ブロッホ(エルネスト) Bloch, Ernest
生没年 | 1880-1959 | 国 | スイス、アメリカ |
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辞書順 | 「フ」 | NML作曲家番号 | 27074 |
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亡命ユダヤ人作曲家たちの
チェロ協奏曲集 第4集
(ベン=ハイム、ブロッホ、コルンゴルト) [ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)/ウーカシュ・ボロヴィッツ(指揮)/BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団]BEN-HAIM, P. / KORNGOLD, E.W.: Cello Concerto / BLOCH, E.: Symphony for Cello and Orchestra (Wallfisch, BBC National Orchestra of Wales, Borowicz)
発売日:2019年10月25日 NMLアルバム番号:555273-2
CD価格:2,475円(税込)
好評シリーズ「亡命ユダヤ人作曲家たちのチェロ協奏曲集」の第4集。これまでにカステルヌオーヴォ=テデスコ、ハンス・ガル、ゴルトシュミット、ライゼンシュタイン、ヴァイグルの協奏曲をリリースしているウォルフィッシュ。今作ではコルンゴルトとベン=ハイム、ブロッホの協奏的作品を演奏しています。 ベン=ハイムはドイツに生まれイスラエルに移住、名前もヘブライ風に改めたという作曲家。作品にはブロッホとの関連性が指摘されており、このアルバムでもブロッホの「バール・シェム」の一部が収録されています。 コルンゴルトのチェロ協奏曲は、もともと映画「愛憎の曲」のための音楽。登場人物が演奏する曲を協奏曲仕立てにした甘い音楽です。 ベン=ハイムのチェロ協奏曲はコルンゴルト作品のようなむせ返る官能性はあまり感じられず、民族音楽寄りの旋律と新古典派主義の作風による聴き映えのする作品に仕上がっています。
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ブロッホ(1880-1959):
ピアノとオーケストラのための作品集 [ジェニー・リン/南西ドイツ放送カイザースラウテルン管/スターレク]BLOCH, E.: Piano and Orchestra Works (Jenny Lin, South West German Radio Kaiserslautern Orchestra, Stárek)
発売日:2018年06月27日 NMLアルバム番号:SWR19420CD
CD価格:2,400円(税込)
過去にベストセラーとなった「ブロッホ:協奏的作品集」の再発盤。スイスで生まれ、ユダヤの血をひくブロッホは、戦争を機にアメリカに渡り“アーネスト・ブロック”として活躍、アメリカに新古典主義音楽を広めるとともに、ユダヤの典礼音楽を基にした民族色豊かな作品を数多く残しました。このアルバムには新古典派主義を代表する「合奏協奏曲 第1番」を含む、ピアノとオーケストラのための作品が収録されており、ブロッホの多彩な作風を楽しむことができます。 ピアノを担当するのは台湾出身、アメリカで活躍する名手ジェニー・リン。「交響的協奏曲」の冒頭から炸裂する華麗な音色は聴き手を魅了します。
収録作曲家:
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ズイル・ベイリー&準・メルクル [ベイリー/インディアナポリス響/メルクル]
MUHLY, N.: Cello Concerto / BLOCH, E.: Schelomo / 3 Jewish Poems (Z. Bailey, Indianapolis Symphony, J. Märkl)
発売日:2015年04月22日 NMLアルバム番号:Steinway30049
CD価格:1,710円(税込)
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ブロッホ(1880-1959):
イスラエル交響曲
ヴィオラと管弦楽のための組曲 [ガンデルスマン/アトラス・カメラータ管/スロヴァキア放送管/アトラス]BLOCH, E.: Israel / Suite for Viola and Orchestra (Gandelsman, Atlas Camerata Orchestra, Slovak Radio Symphony, Atlas)
発売日:2014年09月24日 NMLアルバム番号:8.573283
CD価格:1,900円(税込)
スイス出身のユダヤ人作曲家エルネスト・ブロッホ。彼の円熟期の中でもとりわけ重要な意味を持つのが、この「イスラエル交響曲」を始めとしたユダヤの民俗音楽、典礼音楽を元にした一連の作品です。他にはチェロと管弦楽のための「シェロモ」や、ヴァイオリン曲「バール・シェム」、声楽のための「聖なる典礼」など多数の作品がユダヤの精神に由来してますが、この「イスラエル交響曲」はとりわけ編成も大きく、壮大な形式を持っています。雄大な導入部を含む3楽章形式で書かれ、本来は「ユダヤの祝宴」というタイトルが付けられていましたが、ロマン・ロランの助言により現在のタイトルに改名されました。また当初はもっと巨大な形を想定したいたのですが、完成時には整理されすっきりしたものとなっています。 「組曲」はユダヤではなく、エキゾチックに憧れた彼の思いが結集した作品で、こちらも色彩豊かな管弦楽をバックにヴィオラが悠然と歌うという名作です。
収録作曲家:
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ブロッホ(1880-1959):
交響曲 変ホ長調
「マクベス」の2つの交響的間奏曲
3つのユダヤの詩/イン・メモリアム [ロイヤル・フィル/アトラス]BLOCH, E.: Symphony in E-Flat Major / Macbeth: 2 Interludes / 3 Jewish Poems / In Memoriam (Royal Philharmonic, Atlas)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2014年07月23日 NMLアルバム番号:8.573290
CD価格:1,900円(税込)
エルンスト・ブロッホはスイス出身のユダヤ人作曲家で、主にアメリカで活動したとされています。若い頃はジュネーヴで学び、イザイにヴァイオリンを学び、フランクフルトで研鑽を積み、更に一時はパリにも住み、その後は1916年からアメリカに渡り、様々な場所で活躍、1924年にはアメリカの市民権を獲得します。彼はオーケストラや室内楽団のために30ほどの作品を書き、その中にはとびきりの傑作も含まれています。 歌劇「マクベス」の交響的間奏曲は、30年近く前に完成を見た歌劇を見直したブロッホが、プログラムノートに手を入れ、2つの幕間の間奏曲を付け加えたというもの。曲全体のライトモティーフが使われた色彩感豊かな作品です。1955年に完成された交響曲は、彼自身においても自信作であったようで、曲についての詳細な説明を友人であるA.チャップマンに送っています。そこには第1楽章から第4楽章までの楽想の移り変わりと感情推移が記され、演奏するためにも素晴らしい手引きとなっています。短い「イン・メモリアム」は彼の友人であったピアニスト、エイダ・クレメントに捧げられたもの。3つのユダヤの詩は彼の「ユダヤ・ツィクルス」の一つの作品で、ユダヤの伝統的な旋律を引用し、素晴らしいオーケストレーションを施した表現的な作品であり、ブロッホの面目躍如と言った感のあるものです。
収録作曲家:
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ブロッホ(1880-1959):
交響曲 嬰ハ短調
海の詩 [ロンドン響/アトラス]BLOCH, E.: Symphony in C-Sharp Minor / Poems of the Sea (London Symphony, Atlas)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年10月23日 NMLアルバム番号:8.573241
CD価格:1,900円(税込)
スイス出身のユダヤ人作曲家ブロッホ(1880-1959)と言えば「バール・シェム」や「ヘブライ組曲」などの民族色の濃い作品ばかりが思い起こされますが、このアルバムの2つの作品は、どちらかというとドイツ後期ロマン派、ブルックナー、マーラー、R.シュトラウスの伝統を汲むものです。それもそのはず、交響曲 嬰ハ短調は彼がドイツに留学していた20歳のころに書かれたもので、天才的な才能の萌芽と、後の深淵な思想が混在する力作であることは間違いありません。あのロマン・ロランが大絶賛したという素晴らしい作品です。 もう1曲の「海の詩」はもともとピアノのために書かれた作品で、あのウォルト・ホイットマンの詩に触発されたものです。通常、ピアノのために書かれた版が演奏されますが、この作曲家自身による管弦楽版も、ドビュッシーの「海」と肩を並べる名作と言えるでしょう。刻々と表情を変える波、瞑想と静けさ、七色に光る水面…海からは驚くほど多くの表現が生まれます。イスラエル生まれの女性指揮者アトラスは、ブロッホのスコアを完全に再現し、その隠された魅力を顕わにします。
収録作曲家:
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ブロッホ(1880-1959):
ヴィオラと管弦楽のための組曲他 [シャオ・ホンメイ/MAVブダペスト響/スモリー]BLOCH, E.: Suite for Viola and Orchestra / Baal Shem / Suite hebraique (Hong-Mei Xiao, Budapest Symphony MAV, Smolij)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年07月24日 NMLアルバム番号:8.570829
CD価格:1,900円(税込)
ブロッホ(1880-1959)の「バール・シェム」は、彼の「ユダヤの魂」を象徴するような作品であり、18世紀に開始された「敬虔主義運動・・・ハシディズム」の創始者バアル・シェム・トーブに着想を得た曲です。本来は1923年、ヴァイオリンとピアノのために書かれ、その16年後にヴァイオリンと管弦楽のために編曲されました。 このアルバムでは、それを更にヴィオラのためにとヴィオラ奏者ホンメイ自身が移し替え、類稀れなる美音で聴かせます。調性は変更されていないので、演奏自体はかなりの困難を極めるものと想像されますが、ひたすた落ち着いた音色が美しく、また時には夢心地にと、この作品の新しい魅力をみせてくれています。また「ヘブライ組曲」、「ヴィオラと管弦楽のための組曲」のどちらも、やはりユダヤ的な題材を扱ったものであり、まさにブロッホの心の歌と言えるものです。
収録作曲家:
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ラヴェル、ブロッホ、ヤナーチェク:
ヴァイオリン・ソナタ集 [オストラン/サーロ]BLOCH, E.: Violin Sonata No. 2, "Poeme Mystique" / RAVEL, M.: Violin Sonata / JANACEK, L.: Violin Sonata (Astrand, Salo)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2012年10月24日 NMLアルバム番号:ORC100022
CD+DVD価格:1,824円(税込)
二つの世界大戦の狭間に生み出された、国籍の違う3つのヴァイオリン・ソナタ集。そのどれもが調性の縛りから解放され、自由な音列に支えられながらも、重苦しくも皮肉めいた感情に揺れ動いています。1922年から1927年にかけて作曲されたラヴェルの作品は、彼最後の室内楽曲であり、作曲に5年も費やしたのは「ムダな音符を削るため」だったとか。「ブルース」と題された第2楽章はジャズそのものです。「神秘の詩」と名付けられたブロッホの第2番のソナタは、瞑想的であり不安と慟哭の音楽です。ヴァイオリン曲をほとんど書かなかったヤナーチェクの唯一完成されたヴァイオリン・ソナタは1914年頃の作品。調性感は希薄なものの、民族色に彩られた旋律はある意味、美の極致でもあり、古典的なものからの脱却を図るも、結局取り込まれている無常ささえも感じさせる問題作です。 オストランとサロは15年間に渡ってデンマーク音楽の演奏に力を入れてきましたが、そろそろ全世界を手中に収めるべく「その活動を広める」と宣言しています。
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ブロッホ(1880-1959):
アメリカ/合奏協奏曲 第1番 [シアトル響/シュワルツ]BLOCH, E.: America / Concerto Grosso No. 1 (Michaelian, Seattle Symphony, Schwarz)
■協奏曲
発売日:2012年05月16日 NMLアルバム番号:8.572743
CD価格:1,900円(税込)
スイス、ジュネーヴに生まれ、ブリュッセル音楽院でウジェーヌ・イザイに師事、1916年にアメリカに移住した作曲家ブロッホ(1880-1959)は、この地で数多くの音楽家を育てあげるなど、アメリカの新古典主義音楽の興隆に尽力した事でも知られます。彼は自作の中に、しばしばユダヤの民族音楽を取り入れた独自の作風を示しましたが、この1926年に作曲された「アメリカ-叙事的狂詩曲」は、彼を受け入れたアメリカに対する"愛国心"が描かれたもので、実は、彼がアメリカへと向かう船の中で最初に構想されたものが10年を経てようやく実現したものだったのでした。ネイティヴ・アメリカンの時代から、ブロッホが生活していた1926年、そして未来への予想図が3つの楽章に分けて描かれ、そこには数多くのメロディの引用が織り込まれた音楽による歴史絵巻となっています。1927年、ミュージカル・アメリカ誌の主宰する作曲コンクールで受賞した作品です。合奏協奏曲は、バロック音楽の形式を再現した新古典派の流儀による作品。ピアノが面白いように活躍します。
収録作曲家:
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ブロッホ(1880-1959):
歌劇「マクベス」 [ドルトムント歌劇場/ランプ]BLOCH, E.: Macbeth [Opera]
■オペラ
発売日:2009年04月01日 NMLアルバム番号:C10889-90
2CD価格:3,184円(税込、送料無料)
収録作曲家:
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ブロッホ(1880-1959):
ヴァイオリン協奏曲
バール・シェム/ヘブライ組曲 [スコティッシュ・ナショナル管/セレブリエール]BLOCH: Violin Concerto / Baal Shem / Suite hebraique
■協奏曲
発売日:2008年01月16日 NMLアルバム番号:8.557757
CD価格:1,900円(税込)
憂いと瞑想、ブロッホによる魂のルーツ探索の旅、シゲティのために書かれたヴァイオリン協奏曲ジュネーヴに生まれた早熟の天才、ブロッホ(1880-1959)はブリュッセル音楽院でウジェーヌ・イザイに師事しました。イザイは彼の才能をすぐさま見抜き、その音楽性を追求するように説得したといいます。このヴァイオリン協奏曲は、ブロッホがニューメキシコを訪問した時に耳にしたアメリカインディアンの歌を主題とし、そこに彼らしい「聖書を通じて感動し打ち震える魂の叫び」を加えた知られざる名曲です。この録音によってファンが増えることでしょう。
収録作曲家:
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ブロッホ (1880-1959):
4つのエピソード/2つの詩曲
コンチェルティーノ/モーダル組曲 [ブフマン/ガンデルスマン/アトラス]BLOCH: 4 Episodes / 2 Poems / Concertino / Suite Modale
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2007年10月17日 NMLアルバム番号:8.570259
CD価格:1,900円(税込)
郷愁に満ちたフルートの調べが胸を打つ名曲「モーダル組曲」ジュネーヴで生まれて1916年にアメリカに渡ったブロッホはニューヨーク、クリーヴランド、サン・フランシスコで音楽活動を続けながらも、生涯ユダヤ的な題材を扱った音楽を書き続けました。しかし作風はその都度変化し、初期のロマンティックな作品から晩年の「モーダル組曲」のような新古典主義的な作品まで多種多様な表情を見せています。イスラエル生まれの女性指揮者、アトラスの味わい深い演奏で。
収録作曲家:
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チャイコフスキー(1840-1893):
ロココ風の主題による変奏曲
ブルッフ(1838-1920):
コル・ニドライ他 [クリーゲル/アイルランド国立響/マルクソン]TCHAIKOVSKY: Variations on a Rococo Theme / BRUCH: Kol Nidrei / BLOCH: Schelomo
発売日:1994年03月01日 NMLアルバム番号:8.550519
CD価格:1,900円(税込)
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ミッシャ・エルマン
RCAビクター録音集(1939-45) [ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン) 他]発売日:2024年03月08日
CD価格:2,175円(税込)
Biddulphレーベルが力を入れているミッシャ・エルマンの復刻シリーズ、今回は1939年から45年の間にRCAビクターに行った全録音をCD1枚に収めました。フォーレとドビュッシーのソナタ、エルマンの人気を決定づけた小品のいずれにおいても、黄金の音色(Golden Tone)と称賛された美音と、堂々として品格を感じさせる造形感覚、ポルタメントを活かした艶美な表現などが味わえます。ドビュッシーのソナタやディニーク(ハイフェッツ編)のホラ・スタッカートなど、再録音されていない曲、復刻自体が希少な音源もあり、要注目です。 ジャケットは1940年生まれのアメリカの画家アルバート・フィッシャーによるもの。ブックレットにはWayne Kileyによる解説(英語)に加え、エルマンの写真2枚、エルマンが使っていた1727年製ストラディヴァリウス「レカミエ ex-Récamier」のカラー写真が4ページにわたって掲載されています。 尚、アメリカ音楽家連盟(American Federation of Musicians)が1942年8月から44年11月まで市販用の録音のストライキを行ったため、エルマンにも当該期間中のレコード録音はありません。
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Notre amor - 私たちの愛
チェロとピアノのための小品集 [イザベル・ゲーヴァイラー(チェロ)/フィオナ・ヘンガルトナー(ピアノ)]Cello and Piano Recital: Gehweiler, Isabel / Hengartner, Fiona - BLOCH, E. / CHAMINADE, C. / FAURÉ, G. / JUON, P. (Notre amour)
発売日:2024年03月29日 NMLアルバム番号:SM449
CD価格:2,175円(税込)
ジュリアード音楽院を卒業後、19歳でアンネ=ゾフィー・ムターやソル・ガベッタも受賞した「Europäischer Förderpreis für junge Künstler」を獲得、一躍注目を浴び、現在はチェリスト、作曲家として活躍するイザベル・ゲーヴァイラーと、スイスのピアニスト、フィオナ・ヘンガルトナーが奏でるチェロ作品集。フランスとスイス系の作曲家の作品が選ばれており、民族色の強い「ユダヤ人の生活」、フォーレの歌曲の編曲や有名なシシリエンヌ、堂々たるフランクのソナタの他、ロマンティックな小品が並べられています。 ゲーヴァイラーは深みのある低音と張りのある高音を使い分け、作品の持つ魅力を描きだします。
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ルイス・カウフマン
シューベルト、シューマン、ブラームス、ブロッホ
ソナタ集 [ルイス・カウフマン(ヴァイオリン)/アルトゥール・バルサム(ピアノ)/エレーヌ・ピニャーリ(ピアノ)/ピナ・ポッツィ(ピアノ)]発売日:2023年08月18日
CD価格:2,175円(税込)
500枚余りのレコード録音を残したルイス・カウフマンをロマン派レパートリーで聴く日本でルイス・カウフマンの名前を知る人は少ないかもしれませんが、彼の演奏を耳にした人は多いはず。カウフマンは多数のクラシック音楽のレコードに加え、『風と共に去りぬ』『嵐が丘』『カサブランカ』『ピノキオ』『レベッカ』『アンネの日記』『サウンド・オブ・ミュージック』などの映画のサウンドトラックに参加しているのですから。伝記によれば、ピノキオがクジラに飲み込まれるシーンの音はカウフマンがE線でグリッサンドしてみせたのが採用されたそうで、『風と共に去りぬ』の「タラのテーマ」は監督の前で作曲家と一緒に作り上げたそうです。このアルバムでは、カウフマンには珍しいドイツ・ロマン派の作品を聴くことができます。 カウフマンはカザルス、ガーシュウィン、クライスラー、ハイフェッツといった大演奏家たちとも交友関係がありました。このアルバムの演奏からは、自己顕示をしない真摯な芸術家としてのカウフマンの姿が浮かぶと共に、どこなくクライスラーに通じるウィーン風の音づかいが聞き取れるのが興味深いところです。 3人のピアニストの略歴にも触れたWayne Kileyの解説(英文4ページ)に加え、裏表紙には画家ミルトン・エイブリーが1927年に描いたカウフマンの肖像画がカラーで掲載されています。
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ユーディス・シャピロ
ブラームス&ストラヴィンスキー他を弾く [ユーディス・シャピロ(ヴァイオリン) 他]発売日:2023年06月23日
CD 2枚組価格:3,000円(税込、送料無料)
20世紀中葉のロサンゼルスを魅了したユーディス・シャピロを王道レパートリーで聴くユーディス・シャピロ(1914-2007)は、ニューヨーク州バッファローに生まれたヴァイオリニスト。ソリスト、室内楽奏者、オーケストラのコンサートマスターとして、また古典から現代音楽、更にはポップスや映画音楽まで、多彩な分野で人々を魅了しました。先に発売されたアルバム「アート・オヴ・ユーディス・シャピロ」(BIDD85025)に続く本作では、クラシック音楽のソリストとしての演奏をたっぷりと聴かせます。 シャピロは12歳でバッファロー・フィルと共演、カーティス音楽院でエフレム・ジンバリストに学びました。1941年にロサンゼルスに移り、ハリウッドの映画スタジオ史上初の女性コンサートマスターとなって20年余りにわたって数々の映画のサントラ録音に参加しました。その一方で1943年にはアメリカン・アート四重奏団を結成し、第1ヴァイオリンとして東海岸のジュリアード弦楽四重奏団に匹敵する評価を獲得。1950年代にはRCAビクター交響楽団のコンサートマスターとして、ヤッシャ・ハイフェッツのラロ:スペイン交響曲やツィゴイネルワイゼン等の録音に参加。更にロサンゼルス室内管のメンバーとして現代音楽の演奏に意欲的に取り組み、特にストラヴィンスキーはシャピロを非常に高く評価しました。ソリストとしては、フリッツ・ライナー、ユージン・グーセンス、ウィリアム・スタインバーグらの指揮で演奏、またアルトゥール・シュナーベル、リリー・クラウス、ルドルフ・フィルクシュニー、そしてブルーノ・ワルターのピアノと共演しています。 このアルバムではまずブラームスの3つのヴァイオリン・ソナタが聞けるのが嬉しいところ。中庸からほんの少し速めに保たれたテンポ、情熱的な場面でも揺るがない造形感覚は、ブラームスにうってつけ。ストラヴィンスキーの2作品は作曲者の監修の元に行われたステレオ録音。ブラームスで見せた音楽的なセンスはストラヴィンスキーの擬古典的作品にもマッチしています。シャピロはブロッホ、バルトーク、ミヨーといった民族性が重視されるレパートリーにも見事に適応しており、「どんな曲でも求められる通りに演奏できた」という評判を裏付けます。民俗的な激しい表現の中にも気品を感じさせる瞬間があるのも魅力で、彼女が高い人気を得ていた一因と推測されます。ピアノのバーコヴィッツはピアティゴルスキーと、ブルックス・スミスはハイフェッツと、繰り返し共演している名手です。 ボーナストラックのように置かれた最後の2曲は一転ポップスの世界。映画スタジオで活躍したシャピロに相応しいムードたっぷりの音楽です。Biddulphの解説書の中ページは通常モノクロですが、このアルバムではシャピロが使っていたピエトロ・グヮルネリの写真を4ページにわたって掲載。入れ込みようが伝わります。
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FROM JEWISH LIFE
ユダヤの生活より
モスクワ・ユダヤ音楽協会の室内楽作品集 [ヤッシャ・メムツォフ(ピアノ)/ヴォルフガング・マイヤー(クラリネット)/タベア・ツィマーマン(ヴィオラ)/インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)/ダヴィド・ゲリンガス(チェロ)/ヘレーネ・シュナイダーマン(メゾ・ソプラノ)]発売日:2023年06月09日
CD 5枚組価格:4,050円(税込、送料無料)
モスクワ・ユダヤ音楽協会100周年記念。
知られざる作品群が伝える、その豊穣な活動1908年に作曲家ヨエル・エンゲルらを発起人として発足した「ユダヤ民族音楽協会」。それ以前からもロシア5人組のリムスキー=コルサコフをはじめとした何人もの音楽家、研究者たちがサンクトペテルブルグを拠点にユダヤの民俗音楽を収集し、研究の成果を発表していましたが、その運動が少しずつ広がり、1923年にはモスクワにユダヤ音楽協会が設立されます。しかしソビエト政権は「社会主義リアリズム」に反する人々を抑圧、投獄したため、この活動も反ユダヤ主義のあおりを受けて1929年4月のコンサートを最後として短命に終わりました。 このアルバムで中心的役割を担うピアニスト、ヤッシャ・ネムツォフの父も強制収容所の生存者の一人であり、彼は歴史に埋もれたユダヤ人たちの作品の復興を目指すため、多くの協力者を募り、1999年から2004年にかけて世界初録音を含む5枚のアルバムの録音を成し遂げました。 演奏はネムツォフとともに、ヴォルフガング・マイヤー、タベア・ツィンマーマン、インゴルフ・トゥルバン、ダヴィド・ゲリンガス、ヘレーネ・シュナイダーマンと錚々たるアーティストが担当。知られざる作品の復興に力を尽くしています。 -
『UNE PRIÈRE ある祈り』
ユダヤの祈りの音楽 [アンサンブル・コントラスト(ジョアン・ファルジョ、アントワーヌ・ピエルロ、アルノー・トレット)、カリーヌ・デエ、ピエール・ジェニソン、デボラ・ネムタヌ、サラ・ネムタヌ]Chamber Music - BLOCH, E. / BRUCH, M. / KOVÁCS, B. / PROKOFIEV, S. / RAVEL, M. / SHOSTAKOVICH, D. / WILLIAMS, J. (Une prière)
発売日:2022年06月10日 NMLアルバム番号:ALPHA763
CD価格:2,475円(税込)
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アレクサンダー・シャイヒェト(1887-1964)
スイス初の室内オーケストラ創設者 [ミリアム・チョップ(ヴァイオリン、ヴィオラ)/アンドレア・ヴィースリ(ピアノ)/ヨナス・クライエンビュール(チェロ) 他]ALEXANDER SCHAICHET (1887-1964) - The First Swiss Chamber Orchestra (Wiesli, Kreienbühl, Tschopp, Hottinger, Lienhard, Rossi, Vogel)
発売日:2022年03月18日 NMLアルバム番号:SM368
CD 2枚組価格:3,525円(税込、送料無料)
ウクライナ生まれのヴァイオリニスト、指揮者であるアレクサンダー・シャイヒェト(1887-1964)は、スイスの現代音楽発展の立役者でした。1920年「チューリッヒでは演奏機会の少ない作品、未発表の作品、特別な価値のある作品を演奏する」ことを目標にして、スイス初の室内管弦楽団であるチューリッヒ室内管弦楽団を設立。1920年から1943年の間に、スイスの現代作曲家の作品を含む51作の世界初演と215作のチューリッヒ初演を行い、スイスを越えて世界にその名声を広めることになる新しい音楽的才能を発掘しました。 しかし1943年、ユダヤ人移民であったシャイヒェトは音楽監督の地位を退き、チューリッヒ室内管弦楽団は解散してしまいました (現在も活動を続ける同名のオーケストラは、1945年にエドモンド・ド・シュトウツによって設立されたアンサンブルで、2つの団体に直接のつながりがあるわけではありません)。 2020年はそのチューリッヒ室内管弦楽団の設立100周年であり、"Zivilstand Musiker: Alexander Schaichet und das erste Kammerorchester der Schweiz"(市民の音楽家:アレクサンダー・シャイヒェトとスイス初の室内管弦楽団)という本が出版されるとともに、現地ではさまざまなイベントが開催されました。 その一環としてシャイヒェトの芸術的遺産を保管しているチューリッヒ中央図書館の主導でこの2枚組が製作され、彼の先駆的な音楽活動に光が当てられています。CD1では彼の伝記が彼と所縁を持つ音楽とともに語られ(ドイツ語)、CD2では彼が紹介した様々な近代スイス作曲家の音楽を聴くことができます。
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Concertos
ヴァイネル/クレッパー/ブロッホ/シュルホフ:
フルート協奏曲集 [カスパール・ツェーンダー(フルート&指揮)ミラン・ラディック(ヴィオラ)/エヴァ・アロウトゥニアン(ピアノ)/カペラ・イストロポリターナ]WEINER, L.: Concerto / SCHULHOFF, E.: Double Concerto for Flute and Piano (Zehnder, Radic, Aroutunian, Capella Istropolitana)
発売日:2020年06月19日 NMLアルバム番号:UP0053-2
CD価格:1,650円(税込)
20世紀に書かれた4曲のフルート協奏曲を集めた1枚。 ハンガリー出身のヴァイネルの協奏曲は、バッハの「ブランデンブルク協奏曲第5番」を模した曲。軽やかなフルートとピアノの旋律と、哀愁漂うヴィオラの旋律が融合した端正な美しさを誇ります。ルーマニア出身のクレッパーはベルリンとウィーンで音楽を学び、大戦後はイスラエルに移住、このコンチェルティーノはイスラエルで最初に書いた作品です。印象派を思わせる作風の中、ショスタコーヴィチの影響も感じられます。ブロッホの「コンチェルティーノ」は比較的演奏される機会の多い、舞曲を思わせる軽快な曲。シュルホフの「二重協奏曲」はオネゲルを思わせる新古典派の様式に則った流麗で力強い作品です。 カスパール・ツェーンダーは見事な技巧でフルートを演奏しながら、カペラ・イストロポリターナを指揮し全曲をまとめています。
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『HIKAYE(ヒカーイエ) ~ 物語』
(ギリシャ、アルメニア、トルコ、ユーゴスラビア、ベルギー、スイス、日本のピアノ作品) [イシュル・ベンギ]Piano Recital: Bengi, Işıl - BABADJANIAN, A.H. / BLOCH, E. / ERKIN, U.C. / FRANCK, C. (Hikaye)
発売日:2020年01月24日 NMLアルバム番号:FUG759
CD価格:2,475円(税込)
トルコ出身ピアニストによる、自らのルーツを探る多彩な音楽の物語イスタンブールに生まれベルギーで活躍するピアニスト、イシュル・ベンギによる、ドイツ・イタリア・フランスといったメインストリームをあえて外したピアノ作品集。日本の武満で締めくくられるのも興味深いプログラムです。 親密さと超絶技巧、優しさと暴力性、喜びと憤怒といった対照的な曲想が並び、民族性豊かなものから前衛まで手法も様々。ベンギは個性あふれるそれぞれの作品に寄り添い、しなやかでダイナミックな表現とテクニックで目の覚めるような演奏を聴かせ、素晴らしい聴き応えとなっています。トルコ出身という自らのルーツを探りながら、オスマン・トルコが優勢だったバルカン半島をはじめ東西ヨーロッパからアジアまでの作品に向き合い、それぞれに秘められた物語を紐解いていきます。 今回のレコーディングには、歴史的ピアノの修復でも名高いベルギーのピアノ工房クリス・マーネと、東京国際フォーラムのデザインなどで知られる世界的建築家ラファエル・ヴィニオリのコラボレーション・ピアノが初めて使用されています。これはクリス・マーネの平行弦ピアノとヴィニオリのデザインによる人間工学に基づいた鍵盤配置が組み合わされたもの。非常にユニークな見た目である以上に、たいへん美しい響きを実現した楽器です。
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ズイル・ベイリー(チェロ)
シューマン(1810-1856):
チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
ブラームス(1833-1897):
二重協奏曲 イ短調 Op.102他 [ズイル・ベイリー(チェロ)/フィリップ・クイント(ヴァイオリン)/ロビン・オニール(指揮) フィルハーモニア管弦楽団/グラント・ルウェリン(指揮) ノースカロライナ交響楽団]SCHUMANN, R.: Cello Concerto / BRAHMS, J.: Double Concerto (Quint, Bailey, North Carolina Symphony, Llewellyn)
発売日:2019年10月25日 NMLアルバム番号:Steinway30123
CD価格:2,250円(税込)
名手ズイル・ベイリーによる名作協奏曲1972年生まれのアメリカのチェリスト、ズイル・ベイリー。2016年にナクソス・レーベルからリリースされたドアティの作品集(8.559798)にソリストとして参加し、第59回グラミー賞にて見事Best Classical Instrumental Soloを受賞したことも記憶に新しいところ。 今回のアルバムでは、2009年から開催されているウィンブルドン音楽祭の第10回を記念して演奏されたシューマンのチェロ協奏曲を、ブロッホとブルッフの2曲と共にヘンリー・ウッド・ホールにて改めてセッション録音して収録しています。さらに、2016年にヴァイオリニスト フィリップ・クイントとの共演で行われたブラームスの二重協奏曲の熱いライヴも追加し、たいへん聴き応えのあるアルバムとなりました。
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キャサリン・ガワーズ(ヴァイオリン)
ヴァイオリン小品集 [キャサリン・ガワーズ(ヴァイオリン)/チャールズ・オーウェン(ピアノ)]Violin Recital: Gowers, Katharine - MONTI, V. / FAURÉ, G. / RAVEL, M. / GERSHWIN, G. / DEBUSSY, C. / BLOCH, E. / PONCE, M.M. / KREIN, Y.
発売日:2019年05月24日 NMLアルバム番号:SOMMCD064
CD価格:2,250円(税込)
映画音楽作曲家、パトリック・ガワーズを父に持ち、幼い頃から音楽的な環境で育ったキャサリン・ガワーズ。ユーディ・メニューイン音楽院で、日本にルーツを持つ名教師でありヴァイオリニストのデヴィッド・タケノに師事、才能を開花させました。 ナイジェル・ケネディのツアーに参加したり、ジャズ・アンサンブルに参加するなど幅広い活動をしていますが、このアルバムではモンティの「チャールダッシュ」やポンセの「小さな星」など、誰もが耳にしたことのある名曲を次々に演奏。聴き手を魅了する術を知っている彼女ならではの見事な演奏を楽しめます。
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America Again ‐ アメリカよ、再び [ララ・ダウンズ]
Piano Recital: Downes, Lara - GOULD, M. / HARRISON, L. / BEACH, A. / BLOCH, E. / GERSHWIN, G. / BERNSTEIN, L. / BERLIN, I. (America Again)
発売日:2016年10月28日 NMLアルバム番号:DSL-92207
CD価格:2,240円(税込)
Steinway and Sonsレーベルからアメリカのピアノ作品を中心にアルバムをリリースしている女性ピアニスト、ララ・ダウンズ。このDorianレーベルへのデビュー盤も、彼女が最も得意とするアメリカ近現代の小品を集めたもので、およそ100年の間に渡って書かれた多様な作品からは、黒人たちの苦難の歴史や、多くの人々が抱いた愛と憧れ、自由を求めての戦い、マーティン・ルーサー・キング牧師の活躍など、たくさんの事が読み取れます。そして、現在の混沌とした世界に住む人々がもういちど夢を見ることを願った彼女は、希望の象徴である「Over the Rainbow」でこのアルバムを締めくくっています。
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イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
協奏曲とリサイタル [ギトリス]Violin Recital: Gitlis, Ivry - PAGANINI, N. / HINDEMITH, P. / BARTÓK, B. / BRAHMS, J. / DEBUSSY, C. (Original SWR Tapes 1962-1986 Remastered)
発売日:2016年02月24日 NMLアルバム番号:SWR19005CD
CD 2枚組価格:2,400円(税込)
ロシア系ユダヤ人の両親のもと、イスラエルのハイファに生まれたヴァイオリニスト、イヴリー・ギトリス。彼の独特な解釈と、超絶技巧を讃えて「魔弓を操る人」と呼ばれています。彼の演奏は、現代の若手たちとは全く違ういわば「19世紀的」なもの。豊かな感情表現(時として過剰なほど)と独自のボーイングとヴィブラートから生まれる音色は、まさに「泣かせる」演奏であり、聴き手の涙腺を直接刺激するもの。故に彼のファンはとても多いのです。 この2枚組は、CD1に協奏曲、CD2にリサイタルの演奏が収録されています。名指揮者スクロヴァチェフスキとがっぷり組んだパガニーニの緊張感溢れる演奏や、現代作曲家ハウベンシュトック=ラマティの「ゼクエンツェス」での予想の上を行く演奏、素晴らしいバルトークとヒンデミットには、思わず手に汗を握るはず。そして、CD2のリサイタル盤こそまさに真骨頂。ギトリスの魔弓が火を噴きます。
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海の風景
ジャニス・ウェーバー ピアノ・リサイタル [ウェーバー]Piano Recital: Weber, Janice - SMETANA, B. / BORTKIEWICZ, S. / GUILLAUME, E. / ROWLEY, A. / SAUER, E. von / BLUMENFELD, F. (Seascapes)
発売日:2015年06月24日 NMLアルバム番号:DSL-92188
CD価格:2,085円(税込)
ピアノの88鍵を全て使って、海の風景を表現すること……古今東西の作曲家たちが幾度となく試み、それぞれの世界を描き出して来ました。このアルバムでは、そんな様々な「海の風景」を楽しむことができます。どちらかと言うと、嵐の海や、迫り来る波などが描写されることが多く、冒頭のスメタナの作品を聴いただけでも、その鮮やかさに驚くことでしょう。空の色を克明に写した海、多くの川が溶け込む海、海に漂う海藻、そして船頭の歌。どこまでもイメージが広がるステキな1枚です。 ピアニストのジャニス・ウェーバーはニュージャージー州生まれ。早くから音楽の才能を顕し、イーストマン音楽学校を首席で卒業しています。数多くのリサイタルを開いていますが、中でもリストの「超絶技巧練習曲の第2稿(1838年版)」の世界初演はタイム誌でも絶賛されました。また彼女は作家という別の顔を持っており、1985年、最初に出版された「エヴァ・アサウェイの秘密の生活」は多くの読者の心を掴んだようで、現在は6作目までが出版されています。
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エレジー[CD+DVD] [クリーフ/ライン州立フィル/ヒメノ]
Cello and Orchestral Music - SAINT-SAËNS, C. / DVOŘÁK, A. / BLOCH, E. / BRUCH, M. (Elegy) (Krijgh, Rhine Philharmonic State Orchestra, Gimeno)
発売日:2015年01月28日 NMLアルバム番号:C5222
CD+DVD価格:2,600円(税込)
ギリシア神話の時代から連綿と伝えられる「エレジー=哀歌」。しかし当時の嘆きの歌はエキゾチックなものとして捉えられていたようです。このアルバムではロマン派の様々な「エレジー」を集め、チェロの美しい音色で、悲しみや情感を描き出しています。 チェロを演奏するのは、録音当時23歳の若きオランダのチェリスト、ハリエット・クリーフ。彼女はすでにCAPRICCIOレーベルに3枚の録音を持ち、そのどれもが絶賛されています。特に「ジャクリーヌの涙」は彼女の得意とする曲で、以前ピアノ伴奏でも演奏していましたが、今回のオーケストラ伴奏では、さらに伸び伸びとした演奏を披露しています。心に響く音楽です。彼女のインタビュー映像も付属しています。
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海の音楽集
SEA IN MUSIC (THE)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2014年04月23日 NMLアルバム番号:8.578269-70
2CD価格:2,900円(税込)