ベルク(アルバン)
Berg, Alban
生没年 | 1885-1935 | 国 | オーストリア |
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辞書順 | 「ヘ」 | NML作曲家番号 | 25989 |
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エイドリアン・ボールト指揮
ベルク(1885-1935):
歌劇《ヴォツェック》
ストラヴィンスキー(1882-1971):
カプリッチョ
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
交響曲 第4番 [エイドリアン・ボールト指揮/BBC交響楽団&合唱団ハインリヒ・ニリウス/シュザンヌ・ダンコ/パリー・ジョーンズ/ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団]発売日:2023年12月15日
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
20世紀の名指揮者エイドリアン・ボールト(1889-1983)の没後40年記念アルバム。2つの歴史的なライヴ録音の初CD化に加え、1965年のヴォーン・ウィリアムズの交響曲第4番を収録した貴重な2枚組です。 イギリス音楽の演奏で評価の高いボールトですが、ベートーヴェンやブラームスなどのドイツ音楽も得意としていたことで知られます。ベルクの《ヴォツェック》はボールトがイギリス初演を指揮、この1949年の録音はイギリスでの2回目の演奏を収録したもので、ヴォツェツクをハインリヒ・ニリウス(バリトン)、マリーをシュザンヌ・ダンコが歌うなど配役も万全です。またボールトの同時代音楽への関心の高さはストラヴィンスキー作品にも及んでおり、この「カプリッチョ」の録音でも素晴らしい技術を備えたオーストラリア人ピアニスト、ノエル・ミュートン=ウッドとともに見事な演奏を披露しています。 またボールトは1965年にロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団を指揮し、およそ30年前に初演したヴォーン・ウィリアムズの交響曲第4番を取り上げ、歴史的録音のスペシャリストであるジョン・トランスキーが「主に不協和音で構成され、しばしば激しく爆発する」と評するこの作品を表情豊かに演奏しています。 ボーナストラックとして収録されたのは、1965年にボールトがBBCラジオのためにバーナード・キーフとの対話。BBC交響楽団の首席指揮者として務めた19年間についての様々なエピソードを聴くことができます(英語)。 CD化に際しては歴史的音源の復刻で定評のあるポール・ベイリーがマスタリングを行っています。
収録作曲家:
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『TRANSFIGURATIONS 変容』
室内楽編成によるシェーンベルクとベルク作品集 [ヘット・コレクティーフ]SCHOENBERG, A.: Verklärte Nacht (Transfigured Night) / BERG, A.: Piano Sonata, Op. 1 (arr. T. Mulleman) (Transfigurations) (Het Collectief)
発売日:2023年02月10日
NMLアルバム番号:ALPHA867
CD価格:2,475円(税込)
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『憧れ ~ライヴ・イン・ロッテルダム』
マーラー(1860-1911):
交響曲 第4番
ベルク(1885-1935):
初期の7つの歌/4つの歌 Op.2
(全て声楽と室内アンサンブル版) [バーバラ・ハンニガン、ラウル・ステファニ、ロルフ・フェルベーク、カメラータRCO]BERG, A. / MAHLER, G. (Austrian) - Vocal and Orchestral Music (Sehnsucht) (Hannigan, Steffani, Camerata RCO, Verbeek)
発売日:2022年10月28日
NMLアルバム番号:ALPHA872
CD国内仕様 解説・歌詞日本語訳付き価格:3,520円(税込、送料無料)
小編成と無観客、パンデミックの時代ならではのライヴで聴く、ウィーン世紀末主にオランダで指揮者、編曲者として活躍しているロルフ・フェルベークと、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の団員で組織される室内アンサンブル、カメラータRCOによるベルクとマーラー。 ベルクの『初期の7つの歌』では、ピアニストとして活躍したレインベルト・デ・レーウがオリジナルのピアノ譜から編曲した版(作曲者自身による管弦楽版も参考にしていると思われます)、『4つの歌曲』はオランダ放送フィルの打楽器奏者であり、デ=メイ「指輪物語」の管弦楽編曲などでも知られるヘンク・デ・フリーヘルによる版を使用。マーラーの交響曲第4番は、シェーンベルクの弟子であったエルヴィン・シュタインが「私的演奏協会」のために編曲したもの。 ソリストを務めるのは後期ロマン派、新ウィーン楽派から同時代音楽までのスペシャリストであるバーバラ・ハンニガンと、オランダの若きバリトン、ラウル・ステファニ。2020年からの世界的パンデミックの中で、様々な管弦楽作品を小編成のカメラータRCOのために編曲してきたというフェルベークとアンサンブルの意思疎通は非常に親密なもので、ハンニガンらも奥行きのある表情でこの秀演をさらに表現豊かなものにしています。 このアルバムはロッテルダムのデ・ドゥーレンにて収録されたストリーミング用無観客公演の様子を収めたもの。今の時代ならではのライヴ・パフォーマンスと言えるでしょう。
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-★『レコード芸術』特選盤(2022年11月号)★-
ブラームス(1833-1897):
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
ベルク(1885-1935):
ヴァイオリン協奏曲(ある天使の思い出に) [クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)/ロビン・ティチアーティ(指揮)/ベルリン・ドイツ交響楽団]BRAHMS, J. / BERG, A.: Violin Concertos (C. Tetzlaff, Deutsches Symphonie-Orchester Berlin, Ticciati)
発売日:2022年09月09日
NMLアルバム番号:ODE1410-2
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)
テツラフの魂の声が聞こえる!
ブラームスの再録音、そして宿願のベルクソロに、室内楽に、コンチェルトに。近年ヨーロッパで最も盛んな活動を繰り広げているヴァイオリニストの一人がクリスティアン・テツラフです。かつて冴えた技巧で理知的な演奏を聞かせていたテツラフですが、近年は曲を細部まで深く読み込み、より多彩で繊細な表現、より強く深い情感を聞かせるようになりました。 ロビン・ティチアーティ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団と組んた独創的かつ説得力に富んだベートーヴェンとシベリウスのヴァイオリン協奏曲もそうした成果の一つ。同じコンビによる当盤も出来栄えが期待されます。テツラフによれば、ブラームスもベルクも40年以上にわたり演奏を重ねており、両曲を合わせた演奏回数は実に300回を超え、この録音にはその経験を傾注したとのことです。 ブラームスはテツラフにとって再録音。ダウスゴー指揮、デンマーク国立響との最初の録音(2006/7年、タイムは21:27/08:59/07:45)に対して当盤のタイムは(20:35/07:52/07:23)となってり、全般的に速いテンポ設定がうかがわれます。テツラフは海外盤解説の中でこの曲を以前は田園的で牧歌的なものと捉えていたが、今では随所に書かれた弱音の指示や短調の多用に、ブラームスの孤独や不安などの深い人間味を感じると書いています。 悲劇的な出来事から生まれたベルクの協奏曲では随所で激しい慟哭を聴かせながらも、最後に置かれたコラールで全てを浄化するかのような美しい響きに導きます。 テツラフは、2020年2月末に来日し、読売日本交響楽団とベルクの協奏曲を共演する予定でしたが、リハーサルを終えたところで新型コロナ感染症の拡大により中止となり、無念の帰国となりました。それ以来となる2023年3月の来日では新日本フィルとの共演にベルクを選んでおり、この曲に寄せるひとかたならぬ思いがうかがわれます。 ※国内仕様盤には本田裕暉氏の日本語解説が付属します。 -
ブラームス、ベルク、ツェムリンスキー:
クラリネットを伴う室内楽作品集 [アンサンブル・ケオプス]発売日:2022年02月11日
CD価格:2,475円(税込)
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『憧れ』
リヒャルト・シュトラウス、ベルク、シェーンベルク歌曲集 [ルーシー・クロウ、アンナ・ティルブルック]Vocal Recital (Soprano): Crowe, Lucy - STRAUSS, R. / BERG, A. / SCHOENBERG, A. (Longing)
発売日:2021年08月27日
NMLアルバム番号:CKD656
CD価格:2,475円(税込)
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-★『レコード芸術』特選盤(2021年6月号)★-
『光と影』
R.シュトラウス(1864-1949):
4つの最後の歌 ほか
ツェムリンスキー(1871-1942):森での対話
ベルク(1885-1935):7つの初期の歌 [サンドリーヌ・ピオー、ジャン=フランソワ・ヴェルディエ、ヴィクトル・ユーゴー・フランシュ=コンテ管弦楽団]Vocal Recital (Soprano): Piau, Sandrine - STRAUSS, R. / BERG, A. / ZEMLINSKY, A. (Clair-obscur)
発売日:2021年03月12日
NMLアルバム番号:ALPHA727
CD国内仕様 日本語解説・歌詞訳付き価格:2,970円(税込)
ピオーが描く、ドイツ歌曲の陰影法フランスの歌姫ピオーが歌う管弦楽伴奏のドイツ歌曲集。「4つの最後の歌」「あすの朝」「7つの初期の歌」などの有名曲、そしてリヒャルト・シュトラウスが最後に残した歌曲とされる「あおい」が聴けるのが大きな魅力です。 アルバム・タイトルの「CLAIR-OBSCUR(クレール-オブスキュール)」は、絵画における明暗法あるいは陰影法を指す言葉ですが、光と影など相反するものの対比や移り変わりなどにピオー自身がこだわりを持ち続けているということで、ここに彼女の母国語であるフランス語がわざわざ使われているのもその内面を表現してのことでしょう。それぞれの歌曲に描かれた光と影を敏感に感じ取り、滑らかな歌声と持ち前の技術と表現力で丁重に歌い上げています。 指揮はパリ国立歌劇場管弦楽団の首席クラリネット奏者でもあるジャン=フランソワ・ヴェルディエで、管弦楽は彼が音楽監督を務めるヴィクトル・ユーゴー・フランシュ=コンテ管弦楽団です。 オリジナル・ブックレットには、陰影法が印象的な有名絵画の図案を多数掲載しています。
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アントニオ・チェン・グァン(ピアノ)
バッハ(1685-1750):
イタリア協奏曲 BWV 971
ブラームス(1833-1897):
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24
ベルク(1885-1935):
ピアノ・ソナタ Op.1 [アントニオ・チェン・グァン(ピアノ)]Piano Recital: Chen, Antonio Guang - BACH, J.S. / BRAHMS, J. / BERG, A.
