Château de Versailles Spectacles

活性化めざましいフランスの古楽シーンと密接な連携を続けてきたヴェルサイユ宮殿が、より広範で自在なコラボレーションへ向けて独自のレーベルを立ち上げ、音盤制作に乗り出しました。すでにAlphaをはじめとするフランス最前線のレーベルでもたびたびロゴを見かけてきた組織ですが、ヴェルサイユ宮殿は旧王室礼拝堂や旧王室歌劇場などが近年コンサート活動にも積極的に提供されており、ヴェルサイユ・バロック音楽センターなど専門家たちの協力を得て抜群のクオリティを誇る上演プロジェクトが続々成功をみてきたところ。最前線の古楽シーンを賑わせる俊才や大御所たちの「いま」にいち早く、洗練された制作ポリシーの音盤で出会える機会が増えそうです。

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  • 商品番号:CVS122

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    〈4月12日発売予定〉予約受付中

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    モンドンヴィル(1711-1772)
    英雄舞踏劇《パルナス山の謝肉祭》 詳細ページ
    [アレクシス・コセンコ、レザンバサドゥール=ラ・グランド・エキュリー、ナミュール室内合唱団、グヴェンドリーヌ・ブロンデール ほか]

    発売日:2024年04月12日

    CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    ラモーに追い迫り新時代を築いたフランス18世紀の名匠、
    象徴的傑作待望の全曲録音!
    既に数多くのグラン・モテ(管弦楽付き教会声楽曲)や舞台音楽が録音されてきたモンドンヴィルは、巨匠ラモーと共にフランス王ルイ15世の公妾ポンパドゥール夫人の愛顧を受けた18世紀中盤の人気作曲家。 《パルナス山の謝肉祭》はラモーと共に彼の名声も絶頂に達しつつあった1749年に初演されて大成功を収め、その後も1759年と1767年、そして作曲家歿後の1774年にもリヴァイヴァルされた金字塔的傑作。ニケやヴァシュヘーギら古楽シーンの俊才たちも折に触れ名場面をとりあげ録音もしていますが、全曲通しての録音はこれが初となります。 26人の弦楽器奏者に対しフルート、オーボエ、バスーンをそれぞれ4人ずつ起用、一対のホルンとティンパニ、パイプ&テイバーが加わる充実編成。これを率いメロディアスで精彩に富んだ作品美を十全に引き出すのは、近年バロックから初期ロマン派まで広範なレパートリーの古楽器演奏で話題を呼んでいる指揮者アレクシス・コセンコ! ブロンデール、ギユメット、ヴィダルら今を時めく欧州歌劇界の名歌手たちと共に、羊飼いたちが暮らす理想郷で少女リコリスへ思いを寄せる太陽神アポロンを巡る物語を起伏豊かに現代に蘇らせます。 「英雄舞踏劇」と銘打たれている通り、躍動感に富んだ舞曲ナンバーが多い点も魅力の一つ。モンドンヴィル随一の自然でメロディアスな音運びを通じ、古典派前夜の流麗な音楽を抜群の古楽器オーケストラと名歌唱で堪能できる録音です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS128

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    デトゥーシュ(1672-1749)
    音楽悲劇《テレマークとカリプソ》 詳細ページ
    [マルゴー・ブランシャール、シルヴァン・サルトル、レゾンブル、イザベル・ドリュエ、アントナン・ロンドピエール、エマニュエル・ド・ネグリ ほか]

    発売日:2024年04月12日

    CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    ルイ14世最晩期を彩った気鋭デトゥーシュの充実作ヴィヴァルディやヘンデルが注目を集め始めた頃、1714年11月にパリの王室音楽アカデミー劇場(オペラ座)で初演された《テレマークとカリプソ》は、翌年9月に亡くなることになる老王ルイ14世が最晩期に賞賛した人気作曲家デトゥーシュの充実作。前年にオペラ座の総監査役を任された彼は、王が愛した往年の大家リュリを彷彿とさせる活躍を劇音楽の世界で見せていました。 古代ギリシャの英雄叙事詩『オデュッセイアー』に取材した、オデュッセウスの息子テレマーク(テレマコス)が父を探しにゆく途中で海難の末たどりついた島での顛末を描いた序幕付き全5幕の構成も、まさしくリュリの伝統を受け継ぐ正統派。全編を通じて合唱を効果的に用いつつ、いたるところに舞曲をふんだんに盛り込みながら、フランス語の韻律をイタリア流の歌心に沿わせるデトゥーシュの確かな作曲手腕が活きています。 小ぶりのアンサンブルで驚くほど雄弁な音楽を織り上げてゆくのは、フランスのバロック・オペラ界で目覚ましい活躍を続ける才人集団レゾンブル!表題役のドリュエとロンドピエールを筆頭に、さまざまな役柄をこなすハスナア・ベナニや女主人公を演じるエマニュエル・ド・ネグリら独唱者には存在感ある歌手が揃い、名手揃いの器楽合奏(弦楽合奏にはレ・タンブルの名手・川久保洋子も参加)と緊密なアンサンブルを通じて正統派のフランス・バロック劇音楽世界を描き出します。 再評価目覚ましいデトゥーシュの真髄に触れられる、本場ヴェルサイユ発の頼もしい全曲録音です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS123

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    〈3月29日発売予定〉予約受付中

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    ヘンデル(1685-1759)
    歌劇《インドの王ポーロ》(全3幕) 詳細ページ
    [マルコ・アンジョローニ、イル・グロヴィリオ、クリストファー・ローリー、ルシア・マルティン・カルトン、マルコ・アンジョローニ ほか]

    発売日:2024年03月29日

    CD 3枚組価格:5,025円(税込、送料無料)

    待望の新たな全曲録音!
    名歌手陣に加え、指揮者自ら重要役を歌うヘンデル「ポーロ」
    1731年2月、数々の商売敵たちと共にロンドン歌劇界を賑わせていたヘンデルの《ポーロ》は王立歌劇場で初演されて成功を収め、その後も再演の機会がロンドン内外でたびたびありました。 台本は当時の歌劇台本詩人の最高峰メタスタージオが、ナポリの名匠レオナルド・ヴィンチのため2年前に用意した《インドのアレッサンドロ》を転用して作られたもの。インドを征服したアレッサンドロ(アレクサンドロス大王)に結婚を迫られる王妃クレオフィーデが、平服の戦士に扮し処刑を免れた夫王ポーロと共に生きる術を探り、万策尽きたところでアレッサンドロの寛大さに救われる……という全3幕を、名歌手マルコ・アンジョローニが自らアレッサンドロを演じつつ指揮。 伝統あるゲッティンゲン・ヘンデル音楽祭でも活躍が目立つクリストファー・ローリー、躍進めざましいスペイン出身のルシア・マルティン=カルトンやジュゼッピーナ・ブリデッリらの女声勢など頼もしい歌手陣と共に、自ら2018年に結成したイル・グロヴィリオの俊才勢と作品美をよく捉えた解釈で楽しませてくれます。 《ポーロ》全曲録音はビオンディ指揮による2000年の録音と、2006年のゲッティンゲン・ヘンデル音楽祭でのコンラート・ユングヘーネル指揮による録音以来。2020年代にふさわしい充実の新録音を、ヴェルサイユ宮殿の「十字軍の間」という歴史的空間の響きで味わえる待望のリリースです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10457

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    リュリ(1632-1687)
    テ・デウム
    詩篇 第19篇 詳細ページ
    [ステファーヌ・フュジェ、レゼポペー、ヴェルサイユ・バロック音楽センター合唱団]

    発売日:2024年03月08日

    CD国内仕様 解説・歌詞日本語訳付き価格:3,520円(税込、送料無料)

    一体感と自発性。
    ヴェルサイユに集う本場最高峰の古楽奏者勢が聴かせるリュリの至芸
    21世紀のフランス古楽界で実力ある音楽家たちと信頼関係を深めながら、声楽指揮者として着実に存在感を高めてきたステファーヌ・フュジェ。Château de Versailles Spectaclesレーベルでは太陽王ルイ14世の王室音楽総監督リュリが残したグラン・モテ(大規模な器楽合奏と合唱で演奏される教会音楽)の体系的録音を進めてきましたが、第4作となる今回のアルバムでは王室祝賀行事など晴れがましい場面で愛奏される、リュリの傑作『テ・デウム』(リュリはこの作品の演奏中拍子をとる杖で自らの足を傷つけ、これが元となり2か月後に亡くなりました)を中心とする選曲が見逃せません。 華やかな金管の吹奏で始まる冒頭部(少し後にシャルパンティエも同種の傑作でこの手法を踏襲しています)が印象的なこの作品の演奏に際し、フュジェはその頃の習慣を踏まえてルイ14世の入場を暗示するティンパニとトランペットを使った当時の祝典音楽でアルバムを開始。レザ―ル・フロリサンやレ・タラン・リリクなど古楽シーン最前線の楽団を支えてきた名手マリー=アンジュ・プティの鮮烈な撥捌き、野趣と気高さを兼ね備えたマドゥーフ兄弟らのナチュラル・トランペットの吹奏が導くリュリ作品の解釈は緩急自在、後続の詩篇第19篇と共に細部まで深い味わいをよく引き出してやみません。 総勢50に上る合唱はヴェルサイユ・バロック音楽センターの合唱団に加え、フュジェの楽団レゼポペーのソリストたちが小合唱を構成。こちらもクレール・ルフィリアトルやシリル・オヴィティなど実力派が揃い、24人の弦楽器奏者に多くの管楽器奏者と鍵盤・撥弦各2名が加わる器楽勢と共に、いかなる局面でも精緻な音作りで自発性豊かな演奏を聴かせてくれます。

  • 商品番号:CVS119

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    ジャケ・ド・ラ・ゲル(1665-1729)
    歌劇《セファルとプロクリス》全曲 詳細ページ
    [レイナウト・ファン・メヘレン、エマ・ニコロフスカ、デボラ・カシェ ほか ア・ノクテ・テンポリス、ナミュール室内合唱団]

    発売日:2024年02月09日

    CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    クープランと同世代の異才女性作曲家、
    唯一のオペラの真価に迫る全曲録音ついに登場!
    大クープランと同世代で、早くからフランス王室に愛された女性作曲家ジャケ・ド・ラ・ゲルが1695年、満を持してパリのオペラ座で披露した本格歌劇《セファルとプロクリス》。これまで部分的にしか録音が出ていなかった幻の名作ですが、ついに待望の全曲録音が登場します。 自身もバロックオペラ復興に大きく寄与する歌手として活躍するレイナウト・ファン・メヘレンが主役セファルを演じながら、自ら主宰するア・ノクテ・テンポリスを指揮。不幸な思い違いから二人とも命を落としてしまう若き男女の悲恋は『ロミオとジュリエット』にも通じる筋書きで、神話の登場人物たちによる序幕まで含め物語は詩的かつスリリングな展開の連続。前評判が大きすぎたためか初演は成功せず数日で舞台から下げられてしまったそうですが、満を持して行われたこの録音はその不運が信じられなくなるほど、起伏豊かな作品本来の面白さを十全に引き出してやみません。 カシェ、ビノン、ブロンデールら頼もしい女声陣にモイヨン、アバディら男声も実力派揃い。台本への精緻な読み込みを感じさせる歌唱を支えるオーケストラにもトラヴェルソのアンナ・ベッソン、オーボエのブノワ・ローラン、トランペットのジャン=フランソワ・マドゥーフらソリストが続々名を連ねているだけあり、歌の流れを盛り上げる味わい深い演奏を随所で楽しませてくれます。

  • 商品番号:CVS121

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    デュヴァル嬢(1718-1775)
    歌劇《精霊たち、または恋の諸相》(全曲) 詳細ページ
    [マリー・ペルボスト、フロリー・ヴァリケット ほか カミーユ・ドラフォルジュ、アンサンブル・イル・カラヴァッジョ、ヴェルサイユ王室歌劇場合唱団]

    発売日:2024年02月09日

    CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)

    《優雅なインドの国々》と同年の作。
    謎多き女性作曲家による東洋への憧憬が滲む秘曲
    《イポリートとアリシ》(1733)と《優雅なインドの国々》(1735/36)でラモーが新たな時代の寵児となりつつあったパリのオペラ座で、1736年に初演された女性作曲家デュヴァル嬢の《精霊たち、または恋の諸相》全曲録音。 才能豊かな女性が多かった17~18世紀のフランスにあってもオペラの作曲は圧倒的に男性優位で、パリの王立音楽アカデミー歌劇場(オペラ座)で女性作曲家の作品が扱われたのは1694年のジャケ・ド・ラ・ゲル《セファルとプロクリス》(本盤と同じレーベルからの世界初全曲録音〔CVS119〕参照)が初、それ以降デュヴァル嬢の作品まで40年以上も全く例がなく、1784年にボーメニル嬢の新作がこれに続いたきりフランス革命までは女性作曲家のオペラは一切披露されませんでした。 作曲者デュヴァル嬢は高位聖職者とオペラ座の舞踏家の間に生まれた婚外子で、1730年にオペラ座の合唱団員になったものの翌年とある不祥事に巻き込まれ離職。数年パリから離れた後、実父の後援で《精霊たち》の初演が実現、当人も鍵盤奏者として参画しました。やや保守的ながらイタリア流の歌謡性にも事欠かない作風は当時こそ人気につながらなかったものの、21世紀フランスのすぐれた古楽演奏家たちによるみずみずしい解釈は、様々な精霊が多様な恋物語を繰り広げる作品の味わいを十全に引き出し魅力が尽きません。 ペルボスト、ヴァリケット、レノルドら上り調子の歌手たちが聴かせる歌唱が紡ぎ出すバロック音楽劇を、古楽器それぞれの音色美とスリリングなアンサンブルが魅力的なアンサンブル・イル・カラヴァッジョの充実オーケストラが支え、多数の舞曲トラックも起伏豊かに楽しませてくれます。

  • 商品番号:CVS126

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    リュリ(1632-1687)
    歌劇《アティス》(全曲) 詳細ページ
    [レイナウト・ファン・メヘレン、リー・リス、アンブロワジーヌ・ブレ ほか クリストフ・ルセ、レ・タラン・リリク]

    発売日:2024年01月12日

    CD 3枚組価格:4,425円(税込、送料無料)

    本場ヴェルサイユに響く「王のオペラ」。
    最新録音はレ・タラン・リリクと精鋭歌手陣で!
    イタリアからもたらされたオペラという新しい舞台芸術に触発され、フランス語の台本を朗唱しながら舞踏や独唱歌を交えつつ一大悲劇を描きあげてゆく抒情悲劇という形式を確立、フランス歌劇史の扉を開いたジャン=バティスト・リュリ。太陽王ルイ14世の王室音楽総監督として、彼はこの形式で王室のための新作を続々と披露しましたが、その中でもとくに太陽王の気に入り「王のオペラ」として後代まで再演されたのが、1676年に初演された《アティス》でした。 女神シベールの恋慕を逃れ川の妖精サンガリードとの仲を深めたアティスが、女神の怒りで樹木に変えられてしまう悲恋の物語。20世紀のバロック・オペラ復権の流れの中、ウィリアム・クリスティ指揮レザ―ル・フロリサンが決定的成功を収めた演目でもありますが、それ以降の音楽学研究の進展を経た21世紀の新録音として、近年リュリ作品の演奏で絶大な成果をあげているクリストフ・ルセ&レ・タラン・リリクの解釈がヴェルサイユ宮殿のレーベルChâteau de Versaillesから登場。近年ますます活躍の場を広げているレイナウト・ファン・メヘレンを表題役に、濃やかな歌唱で緻密な心情描写を聴かせる名歌手たちの至芸がルセ随一のコントロールで、一貫性と一体感に満ちた演奏へ昇華されてゆく希代の名演に仕上がりました。 自身もアンサンブル指揮者であるコルネール・ブロンデットとルセが2台の鍵盤楽器に向かい、バス・ド・ヴィオロンのエマニュエル・ジャック、ヴィオールのミリアム・リニョルなど充実の通奏低音陣はじめオーケストラにも経験豊かな名手が続々。バロック・オペラ録音史に新たなページを飾るリリースと言ってよいでしょう。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS118

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    モンテヴェルディ(1813-1901)
    歌劇《ポッペーアの戴冠》 詳細ページ
    [エルサ・ブノワ、ジェイク・アルディッティ、アンブロワジーヌ・ブレ ほか レオナルド・ガルシア・アラルコン、カペラ・メディテラネア]

    発売日:2023年12月08日

    DVD+Blu-ray 2(各1)枚組日本語字幕付き価格:3,975円(税込、送料無料)

    ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場で収録、アラルコンの《ポッペーア》映像で登場!2022年のエクサン・プロヴァンス音楽祭で上演され高い評価を得た、テッド・ハフマン演出、レオナルド・ガルシア・アラルコン指揮による《ポッペーアの戴冠》。そのプロダクションをヴェルサイユ宮殿王室歌劇場で収録した映像作品が登場しました。 皇帝ネローネ(ネロ)を誘惑し強大な権力を我が物にする妖婦ポッペーアに、近年古楽ばかりでなく古典派からマーラーまで幅広いレパートリーで躍進するエルサ・ブノワ、ネローネ役にはバロック・オペラを中心に幅広い活動をしながら現代音楽にも定評のあるジェイク・アルディッティ、ネローネの皇后として夫の横暴に抗うべく策略を巡らすオッターヴィアに、安定した技術と卓越した演技力で古楽界に信頼の篤いアンブロワジーヌ・ブレという万全の布陣。 現在残る楽譜に楽器指定のないアンサンブルは、アマンディーヌ・ソラノとステファニー・ド・ファイー2人のヴァイオリンとコルネット2(うち一人は世界的名手ドロン・シャーウィン)、リコーダー2にコントラバスという編成に加え、通奏低音はマルゴー・ブランシャールほかヴィオラ・ダ・ガンバ2、キート・ガートほか3人の撥弦楽器にチェンバロとオルガンが加わる強力なものとなっており、アラルコンの指揮のもと、カペラ・メディテラネアらしい熱い演奏で物語を盛り立てています。 演出のハフマンは、バロックから現代までの幅広いオペラで現代社会と交錯させるなど、先鋭的でありながら説得力のある演出で定評のあるアメリカの演出家。ロシアによるウクライナ侵攻などの社会問題を鏡のように映し出し、観るものの道徳的価値観に直接疑問を投げかける見事な舞台となっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS100

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    不滅の栄光よ!
    フランス革命と共和国軍の歌 詳細ページ
    [エルヴェ・ニケ、ギャルド・レピュブリケーヌ交響楽団]

    発売日:2023年12月01日

    CD価格:2,475円(税込)

    ニケとギャルドの初顔合わせ!
    フランス革命と共和国軍を讃える愛国的音楽集
    メユールの「門出の歌」、ベルリオーズが編曲した「ラ・マルセイエーズ」、ブランケットの「サンブル・エ・ミューズ連隊行進曲」といった愛国歌から、フランス・オペラに登場する共和国軍を讃える音楽などを集めたアルバム。演奏は、日本では吹奏楽団として有名なギャルド・レピュブリケーヌ(共和国親衛隊)軍楽隊で、古くから弦のメンバーを加えた管弦楽団としての活動も行っておりましたが、今回は交響楽団(Orchestre symphonique)というクレジットでの登場となっています。 さらに合唱にはフランス軍合唱団も参加。指揮台にはルネサンス~バロック音楽のスペシャリストであり、近年はフランス近代音楽、特にオペラなどの声楽作品の解釈者としての活動で高い評価を得ているエルヴェ・ニケが立ち、今回初共演となるギャルドから引き締まった熱いサウンドを引き出しています。 現フランス軍に連なる言わば本場の団体を中心とした演奏陣によるパフォーマンスは圧倒的な力強さ。2024年のパリ・オリンピックに向けて大いに盛り上げてくれる一枚といえそうです。

  • 商品番号:CVS093

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    発売日:2023年11月24日

    CD価格:2,475円(税込)

    ナポレオン時代から19世紀前半にかけての知られざるオルガン世界かつてブルボン王家が祈りを捧げたヴェルサイユ宮殿の王室礼拝堂で、当初の姿に復元されたフランス古典様式の名器によって19世紀初頭の知られざるオルガン音楽世界に迫る好企画。ノエルと呼ばれる、クリスマスシーズンに昔から教会の外で歌い継がれてきた伝統的な俗謡(フランス語ではクリスマスのこともノエルと呼びます)にもとづく曲を集めていますが、18世紀末の大革命前後から19世紀半ばにフランクが登場するまでのフランスのオルガン音楽は録音物も含め聴ける機会がほとんどなく、その見過ごされた時代にどれほど豊かな音楽遺産が生まれていたかを実感できる貴重なアルバムになっています。 プログラムの中核を占めるイサーク=フランソワ・ルフェビュール=ウェリは、オッフェンバックと同時代にオペレッタさながらの軽快かつ変幻自在なオルガン音楽を書き録音も多いL. J. A. ルフェビュール=ウェリ(1817-1869)の父親。モーツァルトやクレメンティと同世代に属し、革命期とナポレオン帝政期を経て王政復古期まで活躍したこの作曲家は、バロック風の音色の使い分けを巧みに活かしながら時に古典派流儀のオペラ編曲も手がけ、短い演奏時間の中にフランス流のオルガン語法の魅力が驚くほど豊かに詰まった佳品を多く残しました。 ピアニシモのソロが魅力的な音量対比に満ちたボーヴァルレ=シャルパンティエの作品、当時を代表する歌劇作曲家ケルビーニの独唱モテなども魅力的。ソプラノ独唱が加わるトラックでの清らかな歌も晩期古典派風の整った作風で、ヴェルサイユの楽器の音色の美が作品の魅力をひときわ引き立ててやみません。 アルザス生まれでブヴァール、ラトリ、エスケシュ、パンスマーユらフランスのオルガン伝統をひく巨匠たちに師事した俊才カンタン・ゲリヨの端正で精緻な演奏技量がきわだつ名演です。

  • 商品番号:CVS107

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    ヘンデル(1685-1759)
    オラトリオ『メサイア』(全曲) 詳細ページ
    [フランコ・ファジョーリ、カタルーニャ音楽堂室内合唱団、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団]

    発売日:2023年11月24日

    CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    人気絶頂のカウンターテナー、ファジョーリが描き上げる
    ヘンデルの金字塔的名作
    現代を代表するカウンターテナーの一人で、2018年の来日時にも多くの人を虜にしたフランコ・ファジョーリが、自ら当たり役を多く演じてきた作曲家であるヘンデルの代表作に指揮者として臨んだ注目の新録音。ヴェルサイユ宮殿に集う気鋭奏者たちからなる室内オーケストラ(弦楽編成は5/5/3/3/1、管楽器は各パート1人ずつの配置)、バルセロナの歴史ある劇場を拠点とし古楽復興に大きな功績を果たしてきた合唱協会を母体とする室内合唱団と一体感あるアンサンブルを織り上げ、頼れる独唱陣と共に起伏に富んだドラマを鮮やかに織り上げてゆきます。 テンポ変化を活かしながらも古楽器演奏に多い鋭角的な表現をいたずらに誇示せず、ニュアンスと濃やかな色彩感を追求した解釈が作品全体を通じてきわめて効果的で、歌詞の味わいが際立つ歌いまわしと共に、ヘンデルの音作りの粋がおのずから浮かび上がる仕上がり。 Zig-Zag Territoiresで長く活躍した俊才エンジニアのフランク・ジャフレスの仕事ぶりも頼もしく、ヴェルサイユ宮殿の礼拝堂空間に響きわたる、新時代の瑞々しさに満ちた傑作の味わいを見事に収めています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS138

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    ヴィヴァルディ(1678-1741)
    協奏曲集『四季』
    オーボエ協奏曲 詳細ページ
    [ステファン・プレヴニャク、ミハエラ・フラバーンコヴァー、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団]

    発売日:2023年11月24日

    CD価格:2,475円(税込)

    フランスの古楽シーンをヴェルサイユから牽引する
    精鋭勢のみずみずしいヴィヴァルディ
    ずば抜けたヴァイオリン演奏能力と作曲センスを誇り、聖職者でありながら礼拝よりも音楽活動で国際的に注目を集め「赤毛の司祭」の綽名とともに音楽史の1ページを飾ったヴェネツィアの作曲家ヴィヴァルディ。生前からその人気はパリにも及んでおり、20世紀に彼の名が再び有名になるきっかけとなった傑作曲集『四季』は特に大きな関心を集めたばかりか、「春」に至っては作曲者の歿後何十年も公に演奏され続けたほどでした。 そうしたヴィヴァルディ受容を語る上で見過ごせないフランスの古楽シーン最前線を代表する拠点のひとつヴェルサイユ宮殿から古楽器オーケストラによる『四季』最新録音が登場。近年オペラ上演でも活況をみせている王室歌劇場を舞台に、知られざる18世紀以前のオペラの指揮でも実績をあげつつヴィヴァルディの「パリ協奏曲集」(CVS065)やハイドンの「朝・昼・晩」(CVS094)など器楽録音でも注目を集めているステファン・プレヴニャクを中心に、フランス、ポーランド、チェコなど欧州各地から俊才が集うヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団が、傑作の内から湧き上がる興奮を絶妙の一体感の中で鮮やかにドライヴしてゆく精緻な解釈がたまりません。 劇音楽の指揮経験が如実にあらわれるプレヴニャクの芸達者ぶりと妙技にも目を見張るばかり。ヨーロッパ最前線の古楽器演奏の面白さを隅々まで堪能できる『四季』に加え、浮き立つ愉悦と躍動感に貫かれたオーボエ協奏曲ではチェコの俊才ミハエラ・フラバーンコヴァーがバロック楽器の美音とニュアンスの豊かさを存分に楽しませてくれます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS106

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    ムファット(1653-1704)
    24声のミサ曲「労働のさなかに休息を」 詳細ページ
    [ダミアン・ギヨン、ラ・バンケ・セレスト、アドリアン・マビル、ラ・ギルド・デ・メルスネール、ジャン=リュク・オー]

    発売日:2023年10月27日

    CD価格:2,475円(税込)

    複合唱形式と器楽合奏の音色対比の妙!
    ムファットの傑作をフランス屈指の名手たちと
    17世紀末の南ドイツ・パッサウ大聖堂で楽長となり、短い生涯で多くの器楽合奏曲やオルガン曲を残した17世紀後半の天才作曲家ムファットの、唯一現存する教会音楽作品を俊才続々のアンサンブルが演奏。 ゲオルク・ムファットは現在のフランス南東部、イタリアのピエモンテ地方にまたがるサヴォワ地方でスコットランドの血をひく家に生まれ、若い頃はリュリの下でフランス式の弦楽器奏法を習得、後年はローマでオルガニストとしても研鑽を積みました。一時ザルツブルク大聖堂にも奉職したものの後年はパッサウ大聖堂に迎えられ、イタリアとフランスの先進様式をいちはやくドイツ語圏に伝えました。多様なバックグラウンドを持ちながらも当人は自分をドイツ人と認識していたとのこと。 ミサ曲「労働のさなかに休息を」は同名曲の旋律を全章の多声展開の軸に使う古いパロディ・ミサの手法をとりながら、声楽・器楽からなる24ものパートを四つの楽隊に分け、響きを対置させてゆく複合唱形式の大作。金管・打楽器と弦楽・合唱が艶やかな音の交錯を続けながら、バロック中後期ならではの耳になじみやすい語り口で展開してゆく名品です。 木管コルネットにアドリアン・マビルとボルク=フリトヨフ・スミス、サックバット=トロンボーンにアレクシス・ラーエンス、トランペットにピエール=イヴ・マドゥーフ、ドゥルツィアンにジェレミー・パパセルジオーと多くの名手が居並ぶ頼もしいアンサンブルを、日本でもファンの多いカウンターテナー歌手ダミアン・ギヨンらが確かな一体感でまとめあげ、ヴェルサイユ宮殿の歴史ある礼拝堂に響き渡る至福の音のひと時を届けてくれます。 ザルツブルクでの同胞で『53声のミサ曲』でも知られるビーバーのモテットの併禄も嬉しいところ。

  • 商品番号:CVS084

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    田園幻想
    J.C.ノード(1690-1762)
    協奏曲集 Op.17(全6曲) 詳細ページ
    [アレクシス・コセンコ、レザンバサドゥール&ラ・グランド・エキュリー]

    発売日:2023年10月20日

    CD価格:2,475円(税込)

    フランスの名手たちが織りなす、ポスト・ヴィヴァルディ世代のパリの響き18世紀前半、コレッリやヴィヴァルディをはじめとするイタリアのソナタや協奏曲に強く感化されたパリの人々向けに、当時のフランスの嗜好を大きく取り入れながら数々の作品を発表したノード(ノドー)の傑作協奏曲集を、楽譜の表紙の指定に合わせてさまざまな楽器で全曲演奏。 ノードはバッハやラモーより少し年下、タルティーニやボワモルティエと同世代のフランス人作曲家で、生前とくに王室などの公的機関でポストを得ていなかった一方、印刷譜が少なからず現存するところから音楽教師としての仕事を通じて高い人気を誇っていたことが窺えます。作品17の協奏曲集は楽譜の売れ行き向上への配慮から、表題ページには色々な楽器の名が独奏パート用に提案されていますが、そこでフルートやリコーダーより先に大書されているのがヴィエラルー(ハーディガーディ)とミュゼット(ふいご式バグパイプ)。1740年代のフランスではこれらが長閑な田園地帯を連想させる楽器としてロココ好みの都市民に愛され、とくにノードはヴィエラルーの名手ダンギーやミュゼット演奏の見事さで知られたコラン・シャルパンティエとの親交を通じ、これらの楽器の機構をよく踏まえた作品を多く出版していたのでした。 バロックから近代に至る多様なフルート作品を時代に応じた楽器で巧みに演奏、近年ますます話題を呼んでいるアレクシス・コセンコを中心に集まった今回の演奏陣も、ヴィエラルーの天才的名手トビー・ミラーや18世紀バグパイプ研究でも注目されるジャン=ピエール・ヴァン・エースらをはじめ頼もしい顔ぶれ。18世紀流の室内楽編成で緊密かつ優美なアンサンブルをくりひろげ、ロココ情緒に満ちた作品の魅力を存分に楽しませてくれます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10429

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    ジャン・ジル(1668-1705)
    モテ「主よ、わが神、あなたが頼りなのです」
    レクイエム 詳細ページ
    [ファビアン・アルマンゴー、レ・フォリー・フランセーズ]

    発売日:2023年10月06日

    CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:3,520円(税込、送料無料)

    フランス王室が愛したレクイエム、
    同国精鋭陣による新録音には異形のモテも併録!
    南フランスのプロヴァンス地方出身の天才作曲家ジャン・ジル。大クープランと同じ1668年に生まれ、生涯を通じて専らフランスの南側で活躍しパリにもヴェルサイユにも来ないまま早世しましたが、ルイ14世の治世下で作曲したレクイエムが王室でもとりあげられ注目を浴び、18世紀を通じて王室の葬儀で頻繁に再演されるという栄に浴しました。有名な定期演奏会コンセール・スピリチュエルも発足20年前に亡くなったこの昔日の巨匠の作品を何度も演奏、パリの人々にも喝采を博し続けました。 20世紀の古楽復権の流れでもシャルパンティエやデュ・モンと並んで注目されてきた彼のレクイエムに、ブルボン家歴代の王たちの祈りの場となってきたヴェルサイユ宮殿の王室礼拝堂での最新録音が登場。手稿譜の形でのみ残る珍しいグラン・モテ(合奏付き合唱曲)と共に演奏を聴かせるのは、フランス17~18世紀音楽の知られざる魅力を実演と録音を通じて根強く紹介し続けてきた実力派ファビアン・アルマンゴー率いるヴェルサイユ・バロック音楽センター(CMBV)の合唱団。器楽陣にはCMBVでの研究成果を比類ない演奏に昇華してきた精鋭集団レ・フォリー・フランセーズが加わり、残された楽譜の持ち味を最大限に引き出す精妙な解釈に仕上げられています。モテ「主よ、わが神、あなたが頼りなのです」では時として舞踏劇やオペラを思わせる音使いもあり、メリハリの利いた古楽器演奏と相俟ってジルの作風の広がりを印象づけてやみません。 CMBVの音楽学者ジュリアン・デュブリュクによる解説(仏・英・独語/国内仕様盤には日本語訳付)も充実、フランス・バロックの奥深さと欧州古楽界の層の厚さに改めて驚かされる新録音です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS094

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    発売日:2023年10月06日

    CD価格:2,475円(税込)

    マリー=アントワネットを描いたバレエ音楽として生まれ変わった、傑作の響き後に「交響曲の父」と綽名されることになるハイドンが若い頃、長く仕えることとなったエステルハージ侯爵家に来て間もなく宮廷催事のために書いた3連作の交響曲「朝・昼・晩」。さまざまな楽器のソロを含む聴きどころ満載の物語性豊かなこの傑作は、同じオーストリアの音楽史を舞台音楽の領域で大いに盛り上げたグルックの改革オペラ第1作《オルフェオとエウリディーチェ》とほぼ同時期に生まれました。 フランス南西部ビアリッツに拠点を置くバレエ・カンパニー「マランダン・バレエ・ビアリッツ」を率いるティエリー・マランダンは、後年フランス王室に迎えられフランス王妃となった元オーストリア公女のマリー=アントワネットを描いた新作バレエのため、この3連作交響曲とグルックのオペラからの抜粋を音楽として選択。刺激に満ちたステージを彩った選曲をそのまま、ほかでもないアントワネット妃の本拠にもなったヴェルサイユ宮殿を舞台に古楽器演奏で録音したアルバムの登場です。 エステルハージ侯爵邸での交響曲演奏では使われなかったとも言われるチェンバロも、ここでは当時の一般的な演奏習慣に倣って導入。その響きも絶妙な効果をあげる中、近年カウンターテナー歌手ヤクプ・ヨゼフ・オルリンスキとの共演でも注目されているポーランドの気鋭古楽指揮者ステファン・プレフニャクが全編にわたりメリハリの利いたスリリングな演奏解釈を聴かせ、ハイドンとグルックの綴った作品の造形美を隅々まで堪能させてくれます。 バレエとは別に音楽だけで鑑賞する甲斐のある充実録音です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS087

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    リュリ(1632-1687)
    グラン・モテ集 Vol.3 詳細ページ
    [ステファーヌ・フュジェ、レゼポペー]

    発売日:2023年09月22日

    CD価格:2,475円(税込)

    リュリの真価をしみじみ実感させる精鋭陣の好企画、第3弾登場!精鋭メンバーによる2022年来日が好評を博したレゼポペーが、本場ヴェルサイユ宮殿の礼拝堂で進めるリュリのグラン・モテ録音第3弾。 18世紀以前の作品研究を反映させた古楽解釈が盛んなフランスにあって、21世紀を担う逸材として高い評価を得ているステファーヌ・フュジェは今回、ルイ14世の筆頭後継者たる男子誕生を祝う「ガリアよ、歓呼の声を上げて喜べ」でプログラムを始め、リュリの急逝2年前に書かれた「神はユダヤの地で知られ」まで、この作曲家がフランス王室で最も確たる権勢を見せていた時期の作を幅広く選んでいます。 また同シリーズ初の試みとして、リュリの傍ら彼より前から王室に迎えられ、ルイ14世時代ならではの教会音楽の確立に先んじて寄与していた大家デュ・モンの充実作「マニフィカト」も収録、両者の作風の違いを軸にリュリ流儀の教会音楽の特徴が自ずと浮かび上がるようにしています。 25~37名編成の合唱にはグヴェンドリーヌ・ブロンデール、クレール・ルフィリアトル、シリル・オヴィティ、マルク・モイヨンら個性派ソリストも多く、坂本久美、湯川亜也子ら日本の気鋭歌手の名も。加えてオルガンとチェンバロをそれぞれ2台、曲によっては30人を超える弦楽奏者を含む大編成の古楽器オーケストラ(オルガンにマリー・ファン・レイン、低弦にエマニュエル・ジャック、リコーダーとバスーンでメラニー・フラオー……と多面的活躍で知られる名手たちも参加)が奏でる響きは、当時これらの作品の演奏に求められていた壮麗さはもちろん、両作曲家の細部まで考え抜いた音使いの繊細さにも柔軟に対応。きわめて幅広い表現力で17世紀フランスの王室礼拝堂音楽の至芸を追求、各作品の魅力を十全に引き出してゆきます。 ヴェルサイユ・バロック音楽センターの音楽学者トマ・ラコントによる解説も充実(仏・英語)。舞台音楽ばかりではないリュリ芸術の真価を実感できる1枚です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS099

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    発売日:2023年09月22日

    CD価格:2,475円(税込)

    フランス古楽界の中軸を担う名団体によるクープランの傑作、満を持して登場ウィリアム・クリスティのレザ―ル・フロリサンやジェラール・レーヌのイル・セミナリオ・ムジカーレなど、フランスにおける古楽復興の躍進を担った重要団体で長くコンサートマスターを務めたパトリック・コーエン=アケニヌが、2000年に自ら結成したレ・フォリー・フランセーズ。Pierre Verany、ALPHA、Cypres、NoMadMusicなど常にシーン最前線のレーベルで名盤を刻んできたこのアンサンブルが、満を持して自国の音楽史に名高い傑作室内楽曲を録音しました。 クープランの『王宮のコンセール』はルイ14世の治世末期に書かれたイタリア風の編成によるフランス様式の曲集で、かつてはイタリア風の音楽を演奏することさえ憚られたフランス王室にあって、異国の様式を適切に取り込み「趣味の融合」を図ったこの作曲家ならではの細やかな趣向が凝らされた充実曲集。ヴィヴァルディ『四季』と同時期の1724年に出版され、20世紀以降は多くの名盤にも恵まれてきましたが、18世紀当時のフランス宮廷音楽の演奏再現を徹底追及してきたコーエン=アケニヌらの様式感豊かな演奏はやはり格別。アンサンブル創設期から長く共演してきた重要メンバーに新世代の気鋭バスーン奏者ニエルス・コラン=コッパルが加わる顔ぶれが、それぞれの楽器から引き出しうる音色の多彩さを最大限に生かした精妙な解釈を織り上げてゆきます。 作曲者と同じフランス語話者たちだからこそ探り当てうる機微の妙、じっくりお楽しみください。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS111

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    美の女神にお願い
    ~ルイ15世時代のフランス舞台音楽における恋の歌~ 詳細ページ
    [マリー・ペルボスト、ガエタン・ジャリ、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団&合唱団]

    発売日:2023年09月22日

    CD価格:2,475円(税込)

    声の演技力あればこそ!
    18世紀フランス音楽の多様さを示すペルボストならではの1枚
    フランスの音楽著作権協会ADAMIから2016年の新星オペラ歌手賞に選ばれて以来、ヨーロッパのシーンで演技力豊かな声が急速に話題となり、オペラ界に留まらずバロック・オペラ蘇演や知られざるフランス近代歌曲の発掘で早くも注目すべき実績を次々と挙げているマリー・ペルボスト。ヴェルサイユ宮殿を舞台に刻まれた新たなソロ・アルバムはルイ15世時代のフランスに光を当て、多様な劇音楽から有名・無名にかかわらず魅力的なナンバーを厳選。ルイ15世の長く比較的安定した治世の中で育まれた、多角的な様相をみせる恋物語の数々の魅力に迫ります。 軸となる巨匠ラモーの3傑作(《イポリートとアリシ》〔1733〕、《カストールとポリュクス》〔1737〕、《プラテー》〔1745〕)からして音楽面でも物語面でもそれぞれに異なり、同時期の王室を魅了したルベル&フランクールのタッグや世紀半ばのパリの寵児ドゥーニなど、他の作曲家たちの作品にもバロック後期からロココの柔和さを経て古典派前夜まで、18世紀フランス音楽の多彩さと一貫性を矛盾なく実感させてくれる奥深い魅力がたっぷり。ソプラノ歌手でありながら低い音域でも豊かな情感描写を聴かせるペルボストならではの、演技性あればこそのエールが集められているのも流石です。 ヴェルサイユの王室歌劇場ほか数々のステージで名演を披露してきたガエタン・ジャリの経験値が十全に活かされたオーケストラの音作りも頼もしく、どこから聴いても引き込まれずにおれないアルバムに仕上がっています。

  • 商品番号:CVS098

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    シャルパンティエ(1643-1704)
    『テ・デウム』
    およびその他のグラン・モテ 詳細ページ
    [ヴァランタン・トゥルネ、ラ・シャペル・アルモニーク]

    発売日:2023年09月08日

    CD価格:2,475円(税込)

    あの「テ・デウム」とシャルパンティエの真価に迫る、本場の最新録音古楽器演奏に長年の実績がある国フランスで、2020年代に最も注目されている若手指揮者の一人ヴァランタン・トゥルネの最新録音は、有名曲「テ・デウム」を含むシャルパンティエの大規模声楽作品集。 太陽王ルイ14世が治める17世紀フランスにあって、活動初期には王室音楽総監督リュリの妨害で王室関係の仕事を得られなかったにもかかわらず、パリ市内のさまざまな機関から作曲依頼を受け、膨大な量の傑作を残したのがシャルパンティエでした。20世紀にその真価が再評価されてゆく過程で最も注目されたのが、さまざまな規模の合奏を伴う教会向けの声楽曲の数々。特に、トランペットによる前奏がウィーン・フィルの「ニューイヤー・コンサート」を始めとしたヨーロッパの放送番組で多用される「テ・デウム」はシャルパンティエの代表作の一つですが、トゥルネは持ち前のフランス音楽への適性をここでも存分に生かし、豊かな合唱の響きはもちろん、室内楽的なアンサンブルが映える局面も細やかに仕上げてゆき、この作曲家ならではの伸縮自在の音作りの妙味をじっくり堪能させてくれます。 17人の合唱と5人のソリストが織りなす音響美を支えるオーケストラは、弦楽14名に数々の管楽器群が加わる手堅い構成。サヴァールやモルテンセンなど歴戦の古楽人たちとの共演で知られるバロック・ヴァイオリン奏者マンフレード・クレーメルや、民俗音楽越境系の活躍でも知られるリュート奏者キート・ガートなど超ベテラン奏者たちも加わって、多層的な古楽器演奏の魅力も存分に味わえる演奏内容となっています。 長年のシャルパンティエ研究で知られるカトリーヌ・セサックの詳細な解説(仏・英・独語)も読みごたえたっぷり。

  • 商品番号:CVS105

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    モーツァルト(1756-1791)
    《バスティアンとバスティエンヌ》(フランス語版・全曲)
    ペルゴレージ(1710-1736)
    《奥様女中》(1754年フランス語版・全曲) 詳細ページ
    [ガエタン・ジャリ、アデル・カルリエ、マルク・スコフォーニ、ダヴィド・トリクー、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団]

    発売日:2023年09月08日

    CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    フランスを軸とした18世紀音楽の変遷に迫る、意外な2作品の「フランス語版」イタリア・オペラがフランスに根付くきっかけを作ったペルゴレージの傑作喜歌劇《奥様女中》と、当時のフランス語オペラを手本にして少年モーツァルトが書いたドイツ語音楽劇《バスティアンとバスティエンヌ》を、それぞれ異なる歴史的文脈の中で生まれたフランス語訳ヴァージョンで録音した2枚組アルバム。1752年にパリのオペラ座(王室音楽アカデミー歌劇場)がとりあげたイタリア語オペラ《奥様女中》は、フランス独自の音楽発展を目指すラモーらの猛反発と百科全書派の大絶賛を巻き起こし、その両派の激しい対立は「ブフォン論争」の名で音楽史にも刻まれました。 そんな中、ペルゴレージの音楽の魅力を先入観なしに知ってもらおうと、弁護士ボーランは台本を訳し1754年に《奥様女中》フランス語版を作成。レチタティーヴォはオーケストラ付き部分以外省かれ、台詞の対話に替えられました。 他方、劇作家&歌手のファヴァール夫妻は《奥様女中》の向こうを張るフランス語による牧歌劇パロディ《バスティアンとバスティエンヌの恋》をその前年に披露。後年オーストリアでフランス劇団に接する機会もあった少年モーツァルトはこれを下敷きにしたドイツ語台本に曲をつけ、1768年に1幕物のジングシュピールを完成(K. 50)。こちらは19世紀末にフランスの文芸批評家ウィリと作家アルトマンがフランス語版を作成しています。 ヴェルサイユ宮殿に集う古楽器楽団は今回、俊才歌手3人と共にこれら2作のフランス語版を録音。フランス・バロック作品の演奏に秀でたガエタン・ジャリは台本の持ち味をよく生かした音作りで、両作曲家の母語では見えてこなかった典雅な音楽的魅力に迫り、18世紀音楽の奥深さを改めて実感させてくれます。

  • 商品番号:NYCX-10411

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    18世紀フランス王室の祝典
    ~1773年、アルトワ伯の結婚に寄せて~ 詳細ページ
    [アレクシス ・コセンコ、レザンバサドゥール=ラ・グランド・エキュリ]

    発売日:2023年08月25日

    CD 2枚組国内仕様 解説日本語訳付き価格:4,950円(税込、送料無料)

    18世紀の通例を大きく上回る編成!
    話題の古楽指揮者がフランス王室祭典を再現
    フランス随一のフラウト・トラヴェルソ奏者として注目を集め、録音ではポーランドの気鋭古楽器楽団アルテ・デイ・スオナトーリや自身が創設したレザンバサドゥ―ルの指揮者としてALPHAやChateau de Versailles Spéctacles、Apartéなどの気鋭レーベルで活躍をみせてきたアレクシス・コセンコ。レザンバサドゥールは近年、古楽器による管楽合奏団ラ・グランド・エキュリ(創設者は近年亡くなった古楽器シーンの大先達ジャン=クロード・マルゴワール)を吸収してさらに勢いを増し、メンデルスゾーンの交響曲録音(Aparté)でも注目されているなか登場するこのアルバムでは、18世紀後半のユニークな王室音楽祭典の再現に挑みます。 テーマは1773年のアルトワ伯(翌年ルイ16世となる王太子ルイ=オーギュストの弟、革命と王政復古の後1825年にシャルル10世として戴冠)の結婚祝宴。そこでは王室音楽総監督を務めた大御所フランクールが音楽をとりしきり、彼の長年の共作者F.ルベル(《四大元素》の作曲家J-F.ルベルの子)やドーヴェルニュ、モンドンヴィルといった同時代作曲家たちの往年の傑作群から曲が厳選され、古典派時代にありながらルイ14世時代以来の流儀にならったバロック風の食卓音楽が続きました。 最新監修の楽譜に基づくこの録音は、過去いくつか出ていた同祭典音楽の再現録音より曲数がはるかに多いうえ、1773年当時の王室楽団とほぼ同じ70人規模の大編成(弦楽器12/11/9/12/4、フルート2、オーボエ5、クラリネット2、ファゴット6、ホルン4、トランペット1、ティンパニ1)で、まさにその頃オープンしたヴェルサイユ宮殿王室歌劇場の音響の中、革命前夜のフランス王室音楽の壮麗さを追求。シーン最前線をゆく名手たちの妙技もさることながら、これほどの編成で一体感あるスリリングな演奏を実現したコセンコの巧みな指揮にも驚かされます。 なお国内仕様盤では原盤解説の翻訳に加え、登場する各作曲家の紹介も添えられます。

  • 商品番号:CVS095

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    グルック(1714-1787)
    歌劇《エコーとナルシス》全曲 詳細ページ
    [アドリアナ・ゴンザレス、シリル・デュボワ、ミリアム・ルブラン、エルヴェ・ニケ、ル・コンセール・スピリチュエル ほか]

    発売日:2023年08月25日

    CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    大御所グルックが最後に放った不遇な傑作。
    ニケが精彩鮮やかに蘇らせる!
    「驚愕の一言です!もう本当に。“パリでもウィーンでも失敗”と聞けば、グルックもさすがに晩年は霊感が枯渇してしまったに違いない……などと思ってしまいますが、実態は全くそうではありませんでした。あくまで当時の目まぐるしい流行の変化の中、人々が感じた第一印象の問題だったのです。」(エルヴェ・ニケ/原盤解説より) バロック期以来のイタリア・オペラ作法への違和感から、作品全編がオーケストラと共に一貫性ある物語を紡ぎ出す独特な歌劇を確立、後年のワーグナー楽劇の先駆ともいうべき「改革オペラ」の語法を大成させたグルック。ウィーンの神聖ローマ皇室で絶対的信頼を得た後、マリー=アントワネットの導きで訪れたパリでも注目され、フランス・オペラの世界でも新しい模範となりました。 しかし最後の完成作《エコーとナルシス》はパリでもウィーンでも驚くほど上演回数が伸びず、失敗作との印象からか後世にも顧みられる機会が少なく録音物さえ滅多にありません。18世紀のフランス語オペラ復権に精力的なエルヴェ・ニケは今回、ルネ・ヤーコプス指揮の1987年録音以来40年近く全曲録音がなかったこの幻の重要作と正面から向き合ってみて、上に引用した通り作品本来の充実度に驚きを禁じ得なかったとのこと。 神々の呪いによりナルシスは水面に映った自分の姿に恋焦がれ、エコーは他者の言葉をオウム返しに語る以外に話せなくされたがゆえにナルシスへの思いを伝えられない……物語を味わい深く描き取ったグルックの音楽はクラリネットを含む管楽器群を生かした色彩感にあふれ、ニケのタクトで起伏豊かな解釈を聴かせるル・コンセール・スピリチュエルの演奏はまさしく抒情的の一言。最前線歌手二人がつとめる表題役の頼もしさに加え、ニンフらを演じる女声歌手たちも精彩に富んだ音楽の機微をよく伝えてくれます。 グルックの晩年を見直す好機となりそうな待望のリリースと言えるでしょう。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS097

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    発売日:2023年07月07日

    CD価格:2,475円(税込)

    充実した内容の2つの写本と正面から向き合った、名手ロバンの好企画フランス・バロック作品の演奏解釈で高い評価を得てきた同国の名手ジャン=バティスト・ロバンが、ルイ14世の治世末期、1711年に完成したヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂のオルガンを使い、当時記された二つの筆写譜にある作曲者名が判っていない作品ばかりを集めて演奏。 典拠に用いたのは、鍵盤曲研究で知られ自身も演奏家として多くの録音を残しているダヴィット・モロニーが教授を務める、カリフォルニア大学バークレー校が所有する写本Ms776と、クラヴサン奏者カトリーヌ・コーモンが2008年に購入し専門家たちの間で注目された1707年の年記がある写本。前者はフランス・バロック期の礼拝習慣に合わせ、聖職者や聖歌隊が唱える祈りの詩句と交互に演奏されるオルガン小品が讃歌5編分記されており、後者には111曲のオルガン曲が記されルベーグやボワヴァンなど17世紀の作曲家たちの作品もありつつ、実に81曲までが無記名かつ他の史料には見つからない楽曲。ロバンは後者から曲を選んで二つの組曲を編み、前述の写本Ms776に記されている讃歌全てと共に録音しました。鍵盤ごとに異なる音色の管を使い、多声の綾をわかりやすく描いてゆくフランス・バロック特有の語法は大クープランやマルシャンら同時代の作曲家たちの作品にも通じるものがあり、無記名なのが惜しまれる充実した小品の数々は発見の喜びをどこまでも堪能させてくれます。 多くの音栓を同時に鳴らす「プラン・ジュ」の迫力も見事なもの。18世紀当時の状態に復元された楽器から導き出されるヴェルサイユ宮殿の音響空間で、知られざる昔日の空気をお楽しみください。

  • 商品番号:CVS102

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    シャルパンティエ(1643-1704)
    歌劇《ダヴィドとジョナタス(ダヴィデとヨナタン)詳細ページ
    [レイナウト・ファン・メヘレン、カロリーヌ・アルノー、ガエタン・ジャリ、マルグリット・ルイーズ ほか]

    発売日:2023年06月09日

    2CD+DVD+Blu-ray 4枚組日本語字幕無し価格:4,425円(税込、送料無料)

    リュリの逝去に続いた17世紀末の傑作オペラ、
    シーン最前線の新録音と映像!
    フランス17世紀を代表する作曲家の一人シャルパンティエの傑作オペラ《ダヴィドとジョナタス》、待望の新録音が本場ヴェルサイユから登場! シャルパンティエは若い頃に画業を学ぼうと訪れたローマで、巨匠カリッシミの作品に衝撃を受け音楽へ転向、帰国後は太陽王ルイ14世の王室音楽総監督リュリの君臨により活動を大幅に制限されながらも、パリのさまざまな機関から仕事を受けて躍進しました。旧約聖書の物語に取材した《ダヴィドとジョナタス》は妨害者リュリの急逝直後1688年に披露された抒情悲劇(フランス語台本による本格的な悲劇オペラ)で、この作曲家の第一級の手腕が生きた傑作でありながら全曲録音は滅多になされず、新録音がフランス古楽界の精鋭たちによってなされたのは大いに歓迎すべきことと言ってよいでしょう。 俊才集団マルグリット・ルイーズの器楽勢には異才集団ネヴァーマインドのバス・ド・ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)奏者ロバン・ファロ、豊かなキャリアを誇るリコーダーのセバスティアン・マルクなど名手たちも参加。近年ますます活躍の場を広げているレイナウト・ファン・メヘレン、カロリーヌ・アルノー、ダヴィド・ヴィチャクらを筆頭に、端役のシーンに至るまで本場フランスならではの堂に入った演奏でこの傑作が味わえるのは頼もしい限り。 映像では17世紀当時の蝋燭の明かりを尊重したマーシャル・ピンコスキの演出が、ヴェルサイユ王室礼拝堂での上演を鮮やかに盛り上げ、演奏の魅力をいっそう際立たせています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10401

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    -★『レコード芸術』特選盤(2023年7月号)★-

    モンテヴェルディ(1813-1901)
    歌劇《オルフェオ》
    序幕と5幕の音楽寓話劇 詳細ページ
    [ジョルディ・サヴァール、マルク・モイヨン、ルチアーナ・マンチーニ、サラ・ミンガルド 他]

    発売日:2023年05月26日

    CD 2枚組国内仕様 日本語解説・歌詞日本語訳付き価格:5,280円(税込、送料無料)

    サヴァールの《オルフェオ》新録音がCDでも登場、
    マルク・モイヨンほか凄腕揃いの演奏陣!
    2021年、パリ・オペラ・コミック座とヴェルサイユ王室歌劇場などの共同制作で実現した、ジョルディ・サヴァール指揮による《オルフェオ》再録音。先にリリースされたオペラ・コミック座収録の映像作品に続き、ヴェルサイユでセッション録音されたCDが登場します。 地中海諸国の17世紀音楽はいうまでもなくサヴァールにとって自家薬籠中のもので、《オルフェオ》も2002年に満を持しての録音(映像とCD)がありましたが、今回の新録音では主人公オルフェオに超実力派古楽歌手マルク・モイヨンを起用! その圧倒的な「声の演技」は、さながら動物たちや草木をも感動させたという伝説の竪琴詩人オルフェウスそのもの。ほかの歌手勢も旧盤で主役を演じたフリオ・ザナージや同役で再登場のサラ・ミンガルドの他、マリアンネ=ベアーテ・キーラントやルチアーナ・マンチーニなど注目の歌手、さらに羊飼いや精霊たちに至るまで存在感ある才人揃い。また、長年の共演で信頼関係を重ねてきた大御所プレイヤーも数多く参加しており、バロック・ハープのアンドリュー・ローレンス=キングなどベテラン続々の通奏低音陣や打楽器のペドロ・エステバンに加え、リコーダーにはピエール・アモン、木管コルネットにはジャン=ピエール・カニアックといったソリスト級の俊才たちも随所で妙技を披露。 ヴェルサイユ宮殿という古楽音楽劇にうってつけの「場」を得てじっくり収録された解釈は、音楽劇というもののあり方から問い直す説得力に貫かれ、バロック・ファンならずとも深く聴き込み甲斐のある、新たなる決定的盤というべき内容に仕上がっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS090

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    HEROÏNES - ヒロインたち
    フランス・バロック声楽作品に描かれる女性たち 詳細ページ
    [ヴィクトワール・ビュネル、アンナ・レイノルト、ギレム・ヴォルムス、カミーユ・ドラフォルジュ、アンサンブル・イル・カラヴァッジョ]

    発売日:2023年05月26日

    CD価格:2,475円(税込)

    本場ヴェルサイユ発。
    イタリア風味のフランス音楽を通じて描かれる女性たち
    フランスの古楽シーン最前線をゆく若き俊才たちが、解像度の高いフランス・バロック解釈を聴かせてくれる声楽作品集。フランス語の詩や台本の持ち味を最大限生かしながら、そこにイタリア由来の音楽様式を接ぎ木して生まれたルイ14世時代のフランス宮廷音楽様式。そうしたルーツをふまえつつ、イタリア語の作品も交えてその魅力を探るプログラムが興味深く起伏に富んでおり、長めのカンタート(フランス式カンタータ)でも短い歌曲でも、演奏は深い味わいに満ちています。 歌い手は、ル・ポエム・アルモニークやレ・クリ・ド・パリなど一流アンサンブルに加わり着実に実績を上げてきたヴィクトワール・ビュネル、レザ―ル・フロリサンやピグマリオン、カペラ・メディテラネアなどの注目公演で存在感を発揮してきたアンナ・レイノルト、古楽に縛られない歌劇界での活躍も目立つギレム・ヴォルムスの3人。さまざまなアンサンブルで活躍する古楽器奏者たちが集うアンサンブル・イル・カラヴァッジョも古楽器それぞれの音色をよく生かして声を支え、団体名の由来となった画家の作風にも通じるコントラスト鮮やかな解釈で耳を惹きつけてやみません。 選曲のテーマは「女主人公たち」。運命に翻弄されながら自らの人生を選び取ってゆく伝説上の女性たちから酒飲み男の恋慕の歌まで、描き出される女性像の多彩さも魅力の一つ。作曲家たちそれぞれの個性がよく際立つ選曲にもなっており、フランス古楽を聴き深めてゆく上でも参考になる学びの多い1枚と言ってよいでしょう。

  • 商品番号:CVS089

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    暖炉のそばで愛し合おう
    シャルパンティエ(1643-1704)
    世俗歌曲集 詳細ページ
    [クレール・ルフィリアトル、グワンドリーヌ・ブロンデール、シリル・オヴィティ、マルク・モイヨン、ジョフロワ・ビュフィエール、レゼポペー]

    発売日:2023年05月12日

    CD価格:2,475円(税込)

    繊細、軽妙、深い余韻……
    シャルパンティエの世俗歌曲を現代最高の布陣で!
    20世紀以来めざましい復権をみせてきたフランス・バロック音楽の世界でも、とりわけ大きな名誉回復を経験した作曲家の一人シャルパンティエ。生前は王室音楽総監督リュリが「壁」となり、長いあいだ王室での音楽活動には食い込めずにいたものの、パリ市内では数多くの重要な機関から依頼を受け、半世紀ほどの生涯の間に驚くほど多くの作品を残しました。ルイ14世の治世下と違ってリュリの妨害もない現代ではフランス17世紀屈指の作曲家として注目されていますが、それでも評価は宗教曲や劇音楽に集中しており、作例も多い恋歌や戯れ歌の数々はなかなか体系的に取り上げられる機会がありません。 その渇を癒して余りある今回の録音には、ALPHAでのル・ポエム・アルモニーク初期の名盤群で鮮烈な印象をシーンに与えてきたクレール・ルフィリアトル、驚くほど広い音域を自在に操り中世からバロックまで縦横無尽に歌いこなすマルク・モイヨン、そして今を時めくフランス古楽界の最重要テノール歌手のひとりシリル・オヴィティら錚々たる歌い手が揃い、2022年の来日も好評だったステファーヌ・フュジェを軸とした通奏低音陣が緩急あざやかに伴奏。シャルパンティエと同じ母語を日常的に話し、17世紀フランス音楽に深く親しんできた名手たちでなくては到達できない自然な歌い口で、この作曲家が綴った美の諸相を細やかに解き明かしてゆきます。 数々の恋愛歌は世紀初頭のエール・ド・クール(宮廷歌曲)にも通じる奥深さ、対する「酒の歌」は演劇的な魅力に満ちた曲の持ち味をよく生かした仕上がり。聴き深めるほどにフランス古楽への愛が深まること間違いなしの名演というほかありません。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS108

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    発売日:2023年05月12日

    CD価格:2,475円(税込)

    バロックと古典派の間、
    爛熟のクラヴサン芸術をヴェルサイユの王宮で!
    先代の太陽王ルイ14世ほどではないにせよ、実に60年近くもフランス王の座を守ったルイ15世。その治世(1715-1774)には17世紀以来のフランス様式も根強く人々を魅了し続けた一方で、太陽王のもとでは考えられなかったほど諸外国の音楽文化がフランスに流入、ひときわ華やかなロココの響きが王室やパリの人々を魅了しました。 王は音楽にあまり関心を示さなかったものの、レグザンスカ王妃やポンパドゥール夫人、王女たちをはじめ周囲には一流作曲家と親しく交流し感性を豊かに育んだ音楽愛好の女性たちが多く、人々が室内で奏でたクラヴサンのための独奏曲も次々と世に送り出されました。伝統的なフランス様式とイタリアやドイツなど諸外国の様式の間で、折々の流行を先導していったクラヴサン作曲家たちの名品群は、ウィーン古典派風の音楽が定着してゆく前の、驚くほど豊かで独特な音楽世界を垣間見せてくれます。 近年フランス古楽界で多忙な活躍をみせ、とりわけ声楽作品の通奏低音奏者としても経験豊かなクレマン・ジョフロワは、大御所ラモーの出世作2集から名匠デュフリによる1768年の曲集まで幅広い年代を視野に入れ、ルイ15世時代の音楽文化の広がりをクラヴサン一つで辿れるプログラムを厳選。この時代の銘器をモデルとする素晴らしい再現楽器をヴェルサイユ宮殿の音響空間で奏で、絶妙なタッチが快い機微細やかな演奏で各作品の魅力をじっくり伝えます。 ラモー「一つ目巨人たち」やロワイエ「スキタイ人の行進」といった有名作のほか、2019年に新発見され未だ謎も多いデュビュイソン作曲による1732年出版の曲集や、競合録音が殆どないベルナール・デュ・ビュリの1737年の曲集など稀少な作品が多く収録されている点も見逃せません。

  • 商品番号:CVS110

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    王冠の調べ
    パーセルとヘンデルの『戴冠式アンセム』 詳細ページ
    [ガエタン・ジャリ、ヴェルサイユ王室歌劇場合唱団&管弦楽団]

    発売日:2023年04月28日

    CD価格:2,475円(税込)

    フランス発、
    英国王戴冠式の年に捧ぐ精妙・壮麗な古楽器の調べ
    英国王チャールズ3世の戴冠式が行われる2023年にふさわしい新録音が、海を挟んだフランスのヴェルサイユ宮殿に集う古楽演奏家たちから届けられました。1727年のジョージ2世戴冠式のために作曲され、歴代の英国王の戴冠式でも歌われてきたヘンデルの傑作『戴冠式アンセム』全4曲に加え、同じ1727年の戴冠式でも一部が再演されたジェイムズ2世戴冠式(1685)のためのパーセルの作品2曲を収録。それら演奏作品の合間には18世紀以前の祝典でも一般的に使われていたナチュラル・トランペットを使ったファンファーレが挿入され、ヴェルサイユ王室礼拝堂の音響とあいまって聖職者臨席のもと行われる戴冠式の雰囲気がそのまま伝わってくるかのような生々しさ! その迫真の存在感をきわだたせているのは欧州古楽器演奏シーンの最先端をゆくガエタン・ジャリ指揮の実力派集団。フランス17~18世紀の声楽曲の演奏に秀でた彼らは、まさにルイ14世時代のフランス宮廷音楽から英国王室の音楽が大きな影響を受けていた頃の作品であるパーセルの2曲を鮮やかな臨場感で聴かせ、その雰囲気の延長線上で精妙かつダイナミックにヘンデルの壮麗な作品群を堪能させてくれます。 アルバム前半はファンファーレを挟みながら編成の小さな曲から大きな曲へと進む曲順になっていて、パーセルとヘンデルの音楽的連続性にも気づかされる仕組み。作品が生まれた文脈を考え抜いている実力派集団だからこその臨場感をじっくりお楽しみください。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS109

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    アルメニアの魂
    民族楽器の響きと宗教的合唱曲集 詳細ページ
    [ナレク・カザジアン、エレヴァン聖十字架教会合唱団、アストリグ・シラノシアン、ヘルベルト・アサトリアン、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団]

    発売日:2023年04月14日

    CD価格:2,475円(税込)

    コーカサスの伝統楽器の響き、ヴェルサイユの歴史的空間と出会うアルメニアの民俗楽器カーヌーンの名手ナレク・カザジアンによる演奏と、アルメニア聖歌の解釈に通じた声楽家たちの合唱を中心としたアルメニア音楽集。ドゥドゥクを吹くヘルベルト・アサトリアン、近年躍進めざましい同国出身のチェロ奏者アストリグ・シラノシアンもゲストに迎え、ヴェルサイユ宮殿を拠点にバロック・オペラの復権を進めるヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団との共演も収録しています。 古代に遡る波乱の歴史を超えて独自の言語と文化を存続させ、20世紀以降はアラム・ハチャトゥリアンに代表される西洋クラシック音楽と伝統音楽の交錯でも注目されてきたアルメニアの息吹が、民俗音楽からも多くの学びを得てきた古楽器演奏シーンの俊才たちとの出会いで独特の精彩をもって立ち上ります。 カーヌーン(ダルシマーのような形をしており、人差し指にはめたピックで弦をつま弾いて奏する)の煌びやかな音色は、生楽器の素材感も伝わるヴィブラートを抑えた弦楽合奏とも相性抜群。聖歌の響きも温もりにあふれ、サクソフォンやバスクラリネットにも通じる音色が魅力的なドゥドゥクも細やかな情感豊かで、異国情緒に満ちたサウンドに独特な親密さを纏わせます。 Chateau de Versailles Spectaclesには珍しいタイプのアルバムですが、丁寧な音作りと企画制作の入念さは同レーベルならでは。接する人それぞれに異なる魅力と出会えそうなアルバムです。

  • 商品番号:CVS076

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    カヴァッリ(1602-1676)
    歌劇《エジスト》 詳細ページ
    [マルク・モイヨン、ソフィー・ユンカー、ザッカリー・ワイルダー、アンブロワジーヌ・ブレ ほか ヴァンサン・デュメストル、ル・ポエム・アルモニーク]

    発売日:2023年03月24日

    CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    注目プロジェクト、待望の音盤化!
    気鋭の歌手陣が解き明かす中期バロックの傑作像
    20世紀末の結成以来、知られざる17世紀音楽の復権に大きな貢献を果たし続けてきたフランスの古楽アンサンブル、ル・ポエム・アルモニーク。彼らは太陽王ルイ14世の時代に古典的形式が整うより前の、17世紀初頭の知られざるフランス音楽の魅力を強く印象づけてきた一方、その同時代に最初の大躍進を見せつつあったイタリア初期~中期バロックの音楽にも驚くべき適性をみせ、ユニークな名演で世界中を魅了し続けてきました。 ここに全曲CD録音されたカヴァッリ《エジスト》は、彼らが主宰者デュメストルとともに10年来さまざまな歌手陣を招いて披露してきた、いわば自家薬籠中のレパートリー! 17世紀前半のヴェネツィアに君臨した巨匠モンテヴェルディの歿年にあたる1643年、その門下で躍進を続け新たなイタリア・オペラの寵児となりつつあったカヴァッリが、その後も緊密な協力関係を続けることになるファウスティーニの台本を得て披露した作品で、20世紀に現代楽器オーケストラで蘇演されていますが全曲録音は今回がおそらく初。 恋心を錯綜させる二人の男女を軸とした物語は、圧倒的な演技力を声に宿らせる異才モイヨン演じる主人公エジストの乱心をめぐって驚くべき展開をみせ、弦楽を中心に小規模ながら充実した編成のオーケストラが深い心理描写で歌手たちに応えるさまは圧巻。ドゥルツィアン(ファゴットの前身)とリコーダーのジェレミー・パパセルジオー、3種の鍵盤を使いこなすエリザベート・ガイガーら経験豊かな名手の立ち回りも鮮やかです(弦には畑野達哉も参加)。ユンカー、ワイルダー、マングら欧州が注目する気鋭歌手たちの活躍も見事で、カヴァッリという作曲家の真価を深く掘り下げた名演に仕上がっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS083

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    発売日:2023年03月24日

    CD価格:2,475円(税込)

    本来の文脈に沿った声楽入り演奏で真意に迫る、ラトリー満を持しての全曲録音サン=サーンスやドビュッシーら、フランス近代の作曲家たちも注目したフランス・バロック最大級の作曲家クープラン。クラヴサン(チェンバロ)のための個性的な独奏曲が昔から脚光を浴びてきましたが、その本職はオルガン奏者でした。一族が代々仕えたパリの聖ジェルヴェ教会で実力を養った後にルイ14世の王室礼拝堂オルガン奏者となり、生涯最初に発表した曲集も、ここに収録された作品を含む2作のミサ曲からなる内容でした。 17世紀当時のフランスでは礼拝に際して祈りの言葉がグレゴリオ聖歌で唱えられる中、式次第の進行に合わせてオルガンが奏でられ、奏者は音栓を駆使して多彩な音色を使い分け、祈りの詩句を彩っていましたが、クープランの曲集はその流れに沿った無数の小品の連続でできています。声部ごとに音栓を別々にして室内楽のように対話させてゆくその音楽は、個々に完成度の高いオルガン曲として演奏されることも少なくありませんが、名手オリヴィエ・ラトリーはここで、声楽陣を交えて当時のミサ式次第をなぞる流れで全曲を録音。それぞれの作品がどのような存在として扱われていたのか、当時流の演奏再現でクープランの真意に迫ります。 パリ・ノートルダム大聖堂の専属奏者として、2019年の被災直前に残したバッハ録音が有名なラトリーですが、この傑作の彼にとっての初録音とは思えない堂に入った解釈は流石というほかありません。かつて作曲家自身も専属奏者の一人として奏でた歴史的銘器で、フランス・バロックの素顔に触れられる貴重な新録音です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS085

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    デマレ(1661-1741)
    歌劇《シルセ》 詳細ページ
    [ヴェロニク・ジャンス、マティアス・ヴィダル、カロリーヌ・ミュテル、ロマン・ボクレール ほか セバスティアン・デラン、レ・ヌーヴォー・キャラクテール]

    発売日:2023年03月24日

    CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    リュリ亡き後の大人気作曲家の真価に迫る!
    フランス古楽シーン最前線の快挙
    太陽王ルイ14世に愛された王室音楽総監督リュリが1687年に不慮の事故で世を去った後、ラモーが1733年に《イッポリトとアリシ》で衝撃のデビューを果たすまでの約半世紀、フランス・オペラの世界は決して不毛だったわけではありません。むしろその逆で、マラン・マレやカンプラなどが注目すべき傑作を折々に書く一方、他にも注目すべき作曲家が名を馳せていました。 中でもデマレは、礼拝音楽で台頭した同世代のド・ラランドと並ぶ実力で早くから注目され、1699年に恋人の父から糾弾されフランスを追われなければ、1歳違いのカンプラと並ぶ名声を博したかもしれません。実際、国を追われた後もスペイン王室やロレーヌ公の宮廷で重用されていますが、オペラの全曲録音がなされるようになったのはようやく21世紀に入ってからのこと。まだフランスにいた1694年の《シルセ》はリュリ風の抒情悲劇の作法を完璧に使いこなした傑作で、部分録音で垣間見えていた作品像の全貌に触れられる全曲録音は待望というほかありません。 フランス宮廷流の大小ヴィオラ3パートを含む5部編成の弦楽に撥弦・擦弦・鍵盤からなる通奏低音勢が多彩な音色を使い分け、各一対のトラヴェルソとバスーン(リコーダー持替)、オーボエに打楽器も加わる総勢33人の器楽勢の傍ら、合唱も22人と充実した編成がフランス宮廷の豪奢な音楽生活を彷彿とさせます。 ジャンス、ヴィダルといった有名歌手たちが深い情感表現に満ちたデマレの旋律を鮮やかに歌い上げ、俊才続々の器楽陣営を率いる才人デランの指揮も実に精妙。今後デマレのさらなる再発見に期待が募る注目リリースです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS092

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    『暗闇と深淵』
    独唱と通奏低音によるルソン・ド・テネブル、
    18世紀フランス語圏から
    詳細ページ
    [ウジェーヌ・ルフェーヴル、リュシル・テシエ、アンサンブル・ルヴィアタン]

    発売日:2023年03月10日

    CD価格:2,475円(税込)

    「ルソン」の静謐な響きを、ヴェルサイユ宮殿に集うフランス最前線の俊才たちとキリスト教社会で春の日曜日に祝われる復活祭に先立ち、救世主イエスが現世で十字架にかけられ苦しみぬいて絶命したことを思い返しながら、人類の罪深さを考え直す「聖週間」。バロック期のフランス語圏では、この時期の夜明け前に行われていた祈りの時間帯をずらし、日中に小編成の峻厳・清廉な音楽を通じて行うルソン・ド・テネブル(暗闇の朝課)の儀式があり、そのために書かれた楽曲が多く現存しています。 その特質上、華美な響きを避けてオルガン一つ、ないしそこに低音楽器を添える程度で独唱者が歌う小編成の音楽に仕上げられますが、ここではフランス古楽シーン最前線で活躍する若き名手たちが、バスーン、ヴィオール(ガンバ)、ヴィオローネ、チェロという4種の低音楽器を用い、クラヴサンやオルガンとともに、趣深いくすんだ響きで18世紀初頭の祈りの場を再現。 近年発見された手稿譜によるフォルクレ父子どちらかの組曲や人気作曲家ボワモルティエの名品編曲など器楽トラックも充実していますが、躍進めざましい独唱者ウジェーヌ・ルフェーヴルの温もり豊かな独唱がこれらの古楽器の響きと実によくなじむ一連のルソンは、演奏機会の少なさが不思議なほど魅力的に聴こえ興趣が尽きません。 ブリュッセルのイタリア系作曲家フィオッコやブルゴーニュ地方ディジョンのジョゼフ・ミシェルなど、フランス王室に縛られない選曲で視野を広げてくれるプログラムも好感度大。ヴェルサイユ宮殿の小礼拝堂の穏やかな音響をよく捉えた自然派録音でお楽しみください。

  • 商品番号:CVS088

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    『オルフェのさまざまな表情』
    フランス・バロックのカンタートの世界 詳細ページ
    [ウジェーヌ・ルフェーヴル、ザッカリー・ワイルダー、エティエンヌ・バゾラ ほか]

    発売日:2023年02月10日

    CD価格:2,475円(税込)

    フランス古楽シーン最前線の俊才たちが真正面から取り組んだカンタートの世界「フランスにはフランスならではの音楽を」と、自国の音楽を何より優先させた太陽王ルイ14世が世を去ったのが1715年。その少し前から、イタリア人作曲家たちの室内カンタータを手本にフランス独自の発展をみせていたフランス語歌詞によるカンタートの数々は、時としてヴァイオリンやフルートを加えた編成で充実した音楽描写が聴かれ、個々に小さなオペラのような魅力が詰まっています。 カンプラやクレランボーの傑作群は録音も多くなされてきましたが、ヴェルサイユ宮殿の催事部門Château de Versailles Spectaclesが主宰するレーベルで制作されたこのアルバムでは、フランス最前線でソロ及びアンサンブルで活躍する実力派ばかりが居並ぶ充実編成が目を引きます。 テーマは古代神話の詩人音楽家オルフェウスの物語。クレランボーの傑作に始まり、その人気をふまえた続編として出版されたピロワの珍しい作品、作曲者の知名度に反して意外に録音が多くないラモーの『オルフェ』といった充実選曲を、バロックのオペラや宗教曲で広範に活躍する3人の歌手が細やかな解釈で歌い上げる一方、アンサンブル経験豊かなソリスト続々の器楽勢も随所で耳を惹く立ちまわりをみせ、聴きどころに事欠きません。 最後を飾るのは、ネヴァーマインドのルイ・クレアック、ピグマリオンやアンサンブル・コレスポンダンスのジョゼフ・コッテという、フランス第一線の古楽団体で活躍する俊才ヴァイオリニスト2人。「歌なし」で締めくくられる最終トラックがもたらす余韻も実に味わい深いものがあります。

  • 商品番号:CVS086

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    リュリ(1632-1687)
    《プシュケ》 ~序幕付全5幕の抒情悲劇(全曲) 詳細ページ
    [クリストフ・ルセ、レ・タラン・リリク、アンブロワジーヌ・ブレ、ベネディクト・トーラン、デボラ・カシェ、ユジェーヌ・ルフェーヴル ほか]

    発売日:2023年01月20日

    CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    華やぎとドラマの交錯!
    リュリの牧歌的抒情悲劇を本場フランス最前線から
    18世紀以前の知られざる音楽劇蘇演に大きな貢献をみせてきたフランスの古楽歌劇カンパニー、レ・タラン・リリク。特にフランス語台本のオペラは、指揮者ルセほか多くのメンバーにとって日常言語の延長上にあるといってもよい言葉と音楽性の相性の良さが抜群のパフォーマンスに繋がります。 17世紀、ルイ14世の治世下にあって演劇と音楽の融合を追求し続けた王室音楽総監督リュリの劇音楽は、そんな彼らの本領がここぞとばかりに発揮される領域。Apartéから2019年に《イシス》を、また2022年秋には《アシスとガラテー》をリリースしたのも記憶に新しいところ、今度は抒情悲劇第6作《プシュケ(プシシェ)》が堂々登場! 音楽入り演劇のあり方を巡って決裂する直前の劇作家モリエールとの共作による同題のトラジェディ=バレから7年後、悲劇作家ピエール・コルネイユの弟トマ・コルネイユと長命で知られるフォントネルの台本をもとに披露された牧歌的神話劇を、本場ヴェルサイユの王室歌劇場を舞台に鮮やかに現代に甦らせます。 同作の全曲録音はcpoにも先行盤(777367)がありますが、フランスの演奏陣によるものはこれが初。シリル・オヴィディやデボラ・カシェらフランス古楽界で押しも押されもせぬ活躍をみせる名歌手らの存在感もさることながら、自身プシュケをテーマにした歌曲アルバムも発表しているアンブロワジーヌ・ブレが喜怒哀楽の機微を鮮やかに歌い上げる題名役も見事なもの。リコーダーのセバスティアン・マルクや低音弦のエマニュエル・ジャック、無孔ナチュラルトランペットを吹きこなすジャン=フランソワ・マドゥーフら器楽勢の充実ぶりにも目を見張らされます。 同レーベルの常どおり解説も充実(原文フランス語、英独訳付)。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10357

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    『二つのレクイエム』
    サリエリとモーツァルト 詳細ページ
    [エルヴェ・ニケ、ル・コンセール・スピリチュエル]

    発売日:2022年11月11日

    CD国内仕様 解説・歌詞日本語訳付き価格:3,520円(税込、送料無料)

    サリエリとモーツァルトの死生観、生の作品像へ。
    異才ニケの快挙!
    ピーター・シェーファーの戯曲(1979)に基づくミロス・フォアマンの映画『アマデウス』(1984)で、通念を覆すモーツァルト像の引き立て役として大きな存在感を放ったイタリア人作曲家サリエリ。作中ではモーツァルトの才能への抗いがたい憧憬と強い嫉妬から、立場を隠して『レクイエム』作曲を依頼、毒を盛って徐々にモーツァルトを死に追いやる悪役として描かれましたが、これはサリエリの晩年、イタリア人作曲家たちの人気への反発からウィーンの一部の者たちが流した、根拠なき悪評の遠い結実にほかなりません。生前のサリエリは後進思いの人徳ある教育家で、一時勝手な反感を抱いていたモーツァルトも晩年には和解、互いに才能を認め合う間柄になっていました。 結果的には数世紀後のサリエリ復権の鍵を握る作品にもなったこのモーツァルト未完の『レクイエム』を、歌劇界引退直後のサリエリが自身のために作曲した『レクイエム』とのカップリングで、鬼才ニケの指揮で聴けるアルバムが登場!モーツァルトでは一般的なジュスマイヤー補筆版を用いながら、緩急豊かに圧倒的なドラマを描き出す手腕はまさにニケの面目躍如ですが、古楽器での録音はこれが初となるサリエリでも、作曲者自身の旧作からの引用などオペラの劇的語法が豊かに活かされた、曲本来の真価を余すところなく引き出してゆきます。 18世紀のモデルと同じ指孔なしナチュラル・トランペットを吹きこなすジャン=フランソワ・マドゥーフをはじめ器楽陣も名手揃い!後世の風評を洗い落とし「礼拝音楽本来の存在感のままに」(ニケ談)生々しい素顔の作品像に迫った名演に仕上がっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS081

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    発売日:2022年11月11日

    CD価格:2,475円(税込)

    ルイ14世の礼拝を託されたオルガンの名手ルベーグの真骨頂、
    当時の演奏習慣に従い声楽を交えながら
    フランス北部の古都ロンで生まれ、さまざまな音楽修業を経てパリでオルガン奏者として活躍、1678年にルイ14世の王室礼拝堂の常任オルガン奏者が4人配属された時にその一人となったニコラ・ルベーグは、同年代のリュリ同様に太陽王ルイ14世の愛顧を受け、オルガンとクラヴサン(チェンバロ)の達人として活躍する傍ら作曲家としても両楽器のための作品を残し、1702年に亡くなりました。 ヴェルサイユ宮殿の王室礼拝堂とそのオルガンはルイ14世の最期も迫った1710年頃にようやく完成したため、設置時の姿に復元されて現在聴くことができるオルガンでルベーグが演奏をすることはなかったのですが、この楽器の名工ロベール・クリコへの発注にあたってはルベーグの助言が大きく反映されたとも言われています。 フランスの若き名手ニコラ・ビュシェは、並居る既存録音にも敬意を表しながら自分なりの独創性を盛り込むべく、17世紀当時のフランスの礼拝における演奏習慣を徹底的に検証・再現する内容で今回のアルバムを制作。ルイ14世の秘密結婚の相手だったマントノン夫人の影響で修道女たちも多く音楽活動に関わっていた当時の状況を踏まえ、ヴェルサイユ王室礼拝堂のオルガンと女声による単旋律聖歌や独唱モテを交えた構成で、さまざまなパイプの響きの違いを鮮やかに対置させつつ、ルベーグ作品本来の味わいに迫ります。 フランス・バロックのオルガン音楽のルーツに迫った好企画。併録されているニヴェールの音楽や謎多きルベーグの声楽曲についての解説(仏・英・独語)もこのレーベルならではの頼もしさです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS082

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    発売日:2022年11月11日

    CD価格:2,475円(税込)

    現代最高の名手ラトリーが理想的環境で弾く、
    ルイ14世に仕えた鍵盤奏者の「本職」!
    数々の一流オーケストラとの共演でも知られ、2019年火災に遭ったパリ・ノートルダム大聖堂のオルガンの正規奏者として、被災前最後の録音も制作している名手オリヴィエ・ラトリー。古楽から現代作品まで、常に演奏曲目の本質を見据え、音響環境をよく見定めて楽器の魅力を最大限に引き出す解釈を聞かせてきた彼が、フランス・バロック最大の鍵盤音楽の大家F.クープランによるオルガン曲の大作と向き合いました。しかも録音場所は、この大家が仕えたルイ14世の治世下で長年にわたる計画の末に完成されたヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂。 現存するクープラン唯一のオルガン曲集に収録されている『修道院のためのミサ』は、ミサの祈祷文の朗誦と交互にオルガン演奏を挟んでゆく当時の礼拝習慣にあわせて書かれた長大な作品。詩節ごとに細かく分かれた楽章の数々には使う音色が曲題として明記され、明瞭な音の動きの中でフランス音楽ならではの色彩感豊かな響きが味わえる内容。ラトリーはフランス古楽シーン有数の歌手たちによる比類なく玄妙な歌唱を得て、同じく王室礼拝堂に仕えた17世紀の大家デュモンやニヴェールの歌を交え、当時の礼拝の文脈に乗せてこの傑作を「いま」に甦らせます。 ヴェルサイユ王室礼拝堂のオルガンは設置当初の形に復元されており、クープラン自身の演奏でも味わえたであろう音響を追体験できるのも貴重。ALPHAレーベル初期の名盤群で知られる録音技師ユーグ・デショーが、礼拝堂の残響や佇まいを自然に伝える美しいエンジニアリングで、オルガンと歌声の交錯を鮮やかに伝えてくれます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS091

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    プラシド・ドミンゴ(バリトン)
    『ヴェルサイユ・ガラ2022』 詳細ページ
    [プラシド・ドミンゴ、ジェニファー・ラウリー、ローラン・カンペローネ、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団]

    発売日:2022年11月11日

    DVD価格:3,975円(税込、送料無料)

    プラシド・ドミンゴ、ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場でのライヴが映像で登場!オペラ界のレジェンド、プラシド・ドミンゴが、2022年にヴェルサイユ宮殿で行ったライヴの模様がDVDで登場。近年ヨーロッパでの活躍が目立つアメリカのソプラノ、ジャニファー・ラウリーと共に、王道のイタリア・オペラからヴェルサイユにちなんだフランス・オペラまでをたっぷりと聴かせてくれます。ドミンゴのお国ものであるサルスエラももちろん収録。ラストはメリー・ウィドウのワルツで美しい余韻と共に幕となります。 歴史的な王室歌劇場の美しさも楽しめる、素晴らしい映像です。

  • 商品番号:CVS079

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    『ペルシャの祭典』
    2台のクラヴサンによるラモー歌劇名場面集 詳細ページ
    [ロリス・バリュカン、クレマン・ジョフロワ]

    発売日:2022年10月28日

    CD価格:2,475円(税込)

    ラモー作品の多彩さと骨太さが浮き彫りに!
    息を呑むスリリングな1枚
    2020年に『「ユリス」の登場人物たち』と題したアルバム(CVS021)をリリース、18世紀パリきっての人気作曲家ボワモルティエの作品やルベル「四大元素」など、ロココ期を飾った名作群を2台のクラヴサン(チェンバロ)で鮮やかに披露してみせたバリュカン&ジョフロワのクラヴサン・ユニットが、今度はラモーの傑作群に光をあてた新しいデュオ・アルバムをリリース。 使われているクラヴサンはどちらも名工エミール・ジョバンが、ラモーの時代のフランスで作られたモデルをもとに克明に再現製作した逸品で、吉田 研氏による細やかなエンジニアリングが収めたその美音の響きがまず耳を捉えます。ラモーのダイナミックなオーケストラ語法の持ち味がクラヴサンを通じて伝わる精彩鮮やかなその演奏は、この楽器がタッチ如何で強弱のつかない機構であることなど忘れさせるほど変化に富んだスリリングな魅力がたっぷり。 「ペルシャの祭典」とタイトルにある通り、古代まで遡り東洋を舞台としたオペラを中心に、原作別に四つの組曲にまとめたプログラム構成も的確で、管弦楽や声楽家たちの魅力でともすると逆に見えなくなってしまう、ラモーの音楽作りの骨太な魅力が浮き彫りになります。 18世紀直送の気配を感じさせる、何度でも再訪したくなる1枚。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS077

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    ソフィー・ガーユと
    フランス第一帝政期のハープ伴奏歌曲
    詳細ページ
    [マイリス・ド・ヴィルトレ、クララ・イザンベール]

    発売日:2022年10月14日

    CD価格:2,475円(税込)

    古楽器ハープの音色から紡ぎ出される、儚き時代の繊細な音楽の味わい近年フランスでバロック作品を中心に歌劇シーンを賑わせているマイリス・ド・ヴィルトレが、古楽器ハープの弾き手クララ・イザンベールと提案するプログラムのテーマは第一帝政期、つまりナポレオンの時代。18世紀末にマリー=アントワネットが女性を中心とした文化談義の場を華やがせ、その中心でハープという楽器の立場を大きく向上させた後、ナポレオンがフランス皇帝となった時代にもハープは「太古から存在する楽器」として古代帝国への憧憬をつのらせる文化人たちを魅了。楽器製作者の息子ナーデルマンや名手ボクサら数多くの俊才たちの妙技が人々を虜にするとともに、繊細な恋歌のための伴奏楽器としてもハープは大きな人気を獲得しました。 ヴィルトレとイザンベールは革命期から10代で作品を発表しはじめた早熟の女性作曲家ソフィー・ガーユの作品を中心に、この曲種にすぐれた手腕を発揮したジャダン兄や「愛の喜び」で知られるマルティーニ、ハープ奏者たちや歿後間もなく国際的名声を博したモーツァルトなど、19世紀初頭のフランスで動乱に戸惑う多くの人々の心を慰めた調べの数々を入念に選び、じっくり味わわせてくれます。 使用されているハープも当時のもの。ケルビーニの救出オペラやベートーヴェンの交響曲の影で歴史に埋もれていったままにしておくには惜しすぎる、繊細そのものの音楽世界をじっくりご堪能ください。

  • 商品番号:CVS068

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    ルクレール(1697-1764)
    歌劇《シラとグロキュス》 詳細ページ
    [ステファン・プレフニャク、イル・ジャルディーノ・ダモーレ マティアス・ヴィダル、キアラ・スケラート、フロリー・ヴァリケット、ヴィクトール・シカール ほか]

    発売日:2022年09月23日

    CD 3枚組価格:4,425円(税込、送料無料)

    フランス・バロック随一のヴァイオリン奏者=作曲家ルクレール唯一の歌劇作品、瑞々しい新録音!ローマの巨匠コレッリの系譜をひく名手ソミスに師事、フランスでいち早く独自のヴァイオリン芸術を確立した稀代の名手=作曲家ルクレール。一時はオランダで過ごし、同世代のイタリア出身の名手ロカテッリと親交を結んで技芸に磨きをかけた後帰国、演奏家としても作曲家としても高い名声を得ながら、最期は謎の刺殺事件の犠牲者として世を去りました。 ヴァイオリンのための作品は古楽器奏者たちも数多く録音してきましたが、彼がオランダから戻って間もなくルイ15世の皇太子の結婚祝賀として書いた唯一のオペラ《シラとグロキュス》は意外に音源に恵まれない作品。セバスティアン・デラン指揮の録音がALPHAで最近出るまではジョン・エリオット・ガーディナーによる1986年の録音があるだけだったこの作品に、ヴィダル、スケラート、ヴァリケットらフランス歌劇界の最前線をゆく名歌手たちによる瑞々しい新録音が登場したのは実に歓迎すべきことと言えるでしょう。 海の精シラに思いを寄せる海の神グロキュスに恋をした魔女シルセが、ひとたび魔法で虜にしたグロキュスに去られ恐ろしい復讐を果たす全5幕の堂々たる抒情悲劇。ヨーロッパで最も古楽が盛んな国になりつつあるポーランドの実力派楽団の好サポートを得て、名歌手たちは今書かれたばかりのような生々しい演奏解釈で作品の味わいを細部に至るまでじっくり味わわせてくれます。 指揮のステファン・プレフニャクはバロック・ヴァイオリン奏者としても数々の名盤を世に送り出してきた名手。イタリア音楽への抜群の適性の傍ら、フランス音楽でも妥協ない解釈を聴かせる俊英であることを改めて実感させてやみません。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS075

