メールロ(クラウディオ)
Merulo, Claudio
生没年 | 1533-1604 | 国 | イタリア |
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辞書順 | 「メ」 | NML作曲家番号 | 24623 |
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メールロ(1533-1604):
鍵盤のための作品集 [ファビオ・ボニッツォーニ]MERULO, C.: Toccate, Ricercari, Canzoni d'intavolatura d'organo (Bonizzoni)
発売日:2021年01月15日
NMLアルバム番号:A904
CD 価格:1,425円(税込)
イタリア最初期の鍵盤芸術の粋を、チェンバロとオルガンを使い分けて示した名録音教会音楽のかたわら、トッカータやリチェルカーレといった曲種でバロックの先駆ともいうべき作品を書いたのが、ラッススと1歳違いの才人メールロ。ヴェネツィアのサン・マルコ教会でツァルリーノに師事し、新時代へと向かう独奏曲を数多く作曲しました。 イタリアの名手ボニッツォーニは、当地では現存最古の部類に属する1519年建造のオルガンと、1600年前後製のこちらも貴重なチェンバロを使い分け、金字塔的と言えるメールロ作品集を残しました。長くプレスが切れていた、この機にぜひ広く聴かれてほしい1枚です。
収録作曲家:
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スウェーリンク(1562-1621):
ハープシコード作品集 [ロタル]SWEELINCK, J.P.: Harpsichord Works (Fortune My Foe) (Rotaru)
■器楽曲(ハープシコード)
発売日:2012年11月21日
NMLアルバム番号:CD-16281
53)
CD
通常価格:2,400円→ 特価!:1,390円(税込) -
『装飾楽句の嵐』
木管コルネットのための作品集 [イ・カヴァリエーリ・ディ・コルネット]Cornetto Music (Early) - CASTELLO, D. / CRECQUILLON, T. / FONTANA, G.B. / GABRIELI, A. (Tempesta di passaggi) (I Cavalieri del Cornetto)
発売日:2021年01月15日
NMLアルバム番号:A120
CD 価格:1,425円(税込)
木管コルネットの新世代名手、故郷イタリアの昔日を縦横無尽に旅する傑作集木管コルネット(ドイツ名ツィンク)とは、リコーダーをやや大きくした木管ないし骨材管に金管式のマウスピースがついた、ルネサンス~バロック期に流行した管楽器。400年前の欧州では非常に愛されていた楽器にもかかわらず、吹きこなすのは並大抵ではなく、古楽復興の流れでもプロ演奏家の登場が比較的遅かった楽器のひとつでもあります。 しかし1980年代に登場した伝説的名手ブルース・ディッキーが数多くの名手を育てたおかげで、この楽器を巡るシーンは21世紀に飛躍的な広がりを見せました。 イタリア出身の超実力派インギシアーノもまさにディッキー門下の俊才のひとり。彼の卓越した息遣いと指回りで、昔日の精鋭奏者たちが吹きこなした大作曲家たちの独奏名品を心ゆくまで味わえるこの新録音は、イタリア人古楽器奏者によるイタリア古楽がこれほどまでに作品の存在感にぴたりと寄り添うものかと驚かされる、絶妙の歌心がたまりません。 共演が鍵盤楽器ひとつというシンプルな編成なのも魅力のひとつ。木管コルネットの旨みをきわだたせるシャープなイタリア式チェンバロやポシティフ・オルガンの響きも味わい深く、昔日のイタリアの音楽世界を満喫できる上質アルバムに仕上がっています。
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「トッカータ」
16-17世紀ヨーロッパ各地のトッカータ [アンドレア・ブッカレッラ]Harpsichord Recital: Buccarella, Andrea - BACH, J.S. / BÖHM, G. / BUXTEHUDE, D. / HANDEL, G.F. / MATTHESON, J. / TELEMANN, G.P (Toccata)
発売日:2019年10月18日
NMLアルバム番号:RIC407
CD日本語帯付き
通常価格:2,250円→ 特価!:1,890円(税込)4種のチェンバロを弾き分け、「トッカータ」の発展を巡る好企画!1987年に生まれシスティーナ礼拝堂聖歌隊を経て、サンタ・チェリーリア音楽院でオルガン、作曲、通奏低音のデュプロマを取得したブッカレッラ。彼が代表を務める古楽合奏団アプコルディス・アンサンブルは、Deutsche Harmonia Mundiより2枚のアルバムをリリースしています。2018年のブルージュ古楽コンクールでは独奏者として優勝。このアルバムはその記念となる、彼のソロ第一弾です。 オルガン奏者として重点的に研鑽を積んできたブッカレッラだけに、生前オルガン奏者として活躍していた作曲家の作品が多い選曲も示唆的。歴史的奏法にさらに説得力が増すチェンバロ解釈に関心が深まります。主に教会のオルガンで、演奏を始める前の指ならしが発祥とされる「トッカータ」。即興的技巧的な鍵盤作品として作曲され始めたのが16世紀中ごろの北イタリアで、まさにそのただ中にいたと思われるメールロの作品で幕を開けます。 様々な国で特徴的な発展を遂げたトッカータ、ここでは有名無名の作曲家たちの手によるその過程を確認出来るのがたいへん興味深いところ。最後は、一世紀以上後にそれを仕上げたと言っても過言ではない、大バッハによる作品で締めくくられます。
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カヴァッツォーニ(1490-1560):
鍵盤音楽全集 他 [ウィルソン]CAVAZZONI, M.A.: Works (Complete) / Italian Ricercars (G. Wilson)
発売日:2017年10月27日
NMLアルバム番号:8.572998
CD
通常価格:1,200円→ 特価!:390円(税込)16世紀イタリアは鍵盤音楽の発展が目覚ましく、数多くの重要な作曲家が鍵盤のための作品を書いています。しかし現存する多くはオルガンのための作品であり、ハープシコード作品はほとんど残されていません。しかし演奏家ウィルソンが文献を注意深くあたったところ「オルガンのための」と記されていても、実はハープシコードで演奏するための曲集であったり、実際には楽器が指定されていない曲集も数多く含まれていたのだそうです。 このアルバムでは、15世紀から16世紀にかけて活躍した優れた鍵盤奏者、作曲家のカヴァッツォーニの作品を中心に収録。彼のリチェルカーレは即興的であり、そのほとんどが当時の流行歌に基づく「小さな主題」を展開していくという手法が用いられています。これらもオルガンで演奏されるのが常ですが、このアルバムでは原型であるチェンバロ用に復元されています。
収録作曲家: