シュトックハウゼン(カールハインツ) Stockhausen, Karlheinz
生没年 | 1928-2007 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「シ」 | NML作曲家番号 | 22137 |
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Ricercata
リチェルカータ
(ショスタコーヴィチ、リゲティ、シュトックハウゼン) [マリオ・プリスエロス(ピアノ)]Piano Recital: Prisuelos, Mario - LIGETI, G. / SHOSTAKOVICH, D. / STOCKHAUSEN, K. (Ricercata)
発売日:2020年02月07日
NMLアルバム番号:IBS-182019
CD価格:2,250円(税込)
20世紀、イタリアのジョヴァンニ・アメンドラが唱えた『全体主義』の思想は、人類に大きな恐怖をもたらしました。音楽の世界においてもその影響はまぬがれず、全体主義政権に対抗し、最悪のケースでは命を奪われた作曲家も存在しました。ここに作品が収録された3人の作曲家たちはそこまでの酷い経験はしていないものの、ソヴィエト一党独裁政権やドイツのナチズムなどにより、それぞれの家族が少なからず影響を受けたことが彼らのプロフィールから見えてきます。 そんな視点でアルバムを制作したのは、スペインはマドリード出身のピアニスト、プリスエロス。彼は20世紀の全体主義に影響を受けつつも、それぞれの美学に貫かれた作品を演奏、聴き手に音楽の素晴らしさを提示します。
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シュトックハウゼン(1928-2007):
Klavierstück I -VIII、XIの歴史的録音 [デイヴィッド・チューダー(ピアノ)]発売日:2019年03月15日
CD価格:2,400円(税込)
ドイツの現代作曲家シュトックハウゼン、初期のピアノ作品の歴史的初録音。シュトックハウゼンが万全の信頼を置いていたピアニスト、デイヴィッド・チューダーの演奏です。 活動の初期には新古典派主義の作風を採用するも、「ダルムシュタット夏季現代音楽講習会」でメシアン作品を聴き、セリエリズム(十二音を更に発展させた厳格な音列技法)に目覚めたというシュトックハウゼン。このアルバムに収録された「Klavierstück」の中で I-IVまでは彼の最初のピアノ曲であり、かなり実験的な要素が盛り込まれています。その翌年から着手されたV-Xでは新しい記譜法を模索、更に複雑な書法が探求されています。
収録作曲家:
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シュトックハウゼン(1928-2007):
マントラ (1970) [ペストヴァ/メイエ/パニス]STOCKHAUSEN, K.: Mantra (Pestova-Meyer Piano Duo)
■現代音楽
発売日:2010年11月17日
NMLアルバム番号:8.572398
CD価格:1,600円(税込)
この曲を作曲した頃のシュトックハウゼン(1928-2007)は、それ以前の不確定性を持った音楽を離れ、記譜法へと回帰していました。とは言っても、もちろん楽譜に書かれたことをそのまま演奏すれば、彼の意図した曲になるわけではなく、様々な要素が必要で、常に緊張感に満ちたものであることは間違いないのですが。「マントラ」は1970年に大阪万博で来日したシュトックハウゼンが、「何か」を得て作曲したとされていますが、それは常人には理解不能。彼のいうマントラは13のフォルメル(短い音楽的素材)からなり、ピアノの音は、変調機で歪められ、電子音と呼応します。そして様々な変遷を経て、果ては大宇宙へと拡散する? のだとか。ま、何も言わずに聴いてみてください。録音も優秀です。
収録作曲家:
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『野の鳥』
ミハイル・ブージン
ピアノ・リサイタル
[ミハイル・ブージン]発売日:2021年11月12日
CD価格:2,475円(税込)
2020年オルレアン国際ピアノ・コンクールの覇者、1995年モスクワ生まれのミハイル・ブージン。コンクール事務局の招きにより、2021年にオルレアンで行われた公演のライヴ録音。現代作品と古典が並ぶかなり先鋭的なプログラムですが、そのタッチの繊細さもあってか大変聴きやすく、ピアノの音の美しさを感じることの出来るアルバムです。 冒頭には「将来何になりたいですか?」というラジオ・インタビュー仕立てのイントロダクション、終盤にはロシア未来派の詩人テレンチエフの詩の朗読が入り、最後はケージの問題作という、個性的な構成も面白いところ。
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深き淵より
サクソフォン作品集
クルターグ、シュトックハウゼン、パーラ、ステーン=アナセン、ペラレス、ベルビス [セロ・ヒネル(サクソフォン)/マリア・バサル(ソプラノ)/ジェニー・グエッラ(ヴァイオリン)/カルレス・サルバドール(ボンゴ)/ミゲル・アンヘル・ベルビス(エレクトロニクス)]Saxophone Music - KURTÁG, G. / STOCKHAUSEN, K. / PARRA, H. / STEEN-ANDERSEN, S. / PERALES, C.D. / BERBIS, M.A. (De Profundis) (Giner)
発売日:2021年03月26日
NMLアルバム番号:8.579094
CD価格:1,600円(税込)
スペインを拠点に活動する女性サクソフォン奏者セロ・ヒネル。7歳から音楽を学びはじめ、J.ルイス・ペレス、ペドロ・イトゥラルデ、アンドレス・ゴメスらに師事したのち、フランスに留学。ボルドー音楽院で学びました。レパートリーはクラシックからコンテンポラリー、インプロヴィゼーション、電子音楽までと幅広く、クセナキスをはじめとした数多くの作曲家の作品の初演を行っています。 また、クルターグからは、ブダペストで開催された生誕90周年記念音楽会に招待され「イン・ノミネ」の演奏を行いました。以降、クルターグとは協力関係にあり、サックスのための新しい作品を生み出すプロジェクトに取り組んでいます。このアルバムでは、そのクルターグ作品を中心に、シュトックハウゼンや同郷のスペイン作曲家の作品を披露。サクソフォンの魅力を全身全霊で伝えています。
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Les Espaces Électroacoustiques II
- 5.1サラウンドとステレオで聴くエレクトロ・アコースティック・ミュージック - [サラ・マリア・ズン(ソプラノ)/ウィリアム O.スミス(クラリネット) /フランチェスコ・ジオーミ/ダミアーノ・メアッチ/キリアン・シュヴォーン (ライヴ・エレクトロニクス) 他]発売日:2020年04月24日
SACD 2枚組価格:4,125円(税込、送料無料)
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発売日:2019年01月18日
CD価格:2,100円(税込)