ベリオ(ルチアーノ)
Berio, Luciano
生没年 | 1925-2003 | 国 | イタリア |
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辞書順 | 「ヘ」 | NML作曲家番号 | 23443 |
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ベリオ(1925-2003):
ピアノ作品全集 [マッテオ・ベヴィラクア(ピアノ)/ルカ・トラブッコ(ピアノ)]BERIO, L.: Piano Works (Complete) (M. Bevilacqua, L. Trabucco)
発売日:2023年10月13日
NMLアルバム番号:GP903
CD価格:1,950円(税込)
生涯を通じてピアノ曲を作曲したルチアーノ・ベリオ。このアルバムには彼のピアノのための作品が全て収録されています。 活動の初期の作品で、バロックの様式に倣った魅力的な「小組曲」にはじまり、1960年代の代表作“4つのクラヴィア”を含む「6つのアンコール」では実験的な作風が垣間見えます。ウェーベルンを思わせる簡潔な書法が際立つ「5つの変奏曲」や彼のライフワークの一つである「セクエンツァIV」、彼の最後の作品のひとつで、様々な音による響きとリズムで構成された大作「ピアノ・ソナタ」まで、ベリオの多彩な作風を楽しむことができます。 巧みな演奏を披露するのはイタリア出身のマッテオ・ベヴィラクア。現在ベルギーのエリーザベト王妃礼拝堂のアーティスト・イン・レジデンスを務めるとともに、ビジュアルアートの世界でも活躍するピアニストです。
収録作曲家:
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バッハ&ビヨンド Part3
Bach & Beyond Part 3 [ジェニファー・コー(ヴァイオリン)]Violin Recital: Koh, Jennifer - BACH, J.S. / HARBISON, J. / BERIO, L. (Bach and Beyond, Part III)
発売日:2021年04月30日
NMLアルバム番号:CDR90000-199
CD 2枚組価格:2,025円(税込)
「風変わりで素晴らしいアイデアを持った名手」(サンフランシスコ・クロニクル)と評されたアメリカのヴァイオリニスト、ジェニファー・コーによる「バッハ&ビヨンド バッハとそれを超えて」のシリーズ第3弾。 「偉大なるバッハ作品とバッハ作品からインスパイアされた現代曲を組み合わせる」というコンセプトに基づいたこのシリーズ、前作までにイザイ、サーリアホ、マッツォーリ、バルトークの作品が登場しましたが、今作ではバッハ作品とともに、ベリオの「セクエンツァ VIII」と、ピューリッツァー賞受賞作曲家ハービソンがコーのために作曲した「無伴奏ヴァイオリンのために」が演奏され、シリーズ最後となるアルバムを華麗に彩っています。
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ベリオ:シンフォニア
ブーレーズ:ノタシオンI-IV
ラヴェル:ラ・ヴァルス [ルームフル・オブ・ティース/ルドヴィック・モルロー/シアトル交響楽団]BERIO, L.: Sinfonia / BOULEZ, P.: Notations I-IV / RAVEL, M.: La valse (Roomful of Teeth, Seattle Symphony, Morlot)
発売日:2018年11月30日
NMLアルバム番号:SSM1018
CD価格:1,950円(税込)
シアトル交響楽団と首席指揮者モルローによる、彼らが得意とする現代作品のアルバム。マーラーの交響曲第2番「復活」第3楽章ほか現代までの多くの音楽作品や、フランスの社会人類学者レヴィ=ストロースのテキストからの引用、キング牧師の名などがコラージュされたベリオの「シンフォニア」には、グラミー賞受賞歴のあるヴォーカル・アンサンブル、ルームフル・オブ・ティースが参加。変幻自在な声表現で、この難曲を色彩豊かに描いています。 ブーレーズの「ノタシオン」は、1945年に作曲したピアノのための小品集を1978年から管弦楽作品へと再構成したもの。全12曲のうち5曲(I~IV、VII)が完成されましたが、ここでは最初に編曲された4曲が演奏されています。いずれも2~4分ほどの小品(原曲は1~2分)ですが、4管編成の巨大な管弦楽を贅沢に使い、作品のエッセンスを最大限に拡張したオーケストレーションの妙を堪能することが出来ます。 これら強烈な個性を持つ2作品の後に収録された「ラ・ヴァルス」ですが、モルローはここでもオーケストラから強烈なコントラストを引き出しており、目まぐるしいばかりの色彩で締めくくっています。
