B Records
演奏会のライヴ収録に特化したレーベル。若い才能ある演奏家に注目し、彼らと聴衆を繋ぐ音楽をそのまま高音質で記録。CDとして販売するだけでなく、インターネットでの配信も積極的に行っています。
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発売日:2025年06月06日
CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
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アーン(1874-1947):
バレエ音楽「青い神」 [ディラン・コーレイ、フリヴォリテ・パリジェンヌ管弦楽団]HAHN, R.: Dieu bleu (Le) [Ballet] (Orchestre des Frivolités Parisiennes, Corlay)
発売日:2025年04月11日
NMLアルバム番号:LBM074
CD価格:2,775円(税込)
コクトー&アーンによる幻のバレエ「青い神」レイナルド・アーンがディアギレフ率いるバレエ・リュスのために作曲した『青い神』は、初演当時22歳のジャン・コクトーの手によるヒンドゥー教の伝説に基づいた物語。若い娘が、愛する青年が寺院の僧侶になるための儀式を妨害したため、魔物に捕らえられ処刑されようとするところ、青い神と女神が蓮の花から現れて笛を奏でて魔物を鎮め、彼女を助けるというもの。 音楽はエキゾチックな主題を持ちつつも紋切り型の異国情緒に陥らぬため、フランス近代ならではの半音階的な動きや旋法的な技法に実験的なポリフォニーも取り入れるという、ディアギレフの要望に応じた画期的なものでしたが、当時は観衆の理解を得ることが出来ず、バレエ・リュスの他のレパートリーとは趣が大きく異なったこともあり、初演は大きな失敗に終わってしまいました。これはニジンスキーが大きく注目された『牧神の午後』初演のわずか2週間前、フォーキンの『ダフニスとクロエ』の3週間前のこと。翌年には『春の祭典』が大きなスキャンダルとなり、『青い神』はレパートリーから外され、その後陽の目を見ることはありませんでした(コクトーは初演失敗後ディアギレフに「僕を驚かせてごらん」と挑発され一念発起、5年後にはサティ作曲の『パラード』で大スキャンダルを呼び起こすことになります)。 アーンの手による音楽は70人以上のオーケストラを要する大規模なものでしたがバレエと共に封印され、バレエ・リュスの他のレパートリーが音楽だけでも現在世界中で演奏されるにもかかわらず、フランス国内ですらこれまで演奏されてきませんでした。今回発売となるライヴ録音で、その音楽が実験的要素と音楽的魅力を両立させた、たいへん聴き応えのあるものであることが証明されることでしょう。 ディラン・コーレイ率いるフリヴォリテ・パリジェンヌの好演も相まって、不当に忘れられた作品の魅力が最大限引き出された注目の一枚です。
収録作曲家:
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グラス(1937-):
アナザー・ルック・アット・ハーモニー パート4
バシリ(1705-1777):
16声の同度のカノン [レ・メタボール、ヨアン・エロー、レオ・ヴァリンスキ]GLASS, P.: Another Look at Harmony, Part 4 (Les Métaboles, Warynski)
発売日:2025年03月14日
NMLアルバム番号:LBM073
CD価格:2,775円(税込)
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私たちの願望の国
19-20世紀の歌曲集 [アカデミー・オルセー=ロワイモヨン]Vocal Music - BRAHMS, J. / DUPARC, H. / SCHUBERT, F. / RAVEL, M. (Le Pays de nos Désirs) (Terrin, Knutson, E. Roberts, Cayeux, Jeeyoung Lim)
発売日:2025年02月28日
NMLアルバム番号:LBM072
CD価格:2,775円(税込)
ヴェロニク・ジャンスとスーザン・マノフの後援のもと、2024年のアカデミー・オルセー=ロワイモヨンでは若手歌手とピアニストによる4組のデュオが、修道院から美術館へと続く絵画と音楽の形式の交錯によって織りなされた歴史をテーマにしたプログラムを作り上げました。 リートや歌曲の巨匠であるフランツ・シューベルト、クロード・ドビュッシー、アンリ・デュパルクに加え、アイヴァー・ガーニーや尹伊桑といった作曲家たちの作品も取り上げられています。
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シューマン(1810-1856):
弦楽四重奏曲(全3曲)
ピアノ五重奏曲 [ストラーダ四重奏団、テオ・フシュヌレ]SCHUMANN, C.: String Quartets and Piano Quintet (Schumann Collection) (T. Fouchenneret, Quatuor Strada)
発売日:2025年02月14日
NMLアルバム番号:LBM071
CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
フシュヌレ兄弟を中心として録音が続けられるシューマンの室内楽ライヴ録音シリーズの第4弾。 ピエール・フシュヌレのほか、リール国立管弦楽団コンサートマスター田中綾子、名手フランソワ・サルクらによるストラーダ四重奏団が演奏する弦楽四重奏曲と、テオ・フシュヌレを迎えたピアノ五重奏曲を収録。いずれも1842年に立て続けに作曲された充実作を、メリハリのある活き活きとした演奏で楽しませてくれます。
収録作曲家:
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ALLIAGES - 合金
ライヒ(1936-):
マリンバ・フェイズ
ナゴヤ・マリンバ/クラッピング・ミュージック
クセナキス(1922-2001):オコ
平義久(1937-2005): トリクロミー他 [トリオ・クセナキス]Percussion Recital: Trio Xenakis - XENAKIS, I. / TAIRA, Yoshihisa / REICH, S. / HUREL, P. / JODLOWSKI, P. (Alliages)
発売日:2024年11月22日
NMLアルバム番号:LBM070
CD価格:2,775円(税込)
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Toccare
現代イタリアのピアノ作品 [クラウディア・チェン]Piano Recital: Chan, Claudia - FILIDEI, F. / SCIARRINO, S. / LORUSSO, G. / CARDINI, S. / BUSSOTTI, S. (Toccare)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:LBM069
CD価格:2,775円(税込)
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エルランジェ(1863-1919):
歌劇《魔女》 [ギヨーム・トゥルニエール、ジュネーヴ高等音楽院合唱団&管弦楽団、アンドレーア・ソアレ、ジャン=フランソワ・ボラ、リオネル・ロト 他]ERLANGER, C.: Sorcière (La) [Opera] (Borras, Lhote, Soare, Orchestre de la Haute école de musique de Genève, Tourniaire)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:LBM068
3CD+BOOK 3枚組価格:5,025円(税込、送料無料)
全曲録音で蘇る、歴史に埋もれたフランスオペラの大家の存在感ドビュッシーやデュカス、マーラー等と同世代で、生前はメサジェや同世代のガンヌなどと並ぶフランス歌劇界の大物だった作曲家カミール・エルランジェ。その作品は生前の人気が嘘のように録音が全くなされず、オペラ全曲録音は実に貴重というほかありません。 パリ音楽院でドリーブや元ショパン門下生のマティアスらに師事後、1888年にカンタータ『ヴェレダ』でローマ大賞に輝きイタリアに赴いたエルランジェは、その年のうちにフローベールの小説に基づく全3幕の《聖ジュリアン伝》を完成させ一躍人気作曲家に。第一次大戦勃発直前の1912年に発表された《魔女》はプッチーニの《トスカ》の原作戯曲を書いたヴィクトリアン・サルドゥの息子アンドレの台本に基づく作品で、魔女裁判の時代のイベリア半島を舞台に、人々から魔女として恐れられる女性ソラヤを軸として緊迫のドラマが起伏豊かに展開します。 晩期ロマン派ポスト=ワーグナー世代の粋が詰まった音楽はオーケストレーションも巧みで聴き応え充分。本格的な商業録音での活躍も多いジュネーヴ高等音楽院のオーケストラと合唱が、グリーグ《ペール・ギュント》劇付随音楽の録音でレコード・アカデミー賞にも輝いたギヨーム・トゥルニエールの指揮で躍動感あふれる演奏を実現、ベル=エポック期のパリを彷彿させるひとときを味わわせてくれます。
収録作曲家:
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メサジェ(1853-1929):
喜歌劇《舟は大揺れ》 [フリヴォリテ・パリジェンヌ]MESSAGER, A.: Coups de roulis [Operetta] (Dumora, Brocard, Gay, Orchestre des Frivolités Parisiennes, Cravero)
発売日:2024年09月20日
NMLアルバム番号:LBM067
CD価格:2,775円(税込)
メサジェが残した最後の作品、貴重な全曲録音晩年のアンドレ・メサジェが作曲、1928年に初演された喜歌劇《舟は大揺れ》。フリヴォリテ・パリジェンヌにより2023年に上演された際のライヴ録音で、台詞の部分は語りに置き換えられています。 クリスマスを前にした戦艦「モンテスキュー」に、高等弁務官とその娘が予期せず乗り込んできたことから始まる、船員たちの心の揺れ動きを描いた喜劇。作品のツボを心得た歌と演奏で、作曲者74歳の作品ということを全く感じさせない、活き活きとした音楽を楽しませてくれます。
収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
〈交響曲全集 第1集〉
交響曲 第1番・第2番・第4番 [ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール、オルケストル・コンスエロ]BEETHOVEN, L. van: Symphonies No. 1, 2 and 4 (Orchestre Consuelo, Julien-Laferrière)
発売日:2024年09月13日
NMLアルバム番号:LBM066
CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
ジュリアン=ラフェリエール率いる気鋭のオーケストラによるベートーヴェン全集第1弾!1990年生まれのチェロ奏者・指揮者ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエールにより、2021年に創設されたオルケストル・コンスエロ。それぞれの演奏曲に最適になるように選ばれた若き名手たちによってフレキシブルに編成されるこのオーケストラが、ジョルジュ・シフラによって1966年に設立されたラ・シェーズ=デュー音楽祭のサポートのもと、ベートーヴェンの全交響曲を4年計画でライヴ録音するプロジェクトを始動しました。第1弾に第1番、第2番、第4番という一般的には人気の低い曲を集めてきたあたりに、彼らの本気度と自信のほどがうかがえます。 ヴァイオリン13、ヴィオラ5、チェロ4、コントラバス3に管打楽器という小規模な編成による、溌溂とした表現と見透しのよいサウンドが魅力。
