大作曲家の新譜
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シベリウス(1865-1957):
ヴァイオリン協奏曲
レンミンカイネン組曲 [アヴァ・バハリ、サントゥ=マティアス・ロウヴァリ、エーテボリ交響楽団]発売日:2026年04月24日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
鮮烈! 新星アヴァ・バハリとロウヴァリによるシベリウスの協奏曲既に全7曲の交響曲をリリースし、その全てが世界的に高い評価を得ているロウヴァリとエーテボリ響によるシベリウス・サイクルに、ヴァイオリン協奏曲が登場。 ソリストはエーテボリ響のアーティスト・イン・レジデンス(2024-26)であり、2026/27 ECHOライジング・スターにも選出されているスウェーデン出身のアヴァ・バハリ。2024年暮れにジョナサン・ノット指揮東京交響楽団との共演で日本デビュー、シェーンベルクの協奏曲を安定したテクニックと滑らかで豊かな表現力で聴かせたことも記憶に新しい新進気鋭のヴァイオリニストです。 元々ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾを目指していたシベリウスが、その叶わぬ夢を追い求める視点から構想したとも言われるこの協奏曲は、ロマン派の協奏曲に一般に見られる英雄的な独奏者像とは異なり、物語を語るような独奏ヴァイオリンがオーケストラと対等に渡り合うと共に、シンフォニックさと室内楽的な手法を併せ持つことが特徴。バハリは隙の無いテクニックと緩急を付けた鋭い表現でその特質を十二分に表出しており、一方ロウヴァリ率いるエーテボリ響は細部を大切に歌いつつ大きくうねる様なスコアを鮮明に描き上げてソリストと対話、名盤あまたのこの作品を現代的で鮮烈な演奏に仕上げることに成功しました。 (...)
収録作曲家:
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ヴェルディ (1813-1901):
歌劇《マクベス》 [エルネスト・ペッティ、リディア・フリードマン、ミケーレ・ペルトゥージ 他、ロベルト・アバド、フィラルモニカ・アルトゥーロ・トスカニーニ]発売日:2026年04月24日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕/日本語解説付き価格:6,050円(税込、送料無料)
パルマ王立劇場よりフランス語歌唱による、
もうひとつの《マクベス》世界初映像化!本作はヴェルディ作曲のフランス語版《マクベス》(カンディダ・マンティカ校訂版2020)の世界初映像化です。 フランス語版《マクベス》は、1865年にパリのリリック劇場での上演のために主催者の意向で、作曲家による《マクベス》の改訂版(1864年パリ版:イタリア語歌唱)の台本を、シャルル・ルイ・エティエンヌ・ニュイテルとアレクサンドル・ボーモンによってフランス語に翻訳したもの。その結果この翻訳版は、作曲家が認知しない即席のローカル版とみなされたうえ、リリック劇場での初演も不評に終わり、お蔵入りとなりました。 ところが近年、リコルディ社とシカゴ大学出版局が共同で進めているヴェルディ全集の校訂作業の一環として、音楽学者カンディダ・マンティカがヴェルディによるこの作品に関する一次資料(手稿譜、手紙など)を詳細に分析した結果、作曲家もこのフランス語版作成に深く関わっていたことを見出し、その意図を忠実に反映した校訂スコアを2020年リコルディ社から出版。さらに、それに基づいて同年9月パルマの第20回ヴェルディ・フェスティヴァルの開幕作品として演奏会形式で上演されるなど、作品価値の見直しの機運が高まっています。 (...)収録作曲家:
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テレマン(1681-1767):
独唱カンタータ『イーノ』と二重協奏曲集 [アシュリー・ソロモン、レイチェル・ポッジャー、エリザベス・ワッツ、ハンナ・パリー、フロリレジウム]発売日:2026年04月17日
CD国内仕様 日本語解説・歌詞日本語訳付き価格:3,740円(税込、送料無料)
創設メンバーのポッジャー客演!
フロリレジウムが描くテレマン晩年の傑作『イーノ』と協奏曲の世界英国の古楽界を牽引するアンサンブル、フロリレジウムとアシュリー・ソロモンによるテレマン。アルバムの中心となるのはテレマンが84歳で完成させた劇的なカンタータ『イーノ』で、英国の名ソプラノのエリザベス・ワッツが、絶望から神への変身というオウィディウスの神話の物語を独唱で鮮やかに描き出します。 さらに本作には古楽ヴァイオリンの女王レイチェル・ポッジャーが特別参加。フラウト・トラヴェルソとヴァイオリンのための協奏曲などで、かつての盟友たちと息の合った共演を披露しています。 ブロックフレーテとトラヴェルソの協奏曲などテレマン独特の楽器法と色彩感が際立つ名曲も収録されており、円熟と革新が同居するその世界を堪能できる一枚です。収録作曲家:
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ショスタコーヴィチ(1906-1975):
交響曲 第2番・第5番 [ヨーン・ストルゴーズ、BBCフィルハーモニック、バーミンガム市交響楽団合唱団]発売日:2026年04月10日
SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説・歌詞訳付き価格:3,520円(税込、送料無料)
好評ストルゴーズのショスタコーヴィチ・サイクル、注目の第5番が登場!一連の録音と2025年に東京都交響楽団を指揮した交響曲第11番で、ショスタコーヴィチ指揮者としての存在を強烈に印象付けたストルゴーズ。彼のCHANDOSでのショスタコーヴィチ録音は当初、ネーメ・ヤルヴィとスコティッシュ・ナショナル管が1980年代後半に取り組んだ交響曲全曲録音のやり残し(2番、3番、11番から15番)を埋めるのが目的でした。ストルゴーズは第11番から始め、コロナ禍をはさんで後期作品を完結。その出来栄えの見事さと評価の高さにCHANDOSは考えを変え、このコンビによる全集制作を決定しました。当盤の第2番で「穴埋め」は完了。いよいよ中期の作品群への挑戦が始まります。 10代でたまたまショスタコーヴィチの交響曲第1番のレコードを聴いて音楽観が変わるほどの衝撃を受けたというストルゴーズ。彼によると、母国フィンランドでは冷戦時代も隣国ソ連の音楽家の来演は続いており、彼らを通じてショスタコーヴィチ作品の演奏に頻繁に接し、言葉を交わす機会を得ていたそうです。今も多忙な時間を縫って様々な資料を調査し、自筆譜のみならず出版後に行われた演奏に関する作曲家の書き込みやメモも参照。彼が注意を払うのはテンポで、出版後の作曲家の所感を参考にしつつ、作品全体の設計を綿密に検討して設定しているため、印刷されたメトロノームの指示通りではない箇所もままあるとのこと。 (...)
収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791):
〈ピリオド楽器によるクラリネット作品全集 Vol.2〉
クラリネット協奏曲 K.622
協奏交響曲 K.297b [ニコラ・バルディルー、ガブリエル・ピドー、ダヴィド・ゲリエ、ダヴィド・ドゥソ、ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ]発売日:2026年04月10日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
ピリオド楽器で蘇る当時の響き、
バルデイルーと友人たちが奏でるモーツァルト現代最高のクラリネット奏者の一人、ニコラ・バルデイルーによる「モーツァルト: クラリネット作品全集」待望の第2弾。このシリーズでは当時の楽器の徹底的な探求により、モーツァルトが思い描いた音響を鮮やかに蘇らせることに主眼が置かれています。 今回の聴きどころは、晩年の傑作「クラリネット協奏曲」におけるピリオド仕様のバセット・クラリネットの使用といえます。この作品を捧げられた当時の名手アントン・シュタードラーと、楽器製作者テオドール・ロッツの協力により1788年頃誕生したバセット・クラリネットは、低音域をクラリネットよりも拡張しており、現代の楽器の均質化された音色とは対照的に、暗く振動する低音から輝かしい高音まで、非常に幅広い音のパレットを持っています。バルディルーは150年ほども忘れられていたこの楽器を独自に再現し、演奏に於いてはその固有の脆弱ささえも表現に取り込みながら、一音一音を彫刻するように作曲家最期の創造的な衝動に肉薄しています。 一方、若き日のパリで構想された「協奏曲交響曲」は、各ソリストが当時のパリで使われていたものの厳密な再現楽器を用いた世界初の録音です。トランペットとホルン二刀流の名手ダヴィド・ゲリエや若き才人ガブリエル・ピドーらが、個性の異なる4つの管楽器で繰り広げる会話はまさに演劇的であり、現代楽器では味わえない各楽器の際立った個性とともに、当時のパリのバイタリティをも伝えているようです。 単なるノスタルジーを超えた、真実の響きへの挑戦とも言えるアルバムです。収録作曲家:
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シンギング・ラヴェル
ア・カペラでラヴェル [レオ・ヴァリンスキ、レ・メタボール]発売日:2026年03月27日
CD国内仕様 日本語解説/歌詞日本語訳付き価格:3,740円(税込、送料無料)
超絶にして絶美!
ラヴェルの名曲をア・カペラでレオ・ヴァリンスキ率いる精鋭ヴォーカル・アンサンブル「レ・メタボール」が放つ、2025年のラヴェル生誕150周年を記念するアルバム。「管弦楽の魔術師」の緻密な傑作群を、あえて無伴奏合唱(ア・カペラ)だけで、しかもライヴで再現した衝撃の録音です。 白眉は、ティボー・ペリーヌ編曲による「ボレロ」完全版。楽器を一切使わず、擬音やダダイズム風の造語、口笛やボディ・パーカッションを駆使し、15分に及ぶ「機械的かつ催眠的」な音の渦を人間の身体のみで構築した圧巻の演奏です。さらに、ルネサンス期の詩を歌詞に用いた絶品の「亡き王女のためのパヴァーヌ」、交響的な響きを凝縮した「マ・メール・ロワ」、倍音歌唱のような効果を用いた「鐘の谷」など、現代の名手たちがラヴェルの色彩を声だけの音楽へと鮮やかに翻訳しています。 フィラルモニー・ド・パリの聴衆を唸らせ、熱狂させた、極限の技巧とカメレオンのような表現力。ラヴェルのスコアに潜む「内なる声」を暴き出し、人間の声の可能性を拡張する、唯一無二の音響体験をお楽しみください。収録作曲家:
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英国ロイヤル・バレエ
バレエ『アシュトン・トリプル』
「バレエの情景」「田園の出来事」「ラプソディ」 [英国ロイヤル・バレエ サラ・ラム、ワディム・ムンタギロフ 他]発売日:2026年03月27日
Blu-ray国内仕様 日本語解説付き価格:6,050円(税込、送料無料)
英国ロイヤル・バレエの創始者のひとり、
フレデリック・アシュトン振付の珠玉のトリプル・ビル新登場!本作は、「英国バレエの父」と称される振付家フレデリック・アシュトン(1904-88)による珠玉のトリプルビルの舞台映像です。 20世紀のバレエ音楽に大きな足跡を残したストラヴィンスキーのアメリカ時代の作品に幾何学的なフォーメーションで振付け、その声価を高めた「バレエの情景」、バレエ音楽の泰斗ジョン・ランチベリーの編曲によるショパンの詩情溢れる音楽にのせてツルゲーネフの戯曲を一幕の心理劇として再構成した「田園の出来事」、そしてラフマニノフの「パガニーニの主題によるラプソディ」を用い、往年のスターダンサー、ミハイル・バリシニコフとレスリー・コリアーのために創作された祝祭感あふれるアシュトン晩年の傑作「ラプソディ」。これらの異彩を放つ3作品に、英国ロイヤル・バレエのダンサーたちがステージいっぱいに熱演を繰り広げます。 ワディム・ムンタギロフとサラ・ラムの純度の高いクラシック技巧、マリアネラ・ヌニェスの繊細な心理表現、マルセリーノ・サンベの軽快な超絶技巧、フランチェスカ・ヘイワードの洗練された抒情性など、個性豊かなプリンシパルたちの至芸をお楽しみください。 -
チェロ・ピッコロのデュオによるバッハ
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番
無伴奏チェロ組曲 第5番
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番 [マリオ・ブルネロ、マウロ・ヴァッリ]発売日:2026年03月20日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
4弦と5弦のチェロ・ピッコロにより、「9本弦のオルガン」をイメージしたバッハマリオ・ブルネロと盟友マウロ・ヴァッリが奏でるチェロ・ピッコロによるバッハ。いずれも原曲はヴァイオリンあるいはチェロのための独奏作品ですが、ここで演奏されるのはグスタフ・レオンハルトによるチェンバロ用の編曲譜を元に、演奏者2人が一部に独自の改編も加えながら2本の弦楽器に置き換えたものです。レオンハルトによる編曲の特徴は、原曲で弦楽器1挺に託されたや複数の声部や和声を鍵盤楽器の利点を生かしてより明確にしつつ、18世紀の聴き手にとって邪魔になるような付加は行わずに、それぞれの音の存在感を際立たせたもの。ブルネロとヴァッリは今回、この理念を大切にチェロ・ピッコロへの置き換えを行っており、唯一の例外として組曲第5番のサラバンドに於いて、ロベルト・シューマンの手によるピアノ伴奏からの魅力的な和声を採用しているとのことです。 (...)
収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン・ソナタ集
第5番「春」・第9番「クロイツェル」・第3番 [アリョーナ・バーエワ、ヴァディム・ホロデンコ]発売日:2026年03月20日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
ベートーヴェン・ツィクルス第1弾、
原典研究と大胆な解釈が融合する「春」と「クロイツェル」!2025年4月の来日では都響との素晴らしいショスタコーヴィチを聴かせ、日本の音楽ファンを大いに沸かせたアリョーナ・バーエワ。10年以上のパートナー、ヴァディム・ホロデンコとのALPHA第2弾は、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集第1弾にして「春」「クロイツェル」、そして第3番を収録という嬉しい内容です。これらはベートーヴェンが欧州で名声を確立すると同時に、聴覚の喪失という悲劇に見舞われ始めた1797年から1803年にかけて作曲されました。 本盤の特筆すべき点は2020年のベーレンライター新版を使用し、当時の演奏慣習に深く切り込んだアプローチです。2人は当時の資料を綿密に研究し、フェルマータにおける装飾や即興的な要素を大胆に導入。楽譜を固定されたものではなく、演奏者の自発的な貢献を受け入れる開かれた作品として捉え直しています。緻密な考証と2人の情熱的な感性が融合し、私たちが知るベートーヴェン像に新たな息吹を吹き込む、刺激的な一枚です。収録作曲家:
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パーヴォ・ヤルヴィ/チューリヒ・トーンハレ管
マーラー(1860-1911):
交響曲 第7番 ホ短調 「夜の歌」 [パーヴォ・ヤルヴィ、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団]発売日:2026年03月20日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
パーヴォ・ヤルヴィのマーラー・チクルス第3弾に「夜の歌」登場パーヴォ・ヤルヴィとチューリヒ・トーンハレ管が進めるマーラー交響曲全集に、第5番、第1番に続いて第7番が登場。難解とされるこの作品ですが、近年は大物指揮者による新録音が立て続けにリリースされ人気も向上していると言える中、ヤルヴィは「これ以前の作品よりも複雑で暗く、哲学的」と位置づけ、その謎めいた魅力こそが愛着を深めると語っています。 シリーズのこれまでのアルバムでも細部に個性的なアイデアを生かし、作品の新たな魅力を提示してきましたが、今回も引き締まったテンポ設定を基本にコントラストの高いスタイリッシュな演奏を披露。特徴的なギターとマンドリンを始めとしたソロだけでなく、あらゆる箇所での各パートの働きを明確にした極めて情報量の多い音場を作り上げており、さらにそれらをきっちりと一本に収斂してゆく技量はさすがの一言です。 テノールホルンのソロはユーフォニアム奏者として活躍するファビアン・ブロッホが担当。伸びやかな音と豊かな表現力で演奏の素晴らしさに大きく貢献しています。
収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
弦楽四重奏曲 第7番・第8番「ラズモフスキー」 [キアロスクーロ四重奏団]発売日:2026年03月13日
SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団によるベートーヴェン弦楽四重奏曲全集録音の第4弾。「ラズモフスキー・セット」として知られる作品59の第1番と第2番を収録しています。 規模と楽想の雄大さから「弦楽四重奏の英雄」とも呼ばれる第7番、前年に書かれたピアノ・ソナタ「熱情」に通じる暗く激しい情動の奔流を感じさせる第8番。これらは、ベートーヴェンのパトロンで、弦楽四重奏団を雇っていたラズモフスキー伯爵の委嘱によって生まれた作品で、それまでにない大きなスケールや斬新なアイディアによって当時の聴衆のみならず演奏家も当惑させました。しかしベートーヴェンは確固たる自信を持ち、演奏が難しいと訴えるヴァイオリニストに「この作品は君らのためのものではない、やがて来る世代のためのものだ」と語ったそうです。今日の弦楽四重奏団の中には初期の第1番から第6番は時代考証を踏まえた楽器や演奏法を用いる団体もありますが、そうした団体でも第7番以降はそこから離れてロマンティックな、あるいは現代楽器の特性に沿った演奏で臨むことがほとんどです。 (...)
収録作曲家:
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ショスタコーヴィチ(1906-1975):
チェロ協奏曲 第1番・第2番 [アレクサンドル・クニャーゼフ、山田和樹、横浜シンフォニエッタ]発売日:2026年03月06日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
クニャーゼフと山田和樹のショスタコーヴィチが
初出の第1番を加えてインターナショナル発売クニャーゼフの独奏と山田和樹指揮横浜シンフォニエッタによる、ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲がAvantiから登場。スターリン没後の「雪解け」の時期に書かれ、やや明るく挑戦的な曲調が特徴の第1番と、作曲家の健康悪化と当局からの圧力が増す中で作曲され内省的な性格を持つ第2番を収録。第2番は、横浜シンフォニエッタのライヴ・シリーズとして発売された演奏に今回新たな編集とミックスを施しています。 練り上げた作品理解により、曲に込められた苦悩と皮肉や回復といった作曲家の複雑な側面を引き出したクニャーゼフと、活気に満ちた指揮で管弦楽のテクスチャに鮮やかな解釈を加えた山田和樹という2人の相互作用により、これらの作品が持つ暗い激情と豊かな音楽性という二面性を見事に捉えた、強い説得力を持つ演奏に仕上がっています。収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲
第6番/第8番「リュッツォウ」/第18番 [オルガ・パシチェンコ、イル・ガルデリーノ]発売日:2026年03月06日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
モーツァルトが好んだモデルの楽器による快演!
作品像の真相に迫るシリーズ第3弾19世紀以前の作曲家たちが親しんでいたモデルの楽器を探り、適切な奏法で作品成立当時の響きに迫るピアニスト、オルガ・パシチェンコ。日欧で絶賛を博したメンデルスゾーン姉弟の作品集(ALPHA1119/NYCX-10514)に続くアルバムは、古楽大国ベルギーの精鋭集団イル・ガルデリーノとの共演によるモーツァルトのピアノ協奏曲集第3弾。ザルツブルクでの青年期の作2曲とウィーンでの全盛期の作品、計3曲を収録しています。 18世紀後半当時、各地で製作家たちが試行錯誤を続けていたピアノは工房ごとに個性が大きく異なり、モーツァルトも様々な楽器を試していたことが史料から判っていますが、ここではザルツブルク時代の2曲に当時の彼が好ましいと言及したシュペート工房のタンゲンテンフリューゲルを使用。ややチェンバロに近い独特の煌びやかな音色をパシチェンコは鮮やかに音楽的な響きへと結実させ、各パートの楽音が際立つ小編成オーケストラと絶妙なアンサンブルを繰り広げます。 (...)収録作曲家:
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メンデルスゾーン(1809-1847):
交響曲 第2番「賛歌」 [鈴木雅明、バッハ・コレギウム・ジャパン 他]発売日:2026年03月06日
SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説/歌詞日本語訳付き価格:3,740円(税込、送料無料)
鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパン、
バッハの復興者メンデルスゾーンの大作を初録音!2024年の宗教改革記念日にあたる10月31日、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)は東京オペラシティ コンサートホールでメンデルスゾーンの交響曲第2番「賛歌」を演奏し、大きな話題となりました。このアルバムは、コンサートに先立って3日間をかけて行われたセッション録音です。 現代のバッハ演奏者としての鈴木雅明とBCJにとってメンデルスゾーンは重要な存在で、これまでにも彼のカンタータやコラールに大作オラトリオ「エリアス」「パウルス」、メンデルスゾーン版の「バッハ:マタイ受難曲」などを演奏してきました。オペラシティでのコンサートプログラムに寄せられた鈴木のコメントによれば、2023年1月にザルツブルク・モーツァルテウム管で「賛歌」を指揮した際、「その素晴らしさに打ちのめされ、必ずやBCJで演奏・録音したいと、ただちに決心した」とのこと。熱意と周到な準備、BCJと共に積み重ねてきたドイツの教会音楽の演奏経験がここに結実しています。 (...)収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
最後の3つのソナタ [イモージェン・クーパー]発売日:2026年02月27日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
かつてブレンデルの愛弟子として録音デビューし、モーツァルトやシューベルトの演奏で一躍高い評価を確立したクーパーも、今ではイギリス楽壇を代表するベテラン演奏家。その彼女にして初めてとなるベートーヴェン・ソナタ集のアルバムが登場します。曲目は最後の3つのソナタ、満を持しての録音です。 かつてはベートーヴェンの音楽の多くに対して格闘するような気持ちを抱いてしまったという彼女ですが、60代にしてディアベッリ変奏曲を通じてベートーヴェン晩年の世界に触れ、作品と格闘するのではなく抱擁するように演奏することで喜びを見出したと言います。その後、最後の3つのソナタをセットにして演奏することでそれを一つの旅、心から共感できる一つの物語と感じるようになり、録音へと踏み切りました。 それぞれのソナタの核心を緩徐楽章に見出し、また第32番の最後がハ長調で静かに結ばれる時にかけがえのない至福を感じると語るクーパーだけに、大言壮語や新機軸を狙った印象はありませんが、決して穏やかな解釈に終始することはなく、激しさもユーモアも存分に盛り込んで起伏に富んだ演奏となっています。一つ一つのフレーズに細心の彫琢がほどこされ、弱音から強音まで明るさとぬくもりを感じさせるサウンドと相まって、大家による名作の演奏を聴いたという充実感に浸れます。 (...)
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発売日:2026年02月27日
SACD-Hybrid国内仕様 解説日本語付き価格:3,520円(税込、送料無料)
2025年の来日公演も大好評。
ジャン・チャクムルによる「シューベルト+」シリーズ第6集ジャン・チャクムルが進める「シューベルト+(プラス)」シリーズは、全12巻の録音を通じてシューベルトのピアノ曲の全容を音楽史の中で独自の視点から見つめ直そうとする企画。シューベルトが影響を受けた先達や、シューベルトとの共通点が見られる後の世代の作品を合わせて録音することで、聴き手にも発見があります。深い哲学的思索とピアニストとしての実践、そして何よりもシューベルト作品への強い愛に裏付けられたチャクムル自筆の解説も毎回注目です。 シリーズ中間点にさしかかる第6作では、シューベルトのソナタ第17番とシューマンの作品を並置し、ドイツ・ロマン派における「自然主義」が音楽においてどう表現されているかに迫ります。シューベルトのピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 D 850は、1825年にアルプス山麓のバート・ガスタインで作曲された作品。かつては「ガスタイナー(ガシュタイナー)」の愛称でも呼ばれました。この前年に書かれた八重奏曲やグラン・デュオなどに通じる大きなスケールを持ち、エネルギーの横溢を感じさせます。チャクムルの解釈も第1楽章ではアルプスの山容を思わせるように雄大でしばしば激しい表現を見せます。晴れやかな抒情に満ちた第2楽章、明朗で弾むようなスケルツォから可憐で軽快なフィナーレへと、シューベルトが凝らしたリズムの工夫をチャクムルが的確に楽曲の性格として描きます。 (...) -
プッチーニ(1858-1924):
管弦楽曲集 [ジョン・ウィルソン、シンフォニア・オヴ・ロンドン]発売日:2026年02月27日
SACD-Hybrid国内仕様 解説日本語付き価格:3,520円(税込、送料無料)
ジョン・ウィルソン&SOLによる極上のプッチーニ・サウンド!2024年が没後100年だったプッチーニ。そのスコアをかねてから研究していたジョン・ウィルソンが手兵シンフォニア・オヴ・ロンドンを指揮した管弦楽曲集は、ありがちな同種企画とは一味違って、オーケストラ・ファンが心から楽しめる出来栄えです。 収録されている作品は初期のものが中心。ポンキエッリに就いて学んでいた時に書かれた交響的前奏曲は非常に息の長い起伏を持ち、ワーグナーの《ローエングリン》第1幕への前奏曲を思わせます。卒業制作である交響的奇想曲は、10年後に書かれる名作《ラ・ボエーム》の冒頭を先取りしているかのよう。3つのメヌエットと「菊」のテーマも、後に出世作《マノン・レスコー》の中に転用されます。 プッチーニのオペラ第1作《妖精ヴィッリ》は作曲コンクールの応募作で、受賞こそ逃がしましたが大手出版社のリコルディ社がその出来栄えに目を留めて買い上げ、その後の長く豊かな協力関係の始まりとなりました。オペラ第2作《エドガール》は興行面での成功こそ逃したものの、そのオーケストラ・スコアは見事に書かれています。スケルツォ、トリオ、アダージェットといった小品にも「プッチーニらしさ」が横溢。 (...)
収録作曲家:
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発売日:2026年02月06日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
躍進著しいレオンコロ・カルテット、Alpha Classicsからの第1弾2019年にベルリンで結成されたレオンコロ弦楽四重奏団。第1ヴァイオリンのヨナタン・昌貴・シュヴァルツとチェロのルカス・実・シュヴァルツは日本人の母を持つ兄弟、ヴィオラを担当するオランダ生まれの近衛麻由は近衛秀麿の曾孫と、日本に深い縁を持ちます。彼らは2022年にロンドン・ウィグモアホール国際弦楽四重奏コンクール、ボルドー国際弦楽四重奏コンクールで立て続けに優勝して脚光を浴びたほか多くの受賞歴を誇り、2023年にはMirareからCDデビューを果たしました。この度Alphaと契約を結び、その第1弾として20世紀初頭ウィーンの音楽とその影響をテーマとしたアルバムを発表します。 ベルクとウェーベルン、そしてホロコーストに倒れたシュルホフまでを収め、20世紀初頭という後期ロマン派の黄昏から無調音楽、そしてモダニズムの黎明へと至る激動の時代に、ウィーンという文化のるつぼから生まれた音楽的革新を追って緻密に構成されたプログラム。類稀な技術と鋭く瑞々しい表現により、緊迫と抒情を絶妙なバランスで両立させた彼らの演奏は、伝統と前衛が衝突し、新たな表現が生まれた時代の緊張感と創造性を見事に捉えています。
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〈HAYDN 2032 第18集〉
ハイドン(1732-1809):
交響曲 第29番
交響曲 第55番「校長先生」
交響曲 第56番 [ジョヴァンニ・アントニーニ、バーゼル室内管弦楽団]発売日:2026年01月16日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
HAYDN 2032 ハイドン交響曲全曲録音シリーズVol.18 ~校長先生~
愉悦なくして真剣なし。ハイドンの遊び心の極致を示す充実作3作を中心にハイドンが「交響曲の父」と呼ばれる所以となった彼の100曲以上の交響曲は、初期作から後年の作までどれを取ってもユニークな名品ばかり。その全てを作曲家生誕300周年の2032年までに演奏・録音するジョヴァンニ・アントニーニ指揮のHAYDN 2032プロジェクト最新巻は、1774年に書かれ「校長先生」の綽名で知られる第55番、これと対をなす同年作で金管とティンパニが威勢よく響く第56番に、全4楽章作品では比較的初期のものでコントラスト豊かな展開が魅力的な第29番を加えた3曲からなるプログラムです。 「校長先生」の綽名は几帳面なリズムが続く第2楽章に由来しますが、これはあくまでハイドン得意の冗談のようで、彼の書法がどれほど機知に富んでいるかは本盤のスリリングな演奏で十全に味わえることでしょう。 ブックレットに寄せた解説〔国内仕様盤には日本語訳付〕では、音楽学者モーリッツ=バウアーが第29番のフィナーレの展開を「先生から逃げ出すいたずらっ子」になぞらえる一方、指揮者アントニーニは哲人ホイジンガの「遊びも極めれば美にも聖にもなり、真面目を遥かに凌駕する」との言葉を引用。それを実証するかのごとく、ハイドンの門弟でもあったポーランドの作曲家レッセルの素晴らしい短調作品が末尾に添えられているのも印象的です。 バーゼル室内管弦楽団には今回も優れた古楽器奏者たちが続々ゲスト参加。作曲者の企図に迫りながら現代人の心を捉えて離さない名盤がまた一つ刻まれました。収録作曲家:
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ヴィヴァルディ(1678-1741):
マスク ~ヴィヴァルディの様々な作品集 [ポール=アントワーヌ・ベノス=ジアン、カフェ・ツィマーマン]発売日:2026年01月16日
CD国内仕様 日本語解説、歌詞日本語訳付き価格:3,740円(税込、送料無料)
カフェ・ツィマーマンが誘う、ヴィヴァルディの多彩な顔徹底して誠実な解釈でありながら極めて新鮮なサウンドでバロック作品を聴かせるフランスの古楽器楽団カフェ・ツィマーマン、久々のイタリア音楽の新録音。超有名作曲家ヴィヴァルディの作品集でありながら、録音機会の少ない作品を中心に声楽・器楽をバランスよく集めた多様なプログラムにまず惹かれます。ヴェネツィア名物・謝肉祭シーズンの色とりどりな仮面衣装を連想させるタイトルにある通り、かの「水の都」を拠点に活躍したヴィヴァルディの音楽性にどれほど多彩な魅力が詰まっているか、このアルバムの様々な楽器編成による作品の数々を通じて強く感じられることでしょう。 『バッハ さまざまな楽器による協奏曲』シリーズと同じく通奏低音以外の各パートを一人ずつに絞り、緊密なアンサンブルで各奏者の存在感が際立つ解釈はここでも隅々まで入念。それでいて人間的な温もりも音の勢いも溢れんばかりに豊かで、ヴィヴァルディを聴く喜びを堪能できます。カレル・ヴァルテルの優雅なトラヴェルソ、近年活躍めざましいベノス=ジアンの緩急自在なカウンターテナー歌唱もさることながら、見事な技量で吹きこなされる2本のナチュラルホルンの活躍が随所で痛快なアクセントとなり、初期から後期までバランスよい選曲のプログラムを次へ、次へ……と聴き進めずにはおれない構成になっています。
収録作曲家:
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ブルックナー(1824-1896):
テ・デウム
ミサ曲 第3番 [パブロ・エラス=カサド、南西ドイツ放送交響楽団、SWRヴォーカル・アンサンブル、ケルン放送合唱団]発売日:2026年01月16日
CD国内仕様 日本語解説・歌詞訳付き価格:3,520円(税込、送料無料)
エラス=カサド、ブルックナーの宗教曲のライヴ録音が登場モンテヴェルディからワーグナーの《指環》やストラヴィンスキーの「春の祭典」、更にはエトヴェシュまで、スコアと歌詞の徹底的な理解と卓越した指揮能力によって一段と深い解釈を聴かせるエラス=カサド。コンサートでも録音でも、最も待望されている指揮者の一人です。ブルックナー・イヤーの2024年には、古楽器楽団のアニマ・エテルナを指揮して交響曲第4番「ロマンティック」を発表して話題となりましたが、ここに南西ドイツ放送交響楽団を指揮した宗教曲の大作2曲が登場します。 こんにちブルックナーと言えば交響曲ですが、当初は優れたオルガニスト〈特に即興演奏〉として注目され、作曲家としてはミサ曲で高く評価されたことが交響曲創作への道を開きました。テ・デウムは円熟期の作品で、その前に完成された交響曲第7番の第2楽章を思わせるモチーフが出てきます。交響曲ファンにとってアプローチし易い作品です。ミサ曲第3番は一連のミサ曲創作の最後に位置し、作曲時期は交響曲第1番の後。宗教曲から交響曲へと活躍の場を移してゆく節目の作品です。 (...)
収録作曲家:
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オッフェンバック(1819-1880):
歌劇《ホフマン物語》 [フアン・ディエゴ・フローレス、アレックス・エスポージト、エルモネラ・ヤオ、他 アントネッロ・マナコルダ、コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2025年12月26日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕/日本語解説付き価格:6,050円(税込、送料無料)
英国ロイヤル・オペラが放つ
フローレス主演《ホフマン物語》の新制作!本作は、屈指の人気オペラ《ホフマン物語》を英国ロイヤル・オペラが満を持して世に問う新制作版で、1954年版、1980年版に続く3度目のプロダクションとなります。題名役の円熟の極みにある世界的テノール、フローレスを中心に、コミカルな機械人形オランピア役のプドワ、病弱な美少女アントニア役のヤオ、妖艶なジュリエッタ役のコスタ=ジャクソンという、3人の個性豊かなプリマ・ドンナを起用。さらに、達人エスポージトが演ずる悪魔の化身がスパイシーなアクセントを加えています。 世界のオペラ界で引く手あまたのアントネッロ・マナコルダのタクトが導く充実した歌唱陣とコヴェント・ガーデンのオーケストラ、ダンサーたちの熱演が、オッフェンバックの音楽に躍動感と豊かな抒情を与え、鬼才ダミアーノ・ミキエレットの幻想怪奇の世界を見事に具象化する演出と相まって、見応え・聴き応えのある舞台として実を結んでいます。収録作曲家:
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発売日:2026年04月24日
CD価格:2,250円(税込)
ミンゲット四重奏団によるメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集、待望の完結編が登場。第5番に加え、姉ファニー・メンデルスゾーンによる唯一の弦楽四重奏曲を収録しています。 父アブラハムから「音楽は人生の装飾であり、本業にしてはならない」と諭されたファニーですが、30歳で書かれた四重奏曲は、型破りで自由な構成と個性的な魅力に溢れた強い意志を感じさせる作品です。一方、フェリックスがその4年後に作曲した作品44-3は、均整の取れた古典的な佇まいを備え、姉の個性と鮮やかな対比を成しています。才能と時代、そして家族の絆を映し出すアルバムです。 ミンゲット四重奏団は18世紀スペインの哲学者パブロ・ミンゲットの名を冠し、1988年に設立されたアンサンブル。近現代作品をはじめヨゼフ・スークやヘルツォーゲンベルクなど知られざる作品も好んで演奏、作品の魅力を伝えています。
収録作曲家:
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ラモー(1683-1764):
《ゾロアストル》からの管弦楽組曲(1749年版)
《優雅なインドの国々》からの管弦楽組曲(1736年版) [ミヒ・ガイック、オルフェオ・バロック管弦団]発売日:2026年04月24日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
華やかな色彩とリズムが織りなすラモー作品の真骨頂!
オーストリアの名古楽オーケーストラによる異国趣味満載のオペラ・バレ組曲集18世紀フランスを代表する作曲家ラモーの舞台作品は、21世紀になって世界中の歌劇場での上演機会が増え、華やかな舞台やダンス、斬新な演出で話題を呼ぶようになりました。ラモーのオペラやオペラ・バレは、主にレチタティーヴォとアリアの繰り返しから成る同時代のイタリアのオペラと異なり、レシ、プチ・エール(通奏低音を伴う歌)、独唱、二重唱、三重奏、四重奏、合唱、そしてオーケストラのためのシンフォニアや舞曲など、多様な要素が織り交ぜられています。特に舞曲が占める割合が全体の約1/4にもなるため、それを組み合わせるだけでフランス風の管弦楽組曲が出来上がります。現代のオーケストラがそれらを取り上げることも増えてきました。 ラモーが生きた時代のフランスは、百科全書派が台頭する啓蒙主義の時代。世界中のあらゆるものを知ろうという人々の興味は異文化へと広がります。ここに組曲が収録された2つのオペラ《ゾロアストル》と《優雅なインドの国々》は、そのような東方への興味や想像や憧れを反映しています。 (...)収録作曲家:
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テレマン(1681-1767):
《美の勝利》TVWV 21:10 [リディア・トイシャー、イム・スンヘ、テリー・ウェイ、ディートリヒ・ヘンシェル、ミヒャエル・ホフシュテッター、ベルリン古楽アカデミー]発売日:2026年04月24日
NMLアルバム番号:555693-2CD 3枚組価格:8,625円(税込、送料無料)
HIPのスペシャリストが指揮するテレマンのオペラ《美の勝利》全曲録音!多作で知られるテレマンは、オペラも50作以上書いたとされていますが、その多くは現存せず、ほぼ完全な形で残されているのは7作とされています。テレマン作品の録音が数多く生まれる中でもオペラの録音は限られており、この1枚は貴重。 1721年、テレマンがハンザ同盟の自由都市ハンブルク市の音楽監督に就任すると、その翌年には同地の歌劇場が再建され、テレマンはその音楽監督と歌劇の作曲も引き受けることになりました。ドイツ語の歌物語《美の勝利》は、テレマンが同歌劇場のために書いた最初の歌劇で、歌劇場再開を告げる記念碑的作品です。 台本は、17世紀ハンブルクにおける最も著名な詩人で劇作家のクリスティアン・ハインリヒ・ポステル(1656-1701)の『アフリカのヴァンダル族の偉大なる王ゲンセリクスのローマととカルタゴへの遠征』を基にしています。455年のゲンセリクス王率いるヴァンダル族によるローマ略奪を背景に、ヴァンダル族の人々とローマの王妃や姫の恋愛と結婚が描かれるストーリー。テレマンは作曲に際して登場人物や筋書きには手を加えなかったものの、場面の順序や台詞、特に合唱とバレエの場面に若干の変更を加えました。 1722年7月13日の初演では、テレマンが用意した音楽はあまりに長大で、多少のカットを余儀なくされましたが、豪華な舞台装置や衣装が用いられたという公演は大成功に終わり、その年の11月までレパートリーとして上演されました。翌年も11回再演。その後も何年にも渡って再演された記録が残っています。 (...)
収録作曲家:
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メンデルスゾーン(1809-1847):
弦楽四重奏曲全集[4枚組 BOX] [ミンゲット四重奏団]発売日:2026年04月24日
CD 4枚組価格:7,950円(税込、送料無料)
ミンゲット四重奏団のメンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集が完結と同時にボックス化。番号付きの6曲に加え、14歳で作曲した変ホ長調の四重奏曲、没後に出版された「4つの小品」Op.81も収められています。加えて、姉ファニー・ヘンゼルによる独創的な四重奏曲も収録しています。 メディア各誌から「世界のトップレベル」と高く評価されるミンゲット四重奏団は、正確なフレーズ作りと引き締まったリズム、豊かなダイナミクスを駆使したアプローチによって、過小評価されがちなメンデルスゾーン作品を真摯に捉え直し、価値ある芸術音楽として提示してきました。軽やかさから劇的な表現に至るまで、作為的なテンポの揺らぎに頼ることなく楽章ごとの個性を描き分けるその演奏は「4人の理知的な会話」として絶賛されています。
収録作曲家:
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チャイコフスキー(1840-1893):
「偉大な芸術家の思い出に」
スメタナ(1824-1884):
ピアノ三重奏曲 [ルイス・カウフマン、ルドルフ・フィルクスニー 他]発売日:2026年04月17日
CD価格:2,325円(税込)
ルイス・カウフマンの貴重な室内楽録音。
感傷に溺れないチャイコフスキー、名手フィルクスニーを迎えたスメタナラジオで放送された演奏を耳にした映画監督の懇願により『風と共に去りぬ』『嵐が丘』『カサブランカ』『サウンド・オブ・ミュージック』などのサウンドトラックに参加したカウフマン。参加したサントラは400とも500とも言われます。クラシック音楽の分野では、当時あまり知られていなかったバロック音楽に取り組み、1940年代末から50年代前半にかけてヴィヴァルディの作品8と9の計24曲をすべて録音(1949年リリースの「四季」はフランスACCディスク大賞を受賞。2002年にはグラミー賞の殿堂入り)。並行して同時代作品も次々と録音しました。 このCDに収録されたチャイコフスキーとスメタナは、ウェブサイトDiscogsによれば、最初の発売以降、再発売や復刻歴が無く、貴重なCD化です。ハラルド・エッゲブレヒトの『ヴァイオリンの巨匠たち』日本版(アルファベータ)で「熱っぽく神経のこまかい音質をもつ」と評される通り、ここでの演奏は両曲とも毅然としつつ熱気を伝えるもの。チャイコフスキーの演奏時間は第1楽章が約16分、第2楽章が約22分で、今日の平均的な演奏時間からすると驚愕の速さです。 (...) -
ヒンデミット(1895-1963):
歌劇《カルディヤック》 [コルネリウス・マイスター、ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団、トマス・コニエチュニー、ヴェラ=ロッテ・ベッカー 他]発売日:2026年04月17日
NMLアルバム番号:C5530CD 2枚組価格:3,825円(税込、送料無料)
パリを震撼させる連続殺人事件を背景に、天才への崇拝と歪んだ情熱、そして罪の闇を描いたE.T.A.ホフマンの短編小説『スキュデリ嬢』。1819年に発表されたこの物語は、犯罪小説であると同時に、濃厚なロマン主義精神を宿しています。ヒンデミットは1925年、詩人フェルディナント・リオンの台本を元に、この題材をオペラ化しました。新即物主義の影響のもと、現代的な音楽語法に伝統的な形式を融合させ、ネオ・バロック的手法で構築された音楽は、冷徹さと劇的緊張を併せ持っています。 このアルバムはウィーン国立歌劇場で絶賛を博した新演出上演の際のライヴで、豪華な歌手陣が集結。ポーランド出身、俳優から歌手に転向し、ワーグナー歌手として活躍するトマス・コニエチュニーの題名役をはじめ、『オペルンヴェルト』誌の2021/2022最優秀歌手に選ばれたヴェラ=ロッテ・ベッカーの圧倒的な表現力、宮廷歌手として名高いバス・バリトンのヴォルフガング・バンクルは重厚かつ自在な表現で物語を牽引し、テノールのダニエル・イェンツは鋭い存在感で若き騎士像を描写。コルネリウス・マイスターが全体を見事にまとめています。
収録作曲家:
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イディル・ビレット
1999年5月14日、シュヴェツィンゲン音楽祭
ショパン没後150年記念 [イディル・ビレット]発売日:2026年04月17日
LP 2枚組価格:6,450円(税込、送料無料)
このアルバムには1999年にシュヴェツィンゲン音楽祭の特別企画として行われたショパン没後150年記念コンサートでの5月14日の演奏を全て収録。既発の8.571432(CD4枚組)に収録されていたものと同一音源です。 一連のショパン録音が高く評価されていたビレットは、5月15日の演奏会に招かれていましたが、14日に出演予定だったアナトール・ウゴルスキが当日になって体調不良を訴えてキャンセル。主催者から代役の要請を受けたビレットがブリュッセルから飛行機に飛び乗りシュトゥットガルト空港に着くと、待機していたヘリコプターと車を乗り継いで会場にかけつけ、リハーサルもそこそこに、ウゴルスキが予定していたプログラムを1曲も変えることなく演奏しました。 結果は非常に満足のゆく出来栄えで、大御所評論家のヨアヒム・カイザーもビレットへの称賛を惜しまなかったと伝えられます。
収録作曲家:
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ヴォーン・ウイリアムズ(1872-1958):
交響曲 第2番 ト長調 「ロンドン交響曲」
バターワース(1885-1916):
シュロップシャーの若者
モーラン(1894-1950):
シンフォニエッタ [エイドリアン・ボールト、BBC交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団]発売日:2026年04月17日
CD価格:2,550円(税込)
初出の「ロンドン交響曲」プロムス・ライヴ含むボールトの英国音楽、BBC蔵出し音源集近代英国音楽の解釈者として高い評価を得ていたボールトによるライヴ音源が、BBCのアーカイヴから登場。ボールトにとっては、その改訂作業にも関わったヴォーン・ウイリアムズの「ロンドン交響曲」、音楽的な尊敬で結ばれたバターワースの作品、当初は複雑だったものの後年には相互理解が深まったモーランの作品と、個人的に親交のあった作曲家たちの作品が集められています。 1971年プロムスでの「ロンドン交響曲」については、当時のデイリー・テレグラフ紙が「静かな威厳に満ちた演奏であり、名人芸的な作品理解で聴衆を最後まで惹きつけた」と絶賛、ライヴならではの緊張感と高揚感も演奏に大きく貢献しており、終演後の聴衆たちの熱狂的な反応も頷けるもの。 「シュロップシャーの若者」についてボールトは頻繁に演奏しており、録音もこれまで4種ほどが知られますが、この83歳のスタジオ・ライヴでも情熱的なクライマックスを聴くことが出来ます。 (...)
収録作曲家:
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時は静止する
ジョン・ダウランドとジョン・ダニエルのリュート歌曲集 [キーラン・ホワイト、セドリック・メイヤー]発売日:2026年04月17日
CD価格:2,700円(税込)
ダウランド&ダニエル没後400年記念!
テノールとリュートが誘うリュート歌曲の美しき世界愛や絶望をつづる歌詞とメランコリックな旋律によって400年以上も人々を魅了し続ける16~17世紀イギリスのリュート歌曲。音楽と詩、声とリュートが極めて美しく融合するこのジャンルを代表する作曲家がジョン・ダウランドです。 現代の名声からすると意外にもダウランドの音楽人生は順風ではなく、当初はイギリスで職を得られず、イタリア各都市やドイツなどを巡っています。1598年になってデンマーク王クリスチャン4世の宮廷にリュート奏者として職を得て、当地で約8年間活躍した後、1606年にようやくイギリスに戻り、1612年になってジェームズ1世付きのリュート奏者の職を得ることができたのでした。 生前に出版された4冊の歌曲集はヨーロッパ中で評判を呼び、特に歌曲集第2巻に収められた「流れよ、わが涙」が空前のブームを巻き起こし、各国でその旋律を基にした作品が数多く生み出されました。ダウランドの音楽は現代の人々も魅了し、ロック歌手が歌ったり、ポピュラー音楽へ転用されたりと、クラシック音楽の世界を越えて歌い手と聴き手を魅了しています。 (...) -
発売日:2026年04月10日
CD価格:2,100円(税込)
2023年の「第64回ハエン賞国際ピアノ・コンクール」で優勝した、韓国の俊英パク・ジンヒョンのアルバム。 1953年創設、1956年よりほぼ毎年開催されるこのコンクールは、スペイン音楽の普及に注力する、世界的に権威ある大会の一つ。ここにはブラームスの重厚な変奏曲、グラナドスによるスペイン音楽のほか、コンクールでのライヴ録音によるドヴォルザークの五重奏曲が収められています。 パク・ジンヒョンは、ソウル・ヨンセ大学を経てハノーファー音楽大学でアリエ・ヴァルディらに師事。クリーヴランドやモントリオールなど主要な国際コンクールで実績を重ねており、今まさに世界が注目する逸材。緻密な知性と高い情熱を兼ね備えた確かな技術を披露しています。
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モーツァルト(1756-1791):
グラン・パルティータ(F.グライスナーによる管弦楽編曲版)
カンナビヒ(1731-1798):
協奏交響曲 変ホ長調 [ラインハルト・ゲーベル、ミュンヘン放送管弦楽団]発売日:2026年04月10日
CD価格:2,625円(税込)
モーツァルト名作「グラン・パルティータ」が同時代人の手で協奏交響曲に変貌、
ゲーベルこだわりの再録音が登場。古典派の時代は楽譜出版が一層の広まりを見せた時期。モーツァルトの作品に目を付けていた出版業者アンドレは、モーツァルト没後、未亡人コンスタンツェと楽譜出版の契約を結び、革新的な印刷機械を発明したアロイス・ゼネフェルダーと作曲家フランツ・グライスナーを雇って1800年には早くも20作品を出版しました。 このオーケストラ版「グラン・パルティータ」もその一つ。出版に際してグライスナーは、1800年頃の標準的な管弦楽編成(弦楽合奏、フルート1、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2)のために管楽合奏の傑作「グラン・パルティータ」を編曲し、新たな「協奏交響曲」として仕立て直しました。指揮者のゲーベルはよほどこの編曲版が気に入っているのでしょう。モーツァルテウムで教授を務めていた2020年に一度録音(SONY)しましたが、より解釈が深まったと見えて、5年後に早くも再録音となりました。2025年10月にはベルリンでも同曲を指揮しています。 当時は編曲に際して一部の曲を省略・縮小することが多かったのに対して、グライスナーはメヌエットのトリオを一部カットしている以外はほぼそのままに編曲しています。原曲のバセット・ホルンとホルンのパートはフルートと弦楽合奏に移し替え、各管楽器をソロ楽器として用いて音色を生かしつつ弦楽器の響きを加えることにより、原曲の魅力を損なうことなく、より豊かな色彩を生み出すことに成功しているのです。グライスナーがモーツァルトのスタイルをよく理解し、原曲を尊重していたことがうかがわれます。 (...) -
発売日:2026年04月10日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
新星ザヴィードフ、デビュー!
自身の境遇と重ねて描くラフマニノフ作品集ロシアのピアノの伝統を受け継ぐ、2005年生まれの新星フセヴォロド・ザヴィードフによる初のソロ・アルバム。現在ジュネーヴを拠点とする彼は、2024年に第1回ラドゥ・ルプー賞、2025年にはUBSヤング・ソロイスツ賞を受賞し国際的な評価を高めているほか、グネーシン音楽院で共に学んだ奥井紫麻とのデュオなどで来日公演も行っています。 本アルバムは、ラフマニノフによるバッハの無伴奏ヴァイオリン曲の編曲、「音の絵」作品33、「コレッリの主題による変奏曲」に加え、ザヴィードフ自身がピアノ独奏用に編曲した「ヴォカリーズ」で構成。このプログラムは2023年、滞在中の東京銀座で受け取ったフランスのラ・ロック=ダンテロン音楽祭への出演依頼を機に考案され、彼がモスクワ郊外の別荘で練習した最後の曲目となりました。その後出国してから故郷に戻っていない自身の境遇を、かつて激動の時代に故郷を離れたラフマニノフの歩みと重ね合わせています。 確かな技術と深い楽曲解釈によって、作品の持つ歴史的背景と若きピアニストの現在地を克明に記録した注目の一枚です。 -
発売日:2026年04月10日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
完結! ゴーデによるシューベルト・ソナタ全集2019年に12回のリサイタルでシューベルトのソナタ全曲を弾き切ったマチュー・ゴーデ。その直後から開始されたソナタ全曲と主要ピアノ作品を網羅するプロジェクトの第12弾にして完結編。豊潤でありながら慎ましく、情熱的でありながらも禁欲的という独特の音響世界を備え、きわめて繊細な感受性の世界への扉を開くシューベルト最後のピアノ・ソナタ第21番(このアルバムでは第20番と表記)で締めくくっています。 併せて20歳の頃に書かれ、青年らしいロマンと遊び心溢れる発想、天才的ひらめきに満ちた第6番も収録。ゴーデの瑞々しいピアノでご堪能ください。
収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
フルートとピアノのための初期作品集 [ヨハネス・フーシュテッド、ソントラウト・シュパイデル]発売日:2026年04月10日
CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
ベートーヴェンのウィーン時代の初期作品に焦点を当てたアルバム。ベートーヴェンが校閲・公認した、作品25の作曲家お墨付き編曲版である作品41と、フリードリヒ・ヘルマン(1876-1924)による2曲の編曲版を収録。当時の音楽受容の歴史を映し出すとともに、先に発売された後期作品集と合わせてベートーヴェンのフルート音楽の全体像を余すところなく伝えています。 演奏は、現代作品の開拓者としても評価高く、ドイツ・レコード批評家賞ノミネート歴を持つヨハネス・フーシュテッド。ピアノは、共にカールスルーエ音楽大学の教授を務めるソントラウト・シュパイデルが担当しています。
収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
〈カンタータ 第53集〉
カンタータ 第128番・第199番・第134番 [ルドルフ・ルッツ、バッハ財団管弦楽団・合唱団]発売日:2026年04月10日
CD価格:5,625円(税込、送料無料)
ルドルフ・ルッツとバッハ財団管弦楽団によるカンタータ第53集。 カンタータ第128番は1725年のキリスト昇天祭の際、ライプツィヒで上演された作品。C.M.フォン・ツィーグラーの台本に基づく本作は、イエスの不在に対する信者の希望を主題としています。 カンタータ第199番は1714年8月12日の三位一体節後第11日曜日に初演されたソプラノのためのソロ・カンタータ。全8楽章で構成され、レームスの詩に基づく内省的なレチタティーヴォとアリアが交互に配されたバッハ初期の名作です。 第134番は、1724年4月11日、ライプツィヒで初演された復活祭第3日のためのカンタータ。ケーテン時代の新年祝賀用世俗カンタータ(BWV 134a)を転用して作られました。削除された楽章や新設されたレチタティーヴォを含む数度の改訂を経て、1735年頃に最終稿が完成しました。終曲には華やかな合唱が配されており、世俗的な祝祭感と宗教的な歓喜が鮮やかに融合しています。
収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791):
〈ピアノ協奏曲 Vol. 12〉
2台、3台のピアノのための協奏曲他 [ジャン=エフラム・バヴゼ、ガボール・タカーチ=ナジ、マンチェスター・カメラータ]発売日:2026年04月10日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ジャン=エフラム・バヴゼとガボール・タカーチ=ナジによるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズの完結編となる第12集。歌劇《イドメネオ》と《見てくれのばか娘》の序曲に、2曲のピアノと管弦楽のためのロンド、さらに2台および3台のピアノのための協奏曲が組み合わされた祝祭的な内容になっています。 バヴゼは、9年にわたる録音を振り返り、全集完成の充足感と同時に、録音セッションへの深いノスタルジーを覚えると語っています。このシリーズは、指揮のガボール・タカーチ=ナジと、マンチェスター・カメラータのメンバーとの強固な音楽的結束のもとに完成しました。プロジェクトを締めくくるにあたり、妻であり卓越したモーツァルト解釈者でもあるアンドレア・ネメツと共演できたことは彼にとって特別な喜びであり、とりわけ親密な演奏を聴かせます。
収録作曲家:
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発売日:2026年04月10日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ハイドンの歩みを辿る本シリーズ第5巻は、通奏低音のスタイルを留める初期の第5番・第6番、約20年の空白を経て書かれた優美な第22番、そしてロンドン時代の円熟味溢れる第44番を収録し、様式の変遷を一望できます。 あわせて、プロジェクト委嘱作であるヘレナ・ヴィンケルマンの『Threesome in a High-den』を世界初録音。第44番を土台に、彼を悩ませた大食漢の親族や、自作の「皇帝讃歌」で自らを鼓舞する姿、給料として支給されたワインを嗜む楽員たちの喧騒など、伝記に基づくエピソードを、ユーモラスに描いたオマージュ作品です。 トリオ・ガスパールは、2010年にドイツ、ギリシャ、イギリスの演奏家で結成。ハイドン国際室内楽コンクール優勝などの実績を持ち、創設時からハイドン作品を活動の中核に据えています。
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J.S.バッハ(1685-1750):
フーガの技法(全曲) [マリア・ペロッタ]発売日:2026年04月10日
CD 2枚組価格:4,875円(税込、送料無料)
平行弦ピアノならではの特質を生かして探るバッハ芸術の極致イタリア南端のカラブリア地方に生まれ、ミラノ、イモラ、パリで研鑽を積んだ後パリを拠点と定め、世界的な活躍を続けるマリア・ペロッタ。イタリアDeccaからショパンやシューベルトの録音がリリースされている彼女ですが、2012年のCDデビューはバッハの『ゴルトベルク変奏曲』(伊Cinik Records/Deccaにも別録音あり)で、現代ピアノによるバッハ作品の解釈は欧州各地で高い評価を博しています。 この『フーガの技法』全曲録音は、パリからも遠くないヴィルティエリにスタジオを持つ製作家ステファン・ポレロが手がけたOpus 102というピアノとの出会いから生まれたプロジェクト。現在広く採用されている交差弦ではない、19世紀後半まで一般的だった平行弦により102もの鍵を持つこの楽器は、ローラン・カバッソやリュカ・ドゥバルグも最近の録音に用いており、特にカバッソはOpus 102の音の明瞭さと持続性がポリフォニー楽曲の演奏に適していると述べています。「弾くほどにこの楽器の深みに引き込まれてゆく」と語るペロッタは時としてダイナミックにテンポの対比をつけながらも、完成に至らなかった壮大な曲構造を、緻密に探るだけではなく豊かな音楽性と誠実さに満ちた解釈に昇華させています。 Zig-Zag Territoiresレーベルで数多の名盤を刻んできた技師フランク・ジャフレスによる、直接音をよく捉えた丁寧なエンジニアリングも頼もしい2枚組です。
収録作曲家:
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クライスラー(1875-1962)、
ブラインシュミット(1973-)、
パガニーニ:
協奏的作品集 [ベンヤミン・シュミット、ローレンツ・アイヒナー、ウィーン放送交響楽団、ハンスイェルク・アンゲラー、ザルツブルク・ウインド・フィルハーモニー]発売日:2026年04月10日
CD価格:2,850円(税込)
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ヘンデル(1685-1759):
オラトリオ『テオドーラ』 HWV 68 [レオナルド・ガルシア=アラルコン、ソフィー・ユンカー、ダラ・サヴィノヴァ 他 ミレニアム・オーケストラ、ナミュール室内合唱団]発売日:2026年04月10日
CD 3枚組価格:5,550円(税込、送料無料)
ガルシア=アラルコン絶好調!
ヘンデル晩期の傑作を充実歌手陣と共にヨーロッパの古楽器演奏に旋風を巻き起こし続けるアルゼンチン出身の古楽指揮者レオナルド・ガルシア=アラルコンによる、ヘンデル後年のオラトリオ『テオドーラ』全曲録音。Ricercarレーベルでの彼のヘンデル後期大作録音はこれで4作目となり、今回もレーベルからの信頼に応えて起伏に富んだ名演に仕上がっています。 初演時こそ失敗に終わったものの現代では高く評価されているこの大作の録音にあたり、帝政ローマ末期の異教世界を舞台にくりひろげられる殉教物語の主人公テオドーラを演じるのは、バロック作品に強いオペラ歌手として確実にキャリアを築きつつあるベルギーの俊才ソフィー・ユンカー。カウンターテナーのクリストファー・ローリーや低音域の味わい豊かな声が頼もしいアンドレアス・ヴォルフなど、ヘンデルの大作プロジェクトで様々な一流指揮者たちと共演している男声歌手たちの雄弁な歌もさることながら、引き締まったアンサンブルでヘンデル後期の書法の妙を克明に伝えながら生命力に貫かれた演奏を聴かせるミレニアム・オーケストラの音作りも絶好調。オルガンとチェンバロを併用、歌に寄り添うアーチリュートをはじめ通奏低音勢のサポートも全編にわたって頼もしく、この大作ドラマの機微を細やかに伝えてやみません。 聴くほどに引き込まれる名演です。収録作曲家:
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ヴィヴァルディ(1678-1741):
歌劇《オリンピーアデ》RV725 [アレッサンドロ・デ・マルキ、マルゲリータ・マリア・サラ、ベネデッタ・マッツォカート、ラファエレ・ペ、ベジュン・メータ他]発売日:2026年03月27日
CD 3枚組価格:8,625円(税込、送料無料)
インスブルック古楽音楽祭2023の話題の公演、
ヴィヴァルディの《オリンピーアデ》がCDで登場!ヴィヴァルディといえば、「四季」「調和の霊感」などヴァイオリンを中心とする協奏曲の作曲家として語られることが多いですが、近年では声楽作品、特にオペラに対する注目度が高まり、作品の上演・録音が頻繁に行われています。この《オリンピーアデ》もヴィヴァルディのオペラの代表作の一つとして注目を集めています。 《オリンピーアデ》の台本は、ウィーンの宮廷詩人であった当代随一の劇作家ピエトロ・メタスタージオが、1733年に神聖ローマ皇帝カール6世の皇后エリーザベト・クリスティーネ(マリア・テレジアの母)の誕生日のために書きおろしたもの。アントニオ・カルダーラが作曲し、上演されました。 オリンピアの地で主神ゼウスに捧げる競技大会であった古代オリンピックを題材に、過去の恋愛や友情でつながる4人の男女が、勝ったものには王女を与えるという競技に巻き込まれるという波乱の恋物語は大ヒットし、この後、この台本を基に70人以上もの作曲家が音楽を付けたのでした。ヴィヴァルディの作品はその3作目に当たり、1734年にヴェネツィアのサンタンジェロ劇場で初演されると話題を呼んで大ヒットとなりました。男同士の友情、男女の恋愛、成り代わりが生む悲劇、死んだと思われた王子の登場、そして大団円という劇的な展開をヴィヴァルディの音楽が巧みに盛り上げています。 (...)収録作曲家:
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ハイドン(1732-1809):
〈バリトン三重奏曲集 第3集〉
第26、50、57、72、80、82番 [バレンシア・バリトン・プロジェクト]発売日:2026年03月27日
NMLアルバム番号:8.574708CD価格:2,100円(税込)
ヨーゼフ・ハイドンは25年以上にわたり、エステルハージ家の宮廷音楽家として仕え、とりわけ音楽愛好家として知られる当主ニコラウス1世の庇護のもとで創作活動を大きく発展させました。侯爵が強い関心を寄せたのが、当時の擦弦楽器バリトンです。バリトンはヴィオール属に属し、通常の演奏弦に加えてネック裏に多数の共鳴弦を備え、豊かな響きと、左手の親指で共鳴弦をはじく独特のピッチカート効果を生み出します。その一方で、調弦と演奏の難しさから19世紀にはほぼ忘れ去られました。 ハイドンは主君の要望に応えるためこの楽器を研究し、バリトン、ヴィオラ、チェロによる三重奏曲を中心に前例のない規模の作品群を生み出しました。これらの作品には、バリトンの特性を最大限に活かした親密で多彩な表現が凝縮されており、エステルハージ家とハイドンの緊密な関係が生んだ、特異かつ貴重な音楽遺産といえます。この第3集には、優雅な装飾性、内省、対話、バリトン特有のピッチカートや共鳴弦の効果など、多彩な表情をもつ6曲を収録。 バレンシア・バリトン・プロジェクトは、スペイン・バレンシアを拠点とする国際的アンサンブル。マシュー・ベイカー率いる世界でも数少ないバリトン演奏団体として、ハイドン作品の演奏・録音と現代作曲家への委嘱を通じ、この忘れられた楽器の魅力を世界に発信しています。
収録作曲家:
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ハイドン(1732-1809):
オラトリオ『天地創造』 Hob. XXI:2 [ジュリアン・ショーヴァン、ジュリー・ロゼ、スタニスラス・ド・バルベラック、ナウエル・ディ・ピエルロ、ナミュール室内合唱団、ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ]発売日:2026年03月27日
CD 2枚組価格:3,525円(税込、送料無料)
革命期のパリを沸かせた響き!
フランス語歌唱で鮮やかに蘇るハイドン晩年の傑作ウィーンでの初演から2年後の1800年クリスマスイヴに、ナポレオン支配下のパリでフランス語台本によりフランス初演されたハイドンの『天地創造』。その際に作成されたオーケストラ用の楽譜は残っていないものの、当時パリで名声を得ていたピアニスト兼作曲家のシュタイベルトがフランス語訳の台本に添えたピアノ伴奏版(ヴォーカルスコア)が残っており、これをもとに19世紀初頭のパリ・オペラ座で使われていた実演用の様々な楽譜を参照、失われたパリ初演稿の素顔に迫ったフランス語歌唱の『天地創造』がALPHAで録音されました。 ジュリアン・ショーヴァン率いる古楽器楽団ル・コンセール・ド・ラ・ロージュは同レーベルでモーツァルト最後の交響曲3曲など大作群を披露し高い評価を博してきたほか、その前にはハイドンのパリ交響曲6曲を中心としたシリーズをApartéレーベルで成功させています。 (...)収録作曲家:
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OR(光)
クープランとヴィヴァルディの作品による [ソニア・ヴィーダー=アサートン、マリユス・アサートン、ニコラ・ヴォルムス、マユ]発売日:2026年03月27日
LP 2枚組価格:5,625円(税込、送料無料)
ヴィーダー=アサートンの自在な感性と詩情が誘う深い余韻アナログ盤先行でリリースされたバッハ『無伴奏チェロ組曲』全曲録音シリーズによってALPHAレーベルに参入、その録音歴に新境地を拓き続けるソニア・ヴィーダー=アサートン。彼女はこれまでにもモンテヴェルディとシェルシを組み合わせたアルバムやクルターグ作曲のカデンツァを添えたボッケリーニ作品集など、独特なセンスで18世紀以前の音楽を演目に盛り込んできました。 現代フランス語の語源に迫りOr(今、金)を「光」と読み替えた表題を掲げる今回のアルバムでは、人類の罪深さを悔いる受難節の早朝礼拝のため、罪を改めず神に滅ぼされる都エルサレムを嘆いたエレミアの預言に曲をつけたクープランの宗教声楽曲と、さまざまなオペラ・アリアを含むヴィヴァルディ作品の楽章を厳選。後半では各トラックに副題を付し「一続きのフリーズフレーム(動きを止めた画面の中で音声だけが変化する映画手法)のように」個々の曲を味わわせるプログラムにまとめました。 (...)
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ヘンデル(1685-1759):
オラトリオ『メサイア』 [ピーター・ウィーラン、アイルランド・バロック・オーケストラ、アイルランド・バロック合唱団]発売日:2026年03月27日
CD 2枚組価格:4,875円(税込、送料無料)
初演地ダブリンに古楽器演奏で響く「生まれたての『メサイア』」の佇まい1742年ダブリンで初演され、やがてヘンデルの代表作として不朽の名声に彩られてゆくことになる傑作オラトリオ『メサイア』。ここではアイルランドを代表する古楽器アンサンブルが、史料から推察できる初演時の状況にできるだけ近づけた小規模編成で「生まれたて」の傑作の姿に迫ります。 声楽パートは独唱者を含めソプラノ4、アルト3、テノール3、バス3という構成で、独唱も合唱に加わるスタイル。4/3/2/2/1の弦楽編成で木管なし、これにトランペット2とティンパニが加わり、チェンバロとオルガンが通奏低音で入るオーケストラと織りなされるアンサンブルは、緊密かつ様式感にあふれ、聴き進めるほどに惹き込まれる求心力に貫かれています。その精緻な解釈のうちに現れるハレルヤ・コーラスの迫力は比較的小規模な編成だったことを忘れさせるほど。第2部後半にあるソプラノのアリア「麗しきかな、善き知らせを告げる者」はアルト(カウンターテナー)二重唱に合唱の続く形で歌われるなど初演版の特徴が活きているのも聴きどころです。 躍進めざましいアレクサンダー・チャンスはじめ独唱陣の歌唱も充実度満点。並み居る名盤群にも劣らない聴き深めがいある全曲録音です。
収録作曲家:
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ビゼー(1838-1875):
歌劇《カルメン》 [アデル・シャルヴェ、ジュリアン・ベール、エルヴェ・ニケ、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団&合唱団 他]発売日:2026年03月27日
3CD+DVD 4枚組日本語字幕無し価格:6,075円(税込、送料無料)
楽器・奏法・衣装・舞台美術まで初演時に迫った《カルメン》古楽器初全曲録音1875年、ビゼーの早世直前にセリフを伴うオペラ=コミーク形式で初演され、後にセリフをレチタティーヴォに置き換えた版で世界的人気を博すことになる傑作《カルメン》。近年になって発見された初演時の詳細な演出ノートに基づき、衣装・舞台美術を再現した上演が2023年にルーアン・ノルマンディ歌劇場で収録され、ロマン派フランス音楽センターPalazzetto Bru Zaneのレーベルで映像ソフト化された(BZ3001)のも記憶に新しいところですが、初演150周年にして作曲者ビゼーの歿後150周年にもあたる2025年にヴェルサイユ宮殿の王室歌劇場で上演されたエルヴェ・ニケ指揮による《カルメン》は、2023年のルーアンで衣装・舞台美術を手がけたチームによる歴史的舞台再現に加え、オーケストラも当時のモデルの楽器と奏法に徹底してこだわった、本格的な時代考証派のステージとなりました。 その際ライヴ収録された当セットは嬉しいDVD映像付。 (...)
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
幻想曲 [ブルカルト・シュリースマン]発売日:2026年03月27日
LP 3枚組価格:14,100円(税込、送料無料)
シューラ・チェルカスキーやブルーノ・レオナルド・ゲルバーに師事したドイツの中堅ピアニスト、ブルカルト・シュリースマンが弾くシューマン作品集。タイトルに「幻想」が付く作品を中心とした選曲で、シューマンの内なる世界を表現しました。 使用楽器はスタインウェイ(D-274)ですが、曲によって2種類のキーボード(鍵盤)を使い分け、それぞれ異なる調整を施すことで、音色の違いが生まれていることにも注目です。 ※当盤は、既発SACD(DDC-25753)からアラベスクを省き、曲順を入れ替えたものです。
収録作曲家:
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リスト(1811-1886):
ピアノ・トランスクリプション集 [インドレ・ペトラウスカイテ]発売日:2026年03月27日
CD価格:2,550円(税込)
リトアニア出身のピアニスト、インドレ・ペトラウスカイテによるリスト編曲作品集。リストが同時代の歌曲やオペラをピアノ独奏用に編曲したトランスクリプションを通じ、原曲への深い愛情と再創造の精神を描き出します。 ペトラウスカイテはリトアニア音楽アカデミーおよび王立音楽アカデミーで研鑽を積み、欧州各地で活躍。7歳の時に音楽の授業で聴いたというリスト編曲の「水車屋と小川」がこのアルバム制作の原点となりました。当時、独立後間もない祖国で音楽文化が再び息づき始めた時代の彼女の記憶と結びついた、詩情と技巧が結実した一枚です。
収録作曲家:
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発売日:2026年03月27日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
当時の楽器の組み合わせと編曲を通じて浮かび上がるバッハの企図自作品をたびたび別編成向けに編曲・再利用したことで知られる大バッハの作品を、現存する楽譜の指定と異なる編成で、バッハ自身が耳にしたであろうモデルの再現古楽器で演奏したアルバム。 選曲の中心を占めるのは、現存譜がヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロの二重奏で弾く形になっているものの、鍵盤の右手パートが独立した旋律声部になっているためトリオ・ソナタ編成の原曲が存在していたと考えられている3曲のソナタBWV 1027~1029で、ここではフルート、フォルテピアノとチェロからなるトリオ編成で演奏しています。他にオルガン独奏向けながらやはり足鍵盤を低音部、手鍵盤の左手・右手をそれぞれ旋律パートに宛てているトリオBWV 583を同様の編成で収録、また鍵盤独奏のための幻想曲BWV 904はフォルテピアノ独奏で演奏。 (...)
収録作曲家:
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ショスタコーヴィチ(1906-1975):
交響曲 第5番・第9番
ワーグナー(1813-1883):
歌劇《ローエングリン》より第3幕への前奏曲 [アルヴィド・ヤンソンス、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2026年03月27日
CD価格:2,550円(税込)
BBCに眠るアルヴィド・ヤンソンスのアーカイヴ復刻第2弾は、
ショスタコーヴィチ第5番&第9番!2024年に発売され話題となったチャイコフスキー・アルバム(ICAC-5177)に続く、ICA Classicsからのアルヴィド・ヤンソンス第2弾は、当初予定されていたムラヴィンスキーの代役として登場した、レニングラード・フィルとの1971年ロンドン公演におけるショスタコーヴィチの第5番と第9番という嬉しいものです。第5番はプロムスでのライヴで、当日アンコールで演奏された「ローエングリン」まで収録(ちなみに当日前半のプログラムは、先のチャイコフスキー・アルバムに収録された「眠りの森の美女」と「フランチェスカ・ダ・リミニ」でした)。巨大なロイヤル・アルバート・ホールを揺るがすような聴衆の熱狂も聴くことが出来ます。 第9番は6日後のロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのライヴで、ヤンソンスの精緻な解釈がより解像度の高い録音で伝わります。第5番はかつてエアチェック音源と思われるモノラルのCDが存在しましたが、今回はいずれもBBCのオリジナル・マスターテープからRe:Soundのポール・ベイリーが丁寧にリマスターを行ったステレオ録音。金管楽器の強烈な音圧、うねるような弦など、当時のレニングラード・フィルの素晴らしさはもちろん、リハーサルを大切にしたと伝わるヤンソンスのダイナミックながら細部にまで血を通わす音楽性、そして両者の篤い信頼関係が成せる最高のパフォーマンスを堪能することが出来ます。 -
J.S.バッハ(1685-1750):
フランス組曲(全曲) [セドリック・ペシャ]発売日:2026年03月27日
CD 2枚組日本語解説付き価格:4,875円(税込、送料無料)
名手ペシャが1901年製スタインウェイで紡ぐ、
人間味と歌心溢れる「フランス組曲」「ゴルトベルク変奏曲」や「平均律」に続き、セドリック・ペシャが満を持して発表する「フランス組曲」。ペシャ自身のスタジオで、彼が愛用する1901年製スタインウェイを使用して録音されました。さらにバッハの時代に近いと考えられる不均等律で調律することにより、現代一般的な平均律の響きとは一線を画す、各調性が持つ本来の性格や色彩が鮮やかに浮かび上がっています。 ペシャはここでバッハの音楽を決して厳格なものではなく、作曲家の「人間味」と「親密さ」を伝える対話として響かせます。チェンバロやクラヴィコードの奏法からも着想を得た、歌うようなカンタービレと舞踏の躍動感が共存するそのタッチは、聴き手をバッハの家庭に招き入れられたかのような温かな空間へと誘うことでしょう。 長調と短調を交互に配置した独自の曲順は、地上の重力と天上の昇華を行き来するという印象に基づくとのこと。喜びから哀愁そしてユーモアまで、バッハが音に託したあらゆる感情のひだを繊細に紡ぎ出した素晴らしい演奏です。収録作曲家:
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矢野雄太(ピアノ)
Schumann [矢野雄太]発売日:2026年03月27日
CD国内盤価格:3,410円(税込、送料無料)
シューマンの幻想的な調べ。
新たな才能=矢野雄太による抒情的な美しい世界。東京藝術大学大学院を卒業後、ミラノ市立クラウディオ・アッバード音楽院指揮科並びにミラノ・スカラ座研修所を終了という経歴を持ち、新たな才能として期待されているピアニスト・指揮者の矢野雄太。既に多くの歌手を始め、トップ・ソリスト達と共演をかさね、その音楽性が高い評価を受けています。当盤が初のソロ・アルバムとなります。 矢野がデビューアルバムに取り上げたのが、長年愛し、演奏を重ねてきたシューマンです。音を一音一音紡ぐように、美しい和声とメロディ、音色に、矢野の音楽性とこだわりが宿ります。繊細で、温かみのあるシューマンの世界。矢野雄太による歌に溢れ、深遠な音楽を是非お聴き下さい。 -
エスケイプ・ライツ
オースティン・ウリマン:
弦楽四重奏曲集 [ジャック四重奏団]WULLIMAN, A.: Escape Rites / Live News / Lost One / The Late Edition (JACK Quartet)
発売日:2026年03月27日
NMLアルバム番号:SLE-70037CD価格:2,325円(税込)
ヴァイオリニスト、作曲家、教育者として活躍するオースティン・ウリマンは、斬新な表現を通して、現代音楽におけるヴァイオリンの可能性を探求しています。 彼はジャック四重奏団のメンバーとして世界各地の主要ホールや音楽祭で演奏し、多くの現代作曲家の作品を初演。2023年には作曲家としてのデビューアルバム『The News From Utopia』をリリースしました。教育者としても評価が高く、マネス音楽学校をはじめ多くの教育機関で指導や講演を行っています。 このアルバムは、ジョン・ケージが語った言葉「対立するものをも一体化する営みが良き生をもたらす」に導かれて書かれた4作を演奏。作曲の源となったケージの作品も収録されています。
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R.シュトラウス(1864-1949):
ドン・ファン
英雄の生涯 [ハンス・グラーフ、シンガポール交響楽団]発売日:2026年03月20日
NMLアルバム番号:8.226934CD価格:2,625円(税込)
オーストリア出身、ドイツ・オーストリア音楽に定評のあるハンス・グラーフがシンガポール交響楽団を指揮したリヒャルト・シュトラウス・アルバムをリリース。意外にもグラーフにとってシュトラウス作品の録音はほとんど無く、注目すべき1枚です。 グラーフは2020年からシンガポール交響楽団の首席指揮者を務め、コロナ禍の難局を乗り切り、芸術的水準を高めた功績により2022年には同楽団の第3代音楽監督に任命されました。コンサート・シーズンが7月下旬から始まるシンガポール響にとって、ここに収録された両曲はシーズン・オープニングの特別なコンサートでのライヴ。特に『ドン・ファン』はグラーフの音楽監督就任記念演奏会のものです。彼の指揮はオーケストラ全体のバランスを巧みに整え、各パートが過不足なく響く透明感のある音色を生み出すとともに、作品の構造を見通しよく示し、細部を過度に強調することなく音楽の流れを自然に導いています。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第6番 イ短調「悲劇的」 [マリス・ヤンソンス、バイエルン放送交響楽団]発売日:2026年03月20日
CD価格:2,625円(税込)
オーケストラの精緻な表現力が特徴の2002年のロンドン交響楽団、美しさを追求した2005年のコンセルトヘボウ盤とは一線を画し、スケルツォを第2楽章に置く構成で、速めのテンポ設定が劇的な推進力を生んでいます。 バイエルン放送交響楽団ならではの力強く精緻なアンサンブルに裏打ちされた第1楽章、躍動感のある第2楽章、弦の響きが美しい第3楽章を経て、第4楽章の緊張感を伴う終結部。どこを取っても見事な演奏です。
収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
教会カンタータ BWV 85&115
無伴奏チェロ組曲 第6番 [ル・バンケ・セレスト、ジュリアン・バル、セリーヌ・シェーン、アレクサンダー・チャンス、トーマス・ホッブズ、ブノワ・アルヌー]発売日:2026年03月20日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
チェロ・ピッコロが活躍するカンタータを同時期の無伴奏組曲と堪能現存手稿譜に「5弦のチェロのために」と明記されているバッハの無伴奏チェロ組曲第6番を中央に据え、同様のチェロ(ここでは5弦チェロ・ピッコロを使用)が独唱を彩るオブリガート独奏楽器として使われる教会カンタータ2作をその前後に配した選曲。カンタータはどちらもバッハのライプツィヒ聖歌隊監督着任後間もない頃の作品で、彼の無伴奏チェロ作品の推定成立時期とそれほど作曲年代が離れていません。 フランス語圏の名手が集う少数精鋭楽団ル・バンケ・セレストは、通奏低音以外のパートを合唱含め各1名で演奏(チェロもオブリガート独奏を受け持つジュリアン・バル以外は参加なし)。各楽器の存在感が際立つ室内楽風の緻密な音作りで、カンタータと無伴奏作品がなだらかに繋がる聴覚体験に誘います。 (...)
収録作曲家:
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〈HAYDN 2032 第14集〉[LP 2枚組+CD]
帝国の響き
ハイドン(1732-1809):
交響曲 第33番・第53番・第54番 [ジョヴァンニ・アントニーニ、バーゼル室内管弦楽団]発売日:2026年03月20日
2LP+1CD価格:5,625円(税込、送料無料)
HAYDN 2032 ハイドン交響曲全曲録音シリーズ Vol. 14
高品質アナログ盤登場! 金管・打楽器が映える充実編成で中期作を中心にハイドンの真価に迫る作曲家生誕300周年となる2032年までに「交響曲の父」ハイドンが残した107曲もの交響曲を全て録音してゆくHAYDN 2032シリーズ。第14弾の演目に選ばれたのは、作曲家の生前から高い人気を誇り、19世紀半ばに「帝国 L’Impériale」の綽名が添えられた交響曲第53番をはじめ、トランペットとティンパニが添えられ勇壮な響きが堪能できる中期の充実作3編。 当初は契約により、エステルハージ侯爵家のために書いた作品の宮廷外での発表を禁じられていた宮廷楽長ハイドンでしたが、この頃には主君の計らいもあってパリやロンドン、アムステルダムなど大都市を中心に多くの作品が各地でさかんに演奏されるようになり、急速に国際的な知名度を築きつつあった時期でした。短期間のうちに何度か手直しされ序奏や金管パートの拡張があった第54番、初期作品では異例とも言える大編成をとる第33番に加え、第53番フィナーレの異稿としても使われた人形音楽劇のための序曲も収録。舞台音楽でも経験を積みつつあったハイドンの真相に迫ります。 今回もアントニーニ自身のコメントや最新研究を踏まえた作品解説などライナーノートも充実(英、仏、独語)。収録作曲家:
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〈エルガー・フロム・アーカイヴ 第1集〉
エニグマ変奏曲
ヴァイオリン・ソナタ
弦楽四重奏曲 [エドワード・エルガー、ヘンリー・ウッド、ロイヤル・アルバート・ホール・オーケストラ、ニュー・クイーンズ・ホール・オーケストラ 他]発売日:2026年03月20日
NMLアルバム番号:ARIADNE5046CD価格:2,700円(税込)
1951年創立の英国エルガー協会の75周年を記念して、歴史的音源を復刻するエルガー・フロム・アーカイヴ・シリーズが始動。第1作にはアコースティック録音時代の音源で、エルガー自作自演のエニグマ変奏曲や、ヴァイオリン・ソナタと弦楽四重奏曲の史上初の録音が収録されています。SP盤の収録時間に合わせて短縮版を使った演奏が多くありますが、作曲家自身による演奏のテンポ設定や、オーケストラの頻繁なポルタメントなど、作品が書かれた当時の演奏の実態を伝える貴重な記録です。 エニグマ変奏曲の演奏時間は現代では30分前後が平均ですが、ここに収録されたものは、エルガー指揮のものが26分半(ただしニムロッドは短縮版)、ウッド指揮のものは24分半とだいぶ短く、いずれも軽快なテンポ設定が特徴。特に今日では追悼曲のように演奏されがちなニムロッドでは違いが顕著で、荘重・壮大で「泣ける」演奏を求めると肩透かしを食わされたように感じるかもしれません。 リマスターは、SP復刻としてはノイズをかなり抑えつつ、楽器の質感をできるだけ残そうとしています。アコースティック録音はマイクを使わないラッパ吹き込みで、オーケストラのように規模が大きい演奏ではバランスに偏りが生じるのは避けられず、ここに収められた録音では木管楽器が大きめに聞こえる傾向があります。ダイナミック・レンジはさすがに限られており、オーケストラの演奏水準も現代には及ばないところがありますが、作曲家自身とその盟友たちによる演奏は独自の価値があると言えるでしょう。
収録作曲家:
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〈エルガー・フロム・アーカイヴ 第2集〉
チェロ協奏曲
ヴァイオリン協奏曲 [アンドレ・ナヴァラ、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、フリッツ・リーガー、ティボール・ヴァルガ、バンベルク交響楽団、ヤン・クーツィール]発売日:2026年03月20日
CD価格:2,700円(税込)
1951に創設された英国エルガー協会の75周年を記念して歴史的音源を復刻するエルガー・フロム・アーカイヴ・シリーズの第2集は、2作の協奏曲。英国外にエルガー作品の価値を伝えようとした演奏家たちの貴重なドキュメントです。 フランス側のバスク地方ビアリッツで1911年に生まれたアンドレ・ナヴァラはトゥールーズとパリで学び、フランスを代表する若手奏者として大いに嘱望されていました。第2次大戦勃発と共にキャリアは中断しますが、戦後活動を再開。1950年のイギリス・デビューでは、バルビローリの指揮でエルガーのチェロ協奏曲を演奏しました。1957年5月にはバルビローリ指揮のハレ管とEMIに録音も行っています。 ここに収録されたのは、その半年ほど前にミュンヘンで行った演奏会のライヴ。ナヴァラの演奏は非常に力強く、全曲とおしての演奏時間25:46は歴代最短に迫る勢いですが、緩急の描きわけが巧みで弱音箇所における息をのむような繊細な表現もあって弾き飛ばした印象は皆無。解釈は概ねEMI盤と同じながら、第4楽章はEMI盤の10:51に対して9:38とかなり大きな差を見せます。ライヴでの感興か、中間部での疾走するような演奏にオーケストラも感化されたように応じて盛り上がり、非常にドラマティック。バイエルン放送のエアチェックによる音源はモノラルながらオーケストラの量感を伝えます。 (...)
収録作曲家:
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デイヴィッド・ネイディアン(ヴァイオリン)
ライヴ・イン・リサイタル [デイヴィッド・ネイディアン、ジャック・アブラム]発売日:2026年03月20日
CD価格:2,325円(税込)
「バーンスタインのコンサートマスター」ことデイヴィッド・ネイディアンの
希少な古典派作品を含むライヴ録音!ヴァイオリンを熱愛して独学で演奏したという父のもとに1926年に生まれたネイディアンは、若くして才能を表し、14歳になる前にニューヨーク・フィルと共演。高名なヴァイオリン教師イヴァン・ガラミアンの指導を受けました。第2次大戦中は軍楽隊のコンサートマスターを務め、戦後はフリーランスの音楽家としてスタジオ・ミュージシャンとして活躍。同じ頃、『ドゥニス・コレクション』で知られるディミトリウス・コンスタンティン・ドゥニスの考えに関心を示して研究し、直接指導も受けています。 1965年にニューヨーク・フィルのコンサートマスターだったジョン・コリリアーノの後任を選ぶオーディションに参加すると全会一致で採用され、特にバーンスタインからは全幅の信頼を受け、数多くの演奏会や録音で楽団を率いたほか協奏曲のソリストとしても共演。小澤征爾、スタインバーグ、スクロヴァチェフスキといった客演指揮者たちとも古典から近現代までの協奏曲を演奏しました。バーンスタインが音楽監督から退任するとネイディアンも楽団を離れてフリーランスに戻り、ヴァイオリン・セクションのリーダーやソリストとして、ヘレン・メリル、トニー・ベネット、ビリー・ジョエル、坂本龍一らのアルバムに参加しました。 (...) -
多感様式
C.P.E.バッハの鍵盤曲とフルートのための2つのソナタ [アルノー・ド・パスクァル、アンヌ・ティヴィエルジュ]発売日:2026年03月20日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ジルバーマン型フォルテピアノの多様性を組み尽くす名手の快挙!現代ピアノよりも先に5歳の頃からチェンバロに親しみ、ボーモン、ランヌー、ワイス、ヴェルレ、ジョワイエといった才人たちの薫陶を受けた後、近年ではソリストとしての幅広い活躍に加えフォルテピアノ奏者としても実績を上げているフランスの才人アルノー・ド・パスクァル。ヴェルサイユ宮殿催事部のレーベルChâteau de Versailles Spectaclesがリリースする今回のアルバムは、大バッハ次男C.P.E.バッハが残した鍵盤独奏のための小品を中心に、フラウト・トラヴェルソ奏者アンヌ・ティヴィエルジュの共演を得て2曲のソナタを併録、この作曲家の作風を初期から最晩期まで幅広く味わえる1枚に仕上がっています。 何より素晴らしいのは、ロレンツォ・ギエルミやフランチェスコ・コルティ、セリーヌ・フリッシュといった名手たちも信頼を寄せる現代の名工アンドレア・レステッリが手がけたジルバーマン・モデルの楽器の可能性を最大限に引き出している点。C. P. E. バッハの雇用主となったフリードリヒ大王が愛顧し、後に大バッハもその出来栄えに満足したというG. ジルバーマンの楽器ならではの特徴的なチェンバロ寄りの明快さも、弱音の陰影が美しい優美なカンタービレの響きも自由自在、「奏者自身が表現すべき心情に迫ってこそ」と語った作曲家の音作りの妙をこの楽器で幅広く伝えてくれます。ティヴィエルジュとの阿吽の呼吸も見事なソナタも聴き応えたっぷり。多様な魅力が詰まった1枚です。
収録作曲家:
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ヘンデル(1685-1759):
歌劇《メディアの王ソザルメ》 HWV 30 [マルコ・アンジョローニ、レミ・ブレス=フイエ、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団 他]発売日:2026年03月20日
CD 3枚組価格:5,550円(税込、送料無料)
待望の新全曲録音!
精鋭演奏陣が聴かせるヘンデル全盛期のオペラ王立音楽アカデミーの頓挫後、イタリアの名だたる歌手勢と共にロンドン劇壇に返り咲き躍進の只中にあったヘンデルが1732年に披露した《ソザルメ》。翌1733年に発足した強豪団体(貴族オペラ)に追い落とされる前、全盛期の勢いみなぎる充実作の一つでありながら全曲録音はきわめて少なく、1994年アメリカで収録された古楽器楽団アモール・アルティスの演奏を最後に30年以上リリースされませんでした。 この待望の新録音はヴェルサイユ宮殿を舞台に行われた聴き応えたっぷりの解釈。近年にわかに注目を集めつつある若き実力派レミ・ブレス=フイエが表題役を務め、バルドゥッチやパンクラツィら気鋭ソリスト勢と共に指揮のマルコ・アンジョローニが自ら中心役の一人アリアーテ王のパートを歌いこなします。 継承者問題で揺れるリディアの王室を隣国メデスの王ソザルメが仲裁、親子は諍いをやめ、悪役顧問官が去った後ソザルメはリディアの王女と結ばれるというストーリーの中、勇猛・懸念・愛慕・陰謀など様々な思惑が交錯する物語を見事に音楽化したヘンデルの書法を、アンジョローニ指揮のもと迫真の演奏を繰り広げるヴェルサイユの古楽器奏者たち、細やかな歌唱を聴かせるソリストたちの名解釈でじっくりお楽しみください。収録作曲家:
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ブクステフーデ(1637頃-1707):
オルガン作品集1 [レオン・ベルベン]発売日:2026年03月20日
CD 2枚組価格:4,875円(税込、送料無料)
名手ベルベン、満を持してブクステフーデの世界へ伝説的古楽器団体ムジカ・アンティクヮ・ケルンの活動後期のメンバーであり、AeolusやRaméeなど古楽器録音に豊かな実績を持つレーベルから数多くの名盤を世に送り出してきたオランダ出身の名手レオン・ベルベンによる、ブクステフーデのオルガン作品の体系的録音。厳選選曲による2枚組である上、タイトルに「1」とあり早くも後続巻の登場を予感させる頼もしいリリースです。 教会堂に響くパイプオルガンの威容に甘えず、軽妙な即興性を過度に披瀝することもなく、誠実に楽譜と向き合いながら丹念に、しかし随所で確かなテクニックに裏打ちされた自在さを活かして綴られる解釈は、どの曲一つとっても隅々まで圧巻の一言。さりげない開始部に続いて様々なレジスターを徐々に巧みに用い、経年による威厳に拠らない作品本来の圧倒的な表現力がどんどん露わになってゆくかのようです。 (...)
収録作曲家:
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メンデルスゾーン(1809-1847):
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調、ホ短調 [エルヴィン・ホッジャ・ガニエフ、ハワード・グリフィス、ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2026年03月20日
NMLアルバム番号:SM546CD価格:3,000円(税込、送料無料)
近年演奏機会の増えているニ短調はメンデルスゾーン13歳の作。対して不動の定番名曲、ホ短調は35歳の作。この2作は神童から円熟へ、古典派からロマン派へという時代の流れを映しています。 独奏は国際的に高く評価されるヴァイオリニスト、エルヴィン・ホッジャ・ガニエフ。彼も幼少より才能を発揮し、2021年にはジョルジェ・エネスク国際ヴァイオリンコンクールで特別賞を受賞。2023年にはカロル・シマノフスキ国際音楽コンクールで2位を獲得、世界各地の主要オーケストラと共演を重ねる彼の瑞々しい解釈による演奏をお聴きください。この時代の音楽に通じたグリフィスが万全の指揮でサポートしています。
収録作曲家:
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ベートーヴェン、シューベルト、クライスラー:
ピアノ三重奏曲集 [ウィーン・アマデウストリオ]発売日:2026年03月20日
SACD-Hybrid日本語解説付き価格:4,125円(税込、送料無料)
2025年の来日公演でも好評を博したピアノ・トリオ。
ウィーンらしさ全開のアルバムを高音質で。――ブックレットより 「良きことはすべて3つのものからなる」と世に言われるように、3本足の三脚は常に安定している。ここに3人の音楽家が集い、ともに新たな音楽空間を創造する。均整のとれたアンサンブル――ウィーン・アマデウストリオの3人は、ともに演奏する喜びと互いの人格に対する良い意味での好奇心によって、自らの演奏にさらなる結束力をもたらしている。 ヴァイオリニストのウォルフガング・ダヴィド、チェリストのウォルフガング・パンホーファー、ピアニストのベルンハルト・パルツの3人で構成されるこの室内楽アンサンブルの見紛うことのない本質は、ウィーンにおける音楽演奏の伝統である。一方、この伝統は彼らの活動に制約をもたらすものではなく、むしろクラシック音楽のすべてのレパートリーを探求する出発点となっていることを、このアルバムが証明している。 ベートーヴェンは、活きの良い「ガッセンハウアー=街の歌」で当時人気のあったオペラのメロディーを風刺的に扱いながらも芸術的な気品を与え、シューベルトのピアノ三重奏曲第1番は、抒情的な豊かさで聴く者を魅了する。そして、フリッツ・クライスラーによって、ウィーンの文化は世界へと広がる――あるいは世界がこぞってウィーンを訪れる。(ヴァルター・ヴァイトリンガー) -
英国のチェロ作品集
エルガー、アイアランド、ブリッジ [アンドレアス・ブランテリド、トマス・セナゴー、デンマーク王立管弦楽団、ベンクト・フォシュベリ]発売日:2026年03月13日
NMLアルバム番号:8.573690CD価格:2,100円(税込)
アンドレアス・ブランテリドは1987年コペンハーゲン生まれ。スウェーデン人とデンマーク人の両親のもとに育ち、父からチェロの手ほどきを受けて14歳で王立デンマーク管弦楽団と共演。鮮烈なデビューを果たしました。深い洞察に裏打ちされた解釈と色彩豊かな音色で、今日では北欧を代表するチェリストの一人として国際的に高い評価を得ており、Naxosレーベルでの「Russian Tales ー ミャスコフスキーとグラズノフ:作品集(8.573985)」や「Times of Transitionー C.P.E.バッハ、ハイドン:協奏曲集」(8.574365)」を含め、数々の録音が注目を集めています。 このアルバムではエルガー晩年の大作「チェロ協奏曲」を中心に、その前後に書かれた作品を収録。第1時世界大戦後の喪失感から抒情、不屈の精神に至るまで、英国チェロ音楽の豊かな表情を鮮やかに描き出します。使用楽器は1707年製ストラディヴァリウス“Boni-Hegar”。
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発売日:2026年03月13日
NMLアルバム番号:8.574691CD価格:2,100円(税込)
1990年に結成されたロシアを代表する室内楽アンサンブル、ブラームス・トリオの演奏で聴く大好評シリーズ「ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史」第10集。1920年代ロシア・アヴァンギャルドの到達点と、その遺産がいかに次世代へ継承されたかを浮き彫りにします。 ロスラヴェッツはストラヴィンスキーからも注目された前衛作曲家。スクリャービンの影響を出発点とした独自の音列「合成和音」に基づく作曲理論は、拡張された調性から自由な無調性に至る幅広い表現を可能にしました。ロシア革命後、多くのピアノ三重奏曲が作曲され、ロスラヴェッツも作品を遺しましたが、その多くはその急進性のため当局から排斥され、長く封印されてしまいました。この「ピアノ三重奏曲第4番」は、迫害の下で書かれた彼の成熟期の頂点であり、精緻なポリフォニーを備えた作品です。 この抑圧の時代を生き延び、前衛の成果を別の形で継承したのがドミートリー・ショスタコーヴィチでした。16歳で作曲した「ピアノ三重奏曲第1番」は、私的な恋愛感情から生まれた作品で、楽譜の一部は紛失したものの、死後に復元・再評価されます。1930年代以降、彼は露骨な前衛表現を封じられつつ、引用や象徴を織り込んだ「二重言語」によって内面の真実を語る作風を確立しました。その到達点である「ピアノ三重奏曲第2番」は、アヴァンギャルドの発見を内包しつつ昇華した、20世紀を代表する傑作として今日も強い影響力を放っています。
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〈次世代ソリストたちによるモーツァルトVol.12〉
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲 第9番「ジュノーム」
ピアノ協奏曲 第12番
ヴァイオリン協奏曲 第2番 [エヴレン・オゼル、ヤン・ムラーチェク、ハワード・グリフィス、ウィーン放送交響楽団]MOZART, W.A.: Piano Concertos Nos. 9, "Jeunehomme" and 12 / Violin Concerto No. 2 (Ozel, Mráček, ORF Vienna Radio Symphony, Griffiths)
発売日:2026年03月13日
NMLアルバム番号:ALPHA1139CD価格:3,075円(税込、送料無料)
クライバーン2025第3位エヴリン・オゼルと、
チェコ・フィル・コンサートマスターのヤン・ムラーチェクによるモーツァルト!若い世代から中堅までのアーティストが登場する「次世代ソリストたちによるモーツァルト」第12集。 2025年6月初旬にファイナルが行われた第17回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールに於いて第3位(ブロンズ・メダル)入賞、モーツァルト協奏曲のベスト・パフォーマンス賞も受賞したアメリカのエヴレン・オゼルが、「ジュノーム」など2曲を披露しているのが注目です。オゼルにとって初めてのCDとなるこのアルバムで彼は、端正な音色で隅々まで歌心の溢れるモーツァルトを聴かせており、ベスト・パフォーマンス賞もなるほどと思わせる素晴らしい演奏を披露しています。 併せて収録されたヴァイオリン協奏曲ではチェコ・フィルのコンサートマスター、ヤン・ムラーチェクがソリストを務めており、伸びやかな音色でこちらもたいへん気持ちの良い演奏。名匠ハワード・グリフィスのソリストの個性を最大限引き出すサポートにも注目です。収録作曲家:
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OR(光)
クープランとヴィヴァルディの作品による [ソニア・ヴィーダー=アサートン、マリユス・アサートン、ニコラ・ヴォルムス、マユ]発売日:2026年03月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ヴィーダー=アサートンの自在な感性と詩情が誘う深い余韻アナログ盤先行でリリースされたバッハ『無伴奏チェロ組曲』全曲録音シリーズによってALPHAレーベルに参入、その録音歴に新境地を拓き続けるソニア・ヴィーダー=アサートン。彼女はこれまでにもモンテヴェルディとシェルシを組み合わせたアルバムやクルターグ作曲のカデンツァを添えたボッケリーニ作品集など、独特なセンスで18世紀以前の音楽を演目に盛り込んできました。 現代フランス語の語源に迫りOr(今、金)を「光」と読み替えた表題を掲げる今回のアルバムでは、人類の罪深さを悔いる受難節の早朝礼拝のため、罪を改めず神に滅ぼされる都エルサレムを嘆いたエレミアの預言に曲をつけたクープランの宗教声楽曲と、さまざまなオペラ・アリアを含むヴィヴァルディ作品の楽章を厳選。後半では各トラックに副題を付し「一続きのフリーズフレーム(動きを止めた画面の中で音声だけが変化する映画手法)のように」個々の曲を味わわせるプログラムにまとめました。 (...)
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聖ペテロの涙
ラッススとアゴスティーニの作品より [ドゥニ・レザン・ダドル、ドゥース・メモワール]発売日:2026年03月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
レザン・ダドル追悼
巨匠ラッスス最後の傑作と、その影に隠れていた先進的名品イタリアのパレストリーナとと共に16世紀の西洋音楽を代表するネーデルラントの大家ラッスス。その生涯最後の傑作と、同曲集の存在の影に隠れていた異才アゴスティーニの充実曲集からの作品を中心に、ルネサンスからバロックへ向かう過渡期を彩った多声音楽の粋を味わうプログラム。 ラッススは欧州屈指の権勢を誇ったバイエルン選帝侯の宮廷に仕え、多岐にわたる膨大な作品を綴った末、亡くなる数週間前には罪の自覚と悔悛を説くイタリア語詩に基づく宗教的マドリガーレ集『聖ペテロの涙』を教皇クレメンス8世に献呈。精巧な多声書法に後のコンチェルタンテ形式にも通じる先進技法も編み込んだ比類ない傑作ですが、その8年前に同じテーマを扱い、ラッススとは異なる方向性で詩句を瑞々しい音楽へと昇華した曲集『悔悛者の涙』を編んでいたのが、芸術諸分野で最先端にあったフェラーラ宮廷の作曲家ロドヴィコ・アゴスティーニでした。 両曲集から作品を厳選、ア・カペラ多声音楽のエキスパートたちに腕前確かな古楽器奏者たちの合奏を加えた編成で16世紀音楽の至芸に迫るのは、豊かな歴史的・実践的知見に裏打ちされた入念な作品検証と周到なプログラム構成で数多の名盤を綴ってきたフランス中部トゥールの古楽団体ドゥース・メモワール。この録音は、更なる企画を複数抱えながら2025年秋に急逝が報じられ、世界の古楽通たちを驚かせた主宰者ドゥニ・レザン・ダドルに捧げられています。 -
ストラヴィンスキー(1882-1971):
ミューズを率いるアポロ
ダンバートン・オークス
バーゼル協奏曲 [ジョヴァンニ・グッツォ、カメラータ・ザルツブルク]発売日:2026年03月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ストラヴィンスキー新古典主義の傑作をザルツブルクの精鋭による快演で名門カメラータ・ザルツブルクとChannel Classicsによる新シリーズ第1弾。リーダーのジョヴァンニ・グッツォと共にストラヴィンスキーの新古典主義の名作3曲を録音しました。ギリシャ神話の女神たちへ捧げられた「ミューズを率いるアポロ」では、調和のとれた完璧な旋律美を堪能できます。 また、バッハのブランデンブルク協奏曲に着想を得た「ダンバートン・オークス」や、多彩な弦楽技法を駆使した「協奏曲 ニ長調」も収録。70年以上の伝統を誇る精鋭集団が個々の情熱を結集して創り上げた理想の響きが、至福の音楽体験を届けます。
収録作曲家:
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Transformations
バッハと編曲 [アレクサンドラ・ネポムニャシチャヤ]発売日:2026年03月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
別の楽器の響きをも連想させる、多様で奥深いバッハ鍵盤音楽の世界モスクワ音楽院でオリガ・マルティノヴァ門下にチェンバロを学んだ後、アムステルダム王立音楽院でリチャード・エガーとメンノ・ファン・デルフトに師事、エガーのデュオ・パートナーとしても活躍しLINN RECORDSにシューベルトやデュセックなどの作品を2人で録音もしているアレクサンドラ・ネポムニャシチャヤ。今回ソロで録音したバッハ作品集は「編曲」がテーマで、他の作曲家の協奏曲や自作のヴァイオリン独奏曲をチェンバロで弾けるようにした編曲作品に加え、リュート独奏や弦楽合奏など他の編成を想定しながらチェンバロ独奏向けに書かれた作品などを収録しています。落ち着いていながら自在なタッチで端正に各曲の味わいを引き出しており、聴き進めるうちにチェンバロの音を介してオーケストラやオルガン、ヴァイオリンなど別の楽器のイメージも浮かんでくるかのよう。18世紀の様々な調律法を参考にリチャード・エガーが編み出した不均等調律で浮かび上がる和声変化の妙もその一助となっているようです。 LINNならではの精巧なエンジニアリングを通じて伝わる名工ジョエル・カッツマン再現製作のチェンバロの美音も魅力的。多声書法の追求と並行して積極的にイタリア様式を吸収、自らのものとしていったバッハの音楽の瑞々しさに改めてはっとさせられる1枚です。
収録作曲家:
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〈ベートーヴェン 三部作 Vol. 1〉
ベートーヴェン(1770-1827):
弦楽四重奏曲 第1番
ハイドン(1732-1809):
弦楽四重奏曲 第67番
モーツァルト(1756-1791):
アダージョとフーガ [デュティユー弦楽四重奏団]発売日:2026年03月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ベテラン弦楽奏者たちのクァルテットによる、若きベートーヴェンとそれに連なる作品集弦楽四重奏団といえば学生の頃に結成される団体が多い中、デュティユー弦楽四重奏団はオーケストラや室内楽で活動を行い芸術的な円熟期を迎えた弦楽奏者たちにより2020年に結成されたという、異色のアンサンブル。彼らの「ベートーヴェン三部作」は、初期・中期・後期それぞれにテーマを設けて関連作と共に収録するというもの。第1弾の今作では若き日にスポットを当て、パトロンであったヴァルトシュタイン伯爵から贈られた「ハイドンの手からモーツァルトの精神を受け取りなさい」という言葉をテーマに、巨匠たちから受け継がれた音楽の継承を辿ります。 ハイドン最後の四重奏曲から、そのバトンを受け取ったベートーヴェンの第1番へと繋がる流れの冒頭を、劇的なモーツァルトの作品が彩ります。オーケストラでの豊富な経験を持つ奏者たちが、交響曲的な色彩感や解釈を室内楽へと融合させている点も大きな魅力。ライヴならではの聴衆との親密な交流から生まれた熱量と、即興的な閃きに満ちた瑞々しい演奏をお楽しみください。
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ウィーンの響き
モーツァルト、ウェーベルン、コルンゴルト [エルメス弦楽四重奏団]発売日:2026年03月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
エルメス四重奏団が描く、ロマン主義の黄昏と別れの物語2008年にリヨン国立高等音楽院内で結成されたエルメス四重奏団。ラヴェル四重奏団から指導を受け、アルフレート・ブレンデルと深い絆で結ばれた彼らによる、楽都ウィーンで育まれた音楽の系譜に光を当てる野心的なプログラム。モーツァルトがロマン主義の到来を予感させた傑作から、ウェーベルンやコルンゴルトがその終焉に告げた別れの響きまで、150年を超える「ウィーンの魂」の変遷が鮮やかに描き出されます。 アルバムの核を成すのは、彼らが活動初期から熟成させてきたモーツァルトの第15番。不安や苦悩を露わにしたドラマティックな表現は、亡命直前のコルンゴルトが綴った切実なノスタルジーや、ウェーベルンの親密な語り口と見事に呼応します。「黄昏の色調」を帯びた各作品が放つ強烈な感情を、伝令神の名を冠する四重奏団が聴衆の感性へと橋渡しします。
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発売日:2026年03月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
精鋭集団、満を持して厳選選曲で臨むジョスカン作品集第2弾アメリカ西海岸を中心に活躍、ヨーロッパ各地の古楽祭でも注目を集めるルネサンス声楽アンサンブル、カット・サークルによるジョスカン・デプレ作品集第2弾。今回のアルバムにはジョスカンが比較的若い頃、ミラノ公アスカニオ・スフォルツァに仕えた1480年代後半までに書いたと考えられている作品が集められています。 アルバム前半を占めるのは、ミラノ宮廷向けの作とは特定できないものの、ジョスカンのミサ曲の中で最も早い時期の作と言われる「『友ボーディション』のミサ曲」。一つの旋律を軸に曲全体を組み立てる手法が自在に用いられ、あからさまに猥雑な元歌を高度な多声書法へ昇華させる手腕が早くから確かであったことに驚かされます。 (...)
収録作曲家:
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ビーチャム・コレクション
R.シュトラウス(1864-1949):
英雄の生涯 Op.40
ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲 第8番ヘ長調 Op.93 [サー・トーマス・ビーチャム、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2026年03月13日
CD価格:2,700円(税込)
SOMMレーベルが息長く続けている企画「ビーチャム・コレクション」の第33集。いずれも1956年のライヴで、当時77歳とは信じ難い、引き締まってエネルギッシュな演奏を聴かせます。 ベートーヴェンの第8番はロイヤル・フィルをパワフルに鳴らしつつキビキビとしたテンポでまとめた演奏。音質さえ問わなければ今日の演奏と言われても違和感のない出来映えです。 ビーチャムは《エレクトラ》の英国初演(1910年)を指揮して以来、リヒャルト・シュトラウス作品を積極的にとりあげてきました。「英雄の生涯」はオール・シュトラウス・プログラムのコンサートの後半に演奏されたもの。前半(マクベス、町人貴族、7つのヴェールの踊り)は2023年にARIADNE5021としてリリースされており、これで当コンサートの全容を聴くことができます。
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アレンスキー(1861-1906)
ラフマニノフ(1873-1943):
歌曲集 [アナスタシア・プロコフィエヴァ、セルゲイ・リビン]発売日:2026年03月13日
NMLアルバム番号:SOMMCD0716CD価格:2,700円(税込)
ロシア歌曲(ロマンス)の魅力を伝える注目のアルバム。歌うのはオペラ界の新星として注目を集め、Opera Magazine誌で「目覚ましい」と称賛されたリリック・ソプラノ、アナスタシア・プロコフィエヴァ。モスクワ・チャイコフスキー音楽院の大学院およびロンドンのベンジャミン・ブリテン国際オペラスクールで研鑽を積み聴衆を魅了しています。 ピアノはロンドンを拠点に指揮者・ピアニスト・ヴォーカルコーチとして活躍し、王立音楽アカデミー準会員でもあるセルゲイ・リビン。このアルバムの解説(英語のみ)と全曲の英訳も彼の手によるものです。2人の共演により、アレンスキーとラフマニノフのロマンスが、瑞々しい生命感をもって蘇ります。
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ジャコモ・プッチーニ
世界を涙させるために
イェルク・ハンドシュタインによる音で聴くプッチーニの伝記 [ウド・ヴァハトファイトル、マックス・シモニシェック]発売日:2026年03月06日
NMLアルバム番号:900939CD 4枚組価格:6,075円(税込、送料無料)
BR-KLASSIKの人気シリーズ「音で綴る作曲家の生涯」の最新作。イェルク・ハンドシュタインの構成によるプッチーニの激動の物語をウド・ヴァハトファイトルの語りと豊かな音楽を通して辿ります。完璧主義者として作品を磨き続けた姿、名声と富の陰にあった私生活の葛藤、そして時代の激動の中で生まれた数々の名作を辿り、知られざるプッチーニとその音楽世界をCD3枚にわたって鮮やかに描き出します。全編ドイツ語。物語のバックには、有名演奏家による名曲の数々が部分的に使用されています。 ブックレットはドイツ語のみ。CD4にはミュンヘン放送管弦楽団とカストロヴォを始めとした歌手たちのアリア(ミレッラ・フレーニの歴史的歌唱を含む)や、管弦楽作品を収録。プッチーニの切なく美しい旋律を存分に楽しむことができます。
収録作曲家:
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マスカーニ(1863-1945):
歌劇《ザネット》 [フェリックス・クリーガー、ベルリン・オペラグループ管弦楽団・合唱団、チャン・ヤジエ、ナリネ・イェギヤン]発売日:2026年03月06日
NMLアルバム番号:OC993CD価格:2,700円(税込)
マスカーニの歌劇《ザネット》は、1896年にペーザロで初演された抒情的な歌劇です。このアルバムは、希少オペラの上演で評価の高いベルリン・オペラグループが2021年にベルリン・コンツェルトハウスで行った公演の録音で、フェリックス・クリーガーの指揮のもと、チャン・ヤジエとナリネ・イェギヤンという気鋭の歌手が瑞々しい表現を聴かせます。
収録作曲家:
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闇から光を
エルガー(1857-1934):
合唱作品集
「生命の光」より/「使徒たち」より/詩篇第51篇 他 [ウィリアム・ヴァン、ロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団、カラム・ノックス]発売日:2026年03月06日
NMLアルバム番号:SOMMCD0714CD価格:2,700円(税込)
2026年、英国エルガー協会設立75周年アルバムエルガー協会は1951年にエイドリアン・ボールトの後援で設立された慈善団体で、エルガーの音楽振興、特に若い世代への紹介と、教育活動や生誕地博物館への助成を目的とし、学術雑誌や会報の発行も行っています。このアルバムは同協会の創設75周年の記念企画で、5曲の世界初録音を含む、創作初期から壮年期の合唱作品を収録しています。 ロイヤル・ホスピタル・チェルシーは1682年創設の退役軍人施設で、クリストファー・レン設計の建物はロンドン有数の名所として知られています。そのチャペル合唱団はプロフェッショナルの聖歌隊で、基本編成は12名ですが、録音時には随時増員され、アルバムの内容にふさわしい豊かな響きを確保しています。
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テレマン(1681-1767):
フランクフルトの祝祭音楽 1716年 [ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンス 、 ケルン・アカデミー、 ハンナ・ヘアフルトナー、エレナ・ハルシャーニ 他]発売日:2026年02月27日
NMLアルバム番号:555584-2CD 2枚組価格:5,250円(税込、送料無料)
1716年、フランクフルトに鳴り響いたテレマンの大規模な祝祭音楽がよみがえる!1714年のスペイン継承戦争終結後、新たな火種となる後継者問題に悩みを抱えていたハプスブルク家に、1716年4月13日、待望の後継者が誕生しました。皇帝カール6世とエリザベート・クリスティーネ夫妻の第1子レオポルトです。これによりハプスブルク家の権力基盤が強化され、ヨーロッパの政情の安定と平和が保証されたと受け止められました。これを祝して帝国の各地で行事が催され、同年、帝国自由都市で皇帝選挙と戴冠式が行われる都市でもあったフランクフルト・アム・マイン(フランクフルトの正式名称)で行われた祝賀行事では、同市の音楽監督テレマンが、祝祭音楽の作曲にとどまらず当日の演奏計画など行事全体において大きな役割を担いました。フランクフルトが抱える楽団だけでは大規模な作品は演奏できないと考えたテレマンは、優れた楽団として名を馳せていたダルムシュタットの宮廷楽団から腕利きの演奏家たちを呼び寄せました。そうした名人や名歌手のために書かれたであろう技巧的な楽曲がこの祝祭音楽の中心となっています。 祝祭音楽は2部構成。まず教会音楽である「キリスト教国よ!歓喜の饗宴を祝え」が午前中に教会で演奏され、その日の夕刻にはセレナータ「ドイツは平和のうちに緑が茂り、花が咲く」が都市の中心レーマーベルク広場で演奏されました。どちらも管弦楽と合唱に独唱陣が加わる大規模な作品で、神聖ローマ帝国の後継者誕生を盛大に祝うにふさわしいものでした。「キリスト教国よ!歓喜の饗宴を祝え」は2部構成で、5人の独唱者に加え、オーボエ、フルート、ヴァイオリンが独奏楽器として用いられています。壮麗なアリア第6番では、ソロ・トランペットが英雄的な雰囲気を強調。トランペットとティンパニは歓喜の歌が幾重にも重なる第2部で特に力強く鳴り響き、最終曲の合唱では冒頭の合唱のフーガが再び取り上げられ、音楽は円環を閉じるように壮大に締めくくられます。 (...)
収録作曲家:
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ラフマニノフ(1873-1943):
〈初期ピアノ作品集〉
幻想的小品集
3つの夜想曲
サロン小品集他 [ボリス・ギルトブルグ]発売日:2026年02月27日
NMLアルバム番号:8.574726CD価格:2,100円(税込)
ラフマニノフの演奏・解釈で高い評価を得ているギルトブルグが初期作品を集めたアルバム。 ラフマニノフ最初期の出版作「幻想的小品集」作品3は、19歳でモスクワ音楽院を最優秀の成績で卒業した直後の1892年に作曲されました。なかでも前奏曲 嬰ハ短調は同年に行われた演奏会で披露され、作曲者の代名詞となった作品で、不吉な三音動機と鐘の響きに始まり、終結部には「怒りの日」の断片も現れ、後年の作風を予告する内容を備えています。爆発的な人気を博し、今日でも「鐘」の愛称で親しまれている一方で、作曲者自身はここの曲ばかりが注目されることに複雑な思いを抱いていたそうです。 尊敬していたチャイコフスキーの死後、1894年に初演された「サロン小品集」作品10は、様々な性格的小品の中に、深い哀惜をにじませた「夜想曲」や「ロマンス」が置かれています。1940年には作品3と10の一部が改訂され、より複雑な和声と円熟した書法が示されました。このアルバムには「メロディ」のオリジナル版と改訂版の双方に加え、14歳の時に書かれた「3つの夜想曲」と「4つの小品」も収録されており、若きラフマニノフの瑞々しい幻想と、その後の創作へと連なる音楽的な萌芽を聴くことができます。 ブックレットはギルトブルグ自身が執筆(英語)、作品への熱い思いが語られています。
収録作曲家:
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スメタナ(1824-1884):
喜歌劇《2人のやもめ》(1877年版) [ロベルト・インドラ、プラハ放送交響楽団、アドリアーナ・クチェロヴァー、カテジナ・クニェジコヴァー 他]発売日:2026年02月27日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
オペラ・レパートリーの中でも隠れた名作として知られるスメタナの《2人のやもめ》は、1873~74年、スメタナが失聴の危機にあった時期に書かれたもの。チェコの舞曲や合唱を、カヴァティーナ風の美しい独唱と自然に融合させ、透明感のあるオーケストレーションによって、洗練された室内楽的な会話劇として成立しています。初演後の改訂を経て完成度を高めたこの作品は、リヒャルト・シュトラウスからも高く評価されました。 カロリーナ役には、リリックからコロラトゥーラまで幅広いレパートリーを誇り、スカラ座やウィーン国立歌劇場など世界最高峰の舞台で活躍するスロヴァキアのアドリアーナ・クチェロヴァー。アネシュカ役のカテジナ・クニェジーコヴァーは、プラハ国立歌劇場のレジデント・アーティストとして活躍し、チェコ・フィルとの共演や録音でも高い評価を受けるなど、国際的に活動しています。 ロベルト・インドラはプラハ音楽院で学び、プラハ国立歌劇場やエッセン歌劇場などで要職を歴任。近年は欧州主要歌劇場や音楽祭で活躍する実力派指揮者です。
収録作曲家:
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R.シュトラウス(1864-1949):
歌劇《エレクトラ》 [エドワード・ガードナー、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、イレーネ・テオリン、ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー 他]発売日:2026年02月27日
SACD-Hybrid 2枚組価格:6,075円(税込、送料無料)
2015年から24年までベルゲン・フィルの首席指揮者を務め、2025年のGramophone Awardsでオーケストラ・オヴ・ザ・イヤーに輝くまでに導き、名誉指揮者の称号を贈られたエドワード・ガードナー。彼はまた、2007年に32歳でイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督に就任、現在もノルウェー国立オペラ&バレエの音楽監督を務めるなど、舞台作品でも高い評価を得ています。 1909年にドレスデンで初演された《エレクトラ》は、リヒャルト・シュトラウスと台本作家ホフマンスタールによる最初の共作であり、作曲家のオペラの中でもとりわけモダニズム色の濃い一作です。ソポクレス悲劇を大胆に再構築した台本は、登場人物との対話を通してエレクトラの内面に迫り、大胆な和声法と巨大なオーケストレーションによってその心理を鋭く描き出します。管弦楽は、大編成を好むシュトラウスの基準に照らしても非常に贅沢なもので、8本のホルン、6本のトランペット、2組のティンパニ、2台のハープなどが編成に含まれています。 (...)
収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
ヨハネ受難曲 [ガエタン・ジャリ、テルツ少年合唱団、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団 他]発売日:2026年02月27日
Blu-ray+DVD 各1枚組日本語字幕なし価格:5,025円(税込、送料無料)
頼もしき名少年合唱団が古楽器奏者たちと聴かせる欧州最前線のバッハバッハが活躍を始めた時期に完成したヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂を舞台に、テルツ少年合唱団がフランスの精鋭陣と繰り広げる、男声のみの声楽陣によるバッハ『ヨハネ受難曲』のライヴが映像化。2024年の復活祭直後の収録で、指揮はヴェルサイユで数多くのステージを成功させてきた俊英ガエタン・ジャリ。指板装飾が美しいヴィオラ・ダ・ガンバや2挺のヴィオラ・ダモーレ、棹の長いテオルボ、各種の管楽器など数々の古楽器までじっくり視認できる映像となっています。 テルツ少年合唱団メンバーがソプラノとアルトの独唱を見事な技量で務め、ジャリが指揮の傍ら奏でるポジティフ・オルガンの脇にチェンバロも導入。18世紀当時の史料から読み取れる演奏現場の響きに迫った解釈が持つ深い説得力も、ライヴの場面を映像で目にしながら聴くことでいっそう強く実感できることでしょう。 福音史家を務めるリナルト・フリーリンクは、ジョナサン・コーエンやマルク・ミンコフスキらバロックのスペシャリストたちとの共演に留まらずバレンボイム、ラトル、ペトレンコといった指揮者たちとロマン派~近代作品でも実績を上げてきたオランダ出身の気鋭歌手。レオンハルト、ヴァイル、シャイーなど多くの指揮者とバッハの名演を聴かせてきたテルツ少年合唱団の強い表現力と共に、ヨーロッパ最前線のバッハ解釈を堪能できる映像作品です。
収録作曲家:
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発売日:2026年02月27日
CD 2枚組価格:3,525円(税込、送料無料)
バッハのリュート組曲をアルト・ギターで演奏ここで用いられている楽器は、フィンランドの弦楽器製作者ケイヨ・クレリンが2009年に製作した、低音域を拡張した8本弦のアルト・ギター。フィンランド出身のギタリスト、ヴェサ・ラッシラはこの楽器の特性を最大限に生かし、バッハの対位法と構築美を明晰に描き出しています。ラッシラによれば、通常のギターに比べてベース・ラインを自然に響かせることができるので、音楽の流れがより立体的に浮かび上がるとのこと。技術的に高度で複雑な各組曲から透明感と詩情に満ちた音楽を紡ぎ出しました。 ヴェサ・ラッシラはティモ・コルホネンら著名教師陣のもとで研鑽を積み、各地のマスタークラスにも参加。現在はユリヴィエスカ音楽院のギター教授として演奏と教育の両面で活躍しています。
収録作曲家:
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プッチーニ(1858-1924):
歌劇《ラ・ボエーム》 [アンナ・モッフォ、リチャード・タッカー、エーリッヒ・ラインスドルフ、ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2026年02月27日
CD 2枚組価格:2,850円(税込)
ウィーンの老舗レコード店のレーベルGramolaの当主が厳選する名盤を独自に復刻するIkonシリーズの1枚。 アメリカ生まれのアンナ・モッフォとリチャード・タッカーを主役に起用し、プッチーニと縁の深いローマの地に乗り込んで行ったRCA肝いりの企画で、大きなヒットを記録しました。モッフォの美声に加えて、全体をしっかりと統率しつつ繊細な情感の表出にも事欠かないラインスドルフの指揮も聴きもの。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第2番 ハ短調 「復活」 [ブルーノ・ワルター、ニューヨーク・フィルハーモニック、クンダリ、フォレスター]発売日:2026年02月27日
CD価格:2,100円(税込)
ウィーンの老舗レコード店のレーベルGramolaの当主が厳選する名盤を独自に復刻するIkonシリーズの1枚。 米コロンビア(CBS)のステレオ録音最初期のプロジェクトで、マーラーゆかりの指揮者とオーケストラを起用した企画でした。ワルターの病気療養をはさんで行われたセッション録音により、この指揮者の貴重なマーラー解釈を良好なステレオ録音によって後世に伝える貴重なドキュメントとなっています。
収録作曲家:
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パガニーニ(1782-1840):
弦楽とギターのための音楽集 [ベンヤミン・シュミット、ペトリット・チェク、ベネディクト・ミッターバウアー、フローリアン・エックナー]発売日:2026年02月27日
NMLアルバム番号:Gramola99318CD価格:2,850円(税込)
「悪魔のヴァイオリニスト」パガニーニは、実は卓越したギタリストでもあり、ギターを含む多くの室内楽作品を残しました。このアルバムでは、ヴァイオリニストのベンヤミン・シュミットとギタリストのペトリト・チェクを中心としたアンサンブルで、ギター四重奏曲第10番、他を収録。超絶技巧とサロン的な魅力が光る名演です。 コソボ出身のギタリスト、ペトリット・チェクは2007年、ミケーレ・ピッタルーガ・ギター・コンクールで優勝、卓越した表現力で国際的に活躍、多くの著名オーケストラと共演する名手。バッハの無伴奏チェロ組曲をギターで演奏した録音はICMAにノミネートされ、現在グラーツ音楽大学で教鞭を執っています。
収録作曲家:
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ショパン(1810-1849):
〈ピアノ曲集〉
ソナタ 第2番/バラード
マズルカ/練習曲他 [ボリス・ブロック]発売日:2026年02月27日
NMLアルバム番号:Gramola99361CD 2枚組価格:3,075円(税込、送料無料)
ウクライナ出身のピアニスト、ボリス・ブロックは、1978年のブゾーニ国際ピアノコンクール優勝を機に国際的に活躍。情熱的な表現で「激しい詩人」と評され、リスト作品の録音では数々の賞を受賞しました。ベートーヴェンやショパンの録音も高く評価され、フォルクヴァング芸術大学の教授として教育にも尽力。世界各地の音楽祭や主要ホールで演奏しています。 彼にとって、ショパンの音楽はまさに「詩の象徴」で、ショパンが心の奥底を語るための言語は旋律であり、それは現実の情景や感情を映し出す鏡でもあると語ります。このアルバムでブロックは、マズルカや練習曲、4つのバラード、即興曲、そしてピアノ・ソナタ第2番を通じて、ショパンの詩的精神を余すところなく描き出しています。
収録作曲家:
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アルペジオーネ.200
シューベルト(1797-1828):
作品集 [ペーター・フトラー、アンドレアス・トイフェル、ダニエル・フックスベルガー]発売日:2026年02月27日
CD価格:2,850円(税込)
1823年に考案されたアルペジオーネは、ギターのようなフレットを備えながら弓で奏される楽器。本作はこの希少な楽器に、ウィーン特有の半音階ボタン式アコーディオンであるシュランメル・ハーモニカと、低音の共鳴弦を備えたダブルネックのコントラギターというウィーンの伝統音楽でよく使われる楽器を加えた編成となっています。アルペジオーネの発明者ヨハン・ゲオルク・シュタウファーがコントラギターの初期開発にも関わり、さらにシュランメル・ハーモニカも同時代のウィーンで生まれたことを考えれば、この編成は歴史的にも自然な組み合わせといえるでしょう。 また一部では20世紀前半に作られたヴァイオリンツィターも使用。右手に持つ弓で弾く18本の弦と、左手ではじく25本の弦が縦に並んだこの楽器は、お互いが共鳴弦のようにも作用し、たいへん美しい響きを持ちます。一見無関係に見えるこの楽器も実は、アルペジオーネと同じ年に発明された擦弦ツィターに原点があると言えるものです。結果として詩的で抒情的な独特の響きの世界を切り開くものとなりました。 名曲アルペジオーネ・ソナタをはじめ、レントラーや歌曲編曲を通じて、シューベルトの旋律をウィーン情緒いっぱいに聴かせてくれます。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
幻想曲
リスト(1811-1886):
ピアノ・ソナタ ロ短調 [イディル・ビレット]発売日:2026年02月27日
LP価格:4,425円(税込、送料無料)
イディル・ビレットの芸術家人生において決定的な意味をもつ2作品を収録したアルバム。 シューマンの「幻想曲」は、ビレットが1957年にナディア・ブーランジェ宅で演奏した際に、同席していたエミール・ギレリスに強烈な印象を与え、1960年から始まるソ連での演奏活動へとつながりました。モスクワ音楽院での成功以来、この作品は彼女の十八番となっています。 リスト《ロ短調ソナタ》は彼女が1979年に東ドイツで初めてコンサートを行った時に演奏した曲。このコンサートを契機に、ビレットはその後10年間、ベルリンの壁が崩壊するまで東ドイツのステージに立ち続けました。 この録音は東ドイツでのデビュー・コンサートの前年にパリで録音されたものです。
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ドヴォルザーク(1841-1904):
チェロ協奏曲
ロンド ト短調
森の静けさ [ラファエル・ジュアン、デイヴィッド・レイランド、メス・グラン・テスト国立管弦楽団]発売日:2026年02月27日
NMLアルバム番号:LDV152CD日本語解説付き価格:3,075円(税込、送料無料)
ラファエル・ジュアン、初の協奏曲アルバムはドヴォルザーク1993年生まれでパリを拠点に活躍するラファエル・ジュアンが、生まれ故郷メスのオーケストラと共に難曲ドヴォルザークをリリース。ピアノ三重奏団トリオ・エリオスの一員として、またアコーディオンとのデュオやジャズ・クラブでの演奏などを通じて多面的に磨かれた感性を生かし、この作品の室内楽的、民族的、都会的といった諸要素を存分に描き切る活き活きとした演奏を聴かせています。 彼がここで弾いているチェロは、かつてアントニオ・メネセスが所有していた名器「マッテオ・ゴフリラー」(1700-1710年ヴェネツィア製)。両親が所属し、自らもエキストラとして共に演奏することもあるというオーケストラとの息もぴったりです。
収録作曲家:
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発売日:2026年02月27日
NMLアルバム番号:NSCD-54500CD国内盤価格:2,990円(税込)
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発売日:2026年02月27日
NMLアルバム番号:NSCD-54505CD国内盤価格:2,990円(税込)
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シューマン(1810-1856):
アラベスク
クライスレリアーナ
子供の情景 [稲岡千架(ピアノ)]発売日:2026年02月20日
NMLアルバム番号:KCD-2099CD国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
沈黙と音の旅 ― 稲岡、シューマンを奏でるモーツァルトのレコーディングから6年、稲岡千架が戻ってきた。 白血病の治療を経て、彼女は音楽の歩みを続ける。 闘病からインスピレーションへ――魂を通して語られるのは、若き日から心に抱き続けてきたシューマン。
収録作曲家:
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Astor Piazzolla III [El Cielo 2020]
発売日:2026年02月20日
NMLアルバム番号:LPDCD121CD国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
El Cielo 2020(エルシエロ・ニイゼロ・ニイゼロ) は、ヴァイオリン、チェロ、コントラバス、ピアノから成る“現代的感性でピアソラを更新する”四重奏団である。結成5年後の2020年に1stアルバム『Astor Piazzolla』をリリースし、クラシック、ジャズ、ポスト・ロックのリスナーからも高い評価を得た。 2025年、結成10周年を迎えてリリースされる3rdアルバムでは、すでに世界水準に達した彼らの成熟と覚悟を象徴するように、あえて『リベルタンゴ』『アディオス・ノニーノ』といった“ピアソラの超メジャー曲”を再録している。無数に存在するピアソラ演奏とは一線を画す、濃密な“凄み”と“熱量”こそ、El Cielo 2020の真価と言えるだろう。 アルバムのメインとなるのは、やはり『AA印の悲しみ』だ。El Cielo 2020のライブでももっとも人気の高いこの大作は、ピアソラ作品としては異例の18分超。ピアソラが自身の五重奏団のライブで演奏していたスタイルを踏襲し、あえて冒頭に6分半にもわたる無伴奏ヴァイオリンが組み込まれている。“孤独”な静寂を経て、ようやく始まる本編では、緊迫感と安堵感がせめぎ合う独特のドラマが立ち上がる。
収録作曲家:
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鈴木大介
海へ [鈴木大介(ギター)/岩佐和弘(フルート)]発売日:2026年02月18日
NMLアルバム番号:MECO-1087SACD-Hybrid国内盤価格:3,850円(税込、送料無料)
武満徹、没後30年記念
ギターとフルートで紡ぐ、武満徹への深い憧憬と慟哭武満徹さんの没後30年によせるこのアルバムは、彼の“歌う作曲家”としての側面に光をあてる作品の数々を、ギターとフルートという親密な素材によって描きだそうとするものです。武満さんは14歳の時に聴いた一曲のシャンソンによって音楽を志し、また、生涯の終りに発表した曲の名は英語で空気、風、と同時に歌を表す《エアー》でした。そして武満さんのいかなる複雑な、前衛的な作品においても、生きることに肯定的な、意志の線としての、旋律への想いをすべてのパートに聴くことができます。 鈴木大介収録作曲家:
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イディル・ビレット
1999年5月14-15日
シュヴェツィンゲン音楽祭
ショパン没後150年記念 [イディル・ビレット]発売日:2026年02月13日
NMLアルバム番号:8.571432-35CD 4枚組価格:4,875円(税込、送料無料)
このアルバムには1999年にシュヴェツィンゲン音楽祭の特別企画として行われたショパン没後150年記念コンサートでの演奏が2日分収録されています。 一連のショパン録音が高く評価されていたビレットは、5月15日の演奏会に招かれていましたが、14日に出演予定だったアナトール・ウゴルスキが当日になって体調不良を訴えてキャンセル。主催者から代役の要請を受けたビレットがブリュッセルから飛行機に飛び乗りシュトゥットガルト空港に着くと、待機していたヘリコプターと車を乗り継いで会場にかけつけ、リハーサルもそこそこに、ウゴルスキが予定していたプログラムを1曲も変えることなく演奏しました。結果は非常に満足のゆく出来栄えで、大御所評論家のヨアヒム・カイザーもビレットへの称賛を惜しまなかったと伝えられます。 CD3とCD4は彼女の本来の出番であったプログラムを収録。アンコールも含めて前日と1曲の重複も無いプログラムは聴衆と批評家を大いに感嘆させました。ボーナストラックとしてミュンヘンで演奏された即興曲4曲が収録されています。
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ヴィヴァルディ(1678-1741):
歌劇《バヤゼット》 [フェデリコ・マリア・サルデッリ、フェニーチェ歌劇場管弦楽団、レナート・ドルチーニ、ソーニャ・プリーナ 他]発売日:2026年02月13日
NMLアルバム番号:8.660616-18CD 3枚組価格:4,425円(税込、送料無料)
ヴィヴァルディ後期の歌劇《バヤゼット》は、ハイムの『タメルラーノ』の台本による1735年に初演された作品。レチタティーヴォは自筆譜が残るものの、失われたアリアの再構築が必要とされています。作品は当時一般的であったパスティッチョ(既存の作品の引用による混成)形式で、ジャコメッリ、ブロスキ、ハッセらの人気アリアが取り入れられています。 指揮者フェデリコ・マリア・サルデッリは資料研究に基づき失われた部分を補筆し、当時の編成を踏まえた版を作成。ドルチーニ、プリーナら実力派歌手陣が、サルデッリ率いるオーケストラの生気に満ちた演奏とともに、ヴィヴァルディの音楽を鮮やかに甦らせています。
収録作曲家:
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ヴィクトル・アヴィア・ポートレート
シューマン(1810-1856):
オーボエによる作品集
アヴィア(1982-2025):
シャンソン集 [ヴィクトル・アヴィア、キム・バルビエ、ブリュノ・ドルプレール、ゾルターン・セーケ、ナオミ・シャハム]発売日:2026年02月13日
CD 2枚組価格:4,875円(税込、送料無料)
急逝のオーボエ奏者ヴィクトル・アヴィアの多才さを物語るポートレート1982年モンペリエに生まれ、2025年5月1日ベルリンで急逝したオーボエ奏者、ヴィクトル・アヴィアの追悼アルバム。クラウディオ・アバド指揮下のルツェルン祝祭管弦楽団およびモーツァルト管弦楽団の首席奏者を務めたほか、イヴァン・フィッシャー率いるブダペスト祝祭管弦楽団の首席オーボエ奏者を20年間にわたり務めた名手で、フィッシャーは彼を「指揮者にとって夢のような理想的音楽家」と称賛する追悼文を寄せています。 アルバムには亡くなる約1年前に収録されたシューマンの作品集が収められており、その美しい音色と歌心に溢れる豊かな表現を堪能することが出来ます。そしてCD2にはなんと、シンガーソングライターとして自作の歌をピアノ弾き語りで録音したものを収録。いずれもメロディアスで美しい歌ばかりで、程よい甘さと清々しさを併せ持つ歌声も素晴らしく、玄人はだしの実力を持っていたシャンソン歌手としての彼を知る驚きの内容です。一部にドラムやギターなども参加(奏者不明)。 さらにブックレットには自作の絵画、若い音楽家へのメッセージなども掲載。近年は指揮者としても活動を広げていた彼の多才さを惜しみ、そのあまりに急な死を悼む、たいへん充実したアルバムとなっています。
収録作曲家:
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ブラームス(1833-1897):
交響曲 第2番・第4番 [エドワード・ガードナー、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2026年02月13日
NMLアルバム番号:CHSA5248SACD-Hybrid価格:3,075円(税込、送料無料)
洗練された演奏とサウンドが光る
ガードナー&ベルゲン・フィルのブラームス:交響曲全集、6年の年月を経て完結!2015年から24年までベルゲン・フィルの首席指揮者を務め、2025年のGramophone Awardsでオーケストラ・オヴ・ザ・イヤーに輝くまでに導いたガードナー。2018年に録音、翌年リリースされた第1番&第3番(CHSA5236)以来、長く待ち望まれていた交響曲全集完結編の登場。 2023/24シーズンで首席指揮者を退任したガードナーとオーケストラにとって、当シーズンの最後に録音された第4番の演奏には特に深い思いがあったものと思われます。バランスよく整えられたサウンドから生まれる透明感、誇張やテンポの揺れを抑えた流れの良さなど、作品の良さをそのままに届けようとする演奏で、2025年秋に読響を指揮したブラームスの第1番に通じます。 ガードナーは在任中の功績が評価されてベルゲン・フィルから名誉指揮者の称号が贈られました。これからも共演が続くであろうこの名コンビの、記念碑の一つとなる録音です。収録作曲家:
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イタリア・バロックの女性名歌手たち
ヴィヴァルディ、ポルポラ、ポルタの作品から [マリーナ・ヴィオッティ、アンドレス・ガベッタ、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団]発売日:2026年02月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
バロック期にカストラートたちと競った「女声の力」あればこその作品美17~18世紀にヨーロッパを席捲したイタリアの作曲家たちは、思春期に去勢手術を受け成人後も高音域で力強い歌を聴かせたカストラートの花形歌手たちと仕事を重ね、多くの傑作オペラを世に送り出しました。しかし当時のステージは決して男声歌手に占有されていたわけではなく、彼らと実力を二分する女性の名歌手たちも多く活躍したことも忘れられてはなりません。 ApartéやNaiveなどの気鋭レーベルでも注目すべきソロ・アルバムを連発しているマリーナ・ヴィオッティをソロに迎えたこのアルバムでは、そうした女性名歌手の活躍あればこそ生まれ得たバロック後期の名曲・秘曲の数々を堪能できます。 (...)
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J.S.バッハ(1685-1750):
無伴奏チェロ組曲(全6曲) [ミリアム・プランディ]発売日:2026年02月13日
NMLアルバム番号:FUG858CD 2枚組価格:4,875円(税込、送料無料)
古楽器での経験を現代楽器に応用、バッハの語り口を柔軟に伝える名演ナターリャ・グートマン、アントニオ・メネセス、古楽器奏者でもあるイヴァン・モニゲッティといった名手たちの下で学んだイタリアの気鋭ミリアム・プランディは、主に現代楽器のフィールドで活躍しながらもコロナ自主隔離の時期に徹底してバロック奏法を身につけ、クルレンツィス指揮ムジカエテルナの一員となり古楽器チェロで通奏低音のパートも担ってきた新世代型のチェロ奏者。2014年チューリヒ・ラーン音楽賞コンクールでの優勝を期にウラディーミル・フェドセーエフ、アンドレイ・ボレイコ、ネーメ・ヤルヴィといった世界的指揮者たちと協奏曲を披露するようになりました。 今回のバッハ全曲録音では、長くバロック・チェロとバロック弓に親しみ体感を養った経験を現代楽器・現代弓での演奏に応用し、専門家の助言を得て入念に選んだ金属弦を使用。各舞曲特有のリズムを尊重しながら過度に拍子の厳密さには縛られない自在な表現で、柔軟でありながらもバロック特有の音運びをよく伝える、まるで言葉で語るかのような説得力に富んだ演奏をたっぷり味わわせてくれます。 21世紀に至る演奏史の蓄積が生んだ、聴き深め甲斐のある充実のバッハ解釈です。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
ピアノ協奏曲 第2番・第4番 [イディル・ビレット、ジェイムズ・ロッホラン、フィルハーモニア管弦楽団]発売日:2026年02月13日
LP価格:4,425円(税込、送料無料)
1988年、47歳で初めて協奏曲録音に臨んだイディル・ビレットは、長年のソロ活動から、オーケストラとの共演にも本格的に踏み出しました。 このアルバムでは、サン=サーンスのピアノ協奏曲第2番の劇的な表現力と、循環形式を用いた第4番のユニークな構造を鮮やかに描き出しています。ロンドンのセント・バーナバス教会で、名エンジニアのマーク・ブラウンとトニー・フォークナーによってトルコ文化省の支援を受けて収録され、Gramophone誌でも絶賛されたこの録音は、ビレットとNAXOSの歴史的パートナーシップの幕開けとなりました。 今回LP盤での復刻となります。
収録作曲家:
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レスピーギ(1879-1936):
歌劇《エジプトのマリア》(全1幕) [マンリオ・ベンツィ、フェニーチェ歌劇場管弦楽団、フランチェスカ・ドット、シモーネ・アルベルギーニ 他]発売日:2026年02月06日
NMLアルバム番号:8.660591CD価格:2,100円(税込)
交響詩「ローマ三部作」で知られるオットリーノ・レスピーギは、古楽復興の新古典主義とモダニズムを融合させた多彩なオペラを作曲しました。その一つ《エジプトのマリア》は、淫蕩な娼婦マリアが改心し列聖される伝承に基づく作品で、チェンバロによる古楽的アプローチと近代的な華麗な管弦楽法が融合した独自の世界を持ちます。 マリア役のソプラノ、フランチェスカ・ドット、ゾシモ役のシモーネ・アルベルギーニ、船乗り役のヴィンチェンツォ・コスタンツォといった、日本でも馴染み深い実力派歌手たちが主要三役を共演。マンリオ・ベンツィ指揮、フェニーチェ歌劇場管弦楽団・合唱団による陰影豊かな演奏で、このドラマティックな作品を歌い上げています。
収録作曲家:
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リュリ(1632-1687):
抒情悲劇《アティス》 [アレクシス・コセンコ、マティアス・ヴィダル、ヴェロニク・ジャンス、サンドリーヌ・ピオー、タシス・クリストヤニス 他 レザンバサドゥール=ラ・グランド・エキュリー]発売日:2026年02月06日
NMLアルバム番号:ALPHA1193CD 3枚組価格:5,625円(税込、送料無料)
初演時の編成に肉薄。
王の明敏な感性を虜にした響きに迫る新名演17世紀中盤にあって、演劇の魅力をそのまま歌に閉じ込めたかのような自然な語りを音楽で聴かせ、フランス語の台本によるオペラという新境地を拓いたリュリ。1676年初演の《アティス》はルイ14世がことさら深く愛し「王のオペラ」と呼ばれた傑作で全曲録音も複数出ていますが、このたび更なる画期的全曲盤が登場。故J-C.マルゴワールの古楽器楽団を吸収合併し、徹底したバロック管弦楽の再現に意欲を燃やすアレクシス・コセンコの合奏団が、表題役にヴィダル、女主人公たちにジャンス、ピオー、他にもクリストヤニスにベナニ、ヴィチャクら錚々たる最前線の名歌手を迎え、ひときわ深い作品解釈を実現しました。 弦楽合奏は当時の「王の24のヴァイオリン団」に合わせ24人(弓奏弦楽器では他に通奏低音にヴィオル奏者が2人参加)、史料に基づき7本のアルトリコーダーが同時に奏される箇所もあるほか、初演時に使われていた可能性が史料から示唆されるフラウト・トラヴェルソも使用するなど、最新の研究成果に基づき徹底して初演当時のオーケストラ編成を再現。クラヴサンにベアトリス・マルタン、撥弦はアンドレ・ヘンリヒら2人、木管にジェレミー・パパセルジオーなど多忙な名手たちも参加しています。 作曲者の意向に合わせ装飾歌唱を最小限に留め、悲恋の物語をプロローグから終幕まで曲本来の劇的効果を全歌手が味わい豊かに聴かせる中、編成の意義をみごとに伝える古楽器演奏の魅力も十全に堪能できる傑作録音に仕上がっています。収録作曲家:
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マスネ(1842-1912):
管弦楽伴奏付き歌曲集 2 [エレーヌ・ギユメット、マリー=アンドレ・ブシャール=ルシュール、ジュリアン・アンリク、トマ・ドリエ、ピエール・デュムソー、ルーアン・ノルマンディ歌劇場管弦楽団]発売日:2026年02月06日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
23曲もの世界初録音!
歌劇作曲家マスネの未知領域を明るみに引き出す充実盤同世代のビゼーやフォーレらと共にフランス近代を代表する作曲家の一人マスネ。傑作《ウェルテル》はじめオペラ作曲家としての業績に光が当たる機会こそ少なくないものの、オペラ以外でも優れた作品を無数に残していることはあまり知られていません。 管弦楽伴奏付き歌曲の数々は、フランス近代に明るい音楽学者J-C.ブランジェが「決して余技では終わらなかった彼の重要領域」と位置づける、マスネの核心分野の一つ。ヴェネツィアに本拠を置くロマン派フランス音楽センター(Palazetto Bru Zane)は2022年、名歌手6人と指揮者エルヴェ・ニケを迎え、この分野におけるマスネの画期的な仕事を紹介する第1弾アルバムをリリースしましたが、今回の第2弾も収録曲は1曲を除いて全て世界初録音。カナダ出身でフランス近代と古楽に実績の多いエレーヌ・ギユメットを筆頭に、今回も4人の歌手は十全に存在感ある歌を聴かせ、歌劇界におけるマスネの躍進期(1870年代)から第一次大戦前夜に至る24の作品の真価に迫ります。 比較的初期の「異教の降誕祭」(1872)に始まり、四重唱と女声二重唱からなる瀟洒で起伏に富んだ『アマランサスの花咲く森の歌』(1901)やシェーンベルク『月に憑かれたピエロ』作曲・初演の前年に完成した歌手の朗読を含む『抒情的表現』など後期の連作まで聴き応え十分。ALPHAに名盤の多いピエール・デュムソーの指揮も細やかで、マスネならではの充実した管弦楽法をたっぷり味わわせてくれます。収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
カンタータ 第27番
ブラームス(1833-1897):
ドイツ・レクイエム [ルドルフ・ルッツ、バッハ財団管弦楽団・合唱団]発売日:2026年02月06日
CD 2枚組価格:6,075円(税込、送料無料)
ドイツ・レクイエム第2曲の旋律はバッハのカンタータ第27番冒頭のコラール旋律と非常によく似ており、この世の生の儚さを歌詞にしている点も共通しています。 ここに着目したバッハ研究の第一人者らしいカップリング。ルッツとバッハ財団の演奏者たちは、このプログラムで2024年11月にスイスの5都市をめぐるツアーを行い、ここにはシャフハウゼンのライヴが収録されています。 ベートーヴェンの第九では演奏時間61分という、猛烈と言っていいほど速いテンポと強いアクセントで指揮したルッツですが、このブラームスでは所要時間64分あまりの落ち着いたテンポと穏やかな表情で演奏しています。
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J.S.バッハ(1685-1750):
〈カンタータ第52集〉
詩篇51篇
カンタータ 第123番 [ルドルフ・ルッツ、バッハ財団管弦楽団・合唱団]発売日:2026年02月06日
CD価格:5,625円(税込、送料無料)
ルドルフ・ルッツとバッハ財団管弦楽団によるカンタータ第52集。 詩篇51篇は、聖書(旧約聖書)の中にある詩で「神よ、あなたのいつくしみによって、わたしをあわれみたまえ」という願いから始まります。1746年頃、バッハは義理の息子アルトニコルの協力を得て、ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージの『スターバト・マーテル』を編曲しました。その理由や演奏目的は不明ですが、ルター派教会の音楽家として、カトリックの受難節作品を自教会用に編曲することは自然な実践であり、ナポリ風舞台様式を取り入れたこの作品はバッハ晩年期の芸術を予期せぬ形で豊かにしています。原曲の中世ラテン語の哀歌の歌詞を詩篇51篇のドイツ語韻文に置き換えることで、悔い改めと悲嘆という感情が教会の典礼用作品として成立、また調性の変更、歌詞に合わせ楽章の配置換えや分割が行われており、2つのヴァイオリンパートをソロとトゥッティに分けた他、ヴィオラ・パートの大幅な再構成など、バッハ自身の規範的なスタイルに強く近づけられています。 カンタータ第123番は1725年1月6日の公現祭用カンタータ。ザクセンの詩人フリッチュのコラール詩に基づくイエスへの愛が歌われる中に、ドイツ・プロテスタント的な厳粛さも感じられる傑作です。パストラーレ風の冒頭合唱、イエスの名を讃えることの喜びがアルトで歌われるレチタティーヴォを経て、テノールが「十字架の厳しい旅」への覚悟を歌うアリア、続くバスのレチタティーヴォでは地獄の悪魔や「嘆き悲しむ良心」への対決を表現し「悩める孤独」に避難する決意のアリアが続きます。最後のコラールで「虚栄心よ、去れ」と宣言し全曲を静かに締めくくります。
収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
組曲 第1番-第3番(マンドチェロ編) [ドル・ギドン・アムラン]発売日:2026年02月06日
NMLアルバム番号:CDS8078CD価格:2,550円(税込)
イスラエルのヴィルトゥオーゾ奏者ドル・ギドン・アムランが、マンドリンで演奏したパガニーニ《24のカプリス》(CDS-8038)に続き、バッハのチェロ組曲第1番~第3番をマンドチェロで演奏しました。 マンドチェロはマンドリン族のバリトン楽器で、マンドリンよりもはるかに大きく、チェロと同じくC–G–D–Aに調弦されます。弓ではなく撥(ピック)で演奏するため音の持続や二重音の保持が難しいものの、アムランは主にトレモロを駆使してこれらを巧みに表現し、原曲に新たな響きとユニークな視点をもたらしています。使用楽器は、イスラエルの製作家アリック・カーマンによるマンドチェロで、彼の編曲と演奏は、この楽器が持つ潜在的な可能性を鮮やかに示すものとなっています。 アムランはイスラエルを拠点に国際的に活躍し、AICF(アメリカ・イスラエル文化財団)の奨学生として多くのオーケストラと共演。国際マンドリン・コンクール第2位の受賞歴も持つ奏者です。
収録作曲家:
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シューベルト(1797-1828):
美しき水車屋の娘(フラヌイ編) [フローリアン・ベッシュ、フラヌイ]発売日:2026年02月06日
CD価格:2,925円(税込)
東チロル高原の名を冠した「フラヌイ」は、地元出身の音楽家により1993年に結成され、クラシック、民族音楽、ジャズ、現代を融合した独自のスタイルでシューベルトやマーラーのリートを演奏する、ヴァイオリン、アコーディオン、クラリネット、チューバからハンマーダルシマー、ハープなど多彩な楽器によるアンサンブル。彼らはリート解釈で国際的な評価を得るバリトン、フローリアン・ベッシュと共に初の全曲歌曲ツィクルスとして「美しき水車小屋の娘」に挑みました。 若きさすらい人の心情を聴覚的に追体験するこのプロジェクトは2023年にはベルリン国立歌劇場で上演、「クルト・ワイルの作品やクレズマー音楽を想起させる」と評価され、各地の音楽祭でも繰り返し上演されました。このアルバムは2024年、ウィーン公演でのライヴ録音です。
収録作曲家:
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クララ・シューマン(1819-1896):
〈ピアノ作品集 第2集〉
ロベルト・シューマン作品の
トランスクリプション集 [ジャン=ピエール・アルマンゴー]発売日:2026年02月06日
NMLアルバム番号:GP931CD価格:2,325円(税込)
クララ・シューマンは、リストやタールベルクといった当時最高の名声を誇ったピアニスト=作曲家たちが称賛を惜しまなかった名ピアニストでした。このアルバムは全4巻のシリーズ第2集で、クララが夫ロベルトの作品をピアノ用に編曲した作品を収録しています。 歌劇《ゲノフェーファ》序曲では、オーケストラの厚みをピアノで巧みに再現し、「ペダル・ピアノのための練習曲」では複雑な対位法を見事にピアノ曲へと移し替えています。また歌曲の編曲では、決して超絶技巧に走ることなく、ロベルトの原曲の美しさを生かした書法が際立っています。なかでも、フランツ・リストの編曲で知られる「献呈」における素朴で清らかな響きは大きな聴きどころです。 アルマンゴーはフランス音楽の第一人者として知られ、印象派や表現主義作品のスペシャリストとして高い評価を得ています。しなやかで流れるような演奏とまろやかな音色に定評があり、ドビュッシーやデュティユーなどの作品全集を録音し、世界各地の主要ホールで活躍しています。
収録作曲家:
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ドビュッシー(1862-1918):
〈ピアノ・デュオ作品全集 第3集〉
夜想曲
6つの古代墓碑銘
バッカスの勝利他 [ジェノヴァ&ディミトロフ・ピアノ・デュオ]発売日:2026年02月06日
NMLアルバム番号:OC1742CD価格:2,625円(税込)
1995年の結成からわずか数年でARDミュンヘン国際音楽コンクールなどを制し、世界的デュオとして活躍するジェノヴァ&ディミトロフ・ピアノ・デュオ。本作は彼らが取り組んできたドビュッシーの4手・2台ピアノ作品シリーズの最終巻です。ラヴェルが編曲した2台ピアノ版「夜想曲」を中心に、若きドビュッシーの創作過程を示す貴重な初期作品も興味を惹きます。 メック夫人のもとで働いていた時期に構想された歌劇のための序曲「ディアーヌ」、学生時代の「インテルメッツォ」、そしてロマンティックで濃密な響きが特徴の1882年作「バッカスの勝利」も注目作。この作品は彼の死後、マリウス・フランソワ・ガイヤールにより第1楽章のみがオーケストレーションされました。当初の構想では4楽章からなる組曲だったようです。 また同じく学生時代に書かれた「アンダンテ・カンタービレ」も聴きどころ。
収録作曲家:
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ピエール・モントゥー
生誕150年記念ライヴ録音集(1961)
ドビュッシー(1862-1918):
管弦楽のための映像
ストラヴィンスキー(1882-1971):
詩篇交響曲 [ピエール・モントゥー、BBC交響楽団]発売日:2026年01月30日
CD価格:2,250円(税込)
ピエール・モントゥーの生誕150年を記念したライヴ復刻CD。1961年10月18日のコンサートからモントゥーゆかりの2人の作曲家による作品を選び、BBC提供の放送音源からCD化しました。 ドビュッシーもストラヴィンスキーもモントゥーと親交のあった作曲家たち。管弦楽のための映像はドビュッシー自身の指揮で初演されましたが、当CDの解説によれば、この時のリハーサルはモントゥーによって行われたとのこと。モントゥーはまたストラヴィンスキーと「春の祭典」の初演に限らず数多くの作品を指揮し、アドバイスを送っています。なお、詩篇交響曲とイベリアはBBC LegendsからBBCL 4096-2として他で出ていましたが、「ジーグ」と「春のロンド」は当盤が初出となります。
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レスピーギ(1879-1936):
ローマの噴水/ローマの松/ローマの祭
エネスク(1881-1955):
2つのルーマニア狂詩曲 [ユージン・オーマンディ、フィラデルフィア管弦楽団]発売日:2026年01月30日
CD価格:2,100円(税込)
ウィーンの老舗レコード店のレーベルGramolaの当主が厳選する名盤を独自に復刻するIkonシリーズの1枚。 米コロンビア(CBS)のステレオ録音最初期のプロジェクトで、特に「噴水」と「松」は同社のステレオLP第1号となった記念碑的録音。オーマンディはローマ3部作を得意としており、繰り返し録音し来日公演でも取り上げていました。「Rhapsodies」と題されたアルバムから収録したエネスクと共に、オーマンディ・サウンドを良好なステレオで堪能できます。
収録作曲家:
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌曲集 [マルガリータ・グリツコヴァ、マリア・プリンツ]発売日:2026年01月16日
NMLアルバム番号:8.574485CD価格:2,100円(税込)
オペラ作曲家として名高いドニゼッティは200曲余りの歌曲も書きました。美麗な旋律と劇的な感情表現に富んだ歌曲の数々は、近年研究と再評価が進み、演奏・録音の機会が増えています。当アルバムの収録曲でも「私があなたを愛しているかどうか、私に聞く」や「子守歌」が、洗練された詩情と親密な抒情が響き合い、最上級のものと評価されています。 サンクトペテルブルク出身のメゾ・ソプラノ、マルガリータ・グリツコヴァは、ウィーン国立歌劇場などで活躍し、モーツァルトやロッシーニ作品で高い評価を得ています。豊かな表現力と劇的な感性が魅力です。ピアニストのマリア・プリンツは、ムーティやマリナー、小澤征爾らと共演し、世界各地の主要ホールで演奏する演奏家。精緻で洗練された音楽性を誇ります。2人はこれまでにナクソスからショスタコーヴィチ、チャイコフスキー、プロコフィエフの3枚のアルバムで共演、どれも高く評価されています。
収録作曲家:
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グラナドス(1867-1916):
スペイン舞曲集
スペイン奇想曲 [アスレホス・ギター・デュオ]発売日:2026年01月16日
NMLアルバム番号:8.579166CD価格:2,100円(税込)
グラナドスの初期ピアノ作品『スペイン舞曲集』と『スペイン奇想曲』は、スペインの民俗音楽と洗練された旋律を見事に融合させています。各曲には文化的・個人的なつながりを示唆する献辞が付され、それぞれが独自の色彩を放つもの。多くの舞曲は三部形式(A-B-A)という構成を基本としていますが、なかには例外的な形式を持つ曲もあり、第3番や第9番では変奏や新しいエピソードが取り入れられるなど、19世紀ヨーロッパで流行したピアノ音楽やサロン音楽の影響も感じられ、第4番「ビリャネスカ」ではルネサンス音楽への関心もうかがえます。またピアノで描かれたスペインの情景は、ギター・デュオの編曲でも自然に表現され、音楽的絵画としての魅力が際立っています。 演奏はアスレホス・ギター・デュオ。ペーザロ生まれのデラ・キアーラは、故郷の音楽院とシエナのキジアーナ音楽院で研鑽を積み、パレルモ・マッシモ劇場管やマルケ・フィル等と共演。2024年にナクソスから初のギター作品アルバムをリリース(8.579103)、好評を博しました。ロカットはステファノ・グロンドーナに師事し、いくつかの国際コンクールで入賞を果たしています。パルマやフェラーラのオーケストラと共演し、欧州やオーストラリア、メキシコのフェスティバルにも出演するなど注目の奏者です。
収録作曲家:
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Constellations
ラヴェル(1875-1937):
クープランの墓/亡き王女のためのパヴァーヌ
バーバー(1910-1981):
夏の音楽
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
弦楽四重奏曲 第8番 ほか [アンサンブル・ウラノス]発売日:2026年01月16日
NMLアルバム番号:ALPHA1183CD価格:3,075円(税込、送料無料)
木管五重奏のための編曲とオマージュを結び付けた意欲作2014年にパリ高等音楽院の学生らによって結成され、今やフランスのトップ木管五重奏団の一つに数えられるアンサンブル・ウラノス。ALPHAからの第1弾はラヴェルとショスタコーヴィチの作品の編曲とバーバーの名作を合わせたもの。第一次大戦で亡くなった友人たちに捧げられた「クープランの墓」と、第二次大戦の犠牲者の追悼とされるショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第8番(この編曲による初録音)などにより木管五重奏のレパートリー拡充を図ると共に、より軽やかな音楽で夏への賛辞が込められた「夏の音楽」も加え、一見関連のなさそうな作曲家たちをオマージュという糸で星座(Constellations)のように繋げようというプログラム。特に弦が管の多彩な音色に置き換えられたショスタコーヴィチは、全く違う作品のように新鮮で実に興味深い出来栄えです。 バソンの使用を始めフランス管楽器ならではの響きが楽しめるアルバム。
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プロコフィエフ(1891-1953):
ピアノ・ソナタ 第6~8番『戦争ソナタ』
モンタギュー家とキャピュレット家
バルダナシュヴィリ(1948-):
ギヤ・カンチェリへ(追伸) [ギオルギ・ギガシュヴィリ、リサ・バティアシュヴィリ]発売日:2026年01月16日
NMLアルバム番号:ALPHA1194CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ギガシュヴィリが弾くプロコフィエフ『戦争ソナタ』全3曲、
バティアシュヴィリ参加による小品を併録!2000年ジョージア生まれギオルギ・ギガシュヴィリ2枚目のソロ・アルバム(他にモーツァルトの協奏曲あり)。プロコフィエフが第二次大戦中に書き上げ高い完成度で評価される3曲のピアノ・ソナタ、所謂『戦争ソナタ』を全曲収録しています。ギガシュヴィリの隙の無いテクニック、現在の師キリル・ゲルシュタイン譲りの明晰さ、その前に師事したネルソン・ゲルナーから受け継いだ詩情、祖国のフォーク・ミュージックを愛しエレクトロ・ユニットTsdunebaのヴォーカルも務める彼ならではの鋭い感性が随所に生きており、彼のトビリシの音楽院での師レヴァズ・タヴァゼや祖国の政治的現状への思いも詰まった圧巻の快演を聴かせます。 また余白には、同じくジョージア出身でDGからリリースされたフランクのソナタでも共演した、ヴァイオリンのリサ・バティアシュヴィリが登場。『ロメオとジュリエット』からの有名曲を切っ先鋭い演奏で楽しませてくれるほか、ジョージア出身でイスラエル在住の作曲家バルダナシュヴィリが祖国の大家カンチェリへの献辞として彼らのために作曲した新作も収録しています。 -
オマージュ
ブラームス、R.シュトラウス:
チェロ・ソナタ他 [マティアス・バルトロメイ、アリアーヌ・ヘーリング]発売日:2026年01月16日
SACD-Hybrid日本語解説付き価格:4,125円(税込、送料無料)
ウィーンに120年以上続く音楽一家に生まれたマティアス・バルトロメイが、万感の思いを込めて父に捧げるアルバム。マティアスの曽祖父はクラリネット奏者、祖父はヴァイオリン奏者としてウィーン・フィルに参加。父フランツはウィーン・フィルの首席奏者を務め、バーンスタイン指揮のハイドン:協奏交響曲(DG)やプレヴィン指揮のR.シュトラウス「ドン・キホーテ」(Telarc)の録音ではソリストも務めました。 父と同じチェロ奏者となったマティアスですが、若い頃は父に反抗して異なったアプローチを採ってばかりいたといいます。しかし、2023年に父を亡くしてしばらく経ったある日、父の演奏を収めた録画を見たマティアスは、自分が無意識のうちに彼から多くの表現を吸収して自らのものとしていたことに気づきます。 このアルバムは、父が2001年に行った録音と同じホール、同じ曲目で行われ、最後にマティアスが編曲したシューベルトの小品が添えられています。マティアスから父へのオマージュであると同時に、ウィーンを舞台に活躍してきた作曲家たちと演奏家たちへのオマージュともなっています。
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カリッシミ(1605-1674):
オラトリオ『ヨナ』
モンテヴェルディ(1567-1643):
アリアンナの嘆き
ラッソ(1532-1594):
聖ペテロの涙(抜粋)/シビラの預言(抜粋) [ジョヴァンニ・アントニーニ、イル・ジャルディーノ・アルモニコ、バイエルン放送合唱団]発売日:2026年01月09日
NMLアルバム番号:900535CD価格:2,625円(税込)
バイエルン放送合唱団がアントニーニの指揮で
ルネサンス後期から初期バロックのレパートリーに挑戦した興味深い1枚「オラトリオの父」とされるジャコモ・カリッシミの『ヨナ』は『イェフタ』と並ぶ彼の代表作で、旧約聖書のヨナ書の内容を題材としています。鯨に飲み込まれて3日間過ごした後に吐き出されたヨナは、3日後に復活したイエスを思わせることからキリスト教の重要な預言者とされ、中世以後に彼を題材としたさまざまな芸術作品が作られました。カリッシミの作品は複数の語り手が物語を進め、ヨナ、神、船乗りが歌う内容で、海の嵐の様子を8声の合唱で表現するなど劇的な音楽となっています。ここでは、ヨナを演ずる美声のテノール、ハン・キュウウォンをはじめとするバイエルン放送合唱団所属のソリストたちが神に従うべきか葛藤するヨナの心理を描き出し、生き生きとした合唱とイル・ジャルディーノ・アルモニコの腕利きの器楽奏者たちもドラマを大いに盛り上げます。 (...) -
フォーレ(1845-1924):
レクイエム
プーランク(1899-1963):
グローリア [ジョルジュ・プレートル、シュトゥットガルト放送交響楽団 他]発売日:2026年01月09日
NMLアルバム番号:SWR19166CDCD価格:2,850円(税込)
世界遺産に響いたプレートル畢生の演奏、
雄大で荘厳なフォーレのレクイエムと、得意のプーランク日本では晩年になって人気がブレイクしたジョルジュ・プレートル。マリア・カラスと共演したオペラや、今も高い評価を得ている一連のプーランクなどの録音がありますが、決して録音の数に恵まれていたとは言えません。傑作フォーレのレクイエムについても市販目的の録音は無かったところにベルリン・ドイツ響との2007年ライヴ(以下、ベルリン盤)が2010年に登場してファンの渇きを癒しました。 今回登場するのは1997年にドイツ南西部の街シュパイヤーにある大聖堂で行われたライヴ。神聖ローマ帝国盛期の1061年に完成されたこの大聖堂はロマネスク様式による世界最大級の教会で、世界遺産にも登録されています。その巨大な空間と長い残響がこの演奏を特別なものにする一助となったようです。 コンサートホールで収録されたベルリン盤の演奏時間は約36分で、こんにちでは標準的なものですが、当盤では40分近くをかけています。演奏の印象は所要時間以上に異なり、フレーズを非常に息長く作り上げ、ダイナミックスの幅も大きく、弱音からじわじわと高揚してゆく箇所などは、敬虔な美しさと劇的な効果が一体となってまさに息をのむほど。ヴィブラートを控えめにした合唱は長い残響の中でも透明感を失わず、終始あたたかな音色と高い密度を保ち、当時のフランス楽壇を代表する二人のソリストも、音色・スタイルともにプレートルの解釈に一体化し、時に抑制された清澄さを、時にドラマティックな熱唱を聴かせます。 (...) -
ヤナーチェク(1854-1928):
歌劇《マクロプロス事件》
「消えた男の日記」(英語歌唱) [チャールズ・マッケラス、サドラー・ウェールズ歌劇場管弦楽団、スタンリー・ペヴァン、グレゴリー・デンプシー 他]発売日:2025年12月26日
CD 2枚組価格:4,050円(税込、送料無料)
チェコ音楽に特別な熱意を示していたマッケラスの生誕100周年を記念するアルバム。 アメリカのニューヨークに生まれたマッケラスは2歳の時に家族と共にオーストラリアへ移住しました。1946年に英国に渡り、その後プラハでカレル・アンチェルに指揮を学ぶ間にチェコ音楽の豊饒さに触れた彼は、イギリスに戻った後にチェコの音楽の熱心な紹介者となり、特にヤナーチェクのオペラの英国初演を次々と手がけた功績は特筆されます。 ここに収録された《マクロプロス事件》はイギリス初演時の上演4日目のライヴ。オーストラリア出身のドラマティック・ソプラノ、マリー・コリアーをはじめ、声楽陣が張りのある声で熱演していることが伝わります。英語歌唱では響きやイントネーションがチェコ語と微妙に異なるのはやむをえませんが、ヤナーチェク作品の英国での普及、さらには西欧における普及においてマッケラスの果たした功績は大きく、それを振り返るにふさわしいリリースと言えるでしょう。 余白には『消えた男の日記』の放送用スタジオ録音を収録。マッケラスは参加していませんが、二人の名歌手による解釈(こちらも英語歌唱)が聴けます。いずれもBBCの放送音源からの復刻。
収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791):
2台のピアノのための協奏曲
ショヴォー:
ブエノスアイレスの「トルトーニ」でのクリスティアン [マルガリータ・ヘーエンリーダー、アンティ・シーララ]発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:SM497CD価格:2,325円(税込)
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フンメル(1778-1837):
ピアノ五重奏曲 ハ長調
シューベルト(1797-1828):
ピアノ五重奏曲「ます」 [ピーター・ドノホー、イ・ムジカンティ]SCHUBERT, F.: Piano Quintet, Op. 114, "The Trout" / HUMMEL, J.N.: Septett militaire, Op. 114 (version for piano quintet) (Donohoe, I Musicanti, Bosch)
発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0712CD価格:2,400円(税込)
ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスという独特で豊かな響きをもつ編成による室内楽作品を収めたアルバム。 モーツァルトの愛弟子で、ハイドンやサリエリにも学んだフンメルは、ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとしての名声に加え、作曲家としても豊かな創造性を示しました。この五重奏曲は、彼が1829年に完成させた七重奏曲第2番「軍隊」を、翌年ウィーンでの出版に際してピアノ五重奏に編曲したもので、このアルバムの演奏者レオン・ボッシュによって楽譜が発見されました。七重奏曲の管楽器のパートを弦楽器群に巧みに置き換えることで、より親密で柔らかな響きを実現しています。 同じ編成で書かれた有名曲、シューベルトの「ます」とともに、ピーター・ドノホー他の演奏で。
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ヒナステラ(1916-1983):
弦楽四重奏曲
ピアノ五重奏曲
ラヴェル(1875-1937):
弦楽四重奏曲 [ミンゲット四重奏団、ミヒャエル・コルスティック]発売日:2025年12月19日
NMLアルバム番号:555633-2CD価格:3,000円(税込、送料無料)
20世紀アルゼンチンを代表する作曲家ヒナステラ。コープランドに師事し、アルゼンチン民謡を引用しながら力強いリズムと詩情を融合させた作品を生み出しました。弦楽四重奏曲第1番はその代表的な作品で、エネルギッシュなリズム、不協和の緊張感、幽玄なスケルツォ、抒情的なアダージョ、そしてギターを思わせる効果を伴うフィナーレで構成。南米の情熱と現代的構築美が結晶した名作です。彼は1955年以降は新表現主義へと転じ、前衛的な音楽語法を追求しました。1963年のピアノ五重奏曲は、4つの楽章の間に弦とピアノによるカデンツァを3つ挟む構成をもち、半音階的で緊張感あふれる響きが特徴です。 かたやラヴェルの弦楽四重奏曲は、師フォーレに献呈された初期の代表作。柔らかく流れる旋律、ピツィカートを多用したスケルツォ、夢みるような緩徐楽章、不規則拍子の終楽章など、透明な質感を持つ繊細な音響が特徴で、印象派的色彩と精密な構造を合わせ持つ傑作です。 演奏は近代作品を得意とするミンゲット四重奏団。ヒナステラの五重奏では名手コルスティックが技巧的な演奏を聴かせます。
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J.シュトラウス2世(1825-1899):
喜歌劇《くるまば草》 [ミヒャエル・ブラントシュテッター、ゲルトナープラッツ州立劇場管弦楽団、マイヤー、シェルク 他]発売日:2025年12月19日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
ヨハン・シュトラウス2世の晩年の喜歌劇《くるまば草》、
生誕200年記念のライヴ録音が登場。軽快な序曲で知られるこの作品は、ハーブの一種である「くるまば草」のお茶とワインを混ぜると媚薬になるという設定を巡る、村の役人と住民たちの騒動を描いた作品です。物語は、恋人たちのすれ違いと勘違いがコミカルに展開するドタバタ喜劇で、ワルツ王シュトラウスの名旋律に彩られ、「Trau, schau, wem!(信ぜよ、されど確認せよ)」のモットーが全体を貫く、ウィーン情緒あふれる傑作です。 ヨーゼフ・E・ケップリンガーによるこの活気に満ちた新演出は、森の中で繰り広げられる恋の騒動を、熟達の歌手たちが奔放な喜びをもって描き出しています。当録音はミュンヘンのゲルトナープラッツ劇場がウィーンの「ヨハン・シュトラウス2025」音楽祭に招かれた時のライヴ収録で、音楽の無いセリフ部分はカットしています。収録作曲家:
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芥川也寸志 傑作集 [野平一郎、佐藤晴真、菅原淳、オーケストラ・ニッポニカ]
発売日:2025年12月19日
NMLアルバム番号:MYCL-00068CD国内盤価格:3,410円(税込、送料無料)
偉大なる功績を讃えて。
芥川也寸志生誕100年に贈るメモリアルアルバム。1925年に、文豪芥川龍之介の三男として誕生した作曲家、芥川也寸志。音楽にのみならず、文化的、社会的活動を実践し多大な功績を遺した日本を代表する作曲家です。 本アルバムは魅力ある芥川のオーケストラ作品をライヴ収録。ミュンヘン国際音楽コンクール優勝の佐藤晴真を迎えた「コンチェルト・オスティナート」や交響曲第1番など必聴です。そして、芥川也寸志の志を継ぐべく、その名を冠に掲げた「芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ」。ニッポニカは23年の活動後、この公演をもって演奏活動を休止することになりましたが、残した音源、楽譜、それらの活動の功績は未来への遺産となります。まさに芥川也寸志とニッポニカの功績を讃えたアルバムです。収録作曲家:
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メンデルスゾーン(1809-1847)
シューマン(1810-1856):
ヴァイオリン協奏曲 [アルブレヒト・メンツェル、ロベルト・ファン・スタイン、ライプツィヒ交響楽団]発売日:2025年12月12日
NMLアルバム番号:8.551489CD価格:2,100円(税込)
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲 ホ短調は、長期にわたる作曲期間と、献呈先であるフェルディナンド・ダヴィッドとの共同作業を経て生み出され、初演時から大成功を収めた人気作です。一方、シューマンのヴァイオリン協奏曲は、斬新な和声と劇的な雰囲気を持つ晩年の作品。シューマンの死後、初演されることもなく80年間も忘れられていましたが、近年は演奏機会も多くなっており、このアルバムのソリストのメンツェルも「この曲が作曲家の内面世界を、最も深い苦悩から最高の歓喜に至るまで明らかにしている」と捉えています。 アルブレヒト・メンツェルは、ポーランドのリピンスキ国際コンクールでグランプリ、パガニーニ国際コンクールやダヴィッド・オイストラフ・コンクールで上位入賞を果たし、13歳でドレスデン音楽祭にソリストとしてデビューしました。ロンドン・フィルやミュンヘン放送管など多数のオーケストラと共演し、クルト・マズア、ヴァシリー・ペトレンコらのもとで演奏。アンネ=ゾフィー・ムターとベルリン・フィルやカーネギーホールなど国際的会場で共演し、室内楽ではギドン・クレーメルやイゴール・レヴィットらと活動。マスタークラス参加や奨学金受賞歴も豊富で、OEHMS CLASSICSからはアルバム『thoughts』をリリース。自身が創設した音楽祭やコンサート・シリーズを主催するなど多彩な活動で知られます。
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ベートーヴェン(1770-1827):
後期ピアノ・ソナタ集
第28番-第32番 [ポール・ウェー]発売日:2025年12月12日
SACD-Hybrid 2枚組価格:4,875円(税込、送料無料)
ピアニストでありながらロンドンで敏腕弁護士としても活躍するポール・ウェーは、19世紀のヴィルトゥオーゾ作品の録音で高い評価を受け、とりわけ、リスト編曲によるベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」の演奏ではグラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」に選ばれました。同誌の評では、彼を「極めて演奏困難なトランスクリプション作品の達人」と称えています。 今回ウェーは、ピアノの新約聖書に例えられるベートーヴェンのソナタの中でも、とりわけ孤高の境地にある後期ソナタ5曲に挑みました。作品101は最晩年の創作スタイルを予告する作品であり、続く「ハンマークラヴィーア」はそれまでのピアノ・ソナタの常識を打ち破るかのような大規模な作品。最後の3つのソナタは「ミサ・ソレムニス」と同時期に書かれた深遠な内面性と自由な形式、対位法の探求を示す傑作群で、第31番は壮大なフーガ、第32番は自由なリズムが躍動する変奏形式による終楽章が特徴です。
収録作曲家:
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プッチーニ(1858-1924):
グローリア・ミサ
前奏曲/スケルツォ
交響的奇想曲/ローマ賛歌他 [アンドレア・サングイネーティ、エッセン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団 他]PUCCINI, G.: Messa di Gloria / Capriccio sinfonico (Del Angel, M. Cavalletti, Aalto Theatre Opera Chorus, Essen Philharmonic, A. Sanguineti)
発売日:2025年12月05日
NMLアルバム番号:8.574685CD価格:2,100円(税込)
オペラ作曲家として名高いプッチーニ。このアルバムは彼の初期における器楽曲および宗教音楽を中心に収録した貴重なコレクションです。学生時代の試験のための作品を中心に、一部は音楽学者によって再構成されたこれらの作品群は、彼の初期の音楽的嗜好だけではなく、後のオペラ作品に繋がる和声とオーケストレーションの才能を明確に示しています。 中心となるのは、1880年の卒業制作である「グローリア・ミサ」。音楽一家であるプッチーニ家の伝統を色濃く反映した充実したミサ曲であり、彼の卓越した才能を示す大作です。同じく学生時代の課題作で、ワーグナーの影響が見られる「交響的奇想曲」では、後に歌劇《ラ・ボエーム》に転用される主題が登場します。最近発見された「前奏曲」は、オーケストラの色彩へのこだわりを既に示しています。また、断片的にしか残されていない初期の「弦楽四重奏曲」のオーケストラ版や、哀歌的な初期のアリア「亡き人に」の復元版なども収録されています。 アルバム唯一の円熟期の作品「ローマ賛歌」は、かつて人気を博しながらも忘れられてしまった作品。ここにも希代のメロディ・メーカーであるプッチーニならではの美しい旋律と華やかさが溢れています。
収録作曲家:
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ショルティ/バイエルン放送交響楽団
プロコフィエフ:
ロメオとジュリエット
チャイコフスキー:
交響曲 第4番 [ゲオルク・ショルティ、バイエルン放送交響楽団]発売日:2025年12月05日
CD 2枚組価格:3,825円(税込、送料無料)
ショルティとバイエルン放送響による初出ライヴ音源登場。
得意曲でオケと一体化した名演!シカゴ響、あるいはウィーン・フィルとのイメージの強いショルティですが、ミュンヘンは彼にとって特別な場所でした。第2次大戦の終戦をスイスで迎えたショルティは米軍の招きによって1946年にバイエルン国立歌劇場で《フィデリオ》を指揮、この成功により音楽監督に迎えられ、同劇場の戦後の再建に尽力します。劇場退任後もミュンヘンで定期的に指揮していたショルティですが、バイエルン放送響との正規録音のCDはR.シュトラウスのアルプス交響曲(1979年、Decca)しかありません。 ここに登場するのは1984年2月10日にヘラクレスザールで行われた特別演奏会のライヴ。曲目はショルティ得意のロシアもの。いずれも同時期にDeccaへの録音があり、解釈は共通していますが、プロコフィエフの《ロメオとジュリエット》抜粋はDecca盤とは曲の選択が異なり、ここでは14曲がバレエの進行順に演奏されています。チャイコフスキーの交響曲第4番は、第3楽章以外はテンポが若干速めでライヴならではの高揚を感じさせ、最終楽章での爆発的なエネルギーの放射がショルティらしく、バイエルン放送響のアンサンブルも見事。Deccaの分析的な録音に対して、ヘルクレスザールの音響効果とバイエルン放送の収録スタイルが相まって、オケ全体の溶け合った響きやホットな中にもまろやかさを感じさせるサウンドが魅力です。 -
R.シュトラウス(1864-1949):
ツァラトゥストラはこう語った
イアン・クッソン:
1Q84 - シンフォニエッタ・メタモデルナ [アレクサンダー・シェリー、ナショナル・アーツ・センター管弦楽団]発売日:2025年12月05日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
村上春樹の『1Q84』とニーチェの『ツァラトゥストラ』を結び付けた好企画アレクサンダー・シェリーが統括し、リヒャルト・シュトラウスの交響詩と現代作品を並べ、交響詩という形式と、物語を語るツールとしてのオーケストラの可能性を探求するシリーズ「Poema」第2弾。ニーチェに触発された「ツァラトゥストラ」と共に収録されたのは、カナダの作曲家イアン・クッソンが村上春樹に着想を得て作曲した「1Q84」。シュトラウスがニーチェの宇宙的なレンズを通して、クッソンが村上の夢幻的で内面的な物語を通して、共に挑んでいる存在の根源的な問いがテーマとなっています。 シェリーとその手兵ナショナル・アーツ・センター管によるダイナミックなパフォーマンスが楽しめる一枚。
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発売日:2025年12月05日
NMLアルバム番号:CKD766CD価格:3,000円(税込、送料無料)
ピリオド楽器によるクァルテット、コンソーネ弦楽四重奏団によるメンデルスゾーン第2弾英国王立音楽院で結成され2015年から本格的に活動を開始、2019年にはピリオド楽器のクァルテットとして初めてBBCのニュー・ジェネレーション・アーティストに選出されたコンソーネ弦楽四重奏団による、メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集第2弾。フェリックスの結婚直後の安定期に書かれ情熱と優雅さを併せ持った第4番、姉ファニーによる技巧的で型破りな構造感覚と個性的な魅力にあふれた唯一の弦楽四重奏曲、そしてフェリックスがファニーの死の衝撃から回復しつつある時期の精神状態を反映か、苦悩と動揺に満ちた第6番を収録しています。 ガット弦の柔らかで伸びやかな音色と、彼ららしい研ぎ澄まされた感性で作品に深く寄り添った、情感豊かな表情が魅力です。
収録作曲家:
