッシフォンディの主宰者シモーネ・ヴァッレロトンダはここで、イタリア時代に遡ってコルベッタの作品を集めた網羅的な選曲でこの作曲家の至芸を概観。ギター二重奏を中心に、曲によっては打楽器や歌唱も加え、長いネックが特徴的な南イタリアの民俗楽器コラショーネ、かき鳴らす奏法に特化したキタラバッテンテなども使いつつ、欧州各地の宮廷文化に留まらないこの作曲家の着想源の豊かさを広く伝える選曲と解釈を聴かせてくれます。 ギター二重奏のパートナーは、中世まで遡るリュート研究と幅広い演奏スタイルの使い分けで注目を集めるスロヴェニア出身の名手ボル・ズリヤン! 作品背景を適切にふまえながら流麗なサウンドを自在に駆使するヴァッレロトンダと共に、モンテヴェルディ存命中のイタリアからリュリ全盛期のフランス様式まで、既存の録音群とは一味違った新鮮なコルベッタ像をお楽しみください。

  • 商品番号:A553

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    歌の世紀
    ヴェネツィアにおけるバロック歌劇の開花 詳細ページ
    [パオロ・ザンズ、レ・スタジョーニ、エマミュエル・ド・ネグリ、ブランディーヌ・スタスキエヴィチ、ポール=アントワーヌ・べノス=ジャン ほか]

    発売日:2023年11月24日

    CD価格:2,475円(税込)

    現代の歌劇場文化の始まりを彩った活気を、充実した古楽器演奏で当時のままに1600年前後のイタリアで、閉ざされた特権階級向けの知的な催事劇として始まった新しい舞台芸術、オペラ。その閉鎖空間の芸術が広く公衆に開かれた興業となったのはその少し後、1630年代に水の都ヴェネツィアで相次いでオープンした歌劇場を通じてのことでした。 このアルバムはそうした近代型オペラの原型ともいうべきものが育まれた17世紀前半のヴェネツィアの歌劇界に光を当て、同時期に出版された声楽曲集・器楽曲集からの抜粋を交え、バロック初期の「歌いながら語る」歌唱様式がどのように発展し、人々の心を掴んだかを概観できる選曲になっています。 この時期のヴェネツィア歌劇界の立役者たるカヴァッリの作品を冒頭と末尾に配し、その師匠でもあったモンテヴェルディ晩期の傑作群、大衆に開かれた最初の歌劇場で作品を発表した作曲家の一人ベネデット・フェラーリの声楽作品、彼らの声楽作法を横目に独自の器楽スタイルを追求したウッチェリーニのソナタなど、バラエティ豊かな選曲から「水の都」の活況を浮かび上がらせるのは、21世紀のヨーロッパでさまざまなアンサンブルの一員として頭角を現してきた俊才古楽歌手5人と、幅広い世代の俊才が集うレ・スタジオーニ。撥弦のシモーネ・ヴァッレロトンダやガンバのイザベル・サン=ティヴ、全体の指揮をとる鍵盤のパオロ・ザンズら経験豊かな才人が加わり、豪華な通奏低音勢と各パート一人ずつの弦楽が織りなす古楽器サウンドが、歌手たちの迫真の歌唱の味わいを幾倍にも引き立ててやみません。 歴史的背景を踏まえたザンズ自身の解説(伊、英、仏語)も充実した内容になっています。

  • 商品番号:A552

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    18世紀パリのマンドリン音楽 詳細ページ [アンナ・スキヴァザッパ、マルク・モイヨン、ピッツィカール・ガランテ]

    UN AIR D'ITALIE - The Mandolin in Paris in the 18th Century (Schivazappa, Mauillon, Pizzicar Galante)

    発売日:2023年11月10日 NMLアルバム番号:A552

    CD価格:2,475円(税込)

    革命前のフランスで静かに流行したマンドリンの真相に迫る充実選曲!今でこそ19世紀以降のイタリア観光ブームの影響で「マンドリンといえば南イタリア」のイメージが強いものの、この小ぶりの撥弦楽器が18世紀に一時ヴァイオリンや鍵盤楽器にも追い迫る人気を誇り、パリやウィーンなどの都市部で多くのアマチュア演奏者に求められていたことは意外に知られていません。 近年の古楽器研究の成果でその栄華に迫る録音も増えてきましたが、歴史的マンドリンの研究と演奏実践で注目を集めてきたイタリアの名手アンナ・スキヴァザッパは今回、ルイ15世時代のフランスにおけるマンドリン人気に着目。ヴァイオリンとの調弦の共通性なども幸いし奏者人口を増やしていった頃、花の都パリでどのような音楽がこの楽器の妙音で奏でられていたかを多角的に解き明かします。 ヴィオールの名手フォルクレの名曲「ラ・マンドリーヌ」やグレトリー他の声楽曲も盛り込みながら、マンドリンが蔭に日向に活躍する室内楽曲をバランスよく集め、特に編曲者不詳ながら往年の人気作曲家たちの音楽をセンス良くマンドリン向けにアレンジした一連のソナタには世界初録音の作品もあり。メロディアスで心地よい音作りの曲が多いだけに、歴史的に検証されたマンドリン(一部18世紀製のオリジナル楽器も使用)の軽やかで奥深い響きの魅力が、ひときわ際立つトラックの連続となっています。 パリで絶大な人気を誇ったグレトリーの作ほか声楽曲では、ジョルディ・サヴァール指揮のモンテヴェルディ《オルフェオ》の表題役で聴かせた圧巻の名演の記憶も新しいマルク・モイヨンの歌唱が絶品。他にもリ・インコーニティの鍵盤奏者アンナ・フォンターナ、多様な歴史的ハープを弾きこなすマリア・クリスティナ・クリアリーらの共演も頼もしく、ポンパドゥール夫人やマリー=アントワネットらが生きた時代ならではの優雅な空気を存分に楽しめます。 そこにマンドリンの響きがいかに自然に馴染むか、嬉しい驚きに出会える1枚です。

  • 商品番号:A555

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    発売日:2023年10月20日

    CD 3枚組価格:4,425円(税込、送料無料)

    大ヴェテラン続々!
    イタリア随一の古楽器合奏団が贈る鮮烈なバッハ名演がBOX化
    1989年、古楽器演奏の先進国オランダや英国で研鑽を積んだ気鋭イタリア人奏者たちが故郷で結成した古楽器アンサンブルのゼフィーロは、徐々にさまざまな名手と信頼関係を重ね、やがてゼフィーロ・バロック・オーケストラ名義で大規模な作品の演奏にも乗り出し、丁寧な作品解釈と地中海的パッションを宿した演奏の瑞々しさで世界中から喝采を浴びてきました。21世紀に同国のレーベルとして再出発したARCANAでも広範なレパートリーの録音を続け、バロック秘曲群のみならず王道レパートリーでも群を抜く解釈で話題を呼んでいます。 今回は2017~18年に相次いでリリースされ、古楽器の味わいを活かしながら安定感を失わず鮮烈な演奏に仕上げたことで注目されたバッハの傑作管弦楽作品群が待望のBOX化! フランス宮廷音楽の流儀を意識した低いピッチが独特の味わいをもたらす『ブランデンブルク協奏曲集』、ゼフィーロならではの緊密なアンサンブルを活かしつつもダイナミックな音響対比が痛快な管弦楽組曲群や教会カンタータから復元された序曲楽章、いずれも作品像をみずみずしく問い直す名演の連続です。 リコーダーのオーバーリンガーやカヴァサンティ、チェンバロのコルティ、トランペットのカッソーネなど圧巻のテクニックで存在感を発揮するソリストたちにもはっとさせられること必至。古楽器演奏世界の進展と深まりを強く実感できるバッハ解釈と言ってよいでしょう。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10426

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    モリコーネ(1928-2020)
    ヴァイオリンと弦楽合奏のための
    「シネマ・レアリティーズ」 詳細ページ
    [マルコ・セリーノ、パドヴァ・ヴェネト管弦楽団]

    MORRICONE, E.: Cinema Rarities for Violin and String Orchestra (Serino, Padova e del Veneto Orchestra)

    発売日:2023年10月13日 NMLアルバム番号:A554

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    巨匠の信頼篤いマルコ・セリーノが弾く、モリコーネ作品集第2弾2022年1月に発売され、映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネが最後に書き上げた自作の再構成としてロング・セラーを続けるヴァイオリンと管弦楽のための「シネマ組曲」(NYCX-10268/A495)。そこでソリストを務め、巨匠とも長年共演してきたヴァイオリニスト、マルコ・セリーノによるモリコーネ・アルバムの続編が登場。今回は「シネマ・レアリティーズ」のタイトル通り、「デボラのテーマ」と「古い階段の下で」など一部を除き、前作と被らない珍しい曲を集めた内容となっています。日本未公開作品の曲も多いですがいずれもモリコーネらしい美しさを湛えており、聴き込むほどに巨匠の才能の奥深さを改めて実感させられることでしょう。 モリコーネ自身の編曲に加え、そのスタイルに沿ったセリーノによる編曲も数曲収録。「マウロ・ボロニーニ組曲」はこのアルバムで初めて演奏されたものであり、オリジナル・サウンドトラック盤と同じ「シルヴァーノ・アゴスティ組曲」以外は、今回が初録音となる編曲で収録されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A548

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    フックス(1660-1741)
    歌劇《アリアンナの冠》全曲 詳細ページ
    [アルフレード・ベルナルディーニ、アルノルト・シェーンベルク合唱団、ゼフィーロ・バロック・オーケストラ、モニカ・ピッチニーニ、カルロッタ・コロンボ、マリアンネ・ベアーテ・キーラント ほか]

    FUX, J.J.: Corona d'Arianna (La) [Opera] (Piccinini, Colombo, Kielland, Zefiro Baroque Orchestra, Bernardini)

    発売日:2023年09月22日 NMLアルバム番号:A548

    CD価格:2,475円(税込)

    ウィーン音楽史上の大御所フックス、最晩期の至芸を充実演奏陣で!ウィーン古典派の三大作曲家が対位法を学んだ理論書『パルナスス山への階梯』の著者で、三代にわたる神聖ローマ皇帝に楽長として仕えた大作曲家フックス。その晩年の知られざる傑作音楽劇が、欧州古楽シーン最前線をゆく演奏陣によって全曲録音されました。 バッハやヘンデルより四半世紀早く、A.スカルラッティやパーセルなどと同じ頃に生まれたフックスは1690~1710年代が活動全盛期でしたが、1723年プラハでの主君の戴冠式を祝う《権勢と貞節》を書きながら脚を悪くして随行できず半ば引退状態に。その中で1726年の皇妃誕生日を祝うべく書かれた《アリアンナの冠》は、数々の木管・金管と打楽器が加わる充実編成の楽団と合唱を従え、5人のソリストが旋律美豊かな歌を交わしてゆく一種のセレナータ。多声処理のたくみさや種々の楽器を活かして効果的な書法を繰り出す引き出しの多さはさすが巨匠の至芸というほかなく、ヴィヴァルディやヘンデルら当時の現役世代にも比肩しうる緩急自在の音楽内容は、フックスが理論好みの書斎派などではなく常に最前線の現役気質を失わなかったことを強く印象づけてくれます。 物語は怪物ミノタウロスを退治した英雄テーセウスがナクソス島に置き去りにしたアリアンナ(アリアドネ)を酒神バッコ(バッコス)が慰め、傍らで王子ペレオと海の精テーティが結ばれるというもの(北半球の星座「かんむり座」はこの作品の表題に示された冠に由来)。 キーラントやピッチニーニらシーン最前線の名歌手たち、頼もしくも切れ味抜群なゼフィーロの古楽器演奏に加え、アーノンクールとの共演歴でも名高いシェーンベルク合唱団の参加も頼もしいところ。充実した作品解説(英・独・伊語)と併せ、ウィーン音楽史を再訪したくなる刺激豊かな新録音と言ってよいでしょう。

    収録作曲家:

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    パオロ・アレティーノ(1508-1584)
    聖土曜日のための哀歌と応唱 詳細ページ
    [オデカトン]

    ARETINO, P.: Sabbato Sancto - Lamentationes et Responsoria (Odhecaton, Da Col)

    発売日:2023年09月22日 NMLアルバム番号:A551

    CD価格:2,475円(税込)

    男声低音域の味わい深い響き、
    16世紀イタリア音楽の通念を覆す受難節音楽
    徹底した音楽学的検証を経た上での充実した演奏解釈で、ルネサンス期のイタリア音楽の「生まれたての姿」の味わいを現代に蘇らせ続けるパオロ・ダ・コル指揮の男声アンサンブル、オデカトン。今回はフランドル楽派の精緻な多声音楽に大きな影響を受けていた作曲家が多かった16世紀中盤、フィレンツェのメディチ家にも仕えながら故郷アレッツォを中心に活躍した知られざる名匠パオロ・アレティーノ(「アレティーノ」はアレッツォ出身者を意味する通称、本名はパオロ・デル・ビーヴィ)の受難節音楽という秘曲中の秘曲に迫ります。 この時期には現代で言うコントラルトから男声の中低音域までバランスよく、各声部が独立した動きを見せるポリフォニーの魅力を追求した音楽が多かったところ、パオロ・アレティーノはここでテノール、バリトン、さらにバスの低音域まで使ってバランスを低音寄りとし、随所で多声の綾よりも歌われる詩句の味わいを優先させた朗読調とも言える音運びを使用。人肌の温もりを感じさせながらも隅々まで精緻にコントロールされたオデカトンの面々の歌唱が、その作品が持つ不思議な魅力をこの上なく明晰に伝えてやみません。 色彩感より構図や描線にこだわったというフィレンツェ画派の名作群にも通じる奥深い音楽の響きが、16世紀イタリア音楽のさらなる豊饒さを改めて強く印象づけてくれる好企画です。

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    ヴィヴァルディの三つの季節
    ~ヴァイオリン協奏曲集~ 詳細ページ
    [ジュリアーノ・カルミニョーラ、リッカルド・ドーニ、アッカデーミア・デラヌンチアータ]

    VIVALDI, A.: Violin Concertos (The Three Seasons of Antonio Vivaldi) (Carmignola, Accademia dell'Annunciata, Doni)

    発売日:2023年09月08日 NMLアルバム番号:A550

    CD 3枚組価格:4,425円(税込、送料無料)

    初録音あり! ヴィヴァルディの本領に名手カルミニョーラが正面から向き合う水の都ヴェネツィアで聖職につきながら礼拝には加わらず、むしろ他の追従を許さないヴァイオリン演奏の妙技や作曲、オペラ興行手配などで名声を博した「赤毛の司祭」ヴィヴァルディ。その膨大な作品群は今や数々のオペラや声楽曲、珍しい室内楽曲に至るまで無数の名盤に刻まれていますが、その本領はやはり独奏協奏曲、とりわけ当人が名演奏家だったヴァイオリン協奏曲の数々にあったと言ってよいでしょう。 名手ジュリアーノ・カルミニョーラはこれまでも数々の録音でこの作曲家と向き合ってきましたが、同じイタリアの最前線をゆく古楽器楽団アッカデーミア・デラヌンチアータと満を持して3枚組で世に問う今回のアルバムは、そんなヴィヴァルディの活動歴を、初期から後年まで全てヴァイオリン協奏曲だけで辿ってゆく意欲作! CD1枚ごと春(最初の躍進期)、夏(全盛期)、秋(名声安定期)と作曲年代で作品を集め、変則調弦(スコルダトゥーラ)の活用やスリリングな超絶技巧、オペラにも通じる歌心、細やかな音響表現の妙と、多岐にわたるヴィヴァルディ語法の魅力を隅々まで徹底分解してゆきます。 カルミニョーラならではの圧巻のソロは今回もダイナミックでありながら気品に満ち、弦楽と通奏低音だけの編成にもかかわらず作品の機微をよく読み解き、驚くほど多彩な響きを繰り出してゆくアッカデーミア・デラヌンチアータの才人たちと味わい深くも興奮を誘う対話を続けてゆきます。 世界初録音も含むプログラム構成は、ヴィヴァルディ研究の最前線で見過ごしがたい実績をみせている音楽学者オリヴィエ・フレが全面協力、ライナーノートも執筆しています(英・仏・伊語)。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A549

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    華やげるヴィオラ・ダ・ガンバ芸術の晩期 詳細ページ [アンドレ・リスレヴァンド、ジャドラン・ダンカム、エミール・ダンカム]

    Viola da Gamba Recital: Lislevand, André - ABEL, C.F. / BACH, C.P.E. / BACH, J.S. / TELEMANN, G.P. (Galanterie)

    発売日:2023年08月25日 NMLアルバム番号:A549

    CD価格:2,475円(税込)

    18世紀に消えゆくガンバとリュートが、新開発楽器フォルテピアノと交錯する時ヴェテラン古楽撥弦奏者ロルフ・リスレヴァンドの子で、2022年ARCANAから『解き放たれたフォルクレ』(A486)でソロ録音デビューを果たした新世代のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者アンドレ・リスレヴァンド。フランス音楽に特化していた前作から一転、今度はドイツと英国で18世紀に活躍した作曲家たちに焦点を当て、ガンバと同じく当時すでに全盛期を過ぎ廃れかかっていたリュート(およびテオルボ)と、新たに普及していったフォルテピアノを交えた編成で「ヴィオラ・ダ・ガンバ史の秋」の比類ない魅力に迫ります。 テレマンのファンタジアやアーベルの小品など無伴奏作品で聴かせる、パッションを秘めた人間味豊かな音楽性もさることながら、フォルテピアノの玄妙な響きがガンバのたおやかな美音やリュートの撥弦音と重なり合う、C.P.E.バッハやアーベルの前古典派流ソナタの味わいは何ともユニーク。 鍵盤ぬきにガンバとリュートだけで奏でられるヴァイス原作のバッハ編曲作品も魅力的な響き。自身バロック・ヴァイオリン奏者としての活動歴を持ち古楽器の機微をよく知る名技師ライナー・アルントの的確なエンジニアリングを得て、古楽器ならではの音色美や音作りをじっくり味わえる仕上がりになっています。

  • 商品番号:NYCX-10405

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    フレスコバルディと
    南イタリアの作曲家たち

    ~16-17世紀ナポリ前衛音楽の影響~ 詳細ページ
    [フランチェスコ・コルティ]

    FRESCOBALDI AND THE SOUTH - Intendomi chi può che m'intend'io (Corti)

    発売日:2023年07月07日 NMLアルバム番号:A547

    CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    イタリア式チェンバロの美音が解き明かすナポリ流儀の影響。
    名手コルティの快挙!
    2018年の単独来日で話題を呼び、ARCANAレーベルではヘンデル『八つの組曲』(A499/NYCX-10285)が大きなヒットとなったイタリアの実力派チェンバロ奏者フランチェスコ・コルティ。古楽器楽団イル・ポモ・ドーロとのバロック・オペラやバッハ協奏曲でも名盤を連発していますが、今回は古楽鍵盤奏者としての原点に立ち返り、17世紀前半にローマ教皇庁のオルガン奏者として活躍しバロック鍵盤音楽史上に不滅の地位を築いたフレスコバルディに迫ります。 この重要作曲家の精巧にして多面的な音楽語法は無から生じたわけではなく、前世紀以来ナポリで育まれていた、不協和音を多用する実験精神旺盛な鍵盤技法から大きな影響を受けていたことが音楽史研究の末明らかになっていますが、ここでは具体的な作品の演奏を通じてその影響関係を探求。バロック期のイタリアのモデルに基づく2台のチェンバロを駆使し、1600年前後の和声感覚に立ち返って織り上げられる高雅な解釈に触れるうち、フレスコバルディの傑作群という金字塔的存在の「下絵」が明かされてゆくような、発見に満ちた選曲と曲順となっています(有名なトッカータや変奏曲が多数含まれている点も好感度大)。欧州古楽界に数多くの愛奏者を持つ名工フィリップ・ユモーが手掛けた楽器はいずれも、イタリア式楽器ならではの鋭角的な音の立ち上がりが急速なパッセージで粒立ちの良さを失わないばかりか、各音に含まれる豊饒な音色成分がこの上なく魅力的。 数々の古楽名盤の録音場所にもなっている教会のほどよい残響をよく伝える、ALPHAレーベルでの活躍も目覚ましいエンジニア吉田研の精妙な仕事も頼もしい1枚です。

  • 商品番号:A546

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    プロイセン王に捧ぐ
    ベートーヴェンのチェロ・ソナタ第1番、第2番と変奏曲 詳細ページ
    [マルコ・チェッカート、アンナ・フォンターナ]

    BEETHOVEN, L. van: Cello Sonatas Nos. 1 and 2, Op. 5 / 12 Variations on Handel's Judas Maccabaeus (For the King of Prussia) (Ceccato, A. Fontana)

    発売日:2023年06月23日 NMLアルバム番号:A546

    CD価格:2,475円(税込)

    欧州古楽器シーン最前線をゆくイタリアの2名手が綴る
    丁寧なベートーヴェン像
    欧州各地で多忙な活躍を続けるイタリア出身の2名手による、ベートーヴェンのチェロとピアノのための初期重要作品集。使用楽器は全て18~19世紀オリジナルです。 1792年に故郷ボンを去り、凄腕ピアニストとしてウィーンの音楽通たちの注目を集めた後に作曲家デビューを果たしたベートーヴェンですが、実は作品番号が一桁の初期出版作の半数以上にはチェロに活躍の場があります。その中でも特に重要なのが作品5のソナタ2曲。これはヘンデル『マカベウスのユダ』による変奏曲と共に1796年、チェロを好んで弾いたプロイセン王フリードリヒ=ヴィルヘルム2世の宮廷を訪問したことを機に作曲されたと伝わりますが、チェロをピアノと対等に渡り合える独奏楽器として扱った先進的な内容から、プロイセン王よりもむしろ宮廷のチェロ奏者デュポールや、作曲家がウィーンで共演していたアントン・クラフトを念頭に置いた作品だったと考えられます。 現代楽器でも古楽器でも名盤が少なくないこれら2曲を、奏者二人は情熱に任せず安定したテンポで精緻に解釈。作曲家が後年好んだグラーフのピアノを使ったソナタ2曲の堂々たる風格も、変奏曲での細やかなニュアンスも、自然な響きを生かした録音技術で深々と味わうことができます。 ブックレットの解説はチェロ音楽史研究で知られるマルク・フェルスヘーウェイク(英・仏・伊語)。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A543

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    技巧と装飾
    C.P.E.バッハとJ.C.バッハによる
    ヴィオラ・ダ・ガンバと鍵盤のためのソナタ
    詳細ページ
    [グイード・バレストラッチ、パオロ・コルシ、ステファニー・ウイヨン]

    BACH, C.P.E. / BACH, J.C.: Viola da Gamba Sonatas (Virtuosity and Grace) (Balestracci, Corsi, Houillon)

    発売日:2023年05月12日 NMLアルバム番号:A543

    CD価格:2,475円(税込)

    大バッハの息子世代とガンバや鍵盤の関係を、楽器の響きから問い直すカフェ・ツィマーマンやレ・バッス・レユニなどフランス最前線の古楽器グループとの共演でも知られる一方、ソリストとして抜群の技量と深い音楽史的洞察に満ちた解釈を聴かせるイタリアのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者グイード・バレストラッチ。近年では共鳴弦を多く備えた弦楽器バリトンを用いてのハイドン作品集、作曲家が指定した珍しい楽器アルペジョーネによるシューベルトのソナタ録音など古典派以降の作品の録音でも注目されましたが、今回は18世紀半ばに活躍した大バッハの息子たちでも特に重要な二人に光を当てます。 次男カール・フィリップ・エマヌエル・バッハが長く仕えたフリードリヒ大王の宮廷と、末男ヨハン・クリスティアン・バッハの活躍の場となったロンドンは、どちらも18世紀には例外的にガンバの名手がいたことと、最新発明のピアノを含む鍵盤楽器に高い関心を寄せる音楽愛好家がいたことで共通しており、両作曲家ともこれら二つの楽器を使った二重奏ソナタを残している点は見逃せません。 忘れられつつあったガンバと最新のピアノを前に、多感主義の旗手エマヌエルとギャラント様式の立役者クリスティアンが紡いだ音世界の奥深さを隈なく引き出す克明な解釈の意義をさらに高めているのが、入念に選ばれた楽器の組み合わせ。鍵盤はグランドピアノ型よりも先に定着したスクエアピアノと古典派時代に製作されたモデルのチェンバロを使用し、特にチェンバロにも通じるクリスピーな美音を聴かせる1786年製ブロードウッドのオリジナル楽器による録音例は稀少。モーツァルトの登場を準備した世代がいかに貴重で魅力あふれる音世界を味わっていたか、改めて深く実感できる一枚です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A545

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    ゴンザーガ家の輝き
    デ・ヴェルトからモンテヴェルディまでの宗教作品集 詳細ページ
    [ルーカ・コロンボ、ビスカントレス]

    SPLENDOURS OF THE GONZAGA - Sacred Music from Wert to Monteverdi (Ensemble Biscantores, Colombo)

    発売日:2023年05月12日 NMLアルバム番号:A545

    CD価格:2,475円(税込)

    1600年前後の音楽発展を、イタリア古楽界の俊才たちが縦横無尽にルネサンスからバロックにかけてのマドリガーレや宗教曲を、当時の様式に従って専門的に演奏するイタリアの新しい古楽合唱団ビスカントレス。少数精鋭の室内楽的な響きの確かさから合唱における精緻なアンサンブルまで、一貫して手堅くも魅力的な解釈を聴かせるこの団体が、ルネサンス期にさまざまな分野の芸術を擁護・推進しイタリア宮廷文化を牽引したマントヴァのゴンザーガ家にゆかりのある作曲家たちの作品を集中的にとりあげたアルバムです。 軸となっているのはフランドル出身でイタリアに渡った16世紀屈指のマドリガーレ作曲家デ・ヴェルトと、独唱中心のオペラばかりでなくルネサンス以来の合唱音楽にも新技法を大きく取り入れ発展させた大家モンテヴェルディ。マントヴァ宮廷との縁で生まれた彼らの作品の他、フランツォーニやガストルディといった演奏機会の少ない作曲家たちの作品に潜む細やかな機微まで鮮やかに浮かび上がらせる好演です。 解説も充実(伊語/仏英訳付)。

  • 商品番号:A544

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    ネーリ(1620頃-1670以降)
    様々な楽器のためのソナタ集 詳細ページ
    [コンチェルト・シロッコ、ヴォーチェス・スアーヴェス]

    NERI, M.: Sonate da sonarsi con varij stromenti (Voces Suaves, Concerto Scirocco, Genini)

    発売日:2023年04月21日 NMLアルバム番号:A544

    CD価格:2,475円(税込)

    コレッリ登場前のイタリアに花咲いた、驚くべきバロック・オーケストラ!古楽奏者・研究者育成の世界的拠点バーゼル・スコラ・カントルムで研鑽を重ねた気鋭奏者が集うコンチェルト・シロッコとヴォーチェス・スアーヴェスは、イタリアのARCANAレーベルへの録音を通じてクローチェ、ベルナルディ、ピッキといった知られざる17世紀イタリアの作曲家たちを続々発掘、その優れた実績の再評価に寄与してきました。これほどの結束力と専門性を兼ね備えた17世紀音楽の演奏団体は決して多くはありませんが、今回のアルバムも既存盤全てと同じく、各楽器の個性がきわだつ小編成作品から、当時の演奏作法に通じた弦・管・鍵盤の名手が何人もいなくては実現不可能な大編成の充実作まで収録。 巨匠モンテヴェルディ亡き後、歌劇作曲家カヴァッリが人気を誇った17世紀中盤のヴェネツィアで活躍したネーリの作品は、この“水の都”で器楽芸術が最初に発展した時代の面影を残しながらも、端正な気品を感じさせる整った曲構成が18世紀の音楽をも予感させ、12声部にも及ぶ大規模な合奏曲はヴィラールトやガブリエーリの複合唱形式にも、バロック後期のコレッリやヴィヴァルディの合奏協奏曲にも通じる音使いが聴かれ興趣が尽きません。 小編成の作品も声楽・器楽共にコントラスト鮮やかな展開が聴き手を飽きさせず、生前のネーリがドイツ語圏や遠くスウェーデンまで名声を轟かせていたことを裏付けてあまりある面白さ。バーゼルの名手たちの妙技に聴き惚れながら、知られざるバロック中期の音楽世界に思いを馳せたい1枚です。 研究に基づき、弦楽器などと管楽器はほぼ全音違うピッチを採用しており、管楽器が移調して演奏することで解決されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A541

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    カプスベルガー(1580頃-1651)
    アンブロジーニ(1948-)

    テオルボ作品集 詳細ページ
    [ステファノ・マイオラーナ]

    AMBROSINI, C. / KAPSBERGER, G.G.: Theorbo Music (Secret Pages) (Maiorana)

    発売日:2023年03月10日 NMLアルバム番号:A541

    CD価格:2,475円(税込)

    17世紀と現代とを自由に行き交う、水上都市ヴェネツィアに息づくテオルボの響き歴史ある水の都ヴェネツィアという「場」に焦点を当て、そのサウンドスケープの中に佇む歴史的建造物の中でかつて愛奏されていた古楽器テオルボを用い、17世紀の作曲家カプスベルガーと現代作曲家アンブロジーニの独奏曲の魅力に迫るアルバム。 低音側に弦を多く追加したリュートの一種テオルボは、17世紀初頭にオペラ歌手たちを支える通奏低音楽器として重宝されただけでなく、当時から独奏にも使われ、特に「テオルボのドイツ人」の綽名で知られたローマ暮らしのドイツ系作曲家カプスベルガーの作品は各地で筆写されて人気を誇りました。 他方アンブロジーニはフランスの若手登竜門ローマ賞やヴェネツィア・ビエンナーレでの受賞経験を持つ1948年生まれの作曲家。早くからバロック以前の音楽に関心を示し、16世紀ヴェネツィアの音楽を現代の響きの中でアレンジするなど、ダラピッコラや(彼自身も私淑した)マデルナなどイタリア20世紀の先人たちにも通じる古楽再発見と新作創出を並列的に行う作曲スタイルで知られています。 ヴェネツィア音楽院で学び、この水の都に限りない愛着を寄せるアンブロジーニが自ら同地で録った環境音(各20~40秒程度)が「場」への憧憬を誘う中、時に静謐・繊細に、時にダイナミックに重ねられる古楽器の撥弦が、様式感確かな両作曲家の音楽それぞれの味わい深さをじっくり引き出してゆく1時間。 現代ギター奏者にも馴染み深いスペイン・バロック作曲家サンティアゴ・デ・ムルシアの作品集(A484)も注目されたステファノ・マイオラーナの解釈が光ります。

  • 商品番号:A540

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    ドゥランテ(1684-1755)
    弦楽のための協奏曲集 詳細ページ
    [アッカデーミア・デラヌンチアータ、リッカルド・ドーニ]

    DURANTE, F.: Concertos for Strings (Accademia dell'Annunciata, Doni)

    発売日:2023年02月24日 NMLアルバム番号:A540

    CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    ナポリ楽派の立役者、味わい深い器楽作品の魅力を精彩豊かな解釈でナポリ楽派のオペラ作曲家たちがヨーロッパを席巻した18世紀にあって、A.スカルラッティ亡き後のナポリで数々の音楽院の院長を歴任し、夭逝の天才ペルゴレージを筆頭に数々のすぐれた作曲家を育てたフランチェスコ・ドゥランテ。作曲家としての評判もイタリア半島の外にまで広まり、同世代の大バッハはライプツィヒで彼の作品を上演しましたが、その楽譜の完成度の高さから後々までバッハ本人の作とされたものもありました。 教会音楽を中心に声楽曲で注目されてきた作曲家ながら、器楽では明確なソロを持たない4声部の協奏曲を1730~40年代に多く作曲、録音でも散発的にとりあげられてきました。今回のように体系的な録音はコンチェルト・ケルンの取り組み(Capriccio)など大変少なく、しかも作曲家と同じイタリアの最前線団体による古楽器演奏で聴けるのは嬉しい限り。 アッカデーミア・デラヌンチアータは、チェロの名手マリオ・ブルネロをソロに迎えてのバッハ協奏曲集というユニークな企画(A535/NYCX-10364)をリリースしたばかり。今回も地中海の息吹を感じさせる深い作品解釈を聴かせ、個々の作品の味わいをじっくり解き明かしてゆきます。 短くもさまざまな楽章構成を持つドゥランテ作品は、ナポリ楽派ならではのカンタービレの魅力とドゥランテの真骨頂である対位法の妙が併存する興味深い音作りの連続。同世代のポルポラによる魅惑のチェロ協奏曲と、破天荒な性格で問題も起こしつつスリリングな傑作を多く残したフィオレンツァの異色編成作を併録、その作風の違いも楽しめる構成も魅力です。

  • 商品番号:A539

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    『黄金の弦』
    モッシとモンタナーリ、18世紀ローマのヴァイオリン音楽 詳細ページ
    [ガブリエーレ・プロ、アニマ&コルポ]

    MOSSI, G. / MONTANARI, A.: Sonatas for Violin and Basso Continuo (Golden Strings) (Pro, Anima and Corpo)

    発売日:2023年02月10日 NMLアルバム番号:A539

    CD価格:2,475円(税込)

    コレッリ亡き後に花開いたローマの至芸、イタリアの名手たちの端正な解釈でバロック期を通じ、芸術愛好の貴族や高位聖職者たちによって豊かな音楽文化が育まれていた永遠の都ローマ。17世紀末にはボローニャで腕を磨いたヴァイオリンの名手コレッリが拠点を構え、作曲・演奏の両面で大いに活躍をみせました。その影響力は諸外国にも及んだ一方、地元ローマでもコレッリ亡き後なお数多くのすぐれたヴァイオリン奏者=作曲家が活躍していたことは見過ごせません。 イタリア屈指の古楽レーベルARCANAが世に問うこのアルバムは、その中でも特に注目すべきモッシとモンタナーリの二人に光を当てたもの。コレッリの影響を色濃く残しながら、流麗な歌心を通奏低音とヴァイオリン一つで紡ぎ出すモッシのソナタ、歯切れの良さとコントラストの明快さ、着想の多様さが魅力的なモンタナーリの「ドレスデン・ソナタ」、両者ともコレッリに師事したかは定かでないながら、いずれ劣らぬ充実ぶり。楽都ローマの器楽面での充実が彼らによって担保されていたことがよくわかります。 ヴァイオリンのガブリエーレ・プロが端正に奏でる主旋律もさることながら、シモーネ・ヴァッレロトンダの小気味良い撥弦をはじめ、味わい深い音色を聴かせる通奏低音の立ちまわりも聴きどころに事欠きません。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A538

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    『若きモーツァルトとミラノでの出会い』
    モテット、詩篇曲、マニフィカト 詳細ページ
    [ギスリエーリ合唱団、ギスリエーリ合奏団、ジュリオ・プランディ ほか]

    MOZART IN MILAN - Sacred Music around the Exsultate, jubilate (R. Johannsen, Vistoli, Cadel, Ghislieri Choir and Orchestra, Prandi)

    発売日:2023年01月27日 NMLアルバム番号:A538

    CD価格:2,475円(税込)

    天才を魅了したイタリア芸術の粋、同国最前線の古楽解釈でオペラの本場イタリアを10代の頃から何度か訪れ、本格的な声楽作法を血肉としていったモーツァルト。そこで当時、水の都ヴェネツィアやカトリックの総本山ローマ、南のナポリと並んで見過ごせない音楽拠点になっていたのが、オーストリアのハプスブルク皇室が支配者だったミラノでした。 イタリア古楽シーン最前線をゆくギスリエーリ合奏団は今回、中世以来の独特な聖歌の伝統もあるこの古都に注目。徹底した音楽研究と豊かな音楽性を通じて、18世紀中盤から後半にかけ同地で活躍した作曲家たちの優れた教会音楽作品を集め、モーツァルトが同地で作曲・披露した有名な独唱モテットK. 165と組み合わせたアルバムを制作しました。 アルバム冒頭と末尾を飾るのは、天才少年がロンドンで出会い刺激を受けた大バッハ末男ヨハン・クリスティアンのミラノ時代の2傑作(「マニフィカト」では気鋭の男声ソプラノ歌手フェデリーコ・フィオリオが、圧巻のソロで18世紀のカストラート歌唱を彷彿させます)。古楽器演奏シーンで着々と存在感を高めているソプラノのロビン・ヨハンセンが聴かせる晴朗なモーァルト作品もさることながら、キエーザやフィオリーニら今では知名度の低い作曲家たちの秘曲も聴き応えがあります。 古典派前夜のイタリアに花開いたオペラさながらの歌心あふれる傑作群を、驚くべき名唱で聴かせてくれる本格派の18世紀流解釈です。

  • 商品番号:NYCX-10364

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    -★『レコード芸術』特選盤(2023年2月号)★-

    J.S.バッハ(1685-1750)
    チェロ・ピッコロによる協奏曲 6編 詳細ページ
    [マリオ・ブルネロ、リッカルド・ドーニ、アカデミア・デッラヌンチアータ]

    発売日:2022年12月16日

    CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    ヴァイオリン作品をチェロ・ピッコロで弾くブルネロの情熱、バッハの協奏曲へ!通常のチェロ演奏でも世界的な活躍を続けてきたイタリアの名手マリオ・ブルネロ。近年はバロック期に使われていたという小型のチェロ(4弦チェロ・ピッコロ=ヴァイオリンと丁度1オクターヴ低い調弦となる楽器)をピリオド奏法で弾きこなし、ARCANAでのバッハの無伴奏曲集や二重奏ソナタ6曲の全曲録音など、当時の習慣に従ってヴァイオリン作品を演奏する機会も増えています。 今回は同じイタリアの古楽器シーン最前線をゆくアカデミア・デッラヌンチアータとともに、バッハの協奏曲6曲をチェロ・ピッコロで演奏。収録曲の大半は当初別の独奏楽器のために書かれていた作品をバッハがチェンバロ向けに編曲したもので、原曲の特定や復元の試みも多くの専門家たちによってなされてきました。18世紀当時は演奏環境に合わせた編成のために楽譜を調えることまでが音楽家の仕事でもあり、バッハ自身も多くの教会カンタータに使用したチェロ・ピッコロでこれらの協奏曲を演奏する試みは、当時流の正当なアプローチであるといえるでしょう。 ブルネロが繰り出す中低音で綴られる旋律は、室内協奏曲型の編曲でも弦楽合奏ありの編曲でも過去の観賞体験を一新する瑞々しさ。合奏向け協奏曲を二段鍵盤チェンバロひとつで再現した独奏曲「イタリア協奏曲」も合奏向けに逆編曲。抜群のピリオド奏法とあいまって作品の意外な一面に驚かされるのではないでしょうか。 なおライナーにはブルネロ自身のコメントの他、ライプツィヒ・バッハ・アルヒーフ館長ペーター・ヴォルニーによる解説が添えられています(英・仏・伊語/国内仕様盤は日本語訳付)。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A537

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    『光と闇の世界から』
    C.P.E.バッハ(1714-1788)
    様々なフルート・ソナタ 詳細ページ
    [アカデミア・オットボーニ(マヌエル・グラナティエロ、八島 優、マルコ・チェッカート)]

    BACH, C.P.E.: Flute Sonatas (Light and Darkness) (Accademia Ottoboni)

    発売日:2022年12月09日 NMLアルバム番号:A537

    CD価格:2,475円(税込)

    イタリアの実力派たちが適切な楽器で浮き彫りにする、C.P.E.バッハの光と影大バッハの次男C.P.E.バッハはライプツィヒを離れてベルリンに向かい、フルートを愛好するプロイセンのフリードリヒ大王の鍵盤奏者をしていた間、フルートのための作品を数多く作曲しました。 時として緩急落差の激しい表現も厭わない変化に富んだ音使いは大王の好みとはやや趣が違ったため、それらが王室で演奏される機会はほとんどなかったようですが、時代の最先端をゆく彼の音楽はベルリン市内の音楽愛好家たちを中心に注目を集め、やがてハイドンやベートーヴェンなど後代の作曲家たちにも大きな影響を与えるものとなりました。 ここではベルリンに赴く前に書かれ長く父の作品と思われていたト短調のソナタのほか、大王に仕え始めて間もない時期までに綴られた作品を集め、当時のキーが少ない4分割モデルによるフルート4種を使い分けて、その独特な音楽世界の真相に迫ります。 イタリア古楽界で多くのアンサンブルを支えるチェロのマルコ・チェッカートを中心とするアカデミア・オットボーニの名手、マヌエル・グラナティエロの緩急巧みな吹き方は楽器と曲の造形によく馴染み、チェンバロの味わいが映える八島 優のタッチ、豊かな情熱を感じさせるチェッカートの低音との一体感ある対話を通じ、音楽の機微を細部まで鮮やかに浮き彫りにしてゆきます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A531

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    アグス(1722-1798)
    ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 Op.1(全曲) 詳細ページ
    [ヴァンヴィテッリ四重奏団]

    AGUS, G.: Violin Sonatas, Op. 1 (Quartetto Vanvitelli)

    発売日:2022年10月28日 NMLアルバム番号:A531

    CD価格:2,475円(税込)

    ロンドンの知られざるイタリア人作曲家、妙なる前古典派の魅力に迫るバロックから古典派にかけてのレパートリー開拓に意欲的な名歌手チェチーリア・バルトリとの共演や、躍進めざましい古楽器集団コレギウム1704の一員としての活躍で現場経験を積んだバロック・ヴァイオリン奏者ジャン・アンドレア・グエッラを筆頭に、イタリア最前線の古楽器奏者4人が集まり2017年に結成されたヴァンヴィテッリ四重奏団。これまで主に18世紀初頭の知られざる演目を発掘・紹介することに情熱を傾けてきた彼らが、その豊かな経験をもとに新たに光を当てたのは、ヘンデル後期からJ.C.バッハ渡英期までのロンドンで活躍をみせた謎多き俊才ヴァイオリン奏者=作曲家アグスの最初のソナタ集。 サルデーニャ島で生まれロンドンに渡り、後年はパリに拠点を移して時流を踏まえた音楽を書き続けたアグスが1751年に「ヴァイオリンのための6つの独奏曲」との題のもと出版した曲集は、イタリア最前線の歌心を備え、ポスト=コレッリ流儀の堅固な曲作りを叩き込まれた作曲家がみせる極上の前古典派音楽で、全て長調による6曲のソナタは艶やかさと軽快さを湛える充実した曲作りが魅力。タルティーニやガルッピ、ポルポラなどバロックと古典派の間で活躍した他の作曲家たちにひけをとらない、じっくり聴き込みたい味わいに満ちており、1751年の初版から10年と措かず1760年に再版されたのも頷けます。 アグスの正体をめぐる研究略史を踏まえた解説(英・仏・伊語)も充実。未知の音楽に対するヴァンヴィテッリ四重奏団の知的探訪が新たな実を結んだ歓迎すべき1枚です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A536

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    『恋の詩』
    ジャケス・デ・ヴェルト(1535-1596)
    後期のマドリガーレとカンツォネッタ 詳細ページ
    [ヴォーチェス・スアーヴェス]

    WERT, G. de: Versi d'Amore (Late Madrigals and Canzonette) (Voces Suaves)

    発売日:2022年10月14日 NMLアルバム番号:A536

    CD価格:2,475円(税込)

    モンテヴェルディやマレンツィオの先駆者、
    北イタリアのフランドル楽派の奥深さを古楽シーン最前線から
    早くからフェラーラのエステ家やパルマのファルネーゼ家といったイタリアの文化的名家に見出され、後年はマントヴァのゴンザーガ家に仕え若きモンテヴェルディの同僚になった後期フランドル楽派の重要人物、ジャケス・デ・ヴェルト。ミュンヘンのバイエルン選帝侯家に仕えたラッススとほぼ同世代ですが、その活躍の舞台は主として北イタリアで(一時は神聖ローマ皇帝マクシミリアン2世にも仕えていました)、貴婦人たちと浮名を流し醜聞も呼びながら、即興演奏と多声音楽作曲に長けた音楽家として時代に名を刻みました。 マドリガーレは彼が大きな貢献を果たした曲種の一つで、年長の大家チプリアーノ・デ・ローレと後輩のモンテヴェルディやマレンツィオの間にあって、詩句の繊細な表現を音にして精巧な多声の綾へと織り込んでゆく技芸は多くの同業者たちにも刺激を与えました。タッソやグヮリーニといった詩人たちとの知遇を通じて育まれた明敏な感性は、後に14世紀の詩人ペトラルカの美しい詩を音楽化するにあたっての新しい視点にも繋がります。 そうしたジャケス・デ・ヴェルト後年の充実作を重点的に集め、時にリコーダーやヴィオラ・ダ・ガンバ、撥弦楽器などを交えた自在な編成でこの作曲家の真髄に迫るのは、古楽研鑚の一大拠点バーゼルで学んだ俊才たちによるヴォーチェス・スアーヴェス。一本筋の通った多声音楽再現への情熱が、意外にも少ないこの作曲家単体でのアルバムを瑞々しくも確かな解釈で満たしています。 イタリア後期ルネサンスの宮廷音楽に通じた音楽学の大御所イアン・フェンロンによるライナーノート(英・仏・独語)も端的かつ充実した内容。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A534

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    『ヴェネツィアへのグランド・ツアー』
    ドレスデン宮廷楽団におけるヴェネツィア楽派の影響 詳細ページ
    [アルフレード・ベルナルディーニ、ゼフィーロ]

    Orchestral Music (18th Century) - HEINICHEN, J.D. / LOTTI, A. / PISENDEL, J.G. / VERACINI, F.M. (Grand Tour a Venezia) (Zefiro, Bernardini)

    発売日:2022年09月23日 NMLアルバム番号:A534

    CD価格:2,475円(税込)

    18世紀ドレスデン宮廷楽団の華やぎの向こうに感じる、
    本場ヴェネツィアからの“西風”
    かの大バッハが、ライプツィヒ聖トーマス教会の楽団よりはるかに確かな楽員たちの腕前を羨んだドレスデン宮廷楽団。その音楽活動の素晴しさは、ピゼンデルやゼレンカ、ハイニヒェンといった当時の宮廷作曲家たちの名作群からも推察されるところ。彼らは楽団に欧州随一の名声をもたらした稀代の演奏家でもありましたが、同時にヨーロッパ最先端の流行をふまえた作曲センスでも比類ない技量を誇っていました。 そのセンスが大きく伸びたのは1710年代半ば、後のザクセン王フリードリヒ・アウグスト2世のグランド・ツアー(主に学業や見分を広めるために、数年に渡って国外を旅行するもの)で音楽の本場ヴェネツィアを訪れた際、中心メンバーの何人かが同地で名匠ヴィヴァルディの教えを受けるなど意義ある刺激を受けてきたことと無縁ではありませんでした。 経験豊かなイタリアの古楽器奏者たちが集うゼフィーロは、そんなヴェネツィアからの“西風”をふまえ、ドレスデン宮廷を訪れたヴェラチーニやロッティらの作品も含め、この宮廷楽団が18世紀当時どれほどイタリア音楽に多くを負っていたかを解き明かす充実プログラムを届けてくれました。 主宰者アルフレード・ベルナルディーニをはじめ管楽器奏者たちを中心に、今回も味わい深く伸びやかな音作りが圧巻。バッハの同時代を知る上で一人として欠かせない実力派作曲家たちの妙技をご堪能ください。

  • 商品番号:NYCX-10334

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    -★『レコード芸術』特選盤(2022年11月号)★-

    J.S.バッハ(1685-1750)
    無伴奏チェロ組曲 ヴァイオリン版 (全曲) 詳細ページ
    [ジュリアーノ・カルミニョーラ]

    BACH, J.S.: Cello Suites Nos. 1-6, BWV 1007-1012 (arr. M. Serino for violin) (Carmignola)

    発売日:2022年09月09日 NMLアルバム番号:A533

    CD 2枚組国内仕様 日本語解説付き価格:4,950円(税込、送料無料)

    快演! 名手カルミニョーラによる無伴奏チェロドイツ・グラモフォンに録音した「無伴奏ヴァイオリン」の名演から4年(録音時点では3年)、ジュリアーノ・カルミニョーラがもう一つの“無伴奏”、チェロ組曲をARCANAレーベルに全曲録音しました。 編曲はイ・ムジチのメンバーとして活躍し、カルミニョーラとは20年にわたり共演を重ねてきた友人マルコ・セリーノによるもの。新型コロナ・ウイルスによる世界的パンデミックの直前にこの楽譜と出会ったカルミニョーラはその編曲に感銘を覚え、チェリストの友人マリオ・ブルネロの協力も得て、ロックダウンの中この作品に取り組んだということです。チェロとヴァイオリンの調弦は1オクターヴと5度違うため、この編曲でも基本的に5度上に移調されています。 また第5番ではチェロと同様に第4弦を1音下げるスコルダトゥーラを採用。そして5弦のチェロ・ピッコロ(2~5弦の調弦はヴァイオリンの丁度1オクターヴ下)のために書かれたとされる第6番は原調にて臨んでおり、本来は低いC弦を使う箇所のみ、音楽の流れを崩さぬよう1オクターヴ上げて演奏されています。 このためヴァイオリンでも軽やかな表情が可能となり、チェロのものとは大きく違うものの、ヴァイオリンならではの自在な表現で美しく歌われる無伴奏チェロ組曲が誕生しました。作品に命を吹き込む、カルミニョーラならではの活き活きとした表情が大きな魅力となっています。 なお編曲者マルコ・セリーノは、「エンニオ・モリコーネ: シネマ組曲」(A495/NYCX-10268)にソリストとして参加しております。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A532

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    『落葉の頃』
    英国ルネサンス末期の鍵盤楽曲を、16世紀イタリアのオリジナル・ヴァージナルで 詳細ページ
    [ジュリア・ヌーティ]

    Virginal Recital: Nuti, Giulia - BYRD, W. / CACCINI, G. / DOWLAND, J. / HARDING, J. (The Fall of the Leaf)

    発売日:2022年08月26日 NMLアルバム番号:A532

    CD価格:2,475円(税込)

    芳醇な美音!
    イタリア音楽の影響を受けつつあったルネサンス末期の英国音楽を、当時の響きのままに
    『フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック』や『パーシニア』など重要な曲集の存在もあり、イギリスは16世紀エリザベス朝時代から17世紀初頭にかけて鍵盤音楽発展の重要な拠点だったことが知られています。 同時代のイタリアやドイツ語圏の一部とは違い、バロックの作法にあまり影響を受けないまま、ルネサンス様式が17世紀もかなり遅くまで保たれていたのがこの時期の英国音楽の特徴ですが、やがて音楽史研究が進むにつれ、ダウランドの交流やフェラボスコ1世の渡英など、この時期の英国音楽にもさまざまなかたちでイタリア音楽からの影響が見て取れることも分かってきました。 このアルバムではArcanaですでに何作かのアルバムをリリースしているイタリア古楽新世代の名手ジュリア・ヌーティが、フィレンツェのルチェッライ宮の天井裏から見つかった16世紀末イタリア製のヴァージナル(卓上に置く小さなチェンバロの一種で、イタリアではスピネットともアルピコルドとも呼ばれていました)という貴重なオリジナル楽器で演奏。当時エリザベス1世もイタリア製の鍵盤楽器を所有していたことが判っており、英国人たちが南国の銘器で心ゆくまで愉しんだであろう響きを当時のままに味わえます。 イタリア式のチェンバロから聴こえてくることの多い鋭角な響きよりも、むしろ一音一音に豊かさが宿る芳醇な音色が特徴的で、これら英国人作曲家たちの小品群のイメージの知られざる一面に触れることができるでしょう。 400年以上の年月を越え、昔日の南北交流に思いを馳せたい一枚です。

  • 商品番号:A530

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    『16シーズンズ』
    アントニオ・ヴィヴァルディ、アストル・ピアソラ、マックス・リヒター、フィリップ・グラスによる4つの「四季」 詳細ページ
    [アレッサンドロ・クアルタ、ディーノ・デ・パルマ、ジャンナ・フラッタ、コンチェルト・メディテラネオ]

    VIVALDI, A.: Four Seasons (The) / PIAZZOLLA, A.: Las 4 Estaciones porteñas / GLASS, P.: Violin Concerto No. 2, "The American Four Seasons" (Fratta)

    発売日:2022年07月08日 NMLアルバム番号:A530

    CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    ヴァイオリンを独奏に据えた古今東西の『四季』を一堂に!バロック時代にヴィヴァルディの「四季」がヨーロッパ中で大ヒットして以降、標題的な音楽にとって四季は格好の題材であり続けていますが、その作品を4つも集めた興味深いアルバムが登場しました。ソロを担当するヴァイオリニストも、曲想に合わせて2人が参加しています。 DISC1でソロを担当するのは、ジャズ・ミュージシャンなどとのコラボレーションを積極的に行っており、ピアソラ作品によるアルバムと世界ツアーも成功させているアレッサンドロ・クアルタ。ヴィヴァルディはピリオド・アプローチに現代的な躍動感を掛け合わせたインパクトのある表現。彼が得意とするピアソラによる「ブエノスアイレスの四季」は元々バンドネオンが活躍する作品ですが、ここではギドン・クレーメルも録音したデシャトコフ編曲によるソロ・ヴァイオリンと室内楽版を使用、切れ味の鋭いパフォーマンスで楽しませます。 DISC2のソロは、世界各地でソリストとして活躍し、イタリアで後進の指導にもあたっているディーノ・デ・パルマ。ポスト・クラシカル界のカリスマと呼ばれるドイツの作曲家マックス・リヒターが、ヴィヴァルディの「四季」から25%の素材を用いて再構成(リコンポーズド)した作品では、お馴染みのフレーズが現代的なコード進行で奏でられ、聴く者の感覚に心地良い歪みをもたらします。 映画音楽からポピュラー・ミュージックへの影響まで、幅広い活動を行うアメリカ現代音楽の大御所フィリップ・グラスによるヴァイオリン協奏曲第2番は、ヴィヴァルディにインスパイアされながらも、独自の音楽言語でアメリカの自然と心象風景を描いたもの。デ・パルマのヴァイオリンはこれらの美しい作品を愛おしむように歌い上げています。

  • 商品番号:A528

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    チンクエ(1700-1773)
    2つまたは3つのチェロのためのソナタ集 詳細ページ
    [ルドヴィコ・ミナージ、クリスティーナ・ヴィドーニ、テオドーロ・バウ、シモーネ・ヴァッレロトンダ、アンドレア・ブッカレッラ]

    CINQUE, E. del: Cello Sonatas (Minasi, Vidoni, Baù, Vallerotonda, Buccarella)

    発売日:2022年06月24日 NMLアルバム番号:A528

    CD価格:2,475円(税込)

    知られざるローマ18世紀の名チェロ奏者がみせた縦横無尽の低音世界、
    イタリアの俊英陣の華麗な演奏で!
    広汎な活躍で知られるリッカルド・ミナージの弟、ルドヴィコ・ミナージを中心に、バロック・チェロの名手たちが一堂に会しここに録音したのは、その生涯さえ詳しく判っていない18世紀ローマのチェロの名手デル・チンクエの作品群。 対等に活躍する2つのチェロに通奏低音パートを添え「3つのチェロのための」と題されたソナタの数々は、いずれも18世紀中盤以降にナポリの名手たちの妙技を介して広まった高音域奏法など技巧的なパッセージがふんだんに使われており、イタリア人作曲家ならではの歌心あふれる緩徐楽章の妙とあいまって全編にわたり聴きどころに事欠きません。 通奏低音とチェロ独奏のための「2つのチェロのための」ソナタでも、通奏低音を受け持つチェロはもう一方のパートと対等に対話を繰り広げ、当時の音楽作りの面白さを垣間見せてくれます。 異能の撥弦楽器アンサンブル「イ・バッシフォンディ」での活躍がめざましいシモーネ・ヴァッレロトンダ、Ricercarでのフレスコバルディ作品集(RIC407)など録音でも注目作が増えているアンドレア・ブッカレッラらの参与も頼もしく、バロック・チェロの多面的な味わいを鮮やかに引き立てています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A525

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    グランディ(1590-1630)
    「わたしは嬉しかったのです」
    ~晩課の詩篇曲を集めて~ 詳細ページ
    [アレッサンドラ・ロッシ・リューリヒ、アカデミア・ダルカディア、ウト・ファ・ソ・アンサンブル]

    GRANDI, A.: Vocal Ensemble Music (Accademia d'Arcadia, UtFaSol Ensemble, Lurig)

    発売日:2022年06月17日 NMLアルバム番号:A525

    CD価格:2,475円(税込)

    大小さまざまな声楽群が織りなす音宇宙、バロック初期のヴェネツィア様式の極致1590年にヴェネツィアで生まれ、同世代のシュッツと同じく巨匠ジョヴァンニ・ガブリエーリの複合唱形式をじっくり学んで育ったアレッサンドロ・グランディ。一時フェラーラの宮廷で活躍するもヴェネツィアに戻り、モンテヴェルディが指揮する聖マルコ教会の楽員を務めたのち1627年にベルガモの礼拝堂楽長となったものの、伝染病が猛威を振るった1630年に亡くなってしまいました。ベルガモに移って間もなく出版された作品集はいずれもガブリエーリの影響を色濃く残しながら、合唱の各パートを独唱として扱うコンチェルタート様式を追求した17世紀らしい音楽的進化が見られます。 この作曲家の作品を体系的に追っているイタリアの古楽グループ、アカデミア・ダルカディアは9人の独唱者とヴァイオリン、テオルボ、オルガンからなるアンサンブルに、コルネット(ツィンク)と大小サックバット(トロンボーンの前身)からなる金管合奏で臨むウト・ファ・ソ・アンサンブルの協力を得て、編成の大きい作品でも各歌手の独立性を保った室内楽的解釈で作品の魅力をじっくり引き出します。 ピッチは当時の北イタリアに合わせてやや高めの465Hz。10声にも及ぶマニフィカトはポスト=ガブリエーリ世代の貫録十分、3声と通奏低音からなる作品では一転、マドリガーレのような緊密な音作りが見事というほかありません。 同レーベルでの先行録音(A464)に続く、本場イタリアならではの上質の古楽録音です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A526

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    『喜びの光』
    ルネサンス初期のフェラーラ宮廷における
    マリア信仰と多声音楽
    詳細ページ
    [ラ・レヴェルディ]

    Vocal Ensemble Concert: Reverdie (La) - BINCHOIS, G. de Bins dit / DUFAY, G. / DUNSTABLE, J. (Lux Laetitiae)

    発売日:2022年05月20日 NMLアルバム番号:A526

    CD価格:2,475円(税込)

    中世音楽のプロフェッショナルたちが読み解く「その先」、
    生の15世紀イタリア多声音楽の世界
    20世紀以来、中世後期からルネサンス初期を重点的に追い続けてきたイタリアの精鋭古楽アンサンブル、ラ・レヴェルディ。テーマ性の高いプログラム、独特の選曲と抜群の音楽性あふれる演奏でその深い魅力を伝えます。 今回のテーマは、15世紀前半~中盤のフェラーラ。北イタリア屈指の文化的宮廷をこの地に築いたエステ家は、才人レオナルド・ダ・ヴィンチや詩人タッソなど多くの文化人を擁護下に迎えるよりずっと前から、多岐にわたる芸術従事者たちを後援していました。15世紀にそこで記された写本(現在はモデナの図書館に収蔵)には、アルプスを越えた遥か北のブルゴーニュやイングランドの宮廷で活躍した一流音楽家たちの作品が記されており、歴代のフェラーラ公がいかに明敏な芸術的審美眼の持ち主であったかを伝えてくれます。 本盤はこの写本を底本に、当時の音楽先進地として知られた英国やネーデルラントの4人の重要作曲家たちが残した多声音楽に焦点を絞って厳選。ア・カペラ重唱にこだわらず、むしろ当時の宮廷音楽の習慣を検証しながら様々な弦楽器や管楽器を適切に盛り込み、さながら丁寧に洗浄されたルネサンス期の油彩絵画のように鮮やかな当時流儀の音色美の真相に迫ります。ラ・レヴェルディの確かなキャリアに裏打ちされた、清らかな古楽歌唱と抜群の妙技による古楽器サウンドの交錯の心地良さをお楽しみください。 ミラノ大学の音楽学者ダヴィデ・ダオルミによるライナーノート(英・仏・伊語)も充実。

  • 商品番号:A527

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    『女王のお気に入り』
    ~1700年前後の英国王室におけるアン女王のオーボエ楽団 詳細ページ
    [ラ・プティット・エキュリー]

    Chamber Music (17th Century) - FINGER, G. / PAISIBLE, J. / MORGAN, T. / PURCELL, H. (The Queen's Favourites) (La Petite Écurie)

    発売日:2022年04月22日 NMLアルバム番号:A527

    CD価格:2,475円(税込)

    英国に根づいてゆくフランス式オーボエ音楽の味わいをそのままに!ヴィヴァルディやアルビノー二の協奏曲、バッハの教会カンタータなどで大々的な活躍の場があるため、比較的バロック音楽の世界でもなじみ深いオーボエ。しかしその歴史は弓奏弦楽器や鍵盤楽器ほど古くはなく、ショームやボンバルド属などに代わる本格的なオーボエがフランスで誕生したのはバロック後期、17世紀もかなり後になってからのこと。そして同国以外では英国が、1670年代からいち早くフランス風オーボエの導入が見られた地域でした。 フランスに亡命中チャールズ2世が同地の洗練された文化を吸収した後、王政復古で英国に返り咲いたことも大きかったようですが、その姪で英国王室最後のステュアート家出身者となったアン女王(1665-1714、在位1707-)は、王位継承前からフランス流オーボエ楽団を雇っていたほどこの楽器を愛した君主。本盤でCDデビューを飾るラ・プティット・エキュリーは彼女の時代に光を当て、「パーセル以降、ヘンデル以前」の英国におけるオーボエ音楽の魅力に迫ります。 彼らは当時のオーボエ楽団を構成した3種の管楽器と打楽器という編成で、フランス風組曲仕立てに書かれた英国の作曲家たちの室内楽を続々披露。コントラスト鮮やかな舞曲のリズムもさることながら、各楽器の伸びやかで味わい深い響きも聴きどころ。リコーダー作品で知られるペイジブルや近年密かに再評価が進むチェコ出身のフィンガーなどに交じり、歿後なお人気の衰えなかったパーセルの傑作選まで楽しめるのも嬉しい選曲です。

  • 商品番号:NYCX-10299

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    -★『レコード芸術』特選盤(2022年7月号)★-

    MANDOLIN ON STAGE
    『マンドリン、舞台に上がる』
    ~ヴィヴァルディ、パイジェッロ、フンメルほか、18世紀のマンドリン協奏曲集 詳細ページ
    [ラファエレ・ラ・ラジョーネ、フランチェスコ・コルティ、イル・ポモ・ドーロ]

    発売日:2022年04月08日

    CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:2,970円(税込)

    気鋭のアンサンブルと共に、18世紀の重要楽器マンドリンの真相に迫る俊才の快挙ヴィヴァルディの協奏曲やモーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》、ベートーヴェンやフンメルなど大作曲家たちが作品に取り入れていながら、意外なほど「当時の音」が深く追求されてこなかった楽器、マンドリン。ギターやハープなどと同じく黄金時代が歴史上何度かあり、特にフランス革命以前にはパリやロンドンなどの大都市を含むヨーロッパ各地で広く人気を誇り、名手たちの活躍も手伝ってアマチュア奏者人口も多かった様子は、当時の銘器や作品が少なからず現存していることからも確認できます。 そうした状況に演奏実践と研究の両面からアプローチを試み、19世紀末以降は南欧民俗楽器としての側面が強調されるあまり見えにくくなっていたマンドリンの歴史的な素顔を解き明かすべく活動を続けるラファエレ・ラ・ラジョーネが、古楽器演奏の最前線をゆく名手が集うイル・ポモ・ドーロと録音した画期的な18世紀作品集。三つの異なるタイプの古楽器(一つは当時のオリジナル)を用い、バロック後期のヴィヴァルディからロマン派前夜のフンメルまで四つの重要な協奏曲を軸に、18世紀には花形オペラ歌手たちと同じく舞台の主役として脚光を浴びたマンドリンの本来の姿に迫ります。 古典派の時代を経てマンドリンがどのように他の楽器やオーケストラと関わってきたか、ハイドンやガルッピら同時代人たちの序曲を交えた選曲で浮き彫りにする構成も絶妙。解説執筆も手がけるラ・ラジョーネの他、ゼフィーラ・ヴァロヴァ(ヴァイオリン)やマルチェッロ・ガッティ(トラヴェルソ)、指揮も務めるフランチェスコ・コルティ(チェンバロ)といったソロ奏者も加わる演奏陣は世紀前半の作品では室内楽編成、管楽器も加わる世紀後半の作品では員数を増やした編成で緩急自在の解釈を聴かせます。 特殊楽器としてではなく、古楽器演奏の文脈に連なる存在としてのマンドリンを確かな演奏で多角的に実感できる好リリースです。

  • 商品番号:NYCX-10290

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    -★『レコード芸術』特選盤(2022年7月号)★-

    J.S.バッハ(1685-1750)
    リュートのための作品全集 詳細ページ
    [エヴァンジェリーナ・マスカルディ]

    発売日:2022年03月25日

    CD 2枚組国内仕様 解説日本語訳付き価格:4,950円(税込、送料無料)

    名手マスカルディによる待望のバッハ、しかも全リュート作品登場!ブエノスアイレスに生まれ、エスペリオンXXI、アンサンブル415、イル・ジャルディーノ・アルモニコ、ゼフィーロなど錚々たる有名古楽器アンサンブルで通奏低音奏者としての信頼を得ており、ソリストとしてもカスタルディ作品集(A368)、サン=リュック作品集(MEW1786)、スペイン黄金時代の音楽(A481/NYCX-10169)などで高い評価を得ているマスカルディが、ついにバッハの全リュート作品を録音しました。 バッハのリュート作品といえば運指上調性上問題が多いことで知られており、一部はリュートに近い音のチェンバロ(ラウテンヴェルク)のために書かれたという説もあります。ここでも過去のタブラチュア譜を元に変則調弦を活用しているとみられ、中でもニ短調を基調とするバロック・リュートの調弦とは相いれないBWV996と1006aでは通例通りの移調を行っています。これらにより音楽の表現もより伸びやかとなり、マスカルディならではの細やかかつ大胆な表情付けも相まって音の綾も引き立ち、作品の美しさを堪能することができます。 ピッチは明記ありませんがA=415を採用。会場のアコースティックを程よく拾った録音も美しいものです。 原盤ブックレットには、当録音のプロデューサーで、バッハから近現代に至るギター音楽の録音や楽譜校訂が多数あるフレデリク・ジガンテがバッハのリュート作品の成立に関する考察を寄稿しており、国内仕様盤にはそれらを邦訳して掲載します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10285

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    -★『レコード芸術』特選盤(2022年6月号)★-

    ヘンデル(1685-1759)
    チェンバロのための『8つの組曲』と
    歌劇の序曲集(チェンバロ編曲) 詳細ページ
    [フランチェスコ・コルティ]

    発売日:2022年03月11日

    CD 2枚組国内仕様 解説日本語訳付き価格:4,950円(税込、送料無料)

    静かに躍進する新時代の名手コルティならでは!
    ヘンデル「8つの組曲」全曲録音、併録曲も充実
    来日公演の成功を経て、日本でも注目を集める新時代の実力派チェンバロ奏者フランチェスコ・コルティ。ミンコフスキやサヴァールの楽団での頼れる通奏低音奏者としての活動を経て、近年はゼフィーロやイル・ポモ・ドーロなど最前線の古楽器楽団との共演による協奏曲でも実績を上げ、着実に存在感を増しつつあります。 ソロ録音でも17世紀のルイ・クープランから、ハイドンのソナタなどチェンバロ芸術爛熟期の音楽まで、広範なレパートリーをその様式感に合わせ精巧に解釈する才人ですが、その充実した経験と冴えわたる音楽性でヘンデルの鍵盤音楽世界と正面から向き合ったアルバムがARCANAから登場。555曲の鍵盤ソナタで知られる同い年のD.スカルラッティと同等の技量を誇ったと伝わり、後年はオラトリオ上演の幕間で自らオルガン協奏曲の独奏も務めた「名演奏家としてのヘンデル」が、いかにチェンバロを使いこなし時流に乗った音楽を書いていたか、自然体でありながら隅々まで神経の行き届いた演奏でじっくり味わえます。 「調子の良い鍛冶屋」の綽名で知られる変奏曲など、単独でも愛奏されてきた楽章を含む1720年の有名な『8つの組曲』の新たな画期的全曲録音であるだけでなく、ヘンデル自筆の鍵盤楽譜が残るオペラ序曲と、同時代ベイブルの編曲作品も演奏、他分野の音楽との連続性を示す構成も絶妙です。 ALPHAでも活躍するエンジニア吉田研が、18世紀ドイツ・モデルの楽器から引き出される美音の佇まいをごく自然に捉えているのも見事です。 演奏者自身およびヘンデル研究家デイヴィッド・ヴィッカーズによる最新研究を踏まえたライナー解説(国内仕様は翻訳付)も充実しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A523

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    『視線の音楽』
    17世紀の英国におけるマスク(仮面音楽劇)とファンタジア 詳細ページ
    [ジュリア・ジェニーニ/コンチェルト・シロッコ]

    MUSIC FOR THE EYES - Masques and Fancies (Concerto Scirocco, Genini)

    発売日:2022年02月25日 NMLアルバム番号:A523

    CD価格:2,475円(税込)

    古楽の聖地バーゼル発。
    ヴァイオリンと管楽器で、シェイクスピア時代の舞台を彩った音楽の真相へ
    ダウランドの歌やホルボーンの合奏曲、ヒュームのガンバ独奏曲などが有名な16世紀末~17世紀初頭の英国音楽。そこでは王侯貴族の私的な集いで楽しまれる音楽の傍ら、大人数が観劇する舞台でも音楽が重要な役割を果たしました。 古楽研究と教育の一大中心地であるスイスのバーゼル・スコラ・カントルムで学んだ俊才たちが集うコンチェルト・シロッコはここで、1600年前後の英国における舞台型式の一つマスク(仮面音楽劇)に注目、そこで演奏されていた作品の数々を(マスク上演を彩る楽曲として転用されることもあった)器楽合奏のためのファンタジアとともに厳選、400年前の舞台の華やぎを生々しく伝えるアルバムを制作しました。 注目すべきは演奏編成で、当時の貴族たちが弾き愉しんだヴァイオル(ガンバ)ではなくヴァイオリン属が使われている点。これらの楽器が当時すでに知識人世界でも様々な場面で一般的に使われていたことは現存する絵画などからも明らかで、ヴァイオル・コンソートとは違った味わいを、リコーダーや木管コルネット、サックバット(ルネサンス・トロンボーン)といった管楽器の響きとともに楽しめます。また低音部には、1600年前後の英国とイタリアで製作された現存楽器を参照した大小のヴィオローネも使われています。 20世紀末以来、この分野における研究で世界的に注目されてきたバロック・ヴァイオリン奏者=音楽学者ピーター・ウォールズがライナーノートに解説(英・仏・伊語)を寄せている点も見逃せません。シェイクスピアの戯曲群とちょうど同じ頃の舞台音楽の真相を、卓越した音楽性を持った専門家たちの妥協ない研究成果として味わえる好企画です。

  • 商品番号:A498

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    『恋の目隠し』
    歌と器楽で綴る16-17世紀イタリアの世俗重唱曲さまざま 詳細ページ
    [コンチェルト・ディ・マルゲリータ]

    Vocal Ensemble Music (Italian) - D'INDIA, S. / FRESCOBALDI, G.A. / GABRIELI, A. / GASTOLDI, G.G. (Il gioco della cieca) (Concerto di Margherita)

    発売日:2022年02月11日 NMLアルバム番号:A498

    CD価格:2,475円(税込)

    みずみずしい解釈で、生きたマドリガーレ芸術を400年後の世界に甦らせた俊英たち!1600年前後のイタリア宮廷音楽の世界で、高度な文学性と複雑精緻な音楽技法を試す場として大いに愛された重唱ジャンル、マドリガーレ。16世紀流のポリフォニックな音作りが独唱中心のバロック・スタイルへと移ってゆく過渡期の興味深い作品が多いこのジャンルでは、イタリアに活路を見出したネーデルラント楽派後期の作曲家たちからモンテヴェルディまで、新旧さまざまな作曲家が傑作を綴っていますが、その真相を妥協なく追求しながら時代の変化を追った充実のアルバムがARCANAから登場しました。 すぐれた古楽奏者が集うバーゼル・スコラ・カントルム出身の俊才たちによるコンチェルト・ディ・マルゲリータ(1600年前後に最も実験的な音楽が生み出されていたフェラーラに、公妃として迎えられたマントヴァ公女マルゲリータに由来)は、全員が古楽器奏者であり歌手であるというルネサンス期さながらの頼もしいグループ。歌詞となる詩の味わいを多声の綾に埋もれさせずに引き立てる聴き取りやすい発音に、撥弦中心の楽器を折々盛り込みながら、マドリガーレの面白さを十全に際立たせます。 即興演奏に由来する技法ディミヌツィオーネ(分割装飾奏法)もごく自然に使いこなす彼らの素晴らしい技術とセンスで、ルネサンス末期からバロック発祥期にかけての多彩なイタリア音楽をお楽しみいただけます。

  • 商品番号:A497

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    モーツァルト(1756-91)
    弦楽四重奏曲 第1番「ローディ」
    弦楽四重奏曲 第2-7番「ミラノ四重奏曲集」 詳細ページ
    [ヴェネトス・アンサンブル]

    MOZART, W.A.: String Quartets Nos. 1-7 (The Milanese Quartets - Lodi Quartet) (VenEthos Ensemble)

    発売日:2022年02月04日 NMLアルバム番号:A497

    CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    モーツァルト、イタリア渡航中の秘作が同国の古楽器奏者たちの手で甦るモーツァルトの弦楽四重奏曲といえば、ウィーンで成功を収めつつあった時期に作曲されハイドンに捧げられた第14-19番の6曲(通称「ハイドン・セット」)が有名ですが、その前の作品群に潜む知る人ぞ知るかけがえない魅力はあまり知られていません。録音も多くはないこれら初期作品の多くは、かの天才作曲家がオペラ作曲家としての名声を確たるものにすべくイタリアに渡っていた少年時代に書かれました。 第2-7番は6曲セットの「ミラノ四重奏曲集」、第1番は《ポントの王ミトリダーテ》初演でトリノの宮廷劇場に赴いた旅の帰路、ローディの旅籠に書き始められため、この古都の名が綽名になっています。 イタリア様式の習得という、モーツァルトにとっても重要な研鑽期のみずみずしい創意に溢れたこれら一連の四重奏曲に、ほかでもないイタリアから世界に羽ばたく新世代の古楽器奏者たちによる新録音が登場! 古楽器演奏の才人ジュリアーノ・カルミニョーラらイタリアの世界的古楽器奏者たちの薫陶を受ける4人の名手は作品成立の過程をよく検証し、通奏低音時代から新たな展開をみせた当時の流行の中、少年モーツァルトが書いたばかりの音を鮮やかに甦らせるような、瑞々しい解釈を聴かせてくれます。 ほどよい残響の中、ガット弦の素材感に満ちた味わいをよく伝える敏腕技師フェデリーコ・フルラネットのエンジニアリングも絶妙です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10268

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    モリコーネ(1928-2020)
    ヴァイオリンと管弦楽のための「シネマ組曲」(2020) 詳細ページ
    [マルコ・セリーノ、アンドレア・モリコーネ、ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団]

    ENNIO MORRICONE CINEMA SUITES FOR VIOLIN AND ORCHESTRA

    発売日:2022年01月14日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    モリコーネが書き上げた、自らの映画音楽最後の再構成!
    演奏もゆかりの深いアーティストたち
    2020年7月に亡くなった映画音楽界のレジェンド、エンニオ・モリコーネが、同年1月ローマでの最後の公開演奏直後に完成させた、ヴァイオリンと管弦楽のための「シネマ組曲」を初録音。ヴォーカル、ピアノ、パンフルート、チェロ、アコーディオンなど、モリコーネ自らがソリストに捧げたアルバム群の最後を飾るヴァイオリンのためのアレンジ集です。 ヴァイオリンは、モリコーネの絶大な信頼を得て20年にわたりサントラやコンサート・ツアーでソロを担ってきたマルコ・セリーノ。指揮は存命中であれば本人が務めたと思われるところ、ここでは共作者としても知られる次男のアンドレアが遺志を継いで素晴らしい演奏を聴かせます。 「イル・ヴォーロ・シングス・モリコーネ」(SONY)が話題になるなどトリビュート盤は尽きませんが、モリコーネ自らのアレンジである本作はその本命といえるでしょう。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A496

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    『Méditation(メディタシオン) 観想』
    リュートによるフランス・バロック音楽で描く四季 詳細ページ
    [シモーネ・ヴァッレロトンダ]

    Lute Recital: Vallerotonda, Simone - DUBUT, P. / GALLOT, J. / MOUTON, C. / VISÉE, R. de (Méditation)

    発売日:2022年01月14日 NMLアルバム番号:A496

    CD価格:2,475円(税込)

    規格外の古楽撥弦奏者ヴァッレロトンダが周到な選曲で臨む、
    17世紀フランスの音世界
    徹底した古楽研究のもと、存在感ある快演を繰り広げリュート界に新風を呼び込んできたイタリアのシモーネ・ヴァッレロトンダ。ジャンルの枠を感じさせないアルバムをArcanaレーベルに刻んできた古楽撥弦ユニット「イ・バッシフォンディ」(NHKで2021年秋より放送の17世紀日本を舞台としたBS時代劇『剣樹抄~光圀公と俺』に彼らの音が使われています)の中心メンバーでもあります。 これまで母国イタリアの17世紀に花開いたテオルボやバロックギターの音楽を追求してきましたが、今回のアルバムでは一転してフランス音楽を扱い、きわめて正統派な音作りでその真相を辿ってゆきます。 プログラムのテーマは、近代科学・医学が発達する前、古代から信じられてきた四気質論(四つの体液のバランスが人間の体調や心情を左右するとする説)や四元素(世界は火・水・土・大気の四元素で出来ているとする説)と、四つの季節の関わり。ルイ14世時代を代表するガロとムートンの作品を中心とした選曲で、音楽を通じて形而上的思考をめぐらせた昔日の宮廷人たちの感覚に迫ります。 プログラムは17世紀フランスのリュート音楽家たちに倣い、調を揃え自由な構成で組み上げられた四つの組曲からなる構成。当時の舞踏のステップをふまえ、思わせぶりなタイトルの向こうにある世界を意識しながらの深い解釈を通じ、それぞれの作品の魅力を鮮やかに浮き彫りにしてゆくヴァッレロトンダの鮮烈な音楽性に惹き込まれずにおれません。 「リュート編曲は世界初」というラモーの名曲も折々に挟まれ、最後はクープランの「神秘の障壁」で締めくくる演出も絶妙。これら有名作に新たな光を当てるヴァッレロトンダの音作りに脱帽です。

  • 商品番号:A492

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    ラージの七弦琴
    ~イタリア初期バロック、詩人歌手の作曲した音楽を集めて~ 詳細ページ
    [リッカルド・ピザーニ、フランチェスコ・チェーラ、アンサンブル・アルテ・ムジカ]

    RASI, F.: Kithara of Seven Strings (The) (Pisani, Ensemble Arte Musica, Cera)

    発売日:2021年11月19日 NMLアルバム番号:A492

    CD価格:2,475円(税込)

    バロック様式草創期の超重要人物の素顔に迫った、
    イタリア古楽勢ならではの快挙
    多声の絡み合い重視のルネサンス音楽から一転、独唱に光を当て、言語による演劇的表現と音楽性とを融合させた新しい音楽を目指したのが、1600年前後のイタリアの作曲家たち。こうして生まれた新たな音楽様式はのちに「バロック」と呼ばれますが、その最初期の発展があくまで「言語」への強い関心から生まれたものであったことは、バロック音楽を知れば知るほど実感されるのではないでしょうか。 このアルバムはそうしたバロック草創期のイタリアにあって、さまざまな重要作曲家たちと知遇を得て多面的な活躍をみせたフランチェスコ・ラージが主人公。彼はモンテヴェルディの傑作《オルフェオ》初演時にタイトルロールを演じ歌い、ジェズアルドとの交流でも知られたほか、多くの作曲家たちがマドリガーレの歌詞として使った詩の作者でもあった音楽家=詩人で、いくつもの詩集で名を残したほか、1608年にヴェネツィアで刊行された曲集をはじめ作曲家として音楽も数多く残しています。 このアルバムではイタリア随一の多彩な古楽歌手リッカルド・ピザーニを中心に、この時代の秘曲発掘でも実績を重ねて数多くの名盤がある鍵盤奏者フランチェスコ・チェーラのアンサンブルが器楽隊として参加。幾多の共鳴弦を持つ弓奏低音弦楽器リローネや初期バロック音楽に必須のダブルハープなど、多様な通奏低音楽器の組み合わせを通じて生のままのイタリア古楽世界を蘇らせます。 同世代の画家カラヴァッジョの艶やかで生々しい絵画表現も思い起こさせる、人肌と血潮の温もりを宿した声と古楽器の響きをじっくり味わえる1枚。50ページに及ぶライナーノート(英・仏・伊)の解説もきわめて充実しています。

  • 商品番号:A493

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    ストラデッラ(1643-1682)
    歌劇《恋愛と偽り》 詳細ページ
    [アンドレア・デ・カルロ、マウロ・ボルジオーニ、パオラ・ヴァレンティーナ・モリナーリ、アンサンブル・マーレ・ノストルム]

    STRADELLA, A.: Amare e fingere [Opera] (Borgioni, Molinari, Monaco, L. Cervoni, Brunello, Frigato, Ensemble Mare Nostrum, Carlo)

    発売日:2021年11月19日 NMLアルバム番号:A493

    CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    17世紀イタリア屈指の名匠を追うシリーズ、
    新発見オペラの起伏に富んだ物語を生々しく!
    モンテヴェルディの歿年に生まれ、カヴァッリやチェスティが第一線を退く頃に華々しい活躍でイタリア音楽界を盛り上げながらも、男女問題で逃亡者となり、暗殺者の手にかかって短い生涯を終えたアレッサンドロ・ストラデッラ。その作曲活動の偉業に本格的に光が当てられるようになったのは20世紀後半になってのことですが、数十年におよぶ研究と演奏実践の積み重ねの末、ここ数年はイタリア古楽界の硬派古楽団体アンサンブル・マーレ・ノストルムが、再評価に新たな活況をもたらす体系的録音を続けているのが頼もしいところです。 同国の古楽シーン最先端を担うレーベルの一つArcanaからこのたび新たにリリースされるのは、つい最近まで全く存在が知られていなかった1676年初演のオペラ《恋愛と偽り》。オペラはこれまで1680年前後のジェノヴァ時代の作品しか注目されていなかったストラデッラですが、その前史ともいえる1670年代、従来知られていたような小規模作品ばかりでなく全3幕もの大作を書いていた事実の判明は、この作曲家の活動史再考の大きな一歩になりました。 アラブ世界の片田舎を舞台に、妖精たちが羊飼いたちと入り組んだ恋のいざこざを繰り広げてゆく全3幕の充実した物語を通じて、繊細な詩句の味わいをみごと音楽で捉えてゆくストラデッラの手腕が、デ・カルロが巧みなリードで盛り上げる精鋭弦楽器奏者たちと俊才歌手たちによって色鮮やかに蘇ります。 解説も充実しており(英・仏・伊)、イタリア17世紀音楽史を知るうえで見逃せない新録音の登場です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A122

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    『気高き美』
    ~ギヨーム・デュファイほか、15世紀イタリア宮廷音楽における管楽器の世界~ 詳細ページ
    [アルタ・ベレッツァ]

    DUFAY, G.: Alta bellezza tua virtute valore (L') / Puisque vous estez campieur / Quel fronte signorille in paradiso (Alta Bellezza)

    発売日:2021年11月12日 NMLアルバム番号:A122

    CD価格:1,425円(税込)

    これは珍しい!
    15世紀の管楽合奏に特化しながら「宮廷音楽」の洗練を極限まで味わう本格派
    古楽器を使った管楽器録音多しといえど、ここまで古いレパートリーに特化して音楽学研究と音楽性を見事に両立させてみせたアルバムも珍しいのではないでしょうか。 オーボエやその前身楽器ボンバルドよりもさらに古い、中世から存在したダブルリード楽器ショームの奏者2人と、トロンボーンやその初期形態であるサックバット、さらに古くからあったスライド・トランペットまで使いこなす古楽金管の名手からなる3人編成で、アルタ・カペラと呼ばれる都市型管楽合奏が形をとってゆく前の、ルネサンス最初期の宮廷音楽における管楽合奏の真相に迫ったプログラム。初期ネーデルラント楽派の大家デュファイが、ブルゴーニュ宮廷を経てイタリアのさまざまな土地で綴ってきた作品を中心に、精巧な3声ポリフォニーが当時の楽器であればいかに「歌なし」でも魅力を発揮しうるか、味わい深い妙音の重なりでじっくり伝えてくれます。 解説は演奏者ハンナ・ガイゼルによるもの(英・仏・独)。不思議な浮遊感をたたえた異界的15世紀サウンドに浸れる1枚です。

  • 商品番号:A494

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    ロッシーニ(1792-1868)
    小ミサ・ソレムニス 詳細ページ
    [サンドリーヌ・ピオー、ホセ・マリア・ロ・モナコ、エドガルド・ロチャ、クリスティアン・セン、ギスリエーリ合唱団、ジューリオ・プランディ]

    ROSSINI, G.: Petite messe solennelle (Piau, Monaco, Rocha, Senn, Ghislieri Choir and Consort, Prandi)

    発売日:2021年10月08日 NMLアルバム番号:A494

    CD価格:2,475円(税込)

    ピオー参加! ロッシーニ晩年の名作の魅力を最大限引き出す美演人気のピークを迎えた36歳でオペラの作曲から手を引いたのち、「スターバト・マーテル」などごく一部の作品を除いて小品ばかりを散発的に書くほかは、美食家としての後半生を満喫していたロッシーニ。齢70になろうという1861年に旧友ルイ・ニデルメイエールを亡くし、その追悼のために作曲されたのがこの「小ミサ・ソレムニス」でした。 しかし最初から現在の形が構想されていたわけではなく、友人の死から少しずつ書き足され、ニデルメイエール3回忌の1864年3月14日、銀行家アレクシス・ピレ=ウィル邸宅の大きなサロンで初演される直前に第2ピアノが足され、完成を見たといいます。 教会でのミサではなく演奏会を想定したその作風は、ごく小編成ながらも機能性を生かしたドラマティックさと美しさを併せ持ったもの。ジューリオ・プランディの前作「ヨンメッリ: レクイエム」(A477/NYCX-10160)に続いて、今回も歌姫サンドリーヌ・ピオーが参加。第1ピアノは、バッハの協奏曲集(Pentatone)のリリースも記憶に新しい古楽系鍵盤の名手フランチェスコ・コルティが担当。粒ぞろいのソリストたちと共に、この作品の魅力を最大限引き出しています。 2013年にロッシーニ財団から管弦楽版と併せて出版された、ダヴィデ・ダオルミ校訂版を使用した初録音。 ※このディスクは86分46秒の収録時間のため、一部のプレイヤーでは正常に再生できない可能性がございます。ご了承ください。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A491

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    「スウィザン!」
    『ウィンチェスター写本』にみる、1000年前の英国における悪魔と奇跡の物語 詳細ページ
    [ディアロゴス、カタリナ・リヴィヤニチ]

    EARLY MEDIEVAL POLYPHONY FROM WINCHESTER - Swithun! Demons and Miracles from Winchester Around 1000 (Dialogos, Livljanić)

    発売日:2021年09月24日 NMLアルバム番号:A491

    CD価格:2,475円(税込)

    最古の多声音楽の一つ、英国11世紀の有名曲集を意外な実力派が!中世英国を代表するゴシック聖堂のひとつウィンチェスター大聖堂は、楽譜として残されたものの中では最古の部類に属する多声音楽をまとめた歌集『ウィンチェスター・トロープス集(ウィンチェスター写本)』が記された場所。その成立年代は実に1000年代、つまり中世の多声音楽として広く知られたノートルダム楽派のオルガヌム群より2世紀も遡ります。 この大聖堂で司教をつとめ、宗教改革以前にはその守護聖人としても祀られていた聖スウィザン(800頃〜863)をアルバムのテーマに掲げながら、中世の声楽曲の研究と演奏実践でのユニークな実績を誇るクロアチアの古楽グループ、ディアロゴスが新たな名盤を制作しました。 カタリナ・リヴィヤニチ率いるディアロゴスはArcanaレーベルの創設者ミシェル・ベルンステンが生前最後に録音技師としてアルバムを手がけたグループで、同レーベルに多くの録音がありますが、英国音楽に取り組むのは今回が初。プログラムの中軸をなすトロープス集に記されている音楽に加え、同じ大聖堂でほぼ同時期に綴られた聖スウィザンを称える詩を、当時の多声音楽の作法をふまえた即興歌唱で歌いこなす技量にも息を飲むばかり。ディアロゴス特有の「東」を感じさせる独特な声の佇まいとあいまって、女声だけのア・カペラで歌われる中世音楽ならではの不思議な異界感が、初期多声音楽のえもいわれぬ和声感覚の魅力を引き立てます。 充実した解説書も専門的知見に関心のある聴き手の期待を裏切りません。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10239

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    4弦チェロ・ピッコロによる
    ヴァイオリン・ソナタ集 BWV 1014-1019 詳細ページ
    [マリオ・ブルネロ、ロベルト・ロレッジャン、フランチェスコ・ガッリジョーニ]

    発売日:2021年09月17日

    CD 2枚組国内仕様 日本語解説付き価格:4,950円(税込、送料無料)

    無伴奏ソナタ&パルティータが大好評のブルネロ、さらなるバッハの世界へ!チェロという楽器の形が定まったのは意外と遅く、18世紀まではさまざまなモデルが併存していたことが知られています。イタリアの名手マリオ・ブルネロが最近好んで弾いているのは、ヴァイオリンの1オクターヴ下の調弦となる4弦のチェロ・ピッコロ(小型チェロ)。アマティのモデルに基づいて再現製作されたこの楽器を手に、ブルネロはバッハがヴァイオリンのために作曲した無伴奏ソナタ&パルティータ6編を全曲録音、新鮮な音響体験として大きな話題を呼びました。 その流れを受けての今回の挑戦は、バッハのヴァイオリン作品として同じく重要な6曲の「ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのためのソナタ」。"二重奏によるトリオ・ソナタ"ともいわれるこの作品は、任意の楽器による通奏低音ではなく参加必須のチェンバロ・パートが左手・右手ともに音符化されており、右手パートがヴァイオリンと対等に渡り合う実質3声の音楽です。 残された手稿譜の一つの表紙に「低音部にガンバを重ねてもよい」と書き添えられており、今回の録音はその提案に従いフランチェスコ・ガッリジョーニがバロック・チェロとガンバを使い分けて参加。 同じくイタリア古楽界でキャリアを積んできた実力派ロベルト・ロレッジャンはチェンバロとオルガンを使い分け(楽章によっては双方を同時に使用)、ヴァイオリン・パートを弾くブルネロと低音部のガッジョリーニとともに語彙豊かな音楽を繰り出し、変化に富みながら一貫して誠実な解釈を楽しませてくれます。 演奏者たちのコメントやバッハ研究者のペーター・ヴォルニーらによる解説書も充実。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10235

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    『ジョスキーノ』
    ~イタリアのジョスカン・デプレ~ 詳細ページ
    [オデカトン、ジェズアルド・シックス、ラ・レヴェルディ、ラ・ピファレスカ、パオロ・ダ・コル]

    発売日:2021年08月27日

    CD国内仕様 日本語解説、歌詞訳付き価格:2,970円(税込)

    ジョスカンの活躍地イタリアの精鋭が結集!
    記念年を飾る本格アルバム
    15~16世紀の欧州を席巻したフランス=フランドル楽派の中でも特に重要なジョスカン・デプレは、レオナルド・ダ・ヴィンチを筆頭に偉大なルネサンス画家たちが活躍した頃のイタリアで長く活躍しました。生前の名声は楽譜出版社を通じて歿後もなお長く保たれ、後代のイタリア音楽の発展にも大きな影響を及ぼしています。 かの地の言葉で「ジョスキーノ」の愛称をもって知られ、イタリア音楽史上に残る重要作曲家の一人にもなったこの大家が歿後500年を迎えた2021年、同国でもとくにルネサンス以前を得意とする四つのアンサンブルがここに結集。ミラノに拠点を置くArcanaレーベルを通じて、イタリアでのジョスカンの活躍を作品で辿る、記念年にふさわしいアルバムを制作しました。 パレストリーナからモンテヴェルディまで16~17世紀のポリフォニー作品の解釈で知られるパオロ・ダ・コルの指揮のもと、ミラノのスフォルツァ家やフェラーラのエステ家、ローマ教皇庁などとの繋がりを検証しながら入念に選ばれた多声音楽は、男声で固められたア・カペラで味わい深く奥行きを持って響くだけでなく、時には器楽を添えた重厚なサウンドもあり。 中世音楽に豊富な実績をもつラ・レヴェルディの三人による擦弦・撥弦の重なりも絶妙で、各プレイヤーの音使いを空間の響きとともに的確に収めたArcanaならではのエンジニアリングが光ります。 最新研究に基づく解説も読み応え充分。なお、このアルバムは2021年4月29日に急逝した、イタリアで活躍したオランダ出身の伝説的オルガン奏者リウヴェ・タミンハの思い出に捧げられています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A206

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    発売日:2021年08月27日

    CD 13枚組価格:4,500円(税込、送料無料)

    貴重な音源復活も!
    イタリア古楽器界の大御所ガッティによるArcana録音を総結集
    20世紀後半のイタリアにあって、バロック奏法や古楽的作品研究のノウハウをいち早く徹底し、本場発の感性と、楽器・奏法ともに作品成立当時のスタイルで、昔日のイタリアに花開いていた豊かな音楽遺産の魅力を知らしめてきたバロック・ヴァイオリン奏者エンリコ・ガッティ。選びぬかれた音楽史上の傑作と共に知名度が低いながらも重要な作品・作曲家を厳選し、当時の姿をじっくり読み解きながら丹念に進めてきた録音の多くは、現在ミラノに拠点をおく古楽レーベルArcanaで制作されてきました。 今回はイタリアのバロックを代表する17から18世紀の大家たちの作品を中心に、いずれもリリース当時から世界各地で高い評価を博してきたArcanaでの名盤を13枚組BOXに結集。仕様変更で発売されるたび絶賛が再燃するコレッリのソナタ集や近年までプレス切れだったヴェラチーニやタルティーニの音源に加え、ナポリの巨匠たちの業績に迫ったアルバムや弦楽四重奏による対位法探求アンソロジーなど比較的近年の録音も惜しみなく投入。これも人気の高いバッハの『音楽の捧げ物』全曲盤や15年以上廃盤状態だったモーツァルトのソナタ集など、イタリア以外の作曲家たちの貴重な音源が収録されている点も見逃せません。 人間の歌声こそ最上の音楽とされていたバロック時代、それに最も近い表現ができるとされた楽器の一つがヴァイオリンだったことを改めて思い起こさせる演奏内容は、今回のBOXのタイトルにも表現されています。 ブックレットにはアーカイヴ写真が満載で、バンキーニ、レオンハルト、そして日本のアントネッロとのショットも見ることが出来ます。

  • 商品番号:A488

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    フックス(1660-1741)
    歌劇《月桂樹に姿を変えたダフネ》 詳細ページ
    [アルフレード・ベルナルディーニ指揮ゼフィーロ・バロック・オーケストラ]

    FUX, J.J.: Dafne in Lauro [Opera] (Vendittelli, Piccinini, Pé, Tedla, Contaldo, Zefiro, Bernardini)

    発売日:2021年07月16日 NMLアルバム番号:A488

    CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    歿後280年。大家フックスの知られざる技量をゼフィーロの妙演で堪能!イタリアの大作曲家アレッサンドロ・スカルラッティと同じ頃に生まれヴィヴァルディと同じ年に亡くなった、ウィーンの巨匠J.J.フックス。17世紀末、いまだイタリア人優遇の機運が根強かったハプスブルク皇室で、ドイツ人ながら別格の厚遇を受け最高楽長の座に君臨できたのは、宮廷人たちを誰よりも魅了できる音楽を提供できるセンスがずばぬけていたからだった……と強く再認識させてくれる録音です。 ハイドンやモーツァルトらも学んだ対位法理論の名著『パルナスス山への階段』の著者として言及されることも多いフックスですが、この《月桂樹に姿を変えたダフネ》はいわばヴィヴァルディの華麗とヘンデル的雄弁に加え、バッハにも通じる精緻まで兼ね備えた充実度! 太陽神アポロの求愛をかわし、女神ディアナの掟通りに貞節を守るため月桂樹に姿を変えた水の精をめぐる伝説を、フックスはメロディアスな歌と巧みな多声書法とを的確に使いスリリングな音物語に綴ってゆきます。 ラファエル・ペやモニカ・ピッチニーニら人気歌手を揃えたソリスト勢もさることながら、器楽パートの豪華さを見れば充実の演奏に仕上がっているのも納得。管楽器勢はグラッツィ兄弟のオーボエとファゴットにマルチェッロ・ガッティのトラヴェルソ、クラリネットの前身楽器でいち早くウィーン宮廷に取り入れられていたシャリュモーにロレンツォ・コッポラ……とゼフィーロならではの豪華さ。さらにヴィオラ・ダ・ガンバには今や大御所の風格も帯びつつあるドゥフトシュミットまでゲストで加わり、多彩な通奏低音楽器の扱いをはじめ随所での入念な解釈と奏者の妙技が生きるエキサイティングな音作りです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A205

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    発売日:2021年06月11日

    CD 9枚組価格:4,500円(税込、送料無料)

    新装再発売!
    ピリオド楽器の新鮮な響きが衝撃を与えた、バドゥラ=スコダ2回目のシューベルト・ソナタ全集
    1970年前後のRCAへの録音から20年を経て、バドゥラ=スコダが完成させた2回目のシューベルトのソナタ全集。未完が多いこれらの曲集に、残された小品などを様々な研究成果をもとに独自の解釈で組み合わせていき、それぞれをソナタとして完結させています。 また単楽章の断片のみの12番(D655)を省き、13番を12番として、以降1つずつ番号を繰り上げ、最後のソナタD960に20番を振るという構成。楽器のコレクションでも知られたバドゥラ=スコダ自身が所有する、19世紀に作られたオリジナルのフォルテピアノ5台を弾き分けていることが特徴で、その多彩で個性的な音色が大きな魅力となっています。 中でも第2番第4楽章(=アレグレット断片 D346)、第16(17)番第1楽章などで使用される、トルコ風の打楽器が鳴るペダルのインパクトは強烈。ミシェル・ベルンシュタインによる録音は各楽器の個性豊かな音色を生々しくとらえており、オーディオ・ファイルからも注目されました。 バドゥラ=スコダ自身による序論と全曲の詳細な解説付き(英文75ページ)。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A487

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    『わたしが両目を閉じるや否や』
    独唱とヴァイオリンのためのカンタータ集 詳細ページ
    [ジュゼッピーナ・ブリデッリ、ヴァンヴィテッリ四重奏団]

    SCARLATTI, A.: Appena chiudo gli occhi / CALDARA, A.: Innocente cor mio / VALENTINI, G.: Concerto Grosso No. 1 (Bridelli, Quartetto Vanvitelli)

    発売日:2021年05月28日 NMLアルバム番号:A487

    CD価格:2,475円(税込)

    ガット弦の調べが歌声と絡む、イタリア・バロック後期の精華を本場の俊才たちとバロック後期、音楽愛好で知られた王侯貴族や高位聖職者が数多く集った永遠の都ローマ。そこで活躍したイタリア屈指の大作曲家たちの名品をよりすぐり、徹底した作品解釈によって18世紀初頭の音楽像に迫ったプログラム。すでに数十年にわたる古楽器演奏の蓄積を持つイタリアの、躍進めざましい新世代奏者たちが集うヴァンヴィテッリ四重奏団によるアルバムです。 独唱は2019年にアリア集『対決!ポルポラ対ヘンデル』(国内仕様盤NYCX-10055/輸入盤A461)でみごとな歌唱を聴かせたメゾ・ソプラノ、ジュゼッピーナ・ブリデッリ! ここではヴァイオリンとチェロのソロがきわだつ作品の数々を通じ、リュートや鍵盤など通奏低音とも息の合ったアンサンブルを織り上げながら、18世紀ローマの文化人たちが味わったであろう親密な距離感の音楽を歌いこなしてゆきます。 器楽奏者4人の深い洞察と確かな技量にも驚かされる、イタリア随一の古楽レーベルARCANAならではの1枚です。

  • 商品番号:A121

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    リガッティ(1613頃-1648)
    聖母マリアの晩課 詳細ページ
    [マッシモ・ロンバルディ、イ・ディズィンヴォルティ、ウトファソル・アンサンブル]

    RIGATTI, G.A.: Vespro Della Beata Vergine (Lombardi, UtFaSol Ensemble)

    発売日:2021年04月23日 NMLアルバム番号:A121

    CD価格:1,425円(税込)

    17世紀ヴェネツィアの早世の才人、多声織りなす親密な晩課の世界モンテヴェルディがヴェネツィアに来て以降のマドリガーレに見られる独唱主体の多声様式(コンチェルタンテ様式)は、続く世代の華やかなヴェネツィア楽派の栄光を予告するものでした。彼の愛弟子でオペラの大家として名を馳せたカヴァッリが有名ですが、その陰では高い実力を持ちながら今や名が埋もれてしまった、無数の作曲家たちの活躍もありました。 本盤でとりあげられているリガッティもまさにそうした知られざる天才の一人。イタリア新世代の古楽器奏者たちが集うアンサンブルによってここに取り上げられている『晩課』のプログラムは、三十代半ばで早世したリガッティの曲集から作品を選び、単旋律聖歌を交えながらバロック期のヴェネツィアにおける夕暮れ時の礼拝の再現を試みたもの。独唱ないし数パートからなる重唱に木管コルネットの独奏やサックバット(トロンボーン)の響きが豊かな味わいを添える詩篇唱の数々は、少数精鋭の演奏陣でこそ映える凝縮されたイタリア初期バロック音楽の魅力が詰まっています。 磨き抜かれた演奏のクオリティを、イタリア古楽の録音に確かな実績をもつ技師ジュゼッペ・マレットのエンジニアリングが的確に捉えた秀逸な1枚です。

  • 商品番号:A486

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    『解き放たれたフォルクレ』
    ~アントワーヌ・フォルクレのヴィオール作品を中心に~ 詳細ページ
    [アンドレ・リスレヴァンド、ヤドラン・ダンカン、パオラ・エルダス、ロルフ・リスレヴァンド]

    Viola da Gamba Recital: Lislevand, Andre - COUPERIN, L. / FORQUERAY, A. / MARAIS, M. / VISÉE, ROBERT de (Forqueray Unchained)

    発売日:2021年04月09日 NMLアルバム番号:A486

    CD価格:2,475円(税込)

    「悪魔のように弾いた」フォルクレの静けさと雄弁のはざまヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)はバロック期のフランスで大いに好まれた弦楽器。その名手として双璧をなした存在が「天使のように弾く」と讃えられたマラン・マレと、対照的に「悪魔のように弾く」との賛辞で知られたアントワーヌ・フォルクレでした。 息子への暴力など悪い噂もありながら幼少期より圧倒的な音楽性と演奏能力でフランス王室を驚かせ、ヴィオール芸術の発展に大いに尽くしながらも生前は作品を楽譜出版することのなかったフォルクレの遺稿は、本人の歿後まもなく息子によって整理・刊行され世に残っています。 縦横無尽にヴィオールを扱う名品揃いのこの曲集は五つの組曲からなる構成ですが、本盤ではバロック期にもそのようにすることがあったように、他の作曲家の作品も交え曲の調性にあわせて三つの組曲にまとめ直して収録(本盤ではこれらを「モザイク組曲」と名づけています)。 好敵手マレや同時代の撥弦楽器作曲家ド・ヴィゼーらも含めたその音楽世界を精緻な演奏で浮き彫りにしてゆくのは、リュートの巨匠ロルフ・リスレヴァンドの息子、アンドレ・リスレヴァンド(アルバム解説も彼自身が執筆)。古楽演奏の空気を存分に吸いながら育った彼ならではの作品美に寄り沿う解釈を、若き俊才たちが親密な共演で盛り上げます。父ロルフもプロデューサー&エンジニアとしてアルバムを全面的にバックアップ。演奏にも2曲ほど参加しています。

  • 商品番号:NYCX-10208

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    『ローマ、バロック揺籃の地』
    ~18世紀初頭の音楽会再現~ 詳細ページ
    [レ・スタジョーニ、カルロ・ヴィストーリ、パオロ・ザンズ]

    発売日:2021年03月26日

    CD国内仕様 日本語解説・歌詞訳付き価格:2,970円(税込)

    ヘンデルがコレッリと出会い、スカルラッティ父子が活況の時代を鮮やかに再現!イタリア出身ながら英国とフランスのすぐれた古楽伝統を吸収し、ルセやセラシらの薫陶を受けレザール・フロリサンのアシスタントを務めなるなどじっくりキャリアを築いてきた、ミレニアル世代の才人パオロ・ザンズ。2017年に立ち上げたレ・スタジョーニには、同じイタリア出身のバロック・チェロ奏者マルコ・フレッツァートをはじめ、欧州古楽界より選りすぐりの気鋭奏者たちが揃います。 そんな彼らがイタリアに本拠を置くArcanaレーベルから世に問う初アルバムのテーマは、巨匠コレッリが若きヘンデルと共演し、スカルラッティ父子がともに現役で音楽通たちを瞠目させていた1700年代初頭のローマ! 17世紀以来、建築・美術・文芸・音楽とさまざまな芸術分野に深い愛を注いだ聖職者や貴族が多かったこの「永遠の都」で、いかにバロック後期の活況の萌芽が見られたかを伝えてくれます。 名カウンターテナー歌手ヴィストーリの美声と技巧がアリアのしなやかな旋律美を描き出すかたわら、さまざまな古楽器の味わいが活きる器楽陣も絶妙。プログラムの巧妙さは解説でも詳述されていますが、イタリアの心意気に満ちた地中海情緒満点の古楽器演奏で体感する「音の時間旅行」には格別のものがあります。

  • 商品番号:A484

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    『2つの魂の間に』
    ムルシア(1673-1739)
    バロックギターのための独奏曲集 詳細ページ
    [ステファノ・マイオラーナ]

    MURCIA, S. de: Baroque Guitar Music (Entre dos almas) (Maiorana)

    発売日:2021年03月26日 NMLアルバム番号:A484

    CD価格:2,475円(税込)

    サンスやヴィゼーと並んで重要な18世紀のギター芸術家に、古楽器界が正面から!1700年前後のスペイン王室に仕え、1718年から1731年までメキシコでも活躍したスペインのギター音楽家サンティアゴ・デ・ムルシア。バロック後期のギター独奏曲を書いた作曲家としては、年長のガスパル・サンスや同時代のフランス人ロベール・ド・ヴィゼーらとともに高名なひとりで、その作品は“ギターの神様”アンドレス・セゴビアが熱心に取り上げたことをはじめ、現代のギター奏者たちにとっても決して縁遠いものではありません。 しかし300年前の時代を生きた彼はあくまで、5コースからなるバロックギターが標準的な存在だった時代の人。このアルバムは古楽器の世界からサンティアゴ・デ・ムルシアの音楽を検証、スペイン語圏の音楽ということで連想されるような野趣や民俗情緒だけでは説明のつかない、イタリア音楽がスペインを含む欧州各地に大きな影響を及ぼしつつあった時代ならではの音世界に迫ってみせています。スペインとイタリア、このあたりが「2つの魂」のアルバム・タイトルの由来でしょう。 コレッリのヴァイオリン・ソナタ集による編曲2作も興味深く、その一方でハカラやフォリア、ファンダンゴなどといったスペイン語圏特有の音楽も満載。17世紀モデルの楽器を用いたイタリアの名手ステファノ・マイオラーナ(バロックギター世界の開拓に大きく寄与したアンドレア・ダミアーニやポール・オデットの門下に学んだ古楽撥弦奏者)による演奏も素晴しく、充実した参考文献表も掲載されている原盤解説(英仏伊西)も一読の価値があります。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10194

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    シュッツ(1585-1672)
    『音楽による葬送』
    およびその他の17世紀ドイツ葬送音楽 詳細ページ
    [ヴォーチェス・スアーヴェス]

    German Funeral Music of the 17th Century - EBELING, J.G. / GLEICH, A. / KNUPFER, S. / SCHEIN, J.H. (Musicalische Exequien) (Voces Suaves, Strobl)

    発売日:2021年02月12日 NMLアルバム番号:A483

    CD国内仕様 日本語解説/歌詞訳付き価格:2,970円(税込)

    欧州古楽界の最前線をゆくバーゼルの俊才たちが刻んだ、ドイツ・バロックの傑作シュッツの代表作のひとつ『音楽による葬送』を軸として、初期ドイツ・バロックの多声作品を集めたArcanaならではのプログラム。バーゼル・スコラ・カントルム出身の精鋭が集うヴォーチェス・スアーヴェスによるアルバムです。 『音楽による葬送』は1636年、ザクセン選帝侯宮廷の音楽監督としてキャリアを重ねていたシュッツが手がけた、ドイツ語の声楽曲。彼の故郷ケストリッツの領主で、生涯親交のあった人文主義者ハインリヒ・ロイスに捧げられたこの傑作は、ブラームスの『ドイツ・レクィエム』の先駆としても早くから注目されてきました。 ヴォーチェス・スアーヴェスはこれを17世紀ドイツ語圏の音楽の中に改めて置くことで、新旧世代の間でのシュッツの音楽の特性を浮き彫りにしてゆきます。世紀初頭のシャインから数十年後のローゼンミュラーまで、「バッハ以前」のドイツ宗教音楽の充実が「葬送」というテーマの中でありありと実感される選曲と言えるでしょう。 歌手それぞれが音楽の構成をよく踏まえて声を重ねてゆくことで充実した響きが生まれており、音楽学的知見を紐解いた解説とともに、その作品美を堪能する「欧州古楽最前線」を聴く一枚です。

  • 商品番号:NYCX-10187

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    『モーツァルトのまわりで』
    ~オーボエ四重奏の黄金時代~ 詳細ページ
    [アルフレード・ベルナルディーニ、ベルナルディーニ四重奏団]

    Oboe Quartets - MOZART, W.A. / BACH, J.C. / ROLLA, A. (Around Mozart - A Journey Through the Golden Age of the Oboe Quartet) (Quartetto Bernardini)

    発売日:2021年01月29日 NMLアルバム番号:A482

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    厳選された歴史的オーボエ5本が甦らせる、「作曲当時の興奮」!弦楽三重奏にオーボエがひとつ加わるオーボエ四重奏曲といえば、まずモーツァルトの作品が思い浮かぶところ。実はこの曲種、古典派から初期ロマン派の時代にかけて意外に多くの作例が生まれていました。歴史の谷間に埋もれて忘れられていったそれらの中には、作曲家たちが知っていた当時の楽器で演奏されてこそ、本来の真価を発揮するものが少なくありません。 歴史的オーボエの探求に余念がないベルナルディーニはここで、欧州各地に残る18-19世紀製のオリジナル古楽器に着目。厳選されたプログラムで、モーツァルト前後の時代に生み出されたオーボエ四重奏曲の素顔に迫りました。オリジナル楽器ならではの古雅な響きを最大限に生かしながら、古典派らしい流麗な旋律を吹きこなしてゆく彼のまわりには、娘チェチーリア・ベルナルディーニとそのパートナーのファン・デン・ミュンクホフ、ヴィオラのジモーネ・ヤンドルら逸材が揃い、弦楽器や弓も当時のオリジナルを中心に使用されています。 ドレスデンの名高いチェロ奏者ドッツァウアーやブダペストのドルシェツキーなど、既存録音がきわめて少ない重要作曲家の作品も見過ごせません。

  • 商品番号:A909

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    『テレマンとヴィオラ・ダ・ガンバ』
    テレマン(1681-1767)
    協奏曲と室内楽曲 詳細ページ
    [ローレンツ・ドゥフトシュミット、アルモニコ・トリブート・アウストリア]

    TELEMANN, G.P.: Viola da Gamba Sonata, TWV 40:1 / Essercizii musici, TWV 41:e5 and 41:a6 (Armonico Tributo Austria, Duftschmid)

    発売日:2021年01月29日 NMLアルバム番号:A909

    CD価格:1,425円(税込)

    あらゆる楽器の魅力を活かしたテレマン、ガンバでの活躍を大御所続々のアンサンブルであらゆる楽器の味わいを生かした作品を書いたテレマンの真価は、当時の古楽器で演奏してこそ伝わるといってよいでしょう。そのうえ演奏者が、それぞれの楽器の世界的名手たちだったら… そんな理想が結実したのが、Arcana屈指の人気アルバムのひとつであるこの作品集。当時すでに廃れかかっていたこの楽器のために無伴奏曲を書くなど偏愛をみせたテレマン随一の、協奏曲でも室内楽曲でもガンバならではの味わいが映える名品の数々が集められています。 中心となるのはサヴァール門下のオーストリアの実力派ドゥフトシュミット。さらに他の演奏陣もベルナルディーニ、M.アンタイ、モリーニ…と驚くほど豪華な面々が揃い、これらの作品を味わう上で申し分のないスリリングかつ濃淡豊かな演奏の連続となっています。 廉価での再登場が喜ばしい逸品と言えるでしょう。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A120

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    『装飾楽句の嵐』
    木管コルネットのための作品集 詳細ページ
    [イ・カヴァリエーリ・ディ・コルネット]

    Cornetto Music (Early) - CASTELLO, D. / CRECQUILLON, T. / FONTANA, G.B. / GABRIELI, A. (Tempesta di passaggi) (I Cavalieri del Cornetto)

    発売日:2021年01月15日 NMLアルバム番号:A120

    CD価格:1,425円(税込)

    木管コルネットの新世代名手、故郷イタリアの昔日を縦横無尽に旅する傑作集木管コルネット(ドイツ名ツィンク)とは、リコーダーをやや大きくした木管ないし骨材管に金管式のマウスピースがついた、ルネサンス~バロック期に流行した管楽器。400年前の欧州では非常に愛されていた楽器にもかかわらず、吹きこなすのは並大抵ではなく、古楽復興の流れでもプロ演奏家の登場が比較的遅かった楽器のひとつでもあります。 しかし1980年代に登場した伝説的名手ブルース・ディッキーが数多くの名手を育てたおかげで、この楽器を巡るシーンは21世紀に飛躍的な広がりを見せました。 イタリア出身の超実力派インギシアーノもまさにディッキー門下の俊才のひとり。彼の卓越した息遣いと指回りで、昔日の精鋭奏者たちが吹きこなした大作曲家たちの独奏名品を心ゆくまで味わえるこの新録音は、イタリア人古楽器奏者によるイタリア古楽がこれほどまでに作品の存在感にぴたりと寄り添うものかと驚かされる、絶妙の歌心がたまりません。 共演が鍵盤楽器ひとつというシンプルな編成なのも魅力のひとつ。木管コルネットの旨みをきわだたせるシャープなイタリア式チェンバロやポシティフ・オルガンの響きも味わい深く、昔日のイタリアの音楽世界を満喫できる上質アルバムに仕上がっています。

  • 商品番号:A901

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    ベートーヴェン(1770-1827)
    管楽合奏のための作品集 詳細ページ
    [ゼフィーロ、アルフレード・ベルナルディーニ]

    BEETHOVEN, L. van: Oboe Trio, Op. 87 / Octet, Op. 103 / Polonaise, WoO 21 / Rondino, WoO 25 (Harmoniemusik) (Zefiro, Bernardini)

    発売日:2021年01月15日 NMLアルバム番号:A901

    CD価格:1,425円(税込)

    ウィーンの流行と楽聖の作曲センスの結びつき、イタリア最高峰の古楽器アンサンブルの演奏でイタリア古楽器シーンの老舗団体ゼフィーロによるベートーヴェンの秘曲集。 かの楽聖が活躍した時代は皇帝ヨーゼフ2世が管楽八重奏(オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットを各2本ずつ揃えたアンサンブル)を好んだことから、この編成のためのパルティアないしハルモニームジークと呼ばれる管楽合奏曲が屋外や街の盛り場を彩り流行をみせました。 ベートーヴェンもそうした流行にならい、若い頃にはいくつかの充実した八重奏曲を書いているほか、時にはピッコロや打楽器まで動員した大規模な管楽合奏曲も残しており、そうした作曲経験がのちの交響曲群にも生かされていると考えられます。 本人が生きた時代のなかで本来の文脈にあわせ大作曲家を知ろうとするうえで、名手揃いのゼフィーロによるこの音源の復活は大いに歓迎すべきことと言ってよいでしょう。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A902

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    ビーバー(1644-1704)
    『ロザリオのソナタ集』 詳細ページ
    [グナール・レツボール、アルス・アンティクヮ・アウストリア]

    BIBER, H.I.F. von: Mystery (Rosary) Sonatas (Letzbor, Ars Antiqua Austria)

    発売日:2021年01月15日 NMLアルバム番号:A902

    CD 2枚組価格:1,425円(税込)

    同曲集最高の録音とも目されてきた名盤、レツボール最初の「ロザリオのソナタ」オーストリア17世紀を代表する作曲家のひとりであり凄腕ヴァイオリン奏者であったビーバーが、長く仕えたザルツブルク大司教のために書いた『ロザリオのソナタ集』は、15の通奏低音付ソナタで聖母マリアの生涯のエピソードを表現したもので、14通りの変則調弦を通じて当時のヴァイオリンの作曲技法が縦横無尽に披露され、末尾には無伴奏の長大なパッサカリアが添えられています。 同じオーストリア出身の名手レツボールが1997年にリリースしたこの録音は、多彩な通奏低音パートの考え抜かれた解釈といい、レツボール自身の圧巻というほかない超絶技巧といい、隅々まで美しさがきわだつ鮮烈な録音として高い評価を博してきました。 プレス切れ期間も長く復活を望む声がとくに多かったタイトルですが、このたび廉価シリーズの第一弾リリースに編入され、お求めやすく再登場することに。PAN Classicsから登場したレツボールの同曲新録音(2020年レコード・アカデミー賞音楽史部門受賞)との聴き比べは、古楽ファンならぜひ楽しみたいところです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A903

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    カルダーラ(1670/71-1736)
    『チェロ独奏のためのソナタ集、通奏低音つき』(1735)より 詳細ページ
    [ガエターノ・ナジッロ、サラ・ベンニーチ、ルカ・グリエルミ]

    CALDARA, A.: Cello Sonatas (Nasillo, Guglielmi, Bennici)

    発売日:2021年01月15日 NMLアルバム番号:A903

    CD価格:1,425円(税込)

    バロック・チェロ最前線の名手ナジッロ、イタリア盛期バロックの粋を凝縮音楽学的研究精神と地に足のついた演奏技巧で高い評価を博しているガエターノ・ナジッロ。アンサンブル415やアンサンブル・アウローラの低音を支えてきた彼は、ソロではチェロという比較的「新しい」弦楽器の歴史をたどる注目企画を連発しています。 ARCANAレーベルで初めてリリースしたソロ・アルバムは、ウィーン皇室で楽長フックスを支えながら絶大な名声を博したカルダーラが、晩年故郷イタリアに戻って個人的な愉しみのなか綴ったチェロのためのソナタを集めた充実企画です。同時期のヴィヴァルディやジェミニアーニともまた違う、初期ロココの気配も漂う抒情性あふれる作風を、積年のパートナー二人の頼れるサポートを得てあざやかな解釈で聴かせます。 一部に初期のフォルテピアノが使われる点も魅力。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A904

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    メールロ(1533-1604)
    鍵盤のための作品集 詳細ページ
    [ファビオ・ボニッツォーニ]

    MERULO, C.: Toccate, Ricercari, Canzoni d'intavolatura d'organo (Bonizzoni)

    発売日:2021年01月15日 NMLアルバム番号:A904

    CD価格:1,425円(税込)

    イタリア最初期の鍵盤芸術の粋を、チェンバロとオルガンを使い分けて示した名録音教会音楽のかたわら、トッカータやリチェルカーレといった曲種でバロックの先駆ともいうべき作品を書いたのが、ラッススと1歳違いの才人メールロ。ヴェネツィアのサン・マルコ教会でツァルリーノに師事し、新時代へと向かう独奏曲を数多く作曲しました。 イタリアの名手ボニッツォーニは、当地では現存最古の部類に属する1519年建造のオルガンと、1600年前後製のこちらも貴重なチェンバロを使い分け、金字塔的と言えるメールロ作品集を残しました。長くプレスが切れていた、この機にぜひ広く聴かれてほしい1枚です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A905

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    パラディーノ(1540-60頃活躍)
    リュートのための作品集 詳細ページ
    [ウジェーヌ・フェレ]

    PALADIN, G.P.: Lute Works (Tablature de Luth) (Ferré)

    発売日:2021年01月15日 NMLアルバム番号:A905

    CD価格:1,425円(税込)

    ARCANAレーベルの「作品1」は、南フランスに花開いたルネサンスのリュート芸術Astréeを立ち上げた伝説的プロデューサーのミシェル・ベルンステンが、そのNAÏVEへの発展的解消に際し再独立、1993年に立ち上げたArcana。記念すべきリリース番号1を冠されているのが、この味わい深いリュート録音です。 ミラノ出身のリュート奏者パラディーノは16世紀中盤、その頃イタリア人が多く暮らしていたフランス南部リヨンで活躍しました。当地で刊行された2編の作品集は、イタリアの器楽作法がフランスへもたらされた貴重な例です。ジャヌカンらの多声シャンソン全盛期と同時代であることを示す編曲例も興味深い一方、ファンタジアや舞曲の数々にはフランチェスコ・ダ・ミラノらに通じる深みもあります。 名手フェレの確かな解釈は、その魅力を存分に伝えています。

  • 商品番号:A906

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    ペレス(1711-1778)
    死者のための朝の祈り 詳細ページ
    [ジュリオ・プランディ、ギスリエリ合唱団&コンソート、ロベルタ・インヴェルニッツィ、サルヴォ・ヴィターレ]

    PEREZ, D.: Mattutino de'morti (Invernizzi, Vitale, Ghislieri Choir and Orchestra, Prandi)

    発売日:2021年01月15日 NMLアルバム番号:A906

    CD価格:1,425円(税込)

    ナポリ楽派屈指の俊才ならではの隠れた傑作、インヴェルニッツィの美声とともにナポリのダヴィデ・ペレスはエマヌエル・バッハやグルックより3歳年上で、オペラの大家として生前絶大な人気を誇り、遠くウィーンにまで名声を轟かせました。後半生はリスボンで王室作曲家として活躍しますが、1754年のリスボン大地震を境にオペラはほぼ継続不能になり一転、宗教曲にその才能の発露をもとめ、ここに聴くようなナポリ楽派のオペラにも通じる傑作教会音楽が世に残りました。 ギスリエリ・コンソートによって日の目をみた『死者のための朝の祈り』は、今でいうハロウィンに演奏されていた重要な祈りの音楽。ホルンやファゴットまで動員した豪華な管弦楽が充実した古楽器演奏で響きわたるなか、合唱と独唱を行き来する声楽パートでは名歌手ロベルタ・インヴェルニッツィがあざやかな歌唱を披露。のちにArcanaで同じアンサンブルがリリースすることになるペルゴレージやヨンメッリの録音にも通じる、発見の喜びに満ちた古楽器アルバムとなっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A907

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    シューベルト(1797-1828)
    弦楽四重奏曲 第4番・第13番「ロザムンデ」 詳細ページ
    [フェシュテティーチ四重奏団]

    SCHUBERT, F.: String Quartets Nos. 4 and 13 (Festetics Quartet)

    発売日:2021年01月15日 NMLアルバム番号:A907

    CD価格:1,425円(税込)

    古楽器による弦楽四重奏のパイオニアが刻んだ幻の名演、復活!冷戦終結前後から、旧東側諸国でいちはやく古楽器演奏への関心が飛躍的に高まったハンガリーで活動を始めたフェシュテティーチ四重奏団は、古楽器専門の弦楽四重奏団のパイオニア的存在。Arcanaレーベル発足当初から進めてきたハイドンの弦楽四重奏曲全曲録音のさなか立ちあがった、シューベルトの四重奏曲全曲録音プロジェクトの一環としてリリースされたのがこのアルバム。残念ながら全曲録音にはならなかったものの、単独で登場したこの1枚が長く入手困難なまま存在さえ知られていなかったのは惜しまれるところでした。 使用楽器は全て18世紀以前のオリジナル。ハンガリーの地元伝統にも根ざした独特の味わい深い演奏は、この復活を期に改めて広く知られる意義を強く感じさせてやみません。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A908

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    タルティーニ(1692-1770)
    ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 詳細ページ
    [アンサンブル・アウローラ、エンリコ・ガッティ]

    TARTINI, G.: Violin Sonatas, Opp. 1 and 2 (Gatti, Nasillo, Morini)

    発売日:2021年01月15日 NMLアルバム番号:A908

    CD 2枚組価格:1,425円(税込)

    タルティーニ芸術の至宝を示すガッティの傑作録音、待望すぎる復活!バロック・ヴァイオリンの名手エンリコ・ガッティの名盤のなかでも長く入手困難が続いたのがこのタルティーニの2枚組アルバム。師のキアラ・バンキーニによる無伴奏アルバムと同時期にリリースされ、同作曲家の新録音の双璧をなす名盤との呼び名が高かったにもかかわらず、10年以上プレス僅少のままでした。 アッコルドーネのチェンバロ奏者としても知られるモリーニや、ソロ奏者としての活躍も見られるナジッロの競演を得て、バロック後期に独自の音響感覚で思わぬ傑作を数々送り出していたタルティーニの至芸が「古楽器ならでは」の克明な彫琢とともに甦ります。この機を逃さず入手しておきたい新定盤のひとつです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A910

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    ヴィヴァルディ(1678-1741)
    リコーダーを伴う協奏曲集 詳細ページ
    [ドロテー・オバーリンガー、ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーザ・マルカ]

    VIVALDI, A.: Flautino Concertos, RV 442-444 / Chamber Concertos, RV 95, 101 and 108 (Oberlinger, Sonatori de la Gioiosa Marca)

    発売日:2021年01月15日 NMLアルバム番号:A910

    CD価格:1,425円(税込)

    イタリア古楽界の俊才集団+名手オーバーリンガー!
    夢の共演が装い新たに
    イタリア・バロック最大の作曲家のひとりヴィヴァルディが残したさまざまな楽器のための協奏曲のうち、「フラウト」つまり「笛」の扱いは長年の議論の種でありつづけてきました。作品番号10を冠して楽譜出版したフルート協奏曲集は明確に横笛を想定しているにもかかわらず、そこに集められた協奏曲のいくつかの初期稿には縦笛、つまりリコーダーが念頭に置かれている作例も少なくないからです。 さらにフラウティーノ(ソプラノ・リコーダー)独奏のための協奏曲にも傑作があり、このアルバムはそうしたアンビバレントな「ヴィヴァルディの笛」をリコーダー目線から捉えた名盤のひとつとして見過ごせません。 なにしろソロ奏者は現代最高のプレイヤーのひとりドロテー・オーバーリンガー、オーケストラはイタリアの俊才集団。民俗音楽とのつながりが垣間見える作品では、当時もしばしば用いられていたハーディガーディも使いながら、抑揚に富んだヴィヴァルディ芸術の味わいを歌心豊かに伝えてくれる傑作アルバムに仕上がっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10177

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    -★『レコード芸術』特選盤(2021年2月号)★-

    『タルティーニとチェロ』
    ~チェロ・ピッコロによる協奏曲とソナタ~ 詳細ページ
    [マリオ・ブルネロ、リッカルド・ドーニ、アカデミア・デッラヌンチアータ]

    TARTINI, G.: Concertos / Sonatas (Brunello, Accademia dell'Annunciata, Doni)

    発売日:2020年11月13日 NMLアルバム番号:A478

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    記念年ならではの異色充実盤、「低音のタルティーニ」が登場!現代イタリアを代表するチェロ奏者のひとりマリオ・ブルネロが近年、アマティのモデルにもとづく独特の小型チェロで古楽研究的アプローチもさかんに試みるようになっているのは見逃せません。ヴァイオリンと調弦が同じでオクターヴ違いの低音が鳴るこの楽器を用いて、彼がバッハの無伴奏ヴァイオリン曲集を録音し大きな成功を収めたのも記憶に新しいところ(国内仕様NYCX-10100/輸入盤A469)、同じ楽器で今度は故郷イタリアの重要作曲家に向き合ったアルバムをリリース。しかも選曲にこだわりありの注目企画です。 バッハよりも少し後、1692年生まれのタルティーニは今年(2020年)が歿後250周年。その作品は自らが抜群の演奏能力を誇ったヴァイオリンのためのものがほとんどですが、ごくわずかながら低音弦楽器のために書かれた作品もあり、チェロの巨匠たちから愛されてきました。しかし本盤でブルネロは、最新の音楽学知見も参照しながら、ヴァイオリンのための作品も上述した小型4弦チェロで演奏。さらにテレマンの無伴奏ガンバ曲集と同じコレクションに含まれ、近年発見されたというガンバのための作品もとりあげ、門弟による合奏協奏曲編曲なども交えて、興趣のつきない選曲でタルティーニの世界を縦横無尽に駆け巡ります。 協奏曲での共演は、ブルネロとカルミニョーラによる二重協奏曲アルバム(NYCX-10133/A472)でも名演を聴かせてくれたイタリアのピリオド楽器アンサンブル。充実した解説も添えられており、記念年ならではの意欲的企画で、タルティーニの思わぬ低音世界を発見できる1枚です。

  • 商品番号:A475

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    ストラデッラ(1643-1682)
    《家庭教師トラスポロ》 3幕の喜歌劇 詳細ページ
    [アンドレア・デ・カルロ、アンサンブル・マーレ・ノストルム]

    STRADELLA, A.: Trespolo tutore (Il) [Opera] (Novaro, Mameli, Tomkiewicz, Ensemble Mare Nostrum, A. de Carlo)

    発売日:2020年11月13日 NMLアルバム番号:A475

    CD 3枚組価格:4,425円(税込、送料無料)

    暗殺された天才作曲家、晩年の異形の大作に臨むマーレ・ノストルムの最新録音モンテヴェルディとヴィヴァルディの間、中期バロックのイタリアを代表するほどの名匠のひとりでありながら、体系的紹介が意外になされてこなかったアレッサンドロ・ストラデッラ。その数ある宗教音楽劇を毎年のように発掘・録音しつづけてきたイタリアのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者=指揮者アンドレア・デ・カルロは今回、放縦な生活がたたった作曲家が刺客の手に倒れる3年前、終焉の地ジェノヴァで披露した長大な音楽喜劇をとりあげます。 自身の家庭教師トラスポロに恋してしまった貴婦人アルテミジアに思いを寄せるニーロとチーロの兄弟を横目に、トラスポロは密かに思いを寄せている小間使いのデスピーナと愛を育み、アルテミジアは大騒動の末に兄弟のひとりと結ばれる……厳選された登場人物のやりとりを、通奏低音に数多くの撥弦楽器・弓奏低音弦楽器を配した独特の編成で起伏ゆたかに彩ってゆく濃密な演奏内容は、まさにイタリア古楽界の猛者集団ならではのドラマにあふれています。カヴァッリ亡き後のイタリアで、ダ・カーポ・アリアが定着する前に花開いた過渡期特有の面白さをご堪能ください。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A118

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    『恋人よ、あなたは美しい』
    ~17世紀イタリアの器楽作品にみる愛の形~ 詳細ページ
    [イル・リチェルカール・コンティヌオ]

    Instrumental Ensemble Music (Italian) - BERTOLI, G.A. / CASTELLO, D. / FALCONIERI, A. / ROGNONI TAEGGIO, F. (Pulchra es)

    発売日:2020年11月13日 NMLアルバム番号:A118

    CD価格:1,425円(税込)

    縦笛、ダブルリード、低音弦……
    イタリア17世紀の器楽文化を独特の編成で網羅
    ルネサンス以来の多声合唱を離れた独唱芸術が大いに発展するとともに、その独唱技法をまねるようにして独奏楽器のための音楽が飛躍的に発達した17世紀のイタリア。さまざまな曲集や手稿譜の断片が見つかっている中、ここではイタリア最前線で活躍する気鋭古楽器奏者3人が入念な選曲と楽器選択を通じ、世紀初頭から後期バロックにさしかかる頃にいたるまでの多彩な作品を紹介します。 大小3種のリコーダーのみならず、ドゥルツィアン(ルネサンス期から用いられていたダブルリード楽器、ファゴットの前身)も高音部用から低音部用まで3種を使い分ける、ジュリア・ジェニーニのメロディアスな歌い口。そして、音楽史上最初期のチェロの名手のひとりG.B.ヴィターリ(「ヴィターリのシャコンヌ」で有名なT.A.ヴィターリの父で、生前はこちらの方が圧倒的に有名)の作品をはじめ、貴重な17世紀チェロ作品をとりあげるアレッサンドロ・パルメーリの弓奏も見事。 あえて鍵盤を使わず、ミケーレ・パゾッティの撥弦が唯一の和音通奏低音楽器として用いられているところも特徴的で、親密なアンサンブルのなか躍動感あふれる音楽を体感できる1枚に仕上げられています。

  • 商品番号:A204

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    発売日:2020年10月30日

    CD 6枚組価格:4,500円(税込、送料無料)

    結成30年、ゼフィーロによるモーツァルトを集大成!1989年の夏、古楽先進地オランダや英国で活躍していたイタリア出身のオーボエ奏者のアルフレード・ベルナルディーニとパオロ・グラッツィ、ファゴット奏者のアルベルト・グラッツィの3人によって結成されたゼフィーロは、ピリオド楽器を用いたイタリアの団体としてはかなり長い歴史を重ねてきた部類に属します。 そのキャリア初期のAstree(現Naïve)レーベルの時代から、様々なレーベルで体系的に取り上げてきたモーツァルトの作品を一堂に集めたBOXセットが登場です。モーツァルトが管楽合奏のために書いたオリジナル作品のほとんどを網羅しているほか、当時人気を博した管楽合奏によるオペラの形式に倣い、ベルナルディーニが「グラン・パルティータ」の編成に編曲したアルバム、創立者3人がソリストとして活躍する協奏曲集までを集めた総括的な内容は、あらゆる方面から歓迎されることでしょう。 限定盤での発売です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10169

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    『スペイン領ミラノの時代』
    ~ビウエラと鍵盤楽器によるスペイン黄金時代の音楽~ 詳細ページ
    [マウリツィオ・クローチ、エヴァンジェリーナ・マスカルディ]

    Vihuela and Harpsichord Recital: Mascardi, Evangelina / Croci, Maurizio - BORRONO, P.P. / CABEZÓN, A. de / MILÁN, L. / MUDARRA, A. (Milano Spagnola)

    発売日:2020年10月09日 NMLアルバム番号:A481

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    「若き楽器」チェンバロと撥弦楽器の思わぬ組み合わせで、ルネサンスの真相へ!世代交代が進む21世紀のヨーロッパ古楽シーン。TactusやStradivariusなどイタリアの古楽レーベルで、筋の通ったバロック録音を数多くリリースしてきたマウリツィオ・クローチも、彼のアンサンブル「ペガッソ」やマルコ・ビズリー率いる「アッコルドーネ」などで確かな撥弦さばきを聞かせてきたエヴァンジェリーナ・マスカルディも、明敏な古楽リスナーにとっては新譜が見逃せない存在。この二人が妥協なくルネサンス音楽と向き合った今回の録音は、撥弦と鍵盤の共演がルネサンス期の音楽においても意外なまでに可能性に満ちていたことを、理屈抜きに伝える期待通りの仕上がりです。 舞台は16世紀。大国スペインは群雄割拠のイタリア半島にまで覇権を伸ばし、ミラノもその勢力圏に収めます。そこでスペイン貴族のもと行われた、撥弦楽器と鍵盤とが妙なる対話を聴かせたという音楽会の再創造が本盤のテーマ。スペインで愛されていた撥弦楽器ビウエラと、撥弦楽器の作法を手本に独自のスタイルを確立しつつあったチェンバロとの対話がくりひろげられます。曲によって二重奏と独奏を描き分け、イタリア半島でも聴かれたスペインのさまざまな秘曲の世界へ…… 両奏者の精妙な音楽性、直接音と空気感のバランスも素晴しい自然派エンジニアリングも魅力。ビウエラの妙音のかたわら、木製管オルガンや16世紀モデルのチェンバロの音色にも惹かれます。

  • 商品番号:A480

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    発売日:2020年10月09日

    CD価格:2,475円(税込)

    名手フランチェスコ・コルティが再現する、バッハ一家の音楽の夕べアムステルダムでボブ・ファン・アスペレンに師事し、マルク・ミンコフスキのルーヴル宮音楽隊などで活躍、日本を含む世界各地でリサイタルを行い、ソリスト、指揮者としても活動するほか、バーゼル・スコラ・カントルムで教鞭も取るフランチェスコ・コルティ。ここで聴かせてくれるのは、「アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳」「ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集」「メラー手稿譜」「アンドレアス・バッハ写本」など、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが関わった手稿譜に含まれるものを中心に収録した内容で、バッハ一家はおそらく、このようなプログラムで音楽を楽しんでいたのではないか、という再現となっています。 各作品はそれぞれの手稿譜のオリジナルや、BWV 998では東京の上野学園に保存されている自筆譜コピーなど、バッハ一家の資料として出来る限りの原本をあたって検証されています。結果、フランス組曲第4番には異稿版に添えられた前奏曲を加え、偽作の疑いのあるメヌエットが省かれました。 また、バッハ自身のカプリッチョに大きな影響を与えたと言われるクーナウの「聖書ソナタ」の一部も収録され、こちらは1700年にライプツィヒで出版された一番最初の出版譜に拠っています。

  • 商品番号:NYCX-10165

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    発売日:2020年09月25日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    ブラームス生前の歴史的ピアノ使用、イタリアの才人二人が作曲家の真相へ!21世紀を担うイタリアの大御所指揮者であり、ピアニストとしても稀代の活躍をみせるアントニオ・パッパーノが、なんとブラームスの時代の歴史的ピアノで驚くほど細やかに室内楽の世界を表現したアルバムをArcanaレーベルからリリース。しかもデュオ・パートナーはポリーニ・プロジェクトのチェロ奏者として、またローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管のソロ・チェロ奏者として、そして東京フィルのゲスト首席奏者として日本でも知られる才人ルイジ・ピオヴァノで、こちらも18世紀の銘器ガリアーノを手にしての共演。今やイタリア有数の古楽レーベルとなったArcanaが妥協なくブラームスの世界に向き合った新録音として注目必至です。 19世紀後半にあってなお古典派の形式美を追求したブラームスですが、彼がドイツ・ロマン派の多くの芸術家たちと同じく、アルプスの南に広がるイタリアの輝かしさに憧憬を寄せ続けていたことは見過せません。そして同じ頃のイタリアでも、オペラ一辺倒の国情から一転、器楽、そしてドイツに注目を寄せる新世代作曲家たちが徐々に現れはじめます。古楽器奏者としても活躍するイタリアの俊才ピオヴァノはこの点に注目、ドイツ音楽の積極的紹介者だったマルトゥッチの小品をブラームスの傑作チェロ・ソナタ2曲と併録しました。 深い信頼で結ばれた共演のパッパーノは今回、ブラームス生前の1878年に作られた歴史的スタインウェイに向かい、息をのむような弱音の響きをぞんぶんに活かした作品解釈を披露。南国への憧憬とイタリアの歌心にあふれた19世紀音楽の響きを問い直す、演奏者二人へのインタビュー解説とともに深く傾聴したい録音です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A119

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    『ヴェネツィアとその彼方』
    18世紀ヴェネツィア、
    木管楽器のための室内協奏曲と協奏的ソナタ
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    [古楽アンサンブル アフィニタ(古楽器使用)]

    Chamber Music (Winds) - CALDARA, A. / FERRANDINI, G.B. / GALUPPI, B. / LOTTI, A. / VIVALDI, A. (Venice and Beyond) (Affinità)

    発売日:2020年09月25日 NMLアルバム番号:A119

    CD価格:1,425円(税込)

    木管楽器のための知られざる18世紀作品を携え、精鋭による古楽アンサンブル『アフィニタ』デビュー!「バロックオーボエ奏者エリザベト・バウマーにより、オーストリアとイタリアで活躍する古楽奏者の精鋭たちを集めて2012年に結成されたアンサンブル『アフィニタ』のデビューアルバムは、『ヴェネツィアとその彼方』。18世紀に活躍した、ヴェネツィアと深く関係を持った7人の作曲家たちによる、木管楽器のために書かれた室内楽作品が選ばれました。ロッティのソナタにおけるファゴットの超絶技巧、世界初録音となったフェランディーニのオーボエ・ソナタで聴かれる深い叙情性や爆発的な感情の起伏、そして、プラッティのオーボエとチェロのためのトリオ・ソナタにおける二つの独奏楽器の間で行われるスリリングな音楽的対話など、多くの聞きどころを含みます。演奏家たちは、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、アカデミア・ビザンチナ、エウロパ・ガランテ、などで活躍する演奏家たちからなり、音楽家としてだけではなく、良き友人として尊敬し合うメンバーの『アフィニタ=親和性』も録音から感じていただくことができるでしょう。」 ―――アフィニタ、チェンバロ奏者・渡邊孝

  • 商品番号:NYCX-10160

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    -★『レコード芸術』特選盤(2020年12月号)★-

    ヨンメッリ(1714-1774)
    死者のためのミサ曲(レクイエム)変ホ長調 詳細ページ
    [サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)、カルロ・ヴィストーリ(アルト)、ラファエレ・ジョルダーニ(テノール)、サルヴォ・ヴィターレ(バス)、ジョルジオ・プランディ(指揮)、ギスリエーリ合奏団&合唱団(古楽器使用)]

    JOMMELLI, N.: Requiem (Piau, Ghislieri Choir and Orchestra, Prandi)

    発売日:2020年09月11日 NMLアルバム番号:A477

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    ヨンメッリ、瞠目のレクィエムをピオーほかの精鋭陣で!聞いたこともない作曲家・作品の録音に目の覚めるような体験をすることも古楽の楽しみの一つ。しかし、そのなかでも確実に高水準の内容を約束してくれる「往年の巨匠作曲家」の新録音は間違いなく注目に値します。近年再評価めざましいナポリ楽派の大立者ヨンメッリの『レクイエム』に光をあてたこの新録音も、まさにそうした系譜に連なる一聴して惹き込まれるリリースと言ってよいでしょう。 ニコロ・ヨンメッリは大バッハの次男C.P.E.バッハや改革的なオペラ作曲家グルックと同い年で、少し上世代のポルポラやレーオ、あるいは年齢も近いペルゴレージらと並んでナポリ楽派を代表する重要作曲家。イタリアを離れシュトゥットガルトの宮廷作曲家として栄光の日々を歩んだこの才人、前古典派流儀のギャラント様式をあざやかに使いこなしながら、レチタティーヴォにまで合奏を動員する独特の作風で傑作オペラを連発しましたが、ここに録音されたのは珍しい宗教作品です。 教会音楽に相応しい静謐さがナポリ楽派らしいパッションと交錯する『レクイエム』は同時代人たちからも絶賛され、いくつもの手稿譜が残されているほど。ペルゴレージの幻のミサ曲を蘇演・録音して話題を呼んだ本場イタリアの才人集団ギスリエーリ合奏団が、サンドリーヌ・ピオーをはじめとする独唱陣とともに絶好の解釈でその美に迫ります。 充実した解説含め、オペラ一辺倒ではなかったヨンメッリの才覚にあらためて感じ入らずにおれない新録音です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10155

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    ピッキ(1572-1643)
    『あらゆる楽器を用いて奏でるカンツォン集』(1625年ヴェネツィア刊) 詳細ページ
    [コンチェルト・シロッコ]

    PICCHI, G.: 19 Canzoni da sonar (Concerto Scirocco, Genini)

    発売日:2020年08月14日 NMLアルバム番号:A476

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    1曲だけで名を残した初期バロックの幻の作曲家、バーゼルの精鋭陣が解き明かすその素顔古楽研究の一大拠点、バーゼルのスコラ・カントルムで腕を磨いた管楽器奏者たちが2009年に結成したコンチェルト・シロッコ、今回の新譜では、たった1曲で名前だけが広く知られていたものの、全貌がまるでわからなかった初期バロックの異才の素顔が明らかに。英国ルネサンス期の鍵盤曲集でもとくに名高い『フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック』に唯一登場するイタリア人で、そこに収められた異色のトッカータ1曲だけでしか名が知られていなかったジョヴァンニ・ピッキなる作曲家が、生前いかに多彩な音を紡いだ音楽家だったかが、19曲もの器楽曲を通じて解き明かされます。 1572年頃に生まれヴェネツィアを中心に活躍、モンテヴェルディとほぼ同時期を生きたピッキは、かの水の都で『タンクレーディとクロリンダの戦い』やカステッロのソナタ集などが世に出た1625年に1編のカンツォン集を刊行していました。ヴァイオリン、リコーダー、木管コルネット、サックバット(トロンボーン)など多彩な楽器がその音色美とテクニックを競い合わせ、コンチェルト様式の粋をゆくエキサイティングな対話的音楽から、ガブリエーリの複合唱形式を思わせる比較的大編成の作品まで、本場の才人奏者たちでなくては達しえない高度な演奏で味わえるのは絶妙。研究成果に基づきサックバットのパートをヴィオローネに割り当てるなどの機転も興味深いところで、そのような解説も国内盤には日本語訳を掲載いたします。 ※ このCDのバックインレイにて、ピッキの生歿年が誤って記載されておりますが、そのままのご提供になります。ご了承ください。なお、ブックレット及び国内盤の帯に関しては、正しい年が記載されます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A474

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    AMOR TIRANNO
    17世紀ヴェネツィアの失恋の歌 詳細ページ
    [カルロ・ヴィストーリ (カウンターテナー)、セツィオーネ・アウレア (古楽器使用)]

    Vocal Recital (Counter-Tenor): Vistoli, Carlo - CAVALLI, F. / FERRARI, B. / SACRATI, F. (Amor tiranno - Broken-hearted Lovers in 17th Century Venice)

    発売日:2020年04月24日 NMLアルバム番号:A474

    CD価格:2,475円(税込)

    17世紀のヴェネツィアで歌われた、喪失の哀しみカヴァッリ《アポロとダフネの愛》、《ディドーネ》、モンテヴェルディ《ポッペアの戴冠》、《ミラヌッツィの優美なアリオーソ》 第4巻などの歌劇や歌曲集から、失恋の痛手を歌ったアリアなどを集めたアルバム。 ヴィストーリの美声と彫りの深い表現で切々と訴えかける歌唱、そしてパンティエリのチェンバロを中心とした親密なアンサンブルが、400年前の人々の心情を生き生きと描いています。

  • 商品番号:A117

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    『ベートーヴェンとその時代』
    ブレシアン・マンドリンとフォルテピアノによる
    (マンドリン作品集) 詳細ページ
    [ラファエレ・ラ・ラジョーネ (マンドリン)、マルコ・クロセット (フォルテピアノ)]

    Mandolin Recital: La Ragione, Raffaele - BEETHOVEN, L. van / BORTOLAZZI, B. / HUMMEL, J.N. (Beethoven and His Contemporaries)

    発売日:2020年04月10日 NMLアルバム番号:A117

    CD価格:1,425円(税込)

    珍しいベートーヴェン作品ほか、1800年前後のマンドリンのための音楽1796年、パトロンであったカール・アロイス・フォン・リヒノフスキーと共にプラハを訪れたベートーヴェンは、当地の上級貴族の娘ジョセフィーヌ・クラリー=アルトリンゲンと出会い、アマチュア音楽家として歌とマンドリンを嗜んだ彼女のために、マンドリンとピアノのための作品を何曲も書きました。このうち現在まで伝わるのは4曲。若き日の作であると共にアマチュアのために書かれたこともあって、いずれもベートーヴェンの強い個性は影を潜めた親しみやすく愛らしい作品となっていますが、これもまた大作曲家の一面としてたいへん興味深く聴くことが出来るでしょう。 併せて、マンドリンの名手として当時ヨーロッパ各地で演奏活動を行ったイタリアのバルトロメオ・ボルトラッツィによる、華麗な技巧と北イタリアの抒情が楽しめるソナタと、マンドリン協奏曲なども残したフンメルによる堂々たるソナタを収録しています。 ナポリのマンドリン奏者ラ・ラジョーネは既に数枚のアルバムをリリースしていますが、ARCANAレーベルでは今回が初めての製作となります。使用しているマンドリンは、ボルトラッツィの生誕地に近いイタリア北部ブレシア地方の名を付けて呼ばれる(あるいはクレモネーゼとも)単弦4本が張られたかなり小型の楽器。よく知られるナポリタン・マンドリンと同様のチューニングによるこの楽器を自在に操り、作品の面白さと、素朴ながら艶やかな楽器の魅力を十二分に伝えています。 フォルテピアノのクロセットは古楽器アンサンブル「ラ・ヴァゲッツァ」を主宰しており、アンサンブルやソロでの受賞歴を持つ注目の古楽系鍵盤奏者です。

  • 商品番号:A473

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    マシッティ(1664-1760)
    ヴァイオリンと通奏低音のための
    ソナタ集 Op.9(1738年パリ) より 詳細ページ
    [ヴァンヴィテッリ四重奏団(古楽器使用)]

    MASCITTI, M.: Violin Sonatas, Op. 9, Nos. 1, 2, 3, 5, 6, 7, 9, 12 (Quartetto Vanvitelli)

    発売日:2020年04月10日 NMLアルバム番号:A473

    CD価格:2,475円(税込)

    イタリア器楽音楽の波をフランスで牽引したマシッティの流麗なソナタ集18世紀初頭ナポリからパリへと移り住み、イタリアで全盛を迎えていた器楽音楽をフランスで広めることに貢献したヴァイオリンの名手、マシッティによる作品9のソナタ。2018年にリリースした作品8のソナタ(A111)が好評を博したヴァンヴィテッリ四重奏団が、今回も細かなフレーズまで丹念かつ軽やかに歌い、素晴らしい演奏を聴かせてくれます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10133

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    BACH - VIVALDI Sonar in Ottava
    ヴァイオリンとチェロ・ピッコロによる
    二重協奏曲集
    (ヴィヴァルディ、J.S.バッハ、ゴルトベルク) 詳細ページ
    [ジュリアーノ・カルミニョーラ(ヴァイオリン)、マリオ・ブルネロ(4弦チェロ・ピッコロ)、リッカルド・ドーニ(チェンバロ、指揮)、アッカデーミア・デラヌンチアータ (古楽器使用)]

    BACH, J.S. / VIVALDI, A.: Double Concertos for Violin and Cello (Sonar in ottava) (Carmignola, Brunello, Accademia dell'Annunciata, Doni)

    発売日:2020年03月27日 NMLアルバム番号:A472

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    カルミニョーラとブルネロによる二重協奏曲集!
    バッハの名曲2台ヴァイオリンも収録!
    名手カルミニョーラがARCANAレーベルに登場。ブルネロとのデュオで、バッハとヴィヴァルディの二重協奏曲を聴かせる驚きのアルバムを世に問います。 ここでブルネロが奏でるのは、『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』を全曲移調無しで弾いた(A469/NYCX-10100)4弦のチェロ・ピッコロ。この楽器は、通常のチェロに張られる4本の弦に上のE弦を足し(バッハの「無伴奏チェロ組曲第6番」は、この5弦のチェロ・ピッコロを想定していると言われます)、さらに一番下のC弦を省いて4本としたもので、アルバム・タイトルのSonar in Ottava(オクターヴで鳴る)が示すように、ヴァイオリンの丁度1オクターヴ下の調弦となっています。 ヴァイオリンとチェロ・ピッコロを独奏として奏でられるのは、バッハの名曲BWV1043を始めとした、主に2つのヴァイオリンと弦楽のための協奏曲。通常は同音域で重なるため区別し辛い2つの声部が、片方がオクターヴ低いことでたいへん引き立ちます。2つのチェンバロが原曲(ヴァイオリンとオーボエでもお馴染み)のBWV1060ではさらにくっきり。その結果立ち上がるのは二人の丁々発止のやり取りと、目から鱗が落ちるような旋律の綾の面白さ。ドーニとアッカデーミア・デラヌンチアータによるアンサンブルも、非常に前掛かりの演奏で名手たちの競演を大いに盛り立てています。 それぞれの作品がぐっと身近に、面白く感じるアルバムです。

  • 商品番号:NYCX-10126

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    『海から来たレディ』
    ― ヴァイオリンとチェロによる二重奏、18世紀から21世紀へ 詳細ページ
    [キアーラ・ザニージ(ヴァイオリン)、ジョヴァンニ・ソッリマ(チェロ)]

    Violin and Cello Recital: Zanisi, Chiara / Sollima, Giovanni - VIVALDI, A. / SOLLIMA, G. / BARSANTI, F. / BREVAL, J.B. (The Lady from the Sea)

    発売日:2020年02月14日 NMLアルバム番号:A468

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    今をときめくソッリマが、バロックの異才と解き明かす「異形のデュオ」の系譜2019年の来日でも大きな話題を呼んだイタリアのチェロ奏者=作曲家ジョヴァンニ・ソッリマ。弦楽器の機能を知り尽くしたうえで繰り出される音は精悍にして妖艶、時に異国情緒をはらみつつもクラシカルな端正さを失わず、多方面にわたるリスナーを魅了してきました。 バロック楽器へのまなざしも熱い21世紀型のプレイヤーとしても独特の存在感をあらわしつつあるソッリマが今回、イル・ジャルディーノ・アルモニコやラ・ディヴィナ・アルモニアなどイタリア最前線の古楽器グループであざやかな活躍をみせてきたバロック・ヴァイオリン奏者キアーラ・ザニージとタッグを組み、ヴァイオリンとチェロでバロック・古典・近現代をまたぐ痛快なアルバムを世に問います。 アルバムタイトルの「海から来たレディ」とは彼らも乗船する一艘の外洋艇、レディ・ローレンのこと。さまざまな事情を抱えた人々と船上生活をともにする彼らのプログラムから生まれた今回のアルバムには、チェンバロなどを伴わずチェロだけが低音部を支えるバロック後期特有の新技法にもとづく曲が多数含まれていながら、時に古典派のブレヴァルや近代ロシアの名匠グリエール、そしてソッリマ自身の新作も織り交ぜた厳選選曲。18世紀作品では弓を持ち替え、作品の様式に合った古楽奏法も繰り出しながら、デュオとしてはやや珍しいこの編成ならではの音楽美を縦横無尽に堪能させてくれます。 ピリオド奏法がもはや大前提として存在する21世紀ならではの室内楽の形、聴き逃せない欧州音楽の最前線です。

  • 商品番号:A471

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    モーツァルト(1756-1791)
    ディヴェルティメント K.136-138
    (ザルツブルク・シンフォニー)
    アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525 詳細ページ
    [ルイジ・ピオヴァーノ (指揮)、サンタ・チェチーリア音楽院弦楽合奏団]

    MOZART, W.A.: Divertimenti, K. 136-138 / Serenade No. 13, "Eine kleine Nachtmusik" (Archi di Santa Cecilia, Piovano)

    発売日:2020年01月24日 NMLアルバム番号:A471

    CD価格:2,475円(税込)

    サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団の首席ソロ・チェロ奏者でもあるピオヴァーノの指揮による、サンタ・チェチーリア音楽院弦楽合奏団のアルバム。チャイコフスキーとドヴォルザークの弦楽セレナーデを収めた前作(A457)に続き、モーツァルトの有名弦楽作品を集めた一枚。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A116

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    『Affect is no Crime
    ~ 古い楽器に新しい音楽を』
    古楽器のための現代音楽
    詳細ページ
    [エウローパ・リトロヴァータ]

    MORLOCK, J. / LINDE, H.-M. / FONTYN, J. / LIONTIRIS, T.P. / TIENSUU, J.: Affect is no Crime - New Music for Old Instruments (Europa Ritrovata)

    発売日:2019年12月13日 NMLアルバム番号:A116

    CD価格:1,425円(税込)

    古楽器の響きを生かす現代音楽を集めた、聴き応えあるアルバム古楽器ならではの音色にイマジネーションを掻き立てられる作曲家は多く、クラシカルな作品に囚われない演奏も近年は増えています。 エウローパ・リトロヴァータはそういった、同時代の作曲家たちとのコラボレートで古楽器を演奏するブリュッセルのグループ。彼らの活動の先駆けともいえるフィンランドのハープシコード奏者ティエンスーの作品をはじめ、フルートとリコーダーの巨匠リンデの作品、カナダのモーロック、ベルギーのフォンテインといった女流作曲家、ギリシャの若手リオンティリスなどによる多彩な作品を収録しています。 トラヴェルソ(バロック・フルート)の重音やフラッタータンギング、ハープシコードの内部奏法や肘弾き、ガンバのフラジオレットやボディパーカッション、コル・レーニョなど特殊奏法のほか、効果的な反響音なども駆使したサウンドはたいへん面白く、いずれも前衛作品ながら非常に興味深く聴くことが出来ます。

  • 商品番号:A470

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    『永遠の光 ~ ザルツブルク・レクイエム』
    ベルナルディ(1577-1637)
    『死者のためのミサ』
    モテットとシンフォニア 詳細ページ
    [ヴォーチェス・スアヴェス、コンチェルト・シロッコ]

    BERNARDI, S.: Vocal Ensemble and Chamber Music (Voces Suaves, Concerto Scirocco)

    発売日:2019年12月13日 NMLアルバム番号:A470

    CD価格:2,475円(税込)

    ヴェローナ出身ザルツブルクで活躍した知られざる作曲家、ベルナルディのレクイエム初録音!ヴェネツィアの聖マルコ大聖堂で聖歌隊の楽長を務めたジョヴァンニ・クローチェの作品集(A439)に続き、ヴォーチェス・スアヴェスとコンチェルト・シロッコが私たちを誘うのはザルツブルク。モンテヴェルディと同時代にこの地で活躍した、ヴェローナ出身のステファノ・ベルナルディの作品集です。 1628年から34年までの間、彼は新しく建造されたザルツブルク大聖堂の初めての聖歌隊楽長を務め、そのキャリアのピークを迎えていました。彼は特にここに収められたような多声声楽作品と器楽作品の発展の中で、イタリアの新しいスタイルをザルツブルクに根付かせることに大きく貢献し、現在ではこの地の音楽の祖と見なされています。 彼の音楽の高い水準を示す証として、今日までザルツブルク大聖堂のアーカイヴに残されている素晴らしい『レクイエム』を挙げることが出来るでしょう。とりわけ強く印象に残るのは「続唱」のパートで、ここには有名なグレゴリオ聖歌「怒りの日」が引用されています。このベルナルディの『レクイエム』とモテットは世界初録音となります。 収録作品のうちシンフォニアは器楽合奏によるものですが、全ての声楽作品においても、オルガンのほかサックバットを中心とした合奏が鳴り響き、同時代のヴェネツィア楽派を連想する壮麗な音楽を堪能することができます。モーツァルトより一世紀半前、ビーバーが着任する前のザルツブルクでいかにイタリア流儀の音楽が根づいていったか、この貴重な録音で明らかになるでしょう。 ヴォーチェス・スアーヴェス&コンチェルト・シロッコは古楽復興の一大拠点バーゼルで学んだ俊才が集う実力派古楽グループ。近年急速に欧州で注目を集めつつある名団体で、日欧での活躍が目立つ朝吹園子氏の参加も心強いところです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10100

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    -★『レコード芸術』特選盤(2020年2月号)★-

    J.S.バッハ(1685-1750)
    無伴奏ソナタとパルティータ BWV 1001-1006 詳細ページ
    [マリオ・ブルネッロ(4弦小型チェロ)]

    BACH, J.S.: Sonatas and Partitas for Solo Cello Piccolo (Brunello)

    発売日:2019年10月25日 NMLアルバム番号:A469

    CD 2枚組国内仕様 日本語解説付価格:4,400円(税込、送料無料)

    かの無伴奏ヴァイオリン曲集をチェロで!?
    妥協なく楽器と音楽学を追求した驚くべき解釈
    巨匠アントニオ・ヤニグロ門下に学び、チャイコフスキー国際コンクールで優勝して現代チェロ奏者としてキャリアを歩みはじめたイタリアの名手マリオ・ブルネッロ。近年は歴史的奏法や古楽器への見識を深め、ヴェニス・バロック・オーケストラ(ジュリアーノ・カルミニョーラ主宰)やモーツァルト・オーケストラ(クラウディオ・アバド主宰)などで古楽器演奏家としても存在感を高めてきました。バッハの『無伴奏チェロ組曲』も2010年に録音、しかし彼は「もうひとつのバッハ無伴奏」であるヴァイオリンのための6曲の存在が、ずっと気になっていたのです。 ブルネッロはバッハ研究者たちの近年の研究を受け、18世紀にも存在していたテノール・ヴァイオリン(通常のヴァイオリン同様4弦で、1オクターヴ下の調弦)に相当すると考えられるアマティ・モデルの小型チェロを用い、かのヴァイオリン作品の至宝と対峙しました。結果「今までバッハを半分しか理解していなかった」と感じ、全曲録音するまでにのめり込んだとのこと。この演奏効果に『海の上のピアニスト』の原作者アレッサンドロ・バリッコが驚き、解説にコメントを寄せているほどです。 楽器や弓、弦のほか、演奏台にもこだわりを見せた録音でブルネッロが迫る音響世界――『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』の作品理解に大きな一石を投じる録音です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10096

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    ROMA ‘600
    ~初期バロック撥弦芸術、古楽の「いま」~
    詳細ページ
    [イ・バッシフォンディ、エンリーコ・オノフリ、エメーケ・バラート]

    Instrumental Ensemble Music - FOSCARINI, G.P. / FRESCOBALDI, G.A. / KAPSBERGER, G.G. / MARAZZOLI, M. (Roma '600) (Vallerotonda, I Bassifondi)

    発売日:2019年10月18日 NMLアルバム番号:A467

    CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)

    歴史的奏法の向こうに垣間見えるポップな民俗音楽的サウンド。イタリアならではの痛快古楽撥弦盤!ずばぬけた腕前でバロックギターとテオルボを弾きこなすイタリアの超実力派シモーネ・ヴァッレロトンダによる、気心の知れた共演者たちとの新感覚バロック撥弦アルバム。ヴァッレロトンダはすでにArcanaレーベルで『にせのアルファベート』と題したアルバムを録音、モンテヴェルディやカッチーニらがオペラという新芸術を爆発的に成功させた1600年前後にあって、イタリアの撥弦芸術がいかに多彩で躍動感にみちたものだったかを肌感覚で伝える名演を聴かせてくれましたが、これはそのさらなる進化形といってよいでしょう。 アルバムタイトルにある600とは、イタリア語で「セイチェント」すなわち17世紀のこと。画家カラヴァッジョや彫刻家=建築家ベルニーニも活躍したバロック都市ローマには、その頃テオルボ奏者カプスベルガーやギター奏者フォスカリーニら凄腕撥弦奏者が集い、名曲も数多く残しています。 アンドレア・ダミアーニとロルフ・リスレヴァンという知る人ぞ知る超名手たちに師事したヴァッレロトンダのくりだす闊達なサウンドは、バロック音楽がいかに自在だったかをモダンかつポップな風合いで理屈抜きに伝えるのみならず、打楽器やバグパイプを交えながらも、歴史的・地域的文脈をふまえつつ刺激に溢れたサウンドを提案。名手オノフリや人気歌手バラートらゲストの協力も頷ける、突き抜けた音作りに仕上がっています。

  • 商品番号:A201

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    発売日:2019年10月18日

    CD 10枚組価格:4,500円(税込、送料無料)

    ARCANAレーベルならではの充実度! 伝承歌と大衆音楽、バロックから前古典派までのナポリBOXERATO、ASTREEなどで成功を収めてきた伝説的プロデューサー、ミシェル・ベルンステンが1993年に起こし、創設者の歿後はイタリアに拠点を移して、本格的な音楽学者が企画するレーベルとして歴史を刻んできたARCANAレーベル。「声の魔術師」マルコ・ビズリーや日本でも熱烈に支持されているエンリーコ・ガッティ、その名パートナーでもあるチェロのガエターノ・ナジッロなど、すぐれた奏者が集う古楽レーベルとしての本分をいかんなく発揮して、古都ナポリに焦点をあてた充実BOXが登場します。 Alphaレーベルの白シリーズやZig-Zag Territoiresなど、現在ARCANAで録音を続けているアーティストが過去に刻んだ名盤も含め、10枚のディスクが多角的に浮き彫りにしてゆくその古都の姿は、古代遺跡や昔年の文化財のかたわら、異教の伝統が根強く息づき、あけすけなまでに地中海的な人々の生活に何気なく歴史が宿っている、まさに「生のままのナポリ」。音楽を通じての歴史旅行が楽しめるのも、個々のアルバムがリリース当初から高い評価を得ている名盤ばかりだからでしょう。美麗パッケージとあわせ、旅好きな友人への格好のプレゼントにもなりそうです。

  • 商品番号:NYCX-10085

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    -★『レコード芸術』特選盤(2019年12月号)★-

    J.S.バッハ(1685-1750)
    バス独唱とオーボエのための教会カンタータ集 詳細ページ
    [ドミニク・ヴェルナー(バス独唱)、アルフレード・ベルナルディーニ(指揮、オーボエ)、ゼフィーロ(古楽器使用)、マクダレーネ・ハラー(ソプラノ)、フランツ・ヴィッツトゥム(アルト=カウンターテナー)、ニルス・ギーベルハウゼン(テノール)]

    BACH, J.S.: Vocal Music (Wörner, Zefiro, Bernardini)

    発売日:2019年09月13日 NMLアルバム番号:A466

    CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)

    注目のバスとゼフィーロの共演によるカンタータ集バッハ・コレギウム・ジャパンへの客演を通じて来日機会を増やし、今や日本でも人気を得つつある新世代古楽歌手ドミニク・ヴェルナー。フィッシャー=ディースカウやペーター・コーイの後を追う存在感を着実に発揮しつつあるこの名歌手が、バロック・オーボエの世界的名手アルフレード・ベルナルディーニ率いるゼフィーロの新録音で、バッハの独唱カンタータと正面から向き合います。 通奏低音以外は各パートひとりずつの極小編成。選曲の中心となる三つの独唱カンタータには、独奏ないし複数のオーボエが美音を添えるアリアを含んでおり、他にも同様のアリアをいくつか、別のカンタータから抜粋しています。バッハがライプツィヒ聖トーマス教会で聖歌隊監督となってから数年後、まさに最も充実した作曲感覚を養いつつあった頃の定番傑作2作(BWV56・82)のほか、作曲年代からして謎の「バッハ最短の教会カンタータ」BWV158、その他さまざまなアリアでの作風の違いも、極小編成だからこそ伝わる音作りが魅力。 ベルナルディーニとグラッツィ兄弟らバロック・オーボエ&ファゴットの超実力派たちがくりだす美音の重なりに、キアラ・バンキーニ門下のオリヴィア・チェントゥリオーニ(ヴァイオリン)やチェロのガエターノ・ナジッロら弦にも名ソリスト続々。更新され続けるバッハ理解をふまえた解釈、ヴォルニー教授の解説も見逃せません。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A465

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    18世紀ヴェネツィアのチェロ・ソナタ
    ~ ヴィヴァルディの影で
    詳細ページ
    [ガエターノ・ナジッロ(チェロ)、アンナ・フォンターナ(チェンバロ)、サラ・ベンニーチ(チェロ/通奏低音)、エヴァンジェリーナ・マスカルディ(テオルボ)]

    Cello Music (Venetian) - VIVALDI, A. / MARCELLO, B. / PLATTI, G.B. / VANDINI, A. (Under the Shade of Vivaldi) (Nasillo, Fontana, Bennici, Mascardi)

    発売日:2019年08月23日 NMLアルバム番号:A465

    CD価格:2,475円(税込)

    音楽大国ヴェネツィア共和国は、チェロ史上も「ヴィヴァルディだけ」ではなかったキアラ・バンキーニやエンリーコ・ガッティらが絶大な信頼を置くバロック・チェロ奏者であり、イタリア17-18世紀のチェロ音楽史についての該博な知識をソリストとしての活動で活かしてきたガエターノ・ナジッロ。2015年にはチェロ先進地としての18世紀ナポリに光をあてた2枚組アルバムが話題を呼びましたが、今度のテーマはヴェネツィア。「水の都」たる首都の活況だけでなく、内陸のパドヴァやアドリア海沿岸の現クロアチア領も含めたヴェネツィア共和国領内で、古典派時代初期へ向けてどれほど豊かなチェロ音楽が発達してきたか……入念な解釈、闊達にして味わい深い古楽器演奏で明らかにしてゆきます。 18世紀ヴェネツィアのチェロ音楽といっても、多くの場合はヴィヴァルディの作品ばかりが注目されてきたところ。しかしオペラや合奏など音楽目当ての観光客も詰めかけた当時のヴェネツィアだけに、低音を支えるチェロ奏者にも事欠きませんでした。ヴィヴァルディが指揮したピエタ養育院でも教鞭をとった名手たちには、チェロ音楽揺籃の地ボローニャから来たヴァンディーニの姿も。 古典派への一歩をみせる作品も少なくなく、リ・インコーニティの鍵盤奏者フォンターナら頼れる通奏低音陣の活躍とあいまって、発見に満ちたガットの中低音世界に興味がつきません。

  • 商品番号:A464

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    グランディ(1590-1630)
    天の花 ~ コンチェルタート様式によるヴェネツィアのモテット集 詳細ページ
    [アレッサンドラ・ロッシ・リューリヒ(指揮)、アカデミア・ダルカディア、ウト・ファ・ソ・アンサンブル]

    GRANDI, A.: Celesti fiori / Motetti, Books 1, 2, 4, 6 (selections) (Accademia d'Arcadia, UtFaSol Ensemble, Lürig)

    発売日:2019年08月16日 NMLアルバム番号:A464

    CD価格:2,475円(税込)

    モンテヴェルディに匹敵すると目された、ヴェネツィアのモテット作曲家初の作品集1590年にヴェネツィアで生まれたグランディは、17世紀前半のヴェネツィア楽派で最も偉大なモテット作曲家とされています。極めて早熟で、1627年にはサン・マルコ寺院の副楽長に任命され、当時その才能はモンテヴェルディに匹敵すると噂されるほどでしたが、1630年にはペストのため、妻と10人の子供たちと共に亡くなってしまいました。 このアルバムは、17世紀イタリア音楽を演奏するため2018年に結成されたばかりのアンサンブルにより、マントヴァのサンタ・バルバラ教会の美しい響きの中で録音されています。 アルバムタイトルの「天の花」は、彼の5番目のモテット集から取られました。収録された作品は1610年から30年までに出版されたもので、ほとんどが初録音。早世のためその生涯も音楽も伝わるものが少なく、彼の作品のみで構成されたアルバムというのは今回が初めてとなりますが、この美しい響きはきっと多くの人を虜にすることでしょう。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A463

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    フレスコバルディ(1583-1643)
    トッカータ集 第1巻・第2巻
    カプリッチョ集
    音楽の花束[7枚組BOX] 詳細ページ
    [フランチェスコ・チェーラ、ロベルト・ピサーニ、アンサンブル・アルテ・ムジカ、ヴァルテル・テストリン、アンドレス・モンティーリャ=アクレロ]

    FRESCOBALDI, G.: Vocal and Keyboard Music (Toccate - Capricci - Fiori Musicali) (Pisani, Ensemble Arte Musica, Cera, Testolin, Montilla-Acurero)

    発売日:2019年07月26日 NMLアルバム番号:A463

    CD 7枚組BOX価格:6,075円(税込、送料無料)

    イタリア古楽界屈指の名匠チェーラ、ついにイタリア・バロック最大の鍵盤作曲家の全曲録音へ!バロック期における音楽の本場イタリアにあって広範なレパートリーを録音してきた古楽鍵盤奏者フランチェスコ・チェーラが、満を持してイタリア・バロック最大の鍵盤作曲家フレスコバルディの世界に臨みました。 若き日にはフェラーラの宮廷でジェズアルドらの高度なマニエリスム和声芸術を吸収、17世紀初頭にはローマ教皇庁で並ぶ者なきオルガン奏者として活躍し、イタリア内外に無数の門弟を育てたフレスコバルディですが、その作品のなかでも最も重要なのは4編の鍵盤曲集。オルガンないしチェンバロのために書かれ、カトリックの礼拝時にオルガン奏者が声楽を交えて弾く前提で作曲された音楽も含む、イタリア・バロック鍵盤音楽の最初にして最大の金字塔的名作集といっても過言ではありません。 7枚のCDにはフレスコバルディの生前に刊行された四つの重要な印刷譜の音楽が網羅され、その充実した音楽世界を隅々までくまなく味わえるBOXになっています(カプリッチョ第7番はデジタル配信のみとなっており、このCDには収録されていません)。チェーラは周到な作品分析のもと、ピッチが細かく異なる5種類のチェンバロと4種類のオルガンを使い分け、フレスコバルディが活躍した時代と地域をよくふまえた楽器選択で、作曲家自身がイメージしていたであろう音像に迫ります。 声楽部分では、彼がしばしば共演しているアンサンブル・アルテ・ムジカが参加。イタリアにおけるルネサンス声楽演奏の核をなすヴァルテル・テストリンら名手も多く加わり、チェーラの確かな作品解釈と息の合った共演を披露。まさに17世紀ローマの演奏現場を垣間見るかのような、本場直送の最新録音の集大成と言ってよいでしょう。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10065

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    -★『レコード芸術』特選盤(2019年9月号)★-

    『心の目』
    フランチェスコ・ランディーニ(1325または1335-1397)の音楽世界 詳細ページ
    [ラ・レヴェルディ(古楽器使用)、クリストフ・デリーニュ(オルガネット)]

    LANDINI, F.: Po' che partir convienmi / Tante belleze / Che cosa è questa, Amor (L'Occhio del Cor) (La Reverdie, Deslignes)

    発売日:2019年06月14日 NMLアルバム番号:A462

    CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)

    真っ向勝負なのに自由自在。デリーニュと伝説的名団体による新たなランディーニ決定盤空想力がなくては真相にたどりつけない中世音楽の世界において、一本筋の通った学術研究姿勢を徹底、それでいて演奏では驚くほど自在な表現をのびやかに繰り出し「格の違い」を強く印象づけてきたイタリアの精鋭古楽集団ラ・レヴェルディ。選曲コンセプトの緻密さで定評のある彼らがどれほど生々しく心をとらえる演奏をくりだすかは「実際に聴く」に限るのですが、その意味でも手にとりやすい単体作曲家アルバムが新録音で登場します。 フランスのマショーを横目に、イタリアで才人チコーニアと双璧をなすといっても過言ではない14世紀最大の作曲家のひとり、盲目の音楽家ランディーニと真正面から向き合った新たな決定盤! 少年時代に光を失いながらもオルガネット(ポルタティーフ・オルガン、手で携え片手で弾く鍵盤楽器)の名手としても絶大な名声を誇ったこの大家の音楽世界を解き明かすうえで、およそ他の追従を許さない千変万化の超絶技巧をくりひろげるオルガネットの名手クリストフ・デリーニュ(Ricercarに名盤多数)をゲストに招いた夢の共演が実現しているのも魅力です。 中世末期、芸術音楽への第一歩がイタリアでどう紡がれたのか? Arcanaならではの充実の解説(国内仕様では歌詞ともに訳付)も当リリースの魅力の一部と言えるでしょう。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A115

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    発売日:2019年06月14日 NMLアルバム番号:A115

    CD価格:1,425円(税込)

    イタリア・バロックの重要作曲家と、18世紀ヨーロッパを席巻した楽器の出会いマンドリン奏者シヴァザッパにより2012年にパリで結成されたピツィカール・ガランテによる、マンドリンと通奏低音によるスカルラッティ。一般的なマンドリンはイタリアでその形が整えられ、18世紀にはパリを初めとしたヨーロッパ中で最もポピュラーと言える楽器でした。当時の人気作品を編曲して奏でることも日常的に行われており、マンドリンとチェンバロなどの編成に置き換えられたスカルラッティ作品の手書き譜面も見つかっています。 ここで演奏されているソナタのうち、K 77, 81, 88, 89, 90, 91については1990年代にパリで見つかった写本を元に、その他は奏者たちの研究により選曲され、体裁を整えて収録されました。どの曲にも技巧的な見せ場が仕込まれ、少し感傷的で甘美な響きとユーモア、耳にちょっと楽しい仕掛けでも楽しませてくれます。多くの作品で18世紀オリジナルのマンドリンの澄んだ音を聴けるのが大きな魅力。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A455

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    ログロシーノ(1698-1764)
    スターバト・マーテル
    フルート協奏曲
    カンタータ「見よ祭壇を、見よ神を」 詳細ページ
    [ジューリア・セメンツァート、ラファエレ・ペ、マルチェロ・ガッティ、ステーファノ・デミケーリ、タレンティ・ヴルカニーチ(古楽器使用)]

    LOGROSCINO, N.B.: Stabat mater in E-Flat Major / Flute Concerto / Ecco l'ara, ecco il nume (Semenzato, Pe, Gatti, Talenti Vulcanici, Demicheli)

    発売日:2019年05月24日 NMLアルバム番号:A455

    CD価格:2,475円(税込)

    18世紀ナポリ楽派トップクラスの喜歌劇作曲家が残した宗教作品1698年、イタリア半島のちょうど踵のあたり、ビトントに生まれたログロシーノは、ヨンメッリやポルポラの活躍を横目に1730~50年代の本場ナポリで延々とオペラ・ブッファの傑作を連発、この分野における第一人者との呼び声も高かった作曲家。ナポリでヴェネツィアーノ(A.スカルラッティのナポリにおける最大の商売敵)に学んだのち、30歳の頃にコンツァの司教の元でオルガニストの座に。当地で作曲にも本格的に取り組み始め、オラトリオのほか多くのオペラを手掛け、ローマやパレルモ、ナポリの劇場で大成功を納めながら各地礼拝堂の楽長も歴任し、宗教作品も多数残しました。その作風は当時の世間の好みをよく反映した華やかなもので、ここに収められた宗教作品においてもその親しみやすさが大きな魅力です。 ステーファノ・デミケーリは確かな音楽知に裏打ちされた見識もそなえつつ、イタリア古楽界でもとくにスタイリッシュな演奏を紡ぎ出す俊才古楽指揮者(名盤多数)。バーゼル・スコラ・カントルムを2015年に修了したソプラノのセメンツァートと、カウンターテナーのラファエレ・ペは、ラ・ヴェネシアーナとの共演でカヴァッリの二重唱のCDもリリースしている注目株。イタリア古楽界の若き精鋭たちが、18世紀の大衆に支持された知られざる作品を生き生きと聴かせます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A458

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    発売日:2019年05月24日 NMLアルバム番号:A458

    CD価格:2,475円(税込)

    宗教史の大きな謎に迫る好企画!クロアチアという隠れた古楽の宝物庫から現れ、世界的な活躍を続けている中世音楽集団ディアロゴスの最新盤のテーマは「釈迦物語」。驚くべきことに、仏教の開祖ゴータマ・シッダルタ=ブッダの生涯はマニ教の書物を介してアラビア語圏に伝わり、そこから東方正教やローマ・カトリックの世界に伝わった結果なぜかブッダが「老人バルラームとの出会いでキリスト教に目覚め、父王の怒りを買いながらも改宗した聖人ヨサファト」として扱われるようになったとのこと。 ディアロゴスはイタリアやスラヴ語圏・ギリシャなどの中世写本、あるいは南仏吟遊詩人の物語歌などから関連する詩歌を精選、簡素な中世楽器を伴奏に用いながら、独特の朗誦でその実像を浮き彫りにしてゆきます。 ごくシンプルな器楽伴奏による歌の響きは、それを聴くだけでも心が中世へと誘われる美しいもの。音だけでは伝わりにくい詳細な諸問題点にも配慮は万全で、ダウンロードによるマルチメディアe-book(英語版とフランス語版)が付属しており、200ページにも及ぶ解説文と豊富な図版、解説と演奏の動画などを楽しむことが出来、この興趣の尽きない伝説を俯瞰する興味深い内容となっています。 ※e-bookはブラウザを使用してお楽しみいただけますが、映像が支障なく再生できる環境(Windows10とMicrosoft Edgeの組み合わせなど)が奨励されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10055

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    決闘!ポルポラ対ヘンデル
    ~18世紀ロンドン楽壇の寵児たち
    ヘンデル(1685-1759)
    ポルポラ(1686-1768)

    歌劇からの作品集 詳細ページ
    [ジュゼッピーナ・ブリデッリ/ル・コンセール・ド・ロステル・デュー/フランク=エマニュエル・コント]

    HANDEL, G.F.: Alcina / Ariodante [Opera] / PORPORA, N.: David e Bersabea (Duel) (Bridelli, Le concert de l'hostel dieu, Comte)

    発売日:2019年04月12日 NMLアルバム番号:A461

    CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)

    ファジョーリやサバドゥスらカウンターテナーの大物が相次いで来日、ますます注目度が高まるバロックオペラ界隈ではもはや「傑作を書いたのはヴィヴァルディやヘンデルだけではない」ことは常識。ナポリ楽派でもとくにポルポラ(2019年は生誕333周年)への強い関心の高まりは近年いよいよ明らかなところ、イタリアの名門古楽レーベルArcanaからも鮮烈な新録音が登場! フランス屈指の古楽拠点リヨン発、民俗音楽など他分野のミュージシャンとの共演も数多い異能集団ル・コンセール・ド・ロステル・デューによる、商売敵多き18世紀ロンドンでいかにポルポラがヘンデルと張り合ったかを厳選選曲で示す充実アリア集です。 独唱はバロック・オペラからロッシーニへ、ドヴォルザークへ、ロータへ……と驚くほど広範な対応力で数年のうちに欧州歌劇界の第一線に躍り出てきた才人ブリデッリ! 「対決」をイメージしたジャケットの美しさとあいまって、古楽器演奏の新境地を印象づけてくれそうな1枚。国内仕様は解説・歌詞訳付です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A114

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    「ザ・トリオ・ソナタ・プロジェクト」
    トリオ・ソナタ編曲による、3つのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタほか 詳細ページ
    [ヴァルター・ファン・ハウヴェ/トリプラ・コンコルディア/ロレンツォ・カヴァサンティ/セルジオ・チオメイ/カロリーネ・ブルスマ/マヌエル・スタロポリ]

    BACH, J.S.: Trio Sonatas / Viola da gamba Sonatas, BWV 1028-1029 / Lute Partita, BWV 997 (The Trio Sonata Project) (Tripla Concordia)

    発売日:2019年04月12日 NMLアルバム番号:A114

    CD価格:1,425円(税込)

    バッハは、ヴィヴァルディやマルチェロ作品の編曲のほか、自らの作品を様々な形で再利用したことでも知られます。その中でも注目すべきものの一つに、ヴィオラ・ダ・ガンバと鍵盤のためのソナタ第1番を、2本のフルートと通奏低音のために編曲したものがありますが、これをヒントに企画されたのがこのアルバムです。 ヴァルター・ファン・ハウヴェとトリプラ・コンコルディアは、残る2曲のヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタを、自分たちとリコーダーの名手ケース・ブッケの手で、バッハと同様の手法を用いて2本のフルート(リコーダー)と通奏低音の形に編曲したものを中心としてアルバムを制作しました。併せてリュート奏者・佐藤豊彦とハウヴェの編曲によるパルティータと、ハウヴェ、ブッケ、そして亡きフランス・ブリュッヘンによるリコーダー・トリオ、「サワークリーム」による編曲のオルガン・ソナタも収録しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10046

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    Imaginario - 空想上のビウエラ曲集
    ~15世紀から16世紀へ、多声音楽とビウエラ~ 詳細ページ
    [アルモニア・コンセルターダ(古楽器使用)、マリア・クリスティナ・キール(ソプラノ)、ジョン・ポッター(テノール)、アリエル・アブラモビチ(アルト&バス・ビウエラ)、ジェイコブ・ヘリングマン(アルト&バス・ビウエラ)]

    Vocal and Instrumental Music - JOSQUIN DES PREZ / RORE, C. de / VÁSQUEZ, J. (Imaginario: De un libro de música de vihuela) (Armonía Concertada)

    発売日:2019年03月22日 NMLアルバム番号:A460

    CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)

    15世紀から16世紀へ……それはフランドル楽派の全盛期であったとともに、当のフランドル地方を手中におさめたハプスブルク=スペイン王家が、破竹の勢いで世界帝国を築き上げつつあった時代。皇帝カール5世(スペイン王カルロス1世)が王室に築いたフランドル聖歌隊を通じて、スペイン王室には精巧な多声音楽をどこよりも豊かに育める環境が続きます。 そこでイベリア旧来の伝統との接点として注目をあびたのが、ギターに似た形状でありながらリュートのように精巧な多声音楽も奏でられるビウエラ。その弾き手が二人いれば4~5声からなる多声音楽も奏でられるうえ、繊細かつ多様な音表現は歌声との相性も抜群。 そんな特質を最大限に引き出せるのが、現代欧州最高の撥弦奏者ふたりと大御所歌手キール! 広範に使われていながら現存曲集がきわめて少ないビウエラのための音楽ですが、フランドル楽派の多声音楽をビウエラで多声表現できる技法を知り尽くしていればこそ、このような当時の実情にあわせた演奏再現は可能になるというもの。大航海時代をへて、南イタリア一帯までスペイン領となっていった時代ならではのレパートリーの広がりにも注目です。 ビウエラ二重奏も、歌を含むトラックも聴きどころ満載、国内仕様ではArcanaならではの詳細解説も歌詞も日本語訳付です。

  • 商品番号:A460

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    Imaginario - 空想上のビウエラ曲集
    ~15世紀から16世紀へ、多声音楽とビウエラ~ 詳細ページ
    [アルモニア・コンセルターダ(古楽器使用)、マリア・クリスティナ・キール(ソプラノ)、ジョン・ポッター(テノール)、アリエル・アブラモビチ(アルト&バス・ビウエラ)、ジェイコブ・ヘリングマン(アルト&バス・ビウエラ)]

    Vocal and Instrumental Music - JOSQUIN DES PREZ / RORE, C. de / VÁSQUEZ, J. (Imaginario: De un libro de música de vihuela) (Armonía Concertada)

    発売日:2019年03月22日 NMLアルバム番号:A460

    CD価格:2,475円(税込)

    15世紀から16世紀へ……それはフランドル楽派の全盛期であったとともに、当のフランドル地方を手中におさめたハプスブルク=スペイン王家が、破竹の勢いで世界帝国を築き上げつつあった時代。皇帝カール5世(スペイン王カルロス1世)が王室に築いたフランドル聖歌隊を通じて、スペイン王室には精巧な多声音楽をどこよりも豊かに育める環境が続きます。 そこでイベリア旧来の伝統との接点として注目をあびたのが、ギターに似た形状でありながらリュートのように精巧な多声音楽も奏でられるビウエラ。その弾き手が二人いれば4~5声からなる多声音楽も奏でられるうえ、繊細かつ多様な音表現は歌声との相性も抜群。 そんな特質を最大限に引き出せるのが、現代欧州最高の撥弦奏者ふたりと大御所歌手キール! 広範に使われていながら現存曲集がきわめて少ないビウエラのための音楽ですが、フランドル楽派の多声音楽をビウエラで多声表現できる技法を知り尽くしていればこそ、このような当時の実情にあわせた演奏再現は可能になるというもの。大航海時代をへて、南イタリア一帯までスペイン領となっていった時代ならではのレパートリーの広がりにも注目です。 ビウエラ二重奏も、歌を含むトラックも聴きどころ満載です。

  • 商品番号:A459

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    発売日:2019年02月27日 NMLアルバム番号:A459

    CD 3枚組価格:4,425円(税込、送料無料)

    古楽から近代作品まで幅広いレパートリーを誇るイタリア出身のチェリスト、マウロ・ヴァッリによるたいへん興味深い企画。音楽史上最も早い時期の無伴奏チェロのための作例であるドメニコ・ガブリエッリのリチェルカーレと、バッハの無伴奏チェロ組曲を調性の関連に目を付けて並べたアルバムです。 ガブリエッリのいたボローニャは、17世紀当時からチェロを独奏に使った音楽がいち早く花開いた都。ヴァッリはそうしたイタリア・バロック期のチェロ音楽に対する自らの深い理解を背景に、バッハ自身もフレスコバルディ、アルビノーニ、ヴィヴァルディといったイタリアの作曲家に魅了されていたことをふまえ、独自のイタリア風解釈のバッハを作り上げました。また通常の組曲第6番はもちろん、第4番でも5弦チェロ・ピッコロを使用しているのが興味深いところです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A113

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    「17世紀の酔狂者」
    ハプスブルク宮のヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ
    詳細ページ
    [ジランドーレ・アルモニケ]

    Chamber Music (Baroque) - ALBERTINI, I. / BIBER, H.I.F. von / PANDOLFI MEALLI, G.A. / SCHMELZER, J.H. (Extravagantes seicento) (Girandole Armoniche)

    発売日:2019年02月13日 NMLアルバム番号:A113

    CD価格:1,425円(税込)

    2013年にオーストリアで行われたH.I.F.ビーバー国際コンクールにおいて、日本出身のヴァイオリニスト鷲見明香と共にロマヌス・ヴァイヒライン賞を受賞したアンサンブル、ジランドーレ・アルモニケによる初CD。コンクールでの演奏された5曲(トラック1、2、5、6、12)を中心に、バロック期のイタリアとオーストリアで書かれた弦楽器のための作品を、沸き立つような若々しい感性で聴かせてくれます。 バロックの本分とも言える「逸脱」を変則調弦などの書法で体現した弦楽芸術の数々が、イタリアの古楽器奏者たちの鮮烈な感性でどう料理されるのか聴きどころです。

  • 商品番号:A112

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    コレッリ (1653-1713)
    リコーダーによるソナタと協奏曲集 詳細ページ
    [エストロ・クロマティコ マルコ・スコルティカーティ (アルト・リコーダー、指揮)、サラ・カンポバッソ (アルト・リコーダーII)、ミケラ・ガルディーニ (チェロ)、エヴァンジェリーナ・マスカルディ (テオルボ)、ダヴィデ・ポッツィ (チェンバロ、オルガン)、ピエトロ・パスクィーニ (オルガン)]

    CORELLI, A.: Concerti Grossi, Op. 6 / Sonatas, Op. 5 (Solos and Concertos Fitted for the Flutes) (Estro cromatico)

    発売日:2019年01月30日 NMLアルバム番号:A112

    CD価格:1,425円(税込)

    1673年にフランスから英国にもたらされたリコーダーは、18世紀前半になるとたいへんな人気となり、当時の最新作のリコーダー用編曲譜がロンドンで多数出版されていました。イタリアの作曲家コレッリもまた広く人気があり、その作品も編曲譜が出版されて好評を博していたといいます。この盤で取り上げられているのは、そのようなコレッリの編曲集。いずれも元はヴァイオリンのために書かれたものですが、楽器が置き換わることで装飾音も独特なものとなっており、またアルト・リコーダー用に移調されているものもあるため響きも新鮮です。 1980年ミラノ生まれのマルコ・スコルティカーティはジョヴァンニ・アントニーニやワルター・ファン・ハウヴェらにリコーダーを学び、盟友ダヴィデ・ポッツィと共に結成したエストロ・クロマティコを中心に活躍するリコーダー奏者。アカデミア・ビサンチーナ、エウローパ・ガランテ、イル・ジャルディーノ・アルモニコなどへも参加しており、サンタ・チェチーリア音楽院ほかで教鞭も取っています。このアルバムでは通奏低音の編成に工夫を凝らし、ともすれば平たんになりがちなリコーダーの表現に変化を付け、楽しませてくれます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A457

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    チャイコフスキー(1840-1893)
    ドヴォルザ-ク(1841-1904)

    弦楽セレナード 詳細ページ
    [ルイジ・ピオヴァーノ (指揮)、サンタ・チェチーリア音楽院弦楽合奏団]

    TCHAIKOVSKY, P.I.: Serenade, Op. 48 / DVOŘÁK, A.: Serenade, Op. 22 (Archi di Santa Cecilia, Piovano)

    発売日:2019年01月25日 NMLアルバム番号:A457

    CD価格:2,475円(税込)

    サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団の首席ソロ・チェロ奏者でもあるピオヴァーノの指揮による、サンタ・チェチーリア音楽院弦楽合奏団のアルバム。モリコーネやロータといった、故国イタリアが誇る映画音楽を中心に収録して大きな成功を納めた前作に続き、ドヴォルザークとチャイコフスキーという、弦楽合奏の王道レパートリーを収録したアルバムです。甘美にたっぷりと歌う弦楽器群はここでも健在で、2つの作品の美しさをとことん味わうことのできる一枚です。

  • 商品番号:A454

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    ストラデッラ(1644-1682)
    「ラ・ドリクレア」 詳細ページ
    [アンドレア・デ・カルロ /イル・ポモ・ドーロ/ドリクレア/エメーケ・バラート /ジュゼッピーナ・ブリデッリ/シャヴィエル・サバタ/ガブリエッラ・マルテラッチ/ルカ・チェルヴォーニ /リッカルド・ノヴァロ]

    STRADELLA, A.: Doriclea (La) [Opera] (Baráth, Bridelli, Sabata, Martellacci, Cervoni, Novaro, Il Pomo d'Oro, A. de Carlo)

    発売日:2018年12月07日 NMLアルバム番号:A454

    CD 3枚組価格:4,425円(税込、送料無料)

    ストラデッラの作品を体系的に録音するプロジェクト第5弾。1670年代前半にローマで作曲された「ラ・ドリクレア」は、ストラデッラ最初の歌劇とされていますが、彼の作品の中であまり知られているとは言えません。当時一世を風靡していた17世紀スペイン黄金時代演劇の伝統を継いでおり、優雅にして楽しく、深く心に沁みる抒情性も持ち合わせたもの。またジラルドに表れるバリトンによる道化役の愉快な雰囲気は、その後ロッシーニまで受け継がれていきます。 演奏陣は今のヨーロッパ古楽界を牽引する錚々たる古楽器奏者が居並び、ヴェルサイユ旧王室歌劇場での活躍もめざましいエメーケ・バラートや世界を騒がす新世代カウンターテナーのひとりシャヴィエル・サバタなど現代の大物歌手も続々、さらに器楽陣の多くがソロ・アルバムもリリースしている俊才揃い(たとえばヴァイオリンのゼフィラ・ヴァロヴァはAlphaでヴィヴァルディの協奏曲集を、スヴィリドフはRicercarでタルティーニのソナタ集を録音していますし、撥弦のダニエル・ザピコは来日公演も好評、シモーネ・ヴァッレロトンダもArcanaにソロ名義の名盤があります)という点からも期待感はいや増すのではないでしょうか。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A456

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    ヴェラチーニ(1690-1768)
    ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 詳細ページ
    [エンリコ・ガッティ/グイド・モリーニ/アラン・ジェルヴロー]

    発売日:2018年10月26日

    CD価格:2,475円(税込)

    ARCANAレーベル初期を代表する名盤ながら、長らく入手不能になっていたガッティのヴェラチーニが待望の再発売。バッハも憧れたドレスデン宮廷での活躍をはじめ、波乱万丈の生涯を送ったこのイタリア人作曲家が、まだヴィルトゥオーゾとして恵まれた日々を送っていた時期に作られた傑作を、心地よい推進力と艶やかな音色で伸びやかに歌い上げています。 チェンバロは今や「声の魔術師」マルコ・ビズリーと異能集団アッコルドーネをまとめる才人としても知られる知性派グイド・モリーニ、チェロのアラン・ジェルヴローは歴史的低音弦楽器の再現製作に独自の見識をみせるシャルル・リシェが手がけた楽器を弾いている点にも注目。名手3人の妙技をバランスよく拾った録音も素晴らしいものです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10015

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    ブランデンブルク協奏曲(全6曲)
    5声の序曲 ロ短調(管弦楽組曲 第2番)
    [日本語解説付] 詳細ページ
    [ゼフィーロ]

    BACH, J.S.: Brandenburg Concertos Nos. 1-6 / Overture (Suite) No. 2 (Zefiro, Bernardini)

    発売日:2018年10月05日 NMLアルバム番号:A452

    CD 2枚組国内仕様 日本語解説付価格:4,400円(税込、送料無料)

    DHMレーベルでのメジャー録音の数々をへて、2013年に再びArcanaレーベルに戻ってきたイタリア屈指の老舗古楽器集団ゼフィーロ。彼らが豊かな演奏経験の末、ついにバッハの合奏曲の最高峰ともいうべき『ブランデンブルク協奏曲』を全曲録音したというのは、明らかにひとつの「事件」と言えるのではないでしょうか。全体にアップテンポでスリリングな音運びでありながら、a’=398Hzというかなり低めのピッチでのサウンド作りは耳をひかずにおかない落ち着いた響き。曲の細部まで解釈の妙をじっくり味あわせてくれます。 先にリリースされた一連の管弦楽組曲(A400)の録音では収録されていなかった、フルート独奏をともなう小編成の「管弦楽組曲 第2番」まで今回のアルバムで聴けるのもうれしいところ。そして何よりの注目点は、やはり独奏者陣の豪華さと言えるのではないでしょうか。フルート(トラヴェルソ)のマルチェッロ・ガッティやトランペットのカッソーネなど同楽団おなじみの超実力派たちを横目に、オーボエとファゴット陣営も創設メンバーたちが大いに活躍するほか、リコーダーにはソリストとして圧倒的な存在感を放ってきたオバーリンガーが! さらに2017年の来日公演でも大いに日本の古楽ファンを魅了した俊才フランチェスコ・コルティが「第5番」のチェンバロ独奏をつとめ、第6番ではオーストリアの大御所ドゥフトシュミットをガンバ陣営に迎えているのも頼もしいところ。全トラックにわたり聴き手を飽きさせない、充実至極の最新録音がここにあります。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A452

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    ブランデンブルク協奏曲(全6曲)
    5声の序曲 ロ短調(管弦楽組曲 第2番) 詳細ページ
    [ゼフィーロ]

    BACH, J.S.: Brandenburg Concertos Nos. 1-6 / Overture (Suite) No. 2 (Zefiro, Bernardini)

    発売日:2018年10月05日 NMLアルバム番号:A452

    CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    DHMレーベルでのメジャー録音の数々をへて、2013年に再びArcanaレーベルに戻ってきたイタリア屈指の老舗古楽器集団ゼフィーロ。彼らが豊かな演奏経験の末、ついにバッハの合奏曲の最高峰ともいうべき『ブランデンブルク協奏曲』を全曲録音したというのは、明らかにひとつの「事件」と言えるのではないでしょうか。全体にアップテンポでスリリングな音運びでありながら、a’=398Hzというかなり低めのピッチでのサウンド作りは耳をひかずにおかない落ち着いた響き。曲の細部まで解釈の妙をじっくり味あわせてくれます。 先にリリースされた一連の管弦楽組曲(A400)の録音では収録されていなかった、フルート独奏をともなう小編成の「管弦楽組曲 第2番」まで今回のアルバムで聴けるのもうれしいところ。そして何よりの注目点は、やはり独奏者陣の豪華さと言えるのではないでしょうか。フルート(トラヴェルソ)のマルチェッロ・ガッティやトランペットのカッソーネなど同楽団おなじみの超実力派たちを横目に、オーボエとファゴット陣営も創設メンバーたちが大いに活躍するほか、リコーダーにはソリストとして圧倒的な存在感を放ってきたオバーリンガーが! さらに2017年の来日公演でも大いに日本の古楽ファンを魅了した俊才フランチェスコ・コルティが「第5番」のチェンバロ独奏をつとめ、第6番ではオーストリアの大御所ドゥフトシュミットをガンバ陣営に迎えているのも頼もしいところ。全トラックにわたり聴き手を飽きさせない、充実至極の最新録音がここにあります。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A453

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    フルート・ソナタ集
    (フラウト・トラヴェルソとチェンバロによるソナタ集) 詳細ページ
    [ラウラ・ポンテコルヴォ(フラウト・トラヴェルソ)/リナルド・アレッサンドリーニ(チェンバロ)]

    BACH, J.S.: Flute Sonatas, BWV 1030 and 1032 / Trio Sonata No. 2, BWV 526 (arr. for flute and harpsichord) (Pontecorvo, Alessandrini)

    発売日:2018年09月21日 NMLアルバム番号:A453

    CD価格:2,475円(税込)

    アレッサンドリーニが満を持して世に送り出す、バッハのフルート・ソナタ。パートナーは、アレッサンドリーニの楽団コンチェルト・イタリアーノの首席を20年務めるという、篤い信頼で結ばれたイタリア出身のフルート奏者ポンテコルヴォです。3曲あるフルートとチェンバロのためのソナタのうち、真作と見られている第1番と第3番(不完全な第1楽章はアレッサンドリーニが補作)を中心に、編曲2作品をプラスしました。 C.P.Eバッハにより「トリオ」と命名された「6つのオルガン・ソナタ」より第2番は、調性をハ短調から長三度上げてホ短調とし、オルガンの右手をフルート、左手をチェンバロの右手、ペダルをチェンバロの左手へと置き換えて演奏されています。またヴァイオリン・ソナタ第6番の編曲は、今回のアルバムのために彼ら自身で行われたものです。二人の深く丁重な歌いこみがたいへん印象的な演奏で、低いチューニングもあいまって、作品の奥行きをじっくりと堪能できるアルバムに仕上がっています。 使われているトラヴェルソ(バロック・フルート)は“ビュッファルダンの子”として知られる18世紀の残存楽器のコピーで、これはバッハともゆかりが深いドレスデン宮廷楽団のフルート奏者P=G.ビュッファルダン(1690頃~1768)に由来する楽器と考えられているもの。その精巧な再現楽器によって、バッハ自身の生きた時代の響きに迫った企画となっています(原文解説では、バッハとビュッファルダンの直接の知遇があった可能性も示唆されています)。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10002

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    ペルゴレージ(1710-1736)
    ミサ曲 ニ長調
    モテット「然るべき賛美の歌を」
    [日本語解説付き] 詳細ページ
    [ペーターゼン/フマガッリ/ギスリエーリ合唱団&コンソート/ギスリエーリ管/プランディ]

    PERGOLESI, G.B.: Mass in D Major / Dignas laudes resonemus (M. Petersen, Fumagalli, Ghislieri Choir and Consort, Ghislieri Orchestra, Prandi)

    発売日:2018年07月27日 NMLアルバム番号:A444

    CD価格:2,970円(税込)

    このアルバムは、ペルゴレージの教会音楽のなかから2編、これまで一度も録音されたことのなかった作品を選んでお届けするものです。二つの作品は、ペルゴレージの教会音楽方面における才覚をいかんなく示す大作にほかなりません――いずれも5パートからなる合唱が2群、これに合奏団がひとつ(ないし2つ)添えられ、何人もの独唱者たちが加わる大規模な編成のための作品です。その規模の大きさのなかで、ペルゴレージは大編成の楽隊すべてを緻密な音の動きのなかで十全に使いこなし、時には各パートひとりずつに絞って打ち解けた気配も演出しながら、独唱ないし重唱を弦楽合奏だけで伴奏してみせたり、そのあいだに合唱が活躍する楽節を盛り込むなど、実に精彩ゆたかな音楽を仕上げてみせています。 ペルゴレージの書いた作品として残っている音楽のなかには偽作も多いところですが、魔術的ともいえるバランス感覚でこれほど緊迫感あふれる音楽を続けてみせている才覚のほどから察するかぎり、これら2曲はまず間違いなく真筆の作と考えてよいのではないでしょうか。(解説文より)

    収録作曲家:

  • 商品番号:A443

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    イタリア様式探訪
    J.S.バッハ(1685-1750)
    チェンバロ作品集 詳細ページ
    [オベルティ]

    BACH, J.S.: Harpsichord Music (An Italian Journey) (Oberti)

    発売日:2018年07月27日 NMLアルバム番号:A443

    CD価格:2,475円(税込)

    シュッツやフローベルガー、ヘンデル、ハッセ、モーツァルト、ワーグナーなど多くの音楽家がアルプスを横断してイタリアに旅行し、この国の雰囲気と特徴を掴み、自身の音楽に生かしたことは知られています。しかし、J.S.バッハは生涯決してイタリアに足を踏み入れることはありませんでした。 とはいえ彼がイタリアに興味を持っていなかったわけではありません。幼い頃から熱心にイタリアの巨匠の作品を研究・編曲し、そのスタイルを身に着け「イタリア協奏曲」などに昇華させたバッハ。その思いを汲んだこのアルバムは「バッハが思い描いたイタリアへの旅」をテーマとし、ヴェネツィアのヴィヴァルディや、ローマのフレスコバルディの影響を受けて書かれた“イタリア様式”の鍵盤作品が収められています。 クリストフ・ルセ、ピエール・アンタイらに学んだ1982年生まれの若き奏者ルカ・オベルティは、ソリスト、室内楽奏者として世界中で活躍、2017年にはアンサンブル“フォンス・ムジケ”のメンバーとして来日。「現在最も才能に恵まれたチェンバロ奏者」として高く評価されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A444

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    ペルゴレージ(1710-1736)
    ミサ曲 ニ長調
    モテット「然るべき賛美を歌いましょう」 詳細ページ
    [ペーターゼン/フマガッリ/ギスリエーリ合唱団&コンソート/ギスリエーリ管/プランディ]

    PERGOLESI, G.B.: Mass in D Major / Dignas laudes resonemus (M. Petersen, Fumagalli, Ghislieri Choir and Consort, Ghislieri Orchestra, Prandi)

    発売日:2018年07月27日 NMLアルバム番号:A444

    CD価格:2,475円(税込)

    2018年の春、新聞や音楽誌を騒がせたペルゴレージの新発見作品「ミサ曲 ニ長調」。およそ300年ぶりに発見されたと話題になりましたが、実際には2016年にすでにジュリオ・プランディの指揮で演奏、録音されていました。畢生の名作「スターバト・マーテル」を書き上げ、結核のため26歳でこの世を去ったペルゴレージは、その短い生涯の間に10曲ほどのオペラとカンタータ、器楽曲などを残しました。死後に人気が出たため、いくつもの偽作が出回りましたが、この作品は1733年から1734年頃に作曲された真作。ヨーロッパ全域の図書館に散らばっていた楽譜を音楽学者たちが継ぎ合わせて再現したものです。 アルバムにはもう1曲、ペルゴレージの知られざるモテット「Dignas laudes resonemus」を収録。ペーターゼン、フマガッリら実力派歌手をソリストに据え、2018年に創立15周年を迎えるギスリエーリ合唱団&コンソートが2つの傑作を演奏、ペルゴレージの知られざる側面を明らかにしています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A445

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    ドビュッシー(1862-1918)
    ピアノ作品集 詳細ページ
    [ラスリー]

    DEBUSSY, C.: Piano Music - Préludes, Books 1 and 2 / Pour le Piano / Estampes / L'isle joyeuse / Images, Books 1 and 2 / Children's Corner (Lasry)

    発売日:2018年07月27日 NMLアルバム番号:A445

    CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    ドビュッシー没後100年にあたる2018年。ARCANAレーベルに眠っていた“ドビュッシーの名演”に光を当てるための過去の名演復活シリーズ。この2枚組は1995年と1996年にフランスのピアニスト(作曲家としても知られる)、スタニー・ダヴィッド・ラスリーが演奏したピアノ作品集。 演奏には1921年と1874年に作られたエラールのピアノが用いられており、ドビュッシー自身も耳にしていたであろう美しい響きが再現されています。とりわけCD2で使われた1874年製のエラールの音色が聴きもの。保存状態の良い楽器が紡ぎ出す、1世紀以上の年月を経て熟成された柔らかくまろやかな響きを堪能できます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A446

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    ドビュッシー(1862-1918):
    声楽作品集 詳細ページ
    [フェリックス/ラスリー]

    DEBUSSY, C.: Vocal Music - Mandoline / Dans le jardin / 3 Chansons de France / Fêtes galantes, Book 2 (Mélodies) (T. Felix, Lasry)

    発売日:2018年07月27日 NMLアルバム番号:A446

    CD価格:2,475円(税込)

    ドビュッシー没後100年にあたる2018年。ARCANAレーベルに眠っていた“ドビュッシーの名演”に光を当てるための過去の名演復活シリーズ。生涯に90曲ほどの歌曲を作曲したドビュッシー。幼い頃にヴェルレーヌの義母から音楽の手ほどきを受けたこともあり、若い頃から詩や言葉には鋭敏な感覚を示したと言われています。 このアルバムには、彼が最も愛したヴェルレーヌと、同じく同世代の詩人マラルメ、グラヴォレの詩による歌曲と、15世紀から17世紀に活躍した人たち…シャルル・ドルレアン、レルミート、ヴィヨンの詩を用いた詩が収録されており、ドビュッシーのバランスの良い言葉選びと、言葉に即した柔軟な音作りを知ることができます。また、フランス語の絶妙な抑揚にふさわしい変幻自在な音楽はピアノ・パートにも如実に現れており、唐草模様のような流麗なパッセージは歌を美しく彩っています。 ティエリー・フェリクスは1992年ベルギーのエリザベート王妃国際コンクールで優勝したバス・バリトン。柔らかくふくよかな声が魅力です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A447

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    サン・マルコ寺院のモンテヴェルディ
    モンテヴェルディ(1813-1901)
    ヴェネツィア時代の宗教作品集
    4声の無伴奏ミサ 詳細ページ
    [オデカトン/コル]

    MONTEVERDI, C.: Messa a 4 voci da cappella / Gloria / Pianto della Madona (Monteverdi in San Marco) (Odhecaton, Col)

    発売日:2018年07月27日 NMLアルバム番号:A447

    CD価格:2,475円(税込)

    イタリア・バロック音楽の中心地の一つであったヴェネツィアのサン・マルコ寺院。16世紀から18世紀にかけて著名な音楽家が楽長、オルガニストを務めたことで知られています。モンテヴェルディもその一人で、1613年に楽長に任命されるやいなや、様々な理由で力を失っていた合唱隊と器楽隊の立て直しを図った功績が讃えられました。モンテヴェルディの声楽曲で多く用いられる「複合唱=複数の声部が互いに掛け合いを行う手法」は、サン・マルコ寺院の対面するバルコニーを想定して書かれたともされ、その劇的で華やかな作風は当時の聴衆たちにも感銘を与えました。 モンテヴェルディの死後に発表された「4声の無伴奏ミサ曲」は声のみのために書かれた壮麗な作品で、「グローリア」と同じくモンテヴェルディの高度な作曲技法を伺い知ることができます。有名な「アリアンナの嘆き」を宗教曲に書き換えた「聖母マリアの嘆き」も聴きどころ。ルネサンスからバロック期の声楽曲を得意とするアンサンブル「オデカトン」による演奏です。

  • 商品番号:A448

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    スーツ・ケース
    ヴァイオリン二重奏 -
    ヴィヴァルディからソッリマまで
    詳細ページ
    [ザニーシ/バルネスキ]

    Violin Duo Recital: Zanisi, Chiara / Barneschi, Stefano - SOLLIMA, G. / TELEMANN, G.P. / BARTÓK, B. / TESSARINI, C. / HAYDN, J. (Suite Case)

    発売日:2018年07月27日 NMLアルバム番号:A448

    CD価格:2,475円(税込)

    「2台のヴァイオリンによる二重奏作品」は18世紀前半になって人気が上昇、多くの作曲家たちが作品を書き始めました。しかし、このジャンルを最初に手掛けたのがヴィヴァルディであることはほとんど知られていません(一説によれば、1729年から1730年、ヴィヴァルディが中央ヨーロッパの演奏旅行中に父親と演奏するために作曲した4曲の室内ソナタが最初の作品にあたるとされています)。 このアルバムには、ヴィヴァルディからテレマン、ルクレールを経て、バルトーク、ベリオに至るヴァイオリン二重奏曲を収録、そして現代イタリアの作曲家ソッリマが作曲した「SUITE CASE:ケース組曲=スーツケースのもじり」が添えられて、この“音による旅行プロジェクト”が完結する仕組みになっています。また、このアルバムが録音された教会はモーツァルトの名曲《エクスルターテ・ユビラーテ》の初演場所であるため、最後に置かれた「アレルヤ」にてアルバムとモーツァルトの双方への敬意が表されています。 ザニーシとバルネスキは、イタリア最前線の古楽器集団で活躍する奏者たち。このアルバムでも先鋭的な感覚を生かし、作品に躍動感を持たせています。

  • 商品番号:A449

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    マレンツィオ(1553-1599)
    愛と生の形 マドリガーレ集 詳細ページ
    [ロッソ・ポルポラ・アンサンブル/テストリン]

    MARENZIO, L.: Vocal Ensemble Music (L'amoroso e crudo stile) (RossoPorpora Ensemble, Testolin)

    発売日:2018年07月27日 NMLアルバム番号:A449

    CD価格:2,475円(税込)

    イタリア後期ルネサンス時代に活躍したルカ・マレンツィオ。当時、最も人気の高いマドリガーレ作曲家として知られ、作品は多くの人に支持されました。初期作品のスタイルは軽く流動的でしたが、歌われる詩の文言を忠実に追っていく彼の創作方針もあって、作品は少しずつ複雑さと深刻さを増していきます。成熟期から晩年の作品には、時に不協和音や半音階技法も用いながら、極めて厳粛で大胆な書法が見られるのもマレンツィオの特徴です。 このアルバムで素晴らしい演奏を披露している“ロッソポルポーラ”は2010年に結成された若手奏者たちによるアンサンブル。イタリア・ルネサンスから初期バロック音楽を中心に、テキストを深く読み込み、独自の解釈を施し演奏することで高い評価を受けています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A450

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    発売日:2018年07月27日

    CD価格:2,475円(税込)

    16世紀の偉大なリュート奏者、作曲家の一人ジャコモ・ゴルザニス。生い立ちについてはほとんどわかっていませんが、プーリア地方で生まれ、1557年にトリエステに定住、カリンシアとカルニオラの貴族に仕え、グラーツでは神聖ローマ帝国マクシミリアン2世のために演奏した記録も残っています。ヴェネツィアでは1561年と1579年に4冊のリュート曲集と2巻の「ナポリ風曲集」が出版されたほか、24組の「長調」と「短調」の舞曲が収められている1567年の原稿は作品の中でも特に重要とみなれています。 このアルバムでは、親密なリュートのファンタジアだけでなく、遊び心溢れた「ナポリ風の舞曲集」までゴルザニスの多彩な作品を聴くことができます。プーリア出身の歌手ピノ・デ・ヴィットーリオの並外れた歌唱力と、ファビオ・アッカーソの見事なリュートが聴きものです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A451

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    Unwritten - 書かれたことのない …
    バロック時代のハープ作品集
    バッハ、ビーバー、コレッリ、マリーニのヴァイオリンのための作品をハープで
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    [パパドプーロス]

    Harp Recital: Papadopoulos, Flora - BACH, J.S. / BIBER, H.I.F. von / CORELLI, A. / MARINI, B. (Unwritten: From Violin to Harp)

    発売日:2018年07月27日 NMLアルバム番号:A451

    CD価格:2,475円(税込)

    バロック時代に活躍した4人の作品をハープで演奏した1枚。彼らが実際にハープのための曲を書くことはありませんでしたが、この時代にハープのためのレパートリーがなかったわけではありません。このアルバムでは、優れたハープ奏者フローラ・パパドプーロスが「もし彼らがハープのための作品を書いたら」という仮定のもと、様々な研究と情報を探り、ハープとよく似たイディオムの特徴を有する楽器であるヴァイオリン曲をハープのために編曲、演奏しています。それにより音色に違ったニュアンスが生まれ、オリジナル作品にハープの響きならではの美しさが付け加えられています。