ドーヴェルニュ(アントワーヌ) Dauvergne, Antoine
| 生没年 | 1713-1797 | 国 | |
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| 辞書順 | 「ト」 | NML作曲家番号 | 119780 |
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女王たち
~ソプラノ独唱のための18世紀オペラ名場面集~ [ヴェロニク・ジャンス、ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブラ、アンサンブル・レ・シュルプリーズ]発売日:2026年03月20日
CD国内仕様 日本語解説・歌詞日本語訳付き価格:3,740円(税込、送料無料)
ラモーの影に隠れた18世紀フランスの名匠続々!
ジャンスと気鋭楽団の画期的録音18世紀フランスで上演されたオペラの数々から、作曲家の知名度に関わらず注目すべき名場面を厳選、強い立場にありながら運命のままならなさに翻弄される女性たちを描いたナンバーを精緻な解釈で聴かせるアンソロジー。こうしたプログラムで数々の名盤を刻んできたヴェロニク・ジャンスの縦横無尽というほかない名唱と、合唱・合奏とも強い求心力に貫かれたアンサンブル・レ・シュルプリーズの演奏とが鮮やかな競演を聴かせます。 フランスのオペラは17世紀後半に王室音楽総監督リュリがその様式を調えて以降、折々イタリア・オペラの影響を受けつつ18世紀末まで独自の様式発展が見られるユニークなジャンルで、本盤でも年代的にはヴィヴァルディ全盛期から古典派前夜にかけての作品が選ばれていながら、この間を通じて17世紀以来の一貫した美意識が生き続けていたことが確認できることでしょう。 独唱の聴かせどころがオーケストラの面白さを堪能できる舞曲ナンバーと密接に結びつき音楽展開を盛り上げる一方、随所できわめて効果的に用いられる合唱の存在感にも確かなものがあり、レ・シュルプリーズの力量が十全に発揮された選曲になっている点もポイント。通奏低音に加わる撥弦楽器や打楽器の絶妙な音使いにも唸らされます。 なお国内仕様盤に付属する日本語解説では歌詞を含めた原盤ブックレットの翻訳に加え、収録作品と各作曲家に触れた独自の解説も掲載されます。 -
フランス18世紀
啓蒙主義時代のヴァイオリン音楽 [レ・プレジール・ド・パルナス]Violin Sonatas - AUBERT, J. / GUIGNON, J.-P. / MONDONVILLE, J.-J.C. de / QUENTIN, J.-B.(Les violons des lumières) (Les Plaisirs du Parnasse, Plantier)
発売日:2024年05月10日
NMLアルバム番号:RIC461CD価格:3,075円(税込、送料無料)
妥協なき18世紀フランス音楽解釈。
才人プランティエらが綴るガット弦芸術の魅力古楽研究の世界的中心地の一つバーゼル・スコラ・カントルムでキアラ・バンキーニ門下に学んだ後、バンキーニ率いるアンサンブル415やALPHAに名盤の多いカフェ・ツィマーマンで中心メンバーとして活躍してきたバロック・ヴァイオリン奏者ダヴィド・プランティエ。 今回のアルバムは2021年にリリースされ日本でも『レコード芸術』誌特選に輝くなど高く評価されたルクレールのソナタ集(RIC431/国内盤仕様NYCX-10263)の続編とも言うべきもので、大バッハと同世代のフランスでいち早く協奏曲集を出版したオベールから、グルックやC.P.E.バッハと同い年でマリー=アントワネットの時代まで活躍したドーヴェルニュまで、フランス18世紀前半最大のヴァイオリン作曲家と言うべきルクレール「以外」の重要なフランス人作曲家たちのソナタを厳選。コレッリやヴィヴァルディら本場イタリアの大家たちの様式をよく咀嚼、フランス古来の舞曲様式も織り交ぜた典雅にしてダイナミックな作品の数々が、強い求心力のあるプランティエらの美音と精妙な解釈を通じ、各曲の魅力が際立つ深い彫琢の演奏解釈で味わえます。 ルクレール作品同様、重音奏法や急速なパッセージが映える曲が多いのも特徴の一つ。短調作品での哀調と熱情も強く打ち出され、通奏低音にコントラバスも導入していることによって充実した響きが堪能できるのはレ・プレジール・ド・パルナスの録音ならではと言えるでしょう。 フランス18世紀音楽が軽妙洒脱なだけではない、探り甲斐のある奥深さに満ちていたことを伝える充実の1枚です。 -
18世紀フランス王室の祝典
~1773年、アルトワ伯の結婚に寄せて~ [アレクシス ・コセンコ、レザンバサドゥール=ラ・グランド・エキュリ]発売日:2023年08月25日
CD 2枚組国内仕様 解説日本語訳付き価格:4,950円(税込、送料無料)
18世紀の通例を大きく上回る編成!
話題の古楽指揮者がフランス王室祭典を再現フランス随一のフラウト・トラヴェルソ奏者として注目を集め、録音ではポーランドの気鋭古楽器楽団アルテ・デイ・スオナトーリや自身が創設したレザンバサドゥ―ルの指揮者としてALPHAやChateau de Versailles Spéctacles、Apartéなどの気鋭レーベルで活躍をみせてきたアレクシス・コセンコ。レザンバサドゥールは近年、古楽器による管楽合奏団ラ・グランド・エキュリ(創設者は近年亡くなった古楽器シーンの大先達ジャン=クロード・マルゴワール)を吸収してさらに勢いを増し、メンデルスゾーンの交響曲録音(Aparté)でも注目されているなか登場するこのアルバムでは、18世紀後半のユニークな王室音楽祭典の再現に挑みます。 テーマは1773年のアルトワ伯(翌年ルイ16世となる王太子ルイ=オーギュストの弟、革命と王政復古の後1825年にシャルル10世として戴冠)の結婚祝宴。そこでは王室音楽総監督を務めた大御所フランクールが音楽をとりしきり、彼の長年の共作者F.ルベル(《四大元素》の作曲家J-F.ルベルの子)やドーヴェルニュ、モンドンヴィルといった同時代作曲家たちの往年の傑作群から曲が厳選され、古典派時代にありながらルイ14世時代以来の流儀にならったバロック風の食卓音楽が続きました。 最新監修の楽譜に基づくこの録音は、過去いくつか出ていた同祭典音楽の再現録音より曲数がはるかに多いうえ、1773年当時の王室楽団とほぼ同じ70人規模の大編成(弦楽器12/11/9/12/4、フルート2、オーボエ5、クラリネット2、ファゴット6、ホルン4、トランペット1、ティンパニ1)で、まさにその頃オープンしたヴェルサイユ宮殿王室歌劇場の音響の中、革命前夜のフランス王室音楽の壮麗さを追求。シーン最前線をゆく名手たちの妙技もさることながら、これほどの編成で一体感あるスリリングな演奏を実現したコセンコの巧みな指揮にも驚かされます。 なお国内仕様盤では原盤解説の翻訳に加え、登場する各作曲家の紹介も添えられます。 -
「ジェリオット」
ラモーを虜にしたオートコントル歌手
~18世紀フランス歌劇名場面集~ [レイナウト・ファン・メヘレン、ア・ノクテ・テンポリス]Opera Arias (Tenor): Mechelen, Reinoud van - COLLIN DE BLAMONT, F. / LECLAIR, J.-M. / RAMEAU, J. (Jéliote, haute-contre de Rameau)
発売日:2021年09月24日
NMLアルバム番号:ALPHA753CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ラモーお気に入りの名歌手の偉業を探る好企画!
リュリ編に続く「オートコントル」第2弾17世紀から18世紀にかけてのフランスで、合唱の中音域を受け持つとともに幾多の名歌手がソリストとして活躍した、独特の男声高音部オートコントル。裏声を使わない高音域のテノールで、歌いこなすのが難しい声部ではありますが、近年は古楽復興の流れを受けて俊才が続々登場しています。 ベルギーの名歌手で広く国際的に活躍をみせるレイナウト・ファン・メヘレンもその一人。すでにAlphaやRicercarなどで数多くの録音に参加している彼ですが、2019年にリュリお気に入りの名歌手デュメニに光を当てたアルバム(Alpha554)でフランス・バロックへの適性を改めて印象づけました。 その続編ともいうべき今回は、日本でも上演機会が増えてきたラモーの傑作《プラテー》のタイトルロールを始め、性格的な登場人物を歌いこなして18世紀中盤のフランスで絶大な人気を誇った名歌手ピエール・ド・ジェリオットに光を当てています。ラモーの重要作品で数多くの名場面を彩った人物で、本盤ではそのラモーを中心に、17世紀生まれのルクレールからジェリオットの同時代人で世紀末まで生きたドーヴェルニュに至るさまざまな作曲家の作品から曲が選ばれています。 平素は室内楽編成で活躍するア・ノクテ・テンポリスも今回はやや拡大した編成で、数多く含まれている器楽トラックも含め、豪奢な響きで緩急メリハリのついた音楽展開を聴かせてくれます。