収録作曲家:
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エクトール・パラ(1976-):
歌劇《慈しみの女神たち》 [ペーター・ルンデル、フランダース歌劇場、ピーター・タンツィッツ、ラヒェル・ハルニシュ、ギュンター・パペンデル ほか]PARRA, H.: Bienveillantes (Las) [Opera] (Chœurs et Orchestre Symphonique de L'Opera Ballet Vlaanderen, Rundel)
発売日:2024年06月21日
NMLアルバム番号:LBM062
CD 3枚組+Book価格:5,025円(税込、送料無料)
ゴンクール賞受賞の傑作長編問題作に基づく2019年のオペラを完全収録アメリカ出身の作家ジョナサン・リテルが2006年、パリの有名出版社ガリマールからフランス語で出版した長編『慈しみの女神たち(Les Bienveillantes)』。1,400ページを超える長さで語られる苛烈な物語は仏文壇でも話題を呼びゴンクール賞とアカデミー・フランセーズ賞に輝いた他、多くの言語に翻訳されました(菅野昭正・星埜守之・篠田勝英・有田英也訳による日本語版あり、2011年集英社)。古代ギリシャの悲劇作家アイスキュロスの三部作『オレステイア』を締めくくる「エウメニデス」になぞらえたタイトルの下、スターリングラードの戦いを経てベルリン陥落に至るまで第二次大戦中ユダヤ系住民が辿った困難の物語。 バルセロナ出身で国際的に活躍するエクトール・パラはオペラ・バレ・フランデレン(フランダース歌劇舞踊団)の委嘱によりこれをドイツ語台本でオペラ化(演出は演劇・オペラ双方で国際的に注目されているカリスト・ビエイト)。2019年4月にアントウェルペン歌劇場での初演は大成功で、その好評を受けオペラ・バレ・フランデレンのもう一つの拠点であるヘントでのライヴ収録が実現しました。原作通り、オペラでも18世紀の舞踏組曲形式を模した副題に沿って展開。パラの音楽語法は詩句のニュアンスを明瞭に伝えながら常に歌謡性を失わず、伸縮自在のドラマティックな響きを紡ぎ出すオーケストラも一貫して物語への関心を掻き立て続けます。 本作初演以降パンデミックを経て不穏の気配を増す2020年代に改めて接すべき音楽劇が、B Recordsの丁寧なライヴ録音で隅々まで味わえる貴重なリリースです。 ※ブックレットはスタッフ一覧と台本(ドイツ語/仏英西対訳付き)のみ収録、作品解説は含まれておりません。
収録作曲家:
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Jazz Association (Live) [Magic Malik]
発売日:2024年06月21日
CD価格:2,775円(税込)
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ショスタコーヴィチ(1906-1975):
交響曲 第15番(室内楽版)
エスケシュ(1965-):
Vitrail [トリオ・メシアン、トリオ・クセナキス]SHOSTAKOVICH, D.: Symphony No. 15 (arr. V. Derewianko) / ESCAICH, T.: Vitrail (Trio Messiaen, Trio Xenakis)
発売日:2024年06月14日
NMLアルバム番号:LBM063
CD価格:2,775円(税込)
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分かち合うチェロ
チェロのための現代作品集 [マリー・イティエ ほか]Cello Recital: Ythier, Marie - BRAUD, A. / DAVID, B. / GUALANDI, M. (Le violoncelle en partage)
発売日:2024年05月10日
NMLアルバム番号:LBM061
CD価格:2,775円(税込)
柔軟に新しい音を模索する、1990年代生まれ世代のチェロ音楽古楽と現代音楽を中心に、フランス音楽シーンの最前線で刺激的なプログラムの演奏会を披露しつづけているロワイヨーモン修道院で、レジデント・アーティストを務めるチェロ奏者マリー・イティエによる、彼女に捧げられた新作チェロ作品群初演の様子を収録したアルバム。3人の作曲家はいずれも1990年代生まれで、実験音楽的な音響構築とロックやテクノなど21世紀の多様なジャンルを境なく行き来できる世代ならではの、生楽器の活かし方に三者それぞれのアプローチが光ります。 無伴奏作品での広範な表現に加え、名手ツェートマイアーを音楽監督に迎えたフランス国立オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ管弦楽団(旧称オーヴェルニュ室内管弦楽団)の弦楽セクション、多様な新作初演で知られるアンサンブル・シラージュらの共演も頼もしいところ。最後を飾るバスティアン・ダヴィドの作品では、フランス前衛音楽シーンを支えてきた知る人ぞ知るaeonレーベルに名盤の多いベルギーの俊才チェロ奏者アルヌ・ドフォルスも加わり、触知しやすいリズム感のなかで楽音というものの概念を最大限に追求してゆく、多様な音響体験を味わわせてくれます。 拍手入りのライヴ収録で初演現場の空気を追体験できるのも嬉しいポイント。「幼いころからあらゆる騒音に耳を傾け、自分で新しい言語を創造するのが好きだった」と語る演奏者イティエ自身へのインタビュー(仏・英語)も一読の価値があります。
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R.シュトラウス(1864-1949):
ピアノ四重奏曲
メタモルフォーゼン(弦楽七重奏版) [トリオ・アーノルド 他]STRAUSS, R.: Piano Quartet / Metamorphosen (arr. R. Leopold) (Galy, Vecchioni, Pascal, Gouin, Trio Arnold)
発売日:2024年05月03日
NMLアルバム番号:LBM060
CD価格:2,775円(税込)
リヒャルト・シュトラウスのアルファとオメガ、若き日と晩年の作品をカップリング岡田修一率いるトリオ・アーノルドを中心としたリヒャルト・シュトラウスの作品集。 ピアノ四重奏曲はシュトラウスが当時最新の音楽に目覚める直前21歳の頃の作品。古典的な手法に忠実に書かれながらも、若々しい意欲が随所に顔を出しています。元々23の独奏弦楽器のために書かれたメタモルフォーゼンは、81歳にして実験的な手法を駆使しつつ、戦争によって崩壊してゆく祖国への悲しみを込めて書き上げられた作品。 若手の名手が揃った演奏陣は、全く違った2つの作品に深く寄り添い、それぞれの魅力を存分に引き出しています。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
ピアノと弦楽器のための三重奏曲、四重奏曲 [テオ・フシュヌレ、ピエール・フシュヌレ、ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール、リズ・ベルトー]SCHUMANN, R.: Piano Trios / Piano Quartet, Op. 47 (Schumann Collection - Trios and Quartet for Piano and Strings) (P. and T. Fouchenneret, Berthaud)
発売日:2024年04月12日
NMLアルバム番号:LBM059
CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
フシュヌレ兄弟を中心として録音が続けられるシューマンの室内楽ライヴ録音シリーズの第3弾。2017年エリザベート王妃国際音楽コンクール・チェロ部門の初代覇者ジュリアン=ラフェリエールを迎えた三重奏曲、ル・サージュほか多くのアーティストの信頼篤くアンサンブルやソリストとして活躍するリズ・ベルトーをさらに加えた四重奏曲を収録しています。 ライヴならではの緊張感と彼らの深い交感が生み出す親密さにより、たいへん心地よい演奏に仕上がっています。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
管楽器のための室内楽作品集 [フィリベール・ペリーヌ、フローラン・プジュイラ、フェリックス・ロト、カロリーヌ・シプニエフスキ、サラ・フシュヌレ、テオ・フシュヌレ ほか]SCHUMANN, R.: Works with Wind Instruments (Pujuila, Perrine, F. Roth, S. Fouchenneret, Sypniewski, Cartier-Bresson, T. Fouchenneret)
発売日:2024年02月09日
NMLアルバム番号:LBM058
CD価格:2,775円(税込)
ヴァイオリンとピアノのための作品集に続くシューマン・コレクションの第2弾。パリ・オペラ座管弦楽団やパリ室内管弦楽団などで活躍する名手たちを集め、管楽器とピアノを含む室内楽作品を収録しています。 それぞれの作品にそっと寄り添うような美しい演奏。なお1-8のピアノの担当は明記されていません。
収録作曲家:
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シューベルト(1797-1828):
冬の旅 ~メゾソプラノとバリトンによる [ヴィクトワール・ビュネル、ジャン=クリストフ・ラニエス、ロマン・ルヴォー]SCHUBERT, F.: Winterreise (Voyage d'hiver) (Bunel, Lanièce, Louveau)
発売日:2024年01月12日
NMLアルバム番号:LBM057
CD価格:2,475円(税込)
メゾ・ソプラノとバリトンによって歌い分けられる『冬の旅』。曲順も独自の解釈で入れ替えが行われています。
収録作曲家:
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Live at Le Périscope [Cortex]
発売日:2023年11月24日
CD価格:2,475円(税込)
トランペット奏者トーマス・ヨハンソン率いるノルウェーのクインテット、Cortexによるリヨンでのライヴ。 スウェーデンのフリー・ジャズ・サクソフォン奏者マッツ・グスタフソンや、ジョン・ゾーンのマサダ・カルテットなどに強い影響力を受けた彼らが、メロディアスなジャズとフリー・ジャズとを拡張してゆきます。
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IMAGES
ドビュッシー、メシアン、ミュライユ、マヌリ、ベンジャミン [ロレンツォ・スーレ]Piano Recital: Soulès, Lorenzo - BENJAMIN, G. / DEBUSSY, C. / MANOURY, P. / MESSIAEN, O. / MURAIL, T. (Images … )
発売日:2023年10月20日
NMLアルバム番号:LBM055
CD価格:2,475円(税込)
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ブラームス(1833-1897):
ティークの「マゲローネ」によるロマンス
ティーク『美しきマゲローネ』と
15世紀の作者不詳の写本による朗読付き [ステファーヌ・デグー、マリールー・ジャカール、アラン・プラネス、ロジェ・ジェルムゼール]BELLE MAGUELONE (LA) (Degout, Jacquard, Planès, R. Germser)
発売日:2023年10月06日
NMLアルバム番号:LBM054
CD価格:2,475円(税込)
古くから知られた「美しきマゲローネ」の物語を元に、ルートヴィヒ・ティークが著した小説『美しきマゲローネとプロヴァンスのペーター伯爵の恋物語』。そこに含まれる15編の詩にブラームスが作曲した『ティークの「マゲローネ」によるロマンス』は、物語風ではあるもののそのままではストーリーが繋がらないため、元の小説による語りを挟んで演奏されることがあります。 フランスの名バリトン歌手ステファーヌ・テグーはこの歌曲集に取り組むにあたり、プロヴァンスが舞台であるこの物語のティークよりもさらに前のテキストに立ち返りたいと考え、1453年に作られたこの伝説の最古の写本を参照、その15世紀のフランス語を語り手ロジェ・ジェルムゼールの妻エリザベットが現代フランス語に整えたものを使用しました。かくしてこのテキストは聴衆の心を捉えドイツ語の歌唱部を大きくフォローし、出演者たちの情感豊かな表現も相まって、ライヴに大きな成功をもたらしています。
収録作曲家:
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パリへの旅
~アカデミー・オルセー=ロワイヨモンの歌手たち~ [ブレンダ・プパール、シリエル・ンジキニャ、カオリ・オノ ほか]Vocal Music (19th-20th Centuries) - DEBUSSY, C. / DUPARC, H. / FAURÉ, G. (Voyage à Paris) (T. Black, Fournaison, Ndjiki, Poupard)
発売日:2023年09月08日
NMLアルバム番号:LBM053
CD価格:2,475円(税込)
フランス語圏の最前線を担う才人歌手たちが聴かせる豊かな歌曲世界フランス革命で中世以来の修道院としての役目を終え、19世紀に復活するも20世紀初頭以降は廃院、近年は古楽や現代音楽のワークショップや演奏会、録音などでも使われているロワイヨモン修道院。この歴史的建築を拠点とするロワイヨモン財団がオルセー美術館と共同で進めている新世代歌曲演奏家育成プロジェクトのアカデミー・オルセー=ロワイヨモンで学んだ歌手・ピアニストたちが集い、歌曲芸術のルーツともいうべきドイツ語歌曲の世界とフランス近代歌曲の傑作を聴かせます。 「パリへの旅」の題にふさわしく、演奏家たちはそれぞれに多様なバックグラウンドを持ち、歌われる内容と相俟って今もなおパリが重要な文化交流の拠点であることを改めて実感できる内容。既にフランス各地の歌劇界での活躍が注目されているブレンダ・プパールやMIRAREでソロ録音をリリースしているシリエル・ンジキニャ&カオリ・オノなど、今後が期待される演奏家たちが既に現時点で比類ない歌曲解釈者であることを強く実感させてやみません。 両言語とも詩句の濃やかな表現をじっくり聴き確かめられる録音エンジニアリングにも好感が持てます。
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シューマン(1810-1856):
ヴァイオリンとピアノのための作品集
ヴァイオリン協奏曲 [ピエール・フシュヌレ、テオ・フシュヌレ、ジャン・ドロワイエ、ノルマンディー地域圏管弦楽団]SCHUMANN, C.: 3 Romanzen / SCHUMANN, R.: Violin Sonatas Nos. 1-3 / Fantasiestücke (Schumann Collection - Violin Works) (P. and T. Fouchenneret)
発売日:2023年06月09日
NMLアルバム番号:LBM052
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
フシュヌレ兄弟による
シューマンのヴァイオリン・ソナタ全曲、ヴァイオリン協奏曲も収録!現在フランスで絶大な人気を誇るヴァイオリニスト、ピエール・フシュヌレと、その弟で2018年ジュネーヴ国際コンクールの覇者、テオ・フシュヌレの共演によるシューマンのヴァイオリン作品集。F.A.E.ソナタのためにシューマンが書いた2つの楽章を転用した第3番を含むヴァイオリン・ソナタ全3曲のほか、元はクラリネットのために書かれた幻想小曲集やオーボエのために書かれた3つのロマンスといった人気作品、クララ・シューマンによる3つのロマンス、さらには当時としては先鋭的ながら作曲後長い間封印されてきたヴァイオリン協奏曲も収録するという嬉しい内容となっています。 ピエール・フシュヌレは伸びやかに歌いつつもどこか陰りを絶やさない絶妙の表情を聴かせ、作品によってはヴァイオリンと同等の立ち位置となるピアノのテオ・フシュヌレ、そして管弦楽を率いるジャン・ドロワイエもぴったりと合った息でサポート以上の活躍をみせ、ライヴの緊張感もあいまって、いずれの作品も素晴らしい出来栄えとなっています。 -
ラジオ・ドラマ『言葉と音楽』
ペドロ・ガルシア=ベラスケス(音楽)
サミュエル・ベケット(台本) [ヨハン・レイゼン、ジャン=クロード・フリサン、アルフォンス・スマン、ル・バルコン]発売日:2023年05月26日
CD価格:2,475円(税込)
ベケットの戯曲に登場する、役としての「音楽」を新作!『ゴドーを待ちながら』などで知られる劇作家サミュエル・ベケットによるラジオ・ドラマ『言葉と音楽』。衰えた老人ながら感情の起伏が激しい「クローク」と、従者である「ジョー(言葉)」と「ボブ(音楽-演奏で表現される)」による、ベケットらしい簡素な言葉を使った不条理なやり取りが描かれます。 ここで音楽が重要な役割を受け持ちますが、1962年BBCで最初に放送された時にはベケットのいとこであるジョン・S.ベケットが音楽を担当、その後何度か新たな音楽を付ける試みがなされており、現在ではモートン・フェルドマンによるものが有名です。 今回ここに新たな音楽を作曲したのは、コロンビア系フランス人作曲家ペドロ・ガルシア=ベラスケス。フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン各1本と弦楽四重奏にコントラバス、2人が操作するエレクトロニクスという編成で、浮遊感と不安定感のある、作品の世界観を上手く表現した音楽となっています。 ベルギーの俳優ヨハン・レイゼン(この録音後2023年3月に亡くなっています)とフランスの俳優ジャン=クロード・フリサンによる熱演、ル・バルコンの安定したアンサンブルでお楽しみください。なお演じられる言語は英語、ブックレットにはベケット自身による仏語訳も掲載されています。
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イントゥ・ザ・ウッズ
ドイツ、フランス、アメリカの歌曲 [ダミアン・パス、アルフォンス・スマン]Vocal Recital (Bass-Baritone): Pass, Damien - BRITTEN, B. / LOEWE, C. / SATIE, E. / SONDHEIM, S. (Into the Woods)
発売日:2023年04月28日
NMLアルバム番号:LBM050
CD価格:2,475円(税込)
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『ノスタルジック歌曲集』 [マリー=ロール・ガルニエ、セリア・オヌト・ベンサイド、ハンソン四重奏団]
Vocal Recital (Soprano): Garnier, Marie-Laure - CHAUSSON, E. / FAURÉ, G. / SOHY, C. (Chants nostalgiques)
発売日:2023年02月10日
NMLアルバム番号:LBM048
CD価格:2,475円(税込)
フランスの作曲家による、ノスタルジックな愛の歌を集めたアルバム。いずれもピアノと弦楽四重奏のための作品(あるいはその版)であり、元々管弦楽伴奏である「愛と海の歌」はフランスの作曲家フランク・ヴィラールによって編曲されています。 アルバム「トリスタンの後に」(LBM036)で名唱を聴かせた今注目のソプラノ、マリー=ロール・ガルニエの豊かな声量で訴えかける歌唱が聴きもの。 クラムの「ブラック・エンジェルズ」(LBM040)で素晴らしい演奏を聴かせたハンソン四重奏団、Nomad Musicからリリースしたアルバム「メタモルフォシス」も好評のピアニスト、セリア・オヌト・ベンサイドの共演も嬉しいところで、実に表情豊かな演奏を聴かせています。
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フローラン・シュミット(1870-1958):
サロメの悲劇(オリジナル版)
ファビアン・トゥシャール(1985-):
ロイ [サンドリーヌ・ブエンディア、ジュリアン・マスモンデ、アンサンブル・レザパッシュ]SCHMITT, F.: Tragédie de Salomé (La) (original 1907 version) [Ballet] (Les Apaches, Masmondet)
発売日:2023年02月10日
NMLアルバム番号:LBM049
CD価格:2,475円(税込)
『サロメの悲劇』オリジナル劇付随音楽版フローラン・シュミットが1907年に書いた黙劇のための付随音楽『サロメの悲劇』。小オーケストラ(今回の演奏は22名)のために書かれたこの作品は、バレエ・リュスのディアギレフの提案により大編成オーケストラによるバレエ音楽へ改作され、今日ではこちらが有名ですが、このアルバムでは元のオリジナル版を聴くことができます。 また、今回の公演のために書かれたフランスの作曲家ファビアン・トゥシャールによる「ロイ」は、黙劇版『サロメの悲劇』初演時に主役を務めたダンサー、ロイ・フラーのイメージで書かれたもので、フルートの活躍が目立ち、音はエレクトロニクス処理が施されています。 小編成によるライヴならではの緊張感で、名作誕生時の音を堪能することの出来るアルバムです。
収録作曲家:
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『コール・ポーター・イン・パリ』
フリヴォリテ・パリジェンヌ・ライヴ [マリオン・タッソー、レオヴァニー・ロー、リシャール・ドレストル、ヨニ・アマル、マチュー・ミシャール、オルケストル・ド・フリヴォリテ・パリジェンヌ]発売日:2022年11月25日
CD価格:2,475円(税込)
パリで行われたコール・ポーターのライヴ・ステージ。華やかな世界が広がります。
収録作曲家:
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ラ・フォンテーヌの『寓話』と
フランス・バロックの宮廷音楽 [ラ・シャペル・アルモニーク、マリー=クロード・シャピュイ、ティエリー・ペトー]Vocal and Chamber Music (17th-18th Centuries) - BATAILLE, G. / COUPERIN, F. / LAMBERT, M. (Les fables de La Fontaine) (Chappuis, Péteau, Tournet)
発売日:2022年10月14日
NMLアルバム番号:LBM046
CD価格:2,475円(税込)
演技力豊かな朗読はまるで音楽。
17世紀のサロンを思わせる、フランス最前線の名手たちによる小編成音楽バッハの声楽曲やラモーのオペラなど大がかりなプロジェクトを次々と成功させ、彗星のごとく登場した当時からインパクトのあった存在感に、近年ますます輝きが増しつつあるフランス新世代の古楽指揮者ヴァランタン・トゥルネ。ヴィオール(ガンバ)の演奏家でもある彼は自ら指揮するラ・シャペル・アルモニークで、大規模作品での評判に安んじることなく、自身も楽器を手に取って小編成の注目すべきプログラムも提案しつづけています。 その最先端でライヴ録音されたこのアルバムは、劇作家モリエールやラシーヌ、大画家ルブランやミニャール、音楽家リュリやシャンボニエールらと同じように、ルイ14世の宮廷を虜にした詩人ラ・フォンテーヌ(1621-1695)の名高い『寓話』がテーマ。日本でもよく知られている「蟻とキリギリス(蟻とセミ)」や「牛より大きくなりたがる蛙」などの詩を、バロック歌手でもあるティエリー・ペトーが数トラックごとに演技力たっぷり明瞭な朗読で詠み上げています。 これに関連する17~18世紀のフランス宮廷音楽が、声楽・器楽を織り交ぜ精妙な古楽器演奏で織り上げられてゆくのですが、通して聴いているとペトーの声の美しさと味わいもあり、さながら朗読も音楽の一部のよう。ライヴ収録で客席のほどよい笑い声も時折漏れ聴こえてくる中、さながら17世紀の機知に富んだフランス宮廷人たちのサロンに居合わせてしまったかのような臨場感を味わうことが出来ます。 本場直送だからこそのこの気配、バロック・ファンならずとも虜になってしまうのではないでしょうか。思わずワインを開けたくなる1枚です。 -
