パーセル(ヘンリー)
Purcell, Henry
生没年 | 1659-1695 | 国 | イギリス |
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辞書順 | 「ハ」 | NML作曲家番号 | 20995 |
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パーセル(1659-1695):
《アーサー王、またはイギリスの偉人》
(ルネ・ヤーコプスによるパフォーミング・エディション) [アネット・フリッチュ(ソプラノ)/ロビン・ヨハンセン(ソプラノ) 他 ルネ・ヤーコプス(指揮)/ベルリン古楽アカデミー]発売日:2020年06月19日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き 価格:4,400円(税込、送料無料)
ヤーコプス渾身のプロジェクト! パーセルの《アーサー王》映像、決定盤登場1691年に初演されたパーセルの《アーサー王》は「演劇オペラ」ないし「セミ・オペラ」と呼ばれるジャンルの代表的な作品で、詩人ジョン・ドライデンとパーセルの共同作業による秀作です。ドライデンによるアーサー王の英雄譚を物語る愛国的な詩に、パーセルは物語部分を演劇、音楽部分は独立した管弦楽曲、独唱、合唱、舞踏で交互に綴っていくという構成をとりました。さらに本作はヤーコプスによるパフォーマンス・エディションとして、第一次大戦の戦役で父を失った8歳のアーサー王の誕生日に、祖父が読み聞かせる昔のイングランドとサクソンの戦いの物語をオーバー・ラップさせるという大胆なメタドラマの手法で、ユニークなアプローチを展開しています。 本映像では歌唱部分はオリジナルの英語で歌われ、対話部分は役者によってドイツ語で演じられます。歌手たちはそれぞれ複数の役を与えられ、中でも力強い歌声を聴かせ、時には空中遊泳までをも披露するソプラノのアネット・フリッチュは6役、表情豊かなバリトンのヨハネス・ヴァイサーは7役もの役柄を歌い分けるという至難の業をこなしています。 深い森を思わせる繊細な照明、、空中を舞う歌手、大きな被り物をつけた役者、色彩豊かな舞台装置を駆使した名匠ベヒトルフによる演出は、様々な趣向が凝らされ飽くことを知りません。作品全体を手中に収めたヤーコプスの指揮によるベルリン古楽アカデミーの輪郭の際だった演奏と優れた歌唱陣によりパーセルの演劇オペラが新たな光のもとに蘇ります。
収録作曲家:
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「恋人たちが気にするのは」
パーセル(1659-1695):
オペラ・アリア集 [ローワン・ピアース(ソプラノ独唱)、リチャード・エガー(チェンバロ)、ウィリアム・カーター(テオルボ&リュート)]発売日:2019年03月08日
CD 価格:2,560円(税込)
バロックに関心が高まると必ず深く傾倒する時期が来るといっても過言ではない英国随一の作曲家、ヘンリー・パーセル。長大な作品の全曲盤も少なくはありませんが、本人の早世後もなお続々と名曲集が編まれ、18世紀に入ってもなお人気が衰えなかったこの作曲家の真骨頂は、歌のひとつひとつに秘められたニュアンスの細やかさにあるのではないでしょうか。 その意味で、数々の古楽系プレイヤーたちが独自の厳選名曲集をリリースしてきたところ、今回は本場・英国の最前線をゆく女声古楽歌手ピアースの決定的新録音が! しかも器楽陣は現在アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージック(エンシェント室内管弦楽団)の音楽監督でもある天才リチャード・エガーと、パラディアン・アンサンブルの創設者ウィリアム・カーター。「豊饒なバロック的器楽勢もよいが、当時の記録からみるかぎりパーセル劇音楽作品の伴奏はチェンバロとテオルボ類がベストチョイスなのは明らか」との観点から、本盤はこの2名手が細やかな感性全開で名歌手の歌を彩ってゆきます。「音楽はつかのま」や「おお孤独よ」など決定的名曲のほか、充実の選曲が見逃せません。
収録作曲家:
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パーセル(1659-1695):
音楽劇《アーサー王》Z.628 [リオネル・ムニエ(指揮) ヴォクス・ルミニス]PURCELL, H.: King Arthur, "The British Worthy" [Opera] (Junker, Tóth, True, Weynants, Vox Luminis, Meunier)
発売日:2019年01月18日
NMLアルバム番号:ALPHA430
CD 2枚組日本語オビ付き 価格:3,525円(税込、送料無料)
1642年から1649年にかけてイングランド、スコットランド、アイルランドで起きた「清教徒革命」。議会派を勝利に導いた独裁者オリバー・クロムウェルは、音楽や演劇を嫌っていたため、イングランド国内では演劇の上演が禁止されていました。これが解禁されたのは1660年の王政復古の年。娯楽、とりわけ演劇を心待ちにしていたイングランドで発達したのは歌手、語り手、ダンサーによって上演される「物語と音楽が半々=セミオペラ」という形式でした。 1691年に上演されたパーセルの《アーサー王》はこのジャンルの代表的な作品で、演劇部分は「円卓の騎士」で知られるアーサー王の英雄譚が描かれ、音楽部分では主に「ブリタニア賛歌」が繰り広げられるため、音楽本編では主人公のアーサーも、敵対するオズワルドも、盲目の美女エメラインも登場しないという、実に不思議な作品となっています。しかし奏でられる音楽の美しいこと。本編で繰り広げられる魔法や恋愛、風刺物語のほかに様々なテキストが取り入れられた魅惑的な旋律は聴きものです。 リオネル・ムニエと彼が率いるアンサンブル“ヴォクス・ルミニス”はレコーディングに先立ち、実際の上演を数多く行い、成功を収めたうえで、このアルバムを発表、万全の演奏で聴き手を魅了します。
収録作曲家:
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パーセル(1659-1695):
3声による12のソナタ [レトロスペクト・トリオ-ソフィー・ジェント/マシュー・トラスコット/ジョナサン・マンソン/マシュー・ホールズ]発売日:2018年11月16日
CD 価格:2,560円(税込)
キングス・コンソートを継承する形で2009年から2014年まで活動したレトロスペクト・アンサンブルが、2011年にリリースしたアルバム。リーダーのマシュー・ホールズをはじめ古楽界の新世代の名手たちにより録音されましたが、今となっては豪華な顔ぶれと言えるでしょう。少人数でそれぞれの主張も感じさせつつ、一体感のある緊密なアンサンブルを楽しめるアルバムです。 今回の再リリースにあたり、SACDハイブリッドから通常CDへと変更されています。
収録作曲家:
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パーセル(1659~1695):
舞踏と歌のはざまで ~18世紀 [ティム・ミード/レ・ミュジシャン・デュ・サン・ジュリアン/フランソワ・ラザレヴィチ]PURCELL, H.: Songs and Dances - Z. 323, 331, 339, 406, 544, 572, 607, 611, 628, 751 (Mead, Les Musiciens de Saint-Julien, Lazarevitch)
発売日:2018年10月26日
NMLアルバム番号:ALPHA419
CD国内仕様 日本語解説付 価格:2,970円(税込)
