けっこう有名な作曲家の新譜
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アルヴェーン(1872-1960):
祝典序曲
組曲「グスタフ2世」
ラウタヴァーラ(1928-2016):
カントゥス・アルクティクス [ネーメ・ヤルヴィ、エーテボリ交響楽団]発売日:2026年02月27日
SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
特別な絆で結ばれるネーメ・ヤルヴィとエーテボリ響の最新録音は、スウェーデンとフィンランドの音楽、この指揮者らしいアルバムです。 1980年にソ連の一部だった母国エストニアを離れたネーメ・ヤルヴィが西側で最初に就いたポストがエーテボリ交響楽団の首席指揮者でした(任期は1982-2004)。その間に同響はBISレーベルに行った一連のシベリウス録音などを通じて国際的な名声を高め、1997年には「スウェーデンのナショナル・オーケストラ」の称号を得ました。ヤルヴィは離任に際して首席名誉指揮者となり、その後も共演を継続。2009年にはホール内に銅像が建てられました。ここに収録されたのはヤルヴィの首席名誉指揮者20周年にあたる2024年のコンサートのライヴ録音。プログラムはオーケストラの母国スウェーデンのアルヴェーンと隣国フィンランド(ヤルヴィの母国エストニアとはバルト海の対岸で、言語的にも近い)の作品ですが、定番名曲とは一線を画すところがこの指揮者らしいところ。 (...)
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発売日:2026年02月06日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
躍進著しいレオンコロ・カルテット、Alpha Classicsからの第1弾2019年にベルリンで結成されたレオンコロ弦楽四重奏団。第1ヴァイオリンのヨナタン・昌貴・シュヴァルツとチェロのルカス・実・シュヴァルツは日本人の母を持つ兄弟、ヴィオラを担当するオランダ生まれの近衛麻由は近衛秀麿の曾孫と、日本に深い縁を持ちます。彼らは2022年にロンドン・ウィグモアホール国際弦楽四重奏コンクール、ボルドー国際弦楽四重奏コンクールで立て続けに優勝して脚光を浴びたほか多くの受賞歴を誇り、2023年にはMirareからCDデビューを果たしました。この度Alphaと契約を結び、その第1弾として20世紀初頭ウィーンの音楽とその影響をテーマとしたアルバムを発表します。 ベルクとウェーベルン、そしてホロコーストに倒れたシュルホフまでを収め、20世紀初頭という後期ロマン派の黄昏から無調音楽、そしてモダニズムの黎明へと至る激動の時代に、ウィーンという文化のるつぼから生まれた音楽的革新を追って緻密に構成されたプログラム。類稀な技術と鋭く瑞々しい表現により、緊迫と抒情を絶妙なバランスで両立させた彼らの演奏は、伝統と前衛が衝突し、新たな表現が生まれた時代の緊張感と創造性を見事に捉えています。
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ベートーヴェン(1770-1827)、
リゲティ(1923-2006)、
レフコウィッツ(1964-):
弦楽四重奏曲集 [クァルテット・インテグラ]発売日:2025年11月28日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
結成10年、国内外の躍進目覚ましいクァルテット・インテグラが
超こだわりのハイ・ファイ・レーベルYarlungから世界デビュー!ミュンヘンARD、ウィグモア・ホール、バルトークなどの主だった国際コンクールでの入賞はもとより、近年の日本での演奏活動やライヴノーツ・レーベルから続々とリリースされる録音で高精度かつ生命感に満ちた演奏が高評価のクァルテット・インテグラ。ロサンゼルスのコルバーン・スクールでマーティン・ビーヴァーやクライヴ・グリーンスミス(いずれも東京クヮルテットのメンバー経験者)のもとで研鑽を積んでいましたが、3年の研鑽期間満了に際して素晴らしい録音を卒業制作として残してくれました。ベートーヴェン最後の弦楽四重奏曲に聴く深みと軽やかさ、リゲティの第2番での静謐さと激烈さの両極を往き来しつつ披露される超絶技巧や様々な奏法は実に見事。3曲目はロサンゼルス在住の作曲家レフコウィッツの新作で、モンテヴェルディのオペラ《ポッペアの戴冠》中のアリアをモチーフにしています。タイトルの「緑の山々、今は黒く」は2024年にロサンゼルス一帯を襲った山火事を指しており、曲は詠嘆するように始まりますが、やがて抒情的に展開し浄化されるかのように終わります。 Yarlungレーベルはこの録音をいつものようにワンポイント方式で収録。フランク・シナトラが愛用していたマイクAKG C24を使い、自社設計の真空管マイク・アンプなどのこだわりの機材に加え、ケーブルは極力短く、また編集も極力行わずに長いテイクを使うなどして完成したアルバムのサウンドは、リアルそのもの。位相管理などを徹底したオーディオ装置やヘッドホンで聴くと、そのリアリティが更によく伝わることでしょう。 尚、レーベルによれば日常生活から超越的な世界への入り口の象徴として鳥居をジャケットに採用したとのこと。 (...) -
A.スカルラッティ(1660-1725):
歌劇《名誉の勝利》 [ジュリア・ボルカート、ローザ・ボーヴェ、ラファエレ・ペー 他、エンリコ・オノフリ、フェニーチェ歌劇場管弦楽団]発売日:2025年11月28日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕/日本語解説付き価格:6,050円(税込、送料無料)
A.スカルラッティの歌劇《名誉の勝利》 ―
ポップアートの巨匠ウーゴ・ネスポロの舞台美術、エンリコ・オノフリの指揮で世界初映像化!歌劇《名誉の勝利》は、18世紀の欧州オペラシーンを席巻したナポリ楽派の礎を築いた巨匠アレッサンドロ・スカルラッティによるオペラ・ブッファ。この作品は、イタリア喜劇の定番キャラクターのコンメディア・デッラルテにその類型が見られる男女4組のカップルによる誘惑、浮気、恋の鞘当てがもつれながら進行するドラマです。その音楽語法は、バロックから前古典派にまたがるナポリ楽派のポルポラやペルゴレージ、パイジェッロ、チマローザらに受け継がれ、モーツァルトにまで到達する射程を持っています。 本上演では、ローザ・ボーヴェ、フランチェスカ・ロンバルディ・マッズーリ、ジュリア・ボルカート、ラファエレ・ペーらバロック歌唱に秀でた歌手を起用。バロック・ヴァイオリンの名手で指揮者としても多彩な活動を展開するエンリコ・オノフリが、現代イタリアのポップアートの巨匠ウーゴ・ネスポロによるカラフルな舞台を背景に、躍動感あふれる音楽を奏で、2025年に没後300周年を迎えたアレッサンドロ・スカルラッティの傑作を現代の音楽シーンに鮮やかに蘇らせています。収録作曲家:
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ダンツィ(1763-1826):
フルート三重奏曲 Op.71 [ロレンツォ・ガブリエーレ、アンナ・カイザー、ヨハネス・ベルガー]発売日:2026年03月27日
CD価格:2,250円(税込)
フランツ・ダンツィの「3つのフルート三重奏曲」は、作曲家晩年の室内楽を代表する作品であり、古典派から初期ロマン派への移行期の特徴を色濃く映しています。 マンハイム宮廷の音楽一家に生まれたダンツィは、父イノチェンツをはじめとする高度な音楽的環境の中で育ち、後年はカールスルーエを拠点に作曲家・指揮者・評論家として活動しました。生涯にわたりモーツァルトへの深い敬愛を抱くとともに、弟子ウェーバーとの交流は、彼のロマン派的美意識を育む重要な要素でした。 この作品71の三重奏曲は詩情、ドラマ性、民族的要素を取り込み、3曲それぞれが異なる性格を持っています。チェロを独奏的に扱う緻密な書法にダンツィの個性が示されています。 ロレンツォ・ガブリエーレは、18~19世紀タイプのフルート(トラヴェルソ)を使用し、バロックからロマン派までの広範なレパートリーを持っています。2019年のテレマン国際コンクール第1位をはじめ、数多くの受賞歴を誇る他、演奏活動と音楽学研究を結びつけ、未発見の作品の出版にも尽力しており、フルートのレパートリー拡大に大きく貢献しています。
収録作曲家:
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ピリオド楽器による
ヴィエニャフスキの室内楽作品集 [ミコワイ・ズグウカ、ピオトル・パヴラク]発売日:2026年03月27日
CD価格:4,050円(税込、送料無料)
ヘンリク・ヴィエニャフスキは「ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ」と称され、ポーランド・ヴァイオリン楽派の中心的人物として演奏史に大きな足跡を残しました。この録音は、伝記資料や当時の奏法研究を踏まえ、ガット弦を張った時代楽器による演奏でその技法と響きを再現する試みであり、若き日の「アレグロ・ド・ソナタ」から、晩年の「東洋風幻想曲」に至るまでを収め、作曲家としての発展をたどります。絶えざる旅と過酷な演奏活動の中で名声を築き、リストやワーグナーと同時代に活躍したヴィエニャフスキの作品は、今日もなおヴァイオリン技巧の重要な指標であり続けています。 ミコワイ・ズグウカは、ポーランド、スイス、ドイツで研鑽を積んだ古楽ヴァイオリニスト。18世紀後半から19世紀前半のレパートリーを中心に演奏を重ね、ドレスデン祝祭管弦楽団やアニマ・エテルナ・ブリュッヘのメンバーとして活動するほか、バッハ・コレギウム・ジャパン、アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージックなど国内外の主要古楽アンサンブルと共演しています。
収録作曲家:
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ミヤスコフスキー(1881-1950):
交響曲 第7番
交響詩「アラスター」
カンタータ・ノクチュルヌ「夜のクレムリン」 [アレクサンドル・ルーディン、ウラル・ユース交響楽団、エカテリンブルグ・フィルハーモニー合唱団 他]発売日:2026年03月20日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ルーディンが掘り下げる、ミヤスコフスキーの孤高の音楽世界モスクワ出身のチェリスト、指揮者アレクサンドル・ルーディンとウラル・ユース交響楽団によるミヤスコフスキー、FUGA LIBERAから第2弾(NAXOSの1枚も入れると第3弾)。 友人であるプロコフィエフに献呈された「アラスター」は、英国の詩人シェリーの詩に基づいて1912年から13年に書かれた交響詩で、ミヤスコフスキーの悲劇的イメージと哲学的対立への関心の高さを示すバイロン風の英雄を描いています。1922年に書かれた交響曲第7番は、第1次世界大戦とロシア革命といった激動期を経て、「形式の自由さと表現の簡潔さ」を達成した転換作と作曲者自身見なしていました。 今回が初めてのスタジオ録音となる「夜のクレムリン」はセルゲイ・ヴァシリエフの詩に基づくカンタータで、クレムリンを古くからの秘密の守り手として描き、夜、風、そして歴史を擬人化した老婆の詩的なイメージに焦点を当てたもの。テノールのアリアはリムスキー=コルサコフ風の叙事詩的な曲想を持ち、ソプラノのアリアはミヤスコフスキーの最も心に響く子守歌のメロディに基づいています。ルーディンはこのカンタータが政治的プロパガンダとは無縁であると強調しており、豊かな歴史と芸術を持つ祖国への作曲家の内面的な愛の告白だとしています。
収録作曲家:
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チマローザ(1749-1801):
歌劇《ロンドンのイタリア女》 [レオ・フセイン、フランクフルト歌劇場管弦楽団、アンジェラ・ヴァローネ、ビアンカ・トニョッキ 他]発売日:2026年03月13日
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
作曲者ドメニコ・チマローザは、ロッシーニ以前に最も高い人気を誇ったオペラ作曲家の一人で、ナポリ楽派最後の巨匠と称されます。《ロンドンのイタリア女》は、洗練されたインテルメッツォ(幕間劇)として、鋭い人間観察と機知に富む音楽が魅力であり、当時としては革新的な管弦楽伴奏付きレチタティーヴォや壮大な幕切れには、後のモーツァルト作品を先取りする先見性が示されています。 レオ・フセインは英国で学び、世界各地の主要歌劇場や国際的オーケストラで活躍してきました。2024年にザルツブルク音楽祭でデビューし、現在はジョルジュ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を務めています。本作では5人の歌手を見事にまとめ、生き生きとしたドラマを生み出し、軽やかな音楽を聴かせます。
収録作曲家:
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ヴァインベルク(1919-1996):
チェロ協奏曲
チェロと管弦楽のための幻想曲
コルンゴルト(1897-1957):
チェロ協奏曲 [クリスティーナ・レイコ・クーパー、コンスタンティン・オルベリアン、カウナス市交響楽団]発売日:2026年03月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ヴァインベルクとコルンゴルトのチェロ作品集クリスティーナ・レイコ・クーパーはかつてヴァイオリンのローラ・フラウチとデュオを組み、2000年前後には「クリスティーナ&ローラ」として日本でも高い人気を誇りましたが、現在はアメリカとイスラエルに拠点を置いてソリスト、アンサンブルのディレクター、教育者として活動し、特に同時代作品の紹介やレパートリー開拓に力を入れています。中でも、第二次大戦中ユダヤ人に「命のビザ」を発行した外交官、杉原千畝の功績を記念するアウエルバッハの交響曲第6番「光の器」の委嘱と演奏が高く評価されており、そのテーマは、ナチズムとスターリニズムに翻弄された2人の作曲家を取り上げた今回のアルバムにも通じていると言えるでしょう。 ポーランド生まれのユダヤ人であったヴァインベルクはナチスを逃れて1943年にモスクワに定住、しかしそこでもスターリン政権下の激しい抑圧を受けました。厳しい監視下で作曲されたチェロと弦楽のための「コンチェルティーノ」をスターリン死後の1956年に改訂・拡張した協奏曲は、チェロのカンタービレが存分に発揮されるほか、ユダヤ的色彩と内省的な抒情性が特徴となっているもので、1957年にロストロポーヴィチの独奏で初演されました。 1951年から53年、当局の厳しい監視下で作曲された「幻想曲」は、民謡に由来すると考えられる親しみやすい旋律がふんだんに登場すると共にヴァインベルクらしい内向性も感じられ、当局が求める親しみやすいスタイルと彼自身の音楽言語との妥協点を見出したもの。ダニイル・シャフランの独奏で1953年にピアノ伴奏版が、1966年に管弦楽版が初演されています。 (...)