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    ボワモルティエ(1689-1755)
    《公爵夫人家のドン・キホーテ》 詳細ページ
    [エルヴェ・ニケ、ル・コンセール・スピリチュエル マティアス・ヴィダル、ジャン=ガブリエル・サン=マルタン、シャンタル・サントン=ジェフェリ ほか]

    発売日:2022年09月23日

    CD価格:2,475円(税込)

    鬼才ニケが入れ込む「ラモーを凌ぐ」天才作曲家の秘作、圧巻の最新録音!フランス・バロック復興の勢いを数十年にわたり第一線の演奏シーンで支え、今やバロックのみならずロマン派以降のフランス音楽でも名演を連発している鬼才指揮者エルヴェ・ニケ。作曲家の現在の知名度にこだわることなく、演奏機会の少ない作品の発掘にも意欲的に取り組んでいますが、18世紀に誰よりも早くフリーランス作曲家として自活を達成した人気作曲家ボワモルティエには「同世代のラモーより先をゆく先進的作曲家」と絶賛を惜しみません。 彼が早くから入れ込み実演でも頻繁にとりあげてきた《公爵夫人家のドン・キホーテ》は、NAXOSに録音している(8.553647)ほかALPHAで映像もリリースしていますが(ALPHA711)、今回はヴェルサイユでCDを再録音しました。従者サンチョ・パンサとともに所領に迷い込んだドン・キホーテをからかうべく公爵夫人が素人芝居を開催、恋するアルティシドールやニッポンの女帝に扮して二人を翻弄する荒唐無稽な物語を、ロココ期のフランス音楽ならではの典雅な魅力たっぷりに聴かせてくれます。 コロナ禍によるスケジュール変更の間隙をぬって実現したという贅沢布陣の録音で、主人公のドン・キホーテと公爵夫人はそれぞれヴィダルとサントン=ジェフェリという現代フランス最前線を行く名歌手が鮮やかに演じ切り、合唱と合奏が織りなす連携の面白さもル・コンセール・スピリチュエルの俊才陣によってひときわ魅力的に響きます。 旧盤CDから四半世紀をへて、ニケ自身も解釈の深まりを自負する名演で、起伏に富んだ物語の面白さをじっくり堪能できます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10335

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    -★『レコード芸術』特選盤(2022年11月号)★-

    マレ(1656-1728)
    音階
    マレ流儀のソナタ
    パリのサント・ジュヌヴィエーヴ・デュ・モン教会の鐘 詳細ページ
    [レ・タンブル(川久保洋子、ミリアム・リニョル、ジュリアン・ヴォルフス)]

    発売日:2022年09月09日

    CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    ヴィオールの巨匠マレ晩年の異色曲集。
    フランス最前線発、生気あふれる洗練の極致!
    フランス・バロックの巨匠たちの中でも指折りの存在、ヴィオールの名手にして王室のオペラ指揮者でもあったマラン・マレ。“天使のごとく弾く”と讃えられたその妙技は、若い頃から晩年まで折々に発表された5つのヴィオール曲集に確かな痕跡を認めることができます。 その一方で彼は、1725年に最後のヴィオール曲集を発表して現場を退く2年前、「音階」「マレ流儀のソナタ」「パリのサント・ジュヌヴィエーヴ・デュ・モン教会の鐘」という三つの充実作からなる室内楽曲集も発表しています。徹底してフランス流かつヴィオールという楽器にこだわった5つのヴィオール曲集に比して、これら3曲はヴィオールと通奏低音のほかヴァイオリンが加わるトリオのために書かれ、音楽自画像的な企図が窺える「マレ流儀のソナタ」など、“もう一つのマレの顔”を集大成したとも取れる内容。 ドレミファソラシドの音階を辿った音型をベースに、各音にもとづく楽想が縦横無尽に展開される長大な「音階」はじめ3曲とも充実した難曲ですが、フランスを拠点に活動を続け近年Floraレーベルから名盤を連発してきたレ・タンブルの3名手にかかると実に精彩に富み、随所ではっとさせられる音の妙に興味が尽きず、先へ先へと聴き進めずにおれません。 マレを主人公とした映画『めぐり逢う朝』でも使われていた「鐘」の起伏に富んだ展開も比類なく、演奏陣による各曲詳述(国内仕様盤は日本語訳付)も含め、この異形の曲集の新たな決定盤になりそうな1枚です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS073

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    『ルイ14世のためのグラン・モテ』
    ジェルヴェ(1671-1744)
    王室礼拝堂のためのグラン・モテ集 詳細ページ
    [シルヴァン・サルトル、レゾンブル、コンセール・スピリチュエル合唱団]

    発売日:2022年09月09日

    CD価格:2,475円(税込)

    カンプラと並ぶイタリア風フランス音楽の担い手。
    知られざる傑作群をヴェルサイユから
    フランスならではの音楽様式が確立された太陽王ルイ14世の治世を経て、イタリア音楽のからの影響を色濃く反映した音楽が流行しはじめた18世紀のパリ。太陽王亡き後ルイ15世の幼少期に摂政を務めたオルレアン公に音楽教師として仕えたジェルヴェは、1716年に発表したオペラ《イペルムネストル》が大きな成功を収め、後にはルイ15世の王室礼拝堂でベルニエやカンプラといった先輩作曲家たちと肩を並べるに至りました。 イタリア様式をフランス人好みに合わせてアレンジした混合様式の担い手の一人で、その才覚はヴェルサイユの儀礼を彩った大規模な合唱・合奏向けのグラン・モテにも見事な結実を見せています。 これまで録音もあまり出て来なかった作曲家ですが、ここでは濃やかなアンサンブルを聴かせるレゾンブルの器楽合奏を得て、フランス古楽界の最前線をゆく歌手たちが緩急自在の音作りを聴かせ、作品の魅力を最大限に引き出してゆきます。 晴れやかな「ユビラーテ・デオ」や悲哀の表現が美しい「ミゼレーレ」、曲中さまざまな箇所で各楽器の味わいが活きる小編成解釈が際立つ「バビロンの流れのほとりで」と、作曲家自身とゆかりの深い礼拝堂に響きわたる充実の3曲。 このレーベルの常通り、最新研究を踏まえたブックレットの解説(仏・英・独語)も充実しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS072

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    発売日:2022年08月26日

    CD価格:2,475円(税込)

    ヴェルサイユの響きとヘンデル作品の思わぬ相性!
    フランス最前線の俊才たちによる傑作曲群
    イタリアからドイツに戻った若きヘンデルは、ハノーファー宮廷での仕事を経て渡英、1710年代を通じて王都ロンドンの人々の心を着実に掴んでゆきました。その過程で、1717年からしばらく彼に作曲の場を与えたのが裕福な貴族のシャンドス公。当時ロンドン郊外に設営中だった公の邸宅キャノンズには、音楽演奏に向いた大広間や礼拝堂も徐々に調えられ、ヘンデルはそうした場で公が聴き楽しめる音楽を続々と作曲します。 こうして仕上がった作品群の中でも、10曲あまりが残されている中規模声楽曲の数々は『シャンドス・アンセム』と総称され、イタリア風の声楽様式で英語の詩句があざやかに歌い上げられるその音楽内容は作曲者の歿後、19世紀に楽譜刊行され世界的に知られるようになりました。 ヴィオラを省いた弦楽編成、アルトを省いた合唱が独特の平明な構成の面白さに繋がるこれらのアンセムに潜む、室内楽と大規模合唱の間をゆく独特の味わいを、ここではヴェルサイユ宮殿に集うフランス最前線の古楽アンサンブルがじっくり解釈。そもそもヘンデルの音楽はイタリア様式を下地にしていながら、序曲や舞曲などの形式、オーボエ群を活かした楽器編成などフランスからの影響も見られ、ガエタン・ジャリ率いるマルグリット・ルイーズの演奏解釈はそうした一面を玄妙な響きで浮き彫りにしてゆく味わい深さもあります。 伸びやかなバロックオーボエのソロやテオルボを組み込んだ通奏低音の多彩さもさることながら、各パート5~6人からなる3声の合唱が織り上げてゆく一体感に満ちた歌唱も見事なもの。ヴォランタリーやシャコンヌでは指揮者ジャリのオルガン独奏で、18世紀オリジナルの形に復元されたヴェルサイユ王室礼拝堂の銘器の美音も味わえます。 逞しさよりも優雅さが際立つヘンデルの一面にはっとさせられる新録音です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS067

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    モテット集 詳細ページ
    [ヴァランタン・トゥルネ、ラ・シャペル・アルモニーク]

    発売日:2022年06月24日

    CD価格:2,475円(税込)

    みずみずしく伸びやかな解釈、充実した器楽編成付でバッハの多声音楽世界へ2019年にバッハの『マニフィカト』初演版の録音(CVS009/NYCX-10097)で鮮烈なCDデビューを飾った、フランスの新世代指揮者ヴァランタン・トゥルネ率いるラ・シャペル・アルモニーク。Château de Versailles Spectaclesレーベルではその後ラモーの《優雅なインドの国々》(CVS031)や《レ・パラダン(遍歴騎士たち)》(CVS054)といったオペラのみずみずしい録音も聴かせてくれた彼らですが、今回のモテット録音もバッハ作品への深い愛が見事な結実を見せた注目すべき内容となっています。 二重合唱で各パート2~3人となる小規模編成の声楽陣に、ヴァイオリン2・ヴィオラ2・チェロとコントラバス各1にオーボエ2・ターユ(中音域オーボエ)1・ファゴット1とオルガンからなる器楽が参加。ヴァイオリンのダヴィド・プランティエやオーボエのブノワ・ローラン、オルガンのフランソワ・ゲリエらヴェテラン勢が加わった充実の器楽陣が、合唱の単なる補助以上の効果をもたらし、色彩感溢れる多声部の絡み合いでア・カペラとは違う豊かな作品像を描き上げます。 大バッハに大きな影響をもたらした親族ヨハン・クリストフ・バッハのモテットではバロック期の一部の習慣に従い、器楽にカンマートーン(A=390Hz)、合唱にコーアトーン(A=465Hz)とピッチを別々に設定、約短三度の音程差を音符の読みかえ(器楽陣が in E♭ 読み)することで補正し、当時の音響感覚に迫るという興味深い試みも。 また大バッハ自身が筆写した17世紀の作曲家クニュプファーも収録し、ドイツの伝統とバッハの繋がりを浮き彫りにするプログラム構成も秀逸です。

  • 商品番号:CVS069

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    モンテヴェルディ(1567-1643)
    歌劇《ウリッセの帰還》 詳細ページ
    [ヴァレリオ・コンタルド、リュシル・リシャルド、ステファーヌ・フュジェ、レゼポペー ほか]

    発売日:2022年06月24日

    CD 3枚組価格:4,425円(税込、送料無料)

    勢いある気鋭歌手陣と厳選された器楽隊、フランス最前線のモンテヴェルディ!Château de Versailles Spectaclesレーベルでフランス・バロックの巨匠リュリの教会音楽の体系的録音を進め、その最新巻『ミゼレーレ』(CVS059/NYCX-10278)が『レコード芸術』誌で特選に輝いたのも記憶に新しいフランス古楽界の実力派指揮者=鍵盤奏者ステファーヌ・フュジェ。自身が結成したレゼポペーとの共演は歌詞の言語的魅力を最大限に活かした演奏を旨とし、バロック・オペラの指揮にも高い適性を示してきましたが、今回は満を持してモンテヴェルディ後期の傑作に取り組みました。 弓奏弦楽器奏者7人に管楽器・撥弦楽器・鍵盤などが加わる総勢14人の器楽隊に、合唱まで含め全員がソリストからなる歌手陣には、近年レオナルド・ガルシア・アラルコン指揮による同じ作曲家の《オルフェオ》(ALPHA720/NYCX-10243)で注目を集めたヴァレリオ・コンタルドを筆頭に、上り調子のリュシル・リシャルド、実力派シリル・オヴィティ、カウンターテナーのフィリッポ・ミネッチアなど広範な活躍をみせる名歌手が続々。台本の劇展開をよく捉えた精緻な解釈はまさにレゼポペーならではで、確かな楽器選択による細やかな通奏低音に支えられた歌はまさに「歌いながら語る」バロック初期の魂を伝えてやみません。 神々の思惑に翻弄されながら異国をさまよい妻ペネローペの待つ故郷へ向かうウリッセ(ユリシーズ=オデュッセウス)の物語が、イタリア・バロック特有の造形のまま現代に甦る新たな名演の誕生です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS071

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    『ローマの勝利』
    1686年、フランス王ルイ14世を讃える
    ローマの祝典の仮想的再現
    詳細ページ
    [エマニュエル・ド・ネグリ、エマニュエル・レシュ=カゼルタ、アンサンブル・エクジ&アンサンブル・エミオリア]

    発売日:2022年06月24日

    CD価格:2,475円(税込)

    マドゥーフ兄弟らも参加!
    大合奏に拡大されたコレッリ作品の響きに迫る
    長きにわたる治世の間、ヨーロッパ全土に轟く覇権を確かなものとし続けたフランス王ルイ14世。カトリック総本山ローマは枢機卿マザランのかつての職場である上、中世のフランス王、ルイ聖王にちなんだサン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会のような場所もあり、ルイ14世とは決して無縁の場所ではありませんでした。 実際そこでは1686年にルイ14世に捧げられた音楽会も開かれており、フランスの古楽器奏者たちがヴェルサイユに集って収録されたこのアルバムは、そのローマでの音楽祝典の再現を目指したもの。ローマを拠点に全欧州に名を轟かせ、フランスの作曲家たちにも大きな影響を与えたコレッリの作品を中心に、サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会に仕えた作曲家メラーニのセレナータも交えて編まれたプログラムを、当時の記録や証言に基づき大編成で演奏しているのが大きな特色です。 コレッリの室内編成向けトリオ・ソナタは当時から大きな編成でも演奏されており、彼が100人規模の大編成を指揮していた記録もあるほど。ここではバロック・アンサンブルとしてはかなり規模の大きい弦楽編成に充実した通奏低音陣、曲によってはトランペット群とティンパニも加え、かの「永遠の都」に響いた祝典の絢爛さを鮮やかに再現しており、その豪奢なサウンドがたまりません。 金管陣には当時通りの指孔なしナチュラル・トランペットを吹きこなすマドゥーフ兄弟らも参加。オーケストラ演奏の原点ともいうべき17世紀の音像に迫った注目すべきアルバムです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10312

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    『ルイ14世の婚礼』 詳細ページ [ヴァンサン・デュメストル、ル・ポエム・アルモニーク]

    発売日:2022年06月10日

    CD国内仕様 日本語解説・歌詞訳付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    デュメストルがヴェルサイユで描く、ルイ14世の絢爛たる婚礼の儀1660年6月9日にサン=ジャン=ド=リュズで行われたフランス王ルイ14世とスペイン王女マリー・テレーズとの結婚式から音楽部分を、ヴァンサン・デュメストル率いるル・ポエム・アルモニークが、篤い信頼を置くソリストたちを揃え、ヴェルサイユの礼拝堂で再現したアルバム。 古楽を中心に様々なステージや録音で活躍する歌手たちが芸達者ぶりを発揮するほか、大オルガンを使用する独奏曲はジュスタン・テイラーが奏でています。

  • 商品番号:CVS070

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    サクラーティ(1605-1650)
    音楽劇《狂気を装った女》 詳細ページ
    [レオナルド・ガルシア・アラルコン、マリアナ・フローレス、ポール=アントワーヌ・ベノス=ジアン、カルロ・ヴィストーリ ほか カペラ・メディテラネア]

    発売日:2022年05月27日

    CD 3枚組価格:4,425円(税込、送料無料)

    フランスで初めて上演されたオペラ、
    地中海音楽のスペシャリストの指揮によりヴェルサイユの舞台で甦る!
    アルゼンチンからヨーロッパに渡り、フランス語圏を中心に卓越したバロック・オペラ指揮者として活躍、とりわけイタリアやスペインなど地中海諸国の音楽に抜群の適性を示している俊才レオナルド・ガルシア・アラルコン。これまでにもモンテヴェルディやカヴァッリなど比較的よく知られた巨匠たちのオペラだけでなく、ザンポーニ、ファルヴェッティ、ドラーギなど今や知る人が少なくなってしまった作曲家たちの劇音楽作品も積極的にとりあげてきました。 ヴェルサイユ宮殿の王室歌劇場を舞台に彼が新たに録音したのは、フランスで初めて上演されたオペラであるサクラーティの《狂気を装った女》。ルイ13世の崩御後間もなく、イタリアから来た新宰相マザランの肝煎りで1645年12月に上演されたこのイタリア語オペラは、トロイア戦争の戦士アキレスにまつわるエピソードを扱ったもの。フランス王室での上演に際しては幼少の王ルイ14世を喜ばせるべく本物の動物たちが活躍する場面も盛り込まれ、大いに歓迎されました。 同世代のカヴァッリ同様ヴェネツィアを本拠に人気を博していたサクラーティの精彩鮮やかな音楽を、アラルコンは多彩な通奏低音楽器群を含む15人編成のオーケストラ、マリアナ・フローレスら実力派歌手たちの緩急自在の名歌唱とともに瑞々しく現代に甦らせます。 器楽陣にレザール・フロリサンやルーヴル宮音楽隊を支えてきた打楽器奏者マリー=アンジュ・プティ、百戦錬磨の撥弦奏者キート・ガート、ガンバの達人フアン・マヌエル・キンターナら実力派が加わっていることも、この名演の勝因と言ってよいでしょう。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS063

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    モンドンヴィル(1711-1772)
    グラン・モテ集 詳細ページ
    [ガエタン・ジャリ、マルグリット・ルイーズ マイリス・ド・ヴィルトレ、ヴィルジニ・トマ、マティアス・ヴィダル、フランソワ・ジョロン、ニコラス・スコット、ダヴィド・ヴィチャ]

    発売日:2022年05月20日

    CD価格:2,475円(税込)

    18世紀パリを湧かせた声楽作曲家の名品群を、本場ヴェルサイユ発ならではの鮮やかな解釈で音楽界の中心にオペラがありながら、オーケストラを伴う教会音楽にも人々が喝采を送り続けた18世紀のパリ。ルイ14世の時代以降、王室礼拝堂に出入りする作曲家たちが書いた大合奏を伴う合唱曲(グラン・モテ)の数々は、劇場が閉鎖されるキリスト教の節制期間にオペラ座の音楽家たちによってパリ市内でも演奏され、これを主たる演目として掲げた定期演奏会コンセール・スピリチュエルはフランス革命勃発の頃まで高い人気を誇りました。 当初はリュリやド・ラランドなど、ルイ14世お気に入りの往年の作曲家たちのモテが再演されていたこの演奏会で、新作グラン・モテを次々披露し大いに賞賛を浴びたのが、C.P.E.バッハやグルックなどと同世代で、2022年が歿後250周年にあたる南仏人モンドンヴィル。歌劇作曲家としても活躍しながら、異色の作風で賛否両論を醸した大家ラモーと並び称されたほど注目を集めました。 ここではヴェルサイユ宮殿を舞台に大規模なバロック・プロジェクトを多数成功させてきたガエタン・ジャリ率いるアンサンブルが、モンドンヴィルの生前にも使われていた王室礼拝堂の豊かな残響を巧みに味方につけながら、彼のグラン・モテの傑作3篇をその真価に見合った充実解釈で聴かせてくれます。 1734年に作曲された後ルイ15世の治世が続く間に何度も再演され、ポンパドゥール夫人が「私が耳にしうる最も美しい音楽」と絶賛した傑作の一つ『主は美しく着飾りて統べぬ』から、迫力ある短調の響きが印象的な1753年の『イスラエルはエジプトから出て』まで、時代の開きを意識した選曲も絶妙。 実力派を揃えた独唱勢や合唱の頼もしさもさることながら、コントラバス2人、ファゴット4人を伴う低音の膨らみとアクセントも心地良く、モンドンヴィルならではの、華麗な旋律美とロマン派さえ予感させるメリハリの効いた音作りを十全に味わえます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10302

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    -★『レコード芸術』特選盤(2022年8月号)★-

    『新しい管弦楽の響き』
    ~ラモーの舞台音楽における管弦楽の世界~ 詳細ページ
    [マルク・ミンコフスキ、フロリアン・センペイ、ルーヴル宮音楽隊]

    発売日:2022年04月22日

    CD国内仕様 解説日本語訳、歌詞日本語訳付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    18世紀と21世紀の「新しい生活」が生んだ、ヴェルサイユに花開くラモー管弦楽の精華!今や古楽器演奏の枠を越えて多角的な活躍をみせているマルク・ミンコフスキの縦横無尽の経験が最上の形で、その原点ともいうべきフランス18世紀音楽に活かされたアルバム。ミンコフスキとルーヴル宮音楽隊は、ラモーの管弦楽曲ばかりを集めたアルバム(『サンフォニー・イマジネール 空想の管弦楽曲』ARCHIVレーベル)を2003年に録音して高い評価を得ましたが、今回はその再来ともいうべき新企画。 2021年1月に予定されていたモーツァルトのダ・ポンテ・オペラ三部作の上演がコロナ禍により中止された折、その時間と会場を利用して行われた当録音は、まさに指揮者ミンコフスキの確かな経験と、豊かな音楽性を誇るルーヴル宮音楽隊との信頼関係あればこそと言えるクオリティの高さを聴かせます。 ラモーの舞台音楽初期の傑作《優雅なインドの国々》に始まり、古典派時代に踏み込む晩期の異色作《遍歴騎士》まで、彼がいかに時代に先駆けた管弦楽法の使い手であったかを示すナンバーを厳選。古楽器の達人たちが圧倒的な一体感で響かせる色彩溢れるサウンドには、ピッコロやクラリネットなど当時まだ珍しかった管楽器も登場し、ナチュラルホルンやバスーンの音色の重なりも充実した響きを味わわせてくれます。 オーボエのエマニュエル・ラポルト、クラヴサンのヨアン・ムーランなどソロで活躍する名手も参加。4曲の独唱トラックでは、Alphaレーベルのロッシーニ作品集(ALPHA791/NYCX-10301)でもミンコフスキと共演している新時代の俊才センペイが加わり、絶好の演技力と歌唱力でアクセントを添えています。 美しい写真多数のライナーノートの充実度(国内仕様盤は指揮者自身の解題訳など日本語解説付)もChâteau de Versailles Spectaclesレーベルならではのものがあります。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS064

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    ヴィヴァルディ(1678-1741)
    セレナータ《セーヌの祝典》 詳細ページ
    [グワンドリーヌ・ブロンデール、リュシル・リシャルド、ルイージ・ディ・ドナート、ニコラ・スコット、ディエゴ・ファゾリス、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団]

    発売日:2022年04月15日

    CD価格:2,475円(税込)

    ヴェネツィア楽派とフランスの思わぬ深い関係。
    「あの傑作」も登場する異色作、新録音!
    次々と新たな俊才指揮者が登場するヨーロッパのバロック・オペラの世界ですが、20世紀末から折に触れ飛び抜けた名盤を世に送り出してきた名匠ディエゴ・ファゾリスの音楽作りは、今や風格さえ感じさせるようになってきました。19世紀作品でも注目すべき成果を挙げている彼の起伏に富んだ音作りの面白さが、今度はヴェルサイユを舞台にフランスゆかりのヴィヴァルディ作品で堪能できるとは何という喜びでしょう! 屋外演奏が常だったセレナータという劇音楽形式で書かれた《セーヌの祝典》は、凄腕ヴァイオリン奏者でありながらオペラの作曲でも人気だったヴィヴァルディが、ルイ15世の親政開始間もなくフランス大使からの依頼で作曲した1725年の重要作。ちょうどその頃『四季』を含む協奏曲集『和声と創意への試み』作品8で大成功を収めた彼は、フランスの首都を貫くセーヌ川を巡る寓意物語に巧みな自然描写の才覚を惜しみなく注ぎ込み、人気絶頂の「春」の一節を作中にさりげなく転用するなど聴きどころの多い大作に仕上げました。 欧州歌劇界で実績を上げつつある旬の歌手グワンドリーヌ・ブロンデール、バロックとベル・カントを行き来しながらニケやアラルコンら最前線の指揮者たちとも共演しているルイージ・ディ・ドナートら頼もしい歌手陣の傍ら、ルイ15世の時代にオープンした王室歌劇場に集う古楽器演奏の実力派たちによるオーケストラが愉悦と躍動感に満ちた演奏で応え、ヴィヴァルディと美し国フランスの思わぬ繋がりを味わい豊かに浮き彫りにしてゆきます。 Chateau de Versailles Spectalcesレーベルならではの充実したブックレット(仏・英・独語)も魅力。新時代のヴィヴァルディ録音として見過ごせないリリースです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS065

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    ヴィヴァルディ(1678-1741)
    弦楽と通奏低音のための12の協奏曲(「パリ協奏曲集」) 詳細ページ
    [ステファン・プレフニャク、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団]

    発売日:2022年04月15日

    CD価格:2,475円(税込)

    「国際人ヴィヴァルディ」を象徴する隠れ傑作曲集、
    大本命のフランス古楽器陣による全曲録音
    水の都ヴェネツィアを拠点に、イタリア後期バロックの栄華を支えたヴァイオリンの名手アントニオ・ヴィヴァルディ。その業績はイタリア半島に留まらず、遠くアルプス以南の諸外国にまで及びましたが、本拠ヴェネツィアは貿易経路の変化やオスマン帝国の脅威など困難続きで不安要素が絶えず、加えて音楽の本場ならではの流行の変化の速さは大作曲家にとっても悩みの種でした。 ヴィヴァルディは齢50を過ぎた頃から楽譜出版より一点物の自筆譜をクローズドで高額販売する路線に変更、外国の顧客向けに「合奏(リピエーノ)のための協奏曲」を12曲まとめて浄書しており、これらは今日パリのフランス国立図書館に収蔵されていることから「パリ協奏曲集」と呼ばれています。 バルトークの「弦楽のためのディヴェルティメント」の遠い源流とも言うべきこれらの作品は、ソロがないにもかかわらずヴィヴァルディならではの周到・精巧な音運びで極めて精彩に富み、聴けば聴くほどその魅力の虜になる名曲揃い! 後に神聖ローマ皇帝にもなったロレーヌ公が買い上げたと言われるこの曲集を、ヴェルサイユに集う俊才古楽器奏者たちによる起伏鮮やかな最新録音で聴けるのは大きな喜びと言えましょう。 弦楽編成は3/3/2/2/1とコンパクトながら、通奏低音にはハープやバロックギター、リュートなどの撥弦楽器も加わり、たった4パートで長調・短調とも変幻自在の音を紡ぎ出してゆくヴィヴァルディ随一のセンスに改めて唸らざるを得ません。最新研究を踏まえたライナーノート(仏・英・独語)も充実しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS058

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    『後宮の寵姫』
    ~18世紀ヨーロッパの東洋趣味とフランス音楽~ 詳細ページ
    [フロリー・ヴァリケット、ニコラ・スコット、ガエタン・ジャリ、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団]

    発売日:2022年03月11日

    CD価格:2,475円(税込)

    色彩感あふれる「フランスの東洋趣味」が古典派時代を席巻。
    古楽器勢ならではの高雅さと異国情緒
    古くからイスラム圏の文化に異国情緒と憧れを見出してきたヨーロッパ人たちですが、ヴェルサイユ宮殿を舞台に録音されたこの最新盤が光を当てているのは古典派時代のフランス語オペラ。イスラム太守の後宮に囚われた(多くはキリスト教徒の)女性にかかわる場面を厳選、一貫性あるプログラムで聴き手をロココの歌劇界へと誘います。 パリ中を魅了しヴェルサイユの王室の人々にも愛されたグレトリーの東洋趣味作品《カイロの隊商》や『美女と野獣』の原作を元にした《ゼミールとアゾール》をはじめ、革命後も第一次大戦前まで人気演目だったジベールの《ソリマン2世》、生前の名声に比して驚くほど録音が少ないモンシニーの作など秘曲も収録。さらにドイツ語圏のフランス音楽愛好から生まれたグルックの隠れ名作《メッカの巡礼》からも多くのナンバーが選ばれている上、後宮といえば……なモーツァルトの傑作も同時代のフランス語訳台本による演奏で味わえるのは貴重(歌詞が直訳でなく微妙に違っており、意外なくらい新鮮)。 演奏陣はヴェルサイユに集うフランスの精鋭たち。同時発売のカンプラ《新世紀の運命》(CVS061)にも出演する躍進中の名歌手フロリー・ヴァリケットの美声がとびきりの存在感ですが、器楽陣もスタイリッシュかつ一体感に満ちた演奏で、序曲や舞曲などの器楽トラックも聴きごたえ十分。 来日公演でも話題を振りまいた新世代の旗手マクシム・パスカルのアンサンブル「ル・バルコン」でも活躍するクララ・イザンベールが古楽器ハープで奏でる最終トラックでは、この弦楽器を愛奏していたマリー=アントワネットの時代ならではの雰囲気も味わえることでしょう。

  • 商品番号:CVS060

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    デュパール(1667/70-1740)
    『コンセールによる6つのクラヴサン組曲』 より 詳細ページ
    [マリー・ヴァン・レイン、タミ・トロマン、ミリアム・リニョル、エロイーズ・ガイヤール、ピエール・リンデルクネヒト]

    発売日:2022年03月11日

    CD価格:2,475円(税込)

    英国に渡ったフランス音楽の担い手による重要曲集。
    豪華メンバーでその多様な魅力を存分に!
    バロック期にはイタリア様式と並ぶ影響力を誇ったフランス様式。18世紀に入るとその流行はさまざまな形で加速しますが、その大きな原動力として、各地に影響力の強い人物が多かった鍵盤音楽の世界でフランス様式が広まったことは見過ごせません。 フランソワ・クープランと同世代のシャルル・デュパールは、その普及に大きく貢献した一人。彼は英国に渡りロンドンの人々にフランス最新様式を伝えただけでなく、1701年には国際都市アムステルダムでクラヴサン組曲集を楽譜出版。サンドウィッチ伯爵夫人(料理名の元になった第4代サンドウィッチ伯爵の祖母)に献呈されたこの曲集は、ロンドンから遠く離れたドイツ語圏中部で一生を終えた大バッハも筆写しており、その大きな影響は『イギリス組曲集』にはっきり表れています。 プレリュードの代わりにオペラの序曲の様式を転用した楽章を冒頭に配したこれらの組曲は、すぐにヴァイオリンやリコーダーを使ったコンセール(合奏)用にアレンジされて同じ版元から刊行されており、このアルバムでは合奏版を中心に、一部の楽章をクラヴサン独奏で演奏。 リコーダー(オーボエ持替)には実力派集団プルチネッラの主宰者エロイーズ・ガイヤール、ヴィオールにはこの楽器でバッハ『無伴奏チェロ組曲』を全曲録音して話題を呼んだのが記憶に新しいミリアム・リニョルなど、フランス最前線で活躍する名手揃いのメンバーが織りなす合奏は、楽章ごとの性質に合わせて細かく編成を変更。パリ国立高等音楽院とソルボンヌで研鑚を積みレザール・フロリサンの通奏低音奏者としても広く活躍、最近ではヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団の立ち上げにも大きく関わったフランスの名手マリー・ヴァン・レインの香り高い独奏とともに、多様な古楽器の響きの交錯を味わえる内容となっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS061

