ラヴェル(モーリス)
Ravel, Maurice
生没年 | 1875-1937 | 国 | フランス |
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辞書順 | 「ラ」 | NML作曲家番号 | 21012 |
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POÉTIQUES DE L'INSTANT 瞬間の詩法 II
ラヴェル(1875-1937):
弦楽四重奏曲 ほか
ブルーノ・マントヴァーニ(1974-):
弦楽四重奏曲 第5番 [ヴォーチェ四重奏団、ジュリエット・ユレル、レミ・ドゥラングル、エマニュエル・セイソン]発売日:2023年06月09日
CD価格:2,475円(税込)
ヴォーチェ四重奏団が豪華ゲストと共に紡ぐプロジェクト第2弾!ヴォーチェ四重奏団のプロジェクト、「POÉTIQUES DE L'INSTANT」。ラヴェルあるいはドビュッシーによる弦楽四重奏のための名作を他の作品や新作と併せて並べ、一連の絵画のように関連付けたプログラムを構成する企画の第2弾が登場です。ドビュッシーの弦楽四重奏曲をメインに据えた前作(ALPHA798)に続き、今回はラヴェルの弦楽四重奏曲を中心として、「序奏とアレグロ」とハープのエマニュエル・セイソンが編曲した「マ・メール・ロワ」でゲストと共演しています。 近代フランスに於いて多いとは言えない弦楽四重奏曲の作例の中でも、ドビュッシーと並んで傑作とされるラヴェルの作品は、新進作曲家としての地位を確立した27歳の頃に書かれ、循環形式の応用のほか、美しいメロディと変拍子やポリリズムを前向きな曲想の中に盛り込んだ、たいへんラヴェルらしもの。またセイソンの編曲による「マ・メール・ロワ」は、鳥の鳴き声や銅鑼の模倣など、耳を惹く意外性も併せ持った美しい出来栄えとなっています。 新作は現代フランスの作曲家ブルーノ・マントヴァーニがヴォーチェ四重奏団のために書いた弦楽四重奏曲第5番。鋭いアクセントや半音階進行などを盛り込みトレモロを多用したフレーズが、4つの楽器に次々と伝播していくような構造を持っており、バラバラなようでいて楽器同士が忙しく会話をしているような統一感のあるたいへん興味深い作品です。 ジュリエット・ユレル、レミ・ドゥラングルといった豪華なゲストとヴォーチェ四重奏団は、これらの作品を活き活きと瑞々しく聴かせ、その魅力を十二分に表出しています。
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-★『レコード芸術』特選盤(2023年5月号)★-
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲 第2番
ラヴェル(1875-1937):
ピアノ協奏曲 [マルタ・アルゲリッチ、ラハフ・シャニ、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2023年03月24日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)
アルゲリッチ、自家薬籠中の2曲をシャニ指揮イスラエル・フィルと今回登場するのは2019年のライヴで、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番とラヴェルのピアノ協奏曲です。アルゲリッチにとってはいずれの作品もすでに5種類ほどの録音が出ていますが、音圧ではなく音色で表現される押しと引き、冴えわたるタッチで瑞々しくも情感豊かな表現を聴かせ、今なお新鮮に聴かせてくれることに驚きを禁じ得ません。 共演のラハフ・シャニは、2018年からロッテルダム・フィルの首席指揮者、2021年のシーズンからイスラエル・フィルの音楽監督、そして2026年からは解任されたゲルギエフの後を受けてミュンヘン・フィルの首席指揮者に就くことが決まったという、現在最も目の離せない指揮者の一人。そしてイスラエル・フィルは意外にも、アルゲリッチとの共演CDは初めてとのことです。推進力のある彼らのサポートがアルゲリッチのピアノをしっかりと支え、活き活きとした音楽を作り上げている素晴らしい記録です。 ラヴェルの後に収められた歓声も熱狂的。
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チャイコフスキー、ショパン、ラヴェル:
ピアノ作品集 [テティアナ・シャフラン(ピアノ)]Piano Recital: Shafran, Tetiana - TCHAIKOVSKY, P.I. / CHOPIN, F. / RAVEL, M.
発売日:2023年02月17日
NMLアルバム番号:Steinway30155
CD価格:2,250円(税込)
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-★『レコード芸術』特選盤(2023年1月号)★-
ラヴェル(1875-1937):
〈管弦楽曲集 第2集〉
高雅で感傷的なワルツ/古風なメヌエット
口絵/シェヘラザード、おとぎ話への序曲
マ・メール・ロワ [ロバート・トレヴィーノ(指揮)/バスク国立管弦楽団]RAVEL, M.: Orchestral Works, Vol. 2 - Valses nobles et sentimentales / Menuet antique / Frontispice (Basque National Orchestra, R. Trevino)
発売日:2022年11月18日
NMLアルバム番号:ODE1416-2
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)
ラヴェルの生まれ故郷バスクのオーケストラによる好評第2弾、
今作は一層フランス風の響きが強調された作品集前作の「ボレロ」を中心に名曲を揃えた選曲とローカル色を感じさせる音色、洗練され過ぎず荒々しさを残した演奏が話題となった、トレヴィーノ率いるバスク国立管によるラヴェル作品集の第2弾。 今作は「マ・メール・ロワ」を中心としたプログラムを、めくるめくような陶酔感をもって聴かせています。通常組曲版の演奏機会が多いこの作品ですが、トレヴィーノはバレエ版の全曲を演奏。より物語に即した精緻な演奏を披露しており、他の作品も含めて前作にも増して緻密な響きが楽しめます。 注目はピエール・ブーレーズによる「口絵」の管弦楽版。これはもともと2台ピアノ5手のための作品で、たった15小節、演奏時間は2分ほどの短い曲です。リチャード・カヌードの「ヴァルダルの詩」という詩集の挿入曲として書かれた作品で、3つの独立した旋律が各々奏でられながら絡み合い、最後は全てが冒頭の旋律に集約されるというもの。ラヴェルの生前に一度だけ演奏され、以降は忘れられていました。 この作品を蘇演したのがほかならぬブーレーズであり、オーケストラ版への編曲も行っています。ピアノ版よりも各旋律が際立つとともに、この作品が持つアヴァンギャルドな側面が強調され、たいへん耳に残ります。 ※国内仕様盤には井上さつき氏による日本語解説が付属します。収録作曲家:
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オシー・レナルディ(ヴァイオリン)
レミントン録音集
パガニーニ(1782-1840):
24のカプリース
フランク(1822-1890)、ラヴェル(1875-1937):
ヴァイオリン・ソナタ [オシー・レナルディ(ヴァイオリン) 他]発売日:2022年07月15日
CD 2枚組価格:2,475円(税込)
悲運のヴァイオリニスト、オシー・レナルディ。
その代名詞というべきカプリース全曲を含むレミントン・レーベルの全録音。名ヴァイオリニストの多くは、早くから名教師に才能を見出されて育てられ、同門の名手たちと一つの流派を成すかのように活躍するものですが、オシー・レナルディはやや異なる環境で育ち、33歳の若さで早世しました。それゆえに彼の演奏スタイルや技巧はヴァイオリン・ファンにとって独特の魅力を持ち、興味を惹くものとなっています。 レナルディは1920年4月26日にウィーンでオスカー・ライス Oskar Reissとして生まれました。近所の人が演奏するヴァイオリンに魅せられた5歳のオスカー少年は両親を説得してヴァイオリンを手にし、以後8年にわたってほぼ独学で毎日5、6時間の練習を続けたそうです。 13歳の時にイタリアのメラーノで旅芸人の一座に加わり、ジャグラー、ダンサー、コメディアンらと共に舞台を務め、その時のマネージャーが考案したイタリア風の名前オシー・レナルディをその後も名乗りました。 レナルディは1937年にアメリカに移り、翌年1月にはニューヨークでのデビュー・リサイタルがニューヨーク・タイムズで絶賛されます。1939年10月にカーネギーホールでパガニーニの24のカプリース全曲(ピアノ伴奏版)を演奏した際には、同地のヴァイオリニストが多数駆けつけて大きな話題となりました。 1941年には米陸軍の軍楽隊に志願し、除隊までの間に500回近く演奏。終戦後は2年間勉強に専念した後にコンサートを再開。1953年にニューヨークのルウィソーン・スタジアムでチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏した時は7千人もの聴衆が集まりました。しかし同年12月3日に自動車事故で死去。33歳の早過ぎる死でした。あいにく新聞がストライキをしていたため訃報が出ず、アメリカ音楽界が彼の死に気付くのが遅れたと言われています。レナルディの愛器グヮルネリ・デル・ジェスは奇跡的に救い出され、今ではリチャード・トネッティが演奏しています。 レナルディのパガニーニは人気がありました。1940年にはRCAにカプリース全曲を録音、このCDに復刻されたレミントン盤は不慮の死を遂げる前に行われていた再録音です(いずれもピアノ伴奏版)。 モノラル末期の録音だけにヴァイオリンの音に張りや艶が感じられ、また微妙な音色の変化も聞き取ることが出来る、良好な復刻となっています。 -
エレキギター・デュオによる
ラヴェルとバルトーク [ハイ・ロー・デュオ(エレクトリック・ギター)]発売日:2022年05月27日
LP価格:3,525円(税込、送料無料)
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ラヴェル(1875-1937):
管弦楽作品全集 + 2つの歌劇[5枚組 BOX] [ステファヌ・ドゥネーヴ(指揮)/シュトゥットガルト放送交響楽団]発売日:2022年05月20日
CD 5枚組価格:2,850円(税込)
フランスの指揮者ステファヌ・ドゥネーヴは母国フランス音楽への多大な愛情を持ち、2013年のシュトゥットガルト放送響との来日公演でもラヴェルの演奏が特に高い評価を得ました。 この5枚組BOXには、バレエ・リュスのために書かれた『ダフニスとクロエ』をはじめ、「ボレロ」や「亡き王女のためのパヴァーヌ」などのお馴染みの曲、そして《スペインの時》と《子供と魔法》の2作の歌劇までを網羅。ドゥネーヴが最も愛するという『マ・メール・ロワ』はバレエ版と組曲版の2ヴァージョンを収録。ラヴェル作品の魅力を存分に伝えています。
収録作曲家:
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-★『レコード芸術』特選盤(2022年6月号)★-
サロネン(1958-):
チェロ協奏曲
ラヴェル(1875-1937):
ヴァイオリンとチェロのためのソナタ [ニコラ・アルトシュテット、ペッカ・クーシスト、ディーマ・スロボデニューク]発売日:2022年03月04日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)
躍進目覚ましいアルトシュテットによる、サロネンのチェロ協奏曲ヨーヨー・マのために書かれ、2017年、彼をソリストにシカゴで初演されたサロネンのチェロ協奏曲でしたが、作曲者の母国フィンランド初演のために、指揮も担当したサロネンが招いたのがアルトシュテットでした。 カオスを表現する冒頭の響きからチェロの音が立ち上がってくる神秘的な冒頭、コンガやボンゴによるリズミカルなマントラとチェロとの対話、チェロが弾く音型をエレクトロニクスでループさせて作られた鳥の鳴き声のような効果。12音をはじめ現代的な技法が用いられながらも、エスニックな味わいもありたいへん面白く聴ける作品です。これを独自の感性で練り上げたアルトシュテットの手腕も素晴らしいもの。 カップリングはサロネンと同じフィンランドのヴァイオリニスト、クーシストとの共 演によるラヴェルのソナタ。こちらの切れ味鋭い表現にも注目です。
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ラヴェル(1875-1937):
管弦楽作品全集 第1集 [スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)/ミネソタ管弦楽団 他]発売日:2021年12月24日
CD 2枚組価格:1,950円(税込)
1960年代から70年代のスクロヴァチェフスキとミネソタ管弦楽団の演奏によるラヴェルの名作を中心に収録。「ボレロ」や「古風なメヌエット」などメリハリの利いたリズムに支えられた演奏が楽しめます。 他にはルイ・ド・フロマンが指揮するルクセンブルク放送管弦楽団と、ショパンやラフマニノフを得意としたアビー・サイモンによるピアノ協奏曲が聴きどころ。
収録作曲家:
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ラヴェル & ファリャ [神谷悠生]
RAVEL, M. / FALLA, M. de: Piano Music (Yuki Kamiya)
発売日:2021年12月03日
NMLアルバム番号:SNRT2103
CD国内盤価格:3,080円(税込、送料無料)
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エレキギター・デュオによる
ラヴェルとバルトーク [ハイ・ロー・デュオ(エレクトリック・ギター)]Electric Guitar Duo Recital: High Low Duo - RAVEL, M. / BARTÓK, B. (Ravel and Bartok)
発売日:2021年11月26日
NMLアルバム番号:SLE-70023
CD価格:2,100円(税込)
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ガーシュウィン&ラヴェル:
ピアノ協奏曲集 [パスカル・ロジェ(ピアノ)/ウィーン放送交響楽団/ベルトラント・ド・ビリー(指揮)]発売日:2021年05月28日
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
フランスのピアニズムを代表する演奏家として確固たる地位を確立しているパスカル・ロジェ。洗練されたタッチから生まれる美しく繊細な響きや、生き生きとした表情は他の演奏家の追随を許しません。この2枚組は2004年と2006年に相次いで録音されたラヴェルとガーシュウィンのピアノ協奏曲集を組み合わせたもの。 1928年に初めてアメリカを訪れたラヴェルが「ガーシュウィンの演奏を聴きたい」と希望し、その後、今度はパリでガーシュウィンがラヴェルに弟子入りを希望するなど、接点の多かった2人の作曲家のピアノのための協奏的作品を並べて演奏することで、2人の共通性を探りながら20世紀前半の音楽を描いていくという好企画を味わえる2枚組。ベルトラン・ド・ビリーの、絶妙なサポートも聴きどころです。
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-★『レコード芸術』特選盤(2021年7月号)★-
ラヴェル(1875-1937):
〈管弦楽曲集 第1集〉
ボレロ/「ラ・ヴァルス」
スペイン狂詩曲/道化師の朝の歌
海原の小舟/亡き王女のためのパヴァーヌ [ロバート・トレヴィーノ(指揮)/バスク国立管弦楽団]RAVEL, M.: Boléro / La valse / Rapsodie espagnole / Pavane pour une infante défunte (Basque National Orchestra, R. Trevino)
発売日:2021年04月16日
NMLアルバム番号:ODE1385-2
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,750円(税込)
ラヴェル、バスクへ帰る2019年に首席指揮者として就任したばかりのマルメ交響楽団を颯爽と指揮し、ベートーヴェンの交響曲全曲を録音、2020年にONDINEレーベルからリリース(ODE-1348)し、高く評価されたロバート・トレヴィーノ(1984年生まれ)。彼の新しいアルバムは、バスク国立管弦楽団を率いてのラヴェルのオーケストラ作品集です。 フランスの作曲家としてカテゴライズされるラヴェルですが、母親はバスク人。フランス領バスク地方で生まれ、3か月後には移住してしまったものの、母親の影響もありバスク文化に高い関心を持っていました。その文化のお膝元であるバスク国立管弦楽団による貴重なラヴェル録音の登場です。 冒頭の「ラ・ヴァルス」から「亡き王女のバヴァーヌ」を経て最後の「ボレロ」までの6曲、ラヴェルのバスク地方への憧れを描き出すとともに、オーケストラからは魔法のように精緻な響きを紡ぎだすトレヴィーノの手腕をご堪能いただけます。2021年、大注目間違いなしの1枚と言えるでしょう。
収録作曲家:
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イディル・ビレット
アーカイヴ・エディション 第20集
ラヴェル(1875-1937):
夜のガスパール 3種の録音 [イディル・ビレット(ピアノ)]RAVEL, M.: Gaspard de la nuit (3 Recordings) (Idil Biret plays Gespard de la nuit through Three Decades) (Idil Biret Archive Edition, Vol. 20)
発売日:2021年04月30日
NMLアルバム番号:8.571413
CD価格:1,600円(税込)
2021年11月に70歳の誕生日を迎える、トルコ生まれの女性ピアニスト、イディル・ビレット。このアルバムには、彼女が得意とするレパートリーの一つ、ラヴェルの「夜のガスパール」の3種類の演奏が収録されています。20代から40代まで、ほぼ10年ずつ間隔をあけた記録を聴き、ビレットの演奏の変化を辿るという興味深い1枚です。 各々の演奏におけるテンポの違いも面白く、なかでも第2楽章「絞首台」は1965年が6分58秒で演奏されているのに比べ、1975年が9分20秒と、かなりゆったりとしたテンポで弾かれていたりと、年代によって解釈が変わっていることがわかります。 また、アルバムの最後には1984年の「グロテスクなセレナード」が添えられています。
収録作曲家:
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『ユダヤの歌』 [ソニア・ヴィーダー=アサートン、ダリア・オヴォラ、ヤーノシュ・フュルスト、シンフォニア・ヴァルソヴィア]
WIEDER-ATHERTON, Sonia: Chants juifs
発売日:2021年03月26日
NMLアルバム番号:ALPHA666
CD価格:2,475円(税込)
ヴィーダー=アサートンの名盤がALPHAから再発売!25歳でロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクールの入賞を果たした、フランス系アメリカ人チェリスト、ソニア・ヴィーダー=アサートン。1989年ADDAレーベルから発売され、彼女のターニングポイントとなった名盤『ユダヤの歌』(14曲/「コル・ニドレ」の別ヴァージョンが最後に入った15トラック)は、その後レーベルを変えて何度か再発売されておりますが、2006年RCAに録音されたラヴェルの歌曲3曲を組み合わせた形で、今回ALPHAレーベルから登場します。 ヴィーダー=アサートンの彫りの深いフレージング、2017年に亡くなったダリア・オヴォラの優しく寄り添うようなピアノが大きな魅力。ブックレットには、ヴィーダー=アサートンと交流があり、中国の水墨画から大きな影響を受けたフランスの画家、コレット・ブランシュウィグの作品が掲載されています。
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ドビュッシー(1862-1918):
弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10
ラヴェル(1875-1937):
序奏とアレグロ
弦楽四重奏曲 ヘ長調 [ジョゼフ・リン(ヴァイオリン)/ジュディー・カン(ヴァイオリン)/リチャード・オニール(ヴィオラ)/デイヴィッド・ソイヤー(チェロ) 他]RAVEL, M.: String Quartet / Introduction et Allegro / DEBUSSY, C.: String Quartet (Marlboro Music Festival Musicians)
発売日:2020年11月20日
NMLアルバム番号:MLB80003
CD価格:2,250円(税込)
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〈ビレット・アーカイヴ・エディション 第19集〉
ラヴェル(1875-1937):
組曲『鏡』/ラ・ヴァルス
『クープランの墓』 [イディル・ビレット(ピアノ)]発売日:2020年07月17日
CD価格:1,600円(税込)
1949年11月、8歳の時にパリのORTF(フランス国営放送)スタジオで初のレコーディングを行ったというイディル・ビレット。以来、彼女は古典派から現代作品まで、ありとあらゆる曲を演奏、録音してきました。 このアルバムには、ラヴェルの3作品を収録。若さに溢れ軽やかさの中に神秘的な雰囲気を秘めた1965年録音の「クープランの墓」、その22年後に録音され「鏡」での変幻自在な表現、優雅さの中に荒々しさを感じさせる「ラ・ヴァルス」。ビレットの個性が遺憾なく発揮された名演をご堪能ください。
収録作曲家:
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Piano Album
高木 梢 [高木 梢(ピアノ)]Piano Recital: Takagi, Kozue - CHOPIN, F. / MAXWELL, R. / RAVEL, M. (Ebb Tide)
発売日:2020年03月13日
NMLアルバム番号:LPDCD003
CD価格:2,829円(税込)
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ラヴェル&ストラヴィンスキー [クロエ・キファー(ヴァイオリン)/アレクサンドル・ムウトツキン(ピアノ)]
RAVEL, M.: Violin Sonatas / STRAVINSKY, I.: Firebird Suite (arr. for piano) / 3 Movements from Petrushka (Kiffer, Moutouzkine)
発売日:2020年03月06日
NMLアルバム番号:Steinway30103
CD価格:2,250円(税込)
フランスのヴァイオリニスト、キファーとロシア系アメリカ人ピアニスト、ムウトツキンのデュオ・アルバム。2人のルーツでもある「フランス=ラヴェル」と「ロシア=ストラヴィンスキー」の作品を見事な演奏で聴かせます。 キファーはパリ音楽院を17歳で卒業、各地の音楽祭に出演し、2019年からはマンハッタン音楽大学で教鞭を執っています。ムウトツキンはルービンシュタイン国際コンクールを始めとした各種コンクールで多くの賞を獲得し、オーケストラとの共演やリサイタルで名を上げているピアニスト。最近はベルリン・フィルとブラームスのピアノ協奏曲を演奏し話題となっています。 彼はアレンジャーとしても知られ、このアルバムに収録された「火の鳥」は、自身が編曲したヴァイオリン、ピアノ各々の技巧をたっぷり聴かせる編曲版を使用、その才能を余すことなく披露しています。
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ラヴェル(1875-1937):
ラ・ヴァルス M.72
スペイン狂詩曲 M.54
アタイール(1987-):
Adh-Dhohr ~ セルパンと管弦楽のための協奏曲 [パトリック・ヴィバール(セルパン)、アレクサンドル・ブロック(指揮)、リール国立管弦楽団]RAVEL, M.: Valse (La) / Rapsodie espagnole / ATTAHIR, B.: Adh-dhohr (Wibart, Orchestre National de Lille, Bloch)
発売日:2019年12月20日
NMLアルバム番号:ALPHA562
CD価格:2,475円(税込)
フランス近現代管弦楽の旗手によるラ・ヴァルス、そしてセルパン協奏曲!近年、フランス近現代作品の演奏で高い評価を得ている、1985年生まれのフランスの指揮者アレクサンドル・ブロック。ジャンスとの共演によるショーソン(ALPHA441/国内盤:NYCX-10048)も高い評価を得た彼とリール国立管弦楽団によるラヴェルが登場。オーケストラを重心低く鳴らす中から様々な楽器の音色が折々に際立ち、ラヴェルならではの巧みなオーケストレーションを最大限の色彩で描きあげる手腕は見事なものです。 カップリングはブロックと同世代のフランスの作曲家アタイールによる、セルパンと管弦楽のための協奏曲『Adh-Dhohr』。イスラム教徒の祈りの習慣サラートにヒントを得た作品で、東洋の伝統音楽に習い旋律の対話で構成され、和声は盛大に鳴り響くことがほぼ無く、多くの場合リズム的に処理されます。複数の楽器のユニゾンや、絡み合うフレーズが生み出すリズムが非常に面白い作品です。ブックレットにはこの作品について、シリアのアレッポの廃墟を舞台とした兵士の対話という設定の、フランスの作家ランスロ・アムランによるテキスト(仏・英・独)が掲載されています。 ここでセルパンを聴かせるのは、レ・シエクルでオフィクレイドを担当し、ソロ・アルバム(RIC362)も発表しているピリオド系低音金管楽器の名手ヴィバール。セルパンのソロをホールで聴くという滅多にない状況で、音程を安定させるのも難しいこの楽器を見事なテクニックで制御し、独特のふくよかで柔らかな音色を聴かせます。
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モンテーロ(1970-):
ピアノ協奏曲 第1番「ラテン」協奏曲
ラヴェル(1875-1937):
ピアノ協奏曲 ト長調 [ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)/カルロス・ミゲル・プリエト(指揮)/オーケストラ・オブ・ジ・アメリカズ]MONTERO, G.: Piano Concerto No. 1, "Latin Concerto" / RAVEL, M.: Piano Concerto (Montero, Orchestra of the Americas, Prieto)
発売日:2019年11月15日
NMLアルバム番号:ORC100104
CD価格:1,950円(税込)
ベネズエラ出身のピアニスト、ガブリエラ・モンテーロ。5歳で初の公開演奏会を行うなど神童ぶりを発揮、順調にキャリアを重ね、アルゲリッチからも「稀有の才能の持ち主」と評価されました。即興演奏を得意としており、尊敬するバッハ作品をモティーフにした一連の即興演奏のアルバムが大ヒットしたことでも知られています。 このアルバムでは彼女の作曲家としての一面にも注目。世界初演となるピアノ協奏曲第1番「ラテン」は彼女自身の体験を元にした南米の人々の物語を描いた作品。躍動するリズムに支えられた喜びの感情と、激しい怒りの感情が交錯する魅力的な協奏曲です。同じく、特有のリズムとジャズのイディオムが取り入れられたラヴェルの協奏曲がカップリングされており、アルバムの特色を強調しています。
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ラヴェル(1875-1937):
〈管弦楽作品集 第6集〉
ピアノ協奏曲 ト長調
左手のためのピアノ協奏曲
ツィガーヌ [ジェニファー・ギルバート(ヴァイオリン)/フランソワ・デュモン(ピアノ)/レナード・スラットキン(指揮) リヨン国立管弦楽団]RAVEL, M.: Orchestral Works, Vol. 6 - Piano Concertos / Tzigane (Dumont, J. Gilbert, Lyon National Orchestra, Slatkin)
発売日:2019年09月27日
NMLアルバム番号:8.573572
CD価格:1,600円(税込)
レナード・スラットキンが取り組む「ラヴェル:管弦楽作品集」シリーズ第6集には、待望の2曲のピアノ協奏曲と「ツィガーヌ」を収録。ジャズ風のリズムが多用された「ピアノ協奏曲ト長調」は冒頭から活力ある響きに満たされており、悠々と流れるオーケストラをバックにピアノが華麗な演奏を繰り広げます。戦争で右手を失ったヴィトゲンシュタインのために作曲された「左手のためのピアノ協奏曲」は超絶技巧が駆使された作品で、こちらもパーカッションが重要な働きを見せる多彩な響きが特徴です。 ソロを務めるデュモンは1985年生まれの気鋭のピアニスト。パリ音楽院でブルーノ・リグットに師事、数々のコンクールで受賞歴を持つ名手です。オリエンタルな風情を持つ「ツィガーヌ」でヴァイオリンを演奏するのは来日経験もある女性ヴァイオリニスト、ジェニファー・ギルバート。迫力ある音色が魅力的です。スラットキンの生き生きとした演奏が作品に花を添えています。
収録作曲家:
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ラヴェル(1875-1937):
2台ピアノのための作品集 [ジェニファー・ミカレフ(ピアノ)/グレン・イナンガ(ピアノ)/クリスチャン・スターリング(ピアノ)]RAVEL, M.: Music for 2 Pianos (Inanga, Micallef)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD025
CD-R価格:2,160円(税込)
1994年にデュオを結成したジェニファー・ミカレフとグレン・イナンガ。彼らはロンドン王立音楽院でアーロン・ショルとマーティン・ロスコーに学んだ生徒同士で、デュオ結成翌年にはチェコで開催された「第9回シューベルト・ピアノ・デュオ・コンクール」で優勝するなど、着実に成果をあげてきました。 このアルバムではラヴェルの2台ピアノのための作品を披露。硬質なタッチを生かした美しい音色と、力強い低音部が印象的な演奏です。ラ・ヴァルスでの熱狂的な盛り上がりが聴きどころ。
収録作曲家:
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ドビュッシー、フォーレ、ラヴェル:
ピアノとオーケストラのための作品集 [ヴァレリー・トライオン(ピアノ)/ヤク・ファン・ステーン(指揮)/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2019年05月24日
CD価格:2,160円(税込)
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イアン・ボストリッジ
ベルリオーズ、ラヴェル、ドビュッシーを歌う [イアン・ボストリッジ(テノール)/リュドヴィク・モルロー(指揮)/シアトル交響楽団/]Vocal Music (Tenor) - BERLIOZ, H. / DEBUSSY, C. / RAVEL, M. (Bostridge, Seattle Symphony, Morlot)
発売日:2019年02月22日
NMLアルバム番号:SSM1021
CD価格:1,950円(税込)
リュドヴィク・モルローが振るシアトル交響楽団の最新録音は名テノール、イアン・ボストリッジを独唱者に迎えたフランス歌曲集。ボストリッジは2004年にもドビュッシーやフォーレ、プーランクなどのフランス歌曲を録音していましたが、今回はベルリオーズの「夏の夜」やラヴェルの「シェエラザード」など、どちらかというとドラマティックな作品が選ばれています。 作品を徹底的に研究し、独自の解釈を施すことで知られるボストリッジ、今回も作品の文学性を追求し、劇的な表情で巧みな発声で全曲を歌っています。女声で歌われることの多い「夏の夜」やシェエラザードがとても新鮮に耳に残ります。ドビュッシーの「ボードレールの5つ」の歌は、ピアノ・パートをジョン・アダムスがオーケストラ用に編曲したヴァージョンを用い、原曲よりも更に色彩的な響きが追求されています。
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ゴールドストーン&クレモウ
ピアノ・デュオのための音楽集
ガーシュウィン&ラヴェル [ゴールドストーン&クレモウ(ピアノ・デュオ)]Piano Duo Recital: Goldstone, Anthony / Clemmow, Caroline - GERSHWIN, G. / RAVEL, M. (Music for Piano Duo)
発売日:2019年01月25日
NMLアルバム番号:DDA25055
CD価格:2,400円(税込)
2017年にこの世を去ったピアニスト、アンソニー・ゴールドストーン。彼は長年に渡り、妻のキャロライン・クレモウとピアノ・デュオを組み、オリジナルから自身の編曲まで数多くの作品を演奏、録音して高く評価されています。 このアルバムは2007年に一度リリースされたものの、諸問題ですぐに発売が撤回されてしまった幻の1枚。今回は問題個所を削除しての再発売です。ガーシュウィンとラヴェル、近代音楽史に大きな足跡を残した2人の作品が集められており、色彩豊かな「マ・メール・ロワ」やジャズのイディオムが用いられた「ラプソディ・イン・ブルー」、あまり耳にすることのない「耳で聞く風景」など楽しい曲が並びます。なんといっても、最後に置かれたピアノ連弾版の「ボレロ」が聴きどころです。
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4 Woods + 1 Sax(4本の木管と1本のサックス)
Play ~ ラモー、モーツァルトとラヴェル [ウィーン・リード五重奏団]Reed Quintet Arrangements - RAMEAU, J.-P. / MOZART, W.A. / RAVEL, M. (4 Woods + 1 Sax Play Rameau, Mozart and Ravel) (Vienna Reed Quintet)
発売日:2018年12月07日
NMLアルバム番号:8.579021
CD価格:1,600円(税込)
ウィーン・リード五重奏団はサクソフォンを交えたユニークな楽器の組み合わせにより、従来の管楽五重奏とは大幅に異なる新鮮で爽やかなサウンドを生み出します。このアルバムでは、ラモーとラヴェルという2人のフランスの大作曲家の作品を中心に演奏。ラモーの組曲「勝ち誇った女」の原曲は鍵盤曲ですが、ヘッケマの編曲は作品の持つ軽やかさと生き生きとした対位法を丁寧にくみ取り、管楽器のための新たな作品に生まれ変わらせています。 そのおよそ200年後のラヴェルの「クープランの墓」は古典的な様式の中にフランス近代の響きを織り込んだ作品。原曲はピアノ曲で、管弦楽編曲版もありますが、ここで聴けるのはやはり軽やかで洒脱な響きです。間に置かれたモーツァルトの幻想曲の端正かつ荘厳な響きも聴きどころです。
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ベリオ:シンフォニア
ブーレーズ:ノタシオンI-IV
ラヴェル:ラ・ヴァルス [ルームフル・オブ・ティース/ルドヴィック・モルロー/シアトル交響楽団]BERIO, L.: Sinfonia / BOULEZ, P.: Notations I-IV / RAVEL, M.: La valse (Roomful of Teeth, Seattle Symphony, Morlot)
発売日:2018年11月30日
NMLアルバム番号:SSM1018
CD価格:1,950円(税込)
シアトル交響楽団と首席指揮者モルローによる、彼らが得意とする現代作品のアルバム。マーラーの交響曲第2番「復活」第3楽章ほか現代までの多くの音楽作品や、フランスの社会人類学者レヴィ=ストロースのテキストからの引用、キング牧師の名などがコラージュされたベリオの「シンフォニア」には、グラミー賞受賞歴のあるヴォーカル・アンサンブル、ルームフル・オブ・ティースが参加。変幻自在な声表現で、この難曲を色彩豊かに描いています。 ブーレーズの「ノタシオン」は、1945年に作曲したピアノのための小品集を1978年から管弦楽作品へと再構成したもの。全12曲のうち5曲(I~IV、VII)が完成されましたが、ここでは最初に編曲された4曲が演奏されています。いずれも2~4分ほどの小品(原曲は1~2分)ですが、4管編成の巨大な管弦楽を贅沢に使い、作品のエッセンスを最大限に拡張したオーケストレーションの妙を堪能することが出来ます。 これら強烈な個性を持つ2作品の後に収録された「ラ・ヴァルス」ですが、モルローはここでもオーケストラから強烈なコントラストを引き出しており、目まぐるしいばかりの色彩で締めくくっています。
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ラヴェル(1875-1937):ピアノ作品集
ピアノのための組曲「ダフニスとクロエ」
ハイドンの名によるメヌエット
ボロディン風に/シャブリエ風に/ラ・ヴァルス他 [インドレ・ペトラウスカイテ]RAVEL, M.: Piano Music - Daphnis et Chloé / Menuet sur le nom d'Haydn / À la manière de Borodine / À la manière de Chabrier / La valse (Petrauskaitė)
発売日:2018年11月30日
NMLアルバム番号:TOCC0508
CD価格:1,950円(税込)
珍しいレパートリーを積極的に録音するTOCCATAレーベルとしては「例外的な」ラヴェルのピアノ作品集。もちろん通常の作品集ではなく、ピアノ版「ダフニスとクロエ」組曲がアルバムの中心となっているのが特徴です。この曲はラヴェル自身によるピアノ版も存在しますが、ここではリトアニアのピアニスト、ペトラウスカイテ自身が編曲を行い、40分程度の組曲に仕立て上げました。オリジナルのスコアを尊重した編曲は、全てを多重録音なしで演奏でき、しかもラヴェル独特の色彩的な響きが保たれています。他の良く知られている作品も素晴らしい出来栄えです。
収録作曲家:
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ラヴェル(1875-1937):
「ダフニスとクロエ」第2組曲
「高貴で感傷的なワルツ」
デュパルク(1848-1933):
「星たちへ」 管弦楽伴奏歌曲集 [マグダレーナ・コジェナー/ロビン・ティチアーティ/ベルリン・ドイツ交響楽団]発売日:2018年10月24日
CD価格:2,475円(税込)
この2018年9月に2期目を迎える音楽監督ティチアーティとベルリン・ドイツ交響楽団。彼らの2枚目のアルバムは、ドビュッシーとフォーレを収録した前作に続くオール・フレンチ・アルバム。今回もコジェナーが参加しています。 「ダフニスとクロエ」では、細部を描くティチアーティの精緻なコントロールが冴え渡り、美しい夜明けから色彩豊かな生命の躍動までを繊細かつダイナミックに描いています。「高貴で感傷的なワルツ」では、優雅でありながらリズム感あふれる音楽づくりで作品のテクスチャを明確に提示しつつ、ラヴェルならではの極彩色の世界を存分に味わわせてくれます。 またラヴェルが「天才のなせる技」と呼んだデュパルクの歌曲は、ピアノ伴奏版ばかりが有名ですが何作かは管弦楽用に本人が編曲しており、いずれもとりわけ華やかなオーケストレーションに魅力があります。演奏音源の希少さもさることながら、これらとコジェナーの温かな歌声との相性の良さは素晴らしいものです。
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Histoires Naturelles - 博物誌
プーランク/ラヴェル:歌曲集 [ステファーヌ・ドグー/セドリック・ティベルギアン/アレクシス・デシャルム/マッテオ・チェーザリ]Vocal Music (French) - POULENC, F. / RAVEL, M. (Histoires Naturelles) (Degout, Tiberghien, Cesari, Descharmes)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:LBM009
CD価格:2,475円(税込)
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ラヴェル/ハイドン:
弦楽四重奏曲他 [テスラ弦楽四重奏団]RAVEL, M.: String Quartet / HAYDN, J.: String Quartet No. 42 / STRAVINSKY, I.: Concertino for String Quartet (Tesla Quartet)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:ORC100085
CD価格:1,950円(税込)
偉大な発明家ニコラ・テスラ(1856-1943)の名を冠した「テスラ四重奏団」。2008年にジュリアード音楽院の学生たちにより結成されたこのアンサンブルは、詩、音楽、哲学にも精通し、これらを大切にしていたテスラの意志を尊重し、“人々を結び付ける”役目としての音楽を追求しています。彼らは聴衆と演奏家の結びつきを強めるために10年間試行錯誤を繰り返したといい、このデビュー・アルバムでは、ラヴェル、ハイドン、ストラヴィンスキーという選曲から演奏に至るまで、聴き手をひきつけるために細心の注意が払われており、演奏も実にきめ細やか。現在のニューヨークで最も有望なアンサンブルの一つとして注目を集めています。
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カステルヌォーヴォ=テデスコ(1895-1968):
チェロ協奏曲他 [スミス/エヴリン・チェン/ヒューストン響/山田和樹]CASTELNUOVO-TEDESCO, M.: Cello Concerto / Transcriptions (B.A. Smith, Evelyn Chen, Houston Symphony, Kazuki Yamada)
発売日:2018年06月27日
NMLアルバム番号:8.573820
CD
通常価格:1,600円→ 特価!:1,290円(税込)イタリア系のユダヤ人作曲家カステルヌオーヴォ=テデスコ。かつては“ギター音楽”の作曲家として知られていましたが、最近になってピアノ曲や映画音楽など、幅広い作品が演奏されるようになり、その多彩な才能に注目が集まっています。彼はセゴビアに触発されギター曲を書き始めたのですが、同じように名チェリストのピアティゴルスキーにも出会い、チェロのための素晴らしい作品を書き上げました。カリスマ・チェリストが「チェロ協奏曲を書いてほしい」と作曲家に要求、1935年に完成したのがこのアルバムに収録されたチェロ協奏曲です。 技巧と音楽性を兼ね備えた幻想的な作品なのですが、完成年にトスカニーニとピアティゴルスキーによって初演されて以来、ずっと忘れられており、今回の山田和樹(NAXOS初登場!)とスミスの演奏は、作品の再評価のきっかけとなるでしょう。他の小品も世界初録音を含む貴重な演奏です。
収録作曲家:
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Black is the Colour - 黒はあの人の好きな色
室内楽伴奏によるベリオ、ラヴェル、ファリャ歌曲集 [ステファニー/ラビリンス・アンサンブル]Vocal Music - BERIO, L. / RAVEL, M. / FALLA, M. de (Black is the Colour) (Stéphany, Labyrinth Ensemble)
発売日:2018年06月27日
NMLアルバム番号:ALPHA384
CD価格:2,475円(税込)
1948年より開催されている「エクサン・プロヴァンス音楽祭」。オペラを中心に数多くの演奏会が行われる夏の風物詩です。1998年からは音楽祭に伴い「アカデミー」を開設、若い演奏家たちのマスタークラスや、創作オペラ、実験音楽などの刺激的なワークショップが実施され、新しい才能が発掘される場となっています。 ALPHAレーベルはこのアカデミーとコラボレーションを行っており、定期的に若い才能を見出していますが、2006年にアカデミーに参加したアンナ・ステファニーもその一人。彼女は早い時期からベリオのフォークソングに興味を抱き、この作品をベースにしたコンサートを企画していました。今回、素晴らしい「ラビュリント・アンサンブル」との共演で実現したレコーディングでは、ベリオとラヴェル、ファリャの作品を室内楽伴奏版で演奏。ベリオが要求する多彩な歌唱も含めた「言葉とイメージの融合」が図られた新感覚の作品として表出されています。
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ラヴェル(1875-1937):
管弦楽作品集 [バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツ放送響/ブール]RAVEL, M.: Tombeau de Couperin (Le) / Shéhérazade / Menuet antique (South West German Radio Symphony Orchestra, Baden-Baden and Freiburg, Bour)
発売日:2018年05月25日
NMLアルバム番号:SWR19504CD
CD価格:975円(税込)
フランスの名指揮者エルネスト・ブール(1913-2001)。ミュンシュとシェルヘンに指揮法を学んだブールは近現代の作品を得意としていましたが、このラヴェルでも、精緻なオーケストレーションを生かし、華麗かつ緻密な演奏をしています。東洋風な雰囲気を湛えた歌曲集「シェエラザード」で独唱を務めるのはアメリカ出身のソプラノ、オジェー。澄み渡った声が魅力的です。長らくイ・ムジチ合奏団で活躍していたカルミレッリのヴァイオリンで聴く「ツィガーヌ」も素晴らしい演奏です。
収録作曲家:
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セプトゥーラ
〈金管七重奏のための音楽集 第5集〉
フォーレ、ラヴェル、ドビュッシー [セプトゥーラ]Brass Septet Music, Vol. 5 - FAURÉ, G. / RAVEL, M. / DEBUSSY, C. (Septura)
発売日:2017年11月29日
NMLアルバム番号:8.573619
1)
CD
通常価格:1,600円→ 特価!:1,290円(税込)人気の金管アンサンブル「セプトゥーラ」のアルバム第5集は、20世紀初頭のフランス音楽集。この時代、管楽器の独奏曲は数多く書かれましたが、室内楽としての作品はほとんどありません。そこで「セプトゥーラ」のメンバーたちは、ラヴェル、フォーレ、ドビュッシーの作品を巧みに編曲し、実に豊かな音色で楽しませてくれます。 「マ・メール・ロワ」のオーケストラ版とも違う精緻な響き、トランペットやトロンボーンが縦横無尽の活躍を見せるフォーレの一連の歌曲、ピアノのために書かれた「前奏曲」が華麗な響きを纏うドビュッシー作品。どれも誰もが知っている原曲とは全く違う香りを放っています。
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Richard Itter Collection
カラヤン 1955-1956年 秘蔵音源集Orchestral Music - MOZART, W.A. / RAVEL M. / TCHAIKOVSKY, P.I. (Haskil, Philharmonia Orchestra, Karajan) (Itter Collection, 1955-1956)
発売日:2017年10月20日
NMLアルバム番号:ICAC5142
1)
CD 2枚組価格:2,625円(税込)
英国の録音史において貴重な役割を果たしたRichard Itter - リチャード・イッター(1928-2014)。彼はもともと録音に対して興味を抱いており、1951年に開設された英国の放送局“BBC Wrotham transmitter”の放送(1955年からはVHF/FM放送が開始された)を私的使用するためだけに、当時最高級の機材を用いて録音していました。1952年から1996年まで、およそ1500点にのぼる放送録音は、貴重なコレクションとして現在も大切に保存されています。 また、イッターは1959年にプライヴェート・レーベル「Lyrita Recorded Edition」を設立し、こちらは大手レーベル(HMV、Deccaなど)がリリースしなかったアイアランドやフィンジなど「英国の知られざる作曲家」を積極的に紹介し、1960年代における彼らの作品普及に大きく貢献しています。1970年代になると、さらにバックス、モーラン、オルウィン、ブリッジ、ローストーン、ラブラなどの交響的作品や協奏曲の初演録音を追加、こちらの音源の多くは現在“Nimbus Records”にライセンスされ、流通しています。 ICA CLASSICSは、BBCと12年間の交渉との末、ようやく契約がまとまり、イッターの膨大な録音の中から40タイトルをリリースします。これらは前述のとおり、これまでに市場に出たことのない貴重なものです。
第1弾はカラヤン フィルハーモニア管との1955年から1956年までの録音アーカイヴ。 1948年にフィルハーモニア管弦楽団の首席指揮者に就任したカラヤンは、オーケストラの創設者であるウォルター・レッグの下で多くの録音を残しています。しかし1955年にベルリン・フィル終身首席指揮者兼芸術総監督に就任したことで、イギリスでの演奏が激減してしまいました。 この2枚組にはチャイコフスキー、ラヴェル、モーツァルトの3人の作品が収録されており、そのどれもが貴重な録音です。アメリカ・ツアー直前に録音されたチャイコフスキーは当時のカラヤンの溌剌とした演奏であり、現在聴くことのできる1953年盤にも匹敵する美しさを有しています。レパートリーとしては録音の少ない「スペイン狂詩曲」も素晴らしい出来映えです。 また、クララ・ハスキルとのモーツァルトでは協奏曲第20番の高潔な演奏が知られていますが、珍しい第23番の演奏が残されていたのは驚きです。天真爛漫な第1楽章、第3楽章はもちろんのこと、憂いに満ちた第2楽章が聴きどころであり、録音当時、違うレーベルに所属していながらも良好な関係を築いていた2人による素晴らしい演奏です。いずれも、これまで市場に出ることのなかった幻の録音です。 -
スヴャトスラフ・リヒテル
ピアノの夕べ
シュヴェツィンゲン音楽祭 1994年 [リヒテル]Piano Recital: Richter, Sviatoslav - GRIEG, E. / FRANCK, C. / RAVEL, M. (Schwetzinger Festspiele Edition, 1994)
発売日:2017年10月20日
NMLアルバム番号:SWR19409CD
1)
CD価格:1,800円(税込)
1994年、ドイツのシュヴェツィンゲン音楽祭での晩年のリヒテルのコンサートを収録した1枚。当時のリヒテルは長いコンサート・ツアーに出かけており、様々な会場でリサイタルを開催していました。この演奏会ではグリーグ、フランク、ラヴェルの作品が演奏されていますが、グリーグについては、「ピアノ協奏曲」は若いころから数多く演奏してきたものの、「抒情小曲集」はようやく晩年になって演奏を始めたという作品でした。ここでも慎重なアプローチによる演奏を繰り広げています。かたや、フランク、ラヴェルは得意中の得意な作品で、リヒテルは変幻自在な演奏を聴かせています。 SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。
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発売日:2017年09月22日
CD価格:2,100円(税込)
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新居由佳梨
透明な風 ラヴェル名曲集 [新居由佳梨(ピアノ)]RAVEL, M.: Piano Music (Lucid Breeze) (Yukari Arai)
発売日:2017年06月01日
NMLアルバム番号:MECO-1016
SACD-Hybrid価格:3,143円(税込、送料無料)
スイス国立ジュネーヴ音楽院での研鑽後、イタリア・モノポリ国際ピアノコンクール他国内外のコンクールに多数入賞、伝説のヴァイオリニスト、イダ・ヘンデルとのRCAレーベルへの録音など、真摯な音楽活動を繰り広げる新居由佳梨によるオール・ラヴェル・アルバムです。 その類まれなる深い感受性、きらめく音のプリズム、精細な音の流動、たゆたうハーモニーは、まさに新居の真骨頂です。フランス音楽本流のエスプリを纏う新居のピアニズムが、ラヴェル生粋の名曲を通して、我々を深い感動の境地にいざないます。富士見市文化会館でのセッションレコーディング(DSDレコーディング)
収録作曲家:
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工藤セシリア
オマージュ・ア・ドビュッシー [工藤セシリア(ピアノ)]Piano Recital: Kudo, Cecilia - DEBUSSY, C. / RAVEL, M. (Hommage á Debussy)
発売日:2017年06月01日
NMLアルバム番号:MECO-1023
SACD-Hybrid価格:3,143円(税込、送料無料)
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スチュワート・グッドイヤー
ラヴェルを弾く [グッドイヤー]RAVEL, M.: Jeux d'eau / Sonatine / Miroirs / Gaspard de la nuit / Pavane pour une infante défunte (Goodyear)
発売日:2017年06月30日
NMLアルバム番号:ORC100061
CD価格:1,950円(税込)
ロサンゼルス・タイムズなどアメリカの新聞紙上でその演奏を大絶賛されているピアニスト、スチュワート・グッドイヤー。トロント王立音楽院で学んだ後、カーティス音楽院で学士号を取得。更にジュリアード音楽院では修士号を取得するという俊英で、即興演奏、作曲もこなすというマルチな才能を生かし大活躍しています。 以前、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」を自身でピアノ独奏に編曲したアルバムが高い評価を受けた彼ですが、今回のラヴェルでは、幼い頃から好きだったというソナチネを始め、数々の名作に真正面から取り組み、素晴らしい音楽を作り上げています。強靭なタッチから繰り出される硬質の音色は、「鏡」や「夜のガスバール」などにみられる、官能性、恐怖といったラヴェルの音楽の特徴をよく捉えています。
収録作曲家:
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発売日:2017年05月26日
DVD字幕なし価格:3,600円(税込、送料無料)
ニューヨークのマンハッタンに本拠を置く「ニューヨーク・シティ・バレエ」は、1933年に創設された“アメリカン・バレエ学校”がルーツであり、開校当初からジョージ・バランシンが生徒たちを指導し、優れたダンサーを数多く輩出してきました。戦時中は何度も解散の危機を迎えたものの、1946年に「バレエ協会」として再建され、1948年にニューヨーク・シティ・センターと契約して専属バレエ団となり今日の名称となり現在に至っています。バランシンが体調を崩した後にバレエ団を引き継いだのが、現在の芸術監督ペーター・マルティンスで、彼はバランシン作品の再演を行うなど伝統を守るとともに、新作も上演、バレエ団の未来を模索しています。 この映像には、バランシンに大きな影響を与えた3人のフランス人作曲家、グノー、ラヴェル、ビゼーの音楽を用いた4つの作品が収録されています。いずれも1925年から1980年に振り付けられた作品で、ネオ・クラシカルな雰囲気と、息を呑むようなテクニックが駆使されています。 これらを踊るのはもちろん世界最高ランクのダンサーたち。映像監督ヴァンサン・バティヨンの素晴らしいカメラワークも注目です。
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■バレエ・ダンス音楽
発売日:2017年05月26日
Blu-ray字幕なし価格:4,500円(税込、送料無料)
ニューヨークのマンハッタンに本拠を置く「ニューヨーク・シティ・バレエ」は、1933年に創設された“アメリカン・バレエ学校”がルーツであり、開校当初からジョージ・バランシンが生徒たちを指導し、優れたダンサーを数多く輩出してきました。戦時中は何度も解散の危機を迎えたものの、1946年に「バレエ協会」として再建され、1948年にニューヨーク・シティ・センターと契約して専属バレエ団となり今日の名称となり現在に至っています。バランシンが体調を崩した後にバレエ団を引き継いだのが、現在の芸術監督ペーター・マルティンスで、彼はバランシン作品の再演を行うなど伝統を守るとともに、新作も上演、バレエ団の未来を模索しています。 この映像には、バランシンに大きな影響を与えた3人のフランス人作曲家、グノー、ラヴェル、ビゼーの音楽を用いた4つの作品が収録されています。いずれも1925年から1980年に振り付けられた作品で、ネオ・クラシカルな雰囲気と、息を呑むようなテクニックが駆使されています。 これらを踊るのはもちろん世界最高ランクのダンサーたち。映像監督ヴァンサン・バティヨンの素晴らしいカメラワークも注目です。
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ラヴェル(1875-1937):
歌劇《子供と魔法》
ラ・メール・ロワ [シュトゥットガルト放送響/ドゥネーヴ]RAVEL, M.: Orchestral Works, Vol. 5 - Enfant et les sortilèges (L') / Ma mère l'oye (Stuttgart Radio Symphony, Denève)
発売日:2017年05月19日
NMLアルバム番号:SWR19033CD
CD価格:2,100円(税込)
2017年、ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団を率いての来日が期待されている指揮者ドゥネーヴ。シュトゥットガルト放送交響楽団とは2011年から首席指揮者として良い関係を築いており、一連のラヴェル作品でも「ドイツのオーケストラから見事にフランスの響きを引き出した演奏」と高い評価を受けています。 これまで4枚に渡って管弦楽作品集をリリースしてきましたが、そのシリーズの最後を飾るのは歌劇《子供と魔法》。フランスの若手歌手たちが代わる代わる別のキャラクターに扮し、伸びやかで楽しい演奏を繰り広げています。同時収録の「マ・メール・ロワ」は幻想的で美しい響きに満ちています。
収録作曲家:
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ラヴェル(1875-1937):
〈管弦楽作品集 第5集〉
付随音楽「アンタール」
(原曲 : リムスキー=コルサコフ)
シェエラザード [デュソリエ/ドゥルエ/フランス国立リヨン管/スラットキン]RAVEL, M.: Orchestral Works, Vol. 5 - Antar (after Rimsky-Korsakov) / Shéhérazade (Dussollier, Druet, Lyon National Orchestra, Slatkin)
発売日:2017年04月21日
NMLアルバム番号:8.573448
22)
CD価格:1,600円(税込)
1889年のパリ万博で「ロシア音楽」に初めて接した14歳のラヴェル。この時の強い衝撃はずっと彼の心に残り、創作人生の支えとなりました。1907年にリムスキー=コルサコフの「アンタール」のスコアに出会ったラヴェルは、「交響曲」もしくは「交響組曲」として完成された12世紀の物語を新しく劇音楽に作り替えることを発案、ベルリオーズの「幻想交響曲」の“固定観念=idee fixe”と同じく、アンタールに一つの主題を与え、壮大な物語として仕立て上げました。 リムスキー=コルサコフのスタイルを用いてラヴェルが作曲した第1番bis(トラック1)や、時には別作品である「ムラダ」からも曲を引用したこのラヴェル版は出版されることはありませんでしたが、今回の世界初録音では、2014年に書かれたアマン・マルーフによる新しいテキストを朗読として付け加えた“新しい作品”として甦りました。ロシアの重厚な響きの中に東洋風の雰囲気が漂うユニークな作品を、スラットキンとリヨン管が見事に表現しています。
収録作曲家:
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ラヴェル(1875-1937):
歌劇《スペインの時》
狂詩曲「スペイン」 [アルケス/ベーア/ヴィダル/ドゥハメル/ロート/ミュンヘン放送管/フィッシュ]RAVEL, M.: Heure espagnole (L') [Opera] / CHABRIER, E.: España (Arquez, Behr, Vidal, Duhamel, Lhote, Munich Radio Orchestra, Fisch)
発売日:2017年04月28日
NMLアルバム番号:900317
CD価格:2,100円(税込)
1907年にパリのオデオン座で上演されたフラン=ノアンの劇「スペインの時」を見て感激したラヴェルが、すぐに作曲に取り掛かったのがこの歌劇《スペインの時》。短期間で完成されたものの、オペラ・コミック座の座長が上演に難色を示し、結局1911年まで初演を待たなくてはならなかったという作品は、当時ラヴェルが魅了されていたスペイン風の音楽をふんだんに用い、ユーモアとお色気が漂います。 ここで指揮するイスラエル生まれの指揮者アッシャー・フィッシュは2017年、キリル・ペトレンコと共にバイエルン国立歌劇場を率いて来日予定の注目の人。ワーグナーやモーツァルトを得意としています。同時収録のシャブリエの狂詩曲「スペイン」とともに、情熱的な演奏を聞かせます。プリンツレーゲンテン劇場における日曜コンサートのライヴ収録です。
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ラヴェル(1875-1937):
〈管弦楽作品集 第4集〉
ダフニスとクロエ [スピリート/フランス国立リヨン管/スラットキン]RAVEL, M.: Orchestral Works, Vol. 4 - Daphnis et Chloé / Une barque sur l'océan (Spirito, Lyon National Orchestra, Slatkin)
発売日:2017年01月25日
NMLアルバム番号:8.573545
CD価格:1,600円(税込)
1909年、セルゲイ・ディアギレフ主宰の“バレエ・リュス”の依頼を受けてラヴェルが作曲したのが、レスボス島を舞台にした古典的なグレコローマン(ギリシャ・ローマ風の意味)のラヴ・ストーリーである「ダフニスとクロエ」です。ラヴェルはこの作品を「巨大な音楽のフレスコ画」と呼び、情熱的な音楽、色彩的な管弦楽法を用いて瑞々しい作品に仕立て上げました。この作品のアイデアは、バレエ団の振付師であったフォーキンからもたらされたものですが、上演の際、様々な案件でフォーキンとディアギレフが対立、そのまま決裂し、この作品自体も同時期に上演された「牧神の午後」でのニジンスキーのエロティックな所作によって起こったスキャンダルに隠れ、一時は表舞台から姿を消してしまったのです。 しかし、その音楽はバレエがなくとも充分に聞き応えのあるもので、現在は、バレエとしてよりも、演奏会のプログラムとして多くの人に愛好されています。余白に収録された「海原の小舟」はピアノ曲からのラヴェル自身の編曲で、絶え間なく変化する海の気分を描写しています。
収録作曲家:
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アニ&ニア・スルクハニシヴィリ ‐
ピアノ・デュオ
ドヴォルザークとラヴェルを弾く [アニ&ニーア・スルハニシヴィリ]Piano Duo Recital: Sulkhanishvili, Ani / Sulkhanishvili, Nia - DVOŘÁK, A. / RAVEL, M.
発売日:2016年10月21日
NMLアルバム番号:OC1852
CD価格:2,080円(税込)
1988年、ジョージア(グルジア)の首都トビリシに生まれた双子ピアニスト、アニとニア・スルクハニシヴィリのデビュー・アルバム。2015年に開催された第64回ARD(ミュンヘン)国際音楽コンクールのピアノ・デュオ部門で二位を獲得、その傑出した才能が認められ、すぐさまBR KLASSIKとの共同制作でこのアルバムの録音が敢行されたのです。 幼い頃から音楽的才能が顕著だった二人ですが、両親は音楽家ではなかったため、彼女たちは6歳の時に初めてピアノのレッスンを受けることとなります。その後はトビリシ音楽院で音楽を学びますが、デュオとして演奏することはなかったといいます。しかし、13歳の時に偶然にドビュッシーの「小組曲」を連弾したところ、その演奏に強く魅了された人々から、デュオで活動することを勧められたのです。16歳の時にモスクワでデビュー。その際は大規模なプログラムを用意した本格的なコンサートでした。2012年10月からはタール&グロートホイゼンに師事し、レパートリーの拡大を図りながら、多くのコンクールを制し、2015年のARDで快挙を遂げます。 このアルバムではドヴォルザークの「伝説」とラヴェルの「スペイン狂詩曲」を披露。息のあったアンサンブルを繰り広げています。
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ラヴェル&ドビュッシー:
2台ギターのための音楽集 [クロマデュオ]Guitar Duo Recital: ChromaDuo - DEBUSSY, C. / RAVEL, M. (Music for 2 Guitars)
発売日:2016年09月21日
NMLアルバム番号:8.573286
CD
通常価格:1,600円→ 特価!:1,290円(税込)このアルバムでは、ドビュッシーとラヴェルの名作を(一部を除いて)演奏者たち自身がギター・デュオのために編曲したものが演奏されています。これまでにも多くのギタリストがドビュッシーの音楽に惹かれてきました。セゴビアは自伝の中で「若い頃、アラベスクの第2番がお気に入りだった」と述べ、ジュリアン・ブリームも「ギターの音色はドビュッシーにふさわしい」と語り、またギタリスト、ジョン・ウィリアムズも「夢想」をはじめいくつかの作品をレパートリーにしています。 それに比べ、ラヴェルの音楽はあまりギター向きでないように思えるかもしれませんが、例えばこのアルバムの冒頭の「道化師の朝の歌」などは、道化師のよろめく足取りが見えてくるかのようで、編曲によっては素晴らしい効果をあげるものもあることが分かります。いずれの作曲家の作品にも、複雑なハーモニーと豊かなソノリティで曲に新しい命が吹き込まれています。
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ラヴェル(1875-1937):
〈管弦楽作品集 第4集〉
歌劇「スペインの時」
シェエラザード [ドゥストラック/フシェクール/南西ドイツ放送響/ドゥネーヴ]RAVEL, M.: Orchestral Works, Vol. 4 - Shéhérazade / L'heure espagnole (d'Oustrac, Fouchécourt, South West German Radio Symphony, Denève)
発売日:2016年09月28日
NMLアルバム番号:SWR19016CD
CD価格:2,100円(税込)
全5巻で完結するステファヌ・ドゥネーヴの「ラヴェル作品集」の第4集は歌劇「スペインの時」(第5集「子供と魔法」は2017年4月リリースの予定)。ラヴェル(1875-1937)がイタリアの「オペラ・ブッファ」の形式をスペイン風にまとめたものとされるこの歌劇は、内容も“男女間のちょっとしたかけひき”がコミカルに描かれた、エスプリと皮肉の効いた大人向きの作品に仕上がっています。 主役コンセプシオンを歌うステファニー・ドゥストラックはバロックオペラを中心に活躍しているメゾ・ソプラノ。彼女を交えた全ての登場人物の確かな歌唱力に支えられたユニークな表現は必聴です。ドゥストラックの「シェヘラザード」もニュアンスに富む美しい歌唱です。
収録作曲家:
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エブラハムセン(1952-):
木管五重奏のための作品集&編曲集 [フェイサー/アンサンブル・ミッドヴェスト]ABRAHAMSEN, H.: Wind Quintets (Facer, Ensemble MidtVest)
発売日:2016年06月29日
NMLアルバム番号:8.226090
1)
CD価格:2,325円(税込)
斬新な作風による数多くの室内楽作品で知られる作曲家エブラハムセン(1952-)。これまでにもdacapoレーベルから何枚かのアルバムがリリースされていますが、今回はなかなか興味深い作品も含まれています。 初期の2作品は、いかにもミニマル風で現代的な茫洋とした音楽になっていいます。やがて突然、シューマンやラヴェルの耳慣れたメロディが聞こえてくるのには驚かされることでしょう。これはエブラハムセンが2つの作品に編曲を施したもので、原曲が的確に木管五重奏へとまとめられています。アンサンブル・ミッドヴェストはタイプの異なるユニークな作品を、ごく自然に演奏しています。
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声 ~フランスのヴァイオリン・ソナタ集 [スマート]
Violin Recital: Smart, Callum - POULENC, F. / FAURÉ, G. / RAVEL, M. (La Voix)
発売日:2016年04月27日
NMLアルバム番号:ORC100053
CD価格:1,824円(税込)
もともとは、フランスのヴァイオリン作品集を録音するつもりだったというヴァイオリニスト、スマート。しかしリハーサルを重ねていくうちに、例えばプーランクのソナタにはスペイン語のアクセントがあり、フォーレの作品には愛の語らい、そしてラヴェルにはバスクの息遣いがある事に気がついたのだそうです。そこでアルバムタイトルを「La Voix - 声」とし、曲が持つ「声」を明らかにし、それぞれ4つの作品の持つ個性を強調することを試みたというアルバムなのです。 流麗なイメージのあるプーランクのソナタが、ここまでゴツゴツした音楽として再現される様子はこれまでに聞いたことがありません。また普段は「流麗、清澄」と評されがちなフォーレも、驚くほどに濃密です。そしてラヴェルの2作品の強烈なインパクト。これはすごい1枚です。
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ラヴェル(1875-1937):
歌劇「スペインの時計」
ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ [ロンバルド/ドゥルエ/アントゥーン/ル・ルー/リヨン国立管/スラットキン]RAVEL, M.: Heure espagnole (L') [Opera] / Don Quichotte à Dulcinée (Lombardo, Druet, Antoun, Le Roux, Lyon National Orchestra, Slatkin)
発売日:2016年03月30日
NMLアルバム番号:8.660337
12)
CD価格:1,600円(税込)
18世紀のトレドの町で繁盛しているトルケマダの時計店。ラバ弾きのラミーロが時計を修理してもらうためにやってきます。そこに現れたのはトルケマダの女房コンセプシオン。「はやく町の時計台の調整に行きなさいよ」とがなりたてますが、実は彼女は早く亭主を追っ払って、その間に愛人を招きいれて××を楽しもうとしているのです。亭主もジャマ、客のラミーロもジャマ。彼女はラミーロには「そこの時計を持って2階に上がって」と頼みます。誰もいなくなった店に現れたのは愛人ゴンザルヴェ。若干の気持ちの食い違いでコンセプシオンがやきもきしていると、そこにラミーロが戻ってきます。おや、またもう一人の愛人イニーゴがやってきました。しかしコンセプシオンはラミーロにすっかり目移りしています…さてどうなることやら。 この「スペインの時計」は、同じく短いオペラ「子供と魔法」と一緒に論じられることが多い作品です。とは言え、こちらの作品は少しだけ“大人向け”。ちょっと色っぽくてキワドイ内容になっていますのでご注意くださいね。 「ドン・キホーテ」はラヴェル(1875‐1937)の最後の作品。映画の劇中歌として作曲されましたが、他の作曲家との競作であり、結局こちらは採用されることなく、最終的には演奏会用の歌曲集として発表されたものです。ヴェテラン、ルルーの素晴らしい歌唱でお聴きください。 【歌劇「子供と魔法」…8.660336】
収録作曲家:
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ラヴェル(1875-1937):
〈管弦楽作品集 第3集〉
バレエ音楽「ダフニスとクロエ」
高雅で感傷的なワルツ
[シュトゥットガルト放送響/ドヌーヴ]RAVEL, M.: Orchestral Works, Vol. 3 - Daphnis et Chloé / Valse nobles et sentimentales (Stuttgart Radio Symphony, Denève)
発売日:2016年02月24日
NMLアルバム番号:SWR19004CD
CD価格:2,100円(税込)
ステファヌ・ドヌーヴの初のラヴェル(1875-1937)録音集がリリースされたとき、多くの人は「フランスの指揮者がドイツのオーケストラを率いてラヴェルを演奏するなんて、一体どんな音がするのだろう?」と不思議に思ったり、ワクワクしたものでした。もちろんどれもが素晴らしい出来栄えであったことは言うまでもありません。そんなドヌーヴ自身もシュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者に就任したりと、すっかり馴染んでいます。 この第3集、メインはバレエ音楽「ダフニスとクロエ」で、ドヌーヴがどのようにこのオーケストラから“極彩色の響き”を引き出すのかをぜひ体験してみてください。
収録作曲家:
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ラヴェル(1875-1937):
歌劇「子供と魔法」
マ・メール・ロワ [エブラー/ガルー/パスチュロー/フシェクール/リヨン国立管/スラットキン]RAVEL, M.: Enfant et les sortilèges (L') / Ma mère l'oye (Hébrard, Galou, Pasturaud, Fouchécourt, Lyon National Orchestra, Slatkin)
発売日:2015年11月25日
NMLアルバム番号:8.660336
1)
CD価格:1,600円(税込)
子供たちに最初に観せたいオペラと言ったら何がいいでしょう? 「サロメ」とか「トスカ」では人生の理不尽は学べますが、夢がありません。かと言って「フィガロの結婚」や「ルル」ではちょっと早過ぎます。そこでオススメはこのラヴェルの「子供と魔法」です。本来なら実演を観るのが一番のこのオペラ、時計やカエル、ネコ、ティーカップ、イスなど普段なら動かず、しゃべらないものたちが瞬時に命を得て、舞台狭しと動き回り、勉強がイヤになった子供に話しかけてくるのです。 ラヴェル(1875-1937)が付けた音楽もまたカラフルで飛び切り幻想的。映像がなくても全く問題ありません。はらはらどきどき興奮の45分をお楽しみください。カップリングはこれまた楽しい「マ・メール・ロワ」組曲。こちらも不思議な世界が展開します。スラットキンの表情豊かな指揮は、魔法のようにステキな音楽を造りだすのです。全く、子供って乱暴で言うことを聞かなくて、そして本当は心の底から優しくて、お母さんの事が大好きで…。
収録作曲家:
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シュテファン・ヴラダー
ラヴェルを弾く [ヴラダー]RAVEL, M.: Piano Music (Vladar)
発売日:2015年10月28日
NMLアルバム番号:C5260
18)
CD
通常価格:2,600円→ 特価!:790円(税込)ウィーン生まれのピアニスト、シュテファン・ヴラダーは最近指揮者としての活動も目覚ましく、またウィーン音楽大学で教鞭を執るなど後進の指導にも力を注いでいることで知られています。モーツァルトやベートーヴェンの解釈で定評のある人ですが、ここではラヴェルの作品で、しなやかな音楽を聞かせます。彼は20年以上に渡ってラヴェルを研究してきたといい、その練り上げられた解釈は、類い稀なるテクニックを伴うことで、極めて説得力あるものとなっています。異なった性格を持つ3つの世界の融合である「夜のガスパール」での変幻自在な美しさには驚くばかりです。
収録作曲家:
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ドビュッシー/アデス(1971-)/ラヴェル:
弦楽四重奏曲集 [シグナム四重奏団]Chamber Music (String Quartet) - DEBUSSY, C. / ADÈS, T. / RAVEL, M. (Soundescapes) (Signum Quartet)
発売日:2015年04月22日
NMLアルバム番号:C5239
CD価格:2,600円(税込)
19世紀の終わり、ドビュッシーがそれまでの音楽における制約を振り切るようにして作曲した「弦楽四重奏曲」は、当時の聴衆に賛否両論を巻き起こしました。印象派の時代の幕開けを感じさせるこの作品には、その少し前に耳にしたガムランの響きや、様々な風景を喚起させる雰囲気が漂っています。またこの曲と良く対比されるラヴェルの弦楽四重奏曲は、ドビュッシーの影響を受けながらも、これを更に発展させ自由さを取り入れた統一感のある作品で、どちらも近代の弦楽四重奏を代表する名作です。 シグナム弦楽四重奏団は、この2曲に現代作曲家のトーマス・アデスの作品を加え、音楽の伝統と革新について聴き手に強く訴えかけるのです。
-
発売日:2015年03月25日
DVD日本語字幕付き価格:3,184円(税込、送料無料)
1941年生まれのサルヴァトーレ・アッカルドによるレクチャー映像の第4弾です。今作ではロマン派の作品、ラヴェルとブラームスを取り上げます。ラヴェルの受講者は1995年生まれの若手ジェルソミーニ。既に数々のコンクールを制覇した彼女は2010年からアッカルドの指導を受けています。またブラームスを演奏するのは1988年ミラノ生まれの俊英ツォシ。4歳からヴァイオリンをはじめ、ロシアのヴァイオリニスト、セルゲイ・クリロフに師事、17歳でミラノ音楽院を優秀な成績で卒業しています。ここで更に音楽性を伸ばす彼ら、今後が楽しみです。今作も、翻訳に細心の注意を払った日本語字幕付き。このようなレクチャー映像では嬉しい限りです。
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ラヴェル(1875-1937):
管弦楽作品集
サン=サーンス(1835-1921):
交響曲 第3番 ハ短調「オルガン付き」 [アダムズ/シアトル響/モルロ]RAVEL, M.: Alborada del gracioso / Rapsodie espagnole / SAINT-SAËNS, C.: Symphony No. 3, "Organ" (J. Adam, Seattle Symphony, L. Morlot)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2014年07月23日
NMLアルバム番号:SSM1002
1)
CD価格:2,085円(税込)
1998年にオープンしたベナロヤ・ホールは、シアトル交響楽団の本拠地であり、4489本のパイプを有する壮大なオルガンが備え付けられていることでも知られています。このフランス音楽集は、メインの曲にサン=サーンスの交響曲第3番を置くことで、その素晴らしいオルガンをフィーチャーした魅力的なサウンドを楽しむことができるというものです。 もちろん、ラヴェルの数々の曲も実に色彩豊かであり、またどの曲も明快なリズムの切れが感じられるものであり、このフランス風ともスペイン風とも言える微妙な色合いを的確に塗り分けた演奏は、本当に高く評価されるものでありましょう。ライブ収録のため曲の終わりには拍手が入っていますが、これがまた親密で熱狂的なものです。
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ショーン・チェン
ラヴェルとスクリャービンを弾く [シェーン・チェン]Piano Recital: Chen, Saen - RAVEL, M. / SCRIABIN, A. (La valse)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2014年06月25日
NMLアルバム番号:Steinway30029
3)
CD価格:1,710円(税込)
「100万ボルトの笑顔にセットされた恐るべき指」とダラス・モーニングニュース紙で絶賛された若きピアニスト、ショーン・チェン。彼は1988年にアメリカ、フロリダ州で生まれ、幼い頃からピアノを始め、大学に入学する以前からすでに各地で高い評価を受けていました。ピアノの演奏能力だけでなく、並外れた知性を有している彼はジュリアード音楽院だけでなくMIT、ハーバード大学など並み居る名門校で勉強する機会を得たのですが、結局は音楽の道を選択、2012年、リーズ国際ピアノコンクールでセミファイナリストとなり、続く2013年の第14回ヴァン・クライバーン国際コンクールで入賞、他にも数多くのコンクールで素晴らしい成績を収めています。このアルバムは、彼のデビュー・アルバムであり、幅広いレパートリーを持つ彼のほんの一面を垣間見せてくれるものです。スクリャービンの神秘性とラヴェルの色彩感、これらをうまく引きだしつつ、現代的な味付けをしているところが何とも素晴らしいひとです。
-
ラヴェル(1875-1937):
管弦楽作品集 第2集 [フランス国立リヨン管/スラットキン]RAVEL, M.: Orchestral Works, Vol. 2 - Valses nobles et sentimentales / Gaspard de la nuit (Lyon National Orchestra, Slatkin)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年12月18日
NMLアルバム番号:8.572888
45)
CD価格:1,600円(税込)
第1集(8.572887)は超有名曲の「ボレロ」を始めとしたラインナップで、たちまちファンの耳を虜にしたスラットキン&リヨンのラヴェル(1875-1937)管弦楽作品集。第2集では、2つのワルツを含むピアノ曲からの編曲物を集めています。どれも一筋縄ではいかない作品ですが、そこは名手スラットキン。きっちりコントロールした美しい響きを届けてくれます。 「高雅で感傷的なワルツ」はもともとシューベルトのワルツをモティーフにして書かれたという作品で、ピアノによる初演時には作曲家の名を伏せ「誰の曲か」を当てるという試みがなされたといいます。ピアノ版では他の作曲家の曲と思った人もいたようですが、管弦楽版になれば、まさしく「音の魔術師」ラヴェルならではの音世界が展開しているので、これなら間違える人もいないのでは? 「夜のガスパール」はラヴェル自身の編曲ではありませんが、「オンディーヌ」の冒頭のピアノの幽かなさざめきが見事にオーケストラに移し替えられています。「クープランの墓」は第1次世界大戦で命を落としたラヴェルの友人たちへの思い出を綴ったもの。ラ・ヴァルスはウィンナ・ワルツへのオマージュ。しなやかさの中に強かさが感じられるラヴェル。これはステキです。
収録作曲家:
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アルトゥール・ルービンシュタイン
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第3番
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
ショパン:夜想曲 第8番 [アルトゥール・ルービンシュタイン - 録音:1959年、1963年]BEETHOVEN, L. van: Piano Sonata No. 3 / RAVEL, M.: Valses nobles et sentimentales / CHOPIN, F.: Nocturne No. 8 (Rubinstein) (1959, 1963)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年03月20日
NMLアルバム番号:ICAC5095
7)
CD価格:1,650円(税込)
20世紀最大のピアニストのひとり、アルトゥール・ルービンシュタイン(1887-1982)のBBC放送における1963年のライブ録音の登場です。これはごく最近に発見された音源であり、これまで市販になったことはありません。ポーランド出身のルービンシュタインは「ショパンの専門家」であり、常にエピソードにも事欠かないユニークな人でした。 この演奏は彼の76歳の時のものですが、まだまだテクニックも衰えることなく(とはいえ、もともと超絶技巧を誇るタイプではないので・・・)、ベートーヴェンからもショパンからも、若々しい情熱と詩情が湧き上がるように溢れてきます。まさに「伝説のカリスマ性」を感じさせる見事な演奏であり、永遠の青年たるルービンシュタインの姿を彷彿させるものです。ボーナス・トラックとして付された「アンダンテ・スピアナートとポロネーズ」も、まさにショパンと一体化したかのような凄い演奏です。
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ラヴェル(1875-1937):
管弦楽作品集 第1集 [フランス国立リヨン管/スラットキン]RAVEL, M.: Orchestral Works, Vol. 1 (Lyon National Orchestra, Slatkin)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年12月19日
NMLアルバム番号:8.572887
4)
CD価格:1,600円(税込)
スラットキンとリヨン管による新プロジェクト、ラヴェル(1875-1937)の管弦楽作品集の第1集です。華麗オーケストレーションに彩られた音楽は、これまでにも多くの名指揮者たちが思い思いの色を塗った演奏を聴かせてきましたが、ここにスラットキンの新たな筆致による音の絵画を届けることとなりました。 まずはスペイン風のリズムが楽しい「道化師の朝の歌」。この曲の解釈にはいろいろなものがありますが、このスラットキンの演奏は、前夜の過ぎた悪ふざけを思い出し、ちょっと苦笑しながら自己反省をする・・・もちろんちょっとまだ二日酔い? のような、シニカルさが漂うもの。落ち着いた「亡き王女のためのパヴァーヌ」、はじけまくりの「スペイン狂詩曲」などを経て、最後はお楽しみ「ボレロ」で締めくくります。決して羽目を外すことなく、上品さを保ちながらもやっぱり最後は爆発してしまう・・・。そんな人間味あふれるこのボレロが好きです。
収録作曲家:
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ラヴェル、ブロッホ、ヤナーチェク:
ヴァイオリン・ソナタ集 [オストラン/サーロ]BLOCH, E.: Violin Sonata No. 2, "Poeme Mystique" / RAVEL, M.: Violin Sonata / JANACEK, L.: Violin Sonata (Astrand, Salo)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2012年10月24日
NMLアルバム番号:ORC100022
CD+DVD価格:1,824円(税込)
二つの世界大戦の狭間に生み出された、国籍の違う3つのヴァイオリン・ソナタ集。そのどれもが調性の縛りから解放され、自由な音列に支えられながらも、重苦しくも皮肉めいた感情に揺れ動いています。1922年から1927年にかけて作曲されたラヴェルの作品は、彼最後の室内楽曲であり、作曲に5年も費やしたのは「ムダな音符を削るため」だったとか。「ブルース」と題された第2楽章はジャズそのものです。「神秘の詩」と名付けられたブロッホの第2番のソナタは、瞑想的であり不安と慟哭の音楽です。ヴァイオリン曲をほとんど書かなかったヤナーチェクの唯一完成されたヴァイオリン・ソナタは1914年頃の作品。調性感は希薄なものの、民族色に彩られた旋律はある意味、美の極致でもあり、古典的なものからの脱却を図るも、結局取り込まれている無常ささえも感じさせる問題作です。 オストランとサロは15年間に渡ってデンマーク音楽の演奏に力を入れてきましたが、そろそろ全世界を手中に収めるべく「その活動を広める」と宣言しています。
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ベルリオーズ(1803-1869):
抒情的情景「エルミニー」/歌曲集「夏の夜」
ラヴェル(1875-1937):
歌曲集「シェエラザード」 [ジャンス/フランス国立ロワール管/アクセルロッド]BERLIOZ, H.: Herminie / Les nuits d'ete / RAVEL, M.: Sheherazade (Gens, Orchestre National des Pays de la Loire, Axelrod)
■声楽曲
発売日:2012年07月11日
NMLアルバム番号:ODE1200-2
CD価格:2,250円(税込)
1980年代の終わりから、優れたバロック・ソプラノとして独特の存在感を見せていたヴェロニク・ジャンス。バロック・オペラや声楽曲の録音にもしばしばフィーチャーされ、澄み切った歌声を聞かせていました。しかし、2000年頃になって立て続けにフランス歌曲、とりわけベルリオーズの歌曲を積極的に録音し、清冽かつドラマティックな側面を見せてくれたことは、今でも鮮烈な記憶として脳裏へと焼き付けている人も多いのではないでしょうか? さて、そんな彼女はこの度ONDINEと正式契約を結び、最初にリリースするのが、ベルリオーズ(1830-1869)とラヴェル(1875-1937)の歌曲集。とりわけ「夏の夜」については、およそ12年ぶりの再録音となり、その表現の深まりについても興味深いところです。当時、あれほど熱望して手に入れた愛妻ハリエットとの間に亀裂が生じ、心が揺れ動いていたベルリオーズの、ちょっぴり悩ましい心情を、テオフィル・ゴーティエの詩を借りて歌い上げたもので、ここでのジャンスは美しく流麗なフランス語、そしてまるで呼吸するかのような自然な歌い口で表現します。優しさと情熱を併せ持つ6曲の歌曲は、まさに珠玉の美しさを備えています。 抒情的情景「エルミニー」は、ベルリオーズが1828年(ハリエットに一目ぼれした年)に書かれた作品で、すでに幻想交響曲の「イデー-フィクス(固定楽想)」が随所に表れています。彼はこの曲でローマ賞に挑戦、惜しくも2票差で1位を逃してしまいますが、彼は大いなる自信を得て、そのまま「幻想交響曲」の作曲にいそしむのです。 ラヴェルの「シェエラザード」はトリスタン・クリングゾールの詩につけられた3つの歌曲。色彩豊かな管弦楽法はいかにもラヴェルであり、ほのかなオリエンタリズムも感じられます。類い稀なるカリスマ性を発揮する指揮者ジョン・アクセルロッドによるフランス国立ペイ・ドゥ・ラ・ロワール管弦楽団の絶妙な伴奏も、この零れ落ちそうな歌唱に彩りを添えています。
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フランスの組曲集 [アンサンブル・ピラミッド]
Chamber Music - RAVEL, M. / DEBUSSY, C. / PIERNE, G. (Suite Francaises) (Ensemble Pyramide)
■室内楽
発売日:2012年06月13日
NMLアルバム番号:CDX-21005
CD価格:1,710円(税込)
こちらはアンサンブル・ピラミッドが「フランス音楽」に特化してプログラムしたアルバムです。19世紀後半の印象派の音楽を中心に、これらの移り変わる色彩感を絶妙な編曲で楽しませてくれます。ラヴェルの「クープランの墓」ではラヴェルによってピアノ・ソロから管弦楽曲へと変容された「プレリュード」、「フォルラーヌ」、「メヌエット」、「リゴドン」の4曲に「フーガ」が加えられていて、全く新しい響きを味わうことができるというものです。ドビュッシーの2つの作品、とりわけ小組曲での「洋上の小舟」はもともとこの編曲だったのではないか。と思えるほどのはまり方。静けさの中に妖艶さがたっぷり感じられる粋な響きです。
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イディル・ビレット
アーカイブ・エディション 第1集
ラヴェル&ストラヴィンスキー作品集 [イディル・ビレット]RAVEL, M.: Gaspard de la nuit / STRAVINSKY, I.: 3 Movements from Petrushka (Biret Archive Edition, Vol. 1)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2011年12月14日
NMLアルバム番号:8.571274
CD価格:1,600円(税込)
破壊的な曲もお似合い繊細さよりも暴力的な解決を見るかのような名曲たち何でも演奏可能なビレットによる、胸のすくようなラヴェルとストラヴィンスキー作品集です。冒頭の「グロテスクなセレナード」から飛ばしてます。若干テンポを落とし、メロディをくっきり浮かび上がらせた「夜のガスパール」のオンディーヌ、郷愁さえ感じさせる絞首台、不気味さ炸裂のスカルボ・・・。ついつい聞き惚れてしまいます。ストラヴィンスキーも格別の味わいであり、最近演奏される機会の多い、ペトルーシュカからの3楽章も、独特な内声の浮かび上がらせ方によって、全く新しい作品のように聴かせる技はさすがです。
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ラヴェル(1875-1937):
2手のピアノための作品全集 [エンドレス]RAVEL, M.: Piano Works (Complete) (Endres)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2011年02月01日
NMLアルバム番号:OC307
2CD
通常価格:2,600円→ 特価!:790円(税込)収録作曲家:
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ラヴェル、デュパルク(1848-1933):
歌曲集 [ヤルノット/ドイチュ]Vocal Recital: Jarnot, Konrad - RAVEL, M. / DUPARC, H.
■声楽曲
発売日:2011年02月01日
NMLアルバム番号:OC355
CD
通常価格:1,824円→ 特価!:490円(税込) -
ガーシュウィン(1898-1937):
ピアノ協奏曲 ヘ長調
ラヴェル(1875-1937):
ピアノ協奏曲 ト長調 [ロジェ/ウィーン響/ド・ビリー]GERSHWIN, G.: Piano Concerto in F major / RAVEL, M.: Piano Concerto in G major (Roge)
■協奏曲
発売日:2011年02月01日
NMLアルバム番号:OC601
7)
SACD価格:2,085円(税込)
-
シューマン(1810-1856):
クライスレリアーナ Op.16
ラヴェル(1875-1937):
鏡 [シュフ]SCHUMANN: Kreisleriana / RAVEL: Miroirs
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2011年02月01日
NMLアルバム番号:OC541
1)
CD
通常価格:1,824円→ 特価!:590円(税込) -
シャルル・ミュンシュ指揮
ラヴェル(1875-1937):
バレエ音楽「マ・メール・ロワ」
ドビュッシー(1862-1918):
管弦楽のための映像より「イベリア」 [ボストン交響楽団/ミュンシュ - 収録:1958年-1961年]DEBUSSY, C.: La mer / Iberia / RAVEL, M.: Ma mere l'oye (Munch) (NTSC)
■バレエ・ダンス音楽
発売日:2011年01月26日
DVD価格:2,370円(税込)
このミュンシュの時代のボストン交響楽団のコンサートは、なかなか公にされることなく、研究者の間でも「幻」とされてきました。ミュンシュは1955年にボストン交響楽団との公演をテレビで放送、これらは彼の人気を高めるとともに、その後のコンサートの映像収録について、大きな可能性を見出したのです。今回発売の映像は、そんなテレビ放送用のアーカイブを、最先端の技術で復元。歴史上価値あるものとして、お茶の間に届けることに成功したのです。こちらはミュンシュのフランス音楽集です。彼のドビュッシーとラヴェル演奏は、元より高い評価を受けていますが、ここでも、そんな彼の自発性に富み、刺激的な演奏を見ることができるのです。
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ラヴェル、レスピーギ、グラナドス:
ヴァイオリン・ソナタ集 [サイス/ビューレン]RAVEL, M.: Violin Sonata / RESPIGHI, O.: Violin Sonata / GRANADOS, E.: Violin Sonata (Saeijs, Bueren)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2010年02月17日
NMLアルバム番号:8.572093
CD価格:1,600円(税込)
レスピーギのヴァイオリン・ソナタを知ってますか?
20世紀に置き忘れられた作品たちに若き才能が陽の目をあてる20世紀の偉大なる作曲家3人のあまり知られていないヴァイオリン・ソナタを3曲集めたアルバムです。ラヴェルのソナタは厳粛な美と悦楽のブルースの幸せな出会いの歌。彼の最後の室内楽曲として知られます。レスピーギの作品はこんなにも素晴らしいのに、必要以上に軽視されてしまっています。グラナドスの単一楽章のソナタはスペインの民俗音楽とロマン派音楽の美しき融合です。演奏しているサイスはオランダ出身の若手女性奏者。2005年ロン・ティボー国際コンクールの覇者です。しなやかな音楽性が魅力的です。 -
ラヴェル(1875-1937):
バレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲 [フランス国立リヨン管/メルクル]RAVEL, M.: Daphnis et Chloe / Sheherazade, Ouverture de feerie (Leipzig MDR Radio Choir, Lyon National Orchestra, Markl)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年06月24日
NMLアルバム番号:8.570992
CD価格:1,600円(税込)
舞台はレスボス島ですが、内容は少年少女の恋愛物語。
準・メルクルのしなやかな棒で登場人物たちが舞い踊る一連のドビュッシーの録音で、その鋭敏な感性をまざまざと見せつけてくれた準・メルクル。今回は、一層色彩的で情熱的なラヴェルの作品集をお楽しみいただきましょう。2世紀末~3世紀初めのギリシアの作家、ロンゴスによる純愛物語「ダフニスとクロエ」によるバレエ音楽はディアギレフのロシア・バレエ団の依頼によって書かれました。精緻なオーケストレーションは音の魔術師ラヴェルならでは。様々な指揮者、管弦楽団による名演が存在しますが、きっと当盤もその中の一つに数えられるであろう輝きを有した演奏です。序曲「シェエラザード」は本来劇音楽として構想されたものですが、序曲だけが完成。こちらも美しい音楽であることは言うまでもありません。収録作曲家:
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ラヴェル(1875-1937):
歌劇「子供と魔法」
シェエラザード [ブーリアンヌ/ナッシュビル響/ウィリス]RAVEL, M: Enfant et les sortileges (L') [Opera] / Sheherazade (Boulianne, Nashville Symphony, Willis)
■オペラ ■キッズ
発売日:2009年05月27日
NMLアルバム番号:8.660215
CD価格:1,600円(税込)
登場人物は子どもと母親のみ。あとは全て動物と家具、茶碗に時計・・・。こんな荒唐無稽なお話がラヴェルの色彩的な音楽に乗って歌われる時、人々は夢見るような楽しい気分を味わうことができるのです。45分間の楽しいひと時をさあどうぞ。おまけは異国情緒たっぷりの歌曲集「シェエラザード」。夢心地な心を遠い国まで運んでくれます。
収録作曲家:
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ラヴェル、R.シュトラウス、フランク:
ヴァイオリン・ソナタ集 [スピヴァコフ/ベツロドニー]RAVEL, M. / STRAUSS, R. / FRANCK, C.: Violin Sonatas (Spivakov, Bezrodnyi)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2009年04月01日
NMLアルバム番号:C10895
CD価格:2,600円(税込)
1944年ロシア生まれの名指揮者&ヴァイオリニストとして知られるスピヴァコフの演奏するヴァイオリン・ソナタ集です。幼い頃から神童として知られ、13歳の時にはモスクワの指揮者コンクールで優勝し、その後モスクワ音楽院に進み、名教師として知られるユーリ・ヤンケレヴィチの指導を受け、その才能を遺憾なく伸ばしてきた人です。後進の指導にも積極的で、また人道的活動にも力を注ぎ、まさに八面六臂の活躍をしています。ここに収録された3曲のソナタは、美しい音色を存分に生かし、柔軟な表現力で曲の持つ個性を生かしつつも雄弁な解釈を聴かせます。モダンな響きが楽しいラヴェル、流麗さが胸をくすぐるシュトラウス、そして堅固な構成のフランクと、どれも素晴らしい演奏です。
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ラヴェル(1875-1937):
シャンソン集RAVEL, M.: Chansons (Songs) (Millot, Mula,Brua, Naouri, Theruel)
■声楽曲
発売日:2004年01月01日
NMLアルバム番号:8.554176-77
2CD価格:2,500円(税込)
タネとしかけは声とピアノだけのラヴェル・マジックラヴェルの名作群は管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲、そして声楽曲に大別することができます。この中で声楽曲だけは、録音に恵まれているとは言えません。ピアノ伴奏だけで演奏可能な(CD2の17~19はフルートとチェロ付)歌曲のほぼ全てを、このプライスで網羅した当盤は、ラヴェルは気に入っているけれど、声楽曲は未体験という方にお薦めします。知名度の低い曲でも決して退屈させることがない、千変万化の魅惑の世界を必ずや発見していただけるでしょう。なおマニアな方には、通常は混声合唱で演奏される「3つの歌」のピアノ伴奏付きソプラノ独唱版という珍品をご用意しております。
収録作曲家:
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ザ・ベスト・オブ・ラヴェル
RAVEL (THE BEST OF)
発売日:1997年07月01日
NMLアルバム番号:8.556673
CD価格:1,000円(税込)
なんともオシャレでほんのりエキゾチック、そして涙ぐむほど美しいラヴェルの世界ラヴェルの音楽を素敵と感じるのには、少し秘密があります。彼の曲に使われている和声は、現代の日本のポップミュージックの和声(コード)と共通している部分が非常に多いのです。ですから、今の私たちにラヴェルの音楽は実に快く響くのです。無上の美を誇る「パヴァーヌ」「ピアノ協奏曲 第2楽章」、精密なガラス細工のような「水の戯れ」、エキゾチズムが光る「道化師の朝の歌」「弦楽四重奏曲 第2楽章」、そして映画でおなじみぐんぐん盛り上がる「ボレロ」と貴方をとりこにしてしまう危険な魅力が満載です。
収録作曲家:
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ユーディス・シャピロ
ブラームス&ストラヴィンスキー他を弾く [ユーディス・シャピロ(ヴァイオリン) 他]発売日:2023年06月16日
CD 2枚組価格:2,700円(税込)
20世紀中葉のロサンゼルスを魅了したユーディス・シャピロを王道レパートリーで聴くユーディス・シャピロ(1914-2007)は、ニューヨーク州バッファローに生まれたヴァイオリニスト。ソリスト、室内楽奏者、オーケストラのコンサートマスターとして、また古典から現代音楽、更にはポップスや映画音楽まで、多彩な分野で人々を魅了しました。先に発売されたアルバム「アート・オヴ・ユーディス・シャピロ」(BIDD85025)に続く本作では、クラシック音楽のソリストとしての演奏をたっぷりと聴かせます。 シャピロは12歳でバッファロー・フィルと共演、カーティス音楽院でエフレム・ジンバリストに学びました。1941年にロサンゼルスに移り、ハリウッドの映画スタジオ史上初の女性コンサートマスターとなって20年余りにわたって数々の映画のサントラ録音に参加しました。その一方で1943年にはアメリカン・アート四重奏団を結成し、第1ヴァイオリンとして東海岸のジュリアード弦楽四重奏団に匹敵する評価を獲得。1950年代にはRCAビクター交響楽団のコンサートマスターとして、ヤッシャ・ハイフェッツのラロ:スペイン交響曲やツィゴイネルワイゼン等の録音に参加。更にロサンゼルス室内管のメンバーとして現代音楽の演奏に意欲的に取り組み、特にストラヴィンスキーはシャピロを非常に高く評価しました。ソリストとしては、フリッツ・ライナー、ユージン・グーセンス、ウィリアム・スタインバーグらの指揮で演奏、またアルトゥール・シュナーベル、リリー・クラウス、ルドルフ・フィルクシュニー、そしてブルーノ・ワルターのピアノと共演しています。 このアルバムではまずブラームスの3つのヴァイオリン・ソナタが聞けるのが嬉しいところ。中庸からほんの少し速めに保たれたテンポ、情熱的な場面でも揺るがない造形感覚は、ブラームスにうってつけ。ストラヴィンスキーの2作品は作曲者の監修の元に行われたステレオ録音。ブラームスで見せた音楽的なセンスはストラヴィンスキーの擬古典的作品にもマッチしています。シャピロはブロッホ、バルトーク、ミヨーといった民族性が重視されるレパートリーにも見事に適応しており、「どんな曲でも求められる通りに演奏できた」という評判を裏付けます。民俗的な激しい表現の中にも気品を感じさせる瞬間があるのも魅力で、彼女が高い人気を得ていた一因と推測されます。ピアノのバーコヴィッツはピアティゴルスキーと、ブルックス・スミスはハイフェッツと、繰り返し共演している名手です。 ボーナストラックのように置かれた最後の2曲は一転ポップスの世界。映画スタジオで活躍したシャピロに相応しいムードたっぷりの音楽です。Biddulphの解説書の中ページは通常モノクロですが、このアルバムではシャピロが使っていたピエトロ・グヮルネリの写真を4ページにわたって掲載。入れ込みようが伝わります。
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エリザベート王妃国際音楽コンクール
ピアノ部門 2013 & 2016[4枚組 BOX]
ギルトブルグ、ボロヴィアク、ヴォンドラーチェク、フェッロ [ボリス・ギルトブルグ、マテウシュ・ボロヴィアク、ルカーシュ・ヴォンドラーチェク、アルベルト・フェッロ]発売日:2023年05月12日
CD 4枚組価格:4,425円(税込、送料無料)
ギルトブルグの初発売ライヴほか、
エリザベート王妃国際音楽コンクール2013年2016年の第1位と聴衆賞を集めたBOX難関で知られるエリザベート王妃国際音楽コンクールのライヴを集めた4枚組。2013年と2016年に行われたピアノ部門の音源より、第1位と聴衆賞のアーティストたちの4人ライヴが、アーティストごとに1枚ずつのCDに収められています。今回が初発売の音源を多く含んでおり、中でもギルトブルグの演奏は全て今回初登場というのが嬉しいところ。 彼らの若き日の熱演をたっぷりと楽しむことが出来る素晴らしい企画です。 -
Legata - レガータ
近現代のユダヤに根差す歌曲集 [ナーマ・ゴールドマン(メゾ・ソプラノ)/ジューリオ・ザッパ(ピアノ)]Vocal Recital: Goldman, Na'ama - ARGOV, S. / BAT, E. / ENGEL, J. / KORNGOLD, E.W. / MAHLER, G. (Legata)
発売日:2023年05月19日
NMLアルバム番号:SM421
CD価格:1,950円(税込)
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The Power of the Keyboard
鍵盤の力 [ネイサン・ベン=イェフダ(ピアノ)/アストラル・ミックステープ(アンサンブル)]発売日:2023年04月07日
CD価格:2,550円(税込)
南カリフォルニアに生まれ、ロンドンの王立音楽院で学び、その後ジュリアード音楽院に進んだ若手ピアニスト、ネイサン・ベン=イェフダのアルバム。2021年に開催されたエリザベート王妃国際音楽コンクールでは入賞を逃したものの、彼が演奏したナッセンの「変奏曲」が当レーベルの主宰者に感銘を与え、このアルバムに結実。ネイサンはハイドンから、ナッセンまで冴えたテクニックを披露しています。 このアルバムではクラシック音楽のステージに留まらないネイサンの活動を紹介するため、彼が参加しているバンド、アストラル・ミックステープとしても2曲を収録しています。ルネサンス音楽からロマン派、ロックやポストロック、さらには自然音に至るあらゆる音と音楽を素材とし、ピアノ四重奏の進化形とも呼べるバンドです。 録音に際しては、かつてフランク・シナトラが所有していたマイクAKG C24と、Yarlungのエグゼクティブ・プロデューサー兼デザイナーのエリオット・ミルウッドが制作した真空管マイク・アンプを用いています。
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『幼き日の印象』
エネスク、ドビュッシー、イザイ、ラヴェル、ロータ
ヴァイオリン作品集 [サラ・ネムタヌ、ロマン・デシャルム]Violin and Piano Recital: Nemtanu, Sarah / Descharmes, Romain - ENESCU, G. / DEBUSSY, C. / RAVEL, M. / YSAŸE, E. / ROTA, N. (Impressions d'enfance)
発売日:2023年03月10日
NMLアルバム番号:ALPHA834
CD価格:2,475円(税込)
サラ・ネムタヌが自らのルーツに迫る、ルーマニアとフランスのヴァイオリン作品フランス国立管弦楽団のコンサート・マスターを20年務めるサラ・ネムタヌと、ピアニスト、ロマン・デシャルムによるルーマニアとフランスを中心とした作曲家によるヴァイオリン作品集。 フランスでルーマニア系の家庭に生まれたネムタヌが自らのルーツに迫るべくここに収めた作品群は、高度なテクニックと濃厚さと鋭さを併せ持つ彼女の個性にうってつけのものばかり。豊かな表現力でこれらの作品の持つ魅力を新たな側面から引き出しています。 最後にアンコールのように収められたニーノ・ロータも素晴らしい演奏。
収録作曲家:
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Accords contrastants
コダーイ/リゲティ/バルトーク/ラヴェル:
ヴァイオリンとチェロのための作品集 [アミラム・ガンツ(ヴァイオリン)/マキシム・ガンツ(チェロ)]Solo Sonatas and Duos for Violin and Cello - RAVEL, M. / BARTÓK, B. / KODÁLY, Z. / LIGETI, G. (Accords contrastants) (A. and M. Ganz)
発売日:2023年03月17日
NMLアルバム番号:Gramola99262
CD価格:2,325円(税込)
ヴァイオリンのアミラム(父)とチェロのマキシム(息子)。このガンツ親子による20世紀前半のヴァイオリンとチェロのための作品集。各々がリゲティとバルトークの無伴奏のソナタを演奏するとともに、コダーイとラヴェルでは息のあったデュオを聴かせます。 アミラム・ガンツはウルグアイで生まれ、イスラエル・チョーバーグ、イリヤ・フィドロンらに師事し11歳でソリストとしてデビュー。1980年から2002年までストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスターを務め、アラン・ロンバールや、岩城宏之をはじめとした多くの名指揮者の下で演奏しました。室内楽演奏でも高く評価されるヴァイオリニストです。 マキシム・ガンツはストラスブール生まれ。4歳の時にラジオでロストロポーヴィチが弾くチャイコフスキーの「ロココ変奏曲」を聴き感銘を受け、チェリストを志しました。スペインで学び、スイスではアントニオ・メネセスに師事。これまでに多くのホールや音楽祭で演奏しています。
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-★『レコード芸術』特選盤(2023年5月号)★-
西川智也(クラリネット)
ルール・ヴェルト
[西川智也(クラリネット)/岡田奏(ピアノ)]Clarinet and Piano Recital: Nishikawa, Tomoko / Okada, Kana - CHAUSSON, E. / DEBUSSY, C. / PIAZZOLLA, A. / POULENC, F. (L'heure Verte)
発売日:2023年03月17日
NMLアルバム番号:LPDCD112
CD国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
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Legendary PIANISTS
偉大なピアニストたち
名協奏曲集 [さまざまな演奏家]発売日:2023年03月10日
CD 10枚組価格:6,525円(税込、送料無料)
南西ドイツ放送交響楽団(ドイツ語: SWR Sinfonieorchester)は、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州にある南西ドイツ放送所属のオーケストラ。その歴史の中で何度も名称を変更しながら、2016年に合併し、現在ではSWR南西ドイツ放送交響楽団として活動しています。オーケストラは長年にわたり、多くの伝説的な演奏家と共演し名演を繰り広げてきました。 この10枚組に登場するのは、ヴィルヘルム・バックハウス、ヴィルヘルム・ケンプ、クララ・ハスキルやアニー・フィッシャーをはじめ、“ウィーンの三羽烏”と称されたフリードリヒ・グルダ、イェルク・デームス、パウル・バドゥラ=スコダ、スペインを代表するアリシア・デ・ラローチャやハンガリーの名手ゲザ・アンダ、チリ出身のクラウディオ・アラウなど国籍も様々なピアニストたち。各々が得意とする演目を、これまた時代に名だたる指揮者たちが率いるオーケストラをバックに演奏を聴かせます。10枚目のシュヴェツィンゲン音楽祭1993年コンサートにおけるリヒテルの演奏も初出時大変な話題となったものです。 いずれも、オリジナルマスターテープからの良質な復刻でお楽しみいただけます。 ※各オーケストラ名には当時の名称を原語にて併記してあります。
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-★『レコード芸術』特選盤(2023年4月号)★-
アンソニー・ロマニウク
『Perpetuum ~無窮動』 [アンソニー・ロマニウク]発売日:2023年02月10日
CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:3,300円(税込、送料無料)
アンソニー・ロマニウクのソロ第2弾、鍵盤作品縦横無尽!バロックからロマン派、現代に至るまで幅広い時代の作品を、広く深い知見とテクニックに裏打ちされた類まれな適応力で演奏し、世界各地のアーティストから篤い信頼を得ているアンソニー・ロマニウク。来日公演でもその個性で聴衆を魅了した彼のセカンド・ソロ・アルバムは、前作『BELLS 鐘』(NYCX-10300/ALPHA631)の方向性をさらに推し進めたものといえ、古楽器から現代楽器、そして電子楽器までを操り、バロックから現代音楽、ポップスに至るまでを、まさに縦横無尽に行き交う内容となっています。一見ばらばらな選曲ですがその流れが極めて自然なことにまず驚かされ、聴き進むほどに、それぞれの作品を引き立てる楽器選択の素晴らしさにも気付かされることでしょう。 これからの鍵盤楽器のありようを提案しつつ、際立って優れた構成力で全体を美しくまとめ上げた、新しい魅力に溢れるアルバムです。
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小澤恵(ヴィオラ)
ヴィオラ・メディテーション [小澤恵(ヴィオラ)/山本弥香(ピアノ)]Viola Recital: Ozawa, Megumi - BRIDGE, F. / DEBUSSY, C. / ELGAR, E. / FAURÉ, G. (Viola Meditation)
発売日:2023年02月10日
NMLアルバム番号:LPDCD021
CD国内盤価格:3,080円(税込、送料無料)
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コンサート&ドキュメンタリー
『ホーム・ミュージック・ベルリン』 [さまざまな演奏家]発売日:2023年01月27日
Blu-ray 2枚組日本語字幕付き価格:3,225円(税込、送料無料)
ベルリン、2020年春、
コロナ禍の下の音楽家の記録『Home Music Berlin』2020年春、新型コロナ感染症に襲われたベルリン。映像作家ヤン・シュミット=ガレは、演奏機会を失っていたベルリン在住の音楽家たちに呼びかけ、オンラインで広く聴衆にその演奏を届けるプロジェクトを立ち上げました。 現代美術で名高い私設美術館シンケル・パビリオンを会場とし『Home Music Berlin』と銘打たれたコンサート・シリーズ(2020年3月~5月)にはクリスティアン・テツラフ、イザベル・ファウスト、タベア・ツィンマーマン、ロマン・トレーケルら錚々たる音楽家が参加し熱演を繰り広げました。 本映像は、このシリーズから13回のコンサート収録と、参加した演奏家のリハーサル風景や舞台裏の素顔を捉えた、映像ドキュメンタリーで構成されています。 -
フリッツ・クライスラー
〈ベル・テレフォン・アワー録音集 第2集〉 [フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)]発売日:2022年11月18日
CD価格:1,725円(税込)
クライスラー・ファン大注目!
ベル・テレフォン・アワー第2集も初出音源収録1940年から1958年まで放送されたアメリカの人気ラジオ番組ベル・テレフォン・アワー。クラシック、ジャズ、ポップスのスターが出演し、聴取者は8百万人から9百万人に達したといいます。クライスラーも1944年から1950年にかけて出演しましたが、その演奏はごく一部を除いて録音として世に出ることはありませんでした。Biddulphは「個人所蔵の、望みうる最上のコンディションの素材」をもとにベル・テレフォン・アワーでのクライスラーの演奏をCD3枚に復刻予定です。 クライスラーは1941年にニューヨークで交通事故に遭い、一時はステージ復帰も危ぶまれましたが、1943年にカムバック、「奇跡の復活」と呼ばれました。ベル・テレフォン・アワーの録音集は、その「奇跡の復活」直後から1950年の引退までのクライスラーの姿を伝える貴重なものです。 第2弾となる当CD、レーベルの資料によればトラック1、6、8、9はクライスラーによる同曲初録音とのこと。コレッリのラ・フォリアは荘重な出だしがバロック舞曲というより葬送行進曲のよう。ヴァイオリン・パートの音も今日聞くものとは随所で大きな違いがあり、堂々たるカデンツァまで用意されてロマン派ヴィルオゥオーゾ・ピースに変貌しています。これはもう編曲というよりはクライスラーによる再創造と呼ぶべきでしょう。 ラフマニノフの2曲はラフマニノフが亡くなった2年後の演奏で、親交があったクライスラーとしては特別な思いがあったのではないでしょうか。リムスキー=コルサコフの ロシアの主題による幻想曲も含めて、これら4曲にはクライスラー編曲の楽譜を使った他のヴァイオリニストたちによる録音がありますが、クライスラー自身の解釈を伝える録音の持つ意義は計り知れません。 最後に置かれたショーソンの詩曲はクライスラー72歳の時の演奏。独自のアゴーギクが彼の到達した解釈を伝えます(この曲のみ1994年にBiddulphから復刻されていました)。 -
Dance!
ピアノ・トリオによるストラヴィンスキー、ラヴェル [ミネルヴァ・ピアノ・トリオ]STRAVINSKY, I.: Pulcinella Suite (arr. R. Birchall) / RAVEL, M.: Daphnis et Chloé Suite No. 1 (arr. D. Knotts) (Dance!) (Minerva Piano Trio)
発売日:2022年11月25日
NMLアルバム番号:SOMMCD0658
CD価格:2,025円(税込)
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ギター六重奏のための作品集
アサド、J.S.バッハ、デ・ビアージ、クレープス、ウルクズノフ、ラヴェル、ロッシーニ [ギターラ・ア・セイス(ギター六重奏団)]Guitar Sextets - ASSAD, S. / BACH, J.S. / BIASI, M. de / KREBS, T. / OURKOUZOUNOV, A. / RAVEL, M. / ROSSINI, G. (Guitarra a Seis)
発売日:2022年10月14日
NMLアルバム番号:8.551475
CD価格:1,600円(税込)
2012年にチューリヒで結成されたギター六重奏団「ギターラ・ア・セイス」。メンバーの出身国はドイツ、ブラジル、ポーランド、スイスと多岐にわたり、個性も弾き方も多彩。収録曲の作曲家もバロックから現代まで、ドイツ、イタリア、ブルガリア、フランス、スイス、ブラジルにまたがり、6本のギターという珍しい演奏フォーマットの持つ表現力を様々に引き出しています。 ブランデンブルク協奏曲第3番の第3楽章の対位法に乗って競い合うような演奏、ロッシーニ・クレッシェンドの高揚感、マ・メール・ロワでの繊細さなど、どれも魅力的。現代曲ではシリアスな作品もあれば、メンバーのクレープスによる「パンアメリカン」組曲のようなポップスのノリもあり。バッハの名前をもじったセルジオ・アサドの「フアン・セバスチャンのバー」は思い切りポップなブラジリアン・サウンドの中に突如バッハの旋律が顔を出すユーモラスな作品。ライヴなら拍手喝采間違いなしのプログラム、難しく考えずに楽しみたい1枚です。
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『夜の中の光』
ドイツとフランスの近代歌曲集 [コリーヌ・デュティユル、クナル・ラヒリー]Vocal Recital (Soprano): Dutilleul, Coline - BERG, A. / DEBUSSY, C. / RAVEL, M. / SCHOENBERG, A. (Licht in der Nacht)
発売日:2022年10月28日
NMLアルバム番号:FUG810
CD価格:2,475円(税込)
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THE ENESCU PROJECT
エネスク・プロジェクト [ニコラ・ドートリクール(ヴァイオリン)/カプリッチョ・クァルテット 他]Chamber Music (Strings) - ENESCU, G. / MASSENET, J. / BARTÓK, B. / YSAŸE, E. / PĂIŞ, G.-I. (The Enescu Project) (Dautricourt, Capriccio Quartet)
発売日:2022年09月30日
NMLアルバム番号:ORC100202
CD価格:1,950円(税込)
ルーマニアの偉大な作曲家エネスクはパリ音楽院でマスネとフォーレに師事、その後バルトークやラヴェルに肩を並べる存在となり、イザイからはソナタを献呈され、交響曲第1番の初演にはドビュッシーが出席するなど、時代の寵児となりました。 このアルバムはエネスクが19歳の時に作曲した「弦楽八重奏曲」を中心に、彼を取り巻く人々のさまざまな作品を収録。彼らの時代を味わえるというコンセプトになっています。 プロジェクトの中心人物は、来日経験もあるフランスノのヴァイオリニスト、ニコラ・ドートリクール。個性豊かな奏者たちをまとめています。
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LES BALLETS RUSSES
バレエ・リュスの音楽集[10枚組 BOX] [さまざまな演奏家]発売日:2022年09月09日
CD 10枚組価格:6,525円(税込、送料無料)
セルゲイ・ディアギレフ生誕150年記念!
バレエ・リュスのための音楽集ロシア出身の興行師でプロデューサーのセルゲイ・ディアギレフが1909年にパリで旗揚げしたバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)。ディアギレフが1929年に亡くなるまでの20年にわたり、バレエのみならず20世紀の芸術史に特筆大書されるほどのインパクトある活動を続けました。 ディアギレフは自身が愛する神話や伝説のモチーフをバレエに採り入れるとともに、ストラヴィンス キー、ラヴェル、プロコフィエフ、ドビュッシー、サティなど気鋭作曲家たちに次々と新作を委嘱。そのようにして生まれた作品の数多くが20世紀を代表する名作として今もオーケストラのレパートリーに残っています。 またディアギレフはピカソ、カンディンスキー、マティスなどの画家、フォーキン、ニジンスキー、バランシンなどの振付家、ココ・シャネルなどの衣装デザイナーも巻き込み、その舞台は舞踏と音楽のみならず最先端の総合芸術として常に注目され、時にスキャンダルや大論争も巻き起こしつつ、西洋音楽と舞台芸術に今に続く影響を及ぼしました。 このBOXは、 ディアギレフの委嘱によって作曲されたバレエ音楽や、ニジンスキーらの発案によりバレエに使用された数々の名作をSWR CLASSIC傘下のオーケストラによる録音で収録したもの。抜群の機能性を持つドイツの放送オーケストラらしい、切れ味の良いサウンドが聞きものです。 -
Cloches et Carillons
鐘とカリヨン
様々な作曲家のピアノ曲集 [イルメラ・レルケ(ピアノ)]Piano Recital: Roelcke, Irmela - BLUMENFELD, F. / DEBUSSY, C. / ENESCU, G. / LISZT, F. / MESSIAEN, O. / MISHORY, G. (Cloches et Carillons)
発売日:2022年09月16日
NMLアルバム番号:TOCN0020
CD価格:1,950円(税込)
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『ゲタリー』
ラヴェル(1875-1937):
ピアノ協奏曲 ト長調 (ピアノと八重奏版)他 [オーレル・マルタン]Piano Recital: Marthan, Aurèle - ALBÉNIZ, I. / CHALMIN, D. / COUPERIN, F. / SAINT-SAËNS, C. / STRAVINSKY, I. (Guéthary)
発売日:2022年08月26日
NMLアルバム番号:ALPHA871
CD価格:2,475円(税込)
パリ音楽院のほかクレモナやロンドンでも学んだピアニスト、オーレル・マルタンが、故郷であるフランス領バスクの港町ゲタリーに思いを馳せて作ったアルバム。メインとなるのはバスク地方出身の大作曲家ラヴェルによるピアノ協奏曲で、ここではピアノと8人の奏者による小規模編成にアレンジされた版を使用しており、気心の知れた友人たちと息の合った演奏を聴かせます。 そのほかバスクや海の印象を元にした、あるいは近い雰囲気を持つ有名無名の曲が集められた、たいへん美しいアルバム。ラストには、原曲の持つイメージを大胆にデフォルメして重いピアノ曲に生まれ変わった「ホテル・カリフォルニア」と、フランスのバンド、ラ・フェムの曲をほぼそのままピアノに置き換え中間部にサン=サーンスの「水族館」のフレーズを挿入した「Sur la planche(サーフボードの上で)」という、ロック作品を2曲収録しています。
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発売日:2022年08月05日
CD 10枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
Delta-music社のレコード制作部門として1982年にケルン近郊で設立されたCAPRICCIOは、当時主流となりつつあったデジタル録音技術を使い、ドイツ語圏の演奏家と音楽を中心に制作を行いました。様々なジャンルの名盤がありますが、この10枚組にはCAPRICCIOレーベルを代表するソリストたちの演奏を収録。 トン・コープマンが1987年に録音したJ.S.バッハの「インヴェンションとシンフォニア」をはじめ、クリスティーネ・ショルンスハイムのバッハ一族のチェンバロ作品やエッカルト・ハウプトのC.P.E.バッハのフルート協奏曲集、ブルクハルト・グレツナーのヴィヴァルディ :オーボエ協奏曲集などバロック期の作品、ラインホルト・フリードリヒの超絶技巧トランペット、タベア・ツィマーマンのシューマン、鬼才ピアニスト、ツィモン・バルトのブラームス: ピアノ協奏曲第2番、リノス・アンサンブルのドヴォルザーク、現在は活動を停止しているペーターゼン四重奏団のロマン派作品、ウラディーミル・スピヴァコフが弾くベルクとショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲と、膨大なカタログの中から素晴らしい演奏が選ばれており、レーベルの歴史を俯瞰するものとしても貴重なBOXとなっています。
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『オブセッション』
ヴァイオリンと弦楽による小品集 [ニーク・バール]発売日:2022年08月26日
CD価格:2,475円(税込)
オランダのヴァイオリニスト、ニーク・バールのソロ・デビュー・アルバム。デン・ハーグの王立音楽院でフィリップ・グラファン、ペーター・ブラントらに学んだ後、ベルリンにてシュテファン・ピカールやクリストフ・ポッペンの元でさらなる研鑽を積んだ彼は、オランダ国内はもとより各国のコンクールで入賞を重ねており、2021/22年のシーズンにはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とヨーロッパ各地で共演を行います。 待望のデビュー・アルバムは、様々な国や時代の名曲をコンセルトヘボウ管の仲間たちとの共演で収めたもので、ファースト・ヴァイオリンのマイケル・ヴァーターマンがアレンジャーも務めました。 バールのよく歌うヴァイオリンに弦楽が寄り添う、息の合った演奏がたいへん魅力的な美しい一枚です。
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フランス音楽集
(ハンス・ロスバウト録音集 第13巻) [ハンス・ロスバウト(指揮) バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団]Orchestral Music (French) - DEBUSSY, C. / RAVEL, M. / ROUSSEL, A. (South West German Radio Symphony Orchestra, Baden-Baden, Rosbaud) (1950-1962)
発売日:2022年08月12日
NMLアルバム番号:SWR19115CD
CD 4枚組価格:3,525円(税込、送料無料)
SWR CLASSICのハンス・ロスバウト録音集の第13巻。ロスバウトの芸術的遺産を広範囲、かつ詳細に探るこのシリーズではハイドンやモーツァルト作品などを紹介することで「同時代作品のスペシャリスト」として知られてきたロスバウトの意外な一面も紹介してきました。 今作では1890年代に作曲されたドビュッシーの2曲を除けば、どれも20世紀に書かれた作品ばかりで、ロスバウトの十八番とも言えるレパートリーでしょう。収録曲は、ラヴェルの「マ・メール・ロワ」、イベールの交響的組曲「放浪の騎士」、メシアンの「クロノクロミー」などの作品を中心に、ルーセルの「小管弦楽団のためのコンセール」や「組曲」、六人組のメンバーであるオネゲル、ミヨーの作品など多岐に渡っています。 注目はヴァンサン・ダンディに作曲を学んだブカレスト生まれのミハロヴィチの作品で、交響曲第2番「シンフォニア・パルティータ」はこの録音が世界初。そしてピアノとオーケストラのための「トッカータ」ではフランスの名ピアニストで作曲者の妻モニク・アースがソロを務めています。 いずれもSWRのオリジナルテープから丁寧にリマスターされており、モノラルながら聴きやすい音となっています。
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『UNE PRIÈRE ある祈り』
ユダヤの祈りの音楽 [アンサンブル・コントラスト(ジョアン・ファルジョ、アントワーヌ・ピエルロ、アルノー・トレット)、カリーヌ・デエ、ピエール・ジェニソン、デボラ・ネムタヌ、サラ・ネムタヌ]Chamber Music - BLOCH, E. / BRUCH, M. / KOVÁCS, B. / PROKOFIEV, S. / RAVEL, M. / SHOSTAKOVICH, D. / WILLIAMS, J. (Une prière)
発売日:2022年06月10日
NMLアルバム番号:ALPHA763
CD価格:2,475円(税込)
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ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
AFRS録音集他 [ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン) 他]発売日:2022年06月17日
CD価格:1,725円(税込)
20世紀を代表するヴァイオリストの一人ナタン・ミルシテインがAFRS(Armed Forces Radio Service)に行った全ての録音と、1944年から50年のアメリカ録音を復刻した貴重盤。 トラック1から11はアメリカ軍が第2次大戦中に開設した放送サービスAFRS(Armed Forces Radio Service)のためにミルシテインが行った録音のすべてで、ブラームスのソナタ第2番、ラヴェルのハバネラ形式の小品、ヴィエニャフスキのエチュード・カプリースは後にスタジオ録音することがなかったので貴重です。 他には同じくアメリカ軍の兵士向けに制作されたV Discの音源、ラジオ局Voice of America制作の音源、更に1950年にRCAに行った録音を復刻。18-23のオーケストラ用編曲がルロイ・アンダーソンというのも注目です。
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『それは幻なのか』 近現代歌曲集 [アルバーヌ・カレール、ニコラス・クリューガー、セバスティアン・ワルニエ]
発売日:2022年06月17日
CD価格:2,475円(税込)
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Entre Deux Mondes
二つの世界の間で [クラウディア・タンドル(メゾ・ソプラノ)/ギーゼラ・イェブストル(ピアノ)]Vocal and Piano Recital: Tandl, Klaudia / Jöbstl, Gisela - CLARKE, R. / SCHUBERT, F. / JOLAS, B. / WOLF, H. / RAVEL, M. (Entre Deux Mondes)
発売日:2022年06月10日
NMLアルバム番号:OC496
CD価格:1,950円(税込)
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Paysage
ペイザージュ [内藤晃(ピアノ)]Piano Recital: Naito, Akira - CHOPIN, F. / FAURÉ, G./ MOMPOU, F. / POULENC, F. / RAVEL, M. (Paysage)
発売日:2022年06月17日
NMLアルバム番号:SNRT2202
CD国内盤価格:3,080円(税込、送料無料)
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クリスチャン・フェラス
SWR録音集 1953-72年 [クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)/ピエール・バルビゼ(ピアノ)/ハンス・ミュラー=クライ(指揮)/ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)/ミヒャエル・ギーレン(指揮) 他]FERRAS, Christian: SWR Recordings (The) - BEETHOVEN, L. van / TCHAIKOVSKY, P.I. / BRAHMS, J. / BERG, A. (1953-1972)
発売日:2022年06月17日
NMLアルバム番号:SWR19114CD
CD 4枚組価格:3,525円(税込、送料無料)
初出多数!
クリスチャン・フェラスの名演をオリジナル・テープからリマスターしてリリースフランスを代表するヴァイオリニストの一人、クリスチャン・フェラス(1933-1982)。気品を湛えつつも音楽に没入し、時に激しい情熱のほとばしりが感じられる演奏で聴衆を魅了、戦後フランスを代表するヴァイオリニストとして国際的に活躍しました。1961年と71年には来日公演も行いましたが、1982年に悲劇的な死を遂げ、世界中のファンを悲しませました。フェラスは戦後のドイツでも人気が高く、各地の放送局が収録・放送した演奏がCD復刻されていますが、このセットはベルクを除く全曲がオリジナル・マスターからの初CD化。ヴァイオリン音楽のファンは注目のリリースです。 この4枚組のBOXセットは、ヴァイオリンのレパートリーの中でもとりわけ重要な作品が収録されているのが嬉しいところ。いずれも堂々たる演奏ですが、中で特筆すべきは、まずCD2のエネスクのソナタ第3番。後の1962年の録音よりも全体的にテンポは速めで、即興的な高揚感が伝わります。フェラス&バルビゼ・デュオの絶頂期の記録です。 CD3では、チャイコフスキーの第1楽章におけるカデンツァでの即興的な音運びがフェラスの真骨頂。CD4のブロムシュテットと共演したブラームスは当時から評判になっていたもので待望のCD化。ベルクの協奏曲は、フェラスがフランス初演を行って以後、得意としていたレパートリーであり、ギーレンの分析的な指揮も見事です。 全て、オリジナルマスターテープより今回のリリースのために全て新たにマスタリングを行うことで、1950年代のモノラル録音でも鮮烈な音色が再現されており、フェラス・サウンドが味わえます。 -
〈20世紀のフォックストロット集 第4集〉
フランス&ベルギー編 [ゴットリープ・ヴァリッシュ(ピアノ)]Piano Music - SAINT-SAËNS, C. / SATIE, E. / MILHAUD, D. / CLIQUET-PLEYEL, H. (20th Century Foxtrots, Vol. 4: France and Belgium) (G. Wallisch)
発売日:2022年04月15日
NMLアルバム番号:GP855
CD価格:1,950円(税込)
「フォックストロット」とはアメリカで生まれたダンス音楽の一種で、ラグタイムから派生したと言われています。これらの音楽は2つの世界大戦の狭間である1920年代から1930年代のいわゆる「狂騒の20年代」のアメリカで、ジャズや、同じ系統であるシミー(音楽にあわせて肩を揺らすダンス)やチャールストンなどとともに大流行、ゲルマン的なワグネリズムから自由になろうとするヨーロッパの作曲家たちにも定着し、レコードや映画のヒットの波に乗って瞬く間に広まっていきました。 さまざまなフォックストロットを追求するピアニスト、ゴットリープ・ヴァリッシュは、これまでに3枚の「フォックストロットと周辺の音楽」のアルバムを発表していますが、この第4集では聴き手を当時のパリとブリュッセルへといざないます。サン=サーンスやサティ、ミヨーらおなじみの作曲家をはじめ、あまり耳にすることのないベルギーの作曲家の知られざる作品をたっぷりお楽しみいただけます。
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デイヴィッド・ネイディアン(ヴァイオリン)
シューベルト、フランク、ドビュッシー:
ヴァイオリン作品集 [デイヴィッド・ネイディアン(ヴァイオリン)/デイヴィッド・ハンコック(ピアノ)]発売日:2022年03月18日
CD価格:1,725円(税込)
「バーンスタインのコンサートマスター」として知られたネイディアンの貴重な録音、
未発表音源を加えて復刻デイヴィッド・ネイディアン(1926-2014)の父はフェザー級のボクサーでしたが、クラシック音楽への情熱を持ち、独学でヴァイオリンを学んだといいます。ネイディアンは4歳でヴァイオリンを始め、2年後にはデイヴィッド・マネスに見いだされてニューヨークのマネス音楽大学に学費免除で招かれました。 14歳でリサイタル・デビュー及びニューヨーク・フィルと初共演、その後もアドルフ・ブッシュとイヴァン・ガラミアンに師事して研鑽を積みます。1944年には陸軍歩兵として徴兵されて欧州戦線に送られそうになりますが、ネイディアンに気づいたフィラデルフィア管弦楽団の首席ファゴット奏者の働きかけで、軍楽隊のコンサートマスターとなり、戦後はソリストとして活動しました。 1965年にニューヨーク・フィルのコンサートマスターを長く務めたジョン・コリリアーノが退任し、後任が公募されると、全米各地から応募した錚々たる顔ぶれを圧倒し、オーディションで全会一致で選ばれたのがネイディアンでした。バーンスタインはオーディションで彼を絶賛し、篤い信頼を寄せました。バーンスタインが音楽監督を退任した翌年、ネイディアンもニューヨーク・フィルを去りましたが、4シーズンという短い任期ながら「ニューヨーク・フィルの顔」として強い印象を残したと言われます。 ソリストとしてのネイディアンはジョージ・セル、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ、小澤征爾らの指揮でコンチェルトを演奏しましたが、録音スタジオでも引く手あまたで、ビル・エヴァンス(Symbiosis)、ビリー・ジョエル(52nd Street)、シネイド・オコナー(Am I Not Your Girl?)らのアルバムでコンサートマスターを務めるなど、数多くのトップアーティストの録音に参加。坂本龍一のアルバム(Heatbeat及び1996)にもヴァイオリンで参加しています。 このCDはネイディアンのデビュー・アルバムに未発売だったシューベルトを加えたもの。卓越した技巧と端正な造形、豊かなヴィブラートと明るめの音色が当時の彼の姿を伝えます。フランス・ベルギー音楽を集めたデビュー・アルバムはMonitor-MC 2017(モノラル)が初出ですが、その2年後に出た同内容のステレオ版(Monitor-MCS 2017)から復刻しています。シューベルトの2曲は関係者のもとに遺されたテスト・プレス盤(モノラル)から復刻したもので、初の一般発売となります。 -
-★『レコード芸術』特選盤(2022年5月号)★-
富田心
ORIGINS オリジンズ [富田 心(ヴァイオリン)/サイモン・キャラハン(ピアノ)]Violin and Piano Recital: Tomita, Coco / Callaghan, Simon - ENESCU, G. / POULENC, F. / BOULANGER, L. / HUBAY, J. / RAVEL, M. / DEBUSSY, C. (Origins)
発売日:2022年02月11日
NMLアルバム番号:ORC100194
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,750円(税込)
若きヴァイオリニスト、富田心のデビュー・アルバム「ORIDGINS」と名付けられたこのアルバムには、幼い頃からヴァイオリンを奏でていた彼女が特別の思い入れを持つ曲が集められています。冒頭に置かれたのは1940年に作曲されたエネスクの「幼き頃の印象」から「辻音楽師」。民俗音楽風の要素を持つ即興的なメロディーが印象的な作品は、アルバムの幕開けにふさわしいものです。スペインの詩人フェデリコ・ガルシーア・ロルカを偲んで書かれたプーランクのソナタや、戦争の辛い経験が反映されたリリー・ブーランジェの「夜想曲」が続き、富田と同じく音楽一家に生まれたフバイの作品が演奏されます。そしてジャズを思わせるラヴェルのソナタ、最後は若きドビュッシーの名作「美しき夕暮れ」で幕を閉じるという考え抜かれた選曲が現在の彼女の心情を語り尽くします。
私のデビューアルバム「ORIGINS」は、アーティストとしての私のルーツをたどるものです。このアルバムに収録されている曲にはどれも特別な思い入れがありますし、歴史的、個人的なつながりなど多面的なつながりを持ったプログラムになっています。このアルバムは偉大な作曲家たち、彼らに傑作を書かせるに至るインスピレーションを与えた演奏家たち、そして私をここまで導いてくれた長年の支援者たちへのオマージュです。 富田 心 -
〈クライスラー 録音全集 第11集〉
クライスラー(1875-1962):
1930年-1935年 [フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)/ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ)/クライスラー四重奏団 他]KREISLER, Fritz: Complete Recordings, Vol. 11 (1930-1935)
発売日:2022年02月25日
NMLアルバム番号:8.111412
CD価格:1,600円(税込)
フリッツ・クライスラーの録音全集、第11集は1930年から1935年に行われた音源が収録されています。 この時期はクライスラーにとってとても重要な時期でした。1920年代からベルリンに新居を構え、快適な生活を送っていたクライスラーですが、1933年のナチスが台頭に伴い、彼は安定した生活が送れなくなってしまい、結局は1938年にパリへ移住、その後1943年にはアメリカ国籍を取得し、ヨーロッパに戻ることはありませんでした。とはいえ、ここのアルバムに収録されているベルリンの録音が行われた頃にはまだ余裕があったようです。この録音が行われた1か月前にはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでバッハとチャイコフスキーを演奏、高く評価されました。 このアルバムに収録された録音は、ニューヨークで録音できなかった演奏を1930年にベルリンのHMVで再録音したものです。またこのCDには未発表のテストプレスの音源も含まれています。 1935年の録音は、彼の自作である四重奏曲をクライスラー自身が選んだメンバーたちと演奏(メンバーの中には名ヴィオラ奏者ウィリアム・プリムローズの名前も)しています。 また、ボーナス・トラックとして1924年のアコースティック・レコーディングによるビゼーの「アダージェット」が収録されています。
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-★『レコード芸術』特選盤(2022年4月号)★-
Dance
東京六人組 [東京六人組]Chamber Music (20th Century) - KHACHATURIAN, A.I. / PROKOFIEV, S. / RAVEL, M. / STRAUSS, R. (Dance) (Tokyo Sextet)
発売日:2022年01月21日
NMLアルバム番号:MYCL-00012
SACD-Hybrid国内盤価格:3,520円(税込、送料無料)
躍動する音楽!