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ツェルニー(1791-1857):
〈ピアノ作品集第2集〉
2台ピアノと4手のための音楽 [ジャオ・ジンシュ、リャン・ハオユエ]発売日:2026年03月13日
CD価格:2,550円(税込)
カール・ツェルニーは、今日では教育的練習曲の作者として知られていますが、その評価は彼の一面に過ぎません。作品番号は861に達し、実際にはそれを上回る数の作品を残しており、師ベートーヴェンから弟子リストへと連なる系譜の中で、彼の音楽は古典派とロマン派を結ぶ重要な架け橋を成すものとして、その歴史的意義はきわめて大きなものです。 近年、ウィーン楽友協会に所蔵された膨大な自筆譜の研究が進むなかで、彼は単なる「練習曲の大家」ではなく、ロマン派の扉を開いた先駆的作曲家として再評価されつつあります。ツェルニーは当時のウィーンのビーダーマイヤー期のサロンを魅了した数多くの華麗なヴィルトゥオーゾ作品を作曲しており、ここで聴ける2台ピアノ用およびピアノ連弾用の4作品は、その代表例とも言えるもの。聴衆を圧倒し、楽しませるという明確な意図のもとに書かれています。タイトルに「Brillant 華麗な」という語を冠する楽曲が多いことも、その性格を雄弁に物語っています。 演奏は、第1集で見事な演奏を披露したジャオ・ジンシュと、米国を中心にソロや室内楽で活動するリャン・ハオユエ。2人は共に北テキサス大学でピアノ演奏博士号(DMA)を取得しています。
収録作曲家:
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シチェドリン(1932-2025):
弦楽、2つのオーボエ、2つのホルンとチェレスタのための音楽(バレエ「犬を連れた奥さん」による)
コンチェルト・ドルチェ他 [オッリ・ムストネン、トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団、ローレンス・パワー]発売日:2026年03月06日
CD価格:2,850円(税込)
ムストネンが指揮者として、30年来の盟友シチェドリンの作品を収録したアルバムを、昨年亡くなった作曲家を悼みつつリリースします。 モスクワ音楽院で学び、若くして注目を集めたシチェドリンは、伝説的バレリーナ、マイヤ・プリセツカヤとの結婚を通じてバレエ作品に重要な足跡を残し、ロシア文学や民間伝承、正教の伝統を創作の中核に据えました。その音楽には常に、明確に「ロシア的」と感じられる濃密な精神性が息づいています。 ムストネンはその音楽を深く理解し、創作を刺激し続けた存在であり、「ピアノ協奏曲第5番」をはじめとする協奏作品は、両者の緊密な対話から生まれました。チェーホフ原作のバレエを基にした「弦楽、2つのオーボエ、2つのホルンとチェレスタのための音楽」に見られる濃密で抒情的な管弦楽表現、北ロシアの民俗伝統を素材にバルトークへの敬意を示した「ヴォログダの羊飼いの笛」、ローレンス・パワーが奏でるヴィオラの柔らかな歌が親密な対話を織り成す内省的な「コンチェルト・ドルチェ」、そしてロシア正教のイコン画に着想を得た「ディオニュシオスのフレスコ画」の神秘的な響きは、作曲家の直感と自由、そして二人の揺るぎない信頼関係が一体となった創作の軌跡を鮮やかに描き出しています。
収録作曲家:
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英国のチェロ作品集
エルガー、アイアランド、ブリッジ [アンドレアス・ブランテリド、トマス・セナゴー、デンマーク王立管弦楽団、ベンクト・フォシュベリ]発売日:2026年02月27日
NMLアルバム番号:8.573690CD価格:2,100円(税込)
アンドレアス・ブランテリドは1987年コペンハーゲン生まれ。スウェーデン人とデンマーク人の両親のもとに育ち、父からチェロの手ほどきを受けて14歳で王立デンマーク管弦楽団と共演。鮮烈なデビューを果たしました。深い洞察に裏打ちされた解釈と色彩豊かな音色で、今日では北欧を代表するチェリストの一人として国際的に高い評価を得ており、Naxosレーベルでの「Russian Tales ー ミャスコフスキーとグラズノフ:作品集(8.573985)」や「Times of Transitionー C.P.E.バッハ、ハイドン:協奏曲集」(8.574365)」を含め、数々の録音が注目を集めています。 このアルバムではエルガー晩年の大作「チェロ協奏曲」を中心に、その前後に書かれた作品を収録。第1時世界大戦後の喪失感から抒情、不屈の精神に至るまで、英国チェロ音楽の豊かな表情を鮮やかに描き出します。使用楽器は1707年製ストラディヴァリウス“Boni-Hegar”。
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カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
ピアノ五重奏曲 第1番・第2番 [アレッサンドロ・マランゴーニ、アドルノ四重奏団]発売日:2026年02月27日
NMLアルバム番号:8.574692CD価格:2,100円(税込)
カステルヌオーヴォ=テデスコの室内楽作品は、キャリア初期から晩年に至るまで継続的に書かれ、その歩みは二つのピアノ五重奏曲に象徴的に示されています。1931~32年に作曲され、ヴェネツィア国際現代音楽祭で初演された第1番 ヘ長調は、作曲家自身が当時の室内楽作品の最高傑作と自画自賛した作品です。抒情的な旋律と充実した対位法を兼ね備え、生き生きとした主題と豊かな色彩感が聴き手を魅了し、初演では賛否を呼びつつも大きな成功を収め、当時の現代音楽祭としては異例のアンコールが行われました。 第2番「トスカーナ地方の思い出」は、ロサンゼルス移住後に本格的に取り組んだ作品で、室内楽創作第2期の代表作とされています。作曲者が「決定的に標題音楽的な作品」と語った通り、故郷トスカーナの静謐で素朴な記憶が全曲を貫き、過去の美しい思い出が、温かなノスタルジーとして結実しています。
収録作曲家:
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ウィーンの響き
モーツァルト、ウェーベルン、コルンゴルト [エルメス弦楽四重奏団]発売日:2026年02月27日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
エルメス四重奏団が描く、ロマン主義の黄昏と別れの物語2008年にリヨン国立高等音楽院内で結成されたエルメス四重奏団。ラヴェル四重奏団から指導を受け、アルフレート・ブレンデルと深い絆で結ばれた彼らによる、楽都ウィーンで育まれた音楽の系譜に光を当てる野心的なプログラム。モーツァルトがロマン主義の到来を予感させた傑作から、ウェーベルンやコルンゴルトがその終焉に告げた別れの響きまで、150年を超える「ウィーンの魂」の変遷が鮮やかに描き出されます。 アルバムの核を成すのは、彼らが活動初期から熟成させてきたモーツァルトの第15番。不安や苦悩を露わにしたドラマティックな表現は、亡命直前のコルンゴルトが綴った切実なノスタルジーや、ウェーベルンの親密な語り口と見事に呼応します。「黄昏の色調」を帯びた各作品が放つ強烈な感情を、伝令神の名を冠する四重奏団が聴衆の感性へと橋渡しします。
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発売日:2026年02月27日
NMLアルバム番号:NSCD-54500CD国内盤価格:2,990円(税込)
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発売日:2026年02月27日
NMLアルバム番号:NSCD-54505CD国内盤価格:2,990円(税込)
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アレンスキー(1861-1906)
ラフマニノフ(1873-1943):
歌曲集 [アナスタシア・プロコフィエヴァ、セルゲイ・リビン]発売日:2026年02月27日
CD価格:2,700円(税込)
ロシア歌曲(ロマンス)の魅力を伝える注目のアルバム。歌うのはオペラ界の新星として注目を集め、Opera Magazine誌で「目覚ましい」と称賛されたリリック・ソプラノ、アナスタシア・プロコフィエヴァ。モスクワ・チャイコフスキー音楽院の大学院およびロンドンのベンジャミン・ブリテン国際オペラスクールで研鑽を積み聴衆を魅了しています。 ピアノはロンドンを拠点に指揮者・ピアニスト・ヴォーカルコーチとして活躍し、王立音楽アカデミー準会員でもあるセルゲイ・リビン。このアルバムの解説(英語のみ)と全曲の英訳も彼の手によるものです。2人の共演により、アレンスキーとラフマニノフのロマンスが、瑞々しい生命感をもって蘇ります。
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マクダウェル(1860-1908):
〈管弦楽作品集 第2集〉
ピアノ協奏曲 第2番
ハムレットとオフィーリア
組曲 第1番他 [ワン・シャイン、ジョン・ウィルソン、BBCフィルハーモニック]発売日:2026年02月20日
NMLアルバム番号:CHAN20332CD価格:3,075円(税込、送料無料)
アメリカのロマン主義作曲家・ピアニスト、エドワード・マクダウェル。彼は1884年7月、妻マリアンとのイギリスでの新婚旅行中、ロンドンのライシーアム劇場で観たシェイクスピア劇に魅了されました。すぐに6人の登場人物に基づくスケッチを始め2曲を完成。『ハムレットとオフィーリア』は翌年出版されました。その時のスケッチの残りが一部第2楽章に転用された「ピアノ協奏曲第2番」は、第1番と同じく彼のヴィルトゥオジティが発揮されており、1889年に自身のピアノで初演が行われています。 アルバムでは第1番と同じく、ワン・シャインが見事な演奏を聴かせます。「ロマンス」は1887年の作品。こちらは友人のチェリスト、ダヴィッド・ポッパーに献呈されています。「組曲」は、夫妻がボストンに移住してから最初に作曲した作品。自然への愛が感じられる全5楽章で構成されており、1895年にエミール・パウア指揮のボストン交響楽団によって初演されました。 第1集と同じく、ジョン・ウィルソンがメリハリのある演奏で聴き手をひきつけます。
収録作曲家:
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イディル・ビレット
1999年5月14-15日
シュヴェツィンゲン音楽祭
ショパン没後150年記念 [イディル・ビレット]発売日:2026年02月13日
NMLアルバム番号:8.571432-35CD 4枚組価格:4,875円(税込、送料無料)
このアルバムには1999年にシュヴェツィンゲン音楽祭の特別企画として行われたショパン没後150年記念コンサートでの演奏が2日分収録されています。 一連のショパン録音が高く評価されていたビレットは、5月15日の演奏会に招かれていましたが、14日に出演予定だったアナトール・ウゴルスキが当日になって体調不良を訴えてキャンセル。主催者から代役の要請を受けたビレットがブリュッセルから飛行機に飛び乗りシュトゥットガルト空港に着くと、待機していたヘリコプターと車を乗り継いで会場にかけつけ、リハーサルもそこそこに、ウゴルスキが予定していたプログラムを1曲も変えることなく演奏しました。結果は非常に満足のゆく出来栄えで、大御所評論家のヨアヒム・カイザーもビレットへの称賛を惜しまなかったと伝えられます。 CD3とCD4は彼女の本来の出番であったプログラムを収録。アンコールも含めて前日と1曲の重複も無いプログラムは聴衆と批評家を大いに感嘆させました。ボーナストラックとしてミュンヘンで演奏された即興曲4曲が収録されています。
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W.F.バッハ(1710-1784):
2つのフルートのためのソナタ(全6曲) [マヌエル・グラナティエロ、エレオノーラ・ブシチェヴィチ]発売日:2026年02月13日
NMLアルバム番号:A588CD価格:3,075円(税込、送料無料)
大バッハ長男の最高傑作とも目される作品群を、作曲年代に合わせた古楽器で大バッハを父に1710年に生まれ、充実した音楽教育を受け希代の鍵盤奏者として活躍した長男ヴィルヘルム・フリーデマンですが、史料で確かめられる活動歴には空白の時期も目立ち、付き合いにくい人物だったという証言や父の自筆譜を売却した話などが散発的にあるものの、後半生は未だ謎に包まれています。しかし残された作品の質は軒並み彼の天才を証立てるに充分で、特に20世紀前半に校訂が進み出版譜が刊行された伴奏なしのフルート二重奏ソナタ群は、同時代の作曲家キルンベルガーが「完璧な手本にして試金石的存在」と絶賛した通り、高度な作曲技術と繊細な音楽表現が併存する傑作の連続となっています。 現代楽器奏者も多く手がけ録音している作品群ですが、古楽器による全曲録音は意外に貴重。リ・インコーニティやアカデミア・オットボーニの録音で見事なソロを聴かせてきたグラナティエロと、バーゼルで学び即興演奏でも評価されるブシチェヴィチはここで、およそ2期にわたる推定作曲年代に合わせて同一モデル・同一製作者の楽器を複数揃え、細部の機微をよく伝える緩急自在の演奏で作品本来の姿に迫っています。 ピリオド楽器の響きを的確に収めたARCANAレーベルならではのエンジニアリングも頼もしく、聴き応えある1枚に仕上がっています。
収録作曲家:
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発売日:2026年02月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
BBC Music誌から「温かみがあり、心を奪うほど魅力的な演奏」と称賛され、グラミー賞にもノミネートされたニーヴ・トリオ。このアルバムは彼らが継続して取り組む女性作曲家の作品に焦点を当てています。 「彼女の声」(CHAN20139)ではファランク、ビーチ、クラーク、「彼女の部屋」(CHAN20238)ではリリ・ブーランジェ、シャミナード、タイユフェールらフランスの作品を中心に演奏していましたが、今作では活躍した時代が異なる3人の作品を披露。女性作曲家たちの豊かな表現世界と、ニーヴ・トリオの成熟したアンサンブルの魅力を存分に味わえる一枚です。
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ヴァイル(1900-1950):
『七つの大罪』
新オルフェウス(英語歌唱)
ヴァイオリン協奏曲 [HK. グルーバー、スウェーデン室内管弦楽団 他]発売日:2026年02月06日
SACD-Hybrid価格:3,075円(税込、送料無料)
HK.グルーバーは、2023年リリースのクルト・ヴァイルの交響曲第1番・第2番(BISSA2579)に続き、スウェーデン室内管弦楽団と共に、今作ではヴァイルの3つの重要作を取り上げます。 アルバムは、資本主義社会への鋭い風刺を込めた歌付バレエ《七つの大罪》で幕を開けます。これはヴァイルとブレヒトにとっての最後の共同作品となったもので、主人公アナが、故郷に家を建てるため金儲けをしながら旅をしますが、その過程で直面する「七つの大罪」を乗り越えようとする物語が気怠い音楽に乗って歌われます。ヴァイルの妻ロッテ・レーニャの歌唱で世界的に知られるようになりました。 続くカンタータ『新オルフェウス』では、ユリディスの視点から語られる救済の物語が、アリアと歌を自在に行き交う独自の語法で紡がれます。 アルバムを締めくくる『ヴァイオリンと管楽オーケストラのための協奏曲』は、ヨーゼフ・シゲティに献呈された作品。ブレヒトと出会う以前はブゾーニに師事していたヴァイルならではの、後期ロマン派から無調へと向かう音楽の中に、時折キャバレー音楽の影響も感じられ、後年の舞台音楽を予感させる躍動感に満ちています。 各々の作品のソリストには、ソプラノのウォリス・ジュンタとジェニファー・フランス、ヴァイオリンのカタリナ・アンドレアソンとベンヤミン・ヘルツルを迎え、ヴァイルの多彩な表現世界を鮮やかに描き出しています。
収録作曲家:
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レスピーギ(1879-1936):
ローマの噴水/ローマの松/ローマの祭
エネスク(1881-1955):
2つのルーマニア狂詩曲 [ユージン・オーマンディ、フィラデルフィア管弦楽団]発売日:2026年01月30日
CD価格:2,100円(税込)
ウィーンの老舗レコード店のレーベルGramolaの当主が厳選する名盤を独自に復刻するIkonシリーズの1枚。 米コロンビア(CBS)のステレオ録音最初期のプロジェクトで、特に「噴水」と「松」は同社のステレオLP第1号となった記念碑的録音。オーマンディはローマ3部作を得意としており、繰り返し録音し来日公演でも取り上げていました。「Rhapsodies」と題されたアルバムから収録したエネスクと共に、オーマンディ・サウンドを良好なステレオで堪能できます。
収録作曲家:
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Constellations
ラヴェル(1875-1937):
クープランの墓/亡き王女のためのパヴァーヌ
バーバー(1910-1981):
夏の音楽
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
弦楽四重奏曲 第8番 ほか [アンサンブル・ウラノス]発売日:2026年01月16日
NMLアルバム番号:ALPHA1183CD価格:3,075円(税込、送料無料)
木管五重奏のための編曲とオマージュを結び付けた意欲作2014年にパリ高等音楽院の学生らによって結成され、今やフランスのトップ木管五重奏団の一つに数えられるアンサンブル・ウラノス。ALPHAからの第1弾はラヴェルとショスタコーヴィチの作品の編曲とバーバーの名作を合わせたもの。第一次大戦で亡くなった友人たちに捧げられた「クープランの墓」と、第二次大戦の犠牲者の追悼とされるショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第8番(この編曲による初録音)などにより木管五重奏のレパートリー拡充を図ると共に、より軽やかな音楽で夏への賛辞が込められた「夏の音楽」も加え、一見関連のなさそうな作曲家たちをオマージュという糸で星座(Constellations)のように繋げようというプログラム。特に弦が管の多彩な音色に置き換えられたショスタコーヴィチは、全く違う作品のように新鮮で実に興味深い出来栄えです。 バソンの使用を始めフランス管楽器ならではの響きが楽しめるアルバム。
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フルトヴェングラー(1886-1954):
交響曲 第2番 ホ短調 [ネーメ・ヤルヴィ、エストニア国立交響楽団]FURTWÄNGLER, W.: Symphony No. 2 (Estonia National Symphony, N. Järvi)
発売日:2026年01月16日
NMLアルバム番号:CHAN20373CD価格:2,400円(税込)
ネーメ・ヤルヴィ、フルトヴェングラーを振る!ドイツ・ロマン派の精神と哲学を色濃く継承していたフルトヴェングラーにとっては、既存の作品を演奏することだけでなく、自ら作曲することが音楽家として必然的なことでした。彼が遺した3つの交響曲のうちスイス亡命中に作曲された第2番が最もよく知られています。 ブルックナーやワーグナーといった後期ロマン派の影響を色濃く受けたこの作品は、演奏に70分以上を要する大作で、ドイツ音楽における「運命」や「宿命」のモチーフが重厚なffffや教会オルガンを思わせる響きとして表現され、第3楽章では繊細な木管の音色が印象的に用いられています。第1楽章の主題の下降音形は、全曲を貫く循環主題として構成の柱となっています。 ネーメ・ヤルヴィ指揮、エストニア国立交響楽団によるこのライヴ録音では、比較的速めのテンポが採られ、作品に独特の緊張感と疾走感をもたらしています。重厚な音楽を勢いよく展開していくアプローチが、聴き手に強い印象を残します。
収録作曲家:
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フンパーディンク(1854-1921):
劇付随音楽『奇跡』(1911) [シュテフェン・タスト、ベルリン放送交響楽団&合唱団、ゾフィー・クルスマン、ヨゼッテ・ミヒェラー]発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:C5543CD 2枚組価格:3,825円(税込、送料無料)
『奇跡』は、クリスマス・イヴにライン川沿いの修道院で起きた奇跡を描いた劇作家カール・グスタフ・フォルメラーのパントマイムで、演者にはセリフがありません。 劇の主役は修道女メギルディス。彼女は大聖堂の堂守となったものの、出会った騎士に魅了されて出奔してしまい、残された聖母マリア像が祭壇から降り、人間の姿となって堂守を務めます。雪の舞うクリスマス・イヴの夜、祭壇に戻ったマリア像の前に、メギルディスが瀕死の我が子を連れて現れますが、メギルディスの子は亡くなっていました。彼女が祭壇の前で泣き崩れると、マリア像が祭壇を降りて手を差し伸べ、子供の亡骸を抱き上げて口づけをし、元の祭壇へと戻って行ったのです。聖堂の鐘が高らかに鳴らされてサルヴェ・レジーナが聞こえ、メギルディスは修道女の勤めに戻りました。 フンパーディンクが付けた音楽はメルヘン的な美しさに満ち、合唱による賛美歌や童謡のような音楽を交えつつ滔々と流れます。ダンスなどの華やいだ場面はありますが、オペラやオラトリオのような劇的な盛り上がりや激情の噴出などはなく、名作『ヘンゼルとグレーテル』の「夕べの祈り」のような優しさと穏やかさが全編を包んでいます。 初演の際は、フォルメラーの友人で俳優・演出家として名高いマックス・ラインハルトが150名の合唱と200名のオーケストラを動員した舞台に仕立てあげ、ドイツのみならず欧州諸国で上演されるヒット作となりました。ブロードウェイでは1年間連続上演、更には映画化までされ、演奏会用の組曲版も作られました。しかし、第2次大戦後は上演の機会に恵まれず、このアルバムは初の全曲盤となります。
収録作曲家:
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ルクレール(1697-1764):
ヴァイオリン協奏曲集 第1集 Op.7より
第1番・第4番・第5番・第6番 [エイドリアン・バターフィールド、ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ]LECLAIR, J.-M.: Violin Concertos, Vol. 1 - Nos. 1, 4, 5, 6 (Butterfield, London Handel Players)
発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0711CD価格:2,400円(税込)
エイドリアン・バターフィールド率いるロンドン・ヘンデル・プレイヤーズが、ジャン=マリー・ルクレールのヴァイオリン協奏曲集の録音を開始。2000年に旗揚げされたこの名高い古楽アンサンブルは、豊かな経験と精緻な音楽性で知られており、バターフィールドが録音したルクレールのヴァイオリン・ソナタ集のディスク(NAXOS)は『グラモフォン』誌から高い評価を受けています。 ルクレールの2巻のヴァイオリン協奏曲集は、イタリアの華麗な演奏技巧フランス伝統の舞曲をさせており、フランスのヴァイオリン音楽発展に重大な貢献を果たしました。今後の展開が楽しみなシリーズです。
収録作曲家:
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フンメル(1778-1837):
ピアノ五重奏曲 ハ長調
シューベルト(1797-1828):
ピアノ五重奏曲「ます」 [ピーター・ドノホー、イ・ムジカンティ]SCHUBERT, F.: Piano Quintet, Op. 114, "The Trout" / HUMMEL, J.N.: Septett militaire, Op. 114 (version for piano quintet) (Donohoe, I Musicanti, Bosch)
発売日:2025年12月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0712CD価格:2,400円(税込)
ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスという独特で豊かな響きをもつ編成による室内楽作品を収めたアルバム。 モーツァルトの愛弟子で、ハイドンやサリエリにも学んだフンメルは、ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとしての名声に加え、作曲家としても豊かな創造性を示しました。この五重奏曲は、彼が1829年に完成させた七重奏曲第2番「軍隊」を、翌年ウィーンでの出版に際してピアノ五重奏に編曲したもので、このアルバムの演奏者レオン・ボッシュによって楽譜が発見されました。七重奏曲の管楽器のパートを弦楽器群に巧みに置き換えることで、より親密で柔らかな響きを実現しています。 同じ編成で書かれた有名曲、シューベルトの「ます」とともに、ピーター・ドノホー他の演奏で。
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ヒナステラ(1916-1983):
弦楽四重奏曲
ピアノ五重奏曲
ラヴェル(1875-1937):
弦楽四重奏曲 [ミンゲット四重奏団、ミヒャエル・コルスティック]発売日:2025年12月19日
NMLアルバム番号:555633-2CD価格:3,000円(税込、送料無料)
20世紀アルゼンチンを代表する作曲家ヒナステラ。コープランドに師事し、アルゼンチン民謡を引用しながら力強いリズムと詩情を融合させた作品を生み出しました。弦楽四重奏曲第1番はその代表的な作品で、エネルギッシュなリズム、不協和の緊張感、幽玄なスケルツォ、抒情的なアダージョ、そしてギターを思わせる効果を伴うフィナーレで構成。南米の情熱と現代的構築美が結晶した名作です。彼は1955年以降は新表現主義へと転じ、前衛的な音楽語法を追求しました。1963年のピアノ五重奏曲は、4つの楽章の間に弦とピアノによるカデンツァを3つ挟む構成をもち、半音階的で緊張感あふれる響きが特徴です。 かたやラヴェルの弦楽四重奏曲は、師フォーレに献呈された初期の代表作。柔らかく流れる旋律、ピツィカートを多用したスケルツォ、夢みるような緩徐楽章、不規則拍子の終楽章など、透明な質感を持つ繊細な音響が特徴で、印象派的色彩と精密な構造を合わせ持つ傑作です。 演奏は近代作品を得意とするミンゲット四重奏団。ヒナステラの五重奏では名手コルスティックが技巧的な演奏を聴かせます。
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ゴーベール(1879-1941):
ヴァイオリンとピアノのための作品全集 [ニコラ・ドートリクール、瀬尾 和紀]発売日:2025年12月19日
CD 2枚組国内盤価格:3,520円(税込、送料無料)
華やぎと憂愁が交差する、フランス近代の香りMusicien complet(完全なる音楽家)を体現した作曲家、フィリップ・ゴーベール。彼がヴァイオリニストであったことを知る人は、果たしてどれほどいるだろうか。 フランスの風景や日常に息づく、目も眩むほどに美しい建築や街並み、パリジャンたちの粋な優雅さ、そして心温まる瞬間を切り取ったような旋律の数々。 フランスの名ヴァイオリニスト、ニコラ・ドートリクールと、ピアニストとして共演する瀬尾和紀が、その香気に満ちた世界を精緻に描き出す貴重な作品集。 (...)
収録作曲家:
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発売日:2025年12月05日
NMLアルバム番号:CKD766CD価格:3,000円(税込、送料無料)
ピリオド楽器によるクァルテット、コンソーネ弦楽四重奏団によるメンデルスゾーン第2弾英国王立音楽院で結成され2015年から本格的に活動を開始、2019年にはピリオド楽器のクァルテットとして初めてBBCのニュー・ジェネレーション・アーティストに選出されたコンソーネ弦楽四重奏団による、メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集第2弾。フェリックスの結婚直後の安定期に書かれ情熱と優雅さを併せ持った第4番、姉ファニーによる技巧的で型破りな構造感覚と個性的な魅力にあふれた唯一の弦楽四重奏曲、そしてフェリックスがファニーの死の衝撃から回復しつつある時期の精神状態を反映か、苦悩と動揺に満ちた第6番を収録しています。 ガット弦の柔らかで伸びやかな音色と、彼ららしい研ぎ澄まされた感性で作品に深く寄り添った、情感豊かな表情が魅力です。
収録作曲家:
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ウォルトン(1902-1983):
交響曲 第1番
チェロ協奏曲他 [ジョン・ウィルソン、シンフォニア・オブ・ロンドン、ヨナハン・アースゴール]発売日:2025年11月28日
NMLアルバム番号:CHSA5328SACD-Hybrid価格:3,075円(税込、送料無料)
ジョン・ウィルソンによるウォルトンの作品集。 「交響曲第1番」は、インマ・フォン・ドールンベルク男爵夫人との激しい恋愛から着想を得て作曲されました。作曲は難航し、特に終楽章の創作において、ウォルトンは3つのフィナーレを破棄するほど苦悩、当初は3楽章のみで初演されましたが、コンスタント・ランバートの助言でフーガを導入し、1935年8月にようやく完成。同年11月6日に全曲初演が行われました。ジョン・アイアランドは作品を「巨大で、壮大で、独創的な傑作」と絶賛し、これによりウォルトンはヨーロッパにおける偉大な作曲家としての地位を確立しました。 チェロ協奏曲はグレゴール・ピアティゴルスキーの依頼で作曲され、1957年ボストンでシャルル・ミュンシュ指揮により初演、翌月にはマルコム・サージェント指揮でイギリス初演が行われました(ウォルトンは交通事故で入院していたため、初演には立ち会えませんでした)。「緩・急・緩」の3楽章形式で、20世紀の自由な調性感と英国的な抒情性が融合した技巧的な作品です。発表当時は時代遅れと評されましたが、現在ではウォルトンの晩年を代表する重要な傑作の一つとして高く評価されています。 アルバムではシンフォニア・オブ・ロンドンの首席チェロ奏者、ヨナハン・アースゴールがソリストを務め、瞑想的な第1楽章から即興的な第3楽章まで、高い音楽性と見事な技巧に支えられた演奏を披露します。 SACDハイブリッド・ディスクでの発売です。
収録作曲家:
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Kiss On Wood
ペルト(1935-)
マクミラン(1959-)
シューマン(1810-1856):
ヴィオラ作品集 [レイチェル・ヨナン、イ・クワン]Viola and Piano Recital: Yonan, Rachel / Yi, Kwan - PÄRT, A. / SCHUMANN, R. / MacMILLAN, J. (Kiss on Wood)
発売日:2025年11月28日
NMLアルバム番号:DSL-92283CD価格:2,325円(税込)
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フランク(1822-1890):
交響的大曲
ヴィドール(1844-1937):
ヴァルプルギスの夜 [ファビアン・ガベル、バンベルク交響楽団、クリスティアン・シュミット]発売日:2025年11月21日
NMLアルバム番号:555632-2CD価格:3,000円(税込、送料無料)
フランクの「交響的大曲」は、交響曲を志向した約30分のオルガン曲で、終盤に壮麗な大フーガを含む切れ目ない構成で書かれています。オルガニスト、クリスティアン・シュミットは、オルガンとオーケストラの協奏的レパートリーの不足を嘆き、この名作の編曲をジグモンド・サットマリーに依頼しました。サットマリーは、ヴィドールやヴィエルヌの交響曲以上に形式的に興味深い「道を切り開く作品」として敬意を払い、オルガンとオーケストラに響きを分担させて色彩とニュアンスを広げることで、フランク作品のもつ交響的なインパクトを一層際立たせています。 ヴィドールは、フランクの後任としてパリ音楽院で教鞭を執り、多くの優れた弟子を育てました。作曲家としてもオルガン曲に限らず交響曲や室内楽など幅広い作品を残しています。1876年のバイロイト訪問でワーグナーに強く影響を受け、1879年には荘厳な詩篇112編を発表。初演の成功により、ロンドン・フィルハ-モニー協会からゲーテの『ファウスト』に基づく交響詩を委嘱され、『ヴァルプルギスの夜』を作曲しました。作品は1883年に初演。独自の色彩感が評価されましたが、既存のゲーテ作品の影響もあり反響は思わしくなかったため、ヴィドールは1888年に大幅な改訂を行っています。 アルバムにはフランクの「アイオロスの人々」も収録。
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ライネッケ(1824-1910):
ベルシャザール
ある夏の日の情景 [グレゴール・マイヤー、ゲヴァントハウス合唱団、カメラータ・リプシエンシス、アニャ・ペシェ 他]発売日:2025年11月21日
CD 2枚組価格:5,250円(税込、送料無料)
カール・ライネッケは2024年に生誕200年を迎えた作曲家・ピアニスト・教育者。ライプツィヒ音楽院教授やゲヴァントハウス管弦楽団指揮者として大きな足跡を残しました。1859年に初演されたオラトリオ『ベルシャザール』は、神を畏れるイスラエル人と冒涜的なバビロニア人の対立を壮大に描いた力作で、ブレスラウで初演され成功を収めました。その後彼はオラトリオを作曲することはありませんでしたが、約20年後に『合唱と管弦楽のための演奏会用小品 Sommertagsbilder ある夏の日の情景』を発表しました。 この作品は声楽をもちいた楽章と器楽のみの間奏を組み合わせ、移ろう感情の風景を描き出す詩的かつ実験的な連作です。1881年に初演、出版され、ゲヴァントハウス管弦楽団と合唱協会に献呈されました。この美しい作品からは、前任の指揮者ニルス・W・ゲーゼ(ガーデ)の《田舎の夏の日》からの影響も感じられます。 献辞が捧げられた団体のうちの一つ、ゲヴァントハウス合唱団が、ライネッケ200歳の誕生日に合わせて、この大規模な作品に再び新しい命を吹き込んでいます。
収録作曲家:
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A.スカルラッティ(1660-1725):
スターバト・マーテル
独唱モテット [エマニュエル・ド・ネグリ、ポール・フィギエ、ティボー・ノアイー、レザクサン]SCARLATTI, A.: Stabat mater / Jam sole clarior / Infirmata, vulnerata (De Negri, Figuier, Les Accents, Noally)
発売日:2025年11月21日
NMLアルバム番号:ALPHA1179CD価格:3,075円(税込、送料無料)
歿後300年に聴いておきたいA.スカルラッティ晩期の傑作2025年が歿後300周年にあたるナポリ楽派の大家アレッサンドロ・スカルラッティの宗教曲集。彼が晩年に書いた『スターバト・マーテル』に独唱モテット2曲を加え、間には弦楽四重奏の元の祖型との説もあるソナタ群からの1曲が配されています。 『スターバト・マーテル』はヴィヴァルディ『四季』の出版と同時期の晩年の作で、同じナポリの天才ペルゴレージによる同名作(1736)の手本と目されてきた重要な一編。アルバム前半の独唱モテット2曲は、スカルラッティが王室楽長を務めたナポリ王国の宗主国スペインの王位継承をめぐり欧州諸国が揉めていた18世紀初頭の作ですが、数少ない器楽声部を最大限に活かす周到な書法は後のヘンデルやヴィヴァルディに通じる先進性も随所で見られます。 多忙なバロック・ヴァイオリン奏者ティボー・ノアイー率いる器楽合奏のレザクサンはチェロにコントラバスを重ね、撥弦を加えてチェンバロ奏者とオルガン奏者を共に交えた充実の通奏低音以外は各パート一人ずつの少数精鋭。創設初期からカフェ・ツィマーマンを支えてきたヴィオラのパトリシア・ガニョン、もはや大御所の感もあるリュートのクレール・アントニーニ(本盤ではテオルボを演奏)、チェンバロのヴィオレーヌ・コシャールといった実力派が多く、最前線の名歌手2人と共に、当時のオペラにも通じるスタイルと古風な多声書法のバランスが興味深い選曲を抜群に味わい深く聴かせてくれます。
収録作曲家:
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サティの恋
サティ(1866-1925):
ピアノ作品集 [ギヨーム・コッポラ]発売日:2025年11月21日
NMLアルバム番号:ALPHA1192CD価格:3,075円(税込、送料無料)
エリック・サティと、画家シュザンヌ・ヴァラドンの恋に焦点を当てた小品集2025年に没後100年を迎えたサティは孤高の皮肉屋というイメージが強い個性的な作曲家ですが、パリで活躍した画家シュザンヌ・ヴァラドンとの約半年間の交際は、短くも激しいものとして伝わっています。 ジャケットはヴァラドンが描いたサティの肖像であり、収録曲も「ボンジュール・ビキ」(ビキはヴァラドンの愛称/ここでは歌のフレーズもピアノで演奏)や破局を迎えた頃に書かれたとされる「ゴシック舞曲」、これも破局と関係すると言われる「ヴェクサシオン」(主題、前半、後半をバラバラに配しています)など直接的な作品のほか、かなり珍しい曲を含む関連作を並べたもの。ソロ・ピアノ編曲版「梨の形をした3つの小品」の「I. 始め方」は、「グノシエンヌ第7番」として収録されています。 また使用されているシュタイングレーバー&ゾーネ社製のピアノも個性的で、中でもレバーを操作することでキーを押す深さなどが変わり古いピアノに近いタッチが得られるという「モーツァルト・レール」という機能の効果を、「官僚的なソナチネ」の元ネタとされるクレメンティのソナチネで聴くことが出来るほか、柔らかいアクセントや繊細な音色の変化が得られるという独自の弱音機能「ソルディーノ」を数曲で使用しています。 サティに新しい角度から光を当てた、新鮮なアルバムです。
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シャルパンティエ(1643-1704):
真夜中のミサ曲
器楽によるノエル集より他 [ガエタン・ジャリ、マルグリット・ルイーズ、カロリーヌ・アルノー、ロマン・シャンピオン、マティアス・ヴィダル、ダヴィド・ヴィチャク]発売日:2025年11月21日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
本場ヴェルサイユから届いたフランス・バロック屈指の傑作クリスマス音楽太陽王ルイ14世の時代を代表する天才でありながら、王室音楽総監督リュリによりフランス王室での活躍機会を阻まれていたシャルパンティエ。とはいえ同時代人たちが彼の才覚に無関心でいられたはずもなく、パリ市内の宗教機関や名士たちからの愛顧は引きも切らず、リュリの歿後は王室の関連組織からも仕事が舞い込んできました。 クリスマスの深夜ミサを彩る音楽として書かれた傑作『真夜中のミサ曲』もリュリ歿後の作で、古くから伝わるノエル(英語圏のキャロルに相当する、主に教会外で歌われた民衆歌)の調べを編み込みながら静謐と祝祭感の間を行き来する音楽の魅力は数世紀後の今も全く色褪せていません。 同じ言語圏で活躍するフランスの演奏団体、マルグリット・ルイーズによる最新録音でこの作品に触れられるのは嬉しい限り。23人編成の合唱に対し、器楽合奏は18人の弦楽器奏者に管楽器では3本のリコーダー、各2本のオーボエとバスーンに合唱を縁取るセルパン(聖歌隊の伴奏に広く用いられていた古い低音管楽器)も加わり、通奏低音は俊才ロリス・バリュカンの弾くオルガンとクラヴサンの他テオルボ奏者も2人参加。 指揮のガエタン・ジャリによる大オルガン独奏も交え、他にもシャルパンティエの宗教曲小品やノエル編曲なども収録、清らかで晴れがましい夜を彩るにふさわしい充実盤に仕上がっています。
収録作曲家:
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クセナキス、ライヒ作品集
(アナログ盤) [トリオ・クセナキス]発売日:2025年11月21日
LP価格:3,300円(税込、送料無料)