ヴィヴァルディ(1678-1741):
海の嵐、およびその他の室内協奏曲集 [レ・パラダン]VIVALDI, A.: Concerti Virtuosi (Tempesta di mare) (Les Paladins, Correas)
発売日:2022年09月23日
NMLアルバム番号:LBM045
CD価格:2,475円(税込)
室内楽的対話とライヴならではの味わい。
声楽中心の古楽アンサンブルだからこそのヴィヴァルディ!自身も古楽歌手としての豊かな経験を誇る一方、チェンバロを弾きながら欧州シーンの第一線で大小のバロック作品を指揮してきた実力派ジェローム・コレアス率いるレ・パラダン。これまで主に声楽主体で活動してきた彼らが、今回はなんと器楽奏者だけで、ヴィヴァルディの室内協奏曲を集めたアルバムをライヴ収録。「そこに言葉を感じる音楽がある」とコレアスが語るのも頷ける、奏者同士のバロックらしい音使いでの対話に聴こえる阿吽の呼吸はやはり声楽作品演奏の豊かな経験あればこそのものと言えるでしょう。 コロナ禍の自主隔離中ずっとこれらの楽譜と向き合ってきたコレアスは、実演の場で奏者たちと音を交わしながら、ヴェネツィアを離れ一時マントヴァ宮廷で小規模編成の名手集団と仕事をしていた頃のヴィヴァルディのように、互いの意見を聞きあい音楽を作ってゆく面白さを実感したとのこと。室内楽と協奏曲の間をゆくヴィヴァルディ作品中でもユニークな一連の室内協奏曲の数々、そのスリリングで奥深い味わいに最前線の名手たちの演奏で出会える1枚です。収録作曲家:
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『幻想の影』
オルセー=ロワイヨモン・アカデミー歌曲コンサート・シリーズ [VA]Vocal Music (19th Century) - BERG, A. / DEBUSSY, C. / MAHLER, G. / ULLMANN, V. (Losseau, Pertz, Feldmann, LaNasa, Polchlopek, Royez, Holender)
発売日:2022年09月09日
NMLアルバム番号:LBM044
CD価格:2,475円(税込)
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ファウスト・ロミテッリ(1963-2004):
An Index of Metal
ソプラノ、アンサンブルと3つのヴィデオ・プロジェクションのためのヴィデオ・オペラ [リンダ・オラー、フィオナ・モンベ、アンサンブル・ミロワール・エタンデュ]ROMITELLI, F.: Index of Metal (An) [Opera] (Olah, Miroirs Étendus, Monbet)
発売日:2022年08月26日
NMLアルバム番号:LBM043
CD価格:2,475円(税込)
イタリアの作曲家ファウスト・ロミテッリは、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で学んだ後にフランコ・ドナトーニの元で研鑽を積み、1990年代にはパリでユーグ・デュフール、ジェラール・グリゼーに師事、1993年から95年にかけてはIRCAMのコンポーザー・イン・レジデンスでした。 この作品は、様々なアコースティック楽器とエレクトロニクスを掛け合わせ、時に大きく歪む音響効果とソプラノ独唱を共演させた晩年の代表作の一つ。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
大地の歌(室内管弦楽版)
シェーンベルク編曲/リーン補筆完成 [ステファヌ・ドゥグー、ケヴィン・アミエル、ル・バルコン]MAHLER, G.: Lied von der Erde (Das) (Amiel, Degout, Le Balcon, Pascal)
発売日:2022年06月24日
NMLアルバム番号:LBM042
CD価格:2,475円(税込)
編曲版の素晴らしさを最大限引き出す快演!古典から現代まで幅広いフランス音楽の解釈者として近年大きな注目を浴びており、コロナ禍にあっても二度の来日を成功させている1985年生まれの俊英マキシム・パスカルによる、室内管弦楽版「大地の歌」が登場です。 シェーンベルクによるこの編曲版は、元の大管弦楽の音響を極限までそぎ落とした見通しのよい響きが特色ですが、精鋭集団ル・バルコンがライヴ録音ながら鉄壁のアンサンブルを聴かせ、その面白さを存分に堪能させてくれるのが嬉しいところ。 ソリストは男声2人の起用で全体のメリハリが気になりますが、ラファエル・ピション指揮の「マタイ受難曲」(Harmonia Mundi)でのイエス役の名唱も記憶に新しいステファヌ・ドゥグーがバリトンを担当しており、彼が歌う「告別」の深く沁みる味わいは格別の美しさを湛え、大きな聴きどころとなっています。
収録作曲家:
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〈ブラームス室内楽作品全集 第10集〉
ピアノ連弾作品集 [エリック・ル・サージュ、テオ・フシュヌレ]発売日:2022年05月27日
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
全集から待望の分売!
ル・サージュとフシュヌレによるブラームス連弾作品集ル・サージュを中心に、ブラームスの室内楽作品全てをライヴ録音するプロジェクトの最終巻。先に全集としてBOXで発売されましたが、未発売だった第10集が分売で登場しました。 元は混声四重唱と連弾のために書かれ、後に連弾だけで演奏出来るように改作された「愛の歌」「新・愛の歌」、管弦楽編曲でも多くの人を魅了している「ハンガリー舞曲集」を中心に収録。プロジェクトを先導したル・サージュと、2018年ジュネーヴ国際コンクールの覇者テオ・フシュヌレによる息の合ったデュオが、美しいメロディで知られるこれらの作品の魅力を十二分に引き出しています。収録作曲家:
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ジョージ・クラム(1929-2022):
ブラック・エンジェルズ
マクロコスモスIII [ハンソン四重奏団、フィリップ・アタ、テオ・フシュヌレ、エマニュエル・ジャケ、ロドルフ・テリー]CRUMB, G.: Black Angels / Music for a Summer Evening, "Makrokosmos III" (Hattat, Fouchenneret, Jacquet, Théry, Quatuor Hanson)
発売日:2022年05月20日
NMLアルバム番号:LBM040
CD価格:2,475円(税込)
ジョージ・クラムの代表作2曲を緊迫のライヴ収録で!2022年2月に亡くなったジョージ・クラムの代表作「ブラック・エンジェルズ」は、アンプを通して音を増幅させる弦楽四重奏のために書かれていますが、楽器を逆さに立てて弾くなど様々な特殊奏法に加え、グラス、銅鑼、マラカスの使用、叫ぶ、ささやく、舌を鳴らすなど、4人の奏者で出来るあらゆることを駆使します。不吉な数字である13、そして7が重要な要素となっており、日本語でのカウントも挿入。作曲当時に激しさを増していたベトナム戦争が影を落としているとも言われるこの難曲で、2013年に結成されたハンソン四重奏団が、持ち前の高度なテクニックにライヴならではの緊張感も味方につけ、素晴らしいパフォーマンスを聴かせています。 クラムのもう一つの代表作「マクロコスモス」から第3番「夏の夜の音楽」は、アンプを通す2台のピアノと打楽器のために書かれており、バルトークの作品から着想を得たとされ、ピアノの内部奏法など、こちらもあらゆる可能性が試される難曲。同時代音楽のスペシャリストであるフィリップ・アタ、経験豊富な名手テオ・フシュヌレに、パーカッション・アンサンブル、トリオ・クセナキスで活躍する2人が加わり密度の濃い演奏を聴くことができます。
収録作曲家:
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FRIVOL’S CLUB
LES FRIVOLITÉS PARISIENNES [Philippe Brocard、Sandrine Buendia、Vincent Heden、Léovanie Raud、ORCHESTRE DES FRIVOLITÉS]発売日:2022年02月25日
CD価格:2,475円(税込)
主に1920-50年代のパリの軽音楽を集めたライヴ。拍手はトラック23の最後のみ。パリの街を彩った軽やかなダンス・ミュージック、4人の歌手たちが入れ代わり立ち代わりで歌い上げる洒脱なシャンソンの数々。雰囲気たっぷりのレヴューをお楽しみください。
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『野の鳥』
ミハイル・ブージン
ピアノ・リサイタル
[ミハイル・ブージン]発売日:2021年11月12日
CD価格:2,475円(税込)
2020年オルレアン国際ピアノ・コンクールの覇者、1995年モスクワ生まれのミハイル・ブージン。コンクール事務局の招きにより、2021年にオルレアンで行われた公演のライヴ録音。現代作品と古典が並ぶかなり先鋭的なプログラムですが、そのタッチの繊細さもあってか大変聴きやすく、ピアノの音の美しさを感じることの出来るアルバムです。 冒頭には「将来何になりたいですか?」というラジオ・インタビュー仕立てのイントロダクション、終盤にはロシア未来派の詩人テレンチエフの詩の朗読が入り、最後はケージの問題作という、個性的な構成も面白いところ。
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APRÈS TRISTAN - トリスタンの後に
ワーグナー、ドビュッシー、ルアティ [マリー=ロール・ガルニエ(ソプラノ)/ロマン・ルヴォー(ピアノ)/オスマン・ルアティ(シンセサイザー・オルガン、電子音楽)/アンサンブル・ミロワール・エテンドゥス/フィオナ・モンベ(指揮)]Vocal Recital (Soprano): Garnier, Marie-Laure - WAGNER, R. / DEBUSSY, C. / LOUATI, O. (Aprés Tristan)
発売日:2021年09月24日
NMLアルバム番号:LBM036
CD価格:2,475円(税込)
「Miroirs Etendus ミロワール・エタンデュ」はオペラの概念を現代的に拡張、抒情的で音楽的な創作を行う集団です。芸術監督を務めるのはピアニスト、ロマン・ルヴォー。ヴァイオリニスト・指揮者フィオナ・モンベが音楽監督を務め、作曲家・アレンジャー、オスマン・ルアティもメンバーに顔を連ねています。彼らはあらゆる創造分野のアーティストたちとタッグを組み、デジタル・アートと音楽の連携を行うなど新たな芸術の創造に力を入れています。 アンサンブル・ミロワール・エタンデュは様々な作曲家からの依頼により、アコースティックな音楽と電子音楽を組み合わせたレパートリーをリサイタルやコンサートで演奏。これまでヨーロッパ各地の音楽祭でも斬新な音楽を届け、高く評価されました。 このアルバムでは、オスマン・ルアティがワーグナーとドビュッシーの名作に現代的な響きを付け加え、魅力的な作品へと生まれ変わらせています。ここに凛とした歌声で花を添えるのはマリー=ロール・ガルニエ。数多くの賞を受賞した注目のソプラノ。神秘的で魅惑的な音をお楽しみください。
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DANSE DES MORTS - 死者のダンス
オリヴィエ・グレフ(1950-2000):
作品集 [エドウィン・ファルディーニ(バリトン)/アトリエ・ドゥ・ムジケ/ピエール・デュムソー(指揮)/シュテファン・ゲンツ(バリトン)/オリヴィエ・グレフ(ピアノ)/ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン)/リーズ・ベルトー(ヴィオラ)/ヤン・ルヴィオノワ(チェロ)/フィリップ・アタ(ピアノ)]GREIF, O.: Quadruple Concerto, "La Danse des morts" / Livre des Saints Irlandais / Symphony (Fardini, Genz, Greif, L'Atelier de musique, Dumoussaud)
発売日:2021年09月10日
NMLアルバム番号:LBM035
CD価格:2,475円(税込)
フランスの作曲家・ピアニスト、オリヴィエ・グレフ。パリ音楽院を経てジュリアード音楽院で研鑽を積み、一時期はルチアーノ・ベリオにも師事。初期には前衛的な作品を書いていましたが、次第に古楽や文学、神秘主義をモティーフにし、機能和声を用いた調性感のある音楽を創り上げるようになりました。多くの演奏家たちが彼の作品を採り上げ出した矢先、2020年に急逝したことで、その独自性の高い作品に注目が集まっています。 グレフの生誕70周年を記念して作られたこのアルバムには、第25回ドーヴィル・イースター・フェスティヴァルで若い演奏家たちによって演奏された2作品のライヴ録音と、1998年の同音楽祭で作曲家自身がピアノを弾き、シュテファン・ゲンツが歌った「アイルランドの聖人の書」のアーカイヴ録音を収録。また「声のための交響曲」では注目の指揮者デュムソーが全体をまとめています。 グレフの魅力を伝える1枚です。
収録作曲家:
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AIMER À LOISIR - 思うがままに愛する
オルセー=ロワイヨモン・アカデミー
歌曲コンサート・シリーズ [ミハイル・ティモシェンコ(バス・バリトン)/エリツァ・デセヴァ(ピアノ)/カエリグ・ボシェ(テノール)/エレノラ・ペルツ(ピアノ)/アクセル・ファニョ(ソプラノ)/アドリアーノ・スパムパナト(ピアノ)/グレース・ダーラム(メゾ・ソプラノ)/エドワード・リダル(ピアノ)]Vocal Music - CHAUSSON, E. / DUPARC, H. / FAURÉ, G. / IBERT, J. / RAVEL, M. / SCHUMANN, R. (Aimer à loisir) (Boché, Durham, Fanyo, Timoshenko)
発売日:2021年08月27日
NMLアルバム番号:LBM034
CD価格:2,475円(税込)
毎年、オルセー=ロワイヨモン・アカデミーで開催される歌曲リサイタル。こちらは2021年2月に行われたコンサートの模様を収録した1枚。今回も4組の歌手とピアニストがフランス近代歌曲を中心に、ヴォルフ、シューマン、ツェムリンスキーの歌曲まで、素晴らしい演奏を披露しました。 ティモシェンコはロシア出身のバス・バリトン。2015年から2017年までパリ国立オペラ・アカデミーのメンバーとなり、数多くの舞台に立ちました。 カエリグ・ボシェはブルターニュ出身。2020/21年からオルセー=ロワイモヨン・アカデミーの会員になっています。 アクセル・ファニョはすでにフランス内外で高い評価を受けているソプラノ。2020/21年からはエルヴェ・ニケとル・コンセール・スピチュアルと共演し、新たなプロジェクトに挑戦しています。 メゾ・ソプラノのグレース・ダーラムはロンドン出身、バロック系の作品と20世紀フランスのレパートリーで定評ある歌手です。
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ラット(1886-1943):
喜歌劇《LE DIABLE À PARISパリの悪魔》 [マリオン・タッソー(ソプラノ)/サラ・ローラン(アルト)/ジュリー・ムセー(ソプラノ) 他 パリジャン・フリヴァラティ・オペラ・カンパニー/ディラン・コルレイ(指揮)]LATTÈS, M.: Diable à Paris (Le) [Operetta] (Tassou, Laulan, Mossay, Dubroca, Orchestre des Frivolités Parisiennes, Corlay)
発売日:2021年06月25日
NMLアルバム番号:LBM033
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
マルセル・ラットは1930年代、フランス映画音楽の分野で活躍した作曲家。しかし、ユダヤ系だったためナチス・ドイツがフランスに侵攻した1940年に捉えられ、アウシュヴィッツ強制収容所に収容、1943年にここで生涯を終えました。 この《パリの悪魔》は1927年に初演された喜歌劇で、当時流行し始めたジャズの要素を取り入れ、人間の邪悪さを皮肉たっぷりに描いたラットの代表作の一つ。楽しさの中にちょっぴり悲哀を込めたナンバーが並ぶ賑やかな作品です。 演奏は2012年に設立された「パリジャン・フリヴァラティ・オペラ・カンパニー」。歌、演劇、ダンスを組み合わせた19世紀から20世紀のフランス喜歌劇をレパートリーとする室内オーケストラ。毎シーズンの上演のために歌手、指揮者、監督、音楽学者を招き、作品を創り上げています。
収録作曲家:
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ブラームス(1835-1897):
〈室内楽作品全集 第9集〉
2台ピアノのための作品集 [エリック・ル・サージュ(ピアノ)/テオ・フシュヌレ(ピアノ)]BRAHMS, J.: Intégrale musique de chambre, Vol. 9: Works for 2 Pianos (Fouchenneret, Le Sage)
発売日:2021年05月14日
NMLアルバム番号:LBM032
CD価格:2,475円(税込)
2017年に開始されたB RECORDSレーベルの大好評シリーズ「ブラームス: 室内楽作品全集」。ピアニスト、エリック・ルサージュが主導するこのプロジェクトは、彼と友人たちが演奏するブラームスをライヴで収録するというもので、これまでにリーズ・ベルトー(ヴィオラ)やフランソワ・サルク(チェロ)など名手を迎え、ブラームスの味わい豊かな室内楽作品を聴かせています。 第9集で採り上げられたのは「ハイドンの主題による変奏曲」と「2台のピアノのためのソナタ」。創作初期と晩年以外、ほとんどピアノ独奏曲を残さなかったブラームスですが、管弦楽作品や声楽作品を書く際の準備として、まず2台ピアノのための総譜を書きあげていたことはよく知られています。 「ハイドンの主題による変奏曲」も先にピアノ版が書かれ、その後管弦楽版が完成しました。主題こそシンプルなものの、随所に複雑な対位法が張り巡らされた技巧的な作品です。「2台のピアノのためのソナタ」はもともと弦楽五重奏曲として1862年に作曲されましたが、試演の際の評判が良くなかったため、1864年に2台ピアノ用に改作。その後、ピアノ五重奏曲として書き直されたという経緯を持つ作品です。 ブラームス自身も気に入っていたというこの版、ピアノの美しい響きが存分に生かされており、弦で奏されるのとはまた違った味わいがあります。 今作でル・サージュと共演するのは、2018年ジュネーヴ国際コンクールで第1位に輝いた若きピアニスト、テオ・フシュヌレ。兄ピエールの影響を受け3歳から音楽を学び始め、12歳の時にパリ国立高等音楽院に入学し研鑽を積み、数多くのコンクールで優勝を飾った俊英です。
収録作曲家:
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THOUGHTS ABOUT THE PIANO
現代ピアノ作品集
ルルー、チェンバレン、カーター、フイ=シン・シア、バイイ、クセナキス [クラウディア・チャン(ピアノ)]Piano Recital: Chan, Claudia - LEROUX, P. / CHAMBERLAIN, M. / CARTER, E. / BAILLY, M. (Thoughts About the Piano)
発売日:2021年03月26日
NMLアルバム番号:LBM031
CD価格:2,475円(税込)
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Carte postale - 郵便はがき
シューベルトと近代フランス歌曲集 [ヴィクトワール・ビュネル(メゾ・ソプラノ)/エレナ・ハルシャーニ(ソプラノ)/ファビアン・ラングート(バリトン)/ミヒャエル・ラコトアリヴォニー(バリトン) 他]Vocal Music (19th-20th Centuries) - POULENC, F. / RAVEL, M. / SCHUBERT, F. / WOLF, H. (Carte postale) (Harsányi, Langguth, Rakotoarivony, Bunel)
発売日:2021年01月22日
NMLアルバム番号:LBM030
CD価格:2,475円(税込)
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ブラームス(1833-1897):
〈室内楽作品全集 第8集〉
ピアノ三重奏曲 第1番・第2番・第3番 [ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン)/フランソワ・サルク(チェロ)/エリック・ル・サージュ(ピアノ)]BRAHMS, J.: Piano Trios Nos. 1-3 (Fouchenneret, Salque, Le Sage)
発売日:2020年11月20日
NMLアルバム番号:LBM029
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
エリック・ル・サージュの主導で始まった「ブラームス室内楽作品全集」。第8集に収録されたのは3曲のピアノ三重奏曲です。1854年に初稿が書かれ、1890年から91年に改訂が施された第1番、円熟期の1880年に作曲された第2番、その6年後に完成された第3番。ル・サージュ、サルク、フシュヌレの3人は、作品の特長であるブラームスらしい歌心と抒情性を存分に生かした密度の濃いアンサンブルを聴かせます。 ル・サージュの推進力に満ちた表現、サルクの深く美しい音色、フシュヌレの伸びやかな歌いまわし。これらが一体となったブラームスをお楽しみください。
収録作曲家:
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ブラームス(1833-1897):
〈室内楽作品全集 第7集〉
チェロ・ソナタ 第1番・第2番 [フランソワ・サルク(チェロ)/エリック・ル・サージュ(ピアノ)]BRAHMS, J.: Intégrale musique de chambre, Vol. 7 - Cello Sonatas Nos. 1 and 2 (Salque, Le Sage)
発売日:2020年06月19日
NMLアルバム番号:LBM028
CD価格:2,475円(税込)
エリック・ル・サージュの主導で始まった「ブラームス室内楽作品全集」の第7集は2曲のチェロ・ソナタ。ベートーヴェンを思わせる厳格な書法に則りながらも、哀愁漂う旋律に彩られた第1番は1865年、情熱的でピアノ・パートに重要な役割が与えられた第2番は1886年の作品です。32歳の時の第1番がブラームスらしい暗い表情が魅力的なの対し、53歳のブラームスによる第2番は意外ともいえる明るさが特徴的。 フランスの名手サルクとル・サージュは各々の曲の性格を鮮やかに描き分け、新鮮な解釈で聴かせます。サルクの美音とル・サージュの流麗なピアノの掛け合いが見事です。
収録作曲家:
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リュシエンヌ・ボワイエへのトリビュート
LE PETIT FAUCHEUX ライヴ [グラン・オーケストラ・デュ・トリコ 他]発売日:2020年05月29日
CD価格:2,475円(税込)
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シューベルト(1797-1828):
歌曲集「美しき水車小屋の娘」 [トーマス・オリーマンス(バリトン)/マルコム・マルティノー(ピアノ)]SCHUBERT, F.: Schöne Müllerin (Die) (Oliemans, Martineau)
発売日:2020年03月20日
NMLアルバム番号:LBM025
CD価格:2,475円(税込)
パリのテアトル・ド・ラテニーでライヴ録音された「美しき水車小屋の娘」。歌っているのはオランダ出身のバリトン歌手トーマス・オリーマンス。彼はアムステルダム高等音楽院でマルグリート・ホーニックに歌唱を学び、フィッシャー=ディースカウを始めとした大歌手の薫陶を受け、オランダ国立歌劇場でパパゲーノとしてデビュー。以降、この歌劇場に定期的に出演するほか、ヨーロッパを中心にリタイタルを行っており、また2011年には来日、武蔵野市民文化会館で「冬の旅」を歌い好評を博しました。 この2019年のライヴは、彼の「今」を聴くための絶好の1枚。若々しいだけではなく、熟成が感じられる演奏です。
収録作曲家:
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ブラームス(1835-1897):
〈室内楽作品全集 第6集〉
弦楽四重奏曲/ピアノ五重奏曲 [ストラーダ四重奏団/エリック・ル・サージュ(ピアノ)]BRAHMS, J.: Intégrale musique de chambre, Vol. 6 - String Quartets Nos. 1-3 / Piano Quintet, Op. 34 (Le Sage, Quatuor Strada)
発売日:2020年03月20日
NMLアルバム番号:LBM026
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
エリック・ル・サージュの主導で始まった「ブラームス室内楽作品全集」の第6集は3曲の弦楽四重奏曲とピアノ五重奏曲の組み合わせ。ブラームスにとって「弦楽四重奏曲」というジャンルは室内楽の中でも最も厳格なものであり、偉大なる先人ベートーヴェンを意識したためか、最初の作品が生まれるまでに20曲以上の習作を書きながらも、全て破棄してしまうという慎重さを見せています。そのせいか、ようやく1873年に発表された第1番と第2番のあとは、1875年に第3番を作曲したのみで、以降ブラームスは弦楽四重奏曲を書くことはありませんでした。 フシュヌレ、ネムタヌ、ベルトー、サルクをメンバーとするストラーダ四重奏団は、3つの作品が持つ性格…劇的な第1番、柔和な第2番、明るく軽快な第3番…をくっきり描き分け、若々しい表情を加えることで新鮮な演奏を聴かせます。ル・サージュが加わったピアノ五重奏曲の流麗な演奏も見事です。
収録作曲家:
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グレフ(1950-2000):
LES CHANTS DE L'ÂME - 魂の歌
パリの遊歩道
エスケシュ(1965-):
D'UNE DOULEUR MUETTE [マリー=ロール・ガルニエ(ソプラノ)/クレメンティーヌ・デクトゥール(ソプラノ)/パコ・ガルシア(テノール)/ヤン・ルヴィオノワ(チェロ)/フィリップ・アタ(ピアノ)]GREIF, O.: Chants de l’Âme (Les) / Les Trottoirs de Paris (M.-L. Garnier, P. Garcia, Decouture, Y. Levionnois, Hattat)
発売日:2020年02月21日
NMLアルバム番号:LBM024
CD価格:2,475円(税込)
2020年は、フランスの近代作曲家オリヴィエ・グレフの没後20周年。ルチアーノ・ベリオに師事しながらも決して前衛的な作風を採用することはなく、詩的な作品を350作以上も書き続けたグレフ。活動初期には認められなかった彼の作品が評価され始めたのは、1990年以降のことであり、中でも1992年に作曲されたチェロとピアノのための「ソナタ・ド・レクイエム」はいくつかの録音により広く親しまれています。 このアルバムには、1979年から1995年に渡って構想された歌曲集「魂の歌」を中心に、同じくグレフの「パリの遊歩道」と、1965年生まれのエスケシュの作品を収録。抒情的で豊かなハーモニーを持つこれらの曲を、名手アタの伴奏のもと若く優れた歌手たちが歌います。
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ブラームス(1833-1897):
〈室内楽作品全集 第5集〉
ヴィオラとピアノのためのソナタ集 [エリック・ル・サージュ(ピアノ)/リーズ・ベルトー(ヴィオラ)/サラ・ローラン(コントラルト)]BRAHMS, J.: Intégrale musique de chambre, Vol. 5: Viola Sonatas, Op. 120, Nos. 1 and 2 / 2 Gesänge (Berthaud, Laulan, Le Sage)
発売日:2020年01月24日
NMLアルバム番号:LBM023
CD価格:2,475円(税込)
エリック・ル・サージュが取り組むブラームスの室内楽全集シリーズ、第5集にはヴィオラ・ソナタと同じくヴィオラが活躍する「2つの歌」を収録。 創作活動を中断していた晩年のブラームスが、名クラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトに出会ったことで、再び作曲意欲を燃やし書き上げた一連のクラリネット作品は、どれも珠玉の名作です。中でもブラームス最後のソナタ作品となった1894年の「2つのクラリネット・ソナタ」はブラームス自身の手によってヴィオラ版に編曲され、現在ではクラリネット版、ヴィオラ版のどちらも愛奏されています。 「2つの歌」は第2番「聖なる子守歌」が1863-64年、第1番「秘めたるあこがれ」が1884年に書かれた曲。編成にアルトとヴィオラが指定された、いかにもブラームス好みの渋く美しい作品です。 今作では若き名手リーズ・ベルトーがヴィオラを担当、味わい深い音色でしみじみとした旋律を奏でています。歌曲ではFuga Liberaレーベルからアルバムをリリースするサラ・ローランが参加、3人の響きが溶け合う瞬間をお楽しみください。
収録作曲家:
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INVOCATIONS - 祈り
マルシア・ジャンテ
ピアノリサイタル [マルシア・ジャンテ(ピアノ)]Piano Recital: Gentet, Maroussia - STROPPA, M. / RAVEL, M. / NANTE, A. / JOLIVET, A. / SCHOELLER, P. (Invocations)
発売日:2019年12月20日
NMLアルバム番号:LBM022
CD価格:2,475円(税込)
1994年から開催されている「オルレアン国際ピアノ・コンクール」。2年ごとに開催され、近現代の作品のみで競うユニークなコンクールです。以前は年齢制限も42歳と高く設定され(2020年度のコンクールは36歳に下げられている)、既にキャリアを積んだピアニストが再挑戦できることでも知られています。 2018年の第13回コンクールで優勝したのが、1992年生まれの若きピアニスト、マルシア・ジャンテ。彼女は20世紀作品に格別な思い入れがあり、得意とするのはアンリ・デュティユーとカロル・シマノフスキの作品。他の現代作品の紹介にも積極的に取り組んでいます。このファースト・アルバムでもラヴェル以降の作品が選ばれており、彼女の個性豊かな演奏を聴くことができます。
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Le promenoir des amants -
恋人たちの散歩道 [マリー=ロール・ガルニエ(ソプラノ)/セリア・オネト=ベンサイド(ピアノ)/マリルー・ジャカール(メゾ・ソプラノ)/クーナル・ライリー(ピアノ)/ジャン=クリストフ・ラニエス(バリトン)/ロマン・ルーヴォー(ピアノ)/アレックス・ローゼン(バス)/ミハウ・ビエル(ピアノ)]Vocal Music - CAPLET, A. / DEBUSSY, C. / RAVEL, M. / SCHUBERT, F. (Le promenoir des amants) (Garnier, Jacquard, Lanièce, Rosen)
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:LBM021
CD価格:2,475円(税込)
パリ近郊の静かな場所にあるロワイヨーモン修道院は、年間を通じて若い歌手たちの活動を支援し、コンサート会場と演奏機会を提供しています。とりわけ、オルセー美術館の協力のもと、ビジュアルアートと音楽を結び付ける試みには積極的に取り組んでいます。B Recordsではこのロワイヨーモン修道院の活動に賛同し、開催されたコンサートの録音を行い、素晴らしい活動の普及に努めています。 このアルバムには、ドイツ古典派のバラードからドビュッシー、ラヴェルなど印象派の歌曲、後期ロマン派のツェムリンスキーの作品まで、幅広い時代の歌曲が収録されています。ガルニエのしっとりとした歌声、ジャカールのユーモラスな「博物誌」、切ない恋心溢れるラニエスの甘い声、迫力たっぷりのローゼン。各々の歌手たちの表現力豊かな歌唱をお楽しみください。
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シューベルト=エリントン
ノワールラック修道院のライヴ・コンサート [カレン・ヴルチ(ソプラノ)/トーマス・サヴィ(クラリネット)/ルイ・ロッド(チェロ)/ギヨーム・デ・シャッシー(ピアノ)]SCHUBERT-ELLINGTON (La belle saison live) (Vourc'h, Savy, Rodde, Chassy)
発売日:2019年09月13日
NMLアルバム番号:LBM019
CD価格:2,475円(税込)
フランス北部、ブリュイエールにあるノワールラック修道院で行われたギヨーム・デ・シャッシーのライヴを収録した注目アルバム。フランスの名ジャズ・ピアニスト、ギヨーム・デ・シャッシーと彼を取り巻くアーティストたちの演奏は、冒頭の「ます」と「キャラバン」の融合から何とも独創的。カレン・ヴルチの清楚な歌声が2つの曲を自在に繋ぎ合わせ、チェロ、クラリネット、ピアノがここに絡むというユニークなアレンジです。 他の曲もシューベルトとデューク・エリントン作品を中核にしながら、ジャズや現代音楽、インプロヴィゼーションを織り交ぜ、魅力的な世界を見せてくれます。石造りの修道院の豊かな残響も聴きどころです。
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ブラームス(1833-1897):
〈室内楽作品全集 第4集〉
ヴァイオリン・ソナタ集
