ペレス(ダヴィド) Perez, David
生没年 | 1711-1778 | 国 | イタリア |
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辞書順 | 「ヘ」 | NML作曲家番号 | 167368 |
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ペレス(1711-1778):
死者のための朝の祈り [ジュリオ・プランディ、ギスリエリ合唱団&コンソート、ロベルタ・インヴェルニッツィ、サルヴォ・ヴィターレ]PEREZ, D.: Mattutino de'morti (Invernizzi, Vitale, Ghislieri Choir and Orchestra, Prandi)
発売日:2021年01月15日 NMLアルバム番号:A906
CD価格:1,425円(税込)
ナポリ楽派屈指の俊才ならではの隠れた傑作、インヴェルニッツィの美声とともにナポリのダヴィデ・ペレスはエマヌエル・バッハやグルックより3歳年上で、オペラの大家として生前絶大な人気を誇り、遠くウィーンにまで名声を轟かせました。後半生はリスボンで王室作曲家として活躍しますが、1754年のリスボン大地震を境にオペラはほぼ継続不能になり一転、宗教曲にその才能の発露をもとめ、ここに聴くようなナポリ楽派のオペラにも通じる傑作教会音楽が世に残りました。 ギスリエリ・コンソートによって日の目をみた『死者のための朝の祈り』は、今でいうハロウィンに演奏されていた重要な祈りの音楽。ホルンやファゴットまで動員した豪華な管弦楽が充実した古楽器演奏で響きわたるなか、合唱と独唱を行き来する声楽パートでは名歌手ロベルタ・インヴェルニッツィがあざやかな歌唱を披露。のちにArcanaで同じアンサンブルがリリースすることになるペルゴレージやヨンメッリの録音にも通じる、発見の喜びに満ちた古楽器アルバムとなっています。
収録作曲家:
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El cielo y sus estrellas - 空と星々
新スペイン、大聖堂の音楽 [ハビエル・ホセ・メンドーサ(指揮)/カメラータ・アントニオ・ソレール(古楽アンサンブル) 他]Vocal and Orchestral Music (18th Century) (El cielo y sus estrellas - Galant Cathedral Music from New Spain) (Camerata Antonio Soler, Mendoza)
発売日:2022年11月25日 NMLアルバム番号:ORC100208
CD価格:1,950円(税込)
新スペイン(ヌエバ・エスパーニャ)とは、1519年から1812年まで存在した北アメリカ大陸、カリブ海、太平洋、アジアにおけるスペイン帝国の副王領を指す名称のこと。このアルバムでは18世紀にこの地で活躍した作曲家たちの作品を聴くことができます。 ナポリで生まれリスボンの宮廷作曲家になったダヴィド・ペレス、スペインで生まれ100曲以上の歌曲を書いたルイス・ミソン、優れたヴァイオリン奏者であり、この楽器のために多くの作品を書いたホセ・エランドをはじめ、イタリア出身の音楽家として初めて新スペインの教会音楽家となったサンティアゴ・ビリョーニや、やはりイタリア出身でメキシコシティで活躍したイグナシオ・デ・エルサレムなど、イタリアの伝統を受け継ぎながらも、新スペインの文化や儀式に影響を受けたユニークな作品が並びます。また収録されている3曲の交響曲はどれもイタリア・オペラの序曲の形式で書かれており、ここでも独特の進化を遂げた文化の折衷を知ることができます。 カメラータ・アントニオ・ソレールと指揮者ハビエル・ホセ・メンドーサの演奏で。
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「ナポリ」
~南イタリア随一の古都、
大衆音楽と芸術音楽の交わるところ
バロックと伝統歌のはざまで~[10枚組BOX] [アッコルドーネ、ナジッロ、ほか]発売日:2019年10月18日
CD 10枚組価格:4,500円(税込、送料無料)
ARCANAレーベルならではの充実度! 伝承歌と大衆音楽、バロックから前古典派までのナポリBOXERATO、ASTREEなどで成功を収めてきた伝説的プロデューサー、ミシェル・ベルンステンが1993年に起こし、創設者の歿後はイタリアに拠点を移して、本格的な音楽学者が企画するレーベルとして歴史を刻んできたARCANAレーベル。「声の魔術師」マルコ・ビズリーや日本でも熱烈に支持されているエンリーコ・ガッティ、その名パートナーでもあるチェロのガエターノ・ナジッロなど、すぐれた奏者が集う古楽レーベルとしての本分をいかんなく発揮して、古都ナポリに焦点をあてた充実BOXが登場します。 Alphaレーベルの白シリーズやZig-Zag Territoiresなど、現在ARCANAで録音を続けているアーティストが過去に刻んだ名盤も含め、10枚のディスクが多角的に浮き彫りにしてゆくその古都の姿は、古代遺跡や昔年の文化財のかたわら、異教の伝統が根強く息づき、あけすけなまでに地中海的な人々の生活に何気なく歴史が宿っている、まさに「生のままのナポリ」。音楽を通じての歴史旅行が楽しめるのも、個々のアルバムがリリース当初から高い評価を得ている名盤ばかりだからでしょう。美麗パッケージとあわせ、旅好きな友人への格好のプレゼントにもなりそうです。
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“Si suona, a Napoli!” - これこそナポリ!
18世紀ナポリのフルート協奏曲集 [カタルディ/マストロミニコ]Flute Concertos - LOGROSCINO, N.B. / PEREZ, D. / SANTANGELO, A. / SELLITTO, G. / PALELLA, A. (Si suona, a Napoli!) (Cataldi, Mastrominico)
■協奏曲
発売日:2014年02月19日 NMLアルバム番号:CDS7674
CD価格:2,325円(税込)
13世紀後半、それまでローマ帝国にあった支配権が、フランスのアンジュー家に移ってから500年以上、ナポリ王国の首都として栄えた街ナポリ。社会的にも政治的にも、そして芸術的にも重要な都市として、周辺国を圧倒する力を持っていました。そんなナポリ、17世紀頃から目を見張るほどの素晴らしい音楽が生まれ始め、18世紀にはパリ、ロンドンに次いで3番目の大都市となり、数々の歌劇場が建設され、名実ともに音楽の中心地となりました。この頃、この地で数多く書かれたフルートのための協奏曲を集めたこの1枚。どれも技巧的であり開放的な気分と明るい曲調を持っています。活気に満ちた都市の雰囲気を映し出す楽しい曲集です。