色鮮やかに舞うメロディ!東京六人組が誘う華麗なる舞踏会!オーケストラ奏者またはソリストとして活躍著しいスーパープレーヤー6人が集い2015年に結成された東京六人組の最新アルバムです。今作のテーマはずばり「ダンス」。オーケストラの作品で人気の高い楽曲を選りすぐり、見事なアレンジも相まって、“東京六人組”色全開となりました。 バレエ音楽のもつ躍動感や心奪われるような美しいメロディ。そして喜びに満ちた東京六人組サウンド! オーケストラにも負けないような色彩感と充足感。このアルバムには音楽の要素がすべて詰め込まれていると言っても過言ではないでしょう。名手6人による圧倒的な技術と絶妙なアンサンブルは必聴です。 アンサンブル結成6年を超え、表現の幅もさらに広がり、独自の世界を創る東京六人組が舞い踊ります! -
-★『レコード芸術』特選盤(2022年3月号)★-
伊藤順一(ピアノ)
プロフォンド [伊藤順一]発売日:2021年12月08日
SACD-Hybrid国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
長きにわたりフランスで研鑽を積んだ、薫り立つフランス・エスプリ。
溜息の出るようなロマンティシズムとソット・ヴォーチェの至芸を聴く。フランスの3大音楽学校であるパリ国立高等音楽院、リヨン国立高等音楽院、パリ・エコール・ノルマル音楽院にてフランス本流のピアニズムを極めた伊藤順一のデビューアルバムです。ショパン、ラヴェル、ドビュッシー、フォーレという今まで伊藤が長きにわたり磨き上げてきた作品に発露されるそのフランス・エスプリ、究極のピアニシモ、千変万化する音のうつろいは聴く者を天上の世界へと誘います。その至極のフランス・ロマンティシズムをお楽しみ下さい。 -
FROM THE EARLY 20TH…Vol.2
20世紀前半のピアノ音楽 第2集 [アンドルー・ランジェル(ピアノ)]Piano Recital: Rangell, Andrew - WEBERN, A. / BERG, A. / MOMPOU, F. / SCRIABIN, A. / RAVEL, M. / SIBELIUS, J. (From the Early 20th …, Vol. 2)
発売日:2021年12月17日
NMLアルバム番号:Steinway30195
CD価格:2,250円(税込)
2018年にアイヴズのピアノ・ソナタ第2番(コンコード・ソナタ)を中心に収録した『20世紀前半のピアノ音楽 第1集』(STNS-30100)をリリースし、好評を博したアンドルー・ランジェル。 この第2集で彼は、ウェーベルン、ベルクといった新ウィーン楽派の作品をはじめ、スクリャービン、プロコフィエフの近代ロシア作品、他、シベリウス、モンポウ、ラヴェルまで多彩な作品を選び演奏。それぞれの曲が持つ特徴を際立たせるとともに、抒情的な側面も強調したメリハリのある音楽を聴かせます。 アルバムの締めくくりとして最後に置かれたビル・エヴァンスの「Turn Out the stars」は、ラヴェルの影響が感じられる洒落た小品です。
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JEUX DE CRÉATION - 創造の戯れ
ラヴェル/フォーレ/ホフマン/ゴードン:
ハープ作品集 [アンヌ=ソフィー・ベルトラン (ハープ)/アンサンブル・オンディーヌ]Harp Recital: Bertrand, Anne-Sophie - RAVEL, M. / FAURÉ, G. / HOFFMANN, E.T.A. / GORDON, G. (Jeux de Création)
発売日:2021年11月19日
NMLアルバム番号:8.551444
CD価格:1,600円(税込)
1811年、ピアノ製作者として知られるセバスチャン・エラールが制作したダブルアクション・ペダル・ハープは、それまでの全音階だけしか出せないハープと違い、半音階が出せるという画期的な楽器でした。しかし、楽器の性能はまだまだ未熟であり、複雑な和音や転調には順応できず、改良が加えられ現在の形になりました。 このアルバムは印象派の時代に書かれたハープの作品を中心とする1枚。この時期の精妙な和声を表現するためには半音階の響きが不可欠ですが、ダブルアクション・ペダル・ハープは要求される響きを再現、楽器自体の姿の美しさとともに作品に完全に調和しています。 アルバムタイトルとなった、100年前の音楽に着想を得たという2020年に書かれたジェフリー・ゴードンの「創造の戯れ」は過去と現代の音楽要素を融合させた見事な作品です。 ハープを演奏するアンヌ=ソフィー・ベルトランはカーディフ国際ハープ・コンクールの優勝者。2000年からhr交響楽団の首席奏者を務める傍ら、数多くのオーケストラと共演、また室内楽にも力を入れています。
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「アンソロジー」
アロイス・J・ ホーフシュトラッサー
ライヴ録音集[12枚組 BOX] [アロイス・J・ ホーフシュトラッサー(指揮)]HOCHSTRASSER, Alois J.: Anthology (An)
発売日:2021年11月26日
NMLアルバム番号:Gramola99257
CD 12枚組価格:5,775円(税込、送料無料)
アロイス・J・ホーフシュトラッサー(1941-)はオーストリアの指揮者。ウィーン大学とウィーンの音楽芸術大学でハンス・ギレスベルガーとハンス・スワロフスキーに指揮と合唱指揮を学んだ後、セルジュ・チェリビダッケの薫陶を受けました。1966年から1971年まではグラーツ大聖堂のカペルマイスターを務め、1971年にグラーツ・コンサート合唱団を設立、指揮するとともに、エルル国際オーケストラ週間(チロル)=現チロル・フェスティバル・エルルを設立したほか、さまざまな教育機関で教職に就き後進の指導にあたりました。また長年にわたりパノニア・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者を務めています。2003年にはフランツ・シュミットの『7つの封印の書』をハンガリーで初演するなど作品の普及に尽力し、ウィーンのフランツ・シュミット・コミュニティの名誉市民に選ばれました。 ホーフシュトラッサーが芸術監督兼会長を務めるインターパノン・コンサート・ソサエティの制作によるこのボックスセットは、グラーツ・コンサート合唱団の50年に及ぶライヴ録音を中心に収録しています。収録曲はバロックからウィーン古典派、ロマン派、近代音楽までに及ぶ交響曲、協奏曲の楽章、オラトリオ、ミサ曲、オペラの抜粋等と多岐にわたるもの。 使用された音源は、グラーツの歴史的なホールであるシュテファニエンザールや、レオーベンのゾンマーフィルハーモニー国際音楽祭、ヴァイツでのペンテコステ・コンサートなどのライヴ録音を中心に、フェルトバッハやフォラウ(シュタイアーマルク州)での チャリティ・コンサートの録音も収録。さらにハイドンの『天地創造』、ベートーヴェンの第九、ブルックナーの交響曲第7番の全曲録音も収録されています。 オーストリアの文化に深く根ざしながらも、日本では広く知られているとは言えないホーフシュトラッサー。その指揮芸術に触れる上で恰好のリリースです。
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-★『レコード芸術』特選盤(2022年2月号)★-
久末航
ザ・リサイタル [久末 航]発売日:2021年11月17日
SACD-Hybrid国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
数々の国際コンクールを制覇してきたヨーロッパ本流のピアニズムが、今ここに開花する。第66回ミュンヘン国際音楽コンクール第3位&委嘱作品特別賞、第7回リヨン国際ピアノコンクール優勝&聴衆賞、2016年度メンデルスゾーン全ドイツ音楽大学コンクール優勝他数々の国際コンクールを制覇してきたドイツ在住の若き俊英Wataru Hisasueのデビュー・アルバムです。 アーティスト自身が長年にわたり研究を重ね磨き上げてきた数多あるレパートリーの中から厳選に厳選を重ね、一夜のリサイタルのようにアルバム全体の起承転結をも俯瞰した全13トラックを収録しました。まさにWataru-Ism! を心ゆくまでご堪能下さい。
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SOL & PAT - ソル&パット
ヴァイオリンとチェロの二重奏による作品集 [ソル・ガベッタ、パトリツィア・コパチンスカヤ]Violin and Cello Recital: Kopatchinskaja, Patricia / Gabetta, Sol - BACH, C.P.E. / COLL, F. / LECLAIR, J.-M. / RAVEL, M. / WIDMANN, J. (Sol and Pat)
発売日:2021年10月15日
NMLアルバム番号:ALPHA757
CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:2,970円(税込)
ガベッタとコパチンスカヤの白熱デュオ・アルバム!アルバムをリリースする度にただならぬ企画で世界中の音楽ファンを驚かせ、今最も目の離せないモルドヴァ出身の鬼才ヴァイオリニスト、パトリツィア・コパチンスカヤ。協奏曲やソロ、様々な企画盤など多くのアルバムをリリースしてきたアルゼンチン出身の人気チェリスト、ソル・ガベッタ。一見大きく違う個性を持つ二人は、2002年の出会い以来の親友であり、実演での共演も多く、コパチンスカヤのアルバム『照らし出された快楽』(ALPHA580/NYCX-10180)ではフランシスコ・コーイの二重協奏曲で共演していましたが、今回満を持してデュオ・アルバムが届けられました。 ラヴェルとコダーイの作品を軸に、クセナキスやリゲティ、ヴィトマン、マルコヴィチに至る作曲家たちによるデュオ作品、鍵盤作品の右手と左手をデュオに振り分けたC.P.E.バッハやJ.S.バッハなど、多彩な作品を収録。期待にそぐわぬはじけた演奏で、冒頭のルクレールから原曲を大きくデフォルメした表現で楽しませてくれます。 タイトルのSOLもPATも彼女たちの名前からとられていますが、SOLはガベッタの母国語(スペイン語)で「太陽」、PATはコパチンスカヤの母国語(ルーマニア語)で「ベッド」あるいは「ザック(袋)」という意味もあります。
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『スペインの夢』
~ピアノ連弾によるスペインにまつわる作品集 [エルヴェ・ビヨー、ギヨーム・コッポラ]Piano Duo Recital: Billaut, Herve / Coppola, Guillaume - BONIS, M. / CHABRIER, E. / FALLA, M. de / FAURÉ, G. / INDY, V. d' (Rêves d'Espagne)
発売日:2021年09月10日
NMLアルバム番号:EL2158
CD価格:2,475円(税込)
ベル・エポックのパリっ子たちが憧れたスペインビゼーの《カルメン》の成功以来、パリの人々を魅了し続けたスペイン。このアルバムはこの時代にパリで生まれた(あるいは編曲された)ピアノ連弾のための作品を集めています。 本場スペインのファリャによる作品を、パリで活躍したサマズイユが編曲した「スペイン舞曲」に始まり、ラヴェル「スペイン狂詩曲」の作曲者自身による4手版、近年注目を集めているフランスの女性作曲家メル・ボニの作品などに続き、最後にはシャブリエの「スペイン」をメサジェが編曲した版を収録。 ビヨーとコッポラは10年もの間ピアノ・デュオを組んでおり、2016年にはブラームスとシューベルトのアルバム(EL1652)をリリースしています。ここでも息の合った演奏で、スペインの抒情性とリズムを引き立てています。
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AIMER À LOISIR - 思うがままに愛する
オルセー=ロワイヨモン・アカデミー
歌曲コンサート・シリーズ [ミハイル・ティモシェンコ(バス・バリトン)/エリツァ・デセヴァ(ピアノ)/カエリグ・ボシェ(テノール)/エレノラ・ペルツ(ピアノ)/アクセル・ファニョ(ソプラノ)/アドリアーノ・スパムパナト(ピアノ)/グレース・ダーラム(メゾ・ソプラノ)/エドワード・リダル(ピアノ)]Vocal Music - CHAUSSON, E. / DUPARC, H. / FAURÉ, G. / IBERT, J. / RAVEL, M. / SCHUMANN, R. (Aimer à loisir) (Boché, Durham, Fanyo, Timoshenko)
発売日:2021年08月27日
NMLアルバム番号:LBM034
CD価格:2,475円(税込)
毎年、オルセー=ロワイヨモン・アカデミーで開催される歌曲リサイタル。こちらは2021年2月に行われたコンサートの模様を収録した1枚。今回も4組の歌手とピアニストがフランス近代歌曲を中心に、ヴォルフ、シューマン、ツェムリンスキーの歌曲まで、素晴らしい演奏を披露しました。 ティモシェンコはロシア出身のバス・バリトン。2015年から2017年までパリ国立オペラ・アカデミーのメンバーとなり、数多くの舞台に立ちました。 カエリグ・ボシェはブルターニュ出身。2020/21年からオルセー=ロワイモヨン・アカデミーの会員になっています。 アクセル・ファニョはすでにフランス内外で高い評価を受けているソプラノ。2020/21年からはエルヴェ・ニケとル・コンセール・スピチュアルと共演し、新たなプロジェクトに挑戦しています。 メゾ・ソプラノのグレース・ダーラムはロンドン出身、バロック系の作品と20世紀フランスのレパートリーで定評ある歌手です。
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30のピアノ詩曲
(ロマン派と印象派の詩的で美しいピアノ曲集) [マイセンベルク、オピッツ、リフシッツ、マミコニアン、カッツ、ブルバ 他]30 Piano Poetries
発売日:2021年08月27日
NMLアルバム番号:MP2102
CD 2枚組価格:1,575円(税込)
ORFEOレーベルの豊富なカタログから、ロマン派と印象派の詩的で美しいピアノ曲を中心に30曲選んだ2枚組。コンピレーション・アルバムにはおなじみのショパンの練習曲やリストの「愛の夢」、ブラームスの間奏曲から、オリエンタルな雰囲気を宿すドビュッシーの「古代の墓碑銘」、神秘的なスクリャービンの詩曲と前奏曲、描写的なシマノフスキの「仮面劇」などあまり耳にする機会のない作品も含まれています。いずれもレーベルを代表する名手たちの演奏で、初出時に高く評価されたものばかりをセレクト。 また、マイセンベルクのスクリャービンとブルバのシマノフスキは今回が初CD化です。
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-★『レコード芸術』特選盤(2021年11月号)★-
カンティレーヌ [広田智之(オーボエ)/大萩康司(ギター)]
Oboe and Guitar Recital: Hirota, Tomoyuki / Ohagi, Yasuji - COSTE, N. / MERTZ, J.K. / MOZART, W. A. / SAMMARTINI, G.B. (Cantilène)
発売日:2021年08月20日
NMLアルバム番号:MYCL-00008
SACD-Hybrid国内盤価格:3,520円(税込、送料無料)
オーボエとギターの奏でる淡く美しいロマンス。
新しい世界広がるギター伴奏によるシューマン:「3つのロマンス」収録東京都交響楽団の首席奏者として、また日本を代表するソロ・オーボエ奏者として活躍する広田智之と、現在ギター界において最も活躍著しい大萩康司のデュオ・アルバムです。今作では美しいメロディが溢れるロマン派を中心とする作品集となりました。 注目は、シューマンの代表作のひとつである「3つのロマンス」(ギター伴奏版)です。オーボエの重要レパートリーである当楽曲ですが、ギターが伴奏することにより、繊細な旋律、豊潤なハーモニー、シューマンの響きが際立ち、ピアノ伴奏とは違った新たな世界を作り上げています。 その他、オーボエとギターのオリジナルのコストの作品や、ソルによるモーツァルトのオペラ・アリアなど歌心の溢れる曲ばかりです。名デュオによる名旋律集をぜひお聴きください。 -
『プレイリスト』 [アンサンブル・パースペクティヴス]
ENSEMBLE PERSPECTIVES: Playlist
発売日:2021年08月27日
NMLアルバム番号:OMF704
CD価格:2,475円(税込)
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Cello meets Harp
チェロとハープの出会い [マティアス・ヨハンセン(チェロ)/ジルケ・アイヒホルン(ハープ)]Cello and Harp Recital: Johansen, Mathias / Aichhorn, Silke - FAURÉ, G. / KRAFT, N. / OBERTHÜR, C. / TOURNIER, M. / VERDALLE, G. (Cello meets Harp)
発売日:2021年06月11日
NMLアルバム番号:555463-2
CD価格:1,800円(税込)
チェロとハープが生み出す魅力的な音楽を広めるために、2018年にデュオを結成したチェリスト、マティアス・ヨハンセンとハープのジルケ・アイヒホルン。19世紀にはフリードリヒ大王がハープ奏者を雇い、自身のフルートや、ヴァイオリニストのベンダ、グラウンと共演させるなど様々な試みを行っただけではなく、革命以前のフランスでもヴァイオリンとの共演が貴族の間で流行していたため、ヴァイオリンとハープの組み合わせの曲は多いのすが、残念なことにチェロとハープのためのオリジナル曲はあまり残されておりません。 そこでヨハンセンとアイヒホルンは様々なオーケストラ作品や器楽曲をアレンジし、見事な演奏を披露、聴き手は新しい魅力を体験することができます。
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山元香那子
ブーケ [山元香那子]Kanako Yamamoto / Bouquet
発売日:2021年05月19日
SACD-Hybrid国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
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『ヴァイオリンとツィンバロム』
バルトーク、ラヴェル、クルターグ、クーレ、エレーヌ・コルレット、シリル・デュピュイ、リュドヴィート・コヴァーチ [エレーヌ・コルレット、シリル・デュピュイ、リュドヴィート・コヴァーチ]発売日:2021年03月26日
CD価格:2,475円(税込)
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Heifetz Favorites
ハイフェッツのお気に入り
ヤッシャ・ハイフェッツによる編曲集とアンコール・ピース [ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン)/アリアーネ・ヘーリンク(ピアノ)]Violin and Piano Recital: Schmid, Benjamin / Haering, Ariane - DONCHEV, A. / DRIGO, R. / FAURÉ, G. (Heifetz Favorites - Transcriptions and more)
発売日:2021年02月12日
NMLアルバム番号:Gramola99236
CD価格:2,250円(税込)
「ヴァイオリニストの王」と呼ばれたヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)。20世紀を代表する偉大な巨匠の生誕120年を記念し、オーストリアのヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミットが、妻アリアーネ・ヘーリングとともに“ハイフェッツのお気に入り”作品を録音しました。 コンサートで大成功を収めた「剣の舞」やゴドフスキーの「古きウィーン」などの巧みなアレンジ作品や《ポーギーとベス》のジャズ風アレンジの曲、またハイフェッツが好んでンコールで採り上げたクロルやパラディスの煌めくような小品を選ぶだけでなく、ジャズから想起されたというデューク・エリントンのインスパイア作品も取り混ぜることで、ハイフェッツへの敬意を捧げるとともに、21世紀の名手であるシュミット自身の“お気に入り”もアピールしています。
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ENTENTE MUSICALE - 音楽の架け橋
ヴァイオリンとピアノの音楽
バックス、ドビュッシー、ディーリアス、ラヴェル、アイアランド、スコット [クレア・ホウィック(ヴァイオリン)/サイモン・キャラハン(ピアノ)]Violin and Piano Recital: Howick, Clare / Callaghan, Simon - BAX, A. / DEBUSSY, C. / DELIUS, F. / RAVEL, M. / IRELAND, J. (Entente Musicale)
発売日:2021年02月19日
NMLアルバム番号:SOMMCD0625
CD価格:2,025円(税込)
英国とフランスをつなぐ作品を書いた作曲家たちのヴァイオリン曲を集めた1枚。冒頭にはこのジャンルを代表するディーリアスの作品が置かれています。20代後半、パリに留学した彼は滞在した8年の間に、この都市の空気と文化を存分に堪能、認められることはなかったもののこの「ヴァイオリン・ソナタ ロ長調」を含む数多くの作品を書き上げています。 また、彼より年少のアイアランドのソナタは、エドワード調の優雅さとフランス印象派の作風を融合させたものであり、ドビュッシーの最後のソナタは深い感情が表出された名作です。ここに、ラヴェルとドビュッシー作品から影響を受けたシリル・スコットの小品と、ハイフェッツのアレンジによるラヴェルの「ハバネラ形式の小品」、バックスの「地中海」を併せ、ホウィックとキャラハンが各曲の共通項を探っていきます。
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フリードリヒ・グルダ
2つのソロ・リサイタル
1959年1月29日ブルッフザール城、1959年6月3日シュヴェツィンゲン城 [フリードリヒ・グルダ]Piano Recital: Gulda, Friedrich - BACH, J.S. / HAYDN, J. / MOZART, W.A. / BEETHOVEN, L. van / DEBUSSY, C. / RAVEL, M. (Two Solo Recitals, 1959)
発売日:2021年02月12日
NMLアルバム番号:SWR19098CD
CD-R 3枚組価格:2,850円(税込)
グルダ若き日のライヴ2種!
得意のベートーヴェン、バッハの希少録音などフリードリヒ・グルダ(1930-2000)が南西ドイツ放送(SWR)に残した録音を発掘し、オリジナル・テープから丁重にリマスターされた音源をリリースするシリーズ第5弾。 最終回となる今回は、グルダが29歳を迎える前後、1959年にドイツの城館で行われた2つのライヴです。このうち、これが彼にとって最初のライヴ収録となる「夜のガスパール」を含むブルッフザール城でのリサイタルは初CD化。「テンペスト」を始め、得意のベートーヴェンのソナタが3曲収録されているのも嬉しいところです。 グルダにとってこれが唯一の録音となるバッハの「最愛の兄の旅立ちに寄せて」(DGより既発)では、抒情性と躍動感の対比を実に生き生きと描いています。 いずれもモノラルながら、音質、ダイナミック・レンジともに申し分なく、若きグルダの瑞々しいタッチを堪能することが出来ます。拍手は収録されていません。 -
〈クライスラー 録音全集 第10集〉
クライスラー(1875-1962)
1928年-1929年 [フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)/カール・ラムソン(ピアノ)]KREISLER, Fritz: Complete Recordings, Vol. 10 (1928-1929)
発売日:2021年01月29日
NMLアルバム番号:8.111411
CD価格:1,600円(税込)
1925年、電気式録音によるSPレコードが発売されたとき、クライスラーはまだ活動の絶頂期にありました。この第10巻には1928年から1929年にかけての一連の録音を収録、当時最新鋭の技術で、50代前半のクライスラーの美しい音色が存分に捉えられています。 1928年3月、カーネギーホールでのコンサートを行い、その後はヨーロッパ・ツアーを行い好評を博すなど、この時期のクライスラーはトップクラスの地位を保っていましたが、実は、1925年にアメリカの市民権を得たヤッシャ・ハイフェッツらの台頭や、1929年の妻ハリエットの病、兄フューゴの逝去、ウォール街大暴落などにより、彼の生活はストレスに晒されていたようです。しかし、そんな中での一連の録音は、彼ならではの絶大な求心力を持っています。 未発表テイクの貴重な音源を含む魅力的な1枚です。
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LE TOMBEAU DE CLAUDE DEBUSS
『ドビュッシーのトンボー』と関連作品 [トマー・レフ(ピアノ)/ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)/ドミトリ・ヤブロンスキー(チェロ)/ルーベン・セルッシ(ギター)/シャロン・ロストルフ=ザミール(ソプラノ)/テルアヴィヴ大学ブフマン=メータ交響楽団/ゼーヴ・ドルマン(指揮)]Tombeau de Claude Debussy (Le) - Musical Tributes to Debussy by Various Composers (Lev, Rostorf-Zamir, Gandelman, D. Yablonsky, Seroussi, Z. Dorman)
発売日:2021年01月15日
NMLアルバム番号:8.573935
CD価格:1,600円(税込)
1918年に55歳でこの世を去ったドビュッシー。その早すぎる死から2年を経た1920年12月、パリで同年創刊されたばかりの音楽雑誌「La Revue musicale」がドビュッシーの思い出に捧げる特集号を発行しました。ドビュッシーから影響を受けた9人の作曲家がそれぞれ作品を寄稿、これらはドビュッシーの美学を反映させながらも、各々のスタイルが強く打ち出されており、当時のパリの音楽界を象徴する作品集となったのです。 このアルバムは「ドビュッシーのトンボー」編纂100年を記念し録音されたもの。これまで断片的に知られていた作品を完全に網羅し、またそこには含まれていない「ドビュッシーの思い出」に捧げられた3つの作品も添えて、100年前のパリを想起させます。
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Carte postale - 郵便はがき
シューベルトと近代フランス歌曲集 [ヴィクトワール・ビュネル(メゾ・ソプラノ)/エレナ・ハルシャーニ(ソプラノ)/ファビアン・ラングート(バリトン)/ミヒャエル・ラコトアリヴォニー(バリトン) 他]Vocal Music (19th-20th Centuries) - POULENC, F. / RAVEL, M. / SCHUBERT, F. / WOLF, H. (Carte postale) (Harsányi, Langguth, Rakotoarivony, Bunel)
発売日:2021年01月22日
NMLアルバム番号:LBM030
CD価格:2,475円(税込)
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Symmetriā Pario ~ 調和を生み出す
YARLUNG RECORDS 室内楽コンピレーションと、欧州原子核研究機構大型ハドロン衝突型加速器で得られたサウンドの再構成 [マーティン・チャリフォー ほか]Violin Recital: Chalifour, Martin - DEBUSSY, C. / GRAFE, M. / PROKOFIEV, S. / RAVEL, M. / SAARIAHO, K. / STUCKY, S. (Symmetriā Pario)
発売日:2020年12月18日
NMLアルバム番号:YAR18805
CD価格:2,550円(税込)
これまでYARLUNG RECORDSからリリースされた室内楽作品の音源から聴きどころを集めたアルバム。各トラックの間に間奏として挿入されているのは、欧州原子核研究機構(CERN)が開発した大型ハドロン衝突型加速器(LHC)で採取された、原子崩壊のサウンド・ライブラリーのデータを、midiピアノとAppleのmidiシーケンサーLogicProXのヴァイオリンの音で鳴らしてみたというもの。 人間が作り出した音楽と、最新の科学が抽出した自然界の極小の音との共演。摩訶不思議な音楽体験を、YARLUNGが誇る優秀録音でお楽しみいただけます。
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Paris Boulevard - パリの大通り
FIN-DE-SIÈCLE PIANO MUSIC 世紀末のピアノ音楽 [ダリオ・ミュラー(ピアノ)]Piano Recital: Müller, Dario - DEBUSSY, C. / MILHAUD, D. / POULENC, F. / SATIE, E. (Paris Boulevard)
発売日:2020年11月27日
NMLアルバム番号:CDS7877
CD価格:1,950円(税込)
この「パリの大通り」と題されたアルバムでは、主に19世紀末から20世紀の初頭のパリで流行した多彩な作品をお聴きいただけます。 当時のパリは、ドビュッシーらが推し進める印象派の作風による音楽、ワーグナーを起点とする“崩壊する機能和声”を用いた音楽、そしてアメリカからもたらされたポピュラー音楽やジャズ、サティが提唱する“家具としての音楽”が混然一体となり、コンサートホールやキャバレー、ビストロなど知識人と芸術家が出会う場所で奏されていました。これら人々を刺激した作品を並べた1枚は、当時の洒落た空気を想起させます。 アメリカ近代作品を得意とするミュラーの洒脱な演奏で。
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アリアと歌曲集
リヴィーヌ・メルテンス [リヴィーヌ・メルテンス]MERTENS, Livine: Airs et Mélodies (1930-1932)
発売日:2020年11月20日
NMLアルバム番号:MEW1996
CD価格:2,475円(税込)
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フィッシャー=ディースカウ(1925-2012)
〈リート・エディション 第3集〉
ラヴェル、ヒンデミット、フォルトナー、ロイター、ライマン [ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン) 他]発売日:2020年09月25日
CD 5枚組価格:2,250円(税込)
ドイツ・リートの歴史に大きな足跡を残したディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ。1947年ライプツィヒで最初のリサイタルを行い、その翌年にベルリン・ドイツ・オペラのバリトン歌手としてデビュー。伴奏ピアニストとして大きな名声を築いたジェラルド・ムーアや、作曲家としても名高いアリベルト・ライマン、晩年には名手ハルトムート・ヘルらと共演し、次々とアルバムをリリース。いずれも高い評価を得ました。 ORFEOレーベルにもライヴやセッションによる録音を数多く残しており、既発売の第1集(C992205)、第2集(C993204)に収録された作品からもフィッシャー=ディースカウの音楽的な視野の広さが垣間見えますが、この第3集では更に珍しい作品を聴くことができます。ドイツ・リートの名歌手が歌うラヴェルや、彼が得意としたヒンデミット、信頼関係にあったライマンのソロ・カンタータは特に聴きもの。フォルトナーとロイターのアルバムでは、フィッシャー=ディースカウの歌唱は一部のみですが、ステラ・ドゥフェクシスら他の名歌手たちの歌唱が含まれており、こちらも貴重です。 ブックレットには今回初公開となるフィッシャー=ディースカウの自画像を掲載。こちらも一見の価値ある資料です。
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Ravel - Kodály - Bartók - Xenakis - Vasks
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集 [マルク・パクィン(ヴァイオリン)/オルフィリア・サイス・ベガ(ピアノ)]Violin and Cello Recital: Paquin, Marc / Saiz Vega, Orfilia - RAVEL, M. / KODÁLY, Z. / BARTÓK, B. / XENAKIS, I. / VASKS, P.
発売日:2020年09月25日
NMLアルバム番号:IBS-92020
CD価格:2,250円(税込)
20世紀初頭から21世紀までに書かれたさまざまなヴァイオリンとチェロの二重奏曲集を集めた1枚。 複雑な対位法を駆使したラヴェルのソナタ、2つの楽器が熱い対話を繰り広げるコダーイの二重奏を中心に、クセナキス29歳の作品で、ギリシャの民族舞曲を編曲した「ディプリ・ジーア(2人の踊り)」と静謐な作風で知られるヴァスクスの「Castillo Interior 内なる城」を配置、最後はバルトークの「ルーマニア民俗舞曲」を置くというアルバム構成が印象的。ヴァイオリンとチェロの組み合わせから生まれる多彩な音色をお楽しみください。 演奏しているパクィンとサイス・ベガは“トリオ・ベガ”のメンバーで、長年の共演から生まれた息のあったアンサンブルが聴きどころです。
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ホルヘ・フェデリコ・オソリオ(ピアノ)
THE FRENCH ALBUM
フランス・ピアノ作品集 [ホルヘ・フェデリコ・オソリオ(ピアノ)]Piano Recital: Osorio, Jorge Federico - CHABRIER, E. / DEBUSSY, C. / FAURÉ, G. / RAMEAU, J.-P. / RAVEL, M. (The French Album)
発売日:2020年08月28日
NMLアルバム番号:CDR90000-197
CD価格:2,025円(税込)
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Apparition - 幻影
20世紀の歌曲集
(ラヴェル、バーバー、クラム、シマノフスキ、オブラドルス) [アガタ・ズベル(ソプラノ)/クシシュトフ・クションジェク(ピアノ)]発売日:2020年06月19日
CD価格:2,100円(税込)
ポーランド出身の現代音楽の声楽家ズベルは、多数のコンクール受賞歴を誇り、「ワルシャワの秋」音楽祭などでは作曲家としても活躍する稀有なアーティストです。ここでは、同郷の若手ピアニスト、クションジェクとの共演により20世紀に書かれた様々な歌曲で、芯の強い美しい声による歌唱を披露しています。 ここで取り上げられている歌曲に共通するのはいずれも儚く美しい詩と、音楽の夢幻の世界。ラヴェルとシマノフスキに共通するオリエンタリズムや、全作品に共通する空想的で独特なキャラクター、穏やかさと不確かな趣きなど、すべて人間の世界そのものに存在する底知れない無常観を、凛とした演奏で表現しています。
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20th Century TANGO
20世紀のタンゴ [クラウディオ・コンスタンティーニ(バンドネオン)/ルイザ・ハマディ(ピアノ)]Bandoneon and Piano Recital: Constantini, Claudio /Hamadi-Ovskaya, Louiza - ALBÉNIZ, I. / PIAZZOLLA, A. / RAVEL, M. / SATIE, E. (20th Century Tango)
発売日:2020年06月19日
NMLアルバム番号:IBS-32020
CD価格:2,250円(税込)
タンゴはブエノスアイレスの郊外で誕生したと言われていますが、そこは売春宿やナイフ、悪党、そして失恋で傷ついた英雄などであふれる、ローカル性と外国からの影響が交差する、特殊な環境でした。 そんな環境で生まれたタンゴが、ヨーロッパの貴族のサロン文化ばかりでなく、20世紀の最も重要な作曲家にも影響を与えたことはあまり知られていません。官能的で躍動感あふれるリズムに誘われ、多くの作曲家がタンゴの曲を作ったほどです。 彼らはピアノ独奏、室内アンサンブル、そしてオーケストラと、さまざまな編成で、タンゴを自分たちのヴィジョンと音楽語法に変換しました。アルベニスやストラヴィンスキーのタンゴは定番作品となり今でも演奏家を魅了していますが、シュニトケ、サティ、ミヨーなどの多くの作品は、あまり演奏される機会がないままです。そこに、タンゴを代表する楽器であるバンドネオンを投入すると、一気に20世紀のクラシック音楽と革新的なタンゴの世界観が融合され、ピアノとの珍しくも素晴らしい掛け合いが響いてきます。
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フランス・ピアノ秘曲集
ブーレーズ/ドビュッシー/メシアン/ラヴェル [ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)]Piano Music (French) - BOULEZ, P. / DEBUSSY, C. / MESSIAEN, O. / RAVEL, M. (Rare French Piano Music) (van Raat)
発売日:2020年05月22日
NMLアルバム番号:8.573894
CD価格:1,600円(税込)
近現代のピアノ作品を得意とするピアニスト、ラルフ・ファン・ラートが弾くフランス現代の秘曲集。 ドビュッシーの最後のピアノ曲「燃える炭火に照らされた夕べ」、ドビュッシーから大きな影響を受けたメシアンの「峡谷から星たちへ」の中から“2つの鳥の歌”、2012年に発見された「シラヒゲムシクイ」、そしてそのメシアンから教えを受け、独自の音楽語法を確立させたブーレーズの最初期の作品『12のノタシオン』と世界初録音となる「前奏曲、トッカータとスケルツォ」などを収録。 ブーレーズの最後のピアノ曲である「天体暦の1ページ」には初期の作風の残滓がはっきり残っており、これらはフランス現代音楽の軌跡をたどるとともに、各々の作曲家の作風を知る良い例ともなります。ラヴェルがノートに書きつけた短いメヌエットにも、その伝統がはっきり認められることでしょう。
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-★『レコード芸術』特選盤(2020年7月号)★-
『PARADISE LOST ~ 失楽園』
様々な地域と時代における、楽園と追放の歌 [アンナ・プロハスカ (ソプラノ)、ジュリアス・ドレイク (ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Prohaska, Anna - SCHUBERT, F. / RACHMANINOV, S. / WOLF, H. (Paradise Lost)
発売日:2020年04月10日
NMLアルバム番号:ALPHA581
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)
プロハスカが描く、楽園と追放の物語特に近・現代音楽の解釈と歌唱で高い評価を得ながら、持ち前の高い感性で古楽の世界にまで鋭く切り込むアンナ・プロハスカが描く『失楽園』。楽園でのアダムとイヴ、その堕落と追放の物語、あるいはそれに触発された歌曲を収録しています。ロマン派から近代、そして20世紀に至る各時代から独自の選曲を行っており、歌詞も仏・独・英・露と4ヵ国語に及ぶもの。圧倒的な充実度で、プロハスカの企画力、歌唱力、言語力と、現在の彼女が持てる実力が余すところなく発揮された、聴き応え十分のアルバムです。
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期待の新進演奏家シリーズ/ピアノ
キム・ホンギ リサイタル
(グラナドス、ラヴェル、サンチェス=ベルドゥ、シューマン、ヴァイン) [キム・ホンギ (ピアノ)/ブレトン弦楽四重奏団]Piano Recital: Kim, Honggi - GRANADOS, E. / RAVEL, M. / SÁNCHEZ-VERDÚ, J.M. / SCHUMANN, R. / VINE, C.
発売日:2020年04月10日
NMLアルバム番号:8.574232
CD価格:1,600円(税込)
2018年に開催された「ハエン国際ピアノ・コンクール」の優勝者キム・ホンギ。1991年韓国生まれの彼は、これまでにも数多くのコンクールに出場、優秀な成績を収めています。 「ハエン国際ピアノ・コンクール」は1956年からスペインで開催されている歴史あるコンクール。1970年代に国際コンクールとなり、レベルの高い戦いを勝ち抜いた優勝者は、すぐさま世界中での活躍を約束されています。予選曲目には、必ず新作が委嘱されることでも知られており、2018年の課題曲にはスペインの現代作曲家サンチェス=ベルドゥの「鏡の庭」が用意され、各コンテスタントが腕を競いました。 ホンギは優勝記念のアルバムのために「鏡の庭」を含む様々な作品を周到に用意し、瞑想的なヴァインのソナタの美しさを紹介するなど、自身の才能を存分に披露しています。なかでもシューマンは彼が最も得意とする作曲家で、最後に置かれた五重奏曲での伸び伸びとした演奏は、聴き手の耳を魅了します。
収録作曲家:
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Chansons Française シャンソン・フランセーズ
フランス合唱作品集
(ドビュッシー、ヒンデミット、アプシル、ミヨー、プーランク、サン=サーンス、シェーラー、ラヴェル) [フィリップ・アーマン(指揮)/北ドイツ放送合唱団]発売日:2020年03月27日
CD日本語解説付き価格:2,400円(税込)
14世紀のギョーム・ド・マショーにまで遡る長い歴史を持つフランスの合唱作品は、一時期、フランス革命の影響で市民の気持ちを反映した親しみやすい合唱行進曲が流行した後、19世紀の終わりから20世紀にかけては、ドビュッシーやラヴェル、プーランク、ミヨーといった作曲家たちによる素晴らしい傑作が生まれています。 ヒンデミットはフランス出身ではありませんが、彼の「6つの歌」は、シャンソン=フランス歌曲への愛があふれたオマージュであり、ミヨーの「ヴァレー地方の四行詩」と同じくリルケによる詩が採用されています。これは1939年の同時期に、ヴァレーの合唱指揮者ヘニがミヨーとヒンデミットの二人に合唱曲を依頼したことによるものです。 プーランクと、アプシルは、アポリネールの詩を採用し、見事な音楽を付けています。ドビュッシーとサン=サーンスの作品は静寂に満ちた作品ですが、ラヴェル、ミヨーとプーランクの作品は当時の流行歌やジャズのテイストを反映させた楽しい味わいを持っています。 フランス・アヴァンギャルドの代表格のシェーラーの作品は、2013年に北ドイツ放送合唱団がドイツ初演を行ったもの。どこか洒脱で独特な趣のあるフランスの合唱を味わい尽くせる一枚です。日本語解説付き。
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Impulse
ピアノ・デュオのための作品集
(ルトスワフスキ、モーツァルト、リゲティ、ラヴェル、ガーシュウィン) [ビクトル・デル・バレ(ピアノ)/ルイス・デル・バレ(ピアノ)]Piano Duo Recital: Valle, Luis del /Valle, Victor del - LUTOSŁAWSKI , W. / MOZART, W.A. / LIGETI, G. / RAVEL, M. / GERSHWIN, G. (Impulse)
発売日:2020年03月06日
NMLアルバム番号:IBS-72015
CD価格:2,250円(税込)
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DANZA
佐野隆哉(ピアノ) [佐野 隆哉(ピアノ)]Piano Recital: Sano, Takaya - CHOPIN, F. / GINASTERA, A. / LISZT, F. / POULENC, F. / RAVEL, M. / SAINT-SAËNS, C. (Danza)
発売日:2020年03月13日
NMLアルバム番号:LPDCD010
CD価格:2,500円(税込)
1980年東京生まれのピアニスト、佐野隆哉が弾く舞曲集。東京芸術大学を経て、同大学院修士課程を修了、パリのスコラ・カントルム高等課程を最優秀で修了。その後、日本人男性として初めてパリ国立高等音楽院「第三課程研究科」(博士課程)からの入学を許可され、2008年修了したという才人による1枚。 最初に置かれたインパクトたっぷりの「メフィスト・ワルツ」、迫力あるヒナステラの「アルゼンチン舞曲」、恐ろしいまでに研ぎ澄まされた「死の舞踏」。これらの曲間には、魅力的なプーランクや、サン=サース、ショパン、ラヴェルなど様々な趣向を持つ曲が組み合わされ、アルバム全体が構成されています。太い音から繊細な音まで、音色の豊かさと曲の造形の確かさには驚くばかりです。
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瀬尾 和紀(フルート)福井 麻衣(ハープ)
Couleurs à la française
彩光 ア・ラ・フランセーズ [瀬尾 和紀(フルート)福井 麻衣(ハープ)]発売日:2020年03月18日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
フルートとハープ。モーツァルトの協奏曲でもおなじみの、この楽器の組み合わせから生まれる極上の響きは、とりわけ18世紀以降のフランスで人気を博し、2つの楽器のために数多くの作品が生まれてきました。このアルバムでは、ともにパリ音楽院で学んだフルートの瀬尾和紀とハープの福井麻衣が共演、「フランスのエッセンス」を知り尽くした2人が多彩な響きと音色を駆使し、フランス近代のデュオ作品を心行くまで聴かせています。 アルバムの収録曲は、どれもフルートとハープのための基本的なレパートリーですが、作曲家の生年をほぼ追って並べられた1曲1曲には、強いこだわりと優れたセンスが感じられます。サン=サーンスやフォーレのふんわりとした優しい曲から、随所に東洋的な雰囲気も含むラヴェルやサティ、ハープの特殊奏法がふんだんに用いられたアンドレスの「ナルテックス」まで、19世紀から20世紀フランス近代音楽の流れも体験できることでしょう。 お互いの個性を尊重しながら、対話と主張を繰り広げる瀬尾と福井の演奏は、聴き手の心を遥か遠い世界へと誘います。
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完璧なピアノ
Best Loved Classical Piano Music [さまざまな演奏者]PERFECT PIANO - Best Loved Classical Piano Music
発売日:2020年02月28日
NMLアルバム番号:8.578180
CD価格:1,000円(税込)
コンサート会場に鎮座するピカピカのグランドピアノから、パブやバーでエンターテインメントを提供する、少々音の狂ったアップライトピアノまで、ピアノは全ての楽器の中で最も普遍的な人気を持つ楽器です。もちろん作品数も多く、チェンバロからピアノへと移行した古典派以降のほとんどの作曲家がピアノを用いた作品を書いています。 ベートーヴェンの「エリーゼのために」で幕を開けるこのアルバムは、ショパン、リスト、ラフマニノフ、サティなどピアノ曲を楽しむ上ではなくてはならないレパートリーを集めました。
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Femmes Fatales - 運命の女
東方からのソプラノのヒロインたち [セルジャン・ナシブリ(ソプラノ)/ヤルチン・アジゲザロフ(指揮)/ウクライナ国立交響楽団]Opera Scenes and Orchestral Songs (Soprano) - RAVEL, M. / BARBER, S. / BIZET, G. / SZYMANOWSKI, K. / PUCCINI, G. (Femmes Fatales) (Nasibli)
発売日:2020年02月21日
NMLアルバム番号:8.579066
CD価格:1,600円(税込)
数多くの作曲家が、女性の強さ、悲しさ、喜びなどの感情表現をオペラや声楽作品に取り入れ、素晴らしい作品を書きあげています。このアルバムでは、主として中東やアジアなどを舞台にした物語に登場するヒロインに焦点をあて、ラヴェルからバーバーまで7人の作曲家が書き上げた、神秘的で東洋的な旋律に彩られた女性の揺れ動く心を歌ったアリアをたっぷりと味わっていただけます。 ここで見事な歌唱を披露するのは、アゼルバイジャン出身、新進気鋭のソプラノ、セルジャン・ナシブリ。ロンドンの王立音楽大学を卒業後、オックスフォード音楽祭コンクールで入賞、イギリスを中心に活躍範囲を広げています。
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チェロ作品集
ラフマニノフ(1873-1943):
チェロ・ソナタ ト短調 OP.19
フランク(1822-1890):
チェロ・ソナタ イ長調他 [アシエル・ポロ(チェロ)/マルタ・サバレタ(ピアノ)]Cello and Piano Recital: Polo, Asier / Zabaleta, Marta - RACHMANINOV, S. / GLAZUNOV, A.K. / FRANCK, C. / RAVEL, M.
発売日:2020年02月07日
NMLアルバム番号:IBS-12017
CD価格:2,250円(税込)
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DANTE
ダンテにまつわる作品集
(リスト、ドビュッシー、ラヴェル、ブスタマンテ、マリネ) [イザベル・ドムブリス(ピアノ)]Piano Recital: Dombriz, Isabel - RAVEL, M. / LISZT, F. / MARINÉ, P. / BUSTAMANTE, M. / DEBUSSY, C.(Dante)
発売日:2020年01月24日
NMLアルバム番号:IBS-42017
CD価格:2,250円(税込)
「人は何度か“光に向かう扉”と“闇に向かう扉”に出会い、どちらを選ぶか選択を迫られる」とは、ピアニスト、イザベル・ドムブリスの言葉であり、このアルバムで彼女はそれらの扉の向こうにある世界を表現しようと試みています。 選択した7つの曲には光から闇までのあらゆる世界が表現されており、リストの「オーベルマンの谷」は答えのない質問に答えなくてはいけない時の絶望を示した曲であり、「ダンテを読んで」はまさに魂の世界を旅するかのような劇的な曲。ラヴェルとドビュッシーの曲は、若干の起伏こそあれ、平安に満ちた世界を示し、マリネの曲には自然の力が込められており、ブスタマンテの「ディアボルス・イン・ムジカ」はまさに悪魔的な力を示す、というものです。
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本を愛する人のための音楽 [さまざまな演奏家]
MUSIC FOR BOOK LOVERS - Classical Music for Reading
発売日:2019年12月27日
NMLアルバム番号:8.578359
CD価格:1,000円(税込)
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INVOCATIONS - 祈り
マルシア・ジャンテ
ピアノリサイタル [マルシア・ジャンテ(ピアノ)]Piano Recital: Gentet, Maroussia - STROPPA, M. / RAVEL, M. / NANTE, A. / JOLIVET, A. / SCHOELLER, P. (Invocations)
発売日:2019年12月20日
NMLアルバム番号:LBM022
CD価格:2,475円(税込)
1994年から開催されている「オルレアン国際ピアノ・コンクール」。2年ごとに開催され、近現代の作品のみで競うユニークなコンクールです。以前は年齢制限も42歳と高く設定され(2020年度のコンクールは36歳に下げられている)、既にキャリアを積んだピアニストが再挑戦できることでも知られています。 2018年の第13回コンクールで優勝したのが、1992年生まれの若きピアニスト、マルシア・ジャンテ。彼女は20世紀作品に格別な思い入れがあり、得意とするのはアンリ・デュティユーとカロル・シマノフスキの作品。他の現代作品の紹介にも積極的に取り組んでいます。このファースト・アルバムでもラヴェル以降の作品が選ばれており、彼女の個性豊かな演奏を聴くことができます。
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《ドキュメンタリー》
リュカ・ドゥバルグ - 音楽へ [リュカ・ドゥバルグ(ピアノ) 他]発売日:2019年12月20日
Blu-ray日本語字幕付き価格:3,225円(税込、送料無料)
スカルラッティからジャズまで。奔放な演奏で聴衆を魅了する若きピアニスト、ドゥバルグ!1990年生まれのリュカ・ドゥバルグ。故郷のコンピエーニュで11歳でピアノを始め才能を発揮したものの、15歳で音楽を離れ、後にパリのディドロ大学で文学を志します。しかし、音楽への情熱やみがたく、20歳でピアノを再開し、レナ・シェレシェフスカヤ教授と出会います。彼女によって「練習することの大切さ」や「音楽についての厳しい姿勢」を学んだドゥバルグは、もともと持っていた柔軟な音楽性を失うことなく、確かな技術を身に着け、わずか5年後の2015年に開催された「第15回チャイコフスキー国際コンクール:ピアノ部門」で第4位入賞を果たし、一躍注目されました。 映像の冒頭で奏でられるチャイコフスキーの「感傷的なワルツ」の衝撃的な演奏を聴いただけでも、ドゥバルグが傑出した才能の持ち主であることが理解できるでしょう。この映像を撮影したのは、2008年に大学の教室でドゥバルグと出会い、後に親友となる映像芸術を目指すマルタン・ミラベルです。ジャズやラグを楽しそうに弾くドゥバルグ、苦悩しながらラヴェルを弾くドゥバルグ。彼の「ナイーヴでありながら話好き」な性格や、音楽への激しい情熱を知り尽くしたミラベルの目を通して描かれるドゥバルグの姿はとても興味深く、たくさんの示唆に富んだ恩師レナ・シェレシェフスカヤとの対話も見どころの一つです。
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The Deeper the Blue
より深い青 - 色の言葉
〔イギリス近現代作品集〕
(ヴォーン・ウィリアムズ、ヘスケス、デュティユー、ラヴェル) [ジャネット・スン(ヴァイオリン)/サイモン・キャラハン(ピアノ)/ヤク・ファン・ステーン(指揮)/ブリテン・シンフォニア]Orchestral Music - VAUGHAN WILLIAMS, R. / RAVEL, M. / DUTILLEUX, H. (The deeper the blue …) (Janet Sung, Callaghan, Britten Sinfonia, Steen)
発売日:2019年12月13日
NMLアルバム番号:SOMMCD275
CD価格:2,025円(税込)
本盤のタイトル「The Deeper the Blue」は、画家のカンディンスキーが1911年の論文「芸術における精神性」で書いた“青が深くなればなるほど人は無限の感覚に浸され、無垢なものを求め、超自然の世界に行き着く”という提言ですが、ここでは“色彩”がどのように音楽を形作り、機能や感情面に影響するのかを探究、同時に、登場する作曲家たちの“師匠と弟子”という関係性にも光を当てています。 ヴォーン・ウィリアムズはパリで3カ月ほどラヴェルに師事していますが、二人とも同じハンガリーの情熱的なヴァイオリニスト、イェリー・ダラーニに曲を献呈しました。1968年生まれのヘスケスは、デュティユーに師事。ここに収録された「波のままに」のヘスケスによる編曲版は、師匠から受け継いだ華やかな色彩感であふれています。そしてデュティユーは若い頃にラヴェルから大きな影響を受けたと言います。 また、ヘスケスの「Inscription – Transformation」は2016年にジャネット・スンに捧げられ、今回彼女の演奏で世界初録音として収録されています。
収録作曲家:
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関根悠乎(クラリネット)、渡辺かや(ハープ)
『メッセージ』 [関根悠乎(クラリネット)、渡辺かや(ハープ)]Clarinet and Harp Music - Sekine, Yuko / Watanabe, Kaya - DEBUSSY, C. / MASSENET, J. / RAVEL, M. / SATIE, E. / HANDEL, G.F. / BACH, J.S. (Message)
発売日:2019年12月20日
NMLアルバム番号:YSC0002
1)
CD国内盤価格:2,750円(税込)
クラリネットとハープで紡ぐ 珠玉のクラシック名曲集ソロ・クラリネット奏者として各方面で活躍する、関根悠乎のセカンド・アルバム。阪神淡路大震災のあるチャリティーコンサートで、その素晴らしさを実感して以来大切にしてきたハープとのアンサンブルという形で、クラシックの名曲を収録しました。彼女が絶大な信頼をおいている渡辺かやとの息の合ったデュオで、曲の美しさを十二分に引き立てる素晴らしい演奏を聴かせています。ラストには、関根悠乎自身がバッハの平均律クラヴィーア第1巻第1番プレリュードを元に作詞・作曲し、リサイタルではアンコールで必ず演奏する「Message」を収録。
「誰もが一度は聴いたことのあるクラシックの名曲というのは、本当に美しく芸術的な曲だからこそ、名曲として語り継がれる曲です。そして、フルートとハープの二重奏曲はたくさんありますが、私はクラリネットとハープも同じように、あるいは全く違う魅力で、素晴らしく芸術的なアンサンブルができることを知っています。見た目は地味ですが、柔らかい木の独特な温もりのあるクラリネットは、華やかな装いで元気にしてくれるというよりは、ゆっくり隣で寄り添って話を聞いてくれる、そんな存在なのだと思います。 収録している18曲のクラシック作品のうち、1曲でもあなたの心に届いて、一緒に生きていこうと、ささやいてくれる曲が見つかりますように。」 ~関根悠乎(ライナーノーツより) -
マリン・オルソップ(指揮・ナレーション)
〔子供たちのための音楽集〕
動物の謝肉祭/ピーターとおおかみ
青少年のための管弦楽入門
マ・メール・ロワ [マリン・オルソップ(指揮&ナレーター) ブリテン=ピアーズ管弦楽団]発売日:2019年11月22日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕・日本語解説付き価格:4,400円(税込、送料無料)
マリン・オルソップ自身がナレーションを行った「子供たちのための作品集」の映像が登場。
2017年、2018年に開催された2つのコンサートのライヴ収録。
子供たちだけではなく、全ての人々に贈るマリン・オルソップのコンサート。「動物の謝肉祭」「ピーターとおおかみ」「青少年のための管弦楽入門」、おなじみの3曲にラヴェルの「マ・メール・ロワ」を加え、オルソップが指揮をするだけでなく、自身がナレーターを務めるというまさに最強のプログラムです。遊び心たっぷりの活力ある音楽に加え「青少年の管弦楽入門」では、演奏している楽器の音だけではなく実際の形も知ることができるのが、映像の特徴と言えるでしょう。「音楽には力があり、聴き手の人生を変える」と信じるオルソップは、将来ある子供たちへの教育活動にも熱心に取り組み、この映像でも素晴らしい演奏を披露しています。 ブリテン=ピアーズ管弦楽団は、40年以上前にベンジャミン・ブリテンとピーター・ピアーズが設立した「ブリテン=ピアーズ・ヤング・アーティスト・プログラム」の一環として2012年に創設されたオーケストラ。世界中の若手奏者たちがYouTubeでのオーディション映像を提出し、120名ほどのメンバーを選出。彼らは厳しいトレーニングを受けた後、本拠地であるスネイプ・モルティングス・コンサートホールをはじめ、ヨーロッパ・ツアーを行うなど世界的な活躍を見せています。各奏者たちの自発的な音楽性を尊重したうえで、緻密なアンサンブルを聴かせる素晴らしいオーケストラです。 -
ZINGARO!!!
尾池 亜美 | Ensemble FOVE [尾池 亜美(ソロ・ヴァイオリン)/Ensemble FOVE]■室内楽
発売日:2019年11月15日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
尾池亜美ニューアルバムはツィンガロ(ロマ、ジプシー)の音楽。
上野耕平、荒木奏美、安達真理などが参加!こんなの、反則だ!! マンチェスター国際コンクール、日本音楽コンクールの覇者・尾池亜美と超人集団Ensemble FOVE がツィンガロ・ミュージックで大暴れ! 米津玄師“海の幽霊”、“ユーリ!!! on ICE” 共演の新世代気鋭クラシック集団 Ensemble FOVE、新レーベルFOVE RECORDS 設立 & 第1弾CD アルバム・リリース決定!!!
新進気鋭のクラシック演奏家によって結成された次世代型アンサンブル Ensemble FOVE(アンサンブル・フォーヴ) は、このたび自主レーベル「FOVE RECORDS」(フォーヴ・レコーズ)を立ち上げ、その記念すべき第1弾作品として、ヴァイオリン・尾池亜美(おいけ・あみ)が全編にわたってソリストを務めるアルバム「ZINGARO!!!」(ツィンガロ)をリリースする。 尾池亜美は、2009年に国内最大のコンクールである「日本音楽コンクール」にてソリストとして1位を獲得して以来、国内の主要オーケストラとの数々の共演や、室内楽の分野でも精力的に活躍するヴァイオリニスト。レーベル第1弾である本作は、Ensemble FOVE コアメンバーでもある彼女にスポットを当てたアルバムであり、「Zingaro(イタリア語)=ロマ民族、ジプシー」の音楽をテーマとした清新なラインナップが収録されている。 尾池とEnsemble FOVE は、ロマ音楽やそれにインスパイアされ作曲された“チャールダーシュ” “ツィゴイネルワイゼン”をはじめとするクラシック音楽から選曲を行い、21世紀の現代に通用するフレッシュで大胆なアップデートを施した。大きなストーリーのようなアルバム構想と、演奏家と制作チームとの濃密なコミュニケーションを通して、1枚のアルバムに圧倒的な世界観が表現されている。
Ensemble FOVE 代表・坂東祐大(ばんどう・ゆうた)は、今回のアルバムのために全曲に新たなアレンジを書き下ろし、さらにスタジオ録音からサウンド・デザイン、ミキシング、マスタリングまでの全過程を監修した。2019年はかつて自らが受賞(2015年)した「芥川也寸志サントリー作曲賞(旧称:芥川作曲賞)」の史上最年少選考委員を務めるなど、クラシック-現代音楽の分野で名を知られるばかりでなく、映像作品ではTV アニメ『ユーリ!!! on ICE』 (「松司馬拓」名義)や中島哲也監督作の映画『来る』でスコアを手掛けるほか、米津玄師の『海の幽霊』や『馬と鹿』、『パプリカ(セルフカヴァーVer.)』で共同アレンジを務めるなど、多方面で活躍する最注目の才能。 これまでにも Ensemble FOVE は、米津玄師 “海の幽霊” や、TV アニメーションシリーズ “ユーリ!!! on ICE” 劇伴音楽などに共演し、多彩な音楽的アプローチでアンサンブルの新境地を開拓。単独公演企画 ”SONAR-FIELD”では、5階建ての建物 全体を使った大規模なパフォーマンスを実現するなど、数々の清新なアイディアを実現、成功させてきた。 -
Salon de Paris - パリのサロン
ヴァイオリン小品集 [トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(ヴァイオリン)/クリスティーネ・オルネツミュラー(ソプラノ)/イェルク・デームス(ピアノ)]Violin Recital: Irnberger, Thomas Albertus - SAINT-SAËNS, C. / CHOPIN, F. / YSAYE, E. / FAURÉ, G. / FRANCK, C. / DUPARC, H. / DEBUSSY, C. / RAVEL, M.
発売日:2019年11月15日
NMLアルバム番号:Gramola98951
SACD Hybrid価格:2,550円(税込)
1900年頃のヨーロッパにおける文化の中心は「fin-de-siècle=世紀末」のウィーンと、「Belle Époque=良き時代」のパリでした。パリのセーヌ川沿岸のサロンでは、毎夜、中産階級(ブルジョワジー)の人々が絵画と文学についての討論を行いながら、美しい音楽に耳を傾けたのです。作曲家たちは耳当たりの良い小品を作り、時に応じて演奏家たちが状況に合わせて編曲を行うことで、その場の雰囲気にふさわしい作品へと練り上げていったのでした。 このアルバムでは、それらの曲を演奏することで、当時のサロンを再現しています。思い入れたっぷりの旋律を奏でるヴァイオリンの調べをお楽しみください。
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Le promenoir des amants -
恋人たちの散歩道 [マリー=ロール・ガルニエ(ソプラノ)/セリア・オネト=ベンサイド(ピアノ)/マリルー・ジャカール(メゾ・ソプラノ)/クーナル・ライリー(ピアノ)/ジャン=クリストフ・ラニエス(バリトン)/ロマン・ルーヴォー(ピアノ)/アレックス・ローゼン(バス)/ミハウ・ビエル(ピアノ)]Vocal Music - CAPLET, A. / DEBUSSY, C. / RAVEL, M. / SCHUBERT, F. (Le promenoir des amants) (Garnier, Jacquard, Lanièce, Rosen)
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:LBM021
CD価格:2,475円(税込)
パリ近郊の静かな場所にあるロワイヨーモン修道院は、年間を通じて若い歌手たちの活動を支援し、コンサート会場と演奏機会を提供しています。とりわけ、オルセー美術館の協力のもと、ビジュアルアートと音楽を結び付ける試みには積極的に取り組んでいます。B Recordsではこのロワイヨーモン修道院の活動に賛同し、開催されたコンサートの録音を行い、素晴らしい活動の普及に努めています。 このアルバムには、ドイツ古典派のバラードからドビュッシー、ラヴェルなど印象派の歌曲、後期ロマン派のツェムリンスキーの作品まで、幅広い時代の歌曲が収録されています。ガルニエのしっとりとした歌声、ジャカールのユーモラスな「博物誌」、切ない恋心溢れるラニエスの甘い声、迫力たっぷりのローゼン。各々の歌手たちの表現力豊かな歌唱をお楽しみください。
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映画「蜜蜂と遠雷」
福間洸太朗 plays 高島明石 [福間洸太朗(ピアノ)]発売日:2019年09月04日
UHQCD価格:3,300円(税込、送料無料)
福間洸太朗が弾く、「蜜蜂と遠雷」高島明石インスパイアード・アルバム!第156回直木賞&2017年本屋大賞をダブル受賞した恩田陸『蜜蜂と遠雷』がついに実写映画化! 映像化不可能と言われたこの作品で松坂桃李演じる高島明石のピアノ演奏を担当するのは、福間洸太朗。ベルリンを拠点に国際的な活躍を続ける福間が、家庭を持つ生活者・高島明石の情熱に思いを巡らせて、コンクールに挑戦するピアノの音を作り上げました。小説での第一次予選第一曲「J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第2番」の寄り添うような祈りから、映画で使用される藤倉大の書き下ろし「春と修羅」まで、優しさと愛情あふれる音楽を届けます。
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Rendez-vous with Martha Argerich
~ランデヴー・ウィズ・マルタ・アルゲリッチ
アルゲリッチ・ウィズ・フレンズ
2018ハンブルク・ライヴ[7枚組BOX] [マルタ・アルゲリッチ(ピアノ) ほか]発売日:2019年09月13日
CD 7枚組価格:7,275円(税込、送料無料)
2018年夏のハンブルクを沸かせた、豪華アーティストの饗宴2018年の夏にドイツのハンブルクで行われた、アルゲリッチと豪華な仲間たちによるライヴを集めた7枚組のアルバム。マイスキー、ハンプソン、コヴァセヴィチ、ジルベルシュテイン、パパヴラミといった大御所から、ボジャノフ、ホッス=レゴツキ、コヌノヴァ、ワイラースタインなど世界中が注目する若手まで登場。毎回のことながら、アルゲリッチの一声で集まるアーティストの層の厚さ、豪華さには驚かされます。 日本からは諏訪内晶子と酒井茜が参加。大物たちの競演をじっくりと堪能する6枚と、アルゲリッチの娘アニーの語りで楽しむ「動物の謝肉祭」と情熱的な南米音楽を味わう7枚目という、聴き応えたっぷりのBOXです。白黒ながら写真も満載の約100ページに及ぶ欧文ブックレット入り。
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BEST LOVES Classical cello music
Charming Cello - 魅惑的なチェロ [さまざまな演奏家]CHARMING CELLO
発売日:2019年08月30日
NMLアルバム番号:8.578173
CD価格:1,000円(税込)
チェロの起源は、恐らく中央アジアかインドで生まれた撥弦楽器に端を発し、アラブの貿易路を通ってヨーロッパに到達したとされています。やがて楽器は発展し、18世紀中ごろに現在の形にほぼ落ち着いたようです。とはいえ、19世紀には大きな音が求められるようになり、これまで用いられてきたガット弦(羊の腸)から金属弦が採用されるなど、細かい改造が加えられ、今に至っています。ソロとしてだけでなく、アンサンブルでも強い存在感を示し、その深く美しい音色は広く愛されています。 このアルバムにはヴィヴァルディからグッドールまで、およそ300年間に渡って書かれた魅惑的な作品が集められています。
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BEST LOVES Classical violin music
Vibrant Violin - 活気に満ちたヴァイオリン [さまざまな演奏家]VIBRANT VIOLIN
発売日:2019年08月30日
NMLアルバム番号:8.578187
CD価格:1,000円(税込)
人の声の美しさと繊細さを模倣する能力において、ヴァイオリンに匹敵する楽器はありません。ヴァイオリンは16世紀半ば頃に北イタリアで生まれたとされ、17世紀から18世紀にかけてストラディヴァリやグァルネリなどの名匠が誕生。彼らが制作した銘器は、パガニーニ、サラサーテ、イザイらの手を経て現在に至るまで、常に変わらず美しい響きを奏でています。 このアルバムではJ.S.バッハからラヴェル、シベリウスまで、ヴァイオリンのレパートリーの中で最も愛されている曲の数々を楽しめます。
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フランク&プーランク:
ヴァイオリン・ソナタ [大谷康子、イタマール・ゴラン]発売日:2019年08月21日
SACD-Hybrid価格:3,300円(税込、送料無料)
ヌヴーになりきって描く、愛と情熱のフランス音楽フランスのヴァイオリン音楽をここまで深く掘り下げたアルバムがあっただろうか。2020 年にデビュー45 周年を迎える、日本を代表するヴァイオリニストの大谷康子さんが、世界的ピアニストのイタマール・ゴラン氏と共演し、プーランクの新たな魅力を発見、フランクの名作ソナタの真価を問うた。さらにサン=サーンスの人気曲からドビュッシーやラヴェルの小品に至るまで、音楽の心のひだを豊かな表現力で描き出している。2人は2014年にベートーヴェンとリヒャルト・シュトラウスの2つのソナタを収めたCDを出したが、今回はドイツ音楽から一転してフランス系の音楽。作品の深い読み込みに基づく感動の共演を実現させた。衝撃的なほど新鮮なアルバムだ。 「女優のようにそのフレーズに入り込み、なりきる」。大谷さんは「聴く人の心に届く、魂を揺さぶる演奏」を達成するための日々の心構えをこう話す。東京藝術大学音楽学部附属音楽高校2年の夏休み、映画「風と共に去りぬ」を観て1カ月もスカーレット・オハラになりきってしまい、食事が喉を通らないほどの疑似恋愛を体験したという。聴き手の魂を揺さぶる演奏家は名俳優でなければならない。では今回は何になりきったのか。2019年5月に全国12カ所で開いたシリーズ公演「大谷康子&イタマール・ゴラン~ジネット・ヌヴーへのオマージュ~」がアルバムの母体だ。やはり高校2年の時に初めてレコードで聴いて憧れた天才女性ヴァイオリニスト、ヌヴーが乗り移ったかのような熱演を繰り広げたのである。 1949年10月28日、大西洋のアゾレス諸島に旅客機が墜落した。ヌヴー享年30歳。巨匠への道を約束された才能の若すぎる事故死だった。今年(2019年)はヌヴー生誕100年、没後70年。フランス人ながらドイツ音楽も得意にし、幸運にもブラームスやベートーヴェン、シベリウスの協奏曲の名演が録音で残った。その情熱的で強靱な演奏は大谷さんに通じる。 今回のアルバムにはヌヴーが愛奏したフランス系の作品を中心に収めた。スペインを題材にした曲が多いのも特徴だ。プーランクの「ヴァイオリン・ソナタ」はヌヴーが委嘱し、スペイン内戦で銃殺された詩人ロルカをしのんだ作品だ。サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」の公演回数で世界最多といわれる大谷さんは、ロマ風の熱い音楽が得意だ。ロマの愛を歌ったアンダルシアの詩人ロルカにちなむプーランクのソナタは、彼女の新たな十八番だ。そして満を持して録音したフランクのソナタでは、弱音の隅々にまで心情の微妙な変化を映し出す。楽譜の行間から溢れ出る音楽への共感によって生まれる大谷さんの「歌うヴァイオリン」が、新たな世界を人々の心に届ける。
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「もりでねてた」
music for diffusing sleepy environment
~ chapter harp ~ [Matsusaka Daisuke]Harp and Electronic Music - DEBUSSY, C. / LISZT, F. / RAVEL, M. / SATIE, E. (Music for Diffusing Sleepy Environment) (Daisuke Matsusaka)
発売日:2019年08月28日
NMLアルバム番号:OTCD001
36)
CD国内盤価格:2,750円(税込)
ハープによる有名クラシック曲を再構築した、眠れるアンビエント・ミュージックDJ、作曲家、エンジニアであるMatsusaka Daisukeによる環境音楽(アンビエント・ミュージック)アルバム。2014年にナクソス・ジャパンがリリースしたデジタル配信アルバム「眠れる森のハープ」収録の音源を元に、様々な方法で再構築を行った音源を収録。収録曲のほとんどは誰でも聞き覚えのあるメロディで、「なじみやすい音楽で癒されることで『いつでも音楽のある生活』を楽しんでほしい」というコンセプトのもと、原曲の構成を尊重しつつも大胆なアレンジを加え、音への没入感など「眠れる」要素は大幅にアップしています。 おやすみ前はもちろん、お風呂やおやつタイムなど、あらゆる「ホッとしたい」時に、そして気負いのない上質さを感じてほしい場所のBGMとしてもおすすめの、いま世界が注目している「日本の環境音楽」に新たな一石を投じる一枚です。
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ベルトラン・ド・ビリー
ウィーン放送交響楽団名演集[9枚組 BOX] [ベルトラン・ド・ビリー(指揮)/ウィーン放送交響楽団]発売日:2019年06月21日
CD 9枚組 価格:3,225円(税込、送料無料)
ベルトラン・ド・ビリーはフランス生まれの指揮者。パリ国立高等音楽院でヴァイオリンを学び、オーケストラではヴァイオリンとヴィオラを演奏、すぐに指揮者に転向し、1993年から1995年にかけてデッサウの劇場の副音楽監督を務めた後、1996年から1998年にはウィーン・フォルクスオパーのカペルマイスターに就任。以降、各地のオーケストラで指揮を執り、2002年から2010年までウィーン放送交響楽団の音楽監督を務めました。 この9枚組のBOXは彼とオーケストラの良好な関係を示したもので、最初に録音されたフランス音楽集を皮切りに、シューベルトやベートーヴェンからリヒャルト・シュトラウス、マーラー、チェコのスークとドヴォルザークまで幅広いレパートリーを聴かせます。なかでもオーソドックスな解釈に拠る颯爽としたベートーヴェンが聴きものです。
【来日情報】 2019年7月4日 新日本フィルハーモニー交響楽団 演奏会(サントリーホール) -
キャサリン・ガワーズ(ヴァイオリン)
ヴァイオリン小品集 [キャサリン・ガワーズ(ヴァイオリン)/チャールズ・オーウェン(ピアノ)]Violin Recital: Gowers, Katharine - MONTI, V. / FAURÉ, G. / RAVEL, M. / GERSHWIN, G. / DEBUSSY, C. / BLOCH, E. / PONCE, M.M. / KREIN, Y.
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD064
CD価格:2,160円(税込)
映画音楽作曲家、パトリック・ガワーズを父に持ち、幼い頃から音楽的な環境で育ったキャサリン・ガワーズ。ユーディ・メニューイン音楽院で、日本にルーツを持つ名教師でありヴァイオリニストのデヴィッド・タケノに師事、才能を開花させました。 ナイジェル・ケネディのツアーに参加したり、ジャズ・アンサンブルに参加するなど幅広い活動をしていますが、このアルバムではモンティの「チャールダッシュ」やポンセの「小さな星」など、誰もが耳にしたことのある名曲を次々に演奏。聴き手を魅了する術を知っている彼女ならではの見事な演奏を楽しめます。
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-★『レコード芸術』特選盤(2019年8月号)★-
福間 洸太朗
France Romance [福間 洸太朗(ピアノ)]Piano Recital: Fukuma, Kotaro - DEBUSSY, C. / FAURÉ, G. / RAVEL, M. / SATIE, E. / POULENC, F. (France Romance)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2019年04月17日
NMLアルバム番号:NYCC-27308
93)
CD価格:2,750円(税込)
印象派からシャンソンまで フランスリリシズムの奥義
世界を舞台に活躍するピアニスト、福間洸太朗。
彼の人生とリンクした”フランスのロマンス”をベヒシュタインの美しい響きで!
日本・ヨーロッパ同時発売このアルバムは、単に自分の好きなフランス音楽の小品を集めたわけではありません。私のピアノ人生にとって欠かせない出来事とリンクした作品がちりばめられており、そのすべてをここで語ることができないのが惜しまれるほどです。- ブックレット序文より
入念に考えられたアルバム・コンセプトに沿って選ばれた一連の曲は、心地よい流れに乗り聴き手の心を満たします。文字通り夢心地の雰囲気溢れる「夢」、ためらいがちに始まりながら少しずつ親しさを増していく「レントより遅く」、そして柔和で流麗なフォーレを経て、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」で一息ついたあと、最初のクライマックスともいえる「ラ・ヴァルス」の音の奔流! 小粋なサティ、プーランクからアルバムの白眉ともいえるワイセンベルクの「シャルル・トレネによる6つの歌の編曲」、最後は名曲「聞かせてよ、愛の言葉を」で余韻を残してそっと消えていく・・・。音楽性、技術の粋が結実した珠玉の演奏をじっくりとお聞きください。 各曲を彩るベヒシュタインの深みのある音色も聴きどころ。録音の素晴らしさも相俟って、聴き手を“福間洸太朗の内なる世界”へといざなってくれます。 -
Something in Between
バーンスタイン(1918-1990):
アタイール(1989-):
ラヴェル(1875-1937): [トリオ・ザディーグ]Chamber Music (Piano Trio) - BERNSTEIN, L. / ATTAHIR, B. / RAVEL, M. (Something in Between) (Trio Zadig)
発売日:2019年04月12日
NMLアルバム番号:FUG748
CD価格:2,475円(税込)
フランスの生まれでパリ音楽院とウィーン音楽大学で共に学んだボリス・ボルゴロットとマルク・ジラール・ガルシアが、帰国後に出会ったアメリカのピアニスト、イアン・バーバーと共に組んだピアノ三重奏団、トリオ・ザディーグのデビュー・アルバム。 ヴォルテールの作品からグループ名を取った彼らによる、やはりヴォルテールを原作とするバーンスタインのミュージカル「キャンディード(カンディード)」序曲で幕を開けるこのアルバムは、名作「ウエスト・サイド・ストーリー」へと続き、弾けるようなリズムとメランコリックな歌いまわしの美しさにどんどん惹きつけられます(Transartでフレンチ・ジャズ感覚漂うモーツァルトやバッハの名盤を連発してきたピアニスト=アレンジャーのブリュノ・フォンテーヌによる編曲)。 メインはラヴェルによる大作で、ここでの色彩豊かな表情も実に見事。 20世紀を生きたバーンスタインと19世紀生まれのラヴェルという2人の実り多い出会いを間で演出するのは、21世紀の作曲家バンジャマン・アタイール。トゥールーズの出身という、メンバー2人と同郷のアタイールがこのトリオのために書いた「Asfar」は、弦2人とピアノが対話をするように開始されますが、この組み合わせが次々に変化し、3パート相互の掛け合いへと発展していく緊張感あふれる刺激的な作品です。 ハイドンからラフマニノフ、ショスタコーヴィチにヴァスクスと、すでに著名なピアノ三重奏曲のほとんどをレパートリーとしている彼ら。近現代によるプログラムのこのアルバムは、若い世代ならではの、ほんの名刺代わりと言えそうです。
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フレンツ・フリッチャイ(1914-1963)
シュトゥットガルト・ライヴ
1955年10月10日
(ロッシーニ/R.シュトラウス/コダーイ/ツィンマーマン/オネゲル/ラヴェル) [フレンツ・フリッチャイ/マルグリット・ウェーバー/南ドイツ放送交響楽団(シュトゥットガルト放送交響楽団)]Orchestral Music - ROSSINI, G. / STRAUSS, R. / KODÁLY, Z. / HONEGGER, A. / RAVEL, M. (M. Weber, South German Radio Symphony, Fricsay)
発売日:2019年04月19日
NMLアルバム番号:SWR19070CD
CD価格:1,800円(税込)
フリッチャイの精悍にして鋭いライヴ! 凝った選曲にも注目1955年10月の「軽音楽週間」でのライヴ録音がSWRのアーカイヴより登場。軽音楽と言ってももちろん今日でいうポップスのことではなく、比較的軽く聴けるクラシック音楽といった意味合いですが、フィリッチャイのプログラムはより踏み込んだものとなっており、有名な「ボレロ」の他は、得意としたコダーイなど通常は演奏機会の多くないものを組み合わせた、独自性高く興味深いものとなっています。なかでもツィンマーマンの「カボクロ」はフリッチャイの録音として初登場のレパートリーであり、同時代の音楽に深い理解をみせた彼だけに注目です。 「ブルレスケ」とオネゲル「コンチェルティーノ」のソリストは、同時期にベルリン放送響と行われたDGへの録音と同じマルグリット・ウェーバーが担当。SWRのオリジナルテープから、丁寧なリマスターを施されています。
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パイネマン(1937-):
1952-1965年
南西ドイツ放送スタジオ録音集[5枚組 BOX] [エディト・パイネマン]Chamber Music and Violin Concertos - DVOŘÁK, A. / BARTÓK, B. / PFITZNER, H. / SIBELIUS, J. (The SWR Studio Recordings) (E. Peinemann) (1952-1965)
発売日:2019年04月19日
NMLアルバム番号:SWR19074CD
1)
CD 5枚組価格:4,500円(税込、送料無料)
感涙! パイネマン最初期の録音が一挙登場!公式録音数が極端に少なく、幻のヴァイオリニストとも呼ばれるパイネマンが、1952年から65年に南西ドイツ放送で行った放送用スタジオ録音が一挙BOX化。いずれもメディアとして公式に発売されるのは今回が初めてとなり、ファンにとって大いに歓迎されるものとなるでしょう。 その内容も注目に値するもので、父親ロベルト・パイネマン(エディトの生地マインツのオーケストラでコンサートマスターを務めていました)のピアノ伴奏による初々しいバロックと、早熟の片鱗をうかがわせるレーガーとヒンデミットという、15~16歳の最初期の録音も収録しています。得意としたシベリウスなどの協奏曲を二十代の瑞々しい演奏で堪能することが出来るもの魅力。またロスバウトが振るプフィッツナーは彼の最後の演奏・録音となっており、巨匠はこの直後12月29日に亡くなっています。 ちなみにレーベルの資料によると、初期の録音ではチェコに近いクリンゲンタールのフィエカー製ヴァイオリン、あるいは1720年頃ロンドンのダニエル・パーカー製作の楽器を使用しており、1965年には1732年製グァルネッリ(Guarneri del Gesù)を入手したとのことです。SWRが保有するマスターテープから最新のリマスターが行われており、モノラルながらたいへん聴きやすい音となっています。
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クリーヴランド管弦楽団
創立100周年記念コンサート
モーツァルト、R.シュトラウス
J.シュトラウス、ラヴェル [ラン・ラン(ピアノ)、フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)、クリーヴランド管弦楽団]発売日:2019年03月15日
DVD国内仕様 日本語解説付価格:4,400円(税込、送料無料)
1918年に創設されたクリーヴランド管弦楽団は、初代ニコライ・ソコロフに始まり、ロジンスキ、ラインスドルフ、セル、マゼール、ドホナーニといった錚々たる巨匠が音楽監督を歴任し、半世紀のうちには世界有数のオーケストラへと成長しました。2018年9月29日に開催された100周年コンサートでは、このオーケストラを2002年から率いるフランツ・ウェルザー=メストが、故国オーストリアの首都ウィーンを彩ってきた音楽を集めるという趣向で観客を楽しませています。 最初に演奏されるモーツァルトには世界的人気ピアニスト、ラン・ランが登場。短調で書かれた数少ないモーツァルトの協奏曲を深く歌いこむラン・ランに、オーケストラがメストの棒でぴったりと寄り添う、息の合った素晴らしい演奏を聴かせます。 演奏機会がそう多いとは言えない「影のない女」交響的幻想曲では、美しいメロディ・ラインと溢れるようなハーモニーを絶妙にコントロールし、極上の音響に包まれる幸福を存分に味あわせてくれます。そして「ウィーン気質」での流れるような音運びと粋な歌いまわしは、メストの面目躍如と言えるでしょう。 今回の収録作品では唯一のフランスもので、ウィンナ・ワルツへのオマージュとして書かれた「ラ・ヴァルス」では、優雅ながら着実に高みへと導く巧みな構築力がコーダに至っても決して破綻することなく、音楽的なカオスを見事に表現しています。16年を迎えたメストとクリーヴランド管弦楽団の、成熟を感じさせる素晴らしいコンサートです。
収録作曲家:
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クリーヴランド管弦楽団
創立100周年記念コンサート
モーツァルト、R.シュトラウス
J.シュトラウス、ラヴェル [ラン・ラン(ピアノ)、フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)、クリーヴランド管弦楽団]発売日:2019年03月15日
Blu-ray国内仕様 日本語解説付価格:4,400円(税込、送料無料)
1918年に創設されたクリーヴランド管弦楽団は、初代ニコライ・ソコロフに始まり、ロジンスキ、ラインスドルフ、セル、マゼール、ドホナーニといった錚々たる巨匠が音楽監督を歴任し、半世紀のうちには世界有数のオーケストラへと成長しました。2018年9月29日に開催された100周年コンサートでは、このオーケストラを2002年から率いるフランツ・ウェルザー=メストが、故国オーストリアの首都ウィーンを彩ってきた音楽を集めるという趣向で観客を楽しませています。 最初に演奏されるモーツァルトには世界的人気ピアニスト、ラン・ランが登場。短調で書かれた数少ないモーツァルトの協奏曲を深く歌いこむラン・ランに、オーケストラがメストの棒でぴったりと寄り添う、息の合った素晴らしい演奏を聴かせます。 演奏機会がそう多いとは言えない「影のない女」交響的幻想曲では、美しいメロディ・ラインと溢れるようなハーモニーを絶妙にコントロールし、極上の音響に包まれる幸福を存分に味あわせてくれます。そして「ウィーン気質」での流れるような音運びと粋な歌いまわしは、メストの面目躍如と言えるでしょう。 今回の収録作品では唯一のフランスもので、ウィンナ・ワルツへのオマージュとして書かれた「ラ・ヴァルス」では、優雅ながら着実に高みへと導く巧みな構築力がコーダに至っても決して破綻することなく、音楽的なカオスを見事に表現しています。16年を迎えたメストとクリーヴランド管弦楽団の、成熟を感じさせる素晴らしいコンサートです。
収録作曲家:
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クリーヴランド管弦楽団
創立100周年記念コンサート
モーツァルト、R.シュトラウス
J.シュトラウス、ラヴェル [ラン・ラン(ピアノ)、フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)、クリーヴランド管弦楽団]発売日:2019年03月15日
DVD価格:3,300円(税込、送料無料)
1918年に創設されたクリーヴランド管弦楽団は、初代ニコライ・ソコロフに始まり、ロジンスキ、ラインスドルフ、セル、マゼール、ドホナーニといった錚々たる巨匠が音楽監督を歴任し、半世紀のうちには世界有数のオーケストラへと成長しました。2018年9月29日に開催された100周年コンサートでは、このオーケストラを2002年から率いるフランツ・ウェルザー=メストが、故国オーストリアの首都ウィーンを彩ってきた音楽を集めるという趣向で観客を楽しませています。 最初に演奏されるモーツァルトには世界的人気ピアニスト、ラン・ランが登場。短調で書かれた数少ないモーツァルトの協奏曲を深く歌いこむラン・ランに、オーケストラがメストの棒でぴったりと寄り添う、息の合った素晴らしい演奏を聴かせます。 演奏機会がそう多いとは言えない「影のない女」交響的幻想曲では、美しいメロディ・ラインと溢れるようなハーモニーを絶妙にコントロールし、極上の音響に包まれる幸福を存分に味あわせてくれます。そして「ウィーン気質」での流れるような音運びと粋な歌いまわしは、メストの面目躍如と言えるでしょう。 今回の収録作品では唯一のフランスもので、ウィンナ・ワルツへのオマージュとして書かれた「ラ・ヴァルス」では、優雅ながら着実に高みへと導く巧みな構築力がコーダに至っても決して破綻することなく、音楽的なカオスを見事に表現しています。16年を迎えたメストとクリーヴランド管弦楽団の、成熟を感じさせる素晴らしいコンサートです。
収録作曲家:
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クリーヴランド管弦楽団
創立100周年記念コンサート
モーツァルト、R.シュトラウス
J.シュトラウス、ラヴェル [ラン・ラン(ピアノ)、フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)、クリーヴランド管弦楽団]発売日:2019年03月15日
Blu-ray価格:3,300円(税込、送料無料)
1918年に創設されたクリーヴランド管弦楽団は、初代ニコライ・ソコロフに始まり、ロジンスキ、ラインスドルフ、セル、マゼール、ドホナーニといった錚々たる巨匠が音楽監督を歴任し、半世紀のうちには世界有数のオーケストラへと成長しました。2018年9月29日に開催された100周年コンサートでは、このオーケストラを2002年から率いるフランツ・ウェルザー=メストが、故国オーストリアの首都ウィーンを彩ってきた音楽を集めるという趣向で観客を楽しませています。 最初に演奏されるモーツァルトには世界的人気ピアニスト、ラン・ランが登場。短調で書かれた数少ないモーツァルトの協奏曲を深く歌いこむラン・ランに、オーケストラがメストの棒でぴったりと寄り添う、息の合った素晴らしい演奏を聴かせます。 演奏機会がそう多いとは言えない「影のない女」交響的幻想曲では、美しいメロディ・ラインと溢れるようなハーモニーを絶妙にコントロールし、極上の音響に包まれる幸福を存分に味あわせてくれます。そして「ウィーン気質」での流れるような音運びと粋な歌いまわしは、メストの面目躍如と言えるでしょう。 今回の収録作品では唯一のフランスもので、ウィンナ・ワルツへのオマージュとして書かれた「ラ・ヴァルス」では、優雅ながら着実に高みへと導く巧みな構築力がコーダに至っても決して破綻することなく、音楽的なカオスを見事に表現しています。16年を迎えたメストとクリーヴランド管弦楽団の、成熟を感じさせる素晴らしいコンサートです。
収録作曲家:
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フランスとスペインからの音楽 [ジェイミー・ウォルトン(チェロ)/ダニエル・グリムウッド(ピアノ)]
Cello Recital: Walton, Jamie - FAURÉ, G. / CASSADÒ, G. / DEBUSSY, C. / GRANADOS, E. / FALLA, M. de / RAVEL, M. (Music from France and Spain)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD042
CD価格:2,160円(税込)
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フィリス・セリックを讃えて [フィリス・セリック(ピアノ)]
Piano Recital: Sellick, Phyllis - TIPPET, M. / HODGE, H. / RAVEL, M. / COUPERIN, F. / DEBUSSY, C. (A Tribute to Phyllis Sellick) (1941-1942)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD079
CD価格:2,160円(税込)
イギリスの女性ピアニスト、フィリス・セリック(1911-2007)。1937年に結婚した夫シリル・スミスとデュオを組み、たびたびプロムスで演奏。夫が病気で左手の機能を失ったときには、マルコム・アーノルドが彼らのために「3手のためのピアノ協奏曲」を作曲、大切なレパートリーとして演奏活動を続けたことでも知られています。 このアルバムは2007年に95歳でこの世を去った彼女への思い出として制作されたもの。明快な表現と巧みなテクニックで演奏されたバロックから近代に至る一連の作品は、セリックの優れた資質を克明に描き出しています。
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THE DARKEST MIDNIGHT -
冬とクリスマスの歌集 [パパゲーナ(ヴォーカル・アンサンブル)]Vocal Ensemble Concert: Papagena - MACDONALD, D. / MITCHELL, J. / QUINAULT, L. / RAVEL, M. / TAVENER, J. (The Darkest Midnight)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:SOMMCD0189
CD価格:2,160円(税込)
AMAZON UKのデジタル・チャートで第1位を獲得したクリスマス・アルバム。ヴォーカル・アンサンブル「パパゲーナ」は女声5人で結成されており、曲によっては各々のメンバー自身がユニークなアレンジを加えているため、ほとんどが世界初録音となります。賑やかな歌だけでなく、アイルランドやスコットランドの魅力的な子守歌や、ノルウェーやドイツ、時にはラヴェルの「子供と魔法」からの曲など選曲はバラエティに富み、聴き手の耳をひきつけます。 英国では“女声のヒリアード・アンサンブル”と称される「パパゲーナ」の美しいハーモニーを心行くまでお楽しみください。
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小菅 優(ピアノ)
Four Elements Vol.1 : Water [小菅優(ピアノ)]Piano Recital: Kosuge, Yu - MENDELSSOHN, Felix / FAURÉ, G. / RAVEL, M. / FUJIKURA, Dai / CHOPIN, F. / TAKEMITSU, Toru (4 Elements, Vol. 1: Water)
発売日:2019年01月30日
NMLアルバム番号:ORC100092
18)
CD国内仕様、日本語解説付価格:2,750円(税込)
小菅優、最新録音の登場!
改めて、弊社でのお取り扱いが決まりました。ベートーヴェンやショパンを中心に、 力強いタッチと独自の感性に貫かれた演奏を聴かせる小菅優。このアルバムは2017年から彼女が取り組んでいるコンサート・シリーズ「Four Elements」(四元素/水・火・風・大地)の第1作となる「水」をテーマにしたプログラムのスタジオ録音。 川の流れ、雨、噴水など様々な姿に変化し、私たちの日常に溶け込む「水」は、多くの作曲家たちにもインスピレーションを与え、数多くの曲が作られています。小菅が選んだのはメンデルスゾーンとフォーレ、ショパンの舟歌や、武満徹の「雨の素描」の他、ラヴェル、リスト、藤倉大による多彩な水の形を描いた作品。彼女の演奏は繊細な感情表現と美しい音色で彩られています。 アルバムを締めくくる曲はワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》であり、これは大海の上で繰り広げられる壮絶な愛の物語ということで、やはり「水」はなくてはならない要素です。
「……たとえそれが幻想や想像の世界だとしても、その色々な詩情や感情は常にこの世界に通じるものがあります。自然が生み出したこうした様々な作品を訪れ、この美しい世界の原点と、人生そのものの素晴らしさを探求していきたいと思います。」(小菅優 国内盤解説より) -
期待の新進演奏家シリーズ
ワン・チャン(ピアノ) [ワン・チャン(ピアノ)/ポール・マン(指揮)/グラナダ市立管弦楽団]Piano Recital: Wang, Chun - BARTÓK, B. / BONNÍN DE GÓNGORA, J. / BOLCOM, W. / RAVEL, M.
発売日:2019年01月18日
NMLアルバム番号:8.573945
CD価格:1,600円(税込)
2017年に開催された「第59回ハエン国際ピアノ・コンクール」で優勝した中国のピアニスト、ワン・チャンの記念リサイタルを収録したアルバム。ラヴェルで始まりラヴェルで終わるという洒落た選曲で構成された1枚からは、彼の溢れ出る才能が伝わってきます。 ハエンのコンクールでは、毎年必ず新作が演奏されますが、2017年の新作は1970年マドリッド生まれのボニン・デ・ゴンゴーラの「ハエンの幻想曲」。ベートーヴェンのソナタを思わせる古典的な作品ですが、旋律の素材はすべてハエンの伝統的な民族音楽に基づいており、このコンクールの課題曲にふさわしいものとなっています。 優勝記念としてコンクール直後に収録されたラヴェルの協奏曲では、彼が持つ技巧と音楽性、主張が惜しみなく披露された情熱的な演奏を聴くことができます。
収録作曲家:
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フレデリック・アシュトン・コレクション Vol.1 [Blu-ray 3枚組BOX]
英国ロイヤル・バレエ
(コヴェントガーデン王立歌劇場) [ナタリア・オシポワ、スティーヴン・マックレイ、ローレン・カスバートソン、ワディム・ムンタギロフ、ラウラ・モレーラ、平野亮一、高田茜、マリアネラ・ヌニェス、ゼナイダ・ヤノウスキー、ロベルト・ボッレ、小林ひかる、平野亮一、サマンサ・レイン、ベネット・ガートサイド、ヘレン・クロフォード、ブライアン・マロニー、リャーン・ベンジャミン、ワレリー・ヒリストフ、崔由姫、アレクサンダー・キャンベル、エマ・マグワイア、高田茜、ダヴィド・チェンシーメフ、ネマイア・キッシュ、エドワード・ワトソン、タマラ・ロホ、セルゲイ・ポルーニン、ヴァスコ・ヴァシレフ(ソロ・ヴァイオリン)、ロバート・クラーク(ソロ・ピアノ)、ポール・ストバート(ソロ・ピアノ)、バリー・ワーズワース(指揮)、エマニュエル・プラッソン(指揮)、コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団]発売日:2019年01月25日
Blu-ray 3枚組字幕なし
通常価格:4,950円→ 特価!:2,190円(税込)英国ロイヤル・バレエ草創期の振付家フレデリック・アシュトンの秀作を集めたお買い得BOX。それぞれ2013年(DISC3)、2016年(DISC1)、2017年(DISC2)と発売され、大ヒットしたものです。 ラフマニノフ作曲の『ラプソディ(パガニーニの主題による)』は、バリシニコフの主演で1980年8月エリザベス皇太后の80歳の誕生日を祝うコンサートで初演されたプロットのない超絶技巧の名作。オシポワとマックレイの人気コンビが、見事な踊りを披露します。一方のアンドレ・メサジェ作曲『二羽の鳩』は19世紀後半にパリ・オペラ座で初演、人気を博した作品にアシュトンが1961年に新たな振付を施して以来、ロイヤル・バレエの定番人気作となりました。名手カスバートソン、ムンタギロフ、モレーラに加えこの年(2016年)同バレエ団のプリンシパルに昇格した平野亮一も登場、軽快なタッチのラブ・ロマンスを演じます。 「真夏の夜の夢」は、シェイクスピアの戯曲にメンデルスゾーンが作曲した劇音楽に、アシュトンが新たに振付けた魅力溢れる魔法の世界。2008年、ローザンヌ国際バレエ・コンクール入賞により、英国ロイヤル・バレエに研修生として入団、2016年にプリンシパルに昇格した高田茜がティターニアを演じた話題の上演。「シンフォニック・ヴァリエーションズ」はアシュトン初期の抽象的で純粋な美に満ちた振付が印象的な佳作。ヌニェス、ムンタギロフの名コンビが織りなす幻想的な舞いをご堪能ください。「マルグリットとアルマン」は、アシュトンにより、ヌレエフとフォンテーンのために振付された作品。本映像は元ロイヤル・バレエのプリンシパル・ダンサー、ゼナイダ・ヤノウスキーの引退公演の模様。ゲストのロベルト・ボッレとの親密なパ・ド・ドゥは美しさの極みです。 抽象から悲恋ものまで5作品が次々と登場するDISC3は、アシュトンの没後25年を記念して制作されたもの。中でもロホの引退公演であった「マルグリットとアルマン」は必見です。
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DEUX - ふたり・ふたつ
~ヴァイオリンとピアノ、東のほうと西のほう~ [パトリツィア・コパチンスカヤ、ポリーナ・レシチェンコ]Violin and Piano Recital: Kopatchinskaja, Patricia / Leschenko, Polina - POULENC, F. / BARTÓK, B. / RAVEL, M. (Deux)
発売日:2018年12月19日
NMLアルバム番号:ALPHA387
CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)
2018年にリリースされたばかりのコパチンスカヤ最新版は、2019年1月の来日プログラムが続々収録されているだけでなく、共演者まで来日タッグ通りという注目必至の内容。テーマは「2」... 二重奏アルバムということもありますが、そこにはラヴェルとプーランクというフランス近代きっての作曲家にたいし、ドホナーニとバルトークというハンガリー屈指の作曲家たちの音楽が対置されている……つまり東と西のヨーロッパ両世界が交わるところ、というニュアンスも込められているようです。さらにはプーランク作品をオマージュとして捧げられたスペインの詩人ガルシア・ロルカのフラメンコ愛、ラヴェル「ツィガーヌ」でのロマ音楽への憧憬など、クラシック世界と民俗音楽世界という二つの世界の接点がここにある、といったメッセージ性も強く感じさせます。 実際コパチンスカヤは故郷モルドヴァでも指折りの民俗音楽プレイヤーを両親に、民俗的な音楽世界を深く感じながら育ってきた演奏家。かたやレニングラード(現サンクトペテルブルク)出身のレシチェンコはギロリフやマルグリスら名匠たちの薫陶を受けてきたあと、アルゲリッチの激賞による世界的注目をへて躍進つづきの活躍をみせてきた俊才。縦横無尽のピアニズムは、野趣あふれるコパチンスカヤの感性の向こうを張るにふさわしい存在感がきわだちます。 迫力と洗練のはざまをゆくバルトーク作品の存在感が、優美なフランス近代のイメージを一新するプーランクやラヴェルでの名演と絶妙なコントラストをなすプログラム、演奏史は塗り替わりつづけるのだとあらためて実感させられる1枚です。
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ポール・トルトゥリエ・アット・ザ・BBC
英BBC放送製作ドキュメンタリー
(2014年1月17日放送) [ポール・トルトゥリエ]発売日:2018年12月21日
DVD日本語字幕なし価格:3,000円(税込、送料無料)
フランスの偉大なチェリスト、ポール・トルトゥリエ(1914-1990)の生誕100年にあたる2014年、英BBCで放送されたドキュメント番組のDVD化。壮年期から晩年までの映像を使用し、その深い技術、骨太で力強い音色、そして高い精神性を感じさせる奥行きのある表現など、巨匠の魅力を存分に味わえます。 また、技術や表現だけでなく、音楽に対する姿勢をユーモアも交えて説くレッスン、夫人を含む20人のチェロ・オーケストラで自作を指揮する姿、家族との室内楽、自ら考案した曲がったエンドピン、親密なリハーサルなど、様々な映像からその芸術の多面性、大きな人間性を見せてくれる好企画。1984年に出演したテレビ番組で、チェロを掻き鳴らしながら自作の歌を高唱する姿など、たいへん貴重といえるでしょう。 現在は指揮者としても活躍する長男ヤン・パスカルのヴァイオリンを始め、家族全員がすぐれた音楽家という点も聴きもので、最晩年に夫人と娘と共に演奏するパガニーニは、彼が生涯を通じて一流のヴィルトゥオーゾであり、良き家庭人であったことを明らかにしています。誰もが巨匠に魅了されること間違いなしの、素晴らしいドキュメンタリーです。
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Deux
ヴァイオリンとピアノのための作品集
(バルトーク/プーランク/ラヴェル) [コパチンスカヤ/レスチェンコ]Violin and Piano Recital: Kopatchinskaja, Patricia / Leschenko, Polina - POULENC, F. / BARTÓK, B. / RAVEL, M. (Deux)
発売日:2018年06月27日
NMLアルバム番号:ALPHA387
147)
CD価格:2,475円(税込)
2015年リリースの衝撃作『TAKE 2 ヴァイオリニストと二人で』(Alpha211)での斬新な演奏、シューベルト『死と乙女』をめぐる弦楽合奏アルバム(Alpha265)では指揮もこなし、グラミー賞を受賞。クラシック演奏の通念を次々と塗り替えてゆく驚異的な才能を持つヴァイオリニスト、パトリシア・コパチンスカヤの新しい1枚は、シンプルなプーランク、バルトーク、ラヴェルのソナタ的作品集。しかし、その演奏は実に刺激的で、特にバルトークでの妖艶な音色には思わずため息が出るほど。パートナーを務めるレスチェンコは、アルゲリッチが絶賛する名手。2人が紡ぎ出す独特の響きは、一度でも耳にしたら決して忘れることはできません。
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Favourite Adagios
名ピアノ協奏曲のアダージョ集 [ソンバート/ロイヤル・フィル/ヴァレ]Piano Concertos - SAINT-SAËNS, C. / BACH, J.S. / BEETHOVEN, L. van / CHOPIN, F. / BRAHMS, J. (Favourite Adagios) (Sombart, Royal Philharmonic, Vallet)
発売日:2018年05月25日
NMLアルバム番号:LYD002
CD 2枚組価格:1,950円(税込)
ストラスブール生まれのベテラン女性ピアニスト、エリザベス・ソンバート。7歳でピアノを始め、ストラスブール高等音楽院に入学、11歳のときに初の公式コンサートに出演し注目を浴びました。一時期はブエノスアイレスでブルーノ・ゲルバーに師事、マインツではセルジュ・チェリビダッケの元で、10年間にわたって音楽現象について学んだという経歴も持っています。現在は教師として活躍する傍ら、可能な限り、多くの人々にクラシック音楽を聴いてもらいたいという思いから1998年に「レゾナンス財団」を設立、7カ国でアウトリーチ・プログラムとピアノ・スクールを開催しています。 このアルバムはピアノ協奏曲の「緩徐楽章=ゆっくりとした楽章」だけを集めたアルバム。色々なアルバムからのコンピレーションではなく、この録音のためにロンドンのアビーロード・スタジオを使って、ロイヤル・フィルハーモニーの共演のもと、ソンバートが美しいメロディを奏でています。
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ヴィルトォーゾ・ヴァイオリン小品集 [オリヴェイラ/マクドナルド]
Violin and Piano Recital: Oliveira, Elmar / McDonald, Robert - BRAHMS, J. / SARASATE, P. de / SUK, J. / DEBUSSY, C. / FUCHS, L. (The Virtuoso Violin)
発売日:2018年05月25日
NMLアルバム番号:MCD10027
CD価格:1,680円(税込)
ポルトガル移民の子としてアメリカに生まれ育ったエルマー・オリヴェイラは、1978年のチャイコフスキー・コンクールにおいてアメリカ人として初めて第1位を獲得、さらにナウムバーグ国際コンクールでも優勝するなど、世界的ヴァイオリニストとして活躍しました。2017年には「第1回エルマー・オリヴェイラ国際ヴァイオリンコンクール」をアメリカ・フロリダ州のリン大学と共同で創設、アーティスティック・ディレクターを務めています。 ヴィヴァルディから現代音楽まで幅広いレパートリーを誇るオリヴェイラですが、ここでは20世紀の偉大なヴァイオリニスト、ハイフェッツやクライスラーなどが得意とした技巧的な小品を収録。切れのあるテクニックと美しい音色を存分に披露しています。ピアノは五嶋みどりの伴奏でも知られる名手、ロバート・マクドナルドです。制作はマルク・オボール&ジョアナ・ニクレンツが担当。MMG(Moss Music Group)原盤。
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ENCHANTED - 魅惑
デュオ・アルニカンス [デュオ・アルニカンス]Cello and Piano Recital: Duo Arnicans - ELGAR, E. / BACH, J.S. / SCHUBERT, F. / MENDELSSOHN, Felix /DVOŘÁK, A. / SUK, J. / MASSENET, J. (Enchanted)
発売日:2018年05月25日
NMLアルバム番号:SM288
CD価格:2,080円(税込)
幼い子供にとって「子守歌」は大切な宝物。誕生前でも、音は赤ちゃんの発達に重要な役割を果たします。このアルバムは、チューリッヒの「新生児学会財団」の協力を得て、チェロとピアノで奏でる素敵な子守歌と、気持ちを穏やかにする優しい曲を収録、赤ちゃんだけでなく、大人の心も癒す1枚になっています。チェロとピアノが織りなす美しい調べをお楽しみください。 デュオ・アルニカンスはチューリッヒを拠点とするアンサンブル。ドイツのチェリスト、フローリアン・アルニカンスとラトヴィアのピアニスト、アルタ・アルニカーネの2人が親密な演奏を繰り広げます。
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En travesti
アンナ・ボニタティブス
ソプラノ・アリア集 [ボニタティブス/ミュンヘン放送管/ロヴァリス]Opera Arias (Mezzo-soprano) - GLUCK, C.W. / HANDEL, G.F. / MASSENET, J. / PUCCINI, M. (En travesti) (Bonitatibus, Munich Radio Orchestra, Rovaris)
発売日:2018年04月27日
NMLアルバム番号:900318
CD価格:2,240円(税込)
イタリア、ポテンツァ生まれのメゾ・ソプラノ、アンナ・ボニタティブスのアリア集。ボニタティブスは現在最も注目される“ズボン役(女性でありながら舞台では少年、青年の役を歌う)”の一人であり、このアルバムではバロック・オペラからミュージカルまでの過去300年間に渡り作曲されたズボン役のアリアを熱唱。美しい声とともに倒錯的な魅力を存分に発揮しています。通常演奏されることのない珍しい作品も多く、曲を知る喜びも楽しめる1枚です。
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DAS EWIGE RÄTSEL - 永遠の謎 [クレンツレ]
Vocal Recital (Baritone): Kränzle, Johannes Martin - KLEIN, R.R. / MAHLER, G. / MARTIN, F. / RAVEL, M.(Das ewige Rätsel)
発売日:2018年03月16日
NMLアルバム番号:OC1887
CD
通常価格:2,080円→ 特価!:590円(税込)死後の世界についての考え方は、宗教や人種によっても違います。このアルバムにはヨーロッパとユダヤの死生観についての歌曲を収録。リヒャルト・クライン、マーラー、マルタン、ラヴェルの4人の作品から透けて見える「死後の世界」について考察します。 クラインがテキストに選んだのは古いイディッシュ語。ユダヤ人の様々な生活が歌われたほとんど1分程度の短い曲は、非常にカラフルな表情を持っています。マーラーの作品は「子供の不思議な角笛」によるもの。皮肉と風刺に満ちた作品です。重苦しいマルタンの曲には苦悩が漲り、ラヴェルの作品は神秘的です。 アウグスブルク生まれのバリトン歌手クレンツレは世界的に活躍していましたが、2015年に病を発症、幹細胞移植を受けたことで、強い死生観を抱いており、曲への思い入れの強さが伝わる演奏となっています。
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ジェラード・シュワルツ&
オールスター・オーケストラ
プログラム1「劇場のための音楽」
プログラム2「名曲はどのように作られる」ALL-STAR ORCHESTRA (THE): Program 1: Music for the Theater / Program 2: What Makes A Masterpiece? (G. Schwarz) (NTSC)
発売日:2018年02月23日
DVD-R価格:2,400円(税込)
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2016年 BBCプロムス
ロイヤル・アルバート・ホールOrchestral Music - RAVEL, M. / STRAUSS, R. / BERLIOZ, H. (Abduraimov, Munich Philharmonic, Gergiev) (BBC Proms, 2016) (NTSC)
発売日:2018年02月23日
DVD価格:2,850円(税込)
2015年にミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任したヴァレリー・ゲルギエフ。この映像は2016年のプロムスに着任したばかりのオーケストラとともに登場し、鮮やかな演奏を繰り広げた彼らの姿を収録したものです。 ラヴェルの「ボレロ」で幕を開けたコンサート、次のラフマニノフのピアノ協奏曲第3番でソリストを務めたのはウズベキスタン出身のピアニスト、ベフゾド・アブドゥライモフ。2014年に来日した際もNHK交響楽団と同じ曲を演奏した彼、ここでは更にスケールアップした見事な演奏を聴かせています。次の曲目は、近年注目が高まる女性作曲家ウストヴォリスカヤの交響曲第3番。朗読を伴う作品であり、ロシアの舞台俳優アレクセイ・ペトレンコが素晴らしい語りで人々を魅了しました。プログラムは華麗で気さくな「ばらの騎士」演奏会用組曲が続き、最後はベルリオーズの「ラコッツィ行進曲」で大盛り上がり。満場の聴衆の拍手も鳴りやむことなく、この盛大なコンサートが締めくくられます。 【ベフゾド・アブドゥライモフ】 1990年ウズペキスタン生まれ。2009年、ロンドン国際ピアノコンクールで優勝、以降世界的に注目を浴び、世界中でコンサート、リサイタルを開いています。2011年にリリースされたデビュー盤(プロコフィエフ、リスト作品)はその驚異のテクニックと音楽性が高く評価されています。とりわけ、ゲルギエフの信頼は厚く、2015年にはミュンヘン・フィルハーモニーとプロコフィエフの協奏曲全曲を一日で演奏するなど、素晴らしい成果を挙げています。
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イディル・ビレット・アーカイブ
LPオリジナルス・エディション[14枚組BOX]IDIL BIRET LP ORIGINALS EDITION (1959-1986) (14-CD Box Set)
発売日:2018年02月23日
CD 14枚組価格:4,800円(税込、送料無料)
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2016年 BBCプロムス
ロイヤル・アルバート・ホールOrchestral Music - RAVEL, M. / STRAUSS, R. / BERLIOZ, H. (Abduraimov, Munich Philharmonic, Gergiev) (BBC Proms, 2016) (Blu-ray, HD)
発売日:2018年02月23日
Blu-ray価格:2,850円(税込)
2015年にミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任したヴァレリー・ゲルギエフ。この映像は2016年のプロムスに着任したばかりのオーケストラとともに登場し、鮮やかな演奏を繰り広げた彼らの姿を収録したものです。 ラヴェルの「ボレロ」で幕を開けたコンサート、次のラフマニノフのピアノ協奏曲第3番でソリストを務めたのはウズベキスタン出身のピアニスト、ベフゾド・アブドゥライモフ。2014年に来日した際もNHK交響楽団と同じ曲を演奏した彼、ここでは更にスケールアップした見事な演奏を聴かせています。次の曲目は、近年注目が高まる女性作曲家ウストヴォリスカヤの交響曲第3番。朗読を伴う作品であり、ロシアの舞台俳優アレクセイ・ペトレンコが素晴らしい語りで人々を魅了しました。プログラムは華麗で気さくな「ばらの騎士」演奏会用組曲が続き、最後はベルリオーズの「ラコッツィ行進曲」で大盛り上がり。満場の聴衆の拍手も鳴りやむことなく、この盛大なコンサートが締めくくられます。 【ベフゾド・アブドゥライモフ】 1990年ウズペキスタン生まれ。2009年、ロンドン国際ピアノコンクールで優勝、以降世界的に注目を浴び、世界中でコンサート、リサイタルを開いています。2011年にリリースされたデビュー盤(プロコフィエフ、リスト作品)はその驚異のテクニックと音楽性が高く評価されています。とりわけ、ゲルギエフの信頼は厚く、2015年にはミュンヘン・フィルハーモニーとプロコフィエフの協奏曲全曲を一日で演奏するなど、素晴らしい成果を挙げています。
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クララ・ハスキル
1953年 ルートヴィヒスブルク城でのリサイタル [ハスキル]Piano Recital: Haskil, Clara - BACH, J.S. / BEETHOVEN, L. van / DEBUSSY, C. / RAVEL, M. / SCHUMANN, R. / SCARLATTI, D. (1953)
発売日:2018年02月23日
NMLアルバム番号:SWR19052CD
CD価格:1,920円(税込)
ルーマニア出身の女性ピアニスト、クララ・ハスキル(1895-1960)。幼いころから音楽的才能を見せたものの、病気がちだったためもあり、真価が認められたのは第二次世界大戦が終わってからでした。しかし1960年に不慮の事故でこの世を去ってしまったため、華やかな活動時期はほんの10年程度。モーツァルトの端正な演奏で知られますが、ベートーヴェンやシューマンでも優れた解釈を見せています。 このアルバムは、1953年ルートヴィヒスブルク城で開催されたリサイタルで演奏された作品を全曲収録したもの。シューマンの「色とりどりの作品 Op.99」の抜粋とアンコールの2曲はこれまでリリースされたことのない貴重な音源です。リサイタルの前半は、バッハ、スカルラッティに続くベートーヴェンの最後のソナタ。後半はシューマン、ドビュッシー、ラヴェルと、更に多彩な作品が選ばれておりハスキルの自信を感じさせるプログラムとなっています。SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。
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マチエイェフスキ(1910-1998):
〈2台ピアノによる編曲作品集 第1集〉
J.S.バッハ、モーツァルト、クレランボー、パデレフスキ、ラヴェル、アルベニス、クライスラー [ケピンスキ/ライス]Piano Duo Recital: Kepinski, Piotr / Rajs, Katarzyna - BACH, J.S. / MOZART, W.A. / CLÉRAMBAULT, L.-N. / PADEREWSKI, I.J. / RAVEL, M. / ALBÉNIZ, I.
発売日:2017年11月24日
NMLアルバム番号:CDAccordACD230
CD価格:2,240円(税込)
ポーランドの作曲家マチエイェフスキ。ベルリンで初期の教育を受け、ポーランドではシマノフスキ、パリではブーランジェに学びました。1934年から住んでいたパリではミヨー、ストラヴィンスキー、プーランク、オネゲルらと親交を持ち、アルトゥール・ルービンシュタインとも交友関係がありました。 彼自身の作風は、シマノフスキの後期作品からの影響が強かったのですが、このアルバムに収録された「2台ピアノへの編曲作品」は、1940年代に当時住んでいたスウェーデンで書かれたようで、イェーテボリとストックホルムで開催された「ポーランド難民のための援助コンサート」で、イギリスやロシアのピアニストたちとデュオを組み演奏されたとされています。作品はずっと忘れられていましたが、彼の弟で、高名なポーランドのラジオディレクター、ヴォイチェク・マチエイェフスキが1980年代後半に放送でこれらを取り上げ、人気が再燃しました。様々な時代の作品をカバーする華麗な編曲集です。
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FLAME [グェンドリン・メイシン/シモン・ビューヒャー]
Violin and Piano Recital: Masin, Gwendolyn / Bucher, Simon - DEBUSSY, C. / SZYMANOWSKI, K. / MESSIAEN, O. / STRAVINSKY, I. / RAVEL, M. (Flame)
発売日:2017年11月29日
NMLアルバム番号:ORC100075
CD価格:1,950円(税込)
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発売日:2017年10月20日
CD価格:2,750円(税込)
このアルバムに収録された作品を書いた4人の作曲家。一見深い繋がりは見えないように思いますが、実は19世紀末のパリで繰り広げられた芸術家たちの交友の様子を切り取ったものなのです。物語の主人公はディーリアス。彼の友人であったウィリアム・モラードの家にあったゴーギャンのスタジオ。数多くの芸術家が集まるスタジオにディーリアスはグリーグとラヴェルを連れて行きます。ディーリアス自身もゴーギャンの絵画に深い感銘を受け、後にゴーギャンの「ネバーモア」を購入します。その出会いから生まれたであろう音楽を、小町碧は深い共感を持って奏でています。もちろん、この物語は彼女自身のブックレットに詳細に記されており、これを読めばアルバムのコンセプトもタイトルの意味も理解できるでしょう。
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Aqua
アルタ・アルニカーネ
ピアノ・リサイタル [アルニカーネ]Piano Recital: Arnicane, Arta - RAVEL, M. / KEPITIS, J. / DAMBIS, P. / LISZT, F. / JERMAKS, R. / DEBUSSY, C. / BERIO, L. / GRIEG, E. (Aqua)
発売日:2017年09月22日
NMLアルバム番号:SM262
CD価格:2,080円(税込)
「Aqua」。ラテン語を語源とする言葉で多くの場合“水”を意味しますが、“water”に比べると、その内容はもっと広い範囲を含みます。このアルバムには様々な「Aqua」…それは太陽の光を反映する海や、柔らかい雨、爽やかな滝の水しぶき、時には水中の魚のうろこの煌めきまでが捉えられた、変幻自在で珍しい作品が収録されています。 繊細な音からほとばしる響きまで、多彩な音色を紡ぎ出すのはアルタ・アルニカーネ。【デュオ・アルニカンス】としてリリースしたショパン/ドホナーニ:チェロ作品集(SM226)では情熱的なピアノを演奏していた人ですが、今作ではまた違った魅力を振りまいています。
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トゥールーズ・キャピトル劇場
カデル・ベラルビによる3つのバレエ
《海賊》《美女と野獣》《死せる王妃》BELARBI, K.: Corsaire (Le) / La Bête et la Belle / La Reine Morte [Ballets] (Théâtre du Capitole, 2013-2015) (3-DVD Box Set) (NTSC)
発売日:2017年07月28日
DVD 3枚組字幕なし
通常価格:4,350円→ 特価!:1,790円(税込)【1】19世紀の古典バレエを大胆に書き換えたベラルビの手腕が生きるバレエ。プティバ版は3幕だったものを2幕にし、美しい奴隷の娘と海賊の悲恋の物語が生き生きと表現されています。グティエレスとガルスティアンの生き生きとした踊りを彩る音楽は、オリジナルのアダンの他、シベリウス、マスネ、指揮者コールマンの作品が加えられており、こちらも聴きどころ。 【2】表面的な醜さを拒絶する心が、真の愛に気づくまでの心理的なドラマを鋭く描き出したこの物語は、シンプルでありながらも見事なセットと衣装、そしてバロックから近代に至るまでの音楽(特にリゲティの作品が効果的に使われています)を組み合わせ、印象的な舞踏によって表現されています。ここで主役の野獣を踊るのは、日本のエース渡邊峻郁(わたなべたかふみ)氏。2011年に異例の2段階昇格でソリストになった期待のダンサーです。 【3】2011年にトゥールーズ・キャピトル・バレエのために製作されたバレエ《死せる女王》は、14世紀に実在した女王イネス・デ・カストロを巡る物語です。ポルトガルの王子ドン・ペドロとその恋人イネス・デ・カストロ、ドン・ペドロの父フェランテ王。この3人の確執と悲劇的な結末が夢幻的に描かれています。
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トゥールーズ・キャピトル劇場
カデル・ベラルビによる3つのバレエ
《海賊》《美女と野獣》《死せる王妃》BELARBI, K.: Corsaire (Le) / La Bête et la Belle / La Reine Morte [Ballets] (Théâtre du Capitole, 2013-2015) (3-Blu-ray Disc Box Set)
発売日:2017年07月28日
Blu-ray 3枚組字幕なし
通常価格:4,950円→ 特価!:2,190円(税込)【1】19世紀の古典バレエを大胆に書き換えたベラルビの手腕が生きるバレエ。プティバ版は3幕だったものを2幕にし、美しい奴隷の娘と海賊の悲恋の物語が生き生きと表現されています。グティエレスとガルスティアンの生き生きとした踊りを彩る音楽は、オリジナルのアダンの他、シベリウス、マスネ、指揮者コールマンの作品が加えられており、こちらも聴きどころ。 【2】表面的な醜さを拒絶する心が、真の愛に気づくまでの心理的なドラマを鋭く描き出したこの物語は、シンプルでありながらも見事なセットと衣装、そしてバロックから近代に至るまでの音楽(特にリゲティの作品が効果的に使われています)を組み合わせ、印象的な舞踏によって表現されています。ここで主役の野獣を踊るのは、日本のエース渡邊峻郁(わたなべたかふみ)氏。2011年に異例の2段階昇格でソリストになった期待のダンサーです。 【3】2011年にトゥールーズ・キャピトル・バレエのために製作されたバレエ《死せる女王》は、14世紀に実在した女王イネス・デ・カストロを巡る物語です。ポルトガルの王子ドン・ペドロとその恋人イネス・デ・カストロ、ドン・ペドロの父フェランテ王。この3人の確執と悲劇的な結末が夢幻的に描かれています。
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ザ・スーパーデュオ
ふたりでお茶を
~ ザ・スーパーデュオ 不滅のスタンダード名曲集 [ザ・スーパーデュオ = 赤坂達三(クラリネット)、斎藤雅広(ピアノ、編曲)]Clarinet and Piano Recital: Super Duo (The) - AURIC, G. / BECHET, S. / KERN, J. / RAVEL, M. / YOUMANS, V. (Tea for Two)
発売日:2017年06月01日
NMLアルバム番号:MECO-1014
SACD-Hybrid価格:3,143円(税込、送料無料)
ザ・スーパーデュオ = 赤坂達三(クラリネット)、斎藤雅広(ピアノ、編曲)が奏でる
究極のスタンダードナンバーの数々を収録した名作。◇クラリネットの貴公子、赤坂達三、久しぶりのポピュラー名曲集! 心温まるゴージャスなBGMとしても最高です。 ◇団塊の世代、オールドファンの琴線に響く究極のスタンダードナンバー集! ◇クラシックのみならず、ジャズ~ポピュラーファンにも魅力的なラインアップ! ◇クラリネットのヴィルトゥオーゾ・テクニックが縦横無尽に披露される斎藤雅広による魅力溢れるアレンジ! -
川越塔子
パリの薫り コンセール・アペリティフ [川越塔子(ソプラノ)、細川智美(ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Kawagoe, Toko - DELIBES, L. / LISZT, F. / NAKADA, Yoshinao / POULENC, F. / SATIE, E. (Parfum de Paris - Concert Apéritif)
発売日:2017年06月01日
NMLアルバム番号:MECO-1026
SACD-Hybrid価格:3,300円(税込、送料無料)
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発売日:2017年05月26日
CD 2枚組価格:2,200円(税込)
恩田陸書き下ろしエッセイ収録!『蜜蜂と遠雷』の世界を彩る音楽が、ついにCD化!第156回直木賞&2017年本屋大賞をW受賞した恩田陸による話題作『蜜蜂と遠雷』。 累計販売部数30万部になろうとするこの小説は、3年毎に開催される国際ピアノコンクールを舞台に、才能ある若者たちが「音楽を競うこと」に逡巡しながらも、大切なものを掴み取っていくという物語です。 もちろん大きなファクターとなるのは、彼らが演奏する音楽。彼らが演奏する曲を聴くことで、臨場感が増すだけでなく、この迫真の物語が現実のものとなり、全ての登場人物に拍手を贈りたくなるでしょう。 たった一人で演奏する第1次予選から第3次予選、大人数のオーケストラと立ち向かわなくてはならないファイナルと、ストーリーに沿った選曲が物語を盛り上げます。 【内容紹介】 『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎刊)は、第156回直木三十五賞を受賞に加え、2017年本屋大賞も受賞したことで注目を集めている恩田陸の小説。ピアノコンクールを舞台に繰り広げられる群像劇は、文芸ファンはもとより、多くの音楽ファンの共感を呼んでいます。 「蜜蜂と遠雷 音楽集」は、小説の登場人物たちがコンクールで演奏する楽曲から、物語の核となる19曲を厳選したコンピレーションアルバム。読書の楽しみを大きく広げる楽曲の数々のみならず、著者恩田陸による書き下ろしエッセイや、小説の装丁を担当した鈴木成一によるデザイン、この小説をメディアで推薦した音楽評論家・青澤隆明による楽曲解説など、直木賞受賞後も反響が続くこの小説をより深く味わえる要素満載の、ファン必携アイテムです。
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フランスのピアノ協奏曲集
(ラヴェル/タイユフェール/ブーランジェ/フランセ) [ウーリヒ/ゴンザレス]RAVEL, M.: Piano Concerto for the Left Hand / BOULANGER, N.: Fantaisie variée / FRANÇAIX, J.: Piano Concerto (Uhlig, González)
発売日:2017年03月24日
NMLアルバム番号:SWR19027CD
CD価格:2,100円(税込)
ドイツの中堅ピアニスト、フローリアン・ウーリヒが演奏するフランス近現代のピアノとオーケストラのための作品集。これは、2011年から2012年にかけて録音された「フランスのピアノ協奏曲集」(93.302)の続編ともいえる選曲であり、ブーランジェの「幻想曲」など、前作よりも更に珍しい作品が含まれています。 フランセの協奏曲は全曲が20分に満たないコンパクトな作品ですが、ピアノが目まぐるしく動き回る楽しい第1楽章、穏やかな第2楽章、コケティッシュな第3楽章、活発な第4楽章と、メリハリのある楽しい構成でできています。「6人組」ただ一人の女性メンバー、タイユフェールのバラードも珍しい作品。美しいピアノのアルペッジョで始まる神秘的な曲です。教育者として名高いナディア・ブーランジェは、活動の初期には作曲も手掛けていましたが、妹リリの才能に勝てないと悟ったとして、1918年にリリが早世した後は、一切作曲をしませんでした。この幻想曲は彼女の残された僅かな作品の一つです。 ウーリヒの演奏は、きらめくような音色が特徴的。フランス音楽が持つ微妙なニュアンスも余すことなく表現されています。
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コンスタンティン・リフシッツ
Saisons russes - ロシアのシーズン [リフシッツ]Piano Recital: Lifschitz, Konstantin - JAKOULOV, J. / DEBUSSY, C. / RAVEL, M. / STRAVINSKY, I. (Daphnis et Chloé)
発売日:2017年01月25日
NMLアルバム番号:C905162A
CD 2枚組価格:2,475円(税込)
ロシアのピアニスト、コンスタンティン・リフシッツ。彼はこれまでOrfeoレーベルからはJ.S.バッハの作品を中心にリリースしていましたが、今回は全く傾向の違う作品をチョイスし、その豊かな才能をまざまざと見せ付けています。 1909年にパリのシャトレ座で旗揚げされたディアギレフ主宰のバレエ団“バレエ・リュス”は、当時のパリを中心に、人々に大きな影響を与えました。1910年からディアギレフが亡くなる1929年までのおよそ20年間、数多くのバレエ作品が生まれましたが、それらは音楽も含め、先駆的な美しさを持ち、また、いくつかの作品のパフォーマンスは、伝説的なエピソードを備え後世に語り継がれています。 リフシッツは、この「バレエ・リュス」に関与した3人の作曲家の作品を選び、20世紀初頭のパリに巻き起こったロシア・ブームの雰囲気を伝えることを試みています。ドビュッシーの「6つの古代の墓碑銘」はディアギレフの委嘱作ではありませんが、古代ギリシャの雰囲気を纏った作品で、バレエ・リュスの目指した「あらゆる美を統合する」世界に酷似しています。ラヴェルの「ダフニスとクロエ」はバレエ・リュスのための作品ですが、実際には成功作とは言えず、現在では上演される機会は少なくなっています。リフシッツ自身の編曲は、野心的であり、オーケストラの醸し出す響きに比べても全く遜色がありません。ストラヴィンスキーの「ミューズを率いるアポロ」は、「ペトルーシュカ」と「火の鳥」の大成功後に作曲された作品ですが、ここでのストラヴィンスキーは過激さを追及することなく、過剰な装飾を排した静かな音楽を書いています。ストラヴィンスキー自身のピアノ版は、そのシンプルさを一層強調しています。リフシッツのために書かれたヤコウロフの「回転木馬」は、当時の時代へリンクさせ、人間の生命の循環にも思いを至らせる曲です。
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ラヴェル(1875-1937):
バレエ音楽《マ・メール・ロワ》
ラヴェル 他:
バレエ音楽《ジャンヌの扇》 [ロワール国立管/アクセルロッド]RAVEL, M. / FERROUD, P.-O. / IBERT, J. / etc.: Éventail de Jeanne (L') / RAVEL, M.: Ma Mère l'Oye (Orchestre National des Pays de la Loire, Axelrod)
発売日:2016年10月28日
NMLアルバム番号:8.573354
4)
CD価格:1,600円(税込)
ラヴェル(1875-1937)のバレエ音楽《マ・メール・ロワ》。このタイトルはイギリスを中心に発祥した伝承童話「マザー・グース」のフランス語読みで、ラヴェルの友人の子供たちのために最初はピアノ連弾曲として作曲されました。ラヴェルは後に芸術劇場の支配人であったジャック・ルーシェの依頼により、この組曲をバレエ版に編曲。その際は曲順を入れ替え、また、前奏曲、間奏曲などいくつかの曲を付け加え、ラヴェルらしい色彩豊かなオーケストレーションを施し、実に見事な作品として生まれ変わらせました。 とは言え、このアルバムで注目したいのは「ジャンヌの扇」。こちらは当時のサロン主宰者、マダム・ジャンヌ・デュボストの依頼作品で、当時フランスで活躍していた10人の作曲家たちが、彼女の扇の片面に収まるほどの短い曲を書き、これをつなぎ合わせた作品です。 この組曲は1928年にロジェ・デゾルミエールの指揮によって私的に初演、その際にはジャンヌが運営するバレエ学校の子供たちが、マリー・ローランサンの衣装を着けて踊ったのだそうです。その翌年にはオペラ座で一般公開されました。その時の主役は10歳のタマラ・トゥマノワで、彼女は以降、パリのバレエ界のみならず、映画界でも活躍、世界的な知名度を得たことでも知られています。10人の作曲家の作品はとても個性豊かで、時にはストラヴィンスキーの影響も感じさせる楽しい曲が揃っています。