ビンジ(ロナルド) Binge, Ronald
生没年 | 1910-1979 | 国 | イギリス |
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辞書順 | 「ヒ」 | NML作曲家番号 | 25997 |
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〈ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第2集〉
ビンジ(1910-1979):
作品集 [スロヴァキア放送交響楽団/アーネスト・トムリンソン(指揮)]BINGE, R.: Elizabethan Serenade / Scottish Rhapsody / Sailing By (Slovak Radio Symphony, E. Tomlinson)
発売日:2021年09月24日 NMLアルバム番号:8.555190
CD価格:1,900円(税込)
イングランド、ダービーシャーで生まれた作曲家・アレンジャー、ロナルド・ビンジ。彼はイージーリスニングの作曲家マントヴァーニの専属アレンジャーであり、名作「シャルメーヌ」などのマントヴァーニ・オーケストラ特有の響き「カスケード・ストリングス(滝が流れ落ちるような弦)」を生み出した功労者としても知られています。 作曲家としても多くの作品を発表し、なかでも「エリザベス朝風セレナード」は1951年に「アンダンテ・カンタービレ」というタイトルでマントヴァーニ・オーケストラによって最初に演奏され大人気を博しました(当時のスコアにはビンジの手によって「ストリートの男」のタイトルが附されていました)。その後、ドイツと南アフリカでチャート・イン。更に世界中でヒットし、BBCライト・プログラムのテーマ曲にも使用されるなど、ビンジの代表作になりました。 他にも耳に心地良い作品が並びます。
収録作曲家:
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Eclogue - エクローグ
英国の室内楽作品集 [ピーター・フィッシャー(指揮&ヴァイオリン) 他/ロンドン室内アンサンブル]Chamber Music with Strings (British) - FINZI, G. / MCDOWALL, C. / WEBBER, W.L. / JENKINS, C. (Eclogue) (Fisher, Chamber Ensemble of London)
発売日:2022年07月15日 NMLアルバム番号:SOMMCD0653
CD価格:2,250円(税込)
19世紀から21世紀にかけてのイギリス室内楽作品を集めたアルバム。イギリスを代表するソリストたちをゲストに迎え、フィンジの「エクローグ」を始めとした名作が、2022年に創立25周年を迎えるロンドン室内アンサンブルにより演奏されています。 またアルバムには、マーガレット・フィンガーハットに献呈されたクライヴ・ジェンキンスの「コンチェルティーノ」や、このリサイタルのためにジェンキンスが特別に編曲したオーボエのための3つの小品、最近世を去ったジョーゼフ・ホロヴィッツの「クラリネットと弦楽のためのコンチェルタンテ」、そして《オペラ座の怪人》などミュージカルでおなじみアンドルーと、チェリストのジュリアンの父で、オルガニストとしても名を馳せたウィリアム・ロイド・ウェバーの『祖国の印象』から「フレンシャム池」などの9曲の世界初録音が含まれています。 ロンドン室内アンサンブルは、1997年にヴァイオリニスト、ピーター・フィッシャーによって設立されたアンサンブル。ロンドンの主要オーケストラや室内楽団から厳選された奏者で構成され、幅広く公演を行い高く評価されており、新作の演奏も積極的に行っています。
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王子のための音楽、王子による音楽 [ジェレミー・ヒュー・ウィリアムズ(バリトン)/セオドア・ブフホルツ(チェロ)/エドワード・リード(トランペット)/ジェイソン・カーダー(トランペット)/パウラ・ファン(ピアノ)]
MUSIC FOR A PRINCE, MUSIC BY A PRINCE
発売日:2021年08月13日 NMLアルバム番号:TOCN0009
CD価格:2,175円(税込)
このアルバムには2人のイギリスの『王子』にまつわる作品が収録されています。 前半は「王子のための」音楽。1970年、イギリスのパフォーミング・ライツ(演奏権)協会の評議員を務めていた作曲家たちからチャールズ皇太子殿下に一冊の革表紙の楽譜集が贈られました。そこには、ケンブリッジ大学在学中にチェロ、トランペット、ピアノを演奏していた殿下のために書かれた作品が収められており、このアルバムのトラック1から17はこの楽譜集からとられています。 後半は「王子による」音楽。トラック18から31は、チャールズ皇太子殿下の先祖にあたるアルバート公が作曲したドイツ・リートです。アルバート公はドイツのザクセン=コーブルク=ゴータ家に生まれ、1840年にヴィクトリア女王と結婚。王室の財政や規律の改革を推進し、1851年のロンドン万博を成功させました。今もロイヤル・アルバート・ホールやヴィクトリア&アルバート博物館にその名を残しています。ドイツ出身のアルバート公はメンデルスゾーンと交流があり、この歌曲集もメンデルスゾーンの時代のスタイルを感じさせるものとなっています。
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ロンドンの街にて
~ロンドンの歴史的音楽ツアー [イアン ・サザーランド(指揮)/フィルハーモニー・コンサート管弦楽団]Orchestral Music - GAY, N. / COATES, E. / FARNON, R. / MORLEY, A. / SULLIVAN, A. (In London Town) (Philharmonia Concert, I. Sutherland)
発売日:2019年07月26日 NMLアルバム番号:SOMMCD0117
CD価格:2,250円(税込)
ブリティッシュ・ライト・ミュージック(軽音楽)の第一人者として知られる指揮者イアン・サザーランド。もともとヴァイオリン奏者であった彼は、1966年にBBCスコティッシュ放送交響楽団の指揮者に就任、1973年からは名物ラジオ番組「金曜の夜は音楽の夜」に定期的に出演し、ライト・ミュージックの普及に尽力しました。 このアルバムは40年以上に渡るラジオ放送のアーカイブから、彼が振る「フィルハーモニー・コンサート管弦楽団」のライヴを集めた1枚です。どの曲もロンドン市民にはおなじみのもので、多くはロンドンのランドマークにちなんでおり、聴いているだけで、ウェストミンスターやピカデリー広場、そしてテムズ川のほとりなどでくつろいでいる気分になれるというとても楽しいアルアバムです。