ログロスチーノ(ニコラ・ボニファチオ) Logroscino, Nicola Bonifacio
生没年 | 1698-1764 | 国 | イタリア |
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辞書順 | 「ロ」 | NML作曲家番号 | 194094 |
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ログロシーノ(1698-1764):
スターバト・マーテル
フルート協奏曲
カンタータ「見よ祭壇を、見よ神を」 [ジューリア・セメンツァート、ラファエレ・ペ、マルチェロ・ガッティ、ステーファノ・デミケーリ、タレンティ・ヴルカニーチ(古楽器使用)]LOGROSCINO, N.B.: Stabat mater in E-Flat Major / Flute Concerto / Ecco l'ara, ecco il nume (Semenzato, Pe, Gatti, Talenti Vulcanici, Demicheli)
発売日:2019年05月24日 NMLアルバム番号:A455
CD価格:2,475円(税込)
18世紀ナポリ楽派トップクラスの喜歌劇作曲家が残した宗教作品1698年、イタリア半島のちょうど踵のあたり、ビトントに生まれたログロシーノは、ヨンメッリやポルポラの活躍を横目に1730~50年代の本場ナポリで延々とオペラ・ブッファの傑作を連発、この分野における第一人者との呼び声も高かった作曲家。ナポリでヴェネツィアーノ(A.スカルラッティのナポリにおける最大の商売敵)に学んだのち、30歳の頃にコンツァの司教の元でオルガニストの座に。当地で作曲にも本格的に取り組み始め、オラトリオのほか多くのオペラを手掛け、ローマやパレルモ、ナポリの劇場で大成功を納めながら各地礼拝堂の楽長も歴任し、宗教作品も多数残しました。その作風は当時の世間の好みをよく反映した華やかなもので、ここに収められた宗教作品においてもその親しみやすさが大きな魅力です。 ステーファノ・デミケーリは確かな音楽知に裏打ちされた見識もそなえつつ、イタリア古楽界でもとくにスタイリッシュな演奏を紡ぎ出す俊才古楽指揮者(名盤多数)。バーゼル・スコラ・カントルムを2015年に修了したソプラノのセメンツァートと、カウンターテナーのラファエレ・ペは、ラ・ヴェネシアーナとの共演でカヴァッリの二重唱のCDもリリースしている注目株。イタリア古楽界の若き精鋭たちが、18世紀の大衆に支持された知られざる作品を生き生きと聴かせます。
収録作曲家:
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“Si suona, a Napoli!” - これこそナポリ!
18世紀ナポリのフルート協奏曲集 [カタルディ/マストロミニコ]Flute Concertos - LOGROSCINO, N.B. / PEREZ, D. / SANTANGELO, A. / SELLITTO, G. / PALELLA, A. (Si suona, a Napoli!) (Cataldi, Mastrominico)
■協奏曲
発売日:2014年02月19日 NMLアルバム番号:CDS7674
CD価格:2,325円(税込)
13世紀後半、それまでローマ帝国にあった支配権が、フランスのアンジュー家に移ってから500年以上、ナポリ王国の首都として栄えた街ナポリ。社会的にも政治的にも、そして芸術的にも重要な都市として、周辺国を圧倒する力を持っていました。そんなナポリ、17世紀頃から目を見張るほどの素晴らしい音楽が生まれ始め、18世紀にはパリ、ロンドンに次いで3番目の大都市となり、数々の歌劇場が建設され、名実ともに音楽の中心地となりました。この頃、この地で数多く書かれたフルートのための協奏曲を集めたこの1枚。どれも技巧的であり開放的な気分と明るい曲調を持っています。活気に満ちた都市の雰囲気を映し出す楽しい曲集です。