ベン=ハイム(パウル) Ben-Haim, Paul
生没年 | 1897-1984 | 国 | ドイツ、イスラエル |
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辞書順 | 「ヘ」 | NML作曲家番号 | 23624 |
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亡命ユダヤ人作曲家たちの
チェロ協奏曲集 第4集
(ベン=ハイム、ブロッホ、コルンゴルト) [ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)/ウーカシュ・ボロヴィッツ(指揮)/BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団]BEN-HAIM, P. / KORNGOLD, E.W.: Cello Concerto / BLOCH, E.: Symphony for Cello and Orchestra (Wallfisch, BBC National Orchestra of Wales, Borowicz)
発売日:2019年10月25日 NMLアルバム番号:555273-2
CD価格:2,475円(税込)
好評シリーズ「亡命ユダヤ人作曲家たちのチェロ協奏曲集」の第4集。これまでにカステルヌオーヴォ=テデスコ、ハンス・ガル、ゴルトシュミット、ライゼンシュタイン、ヴァイグルの協奏曲をリリースしているウォルフィッシュ。今作ではコルンゴルトとベン=ハイム、ブロッホの協奏的作品を演奏しています。 ベン=ハイムはドイツに生まれイスラエルに移住、名前もヘブライ風に改めたという作曲家。作品にはブロッホとの関連性が指摘されており、このアルバムでもブロッホの「バール・シェム」の一部が収録されています。 コルンゴルトのチェロ協奏曲は、もともと映画「愛憎の曲」のための音楽。登場人物が演奏する曲を協奏曲仕立てにした甘い音楽です。 ベン=ハイムのチェロ協奏曲はコルンゴルト作品のようなむせ返る官能性はあまり感じられず、民族音楽寄りの旋律と新古典派主義の作風による聴き映えのする作品に仕上がっています。
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ベン=ハイム(1897-1984):
〈管弦楽作品集 第2集〉
交響曲 第2番
合奏協奏曲 [北ドイツ放送フィル/イノン]BEN-HAIM, P.: Symphony No. 2 / Concerto Grosso (North German Radio Philharmonic, Yinon)
発売日:2017年05月19日 NMLアルバム番号:777677-2
CD価格:2,475円(税込)
ドイツで生まれたユダヤ人、パウル・フランケンブルガー。ブルーノ・ワルターとクナッパーツブッシュの助手を務め、指揮者として活動しますが、1933年、ナチスの台頭を逃れパレスチナに移住。この地で生きていく決心を固めた彼は名前もパウル・ベン=ハイムとヘブライ風に改め、1948年にイスラエルの独立を機に正式にイスラエル国民となり、生涯この地の音楽発展に力を尽くしながらドイツの伝統とイスラエル文化を融合した独自の作品を数多く書き上げました。 古典的な4楽章の形式で書かれた交響曲第2番はベン=ハイムの全作品の中でも最長であり、その総譜にはイスラエルの詩人、シン・シャロームの「朝と共に目覚める私の魂、海を越えたカルメル山の頂上で」という言葉が添えられています。カルメル山は人類の進化を示す遺跡のある場所でキリスト教の聖地の一つ。ベン=ハイムの自信作であるとともに、希望や光が感じられる壮大な音楽が胸を打ちます。2015年に惜しまれつつこの世を去った指揮者イノンの渾身の演奏です。
収録作曲家:
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FANTASIE VON UBERMORGEN
明後日への幻想曲
ユダヤ人作曲家の歌曲集 [コンスタンツェ・ヘラー(メゾ・ソプラノ)/ゲロルト・フーバー(ピアノ)]Vocal Recital (Mezzo-Soprano): Heller, Constance - BEN-HAIM, P. / BOSKOVICH, A. / DESSAU, P. / WOLPE, S. (Fantasie von übermorgen - Songs in Exile)
発売日:2021年09月17日 NMLアルバム番号:SM356
CD価格:1,950円(税込)
このアルバムには、ユダヤの血をひくため、世界大戦時にナチス政権から迫害を受けた4人の作曲家、ベン=ハイム、デッサウ、ヴァイル、ヴォルペと、トランシルヴァニア出身で、やはりユダヤ系の作曲家ボスコヴィチの歌曲を収録しています。これらの作品のほとんどは作曲家が亡命中に書いた曲であり、そのテキストの大部分はヘブライの詩人の詩(ここではD.ニックによるドイツ語訳による)から採られています。その内容は紀元前7世紀から20世紀に及び、預言者イザヤからアルバート・アインシュタインの核への警告の言葉までが含まれるという示唆に富んだものです。 ヘブライ語をドイツ語に訳したダグマール・ニックは1926年生まれの女性詩人。数多くのラジオドラマや短編小説、旅行ガイドの執筆に加え、1947年以来13冊の詩集を出版、ヘブライ語の通訳として知られています。 バイエルン出身のコンスタンツェ・ヘラーは、力強い声と表現力を持つワーグナー歌手としての名声を博すメゾ・ソプラノ。ゲロルト・フーバーとはハンス・ゾマーなどの珍しい歌曲を中心にレコーディングを行っています。
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約束の地からの音楽
現代イスラエルのマンドリンとギターのための作品集 [デュオ・マンタル]MUSIC FROM THE PROMISED LAND
発売日:2021年06月11日 NMLアルバム番号:8.573962
CD価格:1,900円(税込)
現代イスラエルで活躍する作曲家によるマンドリンとギターのための作品集。これらの中には、古代バビロニアのディアスポラ(離散したユダヤ民族)やイタリア、バルカン半島に住んでいたユダヤ系民族“ラディーノ”に伝わる音楽、おなじみのクレズマー(ユダヤ民謡をルーツに持つ音楽)、そして近代アメリカ音楽まで多岐にわたる影響を受けた曲が含まれています。 伝統的なユダヤの旋律を用いたラヴリーとベン=ハイム、愛へのオマージュを歌うロク、ジャズ風の味わいを持つローゼンバウムなど、どこか哀愁漂う曲を奏でるのは、2017年にアメリカのギタリスト、レヴィンとイスラエルのマンドリン奏者ロイヴェンによって結成された「デュオ・マンタル」。ユダヤの歌を愛する彼らは、この楽器のデュオのためのレパートリーを増やすためにイスラエルの作曲家たちに作品を依頼すると同時に、彼ら自身も積極的にアレンジを行いヨーロッパ中で演奏活動を行っています。