SOMM Recordings
1995年に創業したイギリスのレーベル。合唱や声楽作品のレパートリーが充実している一方、ケンペ、アンセルメ、ホーレンシュタイン、エネスク、ビーチャムなど歴史的録音も数多くリリースしている。
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エイドリアン・ボールト指揮
ベルク(1885-1935):
歌劇《ヴォツェック》
ストラヴィンスキー(1882-1971):
カプリッチョ
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
交響曲 第4番 [エイドリアン・ボールト指揮/BBC交響楽団&合唱団ハインリヒ・ニリウス/シュザンヌ・ダンコ/パリー・ジョーンズ/ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団]発売日:2023年12月15日
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
20世紀の名指揮者エイドリアン・ボールト(1889-1983)の没後40年記念アルバム。2つの歴史的なライヴ録音の初CD化に加え、1965年のヴォーン・ウィリアムズの交響曲第4番を収録した貴重な2枚組です。 イギリス音楽の演奏で評価の高いボールトですが、ベートーヴェンやブラームスなどのドイツ音楽も得意としていたことで知られます。ベルクの《ヴォツェック》はボールトがイギリス初演を指揮、この1949年の録音はイギリスでの2回目の演奏を収録したもので、ヴォツェツクをハインリヒ・ニリウス(バリトン)、マリーをシュザンヌ・ダンコが歌うなど配役も万全です。またボールトの同時代音楽への関心の高さはストラヴィンスキー作品にも及んでおり、この「カプリッチョ」の録音でも素晴らしい技術を備えたオーストラリア人ピアニスト、ノエル・ミュートン=ウッドとともに見事な演奏を披露しています。 またボールトは1965年にロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団を指揮し、およそ30年前に初演したヴォーン・ウィリアムズの交響曲第4番を取り上げ、歴史的録音のスペシャリストであるジョン・トランスキーが「主に不協和音で構成され、しばしば激しく爆発する」と評するこの作品を表情豊かに演奏しています。 ボーナストラックとして収録されたのは、1965年にボールトがBBCラジオのためにバーナード・キーフとの対話。BBC交響楽団の首席指揮者として務めた19年間についての様々なエピソードを聴くことができます(英語)。 CD化に際しては歴史的音源の復刻で定評のあるポール・ベイリーがマスタリングを行っています。
収録作曲家:
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ブレイク(1938-):
〈管弦楽作品集〉
演奏会用舞曲集
交響曲 第1番
愛の宮廷/ひと月の夏 [ハワード・ブレイク(ピアノ/指揮)/フィルハーモニア管弦楽団/ポール・ダニエル(指揮)/イングリッシュ・ノーザン・フィルハーモニア]BLAKE, H.: Concert Dances / Symphony No. 1, "Impressions of a City" / The Court of Love Suite (Philharmonia Orchestra, Blake)
発売日:2023年12月15日
NMLアルバム番号:SOMMCD0678
CD価格:2,025円(税込)
「Walking in the Air」を含む映画『スノーマン』の音楽で知られるイギリスの作曲家ハワード・ブレイクの生誕85周年を記念するアルバム。交響曲、協奏曲、オラトリオ、ピアノ独奏曲、映画音楽まで幅広いジャンルにわたる彼の作品は、世界中のコンサートホールや舞台で演奏されています。 このアルバムにはブレイク自身がピアノを弾きながら指揮をした「演奏会用舞曲」をはじめ、1987年の映画『ひと月の夏』のサウンド・トラックからの組曲や1967年に作曲され1990年に改訂された「交響曲第1番」など多彩な作品が収録されています。 『ひと月の夏』ではイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督をつとめた名指揮者ポール・ダニエルがイングリッシュ・ノーザン・フィルハーモニアを指揮し、ブレイクの繊細で表現力豊かなスコアを生き生きと演奏しています。
収録作曲家:
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ラフマニノフ(1873-1943):
ショパンの主題による変奏曲
ショパン(1810-1849):
ピアノ・ソナタ 第2番&第3番 [ピーター・ドノホー(ピアノ)]発売日:2023年12月15日
CD価格:2,025円(税込)
イギリスのピアニスト、ピーター・ドノホーによる、ラフマニノフ生誕150周年を記念アルバム。 ピアノ協奏曲第2番の成功後に構想された「ショパンの主題による変奏曲」で幕を開け、ラフマニノフが1892年の卒業リサイタル、及び亡くなる6週間前に開催した最後の公開リサイタルで演奏したというショパンのソナタ第2番、そして、同じくラフマニノフが愛奏したショパンのソナタ第3番が演奏されており、ドノホーは2人の作曲家の繋がりを紐解いていきます。 ロシアの音楽評論家マリーナ・フロローヴァ=ウォーカーが「ラフマニノフはショパンなしでは考えられない」と語ったように、ラフマニノフが終生ショパン作品を大切にしてきたことを感じさせる1枚です。
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シューベルト(1797-1828):
歌曲集『冬の旅』
ジョン・キャロル・ケース(バリトン)生誕100年 [ジョン・キャロル・ケース(バリトン)/レイモンド・カルクラフト(ピアノ)]SCHUBERT, F.: Winterreise (Centenary Tribute) (Case, Calcraft)
発売日:2023年10月27日
NMLアルバム番号:ARIADNE5023
CD価格:2,025円(税込)
イギリスのバリトン歌手ジョン・キャロル・ケース(1923-2012)の生誕100年を記念したアルバム。 ソールズベリーで生まれ、ケンブリッジのキングス・カレッジの奨学金を獲得したケースは、優れたバリトン歌手として1950年代半ばからさまざまな音楽祭に出演、合唱を伴う作品やフィンジをはじめとした英国歌曲、サリヴァンのオペラなどを歌いました。とりわけクレンペラーが指揮したJ.S.バッハの「マタイ受難曲」での歌唱は現在でも高く評価されています。 この『冬の旅』は1973年に録音されましたが、これまで公開されることはありませんでした。今回、オスカー・トーレス、ポール・ベイリー、アンドルー・キーナーのマスタリングによって、ケースの美声があますことなく再現されています。
収録作曲家:
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CASCADE - カスケード
ベートーヴェン/プロコフィエフ/シューマン:
ピアノ作品集 [コーデリア・ウィリアムズ(ピアノ)]Piano Recital: Williams, Cordelia - BEETHOVEN, L. van / PROKOFIEV, S. / SCHUMANN, R. (Cascade)
発売日:2023年10月27日
NMLアルバム番号:SOMMCD0675
CD価格:2,025円(税込)
2006年のBBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー・コンクールのピアノ部門で第1位を獲得、世界的に注目を浴びた英国出身のコーデリア・ウィリアムズ。これまでにSOMMレーベルからJ.S.バッハ、シューベルト、シューマンからペルトなどの作品を収録した4枚のアルバムを発表。海外の音楽誌で高く評価されました。 今回の「CASCADE=滝が落ちるように」と題されたアルバムでは、タイトル通り様々な小品が次々と現れるプログラム構成がユニーク。ベートーヴェンの「ちょっとしたもの」の意味を持つバガテル、万華鏡を見るかのようなプロコフィエフ、森で出会う情景が描かれたシューマン。どこを聴いても楽しめます。
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〈Handel at Home 第2集〉
Total Eclipse
ヘンデル(1685-1759):作品集 [ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ]HANDEL, G.F.: Chamber Music (Handel at Home, Vol. 2 - Total Eclipse) (London Handel Players)
発売日:2023年10月27日
NMLアルバム番号:SOMMCD0676
CD価格:2,025円(税込)
ヘンデルの名を冠したアンサンブル「ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ」の新アルバム。第1集(SOMMCD055)と同じく、録音の無い時代に、ヘンデル作品を家で楽しみたい・・・そんな希望を叶えたであろう編曲集です。 17世紀から18世紀にかけて活躍した出版業者ジョン・ウォルシュによる室内楽版の編曲版に加え、メンバーのフルート奏者レイチェル・ブラウンらが新たに編曲を行った『サムソン』や《ラダミスト》からのアリアや序曲を収録。《リナルド》の名アリア「泣かせてください」はウォルストンがアレンジしたチェンバロ独奏版でお楽しみいただけます。 親しみやすく楽しい1枚です。
収録作曲家:
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ピアノ・デュオによる
ベートーヴェン交響曲全集 第4集 [テッサ・アイス(ピアノ)/ベン・スクーマン(ピアノ)]BEETHOVEN, L. van: Symphonies Nos. 1 and 6 / BUSONI, F.: Duettino concertante … (Symphonies, Vol. 4) (Uys, Schoeman)
発売日:2023年10月27日
NMLアルバム番号:SOMMCD0677
CD価格:2,025円(税込)
全6集が予定されているフランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの編曲による4手ピアノ版ベートーヴェンの交響曲全集。今回の第4集で取り上げられているのは、交響曲第1番と第6番「田園」です。 編曲をしたシャルヴェンカはポーランド系ドイツの作曲家。彼の兄ルートヴィヒ・フィリップ・シャルヴェンカも作曲家として知られています。シャルヴェンカ兄弟はツェルニーの弟子テオドール・クラクにピアノを師事しており、ここに聴く編曲にはツェルニー直系のピアニズムや、その師ベートーヴェンへの敬意もうかがわれます。 アルバムの余白にはブゾーニによるモーツァルトのピアノ協奏曲を翻案した作品も収録。原曲に華やかな声部を加えた華麗な編曲は聴きものです。 今作も南アフリカのケープタウン出身のピアニスト、テッサ・アイスと、同じく南アフリカ出身のペン・スクーマンによるピアノ・デュオ。このシャルヴェンカ編曲による交響曲全9曲の録音を行うとともに、ロンドンを中心に各地でコンサートを行い好評を得ています。
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ドッジソン(1924-2013):
The Distances Between
〈歌曲集 第2集〉 [エイリッシュ・タイナン(ソプラノ)/ケイティー・ブレイ(メゾ・ソプラノ)/マーカス・ファーンズワース(バリトン)/クリストファー・グリン(ピアノ)/マーク・イーデン(ギター)/イアン・ウィルソン(リコーダー)]DODGSON, S.: Songs, Vol. 2 (The Distances Between) (Tynan, Bray, Farnsworth, Glynn, M. Eden, I. Wilson)
発売日:2023年09月22日
NMLアルバム番号:SOMMCD0673
CD価格:2,025円(税込)
SOMM RECORDINGSは、2013年に89歳で亡くなった作曲家スティーヴン・ドッジソンの10周忌を記念して、その豊かで多彩な歌を収録した全3巻の「歌のアルバム」に取り組んでいます。 このアルバムは第2集。ドッジソンの音楽は古きよき英国歌曲を思わせるスタイルで、どれも非常に親しみやすいものばかり。ユーモアあり、ウィットあり、哀愁あり、と楽しめます。今作ではピアノ独奏のバガテルも収録しています。
収録作曲家:
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Medtner in England
メトネル・イン・イングランド [ナターリア・ロメイコ(ヴァイオリン)/アレクサンドル・カルペイエフ(ピアノ)/セオドア・プラット(バリトン)]MEDTNER, N.: Violin Sonata No. 3, "Epica" / Sonata-Idylle / 8 hinterlassene Lieder (Medtner in England) (Lomeiko, Karpeyev, Platt)
発売日:2023年09月22日
NMLアルバム番号:SOMMCD0674
CD価格:2,025円(税込)
ロシア出身の作曲家ニコライ・メトネル。ピアニスト、作曲家としてモスクワで前途洋々の音楽人生を送っていましたが、1917年に勃発したロシア革命から逃れるため、ロシアを出国。一時はパリに住むもこの国の音楽界の雰囲気になじめず、1936年にイギリスに移り、1951年、70歳で亡くなるまでロンドンに定住しました。 このアルバムには彼のロンドン時代の作品を3つ収録。最後のピアノ・ソナタとなった2楽章形式の「牧歌」、オイストラフが愛奏したことで知られ、メトネルの弟への哀悼の意が込められたヴァイオリン・ソナタ第3番「エピカ」。そして世界初録音を含む「8つの歌曲」は、メトネルが1927年頃から四半世紀近くにわたって書き上げた100曲以上の歌曲から、作曲家の死後にまとめられたものです。 彼が愛したプーシキン、レールモントフ、アイヒェンドルフ、フョードル・チュッチェフらの詩を用いたこれらの歌は、繊細な和声と優雅な旋律でシューベルトの時代に通じるものを感じさせます。
収録作曲家:
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Gardens, Fables, Prisons, Dreams
スウェイツ(1944-):
室内楽作品集 [ペネロピ・スウェイツ(ピアノ)/ベンジャミン・フリス(ピアノ)/ローレンス・アングレス(コントラバス)/ティペット四重奏団]THWAITES, P.: Chamber Music - Jan Palach's Theme / A Lambeth Garland / For Irina (Gardens, Fables, Prisons, Dreams) (Thwaites, Frith, Tippett Quartet)
発売日:2023年09月08日
NMLアルバム番号:SOMMCD0672
CD価格:2,025円(税込)
オーストラリア出身の作曲家・ピアニスト、ペネロピ・スウェイツ。パーシー・グレインジャー作品の解釈が高く評価されるとともに、彼女自身のミュージカル作品なども好評を博しています。 このアルバムには、彼女に影響を与えた2人の作曲家、ショパンとディーリアスへのオマージュ作品と、ロシアの反体制派の詩人イリーナ・ラトゥシンスカヤのために書かれた「イリーナへ」など弦楽アンサンブルのための3作品、そして2台ピアノのための2つの組曲「ランベスの花輪」とオスカー・ワイルドの寓話による「わがままな大男」を収録。 組曲でのピアノ演奏はスウェイツ自身と彼女の親しい友人、ベンジャミン・フリスが担当しています。
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Mahler Pioneers
マーラー演奏のパイオニアたち
ワルター・ゲール、ヘルマン・シェルヘンの演奏と
レオポルド・ストコフスキー、アルフレッド・フリーゼへのインタビュー [ワルター・ゲール(指揮)/ロンドン交響楽団/ヘルマン・シェルヘン(指揮)/BBC交響楽団/ジョーン・サザーランド(ソプラノ)/ノーマ・プロクター(コントラルト)/ピーター・ピアーズ(テノール) 他]発売日:2023年08月18日
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
サザーランドとピアーズの歌うマーラー!
驚きの初出音源と歴史的証言を収めた2枚組冒頭の「嘆きの歌」は英国初演のライヴ録音。超絶的なコロラトゥーラで一世を風靡したジョーン・サザーランドや、イギリスを代表する名歌手の一人ピーター・ピアーズのマーラー録音はきわめて稀少です。指揮のワルター・ゲールはシェーンベルク門下のドイツ系ユダヤ人で、ナチスを逃れてイギリスに渡り活動しました。明晰な楽曲分析に基づく的確な指揮で評判があったようですが、彼のマーラーの録音もまた稀少。 CD2にはゲール指揮による交響曲第4番が収められています(マーラー生誕100年記念祭のライヴ)。 第10番のアダージョはヘルマン・シェルヘンの指揮。レーベルによれば、いずれもリリースされるのは初とのことです。定評あるポール・ベイリーによるマスタリング。 これらに加えて、ストコフスキーとフリーゼのインタビューを収録しているのもポイント。ストコフスキーは1910年にマーラー指揮で行われた第8番「千人の交響曲」初演時のリハーサルに立ち会っており、ニューヨーク・フィルのティンパニ奏者だったフリーゼは1909年にマーラーの指揮で演奏した経験があります。二人の回想(共に英語)はマーラー自身の指揮に関する貴重な証言です。尚フリーゼのインタビューは文字起こしされてブックレットに掲載されています。収録作曲家:
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Stimme der Liebe - 愛の声
イアン・パートリッジの85歳を記念して
シューベルト(1797-1828):
歌曲集 [イアン・パートリッジ(テノール・ピアノ)/ジェニファー・パートリッジ(ピアノ)/アーネスト・ラッシュ(ピアノ)]SCHUBERT, F.: Lieder (Ian Partridge 85th Birthday Tribute - Stimme der Liebe) (I. and J. Partridge)
発売日:2023年07月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0670
CD価格:2,025円(税込)
2023年6月12日に85歳の誕生日を迎えるイギリスの名テノール歌手イアン・パートリッジ。モンテヴェルディやエリザベス朝のリュート曲から、シェーンベルクとブリテンなどまで幅広いレパートリーを持つパートリッジですが、このアルバムは彼が1968年から72年にかけてBBCラジオで歌った、彼が最も愛するというシューベルトの歌曲を20曲収録したものです。 多くの曲の伴奏を務めるのは彼の妹ジェニファーで、二人は長らく共演し、多くのリサイタルと録音を行っています。アーネスト・ラッシュも彼が信頼するピアニスト。またパートリッジ自らピアノを演奏して歌った3曲も収録されています。
収録作曲家:
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〈新世界からの宝物 第3集〉
ニャターリ/シエッラ/ヒグドン他
室内楽作品集 [ファビオ・ザノン(ギター)/マルセロ・バルボサ(フルート)/クレリア・イルズン(ピアノ)]Treasures from the New World, Vol. 3
発売日:2023年07月21日
NMLアルバム番号:SOMMCD0669
CD価格:2,025円(税込)
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Every Living Creature
生きとし生けるもの
ケネス・レイトン(1929-1988):
合唱作品集 [レベッカ・リー(ソプラノ)/ニナ・ベネット(ソプラノ)/キアラ・ヘンドリック(メゾ・ソプラノ)/ニック・プリチャード(テノール)/アンドルー・グリフィス(指揮)/フィンチリー児童合唱団/ロンディニウム(合唱)]LEIGHTON, K.: Choral Music (Every Living Creature) (Londinium, Griffiths)
発売日:2023年06月30日
NMLアルバム番号:SOMMCD0667
CD価格:2,025円(税込)
20世紀イギリスの作曲家ケネス・レイトン。ヨークシャーで生まれ、地元のウェークフィールド大聖堂の聖歌隊で活躍後、王立音楽院でピアノと声楽、オックスフォード音楽院で作曲を学び、教会音楽の分野で目覚ましい活動を行った人です。彼の没後35年を記念して作られたこのアルバムには、5曲の世界初録音を含む合唱作品が収録されています。メインは「Laudes animantium」で、ニ重合唱、ソリスト、児童合唱によるさまざまな動物を賛美した魅力的な作品。他にはキャロルやパートソングなど、レイトンの得意分野の作品を聴くことができます。 演奏はアンドルー・グリフィスが2005年に設立した「ロンディニウム」。現代作品を得意とする室内合唱団で、ここでもレイトンの活気に満ちた作品を見事なアンサンブルで聴かせます。
収録作曲家:
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Folk Songs of the British Isles
ブリテン諸島の民謡集 [ジャニス・ケリー(ソプラノ)/イヴォンヌ・ハワード(メゾ・ソプラノ)/フィオナ・ケリー(フルート)/ジーン・ケリー(ハープ)/マイケル・ポロック(ピアノ)/ジョン・ウィルソン(ピアノ) 他]FOLKSONGS OF THE BRITISH ISLES (Evans, Howard, Jagusz, F. and J. Kelly, McCausland, Spence, Wilson)
発売日:2023年06月30日
NMLアルバム番号:SOMMCD0668
CD価格:2,025円(税込)
時代を超えて息づく英国とアイルランド民謡。このアルバムではよく知られる「The Last Rose of Summer 夏のなごりのバラ(庭の千草)」や「Down by the Salley Gardens サリー・ガーデン」などの名曲から、世界初録音となる「Song for Gwyn」まで、ブリテン諸島4地域の民謡を27曲集めました。 ピアノ伴奏による英国の歌手たちのこなれた歌唱(トラック18にはジャズ・ヴォーカルの重鎮エレイン・デルマーも登場)や、フルートとハープのデュオなど、さまざまな演奏で伝統的な民謡の旋律をお楽しみいただけます。
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トーマス・ビーチャム・
コンダクツ・リヒャルト・シュトラウス
R.シュトラウス(1864-1949):
作品集 [トーマス・ビーチャム(指揮)/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団]STRAUSS, R.: Orchestral Music (Royal Philharmonic, Beecham)
発売日:2023年05月26日
NMLアルバム番号:ARIADNE5021
CD価格:2,025円(税込)
初出! ビーチャムとロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団による
リヒャルト・シュトラウスの3曲のライヴ音源イギリスの指揮者トーマス・ビーチャムは、若い頃からリヒャルト・シュトラウス作品を愛し熱心に演奏したことで作曲家の信頼を得て、シュトラウスが没するまでのおよそ40年間にわたり良き関係を築きました。 このアルバムにはビーチャムが1946年に設立したロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とのシュトラウス作品の1955年から56年のライヴ録音が収録されています。設立して10年を経たオーケストラは、ビーチャムの構想を完全に反映できる、まさに手兵として成長しており、両者の最良の関係が聴き取れることでしょう。中でも1956年10月17日の演奏はこれが初出。そして「マクベス」はビーチャムによるこの作品唯一の録音でもあり、彼のディスコグラフィへの新たな追加作品となります。 なお、交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」と「ドン・ファン」は、以前リリースされていたアルバムの音源にリマスターしたもので、一層聴きやすくなりました。収録作曲家:
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ピアノ・デュオによるベートーヴェン
〈交響曲全集 第2集〉
ベートーヴェン:交響曲 第5番
シューマン:アンダンテと変奏
サン=サーンス:
ベートーヴェンの主題による変奏曲 [テッサ・アイス(ピアノ)/ベン・スクーマン(ピアノ)]Piano Duo Recital: Uys, Tessa / Schoeman, Ben - BEETHOVEN, L. van / SCHUMANN, R. / SAINT-SAËNS, C. (Symphonies, Vol. 2)
発売日:2023年05月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0650
CD価格:2,025円(税込)
第1集(SOMMCD0637)が好評を得たフランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの編曲によるベートーヴェンの交響曲全集。編曲をしたシャルヴェンカはポーランド系ドイツの作曲家。彼の兄ルートヴィヒ・フィリップ・シャルヴェンカも作曲家として知られています。兄弟はベルリンでツェルニーの弟子であったテオドール・クラクにピアノを師事しており、この編曲にもベートーヴェン直系の弟子(ツェルニーはベートーヴェンに直接師事していた)ならではの作品に対する敬愛が感じられる見事な仕上がりを見せています。 この第2集には4手版の交響曲第5番の他、シューマンの「アンダンテと変奏」、ベートーヴェンのピアノソナタ第18番 Op.31-3の第3楽章を用いたサン=サーンスの「ベートーヴェンの主題による変奏曲」が収録されています。
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ピアノ・デュオによるベートーヴェン
〈交響曲全集 第3集〉 [テッサ・アイス(ピアノ)/ベン・スクーマン(ピアノ)]BEETHOVEN, L. van: Symphonies, Vol. 3 - Nos. 2, and 7 (arr. F.X. Scharwenka for 2 pianos) (Uys, Schoeman)
発売日:2023年05月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0666
CD価格:2,025円(税込)
第1集(SOMMCD0637)、第2集(SOMMCD0650)がヨーロッパの音楽誌で高く評価されたフランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの編曲によるベートーヴェンの交響曲全集。全6集が予定されており、この第3集には4手版の交響曲第2番と交響曲第7番が収録されています。耳の不調に苦しんだ時期に作曲されるも、明るい曲想を持つ第2番、心地よいリズムに貫かれた第7番、とベートーヴェン作品の中でも楽天的な2曲をテッサ・アイスとベン・スクーマンが息のあったデュオで聴かせます。 編曲をしたシャルヴェンカはポーランド系ドイツの作曲家。彼の兄ルートヴィヒ・フィリップ・シャルヴェンカも作曲家として知られています。兄弟はベルリンでツェルニーの弟子であったテオドール・クラクにピアノを師事しており、この編曲にもベートーヴェン直系の弟子(ツェルニーはベートーヴェンに直接師事していた)ならではの作品に対する敬愛が感じられる見事な仕上がりを見せています。 演奏しているのは南アフリカのケープタウン出身のピアニスト、テッサ・アイスと、同じく南アフリカ出身のペン・スクーマンによるピアノ・デュオ。2020年にはベートーヴェン生誕250周年記念として、シャルヴェンカ編曲による交響曲全9曲の録音を行うとともに、ロンドンを中心に各地でコンサートを行い好評を得ています。
収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ全集 [エイドリアン・バターフィールド(ヴァイオリン)/サイラス・ウォルストン(チェンバロ)]発売日:2023年05月19日
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
英国を拠点に活躍する古楽系ヴァイオリニスト、エイドリアン・バターフィールドと、NAXOSからリリースされているルクレールのヴァイオリン・ソナタ集でバターフィールドと息のあった共演を聴かせるチェンバロのサイラス・ウォルストンが演奏するバッハのソナタ集。バッハ作品を得意とするバターフィールドならではの豊かな感性に支えられた演奏が楽しめます。 サイラス・ウォルストンはこのアルバムがSOMMレーベルへのデビューとなります。
収録作曲家:
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エリック・マッケロイ(1992-):歌曲集
Tongues of Fire - 炎の舌 [ジェイムス・ギルクリスト(テノール)/エリック・マッケロイ(ピアノ)]MCELROY, E.: Songs (Tongues of Fire) (Gilchrist, McElroy)
発売日:2023年05月19日
NMLアルバム番号:SOMMCD0665
CD価格:2,025円(税込)
1992年アメリカ生まれ、英国のオックスフォードを拠点に活躍する作曲家エリック・マッケロイの歌曲集。 すでにオーケストラや室内楽、ピアノのための作品を数多く発表しているマッケロイは、20世紀の詩人たちの詩にも関心が高く、彼らのテキストを元にした作品など多くを発表しています。ロバート・グレーヴスの「死んだ男の残り火」は戦争を主題に、またアルバムタイトルでもあるグレヴェル・リンドップの「炎の舌」からは詩の持つ官能性が引き出されています。 これらの歌曲を表情豊かに歌うのは英国のベテラン・テノール、ジェイムス・ギルクリスト。彼がレーベルに録音した「英国歌曲の100年」シリーズはメディアで高く評価されています。ピアノは作曲家自身が担当しています。
収録作曲家:
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A Bad Night in Los Angeles
ロサンジェルスの眠れぬ夜
マシュー=ウォーカー(1939-):作品集 [マーク・ベッビントン(ピアノ)/レベッカ・オモルディア(ピアノ)]MATTHEW-WALKER, R.: Piano Music (A Bad Night in Los Angeles) (Bebbington)
発売日:2023年03月31日
NMLアルバム番号:SOMMCD0662
CD価格:2,025円(税込)
英国クラシック音楽業界の名士ロバート・マシュー=ウォーカーのピアノ作品集。 マシュー=ウォーカーは1939年にロンドンで生まれ、同地で音楽を学びました。従軍経験を経て、1962年から63にかけてパリでダリウス・ミヨーに作曲を学んだ後、アマチュアとして作曲を行いつつ、出版社等を経て1970年にCBSレコードに入社してマーケティングの要職に就きます。75年にはRCAに移りますが78年には第一線から身を引きました。 マシュー=ウォーカーは6曲の交響曲を含むかなりの量の作品を書いていますが、それはレコード業界で多忙だった1970年代の前と後に分かれており、このアルバムに収録されたのは1978年以降の作品です。その作風は前衛とは距離を置き、聴けばイメージが浮かぶような巧みな描写が魅力となっています。
収録作曲家:
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Classical Changes
クラリネット、サックス、ピアノの三重奏による作品集 [アール・デコ・トリオ]ART DECO TRIO: Classical Changes
発売日:2023年03月31日
NMLアルバム番号:SOMMCD0663
CD価格:2,025円(税込)
「Gershwinicity - ガーシュウィニシティ」(SOMMCD631)に続くピアニスト、イアン・ファリントンをメインとする“アール・デコ・トリオ”の2作目のアルバム。 イアン・ファリントンは、2012年のロンドン・オリンピックの開会式でローワン・アトキンソンの「炎のランナー」によるコミック・パフォーマンスでピアノを演奏し一躍注目を浴び、また2020年にはBBCプロムスで、ベートーヴェンの9つの交響曲をスリル満点な7分間に凝縮した「ベートーヴェニアーナ」を披露。こちらもロックダウン下のロンドンの聴衆たちを熱狂させました。 このアルバムでは、彼がお気に入りのクラシックの名曲を愉しく軽やかなジャズ風に編曲。前作と同じくクラリネットのピーター・スパークスとサクソフォンのカイル・ホークが絶妙なアンサンブルを披露します。
収録作曲家:
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〈ヴォーン・ウィリアムズ・ライヴ 第4集〉
トマス・タリスの主題による幻想曲
2台ピアノのための協奏曲 ハ長調
交響曲 第8番 ニ短調
ミトロプーロス指揮/ニューヨーク・フィル
バルビローリ指揮/ハレ管 [アーサー・ホイットモア(ピアノ)/ジャック・ロウ(ピアノ)/ニューヨーク・フィルハーモニック/ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)/ハレ管弦楽団/ジョン・バルビローリ(指揮)-8]VAUGHAN WILLIAMS, R.: Concerto for 2 Pianos / Symphony No. 8 (Vaughan Williams Live, Vol. 4) (Mitropoulos, Barbirolli) (1943-1964)
発売日:2023年03月24日
NMLアルバム番号:ARIADNE5020
CD価格:2,025円(税込)
2022年、ヴォーン・ウィリアムズ生誕150年を記念したアルバムの第4集。第3集ではヴォーン・ウィリアムズの自作自演をご紹介しましたが、この第4集はヴォーン・ウィリアムズ作品の熱心な支持者であったミトロプーロスが1942年にニューヨーク・フィルの弦楽セクションを指揮した「トマス・タリスの主題による幻想曲」と、1952年に演奏した「2台ピアノのための協奏曲」を収録。熱気あふれる雰囲気が聴きどころです。 後半には、1964年バルビローリがハレ管を指揮した交響曲第8番を収録。この曲は1956年にバルビローリとハレ管によって初演されており、作品の見せ場を知り尽くしたバルビローリならではの充実した演奏が楽しめます。今回の復刻も、これまでに数々の名盤の復刻にあたった英国を代表するリマスター・エンジニア、ラーニ・スパールが手掛けており、丁寧なリマスターによるノイズの少ないリアルな音が蘇りました。 なお、ブックレットにはヴォーン・ウィリアムズの評伝を執筆した英国の研究家サイモン・ヘファーによる解説(英語のみ)が掲載されています。
収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791):
〈ピアノ・ソナタ集 第6集〉
ピアノ・ソナタ 第4番・第14番・第16番/幻想曲 K.475 [ピーター・ドノホー(ピアノ)]発売日:2023年03月17日
NMLアルバム番号:SOMMCD0660
CD価格:2,025円(税込)
イギリスのピアニスト、ピーター・ドノホーによるモーツァルトのピアノ・ソナタ全集の第6集。 シリーズの最終巻となるこのアルバムには、1788年に作曲され、モーツァルト自身が「初心者のためのソナタ」と記したハ長調 K 545と、初期の作品である第4番、そしてモーツァルトの全ピアノ・ソナタの中でも最も劇的な展開を見せる第14番と、そのプロローグ的な役割を持つ「幻想曲 ハ短調」の4曲を収録。ドノホーはモーツァルトの多彩な魅力を各曲から引き出しています。 ドノホーのこれまでのアルバムは、BBCミュージックマガジンなどで高く評価されています。
収録作曲家:
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Fiori musicali - 音楽の花束
フレスコバルディ(1583-1643):
音楽の花束(1635)よりオルガン・ミサ [リチャード・レスター(オルガン)/グリーンウッド・コンソート(声楽アンサンブル)]発売日:2023年03月17日
NMLアルバム番号:SOMMCD0661
CD価格:2,025円(税込)
ベテラン奏者・研究者のリチャード・レスターによるフレスコバルディへのオマージュイギリスのチェンバロ・オルガン奏者で音楽学者リチャード・レスターは、スカルラッティのソナタ全集をはじめ80枚を超える録音があります。最近はフレスコバルディの研究に取り組み、その独創性に焦点を当てた本も出版しました。このCDは彼がフレスコバルディの生誕440年と没後380年を記念してリリースするもの。選ばれた作品は「音楽の花束」です。 この作品は第1番「主日のミサ」、第2番「使徒のミサ」、第3番「聖母のミサ」からなり、それぞれの日にちなんだグレゴリオ聖歌の旋律に基づくミサ(キリエ)の部分と、前奏としてのトッカータ、後奏としてのトッカータ、カンツォーナ、カプリッチョ、リチェルカーレ等の鍵盤楽曲で構成されています。トッカータ等の部分には即興性と名技が込められており、ローマのサン・ピエトロ大聖堂のオルガニストを務めていたフレスコバルディの腕前を彷彿させます。この録音ではキリエの部分にバリトン歌手4人が参加しています。
収録作曲家:
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ボーレンシュタイン(1969-):
ピアノ協奏曲/光と闇/シリム [クレリア・イルズン(ピアノ)/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/ニムロッド・ボーレンシュタイン(指揮)/イ・ムジカンティ(アンサンブル)]発売日:2023年03月17日
NMLアルバム番号:SOMMCD281
CD価格:2,025円(税込)
作曲家・指揮者、ニムロット・ボーレンシュタインのSOMM Recordingsレーベルへの初録音。 テルアヴィヴで生まれ、パリで初期の音楽教育を受けた後、1984年にシフ財団の奨学生となりロンドンに移住。王立音楽大学で作曲とヴァイオリンを学び、作曲家、指揮者として活躍。彼の作品は数多くのオーケストラによって演奏されています。このアルバムにはピアノをフィーチャーした3つの作品を収録。 ピアノ協奏曲はブラジル出身のピアニスト、クレリア・イルズンのために書かれたラフマニノフを思わせる技巧的な作品。ボーレンシュタイン自身がタクトを執り熱演を披露します。 2018年に初演された「光と闇」はシュテファン・ツヴァイクの著書「昨日の世界」の最後の一節から採られたタイトルを持つピアノ五重奏曲。単一楽章で構成されたタイトル通りのメリハリある内容を持つ作品です。 「シリム」は子供のためのピアノ組曲。タイトルはヘブライ語の「詩」や「歌」の意味で、さまざまな雰囲気を持つ18の小品で構成されています。
収録作曲家:
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ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
弦楽四重奏曲 第1番・第2番
ホルスト(1874-1934):
英国民謡による幻想曲 Op.36 [ティペット四重奏団]VAUGHAN WILLIAMS, R.: String Quartets Nos. 1 and 2 / HOLST, G.: Phantasy (Tippett Quartet)
発売日:2023年02月17日
NMLアルバム番号:SOMMCD0656
CD価格:2,025円(税込)
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの生誕150年を記念した1枚。このアルバムには英国を代表するアンサンブル、ティペット四重奏団の演奏でヴォーン・ウィリアムズの2曲の弦楽四重奏曲と、彼と生涯にわたり友人関係を築いたホルストの作品の演奏が収録されており、2人が与えあった影響を探ることができます。 ベルリンでブルッフ、パリでラヴェルからレッスンを受けて室内楽に興味を持ったというヴォーン・ウィリアムズが1908年に書いた弦楽四重奏曲第1番は、それまでの英国における室内楽作品の潮流を一変させるものと評価され、また彼の最後の室内楽作品となった弦楽四重奏曲第2番は、ヴィオラの響きが際立つ静寂に彩られた内省的な雰囲気を持っています。 ホルストの「英国民謡による幻想曲」は、4つの魅力的な民謡に基づく作品であり1917年に公開されたものの、作曲家自身によってとり下げられた作品。彼の死後、娘のイモージェンが弦楽オーケストラ版を発表しましたが、ここではティペット四重奏団が作曲家ロデリック・スワンストンに編曲を委嘱し、2013年に初演した弦楽四重奏版が用いられています。 どの曲も英国民謡の影響を感じさせながらも、各々の作曲家の個性が垣間見える素晴らしい作品であり、ティペット四重奏団は作品の特徴を捉えた見事な演奏を披露しています。
収録作曲家:
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〈ヴォーン・ウィリアムズ・ライヴ 第3集〉
自作自演集 [レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(指揮)/ロンドン交響楽団/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/BBC交響楽団&BBC交響合唱団]発売日:2023年01月27日
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
2022年、ヴォーン・ウィリアムズ生誕150年を記念したアルバムの第3集。今作はヴォーン・ウィリアムズ自身がタクトを執った4つの作品をクリアな音で復刻しています。 アルバムの1枚目には、1946年プロムスで演奏された「交響曲第2番」のロンドン交響楽団による演奏と、1943年にロンドン・フィルハーモニー管弦楽団が世界初演した際の「交響曲第5番」を収録。またCD2には同じくロンドン・フィルが1952年に演奏した「交響曲第5番」と、1936年に録音されたBBC交響楽団&合唱団との「ドナ・ノビス・パーチェム」が収録されています。 今回の復刻も、これまでのシリーズと同じく、英国を代表するリマスター・エンジニア、ラーニ・スパールが手掛けています。なお、ブックレットにはヴォーン・ウィリアムズの評伝を執筆した英国の研究家サイモン・ヘファーによる解説(英語のみ)が掲載されており、ヴォーン・ウィリアムズと2番目の妻アーシュラ・ウッドの関係など、これまであまり知られることのなかった興味深いテーマに光が当てられています。
収録作曲家:
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ドッジソン(1924-2013):
The Peasant Poet 農民詩人
〈歌曲集 第1集〉 [アイリッシュ・タイナン(ソプラノ)/ケイティー・ブレイ(メゾ・ソプラノ)/ジェイムス・ギルクリスト(テノール)/ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)/クリストファー・グリン(ピアノ)/マーク・エデン(ギター)/イアン・ウィルソン(リコーダー)]DODGSON, S.: Songs, Vol. 1 (The Peasant Poet) (A. Tynan, K. Bray, J. Gilchrist, R. Williams, C. Glynn, M. Eden, I. Wilson)
発売日:2022年12月23日
NMLアルバム番号:SOMMCD0659
CD価格:2,025円(税込)
SOMM RECORDINGSは、2013年に89歳で亡くなった作曲家スティーヴン・ドッジソンの10周忌を記念して、その豊かで多彩な歌を収録した全3巻の「歌のアルバム」のリリースを予定しています。 第1巻の「農民詩人」では、ジェイムズ・ギルクリスト(テノール)、ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)をはじめとした英国を代表する4人の名歌手ヲフィーチャーし、ピアノやギターの伴奏による様々な歌曲を紹介。象徴主義の画家ジョン・アーサー・ドッジソンの息子で、ルイス・キャロルの遠縁にあたる作曲家の作品を存分に味わうことができます。アルバム・タイトルでもある「農民詩人」は農民労働者の息子であった詩人、ジョン・クレアの4つの詩からの1篇。悩める詩人の揺れ動く心情が描かれた美しい作品です。 他の曲も時にはシンプルに、時には豊かなハーモニーを持つ多彩なもの。ほとんどの作品が世界初録音であり、英国における芸術歌曲の一端を知る有益な1枚です。
収録作曲家:
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I Vow to Thee, My Country
グスターヴ・ホルストの宗教的合唱作品集 [ウィリアム・ヴァン(指揮)/ロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団/ジョシュア・ライアン(オルガン) 他]HOLST, G.: Choral Music (I Vow to Thee, My Country) (Chapel Choir of the Royal Hospital Chelsea, W. Vann)
発売日:2022年12月23日
NMLアルバム番号:SOMMCD279
CD価格:2,025円(税込)
20世紀英国を代表する作曲家ホルスト合唱作品集。このアルバムは、現在知られている彼の宗教的合唱作品を全て集めたものであり、演奏はアンサンブルに定評あるロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団が担っています。 ホルストの作品では組曲『惑星』が知られますが、宗教音楽も多数手がけており、オリジナルからアレンジまで様々な作品を遺しています。ここで聴ける英国国教会の「夕べの祈り」のための「Nunc Dimittis 今こそ主よ、僕を去らせたまわん」や、充実した内容を持つ「2つの詩篇と4つの祝祭合唱曲」では、ホルストが聖書や16世紀の音楽、J.S.バッハなどの作品から得たであろうインスピレーションが感じられます。他には8声部からなる無伴奏女声合唱で歌われる「アヴェ・マリア」など官能的な響きを持つ作品も含まれています。 更に2020年に初演されたトラック6「Not Unto Us, O Lord」や、有名な「木星」の旋律を転用した「I Vow to Thee, My Country」、英国ホルスト協会がイアン・ファリントンに編曲を依頼した4作品などが演奏されており、英国に脈々と受け継がれる合唱作品の伝統を感じることができる1枚です。
収録作曲家:
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〈Romantic Revolution 第2集〉
ドゥシェク(1760-1812):
ピアノ・ソナタ Op.10 No.2/Op.70
ショパン(1810-1849):
幻想曲 ヘ短調/幻想ポロネーズ [マイケル・ドゥセク(ピアノ)]DUSSEK, J.L.: Piano Sonatas, Opp. 10, 64/70 / CHOPIN, F.: Fantasy, Op. 49 / Polonaise-fantaisie (Romantic Revolution, Vol. 2) (M. Dussek)
発売日:2022年12月09日
NMLアルバム番号:SOMMCD0657
CD価格:2,025円(税込)
英国を拠点に活躍するピアニスト、マイケル・ドゥセク。彼の名前はヴァイオリニスト、五嶋龍との共演で日本でもおなじみですが、実は苗字からもわかる通り、ボヘミア出身でイギリス・ピアノ楽派の基礎を築いたとされるヤン・ラディスラフ・ドゥシェクの子孫でもあります。 彼は、偉大な祖先であるドゥシェクの作品の紹介に尽力しており、第1集(SOMMCD0634)に続くこのアルバムではドゥシェクの初期作品2作と、ショパン晩年の作品2作を演奏。2人の作曲家の旋律やハーモニーの共通点を探っています。
収録作曲家:
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〈ヴォーン・ウィリアムズ・ライヴ 第2集〉
仮面劇『ヨブ』
勝利のための感謝祭
音楽へのセレナード
エイドリアン・ボールト指揮 [BBC交響楽団&合唱団/ボストン交響楽団/エイドリアン・ボールト(指揮) 他]VAUGHAN WILLIAMS LIVE, Vol. 2 - Job / A Song of Thanksgiving / Serenade to Music (BBC Symphony Chorus and Orchestra, Boston Symphony, Boult)
発売日:2022年11月25日
NMLアルバム番号:ARIADNE5018
CD価格:2,025円(税込)
第1集(ARIADNE5016)に続く、ヴォーン・ウィリアムズの生誕150年を記念したアルバム。今作はエイドリアン・ボールトの指揮による3つの作品をクリアな音で復刻しています。 冒頭の2作品は、1930年にボールトが創設し、1950年まで首席指揮者を務めたBBC交響楽団による演奏。「勝利のための感謝祭」はソプラノ・ソロ、ナレーターとオルガン、オーケストラ、合唱の大編成による作品で、1945年の初演となったラジオ放送の録音です。「音楽へのセレナード」は1946年のBBC第3番組(現ラジオ3)のオープニング・ナイトで演奏された作品で、『ヴェニスの商人』の第5幕第1場が題材となっています。こちらは1938年に作曲家の友人で、名指揮者ヘンリー・ウッドへのオマージュとして書かれました。もともとは16人の歌手のための曲でしたが、ヴォーン・ウィリアムズ自身によりオーケストラと4人のソリスト、合唱のためにアレンジ。この放送が当ヴァージョンの世界初演となりました。 『ヨブ』はボールトに献呈された劇音楽で、ボールトはこのボストン交響楽団との演奏の後、4回のスタジオ録音を行うほどのお気に入り作品でした。 今回の復刻も、これまでにも数々の名盤の復刻にあたった、英国を代表するリマスター・エンジニア、ラーニ・スパールが手掛けており、丁寧なリマスターによるノイズの少ないリアルな音が蘇りました。なお、ブックレットにはヴォーン・ウィリアムズの評伝を執筆した英国の研究家サイモン・ヘファーによる解説(英語のみ)が掲載されています。
収録作曲家:
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Dance!
ピアノ・トリオによるストラヴィンスキー、ラヴェル [ミネルヴァ・ピアノ・トリオ]STRAVINSKY, I.: Pulcinella Suite (arr. R. Birchall) / RAVEL, M.: Daphnis et Chloé Suite No. 1 (arr. D. Knotts) (Dance!) (Minerva Piano Trio)
発売日:2022年11月25日
NMLアルバム番号:SOMMCD0658
CD価格:2,025円(税込)
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セルゲイ・クーセヴィツキー
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を振る [セルゲイ・クーセヴィツキー(指揮)/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団]Serge Koussevitzky Conducts the London Philharmonic Orchestra
発売日:2022年10月28日
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
21世紀の名指揮者セルゲイ・クーセヴィツキー(1874-1951)とロンドン・フィルハーモニー管弦楽団による1950年6月の演奏会ライヴ録音、初CD化。 クーセヴィツキーはロシアで生まれ、地元でコントラバス奏者として活躍した後に渡米。1924年にボストン交響楽団の常任指揮者に就任してからはほぼ四半期にわたり、オーケストラを高い水準に引き上げるとともに、アメリカの聴衆にフランスやスラヴ系の音楽を紹介しました。 このロンドン・フィルとの演奏は、彼が1949年に健康問題でボストン交響楽団の音楽監督を辞任した翌年のもの。75歳の高齢とはいえ、この演奏会の直前にはパリでベートーヴェンの第9を演奏するなど、まだまだ充実した活動を行っていたクーセヴィツキーの迫力ある演奏が記録されています。 アルバムの余白には、ドキュメンタリー制作者ジョン・トランスキーがクーセヴィツキーの下で演奏していたボストン交響楽団とロンドン・フィルの元楽団員たちに対して1992年から2017年にかけて行ったインタビューを含むドキュメンタリー音声が収録されており(英語)、彼がどれほどオーケストラのメンバーに愛されていたか、またオーケストラに影響を与えたかを知ることができます。 ここで使われている音源も含め、全ての音楽はエンジニア、ラーニ・スパールによってリマスターが施されており、モノラルでありながらもクリアで深みのある音を楽しむことができます。また、ブックレットには歴史的録音の権威であるロブ・コーワンがこの貴重な録音と演奏への賛辞を寄せています(英語)。
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〈ヴォーン・ウィリアムズ・ライヴ 第1集〉
マルコム・サージェント指揮 [マルコム・サージェント(指揮)/ BBC交響楽団/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団]VAUGHAN WILLIAMS, R.: Symphonies Nos. 6 and 9 (Vaughan Williams Live, Vol. 1) (BBC Symphony, Royal Philharmonic, Sargent) (1957-1964)
発売日:2022年09月30日
NMLアルバム番号:ARIADNE5016
CD価格:2,025円(税込)
ヴォーン・ウィリアムズの生誕150年を記念したアルバム。
第9番世界初演ライヴ録音をクリアな音で復刻!マルコム・サージェント(1895-1967)は1950年から1957年までBBC交響楽団の常任指揮者を務め、華麗な指揮スタイルと緩急自在なテンポ設定で英国作品を中心に幅広いレパートリーを演奏、人気を博しました。 ヴォーン・ウィリアムズ作品も得意としており、ここでは1957年に演奏された「すずめばち」序曲、1958年の「交響曲第9番」、1964年の「交響曲第6番」、この3曲のライヴ録音を収録。サージェントは2つのオーケストラの個性を際立たせつつ、品の良さを併せ持った見事な音楽を聴かせます。 なかでも「交響曲第9番」の演奏は、晩年の作曲者自身の立ち合いの下に行われた世界初演という、歴史的な録音です。ヴォーン・ウィリアムズの厚い信頼を得ていたサージェントならではの快演が繰り広げられています。 今回の復刻は、これまでにも数々の名盤の復刻にあたった、英国を代表するリマスター・エンジニア、ラーニ・スパールが手掛けており、丁寧なリマスターによりノイズの少ないリアルな音が蘇りました。なお、ブックレットにはヴォーン・ウィリアムズの評伝を執筆した英国の研究家サイモン・ヘファーによる解説(英語のみ)が掲載されています。収録作曲家:
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Children’s Songs
スタンフォード(1852-1924):
子供たちの歌 [キティ・ウエイトリー(メゾ・ソプラノ)/ギャレス・ブリンモア・ジョン(バリトン)/スージー・アラン(ピアノ)]STANFORD, C.V.: Children's Songs (Whately, G.B. John, S. Allan)
発売日:2022年09月30日
NMLアルバム番号:SOMMCD0655
CD価格:2,025円(税込)
アイルランドの作曲家スタンフォードの歌曲集。7つの交響曲や数々の合唱曲が知られるスタンフォードですが、ピアノ伴奏による歌曲も少なからず遺しており、このアルバムにはその中から子供のために書かれた歌曲を中心に収録しています。 「子供の歌の花輪」の他、スコットランドの女性詩人ヘレン・ダグラス・アダム(1909-1993)が14歳の時に出版した詩集「The Elfin Pedlar and Tales Told by Pixy Pool」からテキストを採った「エルフィン・ペドラーの詩による歌曲」など、歌曲集としてはまとめて耳にする機会がほとんどない作品だけに、この録音の登場は英国音楽好きにとって恰好の贈り物になることでしょう。子供向けということで、比較的平易な曲調を持つ曲も多いですが、どれも凝った伴奏を持つ魅力的な作品に仕上がっています。 メゾ・ソプラノのキティ・ウエイトリーとバリトンのギャレス・ブリンモア・ジョンは、曲に合わせて表情を変化させ、時には親密な二重唱も聴かせています。
収録作曲家:
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ヴァイル(1900-1950):
ヴァイオリン協奏曲
交響曲 第2番 [タマーシュ・コチシュ(ヴァイオリン)/アルスター管弦楽団/ジャック・ファン・ステーン(指揮)]WEILL, K.: Violin Concerto / Symphony No. 2 (Kocsis, Ulster Orchestra, Steen)
発売日:2022年09月30日
NMLアルバム番号:SOMMCD280
CD価格:2,025円(税込)
ベルトルト・ブレヒトとの協働で知られるドイツの作曲家クルト・ヴァイル。彼はもともとフェルッチョ・ブゾーニの弟子であり、ブレヒトと出会う以前は後期ロマン派の様式による無調に近い作品を書いていました。 この1924年のヴァイオリン協奏曲はヨーゼフ・シゲティに捧げられた作品で、ブゾーニへのオマージュでもありながら、晩年の彼が好んだキャバレー音楽からの影響も見られる独自性の高い作品です。 その10年後に書かれた「交響曲第2番」は彼がパリへと亡命を決意した時期の作品。ブルーノ・ワルターとコンセルトヘボウ管弦楽団によってアムステルダムで初演されており、初演時は聴衆に熱狂的に迎えられたものの、批評家たちは名作《三文オペラ》との類似性を指摘するなど賛否が分かれたというものです。 ハンガリー出身のタマーシュ・コチシュのヴァイオリンと、現在アルスター交響楽団の首席客演指揮者を務めるジャック・ファン・ステーンによる演奏で。
収録作曲家:
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HILDEGARD PORTRAITS
ヒルデガルト・ポートレート [ヴォイス・トリオ]Vocal Ensemble Recital: Voice Trio - DAVIDSON, M. / HILDEGARD OF BINGEN / LEVY, E. / WISHART, S. (Hildegard Portraits)
発売日:2022年09月09日
NMLアルバム番号:SOMMCD0652
CD価格:2,025円(税込)
12世紀に活躍した神学者、神秘主義者、作曲家であるヒルデガルト・フォン・ビンゲン。このアルバムは彼女が聖人に列せられてから10周年となるのを記念して製作された1枚で、ヴォイス・トリオのデビュー作になります。 この「ヒルデガルト・ポートレート(ヒルデガルドの肖像)」はヴォイス・トリオと作曲家ローラ・ムーディとの親密な関係から生まれたもので、ムーディは遺されているヒルデガルトの手紙を7つのパートに分け「聖人、預言者、象徴というというよりも、生きて愛した女性」としてのヒルデガルトを描きだそうとしました。 他、マーカス・デイヴィッドソン、エミリー・レヴィ、ティム・リア・ヤングによるヒルデガルト作品からインスパイアされた曲を収録。ヴォイス・トリオの3人は各々のソロも交えながら「ヒルデガルトの音楽が持つ旋律の魅力」を存分に引き出し、鮮烈、かつ気品のある音を聴かせます。 ヴォイス・トリオは2006年に結成されたアンサンブル。10代前半からオックスフォード少女合唱団で共に歌ってきた彼女たちは、スティーヴィー・ウィシャートが率いるアンサンブルのメンバーとして英国、アメリカ、ヨーロッパでツアーを行い、グラモフォン誌では「解散したアノニマス4を継承するグループ」と称賛されました。
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ON THIS SHINING NIGHT
この輝く夜に
ウォーロック/バーバー/
ビーミッシュ/ディーリアス:
弦楽四重奏を伴うイギリス歌曲集 [ジェイムス・ギルクリスト(テノール)/ソフィー・ベヴァン(ソプラノ)/ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)/コウル四重奏団]Vocal Music - WARLOCK, P. / BARBER, S. / BEAMISH, S. / DELIUS, F. (On This Shining Night) (R. Williams, Gilchrist, Bevan, Coull Quartet)
発売日:2022年09月09日
NMLアルバム番号:SOMMCD0654
CD価格:2,025円(税込)
英国を代表する声楽家、ジェイムズ・ギルクリストとロデリック・ウィリアムズ、ソフィー・ベヴァンが歌う歌曲集。これらはすべて弦楽四重奏と歌という組み合わせが魅力です。伴奏は1974年、英国王立音楽院の学生たちによって創立、以降イギリス作品を中心に活発に活動を続けるコウル四重奏団が担当しています。 ヴィオラ奏者でもあるビーミッシュの「木のキャロル」は初録音。ロデリック・ウィリアムズが弦楽四重奏の伴奏に編曲した5曲も初録音です。 ディーリアスの親友であったウォーロックの繊細な11曲、バーバーの「ドーヴァー・ビーチ」と共に、当代きっての英国歌曲の歌い手3人の歌唱、しっとりと落ち着いた弦の響きでお楽しみください。
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R.シュトラウス(1864-1949):
朗読とピアノのための作品集
イノック・アーデン/海辺の城 [クリストファー・ケント(朗読)/ガマル・カーミス(ピアノ)]STRAUSS, R: Enoch Arden / The Castle by the Sea (narrated in English) [Melodramas] (C. Kent, Khamis)
発売日:2022年07月15日
NMLアルバム番号:SOMMCD0651
CD価格:2,025円(税込)
リヒャルト・シュトラウスの2つのメロドラマを収録した1枚。ここでの「メロドラマ」はピアノ伴奏付きの朗読のことで、歌ではありませんが情感豊かな語りは聴きごたえたっぷりです。 「イノック・アーデン」はイギリスの詩人アルフレッド・テニスン卿の同名の詩を用いた作品。海辺の村に住む三人の子供が成長し、それぞれの進む道と恋物語、三角関係が描かれます。「海辺の城」はドイツの詩人ルートヴィヒ・ウーラントの詩を用いた作品。中世の要塞から戻ってきた旅人が描かれています。どちらの作品も海がモティーフになっており、ピアノは様々な海の姿を描き出すとともに、登場人物の心情を丹念に紡ぎ出していきます。 このアルバムでは、英国の俳優&声優クリストファー・ケントが2作品を朗読。「海辺の城」はケント自身がドイツ語を英語に翻訳しています。彼は音楽家たちとのコラボレーションも多く、ここでピアノを演奏しているガマル・カーミスとは2016年から定期的に共演を行い好評を博しています。 ブックレットにはケントとカーミスによる解説(英語)が掲載されており、2人の意気込みが伝わります。
収録作曲家:
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Eclogue - エクローグ
英国の室内楽作品集 [ピーター・フィッシャー(指揮&ヴァイオリン) 他/ロンドン室内アンサンブル]Chamber Music with Strings (British) - FINZI, G. / MCDOWALL, C. / WEBBER, W.L. / JENKINS, C. (Eclogue) (Fisher, Chamber Ensemble of London)
発売日:2022年07月15日
NMLアルバム番号:SOMMCD0653
CD価格:2,025円(税込)
19世紀から21世紀にかけてのイギリス室内楽作品を集めたアルバム。イギリスを代表するソリストたちをゲストに迎え、フィンジの「エクローグ」を始めとした名作が、2022年に創立25周年を迎えるロンドン室内アンサンブルにより演奏されています。 またアルバムには、マーガレット・フィンガーハットに献呈されたクライヴ・ジェンキンスの「コンチェルティーノ」や、このリサイタルのためにジェンキンスが特別に編曲したオーボエのための3つの小品、最近世を去ったジョーゼフ・ホロヴィッツの「クラリネットと弦楽のためのコンチェルタンテ」、そして《オペラ座の怪人》などミュージカルでおなじみアンドルーと、チェリストのジュリアンの父で、オルガニストとしても名を馳せたウィリアム・ロイド・ウェバーの『祖国の印象』から「フレンシャム池」などの9曲の世界初録音が含まれています。 ロンドン室内アンサンブルは、1997年にヴァイオリニスト、ピーター・フィッシャーによって設立されたアンサンブル。ロンドンの主要オーケストラや室内楽団から厳選された奏者で構成され、幅広く公演を行い高く評価されており、新作の演奏も積極的に行っています。
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〈アメリカからのエルガー 第3集〉
オラトリオ『ゲロンティアスの夢』
序奏とアレグロ
「オラフ王の伝説」からの情景 [ニューヨーク・フィルハーモニック/ジョン・バルビローリ(指揮) 他]発売日:2022年06月24日
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
歴史的公演の録音で好評を博した第1集(ARIADNE5005)、第2集(ARIADNE5008)に続く「アメリカからのエルガー」第3集。今作はジョン・バルビローリの指揮による「ゲロンティアスの夢」を中心に、同じくバルビローリの指揮による「序奏とアレグロ」、初CD化となるモルモンタバナクル合唱団の『「オラフ王の伝説」からの情景』(抜粋)、この3作品を収録。エルガーは、バルビローリを「私が尊敬するイギリス音楽界の新星」と賞賛するなど、長い間お互いに尊敬しあう関係を保ち続けており、この『ゲロンティアスの夢』でも作品に対する理解と強い共感が表現された素晴らしい演奏が繰り広げられています。 今作でもオーディオのレストレーションで多数の受賞歴を誇るエンジニア、ラ二・スパーによるリマスタリングが、当時のパフォーマンスを鮮明によみがえらせています。前作と同じく、本作のライナーノーツ(英語のみ)もスパーが執筆、録音当時の情景を知ることができます。
収録作曲家:
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イアン・キング(1962-2020):
グロスター大聖堂のための音楽集 [グロスター少女合唱団/ニア・リュウェリン・ジョーンズ(合唱指揮)/ジョナサン・ホープ(オルガン)/グロスター大聖堂聖歌隊/エイドリアン・パーティントン(指揮)]KING, I.: Choral Music for Gloucester Cathedral - The Gloucester Services / The St. John Passion (Gloucester Cathedral Choir, Hope, Partington)
発売日:2022年06月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD0649
CD価格:2,025円(税込)
1962年、イギリスのヘレフォードに生まれた作曲家イアン・キング。少年時代にはヘレフォード大聖堂の聖歌隊員として理想的な音楽教育を受けるとともに、当時大聖堂の音楽監督であったロイ・マッセーのオルガン教育に通いました。その後、オックスフォード大学で音楽を学び、セント・ピーターズ・カレッジのオルガン奨学生になります。そして25年以上にわたりピアノ講師として活躍、また作曲家としては宗教合唱曲を中心に多彩な作品を遺しました。 このアルバムには、キングによるグロスター大聖堂のための教会音楽を収録。2012年から2020年にかけて作曲した11の作品はどれもグロスター大聖堂の荘厳な雰囲気の中で初演されたものです。キングはこのセッションが行われる直前に死去しましたが、この録音が行われることを大変喜んでいました。 2016年の「Three Choirs Festival」のためのマニフィカト、ヌンク・ディミティスや、キャロル・アン・ダフィーの詩に曲をつけた「The Christmas Truce」など心に染み入る素朴かつ美しい旋律が印象的です。
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モーツァルト(1756-1791):
〈ピアノ・ソナタ集 第5集〉
第15番 ヘ長調 K 533+K 494
第3番 変ロ長調 K 281
第13番 変ロ長調 K 333 [ピーター・ドノホー(ピアノ)]MOZART, W.A.: Piano Sonatas, Vol. 5 (Donohoe)
発売日:2022年04月22日
NMLアルバム番号:SOMMCD0648
CD価格:2,025円(税込)
イギリスのピアニスト、ピーター・ドノホーによる全6巻からなるモーツァルトのピアノ・ソナタ全集。この第5集には異なる年代に書かれた3つのソナタが収録されています。第3番 変ロ長調 K281は1775年、18歳の作品。装飾音が多用され、軽快な雰囲気を持ち、終楽章ではドノホー自身がカデンツァを付け加えています。 第13番 変ロ長調 K333は1783年の作品。かつてはパリで作曲されたとされていましたが、最新の研究ではリンツで完成されたと考えられています。モーツァルトが尊敬していたヨハン・クリスティアン・バッハ作品の影響が感じられる精緻で美しい作品です。第15番 ヘ長調 K533は1787年の作品。まず単独の作品として第1楽章と第2楽章が出来上がりましたが、ここに2年前に書かれたアレグロ K494を付け加え、1曲のピアノ・ソナタとして出版したものです。当時としては大胆な和声進行が用いられており、モーツァルトの創造性が遺憾なく発揮された名作に仕上がっています。
収録作曲家:
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Hail Caledonia - ヘイル・カレドニア
音楽によるスコットランド [グラスゴー市バグパイプ・バンド/グラスゴー市合唱団/グラスゴー市フィルハーモニー管弦楽団/イアン・サザーランド(指揮)]HAIL CALEDONIA - Scotland in Music (City Of Glasgow Philharmonic Orchestra, City of Glasgow Chorus and Pipe Band, I. Sutherland)
発売日:2022年03月11日
NMLアルバム番号:ARIADNE5014
CD価格:2,025円(税込)
1995~96年にライヴ録音され、今回新しくリマスターされたイアン・サザーランドとグラスゴー市フィルハーモニー管弦楽団による「スコットランド」を礼賛する音楽集。この快活なパフォーマンスには、グラスゴーを代表する2人のバグパイプ奏者をはじめ、グラスゴー市の合唱団やバグパイプ・バンドが集結、この土地ならではの音楽を存分に聴かせます。 収録曲は誰もが知っている「アメイジング・グレイス」やスコットランドの伝承曲、マルコム・アーノルドの「スコットランド舞曲」をはじめ、メンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」のスケルツォから、スコットランドの人気テレビ・ドラマのテーマ曲まで多岐にわたっており、スコットランドの音楽を知るための格好の入門アルバムにもなっています。
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ボッテジーニ(1821-1889):
弦楽五重奏曲集 [レオン・ボッシュ(コントラバス)/イ・ムジカンティ]BOTTESINI, G.: String Quintets Nos. 2 and 3 / Grand Quintetto (Bosch, I Musicanti)
発売日:2022年03月11日
NMLアルバム番号:SOMMCD0645
CD価格:2,025円(税込)
イタリアの作曲家・指揮者ジョヴァンニ・ボッテジーニの生誕200年を記念したアルバム。幼い頃からヴァイオリンの演奏に秀でていましたが、ミラノ音楽院では、家庭の事情で奨学金を得られる楽器であったコントラバスを選択、1年後には優秀な成績で卒業したというボッテジーニ。卒業時に獲得した賞金で名器を購入し、演奏活動に邁進。「コントラバスのパガニーニ」と呼ばれるまでになりました。 このアルバムには世界初録音となる2曲を含む、3つの弦楽五重奏曲を収録。この3曲は各々楽器編成が異なり、第2番ホ短調はボッケリーニが好んだチェロが2台用いられた編成を取り、第3番はモーツァルトやメンデルスゾーン風のヴィオラ2台を用いた編成、そしてメルカダンテに献呈された第1番ハ短調は、コントラバスが用いられたボッテジーニならではの作品に仕上がっています。 イ・ムジカンティと、このアルバムがSOMM RECORDINGSデビューとなるコントラバスの名手レオン・ボッシュによる伸びやかな演奏で、歌心あふれる作品をお楽しみください。
収録作曲家:
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英国歌曲の100年 第3集
ディキンソン、ドリング、ウィリアムソン、
ウールリッチ、プール [ジェイムス・ギルクリスト(テノール)/ネイサン・ウィリアムソン(ピアノ)]Vocal Recital (Tenor): Gilchrist, James - DICKINSON, P. / WOOLRICH, J. / POOLE, G. / DRING, M. (One Hundred Years of British Song, Vol. 3)
発売日:2022年03月11日
NMLアルバム番号:SOMMCD0646
CD価格:2,025円(税込)
イギリスを代表するテノールの一人、ジェイムズ・ギルクリストとピアニスト、ネイサン・ウィリアムソンによる「英国歌曲の100年」の最終巻となる第3集の登場。今作は1950年以降に書かれた作品に焦点が当てられています。 今作に初めて登場するピアニストのウィリアムソン自身の連作歌曲を含む、ウールリッチ、プールの4作品が世界初録音。なかでもブライアン・ヘイザーの詩によるウィリアムソンの「かつては人であった小さなもの」は、すでに遺灰となってしまった登場人物の目を通して歌われる奇妙な歌で、ウィリアムソンがこのアルバムとギルクリストのために書いた特別な作品です。 他にはドリングのドラマティックな「ベッチェマンの歌」やディキンソンの「W.H.オーデンの詩による4つの歌曲」などを収録。詩と音楽の表現度の深さに驚かされる1枚と言えそうです。
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African Pianism
アフリカのピアニズム [レベッカ・オモルディア(ピアノ)/アブデルカデル・サードウン(パーカッション)]Piano Recital: Omordia, Rebeca - BANKOLE, A. / BENABDELJALIL, N. / EUBA, A. / KWABENA NKETIA, J.H. / ONYEJI, C. (African Pianism)
発売日:2022年03月11日
NMLアルバム番号:SOMMCD0647
CD価格:2,025円(税込)
7人のアフリカの作曲家による素晴らしい音楽のコレクション。アメリカにおける「アフリカ系アメリカ人歴史月間」である2月にリリースされるこのアルバムは、ピアニスト、レベッカ・オモルディアのデビュー・アルバムでもあります。 ヨーロッパの「ト長調」の音階にナイジェリアの音楽言語を巧みに融合したバンコールの「エグン変奏曲」をはじめ、アフリカでの子供時代の思い出を綴ったアールの「Princess Rainbow」、アフリカのパーカッション音楽のリズミカルなアクセントに影響を受けたンケティアの「アフリカのピアニズム」、先住民の歌を用いて素晴らしい効果をもたらしたエウバの「3つのヨルバの無言歌」、その作品がデ・ニーロの映画でも使われたことのあるオノブウェロスオケの「5つの万華鏡」など、興味深い作品が並びます。パーカッションを交えた曲も聴きどころ。 レベッカ・オモルディアは「アフリカのクラシック音楽のパイオニア」と称賛される、ルーマニアとナイジェリアの血を引くピアニスト。ロンドンにおけるアフリカ音楽コンサート・シリーズの芸術監督を務めています。
収録作曲家:
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『ファサード』初演100周年記念アルバム
ウォルトン(1902-1983):
ファサード
ヘンリー5世 [ロデリック・ウィリアムズ(バリトン/朗読)/タムシン・ダレイ(メゾ・ソプラノ/朗読)/ケヴィン・ホエートリー(メゾ・ソプラノ)/オーケストラ・オブ・ザ・スワン/ブルース・オニール(指揮)]WALTON, W.: Façade / Henry V (R. Williams, Dalley, Whately, Orchestra of the Swan, O'Neil)
発売日:2022年03月11日
NMLアルバム番号:SOMMCD277
CD価格:2,025円(税込)
このアルバムは英国の作曲家、ウィリアム・ウォルトンの代表作の一つ「ファサード」の初演100周年を記念するとともに、ウォルトンが音楽を担当した映画の主人公でもあるヘンリー5世(1387-1422)の没後600年を記念した1枚です。 『ファサード』は1922年、彼の友人の姉であるイーディス・シットウェルの詩の朗読会のために作曲されたもの。ウォルトンは、第二次世界大戦前の不安な情勢を吹き飛ばすかのように、コミカルで活力ある音楽をつけています。現在ではオーケストラによる2つの組曲がよく演奏されますが、もともとは器楽合奏と朗読による作品です。このアルバムではバリトンのロデリック・ウィリアムズがタムシン・ダレイとパートナーを組み、全曲を歌うかのように語っています。 また、1944年の「ヘンリー5世」は第二次世界大戦のため英国が最悪の状態にある中、国民の士気を高めるために製作された映画。ウォルトンのドラマティックな音楽は、胸を揺さぶるものです。このアルバムではエドワード・ワトソンによって11人編成の小アンサンブル用に編曲された版で演奏されていますが、大オーケストラの響きに遜色ないインパクトあるサウンドが楽しめます。
収録作曲家:
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ハイドン(1732-1809):
〈ピアノ・ソナタ集 第4集〉
第30番・第35番・第48番・第49番・第51番
ソナタ(パルティータ) 第1番 [レオン・マッコーリー(ピアノ)]HAYDN, J.: Piano Sonatas, Vol. 4 (McCawley)
発売日:2021年12月17日
NMLアルバム番号:SOMMCD0643
CD価格:2,025円(税込)
1993年にウィーンのベートーヴェン国際ピアノコンクールで優勝し、同年リーズ国際ピアノコンクールで第2位を獲得したイギリスのピアニスト、レオン・マッコーリーが取り組むハイドンのピアノ・ソナタ集。これまでの第1集から第3集は、どれも英国の音楽誌で高く評価されています。 第4集では、ピアノ学習者が手掛けることの多い「第48番ハ長調」と「第49番嬰ハ短調」を中心に1766年から1780年に作曲された6曲のソナタを演奏。第1番は平易に書かれた教育的要素を持った作品ですが、ディヴェルティメント風の楽しさも持ちあわせています。マッコーリーの演奏は、ハイドン作品の楽魅力を存分に伝えています。
収録作曲家:
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Lockdown Blues
ロックダウン・ブルース [ピーター・ディキンスン(ピアノ)]Piano Recital: Dickinson, Peter - DICKINSON, P. / ELLINGTON, D. / POULENC, F. / SATIE, E. (Lockdown Blues)
発売日:2021年12月17日
NMLアルバム番号:SOMMCD0644
CD価格:2,025円(税込)
イギリスの作曲家・ピアニスト、ディキンスンの選曲によるピアノ小品集。新型コロナウイルス感染症の影響によるロックダウンで気分が沈みがちな人々の気持ちに寄り添うように企画されました。 サティやプーランクのメランコリックな作品をはじめ、ピアノを愛する人にはおなじみのマクダウェルの「野ばらに寄す」を元にディキンソンが作曲した「青いばら」やグーセンスの「哀歌」などの憂いに満ちた曲が収録されています。 とりわけ注目したいのがデューク・エリントンの「12のメロディ」。ジャズとクラシックが融合した洗練された旋律が楽しめます。
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ビーチャム・コンダクツ・シベリウス
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団75周年記念アルバム [ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/トーマス・ビーチャム(指揮)]SIBELIUS, J.: Scènes historiques II (excerpts) / Symphony No. 1 (Royal Philharmonic, Beecham) (1947, 1952)
発売日:2021年11月26日
NMLアルバム番号:ARIADNE5013
CD価格:2,025円(税込)
存在は知られていたものの、これまでに発売されていなかった
1952年、ビーチャムのシベリウス:交響曲第1番のライヴ録音登場。全曲初出!SOMM RECORDINGSよりロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の創立75周年を記念して貴重な音源がリリースされます。1946年にトーマス・ビーチャムが創設したロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団はその年の9月15日にクロイドンで最初の演奏会を行い、すぐさま人気を博しました。 収録されているのは、1952年エディンバラ国際フェスティヴァルでビーチャムによって演奏されたシベリウス:交響曲第1番のライヴ録音です。ビーチャムはこの演奏に先立つ3か月前に、同じ作品をセッション録音しましたが、このライヴはビーチャム伝記作者ジョン・ルーカスの言葉を借りると「ぞくぞくするようなパフォーマンス」と言えるものです。併せて収録された1947年4月の「歴史的情景」も初出音源です。 最後に収録されたジョン・トランスキーによる30分に及ぶインタビューは、ビーチャムの下で演奏してきた2人の奏者が指揮者とオーケストラの思い出を語ったもの(英語)。当時のメンバーは、ホルンの首席を名手デニス・ブレインが務め、トランペットは19歳で首席奏者に任命されたリチャード「ボブ」ウォールトン。打楽器奏者にはルイス・ポコック、他錚々たる管楽器奏者たちがビーチャムのために演奏していたという話は、演奏と同じく聴き手を興奮させます。 この録音は、音楽演奏リサーチ・センターの創設者であるジョン・トランスキーが1987年に作成、管理していたアーカイヴに含まれていたもので、SOMM RECORDINGSから発売されている「ビーチャム・コレクション・シリーズ」もこの中から選ばれた音源が用いられています。 -
コルンゴルト(1897-1957):
〈室内楽作品集〉
ピアノ五重奏曲 ホ長調 Op.15
組曲『から騒ぎ』からの4つの小品 Op.11
弦楽四重奏曲 第2番 変ホ長調 Op.26 [ユーセビアス四重奏団]KORNGOLD, E.W.: Chamber Music - Piano Quintet / String Quartet No. 2 / Much Ado about Nothing (Beatson, Eusebius Quartet)
発売日:2021年11月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0642
CD価格:2,025円(税込)
若くしてウィーンの楽壇で成功を収めるも、アメリカに亡命。ウィーンで培った作曲技法をハリウッドの映画音楽に持ち込むとともに、気に入った作品を自身のヴァイオリン協奏曲に転用するなど、新な境地を開拓したコルンゴルトですが、彼の精神の根底は純音楽にありました。ここに収録された室内楽作品は交響曲のような華麗な響きをまとってはおりませんが、簡潔に凝縮された音の中には彼の飾らぬ姿が現れています。 1920年に書かれた「から騒ぎ」はシェイクスピア劇のための音楽。「4つの小品」はコルンゴルト自身のヴァイオリンとピアノ版のアレンジがよく知られていますが、2012年に弦楽四重奏版の自筆原稿が発見されました。しかし、何らかの理由により「庭園の場(間奏曲)」だけはアレンジされていませんでした。そこでこのアルバムには世界初録音となるトム・ポスターの新アレンジを加えた4曲が紹介されています。 ピアノ五重奏曲はその翌年の作品。同時期の歌劇《死の都》からの影響も感じられる美しい音楽です。 1933年の弦楽四重奏曲は、コルンゴルトのウィーンへの想いが強く表出された作品。沸き立つような冒頭の旋律や、終楽章のワルツは良き時代への回想ともいえるものです。 演奏しているユーセビアス四重奏団は2016年に結成されたアンサンブル。シューマンが創出した架空の人物「オイゼビウス」から採られています。
収録作曲家:
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マルコム・アーノルド
生誕100周年を祝して [ピーター・フィッシャー(ヴァイオリン)/マーガレット・フィンガーハット(ピアノ)]ARNOLD, M.: Hobson's Choice Suite / Thème pour mon amis / Violin Sonatas Nos. 1 and 2 (A Centenary Celebration) (P. Fisher, Fingerhut)
発売日:2021年10月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD0640
CD価格:2,025円(税込)
20世紀イギリスを代表する作曲家の一人、マルコム・アーノルド生誕100年を記念する1枚。英国を中心に各方面で絶賛されるヴァイオリニスト、ピーター・フィッシャーとピアニスト、マーガレット・フィンガーハットはこのアルバムのために7曲の世界初録音作品を演奏し、アーノルドのシリアスな面と親しみやすい面の双方を探りながら、ウィットに富んだ記憶に残る美しい旋律をじっくり聴かせます。 いくつかの作品は、英国「マルコム・アーノルド協会」の会長を務めるアラン・プルトンの手によってヴァイオリンとピアノ用に編曲されており、その中にはアーノルド作品の中でも最も愛されている『ホブソンの婿選び』や『ドーヴァーの青い花』などの映画音楽も含まれています。 また評論家ジョン・エイミスに敬意を表して作曲された「友達のテーマ」の編曲は、アーノルド自身によって承認されたものです。1964年に作曲された「ヴァイオリンとピアノのための5つの小品」はユーディ・メニューインのために作曲されたもの。こちらは調性感も乏しく、謎めいた雰囲気を持つ小品です。 ヨーロッパ風の響きを持つ英国舞曲や、2曲のシリアスなヴァイオリン・ソナタなど、アーノルドの様々な作品を楽しめます。
収録作曲家:
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DEDICATION - 献呈
ルース・ギップス(1921-1999):
クラリネットを含む室内楽作品集 [ピーター・シグレリス(クラリネット)/ガレス・ハルス(オーボエ)/ダンカン・ハニーボーン(ピアノ)/ティペット四重奏団]GIPPS, R.: Clarinet Sonata / Prelude for Bass Clarinet / The Kelpie of Corrievreckan (Dedication) (Cigleris, G. Hulse, Honeybourne, Tippett Quartet)
発売日:2021年10月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD0641
CD価格:2,025円(税込)
20世紀イギリスを代表する女性作曲家の一人、ルース・ギップス生誕100年を記念する1枚。このアルバムには、彼女の夫でクラリネット奏者であるロバート・ベイカーにインスパイアされた室内楽曲を5曲収録。全てが世界初録音となります。 幼少期は神童として名を広め、英国王立音楽大学ではゴードン・ジェイコブ(マルコム・アーノルドもジェイコブに師事)やレイフ・ヴォーン・ウィリアムズに師事し、作曲、ピアノ、オーボエを学びました。学生時代にはブラームスのピアノ協奏曲第2番の演奏を行うだけではなく、難曲であるアーサー・ブリスのピアノ協奏曲を女性として初めて演奏して高い賛辞を受けるなど、優れた演奏家としても才能を発揮しましたが、後に手の故障にて公の場での演奏は断念。以降、女性としての偏見に屈することなく指揮者、作曲家としての活動しました。 アルバム収録曲の「コリーヴレッカンのケルピー」はスコットランドの伝説に基づいた初期の作品。悲劇的な物語をクラリネットとピアノで表現しています。ラプソディと五重奏曲は、ベイカーと結婚した頃の作品。クラリネット・ソナタも夫であるベイカーの演奏を念頭に書かれたもの。その頃、彼はバス・クラリネットも習得しており「前奏曲」はこの楽器のために特別に作曲されたようです。舞曲を思わせる親しみやすい旋律が発展していく聴きごたえのある小品です。
収録作曲家:
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ピアノ・デュオによるベートーヴェン
〈交響曲全集 第1集〉
ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲 第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」
シューマン(1810-1856):
カノン形式の6つの練習曲 [テッサ・アイス(ピアノ)/ベン・スクーマン(ピアノ)]BEETHOVEN, L. van: Symphony No. 3 / SCHUMANN, R.: Studien für den Pedal-Flügel (Symphonies, Vol. 1) (Uys, Schoeman)
発売日:2021年09月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD0637
CD価格:2,025円(税込)
SOMM RECORDINGSレーベルの新企画は、全6巻が予定されているフランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの編曲によるベートーヴェンの交響曲全集。第1巻には、交響曲第3番「英雄」をメインに、あまり耳にすることのないシューマンの「カノン形式の6つの練習曲」が収録されています。 編曲をしたシャルヴェンカはポーランド系ドイツの作曲家。彼の兄ルートヴィヒ・フィリップ・シャルヴェンカも作曲家として知られています。兄弟はベルリンでツェルニーの弟子であったテオドール・クラクにピアノを師事しており、この編曲にもベートーヴェン直系の弟子(ツェルニーはベートーヴェンに直接師事していた)ならではの作品に対する敬愛が感じられる見事な編曲に仕上がっています。 もう一つのシューマン作品は、ドビュッシーによる編曲で、原曲のペダルピアノ(ペダルフリューゲル=足鍵盤付きピアノ)のために書かれた、対位法をくまなく駆使した作品が、ドビュッシーによって過不足なく2台ピアノのための作品に移し替えられています。 演奏しているのは南アフリカのケープタウン出身のピアニスト、テッサ・アイスと、同じく南アフリカ出身のペン・スクーマンによるピアノ・デュオ。2020年のベートーヴェン生誕250周年記念として、シャルヴェンカ編曲による交響曲全9曲の録音を行うとともに、ロンドンを中心に各地でコンサートを行い好評を得ています。
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MOSAIC - モザイク
ブルックナー、バーンスタイン、セレブリエール、バルトーク [A4 ブラス・クァルテット]Chamber Music (Brass Quartet) - BRUCKNER, A. / BERNSTEIN, L. / SEREBRIER, J. / BARTÓK, B. (Mosaic) (A4 Brass Quartet)
発売日:2021年09月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD0638
CD価格:2,025円(税込)
2013年、マンチェスターの王立ノーザン音楽大学で結成された「A4 ブラス・クァルテット」は、英国の名門ブラス・バンドの主要なプレイヤーで構成されたブラス・クァルテット。標準的な編成ではなくコルネット、テナーホルン、バリトンホルン、ユーフォニアムと、サクソルン族を中心とした楽器が用いられており、これらの楽器から生まれるユニークなサウンドは、現代の金管楽器アンサンブルの多様性の見本となっています。 収録作品のほとんどはメンバーによる編曲であり、ブラス・カルテットの機動性と可能性が存分に引き出されています。
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コーデリア・ウィリアムズ(ピアノ)
Nightlight - 常夜灯 [コーデリア・ウィリアムズ(ピアノ)]Piano Recital: Williams, Cordelia - MOZART, W.A. / SCRIABIN, A. / LISZT, F. / SCHUBERT, F. (Nightlight)
発売日:2021年09月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD0639
CD価格:2,025円(税込)
これまで、SOMMレーベルで3枚のアルバムをリリースしたピアニスト、コーデリア・ウィリアムズ。今回のアルバムは、孤独と不安の中で眠れぬ夜を過ごす人に寄り添う音楽をコンセプトに生まれました。ルネサンス期のトムキンスが作曲したメランコリックな「この混乱した時代のための寂しいパヴァーヌ」からビル・エヴァンスの「Peace Piece」までの多彩な曲を集めたものです。 夢と悪夢の入り混じるモーツァルトの「幻想曲」、夜の海の凪と嵐を表現するという2つの楽章で構成されたスクリャービンのソナタ第2番が続き、リストのコンソレーションで一息入れたあとには、漆黒の夜の闇の中を彷徨うようなスリリングな楽想を持つシューベルトのソナタ第19番が置かれています。 そしてトムキンスとエヴァンスが続き、最後は朝の気配を感じさせるシューマンの暁の歌」で幕を閉じるという考え抜かれた選曲には、夜の矛盾、混乱、恐怖と優しさ、そして光への憧れが端的に表現されており、「暗闇の中で孤独を感じる」多くの人に捧げられています。
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ROMANTIC VIOLIN SONATAS
ロマン派のヴァイオリン・ソナタ集
シューマン、シューベルト、グリーグ [カーロック=コンベ・デュオ]Violin Sonatas (Romantic) - SCHUMANN, R. / SCHUBERT, F. / GRIEG, E. (The Carlock-Combet Duo)
発売日:2021年08月27日
NMLアルバム番号:SOMMCD0628
CD価格:2,025円(税込)
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Birdsong - 鳥の歌
ブラームス、シューマン、クララ・シューマン、ビーミッシュ
歌曲集 [ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)/アンドルー・ウェスト(ピアノ)]Vocal Recital (Baritone): Williams, Roderick - BRAHMS, J. / SCHUMANN, C. and R. / BEAMISH, S. (Birdsong)
発売日:2021年08月27日
NMLアルバム番号:SOMMCD0633
CD価格:2,025円(税込)
幾多のイギリス歌曲における名唱で知られるバリトン歌手、ロデリック・ウィリアムズ。彼が今回挑んだのは女声のために書かれた歌曲の数々です。アルバムではブラームスの歌曲を中心に、シューマンの「女の愛と生涯」やクララ・シューマンの愛らしい歌曲、イギリスの近代作曲家バーミッシュが14世紀ペルシャの詩人ハーフェズの詩に付けた官能的な「4つの歌曲」が歌われています。 ロデリック・ウィリアムズは、アルバムの序文で「以前、コンクールに出場するために歌う予定のプログラムを提出したところ、ブラームスの『サッフォー風の頌歌』は女声のための曲であるため、却下された」と述べています。そして当時は「歌詞の内容を理解していなかった」と嘆いたものの、近年になって「なぜ男性が歌ってはいけないのか」と疑問に思ったそう。今回の歌におけるジェンダーの枠を外す試みは、他の男声歌手にとっても新たなレパートリーの開拓になることでしょう。
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Favourite Orchestral Classics
オーケストラ名曲集 [フィルハーモニック・コンサート・オーケストラ/イアン・サザーランド(指揮)]Favourite Orchestral Classics - BACH, J.S. / CHARPENTIER, M.-A. / GRIEG, E. / PROKOFIEV, S. (Philharmonic Concert Orchestra, I. Sutherland)
発売日:2021年07月16日
NMLアルバム番号:ARIADNE5012
CD価格:2,025円(税込)
1936年、グラスゴー出身の指揮者イアン・サザーランド。1966年からBBCスコティッシュ・ラジオ・オーケストラの指揮者に就任、1972年にオーケストラが改変されるまで、軽音楽を中心とした演奏で幅広い人気を獲得しました。 その後はBBCコンサート・オーケストラにたびたび客演し、BBCラジオの「フライデー・ナイト・イズ・ミュージック・ナイト」に定期的に出演するなど幅広いレパートリーで聴衆を魅了しました。1980年代にはBBCラジオ・オーケストラに初の首席指揮者として就任し、1991年にオーケストラが解散するまで、バロック、クラシック、ロマンティック、コンテンポラリーの作品に加え、ハリウッドやブロードウェイのミュージカルまで数多くの作品を演奏した功績で知られています。 このアルバムには、1988年と1992年にフィルハーモニック・コンサート・オーケストラと行った録音が収録されており、3世紀にわたる16人の作曲家のさまざまな作品を聴くことができます。祝祭的なシャルパンティエの「テ・デウム」からの前奏曲や、あまり耳にすることのないコールリッジ=テイラーの「ナネットの奇想曲」、熱狂的なハチャトゥリアンの「剣の舞」など、耳に楽しい名曲が次々と聞こえてくる楽しい1枚です。
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〈Romantic Revolution 第1集〉
ドゥシェク(1760-1812):
ピアノ・ソナタ Op.35 No.1-3
ショパン(1810-1849):
夜想曲 嬰ヘ長調 Op.15 No.2
バラード 第1番 ト短調 [マイケル・ドゥセク(ピアノ)]DUSSEK, J.L.: Piano Sonatas/ CHOPIN, F.: Nocturne No. 5 (Romantic Revolution) (M. Dussek)
発売日:2021年07月16日
NMLアルバム番号:SOMMCD0634
CD価格:2,025円(税込)
英国を拠点に活躍するピアニスト、マイケル・ドゥセク。彼の名前はヴァイオリニスト、五嶋龍との共演で日本でもおなじみですが、実は苗字からもわかる通り、ボヘミア出身でイギリス・ピアノ楽派の基礎を築いたとされるヤン・ラディスラフ・ドゥシェクの子孫でもあります。 ロマン派ピアノ音楽の先駆者とみなされるドゥシェクの作品は、シューマンやショパンにも影響を与えたとされており、このアルバムでは、ドゥシェクが1797年に作曲した3曲のソナタに、ショパンの夜想曲とバラード第1番を組み合わせることで、ドゥシェクの革新性とロマン派との共通性を探るとともに、ドゥセクからの偉大な祖先へのオマージュとなっています。
収録作曲家:
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マンハッタンからモンマルトルヘ
ピアノ・デュオによるガーシュウィンとバーンスタイン [ジュリアン・ジェイコブソン(ピアノ)/マリコ・ブラウン(ピアノ)]Manhattan to Montmartre
発売日:2021年07月16日
NMLアルバム番号:SOMMCD0635
CD価格:2,025円(税込)
ジュリアン・ジェイコブソンとマリコ・ブラウン。2021年は2人のピアニストがデュオを結成してから10周年にあたります。この記念アルバムに収録されているのはアメリカを代表する作曲家、バーンスタインとガーシュウィンの名作集。バーンスタインの「シンフォニック・ダンス」は、ニューヨーク出身のピアニスト&作曲家ジョン・マストが1998年に2台ピアノ用に編曲したヴァージョンで演奏。時に超絶技巧を要求しつつエネルギッシュなオーケストラの響きを余すことなく伝え、華麗な演奏効果を生んでいます。 かたや、ガーシュウインの「第2ラプソディ」と「パリのアメリカ人」はジェイコブソン自身による4手ピアノへのアレンジで、これが世界初録音となります。“狂乱の時代”と呼ばれる1920年代のパリの活気が描かれた名作「パリのアメリカ人」と、ニューヨークの通りを彷徨う人物を描いた「第2ラプソディ」、どちらもピアノ・デュオを知り尽くしたジェイコブソンならではの新鮮かつ親密なアレンジが施されています。 そして「ラプソディ・イン・ブルー」は往年のジャズ・トランペッター、ヘンリー・レヴァインが1925年にアレンジし、ガーシュウイン自身も演奏したというヴァージョン。ここでも2人は作品の持ち味を最大に活かした見事な演奏を披露しています。
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英国歌曲の100年 第2集
オルウィン、ブッシュ、ロースソーン、
マコンキー、カーウィゼン [ジェイムス・ギルクリスト(テノール)/ネイサン・ウィリアムソン(ピアノ)]Vocal Recital (Tenor): Gilchrist, James - RAWSTHORNE, A. / BUSH, A. / ALWYN, W. / CARWITHEN, D. (One Hundred Years of British Song, Vol. 2)
発売日:2021年07月16日
NMLアルバム番号:SOMMCD0636
CD価格:2,025円(税込)
第1集(SOMMCD0621)が高く評価されたジェイムス・ギルクリストとネイサン・ウィリアムソンによる「英国歌曲の100年」シリーズ。前作ではホルスト、クラーク、ガーニー、ブリッジの作品が紹介されていましたが、今回の第2集には5人の作曲家の作品を収録。ほとんど耳にすることのない歌曲ばかりが選ばれています。 ドイツ後期ロマン派の影響が感じられるオルウィンの「告別」、エリザベス朝時代の古風な雰囲気とユーモアが融合したロースソーンの「ジョン・フレッチャーの詩による2つの歌曲」、ロースソーンとブッシュがドイツの社会主義の劇作家エルンスト・トラーの詩に付けた「監獄の歌曲集」に続き、ウィリアムソンが"劇的な感覚が吹き込まれた野心的な曲"と評価する女性作曲家マコンキーの「「3つのドンネの歌」と、同じくウィリアムソンが「真の想像力と表現力に富んだ珠玉の歌」と呼ぶオルウィンの妻カーウィゼンの7曲の歌。ギルクリストとウィリアムソンはそれぞれの歌曲が持つ魅力を最大に引き出し、聴き手に届けます。 アルバムのために書き下ろされたウィリアムソンの詳細な解説(英語のみ)も読み応えがあります。
収録作曲家:
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キャスリーン・フェリアー
20世紀英国歌曲の宝物 [キャスリーン・フェリアー(コントラルト) 他]Vocal Recital (Contralto): Ferrier, Kathleen - QUILTER, R. / RUBBRA, E. / STANFORD, C.V. / VAUGHAN WILLIAMS, R. (20th Century British Treasures)
発売日:2021年06月25日
NMLアルバム番号:ARIADNE5010
CD価格:2,025円(税込)
20世紀前半を代表するコントラルト歌手キャスリーン・フェリアー。41年という短い生涯の間に数々の名唱を遺し、これらの録音は現在でも広く愛されています。 このアルバムは、彼女が歌うあまり知られていない英国歌曲を収録。これらの中で、もっとも初期の録音は1946年に録音されたブリテンの《ルクレシアの凌辱》の「花の歌」で、以降、1953年に彼女が亡くなる9か月前までの様々な時期の歌唱が収録されています。これらはどれもDECCAとBBCのために録音された音源ですが、レノックス・バークリーの「アビラの聖テレサの4つの詩」はこれまでに発表されたことがありません。 アルバムに添えられたブックレット(英文)を執筆したのは、現在「キャスリーン・フェリアー賞」の管財人を務めるバリトン歌手、トーマス・アレン。作品の解説とともにフェリアーの類まれなる才能とその歌唱に改めて光を当てています。
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Gershwinicity - ガーシュウィニシティ
ファリントン(1977-):
ガーシュウィンの歌曲編曲集 [アール・デコ・トリオ]Gershwinicity
発売日:2021年05月28日
CD価格:2,025円(税込)
作曲家、ピアニストとして活躍するイアン・ファリントン。2012年にはロンドン・オリンピックの開会式でローワン・アトキンソンの「炎のランナー」によるコミック・パフォーマンスでピアノを演奏し、一躍注目を浴びました。また2020年にはBBCプロムスで、ベートーヴェンの9つの交響曲をスリル満点な7分間に凝縮した「ベートーヴェニアーナ」を披露。こちらもロックダウン下のロンドンの聴衆たちを熱狂させました。 現在「アール・デコ・トリオ」のメンバーとして活動する彼のこのアルバムは、ガーシュウィンの名曲をアレンジした曲集。「アイ・ゴット・リズム」や「サマータイム」などの耳慣れた旋律が、新鮮な雰囲気をまとって立ち現れます。トラック15の「ガーシュウィニシティ」はオリジナル作品で、ガーシュウィンの初期のヒット曲から晩年までのさまざまな作品のメドレーです。 クラリネット、サックスとピアノが織りなす美しく楽しい響きをご堪能ください。
収録作曲家:
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〈新世界からの宝物 第2集〉
ヴァイオリン・ソナタと小品集
オスワルド、ミニョーネ、ミゲス、ノブレ、レヴィ、ブラジレイロ [アンソニー・フリント(ヴァイオリン)/クレリア・イルズン(ピアノ)]Treasures from the New World, Vol. 2
発売日:2021年05月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0632
CD価格:2,025円(税込)
近代南米の作曲家の秘曲を紹介するシリーズ「新世界からの宝物」。第1集(SOMMCD0609)ではビーチとオスワルドのピアノ五重奏が紹介されていましたが、第2集にはオスワルドをはじめとした5人のブラジル人作曲家のヴァイオリン・ソナタと小品集が収録されています。 伸びやかな旋律が美しいオスワルドのソナタや、スペインとフランスで学んだミゲスの甘美な雰囲気を持つソナタ、ノブレのメロディアスな詩曲など、聴きごたえのある作品を楽しめます。またフランシスコ・ミニョーレはピアニスト、イルズンの師でもあり親友でもある作曲家。この子守歌風の「ロマンス」は短いながらも味わい深い1曲です。
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モーツァルト(1756-1791):
〈ピアノ・ソナタ 第4集〉
ピアノ・ソナタ 第1番・第5番・第12番
メヌエット ニ長調 K.355
アレグロ ト短調 K.312 [ピーター・ドノホー(ピアノ)]MOZART, W.A.: Piano Sonatas, Vol. 4 (P. Donohoe)
発売日:2021年04月23日
NMLアルバム番号:SOMMCD0629
CD価格:2,025円(税込)
イギリスのピアニスト、ピーター・ドノホーによる全6巻からなるモーツァルトのピアノ・ソナタ全集。この第4集には1774年、18歳のモーツァルトの手による「6つのソナタ」から第1番と第5番、1784年に出版された第12番の3曲を中心に収録。 スカルラッティのソナタを思わせる軽快な第1番、ハイドンを思わせる明るい旋律が魅力的な第5番、第3楽章での技巧的なパッセージが印象的な第12番と、モーツァルトの多彩な才能を存分に味わえます。 同時に収録されているのは、時々現れる半音階的進行が不思議な味わいをもたらすメヌエットK. 355と、激しい楽想を持つアレグロK. 312の2曲です。
収録作曲家:
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Dreams Melting - 蕩ける夢
ファーガソン、クラーク、マコンキー、
フィンジ、テイトの歌曲集 [ジェイムズ・ギア(テノール)/ロナルド・ウッドリー(ピアノ)]Vocal Recital (Tenor): Geer, James - FERGUSON, H. / CLARKE, R. / MACONCHY, E. / FINZI, G. / TATE, P. (Dreams Melting)
発売日:2021年04月23日
NMLアルバム番号:SOMMCD0630
CD価格:2,025円(税込)
数多くの優れた歌曲が生まれた20世紀のイギリス。このアルバムではフィンジの「地球が朽ちるまで」と、ファーガソンの「発見」、この2つの歌曲集を中心に、クラーク、マコンキー、テイトのさまざまな歌曲を収録した1枚。世界初録音を含む全28曲の中には、英語の持つ響きの美しさを表現したファーガソン作品から、メランコリックな風情を持つフィンジ、バルトークの民謡を思わせるテイトの「子守歌」、拷問を受けながらも神への賛美を続けた神父の情熱を描いたマコンキーの「父なる神への賛歌」など多彩な歌曲が選ばれています。 ここで表現力豊かな歌唱を披露するのは、英国の歌手ジェイムズ・ギア。バロック音楽から近代作品まで幅広い舞台で活躍する名手で、透明感のある美しい声が魅力です。
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ジョージ・セル指揮/クリーヴランド管弦楽団
忘れられた録音集 [ジョージ・セル(指揮) クリーヴランド管弦楽団]発売日:2021年04月16日
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
1950年代半ばのセル&クリーヴランドが残した知られざる音源、初CD化。
1曲除きCD初出、半数以上がステレオ!このCDには、ジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団が1954年と55年にアメリカのBook-of-the-Month Clubのために行った録音が収められています。全収録曲のうち、ハイドンの主題による変奏曲を除くすべてが初CD化。録音時点で、セルがラインスドルフからクリーヴランド管を1946年に引き継いで8年余り経っており、後にセル自身が「自分の音楽的理念を完璧に表現できる黄金の楽器」と語ったその関係が、すでに盤石のものであったことがうかがわれます。 1954年のクリスマス・イヴに行われた録音はモノラルながら、伝説的ホルン奏者の一人マイロン・ブルームをフィーチャーしたリヒャルト・シュトラウスの「ティル」や、セルにとって唯一の録音であるバッハ「管弦楽組曲第3番」が聞きものです。当時のアメリカでは、現代オーケストラの機能と編成を活かしたゴージャスなサウンドによるバッハ演奏が主流だったようで、その中で厳格な古典主義者として知られたセルがどのようなバッハ解釈をしていたのか、セルのバッハはほとんど録音が無いだけに興味をそそられます。 1955年の録音は嬉しいことにかなり良好なステレオ。モーツァルトからストラヴィンスキーまで、セルが得意としたレパートリーで端正かつ引き締まった演奏を聴かせてくれます。ブックレット(英語)には、マスタリングを担当したラニ・スパールによる解説が13ページにわたって掲載されています。 *尚、音源は状態良好なLPから採られています。 -
Faith, Love and Nonsense
- 信仰と愛とナンセンス
スタンフォード(1852-1924):
歌曲集 [ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)/ジェームズ・ウェイ(テノール)/アンドルー・ウェスト(ピアノ)]STANFORD, C.V.: Songs of Faith / The Triumph of Love / Nonsense Rhymes (Songs of Faith, Love and Nonsense) (R. Williams, J. Way, A. West)
発売日:2021年03月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0627
CD価格:2,025円(税込)
アイルランド出身の作曲家、チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード。7曲の交響曲を含む数多くの作品を残し、19世紀英国音楽発展の立役者と目されながらも、20世紀になると一部の合唱作品の他はほとんど忘れられてしまいました。 このアルバムでは、名バリトンのロデリック・ウィリアムズと、2017年に開催された「第62回キャスリーン・フェリアー賞」で第2位を獲得した若きテノールのジェームズ・ウェイの歌唱で、スタンフォードのさまざまな歌曲を収録。中でも「ロバート・ブリッジの詩による3つの歌」と「愛の勝利」は世界初録音となります。他にはウォルト・ホイットマンの詩による「信仰の歌」、遺作となったエドワード・リアの詩によるユニークな曲調を持つ「ナンセンスな詩」など、どの曲も英国詩人たちが紡ぐ美しい言葉が巧みにロマンティックな音楽へと織り込まれています。 ピアノを担当するアンドルー・ウェストも力強い演奏を聴かせます。
収録作曲家:
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Hush!
ヴォーカル・アンサンブル作品集 [パパゲーナ(ヴォーカル・アンサンブル)]Vocal Ensemble Concert: Papagena - ARROWSMITH, J. / BREMER, J. / DUGGAN, J. / JAGODA, F. / SCARLATTI, A. (Hush!)
発売日:2021年02月19日
NMLアルバム番号:SOMMCD0608
CD価格:2,025円(税込)
前作のアルバム「The Darkest Midnight」(SOMMCD0189)が、イギリスのAMAZONでクラシック・チャートのトップを飾るという快挙を成し遂げた女声5人によるヴォーカル・アンサンブル「パパゲーナ」の第2作。 “厳しい冬を照らす暖かい光”をテーマに掲げ、選ばれた多種多様な音楽はどれも魅力的、かつ意味深いものばかり。伝承曲からロックまで刺激的で興味をそそられる曲が並びます。彼女たちの美しくブレンドされた声の響きが楽しめます。
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〈新世界からの宝物 第1集〉
ビーチ/オスワルド/ノブレ:
ピアノ五重奏曲集 [クレーリア・イルズン(ピアノ)/コウル四重奏団]Piano Quintets - BEACH, A. / OSWALD, H. (Treasures from the New World) (Iruzun, Coull Quartet)
発売日:2021年02月19日
NMLアルバム番号:SOMMCD0609
CD価格:2,025円(税込)
「Treasures from the New World 新世界からの宝物」と題された室内楽作品集。収録されているのはブラジルの作曲家オスワルドとノブレ、アメリカの作曲家ビーチの作品です。ヨーロッパからの移民を両親に持ち、イタリアとブラジルで活躍したオスワルド、初期のころから十二音技法に興味を抱き、ヒナステラに師事したノブレ、アメリカで初めて作曲家として成功した女性であるビーチ。3人とも新しい時代の音楽を開拓し、個性的な作品を書きあげました。 このアルバムでは、ブラームスとシューマンの影響が感じられるビーチのロマンティックな五重奏曲、流麗かつ力強いアンサンブルが楽しめるオスワルドの五重奏曲、この2曲をメインに置き、陰鬱ながらも情熱を秘めたノブレの詩曲(世界初録音)と、愛らしいビーチのロマンスが添えられています。ブラジル出身のピアニストのクレーリア・イルズンと、コウル四重奏団の演奏で。
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イギリスのヴァイオリン・ソナタ集
ウォルトン、オルウィン、レイトン、バークリー、ロースソーン、ジェイコブ [クレア・ホウィック(ヴァイオリン)/サイモン・キャラハン(ピアノ)]Violin and Piano Recital: Howick, Clare / Callaghan, Simon - WALTON, W. / ALWYN, W. / LEIGHTON, K. / BERKELEY, L. (British Violin Sonatas)
発売日:2021年02月19日
NMLアルバム番号:SOMMCD0610
CD価格:2,025円(税込)
20世紀に大好評を博したイギリスのヴァイオリン・ソナタを集めた1枚。メニューインから依頼されたウォルトンのソナタをはじめ、均整のとれたオルウィンのソナタ、初録音となるジェイコブの3つの小品、映画「アンクル・サイラス」でも用いられたロースソーンのヴァルス=カプリス、若々しいレイトンのソナタ、巧妙に音が張り巡らされたバークリーのエレジーとトッカータ、この6人の作曲家の作品が演奏されています。 演奏しているクレア・ホウィックはこのアルバムがSOMMへのデビュー。ピアノのサイモン・キャラハンと息の合った演奏を聴かせます。
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スマイス(1858-1944):
歌曲とバラード集 [ルーシー・スティーヴンス(コントラルト)/バークリー・アンサンブル/オダリーネ・デ・ラ・マルティネス(指揮)/エリザベス・マーカス(ピアノ)]SMYTH, E.: Songs and Ballads (Dame Ethel Smyth) (L. Stevens, E. Marcus, Berkeley Ensemble, Martinez)
発売日:2021年02月19日
NMLアルバム番号:SOMMCD0611
CD価格:2,025円(税込)
19世紀後半から20世紀前半のイギリスで活躍した数少ない女性作曲家の一人、エセル・スマイス。作曲だけではなく、女性解放運動にも力を尽くし、晩年には自伝や交友録を著すなど優れた活動をした人です。熱烈なブラームス信奉者であった彼女ですが、実際に作曲したのは歌曲や合唱曲が中心で、器楽のための作品はほとんど残っていません。 このアルバムには1886年から1913年の間に書かれたピアノとオーケストラの伴奏による17の声楽曲を収録。Op.3の5曲はドイツ語のタイトルが付いていますが、歌詞は作曲者自身が英訳したもの。一方Op.4の5曲はドイツ語の歌詞に作曲しています。 1913年に作曲された「3つの歌」のうち、2つの曲にはイギリスの社会主義活動家エセル・カーニー・ホールズワースの詩が用いられており、彼女の強い主張が感じられます。 1908年に作曲された「4つの歌」は室内楽伴奏による美しい作品。フランス風の音楽であり、ドビュッシーからも賞賛されました。
収録作曲家:
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From Five Continents - 五大陸より
スウェイツ(1944-):
合唱曲と歌曲集 [キャロリン・サンプソン(ソプラノ)/ジェイムズ・ギルクリスト(テノール)/ウィリアム・デイズリー(バリトン)/エクス・カセドラ(ヴォーカル・アンサンブル)/ペネロピ・スウェイツ(ピアノ)/ジェフリー・スキッドモア(指揮)]THWAITES, P.: Choral Music and Songs (From Five Continents) (C. Sampson, J. Gilchrist, Dazeley, Ex Cathedra, Skidmore)
発売日:2021年02月19日
NMLアルバム番号:SOMMCD0612
CD価格:2,025円(税込)
オーストラリア出身の作曲家・ピアニスト、ペネロピ・スウェイツ。パーシー・グレインジャーの解釈が高く評価されるとともに、ミュージカルなどの彼女自身の作品も好評を持って迎えられています。 この「五大陸より」と題されたアルバムでは、19曲の初録音を含む合唱曲と歌曲を紹介しています。「ミサ・ブレヴィス」と4曲の詩篇、シェイクスピアの詩を用いた曲、インドとアフリカの音楽に影響を受けた歌、南北アメリカの民謡を採り入れた歌、そしてオーストラリア奥地の民謡に喚起された歌がバランスよく配置されています。 これらを歌うのは古楽系の演奏でも知られるキャロリン・サンプソンとジェイムズ・ギルクリスト、ウィリアム・デイズリーの3人の歌手たち。スウェイツのピアノだけでなく、ギターからドラムやサックス、トランペットまでの多彩な楽器を伴奏に、エクス・カセドラとともに華麗な歌を披露します。
収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791):
〈ピアノ・ソナタ集 第3集〉
第11番 「トルコ行進曲付き」 K.331
第10番 ハ長調 K.330
第18番 ニ長調 K.576 他 [ピーター・ドノホー(ピアノ)]MOZART, W.A.: Piano Sonatas, Vol. 3 (P. Donohoe)
発売日:2021年02月19日
NMLアルバム番号:SOMMCD0613
CD価格:2,025円(税込)
イギリスの中堅ピアニスト、ピーター・ドノホーが弾くモーツァルトのソナタ集。第3集となるこのアルバムでは人気の高い第11番「トルコ行進曲付き」と、第10番ハ長調、最後のソナタである第18番ニ長調の3曲を収録。同時収録は1788年に書かれた「アダージョ ロ短調」と、あまり耳にすることのない小品「ジーグ ト長調」。 ドノホーは各曲の持つ雰囲気を弾き分け、明から暗までさまざまなモーツァルトの表情を描きだしています。中でも軽やかな「ジーグ」と悲痛な「アダージョ」での対照的な雰囲気が聴きどころ。
収録作曲家:
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ENTENTE MUSICALE - 音楽の架け橋
ヴァイオリンとピアノの音楽
バックス、ドビュッシー、ディーリアス、ラヴェル、アイアランド、スコット [クレア・ホウィック(ヴァイオリン)/サイモン・キャラハン(ピアノ)]Violin and Piano Recital: Howick, Clare / Callaghan, Simon - BAX, A. / DEBUSSY, C. / DELIUS, F. / RAVEL, M. / IRELAND, J. (Entente Musicale)
発売日:2021年02月19日
NMLアルバム番号:SOMMCD0625
CD価格:2,025円(税込)
英国とフランスをつなぐ作品を書いた作曲家たちのヴァイオリン曲を集めた1枚。冒頭にはこのジャンルを代表するディーリアスの作品が置かれています。20代後半、パリに留学した彼は滞在した8年の間に、この都市の空気と文化を存分に堪能、認められることはなかったもののこの「ヴァイオリン・ソナタ ロ長調」を含む数多くの作品を書き上げています。 また、彼より年少のアイアランドのソナタは、エドワード調の優雅さとフランス印象派の作風を融合させたものであり、ドビュッシーの最後のソナタは深い感情が表出された名作です。ここに、ラヴェルとドビュッシー作品から影響を受けたシリル・スコットの小品と、ハイフェッツのアレンジによるラヴェルの「ハバネラ形式の小品」、バックスの「地中海」を併せ、ホウィックとキャラハンが各曲の共通項を探っていきます。
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ベル・エポック 1886
フランク(1822-1890):
チェロ・ソナタ イ長調
ゴダール(1849-1895):
チェロ・ソナタ ニ短調 Op.104 [コリーヌ・モリス(チェロ)/ペトル・リモノフ(ピアノ)]FRANCK, C.: Violin Sonata (arr. for cello and piano) / GODARD, B.: Cello Sonata (Belle Époque 1886) (C. Morris, P. Limonov)
発売日:2021年02月19日
NMLアルバム番号:SOMMCD0626
CD価格:2,025円(税込)
1886年に作曲されたフランクとゴダール、2曲のソナタを収録したアルバム。どちらもベル・エポック(良き時代)の頃に、フランス系の作曲家がドイツ、オーストリア系の作風に則って書いた作品です。とはいえ、ヴァイオリン・ソナタを原曲とするフランクのソナタはよく知られていますが、ゴダールのソナタは録音も演奏機会もほとんどなく、貴重な1枚となります。サロン風の音楽ばかりが知られるゴダールですが、ここではかっちりとした形式を持つ壮大な音楽が展開されています。 チェロを演奏するコリーヌ・モリスは、ロストロポーヴィチとトゥルトリエに高く評価された奏者。肩の故障により5年以上コンサートから遠ざかっていましたが、見事な復活を遂げています。 ロシア系イギリス人ピアニスト・指揮者、ペトル・リモノフは『Classical Music magazine誌』にて「無限の能力を備えた驚異的な音楽家」と評された名手。二人の息を呑むようなアンサンブルをお聴きください。
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スタンフォード(1852-1924):
〈弦楽五重奏曲と間奏曲集〉
弦楽五重奏曲 第1番 ヘ長調 Op.85
弦楽五重奏曲 第2番 ハ短調 Op.86
3つの間奏曲 Op.13(チェロとピアノ編) [ダンテ四重奏団とエンデリオン四重奏団のメンバー/ベンジャミン・フリス(ピアノ)]STANFORD, C.V.: String Quintets Nos. 1 and 2 / 3 Intermezzi (arr. for cello and piano) (Osostowicz, Souza, Yuko Inoue, G. Jackson, Jenkinson, Frith)
発売日:2020年12月25日
NMLアルバム番号:SOMMCD0623
CD価格:2,025円(税込)
ダンテ四重奏団による弦楽四重奏曲集が好評を博したスタンフォードの室内楽作品集。今作はダンテ四重奏団のメンバーに、同じく実力派エンデリオン四重奏団のメンバーを加えて弦楽五重奏曲を収録した1枚。 1904年に初演されたブラームスを思わせる重厚な雰囲気を持つ2曲の五重奏曲は、ライプツィヒ、ベルリンで学んだスタンフォードが師と仰いでいたヨーゼフ・ヨアヒムを念頭に置いて作曲した作品。第2楽章ではアイルランド民謡が用いられるなどスタンフォードらしさも際立ちます。世界初録音となる第2番も、60年前のヨアヒム初の英国訪問を記念したという曲。どちらも偉大なる師への尊敬の念が込められています。 1880年に書かれた間奏曲は、もともとクラリネットとピアノのための作品ですが、ここでは作曲家自身がチェロとピアノ用に編曲した版が使われています。ピアノを担当するのは名手ベンジャミン・フリスです。
収録作曲家:
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ハイドン(1732-1809):
〈ピアノ・ソナタ集 第3集〉
第31番・第32番・第34番・第38番・
第55番・第56番 [レオン・マッコーリー(ピアノ)]HAYDN, J.: Keyboard Sonatas, Vol. 3 - Nos. 31, 32, 34, 38, 55, 56 (McCawley)
発売日:2020年12月25日
NMLアルバム番号:SOMMCD0624
CD価格:2,025円(税込)
1993年、ウィーン国際ベートーヴェンピアノコンクールで優勝。同年リーズ国際ピアノコンクールで第2位を獲得したイギリスのピアニスト、レオン・マッコーリーが取り組むハイドンのピアノ・ソナタ集。 第3集となるこのアルバムでは1767年から1784年にかけて作曲された6つのソナタが演奏されています。今作でもマッコーリーは、旋律に自在な装飾を加えながら遊び心たっぷりの演奏を披露。とりわけ後期の2つのソナタ、第55番と第56番での充実の演奏が聴きどころです。
収録作曲家:
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英国歌曲の100年 第1集
ホルスト、クラーク、ガーニー、ブリッジの歌曲 [ジェイムス・ギルクリスト(テノール)/ネイサン・ウィリアムソン(ピアノ)]Vocal Recital (Tenor): Gilchrist, James - HOLST, G. / CLARKE, R. / GURNEY, I. / BRIDGE, F. (One Hundred Years of British Song, Vol. 1)
発売日:2020年11月20日
NMLアルバム番号:SOMMCD0621
CD価格:2,025円(税込)
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ダイソン(1883-1964):
The Open Window
ピアノ曲全集 [サイモン・キャラガン(ピアノ)/クリオナ・シャナハン(ピアノ)]発売日:2020年11月20日
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
イギリスの作曲家ジョージ・ダイソン。英国王立音楽大学で学び“メンデルスゾーン遊学奨学金”を獲得。イタリアとドイツに留学し研鑽を積み、帰国後は教師として活躍。1937年に王立音楽大学学長に任命され英国音楽界の発展に貢献した人です。 この2枚組には、世界初録音を含むダイソンのピアノ作品を全曲収録。彼の7歳の時の作品である「題名のないピアノ小品」からドビュッシー風の雰囲気を漂わせる「プリムローズ・マウント」、西部戦線での経験を生かした「3つの戦時のエピグラム」など様々な作品を聴くことができます。 ブックレット(英語)には、ダイソンの伝記作家ポール・スパイサーの文章を掲載。作曲家の生涯が丹念に綴られています。
収録作曲家:
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〈ホフマイスターの魔法のフルート 第1集〉
ホフマイスター(1754-1812):
フルートを伴う室内楽曲集 [ボリス・ビジャク(フルート)/ラナ・トロトヴシェク(ヴァイオリン)/ピアッティ四重奏団]HOFFMEISTER, F.A.: Chamber Music (Hoffmeister's Magic Flute, Vol. 1) (Bizjak, Trotovšek, Piatti Quartet)
発売日:2020年10月23日
NMLアルバム番号:SOMMCD0620
CD価格:2,025円(税込)
ドイツ・バロック期の作曲家ホフマイスターのフルートを伴う室内楽曲集。全てが世界初録音です。1780年代まではウィーンで最も人気の高い作曲家であったホフマイスターですが、1785年に設立した出版社での事業が大成功を収め、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンらの作品を次々と世に送り出したことでも知られています。 このアルバムに収録された6作品は、どれもホフマイスターのバランスの良い作曲センスが反映されており、中でもハ短調の四重奏曲の作風は、ベートーヴェンを思わせるほどにドラマティックです。 ロンドンを拠点とするスロヴェニア出身のフルート奏者ビジャクと、同じくスロヴェニア出身のトロトヴシェクを中心に、日本のヴィオラ奏者、永田哲海をメンバーとするピアッティ四重奏団が緊密なアンサンブルを繰り広げます。
収録作曲家:
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偉大なる映画音楽集 第2集 [イアン・サザーランド(指揮)/フィルハーモニック・プロムナード管弦楽団]
Film Music - JARRE, M. / LANE, B. / MORRICONE, E. / STOLZ, R. (Great Classic Film Music, Vol. 2) (Philharmonia Promenade, I. Sutherland)
発売日:2020年10月09日
NMLアルバム番号:ARIADNE5009
CD価格:2,025円(税込)
スコットランド生まれのアレンジャー兼指揮者イアン・サザーランド&フィルハーモニック・プロムナード管弦楽団による、楽しい映画音楽集の第2集。美しくドラマティックなオーケストラ・サウンドが、聴き手をハリウッドの黄金時代へと誘います。 映画音楽の分野でも有名なコルンゴルトや、クルト・ワイル、ガーシュウィンやポーターから、ジョン・ウィリアムズにモーリス・ジャール、そしてモリコーネの作品までを網羅。『新スタートレック』や『007は二度死ぬ』から、モーツァルトの「ピアノ協奏曲第21番」が印象的に使われた『みじかくも美しく燃え』などの名画からセレクトされています。もちろんイギリスのレーベルらしく、シェイクスピアの『リチャード三世』と『ヘンリー五世』のウォルトン作曲のエキサイティングなテーマも収録。
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〈アメリカからのエルガー 第2集〉
ヴァイオリン協奏曲 ロ短調
弦楽のための「序奏とアレグロ」
序曲「コケイン」 - ロンドンの下町で [ミッシャ・ミシャコフ、エドウィン・バッハマン(ヴァイオリン)/カールトン・クーリー(ヴィオラ)/フランク・ミラー(チェロ)/ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)/マルコム・サージェント(指揮)/アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)/NBC交響楽団]ELGAR, E.: Violin Concerto / Introduction and Allegro / Cockaigne (Elgar from America, Vol. 2) (Y. Menuhin, NBC Symphony, M. Sargent, Toscanini)
発売日:2020年09月18日
NMLアルバム番号:ARIADNE5008
CD価格:2,025円(税込)
歴史的公演の録音で好評を博した第1集(ARIADNE5005)に続く「アメリカからのエルガー」第2集。 1940年代前半に録音されたサージェント、トスカニーニやメニューインなど伝説の“エルガリアン”(エルガーの解釈者)たちとNBC交響楽団との貴重な音源の登場です。オーディオのレストレーションで多数の受賞歴を誇るエンジニア、ラ二・スパーによるリマスタリングは、当時のパフォーマンスを鮮明によみがえらせています。本作のライナーノーツ(英語のみ)も彼が執筆、録音当時の情景を知ることができます。 1932年にエルガーのヴァイオリン協奏曲を録音して以来、長きにわたり作曲家と交流のあったメニューインですが、この1945年の演奏は、当時のラジオ放送用に合わせてカットが施された、短めの尺になっています。指揮を担当したサージェントの「コケイン」も聴きどころ。トスカニーニの音源は1940年の公演での「序奏とアレグロ」で、ミシャコフ、クーリーにミラーという弦楽器の名手たちとの公演です。いずれもニューヨークのラジオシティ・スタジオでのライヴ録音です。
収録作曲家:
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オスワルド(1852-1931):
ピアノ協奏曲 Op.10
サン=サーンス(1835-1921):
ピアノ協奏曲 第5番「エジプト風」 Op.103
ネポムセーノ(1864-1920):
古風な組曲 Op.11 [クレーリア・イルズン(ピアノ)/ヤク・ファン・ステーン(指揮)/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団]OSWALD, H. / SAINT-SAËNS, C.: Piano Concertos (Iruzun, Royal Philharmonic, Steen)
発売日:2020年09月18日
NMLアルバム番号:SOMMCD276
CD価格:2,025円(税込)
ブラジル出身でロンドンを拠点に活躍するピアニスト、イルズンが演奏するブラジルとフランスの19世紀後半のロマン派ピアノ協奏曲の新録音。バックを務めるのはロイヤル・フィル&ヤク・ファン・ステーンの定評あるコンビです。 オスワルドはブラジルの外交官でもあり、サン=サーンスとは長い友情で結ばれ、一緒にサン=サーンスの2台ピアノ曲を公演で演奏する仲でした。サン=サーンスの「エジプト風」より10年早く作曲されたオスワルドの協奏曲は、フォーレのようなロマン派風のタッチでありながら、特徴的なブラジルのリズムに支配されています。 サン=サーンス自身が「ヌビア(エジプト南部アスワンあたりからスーダンにかけての地方の名称)のラブ・ソング」と呼んだ「エジプト風」は、複雑なピアノ語法と絶妙に軽いタッチで書かれており、印象的なガムラン風の響きも登場します。 ネポムセーノはヨーロッパで学んだブラジル人。グリーグの「ホルベアの時代より」をモデルにした「古風な組曲」は、バロック様式とロマン派のスタイルが融合しています。
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ヴェナブルス(1955-):
レクイエム他 [エイドリアン・パーティントン(指揮)/ジョナサン・ホープ(オルガン)グロスター大聖堂聖歌隊]VENABLES, I.: Requiem / O Sing Aloud to God (Gloucester Cathedral Choir, Partington)
発売日:2020年08月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0618
CD価格:2,025円(税込)
イギリスの合唱作曲家イアン・ヴェナブルス(1955-)のレクイエム。 彼は「これまでにも数多くのレクイエムが作曲されており、新たなレクイエムを創造することは気が重い挑戦でした。しかし合唱音楽の作曲家として言葉は私にとって常に重要なものであり、このテキストを音楽に乗せることに圧倒的な願望も感じました。」と語り、その言葉通りの美しく感動的な作品を書き上げました。2018年の初演時に、エイドリアン・パーティントンとオルガンのジョナサン・ホープ、ソリストたちと合唱団はこの作品を感動的に演奏、大好評を得て、翌年2019年にこの録音が行われました。アルバムにはレクイエムの他、ヴェナブルス自身が編曲したガーニーの作品を含む4曲が収録されています。
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〈ライプツィヒ・サークル 第2集〉
メンデルスゾーン、クララ&ロベルト・シューマンの室内楽作品集 [ロンドン・ブリッジ三重奏団]Chamber Music (Piano Trio) - MENDELSSOHN, Felix / SCHUMANN, C. / SCHUMANN, R. (The Leipzig Circle Vol. 2) (London Bridge Trio)
発売日:2020年08月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0619
CD価格:2,025円(税込)
「ライプツィヒ・サークル」シリーズ第2作。19世紀半ばのライプツィヒ音楽界に強い影響を及ぼしたシューマン夫妻を取り巻く作曲家たちの作品を集めたこのシリーズ、今作では夫妻の作品と、メンデルスゾーンの作品を聴くことができます。1839年に作曲されたメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番は、これを聴いたシューマンが「ベートーヴェン以来、最も偉大なピアノ三重奏曲だ」と讃えた作品。その8年後に作曲されたシューマンの第2番は、晩年に向かう彼の精神の不安定さが全く感じられない明るく活発な曲です。第2楽章での3つの楽器の親密な対話は、シューマンらしい深い愛情と優しさに満ちています。クララ・シューマンのピアノ三重奏曲は、優れたピアニストであったクララらしい、ピアノ・パートが充実した作品。独創的な旋律に彼女の才能が感じられます。第1集と同じく、ロンドン・ブリッジ三重奏団による演奏です。
ライプツィヒ・サークル 第1集…SOMMCD0199 -
ハーティ(1879-1941):
歌曲集 [キャスリン・ラッジ(メゾ・ソプラノ)/クリストファー・グリン(ピアノ)]HARTY, H: Songs (K. Rudge, C. Glynn)
発売日:2020年07月17日
NMLアルバム番号:SOMMCD0616
CD価格:2,025円(税込)
北アイルランド、アルスター地方出身のハーティは、もともとピアノ伴奏者として音楽活動を始めましたが、ハレ管弦楽団の指揮者に就任し大成功を収めました。作曲家としてはヘンデルの『水上の音楽』、『王宮の花火の音楽』の管弦楽編曲や自作の「アイルランド交響曲」などで知られていますが、伴奏者として多くの歌手との共演で培ったセンスで、優れた歌曲も多数生み出しました。 ここに収録された23曲には、人気曲「アントリムの緑の丘」や「マイ・ラガン・ラヴ」の他、ウォルト・ホイットマンやトマス・キャンピオン、ハーティ自身による詩に曲をつけた作品など彼のアイルランドの伝統への想いが、情感豊かな表現力として活かされています。また、2曲のピアノ独奏曲を含むトラック5,11,16,21,25の5曲は、英国音楽の研究者で本盤のライナーノーツも担当したジェレミー・ディブルが手稿譜からおこした新しいエディションで聴くことができます。 リヴァプール出身で、タイムズ紙に「クラシックのライジング・スター」と評されたメゾ・ソプラノのキャスリン・ラッジによる歌唱です。
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Rosa Mystica - 奇しき薔薇の聖母
聖母マリアの音楽ポートレイト [カラム・アルジャー(オルガン)/イサベッラ・アボット(ソプラノ)/イモジェン・ラッセル(ソプラノ)/ロイヤル・バーミンガム音楽院室内合唱団/ポール・スパイサー(合唱指揮)]Choral Concert: Royal Birmingham Conservatoire Chamber Choir - BRITTEN, B. / BRUCKNER, A. / RÜTTI, C. / TAVENER, J. (Rosa Mystica)
発売日:2020年07月17日
NMLアルバム番号:SOMMCD0617
CD価格:2,025円(税込)
いつの時代も、聖母マリアの献身的な愛は永遠の魅力として人々の心を捉えてきました。このアルバムは、古くは1485年生まれの荘厳なポリフォニーが特徴的なラドフォードの作品から、ドラマティックなブルックナー、ブリテン、そして現代の作曲家の作品まで、様々な時代の聖母マリアをテーマとした合唱曲を集めています。 20世紀イギリスを代表するタヴナーの「神の御母よ、我ここに立ち」は、レールモントフの詞による神秘的な癒しの雰囲気をもつ楽曲。他には聖母マリアがキリストの母であることを神に感謝する内容の「マニフィカト」他、時代によって異なる表現方法で聖母を讃える全14曲です。またアルバム・タイトルは、ブリテンの「奇しき薔薇の聖母」から採られています。 演奏は、ロイヤル・バーミンガム音楽院の室内合唱団と、イギリスでも屈指の合唱指揮者スパイサー、そしてオルガンは、現在ウェストミンスター大聖堂でオルガン研究をしているアルジャーです。
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Façades ファサード
ウィリアム・ウォルトン(1902-1983)と
コンスタント・ランバート(1905-1951)の音楽 [ジャイムズ・ギア(テノール)、アンドリュー・ウェスト、ローランド・ウッドリー(ピアノ)]WALTON, W. / LAMBERT, C.: Vocal and Piano 4 Hands Music (Façades) (J. Geer, A. West, R. Woodley)
発売日:2020年06月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0614
CD価格:2,025円(税込)
20世紀英国の作曲家、ウォルトンとランバートの30年に渡る友情と仕事でのパートナーシップを象徴する、2台ピアノのための音楽とピアノ伴奏による歌曲を収録したアルバム。 ウォルトンの曲の中でも有名な「ファサード」は女性詩人シトウェルの詩が音楽にのせて朗読される作品ですが、ここではランバート編曲の2台ピアノのための組曲が、イギリスの知的なピアニスト、ウエストとウッドリーの演奏で収録されています。 コンスタント・ランバートはバレエ・リュスのディアギレフに見初められ、「ロメオとジュリエット」を委嘱された他、ヴィック・バレエ団の創設者の一人としても活躍しました。収録曲の中の『李白による歌曲』は、19世紀から20世紀初頭にかけてヨーロッパでは唐代の詩が流行しており、このランバートの作品は、日本人の外交官だった小畑薫良が英訳した李白の詩に曲をつけた繊細な趣の歌曲です。 その歌曲を歌っているのは、イギリスのテノールのギアで、作曲家ブリテンの研究なども行っています。ギアと彼の伴奏パートナーのウッドリーはこの盤がSOMMレーベルからのデビュー盤となります。
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サマヴェル(1863-1937):
歌曲集『モード』
歌曲集『シュロプシャーの若者』
海の隣の王国/羊飼いの若者の歌 [ロデリック・ウィリアムス(バリトン)/スージー・アラン(ピアノ)]SOMERVELL, A.: From the Song Cycle Maud / A Shropshire Lad / Shepherd's Cradle Song (R. Williams, S. Allan)
発売日:2020年06月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0615
CD価格:2,025円(税込)
“イギリスのシューマン”といわれたサマヴェル(1863-1937)による英国音楽の中でも重要な二つの連作歌曲を収録したアルバム。サマヴェルはケンブリッジ大学で歴史を学ぶ間もスタンフォードに、その後パリーに作曲で師事。 サマヴェルの音楽はリリシズムとハーモニーの絶妙な融合が特徴的で、ブラームスやシューマンのロマン派の影響もありつつ、師匠のパリーやスタンフォードの曲への取り組みで花開いた、英語のイントネーションを活かして曲をつける英国歌曲の新しい流れに呼応し、ここに収録されたテニスンやハウスマンの詩で連作歌曲を作りました。 「モード」ではテニスンのほの暗いモノドラマより13の詩が採用され、声とテクストとピアノの見事な掛け合いで雄弁に歌われます。「シュロプシャーの若者」は20歳の若者の揺れ動く心情を描いた内容ですが、ヴオーン・ウィリアムズ、ガーニー、バターワースなどサマヴェル以外にも多くの作曲家が曲をつけた人気の題材です。 古きよきイングランドの息吹を伝えるかのように切々と歌うのは、王立歌劇場やENOにも出演しているバリトンのウィリアムズ。ブックレットには、歌い手の視点から見たサマヴェルについての文章(英語)を寄せています。
収録作曲家:
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キャスリーン・フェリアー・イン・ニューヨーク
マーラー(1860-1911):
交響曲「大地の歌」
J.S.バッハ(1685-1750):
3つの歌曲(BWV 505、BWV 439、BWV 508) [キャスリーン・フェリアー(コントラルト)/セット・スヴァンホルム(テノール)/ジョン・ニューマーク(ピアノ)/ブルーノ・ワルター(指揮)/ニューヨーク・フィルハーモニック]FERRIER, Kathleen: Kathleen Ferrier in New York - MAHLER, G. / BACH, J.S. (1948, 1950)
発売日:2020年02月28日
NMLアルバム番号:ARIADNE5007
CD価格:2,025円(税込)
深く豊かな声をもつ英国出身の偉大なコントラルト、キャスリーン・フェリアーによるニューヨークでの歴史的録音集。1948年、カーネギーホールでの唯一のライヴ録音となったワルター指揮によるマーラーの「大地の歌」と、1950年、同じくニューヨークのタウンホールでのJ.S.バッハの3つの歌曲のピアノ伴奏版が収録されています(フェリアーは、このバッハ録音から3年後、病気のため41歳という若さで惜しまれつつこの世を去りました)。いずれも、70年以上大切に保管されていたSP盤からのリマスター音源です。 1940年代から60年代にかけて、カーネギーホール・レコーディング・カンパニーにより行われたライヴ収録は、できる限り原盤に近い音質を保つため、余計なノイズを除去する作業などは行わず、ホールでの響きそのものを大切にする方針の自然なリマスターが採用されました。ブックレットにはフェリアーのコメントなどとともに、録音とリマスターについての詳細が書かれています。またトラック1と8には、ワルターの大変貴重なインタビューも収録。
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ヴィルトゥオーゾ・ピアノ・
トランスクリプション集 [アレッサンドロ・タヴェルナ(ピアノ)]Piano Recital: Taverna, Alessandro - BACH, J.S. / LISZT, F. / GERSHWIN, G. (Virtuoso Piano Transcriptions)
発売日:2020年02月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0605
CD価格:2,025円(税込)
放送や録音技術が開発される前の19世紀初頭から1920年頃までは、音楽を楽しむ手段としてはピアノを所有して練習し、自宅のサロンで演奏するのが主流であり、ここから様々な音楽が広まって行きました。そのために、当時流行したオペラの楽曲や、管弦楽曲、声楽曲などあらゆるジャンルの作品を、ラフマニノフやリストなど名だたる有名作曲家がピアノ版に編曲を施しています。優れた作曲家の手にかかると、オリジナルの作品の良さが最大限に引き出されることが多く、現代の聴き手にも楽曲の新たな魅力が発見できるかもしれません。 このアルバムでは1983年、ヴェネツィア生まれのピアニスト、タヴェルナが、バッハからガーシュウィンまでの幅広い年代の作曲家たちによる名曲のピアノ編曲版をとりあげています。タヴェルナはイモラ音楽院やサンタ・チェチーリア音楽院で学び、2005年のリーズ国際コンクールに入賞して注目され、イギリスの批評家に「A.B.ミケランジェリの後継者」と称されているイタリアの名手です。
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ロシアン・ビジョンズ
20世紀のチェロとピアノのための音楽
(ストラヴィンスキー、シュニトケ、スミルノフ) [ボジダル・ヴコティッチ(チェロ)/アリッサ・フィルソヴァ(ピアノ)]Cello and Piano Recital: Vukotic, Bozidar / Firsova, Alissa - STRAVINSKY, I. / SCHNITTKE, A. / SMIRNOV, D. (Russian Visions)
発売日:2020年02月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0606
CD価格:2,025円(税込)
チェロのヴコティッチとピアノのフィルソヴァのSOMMRecordingsデビュー盤。20世紀ロシアの3人の巨匠作曲家のデュオを取り上げるとともに、20世紀ロシアの偉大なチェロの3人の巨匠、ピアティゴルスキー、グートマン、ロストロポーヴィチへのトリビュートともなっています。 モダンなテイストを持つシュニトケのソナタ第2番に対し、ロマンティックなリリシズムを湛えたソナタ第1番や、ウィリアム・ブレイクにインスパイアされたスミルノフの《ティリエル》、新古典派寄りのストラヴィンスキーの組曲とシュニトケのムジカ・ノスタルジカ。これら対照的な5つの作品は現代ロシア音楽の多様性を示しています。 ヴコティッチはティペット弦楽四重奏団の創設メンバー。ロストロポーヴィチの愛弟子、ステファン・ポポフにギルドホール音楽学校で学びました。フィルソヴァは2009年にBBCプロムスデビューを果たしたピアニスト。作曲家、指揮者としても活躍しており、ここで演奏している作曲家スミルノフの愛娘でもあります。
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スタンフォード(1852-1924):
〈弦楽四重奏曲集 第3集〉
弦楽四重奏曲 第1番・第2番・第6番 [ダンテ四重奏団]STANFORD, C.V.: String Quartets Nos. 1, 2, 6 (Dante Quartet)
発売日:2020年02月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0607
CD価格:2,025円(税込)
ダンテ四重奏団による「スタンフォード:弦楽四重奏曲全曲録音」の完結盤!第3弾となるこのアルバムには、ベートーヴェンやモーツァルトの暗示も見え隠れする初期の第1番、第2番と、世界初録音となる第6番が収録されています。合唱曲の大家として知られるスタンフォードですが、弦楽四重奏曲の作曲に着手したのは1891年、彼が39歳の時と比較的遅めの出発でした。その際、2曲を完成させた後、その後30年間で6曲を書き上げ、生涯に合計8曲の弦楽四重奏曲を残しています。 今回初録音となる第6番は、1910年の作品で、豊かなコントラストと絶え間ないエネルギーの放出を見せるスタンフォード作品の中でも最も表情豊かな1曲です。今作も実力派アンサンブル、ダンテ四重奏団の演奏でお楽しみください。2020年後半には弦楽五重奏曲第1番&2番の録音が予定されています。
収録作曲家:
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スタンフォード(1852-1924):
歌劇《旅の道連れ》 [デイヴィッド・ホートン(テノール)/ジュリアン・ヴァン・メレールツ(バリトン) 他/トビー・パーサー(指揮)/ニュー・サセックス・オペラ管弦楽団&合唱団]発売日:2020年01月31日
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
ダブリンで生まれ英国で活躍した作曲家、スタンフォードの最後の傑作オペラ《旅の道連れ》世界初録音の登場です。 王立音楽大学の創設メンバーであり、生涯作曲科で教鞭を執ると同時に、ケンブリッジ大学でもホルストやヴォーン・ウィリアムズを育て英国音楽界に貢献したスタンフォード。彼はオペラにも情熱を注ぎ、亡くなる直前まで「イギリスに国立のオペラハウスを作るべき」と提唱し続け、自らもオペラの作曲を続けていました。若いころにドイツに留学、ブラームスやワーグナーなどロマン派の影響を受けており、この「旅の道連れ」でようやく、自身の納得のいくオーケストレーションが完成したとされています。 アンデルセンの童話を原作とし、ヘンリー・ニューボルトが書き上げた素晴らしい台本を用いたこの作品、わらしべ長者のような展開と、姫の3つのなぞかけをモティーフにした摩訶不思議な世界が描かれています。
収録作曲家:
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ヴァリエーションズ
様々な変奏曲集
(クララ・シューマン、ロベルト・シューマン、ブラームス、メンデルスゾーン、ミューリー、アイヤー) [ミシュカ・ラシュディ・モメン(ピアノ)]Piano Recital: Rushdie Momen, Mishka - SCHUMANN, C. and R. / BRAHMS, J. / MENDELSSOHN, Felix / MUHLY, N. / IYER, V. (Variations)
発売日:2019年12月13日
NMLアルバム番号:SOMMCD0603
CD価格:2,025円(税込)
1992年ロンドン生まれの新世代ピアニスト、モメンのSOMM RESORDINGSへのソロ・デビュー・アルバム。 モメンはロンドンのギルドホール音楽院の卒業生で、リチャード・グードやアンドラーシュ・シフに師事。アルバム・タイトル「VARIATIONS」は“変わるもの、変わらないものへの問いかけである”と考えるモメンが選んだ曲は、シューマン夫妻の作品を中心に、二人を巡るメンデルスゾーン、ブラームスなどロマン派の作品から、モメン自身が2人の現代作曲家に委嘱し、2019年に完成した作品までと多彩なもの。 その中の1曲を書いたニコ・ミューリーは2018年にメトロポリタン歌劇場でオペラ「マーニー」が初演され、日本でもライブ・ビューイングで話題になった作曲家。もう一人の作曲家アイヤーは、ニューヨークで活躍するジャズ・ピアニスト。現代作品とロマン派作品の融合が興味深い1枚です。
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ソル(1778-1839):
19世紀のギター音楽集 [ジャンルイジ・ジリオ(ギター)]SOR, F.: Introduction and Variations on a theme by Mozart / Le calme / Fantaisie élégiaque (The 19th-Century Guitar) (G. Giglio)
発売日:2019年12月13日
NMLアルバム番号:SOMMCD0604
CD価格:2,025円(税込)
イタリア出身のギタリスト、ジャンルイジ・ジリオのSOMM Recordingsでのデビュー盤は、19世紀に活躍したフェルナンド・ソルのギター作品集。 カタルーニャ出身のソルは、高い演奏技術による優れたギター曲を多数書くことで、当時は居酒屋で演奏されるような地位の低い楽器であったギターを、コンサート会場で演奏される楽器への格上げに貢献し「ギターのベートーヴェン」と呼ばれていました。初期の傑作「モーツァルトの“魔笛”の主題による変奏曲」でギター音楽の新しい表現の境地を開拓し、晩年の「悲しみの幻想曲」では、当時現れ始めたロマン派への傾倒など、ソルの様々な側面が楽しめます。 ジリオは、ナポリの音楽院を最高の成績で卒業した後、チマローザ音楽院で20世紀音楽を学び、さらに建築も学んだ異色の知性派ギタリスト。バロックからロマン派、現代音楽までをレパートリーとしています。使用楽器は、パリの高名なギター製作者、René Lacôteの1834年製。ソル自身も同じ製作者のギターを弾いていたといい、哀愁に満ちた雰囲気のある19世紀のギターの音色をお楽しみ頂けます。
収録作曲家:
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The Deeper the Blue
より深い青 - 色の言葉
〔イギリス近現代作品集〕
(ヴォーン・ウィリアムズ、ヘスケス、デュティユー、ラヴェル) [ジャネット・スン(ヴァイオリン)/サイモン・キャラハン(ピアノ)/ヤク・ファン・ステーン(指揮)/ブリテン・シンフォニア]Orchestral Music - VAUGHAN WILLIAMS, R. / RAVEL, M. / DUTILLEUX, H. (The deeper the blue …) (Janet Sung, Callaghan, Britten Sinfonia, Steen)
発売日:2019年12月13日
NMLアルバム番号:SOMMCD275
CD価格:2,025円(税込)
本盤のタイトル「The Deeper the Blue」は、画家のカンディンスキーが1911年の論文「芸術における精神性」で書いた“青が深くなればなるほど人は無限の感覚に浸され、無垢なものを求め、超自然の世界に行き着く”という提言ですが、ここでは“色彩”がどのように音楽を形作り、機能や感情面に影響するのかを探究、同時に、登場する作曲家たちの“師匠と弟子”という関係性にも光を当てています。 ヴォーン・ウィリアムズはパリで3カ月ほどラヴェルに師事していますが、二人とも同じハンガリーの情熱的なヴァイオリニスト、イェリー・ダラーニに曲を献呈しました。1968年生まれのヘスケスは、デュティユーに師事。ここに収録された「波のままに」のヘスケスによる編曲版は、師匠から受け継いだ華やかな色彩感であふれています。そしてデュティユーは若い頃にラヴェルから大きな影響を受けたと言います。 また、ヘスケスの「Inscription – Transformation」は2016年にジャネット・スンに捧げられ、今回彼女の演奏で世界初録音として収録されています。
収録作曲家:
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El Ultimo Tango
ピアソラ(1921-1991):
室内楽編曲集 [エル・ウルティモ・タンゴ(アンサンブル)]PIAZZOLLA, A.: Chamber Music Arrangements (El Ultimo Tango)
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:SOMMCD033
CD-R価格:2,025円(税込)
「エル・ウルティモ・タンゴ」は2002年にバーミンガム市交響楽団の首席チェリスト、エドゥアルド・ヴァッサロによって設立されたアンサンブル。メンバーはフルート、サックス、チェロ、コントラバス、チェロで構成されており、ピアソラ以降のタンゴを重要なレパートリーにしています。このアルバムは設立してすぐにリリースされた1枚で、彼らの方向性を示すとともに、「タンゴ」への深い愛がにじみ出た見事な演奏です。 編曲を担当するのは、アンサンブルのピアニストであるグッドチャイルド。メンバーの特性を生かした柔軟なアレンジが活きています。
収録作曲家:
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ガーニー(1890-1937)
ファーガソン(1908-1999):
ピアノ作品集 [マーク・ベッビントン(ピアノ)]Piano Recital: Bebbington, Mark - GURNEY, I. / FERGUSON, H.
