大作曲家の新譜

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  • 商品番号:NYCX-10533

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    〈HAYDN 2032 Vol.17〉
    ルイージのために
    ハイドン(1732-1809)
    交響曲 第13番・第16番・第36番
    ヴァイオリン協奏曲 詳細ページ
    [ドミトリー・スミルノフ、ジョヴァンニ・アントニーニ、バーゼル室内管弦楽団]

    発売日:2025年06月20日

    CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    ハイドン初期ならではの着想の瑞々しさ!
    HAYDN 2032 ハイドン交響曲全曲録音シリーズ Vol.17
    交響曲という曲種の黎明期から18世紀末まで107曲もの作品を書き「交響曲の父」と呼ばれるハイドン。その全てを作曲家生誕300周年の2032年までに実演・録音するジョヴァンニ・アントニーニ指揮のHAYDN 2032プロジェクト第17弾では、後期作品を集中的に取り上げた前作(ALPHA698/国内仕様盤NYCX-10495)から一転、みずみずしい才気を感じさせる作曲活動初期の作品群に出会えます。 表題の「ルイージのために」とは併録作であるヴァイオリン協奏曲第1番の手稿譜にある言葉で、これはハイドンと同じく1761年、エステルハージ家の楽団拡張計画で同家に雇われたイタリア人のヴァイオリン奏者ルイージ・トマジーニのこと。彼らを雇ったエステルハージ侯爵パウル2世アントンのもと若き作曲家が続々生み出した交響曲には、トマジーニら優れた腕前を持つ楽団員のためのソロも積極的に盛り込まれ、このアルバムの収録作でも随所でその魅力を味わえます。 前世代のヴァーゲンザイルやモンなどの交響曲に通じる最新書法と古風な教会音楽作法のせめぎあいも興味深く、楽章構成もまちまちで聴きどころに満ちた作品の魅力を、古楽器演奏のプロフェッショナルを多数ゲストに迎えたバーゼル室内管弦楽団がメリハリの利いた解釈で十全に伝えてくれます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10534

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    発売日:2025年06月20日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    バッハが弾いた、あるいは手にした可能性の高い楽器による「フーガの技法」1723年からライプツィヒ聖トーマス教会のカントルを務めたバッハは、1729年に当地の楽器職人ヨハン・クリスティアン・ホフマンの工房からヴァイオリン4挺、ヴィオラ2挺、チェロ2挺を手配し、聖トーマス教会と聖ニコライ教会の楽器を強化しました。これらの楽器はバッハ自身も手にして演奏した可能性が高いと考えられています。このうち、聖トーマス教会伝来のヴァイオリンとヴィオラ1挺ずつと聖ニコライ教会伝来のヴァイオリン1挺が現存し、聖トーマス教会の展示室で見ることができます。これらはバッハの時代以降演奏され続け、各時代の要求に応えるよう手を入れられながらも、現在まで演奏可能な状態が保たれてきました。 今回この楽器を初めて録音で使用、バッハ最晩年の傑作でその音色を聴くことが出来ます。アルバム冒頭にはバッハが聖トーマス教会のカントルに就任して初めて披露されたカンタータ第75番からのコラールと、ラストには「フーガの技法」初版で最後に加えられたコラールを収録。ここでこれらのコラールの演奏に使用されているオルガンはライプツィヒ郊外のシュテルムタールにある教会のもので、1723年の落成ではバッハが試奏したことで知られます。2008年に当時のミーントーンで鳴るように修復されました。 コレギウム・ムジクム '23はヴァイオリニストのナディア・ツヴィーナーと聖トーマス教会オルガニストであるヨハネス・ラングによって、バッハのカントル就任300年にあたる2023年に結成され、その「23」を冠して小編成から大編成までのバロック作品を演奏する団体。聖トーマス教会を中心にバッハ博物館やライプツィヒ市歴史博物館と協力し、市内で定期的に公演を行っています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10535

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    ブラームス(1833-1897)
    交響曲 第3番・第4番 詳細ページ
    [ケント・ナガノ、ハンブルク・フィル]

    発売日:2025年06月20日

    SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    ケント・ナガノ&ハンブルク・フィル、
    任期最終年にリリースする待望のブラームス交響曲
    ブラームスに所縁の深いハンブルク・フィルの首席指揮者を2015年から務め、日本公演でも彼の交響曲を披露していたケント・ナガノが任期満了を前に遂に二つの交響曲を発表。 2024年にはシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州のブラームス協会からブラームス賞を贈られるなど、現地での高い評価の割に録音が著しく少なかったコンビだけに期待のリリースです。 ナガノの音楽作りは、磨き上げたバランスとサウンドの滑らかな美しさが持ち味。これが当楽団ならではの陰影の濃い音色や、オーケストラ全体を絶妙にブレンドした録音と相俟って、仄暗い中にも官能性を感じさせるような個性的な響きでこの2曲を彩っています。 第3番は39分近くをかけた重厚で緻密な解釈で、ドラマティックな両端楽章や流麗な旋律で有名な第3楽章もさることながら、様々な楽器が明滅しつつ旋律を名残惜し気に歌い継いでゆく第2楽章も非常に印象的。4つの楽章を通じて魅力の詰まった演奏です。 第4番は2006年にベルリン・ドイツ響(DSO)と録音したものがあり、各楽章の演奏時間はほぼ同じですが、比べると第1楽章冒頭からかなり印象が異なります。さらさらと良く流れるDSO盤に対し、当盤では極小音量で逡巡するかのように始まった後も、細かい単位でテンポを動かして彫琢を重ねて行き、その音楽作りが全曲を貫いています。大げさな表情付けはありませんが、緻密に仕上げられ、聞くほどに味わい深い演奏。ブックレットに寄せられたハンブルク・フィルの広報担当者の言葉によれば、この細かなテンポの動きも楽団の伝統の一つとのこと。ワーグナーの《指環》をピリオド楽器オーケストラで演奏するなど歴史的演奏習慣の研究にも意欲的なナガノだけに、ブラームス作品の演奏史も研究したはずですが、そうした緻密な研究を踏まえた上で、現在のハンブルク・フィルでしかなしえないものが結実した録音となっています。 (曲目・内容欄へ続く) ※国内仕様盤には越懸澤 麻衣氏による日本語解説が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10525

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    シベリウス(1865-1957)
    交響曲 第5番
    2つのセレナード
    2つの荘厳な旋律
    組曲『白鳥姫』 詳細ページ
    [ニコラス・コロン、クリスティアン・テツラフ、フィンランド放送交響楽団]

    発売日:2025年06月06日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    ニコラス・コロン&フィンランド放送響、待望のシベリウス・アルバム第2作は壮麗な交響曲第5番!
    テツラフを迎えた4曲も圧巻の出来ばえ。
    フィンランド放送響の首席指揮者は1927年の楽団創設以来フィンランド人が務めてきましたが、その歴史に新たなページを開いたのがイギリス人のニコラス・コロン。わずか1度の客演で首席指揮者に任命され、2021年9月に就任すると国内外で高い評価を樹立して任期も延長されています。 このコンビのデビュー作となった交響曲 第7番他(2022年5月発売)以来となるシベリウス・アルバム第2作が登場。交響曲第5番は前作でも示されたコロンの明晰かつ繊細な音楽作りが生きており、明るさや壮麗さのみならず、内声の動きがもたらす陰影によって曲に深い奥行きを与えています。翳りを感じさせる箇所でのオーケストラが奏でるサウンドに特有のほの暗さがあるのも、この楽団ならではの魅力。暗から明に至るグラデーションが豊かになり、クライマックスが一層輝かしく感じられるのもコロンの巧みな指揮の賜物です。 交響曲に劣らぬ魅力となっているのがテツラフを迎えた4曲。彼は2002年にシベリウスのヴァイオリンと管弦楽のための作品全集を録音しており、これらの曲が長らくレパートリーに入っていることが想像できます。当時の演奏は、輝かしいサウンドでメリハリが利いてダイナミック、曲の持つシンフォニックな立派さを感じさせるものでした。一方、今回の録音では、近年の彼がブラームスやシューベルトで見せるような細部の徹底した彫琢とそこから生まれる陰影の深さ、表出される情感の豊かさが増して、心理的なドラマを感じさせるものとなっています。サロン風の小品ともヴィルトゥオーゾ・ピースとも異なる、これらの曲の真価に迫った圧巻の演奏となっています。 セレナード第1番や『白鳥姫』の中には交響曲第5番と共通する音型も現れて、アルバムを通して聴くと発見の楽しみもあります。 ※国内仕様盤には神部智氏による日本語解説が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10531

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    発売日:2025年06月06日

    SACD-Hybrid国内仕様 解説日本語訳付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    好評を博している鈴木雅明によるバッハのオルガン作品全曲録音第7弾。前作に続きオランダのフローニンゲン、マティニ教会のアルプ・シュニットガー・オルガンを演奏して、ライプツィヒ・コラール集の残り7曲を収録しています。加えてバッハのオルガン・コラールの中でも人気の高い「目覚めよと呼びわたる物見の声」を含むシュープラー・コラール集全6曲も収録。 これらバッハのオルガン・コラールは、ルター派聖歌の親しみやすい旋律を素材にオルガニスト=作曲家バッハが粋を凝らして作り上げた珠玉の逸品揃い。鈴木雅明による格調高い演奏と、オルガン製作の歴史の中でひときわ名高いシュニットガー作の名器の響きでお楽しみください。 SACDハイブリッド・ディスクでのリリース。サラウンド再生では一層豊かな臨場感が味わえます。 ※国内仕様盤には原盤解説の日本語訳が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10532

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    〈5月30日発売予定〉予約受付中

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    発売日:2025年05月30日

    SACD-Hybrid 2枚組国内仕様 解説日本語訳付き価格:5,500円(税込、送料無料)

    好評を博した第1巻に続き、『平均律』第2巻が早くも登場!ソリスト、バッハ・コレギウム・ジャパンの首席指揮者、そして客演指揮者として活躍を続ける鈴木優人。2021年10月にトッパンホールで録音された『平均律』第1巻は、2024年3月に発売されると非常に高い評価を得ました。 この第2巻は第1巻と同じトッパンホールで、同ホール企画のシリーズ「鈴木優人 J.S.バッハを弾く」最終公演に先立って4日間をかけてセッション収録されたもの。プレリュードは曲によって舞曲的、アリア的、協奏曲的...と多彩な性格を持ち、続くフーガでは壮大かつ緻密な構造を持っている点は第1巻と同様ですが、第2巻では更なる完成度の追求と実験精神が織り込まれて複雑さを増しています。 華麗で繊細、同時に力強さも持つチェンバロの響きを美しくとらえた録音とともに、鈴木自身が語っていた「第2巻はバッハの集大成の一つ。プレリュードが魅せる様々な様式と、対位法の美の極致であるフーガが織りなす宇宙的な世界に浸れるのが幸せです」という思いを聴き手も共有できる素晴らしいセットです。 SACDハイブリッド・ディスクでのリリース。 ※国内仕様盤には原盤解説の日本語訳が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10536

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    ラフマニノフ(1873-1943)
    交響曲 第1番
    交響的舞曲 詳細ページ
    [ジョン・ウィルソン、シンフォニア・オヴ・ロンドン]

    発売日:2025年05月30日

    SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    ジョン・ウィルソンとシンフォニア・オヴ・ロンドンによるラフマニノフ・シリーズ完結編、
    最初の交響曲と晩年の傑作のカップリング。
    交響曲第1番は、初演の失敗により鬱状態となった作曲者がピアノ協奏曲第2番で名誉挽回したというエピソードの文脈で語られることが多いためか、第2番に比べると演奏頻度が格段に落ちますが、若きラフマニノフが本格的な交響曲作家としてのデビュー作として意欲を込めた創意と魅力的な楽想が近年見直されています。 一方、交響的舞曲は晩年の作品で、まず2台ピアノ版として完成させた後にオーケストラレーションを行い、最後のオーケストラ作品となったもの。ラフマニノフの作品によく引用されるグレゴリオ聖歌「怒りの日」の旋律が非常に印象的に使われています。交響的舞曲の第1楽章では交響曲第1番の主題が引用されており、その「響き合い」がこの2曲をカップリングした意図かもしれません。尚、ウィルソンは今回の録音に際して自筆譜を仔細に検討し、数か所の細部の誤りを訂正している模様です。 CHANDOSの看板プロデューサーとエンジニア、ブライアン・ピジョン&ラルフ・カズンズのコンビによる録音は今回も目覚ましく、オーケストラ全体の立体感と、細かい楽器の動きを明瞭に聞き取れる解像度が両立。この音だけでも楽しめる、そのような一枚に仕上がりました。 SACDハイブリッド・ディスクでの発売です。 ※国内仕様盤には増田良介氏による日本語解説が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10530

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    鈴木 雅明/バッハ・コレギウム・ジャパン
    ブラームス(1833-1897)
    ドイツ・レクイエム 詳細ページ
    [安川 みく、ヨッヘン・クプファー、鈴木 雅明、バッハ・コレギウム・ジャパン]

    発売日:2025年05月23日

    SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説・歌詞訳付き価格:3,520円(税込、送料無料)

    バッハ・コレギウム・ジャパン初のブラームス。
    大きな評判となった東京オペラシティでの感動がよみがえる
    バッハを中心に、モーツァルト、ベートーヴェンの宗教音楽を数多く録音し、高い評価を受けてきた鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンが、満を持してブラームスの傑作をとりあげました。 2024年1月19日に東京オペラシティ・コンサートホールで行われた演奏会は大きな評判となりましたが、これはその当日の演奏と、それに先立つ録音セッションをもとに制作されたものです。チェロとコントラバスに始まる冒頭の足取りの重さの中にも推進力のあるリズム、続く合唱の清澄な響きなど、冒頭からBCJらしい透明度高い響きに包まれます。第2楽章以降に聴かれる力強い表現もテキストと楽曲進行に沿ったもので、実に自然な流れでありながらたいへん効果的。どのような場面でも洗練とぬくもりを感じさせる合唱の上手さも際立ちます。バリトンとソプラノのソロも曲に寄り添った美しくも力強い歌声で、全体によく調和しながらも印象的に花を添えています。 バロックから古典派までの宗教音楽に新たな風を吹き込んできた鈴木雅明ならではの独自の視点で、このロマン派の名作にある種の清涼感と時に祝典的なまでの新たな光を当て、魂の慰安を歌い上げた素晴らしい演奏。コンサートマスターの寺神戸亮やホルンの福川伸陽、トロンボーンの清水真弓などワールドクラスのプレイヤーを擁する器楽陣の醸し出す響きも非常に魅力的です。 SACDハイブリッド・ディスクでのリリースで、見通しと音場感のバランスを両立させた優秀録音を十二分に堪能することが出来ます。 ※国内仕様盤には日本語解説と歌詞の日本語訳が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYDX-50408

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    プロコフィエフ(1891-1953)
    歌劇《戦争と平和》
    ドミトリー・チェルニアコフ演出 詳細ページ
    [ウラディーミル・ユロフスキ、バイエルン国立管弦楽団、アンドレイ・ジリホフスキー、オルガ・クルチンスカ 他]

    発売日:2025年05月23日

    Blu-ray国内仕様 日本語字幕・日本語解説付き価格:6,050円(税込、送料無料)

    バイエルン国立歌劇場より
    チェルニアコフ演出&ユロフスキ指揮、衝撃の《戦争と平和》登場!
    トルストイの小説『戦争と平和』は、19世紀初頭のナポレオンの侵略とそれに反撃するロシアの「祖国戦争」の時代を背景に、戦争と社会=人間関係の諸相を、壮大なスケールで描いたもの。1941年に勃発した独ソ戦下のソヴィエト連邦でプロコフィエフは、原作のアンドレイ・ボルコンスキーとナターシャの悲恋、二人の友人ピエールとの友情の物語を軸に、堕落した貴族社会、ナポレオン軍との戦闘、モスクワの炎上、そしてロシアの勝利で結ばれる壮大な歴史絵巻として台本を執筆・作曲しました。 作曲家没後70周年に当たる2023年、バイエルン国立歌劇場での初演となる本作のドラマトゥルギーを担当したマルテ・クラスティングは、「チェルニアコフ演出による《戦争と平和》は、モスクワの労働組合会館の「円柱の間」で繰り広げられる。自分の意志に反してこの建物に閉じ込められた人々は、いつ終わるとも知れないこの奇妙な共同生活の中、まるで集合的記憶を共有するかのように、それぞれの役柄になりきり、様々な場面を演じはじめる。演技と現実の境界は次第に曖昧になり、見せかけの戦いは血腥い衝突へと変貌する……(ノーツより抄訳)」と述べ、その演出はトルストイが創作した『戦争と平和』、プロコフィエフが独ソ戦下でそれを解釈・創作した《戦争と平和》の現代における再解釈であると位置づけています。 ロシア、ウクライナ、モルドヴァを初め10数カ国から優れた歌手たちが、このプロジェクトに起用されました。音楽監督のユロフスキの明晰なタクトに導かれて奏でられるプロコフィエフの音楽は、美しい抒情、憧憬と活気に溢れた『平和』と荒々しい狂騒と惨状に満ちた『戦争』を描いて、余すところがありません。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10526

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    リース(1784-1838)
    交響曲 第3番&第8番 詳細ページ
    [ヤンネ・ニソネン、タピオラ・シンフォニエッタ]

    発売日:2025年05月16日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    好評シリーズ、フェルディナント・リースの交響曲全集。第3集には第3番と第8番の2曲が収録されています。 交響曲第3番は、ロンドン・フィルハーモニック協会からの委嘱作で1815年5月15日にフィルハーモニック協会で初演されました。第1楽章の第1主題では変ホ長調が現れますが、すぐに転調し続く第2主題は珍しくハ長調が現れるなど聴き手を混乱させます。再現部で第2主題が変ホ長調に転調されるまで、主調は不明瞭なままです。コンパクトな編成による第2楽章、第3楽章のメヌエットでは、フルートの活躍やソロ・ヴァイオリンによる室内楽風の中間部が印象的です。第4楽章では、第1楽章の第1主題の変化形が随所に用いられ、作品全体が緊密にストーリー化されています。 第8番とされる変ホ長調の交響曲は彼の生前には出版されず、作品番号も付されていません。作曲時期や出版に関する混乱があり、1825年のニーダーライン音楽祭で初演された可能性が高く1834年にも演奏されたとされています。第3番と似た雰囲気を持っていますが、楽章間の統一性が強調され、特に半音進行によるテーマの関連が顕著です。この作品でリースはベートーヴェンに匹敵する交響曲作曲家としての技術的成長を示しています。 ニソネン盤は曲が内包する爆発的なエネルギーと色彩の面にフォーカスしており、転調の繰り返しを巧みに生かした非常にエキサイティングな演奏となっています。今作でも城代さや香(きのしろさやか)が第2ヴァイオリンをリードしています。 ※国内仕様盤には、相場ひろ氏による日本語解説が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10528

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    ブラームス(1833-1897)
    ドイツ・レクイエム
    (1868年ブレーメンでの初演再現の試み) 詳細ページ
    [ケイト・リンジー、ヨハン・クリスティンソン 他、ケント・ナガノ、ハンブルク・フィルハーモニカー]

    発売日:2025年05月16日

    SACD-Hybrid 2枚組国内仕様 日本語解説・歌詞訳付き価格:5,940円(税込、送料無料)

    祝祭的な雰囲気の中で行われた初演に迫り、「ドイツ・レクイエム」演奏の可能性を拓く2015/16シーズンからブラームス所縁のハンブルク市の音楽総監督を務め、ハンブルク州立歌劇場とハンブルク・フィルの首席指揮者として高い評価を得ているケント・ナガノが名作ドイツ・レクイエムを録音。知性派の彼らしく、一般的な形での演奏ではなく、1868年4月10日のブレーメンでの初演を再現しようとしたものです。その初演は「聖金曜日の聖なるコンサート」として企画され、2,500人もの聴衆を集めました。その実態は、厳粛な雰囲気の中での上演というよりは、現地の市民を対象とした祝祭的なイベント・コンサートであったようです。 ブラームス自身の指揮の下、ドイツ・レクイエムの最初の3章が演奏され、次に盟友ヨーゼフ・ヨアヒムをソリストに迎えた小品3曲を演奏。その後にドイツ・レクイエムの残りが演奏されますが、後に第5章となる「このように、あなた方にも今は」はまだ書かれていなかったので演奏されていません。驚くのはその後で、バッハの「マタイ受難曲」の有名なアリア「憐れみたまえ、我が神よ」がヨアヒムの妻アマーリエのソロで歌われ、更にヘンデルのメサイアからの3曲が演奏されて最後はかの有名な「ハレルヤ・コーラス」で晴れやかに幕を閉じた模様(この録音ではモーツァルトのオーケストレーションによるドイツ語歌唱版を演奏)。演奏会終了後には、居酒屋に繰り出した聴衆も少なからずいたようで、死者への想いを胸に粛々と家路に着くといった趣とは異なっていたようです。 原盤解説では、このようなドイツ・レクイエムの「楽しみ」方を「開かれた作品」と呼んで、同曲が他のさまざまな作品と組み合わせて演奏されてきた歴史的事実も指摘されています。当録音に歌劇場の合唱団ではなく、教会やアマチュアの合唱団からなる混成部隊を起用したのも、市民参加型の祝祭的な性格を意識したのかもしれません。しかしアマチュア・ライクな演奏や明るく朗らかな解釈になることは決してなく、入念緻密な仕上げで知られるケント・ナガノの指揮の下、歌手にもヴァイオリン・ソロにも当代随一の演奏家を揃え、極めて完成度の高い演奏が展開されています。ハンブルク・フィルの重心の低いサウンドも曲の性格にふさわしく、ドイツ・レクイエムを愛する人ならば是非手許に置いておきたいアルバムです。 SACDハイブリッド・ディスクでのリリース。 ※国内仕様盤には日本語解説と歌詞の日本語訳が付属します

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10529

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    発売日:2025年05月16日

    SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    クライバーン・コンクールの史上最年少優勝から15年。
    ハオチェン・チャンがピアノ・ソナタの2大傑作に挑む!
    2009年にヴァン・クライバーン・コンクールで史上最年少で第1位となったハオチェン・チャン(辻井伸行と1位を分け合いました)。当時はカーティス音楽院の学生でしたが、国際的な活動を通じて着実に実績を重ね、来日公演でも高い評価を得ています。非常に高度なテクニックの持ち主で、特にリスト作品では目覚ましい演奏を披露しますが、シューマンやブラームスといったドイツ・ロマン派のレパートリーでも作品の深みを伝えてくれます。フィラデルフィア管とのベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集の録音も大きな話題となったのも記憶に新しいところ。 このアルバムではピアノ・ソナタの歴史上でも最高難度にランクされる2作品を収録。「ハンマークラヴィーア」では込み入ったフーガを見事にさばき、長大なアダージョでも張り詰めた緊張感と瞑想的な雰囲気を保っています。リストのソナタでの構成感も立派。テクニックのもたらす余裕でしょうか、両曲ともに颯爽として爽やかな抒情が随所に感じられるのも印象的です。ハオチェン・チャンの成長ぶりを如実に伝える1枚です。 SACDハイブリッド・ディスクでのリリース。 ※国内仕様盤には、高坂はる香氏による日本語解説が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10523

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    発売日:2025年05月09日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    ショパンがマヨルカ島で弾いたものと同型楽器を使用!鍵盤古楽器の若き旗手ジュスタン・テイラーによるショパンが登場。プレイエルが1835年から1842年の間にだけ製造していたピアニーノ(アップライトピアノ)を使用し、ショパンがマヨルカ島で同型の楽器を使い書き上げた作品を中心に収録しています。 テイラー自身の編曲によるベッリーニの「清らかな女神よ」も収録。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10519

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    ラヴェル(1875-1937)
    〈ピアノ曲全集〉
    鏡、夜のガスパール、水の戯れ 詳細ページ
    [ジャン=エフラム・バヴゼ]

    RAVEL, M.: Piano Works (Complete) (Bavouzet)

    発売日:2025年04月25日 NMLアルバム番号:CHAN20287

    CD 2枚組国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    2025年に生誕150年を迎えるラヴェルのピアノ独奏曲全集。ラヴェルは自己批判的で慎重な作曲家でしたが、発表された作品の完成度は非常に高く、その多くが現在も演奏・録音され続けています。彼自身はヴィルトゥオーゾ・ピアニストではなかったものの、高度な技術を要すると共にピアノの演奏効果や表現力を見事に活かした作品を作曲。演奏者のバヴゼはこれを奇跡に例えています。また自身のピアノ作品を管弦楽化することも多く、演奏家やにとって多様な作品解釈の可能性を開いています。 ラヴェルのピアノ曲には、生涯を通じて彼を魅了したテーマが反映されているところにも注目。鐘の響き(「鐘の谷」、「絞首台」)、水の流れ(「水の戯れ」、「海原の小舟」)、スペインの影響(「グロテスクなセレナード」、「道化師の朝の歌」)、そして彼が特に好んだ、舞踏としてのメヌエット(5曲作曲)が挙げられます。バヴゼは、ラヴェルにスパイス感、シューベルトに通じる寂寥感、オーケストラのような色彩感を読み取ると語っています。 ジャン=エフラム・バヴゼは、1962年フランス生まれ。パリ音楽院でピエール・サンカンに師事、パウル・バドゥラ=スコダや二キタ・マガロフからも学びました。1986年国際ベートーヴェン・ピアノ・コンクール優勝。古典から前衛まで幅広いレパートリーを持ち、ジャズにも関心を抱く他、ドビュッシーの《遊戯》の2台ピアノ編曲も手掛けるなど幅広い活躍をしています。 ※国内仕様盤には八木宏之氏による日本語解説が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYDX-50402

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    ヴィヴァルディ(1628-1741)
    歌劇《バヤゼット》 詳細ページ
    [レナート・ドルチーニ、ソーニャ・プリーナ、ラファエレ・ペ 他フェデリコ・マリア・サルデッリ、フェニーチェ歌劇場管弦楽団]

    発売日:2025年04月25日

    Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:5,500円(税込、送料無料)

    パスティッチョ歌劇の傑作ヴィヴァルディ《バヤゼット》
    フェニーチェ歌劇場より映像世界初登場!
    ヴィヴァルディ後期の歌劇《バヤゼット》は、ヘンデルの歌劇の台本としても知られるニコラ・フランチェスコ・ハイムによる『タメルラーノ』に作曲し、1735年にヴェローナでシーズンの開幕作品として初演されました。ヴィヴァルディの自筆譜は、ストーリーを語るレチタティーヴォは完全な形で残っているものの、レチタティーヴォに続くアリアの幾つかが失われているため、研究者によってその再構築が試みられています。 また、この作品はヴィヴァルディの時代に広く行われていたオペラの劇作法「パスティッチョ(既存の作品の引用による混成)」によるもの。ヴィヴァルディは、この作品にナポリ楽派の人気作曲家たち(ジェミニアーノ・ジャコメッリ、リッカルド・ブロスキ、ヨハン・アドルフ・ハッセ)のアリア楽曲を取り入れています。 バロック・オペラの研究者でもある指揮者のフェデリコ・マリア・サルデッリが、失われたアリアに周到な吟味検討を加え、当時のオーケストラの楽器編成の研究成果も踏まえたヴァージョンを作成しました。さらにイタリア演出界の俊英ファビオ・チェレーザと舞台クリエイティヴチームが、作品のパスティッチョとしてのコンセプトを演出にも拡張。これによって出演者たちが舞台の前景でレチタティーヴォによって物語を語り、アリアは物語から切り離された25の短編の劇中劇(メタ・オペラ)として作品にちりばめられ、メリーゴーランドのような華やかな舞台となっています。 舞台に登場するのは2022年、新国立劇場《ドン・ジョヴァンニ》のレポレッロ役で好評を博した名バリトン、レナート・ドルチーニ、ヴィヴァルディを得意とし、熱気に溢れる歌唱を聴かせるコントラルト、ソーニャ・プリーナ、確かな技巧と表情豊かな歌唱で人気を集めるカウンターテナー、ラファエル・ペら歌唱演技に秀でた粒ぞろいの歌手たち。映画やドラマ、コンピューターゲームなど様々なシーンから引用された舞台の上で、サルデッリのタクトに導かれるオーケストラの生気溢れるヴィヴァルディの音楽に乗せて、この傑作パスティッチョを鮮やかに現代に蘇らせています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10520

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    〈無伴奏チェロ組曲集 第2集〉
    第2番、第3番、第6番(テオルボ編) 詳細ページ
    [今村泰典(テオルボ)]

    BACH, J.S.: Cello Suites, Vol. 2 - Nos. 2, 3, 6, BWV 1008, 1009, 1012 (arr. Yasunori Imamura for theorbo) (Yasunori Imamura)

    発売日:2025年04月11日 NMLアルバム番号:8.574618

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,530円(税込)

    「なぜリュートではなくテオルボを選択するのか。それは、チェロ組曲を撥弦楽器で演奏する際に、チェロ特有の優雅で重厚な響きを維持することが重要だと考えたからである。リュートでは音域がチェロよりも高く、その結果、響きが軽くなりがちであるため、チェロに近い音域を持つテオルボの方が、響きの面でより適していると判断した。 バッハのチェロ組曲はチェロで演奏する際にはそれだけで完璧であり、補筆の必要が全く無いが、これをそのままテオルボで演奏すると(中略)メロディーを奏でている際にはバスが欠如し、逆にバスを奏でる際にはメロディーが欠落している様に聞こえてしまう。その為、テオルボで演奏する際には、バスやメロディーに適宜補筆を施すことで、楽器の魅力を最大限に引き出し、テオルボの個性をより生き生きと表現することができる。 ではチェロ組曲をテオルボに編曲する為にバスをどのように付けるべきかについては、和声学および対位法の知識に基づく確固たる理論的根拠が必要である。そして、和声学および対位法の両方に深い関係のある、バロック音楽特有の通奏低音は決して無視できない。バロック様式に則したアプローチとして、チェロの旋律に対して通奏低音の観点からバスを補完することが、バロックのスタイルに最も忠実であると私は考える。 今回の録音において、私はテオルボ版の編曲に関して自身なりの解答を見出すことができたと考えている。本演奏を通じて、皆様に共感を抱いていただければ幸甚に思う。」 …今村泰典 日本語解説より抜粋 ※国内仕様盤には今村泰典氏による日本語解説が付属いたします。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10518

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    R.シュトラウス(1864-1949)
    ドン・ファン
    英雄の生涯 詳細ページ
    [レミ・バロー、ピルゼン・フィルハーモニー管弦楽団]

    発売日:2025年03月28日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    ブルックナーで独自の境地を見せたレミ・バローが
    リヒャルト・シュトラウスの新プロジェクトを開始!
    ザンクト・フローリアンの夏の音楽祭ブルックナー週間(Bruckner-Tage)の常任指揮者として、コロナ禍の期間を除いて毎年1曲ずつ録音した交響曲全集を完成させたレミ・バロー。2023年にリヒャルト・シュトラウス音楽祭に招かれると大成功を収め、翌2024年には常任指揮者に任命されました。ウィーンの老舗レコード店でもあるGramolaレーベルは、ブルックナーに続き、リヒャルト・シュトラウスの作品集の録音を開始。その第1弾が登場です。 リヒャルト・シュトラウス音楽祭(Richard Strauss-Tage)は、シュトラウスの没後40年にあたる1989年に、彼が後半生の多くの時間を過ごしたガルミッシュ=パルテンキルヒェンを舞台に始まった音楽祭。6月頃に開催され、室内楽や歌曲リサイタル、野外コンサート、講演会、新作を含む舞台作品、更にはシュトラウスの別荘を訪れるツアーなどが組まれています。そのハイライトがオーケストラ・コンサートで、2024年には「ドン・ファン」と「英雄の生涯」を含む2つのプログラムが演奏されました。 ここに収録されたのは、音楽祭に先立ってオーケストラの本拠で行われたコンサートとリハーサルでの演奏。音楽祭の会場の音響が録音向きでないとの理由で、今後もこの方式が採用される見込みです。 レミ・バローはパリ生まれ。パリ音楽院でジェラール・プーレにヴァイオリンを師事し、16歳の時に出会ったセルジウ・チェリビダッケから大きな影響を受けます。ウィーン国立歌劇場のヴァイオリン奏者として演奏した後に本格的に指揮を始めました。ブルックナーの録音ではザンクト・フローリアン特有の長い残響をふまえてチェリビダッケばりの遅いテンポを採ったバローですが、このシュトラウスでは端正な解釈を聴かせます。オーケストラの機能性や迫力で圧倒するタイプの演奏ではありませんが、管楽器・打楽器ともにギラつくことなく、良く溶け合った弦をベースにぬくもりを湛えた有機的なサウンドは独特の味わいを持っています。 ※国内仕様盤には日本リヒャルト・シュトラウス協会常務理事(事務局長)広瀬大介氏による日本語の解説が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYDX-50398

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    チャイコフスキー(1840-1893)
    歌劇《エフゲニー・オネーギン》 詳細ページ
    [ステファン・デグー、サリー・マシューズ、ボグダン・ヴォルコフ 他 アラン・アルティノグリュ、モネ劇場交響楽団&合唱団]

    発売日:2025年03月28日

    Blu-ray国内仕様価格:4,950円(税込、送料無料)

    ロラン・ペリー演出《エフゲニー・オネーギン》モネ劇場より新登場!世界中のオペラ・シーンで引く手あまたの人気演出家ロラン・ペリーが、チャイコフスキーのオペラに初挑戦。ペリーは制作に当たって「《エフゲニー・オネーギン》は、傑出した文学(プーシキンの韻文小説をチャイコフスキーが台本化)と音楽の類いまれな結びつきによる傑作……」とインタビューで語っています。 本作が上演されたモネ劇場は1700年創設のブリュッセルの名門歌劇場。近年の音楽監督にシルヴァン・カンブルラン、アントニオ・パッパーノ、大野和士ら錚々たる指揮者が名を連ね、旺盛な新制作の上演で知られています。 ペリーの創案による、スムーズな場面転換と時の流れを暗示するフロート式の舞台の上で、フランスの名バリトン、ステファン・デグーがタイトルロールの虚無的な貴族の青年オネーギン役を、イギリスの名花サリー・マシューズが夢見る少女から成熟した貴婦人に成長するタチヤナ役を、ロシア生まれのノルウェーの新星リリー・ヨルシュターがお転婆なオリガ役を、ウクライナの俊英ボグダン・ヴォルコフがナイーブなレンスキー役を見事に歌い演じます。加えて2016年からモネ劇場の音楽監督を務めるアラン・アルティノグリュが率いるオーケストラと合唱団が、憂愁と憧憬、劇的な高揚に彩られたチャイコフスキーの音楽を味わい深く奏でています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10516

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    マーラー(1860-1911)
    交響曲 第5番 嬰ハ短調 詳細ページ
    [パーヴォ・ヤルヴィ、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団]

    発売日:2025年03月14日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    パーヴォ・ヤルヴィ&トーンハレによるマーラーの交響曲全集始動!マーラーの交響曲にはこれまでに何度も取り組み、フランクフルト放送響とライヴ映像での全集(C-major)も完成させているパーヴォ・ヤルヴィですが、それから10年以上の時が経ち、本人が「適切な時間を待っていた」と語るセッションでの全集録音が、いよいよ始動しました。 首席指揮者を務めるチューリヒ・トーンハレ管弦楽団をこの大きな企画の相棒に選び、第一弾として送り出されるのは第5番。第1番から第4番までの様々な試みを経て、作曲家本人の新たな展開と器楽のみによる交響曲の新境地を切り開いたこの作品は、まさに門出にふさわしいものと言えるでしょう。周到に準備された演奏、そして録音も万全なもの。パーヴォが描く細部にまでこだわったフレージングと長大な作品を堅固に組み上げる見事な構築力、トーンハレ管の緻密なアンサンブル、そしてこのオケが持つ独特の輝かしさと翳りが深いコントラストを刻み、作品を彫の深いものに仕上げてその巨大なスケールを引き立てています。 ヴァイオリン両翼配置をはじめ、第3楽章のホルン・ソロを他のホルン・パートの逆サイドに立たせるなど、オーケストレーションの面白さやアイデアを引き立てる見通しの良い録音も特筆すべきものです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ALPHA1140

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    〈7月4日発売予定〉予約受付中

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    バッハ、アルビノーニ、テレマン:
    協奏曲とシンフォニア 詳細ページ
    [ソフィー・ジェント、キャスリーン・カジオカ、オリヴィエ・フォルタン、アンサンブル・マスク]

    発売日:2025年07月04日

    CD価格:2,775円(税込)

    精鋭集団アンサンブル・マスクの室内楽的魅力が映える選曲大バッハの2つのヴァイオリン協奏曲を前後に置き、バッハに影響を与えた同時代人テレマンとアルビノーニの弦楽作品をシンメトリーに配したプログラム。フランス語圏カナダ出身のチェンバロ奏者オリヴィエ・フォルタンを中心に名手が集うアンサンブル・マスクは、通奏低音以外のパートを一人ずつで演奏、バロック後期の合奏曲が本来的に備えていた室内楽的な味わいを引き出した解釈を聴かせてくれます。 2003年以来のメンバーであるソフィー・ジェントとバッハのヴァイオリン協奏曲を録音するのはフォルタンにとって「長年の夢だった」とのこと(ブックレット掲載のインタビュー〔仏・英・独語〕より)。ドイツ最大の人気作曲家だったテレマンの作品は、ローマ風の教会ソナタ様式とヴェネツィア風の独奏協奏曲様式をうまく掛け合わせた仕上がりで、ヴィオラ独奏を務めるキャスリーン・カジオカの立ち回りが見事です。5パートの対等なやりとりが興味深いアルビノーニ初期のシンフォニアは演奏者それぞれの音楽性をくまなく味わえるのが魅力。 ALPHAレーベル初期から活躍する敏腕技師アリーヌ・ブロンディオによる、奏者たちの編み上げてゆく音の綾を克明に伝える匠の仕事のおかげもあり、聴き進めるにつれバッハ作品の精緻な多声構造と他の各曲のつながりも見えてくる選曲に唸らされます。

  • 商品番号:ALPHA1153

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    〈7月4日発売予定〉予約受付中

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    発売日:2025年07月04日

    CD価格:2,775円(税込)

    英国最前線のグループが聴かせる、ヘンデル英国時代初期の4名品英国シーンの最前線をゆく古楽指揮者ジョナサン・コーエンとアルカンジェロによる、ヘンデルの名品集『シャンドス・アンセム』からの4曲。 ドイツ出身のヘンデルは当初ハンブルクの歌劇場、次いでオペラの本場イタリアで舞台音楽の作曲経験を積んだのち、30代前半に英国へ渡り不朽の名声を築きましたが、『シャンドス・アンセム』は英国に来て間もない頃、後に初代シャンドス公となったカーナーヴォン伯ジェイムズ・ブリッジズのために書かれました(一部は英国王室のために書いた既存曲の転用)。英国国教会の礼拝向けで英語の詩句が使われ、多くは3パートの合唱にヴィオラを欠いた3声の合奏を軸に作曲されています。現存する11曲のうち10曲は作曲者の存命中1748年に出版もされました。本盤ではそのうち4曲が選ばれ、8人の歌手と7人の弓奏弦楽器奏者、オーボエとファゴット各1、鍵盤2人とリュートからなる編成で緻密なアンサンブルを味わえます。 コーエン&アルカンジェロはこれまでもヘンデルの大小声楽作品で成功を収めており、2024年には大編成を要する晩期のオラトリオ《テオドーラ》の全曲録音(ALPHA1025)が英『グラモフォン』誌をはじめ批評各紙で高い評価を博しましたが、今回は一転、小ぶりの編成を活かした解釈が見事。声楽・器楽ともソロ部分が多く、室内楽的なやりとりの妙にも豊かな音楽的広がりにも事欠かない聴き応えあるアルバムに仕上がっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ALPHA693

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    〈7月4日発売予定〉予約受付中

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    〈HAYDN 2032〉
    ホルン信号
    ハイドン(1732-1809)
    交響曲 第31番・第48番・第59番[LP 2枚組] 詳細ページ
    [ジョヴァンニ・アントニーニ、イル・ジャルディーノ・アルモニコ]

    発売日:2025年07月04日

    LP 2枚組価格:5,175円(税込、送料無料)

    全て表題付きの傑作揃い!
    HAYDN 2032 ハイドン交響曲全曲録音シリーズ Vol.13 アナログ盤登場
    ハイドン生誕300周年にあたる2032年までに、この「交響曲の父」が残した107曲の交響曲全てを録音してゆくジョヴァンニ・アントニーニの注目企画、第13弾に高音質アナログ盤が登場。CDとオーディオ・データのダウンロードも付属しています。 エステルハージ侯爵家での30年近くに及ぶ現役活動中、ウィーンから遠く離れた侯爵領で世評を気にせず試行錯誤を繰り返しながら書かれたハイドンの一連の交響曲は、多彩な音楽作法で聴きどころが尽きませんが、今回はその中でも特に味わい深い中期前半の3曲を厳選。各パートのソロが多く聴きどころに事欠かない長大な第31番「ホルン信号」、独立した管楽器パートが一対のオーボエとホルンだけの小規模編成で変幻自在の展開が続く第59番「火事」、打楽器が入らないオリジナル版の演奏でも勇壮なスケールを存分に感じさせる第48番「マリア・テレジア」、といずれもアントニーニ自身の楽団であるイル・ジャルディーノ・アルモニコならではの、全奏者の個性が生かされながら豊かな一体感あふれる解釈が映える作品ばかり。 特に「ホルン信号」では、圧倒的かつ痛快な吹奏でデュナーミク豊かなサウンド作りをみせる4人のナチュラルホルン奏者たちの活躍もさることながら、コントラバスやヴィオラにまでソロが出てくる終楽章での大規模室内楽風アンサンブルが絶妙で、個々の楽器の妙味をじっくり味わえます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CKD751

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    〈7月4日発売予定〉予約受付中

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    ブラームス(1833-1897)
    ヴォルフ(1860-1903)

    歌曲集 詳細ページ
    [フローリアン・ベッシュ、マルコム・マルティノー]

    発売日:2025年07月04日

    CD価格:2,775円(税込)

    反目した2人の作品を並べ、それぞれを引き立て合う好企画リート解釈で世界的に認められ、巨匠ニコラス・アーノンクールの篤い信頼も得ていたオーストリア出身のバリトン、フローリアン・ベッシュと、英国を代表する歌曲伴奏者マルコム・マルティノー、LINNからリリースされたアルバムがいずれも高い評価を得ている2人によるブラームスとヴォルフの歌曲集が登場。 ドイツ・リートの最高峰と目されると共に自身はワーグナー信奉者であったヴォルフは、様々な音楽的手法に長けながら古典主義的とされたブラームスを辛辣に批判したと伝わりますが、2人とも感情の深い揺れと実存的哲学的な問いを音楽的に昇華させた素晴らしい歌曲を残しており、その作品を並べることで対比と共通性を探ることがこのアルバムのテーマとなっています。 ベッシュの深く滑らかな歌唱によりそれぞれの作品の美しさが際立ち、そのコントラストがお互いの作品の素晴らしさをむしろ引き立てる、聴き応えのあるアルバムです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:MV013

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    〈7月4日発売予定〉予約受付中

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    発売日:2025年07月04日

    CD価格:2,775円(税込)

    本場フランスの奏者が聴かせる機微と息吹を、ライヴ空間直送の音でマドリードに演奏会場を構えるフアン・マルク財団によるライヴ録音シリーズに、フランス随一のクラヴサン奏者クリストフ・ルセが登場。収録されている演目の全てが、フランス・クラヴサン音楽の粋たる大クープランの作品から厳選された小品というプログラムです。 「さまざまな肖像 Portraits」と題されているのは、鍵盤教師として上流社会の多くの人々と接してきたクープランが、実在人物になぞらえ名づけたと考えられる曲を重点的に選んでいるため。ルセはこの作曲家が第1と第2の曲集の間に発表した『クラヴサン奏法』に含まれる9曲を節目に置き、その後にそれぞれ同じ調の作品を続けて弾いています。そのためもあってかプログラムはなだらかに進行し、客席ノイズもあえてカットせず収録された一期一会の場の中、心地良い緊迫感のうちに続いてゆく演奏をじっくり味わえるのが嬉しいところ。ニュアンス豊かで機知に富んだルセのタッチが聴かせる色彩感は実に豊潤、打鍵で音に強弱をつけられない楽器の演奏であることを忘れてしまうほどで、まさに抜群の適性を活かした積年の経験の賜物というほかありません。 収録は2025年1月。欧州シーン最前線の空気を瑞々しく伝える1枚です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555564

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    〈6月27日発売予定〉予約受付中

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    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,100円(税込)

    スカルラッティからケクラン、ドビュッシー、カバレフスキーまで幅広いレパートリーを持つドイツのピアニスト、ミヒャエル・コルスティック。とりわけベートーヴェン作品の演奏では「ドクター・ベートーヴェン」の異名をとるほどで、1997年から2008年にかけて録音された「32のソナタ」をはじめ「ディアベリ変奏曲」や2014年のイルンベルガーとの「ヴァイオリン・ソナタ全集」、2020年から2021年にかけて録音された「ピアノ協奏曲全集」はどれも高く評価されています。 このアルバムはピアノ協奏曲全集の録音に前後して収録されたもの。ベートーヴェンに集中的に取り組むことで一層深められた理解と愛情のこもった1枚です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555616

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    〈6月27日発売予定〉予約受付中

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    ヘンデル(1685-1759)
    イタリア語カンタータとアリア集 詳細ページ
    [アマンダ・フォーサイス、オペラ・プリマ]

    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,775円(税込)

    アメリカ、ニューヨーク出身の実力派ソプラノ、アマンダ・フォーサイスと、イタリアの気鋭のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者クリスティアーノ・コンタディン率いるオペラ・プリマによる、ヘンデルの若き日のイタリア語カンタータ2編を中心とするアルバムです。 1707年に作曲された「捨てられたアルミーダ」は、トルクァート・タッソの「解放されたエルサレム」に題を取ったソプラノ独唱カンタータ。1708年に作曲された「死に瀕するアグリッピーナ」は、暴君ネロの母アグリッピーナを題材とするソプラノ独唱カンタータ。両作品とも、悲劇に見舞われる女性の激情を苛烈なまでに描き出した若きヘンデルの傑作です。恋人に去られたアルミーダ、息子に命を狙われるアグリッピーナという登場人物の揺れる心情を、さまざまな技法を用いて表現する圧倒的な才能を聴くことができます。 この2編の間に、長調によるシンフォニアとトリオ・ソナタが挟み込まれ、アルバムとしてのバランスが取られています。アルバムの最後には、カンタータと同時期に作曲された、ヘンデル最初のオラトリオ「時と悟りの勝利」(1707年)から抜粋されたレチタティーヴォとアリアも収録されています。 長年、バロック・オペラを中心に活躍し続けるフォーサイスの美声と表現力は、これらの作品に最適。才気煥発な若きヘンデルの意欲溢れる音楽を、見事な歌唱で描き出しています。バロック・ヴァイオリン界きってのヴィルトゥオーゾ、フェデリコ・グリエルモや、名通奏低音奏者ロベルト・ロレッジャンら、百戦錬磨のイタリアの名手が集うオペラ・プリマも、フォーサイスの歌をしっかりと支え、劇的な音楽をさらに盛り上げています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555678

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    リュリ(1632-1687)
    平和の牧歌
    シャルパンティエ(1643-1704)
    リュエイユの祭典 詳細ページ
    [ダニエレ・ロイター=ハラー、アーロン・シーハン他、ボストン古楽音楽祭声楽&室内アンサンブル]

    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,775円(税込)

    リュリとシャルパンティエというフランス・バロック音楽を代表するライバル作曲家が、それぞれ「レーゲンスブルクの和約」を契機として作曲した音楽劇を組み合わせた好企画盤。2022年にボストン音楽祭で上演された演目が2024年ブレーメンでも上演され、録音に至りました。 リュリの「平和の牧歌」は、フランスとスペインの間で行われた再統合戦争が1685年8月15日に結ばれたレーゲンスブルク和約によって終結したことを祝って、セニュレー侯爵が行った祝典で上演されたディヴェルティスマン。ジャン・ラシーヌ書き下ろしの台本により、戦争を勝利で終結させて平和をもたらした王を称賛する内容の音楽劇です。莫大な経費がかけられたこの祝典は盛大なものとなり、ルイ14世も称賛したと伝えられます。 シャルパンティエの「リュエイユの祭典」は、上記のセニュレーの祝典に対抗するために、ライバルだったリシュリュー侯爵(ルイ13世の宰相を務めた有名なリシュリューの曾甥)が計画した祝典用に依頼された音楽劇。リシュリューは音楽劇とともに王の騎馬像の除幕式の祭典の開催を企画しました。その綿密な計画が記録にも残っており、セニュレーの祝典をもしのぐ規模になるはずだった祝典は、様々な理由から頓挫し、実現には至りませんでした。 (曲目・内容欄に続く)

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574667

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    発売日:2025年06月27日

    CD価格:1,900円(税込)

    コンスタンティン・シェルバコフが弾く、
    リストの華やかなオペラ・トランスクリプション集
    リストは1830〜40年代、当時のオペラ人気に着目し、裕福な中流階級が自宅でその魅力を楽しめるように多くの編曲やパラフレーズを発表しました。これによりモーツァルトやドニゼッティの作品を広めるとともに、自身の超絶技巧と作曲家としての才能を示しました。物語性より音楽的表現を重視したこれらの作品は、生涯を通じて彼の重要な収入源でもあったようです。 ドニゼッティのオペラによる《ルクレツィア・ボルジアの追想》は、1840年に初版が出版され、1848年にリスト自身によって大幅な改訂が施された作品。さらに1880年頃、ジュゼッペ・ブオナミーチがリストの許可を得て構成を簡略化し、冗長さを排した完成度の高いバージョンを作成しました(本録音はその版によるものです)。 モーツァルトの《フィガロの結婚》の主題による幻想曲は、もともと《フィガロ》と《ドン・ジョヴァンニ》両方の主題を用いた幻想曲として構想されましたが、未完に終わり、自筆譜も不完全のまま残されました。リストを敬愛したフェルッチョ・ブゾーニは、その《フィガロ》部分のみを編曲し、《ドン・ジョヴァンニ》の要素を省略した形で1912年に出版しました。 《ルチアとパリジーナの2つのモティーフによるワルツ・カプリース》は、ドニゼッティの2つのオペラからの主題を1曲にまとめた作品です。1842年の初版では、それぞれの主題が異なる調で提示され、後に同じイ長調となり二重唱のように組み合わされ、エネルギッシュなコーダにはリスト自身の主題も加えられており、華やかに締めくくられます。後年の改訂版(8.570137に収録)では若干短縮されましたが、ここでは初版が演奏されています。 《ドン・ジョヴァンニの回想》は、1841年に作曲された非常に技巧的でドラマティックな作品。モーツァルトのオペラから墓地の場面、「お手をどうぞ」の二重唱とその変奏、華やかな「酒の歌」といった複数の場面が巧みに引用され、オペラのストーリーにリストならではのヴィルトゥオジティが融合しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CHAN20337

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    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,400円(税込)

    アメリカ、ロシア、日本の奏者によって2010年に創設された、ゲール語で「明るく」「晴れやかな」といった意味の名前を持つ「ニーヴ・トリオ」。この最新アルバムは19世紀末から20世紀初頭のフランス作品に焦点を当てたもので、作曲から完成までに5年以上を要したサン=サーンスの「ピアノ三重奏曲第2番」、規模こそ小さいものの、ロマン主義と印象主義の世界を橋渡しするようなメル・ボニスの「夕暮れと朝」に続き、アルバムの後半にはサリー・ビーミッシュによるドビュッシーの「海」の編曲版が収録されています。 ビーミッシュは、この交響的な作品をピアノ三重奏に編曲するにあたり、ドビュッシーらしい色彩感とテクスチュアを重視。その結果、この有名曲を新鮮な響きで楽しめる編曲が生まれました。

  • 商品番号:GRAM99339

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    〈6月27日発売予定〉予約受付中

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    〈ブルックナーの手紙と音楽 第3集〉
    ブルックナーとバイロイト
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    [ヴォルフガンク・ベック(朗読)、トーマス・ティーメ(朗読)、エリザベート・ヴィンマー(ソプラノ) 、ダニエル・リントン=フランス(ピアノ)]

    発売日:2025年06月27日

    CD価格:2,550円(税込)

    「ブルックナーの手紙と音楽」のシリーズ第3集では、ブルックナーの手紙と日記、彼あての手紙を引用して、ワーグナーへの崇敬や「バイロイト詣で」に焦点が当てられています。収録されている音楽はワーグナーの知られざる歌曲やピアノ曲。歌劇作曲家のワーグナーとは別の一面を知ることができるでしょう。 朗読はドイツの名俳優ヴォルフガンク・ベックとトーマス・ディーメが担当。ベックの味のある語りはブルックナーの語り口を連想させます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:IBALP003

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    〈6月27日発売予定〉予約受付中

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    発売日:2025年06月27日

    LP 2枚組価格:5,925円(税込、送料無料)

    1941年生まれのトルコのピアニスト、イディル・ビレットは16歳でデビューし、半世紀以上にわたりその卓越した技巧と音楽性で聴衆を魅了してきました。 このLPには彼女が4歳から愛着を抱いていたお気に入りのバッハ作品の他、彼女の師でもあったヴィルヘルム・ケンプの編曲による3作品、ビレットがケンプのために演奏したこともあるリスト編曲の「幻想曲とフーガ」など思い出深い作品が収録されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:YR-89196

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    発売日:2025年06月27日

    LP価格:5,325円(税込、送料無料)

    欧米のオーディオ・ファイルに人気のYarlung Recordsから注目のLPが登場。オライオン・ワイスが2007年に録音した音源をアメリカの著名なマスタリング・エンジニア、バーニー・グランドマンがカッティング。このラッカー盤をミュンヘンのハイエンド・オーディオ・ショーでデモンストレーションしたところ会場で大反響を呼び、市販が決定したものです。 音源自体はCD(YR-78873)と同じですが、45回転盤におさめるためエリオット・カーターとスクリャービンのソナタは省かれています。元の音源はメタル真空管VF-14を装着したオリジナル仕様のノイマンU-47を2本だけ使い、ミキシング等無しで24bitの2chデジタル・レコーダーにダイレクトに録音したもの。 ピアノ録音の理想を求めたマイク・セッティング、自社製の銀線ケーブルやマイク・アンプなどの周辺機器、更に1948年創業のドイツの老舗Pallas社でのプレスまで、入り口から出口までこだわり抜いたハイファイ仕様となっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:HSP012

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    〈6月20日発売予定〉予約受付中

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    2人でカンタータ
    ~ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作品集~ 詳細ページ
    [OVNIバロック(エマニュエル・ドーヴァン、ヘザー・ニューハウス)]

    発売日:2025年06月20日

    CD価格:2,775円(税込)

    ヴァイオリン+オルガン足鍵盤+独唱だけで織りあげられるバッハ世界17世紀末のドイツ北方で活躍した作曲家ブルーンスの先例に倣い、バロック・ヴァイオリンを弾きながらオルガンの足鍵盤で通奏低音パートも演奏するフランスの俊才エマニュエル・ドーヴァン。先行盤(HSP007)ではビーバーとバッハがヴァイオリンと通奏低音のために書いたソナタ群に無伴奏作品を交え充実した解釈を聴かせましたが、今回のアルバムではフランス語圏を中心に古楽、オペラ、越境系ステージワークなど幅広く活躍する歌手ヘザー・ニューハウスが共演。自作をさまざまな編成向けに頻繁に編曲していたバッハの作品から楽章を厳選し、全てソプラノ+ヴァイオリン+オルガン足鍵盤の編成で演奏できる、ひと続きの長大な教会カンタータを模したプログラムを編作しました。 オルガン曲でコラール主題を辿るパートをニューハウスが歌い、ドーヴァンが対旋律パート(ヴァイオリン)と低音部(足鍵盤)で演奏したり、レチタティーヴォでは記譜音を足鍵盤で、和声をヴァイオリンの重音で添えるなど細部の工夫も注目に値しますが、オリジナル通り演奏される無伴奏作品も含め、各曲の展開をよく読み解いた演奏の充実度も見事なもの。ニューハウスの声もドーヴァンのヴァイオリンも高音域まで妥協ない美に貫かれ、バッハ作品の音の綾を辿る喜びを堪能させてくれます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ICAC-5184

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    ショスタコーヴィチ(1906-1975)
    交響曲 第1番
    ニールセン(1865-1931)
    交響曲 第5番 詳細ページ
    [ヤッシャ・ホーレンシュタイン、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団]

    発売日:2025年06月20日

    CD価格:2,175円(税込)

    ホーレンシュタインによるショスタコーヴィチ1番、ニールセン5番ライヴ、
    新リマスターで登場
    BBCのアーカイヴから、ヤッシャ・ホーレンシュタイン(1898-1973)の英国ライヴが登場。 現ウクライナのキーウに生まれ少年時にウィーンへ移住、当地で音楽教育を受けた彼はベルリンでフルトヴェングラーのアシスタントを務めるなどをした後、1929年にデュセルドルフ歌劇場の音楽監督に就任しました。しかしナチスの台頭から逃れてアメリカに移住した後は生涯主要な音楽的ポストに就くことなく、戦後ヨーロッパに戻ってロンドン交響楽団ほか英国の各オーケストラとも深い絆を結びながらマーラーやブルックナーの演奏で高い評価を得ましたが、商業録音には恵まれませんでした。 ここに収録されたショスタコーヴィチの交響曲第1番も商業録音が残っていない曲の一つですが、作品への献身的な解釈に裏打ちされた活気がたいへん印象深い演奏を聴かせています。かつてDOREMIからエアチェック音源と思われるリリースなどがあった演奏ですが、今回オリジナルテープからの新リマスターが待望の登場です。 ホーレンシュタインが個人的に知己を得ていたニールセンの交響曲第5番はUnicornレーベルにスタジオ録音も残していますが、この演奏はその約2年後に行われた同じニュー・フィルハーモニア管弦楽団とのライヴで、IMPクラシックスのBBCシリーズでもリリースされていたもの。ニールセンの戦争交響曲ともいわれるこの作品の個性を強烈に引き出しており、第1楽章のスネアドラムの扱いなどもたいへん印象的。今回のCD化にあたってどちらの作品もポール・ベイリー(Re:Sound)により丁寧なリマスターが施されており、演奏が活き活きと立ったものになっていることは特筆ものです。 余白には英国の音楽学者でマーラー10番のクック版でも有名なデリック・クックを聞き手に、ホーレンシュタインがニールセンとの友情について語る、英語による6分弱のインタビューが収録されています。

  • 商品番号:8.226929

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    〈6月13日発売予定〉予約受付中

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    発売日:2025年06月13日

    CD価格:2,400円(税込)

    エリック・サティの影響は現代の音楽に広がっており、ジョン・ケージもサティを「欠かせない存在」と称賛し、彼の作品に大きな影響を受けました。サティは作品にユニークな指示やタイトルをつけて、クラシック音楽の伝統に一石を投じるとともに、ミニマリズムの先駆けでもある「冷たい小品」なども遺しました。サティの作品は今でも多くの発見を与えてくれます。このアルバムにはあまり耳にすることのない小品が多く選ばれており、サティの再発見に繋がる1枚と言えるでしょう。 演奏はデンマーク生まれのクリスティーナ・ビェルケ。地元の音楽院で学んだ後、ジュリアード音楽院に留学、シーモア・リプキンに師事し、現在はデンマーク国立音楽アカデミーで後進の指導に当たっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574639

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    モーツァルト(1756-1791)
    〈ミサ曲全集 第6集〉
    K.49, 65, 220, 257 詳細ページ
    [クリストフ・ポッペン、ケルン室内管弦楽団、ケルン大聖堂合唱団&声楽アンサンブル]

    発売日:2025年06月13日

    CD価格:1,900円(税込)

    モーツァルトはザルツブルク宮廷に仕えていた若き日々に、多くのミサ曲を作曲しました。中でも12歳のときに書かれた優美なミサ・ブレヴィス K. 49や、1776年に完成した劇的なハ長調「クレド」K. 257は、宗教音楽に力を注いだこの時期の代表作です。 「クレド」ミサは、反復される「クレド」のモチーフを軸に、ドラマティックな構成と舞台音楽的手法を取り入れた独創的な作品で、ザルツブルク時代の代表的作品の一つとされています。ミサ・ブレヴィス K. 65は、1769年にザルツブルクの徹夜祈祷のために書かれたもので、厳粛さや敬虔さを表すとされるニ短調という調性が、宗教的儀式の荘厳な雰囲気を強調しています。一方、ミサ・ブレヴィス K. 220は、サンクトゥスに見られる鳥のさえずりのようなモチーフから「すずめのミサ」と呼ばれ、金管と打楽器が効果的に使われています。 全体を通して、明るさと喜び、そして終曲の合唱による深い平安が印象に残る作品です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.660523

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    マイール(1763-1845)
    歌劇《アモール・ノン・ア・リテーニョ》 詳細ページ
    [イェリー・スー、マルクス・シェーファー、ダニエル・オチョア 他、フランツ・ハウク、コンチェルト・デ・バッスス]

    発売日:2025年06月13日

    CD 3枚組価格:3,900円(税込、送料無料)

    ジモン・マイールの《アモール・ノン・ア・リテーニョ》は、1804年にミラノ・スカラ座で初演された歌劇です。スペインのサモラを舞台とし、作曲当時の名歌手たちを揃えたこの上演は大成功を収め、後に《La fedeltà delle vedove(ヴェドーヴェの堕落者)》として改作され、さらに人気を博しものの、その後は上演機会に恵まれず、忘れられてしまいました。 夫を亡くしたばかりのルイージア(プリンチペッサ)を巡って展開されるこの物語は、彼女に言い寄るコミカルな求婚者たち、そして彼女の心を射止めようと策を弄するドゥーカの姿が描かれています。ドゥーカは哲学者や騎士に変装してルイージアに接近し、ついには彼女の愛を勝ち取り、二人の求婚者モリオーネとフルスベルゴも、それぞれルイージアの侍女エレーナとラウリーナと結ばれ、最終的に作品はタイトルにもなっている「Amor non ha ritegno(愛にはためらいがない)」の合唱で幕を閉じます。 この上演でルイージア役を務めたのは、バロック音楽と現代音楽の両分野で活躍する韓国出身のソプラノ、イェリー・スー。愛に目覚めていく女性像を表情豊かに演じています。ドゥーカ役は名テノールのマルクス・シェーファーが担当し、モリオーネ役にはドイツ・リートやカンタータの録音で知られるダニエル・オチョアが配されています。さらに、フルスベルゴ役にはニクラス・マルマンが起用され、コミカルな歌唱で物語に華を添えています。ヨハン・ジモン・マイールの作品紹介に力を注ぐフランツ・ハウクとコンチェルト・デ・バッススの好演も、大きな聴きどころとなっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:BIS2608

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    発売日:2025年06月13日

    SACD-Hybrid価格:2,850円(税込)

    キアロスクーロ四重奏団のハイドンの旅、更に前進アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団。2005年に結成され、2016年4月には初来日公演も大成功を収めました。以降、しなやかな音色とダイナミックな演奏が多くの聴き手から高く評価されています。 2023年4月にリリースされた、ハイドンの弦楽四重奏曲《作品33》より最初の3曲(BISSA2588)は、「作品の本質に迫る、驚くほど忠実な演奏」(Diapason誌)と称賛され、多くの賞を受賞しました。そして今回のアルバムでは、このセットの残り3曲が収録されています。 1781年に作曲された《作品33》は、「ロシア四重奏曲」とも呼ばれ、ロシアの大公パーヴェル(のちの皇帝パーヴェル1世)に献呈されました。それまでのハイドンの作品に比べて大きなスタイルの変化があり、当時の聴衆の好みに合わせて、より軽やかで親しみやすい音楽が目指され、リズムにも生き生きとした魅力が感じられます。この曲集は、「古典派の弦楽四重奏曲」の始まりを示す重要な作品とされており、モーツァルトが大きな影響を受けて《ハイドン四重奏曲》を生み出したことでも知られています。 キアロスクーロ四重奏団は、ハイドンの弦楽四重奏曲を歴史的な奏法に基づく深い理解とともにたどるプロジェクトを2020年以来続けており、すでに《作品20》と《作品76》が発売済みです。 SACDハイブリッド・ディスクでのリリース。

    収録作曲家:

  • 商品番号:C230172

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    ショスタコーヴィチ(1906-1975)
    歌劇《ムツェンスク郡のマクベス夫人》 Op.29 詳細ページ
    [クルト・リドル、アンゲラ・デノケ 他、インゴ・メッツマッハー、ウィーン国立歌劇場管弦楽団]

    発売日:2025年06月13日

    CD 2枚組価格:2,475円(税込)

    ショスタコーヴィチのオペラ《ムツェンスク郡のマクベス夫人》は、1930年に作曲が始まり、1934年に初演され各地で成功を収めましたが、スキャンダラスな表現が批判され、1936年にスターリンの激しい非難を受けたことが契機となって封印されてしまいます(後に《カテリーナ・イズマイロワ》として改訂されて上演が許可される)。1970年代末に初演版がムスティスラフ・ロストロポーヴィチによって演奏・録音され、2009年にはウィーン国立歌劇場で初の同版の上演が行われました。 本録音にはその公演が収められており、近現代オペラの第一人者インゴ・メッツマッハーが指揮を担当。アンゲラ・デノケを中心に、クルト・リドル、ミッシャ・ディディクが見事な声を聴かせます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CHSA5352

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    発売日:2025年06月13日

    SACD-Hybrid価格:2,700円(税込)

    好評シリーズ、アルペシュ・チャウハンとBBCスコティッシュ交響楽団によるチャイコフスキー管弦楽作品集。この第3集は、交響曲よりも自由な形式で書かれた管弦楽組曲第2番を中心に、歌劇《エフゲニー・オネーギン》から「間奏曲とワルツ」、「ポロネーズ」などの有名曲をはじめ、学生時代の作品「雷雨」と歌劇《チャロデイカ》からの曲が並び、最後は勇壮なスラヴ行進曲で幕を閉じるという選曲です。チャウハンは、オーケストラから精緻な音を引き出すとともに、あまり演奏されない作品でも細部まで行き届いた演奏を聴かせます。名プロデューサー、ブライアン・ピジョン&録音エンジニア、ラルフ・カズンズのコンビによる収録。SACDでのリリースです。 バーミンガム出身の指揮者アルペシュ・チャウハンは、スクロヴァチェフスキに師事し、ヴァシリー・ペトレンコやファンホ・メナのマスタークラスに参加。2014〜2016年にはバーミンガム市交響楽団の副指揮者を務め、アンドリス・ネルソンス、エドワード・カードナーの薫陶を受けました。2015年にデビュー後、アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルの首席指揮者に就任し、ブラームスの交響曲全曲などを指揮。現在はデュッセルドルフ交響楽団の首席客演指揮者、バーミンガム・オペラ・カンパニーの音楽監督を務める傍ら、世界各地の主要オーケストラに客演しています。また、音楽教育にも積極的に関わり、若い音楽家の支援に尽力しています。2022年に大英帝国勲章OBEを受章しました。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ALPHA691

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    発売日:2025年06月06日

    LP+CD+音源DL付価格:5,175円(税込、送料無料)

    金管・打楽器の華々しい活躍と、あの謎の名曲
    絶好調の全曲録音シリーズ第12巻に高音質アナログ盤登場
    2032年の作曲家生誕300周年に向け、100曲以上が現存しているハイドンの交響曲の全てを録音してゆくジョヴァンニ・アントニーニのHAYDN 2032プロジェクト。今回はハイドンがエステルハージ侯爵家での作曲経験を充分に積み、ひときわ充実した楽器編成のために交響曲を書く機会が増えてきた1775~76年の作品3曲に、「おもちゃの交響曲」を加えた選曲。20世紀にヨーゼフ・ハイドン作ではないと判明して以降、レーオポルト・モーツァルトかエドムント・アンゲラーかなど、異説が多く提唱されながらも今なお作曲者が確定していない「おもちゃの交響曲」ですが、少なくとも1760年代には楽譜が存在していた真正の18世紀作品であることだけは間違いなく、滅多になされない古楽器での録音を俊才アントニーニによる技ありの指揮で聴けるのは画期的です。 ハイドン作の3曲のうち比較的知られている第69番は、晩年まで戦果を上げ続けた老将軍ラウドン(ロウドン)にちなんだ作品。トランペットとティンパニが響きに華やぎを添えます。第66番は比較的小ぶりの編成ながら、豊かな音作りにハイドンの芸術性の充実が感じられるもの。 イル・ジャルディーノ・アルモニコやゼフィーロでも活躍する名手エミリアーノ・ロドルフィ(オーボエ)や、引く手あまたのカルレス・クリストバル(ファゴット)など俊才古楽器奏者も加わるバーゼル室内管弦楽団の機動力も頼もしく、音楽学者クリスティアン・モーリッツ・バウアーによる最新研究を踏まえた恒例の解説(英・仏・独語)とともにハイドン作品の奥深さを十全に伝えてくれます。 豪華版アナログが登場です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:C7460

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    ショスタコーヴィチ(1906-1975)
    ジャズ組曲/バレエ組曲/協奏曲[3枚組] 詳細ページ
    [スティーヴン・スローン、ドミートリー・キタエンコ、ルッツ・ケーラー、ジェイムズ・コンロン]

    発売日:2025年06月06日

    CD 3枚組価格:4,200円(税込、送料無料)

    ショスタコーヴィチの没後50年を記念してかねてから人気の高いアルバムを再編集しBOX化。ショスタコーヴィチは、交響曲や弦楽四重奏曲で知られる一方、「ジャズ組曲」や「タヒチ・トロット」、「バレエ組曲」などに見られる快活でユーモラスな一面も持っています。この3枚組には、これらの作品に加え、ユーモアに富んだピアノ協奏曲や、重厚なヴァイオリン協奏曲も収録されており、作曲家の多面的な魅力を伝えています。 ピアノ協奏曲で活躍するトランペットを演奏するのは名手ラインホルト・フリードリヒ。ヴァイオリン協奏曲のソリストはウラディーミル・スピヴァコフと独奏者の顔ぶれにも注目です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:C7465

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    発売日:2025年06月06日

    CD 4枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    ショスタコーヴィチは、交響曲や室内楽で広く知られており、人気のある組曲や映画音楽の一部も耳にする機会は多くあります。しかし、彼の管弦楽伴奏による歌曲はあまり演奏される機会がありません。比較的広く親しまれているのは1949年に、ソビエト連邦の自然改造計画の一環でおこなわれた植林事業を讃えるために作曲されたオラトリオ「森の歌」あたりでしょう。 このアルバムでは、そんなショスタコーヴィチの知られざる名作の数々を、ミハイル・ユロフスキが指揮するケルン放送交響楽団による演奏で紹介しています。同オーケストラは、これまでにもセミヨン・ビシュコフやルドルフ・バルシャイといった指揮者のもとで、ショスタコーヴィチ作品の豊かな演奏伝統を築いてきました。 他にもテノールと管弦楽のための「日本の詩による6つの歌曲」や、バスと管弦楽のための「ミケランジェロの詩による組曲」、「ユダヤの民族詩より」などの作品が収録されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:C7470

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    発売日:2025年06月06日

    CD 4枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    「弦楽四重奏曲第8番」はファシズムと戦争の犠牲者に捧げられた重厚な作品。ここでは、ルドルフ・バルシャイが編曲した室内交響曲版で聴くことができます。 作曲者が30代になって初めて取り組んだ弦楽四重奏である第1番や、彼が残した室内楽作品で最もよく演奏されているピアノ五重奏曲も聴きどころ。ショスタコーヴィチ自身がショパン・コンクールに出場するほどの優れたピアニストだったので、2曲のピアノ・ソナタに加え「24の前奏曲」(後年の「24の前奏曲とフーガ」とは違った趣の作品)、2台ピアノのための作品なども実に優れた出来栄えとなっています。 またユーモラスな「タランテラ」や、息子マキシムのために書かれた遊び心溢れる「コンチェルティーノ」などでは、気難しい印象の強いショスタコーヴィチの明るい面を垣間見ることも。さらに、アルフレート・シュニトケによるオマージュ「ドミトリー・ショスタコーヴィチの思い出に捧げる前奏曲」も収録されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CKD760

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    発売日:2025年06月06日

    CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    ラッスス芸術の重要分野を探るシリーズ第2弾は、充実の器楽合奏と共に盛期ルネサンス屈指の大家ラッススが、長い生涯の間100以上の作例を残した聖母の讃歌「マニフィカト」の全貌を探るシリーズ第2弾。2024年にリリースされた第1弾(CKD660)は少数精鋭ア・カペラ編成でしたが、今回はラッススの職場だったバイエルン公宮廷で多数の器楽奏者が聖歌隊と共演していたことを踏まえ、木管コルネット2とサックバット(トロンボーン)4、ドゥルツィアン(ファゴットの前身となった低音木管楽器)1からなる吹奏楽団が一基のオルガンと共に参加。総勢9名の歌手陣が織りなす多声の綾を豊かな響きで彩ります。 ラッスス自身、あるいはジャケス・デ・ヴェルトやジョスカン・デプレら先人たちが手がけた多声モテットを元に、その音楽素材をさまざまな形で転用したマニフィカトが大小8作、それぞれの転用元作品と交互に続き、作曲家ごと、作品ごとの手法の違いを味わえる構成。心地よい安定感の中で緊密なアンサンブルを聴かせるフィリップ・ケイヴ指揮の演奏陣には、自身も合唱指揮者として豊かな実績を誇るエドワード・ヒギンボトムがオルガンで参加。長きにわたる聖歌隊の伝統に支えられた英国古楽シーンの充実を感じさせる、知的興奮と音楽的発見に満ちた2枚組となっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:LBM076

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    発売日:2025年06月06日

    CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    2019年、ポール・セリによって設立されたカトク・アンサンブルは、アルデッシュ地方で開催されるカトク・フェスティバルでの活動をメインに行う可変的なアンサンブル。フェスティバルでのライヴを収めたこのアルバムが、アンサンブルのデビューCDとなります。活き活きとした感情の動きを大切に、出来るだけ多くの人の心にアクセスしたいという情熱を共有しているという彼ららしい、実に瑞々しい音楽を楽しむことが出来ます。 パリ国立高等音楽院出身の俊英、岡田修一が参加。

  • 商品番号:SM473

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    モーツァルト(1756-1791)
    ピアノ協奏曲 第20番・第24番 詳細ページ
    [チェン・ゼン、ポール・メイエ、マンハイム・プファルツ選帝侯室内管弦楽団]

    MOZART, W.A.: Piano Concertos Nos. 20 and 24 (Zhen Chen, Kurpfälzisches Kammerorchester, P. Meyer)

    発売日:2025年06月06日 NMLアルバム番号:SM473

    CD価格:2,175円(税込)

    2023年にモーツァルトのピアノ協奏曲第15番と第21番のアルバムを発表した中国出身のチェン・ゼン。今作では第20番と第24番という短調の2曲を選び、明るさを湛えた前作と対照的な選曲をしています。 前作ではトーマス・レスナーが指揮を担当していましたが、今作ではポール・メイエを指揮者に迎え、同じオーケストラで指揮者が変わることで、二人の指揮者の芸術的アプローチの違いを楽しむことができます。また、この録音においてチェン・ゼンはカデンツァの選択に際し、「ソリストの見せ場になると同時に、楽章全体の雰囲気や性格になじむもの」として、第20番にはベートーヴェン、第24番にはバドゥラ=スコダのカデンツァを採用しました。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574582

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    モーツァルト(1756-1791)
    管弦楽舞曲のピアノ・トランスクリプション集 詳細ページ
    [トゥン・グエン]

    MOZART, W.A.: Piano Transcriptions of Orchestral Dances (Tung Nguyen)

    発売日:2025年05月23日 NMLアルバム番号:8.574582

    CD価格:1,900円(税込)

    ベトナム出身のピアニスト、トゥン・グエンによるモーツァルトの舞曲集。1772年から1782年にかけてモーツァルトが主にザルツブルクに滞在していた時期に作曲された作品が収録されています。宮廷楽団の首席ヴァイオリン奏者に就任した彼は、職務の一環として楽団のために舞曲を作曲することが求められましたが、これらの編曲の多くは自宅での演奏を目的として作られたものと考えられます。 コントルダンス K.269bはコロレド大司教の甥で後にモーツァルトの後援者となるツェルニーン伯爵に捧げられたものですが、鍵盤用の編曲は4曲のみがミヒャエル・ハイドンによる写本を通じてのみ伝わっており、真の編曲者がモーツァルトかどうかには疑問が持たれています。 行進曲 K.408-1(383e)は、唯一ウィーンで書かれた曲。コンサートの幕間用の作品をコンスタンツェのために鍵盤用に編曲したものです。グエンは歴史的演奏実践に基づき、リピート部分での装飾や即興を取り入れた演奏を展開しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:BIDD85061

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    発売日:2025年05月23日

    CD価格:2,175円(税込)

    マイラ・ヘスと弦楽器奏者達との共演を復刻した「弦のBiddulph」らしいアルバム。 ヘスは1916年にロンドンでイェリー・ダラーニと初めて会って意気投合、3歳違いの二人は親友となり、20年以上にわたって共演を重ねました。1928年には『テレグラフ』に「これほど素晴らしいデュオはイザイとブゾーニ以来無かった」と絶賛する記事が出るほどの高い評価を得ています。このアルバムでは英コロンビアへのピアノ三重奏曲の録音を復刻していますが、チェロ奏者も豪華。シューベルトの第1番ではエルガーのチェロ協奏曲の初演者として知られるフェリックス・サモンド、ブラームスの第2番では日本でもなじみ深いガスパール・カサドが参加しています。 両曲とも第1楽章では拍をしっかり刻むヘスのピアノに乗って音楽が堂々と進み、緩徐楽章では夢見るような柔らかな音に変貌、スケルツォは小気味よく弾み、明るく粒のそろったピアノの高音は真珠に例えたくなるほど。シューベルトの終楽章は朗々とした歌が生き生きと紡がれてゆき、ブラームスでは非常にエネルギッシュ。彼女はこの前年に大きな手術をして体調を崩していましたが、それが信じられないほどの燃えようです。 ダラーニのテクニックと高音の輝かしさも見事で、特徴的なポルタメントもしっかり録音されています。チェロの二人が彼女らに伍して引けをとらないことは言うまでもありません。ヘスはブラームスの第2番を戦後シゲティ&カザルスと録音しており、そちらが有名になった分、このSP時代の録音はほぼ埋もれた状態でした。このCDは貴重な復刻です。 間にはさまれたシューベルトのピアノ・ソナタは「おまけ」のように見えますが、彼女の演奏を味わうには最適かもしれません。第1楽章はアレグロ・モデラートの指定ながら、ゆったりと優雅な歩みで楽想を愛でてゆくよう。第2楽章アンダンテもほとんどアダージョのようで優美の極み。第3楽章では一転して快速なテンポ。輝くような音色と躍動的な演奏が爽快かつチャーミングです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:BIS2487

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    〈発売中〉在庫あり

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    発売日:2025年05月23日

    CD価格:2,850円(税込)

    ミクローシュ・シュパーニによるカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの鍵盤独奏作品全集の第42集。第40集から続く鍵盤楽器とオーケストラのために書かれた協奏曲の編曲版を収録しています。曲間にはソナタの初稿の楽章も収録されており、C.P.E.バッハの創作過程をたどることができます。 Wq 43の協奏曲の編曲版はC.P.E.バッハが1772年に6つの協奏曲を出版する際、愛好家が自分で演奏して楽しめるように作ったもの。これまでタンジェント・ピアノを中心に使用してきたシュパーニですが、本作ではクラヴィコードを選択しました。その理由について、「クラヴィコードは極めて繊細なダイナミクスのニュアンスを生み出せる楽器であり、楽曲が必要とするダイナミクスの対比を的確に表現できる」と述べています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:BIS2538

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    発売日:2025年05月23日

    SACD-Hybrid価格:2,850円(税込)

    2006年の「ピアノ・ソナタ集」に続く待望のエフゲニー・スドビンによるスクリャービン作品集卓越したテクニックと作品への強い共感を感じさせる解釈で注目されるスドビン。彼はスクリャービンの大ファンで、当CDのブックレットにも自ら筆を執り、「その作品は神秘主義への独自のアプローチを示しており、ある種の宗教儀礼のように人を虜にしてしまう効果がある。弾き手も聴き手も気を付けましょう」という趣旨のことを書いています。見事なピアニズムと考え抜かれた曲順が相まって、アルバムは激しい陶酔と深い瞑想をたどる旅のよう。初期作品の、左手のための2曲がひたすらに美しく夢のように締めくくります。 エフゲニー・スドビンは1980年サンクトペテルブルク生れ。ドイツとイギリスで研鑽を積み現在はロンドンに在住。BISレーベルからスカルラッティのソナタ集でデビューした後、チャイコフスキー、ベートーヴェン、ラフマニノフ作品のアルバムで高く評価されています。 SACDハイブリッド・ディスクでのリリース。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CKD774

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    発売日:2025年05月23日

    CD価格:2,775円(税込)

    新鋭ピアニスト、アリエル・ラニのデビューCDイスラエル出身のアリエル・ラニは、2021年のリーズ国際ピアノ・コンクールで3位、同年にはLINNから配信のみのシューベルト・アルバムでデビューし、2023年にはルドルフ・ブッフビンダーが選出する若いアーティストのためのピアノ賞プリ・セルダンに選出、2024年にALPHAからリリースされた「次世代ソリストたちによるモーツァルト Vol.9」でロンドのソリストも務めた若き俊英です。 今回の初リサイタルCDでは、オルガンとピアノの響きの関係とそれぞれの豊かな表現力を追及。一般にはオルガンの印象が強いとは言えないながら、この楽器を深く理解していたモーツァルトと、フランク、レーガーといったオルガン史に残る2人のピアノ作品から、オルガンのもつ独特の壮麗さとピアノの持つ柔軟性を併せ持った魅力を引き出しています。

  • 商品番号:CVS113

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    発売日:2025年05月23日

    2CD+DVD+Blu-ray 全4枚枚組日本語字幕無し価格:5,025円(税込、送料無料)

    作品に潜む普遍的魅力をスタイリッシュかつ精緻に伝える《アティス》新録音フランス王ルイ14世の王室音楽監督リュリによる最大の傑作の一つ《アティス》新録音。 1676年の初演以来ルイ14世が深く愛し「王のオペラ」の異名を持つ本作に、欧州歌劇界を賑わせるアルゼンチン出身の異才アラルコンによる最新録音が映像付きで登場。ヴェルディやワーグナーの大作でも活躍するマシュー・ニューリン演じる主役アティスと、イタリア・バロック作品解釈で知られるG.ブリデッリ、アラルコンの数々の名盤で重要な役柄を演じてきたA.キンタンスによる2人の女主人公との悲恋の物語を、精緻な解釈に脈々と情熱を宿した音作りでじっくり聴かせます。ルイ14世生前の度重なる再演時と同じく序幕を省き、作品に潜む普遍的魅力を追求した采配はコンテンポラリーダンスの名匠として有名な演出家プレルジョカージュの判断でもあり、付属の映像では日本の能にヒントを得たオーガニックで抽象的な舞台展開から企図がよく伝わることでしょう。 演出家・指揮者へのインタビュー(1987年のW.クリスティ初録音にも触れています)を含む充実のブックレット(仏・英・独語)も読み応え充分。CD録音と映像は一部別キャストながら双方錚々たるソリストが揃い、深く温もりある声が印象的なニューリンの傍らユンカー、ブロンデール、オヴィティら古楽作品のスペシャリストたちも抜群の存在感で応えます。撥弦・鍵盤が各2人加わる充実のオーケストラは2023年に惜しまれながら亡くなったフローランス・マルゴワールがコンサートマスターを務め、アルバムは彼女の思い出に捧げられています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS153

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    ラモー(1683-1764)
    舞踏喜歌劇《プラテー》 詳細ページ
    [マティアス・ヴィダル、マリー・リス、ザッカリー・ワイルダー 他 ヴァランタン・トゥルネ、ラ・シャペル・アルモニーク]

    発売日:2025年05月23日

    CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    フランス新世代の星トゥルネが名歌手陣と意欲充分に聴かせる、ラモー屈指の人気作フランス古楽シーンの最前線で名演を重ねている1996年生まれの若き古楽指揮者ヴァランタン・トゥルネが、同国の歌劇界を沸かせ続けるヴィダル、リス、ワイルダーらの名歌手たちと聴かせるラモー屈指の人気作《プラテー》全曲録音。 浮気の噂をはぐらかして妻ジュノンの嫉妬を宥めるべく、カエルたちを従えた醜悪な沼の精プラテーと偽りの恋愛を見せつけ、冗談だと笑い合うことにした大神ジュピテールの悪ふざけを描いたこのオペラは、1745年にフランス王太子ルイとスペイン王女マリー=テレーズの婚礼祝での初演時から大成功で、ラモー歿後まで頻繁に再演されました。日本でも21世紀になって複数の異なる古楽器楽団が実演を披露している有名作で名盤も少なくありませんが、本場フランスの2020年代を担う新世代トゥルネは作品の起伏をよく捉え、ラモーのダイナミックなオーケストレーションから躍動感と繊細な心情描写を引き出し、フランス語に通じた歌手勢の巧みな表現が際立つ名演にまとめあげています。 器楽勢にはカフェ・ツィマーマンの主宰者パブロ・バレッティ、ソロ・アルバム多数のオーボエ奏者クリストファー・パラメタら名手の名も。ヴェルサイユの歴史的空間に広がる古楽器演奏を通じてフランスの「いま」を脈々と感じられる新録音と言えるでしょう。

    収録作曲家:

  • 商品番号:IBS12025

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    シューベルト(1797-1828)
    〈ピアノ・ソナタ集 第3集〉
    ピアノ・ソナタ 第4番・第13番・第17番 詳細ページ
    [矢野泰世(フォルテピアノ)]

    SCHUBERT, F.: Piano Sonatas, Vol. 3 - Nos. 4, 13, 17, "Gasteiner Sonate" (Yasuyo Yano)

    発売日:2025年05月23日 NMLアルバム番号:IBS-12025

    CD価格:2,475円(税込)

    『レコード芸術』特選や『朝日新聞』推薦など、高い評価を得ている矢野泰世のシューベルト・シリーズ第3作。ドラマティックで幻想的な趣の濃い第4番、晴朗な性格の第13番、一段とスケールが大きく楽想の深まりを見せる第17番と、シューベルトのソナタ創作の多面性を凝縮したような1枚です。シューベルトが所有していたグラーフの楽器をモデルにクリストファー・クラークが独自の工夫を凝らして作り上げたフォルテピアノから矢野が引き出すサウンドは、繊細にしてダイナミック。整備・調律はポール・マクナルティで、このサウンドは現代の名工二人のコラボレーションの賜物です。 「フォルテピアノが出せる音量の限度は、モダンピアノとは比較にならないほど小さい。シューベルトは生前フォルテピアノで演奏するしかなかったので、その強弱記号は物理的な音量の大小もさることながら、情動や心理的なインパクトの強さを表すものと考えてもいいだろう。それぞれの和音の特質を見極め、タッチの速度や重さの組み替えなどでドラマティックな説得力のあるフォルテを創り上げることや、フォルテピアノに出せる音量の崖縁に立たされているような限界ギリギリのフォルテを探ることで、切実な心境をフォルテ「f」に託すことが可能になる」と語っていた矢野の演奏は、これら初期と中期の作品においても、時として「シューベルトのがけっぷち」に迫る響きを聴かせて強い印象を残します。特に第17番は後期ソナタへの入り口に立っていることを感じさせる演奏となっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:IBS22025

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    ハイパークラヴィーア
    ヤナーチェク(1854-1928)
    フェーベル(1952-)

    ピアノとアンサンブルのための作品集 詳細ページ
    [オスカル・マルティン、フアン・ガルシア・ロドリゲス、サイール・エンセンブレ]

    Piano Music (20th-21st Centuries) - FEBEL, R. / JANÁČEK, L. (Hyperklavier) (Martin, Zahir Ensemble, Rodríguez)

    発売日:2025年05月23日 NMLアルバム番号:IBS-22025

    CD価格:2,475円(税込)

    19世紀のチェコに生まれたヤナーチェクと20世紀のドイツ生まれのフェーベル、ほぼ100歳違いの2人の作品を合わせて収録したアルバム。いずれもピアノ(カプリッチョは左手ピアノ)とやや大きめのアンサンブルのために書かれた作品です。 「ハイパークラヴィーア」は独奏ピアノと弦楽四重奏にコントラバスに、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペット、トロンボーン、パーカッション各1という編成。独創的な楽器の組み合わせや即興的な要素が盛り込まれています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ORC100380

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    ブルッフ(1838-1920)
    トゥール(1959-)

    ヴァイオリン協奏曲 詳細ページ
    [アーヴィク/オーデンセ響/ニュー]

    BRUCH, M.: Violin Concerto No. 1 / TÜÜR, E.-S.: Violin Concerto No. 2, "Angel's Share" (Aavik, Odense Symphony, G. New)

    発売日:2025年05月23日 NMLアルバム番号:ORC100380

    CD価格:2,175円(税込)

    2022年のカール・ニールセン国際音楽コンクールのヴァイオリン部門で第1位とオーケストラ賞を獲得した、エストニア出身のハンス・クリスティアン・アーヴィク(1998年生まれ)のアルバム。既にグラモフォン誌の「注目のアーティスト」として評価される彼は、エストニア国立交響楽団やタリン室内管弦楽団などでソリストとして活躍、室内楽奏者としても高く評価されています。 このアルバムではブルッフと母国エストニアの作曲家トゥールの作品を演奏。ブルッフでは持前の伸びやかな音色で旋律を美しく歌わせ、ウイスキーの熟成過程で蒸発する分を表す「天使の分け前」のタイトルを持つトゥールでは、倍音や不安定なリズムを用いた浮遊感ある音楽から美しさを引き出し、作品の特色を最大限に生かし切っています。 オーデンセ響を指揮するジェンマ・ニューは2021年にサー・ゲオルク・ショルティ賞を受賞、現在ニュージーランド交響楽団の首席指揮者を務める俊英。

    収録作曲家:

  • 商品番号:RAM2403

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    発売日:2025年05月23日

    CD価格:2,775円(税込)

    欧州最前線の古楽器奏者たちが示す、スリリングなバッハ世界活況が続くヨーロッパの古楽器演奏シーンでも最前線をゆく、古楽器大国ベルギーとフランスを中心に活躍する錚々たる名手たちが集結してのバッハ作品集。ライプツィヒ聖トーマス教会の聖歌隊監督となって以降、鍵盤音楽家として自身の作曲世界を追求してゆく傍ら数多くの後進を育てたバッハは、既存の自作や先人の作品をもとに、複数のチェンバロで門弟たちが共演できる協奏曲を何作も残しており、ここでは3台以上の鍵盤を必要とする現存作品3作が全て集められています。 さらに、編曲を通じたバッハの鍵盤語法模索の過程を模す形で、彼がケーテン宮廷楽長時代に書いた9つの弦楽器と通奏低音のための「ブランデンブルク協奏曲 第3番」を、4台のチェンバロで共演する形に編曲したヴァージョンも収録。編曲を手がけたベルトラン・キュイエやharmonia mundi franceに名盤の多いジャン=リュク・オーらソロ活動が目立つ名手の傍ら、ピグマリオンやカフェ・ツィマーマン、ネヴァーマインドなど第一線のアンサンブルを支える俊才弦楽器奏者たちが参加、少数精鋭で聴かせる緊密なバッハ世界は実にスリリング! ALPHAレーベル初期盤群で頭角を現したユーグ・デショーがエンジニアを務め、繊細な撥弦音の重なりとガット弦の響きが交錯する妙味を余さず収めてくれています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:SOMMCD0702

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    発売日:2025年05月23日

    CD価格:2,250円(税込)

    典雅で重厚、パーセルの珠玉の傑作『8つの組曲』をピアノで演奏ブカレスト出身の音楽家の両親の下に生まれたクリスティアン・サンドリンは、古典派からロマン派の音楽に意欲的に取り組んできましたが、ここで一気に時代をさかのぼり、イギリス初期バロックの作曲家パーセルの組曲に挑戦。 レーベルによれば、これら8つの組曲を現代のピアノで演奏したディスクは初めてとのこと。これらの組曲はプレリュードに始まり、アルマンド、クーラントなどと続くフランス風の舞踏組曲の構成を採っており、バッハのフランス組曲が好きな人ならば文句なく楽しめるタイプの音楽です。 サンドリンの演奏は巧みなトリルと控えめなペダルワークにより、現代のコンサート・グランド・ピアノの良さを損なうことなくバロック音楽に相応しいスタイルを実現しています。随所に『音楽のはしため』の小品を追加し、アルバム最後に、ロンドンの聴衆を魅了したカストラート歌手がイタリアへ帰る際に捧げた名作「シファーチェの別れ」を置いているのも心憎い選曲です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:SOMMCD0703

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    発売日:2025年05月23日

    CD価格:2,250円(税込)

    エルガーとフォーレ、それぞれ唯一の弦楽四重奏曲をカップリングした1枚。ともにホ短調で急緩急の3楽章構成の両曲、似ているのは外観だけでなく、作曲家の創作活動の後期に書かれ、諦念や哀感を帯びつつ気品を湛えた抒情という点でも共通しています。2人の作曲家は1908年に一度会ったきりで、その後特に親交を育んだとは伝えられていませんが、フォーレの訃報に接したエルガーは彼を「素晴らしい紳士で最高級のフランス人」と讃えました。同じディスクに収録することで、両者に通じるもの、時代の空気、そしてそれぞれの個性が浮かびあがります。 アルバムには、ピアニスト、指揮者、作曲家、編曲家として活躍するイアン・ファーリントンによる編曲作品が収録されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:GRAM99332

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    発売日:2025年05月16日

    CD価格:2,550円(税込)

    シューベルトのピアノ五重奏曲「ます」と、作曲時期が比較的近いフンメルのピアノ五重奏曲を並べたアルバム。どちらの曲もピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスという編成で、当時の家庭での音楽会で好んで演奏されたと考えられます。レミ・バロー・アンサンブルによるこの演奏は、ウィーン風のまろやかな響きを活かしつつ、活気に満ちており、これまで幾度となく行われてきた「ます」の録音に新たな風を吹き込むものです。 レミ・バローはパリ生まれ、ウィーン国立歌劇場管弦楽団に10年以上在籍。室内楽奏者、指揮者として活躍、クラングコレクティフ・ウィーンの芸術監督も務めています。近年はブルックナー所縁のザンクトフローリアン修道院で行われる夏の音楽祭「ブルックナー週間」の常任指揮者を務め、交響曲全曲を録音したことでも注目を集めました。 ピアノのフォゥグ・浦田陽子はウィーン国立音楽大学で学び、数々のコンクールで優勝。ウィーン・ピアノ三重奏団およびウィーン・ピアノ五重奏団のメンバーとして活動しています。ヨアゲン・フォゥグはデンマーク出身、1975年からウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーを務めた後、ウィーン・ピアノ五重奏団でも演奏しています。ヴィオラのイリス・バローはクラングコレクティフ・ウィーンのコンサートマスター。ウィーン国立歌劇場管弦楽団やウィーン・フィルハーモニー管弦楽団で活躍中。マンフレッド・ヘッキングはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に在籍後、音楽と医学の道を両立させています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:GRAM99347

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    発売日:2025年05月16日

    CD 2枚組価格:4,425円(税込、送料無料)

    1745年に製作されたヨハネス・ダニエル・ドゥルケンのチェンバロ(収蔵番号SAM 726)は、美しい音色を持つだけでなく、楽器に施された華麗な装飾も目をひきます。最初の所有者については何も分かっていませんが、約150年の歳月を経て、製作地であるアントウェルペンからウィーンへと渡り、1921年に美術史美術館の古楽器コレクションに収蔵。その後、数十年にわたる修復作業を経て演奏可能な状態となり、今回のCDで初めてその音色が披露されました。楽器の制作年に近い1741年に出版された「ゴルトベルク変奏曲」は、まさに理想的な選曲と言えそうです。 演奏は国際的な賞を多数受賞しているオーストリアのオルガニスト兼チェンバロ奏者シュテファン・ドンナー。100分ほどをかけた落ち着いたテンポによる演奏とオンマイクの録音で、楽器の響きを堪能させてくれます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:OC1740

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    ドビュッシー(1862-1918)
    〈ピアノ・デュオ作品全集 第1集〉
    放蕩息子より
    ディヴェルティスマン 詳細ページ
    [ジェノヴァ&ディミトロフ・ピアノ・デュオ]

    DEBUSSY, C.: Piano Duo Works (Complete), Vol. 1 (Genova and Dimitrov Piano Duo)

    発売日:2025年05月16日 NMLアルバム番号:OC1740

    CD価格:2,475円(税込)

    幼少期からピアノに親しみ、学生時代には8手ピアノのための作品にも触れ、ピアノ・デュオの表現にも親しんでいたドビュッシー。彼は作曲する際、オーケストラ作品のピアノ版を作ることがしばしばありました。「放蕩息子」はその一例で、ローマ賞応募作のカンタータとして作曲した後、2曲をピアノ連弾用に編曲しました。同時期に作られた「ディヴェルティスマン」は連弾用のオリジナル作品で、出版されたのは2002年のことです。 彼の代表作の一つ、マラルメの詩に基づく夢幻的な作品「牧神の午後の前奏曲」の2台ピアノ版からは、オーケストラを思わせるサウンドが随所に聞かれます。1880年代に作曲された「管弦楽組曲第1番」は楽譜が紛失したとされていましたが、20世紀に連弾版とオーケストラ版の自筆譜が発見されました。ロマン主義的な響きと舞台音楽的な構成を持っています。「春」はボッティチェリの絵画からインスパイアされ、2台ピアノと合唱のために作曲されましたが、当時のパリ芸術アカデミーに受け入れられず、1904年まで正式に出版されることはありませんでした。その後に作られたオーケストラ版は彼自身の編曲ではありません。 「リンダラハ」は、ドビュッシーが2台ピアノのために作曲した最初のオリジナル作品で、スペイン風のリズムやギターのような和音を取り入れた色彩豊かな曲です。曲名はアルハンブラ宮殿にある「リンダラハの中庭」に由来し、異国情緒あふれる響きを特徴としています。 演奏するジェノヴァ&ディミトロフ・ピアノ・デュオは、世界的に高い評価を受けるピアノ・デュオ。1995年の結成からわずか2年の間にARDミュンヘン国際音楽コンクールなどで優勝、一躍注目を集め、以降世界中で活躍しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574687

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    〈ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史 第6集〉
    ラフマニノフ(1873-1943)
    悲しみの三重奏曲 第1番・第2番 詳細ページ
    [ブラームス・トリオ]

    RACHMANINOV, S.: Trios élégiaque Nos. 1 and 2 (History of the Russian Piano Trio, Vol. 6) (Brahms Trio)

    発売日:2025年05月09日 NMLアルバム番号:8.574687

    CD価格:1,900円(税込)

    NAXOSの人気シリーズ「ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史」。ここからは“銀の時代”と“アール・ヌーヴォーの時代”に焦点を当てていきます。 幕開けを飾るのはラフマニノフの2つの悲しみの三重奏曲。どちらも彼がモスクワ音楽院在学中に書いた作品です。第1番の美しいテーマは、エピローグで葬送行進曲に変化し、チャイコフスキーの訃報を受け書かれた第2番にも苦しみと死の象徴が随所に織り込まれており、ラフマニノフが好んだ「怒りの日」のモティーフや鐘の音が組み込まれ、passus duriusculus(下降する半音階)が死の象徴として繰り返されます。終盤では、正教会の典礼の旋律「聖人たちに安らぎを」が響き、容赦なく迫る時の流れを暗示します。 ブラームス・トリオは、1990年に結成されたロシアを代表する室内楽団の一つ。タチアナ・ガイダモヴィチやルドルフ・バルシャイらの影響を受け、メンバーはモスクワ音楽院の教授を務めています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.660578

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    ドニゼッティ(1797-1848)
    歌劇《ランメルモールのリュシー》(フランス語版) 詳細ページ
    [カテリーナ・サーラ、パトリック・カポンゴ 他/ ピエール・デュムソー、オーケストラ・リ・オリジナーリ]

    DONIZETTI, G.: Lucie de Lammermoor [Opera] (Priante, Kabongo, Sala, Henric, Astorga, Lorenzi, Orchestra Gli Originali, Dumoussaud)

    発売日:2025年05月09日 NMLアルバム番号:8.660578-79

    CD 2枚組価格:2,900円(税込)

    ドニゼッティは、フランスの聴衆のために自身の傑作悲劇《ランメルモールのルチア》(1835年ナポリ初演)をフランス語台本による《ランメルモールのリュシー》(1839年パリ初演)として改作しました。この改作に当たって、作曲家はイタリア語の台本を単にフランス語に置き換えるのではなく、登場人物の何人かを入れ替えた上、台本の歌詞と音楽に少なからぬ変更を加えました。パリでの初演は好評を博し、オリジナルの《ランメルモールのルチア》に批判的だったベルリオーズも、この改作版を高く評価したことが知られています。 2021年のドニゼッティ音楽祭で《愛の妙薬》のアディーナ役を歌い、絶賛された新星ソプラノ、カテリーナ・サーラが題名役に挑戦。新人らしからぬ安定した技巧と伸びやかで豊かな美声が〈狂乱の場〉では圧倒的な歌唱となり、聴き手を震撼させずにはおきません。また、ドニゼッティ音楽祭での本公演がイタリア・デビューとなったフランスの俊英ピエール・デュムソーが、19世紀のオペラをピリオド楽器で演奏する目的で創設されたオーケストラ・リ・オリジナーリと、ミラノ・スカラ座アカデミー合唱団を率い、《ランメルモールのリュシー》のドラマと音楽を陰影豊かに描き出しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:BZ1060

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    ラロ(1823-1893)
    歌劇《イスの王》 詳細ページ
    [ユディト・ファン・ヴァンロイ、ケイト・アルドリッチ、シリル・デュボワ 他 ジェルジ・ヴァシュヘジ、ハンガリー国立フィルハーモニ管弦楽団]

    LALO, É.: Roi d'Ys (Le) [Opera] (Wanroij, Aldrich, Dubois, Hungarian National Chorus and Orchestra, Vashegyi)

    発売日:2025年05月09日 NMLアルバム番号:BZ1060

    CD+BK 2枚組価格:5,550円(税込、送料無料)

    ラロの野心的オペラ、国際的なベスト・キャストによる迫真の新録音登場!カルナック王子率いる隣国との戦争がついに終結しようというイスの国が舞台。和平条約の条件は、カルナック王子がイスのマルガレード王女と結婚すること。しかし彼女が愛していたのは、妹ローゼンの許嫁であるミリオでした。この叶わぬ恋が復讐心を煽り、やがて恐ろしい洪水を引き起こすことになります。 歌劇での成功を目指していたエドゥアール・ラロはこの物語にインスピレーションを大いに刺激され、緊迫感あふれる劇的な展開を音楽で見事に描き出しました。登場人物たちは激しい情熱に突き動かされ、ワーグナーの影響を強く受けた色彩豊かなオーケストレーションがこれを支えます。中でもマルガレードは、フランス・ロマン派のオペラにおいて最も成功した役の一つに数えられるべき存在でしょう。 本作は1881年の完成後演奏の機会に恵まれませんでしたが、ついに1888年パリで初演されて大成功を収め、その後フランス国内外で再演されるたびに熱狂的な反響を呼びました。上演時間はわずか2時間足らずでありながら、描かれる場面は実に劇的。ブルターニュの祭り、サン・コランタンの超自然的な顕現、オルガンの響きに包まれる結婚式、そしてクライマックス――その荒れ狂う表現は、圧倒的な迫力を持っています。 1957年のクリュイタンスによるEMI盤以降、決して録音に恵まれているとは言えないこの作品に、ハンガリーから突如新録音が登場。フランス勢の生きの良い歌手たちに加え、マルガレードを演じるのはアメリカの大物メゾ、ケイト・アルドリッチ、指揮はバロックを皮切りにロマン派、現代まで高いクオリティで聴かせ評価を得ているジェルジ・ヴァシュヘジという万全の布陣です。 19世紀音楽の再評価に意欲的なロマン派フランス音楽センター(パラツェット・ブリュ・ザーネ)のお墨付きの実に刺激的な演奏。ハードカバー型ブックレットには歴史的なステージの書き割りなどの資料の他、フランス語と英語による詳細な解説とリブレットを掲載しています。この作品の新たな決定盤といえそうです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CHAN20329

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    発売日:2025年05月09日 NMLアルバム番号:CHAN20329

    CD価格:2,400円(税込)

    カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴは、トム・ポスターとエレーナ・ユリオステによって2017年に結成され、知られざるレパートリーの紹介と興味深いプログラミングによって高い評価を確立してきたアンサンブルです。この「ブラームス&コンテンポラリーズ」は、ブラームスのピアノ四重奏曲と、同時代のあまり知られていない作曲家の作品を並べるという意欲的なプログラム。ル・ボーの作品を紹介した第1集に続くこの第2集では、ルイーズ・エリット=ヴィアルドのピアノ四重奏曲を取り上げています。 ルイーズ・エリット=ヴィアルドは、フランスの歌手、ピアニスト、作曲家。パリでポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシアとルイ・ヴィアルドの長女として生まれました。幼い頃から音楽に親しみ歌手として活躍した後は、クララ・シューマンの協力を得て、フランクフルトのホッホ音楽院で声楽教師として活躍、作曲家としても300曲以上の作品を残しており、このピアノ四重奏曲は1883年に出版されています。「Im Sommer(夏に)」と題された本作は、4つの楽章それぞれに標題が付けられた、ストーリー性のある作品です。 一方、ブラームスのピアノ四重奏曲第3番は、1855年に最初のスケッチが作られるも、彼自身が仕上がりに満足せず、20年以上の歳月を経て1875年に完成されました。クララ・シューマンとの関係が指摘されることもある暗い情念を帯びた美しい作品です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:PA0022

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    ダウランド(1563-1626)
    『ラクリメ、または七つの涙』(全曲) 詳細ページ
    [スキップ・センペ、カプリッチョ・ストラヴァガンテ・ルネサンス・オーケストラ]

    DOWLAND, J.: Lachrimae, "Seaven Teares" (Capriccio Stravagante Renaissance Orchestra, Sempé)

    発売日:2025年05月09日 NMLアルバム番号:PA0022

    CD価格:2,775円(税込)

    英国音楽の至宝『ラクリメ』に新たな光を当てる「ルネサンスの管弦楽」16世紀から17世紀にかけイングランド内外で活躍したリュート奏者=作曲家ダウランド。その最も有名な器楽合奏曲集『ラクリメ、または七つの涙』は一般に大小のヴァイオルを揃えた室内楽編成で演奏されますが、表題ページでは他にリュートやヴァイオリンなどの使用も提案されており、使用楽器は柔軟に選べるものと理解できます。その前提を踏まえ、カプリッチョ・ストラヴァガンテはヴァイオル合奏(リュシル・ブーランジェなど参加)にリコーダー、木管コルネット、サックバットをそれぞれ複数加え、さらに鍵盤楽器も複数盛り込んだ充実編成で400年前の音世界に迫ります。 楽譜出版は作曲家の貴重な宣伝手段であり、そこで時に充実した楽隊を擁する権力者たちの要求に応えるべく柔軟な編成が提案されていたなら、こうした大編成での解釈も当時の作曲家たちの狙いに適うはず……とはブックレットにある音楽監督センペの言。曲集には7曲のパヴァーンによる「涙」の後に多数の舞曲が収録されていますが、これも曲集編纂上の慣習に過ぎないため、一部の曲を移調しながらパヴァーンとガリアードの組み合わせを軸とする当時の組曲風に曲順を編み替えたセンペの対処も適切と言えるでしょう。 ヴァイオルだけの静謐な響きは時にヴィオローネが豊かな低音を添え、管楽器が加わる豊かな厚みも、鍵盤の撥弦音が加わる玄妙な味わいも、ソリスト続々の豪華な演奏陣によって聴く者の心を捉えてやみません。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.226928

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    シューベルト(1797-1828)
    歌曲集「冬の旅」 詳細ページ
    [ヤコブ・ブロック・イェスペルセン、シャロン・プルシャンスキ]

    SCHUBERT, F.: Winterreise (Jespersen, Prushansky)

    発売日:2025年05月02日 NMLアルバム番号:8.226928

    CD価格:2,400円(税込)

    シューベルトの歌曲集『冬の旅』は、ヴィルヘルム・ミュラーの詩に基づき、失恋した青年が孤独な冬の旅に出る物語を描いた作品です。シューベルト自身も苦悩と孤独に直面しながら作曲し、音楽史上屈指の名作が生まれました。 このアルバムでは、デンマークのバス・バリトン、ヤコブ・ブロック・イェスペルセンが、鍵盤楽器奏者のシャロン・プルシャンスキーが弾くフォルテピアノと共演。希望から絶望までを内包したそれぞれの歌曲で息のあった演奏を聴かせます。使用されているフォルテピアノはシューベルト在世中の1810~1815年頃にウィーンのJakob Bertscheが製作した楽器を模したもので、「ファゴットストップ」を含む6つのペダルによる豊かな音色変化が特徴です。 ブックレットにはデンマークの写真家トーベ・カーツヴァイルのセピア色の風景写真を掲載。作品の世界観を視覚的に表現しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:BIDD85060

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    発売日:2025年05月02日

    CD価格:2,175円(税込)

    全曲初出。プリムローズ弦楽四重奏団の放送用ライヴ音源!トスカニーニのために腕利き奏者を集めて旗揚げしたNBC交響楽団、その中から更に選りすぐりの演奏家たちが1938年に結成したのがプリムローズ弦楽四重奏団でした。プリムローズは「我々よりも演奏能力に秀でたカルテットは過去には存在しなかったと信じている」と明言しており、その演奏は実際に高い評価を得て、RCAは録音曲の選択を白紙委任していたと伝えられます。 しかし、第2次世界大戦が起きてアメリカが戦時経済に移行すると、1942年に音楽家組合が商業録音を自粛する取り決めを行い、その後メンバーが他のオーケストラやソロ活動に転身するなどしたため、録音はごくわずかしかありません。プリムローズはベートーヴェンの弦楽四重奏曲に格別の愛着を持っており、演奏会でもとりあげ、RCAで全曲録音する企画を立てました。しかし、上述のような事情で1曲も録音することなくカルテットは活動停止してしまいました。 Biddulphが今回発掘したのは1939年に行われた放送用のライヴ音源。幻に終わった彼らのベートーヴェン演奏を2曲聴けるのが貴重です。余白にはモーツァルト作品の一部を収録。K 424の演奏者名はクレジットされていませんが、ヴィオラがプリムローズなのは間違いないとして、ヴァイオリンは彼が「これまで出会った中で最高のヴィルトゥオーゾ」と称えたシュムスキーか、あるいはプリムローズと同じイザイ門下のギンゴールドか、想像しながら聴くのも楽しいでしょう。

  • 商品番号:CHSA5356

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    R.シュトラウス(1864-1949)
    歌劇《サロメ》 詳細ページ
    [マリン・ビストレム、ゲルハルト・ジーゲル、カタリーナ・ダライマン他、エドワード・ガードナー、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団]

    発売日:2025年05月02日 NMLアルバム番号:CHSA5356

    SACD-Hybrid 2枚組価格:5,175円(税込、送料無料)

    名コンビ、ガードナーとベルゲン・フィルの充実ぶりを伝える《サロメ》のライヴが登場。
    北欧&ドイツ勢の強力歌手陣にも注目!
    2021/22シーズンからロンドン・フィルの首席指揮者に就任したエドワード・ガードナーは日本ではシンフォニー指揮者のイメージが強いですが、2007年には32歳でイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督に就任、現在もノルウェー国立オペラ&バレエの音楽監督を務めるなど、舞台作品でも高い評価を得ています。 この録音は、ガードナーが2015年から首席指揮者を務めるベルゲン・フィルを率いてエジンバラ音楽祭に登場した時のライヴで、手塩にかけてきたオーケストラの充実ぶりを遺憾なく伝えてくれます。声楽陣も強力で、現代のサロメ歌いとして定評のあるマリン・ビストレムを筆頭に、北欧とドイツのすぐれた歌手を揃え、聴きごたえ十分。録音データによれば1日限りのライヴ収録とのことですが、このクオリティは見事。 ガードナーが2023/24シーズン終了でベルゲン・フィルの首席指揮者を退任した際、オーケストラはその功績を讃え、今後の共演継続を願って名誉指揮者の称号を贈りました。この録音ではスコットランドを拠点とするLINNレーベルの創設者で、名エンジニアとして名高いフィリップ・ホッブスがプロデュースと収録を担当。勝手知ったるアッシャー・ホールで、複雑なスコアが生み出すダイナミックで濃密なサウンドと圧倒的な歌唱を匠に収録しました。SACDハイブリッド・ディスクでの発売です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:SM484

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    R.シュトラウス(1864-1949)
    歌劇《エレクトラ》 詳細ページ
    [バルバラ・クリーガー、サーニャ・アナスタシア、ヨッヘン・クプファ―、ジュリアン・サレムクール、オーケストラ・エクスペリエンス]

    STRAUSS, R.: Elektra [Opera] (Krieger, Charalampous, Kupfer, Anastasia, A. Weber, Salemkour)

    発売日:2025年05月02日 NMLアルバム番号:SM484

    CD 2枚組価格:3,525円(税込、送料無料)

    大作《エレクトラ》をカラオケで録音?
    コロナ禍が生んだ、録音ならではのプロダクションが登場。
    人が集まること、特に歌うことが禁じられたコロナ禍にあって、どうしても《エレクトラ》を演奏・録音したかったジュリアン・サレムクール。彼が思いついたのは、まずオーケストラを収録し、それぞれの歌手に後から個別に歌ってもらうことでした。これはこれで難しい部分もあったと推測されますが、実際の舞台では難しいバランスの調整などが容易になること、また歌手がオケに気兼ねなく何度でも歌えることなどがメリットとして挙げられています。 その結果、クリテムネストラのアリアや、後半でエレクトラが復讐に燃えて歌う箇所などが一切のカット無しに収録されました。まさにコロナ禍における意思と知恵と技術の成果と言えるのではないでしょうか。タイトルロールは、近年エレクトラやイゾルデ役で特に評価されているバーバラ・クリーガー。強靭な声が印象的です。 ※ブックレットには作品解説と演奏者のプロフィールをドイツ語で掲載。歌詞は掲載されていません。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555379

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    ヴィヴァルディ(1678ー1741)
    ピゼンデルのためのヴァイオリン協奏曲集 詳細ページ
    [フェデリコ・グリエルモ、ラルテ・デラルコ]

    VIVALDI, A.: Violin Concertos, RV 205, 237, 314a, 328, 340 (Per Pisendel) (Guglielmo, L'Arte dell'Arco)

    発売日:2025年04月25日 NMLアルバム番号:555379-2

    CD価格:2,775円(税込)

    ヴィヴァルディに霊感を与えたヴァイオリン奏者といえば、最近ではアンナ・マリアやキアーラといったピエタ慈善院の女性ヴァイオリン奏者に注目が集まっていますが、もう一人忘れてはならない人物がピゼンデルでしょう。ヨハン・ゲオルグ・ピゼンデル(1687-1755) は、18世紀ヨーロッパで最高の楽団と謳われたドレスデンの宮廷楽団で、長年コンサートマスターを務めた天才ヴァイオリン奏者として知られ、あのバッハの無伴奏ヴァイオリン作品は彼を想定して書かれたとされています。1716年には、ヴェネツィアでヴィヴァルディの教えを受け、ドレスデンにヴィヴァルディの作品を持ち帰ったことでも知られています。最近では作曲家としての側面にも注目を浴び、ピゼンデルの技巧的な協奏曲やソナタ等をCDで聴けるようになりました。ヴァイオリンに対する天賦の才を持っていたピゼンデルのために、ヴィヴァルディはいくつかの作品を献呈しました。ピゼンデルがドレスデンに持ち帰ったヴィヴァルディの作品の中には、そうした作品も含まれていたようです。 このCDには、ヴィヴァルディがピゼンデルのために書いたとされる技巧的なヴァイオリン協奏曲が集められています。当代随一と言われたピゼンデルの圧倒的な技巧を想定して書かれたヴァイオリン協奏曲というだけあり、各協奏曲には、様々なヴァイオリン技法が散りばめられています。特に、重音奏法や超高音でのパッセージなど、火の出るような超絶技巧が連続するニ長調の協奏曲RV 205は、その最たるものでしょう。またRV 205とRV 340の第3楽章に登場するカデンツァも聴きものです。 演奏は、ラルテ・デラルコ。卓越した技巧を持つヴァイオリニスト、フェデリコ・グリエルモ率いる1994年創設のイタリアのピリオド楽器アンサンブルで、音楽学者と密接な連携を図り、最新の学説を取り入れた演奏に定評があります。主にヴェネツィアのバロック音楽を有名作品から世界初録音作品まで幅広く録音し、高く評価されています。ヴィヴァルディ作品の録音では「アンナ・マリアのための6つのヴァイオリン協奏曲」(cpo 777078)、ドレスデン宮廷での演奏を想定した管楽器を伴う「四季」(cpo 777037)などが話題を呼びました。この録音では、フェデリコ・グリエルモが、ピゼンデルもかくやという超絶技巧で、ヴィヴァルディがピゼンデルに寄せた協奏曲を一気に聴かせてくれます。グリエルモのヴァイオリンに牽引されるように推進力あるオーケストラの演奏も魅力的です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555408

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    ブクステフーデ(1637-1707)
    オルガン作品全集 第3集 詳細ページ
    [フリードヘルム・フランメ(オルガン)]

    BUXTEHUDE, D.: Organ Works (Complete), Vol. 3 (Flamme)

    発売日:2025年04月25日 NMLアルバム番号:555408-2

    SACD-Hybrid 2枚組価格:5,550円(税込、送料無料)

    cpoのオルガン作品のカタログにおいて重要な役割を担うフリードヘルム・フランメ。本作はブクステフーデのオルガン作品全集を締めくくるものとなります。 デンマーク出身でありながらドイツのリューベックを中心に活躍したブクステフーデは、約40年に渡りリューベックの聖母マリア教会のオルガニストを務め、朝や日曜日の礼拝時でのオルガン演奏のほか、前任のトゥンダーが始めた演奏会「夕べの音楽」を拡大し、多くの聴衆たちを喜ばせたことでも知られています。 この2枚のSACDはそれぞれ、おおまかにオルガンコラールと自由形式の作品に分かれており、自由曲の多くには即興的な前奏曲と対位法を凝らしたフーガを含んでいます。若きバッハが強く魅了され、リューベックに旅したことでも知られるブクステフーデの音楽が、ここで改めて輝きを放ちます。グラウホフのトロイトマン=オルガンの美しい低音の響きが存分に捉えられた高音質の録音も聴きどころです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555561

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    モンテヴェルディ(1567-1643)
    救済のマリアのためのミサ 詳細ページ
    [ローランド・ウィルソン、ムジカ・フィアタ、ラ・カペラ・ドゥカーレ]

    MONTEVERDI, C.: Messa per Maria Salute (La Capella Ducale, Musica Fiata, R. Wilson)

    発売日:2025年04月25日 NMLアルバム番号:555561-2

    CD価格:2,100円(税込)

    1630年、海の都ヴェネツィアはペストの脅威に襲われます。時のヴェネツィア総督は、聖母マリアにペストの脅威からの解放を願い、「救済の聖母マリア」のための聖堂を建築することを誓いました。1631年になると、ペストの脅威が去り、1631年11月21日、ペストから救済してくださった聖母マリアに感謝をささげるための荘厳なミサが行われることになりました。そのミサの音楽を作曲したのが当時サン・マルコ寺院の楽長を務めていたモンテヴェルディでした。ローランド・ウィルソン率いるドイツの老舗古楽アンサンブル、ムジカ・フィアタと声楽アンサンブル、ラ・カペラ・ドゥカーレがこのミサを再構成し、録音しました。 この「救済のマリアのためのミサ」で使用された楽曲がモンテヴェルディのどの作品であったかは明確にはなっていないようですが、ここでは、1641年に出版された「倫理的・宗教的な森」の中から、「グローリア」など主要な曲が選ばれています。各声部が技巧的なフレーズを競うように歌うコンチェルトタート様式による「7声のグローリア」は、輝かしい旋律と祝祭的な雰囲気がまさにペスト終焉を祝うミサにふさわしい楽曲です。また「クレド」は不完全な楽曲をローランド・ウィルソンが復元して演奏しています。他にも超絶技巧的なバスの独唱が聴ける「我、永遠より立てられ」、「アリアンナの嘆き」の歌詞を変えた「聖母の涙」、祈りに満ちた「聖母のリタニア」など充実した楽曲が典礼形式に並べられ、当時のミサに参加しているような体験を与えてくれます。 ローランド・ウィルソンは17世紀ドイツ・イタリア音楽の専門家で、1975年に、ピリオド楽器グループ、ムジカ・フィアタを、1992年には声楽グループ、ラ・カペラ・ドゥカーレを創設し、ドイツ・ハルモニア・ムンディやcpoなどのレーベルで、17世紀音楽の重要な録音を残してきました。モンテヴェルディはまさに彼の主戦場。当時、ヴェネツィアで野外での行事で使用されたとされる特殊なトランペット、トロンベ・スカルチアートも使用されるなど、使用楽器にもこだわりがあります。優れた歌い手と超一級の器楽奏者たちによるモンテヴェルディの演奏は格別なものになるでしょう。17世紀ヴェネツィアのペスト終焉を祝う雰囲気をモンテヴェルディの音楽を通して感じることのできる格好の一枚です。

  • 商品番号:555738

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    ボッケリーニ(1743-1805)
    29の交響曲
    チェロ協奏曲/八重奏曲 詳細ページ
    [ヨハネス・ゴリツキ、ドイツ・カンマーアカデミー、シュトゥットガルト室内管弦楽団]

    発売日:2025年04月25日

    CD 9枚組価格:9,975円(税込、送料無料)

    ルイジ・ボッケリーニは、イタリアの作曲家・チェリスト。あの愛らしい「メヌエット」を耳にしたことのない人はいないでしょう。しかし彼の生涯の詳細は知られておらず、とりわけ1936年から39年のスペイン内戦で多くの文書が失われたこともあり、研究に遅れが生じてしまいました。しかし近年では彼の人物像が少しずつ明らかになっています。チェロの名手だった彼は、チェロが華々しく活躍する協奏曲や弦楽五重奏曲の他、交響曲も数多く遺しています。 このBOXは以前cpoから発売された28曲収録のBOXに、2009年に発売された交響曲1曲と2曲のチェロ協奏曲を収録した1枚を加え、再編成されたもの。優雅で美しい旋律を持つ交響曲に加え、指揮者ヨハネス・ゴリツキ自身がチェロを弾く協奏曲も聴きどころです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555747

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    ブクステフーデ(1637-1707)
    オルガン作品全集 詳細ページ
    [フリードヘルム・フランメ(オルガン)]

    発売日:2025年04月25日

    SACD-Hybrid 6枚組価格:9,450円(税込、送料無料)

    フリードヘルム・フランメによる「北ドイツ・バロックのオルガン作品シリーズ」の頂点をなすブクステフーデのオルガン作品全集。2018年から2020年に録音された各々のアルバムは、ブクステフーデ作品の多様性と、トロイトマン・オルガンの音色を紹介する、エキサイティングなコンサート・プログラムとして考案されています。 フランメはデトモルト音楽アカデミーで音楽教育、宗教音楽、オルガン、指揮、音楽学、作曲、神学を学び、ドイツ最高の宗教音楽学位(A-Examen)を取得、優秀な成績で大学院を修了しました。パーダーボルン大学では宗教教育の学位を取得し、フリードリヒ・グルダの作品に関する論文で博士号を取得。2018年にはデトモルト音楽大学の名誉教授に任命されました。これまでにヴィルヘルム・フリーデマン・バッハとカール・ニールセンのオルガン曲や、CD20枚以上に及ぶcpoレーベルでの「北ドイツ・バロックのオルガン作品シリーズ」などを録音し、どれも高く評価されています。2004年には、モーリス・デュリュフレのオルガン作品全集の録音がインターネット・クラシック賞を受賞。国際オルガンフェスティバル「Vox Organi」の芸術監督も務めています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574638

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    モーツァルト(1756-1791)
    〈ミサ曲全集 第5集〉
    K.139, 259, 337 詳細ページ
    [クリストフ・ポッペン、ケルン室内管弦楽団、ケルン大聖堂声楽アンサンブル]

    MOZART, W.A.: Masses (Complete), Vol. 5 - K. 139, 259, 337 (Cologne Cathedral Vocal Ensemble, Cologne Chamber Orchestra, Poppen)

    発売日:2025年04月25日 NMLアルバム番号:8.574638

    CD価格:1,900円(税込)

    クリストフ・ポッペンが指揮するケルン室内管弦楽団によるNAXOSのモーツァルトのミサ曲全集シリーズ。この第5集も第4集に続き、1996年設立のケルン大聖堂声楽アンサンブルが合唱を担当しています。 アルバムには「孤児院ミサ」と呼ばれるモーツァルト12歳の大規模な作品を中心に3曲を収録。「孤児院ミサ」K. 139はウィーンの孤児院の教会の献堂式のための作品で、父レオポルトの助言を受けながらもトロンボーンやトランペットを含む大規模な編成で書かれており、初演時はウィーナー・ツァイトゥング紙でも大絶賛されました。 ハ長調ミサ K. 259は1775年~76年の作品。「オルガン・ソロ・ミサ」と呼ばれるのは、短いクレドとサンクトゥスが終わると、曲がト長調に転じ、オルガンがソリストを華やかに先導することに由来します。 荘厳ミサ曲 K. 337は1780年に書かれたザルツブルク大司教のための最後の作品。ファゴットを用いた優雅なオーケストレーションなど細部まで工夫が凝らされています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574657

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    D.スカルラッティ(1685-1757)
    ソナタ全集 第30集 詳細ページ
    [ファン・リーシャン]

    SCARLATTI, D.: Keyboard Sonatas (Complete), Vol. 30 (Rixiang Huang)

    発売日:2025年04月25日 NMLアルバム番号:8.574657

    CD価格:1,900円(税込)

    ドメニコ・スカルラッティの555曲の鍵盤ソナタは、ポルトガルのマリア・バルバラ王女のために書かれたと考えらており、18世紀スペインの宮廷音楽の魅力を伝えるとともに、その芸術性によって今なお演奏家や愛好家を惹きつけています。各々のソナタの正確な作曲年代を特定するのは困難で、一般的にはカークパトリックによる分類が用いられています。 このアルバムには17曲のソナタを収録。活気に満ちたリズミカルなK. 298をはじめ、オーケストラを思わせる豊かな響きを持つK. 356や、スペイン風のリズムが強調されたK. 366、シンコペーションや抒情的表現を特徴とするK. 489などが演奏されており、スカルラッティの鍵盤音楽の多面性が明確に示されています。 演奏するファン・リーシャンは中国出身。スタインウェイ アーティストとして認められる傍ら、教育者としても活躍。カリフォルニアのエンパイアミュージックアカデミーの創設者兼芸術監督を務めるほか、幅広く活動しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ARIADNE5040

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    ホルスト(1874-1934)
    ベニ・モラ
    合唱交響曲 詳細ページ
    [マルコム・サージェント、BBC交響楽団、BBC合唱団&合唱協会]

    HOLST, G.: Beni Mora / First Choral Symphony (Harper, BBC Chorus, BBC Choral Society, BBC Symphony, Sargent)

    発売日:2025年04月25日 NMLアルバム番号:ARIADNE5040

    CD価格:2,250円(税込)

    ベニ・モラは、アルジェリアを訪れたホルストが、ストリート・ミュージシャンが同じフレーズを延々と繰り返しているのを聴いて感銘を受けて書いた作品。3つの楽章からなり、8つの音からなるモチーフが163回も繰り返される最終楽章はミニマル・ミュージックの先取りと評されることがあります。 合唱交響曲はリーズの音楽祭の委嘱で書かれたもので、プレリュードとそれに続く4つの楽章から成り、第3楽章にスケルツォを置くなど、伝統的な器楽交響曲の形式を意識した作りになっています。 ホルストと親交があり、『惑星』を2度にわたってセッション録音しているマルコム・サージェントの指揮。 ベニ・モラはHMV BSD 754(LP)からの復刻、合唱交響曲はBBCの放送音源からのCD化です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:BIS2703

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    シューベルトの四季
    季節にまつわる歌曲集 詳細ページ
    [キャロリン・サンプソン、ジョゼフ・ミドルトン]

    発売日:2025年04月25日

    SACD-Hybrid価格:2,850円(税込)

    バッハ・コレギウム・ジャパンのソリストとして、バッハのカンタータをはじめ、ヘンデルやパーセルなどのバロック作品、さらにはマーラーやストラヴィンスキーまで幅広いレパートリーを持ち、伸びやかな歌声と完璧なコロラトゥーラ技術で知られる歌姫、キャロリン・サンプソン。本アルバムは、彼女にとって3作目となるシューベルトの歌曲集です。 アルバム全体を通じてシューベルトの自然への愛が鮮やかに表現されており、四季の移り変わりが歌曲を通して描かれています。冬では失われた愛を描く3曲が歌われ、春では自然の目覚めとともに希望が広がります。「岩の上の羊飼い」では、名クラリネット奏者マイケル・コリンズが参加し、ヨーデル風の趣を持つこの曲に瑞々しい響きを加えています。夏には人生の最高潮が表現されるものの愛の行方には不安が残り、秋には主人公の失望が描かれ、自然の衰退とともに希望も薄れていくというストーリー。 ピアノ伴奏は、サンプソンと数多く共演してきたジョゼフ・ミドルトン。サンプソンが絶大な信頼を寄せる彼は、彼女の歌に寄り添いながら素晴らしい演奏を聴かせています。 SACDハイブリッド・ディスクでのリリース。

    収録作曲家:

  • 商品番号:BIS2735

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    発売日:2025年04月25日

    SACD-Hybrid価格:2,850円(税込)

    ヴィラ=ロボスは多数の楽器を操りましたが、中でもギターの演奏は卓越しており、かのセゴビアも感服したと伝えられています。彼のギター作品は現代のギタリストにとって重要なレパートリーの一つ。どの曲もブラジルの伝統音楽を巧みに取り入れています。 「12の練習曲」はギターにおけるショパンの練習曲のような存在とされ、ブラジル民謡組曲やショーロ第1番は作曲家の若き日の多彩な経験を反映。「5つの前奏曲」もブラジル民俗音楽の要素を取り入れた小品集として構成されています。さらに、最近発見された「ワルツ・ショーロ」や、未完の「演奏会用ワルツ第2番」などの貴重な作品も収録。シンコペーションのリズム、エキゾチックなハーモニー、心沸き立つような官能的なメロディが織りなす刺激的なプログラムです。 ハラースはアンドレス・セゴビア国際ギターコンクールと瀬戸大橋国際ギターコンクールで優勝した名手。ニューヨーク・デビューは「衝撃的」と評され、スペイン音楽を収めたソロ・デビューCDはセゴビアを超えると称賛されました。NAXOSとBISレーベルに数多くの録音があり、とりわけニャタリのアルバム「Alma Brasileira」(BISSA2086)はラテン・グラミー賞を受賞するなどどれも高く評価されています。 SACDハイブリッド・ディスクでのリリース。

    収録作曲家:

  • 商品番号:GRAM10005

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    ブルックナー(1824-1896)
    モテット集 詳細ページ
    [ヨハネス・ヒーメツベルガー、シネ・ノミネ合唱団、マルティン・ハーゼルベック(オルガン)]

    発売日:2025年04月25日

    LP価格:4,425円(税込、送料無料)

    オーストリアを代表する合唱団の一つ、シネ・ノミネ合唱団が歌うブルックナーのモテット集。このうえなく美しいハーモニーを存分に聴かせます。各曲の間には、オルガンの優れた即興演奏家として知られたブルックナーを称え、名手マルティン・ハーゼルベックの巧みな即興演奏を収録しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ORC100371

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    ブルックナー(1824-1896)
    交響曲 第9番 ニ短調 WAB 109 ノーヴァク版 詳細ページ
    [カール=ハインツ・シュテフェンス、ノールショピング交響楽団]

    BRUCKNER, A.: Symphony No. 9 (original 1894 version, ed. L. Nowak) (Norrköping Symphony, Steffens)

    発売日:2025年04月25日 NMLアルバム番号:ORC100371

    CD価格:2,175円(税込)

    スウェーデンの名門オーケストラの一つ、ノールショピング響がブルックナーの生誕200年の誕生日に先立って録音した交響曲第9番が登場。指揮は2020年から同響の首席指揮者を務めるシュテフェンス。バイエルン放送響とベルリン・フィルの首席クラリネット奏者を歴任したのち指揮に転じたシュテフェンスの作る音楽は、中庸のテンポで落ち着きのあるオーソドックスなもの(演奏時間は24:29/11:24/24:57)。 この録音の翌日にはモーツァルトのクラリネット協奏曲と当作品による、大作曲家の白鳥の歌と呼ぶべきプログラムを演奏して好評を博しました。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ORC100375

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    〈Beethoven/5 Vol.3〉
    ベートーヴェン(1770-1827)
    ピアノ協奏曲 第2番
    アンドレス(1985-)
    ブラインド・バニスター 詳細ページ
    [ジョナサン・ビス、ペッカ・クーシスト、スウェーデン放送交響楽団]

    BEETHOVEN, L. van: Piano Concerto No. 2 / ANDRES, T.: The Blind Banister (Beethoven/5, Vol. 3) (Biss, Swedish Radio Symphony, Kuusisto)

    発売日:2025年04月25日 NMLアルバム番号:ORC100375

    CD価格:2,175円(税込)

    1980年生まれのジョナサン・ビスは、2015年にセントポール室内管弦楽団と共同で、ベートーヴェンの5曲のピアノ協奏曲それぞれにインスパイアされた新作を5人の作曲家に委嘱し、両曲をペアで演奏する「Beethoven/5」というプロジェクトを立ち上げました。 この第3集には、ペッカ・クーシストの指揮するスウェーデン放送交響楽団とともに演奏した、ベートーヴェンの協奏曲第2番とティモ・アンドレスの《ブラインド・バニスター》を収録。アンドレスは、ベートーヴェンの第2協奏曲のカデンツァに着目し、旋律の要素(アルペジオや下降音型)を出発点として発展させ、新しい音楽を構築しました。第1楽章では、ピアノが主要テーマを奏で、オーケストラがそれを発展させながら、不協和音の層を積み重ね、第2楽章では、オーケストラのリズミックな下降音型が楽章を先導、ピアノが半音階的な旋律を連ねていきます。 この作品は2016年のピューリッツァー賞の最終候補となり、その後、ニューヨーク・フィルハーモニックなどによって演奏されています。

  • 商品番号:ORC100378

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    ベートーヴェン:
    〈弦楽四重奏曲全集 第1集〉
    弦楽四重奏曲 Op.18(第1番-第6番) 詳細ページ
    [アリエル四重奏団]

    BEETHOVEN, L. van: String Quartets (Complete), Vol. 1- Nos. 1-6 (Ariel Quartet)

    発売日:2025年04月25日 NMLアルバム番号:ORC100378

    CD 2枚組価格:2,175円(税込)

    1998年、イスラエルの学校で学ぶ学生たちによって結成されたアリエル四重奏団。彼らは10代からコンサート活動を開始し、2003年の「フランツ・シューベルトと現代音楽コンクール」で最優秀賞を受賞。本格的なキャリアがスタートしました。結成27年を迎えた今も、創設メンバー3名が在籍し、定番レパートリーに新たな息を吹き込みながら、現代音楽の普及にも貢献。ベートーヴェンの全曲演奏を若くして成し遂げ、著名作曲家からの委嘱作品を手掛けてきました。 そんなアリエル四重奏団が、2028年の創立30周年に向けてベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集録音に取り組みます。第1集はOp. 18の四重奏曲6作を収録。多くの演奏家たちが手掛けてきたこの作品を、彼らは徹底的に研究した上で、さらに直感的なアプローチを大切にし、技術的な精度を加え演奏しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:900359

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    プッチーニ(1858-1924)
    歌劇《妖精ヴィッリ》 詳細ページ
    [アニータ・ハルティク、ワン・カン、ボリス・ピンハソヴィチ、イヴァン・レプシッチ、ミュンヘン放送管弦楽団]

    PUCCINI, G.: Villi (Le) [Opera] (Hartig, Kang Wang, Pinkhasovich, Bavarian Radio Chorus, Munich Radio Orchestra, Repušić)

    発売日:2025年04月18日 NMLアルバム番号:900359

    CD価格:2,325円(税込)

    1883年春、ミラノの出版社エドアルド・ソンゾーニョが1幕物オペラのコンクールを開催しました。プッチーニはミラノ音楽院卒業前にこのコンクールの存在を知り、賞金と宣伝効果を期待して参加を決意。師ポンキエッリの紹介で台本作家フォンターナと組み、《妖精ヴィッリ》を急いで作曲し、締め切りギリギリに提出したものの、楽譜が浄書されていなかったことなどを理由にこの作品は選ばれませんでした。 しかし、この作品に目を留めたアッリーゴ・ボーイトの支援を受け、1884年5月31日にミラノのテアトロ・ダル・ヴェルメで初演されると大成功。プッチーニは18回ものカーテンコールに応じたと言われています。アルフォンス・カールの小説『ウィリス』を基に、ハイネの『自然の精霊』やアドルフ・アダンのバレエ《ジゼル》の物語を採り入れた、フォンターナのゴシック・ロマン的な台本も人気を博しました。初演後、プッチーニは作品を2幕版に改訂しています。 この録音は、2024年のプッチーニ没後100年を記念して、演奏会形式で行われた公演のライヴ収録です。アンナ役を歌うのは、ルーマニア出身のソプラノ、アニータ・ハルティク。クルジュ=ナポカのゲオルゲ・ディマ音楽アカデミーで学び、学生時代に《ラ・ボエーム》のミミ役でデビュー後、2009年から2014年までウィーン国立歌劇場アンサンブルのメンバーを務め、以降メトロポリタン歌劇場やウィーン国立歌劇場などで活躍する実力派です。ここではテノールのカン・ワン、バリトンのボリス・ピンハソヴィチとともに、抒情豊かな歌唱を披露しました。 指揮は、ベルリン・ドイツ・オペラをはじめドイツの歌劇場で活躍、2019年には新国立劇場の《椿姫》で好評を博したイヴァン・レプシッチ。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A578

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    ヘンデル(1685-1759)
    ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 詳細ページ
    [ヴァンヴィテッリ四重奏団]

    HANDEL, G.F.: Violin Sonatas (Se in fiorito ameno prato) (Quartetto Vanvitelli)

    発売日:2025年04月18日 NMLアルバム番号:A578

    CD価格:2,775円(税込)

    謎多きヘンデル作品の「素顔」を見定め、瑞々しい息吹を呼び起こす名解釈イタリア最前線をゆく古楽器アンサンブル、ヴァンヴィテッリ四重奏団の新たな冒険は、昔からヘンデルの名作として知られながら、史料の曖昧さによって作曲家の真意が見定めにくくなっている一連のヴァイオリン・ソナタの「素顔」を探る意欲的企画。 本場イタリアで研鑽を積んだ後ロンドンの歌劇界で成功を収めたヘンデルは、オペラの傍らアマチュア奏者たちが少人数で演奏できる室内楽曲も多く書きましたが、その中には彼の関与しないところで未承認楽譜が出版されてしまったヴァイオリン独奏と通奏低音のためのソナタ群があります。19世紀にはそれら18世紀の出版譜を底本にピアノ伴奏で弾ける楽譜が作られ、作曲者の企図が歪められた形のまま流布していましたが、ヴァンヴィテッリ四重奏団はヘンデルの作曲習慣に立ち返り、ソナタ群と作曲時期が重なるオペラ《エジプトのジューリオ・チェーザレ》などから楽想を引用して挿入、あるいは他作品の楽章を挿入するなど、広く知られた作品像を一新する復元ヴァージョンを作成(詳細はトラックリストに明記あり)。精彩に富んだ演奏で驚くほど新鮮な解釈を聴かせてくれます。 古楽器で作曲者の真意を辿る意義を改めて気づかせてくれる充実の1枚です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:BIDD85057

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    発売日:2025年04月18日

    CD価格:2,175円(税込)

    アーサー・カテラルは、アルバート・サモンズと共に20世紀前半の英国楽壇を代表するヴァイオリニストで、英コロンビア等に録音も行いましたが、なぜかLP、CDを通じて復刻盤が非常に少なく、当盤は貴重なものです。1883年に音楽家の家庭に生まれたカテラルは早熟の才能を発揮し、9歳でメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を公開の場で演奏。10歳前にハレ管弦楽団のコンサートマスター、ウィリー・ヘスの指導を受けた後、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を初演したアドルフ・ブロツキーに学び、強い影響を受けました。1902年からハレ管の指揮者を務めていたハンス・リヒターがカテラルにほれ込み、バイロイト音楽祭に招いて祝祭管弦楽団と共演。二人はその後何度も共演しています。 カテラルの名声はアメリカにも及び、1913年から25年にかけてハレ管のコンサートマスターを務めていた間、1920年にピエール・モントゥー率いるボストン響からコンサートマスターに招かれましたが、英国に残ることを選んで辞退しました。1929年にはエイドリアン・ボールトの下に新設されたBBC交響楽団のコンサートマスターに招かれ、36年まで務めました。カテラルはソロ、室内楽、更には指揮者としても活動し、彼によって初演・英国初演された同時代作品も多数あります。 ここに復刻されたモーツァルトとブラームスは史上初の全曲盤だったとのこと。ただしモーツァルトの第2楽章と第3楽章に少しカットがあります。ブックレットには歴史的録音の研究家Jonathan Woolf氏による8ページの解説(英語のみ)とカテラルの写真3点が掲載されています。

  • 商品番号:8.574624

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    ヘンデル(1685-1759)
    オラトリオ「復活」 詳細ページ
    [カリン・ティニー、フランチェスカ・ロンバルディ・マッズーリ 他、アッティリオ・クレモネージ、ハレ・ヘンデル祝祭管弦楽団]

    発売日:2025年04月11日

    CD 2枚組価格:2,900円(税込)

    ヘンデルの「復活」は、1707年に作曲された彼の初の宗教的オラトリオ。キリストの受難から復活までの出来事を扱っており、劇的な音楽が特徴です。中でもキリストの死を悼む歌と天使とルシファーの激しい応酬が聴きどころ。 ヘンデルはカペーチェの台本からインスピレーションを得て、多彩な楽器編成による輝かしくドラマティックな音楽を書きあげており、1708年4月の初演時にはアルカンジェロ・コレッリが指揮者を務め、聴衆や批評家の間でセンセーションを巻き起こしました。しかし、この上演に女性歌手マルゲリータ・ドゥラスタンティが参加したため、当時のローマの規則に反すると教皇クレメンス11世から戒告を受けています。とはいえ、ヘンデルはこの作品を気に入っていたようで、モチーフやセクションを後の歌劇やオラトリオに転用しています。 ヘンデルをはじめとするバロック・オペラをレパートリーにするマッズーリやトムキェヴィチの生き生きとした歌唱に加え、指揮者アッティリオ・クレモネージが1708年にローマで行われたこの作品の初演について広範囲にわたる研究を行い、その成果を演奏に生かしています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ALPHA1034

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    平均律クラヴィーア曲集 第2巻 詳細ページ
    [アーロン・ピルザン]

    BACH, J.S.: Well-Tempered Clavier (The), Book 2, BWV 870-893 (Pilsan)

    発売日:2025年04月11日 NMLアルバム番号:ALPHA1034

    CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)

    こだわりの不等分律による『平均律』第2巻!2020年にアーロン・ピルザンがALPHAへの初録音としてリリースした『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』は、バッハが目指したWohltemperierte(程よい調律)を求めて徹底的にこだわりぬいた不等分率と、それによって調号が増えるにつれて生じてくる音のうなりもバッハが計算していたという解釈のもと、見通しの良い演奏も相まって世界中で高い評価を得ました。 約3年の時を経て録音された第2巻では、第1巻と同じコンセプトに基づき、調律師からエンジニア、録音場所までも同じく揃えて制作されたもの。現在でも高い人気を誇る第1巻から約20年の時を経て作曲された第2巻は、より大胆な和声などを取り入れた意欲的な内容となっていますが、ピルザンは第1巻の録音から3年の間に世界で起こったパンデミックやロシアのウクライナ侵攻といった変化に思いを馳せつつ、より深化したバッハ解釈を聴かせています。 メリハリが明晰で細やかな表現ながらすっきりとした彼の演奏は今回も強い説得力を持ち、クリアな録音と相まって、たいへん美しいアルバムに仕上がりました。

    収録作曲家:

  • 商品番号:C434CD

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    〈カンタータ 第49集〉
    第106番、117番、154番 詳細ページ
    [ルドルフ・ルッツ(指揮)バッハ財団管弦楽団・合唱団]

    発売日:2025年04月11日

    CD価格:5,175円(税込、送料無料)

    ルドルフ・ルッツとバッハ財団管弦楽団によるカンタータ第49集。 第117番「至高の善に讃美と栄光あれ」は、1728~31年頃の作品。使われているコラールが特定の典礼に関するものではないため、教会暦のどこに該当するかわかっていません。自由詩を用いず、ヨハン・ヤーコプ・シュッツ(1640-1690)のコラール全9節をそのまま採用、全ての楽章の終わりには「我らの神に栄光を帰せよ!」という句が置かれ、全体の統一感を生み出しています。曲は力強い合唱で始まり、バスのレチタティーヴォ、テノールのアリアが続きます。短いコラールの後、アルトのレチタティーヴォとバスのアリアが置かれ、アルトのアリアへとつながります。最後はテノールの短いレチタティーヴォを挟み、力強く歌い上げるコラールで締めくくられます。 第106番「神の時こそいと良き時」は哀悼行事とも呼ばれる葬儀用の小さなカンタータ。1768年に作曲、22歳のバッハの透徹した死生観が反映された劇的な作品です。ルッツのチェンバロに導かれた、死者の眠りを描くかのような美しい序奏に始まり、合唱が「神の時こそいと良き時」を歌い継ぎます。テノールのアリオーソとバスのアリアを経て、壮大な合唱「これは古き契約」が歌われ、ソプラノ、アルト、バスのアリアが続き、最後は晴れやかなコラール合唱で曲を終えます。 第154番「わが最愛のイエスは失われり」は1724年1月9日初演、顕現節後最初の日曜日のためのカンタータ。ルカ福音書2章41-52節の「神殿における12歳のイエス」のエピソードが用いられており、神殿で学者と問答するイエスと、彼を見失い不安となった両親の心情、再会の喜びが描かれています。冒頭には合唱は置かれておらず、ソリストの歌が主体。オーケストラの編成規模も小さくコンパクトにまとめられています。テノールのアリアには劇的な表現が求められており、ここではベルンハルト・ベルヒトルトが素晴らしい歌唱を聴かせます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS182

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    ラモー(1683-1764)
    舞踏音楽劇《ピグマリオン》
    バイユー(1730頃-1800)
    カンタティユ『ピグマリオン』 詳細ページ
    [カミーユ・ドラフォルジュ、アンサンブル・イル・カラヴァッジョ、ヴェルサイユ王室歌劇場合唱団]

    発売日:2025年04月11日

    CD価格:2,775円(税込)

    冴えわたるラモーの独自性を浮き彫りにする新旧小品まで見事な1枚自ら彫り出した石像ガラテイアに恋してしまった青年彫刻家ピグマリオンの一途な思いに女神アフロディテが心打たれ、その石像に命を吹き込んで生身の女性とし、両者を幸せへと導く古代ギリシャの神話。名高いオヴィディウス『転身物語』にも語られるこのストーリーは18世紀フランスでも人気を博し、少なからぬ画家や作家が作品の題材に用いています。音楽ではラモー全盛期の1幕物舞踏音楽劇が出色で、1748年の初演から歿後に至るまで、同世紀を通じて最も頻繁に上演された彼の作品の一つとなりました。バロックと古典派の間でユニークな作曲語法を使いこなしたラモーの独自性を端的に示すこの一編を中心に、彼が影響力を持った時代のカンタティユ(小カンタータ)と、当初ラモーの斬新さに辟易した保守派が神と仰いだリュリの劇付随音楽をカップリング。 恋の病が全く異なる顛末を導き出す前後時代の2作品との対比によってラモーの驚くべき才能のありようを浮き彫りにし、メリハリある音楽作りで各作品の魅力をよく伝えてくれるのは、フランスのシーン最前線で18世紀以前の知られざる名品を紹介し続ける俊才集団アンサンブル・イル・カラヴァッジョと実力派歌手たち。ロマン派以降のオペラでも大活躍のマティアス・ヴィダル演じるピグマリオンは圧巻の演技力を宿した歌唱が素晴しく、ハイドン世代の作曲家バイユーの古典派風佳品を伸びやかに聴かせるカトリーヌ・トロットマン、リュリ作品の機微を精緻に伝えるアポリーヌ・ライ=ヴェストファルと共にフランス楽壇の層の厚さを実感させてくれます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:GRAM99343

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    発売日:2025年04月11日

    CD価格:2,550円(税込)

    このアルバムにはオーストリアのピアニスト、マルティン・ヌーバウアーが選んだ5種の歴史的ピアノで演奏したショパンの作品が収録されています。レパートリーは主に1840年前半に作曲された作品で、ショパンがノアンで穏やかに創作に励んでいた時期のもの。充実した内容を持つ作品群です。ヌーバウアーはショパンが好んだ当時のピアノの音色とタッチを再現するために1829年から1853年に製作された楽器を使用。初期の透明感のある響きから、1842年のプレイエル・グランドピアノや1853年のエラール・グランドピアノの豊かで丸みのある音へと進化する様が手にとるようにわかるでしょう。 ヌーバウアーは1997年オーストリア生まれ、14歳の頃からピリオド楽器を演奏し、2016年にブルージュ国際古楽コンクールで川口成彦に次ぐ3位に入賞した実力者です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:LDV145

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    モダンタイムズ
    ラヴェル、アレンスキー、スルンカ(1975-)
    ピアノ三重奏曲集 詳細ページ
    [トリオ・パントゥム]

    Piano Trios - RAVEL, M. / ARENSKY, A.S. / SRNKA, M. (Modern Times) (Trio Pantoum)

    発売日:2025年04月11日 NMLアルバム番号:LDV145

    CD日本語解説付き価格:2,775円(税込)

    若きピアノ・トリオの意欲的デビュー・アルバム2016年、パリ国立高等音楽院の学生によって結成されたトリオ・パントゥム。初めて集まって初見で弾いた曲がラヴェルのピアノ三重奏曲第2楽章「パントゥム」だったことが名前の由来という彼らは、各地の名高い国際コンクールに積極的に参加、2023年だけでウィーン、リヨン、ミュンヘン、そして大阪など6つのコンクールに出場し、栄えある賞に輝いています。 そのデビュー・アルバムの軸にラヴェルを据えるのは当然の成り行きであったといいますが、彼らは一つの美学にとらわれることなく、好奇心に導かれるままに、対照的で多彩なレパートリーを探求することを目指しました。そのためここには彼らの最も愛する作品に加え、ロシアのロマン派アレンスキーの佳作、そしてチェコ音楽界新進気鋭のスルンカによるSNSを題材とした作品を組み合わせ、それぞれの影響を明らかにしています。その演奏はリリカルで瑞々しくダイナミックですが、単に若々しいだけでなく、どの作品にも思慮深く誠実に対峙しているのがよく表れた、たいへん美しく好感の持てるものとなっています。 ピアノを担当する岡田浩二朗は1999年ボルドー生まれ。ベルギーやスペインで開催されたコンクールに度々入賞するなど、ソロでも実績を重ねてきた期待の新鋭です。

  • 商品番号:RIC470

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    ヘンデル(1685-1759)
    ディクシット・ドミヌス
    コロンナ(1637-1695)
    コンチェルタート様式による5声のミサ曲 詳細ページ
    [レオナルド・ガルシア=アラルコン、ナミュール室内合唱団、カペラ・メディテラネア]

    COLONNA, G.: Messa a 5 Concertata / HANDEL, G.F.: Dixit Dominus (Namur Chamber Choir, Cappella Mediterranea, García Alarcón)

    発売日:2025年04月11日 NMLアルバム番号:RIC470

    CD価格:2,775円(税込)

    ボローニャ楽派の知られざる至宝と、若きヘンデルの脈動を伝える快演!青年期のヘンデルが、バロック声楽の本場イタリアで豊かな教会音楽の伝統と最先端技法を学ぶ中で書いた初期の名作『ディクシット・ドミヌス』と、その少し前までボローニャで教会音楽の大家として活躍していたコロンナによるミサ曲のカップリング。 コロンナはブクステフーデと同じ1637年生まれで、ローマでベネヴォリに師事した後1659年にボローニャ聖ペトロニオ大聖堂のオルガニストとなり、1674年以降は同じ大聖堂の楽長として活躍、同市の音楽研究会アカデミア・フィラルモニカでも若きコレッリの入会から間もなく会長に就任、晩年はローマ教皇庁からも楽長職の打診があった大家です。同時進行する各パートが主役格の存在感を示すコンチェルタート様式を使いこなし、コレッリの合奏協奏曲の声楽版ともいうべき多声の教会用合唱曲を多く残しました。 楽曲構造の精緻さを損ねることなく地中海音楽のパッションを脈々と伝えるアラルコンは、その紹介者として最適の指揮者。独唱5人、5パート各4人の合唱に弦16+金管・木管計6をオルガン、ハープ、テオルボからなる通奏低音が支える編成と共に、両作品に内在する躍動感を鮮やかに引き出していきます。知と情の両輪ありきのイタリア芸術の真髄を伝える名演です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:SWR19164CD

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    ベルティーニ&シュトゥットガルト放送響
    マーラー(1860-1911)
    交響曲 第5番 詳細ページ
    [ガリー・ベルティーニ、シュトゥットガルト放送交響楽団]

    MAHLER, G.: Symphony No. 5 (Stuttgart Radio Symphony, Bertini)

    発売日:2025年04月11日 NMLアルバム番号:SWR19164CD

    CD価格:2,400円(税込)

    ベルティーニ&シュトゥットガルト放送響の音源発掘シリーズに待望のマーラーが登場!ガリー・ベルティーニは首席指揮者を務めたケルン放送交響楽団のイメージが強いですが、シュトゥットガルト放送響にも1978年の初共演以来繰り返し招かれ、1996年には日本ツアーも行っています。ここにCD化されるのは1981年のマーラー5番のライヴ。現地で大きな評判となり、シュトゥットガルト放送響の特典盤として限定頒布されたことのある演奏です。 ベルティーニのマーラー解釈は、徹底したリハーサルを経てマーラーの複雑なスコアを明晰に音にすることで、作品自体に語らせるようなものでした。ここに収められた演奏も指揮者の統率が細部まで行き届いている印象がありますが、それが窮屈さではなく解放感につながっています。アダージェットにおける息長く高揚を続ける音楽の明晰さと力強さ、その果てに訪れるクライマックスの輝かしい官能性はベルティーニならでは。録音は少ないマイクによるものか、各楽器の分離はいま一つですが、オーケストラ全体で作る響きはよく感じられます。ベルティーニ・ファンにとっては1990年のケルン放送響盤との比較も興味深いでしょう。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.504062

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    平均律クラヴィーア曲集 第1巻・第2巻 詳細ページ
    [イディル・ビレット]

    BACH, J.S.: Well-Tempered Clavier (The), Books 1 and 2 (Biret)

    発売日:2025年04月04日 NMLアルバム番号:8.504062

    CD 4枚組価格:2,850円(税込)

    1941年生まれのトルコの名ピアニスト、イディル・ビレットは幼少期からバッハの音楽に触れており、とりわけ、4歳の時に78回転レコードで聴いたエトヴィン・フィッシャーが弾く「平均律クラヴィーア曲集第2巻」のヘ短調を聴いて深い感銘を受けたと言います。しかし当時の彼女のテクニックでは前奏曲はなんとか演奏できたものの、フーガの様々な音を演奏することまではできなかったようです。 その後もバッハを演奏するたびにその作品を「時代を超えた存在」として捉え、回顧録やインタビューでは「バッハが音楽の核心にあり、彼への信頼は変わらない」と語るビレット。この2015年に録音された「平均律クラヴィーア曲集」全曲では、彼女の深い愛情と熟練の解釈による見事なバッハを聴くことができます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1459

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    メンデルスゾーン(1809-1847)
    宗教合唱曲集 詳細ページ
    [ラトヴィア放送合唱団、シグヴァルズ・クラーヴァ]

    MENDELSSOHN, Felix: Sacred Choral Works - Psalms / Die deutsche Liturgie / 6 Sprüche (Latvian Radio Choir, Kļava)

    発売日:2025年04月04日 NMLアルバム番号:ODE1459-2

    CD価格:2,475円(税込)

    世界最高レベルとの定評のあるラトヴィア放送合唱団が歌うメンデルスゾーン12歳から詩篇の作曲を始めたメンデルスゾーンは、1840年代に無伴奏合唱曲の作曲に取り組み、多くの作品が生まれました。詩篇100篇「世界よ、耳をすませよ」は1844年の作品。ハンブルクの改革派ユダヤ教寺院からの委嘱の可能性があるものの、最終的にベルリン聖歌隊のために作曲されたと考えられます。この曲のテキストはメンデルスゾーン自身にとって特別な意味を持ち、晩年には英国国教会向けに改作も行いました。 「ドイツ典礼」は1846年作曲。プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世の依頼により、ベルリン大聖堂の聖歌隊のために作曲されました。10の短い楽章から成り、プロテスタント礼拝用を意図していますが、完全な形で出版されたのは1997年のことでした。ここではキリエ、グローリア、サンクトゥスの3曲が歌われています。 1843-46年の「6つのアンセム」は1年ごとの祝祭日を教会暦に沿ってテーマにした賛美歌集で、全体に統一感のある簡潔な仕上がりになっています。「3つの詩篇」は1843~45年の大規模な作品。詩篇の間に2曲が挟まれており、世界初録音となるトラック14の「父に栄光あれ」は「ドイツ典礼」の頌歌として作曲されたもので、メンデルスゾーンはこのテキストを他にも用いるなど大切に扱っています。 最後に置かれた「夕べの祝福のために」は、彼が24歳の1833年の作品で、存命中に出版された初期のモテットです。厳粛な雰囲気を持ち、対位法には彼が敬愛していたバッハの影響が窺えます。 トラック11から15では、島根県出身でリガ在住、合唱指揮者でもある山﨑志野がアルトを歌っています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.226926

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    カバレフスキー(1904-1987)
    シューマン(1810-1856)

    チェロ協奏曲 詳細ページ
    [テオドール・リングスタット、エヴァ・オッリカイネン、コペンハーゲン・フィル]

    KABALEVSKY, D.B.: Cello Concerto No. 2 / SCHUMANN, R.: Cello Concerto, Op. 129 (Lyngstad, Copenhagen Phil, Ollikainen)

    発売日:2025年03月28日 NMLアルバム番号:8.226926

    CD価格:2,400円(税込)

    1993年生まれ、25歳の若さでコペンハーゲン・フィルの首席奏者に抜擢されたリングスタットのデビュー・アルバム。カバレフスキーの協奏曲第2番はショスタコーヴィチの影響を受けながらも独自の魅力を持ち、晩年に作曲されたシューマンの協奏曲は憂愁に溢れた響きが美しい傑作で、リングスタットは持前の感性とテクニックで聴き手をひきつけます。 テオドール・リングスタットはデンマーク王立音楽アカデミーとマンハッタン音楽学校で学び、数々の賞を受賞。この録音ではデンマーク王立音楽アカデミーが所有する“テストーレ“のチェロを演奏。数多くの受賞歴を持つ録音プロデューサー、ダニエル・ダヴィドセンが銘器のつややかな美音を余すことなく捉えています。

  • 商品番号:8.551486

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    リース(1784-1838)
    ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op.143
    ピアノ三重奏曲 ヘ短調 WoO 86 詳細ページ
    [トリオ・エグモント]

    RIES, F.: Piano Trios, Op. 143 and WoO 86 (Trio Egmont)

    発売日:2025年03月28日 NMLアルバム番号:8.551486

    CD価格:1,900円(税込)

    ベートーヴェンの弟子として知られるフェルディナント・リースは、ボンの音楽一家に生まれ、ウィーンで1803年から3年間彼の弟子となりました。後にロンドンへ移り、1815年にはロンドン・フィルハーモニック協会のディレクターに就任して、ベートーヴェンに「交響曲第9番」を委嘱するきっかけを作りました。1824年以降はドイツに戻り、「ニーダーライン音楽祭」の指揮を務めるなど、作曲家・指揮者として活動。ウィーン古典派からロマン派への架け橋となる作品を残しています。 このアルバムには彼がイギリスからドイツに戻ってから書いた2つのピアノ三重奏曲を収録。1826年の「ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op. 143」は詩的な緩徐楽章を中心に、技巧的な第1楽章とタランテッラ風の終楽章が印象的な歌心溢れる作品です。世界初録音となるヘ短調の三重奏曲は1836年作曲。ベートーヴェンを思わせる絶望から情熱、平穏へと至る感情の流れが描かれた第1楽章、穏やかな第2楽章、ポーランド風のリズムで始まる第3楽章と次々と主題が入れ替わるジプシー風の終楽章で構成された大胆な音楽です。 トリオ・エグモントは2019年に創設された古楽器アンサンブル。2021年に開催された歴史的楽器による室内楽コンクール「Beethoven in seiner Zeit」で第1位を受賞。またリースのピアノ三重奏曲作品2の演奏に対してフェルディナント・リース協会から特別賞が贈られました。この録音ではガット弦を使用したヴァイオリン、チェロと1826/27年製のコンラート・グラーフのフォルテピアノが用いられています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574552

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    ヘンデル(1685-1759)
    ブロッケス受難曲 HWV 48 詳細ページ
    [ロバート・セリアー、ヴァネッサ・ヴァルトハルト、ミヒャエル・ホフシュテッター、ヘンデル音楽祭管弦楽団 他]

    HANDEL, G.F.: Brockes Passion (Sellier, Waldhart, Sokolik, Lichtenstein, Zehe, Halle Opera Chorus, Halle Handel Festival Orchestra, Hofstetter)

    発売日:2025年03月28日 NMLアルバム番号:8.574552-53

    CD 2枚組価格:2,900円(税込)

    18世紀初頭にハンブルクを拠点に政治家、外交官としても活躍した作家ベルトルト・ハインリヒ・ブロッケスが、キリストの受難の物語を、主に聖書に寄りつつ独自の登場人物(「シオンの娘」や「信ずる魂」など)を加えて台本を執筆。そのテキストに、ドイツ後期バロック時代の錚々たる作曲家、ヨアヒム・カイザー、ゲオルク・フィリップ・テレマン、ヨハン・マッテゾンらが競って作曲しました。ハレの学生時代からブロッケスの朋友だったヘンデルもそのひとり。しかし、バロック時代の典型的な受難曲のスタイルとは異なり、ヘンデルは後に彼の得意ジャンルとなるオラトリオとしてこの作品を創作しました。 この録音は、2023年作曲家の生地ハレのヘンデル音楽祭での収録。バロックから近代のオペラまでをレパートリーとして活躍するミヒャエル・ホフシュテッターのダイナミズムに溢れるタクトのもと、福音史家役のロバート・セリアー、シオンの娘役のヴァネッサ・ヴァルトハルトを初めとした歌手たちの入魂の歌唱と、群衆としてドラマに参加する合唱によって、ヘンデルによるキリストの受難劇が描かれています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574614

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    リスト(1811-1886)
    〈ピアノ曲全集 第65集〉
    ハンガリーの主題による作品集 詳細ページ
    [クリストファー・ウィリアムズ]

    LISZT, F.: Piano Works on Hungarian Themes (Liszt Complete Piano Music, Vol. 65) (Christopher Williams)

    発売日:2025年03月28日 NMLアルバム番号:8.574614

    CD価格:1,900円(税込)

    大人気シリーズ、リストのピアノ曲全集。第65集にはリストの心のよりどころとも言えるハンガリーの旋律に基づく作品が収録されています。 「ラコッツィ行進曲」はハンガリー狂詩曲第15番を原曲とするもので、多くの編曲版がありますが、恐らくは管弦楽版が最も知られており、ここでは管弦楽版に忠実なピアノ独奏版が収録されています。主テーマはイ短調、第2テーマはヘ長調で展開され、短い劇的な展開を経て、重厚なコーダで締めくくられます。アルバムには同曲の簡易版(トラック13)も収録。こちらは短いながらも演奏の難度は長尺版と同程度です。 「ハンガリーの民族旋律集」は“ハンガリー音楽の擁護者”を自認していたリストならではの作品で、多くの曲は後にハンガリー狂詩曲へと発展します。「ハンガリーのテンポ」はハンガリー狂詩曲第6番の冒頭に用いられた旋律ですが、狂詩曲とはリズムなどが異なります。「ハンガリーの有名な旋律」は同じく第6番の後半部分の旋律と同じもの。狂詩曲に比べ易しく書かれており、曲の終わりは完全に書き直されています。 演奏はウェールズ生まれのピアニスト、クリストファー・ウィリアムズ。知られざる作品の普及に務めており、GRAND PIANOレーベルのバルモーチン:ピアノ作品集は高く評価されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574647

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    フォーレ(1845-1924)
    マスクとベルガマスク
    主題と変奏
    カリギュラ/魔神たち 詳細ページ
    [ルース・ロジク、タラ・エロート、ジュリアン・ドラン、ベンジャミン・ラッセル、ジャン=リュック・タンゴー、アイルランド国立交響楽団]

    FAURÉ, G.: Masques et bergamasques / Theme and Variations / Caligula / Les Djinns (Rosique, Chamber Choir Ireland, Ireland National Symphony, Tingaud)

    発売日:2025年03月28日 NMLアルバム番号:8.574647

    CD価格:1,900円(税込)

    ジャン=リュック・タンゴーが指揮する、フォーレのあまり知られていない合唱曲と管弦楽作品のアルバム。 ヴィクトル・ユゴーの詩による「魔神たち」は合唱と管弦楽版を収録。「カリギュラ」はアレクサンドル・デュマ(父)の劇のためにフォーレが初めて手掛けた劇音楽で、冒頭の壮麗な金管のファンファーレに続き、ローマ宮廷の女性たちの生活を描いた牧歌的な音楽が続きます。最後は皇帝を眠りに誘う子守歌風の旋律で幕を閉じます。 「主題と変奏」の原曲はフォーレの大規模なピアノ曲。これをデジレ=エミール・アンゲルブレシュトが1955年に編曲したオーケストラ版を収録。アンゲルブレシュトは、それぞれの変奏曲の主要な旋律を異なる楽器で演奏させることで、作品の引き立たせています。 「マスクとベルガマスク」は19世紀後半に人気があったフェート・ガラント様式を反映した組曲で、フォーレは過去の自作曲を用いながら古風でノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:A577

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    メタモルフォーゼ
    無伴奏ヴァイオリンとバッハ
    パルティータ 第2番
    トッカータとフーガ
    無伴奏チェロ組曲 第1番&第2番
    詳細ページ
    [マルコ・セリーノ]

    BACH, J.S.: Toccata and Fugue, BWV 565 / Partita for Solo Violin No. 2 / Suites for Solo Cello Nos. 1 and 2 (Metamorphoses) (Serino)

    発売日:2025年03月28日 NMLアルバム番号:A577

    CD価格:2,775円(税込)

    冴えわたる銘器の美音を通じ、変容による新たな魅力で広がるバッハ世界現代楽器と古楽器をどちらも弾きこなし、イ・ムジチのメンバーでもあったイタリアのヴァイオリン奏者マルコ・セリーノは、映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネの厚い信望も得て活躍を続けてきました。バッハ研究者としての顔も持つセリーノはさまざまな作品の成立経緯を辿って復元・再構成も手がけており、彼が準備した楽譜はジュリアーノ・カルミニョーラやコンチェルト・ケルンの録音でも使われています。 アマティの銘器とトゥルト(トゥルテ)の弓を手に臨んだこのソロ録音では、ヴァイオリン音楽であった可能性が示唆されている有名な「トッカータとフーガ」と、19世紀以来ヴァイオリン独奏版もたびたび編まれている『無伴奏チェロ組曲』からの2編を編曲。もともと無伴奏ヴァイオリンのための作品であるパルティータ第2番に始まり、鮮烈な高音域と分散和音が印象的なトッカータとフーガを経て、チェロの音域と不可分と思われた楽想が意外にもバロック・ヴァイオリンに馴染んで聴こえる編曲世界へと向かう入念なプログラムを聴かせてくれます。 楽器の巧みなコントロールによって導き出される美しい響きを、溢れんばかりの自身の歌心に任せず適切な音楽解釈へと昇華してゆくセリーノの演奏は実に見事。曲順の妙と相俟って深く聴き極めたくなること必至の充実録音に仕上がっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ALPHA1124

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    プロコフィエフ(1891-1953)
    ピアノ協奏曲 第2番
    ショール(1970-)
    ピアノ協奏曲 第1番 詳細ページ
    [ベフゾド・アブドゥライモフ、ヴァシリー・ペトレンコ、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団]

    PROKOFIEV, S.:Piano Concerto No. 2 / SHOR, A.: Piano Concerto No. 1 (Abduraimov, Royal Philharmonic, Petrenko)

    発売日:2025年03月28日 NMLアルバム番号:ALPHA1124

    CD価格:2,775円(税込)

    アブドゥライモフのショールがALPHAからも登場、カップリングはプロコフィエフの2番!2009年のロンドン国際ピアノ・コンクールで優勝して以降、着実に演奏経験を重ねてきたウズベキスタン出身のピアニスト、ベフゾド・アブドゥライモフ。ALPHAからのアルバム第3弾は協奏曲を収めたもので、プロコフィエフ第2番とショール第1番という待望の内容となっています。 プロコフィエフがサンクトペテルブルク音楽院在学中に完成させ、1913年に作曲者自身がソリストを務めて初演されたピアノ協奏曲第2番は、先鋭的な内容が大きな反響を呼んだもののその手稿はロシア革命を挟む混乱の中で行方不明となり、現行版は1923年に記憶を基に復元のうえ改訂された版となっています。力強く野性的、かつモダンでロマン性も高いこの作品をアブドゥライモフは得意としており、2023年6月のNHK交響楽団定期公演でも披露し、圧巻の演奏を聴かせてくれたことも記憶に新しいところ。ここでもペトレンコ率いるロイヤル・フィルの力演もあり、ダイナミックで歌心に溢れる期待以上の演奏となっています。 カップリングはウクライナ出身で現在ではニューヨークを拠点に活動するアレクセイ・ショールのピアノ協奏曲。ショールは近年注目を集めていますが、アブドゥライモフは2024年12月の来日公演でここに収められたピアノ協奏曲第1番の日本初演を行い、NAXOSにもショールの協奏作品を録音(8.579140)するなど、その作品を高く評価しています。多分にロマンティックで美しく聴きやすいショールの作品は、プロコフィエフの野性味と好対照をなしながら反発することはなく、むしろお互いに共鳴していると感じられるほど自然な組み合わせとなっていることに驚かされます。アブドゥライモフはここでも作品に深く寄り添い、その美しさを十二分に引き出し色彩感を際立たせた伸びやかな演奏を聴かせています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ALPHA1125

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    輪廻
    シューマン(1810-1856)
    女の愛と生涯
    フォーレ(1845-1924)
    イヴの歌 詳細ページ
    [ケイト・リンジー、エリック・ル・サージュ]

    SCHUMANN, R.: Frauenliebe und -leben / Myrthen (excerpts) / FAURÉ, G.: La chanson d'Ève (Samsara) (Lindsey, Le Sage)

    発売日:2025年03月28日 NMLアルバム番号:ALPHA1125

    CD価格:2,775円(税込)

    名花ケイト・リンジーが歌い上げる「女の愛と生涯」アメリカはヴァージニア州生まれで現在は英国を拠点に活動するメゾ・ソプラノ、ケイト・リンジー。古楽から現代、ジャズまで幅広いレパートリーを持ち、その類稀な表現力で高い評価を得ている彼女がALPHAからリリースする4枚目のソロ・アルバムは、よく知られたシューマンの名作『女の愛と生涯』と、知名度では落ちるもののフランス歌曲ファンの間では根強い人気を持つ、フォーレの『イヴの歌』の2作を柱とした一枚です。どちらの歌曲集も、恋する女性と楽園のイヴという女性を主人公としており、「無垢、発見、喜び、悲しみ、そして最終的には経験によってのみ得られる人生のより深い理解を扱っています」とリンジーは語っています。そして彼女はこのアルバムを、生から死、そして新たな生へと続く命のサイクルを想起させる『サンサーラ(サンスクリット語で輪廻)』と名付けました。 『ミルテの花』からの数曲や、「月の光」なども収録。シューマンとフォーレのいずれに関してもスペシャリストという絶好の共演者、ル・サージュのピアノも素晴らしいサポートを聴かせます。リンジーの持つ声と表現の美しさを堪能するこのとできるアルバムです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ALPHA1154

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    マーラー(1860-1911)
    交響曲 第5番 嬰ハ短調[LP 2枚組] 詳細ページ
    [パーヴォ・ヤルヴィ、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団]

    発売日:2025年03月28日

    LP 2枚組価格:5,175円(税込、送料無料)

    パーヴォ・ヤルヴィ&トーンハレによるマーラーの交響曲全集始動!マーラーの交響曲にはこれまでに何度も取り組み、フランクフルト放送響とライヴ映像での全集(C-major)も完成させているパーヴォ・ヤルヴィですが、それから10年以上の時が経ち、本人が「適切な時間を待っていた」と語るセッションでの全集録音が、いよいよ始動しました。首席指揮者を務めるチューリヒ・トーンハレ管弦楽団をこの大きな企画の相棒に選び、第一弾として送り出されるのは第5番。第1番から第4番までの様々な試みを経て、作曲家本人の新たな展開と器楽のみによる交響曲の新境地を切り開いたこの作品は、まさに門出にふさわしいものと言えるでしょう。 周到に準備された演奏、そして録音も万全なもの。パーヴォが描く細部にまでこだわったフレージングと長大な作品を堅固に組み上げる見事な構築力、トーンハレ管の緻密なアンサンブル、そしてこのオケが持つ独特の輝かしさと翳りが深いコントラストを刻み、作品を彫の深いものに仕上げてその巨大なスケールを引き立てています。 ヴァイオリン両翼配置をはじめ、第3楽章のホルン・ソロを他のホルン・パートの逆サイドに立たせるなど、オーケストレーションの面白さやアイデアを引き立てる見通しの良い録音も特筆すべきものです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:AN28893

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    ヴァイオリン協奏曲全集 詳細ページ
    [ジェイムズ・エーネス、川崎洋介、アレクサンダー・シェリー、ナショナル・アーツ・センター管弦楽団 他]

    発売日:2025年03月28日

    CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    誠実なるヴァイオリニスト、満を持してのバッハ協奏曲録音現代カナダを代表するヴァイオリニストの一人ジェイムズ・エーネス。近年ではCHANDOSやONYXなど英国のレーベルでの活躍も目覚ましいところ、今回は久々にフランス語圏カナダのANALEKTAからのリリースです。 同レーベルでは21世紀初頭に無伴奏曲やチェンバロ奏者リュック・ボーセジュールとのソナタ群などバッハ作品を録音し好評を博していますが、今回は満を持してのバッハの協奏曲録音。「志を同じくするパートナーがいなくては録音できないと思っていた、30年にわたる共演歴を通じ、その理想を満たす存在と思い当たり録音に臨んだ」とエーネス自身がライナーノートで語るオタワのナショナル・アーツ・センター管弦楽団とのアンサンブルはまさに一心同体、エーネスならではの端正かつ誠実なアプローチを受けてカナダの演奏陣も意欲充分にバッハの世界へと分け入ってゆきます。 18世紀当時の解釈スタイルを志す古楽器演奏やピリオド・アプローチが身近になって以降ならではの、作品の造形をよく捉えながら隅々まで生気が漲ったアンサンブルの妙は、何度でも嚙み締めたくなる味わい深さ。失われたヴァイオリンのためのソロ・パートを鍵盤向けに移したと言われるチェンバロ協奏曲群からの原曲復元はエーネス自ら「可能な限り原作を崩さず、原作の様式内と思われる補筆に留め」行っており、一貫性ある解釈のこだわりあればこその比類ない音楽美を味わえます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CCS47425

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    バルトーク(1881-1945)
    2つのヴァイオリンのための44の二重奏曲
    ベリオ(1925-2003)
    2つのヴァイオリンのための二重奏曲 詳細ページ
    [マリア・ミルシテイン、マティユー・ファン・ベッレン]

    BARTÓK, B.: 44 Duos for 2 Violins, Vol. 1 / BERIO, L.: Duos for 2 Violins (Milstein, Bellen)

    発売日:2025年03月28日 NMLアルバム番号:CCS47425

    CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    教育用に書かれながらも異彩を放つ名作2曲をカップリングモスクワで音楽一家に生まれベルギーでオーギュスタン・デュメイに師事、現在はアムステルダム音楽院で後進の指導にもあたるヴァイオリニスト、マリア・ミルシテインと、オランダの名手マティユー・ファン・ベッレンによるヴァイオリン・デュオのための大作2題。 バルトークが教育用に書いた44の二重奏曲は東ヨーロッパ諸国の民謡が元になっており、順を追って難易度が増す趣向ですが、独創的な和声や印象的な不協和音なども聴かれるたいへんユニークなもの。ここでは演奏者の解釈によって独自の順で演奏されています。ベリオの二重奏曲もまた教育用として書かれたもので、技巧的にも曲想的にも多彩でそれぞれの曲には献呈先あるいは先人達の名前が付けられています。第1曲「ベラ」はバルトークへのオマージュ。 CHALLENGE CLASSICSからも既にデュオのアルバムをリリースしているミルシテインとファン・ベッレンは、彼らならではの息の合った演奏と隙の無いテクニック、そして鋭い表現で最後まで集中を切らすことがありません。倍音が重なり合い、2挺の音にはとても聴こえないような響きも楽しめます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS135

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    ミサ曲 ロ短調 BWV 232 詳細ページ
    [ジョン・エリオット・ガーディナー、ベサニー・ホラク=ハレット、レジナルド・モブリー 他 イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団]

    発売日:2025年03月28日

    DVD+Blu-ray 各1枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    深化し続ける巨匠のバッハ解釈。
    ルイ14世の礼拝堂に響く至高のミサ
    1960年代にモンテヴェルディをはじめとするバロック合唱作品でデビューして以来、半世紀以上のキャリアを通じ管弦楽指揮やオペラでも活躍、幅広い演目で名演を重ねてきた英国人指揮者ジョン・エリオット・ガーディナー。その心は常に大バッハから離れず、モンテヴェルディ合唱団と共に立ち上げた自主レーベルも、かの作曲家が楽譜の末尾に書き添えた言葉を引きSoli Deo Gloriaと命名。21世紀以降も教会カンタータの数々や幾多の大作合唱曲、合奏曲などバッハ録音史を塗り替える名盤の数々を世に送り出し、2014~2019年にはライプツィヒ・バッハ・アルヒーフの主幹も務めています。若き日にリヨン歌劇場の音楽監督を務めて以降フランスとも縁深く、近年はパリのフィラルモニーやヴェルサイユ宮殿でも名演を披露。2023年4月、ルイ14世の存命中に完成した王室礼拝堂を会場に行われたバッハ畢生の大作『ミサ曲 ロ短調』演奏は、創設以来歴史を重ねてきた楽団を離れる直前の集大成とも言える充実解釈となり、映像ソフト化は画期的です。 バッハがその作風を確立しつつあった時代に築かれた、絢爛なバロック建築空間に集う音楽家たちを魅せるカメラワークの充実も頼もしいところ。ヴィオラのアネット・イサーリスやオーボエのミヒャエル・ニーゼマンなど大ヴェテランも健在、ナチュラルホルンのアンネケ・スコット、チェンバロのパオロ・ザンズなど名ソリストも活躍する器楽勢の傍ら、精緻な響きを重ねる合唱・独唱の説得力は圧巻というほかありません。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS147

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    ガスパリーニ(1661-1727)
    オラトリオ『アタリア』 詳細ページ
    [エマニュエル・レシュ=カゼルタ、カミーユ・プル、バスティアン・リモンディ、メロディ・ルヴィオ、フリオ・ザナシ 他 アンサンブル・エミオリア]

    発売日:2025年03月28日

    CD価格:2,775円(税込)

    過渡期ならではの新旧様式の交錯……だけではない充実のオラトリオ!バロック後期の巨匠A.スカルラッティとほぼ同じ時期を生き、ローマとヴェネツィアで充実した活躍をみせた作曲家ガスパリーニ。その再評価はこの数十年で静々と、しかし着実に進んでおり、ヴェネツィア歌劇界を盛り上げる前、ローマ時代に作曲した数々の宗教音楽劇(オラトリオ)の魅力にも光が当たる機会が増えてきました。ヴェルサイユに集うフランスの若き才人たちによって録音されたこの『アタリア』全曲録音もまさに近年の研究成果が詰まった充実名演です。 欧州西部で覇権を確立したフランスの太陽王ルイ14世のもと、大家ラシーヌが1691年に発表した戯曲『アタリ』を元に、親仏姿勢を強めつつあった教皇庁の本拠ローマで翌1692年に上演された本作は、当時のオラトリオにはまだ珍しかったダ・カーポ・アリア形式を積極的に導入、少し前にストラデッラが試み始めた合奏協奏曲風の書法を取り入れるなど新技法が目立つ内容。野蛮な暴君アタリアに殲滅された王族に仕えてきた大祭司と乳母が、将軍オルマーノと共に復讐を果たす起伏に富んだ物語です。 これを時にソロを挟んでコントラスト豊かな響きを聴かせる弦楽(編成は4/4/2/4/2)に支えられ、バロックから現代まで幅広いレパートリーで躍進中のカミーユ・プルを始めとした5人の歌手が合唱も兼ね、充実の歌唱で伝えています。同時期のコレッリ作品にも通じる音使いの妙、ヴィヴァルディ前夜の刺激的なイタリア・バロック世界をじっくりお楽しみください。

    収録作曲家:

  • 商品番号:IBS212024

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    モーツァルト(1756-1791)
    プーランク(1899-1963)

    2台ピアノのための協奏曲 詳細ページ
    [デュオ・デ・バレ、パブロ・ゴンザレス、カスティーリャ・イ・レオン交響楽団]

    発売日:2025年03月28日

    CD価格:2,475円(税込)

    ビクトルとルイス兄弟による「デュオ・デル・バレ」はソフィア王妃高等音楽院で学び、2005年に開催されたARDミュンヘン国際音楽コンクールで最高賞と聴衆賞を受賞。以来、ヨーロッパを中心に活躍するスペインのピアノ・デュオです。このアルバムではモーツァルトとプーランクの2台ピアノのための協奏曲を演奏。流麗なモーツァルトと美しい旋律に溢れたプーランクを聴かせます。 他にはピアノ・デュオのみの演奏でプーランクの2つの小品を収録。カプリースは1932年に作曲された「仮面舞踏会」に基づく曲で、彼は作品にジャズの雰囲気を盛り込み、シンコペーションが際立つ遊び心溢れる作品に仕上げました。「シテール島への船出」は、アントワーヌ・ヴァトーのロココ調の絵画からインスパイアされた曲で、キャバレー風のワルツに仕上げられています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:IBS222024

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    ヘンデル(1685-1759)
    オペラ・アリアと序曲集 詳細ページ
    [ルシア・カイウエラ、ラポテオーゼ]

    発売日:2025年03月28日

    CD価格:2,475円(税込)

    クープランの『L'Apothéose de Corelli(コレッリ讃)』のタイトルにちなんで名付けられたラポテオーゼは、2017年に結成されたスペインの古楽器アンサンブル。トラヴェルソ、ヴァイオリン、チェロ、チェンバロの4名の奏者で構成され、多くの国際コンクールで受賞歴を誇るほか、国際的な音楽祭への出演や、スペイン最大の音楽機関“Centro Nacional de Difusión Musical(CNDM)“のアーティスト・イン・レジデンスを務めるなど、幅広い活動を展開しています。 これまでに、知られざるスペインの古楽作品の復興をはじめ、カール・シュターミッツの作品(CKD684)、『ヘンデル・トリビュート』(IBS162019)などの録音を発表、高く評価された彼らですが、本アルバムでは、メンバーを加え総勢13名の管弦楽編成で、ヘンデルのオペラおよびオラトリオから厳選したアリアと器楽作品を演奏、初期の《アグリッピーナ》から後期の《イメネーオ》や《ヘラクレス》まで、幅広い時期の作品を取り上げ、鮮やかに聴かせます。 ルシア・カイウエラはマドリード生まれ。地元の音楽院で学んだ後、アムステルダム音楽院に留学し、古楽唱法を修めました。イタリアのマドリガーレやバロック・オペラ、フランス歌曲などを得意とするメゾ・ソプラノです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:KCD-2103

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    福田ひかり(ピアノ)
    ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)
    ソナタ集 詳細ページ
    [福田ひかり(ピアノ)]

    SCARLATTI, D.: Keyboard Sonatas (Hikari Fukuda)

    発売日:2025年03月28日 NMLアルバム番号:KCD-2103

    CD国内盤価格:3,000円(税込、送料無料)

    後期バロック作品の研究を続けている福田ひかり。バッハ2作に続く本作はドメニコ・スカルラッティ。徹底的なイタリアとスペインでの調査や古楽器研究を経て、かねてから温めてきたレパートリーに取り組んだ。フラメンコのギターやカスタネット、歌と踊り、街の喧騒、太陽に焼かれた乾いた土、光と陰のくっきりとした明暗。イタリア的性質と後半生で得たスペイン的性質の見事なコラボレーションの賜物。550余曲のソナタにおいて展開された独創的な音世界。本録音でも選び抜いた「C. Bechstein Model D-282」の可能性を極限まで追求。

    収録作曲家:

  • 商品番号:LDV141

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    発売日:2025年03月28日 NMLアルバム番号:LDV141

    CD日本語解説付き価格:2,775円(税込)

    2024年11月初めての来日公演を秋田で行ったクレマン・ルフェーブル。その演目でもあったOp. 14と28を含む、スクリャービン若き日の作品集が登場です。1897年パリで書き始められたソナタ第3番、それよりも前に書かれた即興曲集、そして幻想曲や詩曲とほぼ作曲順に続き、神秘主義へと傾倒してゆく時期に書かれたワルツで終わる構成。 ショパンを始めとした先人作曲家たちの影響を感じさせながらも、独創的な美しさに溢れたこれらの作品を、ルフェーブルは定評のあるその詩的センスで優雅に、かつ華麗に聴かせています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:900360

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    ブラームス(1833-1897)
    21のハンガリー舞曲(管弦楽版) 詳細ページ
    [ロベルト・アバド、ミュンヘン放送管弦楽団]

    発売日:2025年03月21日

    CD価格:2,325円(税込)

    19世紀初頭以降、ハンガリーの民俗音楽の旋律は西ヨーロッパで大きな人気を博しました。特に「ハンガリー音階」もしくは「ロマ音階」として知られる独特の短音階がその魅力の一部になっており、これらはリスト、バルトークなどの作曲家に影響を与え数多くの作品が生まれました。ブラームスの「ハンガリー舞曲」もその代表的な例の一つです。原曲はピアノ4手のために書かれましたが、その後ブラームス自身が最初の10曲をピアノ独奏用に編曲するとともに、一部の曲をオーケストラ用に編曲、このアルバムには彼の編曲の他、友人や後の音楽家による編曲が収録されています。 ロベルト・アバドはクラウディオ・アバドを叔父に持つイタリアの指揮者。フェニーチェ劇場でフランコ・フェラーラから指揮法を学び、サンタ・チェチーリア国立アカデミーでも研鑽を積みオペラを中心に世界中で活躍、2022年からボローニャ歌劇場フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めています。2009年と2012年にはイタリアの批評家賞「プレミオ・アッビアーティ賞」を受賞しました。この録音は1991年から1998年にかけてミュンヘン放送管弦楽団の音楽監督を務めていた時期のもので、オペラで培った歌心をオーケストラから存分に引き出しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ARIADNE5037

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    ボールトのエルガー
    エルガー(1857-1934)
    交響曲 第2番(1963年ステレオ録音) 詳細ページ
    [エイドリアン・ボールト、スコティッシュ・ナショナル管、BBC響&合唱団 他]

    発売日:2025年03月21日

    CD 2枚組価格:3,675円(税込、送料無料)

    放送音源やプライベート盤などを音源にした貴重な復刻を行っているSOMMレーベルのARIADNEシリーズから、長らく廃盤だったボールトとスコティッシュ・ナショナル管によるエルガーの交響曲第2番が登場。その他にも貴重音源とインタビューを収録、短いながらエルガーの愛娘キャリスとの対話もあります。 大成功を収めた交響曲第1番に続くべく、1911年に作曲者の指揮で初演されたエルガーの第2番ですが、評判は第1番に及びませんでした。この曲を名作として認識させる転機となったのは1920年の演奏会で、その時の指揮者がエイドリアン・ボールト。半世紀以上後の1975年に彼がロンドン・フィルを振ったEMI盤(現Warner)は決定的名盤と呼ばれています。 ここに収録された第2番は1963年の録音で、イギリスのWaverlyレーベルからリリースされ、1971年にはClassic for Pleasureから再発売されましたが、これを最後にカタログから消えていました。アルバムの副題通りの「忘れられた録音」です。ロンドン・フィル盤と比べると演奏時間は全曲で2分ほど短くなっていますが、解釈自体はすでに出来上がっており、悠揚とした音楽の足取りと息の長い高揚の果てにもたらされるカタルシスは、この作品にどっぷりと浸らせてくれます。 (曲目・内容欄に続く)

    収録作曲家:

  • 商品番号:CDS-8059

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    ベートーヴェン・フォー・ハープ 詳細ページ [パオラ・ペルッチ]

    BEETHOVEN, L. van: Harp Music (Perrucci)

    発売日:2025年03月21日 NMLアルバム番号:CDS8059

    CD価格:2,175円(税込)

    18世紀後半、クロマティック・ペダルの発明によりハープにおける半音の演奏が容易になったことで、主にフランスの上流階級の間で人気が高まりました。パリがハープ普及の中心地となり、とりわけ王族や貴族の間で広く愛奏され、フランス革命後もその人気は衰えることはありませんでした。そのため、1750年から1850年にかけてハープのために膨大な作品が作曲されるとともに、人気作品のハープ用編曲も数多く行われました。 このアルバムにはベートーヴェンがピアノまたはハープのためにと記した「スイスの歌による6つの変奏曲」と、偽作の可能性のある「3つのディヴェルティスマン」、名手ジョン・トーマスによる「月光」やニコラ=シャルル・ボクサが編曲した「易しいバガテル」と、原曲の譜面通りに演奏したピアノ・ソナタ第16番の「アダージョ・グラツィオーソ」が収録されています。 (曲目・内容欄に続く)

    収録作曲家:

  • 商品番号:HSP011

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    発売日:2025年03月21日

    CD価格:2,775円(税込)

    バッハ世界に深く傾倒する名手、満を持してのパルティータ3編ベルギーを中心に活躍するフランスのチェンバロ奏者フレデリク・ハースが「今ならできると思えた」と自主レーベルHitasuraで録音に踏み切ったのは、バッハが終生の職となるライプツィヒ聖トーマス教会の聖歌隊監督の座に就いて数年後、自費出版で毎年1編ずつ刊行していったチェンバロ組曲群からの3編。これらの組曲は1731年に6編が揃い『鍵盤練習曲集 第1巻』という曲集にまとめられ、今日では『6つのパルティータ』の名で知られています。 その後1741年の『ゴルトベルク変奏曲』まで全4編が世に出ることになる「鍵盤練習曲集」シリーズの全てにハースは深く惚れ込みながらも「よりよく弾きたいと思った瞬間からすぐ学び始めなくては人生が間に合わない、越えがたい嶮山」と考えており、この録音も「自分が常々聴きたい、聴かせたいと思ってきた姿を提示するものであって、何かの成果を誇示するものではない」と語っています。 しかし彼が弾き続けてきた1751年製オリジナル二段鍵盤の楽器から流れ出す解釈は、ごく自然な佇まいに満ちていながら隅々まで確信に貫かれた安定感があり、ほどよい残響で伝わる美音と共に作品の魅力を幾倍にも引き立ててやみません。「この演奏から“[バッハの世界は]もっと深く潜れるはず”と感じていただけたら」との言葉と共に送り出された作品像をじっくりお楽しみください。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ORC100366

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    リュート組曲 BWV 996-998
    (E. バインドマンによるピアノ編) 詳細ページ
    [エレノア・バインドマン]

    BACH, J.S.: Lute Suite, BWV 996 / Lute Partita, BWV 997 / Prelude, Fugue and Allegro, BWV 998 (arr. for piano) (Absolute) (E. Bindman)

    発売日:2025年03月21日 NMLアルバム番号:ORC100366

    CD価格:2,175円(税込)

    「ブランデンブルク・デュエット」や「無伴奏チェロ組曲」、「管弦楽組曲」のピアノ版編曲で知られるエレノア・バインドマン(エレオノール・ビンドマン)の新アルバム。バッハがリュートもしくはラウテンヴェルク(リュートに近い音のチェンバロ)のために作曲した作品をピアノ編曲で紹介し、その精巧な構造や豊かなテクスチャを再現しました。ヨハネ受難曲の「とくと見つめよ、わが魂よ」もリュートが活躍する曲です。 バインドマンはベーゼンドルファーを使用、中低音域の豊かな音色がバッハの音楽の魅力を引き出しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ORC100369

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    モーツァルト(1756-1791)
    ヴァイオリン協奏曲 第5番
    ドヴォルザーク(1841-1904)
    ロマンス
    4つのロマンティックな小品 詳細ページ
    [グレース・パク、エマニュエル・ヴィヨーム、プラハ・フィルハーモニア]

    DVOŘÁK, A.: Romances, Opp. 11 and 75 / MOZART, W.A.: Violin Concerto No. 5, "Turkish" (Grace Park, Prague Philharmonia, Villaume)

    発売日:2025年03月21日 NMLアルバム番号:ORC100369

    CD価格:2,175円(税込)

    2018年、ナウムバーグ国際ヴァイオリン・コンクールの優勝者グレース・パクのソロ・デビュー・アルバム。ドヴォルザークとモーツァルトを収録したこの1枚からは、彼女の実力と音楽性、美音を存分に味わえます。 グレース・パクはロサンゼルス生まれ。コルバーン音楽院とニューイングランド音楽院で学び、ミリアム・フリード、ロバート・リプセットらに師事しました。ニューヨーク・ユース管のソリストとしてカーネギーホールに出演、プラハ・フィルハーモニアとルドルフィヌムで演奏、ソウルではミンコフスキ指揮するグルノーブル・ルーヴル宮音楽隊のソリストを務めました。米国各地でマスタークラスを開催し、後進の指導にもあたっています。 使用楽器は1717年製ジュゼッペ・フィリウス・アンドレア・グァルネリ。

  • 商品番号:SOMMCD0698

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    テレマン(1681-1767)
    〈パリ四重奏曲 第1集〉
    6つのクァドリ(1730) 詳細ページ
    [ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ]

    TELEMANN, G.P.: Paris Quartets, Vol. 1: 6 Quadri (London Handel Players)

    発売日:2025年03月21日 NMLアルバム番号:SOMMCD0698

    CD価格:2,250円(税込)

    英国古楽界の腕利き奏者を集めて2000年に旗揚げしたロンドン・ヘンデル・プレイヤーズが、テレマンの『パリ四重奏曲集』全曲録音を開始。 『パリ四重奏曲集』には1730年にハンブルクで出版された「クァドリ」(6曲)と1738年にパリで出版された「新しい四重奏曲集」(6曲)があり、前者がパリの音楽家たちの間で評判になったことから1737年にテレマンにとって最初で最後のパリ行きが実現し、その折に演奏した曲を書き留めたのが後者とされています。後者だけを「パリ四重奏曲集」と呼ぶこともありますが、当プロジェクトは「クァドリ」を含むもの。その名の通り4声で書かれ、合奏協奏曲形式、室内ソナタ(ソナタ・ダ・カメラ)、フランス風の舞曲組曲各2曲から成り、当時の代表的な様式を使いこなしつつ楽器の個性を活かした譜面を見たパリの音楽家たちの間でセンセーションが巻き起こったのでした。 ソリストとして、また古楽オーケストラやアンサンブルの一員として豊かな経験を持つロンドン・ヘンデル・プレイヤーズの演奏で。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555489

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    ベートーヴェン、リース、ロード:
    弦楽四重奏曲集 詳細ページ
    [シュパンツィヒ・クァルテット]

    String Quartets (19th Century) - BEETHOVEN, L. van / RODE, P. (Schuppanzigh-Quartett)

    発売日:2025年03月14日 NMLアルバム番号:555489-2

    CD価格:2,100円(税込)

    このアルバムには、同時代の作曲家ベートーヴェン、ピエール・ロード、フェルディナント・リースによる3つの弦楽四重奏曲を収録。19世紀初旬のウィーンにおける3人の関係を捉えています。 ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第11番は1810年に書かれた作品で、自身で「セリオーソ」と名付けた厳格な曲です。ピエール・ロードはフランス出身のヴァイオリニスト。1812年にベートーヴェンが最後のヴァイオリン・ソナタ第10番を献呈した相手です。ここには1811年に出版されたハイドン風の佇まいを持つロードの四重奏曲が収録されています。そしてロードに献呈されたベートーヴェンのソナタも収録されていますが、こちらは原曲ではなく、ベートーヴェンの弟子であり友人でもあったフェルディナント・リースが1830年代半ばに編曲した弦楽四重奏版です。彼はベートーヴェンの音楽を深く理解しており、その作品を繊細に分析しながら、室内楽作品として新たな形に再構築しました。 演奏するシュパンツィヒ・クァルテットは、ベートーヴェンと深く関わりのあったイグナーツ・シュパンツィヒの名を冠したケルンのアンサンブル。リース作品の演奏が高く評価されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:555646

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    ヴィヴァルディ(1678-1741)
    歌劇《貞節なニンフ》 RV714 詳細ページ
    [イェヴヘン・ラフマニン、チェルシー・ツルフリュー、キアラ・カッターニ、バロックオーケストラ:ユング]

    VIVALDI, A: Fida ninfa (La) [Opera] (Zurflüh, Welle, Balducci, White, Rakhmanin, Barockorchester: Jung, Cattani)

    発売日:2025年03月14日 NMLアルバム番号:555646-2

    CD 2枚組価格:4,800円(税込、送料無料)

    このアルバムは2023年8月のインスブルック古楽音楽祭で上演されたヴィヴァルディの《貞節なニンフ》をライヴ収録したもの。1732年に初演されたこの歌劇は、美しい旋律に満たされた多彩なアリアやアンサンブルを持つ作品。 1993年ウクライナ出身のバス、ラフマニンをはじめとした新進気鋭の歌手たちと、キアラ・カッターニが指揮する、この上演のために結成された「バロックオーケストラ:ユング」の生き生きとした演奏が魅力です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574659

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    メンデルスゾーン(1809-1847)
    チャイコフスキー(1840-1893)

    ヴァイオリン協奏曲集 詳細ページ
    [ギド・サンタナ、ティエリー・フィッシャー、サンパウロ交響楽団]

    MENDELSSOHN, Felix / TCHAIKOVSKY, P.I.: Violin Concertos (G. Sant'Anna, São Paulo Symphony, T. Fischer)

    発売日:2025年03月14日 NMLアルバム番号:8.574659

    CD価格:1,900円(税込)

    2005年、サンパウロ生まれのヴァイオリニスト、ギド・サンタナ。2018年にユーディ・メニューイン国際コンクールに参加、聴衆賞と室内楽賞を受賞した後、2022年、フリッツ・クライスラー国際ヴァイオリン・コンクールで南米出身の奏者として初の優勝を果たしました。現在は、クロンベルク・アカデミーで学びつつ、ブラジル、ヨーロッパ、韓国ほか世界各国の主要オーケストラと共演しています。 このアルバムでは、2020年からサンパウロ交響楽団の音楽監督兼首席指揮者を務めるティエリー・フィッシャーとともに、メンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏。名曲中の名曲とも言える王道レパートリーに向き合い、1874年製ジャン=バティスト・ヴィヨームのヴァイオリンを操り、張りのある美しい音色と豊な感性に支えられた演奏を披露します。

  • 商品番号:8.660576

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    ドニゼッティ(1797-1848)
    歌劇《アルフレッド大王》 詳細ページ
    [アントニーノ・シラグーザ、ジルダ・フィウメ 他、コッラード・ロヴァーリス、ドニゼッティ歌劇場管弦楽団]

    発売日:2025年03月14日

    CD 2枚組価格:2,900円(税込)

    生き別れとなっていたアルフレッド王とアマーリア王妃は、羊飼いのグリエルモの助けで再会を果たし、イングランドに侵攻したデーン人と戦う意思を固めます。王の居場所を突き止めたデーン人の将軍アトキンスが彼らを襲いますが、臣下エドゥアルドの機転で脱出し、やがて彼の旗下に集結した兵士や民衆と共にデーン人と戦い、イングランドから放逐します。 1823年にナポリのサン・カルロ劇場で初演されたこの作品は、台本の弱さなどの理由で数回の上演で打ち切られ、お蔵入りとなりました。しかし、2023年にベルガモの「ドニゼッティ音楽祭」によって200年ぶりに蘇演され、その際の演奏がこのアルバムに収録されています。 この上演では、ロッシーニ・テノールとして知られるアントニーノ・シラグーザがアルフレッド役を、ヴェルディ・ソプラノのジルダ・フィウメが王妃アマーリア役を務め、コッラード・ロヴァーリスが指揮を振り、ドニゼッティ歌劇場管弦楽団とハンガリー放送合唱団が溌剌とした演奏を披露しました。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ALPHA1040

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    モーツァルト(1756-1791)
    管楽のためのセレナード
    〈古楽器によるクラリネットのための作品全集 第1巻〉 詳細ページ
    [ニコラ・バルディルー、アレクサンドル・シャボ、ガブリエル・ピドー、ダヴィド・ゲリエ ほか]

    MOZART, W.A.: Works for Clarinet (Complete), Vol. 1 (Baldeyrou, Chabod)

    発売日:2025年03月14日 NMLアルバム番号:ALPHA1040

    CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)

    名手バルディルーがモーツァルトのクラリネット作品を古楽器で集成する企画第1弾!フランス出身のニコラ・バルディルーは、ミュンヘン国際コンクールなど多くのコンクールに入賞後、ソリスト、室内楽奏者として世界中で活躍しながらリヨン音楽院などで教鞭をとり、ビュッフェ・クランポン社のアンバサダーも務めるなど、現在最も注目されているクラリネット奏者の一人。アーノンクールやノリントンらと出会い古楽演奏でも活躍している彼が、モーツァルトがクラリネットのために書いた室内楽曲と協奏曲を全曲古楽器で録音するというプロジェクトを始動しました。 第1弾は「グランパルティータ」ほか全3曲の管楽セレナード集。ホルンとトランペット二刀流の名手ダヴィド・ゲリエや、若手のガブリエル・ピドー、名吹奏楽団ギャルド・レピュブリケーヌの首席奏者たちなど、たいへん豪華な顔ぶれが並びます。モーツァルトを当時の楽器で演奏することには技術的な課題があり、現代の楽器のように均一的な音色で演奏しようとすると限界がありますが、「その困難こそが音楽的な語り口に独特の彩りを添え、モーツァルトが愛した美学と一致する自然なフレージングを明らかにする」というバルディルーの言葉通り、活き活きとしたその音楽と溶け合う音色の美しさは格別。ここでは第11番と第12番でもコントラバスを加えて第2ファゴットの一部に重ねることで、より豊かな響きが得られています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ALPHA1121

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    ショスタコーヴィチ(1906-1975)
    ミケランジェロの詩による組曲
    交響詩「十月革命」 詳細ページ
    [マティアス・ゲルネ、ミッコ・フランク、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団]

    SHOSTAKOVICH, D.: Suite on Words by Michelangelo (Sung in Russian) / October (Goerne, Orchestre Philharmonique de Radio France, M. Franck)

    発売日:2025年03月14日 NMLアルバム番号:ALPHA1121

    CD価格:2,775円(税込)

    ゲルネとフランクによるショスタコーヴィチ第2弾ショスタコーヴィチの死の前年に完成し、その死生観が色濃く反映した「ミケランジェロの詩による組曲」と、十月革命50周年を記念して社会主義リアリズムに則って作曲された「十月革命」を収録。ゲルネの奥行きと重量感のある歌声、フランク率いるフランス放送フィルによるシャープな演奏が、演奏機会の少ないこれら2作品の真価を伝えています。アスミク・グリゴリアンとの共演で話題となった交響曲第14番に続くリリースです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:BZ1059

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    ビゼー(1838-1875)
    〈稀少作品集〉
    ジャミレ、ヴァスコ・ド・ガマ、カンタータ、序曲イ短調
    さまざまな歌曲、合唱曲、ピアノ曲
    詳細ページ
    [フランソワ=グザヴィエ・ロト、ジュリアン・ショーヴァン、アデル・シャルヴェ、レイナウト・ファン・メヘレン、シリル・デュボワ、アンソニー・ロマニウク 他]

    BIZET, G.: Djamileh / Vasco de Gama / Cantates / Mélodies (Druet, Ratia, Martin, Chœur de l'Opéra de Lille, Les Siècles, Roth)

    発売日:2025年03月14日 NMLアルバム番号:BZ1059

    4CD+BOOK 4枚組価格:5,550円(税込、送料無料)

    ビゼーの希少作品を豪華演奏陣で!
    その多面的な才能を読み解く好企画
    2025年が歿後150周年にあたるビゼー。《カルメン》と『アルルの女』が極度に有名で演奏機会もきわめて多い一方、他の作品となると初期の交響曲、オペラ《真珠採り》や《美しきパースの娘》、ピアノ連弾のための『子供の遊び』などが比較的取り上げられるだけで、36年余の人生に比して多作と言ってよいほどの数に上る彼の音楽は、大半が忘却の淵に沈んだままと言っても過言ではありません。 記念年に寄せてロマン派フランス音楽センター(Palazetto Bru Zane)から登場するこの4枚組は、幻の初期カンタータ『ヴィルジニの帰還』が2024年5月に初演(!)された際に収録された世界初録音を筆頭に、管弦楽を要する大作を含む活動初期から、早すぎた晩年までの演奏機会に恵まれていない作品を厳選しています。特に、ローマ賞受賞で若き作曲家に活路を拓いた『クローヴィスとクロティルド』、初演時に低評価だったもののビゼーが「我が道を見出した」と語ったオペラ=コミーク《ジャミレ》(台詞部分も音楽とトラックを分けて全て収録した全曲録音)は、僅かに存在する既存録音に比肩しうるドラマティックな演奏内容。前者はフランス近代音楽の古楽器演奏で優れた実績を重ねてきたロト指揮レ・シエクル、後者はALPHAのモーツァルト録音の数々で知られるショーヴァン&ル・コンセール・ド・ラ・ロージュという錚々たる演奏陣による解釈です。 19世紀当時の奏法による古楽器録音はどちらも世界初です。ラロやデュパルクら同時代人の傑作に劣らぬどころかビゼー特有の個性が光る歌曲群は、シャルヴェ、ブーロンという名歌手に加えユニークな来日公演でも好評を博しているアンソニー・ロマニウクがピアノで参加。早世した第一級の声楽・劇音楽作曲家ビゼーの才能がいかに多面的であったか、錚々たる演奏陣による名演の数々とBru Zaneレーベルならではの充実解説(仏語、英語)でじっくり読み解ける好企画です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CHSA5354

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    シューベルト(1797-1828)
    〈交響曲全集 第4集〉
    交響曲 第9番
    オーケストラ伴奏付きの歌曲集 詳細ページ
    [エドワード・ガードナー、バーミンガム市交響楽団、メアリー・ベヴァン]

    SCHUBERT, F.: Symphonies, Vol. 4 - No. 9 / Orchestral Songs (M. Bevan, City of Birmingham Symphony, E. Gardner)

    発売日:2025年03月14日 NMLアルバム番号:CHSA5354

    SACD-Hybrid価格:2,700円(税込)

    エドワード・ガードナーのシューベルト交響曲全集の最後を飾るのは第9番「グレート」です。ガードナーはバーミンガム市交響楽団を操り、これまでの交響曲と同じく全体をすっきりとまとめ、極めてスタイリッシュかつ歌心溢れる演奏を聴かせます。アルバムには『ロザムンデ』からのロマンスや後世の作曲家がオーケストラ伴奏に編曲した歌曲も収録。英国ロイヤル・フィルハーモニック協会のヤング・アーティスト賞を獲得し、世界で活躍するソプラノ、メアリー・ベヴァンが詩情豊かに歌い上げます。 CHANDOSが誇るプロデューサー:ブライアン・ピジョン&録音エンジニア:ラルフ・カズンズのコンビによる収録、SACDでのリリースです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CKD759

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    フーガの技法 BWV 1080(全曲) 詳細ページ
    [ファンタズム]

    BACH, J.S.: Art of Fugue (The), BWV 1080 (Phantasm, Hyde)

    発売日:2025年03月14日 NMLアルバム番号:CKD759

    CD価格:2,775円(税込)

    霊妙なガンバ合奏の響きが映える、バッハ未完の金字塔的傑作大バッハが晩年の作曲技巧の粋を尽くして書き進めながら、死の前年に終曲を書きかけたところで未完のまま残されることとなった充実作『フーガの技法』。現存する手稿譜には実演時にどの楽器を用いるかの指定がありませんが、作曲家自身が得意とした鍵盤楽器での演奏が前提になっていたに違いないとする研究者も少なくありません。 バロック期にはオルガン独奏のために書かれた曲をヴィオラ・ダ・ガンバの合奏に編み替えて演奏することも少なくなかったところ、世界的に知られた古楽大国イギリスの最前線で活躍するガンバ・コンソートのファンタズムによる同曲の全曲録音が登場。いくつかの曲では俊才ダニエル・ハイドがオルガン独奏で臨み、当時におけるガンバ合奏との互換性にも気づかせてくれる構成になっています。 この楽器ならではの、長い音の静かな膨らみやパート間で生まれる響きの味わいを、LINNレーベルの名技師フィリップ・ホッブズがごく自然な佇まいと共に余すところなく収め、作品自体の深みを自ずから引き出してゆく丁寧な解釈の妙がひときわ映える仕上がり。終曲は補筆なし未完の状態で演奏されており、独特の浮遊感の中ふいにバッハのペンが途絶えたところで音が止み、筆舌に尽くしがたい余韻を残して終わります。 ファンタズムという団体の充実した活動歴あればこその深遠な解釈にぜひ触れて頂きたい1枚です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS149

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    リュリ(1632-1687)
    歌劇《アルセスト》(全曲) 詳細ページ
    [ヴェロニク・ジャンス、ネイサン・バーグ、シリル・オヴィティ、ギレム・ヴォルムス ほか ステファーヌ・フュジェ、レゼポペー、ヴェルサイユ王室歌劇場]

    発売日:2025年03月14日

    CD 3枚組価格:5,025円(税込、送料無料)

    リュリ最盛期の傑作に、本場ヴェルサイユ発の新名盤が登場!マルゴワール(1994)とルセ(2017)の新旧名盤が録音史上に燦然と輝く、17世紀フランス・オペラ屈指の傑作《アルセスト》ですが、このたび本場ヴェルサイユ宮殿で収録された驚異の新名演が登場します。 太陽王ルイ14世の王室音楽総監督リュリが1674年に披露したこの抒情悲劇は、希代の台本作家キノーの協力を得、反リュリの気配も立ち込める中でも王室からの熱烈な歓迎を受け、新たな定番演目となりました。戦いで落命したアドメート王を救うため、託宣に従い死を選んだ妃アルセストを、王の友人たる英雄アルシード(ヘラクレス)が冥府に降って救い出す全5幕の物語を、フランスのシーン最前線で絶大な信望を受け活躍するステファーヌ・フュジェが、名演奏家たちと共にきわめて繊細にして闊達な解釈に昇華。ジャンスとオヴィティという希代の名歌手2人が王妃と王を、幅広い活躍が続くネイサン・バーグがアルシードを表現力豊かな歌唱で演じ、他の歌手陣もそれぞれ深い役作りを鮮やかに声に息づかせています。 鍵盤奏者マリー・ヴァン・レインを筆頭に通奏低音陣は詩句と歌をよく引き立て、無孔ナチュラル・トランペットを吹きこなすジャン=フランソワ・マドゥーフ、オーボエとミュゼット(鞴式バグパイプ)の持ち替えで活躍するヴァンサン・ロバンら実力派が揃うオーケストラはリュリの楽団とほぼ同規模の員数。合唱との連携も巧みで、リュリの音楽性を改めて強く印象づけられる名演に仕上がっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CYP1687

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    発売日:2025年03月14日

    CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    Cypresからこれまで4枚のソロ・アルバムをリリースしているブリュッセルを拠点に活躍するピアニスト、エロディ・ヴィニョンの新たな挑戦は、彼女が愛してやまないドビュッシーのピアノ作品を作曲順に全曲録音するというもの。 第1集となる今回は、ナタニエル・グーアンをゲストに迎えて作曲者自身が2台ピアノ用に編曲した「牧神」を前奏曲に据え、初期の「夢」などから収録しています。彼女ならではの美しいタッチで作品の魅力を十二分に堪能することが出来る、聴き応えのある企画です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:FUG840

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    The Dancing Violin
    ハチャトゥリアン(1903-1978)
    ヴァイオリン・ソナタ
    ソナタ=モノローグ ほかヴァイオリン作品集 詳細ページ
    [ダヴィド・ハルトゥニアン、グゼニア・マリアレヴィチ]

    KHACHATURIAN, A.I.: Violin Works (Complete) (The Dancing Violin) (Haroutunian, Maliarevitch)

    発売日:2025年03月14日 NMLアルバム番号:FUG840

    CD価格:2,775円(税込)

    アルメニア出身のヴァイオリニスト、ダヴィド・ハルトゥニアンは、カントロフとベルキンの門下でヨーロッパ東西それぞれの演奏伝統を受け継ぐ名手。フランスで活躍するピアニスト、グゼニア・マリアレヴィチと共に、祖国の大作曲家ハチャトゥリアンのヴァイオリン作品を深い愛情と共感を持って歌い上げています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:GRAM92001

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    発売日:2025年03月14日

    CD価格:2,025円(税込)

    カラヤンが指揮するウィーン・フィルを、ジョン・カルショウのプロデュースによりゾフィエンザールで録音。Decca黄金時代の象徴的名盤の一つ。 これらの曲の代表的名演奏として、そして名録音としても語り継がれてきたもので、特に「ツァラトゥストラ」冒頭部分は映画「2001年宇宙の旅」で使われ、同曲を一躍有名にしました。

    収録作曲家:

  • 商品番号:GRAM92002

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    発売日:2025年03月14日

    CD価格:2,025円(税込)

    世界屈指のヴィルトゥオーゾ・オーケストラ=シカゴ響の基礎を築いたハンガリー出身のフリッツ・ライナーによるRCAの名盤。情に溺れない剛毅な音楽作りは今聴いても特徴的。バルトークは長らく決定盤とされていたもの。

  • 商品番号:GRAM92003

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    ベートーヴェン(1770-1827)
    交響曲 第9番「合唱付き」 詳細ページ
    [エーリッヒ・クライバー、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 他]

    発売日:2025年03月14日

    CD価格:2,025円(税込)

    Decca原盤。この指揮者らしい、端正でノーブルな「第九」。歌唱と演奏も現代とは一味違った音色を聴かせるところも魅力。

    収録作曲家:

  • 商品番号:GRAM92004

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    発売日:2025年03月14日

    CD価格:2,025円(税込)

    管弦楽版はRCA Living Stereoシリーズのライナーとシカゴ響のキリっとした名演、名録音。ピアノ版はモスクワでのセッション録音によるMelodiya原盤です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:GRAM92005

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    スメタナ(1824-1884)
    連作交響詩『わが祖国』 詳細ページ
    [ラファエル・クーベリック、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団]

    発売日:2025年03月14日

    CD価格:2,025円(税込)

    クーベリック十八番の「わが祖国」。洗練と活気を併せ持つ演奏に加え、Decca黄金時代の名録音を多数生み出したゾフィエンザールでの収録も魅力です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:GRAM92006

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    発売日:2025年03月14日

    CD価格:2,025円(税込)

    将来を大いに嘱望されながら早世したスペイン生まれの指揮者アタウルフォ・アルヘンタ(1913-1958)がDeccaに遺した名盤をカップリング。いずれもオーケストラの個性豊かな音色と優秀録音が相まって高い評価を得ました。 アランフェス協奏曲ではソリストとオケもスペインという組み合わせです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:SWR19160CD

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    チャイコフスキー(1840-1893)
    バレエ音楽「白鳥の湖」(抜粋)
    組曲 第4番 詳細ページ
    [ユーリ・アーロノヴィチ、バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団]

    TCHAIKOVSKY, P.I.: Swan Lake / Suite No. 4(South West German Radio Symphony Orchestra, Baden-Baden, Stuttgart Radio Symphony, Ahronovitch)

    発売日:2025年03月14日 NMLアルバム番号:SWR19160CD

    CD価格:2,100円(税込)

    近頃人気が再燃している指揮者ユーリ・アーロノヴィチ(1932-2002)。ソ連時代のレニングラード(現サンクトペテルブルク)で生まれ、同地の音楽院で学んだあと、国内の主要オーケストラや劇場で指揮して高い評価を得ました。1972年にイスラエルに亡命した後はいち早く西側での活動を展開。1975年にはギュンター・ヴァントの後任としてケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の首席指揮者に招かれています。 チャイコフスキーは彼の得意曲目であり、とりわけ「白鳥の湖」は彼の人生において特別な位置を占めていました。彼がこのバレエを初めてみたのは、わずか5歳の時。キーロフ劇場(現マリインスキー劇場)での公演でしたが、その魅力にすっかり心を奪われた彼は、両親に向かって「自分は指揮者になる」と宣言したといいます。 スウェーデンのテレビ番組で、アーロノヴィチは「私は決してオーケストラを”指揮する”人間ではなかった。常に同僚であり、友人であり、パートナーだった」と語りましたが、その人間味あふれる姿勢に加え、飾り気のない自然体のアプローチ、そして完璧主義が、彼の指揮スタイルを特徴づけていると言えるでしょう。 このアルバムには1996年の放送用スタジオ収録『白鳥の湖』抜粋(CD 93.234で既出)に加え、今回が初出となる「モーツァルティアーナ」(1995年のライヴ)を収録。伸縮自在のテンポと強烈なダイナミックスの対比など、煽るような高揚感が強調されがちなアーロノヴィチですが、「モーツァルティアーナ」では古典的に整った造形感覚や、洗練されたエレガンスの表現を再認識させてくれます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:C240111

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    モーツァルト(1756-1791)
    孤児院ミサ
    ハイドン(1732-1809)
    ネルソン・ミサ 詳細ページ
    [ミヒャエル・ギーレン、ウィーン放送交響楽団、マックス・エマヌエル・ツェンチッチ、エレナ・モシュク 他]

    MOZART, W.A.: Missa solemnis, K. 139 "Waisenhausmesse" / HAYDN, J.: Mass No. 11, Hob.XXII:11, "Nelsonmesse" (ORF Vienna Radio Symphony, Gielen)

    発売日:2025年03月07日 NMLアルバム番号:C240111

    CD価格:2,400円(税込)

    モーツァルトのハ短調ミサ曲はウィーンの孤児院教会(ヴァイゼンハウスキルヒェ)の献堂を記念して委嘱された作品。当時、わずか12歳のモーツァルトが宮廷で初演を指揮し大きな称賛を得ました。 ハイドンの「ネルソン・ミサ」はナイルの海戦で功績をあげたホレーショ・ネルソン提督にちなみこの名で呼ばれるようになり、1800年にはネルソン自身がエステルハージ宮殿を訪れてこの曲の演奏を聞いたとされ、このタイトルで落ち着きました。ギーレンはネルソン・ミサを1999年にバーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団と録音しており、お気に入りの作品だったようです。 モーツァルトでソプラノ・パートを歌うツェンチッチは、録音当時ウィーン少年合唱団に在籍中でした。その飛び抜けた美声がこのミサ曲でも際立っています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CHAN20333

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    ラロ(1823-1892)
    スペイン交響曲
    サン=サーンス(1835-1921)
    ヴァイオリン協奏曲 第3番
    サラサーテ(1844-1908)
    カルメン幻想曲 詳細ページ
    [ジェイムズ・エーネス、ファンホ・メナ、BBCフィルハーモニック]

    LALO, E.: Symphonie espagnole / SAINT-SAËNS, C.: Violin Concerto No. 3 / SARASATE, P. de: Carmen Fantasy (Ehnes, BBC Philharmonic, Mena)

    発売日:2025年03月07日 NMLアルバム番号:CHAN20333

    CD価格:2,400円(税込)

    前作のシベリウスのヴァイオリン作品全集(CHSA5267)がガーディアン誌ほか各誌で絶賛されたジェイムズ・エーネス。今作ではスペインの指揮者ファンホ・メナ率いるBBCフィルハーモニックを従えて、サラサーテにまつわる3つの作品を演奏。 スペイン生まれのサラサーテは、幼少期にパリ音楽院で学び、その後の一生をパリで過ごしました。多くの作曲家が彼に協奏曲を献呈、このアルバムに収録されたラロの「スペイン交響曲」とやサン=サーンスの第3ヴァイオリン協奏曲もサラサーテのために書かれた作品です。加えてサラサーテ自作の「カルメン幻想曲」も収録。どれもソリストの技巧の見せ場がふんだんに用意された華麗な曲で、エーネスは旋律を情熱的に歌い上げており、とりわけ「カルメン幻想曲」では様々な奏法を駆使した躍動的な演奏が楽しめます。