DYNAMIC
ジェノヴァに本拠地を置くレーベル。18-19世紀に作曲された歌劇とヴァイオリン作品を中心に幅広く揃えている。パガニーニ作品を再発見したことでも有名。
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ボーイト(1842-1918):
歌劇《ネローネ》 [ミヘイル・シェシャベリゼ、ロベルト・フロンターリ 他、フランチェスコ・チッルッフォ(指揮)、カリアリ歌劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2024年11月22日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕/日本語解説付き価格:5,500円(税込、送料無料)
初演100周年、
カリアリ歌劇場よりボーイトの遺作《ネローネ》登場!アッリーゴ・ボーイトは、ヴェルディの《オテロ》《ファルスタッフ》、ポンキエッリの《ジョコンダ》など、いくつもの傑作オペラの台本を手がけた作家として、さらにその青年時代にゲーテの『ファウスト』に基づいて台本を書き、作曲した歌劇《メフィストーフェレ》の作曲者としてその名を残しています。その作風は、私淑したワーグナーと先達ヴェルディの両雄に影響を受けながら、ヴェリズモの要素を取り入れた劇的な表現と静謐な抒情に満ちたもの。ボーイトの2作目のオペラとなる《ネローネ》は自身の死によって未完に終わりましたが、作曲家アントニオ・ズマレリアとヴィンチェンツォ・トンマジーニにより補作され、トスカニーニの指揮で1924年にミラノ・スカラ座にて初演されました。初演は成功を収めたものの、それ以降、上演される機会に恵まれませんでした。この初演から100年目に当たる2024年、隠れた名作の発掘に定評のあるカリアリ歌劇場での《ネローネ》の上演は、「この稀少な歌劇《ネローネ》の復活に喝采!」(ANSA通信)と報道されました。 表題役を歌うのはドラマティックな役柄に定評のあるジョージア出身の新鋭テノール、ミヘイル・シェシャベリゼ。ファヌエル役は、ヴェルディ・バリトンとして名高く、数多くの来日で日本でもお馴染みのロベルト・フロンターリ。魔術師シモン役は、カリアリ歌劇場のチレア《グロリア》でバルド役を務め、暗い情念に溢れる歌唱で好評を博したフランコ・ヴァッサッロ。アステリア役のイタリアの歌劇場を中心に活躍するリリコ・スピント、ヴァレンティーナ・ボーイら実力派の歌手たちを起用。演出のファビオ・チェレーザは、ミラノ・スカラ座の演出助手を振り出しに、フィレンツェ五月音楽祭やヴァッレ・ディトリア音楽祭などで活躍する気鋭の若手演出家。作曲家の遺志を体現したかのようなスペクタクルな舞台演出が見ものです。近現代の作品を中心にレパートリーとするフランチェスコ・チッルッフォが導くカリアリ歌劇場のオーケストラが、ボーイトのドラマティックな起伏に満ちた音楽を陰影豊かに奏で、粒よりの歌手たちと共にこの作品を今に蘇らせています。収録作曲家:
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偉大な主
ドニゼッティ(1797-1848):
バリトンのためのアリア集 [ニコラ・アライモ(バリトン)、ジャコモ・サグリパンティ(指揮)、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団]発売日:2024年11月22日
CD価格:2,175円(税込)
ドニゼッティは歌劇を作曲する際に、ソリストが活躍できる瞬間だけでなく、アンサンブルも重要視していました。ベルカント・オペラのレパートリーはプリマドンナを中心に展開していましたが、彼はテノールや特に低音域の役にも注目し、当時活躍していたバリトン歌手ジョルジョ・ロンコーニやバス歌手ルイージ・ラブラーチェを起用することで、作品に深みを与えました。 このアルバムでは、ドニゼッティの歌劇におけるバリトンのアリアとアンサンブルの重要性に焦点を当てています。2016年のアッビアーティ賞受賞者であるバリトン歌手ニコラ・アライモは、高潔で英雄的かつロマンチックな登場人物を生き生きと表現、ジャコモ・サグリパンティが指揮するフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団がバックを務め、流麗な音楽を聴かせます。
収録作曲家:
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ラテンの風景
アブレウ、ナザレー、ラミレス、ディアンス:
ショーロ、タンゴ他 [ギタリアン四重奏団]発売日:2024年11月22日
CD価格:2,175円(税込)
南米の国々は、長い歴史の中で多様な伝統音楽と独自のダンスのリズムを生み出してきました。その中には活気に満ちたブラジルのショーロや、「タンゴの父」アンヘル・ビジョルドの作品に代表されるアルゼンチン・タンゴなどが含まれます。またフランスの作曲家ローラン・ディアンスは、ブラジル音楽に敬意を表した「Brésils」を作曲しています。ギタリアン四重奏団は、これらのブラジル、アルゼンチン、メキシコの作品に見事なアレンジを加え演奏、ラテンの血沸き胸踊る音楽を生き生きと表現しました。 2006年に結成されたギタリアン四重奏団は、数多くのコンクールで入賞経験を持つ国際的に活躍するギタリスト4人で構成されており、イタリア国内外で録音や公演を行い、特に現代イタリアのギター四重奏曲に力を入れて活動してきました。パリ、東京、トロントなど、世界的な会場での演奏経験を持ち、コンサート活動に加え、音楽院での指導やセミナー、マスタークラスも行っています。
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《大洪水》 [リッカルド・フリッツァ(指揮)/ダヴィデ・ザッケリーニ、サブリーナ・ガルデス 他、ドニゼッティ音楽祭]発売日:2024年10月25日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き/日本語解説付き価格:4,950円(税込、送料無料)
ドニゼッティ音楽祭より旧約聖書「ノアの方舟」を題材にしたオペラ
《大洪水》初演版の蘇演映像化!《大洪水》は、旧約聖書の「ノアの方舟」の物語に触発された後世の文学作品(バイロンの史劇『天と地』、トマス・ムーアの詩『天使の恋』など)を元に、ドメニコ・ジラルドーニが執筆した台本にドニゼッティが作曲した「聖悲劇」。作曲家にとって聖書を題材とした唯一のオペラとなりました。この作品は1830年にミラノで大成功を収めた《アンナ・ボレーナ》と同年に発表されたドニゼッティ中期の力作であるにもかかわらず、ナポリ初演は演奏の失敗により不評に終わり、1934年に作曲家自身による改訂版がジェノヴァで上演されたのを最後に、お蔵入りとなってしまいました。 ドニゼッティ・ルネサンスを目指して旺盛に舞台上演を行うベルガモのドニゼッティ音楽祭が2023年、この《大洪水》の真価を問うべくナポリ初演版を取り上げました。演出(舞台アートグループMASBEDO)は、ノアの方舟のエコロジー的な解釈(環境破壊による人間の生活基盤の喪失)に基づくビデオ映像を多用したユニークなもの。 演じるのは、ロッシーニの歌劇を中心に世界中で活躍するノア役のバス、ナウエル・ディ・ピエロ、セラ役の気品溢れるソプラノ、ジュリアーナ・ジャンファルドーニ、ベルカント・オペラの歌唱で高い評価を受けるカドモ役のテノール、エネア・スカーラらを中心とした充実した歌唱陣。そして、世界中の名だたる歌劇場でイタリアオペラを中心としたレパートリーで名声を博すとともに、ドニゼッティ音楽祭の音楽監督を務めるリッカルド・フリッツァが、機敏かつ優雅なタクトでドニゼッティの知られざるオペラに新たな命を吹き込んでいます。収録作曲家:
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ボニッツィ(生年不詳-1630):
ヴィオラ・バスタルダのための作品全集 [パオロ・ビオルディ(ヴィオラ・バスタルダ)、アンドレア・ペルージ(チェンバロ)]BONIZZI, V.: Viola Bastarda Works (Complete) (Biordi, Perugi)
発売日:2024年10月18日 NMLアルバム番号:CDS8045
CD価格:2,175円(税込)
いまだ謎の多い楽器ヴィオラ・バスタルダを演奏者自ら復元して臨んだ録音。 ヴィオラ・バスタルダはヴィオラ・ダ・ガンバ属の楽器でテノールとバスの中間サイズで、時に特定のパートから離れて即興的な演奏を披露する役割を持っていたと伝えられます。ガンバ奏者で研究家のパオロ・ビオルディは、プレトリウスが1619年に発表した『シンタグマ・ムジクム』等の記述に基づいて自ら楽器と弦を復元。チェンバロのミーントーン音律を適用した調律法を採用しているとのことです。 ヴィンチェンツォ・ボニッツィは16世紀から17世紀にかけてパルマで活動した作曲家で、ここに収録された作品はヴィオラ・バスタルダのために書かれたものとしては最後期のもの。当時の流行歌の旋律をもとにした即興性のある変奏を繰り広げる「ディミニューション」のタイプが主で、この楽器の伸びやかな音色と、チェンバロと調和したサウンドを楽しめます。
収録作曲家:
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フェニーチェ歌劇場
オペラ映像ボックス[DVD 8枚組] Vol.1 [マルチェッロ・ヴィオッティ、マウリツィオ・ベニーニ、ガボール・エトヴェシュ、エリアフ・インバル、ブルーノ・バルトレッティ]発売日:2024年10月18日
DVD 8枚組《真珠採り》のみ日本語字幕付き価格:12,900円(税込、送料無料)
(1792年創設)は、イタリアの歴史・文化が凝縮された都市ヴェネツィアにふさわしい、オペラの殿堂。ミラノのスカラ座(1778年創設)と並び称される豊かな音楽文化の象徴のひとつです。2度の火災(1836年、1996年)で建物がほぼ全焼するという不幸に遭遇したにもかかわらず、その名([伊]フェニーチェ=[英]フェニックス)の通り、その都度灰の中から蘇る不死鳥のように再建されました。 また、欧州のオペラ上演の本拠地のひとつとして、創設以来、傑出した作曲家の作品(ロッシーニ《タンクレーディ》、ベッリーニ《カプレーティとモンテッキ》、ヴェルディ《リゴレット》《椿姫》《シモン・ボッカネグラ》、プロコフィエフ《炎の天使》、ストラヴィンスキー《放蕩者のなりゆき》、ブリテン《ねじの回転》など)が初演され、その声価を高めてきました。 この映像コレクションでは2000年代初頭の10年間にダイナミック・レーベルが制作した6つのオペラを収録。いずれもフェニーチェ歌劇場ならではの充実したキャスト、指揮者、舞台監督を起用した優れた内容となっています。
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《ランメルモールのリュシー》 [ドニゼッティ音楽祭/カテリーナ・サーラ、パトリック・カボンゴ 他、ピエール・デュムソー(指揮)、オーケストラ・リ・オリジナーリ]発売日:2024年09月27日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き/日本語解説付き価格:4,950円(税込、送料無料)
俊英ピエール・デュムソーのタクト、期待の新星ソプラノ、カテリーナ・サーラが歌う
《ランメルモールのリュシー》登場!ドニゼッティは、フランスの聴衆のために自身の傑作悲劇《ランメルモールのルチア》(1835年ナポリ初演)をフランス語台本による《ランメルモールのリュシー》(1839年パリ初演)として改作しました。この改作に当たって、作曲家はイタリア語の台本を単にフランス語に置き換えるのではなく、登場人物の何人かを入れ替えた上、台本の歌詞と音楽に少なからぬ変更を加えました。パリでの初演は好評を博し、オリジナルの《ランメルモールのルチア》に批判的だったベルリオーズも、この改作版を高く評価したことが知られています。 2021年のドニゼッティ音楽祭で《愛の妙薬》のアディーナ役を歌い、絶賛された新星ソプラノ、カテリーナ・サーラが題名役に挑戦。新人らしからぬ安定した技巧と伸びやかで豊かな美声が〈狂乱の場〉では圧倒的な演技歌唱となり、観る者を震撼させずにはおきません。また、ドニゼッティ音楽祭での本公演がイタリア・デビューとなったフランスの俊英ピエール・デュムソーが、19世紀のオペラをピリオド楽器で演奏する目的で創設されたオーケストラ・リ・オリジナーリと、ミラノ・スカラ座アカデミー合唱団を率い、ヤコポ・スピレイによる猟奇的でダークな舞台演出とあいまって、フランス語改作版《ランメルモールのリュシー》のドラマと音楽を陰影豊かに描き出しています。収録作曲家:
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フォーク&バ・ロック・チェロ [ジョヴァンニ・ソッリマ(チェロ)]
Folk and Ba-Rock Cello - CERVANTES, I. / COHEN, L. / CORBETTA, F. / HENDRIX, J. / RUVO, G. / SOLLIMA, G. (Sollima)
発売日:2024年09月20日 NMLアルバム番号:CDS8035
CD価格:2,175円(税込)
ダイナミックでエネルギッシュかつ独創的な活動で注目の的となっているチェロ奏者・作曲家ジョヴァンニ・ソッリマの最新アルバムが登場。時代と地域とジャンルを越えた選曲で、全篇無伴奏という意欲的で挑戦的な内容です。 アルバム・タイトルにもなっている「バ・ロック・チェロ」はロックの有名曲を「新たに解釈」し、17世紀と18世紀のイタリアの作曲家たちの作品と組み合わせて無伴奏チェロで歌い上げるというプロジェクト。このアルバムでは更に様々な国のルーツ・ミュージック(伝承曲)や自作曲もまじえています。 伝承曲を素材にしたものはチェロの低音をドローンのように用いてエキゾチックな音響効果をもたらし、バロック系の作品ではリズムを大胆に強調するかと思えば深い瞑想を感じさせ、ロックやポップス系の曲は単なるカバーに終わらず高度に独創的なアレンジと演奏によってソッリマ色が前面に出るとともにアルバムとしての一体感を醸成しています。 曲によっては唸り、歌い、掛け声を発するなど、音楽のルーツが歌であることも痛感させる仕上がり。ソッリマは2025年3月に来日し、無伴奏リサイタルからオーケストラとの共演、そして「100チェロ」プロジェクトなど、いかにも彼らしい演奏会を予定しています。
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マルグッティ(1974-)/
カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
〈合唱とギターのための作品集〉
リヴァーズ
ロマンセロ・ヒターノ [ニコロ・スペラ(ギター)、ジョヴァンニ・チェスティーノ(指揮)、ITERリサーチ・アンサンブル]MARGUTTI, C.: Rivers / CASTELNUOVO-TEDESCO, M.: Romancero gitano (Works for Choir and Guitar) (Spera, ITER Research Ensemble, Cestino)
発売日:2024年09月20日 NMLアルバム番号:CDS8040
CD価格:2,175円(税込)
カステルヌオーヴォ=テデスコの「ロマンセロ・ヒターノ」は混声合唱とギターのための作品で、スペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカの詩を題材にした組曲。哀愁漂うギターの旋律と、活気ある合唱の劇的な対比と豊かなポリフォニーが特徴で、このアルバムは最新の比較校訂版によって演奏されています。コッラード・マルグッティの「リヴァーズ」は、「ロマンセロ・ヒターノ」にインスパイアされて作曲されたもので、カステルヌオーヴォ=テデスコや他の作曲家たちへのオマージュを込めています。 ITERリサーチ・アンサンブルはクレモナのパヴィア大学の若い音楽学者たちが2022年に結成した声楽アンサンブル。彼らは研究と演奏を重ね、著名なアーティストや学究機関と協力し、ルチアーノ・ベリオやマルグッティの作品を初演しています。この録音は彼らのデビュー作となります。ジョヴァンニ・チェスティーノは民族音楽学者で指揮者であり、ITERリサーチ・アンサンブルの共同創設者で音楽監督を務めています。 ニコロ・スペラは6弦と10弦ギターの演奏者で、ギターのレパートリー拡大に取り組み、多くの新作を委嘱、演奏、録音しています。これまでの録音にはモーリス・オアナとクリストファー・テオファニディスのギター作品全集やバッハのチェロ組曲の編曲が含まれています。
収録作曲家:
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「フィレンツェ五月音楽祭」オペラ映像BOX Vol.1
「バロック・オペラ」 [オッタヴィオ・ダントーネ、フェデリコ・マリア・サルデッリ、カルロ・イパタ(指揮)、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団]発売日:2024年08月16日
Blu-ray 6枚組一部日本語字幕付き価格:12,900円(税込、送料無料)
16世紀の終わりから17世紀の初頭にかけて「オペラ」というジャンルの誕生とその揺籃の地となった都市フィレンツェ。そこで毎年開催されるザルツブルクに次いで長い歴史と実績を誇る「フィレンツェ五月音楽祭」より、その最新の舞台収録からバロック・オペラ6作品を厳選したBOXの登場です。 2022年収録のリュリ:歌劇《アシスとガラテア》は、同音楽祭管弦楽団が全面的に古楽器に持ち替えて臨んだ最初の上演という記念碑的な舞台。現代のバロック・オペラ上演の最先端を行くスペシャリストたちによる名舞台・名演奏をご堪能ください。 1. クラウディオ・モンテヴェルディ:歌劇《ウリッセの帰還》 2. ジャン=バティスト・リュリ:歌劇《アシスとガラテア》 3. ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル:歌劇《リナルド》 4. 《ペレグリーナ》のインテルメーディオ 5. アントニオ・ヴィヴァルディ:歌劇《ファルナーチェ》 6. レオナルド・ヴィンチ:歌劇《捨てられたディドーネ》
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アウレッタ(1698-1771):
歌劇《オラツィオ》 [シーラ・パチョルニク、ヴァレリア・ラ・グロッタ 他、フェデリコ・マリア・サルデッリ(指揮)、オルケストラ・バロッカ・モード・アンティクォ]発売日:2024年08月16日
CD 2枚組価格:3,675円(税込、送料無料)
ナポリ楽派の作曲家の一人、ピエトロ・アウレッタ。ナポリ音楽院で学び、1724年頃にサンタ・マリア・ラ・ノヴァ教会の楽長に就任、数々の歌劇や宗教曲、室内楽を作曲しました。 この《オラツィオ》はアントニオ・パロンバの台本による歌劇で、1737年に上演されて大成功を収めましたが、1740年に再演された時から作曲家の名前は外された上に、その後上演されるうちに改作が繰り返されてオリジナルの譜面が失われ、過去にはペルゴレージや別の作曲家の作品とみなされたこともありました。近年の研究でアウレッタの作品と判明しています。 今回の蘇演は、イタリア、フランス、ドイツ他各地に散らばった様々な譜面を収集し、研究を重ねたベルナルド・ティッチによる比較校訂版を使用。ギャラント様式で書かれた端正な音楽によって、音楽のレッスンと賑やかなカーニヴァルの場面が交互に描かれています。 優れた歌手たちと、ナポリのバロック音楽演奏の第一人者名匠サルデッリが味わい豊かな演奏を繰り広げます。
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マルキテッリ(1643-1729):
トリオ・ソナタ集 [アンサンブル・ラビリント・アルモニコ]MARCHITELLI, P.: Trio Sonatas (Ensemble Labirinto Armonico)
発売日:2024年08月16日 NMLアルバム番号:CDS8039
CD価格:2,175円(税込)
マルキテッリは、1643年キエーティに生まれ地元の音楽院で教育を受けた後、ナポリ王室礼拝堂やサン・バルトロメオ劇場でヴァイオリニストとして活躍し、アレッサンドロ・スカルラッティとも交流がありました。彼のソナタは30曲ほどが今に伝わっていて、アルバムには7曲を収録。どれもコレッリを思わせる生き生きとした旋律が特徴です。 彼の作品はドイツやイタリアにある様々なコレクションに含まれていますが、アルバム中の5曲はサン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽院に所蔵されており、マルキテッリの死後、彼の作品を学生たちが小編成のアンサンブルに編曲したものと考えられています。最後の2曲は出版業を営むエスティエンヌ・ロジェによって1708年頃に印刷され、他の作曲家作品集の付録として出版されました。 演奏はイタリアのアンサンブル・ラビリント・アルモニコです。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第4番 ト長調
(エルヴィン・シュタインによる室内アンサンブル版) [ララ・マレッリ、アンドレア・カッペレーリ (指揮)、アンサンブル・キャント・テル・イット]MAHLER, G.: Symphony No. 4 (arr. E. Stein for chamber orchestra) (Ensemble C@n't Tell It, Cappelleri)
発売日:2024年08月16日 NMLアルバム番号:CDS8043
CD価格:2,175円(税込)
20世紀初頭のウィーンでシェーンベルクによって設立された「私的演奏協会」。ここではマーラーやブルックナー、ヨハン・シュトラウスらの作品を室内楽編成に編曲したものを愛好家たちが楽しんでいました。 エルヴィン・シュタインはシェーンベルクの弟子で、団体の設立にも尽力、さまざまな編曲版を提供した作曲家です。このマーラーの第4番は1921年の編曲で、編成は木管楽器、弦楽五重奏、打楽器、ハルモニウム、ピアノという小ぶりなもの。作品のテクスチャーが際立つ透明感溢れる音色に仕上がっています。 演奏する「アンサンブル・キャント・テル・イット」はイタリア、ノヴァーラの「グイード・カンテッリ」音楽院で結成され、アンサンブル名もCantelliへのオマージュを込めたものです。主として作曲コンクール「アルモニエ・デッラ・ナトゥーラ」の作品の初演や、ノヴァーラ音楽院の作曲科の学生たちたちの作品の演奏に携わっています。 アンドレア・カッペッレーリは、歌劇、古典派から現代音楽まで幅広いレパートリーを持つ指揮者。イタリアを中心に世界中で演奏活動を行い好評を博しています。
収録作曲家:
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ピツェッティ(1880-1968):
レクイエム
マルグッティ(1974-):
ミサ・ロルカ
ドナティ(1972-):
Sicut Cervus [エラート合唱団、ダリオ・リベキ(指揮)]Choral Concert: Erato Choir - PIZZETTI, I. / MARGUTTI, C. / DONATI, L.
発売日:2024年08月09日 NMLアルバム番号:CDS8017
CD価格:2,175円(税込)
イタリア近現代の合唱作品を3作収録したアルバム。 ピツェッティの「レクイエム」は1922年の作品。彼の初の大規模な合唱作品で、1920年に妻を失ったピツェッティの悲しみの心が作曲の契機となったとされています。複雑な対位法とグレゴリオ聖歌の「怒りの日」が効果的に用いられており、12名の独唱者で演奏されることもありますが、このアルバムでは混声合唱で歌われました。 マルグッティの「ミサ・ロルカ」はスペインの偉大な詩人、フェデリコ・ガルシア・ロルカの詩を用い2002年から2006年に書かれた作品。ロルカの詩とモンテヴェルディのミサ曲「llo tempore そのときイエスは」の旋律を組み合わせたことで素晴らしい効果を上げています。 ドナーティの「Sicut Cervus 谷川の水を求める鹿のように」も過去の音楽素材を用いた作品で、タイトルにあるようにパレストリーナのモテットからの控え目な引用があり、16の声部が複雑なポリフォニーを歌い、豊かな音世界が広がる作品です。 演奏は2018年にダリオ・ベッキとマッシモ・ロンバルティによって設立された、トリノを拠点に活躍するエラート合唱団。これまでにイタリアをはじめ、ヨーロッパ中のオーケストラ、指揮者と共演し高く評価されています。
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伝ボエリオ:
インテルメッゾ《過ぎ去った美しい時よ》 [アントニオ・フローリオ(指揮)、カペッラ・ナポリターナ、ピノ・デ・ヴィットーリオ、ジュゼッペ・ナヴィリオ他]発売日:2024年07月26日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
カペッラ・ナポリターナによる、
ナポリ最古のインテルメッゾ《過ぎ去った美しい時よ》 ― 世界初収録!17世紀の中頃、ヴェネツィアから進出したオペラという芸術ジャンルがナポリで活況を呈するなか、同地で作曲されたオペラのインテルメッゾ(幕間劇)《過ぎ去った美しい時よ》が蘇演収録されました。この作品は、アントニオ・フローリオが文献研究で発掘したフランチェスコ・アントニーノ・ボエリオ作曲の歌劇《絶望的な無実》に付随した、現存するナポリ最古のインテルメッゾです。 舞台は17世紀、ハプスブルク・スペイン統治下のナポリの街角。ナポリ人、カラブリア人、少年というナポリ地方の喜劇にお決まりのキャラクター3人にスペイン人を加えた4人が登場 ― 4種類の言語を取り混ぜた滑稽な歌唱とラ・フォリアやタランテッラ、パッサカリアなどの舞曲を組み合わせた歌芝居を考証、再現しています。 ナポリのバロック音楽復興の第一人者アントニオ・フローリオ率いる古楽アンサンブル、カペッラ・ナポリターナに、ナポリ歌劇の名歌手たちをフィーチャーした活気とユーモアに溢れる舞台をお楽しみください。 -
伝ボエリオ:
インテルメッゾ《過ぎ去った美しい時よ》 [アントニオ・フローリオ(指揮)、カペッラ・ナポリターナ、ピノ・デ・ヴィットーリオ、ジュゼッペ・ナヴィリオ他]BOERIO, F.A.: Bello tiempo passato [Opera] (revised, reconstructed by A. Florio) (Vittorio, Naviglio, Cafiero, Totaro, Cappella Neapolitana, Florio)
発売日:2024年07月26日 NMLアルバム番号:CDS8016
CD価格:2,175円(税込)
17世紀の中頃、ヴェネツィアから進出したオペラという芸術ジャンルがナポリで活況を呈するなか、同地で作曲されたオペラのインテルメッゾ(幕間劇)《過ぎ去った美しい時よ》が蘇演収録されました。この作品は、アントニオ・フローリオが文献研究で発掘したフランチェスコ・アントニーノ・ボエリオ作曲の歌劇《絶望的な無実》に付随した、現存するナポリ最古のインテルメッゾです。 舞台は17世紀、ハプスブルク・スペイン統治下のナポリの街角。ナポリ人、カラブリア人、少年というナポリ地方の喜劇にお決まりのキャラクター3人にスペイン人を加えた4人が登場 ― 4種類の言語を取り混ぜた滑稽な歌唱とラ・フォリアやタランテッラ、パッサカリアなどの舞曲を組み合わせた歌芝居を考証、再現しています。 ナポリのバロック音楽復興の第一人者アントニオ・フローリオ率いる古楽アンサンブル、カペッラ・ナポリターナと、ナポリ歌劇の名歌手による活気とユーモアに溢れる演奏をお楽しみください。
収録作曲家:
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〈タルティーニの弟子たち 第3集〉
ストラティコ、ジルメン、
モリージ、ナウマンのヴァイオリン協奏曲 [チュルトミル・シシュコヴィッチ(ヴァイオリン)、アンサンブル・ディソナンス]発売日:2024年07月19日
CD価格:2,175円(税込)
1726年にパドヴァでジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770)が開いたヴァイオリン教室は「諸国民の学校」と呼ばれるほど、国際色豊かな弟子たちが集まりました。ここで学んだ彼らはフランス、ドイツ、イタリア、オランダなど、それぞれの出身国に戻り、タルティーニの教えを守りながら数多くの作品を生み出し、故郷の音楽的発展に貢献していきます。 このシリーズでは、彼の弟子たちの中でも傑出した才能を発揮した作曲家たちの作品を収録しており、この第3集では4人の作曲家の協奏曲を聴くことができます。どの曲もこのジャンルの先駆者であるヴィヴァルディの伝統を継承しながらも、タルティーニ独自の抒情性と技巧が反映されたギャラント様式による美しい作品です。 シリーズを通じてソロを務めるチュルトミル・シシュコヴィッチの優れた技巧と、スロベニアで活躍するアンサンブル・ディソナンスの巧みな伴奏が聴きどころです。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《アルフレッド大王》 [ドニゼッティ音楽祭/アントニーノ・シラグーザ(テノール)/ジルダ・フィウメ(ソプラノ)/ロドヴィコ・フィリッポ・ラヴィッツァ(バリトン) 他/指揮:コッラード・ロヴァーリス/ドニゼッティ歌劇場管弦楽団&ハンガリー放送合唱団]発売日:2024年06月28日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
シラグーザが歌うドニゼッティの史劇オペラ《アルフレッド大王》― 世界初映像化!若きドニゼッティによる、オペラ《アルフレッド大王》は、のちに作曲家が取り組む、英国を舞台にした一連の史劇オペラ(《ケニスワール城のエリザベッタ》、《アンナ・ボレーナ》、《イングランドのロズモンダ》、《マリア・ステュアルダ》、《ロベルト・デヴリュー》など)の先駆けとなったもの。この作品は1823年にナポリのサン・カルロ劇場で初演されましたが、数回の上演で打ち切られ、お蔵入りとなりました。その失敗の理由は、おもに台本のプロットの弱さにあったとされています。 本作は、ドニゼッティの作品上演に革新的な新風を吹き込んできた、作曲家の生地ベルガモの「ドニゼッティ音楽祭」による、初演から200年目にあたる2023年の蘇演舞台の収録です。ステファノ・シモーネ・ピントルによる演出は、舞台が9世紀のイングランドと現代の紛争地帯を行き来するというユニークなもの。 ロッシーニ・テノールとしてその名を馳せるアントニーノ・シラグーザ(アルフレッド役)、ヴェルディ・ソプラノとして活躍するジルダ・フィウメ(王妃アマーリア役)ら粒ぞろいの歌手たちと、新国立劇場の《ドン・パスクワーレ》や《ファルスタッフ》を振って日本でもおなじみの俊英コッラード・ロヴァーリスに導かれたドニゼッティ歌劇場管弦楽団と、ハンガリー放送合唱団による溌剌とした歌唱演奏が、ドニゼッティの知られざる作品の魅力を存分に伝えています。
収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791):
アダージョとフーガ ハ短調 K.546
協奏交響曲 K.364
交響曲 第27番 K.199 [マッシモ・ベッリ(指揮)/新フェルッチョ・ブゾーニ管弦楽団]MOZART, W.A.: Adagio and Fugue, K. 546 / Sinfonia concertante, K. 364 / Symphony No. 27 (Milani, Ranieri, Ferruccio Busoni Chamber Orchestra, Belli)
発売日:2024年06月21日 NMLアルバム番号:CDS8012
CD価格:2,175円(税込)
1965年にトリエステのヴェルディ歌劇場のメンバーによって創設された新フェルッチョ・ブゾーニ管弦楽団。楽団名はブゾーニの母親がトリエステ出身であることにちなんでいます。 このアルバムでは、バロック音楽を思わせる厳粛な雰囲気の「アダージョとフーガ」、RAI国立交響楽団の第1奏者二人を迎えたフランス風の協奏交響曲、急緩急の3楽章構成でフガートによるプレストの終楽章で締めくくられるユニークな交響曲第27番という、性格の異なるモーツァルトの3作品を演奏しています。
収録作曲家:
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アルカディア再発見
18世紀トリノのソプラノ独唱カンタータ集 [パオラ・ヴァレンティナ・モリナーリ(ソプラノ)/ルカ・ロンツィッティ(チェンバロ&指揮)/アカデミア・デル・サント・スピリト]Arcadia Rediscovered - FIORÈ, A.S. / GIAY, G.A. (Molinari, Accademia del Santo Spirito, Ronzitti)
発売日:2024年06月21日 NMLアルバム番号:CDS8027
CD価格:2,175円(税込)
バロック後期イタリアの作曲家アンドレア・ステファノ・フィオーレ。彼が活躍した時代のローマでは様々なジャンルの文化人が発足させた「アカデミア・デル・アルカディア」が、文化や芸術の交流などに力を尽くしていました。 このアルバムでは、その団体のメンバーとして活躍するとともに、トリノの宮廷楽団の指揮者を務めたフィオーレの「ソプラノ独唱のためのカンタータ」を中心に、同時代の作曲家でトリノの宮廷でフィオーレの後任を務めたジャイの知られざる作品を併せて収録。ギリシャ神話の物語と音楽の融合を図ったアカデミア・デル・アルカディアの精神が窺える見事な作品が楽しめます。 独唱は、ミラノ生まれのソプラノ、パオラ・ヴァレンティナ・モリナーリ。数多くのオペラの舞台を踏み、バロック音楽の解釈にも秀でています。
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チレア(1866-1950):
歌劇《グロリア》(日本語字幕付)
3幕のドランマ・リリコ [カリアリ歌劇場/アナスタジア・バルトリ(ソプラノ)/カルロ・ヴェントレ(テノール)/フランコ・ヴァッサッロ(バリトン) 他/指揮:フランチェスコ・チッルッフォ/カリアリ歌劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2024年05月24日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
フランチェスコ・チレア最後の名作歌劇《グロリア》
新星アナスタジア・バルトリが題名役! 世界初映像化!チレアがその生涯に作曲した5作のオペラで最大のヒット作となった《アドリアーナ・ルクヴルール》(1902年)につづき、作曲家が取り組んだのが、歌劇《グロリア》。1908年のミラノ・スカラ座での初演(トスカニーニ指揮)は失敗に終わり、作曲家は筆を折ってしまいます。しかしその後、パレルモやナポリで教育者としての活動を続けていたチレアは、音楽出版社の強い要請を受けて、このオペラに大幅な改訂を施し、1932年にナポリで上演。この上演は好評を得たものの、イタリアの時局の影響もあって、歌劇場のレパートリーとして定着することはありませんでした。 本作は、埋もれた歌劇作品の蘇演を旺盛に展開するサルデーニャのカリアリ歌劇場の新制作。イタリア・オペラの伝統を受け継いだ流麗なカンタービレと、洗練された色彩的な管弦楽法が印象的なチレア晩年の名作を取り上げました。表題役を歌うのは2021年東京・春・音楽祭のリッカルド・ムーティ指揮《マクベス》のマクベス夫人役で日本デビューを果たした新星アナスタジア・バルトリ。ドラマティックでありながら、優れた歌唱技術に裏づけられた清冽な表現が光る知性派ソプラノです。リオネット役は、伸びやかで輝かしい歌声を持ち、新国立劇場の《トスカ》《アイーダ》《アンドレア・シェニエ》《オテロ》に題名役で出演し、日本でもお馴染みのカルロ・ヴェントレ。さらに世界の檜舞台で活躍するヴェルディ・バリトンのフランコ・ヴァッサッロ(バルド役)が、暗い情念を歌う敵役として見事な歌唱を聴かせます。 アントニオ・アルバネーゼの演出は、時代設定を中世から古代イタリアに置き換えたスペクタクルな舞台づくり。近現代の作品を中心レパートリーとするフランチェスコ・チッルッフォが導くカリアリ歌劇場のオーケストラが、チレアによる虹色に輝くカンタービレと精緻な響きを活かしながら、優れた歌唱陣と共に作曲家最後の歌劇に新たな光をもたらしています。収録作曲家:
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パガニーニ(1782-1840):
弦楽とギターのための四重奏曲集
第11番・第6番・第13番 [パガニーニ・アンサンブル・ウィーン]PAGANINI, N.: Guitar Quartets Nos. 6, 11 and 13 (Paganini Ensemble Vienna)
発売日:2024年05月24日 NMLアルバム番号:CDS7974
CD価格:2,175円(税込)
パガニーニは1813年頃から弦楽とギターのための四重奏曲を書き始め、彼の友人や知人たちに捧げました。最初の6曲はリコルディ社から作品4及び5として出版されましたが、次の10作品は未発表のままでした。1955年に第7番が出版され、後の1972年に彼のコレクションがイタリアに返還されてから少しずつ出版されています。 このアルバムに収録された第6番は1816年末からその翌年初めに作曲されたと推測される作品。第11番は当時としては珍しいロ長調で書かれているものの、全体的にバランスの取れた響きに満たされた優雅な作品です。第13番は円熟期の作品らしく、リズミカルな第1主題と抒情的な第2主題、このコントラストのはっきりした第1楽章がとりわけ印象的な曲。まるでオペラのアリアを思わせる美しい旋律も至るところに現れます。 作曲家の名を冠した“パガニーニ・アンサンブル・ウィーン”はパガニーニの研究家として知られる名手マリオ・ホッセンが設立したウィーンを拠点に活躍するアンサンブルです。
収録作曲家:
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Harmoniae Varietates
さまざまなハーモニー
チェンバロ黄金期のイタリア音楽 [ルイージ・アッカルド(チェンバロ)]Harpsichord Recital (Italian): Accardo, Luigi - FRESCOBALDI, G.A. / LEO, L. / MERULA, T. / PASQUINI, B. / ZIPOLI, D. (Harmoniae Varietates)
発売日:2024年05月24日 NMLアルバム番号:CDS8036
CD価格:2,175円(税込)
17世紀から18世紀、対位法を重視するバロック期からギャラント様式と呼ばれるメロディ中心のわかりやすい音楽様式が流行した時代のイタリア音楽を収録した1枚。 アルバムで紹介されるのは、とりわけチェンバロ音楽の発展において重要な働きをした10人の作曲家の作品で、世界初録音のレーオの作品の他、後年の人々に絶大な影響を与えたフレスコバルディのトッカータや、ドイツ全土で愛されたツィポーリのソナタ、旋律の美しいメールラのカプリッチョなど多種多様な曲が楽しめます。 1985年カリアリ生まれの鍵盤演奏家ルイージ・アッカルドの演奏で。
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《当惑した家庭教師》 [ドニゼッティ音楽祭/アレッサンドロ・コルベッリ(バリトン)/アレックス・エスポージト(バス・バリトン)/フランチェスコ・ルチイ(テノール) 他/指揮:ヴィンチェンツォ・ミッレタリ/ドニゼッティ歌劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2024年04月26日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
若きドニゼッティの秀作歌劇《当惑した家庭教師》 ――
ローマ初演版による蘇演舞台映像!若きドニゼッティが作曲した歌劇《当惑した家庭教師》は1824年、ローマで初演され大好評を博したと伝えられています。本作は、ドニゼッティの生地ベルガモのドニゼッティ財団と市の共同プロジェクトとして2015年に発足し、ドニゼッティの作品上演に革新的な新風を吹き込んできた「ドニゼッティ音楽祭」の新制作となるローマ初演版の蘇演舞台です。 「ドニゼッティ音楽祭」の芸術監督、フランチェスコ・ミケーリによる演出は、舞台を2042年の近未来に置き、デジタル技術(SNS、タブレット、VRゴーグル、アバターと思しき登場人物など)が教育現場を席巻する様を諷刺しつつ、旧弊な道徳に囚われた父親と自由な男女交際を求める息子たち、その間を取り持つ家庭教師の姿を活写しています。 ドン・ジューリオ役のアレッサンドロ・コルベッリ、家庭教師グレゴーリオ役のアレックス・エスポージトというオペラ・ブッファの重鎮たる二人の名歌手を中心に、ドニゼッティ劇場財団が運営するマスタークラス「ボッテーガ・ドニゼッティ」の研修生から選抜された活きの良い若手歌手たちが、1990年生まれの新鋭ヴィンチェンツォ・ミッレタリの軽快で瑞々しいタクトに導かれた音楽に応えて、溌剌とした演技歌唱を繰り広げます。収録作曲家:
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オレフィーチェ(1865-1922):
ピアノ曲集 [アンドレア・ボスクッティ(ピアノ)]発売日:2024年04月19日
CD 2枚組価格:2,175円(税込)
19世紀後半から20世紀にかけてイアリアで活躍した作曲家ジャコモ・オレフィーチェのピアノ曲集。ボローニャで学び、後にミラノ音楽院の作曲科の教授となったオレフィーチェは歌劇《ショパン》(1901)をはじめとしたいくつかの歌劇と歌曲などで名を馳せました。 ショパンを愛した彼だけに、そのピアノ曲にも「練習曲」や「即興曲」「マズルカ」などのタイトルが付された小品が多く、どれも魅力的な旋律を持っています。「ベックリンの絵画」は、彼が絵から得たインスピレーションを表現した組曲。明るい「恋人たちのワルツ」も聴きどころです。 演奏するアンドレア・ボスクッティは、イタリア国内外でソリスト、室内楽者として活躍しています。
収録作曲家:
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パガニーニ(1782-1840):
Sonata a Preghiera - 祈りのソナタ [ルカ・ファンフォーニ(ヴァイオリン) 他]PAGANINI, N.: 4 Studies for Violin Solo / Sonata a violino scordato (Sonata a Preghiera) (L. Fanfoni, Reale Concerto, I Musici di Parma, Lorenzi)
発売日:2024年04月19日 NMLアルバム番号:CDS8015
CD価格:2,175円(税込)
DYNAMICレーベルが力を入れているパガニーニのシリーズの最新作。冒頭に置かれた「祈りのソナタ」は、ロッシーニの歌劇《エジプトのモーゼ》から主題を採り変奏曲に仕立てた「モーゼ変奏曲」として知られる作品。通常は1855年に出版されたピアノとヴァイオリン版が演奏されますが、このアルバムは、I.ヴェスコーヴォがソロ・パートの欠けている箇所を補筆完成させたオリジナルの管弦楽伴奏版を収録。世界初録音となります。また変則調弦ヴァイオリンのための断章や、カプリッチョ、アジタートは未出版作品でこちらも世界初録音です。 最後の「うつろな心」の主題による序奏と変奏曲は、全体に超絶技巧が施された極めてよく知られる華麗な曲。もともとは1830年にカール・グール(1787-1848)が出版した『ヴァイオリン物語』の付録として印刷されたもので、現在でもこの譜面が一般的に使われていますが、完全な自筆原稿は残っておらず、グールが自身の記憶を辿って譜面にしたと主張していました(ベルリンの国立図書館に保存されているパガニーニの未完成の自筆譜はグールの印刷譜と一致しています)。 ファンフォーニの素晴らしい演奏でお楽しみください。
収録作曲家:
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ブゾーニ(1866-1924):
歌劇《ドクトル・ファウスト》 [フィレンツェ五月音楽祭/ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)/ダニエル・ブレンナ(テノール)/ヴィルヘルム・シュヴィングハマー(バス) 他/指揮:コルネリウス・マイスター/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団]発売日:2024年03月29日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:5,500円(税込、送料無料)
フェルッチョ・ブゾーニ没後100年周年記念企画!
フィレンツェ五月音楽祭よりブゾーニ畢生の大作 歌劇《ドクトル・ファウスト》登場ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、作曲家、編曲者、指揮者、教育者として19世紀末から20世紀初頭にかけて多彩な音楽活動を繰り広げたブゾーニが、そのキャリアの集大成として取り組んだ歌劇《ドクトル・ファウスト》は、ヨーロッパ中世のファウスト伝説に基づく人形劇(プッペンシュピーレ)とシェイクスピアと同時代のイングランドの劇作家クリストファー・マーロウの戯曲『フォースタス博士』を素材にブゾーニ自身が台本を執筆。完成間近にブゾーニの死によって未完となったこの作品は、弟子のフィリップ・ヤルナッハに引き継がれ作曲家の死の翌年(1925年)ドレスデンで初演されました。 その作風は、同世代の作曲家リヒャルト・シュトラウス(後期ロマン派)やピエトロ・マスカーニ(ヴェリズモ・オペラ)らと一線を画す、「起こり得ないことの現実性による劇作法」を標榜した作曲家の真価を示す作品として、近年、再評価の機運が高まっています。 フィレンツェ五月音楽祭で上演された本作は、イタリア演出界の鬼才ダヴィデ・リヴェルモーレのプロジェクション・マッピングを大胆に使用した演出により、ゴシックホラーと見まがうばかりの不気味な雰囲気を湛えています。1997年、リヨン歌劇場でファウスト役を演じて以来、この役を嵌まり役とするディートリヒ・ヘンシェル、加えてウィーン国立歌劇場でそのキャリアを築いてきた、パルマ公爵夫人役のオルガ・ベスメルトナを始めとした粒ぞろいの歌手たちを起用。近現代の作品をその中心レパートリーとするコルネリウス・マイスターの雄弁なタクトが、複雑に構成されたブゾーニの音楽から劇的な響きと抒情的な陰影を見事に引き出しています。収録作曲家:
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SOLO
ハーモニカ on ハーモニカ [ジャンルカ・リッテラ(ハーモニカ)]Harmonica Recital: Littera, Gianluca - COREA, C. / BACH, J.S. / MORRICONE, E. / MILLER, G. / HANDEL, G.F. / PARKER, C. (Solo - Harmonica on Harmonica)
発売日:2024年03月22日 NMLアルバム番号:CDS7996
CD価格:2,175円(税込)
クラシックとジャズの分野で目覚ましい活動をするクロマチックハーモニカの世界的名手ジャンルカ・リッテラが、ルネサンス期の作品やバッハの「ゴルトベルク変奏曲」の抜粋、ジャズ界のレジェンド、チック・コリアやチャーリー・パーカーの曲から、タンゴ「ラ・グンパルシータ」まで多彩な作品を演奏した1枚。 彼がこの録音に使用したのは、全てスズキブランドの「バスハーモニカ」「コードハーモニカ」「クロマチックハーモニカ・シリウス」「クロマチックハーモニカ・クロマティクス」で、これらの楽器を駆使しながら、各パートを多重録音してユニークなアンサンブルを生み出しています。 ハーモニカの多様性と楽しさをとことん追求した1枚です。
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バルトーク(1881-1945):
ヴァイオリンとピアノのための作品集 [マッテオ・コス(ヴァイオリン)/ブルーノ・カニーノ(ピアノ)]BARTÓK, B.: Rhapsodies Nos. 1 and 2 / Violin Sonata No. 1 (Cossu, Canino)
発売日:2024年03月22日 NMLアルバム番号:CDS8028
CD価格:2,175円(税込)
サンタ・チェチーリア国立アカデミアで学び、ソリスト・室内楽奏者として世界的に活躍するヴァイオリニスト、マッテオ・コスと名手ブルーノ・カニーノが演奏するバルトーク・アルバム。 2曲あるヴァイオリンとピアノのための狂詩曲は、どちらも1928年の作品。東欧の民謡を素材とし、ゆったりとした第1部と速いテンポによる第2部で構成されており、第1番は彼の親しい友人だったヨーゼフ・シゲティに、第2番はゾルターン・セイケイに献呈されています。 ヴァイオリン・ソナタ第1番は1921年の作品で、ラヴェルのツィガーヌを初演し献呈を受けたイェリー・ダラーニに捧げられています。壮大なアルペッジョで幕を開ける第1楽章、神秘的な響きに彩られた第2楽章、民俗的な要素を用いたチャールダッシュ風の終楽章と、技巧的な見せ場も多いソナタです。 コスとカニーノの息のあったデュオをお楽しみください。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《キアラとセラフィーナ》 [ドニゼッティ音楽祭/グレタ・ドヴェーリ/ファン・ジョウ/ピエトロ・スパニョーリ 他/セスト・クアトリーニ(指揮)/オーケストラ・リ・オリジナーリ/スカラ座アカデミア合唱団]発売日:2024年02月23日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
若きドニゼッティの秀作《キアラとセラフィーナ》200年の時を経て復活!――世界初映像化!
ドニゼッティ歌劇場&スカラ座アカデミア共同制作ドニゼッティは、ナポリ、ローマでの歌劇上演の成功を経て、20代半ばにしてミラノ・スカラ座より誉れある新作を委嘱されます。その歌劇《キアラとセラフィーナ》は、高名な作家フェリーチェ・ロマーニが台本を担当。しかし、その台本執筆の大幅な遅れにより、ドニゼッティは、ごく短期間での作曲を余儀なくされた上、リハーサルもままならない最悪のコンディションで初演(1822年10月26日)を迎えます。その結果、この作品は大不評を喫し、数回の舞台で打ち切られ、お蔵入りとなってしまいました。 本作は、その初演から200年を経た2022年12月、ドニゼッティの生地、ベルガモでの復活蘇演の舞台収録です。19世紀のオペラをピリオド楽器で演奏する目的で創設されたオーケストラ、リ・オリジナーリを、このジャンルのエキスパート、セスト・クワルティーニが率い、新国立歌劇場の《フィガロの結婚》(2017年)のアルマヴィーヴァ伯爵役で日本でもお馴染みのピエトロ・スパニョーリを中心に、スカラ座アカデミアの若手歌手を起用。イタリアの著名な服飾デザイナーで演出家のジャンルカ・ファラスキによるポップでカラフルな仮装、衣装を身につけた歌手たちの溌剌とした演技と歌唱によって若きドニゼッティの意欲作を、鮮やかに現代に蘇らせました。収録作曲家:
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ゴリネッリ(1818-1891):
2つのピアノ・ソナタ [ロレダーナ・ブリガンディ(ピアノ)]GOLINELLI, S.: Piano Sonatas Nos. 1 and 2 (Brigandì)
発売日:2024年02月16日 NMLアルバム番号:CDS7990
CD価格:2,175円(税込)
ステファノ・ゴリネッリは、ボローニャ出身のピアニスト・作曲家。ボネデット・ドネッリにピアノ、ニコラ・ヴァッカイに作曲を師事したのち、1840年にはロッシーニの勧めで、ボローニャ音楽学校の教授になり1870年までその職にありました。ピアニストとしても広く活躍しましたが、今日、その名前はほとんど忘れられてしまいました。 このアルバムには彼が残した5曲のソナタの中から2曲を収録。初期の作品である第1番は古典的な作品。第1楽章の冒頭からはシューマンの影響も感じられます。第2番のソナタはリストのライヴァルと目されたジギスムント・タールベルクに捧げられたもので、技巧的、かつショパンを思わせる抒情的な場面も用意された規模の大きな作品。溢れだすかのような豊かな旋律美が魅力です。 ロレダーナ・ブリガンディはサンタ・チェチーリア音楽院で学んだピアニスト。これまでにモシェレスやクーラウなど、古典派作品の録音で高く評価されています。
収録作曲家:
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ヴェッキ(1551頃-1603):
6声のモテット集 第3巻 [カペッラ・ムジカーレ・エウセビアーナ(声楽アンサンブル)/デニス・シラーノ神父(指揮)/カルロ・モンタレンティ(オルガン)]VECCHI, O.: Motectorum, Book 3 (Six-Voice Motets) (Cappella Musicale Eusebian, Montalenti, Silano)
発売日:2024年02月16日 NMLアルバム番号:CDS8001
CD価格:2,175円(税込)
16世紀後半に広くヨーロッパで名声を得たオルフェオ・ヴェッキ。現代では埋もれていた彼の作品集に光と当てる画期的な録音が登場。 1551年頃にミラノで生まれヴェッキは、ミラノのサンタ・マリア・アッラ・スカラ教会(後に取り壊され、その敷地にスカラ座が建てられた)を中心に活動した人物で、文献によれば4、5、6、8声のミサ、モテット、賛歌など教会音楽を多数作曲、出版されたものだけで24巻に及びます。その洗練された書法から生まれる荘厳な効果はイタリア国内はもとよりヨーロッパ各国で注目されました。ここに初めて全容を現した6声のモテット集第3巻も、ミラノで初版が出た後、アントワープでも出版され、収録曲のいくつかはライプツィヒやストラスブールなどでも出版されたことがわかっています。 ここでは10世紀にさかのぼる貴重な文献と宝物を所蔵するヴェルチェッリ大聖堂(オルフェオ・ヴェッキの任地だったこともある)に伝わる作品の蘇演に取り組む音楽家たちによって演奏されています。
収録作曲家:
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ワーグナー(1813-1883):
歌劇《さまよえるオランダ人》 [ソフィア国立歌劇場/マルクス・マルクヴァルト/クルト・リドル/ラドスティーナ・ニコラエワ 他/指揮:ロッセン・ゲルゴフ/ソフィア国立歌劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2024年01月26日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
パンチャレヴォ音楽祭より湖畔の《さまよえるオランダ人》登場!
俊英ロッセン・ゲルゴフ指揮
クルト・リドルがダーラント役と歌唱指導を兼務ブルガリアの首都ソフィア郊外、風光明媚なパンチャレヴォ湖の湖畔で開催されるパンチャレヴォ音楽祭。本作は2022年夏に開催されたこの音楽祭でのソフィア国立歌劇場による《さまよえるオランダ人》の上演収録です。 湖畔に組み立てられたステージは、上演の演出も務める歌劇場の芸術監督プラメン・カルタロフが20世紀イギリスの彫刻家バーバラ・ヘップワースへのオマージュとして設計製作したユニークなもの。題名役のドイツの歌劇場を中心に活躍するマルクス・マルクヴァルト、ゼンタ役のブルガリア歌劇場生え抜きの名花ラドスティーナ・ニコラエワ、同じくブルガリア出身で国際的なキャリアを築きつつある新鋭アレクサンドリーナ・ストヤノヴァがマリー役で見事な歌唱を聴かせます。加えてオールドファンに懐かしい「ザ・メガ・バス」の異名をとるクルト・リドルがダーラント役を務めているのも注目です(クルト・リドルは本公演の歌手たちにドイツ語の歌唱指導も行っています)。 西に傾く日差しの中で始まり、次第に暮色が深まり暗い夜へと移っていく湖畔の風景を背景としたステージで、カルタロフ演出のもとブルガリアの俊英ロッセン・ゲルゴフ率いるソフィア歌劇場オーケストラのダイナミックで引き締まった演奏による《オランダ人》が雰囲気豊かに繰り広げられます。収録作曲家:
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20世紀、中部ヨーロッパのフルート音楽集 [ルイザ・セッロ(フルート)/ブルーノ・カニーノ(ピアノ)]
Flute and Piano Recital: Sello, Luisa / Canino, Bruno - BURIAN, E.F. / KRENEK, E. / SCHOENBERG, A. (20th-Century Middle European Flute Music)
発売日:2024年01月19日 NMLアルバム番号:CDS7995
CD価格:1,950円(税込)
ルイザ・セッロとブルーノ・カニーノによる20世紀のフルート作品集。このアルバムに作品が収録された4人の作曲家は、みな第2次世界大戦時にナチス・ドイツの迫害を受け、他国に移住するか、強制収容所に送られたものの、かろうじて生き延び戦後も活躍した人たちです。 収録曲は、新古典派風のモダニズムのスタイルで書かれ、耳なじみのよい旋律を持つクシェネクのソナタ、テレージエンシュタット収容所から帰還後はチェコのオペラ界を支えたブリアンの軽快な「失われたセレナード」、デッサウのピアノ曲「ゲルニカ」、シェーンベルクの管楽五重奏曲を彼の後輩作曲家グライスレがフルートとピアノ用に編曲した「フルート・ソナタ」の4曲。どの曲もピアノが重要な役割を果たしており、現代音楽を得意とするブルーノ・カニーノが見事な演奏を聴かせます。
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カヴァッリ(1602-1676):
賛歌、詩篇とカンツォン [クリスティーナ・ファネッリ/フランチェスカ・サンティ/マルタ・フマガッリ/ピエルフランチェスコ・ペラ(ヴァイオリン)/マウロ・スピネッツェ(ヴァイオリン)/アルテム・ジェガノフスキー(ヴァイオリン) 他/ブルーノ・ジーニ(指揮)/クレマ・クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団]CAVALLI, F.: Hymns, Psalms, and Song (Coro Claudio Monteverdi di Crema, Ensemble Claudio Monteverdi di Crema, Gini)
発売日:2024年01月19日 NMLアルバム番号:CDS8011
CD価格:1,950円(税込)
イタリア・バロック期の作曲家フランチェスコ・カヴァッリの宗教的作品集。現在では優れた歌劇作曲家として名を遺すカヴァッリですが、宗教曲の分野でも、ヴェネツィア楽派伝統の複合唱様式の中に、持前の流麗で美しい旋律を融合した作品を多く書き上げており、これらはモンテヴェルディ作品と比較しても遜色のないほどの出来栄えを誇っています。声楽パートの充実も見事ですが、器楽パートにも凝った手法が用いられており、声と楽器が織りなすポリフォニーが聴きどころです。 讃歌と詩篇集(CDS-7902)に続くこのアルバムには、1656年に出版されジャン・カルロ・デ・メディチ(1611-1663)に捧げられた28曲の作品集の中から6曲が収録されています。その中の Confitebor「主よ、心をこめてあなたに告白します」は世界初録音。4声部のコーロ・ファヴォリート(ここでは1パート1人で演奏)と、2群のコーロ・ディ・リピエーノ(各パート3~4人の合唱)に器楽を伴う壮麗な作品です。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《ラ・ファヴォリート》 [ドニゼッティ歌劇場/アンナリーザ・ストロッパ/ハビエル・カマレナ/フロリアン・センペイ 他/指揮:リッカルド・フリッツァ/ドニゼッティ歌劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2023年12月22日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:5,500円(税込、送料無料)
ドニゼッティ・オペラの聖地ベルガモより
充実の《ラ・ファヴォリート》登場!《ラ・ファヴォリート》(1840)は、《アンナ・ボレーナ》(1830)、《愛の妙薬》(1832)、《ランメルモールのルチア》(1835)、《連隊の娘》(1839)などのヒット作により一世を風靡する人気作曲家としてパリを訪れたドニゼッティが、フランス語の台本に作曲。パリ・オペラ座での上演は大成功を収めました。 後にこの作品は、フランス国外での上演に際し、翻訳された台本に当局の検閲により登場人物の相関関係に改変が加えられた結果、《ラ・ファヴォリータ》として知られるイタリア語版が、20世紀の後半に至るまで、世界各地での上演の主流となりました。しかし近年、ドニゼッティの作品を作曲家の意図したオリジナルの姿で上演する機運が高まり、ドニゼッティ音楽祭2022における本上演でも、レベッカ・ハリス=ウォリックによるオリジナルのフランス語台本による、比較校訂版スコア(1997 リコルディ社)を採用しています。 スペインの舞踏集団ラ・フラ・デルス・バウスで活躍し、2012年ブエノスアイレスのコロン劇場の《ニーベルングの指環》の短縮版の上演で演出を担当して話題を集めたヴァレンティナ・カラスコによる演出は、シンプルな舞台装置によってドラマの流れを明確に示しつつ、第2幕の戦勝を祝うバレエのシーンでは、王宮に侍(はべ)る大勢の年老いた愛妾たちが踊りながら王を嬲(なぶ)るものの最後は檻に閉じ込められる、というユニークな解釈を加えています。 レオノール役のアンナリーザ・ストロッパ、フェルナン役のハビエル・カマレナ、アルフォンス11世役のフロリアン・センペイ、バルタザール役のエフゲニー・スタヴィンスキーら錚々たる歌唱陣が歌い上げる名アリアと重唱の数々に彩られたこの壮大な作品を、ドニゼッティ音楽祭の音楽監督を務めるリッカルド・フリッツァの引き締まったタクトが表情豊かに描き尽くしています。収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
ゴルトベルク変奏曲 BWV 988 [マッテオ・リーヴァ/エレナ・ヴァレンティーニ]BACH, J.S.: Goldberg Variations, BWV 988 (arr. J.G. Rheinberger) (Valentini, Liva)
発売日:2023年12月08日 NMLアルバム番号:CDS8002
CD価格:2,325円(税込)
バッハの「ゴルトベルク変奏曲」には様々な編曲が存在します。このアルバムではドイツの作曲家でオルガニストとしても活躍したヨーゼフ・ラインベルガーが1883年に2台ピアノのために編曲したヴァージョンを収録。 ラインベルガーは終生バッハを尊敬し、その作品からインスピレーションを得ていました。彼は二段鍵盤のチェンバロのために書かれたゴルトベルク変奏曲を、当時流行していた2台ピアノで演奏しやすいように、また複雑なポリフォニーの綾がわかり易くするなるように試みましたが、単に2台のピアノで分担しただけでは腕の立つ演奏者にとっては物足りない部分が出てしまうため、部分的に原曲に無い音や旋律線などを加えています。また、通常は曲の最後に冒頭のアリアが再現されますが、ラインベルガーの編曲では第30変奏のクオドリベットで曲を閉じるのも特徴です。 このラインベルガー版を基にマックス・レーガーが1915年に編曲した2台ピアノ版も存在し、そちらには複数の録音が存在しますが、ラインベルガー版の録音は極めて貴重なものです。 演奏するエレナ・ヴァレンティーニとマッテオ・リーヴァは2017年にデュオを結成、まずレーガーの編曲版を演奏したのち、こちらのラインベルガー版を選んで録音したということです。
収録作曲家:
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マデルナ(1920-1973):
衛星のためのセレナータ
ヴェネツィアン・ジャーナル他 [ガブリエーレ・ボノリス/ブルーノ・マデルナ・アンサンブル 他]MADERNA, B.: Serenata per un satellite / Venetian Journal / Honeyrêves / Serenata No. 2 (Bruno Maderna Ensemble, Bonolis)
発売日:2023年12月08日 NMLアルバム番号:CDS8008
CD価格:2,325円(税込)
イタリアの作曲家・指揮者ブルーノ・マデルナの没後50年を記念した作品集。1950年代の音楽界で全盛を誇っていたセリエリズムやテープ音楽、また多様式主義などを採り入れ、さまざまな音楽を書き上げました。 このアルバムに収録されているのは、ウェーベルンを思わせるセレナータ第2番や、無伴奏ヴァイオリンが朗々と旋律を歌い上げる「献呈」など、比較的旋律に重要な役割が持たされている作品です。 また社会と人間を風刺した「ヴェネツィアン・ジャーナル」はテープも使用したマデルナらしい実験的な作品といえるでしょう。
収録作曲家:
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リゲティ(1923-2006):
弦楽四重奏曲全集 [ヴェローナ四重奏団]LIGETI, G.: String Quartets (Complete) (Verona Quartet)
発売日:2023年12月08日 NMLアルバム番号:CDS8010
CD価格:2,325円(税込)
リゲティ生誕100年記念アルバム。弦楽四重奏のための全作品を収録しています。 「アンダンテとアレグレット」は初期の作品で、まるでチャイコフスキーを思わせるような抒情的な作風が魅力。アレグレットでは少しだけ民謡風の旋律も顔を見せます。第1番の「夜の変容」は12の部分からなり、バルトーク風の旋律も顔をのぞかせるダイナミックな抑揚に富んだ作品。ラサール弦楽四重奏団のために書かれた第2番は古典的な4楽章形式を採っていますが、数々の特殊奏法が用いられるなど第1番よりも先進的なアイデアが盛り込まれています。 「クリーヴランド・カルテット賞」など数多くの受賞経験のあるヴェローナ四重奏団の演奏でお聴きください。
収録作曲家:
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ベートーヴェン=リスト:
〈交響曲全集 第3集〉
交響曲 第5番/第2番
(フランツ・リストによるピアノ独奏編 S464/R128) [ガブリエレ・バルドッチ(ピアノ)]LISZT, F.: Beethoven Symphonies (Complete), Vol. 3 - Symphonies Nos. 2 and 5 (Baldocci)
発売日:2023年11月17日 NMLアルバム番号:CDS7994
CD価格:2,325円(税込)
フランツ・リストは25年という長い年月をかけてベートーヴェンの交響曲をすべてピアノ独奏用に編曲しました。これらはオリジナルのスコアを忠実にピアノで再現できるように、きわめて緻密に書かれています。もちろん演奏も至難で、ピアニストは楽器から立体的な響きを紡ぎだすことが要求されます。 マルタ・アルゲリッチの信頼も厚く、幾たびも共演経験を持つイタリアのピアニスト、ガブリエレ・バルドッチがこの全曲録音に取り組んでおり、今回の第3集では第5番と第2番を演奏。しなやかな表現と見事な技巧で聴き手を魅了します。
収録作曲家:
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メルカダンテ(1795-1870):
フルートと弦楽のための四重奏曲 [マリオ・カルボッタ(フルート)/マリオ・ホッセン(ヴァイオリン)/マルタ・ポトゥルスカ(ヴィオラ)/アッティリラ ・キヨコ・チェルニトーリ(チェロ)]MERCADANTE, S.: Flute Quartets Nos. 1-2 / Flute Quartet, Op. 53 (Carbotta, Hossen, Potulska, Cernitori)
発売日:2023年11月17日 NMLアルバム番号:CDS8006
CD価格:2,325円(税込)
歌劇《群盗》や《ヴェスタの巫女》などの一連の歌劇で知られるイタリアの作曲家メルカダンテ。このアルバムには彼が学生時代を送っていた頃に書かれた一連のフルート四重奏曲が収録されています。 19世紀のイタリアでは歌劇以外のジャンルの作品はほとんど顧みられていませんでしたが、メルカダンテは彼の師であるパスカーレ・ボンジョルノと、当時人気を誇っていた演奏家セルジオ・ニグリを念頭においてフルート四重奏曲を作曲し、私的な演奏会で披露されたようです。これらはどれも、ロッシーニの歌劇のアリアを思わせる美しい旋律を彩る華麗な装飾が特徴で、とりわけ1816年以降に作曲されたとされるホ短調の四重奏曲は、全ての楽器が見せ場を持つ協奏的な性格を持っています。 イタリア人の父と日本人の母を持つアッティラ・キヨコ・チェルニトーリをはじめとする19世紀イタリア音楽を得意とする奏者たちの演奏です。
収録作曲家:
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ヴェルディ(1813 -1901):
歌劇《エルナーニ》 [フランチェスコ・メーリ(テノール)/マリア・ホセ・シーリ(ソプラノ)/ロベルト・フロンターリ(バリトン)/ヴィタリー・コワリョフ(バス) 他/ジェイムズ・コンロン(指揮)/フィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団]発売日:2023年11月03日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
主役4歌手の万全な布陣による若きヴェルディの傑作《エルナーニ》登場!歌劇《エルナーニ》は、ヴェルディがその素材をフランス・ロマン派演劇の嚆矢とされるヴィクトル・ユゴーの戯曲『エルナニ』に求め、台本をフランチェスコ・マリア・ピアーヴェに依頼。ヴェルディとピアーヴェのその後の実り多い協力関係(ピアーヴェはヴェルディに最も多い9作の台本を執筆提供)の記念すべき第一作となりました。この作品は複雑な関係にある登場人物一人ひとりの心の動きを、アリアと重唱によって巧みに表現するという、ヴェルディの音楽的な劇作法の進境が著しい作品として知られています。 本映像では主役4役に、エルナーニ役の気品溢れるテノールのフランチェスコ・メーリ、エルヴィーラ役のドラマティックな高揚感が目覚ましいソプラノのマリア・ホセ・シーリ、国王ドン・カルロ役のヴェルディ・バリトンとして名高い、ロベルト・フロンターリ、そしてシルヴァ役の性格俳優的なバスのヴィタリー・コワリョフと、この作品にふさわしい万全の布陣がなされています。 レオ・ムスカートの洗練された舞台演出を背景に、名匠ジェイムズ・コンロンが率いるオーケストラと合唱団による、若きヴェルディの鮮烈なドラマをご堪能ください。
収録作曲家:
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チマローザ(1749-1801):
歌劇《女の手管》 [エレオノーラ・ベロッチ(ソプラノ)/マルティーナ・リカリ(ソプラノ)/ロッコ・カヴァルッツィ(バス)/アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮)/テレージア管弦楽団]発売日:2023年10月27日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:5,500円(税込、送料無料)
チマローザの傑作オペラ《女の手管》 ― レアーテ音楽祭より世界初映像化!ウィーンの宮廷楽長時代に上演した《秘密の結婚》(1792)に続いて、故郷ナポリに帰ったドメニコ・チマローザが1794年に発表した《女の手管》は、前作に負けずとも劣らない喜劇オペラの傑作。本作は、作曲家の代表作《秘密の結婚》の影に隠れて上演機会が少ないこの作品を、希少な古楽オペラ作品を積極的に取り上げることで知られるレアーテ音楽祭(2022)で上演収録した世界初公開映像となります。 バロック・古典派からベルカントまで、イタリア・オペラの名匠アレッサンドロ・デ・マルキが、ピリオド楽器オーケストラと歌手に新進気鋭の若手奏者・歌手を起用。流麗な旋律と機知に溢れたチマローザの知られざる傑作をお楽しみください。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
ピアノ三重奏曲全集 [エス・トリオ]発売日:2023年10月20日
CD 2枚組価格:2,325円(税込)
長年にわたりピアノ独奏曲を作曲していたシューマンが、室内楽のジャンルに取り組み始めたのは30代になってからのこと。とりわけピアノ三重奏曲はドレスデンに移って以降の円熟期に書かれています。 第1番は1847年、妻クララの誕生日を祝して書かれたもので、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番から影響を受けたシューマンらしいロマンティシズムに溢れた作品。 その直後に着手され同年10月に完成した第2番は、第1番とは対照的な性格を持つ、明るく生き生きとした内容の曲。クララもこの曲を愛奏したと言われています。 第3番は1851年の作品。試演を行ったクララが「情熱的で創意に満ちている」と評しています。 幻想小曲集 作品88は1842年に作曲されたものの、シューマン自身は仕上がりに満足せず、何度も改訂を繰り返し、ようやく1850年に出版された、4つの小品からなる作品。シューマンらしい情感に満ちた曲集です。 演奏はイタリアのアンサンブル「エス・トリオ」。2005年にデビューし、世界中の音楽祭やホールで演奏、女性作曲家の作品を積極的に取り上げる他、演劇やジャズ・アーティストなどとコラボレーションを行っています。
収録作曲家:
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メンデルスゾーン(1809-1847):
幻想曲
カプリス/変奏曲 [イ・シヒャン(ピアノ)]MENDELSSOHN, Felix: Fantasies, Caprices, Variations (Shihyun Lee)
発売日:2023年10月20日 NMLアルバム番号:CDS8005
CD価格:2,325円(税込)
2018年にベルリンで開催された「フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ国際コンクール」で第1位と最優秀解釈賞に輝いたイ・シヒャンのメンデルスゾーン・アルバム。 代表作の一つ「厳格な変奏曲」をはじめ、イギリスとの関連の深い「夏の名残のバラ」による幻想曲、自らが“スコットランド風ソナタ”と呼んだ「幻想曲 嬰ヘ短調」や、のどかなウェールズの雰囲気が織り込まれた「3つの幻想曲あるいはカプリス」を収録しています。
収録作曲家:
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メータ/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲全集 [ズービン・メータ(指揮)フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団]発売日:2023年09月15日
CD 5枚組国内仕様 日本語解説付き価格:5,500円(税込、送料無料)
メータ初のベートーヴェン交響曲全集が遂に登場!ズービン・メータは1936年生まれ。小澤征爾(1935年生まれ)と同じ世代になります。ウィーンで学び、1959年にはウィーン・フィルとベルリン・フィルを指揮して好評を博し、以来国際的な活躍は60年を越えました。そのメータにしてベートーヴェンの交響曲全集の録音・録画が今まで無かったのには驚かされます。 メータが初めてベートーヴェンの交響曲を録音したのは1974年録音の第7番。ロサンゼルス・フィルの音楽監督に就いてから実に12年目のことで、ベートーヴェンの交響曲に対してはかなり慎重に臨んでいたことがうかがわれます。その後、1978年に第5番と第8番を、1980年に第3番をニューヨーク・フィルと録音。セッション録音されたものはこれがすべて、という少なさです。 一方コンサートでは定期的に取り上げており、第3、5、6、8、9番にはライヴ録音盤があります。第5番には、ベルリン・フィルとイスラエル・フィルとの合同コンサートという極めて特別なイベントのライヴがあり、第9ではニューヨーク・フィルとの特別演奏会(1983年)、バイエルン放送響、ミュンヘン・フィル、バイエルン国立管の合同オーケストラとの東日本大震災復興支援コンサート(2011年)、東京バレエ団創立50周年記念公演のモーリス・ベジャール振付によるバレエ版(イスラエル・フィル、2014年)の3種があります。これらからメータがベートーヴェンの交響曲に特別な思いを持っていることが想像されます。 (曲目・内容欄に続く)
収録作曲家:
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メータ/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲全集 [ズービン・メータ(指揮)フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団]発売日:2023年09月15日
Blu-ray 2枚組国内仕様 日本語解説付き価格:5,500円(税込、送料無料)
メータ初のベートーヴェン交響曲全集が遂に登場!ズービン・メータは1936年生まれ。小澤征爾(1935年生まれ)と同じ世代になります。ウィーンで学び、1959年にはウィーン・フィルとベルリン・フィルを指揮して好評を博し、以来国際的な活躍は60年を越えました。そのメータにしてベートーヴェンの交響曲全集の録音・録画が今まで無かったのには驚かされます。 メータが初めてベートーヴェンの交響曲を録音したのは1974年録音の第7番。ロサンゼルス・フィルの音楽監督に就いてから実に12年目のことで、ベートーヴェンの交響曲に対してはかなり慎重に臨んでいたことがうかがわれます。その後、1978年に第5番と第8番を、1980年に第3番をニューヨーク・フィルと録音。セッション録音されたものはこれがすべて、という少なさです。 一方コンサートでは定期的に取り上げており、第3、5、6、8、9番にはライヴ録音盤があります。第5番には、ベルリン・フィルとイスラエル・フィルとの合同コンサートという極めて特別なイベントのライヴがあり、第9ではニューヨーク・フィルとの特別演奏会(1983年)、バイエルン放送響、ミュンヘン・フィル、バイエルン国立管の合同オーケストラとの東日本大震災復興支援コンサート(2011年)、東京バレエ団創立50周年記念公演のモーリス・ベジャール振付によるバレエ版(イスラエル・フィル、2014年)の3種があります。これらからメータがベートーヴェンの交響曲に特別な思いを持っていることが想像されます。 (曲目・内容欄に続く)
収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
平均律クラヴィーア曲集 全集[4枚組]
BWV 846-893 [フランチェスコ・チェーラ(チェンバロ)]発売日:2023年09月15日
CD 4枚組価格:4,050円(税込、送料無料)
フランチェスコ・チェーラ、
満を持して「平均律」全2巻を一挙リリース!イタリアのチェンバロ/オルガン奏者・指揮者として活躍するフランチェスコ・チェーラが遂にバッハの「平均律」を録音。積年の経験を傾注して自ら調律にも凝った力作です。 1967年ボローニャに生まれたフランチェスコ・チェーラは、フェルディナンド・タリアヴィーニとグスタフ・レオンハルトに学び、イル・ジャルディーノ・アルモニコのチェンバロ/オルガン奏者を経て、ソリストとして、また自らのアンサンブルを指揮してルネサンスからバロック期の声楽・器楽曲の演奏と録音に取り組んで来ました。 そのチェーラがバッハの「平均律」を遂に録音。チェーラは長年にわたり「平均律」の基本的性格を「規律」と「内面性」の2点からとらえて来たといいます。「規律」とは対位法に代表される厳格さであり、それを音として具現するために必要な頭と指のトレーニング。また「内面性」は楽想と構造が時に省察や瞑想へと導く性格を持っていること。これらを演奏で表現する準備が整ったとして録音に臨みました。 (曲目・内容欄に続く)収録作曲家:
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コルテーゼ(1899-1976):
ピアノ曲と室内楽作品集
フランス風組曲 Op.29
チェロ・ソナタ Op.39 他 [ルイジ・コルテーゼ(ピアノ)/ジョルジョ・リッピ(チェロ)/ルチアーノ・スグリッツィ(ピアノ) /ガブリエッラ・ラヴァッツィ(ソプラノ)/ジーナ・フォンタナ(フルート)/リッカルド・アゴスティ(チェロ)/マッシモ・ラウリチェッラ(ピアノ)]CORTESE, L.: Suite française / Cello Sonata and Other Chamber Works (Cortese, Lippi, Sgrizzi, Ravazzi, Fontana, Agosti, Lauricella)
発売日:2023年08月18日 NMLアルバム番号:CDS8000
CD価格:2,325円(税込)
1899年イタリア、ジェノヴァ生まれの作曲家ルイジ・コルテーゼの作品集。 母親がイタリア系フランス人であったためか、若い頃からフランス文化へ強い関心を抱いていたコルテーゼは、大学で数学とピアノを学び1924年に学位を取得後、パリに留学、ラヴェルらを教えた名教師アンドレ・ジェラルジュに師事し、和声学を学びました。アルフレッド・コルトーらとも親交を深めパリ生活を満喫したのち、イタリアに戻りアルフレッド・カゼッラに師事、更に研鑽を積んだコルテーゼは、フランス印象派の作風と、カゼッラ譲りの新古典派の作風を融合、独自の音楽を生み出します。また音楽評論家としても活躍した他、ニッコロ・パガニーニ音楽院の院長や、パガニーニ国際コンクールの審査員長も務めるなど、20世紀イタリア音楽界の発展に寄与しました。 このアルバムには彼のピアノ曲と室内楽曲を収録。ここではコルテーゼ自身の演奏による『フランス風組曲』を聴くことができます。またイタリア出身のコルテーゼにとって「歌」はとりわけ重要な役割を持っており、「ロンサールの2つの頌歌」でも詩と音楽の見事な融合を聴くことができます。 パリ音楽院の卒業試験のための「序奏とアレグロ」、最後のピアノ曲となった凝縮された音で書かれた「5つの小品」も聴きどころ。また彼における重要な作品である「詩篇 第8篇」は宗教的な意味合いを持つ器楽曲の一つ。彼が嫌っていたという新ウィーン楽派に特徴的な12音が用いられた珍しい作品です。
収録作曲家:
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ピツェッティ(1880-1968):
ソフォクレスの『オイディプス王』への
3つの交響的前奏曲
ストラヴィンスキー(1882-1971):
オペラ=オラトリオ《エディプス王》 [AJ. グリュッカート(テノール)/エカテリーナ・セメンチュク(メゾ・ソプラノ)/アレックス・エスポジト(バリトン) 他/指揮:ダニエレ・ガッティ/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団(合唱指揮:ロレンツォ・フラティーニ)]発売日:2023年07月28日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
ピツェッティ&ストラヴィンスキーによる2つの『エディプス王』 ――
ガッティ&フィレンツェ五月音楽祭のユニークなコンサート、ライヴ古代ギリシャ悲劇の最高傑作の一つに挙げられる『オイディプス王(エディプス王)』を素材にして、ピツェッティ(1880-1968)とストラヴィンスキー(1882-1972)という同時代を生きた二人の作曲家が書いた対照的な作品を並べた意欲的なコンサートのライヴ映像。 「ソフォクレスの『オイディプス王』への3つの交響的前奏曲」はピツェッティ24歳の作品。ミラノの劇場でのソフォクレス:『オイディプス王』上演のために書かれました。バロック音楽やルネサンス音楽に対して強い関心を持っていたピツェッティが古代ギリシャに思いを馳せて書いた清澄な響きが興味を惹きます。 一方、オペラ=オラトリオ《エディプス王》は、ジャン・コクトーがソフォクレスの『オイディプス王』に依って書いた台本のラテン語訳詞にストラヴィンスキーが作曲し、 1927年、バレエ・リュスのパリ公演の一環として作曲家自身の指揮で初演。翌1928年、ベルリンでこの作品を上演したクレンペラーは「《エディプス王》は(…中略)クロール・オーパーで採り上げた現代作品の中で、私に最も大きな喜びを与えた作品でした」(白水社刊「クレンペラーとの対話」)と語っています。 この演奏会では同じギリシャ悲劇をテーマとしながらも、かたや清澄な抒情とドラマを併せ持つ管弦楽曲、こなた叙事性に重きを置いたナレーション付きの声楽による音楽劇、という対照的な性格の2つの作品をカップリング。近・現代作品の解釈に定評のあるダニエレ・ガッティのタクトのもと、フィレンツェ音楽祭管弦楽団(&合唱団、独唱陣)による端正なたたずまいと高い緊張感に貫かれた演奏が聴きものです。 -
ピツェッティ(1880-1968):
ソフォクレスの『オイディプス王』への
3つの交響的前奏曲
ストラヴィンスキー(1882-1971):
オペラ=オラトリオ《エディプス王》 [AJ. グリュッカート(テノール)/エカテリーナ・セメンチュク(メゾ・ソプラノ)/アレックス・エスポジト(バリトン) 他/指揮:ダニエレ・ガッティ/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団(合唱指揮:ロレンツォ・フラティーニ)]STRAVINSKY, I.: Oedipus Rex [Opera] / PIZZETTI, I.: Per l'Edipo re di Sofocle (Glueckert, Fiorentino Maggio Musicale Chorus and Orchestra, Gatti)
発売日:2023年07月28日 NMLアルバム番号:CDS7981
CD国内仕様価格:2,325円(税込)
古代ギリシャ悲劇の最高傑作の一つに挙げられる『オイディプス王(エディプス王)』を素材にして、ピツェッティ(1880-1968)とストラヴィンスキー(1882-1972)という同時代を生きた二人の作曲家が書いた対照的な作品を並べた意欲的なコンサートのライヴ録音。 「ソフォクレスの『オイディプス王』への3つの交響的前奏曲」はピツェッティ24歳の作品。ミラノの劇場でのソフォクレス:『オイディプス王』上演のために書かれました。バロック音楽やルネサンス音楽に対して強い関心を持っていたピツェッティが古代ギリシャに思いを馳せて書いた清澄な響きが興味を惹きます。 ストラヴィンスキーのオペラ=オラトリオ《エディプス王》は、ジャン・コクトーが『オイディプス王』に依って書いた台本のラテン語訳を用いたナレーション付きの音楽劇。 1927年、バレエ・リュスのパリ公演の一環として作曲家自身の指揮で初演されました。 ここではダニエレ・ガッティの指揮の下、端正なたたずまいと高い緊張感に貫かれた演奏が聴きものです。
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ピアソラ(1921-1992):
作品集
アコンカグア/オブリビオン
アディオス・ノニーノ
タンガーソ「ブエノスアイレス変奏曲」 他 [チェーザレ・キアッキアレッタ(バンドネオン)/イグナシオ・セバーリョス・マルティン(ティンパニ)/フィリッポ・アルリア(指揮・ピアノ)/カラブリア・フィルハーモニー管弦楽団]PIAZZOLLA, A.: Aconcagua / Oblivion / Adiós Nonino / Tangazo (Chiacchiaretta, Orchestra Filarmonica della Calabria, Arlia)
発売日:2023年07月28日 NMLアルバム番号:CDS7985
CD価格:2,325円(税込)
ピアソラ作品の演奏で高く評価されるイタリア、キエーティ出身のバンドネオン奏者チェーザレ・キアッキアレッタ。このアルバムでもバンドネオンと弦楽のための協奏曲「アコンカグア」を中心に「オブビリオン」や「アディオス・ノニーノ」など全7曲のピアソラ作品を惜しみない情熱をもって演奏しています。 バンドネオンならではの随所に溢れる哀愁に満ちた響きをご堪能ください。
収録作曲家:
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カヴァッリ(1602-1676):
歌劇《セルセ》 [カルロ・ヴィストーリ(カウンターテナー)/エカテリーナ・プロツェンコ(ソプラノ)/ガイア・ペトローネ(メゾ・ソプラノ) 他/フェデリコ・マリア・サルデッリ(指揮)/オーケストラ・バロッカ・モード・アンティクオ]発売日:2023年06月23日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:5,500円(税込、送料無料)
カヴァッリ作曲:〈オンブラ・マイ・フ〉で始まるもうひとつの《セルセ》 ――世界初映像化!興味深い蘇演プロジェクトの数々で話題を集めるヴァッレ・ディトリア音楽祭より、イタリア・バロック・オペラの創始者モンテヴェルディの高弟として、17世紀中盤に絶大な人気を誇ったフランチェスコ・カヴァッリの歌劇《セルセ》の登場です。 《セルセ》といえば、ヘンデルのオペラがその冒頭のアリア〈オンブラ・マイ・フ〉と共によく知られていますが、この台本は作家ニコロ・ミナートが元々はカヴァッリのために書いたもの。この作品は1655年ヴェネツィア初演の後1660年パリで再演されカヴァッリの声価はフランスでも大いに高まりました。 外題役のカルロ・ヴィストーリ、セルセの弟アルサメーネ役のガイア・ペトローネら中堅、若手を中心としたフレッシュな歌手陣による演唱、レオ・ムスカートと彼のチームによるペルシャ模様を駆使したカラフルな舞台美術と演出が、バロック・オペラの名匠、フェデリコ・マリア・サルデッリ率いるオーケストラ・バロッカ・モード・アンティクオの伸びやかな演奏と相まって、この隠れていた名作を見事、現代に蘇らせています。
収録作曲家:
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レフィーチェ(1883-1954):
歌劇《チェチーリア》 [エレーナ・スキッル(ソプラノ)/マルタ・マリ(ソプラノ)/ミカエル・スパダッチーニ(テノール) 他/ジュゼッペ・グラツィオーリ(指揮)/カリアリ劇場リリコ管弦楽団・合唱]発売日:2023年06月16日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
イタリアの作曲家リシニオ・レフィーチェの歌劇《チェチーリア》。1905年に司祭に任じられたレフィシーチェは、宗教活動のかたわら2作の歌劇を完成させ、とりわけ1934年にローマでクラウディア・ムツィオにより初演された《チェチーリア》はセンセーショナルな成功を収めました。 以降、レナータ・テバルディやレナータ・スコットが題名役を歌ったことで知られるこの作品は、音楽と盲人の守護聖人である「聖セシリア」を題材としており、プッチーニを思わせるヴェリズモ・オペラの様式の中に、グレゴリオ聖歌の旋律が採り入れられた神秘的な雰囲気を持っています。 この作品でチェチーリアを歌ったマルタ・マッリは「全ての音域で均一な丸みを帯びた歌声」と高く評価されました。指揮のグラツィオーリは木管、金管楽器の響きを際立たせながら活気に満ちた音楽を奏でています。また作品で重要な役割を担う合唱も見事です。
収録作曲家:
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クルムフォルツ(1747-1790):
Sonates en forme de scenes
場面のようなソナタ集 [アンナ・パセッティ(ハープ)]KRUMPHOLTZ, J.-B.: Sonates en forme de scènes (Pasetti)
発売日:2023年06月16日 NMLアルバム番号:CDS7988
CD価格:2,325円(税込)
18世紀後半を代表するハープ奏者・作曲家で、ハープの近代化にも貢献したジャン=バティスト・クルムフォルツ(ヤン・クシチテル・クルンプホルツ)の作品集。これら6曲の「ソナタ」は古典的なソナタ形式とは異なり、緩急・強弱・曲想が連続的に変化してゆくスタイルで、幻想曲やオペラのパラフレーズを思わせるもの。「ドミ・キャラクテール」とは悲劇でも喜劇でもない劇を指す言葉ですが、ここに聞かれる音楽はドラマティックな起伏に富んでいます。演奏者の解釈とテクニックが問われるヴィルトゥオーゾ・ピースです。 演奏は10以上の国際コンクール入賞歴を持つアンナ・パセッティ。音楽学者としても知られ、ハープの歴史とレパートリーに関する著書も数多く執筆しています。
収録作曲家:
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リュリ(1632-1687):
歌劇《アシスとガラテア》
プロローグと3幕の英雄的牧歌劇 1686年パリ版 [ジャン=フランソワ・ロンバール(テノール)/エレナ・ハルシャーニ(ソプラノ)/ヴァレーリア・ラ・グロッタ(ソプラノ) 他 フェデリコ・マリア・サルデッリ指揮/フィレンツェ五月音楽祭合唱団/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団(古楽器使用)]発売日:2023年06月02日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
リュリ作曲《アシスとガラテア》 ― イタリア初演&世界初映像化!フランス・バロック音楽の大家ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687)が、不慮の事故による病で他界する前年、1686年に貴族の祝宴のために作曲し、作曲家最後の完成したオペラとなった牧歌劇《アシスとガラテア》。この作品はフランス風序曲で荘重に始まり、数々の歌唱とバレ(舞踊)が繰り広げられ、華々しいパッサカリアで締めくくられるというリュリならではの秀作です。 本作は、フィレンツェの出身であるにもかかわらずイタリアで演奏される機会が極端に少ないリュリの作品を復興させることを目的に、作曲家生誕390年にあたる2022年に発足したフィレンツェ市の「リュリ・プロジェクト」の第1弾として上演収録されました。バンジャマン・ラザールによる美しい舞台美術とグートルン・スカムレッツ振付のエレガントなバレが目を楽しませてくれます。 歌手陣には、ガラテア役を優美に演ずるエレナ・ハルシャーニとアシス役のノーブルな表情が出色のジャン=フランソワ・ロンバール、二人のタイトルロールを中心に優れた若手歌手を起用。リュリへのオマージュとして指揮杖で床を打ち鳴らす名匠サルデッリに導かれたフィレンツェ五月音楽祭オーケストラがピリオド楽器に持ち替え、活気と古雅な味わいに満ちた演奏を繰り広げます。
収録作曲家:
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Visionary and Poet - 夢想家と詩人
スクリャービン(1872-1915):
前奏曲/練習曲他 [ダニエラ・ローマ(ピアノ)]SCRIABIN, A.: Piano Music (Scriabin Visionary and Poet) (Roma)
発売日:2023年05月26日 NMLアルバム番号:CDS7984
CD価格:2,325円(税込)
神秘主義者で、斬新な和声を駆使した前衛的な作品を書いたスクリャービンですが、若い頃はショパンの影響が感じられるロマンティックな作品を多く書いています。 このアルバムでは、そのような初期作品を中心に選曲。アルバム・タイトル通り、「夢想家にして詩人」としてのスクリャービンの世界へと誘います。 演奏はイタリア出身のダニエラ・ローマ。ヴィボ・ヴァレンティア音楽院で学んだ後、アムステルダムやザルツブルクで研鑽を積み、国際的なピアニストとして活躍しています。
収録作曲家:
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メルカダンテ(1795-1870):
Messa Solenne - 荘厳ミサ曲
独唱、男声合唱と管弦楽のための [フランチェスコ・メーリ(テノール)/マッテオ・リッピ(テノール)/マリオ・カッシ(バッソ・カンタンテバリトン)/ニコラ・ウリヴィエーリ(バス・バリトン)/ファブリツィオ・カッライ(指揮)/ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団&合唱団 他]MERCADANTE, S.: Messe Solenne (critical edition by F. Callai) (Meli, Lippi, Cassi, Ulivieri, Genoa Carlo Felice Theater Chorus and Orchestra, Callai)
発売日:2023年05月26日 NMLアルバム番号:CDS7986
CD価格:2,325円(税込)
現代によみがえったメルカダンテの大作ミサ曲、
初演の地ジェノヴァで世界初録音。ロッシーニとヴェルディを結ぶ世代のオペラ作曲家の中でも重要な存在だったメルカダンテ。その晩年のミサ曲が150年余りを経て蘇りました。 当CDの演奏時間76分が示すとおりの大作で、充実した書法は作曲家の円熟を示しています。男声合唱と4人の男声ソリストのために書かれ、1868年1月19日にジェノヴァで初演されました。その後は忘却の淵に沈んでいたものの、近年行われた同地のドラッツォ=ジュスティニアーニ資料館の調査で発見されました。 世界初録音の栄誉を担ったのはジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場、指揮者と花形のテノール・ソロ二人の生まれもジェノヴァです。収録作曲家:
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R.シュトラウス(1864-1949):
歌劇《ナクソス島のアリアドネ》 [クラッシミラ・ストヤノヴァ(ソプラノ)/AJ. グリュッカート(テノール)/ジェシカ・プラット(ソプラノ)/ソフィー・コシュ(メゾ・ソプラノ)指揮:ダニエレ・ガッティ/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団]発売日:2023年04月28日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
フィレンツェ五月音楽祭より
ガッティ指揮のフレッシュな《ナクソス島のアリアドネ》登場!ギリシャ悲劇から採られたシリアスな物語と、イタリア古典喜劇(コンメディア・デラルテ)の道化芝居が同時進行するというハイブリッドな「オペラ」に、その上演前の楽屋でのひと騒ぎが「序幕」として置かれたリヒャルト・シュトラウスの歌劇《ナクソス島のアリアドネ》。イタリアでは上演機会の少ないこの作品が、2022年6月、旺盛な新制作上演で気を吐くフィレンツェ五月音楽祭で取り上げられました。 指揮はリヒャルト・シュトラウス作品の演奏に定評があり2021年から同音楽祭の音楽監督を務めるダニエレ・ガッティ。機敏かつ優雅なタクトで、この重層的に構成された小編成オーケストラ向けのスコアから見事な響きを引き出しています。 アリアドネ役は当代切っての実力派ソプラノ、クラッシミラ・ストヤノヴァ、コロラトゥーラ歌唱に進境著しいツェルビネッタ役のジェシカ・プラット、ズボン役を得意とし、作曲家を持ち役のひとつとするソフィー・コシュ。これらのベテラン歌手とともに優れた若手歌手が起用され、マティアス・ハルトマンによるポップで活気に満ちた演出と相まって、この作品に爽やかな新風を吹き込んでいます。収録作曲家:
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R.シュトラウス(1864-1949):
歌劇《ナクソス島のアリアドネ》 [クラッシミラ・ストヤノヴァ(ソプラノ)/AJ. グリュッカート(テノール)/ジェシカ・プラット(ソプラノ)/ソフィー・コシュ(メゾ・ソプラノ)指揮:ダニエレ・ガッティ/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団]発売日:2023年04月28日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
フィレンツェ五月音楽祭より
ガッティ指揮のフレッシュな《ナクソス島のアリアドネ》登場!ギリシャ悲劇から採られたシリアスな物語と、イタリア古典喜劇(コンメディア・デラルテ)の道化芝居が同時進行するというハイブリッドな「オペラ」に、その上演前の楽屋でのひと騒ぎが「序幕」として置かれたリヒャルト・シュトラウスの歌劇《ナクソス島のアリアドネ》。イタリアでは上演機会の少ないこの作品が、2022年6月、旺盛な新制作上演で気を吐くフィレンツェ五月音楽祭で取り上げられました。 指揮はリヒャルト・シュトラウス作品の演奏に定評があり2021年から同音楽祭の音楽監督を務めるダニエレ・ガッティ。機敏かつ優雅なタクトで、この重層的に構成された小編成オーケストラ向けのスコアから見事な響きを引き出しています。 アリアドネ役は当代切っての実力派ソプラノ、クラッシミラ・ストヤノヴァ、コロラトゥーラ歌唱に進境著しいツェルビネッタ役のジェシカ・プラット、ズボン役を得意とし、作曲家を持ち役のひとつとするソフィー・コシュ。これらのベテラン歌手とともに優れた若手歌手が起用され、この作品に爽やかな新風を吹き込んでいます。収録作曲家:
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パガニーニ(1782-1840):
〈弦楽とギターのための四重奏曲集〉
第5番・第4番・第10番 [パガニーニ・アンサンブル・ウィーン]PAGANINI, N.: Guitar Quartets Nos. 4, 5, and 10 (Paganini Ensemble Vienna)
発売日:2023年04月21日 NMLアルバム番号:CDS7963
CD価格:2,325円(税込)
パガニーニのギター四重奏曲全集シリーズの第3集。ヴァイオリンの超絶技巧の持ち主として知られたパガニーニ。実はギターの演奏でも秀でており、一時期はギターのための作品も多く書いていました。 彼のギター四重奏曲は15曲あり、どの曲もロマンティックな楽想と抒情性を備えています。第3集には1816年から1817年に作曲された第4番、第5番と、彼の友人ルイジ・ジェルミから多くの助言を受けたという第10番の3曲を収録。作品中でのギターはソロを取ったり伴奏に回ったりと、ヴァイオリンにも負けないほどの存在感を放ちます。 作曲家の名を冠した“パガニーニ・アンサンブル・ウィーン”はパガニーニの研究家として知られる名手マリオ・ホッセンが設立したウィーンを拠点に活躍するアンサンブルです。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
For a Beloved Listener - A Secret Lament
愛する聴き手のために - 秘められた嘆き [ジュゼッペ・ロッシ(ピアノ)]SCHUMANN, R.: Albumblätter / Fantasie in C Major (For a Beloved Listener - A Secret Lament) (Rossi)
発売日:2023年04月21日 NMLアルバム番号:CDS7979
CD価格:2,325円(税込)
シューマンの様々な思いを伝える1枚。 冒頭に置かれている「幻想曲」はシューマンが「ボン・ベートーヴェン記念碑」のために構想したものですが、第1楽章でベートーヴェンの歌曲集『遥かなる恋人に』第6曲から「この歌をどうか受け入れて/愛するあなたに歌ったこの歌を」の部分の旋律を引用し、クララへの深い愛を託しています。当盤で注目すべきは第3楽章の最後で、ロッシはシューマンの最初の構想によるエンディングを採用し、出版譜では静かな和音で締めくくられるところに上記の旋律が回帰してクララへの思いの強さを強調しています。 「アルバムの綴り」は1853年出版。もともとは「子供のためのアルバム」Op.68のために書かれた小品集で、青春の残像から娘マリーへの子守歌までさまざまな曲が散りばめられています。最後に置かれた「アレクシス」によるカノンは1830年代初頭の作品。シューマンのJ.S.バッハ作品への敬愛を示す短い曲ですが、対位法の技術とシューマンのインスピレーションが完璧に融合しています。 ジュゼッペ・ロッシはイタリア出身。サンタ・チェチーリア音楽院で学び2006年に卒業し、ヨーロッパ全域で演奏活動を行いながら、ベートーヴェンとシューマン作品の研究に熱心に取り組んでいます。
収録作曲家:
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ワーグナー(1813-1883):
舞台祝祭劇《ニーベルングの指環》
[Blu-ray 4枚組BOX] [ニコライ・ペトロフ(バリトン)/マルティン・イリエフ(テノール)/ビセル・ゲオルギエフ(バリトン)/バラスガラン・ダシュニャム(ソプラノ)/ヨルダンカ・デリロヴァ(ソプラノ)他/指揮:パヴェル・バレフ/ソフィア国立歌劇場管弦楽団]発売日:2023年03月24日
Blu-ray 4枚組日本語字幕付き価格:12,000円(税込、送料無料)
斬新でキッチュな演出が話題!
“歌の国”ブルガリア発信の楽劇《ニーベルングの指環》BOX化ボリス・クリストフやヴェッセリーナ・カサロヴァをはじめ、数々の名歌手を輩出することで知られる歌の国ブルガリア。本作は、この国を代表するソフィア国立歌劇場が2010年に総力を挙げて上演したワーグナーの《ニーベルングの指輪》の上演収録です。 上演にあたっては、ブルガリアの実力派の歌手たちが集結。特撮怪獣映画のキャラクターのような装束やロック歌手を思わせる衣装をまとい舞台狭しと活躍します。指揮者パヴェル・バレフは《ラインの黄金》上演によりブルガリアの「年間最優秀指揮者」の栄誉を受けました。 (以下「曲目・内容」欄に記載)収録作曲家:
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The Young Debussy - 若きドビュッシー
ドビュッシー(1862-1918):
ピアノ曲集 [イリア・キム(ピアノ)]DEBUSSY, C.: Danse bohémienne / Images oubliées / Nocturne / Rêverie (The Young Debussy) (Ilia Kim)
発売日:2023年03月17日 NMLアルバム番号:CDS7975
CD価格:2,325円(税込)
ソウル出身のピアニスト、イリア・キム。11歳でソロ・リサイタルを開催、1983年と1987年にはソウル市長賞と奨学金を獲得し、ベルリンに留学。卒業後はヨーロッパ、アメリカ、アジア各地で演奏会を行い、1998年からはイタリアに拠点を構え、多彩な活動を行っています。 ドビュッシーを得意とする彼女、前作(CDS-7881)では2つのアラベスクをはじめとしたさまざまな作品をとりあげましたが、今作では初期の作品に焦点をあて、「ベルガマスク組曲」や「ピアノのために」の他、遺作の「忘れられた映像」などを演奏。ドビュッシーのピアニズムを解き明かします。
収録作曲家:
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ピエトロ・デ・マリア(ピアノ)
ショパン(1810-1849):
ピアノ協奏曲 第1番&第2番 [ピエトロ・デ・マリア(ピアノ)/ダニエーレ・ルスティオーニ(指揮)/トスカーナ管弦楽団]CHOPIN, F.: Piano Concertos Nos. 1 and 2 (De Maria, Orchestra della Toscana, Rustioni)
発売日:2023年03月17日 NMLアルバム番号:CDS7978
CD価格:2,325円(税込)
ピエトロ・デ・マリアは1967年ヴェネツィア生まれ。ヴェネツィア国立音楽院で学んだ後、ジュネーヴ音楽院に留学。マリア・ティーボの下で研鑽を積みました。1990年にモスクワで開催されたチャイコフスキー国際ピアノ・コンクールで批評家賞を受賞した他、チューリヒのゲザ・アンダ国際ピアノ・コンクールで優勝、1997年にはハンブルクのメンデルスゾーン賞を授与されるなど国際的に認められ、チョン・ミョンフン、ジャナンドレア・ノセダ、シャーンドル・ヴェーグ、佐渡裕ら多くの著名指揮者と共演しています。 バッハからリゲティまで幅広いレパートリーを持ち、イタリア人としては初めて、6回のコンサートでショパンの独奏作品を全て演奏、イタリアDeccaにはショパンの独奏作品全曲の録音のほか、バッハの平均律クラヴィーア曲集、ゴルトベルク変奏曲などを録音。どれも高く評価されました。 このアルバムでは、得意とするショパンのピアノ協奏曲を、ダニエーレ・ルスティオーニが指揮するトスカーナ管弦楽団をバックに演奏。抒情的な旋律をじっくりと歌い上げています。
収録作曲家:
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-★『レコード芸術』特選盤(2023年5月号)★-
マスカーニ(1863-1945):
歌劇《友人フリッツ》 [サロメ・ジチア(ソプラノ)/チャールズ・カストロノヴォ(テノール)/テレーザ・イエルヴォリーノ(メゾ・ソプラノ)/マッシモ・カヴァレッティ(バリトン) 他/指揮:リッカルド・フリッツァ/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱]発売日:2023年02月24日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
フィレンツェ五月音楽祭より
マスカーニの心温まる歌劇《友人フリッツ》お目見え!イタリア・オペラ史の中でヴェリズモ・オペラの嚆矢とされる《カヴァレリア・ルスティカーナ》で一躍脚光を浴びたマスカーニが、その次作として発表したのが《友人フリッツ》。この作品は、前作のシチリアの寒村で繰り広げられる男女の愛憎劇と打って代わり、豊かなアルザスの田園を舞台とする初々しい恋の物語です。 本上演のロゼッタ・クッキによる演出は、舞台をアルザスから20世紀中葉のアメリカの田園地方に置き換え、シックな舞台美術と相まって独特な雰囲気を醸成しています。主人公のフリッツ役に人気テノール、チャールズ・カストロノヴォ、恋人スゼル役にジョージア出身の伸びやかな美声ソプラノ、サロメ・ジチア、ズボン役ベッペを見事にこなすテレーザ・イエルヴォリーノら粒よりの歌唱陣に、日本でもおなじみの名匠リッカルド・フリッツァがフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団を振り、マスカーニならではの美しい旋律に満ちた心温まるオペラを表情豊かに描き出しています。 本作は、フィレンツェ五月音楽祭の終身名誉指揮者ズービン・メータの功績を称え同劇場の中に新たに設けられたズービン・メータ・ホール(Sala Zubin Metha: 2021年12月落成)で行われた初めてのパッケージ(映像 / CD)向けの公演収録です。収録作曲家:
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マスカーニ(1863-1945):
歌劇《友人フリッツ》 [サロメ・ジチア(ソプラノ)/チャールズ・カストロノヴォ(テノール)/テレーザ・イエルヴォリーノ(メゾ・ソプラノ)/マッシモ・カヴァレッティ(バリトン) 他/指揮:リッカルド・フリッツァ/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱]発売日:2023年02月24日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
フィレンツェ五月音楽祭より
マスカーニの心温まる歌劇《友人フリッツ》お目見え!イタリア・オペラ史の中でヴェリズモ・オペラの嚆矢とされる《カヴァレリア・ルスティカーナ》で一躍脚光を浴びたマスカーニが、その次作として発表したのが《友人フリッツ》。この作品は、前作のシチリアの寒村で繰り広げられる男女の愛憎劇と打って代わり、豊かなアルザスの田園を舞台とする初々しい恋の物語です。 主人公のフリッツ役に人気テノール、チャールズ・カストロノヴォ、恋人スゼル役にジョージア出身の伸びやかな美声ソプラノ、サロメ・ジチア、ズボン役ベッペを見事にこなすテレーザ・イエルヴォリーノら粒よりの歌唱陣に、日本でもおなじみの名匠リッカルド・フリッツァがフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団を振り、マスカーニならではの美しい旋律に満ちた心温まるオペラを表情豊かに描き出しています。 本作は、フィレンツェ五月音楽祭の終身名誉指揮者ズービン・メータの功績を称え同劇場の中に新たに設けられたズービン・メータ・ホール(Sala Zubin Metha: 2021年12月落成)で行われた初めてのパッケージ(映像 / CD)向けの公演収録です。収録作曲家:
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ドヴォルザーク(1841-1904):
チェロ協奏曲 Op.104
ロンド ト短調 Op.94
森の静けさ Op.68 No.5
4つの歌 第1番「私にかまわないで」 Op.82 No.1 [エンリコ・ディンド(チェロ)/ダニエーレ・ルスティオーニ(指揮)/トスカーナ管弦楽団]DVOŘÁK, A.: Cello Concerto / Rondo / Klid (Silent Woods) (Dindo, Orchestra della Toscana, Rustioni)
発売日:2023年02月24日 NMLアルバム番号:CDS7977
CD価格:2,325円(税込)
DeccaからCDを出しているチェリストのエンリコ・ディンドがDYNAMICに登場、
曲はドヴォルザークのチェロ協奏曲!エンリコ・ディンドは1965年トリノ生まれ。同地のジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でアントニオ・ヤニグロらに学び、22歳の時にミラノのスカラ・フィル第一チェロ奏者に抜擢され、1998/99シーズンまで務めました。1997年にはパリで開催された“ロストロポーヴィチ国際チェロコンクール”で優勝。これまでにロストロポーヴィチをはじめ、リカルド・シャイー、ジャナンドレア・ノセダ、チョン・ミョンフン、パーヴォ・ヤルヴィらが指揮するオーケストラと共演、また各地の音楽祭でも演奏を重ねてきました。指揮にも情熱を注ぎ、2001年にはイ・ソリスティ・ディ・パヴィアを設立して音楽監督を務めています。 イタリアDeccaにはバッハの無伴奏チェロ組曲や弾き振りによるヴィヴァルディ、C.P.E.バッハ、ハイドンのチェロ協奏曲などの録音がありますが、この度チェリストにとって大本命のレパートリーの1つドヴォルザークをDYNAMICからリリースします。ダニエーレ・ルスティオーニが指揮するトスカーナ管弦楽団をバックに、協奏曲では朗々と歌う演奏を聴かせ、余白には定番曲の「森の静けさ」と「ロンド」に加え、ディンド自身がチェロ用に編曲した「私にかまわないで」を収録。美しい旋律をじっくりと聴かせます。収録作曲家:
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マウロ・ダライ(1687-1757):
ドレスデン協奏曲集 [レアーレ・コンチェルト(古楽器使用)]D'ALAY, M.: Dresden Concertos, "For Anna Maria" (D. and L. Fanfoni, Reale Concerto)
発売日:2023年02月24日 NMLアルバム番号:CDS7982
CD価格:2,325円(税込)
パルマ出身のヴァイオリニスト・作曲家マウロ・ダライ。1712年から1726年及び1730年から1739年にサンタ・マリア・デッラ・ステッカータ大聖堂に仕えていたこと以外、彼の経歴はほとんど知られておりませんが、スペイン王フェリペ5世の宮廷に仕え、スペイン王妃となったエリザベッタ・ファルネーゼのお気に入りとしてかなりの富と名声を得たとされています。彼はフェリペ5世から下賜された1718年製のストラディヴァリウスを生涯大切にし、ヴァイオリン曲を中心に、ソナタやカンタータなど、いくつかの作品を残しました。 このアルバムに収録された協奏曲の譜面はドレスデンのザクセン国立図書館に所蔵されているため「ドレスデン協奏曲」と呼ばれており、ヴィヴァルディ作品をモデルとしながらも、スタイルはより自由で、時にはギャラント様式も取り入れたモダンなものとなっています。作品が捧げられた「アンナ・マリア」とは当時ヴェネツィアでヴィルトゥオーゾ奏者として活躍したヴィヴァルディの弟子アンナ・マリア・デッラ・ピエタのことです。 前作「ヴァイオリン協奏曲第1番-第12番(CDS-7892)」と同じくダニエレ・ファンフォーニとルカ・ファンフォーニを中心としたアンサンブル「レアーレ・コンチェルト」が演奏しています。
収録作曲家:
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ポルポラ(1686-1768):
歌劇《アンジェリカ》 [エカテリーナ・バカノヴァ(ソプラノ)/ テレーザ・イエルヴォリーノ(メゾ・ソプラノ)/ 他/指揮:フェデリコ・マリア・サルデッリ/ラ・リラ・ディ・オルフェオ(古楽器使用)]発売日:2023年01月27日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
ナポリ楽派の名匠、ニコラ・ポルポラ作『アンジェリカ』 ―― 世界初映像化!ナポリ楽派を代表する作曲家のひとり、ニコラ・ポルポラの歌劇(セレナータ)《アンジェリカ》は、宮廷の慶事を祝う機会音楽として作曲され、その台本が劇作家メタスタージオの一作目であるとともに、後年「ファリネッリ」としてその名声を馳せるカストラートのカルロ・ブロスキが、歌手デビューを飾った作品としても知られています。そのロンドン時代はヘンデルのライバルと目され、ウィーン時代にはハイドンが師事したポルポラの音楽は、華やかな色彩と豊かな楽想に満ちたもの。 演出・舞台美術・衣装は著名な服飾デザイナー、ジャンルカ・ファラスキが担当。題名役のエカテリーナ・バカノヴァ、オルランド役のテレーザ・イエルヴォリーノら粒ぞろいの歌唱陣と、ラ・リラ・ディ・オルフェオ(ラッファエーレ・ペー主宰)が古楽演奏を中心に活躍する名匠フェデリコ・マリア・サルデッリのタクトのもと躍動感と抒情に溢れる演唱を繰り広げます。
収録作曲家:
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ポルポラ(1686-1768):
歌劇《アンジェリカ》 [エカテリーナ・バカノヴァ(ソプラノ)/ テレーザ・イエルヴォリーノ(メゾ・ソプラノ)/ 他/指揮:フェデリコ・マリア・サルデッリ/ラ・リラ・ディ・オルフェオ(古楽器使用)]発売日:2023年01月27日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
ナポリ楽派を代表する作曲家のひとり、ニコラ・ポルポラの歌劇(セレナータ)《アンジェリカ》は、宮廷の慶事を祝う機会音楽として作曲され、その台本が劇作家メタスタージオの一作目であるとともに、後年「ファリネッリ」としてその名声を馳せるカストラートのカルロ・ブロスキが、歌手デビューを飾った作品としても知られています。 そのロンドン時代はヘンデルのライバルと目され、ウィーン時代にはハイドンが師事したポルポラの音楽は、華やかな色彩と豊かな楽想に満ちたもの。題名役のエカテリーナ・バカノヴァ、オルランド役のテレーザ・イエルヴォリーノら粒ぞろいの歌唱陣と、ラ・リラ・ディ・オルフェオ(ラッファエーレ・ペー主宰)が古楽演奏を中心に活躍する名匠フェデリコ・マリア・サルデッリのタクトのもと躍動感と抒情に溢れる演唱を繰り広げます。
収録作曲家:
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Themes & Variations
主題と変奏 [ルイザ・セッロ(フルート)/ブルーノ・カニーノ(ピアノ]Flute and Piano Recital: Sello, Luisa / Canino, Bruno - MOSCHELES, I. / BEETHOVEN, L. van / STRAUSS, R. / SCHUBERT, F. (Themes and Variations)
発売日:2023年01月27日 NMLアルバム番号:CDS7973
CD価格:2,325円(税込)
「主題と変奏」と題されたフルートとピアノのための作品集。19世紀に書かれた一連の変奏曲を紹介することで、このジャンルの魅力を探求しています。 「協奏的変奏曲」の作曲家モシェレスは数多くのピアノ曲で知られますが、この優美な作品ではフルートとピアノが同等に活躍します。ベートーヴェンの変奏曲は英国のアマチュア演奏家のために書かれた作品。親しみやすい主題が用いられています。リヒャルト・シュトラウスの「序奏、主題と変奏」は彼が15歳の時に書かれた曲。早熟な才能の発露が垣間見える技巧的な作品です。最後に置かれているのはシューベルトの歌曲を、フルートの性能を向上させたことで知られるテオバルト・ベームが編曲したもの。シューベルトの旋律の美しさが生かされるとともに、フルートの魅力も伝えています。 イタリア出身、世界的に活躍するフルート奏者ルイザ・セッロと、日本でもおなじみの名手ブルーノ・カニーノの魅力的な二重奏で。
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G.F.マリピエロ(1882-1973):
弦楽四重奏曲全集 [ヴェネツィア弦楽四重奏団]発売日:2023年01月27日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
20世紀に活躍したイタリアの作曲家マリピエロが1920年から64年にかけて作曲した8曲の弦楽四重奏曲を収録した2枚組。当時声楽が優勢であったイタリアの音楽界において、器楽作品の復興に尽くした作曲家の一人に挙げられるマリピエロは、ドビュッシーの影響が反映された自由な形式と、斬新な和声法を用いて実験的な作品を書き続けました。新古典派の様式に基づく第1番と第2番、交響曲の縮小版のような第3番と第4番、自身の演劇作品からインスパイアされたという第5番、更に色彩的な響きを追求していく第6番から第8番まで、マリピエロの作風の移り変わりを味わえます。 1996年に録音され、その翌年にリリース、イタリアの音楽誌「Musica e Dischi」で高く評価されたアルバムを、マリピエロ没後50年を記念して再編集した2枚組です。
収録作曲家:
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ベッリーニ(1801-1835):
歌劇《ビアンカとフェルナンド》 [サロメ・ジチア(ソプラノ)/ジョルジョ・ミッセーリ(テノール)/ニコラ・ウリヴィエーリ(バリトン) 他/ドナート・レンゼッティ(指揮)/カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2022年12月16日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
ベッリーニの歌劇《ビアンカとフェルナンド》
初演の地ジェノヴァより世界初映像登場!ベッリーニ2作目の歌劇《ビアンカとフェルナンド》(1826年初演の《ビアンカとジェルナンド》の大改訂版)は、1828年4月7日、ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ歌劇場の落成式典の杮落としとして上演されました。その作風は大先達ロッシーニの大きな影響下にあるものの、憂愁を帯びた美しい抒情に溢れるベッリーニの音楽の特質が、既に随所に見られる佳作として知られています。 アルゼンチン出身のオペラ演出界の重鎮ウーゴ・デ・アナによる、巨大な天球儀を模したユニークな舞台装置を背景に、ジョージア出身のサロメ・ジチア(ビアンカ役)が俊敏な美声で高難度のパッセージを歌い上げ、ジョルジョ・ミッセーリ(フェルナンド役)が伸びやかでリリカルなテノール歌唱でそれに応えます。 名匠ドナート・レンゼッティのタクトが導く引き締まったテンポと緊密なアンサンブルが、この上演に高い完成度をもたらしています。収録作曲家:
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ベッリーニ(1801-1835):
歌劇《ビアンカとフェルナンド》 [サロメ・ジチア(ソプラノ)/ジョルジョ・ミッセーリ(テノール)/ニコラ・ウリヴィエーリ(バリトン) 他/ドナート・レンゼッティ(指揮)/カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2022年12月16日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
ベッリーニ2作目の歌劇《ビアンカとフェルナンド》(1826年初演の《ビアンカとジェルナンド》の大改訂版)は、1828年4月7日、ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ歌劇場の落成式典の杮落としとして上演されました。その作風は大先達ロッシーニの大きな影響化にあるものの、憂愁を帯びた美しい抒情に溢れるベッリーニの音楽の特質が、既に随所に見られる佳作として知られています。 ジョージア出身のサロメ・ジチア(ビアンカ役)が俊敏な美声で高難度のパッセージを歌い上げ、ジョルジョ・ミッセーリ(フェルナンド役)が伸びやかでリリカルなテノール歌唱でそれに応えます。 名匠ドナート・レンゼッティのタクトが導く引き締まったテンポと緊密なアンサンブルが、この上演に高い完成度をもたらしています。
収録作曲家:
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ジョヴァンニ・サルヴィウッチ(1907-1937)&
イディッタ・サルヴィウッチ(1904-1994):
歌曲集と室内交響曲 [セレナ・コロンベーラ(ソプラノ)/グイド・サルヴェッティ(ピアノ)/ティト・チェッケリーニ(指揮)/スイス・イタリア語放送管弦楽団]SALVIUCCI, G. and I.P.: Early 20th-Century Songs from Rome / Chamber Symphony for 17 Instruments (Colombera, Salvetti, Ceccherini)
発売日:2022年12月16日 NMLアルバム番号:CDS7966
CD価格:2,175円(税込)
2つの世界大戦の狭間にローマで活躍した2人の作曲家の作品を収録したアルバム。 イディッタ・サルヴィウッチ(旧姓パルパリオーロ)はサンタ・チェチーリア音楽院で、レスピーギの妻エルザ・オリヴィエーリ=サンジャコモに師事したこともあり、レスピーギに強い関心を抱いていました。1932年に出版された「3つの愛の歌」は東洋的な味わいを持つ洗練された作品。師に捧げられました。詩を書いた「フクコ」とはイタリアの詩人アッティリア・プリナ・ポッツィのペンネームで、日本語の詩を翻訳したものと言われています。 その後、イディッタは1934年に当時人気急上昇中の作曲家ジョヴァンニ・サルヴィウッチと結婚し3人の子供をもうけましたが、1937年にジョヴァンニは30歳で早世してしまいます。このアルバムにはジョヴァンニの歌曲と、1933年作の「17楽器のための室内交響曲」も収録。こちらはカゼッラに師事し、当時ヨーロッパで流行していた新古典主義の様式を踏襲したジョヴァンニの高度な作曲技法が味わえる作品です。
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マイヤー(1799-1862):
ピアノ作品集
若人の夢 Op.300/若人の花 Op.121 [ルイージ・ジェローザ(ピアノ)]MAYER, C.: Jugendträume / Jugendblüthen (Gerosa)
発売日:2022年12月16日 NMLアルバム番号:CDS7980
CD価格:2,325円(税込)
チャールズ(シャルルとも)・マイヤーはドイツ、ケーニヒスブルク出身のピアニスト・作曲家。幼いころにモスクワに移住、ピアニストだった母より音楽の手ほどきを受け、後にジョン・フィールドに師事し、自身の作曲・演奏スタイルを確立しました。ピアニストとしての名声を確立後、サンクトペテルブルクを拠点に活躍。グリンカをはじめとした多くの弟子を育てるとともに、数多くのピアノ曲を含む300を超える作品を書きあげています。晩年はドレスデンに移り亡くなるまで活動を続けました。 このアルバムに収録された2つのピアノ曲集は、どちらもシューマンとメンデルスゾーンを思わせるロマン派の伝統に則ったサロン風の作品。各曲にはそれぞれタイトルが付されており、技巧的には平易に書かれていますが、それだけに演奏者の解釈や表現が問われます。 ルイージ・ジェローザはJ.S.バッハからロマン派の作品を得意とするイタリアのピアニスト。カルクブレンナーのソナタ集(CDS-7661、7707)、シュレーターのソナタ集(CDS-602)、ヘラーのピアノ作品集(CDS-7747)の録音が高く評価されています。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《愛の妙薬》 [カテリーナ・サーラ(ソプラノ)/ハビエル・カマレナ(テノール)/フロリアン・センペイ(バリトン) 他/リッカルド・フリッツァ(指揮)/オーケストラ・リ・オリジナーリ]発売日:2022年11月25日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
アルベルト・ゼッダ校訂によるフレッシュな《愛の妙薬》登場!2021年11月19日、作曲家の故郷ベルガモのドニゼッティ音楽祭のオープニング公演として上演された歌劇《愛の妙薬》をお届けします。数多くの客演で日本でもおなじみのイタリア・オペラの名匠リッカルド・フリッツァがピリオド楽器集団、オーケストラ・リ・オリジナーリを率いて、アルベルト・ゼッダの綿密な校訂による《愛の妙薬》のオリジナルな姿に迫ります。 フレデリック・ウェイク=ウォーカーによる舞台は、地域の子供たちによる寸劇や、人形劇を取り入れたカラフルでチャーミングなもの。主役カップルに世界のオペラシーンで大人気のリリック・テノール、ハビエル・カマレナ(ネモリーノ)と若き新星ソプラノ、カテリーナ・サーラ(アディーナ)、オペラ・ブッファのステージに引く手あまたのフロリアン・センペイ(ベルコーレ)、ヴェルディ・バリトンとしてその名を馳せるベテラン、ロベルト・フロンターリ(ドゥルカマーラ)ら理想的な歌唱陣を得て、フリッツァのタクトのもとドニゼッティの一番人気の作品にフレッシュな息吹をもたらしています。
収録作曲家:
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Vive Verdi!
ヴェルディの珍しいフランス語ヴァージョン・オペラより [リュドヴィク・テジエ(バリトン) 他/ロベルト・アバド(指揮)/ボローニャ市立劇場管弦楽団/フィラルモニカ・アルトゥーロ・トスカニーニ]VERDI, G.: Opera Excerpts (Vive Verdi!) (Teatro Regio Choir, Teatro Regio Orchestra, Abbado)
発売日:2022年11月25日 NMLアルバム番号:CDS7941
CD価格:2,175円(税込)
ヴェルディの作品の中でも、さまざまな事情でフランス語版が作成された歌劇の中から3作のハイライトを収録した1枚。 《ナブッコ(初演当時はナブコドノゾール)》は1842年にミラノ・スカラ座で初演され大成功を収めた歌劇。すぐにイタリア以外の国で立て続けに上演されており、このアルバムに収録されているのは1848年、ブリュッセルのモネ劇場で上演された際、第3幕に挿入されたオーケストラのためのディヴェルディスマンで、演奏には最近発見されたばかりの総譜が用いられています。 《マクベス》は1847年に初演され、フランスで上演される際、ヴェルディが大幅な改定を行いました。フランス語で歌われるアリアの斬新さをお楽しみください。《ラ・トルヴェール》からのナンバーもパリで演奏される際に挿入されたディヴェルディスマン。パリの地域色が感じられる旋律が用いられています。 《マクベス》と《ラ・トルヴェール》はパルマで開催されたロベルト・アバドの指揮によるヴェルディ音楽祭で収録された既発盤からの抜粋。《ナブコドノゾール》は当盤が初出となります。珍しいヴェルディを楽しむことが出来ます。
収録作曲家:
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A Breath Between the Strings
弦のはざまの息遣い
ジェイコブ/ムーディ/キンゼイ:
ハーモニカと弦楽四重奏のための五重奏曲集 [ジャンルーカ・リッテラ(ハーモニカ)/エネルジエ・ノーヴェ四重奏団]Quintet for Harmonica and String Quartet - JACON, G. / MOODY, J. / KINSEY, T. (A Breath Between the Strings) (Littera, Quartetto Energie Nove)
発売日:2022年11月25日 NMLアルバム番号:CDS7965
CD価格:2,175円(税込)
3人の現代英国作曲家によるハーモニカと弦楽四重奏のための作品集。美しく穏やかな旋律を持ち味とするゴードン・ジェイコブのディヴェルティメント、もともとハーモニカを愛し、数多くの作品を書いたジェイムズ・ムーディの技巧的で派手な部分と内省的な部分を併せ持つ古典的な様式による五重奏曲、そして後期ロマン派の様式のもと、ガーシュウィンとピアソラからの影響も感じさせる印象的な旋律を持つ、ジャズ・ドラマーとしても知られるトニー・ギンゼイの五重奏曲が収録されています。 見事な演奏を披露するジャンルーカ・リッテラは、クロマティック・ハーモニカで、クラシックからジャズまで幅広いレパートリーを演奏する世界でも数少ない名手の一人です。
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ヴェルディ(1813-1901):
歌劇《椿姫》 [ナディーン・シエラ(ソプラノ)/フランチェスコ・メーリ(テノール)/レオ・ヌッチ(バリトン)/ズービン・メータ(指揮)/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団]発売日:2022年10月28日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
ナディーン・シエラが歌うヴィオレッタ ―
フィレンツェ五月音楽祭から《椿姫》登場!数々の新プロダクションを発表し絶好調のフィレンツェ五月音楽祭から、斬新な《椿姫》の登場です。主役ヴィオレッタにその美声と歌唱力が大評判のナディーン・シエラ、アルフレード役に世界中のオペラシーンで引く手あまたのフランチェスコ・メーリ、さらにイタリア・オペラ界を代表する長老レオ・ヌッチが父ジェルモン役として脇を固める、という万全の布陣。 今回が前作《リゴレット》に続き、フィレンツェ五月音楽祭での二度目の登場となる鬼才ダヴィデ・リヴェルモーレによる演出は、オリジナルの音楽、台本を尊重しつつも舞台を1968年のパリ - フランス5月革命に揺れる街 - に置き代えるという独創的なもの。この演出に応える巨匠ズービン・メータの繊細かつダイナミックなタクトに導かれたオーケストラは、充実した歌唱陣とあいまって、ヴェルディ・オペラの代表作《椿姫》に新鮮な彩りと輝きを与えています。収録作曲家:
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サンマルティーニ(1700/01-1775):
6つのウィーン風ソナタ [オイノス・バロック・トリオ]SAMMARTINI, G.B.: 6 Viennese Sonatas (Oinos Baroque Trio)
発売日:2022年10月28日 NMLアルバム番号:CDS7959
CD価格:2,175円(税込)
18世紀のミラノで活躍したジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ。グルックの恩師とされ、1775年に亡くなるまでに大量の歌劇と交響曲、室内楽曲などを遺し、ヨハン・クリスティアン・バッハやハイドン、モーツァルトら初期古典派の作曲家たちに強い影響を与えました。このウィーン風ソナタはサンマルティーニの初期の作品で、3楽章の古典的な室内ソナタの中に、教会ソナタを思わせる4楽章の作品が含まれており、その巧みな主題の展開からは、当時流行が根付きはじめたウィーン古典派の作風が窺えます。 演奏するオイノス・バロック・トリオは、サンマルティーニのこの作品を研究、演奏、録音するために長らくコラボレーションを行ってきたメンバーたちが最近結成したアンサンブル。作品への深い傾倒と理解が示されています。
収録作曲家:
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ヴェルディ(1813-1901)
歌劇《グスターヴォ3世(仮面舞踏会)》 [ピエロ・プレッティ(テノール)/アンナ・ピロッツィ(ソプラノ)/アマルトゥフシン・エンクバット(バリトン) 他/指揮: ロベルト・アバド/フィラルモニカ・アルトゥーロ・トスカニーニ - オーケストラ・ラプソディ/パルマ王立歌劇場合唱団]発売日:2022年09月23日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
《仮面舞踏会》をオリジナル台本で復刻した《グスターヴォ3世》映像登場!実在のスウェーデン国王の暗殺事件に題材を取ったヴェルディの歌劇の構想は、当局の厳しい検閲による様々な紆余曲折を経て、当時イギリスの植民地だったボストンにその舞台を移した《仮面舞踏会》として結実。1859年にローマで初演され、絶賛を浴びました。当盤は、ヴェルディが当初構想した《グスターヴォ3世》のオリジナルの台本を、音楽学者イラリアナ・リーチが《仮面舞踏会》に適用した比較校訂版スコア(リコルディ全集版)に基づく《グスターヴォ3世》上演の世界初の映像収録です。 2021年に急逝した舞台監督の名匠グラハム・ヴィックの原案に基づく現代的なタッチで描かれた斬新な舞台(ヤコポ・スピレッティ演出)に、題名役を歌うピエロ・プレッティの伸びやかな美声と、伯爵役のアマルトゥフシン・エンクバットの重厚な歌唱が見事な対照をなしています。女声陣ではアメーリア役のアンナ・ピロッツィが愛の悩みをドラマティックに歌い上げ、ウルリカ役のベテラン、アンナ・マリア・キウーリが不気味な雰囲気を醸し出し、オスカル役の新鋭ジュリアーナ・ジャンファルドーニがチャーミングな歌唱を披露します。 優れた歌唱陣とオーケストラをまとめ上げるロベルト・アバドの端正なタクトが、フランスのグランド・オペラの様式を消化吸収し、円熟に向かうヴェルディの傑作歌劇を余すところなく描き尽くしています。
収録作曲家:
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ヴェルディ(1813-1901)
歌劇《グスターヴォ3世(仮面舞踏会)》 [ピエロ・プレッティ(テノール)/アンナ・ピロッツィ(ソプラノ)/アマルトゥフシン・エンクバット(バリトン) 他/指揮: ロベルト・アバド/フィラルモニカ・アルトゥーロ・トスカニーニ - オーケストラ・ラプソディ/パルマ王立歌劇場合唱団]発売日:2022年09月23日
CD 3枚組価格:4,050円(税込、送料無料)
《仮面舞踏会》をオリジナル台本で復刻した《グスターヴォ3世》!実在のスウェーデン国王の暗殺事件に題材を取ったヴェルディの歌劇の構想は、当局の厳しい検閲による様々な紆余曲折を経て、当時イギリスの植民地だったボストンにその舞台を移した《仮面舞踏会》として結実。1859年にローマで初演され、絶賛を浴びました。当盤は、ヴェルディが当初構想した《グスターヴォ3世》のオリジナルの台本を、音楽学者イラリアナ・リーチが《仮面舞踏会》に適用した比較校訂版スコア(リコルディ全集版)に基づく《グスターヴォ3世》上演を収録したものです。 本収録では、題名役を歌うピエロ・プレッティの伸びやかな美声と、伯爵役のアマルトゥフシン・エンクバットの重厚な歌唱が見事な対照をなしています。女声陣ではアメーリア役のアンナ・ピロッツィが愛の悩みをドラマティックに歌い上げ、ウルリカ役のベテラン、アンナ・マリア・キウーリが不気味な雰囲気を醸し出し、オスカル役の新鋭ジュリアーナ・ジャンファルドーニがチャーミングな歌唱を披露します。 優れた歌唱陣とオーケストラをまとめ上げるロベルト・アバドの端正なタクトが、フランスのグランド・オペラの様式を消化吸収し、円熟に向かうヴェルディの傑作歌劇を余すところなく描き尽くしています。
収録作曲家:
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Variations 変奏曲集
ソル(1778-1839):
ギター作品集 [クリスティアン・エル・コウリ(ギター)]SOR, F.: Guitar Music (Variations) (Khouri)
発売日:2022年09月23日 NMLアルバム番号:CDS7949
CD価格:2,175円(税込)
スペイン生まれのフェルナンド・ソル。父からギターを学んだソルは、当時脚光を浴び始めたこの楽器を更に広めるために数多くの作品を書き上げました。 彼の作品は、同時代に活躍したギターの名手たち…マウロ・ジュリアーニやフェルディナンド・カルッリのように超絶技巧を前面に出すのではなく、洗練された和声の感覚を生かした旋律的なものが多く、彼の練習曲や変奏曲は作曲から2世紀を経た今もギタリストたちの模範となっています。 このアルバムに収録された一連の変奏曲はソルの代表作であり、中でも「モーツァルトの《魔笛》の主題による序奏と変奏曲 Op. 9」は最高傑作のひとつです。 演奏するクリスティアン・エル・コウリは1988年ミラノ生まれのギタリスト。幼い頃からギターを学び、2003年ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院に入学し、パオロ・ケリーチに師事。その後、コモのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で更に研鑽を積みました。現在はソリスト、アンサンブル、室内オーケストラのメンバーとしてイタリア国内外にて幅広く活躍しています。
収録作曲家:
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A.スカルラッティ(1660 -1725):
歌劇《グリゼルダ》 [ラッファエーレ・ペー(カウンターテナー)/カルメラ・レミージョ(ソプラノ)/フランチェスカ・アショーティ(メゾ・ソプラノ) 他/ギズリエーリ合唱団(合唱指揮: ジュリオ・プランディ)/ラ・リラ・ディ・オルフェオ/指揮: ゲオルゲ・ペトルー]発売日:2022年08月26日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:5,500円(税込、送料無料)
初演300周年記念 - ヴァッレ・ディトリア音楽祭より
A.スカルラッティの代表作 歌劇《グリゼルダ》登場!(世界初映像化)この歌劇《グリゼルダ》は、ボッカッチョ作『デカメロン』の中のひとつのエピソード『グリゼルダの物語』を原作としたアポストロ・ゼーノによる台本に、ナポリ楽派の巨匠アレッサンドロ・スカルラッティが作曲し1721年ローマで初演された作曲家晩年の作品です。スカルラッティは時代に先駆けてレチタティーヴォとアリアで情緒や感情をクローズアップする形式を確立し、バロック・オペラの表現形式の拡充に大きな足跡を残しました。 本上演ではソプラノの名花カルメラ・レミージョとカウンターテナーの鬼才ラッファエーレ・ペーを中心とする充実した歌唱陣を、ギリシャ出身の古楽指揮者ゲオルゲ・ペトルー率いるラ・リラ・ディ・オルフェオの躍動する演奏が見事に支えています。 現代彫刻家のオブジェを用いるロゼッタ・クッキの演出による舞台と合わせてバロック的な感情のドラマの神髄をお楽しみください。収録作曲家:
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A.スカルラッティ(1660 -1725):
歌劇《グリゼルダ》 [ラッファエーレ・ペー(カウンターテナー)/カルメラ・レミージョ(ソプラノ)/フランチェスカ・アショーティ(メゾ・ソプラノ) 他/ギズリエーリ合唱団(合唱指揮: ジュリオ・プランディ)/ラ・リラ・ディ・オルフェオ/指揮: ゲオルゲ・ペトルー]発売日:2022年08月26日
CD 3枚組価格:4,050円(税込、送料無料)
初演300年記念-ヴァッレ・ディトリア音楽祭より
A.スカルラッティの代表作 歌劇《グリゼルダ》登場!《グリゼルダ》は、ボッカッチョ作『デカメロン』の中のひとつのエピソード『グリゼルダの物語』を原作としたアポストロ・ゼーノによる台本に、ナポリ楽派の巨匠アレッサンドロ・スカルラッティが作曲した彼の現存する最後の歌劇です。スカルラッティは時代に先駆けてレチタティーヴォとアリアで情緒や感情をクローズアップする形式を確立し、バロック・オペラの表現形式の拡充に大きな足跡を残しました。 本上演ではソプラノの名花カルメラ・レミージョとカウンターテナーの鬼才ラッファエーレ・ペーを中心とする充実した歌唱陣を、ギリシャ出身の古楽指揮者ゲオルゲ・ペトルー率いるラ・リラ・ディ・オルフェオの躍動する演奏が見事に支えています。 バロック的な感情のドラマの神髄をお楽しみください。収録作曲家:
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パッヘルベル(1653-1706):
アポロンの六弦琴
シャコンヌ ハ長調 [エンリコ・ビッソーロ(チェンバロ)]PACHELBEL, J.: Hexachordum Apollinis / Chaconne (Bissolo)
発売日:2022年08月26日 NMLアルバム番号:CDS7961
CD価格:2,325円(税込)
「パッヘルベルのカノン」を筆頭に、オルガン曲から声楽曲まで多数の作品を遺したパッヘルベル。この『アポロンの六弦琴』は彼の最高傑作のひとつと称えられています。 1699年にニュルンベルクで出版された鍵盤楽器のためのこの作品は、芸術を司る神アポロンの名のもとに、6組のアリアと変奏(基本的に各6の変奏がつくものの、第2番は第5変奏にとどまり、第6番は第8変奏まで書かれている)で構成されています。当時流行していたさまざまな流派からの影響が感じられるとともに、優れたオルガニストであったパッヘルベルの技巧や表現がふんだんに用いられた聴きごたえのある作品です。パッヘルベルはこの作品を当時オルガンの大家とされていたフェルディナント・トビアス・リヒターとディートリヒ・ブクステフーデに捧げました。アルバムの最後に置かれたシャコンヌは、J.S.バッハ作品を先取りするほどの華麗さを持っています。 演奏するエンリコ・ビッソーロはヴェローナ音楽院でオルガンとチェンバロを学び、クレモナ音楽大学とトロッシンゲン音楽大学で更に研鑽を積んだ奏者。さまざまな音楽祭に出演するほか、ソロや室内楽での録音も活発に行っています。
収録作曲家:
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ヴェルディ(1813-1901):
歌劇《ファルスタッフ》 [ニコラ・アライモ(バリトン)/シモーネ・ピアッツォーラ(バリトン)/アイリーン・ペレス(ソプラノ)/サラ・ミンガルド(アルト)/カテリーナ・ピーヴァ(メゾ・ソプラノ)/フランチェスカ・ボンコンパーニ(ソプラノ) 他/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱/ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)]発売日:2022年07月29日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
「この世はすべて冗談!」 ガーディナー渾身の《ファルスタッフ》登場!舞台はヘンリー4世統治下のウィンザー。大酒飲みで女好きのファルスタッフ卿が、2人の女性アリーチェとメグ・ペイジに同時に同文の恋文を送ったことから起こる騒動と、アリーチェの娘ナンネッタと恋人フェントンが結ばれるまでの物語が平行して描かれます。シェイクスピアの戯曲『ウィンザーの陽気な女房たち』をもとにアッリーゴ・ボーイトが台本を書き下ろしたこの歌劇《ファルスタッフ》は、80歳近いヴェルディが「自身のために」と作曲したという、人生の酸いも甘いも噛み合分けた笑いの中にもペーソス漂う名作です。 このスヴェン=エリク・ベヒトルフ演出によるフィレンツェ五月音楽祭歌劇場での《ファルスタッフ》新演出版上演時には、終演後に拍手が鳴りやまず、最後のフーガを繰り返したとのこと。またファルスタッフを歌ったニコラ・アライモをはじめ、他の歌手たちにも称賛が送られました。 アメリカ出身のアイリーン・ペレスとヴェテラン、サラ・ミンガルトら、重要な役回りである4人の女性陣の歌唱も特筆もの。そして何より素晴らしいのは、この作品を得意とするジョン・エリオット・ガーディナーの指揮。ガーディナーにはこれまでにも1998年にオルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークを指揮しての録音がありますが、こちらのフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団との演奏も、合唱団も含め、細かいところにまで目が行き届いた素晴らしい仕上がりを誇ります。
収録作曲家:
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クヴァンツ(1697-1773):
トリオ・ソナタ集 [アンサンブル・ラビリント・アルモニコ]QUANTZ, J.J.: Trio Sonatas (Ensemble Labirinto Armonico)
発売日:2022年07月15日 NMLアルバム番号:CDS7957
CD価格:2,325円(税込)
ドイツ・バロック期の作曲家ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツのトリオ・ソナタ集。プロイセン王フリードリヒ2世のフルート教師を務め、王のために300曲以上のフルート協奏曲を作曲。また晩年に著述した『フルート奏法試論』は現在でも多くの人に愛読されています。 このトリオ・ソナタは、王に仕える以前のドレスデン時代に作曲されたもので、これらはアルカンジェロ・コレッリによって体系化された、当時ヨーロッパで最も流行していた室内楽のジャンルに属するものです。クヴァンツは楽器間の優雅な対話に加え、フーガを思わせるパッセージを強調、のちの大規模な協奏曲を予見させるような独自の音楽語法が用いられています。 アンサンブル・ラビリント・アルモニコはヴァイオリン奏者ピエルルイジ・メンカッティーニが設立したイタリアの古楽器アンサンブル。数々の音楽祭に出演するなどイタリア国内外で活躍しています。
収録作曲家:
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ルカ・マレンツィオ(1553-1599):
ミサ曲「神にむかって喜び歌え」
第6旋法によるマニフィカト [ヴェルチェッリ大聖堂カペッラ・ムジカーレ/ドン・デニス・シラーノ(指揮)]MARENZIO, L.: Missa Jubilate / Magnificat Sexti Toni (Cappella Musicale della Cattedrale di Vercelli, Demicheli, Bagnasco, Silano)
発売日:2022年07月15日 NMLアルバム番号:CDS7958
CD価格:2,325円(税込)
イタリア後期ルネサンス時代に活躍したルカ・マレンツィオ。16世紀を代表するマドリガーレ作曲家の一人であり、初期バロックへの橋渡しを行う重要な作品を遺しました。 このアルバムには、これまで作者不詳とされていたヴェルチェッリのカピトラーレ古文書館にあった2つの未公開写本を詳細に調査した結果、マレンツィオの作品であることが判明したという宗教作品を収録。保存状態の悪い手稿譜を丹念に調べ、これまで偽作とされていた作品も含め、世界初録音を行っています。 これらの作品は、マレンツィオがローマとポーランドで活動していた軌跡でもあり、とりわけ2種の「神にむかって喜び歌え」はマレンツィオが様々な状況で自作を演奏するための改訂作業の結果が見て取れます。 ヴェルチェッリ大聖堂カペッラ・ムジカーレはソプラノ、アルト、テノール、バス各2名にオルガン(トラック2-7&9)とヴィオローネ(同2-7)による編成。少人数の歌唱でポリフォニーの線を明瞭に描き、マドリガーレの巨匠が書いた教会音楽を蘇らせています。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《連隊の娘》 [サラ・ブランチ(ソプラノ)/アドリアーナ・ビニャーニ・レスカ(メゾ・ソプラノ)/パオロ・ボルドーニャ(バス)/ジョン・オズボーン(テノール)他/ドニゼッティ歌劇場管弦楽団/指揮: ミケーレ・スポッティ]発売日:2022年06月24日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,400円(税込、送料無料)
ドニゼッティ・フェスティヴァル、キューバ国立歌劇場共同制作による
豊かな色彩と弾ける楽しさに満ちた《連隊の娘》登場!1840年に初演された《連隊の娘》。ドニゼッティはこの作品をパリのオペラ=コミック座の依頼を受けて短時間で作曲したとされています。当時、イタリアの作曲家によるオペラ・コミックはとても珍しいものでしたが、同劇場での初演は大成功を収め、何度も再演される人気演目となりました。 新鋭ミケーレ・スポッティの指揮による本上演は、活気に満ちた軍楽調の調べとエレガントな音作りが特徴。キューバの打楽器コンガが舞台で効果的に用いられているのにも注目です。マリー役のサラ・ブランチは輝く声で高音域を自在に歌い上げ、魅力的な女性像を描き出しています。トニオ役のジョン・オズボーンは若々しい声でハイCを幾度となく響かせ、シュルピス役のパオロ・ボルドーニャは安定した歌唱で全体を引き締めます。実母役のアドリアーナ・ビニャーニ・レスカのコミカルな歌唱も聴きどころです。収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《連隊の娘》 [サラ・ブランチ(ソプラノ)/アドリアーナ・ビニャーニ・レスカ(メゾ・ソプラノ)/パオロ・ボルドーニャ(バス)/ジョン・オズボーン(テノール)他/ドニゼッティ歌劇場管弦楽団/指揮: ミケーレ・スポッティ]発売日:2022年06月24日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
1840年に初演された《連隊の娘》。ドニゼッティはこの作品をパリのオペラ=コミック座の依頼を受けて短時間で作曲したとされています。当時、イタリアの作曲家によるオペラ・コミックはとても珍しいものでしたが、同劇場での初演は大成功を収め、何度も再演される人気演目となりました。 新鋭ミケーレ・スポッティの指揮による本上演は、活気に満ちた軍楽調の調べとエレガントな音作りが特徴。キューバの打楽器コンガが舞台で効果的に用いられているのにも注目です。マリー役のサラ・ブランチは輝く声で高音域を自在に歌い上げ、魅力的な女性像を描き出しています。トニオ役のジョン・オズボーンは若々しい声でハイCを幾度となく響かせ、シュルピス役のパオロ・ボルドーニャは安定した歌唱で全体を引き締めます。実母役のアドリアーナ・ビニャーニ・レスカのコミカルな歌唱も聴きどころです。
収録作曲家:
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ホヴァネス(1911-2000):
ピアノ作品集 第2集 [アレッサンドラ・ポンピーリ(ピアノ)]HOVHANESS, A.: Piano Works, Vol. 2 - Journeying over Land and through Space (Pompili)
発売日:2022年06月17日 NMLアルバム番号:CDS7946
CD価格:2,325円(税込)
アルメニア系アメリカの作曲家アラン・ホヴァネス。20世紀アメリカを代表する作曲家の一人であり、ヨーロッパの前衛芸術を避け、アルメニアやインド、東洋の音楽要素を採り入れた作品を数多く残しました。 このピアノ作品集第2集には、詩人・神秘家であるフランシスコ・ベーコンに捧げられた「ヘルメスの星」を始め、ギリシャ系アメリカ人ピアニストに捧げられた、コーカサス地方オセチン(オセチア)の民謡をモティーフにした舞曲「オセチアの旋律による幻想曲」、複雑な音型でありながら魅惑的な旋律に満たされたピアノ・ソナタ「アークトゥルス(夜空に輝く星「うしかい座α」)への旅」、彼が好んだ日本の題材を用いた「小町」、アルバムの最後に置かれた「ギリシャ・ラプソディ」など、民謡などのさまざまな素材を練り上げ、新しいものへと昇華させたホヴァネスならではの作品が収録されています。 第1集(CDS-7701)に引き続き、ホヴァネス作品の良き理解者として知られるピアニスト、アレッサンドラ・ポンピーリは、世界初録音を含む彼の神秘的な音楽をじっくりと聴かせます。
収録作曲家:
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サント=コロンブ(1640頃-1700頃):
2つの対等なヴィオールのためのコンセール集
第1集 [パオロ・ビオルディ(ヴィオール)/フランチェスコ・トメイ(ヴィオール)]SAINTE-COLOMBE, J. de: Concerts à deux violes esgales, Vol. 1 (Biordi, Tomei)
発売日:2022年06月17日 NMLアルバム番号:CDS7952
CD価格:2,325円(税込)
サント=コロンブ氏(ムッシュ・ド・サント=コロンブ)は、フランス・バロック音楽の作曲家・ヴィオール奏者。高い名声を博したものの、実名や生没年を含め、その生涯は謎に包まれており、おそらく1640年頃に生まれ1700年頃に没したジャン・ド・サント=コロンブがこの人物と考えられています。 彼の名が一躍知られるようになったのは、1966年、ジュネーヴで「CONCERTS À DEUX VIOLES ESGALES 2つの対等なヴィオールのためのコンセール集」の写本が発見されたことによるものでした。全67曲からなるこの曲集、各組曲にはタイトルが付けられており、恐らく当時の音楽愛好家や知識人たちの集まりのために書かれたものだったのでしょうが、とても高度な技術が要求される演奏困難な作品です。 とはいえ、ヴィオールならではの艶やかな音色による二重奏は、とても魅力的。このアルバムではパオロ・ビオルディとフランチェスコ・トメイが息のあったデュオを聴かせます。
収録作曲家:
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カルッリ再発見
F.カルッリ(1770-1841):
作品集 [マルチェッロ・ファントーニ(ギター)]CARULLI, F.: Guitar Music (Carulli Rediscovered) (Fantoni)
発売日:2022年06月17日 NMLアルバム番号:CDS7956
CD価格:2,325円(税込)
ナポリ出身の作曲家フェルディナンド・カルッリは、パリで一流のギタリストとして活躍しました。教師としても才能を発揮し、彼のギターのための練習曲「メトード・コンプレット Op.27」は現在でも使用されています。 彼は当時流行していたオペラや管弦楽作品の旋律を用いてヴィルトゥオーゾ的な変奏曲に仕立て上げることを得意としており、時には同世代のパガニーニ作品や、スペイン風のスタイルも取り込むことで、自らのテクニックを見せつけていました。 このアルバムでは、名手マルチェッロ・ファントーニが1820年製の楽器を用いて、世界初録音を含むカルッリの様々な作品を紹介。変奏曲でのまばゆいばかりの技巧や、愛らしいワルツなど、知られざる作品を美しい音色で楽しめます。
収録作曲家:
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ワーグナー(1813-1883):
舞台祝祭劇《ニーベルングの指環》第3夜
楽劇《神々の黄昏》 [コスタディン・アンドレーエフ (テノール)/アスタナス・ムラデノフ (バリトン)/ビセル・ゲオルギエフ (バリトン)/ペタル・ブチコフ (バス)/ヨルダンカ・デリロヴァ (ソプラノ)他/ソフィア国立歌劇場管弦楽団/指揮: パヴェル・バレフ]発売日:2022年05月27日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:5,500円(税込、送料無料)
楽劇《ラインの黄金》に始まり、《ワルキューレ》《ジークフリート》と、リリースを重ねる毎にその実力を印象づけてきたブルガリアのソフィア歌劇場によるリング・ツィクルス最終章。アルベリヒの息子ハーゲンは、彼の異父兄グンターをそそのかし、旅の途中でギービヒ族の邸を訪れたジークフリートに忘れ薬を飲ませ、妹グートルーネと婚約させます。その裏切りに激怒したブリュンヒルデはジークフリートへの復讐を誓います。しかし邸の男たちと狩に出たジークフリートはハーゲンに謀殺され骸となって館に戻ります。真実を知ったブリュンヒルデはラインの河畔に薪を積み上げ、火を放ち身を投じます。その炎は天のヴァルハラ城と神々をも焼き尽くし、溢れ出たラインの流れはすべての災厄の源である指環を呑み込み《ニーベルングの指環》はその大団円を迎えます。
このソフィア国立歌劇場《神々の黄昏》の舞台も、前三作と同じく、赤、青、緑の原色を基調とした照明に、不思議な幾何学模様や円錐が散りばめられたプラ-メン・カルタコフによるポップな演出コンセプトに貫かれています。 ここでも特撮怪獣映画のキャラクターのような装束やロック歌手を思わせる衣装をまとった歌手たちが舞台狭しと活躍します。今作ではアルベリヒ役のゲオルギエフとハーゲン役のペタル・ブチコフ以外は主要メンバーが刷新され、ブリュンヒルデ役のヨルダンカ・デリロヴァを初めとした新鮮な歌唱陣による熱演によりこの壮大なツィクルスの最終章が締めくくられます。収録作曲家:
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カール・ヴァイン(1954-):
ピアノ・ソナタ全集 [リュウ・シャオヤ(ピアノ)]VINE, C.: Piano Sonatas (Complete) (Xiaoya Liu)
発売日:2022年05月20日 NMLアルバム番号:CDS7931
CD価格:2,325円(税込)
オーストラリアの現代作曲家カール・ヴァインのピアノ・ソナタ集。 この4つのソナタの作曲年代はかれこれ30年にわたり、彼の作風の変遷と発展が端的に示されています。第1番は冒頭こそ瞑想的な雰囲気であるものの、すぐに躍動的な旋律が表れ全曲を支配します。第2番も技巧的であり、とりわけ第2楽章のジャズ風のトッカータが印象的です。第3番は古典的な4楽章で構成されたソナタ。2019年に書かれた第4番は「Aphorism=警句」と題された第1楽章を持つ暗示的な作品。第2楽章は印象派風の美しい曲調を持ち、騒がしい第3楽章と鮮やかな対比を見せています。 演奏するリュウ・シャオヤは、数多くのコンクールの入賞歴を持つアジア、ヨーロッパ、米国を中心に活躍するピアニスト。このアルバムでも確かな技巧と、豊かな音楽性を披露しています。
収録作曲家:
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パガニーニ(1782-1840):
〈弦楽とギターのための四重奏曲集 第2集〉
第7番・第14番・第15番 [パガニーニ・アンサンブル・ウィーン]PAGANINI, N.: Quartets for Strings and Guitar (Paganini Ensemble Vienna)
発売日:2022年05月20日 NMLアルバム番号:CDS7938
CD価格:2,325円(税込)
ヴァイオリンの超絶技巧の持ち主として知られたパガニーニ。実はギターの演奏にも秀でており、一時期はギターのための作品も多く書いていました。そんなパガニーニのギター四重奏曲は15作が出版されており、これらをすべて録音するというシリーズの第1集(CDS7912)も好評を博しています。 この第2集には独創的なメロディが楽しめる第7番、よりヴィルトゥオーゾ的で、ヴァイオリニストとしてのパガニーニの魅力が存分に発揮された第14番、ヴィオラの深く印象的な音色がまるでオペラのような表現力を醸し出す第15番の3曲を収録。 第1集と同じくパガニーニの研究家として知られる名手マリオ・ホッセンが設立したウィーンを拠点に活躍するアンサンブル“パガニーニ・アンサンブル・ウィーン”による演奏でお楽しみください。
収録作曲家:
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G.G.フェラーリ(1763-1842):
ハープとピアノのための二重奏曲集 [パオラ・ペルッチ(ハープ)/カルロ・マッツォーリ(フォルテピアノ)/エルサ・ボネッティ(ナチュラルホルン)/ルカ・デルプリオーリ(ナチュラルホルン)]FERRARI, G.G.: Duets for Harp and Piano (Perrucci, Mazzoli)
発売日:2022年05月20日 NMLアルバム番号:CDS7953
CD価格:2,325円(税込)
ジャコモ・ゴティフレード・フェラーリはイタリアのロヴェレートで生まれ、ナポリで学んだ後、フランスで過ごすものの革命から逃れロンドンに定住。1780年代後半のパリとロンドンの音楽界で高い評価を得た作曲家です。オペラ・声楽の分野での成功が目立ちましたが、2曲のピアノ協奏曲やピアノ・ソナタ、ヴァイオリンまたはフルートを伴うソナタも数多く残しています。 このアルバムに収録されたピアノとハープのための4つの二重奏曲は、ハイドンやモーツァルトへの敬愛が感じられる美しい旋律を持つ作品で、彼の作風の特徴が明確に示されています。スケルツォ楽章を欠く第2番以外は、流麗なアレグロ楽章、表情豊かな緩徐楽章、快活なスケルツォ、躍動豊かなロンドと定型の4楽章で構成されていますが、第3番と第4番にはホルンの伴奏が付くなど響きの変化も工夫されています。 復元楽器を含む18-19世紀の楽器による演奏は、作曲当時の雰囲気を伝えます。
収録作曲家:
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モンテヴェルディ(1567-1643):
歌劇《ウリッセの帰還》 [チャールズ・ワークマン(テノール)/アニチオ・ゾルジ・ジュスティアーニ(テノール)/デルフィーヌ・ガルー(アルト) 他/アカデミア・ビザンチナ/指揮: オッタヴィオ・ダントーネ]発売日:2022年05月13日
CD 3枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
モンデヴェルディの《ウリッセの帰還》は、ホメロスの叙事詩の壮麗な世界が音楽で描かれた最も深く優しく、感動的な作品と言われています。主人公ウリッセ(ユリシーズ)が、トロイアからの旅の途上で過酷な試練を経ながらも帰国、最愛の女王ペネーロペと再会し王国の再興を果たすという物語に、ヴェネツィアのサン・マルコ寺院の楽長として活躍したモンデヴェルディが作曲した晩年の代表作のひとつです。 この作品を「モンテヴェルディの最も優れた作品」と評価するチェンバロ奏者・指揮者オッタヴィオ・ダントーネが、通奏低音にリュート、テオルボ、6弦のヴィオローネを用いるアカデミア・ビザンチナを自在に操り、17世紀の味わい深い響きを忠実に再現、ベテラン、チャールズ・ワークマン(ウリッセ役)とデルフィーヌ・ガルー(ペネーロペ役)を中心に若手歌手を起用した歌唱陣の表情豊かな歌唱演技をひきたてつつ、精彩にみちた音楽を紡ぎだしています。
収録作曲家:
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モンテヴェルディ(1567-1643):
歌劇《ウリッセの帰還》 [チャールズ・ワークマン(テノール)/アニチオ・ゾルジ・ジュスティアーニ(テノール)/デルフィーヌ・ガルー(アルト) 他/アカデミア・ビザンチナ/指揮: オッタヴィオ・ダントーネ]発売日:2022年05月13日
Blu-ray日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
トロイア戦争に勝利したにもかかわらず、夫の王ウリッセが帰国しないことを嘆く妻のペネーロペ。そのうえ夫不在の宮廷に居座り傍若無人にふるまう3人の求婚者にも悩まされています。そのウリッセは女神ミネルヴァに助けられ、みすぼらしい姿で故郷に戻ってきました。ウリッセが死んだものとあきらめたペネーロペは求婚者の申し出を受け入れることにし「夫の弓を引き一番遠くに矢を射った者と結婚する」と宣言しますが、だれもウリッセの強弓を引くことはできません。そこへやってきた物乞いの姿に身をやつしたウリッセは難なく弓を引きますが…
モンデヴェルディの《ウリッセの帰還》は、ホメロスの叙事詩の壮麗な世界が音楽で描かれた最も深く優しく、感動的な作品と言われています。主人公ウリッセ(ユリシーズ)が、トロイアからの旅の途上で過酷な試練を経ながらも帰国、最愛の女王ペネーロペと再会し王国の再興を果たすという物語に、ヴェネツィアのサン・マルコ寺院の楽長として活躍したモンデヴェルディが作曲した晩年の代表作のひとつです。 フィレンツェ五月音楽祭(ペラゴラ劇場)で上演された本作はローバート・カーセン&イアン・バートンコンビの演出によるユニークな舞台作り(神々はバルコニー、人間はステージ上で歌唱演技)を背景に、この作品を「モンテヴェルディの最も優れた作品」と評価するチェンバロ奏者・指揮者オッタヴィオ・ダントーネが、通奏低音にリュート、テオルボ、6弦のヴィオローネを用いるアカデミア・ビザンチナを自在に操り、17世紀の味わい深い響きを忠実に再現、ベテラン、チャールズ・ワークマン(ウリッセ役)とデルフィーヌ・ガルー(ペネーロペ役)を中心に若手歌手を起用した歌唱陣の表情豊かな歌唱演技をひきたてつつ、精彩にみちた音楽を紡ぎだしています。収録作曲家:
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〈タルティーニの弟子たち 第2集〉
パガン(1723-1799)/
ナウマン(1741-1801)/
ヘレンダール(1721-1799)他:
ヴァイオリンとチェンバロのための作品集 [チルトミール・シスコヴィッチ(ヴァイオリン)/ルカ・フェッリーニ(チェンバロ)]Violin and Harpsichord Recital: Siskovic, Crtomir / Ferrini, Luca - PAGIN, A.-N. / NAUMANN, J.G. / HELLENDAAL, P. (Pupils of Tartini, Vol. 2)
発売日:2022年04月15日 NMLアルバム番号:CDS7939
CD価格:2,325円(税込)
1726年にパドヴァでタルティーニが開いたヴァイオリン教室は「諸国民の学校」と呼ばれるほど、国際色豊かな弟子たちが集まりました。ここで学んだ彼らはフランス、ドイツ、イタリア、オランダなど、それぞれの出身国に戻り、タルティーニの教えを守りながら数多くの作品を生み出し、故郷の音楽的発展に貢献していきます。 このシスコヴィッチとフェッリーニが演奏するアルバムは第1集(CDS-723)に続く、タルティーニから教えを受けた弟子たちの作品を集めたもの。フランス出身のノエル・パガン、ドイツ出身でタルティーニがその作品に興味を示したというナウマン、オランダ出身で、後半生はイギリスで活躍したヘレンダール、イタリア出身、タルティーニの門下の中でも最も優秀な弟子のひとりとみなされていたフェッラーリ、ロンドンで演奏活動を行ったのち、パルマ公爵家に仕えたモリージ、この5人の作品が収録されています。 彼らの作品はどれも、18世紀半ばの名人芸や抒情的な表現に、タルティーニのスタイリッシュで闊達な装飾的技法が織り込まれています。
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ピアノ・カンヴァセーションズ
ストラヴィンスキー(1882-1971):
舞曲、トランスクリプションと編曲集 [ルイージ・パロンビ (ピアノ)]STRAVINSKY, I.: Piano Conversations (Palombi)
発売日:2022年04月15日 NMLアルバム番号:CDS7947
CD価格:2,325円(税込)
ストラヴィンスキーはおよそ40年間にわたり、常に異なった作風でピアノ曲を書き続けており、最初期の「スケルツォ」(1902)ではロマンティックだった作風が、少しずつ複雑なリズム・パターンを持ったものに変貌していきます。 このアルバムにはストラヴィンスキー作品のピアノ編曲版を中心に収めており、作曲者自身による編曲と他の作曲家による編曲を並べることで、あたかもストラヴィンスキー作品をめぐる彼らの会話を聞くような趣きになっています。収録された作品はバレエ音楽「ミューズを率いるアポロ」を中心に、ジャズ風な曲や、バロック風の曲、斬新なハーモニーを用いた子供むけの曲など多岐にわたっています。 演奏しているパロンビはこれまでに「デューク・エリントン・ピアノ作品集」(CDS-7743)や「CINEMA」(CDS-7805)、バッハ作品のさまざまな編曲集「FAKE BACH」(CDS-7891)など、ジャンルを超えたアルバムを発表、そのユニークなコンセプトが注目されています。
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ジョルダーノ(1867-1948):
歌劇《シベリア》 [ソーニャ・ヨンチェヴァ(ソプラノ)/ゲオルギー・ストゥルア(テノール)/ジョルジュ・ペテアン(バリトン) 他/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団/指揮: ジャナンドレア・ノセダ]発売日:2022年03月25日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,400円(税込、送料無料)
ジョルダーノ: 歌劇《シベリア》 初映像化!19世紀初頭、帝政ロシアの首都サンクトペテルブルク。美貌の娘ステファナは、昔の恋人でジゴロのグレビの取り持ちで、貧しいお針子の境遇から貴族アレクシス王子の囲われ者となり贅沢な暮らしを送っています。純情な歩兵将校ヴァシリはお針子ステファナの恋人、彼女の住む邸をそれと知らずに訪れ、美しく着飾ったステファナを見て衝撃を受けるものの彼女への変わらぬ愛を訴えます。二人の関係を知ったアレクシス王子がヴァシリを殴打すると、逆上したヴァシリは彼を銃で撃ち殺してしまいます。捕らわれてシベリアの流刑地に送られたヴァシリを追ってシベリアに向かうステファナ。数年の時を経て、シベリアの流刑地で罪を償う2人の前に現れたのは別の罪を犯しシベリアに送られてきたグレビでした…
歌劇《シベリア》は、ルイージ・イッリカの手になるシベリアの流刑地を舞台とした悲恋の物語の台本に、ジョルダーノがヴェリズモ・オペラの系譜に連なる緊迫感溢れるオーケストレーションを駆使し、合唱によるロシアの調べ(「皇帝賛歌」「ボルガの舟歌」など)を加えた音楽を作曲。1903年、ミラノ・スカラ座で初演されました。1905年、パリでこの作品の上演を観たガブリエル・フォーレが、その音楽を高く評価したと伝えられています。 本上演のロベルト・アンドによる演出は時代を19世紀の帝政ロシアから20世紀のソヴィエト・ロシアに移し、舞台の背景に別撮りの風景や群衆の映像を投影することで寒々としたシベリアの流刑地を彷彿させるユニークなもの。ステファナ役を歌うのは近年その実力が高く評価されているソプラノ、ソーニャ・ヨンチェヴァ。情熱的なヒロインを見事に歌い上げます。またテノールのゲオルギー・ストゥルアが伸びのある美声で純情な恋人ヴァシリ役を切々と歌い、グレビ役のバリトンのジョルジュ・ペテアンが板についた悪役ぶりで強い印象を残します。 充実した歌唱陣に加え、フィレンツェ五月音楽祭のオーケストラ、合唱団を率いる名匠ノセダのタクトがジョルダーノのスコアから多彩な響きを引き出しながら、このオペラをドラマティックに描き尽くします。収録作曲家:
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ハルモニウム VS オルガン
サン=サーンス(1835-1921):
3つの小品 Op.1
ヴィエルヌ(1870-1937):
24の自由な形式の作品 Op.31 [ジュリオ・メルカティ(ハルモニウム&オルガン)]発売日:2022年03月25日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
17歳のサン=サーンスが初めて出版した「3つの小品」。魅力的な旋律と創造性にあふれた見事な作品です。またヴィエルヌの2巻に分かれた「24の自由な形式の作品」は彼の作品中、最も成功した人気作の一つ。古風な形式を持っており、彼に関係する人や場所を想起させるさまざまな雰囲気を持つ小品が集められています。 このアルバムでは、サン=サーンスをハルモニウム、ヴィエルヌをハルモニウムとオルガンで弾きわけるという試みを行い、各々の楽器の音色を存分に味わえるように工夫が凝らされています。ヴィエルヌの作品はもともとハルモニウムのために書かれていますが、オルガンで演奏することにより、重厚で荘厳な雰囲気が楽しめます。 ここで演奏しているのは、オルガンとチェンバロのソリストとして世界的に活躍しているジュリオ・メルカーティ。ニューヨークのセント・パトリック大聖堂をはじめとして世界20か国以上のコンサートホールで演奏するほか、スイス・イタリア語放送管弦楽団などの鍵盤奏者としても活躍、アラン・ロンバール、ウラディミール・アシュケナージ、ユベール・スダーンやハワード・グリフィス他、名指揮者とも数多く共演しています。
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ジョルダーノ(1867-1948):
歌劇《シベリア》 [ソーニャ・ヨンチェヴァ(ソプラノ)/ゲオルギー・ストゥルア(テノール)/ジョルジュ・ペテアン(バリトン) 他/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団/指揮: ジャナンドレア・ノセダ]発売日:2022年03月25日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
歌劇《シベリア》は、ルイージ・イッリカの手になるシベリアの流刑地を舞台とした悲恋の物語の台本に、ジョルダーノがヴェリズモ・オペラの系譜に連なる緊迫感溢れるオーケストレーションを駆使し、合唱によるロシアの調べ(「皇帝賛歌」「ボルガの舟歌」など)を加えた音楽を作曲。1903年、ミラノ・スカラ座で初演されました。1905年、パリでこの作品の上演を観たガブリエル・フォーレが、その音楽を高く評価したと伝えられています。 ステファナ役を歌うのは近年その実力が高く評価されているソプラノ、ソーニャ・ヨンチェヴァ。情熱的なヒロインを見事に歌い上げます。またテノールのゲオルギー・ストゥルアが伸びのある美声で純情な恋人ヴァシリ役を切々と歌い、グレビ役のバリトンのジョルジュ・ペテアンが板についた悪役ぶりで強い印象を残します。充実した歌唱陣に加え、フィレンツェ五月音楽祭のオーケストラ、合唱団を率いる名匠ノセダのタクトがジョルダーノのスコアから多彩な響きを引き出しながら、このオペラをドラマティックに描き尽くします。 【あらすじ】 19世紀初頭、帝政ロシアの首都サンクトペテルブルク。美貌の娘ステファナは、昔の恋人でジゴロのグレビの取り持ちで、貧しいお針子の境遇から貴族アレクシス王子の囲われ者となり贅沢な暮らしを送っています。純情な歩兵将校ヴァシリはお針子ステファナの恋人、彼女の住む邸をそれと知らずに訪れ、美しく着飾ったステファナを見て衝撃を受けるものの彼女への変わらぬ愛を訴えます。二人の関係を知ったアレクシス王子がヴァシリを殴打すると、逆上したヴァシリは彼を銃で撃ち殺してしまいます。捕らわれてシベリアの流刑地に送られたヴァシリを追ってシベリアに向かうステファナ。数年の時を経て、シベリアの流刑地で罪を償う2人の前に現れたのは別の罪を犯しシベリアに送られてきたグレビでした…
収録作曲家:
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ロカテッリ(1695-1764):
24のカプリース「ヴァイオリンの技法」 Op.3 [ルカ・ファンフォーニ(ヴァイオリン)]発売日:2022年03月25日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
ピエトロ・アントニオ・ロカテッリはイタリア後期バロックの作曲家。当時最も尊敬され、影響力を持っていた音楽家の一人です。ヴァイオリニストとして卓越した技術を持っており、その作品のほとんどがヴァイオリンのために書かれています。 このアルバムに収録された《ヴァイオリンの技法》作品3は、ヴァイオリンと弦楽合奏、通奏低音のための『12のヴァイオリン協奏曲』のためのカデンツァだけを集めたもの。ロカテッリは技巧的なカデンツァを「カプリース(カプリッチョ)」と呼び、ここでは和音、アルペジオ、ダブルストップなどあらゆる弦の技巧が凝らされており、恐らくパガニーニ以前の作品の中では、最も演奏困難な作品と言えるでしょう。最後に置かれたカプリースは同世代のフランスの作曲家ルベルのソナタのためのカデンツァ。こちらも華やかで美しく技巧的な作品です。 演奏しているルカ・ファンフォーニはDYNAMICレーベルに数多い録音を持つヴァイオリニスト。パガニーニやヴィヴァルディなどの古典派作品を得意としており、このアルバムの元ネタである『12の協奏曲』は既にリリースされています(CDS-394)。
収録作曲家:
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ヴェルディ(1813-1901):
歌劇《運命の力》 [サイオア・エルナンデス(ソプラノ)/ロベルト・アロニカ(テノール)/アマルトゥブシン・エンクバート(バリトン) 他/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団/ズービン・メータ(指揮)]発売日:2022年02月25日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:5,500円(税込、送料無料)
舞台は18世紀のスペイン、セビリア。カストラーヴァ侯爵の娘レオノーラとインカ帝国の王族の血をひくドン・アルヴァーロは人目を忍ぶ恋仲。二人が駆け落ちしようとしたところを侯爵に見とがめられます。無抵抗を示すためにドン・アルヴァーロが投げ捨てた拳銃が暴発し、不運にもその弾丸が侯爵に命中。娘を呪いながら絶命した侯爵を残して二人は逃亡します。復讐心に燃えアルヴァーロを追うレオノーラの兄ドン・カルロは遍歴の末、イタリアの戦場でドン・アルヴァーロと出会い、その正体を知らぬまま二人は固い友情で結ばれます。ところが戦闘で負傷したドン・アルヴァーロの命を救ったドン・カルロは、父侯爵を殺し、妹を誘惑した犯人がドン・アルヴァーロであることを知り・・・
ヴェルディ中期から後期への過渡期に位置する作品《運命の力》。1862年にサンクトペテルブルクで初演されたものの、その複雑な筋書と、あまりにも陰惨な結末のために作品の評判はあまり芳しくありませんでした。ヴェルディはその後、何度かの改訂を施し、とりわけ最後の大規模な改訂により終幕の破滅的な結末を宗教的な救いに転換した1869年のミラノ・スカラ座での上演は、大好評を博しました。 2021年6月、フィレンツェ五月音楽祭の新制作上演《運命の力》ではカタロニアの演劇グループ、ラ・フラ・デルス・バウスの創設メンバーであるカルルス・パドリッサが斬新な演出を施し話題を集めました。舞台は遠い過去から物語の始まる1759年、近未来(2222年)、遠未来(3333年)と変転し、抵抗できない宇宙の摂理(運命の力)に翻弄される人類の一員としての登場人物たちが、タイム・トラベラーとして物語に参加してゆくというユニークなもの。 主役の3人には伸びやかな美声で表情豊かに歌い上げるサイオア・エルナンデス、世界中の歌劇場で活躍する名テノール、ロベルト・アロニカ、強烈な存在感を放つ、本舞台がフィレンツェ・デビューとなるモンゴル出身のアマルトゥブシン・エンクバートを配し、脇を固めるアンナリーザ・ストロッパ(プレツィオジッラ役)、フェルッチョ・フルラネット(グアルディアーノ神父役)らを加えた万全の歌唱陣。 ズービン・メータがフィレンツェ歌劇場のオーケストラと合唱団を導き作品の内面まで鋭く切り込こみつつ、表情豊かに表現する音楽も聴きものです。収録作曲家:
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ガルッピ(1706-1785):
8つのソナタ - チェンバロとオルガンのために [ルイジ・キアリツィア(チェンバロ&オルガン)]GALUPPI, B.: Organ and Harpsichord Sonatas (Chiarizia)
発売日:2022年02月25日 NMLアルバム番号:CDS7923
CD価格:2,325円(税込)
18世紀イタリアの作曲家、バルダッサーレ・ガルッピ。劇作家カルロ・ゴルドーニと協力し、数多くのオペラ・ブッファと宗教作品で成功を収めました。 彼は生涯にわたって100曲以上の鍵盤楽器のためのソナタも書いており、それらはそれまでのソナタの形式に革新をもたらしハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンに影響を与えたことで知られています。どの曲も明快で美しい旋律を持ち、演奏効果も高いことから、学習者にも愛されています。 このアルバムではイタリアの奏者、ルイジ・キアリツィアが世界初録音を含むチェンバロとオルガンのためのソナタを演奏。バロックから古典派への移行期に書かれた知られざる作品を存分に楽しめます。
収録作曲家:
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マリヌッツィ(1882-1945):
歌劇《パッラ・デ・モッツィ》 [エリア・ファビアン(バリトン)、レオナルド・カイミ(テノール)、フランチェスコ・ヴェルナ(バリトン)、フランチェスカ・ティブルツィ(ソプラノ)他/リリコ劇場管弦楽団&合唱団、ジュゼッペ・グラツィオーリ指揮]発売日:2022年02月25日
CD 3枚組価格:4,050円(税込、送料無料)
イタリア出身の作曲家・指揮者ジーノ・マリヌッツィ。1901年に地元のマッシモ劇場でヴェルディの《リゴレット》を指揮したのを皮切りに、ワーグナー作品やドニゼッティ、ベッリーニ作品も指揮。1944年にはミラノ・スカラ座の総監督になるなど指揮者として名を馳せました。 この《パッラ・デ・モッツィ》は彼が劇場で培った経験をもとに1932年に作曲した歌劇。当時大成功をおさめ、「20世紀におけるイタリア・オペラの傑作」とみなされました。歴史的な題材を好んだマリヌッツィは、この歌劇でも16世紀を舞台に設定、ルネサンス期のローマ教皇レオ10世(ジョヴァンニ・デ・メディチ)に仕えた架空の人物「パッラ・デ・モッツィ」が率いるブラック・バンド(当時最強のイタリア軍)の劇的な活躍を、美しい旋律を駆使した壮大な作品に仕上げています。 指揮はオペラをはじめ、ニーノ・ロータ作品の演奏で知られるジュゼッペ・グラツィオーリ。ワーグナーを思わせる壮麗な響きをオーケストラから引き出します。主役をうたうエリア・ファビアンの張りのある美声も聴きどころ。
収録作曲家:
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ヴェルディ(1813-1901):
歌劇《リゴレット》 [ルカ・サルシ(バリトン)/ハビエル・カマレナ(テノール)/エンケレーダ・カマーニ(ソプラノ) 他/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団/リッカルド・フリッツァ(指揮)]発売日:2022年01月28日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,400円(税込、送料無料)
放蕩者マントヴァ公爵のおかかえ道化師リゴレットは自らの醜い風貌を恨み、社会を憎み、その毒舌で公爵の廷臣たちに疎まれています。そんなリゴレットにも愛しみ育てていた大切な一人娘ジルダがいました。ある日、こともあろうにジルダはマントヴァ公爵にさらわれ凌辱されてしまいます。それを知ったリゴレットは復讐を誓い、殺し屋スパラフチーレを雇って公爵を亡きものにしようとしますが…
2020/21シーズン、フィレンツェ五月音楽祭の新演出《リゴレット》は、コロナ禍のあおりを受けて予定していた公演がキャンセルされたものの、2021年2月23日に無観客上演を敢行。リアルタイムのネット配信と収録が行われました。 演出を担当したリヴェルモーレによる新演出は、幕ごとにマントヴァの宮廷、半地下のランドリー、怪しげなナイトクラブ、地下鉄のプラットホームとその舞台をめまぐるしく変えながらも、ヴェルディの音楽と台本との親和性を保ちつつ、登場人物の所作に至るまで細かく神経が行き届いた新鮮なもの。 マントヴァ公爵役に、メキシコ出身の「驚異のテノール」として世評高く、この出演でイタリア・デビューを果たしたハビエル・カマレナ、リゴレット役はヴェルディ・バリトンの第一人者、ルカ・サルシ、ジルダ役には同役で2019年スカラ座に鮮烈なデビューを果たしたアルバニア出身の新進ソプラノ、エンケレーダ・カマーニ、という豪華な布陣。この独唱陣に加えてイタリア・オペラの名匠リッカルド・フリッツァのタクトに導かれたフィレンツェ五月祭管弦楽団と合唱団がヴェルディの迫真のドラマに乗せた美しい旋律をたっぷりと聴かせます。収録作曲家:
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ヴェルディ(1813-1901):
歌劇《リゴレット》 [ルカ・サルシ(バリトン)/ハビエル・カマレナ(テノール)/エンケレーダ・カマーニ(ソプラノ) 他/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団/リッカルド・フリッツァ(指揮)]発売日:2022年01月28日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
2020/21シーズン、フィレンツェ五月音楽祭の新演出《リゴレット》は、コロナ禍のあおりを受けて予定していた公演がキャンセルされたものの、2021年2月23日に無観客上演を敢行。リアルタイムのネット配信と収録が行われました。 マントヴァ公爵役に、メキシコ出身の「驚異のテノール」として世評高く、この出演でイタリア・デビューを果たしたハビエル・カマレナ、リゴレット役はヴェルディ・バリトンの第一人者、ルカ・サルシ、ジルダ役には同役で2019年スカラ座に鮮烈なデビューを果たしたアルバニア出身の新進ソプラノ、エンケレーダ・カマーニ、という豪華な布陣。 この独唱陣に加えてイタリア・オペラの名匠リッカルド・フリッツァのタクトに導かれたフィレンツェ五月祭管弦楽団と合唱団がヴェルディの迫真のドラマに乗せた美しい旋律をたっぷりと聴かせます。
収録作曲家:
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バッサーニ(1650頃-1716):
Affetti Canori - 愛の歌い手
カンタータとアリエッテ ソプラノと通奏低音のために Op.6 [アンナ・ピローリ(ソプラノ)/ルイージ・アッカルド(チェンバロ/ポジティフ・オルガン)/ニコラ・ブロヴェッリ(チェロ)/エリサ・ラ・マルカ(テオルボ/バロック・ギター)]BASSANI, G.B.: Affetti canori (Piroli, Brovelli, Marca, Accardo)
発売日:2022年01月21日 NMLアルバム番号:CDS7918
CD価格:2,325円(税込)
アルカンジェロ・コレッリと同時代の作曲家ジョヴァンニ・バッティスタ・バッサーニ。パドヴァで生まれ、優れた弦楽器奏者、オルガン奏者としてモデナ、フェラーラ、ベルガモの大聖堂の楽長を歴任、高い人気を誇りました。ヴァイオリンのための曲集が有名ですが、歌の分野ではとりわけ「愛」をモティーフにした作品を多く遺しました。 世界初録音となるこのアルバムにはバロック作品の歌い手、アンナ・ピローリが清冽な声と超絶技巧を駆使して歌う、愛の苦しみと喜びを描いたソロ・カンタータを収録。曲により楽器の組み合わせを変える通奏低音に乗ったピローリの歌唱で、音楽と言葉が見事に融合した表現力豊かな作品をお聴きください。
収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791):
レクイエム ニ短調 K.626 [ゴルダ・シュルツ(ソプラノ)/カトリン・ヴンドザム(メゾ・ソプラノ)/マルティン・ミッタールッツナー(テノール)/ナフエル・ディ・ピエッロ(バス)/トリノ王立歌劇場管弦楽団&合唱団/ステファノ・モンタナーリ(指揮)]MOZART, W.A.: Requiem in D Minor (Schultz, Wundsam, Mitterrutzner, Montanari)
発売日:2022年01月21日 NMLアルバム番号:CDS7932
CD価格:2,325円(税込)
モーツァルト晩年の名作『レクイエム ニ短調』をトリノ王立歌劇場管弦楽団&合唱団とステファノ・モンタナーリの指揮による演奏で。この録音はコロナ禍と戦う医療関係者に捧げられた演奏会に先立ってセッション収録されました。 バロック・ヴァイオリニストとしても活躍するモンタナーリは、このレクイエムでもピリオド奏法を採り入れた切れの良い演奏を披露します。過度な表現を控えながらも「ディエス・イレ」などでは感情が爆発するかのようなメリハリある音楽を聴かせるモンタナーリ。独唱者たちも期待に違わぬ美しい声。オペラを思わせる親密なアンサンブルも楽しめます。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《ベリサリオ》 [リン・シュン(バス)/ロベルト・フロンターリ(バリトン)/カルメラ・レミージョ(ソプラノ)/ドニゼッティ歌劇場管弦楽団&合唱団(合唱指揮: ファビオ・タルターリ)/リッカルド・フリッツァ(指揮)]発売日:2021年12月24日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
本作は2020年11月、ドニゼッティの生地ベルガモのドニゼッティ歌劇場における無観客の演奏会形式上演の収録。 題名役を堂々と歌い上げるロベルト・フロンターリ、憎しみと後悔に苦しむアントニーナの葛藤を見事に表現するカルメラ・レミージョ、そして健気なイレーネ役に洗練された表情が印象的なアンナリーザ・ストロッパ、輝かしい美声テノール、ラミーロ役のチェルソ・アルベロと粒ぞろいの歌手たちの歌唱に、新国立歌劇場への数次にわたる客演で日本の聴衆にもおなじみのイタリア・オペラの名匠リッカルド・フリッツァのタクトが導く劇的な音楽が、見事に応えています。
収録作曲家:
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シューベルト(1797-1828):
ピアノ・ソナタ集 D157、D664、D850 [コンスタンティーノ・マストロプリミアーノ(フォルテピアノ)]SCHUBERT, F.: Piano Sonatas Nos. 1, 13 and 17 (Mastroprimiano)
発売日:2021年12月17日 NMLアルバム番号:CDS7906
CD価格:2,325円(税込)
“歌曲王”として知られるシューベルトですが、彼は若い頃からピアノ・ソナタも途切れることなく作曲していました。それらはどれも力作であり、ベートーヴェンの影響と歌謡性が融合した見事な作品ばかりです。 18歳の時に書かれた第1番は現在3楽章の作品ですが、本来恐らくは全4楽章あり、終楽章が紛失あるいは未完と考えられています。明朗な楽想の中に時折挟まれる短調の旋律が印象的なシューベルトらしい歌心たっぷりの曲です。 第13番イ長調は22歳のシューベルトによる小規模なソナタ。この曲も長調と短調の交代と、軽やかな第3楽章の旋律が印象的です。 第17番は1825年の作品。こちらは全曲40分ほどの長さを持つ大規模なソナタで、技巧的かつパワフルな印象を与えます。重厚な第1楽章から第3楽章に比べると、予想外に優雅で軽やかな終楽章を持つことでも知られます。 演奏するマストロ・プリミアーノは歴史的な楽器を操り、18世紀から19世紀の作品を得意とするピアニスト。これまでクレメンティやベートーヴェンの演奏で高く評価されています。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《シャモニーのリンダ》 [ジェシカ・プラット(ソプラノ)/フランチェスコ・デムーロ(テノール)/ヴィットリオ・プラート(バリトン) 他/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団/指揮: ミケーレ・ガンバ]発売日:2021年12月17日
CD 3枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
有名なアリア「この心の光」で知られるドニゼッティの《シャモニーのリンダ》。本収録で主役のリンダを演じるのは、ジェシカ・プラット。2013年にイタリアの由緒ある「シオラ・ドーロ(黄金のツバメ)」オペラ賞を受賞した英国生まれ オーストラリア国籍の名ソプラノです。伸びやかな声と確かなコロラトゥーラの技術を駆使し、素晴らしい歌唱で純真な少女の役を演じています。 相手役カルロに人気テノール、フランチェスコ・デムーロ、加えてミケーレ・ペルトゥージ、ファビオ・カピタヌッチらベテランがしっかりと脇を固めた万全の配役。ドニゼッティの音楽の抒情性とドラマを見事に引き出すミケーレ・ガンバのタクトは、悲劇と喜劇の両面を併せ持つこのオペラを陰影豊かに描いています。
収録作曲家:
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ヴェルディ(1813-1901):
歌劇《マクベス》パリ版(フランス語歌唱) [リュドヴィク・テジエ(バリトン)/シルヴィア・ダッラ・ベネッタ(ソプラノ)/リッカルド・ザネッラート(バス)/ジョルジョ・ベッルージ(テノール) 他/フィラルモニカ・アルトゥーロ・トスカニーニ/ロベルト・アバド(指揮)]発売日:2021年12月17日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
もうひとつの《マクベス》 世界初CD化!
フランス語歌唱によるパリ版ヴェルディの歌劇《マクベス》は、1847年フィレンツェで初演されました。17年後の1864年、パリの興業主からフランス語版《マクベス》の作成を求められたヴェルディは、初演版に大きな改訂を施してバレエ音楽を加えたスコアを完成させます。台本作家ピアーヴェに新たに書かせたテキストで行われたイタリア語台本によるこの改訂版(パリ版)が、現在に至るまで《マクベス》の決定版として使われてきました。 一方、1865年にリリック劇場で行われたパリ版の初演は、フランス語に翻訳された台本で歌われました。しかし、パリ・オペラ座が初演したマイアベーアの遺作《アフリカの女》に人気を奪われ、フランス語のパリ版が再演されることはありませんでした。このCDに聴かれる2020年9月パルマの第20回ヴェルディ・フェスティヴァルのフランス語版《マクベス》は、150年以上の時を隔て、パリ初演時の作品の姿を現代に蘇らせる試みとして演奏会形式で上演されたものです。 題名役マクベスを歌うのはフランスの名バリトン、リュドヴィク・テジエ。艶と深みのある美声で運命に翻弄される男の野心と苦悩を歌い、夫を破滅に導くマクベス夫人役のシルヴィア・ダッラ・ベネッタがドラマティックな歌唱でそれに応えます。 イタリア・オペラを中心に幅広く活躍する名匠ロベルト・アバドのタクトから生まれる躍動感溢れる音楽とフランス語歌唱の柔らかな響きが絶妙にマッチするもうひとつの《マクベス》をお楽しみください。収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《シャモニーのリンダ》 [ジェシカ・プラット(ソプラノ)/フランチェスコ・デムーロ(テノール)/ヴィットリオ・プラート(バリトン) 他/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団/指揮: ミケーレ・ガンバ]発売日:2021年12月17日
Blu-ray日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
18世紀半ばのフランスのサヴォア地方。村娘リンダは、貧しい画家カルロ(実は領主の侯爵夫人の息子シルヴァル子爵)と相思相愛の仲。彼女に下心を持つ領主のボアフレリー侯爵から逃がれるため、教区の司教の計らいでリンダは家を出てパリに行きます。そこで彼女を追ってパリに来たカルロと再会、彼の援助を受けて暮らすことになります。しかし、そこを訪れたリンダの父は彼女が誰かの囲われ者になっていると勘違いし怒り心頭。さまざまな誤解を受けたリンダは気が触れてしまい・・・
有名なアリア「この心の光」で知られる《シャモニーのリンダ》。この上演で主役のリンダを演じるのは、ジェシカ・プラット。2013年にイタリアの由緒ある「シオラ・ドーロ(黄金のツバメ)」オペラ賞を受賞した英国生まれオーストラリア国籍の名ソプラノです。伸びやかな声と確かなコロラトゥーラの技術を駆使し、素晴らしい歌唱で純真な少女の役を演じています。 相手役カルロに人気テノール、フランチェスコ・デムーロ、加えてミケーレ・ペルトゥージ、ファビオ・カピタヌッチらベテランがしっかりと脇を固めた万全の配役。ドニゼッティの音楽の抒情性とドラマを見事に引出すミケーレ・ガンバのタクトは、シンプルながら美しい舞台美術を背景としたチェーザレ・リエーヴィの演劇性に富む演出と相まって、悲劇と喜劇の両面を併せ持つこのオペラを陰影豊かに描いています。収録作曲家:
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ドニゼッティ(1979-1848):
歌劇《村の結婚式》 [ガイア・ペトローネ(コントラルト)/オマール・モンタナーリ(バス)/ファビオ・カピタヌッチ(バリトン)/ジョルジョ・ミッセーリ(テノール)/オーケストラ・リ・オリジナーリ/ドニゼッティ歌劇場合唱団/ステファノ・モンタナーリ(指揮&フォルテピアノ)]発売日:2021年11月26日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
恩師マイールの推薦でミラノで修行後、生地のベルガモに戻った20歳頃のドニゼッティが、自身3作目のオペラ・ブッファとして作曲した《村の結婚式》。その音楽にはロッシーニの影響を大きく受けながらも、後年開花するドニゼッティ独自のベルカント・スタイルの萌芽が既に見て取れます。 しかし、このオペラは1819年のマントヴァでの初演、1822年のジェノヴァでの再演を最後に、二度と上演されることはありませんでした。 このオペラは今回200年にわたる時を隔て、パリ国立図書館に保管されていた写譜を元に、エンリコ・メロッツィらが失われていた第2幕の五重唱を補作、更にエドアルド・カヴァッリとマリア・キアーラ・ベルティエーリによる分析・校訂を経て、2020年のベルガモ・ドニゼッティ音楽祭で復活上演されました。 バロック・ヴァイオリンの名手で、近年オペラ指揮者としてその活動の幅を広げるステファノ・モンタナーリの軽快なタクトとフォルテピアノに導かれ、充実した歌手陣による歌唱、オーケストラ・リ・オリジナーリのピリオド楽器による活気溢れる演奏が、この若きドニゼッティのオペラを見事に蘇えらせています。
収録作曲家:
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The Spirit of Harmony
ハーモニーの神髄
ハープとパーカッションの現代作品集 [アヴァロカイト・デュオ]SPIRIT OF HARMONY (Avalokite Duo)
発売日:2021年11月19日 NMLアルバム番号:CDS7917
CD価格:2,325円(税込)
前作「The Spirit of Sound」に続く、ハープとパーカッションのアンサンブル「アヴァロカイト・デュオ」が生み出す幽玄で多彩な響きを存分に味わう1枚。パーカッション奏者グイド・ファッキンが操る数えきれないほどの打楽器が紡ぐ音色と、ハープの繊細な響きが融合し、独特の世界が生まれます。 アルバムに収録されているのは、中東風の響きを駆使したアニー・フォンタナの「旅のノート」、ブルーノ・マデルナの追悼のために書かれたファッキンとブルッツェーゼの作品など、現代の作曲家たちが思い思いの作風で生み出した、新しい音を発見するというデュオの趣旨を汲んだ実験的な作品の数々です。
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THE ART OF ARRANGEMENT
編曲の芸術
モーツァルト&ベートーヴェン [アレア・アンサンブル]MOZART, W.A.: Piano Quintet, K. 452 / BEETHOVEN, L. van: Piano Quartet, Op. 16 (The Art of Arrangement) (Miucci, AleaEnsemble)
発売日:2021年11月19日 NMLアルバム番号:CDS7919
CD価格:2,325円(税込)
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《ベリサリオ》 [リン・シュン(バス)/ロベルト・フロンターリ(バリトン)/カルメラ・レミージョ(ソプラノ)/ドニゼッティ歌劇場管弦楽団&合唱団(合唱指揮: ファビオ・タルターリ)/リッカルド・フリッツァ(指揮)]発売日:2021年11月19日
Blu-ray日本語字幕付き価格:3,300円(税込、送料無料)
時はビザンチン帝国のジュスティニアーノ(ユスティアヌス)帝の治世。ベリサリオ(ベルサリウス)は周辺民族との戦いで数々の武勲を挙げ皇帝の覚えめでたい大将軍。しかし彼の妻アントニーナは、ベリサリオが夢の啓示により2人の間に生まれたばかりの息子を死に至らしめたことが許せず、夫を偽証により皇帝への反逆者として告発します。皇帝の審判によって追放を宣告され、さらに政敵の陰謀でその目を潰されたベリサリオは娘イレーネとともに流浪の旅に出ますが…
ビザンチン帝国の将軍ベリサリウスに題材を採ったエドワルト・フォン・シェンクの戯曲『ベリサリウス』をもとにサルヴァトーレ・カンマラーノが台本を書き、ドニゼッティが作曲した悲劇《ベリサリオ》。この作品は《ランメルモールのルチア》の成功に続いて作曲され、1836年ヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場での初演の大成功に続き、欧米のいくつもの都市で上演されますが、20世紀に入るとそれが突然途絶え1969年にフェニーチェ歌劇場で蘇演されるまで長い空白の時期を迎えました。 本作は2020年11月、ドニゼッティの生地ベルガモのドニゼッティ歌劇場における無観客の演奏会形式上演の収録。題名役を堂々と歌い上げるロベルト・フロンターリ、憎しみと後悔に苦しむアントニーナの葛藤を見事に表現するカルメラ・レミージョ、そして健気なイレーネ役に洗練された表情が印象的なアンナリーザ・ストロッパ、輝かしい美声テノール、ラミーロ役のチェルソ・アルベロと粒ぞろいの歌手たちの歌唱に、新国立歌劇場への数次にわたる客演で日本の聴衆にもおなじみのイタリア・オペラの名匠リッカルド・フリッツァのタクトが導く劇的な音楽が、見事に応えています。収録作曲家:
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Echo
J.S.バッハ(1685-1750):
チェンバロ作品集 [アレッサンドラ・アルティフォーニ(チェンバロ)]BACH, J.S.: Harpsichord Works (Echo) (Artifoni)
発売日:2021年10月15日 NMLアルバム番号:CDS7922
CD価格:2,325円(税込)
フィレンツェ生まれの鍵盤奏者アレッサンドラ・アルティフォーニは幼いころから古楽演奏に興味を持ち、イタリア国内でチェンバロ、オルガンと即興演奏を学んだ後、バーゼル・スコラ・カントールムで通奏低音とアンサンブルを学び、グスタフ・レオンハルト、ダヴィッド・モロニー、アンドレアス・シュタイアーらのマスタークラスに参加しました。その後イタリアに戻り、ソリスト及び通奏低音奏者として活躍。イタリアとフランスの古楽アンサンブルに参加するほか、フィレンツェ五月音楽祭など現代楽器のオペラやオーケストラにも招かれています。 Dynamicではこれまでにバッハの「イギリス組曲」と「フランス組曲」の録音を発表。今作では「イタリア協奏曲」と「フランス風序曲」という同時に発表された対照的な傑作を軸に、イタリア伝来の協奏曲(BWV 971)と教会ソナタ(BWV 964)、フランス由来の宮廷舞曲組曲(BWV 831)、ドイツで発展を遂げた対位法を織り込んだファンタジー(BWV 904)といった具合に、当時の欧州諸国の代表的スタイルを使いこなしたバッハの多才ぶりを伝えます。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1979-1848):
歌劇《村の結婚式》 [ガイア・ペトローネ(コントラルト)/オマール・モンタナーリ(バス)/ファビオ・カピタヌッチ(バリトン)/ジョルジョ・ミッセーリ(テノール)/オーケストラ・リ・オリジナーリ/ドニゼッティ歌劇場合唱団/ステファノ・モンタナーリ(指揮&フォルテピアノ)]発売日:2021年10月15日
Blu-ray日本語字幕付き価格:3,675円(税込、送料無料)
舞台は18世紀のドイツの小さな村。村娘のサビーナは町で出会った若者クラウディオと恋に落ちます。一方サビーナの父親、村長ドン・ペトローニオは娘を村の学校長トリフォリオに嫁がせようと目論んでいます。 ある日サビーナが大切に持っていたクラウディオの肖像が家族の目に留まり、サビーナはとっさにそれを自分の恋人の「国王」の肖像だと偽ってしまいます。それを知ったドン・ペトローニオは、折から村を訪れたクラウディオにサビーナを妃に迎えるよう必死に働きかけます。 困惑したサビーナがクラウディオは実は国王ではないと人々に告げると…
恩師マイールの推薦でミラノで修行後、生地のベルガモに戻った20歳頃のドニゼッティが、自身3作目のオペラ・ブッファとして作曲した《村の結婚式》。その音楽にはロッシーニの影響を大きく受けながらも、後年開花するドニゼッティ独自のベルカント・スタイルの萌芽が既に見て取れます。 しかし、このオペラは1819年のマントヴァでの初演、1822年のジェノヴァでの再演を最後に、二度と上演されることはありませんでした。このオペラは今回200年にわたる時を隔て、パリ国立図書館に保管されていた写譜を元に、エンリコ・メロッツィらが失われていた第2幕の五重唱を補作、更にエドアルド・カヴァッリとマリア・キアーラ・ベルティエーリによる分析・校訂を経て、2020年のベルガモ・ドニゼッティ音楽祭で復活上演されました。 オーケストラをステージに乗せ、無観客のドニゼッティ歌劇場の平土間を舞台とするマランケッリの演出は、コロナ禍の中で編み出されたユニークなもの。本上演のコミカルな演技を360度のカメラ・アングルで捉えています。 バロック・ヴァイオリンの名手で、近年オペラ指揮者としてその活動の幅を広げるステファノ・モンタナーリの軽快なタクトとフォルテピアノに導かれ、充実した歌手陣による歌唱、オーケストラ・リ・オリジナーリのピリオド楽器による活気溢れる演奏が、この若きドニゼッティのオペラを見事に蘇えらせています。収録作曲家:
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ワーグナー(1813-1883):
楽劇《ニーベルングの指環》 第2夜
楽劇《ジークフリート》 [マルティン・イリエフ(テノール/クラシミール・ディネフ(テノール)/ビセル・ゲオルギエフ(バリトン)/マルティン・ツォネフ(バス) 他/ソフィア国立歌劇場管弦楽団&バレエ団指揮: パヴェル・バレフ]発売日:2021年09月24日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:5,500円(税込、送料無料)
楽劇《ラインの黄金》と《ワルキューレ》で、その実力を印象づけたブルガリアのソフィア歌劇場によるリング・ツィクルス第3弾。ワーグナーが1856年に着手するも、様々な理由で時間がかかり、1871年にようやく完成。リング・ツィクルスの他の作品と比べてコンパクトな8人の登場人物、その精緻な性格描写や、森の中の洞窟から森の奥へ、さらに岩山へと場面転換の妙も含め見どころの多い充実した作品です。 このソフィア国立歌劇場《ジークフリート》の舞台も、前2作と同じくポップな演出コンセプトに貫かれています。赤と青を基調にした照明に、不思議な幾何学模様や円錐が散りばめられ、見る者を異世界へといざないます。 今作も特撮怪獣映画のキャラクターのような装束をまとったブルガリアの実力派の歌手たちが集結。前作《ワルキューレ》でジークムントを歌った実力派テノール、マルティン・イリエフは題名役ジークフリート、さすらい人/ヴォータンは前2作のニコライ・ペトロフに代わり重鎮マルティン・ツォネフ、そしてブリュンヒルデを歌うモンゴル出身のソプラノ、バラスガラン・ダシニャムが大地を震わすかのような迫力ある歌唱を聴かせます。リング・ツィクルス締めくくりの第4弾《神々の黄昏》を大いに期待させる《ジークフリート》です。
収録作曲家:
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パガニーニ(1782-1840):
〈弦楽とギターのための四重奏曲集 第1集〉
第1番・第2番・第9番 [パガニーニ・アンサンブル・ウィーン]PAGANINI, N.: Guitar Quartets Nos. 1, 2, 9 (Paganini Ensemble Vienna)
発売日:2021年09月17日 NMLアルバム番号:CDS7912
CD価格:2,325円(税込)
ヴァイオリンの超絶技巧の持ち主として知られたパガニーニ。実はギターの演奏でも秀でており、一時期はギターのための作品も多く書いていました。このアルバムには彼のギター四重奏曲を3曲収録。ヴァイオリン曲に比肩する美しい旋律を持つ四重奏曲をお楽しみいただけます。 パガニーニの妹の結婚祝いとして作曲された第1番、明るい楽想を持つ第2番、どちらもロマンティックな楽想と抒情性を備えており、ギターは伴奏に回るだけではなく、ソロで活躍する場面も多く、どちらも聴きごたえのある作品に仕上がっています。第9番は未出版であり、この演奏は手書きの譜面を用いて演奏されました。 作曲家の名を冠した“パガニーニ・アンサンブル・ウィーン”はパガニーニの研究家として知られる名手マリオ・ホッセンが設立したウィーンを拠点に活躍するアンサンブル。今後2年間で、パガニーニの出版された15作のギター四重奏曲を全て録音する予定です。
収録作曲家:
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フィリッポ・サウリ(17世紀終わり-18世紀初頭):
6つのパルティータ他 [ダヴィデ・フェレッラ(マンドリン)]SAULI, F. Partitas Nos. 1-6 / CECCHERINI, N. / CAPPELLINI, P.P.: Mandolin Works (Ferella)
発売日:2021年09月17日 NMLアルバム番号:CDS7914
CD価格:1,800円(税込)
イタリア発祥の撥弦楽器マンドリン。17世紀頃には歌劇やオラトリオ、室内楽に彩りを添える他、独奏楽器としても重用されました。ニコロ・チェッケリーニをはじめとする当時活躍した作曲家たちがマンドリンのための作品を書いており、このアルバムでは現在ほとんど知られていない作曲家フィリッポ・サウリの「6つのパルティータ」を中心に、当時流行となった優れたマンドリン独奏曲を紹介しています。 サウリのパルティータは、フランスとイタリアの伝統を融合したスタイルを持つ作品。トレモロを多用した表現による美しさを持っています。他には、チェッケリーニとカッペリーニの世界初録音を含む作品と、1703年に編纂された「マンドリンの書」からの1曲を収録しています。 演奏するダヴィデ・フェレッラは1992年、イアリアのラクイラ出身のマンドリン奏者。イタリアを中心に数々のアンサンブルとコラボレーションを行い、マンドリンの魅力を広めています。2020年にリリースされた「アッリゴーニ:TIRANNI AFFETTI - 専制君主の影響~マンドリンと声のための作品集」(CDS-7878)は各方面にて高く評価されています。
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ハイドン(1732-1809):
オラトリオ『天地創造』 Hob.XXI:2 [ハンナ=エリザベス・ミュラー(ソプラノ)/マクシミリアン・シュミット(テノール)/ミヒャエル・フォッレ(バリトン)/ヴェタ・ピリペンコ(メゾ・ソプラノ)/フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団&合唱団/ズービン・メータ(指揮)]発売日:2021年08月27日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:3,960円(税込、送料無料)
ハイドンの『天地創造』は旧約聖書の「創世記」、「詩篇」、ミルトンの「失楽園」を素材とした台本に作曲された、ハイドン円熟期の傑作オラトリオです。充実した書法によるオーケストラ、独唱、二重唱、三重唱、合唱など多彩な声部の組み合わせによる楽曲群によって、天地の創造から、様々な生き物、そして人間アダムとイヴの登場まで世界のすべてを創造した神の事績が、神への賛美と感謝とともに美しく荘厳につづられていきます。 本映像はズービン・メータのフィレンツェ五月音楽祭デビュー50周年を記念して、2020年11月にコロナ禍の中で敢行された無観客演奏会の収録です。ハンナ=エリザベス・ミュラー、マクシミリアン・シュミット、ミヒャエル・フォッレ、ヴィエタ・ピリペンコという優れたソロ歌唱陣を配し、メータ円熟のリードのもとフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団による壮大な音楽の絵巻が繰り広げられます。
収録作曲家:
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ハイドン(1732-1809):
オラトリオ『天地創造』 Hob.XXI:2 [ハンナ=エリザベス・ミュラー(ソプラノ)/マクシミリアン・シュミット(テノール)/ミヒャエル・フォッレ(バリトン)/ヴェタ・ピリペンコ(メゾ・ソプラノ)/フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団&合唱団/ズービン・メータ(指揮)]発売日:2021年08月27日
CD 2枚組価格:2,325円(税込)
ハイドンの『天地創造』は旧約聖書の「創世記」、「詩篇」、ミルトンの「失楽園」を台本の素材として作曲された、ハイドン円熟期の傑作オラトリオです。充実した書法によるオーケストラ、独唱、二重唱、三重唱、合唱など多彩な声部の組み合わせによる楽曲群によって、天地の創造から、様々な生き物、そして人間アダムとイヴの登場まで世界のすべてを創造した神の事績が、神への賛美と感謝の念とともに美しく荘厳につづられていきます。 本収録はズービン・メータのフィレンツェ五月音楽祭デビュー50周年を記念して、2020年11月にコロナ禍の中で敢行された無観客演奏会の模様です。ハンナ=エリザベス・ミュラー、マクシミリアン・シュミット、ミヒャエル・フォッレ、ヴィエタ・ピリペンコという優れたソロ歌唱陣を配し、メータ円熟のリードのもとフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団による壮大な音楽の絵巻が繰り広げられます。
収録作曲家:
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ストラデッラ(1643-1682):
カンタータとセレナータ集 第2集 [ロジータ・フリサーニ(ソプラノ)/アンナ・キエリケッティ(ソプラノ)/フランチェスカ・ジヒョン・パク(ソプラノ)/ジャンルカ・ブラット(バス)/エステヴァン・ヴェラルディ(指揮)/アレッサンドロ・ストラデッラ・コンソート]STRADELLA, A.: Cantatas and Serenatas, Vol. 2 (Frisani, Chierichetti, Francesca Ji-Hyun Park, Buratto, Alessandro Stradella Consort, Velardi)
発売日:2021年08月20日 NMLアルバム番号:CDS7894
CD価格:2,325円(税込)
17世紀後半のイタリアで活躍した作曲家アレッサンドロ・ストラデッラ。「合奏協奏曲」様式の創始者として、また数多くの浮名を流したプレイボーイとして、音楽史に名を残しています。また、演技を伴わないオラトリオやカンタータ、世俗カンタータの一種「セレナータ」の分野で数多い作品を発表し、ヘンデルとJ.S.バッハ以前における最大のカンタータ作曲家の一人と見なされています。その多くは愛の痛みを題材にしたもので、技巧的な歌と楽器の掛け合いが見事な作品に仕上がっています。 このアルバムは「カンタータとセレナータ」の第2集にあたるもので、ソプラノ独唱のための1曲と、複数の独唱者が登場する2曲が収録されています。なかでもカンタータ「どこよりも美しい太陽が憩うこの場所に」は男声と女声の掛け合いが見事な、牧歌的な雰囲気を持つ作品。また2人のソプラノによる「あなたの麗しい容姿に」も技巧的な旋律がたっぷりと用いられた聴きごたえのある曲です。 イタリア・バロック作品の研究家、エステヴァン・ヴェラルディは自らストラデッラ作品の校訂を行い、比較校訂版を作成。この演奏では、作曲家の名を冠したアンサンブル「アレッサンドロ・ストラデッラ・コンソート」を率いて、作品の魅力を伝えます。
収録作曲家:
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カヴァッリ(1602-1676):
讃歌と詩篇集
2声、3声、4声、5声のために [クリスティーナ・フェネッリ(第1ソプラノ)/カルロッタ・コロンボ(第2ソプラノ)/アンドレア・アッリヴァベーネ(アルト)/ジョルジョ・トージ(第1ヴァイオリン)/クラウディア・コンブス(第2ヴァイオリン)/アレッシア・トラヴァリーニ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)他/クレマ・クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団/ブルーノ・ジーニ(指揮)]CAVALLI, F.: Hymns and Psalms (Coro Claudio Monteverdi di Crema, Ensemble Claudio Monteverdi di Crema, B. Gini)
発売日:2021年08月20日 NMLアルバム番号:CDS7902
CD価格:2,325円(税込)
イタリア・バロック期の作曲家フランチェスコ・カヴァッリの宗教的作品集。 現在では優れた歌劇作曲家として名を遺すカヴァッリですが、宗教曲の分野でも、ヴェネツィア楽派伝統の複合唱様式の中に、持前の流麗で美しい旋律を融合された作品を多く書き上げており、これらはモンテヴェルディ作品と比較しても遜色のないほどの出来栄えを誇っています。声楽パートの充実も見事ですが、器楽パートにも凝った手法が用いられており、声と楽器が織りなすポリフォニーが聴きどころです。
収録作曲家:
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ミャスコフスキー(1881-1950):
チェロ・ソナタ 第1番・第2番
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
セレナード Op.37 - チェロとピアノのために [リリアーナ・ケハヨヴァ(チェロ)/クリスティーナ・ミラー(ピアノ)]MYASKOVSKY, N.Y.: Cello Sonatas Nos. 1 and 2 / RIMSKY-KORSAKOV, N.A.: Serenade (version for cello and piano) (Kehayova, K. Miller)
発売日:2021年07月23日 NMLアルバム番号:CDS7901
CD価格:1,800円(税込)
プロコフィエフの生涯の友人であり、ハチャトゥリアンやシチェドリン、カバレフスキーらの師として知られるミャスコフスキー。2つの世界大戦と、ソ連からの政治的抑圧に耐え、全27曲の交響曲を残したことで知られていますが、このアルバムに収録された2曲のチェロ・ソナタも彼の重要な作品と見做されています。 第1番は、ペテルブルク音楽院卒業後間もなく完成した2楽章からなる作品で、全体に伸びやかな旋律とロマンティックな風情を持っています。 第2番はその37年後、作曲家67歳の時の作品。ムスティスラフ・ロストロポーヴィチによって初演されたこの曲は、中期作品にみられる実験的要素は影をひそめ、ラフマニノフやチャイコフスキーを思わせる甘い旋律と、ロシア民謡の要素がブレンドされた回顧的な雰囲気を持っています。 演奏するのはブルガリア出身のチェリスト、ケハヨヴァとロシア系ドイツ人のピアニスト、ミラー。2人は息のあった演奏を聴かせ、最後にリムスキー=コルサコフの「セレナード」をアンコールとし、アルバムを締めくくっています。
収録作曲家:
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パガニーニ後のジェノヴァの室内楽
シヴォリ、ガンビーニ、セッラ [アスカニオ四重奏団]Chamber Music in Genoa after Nicolò Paganini - SIVORI, C. / GAMBINI, C.A. / SERRA, G. (Quartetto Ascanio)
発売日:2021年07月23日 NMLアルバム番号:CDS7905
CD価格:2,325円(税込)
ニコロ・パガニーニに唯一弟子入りを許されたヴァイオリニスト、カミッロ・シヴォリ。幼い頃から才能を現し、ジェノヴァ・ヴァイオリン楽派における最も名高い演奏家、作曲家の一人として活躍しました。このアルバムには、彼を含む3人の作品を収録。この時代におけるパガニーニの影響を受けた次世代の作曲家たちの活躍を探ります。 シヴォリの「小さな主題と変奏」は活動の初期に書かれたもので、オペラ・アリアを思わせる抒情的な旋律に自身の技巧を示すかのような華麗な変奏が施された小品。もう1曲は、主題が回帰する毎にヴァイオリンのさまざまな技巧が披露される「ロンド」。この2曲が作曲された間にシヴォリはジョヴァンニ・セッラに師事し、更なる研鑽を積んだと推測されます。 セッラは自らの弦楽四重奏曲をシヴォリに捧げることで、弟子の才能を讃えました。 ガンビーニは、ピアニストとしても活躍した作曲家。友人だったシヴォリが初演したガンビーニの四重奏曲をロッシーニが高く評価したことで知られています。 全て世界初録音。2004年に結成されたアンサンブル、アスカニオ四重奏団による演奏です。
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ワーグナー(1813-1883):
楽劇《ニーベルングの指環》第1夜
《ワルキューレ》全3幕 [マルティン・イリエフ(テノール)/ツヴェタナ・バンダロフスカ(ソプラノ)/アンゲル・フリストフ(バス)/ニコライ・ペトロフ(バリトン)/ルミャーナ・ペトロヴァ(メゾ・ソプラノ)/マリアナ・ツヴェトコヴァ(ソプラノ)他 ソフィア国立歌劇場管弦楽団&バレエ団指揮: パヴェル・バレフ]発売日:2021年06月25日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:5,500円(税込、送料無料)
ソフィア歌劇場の《ニーベルングの指環》第2弾 《ワルキューレ》前作、楽劇《ラインの黄金》で、その実力を印象づけたブルガリアのソフィア歌劇場によるリング・ツィクルス第2弾。リング4部作の中でも高い人気を誇る楽劇《ワルキューレ》は、第1幕のジークムントとジークリンデの二重唱、第2幕の「ワルキューレの騎行」、そして終幕の「ヴォータンの告別と魔の炎の音楽」など聴き所が満載です。
この《ワルキューレ》では、《ラインの黄金》から更にポップさを増した演出に驚かされます。舞台上のオブジェとしての大きな環と円錐は本作でも継承され、ワルキューレたちの乗るロケットの弾頭のような円錐、ブリュンヒルデが眠る岩山を囲む炎の環、と様々なシーンで使われます。 今作も、特撮怪獣映画のキャラクターのような装束をまとったブルガリアの実力派の歌手たちが集結。なかでもジークムントを歌うマルティン・イリエフは2015年のソフィア国立歌劇場の来日公演の際、《トゥーランドット》のカラフを歌い人気を集めた実力派テノール。第1幕での凜然たるジークムントの演技歌唱が光ります。 パヴェル・バレフのタクトに導かれたワーグナーの音楽は、前作に更に拍車の掛かったドラマティックなもの。ソフィア・リングの第3弾、第4弾を大いに期待させる《ワルキューレ》です。収録作曲家:
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イルマ・ピアノ・ソングズ
River ・ Rain ・ Spring ・ Love [ジャコモ・シナルド(ピアノ)]YIRUMA: Piano Songs - River Flows in You / Kiss the Rain / Spring Waltz / Love Me (Scinardo)
発売日:2021年06月25日 NMLアルバム番号:CDS7857
CD価格:2,325円(税込)
人気ドラマ『冬のソナタ』の挿入歌としても知られる「When The Love Falls」も収録。
イルマの魅力をジャコモ・シナルドが伝えます!大韓民国に育ち、10歳で渡英。名門パーセル・スクールに留学し、キングス・カレッジ・ロンドンを卒業した作曲家・ピアニストYIRUMA(イルマ)。2001年にファースト・アルバム、2002年にセカンド・アルバムを発表。「When The Love Falls」が人気韓国ドラマ『冬のソナタ』の挿入歌となったことで、一躍注目を浴びた彼の作品は、何億ものアルバム販売履歴と、200億以上ものストリーミング再生回数を記録しており、世界中で「YIRUMA現象」を巻き起こしています。 音楽プロデューサー、シンガーソングライターとしての活動も知られていますが、彼が最も力を入れているのはピアノ・ソロ。彼の書く曲には韓国の伝統音楽と、中国、日本の影響が加味されているといいますが、その美しい曲はジャンルで括ることは難しく、音楽自体がYIRUMAそのものを現しているといっても過言ではありません。 このアルバムは、イタリアのピアニスト、ジャコモ・シナルドがイルマのさまざまなアルバムやサウンド・トラックからの作品をセレクト。この中には世界的なヒットである「River Flows in You」や「When The Love Falls」も含まれており、心に寄り添う優しく穏やかな旋律を存分に味わうことができます。収録作曲家:
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アルヴァーズ(1808-1849):
ハープのための作品集 [パオラ・ペルッチ(ハープ)]PARISH ALVARS, E.: Harp Works (P. Perrucci)
発売日:2021年06月25日 NMLアルバム番号:CDS7885
CD価格:2,325円(税込)
イングランド出身のエライアス・パリシュ・アルヴァーズ。父親から音楽の手ほどきを受けた彼は、1820年にロンドンに移り、名ハープ奏者ニコラ=シャルル・ボクサから教えを受けました。その後、フィレンツェに1年間留学し作曲を学び、ロンドンに戻った彼は、1930年からヨーロッパ各国に演奏旅行へ出かけます。 1833年にはジギスムント・タールベルクとカール・ツェルニーに会い、ツェルニーとは1836年から42年にかけて定期的な演奏旅行を行うほど気があったようです。また彼の演奏はメンデルスゾーンとベルリオーズから大絶賛されたことでも知られています。 このアルバムに収録されているのは、当時流行していたオペラの旋律を用いた幻想曲で、ここではベッリーニの旋律を用いた作品が中心に選ばれています。 ハープ演奏における当時の革命的ともいえる超絶技巧が反映された華麗な作品を演奏するのははボローニャ音楽院で教鞭を執る名手パオラ・ペルッチです。
収録作曲家:
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ヘンデル(1685-1759):
歌劇《リナルド》 [カルメラ・レミージョ(ソプラノ)/レオナルド・コルテッラッツィ(テノール)/フランチェスカ・アスプロモンテ(ソプラノ)/フェデリコ・マリア・サルデッリ(指揮)/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団]発売日:2021年05月28日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,400円(税込、送料無料)
フィレンツェ五月音楽祭劇場からヘンデル・オペラの醍醐味を伝える
ユニークなピッツィ演出による《リナルド》登場!11世紀のエルサレム、十字軍の戦士リナルドは、総司令官ゴッフレードの娘アルミレーナと相思相愛の仲、ゴッフレードはリナルドに「エルサレム陥落のあかつきには2人の結婚を許す」と約束しています。これを知ったエルサレム王アルガンテの恋人で魔女のアルミーダは、リナルドの戦意を喪失させるために、まずはアルミレーナを誘拐し、彼女の奪還に向かったリナルドをも捕らえることに成功します。しかし、アルガンテがアルミレーナに懸想し、さらにアルミーダもリナルドに強く惹かれることで、事態は混迷を深めていきます… 《リナルド》は1710年、ロンドンに赴いたヘンデルがヘイマーケット劇場の支配人アーロン・ヒルの薦めによって作曲した正歌劇(オペラセリア)。ヘンデルはわずか2週間でこのオペラを仕上げ、1711年2月14日に同劇場で初演、大好評を博しました。原作はタッソの叙事詩『解放されたエルサレム』で、当時数多くの作曲家が同じ物語に基づく作品を書いたことでも知られています。この作品の中でとりわけ有名な〈私を泣かせてください〉は、囚われの身のアルミレーナが言い寄るアルガンテに対し、リナルドへの貞節を誓うアリアです。 本作は2020年9月、新型コロナウイルス感染症に対するロックダウン解除後、イタリアで最初に公演を再開したフィレンツェ五月音楽祭劇場での公演記録。同年90歳の誕生日を迎えたオペラ演出界の重鎮ピッツィによる演出は、間接照明と波打つ布を多用した美しく幻想的な舞台を背景に、華麗な衣装をまとった登場人物たちが黒子に押された輿(こし)に乗って移動するという意匠。1985年レッジョ・エミリア市立劇場の公演で創案されたこの演出は、現在でも色褪せることのないユニークなものです。 外題役を歌う伸びやかな美声のペー、凄みのある性格表現が目覚ましいカルメラ・レミージョのアルミーダをはじめバロック唱法に熟達した歌手たち、オーケストラを的確にまとめるサルデッリのタクトがヘンデル・オペラの醍醐味を十全に伝えています。収録作曲家:
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グラナドス(1867-1916):
組曲『ゴイェスカス』 - 恋する若者たち Op.11 [ヴィヴィアーナ・ラサラチーナ(ピアノ)]GRANADOS, E.: Goyescas (Lasaracina)
発売日:2021年05月28日 NMLアルバム番号:CDS7887
CD価格:1,800円(税込)
グラナドスの代表作『ゴイェスカス=ゴヤ風の音楽』は“恋する若者たち”という副題を持つピアノ独奏用の組曲。ゴヤの絵画からインスピレーションを受けたグラナドスが、1911年に作曲、1916年にはオペラへと改作されています。フランスの印象派や、ラヴェルの音楽からの影響も感じられる色彩豊かな音楽は、恋人たちが織り成す悲劇的な運命を丁寧に描き出しています。 アルバムでピアノを演奏しているのはイタリア出身のピアニスト、ヴィヴィアーナ・ラサラチーナ。モノーポリのニーノ・ロータ音楽院で学んだ後、ローマ王立音楽院、サンタ・チェチーリア国立アカデミーで研鑽を積み、数多くの賞を獲得しました。2006年にミラノでデビューを飾り、以降、イタリアを中心にソロと室内楽の分野で活躍しています。
収録作曲家:
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パガニーニとイタリアの天才たち [マルコ・ロリャーノ(ヴァイオリン)]
Violin Recital: Rogliano, Marco - PAGANINI, N. / VITO, O. De / AUSTRI, G. / FERRARA, B. (Paganini and Italian Genius) (Rogliano)
発売日:2021年05月28日 NMLアルバム番号:CDS7903
CD価格:2,325円(税込)
ヴァイオリニスト、マルコ・ロニャーニが自身のソロ・リサイタルで披露したプログラムを1枚のアルバムにしたもの。ここではパガニーニの無伴奏ヴァイオリンのための“知られざる作品”を紹介するとともに、彼からインスピレーションを受けた後発のイタリア人作曲家たちの作品を演奏し、その豊かな創造性とパガニーニの伝統を探っていくという趣向が凝らされています。 ほとんどの作品は世界初録音。この中にはパガニーニの「“うつろな心”によるカプリッチョ」の1821年ヴァージョンや一連のワルツ、カノン風二重奏曲なども含まれています。知られざる作曲家たちが思い思いの様式で綴る超絶技巧を施したこれら小品は、パガニーニに勝るとも劣らない素晴らしい出来栄えを示しており「弦の国」イタリアの底力を見せつけるかのようです。
収録作曲家:
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ワーグナー(1813-1883):
楽劇《ニーベルングの指環》
序夜《ラインの黄金》 [ニコライ・ペトロフ(バリトン)/クラスタン・クラスタノフ(バス)/ミロスラフ・アンドレーフ(テノール) 他 パヴェル・バレフ(指揮)/ソフィア国立歌劇場管弦楽団&バレエ団]発売日:2021年04月23日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:5,500円(税込、送料無料)
ソフィア歌劇場の《ニーベルングの指環》リリース開始
第1弾 序夜《ラインの黄金》地底の支配者アルベリヒが、ラインの乙女が守っていたラインの川底の黄金を奪って創り上げた指環。手にした者が限りない力を得るというこの指環を、神々の長ヴォータンは火の神ローゲの知恵を借りてアルベリヒからだまし取ります。怒ったアルベリヒが指環に死の呪いをかけたため、ヴォータンは建てさせた城の代償のひとつとして、しぶしぶ指環を巨人の兄弟に渡します。ヴォータン率いる神々は、虹の橋を渡りそのヴァルハラ城へ入場。ここから神々の没落が始まります。
ボリス・クリストフやヴェッセリーナ・カサロヴァをはじめ、数々の名歌手を輩出することで知られる歌の国ブルガリア。本作は、この国を代表するソフィア国立歌劇場が2010年に総力を挙げて上演したワーグナーの《ニーベルングの指輪》の上演収録です。 その第1弾は序夜《ラインの黄金》。第2次世界大戦後から、世界各地の歌劇場で次々と新演出による上演が生まれ、そのたびに話題を集める《ニーベルングの指環》。このソフィア歌劇場による上演も斬新な演出により、その上演史に新たな一章を加えることになりました。 この《ラインの黄金》は往年のSF映画を彷彿させるようなオープニング映像に始まり、ニコライ・パナヨトフがデザインした舞台装置では、ライン川を象徴する巨大な円盤(その中でラインの乙女たちがトランポリンで飛び跳ねながら歌う)と、舞台につるされたいくつものコーン(三角錐)に、投影されるプロジェクション・マッピングにより情景の変化が描かれます。登場人物の多くはアニメ映画のキャラクターのようなキッチュな装束をまといコミカルな姿で登場します。 上演にあたっては、ブルガリアの実力派の歌手たちが集結。中でもローゲを歌ったオストレツォフと、エルダ役のメッキ=ツヴェトコヴァの歌唱はとりわけ高く評価され、指揮者パヴェル・バレフは本上演によりブルガリアの「年間最優秀指揮者」の栄誉をを受けました。収録作曲家:
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ストラデッラ(1643-1682):
カンタータ《ラ・チルチェ》 第1稿&第2稿 [エステヴァン・ヴェラルディ(指揮)/アレッサンドロ・ストラデッラ・コンソート(ピリオド楽器使用)]発売日:2021年04月16日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
17世紀後半のイタリアで強い影響力を持っていた作曲家アレッサンドロ・ストラデッラ。「合奏協奏曲」様式の創始者として、また数多くの浮名を流したプレイボーイとして、短い一生であったにもかかわらず音楽史に名を残しています。 この《ラ・チェルチェ》はイタリアの名家メディチ家出身のレオポルド・デ・メディチ(1617-1675)が枢機卿に任命された際の祝典行事のために作曲されたカンタータ。主人公チルチェ(キルケー)はあらゆる秘薬と魔法に精通した魔女であり、17世紀にはしばしば愛の象徴として歌劇に登場しますが、ストラデッラはそんな魔女でさえもメディチ家の栄光には目がくらんでしまうと、当時の貴族が好んだ華麗な音楽でメディチ家を讃えています。 この2枚組では、省略なしの初稿版と、世界初録音となる改訂版第2稿を収録。イタリア・バロック期作品の研究家、エステヴァン・ヴェラルディは自らストラデッラ作品の校訂を行い、比較校訂版を作成。この演奏では、作曲家の名を冠したアンサンブル「アレッサンドロ・ストラデッラ・コンソート」を率いて、作品の魅力を伝えます。
収録作曲家:
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ヴェルディ(1813-1901):
レクイエム
デイヴィッド・ローゼンによる比較校訂版 [エレオノーラ・ブラット(ソプラノ)/アニタ・ラチヴェリシュヴィリ(メゾ・ソプラノ)/ジョルジョ・ベッルジ(テノール)/ロベルト・タリアヴィーニ(バス)/ロベルト・アバド(指揮)/フィラルモニカ・アルトゥーロ・トスカニーニ/パルマ王立劇場合唱団]発売日:2021年04月16日
Blu-ray価格:3,675円(税込、送料無料)
モーツァルト、フォーレ作品とともに「3大レクイエム」と称えられるヴェルディのレクイエム。ドラマティックな「怒りの日」で知られるこの曲は、1873年に敬愛していたイタリアの文豪アレッサンドロ・マンゾーニの死を知ったヴェルディが、楽譜出版社リコルディ社を通じて、ミラノ市長にレクイエムを演奏するように提案、了承されたことで「マンゾーニ追悼」のレクイエムを書きあげたというもの。曲の一部の“ラクリモサ”や“リベラ・メ”は既存の作品からの転用があるものの、華麗なオーケストレーションと、まるでオペラのような声の饗宴が見事なこのレクイエムは、ヴェルディの思いが反映された名曲として初演時から大好評を持って迎えられました。 この映像は、2020年パルマで開催されたヴェルディ音楽祭での野外収録。コロナ(Covid-19パンデミック)の犠牲者と医療従事者に捧げられており、映像は、最初にパルマ市長の短いスピーチと黙祷があり、その後で厳かに演奏が始まります。歌手は、イタリアを代表する3人の歌手、ソプラノ、エレオノーラ・ブラット、テノールのジョルジョ・ベッルージ、バスのロベルト・タリアヴィーニ。そしてジョージアのメゾ・ソプラノ、アニタ・ラチヴェリシュヴィリを起用。大オーケストラにも負けない力強い声が魅力です。 ロベルト・アバドはオーケストラを自在に操り、ヴェルディがスコアに記した死への怖れと、人間の脆弱性を音で表現。困難を乗り越えて生きていく意味を聴き手に問いかけています。
収録作曲家:
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ストラデッラ(1639-1682):
カンタータとセレナータ集 第1集 [エステヴァン・ヴェラルディ(指揮)/アレッサンドロ・ストラデッラ・コンソート]STRADELLA, A.: Cantatas and Serenatas, Vol. 1 (Frisani, Chierichetti, Marchesi, Nuvoli, Alessandro Stradella Consort, Velardi)
発売日:2021年03月26日 NMLアルバム番号:CDS7893
CD価格:2,325円(税込)
17世紀後半のイタリアで活躍した作曲家アレッサンドロ・ストラデッラ。「合奏協奏曲」様式の創始者として、また数多くの浮名を流したプレイボーイとして、音楽史に名を残しています。 歌劇の人気がそれほど高くなかったこの時代、ストラデッラは演技を伴わないオラトリオ『洗礼者聖ヨハネ』をはじめ、ソロ・カンタータ、そして一種の世俗カンタータである『セレナータ』のジャンルで夥しい作品を発表、ヘンデルとJ.S.バッハ以前における最大のカンタータ作曲家の一人として名を馳せました。その多くは愛の痛みを題材にしたもので、技巧的な歌と楽器の掛け合いが見事な作品に仕上がっています。 イタリア・バロック期作品の研究家、エステヴァン・ヴェラルディは自らストラデッラ作品の校訂を行い、比較校訂版を作成。この演奏では、作曲家の名を冠したアンサンブル「アレッサンドロ・ストラデッラ・コンソート」を率いて、作品の魅力を伝えます。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《ルクレツィア・ボルジア》 [カルメラ・レミージョ(ソプラノ)/シャビエル・アンドゥアーガ(テノール)/ヴァルドゥイ・アブラハミヤン(メゾ・ソプラノ) 他/リッカルド・フリッツァ(指揮)/ルイージ・ケルビーニ・ジョヴァニーレ管弦楽団]発売日:2021年03月26日
Blu-ray価格:4,200円(税込、送料無料)
希代の毒婦として知られるフェラーラ公爵夫人ルクレツィア・ボルジアと、彼女のことを母とは知らない息子ジェンナーロ。親密な空気を漂わせる二人の仲を疑う彼女の夫アルフォンソ。緊迫した空気の中、ジェンナーロのちょっとした悪戯が大きな波紋を呼び、彼は捕らえられてしまいます。自らを母と告げることができないルクレツィアは、何とか彼を助けようとしますが… 1833年12月26日、ミラノ・スカラ座で初演されたドニゼッティの歌劇《ルクレツィア・ボルジア》。イタリアの台本作家フェリーチェ・ロマーニが、当時大流行していたユゴーの同名戯曲に基づき台本を制作した作品です。しかし、ユゴーが自作をフランス語以外の言語に翻訳上演することを禁じたため、ドニゼッティとロマーニは1845年に作品のタイトルを《裏切った女》に変更し、舞台もトルコに移してその場をしのいだこともありました。その後は上演機会が著しく減ったものの、20世紀後半になって優れたソプラノ歌手たちがルクレツィアを競ってレパートリーに加えたことで人気が復活し、現在に至っています。 この新しい比較校訂版を用いた上演では、イタリアの名ソプラノ、カルメラ・レミージョが外題役を演じ、圧倒的な存在感を示しています。その歌唱は力強く、この舞台でも見事なアリア歌唱を披露します。ジェンナーロ役のシャビエル・アンドゥアーガの伸びやかなテノールも魅力的。また指揮者リッカルド・フリッツァのタクトはドニゼッティの美しい旋律を存分に歌わせながら全体を引き締まった表現でまとめ上げ、2016年「第9回ヨーロッパ・オペラ監督賞」受賞者アンドレア・ベルナールの演出と共にシンプルで力強い舞台を作り上げています。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《ルクレツィア・ボルジア》 [カルメラ・レミージョ(ソプラノ)/シャビエル・アンドゥアーガ(テノール)/ヴァルドゥイ・アブラハミヤン(メゾ・ソプラノ) 他/リッカルド・フリッツァ(指揮)/ルイージ・ケルビーニ・ジョヴァニーレ管弦楽団]発売日:2021年03月26日
DVD 2枚組価格:4,200円(税込、送料無料)
希代の毒婦として知られるフェラーラ公爵夫人ルクレツィア・ボルジアと、彼女のことを母とは知らない息子ジェンナーロ。親密な空気を漂わせる二人の仲を疑う彼女の夫アルフォンソ。緊迫した空気の中、ジェンナーロのちょっとした悪戯が大きな波紋を呼び、彼は捕らえられてしまいます。自らを母と告げることができないルクレツィアは、何とか彼を助けようとしますが… 1833年12月26日、ミラノ・スカラ座で初演されたドニゼッティの歌劇《ルクレツィア・ボルジア》。イタリアの台本作家フェリーチェ・ロマーニが、当時大流行していたユゴーの同名戯曲に基づき台本を制作した作品です。しかし、ユゴーが自作をフランス語以外の言語に翻訳上演することを禁じたため、ドニゼッティとロマーニは1845年に作品のタイトルを《裏切った女》に変更し、舞台もトルコに移してその場をしのいだこともありました。その後は上演機会が著しく減ったものの、20世紀後半になって優れたソプラノ歌手たちがルクレツィアを競ってレパートリーに加えたことで人気が復活し、現在に至っています。 この新しい比較校訂版を用いた上演では、イタリアの名ソプラノ、カルメラ・レミージョが外題役を演じ、圧倒的な存在感を示しています。その歌唱は力強く、この舞台でも見事なアリア歌唱を披露します。ジェンナーロ役のシャビエル・アンドゥアーガの伸びやかなテノールも魅力的。また指揮者リッカルド・フリッツァのタクトはドニゼッティの美しい旋律を存分に歌わせながら全体を引き締まった表現でまとめ上げ、2016年「第9回ヨーロッパ・オペラ監督賞」受賞者アンドレア・ベルナールの演出と共にシンプルで力強い舞台を作り上げています。
収録作曲家:
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ロッシーニ(1792-1868):歌劇集
セリアとセミ・セリア集 [さまざまなアーティスト]発売日:2021年02月26日
DVD 14枚組 BOX価格:12,000円(税込、送料無料)
長い間、ロッシーニは“喜劇の作曲家”とみなされていました。しかし1980年からペーザロで開催されている『ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル』などでの蘇演に伴い、知られざる作品が次々と復興。次第にセリア(シリアスな歌劇)の分野でも優れた作品を作曲していたことが認められてきました。 セリアは18世紀の初めに高い人気を博したジャンルであり、基本的にドラマティックな筋書きを持ち、悲劇的な幕切れを迎えます。18世紀の頃はカストラートが主役を演じることが多かったセリアですが、ロッシーニは主役に声域の同じメゾ・ソプラノやコントラルトを充て、歌手には超絶技巧を駆使したアリアが与えられるだけではなく、オーケストラにも重厚な響きが求められます。これら一連の作品はドニゼッティやベッリーニ、メルカダンテの他、若いヴェルディにも大きな影響を与えました。 このBOXには初演以降、ずっと忘れられていた《トルヴァルドとドルリスカ》や《エルミオーネ》などの重い作品から、ハッピーエンドで終わる《泥棒かささぎ》などの「セミ・セリア(喜劇の要素を含む作品)」までの7作を収録。ペーザロの『ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル』のライヴを中心に、フェニーチェ、フランドルやゲントの歌劇場による名演で構成されています。
収録作曲家:
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ドヴォルザーク(1841-1904):
ピアノ三重奏曲 第3番&第4番 [トリオ・デ・アルプ]DVOŘÁK, A.: Piano Trios Nos. 3 and 4, "Dumky" (Trio des Alpes)
発売日:2021年02月26日 NMLアルバム番号:CDS7851
CD価格:1,800円(税込)
ドヴォルザークの2曲のピアノ三重奏曲を収録した1枚。1883年に作曲された第3番は敬愛するブラームスの影響も感じられる古典的な4楽章形式で書かれた曲。第3楽章の美しいチェロの旋律が心に残ります。第4番は「ドゥムキー」(ウクライナ起源の叙事的なバラッド、ドゥムカの複数形)と題された6楽章からなる曲。チェコをはじめ、スラヴのさまざまな民族音楽の要素を備えた作品です。 演奏するトリオ・デ・アルプスは前作「20世紀の女性作曲家たち」(CDS-7717)で高く評価されたアンサンブル。
収録作曲家:
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アルファーノ(1875-1954):
歌劇《復活》 [アン・ソフィー・デュプレル(ソプラノ)/マシュー・ヴィッカーズ(テノール)/レオン・キム(バリトン) 他/フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団&合唱団/フランチェスコ・ランジロッタ(指揮)]発売日:2021年02月26日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
プッチーニの未完の遺作《トゥーランドット》の補筆完成版の作者として知られる、作曲家フランコ・アルファーノの歌劇《復活》。世界中で数多く舞台・映画化されることになるロシアの文豪トルストイの代表作の一つ『復活』(1899)に感銘を受け作曲を構想。1904年のトリノ初演で大成功を収め、彼の出世作となりました。この原作の小説は、日本でも舞台化され、松井須磨子が劇中で歌った『カチューシャの唄』が1914年に大ヒットしたことでも知られています。 主役カップル、カチューシャとドミートリイに世界中のヴェリズモ・オペラの舞台で引く手あまたの2人、アン・ソフィー・デュプレルとマシュー・ヴィッカーズを起用。フランチェスコ・ランジロッタが導くフィレンツェ5月祭管弦楽団&合唱団とともに、随所にロシア正教の復活の祈りの調べを配し、時にプッチーニやリヒャルト・シュトラウスの音楽をも想起させる劇的で華麗な響きに満ちたこの名作を鮮やかに蘇らせています。
収録作曲家:
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クープラン(1668-1733):
Les Regrets ou L’art de la Mélancolie
嘆きまたはメランコリーの芸術 [ステファノ・ロレンツェッティ(チェンバロ)]COUPERIN, F.: Harpsichord Music (Les Regrets ou L’art de la Melancolie) (Lorenzetti)
発売日:2021年02月26日 NMLアルバム番号:CDS7879
CD価格:1,800円(税込)
フランスのバロック期を代表する作曲家の一人、フランソワ・クープラン。室内楽曲や声楽曲など数多くの作品を作曲しましたが、その中で主要な位置を占めるのが27の組曲(オルドル)で構成された4巻からなるクラヴサン(チェンバロ)曲です。220曲ほどの小品がひしめくこの曲集ですが、ほとんどの曲には優雅なタイトルが付されていることでも知られています。 このアルバムは、イタリアを拠点に活躍するチェンバロ奏者ロレンツェッティが、第1巻と第2巻から特徴的な14曲を選び出し、ここに1716年に出版された『クラヴサン奏法』に付された8曲の前奏曲を組み込むことで、彼独自のユニークな「組曲」を創り上げたものです。
収録作曲家:
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アルファーノ(1875-1954):
歌劇《復活》 [アン・ソフィー・デュプレル(ソプラノ)/マシュー・ヴィッカーズ(テノール)/レオン・キム(バリトン) 他/フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団&合唱団/フランチェスコ・ランジロッタ(指揮)]発売日:2021年02月26日
Blu-ray価格:4,050円(税込、送料無料)
ある年の復活祭の日、若い貴族の将校ドミートリイは、おじ夫婦の別荘を訪れ幼馴染みの身寄りのない同家の下女カチューシャと再会、一時の激情に駆られ純心なカチューシャと肉体関係を結びます。ドミートリイの出征後、子を宿したことが発覚したカチューシャは、同家から追放され、その子も失うという不幸に見舞われ、絶望の果てに娼婦に身を落とします。さらには殺人の嫌疑で収監されるという転落の人生を歩んで行きますが・・・
プッチーニの未完の遺作《トゥーランドット》の補筆完成版の作者として知られる、作曲家フランコ・アルファーノの歌劇《復活》。世界中で数多く舞台・映画化されることになるロシアの文豪トルストイの代表作の一つ『復活』(1899)に感銘を受け作曲を構想。1904年のトリノ初演で大成功を収め、彼の出世作となりました。この原作の小説は、日本でも舞台化され、松井須磨子が劇中で歌った『カチューシャの唄』が1914年に大ヒットしたことでも知られています。 主役カップル、カチューシャとドミートリイに世界中のヴェリズモ・オペラの舞台で引く手あまたの2人、アン・ソフィー・デュプレルとマシュー・ヴィッカーズを起用。フランチェスコ・ランジロッタが導くフィレンツェ5月祭管弦楽団&合唱団とともに、随所にロシア正教の復活の祈りの調べを配し、時にプッチーニやリヒャルト・シュトラウスの音楽をも想起させる劇的で華麗な響きに満ちたこの名作を鮮やかに蘇らせています。収録作曲家:
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マルチェッロ(1686-1739):
詩篇とソナタ集 [アンサンブル・サラモーネ・ロッシ(古楽器使用)]MARCELLO, B.: Psalms and Sonatas (Ensemble Salomone Rossi, Cevidalli)
発売日:2021年01月22日 NMLアルバム番号:CDS7882
CD価格:1,800円(税込)
イタリア・バロック期に活躍したベネデット・マルチェッロ。寡作家だった兄アレッサンドロに対し、700点近くもの作品を遺し、これらは現代でも人気を誇っています。 中でも『詩的・音楽的霊感 Estro poetico-armonico』と題された作品は代表作の一つであり、11曲の古代ユダヤの歌と2曲のギリシャの賛歌を含む50曲の詩篇をまとめたこの曲集は高く評価され、後にイギリスで英語の詩を付けて出版されました。このアルバムでは、その中から詩篇21篇と詩篇42篇を選び、ヴァイオリンとチェンバロのソナタを併せて演奏されています。 チェリスト渡邉一世が参加するアンサンブル・サラモーネ・ロッシは、1991年にリディア・チェヴィダッリが設立した古楽アンサンブル。ベルギーを拠点に活動し、スペイン、アメリカの他、近年ではBBCのドキュメンタリーに登場した注目のアンサンブルです。
収録作曲家:
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FAKE BACH
バッハ編曲の旅 [ルイージ・パロンビ(ピアノ)]Piano Recital: Palombi, Luigi - BACH, J.S. / BRAHMS, J. / GODOWSKY, L. / GOUNOD, C. (Fake Bach - A Journey into Bach Arrangements)
発売日:2021年01月22日 NMLアルバム番号:CDS7891
CD価格:1,800円(税込)
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ダライ(1687頃-1757):
12のヴァイオリン協奏曲 Op.1 [レアーレ・コンチェルト(古楽器使用)]発売日:2021年01月22日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
パルマ出身のヴァイオリニスト・作曲家マウロ・ダライ。1712年から1726年及び1730年から1739年にサンタ・マリア・デッラ・ステッカータ大聖堂に仕えていたこと以外、彼の経歴はほとんど知られておりませんが、スペインの女王となったエリザベッタ・ファルネーゼのお気に入りとしてかなりの富と名声を得たとされています。彼はファルネーゼの夫フェリペ5世から下賜された1718年製のストラディヴァリウスを生涯大切にし、ヴァイオリン曲を中心に、ソナタやカンタータなど、いくつかの作品を残しています。 このアルバムには世界初録音となる1725年に出版された12のヴァイオリン協奏曲を収録。ヴェネツィア楽派に影響された作風による明朗で活発な作品を、名手ルカ・ファンフォーニとダニエレ・ファンフォーニを中心としたアンサンブル「レアーレ・コンチェルト」が演奏しています。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《ピエトロ大帝、ロシアのツァーリ》 [ロベルト・デ・カンディア(バリトン)/ロリアーナ・カステラーノ(コントラルト)/パオラ・ガルディーナ(メゾ・ソプラノ)/ニナ・ソロドフニコヴァ(ソプラノ)/フランシスコ・ブーリト(テノール)/リナルド・アレッサンドリーニ(指揮)/リ・オリジナーリ(アンサンブル)/ドニゼッティ歌劇場合唱団]発売日:2021年01月22日
Blu-ray価格:4,200円(税込、送料無料)
若きドニゼッティの秀作オペラ初映像化リヴォニアの、とある村のフリッツ夫人の旅籠。狩人や兵士たちが思い思いにくつろぐ中、フリッツ夫人の庇護を受けて育った血気盛んな若者、大工のカルロと身寄りのない娘アンネッタ(実はピエトロ大帝の仇敵マゼーパの娘)が愛を語り合っています。そこに「高貴な人物がフリッツ夫人の旅籠に泊まる」という知らせが入ります。やってきたのはピエトロ大帝とその妻カテリーナ。お忍びでやってきた夫妻の目的は生き別れた妻の弟(カルロ)を探すことでした・・・。 22歳のドニゼッティが作曲した初の本格的なオペラ《ピエトロ大帝(ピョートル大帝)》は、1819年にヴェネツィアで初演され、大成功を収めます。モーツァルトやロッシーニの影響を強く残す作曲家の初期の作品とはいえ、そこにドニゼッティのその後の活躍を予感させる充実した楽想の数々を聴くことができます。 2019年、作曲家の生地ベルガモのドニゼッティ劇場は、この作品の初演200周年記念上演のために、新たにクリティカル・エディションを委嘱、更にローマの実験的演劇集団オンダドゥルト・テアトロを舞台演出に招聘し、20世紀初頭のロシア・アヴァンギャルド美術を援用した万華鏡を見るかのようなユニークな舞台を創造しました。ここにフランシスコ・プリ―ト、パオラ・ガルディーナ、ロベルト・デ・カンデラら優れた歌手陣の歌唱と、リナルド・アレッサンドリーニが導く19世紀のオリジナル楽器によるオーケストラ・リ・オリジナーリの溌剌とした演奏により、この若きドニゼッティの秀作が生き生きと再現されています。
収録作曲家:
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ロッシーニ(1792-1868):歌劇集
ブッフォ集 [さまざまなアーティスト]発売日:2021年01月22日
DVD 9枚組 BOX価格:6,975円(税込、送料無料)
ロッシーニ・ブッフォ1810年18歳のロッシーニが、ボローニャの音楽大学在学中にヴェネツィアのサン・モイゼ劇場で上演、その天分を認められた一幕のファルサ(笑劇)《結婚手形》。その後一躍時代の寵児となった作曲家によって次々に生み出され、今日に至るまで世界中の歌劇場の主要なレパートリーとなるオペラ・ブッファの4大傑作《アルジェのイタリア女》《イタリアのトルコ人》《セビリアの理髪師》《チェネレントラ》。それらに近年の「ロッシーニ・ルネサンス」により演奏される機会を得た《新聞》《ひどい誤解》などのブッファの稀覯作品を加えたロッシーニのオペラ・ブッファ7作品が、伊ダイナミック社により、優れたロッシーニ指揮者、ロッシーニの歌い手が一堂に会するペーザロの『ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル』のライブ収録を中心にDVD BOXとして集成されました。
収録作曲家:
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Paris Boulevard - パリの大通り
FIN-DE-SIÈCLE PIANO MUSIC 世紀末のピアノ音楽 [ダリオ・ミュラー(ピアノ)]Piano Recital: Müller, Dario - DEBUSSY, C. / MILHAUD, D. / POULENC, F. / SATIE, E. (Paris Boulevard)
発売日:2020年11月27日 NMLアルバム番号:CDS7877
CD価格:2,325円(税込)
この「パリの大通り」と題されたアルバムでは、主に19世紀末から20世紀の初頭のパリで流行した多彩な作品をお聴きいただけます。 当時のパリは、ドビュッシーらが推し進める印象派の作風による音楽、ワーグナーを起点とする“崩壊する機能和声”を用いた音楽、そしてアメリカからもたらされたポピュラー音楽やジャズ、サティが提唱する“家具としての音楽”が混然一体となり、コンサートホールやキャバレー、ビストロなど知識人と芸術家が出会う場所で奏されていました。これら人々を刺激した作品を並べた1枚は、当時の洒落た空気を想起させます。 アメリカ近代作品を得意とするミュラーの洒脱な演奏で。
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ロッシーニアーナ - 主題、変奏曲と幻想曲
チェロとピアノのための室内楽作品集 [エレナ・アントンジローラミ(チェロ)/メリッサ・ガロージ(ピアノ)]Cello and Piano Recital: Antongirolami, Elena / Galosi, Melissa - KUMMER, F.A. / MARTINŮ, B. / MOSCHELES, I. / ROSSINI, G. (Rossiniana)
発売日:2020年11月27日 NMLアルバム番号:CDS7884
CD価格:1,800円(税込)
2013年からデュオ活動を続ける「アントンジローラミ&ガロージ」のデビュー・アルバムはロッシーニを巡る作品集。 18世紀から19世紀にかけて、流行しているオペラの旋律をもとにした器楽のための変奏曲や幻想曲が数多く作曲されましたが、テーマとしてダントツの人気を誇ったのがオペラ作曲家として君臨していたロッシーニの作品でした。彼の軽快な旋律はさまざまな作曲家たちによって美しい変奏を施され、ヴァイオリンやフルート、チェロなどで演奏されたのです。 このアルバムには、ロッシーニとほぼ同時代のモシェレス、クンマー、オッフェンバックの作品や、20世紀のマルティヌー、テデスコ、そしてロッシーニ自身の珍しい曲を収録。息のあったアンサンブルをお楽しみください。
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メラーニ(1639-1703):
歌劇《罰せられた悪党》 [【世界初映像】 アレッサンドロ・ラヴァシオ(バス)/ミケーラ・グアッレラ(ソプラノ)/カルロッタ・コロンボ(ソプラノ)アレッサンドロ・クァルタ(指揮)/レアー テ音楽祭バロック・アンサンブル(ピリオド楽器使用)]発売日:2020年11月27日
Blu-ray価格:3,675円(税込、送料無料)
伝説のプレイボーイ、ドン・ファンを描いた初の音楽劇、映像初登場!好色なアクリマンテは、アトラーチェ王の妹イポメーネをわがものにしようと狙っています。また、彼の従者ビビもイポメーネの乳母デルファに思いを寄せています。イポメーネの恋人クロリドーロは、彼女が自分と王を裏切っていると考え、アクリマンテを死刑に処そうとしますが、アクリマンテの妻アタミーラは、棄てられたにもかかわらずまだアクリマンテを愛しており、彼を殺すために手にした毒を眠り薬にすりかえます。毒(眠り薬)を飲んだアクリアマンテは、冥府の女神までをも誘惑、正気に戻った彼は更にイポメーネに手を出し、阻止しようとしたイポメーネの父ディデモを殺してしまいます。罪の意識を感じないアクリマンテは、墓地でディデモの石像を夕食に招待しますが・・・
17世紀スペインの伝説上の放蕩者、ドン・ファン。劇作家ティルソ・デ・モリーナの戯曲『セビーリャの色事師と石の招客』により、この美男で好色な人物は数多くの文学、音楽作品の主題となりました。 モーツァルトの歌劇《ドン・ジョヴァンニ》はその代表的なもののひとつ。モーツァルトに先立つこと120年ほど前の1669年2月17日、ローマで初演されたメラーニの歌劇《罰せられた悪党》は、このドン・ファン伝説の戯曲に基づく初の音楽劇とされる作品です。 初演の地ローマで350周年を記念して2019年10月に行われたこの上演は、現代的な舞台美術と衣装による斬新なスタイルを打ち出しています。指揮者クァルタの即興性を重んじた活力に溢れる器楽伴奏は、技巧的な歌唱を見事に演ずる充実した歌手陣を見事にサポート。魅力的な演奏を行っています。収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《ニシダの天使》 [フロリアン・センペイ(バリトン)/リディア・フリドマン(ソプラノ) 他/ジャン=リュック・タンゴー(指揮)/ドニゼッティ・オペラ管弦楽団&合唱団]発売日:2020年10月30日
Blu-ray日本語字幕あり価格:4,200円(税込、送料無料)
愛した女性は王の愛妾だった!
歌劇《ラ・ファヴォリート》の原型となったドニゼッティ幻のオペラ、初映像化1839年に完成されたドニゼッティ初のフランス語台本による歌劇《ニシダの天使》。その初演はパリのルネサンス劇場で計画されますが、上演直前に劇場の経営が破綻したため実現せず、その後ドニゼッティ自身が、この台本のナポリ王とその愛妾を巡るストーリーが検閲に抵触する懸念を抱き上演を断念、1840年に作品の素材の大半を別の台本による《ラ・ファヴォリート》に転用し上演しました。 これによって《ニシダの天使》のスコアは分割の憂き目に遭いましたが、近年、アイルランドの音楽学者カンディダ・マンティカが、フランス国立図書館に保管されていた未整理の残存スコアと《ラ・ファヴォリート》に転用されたスコアを分析、再構成することにより、ほぼ全曲の復元に成功。2018年ロイヤル・オペラ・ハウスでマーク・エルダーの指揮により作曲から180年の時を経て初演され、大きな話題となりました。 本映像は、ドニゼッティの生地ベルガモの歌劇場の平土間を舞台とし、観客はバルコニーから舞台を取り囲むという意表を突く演出、さらに紙を使用した衣装や幻想的な照明を多用したユニークな舞台の記録です。強力な存在感を放つ伯爵夫人役のリディア・フリドマン、彼女を愛する兵士カサルディ役の美声テノール、コヌ・キム、艶やかな声で王を歌うセンペイら個性的な歌手たちをラインナップ。2018年に新国立歌劇場で《カルメン》を振り話題を集めた、フランス・オペラのスペシャリスト、ジャン=リュック・タンゴーのタクトがこのオペラを見事にまとめあげています。収録作曲家:
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EL CANT DE LA SIBIL·LA - シビラの歌
中世の宗教的作品集 [ヴェラ・マレンコ(指揮)/ムジカラウンド・アンサンブル/エウジニア・アミサーノ(歌) 他]EL CANT DE LA SIBILˑLA AND OTHER SACRED MEDIEVAL WORKS (Arkansé Choir, Musicaround, Marenco)
発売日:2020年10月23日 NMLアルバム番号:CDS7875
CD価格:2,325円(税込)
2010年、ユネスコの世界無形文化遺産に登録された「シビラの歌」。古代ギリシャの神殿で、神託を受けた巫女たちの預言をまとめたこの文書は、キリスト教の普及とともに一旦は“異端の書”とみなされますが、中世には歌として伝わり、各地の教会に広まっていきました。 このアルバムには、カタロニア語で歌われた「シビラの歌」と、同じくカタロニア語による中世の宗教作品が集められており、シビラの予言が辿った道筋の一端を知ることができます。ムジカラウンドの指揮者ヴェラ・マレンコは、この曲を演奏するためには比較的大きな編成の合唱団が必要であったと語り、素晴らしい演奏者を得て、人の声が持つ力強さを伝えています。 録音はジェノヴァの丘の上にある小さな教会で行われており、壮麗な響きが余すことなく捉えられています。
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ヴァンディーニ(1690-1778):
作品全集
チェロ・ソナタ/チェロ協奏曲
[フランチェスコ・ガッリジョーニ(チェロ)/ラルテ・デ・ラルコ(古楽器使用)]VANDINI, A.: Works (Complete) (Galligioni, L'Arte dell'Arco)
発売日:2020年10月23日 NMLアルバム番号:CDS7890
CD価格:2,325円(税込)
イタリア・バロック時代の作曲家ヴァンディーニ(1691-1778)は、優れたチェリストとしても活躍しました。彼はタルティーニの親友であり、パドヴァでは同じ楽団で演奏していたことでも知られています。 彼の高度な演奏は、当時、この地を訪れたイギリスの音楽評論家チャールズ・バーニーを感嘆させたようで、『音楽見聞録』にも称賛の言葉が記載されています。またバーニーは彼の弓の持ち方についても言及、アンダーハンドグリップ(コントラバスのように下から持つやり方)で演奏していたことも添えられています。 このアルバムでは、最新の研究結果に基づく、ヴァンディーニが遺したとされる全ての作品を録音。技巧的で華やかな作品をオリジナル楽器の響きで存分に楽しめます。チェロを演奏するフランチェスコ・ガッリジョーニはヴァンディーニと同じく、弓をアンダーハンドグリップで持ち、当時の演奏法の再現に努めています。
収録作曲家:
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ブラームス(1833-1897):
2つの弦楽五重奏曲 [エネルジエ・ノーヴェ四重奏団/ウラディーミル・メンデルスゾーン(ヴィオラ)]BRAHMS, J.: String Quintets Nos. 1 and 2 (The Two String Quintets) (V. Mendelssohn, Quartetto Energie Nove)
発売日:2020年09月25日 NMLアルバム番号:CDS7883
CD価格:2,325円(税込)
ブラームス後期の傑作、2つの弦楽五重奏曲をエネルジエ・ノーヴェ四重奏団の演奏で。 2008年にスイスのルガーノでスイス・イタリア語放送管弦楽団の奏者によって結成されたエネルジエ・ノーヴェ四重奏団は、国際的な音楽祭に出演するほか、プロコフィエフ、ヤナーチェク、スメタナ作品の録音で評価されています。 今作ではブカレスト出身のヴィオラ奏者、ウラディーミル・メンデルスゾーンをゲストに迎え、ブラームスの五重奏曲を熱演。ヴィオラの渋い響きが存分に生かされた魅力的な演奏をお楽しみいただけます。
収録作曲家:
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プッチーニ(1858-1924):
歌劇《修道女アンジェリカ》 [リア・ホセ・シーリ(ソプラノ/アンナ・マリア・キウーリ(メゾ・ソプラノ)/マリア・オジー(メゾ・ソプラノ) 他/ヴァレリオ・ガッリ(指揮)/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団]発売日:2020年09月25日
Blu-ray価格:3,300円(税込、送料無料)
フィレンツェ5月音楽祭から《修道女アンジェリカ》登場
女声のみで演じられる罪と救済のオペラ貴族の娘アンジェリカは不義の子を産み修道院に送られて7年目、そこで平穏な日々を過ごしています。そんなある日、修道院に彼女のおばにあたる公爵夫人が訪れ、遺産の放棄を迫り、彼女の一人息子は病を得てすでにこの世を去っていることを告げます。絶望のあまりアンジェリカは毒を呷り、自死を図りますが... 本映像は既にリリースされたプッチーニの三部作《外套》《ジャンニ・スキッキ》の間を繋ぐフィレンツェ五月音楽祭歌劇場の《修道女アンジェリカ》。アンジェリカを歌うのは新国立劇場2015/16のシーズンに《トスカ》《アンドレア・シェニエ》2作品のヒロインをつとめ好評を博したホセ・マリア・シーリ。2019年はスカラ座の《マノン・レスコー》に登場し、絶賛を浴びています。本作では、その豊かなリリコ・スピントの美声でアンジェリカの苦悩と祈りを歌い上げます。 また、登場する修道女たちは、演技歌唱の両面で、それぞれの個性を際立たせ、女声のみで歌われるこの歌劇に印象的なコントラストを与えており、ヴァレリオ・ガッリのタクトが全体を優美な響きでまとめ上げています。収録作曲家:
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Serenade for Ludwig -
ルートヴィヒへのセレナード
ベートーヴェン(1770-1827):
フルートのための室内楽作品集 [ルイザ・セッロ(フルート)/ブルーノ・カニーノ(ピアノ)/ミリアム・ダル・ドン(ヴァイオリン)/ジュゼッペ・マリ(ヴィオラ)]BEETHOVEN, L. van: Serenades, Opp. 25 and 41 (Serenade for Ludwig) (Sello, Dal Don, G. Mari, Canino)
発売日:2020年08月28日 NMLアルバム番号:CDS7886
CD価格:1,800円(税込)
ベートーヴェンの「セレナード ニ長調」はまず、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラのための三重奏曲として1796年に完成を見ました。20代後半、リヒノフスキー侯爵の支援により生活が安定したベートーヴェンの気持ちが反映されているのか、全曲を通して明るい曲想が漲る快活で美しい作品です。作品は1802年に出版されるやいなや大評判となり、その翌年にはライプツィヒの出版社からフルートとピアノ版のベートーヴェン自身によるアレンジが出版され、こちらも高い人気を獲得しました。 アルバムには、この2つのヴァージョンとともに、近代フルートを完成させたことで知られるテオバルト・ベームが編曲した「ピアノ協奏曲第1番-第2楽章」のピアノとフルート版を収録。交響曲以外、フルートが活躍する作品をあまり残さなかったベートーヴェンの知られざる作品を楽しめます。 明るい音色を持つセッロのフルートにカニーノら名手たちが絶妙なサポートを付けています。
収録作曲家:
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プッチーニ(1858-1924):
歌劇《ジャンニ・スキッキ》 [ブルーノ・デ・シモーネ(バリトン)/フランチェスカ・ロンガーリ(ソプラノ)/アンナ・マリア・キウーリ(メゾ・ソプラノ) 他/ヴァレリオ・ガッリ(指揮)/フィレンツェ五月音楽祭劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2020年08月28日
Blu-ray日本語字幕つき価格:3,300円(税込、送料無料)
フィレンツェ5月音楽祭からプッチーニ最後の傑作《ジャンニ・スキッキ》登場亡くなったばかりのフィレンツェの大金持ちブオーゾ。その遺言状に「全財産を修道院に贈る」とあり、遺産を目当てに集まった一族の人々は頭を抱えます。そこで一族の一人リヌッチョが思いついたのが、彼の婚約者ラウレッタの父で成り上がり者のジャンニ・スキッキに相談をもちかけること…。
《トゥーランドット》が未完に終わったため、作曲家自身が完成した最後のオペラとなった《ジャンニ・スキッキ》は、プッチーニの歌劇作品には数少ない喜劇の一つです。ダンテの“神曲”のエピソードに題材をとり、主人公が遺産相続を巡る欲の皮の突っ張った一族の目論見を逆手に取って、遺産を掠め取り、娘とその婚約者の幸せを図るというストーリー。劇中、娘のラウレッタが歌う「私のお父さん」は数あるソプラノの名アリアの中でも、とりわけよく知られた珠玉の名曲です。 本映像は、作品の舞台となったフィレンツェのご当地もの、フィレンツェ5月音楽祭歌劇場の上演収録です。主人公ジャンニ・スキッキをイタリアのベテラン歌手ブルーノ・デ・シモーネが巧みに演じ、新鋭ソプラノ、フランチェスカ・ロンガーリがラウレッタを表情豊かに歌い上げます。遺産を巡る一族の人々もそれぞれが個性豊かに演技歌唱を繰り広げ、ヴァレリオ・ガッリのタクトが導く活気溢れる音楽が、この傑作喜劇に生き生きとした表情を与えています。収録作曲家:
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スクリャービン(1872-1915):
10のピアノ・ソナタ [ヌッチオ・トロッタ(ピアノ)]発売日:2020年07月24日
CD 2枚組価格:2,325円(税込)
スクリャービンのピアノ・ソナタは1889年に書かれた習作を除くと、1893年の第1番から1913年の第10番まで、彼の創作活動のほぼ全般に渡って作曲されました。手の故障でピアニストの夢を断念した頃に書かれた第1番にはショパンの影響が感じられますが、年を重ねるに従い、少しずつ官能性、幻想性が強く表れ始め、第5番からは全て単一楽章の神秘的な雰囲気を持つ作品となり、スクリャービン独自の色彩と魔術が融合したユニークな作風を見せています。 演奏者ヌッチオ・トロッタはバーリ音楽院で学び、1989年ザルツブルクのモーツァルテウムで修士号を取得。アルド・チッコリーニの薫陶を受け、古典派から20世紀作品まで幅広いレパートリーを持つピアニスト。スクリャービンの演奏にも定評があります。
収録作曲家:
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ドビュッシー(1862-1918):
〔ピアノ作品集〕
月の光
2つのアラベスク他 [イリア・キム(ピアノ)]DEBUSSY, C.: Clair de Lune / 2 Arabesques (Ilia Kim)
発売日:2020年07月24日 NMLアルバム番号:CDS7881
CD価格:1,800円(税込)
ソウル出身のピアニスト、イリア・キムが演奏するドビュッシー。キムは11歳でソロ・リサイタルを開催、1983年と1987年にはソウル市長賞と奨学金を獲得し、ベルリンに留学。卒業後はヨーロッパ、アメリカ、アジア各地で演奏会を行い、1998年からはイタリアに拠点を構え、多彩な活動を行っています。 このアルバムで彼女は、ドビュッシーの初期から晩年に渡る様々なピアノ曲を取り上げ、その表現や作風の変化を探っていくことで、彼が19世紀から20世紀への転換点に位置する象徴的存在であることを示しています。
収録作曲家:
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プッチーニ(1858-1924):
歌劇《外套》 [フランコ・ヴァッサッロ(バリトン)/マリア・ホセ・シリ(ソプラノ)他/ヴァレリオ・ガッリ(指揮)/フィレンツェ五月音楽祭劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2020年07月17日
Blu-ray日本語字幕付き価格:3,300円(税込、送料無料)
セーヌ川に浮かぶはしけの船長ミケーレは、妻ジョルジェッタの不倫を疑っていますが相手がわかりません。しかし、一番疑わしいルイージは「次の停留で下船させてほしい」と訴えています。「たとえ相手がだれであっても、自分の手で息の音を止めてやる」と息巻くミケーレ。やがて、漆黒の闇の中、ミケーレが擦ったマッチの火を逢引の合図と勘違いして妻に会いに来たのはやはりルイージでした。ミケーレは彼の首を絞め、息絶えた体を自らの外套の下に隠し… 《三部作》の一演目《外套》では、荷物船上で繰り広げられる、人々の愛憎劇が描かれます。1913年にパリを訪れたプッチーニが、同地で上演されていたディディエ・ゴールドの同名舞台劇からインスピレーションを得て書かれたもの。簡潔にまとめられた台本に、川の流れを思わせるオスティナート(執拗な音型)・パターンを取り入れた重厚な音楽を付けることで、逆らえない運命が描き出されています。 ミケーレを歌うベテラン、ヴァッサッロの堂々たる歌唱、イタリアメディアで大絶賛された輝かしい声を持つルイージ役のヴィッラーリ、2人の男性に翻弄されるジョルジェッタを歌うホセ・シリ。この3人を取り巻くくせの強い登場人物たちをヴァレリオ・ガッリが見事にまとめました。 デニス・クリーフの演出は、背景に雑然とした川上の風景を投影することで、逃げ場のない人々の心の歪みを表現しています。
収録作曲家:
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コルンゴルト(1897-1957):
歌劇《ヴィオランタ》 [アンネマリー・クレーマー(ソプラノ)/ミヒャエル・クプファー=ラデツキー(バリトン)/ノーマン・ラインハルト(テノール)/ピンカス・スタインバーグ(指揮)トリノ王立劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2020年07月10日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,400円(税込、送料無料)
世界初映像! 神童コルンゴルトの2作目のオペラ《ヴィオランタ》物語の舞台は15世紀のヴェニス。ヴィオランタは、妹を誘惑し自殺に追い込んだナポリの王子、アルフォンソの殺害を夫シモーネに持ちかけます。アルフォンソの誘惑に成功したヴィオランタは、いつしか彼に惹かれ、陶酔的な愛の二重唱を歌い、二人に裏切られたと知ったシモーネは剣を手にしてアルフォンソに襲いかかりますが … 。 幼い頃から神童ぶりを発揮したコルンゴルト。少年時代から次々に作品を発表し、いずれも高く評価されました。この《ヴィオランタ》は18歳頃に書かれた彼の2作目の歌劇で、ヴェリズモ・オペラやプッチーニ、さらにレスピーギやリヒャルト・シュトラウスの影響も聴き取れます。初演は1916年3月、ミュンヘン国立歌劇場で、コルンゴルトのもう一つのオペラ「ポリュクラテスの指輪」とともにブルーノ・ワルターの指揮によって行われ、大成功を収めました。 本映像の演出家ピエール・ルイージ・ピッツィは、コルンゴルトが活躍した1920年代に舞台を移し、きらびやかな衣装と舞台装飾により、ヴェニスのカーニヴァルの夜のむせかえるような情緒を醸し出しています。アンネマリー・クレーマー(ヴィオランタ)の官能的な歌唱に、ノーマン・ラインハルト(アルフォンソ)の甘やかな美声、ミヒャエル・クプファー=ラデツキー(夫シモーネ)の剛直な歌唱と演技が見事な対照を形作り、名匠ピンカス・スタインバーグのタクトがコルンゴルトの音楽の美しさをあますことなく引き出しています。
収録作曲家:
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コルンゴルト(1897-1957):
歌劇《ヴィオランタ》 [アンネマリー・クレーマー(ソプラノ)/ミヒャエル・クプファー=ラデツキー(バリトン)/ノーマン・ラインハルト(テノール)/ピンカス・スタインバーグ(指揮)トリノ王立劇場管弦楽団&合唱団]KORNGOLD, E.W.: Violanta [Opera] (A. Kremer, Kupfer-Radecky, N. Reinhardt, Torino Teatro Regio Chorus and Orchestra, P. Steinberg)
発売日:2020年07月10日 NMLアルバム番号:CDS7876
CD価格:2,325円(税込)
幼い頃から神童ぶりを発揮したコルンゴルト。少年時代から次々に作品を発表し、いずれも高く評価されました。この《ヴィオランタ》は18歳頃に書かれた彼の2作目の歌劇で、ヴェリズモ・オペラやプッチーニ、さらにレスピーギやリヒャルト・シュトラウスの影響も聴き取れます。初演は1916年3月、ミュンヘン国立歌劇場で、コルンゴルトのもう一つのオペラ「ポリュクラテスの指輪」とともにブルーノ・ワルターの指揮によって行われ、大成功を収めました。 アンネマリー・クレーマー(ヴィオランタ)の官能的な歌唱に、ノーマン・ラインハルト(アルフォンソ)の甘やかな美声、ミヒャエル・クプファー=ラデツキー(夫シモーネ)の剛直な歌唱とが見事な対照を形作り、名匠ピンカス・スタインバーグのタクトがコルンゴルトの音楽の美しさをあますことなく引き出しています。
収録作曲家:
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TIRANNI AFFETTI - 専制君主の影響
アッリゴーニ(1697-1744):
マンドリンと声のための作品集 [アカデミア・デリ・エッランティ(古楽器アンサンブル)]ARRIGONI, C.: Works for Mandolin and Voice (Fumagalli, Ferella, Accademia degli Erranti)
発売日:2020年06月19日 NMLアルバム番号:CDS7878
CD価格:1,800円(税込)
18世紀イタリアで活躍した作曲家カルロ・アッリゴーニ(1697-1744)の作品集。 フィレンツェで生まれた彼が、どのような経緯を経て音楽家になったのかはほとんど知られていませんが、1719年には最初のオラトリオがフィレンツェで上演され、1722年には歌劇《La Vedova=未亡人》が上演されるなど、若くして名声を獲得したようです。 リュートやマンドリンの名手でもあったアッリゴーニは、ブリュッセルを経て、1730年代初めにはダブリンの音楽アカデミーに教師として着任。1732年にはロンドンに移り、ジョージ2世の王妃キャロライン・オブ・アーンズバックにカンタータを献呈、1736年までこの地にとどまり、ヘンデルの『アレクサンダーの饗宴』初演時にはリュートを演奏した記録が残っています。その後は2年間ウィーンに赴き、最後は故郷フィレンツェに帰還。生まれ故郷で生涯を終えました。このアルバムに収録されたアリアとカンタータは、ウィーン滞在時に書かれたもので、様々な地でのアッリゴーニの豊富な経験が反映された、熟達した筆致の音楽です。 収録作品は全て世界初録音。演奏にはイェール図書館所蔵の手稿が用いられており、マンドリン・ソナタ(2018年にフェレッラ自身が出版)以外は、全て未出版という貴重な音源です。
収録作曲家:
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CHANT DANS LA NUIT - 夜の歌
ベル・エポックのフルート音楽 [フィリッポ・マッツォーリ(フルート)/ナタリー・ダン(ピアノ)]Flute and Piano Recital: Mazzoli, Filippo / Dang, Nathalie - LEFORT, A. / MASSON, L. / MORET, E. / SEITZ, A. (Chant dans la nuit)
発売日:2020年05月22日 NMLアルバム番号:CDS7862
CD価格:1,800円(税込)
19世紀末から20世紀初頭のパリを表現した「ベル・エポック=良き時代」。その名の通り、当時のパリは栄華を極め、さまざまな文化が生まれました。このアルバムでは、そんな「ベル・エポック」時代に生まれたフルート作品を収録。 演奏しているマッツォーリとダンはこのアルバムのために10年に渡る調査を重ね、数多くの世界初録音を含む多彩な作品を選び出しました。これらはどれも当時、活躍していたフルート奏者に捧げられており、よく知られたラロやブーランジェなどの作品から、ほとんど耳にしたことのないような作曲家の作品までが並べられた大変興味深い1枚となっています。
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ヴェルディ(1813-1901):
歌劇《2人のフォスカリ》 [ウラディーミル・ストヤノフ(バリトン)/マリア・カツァラヴァ(ソプラノ)他/パオロ・アリヴァベーニ(指揮)アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2020年05月22日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
15世紀初頭に実在したヴェネツィア総督フランチェスコ・フォスカリとその息子を主人公としたバイロンの戯曲を元にピアーヴェが台本を書きヴェルディが作曲した歌劇《2人のフォスカリ》は、主要な役に高い表現力と歌唱技術を求める名作です。 名手ウラディーミル・ストヤノフ(父フォスカリ)、世界のオペラシーンで注目を集める新星テノール、ステファン・ポップ(息子フォスカリ)を中心に、ジャコモ・プレスティア(政敵ロレダーノ)、マリア・カツァラヴァ(ルクレツィア)が迫真の歌唱を繰り広げ、イタリア・オペラの名匠パオロ・アリヴァベーニが若きヴェルディの熱い音楽を見事に紡ぎあげます。
収録作曲家:
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ヴェルディ(1813-1901):
歌劇《2人のフォスカリ》 [ウラディーミル・ストヤノフ(バリトン)/マリア・カツァラヴァ(ソプラノ)他/パオロ・アリヴァベーニ(指揮)アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2020年05月22日
Blu-ray価格:4,050円(税込、送料無料)
ヴェネツィア総督フランチェスコ・フォスカリは、政敵ロデダーノの策略により無実の罪を着せられた息子ヤコポ・フォスカリを、法に従い裁かねばなりません。ヤコポの妻ルクレツィアは必死に夫の赦免を訴えますが... 15世紀初頭に実在したヴェネツィア総督フランチェスコ・フォスカリとその息子を主人公としたバイロンの戯曲を元にピアーヴェが台本を書きヴェルディが作曲した歌劇《2人のフォスカリ》は、主要な役に高い表現力と歌唱技術を求める名作です。 本映像は「ヴェルディ音楽祭2019」パルマ王立歌劇場での収録。名手ウラディーミル・ストヤノフ(父フォスカリ)、世界のオペラシーンで注目を集める新星テノール、ステファン・ポップ(子フォスカリ)を中心に、ジャコモ・プレスティア(政敵ロレダーノ)、マリア・カツァラヴァ(ルクレツィア)が迫真の歌唱を繰り広げます。青の照明を基調としたシンプルな舞台に登場人物のオーソドックスな衣装が美しく映え、イタリア・オペラの名匠パオロ・アリヴァベーニが若きヴェルディの熱い音楽を見事に紡ぎあげます。
収録作曲家:
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Le Bouquet Emblématique - 象徴的な花束
ジュリアーニ(1781-1829):
〔ギター作品集〕
ジュリアナーテ Op.148
「麗しい光が」のカヴァティーナ
私の最愛の人が選ぶ花 Op.46 [クリスティアン・エル・コウリ(ギター)]GIULIANI, M.: Choix de mes fleurs chéries / Le Giulianate (Le Bouquet Emblématique) (Khouri)
発売日:2020年04月24日 NMLアルバム番号:CDS7855
CD価格:1,800円(税込)
19世紀を代表するギター音楽作曲家、マウロ・ジュリアーニの世界初録音を含む作品集。2つの部分にそれぞれ性格的な4曲が収められた組曲「ジュリアナーテ」は、1806年からウィーンで生活していたジュリアーニが、経済的な理由でイタリアに戻った1819年以降に書かれた曲集で、控えめながらも成熟した作風と親密さを感じさせる名作です。 世界初録音となる「Choix de mes Fleurs chéries 私の最愛の人が選ぶ花」は、さまざまな花や植物の名が付された10曲からなる組曲。しかし、誰に捧げられた作品なのかは、今でもわかっていません。「ロッシーニの《セミラーミデ》より「麗しい光が」のカヴァティーナ」は、ギターの性能を存分に披露できる技巧的な作品。 イタリアを中心に幅広く活躍するギタリスト、クリスティアン・エル・コウリの演奏でお楽しみください。
収録作曲家:
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スポンティーニ(1774-1851):
歌劇《フェルナンド・コルテス またはメキシコの征服者》 [ダリオ・シュムンク(テノール)/アレクシア・ヴルガリドゥ(ソプラノ)/ルカ・ロンバルド(テノール)/ダビー・フェリ・ドゥラ(テノール) 他ジャン=リュック・タンゴー(指揮)/フィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団]発売日:2020年04月24日
CD 3枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
スポンティーニの知られざる歌劇《フェルナンド・コルテス》。この作品は、1808年の「ナポレオンによるスペイン侵攻」を後押しするためのプロパガンダ作品としてナポレオン自身の依頼によって創作され、1809年の初演もナポレオンの臨席のもとに行われています。 本CDは1809年の初演版による2019年のフィレンツェ五月祭における蘇演の収録です。ベルリオーズやワーグナーに多大な影響を与えたという華麗でロマンティックな管弦楽、そして実力派の歌手たちが織りなす緊迫感溢れる歌唱を2018年に新国立歌劇場で『カルメン』を振り話題を集めた、1969年生まれのフランス・オペラのスペシャリスト、ジャン=リュック・タンゴーが見事にまとめあげています。
収録作曲家:
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スポンティーニ(1774-1851):
歌劇《フェルナンド・コルテス またはメキシコの征服者》 [ダリオ・シュムンク(テノール)/アレクシア・ヴルガリドゥ(ソプラノ)/ルカ・ロンバルド(テノール)/ダビー・フェリ・ドゥラ(テノール) 他ジャン=リュック・タンゴー(指揮)/フィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団]発売日:2020年04月24日
Blu-ray価格:4,200円(税込、送料無料)
スポンティーニの知られざる歌劇《フェルナンド・コルテス》。この作品は、1808年の「ナポレオンによるスペイン侵攻」を後押しするためのプロパガンダ作品としてナポレオン自身の依頼によって創作され、1809年の初演もナポレオンの臨席のもとに行われています。この作品は、初演当時、華麗な音楽と優雅なバレエを伴った壮大な舞台が大いに受けたものの、ナポレオンの没落とともに忘却の淵に沈むという運命をたどりました。 本映像は1809年の初演版による2019年のフィレンツェ五月祭における蘇演の収録です。チェチーリア・リゴーリオによる演出はコルテスの腹心の武将モラレスの回想によってコルテスの栄光に満ちた『征服者』と残虐な『侵略者』の二面を同時に描出するという野心的な試みです。ベルリオーズやワーグナーに多大な影響を与えたという華麗でロマンティックな管弦楽、実力派の歌手たちが織りなす緊迫感溢れる歌唱、そして野性味溢れるダンスを2018年に新国立歌劇場で『カルメン』を振り話題を集めた、フランス・オペラのスペシャリスト、ジャン=リュック・タンゴーが見事にまとめあげています。
収録作曲家:
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レオンカヴァッロ(1857-1919):
歌劇《道化師》 [ヴァレリア・セーペ(ソプラノ)/アンジェロ・ヴィッラーリ(テノール)/デヴィッド・チェッコーニ(バリトン)/レオン・キム(バリトン)/ヴァレリオ・ガッリ(指揮)/フィレンツェ五月音楽祭劇場管弦楽団]発売日:2020年04月10日
Blu-ray価格:3,675円(税込、送料無料)
ソンゾーニョ社のオペラ・コンクールで優勝したマスカーニの《カヴァレリア・ルスティカーナ》の大成功を受け、同じコンクールに応募すべくレオンカヴァッロ自身が台本を書いた《道化師》。ただし、2幕で設定したため規定から外れてしまい審査自体は失格となったものの社長の目に留まり、1892年にトスカニーニによる初演は大成功。現在では《カヴァレリア・ルスティカーナ》とともにヴェリズモ・オペラの代表作として広く愛されている作品です。南イタリアの小さな村で実際に起きた事件を元に、レオンカヴァッロは激しい男女間の愛憎の物語を創作、聖母被昇天の祭日の午後から夜までの出来事をリアルに描いています。 メッシーナ生まれのテノール、アンジェロ・ヴィッラーリが現実と妄想の狭間を揺れ動くカニオを鬼気迫る演技で表現し、ガンギとジャコマッツィの演出は、仄暗い照明を効果的に用いて劇中劇の舞台上の観客とオペラ会場が一体化する演劇空間を見事に創り出しています。作品を手中に収めたガッリのタクトによる表情豊かな音楽も聴きどころです。
収録作曲家:
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TRISTES ERANT APOSTOLI
使徒たちの悲歌
ノーラ(1642-1713以降)と
マルキテッリ(1643-1729)の音楽集 [カペラ・ナポリターナ(古楽器アンサンブル)/アントニオ・フローリオ(指揮) 他]NOLA, A.: Sacred Works (Tristes erant Apostoli) (Visco, A. Zawisza, M. Fumagalli, A. Tosi, Cappella Neapolitana, A. Florio)
発売日:2020年03月27日 NMLアルバム番号:CDS7853
CD価格:2,325円(税込)
音楽学者として17世紀の知られざる作品を研究するアントニオ・フローリオ。彼が過去数十年に再発見した数多くの作曲家の中でも、アントニオ・ノーラは最も知られていない人の一人。その生涯のエピソードもほとんど残っておらず、唯一はっきりと分かっているのは1642年にナポリで生まれたこと。10歳の時にピエタ・ディ・トゥルキニ音楽院に入学、その後は市の大聖堂のオルガニストとして働き、地元の音楽学校のためにいくつかの宗教作品を書き、晩年は司祭になったとされています。 このアルバムは、2019年の復活祭を祝うために、ノーラの6つの世界初録音の作品を中心に収録。曲間には彼と同時代の作曲家マルキテッリの器楽曲が配置されています。演奏はナポリを代表するパロック・アンサンブルと歌手たちが担い、フローリオが丁寧にまとめています。
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ヴェラチーニ(1659-1733):
室内ソナタ Op.2 全曲 [オペラ・クヴィンタ(古楽器使用)]VERACINI, A.: Sonate da camera, Op. 2 (Complete) (Opera Qvinta)
発売日:2020年03月27日 NMLアルバム番号:CDS7860
CD価格:2,325円(税込)
アントニオ・ヴェラチーニはバロック時代のイタリアの作曲家。父フランチェスコは地元で音楽学校を経営する高名な音楽家で、アントニオも最初の音楽教育を父から受けています。その後、父の経営を引き継ぎ音楽学校を運営、彼の甥であるフランチェスコ・マリア・ヴェラチーニにヴァイオリンを教えました。ヨーロッパ中を演奏旅行したフランチェスコとは違い、アントニオはほとんどフィレンツェを離れることはありませんでしたが、ローマを2回訪問した際には、コレッリと会ったとされています。 この室内ソナタは、ヴァイオリン入門者の練習用として作曲されたものであり、さまざまな演奏技法に彩られた興味深い作品集です。
収録作曲家:
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タルティーニ(1692-1770):
独奏ヴァイオリンのためのソナタ集 第2集 [チルトミール・シスコヴィッチ(ヴァイオリン)]TARTINI, G.: Sonatas for Solo Violin, Vol. 2 (Šiškovič)
発売日:2020年03月27日 NMLアルバム番号:CDS7869
CD 3枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
DYNAMICレーベルが力を注ぐ、イタリア・バロック期のヴァイオリン作品集。タルティーニの独奏ヴァイオリンのためのソナタ集は、恐らく1745年から1750年に作曲されたであろう31曲がふくまれており、これらはバドヴァの文化団体「Veneranda Arca del Santo」に自筆原稿が保存されています。 しかし、写本や編纂を繰り返したため、現在では違った形で伝えられている曲も多く、なかなか“正しい形”を特定するのは難しい状況になっています。タルティーニ自身の言葉によると「これらのソナタに通奏低音は形式的に付けられているだけで、最初の15曲だけは低音部があるものの、実際には演奏者の自由に任せる」とあり、今回の演奏者シスコヴィッチは第1集(CDS-721)と同じく全ての曲に伴奏を付けることなく、一人で堂々と弾き切っています。18世紀の作風による華麗な装飾が付けられた美しいソナタを存分にお楽しみください。
収録作曲家:
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ヴェルディ(1813-1901):
歌劇《ナブッコ》 [アマルトゥフシン・エンクバット(バリトン)/イヴァン・マグリ(テノール)/ミケーレ・ペルトゥージ(バス)/サイオア・エルナンデス(ソプラノ)/アンナリーサ・ストロッパ(ソプラノ)/ジャンルーカ・ブレーダ(バス) 他/フランチェスコ・イヴァン・チャンパ(指揮)/アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2020年03月27日
Blu-ray価格:4,200円(税込、送料無料)
1842年に初演されたヴェルディ3作目のオペラ《ナブッコ》は、第2作である《一日限りの王様》の失敗や、妻子を亡くすなどの私生活の悲しみを乗り越え、初めて大成功を勝ち得た作品でした。本来は別の作曲家のために制作されたソレーラの台本は、旧約聖書のエピソードから採られており、ヴェルディはこの壮大な悲劇に魅せられ「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」などの名旋律を次々に作曲、1842年に初演された際は前述の通り、大成功を収めました。 本映像は、演劇畑出身のステファーノ・リッチとジャンニ・フォルテによるパルマ歌劇場の上演収録。香港の映画監督ウォン・カーウァイの映画「2046」にインスパイアされたというこの上演は、時代設定を紀元前から近未来である2046年の軍艦上に移し、ヘブライ人の奴隷たちは救命胴衣を身に着けた囚われの難民、ナブッコは冷酷な艦長というユニークな読み替え演出です。 タイトルロールを歌うモンゴル出身のバリトン、アマルトゥフシン・エンクバットを始め優れた歌唱陣と国際的に声価の高まる若手指揮者フランチェスコ・イヴァン・チャンパのドラマティックな音楽づくりが見事です。
収録作曲家:
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パエール(1771-1839):
歌劇《アニェーゼ》 [マリア・レイ=ジョリー(ソプラノ)/マルクス・ウェルバ(バリトン)/エドガルド・ロチャ(テノール) 他ディエゴ・ファソリス(指揮)/ トリノ王立歌劇場管弦楽団&合唱団(指揮アンドレア・セッキ)]発売日:2020年02月21日
Blu-ray日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
モーツァルトとロッシーニの間の時期にオペラを数多く書き名声を博したパエールの名作
『アニェーゼ』の復活上演若い娘アニェーゼは恋人エルネストと駆け落ちを画策し行方不明になってしまい、彼女の父親ウベルトは錯乱、「娘は死んでしまった」と精神を病んでしまいます。病院では彼の正気を取り戻すために様々な治療が行われますが、一向に恢復の兆しをみせません。その頃、アニェーゼはエルネストに裏切られてしまい、生まれた娘とともに父親の元に戻ります。そして彼女が歌う「Come la nebbia al vento(風の中の霧のように)」を聴いた父ウベルトは正気を取り戻し、赦しを請うために戻ってきたエルネストも含め三人は和解、娘を抱きしめてハッピーエンドを迎えます。 フェルディナンド・パエールは1771年にパルマで生まれ、彼の父から最初の音楽の手ほどきを受けました。彼は同時代に活躍したシモン・マイールとともにその時代の「重要なオペラ作曲家」に位置付けられ、50作以上のオペラを残しています。この《アニェーゼ》は最初、1809年にアマチュア歌手のプライベート上演用に作曲されパルマの劇場で上演されましたが、大好評を博したため1824年に改編、コミカルな要素とシリアスな要素がバランスよく統合されたオペラとして、パエールの代表作と呼ばれています。 この上演では、可動式の装置を用い様々な場面を展開、登場人物の心理を的確に描写していきます。歌手たちの優れた歌唱、とりわけ狂気に陥った父ウベルトを歌うマルクス・ウェルバの見事な歌いまわしが印象的。バロック作品に鋭い解釈を披露するディエゴ・ファソリスの卓越した指揮による、トリノ王立歌劇場管弦楽団のきびきびした演奏も聴きどころです。収録作曲家:
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イタリアのヴァイオリン協奏曲集
[10枚組BOX] [さまざまな演奏家]発売日:2020年01月31日
CD 10枚組価格:6,975円(税込、送料無料)
18世紀イタリアにおけるヴァイオリン協奏曲の変遷を辿る10枚組!18世紀イタリアが発祥の地とされる「独奏ヴァイオリンのための協奏曲」。瞬く間にヨーロッパ中に広がり、世界的な人気となりました。この10枚組のアルバムには、ヴィヴァルディ、ボンポルティ、ロカテッリ、タルティーニ、ロッリ、ナルディーニ、ローラ、ヴィオッティ、パガニーニの作品を収録。なかでも冒頭に収録されたヴィヴァルディの協奏曲は、この時代の代表作であり、多くの作曲家たちが彼の作品を模倣しながら、自らの作風を創り上げていったものです。各々の作曲家の作品は、どれも個性的であり、作風の違いを聴き取るのも楽しいことでしょう。 最後の2枚はパガニーニ自身が演奏した楽器を用いて、パガニーニ作品を演奏したアルバムです。時代を超えた美しい音色を存分にお楽しみください。
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フェラボスコ2世(1578頃-1628):
独奏ライラ(リラ)・ヴァイオルのための練習曲 [パオロ・ビオルディ(ヴァイオル)]FERRABOSCO II, A.: Lessons for Lyra-Viol, Vol. 1-3 (Biordi)
発売日:2020年01月24日 NMLアルバム番号:CDS7852
CD価格:2,325円(税込)
同名の作曲家アルフォンソ・フェラボスコ(1543-1588)を父に持ち、父の赴任先のイギリスで誕生、エリザベス1世からチャールズ1世の治世にかけ、英国王室のヴァイオル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)奏者を務め、当時の英国で最も成功を収めた作曲家でもあったイタリア人アルフォンソ・フェラボスコ2世。彼は16世紀当時に好んで用いられたライラ・ヴァイオル(ヴィオラ・バスタルダ *)のための指導教本を作り、この楽器の調弦法や演奏法の普及に努めたことで知られています。 *ヴィオラ・バスタルダ=16世紀後半に製作された通常のガンバよりサイズの大きい楽器。テナーでもバスでもなく、特別なカテゴリーに属する楽器として独立し、通奏低音を担当したり、即興演奏を行うなど、華やかな存在として知られる楽器。 演奏するパオロ・ビオルディはフィレンツェ高等音楽院でヴィオラ・ダ・ガンバの教授を務め、数多くの録音もこなす名手。このアルバムでは6弦のバス・ヴァイオルを自在に操り、フェラボスコ2世の手稿から技巧的な作品を選び、華やかに演奏しています。 DXD 32 bitの高音質録音。残響などを加えることのない自然な音が聴きどころです。
収録作曲家:
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THE YOUNG BEETHOVEN
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ四重奏曲集 WoO 36 [メレト・リュティ(ヴァイオリン)/朝吹 園子(ヴァイオリン)/アレクサンドル・フォスター(チェロ)/レオナルド・ミウッチ(歴史的ピアノ)]BEETHOVEN, L. van: Piano Quartets, WoO 36, Nos. 1-3 (The Young Beethoven) (Lüthi, Sonoko Asabuki, A. Foster, Miucci)
発売日:2020年01月24日 NMLアルバム番号:CDS7854
CD価格:2,325円(税込)
幼い頃より音楽の才能を発揮、父親の厳しい指導にも耐えその才能を伸ばしていったベートーヴェン。13歳の頃には、すでに「新しいモーツァルト」として歓迎され、室内楽作品を中心に様々な作品を書き始めました。その中でも最も初期に書かれたのが、1785年頃の「3つのピアノ四重奏曲」です。 当時のパトロン、ヨハン・ゴットフリート・マスティオーの依頼によって作曲された3曲で、全体的にはモーツァルトの影響が大きく、とりわけ1781年にモーツァルトが発表した「6つのヴァイオリン・ソナタ」をモデルにしているとされますが、ところどころ、後のベートーヴェンらしさも感じさせるドラマティックな作品となっているのが特徴です。なかでも、第1番はゆったりした第1楽章で始まり、そのまま激しい第2楽章に突入、第3楽章は変奏曲が置かれるなどユニークな作風を見せ、ベートーヴェンの溢れる才能を示しています。 歴史的楽器(復元も含む)による初のアルバムです。
収録作曲家:
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《ペレグリーナ》の幕間劇
フィレンツェ 1589年 [ロザンナ・ベルティーニ(ソプラノ I)/エレナ・ベルトゥッツィ(ソプラノ II)/カンディーダ・グィダ(アルト) 他 フェデリコ・マリア・サルデッリ(指揮)/モード・アンティコ(アンサンブル)]MALVEZZI, C. / MARENZIO, L. / CACCINI, G. / BARDI, G. de' / PERI, J.: Pellegrina (La) (Coro Ricercare Ensemble, Modo Antiquo, Sardelli)
発売日:2020年01月24日 NMLアルバム番号:CDS7856
CD価格:2,325円(税込)
1589年5月2日のフィレンツェ。この日はメディチ家当主フェルディナンド1世とクリスティーナの結婚式のための盛大な祝賀会が開催されました。この日は16世紀における偉大なパトロンとしての当主の慶事を祝し、当時の最も重要な詩人や音楽家たちが集まり、この良き日のために特別な劇を上演、それが喜劇芝居《ペレグリーナ》でした。 16世紀の時代にはまだオペラは誕生していませんでしたが、この《ペレグリーナ》という物語を6曲の間奏曲でつなぐという形式は後のオペラ誕生の萌芽にあたるものでもあり、実際に作曲家の一人ヤコボ・ペーリは“史上初のオペラ”を書いた人として歴史に残っています。 幕間に奏される「間奏曲=インテルメディオ」はそれぞれ3~6曲の小品で構成されており、中にはさまざまな編成の器楽曲、声楽曲が含まれています。それぞれマルヴェッツィを中心に様々な作曲家が曲を寄せ合い、魅力的な組曲として表出されているのが特徴です。サルデッリが指揮する古楽器オーケストラ、モード・アンティコのエネルギッシュな演奏が作品に華を添えています。
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《ペレグリーナ》の幕間劇
フィレンツェ 1589年 [ロザンナ・ベルティーニ(ソプラノ I)/エレナ・ベルトゥッツィ(ソプラノ II)/カンディーダ・グィダ(アルト) 他 フェデリコ・マリア・サルデッリ(指揮)/モード・アンティコ(アンサンブル)]発売日:2020年01月24日
Blu-ray日本語字幕なし価格:4,200円(税込、送料無料)
世界初映像収録!1589年5月2日のフィレンツェ。この日はメディチ家当主フェルディナンド1世とクリスティーナの結婚式のための盛大な祝賀会が開催されました。この日は16世紀における偉大なパトロンとしての当主の慶事を祝し、当時の最も重要な詩人や音楽家たちが集まり、この良き日のために特別な劇を上演、それが喜劇芝居《ペレグリーナ》でした。 16世紀の時代にはまだオペラは誕生していませんでしたが、この《ペレグリーナ》という物語を6曲の間奏曲でつなぐという形式は後のオペラ誕生の萌芽にあたるものでもあり、実際に作曲家の一人ヤコボ・ペーリは“史上初のオペラ”を書いた人として歴史に残っています。 幕間に奏される「間奏曲=インテルメディオ」はそれぞれ3~6曲の小品で構成されており、中にはさまざまな編成の器楽曲、声楽曲が含まれています。それぞれマルヴェッツィを中心に様々な作曲家が曲を寄せ合い、魅力的な組曲として表出されているのが特徴です。 今回の上演では、演出を担当したヴァレンティーノ・ヴィッラが、古代神話をモティーフにした題材をうまく現代に落とし込み、全体を印象的で豪華な舞台へと創り上げ、サルデッリが指揮する古楽器オーケストラ、モード・アンティコのエネルギッシュな演奏が作品に華を添えています。
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オッフェンバック(1819-1880):
喜歌劇《追い出された亭主》 [パトリーツィオ・ラ・プラーカ/マリーナ・オッジ/ヴァレリオ・ガッリ(指揮)/フィオレンティーノ・マッジョ・ムジカーレ管弦楽団]発売日:2019年12月27日
Blu-ray日本語字幕付き価格:3,300円(税込、送料無料)
オッフェンバックの楽しいオペレッタ!舞台はシュザンヌの部屋。煙突から突然現れたのは作曲家フロレスタン。彼は債権者や取り立て屋から逃げる途中で煙突に隠れていたのでした。彼はベッドの下に隠れますが、そこにシュザンヌと彼女の友達ロジータがやってきます。新婚のシュザンヌは夫マーテルと婚礼後にけんかしたばかりで、夫を部屋に入れようとしません。しかし突然現れた闖入者フロレスタンに驚き、立ち去るように言いますが、部屋は高いところにあり…。さてこの物語の結末は? オッフェンバックの生誕200年を記念し、フィオレンティーノ・マッジョ・ムジカーレ(フィレンツェ5月音楽祭)劇場で上演された1幕物の喜歌劇《追い出された亭主》。1859年に初演されたこの作品は、オッフェンバックが活躍した当時のフランスのブルジョワ社会の風俗を描き、風刺の効いたストーリーとともに、オッフェンバックらしい愉快なポルカ、マズルカ、ワルツなどが各場面に散りばめられています。フランスではしばしば上演され、人気を博していますが、今回の上演のために新たなオーケストレーションが施されており、一層色彩豊かな音楽が楽しめます。また、鳥小屋を模したカラフルな装置と衣装が4人の歌手たちの表現力豊かな歌唱を一層引き立てています。
収録作曲家:
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ドニゼッティのヒロインたち
[DVD 13枚組BOX] [さまざまな演奏家]発売日:2019年11月22日
DVD 13枚組日本語字幕付きディスクあり価格:12,000円(税込、送料無料)
ドニゼッティの魅力的な作品9作を収録したDVD BOXが登場!イタリア、ベルガモで生まれ、同世代のロッシーニやベッリーニとともに、イタリア歌劇普及の立役者となったドニゼッティ。彼の歌劇のほとんどは、女性が主人公に据えられるか、もしそうでない場合でも女性たちを印象的な音楽で彩っています。多くの場合、彼女(ヒロイン)たちは、政治的圧力や理不尽な政略結婚などむごい運命に翻弄されながらも、それに屈することなく、運命に立ち向かう強い性格を持ち合わせています。 1818年から1843年にかけてドニゼッティはほぼ70作のオペラを作曲、その多くは幅広い人気を獲得しました。彼の最初の成功は1830年の《アンナ・ボレーナ》であり、以降、同じくイタリアの作曲家ベッリーニとともに、美しい作品を次々と生み出します。その中の何曲かは19世紀歌劇の傑作にランクされましたが、残念なことに初期の多くの作品は時代とともに忘れられてしまい、演奏される機会もほとんどありませんでした。 しかし、1900年代後半、素晴らしい歌手たちの誕生とともに、忘れられたドニゼッティの歌劇が次々と蘇演され、その真価が再評価されています。このBOXにはドニゼッティの個性が光る9作のオペラを収録。その中には代表作《ランメルムーアのルチア》や前述の《アンナ・ボレーナ》などの有名曲だけではなく、この映像が世界初収録となった《ケニルワース城のエリザベッタ》や珍しいフランス語版の劇《ファヴォリータ》などの珍しい作品も含まれています。 全編を彩るのはマリエッラ・デヴィーアやパトリシア・チオーフィ、カルメラ・レミージョ、ソニア・ガナッシ、ジェシカ・プラットら、現代における「ドニゼッティ・ヒロイン」たち。素晴らしい歌唱を美しい映像とともに存分にお楽しみいただけます。
収録作曲家:
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ゴメス(1836-1896):
歌劇《ロ・スキアーヴォ(奴隷)》 [ララスヴェトラ・ヴァシレヴァ(ソプラノ)/アメリコマッシミリアーノ・ピサピア(テノール)/イベレアンドレア・ボルギーニ(バリトン)/ 他/ジョン・ネシュリング(指揮)/カリアリ劇場管弦楽団&合唱団(合唱指揮ドナート・シーヴォ)]発売日:2019年10月30日
Blu-ray国内仕様 日本語解説付 日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
ブラジルの歴史を背景としたドラマティックな名作オペラの蘇演! 世界初映像収録アントーニョ・カルロス・ゴメスはブラジル生まれ、イタリアで学び、スカラ座で自作のオペラを何作も上演し名声を博した後、ブラジルに戻りブラジル国民楽派の始祖と称される19世紀の作曲家。この歌劇《ロ・スキアーヴォ(奴隷)》は1889年にブラジルで初演された奴隷制度を背景とする作品。当時のブラジルで奴隷制度廃止が大きな政治課題となっていた中で、この作品は時代設定を変えることを余儀なくされるなど難産の末完成しました。作品の初演はブラジルで大成功を収めたものの、その後、時の流れのなかで忘却の淵に沈みました。 本映像は、隠れた名作の発掘上演に意欲的に取り組むカリアリ歌劇場による、この作品の蘇演です。土着の民衆(奴隷)と支配者ポルトガル人の対立に男女の愛憎劇が織り込まれ、ときにヴェルディを思わせる劇的で美しい旋律に乗ってドラマが繰り広げられます。ブラジルの風土を象徴する美しい舞台、優れた若手歌手たちの、のびのびとした歌唱と相まって、ブラジル生まれの名匠ジョン・ネシュリングのタクトが色彩豊かで劇的なゴメスの音楽を見事にまとめ上げています。
収録作曲家:
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チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノ三重奏曲 イ短調 Op.50
ラフマニノフ(1873-1943):
悲しみの三重奏曲 ト短調 第1番 [トリオ・メッツェーナ-パトリア-バッラリオ]TCHAIKOVKSY, P.I.: Piano Trio, Op. 50 / RACHMANINOV, S.: Trio élégiaque No. 1 (Mezzena, Patria, Ballario)
発売日:2019年10月30日 NMLアルバム番号:CDS7825
CD価格:2,325円(税込)
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ゴメス(1836-1896):
歌劇《ロ・スキアーヴォ(奴隷)》 [ララスヴェトラ・ヴァシレヴァ(ソプラノ)/アメリコマッシミリアーノ・ピサピア(テノール)/イベレアンドレア・ボルギーニ(バリトン)/ 他/ジョン・ネシュリング(指揮)/カリアリ劇場管弦楽団&合唱団(合唱指揮ドナート・シーヴォ)]発売日:2019年10月30日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
アントーニョ・カルロス・ゴメスはブラジル生まれ、イタリアで学び、スカラ座で自作のオペラを何作も上演し名声を博した後、ブラジルに戻りブラジル国民楽派の始祖と称される19世紀の作曲家。 この歌劇《ロ・スキアーヴォ(奴隷)》は1889年にブラジルで初演された奴隷制度を背景とする作品。当時のブラジルで奴隷制度廃止が大きな政治課題となっていた中で、この作品は時代設定を変えることを余儀なくされるなど難産の末完成しました。作品の初演はブラジルで大成功を収めたものの、その後、時の流れのなかで忘却の淵に沈みました。 このCDは、隠れた名作の発掘上演に意欲的に取り組むカリアリ歌劇場による、この作品の蘇演収録です。土着の民衆(奴隷)と支配者ポルトガル人の対立に男女の愛憎劇が織り込まれ、ときにヴェルディを思わせる劇的で美しい旋律に乗ってドラマが繰り広げられます。優れた若手歌手たちの、のびのびとした歌唱と相まって、ブラジル生まれの名匠ジョン・ネシュリングのタクトが色彩豊かで劇的なゴメスの音楽を見事にまとめ上げています。
収録作曲家:
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ヴェルディ(1813-1901):
歌劇《ル・トルヴェール》
(「イル・トロヴァトーレ」フランス語版) [ジュゼッペ・ジパーリ(テノール)/ロベルタ・マンテーニャ(ソプラノ)/フランコ・ヴァッサッロ(バリトン)/ニーノ・スルグラーゼ(メゾ・ソプラノ) 他 ロベルト・アバド(指揮)/パルマ王立歌劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2019年10月25日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
フランス語によるヴェルディの名作《ル・トルヴェール》。映像は極めて特異でインパクトの強いものですが、音として聴くと、そのバランスの良さと巧みな歌唱が見事です。主人公マンリク役を歌うジパーリの滑らかな声は、フランス語の柔らかい響きにぴったり沿っており、レオノール役のマンテーニャの安定したコロラトゥーラの技術も見事です。アズチェーナ役のスルグラーゼの個性的な表現も物語を引き立てています。 第3幕に挿入されたバレエ音楽も聴きどころ。クラウディオ・アバドの甥であるロベルト・アバドの熟達した指揮によるテンポ良い音楽は、人々が織りなす愛憎物語を余すところなく表現しています。
収録作曲家:
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スポンティーニ(1774-1851):
歌劇《パスクァーレの変容》 [バウルジャン・アンデルジャノフ(バス)/カルロ・フェオーラ(バリトン)/ミケーラ・アンテヌッチ(ソプラノ) 他 ジュゼッペ・モンテサーノ(指揮)/ロッシーニ交響楽団]発売日:2019年09月20日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
男爵の城の庭で密会する公爵とコンスタンツァ。しかしコンスタンツァの父である男爵は、先祖代々の諍いのために、公爵とコンスタンツァの結婚を許しません。そこにやってきたのが、コンスタンツァの許嫁である騎士。騎士と公爵はコンスタンツァを巡り、決闘をすることになってしまいます。そんな時に現れたのがパスクァーレ。彼はこの窮地を救うため、一計を案じるのですが…。 スポンティーニの1幕物歌劇「パスクァーレの変容」は、彼のイタリアでの最後の仕事であり、1802年にヴェネツィアのサン・モゼー劇場で初演され、生き生きとした音楽が大好評を博しました。その後スポンティーニがパリからベルリンに移り、その際にこの作品は失われたとされていましたが、2016年に200年ぶりにベルギーのウルセル侯爵家の図書館で発見されました。信じられないほど良い状態で残っていた譜面を元に、フェデリコ・アゴスティネッリが作成した最新の比較校訂版は、19世紀初頭のイタリアの雰囲気を存分に伝えています。 イタリアの若手歌手たちをそろえた、イェージの「ペルゴレージ・スポンティーニ」財団と、「フェニーチェ劇場」財団の共同制作です。
収録作曲家:
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ヴェルディ(1813-1901):
歌劇《ル・トルヴェール》
(「イル・トロヴァトーレ」フランス語版) [ジュゼッペ・ジパーリ(テノール)/ロベルタ・マンテーニャ(ソプラノ)/フランコ・ヴァッサッロ(バリトン)/ニーノ・スルグラーゼ(メゾ・ソプラノ) 他 ロベルト・アバド(指揮)/パルマ王立歌劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2019年09月20日
Blu-ray日本語帯付き 日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
“鍛冶屋の合唱”や“見よ、恐ろしい炎を”で知られるヴェルディの名作オペラ《イル・トロヴァトーレ》。1836年にマドリードで初演された演劇を原作にしたこの作品は、中世の騎士物語と、男女の恋愛のもつれ、赤ん坊取り違えなど様々なテーマが盛り込まれており、ヴェルディにとっても初の大成功を収めることになった記念碑的オペラです。 1853年にローマで初演されて翌年にはパリで「イタリア語」で上演され、その2年後にはヴェルディ自身の手により、グランド・オペラの様式に書き換えた「フランス語版」《ル・トルヴェール》がブリュッセルで上演、その翌年1857年には念願のパリ・オペラ座で上演され、大好評を博しました。エミリエン・パチーニの翻訳によるフランス語の歌詞にあうように、ヴェルディはいくつかの改訂を加えた他、ジプシーのためのバレエ・シーンを追加、またフィナーレにも手を加え、グランド・オペラにふさわしい作品へと生まれ変わらせています。 この上演で極めて印象的な演出を行ったのが、鬼才ロバート・ウィルソン。近年ジョン・アダムズの「浜辺のアインシュタイン」で4時間半に渡って“実験的、かつ詩的な映像世界”を繰り広げ話題を集めました。彼は演出、装置、照明全てを手中に収め、青を基調にした舞台上を、奇妙なメイクを施した人々がゆっくり動き回りバレエのシーンではボクサーに扮したダンサーが踊るという特異な世界を創り上げました。時折登場する老ジプシーも極めて印象的な役割を担っています。 情念を内に秘めたロベルト・アバドの卓越した指揮による音楽と、歌手たちの熱い歌唱も聴きどころ。極めてユニークな映像をお楽しみください。
収録作曲家:
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プッチーニ(1858-1924):
歌劇《妖精ヴィッリ》 [エリア・ファッビアン(バリトン)/マリア・テレーザ・レーヴァ(ソプラノ)/レオナルド・カイミ(テノール) 他マルコ・アンジウス(指揮)フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団]発売日:2019年09月20日
Blu-ray日本語帯付き 日本語字幕付き価格:3,675円(税込、送料無料)
村娘アンナと若者ロベルト。結婚を誓った2人ですが、旅に出たロベルトは街に着くとアンナを忘れ放蕩生活に溺れます。彼の帰りを待ちわびるアンナはロベルトの消息を聴き苦悩のあまり、命が尽きてしまいました。彼女は妖精ヴィッリに姿を変え、戻ってきたロベルトを途絶えることのない踊りの輪に引き入れます… 《妖精ヴィッリ》は25歳のプッチーニが最初に作曲した歌劇。彼の師であるポンキエッリに薦められ、楽譜出版社ソンゾーニョ社が主催する1幕物オペラのコンクールに応募するために書き始めた作品です。結局、締め切りに間に合わずお蔵入りになりそうになったのですが、ひょんなことからアッリーゴ・ボーイトの目に留まり、地元の劇場で初演され大好評を収めました。初演後にリコルディ社と契約を結ぶ際、2幕版に改訂。現在はこちらの版での上演がほとんどです。 古い伝説に起源を置く悲しい物語に、プッチーニは若々しいながらも情熱たっぷりの美しい音楽を付けました。ヴィッリを歌うマリア・テレーザ・レーヴァの豊かな声、優柔不断な恋人ロベルトを歌うカイミのナイーヴな表現、娘を思う父グリエルモを歌うファッビアンの柔らかい歌唱と、3人それぞれ素晴らしい歌を聴かせます。 サポナーロの演出は、美しくも邪悪な妖精であるヴィッリたちの怨念を舞踊で見事に表現し、見ごたえのある舞台を創り上げています。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《ボルゴーニャのエンリーコ》 [アンナ・ボニタティブス(Ms)/ソニア・ガナッシ(S)/レヴィ・セクガパーネ(T)/フランチェスコ・カストロ(T) 他/アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮)/アカデミア・モンティス・レガリス]発売日:2019年07月26日
Blu-ray国内仕様 日本語解説付価格:5,500円(税込、送料無料)
悪意を持った弟グイードに父を殺害され、全てを奪われ城から追放されたエンリーコ。彼は王座と愛するエリーザを取り戻すためにグイードに復讐を誓いますが… 1818年、21歳のドニゼッティの意欲作「ボルゴーニャのエンリーコ」がヴェネツィアのサン・ルカ劇場で初演されました。それまでに何作かのオペラを書ていたドニゼッティでしたが、自作の劇場上演はこれが初めてで、批評家からも高く評価され彼はおおいに喜こびました。 この上演はユニークな劇中劇の形をとり、演出家シルヴィア・パオリは随所に粋なユーモアを盛り込みながら、観客を19世紀のイタリアへと連れて行きます。エンリーコを歌うボニタティブスと、エリーザを歌うガナッシの目もくらむばかりのコロラトゥーラ、グイードを歌うセクガパーネの迫力ある歌唱が聴きどころ。ピリオド楽器によるアカデミア・モンティス・レガリスを率いるマルキの流麗な音楽作りも見事です。
収録作曲家:
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マスカーニ(1863-1945):
歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》 [アレクシア・ブルガリドゥ(Ms)/マリーナ・オジー(Ms)/アンジェロ・ヴィラーリ(T) 他/ヴァレーリオ・ガッリ(指揮)/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団]発売日:2019年07月26日
Blu-ray国内仕様 日本語解説付価格:5,500円(税込、送料無料)
シチリアの山間部、三角関係のもつれから起きる凄惨な物語を描いたこの作品は、20世紀初頭に流行した「ヴェリズモ(人々の生々しい生活や、暴力的場面を描写するなど、直接的な感情表現に重きを置くリアリズム運動)・オペラの代表作として知られています。この上演では、舞台を1940年代のシチリアの村に設定、舞台の中央に設定された広場は、人々に広く公開された場所でありながら、時にはプライヴェートな睦みの空間にも使われます。 サントゥッツァを歌うブルガリドゥの堂々とした歌唱を始め、粒ぞろいの歌手たちの熱唱が繰り広げられる中、トゥリッドゥ役のヴィラーリの情熱的な声が物語全体を引き締めています。2007年、弱冠27歳で第53回プッチーニ・フェスティヴァルの《トスカ》を指揮し注目を浴びた、指揮者ガッリが紡ぎ出すフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団の美しい音も聴きどころ。
収録作曲家:
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サンマルティーニ(1700/1701-1775):
チェンバロ・ソナタ集 [シモネッタ・ヘーガー(チェンバロ)]SAMMARTINI, G.B.: Harpsichord Sonatas (Heger)
発売日:2019年07月26日 NMLアルバム番号:CDS7841
CD価格:2,325円(税込)
イタリアの音楽一家に生まれ(父、兄も音楽家)、生涯のほとんどをミラノで過ごし、いくつかの教会でオルガニストを務めたジョヴァンニ・バティスタ・サンマルティーニ。多くの宗教作品を書く一方で、演奏会のための交響曲を作曲、交響曲作曲家の先駆者としても讃えられています。その作品が他の国で人気を博したため、グルックを始めとした多くの生徒が彼のもとを訪れ教えを受けたことで、彼の名声は一層高まることとなりました。 当時としては長寿に恵まれ、数多くの作品を残しましたが、鍵盤(オルガン、もしくはチェンバロ)のための作品は比較的少なく、40曲ほどが残存しています。作曲年代の違いもあり、前期と後期では様式がかなり違いますが、このアルバムに収録されているのは後期の作品であり、当時のバロック様式から古典様式へと推移するギャラント様式(複雑な対位法を用いることなく、旋律と伴奏がわかりやすく示される)で書かれた楽しいものです。 演奏しているヘーガーは現在ミラノ音楽院で後進の指導にあたりながら、ソリスト、アンサンブル奏者として多面的な活動をしています。このアルバムの曲順は作曲年代ではなく、ヘーガーが最もふさわしいと考える順番で演奏されています。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):ピアノ作品集
間奏曲 Op.4
ピアノ・ソナタ 嬰ヘ短調 [トゥリア・メランドリ(フォルテピアノ)]SCHUMANN, R.: 6 Intermezzos / Piano Sonata No. 1 (Melandri)
発売日:2019年07月26日 NMLアルバム番号:CDS7842
CD価格:2,325円(税込)
1832年に作曲された「間奏曲」Op.4で、以前ジャン・パウルの文学に触発され作曲した「蝶々」Op.2と同じ手法を取ることを試みたシューマン。「蝶々」では夢想家のヴァルトと情熱家のヴルトという対照的な2人の兄弟の性格を音で表現しようしましたが、今作では更にそれを発展させ、刻々と移り変わる気分や、数多くの引用を用いたシューマンの夢見がちな性格がよく表れた作品が完成しました。そして、2人の対照的な性格を音楽で表すという考え方はシューマンを強く魅了し、架空の団体「ダヴィッド同盟」に登場する「フロレスタン」と「オイゼビウス」が生まれました。明るく積極的なフロレスタン、冷静で内省的なオイゼビウスと異なる性格を持つ2人ですが、どちらもシューマン自身の内面を表しているとされています。 同じ年に着想されたピアノ・ソナタOp.11の初版には「フロレスタンとオイゼビウスによるピアノ・ソナタ、クララに捧ぐ」と記されており、この頃のシューマンのあらゆる趣向が盛り込まれた意欲的な作品として愛奏されています。 この録音ではシューマンが活躍していた時代のピアノを用い、19世紀初頭の雰囲気を伝えます。
収録作曲家:
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マスカーニ(1863-1945):
歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》 [アレクシア・ブルガリドゥ(Ms)/マリーナ・オジー(Ms)/アンジェロ・ヴィラーリ(T) 他/ヴァレーリオ・ガッリ(指揮)/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団]MASCAGNI, P.: Cavalleria Rusticana [Opera] (Voulgaridou, Ogii, Villari, Cecconi, Zilio, Fiorentino Maggio Musical Chorus and Orchestra, Galli)
発売日:2019年07月26日 NMLアルバム番号:CDS7843
CD価格:2,325円(税込)
美しい「間奏曲」で知られる歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》。イタリア南部のシチリア島のある村での2組の男女の愛のもつれから起きる凄惨な(実際にあった事件が元になった)物語が、重厚な音楽と迫力ある歌唱で描かれた、20世紀初頭に流行した「ヴェリズモ(人々の生々しい生活や、暴力的場面を描写するなど、直接的な感情表現に重きを置くリアリズム運動)・オペラの代表作として知られています。サントゥッツァを歌うブルガリドゥの堂々とした歌唱を始め、粒ぞろいの歌手たちの熱唱が繰り広げられる中、トゥリッドゥ役のヴィラーリの情熱的な声が物語全体を引き締めています。 2007年、弱冠27歳で第53回プッチーニ・フェスティヴァルの《トスカ》を指揮し注目を浴びた、指揮者ガッリが紡ぎ出すフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団の美しい音も聴きどころ。
収録作曲家:
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ロッラ(1757-1841):
フルートとヴァイオリンのための6つの二重奏曲 [マリオ・カルボッタ(フルート)/マリオ・ホッセン(ヴァイオリン)]ROLLA, A.: 6 Duos for Flute and Violin (Carbotta, Hossen)
発売日:2019年05月31日 NMLアルバム番号:CDS7818
CD価格:2,325円(税込)
イタリア、バロック時代の作曲家アレッサンドロ・ロッラ。ミラノでヴァイオリンとヴィオラを学び、15歳のときに自身が作曲した協奏曲のソリストとしてデビューを飾り、喝采を浴びました。その後はパルマの王立管弦楽団などで弦楽器奏者として活躍、1802年から1833年にはミラノ・スカラ座のコンサートマスターを務めています。教師としても高名で、短期間パガニーニを指導したとも言われています。 彼の作品のほとんどは弦楽器のために書かれたものですが、このアルバムには珍しいフルートとピアノのための作品が収録されており、これらは世界初録音です。バロック期特有の優雅な作風が楽しめる興味深い曲集です。 演奏しているカルボッタとホッセンはどちらもDynamicレーベルを代表する奏者たち。とりわけ一連のパガニーニのアルバムで知られるホッセンの表情豊かな演奏が聴きどころです。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《ケニルワース城のエリザベッタ》 [ジェシカ・プラット/カルメラ・レミージョ/サビエル・アンドゥアーガ 他/リッカルド・フリッツァ(指揮)/ドニゼッティ歌劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2019年05月31日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
1829年、ナポリのサンカルロ劇場で初演されたドニゼッティ初期の歌劇《ケニルワース城のエリザベッタ》。オペラは初演こそ成功を収めたものの、20世紀後半に至るまで忘れられた作品でした。 本収録は音楽学者スキアヴォッティがドニゼッティの草稿を丹念に研究した初稿譜版による蘇演ライブ。エリザベッタ役のジェシカ・プラット(2013年「シオラ・ドーロ(黄金のツバメ)」賞受賞)の堂々たる歌唱、対するはベテラン・ディーヴァ、カルメラ・レミージョが女王の恋のライヴァルのアメーリアを情感豊かに歌い上げ、充実した男声陣とともに名匠フリッツァの躍動感に富む音楽作りなど聴きどころ満載のアルバムです。
収録作曲家:
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ヴィンチ(1690-1730):
歌劇《ペルシャ王シロエ》 [コスロエカルロ・アレマーノ/シロエクリスティーナ・アルンノ/アントニオ・フローリオ(指揮)/サンカルロ劇場管弦楽団]発売日:2019年05月31日
CD 3枚組価格:4,050円(税込、送料無料)
18世紀、一世を風靡していた台本作家メタスタージオによる「ペルシャ王シロエ」。1728年にヘンデルが同じ題材で作品を書いていたことでも知られています。このヴィンチの作品はそれに先立つ1726年にヴェネツィアで初演され、大成功を収めました。作品の内容は、王シロエとその家族たちにまつわる陰謀と裏切り者の暗躍、これに対するシロエの父親としての愛情と誠実さ、これらがまるでシェイクスピアの戯曲のように丹念に描かれたもの。 今回の上演は音楽学者フローリオによる校訂版を用い、初演時を思い起こさせる素晴らしい出来栄えとなっています。なかでもシロエとコスロエ役の2人の歌唱技術は素晴らしく、知られざる歌劇の魅力を存分に引き立てています。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《ケニルワース城のエリザベッタ》 [ジェシカ・プラット/カルメラ・レミージョ/サビエル・アンドゥアーガ 他/リッカルド・フリッツァ(指揮)/ドニゼッティ歌劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2019年05月31日
Blu-ray日本語オビ付き 日本語字幕あり価格:4,050円(税込、送料無料)
映像世界初収録1829年、ナポリのサンカルロ劇場で初演されたドニゼッティ初期の歌劇《ケニルワース城のエリザベッタ》。女王エリザベス1世にまつわる歴史フィクションで宮廷内の権力をめぐる確執、女王の君主としての義務と、一女性としての感情の葛藤を描き大いに人気を博したウォルター・スコットの原作によるレオーネ・トットゥーラの台本。オペラは初演こそ成功を収めたものの、20世紀後半に至るまで忘れられた作品でした。 今回の上演は、音楽学者スキアヴォッティがドニゼッティの草稿を丹念に研究した初稿譜版による蘇演。名匠フリッツァの躍動感に富む音楽作りのもと、エリザベッタ役のジェシカ・プラット(2013年「シオラ・ドーロ(黄金のツバメ)」賞受賞)の堂々たる歌唱と威厳に溢れた舞台姿は、まさに女王そのもの。対するはベテラン・ディーヴァ、カルメラ・レミージョが女王の恋のライヴァル、アメーリアを情感豊かに歌い上げ、充実した男声陣がそれを支えます。原作の時代設定(16世紀)を伝える雰囲気豊かな舞台美術、衣装も見どころです。
収録作曲家:
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タルティーニ(1692-1770):
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 第3集 [チルトミール・シスコヴィッチ/ルカ・フェッリーニ]TARTINI, G.: Sonatas for Violin and Basso Continuo, Vol. 3 (Šiškovič, Ferrini)
発売日:2019年04月26日 NMLアルバム番号:CDS7824
CD価格:2,325円(税込)
ヴァイオリン・ソナタ《悪魔のトリル》で知られるバロック時代の作曲家タルティーニ。ヴァイオリンの名手であった彼が残した作品は、ほぼ全てがヴァイオリンのために書かれたものであり、それは協奏曲であったり、無伴奏であったり、このアルバムのような通奏低音付きのソナタであったりと、どれも楽器の特性を生かした高い技巧が要求される曲ばかりです。 このアルバムで演奏しているシスコヴィッチとフェッリーニの2人は、どちらもこの時代の作品に精通している演奏家。トリエステで生まれたシスコヴィッチはタルティーニ高等音楽院を卒業、古楽アンサンブルやオーケストラと共演し高く評価されています。フェッリーニはピアノとチェンバロ、どちらも操る演奏家であり、やはり室内楽アンサンブルで広く活動するほか、コンサートピアニストとしても活躍しています。2人の息のあった演奏から生まれた見事なタルティーニをお聴きください。
収録作曲家:
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ヴァッカイ(1790-1848):
歌劇《ジュリエッタとロメーオ》 [レオナルド・コルテッラッツィ/レオノール・ボニッラ/ラファエッラ・ルピナッチ/パオレッタ・マッローク/ヴァーサ・スタイキッチ/クリスティアン・セン/セスト・クアトリーニ/ミラノ・スカラ座アカデミア管弦楽団/ピアチェンツァ市立劇場合唱団]発売日:2019年04月26日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
この歌劇《ジュリエッタとロメーオ》は、当時の売れっ子台本作家ロマーニが、ヴァッカイに台本を提供したものであり、シェークスピア作品とは内容が異なります。初演は大成功しましたが、歌手からの要望を受け若干の変更が必要になり、本来はヴァッカイに依頼を出すところが、連絡が取れず、劇場は当時はまだ名声を得ていなかったベッリーニに白羽の矢を立てます。ベッリーニはロマーニの案も受け入れ台本を改訂、1830年に初演しこちらも大成功を博しました。しかし、1832年、メゾ・ソプラノ歌手マリア・ブラウンがフィナーレの部分をヴァッカイ版に差し替え(ロメーオの歌う部分が多い)、それ以降は折衷版で上演されることが慣例となり、このフィナーレ部分のみでヴァッカイの名前が残ることとなりました。 今回リリースされるのは、ヴァッカイのオリジナル版による全曲です。題名役を歌うルピナッチとボニッラ、女声2人が織りなす耽美的な愛の世界をベッリーニの先駆けとなる美しい旋律が満たす秘曲です。
収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
6つのトリオ・ソナタ BWV 525-530
(チェンバロとギター編) [エクストラヴァガンティア・デュオ]BACH, J.S.: Trio Sonatas Nos. 1-6, BWV 525-530 (arr. for guitar and harpsichord) (Extravagantia Duo)
発売日:2019年04月26日 NMLアルバム番号:CDS7839
CD価格:2,325円(税込)
バッハの「6つのトリオ・ソナタ」はもともとオルガンのために書かれていますが、3つの声部を各々分けることで、様々な楽器で演奏することが可能です。このアルバムではチェンバロとギターという斬新な組み合わせで作品を演奏。新たな可能性を見せてくれます。 11歳でギターを始めたモルメンティは作品の歴史的背景を深く研究した上で、各々の曲に納得のいく編曲を施し、自然なバッハを聴かせます。チェンバロのアッカルドはカリアリ出身。最初はピアノを学び、チェンバロに転向。バロック期の作品を得意とする奏者です。新鮮なアプローチをお楽しみください。
収録作曲家:
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ヴァッカイ(1790-1848):
歌劇《ジュリエッタとロメーオ》 [レオナルド・コルテッラッツィ/レオノール・ボニッラ/ラファエッラ・ルピナッチ/パオレッタ・マッローク/ヴァーサ・スタイキッチ/クリスティアン・セン/セスト・クアトリーニ/ミラノ・スカラ座アカデミア管弦楽団/ピアチェンツァ市立劇場合唱団]発売日:2019年04月26日
Blu-ray日本語オビ付き 日本語字幕あり価格:4,200円(税込、送料無料)
よく知られるシェークスピアの《ロメオとジュリエット》を元に創作された台本は原作とややことなる筋立てです。カプレーティ家とモンテッキ家は長年の確執を抱えており、カプレーティ家の当主カペッリオはモンテッキ家のロメーオを強く憎んでいます。両家の和解のためにやってきた使者はジュリエットとの結婚を提案しますが、彼女はすでにカペッリオの側近テバルドと婚約しており、カペッリオはその条件を飲むことはできません。その使者というのは、実は変装したロメーオ自身。既に惹かれ合っていた2人は苦しい胸の内を天に祈りますが・・・。
ナポリ楽派に属していた作曲家、オペラ指揮者ニコラ・ヴァッカイ。パイジェッロやロッシーニに並ぶ存在として生前は高い人気を博していましたが、現在ではその名前はほとんど忘れられています。この歌劇《ジュリエッタとロメーオ》は、当時の売れっ子台本作家ロマーニが、ヴァッカイに台本を提供したものでヴァッカイの当時の人気がしのばれます。 初演は大成功しましたが、歌手からの要望を受け若干の変更が必要になり、本来はヴァッカイに依頼を出すところが、連絡が取れず、劇場は当時はまだ無名のベッリーニに白羽の矢を立てます。ベッリーニはロマーニの案も受け入れ台本を改訂、1830年に初演しこちらも大成功を博しました。 しかし、1832年、メゾ・ソプラノ歌手マリア・ブラウンがフィナーレの部分をヴァッカイ版に差し替え(ロメーオの歌う部分が多い)、それ以降は折衷版で上演されることが慣例となり、このフィナーレ部分のみでヴァッカイの名前が残ることとなりました。 今回リリースされるのは、ヴァッカイのオリジナル版による全曲です。映像作品として世界初収録となるこの盤は、16世紀の雰囲気を意識した美しい衣装と舞台装置を背景に、題名役を歌うルピナッチとボニッラ、女声2人が織りなす耽美的な愛の世界をベッリーニの先駆けとなる美しい旋律に満たされた秘曲として余すことなく描きだしています。収録作曲家:
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ヴァッカイ(1790-1848):
歌劇《ジュリエッタとロメーオ》 [レオナルド・コルテッラッツィ/レオノール・ボニッラ/ラファエッラ・ルピナッチ/パオレッタ・マッローク/ヴァーサ・スタイキッチ/クリスティアン・セン/セスト・クアトリーニ/ミラノ・スカラ座アカデミア管弦楽団/ピアチェンツァ市立劇場合唱団]発売日:2019年04月26日
DVD 2枚組日本語オビ付き 日本語字幕あり価格:4,200円(税込、送料無料)
よく知られるシェークスピアの《ロメオとジュリエット》を元に創作された台本は原作とややことなる筋立てです。カプレーティ家とモンテッキ家は長年の確執を抱えており、カプレーティ家の当主カペッリオはモンテッキ家のロメーオを強く憎んでいます。両家の和解のためにやってきた使者はジュリエットとの結婚を提案しますが、彼女はすでにカペッリオの側近テバルドと婚約しており、カペッリオはその条件を飲むことはできません。その使者というのは、実は変装したロメーオ自身。既に惹かれ合っていた2人は苦しい胸の内を天に祈りますが・・・。
ナポリ楽派に属していた作曲家、オペラ指揮者ニコラ・ヴァッカイ。パイジェッロやロッシーニに並ぶ存在として生前は高い人気を博していましたが、現在ではその名前はほとんど忘れられています。この歌劇《ジュリエッタとロメーオ》は、当時の売れっ子台本作家ロマーニが、ヴァッカイに台本を提供したものでヴァッカイの当時の人気がしのばれます。 初演は大成功しましたが、歌手からの要望を受け若干の変更が必要になり、本来はヴァッカイに依頼を出すところが、連絡が取れず、劇場は当時はまだ無名のベッリーニに白羽の矢を立てます。ベッリーニはロマーニの案も受け入れ台本を改訂、1830年に初演しこちらも大成功を博しました。 しかし、1832年、メゾ・ソプラノ歌手マリア・ブラウンがフィナーレの部分をヴァッカイ版に差し替え(ロメーオの歌う部分が多い)、それ以降は折衷版で上演されることが慣例となり、このフィナーレ部分のみでヴァッカイの名前が残ることとなりました。 今回リリースされるのは、ヴァッカイのオリジナル版による全曲です。映像作品として世界初収録となるこの盤は、16世紀の雰囲気を意識した美しい衣装と舞台装置を背景に、題名役を歌うルピナッチとボニッラ、女声2人が織りなす耽美的な愛の世界をベッリーニの先駆けとなる美しい旋律に満たされた秘曲として余すことなく描きだしています。収録作曲家:
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ヘンデル(1685-1759):
歌劇《リナルド》(レーオによる1718年ナポリ版) [テレサ・イェヴォリーノ(メゾ・ソプラノ)/カルメラ・レミージョ(ソプラノ)/フランシスコ・フェルナンデス=ルエダ(テノール) 他 ファビオ・ルイージ(指揮)/ラ・シンティッラ管弦楽団&合唱団]発売日:2019年03月22日
CD 3枚組価格:4,050円(税込、送料無料)
17世紀に流行していた叙事詩「解放されたエルサレム」を元に、ヘンデルが作曲したオペラ《リナルド》。様々な登場人物が入り乱れる長大な物語です。1711年に初演されたこの作品は大成功を収め、シーズン中だけでも15回上演されたという記録が残っています。 今回の上演に用いられたのは、この大成功を受け、イタリアの作曲家レオナルド・レーオが作った「ナポリ版」と呼ばれるスコアです。これは、ロンドンで最初に《リナルド》を歌った歌手グリマルディがナポリでこの曲を歌う際、リハーサルに携わったレーオと他の作曲家たちが設定を少し変更し、登場人物を加えるなどナポリ向けに改作したもので、このスコア自体は長い間失われていました。今回は発見された「ナポリ版」をセキが再構築したスコアを用いています。 また上演の際には各々の出演者を80年代のロック・スターに見立てた演出も大きな話題となりました。ルイージが指揮するラ・シンティッラ管弦楽団と歌手たちの熱演でお楽しみください。
収録作曲家:
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THE OTHER HALF OF MUSIC
21世紀の女性作曲家たち10人の作品集 [アンサンブル・シャミナード]Chamber Music (Contemporary) - MOUREY, C. / PETTIGREW, L. / PROCACCINI, T. / ZLATANOU, M. (The Other Half of Music) (Ensemble Chaminade)
発売日:2019年03月22日 NMLアルバム番号:CDS7837
CD価格:2,325円(税込)
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ヘンデル(1685-1759):
歌劇《リナルド》(レーオによる1718年ナポリ版) [テレサ・レルヴォリーノ(メゾ・ソプラノ)、カルメラ・レミージョ(ソプラノ)、フランシスコ・フェルナンデス=ルエダ(テノール)、ロリアーナ・カステッラーノ(メゾ・ソプラノ)、フランチェスカ・アスチオーティ(コントラルト)、ダーラ・サヴィノーラ(メゾ・ソプラノ)、ファビオ・ルイージ(指揮)、ラ・シンティッラ管弦楽団&合唱団]発売日:2019年03月15日
DVD 2枚組国内仕様 日本語字幕/解説付価格:4,950円(税込、送料無料)
17世紀に流行していた叙事詩「解放されたエルサレム」を元に、ヘンデルが作曲したオペラ《リナルド》。様々な登場人物が入り乱れる長大な物語です。1711年に初演されたこの作品は大成功を収め、シーズン中だけでも15回上演されたという記録が残っています。 今回の上演に用いられたのは、この大成功を受け、イタリアの作曲家レオナルド・レーオが作った「ナポリ版」と呼ばれるスコアです。これは、ロンドンで最初に《リナルド》を歌った歌手グリマルディがナポリでこの曲を歌う際、リハーサルに携わったレーオと他の作曲家たちが設定を少し変更し、登場人物を加えるなどナポリ向けに改作したもので、このスコア自体は長い間失われていました。 今回は発見された「ナポリ版」をセキが再構築、上演にあたって演出を担当したサンガーティは設定を1980年代に変更し、なんとも面白い舞台が展開されます。もともとはキリスト教徒とトルコの戦いが主題となっていますが、この演出では80sポップ・ロックとヘヴィメタル(?かどうかはともかく)の戦いに置き換えられています。フ〇ディ・マーキュリー、ジー〇・シモンズ、デ〇ィッド・ボウイ、エル〇ン・ジョン、シ〇ール…?など、見覚えのある出演者ばかり。なかでも、フレ〇ィの歌う「私を泣かせてください」は聴きものと言えるでしょう。 しかし根底に流れるのは愛と人生についての考察。主役を歌るイェヴォリーノ、レミージョらの熱演にも注目です。
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ヘンデル(1685-1759):
歌劇《リナルド》(レーオによる1718年ナポリ版) [テレサ・レルヴォリーノ(メゾ・ソプラノ)、カルメラ・レミージョ(ソプラノ)、フランシスコ・フェルナンデス=ルエダ(テノール)、ロリアーナ・カステッラーノ(メゾ・ソプラノ)、フランチェスカ・アスチオーティ(コントラルト)、ダーラ・サヴィノーラ(メゾ・ソプラノ)、ファビオ・ルイージ(指揮)、ラ・シンティッラ管弦楽団&合唱団]発売日:2019年03月15日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕/解説付価格:5,500円(税込、送料無料)
17世紀に流行していた叙事詩「解放されたエルサレム」を元に、ヘンデルが作曲したオペラ《リナルド》。様々な登場人物が入り乱れる長大な物語です。1711年に初演されたこの作品は大成功を収め、シーズン中だけでも15回上演されたという記録が残っています。 今回の上演に用いられたのは、この大成功を受け、イタリアの作曲家レオナルド・レーオが作った「ナポリ版」と呼ばれるスコアです。これは、ロンドンで最初に《リナルド》を歌った歌手グリマルディがナポリでこの曲を歌う際、リハーサルに携わったレーオと他の作曲家たちが設定を少し変更し、登場人物を加えるなどナポリ向けに改作したもので、このスコア自体は長い間失われていました。 今回は発見された「ナポリ版」をセキが再構築、上演にあたって演出を担当したサンガーティは設定を1980年代に変更し、なんとも面白い舞台が展開されます。もともとはキリスト教徒とトルコの戦いが主題となっていますが、この演出では80sポップ・ロックとヘヴィメタル(?かどうかはともかく)の戦いに置き換えられています。フ〇ディ・マーキュリー、ジー〇・シモンズ、デ〇ィッド・ボウイ、エル〇ン・ジョン、シ〇ール…?など、見覚えのある出演者ばかり。なかでも、フレ〇ィの歌う「私を泣かせてください」は聴きものと言えるでしょう。 しかし根底に流れるのは愛と人生についての考察。主役を歌るイェヴォリーノ、レミージョらの熱演にも注目です。
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ヘンデル(1685-1759):
歌劇《リナルド》(レーオによる1718年ナポリ版) [テレサ・レルヴォリーノ(メゾ・ソプラノ)、カルメラ・レミージョ(ソプラノ)、フランシスコ・フェルナンデス=ルエダ(テノール)、ロリアーナ・カステッラーノ(メゾ・ソプラノ)、フランチェスカ・アスチオーティ(コントラルト)、ダーラ・サヴィノーラ(メゾ・ソプラノ)、ファビオ・ルイージ(指揮)、ラ・シンティッラ管弦楽団&合唱団]発売日:2019年03月15日
Blu-ray日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
17世紀に流行していた叙事詩「解放されたエルサレム」を元に、ヘンデルが作曲したオペラ《リナルド》。様々な登場人物が入り乱れる長大な物語です。1711年に初演されたこの作品は大成功を収め、シーズン中だけでも15回上演されたという記録が残っています。 今回の上演に用いられたのは、この大成功を受け、イタリアの作曲家レオナルド・レーオが作った「ナポリ版」と呼ばれるスコアです。これは、ロンドンで最初に《リナルド》を歌った歌手グリマルディがナポリでこの曲を歌う際、リハーサルに携わったレーオと他の作曲家たちが設定を少し変更し、登場人物を加えるなどナポリ向けに改作したもので、このスコア自体は長い間失われていました。 今回は発見された「ナポリ版」をセキが再構築、上演にあたって演出を担当したサンガーティは設定を1980年代に変更し、なんとも面白い舞台が展開されます。もともとはキリスト教徒とトルコの戦いが主題となっていますが、この演出では80sポップ・ロックとヘヴィメタル(?かどうかはともかく)の戦いに置き換えられています。フ〇ディ・マーキュリー、ジー〇・シモンズ、デ〇ィッド・ボウイ、エル〇ン・ジョン、シ〇ール…?など、見覚えのある出演者ばかり。なかでも、フレ〇ィの歌う「私を泣かせてください」は聴きものと言えるでしょう。 しかし根底に流れるのは愛と人生についての考察。主役を歌るイェヴォリーノ、レミージョらの熱演にも注目です。
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ヘンデル(1685-1759):
歌劇《リナルド》(レーオによる1718年ナポリ版) [テレサ・レルヴォリーノ(メゾ・ソプラノ)、カルメラ・レミージョ(ソプラノ)、フランシスコ・フェルナンデス=ルエダ(テノール)、ロリアーナ・カステッラーノ(メゾ・ソプラノ)、フランチェスカ・アスチオーティ(コントラルト)、ダーラ・サヴィノーラ(メゾ・ソプラノ)、ファビオ・ルイージ(指揮)、ラ・シンティッラ管弦楽団&合唱団]発売日:2019年03月15日
DVD 2枚組日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
17世紀に流行していた叙事詩「解放されたエルサレム」を元に、ヘンデルが作曲したオペラ《リナルド》。様々な登場人物が入り乱れる長大な物語です。1711年に初演されたこの作品は大成功を収め、シーズン中だけでも15回上演されたという記録が残っています。 今回の上演に用いられたのは、この大成功を受け、イタリアの作曲家レオナルド・レーオが作った「ナポリ版」と呼ばれるスコアです。これは、ロンドンで最初に《リナルド》を歌った歌手グリマルディがナポリでこの曲を歌う際、リハーサルに携わったレーオと他の作曲家たちが設定を少し変更し、登場人物を加えるなどナポリ向けに改作したもので、このスコア自体は長い間失われていました。 今回は発見された「ナポリ版」をセキが再構築、上演にあたって演出を担当したサンガーティは設定を1980年代に変更し、なんとも面白い舞台が展開されます。もともとはキリスト教徒とトルコの戦いが主題となっていますが、この演出では80sポップ・ロックとヘヴィメタル(?かどうかはともかく)の戦いに置き換えられています。フ〇ディ・マーキュリー、ジー〇・シモンズ、デ〇ィッド・ボウイ、エル〇ン・ジョン、シ〇ール…?など、見覚えのある出演者ばかり。なかでも、フレ〇ィの歌う「私を泣かせてください」は聴きものと言えるでしょう。 しかし根底に流れるのは愛と人生についての考察。主役を歌るイェヴォリーノ、レミージョらの熱演にも注目です。
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ヴィヴァルディ(1678-1741):
ラ・ストラヴァガンツァ Op.4
12のヴァイオリン協奏曲集 [アントン・マルティノフ(ヴァイオリン)/フェデリコ・マリア・サルデッリ(指揮)/モード・アンティクォ(ピリオド楽器アンサンブル)]発売日:2019年02月22日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
現在、最も著名な「ヴィヴァルディ研究家」として知られるサルデッリ。1996年と1999年にはグラミー賞にノミネートされた指揮者であり、絵画や小説の分野でも活躍し、とりわけヴィヴァルディについては数多くの著書があり、2007年からはヴィヴァルディのカタログの作成にも携わっています。現在はピリオド楽器アンサンブル「モード・アンティクォ」の創設者として音楽監督を務め、歴史に埋もれてしまったヴィヴァルディの数々のオペラを蘇演、録音したことでも知られています。 今回の録音は以前もサルデッリとコンビを組んでいたロシアのヴァイオリニスト、アントン・マルティノフを再びソリストに迎え、ヴィヴァルディの代表作「ラ・ストラヴァガンツァ」に挑みました。力強いアンサンブルと活気ある表現による魅力的な演奏を披露しています。
収録作曲家:
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ロータ(1911-1979):
2つのオペラ
歌劇《神経症患者の夜
歌劇《二人の内気な男》 [ジョルジョ・チェレンツァ(バリトン)/サブリナ・コルテーゼ(ソプラノ)/ダニエーレ・アドリアーニ(テノール) 他/ガブリエーレ・ボノリス(指揮)/レアーテ祝祭管弦楽団]発売日:2019年02月22日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
映画音楽作曲家として知られるニーノ・ロータによる2作の歌劇。 《神経症患者の夜》は1960年にミラノで初演された短い作品。ミラノの高級ホテルの最上階で繰り広げられる物語です。物音がすると眠れない男は、ホテルの最上階の3部屋を全て貸し切りにして宿泊していますが、ホテルの手違いで両隣に客を入れてしまったことから起こる騒動が描かれています。かたや、《二人の内気な男》は恋のすれ違いをテーマにしたコメディー。本来はラジオ用の作品です。 2017年に開催された『レアーテ音楽祭』の目玉公演の一つ。歌手たちのアンサンブルが印象的な上演です。
収録作曲家:
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ロータ(1911-1979):
2つのオペラ
歌劇《神経症患者の夜
歌劇《二人の内気な男》 [ジョルジョ・チェレンツァ(バリトン)/サブリナ・コルテーゼ(ソプラノ)/ダニエーレ・アドリアーニ(テノール) 他/ガブリエーレ・ボノリス(指揮)/レアーテ祝祭管弦楽団]発売日:2019年02月22日
Blu-ray価格:4,050円(税込、送料無料)
歌劇《神経症患者の夜》は1960年にミラノで初演された短い作品。人々で溢れかえるミラノの見本市。物音がすると眠れない男は、ホテルの最上階の3部屋を貸し切りにしますが、ホテル側は両隣に退役軍人と新婚風のカップルを泊めてしまうことから起こるドタバタ物語。歌手たちは歌だけでなく優れた演技もしなくてはならないという、まさに映画を見ているような緊張感に満ちた作品です。かたや、歌劇《二人の内気な男》は恋のすれ違いをテーマにしたコメディー。本来はラジオ用の作品であり、情景が見えず音のみで物語は進行するため、却って舞台で上演するのは困難です。 2017年に開催された『レアーテ音楽祭』の目玉公演の一つが、ニーノ・ロータの2つのオペラでした。映画音楽作曲家として知られるロータですが、彼自身はクラシック作曲家を目指していたこともあり、ロッシーニ、ヴェルディ、プッチーニの作品を研究するなどイタリアオペラの伝統にも精通していました。生涯に10曲以上の歌劇を作曲し、これまでにこの2作を含め《フィレンツェの麦わら帽子》などいくつかの歌劇が上演されたことがありますが、映像化されたのは今回が世界初となります。 チェレンツァ、コルテーゼといった同じ歌手が役柄を変えて2つの作品を歌うというパターンで、性格の違う物語にもどことなく共通性が生まれる見事な演出です。
収録作曲家:
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ロータ(1911-1979):
2つのオペラ
歌劇《神経症患者の夜
歌劇《二人の内気な男》 [ジョルジョ・チェレンツァ(バリトン)/サブリナ・コルテーゼ(ソプラノ)/ダニエーレ・アドリアーニ(テノール) 他/ガブリエーレ・ボノリス(指揮)/レアーテ祝祭管弦楽団]発売日:2019年02月22日
DVD価格:4,050円(税込、送料無料)
歌劇《神経症患者の夜》は1960年にミラノで初演された短い作品。人々で溢れかえるミラノの見本市。物音がすると眠れない男は、ホテルの最上階の3部屋を貸し切りにしますが、ホテル側は両隣に退役軍人と新婚風のカップルを泊めてしまうことから起こるドタバタ物語。歌手たちは歌だけでなく優れた演技もしなくてはならないという、まさに映画を見ているような緊張感に満ちた作品です。かたや、歌劇《二人の内気な男》は恋のすれ違いをテーマにしたコメディー。本来はラジオ用の作品であり、情景が見えず音のみで物語は進行するため、却って舞台で上演するのは困難です。 2017年に開催された『レアーテ音楽祭』の目玉公演の一つが、ニーノ・ロータの2つのオペラでした。映画音楽作曲家として知られるロータですが、彼自身はクラシック作曲家を目指していたこともあり、ロッシーニ、ヴェルディ、プッチーニの作品を研究するなどイタリアオペラの伝統にも精通していました。生涯に10曲以上の歌劇を作曲し、これまでにこの2作を含め《フィレンツェの麦わら帽子》などいくつかの歌劇が上演されたことがありますが、映像化されたのは今回が世界初となります。 チェレンツァ、コルテーゼといった同じ歌手が役柄を変えて2つの作品を歌うというパターンで、性格の違う物語にもどことなく共通性が生まれる見事な演出です。
収録作曲家:
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オッフェンバック(1819-1880):
喜歌劇《追い出された亭主》 [パトリーツィオ・ラ・プラーカ/マリーナ・オッジ/ヴァレリオ・ガッリ(指揮)/フィオレンティーノ・マッジョ・ムジカーレ管弦楽団]OFFENBACH, J.: Mari à la porte (Le) [Operetta] (Placa, Ogii, Mezzaro, F. Benitez, Fiorentino Maggio Musicale Orchestra, V. Galli)
発売日:2019年01月31日 NMLアルバム番号:CDS7844
CD価格:1,800円(税込)
短いながらもまとまりのよい皮肉と諧謔に満ちたコメディオッフェンバックの生誕200年を記念し、フィオレンティーノ・マッジョ・ムジカーレ(フィレンツェ5月音楽祭)劇場で上演された1幕物の喜歌劇《追い出された亭主》。1859年に初演されたこの作品は、オッフェンバックが活躍した当時のフランスのブルジョワ社会の風俗を描き、風刺の効いたストーリーとともに、オッフェンバックらしい愉快なポルカ、マズルカ、ワルツなどが各場面に散りばめられています。 フランスではしばしば上演され、人気を博していますが、今回の上演のために新たなオーケストレーションが施されており、一層色彩豊かな音楽が楽しめます。実力派の歌手たちによる絶妙なやりとりも聴きどころで、ヴァレリオ・ガッリの軽妙洒脱な音楽作りも魅力的です。
収録作曲家:
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ヴェルディ(1813-1901):
歌劇《第一回十字軍のロンバルディア人》 [ジュゼッペ・ジパーリ(テノール)/アレックス・エスポージト(バス・バリトン)/フランチェスコ・メーリ(テノール)/アンジェラ・ミード(ソプラノ)/ラヴィニア・ビーニ(ソプラノ)/アントニオ・ディ・マッテオ(バス)/アレクサンドラ・ザバラ(ソプラノ) 他 ミケーレ・マリオッティ(指揮) トリノ王立劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2019年01月25日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
ヴェルディの《第一回十字軍のロンバルディア人》は、11世紀ミラノを舞台に、圧政からの民族解放とローマ貴族の兄弟の確執を描いた重厚な物語。しかし作品に込められた政治批判や宗教的なテーマが問題視され、ミラノの枢機卿がオーストリアの司政官に訴えるなど上演に至るまで様々な問題が沸き起こりましたが、当時の警視総監がヴェルディに味方したことで1843年にミラノで上演が実現、大好評を得ました。 残念ながら現代ではあまり上演されることのない作品ですが、指揮者マリオッティは作品の持つパワーと情熱を表現、ベテラン歌手エスポージトをはじめとした歌手たちも熱演を繰り広げています。
収録作曲家:
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ヴェルディ(1813-1901):
歌劇《第一回十字軍のロンバルディア人》 [ジュゼッペ・ジパーリ(テノール)/アレックス・エスポージト(バス・バリトン)/フランチェスコ・メーリ(テノール)/アンジェラ・ミード(ソプラノ)/ラヴィニア・ビーニ(ソプラノ)/アントニオ・ディ・マッテオ(バス)/アレクサンドラ・ザバラ(ソプラノ) 他 ミケーレ・マリオッティ(指揮) トリノ王立劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2019年01月25日
Blu-ray日本語オビあり、日本語字幕あり価格:4,050円(税込、送料無料)
11世紀後半、第1回十字軍にまつわる史劇。美女ヴィクリンダを巡り激しく争う兄アルヴィーノと争う弟パガーノ。兄を殺そうとしてミラノから追放されたパガーノは、罪を許されて街に戻るも兄への復讐心がとまらず、間違えて父を殺害してしまい再度追放の身に。その頃兄アルヴィーノは十字軍の主将として戦いの真っ最中。彼とヴィクリンダとの間に生まれた娘ジゼルダを敵国に略奪されてしまいましたが、実はジゼルダは敵国の王子オロンテと恋仲に。激戦の末、オロンテを失ったジゼルダの前に現れた謎の隠者は・・・。 ヴェルディの《第一回十字軍のロンバルディア人》は、11世紀ミラノを舞台に、圧政からの民族解放とローマ貴族の兄弟の確執を描いた重厚な物語。しかし作品に込められた政治批判や宗教的なテーマが問題視され、ミラノの枢機卿がオーストリアの司政官に訴えるなど上演に至るまで様々な問題が沸き起こりましたが、当時の警視総監がヴェルディに味方したことで1843年にミラノで上演が実現、大好評を得ました。 残念ながら現代ではあまり上演されることのない作品ですが、プララフェーラ演出による2018年のこの上演は、時代の様式に沿った美しい装置、衣装を用いることで11世紀のミラノを忠実に再現。色彩と光の陰影を巧みに使い素晴らしい効果を上げています。指揮者マリオッティは作品の持つパワーと情熱を表現、ベテラン歌手エスポージトをはじめとした歌手たちも熱演を繰り広げています。
収録作曲家:
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ヴェルディ(1813-1901):
歌劇《第一回十字軍のロンバルディア人》 [ジュゼッペ・ジパーリ(テノール)/アレックス・エスポージト(バス・バリトン)/フランチェスコ・メーリ(テノール)/アンジェラ・ミード(ソプラノ)/ラヴィニア・ビーニ(ソプラノ)/アントニオ・ディ・マッテオ(バス)/アレクサンドラ・ザバラ(ソプラノ) 他 ミケーレ・マリオッティ(指揮) トリノ王立劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2019年01月25日
DVD日本語オビあり、日本語字幕あり価格:4,050円(税込、送料無料)
11世紀後半、第1回十字軍にまつわる史劇。美女ヴィクリンダを巡り激しく争う兄アルヴィーノと争う弟パガーノ。兄を殺そうとしてミラノから追放されたパガーノは、罪を許されて街に戻るも兄への復讐心がとまらず、間違えて父を殺害してしまい再度追放の身に。その頃兄アルヴィーノは十字軍の主将として戦いの真っ最中。彼とヴィクリンダとの間に生まれた娘ジゼルダを敵国に略奪されてしまいましたが、実はジゼルダは敵国の王子オロンテと恋仲に。激戦の末、オロンテを失ったジゼルダの前に現れた謎の隠者は・・・。
ヴェルディの《第一回十字軍のロンバルディア人》は、11世紀ミラノを舞台に、圧政からの民族解放とローマ貴族の兄弟の確執を描いた重厚な物語。しかし作品に込められた政治批判や宗教的なテーマが問題視され、ミラノの枢機卿がオーストリアの司政官に訴えるなど上演に至るまで様々な問題が沸き起こりましたが、当時の警視総監がヴェルディに味方したことで1843年にミラノで上演が実現、大好評を得ました。 残念ながら現代ではあまり上演されることのない作品ですが、プララフェーラ演出による2018年のこの上演は、時代の様式に沿った美しい装置、衣装を用いることで11世紀のミラノを忠実に再現。色彩と光の陰影を巧みに使い素晴らしい効果を上げています。指揮者マリオッティは作品の持つパワーと情熱を表現、ベテラン歌手エスポージトをはじめとした歌手たちも熱演を繰り広げています。収録作曲家:
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モレッティ(1774-1856頃):
独奏ギターのための作品集 [マルチェッロ・ファントーニ]MORETTI, L.: Solo Guitar Works - Overture for Solo Guitar / Variazioni per la Chitarra / Corrente for Solo Guitar (M. Fantoni)
発売日:2018年12月21日 NMLアルバム番号:CDS7828
CD価格:2,325円(税込)
19世紀イタリアの作曲家ルイージ・モレッティ。弟フェデリコも作曲家でソルにも影響を与えるほどの人物でしたが、兄ルイージについては没年も含め、その生涯はほとんど知られていません。彼の作品のほとんどはギターのために書かれていますが、これらはどれも忘れられており、唯一「モーツァルトの“フィガロの結婚”による序奏と変奏」が時折コンサートで演奏される程度でした。しかし21世紀になって彼の作品の複写譜が数多く発見され、その機知に富む作風が注目されています。 名ギタリスト、ファントーニもモレッティ作品に魅了された一人。世界初録音となるこのアルバムでは、変奏曲形式で書かれた作品を中心に、楽しく華麗な曲を次々と披露し、その魅力を多面的に伝えています。
収録作曲家:
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ET MANCHI PIETÀ - 喪失の嘆き
アルテミジア・ジェンティレスキと彼女の同世代の音楽
[シルヴィア・フリガート/アレッサンドラ・ロッシ・リューリヒ//アカデミア・ダルカディア]Vocal and Chamber Music (Italian Baroque) - ROSSI, L. / MONTEVERDI, C. / STROZZI, B. (Et manchi pietà) (Frigato, Accademia d'Arcadia, Lürig)
発売日:2018年12月21日 NMLアルバム番号:CDS7829
CD価格:2,325円(税込)
17世紀、カラヴァッジオ派に属した女性画家ジェンティレスキ。工房を営む父から絵画を学び、幼少時から優れた才能を開花させました。しかし18歳の時に、父が彼女のための教師として雇った画家アゴスティーノ・タッシから性暴力を受けたことで生活が一変。タッシは有罪判決を受けたものの、裁判の流れでジェンティレスキは心に深い傷を負い、その心理は代表作「ホロフェルネスの首を斬るユーディット」として描き出されたことでも知られています。その後はフィレンツェ芸術院で初の女性会員として受け入れられ、多くの芸術家と親交を結び数多くの作品を残しましたが、彼女の成功の根源には若い頃の苦しい経験があったことは想像に難くありません。 このアルバムには彼女の13枚の絵画を掲載、その絵にふさわしい作品をアカデミア・ダルカディアが演奏しています。愛、涙、戦い・・・これらのタイトルが彼女の生涯を端的に表現しているかのようです。
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ドニゼッティ(1797-1848):
レクイエム(1835)
ヴィンチェンツォ・ベッリーニの死のために [コッラード・ロヴァリス ドニゼッティ・オペラ管弦楽団&合唱団]DONIZETTI, G.: Messa da Requiem (Remigio, Amarù, Gatell, Concetti, Montanari, Donizetti Opera Choir and Orchestra, Rovaris)
発売日:2018年10月31日 NMLアルバム番号:CDS7813
CD価格:2,325円(税込)
19世紀初頭を代表するオペラ作曲家、ドニゼッティの知られざるレクイエム。ドニゼッティとほぼ同時期に生まれ、お互いに良きライバルとして刺激し合った盟友ベッリーニが33歳の若さでこの世を去った時に、リコルディ社から依頼された作品です。しかし、ドニゼッティは作品に着手したものの、結局完成されることなく死去。「サンクトゥス」や「アニュス・デイ」が欠けたまま残されたレクイエムが初演されたのは、ドニゼッティの死後22年を経た1870年のことでした。未完成ではあるものの、随所に散りばめられた美しい旋律がドニゼッティのオペラを思わせる魅力的な作品です。 初演時と同じく、ドニゼッティが埋葬されているサンタ・マリア・マッジョーレ教会での録音。歌手たちの熱唱も聴きどころです。
収録作曲家:
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リスト(1811-1886):
パガニーニによる超絶技巧練習曲
3つの演奏会用練習曲
2つの演奏会用練習曲 [エリサ・トメリーニ]LISZT, F.: 6 Études d'exécution transcendante d'après Paganini (1838) / 3 Études de concert / 2 Concert Etudes (Tomellini)
発売日:2018年10月31日 NMLアルバム番号:CDS7815
CD価格:2,325円(税込)
少し前までは、数えるほどの録音しかなかった「パガニーニ大練習曲」の初稿版「パガニーニによる超絶技巧練習曲」。シューマンが「ピアノのために書かれた作品の中でも最も難しい」と評した作品ですが、最近次々と若いピアニストたちが挑戦し、超絶技巧はもちろんのこと個性的な演奏を披露しています。 今回のアルバムでこの初稿版に挑戦したのは、エリサ・トメリーニ。初の女性による録音です。彼女は5歳からピアノを学び、16歳でイモラ音楽アカデミー「Incontri Col Maestro」に入学、1997年にはミラノのヴェルディ音楽院を卒業し世界的に活躍しているピアニストです。ここでは「パガニーニによる超絶技巧練習曲」の他、演奏会用練習曲を演奏、高い技術と音楽性に彩られた華麗なリストを聴かせています。
収録作曲家:
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マリア・クレメンティが弾くムツィオ・クレメンティ
クレメンティ(1752-1832):
ピアノ・ソナタ集 [マリア・クレメンティ]CLEMENTI, M.: Keyboard Sonatas, Op. 25, No. 5, Op. 33, No. 3 and Op. 34, No. 2 (Maria Clementi)
発売日:2018年10月31日 NMLアルバム番号:CDS7827
CD価格:2,325円(税込)
同じ姓を持つ作曲家ムツィオ・クレメンティの作品を楽しそうに演奏するピアニスト、マリア・クレメンティ。彼女はミラノに生まれ、ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でピエロ・ラタリノに師事、数多くのコンクールで入賞し、注目を集めているピアニストです。作曲家とピアニスト、どうやら2人には血縁関係はないようですが、マリアは単なる好奇心を超える愛着を感じており、過小評価されがちなクレメンティの作品を独創的に演奏しています。この3つのソナタは20世紀の名手ホロヴィッツも愛したレパートリーです。
収録作曲家:
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ド・マリン(1769-1850頃):
3つのソナタ集 Op.15 [アンナ・パセッティ(ハープ)]MARCEL, M.M.: Harp Sonatas Nos. 1-3 (A. Pasetti)
発売日:2018年09月28日 NMLアルバム番号:CDS7792
CD価格:2,325円(税込)
現在、ほとんど忘れられたイタリア系フランス人作曲家マルセル・ド・マリン。作曲家、ヴァイオリニストの父ギョームから音楽の手ほどきを受け、レオポルド・モーツァルトも賞賛したヴァイオリニスト、ピエトロ・ナルディーニにヴァイオリン演奏を師事するかたわら、フランスで短期間ハープを学んだ記録が残っています。しかし同時代の批評家に「彼はハープ奏者としてはライヴァルがいなかったが、ヴァイオリニストとしては“最高のアマチュア”だ」と称されたほど、ハープ演奏のみに秀でていたようです。フランス革命の際はヴェルサイユ宮殿で大尉として軍事活動に従事し、休暇中にオーストリアからスペインまでハープの演奏旅行をし好評を博したという彼の作品は、18世紀の鍵盤音楽の様式を取り入れた先進的な作風を誇り、同時代のハープ作品とは一線を画しています。 演奏しているパセッティはいくつもの国際コンクールで賞を獲得し、現在は自身が資金協力をしたイタリア・ハープ協会の会長を務める実力派です。
収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
ゴルトベルク変奏曲 BWV 988 [ロベルト・ロレジャン(チェンバロ)]BACH, J.S.: Goldberg Variations, BWV 988 (Loreggian)
発売日:2018年09月28日 NMLアルバム番号:CDS7823
CD価格:2,325円(税込)
イタリアのオルガン、チェンバロ奏者ロベルト・ロレジャンが演奏するバッハのゴルトベルク変奏曲。ハーグ王立音楽院でトム・コープマンに師事、ソリスト、室内楽奏者として活躍するロレジャンは17世紀から18世紀にかけてのイタリアの鍵盤作品に興味を持ち、17世紀の作曲家ジョヴァンニ・バッティスタ・フェッリーニの全鍵盤作品の録音を行うなど希少作品の復刻に力を注いでいますが、今作で演奏するのは、鍵盤曲の王道とも言えるバッハの「ゴルトベルク変奏曲」全曲です。多くの演奏家たちが愛してやまない作品に、どのような光を当てるのか興味深い1枚です。
収録作曲家:
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ヴィヴァルディ(1678-1741):
歌劇《狂えるオルランド》 [ディエゴ・ファソリス(指揮&通奏低音)/イ・バロッキスティ(アンサンブル)/ファビオ・ツェレサ(演出)]発売日:2018年09月28日
Blu-ray日本語帯/日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
漂着した難破船から打ち上げられたメドーロとアンジェリカ。アンジェリカに恋するオルランドはこの隙にメドーロを亡き者にしようとします。そこに現れたのは魔女アルチーナ。彼女はオルランドに策略を仕掛け、泉に水を取りに行く間にメドーロとアンジェリカは結婚してしまい、それを知ったオルランドは正気を失ってしまいます…。 ルドヴィーコ・アリオストによるルネサンス期イタリアの叙事詩を元にしたヴィヴァルディの歌劇《狂えるオルランド》。原作は全46歌、3万8736行に及ぶ大長編であり、この叙事詩から3作の歌劇を作り上げたヴィヴァルディをはじめ、ヘンデルやリュリ、ハイドン、メユールなど多くのバロック期から古典派の作曲家が自作の歌劇の題材に用いたことでも知られています。作品は超絶技巧を用いたアリアと、レチタティーヴォが代わる代わる現れ、息をつくいとまもありません。多彩な表現が求められるオルランド役は女性が担うことでも特異な作品であり、ヴィヴァルディの数多くの歌劇の中でも高い人気を誇っています。 本映像は、大がかりな装置と美しい衣装をふんだんに用い、陰謀と魔法が渦巻く世界を絢爛豪華に表現する中で、才能ある若手歌手たちが歌唱を競いあう、ヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場との共同制作により2017年「ヴァッレ・ディトリア音楽祭」で最も注目された舞台の一つです。
収録作曲家:
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ヴィヴァルディ(1678-1741):
歌劇《狂えるオルランド》 [ディエゴ・ファソリス(指揮&通奏低音)/イ・バロッキスティ(アンサンブル)/ファビオ・ツェレサ(演出)]発売日:2018年09月28日
DVD 2枚組日本語帯/日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
漂着した難破船から打ち上げられたメドーロとアンジェリカ。アンジェリカに恋するオルランドはこの隙にメドーロを亡き者にしようとします。そこに現れたのは魔女アルチーナ。彼女はオルランドに策略を仕掛け、泉に水を取りに行く間にメドーロとアンジェリカは結婚してしまい、それを知ったオルランドは正気を失ってしまいます…。 ルドヴィーコ・アリオストによるルネサンス期イタリアの叙事詩を元にしたヴィヴァルディの歌劇《狂えるオルランド》。原作は全46歌、3万8736行に及ぶ大長編であり、この叙事詩から3作の歌劇を作り上げたヴィヴァルディをはじめ、ヘンデルやリュリ、ハイドン、メユールなど多くのバロック期から古典派の作曲家が自作の歌劇の題材に用いたことでも知られています。作品は超絶技巧を用いたアリアと、レチタティーヴォが代わる代わる現れ、息をつくいとまもありません。多彩な表現が求められるオルランド役は女性が担うことでも特異な作品であり、ヴィヴァルディの数多くの歌劇の中でも高い人気を誇っています。 本映像は、大がかりな装置と美しい衣装をふんだんに用い、陰謀と魔法が渦巻く世界を絢爛豪華に表現する中で、才能ある若手歌手たちが歌唱を競いあう、ヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場との共同制作により2017年「ヴァッレ・ディトリア音楽祭」で最も注目された舞台の一つです。
収録作曲家:
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発売日:2018年08月31日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
14世紀のカスティーリャに実在した人物たちの愛憎が鮮烈に描かれたドニゼッティの歌劇《ファヴォリート - お気に入り(愛人の意味)》は1840年、パリ・オペラ座で初演され、のちにイタリア語へと翻訳ました。許されぬ恋に翻弄される若き修道士フェルナンが物語の鍵を握りますが、この上演ではスペイン生まれの歌手チェルソ・アルベーロが素晴らしい演技力を見せ、レオノール役のシメオーニの情感に富む歌唱と、アルフォンス王役のオリヴィエリが愛に悩みながらも威厳を保つ王を見事に演じ、強烈な印象を残します。全編に漲る激しくも美しい音楽をルイージのタクトが見事にまとめ上げています。
収録作曲家:
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発売日:2018年08月31日
Blu-ray日本語字幕あり価格:4,200円(税込、送料無料)
修道士見習いフェルナンは、教会に祈りに来た女性(レオノール)に恋をします。しかし彼女は時の王、アルフォンス11世の愛人でした。フェルナンは修道院を追放されても恋心を捨てられません。彼女の身分を知らないフェルナンは直接会いに行き、本心を伝えますが、はっきりと拒絶されてしまいます。レオノールの愛を手に入れるために彼が取った行動は・・・ 14世紀のカスティーリャに実在した人物たちの愛憎が鮮烈に描かれたドニゼッティの歌劇《ファヴォリート - お気に入り(愛人の意味)》は1840年、パリ・オペラ座で初演され、のちにイタリア語へと翻訳されました。許されぬ恋に翻弄される若き修道士フェルナンが物語の鍵を握りますが、この上演ではスペイン生まれのテノール、チェルソ・アルベーロの素晴らしい演技力、レオノール役のシメオーニの情感に富む歌唱、アルフォンス王役オリヴィエリの愛に悩みながらも威厳を保つ姿などが強烈な印象を残します。全編に漲る激しくも美しい音楽を名指揮者ファビオ・ルイージのタクトが見事にまとめ上げます。
収録作曲家:
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発売日:2018年08月29日
CD 40枚組BOX価格:9,975円(税込、送料無料)
イタリアのレーベルDYNAMICより創立40周年を記念し、40枚組のパガニーニ作品全集が登場!レーベルの威信をかけて製作されたBOXには、パガニーニが実際に使用していたヴァイオリンを用いての演奏やパガニーニがヴァイオリンと同じように愛したギターのための作品、パガニーニに触発された作曲家たちのピアノ曲のほか、この全集のために新たに録音された作品などが広範囲に収録されています。 アッカルド、リッチなどによる名手の録音からイタリアを代表する若手演奏家まで、素晴らしい演奏がお手頃価格で楽しめます。
収録作曲家:
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パガニーニの精神 [マリオ・ホッセン]
発売日:2018年08月24日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
パガニーニの作品を全て録音することを命題とするDYNAMICレーベルならではの希少作品を集めた1枚。パガニーニの初稿を忠実に再現したピアノ伴奏による「春」や、ナポレオン・ソナタ、奇想曲第24番のピアノ伴奏版など珍しい作品ばかりが収録されています。 アルバムのハイライトは「ヴァイオリン協奏曲第3番」のエキサイティングな演奏。1826年頃に作曲されたものの楽譜が紛失、1971年にシェリングが復活蘇演した作品です。 ヴァイオリンのマリオ・ホッセンは8歳でソリストとしてデビュー、パリではジェラール・プーレに指導を受け才能を育みました。極めて知的な演奏を繰り広げています。
収録作曲家:
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発売日:2018年08月24日
CD 2枚組
通常価格:3,300円→ 特価!:990円(税込)イタリアで人気を集める脇園 彩が出演する《ピグマリオーネ》と世界初録音となったマイールの傑作喜劇オペラ《ケ・オリジナーリ!》のダブル・ビル(2本立て)上演を収録。 《ピグマリオーネ》はドニゼッティが19歳、シモーネ・アントニオ・ソグラーフィの台本にわずか二週間という短い期間で作曲した最初のオペラ作品。話題のメゾ・ソプラノ脇園 彩はガラテイア役として出演。その魅力に富む声は、短い歌唱パートにもよくマッチし、素晴らしい歌を聞かせています。 《ケ・オリジナーリ!》はガエターノ・ロッシの台本に基づく一幕の喜劇。作曲された当時はジョヴァンニ・シモーネ・マイール(ドニゼッティの師匠)の最も成功したオペラの一つでした。音楽狂のドン・ファベオが自分の家族全員が、音楽を知り愛さねばならぬと無理強いをする話は、面白さの中に鋭い皮肉が隠されています。音楽教師、ファベオはブルーノ・デ・シモーネがその優れた演技とともに、細かく分節されたパッセージを見事に歌い上げました。
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J.S.バッハ(1685-1750):
チェンバロ協奏曲集
(ダヴィデ・フェレッラによるマンドリン編) [プロフィーリ・バロッキ]BACH, J.S.: Keyboard Concertos, BWV 1052, 1055, 1059, 1060 (arr. D. Ferella for mandolin) (Profili Barocchi)
発売日:2018年08月24日 NMLアルバム番号:CDS7821
CD価格:2,325円(税込)
1992年、イタリアのラクイラで生まれたダヴィデ・フェレッラ。地元のカセッラ音楽院でファビオ・ジュディーチェからマンドリンを学び、コンクールで1位を獲得。現在、数多くのバロック・アンサンブルとコラボレーションを行い成果を上げる注目のマンドリン奏者です。 このアルバムはバッハのチェンバロ協奏曲を自身で編曲したマンドリン・ヴァージョンを巧みに演奏。作品に新たな光を当てています。
収録作曲家:
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発売日:2018年08月24日
DVD 2枚組日本語字幕あり価格:4,200円(税込、送料無料)
修道士見習いフェルナンは、教会に祈りに来た女性(レオノール)に恋をします。しかし彼女は時の王、アルフォンス11世の愛人でした。フェルナンは修道院を追放されても恋心を捨てられません。彼女の身分を知らないフェルナンは直接会いに行き、本心を伝えますが、はっきりと拒絶されてしまいます。レオノールの愛を手に入れるために彼が取った行動は・・・ 14世紀のカスティーリャに実在した人物たちの愛憎が鮮烈に描かれたドニゼッティの歌劇《ファヴォリート - お気に入り(愛人の意味)》は1840年、パリ・オペラ座で初演され、のちにイタリア語へと翻訳されました。許されぬ恋に翻弄される若き修道士フェルナンが物語の鍵を握りますが、この上演ではスペイン生まれのテノール、チェルソ・アルベーロの素晴らしい演技力、レオノール役のシメオーニの情感に富む歌唱、アルフォンス王役オリヴィエリの愛に悩みながらも威厳を保つ姿などが強烈な印象を残します。全編に漲る激しくも美しい音楽を名指揮者ファビオ・ルイージのタクトが見事にまとめ上げます。
収録作曲家:
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発売日:2018年07月27日
Blu-ray Disc、日本語字幕収録日本語字幕あり価格:4,200円(税込、送料無料)
ドニゼッティ・フェスティヴァル2017 2作の秘曲オペラを日本語字幕付で。
《ピグマリオーネ》には話題の 脇園 彩 登場!《ピグマリオーネ》は19歳のドニゼッティがソグラーフィの台本に作曲した最初のオペラ作品。「彫刻家が自身の作品に恋をし、その彫刻に命が吹き込まれる」というギリシャ神話に基づく二人舞台。題名役を歌うベテラン・テノール、アントニオ・シラグーザの歌唱は滑らかで色彩に富み、ガラテイア役のメゾ・ソプラノの新星、脇園彩が魅力溢れる美声を聴かせます。 《ケ・オリジナーリ!》はマイール(ドニゼッティの師匠)によるロッシの台本に基づく一幕の喜劇。音楽教師ドン・フェベオが、嫌がる子供たちに音楽教育を無理強いするという現代にも通じる滑稽な風刺劇。ドン・フェベオ役のブルーノ・デ・シモーネがその優れた演技とともに、技巧的なパッセージを見事に歌い上げます。 -
発売日:2018年07月27日
DVD、日本語字幕収録日本語字幕あり価格:4,200円(税込、送料無料)
ドニゼッティ・フェスティヴァル2017 2作の秘曲オペラを日本語字幕付で。
《ピグマリオーネ》には話題の 脇園 彩 登場!《ピグマリオーネ》は19歳のドニゼッティがソグラーフィの台本に作曲した最初のオペラ作品。「彫刻家が自身の作品に恋をし、その彫刻に命が吹き込まれる」というギリシャ神話に基づく二人舞台。題名役を歌うベテラン・テノール、アントニオ・シラグーザの歌唱は滑らかで色彩に富み、ガラテイア役のメゾ・ソプラノの新星、脇園彩が魅力溢れる美声を聴かせます。 《ケ・オリジナーリ!》はマイール(ドニゼッティの師匠)によるロッシの台本に基づく一幕の喜劇。音楽教師ドン・フェベオが、嫌がる子供たちに音楽教育を無理強いするという現代にも通じる滑稽な風刺劇。ドン・フェベオ役のブルーノ・デ・シモーネがその優れた演技とともに、技巧的なパッセージを見事に歌い上げます。 -
発売日:2018年06月27日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
1910年12月10日、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場の初演で大成功を収めた歌劇《西部の娘》は《ラ・ボエーム》《トスカ》、《蝶々夫人》に続き、プッチーニに世界的な名声をもたらしました。近年、この作品はプッチーニが、伝統的なオペラの枠組みを破り、現代的な音楽語法を用いて創作した作品としての評価が高まっています。 この上演では、アメリカのソプラノ、エミリー・マギーが題名役をドラマティックに演じ、テノールのロベルト・アロニカとバリトンのクラウディオ・スグーラがマギーの両脇を性格俳優のように見事に固めています。指揮のユライ・ヴァルチュハはイタリア批評界で最も権威のある『イタリア・批評家賞』2018年のベスト・コンダクターに輝いた俊英です。
収録作曲家:
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スメタナ(1824-1884):
弦楽四重奏曲集 [エネルジエ・ノーヴェ四重奏団]SMETANA, B.: String Quartets Nos. 1 and 2 (Quartetto Energie Nove)
発売日:2018年06月27日 NMLアルバム番号:CDS7817
CD価格:2,325円(税込)
スイスのルガーノを本拠地とし、プロコフィエフ、ヤナーチェクの弦楽四重奏曲での優れた演奏で知られる「エネルジエ・ノーヴェ四重奏団」。アンサンブル名の「エネルジエ・ノーヴェ」とは1918年にトリノで創刊された雑誌の名前で、当時のイタリアにおける政治や文化について鋭い批評が掲載されたことで知られており、彼らはその名前にふさわしいエネルギッシュな演奏を常に繰り広げています。 今作では取り上げたのはスメタナの作品。作曲者の自伝的作品ともいえる「わが生涯より」と、激しい感情表現で知られる「弦楽四重奏曲第2番」を中心に《売られた花嫁》からの2曲の舞曲を合わせたプログラムを見事に演奏、アンサンブルの力量を存分に示しています。
収録作曲家:
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18世紀ナポリのフルート・ソナタ集 [カタルディ/パルテノーペ・ストラヴァガンテ]
Flute Music - STULICHI, A. / CALANDRO, N. / RICUPERO, F. / RAVA, G. (18th-Century Neapolitan Flute Sonatas) (Cataldi, Partenope Stravagante)
発売日:2018年06月27日 NMLアルバム番号:CDS7819
CD価格:2,325円(税込)
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発売日:2018年06月27日
Blu-ray日本語字幕付き価格:4,050円(税込、送料無料)
プッチーニが斬新な音楽語法で描くマカロニ・ウェスタン・オペラ《西部の娘》!ゴールドラッシュに沸くカリフォルニアの酒場の娘ミニーは荒くれ男どものアイドル。そこに流浪の男ディック・ジョンソン(実は盗賊の首領ラミレス)が現れ、ミニーに好意を抱く保安官ランスと恋のさや当てを演ずる。ミニーの自宅を訪れ愛を語らうジョンソンだったが、実は盗賊ラミレスであることが発覚し、追手により撃たれて負傷、更に捕らえられて縛り首を宣告されるが… 1910年12月10日、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場の初演で大成功を収めた歌劇《西部の娘》は《ラ・ボエーム》《トスカ》、《蝶々夫人》に続き、プッチーニに世界的な名声をもたらしました。近年、この作品はプッチーニが、伝統的なオペラの枠組みを破り、現代的な音楽語法を用いて創作した作品としての評価が高まっています。 本映像は、ナポリのサン・カルロ歌劇場で2018年のシーズン開幕公演の演目としてアルゼンチン出身の高名な舞台監督ウーゴ・デ・アナの西部劇を彷彿とさせるリアルな演出と、ユライ・ヴァルチュハの表情豊かな指揮で上演され、絶賛を浴びた公演の収録です。アメリカのソプラノ、エミリー・マギーが題名役をドラマティックに演じ、テノールのロベルト・アロニカとバリトンのクラウディオ・スグーラがマギーの両脇を性格俳優のように見事に固めています。 指揮のユライ・ヴァルチュハはイタリア批評界で最も権威のある『イタリア・批評家賞』2018年のベスト・コンダクターに輝いた俊英。映像は経験豊かなビデオ監督ティツィアーノ・マンチーニにより4Kによって収録されています。
収録作曲家:
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発売日:2018年06月27日
DVD日本語字幕付き価格:4,050円(税込、送料無料)
プッチーニが斬新な音楽語法で描くマカロニ・ウェスタン・オペラ《西部の娘》!ゴールドラッシュに沸くカリフォルニアの酒場の娘ミニーは荒くれ男どものアイドル。そこに流浪の男ディック・ジョンソン(実は盗賊の首領ラミレス)が現れ、ミニーに好意を抱く保安官ランスと恋のさや当てを演ずる。ミニーの自宅を訪れ愛を語らうジョンソンだったが、実は盗賊ラミレスであることが発覚し、追手により撃たれて負傷、更に捕らえられて縛り首を宣告されるが… 1910年12月10日、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場の初演で大成功を収めた歌劇《西部の娘》は《ラ・ボエーム》《トスカ》、《蝶々夫人》に続き、プッチーニに世界的な名声をもたらしました。近年、この作品はプッチーニが、伝統的なオペラの枠組みを破り、現代的な音楽語法を用いて創作した作品としての評価が高まっています。 本映像は、ナポリのサン・カルロ歌劇場で2018年のシーズン開幕公演の演目としてアルゼンチン出身の高名な舞台監督ウーゴ・デ・アナの西部劇を彷彿とさせるリアルな演出と、ユライ・ヴァルチュハの表情豊かな指揮で上演され、絶賛を浴びた公演の収録です。アメリカのソプラノ、エミリー・マギーが題名役をドラマティックに演じ、テノールのロベルト・アロニカとバリトンのクラウディオ・スグーラがマギーの両脇を性格俳優のように見事に固めています。 指揮のユライ・ヴァルチュハはイタリア批評界で最も権威のある『イタリア・批評家賞』2018年のベスト・コンダクターに輝いた俊英。映像は経験豊かなビデオ監督ティツィアーノ・マンチーニにより4Kによって収録されています。
収録作曲家:
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パガニーニ、彼の音楽、彼の楽器 [プロティーノ/ハーゲン/メーラ]
PAGANINI, N.: Terzetto / Guitar Sonata No. 33 / Sonata concertata (His Music, His Instruments) (G. Plotino, C. Hagen, M. Mela)
発売日:2018年05月25日 NMLアルバム番号:CDS7795
CD価格:2,325円(税込)
パガニーニの室内楽作品を、彼の時代の楽器で楽しむ1枚。ヴァイオリンの名手として知られたパガニーニですが、実はギターもこよなく愛し、ヴァイオリンとギターのアンサンブル作品も数多く作曲しています。 このアルバムでは冒頭に「ヴァイオリンとチェロ、ギターのための三重奏曲」が演奏されていますが、使用されたのは全て18世紀に製作された貴重な楽器です。ストラディヴァリのチェロは、日本財団が所有する銘器でクレメンス・ハーゲンに貸与されています。また、ヴァイオリンのプロティノが演奏するのは1742年のグァルネリ、メーラのギターは1797年のオリー製。これらの素晴らしい楽器が紡ぎだす美しい音色を、超絶技巧とともに存分に味わえる特別なアルバムです。
収録作曲家:
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コラサンティ(1975-):
レクイエム [グアルティエーリ/バチェッリ/ピトッコ/アンサンブル・ヴォカーレ・コンティニューム/ハイドン管/パスカル]COLASANTI, S.: Requiem (M. Gualtieri, M. Bacelli, M. Pitocco, Ensemble Vocale Continuum, Haydn Orchestra, M. Pascal)
発売日:2018年05月25日 NMLアルバム番号:CDS7807
CD価格:2,325円(税込)
ローマ生まれの女性作曲家シルヴィア・コラサンティのレクイエム。サンタ・チェチーリア音楽院で学び、ヨーロッパ作曲家賞を獲得、2017年にはイタリア大統領より「イタリア共和国功労勲章」のウッフィチャーレを授与されました。 このレクイエムは、2016年8月に起きた「イタリア中部地震」の被災者のために作曲され、2017年のスポレート音楽祭で世界初演された最新作。伝統的なレクイエム・ミサの形式の中に、朗読やバンドネオンの音色を取り入れた斬新な作品です。とりわけ第8曲「Perdonate=赦し」でのバンドネオン・ソロの美しくも悲しい旋律は強く心に残ります。
収録作曲家:
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発売日:2018年05月25日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
17世紀から18世紀にかけてロシアで皇帝として君臨したピョートル1世。「大帝」と呼ばれる彼のエピソードから生まれたこの歌劇《サールダムの市長》、実はドイツの作曲家ロルツィングの《皇帝と船大工》と同じ原作に基づく作品です。同じ船大工として働く2人の青年。一人は皇帝、一人は亡命者。知らせを受けたサールダムの市長は、どちらが真の皇帝かを見極めることができるのでしょうか。 ドニゼッティの作品は、1827年に初演されてから、何回か再演されるも、1839年からは全く演奏されなくなり、ようやく蘇演されたのは1973年になってから。以降、何回か演奏されていますが、今回はドニゼッティ協会の新比較校訂版を用いた演奏です。市長の義理の息子役として、注目のメゾ・ソプラノ、脇園彩さんも出演しています。
収録作曲家:
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ブリッチャルディ(1818-1881):
フルートのための技巧的作品集 [カルボッタ/バルツァレッティ]BRICCIALDI, G.: Streghe (Le) / 3 Romances / Le attuali emozioni d'Italia / Il Carnevale de Venezia (Virtuoso Flute Music) (Carbotta, Balzaretti)
発売日:2018年05月25日 NMLアルバム番号:CDS7814
CD価格:2,325円(税込)
ジュリオ・ブリッチャルディは19世紀イタリアで最も尊敬されたフルート奏者の一人です。父から最初にフルートの手ほどきを受け、15歳でサンタ・チェチーリア音楽院を卒業。ローマとナポリでフルートのレッスンをしながら、演奏活動を行い、フルートのための作品を書き上げました。「フルートのパガニーニ」と呼ばれるほどの超絶技巧を誇っていたとも言われ、その作品には目もくらむほどの超絶技巧が散りばめられており、その演奏効果は絶大です。 代表作は「ヴェニスの謝肉祭」で、おなじみのメロディが繰り返されるたびに自由な装飾を施されていく様子はまさに圧巻。他の作品も、基本的には良く知られた旋律に装飾を加えていく変奏曲形式であり、19世紀作品を得意とするカルボッタの演奏は、フルートの煌めく音色を堪能できます。
収録作曲家:
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サティ(1866-1925):
ピアノ作品集 [スチナルド]SATIE, E.: Gymnopédies / Gnossiennes / Je te veux / Le Piccadilly / Descriptions automatiques (Scinardo)
発売日:2018年05月25日 NMLアルバム番号:CDS7820
CD価格:2,325円(税込)
後期ロマン派の時代に生まれながら、当時の音楽美学を全否定し、独自のスタイルを追求したエリック・サティ。その音楽はどれも短く単純で、誤解を招くようなタイトルを持ち、彼の友人ドビュッシーをはじめ、現代に至るまでの数多くの芸術家に多大な影響を与えています。 このアルバムでサティの多彩な作品を演奏しているのはイタリアの若手シチナルド。前回はムソルグスキーのピアノ作品全集(CDS7786)をリリースしていますが、今回は全くスタイルの違うサティ作品に挑戦。軽妙、洒脱に演奏しています。
収録作曲家:
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発売日:2018年05月25日
Blu-ray価格:4,050円(税込、送料無料)
オランダの港町ザールダムで働くピエトロと名乗る男。彼は実はロシア皇帝であり、同じ船大工のピエトロ・フリーマンは実は亡命者。2人は大の親友です。そして、フリーマンは市長ワムベットの娘マリエッタと恋仲ですが、なかなか打ち明けることができません。当局から「ピエトロという男に注意しろ」という指示を受けたワムベット、怪しい動きをするフリーマンに目を付けますが・・・。 このあらすじ、どこかで聞いたことのある人も多いのではないでしょうか? この作品の原作はJ.メルヴィルとJ.メルル、ド・ボアールによる「ザールダムの市長」ですが、同じ物語をドイツ語に訳して、歌劇に仕立てたのが1801年生まれのロルツィング。彼の代表作「ロシア皇帝と船大工」がその作品です。 ドニゼッティの作品は1827年に初演され、バルセロナ、ウィーン、ベルリンで再演され、1839年にブダペストで演奏されて以来、すっかり忘れられてしまいました。しかし1973年に作品所縁の地、ザールダムで復活蘇演されてからは、たびたび上演されています。今回の演奏は、新しく編纂された比較校訂版に基づくもので、国際的に知られる映画監督ダヴィデ・フェッラリオが演出を担当。スリリングな筋運びでありながら、歌手たちはコミカルに演じています。市長の義理の息子役として、注目のメゾ・ソプラノ、脇園彩さんも出演しています。
収録作曲家:
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発売日:2018年05月25日
DVD価格:4,050円(税込、送料無料)
オランダの港町ザールダムで働くピエトロと名乗る男。彼は実はロシア皇帝であり、同じ船大工のピエトロ・フリーマンは実は亡命者。2人は大の親友です。そして、フリーマンは市長ワムベットの娘マリエッタと恋仲ですが、なかなか打ち明けることができません。当局から「ピエトロという男に注意しろ」という指示を受けたワムベット、怪しい動きをするフリーマンに目を付けますが・・・。 このあらすじ、どこかで聞いたことのある人も多いのではないでしょうか? この作品の原作はJ.メルヴィルとJ.メルル、ド・ボアールによる「ザールダムの市長」ですが、同じ物語をドイツ語に訳して、歌劇に仕立てたのが1801年生まれのロルツィング。彼の代表作「ロシア皇帝と船大工」がその作品です。 ドニゼッティの作品は1827年に初演され、バルセロナ、ウィーン、ベルリンで再演され、1839年にブダペストで演奏されて以来、すっかり忘れられてしまいました。しかし1973年に作品所縁の地、ザールダムで復活蘇演されてからは、たびたび上演されています。今回の演奏は、新しく編纂された比較校訂版に基づくもので、国際的に知られる映画監督ダヴィデ・フェッラリオが演出を担当。スリリングな筋運びでありながら、歌手たちはコミカルに演じています。市長の義理の息子役として、注目のメゾ・ソプラノ、脇園彩さんも出演しています。
収録作曲家:
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リコルディ(1840-1912):
歌劇《盗まれた手桶》 [フセイノフ/ヴァレリオ/キム・ヒョクスー/ラヴァシオ/キーファー/ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ管/サルヴァーニョ]RICORDI, G.: Secchia rapita (La) [Opera] (Huseynov, Valerio, Hyuksoo Kim, Ravasio, Kieffer, Orchestra Sinfonica di Milano Giuseppe Verdi, Salvagno)
発売日:2018年03月23日 NMLアルバム番号:CDS7798
CD価格:2,325円(税込)
名前からわかる通り、この歌劇の作曲家はイタリアの楽譜出版社“リコルディ”の三代目当主です。初代ジョヴァンニはドニゼッティ、ベッリーニ、ヴェルディの作品出版で巨大な富を築き、二代目ティートが更に事業を発展させましたが、ジューリオの時代になると、そろそろヴェルディが衰えを見せ始め、時代はヴェリズモに移っていきます。ジューリオはヴェリズモのブームに乗り遅れたとされていますが、プッチーニを見出したことで事業を立て直すことに成功。プッチーニから絶大な信頼を寄せられていました。 ジューリオ自身も作曲に手を染め、3つの喜歌劇が残されています。この《盗まれた手桶》は14世紀のボローニャとモデナの戦いが軸になっており、敗北を期したボローニャ軍の兵士が、井戸からバケツを盗んたことで起きる顛末が面白おかしく描かれています。日本の若手ソプラノ、山田花織も出演しています。
収録作曲家:
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ソッリマ(1962-):
4つのストリングス
(弦楽四重奏曲集) [アルケミア四重奏団]SOLLIMA, G.: Zobeide / Sonnets et Rondeaux / Viaggio in Italia / Africa (4 Strings) (Alkemia Quartet)
発売日:2018年03月23日 NMLアルバム番号:CDS7800
CD価格:2,325円(税込)
現代イタリアの作曲家ジョヴァンニ・ソッリマの弦楽四重奏曲集。名手ヤニグロにチェロを学んだソッリマはチェリストとして活躍する傍ら、ミニマル・ミュージックやロック、ジャズなど様々な音楽素材を用いた独自の作風を持つ作品も数多く発表しています。 この弦楽四重奏曲集も、バッハやダウランドと言った古風な作品に現代的要素を融合させた即興的で自由な音楽です。なかでも1994年に書かれた「アフリカ」はこの演奏が世界初演であり、ソッリマ自身が絶賛するダイナミックで官能的な演奏が繰り広げられています。
収録作曲家:
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発売日:2018年03月23日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
1820年ミラノ・スカラ座で初演されたマイヤベーア4作目の歌劇《アンジュのマルガリータ》。イギリス中世に起きた「薔薇戦争」をモティーフに架空のキャラクターを取り込んだこの作品は大成功を収めました。しかし1854年にロンドンで再演されてからは、完全に忘れられてしまい。ようやく2017年、第43回イトリアの谷音楽祭の「ロンドン週間」で復活蘇演され、人々は激しく大胆な物語に固唾を呑みました。 亡命してきたラヴァレンヌ伯と愛し合うヘンリー6世の未亡人マルガリータ、ラヴァレンヌ伯の妻イサウラ。この3人の駆け引きをファビオ・ルイージ指揮するオーケストラの華やかな響きが引き立てています。
収録作曲家:
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The Spirit of Sound
ハープとパーカッションのための作品集 [アヴァロカイト・デュオ]Harp and Percussion Recital: Avalokite Duo - SCANNAVINI, C. / FACCHIN, G. / GARCÍA LORCA, F. / NAZARIAN, A. (The Spirit of Sound)
発売日:2018年03月23日 NMLアルバム番号:CDS7804
CD価格:2,325円(税込)
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CINEMA
ピアノで聴く映画音楽史 [パロンビ]Piano Recital: Palombi, Luigi - ZAMECNIK, J.S. / SATIE, E. / MILHAUD, D. / AURIC, G. / PETERSON, O. / GRUSIN, D. (Cinema - Original Film Soundtracks)
発売日:2018年03月23日 NMLアルバム番号:CDS7805
CD価格:2,325円(税込)
19世紀の終わりに、フランスのリュミエール兄弟によって映画装置「シネマトグラフ・リュミエール」が発明された時にはまだ音声は付いておらず、人々は映像と音楽を結び付けることに関心を抱くようになりました。最初の頃の映画館ではピアノやオーケストラが別に音楽を演奏していましたが、1920年代にトーキーが発明されてから「映画音楽」というジャンルが生まれ、ハリウッドを中心に一大勢力として発展していきます。 このアルバムでは、初期の映画のための音楽が少しずつ発展していく様子がパロンビのピアノ独奏のみで表現されています。
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SMILE [ダヴィド&エリク・デシンペライア]
Double Bass and Piano Recital: Desimpelaere, David and Erik - DEVREESE, F. AND G. / FALLA, M. de / BARTÓK, B. / DESIMPELAERE, E. (Smile)
発売日:2018年03月23日 NMLアルバム番号:CDS7809
CD価格:2,325円(税込)
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発売日:2018年03月23日
DVD価格:4,200円(税込、送料無料)
1820年ミラノ・スカラ座で初演されたマイヤベーア4作目の歌劇《アンジュのマルガリータ》。19世紀フランスで流行していた“史実を取り入れた壮大な物語”の流れを汲んでおり、イギリス中世に起きた「薔薇戦争」をモティーフに架空のキャラクターを取り込んだこの作品も大成功を収めました。瞬く間にイタリア、フランス、ドイツをはじめとしたヨーロッパの各地で演奏されましたが、1826年に作成されたフランス語版は、マイヤベーア自身の他の作品から音楽が追加された“大規模な改訂版”であったためかほとんど話題になることはなくそのまま失墜。1854年にロンドンで再演された際には元のイタリア語版に戻されましたが、人気が回復することはありませんでした。 およそ150年眠っていたこの歌劇がようやく2017年、第43回イトリアの谷音楽祭の「ロンドン週間」で復活蘇演され、人々は激しく大胆な物語に固唾を呑みました。亡命してきたラヴァレンヌ伯と愛し合うヘンリー6世の未亡人マルガリータ、ラヴァレンヌ伯の妻イサウラ。この3人の駆け引きをファビオ・ルイージ指揮するオーケストラの華やかな響きと、アレッサンドロ・タレヴィの現代的な演出が引き立てています。
収録作曲家:
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ストラディヴァリ -
マレシャル・ベルティエ 1716年製 [ベルマン/マッツォッカンテ]Violin and Piano Recital: Berman, Pavel / Mazzoccante, Giuliano - BACH, J.S. / BEETHOVEN, L. van / SARASATE, P. de (Stradivari Maréchal Berthier 1716)
発売日:2018年01月26日 NMLアルバム番号:CDS7733
CD+ブックレット価格:4,050円(税込、送料無料)
16世紀後半から18世紀前半のおよそ200年間に渡って、北イタリアの小都市クレモナでは、アマティ、ストラディヴァリ、グァルネリなどの優れた弦楽器工房によって数多くの「名器」が制作されていました。なかでも1716年を中心にした数年間は、ストラディヴァリの制作活動が最も充実した期間であり、この時期に制作された楽器のいくつかは21世紀の現代においても、「最高ランク」に位置付けられています。 このアルバムで紹介されている「ベルティエ」は1716年に制作された14挺の中の一つで、美しいマーブル模様と、底板には控え目な炎の筋がある、全体に調和の取れたフォルムを持つ見事な楽器です。パヴェル・ベルマンによる作曲年代の異なる作品の演奏(バッハからイザイまで)を収録したCDと、詳細なカラー写真を含む楽器の説明を記した詳細なブックレット(日本語あり)、そしてフルサイズの楽器の写真が印刷されたポスターが添付された豪華BOXです。
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発売日:2018年01月26日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
ヴェルディの歌劇の中でも高い人気を誇る「トロヴァトーレ(吟遊詩人の意)」。もともとはスペインの劇作家グティエレスの戯曲で、男女の恋愛と中世の騎士物語にジプシーの呪いなどのエピソードが盛り込まれた舞台でした。この作品に興味を抱いたヴェルディが、人気作家カンマラーノに台本を依頼しましたが、執筆半ばでカンマラーノは死去、残りの部分は若き詩人バルダーレが完成させています。そしてヴェルディがほぼ1か月で全曲を書き上げ、1853年1月19日、ローマ・アポロ劇場にて初演。大成功を収めた後、世界各地でも上演が行われた歌劇です。 若き吟遊詩人マンリーコと、彼を愛するレオノーラ、レオノーラに想いを寄せるルーナ伯爵。そして物語において重要な鍵を握る老婆アズチェーナを中心に繰り広げられるこの歌劇を、オーレンは手慣れた指揮で一気呵成に演奏しています。主役マンリーコを歌うのは2006年にデビュー、その後世界中を魅了するテノール、ピロッツィ。第3幕での「見よ、恐ろしい炎を」ではその美声を存分に披露しました。またアズチェーナ役のシュコサの凄みのある歌唱も聴きどころです。
収録作曲家:
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発売日:2018年01月26日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
19世紀後半、結婚を間近に控えた皇女フェドーラ。しかし婚約者をロリス伯爵に撃ち殺されてしまい復讐を誓った彼女は、証拠を集めますが、実は彼女の婚約者がロリスの妻と不倫をしていたことを知り、その憎しみがロリスへの同情と変わります。しかし時すでに遅し。真実を知る前にフェドーラが告発していたことが元で、ロリスの兄と母が死んでしまったことから、自責の念に堪えかねたフェドーラは自ら毒をあおり、命を絶つのでした。 2016年8月にこの世を去った名ソプラノ、ダニエラ・デッシー。声だけでなく、歌唱技術、演技、容姿、全てが優れた彼女はイタリア・オペラ界を代表する歌手の一人であり、彼女の突然の訃報は全世界のファンの涙を誘いました。亡くなる前年、2015年の録音では、生涯の伴侶であったアルミリアートとともに、息のあった歌唱を繰り広げています。憎しみから愛へ、そして自らの罪を悔いながら息絶える・・・。まさに絶唱とも言える迫真のパフォーマンスです。
収録作曲家:
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発売日:2018年01月26日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
イタリア古典派の作曲家チマローザ。《秘密の結婚》をはじめとした約70曲のオペラを作曲し、ロッシーニが出現するまでは「オペラ・ブッファの第一人者」としてイタリア音楽界に君臨、他にも室内楽や器楽曲も多く作曲しましたが、どれも「オペラ作曲家」の作品と言える美しいメロディが持ち味です。「鍵盤のためのソナタ」は、スカルラッティの555のソナタから影響を受けており、基本的に単一楽章で書かれた1分程度の長さの曲が並ぶ小品集です。 1925年にフェリーチェ・ボーエンが出版したソナタ集は32曲で構成されていましたが、後の1971年には写本に基づいて31曲を追加して出版、そして今回、アンドレア・コーエンが更に曲を追加した全88曲として編纂した版を、ピアニスト、カンデーラが使用。第1集(CDS-7720)に続くこの第2集で全集完結となります。
収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
イギリス組曲 全曲 [アレッサンドラ・アルティフォーニ]発売日:2018年01月26日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
J.S.バッハが1725年に完成させた6曲からなる組曲。「ある高貴なイギリス人のために書かれた」とされたことがタイトルの由来になったとされていますが、実際のところはわかっていません。組曲は全て舞曲で構成され、演奏は困難でありながらも、ハープシコード、モダンピアノだけでなく、アコーディオンなどでも奏されることで知られる名作です。 演奏しているアルティフォーニは以前「フランス組曲」の録音(CDS-757)の録音でも新鮮なアプローチが高く評価されました。今作ではドイツのミヒャエル・ミエトケが1702-1704年に製造した楽器の復元モデルを使用。非常にデリケートな音色が現代によみがえっています。
収録作曲家:
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パガニーニ(1782-1840):
ヴァイオリンとオーケストラのための作品集 [ホッセン/ウィーン・クラシカル・プレイヤーズ/カーシュバウム]PAGANINI, N.: Works for Violin and Orchestra (Hossen, Vienna Classical Players, Kerschbaum)
発売日:2018年01月26日 NMLアルバム番号:CDS7797
CD価格:2,325円(税込)
DYNAMICレーベルが進めている「パガニーニ作品全集」の最後から2番目となるアルバムです。5曲のうち3曲はオリジナルヴァージョンの世界初録音、1曲は完全世界初録音となり、ファンにとっても嬉しいリリースです。パガニーニはしばしば特別な調弦(変則調弦=スコルダトゥーラ)を用いられており、例えば彼のヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調は、伴奏パートを半音高い変ホ長調として出版、ヴァイオリンを半音高く調弦して演奏するように指定されていました。この理由は、輝かしい響きを得るための措置であったとも言われていますが、一説にはパガニーニが「ヴァイオリンでは演奏困難な変ホ長調をやすやすと弾いているふりをするため」とも言われています。 現在ではこのアルバムに含まれる「魔女たち」などほとんどの作品がニ長調に移調されており、演奏しやすくなっていますが、ホッセンはオリジナルの変ホ長調で演奏。パガニーニの時代の響きで作品を聴くことができるようになっています。
収録作曲家:
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リスト(1811-1886):
超絶技巧練習曲
ピアノ協奏曲 第1番・第2番 [アレッサンドロ・アンブロソーリ]発売日:2018年01月26日
CD 2枚組価格:2,325円(税込)
超絶技巧を要求されるリストのピアノ曲の中でも「超絶技巧練習曲」はその名の通り、挑戦するだけでも困難な作品です。また2曲あるピアノ協奏曲も絢爛たる旋律に彩れた作品として知られています。 ここで見事な演奏を披露しているのは、1969年生まれの中堅ピアニスト、アンブロソーリ。12歳の時に名教師ジョルジオ・コスタに師事、才能を開花させます。同時に、名ピアニストたちの録音を聴き「このように自分自身の演奏をしたい」を熱望したアンブロソーリはついにラザール・ベルマンに直接会う機会を得て、たくさんのアドヴァイスのもとに研鑽を積み、2002年に「超絶技巧練習曲」を録音するまでに至りました。そして10年以上を経て、2015年に2曲の協奏曲を録音。円熟のリストを聞かせています。
収録作曲家:
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発売日:2018年01月26日
Blu-ray日本語字幕なし価格:4,050円(税込、送料無料)
ヴェルディの歌劇の中でも高い人気を誇る「トロヴァトーレ(吟遊詩人の意)」。もともとはスペインの劇作家グティエレスの戯曲で、男女の恋愛と中世の騎士物語にジプシーの呪いなどのエピソードが盛り込まれた舞台でした。この作品に興味を抱いたヴェルディが、人気作家カンマラーノに台本を依頼しましたが、執筆半ばでカンマラーノは死去、残りの部分は若き詩人バルダーレが完成させています。そしてヴェルディがほぼ1か月で全曲を書き上げ、1853年1月19日、ローマ・アポロ劇場にて初演。大成功を収めた後、世界各地でも上演が行われた歌劇です。 若き吟遊詩人マンリーコと、彼を愛するレオノーラ、レオノーラに想いを寄せるルーナ伯爵。そして物語において重要な鍵を握る老婆アズチェーナを中心に繰り広げられるこの歌劇を、オーレンは手慣れた指揮で一気呵成に演奏しています。主役マンリーコを歌うのは2006年にデビュー、その後世界中を魅了するテノール、プレッティ。第3幕での「見よ、恐ろしい炎を」ではその美声を存分に披露しました。またアズチェーナ役のシュコサの凄みのある歌唱も聴きどころです。フランシスコ・ネグリンのシンプルな演出は極めてエレガントであり、衣装、照明も相俟って迫真の人間ドラマを伝えています。
収録作曲家:
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発売日:2018年01月26日
Blu-ray日本語字幕付き価格:4,050円(税込、送料無料)
19世紀後半、結婚を間近に控えた皇女フェドーラ。しかし婚約者をロリス伯爵に撃ち殺されてしまい復讐を誓った彼女は、証拠を集めますが、実は彼女の婚約者がロリスの妻と不倫をしていたことを知り、その憎しみがロリスへの同情と変わります。しかし時すでに遅し。真実を知る前にフェドーラが告発していたことが元で、ロリスの兄と母が死んでしまったことから、自責の念に堪えかねたフェドーラは自ら毒をあおり、命を絶つのでした。 2016年8月にこの世を去った名ソプラノ、ダニエラ・デッシー。声だけでなく、歌唱技術、演技、容姿、全てが優れた彼女はイタリア・オペラ界を代表する歌手の一人であり、彼女の突然の訃報は全世界のファンの涙を誘いました。亡くなる前年、2015年に収録されたこの映像では、生涯の伴侶であったアルミリアートとともに、息のあった歌唱を繰り広げています。憎しみから愛へ、そして自らの罪を悔いながら息絶える・・・。まさに絶唱とも言える迫真のパフォーマンスです。ヴェリズモ・オペラの名作の一つである《フェドーラ》ですが、これまでにあまり録音が多くありませんが、この映像の登場によって作品の価値が伝播されることでしょう。クッキによる演出はオーソドックスでありながら、繊細さも持ち合わせており、凄絶な歌唱を引き立てています。
収録作曲家:
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発売日:2018年01月26日
Blu-ray日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
ペルシャ王チーロが亡くなり、王位を継ごうとする3人の若者ダリオ、アルパーゴ、オロンテ。彼らはチーロの長女スタティーラに求婚しますが、彼女の妹アルジェーネはダリオを愛している上、王位をも狙っています。そこでアルジェーネはダリオをわが物にするために策略をめぐらせますが、最終的には企みが露呈し、ダリオはスタティーラを妻にしてペルシャ王になるという物語です。 1717年1月23日、ヴェネツィアのサンタンジェロ劇場で初演されたこのオペラは初演時には大成功を収めたものの、その後はずっと忘れられていました。これを復活蘇演させたのが指揮者オッターヴィオ・ダントーネで、彼は2013年にフランスで演奏会形式で演奏してから、何度も上演。同年のドイツでの演奏は録音されCDにもなっています。 今回の映像は2017年、トリノで開催された「アントニオ・ヴィヴァルディ音楽祭」での収録で、ダリオ役には数々のバロック・オペラで活躍するカルロ・アッレマーノを起用、伸びのある美声を聴かせています。他の配役のほとんどは2013年の録音時と同じ顔触れが担当。ダントーネのこなれた指揮も含め、高い技巧を要求するヴィヴァルディの歌劇が完璧に演奏されています。壮麗な衣装と近代的な装置のミスマッチも見どころの一つです。
収録作曲家:
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発売日:2018年01月26日
DVD日本語字幕なし価格:4,050円(税込、送料無料)
ヴェルディの歌劇の中でも高い人気を誇る「トロヴァトーレ(吟遊詩人の意)」。もともとはスペインの劇作家グティエレスの戯曲で、男女の恋愛と中世の騎士物語にジプシーの呪いなどのエピソードが盛り込まれた舞台でした。この作品に興味を抱いたヴェルディが、人気作家カンマラーノに台本を依頼しましたが、執筆半ばでカンマラーノは死去、残りの部分は若き詩人バルダーレが完成させています。そしてヴェルディがほぼ1か月で全曲を書き上げ、1853年1月19日、ローマ・アポロ劇場にて初演。大成功を収めた後、世界各地でも上演が行われた歌劇です。 若き吟遊詩人マンリーコと、彼を愛するレオノーラ、レオノーラに想いを寄せるルーナ伯爵。そして物語において重要な鍵を握る老婆アズチェーナを中心に繰り広げられるこの歌劇を、オーレンは手慣れた指揮で一気呵成に演奏しています。主役マンリーコを歌うのは2006年にデビュー、その後世界中を魅了するテノール、プレッティ。第3幕での「見よ、恐ろしい炎を」ではその美声を存分に披露しました。またアズチェーナ役のシュコサの凄みのある歌唱も聴きどころです。フランシスコ・ネグリンのシンプルな演出は極めてエレガントであり、衣装、照明も相俟って迫真の人間ドラマを伝えています。
収録作曲家:
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発売日:2018年01月26日
DVD日本語字幕付き価格:4,050円(税込、送料無料)
19世紀後半、結婚を間近に控えた皇女フェドーラ。しかし婚約者をロリス伯爵に撃ち殺されてしまい復讐を誓った彼女は、証拠を集めますが、実は彼女の婚約者がロリスの妻と不倫をしていたことを知り、その憎しみがロリスへの同情と変わります。しかし時すでに遅し。真実を知る前にフェドーラが告発していたことが元で、ロリスの兄と母が死んでしまったことから、自責の念に堪えかねたフェドーラは自ら毒をあおり、命を絶つのでした。 2016年8月にこの世を去った名ソプラノ、ダニエラ・デッシー。声だけでなく、歌唱技術、演技、容姿、全てが優れた彼女はイタリア・オペラ界を代表する歌手の一人であり、彼女の突然の訃報は全世界のファンの涙を誘いました。亡くなる前年、2015年に収録されたこの映像では、生涯の伴侶であったアルミリアートとともに、息のあった歌唱を繰り広げています。憎しみから愛へ、そして自らの罪を悔いながら息絶える・・・。まさに絶唱とも言える迫真のパフォーマンスです。ヴェリズモ・オペラの名作の一つである《フェドーラ》ですが、これまでにあまり録音が多くありませんが、この映像の登場によって作品の価値が伝播されることでしょう。クッキによる演出はオーソドックスでありながら、繊細さも持ち合わせており、凄絶な歌唱を引き立てています。
収録作曲家:
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発売日:2018年01月26日
DVD 2枚組日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
ペルシャ王チーロが亡くなり、王位を継ごうとする3人の若者ダリオ、アルパーゴ、オロンテ。彼らはチーロの長女スタティーラに求婚しますが、彼女の妹アルジェーネはダリオを愛している上、王位をも狙っています。そこでアルジェーネはダリオをわが物にするために策略をめぐらせますが、最終的には企みが露呈し、ダリオはスタティーラを妻にしてペルシャ王になるという物語です。 1717年1月23日、ヴェネツィアのサンタンジェロ劇場で初演されたこのオペラは初演時には大成功を収めたものの、その後はずっと忘れられていました。これを復活蘇演させたのが指揮者オッターヴィオ・ダントーネで、彼は2013年にフランスで演奏会形式で演奏してから、何度も上演。同年のドイツでの演奏は録音されCDにもなっています。 今回の映像は2017年、トリノで開催された「アントニオ・ヴィヴァルディ音楽祭」での収録で、ダリオ役には数々のバロック・オペラで活躍するカルロ・アッレマーノを起用、伸びのある美声を聴かせています。他の配役のほとんどは2013年の録音時と同じ顔触れが担当。ダントーネのこなれた指揮も含め、高い技巧を要求するヴィヴァルディの歌劇が完璧に演奏されています。壮麗な衣装と近代的な装置のミスマッチも見どころの一つです。
収録作曲家:
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1923年製プレイエルによる
サン=サーンス(1835-1921):
ピアノ曲集SAINT-SAËNS, C.: Suite in F Major / Piano Album / Mazurkas (Rare Piano Works Played on a 1923 Pleyel) (Patuzzi)
発売日:2017年10月27日 NMLアルバム番号:CDS7796
CD価格:2,325円(税込)
イタリアを中心に、世界中で活躍するピアニスト、マリオ・パトゥッツィが歴史的楽器で演奏するサン=サーンス。1977年のミュンヘン国際コンクールをはじめ数多くのコンクールに入賞経験を持つパトゥッツィは、モダン・ピアノだけでなく、ヒストリカル・ピアノも自在に操り様々な時代の作品を演奏しています。 このアルバムではサン=サーンスが生まれる少し前に制作されたプレイエルを用い代表的なピアノ曲を演奏。サロン音楽風の品の良さの中にも、ウィットと超絶技巧の見せ所が多く含まれた、サン=サーンスの作品を見事に弾ききっています。
収録作曲家:
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発売日:2017年10月27日
Blu-ray日本語字幕付き価格:4,050円(税込、送料無料)
紀元前50年頃、ローマ帝国支配下にあるガリア地方。ローマの総督ポリオーネは、支配下にあるドルイド教徒たちの長オロヴェーゾの娘、巫女ノルマと愛し合い、秘密裡に2人の子供をもうけています。しかし、ポリオーネは若い巫女アダルジーザに心変わりしてしまい、それを知ったノルマは激しい嫉妬から復讐を誓いますが・・・ 第1幕でノルマによって歌われる「清らかな女神よ」が特に有名なこの作品、全編に渡って美しいメロディが横溢するベルカント・オペラの傑作の一つです。主役のノルマを歌うためには、磨き抜かれた技巧と魅力的な声、そして巧みな性格描写が必要とされ、数あるソプラノ歌手のレパートリーの中でも最も難易度が高い作品として知られています。 この2016年、マチェラータ劇場での上演でノルマを歌ったのは、ウルグアイ出身の若き歌手マリア・ホセ・シーリ。2015年には日本で《トスカ》を歌い注目を集めており、この上演でもベテラン歌手ガナッシと丁々発止のやり取りを聞かせています。幻想的な舞台装置、照明も高く評価された舞台です。
収録作曲家:
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発売日:2017年10月27日
DVD日本語字幕付き価格:4,050円(税込、送料無料)
紀元前50年頃、ローマ帝国支配下にあるガリア地方。ローマの総督ポリオーネは、支配下にあるドルイド教徒たちの長オロヴェーゾの娘、巫女ノルマと愛し合い、秘密裡に2人の子供をもうけています。しかし、ポリオーネは若い巫女アダルジーザに心変わりしてしまい、それを知ったノルマは激しい嫉妬から復讐を誓いますが・・・ 第1幕でノルマによって歌われる「清らかな女神よ」が特に有名なこの作品、全編に渡って美しいメロディが横溢するベルカント・オペラの傑作の一つです。主役のノルマを歌うためには、磨き抜かれた技巧と魅力的な声、そして巧みな性格描写が必要とされ、数あるソプラノ歌手のレパートリーの中でも最も難易度が高い作品として知られています。 この2016年、マチェラータ劇場での上演でノルマを歌ったのは、ウルグアイ出身の若き歌手マリア・ホセ・シーリ。2015年には日本で《トスカ》を歌い注目を集めており、この上演でもベテラン歌手ガナッシと丁々発止のやり取りを聞かせています。幻想的な舞台装置、照明も高く評価された舞台です。
収録作曲家:
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発売日:2017年09月29日
CD 3枚組価格:4,050円(税込、送料無料)
古代ローマの詩人ウェルギリウスによる「アエネーイス」。この中に登場するトロイアの王子とカルタゴの女王の悲恋は飛びぬけて人気が高く、この物語によるメタスタージオによる台本《捨てられたディドーネ》には、ガルッピやハッセ、パイジェッロをはじめとした100人もの作曲家が曲を付けています。 このヴィンチの《捨てられたディドーネ》は、ローマの「Teatro delle Dame」のために作曲、1726年謝肉祭シーズンに初演されて大好評を得るとともに、ヴィンチとメタスタージオとの実りある協力の始まりの作品にもなり、以降の4年間で、メタスタージオはヴィンチのための5つ以上の台本を制作したほどです。 このアルバムはヴィンチ《捨てられたディドーネ》の世界初となるライヴ・レコーディング。来日経験もあるマメリをはじめとした歌手たちの技巧を凝らした歌が聴きものです。
収録作曲家:
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ダルヴィマール(1772-1839):
3つのハープ・ソナタ集 [ペルッチ]DALVIMARE, M.-P.: Harp Sonatas, Opp. 2, 9 and 18 (Perrucci)
発売日:2017年09月29日 NMLアルバム番号:CDS7791
CD価格:2,325円(税込)
相次ぐ戦争と革命、そしてナポレオンの統治という激動の時代に活躍したフランスの作曲家ダルヴィマール。彼が生きた18世紀後半から19世紀前半のフランスでは、ハープが大層もてはやされており、ルイ16世の妃であったマリー・アントワネットも優れたハープ奏者であり、彼女のために製作されたハープが現在でも残存するほど人気を誇っていました。 当然、数多くのハープのための作品が書かれており、中でもダルヴィマールの3つのソナタは高い人気を誇っています。ハープに求められた高い技術と音楽性が遺憾なく発揮されたこのソナタは、心地よさを感じさせるとともに、ハープの持つ表現力が存分に発揮された美しい作品です。
収録作曲家:
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ロッシーニ(1792-1868):
スターバト・マーテル [ファルノッキア/ボニタティブス/ヨルディ/エスポジト/ヘント・フラーンデレン歌劇場/ゼッダ]ROSSINI, G.: Stabat mater (Farnocchia, Bonitatibus, Jordi, Esposito, Vlaanderen Opera House Chorus and Orchestra, Zedda)
発売日:2017年09月29日 NMLアルバム番号:CDS7799
CD価格:2,325円(税込)
2017年3月に惜しまれつつこの世を去った指揮者アルベルト・ゼッダ。彼はイタリア・オペラの研究者であり、とりわけロッシーニ作品には深い愛情を注いでいました。1960年代からロッシーニ作品を広めるために、数々の工夫を凝らし「ロッシーニ・ルネッサンス」の立役者の一人と呼ばれるほどに、幅広く活動したことで知られています。 数々のロッシーニ作品の録音も残しましたが、この2011年の「スターバト・マーテル」も素晴らしい演奏です。ゼッダの熱意ある指揮によるオーケストラのまろやかな響きはもとより、4人の独唱者、なかでもエスポージトの深みのある歌唱がすばらしく、劇的な部分と静的な部分のコントラストが際立つ迫真の名演となっています。
収録作曲家:
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発売日:2017年09月29日
DVD日本語字幕なし価格:4,200円(税込、送料無料)
トロイア王と女神アフロディーテの間に生まれた王子エネーア。トロイア戦争での敗北をきっかけに、北アフリカ沿岸のカルタゴに漂着します。ここで女王ディドーネと出会い相思相愛になりますが、結局はトロイア再建のため、ディドーネを捨て、7年間の放浪の末イタリアにたどり着き、ここの王女と結婚。ローマ帝国の礎を創り上げました。一方のディドーネは悲しみの果てに、燃え盛る炎に身を投げます。この物語によるメタスタージオの台本には、ガルッピやハッセ、パイジェッロをはじめとした100人もの作曲家が曲を付けており、当時の人気の高さが目に見えるようです。 ヴィンチの《捨てられたディドーネ》は、ローマの「Teatro delle Dame」のために作曲、1726年謝肉祭シーズンに初演されて大好評を得るとともに、ヴィンチとメタスタージオとの実りある協力の始まりの作品にもなり、以降の4年間で、メタスタージオはヴィンチのための5つ以上の台本を制作したほどです。 この映像は、バロック歌手のスペシャリストを招いたヴィンチ《捨てられたディドーネ》の世界初となるライヴ・レコーディング。来日経験もあるマメリをはじめとした歌手たちの技巧を凝らした歌もさることながら、近代的でスタイリッシュな装置、衣装にも注目です。
収録作曲家:
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発売日:2017年07月28日
CD 3枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
フランスの王女エリザベッタと愛し合うスペインの王子ドン・カルロ。しかし政略により彼女はドン・カルロの父フィリッポ2世と結婚することになります。思いを忘れることができないドン・カルロ。彼を励ます親友のロドリーゴ。ドン・カルロは全てを振り切り、ロドリーゴが目指す「スペインの圧政に苦しむフランドルの救済」に手を貸すことにします。これは国への裏切り行為。そしてドン・カルロをひそかに愛するエボリ公女。愛情、友情、そして政治…全てを織り込んだ重厚な物語です。 1867年にパリ・オペラ座で初演された《ドン・カルロ》。初演はフランス語でしたが、ヴェルディは何度も改訂を重ね、イタリア語の版もいくつか存在します。この録音は、2016年パルマ王立劇場「ヴェルディ・フェスティヴァル」の上演で用いられた1884年のイタリア語版。バレエ音楽を除くなど初稿を大きくカットしたもので、物語は凝縮され、音楽は一層密度の高いものとなっています。ブロスとストヤノフ、ペルトゥージによる男たちを中心に優れた歌手を配すると共に、躍動感溢れる音楽を紡ぎ出すオーレンの指揮も含めた万全の演奏です。
収録作曲家:
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発売日:2017年07月28日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
フランスのコルネット奏者、指揮者、作曲家ジャン=バティスト・アーバン(アルバン)。ピストン式の最初の巨匠演奏家として知られています。パガニーニの華麗な演奏に影響を受け、コルネットでの超絶技巧を開拓。楽器の可能性を追求し「ピストン式コルネットとサクソルンのためのメトード」も出版、現代でも多くの奏者たちがこの教則本の恩恵に与っています。 このアルバムに収録されているのは、ヴェルディの歌劇の名旋律をコルネットに置き換えた作品集。どれも楽器の性能を存分に活かし、演奏効果の高い作品です。
収録作曲家:
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発売日:2017年07月28日
Blu-ray 2枚組日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
フランスの王女エリザベッタと愛し合うスペインの王子ドン・カルロ。しかし政略により彼女はドン・カルロの父フィリッポ2世と結婚することになります。思いを忘れることができないドン・カルロ。彼を励ます親友のロドリーゴ。ドン・カルロは全てを振り切り、ロドリーゴが目指す「スペインの圧政に苦しむフランドルの救済」に手を貸すことにします。これは国への裏切り行為。そしてドン・カルロをひそかに愛するエボリ公女。愛情、友情、そして政治…全てを織り込んだ重厚な物語です。 1867年にパリ・オペラ座で初演された《ドン・カルロ》。初演はフランス語でしたが、ヴェルディは何度も改訂を重ね、イタリア語の版もいくつか存在します。この映像は、2016年パルマ王立劇場「ヴェルディ・フェスティヴァル」の上演で用いられた1884年のイタリア語版。バレエ音楽を除くなど初稿を大きくカットしたもので、物語は凝縮され、音楽は一層密度の高いものとなっています。ブロスとストヤノフ、ペルトゥージによる男たちを中心に優れた歌手を配すると共に、躍動感溢れる音楽を紡ぎ出すオーレンの指揮も含めた万全の演奏です。
収録作曲家:
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発売日:2017年07月28日
DVD 2枚組日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
フランスの王女エリザベッタと愛し合うスペインの王子ドン・カルロ。しかし政略により彼女はドン・カルロの父フィリッポ2世と結婚することになります。思いを忘れることができないドン・カルロ。彼を励ます親友のロドリーゴ。ドン・カルロは全てを振り切り、ロドリーゴが目指す「スペインの圧政に苦しむフランドルの救済」に手を貸すことにします。これは国への裏切り行為。そしてドン・カルロをひそかに愛するエボリ公女。愛情、友情、そして政治…全てを織り込んだ重厚な物語です。 1867年にパリ・オペラ座で初演された《ドン・カルロ》。初演はフランス語でしたが、ヴェルディは何度も改訂を重ね、イタリア語の版もいくつか存在します。この映像は、2016年パルマ王立劇場「ヴェルディ・フェスティヴァル」の上演で用いられた1884年のイタリア語版。バレエ音楽を除くなど初稿を大きくカットしたもので、物語は凝縮され、音楽は一層密度の高いものとなっています。ブロスとストヤノフ、ペルトゥージによる男たちを中心に優れた歌手を配すると共に、躍動感溢れる音楽を紡ぎ出すオーレンの指揮も含めた万全の演奏です。
収録作曲家:
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発売日:2017年05月19日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
ドニゼッティの歌劇《イングランドのロズモンダ(イギリスのロズモンド)》は1834年にフィレンツェで初演されたものすぐにレパートリーから消えてしまった作品です。1845年に一度だけ再演されましたが、それ以降は全く忘れられてしまいました。1994年、ルネ・フレミングが全曲を録音しましたが、こちらも大きな話題になることはありませんでした。 今回、1845年の再演から171年を経た2016年のベルガモでの上演は、この歌劇が極めて魅力的であることを認識させるほど素晴らしいものでした。題名役のジェシカ・プラットの美しさはもちろん、レオノーラ役のエヴァ・メイの迫真の歌唱が感動的です。
収録作曲家:
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発売日:2017年05月19日
CD 2枚組価格:2,325円(税込)
イタリアのバロック時代の作曲家、オルガニスト、聖職者として知られるステッファーニ。その作品はイタリアだけでなく、ドイツのデュッセルドルフ、ミュンヘンを中心にロンドンでも人気を獲得、“ロンドン古楽アカデミー”の終身名誉総裁にも選ばれるほどに賞賛を得ました。 この歌劇《バッカナーリ》はハノーファーで全盛を誇っていた1695年の作品。後にイギリス王となるハノーファー選帝侯ゲオルク・ルートヴィヒ(ジョージ1世)のために書かれた牧歌劇です。人生の喜び、悲しみを忘れるために酒の神バッカスを讃えるという物語、詩の朗読も交えた楽しく美しい響きに満たされています。 ピリオド楽器のアンサンブル・クレモナ・アンティクワの明朗快活な音もさることながら、エルガスト役のテノール渡辺康(やすし)の歌唱にも注目です。
収録作曲家:
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サンマルティーニ(1695-1750):
7つのパートの合奏協奏曲 Op.2 [イ・ムジチ]SAMMARTINI, G.: Concerti Grossi, Op. 2 (I Musici)
発売日:2017年05月19日 NMLアルバム番号:CDS7777
CD価格:2,325円(税込)
“イ・ムジチ”来日記念盤!
ジュゼッペ・サンマルティーニの合奏協奏曲、イ・ムジチによる初の全曲録音。サンマルティーニはイタリアの作曲家。同じく作曲家であった弟と共にバロックから古典派への橋渡しを担ったことで知られています。優れたオーボエ奏者としても活躍したサンマルティーニの作品は、どれも整った形式と、無尽蔵に溢れ出る情熱的なメロディを持ち、洗練されたハーモニーに彩られています。 このアルバムは1952年に創設された名門アンサンブル「イ・ムジチ」によるサンマルティーニの代表作「合奏協奏曲 Op.2」の全曲盤。18世紀イタリア音楽の伝道師であるイ・ムジチの力の入った演奏は、知られざる作品を聴く喜びを存分に味わうことができます。収録作曲家:
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発売日:2017年05月19日
CD 2枚組価格:2,325円(税込)
ムソルグスキーのピアノ曲というと、多くの人は「展覧会の絵」のみを思い浮かべるでしょう。しかしムソルグスキーは生涯に思いのほか多くのピアノのための作品を書いています。そのほとんどは彼の死後に出版されたため、あまり話題になることはありませんでした。 貴族の家に生まれ、幼少時から母にピアノの手ほどきを受けたというムソルグスキーは、リストやジョン・フィールドの作品を愛奏していたといい、その後も数多くのピアニストに師事、ピアノの腕前はなかなかのものだったようです。とは言え、全作品はCD2枚に収まってしまうほどの量ですが、各々の曲はどれも独立した性格を持ち、豊かな音楽表現に満たされた、聴けば聴くほどに耳を奪われる面白い作品です。ゆったりした「瞑想曲」や「涙」では、“展覧会の絵”の「古い城」や「ビドロ」を彷彿させる重く悲しい足取り、「ソロチンスクの定期市」での不気味さ、などムソルグスキーの真髄がここにあります。
収録作曲家:
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マンドリンのための
“バッハ&ヴィヴァルディ” [マウロ&クラウディオ・テッローニ・マンドリン・オーケストラ/フラーティ]Arrangements for Mandolin Orchestra - BACH, J.S. / VIVALDI, A. (Mauro and Claudio Terroni Mandolin Orchestra, Frati)
発売日:2017年05月19日 NMLアルバム番号:CDS7787
CD価格:2,325円(税込)
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《イングランドのロズモンダ》 [ドニゼッティ歌劇場管弦楽団・合唱団/セバスティアーノ・ロッリ指揮]発売日:2017年05月19日
Blu-ray日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
12世紀のイングランド王ヘンリー2世と、彼の年上の妻レオノーラ(エレノア=アリエノール・ダキテーヌ)。政略結婚の末に結ばれた2人の間に愛情はなく、王は心の潤いを求めて、若く無垢な美女ロズモンダを自らの愛妾とします。王という素性を知らずに彼を愛してしまったロズモンダですが、王はレオノーラにロズモンダの存在が知れるのを恐れ、人里離れた離宮に彼女を幽閉、寂しさのあまりロズモンダは忠実な侍従アルトゥーロに恋心を抱いてしまいます。一方、気位の高いエレノアは夫の裏切りに怒り狂い・・・ ドニゼッティの歌劇《イングランドのロズモンダ(イギリスのロズモンド)》は1834年にフィレンツェで初演されたものすぐにレパートリーから消えてしまった作品です。1845年に一度だけ再演されましたが、それ以降は全く忘れられてしまいました。1994年、ルネ・フレミングが全曲を録音しましたが、こちらも大きな話題になることはありませんでした。 今回、1845年の再演から171年を経た2016年のベルガモでの上演は、この歌劇が極めて魅力的であることを認識させるほど素晴らしいものでした。題名役のジェシカ・プラットの美しさはもちろん、レオノーラ役のエヴァ・メイの迫真の歌唱、そして美しい衣装が作品を余すことなく引き立てています。
収録作曲家:
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ヴェルディ(1813-1901):
歌劇《オテロ》 [リッカルド・リッツァ指揮]発売日:2017年05月19日
Blu-ray日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
マチェラータ・オペラ・フェスティヴァルとフェスティバル・カステッロ・デ・ペラルラダの共同制作による《オテロ》。パコ・アツォリンの演出は、もともと野外劇場である「アリーナ・スフェリステリオ」の全ステージエリアを効果的に使ったセット・デザインと照明効果が大きな話題となりました。ヴェルディ指揮者として知られるフリッツァは、オーケストラを巧みにリードし、経験豊富な歌手たちの歌声を存分に引き立てています。主役のニールはもちろんのこと、叙情的な声で巧みに悲劇の女性を演じたデズデモーナ役のヌッチオと、カリスマ性を発揮したイヤーゴ役のフロンターリも素晴らしい歌唱を披露、熱狂的な舞台となりました。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇《イングランドのロズモンダ》 [ドニゼッティ歌劇場管弦楽団・合唱団/セバスティアーノ・ロッリ指揮]発売日:2017年05月19日
DVD 2枚組日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
12世紀のイングランド王ヘンリー2世と、彼の年上の妻レオノーラ(エレノア=アリエノール・ダキテーヌ)。政略結婚の末に結ばれた2人の間に愛情はなく、王は心の潤いを求めて、若く無垢な美女ロズモンダを自らの愛妾とします。王という素性を知らずに彼を愛してしまったロズモンダですが、王はレオノーラにロズモンダの存在が知れるのを恐れ、人里離れた離宮に彼女を幽閉、寂しさのあまりロズモンダは忠実な侍従アルトゥーロに恋心を抱いてしまいます。一方、気位の高いエレノアは夫の裏切りに怒り狂い・・・ ドニゼッティの歌劇《イングランドのロズモンダ(イギリスのロズモンド)》は1834年にフィレンツェで初演されたものすぐにレパートリーから消えてしまった作品です。1845年に一度だけ再演されましたが、それ以降は全く忘れられてしまいました。1994年、ルネ・フレミングが全曲を録音しましたが、こちらも大きな話題になることはありませんでした。 今回、1845年の再演から171年を経た2016年のベルガモでの上演は、この歌劇が極めて魅力的であることを認識させるほど素晴らしいものでした。題名役のジェシカ・プラットの美しさはもちろん、レオノーラ役のエヴァ・メイの迫真の歌唱、そして美しい衣装が作品を余すことなく引き立てています。
収録作曲家:
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ヴェルディ(1813-1901):
歌劇《オテロ》 [リッカルド・リッツァ指揮]発売日:2017年05月19日
DVD 2枚組日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
マチェラータ・オペラ・フェスティヴァルとフェスティバル・カステッロ・デ・ペラルラダの共同制作による《オテロ》。パコ・アツォリンの演出は、もともと野外劇場である「アリーナ・スフェリステリオ」の全ステージエリアを効果的に使ったセット・デザインと照明効果が大きな話題となりました。ヴェルディ指揮者として知られるフリッツァは、オーケストラを巧みにリードし、経験豊富な歌手たちの歌声を存分に引き立てています。主役のニールはもちろんのこと、叙情的な声で巧みに悲劇の女性を演じたデズデモーナ役のヌッチオと、カリスマ性を発揮したイヤーゴ役のフロンターリも素晴らしい歌唱を披露、熱狂的な舞台となりました。
収録作曲家:
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発売日:2017年04月21日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
【ドニゼッティの知られざるオペラ】 リスボンに裕福な商人の兄弟が住んでいました。兄オリーヴォは熱血で意地悪、弟パスクワーレは内気で心優しいキャラクターに設定されています。オリーヴォの娘イザベラには恋人カミッロがいるのですが、オリーヴォは勝手にカディスの商人ブロス氏との縁談をまとめてしまおうと企んでいます。実はブロス氏はイザベラに恋人がいることを理解しており、パスクワーレと協力して若い2人のために力を貸そうと約束するのですが・・・。 ドニゼッティのオペラ・ブッファ《オリーヴォとパスクワーレ》は、1827年1月にローマのテアトロ・ヴァッレで初演された後、若干の修正を加え9月にナポリで改訂版が演奏されました。当初、カミッロ役はコントラルトが歌いましたが、このナポリ版ではテノールに変更されています。2016年のこの上演は、パスクワーレがナポリ方言で歌うというナポリ版のクリティカル・エディションが用いられる演出で、これは兄弟の性格の違いだけでなく、他の登場人物も実に細かい人物描写がなされており、とりわけ弟パスクワーレ役のモラーチェのナポリ訛りによる歌唱が聴衆を大いに沸かせました。オリーヴォ役のブルーノ・タディアの堂々たる歌いぶりも素晴らしく、この珍しい歌劇を一層楽しい雰囲気にしています。
収録作曲家:
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ヴィオールとブーラスク
マレ(1656-1728)
サント=コロンブ(1645-1701):
ヴィオール作品集 [ビオルディ]Viola da Gamba Recital: Biordi, Paolo - MARAIS, M. / SAINTE-COLOMBE, J. de (Viole en bourrasque - Pieces pour Basse de Viole seule)
発売日:2017年04月21日 NMLアルバム番号:CDS7783
CD価格:2,325円(税込)
1991年の映画「めぐり逢う朝」で描かれた、ヴィオールの名手サント=コロンブと彼の弟子マラン・マレ。一人演奏に没頭するサント・コロンブとは違い栄華を求めるマラン・マレとの諍い。結局マレは方向性の違いから破門されるも、サント=コロンブの娘を通じて師の技術を盗もうとする・・・そんなあらすじでした。実際のサント=コロンブの経歴はほとんどわかっていませんが、彼は17世紀における最も偉大なガンバ奏者であり、残された67曲に及ぶ合奏曲と、170曲を超える独奏曲の筆写譜からは、その素晴らしい才能が見えてきます。 このアルバムはサント=コロンブとマレの作品を並べて演奏することで、2人の類似点と違いが際立つという趣向です。またブルゴーニュのトゥールニュで発見された写本からの世界初録音も含まれています。
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発売日:2017年04月21日
Blu-ray日本語字幕なし価格:4,200円(税込、送料無料)
【ドニゼッティの知られざるオペラ】 リスボンに裕福な商人の兄弟が住んでいました。兄オリーヴォは熱血で粗暴、弟パスクワーレは内気で心優しいキャラクターに設定されています。オリーヴォの娘イザベラには恋人カミッロがいるのですが、オリーヴォは勝手にカディスの商人ブロス氏との縁談をまとめてしまおうと企んでいます。実はブロス氏はイザベラに恋人がいることを理解しており、パスクワーレと協力して若い2人のために力を貸そうと約束するのですが・・・。 ドニゼッティのオペラ・ブッファ《オリーヴォとパスクワーレ》は、1827年1月にローマのテアトロ・ヴァッレで初演された後、若干の修正を加え9月にナポリで改訂版が演奏されました。当初、カミッロ役はコントラルトが歌いましたが、このナポリ版ではテノールに変更されています。2016年のこの上演は、パスクワーレがナポリ方言で歌うというナポリ版のクリティカル・エディションが用いられる演出で、これは兄弟の性格の違いだけでなく、他の登場人物も細かい人物描写がなされており、カラフルな装置と衣装、テンポの良い筋立とも相俟って、実に楽しい舞台に仕上がっています。主役のブルーノ・タディアは不器用で自己保身に走る父を見事に表現、パスクワーレ役のモラーチェのユニークな演技(もちろんナポリ方言も完璧)、父と恋人の間で揺れるイザベラ役のジョルダーノも可愛らしい少女になりきりました。世界初収録となる映像です。
収録作曲家:
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発売日:2017年03月24日
Blu-lay日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
ほぼ2世紀前にメルカダンテによって作曲された歌劇《フランチェスカ・ダ・リミニ》。ダンテの「神曲」地獄編に登場する領主の娘を主人公にしたこの歌劇、道ならぬ恋に身を焦がした末、結婚相手に殺害されてしまうというフランチェスカの悲劇が描かれています。ラフマニノフやチャイコフスキーなど数多くの作曲家がこの物語に触発され、素晴らしい作品を書いています。2015年にはザンドナーイの同じタイトルの歌劇が蘇演され、CDもリリースされましたが、このメルカダンテの作品は1831年に作曲されて以来、初演されることもなくずっと忘れ去られていた秘曲です。 題名役のボニージャはスペイン出身の新進気鋭のソプラノ。高音から低音までを自在に操り、フランチェスカの心理を的確に描写しています。フランチェスカが心魅かれる若者パオロを演じるのは、期待の新人、脇園彩さん。天性の恵まれた声を活かした素晴らしい歌唱を披露しています。ファビオ・ルイージが振るイタリア国際管弦楽団の瑞々しい響きも作品に華を添えています。美しいバレエも交えた演出も必見。世界初演の収録です。
収録作曲家:
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発売日:2017年02月24日
CD価格:4,050円(税込、送料無料)
ほぼ2世紀前にメルカダンテによって作曲された歌劇《フランチェスカ・ダ・リミニ》。ダンテの「神曲」地獄編に登場する領主の娘を主人公にしたこの歌劇、道ならぬ恋に身を焦がした末、結婚相手に殺害されてしまうというフランチェスカの悲劇が描かれています。ラフマニノフやチャイコフスキーなど数多くの作曲家がこの物語に触発され、素晴らしい作品を書いています。2015年にはザンドナーイの同じタイトルの歌劇が蘇演され、CDもリリースされましたが、このメルカダンテの作品は1831年に作曲されて以来、初演されることもなくずっと忘れ去られていた秘曲です。 題名役のボニージャはスペイン出身の新進気鋭のソプラノ。高音から低音までを自在に操り、フランチェスカの心理を的確に描写しています。フランチェスカが心魅かれる若者パオロを演じるのは、期待の新人、脇園彩さん。天性の恵まれた声を活かした素晴らしい歌唱を披露しています。ファビオ・ルイージが振るイタリア国際管弦楽団の瑞々しい響きも作品に華を添えています。
収録作曲家:
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発売日:2017年02月24日
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
哲学者(魔術師)トロフォーニオが暮らす洞窟には不思議な秘密がありました。入った人の性格が正反対になってしまうのです。そんなことを知らない2組の恋人たちがうっかり入ってしまってさあ大変。好みの違いが諍いの元になって・・・ 2016年はパイジエッロの没後200年にあたり、各地で記念行事が開催されました。このアルバムも「イトリア谷音楽祭」の上演が収録されています。1785年に初演されたこの歌劇《トロフォーニオの洞窟》は、同じ素材によるサリエリの歌劇が知られていますが、パイジエッロ作品も負けず劣らず楽しい仕上がりです。イタリア古典派の歌劇を得意としている歌手たちの手馴れた歌唱とアンサンブルでお楽しみください。
収録作曲家:
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ベートーヴェン=リスト:
〈交響曲全集 第2集〉
交響曲 第3番 変ホ長調「英雄」Op.55
(リストによるピアノ独奏編 S464/R128)他 [バルドッチ]Piano Recital: Baldocci, Gabriele - LISZT, F.: Beethoven - Symphony No. 3 / BEETHOVEN, L. van: 6 Bagatelles, Op. 126 (Complete Symphonies, Vol. 2)
発売日:2017年02月24日 NMLアルバム番号:CDS7771
CD価格:2,325円(税込)
マルタ・アルゲリッチに見い出された才能、バルドッチによるベートーヴェン=リスト:交響曲全集の第2集。第1集(CDS731)では第1番と第6番という比較的穏やかな作品に挑んだバルドッチですが、この第2集は「第3番」をメインに収録。ベートーヴェンの初期の大作である「英雄交響曲」を、リストが音色に細心の注意を払いながら、丁寧にピアノ独奏に落とし込んだこの編曲版は、演奏は困難を極め、とりわけ最終楽章の変奏曲は多彩な音色と技巧が要求される難曲として知られています。 バルドッチの演奏は、数多くの要求を完全に満たし、聞き手に満足を与えます。同時収録のバガテルはベートーヴェンの晩年の作品で「バガテル=ちょっとしたもの」という概念を覆すほどの、充実した内容を持つ小品集。こちらでもバルドッチはニュアンスある演奏を聴かせます。
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カヴァッリ(1602-1676):
聖母マリアの夕べの祈り
マリアのためのアンティフォンとソナタ [クレマ・クラウディオ・モンテヴェルディ合唱団/ラ・ピファレーシャ/ジーニ]CAVALLI, F.: Vespero della Beata Vergine Maria / Antifone Mariane e Sonate (Coro Claudio Monteverdi di Crema, La Pifarescha, Gini)
発売日:2017年02月24日 NMLアルバム番号:CDS7782
CD価格:2,325円(税込)
イタリア・バロック期の作曲家カヴァッリが亡くなる1年前に作曲した「聖母マリア」のための音楽集。これで、既にリリースされている「5つの賞賛されたヴェスプロ集」(CDS520)、「聖日曜日のための夕べの祈り」(CDS7714)と併せて、カヴァッリの宗教作品を代表する3作品が揃うことになります。 モンテヴェルディの後継者であり、優れた歌劇作曲家としても活躍したカヴァッリは、ヴェネツィア楽派伝統の様式で書かれたマニフィカトが知られていますが、こちらのアンティフォナは2つに分かれた合唱が交互にテキストを歌うシンプルな形式で、自由に旋律を歌わせる歌劇に比べると、比較的厳格な書法で書かれていますが、その中にも美しい旋律が溢れており、当時の教会内を彷彿させる荘厳な雰囲気も味わえます。 ジーニ率いるラ・ピファレーシャは、この時代の作品を専門とするアンサンブル。モンテヴェルディ作品で高い評価を受けています。
収録作曲家:
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発売日:2017年02月24日
Blu-lay日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
1817年、25歳のロッシーニが発表した大作《アルミーダ》。前年に火災によって消失したナポリのサン・カルロ劇場は、修復工事が施され早くも翌年にこけら落としが行われたのですが、その時の演目として上演されたのがこの作品でした。タッソの「解放されたイェルサレム」は当時人気を誇っていた叙事詩であり、多くの作曲家たちがこの長い物語から、思い思いのエピソードを音楽やバレエにしていますが、中でも魔女アルミーダは、魔法が使えるキャラクターとして格別の扱いであったようで、ロッシーニも彼女をメインとした作品を書き、この役に極めて難しいアリアを与えています(名歌手イサベラ・コルブランが優れた歌唱技術を駆使して初演を成功に導いたことでも知られています)。またテノールが多く登場することでも知られ、その中の何人かは一人二役を演ずるなど、特徴的な見せ場も用意されています。 ここで演出を担当するクレメントは、この十字軍の世界を批判的に捉え、舞台を愛と狂乱が渦巻く現代に置き換えて、トラック上で戦うアスリートたちの世界として表現。この斬新な演出を引き締めるのは、もちろんゼッダの素晴らしい指揮です。
収録作曲家:
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発売日:2017年02月24日
DVD日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
ほぼ2世紀前にメルカダンテによって作曲された歌劇《フランチェスカ・ダ・リミニ》。ダンテの「神曲」地獄編に登場する領主の娘を主人公にしたこの歌劇、道ならぬ恋に身を焦がした末、結婚相手に殺害されてしまうというフランチェスカの悲劇が描かれています。ラフマニノフやチャイコフスキーなど数多くの作曲家がこの物語に触発され、素晴らしい作品を書いています。2015年にはザンドナーイの同じタイトルの歌劇が蘇演され、CDもリリースされましたが、このメルカダンテの作品は1831年に作曲されて以来、初演されることもなくずっと忘れ去られていた秘曲です。 題名役のボニージャはスペイン出身の新進気鋭のソプラノ。高音から低音までを自在に操り、フランチェスカの心理を的確に描写しています。フランチェスカが心魅かれる若者パオロを演じるのは、期待の新人、脇園彩さん。天性の恵まれた声を活かした素晴らしい歌唱を披露しています。ファビオ・ルイージが振るイタリア国際管弦楽団の瑞々しい響きも作品に華を添えています。美しいバレエも交えた演出も必見。世界初演の収録です。
収録作曲家:
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発売日:2017年02月24日
DVD日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
1817年、25歳のロッシーニが発表した大作《アルミーダ》。前年に火災によって消失したナポリのサン・カルロ劇場は、修復工事が施され早くも翌年にこけら落としが行われたのですが、その時の演目として上演されたのがこの作品でした。タッソの「解放されたイェルサレム」は当時人気を誇っていた叙事詩であり、多くの作曲家たちがこの長い物語から、思い思いのエピソードを音楽やバレエにしていますが、中でも魔女アルミーダは、魔法が使えるキャラクターとして格別の扱いであったようで、ロッシーニも彼女をメインとした作品を書き、この役に極めて難しいアリアを与えています(名歌手イサベラ・コルブランが優れた歌唱技術を駆使して初演を成功に導いたことでも知られています)。またテノールが多く登場することでも知られ、その中の何人かは一人二役を演ずるなど、特徴的な見せ場も用意されています。 ここで演出を担当するクレメントは、この十字軍の世界を批判的に捉え、舞台を愛と狂乱が渦巻く現代に置き換えて、トラック上で戦うアスリートたちの世界として表現。この斬新な演出を引き締めるのは、もちろんゼッダの素晴らしい指揮です。
収録作曲家:
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シューベルト=ブゾーニ(1866-1924):
ピアノ編曲集全集 [ヴィンチェンツィ]SCHUBERT, F.: Piano Transcriptions by Busoni (Complete) (Vincenzi)
発売日:2016年12月16日 NMLアルバム番号:CDS7712
CD価格:2,325円(税込)
フェルッチョ・ブゾーニ生誕150年記念リリース! 18世紀、後期ロマン派を代表する作曲家の一人、ブゾーニ(1866-1924)によるシューベルト作品のピアノ編曲集。 イタリア出身のブゾーニは主として大規模な管弦楽作品で知られていますが、本来は優れたピアニストで、数あるバッハ作品のピアノ独奏用編曲も代表作として見做されています。しかしシューベルト作品の編曲版はほとんど知られていません。シューベルト(1797-1828)の簡潔でまろやかな響きが余すことなくピアノに移し変えられたこれらの編曲、演奏しているのはヴィンツェンツィは、同じくブゾーニが編曲したモーツァルト作品(CDS-521)など、珍しい作品を得意とするピアニストです。
収録作曲家:
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パイジェッロ(1740-1816):
歌劇《フェドーラ》 [ミラネージ/サルキシャン/デッロステ/ポッジーニ/カターニア・マッシモ・ベッリーニ劇場合唱団&管弦楽団/コレア]PAISIELLO, G.: Fedra [Opera] (Milanesi, Sargsyan, Dell'Oste, Poggini, Catania Teatro Massimo Bellini Chorus and Orchestra, Correas)
発売日:2016年12月16日 NMLアルバム番号:CDS7750
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
パイジェッロ(1740-1816)の没後200年を記念して、カターニア・ベッリーニ劇場で上演された《フェドーラ》。彼の生涯の中期から後期の1788年に初演されたオペラです。当時のパイジェッロは、ロシア時代に作曲した「セヴィリアの理髪師」で高い名声を得て、ナポリに戻っていましたが、この頃のナポリは王朝の変化に伴う情勢不安に陥っており、結局パイジェッロもパリへと出向くことになり、その慌しさや、ライバルとの牽制で少しずつ才能が磨耗していきます。 この《フェドーラ》は、そんな激動の人生に陥る前の輝かしい作品ですが、残念ながらほとんど演奏されることはありません。20世紀になってから1回だけ放送のための上演記録がありますが、こちらはかなり不完全な演奏であるため、スコアを丹念に洗い出したコレアによる演奏は、作品の正しい姿を知るためにも貴重な上演と言えるでしょう。
収録作曲家:
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発売日:2016年12月16日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
様々な思惑がうずまく宮廷の中で起きる悲劇。女王エリザベッタと彼女の寵臣ロベルト・デヴェリュー。しかし、現在ロベルトが想いを抱いているのは、エリザベッタの親友でもあるノッティンガム公爵夫人サラ。心変わりしてしまったロベルトを許すことができず、処刑判決書にサインしてしまい後悔するエリザベッタ。全てが終わって狂乱に陥るエリザベッタ…。 2015年マドリード王立歌劇場で、エリザベス役を熱唱したマリエッラ・デヴィーア。こちらのカルロ・フェリーチェ劇場では、全く違う演出と配役による“異なるアプローチ”を披露しています。また、重要な役どころであるノッティンガム公爵夫人サラを歌うのはベテラン、ソニア・ガナッシ。夫のために女王に従いつつも、恋人を奪い合い、不貞の汚名を着せられるという難しい役を見事に演じ、満場の拍手を浴びました。題名役は若きテノール、シュテファン・ポップ。1987年ルーマニア生まれの逸材で、着々と活動の幅を広げている注目の人です。
収録作曲家:
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〈イタリアのオペラ序曲集 第2集〉
19世紀初期の作品集Opera Overtures (19th Century) - MAYR, S. / ROSSINI, G. / BELLINI, V. / DONIZETTI, G. / ARRIETA, P.E. (Italian Operatic Overtures, Vol. 2)
発売日:2016年12月16日 NMLアルバム番号:CDS7766
CD価格:2,325円(税込)
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パガニーニ(1782-1840):
24の奇想曲 Op.1
(シューマンによるピアノ伴奏付きヴァージョン) [マリステッラ&マリオ・パトゥッツィ]SCHUMANN, R.: Paganini - 24 Caprices (Maristella and Mario Patuzzi)
発売日:2016年12月16日 NMLアルバム番号:CDS7774
CD価格:2,325円(税込)
通常、ヴァイオリン1挺のみで演奏されるパガニーニ(1782-1840)の《24の奇想曲》。数多くの作曲家たちがこの魅惑的な曲集(とりわけ第24番)に心を奪われ、様々な編曲を試みていることでも知られていますが、シューマン(1810-1856)もこの作品に魅了された一人です。 1855年、すでに病に苦しんでいたシューマンは、この作品にピアノの伴奏をつけたのですが、これは結局生前に発表されることはなく、彼の死後、妻クララによって遺稿の中から発見されました。正式に出版されたのは1930年。孤高の旋律を奏でるヴァイオリンに寄りそうピアノのメロディは、シューマンのパガニーニへの最後の賛辞とも言える美しさを湛えています。 これまでにも何人かのヴァイオリニストがこの曲に挑んでいますが、このアルバムではパトゥッツィ父娘が極めて息のあった演奏を披露しています。
収録作曲家:
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タルティーニ(1692-1770):
〈ソナタ集 第2集〉
ヴァイオリンと通奏低音のための5つのソナタ [シスコヴィッチ/フェリーニ]TARTINI, G.: Sonatas for Violin and Basso Continuo, Vol. 2 (Šiškovič, Ferrini)
発売日:2016年12月16日 NMLアルバム番号:CDS7775
CD価格:2,325円(税込)
第1集に続くシスコヴィッチとフェッリーニによるタルティーニ(1692-1770)のヴァイオリン・ソナタ集。コレッリのスタイルを継承しながら、より情熱的な感情と、洗練された技術に彩られた表現力豊かな作品集です。 このアルバムでは1730年代から1760年代のおよそ30年に渡る時期に書かれた5曲のソナタを収録。バロック期から古典派へと移り変わる作風の変化も知ることができる組み合わせになっています。《悪魔のトリル》だけではないタルティーニの魅力をお届けいたします。
収録作曲家:
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発売日:2016年12月16日
Blu-ray 日本語字幕価格:4,050円(税込、送料無料)
エリザベス女王の最も愛する側近ロベルト・デヴェリューは現在反逆罪に問われています。彼の元恋人で今はロベルトの友人、ノッティンガム公爵夫人であるサラは、女王から特別にロベルトとの謁見許可を取り付け、彼が逃亡を企てていることを知ります。ノッティンガム公爵の必死の弁護もむなしく、ロベルトには死刑判決が下されますが、まだ望みを捨てていない公爵は女王に対して反対を唱えます。しかし公爵の目に留まったのはロベルトが持っていた1枚のショール。それは彼の妻サラのものであり、公爵はサラとロベルトの不貞を確信し、反対を取り下げ、女王は死刑判決書にサインをしてしまいます・・・。 本当は死刑判決を下したくない女王。様々な気持ちに揺れる公爵、潔白を唱えるサラ、名誉ある死を望むロベルト、真実が明らかになった時はすでに遅し。ロベルトの刑は執行された後でした。 2015年マドリード王立歌劇場で、エリザベス役を熱唱したマリエッラ・デヴィーア。こちらのカルロ・フェリーチェ劇場では、全く違う演出と配役による“異なるアプローチ”を披露しています。マドリードではシンプルな装置、衣装でしたが、こちらは史実に近い豪華な雰囲気の中で物語が進行していきます。また、重要な役どころであるノッティンガム公爵夫人サラを歌うのはベテラン、ソニア・ガナッシ。夫のために女王に従いつつも、恋人を奪い合い、不貞の汚名を着せられるという難しい役を見事に演じ、満場の拍手を浴びました。題名役は若きテノール、シュテファン・ポップ。1987年ルーマニア生まれの逸材で、着々と活動の幅を広げている注目の人です。
収録作曲家:
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発売日:2016年12月16日
DVD 日本語字幕価格:4,050円(税込、送料無料)
エリザベス女王の最も愛する側近ロベルト・デヴェリューは現在反逆罪に問われています。彼の元恋人で今はロベルトの友人、ノッティンガム公爵夫人であるサラは、女王から特別にロベルトとの謁見許可を取り付け、彼が逃亡を企てていることを知ります。ノッティンガム公爵の必死の弁護もむなしく、ロベルトには死刑判決が下されますが、まだ望みを捨てていない公爵は女王に対して反対を唱えます。しかし公爵の目に留まったのはロベルトが持っていた1枚のショール。それは彼の妻サラのものであり、公爵はサラとロベルトの不貞を確信し、反対を取り下げ、女王は死刑判決書にサインをしてしまいます・・・。 本当は死刑判決を下したくない女王。様々な気持ちに揺れる公爵、潔白を唱えるサラ、名誉ある死を望むロベルト、真実が明らかになった時はすでに遅し。ロベルトの刑は執行された後でした。 2015年マドリード王立歌劇場で、エリザベス役を熱唱したマリエッラ・デヴィーア。こちらのカルロ・フェリーチェ劇場では、全く違う演出と配役による“異なるアプローチ”を披露しています。マドリードではシンプルな装置、衣装でしたが、こちらは史実に近い豪華な雰囲気の中で物語が進行していきます。また、重要な役どころであるノッティンガム公爵夫人サラを歌うのはベテラン、ソニア・ガナッシ。夫のために女王に従いつつも、恋人を奪い合い、不貞の汚名を着せられるという難しい役を見事に演じ、満場の拍手を浴びました。題名役は若きテノール、シュテファン・ポップ。1987年ルーマニア生まれの逸材で、着々と活動の幅を広げている注目の人です。
収録作曲家:
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マスネ(1842-1912):
歌劇「マノン」 [リベラトーレ/ドワイアン/ヨアキム/チュラーゼ/デルクール/ワロン王立歌劇場合唱団&管弦楽団/ダヴァン]MASSENET, J.: Manon [Opera] (Liberatore, Doyen, Joakim, Tchuradze, Delcour, Chorus and Orchestra de L'Opera Royal de Wallonie, Davin)
発売日:2016年09月28日 NMLアルバム番号:CDS7751
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
プッチーニと同じアヴェ・プレヴォーの原作を元にしたオペラですが、こちらのマスネの作品の方が9年程早く初演され、内容も一味も二味も違うものとなっています。そもそもマスネ版では、最初にマノンが登場するのは15歳の時。かなり自由な性格で描かれており、その都度男性を翻弄、主役を歌う歌手はその時々で違う表情を見せなくてはいけません。音楽はどちらも素晴らしいのですが、洒脱な雰囲気なら間違いなくマスネの作品に軍配があがるでしょう。まさにパリ・ベルエポックを象徴するかのようなこの歌劇、パリのオペラ=コミーク座では1919年に上演されてから、少なくとも1000回以上も再演され、高い人気を誇っています。 この演奏は、ナタリー・デセイの少し上の世代に属するフランスの名コロラトゥーラ・ソプラノ、アニック・マシスをタイトル・ロールに、そして若手テノール、リベラトーレをデ・グリューに(彼は初めてこの役に挑戦)迎え、たおやかで香り高い物語を作っていきます。もちろん悲劇的な最期がやってくるものの、享楽的で美しいマノンの魅力と美しい音楽には誰しも惹きつけられることでしょう。
収録作曲家:
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C.P.E.バッハ(1714-1788):
鍵盤音楽集 [ジョヴァンニ・トーニ]BACH, C.P.E.: Keyboard Music (Togni)
発売日:2016年09月28日 NMLアルバム番号:CDS7762
CD価格:2,325円(税込)
「タンジェントフリューゲル=タンジェント・ピアノ」はモーツァルトの時代に生まれた鍵盤楽器で、タンジェントと呼ばれる木片を弦で突き上げ音を出すのが特徴です。チェンバロからピアノへと時代が変化する際に生まれた様々な楽器の一種類であり、繊細な響きと表情豊かな音色を持っています。 フランツ・ヤコプ・シュペート(1714-1786)と、クリストフ・フリードリヒ・シュマール(1739-1814)は、この楽器の最も有名な製作者であり、現在その楽器はスイスの個人所蔵となっていますが、その優美な音色は現代においても変わることがありません。 C.P.E.バッハは大バッハの次男であり、父よりもテレマンの作曲様式を受け継ぎ、古典派音楽の基礎を築いたと言われる人。彼は当時最先端のクラヴィーア奏者でもあり、その作品も流麗なメロディと「ギャラント様式」と呼ばれるシンプルなテクスチュアは同世代の人々にも多大なる影響を与えました。ここで聞ける一連のソナタもそんな作風で書かれており、楽器の特徴も生かされた洗練された作品となっています。
収録作曲家:
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マスネ(1842-1912):
歌劇「マノン」Jules Massenet, MANON, Op?ra Royal de Wallonie
発売日:2016年09月28日
DVD 2枚組日本語字幕なし価格:4,200円(税込、送料無料)
プッチーニと同じアヴェ・プレヴォーの原作を元にしたオペラですが、こちらのマスネの作品の方が9年程早く初演され、内容も一味も二味も違うものとなっています。そもそもマスネ版では、最初にマノンが登場するのは15歳の時。かなり自由な性格で描かれており、その都度男性を翻弄、主役を歌う歌手はその時々で違う表情を見せなくてはいけません。音楽はどちらも素晴らしいのですが、洒脱な雰囲気なら間違いなくマスネの作品に軍配があがるでしょう。まさにパリ・ベルエポックを象徴するかのようなこの歌劇、パリのオペラ=コミーク座では1919年に上演されてから、少なくとも1000回以上も再演され、高い人気を誇っています。 この演奏は、ナタリー・デセイの少し上の世代に属するフランスの名コロラトゥーラ・ソプラノ、アニック・マシスをタイトル・ロールに、そして若手テノール、リベラトーレをデ・グリューに(彼は初めてこの役に挑戦)迎え、たおやかで香り高い物語を作っていきます。もちろん悲劇的な最期がやってくるものの、享楽的で美しいマノンの魅力と美しい音楽には誰しも惹きつけられることでしょう。
収録作曲家:
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発売日:2016年08月26日
DVD 2枚組日本語字幕なし価格:3,760円(税込、送料無料)
ロッシーニのライバルとも見做されたマイールは(1763-1845)、もともとドイツ、バイエルンの出身でありながら、イタリアに留学し、ベルガモ大聖堂終身教会楽長に上りつめた作曲家。生涯に70作のオペラを作曲、一時は忘れられるも、最近復興の兆しが見えてきています。 復讐のためには手段を選ばない強烈な女性を主人公にしたこのギリシャ悲劇「メディア」は、古くから広く愛されており、マイールだけでなくシャルパンティエやケルビーニ、現代ではライマンら数多くの作曲家がオペラにしています。物語の粗筋は、前妻であるメディアを棄てて、権力のためにコリントス国王の娘クロイサと結婚しようとしているジアゾーネ、それを知ったメディアは復讐心にかられ、クロイサに心を寄せるエゲオと共にジザゾーネに復讐を誓います。最終的にはクロイサだけでなく、ジアゾーネとの間に生まれた二人の子供までを手にかけてしまうという救いのない物語ですが、音楽はとても美しいものです。 人気急上昇中のソプラノ、ロドリゲスの強靭な声と、ロッシーニ・テノールとして名を挙げたスパイラス、2015年にロイヤル・オペラで華々しくデビューを飾ったスカラ。この2人のテノールの戦い。そしてファビオ・ルイージの強烈なアプローチが光るこの演奏、P.ロッシーニによるG.リコルディ社の最新比較校訂版が用いられています。
収録作曲家:
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ヤナーチェク(1854-1928):
弦楽四重奏曲 第1番&第2番
草陰の小道を通って(J.ブルクハウザーによる弦楽四重奏編) [エネルジエ・ノーヴェ四重奏団]JANÁČEK, L.: String Quartets Nos. 1 and 2 / On the Overgrown Path (arr. J. Burghauser) (Quartetto Energie Nove)
発売日:2016年08月26日 NMLアルバム番号:CDS7708
CD価格:2,325円(税込)
晩年のヤナーチェク(1854-1928)が生み出した2つの弦楽四重奏曲は、その濃厚な表現に強く魅了される人が後を絶ちません。第1番は文豪トルストイの小説「クロイツェル・ソナタ」(ベートーヴェンに直接関連があるわけではありません)に触発された作品で、妻の不義を知った主人公が、妻を殺害するまでの苦悩する様子が狂おしいまでに描かれています。第2番はヤナーチェクに多大な影響を与えた女性カミラ・シュテスロヴァーの面影が強く宿っており、彼が彼女に対して書いたという700通もの手紙の内容が象徴的に反映された、夢とも妄想ともつかない作品です。 エネルジエ・ノーヴェ弦楽四重奏団は、ヴィオラの技術的課題を克服したという、ベーレンライターの新版の譜面を用いて演奏しています。また、ピアノ曲を原曲とする「草陰の小道を通って」の弦楽四重奏版も、ピアノ版とは違った深い味わいを持っています。
収録作曲家:
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オッフェンバック(1819-1880):
喜歌劇「ジェロルスタン大公妃殿下」 [ヴァレンティーニ=テッラーニ/チェンソ/アッレマーノ/イタリア国際管/ヴィヨーム]OFFENBACH, J.: Grande-Duchesse de Gerolstein (La) [Operetta] (Valentini-Terrani, Censo, Allemanno, Orchestra Internazionale d'Italia, Villaume)
発売日:2016年08月26日 NMLアルバム番号:CDS7764
CD 2枚組価格:2,325円(税込)
51歳の若さで病のために早世したメゾ・ソプラノ歌手ヴァレンティーニ=テッラーニの代表的名演の一つが、この「ジェロルスタン大公妃殿下」です。日本でも大正時代から浅草オペラで「ブン大将」として人気を誇っていたというこのオペレッタ、何より主人公の大公妃殿下が上手くなくてはいけません。お気に入りの若い兵隊を無理やり昇進させて我が物にしようと企むという傍若無人かつ可愛いオバさまをヴァレンティーニ=テッラーニが見事に歌っています。亡くなる2年前の演奏ですが、そんな雰囲気は微塵も感じさせないパワフルな歌唱です。
収録作曲家:
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発売日:2016年08月26日
DVD日本語字幕なし価格:4,050円(税込、送料無料)
16世紀に実在したロシアの皇帝の生涯を描いた「ボリス・ゴドゥノフ」はムソルグスキー(1839-1881)の代表作の一つであり、彼自身の自信作でもありましたが、帝室歌劇場に上演を拒否されてしまったため、作品に改訂を施し、ようやく全曲上演にこぎつけることができました。極めてドラマティックな内容を持ち、また当時の歌劇としては珍しく「低い男声」が重用されたこの作品は、単なるオペラの枠を超えた「ロシアの魂」を呼び起こすものであり、人々が熱狂した理由もここにあるでしょう。 ブルガリア出身の名バス歌手、ボリス・クリストフの生誕100周年、やはり偉大なバス歌手ニコライ・ギャウロフの生誕85周年を記念して、ソフィア屈指の観光名所である「アレクサンドル・ネフスキー大聖堂」の広場(オープン・エア)で開催されたこの壮大な上演は、ブルガリアきっての名歌手たちによる歌唱、とりわけ主役のマルティン・ツォネフの活躍が目覚しく、この地の歴史に残る記念碑的な名演となりました。装置はシンプルながら、本物の大聖堂をバックにしているため、否が応でも気分は高まります。豪勢な衣装、美しい照明と見どころも満載です。
収録作曲家:
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発売日:2016年08月26日
DVD日本語字幕なし価格:4,050円(税込、送料無料)
18歳でオペラ作曲家としてデビューしたロッシーニ(1792-1868)、この時期にいくつかの1幕物のファルサ(笑劇)を作曲し、どれもが高く評価され、その後の輝かしい成功を掴み取っていくこととなります。この「幸せな間違い」も1812年に初演されたお話で、あらぬ噂を立てられてしまった公爵夫人のイザベッラと、それに怒った彼女の夫ベルトランドが起こす一騒動がテンポ良く描かれています。とは言え、妻の浮気を疑って、小舟に載せて海に流してしまう夫という設定もかなり過激ではありますが・・・。 ペーザロと並ぶ「ロッシーニの聖地」として知られるドイツのバート・ヴィルトバート。ここでも1989年から毎年「ロッシーニ音楽祭」が開催されており、数多くのファンが大挙して詰めかけることで知られています。この2015年の上演はヨッヘン・シェーンレーバーの演出が大当たり。人気のバス歌手レガッツォをはじめ、イザベッラ役のダッラ・ベネッタ、そして指揮者フォリアーニが、なんとも魅力的な音楽を奏で、この活発な物語を盛り上げています。
収録作曲家:
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マイール(1763-1845):
歌劇「コリントのメディア」 [ロドリゲス/スパイレス/ロレンツィ/スカラ/マルク/カウテルッチョ/イタリア国際管/ルイージ]MAYR, G.S.: Medea in Corinto [Opera] (D. Rodriguez, Spyres, R. Lorenzi, E. Scala, M. Marcu, Cauteruccio, Orchestra Internazionale d'Italia, F. Luisi)
発売日:2016年07月27日 NMLアルバム番号:CDS7735
CD 2枚組日本語字幕なし価格:3,300円(税込、送料無料)
ロッシーニのライバルとも見做されたマイールは(1763-1845)、もともとドイツ、バイエルンの出身でありながら、イタリアに留学し、ベルガモ大聖堂終身教会楽長に上りつめた作曲家。生涯に70作のオペラを作曲、一時は忘れられるも、最近復興の兆しが見えてきています。復讐のためには手段を選ばない強烈な女性を主人公にしたこのギリシャ悲劇「メディア」は、古くから広く愛されており、マイールだけでなくシャルパンティエやケルビーニ、現代ではライマンら数多くの作曲家がオペラにしています。 物語の粗筋は、前妻であるメディアを棄てて、権力のためにコリントス国王の娘クロイサと結婚しようとしているジアゾーネ、それを知ったメディアは復讐心にかられ、クロイサに心を寄せるエゲオと共にジザゾーネに復讐を誓います。最終的にはクロイサだけでなく、ジアゾーネとの間に生まれた二人の子供までを手にかけてしまうという救いのない物語ですが、音楽はとても美しいものです。 人気急上昇中のソプラノ、ロドリゲスの強靭な声と、ロッシーニ・テノールとして名を挙げたスパイラス、2015年にロイヤル・オペラで華々しくデビューを飾ったスカラ。この2人のテノールの戦い。そしてファビオ・ルイージの強烈なアプローチが光るこの演奏、P.ロッシーニによるG.リコルディ社の最新比較校訂版が用いられています。
収録作曲家:
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タルティーニのヴァイオリン [シスコヴィッチ/フェリーニ]
TARTINI, G.: Violin Music (Šiškovič, Ferrini)
発売日:2016年07月27日 NMLアルバム番号:CDS7744
CD価格:2,325円(税込)
「悪魔のトリル」で知られるイタリア・バロック期の作曲家タルティーニ。超絶技巧の持ち主であったタルティーニらしく、その作品もとても難易度の高いものとなっています。 このアルバムはその「悪魔のトリル」を含む4つの作品を、1715年から1725年まで彼自身が使用した歴史的銘器(博物館所蔵:《p. Nicolo Amati fece in Bologna》)を用いて演奏するという試みであり、巨匠が愛したヴァイオリンの音色を時を越えて楽しめます。前作のタルティーニ:無伴奏ソナタ集(CDS721)で鮮烈な印象を与えたシスコヴィッチによる演奏です。
収録作曲家:
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オーボエとピアノのための作品集 [カルカーニ/バラリン]
Oboe Recital: Calcagni, Enrico - COSTE, N. / KLOSÉ, H. / VERROUST, S.
発売日:2016年07月27日 NMLアルバム番号:CDS7759
CD価格:2,325円(税込)
現在では、一般的にギター曲の作曲家として知られているフランス生まれのナポレオン・コスト。フェルナンド・ソルに師事し、数多くの作品を書き、また自身は7弦ギターの愛好家としても知られ、あまりにも華やか過ぎる作品は、演奏不可能とまで言われたほどの人です。 そんなコストですが、実はギター作品だけを書いていたわけでもなく、このアルバムで聞けるような器楽曲もいくつか残しています。彼のオーボエ作品にはまだ不明な点も多く、「カヴァティーナ」のように、もともとはピアノ伴奏だった作品を、後にギター伴奏に書き換えていたりと、その成立も興味深いものです。 そんなコストの作品と、同じくフランスの2人の作曲家のオーボエ曲を収録。19世紀の知られざるレパートリーの発掘です。
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イタリア歌劇の序曲集
第1集「18世紀の序曲集」Opera Overtures (18th Century) - VIVALDI, A. / SAMMARTINI, G. / LEO, L. / VINCI, L. / TRAETTA, T. (Italian Operatic Overtures, Vol. 1)
発売日:2016年07月27日 NMLアルバム番号:CDS7761
CD価格:2,325円(税込)
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発売日:2016年06月29日
Blu-ray日本語字幕付き価格:4,050円(税込、送料無料)
世界中を探し回っても理想の女性にめぐり合えないと嘆く青年アルベルト。彼の前に現れたのが金持ちの商人、ドン・ポンポーニオで、彼は「娘の結婚相手募集の広告を新聞に載せたのだ」と自慢します。気になったアルベルト、その新聞に掲載されている“結婚相手の条件”を読んでみるのですが、それがあまりにも無茶なことばかり。その上、ドン・ポンポーニオの娘リゼッタには、すでに宿屋の主人フィリッポという恋人がいるのです。そこにやってきたのが旅の商人アンセルモと彼の娘ドラリーチェ。アンセルモはドラリーチェのことをリゼッタを勘違いし・・・それぞれが一計を案じるのですが、誤解がまた誤解を呼んでと、物語は混沌としていきます。さてどうなることでしょうか? 1816年、歌劇「オテッロ」に着手していたロッシーニ(1792-1968)は、何かの理由でそれをひとまず取りやめ、フィオレンティーニ劇場のために、この歌劇「新聞」に取り掛かります。この作品の台本は、彼があまり得意でなかったナポリ方言が用いられているなど、ロッシーニ自身もかなり苦労したようです。その上、序曲もアリアも、彼自身の旧作からの転用が多く、この点でもなかなか評価が難しい作品ではありますが、内容はとても楽しいもの。歌手たちの軽妙な歌唱、近代的な衣装と装置を用いたマッツォニスの演出は、この作品の面白さを見事に表現しています。 また、この上演は、新発見の五重唱(2012年、パレルモの図書館で発見され、アメリカの音楽学者フィリップ・ゴセットにより真作と認められた曲)が第1幕に付け加えられており、この部分は世界初収録となります。
収録作曲家:
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トゥティーノ(1954-):
歌劇「エンバース」 [スカンディウッツィ/アントニオッツィ/ニシ/トマゾーニ/ジュスティ/クーバン/イタリア国際管/チルッフォ]TUTINO, M.: Braci (Le) [Opera] (Scandiuzzi, Antoniozzi, A. Nisi, R. Tomasoni, Giusti, Kuban, Orchestra Internazionale d'Italia, Cilluffo)
発売日:2016年05月25日 NMLアルバム番号:CDS7736
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
日本では「灼熱」のタイトルで知られるシャーンドル・マーライの小説「エンバース(焼き尽くす)」。彼はハンガリーを代表する作家として活躍を始めたものの、1948年に亡命を図り、その作品は全て発禁処分となります。そしてハンガリーで彼の作品が復刻されたのは1990年になってから。しかし時既に遅し。彼はその前年、世を儚み自ら命を絶っていたのです。この作品は彼の代表作で、世紀末のハプスブルク帝国、41年ぶりに再会する友コンラードを待ちわびるヘンリクを主人公とし、2人の友情と確執、そして一人の女性を巡る愛憎が丁寧に描かれています。 緊張を孕みながらも時には瞑想的な雰囲気を持つこの物語に音楽をつけたのはイタリアの現代作曲家トゥティーノ(1954-)です。彼は、この難しい物語に緊迫感を持つ音楽を寄り添わせ、今や老人となった2人の歪んだ友情を表現し、見事な歌劇として成立させています。
収録作曲家:
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ヘラー(1813-1888):
〈ピアノ作品集〉
子供の情景 Op.124
ピアノのための25の小品集 Op.138 [ジェローザ]HELLER, S.: Kinderszenen / Notenbuch für Klein und Gross (Gerosa)
発売日:2016年05月25日 NMLアルバム番号:CDS7747
CD価格:2,325円(税込)
ハンガリー生まれのピアニスト、作曲家ステファン・ヘラー(1813-1888)。現在では主に「練習曲の作曲家」としてのみ知られていますが、彼が活躍していた当時のヨーロッパでは、その存在はとても重要視されていました。彼は教育者として、また演奏家として高く評価され、その演奏はイングランドでは大人気を博し、彼の作品はヨーロッパ中で出版されるなど、多くの人々が彼の音楽に熱狂したのです。しかし晩年にはその存在自体も忘れられてしまい、もちろん作品も埋もれてしまいました。 そんなヘラー、最近になってようやく復興の兆しが見えてきたようで、このアルバムの他にもいくつかの演奏が録音され始めています。ここでは、シューマンの影響が明らかな「子供の情景」と、彼の自由な発想が光る「25の小品集」を聞く事ができます。DYNAMICレーベルでカルクブレンナー、シュレーターのソナタをリリースしているジェローサの演奏です。
収録作曲家:
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デ・ジョーザ(1820-1885):
歌劇「ドン・チェッコ」 [カライアンニ/モナコ/リッポ/カストーロ/カヴァルッツィ/カウテルッチョ/イタリア国際管/ベルトラーミ]DE GIOSA, N.: Don Checco [Opera] (Colaianni, C. Monaco, C. Lippo, Castoro, Cavalluzzi, Cauteruccio, Orchestra Internazionale d'Italia, Beltrami)
発売日:2016年04月27日 NMLアルバム番号:CDS7737
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
1850年にナポリのヌェーヴォ劇場で初演された歌劇「ドン・チェッコ」は、それまでのナポリの歌劇に見られる抒情的な作品とはまた違う楽しさで大成功を収めました。ナポリ方言を駆使した、この作品はしばしばヴェルディの「椿姫」と一緒に上演されたといい、確かにこの滑らかで心地よい音楽は、悲劇の筆頭ともいえる「椿姫」の悲しい気分を和らげるのに一役買ったことでしょう。 今回の世界初録音となるこの演奏は、マルティナ・フランカ音楽祭の常連たちによる手馴れた歌唱です。
収録作曲家:
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リヒャルト・シュトラウス・プロジェクト
R.シュトラウス(1864-1949):
ピアノ独奏作品全集 第2集 [ボヌッチェッリ]STRAUSS, R.: Richard Strauss Project - Piano Works (Complete), Vol. 2 (Bonuccelli)
発売日:2016年04月27日 NMLアルバム番号:CDS7748
CD価格:2,325円(税込)
第1集(CDS7695)に続く、リヒャルト・シュトラウスのピアノ作品全集第2集です。少年期から青年期にかけて書かれた一連のピアノ曲は、まさに彼の進歩的な才能を示すものとしてもっと広く聞かれてもよいのではないでしょうか? 例えば1882年から84年に書かれた「4つの情緒ある風景」はシューマン風の優しい響きを持つ美しい曲集。ところどころに、後年の作品のような妖艶さが現れているのが何ともシュトラウスらしいところでしょうか。終曲で、突風のような情景の変化も面白い部分といえるでしょう。イタリアのピアニスト、ボヌッチッリの繊細な演奏は曲の魅力を最大に引き出しています。また、4つの作品は世界初録音となります。
収録作曲家:
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魔女と悪魔
タルティーニ/パガニーニ/ロカテッリ [ファンフォーニ/バッレリーニ]Violin and Piano Recital: Fanfoni, Luca / Ballerini, Luca - TARTINI, G. / PAGANINI, N. / LOCATELLI, P.A. (Of Witches and Devils)
発売日:2016年04月27日 NMLアルバム番号:CDS7749
CD価格:2,325円(税込)
18世紀の終わりから19世紀にかけて、ヴァイオリンの演奏技法は格段に進歩しました。もちろんタルティーニ、ロカテッリ、そしてパガニーニといった巨匠たちの存在なしには、この進歩はなかったでしょう。このアルバムではそんな彼らの技巧的な作品をチョイスして収録しました。 夢の中で演奏法を悪魔から示唆されたというタルティーニの「悪魔のトリル」、パガニーニの「魔女たちの踊り」といったタイトルからもわかる通り、「これらの作品は人間には到底演奏できない」と思わせるだけの技巧が全編に駆使されています。もちろんファンフォーニの演奏は「悪魔を凌駕するほどの」完成度を持っています。また、パガニーニの「祈りのソナタ」は通常演奏される版ではなく、一切の省略なしの完全版での演奏です。そしてこの曲をパガニーニ自身が使用した楽器で演奏するという夢のような企画。もちろんこの版での演奏は世界初録音となります。
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発売日:2016年04月27日
DVD日本語字幕付き価格:3,300円(税込、送料無料)
3作からなる「ミラノ・スカラ座の黄金時代」のシリーズで、大歌手たちに軽妙、かつ的確なインタビューを試みていたジャーナリスト、エンツォ・ビアーギ(1920-2007)。今回はアレーナ・ディ・ヴェローナに舞台を移してのインタビューです。もともとはローマ時代の円形闘技場として用いられたこの舞台。20,000人以上の観客が収容可能で、音響的にも優れているため、夏の間は格好のオペラ公演の場所として用いられています。 今回のインタビューにも大歌手たちが登場。この劇場で歌うことの喜びを、思い思いの言葉で語っています。同時に収録された映像もとても興味深いもの。巨大なセットや歌手たちの動きは、通常の劇場とは違う雰囲気を醸しだしています。 ※日本語帯付き
収録作曲家:
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発売日:2016年04月27日
DVD字幕なし価格:3,300円(税込、送料無料)
1765年に作曲されたガルッピの「奴隷送達のためのミサ」は、彼が当時音楽監督を務めていたヴェネツィアの聖マルコ大寺院の合唱団のために書かれたものです。ソリストと合唱、オーケストラの響きが完全に一体となった響きと、優れた対位法の高い技術は、オペラ作曲家としての彼の能力とは違ったものが発揮されているようです。この作品は世界初録音となります。 かたやモーツァルトの「戴冠式ミサ」は1779年の作品。華やかな楽想で広く愛されています。バロック期の演奏について定評あるイ・ソリスティ・ヴェネティとシモーネによる壮麗な演奏でお楽しみください。エテルミターニ教会内部の美しい装飾も見どころの一つです。
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ヴェルディ(1813-1901):
歌劇「ジョヴァンナ・ダルコ」 [プラット/ボラス/キム/パーリ・ペトゥルッツェッリ劇場合唱団/イタリア国際管/フリッツァ]VERDI, G.: Giovanna d'Arco [Opera] (Pratt, Borras, Julian Kim, Bari Teatro Petruzzelli Chorus, Orchestra Internazionale d'Italia, Frizza)
発売日:2016年03月30日 NMLアルバム番号:CDS7676
CD 2枚組日本語字幕付き価格:3,300円(税込、送料無料)
「ジョヴァンナ・ダルコ」とは誰もが知っている「ジャンヌ・ダルク」のイタリア読みの名前。神から啓示を受けた少女がフランスのために戦い、最後は命を落とす物語です。ヴェルディ(1813-1901)は彼の7作目の歌劇に、この題材を用いましたが、そのストーリーは、ヴェルディが好んだ強烈な愛国心に、王とダルコとの間の愛情、父ジャコモとの確執を絡めたもので、ダルコは最後に火あぶりになることはなく戦死するという、かなり人間くさい物語となっています。 物語で重要な役割を演じるのが王カルロ7世。ここでは2014年にカウフマンの代役としてメトでデビューを飾った新進気鋭のテノール、ジャン=フランソワ・ボラスが見事な歌唱を聞かせています。題名役を歌うプラットも2007年にデビューして以来、着々とキャリアを重ね、ここでも表現力溢れるダルコを演じています。
収録作曲家:
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ハッセ(1699-1783):
歌劇「アルタセルセ」 [ジュスティニャーニ/スキアヴォ/プリーナ/ファジョーリ/ボーヴェ/ジョヴァンニーニ/ロヴァリス]HASSE, J.A.: Artaserse [Opera] (Giustiniani, Schiavo, Prina, Fagioli, Bove, Giovannini, Rovaris)
発売日:2016年03月30日 NMLアルバム番号:CDS7715
CD 3枚組価格:4,050円(税込、送料無料)
2012年、マルティナ・フランカ音楽祭で最も注目されたのが、このハッセ(1699-1783)の「アルタセルセ」です。メスタージオのこの台本は当時とても人気があり、ハッセだけでなく、グルック、ヴィンチ、グラウン、ガルッピ、J.C.バッハなど多くの作曲家が曲を付けていることでも知られています。1730年の初演時にはファリネッリがアルバーチェ、クッツォーニがマンダーネ、ニコリーノがアルタバーノと、当時最高の歌手たち(カストラートを含む)によって演じられ、聴衆たちが熱狂したというものです。 ハッセはこの作品に1740年、1760年の2つの異なる改訂版を作っていますが、この収録では、1730年のヴェニス初演版が用いられているところも興味深いものです。名カウンターテナー、ファジョーリは3オクターヴの広い声域を生かし、伝説の歌手ファリネッリを彷彿させる印象的な歌唱を披露しています。もともと俳優であるレヴィアの現代的な演出にも注目です。
収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
組曲 BWV 997
トリオ・ソナタ集 [カヴァサンティ/チオメイ]BACH, J.S.: Lute Partita, BWV 997 / Trio Sonatas, BWV 525, 526 and 529 (arrangements for flute, recorder, harpsichord and organ) (Cavasanti, Ciomei)
発売日:2016年03月30日 NMLアルバム番号:CDS7739
CD価格:2,325円(税込)
バッハ(1685-1750)の「6つのトリオ・ソナタ」BWV525-530は、もともとオルガンのために書かれた作品です。しかし、右手パート、左手パート、足鍵盤パートが完全に独立しているため、このように室内楽版としての演奏もしばしば行われます。また、BWV997は、リュートのためのパルティータですが、こちらもアンサンブル作品として緊密な世界が描き出されています。 フルーティスト、カヴァサンティと鍵盤奏者チオメイは、この作品から見事な対話を引き出し、エキサイティングで情熱的な音楽を紡ぎ出しています。
収録作曲家:
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ライネッケ(1824-1910):
バラード/フルート協奏曲他 [カルボッタ/ジェシュフ・フィル/キラジエフ]REINECKE, C.H.C.: Ballade / Flute Concerto / Serenata (Carbotta, Rzeszow Philharmonic, Kiradjiev)
発売日:2016年03月30日 NMLアルバム番号:CDS7741
CD価格:2,325円(税込)
ドイツロマン派の作曲家、指揮者カール・ライネッケ(1824-1910)は、生涯多くの作品を書き、出版された作品だけでも300を超えています。しかし作風が保守的であったためか、一部のフルート曲を除き、これらの作品は現在ではほとんど演奏されることもありません。 そんなライネッケの作品、21世紀になって復興の兆しが見え始めました。このアルバムでも、彼が書いたフルート作品2曲と「弦楽のためのセレナード」を収録。ロマンティックな旋律と、重厚なオーケストレーションを楽しむことができるものです。初期ロマン派の作品を得意とするフルーティスト、カルボッタの華麗な演奏で。
収録作曲家:
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エリントン(1899-1974):
ピアノ作品集ELLINGTON, D.: Piano Works (Palombi)
発売日:2016年03月30日 NMLアルバム番号:CDS7743
CD価格:2,325円(税込)
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ベートーヴェン(1770-1827):
3つのヴァイオリン・ソナタ Op.30
(L.F.P. ドルーエによるフルートとピアノ編) [デ・ローサ/デルッキ]BEETHOVEN, L. van: Violin Sonatas Nos. 6, 7 and 8 (arr. L.F.P. Drouet for flute and piano) (De Rosa, Delucchi)
発売日:2016年03月30日 NMLアルバム番号:CDS7746
CD価格:2,325円(税込)
ベートーヴェン(1770-1827)のOp.30の3つのソナタは1802年頃に作曲されたと考えられ、ロシア皇帝アレクサンドル1世に献呈されています。このアルバムでは、18世紀の作曲家、フルート奏者であったドゥルーエがフルート用に編曲した版が演奏されています。 ドゥルーエはフランス人の父とオランダ人の母のもと、アムステルダムに生まれ、16歳の時にオランダ王室のフルート奏者になり、やがてパリに招かれ、ナポレオンとルイ18世の宮廷音楽家となり、その名声は広くヨーロッパに知られることとなります。旅行先のイギリスでも高い人気を誇ることとなりました。メンデルスゾーンの親友でもあり、「フルートのパガニーニ」とも呼ばれています。 ベートーヴェンの中期の作品であるこの作品は、ヴァイオリンとピアノが対等の役割を持つように書かれていますが、ドゥルーエは完璧にフルートのためのソナタに移し替え、これをデ・ローザが精妙に演奏しています。
収録作曲家:
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発売日:2016年03月30日
DVD日本語字幕付き価格:4,050円(税込、送料無料)
「ジョヴァンナ・ダルコ」とは誰もが知っている「ジャンヌ・ダルク」のイタリア読みの名前。神から啓示を受けた少女がフランスのために戦い、最後は命を落とす物語です。ヴェルディ(1813-1901)は彼の7作目の歌劇に、この題材を用いましたが、そのストーリーは、ヴェルディが好んだ強烈な愛国心に、王とダルコとの間の愛情、父ジャコモとの確執を絡めたもので、ダルコは最後に火あぶりになることはなく戦死するという、かなり人間くさい物語となっています。 物語で重要な役割を演じるのが王カルロ7世。ここでは2014年にカウフマンの代役としてメトでデビューを飾った新進気鋭のテノール、ジャン=フランソワ・ボラスが見事な歌唱を聞かせています。題名役を歌うプラットも2007年にデビューして以来、着々とキャリアを重ね、ここでも表現力溢れるダルコを演じています。
収録作曲家:
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発売日:2016年03月30日
DVD 2枚組日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
2012年、マルティナ・フランカ音楽祭で最も注目されたのが、このハッセ(1699-1783)の「アルタセルセ」です。メスタージオのこの台本は当時とても人気があり、ハッセだけでなく、グルック、ヴィンチ、グラウン、ガルッピ、J.C.バッハなど多くの作曲家が曲を付けていることでも知られています。1730年の初演時にはファリネッリがアルバーチェ、クッツォーニがマンダーネ、ニコリーノがアルタバーノと、当時最高の歌手たち(カストラートを含む)によって演じられ、聴衆たちが熱狂したというものです。 ハッセはこの作品に1740年、1760年の2つの異なる改訂版を作っていますが、この収録では、1730年のヴェニス初演版が用いられているところも興味深いものです。名カウンターテナー、ファジョーリは3オクターヴの広い声域を生かし、伝説の歌手ファリネッリを彷彿させる印象的な歌唱を披露しています。もともと俳優であるレヴィアの現代的な演出にも注目です。
収録作曲家:
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ルイージ&フェレリコ・リッチ:
歌劇《クリスピーノと死神》 [コライアンニ/ボスコーロ/イタリア国際管/ビニャミーニ]RICCI, L. / RICCI, F.: Crispino e la Comare [Opera] (Colaianni, Boscolo, Orchestra Internazionale d'Italia, Bignamini)
発売日:2016年02月24日 NMLアルバム番号:CDS7675
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
19世紀の半ば、イタリアのリッチ兄弟(ルイージ: 1805-1859、フェレリコ:1809-1877)が作曲した歌劇《クリスピーノと死神》は、S.ファブリケージの台本による軽妙な喜劇です。初演されるやいなや、世界中で人気を得たというこの物語はグリム童話の「死神の名付け親」と酷似していることでも知られており、死神の姿を見ることのできる主人公が、その力を用いて評判のよい医者になるというものです。しかし死神を騙して怒らせてしまい、主人公は命を落としてしまう…というのが童話の結末ですが、こちらの歌劇では主人公クリスピーノは、死神(妖精)に謝罪し生き返るという結末になっています(三遊亭圓朝の創作落語「死神」も同じような粗筋を持っていますが、こちらはグリム童話に近いものです)。 そんなわけで安心して笑えるこのお話では、妻アンネッタが重要な働きをしますが、ここで彼女を演じているのは、以前「椿姫」のヴィオレッタ役で一世を風靡したステファニア・ボンファデッリ。繊細な歌唱に力強さが加わった実にステキなアンネッタを演じています。題名役のドメニコ・コライアンニのユーモラスな歌唱も魅力的です。
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チマローザ(1749-1801):
ピアノ・ソナタ全集 第1集 [カンデーラ]CIMAROSA, D.: Piano Sonatas (Complete), Vol. 1 (Candela)
発売日:2016年02月24日 NMLアルバム番号:CDS7720
CD価格:2,325円(税込)
チマローザ(1749-1801)というと、70曲近いオペラを作曲した人として知られています。しかしそれらのほとんどは現在演奏されることはあまりなく、「秘密の結婚」や「宮廷楽士長」などのいくつかの歌劇と、その他の歌劇の序曲のみ、そしてレクイエム、オーボエ作品などが時折演奏されるに留まっています。しかし、彼は鍵盤のためのソナタも88曲残していて、これらは知られざる名曲として、最近評価が高まっています。どの曲も3分ほどの短いもので、恐らくD.スカルラッティの1楽章形式のソナタの様式を継承していると思われます。しかし古典派の時代の作品だけあって、どの曲も多彩な表情を持ち、一つたりとて似たものはありません。残りの44曲は第2集に続きます。
収録作曲家:
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発売日:2016年02月24日
DVD日本語字幕付き価格:4,050円(税込、送料無料)
19世紀の半ば、イタリアのリッチ兄弟(ルイージ: 1805-1859、フェレリコ:1809-1877)が作曲した歌劇《クリスピーノと死神》は、S.ファブリケージの台本による軽妙な喜劇です。初演されるやいなや、世界中で人気を得たというこの物語はグリム童話の「死神の名付け親」と酷似していることでも知られており、死神の姿を見ることのできる主人公が、その力を用いて評判のよい医者になるというものです。しかし死神を騙して怒らせてしまい、主人公は命を落としてしまう…というのが童話の結末ですが、こちらの歌劇では主人公クリスピーノは、死神(妖精)に謝罪し生き返るという結末になっています(三遊亭圓朝の創作落語「死神」も同じような粗筋を持っていますが、こちらはグリム童話に近いものです)。 そんなわけで安心して笑えるこのお話では、妻アンネッタが重要な働きをしますが、ここで彼女を演じているのは、以前「椿姫」のヴィオレッタ役で一世を風靡したステファニア・ボンファデッリ。繊細な歌唱に力強さが加わった実にステキなアンネッタを演じています。題名役のドメニコ・コライアンニのユーモラスな歌唱も魅力的です。現代的な演出もこの楽しいお話をスピーディにみせています。
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発売日:2016年02月24日
DVD日本語字幕付き価格:3,300円(税込、送料無料)
D.スカルラッティやアルビノーニが活躍していた頃…イタリアの後期バロック時代の歌劇は、それまでの神話や歴史上の人物を扱った「難しくて固い」題材(オペラ・セリア)よりも、もっと軽妙な物語(オペラ・ブッファ)が好まれるようになってきました。もともとこの軽いお話の流行は、ペルゴレージの「奥様女中」に端を発していたといわれ、長いセリアの間に、軽い劇(インテルメッツォ…幕間劇)を挟むということがちょっとした流行になったのです。 このDVDの2つの作品もそのようなもので、アルビノーニの「ピンピノーネ」は1708年にヴェネツィアで初演された彼自身のセリア「アスタルト」の幕間劇として演奏されています。テレマンも同じ題材で歌劇を書いていますが、お話は「奥様女中」と似たもので、小金持ちの年取りをうまく手玉に取って玉の輿に乗る女性のお話。またスカルラッティの「ラ・ディリンディーナ」は1715年に初演されたセリア「アンブレト」の幕間劇。こちらも若い娘と老練な声楽教師、そして彼女と仲の良い声楽家とのちょっとしたいざこざを描いた楽しいお話です。 映像は世界初。小編成のオーケストラと歌手たちの親密な雰囲気が良く捉えられてます。
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イザイ、プロコフィエフ、マンツォーリ:
2台のヴァイオリンのための作品集 [ピーマデュオ]Violin Duo Recital: PimaDuo - YSAŸE, E. / PROKOFIEV, S. / MANZOLI, A.
発売日:2016年01月27日 NMLアルバム番号:CDS7738
CD価格:2,325円(税込)
ヴァイオリンのデュオというのは、特別な響きを醸し出します。時には対照的に、時には完璧に同調し、豊かな音色が紡ぎ出されるのです。このアルバムには3つの「ヴァイオリン・デュオ」の作品が収録されています。 まるで協奏曲のように壮大なイザイの作品は、あまりの演奏の困難さを鑑みた出版社が、最初はヴィオラ・パートを付け加えたというエピソードを持つもの。プロコフィエフのソナタは、彼が亡命生活に見切りをつけ、故国に帰る途中に作曲された作品で、どことなく郷愁を感じさせる名作です。世界初演作であるマンツォーリの「組曲」は古典的な様式に則った「刺激的」な音楽。2台のヴァイオリンが競い合うように不可思議な音を紡いでいきます。
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発売日:2016年01月27日
Blu-ray日本語字幕付き価格:4,050円(税込、送料無料)
氷のような冷たい心を持つトゥーランドット姫。彼女の心を射止めることは至難の業であり、それは彼女が出題する3つの謎掛けに正しい答えを出すこと。「失敗した場合は死あるのみ」という、この謎解きに挑戦するのは熱い心を持ったある王子。彼はトゥーランドット姫の出す謎に次々と答え、最後には自ら姫に対して問いを投げかける。「私の名前を知っているか?」姫は国中の人々に「今夜は眠らず、この男の名前を解き明かせ」とおふれを出し、それを見た王子は意気揚々と「誰も寝てはならぬ」を歌い上げる……。 イタリア・オペラにおける屈指の名作「トゥーランドット」はプッチーニの最後のオペラであり、完成までには多くの紆余曲折を経たことで知られている。完成の直前に体調を崩したプッチーニは結局この作品を完成することなく第3幕のリューの自害の場面でこの世を去る。
収録作曲家:
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発売日:2015年12月23日
DVD日本語字幕なし価格:4,050円(税込、送料無料)
プッチーニ(1858-1924)の歌劇作品の中でも、最も人気の高いのがこのトゥーランドットです。「誰も寝てはならぬ」などの名アリアを含む煌びやかな音楽はもちろんのこと、異国情緒たっぷりの壮大な舞台・・・など、演出や衣装、装置などに様々な工夫を凝らすことができる作品として知られています。 この舞台は名映画監督ジュリアーノ・モンタルドが演出を担当。全ての人が満足できる壮麗な舞台となっています。トゥーランドットを歌うのはベテラン、ダニエラ・デッシー。氷の心を持つ美女をとことん追求した強靭な声と演技が魅力的です。カラフ役のマラニーニもベテラン中のベテラン。安心して楽しめる歌唱です。全ての人にオススメできる映像です。
収録作曲家:
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パガニーニの再発見
ニコロ・パガニーニのヴァイオリンで弾く作品集 [ファンフォーニ/バッレリーニ/シモンチーニ/ジュディチェ]PAGANINI, N.: Violin Music (Paganini Rediscovered) (L. Fanfoni, D. Fanfoni, Ballerini, Simoncini, Giudice)
発売日:2015年12月23日 NMLアルバム番号:CDS7672
CD価格:2,325円(税込)
パガニーニ(1782-1840)の「モーゼによる変奏曲」は、タイトル通りロッシーニのオペラ「エジプトのモーゼ」に触発され、1819年頃に作曲されましたが、出版は1855年になってから。どうもその時に最初に構想された「序奏」はなくなってしまい、通常聴かれるようなハ短調の憂鬱なメロディから始まるようになったようです。しかしパガニーニは、その前に華麗な「奇想曲」風の序奏を用意していたことが、最近になってパルマのパラティーナ図書館で発見された手稿を研究することで判明したのです。その中には、このCDに含まれているいくつかの作品の譜面もあり、これらはパガニーニの新発見の作品として、カタログに追加されることでしょう。 またファンフォーニはこれらの作品を、パガニーニ自身が所有していた1742年製のグァルネリ「デル・ジェス」で演奏することで、作品本来の姿を追求しています。
収録作曲家:
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発売日:2015年12月23日
CD日本語字幕付き価格:3,300円(税込、送料無料)
イタリアが誇る名ジャーナリスト、エンツォ・ビアーギ(1920-2007)による大歌手たちのインタビュー映像集。ミラノ・スカラ座に格別の愛を抱いていたビアーギは、1981年から1982年に渡り、上演される歌劇にまつわる全ての事象を掘り下げるために、リハーサル中の歌手や指揮者たちにインタビューを重ね、この興味深い映像を作り上げた。 今作は1981年の伝説的なスカラ座の初来日公演時のインタビューで、ドミンゴ、アバド、カプッチルリ、フレーニが登場し、公演会場の模様やクライバーが舞台の袖に待機する映像など貴重な記録を含んでいる。
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ロッシーニ(1792-1868):
歌劇「オテロ、またはヴェネツィアのムーア人」 [クンデ/ロメウ/ミロノフ/マクファーソン/ヘント・フラーンデレン歌劇場交響合唱団&交響楽団/ゼッダ]ROSSINI, G.: Otello [Opera] (Kunde, Romeu, Mironov, McPherson, Vlaanderen Opera House Symphony Chorus and Orchestra, Zedda)
発売日:2015年10月28日 NMLアルバム番号:CDS7711
CD 3枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
シェイクスピアのお馴染みの戯曲を元に、ロッシーニ(1792-1868)が1816年に作曲した歌劇「オテロ」。彼の作品の中でもとりわけ重厚な雰囲気を持つこの悲劇ですが、台本の不備があった上に、その71年後にヴェルディの名作「オテロ」が発表されたことで、こちらの作品はすっかり影が薄くなってしまったのです。しかし、最近の「ロッシーニ・ルネサンス」に伴い、この「オテロ」も少しずつ上演される機会が増えてきました。 この作品、1846年の初演以降、作曲家自身による改訂版…ハッピーエンドになる…も作られていますが、やはりロッシーニの最初の構想通り、デスデモーナは高貴な死を遂げるほうが、物語としても優れているのではないでしょうか。この演奏は、ロッシーニ財団による比較校訂版によるもので、悲劇的なシェイクスピアの幕切れを備えています。現代最高のテノール、クンデが歌うオテロ、スペインの若手ロメウによるデスデモーナをアルベルト・ゼッダによる生き生きとした指揮が支えています。
収録作曲家:
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発売日:2015年10月28日
DVD日本語字幕付き価格:3,300円(税込、送料無料)
イタリアが誇る名ジャーナリスト、エンツォ・ビアーギ(1920-2007)による大歌手たちのインタヴュー映像集です。ミラノ・スカラ座に格別の愛を抱いていたビアーギは、1981年から1982年に渡り、上演される歌劇にまつわる全ての事象を掘り下げるために、リハーサル中の歌手や指揮者たちにインタヴューを重ね、この興味深い映像を作り上げました。 この第2弾でも未発表の映像が数多く収録されています。ミラノ・スカラ座バレエのプリマ、ルチアーナ・サヴィニャーノへのインタヴューを始め、1982年、スカラ座で上演された「フィガロの結婚」におけるリハーサル中のムーティとストレーレルへのインタビュー、そして「天使の声」と絶賛されたレナータ・テバルディのデビュー時にトスカニーニが行ったオーディションのこと、そして彼女における最大のライバル、マリア・カラスとの関係・・・。1973年に創設されたオペラ愛好会「アミーチ・デル・ロッジョーネ」でのオペラ談義、そして最後はシミオナートが語るトスカニーニとマリア・カラスの思い出、と興味深い映像が目白押し。もちろん今回も、理解に役立つ詳細な日本語字幕が付いています。
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ヴィヴァルディ(1678-1741):
Di Trombe Guerriere - 戦いのトランペット
協奏曲とオペラ・アリア集 [カッソーネ/フリジェ/アンサンブル・ピアン・エ・フォルテ/ファンナ]VIVALDI, A.: Concerto for 2 Trumpets / Opera Arias (Di Trombe Guerriere) (Cassone, Frigé, Ensemble Pian and Forte, Fanna)
発売日:2015年09月23日 NMLアルバム番号:CDS7710
CD価格:2,325円(税込)
以前はヴィヴァルディというと、協奏曲「四季」、もしくはその周辺の一部の協奏曲ばかりが知られていて、声楽曲や歌劇については、その存在すらも無視されていたかのようでした。もちろんこれらを的確に紹介するアーティストたちも数えるばかりであり、ヴィヴァルディのオペラの素晴らしさが一般に認知されたのは、あのチェチーリア・バルトリのアリア集が一つのきっかけになったことは間違いありません。同時に歌劇の演奏の機会も増え、最近はようやくそのバロック・オペラの認知度も上がってきたようです。 ヴィヴァルディ(1678-1741)の声楽曲はとりわけ、トランペットと密接な関係を持っていて、このアルバムではアリアを紹介しながら、フィーチャーされたトランペットも楽しむという趣向になっています。現代のトランペットとは違った技術を必要とするナチュラル・トランペットの妙技を、超絶技巧を駆使したアリアとともにお楽しみください。
収録作曲家:
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これが私のヴェルディ
ヴェルディ(1813-1901):
オペラ・アリア集 [ニッツァ]VERDI, G.: Opera Arias (This Is My Verdi) (Nizza)
発売日:2015年09月23日 NMLアルバム番号:CDS7721
CD価格:2,325円(税込)
2007年のパレルモ・マッシモ歌劇場来日公演の際、「シチリア島の夕べの祈り」のエレナ公女を演じて観客の人気を独り占めしたソプラノ、アマリッリ・ニッツァの最新アルバムです。あれから7年の歳月を経た彼女の声は一層存在感を深め、迫力も増しています。 このアルバムは彼女が「親友」と称するヴェルディ(1813-1901)の名アリアを収録したもので、ヴェルディ作品にふさわしい、劇的な表現力と素晴らしい声を存分に堪能できるものとなっています。
収録作曲家:
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発売日:2015年09月23日
DVD日本語字幕付き価格:3,300円(税込、送料無料)
イタリアが誇る名ジャーナリスト、エンツォ・ビアーギ(1920-2007)による大歌手たちのインタヴュー映像集です。ミラノ・スカラ座に格別の愛を抱いていたビアーギは、1981年から1982年に渡り、上演される歌劇にまつわる全ての事象を掘り下げるために、リハーサル中の歌手や指揮者たちにインタビューを重ね、この興味深い映像を作り上げました。 もちろん既に大歌手であった、マリア・カラスの未発表のインタビュー映像やマリオ・デル・モナコへのロングインタビューは最大の見所ですが、この年の新プロジェクトであったワーグナーの「ローエングリン」を振ったアバドと演出家ジョルジョ・ストレーレルへの興味深いインタビューがあったり、ミレッラ・フレーニの飾らない人柄を見る事ができたりと、イタリア・オペラ・ファンならずとも、垂涎の映像であることは間違いありません。 このシリーズ、続編もお楽しみに! もちろん理解に役立つ詳細な日本語字幕が付いています。
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ヴィヴァルディ(1678-1741):
歌劇「ファルナーチェ」RV 711 [ヌーティ/ヴァッレロトンダ/タッツァーリ/フィオレンティーノ・マッジオ・ムジカーレ管/サルデッリ]VIVALDI, A.: Farnace [Opera] (Nuti, Vallerotonda, Tazzari, Fiorentino Maggio Musicale Orchestra, Sardelli)
発売日:2015年08月26日 NMLアルバム番号:CDS7670
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
1727年に初演されたヴィヴァルディ(1678-1741)の歌劇「ファルナーチェ」。この主人公は「ポントの王ミトリダーテ」の長男にあたります。現在、ミトリダーテから王位を引き継いだファルナーチェは、カッパドキアの王女タミーリを妻にしています。しかしタミーリの母であるベレニーチェはそれを許すわけにはいきません。なぜなら彼女の夫であるカッパドキア王と、王子はミトリダーテに討ち取られていたからです。 そんな緊張を孕んだ人間関係の上に起こるファルナーチェの危機・・・それはポントにローマ軍が攻め入ってきたからです。戦いの末、逃亡せざるを得ないファルナーチェ、妻タミーリはわが子と共に自害しなくてはいけない。しかし彼女の母ベレニーチェはそれを止めなくてはならない。そんな交錯する思いの中に浮かび上がる深い家族愛。ヴィヴァルディはこの緊迫の物語に息を飲むような美しい音楽をつけています。 バロック音楽のスペシャリストによる歌唱と、サルデッリの流麗な指揮による完璧な「ファルナーチェ」の登場です。
収録作曲家:
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チレア(1866-1924):
歌劇「アルルの女」 [ヴェストリ/ゴロフニン/シチーリア/アントヌッチ/ヴィンチェンツォ・ベッリーニ・マルキジアーノ歌劇合唱団/チルッフォ]CILEA, F.: Arlesiana (L') [Opera] (Vestri, Golovnin, Sicilia, Antonucci, Coro Lirico Marchigiano V. Bellini, Marchigiana Philharmonic, Cilluffo)
発売日:2015年08月26日 NMLアルバム番号:CDS7688
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
ビゼーの名作「アルルの女」と同じドーデの「風車小屋より」を原作とするこの歌劇ですが、全曲が演奏されることはほとんどありませんので、この映像は大変貴重なものといえるでしょう。この作品の中で最も知られているのが、第2幕で歌われる悲痛なアリア「フェデリコの嘆き」です。このメロディは幕切れにも奏され、この救いのない作品の結びとなります。 この演奏では、初稿版に含まれていたものの以降失われてしまった、テノールのアリア「Una mattina ‐ ある朝」も復元されています。ゴロフニンの美しいテノールと、彼を取り巻く人々の表情豊かな歌唱、そして重厚なオーケストラの響きによる物語をお楽しみください。
収録作曲家:
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カルクブレンナー(1785-1849):
3つのピアノ・ソナタ Op.4 [ジェローザ]KALKBRENNER, F.: Piano Sonatas, Op. 4, Nos. 1-3 (Gerosa)
発売日:2015年08月26日 NMLアルバム番号:CDS7707
CD価格:2,325円(税込)
ドイツで生まれ、イングランドとフランスで人生の大半を過ごしたピアニスト、作曲家カルクブレンナー(1785-1849)。彼の作品は現在、あまり知られているとは言えませんが、19世紀前半のビーダーマイヤー(日常的なものに目を向けようとして生まれた市民文化)時代を代表する名手であり、ピアノ曲を中心に、数多くの作品を創り上げた人でした。また、プレイエルのピアノ製造会社に入社し、ここで事業を成功させ富と名誉を得て、教師としても多数の音楽家たちを育て上げています(ショパンのピアノ協奏曲第1番は、カルクブレンナーに献呈されています)。 このような生涯を送ったカルクブレンナーの作品は、同時代の鍵盤音楽作曲家、クレメンティ、ドゥシェク、フンメル、モシェレス、リースらと同じように、ピアノの発展とともに進化したものといえるでしょう。この3つのソナタOp.4は1809年に出版されたもので、明らかにベートーヴェンの影響を示しています。そして技術的にはそれほど困難ではなく、恐らく学習者のために書かれたものでしょう。イタリアのピアニスト、ジェローザはバッハからロマン派までの作品を得意とする人で、特にこの時代の作品の解釈について高く評価されています。
収録作曲家:
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ソル(1778-1839):
組曲の形式による練習曲 [ケリーチ]SOR, F.: Studies in the Form of Suites (Cherici)
発売日:2015年08月26日 NMLアルバム番号:CDS7722
CD価格:2,325円(税込)
カタルーニャ生まれの作曲家、ギター奏者フェルナンド・ソル(1778-1839)。当時のギターはお世辞にも「芸術的な楽器」とはみなされていなかったのですが、彼は奏法技術を高めるとともに、素晴らしい作品を多数作曲することで、世界的にギターの価値を広めた人なのです。しかし彼の技術そのものは名人芸という域ではなく、どちらかというと、学習者たちの技術に寄り添ったものであり、従って彼の作品を演奏することはギター演奏の技術の習得に役立つものでもあるのです。古典派に属する人でありながら、その作風はロマン派よりで、どの作品も抒情的であり、演奏する人にとっても、聴き手にとっても楽しいものです。 このアルバムは、そんなソルの数多い練習曲の中からいくつかを選択、同じ調性でまとめて、音色の変化を楽しむというコンセプトで出来ています。ミラノ音楽院で学んだケリーチは、この録音のために1817年製のオリジナル楽器を用いることで、当時の雰囲気を色濃く感じさせています。
収録作曲家:
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Mozart after Mozart
ヨハン・ネポムク・フンメルの編曲によるモーツァルトの2つのピアノ協奏曲集 [ミウッチ/シュカムレッツ/ゲバウアー/ゴサルベス]MOZART, W.A.: Piano Concertos Nos. 18 and 20 (arr. J.N. Hummel for piano, flute, violin and cello) (Miucci, Skamletz, Gebauer, Gosalvez)
発売日:2015年08月26日 NMLアルバム番号:CDS7723
CD価格:2,325円(税込)
ハンガリー(現在はスロヴァキア)出身の作曲家、ピアニスト、フンメル(1778-1837)の最も良く知られているエピソードに「8歳の時に、2年間モーツァルトの家に住み込んでピアノを習った」というものがあります。そんなフンメル、50作ほどのモーツァルトの協奏曲や交響曲を、小編成のアンサンブルで演奏できるように編曲しています。これはフンメル自身がモーツァルトの作品に深い愛着と関心があったことももちろんですが、当時の家庭での需要(大編成の作品を家庭で演奏できるように小さくする)や、フンメルに対するモーツァルト自身の信頼の大きさも関係しているのでしょう。そして出来上がった「室内楽版」の協奏曲や交響曲は、原作とはまた違った味わいを持つ見事なものであり、近年、演奏される機会も増えています。ここでは第18番と第20番の2曲が演奏されています。
収録作曲家:
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発売日:2015年08月26日
Blu-ray日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
この歌劇の主役であるファルナーチェは、あのモーツァルトの「ポントの王ミトリダーテ」にも登場する人物で、ミトリダーテはかれの父にあたります。紀元前185年から160年頃まで王位にあった実在の王であり、その日々は戦いに明け暮れるものでした。そしてファルナーチェはポントの王位を父から引継ぎ、カッパドキアの王女タミーリとの結婚を願っていたのですが、タミーリの母であるベレニーチェはそれを許すことはありません。なぜならミトリダーテとの戦いの果て、彼女の夫であるカッパドキア王と王子は倒されてしまっていたからです。しかしファルナーチェはベレニーチェの許可を得ず、タミーリと結婚。すでに子をなしています。 そんなポント国、現在ローマ軍に包囲されており、ファルナーチェは最後の反撃に出るのですが手も足も出ません。妻であるタミーリは子どもを隠し、自ら自害の道を選びますが、そこに母であるベレニーチェが現れ、それを押しとどめます。またファルナーチェの妹セリンダは、ローマ軍団の高官アクィリオと、ベレニーチェの部下ジラーデに言い寄り、ファルナーチェの身の安全を図ろうとするのです。 1727年に初演されたこの歌劇には、政治的な駆け引きや愛憎の物語の根底に、深い家族愛が潜んでいるようです。それはファルナーチェが自らの息子を愛する心や、ベレニーチェが娘の幸せを望みながらも、夫や息子の恨みも忘れることができないこと。そして、もちろんファルナーチェとタミーリの強い愛。これらを、まるで息を飲むような迫力を盛った美しい音楽で綴ったヴィヴァルディ(1678-1741)の手腕には驚くばかりです。 美しい舞台とバロック音楽のスペシャリストたちによる完璧な歌唱、そしてサルデッリの流麗な指揮と、全てにおいて満足できる映像です。
収録作曲家:
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発売日:2015年08月26日
Blu-ray日本語字幕付き価格:4,050円(税込、送料無料)
農園の女主人ローザの息子フェデリコは「アルルから来たという女性」に首ったけです。羊飼いのバルダッサーレは、ローザに「良い娘がいるから紹介する」といい、またフェデリコの幼馴染みのヴィヴェッタは秘かに彼のことを思っています。しかしそんな人々の思いに気づいているのか、気づいていないのか、フェデリコは姿さえみせない「アルルの女」にご執心。そこにやってきたのがメティフィオ。彼は「アルルの女は元カノだった」といい、証拠の手紙までをも預けて行くのです。ショックを受けたフェデリコは家を飛び出し、その後をヴィヴェッタが追います。一度はヴィヴェッタとの結婚を決意したフェデリコですが、メティフィオの姿を見て、また「アルルの女」への想いが再燃。最後は錯乱してしまい高い塔の上から身を投げてしまうのです。 ビゼーの名作「アルルの女」と同じドーデの「風車小屋より」を原作とするこの歌劇ですが、全曲が演奏されることはほとんどありませんので、この映像は大変貴重なものといえるでしょう。この作品の中で最も知られているのが、第2幕で歌われる悲痛なアリア「フェデリコの嘆き」です。このメロディは幕切れにも奏され、この救いのない作品の結びとなります。 この演奏では、初稿版に含まれていたものの以降失われてしまった、テノールのアリア「Una mattina ‐ ある朝」も復元されています。ゴロフニンの美しいテノールと、彼を取り巻く人々の表情豊かな歌唱、そして重厚なオーケストラの響きによる物語をお楽しみください。
収録作曲家:
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発売日:2015年08月26日
DVD 2枚組日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
この歌劇の主役であるファルナーチェは、あのモーツァルトの「ポントの王ミトリダーテ」にも登場する人物で、ミトリダーテはかれの父にあたります。紀元前185年から160年頃まで王位にあった実在の王であり、その日々は戦いに明け暮れるものでした。そしてファルナーチェはポントの王位を父から引継ぎ、カッパドキアの王女タミーリとの結婚を願っていたのですが、タミーリの母であるベレニーチェはそれを許すことはありません。なぜならミトリダーテとの戦いの果て、彼女の夫であるカッパドキア王と王子は倒されてしまっていたからです。しかしファルナーチェはベレニーチェの許可を得ず、タミーリと結婚。すでに子をなしています。 そんなポント国、現在ローマ軍に包囲されており、ファルナーチェは最後の反撃に出るのですが手も足も出ません。妻であるタミーリは子どもを隠し、自ら自害の道を選びますが、そこに母であるベレニーチェが現れ、それを押しとどめます。またファルナーチェの妹セリンダは、ローマ軍団の高官アクィリオと、ベレニーチェの部下ジラーデに言い寄り、ファルナーチェの身の安全を図ろうとするのです。 1727年に初演されたこの歌劇には、政治的な駆け引きや愛憎の物語の根底に、深い家族愛が潜んでいるようです。それはファルナーチェが自らの息子を愛する心や、ベレニーチェが娘の幸せを望みながらも、夫や息子の恨みも忘れることができないこと。そして、もちろんファルナーチェとタミーリの強い愛。これらを、まるで息を飲むような迫力を盛った美しい音楽で綴ったヴィヴァルディ(1678-1741)の手腕には驚くばかりです。 美しい舞台とバロック音楽のスペシャリストたちによる完璧な歌唱、そしてサルデッリの流麗な指揮と、全てにおいて満足できる映像です。
収録作曲家:
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発売日:2015年08月26日
DVD日本語字幕付き価格:4,050円(税込、送料無料)
農園の女主人ローザの息子フェデリコは「アルルから来たという女性」に首ったけです。羊飼いのバルダッサーレは、ローザに「良い娘がいるから紹介する」といい、またフェデリコの幼馴染みのヴィヴェッタは秘かに彼のことを思っています。しかしそんな人々の思いに気づいているのか、気づいていないのか、フェデリコは姿さえみせない「アルルの女」にご執心。そこにやってきたのがメティフィオ。彼は「アルルの女は元カノだった」といい、証拠の手紙までをも預けて行くのです。ショックを受けたフェデリコは家を飛び出し、その後をヴィヴェッタが追います。一度はヴィヴェッタとの結婚を決意したフェデリコですが、メティフィオの姿を見て、また「アルルの女」への想いが再燃。最後は錯乱してしまい高い塔の上から身を投げてしまうのです。 ビゼーの名作「アルルの女」と同じドーデの「風車小屋より」を原作とするこの歌劇ですが、全曲が演奏されることはほとんどありませんので、この映像は大変貴重なものといえるでしょう。この作品の中で最も知られているのが、第2幕で歌われる悲痛なアリア「フェデリコの嘆き」です。このメロディは幕切れにも奏され、この救いのない作品の結びとなります。 この演奏では、初稿版に含まれていたものの以降失われてしまった、テノールのアリア「Una mattina ‐ ある朝」も復元されています。ゴロフニンの美しいテノールと、彼を取り巻く人々の表情豊かな歌唱、そして重厚なオーケストラの響きによる物語をお楽しみください。
収録作曲家:
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ポリーノ(1910-1959):
歌劇「サルディーニャ人」 - ヌラーゲの人々 [ヴィラーリ/ルッジェーリ/カリアリ劇場リリコ合唱団&管弦楽団/ブラモール]PORRINO, E.: Shardana (I) [Opera] (Villari, Ruggeri, Cagliari Teatro Lirico Chorus and Orchestra, Bramall)
発売日:2015年06月24日 NMLアルバム番号:CDS7683
CD 2枚組
通常価格:3,300円→ 特価!:790円(税込)西地中海の中央に位置するサルディーニャ島。この島の州都がカリアリです。紀元前20世紀頃、この地にヌラーゲ(遺跡の名前としても有名)人と呼ばれる人々がやってきます。エジプトの碑文に「海の民」として登場する彼らは、リディアを出発してティレニア海にたどり着き、ここでサルディーニャに行く者とエトルリアに行く者に分かれたとされ、このサルディーニャにやってきたヌラーゲ人が、この島に住む人々の起源であろうとされているのです。このオペラ「サルディーニャ人」はそんな3000年前の人々の愛と戦い、そして神への信仰を軸に、一人の戦士の物語を繰り広げていきます。
収録作曲家:
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発売日:2015年06月24日
Blu-ray日本語字幕付き価格:4,050円(税込、送料無料)
西地中海の中央に位置するサルディーニャ島。この島の州都がカリアリです。紀元前20世紀頃、この地にヌラーゲ(遺跡の名前としても有名)人と呼ばれる人々がやってきます。エジプトの碑文に「海の民」として登場する彼らは、リディアを出発してティレニア海にたどり着き、ここでサルディーニャに行く者とエトルリアに行く者に分かれたとされ、このサルディーニャにやってきたヌラーゲ人が、この島に住む人々の起源であろうとされているのです。このオペラ「サルディーニャ人」はそんな3000年前の人々の愛と戦い、そして神への信仰を軸に、一人の戦士の物語を繰り広げていきます。
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発売日:2015年06月24日
DVD日本語字幕付き価格:4,050円(税込、送料無料)
西地中海の中央に位置するサルディーニャ島。この島の州都がカリアリです。紀元前20世紀頃、この地にヌラーゲ(遺跡の名前としても有名)人と呼ばれる人々がやってきます。エジプトの碑文に「海の民」として登場する彼らは、リディアを出発してティレニア海にたどり着き、ここでサルディーニャに行く者とエトルリアに行く者に分かれたとされ、このサルディーニャにやってきたヌラーゲ人が、この島に住む人々の起源であろうとされているのです。このオペラ「サルディーニャ人」はそんな3000年前の人々の愛と戦い、そして神への信仰を軸に、一人の戦士の物語を繰り広げていきます。
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20世紀の女性作曲家たち [ウィンザー/トリオ・デ・アルプス]
Chamber Music - BEACH, A. / BOULANGER, L. / CLARKE, R. (20th-Century Women Composers) (Windsor, Trio des Alpes)
発売日:2015年05月27日 NMLアルバム番号:CDS7717
CD価格:7,717円(税込、送料無料)
このアルバムに収録された3人の女性作曲家たち。19世紀代における女性の地位は、現在では考えられないほどに規律にしばられていて、どれほど才能がある女性でも社会で自由に活躍することは、とても困難であったことは間違いありません。 イギリスの作曲家レベッカ・クラークは優れたヴィオラ奏者でもありましたが、作曲家として認められるまでには数々の苦難があり(コンクールに応募する際は男性名を用いたほど)彼女自身も「女性が作曲すること」に疑問を抱いていた節がありました。しかし完成された作品からは紛れもなく天才の香りが漂っています。 リリ・ブーランジェは著名な音楽一家に生まれ、姉ナディアも音楽家として大成しています。リリはもともと体が弱く、将来は望めないと宣言されていたにもかかわらず、素晴らしい神童ぶりを発揮したのですが、その才能もきら星の如く、たった24歳で散ってしまうことになります。残されたいくつかの作品は、後世の作曲家たちに影響を与えています。 それに引き換え、アメリカの作曲家ビーチは、その優れた才能をある程度発揮することができたようです。もちろん家庭の理解や本人の資質も大きかったのでしょう。そのため現在でも「創造的な作曲家として成功した最初のアメリカ人女性」として讃えられています。今の時代、果たして彼女たちの作品は、どのような位置にあるのでしょうか。
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発売日:2015年05月27日
Blu-ray Disc価格:4,050円(税込、送料無料)
シェイクスピアの同名戯曲に基づいたヴェルディ(1813-1901)の中期の傑作オペラ《マクベス》。当時のヴェルディは体調不良を感じつつも、いくつかの作品を同時進行で書き上げなくてはならず、台本作家ピアーヴェに当り散らすなど大荒れの状態だったといいます。1847年の初演は一応成功しましたが、一部のメディアでは酷評されるなど、ヴェルディにとっては会心の作とはいえなかったようです。そのため、その18年後に大幅な改訂を行い、とことんまで練り上げたのです。野心に駆られた夫婦が権力を手に入れるも、良心の呵責に耐えかねて転落していくまでを描いたこの悲劇は、もともとのシェイクスピアの戯曲の素晴らしさはもちろんのこと、ヴェルディの緊迫感に満ちた音楽が一層の相乗効果を齎しています。 2013年-2014年、ノヴァーラのカルロ・コッチャ劇場での新演出によるこの《マクベス》は、ホラーとスリラー的な味わいを全面に押し出すことで、人間の狂気をわかりやすく描き出しました。血みどろのシーンや、全裸の魔女の乱舞(魔女役の女優たちの熱演にも注目!)など、表層的な部分の恐ろしさと、マクベス夫妻の醸し出す内面的な恐ろしさ。これらが競合しつつ胸に迫ります。とりわけテオドッシュウのぞくぞくする雰囲気には引き込まれます。サバッティーニの指揮姿もすっかり貫禄がつきました。
収録作曲家:
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発売日:2015年05月27日
DVD価格:4,050円(税込、送料無料)
シェイクスピアの同名戯曲に基づいたヴェルディ(1813-1901)の中期の傑作オペラ《マクベス》。当時のヴェルディは体調不良を感じつつも、いくつかの作品を同時進行で書き上げなくてはならず、台本作家ピアーヴェに当り散らすなど大荒れの状態だったといいます。1847年の初演は一応成功しましたが、一部のメディアでは酷評されるなど、ヴェルディにとっては会心の作とはいえなかったようです。そのため、その18年後に大幅な改訂を行い、とことんまで練り上げたのです。野心に駆られた夫婦が権力を手に入れるも、良心の呵責に耐えかねて転落していくまでを描いたこの悲劇は、もともとのシェイクスピアの戯曲の素晴らしさはもちろんのこと、ヴェルディの緊迫感に満ちた音楽が一層の相乗効果を齎しています。 2013年-2014年、ノヴァーラのカルロ・コッチャ劇場での新演出によるこの《マクベス》は、ホラーとスリラー的な味わいを全面に押し出すことで、人間の狂気をわかりやすく描き出しました。血みどろのシーンや、全裸の魔女の乱舞(魔女役の女優たちの熱演にも注目!)など、表層的な部分の恐ろしさと、マクベス夫妻の醸し出す内面的な恐ろしさ。これらが競合しつつ胸に迫ります。とりわけテオドッシュウのぞくぞくする雰囲気には引き込まれます。サバッティーニの指揮姿もすっかり貫禄がつきました。
収録作曲家:
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■オペラ
発売日:2015年04月22日
DVD 2枚組日本語字幕付き価格:4,050円(税込、送料無料)
16世紀のイングランド国王ヘンリー8世と、その2番目の妃アン・ブーリン(アンナ・ボレーナ)、並びに3番目の妃ジェーン・シーモア(ジョヴァンナ・セイモー)の史実に基づく作品です。テューダー朝の権力争いについては、ご存知の通り、まさに陰謀に次ぐ陰謀の連続でこれだけでも膨大な読み物になるほどです。ドニゼッティはこの歴史絵巻の中から何人かの女性を主人公とした3つのオペラを作曲、これは「女王三部作」と呼ばれています。 この「アンナ・ボレーナ」はヘンリー8世が次の王妃となるジョヴァンナに心変わりした末、いわれない不義密通の罪を被せられ処刑されてしまうという悲劇です。全く救いのない物語ですが、劇的表現に富んだ優れた音楽は全ての聴衆を沈黙させるだけの力を持っています。
収録作曲家:
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発売日:2015年03月25日
CD価格:2,325円(税込)
ハイドンと並ぶ偉大な作曲家であるはずのボッケリーニ(1743-1805)ですが、現在では「メヌエット」(弦楽五重奏曲 ホ長調 G275:第3楽章)だけが頻繁に演奏されるという、いわゆる“一発屋”に甘んじているのが、愛好家には悔しい限りなのではないでしょうか。そんなボッケリーニ、もともとは優れたチェロ奏者であり、チェロ協奏曲や、チェロを含む弦楽四重奏、五重奏など夥しい数の作品が残されています。演奏機会があまり多くないのは、まだ彼の全作品のスコアが整備されていないせいもあるのかもしれません。この作品番号15番の6曲は全てが2楽章で書かれた簡素な形式を持つものですが、美しいメロディと卓抜なるアイディアに満ちた曲集であり、もっと聴かれてもよい作品です。
収録作曲家:
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発売日:2015年03月25日
Blu-ray日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
古代バビロニアの女王セミラーミデは、以前インドの王子アッスールと共謀し、前王ニーノを毒殺しています。それから15年、彼女はアッスールからアルサーチェに心を移し、アッスールをないがしろにしてアルサーチェと結婚することを企みます。次の王になれると思っていたアッスールは当然激怒し、また、アルサーチェには心に決めたアゼーマという人がいました。登場人物の思惑が入り乱れる中、判明したのは衝撃の事実!アルサーチェはセミラーミデの行方不明だった実の息子だったのです。さて、物語はどのような結末を迎えるのでしょうか。
収録作曲家:
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発売日:2015年03月25日
Blu-ray日本語字幕付き価格:4,050円(税込、送料無料)
16世紀のイングランド国王ヘンリー8世と、その2番目の妃アン・ブーリン(アンナ・ボレーナ)、並びに3番目の妃ジェーン・シーモア(ジョヴァンナ・セイモー)の史実に基づく作品です。テューダー朝の権力争いについては、ご存知の通り、まさに陰謀に次ぐ陰謀の連続でこれだけでも膨大な読み物になるほどです。ドニゼッティはこの歴史絵巻の中から何人かの女性を主人公とした3つのオペラを作曲、これは「女王三部作」と呼ばれています。 この「アンナ・ボレーナ」はヘンリー8世が次の王妃となるジョヴァンナに心変わりした末、いわれない不義密通の罪を被せられ処刑されてしまうという悲劇です。全く救いのない物語ですが、劇的表現に富んだ優れた音楽は全ての聴衆を沈黙させるだけの力を持っています。
収録作曲家:
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発売日:2015年03月25日
DVD 2枚組日本語字幕付き価格:4,200円(税込、送料無料)
古代バビロニアの女王セミラーミデは、以前インドの王子アッスールと共謀し、前王ニーノを毒殺しています。それから15年、彼女はアッスールからアルサーチェに心を移し、アッスールをないがしろにしてアルサーチェと結婚することを企みます。次の王になれると思っていたアッスールは当然激怒し、また、アルサーチェには心に決めたアゼーマという人がいました。登場人物の思惑が入り乱れる中、判明したのは衝撃の事実!アルサーチェはセミラーミデの行方不明だった実の息子だったのです。さて、物語はどのような結末を迎えるのでしょうか。
収録作曲家:
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発売日:2015年03月25日
DVD日本語字幕付き価格:2,850円(税込)
1941年生まれのサルヴァトーレ・アッカルドによるレクチャー映像の第4弾です。今作ではロマン派の作品、ラヴェルとブラームスを取り上げます。ラヴェルの受講者は1995年生まれの若手ジェルソミーニ。既に数々のコンクールを制覇した彼女は2010年からアッカルドの指導を受けています。またブラームスを演奏するのは1988年ミラノ生まれの俊英ツォシ。4歳からヴァイオリンをはじめ、ロシアのヴァイオリニスト、セルゲイ・クリロフに師事、17歳でミラノ音楽院を優秀な成績で卒業しています。ここで更に音楽性を伸ばす彼ら、今後が楽しみです。今作も、翻訳に細心の注意を払った日本語字幕付き。このようなレクチャー映像では嬉しい限りです。
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ホヴァネス(1911-2000):
ピアノ作品集 第1集 [アレッサンドラ・ポンピリ(ピアノ)]発売日:2015年01月28日
CD価格:2,325円(税込)
アルメニア系の父親とスコットランド系の母親を持つホヴァネス(1911-2000)は、4歳から作曲を始め、高校時代には2つのオペラを作曲したという神童。シベリウスに影響され、23歳のときには、わざわざ彼に会うためにフィンランドに出かけたというつわものです。その後20年間2人は文通を続けたというのも、特筆すべきエピソードでしょう。 ホヴァネスは、自らの系譜であるアルメニアの音楽と、東洋の音楽に深い関心を抱き、研究のためインド、ハワイ、韓国、そして日本にも滞在し、これらの国の伝統音楽を学び、自らの音楽に取り入れたことでも知られています。このピアノ作品集には、そんな彼の創り上げた多彩な音がちりばめられています。アルメニアやインドのメロディが昇華され、全く新しいものへと変貌していく様をぜひ確かめてみてください。 憧憬や宗教、天文学、そして自然への愛・・・イタリアの知性派ピアニスト、ポンピリの説得力ある演奏は、この神秘的な世界をじっくり描き出しています。
収録作曲家:
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ハイドン(1732-1809):
フルートとピアノのためのソナタ集 [グイデッティ/ダメリーニ]HAYDN, J.: Flute Sonatas (Guidetti, Damerini)
■器楽曲(フルート) ■器楽曲(ピアノ)
発売日:2014年11月26日 NMLアルバム番号:CDS7698
CD価格:2,325円(税込)
ハイドン(1732-1809)の後期弦楽四重奏曲は、当時の作曲家たちには書き得ない高度な技術と数多くのアイデアが盛り込まれており、発表されるやいなや素晴らしい成功を収めました。この評判に触発されたBreitkopf and Hartel社は、Op.74-1(72番)とOp.76-6(80番)、そしてOp.77-1(81番)の3曲をフルート・ソナタに編曲することを思い立ち、フルート奏者としても名高いライプツィヒ・トーマス教会のカントール、アウグスト・エベルハルト・ミュラーに編曲を依頼したのです(彼は編曲家としても知られ、この出版社と協力関係を持っていた)。ミュラーはそれぞれの弦楽四重奏曲からメヌエットを省いて、3楽章形式にし、フルートが軽やかに歌うように手を加え、Breitkopf and Hartel社は、それぞれにハイドンの作品番号を付けて「あたかもハイドンの作品のように」出版したのでした。 このミュラーという人は他にも色々なことをしたようで、例えばモーツァルトの「謎の」ピアノ・ソナタも、ミュラーが編曲したらしいとされていますが、教育者としては素晴らしい能力を持っており、フリードリヒ・フェスカをはじめとした音楽家たちが彼の元から巣立っています。 ここで演奏しているフルーティスト、グィデッティの演奏スタイルはクレム、ガッツェローニ、マリオン、ランパルから賞賛を得ており、ソリストとして、また室内楽奏者として活躍しています。現在はアドリアとサチーレの音楽院でフルートを教えています。ピアノのダメリーニは、現代音楽も得意とする幅広いレパートリーを有する人で、こちらも多くのオーケストラと共演するなど、華々しい活躍をしているヴェテランです。
収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
(M.サルチートによるギター編) [M. サルチートによるギター編]BACH, J.S.: Goldberg Variations (arr. M. Salcito for guitar) (Salcito)
■器楽曲(ギター)
発売日:2014年11月26日 NMLアルバム番号:CDS7699
2CD価格:2,325円(税込)
「二重録音でもなく、電気的なエフェクトも加えていない演奏」が歌い文句であるこの演奏。ギタリスト、マルコ・サルチートが自ら編曲した「ギターによるゴルトベルク変奏曲」の全曲盤の登場です。 古今東西、様々な演奏家たちが思い思いの楽器やアンサンブルで演奏してきたこの孤高の名作ですが、このギターのみのゴルトベルクにはまさに驚きの声をあげる他ありません。アコーディオンでも驚きなのにギターです。この演奏のために、サルチートはキオッジャに住む名弦楽器製作者エンツォ・グィドに、新しい楽器の製作を依頼し、バッハ(1685-1750)の音楽を完璧に演奏するための素晴らしいギターを用意するほどの熱の入れようで、入念な編曲もあわせて、この精巧かつ雄弁な音楽を完璧に表現したサルチートの熱演は、間違いなく後世に語り継がれるべきものと成り得ることでしょう。 ギタリスト、マルコ・サルチートは現在フォッジア近くのロディ・ガルガチーコ音楽院で、ギターの教授を務めています。彼は古典だけでなく、ジャズ、フラメンコまで幅広いレパートリーを有し、世界中でコンサートを開催し、また映画音楽をレコーディングするなど、注目を集めている人です。
収録作曲家:
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ヴェルー(1814-1863):
オーボエとピアノのための作品集 [カルカーニ/マガーニ]VERROUST, S.: Oboe and Piano Music (Calcagni, Magagni)
■器楽曲
発売日:2014年06月25日 NMLアルバム番号:CDS7696
CD価格:2,325円(税込)
フランスのオーボエ奏者&作曲家ヴェルー(1814-1863)はアールブルックで生まれ、オーボエとヴァイオリンの2つの楽器の名手として活躍します。パリ音楽院では1833年にギュスターヴ・フォークトのクラスで2等賞を獲得、その翌年には1等賞を獲得し、またヴァイオリニストしては、1831年にパレ・ロワイヤルのオーケストラで第2ヴァイオリン奏者に就任したという記録があります。その後はフォークトの後任として1853年から1860年までパリ音楽院のオーボエ科の教授となり後進の指導にあたりました。この演奏会用独奏曲は、彼の代表作であり、少なくとも80曲を超える作品番号が付けられており、どれもがオーボエの超絶技巧を駆使した演奏困難なものとして知られています。素晴らしい作品なのに、なぜか録音がほとんどないのも不思議なことです。オーボエを演奏しているのは1965年ラヴェンナ生まれのエンリコ・カルカーニ。彼はヴェローナ音楽院でディエゴ・ディーニ・チアッチに師事し、サルッツオのコンクールで優勝。数々のオーケストラで首席を務めながら、1992年からはソリストとしてだけでなく、室内アンサンブルにも積極的に参加し、活動範囲を広げてきた人です。ピアノを演奏しているマガーニは作曲家としても高名で、管楽器の構造にも詳しく、ここでも説得力高い演奏を聞かせます。
収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV 1001-1006 [ファンフォーニ]BACH, J.S.: Sonatas and Partitas for Solo Violin, BWV 1001-1006 (Fanfoni)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2014年02月19日 NMLアルバム番号:CDS758
2CD価格:2,325円(税込)
1964年生まれ、現在パルマ音楽院で教鞭を執るヴァイオリニスト、ルカ・ファンフォーニによるバッハ(1685-1750)。数多くの奏者が挑む「最高の名作」を、ファンフォーニは一切の迷いなく弾き切ります。繊細さよりも音楽の勢いを重視し、時には力で抑え込むかのような荒業さえ見せてくれまる彼の演奏には燃えさかる情熱が感じられることでしょう。モダン楽器の艶やかな音色を存分に生かし、とにかく音楽を楽しもうという姿勢が素晴らしい活きの良いバッハです。
収録作曲家:
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■オペラ
発売日:2014年02月19日
2CD
通常価格:2,325円→ 特価!:990円(税込)日本が誇る名テノール「中島康晴=YASU」の当たり役として発売当時大評判となったドニゼッティ(1797-1848)の知られざるオペラの再発盤です。最近は声に深みが増してきた彼ですが、この2003年の舞台ではひたすら瑞々しい声が楽しめます。1832年にスカラ座で初演されたこのオペラ、その前年にスカラ座で演奏されたベッリーニのノルマが大成功を収めたため、ほとんど同じ歌手を起用したにも拘わらず、こちらは人気を得ることができませんでした。同年に初演された「愛の妙薬」は大人気作となったことを考えると、どうも台本に問題があったようです。ウーゴ役にはアリアは与えられていませんが、ドニゼッティらしい美しいメロディ満載のオペラです。
収録作曲家:
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“Si suona, a Napoli!” - これこそナポリ!
18世紀ナポリのフルート協奏曲集 [カタルディ/マストロミニコ]Flute Concertos - LOGROSCINO, N.B. / PEREZ, D. / SANTANGELO, A. / SELLITTO, G. / PALELLA, A. (Si suona, a Napoli!) (Cataldi, Mastrominico)
■協奏曲
発売日:2014年02月19日 NMLアルバム番号:CDS7674
CD価格:2,325円(税込)
13世紀後半、それまでローマ帝国にあった支配権が、フランスのアンジュー家に移ってから500年以上、ナポリ王国の首都として栄えた街ナポリ。社会的にも政治的にも、そして芸術的にも重要な都市として、周辺国を圧倒する力を持っていました。そんなナポリ、17世紀頃から目を見張るほどの素晴らしい音楽が生まれ始め、18世紀にはパリ、ロンドンに次いで3番目の大都市となり、数々の歌劇場が建設され、名実ともに音楽の中心地となりました。この頃、この地で数多く書かれたフルートのための協奏曲を集めたこの1枚。どれも技巧的であり開放的な気分と明るい曲調を持っています。活気に満ちた都市の雰囲気を映し出す楽しい曲集です。
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ブルーンス(1665-1697)
ニコラウス・ハッセ(1617-1672):
オルガン作品全集 [トマディン]BRUHNS, N. / HASSE, N.: Organ Works (Tomadin)
■器楽曲(オルガン)
発売日:2014年02月19日 NMLアルバム番号:CDS7685
CD価格:1,800円(税込)
ブルーンスは17世紀ドイツ・バロック音楽最大の作曲家&オルガニスト。32年という短い生涯でしたが、師であるブクステフーデのサポートを受け、最初はコペンハーゲンの宮廷に仕え、やがてシュレスヴィヒ=ホルシュタインのオルガン奏者に就任。不慮の死を遂げるまでに幾多の作品を書きあげましたが、その譜面はほとんど失われてしまいました。もう一人のニコラウス・ハッセもその生涯はあまり知られていません。現在ではいくつかの室内楽作品と宗教曲がかろうじて聴かれるのみ。 そんな2人のオルガン作品を若手オルガニスト、マヌエル・トマディンが演奏しています。北ドイツのオルガン音楽の伝統を受け継ぐ彼の演奏によって蘇る知られざる作品をお楽しみください。
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■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2014年02月19日
DVD日本語字幕あり
通常価格:2,850円→ 特価!:990円(税込)1941年生まれのイタリアの名ヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドはその驚異的なテクニックと明るく輝く音色、そして何より溢れる歌心で多くの人の心を魅了してきました。彼のキャリアはおよそ半世紀以上に渡りますが、最近は彼自身の音楽と技巧を、若い人たちへと教えることに多くの情熱を傾けています。 このDYNAMICのシリーズは、そんな彼が主宰するマスタークラスを丹念に映像に収めることで、彼の溢れる情熱と音楽への愛を伝えようと試みています。この第3集でも2人の若いヴァイオリニストの奮闘ぶりを楽しむことができます。シマノフスキで指導を受けているのは1990年生まれの韓国系ヴァイオリニスト、キム・ダミン。彼は2011年、ドイツのマルクノイキルヘン国際器楽コンクールで優勝し、その存在が注目されました。しかしその前年よりアッカルドに認められて、このマスタークラスでも指導を受けています。現在パリ音楽院で学んでいます。もう一人のデメツは1989年生まれ。2012年にレアーレ・コンチェルトの一員として来日、名手ルカ・ファンフォーニ指揮の元で四季などを演奏しています。YOUTUBEでも彼女の演奏を聴くことができるなど、これからが楽しみなヴァイオリニストです。今回も細心の注意を払った字幕が用意され、この息詰まる瞬間を暖かく見守ることが可能です。
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リスト(1811-1886):
オペラからの編曲集 [トロヴァート]LISZT, F.: Piano Music (All'Opera: Paraphrases and Transcriptions) (Trovato)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年12月25日 NMLアルバム番号:CDS7682
CD価格:1,800円(税込)
2013年はヴェルディとワーグナーの生誕200年の記念の年で、これを記念するアルバムも数多く発売されましたが、これらと共に忘れてはならないのが、この2人の作品を「ピアノで演奏するために編曲した」リスト(1811-1866)の存在でしょう。ワーグナーやヴェルディがせっせとオペラを作曲し、上演しても、これらを観る(聴く)ためにはどうしても劇場に足を運ぶ必要があった当時、リストを始めとした数多くの作曲家が試みた「大規模な作品をピアノで演奏するための編曲」の需要が高かったことは間違いありません。 リストの凄いところは、オリジナルの雰囲気をそのまま丁寧にピアノに写すだけではなく(トランスクリプション)、更に発展させたもの(パラフレーズ)を確立させたことにあるのかもしれません。もちろんピアニストに要求するテクニックは想像を絶するものではありますが、トロヴァートのような優れたピアニストの手にかかると、まるで魔法のように絶大なる効果を発揮するのです。
収録作曲家:
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■協奏曲
発売日:2013年12月25日
CD価格:1,275円(税込)
イタリアの広汎な音楽遺産を形にするために1978年に設立されたDYNAMICレーベルは、これまでにタルティーニの協奏曲全集や、ヴィオッティの協奏曲全集などを始め、数々の作品をリリースすることで、レーベルの独自性を目指してきました。とりわけイタリアが誇る「ヴァイオリン音楽」にかけては、他のレーベルの追随を許すことなく、素晴らしコレクションを次々を完成させています。 このシリーズはそんな中から、極め付けの逸品を選び出し、価格を抑え、広く普及を図るというものです。第1集に選ばれたのは後期バロックの大家ロカテッリの協奏曲集です。彼の協奏曲には、当時最先端の技巧が駆使された「カプリッチョ」楽章が挿入されており、この楽章だけを取り出して聴くのも楽しいのですが、ここはやはり全体を聴くことで、18世紀のイタリアのヴァイオリン音楽(パガニーニが出現する以前)の概要を捉えることができるというものです。
収録作曲家:
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マルティン・イ・ソレール(1754-1806):
歌劇「ディアーナの木」 [アイキン/リセウ大劇場合唱団&管弦楽団/ビケット]MARTIN Y SOLER, V.: Arbore di Diana (L') [Opera] (Aikin, Liceu Grand Theatre Chorus and Orchestra, Bicket)
■オペラ
発売日:2013年12月18日 NMLアルバム番号:CDS651
2CD価格:3,300円(税込、送料無料)
既に2010年に映像が発売され、そのモーツァルトを思わせる生き生きとした音楽と美しい舞台が評判となったマルティン・イ・ソレール(1754-1806)の歌劇「ディアーナの木」。ローラ・エイキンを始めとした歌手たちの活躍、および神話の世界をカラフルな色彩で描いた演出が話題となり、大きな評判を呼びました。今回はその映像と同じ音源がCDとして発売されます。映像がない分、一層の想像力を刺激する楽しい音楽が満載の魅力的なアルバムです。
収録作曲家:
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パガニーニ(1782-1840):
未出版作品集 [デッレ・ドンネ/シクリ/セバスティアーニ/プリティ/ビケット]PAGANINI, N.: Violin Music (Unpublished) (Delle Donne, Scicli, Sebastiani, Puliti)
■室内楽
発売日:2013年12月18日 NMLアルバム番号:CDS7671
CD価格:2,325円(税込)
1822年から1824年の間、パガニーニ(1782-1840)は頻繁にジェノヴァを訪れ、若きヴァイオリニスト、カミリオ・シヴォリ(1815-1894)にレッスンを行いました。パガニーニはシヴォリの才能を見抜き、彼のためにいくつかの教本を書いたのですが、この作品群が1996年になって再発見されたのは、パガニーニ・ファンにとっても嬉しいことではないでしょうか。どれもがパガニーニらしい個性的な作品で、例えば「6つのソナチネ」はタイトルにソナチネとあるものの、中の曲はまちまちのタイトルが付されていたりと気まぐれなものです。 「4つの練習曲」は実際の彼の作品であるのか、正式に認定されているわけではありませんが、現在のところ様々な角度から検討して、その信憑性は信じるべきものとされています。まだまだ不確定で神秘的な作曲家パガニーニらしいアルバムと言えるでしょう。
収録作曲家:
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クリスマス・ストーリー [ファン・ビン]
Violin Recital: Huang, Bin - Christmas Music arranged for Violin and Piano (The Christmas Story)
■器楽曲(ヴァイオリン) ■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年12月18日 NMLアルバム番号:CDS7681
CD
通常価格:1,800円→ 特価!:490円(税込)現在の中国で最も名高いヴァイオリニスト、ファン・ビン。彼女は14歳の時に「若い人のためのヴィエニアフスキー国際ヴァイオリン・コンクール」で1位を獲得、その後も「パガニーニ国際コンクール」や「ミュンヘン国際コンクール」などで入賞。着々と実力を伸ばしている期待の人です。既発であるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲(CDS7656)でも美しい音色と、確かな構築力が発揮された素晴らしい演奏を聴かせました。 ここでは彼女とよく共演するピアニスト、キム・ヒュンサンとの息のあったアンサンブルによる、煌めくばかりのクリスマス・キャロルを披露。期待に溢れた純粋な心と、敬虔な心が入り混じった美しいキャロルの数々がお楽しみいただけます。
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■交響曲/管弦楽曲 ■協奏曲
発売日:2013年12月18日
DVD価格:2,850円(税込)
2011年にフェニーチェで行われたコンサートを収録。モーツァルトの晩年の作品「クラリネット協奏曲」と若きマーラーの交響曲第1番という組み合わせが斬新です。ここでまろやかなクラリネットを演奏しているパーチは、パレルモのベッリーニ音楽院で学び、その後ザビーネ・マイナーに師事しています。数多くのオーケストラと共演、1997年からはフェニーチェ歌劇場管弦楽団の首席クラリネット奏者を務めています。ソリストとしても活躍し、マスタークラスでも熱心に後進の指導に当たっています。 指揮のマテウスは現在最も注目される若手指揮者の一人。あのベネズエラの音楽教育システム「エル・システマ」の出身であり、2011年からフェニーチェ歌劇場管弦楽団の首席指揮者に任命され、一層の活躍中。このモーツァルトとマーラーでは「静」と「動」の対比をくっきりさせた骨太の演奏を披露しています。
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タルティーニ(1692-1770):
ヴァイオリン協奏曲集 第17集 [ラルテ・デラルコ]TARTINI, G.: Violin Concertos, Vol. 17 (L'Arte dell'Arco) - D. 6, 11, 25, 32, 36, 37, 51, 80, 98, 114, 121
■協奏曲
発売日:2013年09月25日 NMLアルバム番号:CDS678
2CD価格:3,300円(税込、送料無料)
偉大なる音楽家、ヴァイオリニストであったタルティーニ(1692-1770)のヴァイオリン協奏曲全集の最後を締めくくる第17集です。全集としては、もちろん世界初録音であり、今回もオリジナルのスコアを当時の楽器で演奏するという意義のあるものです。 「夢の中の悪魔の演奏」にインスピレーションを受けた「悪魔のトリル」ばかりが知られるタルティーニですが、本来の彼は理論家であり、素晴らしい教育者でした。彼の作品のほとんどはヴァイオリン協奏曲とヴァイオリンソナタで、技術的にも音楽的にも優れたものばかりです。この協奏曲集第17集に収録された作品は、どれもタルティーニの最も充実した時期に書かれたもののようですが、国立図書館などに保存されている彼の総譜には成立した日付が記されていないため、正確な日付を確立することができませんが、他の資料から推察して、1730年の半ば、彼が40歳くらいの時の作品だと思われます。どれも流麗で充実した楽想に満ちた音楽です。ラルテ・デラルコの納得の演奏で。
収録作曲家:
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トマス・マルコ(1942-):
ギターのための室内楽作品集 [ファントーニ]MARCO, T.: Chamber Works for Guitar (Fantoni)
■室内楽 ■器楽曲(ギター)
発売日:2013年09月25日 NMLアルバム番号:CDS7664
CD価格:2,325円(税込)
1942年生まれの作曲家トマス・マルコ(1942-)。以前NAXOSレーベルから彼の交響曲集がリリースされた時にも、熱狂的な現代音楽ファンの間でひそやかな話題となった人です。名ギタリスト、マルチェロ・ファントーニはすでに彼のギター独奏曲を録音しており(CDS-708)今作では彼の室内楽に興味を抱き、コラボレーションを提案することで、このアルバムが出来上がりました。 ゴヤの絵画やガルシア・ロルカの詩など、様々な作品からインスピレーションを得たこれらの曲は、1960年代のダルムシュタットに参加し、当時の前衛を体に吸収した人の作品らしく、調性感と即興性が程よくミックスされた不思議な音楽。かろうじて聞こえてくるものを旋律として定義できますが、その和声は限りなく不確定であり、自由なものです。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇「アルバ公爵」 [ペテアン/フランダース歌劇場合唱団&交響楽団/カリニャーニ]DONIZETTI, G.: Duc d'Albe (Le) (Il Duca d'Alba) (completed by G. Battistelli) [Opera] (Petean, Vlaamse Opera Ghent Chorus and Symphony, Carignani)
■オペラ
発売日:2013年09月25日 NMLアルバム番号:CDS7665
2CD価格:3,300円(税込、送料無料)
ドニゼッティの4幕のオペラ「アルバ公爵」はもともとフランス語によるグランド・オペラとして想定されていましたが、1839年に2幕まで完成させたところで作曲を中断(オペラ座の監督と宗教観の違いで契約が破棄された)したまま健康が悪化。結局再度手をつけることなくそのまま未完となってしまい、この台本はそのまま保管され、後にヴェルディが設定を大幅に変更して「シチリアの夕べの鐘」の原作として使ったのです。とはいえ、台本作者のウジェーヌ・スクリーブとシャルル・デュヴェイリエは、本来このリブレットをアレヴィのために書いたのですが、アレヴィが使わず、ドニゼッティ→ヴェルディへとリサイクルされたのでした。 その後、この未完のスコアは台本をイタリア語に翻訳し、弟子であったマッテオ・サルヴィによって補筆され1882年5月22日にローマのアポロ劇場で初演されましたが、残念なことに成功しませんでした。その後1959年にアメリカの指揮者トーマス・シッパーズがスポレート音楽祭の公演のために新しい版を作るも、サルヴィの補筆部分についてはそのままでした。その後、ロジャー・パーカーが作成したクリティカル・エディションでは、サルヴィが補筆する以前のドニゼッティのオリジナル部分に、ドニゼッティ自身の書き込みを追加したのですが、それでもオペラを上演するまでにはいたらなかったのです。 このフランス語ヴァージョンは、イタリアの現代作曲家ジョルジョ・バッティステッリによるものですが、彼はサルヴィやシッパースのように「ドニゼッティらしい音楽」を追加するのではなく、「明らかに追加したことが認識できる」音楽、それは急進的でドニゼッティとは異なる言語を用いることで新たな可能性を目論んでいます。もちろん違和感があるかもしれませんが、プッチーニのトゥーランドットのベリオ補筆のように、全く新しいものとして聴くのも面白いのかもしれません。「修復ではなくリライトである。」そんな新しいオペラと言えるでしょう。
収録作曲家:
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テレマン(1681-1767):
リコーダーとヴァイオリン、通奏低音のためのトリオ・ソナタ集 [ビオンディ/トリプラ・コンコルディア]TELEMANN, G.P.: Trio Sonatas (Biondi, Tripla Concordia)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2013年09月25日 NMLアルバム番号:CDS7667
CD価格:1,800円(税込)
以前発売されていた「名盤」の復活です。真面目で学究的な音楽を追求するトリプラ・コンコルディアと、エウローパ・ガランテの盟主ファビオ・ビオンディ。このちょっと方向性が異なる両者が織りなすハーモニーは、驚くほどに輝かしいものでした。ヴァイオリンの艶やかな音色に絡む、素っ気なささえ感じさせるリコーダー。この組み合わせが何ともたまりません。これから古楽を聴いてみようかなと考えている人にもオススメの1枚です。
収録作曲家:
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発売日:2013年09月25日
6DVD日本語字幕なし価格:7,800円(税込、送料無料)
生誕200年を記念したヴェルディ(1813-1901)作品のDVD BOX。6つの作品の映像は、どれも上演する際の様々な可能性を追求した納得のいくものであり、もちろん歌手も舞台も音楽も絶品揃いです。アッティラやルイザ・ミラーなどレアな作品も含まれています。
収録作曲家:
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■オペラ
発売日:2013年07月24日
Blu-ray日本語字幕なし価格:4,050円(税込、送料無料)
ベッリーニ(1801-1835)が1831年に作曲した歌劇「夢遊病の女」。ミラノのカルカロ劇場で3月6日に初演が行われた時は、歌手たちの名唱とその抒情的な物語で大きな成功を収めました。 物語の主人公は、若き地主エルヴィーノとの結婚を控えている娘アミーナ。彼女は実は「夢遊病」という問題を抱えています。そのためある夜、知らぬ間に他の男の部屋に行ってしまい一時は婚約を取り消されそうに。そんなエルヴィーノに片思いしているテレーザも加わって、事態は一層混乱を招きます。物語のクライマックスは、夢うつつの状態でアミーナが歌う「狂乱の場」。ふらふらと屋根を伝いながら超絶技巧を駆使したアリアを歌うヒロインの姿に人々は熱狂したのでした。 全ての物語はのどかなスイスの山村で起こる一編の田園詩と言ってもよいでしょう。そんな美しい物語を演出したのはウーゴ・デ・アナ。まるでウィリアム・ターナーの絵画のように美しい背景、ビデオプロジェクションがもたらす神秘的な雰囲気。これらを的確に用い「近年のこの作品の中でも最も美しい」と称賛されました。この舞台は、あの1955年のヴィスコンティによる伝説的なプロジェクトへのオマージュでもあります。ヴェローナのフィラルモニコ劇場との共同制作です。歌手たちについては文句なし。日本でも人気のシラグーザのエルヴィーノとベテラン、アライモを中心とした男声もさることながら、キューバ出身のソプラノ、エグリゼ・グティエレスのはかなげなアミーナからは目が離せません。
収録作曲家:
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ロッシーニ(1792-1868):
歌劇「セミラーミデ」全曲 [フランドル歌劇場響/ゼッダ]ROSSINI, G.: Semiramide [Opera] (Zedda)
■オペラ
発売日:2013年05月22日 NMLアルバム番号:CDS674
3CD価格:4,050円(税込、送料無料)
ヴォルテールの戯曲に基くこのオペラ。1822年にロッシーニ(1792-1868)がパリに移り住む直前の、イタリア時代における最後の作品です。それまでのロッシーニ作品は、どちらかというと声楽に重きが置かれていた感がありましたが、ここではオーケストラの役割も強調され(シンフォニアは700小節を越え、これだけでも単独で演奏される)、劇の進行も一層精密に配置された壮大で素晴らしい作品となっています。古代アッシリア王国の女王セミラーミデを巡る物語は、三角関係あり、思い違いありの複雑な人間関係を擁しており、多くの人々の思惑は最終的に悲しい結末へと導かれていきます。 ロッシーニが心血を注いで書き上げたこの大作は、あまりの歌唱のむずかしさのためか、20世紀前半は演奏されることなく、ようやく1990年になって完全蘇演が行われたということもあり、新しいプロジェクトが行われる毎に大変な注目を浴びるという作品でもあります。ここでは歌手たちの見事な歌唱もさることながら、演奏当時83歳のアルベルト・ゼッダの闊達たる指揮が聴きどころです。素晴らしすぎるロッシーニです。
収録作曲家:
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プロコフィエフ(1891-1953):
弦楽四重奏曲集 [エネルジエ・ノーヴェ四重奏団]PROKOFIEV, S.: String Quartets Nos. 1 and 2 / Visions fugitives (Quartetto Energie Nove)
■室内楽
発売日:2013年05月22日 NMLアルバム番号:CDS726
CD価格:2,325円(税込)
スイス・イタリア語放送管弦楽団の4人の首席奏者によって結成されたエネルジエ・ノーヴァ弦楽四重奏団(アンサンブルの名前は20世紀初頭のイタリアの文芸雑誌のタイトルから取られた)による創造的で緊密なプロコフィエフ(1891-1953)の3つの作品集です。 プロコフィエフの弦楽四重奏曲第1番は、1931年に米国議会図書館の委嘱によって書かれたもの。第2楽章の濃厚な感情表現で知られています。プロコフィエフ自身はとりわけ第3楽章が気に入っていたようで、自身で弦楽合奏用とピアノ独奏用に編曲し、こちらもよく演奏されます。第2番は1941年の作品で、当時のナチス・ドイツのソ連侵攻のあおりを受けて疎開した先のカバルダ民謡や民族音楽を取り入れたもの。フランスの詩人バリモントの詩からタイトルがとられた「つかのまの幻影」は、もともとピアノ独奏曲ですが、1995年にサムソノフが弦楽四重奏版に編曲。ここではこのヴァージョンで演奏しています。
収録作曲家:
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カプリッチョ
20世紀と21世紀のオーボエ・ソロ作品集 [カルカーニ]Oboe Recital: Calcagni, Enrico - APOSTEL, H.E. / BELCASTRO, L. / GOLDMANN, F. / HOLLIGER, H. / KRENEK, E. / MADERNA, B. / SCHENKER, F. (Capriccio)
■器楽曲
発売日:2013年05月22日 NMLアルバム番号:CDS756
CD
通常価格:2,325円→ 特価!:490円(税込)独奏オーボエのための近現代作品集です。18世紀の時代はオーボエは通奏低音とともに、また19世紀には主にピアノとともに奏され、楽器が主役となることはあまりありませんでした。しかし20世紀以降は、その独特な音色が注目され、数多くの独奏作品が生まれることとなりました。中でも、優れたオーボエ奏者であり、また作曲家でもあるハインツ・ホリガーの果たした役割は大きく、彼のおかげでこの分野は飛躍的に発展したと言っても過言ではありません。 ここに紹介されている他の作曲家たちの作品もどれも個性的で、この楽器の持つ無限の可能性を気づかせてくれる1枚と言えそうです。
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J.S.バッハ(1685-1750):
フランス組曲 BWV 812-817 [アルティフォーニ]BACH, J.S.: French Suites, BWV 812-817 (Artifoni)
■器楽曲(ハープシコード)
発売日:2013年05月22日 NMLアルバム番号:CDS757
2CD価格:2,325円(税込)
1967年、フローレンス生まれの鍵盤奏者アレッサンドラ・アルティフォーニは9歳でハープシコードの勉強を始めたほどの、根っからの古楽奏者。彼女は初期の頃からJ.S.バッハの作品と、イタリアのオルガン、チェンバロ作品に興味を持ち、フィレンツェ、ボローニャ及びフィエーゾレで学んだ後はスイスで10年間過ごしています。オルガニストとしても素晴らしい才能を示し、ソリスト、室内楽奏者としてヨーロッパだけでなく、ラテン・アメリカなどでも多彩な活動をしています。 このバッハ(1685-1750)のフランス組曲は、1722年頃の作品で、当時先妻マリア・バルバラを亡き後に、15歳年下のアンナ・マグダレーナと再婚したばかりのバッハの冴えわたる創作意欲がフルに発揮された、優雅な音楽です。アルティフォーニの演奏は、深みのある楽器の音色を生かした洗練された解釈が光っています。
収録作曲家:
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ワーグナー(1813-1883):
ピアノ作品全集 [ボヌッチェッリ]WAGNER, R.: Piano Music (Complete) (Bonuccelli)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年05月22日
CD-R 2枚組価格:2,325円(税込)
ワーグナー(1813-1883)と言えば壮大なオペラを思い浮かべる人も多いでしょう。とはいえ、彼が若い頃に書いたいくつかのピアノ曲も(ワーグナーらしくないにしても)この時代を象徴する極めてロマンティックな味わいを有しています。ここでは現在知られているピアノ曲全てを収録、楽劇だけではないワーグナーの魅力を探るにふさわしい1枚となっています。ただし、ワーグナー自身は優れたピアニストと言えるだけの技術を有していなかったようで、これらの作品は比較的易しく書かれているものも多いのですが、ワーグナーを知るうえでは欠かせないエピソードを含む曲もあり、やはり聴かずにおくには勿体ない作品群と言えるでしょう。
収録作曲家:
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■オペラ
発売日:2013年05月22日
Blu-ray日本語字幕なし価格:3,300円(税込、送料無料)
生誕100年を記念して、ブリテン(1913-1976)の傑作「ヴェニスに死す」をBlu-rayで。このトーマス・マン原作の「ヴェニスに死す」は、どうしても映画の強烈なイメージに支配されがちですが、このブリテンのオペラは、また違った視点からこの作品を俯瞰しています。深い知識と儚い美、無邪気さと罪悪感。これらを対照的に扱うことで、老いに差し掛かった小説家の切ない心境を描き出そうと試みられ、若き美の象徴であるタジオは、歌ではなく踊りのみで表現されます。 この演奏は物語の舞台であるヴェニス、フェニーチェ劇場で収録されたもので、アッシェンバッハが「夢を抱いてやってきた」風光明媚な街は、わざと頽廃的で暗い街に変更され、妖しく怠惰な人々ばかりが現れます。ブリテンは多くの出演者を用いることはせず、主役のアッシェンバッハと、タジオ以外は、ほとんどの役を一人のバリトンに背負わせたのです。 ここでアッシェンバッハを歌うのはアメリカのテノール、マーリン・ミラー。ブリテンを得意とする彼らしく、イメージ通りの歌唱が光っています。そしてバリトンは、こちらもアメリカのスコット・ヘンドリックス。まさに七変化と言える多彩な歌を聴かせます。タジオ役のリガのセクシーな肉体もたまりません。指揮は収録当時82歳のバルトレッティ。すっきりと纏めた音楽の中に一振りの腐臭が漂います。
収録作曲家:
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■オペラ
発売日:2013年05月22日
DVD日本語字幕なし価格:4,050円(税込、送料無料)
舞台は1418年のミラノ近郊ビナスコ城。ミラノ公フィリッポは富と権力を手に入れるために皇妃ベアトリーチェを妻にしていますが、本当は彼女の侍女アニェーゼに夢中です。しかし、そのアニェーゼには他に好きな人がいるのですが、その人オロンベッロはベアトリーチェを思っているという、見事な四角関係が出来上がっています。 嫉妬に燃えたアニェーゼの奸計に嵌ってしまったベアトリーチェとオロンベッロ。妻の不貞を信じ、死刑執行所にサインをするフィリッポ・・・。救いのない粗筋ですが、だからこそベアトリーチェの苦悩と凛とした美しさが際立つ物語です。 1833年に初演されたベッリーニ(1801-1935)の悲劇的なオペラ。彼の最後から2番目のオペラであり、初演は失敗したものの、その音楽の美しさで彼の死後に少しずつ人気を博しましたが、ヒロイン役に与えられた歌が困難であるためか、決定的な演奏が出てこない作品の一つとも言えるでしょう。この映像では現在最高のソプラノ、テオドッシュウを軸に、素晴らしい歌手たちがその声と演技を誇ります。美しい舞台も見どころです。
収録作曲家:
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■オペラ
発売日:2013年05月22日
DVD日本語字幕なし価格:4,050円(税込、送料無料)
14世紀末のスペイン、騎士に憧れるドン・キショット(ドン・キホーテ)は、思いを寄せるドゥルシネの首飾りを山賊から取り戻すために、従者サンチョと共に山に向かいます。山賊に突撃を試みるも、あえなく捕まってしまったドン・キショットとサンチョ。しかし彼らは説得を試み、感動した山賊から首飾りを取り戻して、ドゥルシネの元へと引き返すのですが・・・。 セルヴバンテスの「ドン・キホーテ」とJ.L.ロランの「憂い顔の騎士」に基づくこのオペラは、マスネ(1842-1912)の他の作品の中でも最も成功を収め、また初演の際に主役を務めたシャリアピンの名唱も話題となりました。ドン・キショットは原作よりも高潔で崇高な人物として描かれ(その代わりに彼が思いを寄せるドゥルシネは遊女という設定)普段はあまり活躍することのないバス歌手がここぞとばかりに存在感を発揮する稀有な作品としても知られます。 ここで主役を歌うアナスタソフは、シャリアピンの伝統を受け継ぐ深く地底的な声の持ち主。美しい舞台と完璧な歌手たちのコラボをお楽しみください。
収録作曲家:
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マルティン・イ・ソレル(1754-1806):
歌劇「気のいい気難し屋」 [ルセ]MARTIN Y SOLER, V.: Burbero di buon cuore (Il) [Opera] (Rousset)
■オペラ
発売日:2013年02月20日 NMLアルバム番号:CDS580
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
バレンシア出身の作曲家ビセンテ・マルティーン・イ・ソレル(1754-1806)の名前は、現在ではほとんど知る人もいませんが、生前はオペラ・ブッファの作曲家として、ウィーン宮廷歌劇場で「モーツァルトのライバル」とまで目されていた人気者でした。この「気のいい気難し屋」は彼の最も成功した作品の一つで、18世紀の劇作家カルロ・ゴルドーニの戯曲をもとにロレンツォ・ダ・ポンテが台本を書き、1786年にウィーンで初演されています。鮮やかな台本、優雅で魅惑的な音楽に彩られた、確かにモーツァルトの作品と比肩される見事なオペラと言えるでしょう。 今回このオペラを蘇演するにあたっては、名ソプラノ、ヴェロニク・ジャンスをはじめ、大人気テノール、サイミール・ピルグ、カルロス・ショソンなど最高の歌手陣を揃えています。また古典とバロック様式のエキスパート、クリストフ・ルセによる完全なる音楽にも注目。このフランスの指揮者がお届けするマドリッド交響楽団の甘くて滑らかなサウンドは、まさに理想的に調和したものです。
収録作曲家:
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■ドキュメンタリー
発売日:2013年02月20日
DVD日本語字幕あり価格:3,300円(税込、送料無料)
音楽を愛する人なら、クレモナという町がどれほど重要な場所であるかをご存知のことでしょう。12世紀にできた大聖堂は、中世後期の音楽活動に重要な役割を持ち、また16世紀からは音楽の中心地として多くの音楽家を送り出しています。また、ヴァイオリン製造において重要な地域であり、アマーティ家、グァルネリ家、そしてストラディヴァリの店がここに集中、世界中の演奏か、愛好家たちの垂涎の場ともなっています。そんな歴史あるクレモナの町にはヴァイオリン製造に関する資料を集めた博物館があり、ここで展示、保存されている楽器の数々は、まさに人類の至宝ともいうべき貴重なものです。 この映像は、名ヴァリオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドが由緒あるクレモナを案内するというもので、町の風景から博物館の内部までを、音楽の歴史を交えながら存分にレクチャーしてくれるというものです。もちろん丁寧に言葉を選んだ日本語の字幕もついています。全ての音楽愛好家にオススメしたい映像です。
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇「ドン・グレゴリオ」 全曲 [ベルガモ音楽祭合唱団&管弦楽団/モンタナーリ]DONIZETTI, G.: Don Gregorio [Opera] (Montanari)
■オペラ
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:CDS579
2CD価格:3,300円(税込、送料無料)
厳格すぎる父親を持つ2人の息子とその家庭教師をコミカルに描いたドニゼッティ(1797-1848)が1824年に作曲した喜劇です。公爵家の2人の息子の家庭教師ドン・グレゴリオは今日も手を焼いています。次男ピッペットは全く勉強をせず、年増の家政婦レオナルダに色目ばかり使っています。また長男エンリーコからは恋人ジルダと「出来ちゃった結婚」をしたいと相談を持ちかけられています。父親が留守の間に当のジルダが生まれたばかりの子どもを連れて家に押しかけてくるのですが、そこに公爵ジューリオが帰宅。エンリーコはおろおろするばかりで、ピッペットと公爵はジルダがグレゴリオの愛人ではないかと勘違いする始末。ジルダは「この子の父親はエンリーコ」と宣言した途端、怒った公爵はエンリーコに勘当を言い渡すのですが、結局は孫が可愛くて2人の結婚を認めることに。どさくさまぎれに、ピッペットはレオナルダとの結婚宣言をするというお話です。 1822年に「グラナタのゾライーダ」のローマ初演が大成功を収めたドニゼッティは、ナポリのサン・カルロ劇場の支配人バルバイアと契約を結び、この劇場のために4つのオペラを作曲することとなりました。このオペラはその中の一つで、若干ロッシーニの影響もあるものの、ユーモアと抒情性が絶妙にブレンドされた野心溢れる傑作となっています。
収録作曲家:
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リスト(1811-1886):
ピアノ作品集 [マミコニアン]LISZT, F.: Piano Music (Mamikonian)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:CDS730
CD
通常価格:2,325円→ 特価!:490円(税込)アルメニアのピアニスト、バルダン・マミコニアンの目の覚めるようなリスト作品集。音楽一家に生まれた彼は、6歳の時に首都のエレバン音楽学校でピアノを学びはじめました。その後モスクワ音楽院とチャイコフスキー音楽院で、ヴァレリー・カステリスキー(伝説の教師ゲンリフ・ネイガウスの最後の弟子)とラザール・ベルマンに師事し研鑚を積みました。彼のピアノは力強くまた華麗な音を持ち、もちろん驚異的なテクニックに支えられた豊かな音楽性に満ちています。 このリスト(1811-1886)はそんな彼に最適のレパートリーと言えるでしょう。まず「愛の夢」で印象付け、ピアノ・ソナタで変幻自在な音楽を聴かせた後は、晩年の暗い作品で現実に引き戻す。そして最後は長大な「葬礼」でテクニックの限りを披露するというこのプログラミングにもセンスを感じます。
収録作曲家:
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■オペラ
発売日:2013年01月23日
2CD価格:3,300円(税込、送料無料)
見事な演出も話題となったエヴァ・メイの「タイス」。こちらのCD盤が再発売となります。「瞑想曲」のみが有名なこの作品ですが実は「聖なるものと堕ちたるもののせめぎあい」を主題にした深いテーマを持つ考えさせられるオペラです。美しい「瞑想曲」のメロディは至るところに現れ、幕切れでは最高潮に達し、やるせなくも悲しい余韻を残します。主役がソプラノとバリトンというところも斬新であり、またワーグナーを思わせる濃厚なオーケストレーションも魅力。一度は聴いて(できることなら舞台を見たい)おきたい隠れた名作です。
収録作曲家:
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発売日:2013年01月23日
DVD日本語字幕あり
通常価格:2,850円→ 特価!:990円(税込)1941年生まれのサルヴァトーレ・アッカルドによるレクチャー映像の第2弾です。今作ではベートーヴェンの2つのソナタを取り上げています。第5番で指導を受けるのは、1988年生まれのファラスカ。彼は既に多くのコンクールで入賞し、アッカルドが主宰するイタリア室内管弦楽団のメンバーとして活躍している俊英です。もう一人のデーゴも同じくイタリア室内管のメンバーとして活躍している人で、アッカルド自身「今まで会ったことのないほど素晴らしい才能」と絶賛しています。2人の若き才能の成長を見守りたいものですね。 今作も、翻訳に細心の注意を払った日本語字幕付き。このようなレクチャー映像では嬉しい限りです。
収録作曲家:
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サルヴァトーレ・アッカルドの
マスタークラス IN クレモナ 第1集 [サルヴァトーレ・アッカルド/ラウラ・マルツァドーリ 他]■器楽曲(チェロ)
発売日:2012年11月21日
DVD価格:2,850円(税込)
1941年生まれのイタリアの名ヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドはその驚異的なテクニックと明るく輝く音色、そして何より溢れる歌心で多くの人の心を魅了してきました。彼のキャリアはおよそ半世紀以上に渡りますが、最近は彼自身の音楽と技巧を、若い人たちへと教えることに多くの情熱を傾けています。このDYNAMICのシリーズは、そんな彼が主宰するマスタークラスを丹念に映像に収めることで、彼の溢れる情熱と音楽への愛を伝えようと試みています。 サラサーテの「カルメン幻想曲」でアッカルドに指導を受けている女性ヴァイオリニスト、ルシア・ルケは、その演奏風景がYOUTUBEの動画で10000回以上も再生されている注目の若手。既に完成された技巧を持つはずの彼女が、アッカルドから教えを受けるなんて、まさに鬼に金棒と言えるのではないでしょうか。もう一人のラウラ・マルツァドーリはNAXOSからレスピーギのヴァイオリン協奏曲(8.572332)をリリースしており、その実力は折り紙つき。こちらも、アッカルドの指導を受けることにより、どのようにその音楽が変化するのかを目の当たりにできます。翻訳に細心の注意を払った日本語字幕も、このようなレクチャー映像では嬉しい限りです。
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ヴィンチ(1690-1730):
歌劇「パルテノペ」 [イ・トゥルキーニ/フローリオ]VINCI, L.: Rosmira fedele (La) (Florio)
■オペラ
発売日:2012年10月24日 NMLアルバム番号:CDS686
2CD価格:3,300円(税込、送料無料)
「パルテーノペ」とはギリシャ神話に登場する、少女の姿を持つセイレーンの一人。このスタンピーリャの台本ではギリシャの王女として登場し、ナポリを建国した女王として描かれています。三人の男性から求婚されたパルテーノペと、かつて、その中の一人に捨てられたロスミーラが織りなすこの物語は、当時とても人気があり、ヴィンチ(1690-1730)の他にもカルダーラ、ハッセ、サッロ、ヴィバルディ、ヘンデルなどの少なくとも16の異なる作曲家によってオペラ化されています(ヘンデルは、このヴィンチの作品の上演を見たと言われています)。ナポリでは現代でも、これらを「パルテノペの子どもたち」と呼んでいるほどです。 とはいえ、このヴィンチの作品は、彼の死後すっかり忘れられてしまい、300年の月日を経て、ようやくフローリオとイ・トゥルキーニによって再発見されたのでした。イ・トゥルキーニは1987年に設立された、主に17、18世紀の知られざるナポリの作曲家の作品を蘇演するアンサンブルです。ユニークなプログラムと、バロック時代の音楽に対する厳しいアプローチが非常に高く評価されています。
収録作曲家:
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ロッラ(1757-1841):
3つのヴァイオリン協奏曲集 [ギドーニ/コンセルヴァトーリオ・ディ・マントヴァ室内管]ROLLA, A.: Violin Concertos, BI 508, 523 / Violin Concerto in A major (Ghidoni, Orchestra da Camera del Conservatorio di Mantova)
■協奏曲
発売日:2012年10月24日 NMLアルバム番号:CDS714
CD価格:2,325円(税込)
イタリアのパヴィアで生まれたアレッサンドロ・ロッラ(1757-1841)は、その生涯におよそ600曲の作品を残し、またイタリアにおける弦楽器の奏法の向上に非常に貢献した人として知られています。彼はミラノでヴィオラとヴァイオリンを学び、1782年から1801年までパルマの王立管弦楽団などで演奏、1802年からはミラノ・スカラ座のコンサート・マスターに就任します。同時に教師としても活躍し、数多くの門下生を育てあげました。 そんな彼の作品には、当然ヴァイオリンとヴィオラのためのものが多く、L.インツァギとL.A.ビアンキが作成した作品目録によると、協奏曲だけでもヴァイオリンが20曲ほど、ヴィオラが15曲あるとされています。これらはどれも、スコア自体はシンプルですが、当時の慣例に従い、演奏者はスコアから多くのことを読み取る力を要求され、同じ曲を演奏したとしても、装飾、フレージング、カデンツァなどでの独自性を求められるという、古典派の協奏曲とは違う楽しさがあるものです。
収録作曲家:
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タンミッタム・パーカッション・アンサンブル
25周年記念アルバム [タンミッタム・パーカッション・アンサンブル/グイド・ファッキン指揮 ]25 YEARS WITH THE TAMMITTAM PERCUSSION ENSEMBLE
■協奏曲 ■器楽曲
発売日:2012年10月24日 NMLアルバム番号:CDS720
2CD
通常価格:3,300円→ 特価!:990円(税込)1986年、グイド・ファッキンがヴェネツィアに設立した「タンミッタム・パーカッション・アンサンブル」は2011年に25周年を迎えました。この2枚組はこれを記念して制作されたもので、1992年から2011年までの様々な時代の演奏が収録されています。1枚目のCDはタイユフェールの「ラモーを讃えて」と、マデルナの協奏曲で始まります。この2曲はこのアンサンブルがDYNAMICレーベルに初めて録音した記念碑的な作品であり、彼らの方向性を決定付けた演奏でもあります。世界初録音も多数含まれたバラエティ豊かなアンソロジーです。
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タルティーニ(1692-1770):
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ集 第1集 [シスコヴィッチ]TARTINI, G.: Sonatas for Solo Violin, Vol. 1 (Siskovic)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2012年10月24日 NMLアルバム番号:CDS721
2CD価格:3,300円(税込、送料無料)
「悪魔のトリル」で知られるイタリアのバロック期の作曲家タルティーニ(1692-1770)。彼はこの時代の作曲家としては珍しく、教会音楽やオペラは全く書くことがなく、すべての愛情を器楽音楽へ捧げたことで知られています。このソナタ集はパドヴァ、アントニアーナ図書館に所蔵されているもので、ここでは無伴奏で演奏されていますが、過去にはチェロの通奏低音を施して演奏しているものもありました。第1番から第7番までは、ほとんどが3楽章形式で書かれ、ゆったりとした楽章で始まり、2つの速い楽章が続くというものですが、第8番からは4楽章に拡大され、自作の協奏曲やソナタなどから多くの引用が見られ、また尽きることのない美しい旋律と、超絶的な技巧が要求される難曲が続きます。 日本でもたびたび演奏会を開いている、スロヴェニアの血を引くトリエステ生まれのヴァイオリニスト、シスコヴィッチの暖かく、よく歌う音色が印象的です。
収録作曲家:
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2つの世界の間で [ジャッケッティ/マルコ]
Saxophone and Organ Recital: Giacchetti, Massimo / Marco, Manuela di - LAMPROYE, A. / LIONCOURT, G. de / BEDARD, D. (Between Two Worlds)
■器楽曲(オルガン)
発売日:2012年10月24日 NMLアルバム番号:CDS724
CD
通常価格:2,325円→ 特価!:490円(税込) -
エロール(1791-1833):
序曲と交響曲集 [スイス・イタリア語放送管弦楽団/ヴォルフ=ディーター・ハウシルト指揮]■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年10月24日
CD価格:1,275円(税込)
19世紀末フランスで活躍したオペラ作曲家、フェルディナント・エロール(1791-1833)の序曲と交響曲集です。2つの交響曲は初期の作品であり、「第1番」は彼がローマ大賞を受賞した際の提出作品、第2番もそのすぐ後に滞在していたナポリで1815年に書かれたもので、どことなくベートーヴェン的なアカデミックさが感じられるものです。しかし同じ年に、最初のオペラを作曲し、ナポリで上演され大好評を得たことで、オペラ作曲家としての自信を持った彼は、次々と見事な作品を書き上げていくことになります。 歌劇「ザンパ」の序曲は、昔ラジオ番組のテーマ曲として使われていたこともあり、曲を耳にすれば「ああ、あの曲か」と頷く人も多いのではないでしょうか。どれも洗練された旋律が魅力的です。
収録作曲家:
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ヴィヴァルディ(1678-1741):
ラ・チェトラ Vol.2 [ジョヴァンニ・グリエルモ/カルロ・ラツァリ/ラルテ・デラルコ]■協奏曲
発売日:2012年10月24日
CD
通常価格:1,275円→ 特価!:490円(税込)2枚組で発売されていたヴァイオリン協奏曲集からのセレクトです(他の収録曲は既発のDM8011でお聞きいただけます)。ヴィヴァルディ(1678-1741)円熟期の作品であるこの「ラ・チェトラ」は神聖ローマ皇帝カール6世に献呈されていて、タイトルのチェトラとは、古代ギリシアの弦楽器キタラーのこと。音楽の象徴としてタイトルに選ばれたものです。タイトル通り、ヴァイオリンの特性が良く生かされたバランスのよい協奏曲です。演奏しているのは、cpoレーベルでもおなじみグリエルモとラルテ・デラルコ。バロック楽器の典雅が響きを存分のお楽しみいただけます。
収録作曲家:
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カヴァッリ(1602-1676):
歌劇「ジャゾーネ」 [フランドル・オペラ/フェデリコ・マリア・サルデッリ指揮]■オペラ
発売日:2012年10月24日
Blu-ray価格:4,200円(税込、送料無料)
ジャゾーネ(イアソン)は本来の悲劇通り「金の羊毛」を奪いに行く予定で、もちろんすでに魔女メディアともねんごろの仲になっていて、双子まで生ませています。しかし、それは明かりのない夜のこと。ジャゾーネは相手がメディアとは知らぬまま、金の羊毛を手に入れるために助力を乞うのです。そんなジャゾーネをいたぶるメディアですが、実はジャゾーネには、メディアよりも前につきあった王女イジフィレの間にも双子を生ませていたのです。なんということでしょう! お互い同じ男を愛していたと知ったイジフィレとメディア。ここで女たちの激しい攻防が始まるのです。結局、策を弄するメディアは自身がその策に溺れてしまい、ジャゾーネとイジフィレが結ばれ、メディアはかつての求愛者エジェオの元に戻るというお話です。 17世紀全体を通じて、最も頻繁に演奏されたオペラと言われるのがこの「ジャゾーネ」です。1649年にミラノ、その翌年にルッカで上演されたとされ、その後様々なイタリアの都市で(題名を変えながら)21回に渡って再演されたと記録されています。登場人物は、良く知られた「メディア」とほぼ同じですが、人物描写や物語はかなり変更を加えられており、本来は「悲劇」であるはずの冒険譚が、コミカルな三角関係の成り行きへと変貌しています。音楽は同時期のモンテヴェルディの作風とは大きく異なり、劇的でユーモラスです。スコアは残念ながら完全な形で残っておらず、ところどころは通奏低音のみが書かれていたのですが、これは指揮者サルデッリが復元し、見事に演奏しています。またサルデッリ(1602-1676)はリコーダーの名手でもあり、このオペラでもその妙技を披露しています。 さて、この映像ですが、昨今のバロック・オペラの演出の例に漏れることなく、極めて現代的で、また趣向を凝らしたものであり、コミカルな場面もふんだんに用意されていて、見どころ満載となっています。ジャゾーネ役のデュモーは、声の美しさももちろんのこと、ルックスが優柔不断な二股オトコそのものであり、女が惚れてしまうのは仕方ないなぁ。と妙に納得してしまうのです。女声陣は存在感たっぷりで、他の役どころの人たちもすっかりはまっています。バロックオペラの楽しさに浸れる作品です。
収録作曲家:
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フルートとピアノのためのソナタと変奏曲集 [デ・ローサ]
Flute Recital: De Rosa, Fabio - BEETHOVEN, L. van / HUMMEL, J.N. / SCHUBERT, F. / WEBER, C.M. von
■器楽曲(フルート)
発売日:2012年10月03日 NMLアルバム番号:CDS728
CD価格:2,325円(税込)
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J.S.バッハ(1685-1750):
ピアノ作品集 [バッケッティ]■器楽曲
発売日:2012年04月01日
CD価格:2,325円(税込)
数あるバッハの鍵盤用小品を70曲CD2枚にまとめた本作。有名なものから珍しい録音のものまで幅広く収録されているので、これからバッハを聴かれる方にも、バッハファンの皆様にもオススメできる一枚です。
収録作曲家: