ブルッフ(マックス)
Bruch, Max
生没年 | 1838-1920 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「フ」 | NML作曲家番号 | 27106 |
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ドイツの作曲家マックス・ブルッフは、教師で歌手の母から音楽の手ほどきを受け、幼い頃から作曲に才能を示しました。そんな彼が最初に書いたのは一遍の歌曲であり、82歳という長い生涯の最後の作品もまた歌曲でした。 このアルバムに収録された16曲の歌曲は、彼の全生涯にわたって書かれたものですが、決して十二音や無調を採択することのなかった彼の作風には一貫性があり、どの曲も豊かな旋律と溢れる抒情に満ちています。 美しい声を披露するのはバリトン歌手ラファエル・フィンガーロス。長年共演を務めるピアニスト、ムイジとともに繊細な歌曲を歌い上げています。またパウル・ハイゼの詩を用いた「悲しみの歌」では、他3人の歌手とヴァイオリンを交えた親密なアンサンブルを聴かせます。
収録作曲家:
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ブルッフ(1838-1920):
2台ピアノのための協奏曲
ロシアの主題による組曲 [モナ・バルド&リカ・バルド(ピアノ)/アリアーヌ・マティアク(指揮)/シュターツカペレ・ハレ]BRUCH, M.: Concerto for 2 Pianos / Suite on Russian Themes (M. and R. Bard, Staatskapelle Halle, A. Matiakh)
発売日:2020年10月23日
NMLアルバム番号:C5420
CD 価格:2,100円(税込)
2020年は作曲家ブルッフの没後100年にあたります。82歳という当時としては長命を全うし、社会全般と芸術表現の変化を目の当たりにしてきたブルッフですが、彼は生涯にわたり「旋律は音楽の魂である」という信念を崩さず、ストラヴィンスキーやシェーンベルクの音楽が席捲した20世紀においても、美しい旋律に満ちた作品を生み出し続けていました。このアルバムに収録された2曲も、ブルッフの信念が感じられる旋律的な作品です。 また、「2台ピアノのための協奏曲」は、クラリネットとヴィオラのための協奏曲と同じ作品番号88を持っていますが、両曲は全く違うものです。注目の女性指揮者マティアクのもと、ピアノを演奏しているのは双生児デュオ、モナ・バルド&リカ・バルド。幼い頃からデュオを組んできた彼女たちならではの息のあった演奏が楽しめます。 ロシア民謡を素材とした作品79bも旋律美を活かした佳曲。
収録作曲家:
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ブルッフ(1838-1920):
交響曲 第1番-第3番
序曲集 [ロバート・トレヴィーノ(指揮)/バンベルク交響楽団]BRUCH, M.: Symphonies Nos. 1-3 / Overtures (Bamberg Symphony, R. Trevino)
発売日:2020年04月24日
NMLアルバム番号:555252-2
CD 2枚組 価格:4,125円(税込、送料無料)
ドイツ・ロマン派の作曲家マックス・ブルッフ。魅力的な旋律に溢れる数多くの作品を残しましたが、現在、耳にすることができるのは「ヴァイオリン協奏曲第1番」の他、「スコットランド幻想曲」「コル・ニドライ」などの何曲かにすぎません。このアルバムには3曲の交響曲と、オラトリオ、歌劇からの管弦楽曲が収録されており、ブルッフの持つ知られざる魅力を知ることができます。 1868年から1882年にかけて作曲された3つの交響曲は、もともと英雄物語を描く三部作として構想されましたが、オラトリオ「オデュッセウス」を作曲したことでブルッフが満足してしまい、その計画は立ち消えになってしまったようです。なお、1882年に作曲された交響曲第3番は、現在改訂後の4楽章版が知られていますが、ここでは改訂前の5楽章版が演奏されています。 ここで見事な演奏を披露するのは、1983年、アメリカ生まれの指揮者ロバート・トレヴィーノ。2003年にシンシナティ交響楽団のアソシエート・コンダクターとしてデビュー、2011年にはボリショイ劇場で《トスカ》を指揮し大成功を収め世界的な活躍の足掛かりを得ました。2017年にはスペインのバスク国立管弦楽団の首席指揮者に就任、2019年からマルメ交響楽団の音楽監督を務め、2つのオーケストラで采配を振るいつつ、世界中のオーケストラに客演する期待の逸材です。
収録作曲家:
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ブラームス(1833-1897):
ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40
ブルッフ(1838-1920):
8つの小品 Op.83
シューベルト(1797-1828):
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.148 D897
(いずれもヴァイオリン、ヴィオラとピアノ編) [ナターリア・ロメイコ(ヴァイオリン)/ユーリ・ジスリン(ヴィオラ)/イヴァン・マルティン(ピアノ)]Violin, Viola and Piano Recital: Lomeiko, Natalia / Zhislin, Yuri / Martin, Ivan - BRUCH, M. / BRAHMS, J. / SCHUBERT, F.
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:ORC100098
CD 価格:2,080円(税込)
これまでにも何枚かのアルバムでデュオを組んできたヴァイオリニスト、ナターリア・ロメイコとヴィオラのユーリ・ジスリン。今作ではピアニスト、イヴァン・マルティンを加えロマン派の3作品を演奏しています。ブラームスはよく知られるホルン三重奏をヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノ版に編曲、原曲の持ち味を損なうことなく、しっとりとした味わいで聴かせます。 アルバムのメインとなるブルッフの「8つの小品」の原曲はクラリネットとヴィオラ、ピアノの組み合わせですが、ここでも管楽器とは違うまろやかな響きの組み合わせが耳に残ります。シューベルトの「ノットゥルノ」はヴァイオリン、チェロ、ピアノが原曲。チェロの深い響きがヴィオラの渋い響きに置き換わることで曲の印象もかなり変わります。各々の演奏家たちの主張がせめぎあいつつ、練り上げられた音が楽しめる興味深い1枚です。
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ブルッフ(1838-1920):
歌劇《ローレライ》 [ミカエラ・カウネ(ソプラノ)/トーマス・モール(テノール)/セバスティアン・カンピオーネ(バス) 他 クリスティアン・ブレムベク(オルガン)/シュテファン・ブルニエ(指揮)/プラハ・フィルハーモニー合唱団/ミュンヘン放送管弦楽団]BRUCH, M.: Loreley (Die) [Opera] (Kaune, Hinterdobler, Mohr, Campione, Prague Philharmonic Chorus, Munich Radio Orchestra, Blunier)
発売日:2018年12月21日
NMLアルバム番号:777005-2
CD 3枚組 価格:4,400円(税込、送料無料)
ライン川の巨大な岩の上に住む「ローレライ」。不実な男に捨てられ、川に身を投げた乙女が水の精となり、美しい声で漁師を誘惑するとされています。古くからの伝承物語であり、ハイネが書いた詩にジルヒャーが付けた曲は日本でも良く知られています。 このブルッフの歌劇は、ブルッフより少し前の世代に属する詩人ガイベルの台本に基づいていますが、本来この詩はメンデルスゾーンのために書かれたもの。残念なことにメンデルスゾーンは台本に手を付けず、1861年にこの詩を読み感激した若きブルッフがガイベルに「私が作曲したい」と許可を求め、若干のテキスト変更を行い、4幕の歌劇として完成されました。 古典派風の端正な響きとワーグナー風の重厚な響きが織り交ぜられた聴きごたえのある仕上がりで、これまでに録音されたことのないことが不思議なほどの作品です。主役レノーレを歌うミカエラ・カウネの魅惑的な声が聴き手を魅了します。
収録作曲家:
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ツェルニー/ブルッフ:
4手、2台ピアノのための協奏曲集 [ジェノヴァ&ディミトロフ・ピアノ・デュオ/カムジャロフ]CZERNY, C.: Concerto for Piano 4 Hands / BRUCH, M.: Concerto for 2 Pianos (Genova and Dimitrov Piano Duo, Kamdzhalov)
発売日:2018年03月23日
NMLアルバム番号:555090-2
CD 価格:2,475円(税込)
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ブルッフ(1838-1920):
〈ヴァイオリンと管弦楽のための作品集 第3集〉
ヴァイオリン協奏曲 第3番/ロマンス
小協奏曲 [ヴァイトハース/北ドイツ放送フィル/ボイマー]BRUCH, M.: Violin and Orchestra Works (Complete), Vol. 3 (Weithaas, North German Radio Philharmonic, Bäumer)
発売日:2016年10月21日
NMLアルバム番号:777847-2
CD 価格:2,640円(税込)
ブルッフ(1838-1920)のヴァイオリン協奏曲といえば、だれもが美しい《第1番》を思い浮かべることでしょう。逆に言えば、第2番、第3番はほとんど耳にする機会がありません。そんなブルッフの全ての「ヴァイオリンと管弦楽のための」作品を録音するというこのcpoのプロジェクトは、名手ヴァイトハースのヴァイオリンと指揮者ボイマーの共演で既に第2集までがリリース済み。今回のヴァイオリン協奏曲第3番を含む第3集で完結となります。 協奏曲第2番は、当時親交を結んでいたサラサーテに献呈されていましたが、この第3番はブルッフが尊敬していたヨーゼフ・ヨアヒムの助言が取り入れられ、献呈もまたヨアヒムにされています。まるでブラームスの作品のような、管弦楽による充実した前奏や、ゆったりと美しい第2楽章、超絶技巧を駆使した第3楽章と、堅固な構成を持つ大作です。 ロマンス Op.42は当初第2協奏曲として構想された作品ですが、結局これは断念、独立した曲として発表されました。晩年に書かれた《小協奏曲》は、全編緊張感に満ちた聴き所たっぷりの小品です。
収録作曲家:
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ブルッフ(1838-1920):
ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集 第2集 [ヴァイトハース/北ドイツ放送フィル/バウマー]BRUCH, M.: Violin and Orchestra Works (Complete), Vol. 2 (Weithaas, North German Radio Philharmonic, Bäumer)
発売日:2015年07月29日
NMLアルバム番号:777846-2
1)
CD 価格:2,445円(税込)
ヴァイトハースによるブルッフ(1838-1920)のヴァイオリンと管弦楽のための全集の第2集です。第1集(777833)では第2番の協奏曲と「スコットランド幻想曲」で情熱的な演奏を披露したヴァイトハースですが、今回は最も知られる「ヴァイオリン協奏曲第1番」がメインとなります。もちろんこの曲は聴きものなのですが、なんと言ってもオススメなのが、「思い出に」と題されたアダージョです。ほとんど知られていない作品ではありますが、この痛切な美しさは他に類をみません。セレナードも胸に迫る名曲です。
収録作曲家:
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ブルッフ(1838-1920):
ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集 第1集
ヴァイオリン協奏曲 第2番 他 [ヴァイトハース/北ドイツ放送フィル/バウマー]BRUCH, M.: Violin and Orchestra Works (Complete), Vol. 1 (Weithaas, North German Radio Philharmonic, Bäumer)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2014年07月23日
NMLアルバム番号:777833-2
CD 価格:2,445円(税込)
ブルッフ(1838-1920)と言えば、誰もがあの素晴らしい「ヴァイオリン協奏曲 第1番」を思い浮かべることでしょう。美しい旋律に溢れたあの協奏曲は、ロマン派のヴァイオリン協奏曲の中でも屈指の人気を誇っています。また、彼は生涯「歌と旋律」を愛し、その創造の源にも、ヨーロッパの様々な国に伝わる民族音楽があったことで知られています。たとえば、このアルバムに収録された「スコットランド幻想曲」や良く知られる「コル・ニドライ」にはそんな郷愁を誘うメロディがうまく引用されているのです。 さてcpoレーベルでは、そんなブルッフのヴァイオリンのための作品全集のリリースを目論んでいます。名ヴァイオリニスト、ヴァイトハースを演奏者に迎え、「ヴァイオリン協奏曲 第1番」だけではない、ブルッフのヴァイオリン作品の隠された遺産を掘り起こすことで、この作曲家に新たな光を当てることになるでしょう。まずは、あまり耳にする機会のない第2番の協奏曲から聴いてみてください。
収録作曲家:
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ブルッフ(1838-1920):
ヴァイオリン協奏曲 第2番・第3番 [フェドトフ/ロシア・フィル/ヤブロンスキー]BRUCH, M.: Violin Concertos Nos. 2 and 3 (Fedotov, Russian Philharmonic, Yablonsky)
■協奏曲
発売日:2009年08月26日
NMLアルバム番号:8.557793
1)
CD 価格:1,200円(税込)
狂おしいほどに麗しい。ブルッフの忘れられかけたヴァイオリン協奏曲あまりにも有名な第1番のヴァイオリン協奏曲に比べると、ブルッフの第2番と第3番のヴァイオリン協奏曲は知名度が低すぎます。なぜなのでしょう? こんなに雄大さも感傷性も兼ね備えているというのに。そんな思いで胸が一杯になること間違いなしの1枚です。第2番は1877年の作。第1番の11年後に書かれ、驚くほどドラマティックなフォルムを備えています。名手サラサーテが初演し、そのまま彼に捧げられています。第3番は1891年に最初単一楽章の作品として書かれましたが、ヨアヒムの助言により3楽章へと拡大されたものです。独奏ヴァイオリンによって奏でられる各動機は一層表現力を増し、オーケストラの響きが存分に呼応します。この知られざる名曲を演奏するのは俊英フェドトフ。彼による第1番の演奏は8.557689でお聴きいただけます。
収録作曲家:
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チャイコフスキー(1840-1893):
ロココ風の主題による変奏曲
ブルッフ(1838-1920):
コル・ニドライ 他 [クリーゲル/アイルランド国立響/マルクソン]TCHAIKOVSKY: Variations on a Rococo Theme / BRUCH: Kol Nidrei / BLOCH: Schelomo
発売日:1994年03月01日
NMLアルバム番号:8.550519
CD 価格:1,200円(税込)
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The Many Faces of God - 神の様々な顔
マイケル・ブキャナン
トロンボーン名演集 [マイケル・ブキャナン(トロンボーン)/カシア・ウィチョレク(ピアノ)/ヤコブ・ローム(指揮)/エロイカ・ベルリン室内管弦楽団 ]発売日:2020年03月27日
CD 価格:2,400円(税込)
2015年のミュンヘンARD国際音楽コンクールに22歳で優勝したイギリス出身のトロンボーン奏者、ブキャナンのデビュー盤。知的で確かなテクニックをもつ新鋭によるアルバムは、まずベートーヴェンとバッハの2作品で幕を開けます。 「3つのエクアーレ」はトロンボーン奏者にとって大切なレパートリーであり、バッハの「無伴奏チェロ組曲」はトロンボーンで演奏するには至難な曲。「テクニックやブレスの調整はもちろん、チェロとは違った表現による音楽にするため惜しみない努力が必要」とブキャナンは語ります。他には、ブルッフ、クセナキス、シュレック、ペルトにカッワーリー民謡、最後は武満のトロンボーンと管弦楽ための作品でしめくくられます。 昔は「神の宿る楽器」ということで、世俗音楽での使用は控えられたほどに神聖視されていたトロンボーン。この凝った選曲がユニークなアルバムのタイトルには、トロンボーンを通じての音楽の旅であることと同時に、神の様々な顔を発見する過程という意味が込められています。
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100 クリスマス・クラシックス [さまざまな演奏家]
100 Christmas Classics
発売日:2019年11月15日
NMLアルバム番号:C7331
CD 5枚組 価格:2,850円(税込)
ヨーロッパではクリスマスの時期になると、街のいたるところから歌が聞こえてきます。音楽作家のマリウス・シュナイダーは、かつてこのシーズンを「神は歌を渇望している」と評したほどに、ヨーロッパにおけるクリスマスと「合唱音楽」は強く結びついています。 この5枚組のBOXには、100曲のクリスマスにちなんだ合唱作品を収録。素朴で静かな伝承曲から、誰もが知っている「オー・ホーリーナイト」や「きよしこの夜」までヴァラエティ豊かな曲を、ヘルマン・プライやコヴァルスキをはじめとしたソリストと、ウィーン少年、ドレスデン、聖トーマスなど由緒ある合唱団が心を込めて歌い上げています。
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ズイル・ベイリー(チェロ)
シューマン(1810-1856):
チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
ブラームス(1833-1897):
二重協奏曲 イ短調 Op.102 他 [ズイル・ベイリー(チェロ)/フィリップ・クイント(ヴァイオリン)/ロビン・オニール(指揮) フィルハーモニア管弦楽団/グラント・ルウェリン(指揮) ノースカロライナ交響楽団]SCHUMANN, R.: Cello Concerto / BRAHMS, J.: Double Concerto (Quint, Bailey, North Carolina Symphony, Llewellyn)
発売日:2019年10月25日
NMLアルバム番号:Steinway30123
CD 価格:2,250円(税込)
名手ズイル・ベイリーによる名作協奏曲1972年生まれのアメリカのチェリスト、ズイル・ベイリー。2016年にナクソス・レーベルからリリースされたドアティの作品集(8.559798)にソリストとして参加し、第59回グラミー賞にて見事Best Classical Instrumental Soloを受賞したことも記憶に新しいところ。 今回のアルバムでは、2009年から開催されているウィンブルドン音楽祭の第10回を記念して演奏されたシューマンのチェロ協奏曲を、ブロッホとブルッフの2曲と共にヘンリー・ウッド・ホールにて改めてセッション録音して収録しています。さらに、2016年にヴァイオリニスト フィリップ・クイントとの共演で行われたブラームスの二重協奏曲の熱いライヴも追加し、たいへん聴き応えのあるアルバムとなりました。
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To Music 音楽に
ドイツ・ロマン派の合唱曲集 [ナイジェル・ペリン(指揮)/バース・カメラータ/バーバラ・マレイ(ピアノ)]Choral Concert: Bath Camerata - WOLF, H. / BRUCH, M. / BRAHMS, J. / SCHUBERT, F. / SCHUMANN, R. (To Music)
発売日:2019年01月18日
NMLアルバム番号:SOMMCD215
CD 価格:2,160円(税込)
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エレジー[CD+DVD] [クリーフ/ライン州立フィル/ヒメノ]
Cello and Orchestral Music - SAINT-SAËNS, C. / DVOŘÁK, A. / BLOCH, E. / BRUCH, M. (Elegy) (Krijgh, Rhine Philharmonic State Orchestra, Gimeno)
発売日:2015年01月28日
NMLアルバム番号:C5222
CD+DVD
通常価格:2,600円→ 特価!:990円(税込)ギリシア神話の時代から連綿と伝えられる「エレジー=哀歌」。しかし当時の嘆きの歌はエキゾチックなものとして捉えられていたようです。このアルバムではロマン派の様々な「エレジー」を集め、チェロの美しい音色で、悲しみや情感を描き出しています。 チェロを演奏するのは、録音当時23歳の若きオランダのチェリスト、ハリエット・クリーフ。彼女はすでにCAPRICCIOレーベルに3枚の録音を持ち、そのどれもが絶賛されています。特に「ジャクリーヌの涙」は彼女の得意とする曲で、以前ピアノ伴奏でも演奏していましたが、今回のオーケストラ伴奏では、さらに伸び伸びとした演奏を披露しています。心に響く音楽です。彼女のインタビュー映像も付属しています。
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パブロ・カザルス(1810-1849):
アンコールと編曲集 5 [カザルス - 録音:1920年-1924年]CASALS, Pablo: Encores and Transcriptions, Vol. 5: Complete Acoustic Recordings, Part 3 (1920-1924)
■交響曲/管弦楽曲 ■協奏曲 ■室内楽
発売日:2007年08月01日
NMLアルバム番号:8.110987
2)
CD 価格:1,200円(税込)
耳馴染みのある小品にも慈しみをこめて19世紀から20世紀にかけて、いわゆる「大家」と言われた演奏家達は、大曲や難曲と言われる作品を手がけ偉大な解釈を施す一方で、小品にたいしても愛着を深く持ち、それらを愛しみ楽しんで演奏しました。大曲よりも、むしろ小品においてより個性が発揮されることも多く、演奏者を知る上でも貴重な手がかりともいえるでしょう。カザルスは小品に取り組む際、彼らしい生真面目な姿勢を見せており、リラックスして演奏するというよりも、集中力を持ってチェロがいかにメロディーを歌わせることのできる楽器であるかを追求しているかのようです。カザルス節炸裂の「コル・ニドライ」から、清澄な「愛のあいさつ」まで、彼の七変化を聴くことの出来る一枚です。