フラウト・トラヴェルソ(バロックフルート)の名手でありながら、同時に300年前のフランスでも流行していたバグパイプのエキスパートとしても知られ、古楽と民俗音楽の世界を分け隔てなく行き来してきたフランスの異才奏者フランソワ・ラザレヴィチ。Alphaレーベルで続けられてきた彼のチームは、あるときはフランスのロココ期へ、またあるときはルネサンス宮廷舞踏へ……と本拠フランスの正統派古楽も手がける一方で、アイルランドやスコットランドなど英国諸島の民謡にも確かな適性を示してきた、クロスオーヴァー的立ち位置もとれる柔軟な本格派団体。その知見と圧倒的な経験値をもって彼らが「英国のオルフェウス」こと17世紀イングランド最大の作曲家パーセルと正面から向き合うと、どんな魅力的な世界が紡ぎ出されるのか? と期待値充分なアルバムが登場! たんなる17世紀音楽として、あるいは宮廷寄りの正統派レパートリーとしてではなく、バグパイプも交えた民俗情緒をほんのり感じさせる、パーセル作品にひそむ舞踏の要素をあざやかに浮き彫りにしながら、17世紀の劇音楽・機会音楽の生々しい躍動感を伝えずにおかないプログラムが心そそります。リコーダー合奏、ヴァイオリン合奏、あるいは低音伴奏... アルバムの中で錯綜する音楽様式をへて、従来型のパーセル芸術家像をあざやかに覆す1枚の登場といえます! それでいて歌唱はカウンターテナー、つまり英国古楽的なパーセルの味わいを棄てるつもりは毛頭ないブレのなさも感じられます。これまでにもAlphaでリリースしてきたアルバムの全てが、高い注目度のもと古楽ファンに満足と驚きを与えてきた彼らだけに、これは目が離せないリリースといえそうです。演奏陣の意図を伝える解説の日本語訳がつく国内仕様もおすすめです。
収録作曲家:
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パーセル(1659~1695):
舞踏と歌のはざまで ~18世紀 [ティム・ミード/レ・ミュジシャン・デュ・サン・ジュリアン/フランソワ・ラザレヴィチ]PURCELL, H.: Songs and Dances - Z. 323, 331, 339, 406, 544, 572, 607, 611, 628, 751 (Mead, Les Musiciens de Saint-Julien, Lazarevitch)
発売日:2018年10月26日
NMLアルバム番号:ALPHA419
CD日本語帯付き 価格:2,250円(税込)
フラウト・トラヴェルソ(バロックフルート)の名手でありながら、同時に300年前のフランスでも流行していたバグパイプのエキスパートとしても知られ、古楽と民俗音楽の世界を分け隔てなく行き来してきたフランスの異才奏者フランソワ・ラザレヴィチ。Alphaレーベルで続けられてきた彼のチームは、あるときはフランスのロココ期へ、またあるときはルネサンス宮廷舞踏へ……と本拠フランスの正統派古楽も手がける一方で、アイルランドやスコットランドなど英国諸島の民謡にも確かな適性を示してきた、クロスオーヴァー的立ち位置もとれる柔軟な本格派団体。その知見と圧倒的な経験値をもって彼らが「英国のオルフェウス」こと17世紀イングランド最大の作曲家パーセルと正面から向き合うと、どんな魅力的な世界が紡ぎ出されるのか? と期待値充分なアルバムが登場! たんなる17世紀音楽として、あるいは宮廷寄りの正統派レパートリーとしてではなく、バグパイプも交えた民俗情緒をほんのり感じさせる、パーセル作品にひそむ舞踏の要素をあざやかに浮き彫りにしながら、17世紀の劇音楽・機会音楽の生々しい躍動感を伝えずにおかないプログラムが心そそります。リコーダー合奏、ヴァイオリン合奏、あるいは低音伴奏... アルバムの中で錯綜する音楽様式をへて、従来型のパーセル芸術家像をあざやかに覆す1枚の登場といえます! それでいて歌唱はカウンターテナー、つまり英国古楽的なパーセルの味わいを棄てるつもりは毛頭ないブレのなさも感じられます。これまでにもAlphaでリリースしてきたアルバムの全てが、高い注目度のもと古楽ファンに満足と驚きを与えてきた彼らだけに、これは目が離せないリリースといえそうです。(演奏陣の意図を伝える解説の日本語訳がつく国内仕様盤もおすすめです)
収録作曲家:
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36歳という短い生涯の中で、多くの歌劇や舞台作品を残したイギリスの作曲家ヘンリー・パーセル。幼い頃、聖歌隊で歌っていただけあって、宗教作品も達者な筆致による素晴らしいものが多く残されています。 このアルバムでは、清々しいテ・デウムを中心に何曲かの合唱曲と、オルガンのためのヴォランタリーを聴くことができます。ボーイ・ソプラノが美しい「朝の賛歌」も聴きどころです。ニューヨーク五番街・聖トーマス男声合唱団&少年合唱団の華やかな演奏で。
収録作曲家:
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パーセル(1659-1695):
〈オペラの組曲集〉
「妖精の女王」
「預言者、またはダイオクリージャンの物語」
「アーサー王、またはイギリスの偉人」
「インドの女王」 [アカデミー室内管/マリナー]PURCELL, H.: Opera Suites (Academy of St. Martin in the Fields, Marriner)
発売日:2016年08月26日
NMLアルバム番号:C8001
1)
CD 価格:1,680円(税込)
ネヴィル・マリナーによるイギリス・バロック時代の作曲家パーセル(1659-1695)の傑作集。ほとんどが舞曲で構成されているこれらの組曲をマリナーは生き生きと演奏しています。この時代の音楽の楽しさに開眼させてくれる楽しい1枚です。
収録作曲家:
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パーセル(1659-1695):
劇場音楽集 第2集 [アラディア・アンサンブル/マロン]PURCELL: Theatre Music, Vol. 2 (Aradia Ensemble, Mallon)
発売日:2016年06月29日
NMLアルバム番号:8.573280
CD
通常価格:1,290円→ 特価!:490円(税込)イギリス・バロック期の最大の音楽家パーセル(1659-1695)。彼の父も叔父も音楽家で、また弟も音楽家になるという音楽一家に生まれたパーセルは、幼少期に王室礼拝堂の少年聖歌隊に入り、変声期を迎えた後は、名オルガニスト、ジョン・ブロウに学びます。写譜係として古い時代の作曲家たちの作品を研究、これによって伝統的なスタイルを身につけ、18の時に王室弦楽合奏隊の専属作曲家に就任します。その2年後にはウェストミンスター寺院のオルガニストにも任命され、以降、36歳でこの世を去るまで膨大な作品を遺すこととなるのです。 そんな彼の劇音楽は、主に晩年の5年間に集中的に作曲され、どれもユニークで、規模は小さいものの、歌劇にも近い佇まいを持ったものです。「女房持ちの色男」はややきわどいコメディで、「後悔したチェリアの横たわるをみよ」は独立して演奏されるほどの人気を誇っています。スペインの修道士の物語、当時の人気女優のために書かれた「アンソニー・ラヴ卿」、英雄的な悲劇「オーレン=ジープ」の異国的な雰囲気、1693年に初演された皮肉たっぷりの「年老いた男やもめ」と、楽しくウィットに富んだ音楽がたっぷり味わえます。NAXOSが誇る古楽指揮者マロンとアラディア・アンサンブルの息のあった演奏です。
収録作曲家:
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イギリス・バロック音楽の最大の音楽家であるパーセルの名曲集です。王室礼拝堂の少年聖歌隊で学んだ後、チャールズ2世の時代に「国王の楽団」の作曲家、及びウェストミンスター寺院のオルガニストとして活躍、36年という短い生涯に膨大な作品を残しました。ここで聴けるのは彼の作品の中のほんの一部ですが、イギリスの上品さと典雅さを一身に集めたかのような輝かしく美しい曲を存分に楽しめます。歌劇「ダイドーとイニアス」の中の「ダイドーの嘆き」はポップスなどにも編曲されていたり、トランペット・チューンなどはCMで使われたりと、存外身近にある作曲家なのだな・・・と感激してしまったりもします。
収録作曲家:
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パーセル(1659-1695):
劇場音楽集 第1集 [マロン]PURCELL: Theatre Music, Vol. 1 - Amphitryon / Sir Barnaby Whigg / The Gordian Knot Unty'd / Circe
発売日:2008年05月09日
NMLアルバム番号:8.570149
CD 価格:1,200円(税込)
チャーミングでちょっとエロティック
まるで宝石のような舞曲の見本市、パーセルの音楽たった36年の短い生涯に膨大な曲を残したイギリスの天才、パーセル。まさにモーツァルトに匹敵する才能の持ち主でした。彼の劇場音楽のほとんどは晩年(!)の5年間に書かれたもので、陽気で騒がしい曲から荘厳な曲と、あらゆる要素を含んだ楽しい曲ばかりです。ロンド、メヌエット、シャコンヌなど舞曲の宝庫でもあります。収録作曲家:
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Alles wieder gut - 全てが良くなる
フラヌイ&フローリアン・ベッシュ
バリトンのための作品集 [フローリアン・ベッシュ(バリトン)/フラヌイ(アンサンブル)]Vocal Recital (Baritone): Boesch, Florian - BEETHOVEN, L. van / MAHLER, G. / SCHUBERT, F. / SCHUMANN, R. (Alles wieder gut)
発売日:2021年02月12日
NMLアルバム番号:WWE1CD20450
CD 価格:2,400円(税込)
ドイツ・オーストリアの作曲家の作品と民謡の旋律を融合、木管楽器、金管楽器、弦楽器、ダルシマー、ツィター、フォークハープなどを駆使して楽しいアンサンブルに仕立てる“フラヌイ”の最新録音。 タイトルの「Alles wieder gut」はマーラーの『さすらう若人の歌』第4曲からの言葉であり「眠って(死んで)しまえば恋も苦しみも現生も夢も、全てが良くなる」という意味で、「ポルカなどの楽しい舞曲と、葬送のための音楽は表裏一体でありどちらも生活に密着している」というポリシーのもとにアレンジされたこれらの曲を、名バリトン、フローリアン・ベッシュが朗々と歌い上げます。
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『暴君の愛』
~英国バロックの舞台音楽に現れる暴君たち~ [アンサンブル・レ・シュルプリーズ、ウジェニー・ルフェビュール、ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブラ]Chamber and Vocal Music (English Baroque) - PURCELL, H. / BLOW, J. / CLARKE, J. / ECCLES, J. (Tyrannic Love) (Ensemble Les Surprises, Camboulas)
発売日:2021年01月29日
NMLアルバム番号:ALPHA663
CD 価格:2,325円(税込)
英国の劇場で描かれた暴君たち。パーセルを中心に。「疫病、飢饉、宗教にかかわる内戦、あるいは対外戦争…… 17世紀の英国がこのうえなく動乱に満ていたからこそ、人々は他の時代よりいっそう強く精力的に、輝きにみちた演劇空間をつくりだそうと意欲を燃やしたのでした」―― そう語るアンサンブル主宰者ルイ=ノエル・べスティオン・ド・カンブラ。彼らフランス語圏の古楽奏者たちは、整然とした折り目正しさに貫かれた理知的英国文化のイメージを越えた、躍動感あふれる17世紀の生々しい英国音楽の素顔をあざやかに甦らせてきましたが、ここにまたひとつエキサイティングな新録音が登場しました。 テーマは『暴君の愛』。古代神話や中世伝説、悪漢小説などに登場する暴君・猛女たちが、いかに英国の舞台を賑わせ、人間味に満ちた恋物語を劇場に現出せしめていたか、17世紀の英国人作曲家たちの思いがけない付随音楽を通じて炙り出す充実のプログラム。天才パーセルの名品が大部分を占めながらも、その大先輩ブロウや人気作曲家エックルズら同時代の他の作曲家たちの演目もそれぞれに聴きごたえある逸品ばかり。 随所で打楽器がアクセントを添えるスリリングな音楽作りもさることながら、パーリー・オヴ・ザ・インストゥルメンツの主宰者でもある音楽学者ピーター・ホルマンの充実した解題を通じて選曲の妙が解き明かされる解説も貴重。 1枚のアルバムを通じて昔日文化の一端を味わい深く伝えようとする意欲にみちた、Alphaならではの充実盤に仕上がっています。
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トランペットは、その起源が紀元前2000年まで遡ることができるとされる最も古い楽器の1つです。最古のトランペットは金属や動物の角やほら貝から作られ、空気が吹き込まれると、遠くまで伝わる大きな共鳴音を作り出すことができ、ギリシャ・ローマの時代には、サルピンクス (salpinx)と呼ばれる楽器が勝利の合図と敵接近の合図を送るために戦闘中に頻繁に用いられていました。その後、楽器には様々な改良が施されますが、17世紀ころまでは音程を自由に変化させることができず、倍音を生かした旋律を奏でることが精一杯でした。 19世紀初頭、ドイツのブリューメルによってバルブが発明され、さらにフランスのラバイェがピストンを発明、その後ウィーンのヨゼフ・リードルがバルブを改良したロータリー式を発明したことで楽器の性能は飛躍的に発展。そして1839年にペリネが発明した3本ピストンのシステムは、現在ほとんどの金管楽器で使用されるほどの画期的なアイデアです。 このアルバムでは「ナチュラル・トランペット」の時代から近代の作品までを網羅。トランペットの発展に伴う様々な作品を楽しむことができます。
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『THE QUEEN'S DELIGHT 女王のお楽しみ』
17-18世紀英国のカントリー・ダンスと歌 [フランソワ・ラザレヴィチ、レ・ミュジシャン・ド・サン=ジュリアン]QUEEN'S DELIGHT (THE) - English Songs and Country Dances of the 17th and 18th Centuries (Les Musiciens de Saint-Julien, Lazarevitch)
発売日:2020年09月25日
NMLアルバム番号:ALPHA636
CD 価格:2,325円(税込)
フルートとバグパイプを操る才人ラザレヴィチによる、バロック期英国の歌と舞曲各種のフルートとバグパイプの名手フランソワ・ラザレヴィチ。バッハやテレマンなどフルートのためのバロック作品をそのレパートリーの一つの軸とすれば、小型のバグパイプであるミュゼットなどを使った故国フランスの古い作品がもう一つの軸、そしてもう一つの大切な軸が英国やその周辺国の作品で、得意とするバグパイプやフルート類はその響きにぴったりです。 今回のアルバムには、1651年から1728年の間にジョン・プレイフォード(1623-86)の出版社より20冊以上刊行され、大ヒットした「英国式舞踏指南」に掲載されたメロディを収録しています。ラザレヴィチ自身が彼の主催するレ・ミュジシャン・ド・サン=ジュリアンとの演奏のため編曲を行い、「イタリアの歌」でのヴァイオリンの変奏はディヴィッド・グリーンバーグによるもの。聴いていると体を動かさずにはいられない、そんな楽しくも美しい音楽が次々と繰り出されます。
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A Giant Reborn - 巨人の生まれ変わり
18世紀のオルガン作品集 [ジェラール・ブルックス(オルガン)]発売日:2020年09月11日
CD 2枚組 価格:3,225円(税込、送料無料)
イングランド国教会が1714年から1729年に建設したクライスト・チャーチ。この教会のオルガンを製作したのは、1735年に当時の名オルガン・ビルダー、リチャード・ブリッジ(生年不明-1758)で、2000本を超えるパイプを備えた堂々たる楽器は、現代イギリスに於いても最大規模を誇っています。100年以上の長きに渡り、様々な改修が加えられながら大切に扱われてきましたが、教会の老朽化に伴い、1960年代に一旦オルガンも解体され別の場所に保存、教会の改装後の2014年、オルガン・ビルダー、ウィリアム・ドレイクの手で修復され元の場所に設置されました。 名手ジェラール・ブルックスの演奏で聴くこの2枚組は、この楽器の美質を最も生かす18世紀当時の作品で構成されており、中にはプレルールやリーディング、キープルなどあまり知られていない曲も含まれています。
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『BELLS - 鐘』
ピアノ、チェンバロ、フォルテピアノ、フェンダー・ローズによる、古今東西鍵盤音楽の旅 [アンソニー・ロマニウク]発売日:2020年08月28日
CD 価格:2,325円(税込)
話題のピアニストがその鬼才の片鱗を露わに!
4つの時代の楽器を操る鍵盤音楽の旅フォルテピアノやチェンバロなどの古楽系鍵盤奏者として各方面に出演するほか、同時代の作品解釈にも一家言あり、パトリツィア・コパチンスカヤのアルバム『TAKE TWO』(ALPHA211/NYCX-20002)ではチェンバロとトイ・ピアノで共演しているアンソニー・ロマニウク。生まれ育ったオーストラリアでジャズにどっぷりとはまった後、アメリカへ渡りクラシック・ピアノを学習、数年後から古楽を学んだ彼は、当地でロックや電子音楽にも深く熱中していきました。 そんな彼が思い描く鍵盤楽器の音楽を存分にやり遂げた、目の覚めるような構成によるソロ・デビュー・アルバムが登場です。バードからチック・コリアまでの作品を、モダン・ピアノを中心としながらも、フォルテピアノ、チェンバロ、そしてフェンダー・ローズ(金属音叉を使用したフェンダー社製の電子ピアノで、ジャズからソウル、ロックまで幅広いポピュラー音楽に1970年代を中心に使用され、現在も多くのファンが存在)までを縦横無尽に駆使して演奏しています。その楽曲解釈は、確固たるアカデミックな基礎の上にロックやヒップホップを吸収した世代ならではの小気味よい風通しの良さが感じられ、彼がどの作品からもそれぞれが持つ美しさを聴く者に示してくれる抜群の才気の持ち主であることを知らしめています。 フェンダー・ローズによるバッハの面白さなど意外性も相まって、最後まで一気に聴かせるアルバムです。 -
Château de Versailles Spectacles
『ル・グラン・ジュ』
オルガンによる大いなる遊戯
ヴェルサイユ宮殿旧王立礼拝堂の大オルガンによる、フランス・バロックの花束 [ガエタン・ジャリ]Organ Recital: Jarry, Gaétan - CORRETTE, M. / DANDRIEU, J.-F. / MARCHAND, L. / RAMEAU, J.-P. (Le grand jeu - French Baroque Organ Favourites)
発売日:2020年08月28日
NMLアルバム番号:CVS024
CD 価格:2,325円(税込)
ヴェルサイユ宮殿旧王立礼拝堂の大オルガン・シリーズ、ガエタン・ジャリによる名曲集!1710年に完成したヴェルサイユ旧王室礼拝堂の大オルガン。二度の大改修を含む度重なる改造で、当初の姿から大きく変化したオルガンも1995年には可能な限り建造当時の形へと復元されました。 ヴェルサイユ宮殿のレーベルで続くそのオルガンの素晴らしさを伝えるシリーズに、自ら主宰するアンサンブル、マルグリット・ルイーズと共に素晴らしい声楽作品をこれまでリリースしてきたガエタン・ジャリが登場。オルガンのためのオリジナルから管弦楽や声楽曲の編曲まで、フランス・バロックの名曲をたっぷりと聴かせています。 ラストにはパーセルとヘンデルの作品も収録し、伝えきらなかったオルガンの特性を引き出しました。礼拝堂全体を派手に鳴らすものから、繊細な綾を表現する作品まで、バロック音楽の多様さとヴェルサイユの歴史あるオルガンの魅力が詰め込まれたアルバムです。
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The English Organ
英国のオルガン [ダニエル・モールト(オルガン&解説)]The English Organ
発売日:2020年07月17日
7枚組(4DVD + 3CD) 価格:11,700円(税込、送料無料)
1550年代から現在までのイギリス・オルガン音楽の歴史と発展を探るBOXセット。 長編3種類のドキュメンタリーと、ドキュメンタリーで演奏されている曲の全てを収録したCD3枚が収納された美しい装丁です。三大陸の40か所で1年以上をかけてロケを行った華麗な映像には、オルガニスト、ダニエル・モールトが解説者として登場。彼はバードから現代までの作品を英国、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド各地の33種類のオルガンで演奏し、作品と楽器の解説も行いました。英国オルガン音楽の歴史を紐解く興味深い内容です。
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-★『レコード芸術』特選盤(2020年6月号)★-
『PARADISE LOST ~ 失楽園』
様々な地域と時代における、楽園と追放の歌 [アンナ・プロハスカ (ソプラノ)、ジュリアス・ドレイク (ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Prohaska, Anna - SCHUBERT, F. / RACHMANINOV, S. / WOLF, H. (Paradise Lost)
発売日:2020年04月10日
NMLアルバム番号:ALPHA581
CD国内仕様 日本語解説付き 価格:2,970円(税込)
プロハスカが描く、楽園と追放の物語特に近・現代音楽の解釈と歌唱で高い評価を得ながら、持ち前の高い感性で古楽の世界にまで鋭く切り込むアンナ・プロハスカが描く『失楽園』。楽園でのアダムとイヴ、その堕落と追放の物語、あるいはそれに触発された歌曲を収録しています。ロマン派から近代、そして20世紀に至る各時代から独自の選曲を行っており、歌詞も仏・独・英・露と4ヵ国語に及ぶもの。圧倒的な充実度で、プロハスカの企画力、歌唱力、言語力と、現在の彼女が持てる実力が余すところなく発揮された、聴き応え十分のアルバムです。
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ルドルフ・バルシャイ
アニヴァーサリー・エディション [ルドルフ・バルシャイ(ヴィオラ&指揮)/ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)/ミハイル・ムンチャン(チェンバロ)/チャイコフスキー弦楽四重奏団/モスクワ室内管弦楽団 他]BARSHAI, Rudolf: Rudolf Barshai Collection
発売日:2020年03月27日
NMLアルバム番号:MELCD1002600
CD 5枚組 価格:5,100円(税込、送料無料)
日本でも大人気を博した指揮者バルシャイ、生誕95周年記念アルバムが登場!1924年、ロシアのラビンスクに生まれ、モスクワ音楽院でヴァイオリンとヴィオラを学び、当初はヴィオラ奏者として活動を始めたルドルフ・バルシャイ。1955年から指揮者に転向、自ら創設したモスクワ室内管弦楽団を率いて、ソ連国内で活発な活動を行い、同世代の作曲家の作品を次々と初演。なかでもショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲は自ら「室内交響曲」に編曲するなど、アレンジャーとしても素晴らしい成果を上げています。また、晩年は若いころから愛していたというマーラーの「交響曲第10番」を補筆完成、録音を残したことでも知られています。 この5枚組では、優れたヴィオラ奏者としての活動と、指揮者としての非の打ちどころのない完璧な演奏を3枚のアルバムに収録、残る2枚には、晩年、病床にあっても編曲を続けていたという「フーガの技法」全曲と、同じくバルシャイが編曲したプロコフィエフの小品を併せることで、彼の音楽に対する愛情と偉大な功績を探ることに成功しています。
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-★『レコード芸術』特選盤(2020年5月号)★-
英国ロイヤル・バレエ
『ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー』
『メデューサ』
『フライト・パターン』 [英国ロイヤル・バレエ]発売日:2020年02月21日
Blu-ray国内仕様 日本語解説付 価格:5,500円(税込、送料無料)
英国ロイヤル・バレエが贈るコンテンポラリー・ダンスの最先端、
それぞれが個性的な三部作を映像で体験!ポップな感覚で人気を集める振付家クリストファー・ウィールドンが2008年に発表した『ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー』を英国ロイヤル・バレエのために大胆にリニューアル。クリムトの絵画に着想をえた黄金色の細かな短冊をちりばめた衣装をまとったベアトリス・スティクス=ブルネル、フランチェスカ・ヘイワード、サラ・ラム、ワディム・ムンタギロフらロイヤル・バレエのスター・ダンサーたちが、ヴィヴァルディなどの音楽に乗り華やかに舞います。 異文化の遭遇、対話をモチーフにし刺激的な作品を発表し続けるシディ・ラルビ・シェルカウイが、英国ロイヤル・バレエに初めて招かれ創造した『メデューサ』。ギリシャ神話のメデューサの物語を深く読み込み、ロイヤル・バレエの名花、ナタリア・オシポワが不条理な運命に翻弄される女性の姿を情念豊かに描きます。 平野亮一の演じる男権的な抑圧者の象徴としてのポセイドンの存在感は圧倒的。音楽は、パーセルの楽曲がアーカイックな神話の世界を想起させ、電子音楽による夢幻的な効果が対置されるユニークな構成です。 現代社会の様々な問題に真摯に向き合うテーマの設定で世界中の注目を集める振付家クリスタル・パイトによる『フライト・パターン』。本作では難民問題をテーマに取り上げ、グレツキの「悲歌のシンフォニー」を背景に、英国ロイヤル・バレエの若手ダンサー36人による群舞が、現代の社会矛盾とその悲劇を描き出します。 -
かっこいいチェンバロ
Best Loved Classical Harpsichord Music [さまざまな演奏者]HANDSOME HARPSICHORD - Best Loved Classical Harpsichord Music
発売日:2020年02月28日
NMLアルバム番号:8.578184
CD 価格:1,200円(税込)
18世紀後半までの鍵盤楽器作品と言えば、ほとんどがチェンバロのために書かれています。姿はピアノとよく似ていますが、音を出す仕組みが異なっており(ピアノのように弦を叩くのではなく、弦をはじいて音を出す)、フレージングの微妙なニュアンスは演奏者のタッチによって左右される繊細な楽器です。 ピアノの普及に伴い一度は廃れてしまいましたが、20世紀になって、古楽演奏自体に注目が集まったことや、コンサートホールでも音が響くように楽器が改良され、プーランクら何人かの作曲家が作品を書いたこともあり、現在では楽器の魅力が幅広く定着しています。
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11-12世紀に活躍した女性作曲家ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの清冽な単旋律によるレスポンソリウム(独唱と合唱が交互に歌い交わす方式)から、現代気鋭の作曲家アルネセンの作品まで、およそ900年に渡る膨大な合唱レパートリーの中から選りすぐった傑作選。 ルネサンス期の精緻な対位法が美しい無伴奏合唱曲やマドリガーレ、バロックから古典派にかけてのヴィヴァルディやモーツァルト、ベートーヴェンらの整った形式を持つミサ曲やカンタータ、イタリア・ロマン派のケルビーニやドニゼッティによるオペラを思わせる華やかな曲、シューマン、ブラームスをはじめとしたドイツ・ロマン派と東欧作曲家たちの詩情豊かな作品を経て多様な作風に至る現代へ。 人の声の持つ温かさと力強さを伝える合唱芸術の素晴らしいコレクションです。
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ヴァンサン・デュメストルと、
ル・ポエム・アルモニークの芸術
~16世紀から17世紀へ
バロックのフランスとイタリア、そして英国
[20枚組BOX] [ヴァンサン・デュメストル、ル・ポエム・アルモニーク]発売日:2019年09月27日
CD 20枚組日本語帯付き 価格:5,775円(税込、送料無料)
ル・ポエム・アルモニーク20年の歩みを俯瞰する20枚組特別価格の記念BOX!1998年にヴァンサン・デュメストルによって結成された古楽器合奏団、ル・ポエム・アルモニーク。その20周年を記念するBOXが登場します。 その結成とほぼ同時期に発足したALPHA CLASSICSからCDのリリースを開始した彼らのディスコグラフィから、記念すべき商品番号ALPHA001(カスタルディ作品集)をはじめ、白ジャケット・シリーズ以外のスタンダード・シリーズから大半の重要アルバムを網羅。このグループを一躍有名にしたリュリ登場以前のフランスのエール・ド・クールやイタリア初期バロックから、ルイ14世時代のフランス音楽やそこから絶大な影響を受けた英国17世紀音楽など「フランス」「イタリア」「英国」の3地域を軸に、16世紀末-17世紀のいわゆる「バロック」のターニングポイントを辿れる選曲。リリース時に高い評価を博した名盤ぞろいのBOXです。
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Thou Art My Refuge
ベイリー/ヘミングス/ベネット/ラッセル/ロイド/エルヴィー:
合唱作品集 [グローリエ・デイ・カントレス]Choral Concert: Gloriae Dei Cantores - BAYLEY, W. / HEMMINGS, A.S. / BENNETT, W.S. / RUSSELL, W. / LLOYD, C.H. / ELVEY, G.J. (Thou Art My Refuge)
発売日:2019年06月21日
NMLアルバム番号:GDCD038
CD 価格:2,720円(税込)
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芳しきことバラにもまさり
ヘンリー・パーセルと同時代の歌曲と組曲 [アンナ・デニス(ソプラノ)/サウンズ・バロック(アンサンブル)]発売日:2019年03月29日
CD 価格:2,240円(税込)
フランスとイタリア、双方から影響を受けたパーセルの音楽は、名歌手たちによって歌われ、楽譜も数多く出版され聴衆たちを熱狂させました。このアルバムはパーセルが劇場のために作曲した様々な作品の中から、いくつかの洗練された美しいアリアを選び、同時代の作曲家たち(劇場の同僚だった)のチェンバロやギターのための組曲を併せた17世紀のイギリス音楽についての興味深い1枚となっています。 ここで表情豊かな歌唱を披露するアンナ・デニスは、ロンドンの王立音楽院で学び、イギリス作品やロシア作品を得意とするソプラノ歌手。ジュリアン・パーキンズ率いるアンサンブル「サウンズ・バロック」が細やかな伴奏で歌を引き立てています。
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From Byrd to Byrd - バードからバードへ [フリーデリケ・シュレク(チェンバロ)]
Harpsichord Recital: Chylek, Friederike - BYRD, W. / DOWLAND, J. / LOCKE, M. / LAWES, W. / PURCELL, H. / GIBBONS, O. (From Byrd to Byrd)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:OC1702
CD 価格:2,080円(税込)
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ラインホルト・フリードリヒ(1958-)。7歳からトランペットを始め、エドワード・タール、ピエール・ティボーに師事。1986年に開催されたミュンヘン国際コンクールで優勝し一躍注目を浴びました。 1983年から1999年までフランクフルト放送交響楽団の首席トランペット奏者を務めるとともに、ルツェルン祝祭管弦楽団の創設時より同じく首席トランペット奏者を勤めるという華々しい経歴を持つフリードリヒ。インバル、キタエンコ、そしてアバドからの信頼も厚く、例えば、映像で公開されている2004年のルツェルン祝祭管弦楽団によるマーラーの5番での冒頭のトランペットの音色に胸を熱くした人は多いのではないでしょうか? 現在、カールスルーエ音楽大学の教授職にあり、数多くの後進を指導していることでも知られています。オーケストラのメンバーとして、またソリストとしての来日経験も豊富で、日本でも多くのファンを持つ人気者です。 この10枚組は彼の豊富なレパートリーの一端を知らしめるもので、過去15年間の録音から特色ある演奏を選び出し、バロックから現代まで作曲年代ごとに収録したものです。どんな曲でも難なく演奏してしまうフリードリヒの、輝かしい音色と超絶技巧を存分にお楽しみください。
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「ニレの木陰で」
18世紀フランスのブリュネットとコントルダンス [フランソワ・ラザレヴィチ(指揮、フラウト・トラヴェルソ、ミュゼット)/レ・ミュジシャン・ド・サン=ジュリアン(古楽器使用)]Vocal and Chamber Music - SCELLERY, C.-E.B. de / BOUSSET, J.-B. de (À l'ombre d'un ormeau) (Les Musiciens de Saint-Julien, Lazarevitch)
発売日:2018年09月12日
NMLアルバム番号:ALPHA342
CD日本語帯付き 価格:1,520円(税込)
18世紀フランスの人々を夢中にさせた音楽を集めたアルバム。ここに集められたブリュネットと呼ばれる歌や、英国のカントリー・ダンスが輸入されて発展したコントルダンスなどは、農民の音楽を元にしたものとして貴族階級から火がつき、やがてパリの市民たちの間にまで広がっていきました。ふいご付きのバグパイプ(ミュゼット)を中心に、ハーディガーディ、フルートなどの多彩な音色が、当時の日常生活の中で豊かに奏でられた音楽の楽しさ、美しさを私達に存分に味あわせてくれます。
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1965年に生まれ、ロシアの現代音楽ピアニストの騎手にして、ポスト・ミニマルと位置付けられる作曲家でもあるアントン・バタゴフ。メシアンやバッハで聴かせた、極端に遅いアプローチながら高い緊張感を保つことで生まれる高次元の美しさが、一部で大きな話題となりました。 彼が今回リリースするのは英国バロック。ヴァージナル作品と、劇音楽や歌曲を鍵盤用にアレンジした作品を集めています。冒頭の「ガリヤード」では、低音パートのみで深々と開始されたのち親しみやすいメロディがこれに絡み、視覚的な遠近法を感じさせるような奥行きと美しさを作り出しています。この奥深さはアルバム全体を支配するものですが、続くパーセルの「シャコンヌ」は比較的動きのある作品であり、構成にメリハリも持たせて飽きさせません。またゆったりと始められるパーセル「ロンド」ですが、後半ではこの作品を元にしたブリテンの「管弦楽入門」を意識したようなテンポが急に挿入されたりと、アイデアも多彩。「私たちは、ジャズ、ロック、ニューエイジ、ミニマル、そしてアヴァンギャルドを体験してしまっている」というバタゴフの言葉通り、バロックを当時のままに演奏しようとするのではなく、現代の語法で語り直す面白さと新鮮さ、そして美しさを解き明かしてくれるアルバムです。 スタインウェイの音を素直に拾った余韻の響き過ぎない録音も、作品と演奏の素晴らしさを引き立てています。
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バロック音楽と言えば、だれもが思い浮かべる数々の名曲・・・ヴィヴァルディの「四季」やJ.S.バッハの「ブランデンブルク協奏曲」、「ゴルトベルク変奏曲」「無伴奏チェロ組曲」などはもちろんのこと、ラモーの「クラヴサン組曲」やパーセルの「ダイドーとイニーアス」など一度は聴いておきたい作品を網羅した18枚組BOXが再プレスされました。 レオンハルトやコクセの定評ある名演に加え、クルレンツィスとムジカエテルナなどの最先端の演奏も含むこのBOXは、初めてバロック音楽を聴く人だけでなく、この時代の作品に慣れ親しんでいる人にも新たな喜びをもたらします。
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サー・ネヴィル・マリナー
ザ・ロンドン・レコーディングス[14枚組BOX]Orchestral Music - PURCELL. H. / BOYCE, W. / MENDELSSOHN, F. / MASSENET, J. / ELGAR E. / DVOŘÁK, A. (The London Recordings) (Marriner) (14-CD Box Set)
発売日:2018年08月24日
CD 14枚組BOX 価格:4,650円(税込、送料無料)
2016年に亡くなったサー・ネヴィル・マリナーが、Capriccioレーベルに残した一連の録音を集めたBOXセット第2弾が登場します。 今回集められたのは、1958年に自ら創設した「アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ」との録音。活動の初期にはバロックから古典を主なレパートリーとしていた彼らですが、徐々に守備範囲を広げていき、ここに集められた1990年代にはロマン派までを手中に収めていました。パーセルやボイスはお得意の様式であるうえに、自国が誇る作曲家に敬意を持って大切に歌い上げられ、メンデルスゾーンもまた、なめらかなオーケストラ表現を得意とするマリナーにはうってつけのレパートリーです。バレエで聴かせる軽やか表現も素晴らしいもの。 注目は、比較的少人数の弦をすっきりと鳴らした見通しの良いチャイコフスキーで、独自のテクスチャの面白さに夢中になる人が続出しました。今回「マンフレッド」を含む交響曲全集として復刻されるのはたいへん嬉しいところ。ドヴォルザークもまた聴きごたえのある演奏です。
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A SPAN OF TIME
ジュリアン・ロイド・ウェバーの芸術
[4枚組BOX]JULIAN LLOYD-WEBBER – A SPAN OF TIME (4-CD Box Set)
発売日:2018年04月27日
CD 4枚組BOX 価格:2,880円(税込)
イギリスのチェロ奏者ジュリアン・ロイド・ウェバー(1951-)。父ウィリアム・ロイド・ウェバーと兄アンドルー・ロイド・ウェバーは作曲家、妻ジアシンはチェロ奏者という音楽ファミリーの一員です。イギリスや北欧の小品を得意とする彼は、このBOXに収録されているイギリスの小品集(CD2)では、自らイギリス室内管弦楽団を指揮しながらチェロを演奏。指揮者としても才能を発揮しました。また、編曲家としても知られており、父ウィリアムの作品をはじめ、様々な曲を独奏用、もしくは二重奏用に編曲することで、曲の新たな魅力を引き出すとともに、知られざる曲の美しさを伝えています。 CD4のヴィヴァルディは、2014年に病のため、惜しくもチェロ奏者としての引退を発表した彼のチェリストとしての最後の録音となりました。
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ロイヤル・オペラ・ハウスの一夜
EVENING WITH THE ROYAL BALLET AND THE ROYAL OPERA (AN) (1999-2011) (NTSC)
発売日:2018年04月20日
DVD 2枚組歌唱部日本語字幕付き
通常価格:2,775円→ 特価!:990円(税込)ロンドンの中心部、コヴェントガーデン。人々が行きかう賑やかな場所にロイヤル・オペラ・ハウスがあります。18世紀に初代の「シアター・ロイヤル」が建設され、たびたびの火災を乗り越え、現在は3代目にあたるこの劇場、これまでにもヘンデルのオペラをはじめ、ロッシーニ、マイアベーアなどの歌劇や、たくさんのバレエを上演、イギリスの人々を楽しませて来ました。この2枚組では、現代のロイヤル・オペラ・ハウスでの“最高の催しをダイジェストでご覧いただくことができます。DVD1ではアコスタ、ロホ、コジョカル、吉田都ら、歴代のプリマたちの華麗なソロやパ・ド・ドゥーを。DVD2では名歌手たちの美しいデュエットを。まさに夢のような豪華絢爛な舞台をお楽しみいただけます。
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オルフェウス -
17世紀の歌、アリアとマドリガル集 [プレガルディエン/テアトロ・デル・モンド/キュッペルス]Vocal Music (Tenor) (Orpheus - Songs, Arias and Madrigals from the 17th Century) (J. Prégardien, Teatro del mondo, Küppers)
発売日:2018年03月23日
NMLアルバム番号:555168-2
8)
CD
通常価格:1,800円→ 特価!:690円(税込)17世紀初頭、楽器伴奏による初期のバロック独唱曲は、それまで主流であったルネサンス期の多声合唱作品との共存を始めました。これは、もちろん音楽の形態は違えども、表現の多様性を求めてのことであったとされています。タイトルに付された「オルフェウス」とはギリシャ神話に登場する詩人、音楽家であり、彼が弾くリラの音色に全ての動物、草花が魅了されたと言われ、17世紀終わりのイギリスでは「オルフェウス・ブリタニクス」という歌曲集が出版されるほど、その名前は音楽と一体化していました。 このアルバムでは現代の名歌手ユリアン・プレガルディエンがオルフェウスを讃え、イギリス、ドイツ、イタリアの歌曲を歌い、キュッペルスが指揮するテアトロ・デル・モンドが、様々な舞曲で曲間を繋いでいくという趣向です。
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Lights Out
イギリスの声楽作品集 [コルウェル/グリフェル/マーティン=ウェスト/ウッド/ジェイコブス]Vocal Music (English) - WESLEY, S. / PURCELL, H. / MOERAN, E.J. / GURNEY, I. (Lights Out) (G. Colwell, C. Griffel, Martyn-West, J. Wood, P. Jacobs)
発売日:2018年01月26日
NMLアルバム番号:DDV24165
CD 価格:1,760円(税込)
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ストコフスキー(1882-1977):
編曲集 [ボーンマス響/セレブリエール]STOKOWSKI TRANSCRIPTIONS (Bournemouth Symphony, Serebrier)
発売日:2016年05月25日
NMLアルバム番号:8.578305
CD 価格:1,200円(税込)
あの映画「ファンタジア」でも知られるアメリカの大指揮者レオポルド・ストコフスキー(1882-1977)。彼はまさに「オーケストラの魔術師」であり、その変幻自在なタクトから生み出される音楽は全ての人々を魅了したのです。多くの作品をアメリカ初演した彼は、レコーディングにもコンサートにも常に全力投球。時には私財を投げ打ってでも、20世紀のアメリカ音楽の発展に力を尽くしたのです。彼は、どうすればオーケストラが一番良く鳴るかを知っていたため、過去の作品も最大の効果があがるように自身で編曲することも厭いませんでした。これらの編曲作品は、とにかく派手にゴージャスに!をモットーにしており、他の指揮者が演奏しても、新鮮で刺激的なサウンドが生まれるように書かれています。 ここでは名手セレブリエールの一連の録音から、ストコフスキーが編曲したものをセレクト。その真髄をたっぷりとお楽しみいただけます。 ※日本語帯つき
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Round Midnight - ラウンド・ミッドナイト [ベルリン金管五重奏団]
Chamber Music - PURCELL, H. / JOHNSON, R. / BÖHME, O. / SAINT-SAËNS, C. / BEASER, R. (Round Midnight) (Berlin Brass Quintet)
発売日:2016年03月30日
NMLアルバム番号:C5202
CD 価格:2,600円(税込)
セロニアス・モンクが書いた「ラウンド・ミッドナイト」は、現在ジャズのスタンダード・ナンバーの一つとして知られています。“最も数多く録音された曲”とも言われ、すでに1000枚以上のアルバムで取り上げられているといい、このアルバムもそのコレクションの中に加えられることでしょう。ポリフォニックでロマンティックなこの作品を始め、パーセルやフォーレなど、多彩なスタイルの曲が散りばめられたこのアルバムは、ベルリン・ブラス・クィンテットの実力をとにかくじっくりと楽しむことができるものです。
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セプトゥーラ
〈金管七重奏のための音楽集 第2集〉
ヘンデル、パーセル、ラモー、ブロウ作品集 [セプトゥーラ]Brass Septet Music, Vol. 2 - HANDEL, G.F. / PURCELL, H. / RAMEAU, J.-P. / BLOW, J. (Septura)
発売日:2015年05月27日
NMLアルバム番号:8.573386
CD 価格:1,200円(税込)
金管アンサンブル「セプトゥーラ」によるシリーズ第2集は、17世紀のバロック・オペラの名曲を中心にセレクトしたものです。この当時の金管楽器は、未だ発展途上であり、ヘンデルの作品にしても楽器の使い方は現在とは全く異なるものと言ってもよいでしょう。当然、ここで演奏している曲は本来の姿と違うかもしれませんが、この試みは極めて興味深いものであり、また楽器の可能性を探るものとして、何より完璧な音楽として仕上がっていることは高く評価できるのではないでしょうか? トラック30は有名な「私を泣かせてください」で、この美しい旋律がどれほどに神々しく奏されているか…を実際に聴いてみてください。この演奏、第1集(8.573314)とは若干のメンバー変更がありますが、そのアンサンブルは全く乱れがありません。とにかくスゴイです。
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オペラ A-Z [セカンド・エクスパンデッド・エディション]
A TO Z OF OPERA (The) (2nd expanded edition)
発売日:2014年11月26日
NMLアルバム番号:8.558216-17
2CD 価格:2,400円(税込)
以前リリースされていた、「オペラA-Z」(8.555037-38)の改訂版登場です。1096ページからなるブックレット(英語のみ)には各々のオペラの粗筋と、2枚のCD。さらに指定されたページにアクセスすることで、130曲のボーナストラックも試聴可能という資料的価値も大きいものです。新たな発見をお届けいたします。
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SONIC PHILOSOPHY:COLOUR AND AFFECT
音の哲学:色と影響 [ティチアーティ/モーウェ]Violin and Piano Recital: Ticciati, Hugo / Mawe, Henrik - PÄRT, A. / WEBERN, A. / MESSIAEN, O. / TAKEMITSU, T. (Sonic Philosophy: Colour and Affect)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2014年02月19日
NMLアルバム番号:ORC100038
CD 価格:1,710円(税込)
ロマン派の時代の音楽は、作曲家の意志が明確に表現されていて、演奏家は楽譜に解釈を施していくやり方がほとんどでした。しかし、バロックや初期の古典派の時代は、楽譜には最低限のことのみ書かれており、演奏家たちの手に委ねる部分も多かったのです。近現代にも同じような試みがとられ、そんな時の演奏家たちは素材を膨らませて、即興的に音楽を生み出さなくてはいけません。 このアルバムに共通するのは様々な色と光、そして比喩、感情。これでもかとばかりに繰り出される眩しいばかりの音の洪水。そして沈黙。音楽とは何か?と考えたくなるアルバムです。
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2台のチェロの物語(2台チェロのための作品集) [ジュリアン&ジアシン・ロイド・ウェバー/レナハン]
Cello Duet Arrangements (A Tale of Two Cellos) (Julian and Jiaxin Lloyd Webber, Lenehan)
■器楽曲(チェロ)
発売日:2013年11月20日
NMLアルバム番号:8.573251
1)
CD 価格:1,200円(税込)
編曲の世界に魅せられた作曲家は、いつの時代にも数多く存在します。それは憧れの存在を身近に引き寄せるようなものなのでしょうか? 名チェリスト、ジュリアン・ロイド・ウェバーもそんな一人で、彼は古今東西の声楽曲をチェロのために編曲し、声楽作品と器楽作品を自由に行き来して、これらの曲の魅力を存分に伝えることに力を尽くしています。このアルバムでは、モンテヴェルディからペルトまで時代を超えた「二重唱」の名作を2台のチェロ用にアレンジ。ジュリアンと彼の妻ジアシンが2人で寄り添いながら、哀愁に満ちた調べをゆったりと奏でます。
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触れる…キスする…そして死ぬ
ヴェラール・バルナ=サバドゥス
イギリス歌曲集 [バルナ=サバドゥス]Vocal Recital: Barna-Sabadus, Valer - PURCELL, H. / MATTEIS, N. / DOWLAND, J. (To touch, to kiss, to die)
■声楽曲
発売日:2013年02月20日
NMLアルバム番号:OC870
CD 価格:2,224円(税込)
「リローデッド・ハッセ」(OC830)でその才能を鮮烈に印象付けた次世代カウンターテナー、ヴェラール・バルナ=サバドゥス。彼の最新アルバムはパーセル、ダウランドを中心としたイギリス・ルネッサンス期の歌曲集です。愛、苦しみ、憧れ、死・・・溢れんばかりの事象をシンプルなメロディに閉じ込めたダウランドの歌。イタリアやフランスの華やかさも感じさせるパーセルの歌。そして1650年頃のイタリアに生まれながらも放浪の末に1670年頃にロンドンに落ち着いたというマッテイスの自由な歌。どれもチャーミングでありながらも人生の深遠を感じさせる完成度の高いものです。サバドゥスの歌とそれを支える器楽奏者たち。親密な空気はそれはそれは心地よいものです。
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フーガの技法 [コヴァチッチ]
Orchestral Music - BACH, J.S. / MOZART, W.A. / BRITTEN, B. / VILLA-LOBOS, H. / HONEGGER, A. / ZEISL, E. / MOSZKOWSKI, M. (The Art of Fugue) (Kovacic)
■室内楽
発売日:2012年11月21日
NMLアルバム番号:CDAccordACD168
CD 価格:1,824円(税込)
パーセルからブリテンまで、2世紀に渡る「フーガの歴史」を辿る興味深い1枚です。タイトルでもある、J.S.バッハの「フーガの技法」は、まさにこの形式における最高傑作の一つであり、およそ考えられる限りの全ての対位(Contrapunctus)法を駆使した緊密な構築性を持った作品です。しかしその後もこの形式に魅せられた作曲家は多く、数多くのフーガが生まれ続けています。聴けば聴くほどに驚くばかり。作曲家たちの「音によるパズル」をどうぞお楽しみください。
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ジョン、今すぐ私にキスして
17世紀の室内楽作品集 [ブライヒ/シュテンプフェル]Chamber Music (17th Century) - PLAYFORD, J. / LOCKE, M. / CORBETTA, F. / PURCELL, H. (La Beata Olanda: John Come Kiss Me Now) (Bleich, Stempfel)
■室内楽
発売日:2012年11月21日
NMLアルバム番号:CD-16273
CD
通常価格:2,400円→ 特価!:1,390円(税込) -
グレート・ギタリスト・シリーズ
アンドレス・セゴビア
1944年 アメリカ録音集 [セゴビア - 録音:1944年・1949年]SEGOVIA, Andres: 1944 American Recordings (The) (Segovia, Vol. 1)
■器楽曲(ギター)
発売日:2006年05月01日
NMLアルバム番号:8.111087
12)
CD 価格:1,200円(税込)
カザルス、クライスラーの讃辞なくとも歴史に残る、偉大なギタリストカザルスがチェロを独奏楽器として高い位置に引き上げたのと同様、セゴビアはギターをクラシカルな芸術性高い独奏楽器に推し進めました。タルレガや自分自身の手による編曲によってクラシカルな曲を演奏会にとり入れる等、レパートリーの拡大はもちろんのこと、楽器としてのギターそのものにも職人と共に改良を加え、現代使われている形にしたのもセゴビアの功績によるものです。従来主流だった指の腹で弾く奏法に変え爪で弦をはじく奏法を用い、左手の魔術ともいうべき彼独特のビブラートをかけることで、微妙な節回しのかかったメロディーの歌わせ方を得意としました。
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イギリス弦楽小曲集 第6集 [ロイヤル・バレエ・シンフォニア/ロイド=ジョーンズ]
ENGLISH STRING MINIATURES, Vol. 6
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2006年11月01日
NMLアルバム番号:8.557753
1)
CD 価格:1,200円(税込)
思わず愛してしまうミニアチュールの宝箱イギリスの弦楽作品のシリーズは、どの作品を聴いても、思わず好きになってしまう魅力でいっぱいの宝箱。大言壮語だけが音楽ではないのです。ホルスト、パーセル、ウォーロックといった英国を代表する作曲家の作品をお薦めするのはもちろんですが、他のラインアップにもご注目を! とろけるような美しい旋律をたたえた5。何だか嬉しくなっちゃうカースの組曲。風光明媚な田園風景を想起させるカーの小品。ミュージカルで有名なアンドルーの父にあたるウィリアム・ロイド・ウェッバーの洒落たワルツ。セインズベリーの内省的な夜想曲。リプキンの組曲は少々難解ですが、ヴィヴァルディの「四季」を引用しています!