ウィリアムズ(グレース) Williams, Grace
生没年 | 1906-1977 | 国 | |
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辞書順 | 「ウ」 | NML作曲家番号 | 25798 |
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ウィリアムズ(1906-1977):室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ/六重奏曲
9つの楽器のための組曲他 [マデリーン・ミッチェル(ヴァイオリン&指揮)ロンドン室内アンサンブル]WILLIAMS, G.: Chamber Music (M. Mitchell, London Chamber Ensemble)
発売日:2019年03月29日 NMLアルバム番号:8.571380
CD価格:1,900円(税込)
「20世紀におけるウェールズの最も重要な女性作曲家の一人」と目されるグレース・ウィリアムズ。幼いころから聖歌隊で歌い、ピアノとヴァイオリンを学んだという彼女は、カーディフ大学を卒業後、王立音楽大学でレイフ・ヴォーン・ウィリアムズに師事。1930年にはウィーンで1年間勉強するための奨学金を獲得、ほぼ毎夜劇場に出かけ、オペラを見続けたというエピソードを持っています。作曲家としては、学生時代からいくつか作品を書きましたが、初期の作品のほとんどが散逸してしまいその全貌を知ることはできません。 このアルバムには1930年以降に書かれた室内楽作品を収録。バルトークやショスタコーヴィチを思わせる「ヴァイオリン・ソナタ」、彼女が愛したトランペットが活躍する「六重奏曲」、ストラヴィンスキー風の「9つの楽器のための組曲」などの1930年代の作品と、ヴァイオリン教本のために書かれた「ロンド」など晩年の作品をバランスよく配した興味深い1枚です。
収録作曲家:
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ヴォーン・ウィリアムズ (1872-1958):
誕生日の花束
作曲家にまつわる歌曲集 [ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)/スージー・アラン(ピアノ)]Vocal Recital (Baritone): Williams, Roderick / Allan, Susie - VAUGHAN WILLIAMS, R. / BOYLE, I. / BRUCH, M. / BUTTERWORTH, G. (A Birthday Garland)
発売日:2024年03月22日 NMLアルバム番号:SOMMCD0683
CD価格:2,250円(税込)
2022年に生誕150年を迎えた作曲家レイフ・ヴォーン・ウィリアムズを記念したアルバム。 収録されているのは、ヴォーン・ウィリアムズの曲をはじめ、彼の師であるスタンフォードやパリー、友人のホルスト、ガーニー、フィンジ、そして彼の弟子たちのギップスやマコンキーらによって、およそ1世紀にわたって書かれた歌曲で、これらはどれもシェイクスピアやテニソン、W.B.イェイツ、ウォルト・ホイットマンらの英国詩人の詩が用いられており、英国歌曲の粋を集めたような1枚となっています。 世界初録音の作品も含まれ、なかでも1995年生まれの作曲家サラ・カットリーの歌曲集は、ヴォーン・ウィリアムズと親戚関係にあった詩人のフランシス・コーンフォード(博物学者チャールズ・ダーウィンの孫娘でもある)の詩が用いられているところにも注目。またアルバムの最後には、見事な歌唱を聴かせるロデリック・ウィリアムズ自身の曲も収録されています。
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王子のための音楽、王子による音楽 [ジェレミー・ヒュー・ウィリアムズ(バリトン)/セオドア・ブフホルツ(チェロ)/エドワード・リード(トランペット)/ジェイソン・カーダー(トランペット)/パウラ・ファン(ピアノ)]
MUSIC FOR A PRINCE, MUSIC BY A PRINCE
発売日:2021年08月13日 NMLアルバム番号:TOCN0009
CD価格:1,950円(税込)
このアルバムには2人のイギリスの『王子』にまつわる作品が収録されています。 前半は「王子のための」音楽。1970年、イギリスのパフォーミング・ライツ(演奏権)協会の評議員を務めていた作曲家たちからチャールズ皇太子殿下に一冊の革表紙の楽譜集が贈られました。そこには、ケンブリッジ大学在学中にチェロ、トランペット、ピアノを演奏していた殿下のために書かれた作品が収められており、このアルバムのトラック1から17はこの楽譜集からとられています。 後半は「王子による」音楽。トラック18から31は、チャールズ皇太子殿下の先祖にあたるアルバート公が作曲したドイツ・リートです。アルバート公はドイツのザクセン=コーブルク=ゴータ家に生まれ、1840年にヴィクトリア女王と結婚。王室の財政や規律の改革を推進し、1851年のロンドン万博を成功させました。今もロイヤル・アルバート・ホールやヴィクトリア&アルバート博物館にその名を残しています。ドイツ出身のアルバート公はメンデルスゾーンと交流があり、この歌曲集もメンデルスゾーンの時代のスタイルを感じさせるものとなっています。