モルター(ヨハン・メルヒオール) Molter, Johann Melchior
生没年 | 1696-1765 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「モ」 | NML作曲家番号 | 22807 |
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テューリンゲン州ティーフェンオルト(J.S.バッハの生地の近く)に生まれ、教師、カントルの父から最初に音楽の手ほどきを受けたモルター。カールスルーエで宮廷ヴァイオリン奏者となり、一時期イタリアに留学。ここで当時最新の音楽技術を身に着け、2年後に帰国、その後はカールスルーエとアイゼナハで宮廷楽長を務めました。600曲を超える作品を残し、その中には「歴史上初めて書かれた」とされるクラリネット協奏曲も含まれています。 このアルバムにはモルター没後250年を記念して開催されたコンサートを収録。どれもワイマール=イェーナ音楽大学研究所の学生が編集した、彼の死後に忘れられてしまった作品の復刻蘇演です。
収録作曲家:
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100 クリスマス・クラシックス [さまざまな演奏家]
100 Christmas Classics
発売日:2019年11月15日
NMLアルバム番号:C7331
CD 5枚組 価格:2,850円(税込)
ヨーロッパではクリスマスの時期になると、街のいたるところから歌が聞こえてきます。音楽作家のマリウス・シュナイダーは、かつてこのシーズンを「神は歌を渇望している」と評したほどに、ヨーロッパにおけるクリスマスと「合唱音楽」は強く結びついています。 この5枚組のBOXには、100曲のクリスマスにちなんだ合唱作品を収録。素朴で静かな伝承曲から、誰もが知っている「オー・ホーリーナイト」や「きよしこの夜」までヴァラエティ豊かな曲を、ヘルマン・プライやコヴァルスキをはじめとしたソリストと、ウィーン少年、ドレスデン、聖トーマスなど由緒ある合唱団が心を込めて歌い上げています。
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トランペットのセレモニー [ミロスラフ・ケイマル(トランペット)/アレシュ・バールタ(オルガン)/プラハ・トランペッターズ/パヴェル・プランドル(指揮)/チェコ・フィルハーモニー室内管弦楽団]
Trumpet Music - TELEMANN, G.P. / STOLZEL, G.H. / SCHEIN, J.H. / POGLIETTI, A. / TORELLI, G. / MOLTER, J.M. (Ceremony of Trumpets) (Kejmar)
発売日:2019年09月20日
NMLアルバム番号:UP0006-2
CD 価格:1,650円(税込)
映画「ハウルの動く城」のサウンドトラックで、素晴らしいフリューゲルホルンのソロを聴かせたことで日本でもおなじみのトランペット奏者ミロスラフ・ケイマル。1970年から2008年までチェコ・フィルハーモニー管弦楽団に在籍、数多くの来日公演を行うとともに、多数のアルバムをリリース、天才奏者の名を欲しいままにしている名手です。現在は様々なアンサンブルとコラボレーションを行い室内楽の演奏を楽しんでいます。 この1998年の録音はバロックの名曲を集めたもの。彼の息子たち(トランペット奏者のヤンと、パーカッション奏者のミロスラフJr.)も参加。親密でありながら迫力あるアンサンブルを繰り広げています。
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ラインホルト・フリードリヒ(1958-)。7歳からトランペットを始め、エドワード・タール、ピエール・ティボーに師事。1986年に開催されたミュンヘン国際コンクールで優勝し一躍注目を浴びました。 1983年から1999年までフランクフルト放送交響楽団の首席トランペット奏者を務めるとともに、ルツェルン祝祭管弦楽団の創設時より同じく首席トランペット奏者を勤めるという華々しい経歴を持つフリードリヒ。インバル、キタエンコ、そしてアバドからの信頼も厚く、例えば、映像で公開されている2004年のルツェルン祝祭管弦楽団によるマーラーの5番での冒頭のトランペットの音色に胸を熱くした人は多いのではないでしょうか? 現在、カールスルーエ音楽大学の教授職にあり、数多くの後進を指導していることでも知られています。オーケストラのメンバーとして、またソリストとしての来日経験も豊富で、日本でも多くのファンを持つ人気者です。 この10枚組は彼の豊富なレパートリーの一端を知らしめるもので、過去15年間の録音から特色ある演奏を選び出し、バロックから現代まで作曲年代ごとに収録したものです。どんな曲でも難なく演奏してしまうフリードリヒの、輝かしい音色と超絶技巧を存分にお楽しみください。
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ヴィルトゥオーゾ・ティンパニ協奏曲集 [ドルシェツキー/フィッシャー/モルター/他]
VIRTUOSO TIMPANI CONCERTOS
■協奏曲
発売日:2005年09月01日
NMLアルバム番号:8.557610
1)
CD 価格:1,200円(税込)
ボヨンボヨンと不思議感覚で奏でられる旋律オーケストラにおける打楽器の花形といえば、やはりティンパニ。太鼓系打楽器としては、音程を持ったメロディーを鳴らせるほとんど唯一の存在として、様々なオーケストラ曲で独奏的な役割を与えられることも少なくありませんが、ホンモノの独奏楽器として協奏曲を仕立て上げたらどうなるか?といった1枚です。ボヨンボヨンとあらぬところから、無理っぽくメロディーが鳴り響いてくるのはなかなか珍なる感覚、特にその動きが細かくなればなるほど、思わず頬が緩んでしまいそうな微笑ましさを感じさせてくれます。独奏者自身の作によるいくつかのカデンツァも気合が入っており、そちらも聴きモノとなっています(しかも叩き振り!)。