発売日:2020年05月22日
NMLアルバム番号:Steinway30069
CD価格:2,250円(税込)
1994年生まれの中国出身のピアニスト、グァンのデビュー盤。グァンはウィーンでリーリャ・ジルベルシュテインに師事、アメリカで開催された2016年の第1回オルガ・カーン国際ピアノ・コンクールをはじめ、数々のコンクールで優勝。バードからリゲティまで幅広いレパートリーを持ち、すでにヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジアで演奏経験のある期待の若手奏者です。 このデビュー盤ではバッハ、ブラームスにベルクという彼らしい選曲で勝負。バッハの「イタリア協奏曲」ではモダン・ピアノならではのダイナミックで色彩感あふれる演奏を披露し、ブラームス、ベルクでもそれぞれの作品の特性を生かした緻密な演奏を聴かせます。
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ベルク(1885-1935):
歌劇《ヴォツェック》 [クリストファー・モルトマン/エヴァ=マリア・ウェストブルク/マルク・アルブレヒト/オランダ・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2018年11月30日
DVD価格:3,225円(税込、送料無料)
1820年頃のドイツの小さな町。ここに住む小心者の兵士ヴォツェックが、彼の内縁の妻マリーと鼓手長の不義を知り、口論の末に彼女を刺し、自身も沼にはまり溺れ死ぬという実際に起きた事件を元にした悲惨な物語。ドイツの劇作家ビュヒナーによる戯曲を観たベルクは、この物語を歌劇にすることを思い立ちます。 完成された作品はそれまでの後期ロマン派の歌劇とは全く違い、厳密に構成された台本と、無調を取り入れた各場の音楽が絡み合った斬新で革新的な出来栄えを見せ、現代では「20世紀に作曲された歌劇」の中の最高傑作のひとつとみなされています。 この演奏は、人物の性格描写と猟奇性を全面に押し出すために、装置や衣装は極力シンプルに抑えられており、全ての成り行きは歌手たちの歌とオーケストラが奏でる精緻で強烈な音楽に委ねられています。主役ヴォツェックを歌うのはイギリスのバリトン歌手クリストファー・モルトマン。コヴェントガーデン王立歌劇場を始め、バイエルン国立歌劇場、ベルリン国立歌劇場など世界中の舞台で活躍するとともに、ドイツ・リートでの巧みな歌唱で知られており、このヴォツェックでも繊細な男が狂気に至るまでを克明に歌い上げています。マリー役は強靭な声の持ち主として知られるオランダ出身のソプラノ、ウェストブルクが務めており、揺れ動く女性の心理を見事に演じました。医者や鼓手長など他の役もそれぞれ個性豊かな歌手たちが担当、全体をマルク・アルブレヒトがドラマティックにまとめ上げています。
収録作曲家:
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ベルク(1885-1935):
歌劇《ヴォツェック》 [クリストファー・モルトマン/エヴァ=マリア・ウェストブルク/マルク・アルブレヒト/オランダ・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2018年11月30日
Blu-ray価格:3,225円(税込、送料無料)
1820年頃のドイツの小さな町。ここに住む小心者の兵士ヴォツェックが、彼の内縁の妻マリーと鼓手長の不義を知り、口論の末に彼女を刺し、自身も沼にはまり溺れ死ぬという実際に起きた事件を元にした悲惨な物語。ドイツの劇作家ビュヒナーによる戯曲を観たベルクは、この物語を歌劇にすることを思い立ちます。 完成された作品はそれまでの後期ロマン派の歌劇とは全く違い、厳密に構成された台本と、無調を取り入れた各場の音楽が絡み合った斬新で革新的な出来栄えを見せ、現代では「20世紀に作曲された歌劇」の中の最高傑作のひとつとみなされています。 この演奏は、人物の性格描写と猟奇性を全面に押し出すために、装置や衣装は極力シンプルに抑えられており、全ての成り行きは歌手たちの歌とオーケストラが奏でる精緻で強烈な音楽に委ねられています。主役ヴォツェックを歌うのはイギリスのバリトン歌手クリストファー・モルトマン。コヴェントガーデン王立歌劇場を始め、バイエルン国立歌劇場、ベルリン国立歌劇場など世界中の舞台で活躍するとともに、ドイツ・リートでの巧みな歌唱で知られており、このヴォツェックでも繊細な男が狂気に至るまでを克明に歌い上げています。マリー役は強靭な声の持ち主として知られるオランダ出身のソプラノ、ウェストブルクが務めており、揺れ動く女性の心理を見事に演じました。医者や鼓手長など他の役もそれぞれ個性豊かな歌手たちが担当、全体をマルク・アルブレヒトがドラマティックにまとめ上げています。
収録作曲家:
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発売日:2018年08月29日
CD価格:2,240円(税込)
10代後半のベルクは、父の死、望まぬ子どもの誕生、卒業試験の失敗など、波乱に満ちた生活を送っていました。そんな折、少しずつ書き溜めていたのが、後に「10代の歌曲」として出版された一連の歌曲です。これらの歌は1曲1曲は短いものの、曲想は極めてロマンティックで、素直な感情が惜しみなく表出されています。
収録作曲家:
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ベルク(1885-1935):
歌劇《ヴォツェック》 全3幕 [イヴェルセン/ヴォルフシュタイナー/ミッタールッツナー/フランクフルト歌劇場合唱団/フランクフルト歌劇場児童合唱団&管弦楽団/ヴァイグレ]BERG, A.: Wozzeck [Opera] (Iversen, Wolfsteiner, Mitterrutzner, Frankfurt Opera Chorus, Frankfurt Opera and Museum Orchestra, Weigle)
発売日:2018年08月24日
NMLアルバム番号:OC974
CD 2枚組価格:2,850円(税込)
2019年4月より読売日本交響楽団の第10代常任指揮者に就任する事が決まったセバスティアン・ヴァイグレによる《ヴォツェック》。1914年に戯曲「ヴォイツェック」を観たベルクが構想期間8年を経て完成させたこの歌劇は、生々しい人間性搾取をテーマに5場×3幕の全15場、各々に異なる形式を与えるという、精緻で計算され尽くした音楽がつけられた、20世紀歌劇の最高傑作の一つです。 ヴァイグレは2006年にリセウ歌劇場で《ヴォツェック》を演奏、こちらが映像化されており(OPUS ARTE OA0985)、ハヴラタ、デノケと言った素晴らしい歌手と、レヴェルの高いオーケストラの演奏が話題となりました。今回の2016年の演奏は、ヴァイグレ自身の10年間の熟成を感じさせる鋭く刺激的な解釈と、理想的な歌手たちを起用したことで、一層の名演が紡ぎ出されています。
収録作曲家:
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Crazy Girl Crazy
バーバラ・ハニガン名唱集 [ハニガン/ルートヴィヒ管]BERIO, L.: Sequenza III / BERG, A.: Lulu Suite / GERSHWIN, G.: Girl Crazy Suite (Crazy Girl Crazy) (Hannigan, Ludwig Orchestra)
発売日:2018年07月27日
NMLアルバム番号:ALPHA293
2)
CD+DVD価格:2,475円(税込)
2017年グラミー賞《最優秀クラシック・ソロヴォーカリスト賞》受賞アルバム!カナダ出身の異才ソプラノ、バーバラ・ハニガン。レパートリーは幅広く、モーツァルトやグルック、パーセルなどのバロック作品も得意としていますが、何より彼女の名声を高めたのは一連の現代作品であり、映像でも公開されているリゲティの《グラン・マカーブル》の情景やB.A.ツィンマーマンの《兵士たち》での人知を超越したかの歌唱は聴き手に強い衝撃を与え続けています。 様々な手法と技法が凝らされた、声のコレクションとも言えるベリオの「セクエンツァIII」で始まるこのアルバムは、ハニガンの魅力が存分に生かされているだけではなく、「ルル」組曲では指揮者としての才能も知ることができる、ハニガン入門にうってつけの1枚です。
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TRAUMGEKRÖNT - 夢を戴いて
ハンナ=エリザベス・ミュラー(ソプラノ) [ミュラー]Vocal Recital (Soprano): Müller, Hanna-Elisabeth - STRAUSS, R. / SCHOENBERG, A. / BERG, A. (Traumgekrönt)
■声楽曲
発売日:2017年10月20日
NMLアルバム番号:BVE08034
CD価格:2,400円(税込)
ドイツ生まれのソプラノ歌手、ハンナ=エリザベス・ミュラー。2014年のザルツブルク復活祭音楽祭でティーレマンが指揮する《アラベラ》ズデンカ役でセンセーショナルなデビューを飾り、2017年9月のバイエルン国立歌劇場来日公演メンバーとして《魔笛》でパミーナを歌うなど、最も期待される若手歌手の一人です。オペラの舞台で素晴らしい表現力を披露する彼女ですが、その原点は「リート」にあると語り、このデビュー・アルバムでも繊細かつ美しい歌声で、19世紀末から20世紀初めにかけてのドイツ・リートを歌い上げています。 アルバム・タイトルの「TRAUMGEKRÖNT - 夢を戴いて」はベルクの同名の歌曲から採られていますが、このGEKRÖNTには冠だけでなく「取り囲む」という意味もあり、リヒャルト・シュトラウスの「花にちなんだ歌曲」で、シェーンベルク、ベルクの歌曲を囲んだという選曲にもセンスの良さが感じられます。
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発売日:2017年08月30日
DVD 2枚組日本語字幕付き価格:4,500円(税込、送料無料)
バイエルン国立歌劇場の2014/2015年シーズンで最も注目を浴びた歌劇《ルル》。話題の指揮者キリル・ペトレンコを迎え、上演の模様はライヴ配信されるなど、世界中の音楽ファンから注目を浴びた演奏です。 最晩年のアルバン・ベルクが手掛けた歌劇《ルル》は、1905年にヴェーデキント作「パンドラの箱」の舞台を観たベルクが感銘を受け、もう一つの戯曲「地霊」を結合。この不可思議な物語のあらすじが出来上がりました。主人公ルルが様々な男性、女性を誘惑し破滅させ、最後は自身も殺されてしまうという「ファム・ファタール(魔性の女)」を描いたこの作品は、十二音技法が用いられた“演奏が非常に難しい”ことでも知られています。ベルクは完成を見ることなくこの世を去ってしまったため、完成している2幕にセリフを挿入する形で上演されることも多いのですが、ここではツェルハが補筆した3幕版が演奏されています。オペラ指揮者としてのペトレンコの能力が最大に発揮された演奏は、《ルル》の上演史を塗り替えたとして高く評価されました。 この上演のために用意されたチェルニアコフの演出はシンプルかつモダンなもの。複雑に入り組む登場人物たちの心理を鋭く描写するために、不要なものは極力排した潔い舞台作りです。また、難役「ルル」を歌うマリウス・ペーターゼンは2015年の「Opernwelt(ドイツの音楽雑誌)」で“singer of the year ”を受賞しました。
収録作曲家:
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発売日:2017年08月30日
Blu-ray日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
バイエルン国立歌劇場の2014/2015年シーズンで最も注目を浴びた歌劇《ルル》。話題の指揮者キリル・ペトレンコを迎え、上演の模様はライヴ配信されるなど、世界中の音楽ファンから注目を浴びた演奏です。 最晩年のアルバン・ベルクが手掛けた歌劇《ルル》は、1905年にヴェーデキント作「パンドラの箱」の舞台を観たベルクが感銘を受け、もう一つの戯曲「地霊」を結合。この不可思議な物語のあらすじが出来上がりました。主人公ルルが様々な男性、女性を誘惑し破滅させ、最後は自身も殺されてしまうという「ファム・ファタール(魔性の女)」を描いたこの作品は、十二音技法が用いられた“演奏が非常に難しい”ことでも知られています。ベルクは完成を見ることなくこの世を去ってしまったため、完成している2幕にセリフを挿入する形で上演されることも多いのですが、ここではツェルハが補筆した3幕版が演奏されています。オペラ指揮者としてのペトレンコの能力が最大に発揮された演奏は、《ルル》の上演史を塗り替えたとして高く評価されました。 この上演のために用意されたチェルニアコフの演出はシンプルかつモダンなもの。複雑に入り組む登場人物たちの心理を鋭く描写するために、不要なものは極力排した潔い舞台作りです。また、難役「ルル」を歌うマリウス・ペーターゼンは2015年の「Opernwelt(ドイツの音楽雑誌)」で“singer of the year ”を受賞しました。
収録作曲家:
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CONNOTATIONS - 内に秘められたもの
(ショスタコーヴィチ/ベルク/サン=サーンス) [フー・メイイ/ウォス]SHOSTAKOVICH, D.: Piano Concerto No. 1 / BERG, A.: Chamber Concerto / SAINT-SAËNS, C.: Carnival of the Animals (ConNotations) (MeiYi Foo, Wass)
発売日:2017年03月24日
NMLアルバム番号:ORC100065
CD価格:2,080円(税込)
音楽の中に込められた比喩や暗喩、そして暗号。これらを探し出すのはとても面白いことです。美しい「白鳥」で知られるサン=サーンスの「動物の謝肉祭」も、もともとは彼の仲間内で、友人や他の作曲家の曲に風刺を効かせて演奏するために作られた曲。ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲には、やはり他人の作品からの引用が散りばめられています。またベルクの作品には、他の作品の引用はありませんが、数字の「3」が重要なファクターであり、楽章数だけでなく、彼の友人たちの名前が織り込まれ、楽器編成も3群で構成と数々の数字が隠されています。 そんな示唆的な作品を演奏するのは、マレーシアのピアニスト、メイ・イ・フー。素晴らしいテクニックでこれらの曲を的確に表現しています。このアルバムの売り上げは、彼女が協力している海洋保全協会に寄付され、美しい海の未来と、海洋生物の保護のために使われます。
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ブラームス(1833-1897):
ピアノ・ソナタ 第3番
ベルク(1885-1935):
ピアノ・ソナタ [クルンペック]BRAHMS, J.: Piano Sonata No. 3 / BERG, A.: Piano Sonata (Krumpöck)
発売日:2017年02月24日
NMLアルバム番号:SM253
CD価格:2,080円(税込)
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ベルク(1885-1935):
歌劇《ヴォツェック》 [トレーケル/シュヴァネヴィルムス/モロモット/ベルク/ヒューストン響/グラーフ]BERG, A.: Wozzeck [Opera] (Trekel, Schwanewilms, Molomot, N. Berg, Houston Symphony, Graf)
発売日:2017年01月25日
NMLアルバム番号:8.660390-91
1)
CD 2枚組価格:2,500円(税込)
1820年頃のドイツの小さな町。ここに住む小心者の兵士ヴォツェックが、彼の内縁の妻マリーと鼓手長の不義を知り、口論の末に彼女を刺し、自身も沼にはまり溺れ死ぬという実際に起きた事件を元にした悲惨な物語「ヴォツェック」。それまでの後期ロマン派の歌劇とは全く違い、厳密に構成された台本と、無調を取り入れた各場の音楽が絡み合った斬新で革新的な作品は、20世紀の最高傑作として評価されています。そして作品の持つメッセージはいつの時代にも変わることがありません。 このヒューストンでの上演は、日本でも人気の高いバリトン、トレーケルが温かみのある響きを駆使しながらも、主人公ヴォツェックの絶望と狂気を余すことなく歌い上げています。ワーグナーを得意とするシュヴァネヴィルムスのマリーも的確な配役です。ハンス・グラーフ率いるヒューストン交響楽団の美しく厚みのある響きも、演奏の完成度を高めています。
収録作曲家:
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ベルク/R.シュトラウス/シェーンベルク:
歌曲集 [ボーグ]Vocal Recital: Boog, Maya - BERG, A. / STRAUSS, R. / SCHOENBER, A. (Verlangen)
発売日:2016年06月29日
NMLアルバム番号:777976-2
CD
通常価格:1,710円→ 特価!:690円(税込) -
トーニ(1922-1993):
ピアノ作品全集 第3集 [オルヴィエート]TOGNI, C.: Piano Music (Complete), Vol. 3 (Orvieto)
発売日:2016年06月29日
NMLアルバム番号:8.573430
CD
通常価格:1,600円→ 特価!:490円(税込)20世紀イタリアを代表する作曲家の一人カミッロ・トーニ(1922-1993)。カセッラに作曲を学び、ピアノはミケランジェリに師事、シェーンベルクから多大な影響を受け、1951年から1957年まではダルムシュタット音楽祭にも参加、実験的な音楽を創り上げた人として知られています。 このNAXOSのシリーズでは彼のピアノ全曲リリースが進行中、このアルバムが第3集となります。トーニ作品と言えば、なんと言っても第1集(8572990)に収録されていたマーラーの「アダージェット」の乾いた響きが衝撃的でしたが、ここに収録されているベルク「抒情組曲」の連弾用編曲版を聞けば、彼の語法をより詳しく知ることができるのではないでしょうか? 初期の作品である一連のセレナータは、半音階進行を追及したもので、こちらは確かにシェーンベルクの影響が強く感じられますが、晩年の「3つの幻想的スケルツォ」は想像以上に調性に回帰した曲(良く知られた曲のパラフレーズでもある)で、何か仕掛けがあるのか? と聴き進むうちに曲が終わってしまうという不思議な感触も残ります。 【トーニ:ピアノ作品集 第1集…8572990 第2集…8572991】
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シグナム弦楽四重奏団
ベルク、バルトーク、シュニトケを弾く [シグナム四重奏団]String Quartets - BERG, A. / BARTOK, B. / SCHNITTKE, A. (No. 3) (Signum Quartet)
■室内楽
発売日:2014年06月25日
NMLアルバム番号:C5163
CD価格:2,600円(税込)
丁寧に描かれたスコアと、精緻に仕組まれた音の結びつきが「弦楽四重奏」の良し悪しを決めるとするならば、ベートーヴェンやシューベルト、もしくはブラームスあたりの時代で、その基準は頂点を迎えてしまったかもしれません。そのため20世紀の作曲家たちは“どのようにそれを超えるか”を模索し、新しい音を造りだすために様々な試みをしたのです。このアルバムに収録されているのは、20世紀になって書かれた3つの「3番」にまつわる弦楽四重奏曲。まだシュトラウスやマーラーが調性音楽を書いていた頃、25歳のベルクは、シェーンベルクの元でこんな音楽を書いていました。無調ではなく、そこはかとなく感じられる調性感は時に抒情的で妖艶。師シェーンベルクも絶賛した作品です。そしてバルトークの作品は、調性の探究ではなく「民俗音楽」の探究。激しいリズムの応酬と懐かしいメロディ。これらが発展し、交錯した上に生まれたシュニトケの作品は、一種の先祖帰り的な要素も持つ不思議な音楽。若きアンサンブル、シグナム弦楽四重奏団の素晴らしい演奏でお聞きください。
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シューマン(1810-1856):
詩人の恋
ベルク(1885-1935):
7つの初期の歌 [ベゾイエン/マルグリス]SCHUMANN, R.: Dichterliebe / BERG, A.: 7 Fruhe Lieder (Bezuyen, Margulis)
■声楽曲
発売日:2013年04月24日
NMLアルバム番号:OC857
1)
CD価格:2,224円(税込)
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ヴァイル・イベール・ベルク [ギルバート/シテインベルク/ワーク]
WEILL, K.: Violin Concerto, Op. 12 / IBERT, J.: Cello Concerto / BERG, A.: Chamber Concerto (Gilbert, Schteinberg, Work)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年11月21日
NMLアルバム番号:DSL-92161
CD価格:2,085円(税込)
3人の近代作曲家の室内楽作品集です。この3曲はどれも1825年前後に書かれていますが、それぞれ作風は全く違うところが興味深いものです。とは言え最初のヴァイルの作品は、彼が演劇やオペラに関心が向く前のものであり、シェーンベルクやストラヴィンスキーの影響を感じさせるシリアスな雰囲気で始まります(第2楽章のノットゥルノは、マーラーの「夜の歌」をもう少し下世話にした感じが面白いところです)。一転、イベールの作品はのどかな中にも不安な要素を秘めた曲。あの名チェリスト、デュ・プレがレパートリーにしていたことでも知られています。ベルクの作品は、シェーンベルクの誕生日に献呈するべく作曲されたもの。結局間に合わなかったのですが、主題のメロディの中には、シェーンベルク、ウェーベルン、ベルクの3人の名前が織り込まれるという凝りに凝ったもの。全体に漂う無調のとりとめない響きの中に、時折はっとするような魅惑的なメロディが浮かぶのがベルクらしい作品です。 バトン・リュージュ交響楽団のメンバーたちによる精緻なアンサンブルでお聴きください。
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イディル・ビレット
アーカイヴ・エディション 第4集
ベルク、ウェーベルン、ブーレーズ作品集 [イディル・ビレット]BERG, A.: Piano Sonata No. 1 / WEBERN, A.: Variations / BOULEZ, P.: Piano Sonata No. 2 (Biret Archive Edition, Vol. 4)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2011年12月14日
NMLアルバム番号:8.571277
CD価格:1,600円(税込)
NAXOSレーベルの看板ピアニスト。その実力は身震いするほど底知れないあのポリーニが、ブーレーズのピアノ・ソナタ第2番で注目を浴びたのは1978年の来日公演の時でした。超難解と言われる「ゲンダイオンガク」を事もなく弾きこなす若者(当時)に息を飲んだ人も多かったのでは。とはいえ、ブーレーズがこの曲を書いたのは1948年のことであり、1950年には初演されているのだから、当然様々なピアニストが手掛けていたことは間違いないのです。その中にビレットがいたとは・・・。この録音は1972年、ポリーニよりも1歳年上の彼女が31歳の時。確かに現代曲をバリバリ弾いていた人だから、全く不思議はないのだけれど、やはりこうして実際の演奏を聴いてみると、「すごい人がいるものだ」と感嘆せずにはおれません。他にはベルク、ウェーベルンとおなじみの作品を2曲。
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ツェムリンスキー(1871-1942):
抒情交響曲
ベルク(1885-1935):
抒情組曲より3つの小品 [ロビンソン/トレーケル/ヒューストン響/グラーフ]ZEMLINSKY, A. von: Lyric Symphony / BERG, A.: 3 Pieces from the Lyric Suite (Robinson, Trekel, Houston Symphony, Graf)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年07月29日
NMLアルバム番号:8.572048
1)
CD価格:1,600円(税込)
男と女、西洋と東洋、2つの異質な文化が出会う時、例えようもない不可思議なものが生まれる愛しい人を奪われたマーラーに対して、終生尊敬と恨みの思いを抱き続けたであろうツェムリンスキーの代表作であるこの曲は、テキストこそインドの詩を用いてはいるものの、明らかに「大地の歌」の影の中にあるのは周知の事実です。2人の独唱者によって歌われる狂おしい愛の世界を彩る管弦楽の響きは、爛れた果物の甘さと香りそのもの。爛熟した時代を克明に映し出した「大人のための童話」です。そして、この曲からベルクの抒情組曲が生まれた頃、世界は暗黒の時代を迎えていくことになります。牛肉も果物も腐る前が一番美味しいとは良く言ったものですね。名バリトン、トレーケルの名唱が光ります。
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INFINITE VOYAGE - 終わりなき航海
シェーンベルク(1874-1951):
弦楽四重奏曲 第2番
ベルク(1885-1935):
弦楽四重奏曲他 [エマーソン弦楽四重奏団、バーバラ・ハンニガン、ベルトラン・シャマユ]Vocal and Chamber Music - SCHOENBERG, A. / HINDEMITH, P. / BERG, A. / CHAUSSON, E. (Infinite Voyage) (Hannigan, Chamayou, Emerson String Quartet)
発売日:2023年12月08日
NMLアルバム番号:ALPHA1000
CD国内仕様 日本語解説・歌詞訳付き価格:3,520円(税込、送料無料)
エマーソン弦楽四重奏団、47年の歴史に幕。
ラスト・アルバムはバーバラ・ハンニガンとの共演。2023年10月をもって解散することを発表した、現代弦楽四重奏の雄エマーソン弦楽四重奏団。ラスト・アルバムの中心演目に選ばれたのは、2015年のバーバラ・ハンニガンとの初共演から録音を決めていたという、シェーンベルクの弦楽四重奏曲第2番。 調性から無調への流れを1つの作品の中で体験するようなこの作品を彼らは「私たちを未知の音響的領域へと誘う、深い感情的な根を持つ、登らなければならない高い樹」に例えており、第3楽章から加わるソプラノ独唱についてハンニガンは「世紀末の原始的な叫びで愛からの解放を願う、重い一撃」だと語ります。 併せて収録されたのは、シェーンベルクの元で学び本格的な作曲家としてデビューしてまもなくのベルクによる弦楽四重奏曲、二十代前半の若きヒンデミットによって書かれ、ハンニガンが「宝石のような作品」と大切にしている「メランコリー」、そしてベルトラン・シャマユが加わり美しく歌い上げられるショーソンの傑作「終わりなき歌」。半世紀近くに渡る彼らの芸術の余韻を重く美しく引くアルバムです。 今回改めて発売となる国内仕様盤には、松平敬氏による解説と歌詞訳が付属します。 -
発売日:2023年10月20日
CD 20枚組価格:11,400円(税込、送料無料)
BBCのアーカイヴからお宝続々!
伝説のヒストリカル・レーベルの名演集 第4弾英国BBCに残された巨匠たちの演奏の記録を、可能な限り良質のマスターを用いてデジタル・リマスターを施した安定の音質でリリースし、世界中のヒストリカル・ファンに高い支持を得ていた「BBCレジェンズ」。1998年から2010年まで活動し、現在はほぼ入手不能となっているこのレーベルの遺産を引き継いだICA CLASSICSより、その名演の数々を復刻するBOXセット第4弾が発売となります。 名演の誉れ高いホーレンシュタインのブルックナー第5番、カオス的な盛り上がりを聴かせるシルヴェストリの「ローマの松」などのほか、第1集(ICAB-5113/廃盤)、第2集(ICAB-5141/廃盤)、第3集(ICAB-5167)同様、20枚の内容すべてが超弩級の演奏内容であることが驚き。いずれもこの機会を逸すると、次の入手はかなり難しいものばかりです。 基本的にBBCレジェンズからリリースされた時点でのリマスタリング音源を使用していますが、その全てをポール・ベイリー(元EMIアビー・ロード・スタジオ、現Re:Sound社)監修のもと改めてチェック。中でもCD15と16のセルが指揮したベートーヴェンについては、ベイリーの手で新たにリマスターが施され、ティンパニの強烈な打撃などモノラルとは思えないほどの臨場感と迫力に溢れた音に仕上がっており、演奏の素晴らしさを際立たせることに成功しています。 録音は全てライヴ。ブックレットは付属しませんが、録音とリマスタリングに関するデータは各CDのスリーブに記載されています。 -
シルヴァン・カンブルラン
SWR名演集[10枚組 BOX] [シルヴァン・カンブルラン(指揮)/バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツ放送交響楽団]Orchestral Music - BERLIOZ, H. / DEBUSSY, C. / RAVEL, M. / STRAVINSKY, I. (SWR Symphony, Baden-Baden and Freiburg, Cambreling) (10-CD Box Set)
発売日:2023年10月13日
NMLアルバム番号:SWR19135CD
CD 10枚組価格:6,150円(税込、送料無料)
1999年から2011年までバーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団の常任指揮者を務めたシルヴァン・カンブルランの75歳を記念して、SWRのアーカイヴから初出音源多数を含む10枚組ボックスが登場。20世紀音楽ファン必聴と言えそうな内容です。 【これらを聴かずして、20世紀音楽は語れない。そう言いたくなるような充実したセット】 読響の常任指揮者を長らく務め、オーケストラのサウンドを一新したシルヴァン・カンブルラン。彼がバーデン=バーデン・フライブルクSWR放送響(南西ドイツ放送響)の常任指揮者に就いていた期間を含む、1992年から2016年までの録音が10枚組のセットになった(バルトークのヴィオラ協奏曲のみザールブリュッケン放送響)。ベルリオーズからメシアンまで、彼がもっとも得意としたレパートリーが一望の下に俯瞰できる構成だ。その6割程度が初出音源というのも嬉しい。 とりわけ20世紀の音楽を十八番にしていたカンブルラン。この時代ならではの、晦渋だったり、いかつい雰囲気をもった音楽を優雅に、色彩豊かに表現するのが彼の持ち味だ。たとえば、鉛色のイメージに染められがちなシェーンベルクやベルクの作品から、鮮やかな極彩色やほのかに薫る官能性を引き出してくれる。ウェーベルン「大オーケストラのための6つの小品」とドビュッシー「6つの古代の墓碑銘」を互い違いに組み合わせ、両者を違和感なく溶け込ませることができるのはカンブルランだけだろう。 バルトークの「中国の不思議な役人」やヤナーチェクの「シンフォニエッタ」では驚異的な見通しの良さで作品の精緻さを浮き彫りにしつつ、陰影豊かな表現で魅了する。ストラヴィンスキーの「春の祭典」も暴力的なところなく、エレガントなサウンドが愉悦を誘ってくれるほどだ。また、アイヴズの問題作である交響曲第4番は、あちこちに飛び散らかる様々な要素をデリケートに積み重ね、一つの大いなる流れを作り出す。いずれも、かつてない完成度を誇る演奏だ。 ドビュッシーやラヴェルなどのフランス音楽は、その音色の乾湿を使い分け、適切に整えられたバランスによって音が過不足なく空間を満たすようなデザイン感覚が見事。曲のすみずみまで、しなやかな響きで聴かせるのだ。優秀なドイツの放送オーケストラが、さらに明晰さを際立てる演奏をしているのも頼もしい。 ベルリオーズの序曲集では抒情性と運動性を巧みに交代させ、めくるめく興奮を導く。また、デュティユーならではの深さと鋭さをもった音楽も、そうしたベルリオーズの延長線上にあることをカンブルランの演奏は教えてくれよう。そして、彼のライフワークともいえるメシアンの作品。サイケデリックといいたくなるほどに色彩による楽園を燦然と築く。これらを聴かずして、20世紀音楽は語れない。そう言いたくなるような充実したセットになった。 鈴木淳史(音楽評論)バルトークの「中国の不思議な役人」やヤナーチェクの「シンフォニエッタ」では驚異的な見通しの良さで作品の精緻さを浮き彫りにしつつ、陰影豊かな表現で魅了する。ストラヴィンスキーの「春の祭典」も暴力的なところなく、エレガントなサウンドが愉悦を誘ってくれるほどだ。また、アイヴズの問題作である交響曲第4番は、あちこちに飛び散らかる様々な要素をデリケートに積み重ね、一つの大いなる流れを作り出す。いずれも、かつてない完成度を誇る演奏だ。 ドビュッシーやラヴェルなどのフランス音楽は、その音色の乾湿を使い分け、適切に整えられたバランスによって音が過不足なく空間を満たすようなデザイン感覚が見事。曲のすみずみまで、しなやかな響きで聴かせるのだ。優秀なドイツの放送オーケストラが、さらに明晰さを際立てる演奏をしているのも頼もしい。 ベルリオーズの序曲集では抒情性と運動性を巧みに交代させ、めくるめく興奮を導く。また、デュティユーならではの深さと鋭さをもった音楽も、そうしたベルリオーズの延長線上にあることをカンブルランの演奏は教えてくれよう。そして、彼のライフワークともいえるメシアンの作品。サイケデリックといいたくなるほどに色彩による楽園を燦然と築く。これらを聴かずして、20世紀音楽は語れない。そう言いたくなるような充実したセットになった。 鈴木淳史(音楽評論)
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INFINITE VOYAGE - 終わりなき航海
シェーンベルク:弦楽四重奏曲 第2番
ベルク:弦楽四重奏曲
ヒンデミット:メランコリー
ショーソン:終わりなき歌 [エマーソン弦楽四重奏団、バーバラ・ハンニガン、ベルトラン・シャマユ]Vocal and Chamber Music - SCHOENBERG, A. / HINDEMITH, P. / BERG, A. / CHAUSSON, E. (Infinite Voyage) (Hannigan, Chamayou, Emerson String Quartet)
発売日:2023年09月08日
NMLアルバム番号:ALPHA1000
CD価格:2,475円(税込)
エマーソン弦楽四重奏団、47年の歴史に幕。
ラスト・アルバムはバーバラ・ハンニガンとの共演。2023年10月をもって解散することを発表した、現代弦楽四重奏の雄エマーソン弦楽四重奏団。ラスト・アルバムの中心演目に選ばれたのは、2015年のバーバラ・ハンニガンとの初共演から録音を決めていたという、シェーンベルクの弦楽四重奏曲第2番。 調性から無調への流れを1つの作品の中で体験するようなこの作品を彼らは「私たちを未知の音響的領域へと誘う、深い感情的な根を持つ、登らなければならない高い樹」に例えており、第3楽章から加わるソプラノ独唱についてハンニガンは「世紀末の原始的な叫びで愛からの解放を願う、重い一撃」だと語ります。 併せて収録されたのは、シェーンベルクの元で学び本格的な作曲家としてデビューしてまもなくのベルクによる弦楽四重奏曲、二十代前半の若きヒンデミットによって書かれ、ハンニガンが「宝石のような作品」と大切にしている「メランコリー」、そしてベルトラン・シャマユが加わり美しく歌い上げられるショーソンの傑作「終わりなき歌」。 半世紀近くに渡る彼らの芸術の余韻を重く美しく引くアルバムです。 -
SONUS
クラリネットとピアノのための作品集 [ピエール・ピヒラー(クラリネット)/アルベルト・フランツ(ピアノ)]Clarinet and Piano Recital: Pichler, Pierre / Frantz, Albert - SCHUMANN, R. / PRINZ, A. / WEBER, C.M. von / BERG, A. / BRAHMS, J. (Sonus)
発売日:2023年09月15日
NMLアルバム番号:Gramola99293
CD価格:2,325円(税込)
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エリザベート王妃国際音楽コンクール 2023
声楽部門 [キム・テハン、ジャスミン・ホワイト、ジュリア・ムジチェンコ=グリーンハルグ、フロリアーヌ・アスレール、チョン・イノ、ジュリエット・メイ ほか]発売日:2023年08月25日
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
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Burnished Gold
磨き上げられた黄金
後期ロマン派の歌曲集 [ロビン・アレグラ・パートン(ソプラノ)/サイモン・レッパー(ピアノ)]Vocal and Piano Recital (Soprano): Parton, Robyn Allegra / Lepper, Simon - MARX, J. / STRAUSS, R. / KORNGOLD, E. / BERG, A. (Burnished Gold)
発売日:2023年07月07日
NMLアルバム番号:ORC100228
CD価格:1,950円(税込)
金箔を多く施した官能的な絵画で知られるグスタフ・クリムトを中心とする「ウィーン分離派」運動と同時期に書かれた歌曲を集めた1枚。収録されているのはエーリヒ・コルンゴルトやリヒャルト・シュトラウス、アルバン・ベルクから、アルマ・マーラー、ヨハンナ・ミュラー=ヘルマンといった女性作曲家の作品まで多種多様ですが、どれも後期ロマン派の重厚な和声を持ち、クリムトの描く女性像のように、どこか暗く退廃的な雰囲気を宿しています。 ロビン・アレグラ・パートンは英国出身でコンクール入賞歴を持つソプラノ。2022/23シーズンはドイツのミュンスター歌劇場と契約して活動しています。サイモン・レッパーは歌曲伴奏で高く評価され、ウィグモア・ホールで歌曲シリーズを担当しています。
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カール・ゼーマン(ピアノ)
オルフェオ録音集[7枚組 BOX] [カール・ゼーマン(ピアノ)他]発売日:2023年04月07日
CD 7枚組価格:4,950円(税込、送料無料)
没後40年記念!
ピアニスト、カール・ゼーマン(1910-1983)のORFEOレーベルへの全録音をまとめたBOX。ピアノを対位法的表現に最適な楽器とみなしていたカール・ゼーマンがこれまでにORFEOからリリースしたアルバムを集成しました。ゼーマンはブレーメンに生まれ、ライプツィヒの教会音楽学校でオルガンとピアノを学びました。教会オルガニストとしてキャリアをスタートさせた後、25歳の時にピアニストに専念することを決意。その後は演奏家及び教育者として活躍しました。演奏者としてはバッハやスカルラッティからストラヴィンスキーやバルトークといった当時最新の音楽にまで取り組み、ヘンツェからは作品を献呈されています。 レコード・ファンの間では長らく「シュナイダーハンの伴奏者」とのイメージが強かったゼーマンですが、没後になってソロや協奏曲の録音が続々と発掘され、堅固な造形と和声感に裏打ちされた演奏が評価されています。 このボックスでは定評あるバッハからベルクやヒンデミットまで、生前のゼーマンが高い評価を受けていたレパートリーを収録。バッハのパルティータでは重苦しさのない明快且つ躍動感のある演奏が印象的。もちろんシュナイダーハンとのデュオもあります。 *当ボックスセットでは「バッハ:パルティータ」の録音データが1965年6月5&6日と表示されていますが、正しくは1965年7月5&6日です。 -
コンサート&ドキュメンタリー
『ホーム・ミュージック・ベルリン』 [さまざまな演奏家]発売日:2023年01月27日
Blu-ray 2枚組日本語字幕付き価格:3,225円(税込、送料無料)
ベルリン、2020年春、
コロナ禍の下の音楽家の記録『Home Music Berlin』2020年春、新型コロナ感染症に襲われたベルリン。映像作家ヤン・シュミット=ガレは、演奏機会を失っていたベルリン在住の音楽家たちに呼びかけ、オンラインで広く聴衆にその演奏を届けるプロジェクトを立ち上げました。 現代美術で名高い私設美術館シンケル・パビリオンを会場とし『Home Music Berlin』と銘打たれたコンサート・シリーズ(2020年3月~5月)にはクリスティアン・テツラフ、イザベル・ファウスト、タベア・ツィンマーマン、ロマン・トレーケルら錚々たる音楽家が参加し熱演を繰り広げました。 本映像は、このシリーズから13回のコンサート収録と、参加した演奏家のリハーサル風景や舞台裏の素顔を捉えた、映像ドキュメンタリーで構成されています。 -
『夜の中の光』
ドイツとフランスの近代歌曲集 [コリーヌ・デュティユル、クナル・ラヒリー]Vocal Recital (Soprano): Dutilleul, Coline - BERG, A. / DEBUSSY, C. / RAVEL, M. / SCHOENBERG, A. (Licht in der Nacht)
発売日:2022年10月28日
NMLアルバム番号:FUG810
CD価格:2,475円(税込)
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ウィーン近現代のピアノ曲集
コルンゴルト、ベルク:
ピアノ・ソナタ他 [マクシミリアン・クロマー(ピアノ)]Piano Recital: Kromer, Maximilian - KORNGOLD, E.W. / EHRENFELLNER, C. / BERG, A. / KREISLER, F.
