サン=サーンス(カミーユ)
Saint-Saens, Camille
生没年 | 1835-1921 | 国 | フランス |
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辞書順 | 「サ」 | NML作曲家番号 | 21142 |
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ピアノ・デュオによるベートーヴェン
〈交響曲全集 第2集〉
ベートーヴェン:交響曲 第5番
シューマン:アンダンテと変奏
サン=サーンス:
ベートーヴェンの主題による変奏曲 [テッサ・アイス(ピアノ)/ベン・スクーマン(ピアノ)]Piano Duo Recital: Uys, Tessa / Schoeman, Ben - BEETHOVEN, L. van / SCHUMANN, R. / SAINT-SAËNS, C. (Symphonies, Vol. 2)
発売日:2023年05月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0650
CD価格:2,025円(税込)
第1集(SOMMCD0637)が好評を得たフランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの編曲によるベートーヴェンの交響曲全集。編曲をしたシャルヴェンカはポーランド系ドイツの作曲家。彼の兄ルートヴィヒ・フィリップ・シャルヴェンカも作曲家として知られています。兄弟はベルリンでツェルニーの弟子であったテオドール・クラクにピアノを師事しており、この編曲にもベートーヴェン直系の弟子(ツェルニーはベートーヴェンに直接師事していた)ならではの作品に対する敬愛が感じられる見事な仕上がりを見せています。 この第2集には4手版の交響曲第5番の他、シューマンの「アンダンテと変奏」、ベートーヴェンのピアノソナタ第18番 Op.31-3の第3楽章を用いたサン=サーンスの「ベートーヴェンの主題による変奏曲」が収録されています。
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サン=サーンス(1835-1921):
舞曲とバレエ音楽集 [準・メルクル(指揮)/ハーグ・レジデンティ管弦楽団]SAINT-SAËNS, C.: Dances and Ballet Music - Étienne Marcel / Henry VIII / Parysatis / Samson et Dalila (Residentie Orkest, The Hague, Märkl)
発売日:2022年11月11日
NMLアルバム番号:8.574463
CD価格:1,600円(税込)
準・メルクルが指揮するサン=サーンスの管弦楽作品集。今作にはハーグ・レジデンティ管弦楽団との共演で“舞曲とバレエ音楽”を収録しています。 若い頃はワーグナーやリストといった先進的な人物を支持していたというサン=サーンスですが、円熟期以降になるとリュリやラモーら、フランス・バロックの先達が築いた音楽に傾倒するなど、保守的な姿勢を見せています。またチューダー王朝や中世フランスの君主らにも興味を抱き、これらを題材をした音楽を書くようになりました。 このアルバムに収録されているのは、サン=サーンスが探求した過去の物語や形式を題材にしながらも、彼らしい華やかなオーケストレーションが施された音楽です。グノーに賞賛されたという歌劇《エティエンヌ・マルセル》からはバロック舞曲の形式を模したバレエ音楽を、歌劇《ヘンリー8世》からは威厳たっぷりの場面にふさわしい数々の音楽や、様々な国の人々を表したバレエ音楽を収録。1902年に初演され、当時は大好評を博したという『パリュサティス』からの音楽は、古代の楽器「クロタル=フィンガーシンバル」を使ったエール・ド・バレ4曲が演奏されています。 また、サン=サーンスの舞台作品の中で最も有名な歌劇《サムソンとデリラ》からは、アドレナリン全開の「バッカナール」、「竜の司祭の踊り」の2曲を収録。アルバムの締めくくりにふさわしい盛り上がりが楽しめます。
収録作曲家:
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Live in Wrocław
ライヴ・イン・ヴロツワフ [シモン・クシェショヴィエツ(ヴァイオリン)/アダム・クシェショヴィエツ(チェロ)/ヤン・クシェショヴィエツ(フルート)/イェジー・マクシミウク(指揮)/NFMブロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団]SAINT-SAËNS, C.: Muse et le poète (La) / MARTINŮ, B.: Concerto for Flute and Violin (Live in Wrocław) (A., J. and S. Krzeszowiec, Maksymiuk)
発売日:2022年08月26日
NMLアルバム番号:CDAccordACD295
CD価格:2,850円(税込)
「このアルバムを、私たちに音楽を愛すること、そして音楽が私たちの生活の中に日々存在することの喜びを教えてくれた両親、アンナとヘンリクに捧げたいと思います。そして、私たちは長年にわたって誠実な音楽表現でインスピレーションを与えてくれたマエストロ、イェジー・マクシミウクにも格別な感謝の気持ちを捧げます」 アルバムに寄せてこのように語る、ポーランドを代表する演奏家であるクシェショヴィエツ3兄弟。各々が操る楽器は違うものの、音楽にかける情熱は皆同じです。 このCDは、2021年3月19日、ヴィトルド・ルトスワフスキ国立音楽フォーラムの大ホールで、NFMヴロツワフ・フィル75周年シーズンの一環として行われたコンサートを収録したものです。
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『光に寄す』
サン=サーンス(1835-1921)/
アーン(1874-1947):
合唱曲集 [クリストフ・グラッペロン、アクサンチュス]SAINT-SAËNS, C. / HAHN, R.: Choral Music (À la lumière) (Accentus Chamber Choir, Kohn, Grapperon)
発売日:2022年08月26日
NMLアルバム番号:ALPHA864
CD価格:2,475円(税込)
新時代に向かう精鋭集団アクサンチュス、フランスの後期ロマン派を代表する二人の世界へ合唱という形態が聴かせる表現の驚くべき幅広さを、気鋭指揮者ローラン・エキルベイとともに世界に印象づけてきたアクサンチュス。彼らの拠点でもあるフランスにおいて、21世紀の音盤世界でユニークな立ち位置を占めるレーベルAlphaからのリリースは、19世紀フランス楽壇に新境地を切り開いた名匠サン=サーンスと、早くから才能を開花させ世紀をまたいで音楽シーンを賑わせたアーンの合唱作品集です。 どちらもそれぞれの関心から、バロック以前のポリフォニー音楽を作風の一助としてきた作曲家だけに、注目される機会が多いとは言えない合唱曲の分野にも名品が続々。ロマン派時代ならではの音作りながら古楽との相性が意外にも良い彼らの音楽と、美しい響きに独特の人間的温もりをたたえたアクサンチュスの歌唱が相まって、このアルバムに大きな存在感を与えています。 指揮はエキルベイのもとで経験を積み、ミンコフスキを支える合唱指揮者としても19世紀フランスの声楽作品で実績を上げてきたクリストフ・グラッペロン。俊英室内合唱団の輝かしい新時代の幕開けを飾る注目の新録音です。
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ハルモニウム VS オルガン
サン=サーンス(1835-1921):
3つの小品 Op.1
ヴィエルヌ(1870-1937):
24の自由な形式の作品 Op.31 [ジュリオ・メルカティ(ハルモニウム&オルガン)]発売日:2022年03月25日
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
17歳のサン=サーンスが初めて出版した「3つの小品」。魅力的な旋律と創造性にあふれた見事な作品です。またヴィエルヌの2巻に分かれた「24の自由な形式の作品」は彼の作品中、最も成功した人気作の一つ。古風な形式を持っており、彼に関係する人や場所を想起させるさまざまな雰囲気を持つ小品が集められています。 このアルバムでは、サン=サーンスをハルモニウム、ヴィエルヌをハルモニウムとオルガンで弾きわけるという試みを行い、各々の楽器の音色を存分に味わえるように工夫が凝らされています。ヴィエルヌの作品はもともとハルモニウムのために書かれていますが、オルガンで演奏することにより、重厚で荘厳な雰囲気が楽しめます。 ここで演奏しているのは、オルガンとチェンバロのソリストとして世界的に活躍しているジュリオ・メルカーティ。ニューヨークのセント・パトリック大聖堂をはじめとして世界20か国以上のコンサートホールで演奏するほか、スイス・イタリア語放送管弦楽団などの鍵盤奏者としても活躍、アラン・ロンバール、ウラディミール・アシュケナージ、ユベール・スダーンやハワード・グリフィス他、名指揮者とも数多く共演しています。
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サン=サーンス(1835-1921):
歌劇《フリネ》
アンドレ・メサジェ作曲による
レチタティーヴォを伴う1896年版 [エルヴェ・ニケ]SAINT-SAËNS, C.: Phryné [Opera] (Valiquette, Dubois, Dolié, Concert Spirituel Chorus, Orchestre de l'Opera de Rouen Haute-Normandie, Niquet)
発売日:2022年02月11日
NMLアルバム番号:BZ1047
CD+BOOK価格:4,425円(税込、送料無料)
忘れられたサン=サーンス晩年の傑作、
歿後100周年の録音はニケ指揮による申し分ない仕上がり長命で多作ながら限られた作品ばかりが注目され、見過されている傑作も多いサン=サーンス。近年はヴェネツィアに本拠を置くロマン派フランス音楽センターPalazetto Bru-Zaneが、忘れられた彼の重要作品の復権に情熱を注ぎ、注目すべき成果を上げてきました。 作曲家歿後200周年の2021年に最新録音がなされた今回の新譜もその一つ。《フリネ》は古代ギリシャの伝説的娼婦フリネが不当な辱めまがいの裁判を経て救われる伝説をもとに、1861年に上り調子の大画家ジェロームが描いた有名な絵画にインスピレーションを得てまとめられた歌劇。1893年、台詞朗読を伴うオペラ=コミークとして上演され大成功を収めながら、20世紀以降は顧みられなくなった不遇の傑作です。 ここでは原作の台詞部分も音楽で埋めるべく、初演3年後に若手世代の人気作曲家アンドレ・メサジェがレチタティーヴォを追補したヴァージョンで演奏(この版での世界初録音)。台本の弱さを補って余りある見事さが特筆されるサン=サーンス自身の音楽も含め、才人エルヴェ・ニケのタクトはここでも本領を発揮。注目度の高いプロジェクトの数々で知られるルーアン歌劇場のオーケストラが、古楽器演奏を出発点としたニケの解釈を鮮やかに音にしてゆきます。 ヴァリケット、デュボワ、コンスタンスら最前線の名歌手たちも存在感たっぷり各登場人物の個性を演じ歌い、Bru Zaneレーベルならではの充実ブックレットとともに、当時のサン=サーンスの作風充実を知るにうってつけのアルバムとなっています。収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
ピアノ作品集
パラフレーズとトランスクリプション 第1集
オペラ、バレエ、その他の作品集 [アントニー・グレイ(ピアノ)]SAINT-SAËNS, C.: Piano Works, Paraphrases and Transcriptions, Vol. 1 (Gray)
発売日:2022年01月14日
NMLアルバム番号:DDA21235
CD 2枚組価格:2,775円(税込)
19世紀から20世紀のフランスで活躍した作曲家サン=サーンス。160作を超える番号付きの作品の他、数多くの作品番号を持たない曲を遺しましたが、現在演奏されるのは「交響曲第3番」や「ピアノ協奏曲第5番」、「死の舞踏」、組曲『動物の謝肉祭』など、ほんの一部に過ぎません。 優れたピアニストだったサン=サーンスは、ピアノ曲も数多く作曲していますが、そのほとんどは“サロン風の軽い作品”とみなされており、練習曲などの技巧的な作品以外はあまり演奏されることがなく、今回リリースされる2つのアルバムに収録されたアレンジ作品は全くと言ってよいほど耳にすることがありません。 しかし、2歳からピアノを学び3歳で作曲を始めたというサン=サーンスのピアノ編曲はどれも技巧的で華やかなものばかり。自作のバレエや様々なオペラ・アリアのピアノ・アレンジは「リストの再来」ともいえるほどの見事な出来栄えを誇ります。 ピアニスト、アントニー・グレイはこれらのサン=サーンス作品を一挙に紹介。第1集にはサン=サーンス自身のオペラやバレエ曲のアレンジの他、サン=サーンスが愛したアフリカをモティーフにする「アルジェリア組曲」を含む様々な作品がピアノ独奏用にアレンジされた25曲を楽しむことができます。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
チェロ協奏曲 第1番
交響曲 第1番
歌劇《サムソンとデリラ》より「バッカナール」 [アストリグ・シラノシアン、ナビル・シェハタ、南ヴェストファーレン・フィルハーモニー管弦楽団]SAINT-SAËNS, C.: Cello Concerto No. 1 / Bacchanale / Symphony No. 1 (Siranossian, South Westphalia Philharmonic, Shehata)
発売日:2021年10月08日
NMLアルバム番号:ALPHA764
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)
熱演! アストリグ・シラノシアン、ナビル・シェハタによるサン=サーンスベルリン・フィルの首席を務めたコントラバス奏者でもあるナビル・シェハタによるタクトと、彼が2006年から首席指揮者を務める南ヴェストファーレン・フィルハーモニー管弦楽団によるサン=サーンス。 チェロ協奏曲でソロをとるのはラ・フォル・ジュルネでの来日で日本でも人気のチェリスト、アストリグ・シラノシアンで、その艶やかな音色と隅々にまで行きわたる豊かな歌心で、壮年期のサン=サーンスらしい東洋趣味も感じさせるこの作品の魅力を最大限引き出しています。 続く交響曲第1番は作曲者18歳の作品で、早熟を感じさせる巧みなオーケストレーションと若さ漲る爽快な曲想が特徴ですが、シェハタはこれを瑞々しく、また力強く歌い上げました。 最後を飾る「バッカナール」の熱いクライマックスも実に見事。聴き応えたっぷりのアルバムです。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
〈ヴァイオリンとピアノのための作品集 第3集〉
死の舞踏
序奏とロンド・カプリチオーソ
ハバネラ/デリラの歌 ほか編曲集 [ファニー・クラマジラン(ヴァイオリン)/ヴァニヤ・コーエン(ピアノ)]SAINT-SAËNS, C.: Violin and Piano Music, Vol. 3 - Transcriptions (Clamagirand, V. Cohen)
発売日:2021年09月10日
NMLアルバム番号:8.574314
CD価格:1,600円(税込)
2021年はサン=サーンスの没後100年の記念年にあたります。彼はヴァイオリンのための作品を数多く残していますが、その中には自作の管弦楽曲やピアノ曲をヴァイオリン用に編曲したものも含まれます。とりわけ有名な「死の舞踏」や「ハバネラ」などは、管弦楽パートをピアノに移しただけの編曲とは異なる、独自の魅力を持ったもの。 アルバムにはビゼーやイザイによる編曲も含まれており、これらはサン=サーンス本人編曲のものとは違った味わいが感じられます。トラック8の「デリラの歌」は1918年、音楽愛好家として知られたベルギー王妃エリザベート(1876-1965)のヴァイオリン練習用に編曲されたもの。この愛らしい小品は一般向けに出版されることがなかったので、今回が世界初録音となります。 フランス出身のファニー・クラマジランは7歳でヴァイオリンを始め、11歳でルイ・シュポーア国際コンクールで優勝を果たすなど才能を発揮。16歳でパリ国立高等音楽院に入学しジャン=ジャック・カントロフに師事した後、ロンドン王立音楽院に留学、更に研鑽を積みました。幾多のコンクール入賞歴を誇るとともに、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめとした多くのオーケストラとの共演も果たしています。 NAXOSからはサン=サーンスのヴァイオリンとピアノの作品集2巻とヴァイオリン協奏曲集をリリース、どれも高く評価されています。
収録作曲家:
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『オルフェウス』
~サン=サーンスへのオマージュ [トリオ・ザディーグ]Chamber Music (Piano Trio) - SAINT-SAËNS, C. / LISZT, F. / RAMEAU, J.-P. (Orpheus- Hommage à Saint-Saëns) (Trio Zadig)
発売日:2021年09月10日
NMLアルバム番号:FUG788
CD価格:2,475円(税込)
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サン=サーンス(1835-1921):
動物の謝肉祭/死の舞踏
プーランク(1899-1963):
2台のピアノのための協奏曲 [デュオ・ヤテコック、リュシー・ルゲ、アレックス・ヴィゾレク、リール国立管弦楽団]SAINT-SAËNS, C.: Carnival of the Animals / POULENC, F.: Concerto for 2 Pianos (Vizorek, Duo Jatekok, Orchestre National de Lille, Leguay)
発売日:2021年08月27日
NMLアルバム番号:ALPHA749
CD価格:2,475円(税込)
フランスで人気のピアノ・デュオとナレーターによる
アット・ホームな『動物の謝肉祭』と、鋭い切れ味のプーランク現代音楽を中心としたパフォーマンスが人気を呼び、フランスで大いに受けているデュオ・ヤテコック。名前の由来はハンガリー語で「遊び」を意味し、クルターグが同名のピアノ曲を書いています。 彼女たちと、ラジオ・フランスで人気のパーソナリティー、アレックス・ヴィゾレクが手を組んだ『動物の謝肉祭』が登場。ヴィゾレク自身が新たに書いたテキストを用いており、演奏との親密さがたいへん好感の持てる出来栄えです。「ピアニスト」で聴かせるデュオ・ヤテコックの“外しぶり”もさすが。 そして同時収録されたプーランクの協奏曲では、彼女たちの本領発揮ともいえる鋭い演奏と、抒情性とクールさのバランスが絶妙な緩徐楽章も楽しむことが出来ます。「死の舞踏」の前には、ヴィゾレクの朗読によって作品の元になったアンリ・カザリスの詩も収録。 サン=サーンス歿後100年記念リリースです。ブックレットはフランス語のみ。 -
サン=サーンス(1835-1921):
動物の謝肉祭 R.125
死の舞踏 Op.40 [デュオ・ヤテコック、リュシー・ルゲ、アレックス・ヴィゾレク、リール国立管弦楽団]発売日:2021年08月27日
LP価格:2,850円(税込)
フランスで人気のピアノ・デュオとナレーターによる、
アット・ホームな『動物の謝肉祭』現代音楽を中心としたパフォーマンスが人気を呼び、フランスで大いに受けているデュオ・ヤテコック。名前の由来はハンガリー語で「遊び」を意味し、クルターグが同名のピアノ曲を書いています。 彼女たちと、ラジオ・フランスで人気のパーソナリティー、アレックス・ヴィゾレクが手を組んだ『動物の謝肉祭』が登場。ヴィゾレク自身が新たに書いたテキストを用いており、演奏との親密さがたいへん好感の持てる出来栄えです。 「ピアニスト」で聴かせるデュオ・ヤテコックの“外しぶり”もさすが。「死の舞踏」の前には、ヴィゾレクの朗読によって作品の元になったアンリ・カザリスの詩が収録されています。 サン=サーンス歿後100年記念リリース。ブックレットはフランス語のみ。 ※CD版に収録されている「プーランク:2台ピアノのための協奏曲」は、収録されておりません。収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
歌劇《黄色い王女》
歌曲集『ペルシャの歌』(独唱と管弦楽版) [ユディト・ファン・ワンロイ、マティアス・ヴィダル、アナイス・コンスタン、フィリップ・エステフ、ジェローム・ブティリエ、レオ・フセイン]SAINT-SAËNS, C.: Princesse jaune (La) [Opera] / Mélodies persanes (Wanroij, Vidal, Constans, Estèphe, Toulouse Capitol National Orchestra, Hussain)
発売日:2021年08月27日
NMLアルバム番号:BZ1045
CD+BOOK価格:4,425円(税込、送料無料)
没後100年! サン=サーンスのジャポニズム歌劇初めて劇場に掛けられたサン=サーンスの歌劇である《黄色い王女》は、1872年にオペラ・コミック座で初演されました。当時ヨーロッパで始まっていたジャポニズムの影響を受けた作品ですが、サリヴァンの《ミカド》が1885年、ゴッホの「花魁(おいらん)」が1887年、プッチーニの《蝶々夫人》が1904年の発表ですので、その最初期の作品といえます。 舞台はオランダ。レナはコルネリウスに恋をしていますが、コルネリウスの方は絵に描かれた日本の女性に夢中で、「ミン」と名付け強く恋焦がれていました。ある日薬物を飲んで夢うつつとなったコルネリウスは日本にいるものと夢想し、レナをミンと勘違いします。これを強く咎められたコルネリウスは、正気を取り戻し、晴れてレナと結ばれるという物語。 初演は失敗に終わりましたが、5音音階の使用や和楽器を模した音色、洗練されたメロディなどの魅力にあふれています。また、万葉集巻二に収められた「うつせみし
神に堪(あ)へねば
離(さか)り居て~」といった和歌や、「こんにちは、良い天気でございます」などの日本語がそのまま登場するなど、日本人にとっては特に興味深い一面も。ワンロイとヴィダルという現在のフランス声楽界を代表する二人で聴けるのも嬉しいところです。 併せて収録された『ペルシャの歌』は元々独唱とピアノのための作品ですが、これを2人の独唱、合唱と管弦楽に発展させた『ペルシャの夜』Op. 26bをもとに、『ペルシャの歌』の6曲に前奏曲と間奏曲を合わせた形へと再構成した版が、ここには収録されています。現在フランスで注目されている歌手たちが1曲ごとに登場するという、気の利いた演出も聴き逃せません。こちらも当時のヨーロッパから見た、エスニックな魅力にあふれた作品です。収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
ピアノ協奏曲全集
ピアノと管弦楽のための作品集 ほか [ガブリエル・タッキーノ(ピアノ)/ルイ・ド・フロマン(指揮)ルクセンブルグ放送管弦楽団 他]発売日:2021年08月27日
CD 3枚組価格:2,550円(税込)
カンヌ生まれのピアニスト、ガブリエル・タッキーノ(1934-)が弾くサン=サーンスのピアノ協奏曲全曲を中心に、さまざまな小品を組み合わせた聴きごたえのある3枚組。タッキーノはフランシス・プーランク唯一の弟子であり、フランス音楽の伝統を伝えることで知られています。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
交響曲全集[3枚組 BOX] [マルク・スーストロ/ マルメ交響楽団]発売日:2021年06月11日
CD 3枚組 BOX価格:1,600円(税込)
サン=サーンスの交響曲と言えば、壮麗なオルガンの響きが印象的な第3番が有名ですが、他の作品はほとんど耳にすることがありません。実は番号のついた作品は3曲しかなく、他は番号なしの曲が1曲と、コンクールのための作品「首都ローマ」、他、未完の2作品があるのみです。 交響曲第1番は18歳の時の実験的な作品ですが、早熟な才能を開花させていた彼だけに、完成度の高さは群を抜いています。作曲技法が格段にあがった24歳の時の第2番も聴きどころの多い作品。演奏される機会も少ないのは残念です。「首都ローマ」は21歳の作品。最終楽章はまるでブラームスの交響曲第4番を先取りするかのようなパッサカリア風の変奏曲となっていたりと堅固な様式の中に伸びやかな旋律が息づいています。また15歳の時に書いた「交響曲イ長調」はモーツァルトやシューベルトの雰囲気を持つ若々しい作品です。 幅広い作品を網羅するNAXOSのカタログですが、実はサン=サーンスの交響曲全集が加えられたのは2013年になってから。1987年のレーベル創設以来、実に25年以上を経てからのことになります。 指揮者として白羽の矢が立てられたのはフランス作品のスペシャリスト、マルク・スーストロ。このシリーズでは未完の2曲の作品を省き3曲の交響詩と、よく知られる「死の舞踏」を併せて収録。サン=サーンスの管弦楽曲をじっくり味わうことができる好企画となっています。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
吹奏楽のための作品と編曲集
サムソンとデリラ/東洋と西洋/英雄的行進曲 [準・メルクル(指揮)/ロイヤル・エア・フォース・カレッジ・バンド]SAINT-SAËNS, C.: Music for Wind Ensemble (Royal Air Force College Band, Märkl)
発売日:2021年02月12日
NMLアルバム番号:8.574234
CD価格:1,600円(税込)
吹奏楽ファン必聴!
2021年に没後100年を迎えるサン=サーンスの旋律をたっぷりと86歳という長い生涯を生きたサン=サーンス。ロマン派から印象派への変遷を目の当たりにしながらも、古典的な作風を捨てることなく、晩年に至るまで、東洋的な雰囲気を融合させた美しい旋律を生み出し続けた作曲家です。 交響曲や協奏曲、室内楽など多彩なジャンルにわたる膨大な曲を書きましたが、残念なことに吹奏楽のための作品は「東洋と西洋」くらいしかありません。しかし、彼の旋律に魅了された後世のアレンジャーたちがいくつかの名作に編曲を施し、素晴らしい吹奏楽作品を創り上げています。 名アレンジャーとして知られるダニエル・ゴッドフリーによる「ダゴンの乙女たちの踊り」や、ルイ=フィリップ・ローレンデューによる歌劇《ヘンリー八世》のバレエ音楽など、原曲を凌駕する壮麗な音色で彩られた作品を、準・メルクル指揮するロイヤル・エア・フォース・カレッジ・バンドの演奏でお聴きください。収録作曲家:
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オスワルド(1852-1931):
ピアノ協奏曲 Op.10
サン=サーンス(1835-1921):
ピアノ協奏曲 第5番「エジプト風」 Op.103
ネポムセーノ(1864-1920):
古風な組曲 Op.11 [クレーリア・イルズン(ピアノ)/ヤク・ファン・ステーン(指揮)/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団]OSWALD, H. / SAINT-SAËNS, C.: Piano Concertos (Iruzun, Royal Philharmonic, Steen)
発売日:2020年09月18日
NMLアルバム番号:SOMMCD276
CD価格:2,025円(税込)
ブラジル出身でロンドンを拠点に活躍するピアニスト、イルズンが演奏するブラジルとフランスの19世紀後半のロマン派ピアノ協奏曲の新録音。バックを務めるのはロイヤル・フィル&ヤク・ファン・ステーンの定評あるコンビです。 オスワルドはブラジルの外交官でもあり、サン=サーンスとは長い友情で結ばれ、一緒にサン=サーンスの2台ピアノ曲を公演で演奏する仲でした。サン=サーンスの「エジプト風」より10年早く作曲されたオスワルドの協奏曲は、フォーレのようなロマン派風のタッチでありながら、特徴的なブラジルのリズムに支配されています。 サン=サーンス自身が「ヌビア(エジプト南部アスワンあたりからスーダンにかけての地方の名称)のラブ・ソング」と呼んだ「エジプト風」は、複雑なピアノ語法と絶妙に軽いタッチで書かれており、印象的なガムラン風の響きも登場します。 ネポムセーノはヨーロッパで学んだブラジル人。グリーグの「ホルベアの時代より」をモデルにした「古風な組曲」は、バロック様式とロマン派のスタイルが融合しています。
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サン=サーンス(1835-1921):
歌劇《銀の鈴》 [デヴォス、ギュメット、クリストヤニス、ロト]SAINT-SAËNS, C.: Timbre d'argent (Le) [Opera] (Guilmette, Devos, Montvidas, Yu Shaw, Christoyannis, Accentus Chamber Choir, Les Siècles, F.-X. Roth)
発売日:2020年08月28日
NMLアルバム番号:BZ1041
2枚組(2CD+BOOK)価格:4,500円(税込、送料無料)
サン=サーンス初めての歌劇、ロトのタクトと豪華メンバーで世界初録音!サン=サーンスが1865年に初めて書いた歌劇《銀の鈴》は、紆余曲折を経て1877年2月23日にパリのオペラ・コミック座で初演されました。台本はオッフェンバックの《ホフマン物語》も手掛けた2人です。美しい魔女の愛を得るための金貨、それを手に入れるためには銀の鈴を鳴らさなけらばなりません。しかしその鈴を鳴らすたびに、周りの誰かが犠牲になっていきます。最初はコンラッドの義理の父、次は彼の親友の一人…そんな悪夢が描かれています。 ここで使用されているのは1914年の最終版で、作曲から50年の間、10回もの改訂が行われたと言います。目を引くのは豪華な歌手陣で、フランス・オペラと歌曲いずれも高い評価を得ているエレーヌ・ギュメット、バロックから19世紀まで幅広いレパートリーで近年急速に人気を高めているジョディ・デヴォス、現代オペラでも活躍するエドガラス・モントヴィダス、19世紀フランスの作品を特に得意としているタシス・クリストヤニスといった面々を、ロトが手堅くまとめています。 管弦楽はもちろん、19世紀以降の作品に古楽器を使ったピリオド奏法で申し分ない実績をあげてきた手兵レ・シエクル、そして合唱には少数精鋭でピリオド解釈への対応も高く評価される声楽アンサンブル、アクサンチェスを起用。サン=サーンスのキャリア初期の知られざる大作に光を当て、その魅力を鮮烈に表現しています。 フランス語のリブレットと英訳、ふんだんな資料画像を掲載した165ページにも及ぶカラーブックレット付き。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
交響曲 第3番「オルガン付き」
プーランク(1899-1963):
オルガン協奏曲 [イヴェタ・アプカルナ/マリス・ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団]SAINT-SAËNS, C.: Symphony No. 3, "Organ" / POULENC, F.: Organ Concerto (Apkalna, Bavarian Radio Symphony, M. Jansons)
発売日:2020年03月27日
NMLアルバム番号:900178
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,750円(税込)
2019年3月、ライヴ収録。名手イヴェタ・アプカルナをソリストに迎えた
マリス・ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団のコンサート!この日の演目は、サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」とプーランクの「オルガン協奏曲」の2曲であり、どちらもオルガンをメインに据えた、華やかで壮大な響きを特徴とする作品です。ヤンソンスには、1994年に録音された、オスロ・フィルハーモニーとの迫力たっぷりの「オルガン付き」の録音がありますが(オルガン独奏はウェイン・マーシャル)、今回の録音では、気鋭のオルガニスト、イヴェタ・アプカルナを独奏者に迎え、前作よりも更にゆったりとしたテンポで壮大かつ自然な音響による素晴らしいサン=サーンスを聴かせています。活発な第1楽章から第2楽章での深い静寂、激しい第3楽章と雄大な終楽章を経て、曲を閉じるときには、まるで名残りを惜しむかのような長奏を聴かせ、聴き手を感動に導きます。 1976年、ラトヴィア出身のイヴェタ・アプカルナは古典から現代作品まで幅広いレパートリーを持つオルガニスト。2016年からはエルプフィルハーモニーのオルガニストを務めており、その才能は高く評価されています。ヤンソンスとは2013年にヤナーチェクの「グラゴル・ミサ」で共演、素晴らしい演奏を披露していました。 アプカルナの華やかな演奏がたっぷり堪能できるのが、プーランクの「オルガン協奏曲」でしょう。プーランクはあえて“オルガンの響きに似た”管楽器を用いることなく、伴奏を弦楽器と打楽器のみに委ねることで、オルガンの音色を存分に引き立てています。全曲は切れ目なく演奏され、バッハを思わせる冒頭の主題に始まり、さまざまな楽想が次々と登場しながらも、最後の部分では冒頭の主題を回想し、荘厳に終わるという作品です。ここでのヤンソンスは、弦をたっぷり歌わせながらも、オルガンを的確にサポート。全体をまとめながら作品のすばらしさを伝えています。 また、サン=サーンスとプーランクの両曲で重要な役割を果たすティンパニを担当するのは、バイエルン放送交響楽団の首席奏者レイモンド・カーフス。アバドがルツェルン祝祭管弦楽団を立ち上げた際、そのティンパニストに指名された世界的名手です。こけおどしの表現とは無縁の洗練された音楽性と完璧なテクニックから生み出される美しいサウンド。そして、ここぞというところでの決めの一撃は他の追随を許しません。 -
フレンチ・ロマンチシズム
尾池亜美(ヴァイオリン) [尾池 亜美(ヴァイオリン)]Violin Recital: Oike, Ami - DEBUSSY, C. / FRANCK, C. / SAINT-SAËNS, C. (French Romanticism)
発売日:2020年03月13日
NMLアルバム番号:LPDCD012
CD国内盤価格:2,750円(税込)
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サン=サーンス(1835-1921):
〔バレエ音楽集〕
歌劇《アスカニオ》 のバレエ音楽他 [準・メルクル(指揮)/マルメ交響楽団]SAINT-SAËNS, C.: Ascanio: Ballet / Overtures to Stage Works (Malmö Symphony, Märkl)
発売日:2019年11月29日
NMLアルバム番号:8.574033
CD価格:1,600円(税込)
独立して演奏される「サムソンとデリラ」のバッカナールのように、サン=サーンスの歌劇作品には、数多くの魅力的なバレエ音楽が含まれています。 1890年に作曲された《アスカニオ》もそんな作品。もともとラモー作品を意識して書かれた歌劇であり、全体がバロック調に統一されており、今では全編が演奏されることはほとんどありませんが、このアルバムに収録されている魅力的なバレエ音楽(古代の神と女神を主人公にした序曲と12のダンス)は、いくつかの曲が単独で演奏されたり、フルート版が作られたりと、しばしば聴き手の耳を楽しませています。 他には野外劇場での上演が目論まれた《蛮族たち》のプロローグや日本を舞台にした《黄色の女王》の序曲など、普段はあまり聴く機会のないサン=サーンスの管弦楽作品を準・メルクルが指揮しています。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
〈ピアノ作品全集 第5集〉
希少曲・編曲集 [ジェフリー・バールソン(ピアノ)]SAINT-SAËNS, C.: Piano Works (Complete), Vol. 5 (Burleson)
発売日:2019年11月08日
NMLアルバム番号:GP626
CD価格:1,950円(税込)
サン=サーンスのピアノ作品全集、第5集には8曲の世界初録音作品が含まれています。どの曲もピアニスト、ジェフリー・バールソンがフランス国立図書館に収蔵されている未発表の原稿から発掘したもので、ほとんどの作品が他の作曲家の作品を元にしており、それぞれ、溢れる楽想と豊かなアイデアに満ちたサン=サーンスらしい華やかな作品に仕上がっています。すでにピアニストのレパートリーとして愛奏されている「アフリカ幻想曲」で存分に駆使された超絶技巧も聴きどころ。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):室内楽作品集
弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調
ピアノ五重奏曲 イ短調 [ジラール弦楽四重奏団/ギョーム・ベロン]SAINT-SAËNS, C.: String Quartet No. 1 / Piano Quintet, Op. 14 (Bellom, Quatuor Girard)
発売日:2019年04月26日
NMLアルバム番号:LBM018
1)
CD価格:2,475円(税込)
サン=サーンスの長い作曲活動の中で、最初期の「ピアノ五重奏曲」と中期の「弦楽四重奏曲第1番」を組み合わせた1枚。どちらもブラームスを思わせる堅固な構成の中に、ふと見せる柔和な表情が魅力的な作品ですが、ピアノ五重奏曲のほとばしるような感情表現の発露に比べ、弦楽四重奏曲では控え目な旋律の選び方が特徴です。 演奏しているジラール弦楽四重奏団はパリの高等音楽院でイザイ四重奏団に教えを受け、2011年のジュネーブ国際音楽コンクールで入賞するなど、数多くのコンクールで入賞、現在注目を浴びているアンサンブル。メンバーは、全て兄弟姉妹によって構成されており、幼い頃から育んできた家族の絆を意識させる親密なアンサンブルが聴きものです。
収録作曲家:
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シューマン、サン=サーンス、グリエール:
ホルンとオーケストラのための作品集 [マルクス・マスクニッティ/サカリ・オラモロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団]Horn and Orchestra Music - SCHUMANN, R. / SAINT-SAËNS, C. / GLIÈRE, R. (Maskuniitty, Royal Stockholm Philharmonic, Oramo)
発売日:2019年04月19日
NMLアルバム番号:ODE1339-2
CD価格:2,250円(税込)
フィンランドのラウマ出身のホルン奏者マルクス・マスクニッティ。ヘルシンキのシベリウス・アカデミーで学び、ベルリンに留学。1994年に開催されたミュンヘン国際コンクールなど、数々のコンクールに入賞し注目を集めました。その後、フィンランド放送交響楽団をはじめ、1994年にはベルリン・ドイツ交響楽団、1997年から1999年まではベルリン・フィルハーモニーの首席奏者を務めるなど、世界的なオーケストラで演奏、室内楽の分野でも活躍するベテランです。 今回はサカリ・オラモが指揮するロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団と共演、シューマン、サン=サーンス、グリエールの作品を聴かせます。 選ばれた曲は、シューマンのホルン作品の中でも最も充実した味わいを持つ「コンツェルトシュトック」、アンセルメのオーケストレーションにより、本来のピアノ伴奏よりも更に味わい豊かとなった「アダージョとアレグロ」、サン=サーンスの熟練した作曲技法が光る「演奏会用小品」、グリエールの最後の作品となった「ホルン協奏曲」。1849年から1951年まで、100年にわたって作曲された様々なホルンのための作品をお楽しみください。
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イザイ/フォーレ/サン=サーンス:
ヴァイオリンとピアノのための作品集 [サテニィク・クールドイアン(ヴァイオリン)/アレクサンダー・グルニング(ピアノ)]Violin and Piano Recital: Khourdoïan, Saténik / Gurning, Alexander - YSAŸE, E. / FAURÉ, G. / SAINT-SAËNS, C.
発売日:2019年01月18日
NMLアルバム番号:FUG747
CD価格:2,475円(税込)
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サン=サーンス(1835-1921):
歌劇《アスカーニオ》 [ジャン=フランソワ・ラポアント/ジョー・ベルティリ/ルナール・リヒターイヴ=モー・ユボー/ジャン・テイゲン/カリーナ・ゴーヴァン/クレメンス・ティルカン/モハンメド・ハイダー/マクサンス・ビリエマス 他ギョーム・トゥルニエール/ジュネーヴ大劇場合唱団/ジュネーヴ州立高等音楽院管弦楽団&合唱団]SAINT-SAËNS, C.: Ascanio [Opera] (Lapointe, B. Richter, Hubeaux, Teitgen, Gauvin, Tilquin, Orchestre de la Haute École de Genève, Tourniaire)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:LBM013
CD 3枚組価格:4,425円(税込、送料無料)
ベルリオーズの破天荒なオペラで知られるイタリア・ルネサンス期に実在した彫刻家ベンヴェヌート・チェッリーニ。サン=サーンスは彼の弟子アスカーニオを主人公にし、ベルリオーズとは違った視点で作品を描いています。1890年に初演されたこの歌劇は、当時流行していたワーグナーの音楽から影響を受けながらもフランスのエスプリを失うことなく、優雅かつ壮大な叙事詩として成立しており、通常いくつかの省略が施されますが、今回は省略のない完全版が演奏されています。 スイス最古の音楽学校である「ジュネーヴ州立高等音楽院」の学生たちの熱気あふれる演奏にのってヴェテラン歌手たちが素晴らしい歌唱を繰り広げています。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
ピアノ協奏曲 第4番&第5番
(ピアノ協奏曲第3集) [デシャルム/マルメ響/スーストロ]SAINT-SAËNS, C.: Piano Concertos, Vol. 3 - Nos. 4 and 5 (Descharmes, Malmö Symphony, Soustrot)
発売日:2018年04月27日
NMLアルバム番号:8.573478
CD価格:1,600円(税込)
サン=サーンスが作曲した5曲のピアノ協奏曲の中で、第5番は「エジプト風」の表題のおかげで高い人気を獲得しているのに、同じくらい高い完成度を誇る第4番は、ほとんど耳にする機会がありません。しかし、1875年に作曲されたこの作品は、伝統的な三楽章形式ではなく、2楽章で構成されており、作品全体は循環形式が用いられているという画期的なもので、後の「交響曲第3番」を予見させる聴きどころの多い協奏曲です。 第5番「エジプト風」は最後のピアノ協奏曲であり、サン=サーンスが愛したエジプトの雰囲気が反映されたエキゾチックな名作。カエルの鳴き声や海を渡る船のエンジン音なども聞こえてくる色彩的な曲調が愛されています。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):管弦楽作品集
アルジェリア組曲
組曲 ニ長調/組曲 ニ短調(チェロとオーケストラ版)
セレナード 変ホ長調 [パストラーナ/バスク国立管/メルクス]SAINT-SAËNS, C.: Suite algérienne / Suite in D Major, Op. 49 / Suite in D Minor, Op. 16bis / Sérénade (Pastrana, Basque National Orchestra, Märkl)
発売日:2018年02月23日
NMLアルバム番号:8.573732
CD価格:1,600円(税込)
旅行好きだったサン=サーンス。スペインから北米、南米までと広い地域を巡ったことで知られますが、とりわけ“北アフリカ”を愛し、この地から得たインスピレーションを元に多くの作品を書き上げました。エキゾチックな雰囲気を持つ「アルジェリア組曲」もその一つで、航海中に見た街の風景や、この地の舞曲などがテンポよく奏される描写的な作品です。 「ニ長調の組曲」はもともとハルモニウムのために作曲されたもので、後にオーケストラ用に編曲されました。「ニ短調の組曲」はチェロのための作品ですが、ピアノ伴奏版とは曲の構成が違い、3曲目はピアノ版はスケルツォ、オーケストラ版はガヴォットが組み込まれています。この曲ではスペイン生まれのチェリスト、パストラーナがソリストとして精妙な演奏を披露しています。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):交響詩集
「ヘラクレスの青年時代」
「オンファールの糸車」
「ファエトン」「死の舞踏」他 [リール国立管/メルクル]SAINT-SAËNS, C.: Symphonic Poems (Lille National Orchestra, Märkl)
発売日:2017年12月22日
NMLアルバム番号:8.573745
CD価格:1,600円(税込)
交響詩というジャンルは、リストが始めたとされますが、フランス音楽の伝統の中では、ベルリオーズのいくつかの作品も「交響詩」と呼ぶべきものがあります。またフランクの一連の交響詩もその流れの中に位置するものでしょう。そしてサン=サーンスの作品が続きます。 彼の4曲の交響詩中、最も知られているのが詩人アンリ・カザリスの詩からインスパイアされた「死の舞踏」です。こちらは真夜中に不気味に踊り狂う骸骨の姿が迫真の音楽で描かれています。「ファエトン」と「ヘラクレスの青年時代」はギリシア神話を題材にした作品で、それぞれ“誇り”と“英雄主義と快楽の煩悩”が表現されていると作曲者自身が語っています。第1番である「オンファールの糸車」はリストからの影響が強い作品。こちらもギリシア神話が題材となっており、後にピアノ独奏版も作られたほどサン=サーンス自身のお気に入りでもありました。どの曲も精緻なオーケストレーションが施されており、準・メルクルが見事に演奏しています。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
〈ヴァイオリンと管弦楽のための作品集〉
序奏とロンド・カプリチョーソ
アンダルーサ奇想曲
演奏会用小品/ミューズと詩人他 [楊天堝/シュヴァーベ/マルメ響/スーストロ]SAINT-SAËNS, C.: Violin and Orchestra Works (Tianwa Yang, Schwabe, Malmö Symphony, Soustrot)
発売日:2017年11月29日
NMLアルバム番号:8.573411
CD価格:1,600円(税込)
サラサーテのヴァイオリン作品全集のレコーディングが高く評価されたティアンワ・ヤン。彼女の類い稀なるテクニックと「スペイン音楽に対する強い共感」は、このサン=サーンスでも遺憾なく発揮されています。「序奏とロンド・カプリチョーソ」や「アンダルーサ奇想曲」でも物憂げな気分と情熱的な気分をくっきり描き分け、極めてコントラストの強い表現を見せています。また「ロマンス」での甘い響き、即興的な「演奏会用小品」など、どの曲でも鮮烈な印象を残します。 サン=サーンスの円熟期の作品「ミューズと詩人」で共演しているのは、最近人気急上昇中の若きチェリスト、シュヴァーベ。2人の対話は美しさの極みです。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
〈チェロと管弦楽のための作品集〉
チェロ協奏曲 第1番・第2番
アレグロ・アパッショナート
ロマンス/白鳥/組曲 ニ短調 [シュヴァーベ/マルメ響/スーストロ]SAINT-SAËNS, C.: Cello and Orchestra Works - Cello Concertos Nos. 1, 2 / Suite in D Minor / Romance (G. Schwabe, Malmö Symphony, Soustrot)
発売日:2017年10月27日
NMLアルバム番号:8.573737
CD価格:1,600円(税込)
86年という長い生涯の間に、初期ロマン派から印象主義への変遷を目の当たりにし、晩年には映画音楽の作曲にも手を染めたというサン=サーンス。数多くの作品を残しながらも、現在演奏されるのは、その中の僅かな曲に過ぎません。その理由の一つに「作風が保守的であった」ということがあり、確かに亡くなる年に相次いで作曲されたクラリネット、オーボエ、ファゴットの一連の独奏管楽器のためのソナタにも、極めてロマンティックな感情があふれています。 このアルバムに収録されたチェロ曲は、サン=サーンスの趣味の良さを端的に表すような情緒豊かな作品ばかりであり、チェロの技巧もくまなく活かされています。そして忘れてはいけないのが「白鳥」。揶揄や皮肉たっぷりの組曲「動物の謝肉祭」の中で、これだけが異彩を放つ名曲中の名曲。チェロの優雅なメロディは人々を強く引き付ける魅力を放っています。注目のチェリスト、シュヴァーベの演奏で。
収録作曲家:
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1923年製プレイエルによる
サン=サーンス(1835-1921):
ピアノ曲集SAINT-SAËNS, C.: Suite in F Major / Piano Album / Mazurkas (Rare Piano Works Played on a 1923 Pleyel) (Patuzzi)
発売日:2017年10月27日
NMLアルバム番号:CDS7796
CD価格:1,950円(税込)
イタリアを中心に、世界中で活躍するピアニスト、マリオ・パトゥッツィが歴史的楽器で演奏するサン=サーンス。1977年のミュンヘン国際コンクールをはじめ数多くのコンクールに入賞経験を持つパトゥッツィは、モダン・ピアノだけでなく、ヒストリカル・ピアノも自在に操り様々な時代の作品を演奏しています。 このアルバムではサン=サーンスが生まれる少し前に制作されたプレイエルを用い代表的なピアノ曲を演奏。サロン音楽風の品の良さの中にも、ウィットと超絶技巧の見せ所が多く含まれた、サン=サーンスの作品を見事に弾ききっています。
収録作曲家:
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発売日:2017年09月22日
CD価格:2,100円(税込)
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サン=サーンス(1835-1921):
〈ピアノ協奏曲全集 第2集〉
ピアノ協奏曲 第3番
アフリカ幻想曲/オーヴェルニュ狂詩曲
ワルツ・カプリス「ウェディング・ケーキ」 [デシャルム/マルメ響/スーストロ]SAINT-SAËNS, C.: Piano Concertos, Vol. 2 - No. 3 / Rhapsodie d'Auvergne / Africa / Caprice-Valse (Descharmes, Malmö Symphony, Soustrot)
発売日:2017年05月26日
NMLアルバム番号:8.573477
CD価格:1,600円(税込)
サン=サーンスの5曲のピアノ協奏曲は、彼自身が優れたピアニストであったため、どの曲にも難易度の高い技巧が用いられ、また実験的な工夫が凝らされた華麗な作品です。第3番は1869年、サン=サーンス34歳の作品で、美しいピアノの分散和音に乗ってホルンが伸びやかな旋律を奏でる冒頭部分、流動的な和声が特徴的な第2楽章、ユーモラスな雰囲気を持つ第3楽章(後にパリ国立高等音楽院の試験のために独奏版に編曲)と聴きどころの多い中期の名作。 直木賞を受賞した恩田陸の話題の小説「蜜蜂と遠雷」に登場する「アフリカ幻想曲」も収録されています。
収録作曲家:
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スヴャトスラフ・リヒテル
シュヴェツィンゲン音楽祭 1993年コンサート [シュヴェツィンゲン音楽祭1993]SAINT-SAËNS, C.: Piano Concerto No. 5 / GERSHWIN, G.: Piano Concerto (S.Richter, Stuttgart Radio Symphony, Eschenbach) (Schwetzinger Festspiele, 1993)
発売日:2017年04月21日
NMLアルバム番号:SWR19407CD
CD価格:1,800円(税込)
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サン=サーンス(1835-1921):
〈ピアノ協奏曲集 第1集〉
ピアノ協奏曲 第1番&第2番
アレグロ・アパッショナート [デシャルム/マルメ響/スーストロ]SAINT-SAËNS, C.: Piano Concertos, Vol. 1 - Nos. 1 and 2 (Descharmes, Malmö Symphony, Soustrot)
発売日:2017年03月24日
NMLアルバム番号:8.573476
CD価格:1,600円(税込)
サン=サーンスのピアノ協奏曲と言えば、耳にする機会が多いのが第5番「エジプト風」と第2番でしょう。しかし、他の3曲は、演奏会でも取り上げられることは稀であり、彼の作品の中でもあまり目立つことのない存在です。しかし、ローマ賞に挑戦した直後(残念ながら獲得ならず)の29歳の時に作曲された第1番を始め、ほぼ40年間に渡って書かれた5つの協奏曲は、サン=サーンスの作風の変遷のみならず、フランスのピアノ協奏曲の進化を目の当たりにできるきわめて重要な作品です。 さすがに第1番はまだ強い個性が発揮されているわけではありませんが、幼い頃からピアニストとして才能を発揮していたサン=サーンスらしく、華やかな技巧に彩られた聞き応えのある曲。その10年後の第2番は、3週間に満たない短期間で仕上げられたにもかかわらず、情熱と叙情に満ちた素晴らしい出来栄えを誇る傑作です。交響曲全集シリーズを完成させたスーストロとマルメ響をバックに、フランスの名手デシャルムが素晴らしい演奏を聴かせます。
収録作曲家:
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CONNOTATIONS - 内に秘められたもの
(ショスタコーヴィチ/ベルク/サン=サーンス) [フー・メイイ/ウォス]SHOSTAKOVICH, D.: Piano Concerto No. 1 / BERG, A.: Chamber Concerto / SAINT-SAËNS, C.: Carnival of the Animals (ConNotations) (MeiYi Foo, Wass)
発売日:2017年03月24日
NMLアルバム番号:ORC100065
CD価格:2,080円(税込)
音楽の中に込められた比喩や暗喩、そして暗号。これらを探し出すのはとても面白いことです。美しい「白鳥」で知られるサン=サーンスの「動物の謝肉祭」も、もともとは彼の仲間内で、友人や他の作曲家の曲に風刺を効かせて演奏するために作られた曲。ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲には、やはり他人の作品からの引用が散りばめられています。またベルクの作品には、他の作品の引用はありませんが、数字の「3」が重要なファクターであり、楽章数だけでなく、彼の友人たちの名前が織り込まれ、楽器編成も3群で構成と数々の数字が隠されています。 そんな示唆的な作品を演奏するのは、マレーシアのピアニスト、メイ・イ・フー。素晴らしいテクニックでこれらの曲を的確に表現しています。このアルバムの売り上げは、彼女が協力している海洋保全協会に寄付され、美しい海の未来と、海洋生物の保護のために使われます。
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ウィーン交響楽団
動物の謝肉祭
青少年のための管弦楽入門 [ウィーン響/シャニ]SAINT-SAËNS, C.: Carnival of the Animals (narrated in German) / BRITTEN, B.: The Young Person's Guide to the Orchestra (Vienna Symphony, Shani)
発売日:2016年12月16日
NMLアルバム番号:WS010
1)
CD価格:1,950円(税込)
ウィーン交響楽団の首席指揮者、フィリップ・ジョルダンが2016年の初めに体調不良で3ヶ月ほど休養をとった際、代役として起用されたのが1989年生まれ、弱冠27歳の若手指揮者ラハフ・シャニでした。彼は2013年のグスタフ・マーラー指揮者コンクールで優勝し、2013/2014年のイスラエル・フィルのオープニング・コンサートでデビューします。そして2015年のウィーン・フィルのコンサートでフランツ・ヴェルザー=メストの代役を務めたことで、若きマエストロの名は全世界に轟くこととなりました。 彼はもともとピアニストとしてデビューし、イスラエル・フィルとも共演を果たしていますが、その後なぜかコントラバス奏者としてイスラエル・フィルに入団するという異色の経歴の持ち主。2016年4月には日本にもやってきて、読売日本交響楽団を指揮し絶賛され、現在はウィーン交響楽団の首席客演指揮者を務めています。 シャニのこのアルバムは、「動物の謝肉祭」と「青少年のための管弦楽入門」という楽しい組み合わせ。サン=サーンスではピアノもバリバリ演奏し、その才能を存分に披露しています。「動物の謝肉祭」には、TV司会者ヴィリー・ヴァイツェルによるドイツ語での新しい物語が付されています。 どちらかというと「子供向け」の内容と思われがちの内容ですが、メリハリのあるオーケストラと絶妙なお話の融合は、耳の肥えたファンにこそ楽しんでいただける、聴き応えのある1枚です。
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発売日:2016年07月27日
CD価格:3,375円(税込、送料無料)
オランジュ音楽祭 = フランス南部の都市オランジュで毎年夏に行われる歴史ある音楽祭。復元された古代ローマの劇場(当時の壁面をそのまま残し、後に9,000の席を再建)を舞台に、19世紀始めから開催されている「オランジュ音楽祭」。1902年からは毎年実施され、オペラを中心に数々のコンサートが催されています。 この映像は2015年の目玉コンサートで、フランツ・リストに献呈された2つの作品(サン=サーンスとベルリオーズ)を中心としたプログラムとなっています。とは言え、聴衆の興味はなんと言ってもアルゲリッチとアンゲリッシュの共演によるプーランクの協奏曲。数々の自作からの引用が楽しいユニークな作品を、名手2人が華麗に演奏します。 アンコールにも注目。チョン・ミョンフンもピアノで参加するラフマニノフ、盛り上がり必至のカルメン前奏曲と万全です。
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サン=サーンス/マルタン/ラロ:
チェロと管弦楽のための作品集 [ヤン・ウェン=シン/ギーセン州立劇場フィル/ホフシュテッター]SAINT-SAËNS, C.: Cello Concerto No. 1 / LALO, E.: Cello Concerto / MARTIN, F.: Ballade (Wen-Sinn Yang, Giessen State Theatre Philharmonic, Hofstetter)
発売日:2016年04月27日
NMLアルバム番号:OC1838
CD価格:2,224円(税込)
1965年スイス生まれのチェリスト、ウェン=シン・ヤンによるフランスの協奏的作品集3曲です。24歳のときにバイエルン放送交響楽団の首席チェリストに就任、注目を浴びた彼ですが、最近はますます円熟味が増した演奏と表現で多くの人々を魅了しています。サン=サーンスのチェロ協奏曲第1番は、切れ目なく演奏される3つの楽章が特徴で、第1部の主題が第3部でも使われるなど工夫が凝らされています。溢れる旋律美もあり人気の高い作品です。 マルタンの「バラード」は、この形式をこよなく愛した彼が1949年に書いた作品。沈み込むような雰囲気で始まる印象的な曲です。ラロの「チェロ協奏曲」は、有名な「スペイン交響曲」にも似たスペイン風の雰囲気が漲る力作です。今回バックを務めているのはドイツ、ヘッセンの都市で活動するギーセン・フィルハーモニーと指揮者のミヒャエル・ホフシュテッター。バロック系の作品を得意とするホフシュテッターの意外な面を聞くことができます。
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サン=サーンス(1835-1921):
ピアノ作品全集 第4集 [バールソン]SAINT-SAËNS, C.: Piano Works (Complete), Vol. 4 (Burleson)
発売日:2016年02月24日
NMLアルバム番号:GP625
1)
CD価格:1,710円(税込)
サン=サーンス(1835-1921)といえば、誰もが交響曲第3番の壮麗さやピアノ協奏曲第5番のエキゾチックな雰囲気を思い浮かべるに違いありません。しかしそんな彼が、実はフランスのバロック音楽の復興に力を尽くしていたことはあまり知られていないのではないでしょうか。彼はリュリやラモーの舞曲を研究し、その様式を自作に取り入れたのです。確かにトラック1の「ガヴォット」はまさにバロック風。他のワルツもうっとりとした雰囲気と名人芸に彩られた楽しいものです。今回も名手ジェフリー・バールソンの卓越した演奏で、この洒落た作品集をじっくり味わってみてください。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):交響曲集 第3集
交響曲 ヘ長調「首都ローマ」
交響詩「ヘラクレスの青年時代」
死の舞踏 [マルメ響/スーストロ]SAINT-SAËNS, C.: Symphonies, Vol. 3 - Symphony in F Major, "Urbs Romana" / La Jeunesse d'Hercule / Danse Macabre (Malmö Symphony, Soustrot)
発売日:2015年10月28日
NMLアルバム番号:8.573140
CD価格:1,600円(税込)
1856年、21歳のサン=サーンス(1835-1921)はへ長調の交響曲を書き上げました。これはボルドー・ソシエテ・サン・セシルが主催したコンクールのための作品です。なぜ「首都ローマ」というタイトルを彼が選択したのかは不明ですが、コンクールのルールが「匿名で応募すること」であり彼はそれを遵守、見事に賞を勝ち得たのです。 コンクールを意識して書かれたせいか、かなり堅固な形式を取っていて、最終楽章はまるでブラームスの交響曲第4番を先取りするかのようなパッサカリア風の変奏曲となっていたりと、実験的な要素も垣間見えます。しかしこの作品は彼の生きている間は出版されることなく、またサン=サーンス自身も、次の作品である第2番の方を重要視したせいか、こちらの作品はすっかり影が薄くなってしまったのです。そんな隠れた名作をこの機会に。 他には彼の最も有名な作品「死の舞踏」と劇的な内容を持つ「ヘラクレスの青年時代」を収録。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
交響曲集 第2集
交響曲 第3番「オルガン付き」/交響曲 イ長調
交響詩「オンファールの糸車」 [ランドストレム/マルメ響/スーストロ]SAINT-SAËNS, C.: Symphonies, Vol. 2 - Symphony No. 3 / Symphony in A Major / Le rouet d'Omphale (C.A. Landström, Malmö Symphony, Soustrot)
発売日:2015年05月27日
NMLアルバム番号:8.573139
2)
CD価格:1,600円(税込)
サン=サーンス(1835-1921)が「この曲には私が注ぎ込める全てを注ぎ込んだ」と語ったほどに気合の入った交響曲第3番。随所で活躍するオルガンばかりが目立ちますが、実に精緻な管弦楽法と、これまた活躍するピアノの使い方も見事なものです。4楽章形式に見えますが、実は2部に分かれた2つの楽章から出来ています。あの華麗なオルガンの導入で有名な箇所は第4楽章ではなく、第2部の後半なのです。この曲は、彼の友人であったフランツ・リストの影響も垣間見られ、また曲自体も初演直後に亡くなったリストに捧げられてもいます。人気曲たる貫禄に満ちた作品です。 それに比べ、「イ長調交響曲」はサン=サーーンス15歳頃の作品で、早熟の天才だった彼とはいえ、まだ独自の個性は開ききっておらず、モーツァルトやシューベルトの香りが漂う、初々しさ満開のチャーミングな曲です。「オンファールの糸車」も前述の通り、フランツ・リストとの交流から生まれた曲で、女王オンファールの下で奴隷として働くヘラクレスの目を通して、美しい女王の姿を音で描いた作品です。スーストロとマルメ交響楽団は見通しの良い響きと壮麗な音色を持ち味とした颯爽たるサン=サーンスを表出しています。
収録作曲家:
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サン=サーンス:
交響曲集 第1集
交響曲 第1番・第2番
交響詩「ファエトン」 [マルメ響/スーストロ]SAINT-SAËNS, C.: Symphonies, Vol. 1- Symphonies Nos. 1 and 2 / Phaéton (Malmö Symphony, Soustrot)
発売日:2015年03月25日
NMLアルバム番号:8.573138
CD価格:1,600円(税込)
「NAXOSのカタログにはどんな曲でもあるんでしょう?」と尋ねられることもしばしばですが、実はそうでもありません。サン=サーンスの交響曲も全集がありそうで、本当はありませんでした。そこでこの第1集を皮切りに、全集を録音してしまおうという企画が始動しました(とは言え、サン=サーンスは番号のついた交響曲は3曲しか書いておらず、あとは番号なしの1曲と、交響曲「ローマ」、未完の2曲があるだけです)。 交響曲第1番は18歳の作品ですが、モーツァルト、メンデルスゾーンを凌ぐ神童であった彼だけあって、この完成度の高さには驚くばかりです。第2番はその6年後の作品ですが、作曲技法も格段の進歩が感じられる意欲作となっています。シューマン風の重厚さも感じられる興味深い音楽です。交響詩「ファエトン」はギリシャ神話を題材とする作品ですが、当時のフランスの困難な状況・・・普仏戦争でのナポレオン3世敗北による第三共和制の混乱・・・を反映した、悲しさと重厚さを併せ持つ重厚な音楽です。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
交響曲 第3番「オルガン付き」
死の舞踏/糸杉と月桂樹 [ワルニエ/フランス国立リヨン管/スラットキン]SAINT-SAËNS, C.: Symphony No. 3, "Organ" / Danse Macabre / Cypres et Lauriers (Warnier, Lyon National Orchestra, Slatkin)
発売日:2015年02月25日
NMLアルバム番号:8.573331
CD価格:1,600円(税込)
1878年のパリ万博の一環としてリヨンに建立された、名オルガン製作者アリスティード・カヴァイエ=コルによる素晴らしいオルガン(82ストップ、6500本のパイプ)は、1930年代にビクトル・ゴンザレスが手を加えた楽器です。もともとはパリのエッフェル等の正面にあるシャイヨ宮の大ホールにあったものですが、1977年にリヨンに運ばれ、2013年にもう一度手が加えられ、かつての栄光の姿を取り戻したのです。この歴史あるオルガンは、数多くの名作の初演を担ったことで知られ、フランク、デュプレ、メシアンなどの大家もこのオルガンを演奏しています。もちろんサン=サーンス(1835-1921)の名作「交響曲第3番」も「糸杉と月桂樹」もフランスでの初演ではこのオルガンが使われたという、まさに記念碑的な楽器です。バッハから現代作品まで、全てのオルガンのためのレパートリーに適しているという壮麗な楽器の音色を、どうぞじっくりお楽しみください。名オルガニスト、ヴァンサン・ヴァルニエの完璧な技巧で聴く「死の舞踏」も聴きものです!
収録作曲家:
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発売日:2015年02月25日
Blu-ray Audio価格:2,224円(税込)
1878年のパリ万博の一環としてリヨンに建立された、名オルガン製作者アリスティード・カヴァイエ=コルによる素晴らしいオルガン(82ストップ、6500本のパイプ)は、1930年代にビクトル・ゴンザレスが手を加えた楽器です。もともとはパリのエッフェル等の正面にあるシャイヨ宮の大ホールにあったものですが、1977年にリヨンに運ばれ、2013年にもう一度手が加えられ、かつての栄光の姿を取り戻したのです。この歴史あるオルガンは、数多くの名作の初演を担ったことで知られ、フランク、デュプレ、メシアンなどの大家もこのオルガンを演奏しています。もちろんサン=サーンス(1835-1921)の名作「交響曲第3番」も「糸杉と月桂樹」もフランスでの初演ではこのオルガンが使われたという、まさに記念碑的な楽器です。バッハから現代作品まで、全てのオルガンのためのレパートリーに適しているという壮麗な楽器の音色を、どうぞじっくりお楽しみください。名オルガニスト、ヴァンサン・ヴァルニエの完璧な技巧で聴く「死の舞踏」も聴きものです!
収録作曲家:
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ラヴェル(1875-1937):
管弦楽作品集
サン=サーンス(1835-1921):
交響曲 第3番 ハ短調「オルガン付き」 [アダムズ/シアトル響/モルロ]RAVEL, M.: Alborada del gracioso / Rapsodie espagnole / SAINT-SAËNS, C.: Symphony No. 3, "Organ" (J. Adam, Seattle Symphony, L. Morlot)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2014年07月23日
NMLアルバム番号:SSM1002
1)
CD価格:2,085円(税込)
1998年にオープンしたベナロヤ・ホールは、シアトル交響楽団の本拠地であり、4489本のパイプを有する壮大なオルガンが備え付けられていることでも知られています。このフランス音楽集は、メインの曲にサン=サーンスの交響曲第3番を置くことで、その素晴らしいオルガンをフィーチャーした魅力的なサウンドを楽しむことができるというものです。 もちろん、ラヴェルの数々の曲も実に色彩豊かであり、またどの曲も明快なリズムの切れが感じられるものであり、このフランス風ともスペイン風とも言える微妙な色合いを的確に塗り分けた演奏は、本当に高く評価されるものでありましょう。ライブ収録のため曲の終わりには拍手が入っていますが、これがまた親密で熱狂的なものです。
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サン=サーンス(1835-1921):
ヴァイオリンとピアノのための作品集 第2集 [クラマジラン/V. コーエン]SAINT-SAENS, C.: Violin and Piano Music, Vol. 2 (Clamagirand, V. Cohen)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2013年10月23日
NMLアルバム番号:8.572751
15)
CD価格:1,600円(税込)
実力派ヴァイオリニストとして、最近ますますその才能に磨きをかけているファニー・クラマジラン。彼女によるサン=サーンス(1835-1921)のヴァイオリン作品集第1集(8.572750)は、その溢れるロマンと色彩豊かな音色で高く評価されました。今回の第2集では未完成となったヴァイオリン・ソナタの断片と第2番のソナタなど興味深い作品が奏されています。 1862年に書かれた「組曲 Op.16」は、本来チェロと管弦楽のための曲で、その後ピアノ伴奏版とした際に、ヴァイオリンで演奏する異稿版も作成されたものです。未完成のヴァイオリン・ソナタは1842年の作品で、メンデルスゾーンを思わせる、未完でありながらも才能の煌めきが感じられる見事な作品です。1896年のヴァイオリン・ソナタ第2番は優美さの中にも渋さが感じられる円熟の音楽。サン=サーンスを聴く喜びがここにあります。他の小品、そして美し過ぎる「白鳥」!これはあなたの大切な1枚となることでしょう。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
ヴァイオリンとピアノのための作品集 第1集 [クラマジラン/コーエン]SAINT-SAENS, C.: Violin and Piano Music, Vol. 1 (Clamagirand, Cohen)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2013年05月22日
NMLアルバム番号:8.572750
1)
CD価格:1,600円(税込)
様々なジャンルに多くの作品を残したサン=サーンス(1835-1921)ですが、かつて彼は、ヴァイオリニストの友人に「私は室内楽以上に好きなものはない」と手紙を書き送ったほどに、このジャンルを愛していました。その中でも、ヴァイオリンのための作品には驚くほどの情熱が込められています。なかでもマルタン・マルシックに捧げられたヴァイオリン・ソナタ第1番は、4つの部分が切れ目なく演奏される、力強く美しいメロディに充たされた音楽です。元々ピアニストとしても素晴らしい能力を有していた彼、これらの作品のピアノ・パートの充実ぶりにも目を見張るものがあります。1912年に書かれた「三部作」は晩年の彼が至った境地を示すかのような深みを有しています。印象派の音楽が世を風靡していた時代、このような音楽を書いていた彼は時代遅れなのでしょうか? それとも信念を貫いた人なのでしょうか? 演奏するのは、度々の来日ですっかり人気者となったファニー・クラマジラン。しっとりとした美音がサン=サーンスの魅力を引き出しています。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
ピアノ四重奏曲
ピアノ五重奏曲他 [ファイン・アーツ四重奏団/オルティス]SAINT-SAENS, C.: Piano Quartet / Piano Quintet / Barcarolle (Fine Arts Quartet, Ortiz)
■室内楽
発売日:2013年04月24日
NMLアルバム番号:8.572904
CD価格:1,600円(税込)
サン=サーンス(1835-1921)の室内楽作品は、フランス音楽の歴史の中でも重要な位置を占めています。魅力的な個性と溢れるほどの抒情性、そして決して激昂することのない穏やかな表情が多いため、時として「没個性」とレッテルを貼られてしまうこともありますが、やはり聴き手にとって「心を落ち着ける場所」になることは間違いありません。 1875年に書かれた「ピアノ四重奏」はフォーレの雰囲気を湛えた音楽。よく練られた構成を持ち、しばし劇的な感情の高ぶりを見せています。「舟歌」は1897年の作品で、最初はヴァイオリン、ピアノ、チェロとハルモニウムのために書かれましたが、ここではサン=サーンス自身の編曲によるハルモニウムの代わりにヴィオラを用いたの編成で演奏されています。本当に舟に揺られているような優美な作品です。1854年から1855年にかけて作曲された「ピアノ五重奏曲」は、思いの他厳粛な音で始まりますが、すぐに美しい流れが現れます。シューマンのピアノ五重奏を思わせる内省的で、名ピアニストだった彼らしい充実したピアノ・パートをもっています。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
ピアノ作品全集 第3集 [バールソン]SAINT-SAENS, C.: Piano Works (Complete), Vol. 3 (Burleson)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2012年11月21日
NMLアルバム番号:GP609
1)
CD価格:1,710円(税込)
サン=サーンス(1835-1921)の最初に出版されたピアノ作品は、生き生きとした動きが特徴的な「6つのバガテル」でした。彼が20歳の時に作曲したこの6つの作品は、バガテル(ちょっとしたもの、思いつき)という、ベートーヴェン以降余りは、使われたことのない形式であり、初めての作品としてはいささか「軽すぎる」感もあるように思えますが、そこは名手サン=サーンス。タイトルとはうらはらに、中身の濃い充実した作品となっています。 有名な第3交響曲の2年前に書かれた「アルバム」は詩情豊かであり、第1曲目の「前奏曲」から、まるで空気のように軽やかで熱っぽいパッセージが現れ、繊細で見事な音楽を創り上げていきます。Op.73はもともとピアノとオーケストラのための作品ですが、作曲家自身の手でピアノ独奏曲へと改編されたもの。時折現れる民謡風の旋律がたまりません。他の小品の中でもとりわけ耳に残る「アルバムのページ」は彼の最後の出版されたピアノ曲。まるでフォーレの即興曲を思わせる短く印象的な作品です。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
ピアノ作品全集 第1集
練習曲全集 [バールソン]SAINT-SAENS, C.: Piano Works (Complete), Vol. 1 (Burleson)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2012年04月18日
NMLアルバム番号:GP601
1)
CD価格:1,710円(税込)
フランスのロマン派音楽の発展に素晴らしい貢献を果たしたはずなのに、なぜか現代ではあまり評価されていないサン=サーンス(1835-1921)。でも、彼のピアノ曲には、まさに「フランスのエスプリ」がたっぷり詰まっていることをご存知でしょうか? とりわけ、この3つの練習曲集には、きらめく繊細さと素晴らしい技巧性が溢れていて、演奏家にとっても、聴き手にとっても、いろいろな意味で興味を引くものとなっています。とりわけ、Op.52の第6番「ワルツ形式の練習曲」に見られる、華々しい技巧と美しいメロディは、とても「サロン風の音楽」などとは言えないほどの迫力と演奏効果を持っています。ピアニストはジェフリー・バールソン。北米を中心に活躍する彼は、ジャズも得意であり、このサン=サーンスでも、独特の間合いを感じさせるユニークな演奏を披露しています。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
弦楽四重奏曲集 [ファイン・アーツ四重奏団]SAINT-SAENS, C.: String Quartets Nos. 1 and 2 (Fine Arts Quartet)
発売日:2011年06月15日
NMLアルバム番号:8.572454
CD価格:1,600円(税込)
「こんな作品を書いていてもいいのだろうか?」
晩年のサン=サーンスの逡巡が目に浮かぶ美しすぎる秘曲フランス音楽の基礎を作ったとされるサン=サーンス。偉大な作曲家でありながら、あまりにも長く生き過ぎたためか、時代の波に乗り遅れてしまい、現在では決して高く評価されているとは言えません。多くの作品を書いたのですが、聴かれるのはその中のほんの一部。例えばこんなに美しい弦楽四重奏曲たちも、ひっそりと埋もれているのが正直なところです。彼が初めて弦楽四重奏のジャンルに手を付けたのは64歳の時でした。イザイに捧げられたこの第1番は、確かに印象派のようなもやもやした響きは見てとれなくとも、透明感と切なさが溢れた佳曲です。第2番はサン=サーンス83歳の時の作品です。当時の潮流とは全くかけ離れた、まるでモーツァルトのような古典的な語法を用いて書かれていますが、独特の転調などは、やはりこの時代の音楽であることを感じさせます。どちらも渋く通好みの作品ですが、なぜか心に残ってしまいます。ロマン派の作品を得意とするファイン・アーツ弦楽四重奏団の柔らかい表現は、これらの曲の真の姿を見せてくれるでしょう。収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
ヴァイオリン協奏曲集 [クラマジラン/シンフォニア・フィンランディア/ガロワ]SAINT-SAENS, C.: Violin Concertos Nos. 1-3 (Clamagirand, Sinfonia Finlandia Jyvaskyla, P. Gallois)
■協奏曲
発売日:2011年01月12日
NMLアルバム番号:8.572037
4)
CD価格:1,600円(税込)
その作品があまりにも美し過ぎるので、人々は敢えて彼を忘れようとしているのかもしれない。当時としては独創的な作品を作ったにも拘わらず、その穏健な作風のせいか、イマイチ評価されにくい、フランスの作曲家、サン=サーンス(1835-1921)です。彼の書いた曲はどれも精巧で、才能に溢れていて、すごく心に残るメロディも多くあるのですが、あまりにも良い曲過ぎるのでしょうか。気持ち良さとともに、耳をすり抜けてしまうことがしばしばです。有名なヴァイオリン協奏曲第3番の第2楽章も、切なく歌うヴァイオリンが心に深くしみ入ります。演奏者は、2005年のフリッツ・クライスラー・コンクールで優勝したフランス生まれのクラマジラン。繊細な音色と強靭な表現で、曲の真実の姿をあますことなく伝えます。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
チェロ・ソナタ第1番・第2番/組曲 [クリーゲル]SAINT-SAENS: Cello Sonatas Nos. 1 and 2 / Cello Suite
発売日:2007年04月01日
NMLアルバム番号:8.557880
22)
CD価格:1,600円(税込)
21世紀こそサン=サーンス・ルネッサンス20世紀後半はサン=サーンスにとって逆風の時代でした。深刻主義、事大主義、反名人芸主義の趨勢の中、深刻な感情表現よりも、音の戯れが生み出す嬉遊感が前面に出る作風は、時代遅れ、軽薄のレッテルを貼られ、ごく一部の作品以外は、忘却されかかっていたとすらいえましょう。しかし時代は確実に再評価の方向に向かっているといえます。古典的な形式の中で華麗にして優美な音楽が繰り広げられる、このチェロ・ソナタ2曲と組曲は、サン=サーンスの美点を余すことなく発揮した傑作です。チェロ、ピアノの双方に大変な技巧とセンスが要求される難曲ですが、クリーゲルとティオリエのコンビは目覚しい成果を上げています。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
オルガン作品集 [デルカンプ]SAINT-SAENS: Organ Music
■器楽曲(オルガン)
発売日:2005年04月01日
NMLアルバム番号:8.557285
CD価格:1,600円(税込)
「オルガン付き」だけじゃない、独奏曲も傑作ぞろい!この人の行く所、あらゆるジャンルに可ならざるはなし、サン=サーンスは自ら優れた奏者でもあったこともあり、少なからぬオルガン作品を残しています。しかし、「オルガン付き」の交響曲第3番(当盤でもアダージョ部分の独奏用編曲を収録)はよく演奏されても、独奏作品が知られざる存在に甘んじているのは、大変に残念なことです。収録曲の中でも特に注目したいのは、何と81歳!の頃に作曲された「7つの即興曲」です。筆致は円熟し、多彩なオルガン書法と和声法、そして渋みも含んだ音楽的な深みには圧倒されます。また「前奏曲とフーガ」や「幻想曲」での、ストレートなヴィルトゥオジテの開陳の爽快さも、素晴らしいものです。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
チェロ協奏曲 第1番・第2番他 [クリーゲル/ボーンマス・シンフォニエッタ/モナール]SAINT-SAENS: Cello Concertos Nos. 1 and 2 / Suite, Op. 16
■交響曲/管弦楽曲
発売日:1997年02月01日
NMLアルバム番号:8.553039
CD価格:1,600円(税込)
こぢんまりとした中にも、チェロの魅力が満載された第1協奏曲は、ロマン派屈指の人気チェロ協奏曲として愛されてきました。このアルバムではどうかサン=サーンスの他のチェロ作品にも触れてみて下さい。「組曲」は苦笑しそうな前奏曲、エキゾチックな魅力を秘めたセレナード、甘ーいロマンスと続く擬古典的作品(しかも珍しい管弦楽伴奏版)。作曲者自身が「技巧的に難し過ぎて普及しないだろう」と嘆いた第2協奏曲では、燃え盛る第2楽章がまさに圧巻! 人気のアレグロ・アッパシオナートも作曲者自身による管弦楽伴奏版で“熱く華麗に”お届けします。
収録作曲家:
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サン=サーンス(1835-1921):
「動物の謝肉祭」
プロコフィエフ(1891-1953):
「ピーターと狼」 [スロヴァキア放送響/レナールト]PROKOFIEV: Peter and the Wolf / SAINT-SAENS: Carnival of the Animals
■交響曲/管弦楽曲
発売日:1991年10月01日
NMLアルバム番号:8.550499
CD価格:1,600円(税込)
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星々に
フランスの交響詩集 [ニコライ・シェプス=ズナイダー、リヨン国立管弦楽団]発売日:2023年10月20日
CD 2枚組国内仕様 日本語解説付き価格:4,950円(税込、送料無料)
貴重! フランスの知られざる交響詩を一挙に収める好企画1900年前後に主にフランスで活躍した作曲家によって作られた交響詩、あるいはそれに準ずる作品を集めたアルバム。収録曲のうちよく知られるのは「魔法使いの弟子」「スペイン」「死の舞踏」、そしてせいぜい「呪われた狩人」といったところで、ほかはあまり聞かない作品から、作曲家の名前すらほぼ知られていないものまでをCD2枚組のヴォリュームで収めているという、フランス音楽とオーケストラ作品のファンにとっては堪らない内容となっています。 演奏は、デンマーク出身の指揮者・ヴァイオリニストのニコライ・シェプス=ズナイダーと、彼が音楽監督を務めるリヨン国立管弦楽団。深い陰影とダイナミックな解放感、伸びやかで色彩感豊かな表現をもって、それぞれの作品に寄り添った演奏でその魅力を十二分に引き出しています。 作曲家と作品に迫る100ページに及ぶカラー・ブックレット(英・仏・独語)が付属。国内仕様盤には中西充弥氏による日本語解説付。
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恋は野の鳥
フランスのオーボエ作品集 [キャスリン・タナー=ウィリアムズ、クリストファー・ウィリアムズ]Oboe and Piano Music (French) - ARRIEU, C. / BIZET, G. / BROD, H. / COLOMER, B.M. (Love is a Rebellious Bird) (Tanner-Williams, C. Williams)
発売日:2023年10月27日
NMLアルバム番号:WHR080
CD価格:2,175円(税込)
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ヒューズ・ボルサレッロ(ヴァイオリン)
ヴァイオリン小品集 [ヒューズ・ボルサレッロ、トマ・デュトロン、フランク・ブラレイ、ゴーティエ・カピュソン、アドリアン・ペルション、ブルターニュ国立管弦楽団]発売日:2023年09月08日
CD価格:2,475円(税込)
美しいメロディを表情豊かなヴァイオリンで味わう一枚1979年フランス生まれ、ラムルー管弦楽団のソリストと芸術監督を務めるヒューズ・ボルサレッロのヴァイオリンによる名曲集。リュリから印象派、ジャンゴ・ラインハルトまで、フランスとベルギー周辺を中心とした様々な時代の作品を並べています。 ピアノのフランク・ブラレイ、チェロのゴーティエ・カピュソン、ジャズ・ギタリスト、ヴォーカリストのトマ・デュトロンなどゲストも豪華。いかにも耳馴染みの良い美しい名曲ばかりが並ぶものの、どの曲も特性をつかんで豊かに、かつ大仰にならずにセンスよく歌い上げられており、良い意味でBGMにはならない、最後までじっくりと楽しめる一枚となっています。
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エストレリータ
チェロで奏でる名曲集 [イム・ヒヨン(チェロ)/リャン・チュフイ(ピアノ)]Cello and Piano Recital: Lim, Hee-Young / Liang, Chuhui - PONCE, M. / BRAHMS, J. / RAVEL, M. / DEBUSSY, C. / TCHAIKOVSKY, P.I. (Estrellita)
発売日:2023年09月15日
NMLアルバム番号:ORC100227
CD価格:1,950円(税込)
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セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)
PIANIST AND CONDUCTOR
ピアニストとして、指揮者として
伝説の録音集 1919-1942[9枚組 BOX] [セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ/指揮)]発売日:2023年04月28日
CD 9枚組価格:5,850円(税込、送料無料)
生誕150年記念! ラフマニノフが演奏家として遺した伝説的録音を集成!1917年に母国ロシアを離れたラフマニノフはその翌年アメリカに渡り、コンサート・ピアニストとしての活動を始めました。この頃にはすでに録音技術が実用化されており、ラフマニノフはまずエジソンレコード社と契約しましたが、やがてビクタートーキングマシン社(のちのRCAビクター社)と契約を結び、多くの録音を生み出しました。この時に記録された78rpmディスクは、音楽史上最も重要な記録遺産の1つと言えるでしょう。 このBOXには、エジソンレコード社とビクタートーキングマシン社に録音された録音の中から、自身の作品を含むソロの録音と、ストコフスキーとオーマンディが指揮するフィラデルフィア管弦楽団をバックにした4曲のピアノ協奏曲、更に指揮者としての彼の録音の全てである「交響曲第3番」と「死の島」「ヴォカリーズ」が収められています。いくつかの音源は当時発売されることのなかった幻の音源です。 ウォード・マーストンとマーク・オーバート=ソーンによって行われたリマスターは、録音当時の音を鮮やかに蘇らせています。
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イントゥ・ザ・ウッズ
ドイツ、フランス、アメリカの歌曲 [ダミアン・パス、アルフォンス・スマン]Vocal Recital (Bass-Baritone): Pass, Damien - BRITTEN, B. / LOEWE, C. / SATIE, E. / SONDHEIM, S. (Into the Woods)
発売日:2023年04月28日
NMLアルバム番号:LBM050
CD価格:2,475円(税込)
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SECRET NIGHTS - 秘密の夜
メゾ・ソプラノ、ヴァイオリンとピアノのための歌曲集 [ソーニャ・ロイトワイラー(メゾ・ソプラノ)/アストリッド・ロイトワイラー(ヴァイオリン)/ベンヤミン・エンゲリ(ピアノ)/ベンヤミン・ニッフェネッガー(チェロ)]Vocal and Instrumental Ensemble Music - BOULANGER, L. / BEACH, A. / CHAMINADE, C. / SCHULHOFF, E. (Secret Nights) (A. and S. Leutwyler, Engeli)
発売日:2023年04月07日
NMLアルバム番号:SM385
CD価格:1,950円(税込)
2018年にリリースされた“Hymne à la beauté”(SM286)で「歌とピアノ」という組み合わせに更に他の楽器を加えることで深まる魅力を追求したメゾ・ソプラノ歌手ソーニャ・ロイトワイラー。今作でも「夜と自然の神秘」をテーマとした、歌とピアノにヴァイオリンやチェロの音色を加えた美しい響きによる歌曲を聴かせます。またアルバムでは19世紀に活躍した女性作曲家の作品を取り上げており、エイミー・ビーチやリリ・ブーランジェ、セシル・シャミナードら近年注目が高まる彼女たちの曲を聴くこともできます。 またイラン出身の作曲家アラシュ・サファイアンの煌めくようなヴァイオリンとピアノのパッセージに彩られた幻想的な歌曲も聴きどころです。
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『SO ROMANTIQUE !』
19世紀フランスのオペラ・アリア集 [シリル・デュボワ、ピエール・デュムソー、リール国立管弦楽団]Opera Arias (Tenor): Dubois, Cyrille - BIZET, G. / DELIBES, L. / DONIZETTI, G. / THOMAS, A. (So Romantique !)
発売日:2023年03月10日
NMLアルバム番号:ALPHA924
CD価格:2,475円(税込)
シリル・デュボワが魅せる!
フランス・ロマン派の知られざる美しきアリア集バロックからロマン派まで、フランス・オペラを中心に目覚ましい活躍をみせるフランスのテノール、シリル・デュボワによる、19世紀のフランスに於けるオペラ・アリアを集めたアルバム。 ドニゼッティがパリで作曲した《連隊の娘》や、トマの《ミニョン》、ドリーブの《ラクメ》など有名な作品はほんの一握りで、現在では全曲はおろかその一部の演奏も珍しくなってしまった数々のオペラのアリアが収録されているのがポイントですが、さらには、それらがたいへん魅力的であることに驚かされます。 豊かな表現力と高度なテクニック、余裕のある高音の張りなど、デュボワの実力が作品の美しさを十二分に引き立てており、こちらもフランス・オペラのスペシャリストであるピエール・デュムソーの棒もオーケストラ全体をたっぷりと歌わせて、その歌唱にぴたりと寄り添っています。 -
Legendary PIANISTS
偉大なピアニストたち
名協奏曲集 [さまざまな演奏家]発売日:2023年03月10日
CD 10枚組価格:6,525円(税込、送料無料)
南西ドイツ放送交響楽団(ドイツ語: SWR Sinfonieorchester)は、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州にある南西ドイツ放送所属のオーケストラ。その歴史の中で何度も名称を変更しながら、2016年に合併し、現在ではSWR南西ドイツ放送交響楽団として活動しています。オーケストラは長年にわたり、多くの伝説的な演奏家と共演し名演を繰り広げてきました。 この10枚組に登場するのは、ヴィルヘルム・バックハウス、ヴィルヘルム・ケンプ、クララ・ハスキルやアニー・フィッシャーをはじめ、“ウィーンの三羽烏”と称されたフリードリヒ・グルダ、イェルク・デームス、パウル・バドゥラ=スコダ、スペインを代表するアリシア・デ・ラローチャやハンガリーの名手ゲザ・アンダ、チリ出身のクラウディオ・アラウなど国籍も様々なピアニストたち。各々が得意とする演目を、これまた時代に名だたる指揮者たちが率いるオーケストラをバックに演奏を聴かせます。10枚目のシュヴェツィンゲン音楽祭1993年コンサートにおけるリヒテルの演奏も初出時大変な話題となったものです。 いずれも、オリジナルマスターテープからの良質な復刻でお楽しみいただけます。 ※各オーケストラ名には当時の名称を原語にて併記してあります。
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小澤恵(ヴィオラ)
ヴィオラ・メディテーション [小澤恵(ヴィオラ)/山本弥香(ピアノ)]Viola Recital: Ozawa, Megumi - BRIDGE, F. / DEBUSSY, C. / ELGAR, E. / FAURÉ, G. (Viola Meditation)
発売日:2023年02月10日
NMLアルバム番号:LPDCD021
CD国内盤価格:3,080円(税込、送料無料)
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-★『レコード芸術』特選盤(2023年4月号)★-
『パリの夜』
ミュージック・ホールとオペラからの舞曲集 [フランソワ=グザヴィエ・ロト、レ・シエクル]発売日:2023年01月27日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)
心躍る! ロトが紐解くフランス19世紀フランスの知られざる舞曲集ロト率いるレ・シエクルによる、フランスのベル・エポック期周辺の舞曲を集めたアルバムが登場。『コッペリア』などのバレエ作品、《ファウスト》などオペラからのバレエ音楽、「フォリー・ベルジェール」に代表されるミュージック・ホールの音楽といった作品を収めています。有名な『スケートをする人々』や、いわゆる《天国と地獄》のカン・カンで盛り上がるストロースのカドリーユなどのほか、華やかながらほとんど知られていない作品を発見する喜びもあり、聴きどころ満載のアルバムとなっています。 60ページを超えるカラー・ブックレット(英・仏・独語)付き。
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BBCレジェンズ
グレート・レコーディングス 第3集
[20枚組 BOX] [さまざまな演奏家]BBC LEGENDS - Great Recordings from the Archive, Vol. 3 (20 CD Box Set)
発売日:2023年01月13日
NMLアルバム番号:ICAB5167
CD 20枚組価格:11,400円(税込、送料無料)
眩暈を覚えるほどのお宝続出!
伝説のヒストリカル・レーベルの名演集第3弾英国BBCに残された巨匠たちの演奏の記録を、可能な限り良質のマスターを用いた安定の音質でリリースし、世界中のヒストリカル・ファンに高い支持を得ていた「BBCレジェンズ」。1998年から2010年まで活動し、現在はほぼ入手不能となっているこのレーベルの遺産を引き継いだICAレーベルより、その名演の数々を復刻するBOXセット第3弾が発売となります。 第1集(ICAB-5113/廃盤)第2集(ICAB-5141/国内在庫終了次第廃盤)同様、20枚組の内容すべてが超弩級の演奏内容であることが驚き。いずれもこの機会を逸すると、次の入手機会はかなり難しいものばかり。どうぞこの機会をお見逃しなく。 録音は全てライヴ(インタビュー除く)。 -
マリア・クリーゲル(チェロ)
アニヴァーサリー・エディション[3枚組 BOX] [マリア・クリーゲル(チェロ)他]KLIEGEL, Maria: Anniversary Edition
発売日:2022年11月11日
NMLアルバム番号:8.578370-72
CD 3枚組価格:3,200円(税込、送料無料)
2022年に70歳となった名チェリスト、マリア・クリーゲルが、自らナクソスの膨大なディスコグラフィーの中から選んだコレクションBOX。 ドイツで生まれた彼女は10歳からチェロをはじめ、アメリカにわたりインディアナ大学にてヤーノシュ・シュタルケルに師事、1981年にはロストロポーヴィチ国際コンクールでグランプリを受賞したことでロストロポーヴィチとヨーロッパ・ツアーを行うなど世界的に注目を集めました。以降、演奏家と教師として活動しつつ、数多くの録音を発表。 このアルバムには、グラミー賞にノミネートされたJ.S.バッハのチェロ組曲からの抜粋をはじめ、ベートーヴェンやオンスロウなどの古典派作品、彼女が得意とするサン=サーンスのチェロ協奏曲の楽章、技巧が冴えわたる近現代作品までを収録。 また、彼女が使用している楽器はモーリス・ジャンドロンが30年以上にわたって使用していた1693年製のストラディヴァリウス「エクス・ジャンドロン」を中心に、いずれも17世紀から18世紀の銘器であり、その芳醇で温かみのある音色もお楽しみいただけます。
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発売日:2022年11月11日
CD価格:2,475円(税込)
カナダの人気金管五重奏団、ANALEKTAからの第3弾アルバム!2002年に結成されたバズ・ブラスはチューバの代わりにバス・トロンボーンを用いた、往年の「アメリカン・ブラス・クインテット」スタイルの金管五重奏団。彼らのトータル8枚目、ANALEKTAレーベルでは3枚目となるアルバムは、カナダのミュージシャンたちをゲストに迎え、クラシックの名曲からジャズの要素を盛り込んだボラン(ボリング)の作品、そしてピアソラまで幅広く収録しています。 金管楽器の勢いや力業には偏らない、バランスよく緊密なアンサンブルをお楽しみいただけます。
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『私の中のゴッホ』
ゴッホとクリムトの時代を巡るア・カペラ・コーラスの旅 [ペーター・ダイクストラ、オランダ室内合唱団]Choral Concert: Netherlands Chamber Choir - DEBUSSY, C. / MAHLER, G. / SAINT-SAËNS, C. / SCHOENBERG, A. / STRAUSS, R. (Van Gogh in Me)
発売日:2022年10月21日
NMLアルバム番号:ALPHA638
CD価格:2,475円(税込)
極上の美しさ! ダイクストラが導くア・カペラの世界ペーター・ダイクストラ率いるオランダ室内合唱団による、ゴッホとクリムトが生きた19世紀末近辺のフランスとドイツの音楽を集めたア・カペラ・アルバム。 サン=サーンス、ドビュッシー、リヒャルト・シュトラウス、シェーンベルクといった大家の合唱作品が聴けますが、サティの「ジムノペディ第1番」(この編曲による世界初録音)などの合唱編曲版などが収録されているのが嬉しいところ。中でも、妻アルマの作品と会話のように交互に収められたマーラーの編曲版に注目で、彼らならではの高純度のア・カペラで歌われる「原光」や交響曲第5番「アダージェット」の美しさは、まさに天国的と言えるでしょう。合唱編曲の多くは、この分野で定評のあるドイツの作曲家クリトゥス・ゴットヴァルトによるものです。 またこの作品はイタリアのアート集団「fuse*」とのコラボレーションとなっており、実演では、ステージ上の大きなスクリーンにゴッホとクリムトの絵を元にしたイメージを投影し、それが観客と演奏者の生体反応をリアルタイムに反映して次々と変化していく、インスタレーションの要素を導入していました。その様子もブックレットにカラーで掲載されています。
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〈アウアーのレガシー〉
エフレム・ジンバリスト [エフレム・ジンバリスト(ヴァイオリン)]発売日:2022年09月23日
CD価格:1,725円(税込)
歴史的な弦楽器奏者の録音復刻に特化したBiddulphレーベルが、あらたなシリーズをスタート。名教師として知られるアウアーの教え子たちの録音の復刻です。 レオポルト・アウアー(1845-1930)はハンガリーに生まれ、ヨーゼフ・ヨアヒムらに師事。時代を代表する名手の一人として名声を誇りました。後にサンクトペテルブルク音楽院とカーティス音楽院で教え、特にサンクトペテルブルク時代の門下生にハイフェッツ、ミルシテイン、エルマンらの名手を輩出して、教師としても圧倒的な名声を築きました。アウアーは門下生らを一つの型にはめることをしなかったので、ひとくちにアウアー門下と言っても演奏スタイルは多彩。このシリーズによって、その広がりがあらためて実感されることでしょう。 シリーズの最初に選ばれたのはエフレム・ジンバリスト(1889-1985)。12歳でサンクトペテルブルク音楽院に入学してアウアーに学び、卒業の際は音楽院長のグラズノフが「比較を絶した才能」と称えたそうです。 アウアーはジンバリストの知性を特に評価していたそうですが、実際にその演奏は、情熱や感興が高まる瞬間でも曲のフォルムと品格を保っています。ボウイングのテクニックも見事で、レガートの息の長さ、スムーズさはため息もの。小品12曲とソナタ2曲を収めたこのアルバムは、彼の魅力を伝えてくれます。 1922年以後、何度か来日し、カーティスでは江藤俊哉を熱心に指導したジンバリストだけに、日本にゆかりのある曲が2曲収録されているのは嬉しいところです。
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チェルカスキー(ピアノ)
サン=サーンス:ピアノ協奏曲 第2番
リスト:ピアノ協奏曲 第1番
ベートーヴェン:エロイカ変奏曲他 [シューラ・チェルカスキー、サイモン・ラトル&バーミンガム市交響楽団、ノーマン・デル・マー&BBC交響楽団]Piano Music (19th-20th Centuries) - SAINT-SAËNS, C. / LISZT, F. / BEETHOVEN, L. van (Cherkassky, Birmingham Symphony, BBC Symphony, Rattle, Del Mar)
発売日:2022年09月23日
NMLアルバム番号:ICAC5168
CD価格:1,950円(税込)
BBCのアーカイヴより、初出レパートリーを含むチェルカスキー円熟のライヴ登場!ウクライナのオデーサ(オデッサ)に生まれた後アメリカへ移住、後半生はイギリスを拠点としたシューラ・チェルカスキー(1909-1995)。彼が74歳を迎える直前に行った2つの協奏曲のライヴ録音が登場します。 サン=サーンスの協奏曲第2番はチェルカスキーにとって初出レパートリーですが、その洒脱な曲想は彼にぴったりといえ、冴えわたる技巧はもちろん、作品の華やかさを十二分に引き立てる弾きぶりは、ファンにとってたいへん嬉しいものでしょう。エディンバラ音楽祭でのラトルとの共演というのも聴きどころです。 またリストの協奏曲第1番では、生涯現役を貫いた彼ならではの衰えぬヴィルトゥオジティを堪能することが出来ます。後半には70歳の時のソロ・リサイタルから3曲が収められており、ベートーヴェンでの力強いタッチと、小品を慈しむように奏でる一面を楽しむことが出来ます。 いずれもクリアでピアノの質感をよく捉えたステレオ録音。
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『幻想の影』
オルセー=ロワイヨモン・アカデミー歌曲コンサート・シリーズ [VA]Vocal Music (19th Century) - BERG, A. / DEBUSSY, C. / MAHLER, G. / ULLMANN, V. (Losseau, Pertz, Feldmann, LaNasa, Polchlopek, Royez, Holender)
発売日:2022年09月09日
NMLアルバム番号:LBM044
CD価格:2,475円(税込)
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-★『レコード芸術』特選盤(2022年11月号)★-
ザ・スーパーチェリスツ [スーパーチェリスツ]
発売日:2022年09月21日
Blu-spec CD2国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
古川展生率いるMAX10人のチェリストが奏でる、心震える驚愕のアンサンブル聴く者の耳、目、心、すべてを奪いにきたチェリストたち。奏者全員がそれを可能にする実力と魅力を持ちながら常に進化するアンサンブル、それこそが「スーパーチェリスツ」です。目を見張るほどの高度な技術を駆使しながらも、その難易度の高さを感じさせることなく、むしろその難しさすら楽しんで演奏する姿には驚愕するでしょう。 各アーティスト全員がソロ・チェリストとして活躍するからこその高次元のテクニック、深い音楽性、パッション溢れる熱いエネルギーを是非ご堪能下さい。
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Cloches et Carillons
鐘とカリヨン
様々な作曲家のピアノ曲集 [イルメラ・レルケ(ピアノ)]Piano Recital: Roelcke, Irmela - BLUMENFELD, F. / DEBUSSY, C. / ENESCU, G. / LISZT, F. / MESSIAEN, O. / MISHORY, G. (Cloches et Carillons)
発売日:2022年09月16日
NMLアルバム番号:TOCN0020
CD価格:1,950円(税込)
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『ゲタリー』
ラヴェル(1875-1937):
ピアノ協奏曲 ト長調 (ピアノと八重奏版)他 [オーレル・マルタン]Piano Recital: Marthan, Aurèle - ALBÉNIZ, I. / CHALMIN, D. / COUPERIN, F. / SAINT-SAËNS, C. / STRAVINSKY, I. (Guéthary)
発売日:2022年08月26日
NMLアルバム番号:ALPHA871
CD価格:2,475円(税込)
パリ音楽院のほかクレモナやロンドンでも学んだピアニスト、オーレル・マルタンが、故郷であるフランス領バスクの港町ゲタリーに思いを馳せて作ったアルバム。メインとなるのはバスク地方出身の大作曲家ラヴェルによるピアノ協奏曲で、ここではピアノと8人の奏者による小規模編成にアレンジされた版を使用しており、気心の知れた友人たちと息の合った演奏を聴かせます。 そのほかバスクや海の印象を元にした、あるいは近い雰囲気を持つ有名無名の曲が集められた、たいへん美しいアルバム。ラストには、原曲の持つイメージを大胆にデフォルメして重いピアノ曲に生まれ変わった「ホテル・カリフォルニア」と、フランスのバンド、ラ・フェムの曲をほぼそのままピアノに置き換え中間部にサン=サーンスの「水族館」のフレーズを挿入した「Sur la planche(サーフボードの上で)」という、ロック作品を2曲収録しています。
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発売日:2022年06月10日
CD 6枚組価格:5,100円(税込、送料無料)
Grand Pianoレーベル10周年記念企画!まずはサン=サーンス、サティ、ドビュッシーの曲目に注目。世界初録音曲がずらっと並んでいます。録音にあたって演奏者や研究者が徹底的な楽譜の捜索や校訂を行い、「過去のCD企画を超えるものを!」とこだわり抜いた成果です。ちなみにサティでは最新の研究によって多くの過ちが修正された2016年出版のサラベール版を使用しています。さらに知名度の低い作曲家のセレクションもユニーク。ベルリオーズがその無名を嘆いたグヴィの初期ロマン派風の連弾ソナタ、ジョスランの子守歌のイメージしかないゴダールを見る目が変わる堂々の3楽章幻想曲、ひたすらに深遠で巨大なダンディのソナタなど、フランスピアノ音楽史の路傍の銘花をじっくりと堪能できるBOXセットです。 ――吉池拓男(監修)
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〈20世紀のフォックストロット集 第4集〉
フランス&ベルギー編 [ゴットリープ・ヴァリッシュ(ピアノ)]Piano Music - SAINT-SAËNS, C. / SATIE, E. / MILHAUD, D. / CLIQUET-PLEYEL, H. (20th Century Foxtrots, Vol. 4: France and Belgium) (G. Wallisch)
発売日:2022年04月15日
NMLアルバム番号:GP855
CD価格:1,950円(税込)
「フォックストロット」とはアメリカで生まれたダンス音楽の一種で、ラグタイムから派生したと言われています。これらの音楽は2つの世界大戦の狭間である1920年代から1930年代のいわゆる「狂騒の20年代」のアメリカで、ジャズや、同じ系統であるシミー(音楽にあわせて肩を揺らすダンス)やチャールストンなどとともに大流行、ゲルマン的なワグネリズムから自由になろうとするヨーロッパの作曲家たちにも定着し、レコードや映画のヒットの波に乗って瞬く間に広まっていきました。 さまざまなフォックストロットを追求するピアニスト、ゴットリープ・ヴァリッシュは、これまでに3枚の「フォックストロットと周辺の音楽」のアルバムを発表していますが、この第4集では聴き手を当時のパリとブリュッセルへといざないます。サン=サーンスやサティ、ミヨーらおなじみの作曲家をはじめ、あまり耳にすることのないベルギーの作曲家の知られざる作品をたっぷりお楽しみいただけます。
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〈Capriccioレーベル 40周年記念名演集〉
宗教作品集[10枚組 BOX] [ライニッシェ・カントライ/ダス・クライネ・コンツェルト/ヘルマン・マックス指揮 他]発売日:2022年02月25日
CD 10枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
Delta-music社のレコード制作部門として1982年にケルン近郊で設立されたCAPRICCIOは、当時主流となりつつあったデジタル録音技術を使い、ドイツ語圏の演奏家と音楽を中心に制作を行いました。 中でも力を入れていたのが宗教音楽のジャンルであり、東ドイツ(当時)の代表的な少年合唱団であるドレスデン聖十字架合唱団や西ドイツのテルツ少年合唱団、ウィーン少年合唱団をフィーチャーしたバッハやモーツァルトの作品や、ヘルマン・マックスが率いるライニッシェ・カントライとダス・クライネ・コンツェルトによるテレマン作品などが録音されカタログを彩っています。 今回の10枚組には、現在では入手できなくなった1980年代前半の録音も含まれており、レーベルの歴史を俯瞰するものとしても貴重なBOXとなっています。
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『風の歌』
フランス、ベルギー歌曲集 [クロティルド・ヴァン・ディーレン、水本桂]発売日:2022年02月04日
CD価格:2,475円(税込)
ベルギーの知られざる歌曲と、オリエンタル趣向のフランス歌曲ベルギー出身で、ブリュッセル王立音楽院で歌と演技を学んだクロティルド・ヴァン・ディーレンによる、母国の知られざる作曲家アドルフ・ビアランの歌曲集と、フランスの作曲家による東洋趣味の歌曲を集めた一枚。ベートーヴェンやワーグナーに傾倒したというビアランですが、メーテルリンクやヴェルレーヌらの詩によるこれらの歌曲は、近代フランスの要素も多分に感じさせる洗練されたものです。こちらも珍しい作品を含むオリエンタルな一連の歌曲も雰囲気たっぷり。 北海道出身で現在ベルギーで活動する水本桂のピアノも、歌い手と歌詞にそっと寄り添うような、好感の持てる美しい表情を聴かせます。
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D & F (八木大輔 & 秋川風雅)
ザ・ヴィルトゥオーゾ [D & F ( 八木大輔 & 秋川風雅)]発売日:2022年02月23日
SACD-Hybrid国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
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〈Capriccioレーベル 40周年記念名演集〉
40 GREATEST RECORDINGS [さまざまな演奏家]Capriccio 40th Anniversary - 40 Greatest Recordings
発売日:2022年01月14日
NMLアルバム番号:C5470
CD 2枚組
通常価格:1,575円→ 特価!:1,390円(税込)Capriccioレーベル創設40周年企画第1弾!Delta-music社のレコード制作部門として1982年にケルン近郊で設立されたCapriccioは、当時主流となりつつあったデジタル録音技術を使い、ドイツ語圏の演奏家と音楽を中心に制作を行いました。 代表的な録音にはヘルベルト・ケーゲル指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団のベートーヴェン: 交響曲全集や、シャーンドル・ヴェーグ指揮カメラータ・アカデミカ・ザルツブルクのモーツァルト、ヘルマン・マックス指揮ライニッシェ・カントライによるドイツ・バロックの声楽作品、コンチェルト・ケルンによるバロックから古典派の作品、白井光子のドイツ・リート、ウィーン少年合唱団の一連のアルバムなどがあります。 その後NAXOS傘下に移りウィーンに拠点を移し、新ウィーン楽派から「退廃音楽」に至る時代の作品の録音を継続して発表。最近ではハンス・ロットの管弦楽作品全集(全2巻)の録音が高く評価されました。2021年からは国際ブルックナー協会と組んでブルックナーの交響曲の全ての版と稿を録音するプロジェクト“#bruckner2024”を開始するなど、「ウィーンのレーベル」として特色ある活動を意欲的に続けています。 この2枚組にはCapriccioの過去の録音からレーベル・プロデューサーが選んだハイライトを収録。レーベルの歩みを一望できる内容となっています。 2022年には「宗教作品」「交響作品」「器楽曲」「声楽曲」のジャンルごとに各10枚組のBOXが予定されています。
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サン=サーンス(1835-1921):
ピアノ作品集
パラフレーズとトランスクリプション 第2集
オラトリオ、カンタータ、機会音楽、J.S.バッハ作品とルイス・デ・ミラン作品の編曲集 [アントニー・グレイ(ピアノ)]SAINT-SAËNS, C.: Piano Works, Paraphrases and Transcriptions, Vol. 2 (Gray)
発売日:2022年01月14日
NMLアルバム番号:DDA21236
CD 2枚組価格:2,775円(税込)
19世紀から20世紀のフランスで活躍した作曲家サン=サーンス。160作を超える番号付きの作品の他、数多くの作品番号を持たない作品を遺しましたが、現在演奏されるのは「交響曲第3番」や「ピアノ協奏曲第5番」、「死の舞踏」、組曲『動物の謝肉祭』など、ほんの一部に過ぎません。サン=サーンスの作品の多くが忘れられてしまったのは、その作風が時代にそぐわず保守的だったことや、作品があまりにも技巧的で演奏が困難であることも理由の一つでしょう。 第1集ではオペラやバレエなどの管弦楽作品によるアレンジが中心に選ばれていましたが、この第2集ではオラトリオやカンタータなどの自作や他の作曲家の声楽曲をピアノ独奏アレンジした曲に加え、ほぼ原曲に忠実なJ.S.バッハ作品のトランスクリプション、サン=サーンスの幅広い音楽的興味が窺える16世紀スペインの作曲家ルイス・デ・ミランのビウエラ作品のアレンジなど多彩な曲が並びます。いくつかの作品は不完全な形で残されており、アントニー・グレイ自身が手を加え、見事な演奏を披露しています。
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マリス・ヤンソンス・エディション
[70枚組 BOX] [バイエルン放送交響楽団/マリス・ヤンソンス(指揮)]発売日:2021年11月05日
57CD+11SACD+2DVD 70枚組価格:37,500円(税込、送料無料)
マリス・ヤンソンス とバイエルン放送交響楽団との偉業の集大成!
12枚の初CD化を含む豪華70枚組BOXの登場バイエルン放送交響楽団の第5代首席指揮者として2003年から2019年まで数々の名演奏を繰り広げたマリス・ヤンソンス。2019年12月1日に世を去ると、その訃報は世界の音楽界に大きな悲しみをもたらしました。特にバイエルン放送交響楽団及び合唱団の団員とは家族のような、人間味あふれる関係であり、それが演奏にも反映していたと伝えられています。 このBOXセットは、BR-KLASSIKに遺された録音・録画からヤンソンスとバイエルン放送交響楽団の業績を集大成したもので、LPサイズの豪華ボックスにはCD、DVD合わせて70枚もの録音・録画が収められており、マーラーの交響曲4曲やモーツァルトのレクイエムなど12曲が初CD化。 オールカラー全72ページの大判ブックレットにはヤンソンスの幼少期を含む貴重な写真が多数掲載されています。 マリス・ヤンソンスの人と芸術を愛する人には、是非手許に置いて頂きたいBOXとなっています。 -
クリスマス・メディテーション100 [さまざまな演奏家]
100 CHRISTMAS MEDITATION
発売日:2021年10月22日
NMLアルバム番号:C7371
CD 5枚組
通常価格:3,375円→ 特価!:2,590円(税込)クリスマス・クラシックス100(C7331)に続くCapriccioレーベルのクラシック・コンピレーション・アルバム。今作のクリスマス・メディテーション100は、タイトル通り瞑想的で落ち着いた美しい旋律を持つ曲が100曲集められています。 クリスマス・オラトリオ、メサイアなどのクリスマスに欠かせない曲集からの抜粋や、バロック時代の合奏協奏曲やクリスマス・キャロル、バッハ/グノーの「アヴェ・マリア」や「きよしこの夜」などおなじみの作品までヴァラエティに富んだ内容です。 伝統あるドレスデン聖十字架合唱団、ウィーン少年合唱団、ヘルマン・マックスが指揮するライニッシェ・カントライ、ヨッヘン・コヴァルスキーなどCapriccioが誇る名演奏家たちの演奏でお楽しみください。 (演奏家名の詳細は割愛させていただきます)
収録作曲家:
- アダン
- アルビノーニ
- ヴァーゲンザイル
- ヴィヴァルディ
- ウィリス
- エステルハージ
- G.ガブリエリ
- ガリレイ
- グノー
- グリーグ
- グルーバー
- コレッリ
- サン=サーンス
- シューベルト
- シュミット
- シュメルツァー
- チャイコフスキー
- テレマン
- 伝承曲
- ノイナー
- J.C.F.バッハ
- J.S.バッハ
- バルサンティ
- パレストリーナ
- ハンドル(ガッルス)
- ビュファルダン
- フィナーレ
- フランク
- ブルッフ
- M.プレトリウス
- ペシェッティ
- ベネデッティ
- ヘルベック
- ヘンデル
- ボノンチーニ
- A.マルチェッロ
- マンチーニ
- マンフレディーニ
- メンデルスゾーン
- モルター
- ライヒャルト
- ラインベルガー
- ルイエ
- ルター
- レーガー
- ロカテッリ
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フェリックス・サモンド(チェロ)
米コロムビア録音集(1926-30) [フェリックス・サモンド(チェロ)]発売日:2021年09月24日
CD 2枚組価格:2,475円(税込)
気品あるスタイル!
名教師としても知られるフェリックス・サモンドの小品集、初復刻1888年11月、バリトン歌手の父とピアニストの母の下にロンドンに生まれたフェリックス・サモンドは、作曲家・ヴィオラ奏者フランク・ブリッジの薫陶を受けました。1909年のロンドン・デビュー・リサイタルは好評で、ヘンリー・ウッドはサモンドを繰り返しプロムスに招き、エルガーはチェロ協奏曲初演のソリストに指名するなど、英国を代表するチェロ奏者の一人として活躍。 1922年にアメリカに拠点を移して演奏活動を続ける一方、名教師としても高く評価され、レナード・ローズ、バーナード・グリーンハウスといった20世紀アメリカを代表するチェロ奏者たちや、ベルリン・フィルとコンセルトヘボウ管弦楽団の首席チェロ奏者を歴任したティボール・デ・マヒュラ等がサモンド門下から世に出ました。 このCDは1926年から30年の間に米コロムビアにサモンドが行った電気録音のうち、ピアノとのデュオ録音を集成したもので、LP・CDを通じて初の復刻。美音と気品あるスタイルで「英国紳士を絵に描いたような」と評されたサモンドの演奏を伝えます。 ブルッフのコル・ニドライには、初出時にSP盤2面に収めるために行ったカットがあります。 -
フランスの4つの情景
サン=サーンス、オネゲル、ラロ、フォーレ:
チェロ協奏曲集 [ダニエル・ミュラー=ショット(チェロ)/ベルリン・ドイツ交響楽団/アレクサンドル・ブロック(指揮)]Cello Concertos - SAINT-SAËNS, C. / HONEGGER, A. / LALO, É. (Four Visions of France) (Müller-Schott, Deutsches Symphonie-Orchester Berlin, A. Bloch)
発売日:2021年09月24日
NMLアルバム番号:C988211
CD価格:2,325円(税込)
2019年にドイツの権威ある音楽賞「Opus Klassik オーパス・クラシック」を受賞、ますます注目が高まるドイツのチェリスト、ダニエル・ミュラー=ショット。ハインリヒ・シフ、スティーヴン・イッサーリス、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチの3巨匠から薫陶を受けたミュラー=ショットは高い音楽性と表現力、そして幅広いレパートリーを持ち世界中で活躍しています。今作はフランス作品に焦点を当て、4人の作曲家が描いた音の世界を探求しました。 一人目は初期ロマン派から20世紀初頭までの長い時代を生き抜いたサン=サーンス。彼は生涯を通じて古典的な作風を貫き、決して調性を捨てることはありませんでした。1872年に書かれたチェロ協奏曲第1番もロマンティックな情緒あふれる名作として多くの名奏者たちが手掛けることで知られます。 ラロのチェロ協奏曲は、前述のサン=サーンスの協奏曲に触発されて書かれた作品。精力的な楽想を持ち「スペイン交響曲」に連なるスペイン的な雰囲気も感じられます。 フォーレはチェロ協奏曲を遺しませんでしたが、この「エレジー」は自身がオーケストラとチェロ用に編曲したもの。物悲しい旋律がクライマックスに向けて盛り上がる美しい作品です。 20世紀になって書かれたオネゲルのチェロ協奏曲は、刻々と移り変わる楽想が魅力的。時にはジャズ風の旋律が聴こえてくるのも、「狂乱の時代」と呼ばれた当時のパリの雰囲気を感じさせます。 ミュラー=ショットは作曲家の個性を余すことなく引き出し、アレクサンドル・ブロックの絶妙なサポートを受け、細かい陰影を付けながら丁寧に音を紡いでいます。
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AIMER À LOISIR - 思うがままに愛する
オルセー=ロワイヨモン・アカデミー
歌曲コンサート・シリーズ [ミハイル・ティモシェンコ(バス・バリトン)/エリツァ・デセヴァ(ピアノ)/カエリグ・ボシェ(テノール)/エレノラ・ペルツ(ピアノ)/アクセル・ファニョ(ソプラノ)/アドリアーノ・スパムパナト(ピアノ)/グレース・ダーラム(メゾ・ソプラノ)/エドワード・リダル(ピアノ)]Vocal Music - CHAUSSON, E. / DUPARC, H. / FAURÉ, G. / IBERT, J. / RAVEL, M. / SCHUMANN, R. (Aimer à loisir) (Boché, Durham, Fanyo, Timoshenko)
発売日:2021年08月27日
NMLアルバム番号:LBM034
CD価格:2,475円(税込)
毎年、オルセー=ロワイヨモン・アカデミーで開催される歌曲リサイタル。こちらは2021年2月に行われたコンサートの模様を収録した1枚。今回も4組の歌手とピアニストがフランス近代歌曲を中心に、ヴォルフ、シューマン、ツェムリンスキーの歌曲まで、素晴らしい演奏を披露しました。 ティモシェンコはロシア出身のバス・バリトン。2015年から2017年までパリ国立オペラ・アカデミーのメンバーとなり、数多くの舞台に立ちました。 カエリグ・ボシェはブルターニュ出身。2020/21年からオルセー=ロワイモヨン・アカデミーの会員になっています。 アクセル・ファニョはすでにフランス内外で高い評価を受けているソプラノ。2020/21年からはエルヴェ・ニケとル・コンセール・スピチュアルと共演し、新たなプロジェクトに挑戦しています。 メゾ・ソプラノのグレース・ダーラムはロンドン出身、バロック系の作品と20世紀フランスのレパートリーで定評ある歌手です。
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Soundmaps - Extended Realities
変則調弦によるヴァイオリンのための作品集 [ヴァレリア・ツォリナ(ヴァイオリン)/エフゲニー・シナイスキ(ピアノ)]Violin and Piano Recital: Zorina, Valeria / Sinaiski, Evgeny -YSAŸE, E. / BIBER, H.I.F. von / AGUIRRE, L.F. (Soundmaps Extended Realities)
発売日:2021年08月13日
NMLアルバム番号:OC492
CD価格:1,950円(税込)
このアルバムに収録された作品は、どれもヴァイオリンのスコルダトゥーラ(変則調弦)が用いられています 。スコルダトゥーラは、作曲家が通常の調弦では出せない響きを求める時に使われる技法で、聞く人に緊張感をもたらしたり、非日常の世界を感じさせるような効果があります。その代表作とされるビーバーのロザリオのソナタに始まり、イザイやサン=サーンスの「死の舞踏」を経て現代作品に至る収録作を、3台のヴァイオリンと7種類の調弦を使い分けて演奏することで、タイトルにあるExtended Reality(拡張現実)を表現しようというアルバムです。 演奏しているヴァレリア・ツォリナはモルダヴィア出身のヴァイオリニスト。「ナショナル・ヤング・アーティスト・コンペティション」やカールスルーエ国際室内楽コンクールなど数多くのコンクールで優勝を飾り、ソリスト、室内楽奏者として活躍しています。また、2015年からはマドリットの音楽学校「Centro Superior Katarina Gurska(CSKG)」で大学院の教授を務めています。
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ジノ・フランチェスカッティ
プレイズ・ラロ&ヴュータン [ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)]発売日:2021年07月16日
CD価格:1,725円(税込)
パガニーニ直系の弟子、フランチェスカッティによる1957年「スペイン交響曲」初のステレオ録音!20世紀中葉に活躍したヴァイオリニスト、ジノ・フラン チェスカッティ(1902-1991)。パガニーニ唯一の弟子とされるカミッロ・シヴォリに学んだ父の薫陶を受けて育ったフランチェスカッティは、5歳でリサイタルを開き、10歳でベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏。のちにジャック・ティボーの目に留まり指導を受け、ラヴェルとのデュオでツアーを行うなど、若くしてフランスを代表するヴァイオリニストとなります。しかし、第2次世界大戦を契機にアメリカに移住。1972年に引退するまで同地に留まり、戦後のアメリカでハイフェッツと人気を二分するスターとして活躍しました。 遂に来日することの無かったフランチェスカッティですが、パガニーニ直系とされる超絶技巧と輝かしいサウンドに加え、イザイやクライスラーの影響を受けたとされる優雅な演奏は、米コロンビアへの録音を通じて日本でも人気を博しました。 このアルバムに収録されているのは1957年のステレオ録音集。1950年代に人気が高かったラロの 「スペイン交響曲」は、当時活躍していたハイフェッツ、ミルシテイン、メニューイン、シェリング、グリュミオー、コーガン、オイストラフ、スターンなどの巨匠たちがこぞって録音していますが、フランチェスカッティの再録音となる当盤の華麗な演奏はそれらの中でも際立つ仕上がりを見せています。当時はモノラルからステレオへの移行期にあたり、このフランチェスカッティ盤は「スペイン交響曲」初のステレオ録音でした(初出時はモノラル。当CDはステレオ音源から復刻)。 今回のCD化に際しては、初出時と同じくヴュータンのヴァイオリン協奏曲第4番をカップリング。併せてフランチェスカッティの超絶技巧と輝かしい美音を楽しめるサン=サーンスの「ハバネラ」とサラサーテの 「ツィゴイネルワイゼン」も収録されています。 ラロ以外は左右の広がりが若干狭いですが、全てステレオでの復刻です。
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Cello meets Harp
チェロとハープの出会い [マティアス・ヨハンセン(チェロ)/ジルケ・アイヒホルン(ハープ)]Cello and Harp Recital: Johansen, Mathias / Aichhorn, Silke - FAURÉ, G. / KRAFT, N. / OBERTHÜR, C. / TOURNIER, M. / VERDALLE, G. (Cello meets Harp)
発売日:2021年06月11日
NMLアルバム番号:555463-2
CD価格:1,800円(税込)
チェロとハープが生み出す魅力的な音楽を広めるために、2018年にデュオを結成したチェリスト、マティアス・ヨハンセンとハープのジルケ・アイヒホルン。19世紀にはフリードリヒ大王がハープ奏者を雇い、自身のフルートや、ヴァイオリニストのベンダ、グラウンと共演させるなど様々な試みを行っただけではなく、革命以前のフランスでもヴァイオリンとの共演が貴族の間で流行していたため、ヴァイオリンとハープの組み合わせの曲は多いのすが、残念なことにチェロとハープのためのオリジナル曲はあまり残されておりません。 そこでヨハンセンとアイヒホルンは様々なオーケストラ作品や器楽曲をアレンジし、見事な演奏を披露、聴き手は新しい魅力を体験することができます。
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ストコフスキー
1925年電気録音全集 [フィラデルフィア管弦楽団 レオポルド・ストコフスキー(指揮) タデウス・リッチ(ヴァイオリン)]発売日:2021年06月25日
CD価格:1,725円(税込)
1925年4月からストコフスキーとフィラデルフィア管が行った、Victorへの電気録音を集めたCD。 ドヴォルザーク「新世界」のセッション最終日に録音されたチャイコフスキー「悲愴」第1楽章の中間部を編曲した「アンダンテ」は、どういう理由か(コーダ開始すぐにバイクのクラクションらしき音が入っているせいか?)お蔵入りになったもので、このCDが初出となりました。
収録作曲家:
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〈Best Loved Opera Arias〉
Marvellous
メゾ・ソプラノとコントラルトのためのオペラ・アリア名曲集 [様々な演奏家]MARVELLOUS MEZZO-SOPRANO AND CONTRALTO - Best Loved Opera Arias
発売日:2021年04月23日
NMLアルバム番号:8.578189
CD価格:1,000円(税込)
イタリア・オペラでは、一途で可憐な主人公をソプラノが担当、メゾ・ソプラノは侍女や乳母、友人など主人公を助ける(もしくは罠にかける)といった補助的な役割を果たす役をあてられることがほとんどです。またコントラルトはしばしば男性役を演じ、舞台に倒錯的な魅力を与えています。しかしロッシーニはこの深く抒情的な声を愛し《セビリアの理髪師》や《チェネレントラ》などでは主役を与えるとともに、他のオペラでも重要な役を与えることで、これらの深い声を存分に活用しています。 またフランス・オペラでもメゾ・ソプラノが主役を歌うことが多く、サン=サーンスの《サムソンとデリラ》をはじめ、マスネの多くのオペラでもメゾ・ソプラノが主役を務めています。強烈な妖艶さが求められるビゼーの《カルメン》もメゾ・ソプラノの独壇場。凄みと温かさを兼ね備えた女声の魅力が詰まった1枚です。 また、このアルバムには、NAXOS音源だけではなく、ORFEOやDYNAMICレーベルなどの歴史的名演の音源が用いられています。
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新倉瞳
ダンツァ [新倉瞳]Cello Recital: Niikura, Hitomi - ALBÉNIZ, I. / BARTÓK, B. / FAURÉ, G. / HANDEL, G.F. / POULENC, F. / SAINT-SAËNS, C. / TCHAIKOVSKY, P.I. (Danza)
発売日:2020年11月25日
NMLアルバム番号:MECO-1060
SACD国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
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『究極のレコーディング 40』
ORFEOレーベル40周年記念 [さまざまな演奏家]発売日:2020年06月19日
CD 2枚組価格:1,575円(税込)
ORFEOレーベル40周年の歴史を彩った名録音の数々1979年にミュンヘンで設立されたORFEOレーベル。40周年を記念し、その歴史を彩った名録音の数々を一度に楽しむことの出来る見本市のようなアルバムが登場します。CD1には器楽奏者と指揮者による20の名演、CD2には20の名唱、40周年に合わせ合計40の素晴らしい演奏を楽しむことが出来ます。
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-★『レコード芸術』特選盤(2020年8月号)★-
『夜』
ベル・エポック歌曲集 [ヴェロニク・ジャンス (ソプラノ) イ・ジャルディーニ]Vocal Recital (Soprano): Gens, Véronique - BERLIOZ, H. / FAURÉ, G. / LEKEU, G. / LISZT, F. / MASSENET, J. (Nuits)
発売日:2020年04月24日
NMLアルバム番号:ALPHA589
CD国内仕様 日本語解説・歌詞訳付き価格:2,970円(税込)
ジャンスが歌いあげる4つの「夜」のかたち19世紀末から第一次世界大戦前、一般にベル・エポックと呼ばれる時代を中心としたフランス歌曲を集めた一枚。デビュー時から得意としているバロック作品のほか、近年は近代作品でも高く評価されているフランスのソプラノ、ヴェロニク・ジャンスと、ボルドー生まれの気鋭のヴァイオリニスト岡田修一率いるアンサンブル、イ・ジャルディーニによる共演です。 華やかなベル・エポックの作品から、「夜」が持つ様々な顔と魂の関りをテーマに、4つの側面に分けた興味深い選曲。ジャンスならではの豊かな表情で、それぞれの作品が持つ世界を掘り下げます。エディト・ピアフの名曲「薔薇色の人生」が聴けるのも嬉しいところ。室内アンサンブルの編曲は、ロマン派フランス音楽センター(PALAZZETTO BRU ZANE)のデイレクター、ドラトヴィツキによる、深い理解に基づいた作品愛あふれるものです。
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ラフマニノフ(1873-1943):
〈ピアノ・ソロ録音集 第6集〉
ビクター・トーキングマシン録音集(1922-1924) [セルゲイ・ラフマニノフ (ピアノ)/レオポルド・ストコフスキー (指揮)/フィラデルフィア管弦楽団]RACHMANINOV, Sergey: Piano Solo Recordings, Vol. 6 - Victor Recordings (1922-1924)
発売日:2020年04月10日
NMLアルバム番号:8.111413
CD価格:1,600円(税込)
珍しいテイクを含むラフマニノフの ピアノ・ソロ録音集。この第6集では、トーマス・エジソンとの契約終了後、ビクター・トークングマシンへ移籍してからの録音が収録されています。ビクターは、このスター・ピアニストの録音に熱心に取り組み、数多くの演奏を記録しており、ここでは、彼の自作だけではなく、ショパンやモシュコフスキーなどのアンコール・ピースや、シロティが編曲したサン=サーンスの「白鳥」のテスト・プレス、そして1924年当時、最高の技術を用いて録音されたストコフスキーとの「ピアノ協奏曲第2番」の第1楽章のこれまでに公開されなかったテイクを聴くことができます。
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DANZA
佐野隆哉(ピアノ) [佐野 隆哉(ピアノ)]Piano Recital: Sano, Takaya - CHOPIN, F. / GINASTERA, A. / LISZT, F. / POULENC, F. / RAVEL, M. / SAINT-SAËNS, C. (Danza)
発売日:2020年03月13日
NMLアルバム番号:LPDCD010
CD国内盤価格:2,500円(税込)
1980年東京生まれのピアニスト、佐野隆哉が弾く舞曲集。東京芸術大学を経て、同大学院修士課程を修了、パリのスコラ・カントルム高等課程を最優秀で修了。その後、日本人男性として初めてパリ国立高等音楽院「第三課程研究科」(博士課程)からの入学を許可され、2008年修了したという才人による1枚。 最初に置かれたインパクトたっぷりの「メフィスト・ワルツ」、迫力あるヒナステラの「アルゼンチン舞曲」、恐ろしいまでに研ぎ澄まされた「死の舞踏」。これらの曲間には、魅力的なプーランクや、サン=サース、ショパン、ラヴェルなど様々な趣向を持つ曲が組み合わされ、アルバム全体が構成されています。太い音から繊細な音まで、音色の豊かさと曲の造形の確かさには驚くばかりです。
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風の記憶
原 永里子(チェロ) [原 永里子(チェロ)]Cello Recital: Hara, Eriko - BACH, J.S. / ELGAR, E. / FAURÉ, G. / MENDELSSOHN, Felix / PARADIS, M.T. von / SCHUMANN, R. (Remembering Wind)
発売日:2020年03月13日
NMLアルバム番号:LPDCD013
CD国内盤価格:2,750円(税込)
……「風の記憶」はこのCDのために書き下ろされた新曲で、女性作曲家の森田花央里さんによる作品です。元々この曲には題名が付けられていませんでした。何度も演奏を重ねる中で、低音から始まり徐々に高音のメロディーへと向かう様が、大自然に吹く風が人生の記憶を思い起こさせてくれるように感じ、「風の記憶」と名付けました。音楽というと普段私たちは高い音のメロディーを想像しますが、この曲はチェロならではの低音が存分に表現された曲となっています。メロディーがマイナー(短調)でアンニュイな雰囲気を持って現れ、そして徐々に目覚めていくようなフレーズの後に、同じメロディーが今度はメジャー(長調)の明るい日差しの中で登場します。
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瀬尾 和紀(フルート)福井 麻衣(ハープ)
Couleurs à la française
彩光 ア・ラ・フランセーズ [瀬尾 和紀(フルート)福井 麻衣(ハープ)]発売日:2020年03月18日
CD国内盤価格:3,000円(税込、送料無料)
フルートとハープ。モーツァルトの協奏曲でもおなじみの、この楽器の組み合わせから生まれる極上の響きは、とりわけ18世紀以降のフランスで人気を博し、2つの楽器のために数多くの作品が生まれてきました。このアルバムでは、ともにパリ音楽院で学んだフルートの瀬尾和紀とハープの福井麻衣が共演、「フランスのエッセンス」を知り尽くした2人が多彩な響きと音色を駆使し、フランス近代のデュオ作品を心行くまで聴かせています。 アルバムの収録曲は、どれもフルートとハープのための基本的なレパートリーですが、作曲家の生年をほぼ追って並べられた1曲1曲には、強いこだわりと優れたセンスが感じられます。サン=サーンスやフォーレのふんわりとした優しい曲から、随所に東洋的な雰囲気も含むラヴェルやサティ、ハープの特殊奏法がふんだんに用いられたアンドレスの「ナルテックス」まで、19世紀から20世紀フランス近代音楽の流れも体験できることでしょう。 お互いの個性を尊重しながら、対話と主張を繰り広げる瀬尾と福井の演奏は、聴き手の心を遥か遠い世界へと誘います。
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『イザイへのトリビュート』
知られざるその作品と、献呈された作品を集めて
(エリザベート王妃音楽院ゆかりの演奏者たちによる) [さまざまな演奏家]TRIBUTE TO YSAŸE (A) (Boriso-Glebsky, R. Capuçon, G. Hoffman, Ivanov, Leong, Milstein, Liège Royal Philharmonic)
発売日:2020年01月24日
NMLアルバム番号:FUG758
CD 5枚組価格:4,425円(税込、送料無料)
音楽家イザイに迫る好企画、2つの協奏曲断章を初録音、デュメイやカプソンも参加!ベルギーの名ヴァイオリニスト イザイと、ベルギー王妃エリザベート・ド・バヴィエールらの構想が後に形となったエリザベート王妃音楽院が贈る、イザイのトリビュート・アルバム。今日大きな評価を得ているとは言い難い、作曲家としてイザイに注目し、ヴァイオリンと管弦楽のための作品や室内楽を収録しています。 このうちDISC1に収録のヴァイオリン協奏曲の断章2つは初録音という貴重なもの。また今日有名となっている他の作曲家の作品で、イザイに献呈され彼が初演を行った曲も収めています。 エリザベート王妃音楽院で教鞭を取ったり、エリザベート王妃記念コンクールで上位入賞を果たすなどした幅広いアーティストが参加しているのも大きなポイント。デュメイ、カプソン、パパヴラミといった大物の名前が含まれるのも嬉しいところです。
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聖メアリー・レッドクリフ教会のオルガン [ジョナサン・ホープ(オルガン)]
Organ Recital: Hope, Jonathan - BRAHMS, J. / COX, N. / SAINT-SAËNS, C. / RACHMANINOV, S. / MCDOWALL, C. / ELGAR, E. (Redcliffe Experience)
発売日:2020年01月31日
NMLアルバム番号:WHR059
CD価格:2,175円(税込)
英国の西側、その名もブリストル海峡と呼ばれる大きな湾の奥にある港湾都市ブリストル。この聖メアリー・レッドクリフ教会にある名物オルガンによるアルバム。 演奏するのはブリストルの北東に位置するグロスターの大聖堂で副音楽監督を務めるジョナサン・ホープ。彼はこれまで各地の教会で音楽監督を歴任し、Willowhayneレーベルからもすでに5枚のCDをリリースしており、いずれも大きな評価を得ています。 今回のアルバムも多彩な内容で、自ら編曲を手掛けた管弦楽作品など、世界初録音多数。ダイナミックな演奏で楽しませてくれます。
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コーヒーとクラシック音楽 [さまざまな演奏家]
COFFEE AND CLASSICAL
発売日:2019年12月27日
NMLアルバム番号:8.578358
CD価格:1,000円(税込)
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関根悠乎(クラリネット)、渡辺かや(ハープ)
『メッセージ』 [関根悠乎(クラリネット)、渡辺かや(ハープ)]Clarinet and Harp Music - Sekine, Yuko / Watanabe, Kaya - DEBUSSY, C. / MASSENET, J. / RAVEL, M. / SATIE, E. / HANDEL, G.F. / BACH, J.S. (Message)
発売日:2019年12月20日
NMLアルバム番号:YSC0002
1)
CD国内盤価格:2,750円(税込)
クラリネットとハープで紡ぐ 珠玉のクラシック名曲集ソロ・クラリネット奏者として各方面で活躍する、関根悠乎のセカンド・アルバム。阪神淡路大震災のあるチャリティーコンサートで、その素晴らしさを実感して以来大切にしてきたハープとのアンサンブルという形で、クラシックの名曲を収録しました。彼女が絶大な信頼をおいている渡辺かやとの息の合ったデュオで、曲の美しさを十二分に引き立てる素晴らしい演奏を聴かせています。ラストには、関根悠乎自身がバッハの平均律クラヴィーア第1巻第1番プレリュードを元に作詞・作曲し、リサイタルではアンコールで必ず演奏する「Message」を収録。
「誰もが一度は聴いたことのあるクラシックの名曲というのは、本当に美しく芸術的な曲だからこそ、名曲として語り継がれる曲です。そして、フルートとハープの二重奏曲はたくさんありますが、私はクラリネットとハープも同じように、あるいは全く違う魅力で、素晴らしく芸術的なアンサンブルができることを知っています。見た目は地味ですが、柔らかい木の独特な温もりのあるクラリネットは、華やかな装いで元気にしてくれるというよりは、ゆっくり隣で寄り添って話を聞いてくれる、そんな存在なのだと思います。 収録している18曲のクラシック作品のうち、1曲でもあなたの心に届いて、一緒に生きていこうと、ささやいてくれる曲が見つかりますように。」 ~関根悠乎(ライナーノーツより) -
マリン・オルソップ(指揮・ナレーション)
〔子供たちのための音楽集〕
動物の謝肉祭/ピーターとおおかみ
青少年のための管弦楽入門
マ・メール・ロワ [マリン・オルソップ(指揮&ナレーター) ブリテン=ピアーズ管弦楽団]発売日:2019年11月22日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕・日本語解説付き価格:4,400円(税込、送料無料)
マリン・オルソップ自身がナレーションを行った「子供たちのための作品集」の映像が登場。
2017年、2018年に開催された2つのコンサートのライヴ収録。
子供たちだけではなく、全ての人々に贈るマリン・オルソップのコンサート。「動物の謝肉祭」「ピーターとおおかみ」「青少年のための管弦楽入門」、おなじみの3曲にラヴェルの「マ・メール・ロワ」を加え、オルソップが指揮をするだけでなく、自身がナレーターを務めるというまさに最強のプログラムです。遊び心たっぷりの活力ある音楽に加え「青少年の管弦楽入門」では、演奏している楽器の音だけではなく実際の形も知ることができるのが、映像の特徴と言えるでしょう。「音楽には力があり、聴き手の人生を変える」と信じるオルソップは、将来ある子供たちへの教育活動にも熱心に取り組み、この映像でも素晴らしい演奏を披露しています。 ブリテン=ピアーズ管弦楽団は、40年以上前にベンジャミン・ブリテンとピーター・ピアーズが設立した「ブリテン=ピアーズ・ヤング・アーティスト・プログラム」の一環として2012年に創設されたオーケストラ。世界中の若手奏者たちがYouTubeでのオーディション映像を提出し、120名ほどのメンバーを選出。彼らは厳しいトレーニングを受けた後、本拠地であるスネイプ・モルティングス・コンサートホールをはじめ、ヨーロッパ・ツアーを行うなど世界的な活躍を見せています。各奏者たちの自発的な音楽性を尊重したうえで、緻密なアンサンブルを聴かせる素晴らしいオーケストラです。 -
「フランス・ロマン派音楽への誘い」 [CD10枚組BOX/限定盤]
オペラ、オペレッタ、声楽作品から管弦楽、ピアノ作品まで [ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)ユディト・ファン・ワンロイ(ソプラノ)アルタヴァスト・サルキシャン(テノール)シリル・デュボワ(テノール)タシス・クリストヤンニス(バリトン)テディ・パパヴラミ(ヴァイオリン)パスカル・アモワイヤル(ピアノ)マルク・ミンコフスキ(指揮)エルヴェ・ニケ(指揮)クリストフ・ルセ(指揮)カンビーニ=パリ四重奏団 ほか多数]発売日:2019年11月22日
CD 10枚組価格:5,775円(税込、送料無料)
活動10周年!
ロマン派フランス音楽センターが誇りを持っておくる、レーベルを越えた大コンピレーション!フランス文化人たちにとって重要な場所でありつづけてきたイタリアのヴェネツィアに本拠を置き、フランス音楽史の再発見を目指すパラツェット・ブリュ・ザーネ(ロマン派フランス音楽センター)は、文化史でいう「長い19世紀」(フランス革命から第一次大戦勃発までの期間)に生み出され、人々を熱狂させた後忘れられてしまったフランスのロマン派~近代音楽史を再発見することに力をいれています。 2009年より様々なレーベルとの共同作業でCDを製作してきた彼らの活動10周年を記念したBOXが登場。2012年からは、マドリッドに拠点をおくセメル・プロジェクストス・ムジカレスと共にエディシオネス・シングラレス(EDICIONES SINGULARES)の名称でCDのリリースを行なってきましたが、2018年よりレーベル名をブリュ・ザーネ(BRU ZANE)に改名しました。 このBOXセットには、自社以外にもこれまで協力してきたALHPA、RICERCAR、GLOSSA、APARTÉ、ERATO、TIMPANI、NAÏVEなど、数多くのレーベル音源を使用。他ではなかなか聴けない作曲家の作品を一堂に集めた収録内容は、曲目を見るだけでも圧巻といえます。ロマン派のフランス音楽を彼らならではの視点で俯瞰する、素晴らしいアルバムです。 -
100 クリスマス・クラシックス [さまざまな演奏家]
100 Christmas Classics
発売日:2019年11月15日
NMLアルバム番号:C7331
CD 5枚組価格:2,850円(税込)
ヨーロッパではクリスマスの時期になると、街のいたるところから歌が聞こえてきます。音楽作家のマリウス・シュナイダーは、かつてこのシーズンを「神は歌を渇望している」と評したほどに、ヨーロッパにおけるクリスマスと「合唱音楽」は強く結びついています。 この5枚組のBOXには、100曲のクリスマスにちなんだ合唱作品を収録。素朴で静かな伝承曲から、誰もが知っている「オー・ホーリーナイト」や「きよしこの夜」までヴァラエティ豊かな曲を、ヘルマン・プライやコヴァルスキをはじめとしたソリストと、ウィーン少年、ドレスデン、聖トーマスなど由緒ある合唱団が心を込めて歌い上げています。
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Salon de Paris - パリのサロン
ヴァイオリン小品集 [トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(ヴァイオリン)/クリスティーネ・オルネツミュラー(ソプラノ)/イェルク・デームス(ピアノ)]Violin Recital: Irnberger, Thomas Albertus - SAINT-SAËNS, C. / CHOPIN, F. / YSAYE, E. / FAURÉ, G. / FRANCK, C. / DUPARC, H. / DEBUSSY, C. / RAVEL, M.
発売日:2019年11月15日
NMLアルバム番号:Gramola98951
SACD Hybrid価格:2,550円(税込)
1900年頃のヨーロッパにおける文化の中心は「fin-de-siècle=世紀末」のウィーンと、「Belle Époque=良き時代」のパリでした。パリのセーヌ川沿岸のサロンでは、毎夜、中産階級(ブルジョワジー)の人々が絵画と文学についての討論を行いながら、美しい音楽に耳を傾けたのです。作曲家たちは耳当たりの良い小品を作り、時に応じて演奏家たちが状況に合わせて編曲を行うことで、その場の雰囲気にふさわしい作品へと練り上げていったのでした。 このアルバムでは、それらの曲を演奏することで、当時のサロンを再現しています。思い入れたっぷりの旋律を奏でるヴァイオリンの調べをお楽しみください。
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ジェニー・ドリヴァラ(ソプラノ)
Songs I Love - 私が愛する歌 [ジェニー・ドリヴァラ(ソプラノ)/ニーナ・ウォーカー(ピアノ)]発売日:2019年11月22日
CD-R価格:2,025円(税込)
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20世紀のオーボエ・ソナタ集 [アレックス・クライン(オーボエ)/フィリップ・バッシュ(ピアノ)]
Oboe and Piano Recital: Klein, Alex / Bush, Phillip - BOWEN, Y. / EBEN, P. / DUTILLEUX, H. / BOZZA, E. / POULENC, F. (20th Century Oboe Sonatas)
発売日:2019年10月25日
NMLアルバム番号:CDR90000-186
CD価格:2,025円(税込)
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Winged Creatures [アレン・ティンカム(指揮)/シカゴ・ユース・シンフォニー・オーケストラ]
Flute and Clarinet Music - DANZI, F. / PUCKETT, J. / SAINT-SAËNS, C. (Winged Creatures) (A. and D. McGill, Chicago Youth Symphony, Tinkham)
発売日:2019年10月25日
NMLアルバム番号:CDR90000-187
CD価格:2,025円(税込)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者アンソニー・マクギルと、彼の弟でシアトル交響楽団の首席フルート奏者ダマーレ・マクギルをフィーチャーしたアルバム。アルバム・タイトルの「Winged Creatures 翼のある生き物」はこのプロジェクトのための委嘱作品で、もちろん世界初録音。同じく世界初録音のジョエル・パケットの「二重協奏曲」も兄弟たちの委嘱作品です。 どの曲も2台の楽器の親密なアンサンブルが存分に楽しめますが、なかでも、サン=サーンスの「タランテッラ」は、彼らが18歳と14歳の時にピアノ伴奏版で演奏したという思い出の曲。長年演奏してきたという自信が溢れる熱演となっています。彼らが若いころに在籍したシカゴ・ユース・シンフォニー・オーケストラとの共演です。
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Rendez-vous with Martha Argerich
~ランデヴー・ウィズ・マルタ・アルゲリッチ
アルゲリッチ・ウィズ・フレンズ
2018ハンブルク・ライヴ[7枚組BOX] [マルタ・アルゲリッチ(ピアノ) ほか]発売日:2019年09月13日
CD 7枚組価格:7,275円(税込、送料無料)
2018年夏のハンブルクを沸かせた、豪華アーティストの饗宴2018年の夏にドイツのハンブルクで行われた、アルゲリッチと豪華な仲間たちによるライヴを集めた7枚組のアルバム。マイスキー、ハンプソン、コヴァセヴィチ、ジルベルシュテイン、パパヴラミといった大御所から、ボジャノフ、ホッス=レゴツキ、コヌノヴァ、ワイラースタインなど世界中が注目する若手まで登場。毎回のことながら、アルゲリッチの一声で集まるアーティストの層の厚さ、豪華さには驚かされます。 日本からは諏訪内晶子と酒井茜が参加。大物たちの競演をじっくりと堪能する6枚と、アルゲリッチの娘アニーの語りで楽しむ「動物の謝肉祭」と情熱的な南米音楽を味わう7枚目という、聴き応えたっぷりのBOXです。白黒ながら写真も満載の約100ページに及ぶ欧文ブックレット入り。
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ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)
1957-1961年録音集 [ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン) 他]Violin and Orchestra Music - BACH, J.S. / VITALI, T.A. / VAŇHAL, J.B. / MOZART, W.A. (Bobesco, South German Radio Symphony, Müller-Kray)
発売日:2019年09月20日
NMLアルバム番号:SWR19067CD
CD 3枚組価格:2,850円(税込)
ルーマニア出身の女性ヴァイオリニスト、ローラ・ボベスコ(1921-2003)の名演集。指揮者の父親を持ち、幼いころから音楽の才能を開花。1928年パリに留学、エコールノルマル音楽院を経てパリ音楽院で研鑽を積んだ後、ジョルジェ・エネスクやジャック・ティボーに学び、1937年「ウジェーヌ・イザイ・コンクール』に入賞、本格的な演奏活動を始めました。第二次世界大戦後はベルギーに帰化、国際的に活躍するとともに、教師として後進を指導、またブリュッセル・ゾリステン(後にイザイ弦楽合奏団と改称)を組織し、指揮者と独奏者を務めたことでも知られています。また、1980年に初来日を果たして以降、たびたび来日し多くのファンを獲得しました。 この3枚組には、今回初出となる演奏を含む、バロックからロマン派の協奏曲が収録されており、たっぷりとしたヴィヴラートが特徴的な美音と、気品ある表現が魅力的な彼女の演奏は、時代を越えて聴き手の心を捉えることでしょう。またヴィターリとヴァンハルではフランス人ピアニストの夫、ジャンティと共演。抜群のアンサンブルを披露しています。
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BEST LOVES Classical cello music
Charming Cello - 魅惑的なチェロ [さまざまな演奏家]CHARMING CELLO
発売日:2019年08月30日
NMLアルバム番号:8.578173
CD価格:1,000円(税込)
チェロの起源は、恐らく中央アジアかインドで生まれた撥弦楽器に端を発し、アラブの貿易路を通ってヨーロッパに到達したとされています。やがて楽器は発展し、18世紀中ごろに現在の形にほぼ落ち着いたようです。とはいえ、19世紀には大きな音が求められるようになり、これまで用いられてきたガット弦(羊の腸)から金属弦が採用されるなど、細かい改造が加えられ、今に至っています。ソロとしてだけでなく、アンサンブルでも強い存在感を示し、その深く美しい音色は広く愛されています。 このアルバムにはヴィヴァルディからグッドールまで、およそ300年間に渡って書かれた魅惑的な作品が集められています。
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BEST LOVES Classical violin music
Vibrant Violin - 活気に満ちたヴァイオリン [さまざまな演奏家]VIBRANT VIOLIN
発売日:2019年08月30日
NMLアルバム番号:8.578187
CD価格:1,000円(税込)
人の声の美しさと繊細さを模倣する能力において、ヴァイオリンに匹敵する楽器はありません。ヴァイオリンは16世紀半ば頃に北イタリアで生まれたとされ、17世紀から18世紀にかけてストラディヴァリやグァルネリなどの名匠が誕生。彼らが制作した銘器は、パガニーニ、サラサーテ、イザイらの手を経て現在に至るまで、常に変わらず美しい響きを奏でています。 このアルバムではJ.S.バッハからラヴェル、シベリウスまで、ヴァイオリンのレパートリーの中で最も愛されている曲の数々を楽しめます。
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フランク&プーランク:
ヴァイオリン・ソナタ [大谷康子、イタマール・ゴラン]発売日:2019年08月21日
SACD-Hybrid価格:3,300円(税込、送料無料)
ヌヴーになりきって描く、愛と情熱のフランス音楽フランスのヴァイオリン音楽をここまで深く掘り下げたアルバムがあっただろうか。2020 年にデビュー45 周年を迎える、日本を代表するヴァイオリニストの大谷康子さんが、世界的ピアニストのイタマール・ゴラン氏と共演し、プーランクの新たな魅力を発見、フランクの名作ソナタの真価を問うた。さらにサン=サーンスの人気曲からドビュッシーやラヴェルの小品に至るまで、音楽の心のひだを豊かな表現力で描き出している。2人は2014年にベートーヴェンとリヒャルト・シュトラウスの2つのソナタを収めたCDを出したが、今回はドイツ音楽から一転してフランス系の音楽。作品の深い読み込みに基づく感動の共演を実現させた。衝撃的なほど新鮮なアルバムだ。 「女優のようにそのフレーズに入り込み、なりきる」。大谷さんは「聴く人の心に届く、魂を揺さぶる演奏」を達成するための日々の心構えをこう話す。東京藝術大学音楽学部附属音楽高校2年の夏休み、映画「風と共に去りぬ」を観て1カ月もスカーレット・オハラになりきってしまい、食事が喉を通らないほどの疑似恋愛を体験したという。聴き手の魂を揺さぶる演奏家は名俳優でなければならない。では今回は何になりきったのか。2019年5月に全国12カ所で開いたシリーズ公演「大谷康子&イタマール・ゴラン~ジネット・ヌヴーへのオマージュ~」がアルバムの母体だ。やはり高校2年の時に初めてレコードで聴いて憧れた天才女性ヴァイオリニスト、ヌヴーが乗り移ったかのような熱演を繰り広げたのである。 1949年10月28日、大西洋のアゾレス諸島に旅客機が墜落した。ヌヴー享年30歳。巨匠への道を約束された才能の若すぎる事故死だった。今年(2019年)はヌヴー生誕100年、没後70年。フランス人ながらドイツ音楽も得意にし、幸運にもブラームスやベートーヴェン、シベリウスの協奏曲の名演が録音で残った。その情熱的で強靱な演奏は大谷さんに通じる。 今回のアルバムにはヌヴーが愛奏したフランス系の作品を中心に収めた。スペインを題材にした曲が多いのも特徴だ。プーランクの「ヴァイオリン・ソナタ」はヌヴーが委嘱し、スペイン内戦で銃殺された詩人ロルカをしのんだ作品だ。サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」の公演回数で世界最多といわれる大谷さんは、ロマ風の熱い音楽が得意だ。ロマの愛を歌ったアンダルシアの詩人ロルカにちなむプーランクのソナタは、彼女の新たな十八番だ。そして満を持して録音したフランクのソナタでは、弱音の隅々にまで心情の微妙な変化を映し出す。楽譜の行間から溢れ出る音楽への共感によって生まれる大谷さんの「歌うヴァイオリン」が、新たな世界を人々の心に届ける。
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リチャード・イッター・アーカイヴ
トーマス・ビーチャム Vol.2
(シャブリエ、フランク、グレトリ、ラロ、メユール、サン=サーンス、ディーリアス、バラキレフ、R.シュトラウス) [トーマス・ビーチャム(指揮)、BBC交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団]Orchestral Music - CHABRIER, E. / FRANCK, C. / BALAKIREV, M.A. / STRAUSS, R. / MÉHUL, É.-N. / DELIUS, F. (Royal Philharmonic, BBC Symphony, Beecham)
発売日:2019年07月12日
NMLアルバム番号:ICAC5158
CD 3枚組価格:4,425円(税込、送料無料)
ビーチャム得意のフランスものを中心とした第2弾英国音楽の録音を積極的に行い、知られざる作曲家の発掘にも貢献した「Lyrita Recorded Edition」レーベル創立者、リチャード・イッター(1928-2014)。彼が当時最先端のプロ用機材を用い、1952年からエアチェックしていたというBBC放送の音源を集めた貴重なコレクションから、BBCの正規ライセンスを受けCD化するシリーズ。 ディーリアスと親交を結ぶなど母国英国音楽のスペシャリストとして名高いビーチャムですが、フランス音楽へ傾ける情熱もよく知られたところで、中でもメユールとグレトリには強い思い入れがあったと伝えられており、ここではそれらを中心に聴くことが出来ます。グレトリの組曲では第3曲(Disc1、Track5)の後に拍手が沸き起こり、そこへビーチャムが「たいへん残念ですが、ここで終わりです」とジョークを飛ばして笑いを取る一幕もそのまま聴くことができます。 3枚目には洒脱に洗練されたバラキレフとリヒャルト・シュトラウスも収録。状態の良いテープを用いて丁寧にリマスターされており、たいへん聴きやすい音質とモノラルながら広がりを感じる音場感、十分なダイナミックレンジで演奏を楽しむことができます。
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-★2018年度 第56回レコード・アカデミー賞受賞(声楽部門)★- -★『レコード芸術』特選盤(2019年10月号)★-
『恋の相手は…』
19世紀フランスの管弦楽伴奏付歌曲集 [サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)、ジュリアン・ショーヴァン(ヴァイオリン&指揮)、ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ(古楽器使用)]Vocal Music (French) - SAINT-SAËNS, C. / BORDES, C. / BERLIOZ, H. / DUBOIS, T. / MASSENET, J. (Si j'ai aimé) (Piau, Chauvin, Le Concert de la Loge)
発売日:2019年06月14日
NMLアルバム番号:ALPHA445
CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)
ピオーがピリオド楽器による管弦楽団と歌う、フランス近代歌曲集「フランス音楽は管弦楽の色彩感」と言うなら、作曲家たちが思い描いていた当時のオーケストラの響きがどうだったか? とまず考えたい… その発想を最大限に活かして制作されたこのアルバムで、独唱者にサンドリーヌ・ピオーが迎えられているのはなんと喜ばしいことでしょう。 「バロックの歌手として注目を集めてきた私ですが、実は子供の頃からフランス近代音楽がとくに好きで」と語る彼女と、モーツァルト以降の音楽を作曲当時の楽器と奏法で演奏し急速に注目を集めつつあるル・コンセール・ド・ラ・ロージュが披露するのは、19世紀中盤以降、近代フランス音楽がまさにオーケストラの色彩感において独特な存在感を発揮するようになっていた時代の音楽。1871年にサン=サーンスらが国民音楽協会を立ち上げて以降、フランスでは「管弦楽伴奏を活かした歌曲が少ない」という欠如を埋めるべく続々とこうした作品が生み出されましたが、本盤は1850年に管弦楽版が楽譜出版されたベルリオーズ『夏の夜』にまで遡りながら、フランス音楽における19世紀本来のオーケストラの響きを妥協なく追及していった好企画。デュボワやボルド、ギルマンなど近年注目を集めつつある「忘れられた重要作曲家」たちの傑作も多数収録されています。 楽譜校訂を手がけた音楽学者ブノワ・ドラトヴィツキの記事をはじめ解説も充実。国内仕様は歌詞とともに日本語訳付です。
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クラウン・インペリアル
20世紀英国戴冠式のための行進曲集 [トム・ヒギンズ(指揮)/ロンドン・シンフォニック・コンサート・バンド]CROWN IMPERIAL (THE) - Marches for 20th Century British Coronations (London Symphonic Concert Band, Higgins)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0138
CD価格:2,160円(税込)
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傑出したオーボエ
名曲集 [さまざまな演奏者]OUTSTANDING OBOE
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:8.578178
CD価格:1,000円(税込)
「OUTSTANDING OBOE=傑出したオーボエ」。OUTSTANDINGには「目立つ」という意味もあり、まさにオーボエのユニークな音色そのままの楽しい1枚となっています。もともとは古代ギリシャの伝説に登場するマルシュアス(半人半獣の精霊)が吹いた縦笛が原型とされる楽器にさまざまな改良を加え、17世紀頃に登場したという楽器であり、弦楽器だけで構成されていたオーケストラに初めて入った楽器ともされています。 バロック期にはとりわけイタリアの作曲家たちに愛され、楽器の表現力を最大に生かした数々の名曲が生まれました。このアルバムでは、バロック期から近現代の名曲が集められています。
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Themes and Variations - 主題と変奏 [ガイ・ジョンストン(チェロ)/トム・ポスター(ピアノ)/ジェームズ・ギルクリスト(テノール)]
Cello and Piano Recital: Johnston, Guy / Poster, Tom - BEETHOVEN, L. van / SCHUMANN, R. / FAURÉ, G. / MENDELSSOHN, Felix (Themes and Variations)
発売日:2019年03月22日
NMLアルバム番号:ORC100095
CD価格:2,080円(税込)
2000年の「BBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー・コンペティション」で初めて出会ったチェリスト、ジョンストンとピアニスト、ポスター。以来、親しい友人として頻繁にコラボレーションを重ねるうちに、お互いを深く理解しあい、芸術性を高め合ってきたといいます。 今回の彼らのアルバムは「変奏曲」をテーマに、様々な作品を集めたもの。3曲の変奏曲の他には、作曲家に関連した曲や、同じ時代の曲など、各々関係性の高い作品が選ばれています。シューベルトの「流れの上で」には名テノール、ギルクリストが参加。美しい歌唱でアルバムに華を添えています。
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ごもくやきそば [おんがくしつトリオ]
Chamber Music (Trio) - WILSH, M. / PIAZZOLLA, A. / TCHAIKOVSKY, P.I. / JOHN, E. / SAINT-SAËNS, C. (Ongakushitsu Trio)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:ONGKST-002
CD価格:1,100円(税込)
あの日の給食のように懐かしい…ピアニスト・指揮者・作編曲家の内藤晃が発案した「おんがくしつトリオ」。リコーダーに鍵盤ハーモニカという、誰もが音楽の時間に接した楽器とピアノという組み合わせで、クラシックの音楽を身近に感じさせてくれる彼らのミニアルバム第2弾。現在のメンバーは内藤晃のほか、ブラジルのショーロをこよなく愛する陽気な笛吹き、リコーダー奏者・作編曲家の下中拓哉と、クラシック・ポップス・劇伴音楽など、幅広いフィールドで活動中のピアニスト・鍵盤ハーモニカ奏者・作編曲家、菅谷詩織の3人。クラシックの名曲からエルトン・ジョンまでを収録した楽しい一枚です。
「おんがくしつトリオ」とは 2015年1月に始動し、「音楽室で使ったあの楽器、実はこんなに面白い!」をコンセプトに、ピアノ・リコーダー・鍵盤ハーモニカの編成で、上質なアンサンブルを本気で追求しています。楽しいアレンジと演奏がインターネットや口コミで話題を広げ、これまでに北海道から福岡県まで16都道府県で公演やワークショップを開催。札幌コンサートホールKitara、ミューザ川崎シンフォニーホールなどの全国主要ホールに招かれ、小学校でのスクールコンサートも19校を数えます。 -
Hymne à la beauté - 声と楽器のための作品集 [ロイトワイラー/ヴァインマイスター/エンゲーリ]
Vocal Music (Mezzo-Soprano) - SPOHR, L. / SAINT-SAËNS, C. / BRAHMS, J. (Hymne à la Beauté) (A. and S. Leutwyler, H. Weinmeister, Engeli)
発売日:2018年08月24日
NMLアルバム番号:SM286
CD価格:2,080円(税込)
「ピアノと歌」という組み合わせに更に他の楽器を加えることで深まる魅力を追求したアルバム。このアルバムのために作曲されたヴェットシュタインの「美への讃歌」を始め、歌手と奏者たちが紡ぎ出す美しい響きを堪能できる1枚です。 シュポアの歌曲集は声とピアノ、クラリネットのために書かれていますが、クラリネットをヴァイオリンに置き換えることでまた違った表情を見せています。ブラームスが試みたのは声とヴィオラの組み合わせ。渋い美しさが光る名作です。弦楽四重奏と歌で奏でるドラマティックなレスピーギの「夕暮れ」、サン=サーンス、マスネのフランス歌曲、アイヴズ、マレク、ペティレクなどの近代作品も収録されています。
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Danza Ritual [EOSギター四重奏団]
Guitar Quartets - BIZET, G. / FALLA, M. de / SAINT-SAËNS, C. / PIAZZOLLA, A. (Danza Ritual) (EOS Guitar Quartet)
発売日:2018年06月22日
NMLアルバム番号:EOS234200-5
CD価格:2,080円(税込)
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REFLECTIONS
サクソフォンのための音楽集 [ウィギン]Saxophone Recital: Wiggin, Huw - DEBUSSY, C. / FALLA, M. de / GRIEG, E. / MARCELLO, A. / PIAZZOLLA, A. (Reflections)
発売日:2018年06月27日
NMLアルバム番号:ORC100084
CD価格:1,950円(税込)
「熟成された音色と完璧な呼吸制御」とThe Times誌で絶賛されたヒュー・ウィギン。現在、イギリスで最も人気のあるサクソフォン奏者の一人です。ウィグモア・ホールや北京の紫禁城コンサート・ホールでの演奏を始め、イギリス国内外のマスタークラスにも参加、フェイリオ・サクソフォン・カルテットのメンバーでもあるウィギン。このアルバムでは様々な作曲家のオリジナル、編曲作品を朗々と演奏しています。サックス奏者に人気の高いポール・モーリスの「プロヴァンスの風景」での完璧な演奏は聴きものです。
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Message for You
水野佐知香・神谷百子・赤塚博美 [水野佐知香/神谷百子/赤塚博美]Chamber Music - WATANABE, Toshiyuki / YMASHITA, Kousuke / DEBUSSY, C. / HESS, N. (Message for You) (Hiromi Akatsuka, Sachika Mizuno, Momoko Kamiya)
発売日:2018年04月27日
NMLアルバム番号:NYCC-13004
CD価格:2,750円(税込)
ヴァイオリン、マリンバ、電子オルガン、3人の卓越した演奏家による新しいサウンドへの挑戦。
3つの楽器が共生、融合、そこに喜びに満ち溢れた音楽が生まれる!ヴァイオリン、マリンバ、電子オルガン。この個性が異なる3台の楽器が紡ぎ出す調べは、驚くほどに豊かな響きと優しく深い表情を持っています。ヴァイオリンが奏でる抒情的な歌、自然な温かさを感じさせるマリンバの音色、この2つを包み込み壮大な音色を加える電子オルガン。奇跡的な融合から生まれた“メッセージ”は、アルバムの作り手から、全ての音楽を愛する人へと伝わることでしょう。 -
A SPAN OF TIME
ジュリアン・ロイド・ウェバーの芸術
[4枚組BOX]JULIAN LLOYD-WEBBER – A SPAN OF TIME (4-CD Box Set)
発売日:2018年04月27日
CD 4枚組BOX価格:2,700円(税込)
イギリスのチェロ奏者ジュリアン・ロイド・ウェバー(1951-)。父ウィリアム・ロイド・ウェバーと兄アンドルー・ロイド・ウェバーは作曲家、妻ジアシンはチェロ奏者という音楽ファミリーの一員です。イギリスや北欧の小品を得意とする彼は、このBOXに収録されているイギリスの小品集(CD2)では、自らイギリス室内管弦楽団を指揮しながらチェロを演奏。指揮者としても才能を発揮しました。また、編曲家としても知られており、父ウィリアムの作品をはじめ、様々な曲を独奏用、もしくは二重奏用に編曲することで、曲の新たな魅力を引き出すとともに、知られざる曲の美しさを伝えています。 CD4のヴィヴァルディは、2014年に病のため、惜しくもチェロ奏者としての引退を発表した彼のチェリストとしての最後の録音となりました。
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エイムズ・ピアノ四重奏団
完全録音集 1989-2000[8枚組BOX] [エイムズ・ピアノ四重奏団]DORIAN RECORDINGS, 1989-2000 (COMPLETE) (The Ames Piano Quartet)
発売日:2018年03月23日
NMLアルバム番号:DSL-90908
CD 8枚組価格:5,100円(税込、送料無料)
1976年に結成された「エイムズ・ピアノ四重奏団」。創立メンバーは全てアイオワ州立大学の教員であり、ロマン派から近現代の作品まで幅広いレパートリーを持ち、アメリカをはじめ全世界で演奏活動を行い、録音にも積極的に携わったことで知られています。2012年の春、ピアニストのディヴィッドとヴァイオリニストのダーリントンの引退に伴い、30年以上に渡る四重奏団の歴史に幕を下ろしました。このBOXは彼らのDORIANレーベル録音の集大成です。
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バタフライ・ラヴァーズ
(梁山伯と祝英台) [ホウ・イージャ・スザンヌ/ロイヤル・フィル/ネルソン]CHEN, Gang / HE, Zhanhao: Butterfly Lovers Violin Concerto (The) (Yi-Jia Hou, Royal Philharmonic, Nelson)
発売日:2018年01月26日
NMLアルバム番号:ICAC5146
CD価格:1,950円(税込)
1997年のサラサーテ国際コンクール、1999年のロン・ティボー国際コンクール、同じく1999年のリピツァー国際ヴァイオリン・コンクール。この3つのコンクールで優勝したイージャ・スザンヌ・ホウ。音楽一家に生まれ、4歳の時に上海音楽院の教授を務めていた父親からヴァイオリンの手ほどきを受け才能が開花。9歳でトロント王立音楽院の奨学金学生となり、以降、数多くの名教師からヴァイオリンを学びました。コンクール優勝後は、世界中で演奏会を開催、名指揮者たちと共演を重ねると共に、室内楽でも活躍しています。 このアルバムでは、日本でもおなじみの協奏曲「バタフライ・ラヴァーズ(梁山伯と祝英台)」をメインにサン=サーンス、クライスラーとお国物の中国作品「ジョイフル・ミーティング」を披露。魅力的な演奏を繰り広げています。
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オペラティック・ピアニスト 第2集 [ライト]
Piano Recital: Wright, Andrew - JAELL, A. / BELLINI, T. / WRIGHT, A. / LISZT, F. (The Operatic Pianist, Vol. 2)
発売日:2017年09月29日
NMLアルバム番号:DDA25153
CD価格:2,400円(税込)
第1集ではリスト、タールベルクとマルトゥッチ、そして自身のトランスクリプションを並べて、19世紀半ばから後半にかけての「家庭でのオペラの楽しみ方」を見事に再現したピアニスト、アンドリュー・ライト。第2集では更に珍しい作曲家の作品を用意して、華麗で巧みな編曲作品を聴かせます。 編曲と言っても、トランスクリプションはどちらかというと原曲をそのままピアノに移し替え、様々な装飾を施すものが多く、パラフレーズは更に技巧的にしたものと言えるでしょう。また、メロディを自由に発展させた幻想曲などもあり、作曲家によって、元のアリアがどのように変化させられているかを聴き比べるのも面白いものです。
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赤坂達三
オマージュ・ア・パリ [赤坂達三(クラリネット)、浦壁信二(ピアノ)]Clarinet and Piano Recital: Akasaka, Tatsuzo / Urakabe, Shinji - AURIC, G. / DEBUSSY, C. / POULENC, F. / RUEFF, J. (Hommage à Paris)
発売日:2017年06月01日
NMLアルバム番号:MECO-1002
SACD-Hybrid価格:3,143円(税込、送料無料)
6年ぶりのニューアルバムは、デビュー20周年記念アルバムとして待望のリリース日本でただひとり、ソロ・クラリネッティストとして活躍する、クラリネットの貴公子、赤坂達三の実に6年ぶりのニューアルバム、そしてデビュー20周年記念アルバムです。本作での収録曲は赤坂本人が強く望んでいた「アーティストとして最盛期の今しか残せないであろう」と語る超絶技巧曲集。 パリ国立音楽院の歴代作曲家が音楽院の試験曲として作曲した各曲は、当代一流の名門音楽大学の試験曲というだけあって、最高難度の技巧、高い音楽性が要求される曲ばかりです。サン=サーンスのオーボエ・ソナタは赤坂のオーボエに対する想いから収録、クラリネット版としては世界初レコーディングとなりました。アンコールピースとして、オーリックの映画音楽「ワルツ~赤い風車」も、フランス・パリに自身の音楽的ルーツを置く赤坂達三ならではの、まさにオマージュ・ア・パリです。 中には一般に知られていない秘曲といえるものもあり、その手のファンにはまさに垂涎の1枚。いわゆるグランドピースアルバムではありませんが、世界的に認識されている最高難度の名曲の数々は、今の赤坂を世に問う1枚として金字塔的存在です。 レコーディングはDSDレコーディング、SACDハイブリッド盤での満を持してのリリースです。
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竹山愛
プレイズ・パリ [竹山愛(フルート)、與口理恵(ピアノ)]Flute and Piano Recital: Takeyama, Ai / Yoguchi, Rie - DEBUSSY, C. / ENESCU, G. / FAURÉ, G. / GAUBERT, P. (Ai Takeyama Plays Paris)
発売日:2017年06月01日
NMLアルバム番号:MECO-1008
SACD-Hybrid価格:3,143円(税込、送料無料)
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新垣隆&礒絵里子
ロンド 珠玉のヴァイオリン名曲集 [礒絵里子(ヴァイオリン)、新垣隆(ピアノ、作曲)]Violin and Piano Recital: Iso, Eriko / Niigaki, Takashi - DINICU, G. / ELGAR, E. / KREISLER, F. / MASSENET, J. / NIIGAKI, Takashi (Rondo)
発売日:2017年06月01日
NMLアルバム番号:MECO-1027
SACD-Hybrid価格:3,300円(税込、送料無料)
陰の天才から、真の天才へ!
鬼才 新垣隆(ピアノ、作曲)が盟友 礒絵里子(ヴァイオリン)と紡ぐ16の音の花束本場ベルギーで学んだ礒絵里子のヨーロッパ本流のヴァイオリンと、陰の天才から真の天才へと大きな変貌を遂げた新垣隆のピアノによる珠玉のヴァイオリン名曲集です。 このアルバムでは、新垣隆の作曲による「ロンド」「哀しい鳥」という2曲の魅力溢れる新曲を収録、多彩な音のパレットを持つ彼の非凡な才能が開示されています。新垣隆自身の名前が冠されるクラシック・アルバムとしては初となるこの「ロンド」は、新曲以外に、数多ある世界中のヴァイオリン名曲の中からまさに宝石のような全16曲を収録、薫り立つような音の花束は、聴く人の琴線に深く触れることでしょう。 学生時代から長きに渡り深い友情と信頼を醸成してきた礒と新垣による至高のデュオ・サウンド、その芸術が今、ここに結晶し、そして飛翔します。 -
工藤重典&工藤セシリア
アンコール ~ 珠玉のフルート名曲集 [工藤重典(フルート)、工藤セシリア(ピアノ)]Flute and Piano Recital: Kudo, Shigenori / Kudo, Cecilia - BEETHOVEN, L. van / CHOPIN, F. / DEBUSSY, C. / DVOŘÁK, A. /FAURÉ, G. (Encore)
発売日:2017年06月01日
NMLアルバム番号:MECO-1030
SACD-Hybrid価格:3,300円(税込、送料無料)
工藤重典、フルートと共に50年
極めつけのフルート小品名曲の数々… ここに問う50年の集大成名実共に日本フルート界のトップに君臨する工藤重典が贈る、50周年記念アルバム第2弾です。このアルバムでは、工藤自らがフルート小品名曲の中から極めつけの名曲のみを厳選、誰にでも耳馴染みのある名曲の数々は、最上級のBGMとしてもお勧めです。そして工藤ならではの完璧なテクニック、虚飾のない自然かつ深い音楽性は、まさに50周年記念アルバムにふさわしいフルート名曲の集大成ともいえる内容となっています。 ピアノ共演は、工藤の愛娘である工藤セシリア。生まれも育ちも生粋のパリジェンヌのその洗練された音楽性は、工藤重典の「風のような自然な」音楽性と寄り添い、その素晴らしい音楽の昇華を見せます。 -
新倉瞳
祈り チェロとハープ珠玉の名曲集 [新倉瞳(チェロ)、朝永侑子(ハープ)]Cello and Harp Recital: Niikura, Hitomi / Tomonaga, Yuko: BERTHOMIEU, M. / GRIEG, E. / PÄRT, A. / PIAZZOLLA, A. / SAINT-SAËNS, C. (Prayer)
発売日:2017年06月01日
NMLアルバム番号:MECO-1037
SACD-Hybrid価格:3,300円(税込、送料無料)
デビュー10周年記念アルバム 全曲ニューレコーディング新倉瞳のデビュー10周年記念アルバムは、本人が心から愛する珠玉の名曲全18曲を厳選、新たにDSDフォーマットでレコーディングしました。そこにあるのは常にカンタービレでありエスプレッシーヴォ、そして心の吐露であり告白です。深い信頼を置く盟友、朝永侑子のハープと織りなすデュオの響きは、ピアノ伴奏とはまた違った趣であり、豪華絢爛たる別格の音世界が堪能できます。 新倉瞳の原点回帰ともいえるこの小品集は、薫り立つフィネスに満ちた極上の1枚です。
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発売日:2016年12月21日
CD価格:2,325円(税込)
デンマークの優れた奏者2人による“フランスの作品集”。デンマーク国内でリリースされたアプリ「French Pieces」の拡大ヴァージョンで、アプリ内で紹介された作品を全曲聴くために企画された1枚です。 ピアノのステアクは1989年にコペンハーゲンでデビュー。デンマークで絶大な人気を誇り、パリ、ウィーン、ロンドンなどの都市でもコンサートを開催し、好評を博しています。チェロのトムセンはデンマーク国立交響楽団の第一首席奏者で、現在デンマーク王立アカデミーで教鞭も取っています。この2人によるフランス音楽集は、以前他のレーベルからもリリースされたように、すでにデンマーク国内ではお馴染みとなっており、その人気の高さはこのアルバムからも伺えます。
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エトワール・ガラ
ミラノ・スカラ座2015GALA DES ÉTOILES (La Scala Ballet, 2015) (NTSC)
発売日:2016年10月28日
DVD価格:3,525円(税込、送料無料)
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エトワール・ガラ
ミラノ・スカラ座2015GALA DES ÉTOILES (La Scala Ballet, 2015) (Blu-ray, HD)
発売日:2016年10月28日
Blu-ray価格:4,350円(税込、送料無料)
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Round Midnight - ラウンド・ミッドナイト [ベルリン金管五重奏団]
Chamber Music - PURCELL, H. / JOHNSON, R. / BÖHME, O. / SAINT-SAËNS, C. / BEASER, R. (Round Midnight) (Berlin Brass Quintet)
発売日:2016年03月30日
NMLアルバム番号:C5202
CD
通常価格:2,438円→ 特価!:1,590円(税込)セロニアス・モンクが書いた「ラウンド・ミッドナイト」は、現在ジャズのスタンダード・ナンバーの一つとして知られています。“最も数多く録音された曲”とも言われ、すでに1000枚以上のアルバムで取り上げられているといい、このアルバムもそのコレクションの中に加えられることでしょう。ポリフォニックでロマンティックなこの作品を始め、パーセルやフォーレなど、多彩なスタイルの曲が散りばめられたこのアルバムは、ベルリン・ブラス・クィンテットの実力をとにかくじっくりと楽しむことができるものです。
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イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
協奏曲とリサイタル [ギトリス]Violin Recital: Gitlis, Ivry - PAGANINI, N. / HINDEMITH, P. / BARTÓK, B. / BRAHMS, J. / DEBUSSY, C. (Original SWR Tapes 1962-1986 Remastered)
発売日:2016年02月24日
NMLアルバム番号:SWR19005CD
CD 2枚組価格:2,100円(税込)
ロシア系ユダヤ人の両親のもと、イスラエルのハイファに生まれたヴァイオリニスト、イヴリー・ギトリス。彼の独特な解釈と、超絶技巧を讃えて「魔弓を操る人」と呼ばれています。彼の演奏は、現代の若手たちとは全く違ういわば「19世紀的」なもの。豊かな感情表現(時として過剰なほど)と独自のボーイングとヴィブラートから生まれる音色は、まさに「泣かせる」演奏であり、聴き手の涙腺を直接刺激するもの。故に彼のファンはとても多いのです。 この2枚組は、CD1に協奏曲、CD2にリサイタルの演奏が収録されています。名指揮者スクロヴァチェフスキとがっぷり組んだパガニーニの緊張感溢れる演奏や、現代作曲家ハウベンシュトック=ラマティの「ゼクエンツェス」での予想の上を行く演奏、素晴らしいバルトークとヒンデミットには、思わず手に汗を握るはず。そして、CD2のリサイタル盤こそまさに真骨頂。ギトリスの魔弓が火を噴きます。
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発売日:2015年10月28日
CD 4枚組価格:4,800円(税込、送料無料)
現在こそ「オペラ」は声とオーケストラの掛け合い、物語、そして演出の全てを楽しむものですが、20世紀までは、なんと言っても歌手が主役。例え物語が進行していたとしても、アリアの聞かせどころがきたら、指揮者はオーケストラをストップしてでも、歌手がその美声を披露し終えるのを待っていたりしたのでした。そんな時代の歌手たちは、現在よりも更に個性的であり、人々はお気に入りの歌手の歌に心から酔いれしれたのです。 この4枚組は、69人の偉大な歌手の歌声が名前のABC順に収録されています。また添付の850ページを越えるブックレットには、300人を越える歌手たちのバイオグラフィと代表的な録音が記されていて(英語のみ)、ファンにとってはまたとない資料にもなっています。やはり人の声は、心からの感動を呼ぶものです。
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田村麻子 - Jewels of Ave Maria
ジュエルズ・オブ・アヴェマリアVocal Recital: Tamura, Asako - LORENC, M. / BACH, J.S. / GOUNOD, C.-F. / ALAIN, J. / SCHUBERT, F. / VAVILOV, V. (Jewels of Ave Maria)
発売日:2015年07月26日
NMLアルバム番号:NYCC-27290
45)
CD価格:2,750円(税込)
永遠の美しさ、普遍の輝き・・・。パイプオルガンの荘厳な響きに包まれて
凛として透き通る歌声が捧げる聖母への祈り!現在ニューヨークに在住、世界中のオペラハウスでその清冽な歌唱を聴かせるソプラノ、田村麻子。NAXOSレーベル初となる、今回の彼女のアルバムは16人の様々な作曲家による「アヴェ・マリア」です。 時代、地域を分け隔てなく、全ての人類に愛を注ぐ聖母マリアを巡っては、数多くの作曲家が思い思いの美しい歌を捧げています。田村は、その感情を丁寧に読み取り、全身全霊を込め、ひたすら美しい声で「祈りを捧げるように」歌っていきます。また、今回は彼女自身の希望により、全てをオルガン伴奏で歌っていますが、その共演者として、2012年武蔵野市国際オルガンコンクールの日本人初の優勝者、福本茉莉が共感溢れる見事な演奏で、田村の歌に天国的な響きとドラマティックさを添えています。 この心からの真摯な祈りをどうぞ受け止めてください。 -
エレジー[CD+DVD] [クリーフ/ライン州立フィル/ヒメノ]
Cello and Orchestral Music - SAINT-SAËNS, C. / DVOŘÁK, A. / BLOCH, E. / BRUCH, M. (Elegy) (Krijgh, Rhine Philharmonic State Orchestra, Gimeno)
発売日:2015年01月28日
NMLアルバム番号:C5222
CD+DVD価格:2,600円(税込)
ギリシア神話の時代から連綿と伝えられる「エレジー=哀歌」。しかし当時の嘆きの歌はエキゾチックなものとして捉えられていたようです。このアルバムではロマン派の様々な「エレジー」を集め、チェロの美しい音色で、悲しみや情感を描き出しています。 チェロを演奏するのは、録音当時23歳の若きオランダのチェリスト、ハリエット・クリーフ。彼女はすでにCAPRICCIOレーベルに3枚の録音を持ち、そのどれもが絶賛されています。特に「ジャクリーヌの涙」は彼女の得意とする曲で、以前ピアノ伴奏でも演奏していましたが、今回のオーケストラ伴奏では、さらに伸び伸びとした演奏を披露しています。心に響く音楽です。彼女のインタビュー映像も付属しています。
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2台のチェロの物語(2台チェロのための作品集) [ジュリアン&ジアシン・ロイド・ウェバー/レナハン]
Cello Duet Arrangements (A Tale of Two Cellos) (Julian and Jiaxin Lloyd Webber, Lenehan)
■器楽曲(チェロ)
発売日:2013年11月20日
NMLアルバム番号:8.573251
1)
CD価格:1,600円(税込)
編曲の世界に魅せられた作曲家は、いつの時代にも数多く存在します。それは憧れの存在を身近に引き寄せるようなものなのでしょうか? 名チェリスト、ジュリアン・ロイド・ウェバーもそんな一人で、彼は古今東西の声楽曲をチェロのために編曲し、声楽作品と器楽作品を自由に行き来して、これらの曲の魅力を存分に伝えることに力を尽くしています。このアルバムでは、モンテヴェルディからペルトまで時代を超えた「二重唱」の名作を2台のチェロ用にアレンジ。ジュリアンと彼の妻ジアシンが2人で寄り添いながら、哀愁に満ちた調べをゆったりと奏でます。
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ブリタニック・オルガン 第6集
ヴェルテを弾く5人のイギリス・ヴィクトリア朝時代の超絶技巧オルガニストたちBRITANNIC ORGAN (THE), Vol. 6
■協奏曲 ■器楽曲(オルガン)
発売日:2013年10月23日
NMLアルバム番号:OC845
2CD価格:2,985円(税込)
大好評シリーズの「ブリタニック・オルガン」の第6集です。ここで選ばれているのは「ヴィクトリア朝」時代に活躍した5人のオルガニストたち。1837年から1901年まで、ヴィクトリア女王がイギリスを統治していた時代は、政治的には混乱していましたが、産業革命による経済や文化が著しく発展した「激動の時代」でもありました。この時代に活躍したイギリスのオルガニストたちも、挙ってヴェルテの自動演奏システム(ロール)に録音、かなりの分量のロールが保存されています。今回はこの中から注目すべきオルガニストたちの記録を「ブリタニック・オルガン」で再現しました。100年以上も前の空気を鮮烈に伝える貴重な響きです。
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マイ・ファースト・クラシカル・ミュージック
My First Classical Music Album
■交響曲/管弦楽曲 ■器楽曲 ■キッズ
発売日:2012年02月15日
NMLアルバム番号:8.578203
1)
CD価格:1,000円(税込)
例えば、「赤ちゃんに初めてクラシックを聴かせようかな?」と考えた時や、「今までクラシックを聴いたことないんだけど何がいいんだろう?」と悩んだ時、普通に手に取る入門編とは一味違うのがこの1枚です。もちろん超有名曲「運命」やら「白鳥」などは入ってますが、ショスタコーヴィチやストラヴィンスキー、ジョン・アダムズなどが聴けるとは新機軸。とは言え、実際にまず聞いてみてください。この「あげぽよ」感は大人でもくせになります。
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グレート・ヴァイオリニスト・シリーズ
ハイフェッツ
ウォルトン(1902-1983):
ヴァイオリン協奏曲他 [ハイフェッツ - 録音:1950年-1954年]WALTON, W.: Violin Concerto / CASTELNUOVO-TEDESCO, M.: Violin Concerto No. 2 (Heifetz) (1950-1954)
■協奏曲
発売日:2011年06月15日
NMLアルバム番号:8.111367
CD価格:1,600円(税込)
切なくも美しい響き満載。ハイフェッツの依頼で生まれた2つの協奏曲ハイフェッツが、同時代の作曲家の作品を積極的に取り上げたことは良く知られていますが、このウォルトンの協奏曲もそんな1曲です。ハイフェッツ自身が作曲家に委嘱し初演。その後も幾度も演奏を行いウォルトンの名声をも高めた作品です。初演後、ウォルトン自身がオーケストレーションに手直しを加え、この演奏も改定稿に拠っています(オリジナル版は8.110939に収録)。映画音楽を思わせる壮大でロマンティックな音楽が魅力です。同じくハイフェッツが委嘱したカステルヌオーヴォ=テデスコの作品は、聖書からヒントを得たもので、ユダヤの血の誇りと、素晴らしき過去への喚起を表現したものです。
収録作曲家:
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ファレンティン・ラドゥティウ
チェロ・リサイタル [ラドゥティウ]Cello Recital: Radutiu, Valentin - SCHUMANN, R. / FRANCK, C. / RUZICKA, P. / SAINT-SAENS, C.
■器楽曲(チェロ)
発売日:2011年04月13日
NMLアルバム番号:OC759
CD価格:1,824円(税込)
1986年にミュンヘンに生まれたチェリスト、ラドゥティウ。彼は6歳の時に父親から最初のチェロのレッスンを受け、たちまちその才覚を表しました。2001年から2005年まで、ザルツブルクのモーツァルテウム大学でクレメンス・ハーゲンと学んだ後、ウィーンでハインリヒ・シフ(彼には今でも学んでいる)の下で学びます。その後2007年から2009年までは、ベルリンのハンス・アイスラー・アカデミー・オブ・ミュージックでD.ゲリンガスの最後の学生の一人となりました。もちろん内外のコンクールでも数多くの入賞歴を持っていて、中でも2008年にリガで開催された「カール・ダヴィドフ国際コンクール」での1位と、バッハの解釈に与えられた特別賞は、彼の経歴の中でもとりわけ輝くものとなっています。そんな、現在のドイツで最も将来有望視されている彼のデビュー・アルバムは、世界初録音となるルジツカの依嘱作品を含む、幅広いレパートリーからなるものです。今後の彼の活躍が容易に想像できそうな、柔軟な音楽性が魅力です。
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ラロ:スペイン交響曲
ショーソン:詩曲
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 [ハイフェッツ - 録音:1951年-1954年]LALO, E.: Symphonie espagnole / CHAUSSON, E.: Poeme / WIENIAWSKI, H.: Violin Concerto No. 2 (Heifetz) (1951-1954)
■協奏曲
発売日:2011年03月16日
NMLアルバム番号:8.111363
4)
CD価格:1,600円(税込)
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びっくり箱 ~ 楽しいクラシック名曲集
JACK-IN-THE-BOX - A Collection of Amusing and Entertaining Works by Classical Composers
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2010年09月15日
2CD価格:2,500円(税込)
この曲聴いたことある?ささやかな挑戦状をお送りいたします!フチークの「剣士の入場」は、誰もが一度は聴いたことがあるはず。しかし曲名を知っている人はほんの一握りのファンでしょう。このアルバムに収録されているのは、そんな曲ばかり。曲名を伏せてクイズを楽しむのも「通」のやり方です。もちろん相当の通でもあまり聴くことのない曲も混じっています。ゴットシャルクってこんなにいい曲を書いていたんだ。そんな感激にむせぶのも楽しいものですね。
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死の舞踏集 ― 背筋も凍る恐いクラシック ―
MACABRE MASTERPIECES
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2010年03月17日
2CD価格:2,500円(税込)
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アーバン・レクイエム [ヤングスタウン州立大学シンフォニック・ウィンド・アンサンブル/ゲージ]
SAINT-SAENS, C.: Introduction et rondo capriccioso / SHOSTAKOVICH, D.: Overture on Russian and Kyrgyz Folk Themes / SOUSA, J.P.: Nobles of the Mystic
■吹奏楽
発売日:2008年08月06日
NMLアルバム番号:8.570946
CD価格:1,600円(税込)
陽気な作品から熱い作品まで多彩な取り合わせ。275人以上の学生たちによる若き汗と情熱の発散!吹奏楽ファンのみなさま、お待たせしました。またまた注目新譜です。ヤングスタウン州立大学では、毎年275人以上の学生が、室内楽からジャズまで各々好きなジャンルのバンドに参加、多くの作曲家に作品を委嘱したり演奏したりと精力的に活動を行うユニークな活動を行っています。メイン収録曲の「アーバン・レクイエム」を作曲したのはピューリツァー賞を受賞したコルグラス。サクソフォン・カルテットに限界までの技術を要求した鮮烈な作品です。
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バガテルの3世紀 [ジルバークァイト]
ZILBERQUIT, Julia: 3 Centuries of Bagatelles
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2008年05月09日
NMLアルバム番号:8.570237
CD-R価格:1,600円(税込)
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フィルハーモニカーの至芸 ~ フルートの芸術 [シュルツ/乾まどか]
FLUTE (THE ART OF THE)
■器楽曲(フルート)
発売日:2007年04月01日
NMLアルバム番号:8.570309
1)
CD価格:1,000円(税込)
生まれ変わったモーツァルトの名曲ウィーン・フィルの首席奏者達が、名曲、そして秘曲を聴かせる人気シリーズのフルート編です。まずはモーツァルトですが、これが凄い! オリジナルは有名な2台のピアノのためのソナタで、その二人分の右手のパッセージをフルートに移したものですが、コロコロと転がるような16分音符の連続はまさに美の極みといえましょう。「ソナチネ・アルバム」で、ピアノ初心者用の作品のみが突出して有名なクーラウも、実はフルート作品の名手。フランセ、サン=サーンス、プーランクのフランス勢3名もまた、木管楽器用作品にすぐれた手腕を発揮することで知られており、ここではそれぞれの豊かな機知を味わうことができます。