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:SOMMCD038
CD-R価格:2,025円(税込)
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ピアソラ(1921-1992):
タンゴミュージック [エドゥアルド・ヴァッサッロ(チェロ)/クリスティーナ・フィローソ(ピアノ)]PIAZZOLLA, A.: Tango Music (Vassallo, Filoso)
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:SOMMCD045
CD価格:2,025円(税込)
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HANDEL at Home
ヘンデル(1685-1759):作品集
(フルート、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとチェンバロ編) [ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ]HANDEL, G.F.: Flute Concerto / Alcina / Solomon / Semele (excerpts) (London Handel Players)
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:SOMMCD055
CD-R価格:2,025円(税込)
「ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ」のSOMMMレーベル2枚目となる録音。オペラ《アルチーナ》やオラトリオ「ソロモン」、「セメレ」などのアリアを含む曲をフルートを中心にしたアンサンブルでお楽しみいただけます。 一部の曲はヘンデル作品を積極的に出版していたジョン・ウォルシュの編曲版ですが、曲によってはアンサンブルのフルート奏者レイチェル・ブラウンが新たなアレンジを行い、フルートが歌うかのような魅力的な作品に生まれ変わらせています。オーボエ協奏曲をフルートに置き換えた「フルート協奏曲」の出来映えも素晴らしいものです。
収録作曲家:
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ハイドン(1732-1809):
〈ピアノ・ソナタ集 第2集〉
第19番・第47番・第50番・
第54番・ 第58番・第59番 [レオン・マッコウリー(ピアノ)]HAYDN, J.: Keyboard Sonatas, Vol. 2 - Nos. 19, 47, 50, 54, 58, 59 (McCawley)
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:SOMMCD0602
CD価格:2,025円(税込)
レオン・マッコウリーのハイドン・ピアノ集。第1集(SOMMCD0162)に続く今作第2集には、中期の作品である第19番と、円熟期の5つのソナタが収録されており、ハイドンの多様性と先進性を存分に楽しむことができます。 マッコウリーは作品を丹念に読み込み、ピアノ学習者にはおなじみの第50番のソナタでも、要所要所に装飾を加えるなど、遊び心たっぷりの演奏を聴かせます。落ち着いた風情に終始する第54番、情熱的な楽想を持つ第47番でのきらびやかな表現もさることながら、第58番、第59番でのベートーヴェンを思わせる力強い作品も聴きものです。
収録作曲家:
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キャスリーン・フェリアー(コントラルト)
リサイタル
(ブラームス、ショーソン、マーラー) [キャスリーン・フェリアー(コントラルト)/マルコム・サージェント(指揮)/BBC交響楽団/ジョン・バルビローリ(指揮)/ハレ管弦楽団/エイドリアン・ボールト(指揮)/BBC女声合唱団/BBC交響楽団]Vocal Recital: Ferrier, Kathleen - BRAHMS, J. / CHAUSSON, E. / MAHLER, G. (1947-1951)
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:SOMMCD075
1)
CD価格:2,025円(税込)
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ジェニー・ドリヴァラ(ソプラノ)
Songs I Love - 私が愛する歌 [ジェニー・ドリヴァラ(ソプラノ)/ニーナ・ウォーカー(ピアノ)]発売日:2019年11月22日
CD-R価格:2,025円(税込)
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モスクワ・カペラ
ロシア民謡集 [ゲンナジー・ドミトリアク(指揮)/モスクワ・カペラ]FOLKSONGS OF RUSSIA (Moskovskaya Kapella, Dmitriak)
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:SOMMCD202
CD-R価格:2,025円(税込)
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The Long Day Closes
イギリスのロマンティック・パートソング集 [ジェフリー・ウィン・デイヴィス(指揮)/カンツォネッタ(声楽アンサンブル)]Choral Concert: Canzonetta - PARRY, H. / ELGAR, E. / PEARSALL, R.L. / SULLIVAN, A. / STANFORD, C.V. / WESLEY, S.S. (The Long Day Closes)
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:SOMMCD204
CD-R価格:2,025円(税込)
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トゥチャプスキー(1928-2014):
〔合唱作品集〕
犠牲/5つのモテット
讃歌/7つの悲しみ [スティーヴン・フォークス(バリトン)/コリン・ハント(オルガン)/トーマス・トゥラセク(ヴァイオリン)/バース・カメラータ/ナイジェル・ペリン(指揮)]TUCAPSY, A.: Sacrifice (The) / 5 Lenten Motets / Lauds / The 7 Sorrows (Foulkes, C. Hunt, Bath Camerata, Perrin)
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:SOMMCD205
CD-R価格:2,025円(税込)
チェコの作曲家、トゥチャプスキー。モラヴィア男声合唱団のメンバーであり、オストラヴァ放送児童合唱団の指揮者としても活躍、1975年からは主として作曲家として数多くの合唱作品を作曲しました。 チェコ出身でありながら、その作品は複雑なハーモニーとリズムに彩られており、ブリテンの合唱音楽に似た雰囲気を持っています。また「生贄」で多用されるシンコペーションは作品に独自の味わいを持たせています。
収録作曲家:
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スプラトリング(1949-):作品集
聖霊のミサ/おお、救いのいけにえよ
大いなる秘跡/大いなる神秘
シンフォニエッタ他 [ジョナサン・レナート(指揮)/パルナッスス・アンサンブル/イングリッシュ・ハーモニー合唱団 他]SPRATLING, H.: Mass of the Holy Spirit / O salutaris hostia / Tantum ergo / Sinfonietta / Harp Sonatina (English Harmony Choir, Rennert)
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:SOMMCD206
CD価格:2,025円(税込)
イギリスの現代作曲家スプラトリングの作品集。彼の作品はイギリス国内でもほとんど知られておらず、わずかに「弦楽のためのシンフォニエッタ」が時折演奏されるのみでしたが、20世紀になって少しずつ人気を獲得しつつあります。 激しい喜びが炸裂する「聖霊のミサ」のグローリアや、静謐さの中に時折見られる強烈な官能性が印象的な「ハープのためのソナチネ」など聴きごたえのある音楽です。
収録作曲家:
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Music to Hear
チェルトナム・バッハ合唱団 [ブライアン・ケイ(指揮)/チェルトナム・バッハ合唱団/ハルモニームジーク]Choral Concert: Cheltenham Bach Choir - RUTTER, J. / SHEARING, G. / VAUGHAN WILLIAMS, R. / RICHARDS, G. (Music to Hear)
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:SOMMCD207
CD-R価格:2,025円(税込)
このアルバムで指揮者を務めるブライアン・ケイ(1944-)は、もともとイギリスの名ヴォーカル・アンサンブル“キングズ・シンガーズ ”の創設メンバー。1960年代から1970年代までバス・パートを歌い、文字通り、アンサンブルを支えていた歌手です。脱退後はBBCラジオのプレゼンターや、様々な合唱団の指揮者として大活躍しています。 このアルバムは、1946年設立、イギリスを拠点にするチェルトナム・バッハ合唱団との演奏を収録した1枚。ケイは伝統を重んじる合唱団から軽やかなハーモニーを見事に紡ぎ出すことに成功しています。
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ブライト(1862-1951)
ギップス(1921-1999):
ピアノ協奏曲集 [サマンサ・ウォード(ピアノ)/マレイ・マッラクラン(ピアノ)/チャールズ・ピープルズ(指揮)/ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団]Piano Concertos - BRIGHT, D. / GIPPS, R. (Royal Liverpool Philharmonic, Peebles)
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:SOMMCD273
CD価格:2,025円(税込)
イギリスの知られざる2人の女性作曲家、ドーラ・ブライトとルース・ギップスのピアノ協奏曲集。2人とも作曲を始める以前はすばらしいピアニストであり、作品の出来栄えからも、彼女たちが高い音楽性と卓越した技術の持ち主であることが理解できることでしょう。 ブライトの協奏曲はリストとバーナード・ショーに絶賛されたという作品。楽器の性能を知り尽くした彼女ならではのピアニズムを湛えた創造性豊かな協奏曲です。変奏曲も巧みに構成されており、華麗で機知に富んだ音楽です。 ブライトの60年ほど後に生まれたギップスも天才少女として賞賛されましたが、経歴の途中に手に怪我をしてしまい、作曲家に転向しました。5つの交響曲をはじめ、何曲かの協奏曲が知られています。華麗なオーケストラ・パートが魅力的な協奏曲、「Ambarvalia=豊饒を願って畑を祓い清める古代ローマの祭」と題された小さなオーケストラ曲も豊かな楽想を持つのどかで魅力的な作品です。
収録作曲家:
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マスネ(1842-1912):
歌曲集「あるバラの一生」 [サリー・シルヴァー(ソプラノ)/クリスティーネ・トッチ(メゾ・ソプラノ)/リチャード・ボニング(ピアノ)]MASSENET, J.: Passionnément / Rien ne passe! / Sérénade d'automne (La vie d'une rose) (S. Silver, Tocci, Bonynge)
発売日:2019年10月25日
NMLアルバム番号:SOMMCD0600
CD価格:2,025円(税込)
2018年に惜しまれつつ51歳の若さでこの世を去ったソプラノ歌手サリー・シルヴァーの最後の録音となったマスネの歌曲集「あるバラの一生」。彼女にとってSOMMレーベルへの3作目の録音となったこのアルバムでは、前2作と同じく彼女の良き理解者であるリチャード・ボニングが伴奏を務めており、ブックレットでは彼自身がシルヴァーへの弔辞も執筆するなど、心のこもった仕上がりになっています。 マスネは285曲の歌曲を残しましたが、華麗なオペラとは違い、まるでサロンで聴くような親密な風情と多彩な様式を持つものばかり。シルヴァーの夫、ジェレミー・シルヴァーのプロデュースによるアルバムは、マスネの知られざる一面を丁寧に描き出しています。
収録作曲家:
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GREAT CLASSIC FILM MUSIC
偉大なる映画音楽集 [イアイン・サザーランド(指揮)/フィルハーモニック・プロムナード管弦楽団]Film Music - GOODWIN, R. / KORNGOLD, E.W. / WALTON, W. / WILLIAMS, J. / STEINER, M. (Great Classic Film Music) (Philharmonia Promenade, I. Sutherland)
発売日:2019年09月20日
NMLアルバム番号:ARIADNE5006
CD価格:2,160円(税込)
印象深い名画の音楽を収録した「偉大な名画の音楽コレクション」と題された1枚。1977年に大ヒットした《スター・ウォーズ》をはじめ《E.T.》《未知との遭遇》、ハリウッドの全盛期を彩った《風と共に去りぬ》、ハリウッド映画音楽の礎を作ったコルンゴルトの《ロビンフッドの冒険》《逃げちゃ嫌よ》。他にはイギリス映画音楽からも《ヘンリー五世》《迎撃戦闘機スピットファイア》など盛りだくさん。 初期の映画音楽作曲に携わったプロコフィエフやハチャトゥリアンの作品も網羅し、イアン・サザーランドが指揮するフィルハーモニック・プロムナード・オーケストラの演奏でお届けします。
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ヘンデル(1685-1759):
オラトリオ「ソロモン」HWV 67(ビーチャム編) [トーマス・ビーチャム(指揮)/ビーチャム・コーラル・ソサイエティ /ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2019年09月20日
CD-R 2枚組価格:3,440円(税込、送料無料)
イギリスの名指揮者ビーチャムは、幅広いレパートリーを持つことで知られていますが、とりわけヘンデル作品に力を入れており、当時あまり演奏されることのなかったオラトリオや歌劇なども積極的に上演、作品の普及に力を尽くしました。 この「ソロモン」もそんな作品の一つ。旧約聖書から題材を採った大作オラトリオですが、「シバの女王の到着」以外の全曲が演奏されることは現代でもほとんどありません。しかしビーチャムは、曲の中に息づく豊かな生命力と美しさを存分に引き出し、素晴らしい作品として全体をまとめ上げています。
収録作曲家:
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イギリス歌劇の序曲集 [リチャード・ボニング(指揮)/ヴィクトリア・オペラ管弦楽団]
Overtures - BENEDICT, J. / BALFE, M.W. / LODER, E.J. / WALLACE, W.V. / MACFARREN, G. (British Opera Overtures) (Victorian Opera Orchestra, Bonynge)
発売日:2019年09月20日
NMLアルバム番号:SOMMCD0123
CD価格:2,160円(税込)
ヴィクトリア・オペラ管弦楽団は「19世紀の知られざるイギリス・オペラ」の紹介に力を入れています。このアルバムに収録されている作品もほとんどが世界初演という貴重な録音。数々の楽しい作品を楽しむことができます。 ドイツで生まれイギリス国籍を取得、フンメルとウェーバーを研究したというベネディクト卿の「キラーニーの百合」、1834年に初演された「山の妖精」、いくつかの歌劇で知られ「イギリスのオーベール」の異名を取ったバルフェの2作品、同じく19世紀イギリスのオペラ界に君臨するウォレスの3作品、他、マクファーレン、トーマス、ローダーの各作品を、オーストラリアを代表するオペラ指揮者リチャード・ボニングが華麗に演奏しています。
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Gypsy Ballad
アルメニア、マケドニア、スペイン、バルカン半島、ペルシャのギター作品集 [エレフテリア・コトツィア(ギター)]Guitar Recital: Kotzia, Eleftheria - MORENO TORROBA, F. / RODRIGO, J. / BOGDANOVIĆ, D. / CORDERO, E. (Gypsy Ballad)
発売日:2019年09月20日
NMLアルバム番号:SOMMCD0130
CD価格:2,160円(税込)
ギリシャ出身の女性ギタリスト、エレフテリア・コトツィア。ジュリアン・ブリーム、アレクサンドル・ラゴヤ、ティモシー・ウォーカーらに学び、第6回ミラノ国際ギター・コンクールで最優秀賞を受賞、他にも数々の栄誉ある賞を獲得、ヨーロッパからアメリカのコンサート・ホールでリサイタルを開催しています。彼女は多くの現代作曲家に「ギリシャのテイストを感じさせる」作品を依頼する他、エストニアの音楽にも深い共感を示しています。 このアルバムでは“東欧のジプシーたち”にインスパイアされた作品を演奏、「ラ・クンパルシータ」「エル・チョクロ」などのよく知られた曲から、強烈なリズムに支配されたブラジル、ベネズエラの作品など、魅惑的な旋律に彩られた数々の情熱的な小品を楽しめます。
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オルウィン(1905-1985):
弦楽四重奏曲 第10番-第13番 [ティペット四重奏団]ALWYN, W.: String Quartets Nos. 10-13 (Tippett Quartet)
発売日:2019年09月20日
NMLアルバム番号:SOMMCD0165
CD価格:2,160円(税込)
NAXOSレーベルからも多くのリリースがある、イギリスの名門「ティペット四重奏団」が演奏するオルウィンの4曲の弦楽四重奏曲。21歳で王立音楽アカデミーにて作曲科の教授になるほどに早熟の才能を有していたオルウィン。わかりやすい作風で書かれた映画音楽や、不協和音を多用した前衛的な音楽を含め、およそ300曲ほどの幅広い作風による作品が残されています。 弦楽四重奏曲は15歳の時に最初の作品を書き上げてから、1923年から1936年の間に12曲を作曲、このアルバムには最後の4曲が収録されており、ここでもロマンティックな作風による第10番や第12番から、新古典派風の第13番など、多彩な作風を知ることができます。
収録作曲家:
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ザ・ライプツィヒ・サークル Vol.1
ファニー、クララ、
ロベルトとフェリックスによる室内楽 [ロンドン・ブリッジ三重奏団]Chamber Music (Piano Trio) - MENDELSSOHN-HENSEL, F. / SCHUMANN, C. / SCHUMANN, R. (The Leipzig Circle Vol. 1) (London Bridge Trio)
発売日:2019年09月20日
NMLアルバム番号:SOMMCD0199
1)
CD価格:2,160円(税込)
メンデルスゾーン、シューマン。2人の傑出したロマン派の巨匠と、それぞれの姉、妻の作品を併せたユニークな1枚。 19世紀半ばのヨーロッパでは、女性作曲家の地位は確立されておらず、彼女たちの弟や夫と同等にみられることは全く考えられませんでした。しかしクララは演奏家として夫ロベルトを助けながら、いくつかの作品を発表、またファニーも結婚後に作曲を続け、作品を弟フェリックスの名前で出版するなど、音楽家としての活動を続けていたことが知られており、このアルバムに収録された様々な作品を聴けば、彼女たちがいかに優れた才能を持っていたかを改めて気づかせてくれることでしょう。
収録作曲家:
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プーランク(1899-1963):
〔ピアノ作品集〕
ナゼールの夜会/ナポリ/メランコリー
3つのノヴェレッテ/即興曲集 [チャールズ・オーウェン(ピアノ)]POULENC, F.: Soirées de Nazelles (Les) / Napoli / Melancolie / 2 Novelettes / Improvisations (Owen)
発売日:2019年09月20日
NMLアルバム番号:SOMMCD035
CD-R価格:2,160円(税込)
イギリス、ケンブリッジ出身のピアニスト、チャールズ・オーウェン。王立音楽院ではイリーナ・ザリツカヤに師事し、後にイギリスを代表するピアニスト、イモージェン・クーパーのもとで研鑽を重ね、深い音楽性を養ったと語っています。 このアルバムは2001年にリリースされた「ショパン/ラフマニノフ:チェロ・ソナタ」に続く1枚。ここでは20世紀初頭のパリで活躍したプーランクの作品を演奏しています。プーランクが即興で友人たちを表現したという「ナゼールの夜会」や、洒落た15の小曲で構成された「即興曲」などプーランク作品の中でも、ユニークな表情を持つ曲が選ばれた粋なアルバムです。
収録作曲家:
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The Wesleys and their Contemporaries
ウェスレーと同時代の人々 [ジェニファー・ベイト(オルガン)]Organ Recital: Bate, Jennifer - WESLEY, C. / WESLEY, S. / RUSSELL, W. / ATTWOOD, T. (The Wesleys and their Contemporaries)
発売日:2019年09月20日
NMLアルバム番号:SOMMCD039
CD-R価格:2,160円(税込)
サミュエル・ウェスレーはモーツァルトと同時代に活躍したイングランドのオルガニスト・作曲家。父は賛美歌の作曲家であり、兄チャールズも作曲家という音楽一家に生まれたウェスレーは幼い頃から音楽の才能を発揮、オルガンとヴァイオリンを自在に弾きこなしたといわれています。 このアルバムには、前述の兄チャールズの作品をはじめ、サミュエルと同時代に活躍したイングランドの作曲家たちによるオルガン曲を収録、彼の息子サミュエル・セバスチャン・ウェスレーの作品も併せ、この時期のイングランドのオルガン音楽の潮流を探る興味深い1枚に仕上がっています。
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サヴィル・クラブの作曲家たち [アレクサンドル・カルペイエフ(ピアノ)]
Piano Recital: Karpeyev, Alexander - CHAGRIN, F. / HOWELLS, R. / PARRY, H. / QUILTER, R. / THOMSON, V. (Composers at the Savile Club)
発売日:2019年09月20日
NMLアルバム番号:SOMMCD0601
CD価格:2,160円(税込)
1868年、当時の最も著名な作家や芸術家のグループたちによって設立されたロンドンの由緒ある“サヴィル・クラブ”。“Sodalitas Convivium”(良き連帯と共生)をモットーに、ロンドンのシティ・オブ・ウェストミンスターに属する地区メイフェアの中心部にある素晴らしい18世紀の屋敷に集う紳士たちは、現代でも美味しい食事と会話を楽しみながらブリッジやポーカーの腕を競っています。クラブのメンバーにはサー・アーサー・ブリスやウィリアム・ロイド=ウェッバー、バーナード・ハーマンなどの作曲家や、詩人ラドヤード・キップリングにWBイェイツ、物理学者のアーネスト・ラザフォードにジョン・コックロフトなど17人のノーベル賞受賞者が名を連ねています。 このアルバムは創立当時のメンバーを含む11人の作曲家のピアノ曲を収録した1枚で、後期ロマン派からモダニズムへと向かう英国音楽の発展と歴史を目の当たりにすることができます。演奏しているカルペイエフもサヴィル・クラブのメンバーです。
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ラフマニノフ(1873-1943):
交響的舞曲(2台ピアノ版)
ストラヴィンスキー(1882-1971):
春の祭典(4手ピアノ版) [マルコム・ウィルソン(ピアノ)/フィリップ・マーティン(ピアノ)]RACHMANINOV, S.: Symphonic Dances (version for 2 pianos) / STRAVINSKY, I.: The Rite of Spring (version for piano 4 hands) (M. Wilson, P. Martin)
発売日:2019年09月20日
NMLアルバム番号:SOMMCD098
2)
CD価格:2,160円(税込)
ラフマニノフ最後の作品となった「交響的舞曲」は、1940年に作曲された際、まず2台ピアノ版が書かれて、ホロヴィッツとラフマニノフの共演で初演されました。その後、オーケストラ版が作成され、これはその翌年にオーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団によって初演され大好評を博しています。 かたや、ストラヴィンスキーの「春の祭典」は1913年に初演され、当時大きな物議をかもした作品。その先鋭性は21世紀の今でも、全く衰えることがありません。この連弾版は1912年に完成され、ストラヴィンスキーとドビュッシーが演奏したというもの。オーケストラで演奏するよりも小回りが利くため、作曲者が指定した速度表示に近づけることができるという利点もあります。 どちらもオーケストラで演奏とは異なる緻密な響きをご堪能いただけます。
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ラッソ(1532-1594):
〔合唱作品集〕
マタイ受難曲
アヴェ・ヴェルム・コルプス他 [ジェフリー・スキッドモア(指揮)/エクス・カテドラ・コンソート]LASSO, O. di: Passio Domini nostri Jesu Christi secundum Mattheum / Ave verum corpus / Vide homo (Ex Cathedra Consort, J. Skidmore)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0106
12)
CD価格:2,160円(税込)
バーミンガム生まれの合唱指揮者ジェフリー・スキッドモア(1951-)。2011年にリリースされたこのアルバムは彼の60歳の誕生日を記念する、ルネサンスの作曲家オルランド・ディ・ラッソの作品集。 このアルバムのために、彼が長年芸術監督を務めるアンサンブル“エクス・カテドラ”と演奏した「マタイ受難曲」と「アヴェ・ヴェルム・コルプス」の2曲に、1996年に録音された2曲のモテットを併せることで、スキッドモアが長年に渡り献身してきたルネサンス音楽への情熱を示しています。
収録作曲家:
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バーバー(1910-1981):
〔ピアノ作品集〕
3つのスケッチ/スーヴェニール Op.28(ピアノ版)
夜想曲 Op.33(ジョン・フィールドを讃えて)
ピアノ・ソナタ Op.26他 [レオン・マッコウリー(ピアノ)]BARBER, S.: Piano Music (McCawley)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0108
CD価格:2,160円(税込)
イギリスのピアニスト、レオン・マッコウリーのバーバー作品集。1997年にもVirginレコードに作品集を録音するなどバーバーの音楽に強い興味を抱いているマッコウリー、長年にわたり作品を研究するにつれ、自身の解釈も成熟、変化してきたと語ります。 2010年に新たに録音されたこのアルバムでは、前作の選曲をほとんど踏襲しながらも、初期の作品「3つの作品」を加えることで、バーバーの作風の変化をより際立たせています。アルバムの中心をなす「ピアノ・ソナタ」での緊張感に満ちた演奏には、マッコウリーのバーバーへの熱い思いが凝縮されています。
収録作曲家:
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ラフマニノフ(1873-1943):
前奏曲全集 [ピーター・ケイティン(ピアノ)]RACHMANINOV, S.: Preludes (Complete) (Katin)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0110
CD価格:2,160円(税込)
イギリスのピアニスト、ピーター・ケイティン(1930-2015)。このアルバムは2011年、彼が80歳を迎えた記念として、かつてユニコーンレーベルに録音したラフマニノフの前奏曲集をリマスターし再発売したもの。 見事なテクニックに裏打ちされた滋味あふれる演奏もさることながら、英文のブックレットにはケイティンへのインタビューとともに、1987年に彼自身が記した各曲の詳細な説明を掲載。彼のラフマニノフにかける熱い思いを知ることができます。
収録作曲家:
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ロンドンの街にて
~ロンドンの歴史的音楽ツアー [イアン ・サザーランド(指揮)/フィルハーモニー・コンサート管弦楽団]Orchestral Music - GAY, N. / COATES, E. / FARNON, R. / MORLEY, A. / SULLIVAN, A. (In London Town) (Philharmonia Concert, I. Sutherland)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0117
1)
CD価格:2,160円(税込)
ブリティッシュ・ライト・ミュージック(軽音楽)の第一人者として知られる指揮者イアン・サザーランド。もともとヴァイオリン奏者であった彼は、1966年にBBCスコティッシュ放送交響楽団の指揮者に就任、1973年からは名物ラジオ番組「金曜の夜は音楽の夜」に定期的に出演し、ライト・ミュージックの普及に尽力しました。 このアルバムは40年以上に渡るラジオ放送のアーカイブから、彼が振る「フィルハーモニー・コンサート管弦楽団」のライヴを集めた1枚です。どの曲もロンドン市民にはおなじみのもので、多くはロンドンのランドマークにちなんでおり、聴いているだけで、ウェストミンスターやピカデリー広場、そしてテムズ川のほとりなどでくつろいでいる気分になれるというとても楽しいアルアバムです。
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ディーリアス(1862-1934) &
アイアランド(1879-1962):
パートソング集 [ポール・スパイサー(指揮)/バーミンガム音楽院室内合唱団]Choral Concert: Birmingham Conservatoire Chamber Choir - DELIUS, F. / IRELAND, J. (Delius and Ireland Partsongs)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0119
CD価格:2,160円(税込)
2012年、ディーリアスの生誕150周年とアイアランドの没後50周年を記念してリリースされた1枚。ディーリアスの庇護者フェンビーが「ディーリアスの最も優れた作品は歌曲と合唱音楽にある」と語ったほど、ディーリアスの合唱曲は傑出した出来栄えを誇っています。ここでは彼のルーツであるドイツ語のテキストを用いた曲や、最高傑作のひとつ「夏の夜、水の上にて歌える」など珠玉の作品を聴くことができます。 ディーリアスより少し後の世代であるアイアランドも合唱作品を好み、内省的かつ神秘的な作品を何曲か書き上げました。彼が最も愛した代表作「聖なる少年(様々な楽器による編曲版が存在する)など、どの曲も静かな美しさを湛えています。
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モンポウ(1893-1987):
〈ピアノ曲選集 第1集〉
歌と踊り 第1番-第6番
ペゼブレ/内なる印象
ショパンの主題による変奏曲 [クレーリア・イルスン(ピアノ)]MOMPOU, F.: Selected Works, Vol. 1 (Iruzun)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0121
1)
CD価格:2,160円(税込)
ロンドンを拠点に活躍するブラジル出身のピアニスト、クレーリア・イルスン。彼女はリオ・デ・ジャネイロ音楽学校で学んだのち、ネルソン・フレイエやジャック・クライン、スティーブン・コヴァセヴィッチらに師事、数多くのコンクール受賞歴を持つだけでなく、南米作曲家の作品を中心に幅広いレパートリーを持つピアニストです。 このアルバムで彼女は「歌と踊り」から第1番~第6番(残り7曲は第2集で演奏)と、「ペセブレ」、「内なる印象」、「ショパンの主題による変奏曲」を含むモンポウの代表作を演奏、なかでも「内なる印象」では作品の持つ内省的な雰囲気を入念に伝えています。
収録作曲家:
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ヴィヴァ・ブラームス! 第1集
ブラームス(1833-1897):
チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38
ハンガリー舞曲集 WoO 1 [ジェイムズ・バラレット(チェロ)/サイモン・キャラハン(ピアノ)]BRAHMS, J.: Cello Sonata No. 1 / 21 Hungarian Dances (Vivat Brahms, Vol. 1) (Barralet, Callaghan)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0126
CD価格:2,160円(税込)
イギリスの若手チェリスト、ジェームズ・バラレット。アレンジャーとしても名高く、様々な音楽祭やコンサートでチェロのためのアンサンブルを披露し好評を博しています。 このアルバムには、ブラームスのチェロ・ソナタ第1番と、バラレット自身の編曲による「ハンガリー舞曲集」の見事なチェロ版が収録されており、この1枚がが彼の才能を広く知らしめるきっかけとなりました。ピアノを担当するキャラハンとの息のあったアンサンブルも聴きどころです。
収録作曲家:
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シューベルト(1797-1828):
即興曲とレントラー [コーデリア・ウィリアムズ(ピアノ)]SCHUBERT, F.: Impromptus / 17 Ländler (C. Williams)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0127
CD価格:2,160円(税込)
2018年、SOMMレーベルから「ペルト&バッハ:ピアノ作品集」をリリースし、2人の作曲家の共通項を鮮やかに見せたピアニスト、コーデリア・ウィリアムズ。これは彼女が2012年にリリースしたデビュー・アルバムです。 録音のきっかけは、2011年に開催された「ダドリー国際ピアノ・コンクール」で彼女が演奏したベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番にレーベル・オーナー、シヴァ・オークが魅せられたこと。すぐさま、このシューベルトが録音されたということです。瑞々しく流麗な表現の中に、深みを感じさせる演奏をお聴きください。
収録作曲家:
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スタンフォード(1852-1924):
パートソング集 [ポール・スパイサー(指揮)/バーミンガム音楽院室内合唱団]STANFORD, C.V.: Partsongs (Birmingham Conservatoire Chamber Choir, Spicer)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0128
CD-R価格:2,160円(税込)
厳しいオーディションを通過した24人の学生たちをメンバーとするバーミンガム音楽院室内合唱団によるスタンフォードのパートソング集。パートソングとは、無伴奏の合唱作品で、気の置けない家族や仲間で、つつましく歌う合唱曲です。しかしスタンフォードのパートソングには、複雑なアンサンブルの手法が用いられており、決して気楽に歌える曲ではないためか、録音はあまり多くありません。とはいえ、どの曲も宗教音楽作曲家として知られるスタンフォードらしい美しいハーモニーと精緻なテクスチャーを備えており、優れたアンサンブルにとっては歌い甲斐のある曲ばかりです。 このアルバムではアイルランド民謡由来の曲や、宗教的な曲、少し古風な作風による曲と、バラエティに富んだ作品を楽しめます。作曲家としても活躍するポール・スパイサーが全体を丁寧にまとめています。
収録作曲家:
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ディーリアス(1862-1934):
2台ピアノ編曲による管弦楽作品集 第2集 [サイモン・キャラハン(ピアノ)/竹ノ内博明(ピアノ)]DELIUS, F.: Orchestral Music Transcribed for 2 Pianos, Vol. 2 (Hiroaki Takenouchi, Callaghan)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0129
CD価格:2,160円(税込)
ディーリアスの管弦楽作品を2台ピアノで演奏するシリーズ第2集。第1集(SOMMCD0112)と同じく、サイモン・キャラハンと竹ノ内博明の2人が見事なテクニックで息のあった演奏を披露しています。 オーケストラの仄かな響きが美しい「川辺の夏の夜」も、ピアノ編曲版にすることで複雑な和声が鮮やかに紐解かれます。ブーツが編曲した「パリ、大都会の歌」は賑やかな都会の夜の風景が騒音も含めて表現されており、闊達なピアノの音とともに鮮やかな風景が目に浮かびます。ディーリアスが心のふるさととして憧れていたノルウェーの民話を元に作曲した「おとぎ話」も、原曲のオーケストラ版とは違う響きで聴き手を魅了します。
収録作曲家:
-
マスネ(1842-1912):
歌曲集 [クリスティーネ・トッチ(メゾ・ソプラノ)/ニコ・ダーマニン(テノール)/スティーヴ・スワロー(コントラバス)ガブリエラ・スワロー(チェロ)/サリー・シルヴァー(ソプラノ)/リチャード・ボニング(ピアノ)]MASSENET, J.: Vocal Music (Les amoureuses sont des folles) (S. Silver, Bonynge)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0151
CD価格:2,025円(税込)
優れたオペラ指揮者として知られるリチャード・ボニングは、知られざるイギリス・オペラの復興や、フランス歌曲の録音に熱心であり、ソプラノ歌手サリー・シルヴァーとは、自身がピアノ伴奏を務めたウォレスやパルフェなどイギリス近代作曲家の歌曲をリリースしています。 マスネの歌曲は2012年にGUILDレーベルからリリースしたアルバムに次ぐ2枚目の録音。どれもも洗練された旋律と洒落た雰囲気を持つ愛らしい曲です。収録された24曲のうち10曲はアンサンブル形式であり、メゾ・ソプラノのトッチとテノールのダーマニンが参加、美しいハーモニーを聴かせます。
収録作曲家:
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バーバー(1910-1981):
合唱作品集 [ポール・スパイサー(指揮)/バーミンガム音楽院室内合唱団]BARBER, S.: Choral Music (Birmingham Conservatoire Chamber Choir, B. Kennedy, Firkins, Spicer)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0152
CD価格:2,160円(税込)
バーバーの作品は19世紀のイディオムを用いて書かれたものが多く、批評家たちからは「時代遅れ」と揶揄されていました。しかし時を追うごとに、その独自性が評価され、現在ではアメリカ近代合唱作品の最高峰とされています。なかでもアルバムの最後に置かれた「アニュス・デイ」は有名な「弦楽のためのアダージョ」からの編曲作品であり、さまざまな場面で演奏される人気曲となっています。 このアルバムでは無伴奏合唱だけでなく、ティンパニやブラス・アンサンブルを加えた曲や、ピアノ伴奏がついた曲など、バーバーの色彩豊かな合唱曲が選ばれており、合唱指揮者、作曲家ポール・スパイサーが率いる英国の精鋭「バーミンガム音楽院室内合唱団」が一糸乱れぬ見事なハーモニーを披露しています。
収録作曲家:
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グラズノフ/シベリウス/ドヴォルザーク:
ヴァイオリン作品集 [クリストドゥールー]Violin Recital: Christodoulou, Efi - GLAZUNOV, A. / SIBELIUS, J. / DVOŘÁK, A.
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0153
CD価格:2,160円(税込)
ギリシャ出身のヴァイオリニスト、クリストドゥールーが弾くロシア、東欧、北欧の作品集。どの曲もドイツ・ロマン派、とりわけブラームスの伝統を感じさせながら、地域の特色を生かした作風を特徴としています。 レオポルド・アウアーに献呈されたグラズノフのヴァイオリン協奏曲は重厚なハーモニーを持つ抒情的な曲。とりわけ第1楽章第1主題の哀愁漂うメロディが印象的です。シベリウスの「ユモレスク」は彼のヴァイオリン協奏曲とは違う、ユニークな軽快さと愛らしさを持つ小品集。ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲は、郷愁たっぷりの旋律で知られる名作。終楽章のロンドはチェコ民謡から採られた特徴的なリズムを持っています。
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グリーグ(1843-1907):
スレッター Op.72(ノルウェー舞曲集)
気分 Op.73 [ジョン・マッケイブ(ピアノ)]GRIEG, E.: Norwegian Dances / Moods (McCabe)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0154
CD価格:2,160円(税込)
イギリスの作曲家でピアニストとしても知られたジョン・マッケイブ(1939-2015)。ハイドン演奏のスペシャリストであるとともに、イギリス近現代作品を積極的に紹介した功績が讃えられています。あまり知られていませんが、実はマッケイブはグリーグ作品を大変愛しており、生涯に渡ってグリーグを崇拝していました。とりわけ各地の民謡を集めた「スレッター」はマッケイブの愛奏曲であり、この刺激的な作品から多くのインスピレーションを得たと語っています。 アルバムの録音は1978年に行われましたが、オリジナル・テープの損傷が激しかったため、SOMM RECORDINGSのエンジニア、マーティン・ニコラスとポール・アーデン・テイラーがテープを丁寧に修復、アナログの温かい響きはそのままに、明快なサウンドとして蘇ったというものです。
収録作曲家:
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モンポウ(1893-1987):
〈ピアノ曲選集 第2集〉
歌と踊り/子供の情景
ひそやかな音楽 第1巻
「月の光」による幻想曲他 [クレーリア・イルスン(ピアノ)]MOMPOU, F.: Selected Works, Vol. 2 (Iruzun)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0155
CD価格:2,160円(税込)
クレーリア・イルスンが演奏するモンポウ作品集。「リリシズムとリズムの対比」である“歌と踊り”でのゆったりとした「歌」部分と、活動的な「踊り」部分の鮮やかな表情の付け方が見事です。またモンポウが愛した民謡「月の光」から生まれた2つの作品では、フランス印象派を思わせる移り変わるハーモニーを丁寧に描き出し、憂いを含んだ「タンゴ」や「子守歌」でも、底に秘めた情熱を感じさせる力強い演奏を聴かせます。モンポウを知り尽くしたイルスンならではの名演です。
収録作曲家:
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エマ・ジョンソンと仲間たち
シューベルト(1797-1828):
八重奏曲 ヘ長調 D803
クルーセル(1775-1838):
協奏的三重奏曲「ポプリ」Op.10 [エマ・ジョンソン(クラリネット)/マイケル・トンプソン(ホルン)/フィリップ・ギボン(ファゴット)/クリス・ウェスト(コントラバス)/カルドゥッチ弦楽四重奏団]SCHUBERT, F.: Octet, D. 803 / CRUSELL, B.H.: Concert Trio (Emma Johnson and Friends) (E. Johnson, C. West, P. Gibbon, Carducci String Quartet)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0156
CD価格:2,160円(税込)
17歳で「BBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー」コンクールを制し、一躍人気者となったクラリネット奏者エマ・ジョンソン。その翌年モーツァルトのクラリネット協奏曲を録音して以来、世界中で50万枚を超えるCD売り上げ総数を誇る彼女ですが、ここでは親しい仲間たちとともに2つの作品を演奏しています。 シューベルトの八重奏曲に添えられたのは、スウェーデンの作曲家クルーセルの珍しい作品。セレナードの形式を思わせるホルンとファゴット、クラリネットのアンサンブルが美しい注目曲です。 シューベルトではカルドゥッチ四重奏団とコントラバス奏者クリス・ウェスト、クルーセルではマイケル・トンプソンとフィリップ・ギボン、各々名手たちが参加、親密で楽しいアンサンブルを披露しています。
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マシューズ(1943-):
ピアノ五重奏曲 Op.92
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
ピアノ五重奏曲 ト短調 [マーティン・カズン(ピアノ)/ヴィリアーズ四重奏団]Piano Quintets - MATTHEWS, D. / SHOSTAKOVICH, D. (Villiers String Quartet, Cousin)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0157
CD価格:2,160円(税込)
SOMMレーベルに録音したラフマニノフやグラズノフでの情感溢れる演奏が好評を博しているピアニスト、マーティン・カズン。このアルバムではNAXOSレーベルでもおなじみ、イギリスのアンサンブル“ヴィリアーズ弦楽四重奏団”とともに、ショスタコーヴィチとマシューズのピアノ五重奏曲を演奏しています。 マシューズの作品は世界初録音となるもので、古典的な形式による美しい作品です。第2楽章にタンゴが置かれているところが現代的と言えるでしょう。ピアノと弦楽の華やかな掛け合いが聴きどころです。20世紀における最も偉大な作品の一つであるショスタコーヴィチの「ピアノ五重奏曲」での緊張感に満ちた掛け合いも見事です。
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ブラームス(1833-1897):
チェロ・ソナタ 第1番・第2番
4つの厳粛な歌 [アレクサンダー・ベイリー(チェロ)/ジョン・スウェイツ(ピアノ)]BRAHMS, J.: Cello Sonatas Nos. 1 and 2 / 4 Ernste Gesänge (arr. for cello and piano) (Baillie, Thwaites)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0158
CD価格:2,160円(税込)
1956年、イギリスのストックボートで生まれたアレクサンダー・ベイリー。ジャクリーヌ・デュ・プレの演奏に触れて感銘を受けた彼は12歳でチェロを始め、みるみる頭角を現しました。英国王立音楽院で学んだ後、ウィーン音楽大学でアンドレ・ナヴァラに師事し、幅広いレパートリーを持つチェリストとして世界中で活躍しています。 このアルバムは2016年、彼の60歳を記念してリリースされたもので、ベイリーは幼い頃に影響を受けたデュ・プレに敬意を表し、彼女が愛したブラームスの2曲のソナタと、ベイリーとシャフランが編曲した「4つの厳粛な歌」を演奏しています。 またこのアルバムで使用されたピアノはブラームスの時代に作られた3種類の楽器で、Rönisch、Ehrbar、Streicher、それぞれが生み出す特徴ある19世紀の響きも聴きどころです。
収録作曲家:
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クリスマス - チェルシーのキャロル集 [ロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団/ウィリアム・ヴァン(指揮)]
CHRISTMAS MUSIC - Carols from Chelsea (Chapel Choir of the Royal Hospital Chelsea, Orford, G. Hatton, Vann)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0161
CD価格:2,160円(税込)
1682年にチャールズ2世によって創設されたチェルシー王立病院。イギリス軍を引退した兵士たちが老後の余生を過ごす施設として知られており、毎年5月には花の展覧会が行われ、またクリスマスには盛大なパーティが開催されます。ロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団は施設専属の合唱団であり、とりわけクリスマスの時期には特別な演奏会を開催、施設で過ごす人々だけでなく、近隣住民も彼らの歌声を楽しむのが恒例行事となっています。 おなじみのクリスマス・キャロルからイギリスの伝承曲、近現代の曲、バッハやブラームスの曲など盛りだくさんの感動的なプログラムをご一緒にお楽しみください。
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South of the Line
ジュベール(1927-2019):
合唱作品集 [ポール・スパイサー(指揮)/バーミンガム音楽院室内合唱団 他]JOUBERT, J.: Choral Music (South of the Line) (Birmingham Conservatoire Chamber Choir, Spicer)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0166
CD価格:2,160円(税込)
2019年1月7日に91歳の生涯を閉じた南アフリカ、ケープタウン出身の作曲家ジョン・ジュベール。作曲家として活動するかたわら、バーミンガムで教職につき後進を指導、多くの賞を受賞しました。このアルバムは2017年、彼の90歳の誕生日を記念してリリースされた1枚で、彼が得意とした合唱曲が収録されています。 音楽でコミュニケーションをはかりたいと語ったジュベールにとって、合唱作品は特別の存在であり、様々なテキストを用いて折々の心情を描いた作品はどれも強い存在感を放っています。なかでも第二次ボーア戦の勃発を契機にトーマス・ハーディが書いた詩を用いた「South of the Line」は強い悲しみと怒りに満ちた曲。戦争に対する彼の思いが強く表れています。
収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン・ソナタ集と現代の作品集 第2集 [クリシア・オソストヴィッツ(ヴァイオリン) /ダニエル・トン(ピアノ)]Violin and Piano Recital: Osostowicz, Krysia / Tong, Daniel - BEETHOVEN, L. van / SCHWERTSIK, K. / TAYLOR, M. / ASHWORTH, P. (Beethoven Plus, Vol. 2)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0197-2
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
ベートーヴェンの10曲のヴァイオリン・ソナタと、10人の現代の作曲家たちによる“ベートーヴェンからインスパイアされた作品”を併せた「BEETHOVEN PLUS」シリーズの第2集。ベートーヴェンの中期から後期に書かれた充実のソナタ4曲と、現代作曲家たちの思い思いの作品が収録されています。 シュヴァーツィクの崇高な作品からは、彼がベートーヴェンに対する思いを感じることができるでしょう。他にはクロイツェル・ソナタの最終楽章のアンコールの役割をなすテイラーの旋風のようなタランテッラ、抒情的なアシュワースのエア、ベートーヴェン作品を徹底的に研究して仕上げたというマシューズのソナチネを収録。これらはどれほど時を経たとしても、ベートーヴェン作品がその時代に与える影響の強さを知ることができる魅力的な作品です。
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モーツァルト(1756-1791):
〈ピアノ・ソナタ集 第2集〉
第7番 K309・第8番 K310・第9番 K311
ロンド イ短調 K511 [ピーター・ドノホー(ピアノ)]MOZART, W.A.: Piano Sonatas, Vol. 2 (P. Donohoe)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0198
CD価格:2,025円(税込)
第1集(SOMMCD0191)に続くピーター・ドノホーが弾くモーツァルトのピアノ・ソナタ集。 1953年生まれのピーター・ドノホー。イヴォンヌ・ロリオに師事し、1982年のチャイコフスキー国際コンクールに1位なしの2位に入賞、世界的に注目を集めました。一時期バーミンガム市交響楽団の打楽器奏者として在籍していたという異色の経歴を持つ彼は、サイモン・ラトルとは数多く共演をするなど、イギリス屈指のピアニストとして活躍しています。幅広いレパートリーを持つことで知られますが、2018年から取り組んでいるモーツァルトのピアノ・ソナタ集の録音は、彼の円熟した音楽性と、味わい深い音色が楽しめるもので、第1集がリリースされた際にも「確実に次のアルバムが聴きたくなる演奏」と評価されました。この第2集ではモーツルトがパリに旅行した1777年から1778年に書かれた作品を収録。母の死の直後に書かれたイ短調に呼応するかのように、その10年後に書かれたロンド イ短調(父の死を経験する)が置かれた印象的な選曲です。
収録作曲家:
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ジュリオ・カッチーニとそのサークル [ディヴィッド・ベイツ(指揮)/ラ・ヌオヴァ・ムジカ]
Vocal and Instrumental Music - CACCINI, G. / MONTEVERDI, C. / CASTALDI, B. / KAPSBERGER, G.G. (Giulio Caccini and His Circle) (La Nuova Musica, Bates)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD083
CD価格:2,160円(税込)
幅広いレパートリーと卓越したテクニックで人々を魅了するバロック・アンサンブル「ラ・ヌオヴァ・ムジカ」。このアルバムは2007年にカウンターテナー歌手のデヴィッド・ベイツによってアンサンブルが創設されてすぐに録音された1枚で、彼を含めた6人の歌手と、チェンバロ、キタローネ奏者という現在よりも小振りな編成から生み出される小回りの利いた音楽が楽しめます(カッチーニというと「アヴェ・マリア」を思い起こす人も多いでしょうが、あの曲は後世の作曲家の手によるものです)。 カッチーニと同世代の作曲家たち、モンテヴェルディやカスタルディ、カプスベルガー、フレスコバルディ、フィリップスの作品も聴きものです。
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ダイソン(1883-1964):
〈合唱曲集〉
聖パウロのメリタへの旅
連作詩「クオ・ヴァディス」より夜想曲
アジンコート [ヴァーノン・ハンドリー(指揮)/デイヴィッド・ウィルコックス(指揮)/王立音楽大学室内合唱団/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/ボーンマス交響合唱団]DYSON, G.: St. Paul's Voyage to Melita / Nocturne / Agincourt (Mackie, Bournemouth Symphony Chorus and Orchestra, Handley)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD234
CD-R価格:2,160円(税込)
英国王立音楽大学に学び、奨学金を得てイタリアとドイツに留学、教師として後進の指導に当たりながら作曲活動を続けたジョージ・ダイソン。同世代の英国作曲家たちと同じく、抒情的な作風による数多くの壮麗な合唱作品を残した人です。 このアルバムには彼の代表作の一つ「聖パウロのメリタへの旅」と、シェイクスピアの“ヘンリー五世”に登場するエピソードを描いた「アジンコート(アジャンクールとも)」、長編叙事詩「クォ・ヴァディス」から美しい「夜想曲」の3曲を収録。どれも勇壮で劇的、一度聴いたら忘れられないほどの魅力を備えています。
収録作曲家:
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エルガー(1857-1934):
付随音楽「アーサー王」
イギリスの精神 Op.80
誇らしき感謝の言葉を持って
カリヨン Op.75 [ジョン・ウィルソン(指揮)/ロンドン交響合唱団/フィルハーモニア管弦楽団/BBCコンサート・オーケストラ/ベン・パーマー(指揮)/セント・ポール管弦楽団-30]ELGAR, E.: Arthur / The Spirit of England / With proud thanksgiving / Carillon (Howarth, Palmer, Wilson)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0255
CD価格:2,160円(税込)
イギリスの詩人ローレンス・ビニョン(1869-1943)。後に大英帝国博物館の東洋美術部長となり、日本を含む東洋美術の権威となった人ですが、第一次世界大戦開戦時、戦争の哀悼について書かれた彼のいくつかの詩は広く知られており、なかでも「追悼の歌」はイギリスだけではなく、あらゆる戦争犠牲者へのオマージュとして賛美されてきました。 エルガーもビニョンの詩に強く感化され、3部からなる「イギリスの精神」と「誇らしき感謝の言葉を持って」を作曲しました。以降、エルガーとビニョンは良好な関係を築き、1923年に作曲された「アーサー王」の劇音楽もビニョンとのコラボレーションであり、また1914年に作曲されたカリヨンにも、ビニョンが新たな歌詞を付けたことも知られています(この録音は元のヴァージョンであるカマルツの詩によるヴァージョンです)。
収録作曲家:
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パリー(1848-1918):
イギリスの抒情詩による12の歌曲集 第1集 [スーザン・グリットン(ソプラノ)/ジェイムス・ギルクリスト(テノール)/ロードリック・ウィリアムズ(バリトン)]PARRY, H.: 12 Sets of English Lyrics, Vol. 1 (Gritton, Gilchrist, R. Williams, A. West)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0257
CD価格:2,160円(税込)
ピアニスト、アンドリュー・ウェストが企画したヒューバート・パリーの「イギリスの抒情詩に歌曲集」シリーズの第1集。全曲を録音するにあたり、イギリスにおける現代最高の3人の歌手、スーザン・グリットン、ロードリック・ウィリアムズ、ジェイムズ・ギルクリストを起用するだけでなく、音楽学者ジェレミー・ディブルの熱心な研究による校訂版スコアを用いることで、資料的にも価値ある作品が完成しました。 12巻からなる歌曲集には、さまざまな表情を持つ歌が含まれており、同時代のドイツ、フランス歌曲とはまた違う郷愁を含んだ繊細な曲調が魅力的。もちろん美しいピアノ・パートも聴きどころです。
収録作曲家:
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〈アメリカからのエルガー 第1集〉
創作主題による変奏曲「エニグマ」Op.36
チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85
交響的スタディ「ファルスタッフ」ハ短調 Op.68 [アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)-15 NBC交響楽団/グレゴール・ピアティゴルスキー(チェロ)/ジョン・バルビローリ(指揮)/アルトゥール・ロジンスキ(指揮)/ニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団]ELGAR, E.: Enigma Varations / Cello Concerto / Falstaff (Elgar from America, Vol. 1) (Piatigorsky, NBC Symphony, Barbirolli, Rodziński, Toscanini)
発売日:2019年07月19日
NMLアルバム番号:ARIADNE5005
CD価格:2,025円(税込)
1905年、自作を指揮するために初めてアメリカを訪問したエルガー。以降、その翌年1906年と1907年、そして1911年の合計4回アメリカを訪れています。彼の作品はアメリカでも人気を博し、とりわけ「威風堂々」はアメリカの高校、大学の卒業式に欠かせない作品となりました。 このアルバムには1940年代のアメリカで録音された3つの作品を収録。1949年にトスカニーニとNBC交響楽団が演奏した「エニグマ」変奏曲、ピアティゴルスキーの唯一の録音となった「チェロ協奏曲」、ロジンスキの指揮による、イギリス国内ではなかなか認められることのなかった晩年の作品「ファルスタッフ」、どれもアメリカで着実に息づくエルガー人気を反映した熱演です。これらはどれもオーディオ・エンジニア、ラニ・スパーの入念なリマスタリングによって当時の音が鮮やかに蘇っています。
収録作曲家:
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ブルックナー(1824-1896):
交響曲 第8番 ハ短調 [ルドルフ・ケンペ(指揮)/チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団]BRUCKNER, A.: Symphony No. 8 (Zürich Tonhalle Orchestra, Kempe)
発売日:2019年07月19日
NMLアルバム番号:SOMMCD016
25)
CD-R価格:3,440円(税込、送料無料)
1971年に録音されたケンペが指揮するチュリッヒ・トーンハレ管弦楽団によるブルックナーの交響曲第8番。おおらかで自然な解釈、美しい弦の響きが評判となった名演です。 LPで発売された際は録音のすばらしさで注目され、また、CD化されるにあたり、オリジナル・テープから復刻されたことでも話題になったアルバムです。
収録作曲家:
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バッハを祝して
キャスリーン・フェリア [キャスリーン・フェリア(アルト)フォルクマール・アンドレーエ(指揮)/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/レジナルド・ジャックス(指揮)/ジャックス管弦楽団 他]BACH, J.S.: Sacred Cantatas - BWV 11, 67, 243 (In Celebration of Bach) (K. Ferrier, Vienna State Opera Chorus, The Cantata Singers, Andreae, Jacques)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:ARIADNE5004
CD価格:2,025円(税込)
イギリスが誇る名歌手キャスリーン・フェリアが歌うバッハの名唱集。 マニフィカトは初出音源となります。これは1950年、彼女が初めてウィーンを訪れた際に行われた国際バッハ・フェスティヴァルによる「バッハ没後200年」記念公演の録音で、この時にはロ短調ミサ曲と、マタイ受難曲、そしてマニフィカトが演奏されました。フェリアにとってバッハは大切なレパートリーでしたが、マニフィカトだけはあまり歌う機会がなく、この公演の前に一回だけ歌った(1949年7月、アムステルダム・コンセルトヘボウにて)記録はあるものの、これ以降は二度と歌わなかったという演目でした。 マタイ受難曲とミサ曲は、何度かアルバムとしてリリースされものの、このマニフィカトだけはなぜか忘れられており、演奏から68年後にようやく録音が発見され、今回のリリースとなりました。しみじみとした歌声がきわめて魅力的です。
収録作曲家:
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ディーリアス(1862-1934):
管弦楽作品の2台ピアノ編曲集 第1集 [サイモン・キャラハン(ピアノ)/竹ノ内博明(ピアノ)]DELIUS, F.: Orchestral Music Transcribed for 2 Pianos, Vol. 1 (Hiroaki Takenouchi, Callaghan)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0112
CD価格:2,160円(税込)
2012年、ディーリアス生誕150年を記念して製作されたアルバム。ディーリアスの繊細な響きに満たされた管弦楽曲を、ディーリアスの良き理解者であったフェンビーを始めとした他の作曲家たちが2台ピアノ用に編曲した作品が集められています。オーケストラでなくては再現できないような「春を告げるかっこうを聞いて」などが見事にピアノの響きに置き換えられています。 演奏しているのはサイモン・キャラハンと竹ノ内博明の2人のピアニスト。ぴったりと息のあった隙のない演奏で、ディーリアスの独自の世界を描き出しています。
収録作曲家:
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ジュベール(1927-2019):
弦楽四重奏曲 第1番-第3番 [ブロドスキー四重奏団]JOUBERT, J.: String Quartets Nos. 1-3 (Brodsky Quartet)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0113
CD価格:2,160円(税込)
作曲家ジュベールの85歳を記念して2012年にリリースされた弦楽四重奏曲集。このアルバムに含まれている第2番の弦楽四重奏曲は、作曲家の80歳を記念してリリースされた2枚組の作品集(SOMMCD060)からの再編となります。 21歳の作品である「第1番」から60歳のときに書かれた「第3番」まで、ほぼ40年の年月の経過があり、その間のイギリス音楽の変遷も含め、ジュベール自身の音楽体験(第1番はウォルトン)もみることができる興味深い曲集です。
収録作曲家:
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ブラームス(1833-1897):ピアノ作品集
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24
16のワルツ Op.39(ピアノ独奏版)
6つのピアノのための小品 OP.118 [レオン・マッコウリー(ピアノ)]BRAHMS, J.: Handel Variations / 16 Waltzes, Op. 39 / 6 Piano Pieces, Op. 118 (McCawley)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0116
CD価格:2,160円(税込)
マッコウリーが演奏するブラームス作品集。彼は以前からブラームス作品に関心があり、中でも「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」は1993年に開催されたリーズ国際ピアノ・コンクールで演奏して以来、リサイタルでも愛奏している曲の一つと言います。 この演奏時間が30分近い大規模な作品にカップリングしたのは、愛らしい「ワルツ集」と晩年の名作「6つの小品」。すみずみまで考え抜かれたまとまりの良いアルバムに仕上がっています。
収録作曲家:
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メイヤール(1902-1959):
ピアノ作品集 第1集 [フィリップ・マーティン(ピアノ)]MAYERL, B.J.: Piano Music, Vol. 1 (Martin)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0124
CD価格:2,160円(税込)
イギリスの作曲家メイヤール。ヴァイオリニストの父親は、4歳の彼にヴァイオリンを学ばせようとしましたが、彼の興味はピアノに向いており、9歳の時にはグリーグのピアノ協奏曲を演奏するほどに優れた才能を発揮しました。その後、ジャズやアメリカのポピュラー音楽に魅了され、代表作「マリーゴールド」を含む300曲を超える楽しいピアノ曲を発表。ラグタイムやジャズ風の明るい曲調を持つ魅力的な小品は多くの人を魅了しました。 フィリップ・マーティンはメイヤール作品を得意とするピアニスト。日曜のラジオ番組で彼の演奏を聴いたSOMMレーベルのオーナー、シヴァ・オークが瞬時にレコーディングを決めたというほどの腕前です。
収録作曲家:
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ウォレス(1812-1865):
声楽作品集 [サリー・シルヴァー(ソプラノ)/リチャード・ボニング(ピアノ)]WALLACE, W.V.: Songs (S. Silver, Bonynge)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0131
CD価格:2,160円(税込)
19世紀、植民地時代のアイルランドにおいて、祖国の音楽発展に貢献したウィリアム・ヴィンセント・ウォレス。父親は軍楽隊の曹長であり、父から音楽の手ほどきをうけ8歳で行進曲を作曲したという才能の持ち主。ヴァイオリン演奏にも優れた腕前を示し、ダブリンではパガニーニの演奏を聴いて感銘を受け、ヴィルトゥオーゾへの道を志したとされています。1838年にはオーストラリア初の音楽祭を開催、しかし多額の負債を抱え国を脱出したとも言われています。 いくつかの歌劇や声楽曲が残されていますが、名指揮者リチャード・ボニングがウォレス作品の復興に尽力し、作品を紹介しています。ここではサリー・シルヴァーが歌う親しみ易い歌曲にボニングが細やかな伴奏を付け、作品を引き立てています。
収録作曲家:
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シューベルト(1797-1828):
ピアノ・ソナタ 第13番・第21番
さすらい人幻想曲 [ゲオルゲ=エマヌエル・ラザリディス(ピアノ)]SCHUBERT, F.: Piano Sonatas Nos. 13 and 21 / Wanderer Fantasy (Lazaridis)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0132
CD価格:2,160円(税込)
ギリシャ出身のピアニスト、ラザリディスが弾くシューベルト作品集。4歳で作曲を始め、6歳の時にはテレビやラジオに出演、注目を浴びたという神童です。ロンドンの王立音楽院で学び、数々の賞を受賞。世界的な活躍を始めました。シューマン、リストなどロマン派作品を得意としており、このシューベルトでも詩的な音楽を聴かせます。 繊細な13番のソナタ、雄大な「さすらい人」幻想曲、長大な第21番のソナタと曲ごとに違う味わいを持たせ、シューベルトの多彩な面を強調した演奏です。
収録作曲家:
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ラフマニノフ(1873-1943):
練習曲集「音の絵」 Op.33・Op.39 [マーティン・カズン(ピアノ)]RACHMANINOV, S.: Etudes-tableaux, Opp. 33 and 39 (Cousin)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0136
CD価格:2,160円(税込)
2005年「エットーレ・ポゥッツォーリ国際ピアノ・コンクール」で最優秀賞を受賞、マウリツィオ・ポリーニ、ジェフリー・パーソンズ、ジョン・リルを始めとしたピアニストたちに教えを受けたピアニスト、マーティン・カズン。このアルバムではラフマニノフの「音の絵」全曲を演奏しています。大胆不敵、かつ巧みなテクニックと情感溢れる歌いまわしが持ち味の彼らしく、1曲1曲を丹念に弾き込むことでラフマニノフが描きたかったであろう“音の世界”を表現しています。
収録作曲家:
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クラウン・インペリアル
20世紀英国戴冠式のための行進曲集 [トム・ヒギンズ(指揮)/ロンドン・シンフォニック・コンサート・バンド]CROWN IMPERIAL (THE) - Marches for 20th Century British Coronations (London Symphonic Concert Band, Higgins)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0138
CD価格:2,160円(税込)
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ヴァッセナール(1692-1766):
コンチェルト・アルモニコ 第1番-第6番 [リチャード・ジェンキンソン(指揮)/イノベーション室内アンサンブル]WASSENAER, U.W. van: Concerti Armonici Nos. 1-6 (Innovation Chamber Ensemble, Jenkinson)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0141
CD価格:2,160円(税込)
バロック時代、オランダの作曲家ヴァッセナールの代表作「コンチェルト・アルモニコ」。優れた筆致による華麗なイタリア様式の合奏協奏曲ですが、ヴァッセナールは貴族であったため自身の名で作品を出版することをせず、この曲集は長い間ペルゴレージの作品とされていました。1979年にヴァッセナール自身が所有していたトヴィッケル城の公文書館から署名入りの譜面が発見され、ようやくヴァッセナールの作品であることが証明されたという経緯があり、アマチュアながら優れた作曲家として歴史に名が残ることとなりました。 演奏しているイノベーション室内アンサンブルはバーミンガム市交響楽団のメンバーで構成されています。
収録作曲家:
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メトネル(1880-1951):
ピアノ・ソナタ集 [アレッサンドロ・タヴェルナ(ピアノ)]MEDTNER, N.: Piano Sonatas / Ein Idyll (Taverna)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0142
CD価格:2,160円(税込)
1983年ヴェネツィアに生まれ、2005年リーズ国際ピアノ・コンクールに入賞。「ミケランジェリの後継者」と称され、マゼールも絶賛し一躍注目を集めたイタリアのピアニスト、アレッサンドロ・タヴェルナが演奏するメトネル作品集。 メトネルはラフマニノフの友人であり、ピアノのための作品を数多く残しました。その作品は技巧的でありながら、ロシア的情緒を色濃く映し出したもので、物語性を持つ独創的な作風に拠っています。タヴェルナは作品の持つロマンティシズムに焦点をあて、表情豊かに演奏しています。
収録作曲家:
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ラフマニノフ(1873-1943):
前奏曲全集 [レオン・マッコウリー(ピアノ)]RACHMANINOV, S.: Preludes (Complete) (McCawley)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0143
CD価格:2,160円(税込)
腕に覚えのあるピアニストの多くが手掛けるラフマニノフの24の前奏曲。ラフマニノフが長い間に渡って書き綴った名作であり、最高傑作のひとつです。なかでもOp.3-2は1920年代のニューヨークで、高名なジャズ・バンド「ポール・ホワイト・バンド」がジャズ版を演奏し、ラフマニノフ自身が喜んだという記録も残るほどで、その人気の高さは現在でも変わることがありません。 「10の前奏曲」「13の前奏曲」はそれぞれの曲が巧妙に配置されており、ピアニストは各々の作品の特徴を引き出すことが求められます。マッコウリーの演奏は詩的な面を際立たせた見事なもの。流れるようなパッセージが耳に残ります。
収録作曲家:
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エルガー/アーノルド/シンプソン:
弦楽オーケストラのための編曲集 [ベン・パーマー(指揮)/セント・ポール管弦楽団]Arrangements for String Orchestra - ELGAR, E. / ARNOLD, M. / SIMPSON, R. (Orchestra of St. Paul's, B. Palmer)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0145
CD価格:2,160円(税込)
イギリスの名門セント・ポール管弦楽団が演奏する弦楽オーケストラ作品集。どれもオリジナルではなく、弦楽四重奏曲からの編曲です。エルガーとアーノルドは現代作曲家デイヴィッド・マシューズの編曲、シンプソンの曲は作曲家自身が編曲を行っています。 エルガーの弦楽四重奏曲は1918年の作品。彼の妻アリスがこの曲の第2楽章を気に入っており、彼女の葬儀でも演奏されました。マシューズはまず第2楽章をアレンジ、その後、全曲の編曲を完成させています。アーノルドの四重奏曲は1975年の作。刻々と変化するテクスチャーが特徴的な曲で、アイルランド民謡を思わせる第2楽章が印象的です。単一楽章のシンプソンの四重奏曲は、弦楽オーケストラに拡大されたことで一層力強さが加わりました。
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ニールセン(1865-1931):
ピアノ作品集 [ジョン・マッケイブ(ピアノ)]NIELSEN, C.: Piano Music (McCabe)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0146
CD 2枚組価格:3,440円(税込、送料無料)
2015年にこの世を去ったピアニスト、作曲家ジョン・マッケイブの偉業を讃え、1973年に彼が録音したニールセンのピアノ作品集を再発売したもの。 ピアニストとしては「ハイドン:ピアノ・ソナタ全集」で知られるマッケイブ、ここでも華麗なテクニックを駆使し、ニールセンの多彩な作品を演奏しています。代表作「子供と大人のためのピアノ音楽集」では、シンプルな旋律を表情豊かに表現。交響的組曲や祝祭前奏曲ではオーケストラを思わせる重厚なハーモニーを力強く奏でています。
収録作曲家:
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コーク(1912-1972):
前奏曲&変奏曲集 [サイモン・キャラハン(ピアノ)]COKE, R.S.: Preludes / Variations (Callaghan)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0147
CD価格:2,160円(税込)
イギリスの近代作曲家サチェヴァレル・コークのピアノ作品集。ラフマニノフとモイセイヴィチの友人であり、とりわけラフマニノフには、自身の第2交響曲を献呈するなど親しくしていました。作曲家としての才能は広く認められていましたが、作品が演奏されることはほとんどなく、総譜のほとんどはチェスターフィールドの図書館に眠っています。 今回の録音のためにピアニスト、キャラハンはコークの総譜を初めて目にしましたが、その精緻な作風に興味をそそられ、作品の研究を続けることを決意したといいます。それほどまでに魅力的な曲集をぜひお楽しみください。
収録作曲家:
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ブリス(1891-1975):
ピアノ作品集 第2集 [マーク・ベッビントン(ピアノ)]BLISS, A.: Piano Music, Vol. 2 - Masks / 2 Interludes / Suite for Piano / The Rout Trot / Triptych / Bliss one-step (Bebbington)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0148
CD価格:2,160円(税込)
王立音楽大学でスタンフォードに師事、第一次世界大戦に従軍し、復員後に作曲活動に入ったアーサー・ブリス。ヴォカリーズのみの歌を楽器として扱う独自の作風が話題となり、知名度を獲得。新古典派の薫陶を受け、やがてジャズにも興味を示し、これらの要素を取り入れたユニークな作品を次々と発表しました。エルガーからも強い影響を受け、時には牧歌的な作品を書くなど様々な表情を見せる彼の作風は、ピアノ曲でも変わることがありません。 1924年頃に作曲された「マスク」はその代表的な作品。4曲それぞれが独立した雰囲気を持ち、各々のタイトルに即した曲が展開されていきます。後期ロマン派の香りが漂う「2つの間奏曲」も聴きものです。
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メイヤール(1902-1959):
ピアノ作品集 第2集 [フィリップ・マーティン(ピアノ)]MAYERL, B.: Piano Music, Vol. 2 (P. Martin)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0149
CD価格:2,160円(税込)
イギリスの作曲家メイヤール。300曲を超えるピアノ曲は、一連の“イギリス・ライト・ミュージック”における代表的存在です。 第1集(SOMMCD0124)が高い評価を受けたフィリップ・マーティンによる第2集のアルバムでは、ユニークな組曲「Insect Oddities 奇妙な昆虫」をはじめとした楽しい作品を聴くことができます。軽快なラグタイムで書かれた「アリの結婚」をはじめ、抒情的な「3枚の日本の絵」など、多彩な作風も聴きどころです。
収録作曲家:
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COLOUR AND LIGHT
ディーリアス/オルウィン/ラッチェンス/ディキンスン/ヒル:
ピアノ作品集 [ネイサン・ウィリアムソン(ピアノ)]Piano Recital: Williamson, Nathan - DELIUS, F. / ALWYN, W. / LUTYENS, E. / DICKINSON, P. / HILL, A.H. (Colour and Light)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0196
CD価格:2,160円(税込)
「アメリカの偉大なソナタ集」(SOMMCD0163)に続く、イギリスのピアニスト、ウィリアムソンのSOMM RECORDINGSへの2枚目のアルバムは、20世紀イギリスのピアノ作品集。収録された作品はディーリアスからディキンソンまで極めて多彩な性格を持つもの。冒頭のオルウィンの「12の前奏曲」から、調性のある古典的な作品と、モダンで前衛的な作品が入り混じるユニークな雰囲気を持っています。 ディーリアスの《赤毛のマルゴー》は1902年に書かれたものの、1983年まで演奏されることのなかった1幕の歌劇。ラヴェルのピアノへの編曲は、繊細なハーモニーと色彩感を重視した近代的で美しい仕上がりです。そのほか、珍しい作品が選ばれており、ウィリアムソンの確かな審美眼を感じさせるアルバムです。
収録作曲家:
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コウル四重奏団
モー(1935-2009):
弦楽四重奏曲 第3番
ブリテン(1913-1976):
弦楽四重奏曲 第3番 [コウル四重奏団]MAW, N.: String Quartet No. 3 / BRITTEN, B.: String Quartet No. 3 / 3 Divertimenti (Coull Quartet)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD065
CD価格:2,160円(税込)
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ショスタコーヴィチ&ブリテン:
チェロ・ソナタ集 [カリーネ・ゲオルギアン(チェロ)/ジェレミー・ヤング(ピアノ)]SHOSTAKOVICH, D.: Cello Sonata, Op. 40 / BRITTEN, B.: Cello Sonata, Op. 65 / Cello Suite No. 3 (Georgian, Young)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD067
CD価格:2,160円(税込)
モスクワ生まれの女性チェロ奏者ゲオルギアンは、5歳の時に父親からチェロの手ほどきを受け、モスクワ音楽院に入学。ロストロポーヴィチの元で7年間勉強し、第3回チャイコフスキー国際コンクールで第1位、および金賞を獲得。ハチャトゥリアンのコンチェルト・ラプソディーをシカゴ交響楽団と作曲家自身の指揮でアメリカ初演したのを皮切りに、世界中で演奏活動を始め高い評価を受けました。教師としても優れた才能を発揮、数多くの後進を育てました。 このアルバムでは最も得意とするショスタコーヴィチとブリテンの作品を演奏。若手ピアニスト、ジェレミー・ヤングとともにロストロポーヴィチから受け継いだ精神を堂々たる演奏で伝えています。
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ヘンデル(1685-1759):
ヴァイオリン作品全集 [ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ]HANDEL, G.F.: Violin Music (Complete) (London Handel Players)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD068
CD価格:2,160円(税込)
英国を代表するバロック・アンサンブルの一つ「ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ」によるSOMMレーベル、3枚目のヘンデル・アルバム。今作ではヘンデルのヴァイオリン作品に焦点を当てています。 ヘンデルのヴァイオリン・ソナタは未だ整理がされておらず「作品1」と呼ばれる様々な独奏楽器のソナタの中のヴァイオリン曲を指すのが一般的ですが、他にもいくつかの作品が確認されています。ここではそれらを洗い出し、ひとまとめにすることで「作品全集」としました。
収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
管楽器のための音楽集(ウィンド・アンサンブル編曲集) [アルビオン・アンサンブル]BEETHOVEN, L. van: Music for Wind Ensemble (The Albion Ensemble)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD070
CD価格:2,160円(税込)
様々なベートーヴェン作品をウィンド・アンサンブルに編曲した楽しい1枚。「人気曲を気軽に家庭で楽しむため」に18世紀後半から19世紀にかけて幅広く行われていたこれらの編曲作品は当時絶大なる人気を誇り供給が滞ったため、作曲家自身だけでなく、出版社が他の作曲家たちにも編曲を依頼し量販することで需要を賄っていました。時には原曲を超えるほどの出来ばえの作品もあり、どれも味わい豊かな表情をもっています。 BBCラジオの常連出演者で、英国国内で絶大な人気を誇るアルビオン・アンサンブルの演奏です。
収録作曲家:
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ジョージ・ウェルドン エルガーを振る
序曲「南国にて」Op.50
海の絵 Op.37
エニグマ変奏曲 [グラディス・リプリー(コントラルト)/ジョージ・ウェルドン(指揮)/ロンドン交響楽団/フィルハーモニア管弦楽団]ELGAR, E.: In the South Overture, "Alassio" / Sea Pictures / Enigma Variations (Weldon) (1953-1954)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD073
CD価格:2,160円(税込)
ウェスト・サセックス州チチェスターに生まれ、ロンドンの王立音楽院でマルコム・サージェントに指揮法を師事したウェルドン。彼の名前は、現在ほとんど忘れられてしまいましたが、1950年代には情熱溢れた演奏で輝かしい名声を獲得していました。彼は1943年から1951年までバーミンガム市交響楽団の首席指揮者を務めた後、ジョン・バルビローリに請われてハレ管弦楽団の補助指揮者となり、同時にサドラーズ・ウェルズ・オペラの指揮者も務め、イギリス音楽の伝統を伝えました。 エルガー作品は特にお気に入りで、大切なレパートリーとして繰り返し演奏、作品の魅力を伝えています。この録音でも、エルガーに対する愛情が伝わってきます。
収録作曲家:
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ブリッジ(1879-1941):室内楽作品集
ピアノ五重奏曲 ニ短調
ノヴェレッテ/トリオ、ラプソディ
2台のヴィオラのための2つの小品他 [ブリッジ弦楽四重奏団]BRIDGE, F.: Chamber Music (Bridge String Quartet)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD087
CD価格:2,160円(税込)
1904年に作曲されたブリッジのピアノ五重奏曲。重苦しい雰囲気と循環形式が用いられている点で、およそ20年前に書かれたフランクの五重奏を思わせる力作です。同じ年に書かれた「ノヴェレッテ」は3つの部分で構成された性格的な小品集。各々の曲の性格は違いますが、ブリッジは共通の主題を導入することで曲の調和を図っています。1928年の「トリオ、ラプソディ」はモダンな作品。ブリテンの師としてのブリッジの先進性が顕れたシュールな曲です。 他3曲も含め、作曲家の名を冠した「ブリッジ弦楽四重奏団」による演奏です。
収録作曲家:
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ピーター・ウォーロック・クリスマス [ルイス・ホールジー(指揮)/アレグリ・シンガーズ]
PETER WARLOCK CHRISTMAS (A) (Allegri Singers, Halsey)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD011
CD-R価格:2,160円(税込)
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シューマン(1810-1856):ピアノ作品集
ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
子供の情景 Op.15
交響的練習曲 Op.13 [レオン・マッコウリー (ピアノ)]SCHUMANN, R.: Piano Music (McCawley)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD0134
CD価格:2,160円(税込)
ロマン派から近代作品を得意とするイギリスのピアニスト、レオン・マッコウリー。1993年にベートーヴェン国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得、同年、リーズ国際ピアノ・コンクールでも第2位を獲得し世界的な活躍を開始しました。 このアルバムではシューマンの名曲に取り組み、抒情的で夢見るような「子供の情景」、多彩な表情を見せる「交響的練習曲」、ユーモラスな曲想が楽しい「ウィーンの謝肉祭の道化」、この3曲をそれぞれ巧みに演奏し、シューマンの内的世界を表現しています。「交響的練習曲」では通常では最後に置かれる「5つの変奏」を曲中に挿入するというユニークな試みを行っているところにも注目です。
収録作曲家:
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ターンブル(1902-1976):
ピアノ作品集 [ピーター・ジェイコブス(ピアノ)]TURNBULL, P.: Piano Music (Jacobs)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD015
CD-R価格:2,160円(税込)
少年時代にニューカッスルのセント・ニコラス大聖堂教会で聖歌隊として歌い、音楽教育を受けたものの、宝石のデザインに興味を示し、一時期はその方面の学校に通ったというターンブル。しかし、結局は音楽の道に戻り、ピアニスト、合唱作品の作曲家として活躍を始めます。 伝統的な舞曲の形式を好んだ彼は、自作にも積極的にこれらを取り込みながら、自由な創作の翼を広げユニークな作品へと変貌させたことで知られ、このアルバムでも特徴的な曲を聴くことができます。なかでも「バスティッチョ」と題された組曲は、過去の作曲家たちのスタイルを模倣し、新しい曲を創り上げたもの。各々の作風の特徴がよく捉えられた興味深い作品です。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):ピアノ作品集
ダヴィット同盟舞曲集
幻想曲 ハ長調 Op.17
創作主題による変奏曲 WoO 24 [コーデリア・ウィリアムズ(ピアノ)]SCHUMANN, R.: Davidsbündlertänze / Fantasie / Variations on an Original Theme (Cordelia Williams)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD0150
CD価格:2,160円(税込)
2006年「BBCヤングミュージシャン賞」を獲得、世界のひのき舞台に躍り出た女性ピアニスト、コーデリア・ウィリアムズが演奏するシューマンの3つの曲集。 彼女の演奏は、どれも明確な表現力を持っており、例えば若きシューマンの創造力が存分に発揮された「ダヴィッド同盟舞曲集」ではフロレスタン、オイゼビウスの性格の違いが的確に描き分けられています。「幻想曲」での瞑想的な第3楽章や、晩年のシューマンの幻覚から生まれた変奏曲での夢幻的な雰囲気の作り方など、どれも素晴らしい演奏です。
収録作曲家:
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コーツ(1886-1957):
歌曲集 [キャスリン・ラッジ(メゾ・ソプラノ)/クリストファー・グリン(ピアノ)]COATES, E.: Songs - 4 Old English Songs / At Daybreak / Green Hills o'Somerset / The Mill o' Dreams (Rudge, Glynn)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD0192
CD価格:2,160円(税込)
イギリスの作曲家、エリック・コーツ。彼の作品は《ライト・ミュージック》という“決して厳格ではなく、気軽に楽しめる”ジャンルに属し、代表作「ダンバスターズ」や「4つの世紀」などの美しいメロディは多くの人に親しまれています。 このアルバムはイギリスのメゾ・ソプラノ、キャスリン・ラッジが歌うコーツの歌曲集。アイルランド民謡を下敷きにしたいくつかの歌やオリジナル作品まで、どの曲もどこか懐かしい肌触りを持ち、聴き手の心を癒します。語りかけるようなラッジの歌唱が曲をひきたてます。
収録作曲家:
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Private Passions - 秘めたる情熱
バックス(1883-1953)
コーエン(1895-1967):
ピアノ小品集 [マーク・ベッビントン(ピアノ)]Piano Recital: Bebbington, Mark - BAX, A. / COHEN, H. (Private Passions)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD0193
CD価格:2,160円(税込)
近代イギリスの作曲家アーノルド・バックス。7曲の交響曲や、晦渋なピアノ曲で知られますが、何より彼の名を広めたのは、12歳年下の名ピアニスト、ハリエット・コーエンとの秘められた恋。道ならぬ恋に走った彼は、コーエンのために数多くの作品を書き、それに応える形でコーエンもいくつかの曲を作曲。このアルバムでは2人の親密な音楽による対話を聴くことができます。 バックスの「ソナタ変ホ長調」は後に交響曲第1番として完成する曲。オーケストラ版の豊穣な響きを思わせる華麗な作品です。他には、妖艶な雰囲気を漂わせる「夜に」、様々な表情を持つ曲が並べられた「4つの小品」、代表作の一つ「伝説」が収録されています。 併せて、コーエンの作品ではムソルグスキーを思わせる「ロシアの印象」が収録されており、ここでは彼女の技巧の高さをうかがい知ることができます。2人の芸術家の秘めたる思いが込められた1枚です。
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オルウィン(1905-1985)
カーウィゼン(1922-2003):
弦楽四重奏曲集 [ティペット四重奏団]Chamber Music (String Quartet) - ALWYN, W. / CARWITHEN, D. (Tippett Quartet)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD0194
CD価格:2,160円(税込)
近代イギリスの2人の作曲家による弦楽四重奏作品。オルウィンはもともとフルート奏者として活躍したのち、作曲家として活動。交響曲や管弦楽作品の他、70作以上の映画音楽の作曲家として知られています。 優れた教育者でもあったオルウィンの教え子の一人がドリーン・カーウィゼン。やがて彼女はオルウィンの秘書となり、1975年には妻となります。彼女はドリーンという名前が好きではなく、普段はミドルネームである「メアリー」を用いていました。華やかでストーリー性のあるオルウィン作品に比べ、近代的なカーウィゼン。2人の作風の違いにもご注目ください。
収録作曲家:
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再生の歌 [ベンジャミン・グッドソン(指揮)/バース・カメラータ 他]
Choral Concert: Bath Camerata - DOVE, J. / MCDOWALL, C. / O'REGAN, T. / TODD, W. / WATKINS, H. / WEIR, J. / WILLIAMS, R. (Songs of Renewal)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD0195
CD価格:2,160円(税込)
2017年に創立30周年を迎えた声楽アンサンブル「バース・カメラータ」。これを記念し、ジョナサン・ダヴやウィル・トッドなどイギリスで活躍する7人の作曲家たちに依頼したのがこのアルバムの収録曲です。複雑なハーモニーが楽しめる前衛的な作品や、ジャズ風の洒落た作品、民謡風の親しみやすい作品など多彩な表情を持つ曲を、彼らは見事に演奏しています。 また、作曲家の中には、長年にわたりアンサンブルとコラボレーションを続けてきた作曲家でバリトン歌手のロードリック・ウィリアムズも含まれており、アンサンブルの広範囲な活躍を知ることができます。
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J.S.バッハ(1685-1750):
チェンバロ&オルガン作品集 [ニコラス・ジャクソン(オルガン&チェンバロ)]BACH, J.S.: Christmas Organ Music and Inventions, Sinfonias, Fantasias and Fugues for Harpsichord (N. Jackson)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD022
CD 2枚組価格:3,440円(税込、送料無料)
イギリスのオルガン奏者、作曲家ニコラス・ジャクソン。1964年、自身が立ち上げた室内管弦楽団とともに、バッハの4つのチェンバロ協奏曲を録音。高く評価されるとともに、1971年から1974年までセント・ジェームズ教会、1974年から1977年までセント・ローレンス教会、この2つのロンドンで最も有名な教会のオルガニストを務めたほか、1987年にはスペイン、カタルーニャで開催された「バッハ音楽祭」の監督に就任するなど幅広い活動で知られています。 このアルバムは2000年、オックスフォードのニューカレッジで録音された一連のバッハ作品集。CD1はオルガン、CD2はチェンバロの多彩な響きが楽しめます。
収録作曲家:
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コンスタント・ランバート
最後のレコーディング集 [コンスタント・ランバート(指揮)/フィルハーモニア管弦楽団]Orchestral Music - SUPPÉ, F. von / WALDTEUFEL, E. / CHABRIER, E. / WALTON, W. (Last Recordings) (Philharmonia Orchestra, Lambert) (1950)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD023
CD価格:2,160円(税込)
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ラヴェル(1875-1937):
2台ピアノのための作品集 [ジェニファー・ミカレフ(ピアノ)/グレン・イナンガ(ピアノ)/クリスチャン・スターリング(ピアノ)]RAVEL, M.: Music for 2 Pianos (Inanga, Micallef)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD025
CD-R価格:2,160円(税込)
1994年にデュオを結成したジェニファー・ミカレフとグレン・イナンガ。彼らはロンドン王立音楽院でアーロン・ショルとマーティン・ロスコーに学んだ生徒同士で、デュオ結成翌年にはチェコで開催された「第9回シューベルト・ピアノ・デュオ・コンクール」で優勝するなど、着実に成果をあげてきました。 このアルバムではラヴェルの2台ピアノのための作品を披露。硬質なタッチを生かした美しい音色と、力強い低音部が印象的な演奏です。ラ・ヴァルスでの熱狂的な盛り上がりが聴きどころ。
収録作曲家:
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レスピーギ(1879-1936):
バレエ音楽「風変りな店」P120(ロッシーニによる)
ストラヴィンスキー(1882-1971):
バレエ音楽「ペトルーシュカ」(抜粋) [エルネスト・アンセルメ(指揮)/スイス・ロマンド管弦楽団]RESPIGHI, O.: Boutique fantasque (La) / STRAVINSKY, I.: Petrushka (excerpts) (London Symphony, Swiss Romande Orchestra, Arsermet) (1949-1950)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD027
CD-R価格:2,160円(税込)
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ダマーズ(1928-2013):
ピアノ作品集 [ニコラス・アンウィン(ピアノ)]DAMASE, J.-M.: Piano Music (Unwin)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD034
1)
CD価格:2,160円(税込)
現在では主として技巧的なフルートのための作品が知られているダマーズ。しかし、彼はコルトーに師事、パリ音楽院のピアノ科で一等賞を受賞したという優れたピアニストでした。 作曲家としては、20世紀前半から主流になっていた前衛的な作風ではなく、印象派、新古典派の作風を用いた優美な旋律を持つ作品を書いたことで、時代の波に乗ることができず、一時は存在が忘れられてしまいました。しかし、最近になってプーランクやラヴェルを思わせる洒脱さが再評価され、作品の演奏機会が増えています。優美でテクニカルな練習曲、古典的なソナタなど、興味深い作品が楽しめます。
収録作曲家:
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ホーレンシュタイン チェコ・フィルを振る
R.シュトラウス(1864-1949):
交響詩「ドン・ファン」Op.20
ブラームス(1833-1897):
交響曲 第2番 ニ長調 Op.73 [ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮)/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団]STRAUSS, R.: Don Juan / BRAHMS, J.: Symphony No. 2 (Czech Philharmonic, Horenstein) (1966)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD037
CD価格:2,160円(税込)
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エリザベス朝の花束 [ザ・クラークス・オブ・クライストチャーチ(アンサンブル)]
Vocal Music - BENNET, J. / FARMER I, J. / STEVENS, R.J.S. / SCHUBERT, F. / PANTCHEFF, R. (A Garland of the Elizabethan) (The Clerks of Christ Church)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD047
CD価格:2,160円(税込)
エリザベス一世がイングランドを統治していた16世紀から17世紀。「イングランドの黄金期」と呼ばれるこの時代には、シェークスピアの戯曲やダウランドの音楽が流行、科学の発展も著しく、人々は文化的な生活を営んでいました。 このアルバムはその時代に実際に書かれた音楽だけでなく、後世の作曲家たちの「エリザベス朝にちなんだ音楽」も収録。この時代に書かれた詩を用いたシューベルトやプーランクなどの曲をはじめ、現代作曲家パンチェフのユニークな合唱曲を聴くことができます。
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ラフマニノフ(1873-1943):
サロン小品集
ピアノ・ソナタ 第1番 [マーティン・カズン(ピアノ)]RACHMANINOV, S.: Morceaux de salon / Piano Sonata No. 1 (Cousin)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD048
CD-R価格:2,160円(税込)
スコットランド生まれのピアニスト、マーティン・カズン。イギリス王立音楽院在学中の1998年にデビュー。いくつかの国際コンクールで優勝し世界的な活躍をはじめました。1996年に公開された映画『シャイン』では主人公ヘルフゴットの「手の吹き替え」出演をして話題になったことでも知られています。 2004年に録音されたこのラフマニノフ作品集は彼のデビュー・アルバムであり、デイリーテレグラフ誌の“今週のクラシックCD”に選ばれるなど高い評価を受けています。ゲーテの「ファウスト」に基づき構成されたという長大なソナタ第1番で冴えわたる彼の驚異的なテクニックは、聴き手に強い印象をもたらします。
収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791):
弦楽四重奏曲集 第2集
K155-K160 [コウル四重奏団]MOZART, W.A.: String Quartets, Vol. 2 (Coull Quartet)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD049
CD価格:2,160円(税込)
1974年、英国王立音楽院の学生たちによって創立、以降イギリス作品を中心に活発に活動を続けるコウル四重奏団。メンデルスゾーンやシューベルトなどのロマン派作品から近現代作品まで幅広いレパートリーを持ち、これまでに30作を超えるレコーディングを行うなど、40年以上に渡る長いキャリアを誇っています。 このアルバムは第1集(SOMMCD040)の2年後に録音されたもので、初期の6曲を収録。若きモーツァルトのリリシズムが丁寧に表現された演奏です。
収録作曲家:
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ブリッジ(1879-1941):
ピアノ作品集 第1集 [マーク・ベッビントン(ピアノ)]BRIDGE, F.: Piano Music, Vol. 1 (Bebbington)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD056
CD-R価格:2,160円(税込)
イギリス近代の作曲家ブリッジは、同時代の作曲家たちのように自作に民謡の要素を取り入れることはせず、あくまでも前衛主義を貫いたことで知られており、彼のピアノ曲も、どちらかというと気難しく難解な雰囲気を持っています。 しかし、2006年3月、セント・ジョン・スミス広場で開催された“イギリスのピアノ・ソナタ・シリーズ”のコンサートで、ベッビントンがブリッジのソナタを演奏したところ、評論家たちに高く評価されたとともに、難解とされたこの曲が聴衆にも親しみを持って迎えられました。以降、ベッビントンはブリッジの作品を集中的に録音。作品の普及に一役買っています。
収録作曲家:
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キャサリン・ガワーズ(ヴァイオリン)
ヴァイオリン小品集 [キャサリン・ガワーズ(ヴァイオリン)/チャールズ・オーウェン(ピアノ)]Violin Recital: Gowers, Katharine - MONTI, V. / FAURÉ, G. / RAVEL, M. / GERSHWIN, G. / DEBUSSY, C. / BLOCH, E. / PONCE, M.M. / KREIN, Y.
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD064
CD価格:2,160円(税込)
映画音楽作曲家、パトリック・ガワーズを父に持ち、幼い頃から音楽的な環境で育ったキャサリン・ガワーズ。ユーディ・メニューイン音楽院で、日本にルーツを持つ名教師でありヴァイオリニストのデヴィッド・タケノに師事、才能を開花させました。 ナイジェル・ケネディのツアーに参加したり、ジャズ・アンサンブルに参加するなど幅広い活動をしていますが、このアルバムではモンティの「チャールダッシュ」やポンセの「小さな星」など、誰もが耳にしたことのある名曲を次々に演奏。聴き手を魅了する術を知っている彼女ならではの見事な演奏を楽しめます。
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シューマン、グリーグ、ブラームス、ベルク:
ピアノ作品集 [アラスデア・ビートソン(ピアノ)]SCHUMANN, R.: Abegg Variations / GRIEG, E.: 4 Piano Pieces / BRAHMS, J.: Piano Sonata No. 1 / BERG, A.: Piano Sonata (Beatson)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD086
6)
CD価格:2,160円(税込)
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ドヴォルザーク(1841-1904):
歌曲集「糸杉」 B11
歌のこだま(「糸杉」の弦楽四重奏編) B152 [ティモシー・ロビンソン(テノール)/グレアム・ジョンソン(ピアノ)/デルメ弦楽四重奏団]DVOŘÁK, A.: Cypresses / Echo of Songs (Robinson, Johnson, Delmé String Quartet)
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD236
CD-R価格:2,160円(税込)
1873年、ドヴォルザークはアンナ・チェルマーコヴァーと結婚します。彼女は以前、彼が音楽教師を務めていた時の生徒。その時はアンナとその姉、ヨゼフィーナもドヴォルザークに師事していました。実はドヴォルザークは姉のヨゼフィーナに恋心を抱いていたのですが、それはかなわずアンナを妻に迎えたのでした。そしてヨゼフィーナを忘れることができなかった彼の満たされぬ思いから生まれたのが歌曲集「糸杉」でした。 その後、20年以上を経て、ドヴォルザークは「糸杉」のうち何曲かを弦楽四重奏曲に編曲。甘酸っぱい恋の思いはそのままに、品の良い美しい四重奏曲として仕上がっています。録音のあまり多くない「糸杉」では、ロビンソンの伸びやかな歌声が作品の魅力を存分に伝えています。
収録作曲家:
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ジェイコブ(1895-1984):
ピアノ協奏曲 第1番
ウィリアムソン(1931-2003):
ピアノ協奏曲 第2番
カーウィゼン(1922-):
ピアノ協奏曲 [マーク・ベッビントン(ピアノ) リチャード・ジェンキンソン(指揮)/イノヴェーション室内アンサンブル]発売日:2019年05月24日
CD価格:2,160円(税込)
マーク・ベッビントンによる3人の近代イギリス作曲家によるピアノ協奏曲集。 英国王立音楽院で学び、ノエル・カワードなどの作品のオーケストレーションで知られるゴードン・ジェイコブの協奏曲は、華やかなピアノの音色を重厚なオーケストラが支える意欲作。オルウィンの夫人となったカーウィゼンの協奏曲は、活発な第1、第3楽章と瞑想的な第2楽章の対比が美しく聴きごたえのあるもの。シドニーで生まれ、ロンドンに移住したウィリアムソンの作品は、8日間という短期間で書き上げられたにもかかわらず、精緻かつ、多彩なアイデアに富んだ曲です。とりわけ終楽章のリズミカルなテーマが聴きどころ。
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ドビュッシー、フォーレ、ラヴェル:
ピアノとオーケストラのための作品集 [ヴァレリー・トライオン(ピアノ)/ヤク・ファン・ステーン(指揮)/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2019年05月24日
CD価格:2,160円(税込)
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ホセ・セレブリエール
ガーシュウィン(1898-1937)を振る [レオポルド・ゴドフスキー3世(ピアノ)/ホセ・セレブリエール(指揮)/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団]GERSHWIN, G.: American in Paris (An) / Piano Concerto / 3 Preludes (arr. J. Serebrier for orchestra) (Royal Scottish National Orchestra, Serebrier)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:ARIADNE5003
CD価格:2,025円(税込)
2018年、ガーシュウィンの生誕120周年を記念して再リリースされたアルバム。原盤は1998年に「Dinemec Classics」レーベルからリリースされたもので、ロンドンで行われたガーシュウィン生誕100年記念コンサートの後、グラスゴーでの演奏が収録されています。 一連の企画をたてたのはガーシュウィンの実の妹であるフランシズ・ガーシュウィン(1906-1999)。素晴らしい歌手であった彼女は夫のレオポルド・ゴドフスキーJr.(名ピアニスト、ゴドフスキーの息子)とともに活躍していましたが、このコンサートでは夫妻の息子でピアニストであるレオポルド・ゴドフスキー3世がソリストとして登場。伯父であるガーシュウィンのピアノ協奏曲を堂々と演奏しています。 また、フランシズはこの日の指揮者としてセレブリエールをロンドンに招待、彼は自身が編曲した「3つの前奏曲」と「子守歌」を披露しました。
収録作曲家:
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メンデルスゾーン(1809-1847):
ピアノ作品集 [アラスデア・ビートソン(ピアノ)]MENDELSSOHN, Felix: Piano Music (Beatson)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD0104
CD価格:2,160円(税込)
スコットランド出身のピアニスト、ビートソン。イギリスを拠点に活動し、最近ではフランスの室内楽フェスティヴァル「MusiqueàMarsac」を創設し、芸術監督として手腕を発揮しています。 このアルバムは2010年に録音されたもので、メンデルスゾーンの数多いピアノ曲の中から、初期から晩年までの名作をピックアップして演奏。17歳の時に作曲されたピアノ・ソナタ第1番に漂うベートーヴェンの影響や、後期の作品で綿密な構成を持つ「変奏曲」の穏やかさなど、さまざまな要素が丁寧に描き出されています。無言歌での柔軟な歌いまわしも魅力的。
収録作曲家:
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シェイベル(1905-1960):
合唱作品集 [21世紀合唱団/ハワード・ウィリアムズ(指揮)/]SEIBER, M.: Choral Music (Choir of the 21st Century, H. Williams)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD0105
CD価格:2,160円(税込)
ブダペストで生まれ、コダーイと一緒に学んだというマティアーシュ・シェイベルの合唱作品集。フランクフルトでは高等音楽院のジャズ部門で教えるも、1933年にナチス政権を逃れ、イギリスに亡命。この地に定住し作曲を指導、数多くの弟子を育てました。また合唱団「ドリアン・シンガーズ」を組織して数多くのコンサートを開催し、冒頭の「不実な恋人」など、どこかで聴いたような親しみやすい旋律に英語の歌詞をつけることで、聴衆たちにユーゴスラビアやハンガリーの民族音楽を広めることに尽力した功績でも知られています。 このアルバムはシェイベルの没後50年を記念して製作されたもの。彼の多彩で魅力的な作風に触れることができます。
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ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ三重奏曲全集 第1集 [グールド・ピアノ・トリオ]BEETHOVEN, L. van: Piano Trios (Complete), Vol. 1 (Gould Piano Trio)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD0114
CD価格:2,160円(税込)
イギリスの名手たちをメンバーとする「グールド・ピアノ・トリオ」によるベートーヴェンのピアノ三重奏曲全集、シリーズ第1集。全てライヴ公演の収録であり、ここで選ばれているのは、1795年に出版された第2番、「幽霊」のタイトルで知られる第5番、第10番とも呼ばれる「14の変奏曲」と単一楽章の「アレグレット」の4曲です。チェロとヴァイオリンの温かい響きと絶妙なピアノの音が相俟って、素晴らしい音楽が展開されています。
収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ三重奏曲全集 第2集 [グールド・ピアノ・トリオ]BEETHOVEN, L. van: Piano Trios (Complete), Vol. 2 (Gould Piano Trio)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD0120
CD価格:2,160円(税込)
グールド・ピアノ・トリオによるベートーヴェンピアノ三重奏曲全集の第2集。フィレンツェとメルボルンで開催された2つの国際室内楽コンクールで第1位を獲得し、以降、イギリスを拠点にヨーロッパとアメリカで活躍を続けるグールド・ピアノ・トリオ。メンバーのピアニスト、ベンジャミン・フリスが得意とするメンデルスゾーンやフンメルなど数多くのレパートリーを持ち、緊密な演奏を繰り広げるアンサンブルです。 この日の演奏は1791年に完成された変ホ長調の三重奏曲でスタート。3曲それぞれの曲の良さを生かし、見事なアンサンブルで聴かせます。
収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ三重奏曲全集 第3集 [グールド・ピアノ・トリオ/ロバート・プレーン(クラリネット)]BEETHOVEN, L. van: Piano Trios (Complete), Vol. 3 - Opp. 11, 38, 121a (Gould Piano Trio)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD0135
CD価格:2,160円(税込)
グールド・ピアノ・トリオによるベートーヴェンピアノ三重奏曲全集の第3集。今回のライヴは、数多くのオーケストラとの共演で知られるクラリネット奏者ロバート・プレーン(NAXOS盤「フィンジ:クラリネット協奏曲・・・8.555366」のソリストでもある)を迎え、クラリネット三重奏曲を中心に演奏。美しいカンタービレを駆使したゆったりとした響きが印象的なベートーヴェンです。「仕立て屋カカドゥ」の主題による変奏曲とロンドでの、変幻自在な表現にも注目。熱狂的な拍手が聴衆たちの興奮を伝えています。
収録作曲家:
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ダイソン(1883-1964):
合唱作品集 [ディヴィッド・ウィルコックス(指揮)/王立音楽大学合唱団/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団]DYSON, G.: Choral Music (Royal College of Music Chamber Choir, Royal Philharmonic, Willcocks)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD014
CD-R価格:2,160円(税込)
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ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ三重奏曲全集 第4集 [グールド・ピアノ・トリオ]BEETHOVEN, L. van: Piano Trios (Complete), Vol. 4 (Gould Piano Trio)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD0144
CD価格:2,160円(税込)
2011年から2012年にかけて、4回に渡って開催されたグールド・ピアノ・トリオによるベートーヴェン:ピアノ三重奏曲の全曲コンサート。最後を飾る5月のライヴで演奏されたのは、第1番と小さなアレグレット、そして最高傑作の一つ「大公」の組み合わせ。優れたピアニストであったベートーヴェンのテクニックが垣間見える見事なピアノ・パートをフリスが見事に演奏。美しい弦との組み合わせが魅力的な作品を、彼らは最高の形で聴かせています。
収録作曲家:
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室内楽作品集
ウェーバー/キュフナー:
序奏、主題と変奏曲
ベートーヴェン(1770-1827):
七重奏曲 Op.20
ヨハン・シュトラウス:
春の声/無窮動(エマ・ジョンソン編) [エマ・ジョンソン(クラリネット)/カルドゥッチ弦楽四重奏団/クリス・ウェスト(コントラバス)-9/フィリップ・ギボン(ファゴット)-9/ピーター・フランコーム(ホルン)-9]Chamber Music (German) - BEETHOVEN, L. van / WEBER, C.M. von (Emma Johnson and Friends) (E. Johnson, P. Gibbon, C. West, Carducci String Quartet)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD0190
CD価格:2,025円(税込)
イギリスを代表する女性クラリネット奏者、エマ・ジョンソン。このアルバムは彼女が率いる仲間たちとカルドゥッチ弦楽四重奏団による極めて親密なベートーヴェンを中心に、いくつかの楽しい作品が収録されています。 ベートーヴェンの七重奏曲は発表当時から大人気となりましたが、これまでにはなかった新鮮な楽器の組み合わせであり、奏者を集めるのも困難であったため、のちにピアノ三重奏版など様々な形に編曲されました。貴族たちやアマチュア音楽家たちが仲間内で楽しめるように、程よい難易度と明るい楽想を持っています。 以前はウェーバーの作品と考えられていた「序奏、主題と変奏曲」は現在キュフナーの作品と断定されていますが、その美しさは不変です。エマ自身が編曲した2曲のシュトラウス作品は、まさにアンコールにぴったりの遊び心が溢れています。
収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791):
〈ピアノ・ソナタ集 第1集〉
第6番 ニ長調 K284/第17番 変ロ長調 K570
第2番 ヘ長調 K280/幻想曲 第3番 ニ短調 K397 [ピーター・ドノホー(ピアノ)]MOZART, W.A.: Piano Sonatas, Vol. 1 (P. Donohoe)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD0191
CD価格:2,025円(税込)
イギリスのピアニスト、ピーター・ドノホーによる全6巻からなるモーツァルトのピアノ・ソナタ全集の第1集。ここでは2曲の初期のソナタと、モーツァルト研究家アルフレート・アインシュタインが「晩年の傑作であり、モーツァルトのソナタの理想的な形」と呼んだ第17番(ヴァイオリンのオブリガードが付けられた版も有名)を演奏。途中にニ短調の幻想曲を挟むという構成になっています。ドノホーは真摯に曲を演奏、モーツァルトのメロディの美しさを存分に感じさせてくれます。
収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791):
弦楽四重奏曲集 第1集 [コウル弦楽四重奏団]MOZART, W.A.: String Quartets, Vol. 1 (Coull Quartet)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD040
CD価格:2,160円(税込)
1974年、英国王立音楽院の学生たちによって創立、以降イギリス作品を中心に活発に活動を続けるコウル四重奏団。メンデルスゾーンやシューベルトなどのロマン派作品から20世紀近代作品まで幅広いレパートリーを持ち、これまでに30作を超えるレコーディングを行うなど、40年以上に渡る長いキャリアを誇っています。 「数多くの作品の中でもモーツァルトは格別」という彼ららしく、端正で流麗な演奏を披露しています。「アダージョとフーガ」での緊張感あふれる表現が見事です。
収録作曲家:
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スクリャービン(1872-1915):ピアノ作品集
24の前奏曲 Op.11/「幻想ソナタ」Op.19
ピアノ・ソナタ 第6番 ト長調 Op.62
詩曲「炎に向かって」Op.72他 [ダニエル・グリムウッド(ピアノ)]SCRIABIN, A.: Piano Music (Grimwood)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD041
1)
CD-R価格:2,160円(税込)
17世紀のヴァージナル作品から現代曲まで幅広いレパートリーを持つピアニスト、グリムウッド。彼はピアニストとして活躍する他、編集者としてジョン・フィールドとアドルフ・フォン・ヘンゼルトの作品を校訂、ペータース社から出版しています。またBBC放送の「Radio 3」へ定期的に出演するなど多彩な活動で、イギリスのみならず世界中から注目を集めています。 このアルバムは2003年に録音されたスクリャービン作品集。繊細なタッチと表現力に加え、小品1曲1曲のニュアンスの違いが見事に描き出し、揺れ動くハーモニーを的確に捉えた精緻な演奏で聴き手を魅了します。
収録作曲家:
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フランスとスペインからの音楽 [ジェイミー・ウォルトン(チェロ)/ダニエル・グリムウッド(ピアノ)]
Cello Recital: Walton, Jamie - FAURÉ, G. / CASSADÒ, G. / DEBUSSY, C. / GRANADOS, E. / FALLA, M. de / RAVEL, M. (Music from France and Spain)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD042
CD価格:2,160円(税込)
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マクダウェル(1860-1908):
ピアノ作品集 [サンドラ・カーロック(ピアノ)]MACDOWELL, E.: Piano Music (Carlock)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD043
CD価格:2,160円(税込)
愛らしい小品集「森のスケッチ」で知られるアメリカの作曲家マクダウェル。ヨーロッパ生活が長く、とりわけグリーグを尊敬していたという彼の作品は、アメリカ民謡の影響を受けつつ、抒情的な雰囲気に満たされています。 このアルバムで一連の作品を演奏しているカーロックは、ノルウェーのベルゲンにあるグリーグの家で初めてマクダウェルを弾いたピアニスト。このアルバムでは「森のスケッチ」の代表作“野ばらに寄す”での優しい曲調とは全く違った激しさを持つ「演奏会用練習曲」を含む興味深いプログラムを披露しています。
収録作曲家:
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スペイン歌曲集 [パトリシア・ロザリオ(ソプラノ)/グレイグ・オグデン(ギター)]
Vocal Recital: Rozario, Patricia - GERHARD, R. / RODRIGO, J. / SOR, F. (Spanish Songs)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD078
CD価格:2,160円(税込)
ソル、ジェラールとロドリーゴ、このスペイン生まれの3人の作曲家による歌曲集。ジェラールはカタロニア出身。ウィーンとベルリンでシェーンベルクに師事、一旦はスペインに戻るも、その後イギリスに移住、亡くなるまでこの地を離れることはありませんでした。民族音楽を取り入れた彼の「カンタレス」は現代的な雰囲気を持ちながらも、熱い心情を反映させています。 ソルとロドリーゴの歌曲はギターの持ち味を存分に生かしたもの。郷愁溢れる雰囲気が心に迫る美しい歌曲です。ジョン・タヴァナーやマクミランなどの現代声楽曲を得意とするソプラノ、パトリシア・ロザリオが強烈な存在感を持つ歌唱を聴かせています。
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フィリス・セリックを讃えて [フィリス・セリック(ピアノ)]
Piano Recital: Sellick, Phyllis - TIPPET, M. / HODGE, H. / RAVEL, M. / COUPERIN, F. / DEBUSSY, C. (A Tribute to Phyllis Sellick) (1941-1942)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD079
CD価格:2,160円(税込)
イギリスの女性ピアニスト、フィリス・セリック(1911-2007)。1937年に結婚した夫シリル・スミスとデュオを組み、たびたびプロムスで演奏。夫が病気で左手の機能を失ったときには、マルコム・アーノルドが彼らのために「3手のためのピアノ協奏曲」を作曲、大切なレパートリーとして演奏活動を続けたことでも知られています。 このアルバムは2007年に95歳でこの世を去った彼女への思い出として制作されたもの。明快な表現と巧みなテクニックで演奏されたバロックから近代に至る一連の作品は、セリックの優れた資質を克明に描き出しています。
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コンスタント・ランバート
バレエ音楽を振る [コンスタント・ランバート(指揮)/サドラー・ウェルズ管弦楽団]TCHAIKOVSKY, P.I.: Sleeping Beauty (The) / MEYERBEER, G.: Les Patineurs (Constant Lambert Conducts Ballet Music)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD080
CD価格:2,160円(税込)
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ニコラ・ミーチャム
ピアノ・リサイタル [ニコラ・ミーチャム(ピアノ)]Piano Recital: Meecham, Nicola - ENESCU, G. / JANÁČEK, L. / KODALY, Z.
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD081
CD価格:2,160円(税込)
イギリス、バース生まれのピアニスト、ニコラ・ビーチャムが演奏するルーマニア、ハンガリーのピアノ曲集。3人の東欧の作曲家が書き上げた民族色豊かな作品はそれぞれ特徴的で、力強いエネスコ、静かな感情のうねりが感じられるヤナーチェク、エキゾチックな雰囲気が漂うコダーイ、この曲調の違いをミーチャムが的確に弾き分けることで、各々の作品を存分に楽しむことができます。
収録作曲家:
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ヘンデル(1685-1759):
トリオ・ソナタ集 Op.2 [オリヴァー・ウェッバー(ヴァイオリン)/ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ]HANDEL, G.F.: Trio Sonatas, Op. 2 (London Handel Players)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD084
CD価格:2,160円(税込)
ロンドン古楽界で活躍するフルート奏者、レイチェル・ブラウンとヴァイオリニスト、オリヴァー・ウェッバーを迎えたヘンデルのトリオ・ソナタ集。中心となるアンサンブル「ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ」は2000年に開催された「ロンドン・ヘンデル音楽祭」でデビュー、以来、ヨーロッパから北アメリカで演奏、エマ・カークビーやジェームズ・ボーマン、ダニエル・テイラーなどの名歌手とも頻繁に共演しています。 ここでは最も得意とするヘンデルのトリオ・ソナタを取り上げ、ソリストの技量が際立つ巧みな演奏を繰り広げています。
収録作曲家:
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ショパン(1810-1849):ピアノ作品集
バラード 第4番 ヘ短調
マズルカ 第36番・第37番・第38番
ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調
舟歌/ポロネーズ 第7番「幻想」 [ピーター・ケイティン(ピアノ)]CHOPIN, F.: Piano Music (P. Katin)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD085
CD価格:2,160円(税込)
イギリスの名ピアニスト、ピーター・ケイティン(1930-2015)。4歳から音楽を学び、18歳でウィグモア・ホールにデビュー。大戦後のソ連で初のソロ・ツアーを行ったイギリス人ピアニストとしても知られる彼は、味わい深い演奏で日本にも多くのファンを持つヴェテランでした。 このアルバムはOlympiaレーベルからリリースされていたものですが、レーベルの消滅に伴いSOMMレーベルからの再発売が実現しました。バラード、ソナタなどの大作での緊張感はもちろん、マズルカや舟歌のまろやかな味わいも魅力的です。
収録作曲家:
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プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ 第2番・第4番
「ロメオとジュリエット」からの10の小品
トッカータ ニ短調 [ボビー・チェン(ピアノ)]PROKOFIEV, S.: Piano Sonatas Nos. 2 and 4 / 10 Pieces from Romeo and Juliet / Toccata, Op. 11 (Bobby Chen)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD089
CD価格:2,160円(税込)
マレーシアのピアニスト、ボビー・チェン。メニューイン音楽学校と英国王立音楽院で学び、ウィグモア・ホールでのリサイタルを皮切りに、イタリアのファツィオリ・ホール、紫禁城などで演奏し高く評価されました。 この2008年に録音されたプロコフィエフは、高度なテクニックを存分に駆使し、華麗な演奏効果を上げることに成功。“ロメオとジュリエット”組曲は、各曲の異なる性格描写を丁寧に描き分け、説得力ある表現を試みています。
収録作曲家:
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デール(1885-1943)
ハーストン(1876-1906):
ピアノ・ソナタ集 [マーク・ベッビントン(ピアノ)]DALE, B.: Piano Sonata in D minor / HURLSTONE, W.: Piano Sonata in F Minor (Bebbington)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD097
CD価格:2,160円(税込)
イギリスの近代作曲家の中でもほとんど知られていない2人、デールとハーストン。イギリス近代音楽史の研究家でもあるピアニスト、ベッビントンが彼らの作品に注目し、演奏、録音した貴重な1枚です(ハーストンのソナタは世界初録音)。 デールは15歳から王立音楽院で作曲を学んでおり、このソナタは17歳の時の作品。壮大なスケールを持ち、2楽章以降は同一主題の変奏曲として書かれたユニークな形式を持っています。ショパン風の憂愁を帯びた旋律が次々と現れる美しい作品です。ハーストンのソナタはブラームス、シューマン風の落ち着いた楽想を持ち、調性崩壊ぎりぎりの和声を駆使した後期ロマン派の特徴を備えた曲。1分足らずの第3楽章Andanteが強い印象を残します。
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Orphans and Virtuoso -
オルファンスとヴィルトゥオーゾ
ポルポラ(1685-1768):作品集 [ミケーレ・アンダーロ(カウンターテナー)/セヴェリーノ・ヴィッラ(指揮)/カペラ・テアティーナ]PORPORA, N.: Salve Regina / Sinfonie da camera / Lamentazione II del Mercoledì (Orphans and Virtuoso) (Andalò, Cappella Teatina, Villa)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD232
CD-R価格:2,160円(税込)
イタリア後期バロック時代に活躍したニコラ・ポルポラ。作曲家、声楽教師として名を知られ、中でも当時名声を誇っていたカストラート歌手ファリネッリを育てたことは、彼自身の作品にも大きく影響しています。 ソロ・カンタータやオペラで知られますが、このアルバムでは彼の珍しい宗教作品を取り上げ、器楽アンサンブルと交互に演奏。カウンターテナー歌手アンダーロの素晴らしい歌唱が、18世紀当時の雰囲気を伝えています。
収録作曲家:
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白昼夢
サリヴァン(1842-1900):作品集 [ヨーマンズ弦楽四重奏団/マレイ・マクラクラン(ピアノ)/ジェイミー・ウォルトン(チェロ)]SULLIVAN, A.: 6 Day Dreams / String Quartet in D Minor / An Idyll / Allegro risoluto in B-Flat Major (Walton, McLachlan, Yeomans String Quartet)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD233
CD価格:2,160円(税込)
喜歌劇《ミカド》や《ペンザンスの海賊》など、19世紀後期のヴィクトリア朝イングランドで発展したコミック・オペラ=サヴォイ・オペラで、劇作家のギルバートと組み、「ギルバート&サリヴァン」名前で作品を発表した作曲家、アーサー・サリヴァンの知られざる作品集。 喜歌劇の作曲に手を染める以前は、管弦楽やチェロ曲を書き、英国最高の作曲家として知られていたサリヴァン、このアルバムにはその当時、1858年から1868年にかけて作曲した一連の作品が収録されています。情熱的な曲の数々からは若き作曲家の情熱のほとばしりが感じられます。
収録作曲家:
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グリーグ(1843-1907):
歌曲集 [キャロル・ファーリー(ソプラノ)/ホセ・セレブリエール(指揮)/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/フィルハーモニア管弦楽団]GRIEG, E.: Songs (Carole Farley Sings Grieg Songs) (C. Farley,Philharmonia Orchestra, London Philharmonic, Serebrier)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:ARIADNE5001
CD価格:2,025円(税込)
アメリカのソプラノ歌手キャロル・ファーリーが歌うグリーグの歌曲集。メトロポリタン歌劇場で活躍し、現代作品を得意とするファーリーは、指揮者セレブリエールの妻でもあり、2人は協力して現代作品の演奏を行っていることで知られます。ここではセレブリエールが伴奏部を色彩豊かなオーケストラ版に編曲、息のあった演奏を繰り広げています。1990年代に発売されていたアルバムの復刻盤。
収録作曲家:
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バーンスタイン(1918-1990):
ブロードウェイからハリウッドまで [イアイン・サザーランド(指揮)/ハノーヴァー・フィルハーモニー管弦楽団]BERNSTEIN, L.: Candide: Overture / On the Waterfront Suite / Fancy Free Suite (Broadway to Hollywood) Hannover Philharmonie, I. Sutherland)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:ARIADNE5002
CD価格:1,950円(税込)
SOMMレーベルは2018年のバーンスタイン生誕100年を記念し、1993年、ハノーヴァー・フィルハーモニーによるライヴ録音(未発表音源)をリリースします。このコンサートでは、「キャンディード」や「ウェスト・サイド・ストーリー」などブロードウェイを魅了したバーンスタインの5つの名作から選ばれた曲が演奏されており、イアイン・サザーランドの指揮は躍動的、かつ刺激的。作品の魅力を存分に引き出しています。イギリスの名プロデューサー、マシュー・ウォーカーによる詳細な作品紹介(ブックレット…英語のみ)が付属しています。
収録作曲家:
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ベルリオーズ(1803-1869):
歌劇《トロイ人》 [デニス・ダウリング(バリトン)/マリサ・フェレル(ソプラノ)/チャールズ・ガンボン(ヴォーカル)/ジャン・ジロードー(テノール)/コリン・カニンガム(ソプラノ) 他/トーマス・ビーチャム(指揮)/BBC劇場合唱団/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2019年02月15日
CD 3枚組価格:4,960円(税込、送料無料)
珍しい作品を好むビーチャムのレパートリーの中でも最も貴重、かつ長大な作品の一つであるベルリオーズの《トロイ人》。ソリストをフランス系のキャストで固めた本格的な演奏(オーケストラと合唱はイギリス)は、演奏当時も大きな話題を呼びました。録音は1947年で古めではありますが、歌とオーケストラの音色は鮮明です。第3幕のディドを讃える壮大な合唱が聴きどころ。
収録作曲家:
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ペルト&J.S.バッハ:
ピアノ作品集 [コーデリア・ウィリアムズ(ピアノ)]BACH, J.S.: 2 and 3 Part Inventions and Sinfonias, BWV 772-801 / PÄRT, A.: Für Alina / Variationen zur Gesundung von Arinuschka (C. Williams)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:SOMMCD0186
CD価格:2,160円(税込)
J.S.バッハとアルヴォ・ペルト。250年の時を違えて生まれた2人の作品から共通項を見出すのは、イギリスの女性ピアニスト、コーデリア・ウィリアムズです。 「ティンティナブリ(鐘)様式」で知られるペルトは、限りなく切り詰めた音で構成された静謐な作品を書くことで知られており、このアルバムの冒頭に置かれた「アンナ・マリアのために」はまるで小さな子供のおけいこ用の練習曲を思わせるかわいらしい分散和音のみで書かれた作品。そのままバッハのインヴェンションやシンフォニアに移行しても全く違和感がありません。 「アリーナのために」も同じように音の少ない静かな作品。「アリヌシュカの癒しに基づく変奏曲」ではこだまのように音と音が対話を繰り広げます。最後はバッハの小さな前奏曲で締めくくられます。
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思い出に -
イギリスの合唱作品集 [ロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団/ウィリアム・ヴァン(指揮)/]Choral Concert: Chapel Choir of the Royal Hospital Chelsea - IRELAND, J. / PARRY, H. / FAURÉ, G. / ELGAR, E. / HARRIS, C.K. (In Remembrance)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:SOMMCD0187
CD価格:2,025円(税込)
「思い出に」と題された美しいイギリスの合唱作品集。第一次世界大戦終結100周年と第二次世界大戦開始80周年を記念し、戦いに敗れた人々に敬意を表して2018年に制作された1枚です。 「安息」「魂」などの言葉をキーワードに作曲年代として130年に及ぶ作品が収録されており、どの曲も慈愛溢れる演奏で死者の心だけでなく、今を生きる人の心をも慰めてくれます。イギリスの合唱曲らしくオルガン伴奏が荘厳な雰囲気をかもしだしており、まるで教会の中でそのまま聴いているような臨場感も素晴らしいアルバムです。
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THE DARKEST MIDNIGHT -
冬とクリスマスの歌集 [パパゲーナ(ヴォーカル・アンサンブル)]Vocal Ensemble Concert: Papagena - MACDONALD, D. / MITCHELL, J. / QUINAULT, L. / RAVEL, M. / TAVENER, J. (The Darkest Midnight)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:SOMMCD0189
CD価格:2,160円(税込)
AMAZON UKのデジタル・チャートで第1位を獲得したクリスマス・アルバム。ヴォーカル・アンサンブル「パパゲーナ」は女声5人で結成されており、曲によっては各々のメンバー自身がユニークなアレンジを加えているため、ほとんどが世界初録音となります。賑やかな歌だけでなく、アイルランドやスコットランドの魅力的な子守歌や、ノルウェーやドイツ、時にはラヴェルの「子供と魔法」からの曲など選曲はバラエティに富み、聴き手の耳をひきつけます。 英国では“女声のヒリアード・アンサンブル”と称される「パパゲーナ」の美しいハーモニーを心行くまでお楽しみください。
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J.S.バッハ(1685-1750):
音楽の捧げもの BWV 1079他 [ニコラス・ジャクソン(指揮、チェンバロ)/ロンドン・コンチェルタンテ]BACH, J.S.: Musical Offering, BWV 1079 (A) / Harpsichord Concerto, BWV 1059 / Trio Sonata in D Minor, BWV 527 (London Concertante, N. Jackson)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:SOMMCD077
CD価格:2,160円(税込)
イギリスのオルガニスト、チェンバロ奏者ニコラス・ジャクソン。1964年に自身が設立したオーケストラとともにバッハのチェンバロ協奏曲を録音しただけでなく、1970年代にロンドンで最も有名な2つの教会(聖ジェームズ、聖ローレンス)のオルガニストを務めるなど、国際的な奏者として知られています。 また、スペインのカタルーニャではバッハ・フェスティヴァルのディレクターを務めるなどバッハの大家としても活躍しており、このアルバムでは、バッハの「チェンバロ協奏曲」と「音楽の捧げもの」を演奏、アルバムの最後はジャクソンが編曲したトリオ・ソナタで締めくくられます。
収録作曲家:
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ヘンデル(1685-1759):
組曲 第1番 - 第8番(第1巻) [ローレンス・カミングス(チェンバロ)]発売日:2019年02月15日
CD 2枚組価格:3,440円(税込、送料無料)
ヘンデルの生誕250周年を記念してリリースされたチェンバロ組曲集、第1巻全曲。組曲第5番は最終楽章に「調子の良い鍛冶屋」が入っており、ヘンデル作品の中でもとりわけ人気の高い曲集です。 このアルバムが録音されたのは、ロンドンのブルック・ストリートで現在「ヘンデル博物館」として保存されている建物。ここは1723年から1759年までヘンデルが本拠地としていたところであり、恐らくこの曲も多くの客人の前で、幾度となく演奏されたと推測されます。カミングスは自由な装飾を加え、楽しい演奏を繰り広げています。
収録作曲家:
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シベリウス(1865-1957):
ピアノ五重奏曲
弦楽四重奏曲 [マーティン・ロスコー(ピアノ)/コウル四重奏団]SIBELIUS, J.: Piano Quintet, JS 159 / String Quartet, Op. 56 (Roscoe, Coull Quartet)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:SOMMCD096
CD-R価格:2,160円(税込)
1889年、ヘルシンキ音楽院を卒業したシベリウスはさらなる勉強のためにベルリンへ留学しました。当時のシベリウスは若干スランプに陥っており(借金もかさんでいた)、この頃に書かれたピアノ五重奏曲の雰囲気は彼の鬱蒼とした気分が反映されているといわれています。しかしブゾーニの助力を得て、シベリウスはようやく自信を取り戻すことができたのでした。かたや弦楽四重奏曲「内なる声」が作曲されたのはその20年後。その頃のシベリウスは世界的に成功した作曲家であり、その作品にも確固たる自信と熱意が満ち溢れています。 演奏しているロスコーはSOMMレーベルでおなじみのピアニスト。コウル四重奏団は1977年にウォルウィック大学の学生たちによって結成されたアンサンブル。英国だけでなくヨーロッパ、中国、インドなどでツアーを行い人気を博しています。
収録作曲家:
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ハイドン(1732-1809):
オラトリオ「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」Hob.XX:2 [エレナ・エヴセーエヴァ(ソプラノ)/マルガリータ・マルーナ(メゾ・ソプラノ)/アルカディ・ミシェンキン(テノール)/ボリス・ベジコ(バス)/アントニオ・デ・アルメイダ(指揮)/ロシア国立アカデミー合唱団/モスクワ交響楽団]HAYDN, J.: 7 letzten Worte unseres Erlosers am Kreuze (Die) (Evseeva, Maruna, Mishenkin, Bezhko, State Academic Choir of Russia, Almeida)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:SOMMCD203
CD-R価格:2,160円(税込)
ピアノ版、弦楽四重奏版、管弦楽版など様々な形態が知られるハイドンの「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」。このアルバムでは最も編成の大きな管弦楽と独唱、合唱による演奏を聴くことができます。要所要所で用いられるティンパニやトランペットの鋭い響き、オーケストラの強烈な色彩は作品の持つ劇的な性格を強調しています。ロシアの合唱団の力強いハーモニーは本当に大地を揺るがすが如くのパワーを備えています。
収録作曲家:
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ベツレヘムの奇跡 -
クリスマス合唱曲集 [ハノーヴァー・スクエア・セント・ジョージ合唱団/ルイス・ホールジー(指揮)]CHRISTMAS MUSIC - Miracle in Bethlehem (St. George's Hanover Square Choir, Darlow, Halsey)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:SOMMCD211
CD価格:2,160円(税込)
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エルガー(1857-1934):
歌曲集 [クリストファー・モルトマン(バリトン)/マルコム・マルティノー(ピアノ)]ELGAR, E.: Songs (Wyn-Rogers, Mackie, Maltman, Martineau)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:SOMMCD220
CD-R価格:2,160円(税込)
エルガーが生涯に渡って作曲した愛らしい歌曲を集めた1枚。1892年、エルガーが作曲家としての名声を上げ始めた頃に書かれた「羊飼いの歌」や「ロンデル」などの初期の歌曲を始め、円熟期の1910年頃に書かれた連作歌曲集 Op.59や自作の詩による「2つの歌」Op.60などエルガーの様々な表現が凝縮されたアルバムです。 名バリトン、モルトマンの若き声も楽しめます。
収録作曲家:
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トゥチャプスキー(1928-2014):
ヴァイオリン協奏曲
ヴィオラ協奏曲 [ヴィーテスラフ・クズニーク(ヴァイオリン)/ペトル・ヴロンスキー(指揮)/ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団/パヴェル・ペリナ(ヴィオラ)/エリ・ヤッフェ(指揮)/プラハ交響楽団]TUČAPSKÝ, A.: Violin Concerto / Viola Concerto (Kuzník, Peřina)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:SOMMCD221
CD-R価格:2,160円(税込)
チェコの作曲家、トゥチャプスキー。モラヴィア男声合唱団のメンバーであり、オストラヴァ放送児童合唱団の指揮者としても活躍、1975年からは主として作曲家として数多くの合唱作品を中心とした作品を書き上げました。 このアルバムには珍しい器楽のための協奏曲を収録がされています。モラヴィアとその音楽へのオマージュとして書かれた「ヴァイオリン協奏曲」、チェコとスロヴァキアが分裂した際の悲しみが投影された「ヴィオラ協奏曲」のどちらも個性的かつ、魅力的な音楽です。
収録作曲家:
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黄金の河の王様
テノールと弦楽四重奏のための音楽集 [リチャード・エドガー=ウィルソン(テノール)/コウル四重奏団/ジェームズ・リスニー(ピアノ)]Vocal Recital: Edgar-Wilson, Richard - RODGERS, S. / BAX, A. / RUBBRA, E. / VAUGHAN WILLIAMS, R. (The King of the Golden River)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:SOMMCD222
CD価格:2,160円(税込)
19世紀、イギリスのヴィクトリア時代を代表する評論家ジョン・ラスキン(1819-1900)の没後100周年を記念して制作されたアルバム。変わり者として知られたラスキンですが、優れた美術評論家でもあった彼の著書は当時の文化人たちに多大な影響を与えただけでなく、美しい言葉使いでも定評がありました。 このアルバムに収録されているロジャースの「黄金の河の王様」はラスキンの代表作の一つであり、ロジャースは変幻自在な音楽を作品に付けています。他の曲はラスキンが愛した詩が用いられており、テノールのウィルソンの明快な声とコウル四重奏団の卓越した演奏が作品を引き立てています。
収録作曲家:
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シューベルト(1797-1828):
歌曲集(ニュー・パースペクティヴ 1) [ドロシー・ヤンセン(ソプラノ)/フランシス・グリア(ピアノ)/]SCHUBERT, F.: Vocal Music (New Perspective, Vol. 1) (Jansen, Grier)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:SOMMCD223
CD価格:2,160円(税込)
ボンで生まれ、ケルンとフライブルクで歌を学んだドロテー・ヤンセン。フライブルク歌劇場でデビューを飾り、パミーナやケルビーノを歌う傍ら、リート歌手として頭角を現し、現在では歌劇と歌曲の双方で素晴らしい成果を上げています。現在はピアニスト、フランシス・グリアとデュオを組み、世界中の音楽祭やホールでシューベルトの歌曲を歌い好評を博しています。透明感溢れる声と表情豊かな歌唱が魅力的なソプラノです。
収録作曲家:
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イギリス歌曲の一世紀第3集 [サラ・レナード(ソプラノ)/ジョナサン・ヴェイラ(バリトン)/マルコム・マルティノー(ピアノ)/]
Vocal Recital: Leonard, Sarah - GURNEY, I. / WARLOCK, P. / QUILTER, R.(A Century of English Song, Vol. 3) (Leonard, Veira, Martineau)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:SOMMCD224
CD価格:2,160円(税込)
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グリア(1955-):
劇的カンタータ「Around the Curve of the World - 世界の曲線の周りに」 [スティーヴン・ダーリントン(指揮)/オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂合唱団/オックスフォード室内管弦楽団]GRIER, F.: Around the Curve of the World (Rozario, Schwanewilms, Norman, Whelan, Christ Church Cathedral Choir, Darlington)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:SOMMCD225
CD価格:2,160円(税込)
現在世界中の歌劇場で活躍するソプラノ、アンネ・シュヴァネヴィルムスや、イギリス現代歌曲を得意とするパトリシア・ロザリオなど名歌手をソリストに迎えたグリアの劇的カンタータ「Around the Curve of the World - 世界の曲線の周りに」。物語は1850年にギリスからニュージーランド、クライストチャーチまで旅をした「カンタベリーの巡礼者」に基づき、全体は3つの詩篇と6つの物語、4つの歌で構成されています。グレゴリオ聖歌を下敷きにした旋律は厳粛であり、静かな美しさを湛えています。
収録作曲家:
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ヘンデル(1685-1759):
特別な機会のための作品集 [エマ・カークビー(ソプラノ)/チャールズ・ダニエルズ(テノール)/ウィリアム・ソープ(ヴァイオリン)/キャスリーン・シャーマン(チェロ)/デイヴィッド・ミラー(テオルボ&アーチリュート)/ポール・ニコルソン(チェンバロ)]HANDEL, G.F.: Vocal Music (The Occasional Songs) (Kirkby, Daniels)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:SOMMCD226
CD-R価格:2,160円(税込)
1707年から1740年に書かれたヘンデルの秘曲を集めた1枚。各々の曲はどれも様々な用途があって作曲されましたが、基本的には「使い捨て」であったり、音楽劇のための歌であったりと、一度上演されれば、以降再演されることもなく眠っているものがほとんど。このアルバムに収録されている歌曲も全て世界初録音。とても貴重な1枚です。 エマ・カークビーやチャールズ・ダニエルといった名手たちによる軽やかな歌声でお楽しみいただけます。
収録作曲家:
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憧れの光
エルガー(1857-1934):戦時中の音楽
交響的前奏曲「ポローニア」Op.76
カリヨン Op.75/ため息 Op.70
砂漠の声 Op.77他 [サイモン・キャロウ(朗読)/スーザン・グリットン(ソプラノ)/ジョン・ウィルソン(指揮)/BBCコンサート・オーケストラ]ELGAR, E.: Orchestral Music (The Longed-For Light: Elgar's Music in Wartime) (Callow, Gritton, BBC Concert Orchestra, J. Wilson)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:SOMMCD247
CD価格:2,025円(税込)
エルガーの作品の中でも、ほとんど演奏されることのない曲を集めた貴重な1枚。1914年、第1次世界大戦の勃発によって悲嘆に暮れたエルガーがこの年に作曲した音楽は、どれも悲しみと深い愛国心が反映されています。 例えば「カリヨン」は同盟国ベルギーを讃えた曲であり、同じく「ポローニア」はポーランドを讃えた曲。途中でショパンの夜想曲が効果的に用いられており、ポーランドへの想いが表現されています。かたや、戦前に作曲された「ため息」は“混乱した世界の中、平和の息吹のように美しい”と評された内省的なアダージョ。どの曲にもエルガーの祈りの精神とメッセージが込められています。
収録作曲家: