フォード(トマス) Ford, Thomas
生没年 | 1580-1648 | 国 | イギリス |
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辞書順 | 「フ」 | NML作曲家番号 | 27223 |
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涙を落とすな、わが両目よ
英国16~17世紀のリュート・ソングと器楽曲 [アレクサンダー・チャンス、トビー・カー]Vocal Recital (Counter-Tenor): Chance, Alexander - CAMPION, T. / DANYEL, J. / DOWLAND, J. / FORD, T. / LULLY, J.-B. (Drop not, mine eyes)
発売日:2023年04月28日 NMLアルバム番号:CKD711
CD価格:2,475円(税込)
かの名歌手の息子が瑞々しく聴かせる英国のメランコリー古楽復興の重要な拠点である英国で、20世紀後半の古楽復興の牽引役の一人として、みごとな美声で数々の名演を紡ぎ出してきたカウンターテナー歌手マイケル・チャンス。その息子アレクサンダー・チャンス初の本格的なソロ・アルバムは、父と同じく英国音楽への深い愛と抜群の適性を実感させてくれる、輝かしい未来も予感できる上質なリュート・ソング集です。 エリザベス朝時代から活躍をみせたメランコリーの音楽家ダウランドや同時代のキャンピオンの作品を中心に「英国のオルフェウス」と称えられた17世紀後半のヘンリー・パーセルの名曲に至るまで、有名曲をほどよく交えつつ、当時の英国人たちを陶然とさせたフランス宮廷音楽も選曲。ある時は静謐な悲痛さをもって、またある時は皮肉っぽさを交えた晴朗さで、高音域まで伸びやかな美声の味わいが引き立つさまざまな作品の面白みをじっくり引き出してゆく名歌唱がたまりません。 LINNならではの秀逸な録音技術により、デュオ・パートナーのトビー・カーが聴かせる玄妙な撥弦も克明に楽しめ、400年以上前の英国ではシンプルな響きの中でいかに変幻自在の多様な音楽が楽しまれていたか再認識させられることでしょう。
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ロンドンの街路で
17世紀の音楽パブ巡り [プリスマ]IN THE STREETS OF LONDON - 17th Century Musical Pub Tour (A) (Coşkun, Prisma)
発売日:2023年04月14日 NMLアルバム番号:FUG814
CD価格:2,475円(税込)
昔日のロンドンのパブへ!
理屈抜きで楽しむ舞曲とエール民俗楽器を交えて古楽と民衆音楽のはざまを探る次世代型の古楽アンサンブル、プリスマによる昔日のロンドン音楽探訪。古楽研究は楽譜として残された史料が出発点にならざるを得ないこともあり、演目はどうしても当時の知識人たちの音楽に偏りやすいところ、17世紀半ばに共和政時代の英国で出版されたプレイフォードのカントリーダンス集『英国式舞踏指南(英国の舞踏教師)』には、民衆社会で愛奏されていた舞曲も多く含まれ、これを出発点にアイルランドやスコットランドの伝承曲を交え、バロック期の活況を垣間見る「居酒屋(パブ)の一夜」を再現しようという試みです。 盛り場に繰り出す当時の人々を喜ばせた劇場の賑わいを伝えるべく、パーセルやエックルズの舞台音楽からの抜粋も収録。リコーダーやマンドリンが奏でる美しいメロディ、沸き立つようなリズムに乗るフィドル(ヴァイオリン)、透明感の高い歌声、それらの中には1969年のラルフ・マクテルの名曲「ストリーツ・オブ・ロンドン」や、映画『タイタニック』のテーマまで顔を出します。 緩急自在の音作りが親密さたっぷり昔日の気配を甦らせ、まるで自分も数百年前の音楽家たちと同席しているような気分を味わえること請け合いの1枚です。 -
Isle ofDowland - ダウランドの島
リュート・ソングの黄金時代 [アンナ・サンダー(メゾ・ソプラノ)/マリア・リンドル(ヴァイオリン)/ケレン・ブルース・ヴェスタルンド(ヴィオラ・ダ・ガンバ)/カール・ニリン(リュート)]DOWLAND, J.: Isle of Dowland (Zander, Lindal, Westerlund, Nyhlin)
発売日:2022年10月14日 NMLアルバム番号:dBCD205
CD価格:2,250円(税込)
イギリスでリュート歌曲が黄金時代を迎えていたエリザベス朝にフォーカスしたアルバム。ダウランドと同時代人によるリュート歌曲を主体に、「間奏」のように器楽曲を織り交ぜ、即興も加えています。その器楽部分には「エリザベス朝のスタイルによる」アレンジも独自に加えており、有名な「涙のパヴァーヌ」を無伴奏ヴァイオリンで演奏しているのが特に注目されます。 エマ・カークビーやナイジェル・ノースに学んだアンナ・サンダーをはじめ、古楽演奏の盛んなスウェーデンの演奏家たちによるメランコリックでありながら生き生きとした演奏が魅力です。
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They that in Ships unto the Sea down go
「舟で海にくだるものは」
~ メイフラワー号の音楽 [パッサメッツォ(古楽器アンサンブル)]発売日:2020年05月22日
CD価格:2,100円(税込)
古楽アンサンブル“パッサメッツォ”によるメイフラワー号就航400年を記念したアルバム。1620年にイギリス南部のプリマスより新天地アメリカに向かって清教徒たちを乗せて航海に出発したメイフラワー号。清教徒たちが携えたヘンリー・エインズリーの詩篇集などの書物からの詞や、アリソンやダウランド、そしてカンピオンなどの水夫の歌など、長く辛い船旅を癒すために、船上で歌われたであろう歌が収録されています。 “パッサメッツォ”はイギリスのエリザベス朝やジャコビアン時代を専門とする古楽アンサンブル。メンバーには、ソプラノやバリトン歌手、ルネッサンス・ヴァイオリンにヴィオール奏者、リコーダー奏者、そして振付師などがおり、衣装も当時のものを丁寧に再現し演劇的な要素の強い舞台を繰り広げます。BBCのテレビやラジオ放送にも取り上げられる豊かな専門知識をもったアンサンブルのデビュー盤です。