発売日:2022年09月30日
NMLアルバム番号:Gramola99253
CD価格:2,325円(税込)
20世紀から21世紀ウィーンのピアノ音楽を集めた1枚。 ヴァイオリン協奏曲が知られるコルンゴルトは3曲のピアノ・ソナタを遺していますが、この第2番は13歳の時に書かれたもので、神童と呼ばれた彼らしい複雑な構造と美しい旋律を持つ作品です。ベルクのピアノ・ソナタは作曲家唯一の作品番号付きのピアノ曲。エーレンフェルナーはヴァイオリニストとして活躍していますが、作曲の腕もなかなかのもの。ここでは「ばらの騎士」のワルツが引用されたゆったりとしたウィーン風のエレガントな舞曲を聴くことができます。クライスラーの2曲はラフマニノフが編曲したピアノ版で、華麗な技巧が用いられた聴きごたえのあるワルツに仕上がっています。 マクシミリアン・クロマーは4歳でピアノを始め、ウィーン国立音楽大学で学んだピアニスト。2016年にデビューしてからは、ソリスト、室内楽奏者として活躍しています。
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『幻想の影』
オルセー=ロワイヨモン・アカデミー歌曲コンサート・シリーズ [VA]Vocal Music (19th Century) - BERG, A. / DEBUSSY, C. / MAHLER, G. / ULLMANN, V. (Losseau, Pertz, Feldmann, LaNasa, Polchlopek, Royez, Holender)
発売日:2022年09月09日
NMLアルバム番号:LBM044
CD価格:2,475円(税込)
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発売日:2022年08月05日
CD 10枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
Delta-music社のレコード制作部門として1982年にケルン近郊で設立されたCAPRICCIOは、当時主流となりつつあったデジタル録音技術を使い、ドイツ語圏の演奏家と音楽を中心に制作を行いました。様々なジャンルの名盤がありますが、この10枚組にはCAPRICCIOレーベルを代表するソリストたちの演奏を収録。 トン・コープマンが1987年に録音したJ.S.バッハの「インヴェンションとシンフォニア」をはじめ、クリスティーネ・ショルンスハイムのバッハ一族のチェンバロ作品やエッカルト・ハウプトのC.P.E.バッハのフルート協奏曲集、ブルクハルト・グレツナーのヴィヴァルディ :オーボエ協奏曲集などバロック期の作品、ラインホルト・フリードリヒの超絶技巧トランペット、タベア・ツィマーマンのシューマン、鬼才ピアニスト、ツィモン・バルトのブラームス: ピアノ協奏曲第2番、リノス・アンサンブルのドヴォルザーク、現在は活動を停止しているペーターゼン四重奏団のロマン派作品、ウラディーミル・スピヴァコフが弾くベルクとショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲と、膨大なカタログの中から素晴らしい演奏が選ばれており、レーベルの歴史を俯瞰するものとしても貴重なBOXとなっています。
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シャーンドル・ヴェーグ指揮
カメラータ・ザルツブルク名演集[6枚組 BOX] [インターナショナル・ミュージシャンズ・セミナー・ソロイスツ/カメラータ・ザルツブルク(モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ、ザルツブルク)/シャーンドル・ヴェーグ(指揮)]発売日:2022年07月08日
CD 6枚組価格:3,525円(税込、送料無料)
ハンガリーに生まれ、1924年からリスト音楽院でヴァイオリンをフバイ、作曲をコダーイに学んだシャーンドル・ヴェーグ(1912-1997)。1927年にリヒャルト・シュトラウスの指揮でヴァイオリニストとしてデビューを飾り、1930年の音楽院卒業後にはソリストとして活動を始めるとともに、1935年にハンガリー四重奏団を結成、1940年まで在籍し、バルトークの「弦楽四重奏曲第5番」の初演も務めました。以降、ヴァオリニストとして、また指揮者として活躍し、1953年にはフランス国籍を取得。教育者としても素晴らしい実績を残し、1971年から1997年にはザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で教鞭を執り、数多くの後進を育てました。 このBOXには、1979年から指揮者を務めたカメラータ・ザルツブルク(モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ)との名演を中心に収録。ハイドン、シューベルト、ブラームスなどのウィーン古典派、ロマン派から、20世紀のシェーンベルクやベルク、バルトーク、ストラヴィンスキーまでの多彩な作品を、ヴェーグはモダン楽器小編成オーケストラの機動性を生かしながらも、自然かつ魅力的に聴かせます。既にORFEOレーベルから発売されている13枚組BOX【ORFEO録音集 1983-1996年】(J999713)の収録曲とは違ったレパートリーをお楽しみください。 またベートーヴェンの2作品は、イギリスのコーンウォールで開催された室内楽セミナーでの演奏。ヴェーグが1972年から教えていたインターナショナル・ミュージシャンズ・セミナーの奏者たちが見事に弾きこなしています。
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Goethe-Projekt
ゲーテ・プロジェクト
ゲーテの詩による歌曲集 [ウーテ・ツィーマー(ソプラノ)/今井寛子(ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Ziemer, Ute - BEACH, A. / BERG, A. / GRIEG, E. / HOFMANN, D. / SCHUBERT, F. (Goethe-Project)
発売日:2022年06月24日
NMLアルバム番号:Gramola99246
CD価格:2,325円(税込)
ドイツの偉大な詩人ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ。彼の詩は彼の時代から現代に至るまで、数多くの歌曲に用いられています。 この「ゲーテ・プロジェクト」と題されたアルバムでは、ソプラノのウーテ・ツィーマーとピアノの今井寛子がゲーテの詩による歌曲を演奏。シューマンやグリーグ、ヴォルフらのよく知られた歌から、このアルバムのために書かれたクレンツルの「3つのゲーテの歌」など世界初録音を含む20~21世紀の歌まで、ゲーテの詩に魅了された作曲家たちによる歌曲を楽しめます。
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クリスチャン・フェラス
SWR録音集 1953-72年 [クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)/ピエール・バルビゼ(ピアノ)/ハンス・ミュラー=クライ(指揮)/ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)/ミヒャエル・ギーレン(指揮) 他]FERRAS, Christian: SWR Recordings (The) - BEETHOVEN, L. van / TCHAIKOVSKY, P.I. / BRAHMS, J. / BERG, A. (1953-1972)
発売日:2022年06月17日
NMLアルバム番号:SWR19114CD
CD 4枚組価格:3,525円(税込、送料無料)
初出多数!
クリスチャン・フェラスの名演をオリジナル・テープからリマスターしてリリースフランスを代表するヴァイオリニストの一人、クリスチャン・フェラス(1933-1982)。気品を湛えつつも音楽に没入し、時に激しい情熱のほとばしりが感じられる演奏で聴衆を魅了、戦後フランスを代表するヴァイオリニストとして国際的に活躍しました。1961年と71年には来日公演も行いましたが、1982年に悲劇的な死を遂げ、世界中のファンを悲しませました。フェラスは戦後のドイツでも人気が高く、各地の放送局が収録・放送した演奏がCD復刻されていますが、このセットはベルクを除く全曲がオリジナル・マスターからの初CD化。ヴァイオリン音楽のファンは注目のリリースです。 この4枚組のBOXセットは、ヴァイオリンのレパートリーの中でもとりわけ重要な作品が収録されているのが嬉しいところ。いずれも堂々たる演奏ですが、中で特筆すべきは、まずCD2のエネスクのソナタ第3番。後の1962年の録音よりも全体的にテンポは速めで、即興的な高揚感が伝わります。フェラス&バルビゼ・デュオの絶頂期の記録です。 CD3では、チャイコフスキーの第1楽章におけるカデンツァでの即興的な音運びがフェラスの真骨頂。CD4のブロムシュテットと共演したブラームスは当時から評判になっていたもので待望のCD化。ベルクの協奏曲は、フェラスがフランス初演を行って以後、得意としていたレパートリーであり、ギーレンの分析的な指揮も見事です。 全て、オリジナルマスターテープより今回のリリースのために全て新たにマスタリングを行うことで、1950年代のモノラル録音でも鮮烈な音色が再現されており、フェラス・サウンドが味わえます。 -
Spirit of Hope - スピリット・オヴ・ホープ
「知恵と平和、精神」を主題にした歌曲集 [シラ・カルモン(ソプラノ)/パウル・グルダ(ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Karmon, Shira - ABADO, M. / BEETHOVEN, L. van / GULDA, P. / MOZART, W.A. / SULZER, S. (Spirit of Hope)
発売日:2022年02月18日
NMLアルバム番号:Gramola99231
CD価格:2,325円(税込)
イスラエル出身の歌手シラ・カルモンが歌う「知恵、平和、精神」の歌。アルバムが生まれるまでには、カルモンとピアニストであるパウル・グルダの綿密な話し合いが行われ、まずはイスラエルへのツアーが行われるなど2人はこの企画を大切に育ててきました。 1791年に書かれたモーツァルトのカンタータから、この企画のために作曲された歌まで何世紀にもわたるドイツ語圏の文化から生まれたこれらの歌には、16世紀以降のユダヤの人々の想いも反映されており、対立や憎しみを経て、さまざまな知恵と精神によって人々が希望と平和を手にするまでが描かれています。
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FROM THE EARLY 20TH…Vol.2
20世紀前半のピアノ音楽 第2集 [アンドルー・ランジェル(ピアノ)]Piano Recital: Rangell, Andrew - WEBERN, A. / BERG, A. / MOMPOU, F. / SCRIABIN, A. / RAVEL, M. / SIBELIUS, J. (From the Early 20th …, Vol. 2)
発売日:2021年12月17日
NMLアルバム番号:Steinway30195
CD価格:2,250円(税込)
2018年にアイヴズのピアノ・ソナタ第2番(コンコード・ソナタ)を中心に収録した『20世紀前半のピアノ音楽 第1集』(STNS-30100)をリリースし、好評を博したアンドルー・ランジェル。 この第2集で彼は、ウェーベルン、ベルクといった新ウィーン楽派の作品をはじめ、スクリャービン、プロコフィエフの近代ロシア作品、他、シベリウス、モンポウ、ラヴェルまで多彩な作品を選び演奏。それぞれの曲が持つ特徴を際立たせるとともに、抒情的な側面も強調したメリハリのある音楽を聴かせます。 アルバムの締めくくりとして最後に置かれたビル・エヴァンスの「Turn Out the stars」は、ラヴェルの影響が感じられる洒落た小品です。
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Poèmes for Violoncello & Piano
チェロとピアノの詩
プーランク、フランセ、ワーグナー他、歌曲をチェロとピアノで [クラウス・ケンパー(チェロ)/エヴァ=マリア・メイ(ピアノ)]Cello and Piano Recital: Kämper, Klaus / May, Eva-Maria - POULENC, F. / BRAHMS, J. / WAGNER, R. (Poèmes)
発売日:2021年10月08日
NMLアルバム番号:SM379
CD価格:1,950円(税込)
「詩=言葉」は大部分の歌曲に不可欠ですが、メンデルスゾーンの「無言歌」のように、詩がなくても成立する歌もあります。このアルバムに収録されたほとんどの作品の原型は歌曲ですが、言葉を持たないチェロによる演奏でも、作品の持つ世界観を見事に描き出しています。 プーランクを得意とするピアニストのエヴァ=マリア・メイが、このアルバムでまず選んだのは歌曲集「画家の仕事」。シュールレアリズムの詩人パウル・エリュアールに7よって人の画家の人柄と作品が詩にされており、プーランクが絶妙な音楽を付けているという作品ですが、ここではそのテキストは全部取り去られ、プーランクの音楽のみで画家たちが描かれていくという趣向。 ワーグナーの「ヴェーゼンドンクの5つの歌」はチェリストのケンパー自身による編曲。チェロとピアノのみで夢見るような妖艶な世界が歌われます。時折はさまれるチェロのためのオリジナル曲が、歌として聞こえてくるような錯覚をもたらすユニークな1枚です。
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At the Heart of the Piano
ブゾーニ、シューマン、リスト、スクリャービン、ベルク
ピアノ作品集 [ブルカルト・シュリースマン(ピアノ)]Piano Recital: Schliessmann, Burkard - BUSONI, F. / SCHUMANN, R. / LISZT, F. / SCRIABIN, A. / BERG, A. (At the Heart of the Piano)
発売日:2021年09月10日
NMLアルバム番号:DDA21373
CD 3枚組価格:3,825円(税込、送料無料)
ドイツ出身のピアニスト、ブルカルト・シュリースマン。フランクフルト音楽・舞台芸術大学で修士号を取得したのち、シューラ・チェルカスキーとブルーノ・レオナルド・ゲルバーのマスター・クラスに参加、1984年頃からピアニストとして活動をはじめました。プロのスキューバダイバーでもあり、水中で聴こえる音についての研究を行うことで知られています。 彼はまた、21歳の時に全オルガン作品を暗譜演奏したほどJ.S.バッハを尊敬しているといい、2012年に録音されたバッハ・アルバム(DIVINE ART DDC25751)も思慮深く真摯な演奏が評価されています。 そんな彼のこの3枚組アルバムには、今回は初出となるブゾーニ編のバッハ:シャコンヌ、ベルクのピアノ・ソナタと、1990年代から2000年にかけてBayer Recordsからリリースされた「スクリャービン・アルバム」などの名演をリマスターしたものを収録。完璧主義者として知られるシュリースマンならではの表現をじっくりと楽しめます。
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クリスティアーネ・カライェーヴァ(ピアノ)
ベルク、メトネル、ヤナーチェク、シューベルト:
ピアノ作品集 [クリスティアーネ・カライェーヴァ(ピアノ)]Piano Recital: Karajeva, Christiane - BERG, A. / MEDTNER, N. / JANÁČEK, L. / SCHUBERT, F.
発売日:2020年12月18日
NMLアルバム番号:Gramola99227
CD価格:2,250円(税込)
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クラシック・ギター・
トランスクリプションの芸術
J.S.バッハ、バルトーク、ベルク、ジェズアルド [クリストフェ・デジュール(編曲・ギター)]Guitar Transcriptions - BACH, J.S. / BARTÓK, B. / BERG, A. / GESUALDO, C. (The Art of Classical Guitar Transcription) (Dejour)
発売日:2020年11月13日
NMLアルバム番号:8.574259
CD価格:1,600円(税込)
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『ヘンリク・シェリング、協奏曲を弾く』
1956-1984 SWRレコーディング
バッハ、ベートーヴェン、ベルク、ブラームス、ラロ、モーツァルト、シューマン、シベリウス、シマノフスキ [ヘンリク・シェリング ほか]SZERYNG, Henryk: Violin Concerto Recordings on SWR - BACH, J.S. / MOZART, W.A. / BEETHOVEN, L. van / SCHUMANN, R. (1956-1984)
発売日:2020年10月23日
NMLアルバム番号:SWR19092CD
CD 5枚組価格:4,500円(税込、送料無料)
ほとんどが初発売! シェリングの放送用セッション録音による協奏曲集がBOXで登場!品格ある解釈でドイツ音楽の演奏を中心に圧倒的な人気と敬意を集めるヘンリク・シェリング(1918-1988)。南西ドイツ放送(SWR)のアーカイヴより、放送用にセッション録音された協奏曲CD5枚分が一挙登場します。しかも、かつてバーデン=バーデンのモーツァルト録音集でCD化されたK. 216以外は全て初発売という嬉しい内容です。さらに、オリジナルマスターテープより今回のリリースのために全て新たにマスタリングが行われており、シェリング本来の艶のある響きを楽しむことが出来ます。 収録されたレパートリーは、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスといった彼が最も評価されたスタンダードな名曲に加え、スクロヴァチェフスキと共に深い共感を持って臨んだ同郷ポーランドのシマノフスキや、晩年に岩城宏之と共演したシベリウスなど。70年代以降の録音はステレオというのも嬉しいところです。巨匠の深い音楽性と幅広い表現力を満喫できる、ファン垂涎のBOXです。
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-★『レコード芸術』特選盤(2020年10月号)★-
VIENNE 1900
20世紀初頭、ウィーンの室内楽
コルンゴルト、ツェムリンスキー、マーラー、ベルク、シェーンベルク [樫本大進 (ヴァイオリン)、エマニュエル・パユ (フルート)、ポール・メイエ (クラリネット)、ズヴィ・プレッサー (チェロ)、エリック・ル・サージュ (ピアノ)]VIENNE 1900 (Daishin Kashimoto, Pahud, Meyer, Plesser, Le Sage)
発売日:2020年07月10日
NMLアルバム番号:ALPHA588
CD 2枚組国内仕様価格:3,850円(税込、送料無料)
20世紀初頭、ウィーンのサロンで奏でられた音楽ウィーンを中心に活躍していた5人の作曲家が、1896年から1923年にかけて作曲した室内楽作品を集めたアルバム。新しい響きを求めてサロンに集まった音楽好きを唸らせた当時最先端の芸術にして、今なお色あせない魅力を放つ名作を集めています。ベルクの室内協奏曲は作曲者自身、シェーンベルクの室内交響曲はウェーベルンによる編曲版を収録。いずれも元の小さな編成をさらに小さくし、作品のエッセンスを濃縮した素晴らしい編曲です。フルートにより旋律の美しさが際立ったマーラーの歌曲は、現代の作曲家ロナルド・コーンフェイルがパユのため編曲したもの。 アルバムの魅力はなんといっても豪華な演奏陣。ル・サージュを筆頭に、樫本大進、パユ、メイエ、プレッサーと、ヨーロッパ各地で活躍するかたわら、世界中の音楽祭で顔馴染みの名手たちならではの、個々の鋭い表現と濃密なアンサンブルが高次元で融合した素晴らしい音楽を聴かせます。
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『ナイチンゲール』
~ ジェニー・リンド(1820-1887)に捧ぐ
メンデルスゾーン、クララ・シューマン、ベルク、タッローディ [エリン・ロンボ (ソプラノ) 、サイモン・クロフォード=フィリップス (指揮/ピアノ)、ヴァステラス・シンフォニエッタ]Vocal and Orchestral Music - BERG, A. / MENDELSSOHN, Felix / SCHUMANN, C. (Nightingale - A Tribute to Jenny Lind) (Rombo, Crawford-Phillips)
発売日:2020年05月22日
NMLアルバム番号:dBCD196
CD価格:2,250円(税込)
生誕200年
あの『グレイテスト・ショーマン』にも描かれた、“スウェーデンのナイチンゲール”に捧げるアルバム1820年にストックホルムに生まれ、“スウェーデンのナイチンゲール”としてヨーロッパを席巻したソプラノ歌手、ジェニー・リンドへのトリビュート・アルバム。メンデルスゾーンやショパン、シューマンらと親交を結び、20代で大きな名声を手にした彼女は、若くしてオペラ界からの引退を宣言して周りを驚かせました。しかしその後、興行師フィニアス・テイラー・バーナムの提案に乗り大規模なアメリカ・ツアーを敢行、大成功を収めたのは映画『グレイテスト・ショーマン』に描かれた通りです。 このアルバムには、彼女と特に親しかったと伝わるメンデルスゾーンの「イタリア」をはじめ、彼女の友人たちの作品を集めてその生涯と影響に迫ろうというもの。ラストには現代スウェーデンの女流作曲家タッローディによる「ナイチンゲール」を収録。この作品はスウェーデンの有名な童話作家アンデルセンによる「ナイチンゲール(夜啼き鶯)」を元にしたものですが、そこに描かれた作り物のナイチンゲールは当時流行していたイタリアのオペラ、そして本物のナイチンゲールはリンドを表していると言われます。 曲は物語の舞台である古代中国を思わせるエキゾチックで神秘的なもの。繊細ながら軽快さを忘れないクロフォード=フィリップスの指揮、素晴らしい力演を聴かせるロンボのソプラノもあいまって、たいへん聴き応えのあるアルバムです。 -
『アレクセイ・リュビモフの芸術』
(18世紀から現代までのピアノによる)[7枚組 BOX] [アレクセイ・リュビモフ(ピアノ)、ユーリ・マルティノフ(ピアノ)、ヴャチェスラフ・ポプルーギン(ピアノ)、マリアンネ・ヘンケル(フルート)]発売日:2020年03月13日
CD 7枚組価格:3,525円(税込、送料無料)
名手リュビモフが古典から近代までを時代に応じた楽器で奏でる、
歴史的ピアノの見本市のようなBOXが登場!1944年モスクワに生まれ、モスクワ音楽院でネイガウスとナウモフに師事したのち、西側の同時代音楽をソビエト国内に広めたことで当局の批判を浴びたリュビモフ。古楽器、歴史的ピアノに打ち込んだのはその後で、現在では当時の楽器を使用した古典派からモダン楽器による現代作品まで、幅広いレパートリーにおいて作品の本質に寄り添う求道的な演奏が高い評価を得ています。また2019年には突然の「引退宣言」を行い、世界中のファンを驚かせました。 そんな彼が2010年前後からZig-Zag TerritoiresとAlpha Classicsで製作してきた、作品に応じた楽器を使用した特色あるアルバムを集めたBOXセットが登場します。ピアノよりむしろチェンバロに近い音色を持つタンジェント・ピアノによるハイドンから、1909年のベヒシュタインを使用したプリペアド・ピアノによる面白さ抜群のサティまでを収録。また7枚目には1990年代終わりのライヴが収録されており、使用楽器は明記されていませんが、リュビモフならではの集中力による研ぎ澄まされた素晴らしい演奏を聴くことが出来ます。 -
バルトーク/ハチャトゥリアン/ベルク/ミヨー:クラリネット三重奏曲集 [トリオ・ムジカリス]
Chamber Music (Clarinet Trio) - BARTÓK, B. / KHACHATURIAN, A.I. / BERG, A. / MILHAUD, D. (Contrasts) (Trío Musicalis)
発売日:2020年01月24日
NMLアルバム番号:IBS-42019
CD価格:2,250円(税込)
第一次世界大戦と第二次世界大戦の狭間である1919年から1938年までに作曲されたクラリネット三重奏曲を通して、不安な時代を音楽で表現するというコンセプト・アルバム。 ハンガリーとルーマニアの舞曲を元にしたバルトークの名曲「コントラスツ」、アルメニア民謡を素材とするハチャトゥリアンのオリエンタリズム漂う三重奏曲、繊細で美しいベルクの室内協奏曲のアダージョ楽章、ジャズの影響が感じられるミヨーの組曲、最後に置かれたストラヴィンスキーの「兵士の物語」。これら様々なスタイルによる5つの曲からは、この時代独自の表現の多様性と、人々の熱い息吹が感じられます。
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フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
20世紀の音楽集 [フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール) 他]Vocal Recital (Tenor): Wunderlich, Fritz - RAPHAEL, G. / NEUMEYER, F. / BAUSZNERN, D. von / HELM, E. (Music of the 20th Century) (1954-1960)
発売日:2019年06月21日
NMLアルバム番号:SWR19075CD
CD 3枚組価格:2,850円(税込)
若々しく輝かしい声でモーツァルトやバッハを歌い人々を魅了したテノール歌手、フリッツ・ヴンダーリヒ。1966年、36歳にして不慮の事故でこの世を去ってしまいましたが、彼の人気は21世紀の今でも衰えることがありません。古典派やバロック期の作品で定評のあったヴンダーリヒですが、彼と同時代の作品を積極的に歌うなど、レパートリーの幅広さには驚くべきものがありました。 このシリーズ第8集では、そんな20世紀の作曲家たちの作品を収録。初出音源も多く、まさに「知られざるヴンダーリヒ」を知るためのアルバムの登場と言えそうです。CD1に収録されているギュンター・ラファエルは難解な作風で知られていますが、この「パルムシュトレーム・ソナタ」はジャズと新古典派の作風の融合から生まれた楽しい曲。ヴンダーリヒの軽快な歌唱が物語をひきたてます。他にはオペレッタからの曲や、プフィッツナーの質実剛健な「ドイツの精神」、ストラヴィンスキーやカール・オルフ、ベルクの《ヴォツェック》からのアリアなど盛りだくさん。“歴史上最も傑出したテノール”と讃えられるヴンダーリヒの貴重な録音です。
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シューマン、グリーグ、ブラームス、ベルク:
ピアノ作品集 [アラスデア・ビートソン(ピアノ)]SCHUMANN, R.: Abegg Variations / GRIEG, E.: 4 Piano Pieces / BRAHMS, J.: Piano Sonata No. 1 / BERG, A.: Piano Sonata (Beatson)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD086
6)
CD価格:2,160円(税込)
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ウィーン世紀末、六人の作曲家
~ アルマ・マーラーのまわりで ~ [バーバラ・ハンニガン(ソプラノ)/レインベルト・デ・レーウ(ピアノ)]発売日:2018年09月28日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)
ベルクの『ルル』とガーシュウィンの『ガール・クレイジー』をひとつのアルバムで出会わせるという痛快な成功例でAlphaレーベルに颯爽と登場、グラミー賞クラシック声楽部門のみならずカナダJuno賞でもクラシカル年間最優秀賞を獲得するなど、絶好調なすべりだしをみせたバーバラ・ハンニガン。ブリテン、ストラヴィンスキー、バルトーク、ベルク……と20世紀レパートリーの演奏史をあざやかに塗り替え続けてきたこの異才歌手はいま、オランダを中心に現代音楽シーンを賑わせてきた指揮者であり「ユニークなサティ弾き」でもあるレインベルト・デ・レーウと「ウィーン世紀末(世紀転換期)」をテーマに、妖艶・蠱惑的にして多彩な歌の数々をまたしてもユニークな音世界に結晶させてみせました。 音楽家だけでなく建築家や哲学者などさまざまな知の巨人たちとも交流をもち、時代に独特の存在感を残した(グスタフ・マーラー夫人として知られる)アルマ・マーラー=ヴェルフルを軸に、ツェムリンスキーやヴォルフ、新ウィーン楽派の異才たちがどんな空気感のなかに生きていたか、21世紀の気配と100年前とを軽やかに行き来するハンニガンの歌い口はどんな聴覚体験の刷新をもたらすのでしょう? 毎回かなりこだわりのあるアルバム制作理念をアピールしてくる彼女だけに、国内仕様での解説訳・訳詞にも注目です。
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ウィーン世紀末、六人の作曲家
~アルマ・マーラーのまわりで~ [バーバラ・ハンニガン(ソプラノ)/レインベルト・デ・レーウ(ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Hannigan, Barbara - SCHOENBERG, A. / WEBERN, A. / BERG, A. / ZEMLINSKY, Z. / MAHLER, G. / WOLF, H. (Vienna: Fin de siècle)
発売日:2018年09月28日
NMLアルバム番号:ALPHA393
3)
CD価格:2,475円(税込)
ベルクの『ルル』とガーシュウィンの『ガール・クレイジー』をひとつのアルバムで出会わせるという痛快な成功例でAlphaレーベルに颯爽と登場、グラミー賞クラシック声楽部門のみならずカナダJuno賞でもクラシカル年間最優秀賞を獲得するなど、絶好調なすべりだしをみせたバーバラ・ハンニガン。ブリテン、ストラヴィンスキー、バルトーク、ベルク……と20世紀レパートリーの演奏史をあざやかに塗り替え続けてきたこの異才歌手はいま、オランダを中心に現代音楽シーンを賑わせてきた指揮者であり「ユニークなサティ弾き」でもあるレインベルト・デ・レーウと「ウィーン世紀末(世紀転換期)」をテーマに、妖艶・蠱惑的にして多彩な歌の数々をまたしてもユニークな音世界に結晶させてみせました。 音楽家だけでなく建築家や哲学者などさまざまな知の巨人たちとも交流をもち、時代に独特の存在感を残した(グスタフ・マーラー夫人として知られる)アルマ・マーラー=ヴェルフルを軸に、ツェムリンスキーやヴォルフ、新ウィーン楽派の異才たちがどんな空気感のなかに生きていたか、21世紀の気配と100年前とを軽やかに行き来するハンニガンの歌い口はどんな聴覚体験の刷新をもたらすのでしょう? 毎回かなりこだわりのあるアルバム制作理念をアピールしてくる彼女の注目の1枚です。
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リノス・アンサンブル
室内楽へのアレンジメント集[8枚組BOX] [リノス・アンサンブル]発売日:2018年09月21日
CD 8枚組BOX価格:3,525円(税込、送料無料)
1918年にシェーンベルクによって旗揚げされた音楽団体「私的演奏協会」では、同時代の音楽に興味を持つ人々のために「良質な演奏」を提供することを目的とし、数多くの興味深い作品の初演が行われました。しかし、世相の悪化、激しいインフレのために、作曲家が本来意図した編成で演奏することはほとんどの場合困難でした。そのためシェーンベルクと彼の友人、弟子たちはこれらの作品を、より演奏のしやすい編成(大オーケストラのために書かれたものを、ピアノ、ハルモニウムを含む室内楽に)に置き換え、ようやく演奏することができたのです。 「リノス・アンサンブル」は1977年にオーボエ奏者クラウス・ベッカーによって創設されたアンサンブル。前述の「私的演奏協会」の演奏で名をあげましたが、レパートリーはバッハからシュトックハウゼンまでと幅広く、常に130以上の作品をストックしています。
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FOR GLENN GOULD
グレン・グールドへ [グッドイヤー]Piano Recital: Goodyear, Stewart - GIBBONS, O. / SWEELINCK, J.P. / BACH, J.S. / BRAHMS, J. / BERG, A. (For Glenn Gould)
発売日:2018年05月25日
NMLアルバム番号:DSL-92220
CD価格:2,100円(税込)
数多ひしめく中堅ピアニストの中に於いて、1978年カナダ生まれのスチュワート・グッドイヤーはその活躍が最も期待されている一人です。このアルバムは、彼と同郷の天才ピアニスト、グレン・グールドが大切にしていたレパートリーを再現することで、グールドへの強い思いが表明されています。 グッドイヤーが初めてグールドの名前を耳にしたのは4歳の時。初めて魅了されたのはバッハの演奏でした。魅力的で妥協のない音がまっすぐに心に届いたのだそうです。彼がこの録音を思い立ったのは、モントリオールで同じプログラムを演奏した時のことであり、グールドへの敬意を払いながらも、グッドイヤーならではの解釈も施すという、実に濃密なアルバムです。
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マティアス・クラー
クラリネット・リサイタル [クラー/ハンスリップ/クロフォード=フィリップス/カッリーノ四重奏団]Chamber Music (Clarinet) - SCHUMANN, R. / REINECKE, C. / DEBUSSY, C. / BERG, A. (Kjøller, Hanslip, Crawford-Phillips, Callino Quartet)
発売日:2018年03月23日
NMLアルバム番号:ORC100077
CD価格:2,080円(税込)
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イディル・ビレット・アーカイブ
LPオリジナルス・エディション[14枚組BOX]IDIL BIRET LP ORIGINALS EDITION (1959-1986) (14-CD Box Set)
発売日:2018年02月23日
CD 14枚組価格:4,800円(税込、送料無料)
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イディル・ビレット
20世紀ピアノ・エディションIDIL BIRET 20TH CENTURY PIANO EDITION
発売日:2016年07月27日
NMLアルバム番号:8.501504
CD 15枚組価格:6,744円(税込、送料無料)
モーツァルト、ベートーヴェンはもちろんのこと、どんな作品でも完璧に弾きこなすトルコの女性ピアニスト、イディル・ビレット。初期のNAXOSレーベルの立役者でもあった彼女は、現在、各レーベルに散らばっている自らの録音を集約し、「イディル・ビレット・アーカイヴズ」として世に出しています。 そんなビレットが最も得意としているのはなんと言っても「現代の作品」であり、デビュー直後からブーレーズやリゲティ作品をバリバリ弾きこなすことで評判を取っていたことでも知られています。この15枚組には、バルトークからストラヴィンスキー、そして前述のブーレーズやリゲティまで、1950年代から2010年代までの演奏が収録されています。彼女の恩師であるヴィルヘルム・ケンプの「バッハ編曲集」や、トルコの作曲家サイグン自身が指揮してバックを務めた協奏曲など、興味深い作品が並んでいます。
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オーストリアの名作曲家たちの作品集
FAMOUS AUSTRIAN COMPOSERS - STRAUSS / MOZART, W.A. / SCHUBERT, F. / BEETHOVEN, L. van / HAYDN, F.J. / HAYDN, M. / ALBRECHTSBERGER, J.G.
発売日:2009年04月01日
NMLアルバム番号:C49370
5CD
通常価格:3,960円→ 特価!:990円(税込) -
20世紀のピアノ・ソナタ集 [フランチェッティ]
BERG / HINDEMITH / HARTMANN: Piano Sonatas / SCHOENBERG: 3 Piano Pieces
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2008年05月09日
NMLアルバム番号:8.570401
CD価格:1,600円(税込)
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フィルハーモニカーの至芸
ペーター・シュミードル (クラリネット) [シュミードル/ミテヴァ/乾まどか]CLARINET (THE ART OF THE)
■室内楽 ■器楽曲
発売日:2003年07月01日
NMLアルバム番号:8.557232
CD価格:1,000円(税込)
これぞ極上のまろやかさオーケストラの楽器たちの魅力を、ウィーン・フィルの主席奏者が演奏とブックレット解説を通じて紹介していくというシリーズの第一弾、まずはクラリネットのシュミードルの登場です。極上のまろやかさを持った音色がたっぷり70分近く味わえ、まさに至福のひとときです。クラリネットとピアノを中心とする室内楽は、ややマイナーなジャンルですが、演奏の素晴らしさにも支えられ、「こんな隠れた名作が!」という発見にも満ちた一枚になっています。そしてさらに特筆すべきは、乾まどかをはじめとする、ウィーンにゆかりの深いサポート陣の好演です。室内楽の楽しさを存分にお楽しみいただけることと思います。