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    カンプラ(1660-1744)
    舞踏音楽劇《新世紀の運命》全曲 詳細ページ
    [マルク・モイヨン、マティアス・ヴィダル、フロリー・ヴァリケット、クレール・ルフィリアトル、トーマス・ファン・エッセン、パトリック・ビスミュート ほか]

    発売日:2022年03月11日

    CD価格:2,475円(税込)

    驚きの新発見!
    人気絶頂期のカンプラによる重要作、実力派ビスミュートの指揮で初録音
    太陽王ルイ14世の治世末期、リュリ亡き後のフランス・オペラを大きく躍進させた作曲家アンドレ・カンプラ。バロック歌劇史に大きな転機をもたらした出世作《優雅なヨーロッパ》(1697)はじめ、フランス語カンタータ(カンタート)やプティ・モテなど人気作は古楽再発見の流れを受けて続々復権、録音盤も多い作曲家ですが、ここへ来て幻の大作の世界初録音が登場! 筆写譜が数年前まで未校訂のまま埋もれていたため長く忘れ去られていた1700年5月初演の重要作《新世紀の運命》全曲録音です。 ハプスブルク系王家の断絶が間近に迫る隣国スペインの王位継承をめぐり、戦争勃発も視野に入ってきたフランスで17世紀最後の年に初演された本作は、来たるべき世紀の平和を願う時の神サテュルヌの期待に反して欧州が戦乱へと突入してゆくところを舞台にした寓意的音楽劇。詩句を鮮やかに音楽の調べに乗せながら、フランス・バロック特有の舞曲ナンバーでも緩急自在な音作りを楽しませるカンプラ随一の傑作が、フランス古楽界の実力派たちによる確かな解釈で甦ったのは大いに歓迎すべきことと言えるでしょう。 バッハ無伴奏ヴァイオリン曲集の伝説的録音でも知られるフランスの異才パトリック・ビスミュート率いるラ・テンペスタは20人程度まで編成を拡大させ柔軟かつ機微豊かな演奏を披露、中世音楽歌手としても知られるマルク・モイヨンやル・ポエム・アルモニーク創設期の中心人物クレール・ルフィリアトル、仏歌劇界を牽引するマティアス・ヴィダルなど、歌手陣の充実もこの名演の実現に繋がっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10280

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    -★『レコード芸術』特選盤(2022年6月号)★-

    『舞踏さまざま』
    17-18世紀フランス歌劇における舞踏音楽 詳細ページ
    [ラインハルト・ゲーベル、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団]

    発売日:2022年02月25日

    CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:2,970円(税込)

    舞踏音楽劇の草分け的存在リュリから、モーツァルトの「フランス風」作品まで……
    『王は踊る』のゲーベルがみせる真骨頂
    バレエ音楽の重要な源泉の一つであるだけでなく、オーケストラ音楽の発展にも大きく寄与したのがフランス17-18世紀の舞台音楽。太陽王ルイ14世(1638-1715)の宮廷で王室音楽総監督リュリが作り上げた様式をもとに、フランスの劇場では18世紀を通じて舞踏の場面に大きな比重が置かれたオペラが人気を博しました。それらはイタリアの歌唱芸術と双璧をなす模範として諸外国にも影響を及ぼし、オーケストラを使った多様な音楽実験の場としても機能、古典派音楽の進展を脇から支える役割も果たします。 そんなフランス舞踏音楽の勃興を時系列で振り返るアルバムが、ルイ14世の居城ヴェルサイユに本拠を置くレーベルで制作されました。しかも指揮はリュリと太陽王を主人公にした映画『王は踊る』(2000/2001)で音楽を受け持ったラインハルト・ゲーベル! 自身の団体ムジカ・アンティクヮ・ケルンの解散後も指揮者として(古楽器・現代楽器を問わず)豊かな経験を積んできたゲーベルならではの音作りは、彼自身によるライナーノート解説(国内仕様では日本語訳付)とともに重要なレファレンス的存在になりそうです。 リュリの後を受けフランス楽壇を賑わせたカンプラやラモー、ルベルに聴く典雅さも、フランス歌劇の刺激で生まれたグルックやモーツァルトによる優美と迫力も、ヴェルサイユに集う古楽器奏者たちとゲーベルによって共に活き活きと現代に甦ります。

  • 商品番号:CVS053

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    リュリ(1632-1687)
    《町人貴族》
    モリエールの音楽舞踏喜劇のための音楽 LWV 43 詳細ページ
    [エヴァ・ザイシク、ポール=アントワーヌ・ブノ=ジヤン、ヴァンサン・デュメストル、ル・ポエム・アルモニーク]

    発売日:2022年02月18日

    CD価格:2,475円(税込)

    デュメストル自家薬籠中の傑作、最高のキャストでCD最新録音!ルイ14世時代の前史にあたる17世紀初頭のフランス音楽を広く世に知らしめたことで注目された後、満を持してフランス・バロック舞台音楽の世界に臨み快進撃を続けてきたヴァンサン・デュメストル。21世紀のフランス古楽界を魅了し続けてきたこの最前線の俊才は、2004年にDVDリリースしたリュリ&モリエールの音楽舞踏喜劇《町人貴族》で世界を驚かせ、バロック解釈の重要人物として一躍注目を集めるところとなりました。 その後録音を続けてきたリュリの抒情悲劇群とは違い、この作品はモリエールの戯曲の重要な部分を音楽が彩る、つまり演劇部分が多くを占めているため、音楽だけの抜粋では物語の全容を辿れないのですが、しかし映像作品だけではデュメストルの絶妙解釈は一部の人にしか伝わりません。 そこで今回、ヴェルサイユ宮殿を舞台に満を持して「音楽のみ」のCD録音が登場! しかもルフィリアトル、グビウ、モイヨンといった初期ル・ポエム・アルモニークの顔役たちが個性豊かな役柄を演じ歌うほか、リュリが要所で独唱を充てた役柄にはエヴァ・ザイシクやシリル・オヴィディといったスターたちを起用。フランス古楽界のさまざまな側面の良さがきわだつ絶妙アルバムに仕上げました。 前作『王の晩餐のためのサンフォニー集』(CVS048/NYCX-10251)で好演を聴かせた俊才古楽器プレイヤーたち多数参加のオーケストラも絶好調。有名なトルコの儀式や精彩あふれる「諸国民の舞踏劇」など、聴きどころ満載のアルバムとなっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS054

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    ラモー(1683-1764)
    《レ・パラダン(遍歴騎士たち)詳細ページ
    [サンドリーヌ・ピオー、マティアス・ヴィダル、ヴァランタン・トゥルネ、ラ・シャペル・アルモニーク ほか]

    発売日:2022年02月18日

    CD 3枚組価格:4,425円(税込、送料無料)

    快進撃を続けるフランス若手世代の俊才、豪華布陣とともにラモー再晩期の画期的傑作へ!2010年代後半飛躍的に注目を集め、フランス古楽シーンの最前線で快進撃を続ける1996年生まれの指揮者ヴァランタン・トゥルネ。ピエルロ、コワン、サヴァールら巨匠たちのもとでガンバを学んだのち指揮に転向、ピエール・カオとフィリップ・ヘレヴェッヘの薫陶を受けながら、パリ音楽院在学中の2017年に結成したラ・シャペル・アルモニークとの演奏は絶賛をもって迎えられ、2019年にはヴェルサイユ宮殿のレーベルChateau de Versaillesからバッハ『マニフィカト』初演版でCDデビューしました。 その後の『ヨハネ受難曲』への取り組み含め、競合多きバッハ作品の解釈で世界を唸らせた末、彼が今回向き合ったのは同国人ラモー。後期の重要作《レ・パラダン》全曲をヴェルサイユ宮殿で名歌手たちと録音、躍動感と深い抒情に彩られた音世界を披露します。 1760年の初演こそ失敗に終わりましたが、このラモー晩年の意欲作はホルンやミュゼット(鞴式バグパイプ)が独特の効果を上げるオーケストレーションもユニークで、妖精や騎士たちが活躍する中世風の恋物語を彩る音楽は起伏に富み、作品全体に興趣が尽きません。 それぞれソロ・アルバムでも活躍をみせているピオーとヴィダル、あるいは絶好調のジレといった21世紀屈指の名歌手たちが鮮やかに歌い上げる独唱パートもさることながら、ラモーが繰り出す複雑な和声を巧みに捉え劇的展開を描き出す合唱や管弦楽の一体感がこの上ない素晴しさで、聴き進めるほどに引き込まれる名演に仕上がっています。 ピグマリオンの後に続く気鋭集団ラ・シャペル・アルモニークの頼もしさを十全に伝える新録音で、古典派黎明期のパリの人々を戸惑わせた異色作の真価を存分にお楽しみください。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10278

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    -★『レコード芸術』特選盤(2022年5月号)★-

    リュリ(1632-1687)
    ミゼレーレ
    なにゆえ諸国の民は群れをなし
    全地よ歓喜して神を迎えよ 詳細ページ
    [ステファーヌ・フュジェ、レゼポペー]

    発売日:2022年02月11日

    CD国内仕様 歌詞日本語訳/解説日本語訳付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    本場ヴェルサイユ発!
    傑作『ミゼレーレ』他、初期から晩期までリュリ教会音楽の神髄
    「偉大なる世紀」と呼ばれるルイ14世治世下の17世紀フランスで、王の絶大な信頼のもとフランス宮廷音楽の理想形を作り上げた立役者ジャン=バティスト・リュリ。しかしながら、近年復権めざましい彼のオペラ群に対し、器楽と声楽が比類なく美しい交錯をみせるグラン・モテ(宗教曲)の数々は、後続世代の作曲家たちにも刺激を与えた重要な存在でありながら、意外なまでに録音が出てきません。 その復権に意欲的な俊才ステファーヌ・フュジェは今回のアルバムで、最初期・中期・後期から3曲を厳選。フランス生粋の古楽器楽団による本格新録音はいずれも実に貴重です。 復元型の大型ヴィオラやバス・ド・ヴィオロンが活躍する総勢24名の弦楽合奏や古雅な低音管楽器セルパン、2台ずつのテオルボと鍵盤の参加など、フランス17世紀流儀を妥協なく追求した彼らが作り上げる響きは『ミゼレーレ』の冒頭から本格的かつ圧倒的なもの。 風格漂う歌唱も隅々まで美しく、折々ソロを交えながらの声楽陣には、アラルコン指揮の《セメレ》(RIC437)でもキューピッド役で登場しているグワンドリーヌ・ブロンデールや、実力派ブノワ・アルヌー、中世から現代まで歌いこなす異才マルク・モイヨンなど、新旧世代の才人も多数参加。さらに、2021年12月の寺神戸亮指揮によるラモー『アナクレオン』(北とぴあ)に出演した湯川亜也子、フランスとベルギーで多忙な活躍をみせる坂本久美など日本人歌手の参与も。 ルイ14世の晩年に完成したヴェルサイユの礼拝堂に響きわたる充実解釈を、自然な場の佇まいとともに収めた名技師フレデリク・ブリアンのエンジニアリングも見事です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS056

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    発売日:2022年01月28日

    CD価格:2,475円(税込)

    2つの歴史的楽器を使い分け、17世紀の英仏音楽の親和性と差異の真相へルイ14世が生涯をかけて建造に情熱を傾け、ルイ15世の時代に現在の姿へと調えられていったヴェルサイユ宮殿。そこには1995年に18世紀当時の状態まで復元された王室礼拝堂の歴史的オルガンと、ルイ15世時代に愛奏されていた2台のクラヴサンがありますが、ここではそのクラヴサンのうち18世紀半ばに作られた方の楽器と、王室礼拝堂のオルガンとを同じ奏者が使い分け、英仏の作曲家たちが残したバロック期の鍵盤音楽の真相に迫ります。 演奏は現在フランス語圏スイスの古楽拠点ジュネーヴで教鞭を取るコンスタンス・タヤール。選曲の軸にあるのは、17世紀英国の早世の天才ヘンリー・パーセル。宮廷の主たる英国王が王政復古前にフランスに亡命していたため、当時の英国王室ではルイ14世が好んだ様式に強く影響を受けた音楽が愛されていましたが、タヤールはブルボン王室の巨匠たちの音楽の只中にパーセルやその師匠ブロウの作品を配することにより、彼らの英国音楽がいかにフランス音楽と連続性のあるものだったかを鮮やかに浮き彫りにしてゆきます。 オルガンだけでなく、適宜クラヴサンのための楽曲を交え、礼拝堂向けの音楽と俗世の劇場向けの音楽とを行き来する選曲になっているのも興味深いところ。それぞれに別扱いされやすい各種の音楽に一貫性を感じることができるのは、オルガンとクラヴサンをどちらも鮮やかに弾きこなせる名手タヤールの存在に負うところが大きいと言わなくてはなりません。 精緻な解釈と周到なプログラムで、「国」と「文化」の感覚が今とはかなり違っていたバロック期の感覚を生々しく体感できる1枚です。

  • 商品番号:CVS057

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    発売日:2022年01月28日

    CD価格:2,475円(税込)

    フランス・オルガン芸術にみる聖と俗、打楽器を交えてヴェルサイユの楽器が活気づく!ヴェルサイユ宮殿の王室礼拝堂には、ルイ14世の治世末期にようやく完成したオルガンがあります。その後、時代ごとに拡張改造が繰り返された後、この楽器は20世紀の終わり頃に18世紀の名工たちが手がけた姿に修復されました。 Chateau de Versailles Spectaclesレーベルはこの楽器を使ったフランス・オルガン音楽の注目すべき録音を続々世に送り出してきましたが、まさかこの歴史的な楽器を使って、歴史的文脈をふまえながら打楽器を交えた録音がリリースされるとは誰が予想したでしょうか。 ルイ14-15世の時代のフランスでは、礼拝のためのオルガン音楽が少しずつ俗世向けの音楽のスペクタキュラーな要素を取り込んでゆき、フランス革命前にはオペラそっくりのメロディアスな作品さえ珍しくなかったほど。一方、18世紀には(実態こそ多くの謎に包まれていながら)多くの音楽の場で打楽器が使われていたこともよく知られています。 本盤はそうした状況を踏まえ、古楽器楽団ラ・シャペル・アルモニークによるラモー『遍歴の騎士』録音(CVS054/2022年1月発売予定)でも絶妙の打楽器演奏を聴かせたドイツの名手ミヒャエル・メッツラーが多くのトラックに参加。歴史的文脈をふまえたオルガンと打楽器の組み合わせを模索、バロックからロココに至るフランスの多彩なオルガン音楽を新たな角度から味わえる演奏を実現してみせました。その参与はポップなクロスオーヴァーとは全く違い、鐘や鈴のような煌びやかな音をさりげなく添えたり、オペラの行進曲風に太鼓の響きで彩ったりと、各作品本来の音作りをよくふまえた、歴史的銘器の響きに寄り添う精妙さ。 17世紀生まれのアンドレ・レゾンによる古雅な小品からクラヴサン曲風の性格的小品、親しみやすい前古典派風の作品の数々にいたるまで、18世紀のパリやヴェルサイユの人々を喜ばせた秘曲を発見する喜びにも事欠かない1枚です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS052

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    ラモー(1683-1764)
    グラン・モテ 詳細ページ
    [ガエタン・ジャリ、マルグリット・ルイーズ]

    発売日:2022年01月14日

    CD価格:2,475円(税込)

    「オペラ、クラヴサン音楽以前」の若きラモーがみせた境地を、理想的な演奏陣で!20世紀後半におけるフランス古楽再発見の流れは、ラモーの作品に対する認識を大きく変えました。今やラモーはクラヴサン(チェンバロ)のための音楽だけでなく、齢50を越えてから続々発表したオペラやバレ、ディヴェルティスマンなど一連の舞台音楽においてどれほど注目すべき存在だったか、世界的に知られるようになっています。 しかしそうした領域の影で、フランス・バロックのもう一つの重要な側面である宗教曲におけるラモーの活躍には、今なお光が当たる機会が多いとは言えません。教会のオルガン奏者でもあった彼は、パリ以外の土地を転々としていた30代までの時期に充実したグラン・モテをいくつか書いており、それらにも後年の開花を予感させる豊かな才能が窺えるのです。 ヴェルサイユ宮殿が企画するレーベルからの待望の新録音には、現在知られている4作全てのモテが収録され、このルイ14世の居城で数々の名演を繰り広げてきた気鋭グループ、マルグリット・ルイーズが声楽・器楽とも大活躍。ヴァイオリンのほかフランス・バロック流儀の大小ヴィオラ群にチェロやコントラバスなどイタリア由来の弦楽器も交え、イタリアとも近い南仏を活躍の舞台とした若き日のラモーが思い描いた響きの真相を明らかにしてゆきます。 バスーン奏者4人に鍵盤奏者2人が加わる通奏低音勢が支える響きは実に豊饒、起伏に富んだ音楽作りは同時期のバッハやヘンデル、ヴィヴァルディとは確実に違っており、ユニークな音楽世界の虜にさせてくれます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10251

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    ド・ラランド(1657-1726)
    王の晩餐のためのサンフォニー集 詳細ページ
    [ル・ポエム・アルモニーク、ヴァンサン・デュメストル]

    発売日:2021年10月22日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    これぞフランス管弦楽の原点!
    デュメストル指揮の精鋭古楽器楽団と
    バッハやヘンデルが活躍する前から、ヨーロッパ音楽の一大潮流として影響力を誇ったフランス。そのオーケストラ芸術の原点ともいうべきド・ラランドの貴重な曲集が、作品成立の場にあたるヴェルサイユ宮殿での、フランス最前線で活躍する名手たちによる録音で登場! 宮殿の主だったルイ14世は、外交で訪れた賓客たちを洗練された芸術作品や調度品で圧倒、王室独自の音楽をいたるところで奏でさせてはフランス文化の威光を印象づけましたが、自らの晩餐まで音楽とともに公開したことも有名。その音楽はリュリ亡き後の宮廷音楽総監督として活躍した若き天才ド・ラランドが手掛け、王の歿後にまとめられた楽譜によって現代に残っています(「サンフォニー=シンフォニー」は18世紀以降「交響曲」の意味で使われることになる単語ですが、この時点では単に「合奏曲」という意味)。 これらはルイ14世の宮廷音楽でもユニークな存在で、録音も決して多いとは言えない中、このアルバムは久しぶりにフランス古楽界から出た本格録音として注目必至。なにしろ指揮はド・ラランドの大規模声楽曲やリュリのオペラの指揮で実績を築いたヴァンサン・デュメストル! ル・ポエム・アルモニーク名義では珍しい管弦楽のみの編成は比較的大規模で、バロック・バソンの才人でニケ指揮『水上の音楽』などでも活躍したジェレミー・パパセルジオーを筆頭に重要奏者続々。 フランス式の3種のヴィオラも用いた楽隊はテオルボ奏者二人を含め弦24+管6+打楽器・鍵盤各1という構成。現存譜の補筆にも専門家たちがあたり、ライナー解説も充実しています。 王の食欲を刺激し芸術愛好家たちを陶然とさせた名作の数々を本場直送の響きで味わえる注目の一枚。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS050

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    21世紀の三大カウンターテナー、
    ヴェルサイユに集う

    カストラートのための作品集 詳細ページ
    [サムエル・マリーニョ、フィリッポ・ミネッチア、ヴァレル・サバドゥス、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団、ステファン・プレフニャク]

    発売日:2021年10月22日

    CD+DVD 各1枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    ルイ14世の歓待にも使われた豪奢な空間が、バロック歌劇の「声」の劇場に――
    雰囲気満点の映像付き!
    バロック音楽の華やぎは、古楽器演奏など当時の様式をふまえた解釈に盛り込まれる細やかな装飾音の味わいもさることながら、やはり「場」の空気あればこそ!と再認識させてくれる映像つきCDが、当時の重要な世界遺産であるヴェルサイユ宮殿「鏡の間」から届けられました。 ルネサンスの多声芸術から一転、歌手一人の声の魅力を独唱で存分に味わえるようにした様式の誕生は、以後400年以上続くことになるオペラという芸術形態の軸を形作るものとなりましたが、本盤ではそうしたバロック期のイタリア・オペラからの抜粋を中心に、歌声の魅力を最大限に輝かせることをよく知っている上り調子の歌手3人が、その味わいを余すところなく堪能させてくれます。 いずれ劣らぬ新世代カウンターテナー歌手たちによる21世紀版の「三大カウンターテナーの饗宴」!今世紀にはカウンターテナー芸術はさらなる進化を遂げ、イタリア出身のフィリッポ・ミネッチアガ味わい深いアルトの音域で魅力的な歌を響かせたかと思えば、サバドゥスとマリーニョは男声でありながらソプラノ音域に達するカストラートさながらの名歌唱をごく自然に披露。付属のDVDでは「鏡の間」ならではの絢爛な内装をバックに、バロック歌唱の豪奢さがひときわ引き立って感じられること必至です。 厳選されたバロック後期の名作からなるプログラムは、ヘンデルだけがバロック・オペラの巨匠ではなかったことにも随所で気付かされる逸品揃い。発見多き耳と目の快楽を存分にお楽しみ下さい。

  • 商品番号:CVS049

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    ヘンデル(1685-1759)
    オルガン協奏曲
    「サルヴェ・レジーナ」
    「たとえ暴虐の中に地は荒れ狂おうとも」 詳細ページ
    [ガエタン・ジャリ、キアラ・スケラート、アンサンブル・マルグリット・ルイーズ]

    発売日:2021年10月22日

    CD価格:2,475円(税込)

    ヴェルサイユに新たな歴史を刻むヘンデル、
    新設オルガンによる協奏曲と注目歌手が歌うモテット
    オルガンの名手であり、アンサンブル・マルグリット・ルイーズを率いてのフランス・バロック声楽作品演奏の数々で高く評価されるガエタン・ジャリが、ヴェルサイユ宮殿の礼拝堂でヘンデルのオルガン協奏曲を演奏したアルバム。しかし礼拝堂が誇る1710年建造の有名な大オルガンではなく、新たに据えられたカンタン・ブリューメンレーダー製造の大ぶりなポジティフ・オルガンを敢えて用いているのが特徴で、劇場での大規模な声楽作品の幕間にヘンデル自身がソロを担当して演奏されたという、これらの作品本来の親密な表情を上手く伝えています。 協奏曲の間には、オラトリオの代わりに小規模な独唱モテットを収録。ソロを担当するキアラ・スケラートはスイス出身でパリ国立高等音楽院に学んだソプラノで、バロックから現代まで幅広いレパートリーを持ち、近年ヨーロッパを中心に注目されています。ボルドー国立歌劇場の《ペレアスとメリザンド》(ALPHA752/NYCX-10240)のメリザンド役でも大きな注目を浴びました。ここでも高い技術に裏打ちされた奥深い表現を聴くことが出来ます。 これらの作品が英国で生まれたことに由来すると思われるジャケットも、遊び心が効いたもの。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS051

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    ピエール・ロベール(1622頃-1699)
    フランス王室礼拝堂のための
    グラン・モテと「雅歌」 詳細ページ
    [オリヴィエ・シュネーベリ、レ・パージュ・エ・レ・シャントル、コンチェルト・ソアーヴェ]

    発売日:2021年10月22日

    CD価格:2,475円(税込)

    リュリの傍らでヴェルサイユ様式を教会音楽面で支えた巨匠、
    充実の新録音が本場から!
    フランス17世紀の教会音楽を牽引した重要人物でありながら、めったに体系的録音が現れない大家ピエール・ロベールの作品集が、満を持してヴェルサイユ・バロック音楽センターの俊才たちによって制作されました。しかも録音場所はヴェルサイユ宮殿。本場直送の充実アルバムです。 イタリア様式と並ぶバロック期の二大潮流の一つフランス様式は、ルイ14世の王室に連なる音楽家達によって培われました。とりわけ舞踏劇の作曲にすぐれ、抒情悲劇と呼ばれるフランス語オペラの正統な形式を大成に導いた王室音楽総監督リュリの存在は重要ですが、この時代の音楽活動は彼が担った舞台音楽など、社交催事や王の私生活を彩る俗世向けのものばかりではなく、教会音楽もまた非常に重要でした。 この分野でもリュリの作品は多いとはいえ、王室礼拝堂は基本的に彼の管轄外。その音楽様式の土台を形作ったのが、1660-80年代に礼拝堂の共同副楽長(「楽長」は高位聖職者の名誉職だったため、副楽長たちが実質上の音楽監督)だったデュモンと、リュリより10歳ほど年上の本盤の主人公ピエール・ロベールだったのです。 イタリア風のコンチェルタンテ様式を下地に、合唱と独唱の鮮やかな対置を合奏が彩るグラン・モテの数々から、ここでは礼拝のハイライトの一つでもある聖体奉挙の折に唱えられていた曲を選曲。旧約聖書『雅歌』から歌詞が選ばれているそれらの大作が、フランス語圏育ちのアンサンブルによる堅固にしてふくよかな解釈で瑞々しく蘇ります。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS047

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    『頼もしき名手』
    ルイ13世と、17世紀前半のフランス・クラヴサン音楽 詳細ページ
    [アルノー・ド・パスクアル、フランソワ・ゲリエ]

    発売日:2021年09月24日

    CD価格:2,475円(税込)

    クープラン一族以前の、フランス鍵盤芸術のルーツを解き明かす本場直送の好企画太陽王ルイ14世がフランス王として君臨した17世紀後半、その文化政策でリュリやマレなど才能ある作曲家たちが活躍し、国際的に注目されたフランス様式の音楽が花開いたことは広く知られていますが、その発展は「無」から生まれたわけではありません。フランスの宮廷文化は先代のルイ13世の時代に新たな躍進を遂げていたのです。 音楽面では、王室に弦楽合奏団「王の24のヴァイオリン」を創設させたのもルイ13世ですし、それまでリュートとオルガンが圧倒的に重要だった独奏器楽の世界にクラヴサンが参入、前二者の音楽様式を模倣しながら発展し始めたのもこの時期。その背景として、ルイ13世が自らクラヴサンを愛奏し、王室に楽器を置いていたことは見逃せません。 近年フランス古楽界で通奏低音奏者として広範な活躍をみせているアルノー・ド・パスクアルがここで紹介するのは、そうした音楽文化振興者でもあった「頼れる名手」ルイ13世時代の作例を中心としたフランス・クラヴサン音楽の数々。声楽曲のアレンジのほか、リュート曲・オルガン曲の翻案も巧みで、同時代のイタリア初期バロックや英国の末期ルネサンスとも趣きがやや異なる、フランス特有の洗練のありようをつぶさに確かめられます。 ルイ13世も一部作曲に加わったという、その治世下で演奏された宮廷舞踏のための合奏音楽は、後世の採譜をもとに演奏者ド・パスクアル自身が当時流に編曲。16世紀生まれのルジュヌやボエセーの歌曲の編曲からシャンボニエールやルイ・クープランの独奏曲に至るまで、広く知られたクラヴサン楽派の「前史」を、フランス式の楽器が発展する前であるこの時代に重宝されていたイタリア型やフランドル型のチェンバロを使った精妙な演奏でお楽しみ下さい。

  • 商品番号:CVS045

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    ダンドリュー(1681-1738)
    オルガン独奏のためのオフェルトワールと
    室内楽作品 詳細ページ
    [ジャン=バティスト・ロバン、カミーユ・ドラフォルジュ、アンサンブル・イル・カラヴァッジョ]

    発売日:2021年09月10日

    CD価格:2,475円(税込)

    復権めざましいテレマンの同時代人。フランス18世紀音楽特有の味わいを本場直送で近年Alphaレーベルからも室内楽作品集が制作されたフランス・バロックの作曲家ダンドリュー。テレマンと同い年のこの作曲家は、これまでクラヴサンのための独奏曲ばかりが着目されていましたが、近年は王室オルガニストとしての生前の活躍にも光が当たるようになり、さまざまな作品に注目が集まりつつあります。 5歳の頃にはもうルイ14世の前で巧みにクラヴサンを弾き、若い頃にオルガニスト採用試験でラモーを押しのける実績をあげて教会専属奏者にもなり、1721年からはルイ15世のフランス王室礼拝堂で正規オルガニストとなったダンドリューの作品では、フランスの伝統をよく受け継いだ面とイタリア音楽からの影響がほどよく交錯。ここではイタリア的な作風をよく示す一連の室内楽と、フランスの伝統を受け継いだオルガン作品とを交互に収録し、フランス古楽界の頼れる名手たちによってその才覚をじっくり味わえる構成になっています。 オルガン曲は1739年、つまりヘンデルのオルガン協奏曲集と同時期に出版されており、こちらは同国の古楽作品の解釈に通じた才人ジャン=バティスト・ロバンがヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂の歴史的楽器をあざやかに駆使。美しい響きをよく捉えたエンジニアリングは、室内楽曲での各楽器の動きの輪郭も明確に浮かび上がらせ、古楽を味わう喜びをひときわ盛り上げてくれます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS046

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    マラン・マレ(1656-1728)
    『異国風の組曲』(全33曲)
    ~ヴィオール曲集 第4巻より 詳細ページ
    [ロバン・ファロ、アンサンブル・プレ・ド・ヴォートレイユ]

    発売日:2021年09月10日

    CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    フランス語圏の古楽シーン最前線に躍り出たヴィオール奏者、
    マレの多元性を描き出す!
    異能のチェンバロ奏者ジャン・ロンドーが一員であることで知られる古楽器アンサンブル「ネヴァーマインド」の一員であり、Ricercarレーベルで進行中のマラン・マレ全曲録音シリーズでも通奏低音奏者として水際立った活躍を示しているフランスのヴィオール奏者ロバン・ファロ。フランス・バロックの演奏と研究の中心となりつつあるヴェルサイユ宮殿のレーベルが、この俊才を中心とした名手揃いのアンサンブルによるマレ・アルバムを制作したことは大いに注目に値します。 17-18世紀のフランスで最も愛された弦楽器の一つヴィオールを手に、500もの作品をこの楽器のために作曲した名手=作曲家マラン・マレの曲集から、作風が充実の極みに達した後期の第4曲集に含まれる『異国風の組曲』は、来たるべきオリエンタリズムの先駆としても見過ごせないバロック後期の異色作。2人の鍵盤奏者がオルガンとクラヴサンを使い分け、撥弦楽器奏者も複数起用した精彩に満ちた解釈でその全貌に触れられるのは貴重。 フランス・バロックの多彩な振れ幅は、「迷宮」や「たわむれ」など比較的知られた作品での妙技においても、また知名度は高くないながら、個々にいわくありげなタイトルが添えられた作品の輝きを浮かび上がらせるにおいても、この解釈の深さと新鮮な録音でこそ満喫できると言えるでしょう。 2020年代フランス古楽界の充実度を示す注目のアルバムです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS044

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    ツィンガレッリ(1752-1837)
    歌劇《ジュリエッタとロメオ》(1796)(抜粋) 詳細ページ
    [フランコ・ファジョーリ、アデル・シャルヴェ、フィリップ・タルボ、ステファン・プレフニャク、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団]

    発売日:2021年08月27日

    CD+DVD 各1枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    ナポレオン歿後200周年の再発見!
    ファジョーリら名歌手たちと古楽器演奏で知る真価
    大革命からナポレオンの時代にかけ、フランスではロマン派の先駆けとも言える注目すべき音楽シーンの盛り上がりがありました。 近年めざましい再発見が進むこの時期から新たな発見がまた一つ、ナポレオン歿後200周年にあたる2021年を記念して登場するのは、かのコルシカ生まれの風雲児が偏愛したイタリア人作曲家ツィンガレッリの歌劇《ジュリエッタとロメオ》。モーツァルトより4歳年上でオペラの本場ナポリ出身のこの作曲家、イタリア半島でも高い人気を誇り、一時はヴァチカンのシスティーナ礼拝堂で活躍し、ナポレオンに気に入られ皇室でも活躍をみせました。1813年以降はナポリ音楽院の院長もつとめつつ、ナポレオン退陣後までパリのイタリア歌劇場でも高い人気を保ち続けます。 《ジュリエッタとロメオ》は1796年にミラノ・スカラ座で初演された後パリでもたびたび上演され、ナポレオンも大いに愛した傑作。シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』と同じ物語に取材したイタリア語台本によるオペラで、ヴァッカイやベッリーニの作品の先駆ともいうべき見過ごせない作品です。 人気カストラートのクレシェンティーニと女性アルト歌手グラシーニの名演で絶賛を博した名品を、現代最高のカウンターテナーの一人フランコ・ファジョーリと、味わい深い声で欧州シーンを賑わせるアデル・シャルヴェらが鮮やかに再現。ロッシーニ前夜のオペラ世界を席巻したツィンガレッリの音使いの魅力を、ヴェルサイユに集う古楽器オーケストラと共に克明に伝えてくれます。 重要な場面を中心とする抜粋ながら物語の起伏は充分すぎるほど伝わる好企画。解説も充実しています。ヴェルサイユ王室歌劇場で行われた、演奏会形式による同内容の(ある意味では貴重な)無観客公演の模様を収めたDVD付。 またボーナス映像として、ヴェルサイユ宮殿所蔵の名画「ナポレオン一世の戴冠式」の前で、ファジョーリが本編には収められていない第1幕のアリアを歌うシーンも収録しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS042

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    ヴィヴァルディ(1678-1741)
    『四季』
    グイード(1675頃-1729)
    『四季』 詳細ページ
    [アンドレス・ガベッタ、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団]

    発売日:2021年07月16日

    2CD+DVD価格:4,425円(税込、送料無料)

    管楽器入り編成!
    フランス目線で捉えられた二つの「四季」、ヴェルサイユ「鏡の間」での演奏DVD付き
    ヴィヴァルディの『四季』は18世紀フランスでも大きな人気を博し、モーツァルト父子がパリを訪問した1763年頃まで「春」が現役レパートリーとして演奏されていたほど。チェリストのソル・ガベッタの兄でバロック・ヴァイオリンの名手アンドレス・ガベッタを中心に、フランス古楽界の俊才がヴェルサイユ宮殿に集って録音されたこのアルバムは、そうした18世紀フランスの人々の感覚そのままに、「四季の移ろい」という題材を音楽で辿る好企画です。 ユニークな解釈のヴィヴァルディに加え、彼と同世代でナポリでの修業の後フランスに来たヴァイオリン奏者・作曲家グイードの”もうひとつの”『四季』も収録。グイードの作品はヴィヴァルディの翌年ないし数年内に楽譜出版がなされていますが、これはルイ14世が推奨したフランス音楽絶対主義に反して王の存命時からイタリア音楽を支持し、数多くのイタリア人音楽家の活動を後援したオルレアン公フィリップの宮廷で発表された合奏曲で、ヴィヴァルディ作品と同じく作者不詳の詩を音楽化したもの。ルベルやラモーを思わせる舞踏音楽劇のような構成と、ヴィヴァルディにも通じるイタリア趣味で、変幻自在のダイナミックな音楽が繰り広げられる逸品。 対するヴィヴァルディ『四季』もここでは18世紀の習慣に従い、管楽器を加えた編成で色彩感豊かなサウンドに。「春」での牧歌的なリコーダー(実力派セバスティアン・マルクの演奏)、「秋」での狩猟ホルンやのどかなオーボエの響きがたまりません。 演奏陣にはハーディ・ガーディに俊才ステファーヌ・フュジェ、リュートの一人にアンドレ・アンリクなど名手たちの名も。フィリップ・ジャルスキーのアンサンブル・アルタセルセで活躍するクラヴサンの中村葉子、ラ・ムジカ・コッラーナのメンバーでもあるヴァイオリンの依田幸司が加わるなど、欧州を拠点に活躍する日本出身の新世代古楽プレイヤーの存在も光ります。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10228

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    『サント=コロンブとマラン・マレ』
    2つのヴィオールのための作品集 詳細ページ
    [ミリアム・リニョル、マティルド・ヴィアル、ティボー・ルーセル、ジュリアン・ヴォルフス]

    発売日:2021年06月25日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    サント=コロンブとマレ、謎に包まれた師弟関係に迫る!
    「フォリア」も収録
    いずれもフランス出身のミリアム・リニョルとマティルド・ヴィアル、ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)を操る同年代の名手2人による、サント=コロンブとマラン・マレの師弟をテーマとしたアルバム。ヴェルサイユの自主レーベルから自身がメインとなるアルバムのリリースは、2人ともこれが2枚目となります。 ヴィオールならではの細やかな表情がぴったりと重なる息の合ったデュオが大きな魅力で、前半はフランス古来の伝統どおり通奏低音なしで2つのヴィオールのみ、後半ではテオルボが加わってマレのト長調の組曲、さらにクラヴサン(チェンバロ)が加わり「フォリア」へと繋ぐ構成となっています。 この2人の作曲家の関係を描いた映画『めぐり逢う朝』でも印象的に使用された「フォリア」は、元々ヴィオール独奏と通奏低音を想定した作品ですが、ここに収められた演奏ではヴィオール2人の立場が随所で入れ替わり、独奏が引っ張るよりもアンサンブルが一体となった音楽づくりが、好感の持てる新しさです。

  • 商品番号:CVS037

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    リュリ(1632-1687)
    音楽悲劇《カドミュスとエルミオーヌ》 詳細ページ
    [トマ・ドリエ、アデル・シャルヴェ、エヴァ・ザイシク、ヴァンサン・デュメストル、ル・ポエム・アルモニーク]

    発売日:2021年06月25日

    CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    フランスの正歌劇の姿を確立した傑作。フランス新時代の名歌手たちと名門楽団で!フランス古楽界の最前線にあって、伸縮自在の編成で多彩な音楽世界を紡ぎ出してきたル・ポエム・アルモニーク。カリスマ・レーベルALPHAの看板グループとして21世紀初頭から注目を集めてきた彼らは、すでに歴史考証をふまえた演出家バンジャマン・ラザールとのコラボレーションによる”照明は蝋燭のみ”の意欲的な映像でリュリの《カドミュスとエルミオーヌ》をDVDでリリースしています。 それから15年以上の年月を経てCDに新たに刻まれたこの演奏では、主役ふたりにトマ・ドリエとアデル・シャルヴェ、さらにエヴァ・ザイシクやリザンドロ・アバディらフランス語圏の古楽界で確実に存在感を強めつつある名歌手たちを集めての新たな境地に。 1673年、王室音楽総監督としてルイ14世の宮廷における舞台音楽上演の一切を掌握したリュリが、フランス語を使ってイタリアのオペラにも比しうる劇音楽形式を模索した《カドミュスとエルミオーヌ》は、カルタゴ建国の歴史を軸としながら惹かれあう男女の恋が高雅な音楽展開に昇華され、フランス語の朗読がそのまま音楽となったかのような自然な音運びで演劇・音楽・舞踏の融合が達成された傑作。のちに抒情悲劇(トラジェディ・リリーク)と呼ばれることになる序幕付き全5幕の「型」を確立した作品ともなりました。 リュリ以前のフランス音楽でも高い評価を得たヴァンサン・デュメストルの作品解釈は、多くの演奏経験を経て、前収録時よりもさらに深められています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS038

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    発売日:2021年06月25日

    CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    ロッシーニに先立つこと1世紀。
    フランス宮廷が夢中になった正歌劇を本場の俊才たちと!
    かつてホグウッドがルベル『四大元素』を録音した際、同じテーマによるデトゥーシュの作品がカップリングされたことで、この作曲家の名をご存知の方も少なくないはず。クープランとヴィヴァルディの間くらいの生まれ年で18世紀半ばまで生き、ラモーが台頭する前から「リュリ後」のフランス音楽劇界をカンプラとともに大いに盛り上げたデトゥーシュの才覚には、21世紀に入りエルヴェ・ニケらが次々と送り出した録音で再評価の目が集まりつつあります。 彼はリュリの影響がまだ大きかった17世紀末にルイ14世に気に入られ、ラモーがパリを席巻する前のフランス語舞台音楽に新たな活況をもたらした立役者の一人。1713年からパリの王室音楽アカデミー歌劇場監督、さらに大御所ド・ラランドの後任として1726年から王室音楽総監督となった彼の《セミラミス》は1718年の作で、充実した管弦楽をバックに女声・男声ともに活躍する手法で大成功を収めました。ロッシーニ《セミラーミデ》(1823)の原作となったヴォルテールの戯曲『セミラミス』(1746)より早い作例ですが、そのヴォルテールが『シャムのデトゥーシュ』という小説を1767年に書いている事実からも、歿後なお長く続いたデトゥーシュの名声の大きさが窺い知れます。 古代バビロニアの女王セミラミスの悲運をめぐる二転三転の物語には、嵐の場面もあれば心揺さぶる恋の場面もあり聴きどころ満載! 本場ヴェルサイユの王室歌劇場を舞台に、主人公アルサーヌを演じるマティアス・ヴィダルをはじめ歌手勢は実力派揃い。 フランス古楽界の粋が集う俊才集団レゾンブルの拡大編成に、合唱をニケ指揮のル・コンセール・スピリチュエルが受け持つ頼もしい布陣。多くのフランス・バロック・ファンを唸らせる演奏内容です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10225

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    発売日:2021年06月11日

    CD 2枚組国内仕様 日本語解説付き価格:4,950円(税込、送料無料)

    フランスの宮廷楽器ヴィオールによる、フランス式組曲の無伴奏!バッハの『無伴奏チェロ組曲』は、イタリア由来の楽器であるチェロのための作品ながら、ヴェルサイユに宮廷を構えたフランス王室に由来するフランス流の舞踏組曲形式で構成されています。17世紀にリュートやヴィオール、クラヴサンなどの演奏家=作曲家たちが好んだ形式ですが、この点について徹底してフランス古楽の側からアプローチを試みたユニークかつ高水準なアルバムが登場しました。 ルイ14世やバッハの時代にも使われていたフランスの歴史的建造物を録音の舞台に、バス・ド・ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)を用いてこの作品全曲を録音したのは、フランス出身の名手ミリアム・リニョル。ヴィオール界の大御所フィリップ・ピエルロの主宰するリチェルカール・コンソートや、フランス古楽シーンの最前線を行く気鋭団体ピグマリオン、アンサンブル・コレスポンダンスなどで中心メンバーとして活躍中であるほか、川久保洋子、ジュリアン・ヴォルフスらとの室内楽グループ「レ・タンブル」の一員としても数々のディスクで高評価を博してきた俊才です。 これらの組曲が「なぜヴィオールで演奏されるのか」については、ライプツィヒ・バッハ協会の名誉会員ジル・カンタグレルやリニョル本人による解説でも説明されていますが、何より演奏解釈そのものが圧倒的な説得力に満ちていて、さながらバッハが当初からこの楽器とフランス音楽らしさを意識していたのではないかと思えてくる仕上がり。考え抜かれた曲順も効果絶大で、このあまりに有名な傑作を新たな角度から見つめ直す絶好の機会となるでしょう。 20年ほど前にリリースされた、イタリアの名手パオロ・パンドルフォによるガンバ版とも異なる視点からの「フランス流儀のバッハ無伴奏」。ALPHAレーベルで創設初期から活躍してきた敏腕技師アリーヌ・ブロンディオの適切なエンジニアリングも光る逸品です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS039

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    『勝利のラモー』
    ~ヴェルサイユ王室歌劇場で聴く男声エール傑作選~ 詳細ページ
    [マティアス・ヴィダル、ガエタン・ジャリ、アンサンブル・マルグリット・ルイーズ]

    発売日:2021年06月11日

    CD価格:2,475円(税込)

    名歌手ヴィダルの真骨頂! 18世紀フランス音楽ならではの高音域も絶品その音楽史上の存在意義や、いくつかの限られた傑作の素晴らしさは広く知られているものの、本領が発揮されているジャンルがオペラということもあり日本では真価がなかなか伝わりにくいフランスの大作曲家ラモー。本盤のような独唱曲の抜粋はそうした認識を改めるのに絶好ですが、なぜかラモーのアリア(エール)集はめったに出てきません。 その渇きを癒してあまりあるリリースが、ヴェルサイユ宮殿主宰のChateau de Versaillesレーベルから登場します。フランス古楽の本拠ともいえる昔日の王室歌劇場を舞台に、ラモーのオーケストレーションとリズム感覚がきわだつ管弦楽トラックも数多く盛り込みながら贈るこのアルバムの主人公は、近代作品まで幅広い演目に出演しながら18世紀音楽をことのほか得意とする多忙な名歌手、マティアス・ヴィダル。フランス古楽にはオートコントルと呼ばれる、テノールというには高すぎる音域までカヴァーするパートが存在するところ、ヴィダルはそうした高音でも悠々と歌いこなせてしまうことが本盤でも最大の強みとなっています。 1730〜40年代のラモーの躍進期の傑作を中心としたプログラムを通じ、ヘンデルやバッハ、ナポリ楽派の天才たちが大活躍していたのと同じ頃、フランスではいかにユニークかつエキサイティングな音楽世界が発展していたのか、フランス古楽勢の精鋭たちによって実感させられます。 ラモーを知るならまずこの1枚!と自信を持って薦められるアルバムです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS041

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    発売日:2021年06月11日

    CD価格:2,475円(税込)

    フランス音楽の知られざる故郷、ヴェネツィア楽派をヴェルサイユで!17世紀後半に入り、王室音楽総監督リュリが独特の音楽劇様式をもって確立したと言っても過言ではない「フランス古典音楽」=フランスのバロック音楽様式。しかし実のところ、この政治的立ち回りにも才能を発揮したフィレンツェ出身の巨匠が頭角を表す前まで、フランス王室は別の流れをたどってイタリア最先端の音楽様式を積極的に吸収していたのです。 教皇庁に連なる枢機卿マザリーノがローマの音楽を伝えたのもその一端でしたが、その17世紀ローマ楽派にも大きな影響をおよぼし、かつリュリ登場直前に俊才カヴァッリを介してフランス宮廷音楽の大きな素地にもなったのが、16~17世紀のヴェネツィアの作曲家たち。政治的な事情からヴェネツィア共和国がフランス王室に急接近していた当時、かの水の都の分割合唱形式はフォルメーやブジニヤックなどリュリ前夜のフランス教会音楽にも大きな影響を及ぼしていました。 そのルーツに立ち返るべく、ヴェネツィアの巨匠ガブリエリの作品を中心としたプログラムを、ヴェルサイユ王室礼拝堂の響きで聴く画期的なアルバムがこちら。しかも演奏陣は近年躍進めざましい古楽鍵盤奏者オー、巧みなバロック歌唱で多忙な活躍を続けるル・シュナーデク、幅広い声域と細やかな解釈で中世まで遡る広範な音楽を歌いこなすモイヨン……と、それぞれ異なる古楽フィールドで存在感を強めている異才ばかりが集う精鋭集団。ほどよい残響のなか各パートの動きがよく味わえる録音で、先入観を排してフランス音楽の真相を見極めるにも意義深く、かつバロックの金管と声楽とが自然に隣り合うヴェネツィア楽派の本分をよく伝える絶好の仕上がりになっています。 楽器や収録曲についての解説(仏・英・独語)も興味深い内容。

  • 商品番号:CVS036

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    コリリアーノ(1938-)
    歌劇《ヴェルサイユの幽霊》 詳細ページ
    [エミリー・ミシュ、カイラ・シエンビーダ、ジョセフ・コラネリ、グリマーグラス・フェスティバル合唱団、ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団]

    発売日:2021年05月14日

    2CD+DVD+Blu-ray 4枚組価格:4,425円(税込、送料無料)

    幽霊、ヴェルサイユに帰る!コリリアーノの問題作を遂に現地上演、映像付き1991年、メトロポリタン歌劇場の委嘱により書かれた《ヴェルサイユの幽霊》。「セビリアの理髪師」「フィガロの結婚」に続く第三作として、ボーマルシェによって書かれた「罪ある母」を下地に、舞台をフランス革命後の荒廃したヴェルサイユ宮殿に置き換え、マリー・アントワネットやルイ16世、そして当のボーマルシェらの幽霊のほか、オペラでもお馴染みのフィガロ、スザンナなどが入り乱れて繰り広げられるシュールな物語。ドタバタながらも原作が持つ重い内容も反映しています。アメリカの「グリマーグラス・フェスティバル」とヴェルサイユの共同制作となっているこのアルバムでは、アメリカやカナダを中心とした歌手陣とヴェルサイユのミュージシャンが共演。まさに”作品の舞台”となっている舞台に掛けられるという、類まれな状況を生み出しました。世に出ているディスクの内容からバロック・オペラの印象が強いヴェルサイユ王室歌劇場が、シンセサイザーを含むモダン楽器の響きに震えているのも面白いところ。国を超えたアーティストたちの力演をお楽しみいただけます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS030

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    モーツァルト(1756-1791)
    歌劇《魔笛》
    ~フランス語歌唱~ 詳細ページ
    [フローリー・ヴァリケット、マティアス・ヴィダル、マルク・スコフォニ、リザ・モスタン、エルヴェ・ニケ、ル・コンセール・スピリチュエル ほか]

    発売日:2021年04月23日

    2CD+DVD+Blu-ray 4枚組価格:4,425円(税込、送料無料)

    鬼才ニケの《魔笛》はフランス語版でDVD+Blu-ray付き!
    バンド・デシネを盛り込んだ演出も絶妙
    バロックの知られざる声楽曲の大作を数多く蘇演し、ヘンデル、ボワモルティエ、リュリ、デトゥーシュ、ヴィヴァルディ、カテル……と有名無名にかかわらず痛快なステージや録音に仕上げるフランス古楽界の異才エルヴェ・ニケ。近年はサン=サーンスやダヴィドなど19世紀フランス・ロマン派の舞台作品でも鮮烈な演奏で多くの人々を魅了していますが、その圧倒的なパフォーマンスは舞台演出や映像との相性も抜群。 今回の《魔笛》は近年躍進めざましい演出家ルーサ&リュベクによる、バンド・デシネ(フランス大衆漫画)のアニメーションも組み込んだ独特なステージになっていますが、何より注目すべきはニケが自らの母語であるフランス語の台本でこの傑作をとりあげたこと。言語が変わるだけで一転、モーツァルトの古典美にケルビーニの革命期オペラやグレトリーのオペレッタにも通じるフランス的色彩感とスリルが加わり、演奏陣の物語への傾倒ぶりとあいまって痛快な演奏効果がもたらされます。 夜の女王を演じるリザ・モスタンも堂々の歌唱。モノスタトス役のオリヴィエ・トロマンシュラーゲルが繰り出す古典発音のおかしみも独特の趣きを演出に添えています。 傑作のありようを問い直す、古楽系指揮者の真骨頂発揮とも言えるプロジェクト。映像とCDが揃ったセットでの発売です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS035

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    フランソワ・クープラン(1668-1733)
    『王の秘密』
    ヴィオールのための作品集(二つの組曲) 詳細ページ
    [マティルド・ヴィアル、ルイーズ・ブド=マレ、ティボー・ルーセル、セバスティアン・ドゥセ]

    発売日:2021年04月23日

    CD価格:2,475円(税込)

    フランス古楽界最前線の名手たちによる、クープランの機微を捉えた室内楽!フランス古楽の世界において、パリやストラスブールと並ぶ古楽教育の拠点として知られる南仏リヨンの音楽院で、名手マリアンヌ・ミュレールに師事したヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)奏者マティルド・ヴィアルが、同門のルイーズ・ブド=マレ、多忙な古楽撥弦楽器奏者ティボー・ルーセル、そして音楽学者としてもバロック声楽の指揮者としても世界的な信望を集めているクラヴサン(チェンバロ)奏者、セバスティアン・ドゥセという豪華な共演陣を得ておくる、フランソワ・クープランのヴィオール作品集。 クラヴサン独奏曲の数々で知られるクープランは、フランス生粋の室内楽伝統に連なるヴィオールと通奏低音のための組曲集も刊行しましたが、ここでは二つの組曲のほかにクラヴサン独奏曲を原曲とするメンバーによる編曲も数多く収録。ルーセルの細やかな撥弦が光る独奏曲も交え、クープランの作品がいかに弓奏弦楽器でもなじみやすいものであったか、さまざまな角度から解き明かしてゆきます。 有名な「オリーヴ圧縮機」で二つのヴィオールの弓使いから繰り出される規則的な音の重なり、「ねんね、または揺り籠の天使」での撥弦と弓奏の優しい寄り沿い合いなど、フランス古楽勢ならではの作品との親和性でこのうえなく優美なバロック世界が展開してゆく見過し難いアルバムです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS031

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    発売日:2021年04月16日

    CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    フランス古楽界が今最も注目する新世代指揮者、独特な版でのラモー重要作!最も若い世代からシーンを瞠目させるグループが続々登場するフランス古楽界ですが、大規模なプロジェクトを続々成功させ専門家たちの注目を急速に集めつつある1996年生まれの俊才ヴァランタン・トゥルネが率いるラ・シャペル・アルモニークはまさにその最注目株といっても過言ではないでしょう。 各地の音楽祭から次々と招かれ、バッハの『マニフィカト』初稿版(CVS009/日本語解説・訳詞付NYCX-10097)でCDデビューしたのが2019年。そのときのパートナーでもあったヴェルサイユ宮殿主宰のレーベルから、まさに彼らの自家薬籠中のレパートリーとも言うべきフランス18世紀作品の、それも名曲中の名曲の注目新録音が登場します。 齢50を過ぎて歌劇作曲家としてデビューしたばかりのラモーに大きな名声をもたらし、18世紀の間も幾度となく再演された傑作『優雅なインドの国々』(「インド」とは18世紀フランスの人々にとっての「異国」あるいは「異教徒の世界」という意味で、南米やトルコ、アフリカ大陸などが舞台になりながら実際のインドは出てきません)……ラモー晩年の1761年に再演された時の「インカとペルー」の幕から始まる異版が使われているのも特徴のひとつです。 フランス語話者たちならではの音楽の造形への親和性が活きる、その丁寧な解釈から立ち上る香気と豊かな活気はまさに今の彼らならではのもの。細部まで聴き深め甲斐のある充実の演奏に仕上がっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10214

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    クープラン(1668-1733)
    ルソン・ド・テネブル
    謝肉祭主日のためのモテ
    ド・ラランド(1657-1726)
    第4の賛歌 詳細ページ
    [ステファーヌ・フュジェ、ソフィー・ユンカー、フロリー・ヴァリケット、ヴェルサイユ旧王室礼拝堂管弦楽団]

    発売日:2021年04月09日

    CD国内仕様 日本語解説・歌詞訳付き価格:2,970円(税込)

    フランス・バロック屈指の静謐なる傑作、欧州古楽界の精鋭を集めてヴェルサイユでクラヴサン(チェンバロ)音楽の大家として知られるクープラン。生前はオルガニストとしても活躍し、教会音楽でも傑作を少なからず残しています。そのなかでも出色の名品として名高い『ルソン・ド・テネブル』は、復活祭前の節制期間である受難節の最後の週、未明に唱えられていた旧約聖書『哀歌』の詩句にもとづく静謐な音楽。 受難節の音楽はできるだけ楽器を減らして質素にとりおこなうのが常だった当時、通奏低音だけを伴った独唱・二重唱で驚くほど豊かな音世界が紡がれるこの名品3編は過去にも録音が少なくないところ、フランス古楽界で活躍する精鋭がヴェルサイユに集いじっくり録音した今回のアルバムは、その馥郁たる香気漂う響きで強い魅力を放っています。クープランと同時代を生き、リュリの後を受けてルイ14世の王室礼拝堂をまとめたド・ラランドの貴重なプティ・モテが併録されているところも魅力。 古楽の世界でも欧州歌劇界でも着実に注目度を高めつつあるベルギー出身のソフィー・ユンカー、ALPHAレーベルにソロ録音も多いヴィオルのリュシル・ブーランジェら注目のプレイヤーたちを、フランスの古楽器世界で確かな信頼を集めるステファーヌ・フュジェがあざやかにまとめています。また、国内盤はかなり稀少な作品です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS032

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    リュリ(1632-1687)
    『怒りの日』 グラン・モテ集 Vol.1 詳細ページ
    [ステファーヌ・フュジェ、 レゼポペー]

    発売日:2021年03月26日

    CD価格:2,475円(税込)

    フランス古楽界の「粋」が結晶!
    とびきりの演奏陣が織りなすリュリ
    グラン・モテとは17世紀のフランスで発祥した、合唱に比較的大規模な合奏が加わる教会声楽曲のこと。太陽王ルイ14世の宮廷楽団総監督となったリュリが手がけたものは、洗練された手法で弦楽器や管楽器の響きを重ね、劇的起伏に満ちた素晴しい音世界がくり広げられます。 その栄華の現場でもあったヴェルサイユ宮殿の王室礼拝堂を拠点に、かの大作曲家が残したグラン・モテの数々を体系的に録音してゆくシリーズがスタート。 本場フランスの古楽シーンでも定評あるステファーヌ・フュジェのもと、弦楽パートは大小のヴィオラやバス・ド・ヴィオロンなど、フランス17世紀ならではの楽器を巧みに奏でる総勢22人の大編成。管楽器ではリコーダー奏者7人(うち4人はオーボエまたはバスーン持ち替え)に低音楽器セルパンが加わり、重厚にして味わい深い響きをオルガン、クラヴサン(チェンバロ)と2挺のテオルボまで動員した通奏低音勢が支える合奏。21人からなる合唱団には、ル・ポエム・アルモニークの初期メンバーとしても知られるルフィリアトル、グビウ、アルヌーといった超実力派たちが参加しています。 一聴して「本場」を感じる求心力の強い演奏は、並み居る競合盤を顔色なからしめるほどの存在感にあふれたもの。「Vol.1」と銘打たれていることに早くも頼もしさを感じる充実の録音で、指揮者自ら書き下ろした解説文(英訳あり)も読みごたえ十分です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10204

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    -★『レコード芸術』特選盤(2021年6月号)★-

    ペルゴレージ(1710-1736)
    ヴィヴァルディ(1678-1741)

    スターバト・マーテル 詳細ページ
    [サミュエル・マリーニョ、フィリッポ・ミネッチア、マリー・ファン・レイン、ヴェルサイユ旧王室歌劇場管弦楽団]

    発売日:2021年03月12日

    CD国内仕様 日本語解説・歌詞訳付き価格:2,970円(税込)

    18世紀には男声で歌われていたイタリアの傑作、その姿どおりに精鋭演奏陣で再現!バロック後期の傑作、26歳で早世したナポリの天才作曲家ペルゴレージによる「スターバト・マーテル」。その絶大な人気の一端を支えたのがパリで、18世紀中盤以降この作品は定期演奏会コンセール・スピリチュエルで最も頻繁に取り上げられた曲目の一つでした。当時の教会音楽は男声で歌われることが圧倒的に多く、イタリア・オペラの舞台を賑わせた人気のカストラート(去勢男声高音歌手)たちに抵抗感を示す人が多かったフランスでさえ、ルイ15世の礼拝堂歌手だった男声歌手たちがこの作品を歌って大成功を収めたほど。 ベネズエラ出身で欧州各地の歌劇場を沸かせており、先ごろORFEOからソロ・デビュー盤(C998201)もリリースしたサミュエル・マリーニョと、カウンターテナー界で着実に知名度をあげつつあるフィリッポ・ミネッチアの二人が歌うこの傑作、ヴェルサイユに集う精鋭古楽陣が検証の末たどり着いた小編成による演奏もみごとな仕上がり! 併録作にヴィヴァルディの独唱のためのモテットと「スターバト・マーテル」、さらにオルガンが弦楽器のソロとわたりあう珍しい協奏曲まで収録されているのも嬉しいところです。 解説にも作品成立背景が端的に説明されており、18世紀の傑作が当時の人々にどう聴こえたのか、ヴェルサイユの歴史的会場の響きで追体験できる充実企画です。

  • 商品番号:CVS029

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    『国王御就寝』
    ~ルイ14世の寝室に響いた「入眠の宮廷音楽」~ 詳細ページ
    [ティボー・ルーセル ほか]

    COUCHER DU ROI (LE) - Music for Louis XIV's Chamber (T. Roussel, Rignol, Leconte, Dessaint, Cottet)

    発売日:2021年01月15日 NMLアルバム番号:CVS029

    CD+DVD 2枚組価格:2,475円(税込)

    かの国王が眠るまで奏でさせた名品を、ヴェルサイユに集う精鋭たちの絶品解釈でルイ14世は洗練された文化人たちを王室に集め、建築や美術、練兵や服飾のみならず音楽においても最高級の粋に囲まれました。しかもその宮廷生活を公に披露し、衆人見守るなか絢爛な音楽を奏でさせ食事をしたり、寝室に向かったりしています。そして最後はマレやド・ヴィゼーらごく数人の秀でた楽人たちだけを寝室に連れ、眠りに落ちるまで音楽を奏でさせたそうです。 本盤はそこで王が聴いたであろう、昔日の栄光と安らぎを演出する楽曲を入念に選曲。フランス語圏の古楽界で多忙な活躍を続けてきた実力派たち(トラヴェルソのヴァレリー・バルサやヴァイオリンの川久保洋子など多くの一流アンサンブルで見かける奏者ばかりです)が本気で「昔日の安らぎ」を追求した演奏を、Alpha初期の名盤群で知られる自然派録音技師ユーグ・デショーによるエンジニアリングで生々しく収録しました。 結果それが王者の豊かさで快眠をもたらすか、むしろ脳を刺激されて聴き入ってしまうかはあなた次第……ヴェルサイユ・バロック音楽センターの碩学トマ・ラコントによる充実解説(英独訳付)のほか、絢爛の極致ともいうべき史跡ヴェルサイユ宮殿でのライヴを収録したDVDが添えられているのも嬉しいところです。

  • 商品番号:CVS028

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    グレトリ(1741-1813)
    《獅子心王リシャール(リチャード)
    全3幕のオペラ・コミーク[CD+DVDセット] 詳細ページ
    [エルヴェ・ニケ(指揮) ル・コンセール・スピリチュエル、レミ・マチュー、エンゲルラン・ド・イス、レイナウト・ファン・メヘレン ほか]

    GRÉTRY, A.-E.-M.: Richard Coeur-de-lion [Opera] (Hys, Louledjian, Perbost, Concert Spirituel Chorus and Orchestra, Niquet)

    発売日:2020年11月20日 NMLアルバム番号:CVS028

    CD+DVD 各1枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    グレトリの代表作をニケが待望の録音、音楽と映像のセットで登場!18世紀後半のフランスで最も愛された作曲家で、マリー=アントワネットの寵を受けながらフランス革命後も絶大な人気を保った、ベルギー出身のグレトリ。19世紀以降も衰えなかった人気は、ユーロ導入前の故郷ベルギーで高額フラン紙幣にその肖像が使われたり、フランコ・ベルギー派の作曲家ヴュータンのヴァイオリン協奏曲第5番にその旋律が使われていたことにも示されています。 そのヴュータン作品の典拠になったほか、ベートーヴェンがピアノのための変奏曲に仕上げたブロンデルのロマンス「燃える情熱」、チャイコフスキーが歌劇《スペードの女王》で引用したローレットのアリア「夜になるとあの人と話すのが怖い」、フランス革命のなか王政主義者の間で歌われたブロンデルのアリア「おおリシャール、おお我が王」などを含む音楽史上の重要作品が、彼の代表作のひとつ《獅子心王リシャール》。戦いと冒険に明け暮れたと伝わるイングランド王リチャード1世、通称獅子心王リチャード(フランス読みでリシャール)の救出劇を描いたこの作品は、台詞をはさんで進行するオペラ・コミーク初期を代表する記念碑的作品にもかかわらず、録音・映像が意外なほど出てきませんでした。 今回のアルバムは滅多に表れない古楽器での録音としてもきわめて貴重で、18世紀フランス語オペラに名盤多数のニケのチームがこれを手がけている意義は計り知れません。しかも今回はCDとDVDのセットで、映像の舞台演出は古典的演出に定評のあるピンコスキという豪華さです。 ニケの演奏も力強さ漲る素晴らしいもの。豪華な歌手陣と詳細な時代考証に支えられた躍動感溢れる力演をお楽しみください。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS027

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    リュリ(1632-1687)
    コメディ=バレ《ジョルジュ・ダンダン、あるいはやり込められた夫》
    牧歌劇《ヴェルサイユの洞窟》 詳細ページ
    [ガエタン・ジャリ、マルグリット・ルイーズ]

    LULLY, J.-B.: George Dandin / Grotte de Versailles (La) (Ensemble Marguerite Louise, Jarry)

    発売日:2020年10月09日 NMLアルバム番号:CVS027

    CD価格:2,475円(税込)

    ヴェルサイユで再現される、17世紀の華麗な音絵巻17世紀フランス宮廷で宮廷楽長として絶大な地位を誇ったリュリによる、モリエールとキノーという17世紀屈指の劇作家たちの演劇2作に添えられた音楽を中心としたアルバム。いずれも演劇として物語が進行する合間にリュリの音楽が挟まれていくという趣向で、そのための音楽部分のみを収録しています。演奏機会もそれほど多いとは言えない貴重な作品を、初演時の王室とゆかりの深いヴェルサイユ宮殿で制作されたフランス古楽器勢による新録音で聴けるのは貴重です。 《ヴェルサイユの洞窟》は、宮殿内にある人工洞窟にまつわるお話で、台本はリュリと組んで多くの傑作を生んだ詩人フィリップ・キノー、《ジョルジュ・ダンダン》は成り上がりものの主人公が、頭は切れるが浮気者の若妻にさんざん振り回されるという喜劇で、台本は人気作家のモリエール。彼は初演時に自ら主人公ダンダン氏役で舞台にあがり、劇中に挿入された牧歌劇を歌う歌手たちと共演しました。《プシュケ》からの景気の良い音楽も取り混ぜて、ガエタン・ジャリ率いるマルグリット・ルイーズによる華麗極まりない演奏でお楽しみいただけます。 録音も、豪華絢爛な装飾で知られるヴェルサイユ宮殿内の「十字軍の間」で行われたものです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS026

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    ラモー(1683-1764)
    《レ・ボレアド》 全5幕の叙情悲劇 詳細ページ
    [デボラ・カシェ (ソプラノ)、カロリーヌ・ウェイナンツ (ソプラノ)、マティアス・ヴィダル (テノール)、ベネディクト・クリスティアンソン (テノール)、ブノワ・アルヌール (バリトン)、トマーシュ・シェルツ (バス・バリトン)、ニコラス・ブローイマンス (バス)、ルーカシュ・ゼマン (バリトン)、ヘレナ・ホゾヴァ (ソプラノ)、パヴラ・ラドストヴァー (ソプラノ)、アンナ・サヴィシャ (ソプラノ)、テレザ・マリチュカヨヴァー (ソプラノ)、ヴァーツラフ・ルクス (指揮) コレギウム1704]

    RAMEAU, J.-P.: Boréades (Les) [Opera] (Cachet, Weynants, Vidal, Kristjánsson, Arnould, Selc, Brooymans, Collegium 1704, Luks)

    発売日:2020年09月11日 NMLアルバム番号:CVS026

    CD 3枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    ラモー最晩年の傑作、《レ・ボレアド》待望の新録音!1763年、七年戦争終結の祝賀のために作曲された《レ・ボレアド》は、その素材をギリシャ神話から取っており、北風の神ボレアスを信奉するボレアドと呼ばれる人々の女王が、身分違いの恋を貫いた末にそれを勝ち得るという物語。どうしたわけか初演はキャンセルされ、その後すぐに当時のオペラ座(サル・デュ・パレ・ロワイヤル)が火災に見舞われたうえ、翌1764年にはラモーが亡くなってしまい、上演の機会を得られないまま国立図書館に200年ものあいだ眠ることとなりました。その初演は1964年、フランスの放送局ORTFにてラモーの没後200年記念事業として放送。舞台での初演は1982年にジョン・エリオット・ガーディナーの手によって行われ、同年録音もなされています。2003年にはウィリアム・クリスティ指揮による舞台の映像収録もありましたが、管弦楽のみの組曲版ではない全曲録音はそれ以来現れず、今回のヴァーツラフ・ルクスによる録音はその後の研究成果をふまえての貴重なものです。また、ヴェルサイユ宮殿内の歌劇場(その完成はこの歌劇の作曲より後とはいえ)での録音という点でも意味のあるものと言えるでしょう。古典派時代と言ってよい頃の作ということもあり、クラリネットやホルン、打楽器などを動員したラモーならではの管弦楽センスが映える、当時としては最大編成のオーケストラを生き生きとした古楽器演奏で聴ける点も魅力。独唱陣は、近年活躍目覚ましくル・ポエム・アルモニークによる「アレグリ: ミゼレーレ」(ALPHA438/NYCX-10093)でもソプラノのトップを堂々務めたデボラ・カシェを始め、レオナルド・ガルシア・アラルコンやセバスティアン・ドゥセらの信頼篤いカロリーヌ・ウェイナンツなどの実力派を揃えており、その瑞々しい歌唱がラモー最晩年の不遇の傑作に若々しい躍動感とキレを与え、作品の真価を問う素晴らしい演奏に仕上げています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS024

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    『ル・グラン・ジュ』
    オルガンによる大いなる遊戯
    ヴェルサイユ宮殿旧王立礼拝堂の大オルガンによる、フランス・バロックの花束 詳細ページ
    [ガエタン・ジャリ]

    Organ Recital: Jarry, Gaétan - CORRETTE, M. / DANDRIEU, J.-F. / MARCHAND, L. / RAMEAU, J.-P. (Le grand jeu - French Baroque Organ Favourites)

    発売日:2020年08月28日 NMLアルバム番号:CVS024

    CD価格:2,475円(税込)

    ヴェルサイユ宮殿旧王立礼拝堂の大オルガン・シリーズ、ガエタン・ジャリによる名曲集!1710年に完成したヴェルサイユ旧王室礼拝堂の大オルガン。二度の大改修を含む度重なる改造で、当初の姿から大きく変化したオルガンも1995年には可能な限り建造当時の形へと復元されました。 ヴェルサイユ宮殿のレーベルで続くそのオルガンの素晴らしさを伝えるシリーズに、自ら主宰するアンサンブル、マルグリット・ルイーズと共に素晴らしい声楽作品をこれまでリリースしてきたガエタン・ジャリが登場。オルガンのためのオリジナルから管弦楽や声楽曲の編曲まで、フランス・バロックの名曲をたっぷりと聴かせています。 ラストにはパーセルとヘンデルの作品も収録し、伝えきらなかったオルガンの特性を引き出しました。礼拝堂全体を派手に鳴らすものから、繊細な綾を表現する作品まで、バロック音楽の多様さとヴェルサイユの歴史あるオルガンの魅力が詰め込まれたアルバムです。

  • 商品番号:NYDX-50075

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    ベルリオーズ(1803-1869)
    歌劇『ベンヴェヌート・チェッリーニ』(全曲)
    (ヴェルサイユ宮殿における演奏会形式ライヴ) 詳細ページ
    [ジョン・エリオット・ガーディナー、オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティーク、モンテヴェルディ合唱団、マイケル・スパイアーズ(T)、ソフィア・ブルゴス(S)、マウリツィオ・ムラーロ(Br)、リオネル・ロット(Br)、テレク・ナズミ(Bs)、アデル・シャルヴェ(Ms)、ヴァンサン・デルーム(T)、アシュリー・リッチェス(Bs)、ダンカン・ミードウズ]

    発売日:2020年08月14日

    DVD国内仕様 日本語解説付き 日本語字幕付き価格:5,500円(税込、送料無料)

    作曲家ゆかりのヴェルサイユ宮殿でガーディナーが手がける宿命の傑作、古楽器蘇演!ベルリオーズ復権に長く精力を傾けてきたピリオド系指揮者ガーディナー。歳を重ねてなお深みと輝きを増す音楽性そのまま、ロンドン交響楽団との共演でも実績をあげている彼がヴェルサイユ宮殿に再び登場、19世紀作品のピリオド解釈に圧倒的アドバンテージを持つ自らの古楽器集団オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークとともに、作曲家が思い描いた「当時の響き」で宿命のオペラのライヴ収録に臨みました。現代楽器でもなかなか全曲録音が出ない作品だけに、作曲者生前のモデルをふまえた古楽器での充実した演奏で映像化されるのはきわめて貴重です。 『幻想交響曲』の成功から数年後、自らを音楽に駆り立てた世界でもあるオペラの作曲に取り組んだベルリオーズが1838年に発表した『ベンヴェヌート・チェッリーニ』は、イタリアの伝説的彫刻家に光をあてた意欲作。しかし難局が多く初演は惨憺たるありさまで、その後リストによるヴァイマール上演やロンドンでの上演などもありましたが、作曲家の生前には成功に至りませんでした。 失敗の理由が演奏上の留意点の多さにあったとすれば、ガーディナーをはじめ才人たちの意欲的な取り組みが実を結んだこの収録は、復権に大きく寄与しうる充溢度。あえての演奏会形式で演出上の困難を回避しながら、ステージ上にピリオド楽器の楽団がそのまま配され、ベルリオーズが招かれ演奏した当時の内装を復元した旧王室歌劇場のステージで演奏を繰り広げるという演出も見事です。歌手勢の迫真の歌にも息をのむ、映像作品であればこその好企画です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10147

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    -★『レコード芸術』特選盤(2020年10月号)★-

    マルティーニ(1741-1816)
    ルイ16世に捧ぐレクィエム 詳細ページ
    [エルヴェ・ニケ指揮 ル・コンセール・スピリチュエル(合唱&合奏/古楽器使用) アドリアーナ・ゴンザレス(ソプラノ) ジュリアン・ベール(テノール) アンドレアス・ヴォルフ(バス)]

    MARTINI, J.-P.-E.: Requiem à la mémoire de Louis XVI / ROUGET DE LISLE, C.-J.: Marseillaise (La) (Concert Spirituel Ensemble, Niquet)

    発売日:2020年07月17日 NMLアルバム番号:CVS022

    CD国内仕様 日本語解説・歌詞訳付き価格:2,970円(税込)

    「愛の喜び」の作者として人気絶頂をきわめた名匠、晩期の充実作! 鬼才ニケの圧倒的解釈でヴェルサイユ宮殿が推進するフランス音楽復興プロジェクトは、現代において滅多に名前が知られていない作曲家の復権にも大きな貢献を果たしつづけています。予算をかけて録音に踏み切るということは、知らしめる意義がそこにあると関係者一同が認識してのこと。秘曲発掘に実績ありのエルヴェ・ニケが新たに録音した今回のアルバムもまさにそうした実績に連なる1枚と言ってよいでしょう。この指揮者が手がけてきた知名度の低い作曲家たちのアルバムをひとつでもご存知の方なら、その意味は十二分にご理解いただけるに違いありません。 マルティーニという名の作曲家は18世紀に何人かいますが、ここに登場するのは不滅のヴォーカル・ナンバー「愛の喜び - Plaisir d’amour」を書いたことで知られるフランス随一の人気オペラ作曲家。マルティーニというのは筆名で本人はバイエルン生まれのドイツ人ですが、1765年にパリに出て以来飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を得、王室にも愛されながら革命期にも迫害を避けつつ第一線で活躍、あまりの人気にメユールやカテルら同時代人たちに妬まれ歌劇界を追われたものの、教会音楽で根強い支持を得ました。 『レクィエム』はナポレオン治世下で書かれながら、王政復古後ルイ16世の遺骸再埋葬時に演奏され注目を集めた傑作。バス独唱の活躍もさることながら、充実した金管の響きなどピリオド楽器でこそ真価のわかる音楽内容には、まさにニケという解釈者が絶好というほかありません。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS021

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    『「ユリス」の登場人物たち』
    ルベル(1666-1747)
    ボワモルティエ(1689-1755)

    2台のクラヴサンによる組曲集 詳細ページ
    [ロリス・バリュカン (クラヴサン) クレマン・ジョフロワ (クラヴサン)]

    REBEL, J.-F. / BOISMORTIER, J.B. de: Suites for 2 Harpsichords (Barrucand, Geoffroy)

    発売日:2020年03月27日 NMLアルバム番号:CVS021

    CD価格:2,475円(税込)

    豪華絢爛、効果絶大!
    『四大元素』含むフランス・バロックの王道を、ヴェルサイユ伝来の2台のクラヴサンで!
    フランス・バロック最盛期に活躍した二人の作曲家による作品を、2台のクラヴサン(チェンバロ)で演奏したアルバム。18世紀中盤にかけ、フランス・クラヴサン音楽の語法が格段に華やかになってゆく時期の音楽の魅力が、歴史的楽器で最大限に伝えられます。 使われている楽器は2台ともヴェルサイユ宮殿に伝わるもので、ルイ15世の娘でクラヴサン演奏を愛したヴィクトワール王女の居室だった場所に置かれています。うち1台は18世紀フランスで名高かったアントウェルペンのリュッケルス製。早い時期にヴェルサイユに持ち込まれ、やがてフランス・バロック型へ大きな改修(ラヴァルマン)を受けています。もう1台の楽器にはパリの楽器製作者フランソワ=エティエンヌ・ブランシェによる1746年の署名があり、ルイ15世の治世のパリにおける典型的な楽器。2台のクラヴサンがたいへん豪華に響き、『四大元素』の冒頭「カオス」の有名な不協和音のインパクトも絶大です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYDX-50065

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    -★『レコード芸術』特選盤(2020年6月号)★-

    モンテヴェルディ(1567-1643)
    『聖母マリアの夕べの祈り』(全曲) 詳細ページ
    [ラファエル・ピション、ピグマリオン(古楽器使用)、レア・デザンドル、エヴァ・ザイシク(ソプラノ)リュシル・リシャルド(アルト)オリヴィエ・コワフェ、エミリアーノ・ゴンサレス・トロ、ザッカリー・ワイルダー(テノール)ニコラ・ブローイマンス、ルノー・ブレ、ジョフロワ・ビュフィエール(バス)]

    発売日:2020年02月28日

    DVD国内仕様 日本語解説付き(日本語字幕なし)価格:5,500円(税込、送料無料)

    バロック建築が映える照明も! 躍進めざましいピション&俊才たちの痛快古楽器演奏今や、幼少の頃はじめて手に取る楽器がヴィオラ・ダ・ガンバやリュートであることも珍しくない古楽先進国フランス。その最前線をひた走る若き敏腕指揮者ラファエル・ピションが信頼できる音楽仲間を集めたピグマリオンは、今もっとも来日が望まれている古楽グループのひとつ――その技量はおもに18世紀作品で発揮されてきましたが、ここに登場するライヴ映像にふれてみれば、いかに彼らがバロックの真髄をものにし、モンテヴェルディ特有の音楽世界ともこのうえなく相性抜群だったかがわかることでしょう。 ヴェルサイユ旧王室礼拝堂のバロック内装を背景に彼らが繰り広げるモンテヴェルディ代表作のライヴは、教会での祈祷に供される作品本来のあり方を意識させる映像冒頭の祈りから一転、序曲を成すトッカータとともに照明が変わり、礼拝を越えた音楽の力をいかんなく伝えてやみません。独唱者陣には今をときめくザイシクやトロも加わり、合唱に対して小ぶりに揃えられた器楽陣営の存在感も格別。目にする機会の少ない古楽器の貴重な演奏図であることさえ忘れかかるほどの、惚れ惚れするような躍動感豊かな演奏……何度も聴きたくなる一作、今こそ見ておきたい古楽映像です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS019

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    『愛の気まぐれ』
    1600年前後、メディチ宮でのオペラの誕生
    詳細ページ
    [ピグマリオン(古楽器使用)、ラファエル・ピション、レア・デザンドル、エヴァ・ザイシク(ソプラノ)、リュシル・リシャルド(アルト)、ダヴィ・コルニロ、エミリアーノ・ゴンサレス・トロ、ザッカリー・ワイルダー(テノール)、ニコラ・ブローイマンス(バス)]

    発売日:2020年02月28日

    DVD日本語字幕なし価格:3,975円(税込、送料無料)

    ピションが描く、『オルフェオ』に先行するオペラの始まりルネサンス以降、フィレンツェのメディチ宮で行われる様々な出し物は、その豪華さでヨーロッパ中に有名なものでした。それらの幕間では音楽と詩を組み合わせた質の高い劇が行われ、イタリア・オペラの土台が築かれたといえるでしょう。これを受け継ぎ、さらに深い表現と内在的な美しさ、高い完成度で組み上げられたものが、1607年にモンテヴェルディが作曲した『オルフェオ』です。今回ピションは1600年頃の音楽から特に華麗なものを選び、当時メディチ宮で行われた幕間劇を再現することを試みています。さらにはヴェルサイユ宮殿の鏡の間で収録されたことで、さながら当時の栄華の只中にいるような感覚を味わうことの出来る、素晴らしい作品となっています。 一般に音楽史をひもとくと、1600年前後にフィレンツェの芸術同人会カメラータがオペラを誕生させ…と語られますが、本作はそれよりもさらに手前、1589年に行われたメディチ家の結婚式での音楽幕間劇『ラ・ペッレグリーナ』まで時間を遡り、オペラ前史が16世紀もかなり早い段階から始まっていたという前提でプログラムを構成、モンテヴェルディはオペラ史がかなり展開したあと登場したことを示す選曲にしている点が注目です。そうしたオペラ誕生の物語をライヴ映像で確認できる好企画です。

  • 商品番号:CVS017

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    発売日:2020年02月21日

    DVD日本語字幕なし価格:3,975円(税込、送料無料)

    フランス王朝全盛期、太陽王の戴冠式の音楽をゆかりのヴェルサイユで再現!様々なレーベルで多彩な録音を行っているアンサンブル・コレスポンダンス。Harmonia Mundiレーベルでリリースしたルイ14世を讃える『夜の王のバレ』が大きなヒットとなった彼らがついに、その戴冠式の音楽を映像で収録しました。しかもルイ14世ゆかりのヴェルサイユ宮殿旧王室礼拝堂での収録です。演奏陣もセルパンのパトリック・ヴィバールを初め、ソリスト級のアーティストが多数参加。曲は「ルイ13世の結婚式のためのパヴァーヌ」による王の入場で始まり、当時の式典での演奏慣例曲を伝承曲も多く含んで式が進行され、最後は戴冠した王のために聖堂の扉が開き、モテ「喜びなさい、大いに喜びなさい」が歌われて終わります。フランス王朝全盛期にあって、いまだ「フランス宮廷音楽」が産声をあげはじめたにすぎなかった時代ならではの選曲となっており、イタリア感覚まじりの音楽に、より古い時代の伝統を感じさせるラッスス作品なども出てきます。歴史遺産の宮殿で収録された映像ならではの、絢爛豪華な音楽物語をお楽しみください。

  • 商品番号:NYDX-50057

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    ヘンデル(1685-1759)
    オラトリオ『メサイア』(全曲) 詳細ページ
    [エルヴェ・ニケ、ル・コンセール・スピリチュエル、サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)、アンテア・ピシャニク(メゾソプラノ)、クレシミル・シュピツェル(テノール)、ボジダル・スミリャニチ(バス=バリトン)]

    発売日:2020年01月17日

    DVD国内仕様 日本語解説付価格:5,500円(税込、送料無料)

    百戦錬磨のニケ、ヴェルサイユでの決定的『メサイア』1754年版映像!
    マドゥーフやガイヤールら俊才続々
    リュリ、シャルパンティエ、ジルといった17世紀フランス宮廷の合唱曲を数多く手がけ、バロック・オペラの上演でも注目すべき成果をあげてきた一方、近年ではフランスやベルギーの実力派オーケストラの指揮台に立ち、ベルリオーズやサン=サーンスなど19世紀フランスのレパートリーでも録音・実演とも実績を重ねている古楽系指揮者エルヴェ・ニケ。フランス最前線を走り続けるこの異能の指揮者が、満を持してヴェルサイユ宮殿の旧王室礼拝堂でヘンデルの傑作を収録。ソリスト級の古楽器奏者が数多く集うル・コンセール・スピリチュエルの演奏シーンとともに、スリリングな人間物語としての『メサイア』を世に問います。 ニケでヘンデルといえば、ロンドンのヴィクトリア&アルバート・ホールで収録された『水上の音楽』の映像もよく知られているところ。オペラの録音ではどれ一つとってもドラマティックな躍動感を徹頭徹尾感じさせる充実演奏を聴かせてきたニケだけに、ほかでもない『メサイア』をこれほど意気込みを感じさせる映像で刻んでくれたのは嬉しい限り。 『メサイア』の抽象的な台本を貫く物語性に着目、これを「救世主イエスの人生を伝える物語にもとづく、オペラのような音楽」と表現するニケは、かつてホグウッドが録音し話題を呼んだ1754年捨子養育院版を採用、起伏に富んだ筋書の躍動感を浮き彫りにしてゆきます。 「ハレルヤ」の部分では18世紀当時流そのままの指孔なしナチュラルトランペットを吹く名手マドゥーフが活躍、首席奏者はAlphaレーベルでのビーバー『ロザリオのソナタ集』の名録音で知られるアリス・ピエロ、オーボエにはアンサンブル・アマリリスのガイヤール……と器楽陣営の充実度にも目を見張ります。 目と耳を興奮させてやまない「21世紀のニケ」ならではの映像、じっくり見届けたいリリースです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS023

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    ヴェルサイユ旧王室礼拝堂の大オルガン Vol.2
    ダンドリュー(1681-1738)
    オルガン作品集 Vol.1
    (マニフィカト、ノエルとその他のオルガン小品集) 詳細ページ
    [ジャン=バティスト・ロバン(オルガン)]

    DANDRIEU, J.F.: Organ Music (Collection Château de Versailles Spectacles, Vol. 1 (Robin)

    発売日:2019年12月13日 NMLアルバム番号:CVS023

    CD価格:2,475円(税込)

    ヴェルサイユ王室礼拝堂のオルガニストとして活躍したダンドリューの作品集1710年に完成したヴェルサイユ王室礼拝堂の大オルガン。1721年、その公式オルガニストの一人に任命されたジャン=フランソワ・ダンドリューによる、主に宗教的題材に基づく作品集。二度の大改修を含む度重なる改造で、当初の姿から大きく変化したオルガンも1995年には可能な限り建造当時の形へと復元され、ここではダンドリュー自身が想定したであろう響きでそのノエル(クリスマスの俗謡にもとづくオルガン曲)やマニフィカトなどを楽しむことができます。チェンバロ独奏曲以外はめったに演奏されないダンドリューの、オルガニストとしての本領を知ることができる貴重な企画です。 ここでオルガンを奏でるロバンは1976年生まれのフランス人。NAXOSにもオルガニストとしてクープランの作品集(8.557741)を録音しているほか、作曲家として残したアルバム(8.570892)も高く評価された多才なアーティストです。ここでもダンドリューの意図と楽器の特性を深く理解し、たいへん聴き応えのある演奏を聴かせてくれています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS025

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    ヴェルサイユ旧王室礼拝堂の大オルガン Vol.3
    『ヴェルサイユのバロック・クリスマス』
    詳細ページ
    [ガエタン・ジャリ(オルガン、指揮)、ヴェルサイユ・バロック音楽センター少年少女合唱団]

    NOËLS BAROQUES À VERSAILLES (L'âge d'or de l'orgue français, No. 3) (Les Pages de la Chapelle, Jarry)

    発売日:2019年12月13日 NMLアルバム番号:CVS025

    CD価格:2,475円(税込)

    ヴェルサイユの大オルガンと少年合唱団によるクリスマス1679年、ヴェルサイユ宮殿内の新しい王室礼拝堂に据えるため、ルイ14世の命により建造が計画された大オルガン。しかし礼拝堂そのものの建築の遅れや中断、計画の変更に伴いオルガンの様式も変更を余儀なくされ、遅れに遅れて1710年に落成し、フランソワ・クープランの演奏でお披露目がなされました。このオルガンはその後、二度の大改修を含む度々の改修と修復が行われ当初の姿からはだいぶ変わってしまっていましたが、1989年に一旦取り外されたのち、1994年から95年にかけて可能な限り1710年の状態に戻す修復が行われています。 このアルバムは、そんなヴェルサイユ宮殿のかつての王室礼拝堂にあるオルガンの魅力をフルに伝えようという企画の第3弾。今回は器楽のみならず声楽陣も含めた古楽合奏団マルグリット・ルイーズを主宰するガエタン・ジャリによるオルガン演奏と、高い歌唱技術に支えられた美しさと素朴な明るさを併せ持つ子供たちの合唱との共演により、フランス・バロックのクリスマス合唱作品を雰囲気たっぷりに味わうことができます。

  • 商品番号:CVS014

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    『マリー・アントワネット』
    ハイドンの交響曲『朝』『昼』『晩』『狩り』と、グルックの「精霊の踊り」によるバレエ
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    [マランダン・バレエ・ビアリッツ/演出:ティエリー・マランダン/メラニー・レヴィ=ティボー(指揮)/バスク管弦楽団]

    発売日:2019年11月22日

    DVD価格:3,975円(税込、送料無料)

    マリー・アントワネットの生涯をハイドンの交響曲で表現したコンテンポラリー・バレエフランスの高級リゾート地ビアリッツを本拠地とするマランダン・バレエ・ビアリッツが、ヴェルサイユ宮殿の歌劇場でマリー・アントワネットの生涯を表現したバレエを上演しました。 使用される音楽はハイドンの交響曲。衣装と振付は一見トラディショナルなものにコンテンポラリーの味付けを施した斬新なものとなっています。ネオクラシカルを代表する一人であるティアリー・マランダンによる独特の動きと映像の美しさを堪能できます。レーベル製作による日本語解説付き。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS015

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    リュリ(1632-1687)
    『ファエトン』 プロローグと5幕による叙情悲劇 詳細ページ
    [ムジカエテルナ(合唱と管弦楽/古楽器使用)ル・ポエム・アルモニーク(古楽器使用)ヴァンサン・デュメストル(指揮)エヴァ・ザイシク(メゾ・ソプラノ)マティアス・ヴィダル(テノール) ほか]

    LULLY, J.-B.: Phaëton [Opera] (Zaïcik, Vidal, Auvity, Abadie, Le Poème Harmonique, MusicAeterna, Dumestre)

    発売日:2019年11月22日 NMLアルバム番号:CVS015

    2CD+DVD 3枚組DVD日本語字幕なし価格:4,425円(税込、送料無料)

    ル・ポエム・アルモニークとムジカエテルナの共演!
    ザイシクも参加の『ファエトン』映像付き!
    リュリの全盛期の傑作『ファエトン』に、ヴァンサン・デュメストル率いるル・ポエム・アルモニークと、クルレンツィスの楽団ムジカエテルナの共演盤が登場。作品の初演場所でもあるヴェルサイユ宮殿の歌劇場での上演、ソリストには古楽界で今最も注目されるメゾの一人ザイシクも参加するなどとにかく豪華。 しかもBelAirレーベルとの共同制作の映像付きで、デュメストルの信頼篤い古典演劇演出の俊才ラザールによる、トラディショナルとモダンの折衷ながら作品の世界観を崩さない舞台を美しい映像で楽しむことが出来ます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10105

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    -★『レコード芸術』特選盤(2020年2月号)★-

    トン・コープマン
    ヴェルサイユ旧王室礼拝堂の大オルガンを弾く
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    [トン・コープマン]

    Organ Recital: Koopman, Ton - BACH, J.S. / CLÉRAMBAULT, L.-N. / COUPERIN, F. (Grandes Orgues 1710 - Chapelle Royale Versailles)

    発売日:2019年11月15日 NMLアルバム番号:CVS016

    CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)

    自在にして周到。300年前のフランス王室のオルガンで、コープマンが聴かせる新境地ヴェルサイユ宮殿という歴史的建造物にある芸術的遺産は数知れず存在しますが、なかでも注目に値するのが旧体制時代にフランス王室が宗教儀式に使っていた礼拝堂のオルガン。ロベール・クリコとその一族によって調えられてきたこの楽器は19世紀以降、カヴァイエ=コルやゴンザレーといった近代の名建造家たちによってロマン派型に改築されてきましたが、1994~95年に設置時のフランス古典型に復元されています。ロマン派型のオルガンにも確かな歴史的存在意義があり、その状態で残されている楽器も多いフランスにあって、クリコが王室のために手がけた楽器の響きを味わえるのはきわめて貴重なことです。 そんな近年の修復をへて、300年前の人々が聴いた音響を取り戻したヴェルサイユ王室礼拝堂の楽器を用いて、すでに巨匠の風格さえ漂う名手トン・コープマンが、まさにバロック期当時のフランス音楽を厳選して演奏したアルバムが登場します。調律はパリ・ノートルダム大聖堂が火災に見舞われる少し前、その歴史的オルガンも調整した関口格氏。1710年にこの楽器の落成記念演奏を手がけたフランソワ・クープランの作品をはじめ、クレランボーの二つの組曲やルイ・クープランの稀少な小品など、豊かな経験を経た「今のコープマン」がみせる闊達にして精妙な解釈で、みずみずしく甦るフランス音楽をお楽しみください。

  • 商品番号:NYCX-10097

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    -★『レコード芸術』特選盤(2020年2月号)★-

    J.S.バッハ(1685-1750)
    『マニフィカト』変ホ長調(初演版)BWV 243a
    カンタータ『救世主に連なる者たちよ、刻みつけよ』BWV 63 詳細ページ
    [ヴァランタン・トゥルネ、ラ・シャペル・アルモニーク(古楽器使用)、ハナ・ブラジコヴァー(ソプラノ)、マリー・ペルボスト(ソプラノ)、エヴァ・ザイシク(アルト)、トーマス・ホッブズ(テノール)、ステファン・マクラウド(バス)、エマニュエル・アラケリアン(オルガン)、アン=クリストフ・ディジュ(チェンバロ)]

    BACH, J.S.: Magnificat, BWV 243a / Christen, ätzet diesen Tag, BWV 63 (Blažíková, Perbost, Zaïcik, Hobbs, La Chapelle Harmonique, Tournet)

    発売日:2019年10月18日 NMLアルバム番号:CVS009

    CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)

    ヴェルサイユが推す1996年生まれの指揮者による、初演版を用いた降誕節の痛快バッハ!20世紀末以来、ヨーロッパの古楽シーンを牽引しつづけているフランスからは世界的名手が続々登場しますが、その背景には耳の肥えた聴き手の多さと、ヴェルサイユ・バロック音楽センターやパリ音楽院など、世界中の気鋭奏者たちが集まる充実した教育体制があります。 ラファエル・ピションやジャン・ロンドーなど近年も続々俊才が世界に羽ばたいているところ、ヴェルサイユ宮殿のレーベルは今回、なんと1996年生まれの指揮者ヴァランタン・トゥルネの初録音盤を世に問うことに。その音楽がレーベルや宮殿の名声に寄与すると確信しての堂々リリースとみてよいでしょう。 というのも、トゥルネはすでにここ数年フランスの古楽界のいたるところで話題になりつつある注目株。5歳の頃に映画『めぐり逢う朝』で衝撃を受けヴィオラ・ダ・ガンバに開眼、ベルギーでフィリップ・ピエルロに、次いでパリ音楽院でクリストフ・コワンに薫陶を受け、若く才能あるガンバ奏者として脚光を浴びてきた後、20代前半の若さでラ・シャペル・アルモニークを結成、今やバッハの大作受難曲の演奏で喝采を浴びる気鋭指揮者となっています。 演目はフランスで最も人気あるバッハ作品のひとつ「マニフィカト」初期稿と、降誕節のためのカンタータ……ソリスト陣にはバッハ・コレギウム・ジャパンの名歌手としても知られるマクラウドやブラジコヴァーら実力派のほか、Alphaレーベルでソロ名義アルバムもあるエヴァ・ザイシクの名も。見過ごせないバッハ新録音です!

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS012

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    リュリ(1632-1687)
    テ・デウム
    ビーバー(1644-1704)
    53声部のザルツブルク大聖堂祝典ミサ曲 詳細ページ
    [ヴァーツラフ・ルクス(指揮)、コレギウム1704(古楽器使用)、コレギウム・ヴォカーレ1704、ヴェスサイユ・バロック音楽センター少年少女合唱団]

    発売日:2019年08月16日

    DVD日本語字幕なし価格:3,975円(税込、送料無料)

    世界遺産ラテラノ大聖堂での壮麗ライヴ!近年急速に注目を浴びているチェコの指揮者ヴァーツラフ・ルクスと、彼が率いるピリオド・アンサンブル「コレギウム1704」が、古代の建築様式を随所に残す世界遺産ローマのサン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂にて、リュリとビーバーの大規模宗教作品を演奏した映像が登場。正面とは別に参列席左右に陣取ったトランペットとティンパニの効果もあいまって、聖堂全体を華麗な響きで包み込みます。トランペット隊を正面に集約し児童合唱を伴ったリュリも聴き応えたっぷり。煌びやかさだけでない、長い歴史を感じさせる壮大な演奏空間にも注目です。 彼らは2016年にも、ビーバーの53声部ミサ初演の地とされるザルツブルク大聖堂で当作品を演奏、話題となったほか、度重なる公演を行っており、これだけの規模の作品ながら、その解釈はすっかり手中に収めているといった貫禄で聴かせています。また数々のピリオド楽器を視覚で楽しめることも、こういった映像作品の醍醐味の一つ。テオルボには、世界的リュート奏者・野入志津子の姿も見ることができます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS008

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    「太陽王のミサ」
    (リュリ、クープラン、ドラランド、ギラン、フィリドール) 詳細ページ
    [ガエタン・ジャリ & マルグリット・ルイーズ]

    Vocal Ensemble and Instrumental Music - LULLY, J.-B. / COUPERIN, F. / LALANDE, M.-R. de (Messe du Roi Soleil) (Ensemble Marguerite Louise, Jarry)

    発売日:2019年07月26日 NMLアルバム番号:CVS008

    CD価格:2,475円(税込)

    ヴェルサイユ宮の華麗なミサを再現!2007年にガエタン・ジャリを中心に結成され、フランソワ・クープランの親族にして優秀な歌手だったというマルグリット・ルイーズの名を冠したグループによる、太陽王ルイ14世のためのミサを再現したアルバム。壮麗な行進曲と共に王が入場するところに始まり、ドラランドとリュリのグラン・モテ、その間を繋ぐクープランのプティ・モテがオルガンのインターリュードを挟んで並べられています。 20人を超える声楽陣、13名の弦楽、6名の木管、4本のトランペット、そしてバス・トランペット(名手マドゥーフが担当)、セルパンにティンパニ、通奏低音という豪華な編成で、こういったミサがまさに執り行われたであろうヴェルサイユ宮殿の礼拝堂にて録音されています。

  • 商品番号:NYDX-50016

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    ベルリオーズ(1803-1869)
    幻想交響曲
    「クレオパトラの死」
    序曲「海賊」、《トロイアの人々》より 詳細ページ
    [ルシール・リシャルド(メゾ・ソプラノ)、エリオット・ガーディナー(指揮)、オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク]

    発売日:2019年07月12日

    Blu-ray + DVD 2枚組国内仕様 日本語解説付価格:5,500円(税込、送料無料)

    ベルリオーズ没後150年、ガーディナーとORRの「幻想」ふたたび!ガーディナーがオルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティークとの「幻想交響曲」映像を再収録。前作は1991年に、初演場所であるパリ旧音楽院にて収録されたものでしたが、今回は1848年10月29日にベルリオーズが指揮を行ったという、ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場にて収録されています。 メインの「幻想交響曲」の前には序曲「海賊」のほか、フランスのメゾ、ルシール・リシャルドを迎えた「クレオパトラの死」と《トロイアの人々》から2曲を収録するという盛沢山の内容。「幻想」での第2楽章のハープとコルネット、そして低音金管楽器の扱いなどは基本的に前作の路線を踏襲していますが、前プロを含めて2か所ほどで驚きの演出も… 前掛かりの演奏そのものも素晴らしいですが、楽器の視覚的な面白さ、収録場所と映像の美しさも特筆もので、映像作品としてたいへんクオリティの高い出来栄えとなっています。 同内容のDVDとBlu-rayがセットの販売。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS700

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    「ヴェルサイユ宮殿の大噴水」
    王宮の祝祭音楽
    詳細ページ
    [ヴァンサン・デュメストル & ル・ポエム・アルモニーク、ガエタン・ジャリ & マルグリット・ルイーズ、バンジャマン・シェニエ & ガリレイ・コンソート、ヴァーツラフ・ルクス & コレギウム1704、セバスティアン・デラン & レ・ヌーヴォー・キャラクテール、ロバート・キング & キングス・コンソート、ダニエル・キュイエ & マルグリット・ルイーズ、ストラディヴァリア]

    GRANDES EAUX DE VERSAILLES (LES) - Musiques des Fêtes Royales (Ensemble Marguerite Louise, Les Nouveaux Caractères, Chénier, Dumestre, Jarry, R. King)

    発売日:2019年06月14日 NMLアルバム番号:CVS700

    CD価格:2,475円(税込)

    ヴェルサイユ宮殿大噴水ショーのイメージ・アルバムヴェルサイユ宮殿の文化催事プロジェクト・チームが手がけるChâteau de Versailles Spectacles(シャトー・ド・ヴェルサイユ・スペクタクル)による、大噴水ショーをイメージしたアルバム。ヴェルサイユ宮殿の大噴水を贅沢に使用したショーは、かつての宮廷人たちが親しんだイベントを現代に受け継いでいるもので、今でも多くの観光客を楽しませています。 このイベントで使用される曲を中心に、レーベルが持つ音源からフランス・バロックの祝祭音楽などを集めた壮麗なアルバムがこちら。中には、現時点で未リリースの「太陽王のためのミサ」(2019年6月リリース予定)や、PAL DVDのため日本未発売の「リュリ:フェアトン」、「リュリ:テ・デウム/ビーバー:ザルツブルク・ミサ」、「ヘンデル:ジョージII世戴冠式」の音源が収められているのもの嬉しいところです。

  • 商品番号:NYCX-10054

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    テ・デウムの対決!
    1745年、ルイ15世の勝利を祝う2つの傑作
    ブランシャール(1696-1770)テ・デウム
    コラン・ド・ブラモン(1690-1760)テ・デウム 詳細ページ
    [ダニエル・キュイエ/マルグリット・ルイーズ合唱団/ストラディヴァリア]

    BLANCHARD, A. dit E.: Te Deum / COLLIN DE BLAMONT, F.: Te Deum (La guerre des Te Deum) (Ensemble Marguerite Louise, Stradivaria, Cuiller)

    発売日:2019年04月12日 NMLアルバム番号:CVS007

    CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)

    壮麗なオーケストラを伴う傑作が多い祝賀の讃歌『テ・デウム』。古くはシャルパンティエやリュリの傑作もあるところ、オーケストラが発達してきた18世紀半ばの作品はさらなる豪奢な響きがたまりません。 ヴェルサイユ宮殿の催事チームが本格的に携わり制作を進めたこの最新新譜はまさにルイ15世時代の2傑作を収録。どちらの仕上がりに軍配をあげるかで王室が割れたほどの、ラモー全盛期のオーケストラ語法を最大限に活かしたいずれ劣らぬ名品です。 宗教否定のフランス大革命がなければ、19世紀以後も延々演奏されていたに違いないクオリティを見出したのは、フランス中部の古都ナントに本拠を置き、40年以上にわたる活動期間を通じて本家ラ・フォル・ジュルネにも例年出演してきた古楽器集団ストラディヴァリア! 少数精鋭の合唱とのバランス良い駆け引きが、スリリングに生の18世紀フランスの響きを伝えます。

  • 商品番号:CVS007

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    テ・デウムの対決!
    1745年、ルイ15世の勝利を祝う2つの傑作
    ブランシャール(1696-1770)テ・デウム
    コラン・ド・ブラモン(1690-1760)テ・デウム 詳細ページ
    [ダニエル・キュイエ/マルグリット・ルイーズ合唱団/ストラディヴァリア]

    BLANCHARD, A. dit E.: Te Deum / COLLIN DE BLAMONT, F.: Te Deum (La guerre des Te Deum) (Ensemble Marguerite Louise, Stradivaria, Cuiller)

    発売日:2019年04月12日 NMLアルバム番号:CVS007

    CD価格:2,475円(税込)

    壮麗なオーケストラを伴う傑作が多い祝賀の讃歌『テ・デウム』。古くはシャルパンティエやリュリの傑作もあるところ、オーケストラが発達してきた18世紀半ばの作品はさらなる豪奢な響きがたまりません。 ヴェルサイユ宮殿の催事チームが本格的に携わり制作を進めたこの最新新譜はまさにルイ15世時代の2傑作を収録。どちらの仕上がりに軍配をあげるかで王室が割れたほどの、ラモー全盛期のオーケストラ語法を最大限に活かしたいずれ劣らぬ名品です。 宗教否定のフランス大革命がなければ、19世紀以後も延々演奏されていたに違いないクオリティを見出したのは、フランス中部の古都ナントに本拠を置き、40年以上にわたる活動期間を通じて本家ラ・フォル・ジュルネにも例年出演してきた古楽器集団ストラディヴァリア! 少数精鋭の合唱とのバランス良い駆け引きが、スリリングに生の18世紀フランスの響きを伝えます。

  • 商品番号:NYCX-10043

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    カヴァッリ(1602-1676)
    1660年の大ミサ
    ~フランス=スペイン和平成立を祝うヴェネツィア音楽~ 詳細ページ
    [ステファニー・レヴィダ(ソプラノ)、パスカル・ベルタン(アルト=カウンターテナー)、マルシャル・ポリア(テノール)、ルノー・ブレス(バス)、バンジャマン・シェニエ(指揮)、ガリレイ・コンソート(合唱&合奏/古楽器使用)]

    CAVALLI, F.: Missa 1660 (Great Venetian Mass for the Franco-Spanish Peace of Louis XIV) (Galilei Consort, Chénier)

    発売日:2019年03月08日 NMLアルバム番号:CVS006

    CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)

    巨匠モンテヴェルディの高弟としてヴェネツィアで頭角をあらわし、すぐにイタリア・オペラ史を最先端でリードする大作曲家となった名匠カヴァッリ。その豊かな実績は諸外国まで知れわたり、後年フランス王ルイ14世が隣国スペイン・ハプスブルク家との抗争にひとたび終止符を打った1659年には、講和祝典のための音楽提供者として白羽の矢が立ちます。翌1660年1月にパリで披露されたその祝典ミサ曲の演奏には、ヴェネツィアから随行した演奏陣のみならずパリ随一の歌手たちも集い、きわめてみごとな音楽と絶賛された記録が残っています。 ここではリュリによるフランス叙情悲劇創出の前、この歴史的音楽イベント(詳細は解説参照、国内仕様は日本語訳付)を振りかえるべく、フランスきっての声楽・器楽勢が集うガリレイ・コンソートが当時の様子をしのぶプログラムを編作。管・弦入り混じっての壮麗なヴェネツィア様式の音楽を、ヴェルサイユ宮殿の旧王室礼拝堂に緻密な解釈で響きわたらせます。 往年の「三大カウンターテナー」盤でも名高いパスカル・ベルタンはじめ演奏陣の充実度も見事。フランス音楽はイタリアから何を受け取ったのか? ヴェネツィア楽派とのかかわりを解き明かしながら「リュリ前夜」のフランス王室における教会音楽の真相に迫る、多声合唱と古楽器の交錯を十全に楽しめる注目盤です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS006

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    カヴァッリ(1602-1676)
    1660年の大ミサ
    ~フランス=スペイン和平成立を祝うヴェネツィア音楽~ 詳細ページ
    [ステファニー・レヴィダ(ソプラノ)、パスカル・ベルタン(アルト=カウンターテナー)、マルシャル・ポリア(テノール)、ルノー・ブレス(バス)、バンジャマン・シェニエ(指揮)、ガリレイ・コンソート(合唱&合奏/古楽器使用)]

    CAVALLI, F.: Missa 1660 (Great Venetian Mass for the Franco-Spanish Peace of Louis XIV) (Galilei Consort, Chénier)

    発売日:2019年03月08日 NMLアルバム番号:CVS006

    CD価格:2,475円(税込)

    巨匠モンテヴェルディの高弟としてヴェネツィアで頭角をあらわし、すぐにイタリア・オペラ史を最先端でリードする大作曲家となった名匠カヴァッリ。その豊かな実績は諸外国まで知れわたり、後年フランス王ルイ14世が隣国スペイン・ハプスブルク家との抗争にひとたび終止符を打った1659年には、講和祝典のための音楽提供者として白羽の矢が立ちます。翌1660年1月にパリで披露されたその祝典ミサ曲の演奏には、ヴェネツィアから随行した演奏陣のみならずパリ随一の歌手たちも集い、きわめてみごとな音楽と絶賛された記録が残っています。 ここではリュリによるフランス叙情悲劇創出の前、この歴史的音楽イベント(詳細は解説参照)を振りかえるべく、フランスきっての声楽・器楽勢が集うガリレイ・コンソートが当時の様子をしのぶプログラムを編作。管・弦入り混じっての壮麗なヴェネツィア様式の音楽を、ヴェルサイユ宮殿の旧王室礼拝堂に緻密な解釈で響きわたらせます。 往年の「三大カウンターテナー」盤でも名高いパスカル・ベルタンはじめ演奏陣の充実度も見事。フランス音楽はイタリアから何を受け取ったのか? ヴェネツィア楽派とのかかわりを解き明かしながら「リュリ前夜」のフランス王室における教会音楽の真相に迫る、多声合唱と古楽器の交錯を十全に楽しめる注目盤です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10022

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    ルソー(1712-1778)
    『村の占い師』
    ~18世紀、フランス歌劇の分岐点~ 詳細ページ
    [カロリーヌ・ミュテル/シリル・デュボワ /フレデリク・カトン /レ・ヌヴォー・カラクテール/セバスティアン・デラン]

    ROUSSEAU, J.-J.: Devin du village (Le) [Opera] (Mutel, Dubois, Caton, Les Nouveaux Caractères, d'Herin)

    発売日:2018年11月21日 NMLアルバム番号:CVS004

    CD+PAL DVD 1+1枚組国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)

    ヴェルサイユ・バロック音楽センターやパリ、リヨンなどの音楽院との長年にわたる協力関係を背景に、近年ますます欧州最前線をゆくフランス古楽シーンとの連携を強めているヴェルサイユ宮殿の催事企画チーム「シャトー・ド・ヴェルサイユ・スペクタクル」。独自レーベルからリリースされるアルバムはこれまでのところ、いずれ劣らぬフランス音楽史上を彩ってきた重要作品でありながら、録音機会に恵まれてきたとはいいがたい秘曲ばかり。今回の新譜はなんと、啓蒙主義哲学者として歴史に名を残したジャン=ジャック・ルソーの重要作『村の占い師』...18世紀当時の演奏様式をふまえたピリオド楽器での新録音は貴重というほかありません。 すでにラモーがフランス歌劇に新風を呼び込んで久しい1752年にヴェルサイユで初演、翌年パリで公にされたこのオペラは、イタリア音楽にも通じる覚えやすいメロディにフランス語をあざやかに乗せ、ルソー自身の「フランス語はオペラに向かない」という説との矛盾さえきたす出来栄えに……マンハイム楽派の交響曲やイタリア最前線のオペラに慣れてきたフランスの人々のあいだで、この作品は初演時の妨害にもかかわらず大成功、のちに少年モーツァルトの『バスティアンとバスティエンヌ』の下敷きになるなど数々の追従作も生んだほどでした。 それほどの重要作でありながら、録音はめったになされず、Alphaレーベルなどでも成功実績のあるセバスティアン・デラン率いるフランス古楽シーンの俊才たちが初演場所と同じヴェルサイユ宮殿で新録音を問うことには大きな意義があると言えるでしょう。デランは楽団編成も合唱も的確に削り込み、室内楽的な味わいのなかで作品のシンプルかつ繊細な魅力をあざやかに引き出してゆく解釈を意識しているようです。 音楽史と密接にかかわる作品だけに、国内盤仕様に付く成立経緯やあらすじを記した解説の訳も嬉しいところ。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS004

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    ルソー(1712-1778)
    『村の占い師』
    ~18世紀、フランス歌劇の分岐点~ 詳細ページ
    [カロリーヌ・ミュテル/シリル・デュボワ /フレデリク・カトン /レ・ヌヴォー・カラクテール/セバスティアン・デラン]

    ROUSSEAU, J.-J.: Devin du village (Le) [Opera] (Mutel, Dubois, Caton, Les Nouveaux Caractères, d'Herin)

    発売日:2018年11月21日 NMLアルバム番号:CVS004

    CD+PAL DVD 1+1枚組価格:2,475円(税込)

    ヴェルサイユ・バロック音楽センターやパリ、リヨンなどの音楽院との長年にわたる協力関係を背景に、近年ますます欧州最前線をゆくフランス古楽シーンとの連携を強めているヴェルサイユ宮殿の催事企画チーム「シャトー・ド・ヴェルサイユ・スペクタクル」。独自レーベルからリリースされるアルバムはこれまでのところ、いずれ劣らぬフランス音楽史上を彩ってきた重要作品でありながら、録音機会に恵まれてきたとはいいがたい秘曲ばかり。今回の新譜はなんと、啓蒙主義哲学者として歴史に名を残したジャン=ジャック・ルソーの重要作『村の占い師』...18世紀当時の演奏様式をふまえたピリオド楽器での新録音は貴重というほかありません。 すでにラモーがフランス歌劇に新風を呼び込んで久しい1752年にヴェルサイユで初演、翌年パリで公にされたこのオペラは、イタリア音楽にも通じる覚えやすいメロディにフランス語をあざやかに乗せ、ルソー自身の「フランス語はオペラに向かない」という説との矛盾さえきたす出来栄えに……マンハイム楽派の交響曲やイタリア最前線のオペラに慣れてきたフランスの人々のあいだで、この作品は初演時の妨害にもかかわらず大成功、のちに少年モーツァルトの『バスティアンとバスティエンヌ』の下敷きになるなど数々の追従作も生んだほどでした。 それほどの重要作でありながら、録音はめったになされず、Alphaレーベルなどでも成功実績のあるセバスティアン・デラン率いるフランス古楽シーンの俊才たちが初演場所と同じヴェルサイユ宮殿で新録音を問うことには大きな意義があると言えるでしょう。デランは楽団編成も合唱も的確に削り込み、室内楽的な味わいのなかで作品のシンプルかつ繊細な魅力をあざやかに引き出してゆく解釈を意識しているようです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10017

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    カンプラ(1660-1744)
    「優雅なヨーロッパ」 詳細ページ
    [セバスティアン・デラン指揮/レ・ヌーヴォー・キャラクテール]

    発売日:2018年10月26日

    CD 2枚組国内仕様 日本語解説付価格:4,400円(税込、送料無料)

    フランス王ルイ14世の肝煎りで17世紀に建造が始まり、王が住むようになってからも増築を重ね完成までに1世紀を費やした大宮殿、ヴェルサイユ――かつてルイ王朝の人々に豪奢な心のうるおいを与えた劇場や王室礼拝堂は、近年この宮殿を活性化させる運営団体シャトー・ド・ヴェルサイユ・スペクタクルによって、古楽パフォーマンスの絶好の演奏会場となっています。 その最先端の賑わいを伝える独自レーベル第2弾リリースは、名匠アンドレ・カンプラの「優雅なヨーロッパ」――1697年、フランス独自の劇音楽形式である「オペラ=バレ(舞踏歌劇)」をはじめて世に現出せしめた象徴的作品でありながら、全曲盤の新録音は長らく登場せず、フランス古楽ファンをやきもきさせてきたこの傑作を、Alphaレーベルでのルクレール「シラとグロキュス」新録音はじめ、同国人ならではの繊細にしてダイナミックなフランス・バロック解釈を旨とするセバスティアン・デランの楽隊がいま、みずみずしい演奏で現代によみがえらせてくれます。重要作だけに、解説(国内仕様には訳出添付)にも需要のある好企画です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CVS002

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    カンプラ(1660-1744)
    「優雅なヨーロッパ」 詳細ページ
    [セバスティアン・デラン指揮/レ・ヌーヴォー・キャラクテール]

    CAMPRA, A.: Europe galante (L') [Opera] (Mutel, Druet, Newhouse, Dahlin, Courjal, Delvert, Les Nouveaux Caractères, d'Herin)

    発売日:2018年10月05日 NMLアルバム番号:CVS002

    CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)

    フランス王ルイ14世の肝煎りで17世紀に建造が始まり、王が住むようになってからも増築を重ね完成までに1世紀を費やした大宮殿、ヴェルサイユ――かつてルイ王朝の人々に豪奢な心のうるおいを与えた劇場や王室礼拝堂は、近年この宮殿を活性化させる運営団体シャトー・ド・ヴェルサイユ・スペクタクルによって、古楽パフォーマンスの絶好の演奏会場となっています。 その最先端の賑わいを伝える独自レーベル第2弾リリースは、名匠アンドレ・カンプラの「優雅なヨーロッパ」――1697年、フランス独自の劇音楽形式である「オペラ=バレ(舞踏歌劇)」をはじめて世に現出せしめた象徴的作品でありながら、全曲盤の新録音は長らく登場せず、フランス古楽ファンをやきもきさせてきたこの傑作を、Alphaレーベルでのルクレール「シラとグロキュス」新録音はじめ、同国人ならではの繊細にしてダイナミックなフランス・バロック解釈を旨とするセバスティアン・デランの楽隊がいま、みずみずしい演奏で現代によみがえらせてくれます。重要作だけに、解説にも需要のある好企画です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10014

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    シャルパンティエ(1643~1704)
    『花咲ける芸術』 音楽による牧歌劇 H.487(全曲) 詳細ページ
    [ガエタン・ジャリ(総指揮)/アンサンブル・マルグリット・ルイーズ]

    発売日:2018年09月28日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    ヴェルサイユ宮殿の文化催事プロジェクトチームが手がける
    新レーベルCVS(Chateau de Versailles Spectacles)、ついに始動!
    すでにAlphaレーベルとの提携でも数多くのプロジェクトを成功させている、ヴェルサイユ宮殿の文化催事プロジェクトチーム「シャトー・ド・ヴェルサイユ・スペクタクル」。彼らがこのたび、ついに独自のレーベルCVSを立ち上げました。伝説的エンジニアのニコラ・バルトロメーが立ち上げた録音スタジオ「リトル・トライベッカ」の協力を得て、その新始動録音には17世紀フランスの不遇な大作曲家シャルパンティエによる『花咲ける芸術』(フランス古楽界にあっていちはやくオペラ方面の土壌を用意した名団体、レザール・フロリサンの名の由来となった作品)を。若き才人集団マルグリット・ルイーズには大ヴェテランのリコーダー奏者セバスティアン・マルクや、鬼才クラヴサン奏者ジャン・ロンドーを含む精鋭4人組「ネヴァーマインド」に名を連ねるヴィオールのロバン・ファロとトラヴェルソのアンナ・ベッソン… と頼もしい俊才がいたるところに! 精妙にして優美なシャルパンティエの音世界はまさにフランスの「偉大なる世紀」ならでは――王室音楽総監督リュリに疎まれ、王室での活躍から周到に遠ざけられていたシャルパンティエの才気が、のちの王宮ヴェルサイユにあらためて鳴り響く、比類なく贅沢なバロック・アルバムの登場といえそうです。

    収録作曲家:

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    シャルパンティエ(1643~1704)
    『花咲ける芸術』 音楽による牧歌劇 H.487(全曲) 詳細ページ
    [ガエタン・ジャリ(総指揮)/アンサンブル・マルグリット・ルイーズ]

    CHARPENTIER, M.-A.: Arts florissants (Les) [Opera] (de Villoutreys, V. Thomas, Spicher, Bertrand, Witczak, Ensemble Marguerite Louise, Jarry)

    発売日:2018年09月28日 NMLアルバム番号:CVS001

    CD価格:2,475円(税込)

    ヴェルサイユ宮殿の文化催事プロジェクトチームが手がける
    新レーベルCVS(Chateau de Versailles Spectacles)、ついに始動!
    すでにAlphaレーベルとの提携でも数多くのプロジェクトを成功させている、ヴェルサイユ宮殿の文化催事プロジェクトチーム「シャトー・ド・ヴェルサイユ・スペクタクル」。彼らがこのたび、ついに独自のレーベルCVSを立ち上げました。伝説的エンジニアのニコラ・バルトロメーが立ち上げた録音スタジオ「リトル・トライベッカ」の協力を得て、その新始動録音には17世紀フランスの不遇な大作曲家シャルパンティエによる『花咲ける芸術』(フランス古楽界にあっていちはやくオペラ方面の土壌を用意した名団体、レザール・フロリサンの名の由来となった作品)を。若き才人集団マルグリット・ルイーズには大ヴェテランのリコーダー奏者セバスティアン・マルクや、鬼才クラヴサン奏者ジャン・ロンドーを含む精鋭4人組「ネヴァーマインド」に名を連ねるヴィオールのロバン・ファロとトラヴェルソのアンナ・ベッソン… と頼もしい俊才がいたるところに! 精妙にして優美なシャルパンティエの音世界はまさにフランスの「偉大なる世紀」ならでは――王室音楽総監督リュリに疎まれ、王室での活躍から周到に遠ざけられていたシャルパンティエの才気が、のちの王宮ヴェルサイユにあらためて鳴り響く、比類なく贅沢なバロック・アルバムの登場といえそうです。

    収録作曲家: