ロカテッリ(ピエトロ・アントニオ)
Locatelli, Pietro Antonio
生没年 | 1695-1764 | 国 | イタリア |
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辞書順 | 「ロ」 | NML作曲家番号 | 22603 |
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魔女と悪魔
タルティーニ/パガニーニ/ロカテッリ [ファンフォーニ/バッレリーニ]Violin and Piano Recital: Fanfoni, Luca / Ballerini, Luca - TARTINI, G. / PAGANINI, N. / LOCATELLI, P.A. (Of Witches and Devils)
発売日:2016年04月27日
NMLアルバム番号:CDS7749
CD 価格:1,824円(税込)
18世紀の終わりから19世紀にかけて、ヴァイオリンの演奏技法は格段に進歩しました。もちろんタルティーニ、ロカテッリ、そしてパガニーニといった巨匠たちの存在なしには、この進歩はなかったでしょう。このアルバムではそんな彼らの技巧的な作品をチョイスして収録しました。 夢の中で演奏法を悪魔から示唆されたというタルティーニの「悪魔のトリル」、パガニーニの「魔女たちの踊り」といったタイトルからもわかる通り、「これらの作品は人間には到底演奏できない」と思わせるだけの技巧が全編に駆使されています。もちろんファンフォーニの演奏は「悪魔を凌駕するほどの」完成度を持っています。また、パガニーニの「祈りのソナタ」は通常演奏される版ではなく、一切の省略なしの完全版での演奏です。そしてこの曲をパガニーニ自身が使用した楽器で演奏するという夢のような企画。もちろんこの版での演奏は世界初録音となります。
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イタリアの広汎な音楽遺産を形にするために1978年に設立されたDYNAMICレーベルは、これまでにタルティーニの協奏曲全集や、ヴィオッティの協奏曲全集などを始め、数々の作品をリリースすることで、レーベルの独自性を目指してきました。とりわけイタリアが誇る「ヴァイオリン音楽」にかけては、他のレーベルの追随を許すことなく、素晴らしコレクションを次々を完成させています。 このシリーズはそんな中から、極め付けの逸品を選び出し、価格を抑え、広く普及を図るというものです。第1集に選ばれたのは後期バロックの大家ロカテッリの協奏曲集です。彼の協奏曲には、当時最先端の技巧が駆使された「カプリッチョ」楽章が挿入されており、この楽章だけを取り出して聴くのも楽しいのですが、ここはやはり全体を聴くことで、18世紀のイタリアのヴァイオリン音楽(パガニーニが出現する以前)の概要を捉えることができるというものです。
収録作曲家:
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Per la Notte di Natale
イタリア・バロックのクリスマス協奏曲 [フレデリック・フロム(ヴァイオリン)/ラース・ウルリク・モルテンセン(指揮)/コンチェルト・コペンハーゲン]Concerti Grossi (Italian) - CORELLI, A. / TORELLI, G. / MANFREDINI, F. / LOCATELLI, P. (Per la Notte di Natale) (Concerto Copenhagen, Mortensen)
発売日:2020年11月27日
NMLアルバム番号:8.574264
CD 価格:1,200円(税込)
18世紀に入る頃、イタリアのクリスマス協奏曲に特別の伝統が生まれました。これはイエスが生まれ、飼い葉桶に寝かされる時、幼子を見守る動物や羊飼いを描いた牧歌(6/8拍子か12/8拍子によるパストラーレ)を組み込むことで、コレッリのいくつかの協奏曲が知られていますが、他の作曲家もこの様式による作品を数多く書いています。 このアルバムには、そのようなクリスマス協奏曲を収録。デンマークを代表する演奏家モルテンセン率いるコンチェルト・コペンハーゲンの演奏は、落ち着いた響きを存分に生かした美しいものです。 演奏家が拠点とする北欧のクリスマスのお祝いは、ヴァイキングが冬至の頃に行った「ユール」祭りが起源とされています。人々は貯蔵していた食べ物を料理し、大きな薪を燃やして悪霊をなだめ、太陽の復活を祝うものですが、クリスマスの喜びは世界共通です。
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18世紀イタリアにおけるヴァイオリン協奏曲の変遷を辿る10枚組!18世紀イタリアが発祥の地とされる「独奏ヴァイオリンのための協奏曲」。瞬く間にヨーロッパ中に広がり、世界的な人気となりました。この10枚組のアルバムには、ヴィヴァルディ、ボンポルティ、ロカテッリ、タルティーニ、ロッリ、ナルディーニ、ローラ、ヴィオッティ、パガニーニの作品を収録。なかでも冒頭に収録されたヴィヴァルディの協奏曲は、この時代の代表作であり、多くの作曲家たちが彼の作品を模倣しながら、自らの作風を創り上げていったものです。各々の作曲家の作品は、どれも個性的であり、作風の違いを聴き取るのも楽しいことでしょう。 最後の2枚はパガニーニ自身が演奏した楽器を用いて、パガニーニ作品を演奏したアルバムです。時代を超えた美しい音色を存分にお楽しみください。
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100 クリスマス・クラシックス [さまざまな演奏家]
100 Christmas Classics
発売日:2019年11月15日
NMLアルバム番号:C7331
CD 5枚組 価格:2,850円(税込)
ヨーロッパではクリスマスの時期になると、街のいたるところから歌が聞こえてきます。音楽作家のマリウス・シュナイダーは、かつてこのシーズンを「神は歌を渇望している」と評したほどに、ヨーロッパにおけるクリスマスと「合唱音楽」は強く結びついています。 この5枚組のBOXには、100曲のクリスマスにちなんだ合唱作品を収録。素朴で静かな伝承曲から、誰もが知っている「オー・ホーリーナイト」や「きよしこの夜」までヴァラエティ豊かな曲を、ヘルマン・プライやコヴァルスキをはじめとしたソリストと、ウィーン少年、ドレスデン、聖トーマスなど由緒ある合唱団が心を込めて歌い上げています。
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バッハとヴィヴァルディを越えて
(マッキー・ロッジ ヴァイオリン・リサイタル) [ロッジ]Violin Recital: McKay Lodge, Augusta - NOGUEIRA, P.L. / LOCATELLI, P.A. / BALTZAR, T. / PISENDEL, J.G. (Beyond Bach and Vivaldi)
発売日:2018年04月27日
NMLアルバム番号:8.573893
CD 価格:1,200円(税込)
無伴奏ヴァイオリンのための作品の最高峰とされるのは、J.S.バッハの「6つのソナタとパルティータ」ですが、実はそれ以前の時代にも数多くの独奏ヴァイオリンのための素晴らしい作品が書かれていました。このアルバムに収録された作品では、ビーバーやロカテッリの曲は比較的耳にする機会がありますが、ほとんどは歴史の中で忘れられてしまった作曲家たちの手によるものであり、新鋭バロック・ヴァイオリニスト、マッキー・ロッジはこれらの珍しい作品を深く掘り下げ、新たな光を当てました。 マッキー・ロッジはオハイオ州オーバーンに生まれ、現在はニューヨークとパリを本拠として活躍中。「2015年 Juilliard Historical Performance Concerto」コンクールの優勝者。このコンクールは、ジュリアード音楽院、大学院過程のピリオド楽器を学ぶプログラムが開催したもので、世界中から集まる優秀なバロック奏者たちの登竜門となっています。
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Nine Notes that Shook the World -
世界を揺るがす9つの音NINE NOTES THAT SHOOK THE WORLD
発売日:2013年09月25日
NMLアルバム番号:DSL-92169
CD+Blu-ray AUDIO 価格:2,224円(税込)
2人の名手が、各々お気に入りの音楽を持ち寄って作り上げた珠玉の作品集。書かれた時代はルネサンスから初期バロックに及び、様々なスタイルを持った曲は、どれも静かでありながら強く存在を訴えかけてきます。バッハ、ヘンデルなどの良く知られた曲、スコットランドの伝承曲、名前も知らない作曲家の曲…どれにも奏者たちの優しい眼差しが注がれているのを感じることでしょう。 ここで心にしみいるリュートを奏でているのは、グラミー賞ノミネート経験もあるロン・マクファーレン。フルートからバグパイプまでこなすのはボルティモア・コンソートの創設メンバーとして活躍するミンディ・ローゼンフェルト。この親密で艶やかな艶やかな響きを余すことなく捉えた録音にも注目してください。
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イン・ローマ
バロック時代のヴァイオリンと鍵盤のための作品集 [ギョーネ/モラルディ]Baroque Violin and Keyboard Recital: Guyonnet, Jonathan, Molardi, Stefano - CORELLI, A. / LOCATELLI, A. / MUFFAT, G. (Corelli and Friends: In Rome)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2011年02月23日
NMLアルバム番号:CDX-75229-2
2CD
通常価格:3,420円→ 特価!:990円(税込)