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発売日:2018年08月29日
CD価格:2,240円(税込)
1965年に作曲された「エクフラシス」はアメリカの名建築家たちの建造物に敬意を表して書かれた作品。“実際の造形物では制作不可能な、細かい表現を言葉で表す”というタイトル通り、極めて精緻な手法を駆使して書かれたサウンドスケープです。もう1曲の「コーロ」は、代表作「フォークソング」を思わせる作品。民謡風の素材を組み合わせた新鮮な響きに満ちた音楽が、合唱とピアノ、オーケストラによって延々と奏でられます。
収録作曲家:
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Crazy Girl Crazy
バーバラ・ハニガン名唱集 [ハニガン/ルートヴィヒ管]BERIO, L.: Sequenza III / BERG, A.: Lulu Suite / GERSHWIN, G.: Girl Crazy Suite (Crazy Girl Crazy) (Hannigan, Ludwig Orchestra)
発売日:2018年07月27日
NMLアルバム番号:ALPHA293
2)
CD+DVD価格:2,475円(税込)
2017年グラミー賞《最優秀クラシック・ソロヴォーカリスト賞》受賞アルバム!カナダ出身の異才ソプラノ、バーバラ・ハニガン。レパートリーは幅広く、モーツァルトやグルック、パーセルなどのバロック作品も得意としていますが、何より彼女の名声を高めたのは一連の現代作品であり、映像でも公開されているリゲティの《グラン・マカーブル》の情景やB.A.ツィンマーマンの《兵士たち》での人知を超越したかの歌唱は聴き手に強い衝撃を与え続けています。 様々な手法と技法が凝らされた、声のコレクションとも言えるベリオの「セクエンツァIII」で始まるこのアルバムは、ハニガンの魅力が存分に生かされているだけではなく、「ルル」組曲では指揮者としての才能も知ることができる、ハニガン入門にうってつけの1枚です。
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Black is the Colour - 黒はあの人の好きな色
室内楽伴奏によるベリオ、ラヴェル、ファリャ歌曲集 [ステファニー/ラビリンス・アンサンブル]Vocal Music - BERIO, L. / RAVEL, M. / FALLA, M. de (Black is the Colour) (Stéphany, Labyrinth Ensemble)
発売日:2018年06月27日
NMLアルバム番号:ALPHA384
CD価格:2,475円(税込)
1948年より開催されている「エクサン・プロヴァンス音楽祭」。オペラを中心に数多くの演奏会が行われる夏の風物詩です。1998年からは音楽祭に伴い「アカデミー」を開設、若い演奏家たちのマスタークラスや、創作オペラ、実験音楽などの刺激的なワークショップが実施され、新しい才能が発掘される場となっています。 ALPHAレーベルはこのアカデミーとコラボレーションを行っており、定期的に若い才能を見出していますが、2006年にアカデミーに参加したアンナ・ステファニーもその一人。彼女は早い時期からベリオのフォークソングに興味を抱き、この作品をベースにしたコンサートを企画していました。今回、素晴らしい「ラビュリント・アンサンブル」との共演で実現したレコーディングでは、ベリオとラヴェル、ファリャの作品を室内楽伴奏版で演奏。ベリオが要求する多彩な歌唱も含めた「言葉とイメージの融合」が図られた新感覚の作品として表出されています。
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ベリオ(1925-2003):
シンフォニア
カルモ
マドリードの夜警隊の行進 [ライサネン/フィンランド放送響/リントゥ]BERIO, I.: Sinfonia / Calmo / Ritirata notturna di Madrid (Räisänen, Finnish Radio Symphony, Lintu)
発売日:2014年11月26日
NMLアルバム番号:ODE1227-5
7)
SACD-Hybirid価格:2,250円(税込)
ONDINEレーベルで大活躍中の指揮者ハンヌ・リントゥ。彼は2013年までタンペレ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務め、現在はフィンランド放送交響楽団の首席指揮者を務めています。前作のメシアン「トゥーランガリラ交響曲」では、オーケストラの機能性と音響効果を存分に生かした素晴らしい演奏を繰り広げましたが、今回は、更に興味深いルチアーノ・ベリオの一連の作品の登場です。 ベリオ(1925-2003)については今更説明の必要もないイタリアの現代作曲家で、様々な技法を駆使した作品を書きましたが、1950年代からは当時の妻であった歌手キャシー・バーベリアンとともに、声楽の限界を追求したことでも知られています。ボッケリーニの曲を元にした「4つの変奏」はミラノ・スカラ座の委嘱作品で、この時の劇場のオープニングナンバーの作曲を依頼されたベリオが、そのオーケストレーションの妙技を駆使して書いた変奏曲です。和声的には全く現代的なところのない、極めて愉快な音楽です。「カルモ」は彼の友人の一人、ブルーノ・マデルナの死への追悼の音楽。マデルナが愛したテキストを用いた歌曲(?)です。 そして「シンフォニア」。こちらは既によく知られている作品であり、タイトルの「シンフォニア」とは交響曲の伝統ではなく、多様な声の合流という意味を持つ奇妙な作品です。一番わかりやすいのは、第3楽章におけるマーラーをはじめとした何人かの作曲家の作品の引用でしょう。様々な音楽が断片的に浮かび上がる様子は、マーラーの原曲における魚の鱗が光を反射する様にも似ています。複雑な曲ですが、聞いていてこれほど面白い作品もないかも知れません。
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LOVE AND LET DIE
愛ゆえに死を望む - 人間の罪深き心を歌う [カタリーナ・ルックガーバー(ソプラノ)/ヤン・フィリップ・シュルツェ(ピアノ)]Vocal Recital: Ruckgaber, Katharina - EISLER, H. / LISZT, F. / MOZART, W.A. / SCHUBERT, F. / WEILL, K. / WOLF, H. / ZEMLINSKY, A. (Love and Let Die)
発売日:2022年10月14日
NMLアルバム番号:SM405
CD価格:1,950円(税込)
聖書に描かれた失楽園を初めとして、人間の歴史には「罪」がつきまとってきました。誰かを愛するあまり恋敵の破滅を願ったり、自分の思い通りにならない恋の相手を呪ったり...このような強烈で背徳的な感情は、古今の文学や芸術作品のテーマにもなり、今も映画や小説やテレビ・ドラマに顔を出します。 このアルバムには、そうしたテーマで選曲されたモーツァルトからベリオに至る歌曲が並び、聴き手はカタリーナ・ルックガーバーの歌を通じて目まぐるしく変化する強烈な感情を経験することとなります。 映画『007 死ぬのは奴らだ』の原題“Live And Let Die”をもじったタイトルが意味深です。
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『それは幻なのか』 近現代歌曲集 [アルバーヌ・カレール、ニコラス・クリューガー、セバスティアン・ワルニエ]
発売日:2022年06月17日
CD価格:2,475円(税込)
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ジェニファー・コー(ヴァイオリン)
Bach & Beyond[5枚組 BOX] [ジェニファー・コー(ヴァイオリン)]発売日:2021年11月26日
CD 5枚組価格:3,600円(税込、送料無料)
2011年に開始された、J.S.バッハから21世紀の作品までを均等に扱うことで音楽史を俯瞰するというジェニファー・コーの画期的なプロジェクト“Bach & Beyond”。今回、第1集から第3集までの全てをBOXに収録いたしました。 コーはバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全6曲の間に、時には世界初録音を含む現代作曲家たちのさまざまな作品を挟み込み、バッハ作品が与えた影響を追求していきます。全ては無伴奏作品であり、コーは恐ろしいまでの集中力を持って全ての曲に真摯に向き合い生命を吹き込みます。
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『デビュー』
~アコーディオンによるクラシカル・ミュージック [ジョアン・バラーダス]Accordion Recital: Barradas, João - BACH, J.S. / PIAZZOLLA, A. / SCARLATTI, D. / SWEELINCK, J.P. (Debut)
発売日:2021年11月19日
NMLアルバム番号:FUG786
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
鬼才ジャズ・アコーディオン奏者、クラシカル・アコーディオンの世界に「デビュー」!1992年ポルトガル生まれのアコーディオン奏者ジョアン・バラーダス。2017年にアルバム「Directions」でデビューし、2020年にはアルバム「Portrait」を発表。ジャズ・アコーディオン会の革命児として評判の彼の、クラシカル・アコーディオン奏者としての「デビュー」盤。 既に現代音楽の古典ともいえるベリオのセクエンツァ、ピアソラの名曲のほか、フランスの作曲家ヤン・ロビンがバラーダスのために書いた作品、そしてスカルラッティ、スウェーリンク、バッハによる鍵盤楽器のための古典を収録。アコーディオンが持つ様々な顔を新鮮な感性で聴かせています。 オルガンのための「パッサカリアとフーガ」では、アコーディオンの音域と広さと表現力の幅に驚かされます。
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発売日:2021年04月21日
SACD-Hybrid国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
数々のイタリアの国際コンクールを制したYunaが奏でる、
最高に Dolce(甘く)Felice(幸せ)なイタリア小品集ピアノで奏でられる、言葉のない「歌」。一期一会のピアノと対話し、その楽器の持つ最高に美しい響きで、光や影、ぬくもりや薫り、質感や感触が伝わるような表現を引き出したい… その思いに導かれるように、歌の国イタリアで運命を感じる音楽家、師匠と出会いました。 決して技巧的なパフォーマンスに走らない、ぬくもりや薫りが感じられるような人間的な演奏に接し、私の目指す音楽がここにあると確信しました。素朴で親密な、自然と調和するような、そんな演奏を日々目指しております。 アルバム「Dolce Felice」は、私が敬愛してやまないイタリアをテーマにした珠玉の小品集です。甘く美しいオペラ・アリア、リストやプロコフィエフの名曲、珍しい編曲物も多く収録し、色彩豊かなキラキラと輝く宝石のような一枚になりました。 ぜひ一人でも多くの方にお聴き頂ければ、うれしいです!! 小林侑奈 -
Les Espaces Électroacoustiques II
- 5.1サラウンドとステレオで聴くエレクトロ・アコースティック・ミュージック - [サラ・マリア・ズン(ソプラノ)/ウィリアム O.スミス(クラリネット) /フランチェスコ・ジオーミ/ダミアーノ・メアッチ/キリアン・シュヴォーン (ライヴ・エレクトロニクス) 他]発売日:2020年04月24日
SACD 2枚組価格:4,125円(税込、送料無料)
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SOLITAIRE
サクソフォン作品集 [ペドロ・パブロ・カマラ・トルドス(サクソフォン)]Saxophone Recital: Toldos, Pedro Pablo Camara - BERIO, L. / HARVEY, J. / PAUL, A. / SCIARRINO, S. / SCELSI, G. / TENNEY, J. / VASSENA, N. (Solitaire)
発売日:2020年02月07日
NMLアルバム番号:IBS-222018
CD 2枚組価格:2,550円(税込)
イタリア、スペイン、スイス、アメリカ、イギリス、コロンビア出身の現代作曲家たちによる《20世紀を象徴する》サクソフォン作品を紹介するアルバム。 演奏者のトルドスは母国スペインとスイスで学び、バーゼルやベルン、ローザンヌなどで20以上の国際コンクールに入賞。ソロ以外でも、ルツェルン音楽祭アカデミー・オーケストラ、フランクフルト放送響やマーラー室内管弦楽団でも演奏経験があり、サイモン・ラトルやパブロ・エラス=カサドとも共演しています。 サクソフォンのレパートリーの歴史や進化を研究しつくし、作品に最適の音色や音楽語法を導き出して演奏する奏者であり、このアルバムでも、作品によっては多重録音を駆使し、ありきたりのスラップやかん高いだけの重音など内容に乏しいみせびらかしの奏法ではなく、あくまでもそれぞれの作曲家の意図するサクソフォン演奏にこだわった深みのある演奏を追求しています。
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ノクターナル・シャドウズ [モルテン・ファルク(ギター)]
Guitar Recital: Falk, Marten - BRITTEN, B. / BACH, J.S. / BERIO, L. / GAULTIER, E. / OHANA, M. / FALLA, M. de / ELGH, C. (Nocturnal Shadows)
発売日:2020年01月17日
NMLアルバム番号:dBCD160
CD価格:2,250円(税込)
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オグルードグルー
1960-1990年 実験音楽世代の作曲家による
声楽作品傑作集 [サラ・ストウ(ソプラノ、ハープシコード、マンドリン、パーカッション)]Vocal Recital (Soprano): Stowe, Sara - SCELSI, G. / CAGE, J. / BUSSOTTI, S. / BERIO, L. / KAGEL, M. / NONO, L. / CASTIGLIONI, N. (Ogloudoglou)
発売日:2020年01月17日
NMLアルバム番号:MSV28593
CD価格:2,250円(税込)
1960年代はクラシック音楽における実験音楽が盛んで、声楽のジャンルでも、作曲家たちが熱心に声の使い方の実験的な再構築を行いました。そこには作曲家たちのミューズとなる極めて優れた声楽家たちの存在がありました。 アメリカのキャシー・バーベリアン(1925-83)は枠にとらわれない大胆なパフォーマンスで、ジョン・ケージ、ブソッティ、そして一時期婚姻関係にあったベリオなどから曲を献呈されています。さらに、日本人のソプラノの平山美智子(1923-2018)も、1953年よりローマやシエナで学び、欧州の劇場で100回以上「蝶々夫人」を歌った後、現代音楽演奏に身を捧げ、様々な作曲家と交流し、シェルシとは特に緊密なコラボレーションを行いました。 ここでは、中世音楽から現代曲まで幅広いレパートリーを持つイギリス出身の演奏家サラ・ストウが、ソプラノのみならずハープシコードやパーカッションまでを担当。ストウは、イタリアでベリオのために歌い、平山美智子に師事してシェルシの声楽作品を勉強しており、ドラマティックで大胆な実験音楽の世界を体現しています。
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バーンスタイン(1918-1990):
CBSミュージック
バーンスタインの誕生日の祝宴
マンボ/政治的序曲「スラヴァ!」
《ペンシルヴァニア通り1600番地》 - 組曲他 [マリン・オルソップ/サンパウロ交響楽団]BERNSTEIN, L.: 1600 Pennsylvania Avenue Suite / Slava! / CBS Music / A Bernstein Birthday Bouquet (São Paulo Symphony, Alsop)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:8.559813
CD価格:1,600円(税込)
2018年に生誕100年を迎えた偉大な音楽家バーンスタイン。このアルバムは彼が愛した作品や、折に触れて書いていた小品を集めた1枚です。 冒頭に置かれているのは、ついつい一緒に「マンボ!」と掛け声をかけたくなる《ウェスト・サイド・ストーリー》の名曲「マンボ」。次はバーンスタインの親友、チェリストのロストロポーヴィチのために書かれた「スラヴァ!(ロストロポーヴィチの愛称)」。ショーを愛したバーンスタインらしい軽快な音楽の中に「政治的な批判」が込められた作品です。この曲のもとになったのは、数年前に書かれ、初演が不評に終わったミュージカル「ペンシルヴァニア通り1600番地」の主題。トラック3ではその“失敗作”ミュージカルのいくつかの曲を集めリサイクルした組曲を聴くことができます。短くとも印象的な「オン・ザ・タウン」のタイムズ・スクエア・バレエも強烈な印象を残します。1978年に放送されて以来、演奏されることのなかった「CBSミュージック」とバーンスタインの70歳を祝して友人たちが贈った「誕生日の祝宴」は世界初録音となります。8人の作曲家たちの思い思いの作品をお楽しみください。 バーンスタインを尊敬してやまないオルソップの愛情がたっぷり込められています。
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スーツ・ケース
ヴァイオリン二重奏 -
ヴィヴァルディからソッリマまで [ザニーシ/バルネスキ]Violin Duo Recital: Zanisi, Chiara / Barneschi, Stefano - SOLLIMA, G. / TELEMANN, G.P. / BARTÓK, B. / TESSARINI, C. / HAYDN, J. (Suite Case)
発売日:2018年07月27日
NMLアルバム番号:A448
CD
通常価格:2,475円→ 特価!:1,790円(税込)「2台のヴァイオリンによる二重奏作品」は18世紀前半になって人気が上昇、多くの作曲家たちが作品を書き始めました。しかし、このジャンルを最初に手掛けたのがヴィヴァルディであることはほとんど知られていません(一説によれば、1729年から1730年、ヴィヴァルディが中央ヨーロッパの演奏旅行中に父親と演奏するために作曲した4曲の室内ソナタが最初の作品にあたるとされています)。 このアルバムには、ヴィヴァルディからテレマン、ルクレールを経て、バルトーク、ベリオに至るヴァイオリン二重奏曲を収録、そして現代イタリアの作曲家ソッリマが作曲した「SUITE CASE:ケース組曲=スーツケースのもじり」が添えられて、この“音による旅行プロジェクト”が完結する仕組みになっています。また、このアルバムが録音された教会はモーツァルトの名曲《エクスルターテ・ユビラーテ》の初演場所であるため、最後に置かれた「アレルヤ」にてアルバムとモーツァルトの双方への敬意が表されています。 ザニーシとバルネスキは、イタリア最前線の古楽器集団で活躍する奏者たち。このアルバムでも先鋭的な感覚を生かし、作品に躍動感を持たせています。
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LES ESPACES ELECTROACIUSTIQUES
5.1サラウンドとステレオによる電子音楽名作集Electroacoustic Music - VARÈSE, E. / LIGETI, G. / MADERNA, B. / BERIO, L. / LACHENMANN, H. / HARVEY, J. (Les Espaces Électroacoustiques)
発売日:2018年06月22日
NMLアルバム番号:WWE2SACD40002
SACD-Hybrid 2枚組価格:4,125円(税込、送料無料)
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レナード・バーンスタインBOX
マリン・オルソップ
NAXOS録音全集[8枚組BOX] [ボルティモア響/ボーンマス市響/サンパウロ響/オルソップ]BERNSTEIN, L.: Orchestral Music (Complete Naxos Recordings) (Baltimore Symphony, Bournemouth Symphony, Sao Paulo Symphony, Alsop) (8-CD Box Set)
発売日:2018年03月23日
NMLアルバム番号:8.508018
CD 8枚組+DVD価格:6,480円(税込、送料無料)
バーンスタインは、アメリカが生んだ初の「国際的レベルの指揮者」であり、作曲家としても活躍した偉大な音楽家。作曲家としてのバーンスタインは、自らのルーツである「ユダヤ」の精神を取り入れたシリアスな交響曲、《ウエスト・サイド・ストーリー》をはじめとしたミュージカル、実験音楽、ジャズなど多彩な作品を残し、“20世紀アメリカの最も偉大な作曲家”として称えられています。 指揮者としてのバーンスタインは、1958年にニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団の音楽監督に就任、オーケストラのレパートリーを拡大すると同時に、持ち前のカリスマ性と情熱的な演奏で聴衆を魅了、CBSレコードに数多くの録音を残しました。1958年から1973年までニューヨーク・フィルが主催する演奏会シリーズ「ヤング・ピープルズ・コンサート」他、多くのテレビ番組に出演、若手リスナーの心もつかみ、クラシック音楽の普及に務めました。1969年にニューヨーク・フィルの音楽監督を辞任。その後は世界中のオーケストラに客演しながら、後進の指導にも熱心にあたりオルソップや小澤征爾、佐渡裕、マイケル・ティルソン・トーマスなど数多くの弟子を育て上げました。 このBOXには、バーンスタインの愛弟子マリン・オルソップによる名演を収録。CD1からCD6までは、これまでに発売されたオルソップの録音をまとめ、CD7とCD8には、世界初録音を含む新録音が収録されています。付属のDVDには、ゲオルク・ヴュボルトによるドキュメンタリー映像を収録。秘蔵映像を含む、バーンスタインの子供たちをはじめ、彼にまつわる多彩な音楽家たちが語る「バーンスタインへの思い」を見ることができます。バーンスタインの人間性と、彼の音楽が持つ魅力をじっくり味わえる感動のドキュメンタリーです。
レナード・バーンスタインは思索者であり、教師、作家、テレビスター、扇動者、人道主義者、そして私にとっての英雄でした。真の指導者が皆そうであるように、バーンスタインは私に指揮法だけでなく、それ以上に多くのことを教えてくれました。更に彼は、私だけではなく世界中にも、音楽が持つ計り知れない力と、とても豊かな人間性とともに、この力を共有することの大切さを示してくれました。また「クラシック音楽」は人々を感動させるだけではなく、その人生を変える強い力を持っていること。彼はその信念に従って生きていました・・・マリン・オルソップ -
Aqua
アルタ・アルニカーネ
ピアノ・リサイタル [アルニカーネ]Piano Recital: Arnicane, Arta - RAVEL, M. / KEPITIS, J. / DAMBIS, P. / LISZT, F. / JERMAKS, R. / DEBUSSY, C. / BERIO, L. / GRIEG, E. (Aqua)
発売日:2017年09月22日
NMLアルバム番号:SM262
CD価格:2,080円(税込)
「Aqua」。ラテン語を語源とする言葉で多くの場合“水”を意味しますが、“water”に比べると、その内容はもっと広い範囲を含みます。このアルバムには様々な「Aqua」…それは太陽の光を反映する海や、柔らかい雨、爽やかな滝の水しぶき、時には水中の魚のうろこの煌めきまでが捉えられた、変幻自在で珍しい作品が収録されています。 繊細な音からほとばしる響きまで、多彩な音色を紡ぎ出すのはアルタ・アルニカーネ。【デュオ・アルニカンス】としてリリースしたショパン/ドホナーニ:チェロ作品集(SM226)では情熱的なピアノを演奏していた人ですが、今作ではまた違った魅力を振りまいています。
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バッハ&フレンズ [レヴァーツ]
BACH, J.S.: Cello Suites Nos. 1 and 3 (Bach and Friends) (Revaz)
発売日:2017年06月30日
NMLアルバム番号:SM257
CD価格:1,950円(税込)
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20世紀イタリアの独奏クラリネットのための作品集 [ボシ]
Clarinet Recital: Bosi, Sergio - BERIO, L. / BETTINELLI, B. / BUCCHI, V. / DIONISI, R. / GABUCCI, A. (20th-Century Italian Clarinet Solos)
■器楽曲(クラリネット)
発売日:2013年07月24日
NMLアルバム番号:8.573090
CD価格:1,600円(税込)
イタリアの名クラリネット奏者セルジオ・ボシの見事な演奏を。彼はすでにNAXOSレーベルで3枚のアルバムをリリースしていていて、マニャーニの超絶技巧物(8.572890)や、朗々と歌いまくる「知られざるイタリア作品」(8.572399)、ひたすら楽しい「イタリア小品集」(8.572690)、そのどれもがクラリネット愛好者から高い人気を得ています。 そんなボシ、今作ではちょっと違った雰囲気の音楽を聞かせます。それは、1950年代以降の現代作品集で、これまでのように“美しいメロディ”を楽しむと言うより、楽器の持つ表現力の多様性を楽しむアルバムと言えるでしょうか。全て無伴奏作品であるため、曲の魅力も演奏技術も露わになってしまうという、奏者にとっても聴き手にとっても、かなりスリリングで興味深い1枚です。
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独奏クラリネットのための音楽集 [ブルンナー]
Clarinet Recital: Brunner, Eduard - WIDMANN, J. / BERIO, L. / JOLIVET, A. / DENISOV, E. / GOEHR, A. / HOSOKAWA, T. / REIMANN, A.
■吹奏楽 ■器楽曲(クラリネット)
発売日:2011年08月17日
NMLアルバム番号:8.572470
1)
CD価格:1,600円(税込)
クラリネットの可能性を限界まで極める。名手のための名手による作品集スイスで生まれのドイツ系クラリネット奏者、エドゥアルド・ブルンナー。彼はモーツァルトやクロンマー、ウェーバーなど古典作品の名演ですでに良く知られていますが、現代作品にも意欲的に取り組んでいます。世界の名だたる作曲家に新作を依頼し次々と初演を行っている彼は、その驚異的な技術と表現力で、この楽器のためのレパートリーを飛躍的に広めることに成功しています。特筆すべきは、彼の紡ぎ出す音色の美しさで、どのような特殊奏法を行っても、その全てが圧倒的な存在感と説得力を持ち、かつて聞いたこともないような新しい共鳴を発見するスリリングな驚きを味わわせてくれるのです。収録されたどの曲も特徴的な美しさを持っていますが、一番の注目は細川俊夫による「EDI」でしょうか。曲のタイトル「EDI」はブルンナーのファーストネームの短縮形であり、作曲家と演奏家の親密さをも表しています。無音の部分に深い意味を込めるという、作曲家独特の思想はこの曲にも生きています。