第1番-第3番/イ短調「F.A.E.ソナタ」 [ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン)/エリック・ル・サージュ(ピアノ)]BRAHMS, J.: Intégrale musique de chambre, Vol. 4: Violin Sonatas Nos. 1-3 (Fouchenneret, Le Sage)
発売日:2019年09月13日
NMLアルバム番号:LBM020
CD価格:2,475円(税込)
エリック・ル・サージュの呼びかけで、フランスの若手奏者が集結し、ブラームスの全室内楽作品を演奏するというプロジェクトの第4集。これまでは三重奏曲や四重奏曲など、比較的編成の大きな作品でしたが、今作は3曲のヴァイオリン・ソナタ集と、ブラームスの友人たちとの合作「F.A.E.ソナタ」のスケルツォを収録。 ヴァイオリンを演奏するのはフランスで絶大な人気を誇る若手奏者、ピエール・フシュヌレ。ル・サージュがピアノ伴奏を受け持つという注目の組み合わせからは、緊張感溢れる密度の濃いアンサンブルが生まれます。しっとりとした第1番、牧歌的な第2番での表現力の豊かさはもちろん、第3番の激しい表現が印象的です。
収録作曲家:
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Poème d'un jour - ある一日の詩
ステファヌ・ドゥグー リサイタル [ステファヌ・ドゥグー/サイモン・レッパー]Vocal Recital (Baritone): Degout, Stéphane - FAURÉ, G. / BRAHMS, J. / SCHUMANN, R. (Poème d'un jour)
発売日:2019年04月26日
NMLアルバム番号:LBM017
CD価格:2,475円(税込)
リヨン国立音楽院を卒業し、リヨン国立歌劇場のメンバーとして活躍するベテラン歌手ステファヌ・ドゥグーのリサイタル・アルバム。ロマン派を代表する3人の作曲家、フォーレ、ブラームス、シューマンの歌曲を並べ、人生の機微を彩り豊かに聴かせます。 タイトルの「Poème d'un jour」はフォーレの3曲からなる歌曲集で、束の間の出会いと愛、別れの瞬間を切り取った印象的な曲。中期の作品でありながら、晩年のフォーレに通じる和声感を持つことで知られています。どちらかというと厭世的な作品が選ばれたブラームス、素朴な味わいを持つケルナーの詩を生かしたシューマンと、どの曲からも深い陰影を引き出した美しい歌唱が聴きものです。
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サン=サーンス(1835-1921):室内楽作品集
弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調
ピアノ五重奏曲 イ短調 [ジラール弦楽四重奏団/ギョーム・ベロン]SAINT-SAËNS, C.: String Quartet No. 1 / Piano Quintet, Op. 14 (Bellom, Quatuor Girard)
発売日:2019年04月26日
NMLアルバム番号:LBM018
CD価格:2,475円(税込)
サン=サーンスの長い作曲活動の中で、最初期の「ピアノ五重奏曲」と中期の「弦楽四重奏曲第1番」を組み合わせた1枚。どちらもブラームスを思わせる堅固な構成の中に、ふと見せる柔和な表情が魅力的な作品ですが、ピアノ五重奏曲のほとばしるような感情表現の発露に比べ、弦楽四重奏曲では控え目な旋律の選び方が特徴です。 演奏しているジラール弦楽四重奏団はパリの高等音楽院でイザイ四重奏団に教えを受け、2011年のジュネーブ国際音楽コンクールで入賞するなど、数多くのコンクールで入賞、現在注目を浴びているアンサンブル。メンバーは、全て兄弟姉妹によって構成されており、幼い頃から育んできた家族の絆を意識させる親密なアンサンブルが聴きものです。
収録作曲家:
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SEPT PARTICULES -
バロックと現代の作品集 [ダヴィッド・シャルマン(ギター、エレクトロニクス)-21/ル・コンソート(アンサンブル)/【メンバー】/ジュスタン・テイラー(チェンバロ、オルガン)/ソフィー・ド・バルドネーシュ(ヴァイオリン)/テオティム・ラングロワ・ド・スヴァルト(ヴァイオリン)/マルタ・パラモ(ヴィオラ)/エミリア・グリオッツィ(チェロ)/ルイーズ・ピエラール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)/シルヴァン・サルトレ(リコーダー)/ジョアナ・メートル(フルート、オーボエ、オーボエ・ダ・モーレ)]Concerto and Chamber Music - CHALMIN, D. / VIVALDI, A. / HANDEL, G.F. / TELEMANN, G.P. (Sept particules) (Chalmin, Le Consort)
発売日:2019年02月22日
NMLアルバム番号:LBM014
CD価格:2,475円(税込)
フランスのギタリスト、作曲家デヴィッド・シャルマン。これまでにラベック姉妹やマドンナなどクラシックからロックまで多彩なアーティストとコラボを行い、実験的なサウンドを生み出すことで知られるアーティストです。 今回のアルバムで彼は、若きチェンバロ奏者ジュスタン・テイラー率いる「ル・コンソート」とタッグを組み、自作の「7つのパーティキュル(粒子、小片)」を演奏しています。前半はル・コンソートのみのバロック作品集、そこにミニマル風、時にはバロック風のシャルマンの作品が続いても何の違和感も抱かせないところが、ル・コンソートの柔軟さと言えるでしょう。ジャンル、時代を超えた音作りが魅力の1枚です。
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ブラームス(1833-1897):
〈室内楽全集 第3集〉
クラリネット五重奏曲
クラリネット三重奏曲
クラリネット・ソナタ 第1番・第2番
ホルン三重奏曲 [ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン)/デボラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)/リーズ・ベルトー(ヴィオラ)/フランソワ・サルク(チェロ)/フローラン・ピュジュイラ(クラリネット)/ジョエル・ラスリー(ホルン)/エリック・ル・サージュ(ピアノ)]BRAHMS, J.: Intégrale musique de chambre, Vol. 3: Œuvres avec instruments à vent (Pujuila, Fouchenneret, Salque, Le Sage)
発売日:2019年02月22日
NMLアルバム番号:LBM015
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
たった数か月の間に「ブラームスの室内楽曲全て」の演奏を行うという前人未到のプロジェクトに着手したエリック・ル・サージュ、ピエール・フシュヌレを中心とするフランスの若手演奏家たち。この第3集ではクラリネットを含む4作品と、ホルン三重奏曲が披露されています。 ブラームスのクラリネット作品は、どれも晩年になってから書かれたもので、哀愁漂う美しい旋律を持つ内省的な作風で知られますが、ここでの演奏は、アンサンブルの中心をなすクラリネット奏者ピュジュイラの活気溢れる演奏も相俟った若々しく瑞々しい息吹と喜びに満ちており、ブラームスの秘めた情熱も存分にうかがい知ることができます。
収録作曲家:
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HYPOCRISIS [ピュジュイラ四重奏団]
発売日:2019年02月22日
CD価格:2,475円(税込)
ブラームスの室内楽プロジェクトで、活力に溢れたクラリネットを聴かせたピュジュイラ。彼はサクソフォン奏者としても抜群の才能を有しており、ジャズ・シーンでも幅広く活躍しています。 この「HYPOCRISIS」と題されたアルバムはB-Records初のジャズ・コレクション。ジャズ、ロック、現代音楽と一つのジャンルにとどまることのない新しい音の世界追求するピュジュイラはここでも変幻自在の演奏を披露しています。
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ヤナーチェク(1854-1928):作品集
弦楽四重奏曲第2番 「ないしょの手紙」
おとぎ話
コンチェルティーノ [ジョナス・ヴィトー/オメール・ブシェーズ/エリーゼ・リュウ/ユン=シン・ロウ・チャン/アモリ・ヴィドゥヴィエ/マキシム・トンバ/ラファエル・アングスター]JANÁČEK, L.: String Quartet No. 2 / Fairy-tale / Concertino (Bellom, Julien-Laferrière, Vitaud, Hermès Quartet)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:LBM001
CD価格:2,475円(税込)
1997年から開催されている「ドーヴィル・イースター音楽祭」はルノー・カピュソンやニコラ・アンゲリッシュら、若い才能を紹介することを目的に始められました。2002年からは8月の「夏の音楽祭」も始まり、バロック作品の研究結果を交えながら、数多くの世界初演が行われています。 2014年に開催されたコンサートを録音したこのアルバムで取り上げられているのはヤナーチェクの作品。2008年、リヨン国立音楽院の学生たちによって結成された「エルメス四重奏団」を中心に、若手管楽器奏者たちが集い、洗練された演奏を披露しています。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
ミルテの花 Op.25 [レア・トロンメンシュラーガー/ダミアン・パス/アルフォンス・スマン]SCHUMANN, R.: Myrthen (Trommenschlager, Pass, Cemin)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:LBM002
CD価格:2,475円(税込)
1840年、紆余曲折を経て、ようやくクララと結婚できることになったシューマン。彼が結婚式の前日に最愛のクララに贈ったのがこの歌曲集「ミルテの花」です。全曲を通じてシューマンの喜びが感じられますが、連作歌曲というわけでもなく、各々の曲も男声でも女声でも歌われることがあります。 ベルリンのハンス・アイスラー音楽院で学んだソプラノ、トロンメンシュラーガーとオーストラリア生まれ、パリで学んだバス・バリトン、パスが曲に合わせ、表現豊かに歌っています。
収録作曲家:
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メンデルスゾーン(1809-1847):
ピアノ四重奏曲
ピアノ六重奏曲 [イスマエル・マルゲン /ピエール・フシュヌレ/アドリアン・ボワソー/ヤン・ルヴィオノワ/アモリ・コエイトー/レア・エニノ/アドリアン・ラ・マルカ/クリスティアン=ピエール・ラ・マルカ/ヤン・デュボスト]MENDELSSOHN, Felix: Piano Quartet No. 3 / Sextet for Piano and Strings, Op. 110 (Boisseau, Coeytaux, Fouchenneret, Hennino, La Marca, Margain)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:LBM003
CD価格:2,475円(税込)
早熟の天才メンデルスゾーンが15歳の時に書いたピアノ四重奏曲第3番とピアノ六重奏曲。ベートーヴェンを思わせる四重奏曲、推進力に満ちた明るい旋律に溢れた六重奏曲と、メンデルスゾーンの後期の作品と比べても全く遜色のない完成度を誇っています。 これらを演奏するのは、現代フランスを代表する若い奏者たち。素直な感性を生かした美しい音色が聴きどころです。
収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
弦楽四重奏曲 第15番・第16番 [ストラーダ四重奏団]BEETHOVEN, L. van: String Quartets Nos. 15 and 16 (Quatuor Strada)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:LBM004
CD価格:2,475円(税込)
2015年の「ドーヴィル・イースター音楽祭」で開催された演奏会の中で、最も注目されたアンサンブルの一つがこの“ストラーダ四重奏団”です。彼らが演奏したのは弦楽四重奏曲の中でも最高峰とされるベートーヴェンの最後の2曲の四重奏曲であり、その深遠で、時間を超越したかのような大胆な解釈は聴衆の喝采を浴びました。四重奏のメンバーは各々ソリストとしても活躍している名手たち。お互いの音色を聴きながら自らの主張も忘れない丁々発止のやりとりが聴きどころです。
収録作曲家:
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Il Pianto della Madonna - 聖母マリアの嘆き [マリ・ド・ヴィユトレイ /ロナン・ハリル/アンサンブル・デマレ]
Vocal and Chamber Music - ORTIZ, D. / STROZZI, B. / ROSSI, L. / MONTEVERDI, C. (Il Pianto della Madonna) (Villoutreys, Ensemble Desmarest, R. Khalil)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:LBM005
CD価格:2,475円(税込)
バロック時代に「聖母マリア」について書かれた様々な作品を集めた演奏会のライヴ。ソプラノのヴィユトレイは9歳でブルターニュのマスター・クラスに参加しその歌声を認められたという神童。その後は順調に年齢を重ね、現在では様々なバロック・アンサンブル(アマリリス、ピグマリオン、リチェルカール・コンソートなど)と共演、またバロック以外の分野でも活躍しています。 作曲家アンリ・デマレの名を冠したアンサンブル「アンサンブル・デマレ」はパリのシンガー・ポリニャック財団のレジデント・アーティストを務める注目の団体です。メンバーにはヴィオラ・ダ・ガンバのロビン・パロとロナルド・マーティン・アロンソ、アーチリュートのマルク・ウォルフ、オルガンを演奏しているのは話題のジャン・ロンドーなど錚々たる顔ぶれが揃っています。
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シューベルト(1797-1828):ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960
3つのピアノ小品(即興曲) D946 [イスマエル・マルゲン]SCHUBERT, F.: Piano Sonata No. 21 / 3 Klavierstücke (Margain)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:LBM006
CD価格:2,475円(税込)
1992年生まれのイスマエル・マルゲンは、ジャック・ルヴィエやロジェ・ムラロらに師事した若手ピアニスト。2012年12月に開催されたロン=ティボー国際音楽コクールで第3位および聴衆賞を受賞、期待の若手として国際的な活躍を誇っています。このアルバムではシューベルトの最後のピアノ・ソナタである第21番と、同じく最後の年に書かれた3つの即興曲を演奏、作品の持つ深みを表現しながらも、若々しい感性を加えたユニークな演奏を披露しています。
収録作曲家:
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Il FURIBONDO - Ou les tribulations d’un italien à Londres
熱血漢 - ロンドンでのイタリア人の苦難 [レスカドロン・ヴォラン・ドゥ・ラ・レーヌ]FURIBONDO (IL) (L'Escadron Volant de la Reine)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:LBM007
CD価格:2,475円(税込)
イタリア後期バロックの作曲家ジェミニアーニ。アレッサンドロ・スカルラッティに師事し、ナポリの宮廷楽団のコンサート・マスターとして活躍。その後ロンドンに招かれ第3代エセックス伯ウィリアム・カペルの庇護を受けました。ジェミニアーニはかなり気性の激しい性格だったようで「熱血漢Il Furibondo」と呼ばれたことでも知られます。彼の晩年は謎に包まれており、中でも大切な手稿を使用人に盗まれ気落ちしてしまったことなど数多くのエピソードも残されています。 このアルバムは、彼の音楽を中心に周辺の作曲家の作品も交え、語りを加えて3幕の物語として仕立てた演奏会をそのまま収録しています。演奏も素晴らしく、劇場の雰囲気も良く伝わってきます。
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シューベルト(1797-1828):
歌曲集「冬の旅」D911 [ナウエル・ディ・ピエロ/アルフォンス・スマン]SCHUBERT, F.: Winterreise (Pierro, Cemin)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:LBM008
CD価格:2,475円(税込)
1984年ブエノスアイレス生まれのバス歌手ナウエル・ディ・ピエロが歌う「冬の旅」全曲。2012年にはロイヤル・オペラの《ラ・ボエーム》に出演し話題となり、2014年には《ドン・ジョヴァンニ》のマゼット役でも注目を浴びました。現在はパリ・オペラ座のアトリエ・リリケとザルツブルク音楽祭の「ヤング・シンガー・プログラム」に席を置き、オペラ全般を学んでいます。この「冬の旅」ではビロードのような美しい声と、若々しい感性を生かした見事な歌唱を聴くことができます。
収録作曲家:
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Histoires Naturelles - 博物誌
プーランク/ラヴェル:歌曲集 [ステファーヌ・ドグー/セドリック・ティベルギアン/アレクシス・デシャルム/マッテオ・チェーザリ]Vocal Music (French) - POULENC, F. / RAVEL, M. (Histoires Naturelles) (Degout, Tiberghien, Cesari, Descharmes)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:LBM009
CD価格:2,475円(税込)
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À Deux Pianos - ピアノ・デュオ [ジュリアン・デプランケ/ヤン・ルヴィオノワ/アンソニー・コンドウ ギヨーム・ベロン/イスマエル・マルゲン]
Piano Duo Recital: Bellom, Guillaume / Margain, Ismaël - BRAHMS, J. / SCHUMANN, R. / SHOSTAKOVICH, D. / RACHMANINOV, S. (À Deux Pianos)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:LBM010
CD価格:2,475円(税込)
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ブラームス(1833-1897):
〈室内楽全集 第1集〉
ピアノ四重奏曲 第1番-第3番 [ピエール・フシュヌレ/リーズ・ベルトー/フランソワ・サルク/エリック・ル・サージュ]BRAHMS, J.: Piano Quartets Nos. 1-4 (Fouchenneret, Berthaud, Salque, Le Sage)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:LBM011
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
B RECORDSの新シリーズ、ブラームス室内楽全集の第1集は「ピアノ四重奏曲全集」。 作品を演奏するのは、日本でもおなじみのエリック・ル・サージュ、フランソワ・サルクと、フランス国内で絶大な人気を誇る若手ヴァイオリニスト、ピエール・フシュヌレ、1982年生まれ、ジュネーヴ国際コンクールに入賞した女性ヴィオラ奏者リーズ・ベルトー。ブラームスの厳格な精神と美しさを的確に表現しています。
収録作曲家:
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ブラームス(1833-1897):
〈室内楽全集 第2集〉
弦楽五重奏曲&六重奏曲 [ピエール・フシュヌレ/岡田修一/リーズ・ベルトー/アドリアン・ボワソー/フランソワ・サルク/ヤン・ルヴィオノワ]BRAHMS, J.: String Quintets Nos. 1 and 2 / String Sextets Nos. 1 and 2 (Fouchenneret, Shuichi Okada, Berthaud, Boisseau, Salque, Levionnois)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:LBM012
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
ブラームス室内楽全集の第2集。こちらは弦楽のみの曲集ですが、パリ音楽院出身の若き日本の俊英ヴァイオリニスト、岡田修一が奏者として参加しているのがポイント。ブラームスの厚みのある響きを奏者全員で紡ぎ出しています。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
歌劇《アスカーニオ》 [ジャン=フランソワ・ラポアント/ジョー・ベルティリ/ルナール・リヒターイヴ=モー・ユボー/ジャン・テイゲン/カリーナ・ゴーヴァン/クレメンス・ティルカン/モハンメド・ハイダー/マクサンス・ビリエマス 他ギョーム・トゥルニエール/ジュネーヴ大劇場合唱団/ジュネーヴ州立高等音楽院管弦楽団&合唱団]SAINT-SAËNS, C.: Ascanio [Opera] (Lapointe, B. Richter, Hubeaux, Teitgen, Gauvin, Tilquin, Orchestre de la Haute École de Genève, Tourniaire)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:LBM013
CD 3枚組価格:4,425円(税込、送料無料)
ベルリオーズの破天荒なオペラで知られるイタリア・ルネサンス期に実在した彫刻家ベンヴェヌート・チェッリーニ。サン=サーンスは彼の弟子アスカーニオを主人公にし、ベルリオーズとは違った視点で作品を描いています。1890年に初演されたこの歌劇は、当時流行していたワーグナーの音楽から影響を受けながらもフランスのエスプリを失うことなく、優雅かつ壮大な叙事詩として成立しており、通常いくつかの省略が施されますが、今回は省略のない完全版が演奏されています。 スイス最古の音楽学校である「ジュネーヴ州立高等音楽院」の学生たちの熱気あふれる演奏にのってヴェテラン歌手たちが素晴らしい歌唱を繰り広げています。
収録作曲家: