チャイコフスキー(ピョートル) Tchaikovsky, Pyotr Il'yich
生没年 | 1840-1893 | 国 | ロシア |
---|---|---|---|
辞書順 | 「チ」 | NML作曲家番号 | 23876 |
321 件 / 321件中
-
カバレフスキー(1904-1987)、
ショスタコーヴィチ(1906-1975)、
チャイコフスキー(1840-1893):
チェロのための作品集 [リオネル・マルティン(チェロ)、デミアン・マルティン(ピアノ)、ギエドレ・シュレキーテ(指揮)、南西ドイツ放送交響楽団、ハワード・グリフィス(指揮)、カメラータ・シュヴァイツ]KABALEVSKY, D.B.: Cello Concerto No. 2 / SHOSTAKOVICH, D.: Cello Sonata / TCHAIKOVSKY, P.I.: Rococo Variations (L. & D. Martin, Šlekytė, H. Griffiths)
発売日:2024年11月08日 NMLアルバム番号:SWR19159CD
CD価格:2,400円(税込)
2013年に発足した、優れた若手アーティストがキャリアをスタートするためのサポート「SWR ニュー・タレント・プログラム」。2021年からこのプログラムに参加しているチェリストのリオネル・マルティンの最新アルバムです。彼はテュービンゲン音楽学校でヨーゼフ・ハーステンに師事、2020年からはチューリヒ芸術大学でトーマス・グロッセンバッハーに師事して研鑽を積んでいます。 2017年にはダン・エッティンガーが指揮するシュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団をバックにチャイコフスキーの「ロココの主題による変奏曲」でデビュー・コンサートを行い、以降、ヨーロッパから南米まで幅広く演奏活動を行うとともに、2017年にはアンネ・ゾフィー・ムター財団の奨学生になり、ムターや他の奨学生とツアーを行うなど才能が高く評価されています。 彼はこのアルバムで19世紀と20世紀のロシアのレパートリーに挑戦。着実な成長を感じさせる見事な演奏です。
-
チャイコフスキー(1840-1893):
ロココの主題による変奏曲
ドヴォルザーク(1841-1904):
チェロ協奏曲 [ジョン=ヘンリー・クロフォード(チェロ)/サンフランシスコ・バレエ管弦楽団/マーティン・ウェスト(指揮)]DVOŘÁK, A.: Cello Concerto, Op. 104 / TCHAIKOVSKY, P.I.: Variations on a Rococo Theme (Crawford, San Francisco Ballet Orchestra, West)
発売日:2024年06月28日 NMLアルバム番号:ORC100292
CD価格:2,175円(税込)
アメリカ出身のチェリスト、ジョン=ヘンリー・クロフォードが演奏するチャイコフスキーとドヴォルザークの名作2曲。彼はスズキ・メソードの実践者であるヴァイオリニスト、ローラ・クロフォードを母に持つ期待の若手で、2019年「CRF=クラシカル・レコーディング財団」のヤングアーティスト・オブ・ザ・イヤーに選出されました。以降、これまでにピアニスト、ビクトル・サンティアゴ・アスンシオンとデュオを組み3枚のアルバムを発売、これらは300万回以上もストリーミング再生が行われるなど、幅広い人気を博しています。 今回は初となるオーケストラとの共演アルバムで、彼が愛奏するという2作品をじっくりと聴かせています。
-
チャイコフスキー(1840-1893):
歌劇《チャロデイカ》 [フランクフルト歌劇場/アスミク・グリゴリアン(ソプラノ)/イアン・マクニール(バリトン)/アレクサンドル・ミハイロフ(テノール) 他/指揮:ヴァレンティン・ウリューピン/フランクフルト歌劇場管弦楽団&合唱団]発売日:2024年04月26日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:5,500円(税込、送料無料)
フランクフルト歌劇場よりチャイコフスキー円熟期の隠れた名作歌劇《チャロデイカ》登場 ――
アスミク・グリゴリアンが歌う迫真の愛憎ドラマ!チャイコフスキーが生涯に完成させた11作(改作を除くと10作)のオペラの最後から3番目に当たる歌劇《チャロデイカ》は、同名の戯曲の作者、劇作家イッポリート・シュパジンスキーに台本を委嘱。1885年から作曲に取りかかり1887年初冬、サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場でチャイコフスキー自身の指揮で初演されました。 交響曲第5番(1888年)、バレエ『眠りの森の美女』(1890年)、歌劇《スペードの女王》(1890年)などに先立つ作曲家の円熟期に作曲されたこの作品は、その初演時にドラマトゥルギーの弱さ(冗長さ)から酷評を受けたと伝えられています。作曲家は、それにめげることなく「…私は決して絶望していません。これは慣れなければならないオペラなのです。聴衆の耳がこのオペラに慣れれば、いずれはレパートリーとして定着するでしょう…(旧暦1887年11月9日付ユリア・シュパジンスカヤ宛の手紙)」と、述べています。 しかし、3年後1890年のモスクワ初演もさしたる成功を収めることもなく、20世紀中盤にソ連時代のロシアでの蘇演はあったものの、国際的にはほとんど上演されることのない作品として、現在に至っています。 (曲目・内容欄に続く)収録作曲家:
-
ラフマニノフ(1873-1943):
2台のピアノのための組曲 第1番&第2番
チャイコフスキー(1840-1893)(ラフマニノフ編):
「眠れる森の美女」組曲他 [大嶺未来(ピアノ)、高橋多佳子(ピアノ)]RACHMANINOV, S.: Suites Nos. 1 and 2 / TCHAIKOVSKY, P.I.: The Sleeping Beauty (arr. S. Rachmaninov for 2 pianos) (Miku Omine, Takako Takahashi)
発売日:2024年04月26日 NMLアルバム番号:MYCL-00051
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
圧巻のピアニズム!
2台のピアノが描くラフマニノフの魂。ラフマニノフをライフワークにし、その演奏活動とCD共に高い評価を受ける大嶺未来と、第12回ショパン国際ピアノ・コンクールにて第5位となり日本を代表するピアニストの一人高橋多佳子によるラフマニノフ・デュオアルバムです。当盤は、2023年10月20日東京文化会館にて行われたライヴ・レコーディングです。 2台ピアノ作品の極致といえるラフマニノフの2つの組曲。雄大でロマンティシズム溢れるラフマニノフの世界を、圧巻の技術と精緻なアンサンブルで描ききります。美しい音色とヴィルトゥオジティを兼ね備える二人だからこそ到達できる高みの音楽と妙技をお聴き下さい。 連弾によるラフマニノフ編のチャイコフスキー作曲「眠れる森の美女」組曲も必聴。ピアニズム満載のアルバムです。 -
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第5番
眠りの森の美女(抜粋)
プロコフィエフ(1891-1953):
交響曲 第1番 「古典」 [アルヴィド・ヤンソンス、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団、ソヴィエト国立交響楽団]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 5 / The Sleeping Beauty (excerpts) / PROKOFIEV, S.: Symphony No. 1, "Classical" (Leningrad Philharmonic, USSR State Sy
発売日:2024年03月08日 NMLアルバム番号:ICAC5177
CD 2枚組価格:3,525円(税込、送料無料)
至宝! アルヴィド・ヤンソンスのステレオ・ライヴ、BBCのアーカイヴから登場何度も重ねた来日や東京交響楽団との共演で日本でも親しまれた、ラトビアの名指揮者アルヴィド・ヤンソンス(1914-1984)。やはり日本で親しまれ、2019年に亡くなったマリス・ヤンソンスの父としても知られる彼の生誕110年、没後40年となる今年、BBCに残された貴重な録音が初めて正規発売となります。 彼は英国とも繋がりが深く、1965年にはバルビローリの招きでハレ管弦楽団の首席客演指揮者に就任しており、1984年、そのハレ管とのマーラー交響曲第5番演奏直後に心臓発作で倒れ、マンチェスターで没しました。 そんな彼が1971年9月13日プロムスで演奏した『眠れる森の美女』は過去にモノラルのCDが存在しましたが、同日の「フランチェスカ・ダ・リミニ」、その4日後のチャイコフスキー交響曲第5番、そして1983年ソヴィエト国立交響楽団との「古典」は今回が初出とみられます。しかも全てがステレオ。巨大なロイヤル・アルバート・ホールで収録された2曲はさすがに分離感が低いですが、ヒストリカル録音のマスタリングで定評のあるポール・ベイリーが丁寧にリマスターを行い、演奏の質をダイレクトに伝える見事な音に仕上げました。大きな生き物のように一体となってうねる弦、強烈な圧力で迫る金管の咆哮など、ムラヴィンスキーに鍛え上げられた全盛期のレニングラード・フィルのパフォーマンスも強烈で、これをダイナミックかつ細やかにコントロールするヤンソンスの素晴らしい力量も満喫することが出来ます。 プロムスならではのホールが揺れるような大歓声も会場の興奮を物語っていますが、チャイコフスキーの5番は録音状態も良く出色の出来栄えと言えるでしょう。録音が少ないアルヴィド・ヤンソンスの実力の高さを改めて知らしめる、必聴の音楽遺産です。
-
音楽劇『ただ憧れを知る者だけが』
構成&演出 クリストフ・ロイ [フランクフルト歌劇場/ウラジスラフ・スリムスキー/オレーシャ・ゴロヴニョーワ(ソプラノ) 他/マリウシュ・クウブチュク(ピアノ) /フランクフルト歌劇場管弦楽団団員 他]発売日:2024年02月23日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
チャイコフスキーの歌曲による音楽劇、フランクフルト歌劇場より登場!本作は、世界中のオペラ・シーンで引く手あまたの演出家クリストフ・ロイが、チャイコフスキーがその生涯を通じて作曲した100曲余りの歌曲から24曲を抽出し、数曲の器楽曲を加えて構成制作した音楽劇『ただ憧れを知る者だけが』――コロナ禍下のフランクフルト歌劇場での無観客上演の収録です。 クリストフ・ロイは、かつてチャイコフスキーの《エフゲニー・オネーギン》の演出をした際、同様に声楽作品である作曲家の「歌曲」を集中的に研究し、その結果、本来はモノローグである歌曲を組み合わせてダイアローグとして立体化することにより、作曲家チャイコフスキーの生涯を象徴的なドラマとして描くことに思い至った、とインタビューで語っています。 作曲家になぞらえられた主人公に、世界の檜舞台で活躍するバリトンのウラジスラフ・スリムスキー、彼を取り巻く男女4人に舞台演技にも秀でた実力派の歌手を起用。チャイコフスキーの憧憬、憂愁、諧謔、そして激情に彩られた歌曲の数々から編み出されたドラマが、深い余韻を伴って繰り広げられます。
収録作曲家:
-
ナタン・ミルシテイン
1953年の協奏曲録音集
- メンデルスゾーン、ブルッフ、チャイコフスキー - [ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)/ピッツバーグ交響楽団/ウィリアム・スタインバーグ(指揮)/ボストン交響楽団/シャルル・ミュンシュ(指揮)]発売日:2023年09月15日
CD価格:2,175円(税込)
ロマン派のヴァイオリン協奏曲の名曲3篇、
ミルシテイン2度目の録音が復活帝政ロシア(現ウクライナ)のオデーサに生まれたナタン・ミルシテインは、一度も来日しなかったにもかかわらず、卓越した技巧と美音、品格を感じさせる演奏により日本でも多くのファンを持っています。ここに収められた3曲に関して、ミルシテインにはSP、モノラル、ステレオと3から4種類の録音があり、加えていくつかのライヴ録音がCD化されています。 Biddulphが今回CD化したのは、いずれもミルシテインにとって2度目にあたるモノラルLP時代の録音。1904年1月13日(ユリウス暦では1903年12月31日)生まれのミルシテインは録音時には49歳。「脂が乗り切った」と形容したくなる推進力に富んだ快演が繰り広げられています。メンデルスゾーンとブルッフの2曲をわずか1日のセッションで録り終えているのは、演奏の完成度の高さあればこそでしょう。 しかし、その後間もなくステレオ録音の時代となって、ミルシテインも1959年にはこれら3曲をステレオで録音し直しました。更にチャイコフスキーとメンデルスゾーンについては、1972年にアバド指揮ウィーン・フィルと録音したDG盤が代表盤とされてきたことから、1953年のモノラル盤が注目されることはありませんでした。 Biddulphレーベルは、これらの演奏が聴かれないのは余りにも惜しいと考えて復刻に取り組みました。同じ1953年の録音ですが、チャイコフスキーはミルシテインのRCAレッドシール時代最後の録音で、メンデルスゾーンとブルッフはキャピトルに看板アーティストとして迎えられてからの録音。彼の録音キャリアにとっての節目が刻まれたCDになります。また原盤解説によれば、メンデルスゾーンとブルッフの第1番という定番のカップリングを初めて採用したのがこのミルシテイン盤だったとのことです。 ブックレットには、ミルシテインが使っていた1716年製ストラディヴァリウスの胴体部分の写真と、メンデルスゾーン&ブルッフの初出LPのジャケット写真がカラーで掲載されており、スタインバーグとの録音セッションの写真が2点モノクロで掲載されています。 -
椿三重奏団
偉大な芸術家の想い出に [椿三重奏団]TCHAIKOVSKY, P.I.: Piano Trio, Op. 50 / SHOSTAKOVICH, D.: Piano Trio No. 2 (Tsubaki Trio)
発売日:2023年09月20日 NMLアルバム番号:MECO-1079
SACD-Hybrid 2枚組国内盤価格:4,950円(税込、送料無料)
三輪の椿が織りなす、重厚でエモーショナルなロシアの息吹人気ピアノ・トリオ「椿三重奏団」のセカンド・アルバムです。デビュー・アルバム「メンデルスゾーン&ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番」では、艶やかで薫り立つようなカンタービレが聴く者の琴線に響き「レコード芸術誌特選盤」に選出されてベストセラーとなりました。 このアルバムでは一転、ロシア音楽を代表するチャイコフスキーとショスタコーヴィチの名作による、その重厚でエモーショナルなアンサンブルが圧巻の魅力となっています。眼前で繰り広げられる丁々発止のまさに手に汗握る迫真の演奏が、DSD11.2MHz 超ハイレゾレコーディングにより刻印されました。
-
アブラヴァネル指揮/ユタ交響楽団
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第3番「ポーランド」
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 [モーリス・アブラヴァネル(指揮)/ユタ交響楽団]発売日:2023年09月22日
CD価格:2,175円(税込)
アブラヴァネル生誕120年&没後30年、ユタ響とのチャイコフスキー復刻第5弾ピアノ協奏曲第1番やバレエ音楽「白鳥の湖」と相前後して書かれた交響曲第3番は、長調で始まる5楽章構成というチャイコフスキーの交響曲としては例外的な作品です。アブラヴァネルの明晰な指揮は、民族舞曲の要素を的確に打ち出しつつ、各楽章をくっきりと性格づけており、オケの明るめのサウンドと相まって楽しめる録音になっています。 「フランチェスカ・ダ・リミニ」は、ややもすれば重苦しく晦渋になりがちな曲ですが、アブラヴァネルとユタ響は曲のドラマ的な展開を明瞭に音にしてゆき、クライマックスでは壮絶なサウンドを聴かせます。混濁の少ない広々とした音場の中に、金管・木管がクリアかつ自然に立ち現れる録音が大きな効果を挙げています。 *ブックレットには初出時のジャケット写真と原盤解説が掲載されています。
収録作曲家:
-
アブラヴァネル指揮/ユタ交響楽団
チャイコフスキー(1840-1893):
マンフレッド交響曲
スラヴ行進曲 [モーリス・アブラヴァネル(指揮)/ユタ交響楽団]発売日:2023年09月22日
CD価格:2,175円(税込)
アブラヴァネル生誕120年&没後30年、ユタ響とのマンフレッド交響曲登場!チャイコフスキーの交響曲全集を作る時にこの曲を除外する指揮者は少なくありませんが、アブラヴァネルとユタ響の録音はこの曲のファンにとって嬉しい贈り物と言えるでしょう。 アブラヴァネルの解釈と指揮は楽曲の構造と音楽の展開をわかりやすく伝える点で「啓蒙的」と呼びたくなるようなもの。ここでも緩急の巧みな推移によってドラマの展開をわかりやすく伝えてくれます。同時にチャイコフスキーが用いた様々な管楽器のサウンドを誇張なくクリアに捉え、広い音場の中に再現する録音も見事で、これが50年前のものと知って感心する人は多いでしょう。緩やかな歌と巧みなテンポアップとの対比は「スラヴ行進曲」で一層の効果を挙げています。 *ブックレットには初出時のジャケット写真と原盤解説が掲載されています。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第1番&交響曲第2番 [モーリス・アブラヴァネル(指揮)/ユタ交響楽団]発売日:2023年08月25日
CD価格:2,175円(税込)
アブラヴァネル生誕120年&没後30年。
ユタ響とのチャイコフスキー復刻第3弾明晰・明快な解釈によるアブラヴァネルのチャイコフスキー。親しみやすいメロディが多い第1番と第2番では、伸びやかに、あるいは弾むように、主旋律を歌わせます。陰影やメランコリックな表現にも事欠かないのですが、濃厚な情念や暗鬱さに耽溺しないのがアブラヴァネルの見識でしょう。バランス感覚にすぐれた演奏を、立体的な音場感と解像度のあるアナログ期の名録音で楽しめます。 *ブックレットには初出時のジャケット写真と原盤解説が掲載されています。収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第6番「悲愴」
幻想序曲「ハムレット」 [モーリス・アブラヴァネル(指揮)/ユタ交響楽団]発売日:2023年08月25日
CD価格:2,175円(税込)
アブラヴァネル生誕120年&没後30年。
ユタ響との「悲愴」が登場アブラヴァネルの「悲愴」は明快な造形と巧みな緩急が生み出すドラマティックな表現が印象的。第3楽章の最後ではテンポアップして華麗に終わるのでライヴならば拍手が湧くところでしょう。終楽章は慰めや優しさが支配的な中にも劇的な起伏のある演奏。弦の多彩な音色変化(特に柔らかさ)と木管の艶、金管の抜けの良さなどに音質改善が感じられます。ハムレットも語り上手な演奏。 *ブックレットには初出時のジャケット写真と原盤解説が掲載されています。収録作曲家:
-
ミッシャ・エルマン・プレイズ
チャイコフスキー&ヴィエニャフスキ [ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン)/ジョゼフ・シーガー(ピアノ)/アレクサンダー・ヒルズバーグ(指揮)/ロビン・フッド・デル管弦楽団]発売日:2023年07月07日
CD価格:2,175円(税込)
ミッシャ・エルマンがRCAに残した最後の録音をBiddulphがCD化!「エルマン・トーン」と呼ばれる独特の美音を活かした演奏スタイルで日本の聴衆も魅了したミッシャ・エルマンがRCAに残した最後の録音をBiddulphがCD化しました。エルマンは1891年にウクライナのユダヤ人居住区(ゲットー)でクレズマー音楽の演奏家の家に生まれました。4歳からヴァイオリンを始め、後にオデーサ(オデッサ)のアカデミーで学び、11歳の時にレオポルト・アウアーの前で演奏すると、その才能に驚嘆したアウアーはペテルブルク音楽院の自らのクラスに招きました。 アウアーは、エルマンが13歳の年にベルリン・デビューをお膳立てし、14歳の年にはグラズノフ:ヴァイオリン協奏曲のイギリス初演のソロを託します。エルマンは1906年、15歳でフランス・パテからレコード・デビュー。1908年にカーネギーホールでアメリカ・デビューをセンセーショナルに飾るとRCAに迎えられ、40年以上にわたり録音を続けました。RCAがハイフェッツを看板ヴァイオリニストに迎えると、エルマンはDeccaやVanguardに録音するようになったので、ここに収められたチャイコフスキーとヴィエニャフスキの小品集がRCAへの最後の録音となりました。シーガーは1950年代から60年代まで共演したピアニスト。エルマンが好んで共演したため録音も多くあります。 (曲目・内容欄に続く)
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第5番&「1812年」 [モーリス・アブラヴァネル(指揮)/ユタ交響楽団]発売日:2023年07月28日
CD価格:2,175円(税込)
アブラヴァネル生誕120年&没後30年。
ユタ響とのチャイコフスキー復刻第2弾アブラヴァネル&ユタ響のチャイコフスキー:交響曲全集は、明晰な解釈と明快な造形そして晴れやかなサウンドが特徴。この2曲では強弱緩急のメリハリを大きくつけて、ドラマティックかつ爽快な仕上がりになってます。 その中で第2楽章のホルン・ソロはたっぷりとしたテンポで朗々と歌い上げていて印象的。今回のリマスターにより弦の強奏でのザラツキが軽減され、木管にはみずみずしさが、金管にはヌケの良さが加わりました。 ブックレットには初出時のジャケット写真が掲載されています。収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
歌劇《エフゲニー・オネーギン》 [エレーナ・プロキナ(ソプラノ)/ヴォイチェフ・ドラヴォヴィツ(バリトン)/マーティン・トンプソン(テノール) 他/アンドルー・デイヴィス(指揮)/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2023年06月23日
DVD日本語字幕付き価格:2,400円(税込)
グラハム・ヴィック演出
《エフゲニー・オネーギン》の歴史的名演、再登場!英国を代表する舞台演出家としてその名を馳せ、2021年に他界したグラハム・ヴィックの演出。1994年のグラインドボーン音楽祭で上演された《エフゲニー・オネーギン》の歴史的な映像記録です。 この上演ではシンプルな舞台を背景に登場人物の演劇的な輪郭を浮き立たせるヴィックの演出手法が高く評価されました。2007年に41歳で早逝した名バリトン、ヴォイチェフ・ドラヴォヴィツが外題役の虚無的な貴族の青年オネーギンを、名花エレーナ・プロキナがヒロイン、タチアーナの夢見る素朴な少女から成熟した貴婦人に至るまでの姿を、情感豊かに歌い演じます。 当時の音楽祭の音楽監督アンドルー・デイヴィスの端正なタクトに導かれ、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団が、劇的な高揚と憂愁の調べに彩られたこの名作オペラを、味わい深く奏でています。収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第4番
ロメオとジュリエット [モーリス・アブラヴァネル(指揮)/ユタ交響楽団]発売日:2023年06月23日
CD価格:2,175円(税込)
アブラヴァネル生誕120年&没後30年。
ユタ響とのチャイコフスキーがAUDIOPHILE EDITIONで復刻決定、第1弾は第4番1972年から73年にかけてVOXに録音したチャイコフスキーの交響曲全集の録音は1972年から73年にかけて。ユタ響の音楽監督就任から25年目で、オケとの関係も円熟していたことが想像されます。 復刻第1弾に選ばれたのは交響曲第4番と「ロメオとジュリエット」。若いころは斬新な解釈で物議を醸したというアブラヴァネルですが、ここでは整った様式感による演奏を聴くことができます。明るめの音色と相まって、音楽の陽性な面が浮かび上がる傾向がありますが、陰影も熱気も十分。交響曲の各楽章、「ロメオとジュリエット」の各場面もしっかりと性格付けされています。 残る交響曲も順次当シリーズでリリース予定。収録作曲家:
-
大作曲家 チャイコフスキー
朗読と音楽で綴る生涯 [デイヴィニア・キャディ作]CADDY, D.: Great Composers in Words and Music - Pyotr Il'yich Tchaikovsky
発売日:2023年05月26日 NMLアルバム番号:8.578369
CD価格:1,900円(税込)
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第5番
リスト(1811-1886):
マゼッパ [ズービン・メータ(指揮)/バイエルン放送交響楽団]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 5 / LISZT, F.: Mazeppa (Bavarian Radio Symphony, Z. Mehta)
発売日:2023年05月12日 NMLアルバム番号:900207
CD価格:2,325円(税込)
バイエルン放送交響楽団とズービン・メータによる、なんと初めての録音。チャイコフスキーの第5番はロス・フィルとの1977年録音(Decca)以来36年ぶりの再録音です。 メータはバイエルン放送交響楽団を度重ね指揮しており、2018年秋には急病でキャンセルしたヤンソンスに代わって日本ツアーを指揮。『音楽の友』誌で同年のベスト・コンサートに選ばれました。2020年1月にヤンソンス追悼コンサートの指揮を任されたのもメータ。これほどの厚い信頼関係がありながら、これまでLPもCDも無かった(バイエルン放送響調べ)というのは意外です。 このアルバムは2013年2月から3月にかけて行われた演奏会の際に収録されたもの。チャイコフスキーの第5番は、第3楽章を除きロス・フィル盤よりも若干遅めのテンポをとり、この曲の魅力である歌うような旋律をしっかりと聴かせます。「マゼッパ」はメータの得意曲で機能性抜群のオーケストラを駆使したゴージャスなサウンドと高揚感をたっぷりと味わえます。
-
モーツァルト(1756-1791):
弦楽四重奏曲 第19番 「不協和音」
チャイコフスキー(1840-1893):
弦楽四重奏曲 第1番
スヨン・リュー(1980-):
YESSORI [エスメ弦楽四重奏団]String Quartets - MOZART, W.A. / TCHAIKOVSKY, P.I. / LYUH, Soo Yeon (Yessori - Sound from the Past) (Esmé Quartet)
発売日:2023年04月14日 NMLアルバム番号:ALPHA923
CD価格:2,475円(税込)
エスメ弦楽四重奏団、ALPHAから第2弾2016年にケルン音楽大学で結成され、「愛する」という意味の古いフランス語からその名を取ったエスメ弦楽四重奏団。韓国出身の女性4人組で、2018年にはウィグモア・ホール国際弦楽四重奏コンクール優勝をはじめ4つの賞に輝くなど、ヨーロッパ各地のコンクールで高い評価を得ています。2022年には初来日公演も成功させました。 彼女たちのアルバム第2弾となる今作には、モーツァルトの『ハイドン・セット』から「不協和音」、「アンダンテ・カンタービレ」を第2楽章に持つチャイコフスキーの弦楽四重奏曲第1番という有名作を披露。さらに朝鮮半島伝統の二胡であるヘグム(奚琴/けいきん)の名手スヨン・リューが、2016年にクロノス・クァルテットのために書いた「Yessori」(You Tubeにはスヨン・リューが弾くヘグムとクロノス・クァルテットの5人による演奏がアップされていますが、ここでは弦楽四重奏版)を高い技術と表現センスでたいへん面白く聴かせます。 彼女たちの音楽が持つ幅広い表現力、力強さと推進力の魅力をたっぷりと味わうことの出来るアルバムです。
-
チャイコフスキー(1840-1893):
「ロメオとジュリエット」
ストラヴィンスキー(1882-1971):
『火の鳥』
ヴァレーズ(1883-1965):
アメリカ [マリス・ヤンソンス(指揮)/バイエルン放送交響楽団]発売日:2023年03月10日
CD価格:2,325円(税込)
「指揮者とは、指揮台の上の演出家のようなものだ」と語ったヤンソンス。オペラで経験を積んだ彼は、常に作品を徹底的に分析し、その本質に迫ろうとしました。このアルバムにはタイプの異なる3作品が収録されており、ヤンソンスのアプローチの違いを楽しむことができます。 ロマンティックな作風と明確なストーリー性を持つチャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」、ヤンソンスが得意としたストラヴィンスキーの代表作の一つ「火の鳥」、パトカーのサイレンまでもが用いられ、ニューヨークの風景が鮮烈に描写されたヴァレーズの「アメリカ」。ヤンソンスはバイエルン放送交響楽団の高い機能性を最大限に引き出し、作品の持つストーリー性を的確に表現しています。
-
チャイコフスキー、ショパン、ラヴェル:
ピアノ作品集 [テティアナ・シャフラン(ピアノ)]Piano Recital: Shafran, Tetiana - TCHAIKOVSKY, P.I. / CHOPIN, F. / RAVEL, M.
発売日:2023年02月17日 NMLアルバム番号:Steinway30155
CD価格:2,475円(税込)
-
-★『レコード芸術』特選盤(2023年3月号)★-
ストラヴィンスキー(1882-1971):
歌劇《マヴラ》
チャイコフスキー(1840-1893):
歌劇《イオランタ》 [アンナ・エル=カシェム(ソプラノ)/ノア・ベイナート(アルト)/マルクス・スイコネン(バス)/ミリヤム・メサック(ソプラノ) 他/アレフティーナ・ヨッフェ(指揮)/バイエルン国立管弦楽団]発売日:2022年12月16日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:6,050円(税込、送料無料)
バイエルン国立歌劇場自主レーベルBSOrecより映像リリース第3弾。
新制作、歌劇《マヴラ/イオランタ》!本作は、数ある欧州のオペラ研修所の中でも屈指の水準と実績を誇り、数多くの国際的な才能を育成してきた「バイエルン国立歌劇場オペラ・スタジオ」研修生による2019年度の卒業公演の収録です。 演目はドイツで人気の俳優、映画&舞台監督のアクセル・ラニッシュ演出による新制作の歌劇《マヴラ/イオランタ》。ストラヴィンスキーの新古典主義時代の始まりの作品と目されるラヴ・コメディ《マヴラ》とチャイコフスキーの情緒溢れる《イオランタ》、この二つのコンパクトな歌劇が交互に進みながら、やがて融合して行くという野心的な試みです。 ロシア出身の気鋭の女性指揮者アレフティーナ・ヨッフェの指揮するバイエルン国立歌劇場の小編成オーケストラがバックを務め、《マヴラ》のパラーシャ役のアンナ・エル=カシェム、《イオランタ》の題名役のミリヤム・メサック、ヴォーデモン役のロン・ロンら、世界中から集まった若く才能溢れる歌手たちが、チャーミングで溌剌とした舞台を創り上げています。 -
セルゲイ・クーセヴィツキー
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を振る [セルゲイ・クーセヴィツキー(指揮)/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団]Serge Koussevitzky Conducts the London Philharmonic Orchestra
発売日:2022年10月28日
CD 2枚組価格:3,675円(税込、送料無料)
21世紀の名指揮者セルゲイ・クーセヴィツキー(1874-1951)とロンドン・フィルハーモニー管弦楽団による1950年6月の演奏会ライヴ録音、初CD化。 クーセヴィツキーはロシアで生まれ、地元でコントラバス奏者として活躍した後に渡米。1924年にボストン交響楽団の常任指揮者に就任してからはほぼ四半期にわたり、オーケストラを高い水準に引き上げるとともに、アメリカの聴衆にフランスやスラヴ系の音楽を紹介しました。 このロンドン・フィルとの演奏は、彼が1949年に健康問題でボストン交響楽団の音楽監督を辞任した翌年のもの。75歳の高齢とはいえ、この演奏会の直前にはパリでベートーヴェンの第9を演奏するなど、まだまだ充実した活動を行っていたクーセヴィツキーの迫力ある演奏が記録されています。 アルバムの余白には、ドキュメンタリー制作者ジョン・トランスキーがクーセヴィツキーの下で演奏していたボストン交響楽団とロンドン・フィルの元楽団員たちに対して1992年から2017年にかけて行ったインタビューを含むドキュメンタリー音声が収録されており(英語)、彼がどれほどオーケストラのメンバーに愛されていたか、またオーケストラに影響を与えたかを知ることができます。 ここで使われている音源も含め、全ての音楽はエンジニア、ラーニ・スパールによってリマスターが施されており、モノラルでありながらもクリアで深みのある音を楽しむことができます。また、ブックレットには歴史的録音の権威であるロブ・コーワンがこの貴重な録音と演奏への賛辞を寄せています(英語)。
-
〈ロシアのピアノ作品集 第15集〉
チャイコフスキー(1840-1893):
グランド・ソナタ ト長調 Op.37
四季 Op.37a より 6月・12月他 [ステファーニア・アルジェンティエーリ(ピアノ)]RUSSIAN PIANO MUSIC SERIES, Vol. 15 (Argentieri)
発売日:2022年10月21日 NMLアルバム番号:DDA25157
CD価格:2,250円(税込)
Divine Artレーベルのロシアン・ピアノ・ミュージック・シリーズ。第15集ではチャイコフスキーのグランド・ソナタを中心とした作品が紹介されています。 演奏は、第14集のプロコフィエフで卓越した音楽性を披露したイタリア出身のステファーニア・アルジェンティエーリ。優美さと確かな技術を持ち合わせるピアニストです。彼女は20歳になる前にレッチェの音楽院を最高点で卒業した後、フィレンツェ音楽院で3年間のマスターコースを修了。現在はヨーロッパやアメリカでソリスト、室内楽演奏家として活躍しながら、フォッジアのジョルダーノ音楽院で教えています。
収録作曲家:
-
ヴェルディ(1813-1901):
弦楽四重奏曲 ホ短調
チャイコフスキー(1840-1893):
弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調 Op.11
プッチーニ(1858-1924):菊 [シュターツカペレ・ベルリン弦楽四重奏団]VERDI, G.: String Quartet in E Minor / TCHAIKOVSKY, P.I.: String Quartet No. 1 / PUCCINI, G.: Crisantemi (Berlin Staatskapelle String Quartet)
発売日:2022年09月09日 NMLアルバム番号:CKD697
CD価格:2,475円(税込)
シュターツカペレ・ベルリンの名手によるカルテット、
初CDはオペラ作曲家へのオマージュ2017年、シュターツカペレ・ベルリン(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)の弦楽セクションのリーダーたちが、音楽監督ダニエル・バレンボイムの提言により結成した弦楽四重奏団。ヨーロッパの様々なホールで演奏してきた彼らが初CDのために選曲したのは、彼らにとってたいへん身近であるオペラ作曲家たちによる弦楽四重奏曲です。 ヴェルディとプッチーニという、イタリア・オペラを代表する2人の巨匠が手掛けた珍しい室内楽と、各方面に名作を残したロシアの大作曲家による有名な「アンダンテ・カンタービレ」を含む作品。そのオペラの数々に日常的に親しんでいる彼らならではの、大仰に歌い上げるのではなく、メロディを大切にした歌心に溢れる演奏をお楽しみいただけます。 -
チェリビダッケ指揮
シュトゥットガルト放送交響楽団
ハイドン(1732-1809):
交響曲 第102番
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第6番 [セルジュ・チェリビダッケ(指揮)/シュトゥットガルト放送交響楽団]HAYDN, J.: Symphony No. 102 / TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 6 (Stuttgart Radio Symphony, S. Celibidache) (1959)
発売日:2022年08月12日 NMLアルバム番号:SWR19118CD
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,750円(税込)
1959年シュトゥットガルトのチェリビダッケ20世紀後半の指揮者の中で、チェリビダッケは間違いなく最も偉大かつ強烈な個性を持つ人物の一人でした。とことんまで作品の解釈を練り上げ、納得のゆく音が出せるまでリハーサルに時間をかけた演奏は、極めて完成度の高いものでありながら、同時にライヴ特有の燃焼度も備えていました。 現象学から影響を受けた独自の理により、録音では自身の音楽は伝えられないと主張し続けたチェリビダッケですが、放送録音には同意しており、そのおかげで彼の演奏に触れて強い感銘を受けた音楽ファンや音楽家が世界に多くいます。このCDもそうした放送用録音の一つで、放送スタジオでのライヴ収録です。 演奏曲目として選ばれた2曲はチェリビダッケがとりわけ好んでいた曲で、繊細さと透明感を持つハイドン、緩急強弱の振幅を大きくとったドラマティックなチャイコフスキーと、コントラストのあるプログラムになっています。晩年のミュンヘン・フィルとの演奏のような極端に遅いテンポをとることはありませんが、引き締まった造形の中でも、ハイドンの第1楽章での壮大な序奏や、チャイコフスキーの第2楽章の中間部での不気味なティンパニが刻むリズムにはチェリビダッケらしさがうかがわれます。 またフォルティシモでの爆発するような迫力も壮年期のチェリらしいもの。SWRが保有するマスターテープから最新のリマスターが行われており、モノラルながらたいへん聴きやすい音となっています。 その後チェリビダッケは、1971年6月にシュトゥットガルト放送交響楽団創立25周年コンサートにおけるブルックナー:交響曲第7番の指揮が好評を博したのをきっかけに、翌1972年から1977年まで実質的な首席指揮者として同楽団をドイツ有数の水準に引き上げました。 ※国内仕様盤には鈴木淳史氏による日本語解説が付属します。
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第1番 ト短調 Op.13 「冬の日の幻想」
イタリア奇想曲 イ長調 Op.45
歌劇《エフゲニー・オネーギン》よりワルツ [パーヴォ・ヤルヴィ、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 1, "Winter Daydreams" / Capriccio Italien / Eugene Onegin, Act II: Waltz (Zürich Tonhalle Orchestra, P. Järvi)
発売日:2022年05月20日 NMLアルバム番号:ALPHA838
CD価格:2,475円(税込)
全集より分売! パーヴォ・ヤルヴィの「冬の日の幻想」新型コロナ・ウイルス感染症による世界的パンデミックを乗り越えて完成、2021年10月に発売され大ヒットとなったパーヴォ・ヤルヴィとチューリヒ・トーンハレ管弦楽団によるチャイコフスキーの交響曲全集。セットのみでの発売だった交響曲第1番が待望の分売にて登場しました。 ロシア民謡的なフレーズの躍動感も素晴らしく、緊密なアンサンブル、各奏者の生き生きとした表現、濃密なオーケストラのうねりが作品のロマン性を引き立て、それでいて気品も感じさせるという、パーヴォならではチャイコフスキー像が刻まれています。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第3番 ニ長調 Op.29 「ポーランド」
歌劇《エフゲニー・オネーギン》よりポロネーズ
戴冠式祝典行進曲 ニ長調 [パーヴォ・ヤルヴィ、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 3, "Polish" / Eugene Onegin: Allegro moderato / Festival Coronation March (Zürich Tonhalle Orchestra, P. Järvi)
発売日:2022年05月20日 NMLアルバム番号:ALPHA839
CD価格:2,475円(税込)
全集より分売! パーヴォ・ヤルヴィの「ポーランド」新型コロナ・ウイルス感染症による世界的パンデミックを乗り越えて完成、2021年10月に発売され大ヒットとなったパーヴォ・ヤルヴィとチューリヒ・トーンハレ管弦楽団によるチャイコフスキーの交響曲全集。セットのみでの発売だった交響曲第3番が待望の分売にて登場しました。 第1楽章第1主題やスケルツォ、終楽章のポラッカなどでのキビキビとしたリズムの処理、そして各パートまで行きわたった細やかな歌心はパーヴォならでは。作品の魅力を最大限引き出しており、現状、ほかの交響曲と比べて人気があるとは言えない評価を引き上げるに十分です。 やはりリズムのキレが際立つ「ポロネーズ」、「1812年」と同じロシア帝国国歌をラストで高らかに歌い上げる「戴冠式祝典行進曲」も素晴らしい演奏。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー
ラフマニノフ
プロコフィエフ
ロシアのピアノ作品集 [ティアンス・アン(安天旭)]Piano Recital: Tianxu, An - TCHAIKOVSKY, P.I. / RACHMANINOV , S. / PROKOFIEV, S.
発売日:2022年04月29日 NMLアルバム番号:ALPHA855
CD価格:2,475円(税込)
中国の、あの若きヴィルトゥオーゾ、CDデビュー!藤田真央の第2位入賞で日本中が沸いた2019年のチャイコフスキー国際コンクール。このファイナルでスタッフの手違いにより、想定と違う曲順でオーケストラの演奏が始まるというハプニングに遭いながらも、素晴らしい反射神経でこれに応え、第4位と特別賞を受賞した当時19歳の中国のピアニストが、ティアンス・アンでした。審査員のデニス・マツーエフが「人並外れた成熟」と絶賛、2021年にはコロナ禍の中、ロシアと中国の19の都市でヴァレリー・ゲルギエフとの共演を含む公演を行うなど、世界中で活躍しています。 ALPHAレーベルから発売となるデビュー・アルバムは、そんなゆかりの深いロシアの作品を集めたもの。チャイコフスキーで聴かせる儚いタッチの絶妙さと歌心、プロコフィエフでの若々しさ漲る激しい打鍵、ラフマニノフでの余裕あるヴィルトゥオジティと瑞々しい表現。現在の彼の高度なテクニックとピアニズムを十二分に味わうことのできる、素晴らしいアルバムとなっています。
-
ヴィトルド・ロヴィツキ(指揮)
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第5番&第6番
バレエ音楽『くるみ割り人形』組曲 [ヴィトルド・ロヴィツキ(指揮)/バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツ放送交響楽団/シュトゥットガルト放送交響楽団]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphonies Nos. 5 and 6 / Nutcracker Suite (SWR Symphony Orchestra, Baden-Baden and Freiburg, Rowicki) (1962-1979)
発売日:2022年03月18日 NMLアルバム番号:SWR19112CD
CD 2枚組
通常価格:2,400円→ 特価!:1,590円(税込)20世紀ポーランドを代表する指揮者の一人、ヴィトルド・ロヴィツキ(1914-1989)。ロシアのタガンログに生まれ、1923年にポーランドに移住。クラクフの音楽院に入学し、在学中の1933年に指揮者としてデビューを果たしました。1938年に音楽院を卒業すると、同学院のヴァイオリン科教授に就任、ナチス・ドイツとソビエト連邦によるポーランド占領期にはクラクフで過ごしました。戦後はポーランド国立放送交響楽団をカトヴィツェで復活させるとともに、1958年-77年まではワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めました。何度も海外公演を行い、ポーランド政府から数回にわたり叙勲されています。 その後西ドイツに移り、1982年から1985年までバンベルク交響楽団の首席指揮者を務めたほか、ロンドン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、読売日本交響楽団、ウィーン交響楽団などにも客演しました。同時代の音楽にも積極的に取り組み、ルトスワフスキの「管弦楽のための協奏曲」は彼に献呈されています。 録音はロンドン響とのドヴォルザーク: 交響曲全集やリヒテルとの協奏曲など限られたものしかなく、このチャイコフスキー・アルバムはすべて初出音源で、ロヴィツキのディスコグラフィの欠落を補う貴重なもの。ロヴィツキの指揮は速めのテンポで細部まで的確にコントロールしており、耽美的・感傷的なムードに溺れることなく、筋肉質でシャープ、タフな表現を基本的な特徴としています。それは1979年録音の『くるみ割り人形』の抒情的な「花のワルツ」でも変わらず、生涯を通してストレートな演奏を聴かせたロヴィツキらしい解釈を楽しめます。 *オリジナルの放送用テープより新たにマスタリングされています。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノ曲全集 第1集 [マイケル・ポンティ(ピアノ)]発売日:2021年12月24日
CD 2枚組価格:2,175円(税込)
マイケル・ポンティが弾くチャイコフスキーのピアノ曲集。難曲「ピアノ・ソナタ」での余裕ある演奏はもちろんのこと、初心者用の「子供のアルバム」でのウイットに富んだ表現も見事です。
収録作曲家:
-
Spring Night - 春の夜
チャイコフスキー/ラフマニノフ:
歌曲集 [レナ・ベルキナ(メゾ・ソプラノ)/ナタリア・シドレンコ(ピアノ)]TCHAIKOVSKY, P.I. / RACHMANINOV, S.: Russian Songs (Spring Night) (Belkina, Sidorenko)
発売日:2021年12月17日 NMLアルバム番号:SM381
CD価格:1,950円(税込)
ロシアの歌手がチャイコフスキーとラフマニノフの歌曲に挑むことは、常に彼らにおける母国の偉大な作品への理解度と、芸術的成熟度が問われることになります。 今作でこの難題に挑むのは若き歌手レナ・ベルキナとピアニスト、ナタリア・シドレンコ。彼女たちは、2人の作曲家による数多くの歌曲の中から、柔らかい緑の葉とライラックの花、ナイチンゲールの歌声や小川のせせらぎに託して描かれる温かく優しい「春」、時には息苦しく憂鬱をもたらしながらも夢を見せる「夜」、そして永遠に繰り返され、時には嘆きと苦しみをもたらす「愛」、この3つをテーマとする歌曲を選び、表情豊かに聴かせます。
-
AACHENER WALZER - アーヘンのワルツ
パルフェノフ(1972-)/
チャイコフスキー(1840-1893):
管弦楽作品集 [イオナ・クリスティーナ・ゴイチャ(ヴァイオリン)/アンドレ・パルフェノフ(ピアノ)/アーヘン交響楽団/クリストファー・ウォード(指揮)]PARFENOV, A. / TCHAIKOVSKY, P.I.: Orchestral Works (Aachener Walzer) (Goicea, Parfenov, Aachen Symphony, C. Ward)
発売日:2021年11月12日 NMLアルバム番号:8.551457
CD価格:1,900円(税込)
1887年、ドイツのアーヘンに6週間滞在したチャイコフスキーは、その間に組曲「モーツァルティアーナ」のオーケストレーションを行いました。歌劇《ドン・ジョヴァンニ》初演100周年を記念して書かれたこの作品は、モーツァルトのあまり知られていない4つのピアノ曲を原曲とし、美しいオーケストラ曲へと生まれ変わらせたもの。 過去の曲に19世紀末の装いを施したこの魅力的な作品と併せ、その時期のチャイコフスキーの日記に記された16小節の旋律を元に、現代の作曲家アンドレ・パルフェノフが書き上げた「アーヘンのワルツ」、さらに同じ主題を用いたヴァイオリン協奏曲も収録しています。 他にも、戦争と平和について考察したものや、抽象絵画の画家カジミール・マレーヴィチを題材にした組曲など、パルフェノフによる興味深い作品も聴くことが出来ます。
-
バレエ『くるみ割り人形』(人形劇)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893) [ザルツブルク・マリオネット劇場]発売日:2021年11月26日
Blu-ray日本語帯付き 日本語字幕あり価格:2,850円(税込)
クリスマス・シーズンの定番バレエ作品、チャイコフスキーの『くるみ割り人形』が楽しい人形劇に変身。瀟洒な衣装と人形ならではダイナミックな動きとともに、その精緻な表情に目を奪われます。 使用音源のアンセルメ指揮のスイス・ロマンド管弦楽団とのマッチングも素晴しい舞台です。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第6番 「悲愴」
幻想序曲「ロミオとジュリエット」 [パーヴォ・ヤルヴィ、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 6, "Pathétique" / Romeo and Juliet Fantasy Overture (Zürich Tonhalle Orchestra, P. Järvi)
発売日:2021年10月08日 NMLアルバム番号:ALPHA782
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)
室内楽的アンサンブルから雄大なフォルテまで、パーヴォ渾身の「悲愴」2019/20のシーズンに予定されていた、トーンハレ管弦楽団と新音楽監督パーヴォ・ヤルヴィによるチャイコフスキー・チクルス。新型コロナ・ウイルスの世界的パンデミックの影響で予定変更を余儀なくされていましたが、アーティストと関係者たちの熱意により、2021年1月に無観客ライヴにて約1年遅れで完結し、併せて行われた録音が交響曲全集として発売されることとなりました。 先に発売されていた第5番、第4番(と第2番)に続き、後期3大交響曲の完結として第6番「悲愴」の分売も決定。パーヴォ・ヤルヴィにとって2007年のシンシナティ響との盤(Telarc)以来の再録音となる「悲愴」ですが、実は第4番と並んでチクルス最初期に演奏・録音されていたもの。しかしながら、新たにタッグを組んだ彼らの相性の良さを示す、各奏者の自発的な表現とアンサンブルの緊密さの同居、全体がうねるような濃密さを既に聴くことが出来ます。 木管楽器同士のやり取りが室内楽的な印象を与えながら、オーケストラが高みに導かれるフォルテもまた雄大で、映像に例えれば高解像度かつ被写界深度の深い演奏といえ、比較的速めのテンポ設定の中でも、作品の魅力を十二分に引き立てています。 「ロミオとジュリエット」はチクルス終盤に収録されたもの。こちらも美しく力強い演奏です。
収録作曲家:
-
キタエンコ・コンダクツ・チャイコフスキー
チャイコフスキー(1840-1893):
管弦楽作品集 [レオナルド・エルシェンブロイヒ(チェロ)/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/ドミートリー・キタエンコ(指揮)]発売日:2021年09月10日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
2020年に80歳を迎えたキタエンコを祝して、彼と30年以上にわたって協力関係を築いてきたケルン・ギュルツェニヒ管とのコンビによるチャイコフスキーの録音から、管弦楽作品をセレクトした2枚組。 プロコフィエフやショスタコーヴィチなどではオーケストラの機動力を存分に生かした、切れ味のよい演奏を聴かせることで知られるキタエンコ、このチャイコフスキーでは、作品の持つ旋律の美しさを際立たせるとともに、バレエ音楽では抒情的な場面と躍動的な場面とのメリハリの効いた表現を聴かせています。 共演するチェリスト、エルチェンブロイヒは1986年ボリビア生まれの実力派。近年は指揮者としても頭角を現し、ボリビアでオーケストラを共同設立し様々な曲の演奏で高い評価を受けています。
収録作曲家:
-
英国ロイヤル・バレエ
『眠れる森の美女』
金子扶生&フェデリコ・ボネッリ [金子扶生/フェデリコ・ボネッリ]発売日:2021年08月06日
Blu-ray国内盤価格:5,060円(税込、送料無料)
英国ロイヤル・バレエ プリンシパルに昇進!
ロイヤル・バレエの次代を担うバレリーナ、金子扶生。華やかで瑞々しいオーロラ姫が観る者を魅了します。 王子のフェデリコ・ボネッリ、青い鳥のマシュー・ボール&ヤスミン・ナグディなど豪華キャストで贈る話題作!収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35他
ヴァイオリンと管弦楽による作品集 [サテニィク・クールドイアン、アラン・アルティノグル、モネ交響楽団]TCHAIKOVSKY, P.: Works for Violin and Orchestra (Khourdoïan, Orchestre Symphonique de la Monnaie de Bruxelles, Altinoglu)
発売日:2021年06月11日 NMLアルバム番号:FUG774
CD価格:2,475円(税込)
2008年のロン=ティボー国際ヴァイオリンコンクールに入賞、併せて「聴衆賞」を獲得し一躍注目を浴びたヴァイオリニスト、クールドイアン。フランスを中心に活躍し、現在モネ交響楽団のコンサート・マスターを務める彼女にとって初めての、管弦楽との共演アルバム。名作ヴァイオリン協奏曲と、「白鳥の湖」からヴァイオリンの活躍する曲、そしてピアノとの共演で「感傷的なワルツ」を収めています。 彼女のキレのあるテクニックと歌心を存分に味わえる一枚。指揮とピアノのアルティノグルは2016年からモネ劇場の音楽監督を務めています。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第2番 ハ短調 「小ロシア」
交響曲 第4番 ヘ短調 [パーヴォ・ヤルヴィ、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphonies Nos. 2, "Little Russian" and 4 (Zürich Tonhalle Orchestra, P. Järvi)
発売日:2021年04月09日 NMLアルバム番号:ALPHA735
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)
パーヴォ・ヤルヴィ&トーンハレによるチャイコフスキー第2弾!好評を博した交響曲第5番(ALPHA659/日本語解説付NYCX-10175)に続く、パーヴォ・ヤルヴィとチューリヒ・トーンハレ管弦楽団によるチャイコフスキー交響曲全集第2弾。わずか12年ほどの間に次々と交響曲を発表した時期の最後、そして後期3大交響曲の最初を飾る第4番と、小規模ながらロシア民謡を多用した親しみやすい作風で人気の第2番の組み合わせです。 第4番にも第4楽章にロシア民謡の引用が聴かれるほか、その発表直後に第2番の大規模な改訂が行われているという点で、実は繋がりの深い2曲のカップリング。ヤルヴィは第2番を躍動的に駆け抜けたと思うと、第4番では深く情熱的な音楽運びを聴かせています。テンポを絶妙に揺らし旋律を深く歌いながら圧倒的なクライマックスを形作る様は、彼が敬愛するバーンスタインを思わせつつも、さらにスタイリッシュな爽快さも持ち合わせたヤルヴィならではのチャイコフスキー像を築き上げています。
収録作曲家:
-
〈ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史 第2集〉
チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノ三重奏曲 「偉大な芸術家の思い出に」
パブスト(1854-1897):
ピアノ三重奏曲 イ長調 [ブラームス・トリオ]Piano Trios (Russian) - TCHAIKOVSKY, P.I. / PABST, P. (History of the Russian Piano Trio, Vol. 2) (Brahms Trio)
発売日:2021年01月29日 NMLアルバム番号:8.574113
CD価格:1,900円(税込)
ブラームス・トリオによるロシア・ピアノ三重奏曲の歴史 第2集。第1集(8.574112)では、このジャンルの幕開けとなるアリャビエフ、グリンカ、アントン・ルビンシテインの作品が紹介されましたが、第2作では記念碑的作品であるチャイコフスキーの「偉大な芸術家の思い出に」と東プロイセン出身でロシアで活躍したピアニスト、作曲家パウル(パーヴェル)・パプストのピアノ三重奏曲を収録。 チャイコフスキーの作品は、彼の旧友ニコライ・ルビンシテインへの追悼音楽であり、長大な2つの楽章で構成された重厚な作品です。パプストの三重奏曲はほとんど知られていませんが、こちらはニコライの兄、アントン・ルビンシテインを偲んで書かれた作品。イ長調をメインとしていますが、長調と短調の間を揺れ動く、流麗なハーモニーが特徴です。
-
シェーンベルク(1874-1951):
浄められた夜
チャイコフスキー(1840-1893):
フィレンツェの思い出 [マルケータ・ヴォカツォヴァー(ヴァイオリン)/ヤン・ムラーチェク(ヴァイオリン)/カレル・ウンテルミュラー(ヴィオラ)/クリスティーナ・フィアロヴァー(ヴィオラ)/ピョートル・ノウゾフスキー(チェロ)イヴァン・ヴォカーツ(チェロ]発売日:2020年12月11日
CD価格:1,650円(税込)
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第5番 ホ短調 Op.64
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 Op.32 [パーヴォ・ヤルヴィ、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 5 / Francesca da Rimini (Zürich Tonhalle Orchestra, P. Järvi)
発売日:2020年11月20日 NMLアルバム番号:ALPHA659
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)
パーヴォ&トーンハレ、チャイコフスキー交響曲全集始動、第1弾は第5番!2019年にトーンハレ管弦楽団の音楽監督に就任したパーヴォ・ヤルヴィ。彼にとって、またスイスのオーケストラにとっても初めてという、チャイコフスキーの交響曲全集録音が開始されます。第1弾として選ばれたのは第5番。華やかな内容といい人気といい、申し分ない選曲と言えますが、実は1895年にチューリヒで初めて演奏されたチャイコフスキーの交響曲でもあり、翌年に「悲愴」が、そして1901年に「フランチェスカ・ダ・リミニ」が演奏されて以来、その管弦楽作品はトーンハレ管弦楽団の重要なレパートリーであったという、歴史的な経緯もあります。 その第5番では、パーヴォ特有の軽やかさとトーンハレの力強い音の鳴りのブレンドが心地よいメリハリと推進力を生み、細部にまで歌心が感じられながらも、押しの強さだけで聴かせるチャイコフスキーとは一線を画す演奏に仕上がっています。フィナーレ冒頭での一つ一つの音を深く歌いながらノーブルさを失わないバランス感覚、テンポが明確にキープされつつも圧倒的な盛り上がりを聴かせる主部も格別。 カップリングの「フランチェスカ・ダ・リミニ」は、チャイコフスキーの交響曲を除く純管弦楽作品では比較的長く、どちらかというと難解とされるものですが、パーヴォは嵐のような曲想を見通しよく整理しながらも猛然と鳴らし、ロマンあふれる旋律をオーケストラに積極性を持って歌わせ、全体をテンポよく聴かせることで作品の魅力を最大限に引き出しています。 今後のシリーズも大いに楽しみな、期待を上回る素晴らしいアルバムです。
収録作曲家:
-
ヌレエフ振付
バレエ『くるみ割り人形』 [ルドルフ・ヌレエフ、メール・パーク、英国ロイヤル・バレエ]発売日:2020年11月27日
DVD
通常価格:2,400円→ 特価!:1,790円(税込)1968年、ヌレエフ振付による伝説的『くるみ割り人形』英国BBC放送が収録した1968年の貴重な舞台の商品化。ソヴィエトからの亡命後、英国ロイヤル・バレエを中心に活躍していたヌレエフが振付を行った『くるみ割り人形』。ドロッセルマイヤーと王子をヌレエフが1人2役で演じるなど、随所に独自の演出が見られ、振付そのものも古臭さを全く感じさせません。 またヌレエフが当時よく組んでいたマーゴ・フォンテインではなく、メール・パークがパートナーを務めていることも新鮮。50年以上前としてはかなり上質なカラー映像で、当時のスターたちの瑞々しい演技を十二分に堪能することができます。
収録作曲家:
-
ドビュッシー(1862-1918):
弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10(ヨーゼフ・スヴェンセンによる弦楽合奏編)
チャイコフスキー(1840-1893):
弦楽のためのセレナード ハ長調 Op.48 [ヨーゼフ・スヴェンセン(指揮)/NFMレオポルディヌム管弦楽団]発売日:2020年09月25日
CD価格:2,850円(税込)
ドビュッシーとチャイコフスキー。この対照的な作風を持つ2人の作曲家の作品を「同じコインの両面」と表現する指揮者ヨーゼフ・スヴェンセン。彼は2人の作品を並べ、その特性と共通性を探っていきます。 モーツァルトを含む古典派の作品を敬愛し、美しい旋律を紡ぎ出したチャイコフスキーの「弦楽のためのセレナード」、旋律だけではなく、新しい響きを模索したドビュッシーの弦楽四重奏曲。同じ19世紀後半に書き上げられながらも、全く違った様相を持つ音楽を改めてじっくりと聴いてみてください。 ドビュッシーの弦楽四重奏曲は、スヴェンセンの手によって弦楽合奏版に拡大され、更なる色彩と広いダイナミック・レンジが与えられています。
-
発売日:2020年09月25日
Blu-ray 4枚組
通常価格:5,250円→ 特価!:3,390円(税込、送料無料)英国ロイヤル・バレエのスーパースター、オシポワの多彩な魅力を堪能するBOXが登場!読み替えなどを行わず清々しいまでに初演に忠実な『ジゼル』での、可憐さと強靭さを併せ持つ素晴らしいダンス。オデットとオディールをスリリングに踊り分けた『白鳥の湖』では、ゴールディングの上品な王子とひときわ美しいステージ・デザインがあいまって極上の舞台が創り上げられています。「陽気なおてんば娘」を元気いっぱいに演じた『ラ・フィユ・マル・ガルデ』では、芸達者なダンサーたちとユーモアあふれる世界を描きました。『フォース・オブ・ネイチャー』は、コンテンポラリー・ダンスに果敢に取り組む姿から、可憐な少女時代の映像までを収めた貴重なドキュメンタリー。2020年に英国ロイヤル・バレエのプリンシパルとしての5度目のシーズンを迎えたナタリア・オシポワの、多彩な魅力を集めた4枚組BOXがお買い得価格で登場です。
-
エルプフィルハーモニー・ライヴ
(佐渡裕 指揮/トーンキュンストラー管弦楽団 ライヴ映像) [ソー・リャン(ピアノ)/佐渡 裕(指揮)/トーンキュンストラー管弦楽団]発売日:2020年05月22日
DVD価格:2,850円(税込)
佐渡裕が率いるトーンキュンストラー管弦楽団が2019年3月に行ったヨーロッパ・ツアーでのライヴ収録。ハンブルクのエルプフィルハーモニーの素晴らしい音響を極限まで活かした演奏をお楽しみいただけます。マーラーの交響曲のみは、すでにBlu-ray映像とCDアルバムで発売されており、その熱い演奏が話題となっていますが、このDVDは前半に演奏されたチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番も含まれた完全版の映像です。 ここで巧みなピアノを披露するのは、韓国出身のピアニスト、ソー・リャン。ハンブルクで開催された「国際ブラームス・コンクール」で特別賞を獲得した後、ウィーン国立音楽大学で研鑽を積んだ俊英です。佐渡の指揮に導かれ、情熱的なチャイコフスキーを奏でる彼女の姿をとくとご覧ください。
-
チャイコフスキー(1840-1893):
〔宗教合唱作品集〕
徹夜祷 Op.52
聖キリルと聖メソディオス尊崇の賛歌
伝説 Op.54 No.5/法律学生の歌/天使は叫べり [シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮)/ラトヴィア放送合唱団]TCHAIKOVSKY, P.I.: Sacred Choral Works - Vesper Service / Hymn in honour of SS Cyril and Methodius (Latvian Radio Choir, Kļava)
発売日:2020年05月22日 NMLアルバム番号:ODE1352-2
CD価格:2,475円(税込)
『聖ヨハネ・クリュソストムスの典礼』(ODE-1336)に続くラトヴィア放送合唱団とクラーヴァによるチャイコフスキーの宗教作品集。第2作目となる今作は、あまり耳にすることのない「徹夜祷」を中心としたプログラムです。 1870年代から1880年代にかけて、伝統あるロシア正教会の音楽を研究したいと考えたチャイコフスキーが、集中的に作曲した一連の宗教曲の中の1曲「徹夜祷」は、それぞれ短い聖歌の旋律に考え抜かれた和声を付けたもの。しかし、あまりにも美しい仕上がりであったためか「教会で演奏するにはふさわしくない」とされ、初演は教会で行われることなく、全ロシア産業芸術展のコンサートホールでサハロフが指揮するチュドフスキー合唱団によって行われました。ラフマニノフの同名作とは違った繊細な旋律が魅力的です。 また、このアルバムには他に同時期に書かれた4曲の宗教曲を収録。ラトヴィア放送合唱団による清冽な歌唱が見事です。
収録作曲家:
-
ドヴォルザーク&チャイコフスキー:
弦楽セレナード [レオシュ・スワロフスキー(指揮)/チェコ室内管弦楽団バルドビツェ]発売日:2020年04月24日
CD価格:1,650円(税込)
ヴァーツラフ・ノイマンの最後の弟子として、プラハ音楽アカデミーでフルートと指揮を学んだレオシュ・スワロフスキー。プラハ国立歌劇場でズデニェク・コシュラーのアシスタントとしてキャリアをスタート、その後はチェコを中心に活躍。1997~2009年にはプラハ国立歌劇場で活躍するかたわら、NAXOSレーベルでもおなじみチェコ室内管弦楽団パルドビツェの首席指揮者に就任し、東欧の作品を中心とした数多くの録音を発表しています。日本にもたびたび演奏に訪れ、現在はセントラル愛知交響楽団の名誉音楽監督としても活躍しています。 この2000年の録音は、彼が得意とするドヴォルザークとチャイコフスキーの弦楽セレナードの演奏。少人数のメンバーが紡ぎ出す艶やかな弦の響きが心地よい極上の1枚です。
-
チャイコフスキー(1840-1893):
『白鳥の湖』 三幕のバレエ [ナタリヤ・マツァーク、デニス・ニェダク、ヤロスラフ・トカチュク、ウクライナ国立歌劇場バレエ団、ミコラ・デャデューラ(指揮)ウクライナ国立歌劇場管弦楽団]発売日:2019年12月20日
Blu-ray
通常価格:3,675円→ 特価!:2,190円(税込)キエフ・バレエによる『白鳥の湖』来日公演でも好評を博しているキエフ・バレエによる『白鳥の湖』、2019年に本拠地で行われた公演の映像作品が登場しました。来日公演のメンバーとしてもお馴染みのナタリヤ・マツァークがオデットを、同じく来日で注目されているデニス・ニェダクが王子を演じています。 ステージを広く使ったダイナミックな表現が魅力のキエフ・バレエを、存分にお楽しみいただける作品です。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
弦楽六重奏曲 ニ短調 『フィレンツェの思い出』
弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調 Op.11
『子供のアルバム』 Op.39 より [ロルストン弦楽四重奏団、ミゲル・ダ・シルヴァ (ヴィオラ)、ゲイリー・ホフマン (チェロ)]TCHAIKOVSKY, P.I.: String Quartet No. 1 / Album for the Young / Souvenir de Florence, Op. 70 (Souvenirs) (Silva, Hoffman, Rolston String Quartet)
発売日:2019年12月27日 NMLアルバム番号:FUG757
CD価格:2,475円(税込)
数々の賞に輝いたカナダのカルテット、チャイコフスキー・プログラムでデビュー!2013年にカナダのバンフで結成されたロルストン弦楽四重奏団。バンフ・センターの創立者でヴァイオリニスト、トーマス・ロルストンの名前を冠しています。2016年に第12回バンフ国際弦楽四重奏コンクールと第31回イエロー・スプリング室内楽コンクールいずれも優勝を飾って以来、数々の賞を受賞しています。 今回のデビュー・アルバムにあたり、彼らが抗いがたい魅力を感じているというチャイコフスキーをプログラムに選びました。若々しい感性でチャイコフスキーの起伏に富んだ曲想を前のめりに歌い込んでいます。 元々ピアノ曲である『子供のアルバム』は、ボロディン弦楽四重奏団のファースト・ヴァイオリンを務めたロスティスラフ・ドゥビンスキーによる愛らしい編曲です。
収録作曲家:
-
-★『レコード芸術』特選盤(2020年3月号)★-
チャイコフスキー(1840-1893):
『エフゲニー・オネーギン』 3幕のオペラ [マリウス・クヴィエチェン(バリトン)、マクヴァラ・カスラシヴィリ(ソプラノ)、タチアーナ・モノガローワ(ソプラノ)、マルガリータ・マムシロワ(メゾ・ソプラノ)、エマ・サルキシャン(メゾ・ソプラノ)、アンドレイ・ドゥナーエフ(テノール)、アナトーリ・コチェルガ(バス)、ヴァレリー・ギルマノフ(バス)、アレクサンドル・ヴェデルニコフ(指揮)、ボリショイ劇場管弦楽団・合唱団・ソリストたち]発売日:2019年11月22日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕・日本語解説付き価格:4,950円(税込、送料無料)
ボリショイ・オペラの2008年パリ引っ越し公演、日本語字幕を加えてBlu-ray初登場!1944年以来のボリショイ・オペラの伝統的なポクロフスキー演出版に代わり、2006年に初めて上演されたチェルニャコフによる新演出の『エフゲニー・オネーギン』は、舞台を一貫して一つの大きな室内に限定し、そこに置かれた円卓の周りですべての物語が展開するという密度の濃い作りで大きな評判となりました。当時最高のキャスティングで臨んだ2008年のパリ引っ越し公演は大成功を収め、その様子を収めた映像も凝った舞台を繊細なカメラワークで追っており、決定盤の呼び声高い素晴らしい作品です。特典映像として、チェルニャコフと、この作品の出演者との緊迫した舞台づくりの模様が収められています。 今回はこの映像にこれまで無かった日本語字幕を付け、さらに初めてBlu-rayが登場することでHD収録のスペックをフルに生かした、ファン待望の再発売と言えそうです。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
くるみ割り人形
(マシュー・ナイト&サイモン・コックスによる金管七重奏とパーカッション編) [セプトゥーラ/スコット・ラムスダイン(パーカッション)/デレク・ジャコビ(ナレーター)]TCHAIKOVSKY, P.I.: Nutcracker (The) (arr. M. Knight and S. Cox for brass septet and percussion) (version with narration) (Jacobi, Septura, Lumsdaine)
発売日:2019年11月29日 NMLアルバム番号:8.574157
CD価格:1,900円(税込)
チャイコフスキーの三大バレエの一つ「くるみ割り人形」は、物語の舞台がクリスマスに設定されていることもあり、現代でもクリスマスに上演されることの多い人気演目です。 このアルバムでは、2019年に初来日を果たしたロンドンのトップ奏者たちによる金管七重奏「セプトゥーラ」の演奏を収録。マシュー・ナイトとサイモン・コックス、このメンバー2人の絶妙な編曲で、新たな響きを獲得した素晴らしい「くるみ割り人形」を楽しめます。 ナレーターを務めるのはイギリスの名優デレク・ジャコビ。舞台や映画で培った表現力をフルに生かし、物語に彩りを添えており、全曲を効果的に盛り上げています。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
歌劇と歌曲のピアノ・トランスクリプション集 [ユリア・セヴェルス(ピアノ)]TCHAIKOVSKY, P.I.: Opera and Song Transcriptions for Piano (Severus)
発売日:2019年11月08日 NMLアルバム番号:GP795
CD価格:1,950円(税込)
チャイコフスキーは生涯100曲を越える“ロマンス”と呼ばれる抒情歌曲を作曲しました。これらは幸福から絶望まで、様々な気分に彩られた「音による日記」であり、チャイコフスキーにとって大切な作品群でした。 自身の歌を愛していた彼と編集者たちはこれらをピアノ曲に編曲するように同時代の作曲家たちに依頼しましたが、どんな編曲でも全てチャイコフスキー自身が監修、満足の行くように仕上げています。収録作品の中には2曲のチャイコフスキーの旋律を用いた幻想曲も含まれており、いかに彼の旋律が多くの人の心を捉えたかを知ることができます。 演奏者のセヴェルスは、ベルリン芸術大学とモスクワ・チャイコフスキー音楽院でミハイル・ヴォスクレセンスキーとレフ・ナウモフにピアノを師事。オーロラ・デュオ(カルテット)を設立し、ピアノ・アンサンブルの可能性を探っています。
-
チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノ三重奏曲 イ短調 Op.50
ラフマニノフ(1873-1943):
悲しみの三重奏曲 ト短調 第1番 [トリオ・メッツェーナ-パトリア-バッラリオ]TCHAIKOVKSY, P.I.: Piano Trio, Op. 50 / RACHMANINOV, S.: Trio élégiaque No. 1 (Mezzena, Patria, Ballario)
発売日:2019年10月30日 NMLアルバム番号:CDS7825
CD価格:2,325円(税込)
-
-★『レコード芸術』特選盤(2020年1月号)★-
英国ロイヤル・バレエ
チャイコフスキー(1840-1893):
『くるみ割り人形』 (ピーター・ライト版) [ギャリー・エイヴィス、アンナ・ローズ・オサリヴァン、マルセリーノ・サンベ、マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ、金子扶生、バリー・ワーズワース(指揮)、コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団]発売日:2019年09月27日
Blu-ray国内仕様 日本語解説付価格:5,500円(税込、送料無料)
英国のクリスマスには欠かせない、ピーター・ライト版「くるみ割り人形」に新盤が登場!英国ロイヤル・バレエの定番、ピーター・ライト版「くるみ割り人形」が、一新されたキャストで再登場します。クララ役に新星アンナ・ローズ・オサリヴァン、ドロッセルマイヤーの甥ハンス・ピーターに若手実力派マルセリーノ・サンベ、メイン・キャストの金平糖の精に世界的スター マリアネラ・ヌニェス、王子にワディム・ムンタギロフという豪華なメンバー。「花のワルツ」の中心となる薔薇の精に、ファーストソリスト金子扶生が登場することも注目です。 1984年にロイヤル・バレエで初演されたピーター・ライト版は、E.T.A.ホフマンに近づけてハンス・ピーターを登場させ、第2幕の踊りにもクララが参加して活躍するのがポイント。「くるみ割り人形」の数ある演出の中でも、たいへん人気の高いものです。
収録作曲家:
-
Der anderen Badura
チャイコフスキー/
リムスキー=コルサコフ/
リスト:
ピアノ協奏曲集 [パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ) 他]Piano Recital: Badura-Skoda, Paul - TCHAIKOVSKY, P.I. / RIMSKY-KORSAKOV, N.A. / LISZT, F. (Der andere Badura)
発売日:2019年09月13日 NMLアルバム番号:Gramola99130
CD価格:2,475円(税込)
ウィーン音楽院に学び、1947年「オーストリア音楽コンクール」に優勝。以降著名な指揮者と共演し、日本にも度々来日し人気を博すバドゥラ=スコダ。このアルバムはどれも1950年代の録音で、若きバドゥラ=スコダはどの曲も伸び伸びと演奏。溢れ出る才能を見せつけています。 ウィーンゆかりの作品を得意とするバドゥラ=スコダですが、チャイコフスキーやあまり演奏されることのないリムスキー=コルサコフなどのロシア作品でも、素晴らしい解釈を見せています。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
弦楽四重奏曲集 & 弦楽六重奏曲 [ダネル四重奏団 他]TCHAIKOVSKY, P.I.: String Quartets (Complete) / Souvenir de Florence (Danel Quartet)
発売日:2019年07月26日 NMLアルバム番号:555292-2
CD 2枚組価格:3,375円(税込、送料無料)
チャイコフスキーの華麗な交響曲やバレエなどに隠れ、ひっそりと位置する室内楽作品。存在自体は地味でありながら、チャイコフスキーの個性が溢れる抒情的な雰囲気を持っています。 3曲ある弦楽四重奏曲は、どれもモスクワ音楽院で教師を務めていた30代の頃に書かれたもので、とりわけ1871年に書かれた第1番の第2楽章は独立した「アンダンテ・カンタービレ」の名前で親しまれる名曲。第2番は1873年頃の作品。1か月ほどの短期間で完成されており、チャイコフスキー自身も大層気に入っていたとされています。1875年に書かれた第3番は、彼の良き理解者で、弦楽四重奏曲第1番、第2番の初演者でもあったヴァイオリニスト、フェルディナント・ラウプの訃報に接しての作品。チャイコフスキーの心からの哀悼の意が込められた大作です。 1楽章のみの変ロ長調の弦楽四重奏曲は学生時代の秀作、六重奏曲「フィレンツェの思い出」は晩年の1890年の作品で、対位法が駆使された重厚な響きを持つ充実作です。第2楽章のピツィカートに乗って歌われる旋律や、ロシア民謡風の第3楽章の主題など、多彩な要素が組み合わされ全曲を形成しています。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
〔宗教合唱作品集〕
聖ヨハネ・クリュソストムス Op.41他 [シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮)/ラトヴィア放送合唱団]TCHAIKOVSKY, P.I.: Liturgy of St. John Chrysostom (excerpts) / 9 Sacred Pieces (Latvian Radio Choir, Kļava)
発売日:2019年06月21日 NMLアルバム番号:ODE1336-2
CD価格:2,475円(税込)
1877年、チャイコフスキーは庇護者メック夫人に「私はよく礼拝に行きますが、私の考えでは聖ヨハネ・クリュソストムス(“聖金口イオアン聖体礼儀”が正式表記)は最高の芸術作品の一つです」と書き送りました。当時、チャイコフスキーは先人ボルトニャンスキーの教会音楽を校訂し、その作品にも感銘を受けていたのです。 しかしこの時代には帝室教会の決まりにより、新たな正教会聖歌を作曲、歌うことは禁じられていたため、彼はこの曲を出版した際にも帝室教会から猛反発を受け、出版社と教会の争いは法廷に持ち込まれるほど問題は混迷を極めました。結局は裁判で勝訴を勝ち取ることとなりましたが、初演はそれ以前の1879年6月に行われ、チャイコフスキーは大いに喜んだと伝えられています。 魅力的な旋律を力強い独唱が彩る劇的な作品を、現代最高のアンサンブルでお楽しみください。
収録作曲家:
-
-★『レコード芸術』特選盤(2019年9月号)★-
英国ロイヤル・バレエ
《白鳥の湖》リアム・スカーレット版
(日本語解説付き) [コーエン・ケッセルス、コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団]■バレエ・ダンス音楽
発売日:2019年05月24日
Blu-ray日本語解説付価格:5,500円(税込、送料無料)
31年ぶりの新演出で2018年最大の話題となったロイヤル・バレエの「白鳥の湖」!プティパ/イワノフの振付によりアンソニー・ダウエルが行った演出から31年。世代のすっかり入れ替わったロイヤル・バレエのメンバーのための新演出に、ケビン・オヘア芸術監督が白羽の矢を立てたのが、弱冠31歳の天才振付師リアム・スカーレットと、美術のジョン・マクファーレンでした。舞台は絢爛豪華で、衣装デザインは約370着というから驚きです。女王の側近としても暗躍するロットバルトを軸に、登場人物たちの心情に一層のリアリティを持たせると共に演者の表現を際立たせた演出。古典バレエの枠内にあくまで留まりながらも、見るものを物語の中にぐっと引きこむことに成功しています。 オデット/オディールはトップ・プリマのマリアネラ・ヌニェス、ジークフリートはプリンシパル、ワディム・ムンタギロフが演じており、二人の気品溢れるダイナミックな演技を贅沢に堪能することができます。また、今回設定された新たな登場人物としてジークフリート王子の二人の妹がおり、ここにも2人のプリンシパル、高田 茜とフランチェスカ・ヘイワードがキャスティングされているのもポイントで、ジークフリートの友人であるベンノ役のアレクサンダー・キャンベルと共に見せ場を作ります。
収録作曲家:
-
ロシアの歌曲集 [マルガリータ・グリツコヴァ(メゾ・ソプラノ)マリア・プリンツ(ピアノ)]
Vocal Recital: Gritskova, Margarita - TCHAIKOVSKY, P.I. / RIMSKY-KORSAKOV, N.A. / RACHMANINOV, S. (Songs of Russian Composers)
発売日:2019年03月29日 NMLアルバム番号:8.573908
CD価格:1,900円(税込)
1987年ロシア出身のメゾ・ソプラノ、マルガリータ・グリツコヴァが歌う3人のロシア作曲家による歌曲集。サンクトペテルブルク州立音楽院で学び、いくつかの国際コンクールに入賞した彼女を最初に見出したのは、大指揮者マリス・ヤンソンスでした。2008年に彼の指揮の下、サンクトペテルブルク音楽院のオペラ劇場でビゼーの《カルメン》で主役を演じ一躍脚光を浴び、その後世界中の歌劇場でその美しい声を響かせています。2015年にはザルツブルク音楽祭でモーツァルトの《フィガロの結婚》のケルビーノを歌った他、ペーザロのロッシーニ音楽祭にも出演。更に活動の幅を広げています。 このアルバムではチャイコフスキー、リムスキー=コルサコフ、ラフマニノフの歌曲を熱唱、各々の作曲家の特色を生かし、歌詞に生命を吹き込んでいます。
収録作曲家:
-
ロシアのチェロ協奏曲集
(チャイコフスキー/リムスキー=コルサコフ/グラズノフ) [リー・ウェイ・クィン(チェロ)/ミヒャエル・ハラース(指揮)/チェコ室内管弦楽団バルドビツェ]Cello Concertos (Russian) - TCHAIKOVSKY, P.I. / RIMSKY-KORSAKOV, N.A. / GLAZUNOV, A.K. (Li-wei Qin, Czech Chamber Philharmonic, Pardubice, Halász)
発売日:2019年01月25日 NMLアルバム番号:8.573860
CD価格:1,900円(税込)
第11回チャイコフスキー国際コンクールで第2位となったチェリスト、リー・ウェイ・クィンのソロで聴くロシアを代表する作曲家たちによる美しいチェロ協奏曲集。とはいっても「協奏曲」と名付けられているのはグラズノフの「コンチェルト・バッラータ」1曲のみ。他の作品にはどれもストーリー性のある洒落た名前が与えられています。 チャイコフスキーの有名な「ロココの主題による変奏曲」は彼の友人ヴィルヘルム・フィッツェンハーゲンのために作曲された作品。しかしフィッツェンハーゲンが勝手に改変を加えたことで一悶着ありましたが、結局はこの版の方が出来が良かったようで、現在では堂々と「フィッツェンハーゲン版」が演奏されています。 他には明るさの中に一抹の悲しみが宿るリムスキー=コルサコフの「セレナード」、カザルスに捧げられたグラズノフの「コンチェルト・バッラータ」などロシアの広大な大地を思わせる重厚で美しい音楽を聴くことができます。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893)&
ドヴォルザ-ク(1841-1904):
弦楽セレナード [ルイジ・ピオヴァーノ (指揮)、サンタ・チェチーリア音楽院弦楽合奏団]TCHAIKOVSKY, P.I.: Serenade, Op. 48 / DVOŘÁK, A.: Serenade, Op. 22 (Archi di Santa Cecilia, Piovano)
発売日:2019年01月25日 NMLアルバム番号:A457
CD価格:2,475円(税込)
-
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ「くるみ割り人形」 [キエフ・バレエ(ウクライナ国立歌劇場バレエ団)]発売日:2019年01月25日
DVD
通常価格:2,850円→ 特価!:1,790円(税込)来日公演でも好評を博しているキエフ・バレエによる「くるみ割り人形」、2018年に本拠地で行われた公演の映像作品が登場しました。来日公演のメンバーとしてもお馴染みのユリア・モスカレンコがクララを、同じく来日でも常に注目されているソリストのミキタ・スホルコフが王子を演じています。ステージを広く使ったダイナミックな表現が魅力のキエフ・バレエを、存分にお楽しみいただける作品です。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ「くるみ割り人形」 [キエフ・バレエ(ウクライナ国立歌劇場バレエ団)]発売日:2019年01月25日
Blu-ray
通常価格:3,675円→ 特価!:2,190円(税込)来日公演でも好評を博しているキエフ・バレエによる「くるみ割り人形」、2018年に本拠地で行われた公演の映像作品が登場しました。来日公演のメンバーとしてもお馴染みのユリア・モスカレンコがクララを、同じく来日でも常に注目されているソリストのミキタ・スホルコフが王子を演じています。ステージを広く使ったダイナミックな表現が魅力のキエフ・バレエを、存分にお楽しみいただける作品です。
収録作曲家:
-
ワーグナー(1813-1883):
楽劇「トリスタンとイゾルデ」より 前奏曲と愛の死
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第4番 [ドミトリー・リス (指揮)、南ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団]WAGNER, R.: Tristan und Isolde: Prelude - Isolde's Liebestod / TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 4 (Philharmonie Zuid Nederland, Liss)
発売日:2019年01月30日 NMLアルバム番号:FUG754
CD価格:2,475円(税込)
リンブルフ交響楽団とブラバント管弦楽団が合併し2013年に誕生した、南ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団(南オランダ・フィルハーモニー管弦楽団)。2016-17年のシーズンより当団初の首席指揮者を務めるドミトリー・リスとの、初めてのアルバムが登場しました。 プログラムは、リスの故国ロシアを代表する作曲家の一人チャイコフスキーの名作交響曲と、ヨーロッパのロマン派を代表するワーグナーの舞台作品からの1曲。一見、両作品の間に関連性は無さそうですが、チャイコフスキーは交響曲第4番作曲の10年ほど前、この「前奏曲と愛の死」をワーグナー自身の指揮で聴いた時の素晴らしさを周囲に伝えており、その管弦楽法にも強い関心を抱いたといわれます。 リスと南ネーデルラント・フィルによる演奏は、この2人の作曲家が管弦楽の歴史に残した改革の足跡に思いを馳せつつ、聴く者に深い感動を呼び覚ますものとなっています。
-
「ロシアへの旅」
チェロと管弦楽のためのロシア作品集
(チャイコフスキー、グラズノフ、リムスキー=コルサコフ) [ダニエル・ミュラー=ショット/アジス・ショハキモフ/ベルリン・ドイツ交響楽団]Cello and Orchestra Music - TCHAIKOVSKY, P.I. / GLAZUNOV, A.K. / RIMSKY-KORSAKOV, N.A. (Trip to Russia) (Müller-Schott, Shokhakimov)
発売日:2018年11月30日 NMLアルバム番号:C933181A
CD価格:2,700円(税込)
いま世界で最も注目されているチェリストの一人、ミュラー=ショットによるロシア作品集。チャイコフスキー、グラズノフ、リムスキー=コルサコフというロシアを代表する3人の作曲家が、チェロと管弦楽のために書いた作品を集めています。切り込むようなトリルで開始される「カプリッチョ風小品」で力強く刺激的に始まり、チャイコフスキーがヴァイオリンとピアノのために書いてグラズノフが編曲した「懐かしい土地の思い出」の有名な「メロディ」も、奥行きのある美しさで聴かせてくれます。持ち前の高い技術と豊かな表現で、1727年マッテオ・ゴフリラーによって製作された名器「Exシャピーロ」を力強く鳴らし切り、巨匠たちが深い愛情を持ってチェロに寄せた美しいメロディの数々を、心からの敬意と共感で歌い上げています。 指揮は、今年30歳の若きショハキモフ。来日公演でも聴衆を魅了した統率力とシャープな音作りで、絶妙なサポートを聴かせます。
収録作曲家:
-
英国ロイヤル・バレエ
チャイコフスキー:三大バレエ - II
《白鳥の湖(オシポワ)/眠れる森の美女(ヌニェス)/くるみ割り人形(カスバートソン)》 [ナタリア・オシポワ/マシュー・ゴールディング/エリザベス・マクゴリアン/ゲイリー・エイヴィス/アラスター・マリオット/ヴァレリ・フリストフ/ボリス・グルージン指揮/マリアネラ・ヌニェス/ワディム・ムンタギロフ/クリステン・マクナリー/クリストファー・サウンダース/エリザベス・マクゴリアン/アラスター・マリオット/コーエン・ケッセルス指揮/ローレン・カスバートソン/フェデリコ・ボネッリ/フランチェスカ・ヘイワード/アレクサンダー・キャンベル/ゲイリー・エイヴィス/ボリス・グルージン指揮 コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団]発売日:2018年11月30日
DVD 3枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
クラシック・バレエの大定番チャイコフスキーの三大バレエに、名門ロイヤル・バレエの最新映像セットが登場。アンソニー・ダウエルによる、壮大にして美しく、ロマン溢れる演出の「白鳥の湖」では、ロシア出身でボリショイ・バレエでも活躍したオシポワがタイトル・ロールを熱演。1946年に成功を収めた公演を再構成したモニカ・メイソン演出の「眠れる森の美女」には、プリンシパル、マリアネラ・ヌニェスが登場し、柔軟な美しさでステージを盛り上げています。 ピーター・ライトによる古典的な演出が観る者誰をも引き込む「くるみ割り人形」では、ロイヤル・バレエ唯一の英国人女性プリンシパル、ローレン・カスバートソンが若々しく華やかな動きで楽しませてくれます。名作バレエの新定番として、バレエ・ファンならずとも手元に置いておきたい作品です。
収録作曲家:
-
英国ロイヤル・バレエ
チャイコフスキー:三大バレエ - II
《白鳥の湖(オシポワ)/眠れる森の美女(ヌニェス)/くるみ割り人形(カスバートソン)》 [ナタリア・オシポワ/マシュー・ゴールディング/エリザベス・マクゴリアン/ゲイリー・エイヴィス/アラスター・マリオット/ヴァレリ・フリストフ/ボリス・グルージン指揮/マリアネラ・ヌニェス/ワディム・ムンタギロフ/クリステン・マクナリー/クリストファー・サウンダース/エリザベス・マクゴリアン/アラスター・マリオット/コーエン・ケッセルス指揮/ローレン・カスバートソン/フェデリコ・ボネッリ/フランチェスカ・ヘイワード/アレクサンダー・キャンベル/ゲイリー・エイヴィス/ボリス・グルージン指揮 コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団]発売日:2018年11月16日
Blu-ray 3枚組価格:5,250円(税込、送料無料)
クラシック・バレエの大定番チャイコフスキーの三大バレエに、名門ロイヤル・バレエの最新映像セットが登場。アンソニー・ダウエルによる、壮大にして美しく、ロマン溢れる演出の「白鳥の湖」では、ロシア出身でボリショイ・バレエでも活躍したオシポワがタイトル・ロールを熱演。1946年に成功を収めた公演を再構成したモニカ・メイソン演出の「眠れる森の美女」には、プリンシパル、マリアネラ・ヌニェスが登場し、柔軟な美しさでステージを盛り上げています。 ピーター・ライトによる古典的な演出が観る者誰をも引き込む「くるみ割り人形」では、ロイヤル・バレエ唯一の英国人女性プリンシパル、ローレン・カスバートソンが若々しく華やかな動きで楽しませてくれます。名作バレエの新定番として、バレエ・ファンならずとも手元に置いておきたい作品です。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
歌劇《イオランタ》
バレエ「くるみ割り人形」 [ソーニャ・ヨンチェヴァ/アレクサンドル・ツィムバリュク/アルノルト・ルトコフスキ/アンドレイ・ジリホフスキ/アラン・アルティノグリュ/パリ・オペラ座管弦楽団/パリ・オペラ座合唱団・児童合唱団 他]発売日:2018年10月24日
DVD 2枚組日本語帯あり/日本語字幕あり
通常価格:4,425円→ 特価!:2,690円(税込)パリ・オペラ座 歌劇《イオランタ》とバレエ《くるみ割り人形》を融合した意欲作!盲目のイオランタ姫は、自分の目が見えないことを知らずに父ルネ王の庇護のもとに育てられています。そこに姫の目を治療できるというムーア人の医師、さらにイオランタ姫を一目見て恋に落ちた求愛者ヴォーデモンと、その友人でイオランタの許婚ロベルトを巻きこんで… チャイコフスキーの最後のオペラとなった一幕の歌劇「イオランタ」が「くるみ割り人形」の舞台となるマリーの誕生日に居間で行われる劇中劇として上演され、その終演がバレエ「くるみ割り人形」の始まりにつながるという独創的な演出です。「くるみ割り人形」は3人の優れたコンテンポラリー・ダンスの振付家(アーサー・ピタ / エドゥワール・ロック/ シディ・ラルビ・シェルカウイ)が、伝統的なプティパの振付に拠らず、それぞれの場面を大胆に読み替えた振付を施します。 チェルニアコフの演出はオペラでイオランタに求愛するヴォーデモンは、そのまま「くるみ割り人形」の世界で主人公マリーにも心を寄せるなど、共通するプロットで、全体をまとめ上げています。オペラの題名役はブルガリア出身の話題のソプラノ、ソーニャ・ヨンチェヴァがつとめ、バレエではパリ・オペラ座のエトワール、ステファーヌ・ブリヨン、アリス・ルナヴァンらが見事な踊りを披露します。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
歌劇《イオランタ》
バレエ「くるみ割り人形」 [ソーニャ・ヨンチェヴァ/アレクサンドル・ツィムバリュク/アルノルト・ルトコフスキ/アンドレイ・ジリホフスキ/アラン・アルティノグリュ/パリ・オペラ座管弦楽団/パリ・オペラ座合唱団・児童合唱団 他]発売日:2018年10月24日
Blu-ray日本語帯あり/日本語字幕あり
通常価格:4,425円→ 特価!:2,690円(税込)パリ・オペラ座 歌劇《イオランタ》とバレエ《くるみ割り人形》を融合した意欲作!盲目のイオランタ姫は、自分の目が見えないことを知らずに父ルネ王の庇護のもとに育てられています。そこに姫の目を治療できるというムーア人の医師、さらにイオランタ姫を一目見て恋に落ちた求愛者ヴォーデモンと、その友人でイオランタの許婚ロベルトを巻きこんで… チャイコフスキーの最後のオペラとなった一幕の歌劇「イオランタ」が「くるみ割り人形」の舞台となるマリーの誕生日に居間で行われる劇中劇として上演され、その終演がバレエ「くるみ割り人形」の始まりにつながるという独創的な演出です。「くるみ割り人形」は3人の優れたコンテンポラリー・ダンスの振付家(アーサー・ピタ / エドゥワール・ロック/ シディ・ラルビ・シェルカウイ)が、伝統的なプティパの振付に拠らず、それぞれの場面を大胆に読み替えた振付を施します。 チェルニアコフの演出はオペラでイオランタに求愛するヴォーデモンは、そのまま「くるみ割り人形」の世界で主人公マリーにも心を寄せるなど、共通するプロットで、全体をまとめ上げています。オペラの題名役はブルガリア出身の話題のソプラノ、ソーニャ・ヨンチェヴァがつとめ、バレエではパリ・オペラ座のエトワール、ステファーヌ・ブリヨン、アリス・ルナヴァンらが見事な踊りを披露します。
収録作曲家:
-
グラズノフ(1865-1936):四季
チャイコフスキー(1840-1893):弦楽セレナード [ドミトリー・キタエンコ(指揮)/ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団]GLAZUNOV, A.K.: Seasons (The) / TCHAIKOVSKY, P.I.: Serenade (Zagreb Philharmonic, Kitayenko)
発売日:2018年09月28日 NMLアルバム番号:OC1889
CD価格:2,475円(税込)
ストラヴィンスキー:初期作品集(OC1888)に続くキタエンコとザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団のアルバムは、グラズノフの「四季」とチャイコフスキー:弦楽のためのセレナードのカップリング。 1889年にマリウス・プティパの依頼により作曲されたバレエ音楽「四季」はタイトル通り、自然がテーマであり、ストーリーは特にありませんし、登場するのも全て霜やそよ風、氷や妖精。人間は出てきません。キタエンコは各々の季節の特徴を生き生きと描き出しながら、全曲を統一する主題をくっきり浮かびあがらせるメリハリのある演奏を行っています。またカットするのが慣例である秋の「Petit Adagio」の後のヴァリアシオンも演奏されています。 誰もが知っている名曲、チャイコフスキーの弦楽セレナードも、厚みのある響きを生かした流麗な演奏。とりわけ第2楽章の落ち着いた表情付けは新鮮です。
-
チャイコフスキー(1840-1893):
Potpourri - 様々な音楽から素材を得た小品集 [コバーン]TCHAIKOVSKY, P.I.: Potpourri (Coburn)
発売日:2018年06月27日 NMLアルバム番号:8.573844
CD価格:1,900円(税込)
幼い頃から音楽の才能を発揮していたチャイコフスキー、ピアノ演奏だけでなく作曲もしていましたが、両親は彼を音楽家にするつもりはなく、現存する最初のピアノ曲は1854年の「ワルツ」のみ。彼が本格的に作曲を始めたのは、法務省に就職した後に、ペテルブルク音楽院に入学した1862年以降のことで、以降多くの作品が生まれます。 この時期に書かれた、未完成でありながらも魅力的な「アレグロ ヘ短調」は、100年以上の年月を経てカリネンコの手によって完成されました。同じ時期の「主題と変奏」も各々の変奏曲の性格が際立つ見事な作品です。自作の歌劇《地方長官》のメロディを自由に織り込んだ「ポプリ」の他、楽しいいくつかの行進曲の中には1883年に行われたアレクサンドル3世の戴冠式用の行進曲(原曲は管弦楽曲)のピアノ編曲版も含まれています。チャイコフスキー自身が「騒がしい曲」と称した行進曲ですが、実際は問題なく演奏されたという作品です。
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第4番&第5番 [バーデン=バーデン南西ドイツ放送響/ロスバウト]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphonies Nos. 4 and 5 (South West German Radio Symphony Orchestra, Baden-Baden, Rosbaud)
発売日:2018年06月27日 NMLアルバム番号:SWR19062CD
CD 2枚組価格:2,400円(税込)
20世紀を代表する指揮者の一人、ハンス・ロスバウトが演奏するチャイコフスキーの交響曲第4番と第5番。ロスバウトが南西ドイツ放送管弦楽団と録音したチャイコフスキーの交響曲はこの2曲のみですが、どちらも正統的な解釈に則った素晴らしい演奏です。 オーケストラのほぼ全ての楽器を演奏できたとされるロスバウトは、このチャイコフスキーの演奏でも楽団員に的確な指示を送り、自身の理想の演奏を成し遂げました。爆発的なエネルギーを内包した第4番の終楽章では冷静なクライマックスを迎え、美しい旋律が散りばめられた第5番でも、ロスバウトは折り目正しい演奏を行い、作品の持つ本質を探ることを試みています。SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
ヴァイオリン協奏曲
ドヴォルザーク(1841-1904):
ロマンス ヘ短調 [シュミット/パノン・フィル/ボガーニ]TCHAIKOVSKY, P.I.: Violin Concerto / DVOŘÁK, A.: Romance, Op. 11 (B. Schmid, Pannon Philharmonic Orchestra, T. Bogányi)
発売日:2018年05月25日 NMLアルバム番号:OC467
CD価格:2,025円(税込)
1968年ウィーン生まれのベテラン・ヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミット。世界中の主要コンサートホールで演奏活動を行う他、ジャズプレイヤーとしても味のある演奏を行ってきました。これまでにバッハから現代音楽、ジャズまで数多い録音があるシュミットですが、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲はこれまでに録音しておらず、このアルバムが満を持してのリリースとなります。 同時収録のドヴォルザークのロマンスは、自身の「弦楽四重奏曲第5番」の第2楽章を改作したもの。優美で哀愁漂う旋律が特徴的な美しい作品を、シュミットは感情を込めてたっぷりと歌い上げています。
-
幸福への意志
イェルク・ハントシュタインによる
「音で聴くチャイコフスキーの伝記」[4枚組] [バイエルン放送合唱団&交響楽団/ヤンソンス]HANDSTEIN, J.: Tchaikovsky - Der Wille zum Glück / TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 6 / Solovushka (Bavarian Radio Chorus and Symphony, Jansons)
発売日:2018年04月27日 NMLアルバム番号:900915
CD 4枚組価格:3,525円(税込、送料無料)
大好評を博している「音で聴く伝記シリーズ」。今回は生涯に多くの謎を秘めたチャイコフスキーが主人公です。ドイツ語でのナレーションですが、音楽を聴くだけでも楽しめます。シリーズ恒例となる作品全曲収録は、2013年のヤンソンス指揮による「悲愴」と、同じくヤンソンスの指揮で初出音源となる合唱作品「ナイチンゲール」。この曲だけでも貴重です。
収録作曲家:
-
ロイヤル・バレエ
《眠りの森の美女》TCHAIKOVSKY, P.I.: Sleeping Beauty (The) [Ballet] (Royal Ballet, 2017) (NTSC)
発売日:2018年02月23日
DVD価格:3,750円(税込、送料無料)
《眠りの森の美女》はフランスの詩人ペローが昔話を元に書いた童話。これを元にサンクトペテルブルクの帝室劇場総裁イワン・フセヴォロシスキーが台本を作成、チャイコフスキーが音楽を付け、ロシア帝室バレエのマリウス・プティパが振付を施した名作です。しかし、チャイコフスキーの死後は、残念なことにロシア以外ではあまり人気を獲得することがありませんでしたが、1921年にロンドンで初演されて大人気となり、その後、1946年には第二次世界大戦の終結を受け、ロイヤル・オペラ・ハウスの再開の年にロイヤル・バレエ団で初演され、今ではバレエ団を代表する演目になっています。 様々なプリンシパル・ダンサーがオーロラ姫役を踊ってきましたが、今作のマリアネラ・ヌニェスの踊りは別格であり、まさに時代を超越したパフォーマンスと言えるでしょう。光り輝く衣装をまとい、華麗なステップを踏む彼女は大輪の花。夢の世界を具現化するために完璧な舞いを披露しています。
収録作曲家:
-
ロイヤル・バレエ
《眠りの森の美女》TCHAIKOVSKY, P.I.: Sleeping Beauty (The) [Ballet] (Royal Ballet, 2017) (Blu-ray, HD)
発売日:2018年02月23日
Blu-ray
通常価格:4,650円→ 特価!:2,690円(税込)《眠りの森の美女》はフランスの詩人ペローが昔話を元に書いた童話。これを元にサンクトペテルブルクの帝室劇場総裁イワン・フセヴォロシスキーが台本を作成、チャイコフスキーが音楽を付け、ロシア帝室バレエのマリウス・プティパが振付を施した名作です。しかし、チャイコフスキーの死後は、残念なことにロシア以外ではあまり人気を獲得することがありませんでしたが、1921年にロンドンで初演されて大人気となり、その後、1946年には第二次世界大戦の終結を受け、ロイヤル・オペラ・ハウスの再開の年にロイヤル・バレエ団で初演され、今ではバレエ団を代表する演目になっています。 様々なプリンシパル・ダンサーがオーロラ姫役を踊ってきましたが、今作のマリアネラ・ヌニェスの踊りは別格であり、まさに時代を超越したパフォーマンスと言えるでしょう。光り輝く衣装をまとい、華麗なステップを踏む彼女は大輪の花。夢の世界を具現化するために完璧な舞いを披露しています。
収録作曲家:
-
Richard Itter Collection
カラヤン 1955-1956年 秘蔵音源集Orchestral Music - MOZART, W.A. / RAVEL M. / TCHAIKOVSKY, P.I. (Haskil, Philharmonia Orchestra, Karajan) (Itter Collection, 1955-1956)
発売日:2017年10月20日 NMLアルバム番号:ICAC5142
CD 2枚組価格:2,925円(税込)
英国の録音史において貴重な役割を果たしたRichard Itter - リチャード・イッター(1928-2014)。彼はもともと録音に対して興味を抱いており、1951年に開設された英国の放送局“BBC Wrotham transmitter”の放送(1955年からはVHF/FM放送が開始された)を私的使用するためだけに、当時最高級の機材を用いて録音していました。1952年から1996年まで、およそ1500点にのぼる放送録音は、貴重なコレクションとして現在も大切に保存されています。 また、イッターは1959年にプライヴェート・レーベル「Lyrita Recorded Edition」を設立し、こちらは大手レーベル(HMV、Deccaなど)がリリースしなかったアイアランドやフィンジなど「英国の知られざる作曲家」を積極的に紹介し、1960年代における彼らの作品普及に大きく貢献しています。1970年代になると、さらにバックス、モーラン、オルウィン、ブリッジ、ローストーン、ラブラなどの交響的作品や協奏曲の初演録音を追加、こちらの音源の多くは現在“Nimbus Records”にライセンスされ、流通しています。 ICA CLASSICSは、BBCと12年間の交渉との末、ようやく契約がまとまり、イッターの膨大な録音の中から40タイトルをリリースします。これらは前述のとおり、これまでに市場に出たことのない貴重なものです。
第1弾はカラヤン フィルハーモニア管との1955年から1956年までの録音アーカイヴ。 1948年にフィルハーモニア管弦楽団の首席指揮者に就任したカラヤンは、オーケストラの創設者であるウォルター・レッグの下で多くの録音を残しています。しかし1955年にベルリン・フィル終身首席指揮者兼芸術総監督に就任したことで、イギリスでの演奏が激減してしまいました。 この2枚組にはチャイコフスキー、ラヴェル、モーツァルトの3人の作品が収録されており、そのどれもが貴重な録音です。アメリカ・ツアー直前に録音されたチャイコフスキーは当時のカラヤンの溌剌とした演奏であり、現在聴くことのできる1953年盤にも匹敵する美しさを有しています。レパートリーとしては録音の少ない「スペイン狂詩曲」も素晴らしい出来映えです。 また、クララ・ハスキルとのモーツァルトでは協奏曲第20番の高潔な演奏が知られていますが、珍しい第23番の演奏が残されていたのは驚きです。天真爛漫な第1楽章、第3楽章はもちろんのこと、憂いに満ちた第2楽章が聴きどころであり、録音当時、違うレーベルに所属していながらも良好な関係を築いていた2人による素晴らしい演奏です。いずれも、これまで市場に出ることのなかった幻の録音です。 -
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ音楽「眠りの森の美女」全曲 [ロシア国立アカデミー管/ユロフスキ]TCHAIKOVSKY, P.I.: Sleeping Beauty [Ballet] (State Academic Symphony Orchestra of Russia, V. Jurowski)
発売日:2017年10月20日 NMLアルバム番号:ICAC5144
CD 2枚組価格:3,525円(税込、送料無料)
注目の指揮者ウラディーミル・ユロフスキ。現在ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団で辣腕を振るっていますが、2011年にはロシア国立交響楽団の芸術監督に就任、頻繁に共演を行っています。2013年に開催された“スヴェトラーノフ記念コンサート”の模様がDVDとして発売されていますが(Bel air BAC107)、この「眠りの森の美女」全曲盤は同じ年の年末に開催された演奏会のライヴを収録したアルバムです。 レパートリーの広いユロフスキですが、チャイコフスキー作品には格別の思い入れがあり、ブックレット(英語)内でも、作品に寄せる熱い思いと演奏解釈について、インタビュアーの質問に丁寧に答えています。 ユロフスキによると、プロローグと第1幕はロマンティックな音に溢れていますが、第2幕と第3幕はシャープでドライな音に変化するとのこと。これはストラヴィンスキーの“プルチネルラ”にも受け継がれるスタイルであると語っています。 ユロフスキの深いスコアの読み込みと独自の解釈による「眠りの森の美女」全曲をお聴きください。
収録作曲家:
-
英国ロイヤル・バレエ
《くるみ割り人形》 ピーター・ライト版TCHAIKOVSKY, P.I.: Nutcracker (The) [Ballet] (Royal Ballet, 2016) (NTSC)
発売日:2017年10月27日
DVD
通常価格:3,750円→ 特価!:2,190円(税込)ロイヤル・バレエ《くるみ割り人形》の最新映像。30年以上に渡ってクリスマスに上演されている定番演目ですが、この2015年上演版は、名振付師ピーター・ライトの90歳を記念するものでもあり、伝統を大切にしながらも、常に新しい世界を模索するために演出をブラッシュアップするというライトによる「最新」の《くるみ割り人形》でもあります。ライトは登場人物の性格を丁寧に描写し、小さな動き一つ一つに目を配ることで、この物語を「お伽話」から「少女の成長物語」へと変化させ、大きな感動を呼び起こしており、若々しいヘイワードが躍るクララは絶賛されました。 中央に飾られた巨大なクリスマス・ツリーに美しい衣装。そして人気絶頂のカスバートソン、ボネッリ、ヘイワード、キャンベルらが舞い踊る幻想的な舞台は、すべての観客を魅了します。
収録作曲家:
-
英国ロイヤル・バレエ
《くるみ割り人形》 ピーター・ライト版TCHAIKOVSKY, P.I.: Nutcracker (The) [Ballet] (Royal Ballet, 2016) (Blu-ray, HD)
発売日:2017年10月27日
Blu-ray
通常価格:4,650円→ 特価!:2,690円(税込)ロイヤル・バレエ《くるみ割り人形》の最新映像。30年以上に渡ってクリスマスに上演されている定番演目ですが、この2015年上演版は、名振付師ピーター・ライトの90歳を記念するものでもあり、伝統を大切にしながらも、常に新しい世界を模索するために演出をブラッシュアップするというライトによる「最新」の《くるみ割り人形》でもあります。ライトは登場人物の性格を丁寧に描写し、小さな動き一つ一つに目を配ることで、この物語を「お伽話」から「少女の成長物語」へと変化させ、大きな感動を呼び起こしており、若々しいヘイワードが躍るクララは絶賛されました。 中央に飾られた巨大なクリスマス・ツリーに美しい衣装。そして人気絶頂のカスバートソン、ボネッリ、ヘイワード、キャンベルらが舞い踊る幻想的な舞台は、すべての観客を魅了します。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
〈ピアノ作品集〉
中級程度の12の小品
ハープサルの思い出
ワルツ・スケルツォ 第1番・第2番
カプリッチョ/ワルツ・カプリス
[式守満美]TCHAIKOVSKY, P.I.: Piano Music - 12 Morceaux / Souvenir de Hapsal / Valse-Scherzos / Capriccio / Valse-caprice (Mami Shikimori)
発売日:2017年03月24日 NMLアルバム番号:8.573543
CD価格:1,900円(税込)
交響曲、バレエ曲などで知られるロシアの作曲家チャイコフスキー。彼は生涯を通じて数多くのピアノ曲も書いていました。これらの多くは彼の家族や親しい友人、音楽家たちに捧げられており、どれも詩的で温かい感情に満ちた音楽です。またピアノ学習者たちのための作品も多く、これらは当時の音楽市場で高い需要があったもので、ここに収録された「中級程度の12の小品」も、少し腕があがった学習者たちにとって、格好の練習曲になると喜ばれた曲集です。華やかなト長調の練習曲で始まり、特徴的なリズムを持つ「マズルカ」や、叙情的な「悲しい歌」など、多彩で表情豊かな作品が並びます。 「ハープサルの思い出」は現在エストニア領である美しい町に滞在したときの印象が描かれた小品。穏やかな気候に恵まれた保養地で、ここでの印象を3つの小品として作曲。情緒に溢れた美しい作品です。ロンドンで学び世界で活躍するピアニスト、式守満美の演奏で。
収録作曲家:
-
RUSSIAN TREASURES
(ティッツ/グラズノフ/チャイコフスキー) [カザル四重奏団]String Quartet Recital: Casal Quartet - TITZ, A.F. / GLAZUNOV, A.K. / TCHAIKOVSKY, P.I. (Russian Treasures)
発売日:2017年02月24日 NMLアルバム番号:SM241
CD価格:2,080円(税込)
-
チャイコフスキー(1840-1893):
ヴァイオリンとオーケストラのための作品全集 [ジェニファー・コー/オーデンセ響/ヴェデルニコフ]TCHAIKOVSKY, P.: Violin and Orchestra Works (Complete) (Jennifer Koh, Odense Symphony, Vedernikov)
発売日:2017年01月25日 NMLアルバム番号:CDR90000-166
CD価格:2,025円(税込)
1994年のチャイコフスキー国際コンクールで、アナスタシア・チェボタリョーワと第二位を分け合った(一位なし)韓国系アメリカ人ヴァイオリニスト、ジェニファー・コー。コンクールからほぼ20年を経てリリースされるこのアルバムは、まさに現在の彼女が世界のトップランクの水準にあることを如実に示すものです。 数多くの指揮者と共演を重ねている彼女ですが、中でもヴェデルニコフとは長年協力関係にあり、ここでも極めて息のあった演奏を繰り広げています。難曲として知られる《協奏曲》はもちろんのこと、昔ながらのエレガンスと遊び心が融合した《懐かしい土地の思い出》そして珠玉のような小品まで、溢れる情熱に満たされた素晴らしいアルバムです。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第6番「悲愴」他 [アカデミー室内管/マリナー]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 6, "Pathétique" / 1812 Festival Overture (Academy of St. Martin in the Fields Orchestra, Marriner)
発売日:2016年11月23日 NMLアルバム番号:C8005
CD価格:1,725円(税込)
2016年10月2日、92年の生涯を閉じた名指揮者ネヴィル・マリナー。亡くなる直前まで闊達な演奏を繰り広げていただけに、その訃報は音楽界を瞬時に駆け巡りました。この「悲愴」は1990年の録音で、当時シュトゥットガルト放送交響楽団の音楽監督を辞し、カダケス管弦楽団の首席客演指揮者に就任した頃の演奏です。イギリス音楽に深い洞察力を示したマリナーですが、このチャイコフスキー(1840-1893)も得意のレパートリー。たっぷりとした響きと歯切れの良い音運びが持ち味です。序曲「1812年」の品の良いクライマックスも聴き所です。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ音楽「くるみ割り人形」Op.71
ストラヴィンスキー(1882-1971):
ディヴェルティメント「妖精の口づけ」 [ケルン・ギュルツェニヒ管/キタエンコ]TCHAIKOVSKY, P.I.: Nutcracker (The), Op. 71 / STRAVINSKY, I.: Divertimento (Cologne Gürzenich Orchestra, D. Kitayenko)
発売日:2016年11月23日 NMLアルバム番号:OC448
CD 2枚組
通常価格:3,300円→ 特価!:2,190円(税込)ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団が“首席指揮者”の任にあたることのなかったドミトリー・キタエンコに“名誉指揮者”の称号を送ったのは、その数多い録音が高く評価されているためです。ショスタコーヴィチ(Capriccio C49545)、プロコフィエフ(C7190)、ラフマニノフ、そしてチャイコフスキー(OEHMS OC027)の各々の交響曲全集は、その機動力の高さと緻密な構成、迫力ある音色で他の追従を許しません。 とりわけチャイコフスキーに関しては、交響曲の録音が終了してから歌劇「イオランタ」(OC963)の全曲盤をリリース、キタエンコの思い入れの深さが感じられましたが、今回の「くるみ割り人形」全曲盤も注目すべき演奏です。この作品は組曲版の演奏が多い中、キタエンコは全曲版を選択し、この物語の全容をすみずみまで聴かせています。一瞬たりとも聴き手の耳をそらすことのない集中力の高い演奏は、キタエンコとオーケストラの良好な関係性を明確に示しています。余白に収録されたストラヴィンスキーの「妖精の口づけ」も絶品。
-
マイ・ファースト・クラシカル・アルバム -
はじめてのクラシック音楽集[9CD Box Set]My First Classical Albums (9-CD Box Set)
発売日:2016年10月28日
CD 9枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
-
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ《眠りの森の美女》The Sleeping Beauty
発売日:2016年10月21日
DVD字幕なし
通常価格:4,050円→ 特価!:2,390円(税込)スペインのバレエ・ダンサー&振付師、ナチョ・ドゥアトの洗練された演出によるチャイコフスキーの不朽の名作《眠りの森の美女》。クラシック・バレエの中でも最も有名なこの作品は、もともとシャルル・ペローのおとぎ話に着想を得て書かれたもので、美しいオーロラ姫を巡って、邪悪な妖精カラボスと、善を司るリラの精の葛藤を描くために、チャイコフスキーは2時間を越える音楽を書いています。 プロローグでは姫に呪いがかけられることになる前兆が示され、第1幕ではそれが現実となりオーロラ姫は長い眠りに就きます。100年間も眠り続けた姫は、第2幕に登場する若い王子のキスによってようやく目覚め、第3幕で2人の盛大な婚礼の宴が催されます。様々な登場人物が入れ替わり立ち替わり現れる第3幕での華麗な踊りは注目の的です。 処女作《ジャルディ・タンカート》のような前衛的な演出を得意とするドゥアトが、古典的な作品にどのように取り組むかに注目が集まったこのプロダクション。彼はチャイコフスキーの音楽に敬意を払いつつ、斬新な風も取り込むことで、ステージに春の空気をもたらします。ダンサーたちが身につける衣装も一見伝統的な雰囲気を纏っていますが、実は細部に至るまで計算され尽くされ、舞台装置の豪華さも、他を圧倒する美しさを有します。 オーロラ姫を踊るヤーナ・サレンコはベルリン国立バレエ団を代表するプリマ・バレリーナ。多くのコンクールを制し、2007年からファースト・ソリストとして団を支えています。美しい舞台姿は必見。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ《眠りの森の美女》The Sleeping Beauty
発売日:2016年10月21日
Blu-ray字幕なし
通常価格:4,425円→ 特価!:2,590円(税込)スペインのバレエ・ダンサー&振付師、ナチョ・ドゥアトの洗練された演出によるチャイコフスキーの不朽の名作《眠りの森の美女》。クラシック・バレエの中でも最も有名なこの作品は、もともとシャルル・ペローのおとぎ話に着想を得て書かれたもので、美しいオーロラ姫を巡って、邪悪な妖精カラボスと、善を司るリラの精の葛藤を描くために、チャイコフスキーは2時間を越える音楽を書いています。 プロローグでは姫に呪いがかけられることになる前兆が示され、第1幕ではそれが現実となりオーロラ姫は長い眠りに就きます。100年間も眠り続けた姫は、第2幕に登場する若い王子のキスによってようやく目覚め、第3幕で2人の盛大な婚礼の宴が催されます。様々な登場人物が入れ替わり立ち替わり現れる第3幕での華麗な踊りは注目の的です。 処女作《ジャルディ・タンカート》のような前衛的な演出を得意とするドゥアトが、古典的な作品にどのように取り組むかに注目が集まったこのプロダクション。彼はチャイコフスキーの音楽に敬意を払いつつ、斬新な風も取り込むことで、ステージに春の空気をもたらします。ダンサーたちが身につける衣装も一見伝統的な雰囲気を纏っていますが、実は細部に至るまで計算され尽くされ、舞台装置の豪華さも、他を圧倒する美しさを有します。 オーロラ姫を踊るヤーナ・サレンコはベルリン国立バレエ団を代表するプリマ・バレリーナ。多くのコンクールを制し、2007年からファースト・ソリストとして団を支えています。美しい舞台姿は必見。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノ協奏曲 第2番
協奏的幻想曲 [ネボルシン/ニュージーランド響/スターン]TCHAIKOVSKY, P.I.: Piano Concerto No. 2 / Concert Fantasia (Nebolsin, New Zealand Symphony, M. Stern)
発売日:2016年09月21日 NMLアルバム番号:8.573462
CD価格:1,900円(税込)
チャイコフスキー(1840-1893)のピアノ協奏曲というと「第1番」ばかりが有名。その理由はわかりませんが、ともかく第2番や第3番を耳にする機会はほとんどありません。この第2番は、チャイコフスキーの妹の嫁ぎ先であるカーメンカに滞在中の1879年から1880年にかけて書かれた作品で、その少し前に失敗した結婚生活のショックは微塵も感じさせないほどパワフルな雰囲気を持っています。 第1番をニコライ・ルビンシテインに献呈するも、激しく酷評されてしまったチャイコフスキー。今作も同じくルビンシテインに献呈したところ、今度は受け入れてもらい、初演も引き受けてもらったのですが、残念なことにルビンシテインは初演直前に死去、セルゲイ・タネーエフがピアノを担当したというエピソードもあります。 劇的な作品で、とりわけ第2楽章の冒頭、ヴァイオリンとチェロのたっぷりとした二重奏が感動的なのですが、弟子のジロティが「ここは不要」とカットしてしまい、戦前から大戦直後まで多くの演奏がこの版を用いていましたが、最近では原典版を用いた演奏が主流。このネボルシンの録音も改訂なしの版が使われています。協奏的幻想曲は1884年の作品で、やはりタネーエフが初演しています。
収録作曲家:
-
ロイヤルバレエ
ヴィサラ/牧神の午後/カルメン/
チャイコフスキーのパ・ド・ドゥSCARLETT, L.: Viscera / ACOSTA, C.: Carmen (Royal Ballet, 2015) (NTSC)
発売日:2016年05月25日
DVD
通常価格:3,750円→ 特価!:2,190円(税込)ロイヤル・バレエの4つの作品を一つにまとめたプログラムです。『ヴィサラ』は新進気鋭の振付家リアム・スカーレットによるモダンな振付。音楽はリーバーマンのピアノ協奏曲。ここではヌニェスと平野の見事な動きが見ものです。次はおなじみドビュッシーの名作“牧神の午後への前奏曲”にインスパイアされた作品。『パ・ド・ドゥ』はチャイコフスキーの『白鳥の湖』になるはずだった小品に、バランシンが振付を施した作品で、いかにもバレエといった美しい一幕。 そして最後に置かれた『カルメン』。2015/16のシーズンをもって、クラシック・バレエ界からの引退表明を出したキューバ生まれのバレエ・ダンサー、カルロス・アコスタ(コンテンポラリー・ダンスはこれからも踊るそうです)。1973年生まれの彼は40歳を越えた時に、自らのダンサーとしてのキャリアの終わりが近づいていることを自覚したといいます。以降の彼は、コンテンポラリー・ダンスの道を切り開くとともに、振付師としての能力も磨き、その結果としてここに収録された「カルメン」の新しい振付が生まれました。 ここではアコスタ自らが主導権を握り、他の登場人物を圧倒するかのような、息を呑むような動きを見せています。そして、愛と憎しみ、嫉妬に彩られた世界を情熱的に描き出した彼はここで舞台から去るのです。特典映像で見ることができる、カーテンコールでの彼の人気の高さにも注目です。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
「偉大な芸術家の思い出に」
スメタナ(1824-1884):
ピアノ三重奏曲 [コペンハーゲン・トリオ・コン・ブリオ]TCHAIKOVSKY, P.I.: Piano Trio in A minor / SMETANA, B.: Piano Trio in G minor (Trio con Brio Copenhagen)
発売日:2016年04月27日 NMLアルバム番号:ORC100051
CD価格:1,824円(税込)
現在のコペンハーゲンで最も注目されている1999年に結成されたピアノ・トリオ「コペンハーゲン・トリオ・コン・ブリオ」による2曲のスラブの作品集です。2人の韓国人の姉妹と、デンマークのピアニスト、イェンスの3人によるこのトリオは、すでにデンマーク国内でいくつかの賞を獲得し、その演奏はヨーロッパ中で高く評価されています。 常に新鮮さと好奇心を持ち、新たなレパートリーを探求しているという彼ら、このチャイコフスキーとスメタナでもその精神が遺憾なく発揮されています。「偉大な芸術家の思い出に」でのエキサイティングで力強い表現は、さすが若い人たちならでは。スメタナのトリオも民族色が強く生かされています。
-
チャイコフスキー(1840-1893):
弦楽セレナーデ
フィレンツェの思い出 [ヨーロッパ・ロシアン・ヴィルトゥオージ]TCHAIKOVSKY, P.I.: Serenade, Op. 48 / Souvenir de Florence (The Russian Virtuosi of Europe)
発売日:2016年04月27日 NMLアルバム番号:ORC100052
CD価格:1,710円(税込)
1993年、ヴァイオリン&ヴィオラ奏者ユーリ・ジスリンによって創立されたオーケストラ「ロシアン・ヴィルトージ・オブ・ヨーロッパ」は、定期的にロンドンのカドガン・ホールでコンサートを開催し、数多くの音楽家たちとも共演、近年はヨーロッパだけではなく、南米でもツアーを行い好評を博しています。 このアルバムはジスリンが敬愛するチャイコフスキー(1840-1893)の2作品を収録したものです。誰もが知っている「弦楽セレナーデ」での艶やかな音色、もともとは弦楽六重奏曲である「フィレンツェの思い出」の増幅された響き、などジスリンとオーケストラによる渾身の演奏をぜひお聴きください。
収録作曲家:
-
ベラルビ(1962-)
バレエ《死せる女王》 [トゥールーズ・キャピトル・バレエ]BELARBI, K.: Reine Morte (La) (Théâtre du Capitole, 2015) (NTSC)
発売日:2016年03月30日
DVD字幕なし価格:3,750円(税込、送料無料)
2011年にトゥールーズ・キャピトル・バレエのために製作されたバレエ《死せる女王》は、14世紀に実在した女王イネス・デ・カストロを巡る物語です。フランスの小説家アンリ・ミロン・ド・モンテルランの同名の戯曲が元になっており、ポルトガルの王子ドン・ペドロとその恋人イネス・デ・カストロの悲恋が描かれたものです。 彼女はドン・ペドロから寵愛を受け、すでに子供もいるのですが、ドン・ペドロの父であるフェランテ王は2人の仲を決してゆるすことはありません。一度は子供(王の孫にあたる)の顔を見て彼女の処刑を思い留まる王ですが、側近たちにそそのかされ、結局は彼女の処刑を執行してしまいます。その処遇に対して怒りを爆発させたドン・ペドロは王に対して反乱を起こすこととなります。 最終的にペドロが王位についた際、イネスの名誉を復権させ彼女は正式に王妃として認められるのですが、このバレエは、鬼才ベラルビ(1962-)によって、ここに至るまでの2人の夢や幻影を現実と絡めながら美しく描かれていきます。チャイコフスキーの音楽とともに、夢幻的な世界をお楽しみください。
収録作曲家:
-
ベラルビ(1962-)
バレエ《死せる女王》 [トゥールーズ・キャピトル・バレエ]BELARBI, K.: Reine Morte (La) (Théâtre du Capitole, 2015) (Blu-ray, HD)
発売日:2016年03月30日
Blu-ray字幕なし価格:4,650円(税込、送料無料)
2011年にトゥールーズ・キャピトル・バレエのために製作されたバレエ《死せる女王》は、14世紀に実在した女王イネス・デ・カストロを巡る物語です。フランスの小説家アンリ・ミロン・ド・モンテルランの同名の戯曲が元になっており、ポルトガルの王子ドン・ペドロとその恋人イネス・デ・カストロの悲恋が描かれたものです。 彼女はドン・ペドロから寵愛を受け、すでに子供もいるのですが、ドン・ペドロの父であるフェランテ王は2人の仲を決してゆるすことはありません。一度は子供(王の孫にあたる)の顔を見て彼女の処刑を思い留まる王ですが、側近たちにそそのかされ、結局は彼女の処刑を執行してしまいます。その処遇に対して怒りを爆発させたドン・ペドロは王に対して反乱を起こすこととなります。 最終的にペドロが王位についた際、イネスの名誉を復権させ彼女は正式に王妃として認められるのですが、このバレエは、鬼才ベラルビ(1962-)によって、ここに至るまでの2人の夢や幻影を現実と絡めながら美しく描かれていきます。チャイコフスキーの音楽とともに、夢幻的な世界をお楽しみください。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ音楽「くるみわり人形」全曲(ピアノ独奏版) [グッドイヤー]TCHAIKOVSKY, P.I.: Nutcracker (The) (arr. S. Goodyear for piano) (Goodyear)
発売日:2016年02月24日 NMLアルバム番号:Steinway30040
SACD-Hybrid価格:1,710円(税込)
ラフマニノフのピアノ協奏曲(STNS-30047)とチャイコフスキー&グリーグのピアノ協奏曲(STNS-30035)で安定した技巧と確かな音楽性を披露している若手ピアニスト、スチュワート・グッドイヤーの新譜は、彼自身が編曲したチャイコフスキー(1840-1893)の「くるみわり人形」の全曲、ピアノ独奏版です。組曲としてのピアノ版は良く耳にしますが、ここまで弾ききったものはこれまでにも存在していません。もちろん世界初録音です。明快なタッチと豊かな表現力はここでも抜群の効果を演出、全く新しいチャイコフスキーを聴くことができます。これは本当に楽しい1枚です。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
歌劇「スペードの女王」 [セルジャン/ディディク/ディアドコワ/バイエルン放送合唱団&交響楽団/ヤンソンス]TCHAIKOVSKY, P.I.: Pique Dame [Opera] (Serjan, Didyk, Diadkova, Bavarian Radio Chorus and Symphony, Jansons)
発売日:2015年09月23日 NMLアルバム番号:900129
CD 3枚組価格:5,325円(税込、送料無料)
プーシキンの小説を原作とし、チャイコフスキー(1840-1893)と彼の弟モデストが台本を作成した「スペードの女王」。もともとこのモデストの台本は他の作曲家クレフスキーのために作られていたため、チャイコフスキーがこの小説のオペラ化に興味を示すも、すぐには取り掛かることができず、結局はクレフスキーがオペラ化を辞退するまで、待たなくてはいけなかったのです。内容は「人生はゲームである」ということと「冷たい怒り」が根底に流れた、とても悲惨なものですが、チャイコフスキーの素晴らしい音楽が全てを極上のものにしていることは間違いありません。 レニングラードでムラヴィンスキーの薫陶を受けたヤンソンスによるチャイコフスキーは、油断すると弛緩してしまいがちなこの物語を、緊張感あるテンポで手堅くまとめていきます。最近人気急上昇中のウクライナ生まれのテノール、ミーシャ・ディディクの力強い声は、悲劇の主人公を的確に描き出すことに成功しています。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
歌劇「イオランテ」 [ゴロヴネヴァ/ヴィノグラードフ/ケルン歌劇場合唱団/ギュルツェニヒ管/キタエンコ]TCHAIKOVSKY, P.I.: Iolanta [Opera] (Golovneva, Vinogradov, Bondarenko, Cologne Opera Chorus, Gürzenich Orchestra, Kitayenko)
発売日:2015年08月26日 NMLアルバム番号:OC963
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
チャイコフスキー(1840-1893)の交響曲全集ツィクルスを完成させたキタエンコですが、まだまだこの作曲家へと燃やす愛の炎は消えていなかったのです。この「イオランタ」は1892年のクリスマス・シーズンである12月18日に、あの「くるみ割り人形」と同日初演された1幕の短いメルヘン・オペラです。さすがに2演目の同時公演は壮大すぎたのか、翌日チャイコフスキーは弟に「2つの華麗な作品で目が疲れた」と手紙を書いたといいます。またグスタフ・マーラーがこの作品を1893年1月3日にハンブルク、1900年3月22日にウィーンで、それぞれ初演しているというのも興味深いところです。 そんな愛らしいこの作品、内容は盲目の姫と彼女を巡る人々の物語。全ての登場人物は優しく思いやりに溢れ、物語もほのぼのと進行し、もちろん最後はハッピーエンドで締めくくられます。
収録作曲家:
-
ロイヤル・バレエ
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ《白鳥の湖》TCHAIKOVSKY, P.I.: Swan Lake (Royal Ballet, 2015) (NTSC)
発売日:2015年06月24日
DVD
通常価格:3,750円→ 特価!:2,190円(税込)全てのバレエ作品の中で、最も高い人気を持つ「白鳥の湖」。そのなかでもこの英国ロイヤル・バレエ団の「白鳥の湖」は格別であり、一度見ただけで誰もが魅了される輝きを放っています。チャイコフスキー(1840-1893)の生前には評価が得られなかった作品ですが、彼の没後の1895年にマリウス・プティパとその弟子イワノフによって新しい振付がなされたことで、絶対的な人気を獲得、その後、いくつかの版が作られながらも、この「プティパ=イワノフ版」が標準のスタイルとなっています。 たくさんの見どころのある「白鳥の湖」ですが、何より、プリマは主役の「白鳥」と敵役の「黒鳥」を一人で踊り分けなくてはいけません。今回の映像でも、名バレリーナ、オシポアが見事な踊りを披露しています。第1幕では純真なオデット、第3幕では王子を騙し通す悪女オディール。スリリング、かつ爽快な場面です。王子役のゴールディングの上品な踊りと、ロシアの宝石デザイナー「ファベルジェ」を思わせる舞台デザインの美しさが相俟って、極上の舞台を創り上げています。
収録作曲家:
-
ロイヤル・バレエ
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ《白鳥の湖》TCHAIKOVSKY, P.I.: Swan Lake (Royal Ballet, 2015) (Blu-ray, HD)
発売日:2015年06月24日
Blu-ray価格:4,650円(税込、送料無料)
全てのバレエ作品の中で、最も高い人気を持つ「白鳥の湖」。そのなかでもこの英国ロイヤル・バレエ団の「白鳥の湖」は格別であり、一度見ただけで誰もが魅了される輝きを放っています。チャイコフスキー(1840-1893)の生前には評価が得られなかった作品ですが、彼の没後の1895年にマリウス・プティパとその弟子イワノフによって新しい振付がなされたことで、絶対的な人気を獲得、その後、いくつかの版が作られながらも、この「プティパ=イワノフ版」が標準のスタイルとなっています。 たくさんの見どころのある「白鳥の湖」ですが、何より、プリマは主役の「白鳥」と敵役の「黒鳥」を一人で踊り分けなくてはいけません。今回の映像でも、名バレリーナ、オシポアが見事な踊りを披露しています。第1幕では純真なオデット、第3幕では王子を騙し通す悪女オディール。スリリング、かつ爽快な場面です。王子役のゴールディングの上品な踊りと、ロシアの宝石デザイナー「ファベルジェ」を思わせる舞台デザインの美しさが相俟って、極上の舞台を創り上げています。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ音楽「眠りの森の美女」 [ロイヤル・フィル/ワーズワース]TCHAIKOVSKY, P.I.: Sleeping Beauty (The) [Ballet] (Royal Philharmonic, Wordsworth)
発売日:2015年06月24日 NMLアルバム番号:RPOSP030
CD 2枚組価格:1,710円(税込)
チャイコフスキー(1840-1893)の最大の傑作である「眠りの森の美女」をイギリスの名指揮者バリー・ワーズワースが振った納得の2枚組。やはりチャイコフスキーはゴージャスな音で聴きたいものです。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
LAC ~ その後の白鳥の湖MAILLOT, J.-C.: LAC (Ballet after Swan Lake) (Les Ballets de Monte Carlo, 2013) (NTSC)
■バレエ・ダンス音楽
発売日:2014年11月26日
DVD字幕なし価格:3,750円(税込、送料無料)
1960年生まれの振付師ジャン・クリストフ・マイヨーによる衝撃的な《白鳥》の物語。彼はこの古典的なレパートリーに新しいドラマを齎すために、10年という長い年月をかけて様々な要素を付け加えました。作家ジャン・ルオー(1990年のゴンクール賞受賞者)の協力を得て、現代社会へ問題を提起しながら、普遍の愛の物語を織り上げたこの物語、斬新な衣装としなやかな体の動きを最大に生かし、ただ美しいだけではなく、人間に潜む醜悪な部分も曝け出しながら物語はクライマックスを迎えます。 音楽を担当するのは、レナード・スラットキン指揮のセントルイス交響楽団。ゴージャスな響きは、この物語に花を添えます。また王妃役には日本人のダンサー、小池ミモザ氏を起用。恵まれた長身を生かした存在感たっぷりのダンスを堪能できます。この究極のコンテンポラリーダンスは、見る人の心に強い印象を残すことでしょう。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
LAC ~ その後の白鳥の湖MAILLOT, J.-C.: LAC (Ballet after Swan Lake) (Les Ballets de Monte Carlo, 2013) (Blu-ray, HD)
発売日:2014年11月26日
Blu-ray字幕なし価格:4,650円(税込、送料無料)
1960年生まれの振付師ジャン・クリストフ・マイヨーによる衝撃的な《白鳥》の物語。彼はこの古典的なレパートリーに新しいドラマを齎すために、10年という長い年月をかけて様々な要素を付け加えました。作家ジャン・ルオー(1990年のゴンクール賞受賞者)の協力を得て、現代社会へ問題を提起しながら、普遍の愛の物語を織り上げたこの物語、斬新な衣装としなやかな体の動きを最大に生かし、ただ美しいだけではなく、人間に潜む醜悪な部分も曝け出しながら物語はクライマックスを迎えます。 音楽を担当するのは、レナード・スラットキン指揮のセントルイス交響楽団。ゴージャスな響きは、この物語に花を添えます。また王妃役には日本人のダンサー、小池ミモザ氏を起用。恵まれた長身を生かした存在感たっぷりのダンスを堪能できます。この究極のコンテンポラリーダンスは、見る人の心に強い印象を残すことでしょう。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」 [ウィーン響/ジョルダン]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 6, "Pathetique" (Vienna Symphony, Jordan)
発売日:2014年11月26日 NMLアルバム番号:WS006
CD価格:1,710円(税込)
先代ファビオ・ルイージの後を引き継ぎ、2014年からウィーン交響楽団の首席指揮者を勤めるスイス出身の指揮者フィリップ・ジョルダン。偉大なる指揮者アルミン・ジョルダンを父に持つ彼は、すでに大いなる期待をかけられていますが、このシーズン初めチャイコフスキー(1840-1893)では、天与の能力を存分に発揮し、入念な細部の処理と、正確さ、そして作品の持つ大きな情感のうねりを余すことなく描き出しています。これからのオーケストラの将来を示唆する新しい関係の始まりです。
収録作曲家:
-
ショスタコーヴィチ(1906-1975)
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第6番 [バイエルン放送響/ヤンソンス]SHOSTAKOVICH, D.: Symphony No. 6 / TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 6, "Pathétique" (Bavarian Radio Symphony, Jansons)
発売日:2014年05月30日 NMLアルバム番号:900123
CD価格:2,325円(税込)
奇しくも同じ「ロ短調」という調性が付された2つの「第6番」の交響曲。書かれた年代は、ショスタコーヴィチが1939年、チャイコフスキーが1893年と、46年もの開きがあるものの、どちらの作品もメロディは深淵であり、至る所にため息が聴かれる闇を纏ったものです。ショスタコーヴィチの6番には、標題は付けられていないものの、第1楽章は重く暗く、また曲の終結部のチェレスタは神秘的かつ不気味なもの。かのバーンスタインも、この曲とチャイコフスキーの悲愴との共通点に目を付けていたことが知られています。当時の不安な世界情勢を反映した楽章ですが、第2楽章と第3楽章のからっとした明るさには、当時のショスタコーヴィチの皮肉な感情が込められていると言えるでしょう。かたや、チャイコフスキーの交響曲における副題「悲愴」は作曲家自身によるもので、曲自体の雰囲気が良く捉えられています。ヤンソンスの指揮は、この2つの曲の関連性を見事に引き出しつつ、どちらも決して重苦しさを引き摺ることなく、バイエルン放送響の実力を極限まで使って、極めて壮快に、かつ推進力ある音楽を引きだしています。どちらの作品も第1楽章が聴きもので、これまでなかったかのような「鮮やかな暗さ」を堪能できる名演です。
-
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第5番 ホ短調 Op.64
ヤナーチェク(1854-1928):
狂詩曲「タラス・ブーリバ」 [BBC響/ロジェストヴェンスキー]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 5 / JANÁČEK, L.: Taras Bulba (BBC Symphony, Rozhdestvensky)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年12月18日 NMLアルバム番号:ICAC5116
CD価格:2,175円(税込)
ロシア生まれの世界的名指揮者、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(1931-)。モスクワ音楽院で父に指揮を学び、ピアノは有名なレフ・オボーリンに学びました。20歳の時にボリショイ劇場で「くるみわり人形」を指揮、その素晴らしい演奏のおかげで1954年には劇場のアシスタント指揮者に任命されます。その2年後にはボリショイ・バレエ団とともに初のイギリス訪問を行い、更に人気を高めました。1961年からはモスクワ放送交響楽団の芸術監督に就任。1974年までこの地位を務め、64年からはボリショイ劇場の首席指揮者(最年少)としても活躍を始めます。彼は当時のロシアの音楽家としては異例の「大規模な外国ツアー」を行う権利を与えられており、イギリスを始め様々な国に演奏旅行に出かけ、またロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニーの首席指揮者を務めたりと八面六尾の活躍をするのです。 そんな彼にとってチャイコフスキーの演奏は、まさに十八番であり、このフランダースでの音楽祭の記録も、例えようもないくらいの興奮度を持っています。ヤナーチェクの「タラス・ブーリバ」は1981年のプロムスで演奏されたもので、大規模なオーケストラを自由自在に操る彼の姿が目に浮かぶ熱演となっています。
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第3番
組曲「眠りの森の美女」 Op.66a [ケルン・ギュルツェニヒ管/キタエンコ]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 3, "Polish" / The Sleeping Beauty Suite (Cologne Gurzenich Orchestra, Kitayenko)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年07月24日 NMLアルバム番号:OC670
CD価格:2,475円(税込)
1875年に作曲されたチャイコフスキー(1840-1893)の第3番の交響曲は「ポーランド」という副題が付されていますが、これは第5楽章の主題にポーランド舞曲である「ポラッカ」のリズムが用いられているから。それなら第2楽章が「アッラ・テデスカ(ドイツ風)」と題されているので「ドイツ」でもいいのでは? という疑問はさておき、全体に漲る明るさと活気が愛されている作品です。第1楽章はなぜか「葬送行進曲」風に始まりますが、第1主題はニ長調の美しい音楽。第2楽章は三拍子ですがワルツではなくレントラー(ここがドイツ風)です。第3楽章は落ちつきのある牧歌風の音楽。第4楽章はチャイコフスキーらしい風が戯れるような軽やかなメロディ。そして力強く堂々とした終楽章を迎えます。 カップリングは「眠りの森の美女」から4曲。キタエンコはいつものように壮大で勇壮な部分を強調しながらも、繊細さを打ち出すメリハリのある演奏で楽しませてくれます。もちろん音質は最高です。
収録作曲家:
-
ピーター・ブレイナーの編曲による
チャイコフスキー(1840-1893):
管弦楽組曲 [ニュージーランド響/ブレイナー]TCHAIKOVSKY, P.I.: Queen of Spades Suite (The) / Voyevoda Suite (arr. P. Breiner) (New Zealand Symphony, Breiner)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年06月19日 NMLアルバム番号:8.573015
CD価格:1,900円(税込)
NAXOSレーベルが誇る、スロヴァキア生まれの作曲家、指揮者ピーター・ブレイナー。彼による一連の編曲作品はどれもが色彩豊かで、時には原曲を上回る(!)面白さを備えた素晴らしいものばかりです。たとえばあの「ゴー・バロック」シリーズや、ヤナーチェクの作品など、どれも聴き手を一瞬に魅了する力を備えていて、ファンも多いアルバムです。 チャイコフスキー(1840-1893)については、以前、ピアノ曲の「四季」のヴァイオリンと管弦楽編(8.553510)や、歌曲の編曲集(8.225921)なども存在しますが、今回は「スペードの女王」と「ヴォエヴォーダ(地方長官)」のオペラからのアリアを管弦楽用に編曲し、また新しい魅力を見せてくれています。序曲以外はあまり知られていない「ヴォエヴォーダ」にこんなステキな曲があったとは。まさに目からウロコの音楽集です。
収録作曲家:
-
期待の新進演奏家シリーズ
アンドレイ・ヤロシンスキー
ピアノ・リサイタル [ヤロシンスキー]Piano Recital: Yaroshinsky, Andrey - TCHAIKOVSKY, P.I.: Impromptus / 3 Morceaux, Op. 9 / 6 Morceaux, Op. 21
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年05月22日 NMLアルバム番号:8.573086
CD価格:1,900円(税込)
1986年にロシアで生まれたピアニスト、アンドレイ・ヤロシンスキーの奏でる若々しく抒情的なチャイコフスキーのピアノ小品集です。モスクワ・チャイコフスキー音楽院でホアキン・ソリアーノ、ヴェラ・ゴルノステワらに学び、1999年のチェルニー国際コンクールをはじめ、2001年のギレリス、2002年のルービンシュタインなど、同時代の若きピアニストたちと同じく、数多くのコンクールの受賞歴を有しています。2005年のショパン・コンクールではファイナリストとなり、以降も数多くのコンクールに挑戦、やがて2011年のガバラ国際ピアノコンクールで優勝したのでした。すでに国際的な評価を受けている彼は、世界中で多くのオーケストラと共演し、その魅惑的な音楽で聴衆を幸せにしています。
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第5番 ホ短調 Op.64他 [ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル/ポッペン]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 5 / Marche slave (German Radio Saarbrucken-Kaiserslautern Philharmonic, C. Poppen)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年04月24日 NMLアルバム番号:OC763
CD価格:2,025円(税込)
チャイコフスキー(1840-1893)が1888年に作曲したこの第5番の交響曲は、彼の交響曲の中でも、第6番に並ぶ、とりわけ人気の高い作品として知られています。1877年に第4番を作曲した以降は、番号のない「マンフレッド交響曲」を書いたほかは交響曲に手を染めなかったチャイコフスキー。その原因は定かではありませんが、一時的にスランプに陥っていたのではないかと推測されています。 しかし1886年にヨーロッパへ演奏旅行に出かけ、そこで当地の音楽家たち、マーラーやR.シュトラウス、グリーグらと交流を持ったことで、創作意欲が湧いてきたチャイコフスキーが一気に書き上げたのがこの第5番。初演当初はあまり芳しい評価を得られませんでしたが、その濃厚な歌謡性や愛らしいワルツ、そして「悲劇から勝利へ」のパターンが聴衆たちには好意を持って迎えられたことは間違いありません。 演奏の際も、楽章ごとにいかにメリハリをつけるかが指揮者の腕のみせどころ。もちろんポッペンは巧妙かつ流麗に曲を盛り上げ、感動ノクライマックスへと導いてくれます。スラヴ行進曲も大盛り上がり。ライブならではの熱狂ぶりが楽しめます。
収録作曲家:
-
ロシアの歌曲とアリア集
ディナーラ・アリエワ(ソプラノ) [アリエーワ]Vocal Recital: Alieva, Dinara - RACHMANINOV, S. / TCHAIKOVSKY, P.I. / RIMSKY-KORSAKOV, N. (Russian Songs and Arias)
■声楽曲
発売日:2013年03月20日 NMLアルバム番号:8.572893
CD価格:1,900円(税込)
歌手、ことにソプラノを誉める際に用いられる慣用句の一つに「マリア・カラスの再来」という言葉があります。実際、これを言われた人がこれまで何人いたでしょう・・・。 このアルバムで歌うアリエワも、その言葉を使いたい人です。冒頭のラフマニノフの「ヴォカリーズ」を聴いてみてください。まさに背筋がぞくぞくする素晴らしさです。声の美しさはもちろんのこと、表現力と存在感はとても筆舌に尽くせません。彼女は2010年に開催された第47回フランシスコ・ビーニャス国際歌唱コンクールで2位を獲得したロシア生まれのソプラノ。名歌手モンセラ・カバリエが「彼女の才能は天国の贈り物」と称するほどの魅力的な歌を聞かせます。
収録作曲家:
-
ゲーザ・アンダ
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番
ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 [アンダ/ケルン放送響/ショルティ/クレンペラー - 録音:1954年、1958年]TCHAIKOVSKY, P.I.: Piano Concerto No. 1 /BRAHMS, J.: Piano Concerto No. 2 (Anda, Cologne Radio Symphony, Solti, Klemperer) (1954, 1958)
■協奏曲
発売日:2013年03月20日 NMLアルバム番号:ICAC5092
CD価格:2,175円(税込)
ハンガリー生まれのゲーザ・アンダ(1921-1976)は、その卓越した技巧と美しい音で「驚異的な演奏家」として知られています。フルトヴェングラーからは「ピアノの吟遊詩人」と呼ばれたアンダの演奏は、極めて自由であり、また歌心に富んだものでした。特にバルトークについては、フリッチャイと共演した第3番の協奏曲が伝説的名演として語り継がれています。 このCDに収録された2つの協奏曲は、どちらも重厚華麗な曲で、アンダと同胞のショルティとの火花散るかのようなチャイコフスキーと(こちらは初出)、クレンペラーの個性的な音楽作りが楽しめるブラームス(こちらは新リマスタリング)ともども、見事なものです。
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第2番
ロココの主題による変奏曲他 [エルシェンブロイヒ/ケルン・ギュルツェニヒ管/キタエンコ]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 2 / Rococo Variations (Elschenbroich, Cologne Gurzenich Orchestra, Kitayenko)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年02月20日 NMLアルバム番号:OC669
SACD-Hybrid価格:2,475円(税込)
期待のシリーズ、キタエンコのチャイコフスキー(1840-1893)交響曲集。第1番、第5番、第6番でのアグレッシヴな音楽作りはここでも変わることがありません。第2番の交響曲はチャイコフスキーが1872年に作曲した曲で、初演時は大変な成功を収めたのですが、なぜかその後にチャイコフスキー自身が大幅な改定を行ったことでも知られています。ウクライナ民謡が効果的に使われているため、評論家ニコライ・カシュキンから「小ロシア」という愛称を付けられたと言われています。この演奏、冒頭からメロディをたっぷりと歌わせ、大きな流れを作っていくという極めて聴き応えのあるものです。 併録の「ロココ」でチェロを弾くエルシェンブロイヒがこれまた美しい音色を持つ人で、こちらも大満足いただけることでしょう。彼はムターに認められた俊英で、来日の際も高い評価を受けています。最後におかれたアンダンテ・カンタービレも絶妙です。
収録作曲家:
-
この月夜に
ホロストフスキー ロシアの歌曲を歌う [ホロストフスキー]Vocal Recital: Hvorostovsky, Dmitri - TCHAIKOVSKY, P.I. / MUSSORGSKY, M.P. / TANEYEV, S.I. (In this moonlit night)
発売日:2013年02月20日 NMLアルバム番号:ODE1216-2
CD価格:2,475円(税込)
現代最高のバリトン、ホロストフスキーのONDINE 2作目のアルバムです。十八番であるロシア歌曲が16曲並び、彼が歌うオペラ・アリアとはまた違う、繊細な感情表現をじっくり楽しむことができる1枚です。今作では3人の作曲家が取り上げられていて、同じロシア歌曲と言えどもその多彩な表現の振れ幅に驚く人も多いのではないでしょうか? よく知られるムソルグスキー「死の歌と踊り」での絶妙な歌い回しと、チャイコフスキーの歌曲が持つ郷愁はもちろんのこと、驚くほど感動的でエキサイティングなタネーエフが、このアルバムの白眉と言えそうです。交響曲や管弦楽曲の分野で、ようやく復興の兆しが感じられるタネーエフ。この6曲もタネーエフ・ファンにとっての嬉しい贈り物です。
-
ロストロポーヴィチ&ブリテン
チャイコフスキー(1840-1893):
ロココの主題による変奏曲/カプリッチョ風小品
幻想的序曲「ロメオとジュリエット」 [ロストロポーヴィチ/イギリス室内管弦楽団/ブリテン指揮 - 収録:1971年]TCHAIKOVSKY, P.I.: Rococo Variations / Pezzo capriccioso / Romeo and Juliet Fantasy Overture (Rostropovich, Britten) (1968) (NTSC)
■室内楽
発売日:2012年11月21日
DVD価格:3,525円(税込、送料無料)
2つのオールドバラ音楽祭の映像です。最初の映像には、ロストロポーヴィチが「反体制」とみなされ、国内演奏活動及び外国での出演契約を破棄される少し前の1968年に、イギリスのオールドバラ音楽祭に出演した際の演奏姿が収められています。このスネイプ・モルティングス・コンサートホールは、19世紀に建てられた麦芽製造所を改造したもので、1967年にこけら落としが行われたのですが、このロストロポーヴィチが出演した第21回の翌年、1969年の音楽祭の初日に火災により焼失してしまいます。しかし、その翌年に再建され開催式典が行われています(その時の一部をボーナス・トラックに収録)。 ブリテンとロストロポーヴィチは深い絆で結ばれており、それはピアニストとチェリストの関係であったり、また作曲家と指揮者としての関係でもあったりと、時として姿を変えながら、ブリテンがこの世を去ったあとも信頼関係が続いていました。そんな2人のパートナーシップを伺い知るこの映像は、緊密な空気を感じさせるとても貴重なものです。 ボーナス・トラックの「グロリアーナ」は、初演時に物議を醸しだした問題作ですが、ここで聴ける、ピアーズによる「リュート・ソング」を含む交響組曲はブリテン自身の作品へのアプローチを知ることができる大きなヒントとして役立つことでしょう。2013年、ブリテン生誕100周年の記念リリースです。
-
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ音楽「白鳥の湖」ハイライト [ロシア国立響/ヤブロンスキー]TCHAIKOVSKY, P.I.: Swan Lake (Highlights) (Russian State Symphony, D. Yablonsky)
■バレエ・ダンス音楽
発売日:2012年10月24日 NMLアルバム番号:8.572932
CD
通常価格:1,900円→ 特価!:1,290円(税込)誰もが知っている「白鳥の湖」ですが、じっくり楽しもうとすると、2時間半の長丁場となります。しかし、このハイライトでも聴きたい場面はばっちり網羅できるのです。お馴染み「情景」(トラック16)、「小さな白鳥の踊り」(トラック13)、「マズルカ」(トラック20)を始め、一度は聞いたことがある名曲が順を追って並べられています。そしてドラマティック過ぎる「終曲」は、悲しい物語の結末を思い起こさせるに充分な音楽であることに今更ながら気付くのではないでしょうか。チャイコフスキーの死後、物語は様々に改定されてきましたが、やはりこの物語の恋人たちは来世で結ばれる形が美しいのかも知れません。
収録作曲家:
-
ユーリ・バシュメット指揮
ブラームス:交響曲 第3番
チャイコフスキー:交響曲 第6番「悲愴」 [ノーヴァヤ・ロシア国立響/バシュメット]BRAHMS, J.: Symphony No. 3 / TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 6, "Pathetique" (Novaya Rossiya State Symphony, Bashmet)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年09月12日 NMLアルバム番号:ICAC5023
CD価格:2,175円(税込)
現在、最も偉大なるヴィオラ奏者の一人とされるユーリ・バシュメット(1953-)は、最近指揮者としてもめきめき頭角を現し、素晴らしい録音を次々と発表しています。1990年に創立された国立ノーヴァヤ・ロシア交響楽団は1992年からバシュメットが指揮台に立ってきましたが、2002年に芸術監督に就任してからは、その水準が飛躍的に高まり、今やロシアを代表する名オーケストラの一つとして、ゲルギエフやアシュケナージを始めとした大指揮者が訪れたりと、若き情熱を溢れるが如く披露しているのです。決して禁欲的でない芳醇な響き、そして何かを渇望するような斬新な解釈。これらはまさにオーケストラの名が示す通り(ノーヴァヤはロシア語で新しいの意)新時代のロシアを代表する楽団として世界に君臨することでしょう。
-
横山幸雄
チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23
ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ協奏曲 第3番ニ短調 作品30 [横山幸雄(ピアノ)、小泉和裕 指揮/東京都交響楽団]TCHAIKOVSKY, P.I.: Piano Concerto No. 1 / RACHMANINOV, S.: Piano Concerto No. 3 (Yukio Yokoyama, Tokyo Metropolitan Symphony, Kazuhiro Koizumi)
発売日:2012年09月04日 NMLアルバム番号:MECO-1013
SACD-Hybrid価格:3,143円(税込、送料無料)
-
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ音楽「眠りの森の美女」Op.66(ハイライト) [スロヴァキア・フィル/モグレリア]TCHAIKOVSKY, P.I.: Sleeping Beauty (Highlights) (Slovak Philharmonic, Mogrelia)
■バレエ・ダンス音楽
発売日:2012年08月22日 NMLアルバム番号:8.572931
CD
通常価格:1,900円→ 特価!:1,290円(税込)本来は3時間もの長編であるチャイコフスキー(1840-1893)の名作バレエ。ここから聴きどころを抜粋するというのは、なかなか至難の業ですが、このアルバムはうまく名曲を抽出。この作品のテーマである「善の力と悪の力の葛藤」にはあまり触れることなく、オーロラ姫の誕生と結婚の場面を中心とした美しい流れを作り出すことに成功しています。夢のように美しい音楽は、きっと誰もが胸の奥にしまってある大切な小箱を開ける鍵となるに違いありません。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第1番「冬の日の幻想」
「雪娘」 抜粋 [ケルン・ギュルツェニヒ管/キタエンコ]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 1, "Winter Daydreams" / The Snow Maiden (excerpts) (Cologne Gurzenich Orchestra, Kitayenko)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年08月22日 NMLアルバム番号:OC668
SACD-Hybrid価格:2,475円(税込)
キタエンコによるチャイコフスキーの交響曲シリーズ第4弾です。今回の第1番は、チャイコフスキーが1866年に作曲した最初の交響曲で、「冬の日の幻想」という標題も彼自身に拠るものです。若書きの作品とは言え、後期の作品に見られるチャイコフスキー独特の筆致が見られる力作ですが、アントン・ルビンシテインからは出来上がりを酷評され、2回の改訂を施したことでも知られてます。 キタエンコの演奏は、いつものようにスケール感たっぷりの堂々たるもので、どこまでも伸びて行く美しい音と、ゆったりとしたテンポに裏打ちされた完璧なる音楽が紡ぎだされていきます。とりわけ第2楽章の弦の響きはまさに夢のようであり、郷愁に満ちた民謡風の主題が聞こえてくると、まさに胸がキュンとするほどの感動を覚えます。同時収録は「雪娘」より3曲。甘美なチャイコフスキー節が炸裂します。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第5番
イタリア奇想曲 [ダラス響/ズヴェーデン]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 5 / Capriccio Italien (Dallas Symphony, van Zweden)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年07月25日 NMLアルバム番号:DSOLIVE002
CD価格:1,824円(税込)
このチャイコフスキー(1840-1893)は、ズヴェーデンがダラス交響楽団の音楽監督に就任して初のシーズンにライブ収録された演奏です。重心が低めの響きと、精緻なニュアンス、そして最終楽章のエキサイティングなエンディングに至るまでの緩やかなテンション上昇など全てが考え抜かれた交響曲第5番はこの曲を数多く聴いてきた熟練の耳をも唸らせる迫真の出来栄えです。イタリア奇想曲の祝祭的な雰囲気もgood。暖かさと鋭さを兼ね備えた美しすぎるチャイコフスキーです。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第4番
組曲 第4番 「モーツァルティアーナ」 [ダラス響/ズヴェーデン]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 4 / Suite No. 4, "Mozartiana" (Dallas Symphony, van Zweden)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年07月25日 NMLアルバム番号:DSOLIVE003
CD価格:1,824円(税込)
チャイコフスキー(1840-1893)の対照的な2つの作品を収録した興味深い1枚。作曲家自身が「強い標題性を持っている」と述べたという第4交響曲は、暗く重い第1楽章、夢心地の第2楽章、暴力的とも言える第3楽章を経て、終楽章で厳しい運命との戦いに勝利する様を描いているものです。もう一つの作品「組曲第4番」はモーツァルトの作品に触発されたもので、シンプルな原曲がチャイコフスキーらしい華麗なオーケストレーションで歌われるところが人気の秘密です。とりわけ第3曲「祈り」は、あの「アヴェ・ヴェルム・コルプス(リストがピアノ用に編曲したもの)」が原曲。ひたすら美しさに浸れることでしょう。ズヴェーデン率いるダラス交響楽団は、交響曲においては衝撃的で重厚な響き、そして組曲では繊細な響きを紡ぎ出すことに成功しています。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
18のピアノのための小品 Op.72 [シャムライ]TCHAIKOVSKY, P.I.: 18 Morceaux, Op. 72 (Shamray)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2012年03月14日 NMLアルバム番号:8.572225
CD価格:1,900円(税込)
数多くのピアノ曲を作曲したチャイコフスキー(1840-1893)ですが、この「18の小品」は、彼の最晩年、死の半年前に完成させた極めて完成度の高い曲集です。1曲1曲が、よくあるようなサロン風の小品とは一味違った深い味わいを持ち、詩情豊かで独創的な世界を構築しています。友人や同僚に捧げられた曲や内省的な曲が多く見受けられるのは、少しだけ人生に疲れていたチャイコフスキーが、自らの辞世の句として書いたのかもしれません。ここで素晴らしいピアノを聴かせるのは、2008年シドニー国際ピアノ・コンクールの入賞者、コンスタンティン・シャムライです。彼の演奏は、悲観的になりがちなこの曲集の表現に若々しい息吹を与えています。なお、管弦楽版の第10曲「幻想的スケルツォ」を耳にしたことがある人もいるかもしれません。これは、チャイコフスキーが交響曲「人生」として構想し、途中で投げ出してしまった作品を、後に作曲家ボガティリェフが拾い上げ、4楽章形式の交響曲として創り上げた際、第3楽章に取り入れたヴァージョンです。
収録作曲家:
-
ベルリオーズ(1803-1869):
序曲「海賊」
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲「マンフレッド」 [サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団/テミルカーノフ指揮]BERLIOZ, H.: Corsaire Overture (Le) / TCHAIKOVSKY, P.I.: Manfred (Temirkanov at the BBC Proms 1992) (NTSC)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年03月14日
DVD字幕なし価格:3,525円(税込、送料無料)
サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団が初めてプロムスにて演奏した、爽快かつ豪快な1992年の記録です。ベートーヴェンの「荘厳ミサ曲」を世界初演するほどの実力を有したペテルブルク・フィルハーモニー協会を前身とし、1882年にサンクトペテルブルグの宮廷管弦楽団として設立、バラキレフやグラズノフなどの錚々たる顔ぶれが指揮台に立ちました。その後、1917年のロシア革命の際、改組され、クーセヴィツキーを初代常任指揮者に迎えるも、その後も幾度かの改称と指揮者交代を経るなど動乱の時期が続きます。そんな混乱を鎮めたのが、大指揮者ムラヴィンスキーでした。1938年、35歳で常任指揮者のポストに就いた彼は、その卓越した技術とカリスマ性で、みるみるこの楽団を世界トップの座に引き上げたのです。ムラヴィンスキーは生涯に渡ってこのポストに就いていましたが、1988年に没してからは、才人テミルカーノフが、このオーケストラに更なる栄光を齎しています。このプロムスのライヴでは、彼自身の個性と先人から受け継いだ伝統の見事な結実が見てとれます。彼が得意とする曲目が並び、なかでも交響曲「マンフレッド」はマニアの間で知られる「ラストの改変」が施されています。通常とは違い、第1楽章のコーダが回想され悲劇的に終わるヴァージョンは、この曲についてのテミルカーノフの思いが感じられることでしょう。全て初出映像です。
-
ベートーヴェン(1770-1827):
エグモント序曲
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第5番 [ボストン交響楽団/ラインスドルフ指揮]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 5 / BEETHOVEN, L. van: Egmont Overture (Leinsdorf) (NTSC)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年02月15日
DVD価格:3,525円(税込、送料無料)
-
イディル・ビレット
コンチェルト・エディション 第2集
チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノ協奏曲 第1番&第3番 [ビルケント響/タバコフ]TCHAIKOVSKY, P.I.: Piano Concertos Nos. 1 and 3 (Biret Concerto Edition, Vol. 2)
■協奏曲
発売日:2011年09月14日 NMLアルバム番号:8.571271
CD価格:1,900円(税込)
華麗なる演奏・・・というよりも
かつ丼と牛丼あい盛り・・・みたいにお腹一杯になる演奏トルコの名女性ピアニスト、ビレットによるチャイコフスキーの2つの協奏曲です。さて、このアルバム、あまり聴く機会のない第3番が聴けるのも注目です。最初、チャイコフスキーは交響曲として構想したこの作品。どうにも手に負えなくなってピアノ協奏曲へと書き変えたというもので、現存するのは第1楽章「アレグロ・ブリランテ」のみですが、この曲が何ともスゴイものです。まるで重戦車のような迫力を持つ作品を、ビレットは重々しいタッチでぐいぐい鳴らします。バックをしっかり守るのが、こちらも迷(?)指揮者タバコフ。細かいことなんてどうでもよくなるような、ボリュームたっぷりの音。ずっしり来ます。ロシアのオケとはまた違った不思議な味わいをどうぞ。収録作曲家:
-
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー指揮
チャイコフスキー、ムソルグスキー、
プロコフィエフ [ BBC交響楽団&合唱団/ロジェストヴェンスキー指揮]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 4 / PROKOFIEV, S.: The Love for Three Oranges Suite (Rozhdestvensky) (1979-1981)
発売日:2011年09月14日 NMLアルバム番号:ICAC5035
CD価格:2,175円(税込)
チャイコフスキーとプロコフィエフは初出音源で、ムソルグスキーは15年前に消滅した「BBCラジオ・クラシックス・シリーズ」からリリースされていたものです。1979年のチャイコフスキーは、ロジェストヴェンスキーの個性が最も強く現わされた演奏の一つで、これはムラヴィンスキーの同曲の演奏とも対峙できるものです。彼は決して感傷的になることなく、極めて威圧的な態度でこの曲を演奏、結果的に「幅広い悲劇」として聴衆へアピールすることに成功しました。ムソルグスキーは、通常の「はげ山」と違い、合唱と独唱の入った「はげ山」です。このプロムスでは英語バージョンで歌われ、妙な格調高さを演出しています。プロコフィエフは、日本公演でのライブ収録で、彼の燃えるような刺激的な演奏が楽しめます。
-
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
ショスタコーヴィチ、チャイコフスキー、
リムスキー=コルサコフ [ロシア国立交響楽団/スヴェトラーノフ指揮 - 録音:1968年]SHOSTAKOVICH, D.: Symphony No. 10 (USSR State Symphony, Svetlanov) (1968)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2011年09月14日 NMLアルバム番号:ICAC5036
CD価格:2,175円(税込)
このショスタコーヴィチは、まさに「歴史上の出来事」を切り取ったかのような重要な1枚となるでしょう。この演奏が行われた前日8月20日の深夜、ソ連率いるワルシャワ条約機構軍がチェコ国境を突破、チェコスロヴァキア全土を占領下に置くという「チェコ事件(プラハの春)」が勃発したのです。ロイヤル・アルバート・ホールも異様な緊張が漲り、一触即発の状態でした。ロシア国立交響楽団のメンバーはこの報道を聴いてなかった可能性もありますが、とにかく演奏は数小節始まった時点で、聴衆たちの混乱のざわめきで中断してしまうかのようです。しかし指揮者スヴェトラーノフは、果敢にも演奏を続け、彼の生涯の中でも唯一とも言える素晴らしいパフォーマンスを残したのです。後に彼の未亡人がこのテスト盤を訊いた時、その夜の衝撃が脳裏に蘇り、さめざめ涙したとも言います。ちなみに、この夜のプログラムの前半である、ロストロポーヴィチによるドヴォルザークのチェロ協奏曲はBBCレジェンド(BBCL4110)に収録されています。併せて聴くと一層の緊張感が高まります。 2つのボーナス・トラックは、そんな時期にも拘わらず開催されたBBCプロムスでのライブ演奏です。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第6番 ロ短調 「悲愴」他 [ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル/ポッペン]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 6, "Pathetique" / Halmet (German Radio Saarbrucken-Kaiserslautern Philharmonic, C. Poppen)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2011年07月27日 NMLアルバム番号:OC761
CD価格:2,025円(税込)
1956年、ドイツのミュンスター生まれのヴァイオリニスト、指揮者であるクリストフ・ポッペン。バロック・ヴァイオリンの名手も、現在では押しも押されぬ指揮者として君臨しています。そのポッペンとザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニーのOEHMSでの共同作業は、メンデルスゾーンの交響曲全集(OC709)で始まりました。その後、チャイコフスキー(1840-1893)の第4番、第1番をリリース。陶酔的で、情熱的な解釈が評判を呼び、新時代のチャイコフスキーとして、全曲録音が待たれるところです。今回の第6番も充実した響きと安定したアンサンブルが魅力的。「悲愴なんて聴き飽きた」人もぜひどうぞ。
収録作曲家:
-
ストラヴィンスキー(1882-1971):
協奏的二重奏曲他 [フラウチ/デンク/フィルハーモニア管/クラフト]STRAVINSKY, I.: Duo concertant / Sonata for 2 Pianos / Requiem Canticles (Frautschi, Denk, Philharmonia Orchestra, Craft) (Stravinsky, Vol. 12)
■協奏曲
発売日:2011年06月15日 NMLアルバム番号:8.557532
CD価格:1,900円(税込)
新古典派から十二音まで、スコアを丹念に磨きあげて表出された音の像ストラヴィンスキー晩年の愛弟子であり、シェーンベルクとも親交のあった作曲家、指揮者ロバート・クラフト監修のストラヴィンスキー作品集も、これで第12集となりました。ヴァイオリンとピアノの対照的な音色が楽しめる「協奏的に重奏曲」、亡命先のアメリカでロシアを思い書かれた「2台のピアノのためのソナタ」、ストラヴィンスキーの葬儀の際に演奏された「レクイエム・カンティクルス」、聖書から題材が取られた劇的な「アブラハムとイサク」、ストラヴィンスキーの最も感動的な作品のひとつ「悲歌」。チャイコフスキーの作品の編曲である「青い鳥」と、なんともヴァラエティ豊かな選曲です。器楽曲ももちろん素晴らしいのですが、何と言っても大規模な作品が見事です。
-
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー指揮
グリンカ(1804-1857):
歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ音楽「くるみ割り人形」より第2幕 全曲他 [BBC交響楽団/ロジェストヴェンスキー指揮]GLINKA, M.: Ruslan and Lyudmilla: Overture / TCHAIKOVSKY, P.I.: Nutcracker: Act II (Rozhdestvensky) (BBC Proms, 1981) (NTSC)
■バレエ・ダンス音楽
発売日:2011年05月18日
DVD価格:3,525円(税込、送料無料)
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第6番 ロ短調 「悲愴」 Op.74 [ケルン・ギュルツェニヒ管/キタエンコ]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 6, "Pathetique" (Cologne Gurzenich Orchestra, Kitayenko)
発売日:2011年04月13日 NMLアルバム番号:OC666
SACD価格:2,475円(税込)
昨年のマンフレッド交響曲に続く、キタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団のチャイコフスキー第2弾。今回は彼の最高傑作である「悲愴」。アグレッシヴでマッシヴな音作りはさすがです。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第4番
祝典序曲「1812年」 [ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管/ポッペン]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 4 / 1812Festival Overture (German Radio Saarbrucken-Kaiserslautern Philharmonic, C. Poppen)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2011年02月01日 NMLアルバム番号:OC728
CD価格:2,025円(税込)
収録作曲家:
-
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第1番「冬の日の幻想」
ストラヴィンスキー(1882-1971):
火の鳥(1945年版) [BBC響/フィルハーモニア管/スヴェトラーノフ]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 1, "Winter Daydreams" / STRAVINSKY, I.: Firebird Suite (1945 verson) (BBC Symphony, Philharmonia Orchestra, Svetlanov)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2011年01月31日 NMLアルバム番号:ICAC5007
CD価格:2,175円(税込)
-
ダヴィドフ(1838-1889):
チェロ協奏曲 第3番・第4番他 [ヤン・ウェン=シン/上海響/ミッケルセン]DAVIDOFF, C.: Cello Concertos Nos. 3 and 4 (Wen-Sinn Yang, Shanghai Symphony, Mikkelsen)
■協奏曲 ■器楽曲
発売日:2010年06月23日 NMLアルバム番号:777432-2
CD価格:2,445円(税込)
カルル・ダヴィドフ(1838-1889)は19世紀ロシア帝国の著名なチェリストで、チャイコフスキーから「チェロ界の帝王」と呼ばれた人です。彼のチェロ協奏曲が4曲あることは知られていましたが、第3番と第4番に関してはこのアルバムが世界初録音となります。ロシア的というよりも、ドイツ・ロマン派の流れを汲む重厚で美しい作品は、一度聴いたら忘れることはありません。バッハの無伴奏で堅実な演奏を聴かせたウェイ=シン・ヤンですが、ここでも繊細な音色と豊かな表現力で、このロシアの隠れた名作を完全な形で蘇らせています。チャイコフスキーの作品でも、しっとり味わい深い歌心を見せてくれています。第1番と第2番の協奏曲は、同じチェリストと指揮者の演奏で入手可能(777263-2)。こちらもぜひ。
-
チャイコフスキー(1840-1893):
マンフレッド交響曲他 [ロイヤル・リヴァプール・フィル/ペトレンコ]TCHAIKOVSKY, P.I.: Manfred Symphony / Voyevoda (Royal Liverpool Philharmonic, Petrenko)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2008年12月10日 NMLアルバム番号:8.570568
CD価格:1,900円(税込)
人生に疑問を感じる若者の姿を壮大な交響曲として描いた大作「マンフレッド」バラキレフの勧めによって書かれたこの交響曲「マンフレッド」は、バイロンの同名の作品から4つの情景をモティーフにしています。作曲年は1885年。交響曲第4番と第5番の間という、もっとも脂の乗った時期でもあります。人間の存在そのものに懐疑を持ってしまった若者マンフレッドの揺れる心を表現した音楽は、ベルリオーズのように固定観念の手法で綴られ、場面が変わるごとに興奮をもたらしてくれます。「ヴォエヴォーダ」は地方長官の訳で知られ、チャイコフスキーはオペラと劇音楽としてもこの題材を曲にしています。(ただし、原詩はオストロフスキー。この作品とは違います。)ペトレンコのスピード感溢れる爽快な棒から生み出される音の奔流。快感です。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノ作品集 [ラシュコフスキ]TCHAIKOVSKY, P.I.: Seasons (The) / Piano Sonata in C sharp minor (Rachkovsky)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2008年12月10日 NMLアルバム番号:8.570787
CD価格:1,900円(税込)
技術的には易しくても、表現がものすごく困難な曲集、1曲1曲に込められた思いが映像で見えるほどに素晴らしい演奏6歳の時に自作のピアノ曲を演奏したという神童、ラシュコフスキはノボシビルスクで学んだ後、幾つもの国際コンクールに入賞している期待の逸材です。このNAXOSへのデビュー盤はチャイコフスキーの「四季」。何と繊細でゆったりとした演奏なのでしょう! 第1曲目の「炉辺にて」から独特の香気が漂っています。後半に置かれたソナタはチャイコフスキー25歳の作品。第3楽章は交響曲第1番「冬の日の幻想」のスケルツォとして用いられたものです。ここでもラシュコフスキは思いのままに鍵盤を操り、若き香り溢れる歌を引き出すことに成功しました。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
歌曲全集 第5集 [カザルノフスカヤ]TCHAIKOVSKY: Songs (Complete), Vol.5
■声楽曲
発売日:2008年05月09日 NMLアルバム番号:8.570438
CD価格:1,900円(税込)
ついに完結!チャイコフスキー歌曲の全てをあなたに・・・チャイコフスキーの歌曲を全て網羅するというこのシリーズ。なんと聴き手にとって大きな喜びをもたらしてくれるのでしょう。興味深い曲が目白押しですが、とびきり面白いのがトラック10の「新しいギリシャの歌」。この歌では誰もが知っている怒りの日のメロディが効果的に使われています。カザルノフスカヤの歌はますます光り輝いています。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
声楽作品全集 第4集 [カザルノフスカヤ]TCHAIKOVSKY: Songs (Complete), Vol.4
■声楽曲
発売日:2008年04月09日 NMLアルバム番号:8.570409
CD価格:1,900円(税込)
一つ一つの曲に類い稀なる煌きを。チャイコフスキーの描くメランコリックな作品群100曲以上も書かれているのに、交響曲や管弦楽曲などに比べあまり知られることのないチャイコフスキーの歌曲たち。しかし、どの曲も情感に満ちた語句を用い、細やかな感情を織り込みながら丹念に書かれています。まさに「オペラ作曲家」としての技量を全て注ぎ込んだ完成度の高い小宇宙のような曲を、カザルノフスカヤが深い共感を持って歌います。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノ4手連弾のためのバレエ編曲作品集 [アウロラ・デュオ]TCHAIKOVSKY: Ballet Suites (Transcriptions for Piano 4 Hands)
■バレエ・ダンス音楽 ■器楽曲(ピアノ)
発売日:2008年04月09日 NMLアルバム番号:8.570418
CD
通常価格:1,900円→ 特価!:1,290円(税込)月の光の下で娘に変身する白鳥のように美しく姿を変えた名作バレエ三題チャイコフスキーのバレエ音楽は、その美しさと親しみやすさから多くの人によってピアノ連弾版(もしくは2台ピアノ版)へと姿を変えさせられています。まるで白鳥が美しい娘に変身するように。原曲の持ち味を生かした上で更にデリケートな味わいを見せる各々の曲の何と魅力的なことでしょう! ぴったりと息のあったオーロラ・デュオの見事な演奏でお楽しみください。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
ヴァイオリン協奏曲 [カーラー/ロシア・フィル/ヤブロンスキー]TCHAIKOVSKY: Violin Concerto / Souvenir d'un lieu cher
■協奏曲
発売日:2007年04月01日 NMLアルバム番号:8.557690
CD価格:1,900円(税込)
一番人気のヴァイオリン協奏曲といえばこれ!チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、古今東西のあらゆるヴァイオリン協奏曲の中で、最も大衆的な人気を誇る作品ということができるでしょう。親しみやすく覚えやすいメロディー、効果的なオーケストレーション、そして独奏者の名人芸の三拍子が完璧に揃った名曲中の名曲です。「なつかしい土地の思い出」はヴァイオリンとピアノのために書かれましたが、ここではグラズノフ編曲によるオーケストラ版で演奏されています。この曲集の「瞑想曲」は、元来協奏曲の第2楽章として企図されたものですが、こうしてオーケストレーションされてみると、大変に興味深い曲想の親近性がより浮かび上がってきます。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
歌曲全集 第2集
子供のための歌 Op.54
6つの歌 Op.73 [カザルノフスカヤ/オレフェノーヴァ]TCHAIKOVSKY: Songs (Complete), Vol.2
■声楽曲 ■キッズ
発売日:2000年05月01日 NMLアルバム番号:8.554358
CD価格:1,900円(税込)
「子供のための歌 Op.54」は、子供でもわかるような易しい曲想を持つ、というわけではありません。生涯、自らの子に恵まれることはなかったものの、子供に限りなく優しい眼差しを向け続けた作曲者の想いがいっぱいの、大人の曲集なのです。第5曲の旋律は、我が国でも長らく親しまれてきたものです。第8曲「かっこう」のユーモアも聴き物。「6つの歌 Op.73」は作曲者の最期の年に完成、思い入れたっぷりの重要作。交響曲「悲愴」など彼の器楽曲の残像がはっきりとわかり、晩年の心境を窺い知る、チャイコフスキー・ファンには興味深い曲集です。
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
ピアノ音楽全集 第1集 [ヤブロンスカヤ]TCHAIKOVSKY: Piano Music, Vol.1
■器楽曲(ピアノ)
発売日:1995年07月01日 NMLアルバム番号:8.553063
CD価格:1,900円(税込)
愛すべき逸品の宝庫-チャイコフスキー・ピアノ音楽全集ついにスタート◆「グランド・ソナタ」と呼ばれるチャイコフスキー渾身のOp.37 ◆みなぎるパワーと力こぶは音楽そのものすら圧倒しがちな大作 ◆珠玉の小品集Op.51は、可憐なナタ・ワルツの新旧両版を収録 ◆豊潤な情感ならロマンス、哀愁の名旋律は感傷的なワルツ
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
ロココ風の主題による変奏曲
ブルッフ(1838-1920):
コル・ニドライ他 [クリーゲル/アイルランド国立響/マルクソン]TCHAIKOVSKY: Variations on a Rococo Theme / BRUCH: Kol Nidrei / BLOCH: Schelomo
発売日:1994年03月01日 NMLアルバム番号:8.550519
CD価格:1,900円(税込)
-
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ音楽「眠りの森の美女」Op.66 全曲盤 [スロヴァキア国立コシツェ・フィル/モグレリア]TCHAIKOVSKY: Sleeping Beauty (The) (Complete Ballet)
■バレエ・ダンス音楽
発売日:1992年07月01日 NMLアルバム番号:8.550490-92
3CD
通常価格:3,900円→ 特価!:2,390円(税込)マザー・グースの世界を鮮やかに描いた大作◆作曲芸の達人・チャイコフスキーお得意の舞台音楽 ◆作曲者自ら「私の生涯で最も優れた作品」と言った傑作 ◆毎度おなじみ、キスで目覚める眠り姫の物語 ◆華麗な舞台が目に浮かび、息もつかせぬ3時間
収録作曲家:
-
チャイコフスキー(1840-1893):
バレエ音楽「くるみ割り人形」Op.71 全曲盤
グラズノフ(1865-1936):
バレエ音楽「レ・シルフィード - 風の精(ショピニアーナ)」 [スロヴァキア放送響/レナールト]TCHAIKOVSKY: Nutcracker (The) / GLAZUNOV: Les Sylphides
■バレエ・ダンス音楽
発売日:1990年12月01日 NMLアルバム番号:8.550324-25
2CD
通常価格:2,900円→ 特価!:1,790円(税込) -
東洋への旅
フルートとギターのための作品集 [シルヴィア・スキアフィーノ(フルート)、レナート・プロコーピオ(ギター)]発売日:2025年01月17日
CD価格:2,175円(税込)
このアルバムでは、西ヨーロッパから東ヨーロッパ、日本、イラン、韓国へと旅をする気分を味わえるような多彩な音楽を紹介します。その中にはバルトークの「ルーマニア民俗舞曲」やモンティの「チャールダーシュ」、戦後の日本ギター界の黎明期にギター奏法を発展させた横尾幸弘の「さくら変奏曲」、プロコーピオ自身が編曲した韓国民謡や、彼の自作などが含まれており、2人の奏者は息のあったアンサンブルを披露しています。 シルヴィア・スキアフィーノは、ミラノのクラウディオ・アバド音楽学校でエミリオ・ヴァピに師事し、通常7年の課程を2年で修了。その後、フィレンツェやボローニャ、ミラノで著名なフルート奏者に学び、ジェームズ・ゴールウェイの音楽祭にも招待されました。レナート・プロコーピオは1974年サヴォーナ生まれのギタリスト。作曲家、アレンジャーとしては、クラシック音楽や映画音楽のアルバムを多数制作、2014年には自作曲を収めたアルバム『Se fosse poesia..』を発表して好評を得ています。
-
ドビュッシー(1862-1918):
牧神の午後への前奏曲/海
ラフマニノフ(1873-1943):
音の絵 より(レスピーギ編)
チャイコフスキー(1840-1893):
《スペードの女王》序曲他 [エフゲニー・スヴェトラーノフ、フィルハーモニア管弦楽団、BBC交響楽団、ロンドン交響楽団]発売日:2025年01月10日
CD価格:2,175円(税込)
初CD化多数! スヴェトラーノフの英国ライヴBBCのアーカイヴから巨匠たちの遺産を新リマスターで届けてくれるICA Classicsの人気シリーズに、スヴェトラーノフが管弦楽の小品を振ったアルバムが登場。ドビュッシーの「牧神」と「海」、そしてロシアものという得意のプログラムで、かつてBBC Legendsからリリースされていたラフマニノフ以外は初CD化という嬉しさです。今回もRe: Soundのポール・ベイリーによる丁寧なリマスターが施され、20年以上の録音期間の開きもほぼ気にならない見多しのよいサウンドを実現しています。 フィルハーモニア管とのドビュッシーは、セッション録音を行った2年後のライヴ。亡くなるほぼ1年前の演奏ですが、ここでもスヴェトラーノフらしい濃厚な表情を十二分に堪能することが出来ます。
-
輝かしい鉄
騎士と中世の物語 [フロリアン・センペイ、ヴィクトル・ジャコブ、ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団]Opera Excerpts - DONIZETTI, G. / GOUNOD, C.-F. / MEYERBEER, G. / WAGNER, R. (Ferrum Splendidum) (Sempey, Bordeaux Aquitaine National Orchestra, Jacob)
発売日:2024年11月15日 NMLアルバム番号:ALPHA1104
CD価格:2,775円(税込)
フロリアン・センペイがおくる、騎士と中世の物語の歌2009年にボルドー国立歌劇場で《魔笛》のパパゲーノを歌ってデビューしたフロリアン・センペイ。その後は欧米各地の有名歌劇場で成功を収め、日本でも大きな評判を呼んでいるのは周知の通りです。 2022年のロッシーニ・アルバムに続く2枚目のソロは、初期古典派から現代までの歌劇に限らない様々な作品から、中世のファンタジーと騎士をテーマにセンペイ自身が選曲したコンセプト色の強い内容となりました。所縁のボルドーの管弦楽団と共に、一夜のプログラムのように管弦楽作品も間に挟みつつ進められるバラエティに富んだ内容で、センペイの深みと艶のある歌声を堪能することが出来ます。 タイトルの「輝かしい鉄」は彼の母方の祖父が鍛冶屋で剣などを作っていたことに由来し、長い年月をかけて輝かしく鍛え上げられる声ともかけているとのこと。アルバムは今年(2024年)若くして亡くなったソプラノ歌手ジョディ・デヴォスに捧げられています。
-
ピーター・ウィスペルウェイ
CHANNEL CLASSICS全録音[35枚組 BOX] [ピーター・ウィスペルウェイ]発売日:2024年11月08日
CD 35枚組価格:14,400円(税込、送料無料)
名手ウィスペルウェイの’90年代から’00年代の偉業を集成!現代オランダを代表するチェロ奏者の一人で、古楽器奏者たちとの共演によるガット弦でのバロック作品から現代音楽まで、幅広い演目を出色の解釈で聴かせてきたピーター・ウィスペルウェイ。19世紀の室内楽作品では作品に合わせたモデルの歴史的ピアノとも共演するだけでなく現代ピアノとの録音もあり、作品の本質に迫る柔軟な演奏姿勢はリスナーだけでなく演奏家たちにも大きな刺激を与え続けています。 CHANNEL CLASSICSではレーベル創設間もない頃から多くの注目作を録音、世界的な批評誌のレビュー賞に輝いたアルバムも少なくありません。パオロ・ジャコメッティやデヤン・ラツィックなどピリオド楽器にも適性をみせるピアニストたち、俊英続々の古楽器楽団フロリレジウムや近年ますます世界的注目が高まるリチャード・トネッティ&オーストラリア室内管弦楽団など、共演者もユニークな才人揃い。シーン最前線をひた走ってきたウィスペルウェイが同レーベルに刻んだ音源がこのたび一挙35枚組でBOX化、その全貌を見渡しやすくなったことは、世紀の変わり目を跨いでのチェロ演奏史の先端を辿れるという意味でも貴重と言えるでしょう。 バッハやベートーヴェン、ブラームスなど異なる時期に再録音した演目は新旧どちらも収録、共演者の違いや解釈スタイルの変化も聴きどころになっています。
-
回想
チャイコフスキー、
シベリウス、ショパン他:
ピアノ曲集 [川村友乃(ピアノ)]発売日:2024年11月15日
CD価格:2,475円(税込)
-
ヨーロッパの万華鏡
ヨーロッパ11か国の舞曲集 [ヴァルトミュラー・トリオ・ウィーン]発売日:2024年11月29日
CD価格:2,550円(税込)
舞曲は、出身地や宗教、言語、文化を超えて人々を結びつけ、音楽と身体表現を通じて対話を生み出すものであり、このアルバムにおいては、ヨーロッパの多様な文化に内在する共通の象徴として描き出されます。音楽の旅はウィーンで始まり、再びウィーンで終わります。 ウィーンは、アンサンブル「ヴァルトミュラー・トリオ・ウィーン」の本拠地であり、アンサンブル名の由来となった画家フェルディナント・ゲオルク・ヴァルトミュラーの故郷でもあります。
-
ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン)
HMV協奏曲録音全集
チャイコフスキー、バッハ、ヴィヴァルディ 他 [ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン)、ジョン・バルビローリ、ローレンス・コリングウッド]発売日:2024年10月25日
CD価格:2,175円(税込)
SP時代から録音の多いエルマンですが、SPでの協奏曲の全曲録音は意外にも少なく、第2次大戦前のものとなるとここに復刻されたHMV(His Master's Voice)のものがすべて。バッハとヴィヴァルディの両端楽章は当世の古楽スタイル(HIP)とは趣を異にする、拍をしっかりと刻んで歩を進めてゆく堂々たる演奏。緩徐楽章では古典的な品格を保った中にエルマンらしいカンタービレが聞かれます。 チャイコフスキーの協奏曲はエルマンの師アウアーが初演を頼まれたものの「演奏不可能」として一旦は退けた作品。初演こそ他人に譲ったものの、後にアウアーはこの作品の価値を認め、自ら楽譜を校訂して演奏し、弟子たちにも教えました。アウアーの弟子による同曲の録音はこのエルマン盤が最初。楽譜はアウアー版を使っています。約35分のゆったりめのテンポを採り、随所にロマンティックで個性的な歌い回しが聞かれる点は、こんにちのスタイルとは一線を画しています。 ベートーヴェンの2曲も甘美でロマンティックな演奏。
-
クリスマスの季節のお楽しみ
チャイコフスキー(1840-1893):
くるみ割り人形
リスト(1811-1886):
クリスマス・ツリー より
J. シュトラウス2世(1825-1899):
美しく青きドナウ他 [デュオ・プレイエル (アレクサンドラ・ネポムニャシチャヤ、リチャード・エガー)]Piano Duo Recital: Duo Pleyel - HANDEL, G.F. / LISZT, F. / TCHAIKOVSKY, P.I. (Yuletide Treats)
発売日:2024年10月18日 NMLアルバム番号:CKD757
CD価格:2,775円(税込)
名手エガーとネポムニャシチャヤによる、リラックスしたクリスマス・アルバム鍵盤古楽器の演奏で高い評価を得てきたリチャード・エガーと、そのパートナーであるネポムニャシチャヤによるデュオ・プレイエル4枚目のアルバム。シューベルト、デュセック、J.C.バッハとモーツァルトといったレパートリーをフォルテピアノで演奏してきたこれまでのアルバムとは一味違い、歴史的ピアノ修復家でもあるクリス・マーネによる、19世紀末の楽器構造を取り入れた平行弦モダンピアノを使用した連弾によるクリスマス・アルバムとなっています。 チャイコフスキー『くるみ割り人形』をメインにリスト『クリスマス・ツリー』とヘンデル『メサイア』からの抜粋、そしてニューイヤー・コンサートの定番2曲までを収録。サービス満点の選曲に加え演奏も肩の力の抜けたたいへん楽しいもので、良き家庭人としての2人の姿を垣間見るような温かい1枚です。
収録作曲家:
-
発売日:2024年10月04日
CD日本語解説付き価格:2,775円(税込)
-
サイミール
オペラ・アリア集
プッチーニ、レオンカヴァッロ、ジョルダーノ、ワーグナー 他 [サイミール・ピルグ、アントニーノ・フォリアーニ、バレンシア州立管弦楽団]発売日:2024年10月25日
CD価格:2,250円(税込)
OPUS ARTEより花形テノール、
サイミール・ピルグのオペラ・アリア集 第2弾登場!輝かしくリリカルな声質と歌唱力、端正な舞台姿から、今や世界中の歌劇場から引っぱりだこのアルバニア出身の花形テノール、サイミール・ピルグ。新国立劇場で2018年に《愛の妙薬》のネモリーノ役、2019年に《ウェルテル》の題名役を演じて大好評を博し、日本でもすっかりお馴染みの歌手となりました。 2016年にOPUS ARTEからリリースしたデビュー・アルバム「イル・ミオ・カント(我が歌)」から8年の時を経て、モーツァルトに始まり、ロッシーニ、ベッリーニのベルカント・オペラ、そしてヴェルディやプッチーニと、よりドラマティックな役柄へとレパートリーを広げて来たピルグが放つ、待望のオペラ・アリア集。 -
ハイフェッツ (ヴァイオリン)
コルンゴルト(1897-1957)/
カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
ヴァイオリン協奏曲他 [ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)/アルフレッド・ウォーレンスタイン(指揮)/ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2024年08月09日
CD価格:2,175円(税込)
グラミー賞の殿堂入りを果たした名盤コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲など、
モノラル時代のロス・フィルとの代表的録音を集めた1枚1917年にアメリカ・デビューをカーネギーホールで飾ったハイフェッツは、1925年にアメリカの市民権を取得。東海岸を拠点に活動を展開しましたが、1940年にビヴァリー・ヒルズにスタジオ付きの住宅を建て、第2次大戦後はロサンゼルスに拠点を移します。このディスクには1953年から54年にかけて、ウォーレンスタインの指揮するロス・フィルと行ったRCA録音を復刻しています。 コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲は1947年にハイフェッツが初演し、その後も繰り返し演奏しました。作曲者はこの曲について「終楽章こそ高度な技巧が必要だが、美しい旋律や抒情的なエピソードがたくさんあるから、パガニーニよりはカルーソー向きの曲だ。カルーソーとパガニーニを兼ね備える人物、すなわちハイフェッツに演奏してもらえるとは、なんと嬉しいことだろう」と語っています。当録音は大評判となり、作品を広める上で大きく貢献。2008年には遂にグラミー賞の殿堂入りを果たしました(ヴァイオリン協奏曲の録音としては、クライスラーのメンデルスゾーン、メニューインのエルガーに次いで史上3番目の殿堂入り)。圧倒的なテクニックの冴えが注目されるハイフェッツですが、コルンゴルトがカルーソーにたとえたように、メロディアスな旋律を時に朗々と時に甘美に歌いあげる歌心もたっぷりと味わえます。 カステルヌオーヴォ=テデスコのヴァイオリン協奏曲第2番は、ハイフェッツがトスカニーニ指揮ニューヨーク・フィルと共に初演した作品。3つの楽章には旧約聖書の3人の預言者の名前が充てられています。自身がヴァイオリニストだったシンディングの作品と、ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾたちにインスパイアされた3曲も、ハイフェッツの緩急自在な技の冴えと歌い回しを堪能できます。 -
ミッシャ・エルマン
RCAビクター録音集(1926-32) [ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン) 他]発売日:2024年08月09日
CD 2枚組価格:3,000円(税込、送料無料)
エルマンの電気録音初期の米ビクター録音を集成。エルマン・トーンを堪能する2枚組41トラックの小品集。 Biddulphレーベルが力を入れているミッシャ・エルマンの復刻シリーズ、今回は1926年から1932年にかけての録音を集成しました。米ビクターが電気録音を導入したのが1926年で、1929年にはRCAに吸収されてRCAビクターとなる、その過渡期にあたります。 収録されているのは大半がSP盤の片面に収まる5分未満の小品ばかり。こんにちでも定番名曲となっている名旋律の数々は、黄金の音色と言われたエルマン・トーンを満喫するにはうってつけのレパートリー。その中でドルドラやドリゴ、ラフの曲など、かつては定番ながら今では聞く機会が著しく減ってしまった小品たちが往時の流行を伝えてくれます。
-
エリザベート王妃国際音楽コンクール
ヴァイオリン部門2024 [4枚組] [ドミトロ・ウドヴィチェンコ、ジョシュア・ブラウン、エリー・チョイ、吉田南(MINAMI)]発売日:2024年07月26日
CD 4枚組価格:5,550円(税込、送料無料)
日本先行発売! 吉田南が入賞したQEC2024
6月1日(日本時間2日)に閉幕したばかりのエリザベート王妃国際音楽コンクールから、
熱演を収めたライヴ盤が早くも登場!エリザベート王妃国際音楽コンクールは、チャイコフスキー・コンクール、ショパン・コンクールと共に「世界三大コンクール」と呼ばれる屈指の名門コンクール。前身のウジェーヌ・イザイ・コンクール時代を含めれば、ヴァイオリン部門の優勝者にはダヴィド・オイストラフ(1937)、レオニード・コーガン(1951)、堀米ゆず子(1980)、ヴァディム・レーピン(1989)、戸田弥生(1993)、レイ・チェン(2009)など、錚々たる顔ぶれが並びます。2024年のヴァイオリン部門は当初予定の2023年から1年延期されて開催され、5月6日から熱戦が繰り広げられました。日本でも奈良県出身でボストンのニューイングランド音楽院修士課程を5月に修了したばかりのMINAMIこと吉田南が入賞し、メディアで紹介されたので、ご覧になった方も多いと思います。 このアルバムではCD1からCD3には入賞者6名による選りすぐりの演奏を収録し、CD4には順位が付かなかったファイナリストたちの演奏を収めていますが、難関で知られるコンクールだけに、ファイナリスト12名の全員が非常に高水準であったことが伝わる内容となっています。中でもウドヴィチェンコは力強い美音と造形力を持ちながら、時にグロテスクなサウンドを出すこともいとわず曲の核心をえぐり出そうとする、師のクリスティアン・テツラフにも通じる演奏を展開しており、インターネット中継を見ていた人たちの多くが優勝候補筆頭に挙げたことも頷けます。 ちなみにウドヴィチェンコは6月1日生まれ。優勝を手にしたのは25歳の誕生日でした。CD2のモーツァルト2曲は演奏者がカデンツァも作曲しています。吉田南はロマンティックな美感を前面に出したものを披露していて、これが実にモーツァルトの音楽とつながりが良く、全曲の造形の確かさと相俟って聴きものとなっています。 CD3のトラック4はファイナルの、CD4のトラック3はセミ・ファイナルのための新作課題曲です。 -
エリザベート王妃国際音楽コンクール
ヴァイオリン部門2009-2012 [4枚組] [レイ・チェン、ロレンツォ・ガット、ヴィネタ・サレイカ、アンドレイ・バラノフ]発売日:2024年07月26日
CD 4枚組価格:5,025円(税込、送料無料)
今や世界に活躍するヴァイオリニスト4人のコンクール・ライヴ集「世界三大コンクール」の一つに数えられるエリザベート王妃国際コンクールの記録音源より、こんにち世界的に活躍する4人のライヴをリリース。収録時間にして約3分の2が初出音源で構成されているのも魅力です。 CD1のレイ・チェンは2009年の第1位。今や世界的なソリストとして活躍し、メジャー・レーベルからCDリリースしています。 名作フランクのソナタやサン=サーンスのヴィルトゥオーゾ・ピースの初出音源が聴けるのは嬉しいところ。 CD2のロレンツォ・ガットは同2009年の第2位。母国ベルギーを代表する音楽家として国際的に活動し、ALPHAレーベルからリリースしたベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集は高く評価されました。初出音源では彼のヴィルトゥオジティを堪能できます。 CD3のヴィネタ・サレイカ(現在の姓はサレイカ=フォルクナー)は2009年のファイナリスト(Laureate)。フランダース交響楽団のコンサートマスターやアルテミス弦楽四重奏団の第1ヴァイオリンを経て、2023年にベルリン・フィルのコンサートマスターに就任し(女性として初)、同年の来日公演にも参加しました。ここでは様式も規模も異なる2曲の協奏曲を聴かせます。 CD4のバラノフは2012年の第1位。得意とするチャイコフスキーの名曲2曲に加えてモーツァルトの協奏曲も初出という嬉しい内容です。
-
ヨーゼフ・シゲティ
AFRS録音全集他
ベルク(1885-1935):
ヴァイオリン協奏曲
ベートーヴェン(1770-1827):
ロマンス 第1番 ト長調 Op.40他 [ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン) 他]発売日:2024年04月05日
CD価格:2,175円(税込)
名演の誉れ高いミトロプーロスとのベルクの協奏曲や、若きバーンスタインとの共演、更に第2次大戦中の貴重な録音を含むシゲティのAFRS音源を復刻。 1939年にアメリカに移住したシゲティは米コロンビアに多くの録音を行いましたが、第2次大戦中の1942年8月から44年11月の間はアメリカ音楽家連盟(American Federation of Musicians)が市販用の録音のストライキを行ったため、シゲティにもコロンビア録音がありません。トラック1から7はこの空白期間を埋める貴重な音源です。 AFRS(Armed Forces Radio Service)は国外で暮らすアメリカ人向けに1940年代初めに米軍が開設した短波放送局。同局の放送用の録音は上記のストライキの対象外となったため、ジャンルを問わず多くの音楽家・団体が参加しました。このディスクはシゲティがAFRSのために行った録音のすべてを収めています。 AFRS音源の中でミトロプーロスとのベルクはこれまでにもCDが出ており、ファンの間では名演として知られて来たもの。今では20世紀の傑作の一つに数えられる同曲も1945年当時は知名度が低く、この曲を非常に高く評価していたシゲティとミトロプーロスは演奏会のプログラムに載せるためにオーケストラとその理事会を説得するため共闘したと伝えられます。これは同曲がアメリカで初めて放送された時の演奏という点でも貴重な記録です。 (曲目・内容欄に続く)
-
Nocturne 夜想曲
ハープを伴う室内楽伴奏による歌曲集 [アウレリー・ノル(ハープ)/ヨレナ・オレア・サンチェス(チェロ)/マリア・クリスティーナ・キール(歌)/ 他]Nocturne - HAHN, R. / FAURÉ, G. / LOHER, S. / FALLA, M. de / SCHUMANN, R. / TCHAIKOVSKY, P.I. / SAINT-SAËNS, C. (Kiehr, Orea-Sánchez, Noll)
発売日:2024年03月29日 NMLアルバム番号:SM427
CD価格:2,175円(税込)
-
Natural Connection - 自然との繋がり
自然界からインスパイアされたピアノ曲集 [レオン・マッコーリー(ピアノ)]Piano Recital: McCawley, Leon - BARTÓK, B. / DEBUSSY, C. / GRIEG, E. / LISZT, F. / RAVEL, M. (Natural Connection)
発売日:2024年02月16日 NMLアルバム番号:SOMMCD0680
CD価格:2,250円(税込)
自然界からインスピレーションを得た様々なピアノ独奏曲を集めた1枚。 アルバムでは、シンディングの「春のささやき」からグリーグの「春に寄す」まで、ロマン派、印象派の9人の作曲家による作品を聴くことができます。 レオン・マッコーリーは、1993年ウィーン国際ベートーヴェンピアノコンクールで優勝し、同年リーズ国際ピアノ・コンクールでも第2位を獲得。現在まで世界中で演奏しており、多くの聴衆を魅了する英国出身のピアニストです。これまでに、シューマン、ハイドン、バーバー作品の録音などで評価されており、このアルバムでも表現力豊かな演奏を繰り広げています。
-
調雅子(ヴァイオリン)
Shirabe -melodies- [調雅子(ヴァイオリン)/佐藤勝重(ピアノ)]Violin and Piano Recital: Shirabe, Masako / Sato, Katsushige - ELGAR, E. / KREISLER, F. / MASSENET, J. / PIAZZOLLA, A. / YSAŸE, E. (Melodies)
発売日:2023年12月01日 NMLアルバム番号:MYCL-00046
CD国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
凛としたメロディ。
気鋭のヴァイオリニスト、調雅子のデビュー・アルバム多くのコンクール入賞歴を持ち、ベルギーにて研鑽を積んだ才能溢れる若きヴァイオリニスト、調雅子のデビュー・アルバムです。高い演奏技術と可憐な音色。調雅子の魅力が詰まったアルバムとなりました。彼女が幼いころから愛してやまないヴァイオリンの珠玉の名曲たちを、洗練された美しい音色で語りかけるように歌い紡ぎます。世界中を巡るような多彩なメロディを通じ、優美で品のある調の音楽性を感じられることでしょう。また、技術の高さを披露する「ツィガーヌ」や「スペイン舞曲」など聴きどころ満載です。期待の若きヴァイオリニスト、調雅子、華麗にデビューです。 -
幻燈
アコーディオンの世界 ~バロックから現代まで [テオ・ウルド]Accordion Recital: Ould, Théo - RAMEAU, J.-P. / BACH, J.S. / MOZART, W.A. / TCHAIKOVSKY, P.I. (Laterna Magica)
発売日:2023年10月13日 NMLアルバム番号:ALPHA995
CD価格:2,475円(税込)
アコーディオンが描く多彩な世界2023年現在25歳の若きアコーディオン奏者テオ・ウルド。6歳でマルセイユ地方音楽院、16歳でパリ国立高等音楽院に進学、在学中から数々のコンクールで入賞し、2019年に卒業以来幅広い活動でアコーディオンの可能性を追求し続けています。アコーディオン4人の「エオリーナ四重奏団」、ヴァイオリンとチェロとの「フィリア・トリオ」としても活動、現代作曲家とのコラボレーションから古典作品の編曲・演奏など、彼の活動が集約されているのが今回のアルバムと言えそうです。 電子楽器との共演によって生み出される多彩な響きから、バッハの「シャコンヌ」での圧巻の表現力まで、彼の演奏とアコーディオンの魅力を堪能できる一枚です。
-
アウアーのレガシー
キャスリーン・パーロウ
HMV&米コロムビア録音全集&CBC放送録音集 [キャスリーン・パーロウ(ヴァイオリン)]発売日:2023年10月06日
CD 2枚組価格:3,000円(税込、送料無料)
20世紀初期に世界的な人気を博したキャスリーン・パーロウ。
ワールド・ツアーで日本を訪れたこともある彼女の懐かしのSP復刻に加え、大注目の初出音源を収録!レオポルト・アウアーの門下の演奏家を紹介するBiddulphレーベル「アウアーのレガシー」シリーズ第2弾は、カナダ生まれの伝説的女性ヴァイオリニスト、キャスリーン・パーロウ(1890-1963)です。パーロウは幼くして才能を発揮し、サンフランシスコでシュポアの弟子ヘンリー・ホルムズに師事、6歳でリサイタル・デビュー。14歳でイギリスにデビューした際は、バッキンガム宮殿で国王エドワード2世のために演奏、その後ロンドン交響楽団とベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を共演し、ベヒシュタイン・ホール(現ウィグモア・ホール)でリサイタルを行いました。 ミッシャ・エルマンの演奏を聴いて感銘を受けたパーロウは、エルマンの師レオポルト・アウアーに師事することを決め、16歳の年にサンクトペテルブルク音楽院に入学。エルマン(パーロウの1歳下)、エフレム・ジンバリスト(1歳上)らと同じクラスで学びました。アウアーがノルウェーのクリスチャニア(現オスロ)で夏期講座を行っていた縁で同地を訪れたパーロウは、ノルウェー国王夫妻の前で演奏し、ある富豪からヴィオッティが使っていた1735年製のグァルネリ・デル・ジェスを贈られました。またハルヴォルセンはヴァイオリン協奏曲を作曲して彼女に献呈しています。 その後はイギリスを拠点として、欧州でビーチャムやワルターといった巨匠たちと共演を重ねて名声と人気を高めました。1909年にはHMVが当時のスター歌手と並ぶ破格の条件で録音契約を提示、1912年にはビクターが擁するクライスラー、エルマン、モード・パウエルへの対抗馬として米コロムビアにスカウトされました。第1次世界大戦後はワールド・ツアーを敢行。1922年には日本を訪れ、ニッポノホンに録音も遺しましたが、1920年代末にはコンサート・ツアーと録音から身を引き、1941年から1963年に亡くなるまでカナダに居を定めて、トロント大学で教育活動を行いつつ、折に触れて室内楽や協奏曲の演奏を行いました。 (曲目・内容欄に続く) -
BBCレジェンズ
グレート・レコーディングス 第4集[20枚組 BOX] [VA]BBC LEGENDS - Great Recordings from the Archive, Vol. 4 (20 CD Box Set)
発売日:2023年10月20日 NMLアルバム番号:ICAB5174
CD 20枚組価格:14,400円(税込、送料無料)
BBCのアーカイヴからお宝続々!
伝説のヒストリカル・レーベルの名演集 第4弾英国BBCに残された巨匠たちの演奏の記録を、可能な限り良質のマスターを用いてデジタル・リマスターを施した安定の音質でリリースし、世界中のヒストリカル・ファンに高い支持を得ていた「BBCレジェンズ」。1998年から2010年まで活動し、現在はほぼ入手不能となっているこのレーベルの遺産を引き継いだICA CLASSICSより、その名演の数々を復刻するBOXセット第4弾が発売となります。 名演の誉れ高いホーレンシュタインのブルックナー第5番、カオス的な盛り上がりを聴かせるシルヴェストリの「ローマの松」などのほか、第1集(ICAB-5113/廃盤)、第2集(ICAB-5141/廃盤)、第3集(ICAB-5167)同様、20枚の内容すべてが超弩級の演奏内容であることが驚き。いずれもこの機会を逸すると、次の入手はかなり難しいものばかりです。 基本的にBBCレジェンズからリリースされた時点でのリマスタリング音源を使用していますが、その全てをポール・ベイリー(元EMIアビー・ロード・スタジオ、現Re:Sound社)監修のもと改めてチェック。中でもCD15と16のセルが指揮したベートーヴェンについては、ベイリーの手で新たにリマスターが施され、ティンパニの強烈な打撃などモノラルとは思えないほどの臨場感と迫力に溢れた音に仕上がっており、演奏の素晴らしさを際立たせることに成功しています。 録音は全てライヴ。ブックレットは付属しませんが、録音とリマスタリングに関するデータは各CDのスリーブに記載されています。 -
オマージュ
ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ
シューベルト: 幻想曲
チャイコフスキー: セレナード他 [セルジオ・ティエンポ、ミッシャ・マイスキー、マルタ・アルゲリッチ、ネルソン・フレイレ、アラン・ワイス、リル・ティエンポ、カリン・レヒナー]発売日:2023年09月08日
CD価格:2,475円(税込)
ティエンポから恩人たちへのオマージュ、
アルゲリッチ、マイスキー、フレイレほか豪華共演陣!セルジオ・ティエンポが、自らの芸術を形作るうえでの恩人たちとの、感謝の思いを込めた共演を集めたアルバム。 アルゼンチンの同胞であり師であり長年の友でもあるマルタ・アルゲリッチ、室内楽での共演を重ねているミッシャ・マイスキー、「マルタが音楽の母なら、ネルソンは父」とティエンポが語るネルソン・フレイレ、実の母であり最初のピアノ教師でもあるリル・ティエンポ、デュオのパートナーとして共に活動する妹のカリン・レヒナーなどが参加。お互いを深く認め合う者同士の親密な演奏に心が温まる一枚です。 -
Great Music of Small Forms
19-20世紀ロシアの合唱作品 [アンドレイ・ペトレンコ、エカテリンブルク・フィルハーモニー合唱団]Choral Concert: Yekaterinburg Philharmonic Choir - TCHAIKOVSKY, P.I. / BORODIN, A.P. / MUSSORGSKY, M. P. / RUBINSTEIN, A. (Great Music of Small Forms)
発売日:2023年09月08日 NMLアルバム番号:FUG800
CD価格:2,475円(税込)
-
Simplicity
若き日のためのピアノ曲集 [ギオルギ・ユルダシェヴィ(ピアノ)]Piano Recital: Iuldashevi, Giorgi - BARTÓK, B. / GABUNIA, N. / KURTÁG, G. / PROKOFIEV, S. / SCHUMANN, R. / TCHAIKOVSKY, P.I. (Simplicity)
発売日:2023年09月15日 NMLアルバム番号:Gramola99291
CD価格:2,550円(税込)
1995年トビリシ生まれのピアニスト、ギオルギ・ユルダシェヴィが弾く6人の作曲家たちの「子供のための」作品集。子供たちでも演奏できるように易しく書かれた曲や、作曲家が自身の若い頃に思いを馳せた曲など、郷愁や夢が込められた多彩な作品を、ユルダシェヴィは共感を持って演奏しています。 ギオルギ・ユルダシェヴィは10歳でピアノを始め、12歳でトビリシ国立管弦楽団と共演。2014年にスイスに移り、チューリヒ芸術大学でハンス・ユルグ・シュトループに師事しました。2018年、オルフェウム財団に選出されポルトガルで開催されたマリア・ジョアン・ピレシュのマスタークラスに参加。現在も更なる研鑽を積んでいます。
-
エストレリータ
チェロで奏でる名曲集 [イム・ヒヨン(チェロ)/リャン・チュフイ(ピアノ)]Cello and Piano Recital: Lim, Hee-Young / Liang, Chuhui - PONCE, M. / BRAHMS, J. / RAVEL, M. / DEBUSSY, C. / TCHAIKOVSKY, P.I. (Estrellita)
発売日:2023年09月15日 NMLアルバム番号:ORC100227
CD価格:1,950円(税込)
-
エリザベート王妃国際音楽コンクール 2023
声楽部門 [キム・テハン、ジャスミン・ホワイト、ジュリア・ムジチェンコ=グリーンハルグ、フロリアーヌ・アスレール、チョン・イノ、ジュリエット・メイ ほか]発売日:2023年08月25日
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
-
インキネン&ドイツ放送フィル
FESTKLÄNGE
祝祭の響き [エルサ・ブノワ(ソプラノ)/サラ・ロンベルガー(メゾ・ソプラノ)/ピエタリ・インキネン(指揮)/ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団]Festklänge (Festive Sounds) (German Radio Saarbrücken-Kaiserslautern Philharmonic, Inkinen)
発売日:2023年08月11日 NMLアルバム番号:SWR19131CD
CD価格:2,400円(税込)
インキネンとドイツ放送フィルによる、2022年のクリスマス・コンサートのライヴ録音を中心としたアルバム。 前半はドイツ語圏ではクリスマス時期の定番作品を中心としたプログラム。後半では、さまざまなキャロルが次々と現れるヴィクター・ヘリー=ハッチンソンの「キャロル交響曲」が演奏されます。2022年9月のコンサートから採られたリヒャルト・シュトラウスの「13管楽器のためのセレナード」もハッピーな気持ちを盛り上げて、不思議と違和感なく収まっています。 ありがちなクリスマス名曲集とは異なる、ロマンティックでシンフォニックな、楽しくて心温まる1枚となっています。
収録作曲家:
-
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)
PIANIST AND CONDUCTOR
ピアニストとして、指揮者として
伝説の録音集 1919-1942[9枚組 BOX] [セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ/指揮)]発売日:2023年04月28日
CD 9枚組価格:6,300円(税込、送料無料)
生誕150年記念! ラフマニノフが演奏家として遺した伝説的録音を集成!1917年に母国ロシアを離れたラフマニノフはその翌年アメリカに渡り、コンサート・ピアニストとしての活動を始めました。この頃にはすでに録音技術が実用化されており、ラフマニノフはまずエジソンレコード社と契約しましたが、やがてビクタートーキングマシン社(のちのRCAビクター社)と契約を結び、多くの録音を生み出しました。この時に記録された78rpmディスクは、音楽史上最も重要な記録遺産の1つと言えるでしょう。 このBOXには、エジソンレコード社とビクタートーキングマシン社に録音された録音の中から、自身の作品を含むソロの録音と、ストコフスキーとオーマンディが指揮するフィラデルフィア管弦楽団をバックにした4曲のピアノ協奏曲、更に指揮者としての彼の録音の全てである「交響曲第3番」と「死の島」「ヴォカリーズ」が収められています。いくつかの音源は当時発売されることのなかった幻の音源です。 ウォード・マーストンとマーク・オーバート=ソーンによって行われたリマスターは、録音当時の音を鮮やかに蘇らせています。
-
アート・オヴ・
ユーディス・シャピロ [ユーディス・シャピロ(ヴァイオリン)]発売日:2023年04月21日
CD価格:2,175円(税込)
ストラヴィンスキーが絶賛したヴァイオリスト、ユーディス・シャピロの貴重な復刻音源集。
モーツァルトの第5番はシャピロ唯一の協奏曲録音。ニューヨーク州バッファローに生まれたユーディス・シャピロ(1914-2007)は、ソリスト、コンサートマスター、室内楽奏者として、また古典から現代音楽、更にはポップスや映画音楽まで、多彩な分野で高い評価を得、多くの人々を魅了しました。12歳でバッファロー・フィルと共演。イーストマン音楽学校を経て、カーティス音楽院ではエフレム・ジンバリストに学びました(クラスでただ一人の女子生徒だったそうです)。1941年にロサンゼルスに移ると、当時ハリウッドのビッグ5と呼ばれていた映画会社RKOのスタジオ・オーケストラに招かれ、ハリウッド史上初の女性コンサートマスターとなります。後にパラマウントに移って1965年までコンサートマスターを務める一方、ポップスの分野でもナット・キング・コール、フランク・シナトラ、エラ・フィッツジェラルドらのバンドのリーダーを何度も務めました。 クラシック音楽の分野では、1943年に結成したアメリカン・アート四重奏団の第1ヴァイオリンとして東海岸のジュリアード弦楽四重奏団に匹敵する評価を得、1950年代にはRCAビクター交響楽団のコンサートマスターとして、ヤッシャ・ハイフェッツのラロ:スペイン交響曲、ツィゴイネルワイゼン、ヴィエニャフスキやブルッフの録音に参加。更にロサンゼルス室内管のメンバーとして現代音楽の演奏に意欲的に取り組み、特にストラヴィンスキーはシャピロを非常に高く評価しました。ソリストとしては、フリッツ・ライナー、ユージン・グーセンス、ウィリアム・スタインバーグらの指揮で演奏、またアルトゥール・シュナーベル、リリー・クラウス、ルドルフ・フィルクシュニー、そしてブルーノ・ワルターのピアノと共演しています。1956年からは南カリフォルニア大学のヴァイオリン科教授も務め、後にハイフェッツやグレゴール・ピアティゴルスキーが同僚となると、彼らと度重ねて共演しました。 現代では信じられないような多面的な活躍をしたシャピロをしのぶ第1弾にBiddulphが選んだのは、ソリストとして唯一の協奏曲録音となったモーツァルト、室内楽奏者としては弦楽四重奏の名曲小品集、そしてポップスの分野でヴィクター・ヤングの名曲2曲です。 Buddulphではソリストとしてのシャピロに焦点を当てた続篇を準備中です。 -
長谷川智恵(ヴァイオリン)
ヴァイオリン・アルバム
〜しづ心なく花の散るらむ〜 [長谷川智恵(ヴァイオリン)/前原亜友夢(ピアノ)/桜井大士(ヴァイオリン)/野中友多佳(ヴァイオリン)/多井千洋(ヴィオラ)/芝﨑紘生(チェロ)]Violin Recital: Hasegawa, Chie - ELGAR, E. / FIBICH, Z. / GLAZUNOV, A.K. / KREISLER, F. / MASSENET, J. (Violin Album A Moment)
発売日:2023年04月07日 NMLアルバム番号:LPDCD022
CD国内盤価格:3,080円(税込、送料無料)
著名アーティストとの共演、舞台での演奏・音楽制作、教授活動など、多方面で活躍めざましい長谷川智恵によるヴァイオリン・アルバム。 クライスラーをはじめとする有名なヴァイオリン・ソロ曲に、独自編曲によって姿を変えたドヴォルザーク『ロマンス』・フィビヒ『ポエム』・ワーグナー『アルバムブラット』(原曲:ピアノ伴奏・オーケストラ伴奏)の弦楽四重奏伴奏版(ヴァイオリン+弦楽四重奏)が所を得て差し挟まれ、昏暁を見るようなあわいの色彩を響かせる。チャイコフスキー『アンダンテ・カンタービレ』(交響曲第五番第2楽章)も全くの独自編曲で、チャイコフスキー版”運命交響曲”ともいえる原曲の、”運命”の主題が連なる中間部は思い切りよくカットされ、甘美な”ラブソング”としてピアノとヴァイオリンのみで奏でられている、エルガーやクライスラーの愛に応えた形と思しい。ソロと弦楽四重奏伴奏を積み重ねる構成から、最後はオリジナル曲『しづ心なく花の散るらむ』にて、どこか現代の風も吹く日本の旋律の粋をもって締め括られる。 演奏家にとどまらない構成家によるアルバムで、確かなヴァイオリニストでありつつも西洋クラシックの変容あらわで、今後のクラシック音楽界が楽しみになってしまう。
-
ブロニスワフ・ギンペル
ヴァイオリン協奏曲集 [ギンペル(ヴァイオリン)/バンベルク交響楽団/ハインリヒ・ホルライザー(指揮)/ヨハネス・シューラー(指揮) 他]発売日:2023年03月17日
CD 2枚組価格:3,000円(税込、送料無料)
「弦のBiddulph」からブロニスワフ・ギンペルの協奏曲集が登場。
ステレオのチャイコフスキーは特に注目。ブロニスワフ・ギンペルは1911年にオーストリア=ハンガリー帝国のレンベルク(現在のウクライナ西部リヴィウ)でポーランド系ユダヤ人の音楽一家に生まれました。父親は劇場の指揮者で、かつてグスタフ・マーラーの指揮の下でクラリネットを演奏していたことがあるそうです。父が5歳のブロニスワフにピアノとヴァイオリンを教え始めたところヴァイオリンの上達が目覚ましく、8歳で地元の音楽院に入学し、同年メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏。11歳の年にはウィーン音楽院に移り、14歳でゴルトマルクのヴァイオリン協奏曲を演奏しました。15歳の年にはピアニストの兄ヤコブとイタリアに招かれ、ジェノヴァでパガニーニが使っていたグヮルネリ・デル・ジェズで演奏、ローマではイタリア国王とローマ教皇の前で演奏する栄に浴しました。 その後1928年にベルリンでカール・フレッシュのクラスに入学したギンペルは、1年学んだ後にフレッシュのアドバイスでヘルマン・シェルヘンが指揮者を務めていたケーニヒスベルク(現ロシア領カリーニングラード)の放送オーケストラのコンサートマスターに就任。その後イェーテボリ交響楽団を経て、クレンペラーの招きでロサンジェルス・フィルのコンマスを務め、第2次大戦が勃発するとアメリカ空軍所属のオーケストラで演奏しました。戦後はアメリカの放送局ABCのオーケストラや自ら組織した弦楽四重奏団などでも演奏。1950年にはロンドン・デビューが大成功となってヨーロッパでの活動を再開し、英独を中心に数多くの演奏を行いました。1962年に訪れたワルシャワで旧友ウワディスワフ・シュピルマン(映画『戦場のピアニスト』の主人公)と再会すると意気投合し、デュオとピアノ五重奏団を結成してコンサート・ツアーを行い、録音も残しています。 (以下「曲目・内容」欄につづく) -
Legendary PIANISTS
偉大なピアニストたち
名協奏曲集 [さまざまな演奏家]発売日:2023年03月10日
CD 10枚組価格:6,075円(税込、送料無料)
南西ドイツ放送交響楽団(ドイツ語: SWR Sinfonieorchester)は、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州にある南西ドイツ放送所属のオーケストラ。その歴史の中で何度も名称を変更しながら、2016年に合併し、現在ではSWR南西ドイツ放送交響楽団として活動しています。オーケストラは長年にわたり、多くの伝説的な演奏家と共演し名演を繰り広げてきました。 この10枚組に登場するのは、ヴィルヘルム・バックハウス、ヴィルヘルム・ケンプ、クララ・ハスキルやアニー・フィッシャーをはじめ、“ウィーンの三羽烏”と称されたフリードリヒ・グルダ、イェルク・デームス、パウル・バドゥラ=スコダ、スペインを代表するアリシア・デ・ラローチャやハンガリーの名手ゲザ・アンダ、チリ出身のクラウディオ・アラウなど国籍も様々なピアニストたち。各々が得意とする演目を、これまた時代に名だたる指揮者たちが率いるオーケストラをバックに演奏を聴かせます。10枚目のシュヴェツィンゲン音楽祭1993年コンサートにおけるリヒテルの演奏も初出時大変な話題となったものです。 いずれも、オリジナルマスターテープからの良質な復刻でお楽しみいただけます。 ※各オーケストラ名には当時の名称を原語にて併記してあります。
-
プリムローズ弦楽四重奏団
RCAビクター録音集成 [プリムローズ弦楽四重奏団]発売日:2023年02月17日
CD 3枚組価格:4,050円(税込、送料無料)
ビダルフ・レーベルのベストセラーが新音源追加&リマスターで待望の復活トスカニーニ率いるNBC交響楽団からえり抜きの奏者たちが同響首席ヴィオラ奏者ウィリアム・プリムローズの下に結集したプリムローズ弦楽四重奏団。プリムローズが回想録で「我々よりも演奏能力に秀でたカルテットは過去に存在しなかったと信じている」と記したのも納得できるメンバーでした。 1938年に結成されるや否や複数のレコード会社から誘いが舞い込んだそうで、その中からRCAビクターに録音を開始しましたが、残された録音はごく少しに留まりました。アメリカ演奏家連盟が1942年に決定したストライキや、メンバーがソリストとしての活動を増やしたり、別のオーケストラにコンサートマスターとして引き抜かれたりしたこと等が理由のようです。 Biddulphは、RCAビクターからリリースされていたハイドン、シューマン、スメタナに未発表だったブラームスとチャイコフスキーを加えた2枚組を1992年にリリースしましたが、完売して久しく、再発の要望が多かったそうです。この度、かつてイギリスの弦楽器専門誌『Strad』が復刻したことのあるモーツァルトを加えた3枚組としてのリリースとなりました。尚、過去にBiddulphから発売された曲もリマスターされているとのことです。
-
SDA48
Viola Infinity - ヴィオラ・インフィニティ [SDA48]Viola Infinity - JACOB, G. / KHACHATURIAN, A.I. / ROSSINI, G. / TCHAIKOVSKY, P.I. (Sda48)
発売日:2023年02月10日 NMLアルバム番号:SDAV-10001
CD国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
「ヴィオラという楽器の認知度を上げ、聴き手も弾き手も心から楽しめる音楽を」というコンセプトで2013年に立ち上げられたヴィオラ演奏集団「SDA48」。NHK「ららら♪クラシック」のヴィオラ特集、NHK-FM「今日は一日ビオラ三昧」の生ライブ出演などメディアの露出も多いSDA48。 このアルバム制作のためのクラウドファンディングも成功し、コロナ禍を経て満を持してのセカンドアルバムです。選りすぐりの12人のメンバー、総数48本の弦によるヴィオラのみのアンサンブルでお届けします。 今回のアルバムでは、ヴィオラのために書かれた既存のオリジナル曲、ヨーク・ボウエンの「4つのヴィオラのためのファンタジー」、ゴードン・ジェイコブの「8つのヴィオラのための組曲」に加え、ロッシーニの「ウィリアム・テル」序曲、チャイコフスキー の「くるみ割り人形」より「小序曲」「行進曲」「トレパック」「花のワルツ」、ハチャトゥリアンの「剣の舞」、モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」というクラシックの名曲をSDA48メンバーの飯田香による編曲で収録。人間の声に最も近いとされるヴィオラならではの、温かみのある音色、豊かで心地よい響きをご堪能いただくことができます。 世界的にも珍しい、ヴィオラアンサンブルの稀有な作品をお楽しみください。
-
BBCレジェンズ
グレート・レコーディングス 第3集
[20枚組 BOX] [さまざまな演奏家]BBC LEGENDS - Great Recordings from the Archive, Vol. 3 (20 CD Box Set)
発売日:2023年01月13日 NMLアルバム番号:ICAB5167
CD 20枚組価格:14,400円(税込、送料無料)
眩暈を覚えるほどのお宝続出!
伝説のヒストリカル・レーベルの名演集第3弾英国BBCに残された巨匠たちの演奏の記録を、可能な限り良質のマスターを用いた安定の音質でリリースし、世界中のヒストリカル・ファンに高い支持を得ていた「BBCレジェンズ」。1998年から2010年まで活動し、現在はほぼ入手不能となっているこのレーベルの遺産を引き継いだICAレーベルより、その名演の数々を復刻するBOXセット第3弾が発売となります。 第1集(ICAB-5113/廃盤)第2集(ICAB-5141/国内在庫終了次第廃盤)同様、20枚組の内容すべてが超弩級の演奏内容であることが驚き。いずれもこの機会を逸すると、次の入手機会はかなり難しいものばかり。どうぞこの機会をお見逃しなく。 録音は全てライヴ(インタビュー除く)。 -
TWO4PIANO
ヴィクトル・バビンへのオマージュ [カテリーナ・モスカレヴァ(ピアノ)/アレクセイ・プディノフ(ピアノ)]BABIN, V.: Piano Duo Arrangements / 3 Fantasies on Old Themes (Hommage à Victor Babin) (TWO4PIANO)
発売日:2022年12月16日 NMLアルバム番号:8.551462
CD価格:1,900円(税込)
30年以上にわたる世界中での活躍が知られる夫婦のピアノ・デュオ「ヴロンスキー&バビン」。2022年は夫でアレンジャーでもあったヴィクトル・バビンの没後50年にあたります。 このアルバムは、カテリーナ・モスカレヴァとアレクセイ・プディノフによる「TWO4PIANO」が、バビンが2台ピアノのために編曲し、レパートリーとしていたチャイコフスキーのロマンティックなワルツや、リムスキー=コルサコフ、ラフマニノフ、ボロディンの名作を熱演。ピアノの華麗な響きを存分にいかした迫力ある2台ピアノのためのアレンジの数々をお楽しみいただけます。また、新たに発見されたバビンのオリジナル作品も演奏されており、彼の作曲家としての才能も味わえます。 “TWO4PIANO”はカナダ、バンクーバーで開催された「ノースウェスト国際ピアノ・アンサンブル・コンクール2018」で第1位を獲得、ドイツ国内外で幅広く活躍しているピアノ・デュオ。このアルバムがNAXOSデビューとなります。
収録作曲家:
-
マリア・クリーゲル(チェロ)
アニヴァーサリー・エディション[3枚組 BOX] [マリア・クリーゲル(チェロ)他]KLIEGEL, Maria: Anniversary Edition
発売日:2022年11月11日 NMLアルバム番号:8.578370-72
CD 3枚組価格:3,900円(税込、送料無料)
2022年に70歳となった名チェリスト、マリア・クリーゲルが、自らナクソスの膨大なディスコグラフィーの中から選んだコレクションBOX。 ドイツで生まれた彼女は10歳からチェロをはじめ、アメリカにわたりインディアナ大学にてヤーノシュ・シュタルケルに師事、1981年にはロストロポーヴィチ国際コンクールでグランプリを受賞したことでロストロポーヴィチとヨーロッパ・ツアーを行うなど世界的に注目を集めました。以降、演奏家と教師として活動しつつ、数多くの録音を発表。 このアルバムには、グラミー賞にノミネートされたJ.S.バッハのチェロ組曲からの抜粋をはじめ、ベートーヴェンやオンスロウなどの古典派作品、彼女が得意とするサン=サーンスのチェロ協奏曲の楽章、技巧が冴えわたる近現代作品までを収録。 また、彼女が使用している楽器はモーリス・ジャンドロンが30年以上にわたって使用していた1693年製のストラディヴァリウス「エクス・ジャンドロン」を中心に、いずれも17世紀から18世紀の銘器であり、その芳醇で温かみのある音色もお楽しみいただけます。
-
フリッツ・クライスラー
〈ベル・テレフォン・アワー録音集 第2集〉 [フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)]発売日:2022年11月18日
CD価格:2,175円(税込)
クライスラー・ファン大注目!
ベル・テレフォン・アワー第2集も初出音源収録1940年から1958年まで放送されたアメリカの人気ラジオ番組ベル・テレフォン・アワー。クラシック、ジャズ、ポップスのスターが出演し、聴取者は8百万人から9百万人に達したといいます。クライスラーも1944年から1950年にかけて出演しましたが、その演奏はごく一部を除いて録音として世に出ることはありませんでした。Biddulphは「個人所蔵の、望みうる最上のコンディションの素材」をもとにベル・テレフォン・アワーでのクライスラーの演奏をCD3枚に復刻予定です。 クライスラーは1941年にニューヨークで交通事故に遭い、一時はステージ復帰も危ぶまれましたが、1943年にカムバック、「奇跡の復活」と呼ばれました。ベル・テレフォン・アワーの録音集は、その「奇跡の復活」直後から1950年の引退までのクライスラーの姿を伝える貴重なものです。 第2弾となる当CD、レーベルの資料によればトラック1、6、8、9はクライスラーによる同曲初録音とのこと。コレッリのラ・フォリアは荘重な出だしがバロック舞曲というより葬送行進曲のよう。ヴァイオリン・パートの音も今日聞くものとは随所で大きな違いがあり、堂々たるカデンツァまで用意されてロマン派ヴィルオゥオーゾ・ピースに変貌しています。これはもう編曲というよりはクライスラーによる再創造と呼ぶべきでしょう。 ラフマニノフの2曲はラフマニノフが亡くなった2年後の演奏で、親交があったクライスラーとしては特別な思いがあったのではないでしょうか。リムスキー=コルサコフの ロシアの主題による幻想曲も含めて、これら4曲にはクライスラー編曲の楽譜を使った他のヴァイオリニストたちによる録音がありますが、クライスラー自身の解釈を伝える録音の持つ意義は計り知れません。 最後に置かれたショーソンの詩曲はクライスラー72歳の時の演奏。独自のアゴーギクが彼の到達した解釈を伝えます(この曲のみ1994年にBiddulphから復刻されていました)。 -
スコティッシュ・バレエ
バレエ映画『シークレット・シアター』
~クリスマス・スペシャル~ [スコッティッシュ・バレエ]発売日:2022年11月25日
DVD価格:2,925円(税込)
スコティッシュ・バレエ ~クリスマス・スペシャル~
バレエ映画『シークレット・シアター』旺盛な新作バレエの発表で注目を集めるスコティッシュ・バレエからバレエ団の創設者ピーター・ダレルと芸術監督のクリストファー・ハンプソンの振付によるクリスマス・スペシャル、映画『シークレット・シアター』をお届けします。 雪の女王役のコンスタンス・ドゥヴェルネ、金平糖の精を踊るソフィー・マーティンを初めとしたスコティッシュ・バレエのフレッシュなダンサーたちによる、スリリングで夢に溢れる映像をお楽しみください。収録作曲家:
-
MEHR ODER WENIGER LAMETTA
クリスマス用の金銀飾り [ゴルドムント(アンサンブル)]LAMETTA - Mehr oder Weniger (Goldmund)
発売日:2022年11月25日 NMLアルバム番号:SM388
CD価格:1,950円(税込)
-
偉大な指揮者たち - SWR録音集
ベーム、フルトヴェングラー、シューリヒト、クナッパーツブッシュ、ロスバウト、ザンデルリンク、コンドラシン
ストコフスキー、クライバー、ノリントン、ギーレン、プレートル [さまざまな演奏家]発売日:2022年10月14日
CD 10枚組価格:6,075円(税込、送料無料)
この10枚組BOXには南西ドイツ放送が所有する、12人の伝説的な指揮者の1955年から2010年までの録音がまとめられています。 南西ドイツ放送交響楽団(ドイツ語: SWR Sinfonieorchester)は、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州にある南西ドイツ放送所属のオーケストラ。その歴史の中で何度も名称を変更しながら、2016年に合併し、現在ではSWR南西ドイツ放送交響楽団として活動しています。オーケストラは長年にわたり、多くの伝説的な指揮者と共演、彼らは首席指揮者として指揮を執ったり、時には客演指揮者として招かれたりして数々の名演を生み出してきました。 この10枚組のCDでは、20世紀を代表する指揮者たち12人の演奏を、オリジナルマスターテープからの良質な復刻でお楽しみいただけます。 ※各オーケストラ名には当時の名称を原語にて併記してあります。
-
Salon de Budapest
ブダペストのサロン
ハンガリーの音楽集 [トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(ヴァイオリン)/パヴェル・カシュパル(ピアノ)/ブリギッタ・ジモン(ソプラノ)]Vocal and Chamber Music - BRAHMS, J. / KÁLMÁN, E. / LEHÁR, F. / TCHAIKOVSKY, P.I. (Salon de Budapest) (Irnberger, Kašpar, Simon)
発売日:2022年09月30日 NMLアルバム番号:Gramola99249
SACD-Hybrid価格:2,850円(税込)
-
ワディム・ムンタギロフの芸術
The Art of Vadim Muntagirov [ワディム・ムンタギロフ/マリアネラ・ヌニェス 他 英国ロイヤル・バレエ]発売日:2022年09月23日
Blu-ray 4枚組
通常価格:5,250円→ 特価!:3,390円(税込、送料無料)英国ロイヤル・バレエを代表するダンスール・ノーブル ―
ワディム・ムンタギロフの芸術!ロシア、チェリャビンスク出身のバレエダンサー、ワディム・ムンタギロフ。2006年、ローザンヌ国際バレエ・コンクールでスカラーシップ賞を受賞し、ロイヤル・バレエ学校に入学、卒業後2014年に英国ロイヤル・バレエにプリンシパルとして入団。また日本の新国立劇場バレエ、ウィーン国立バレエ、パリ・オペラ座バレエ、アメリカン・バレエ・シアターなど世界の名だたるバレエ団に客演し世界中にその活躍の場を広げています。その甘いマスクに端正な舞台姿、しなやかさの中に強靱さを秘めた正統派ダンスール・ノーブルとして多くのファンを魅了してやみません。 本BOXではムンタギロフが主役男性ダンサーとして出演した英国ロイヤル・バレエのクラシック・バレエ・レパートリーから3作品(《眠れる森の美女》《ジゼル》《コッペリア》)にケネス・マクミランの現代的振付による《マノン》を加えた4作品を収録。ムンタギロフ&英国ロイヤル・バレエによる華やかな舞台をお楽しみください。 -
Grosse Sänger unseres Jahrhunderts
世紀の名歌手
ジョージ・ロンドン(バス・バリトン) [ジョージ・ロンドン(バス・バリトン)/ヘルマン・ヴァイゲルト(指揮)/バイエルン放送交響楽団]Opera Arias (Baritone): London, George - OFFENBACH, J. / TCHAIKOVSKY, P.I. / BORODIN, A.P. / VERDI, G. / WAGNER, R. (1953-1956)
発売日:2022年08月12日 NMLアルバム番号:C220051
CD価格:1,800円(税込)
短いキャリアの中で世界の歌劇場を席巻したバス・バリトン歌手ジョージ・ロンドン(1920-1985)のライヴ録音集を再発売。 ロシア系ユダヤ人移民の子としてカナダに生まれたジョージ・ロンドンは、後に家族で移住したアメリカで本格的に歌唱を学び、ロサンゼルスを拠点に活躍。米国内では国民的スター歌手の人気を得ます。ヨーロッパでも1949年にデビューを果たすとセンセーショナルな成功をおさめ、ウィーン国立歌劇場やバイロイト音楽祭に繰り返し招かれました。《ボリス・ゴドゥノフ》題名役や《アイーダ》アモナズロは特に人気を博しましたが、レコード・ファンにはクナッパーツブッシュが指揮した伝説的な《パルジファル》1962年盤のアンフォルタスも馴染み深いでしょう。声帯に持病のあったロンドンは1960年代後半に舞台から退き、後進の育成やアメリカにおけるオペラ芸術の向上に注力しました。 彼の絶頂期となった1953年から56年の名唱を収めたこのアルバムは、2000年に発売されると批評家やファンから絶賛され、アストリッド・ヴァルナイとのヴェルディとワーグナーは「衝撃的」とBBCミュージック・マガジンで高く評価されました。
-
『オブセッション』
ヴァイオリンと弦楽による小品集 [ニーク・バール]発売日:2022年08月26日
CD価格:2,475円(税込)
オランダのヴァイオリニスト、ニーク・バールのソロ・デビュー・アルバム。デン・ハーグの王立音楽院でフィリップ・グラファン、ペーター・ブラントらに学んだ後、ベルリンにてシュテファン・ピカールやクリストフ・ポッペンの元でさらなる研鑽を積んだ彼は、オランダ国内はもとより各国のコンクールで入賞を重ねており、2021/22年のシーズンにはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とヨーロッパ各地で共演を行います。 待望のデビュー・アルバムは、様々な国や時代の名曲をコンセルトヘボウ管の仲間たちとの共演で収めたもので、ファースト・ヴァイオリンのマイケル・ヴァーターマンがアレンジャーも務めました。 バールのよく歌うヴァイオリンに弦楽が寄り添う、息の合った演奏がたいへん魅力的な美しい一枚です。
-
ローレン・カスバートソンの芸術 [4枚組 BOX]
The Art of Lauren Cuthbertson [ローレン・カスバートソン、他、英国ロイヤル・バレエ]発売日:2022年07月29日
Blu-ray 4枚組日本語帯付き
通常価格:5,250円→ 特価!:3,390円(税込、送料無料)英国ロイヤル・バレエ入団20周年記念BOX ー ローレン・カスバートソンの芸術!イギリス出身のバレエダンサー、ローレン・カスバートソン。2002年に英国ロイヤル・バレエに入団以来、その卓越した技術と表現力で多くの人々を魅了してきました。2003年にソリスト、2006年にファースト・ソリスト、そして2008年6月からはプリンシパルを務め、英国ロイヤル・バレエを代表するダンサーの一人となったカスバートソン。このスペシャル・ボックス・セットには、彼女の舞台映像収録から5つの作品が収められています。 彼女の名を飛躍的に高めたクリストファー・ウィールドン振付の『不思議の国のアリス』。デイリー・テレグラフ紙で 「『アリス』は彼女が演じるために生まれた作品」と絶賛されました。その他、可憐ながら高難度な「こんぺい糖の精」を見事に踊る『くるみ割り人形』、悲劇のヒロインを迫真の演技で描くケネス・マクミラン振付の『ロミオとジュリエット』、コミカルな踊りが愉しいフレデリック・アシュトン振付の名作『二羽の鳩』、ジャクリーヌ・デュ・プレの生涯をバレエで描いて大きな話題となったキャシー・マーストン振付の2020年の新作『ザ・チェリスト』。彼女の素晴らしいダンスをたっぷりとお楽しみいただけるボックス・セットです。 『不思議の国のアリス』振付のクリストファー・ウィールドンと照明のナターシャ・カッツは、ミュージカル『MJ The Musical』で2022年のトニー賞を揃って受賞したことでも話題となりました。
-
エリザベート王妃国際コンクール
2017年 チェロ部門 [ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール、岡本侑也、サンティアゴ・カニョン=バレンシア、イヴァン・カリズナ]発売日:2022年07月08日
CD 4枚組価格:4,425円(税込、送料無料)
-
クリスチャン・フェラス
SWR録音集 1953-72年 [クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)/ピエール・バルビゼ(ピアノ)/ハンス・ミュラー=クライ(指揮)/ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)/ミヒャエル・ギーレン(指揮) 他]FERRAS, Christian: SWR Recordings (The) - BEETHOVEN, L. van / TCHAIKOVSKY, P.I. / BRAHMS, J. / BERG, A. (1953-1972)
発売日:2022年06月17日 NMLアルバム番号:SWR19114CD
CD 4枚組価格:4,050円(税込、送料無料)
初出多数!
クリスチャン・フェラスの名演をオリジナル・テープからリマスターしてリリースフランスを代表するヴァイオリニストの一人、クリスチャン・フェラス(1933-1982)。気品を湛えつつも音楽に没入し、時に激しい情熱のほとばしりが感じられる演奏で聴衆を魅了、戦後フランスを代表するヴァイオリニストとして国際的に活躍しました。1961年と71年には来日公演も行いましたが、1982年に悲劇的な死を遂げ、世界中のファンを悲しませました。フェラスは戦後のドイツでも人気が高く、各地の放送局が収録・放送した演奏がCD復刻されていますが、このセットはベルクを除く全曲がオリジナル・マスターからの初CD化。ヴァイオリン音楽のファンは注目のリリースです。 この4枚組のBOXセットは、ヴァイオリンのレパートリーの中でもとりわけ重要な作品が収録されているのが嬉しいところ。いずれも堂々たる演奏ですが、中で特筆すべきは、まずCD2のエネスクのソナタ第3番。後の1962年の録音よりも全体的にテンポは速めで、即興的な高揚感が伝わります。フェラス&バルビゼ・デュオの絶頂期の記録です。 CD3では、チャイコフスキーの第1楽章におけるカデンツァでの即興的な音運びがフェラスの真骨頂。CD4のブロムシュテットと共演したブラームスは当時から評判になっていたもので待望のCD化。ベルクの協奏曲は、フェラスがフランス初演を行って以後、得意としていたレパートリーであり、ギーレンの分析的な指揮も見事です。 全て、オリジナルマスターテープより今回のリリースのために全て新たにマスタリングを行うことで、1950年代のモノラル録音でも鮮烈な音色が再現されており、フェラス・サウンドが味わえます。 -
コンダクターズ・イン・リハーサル
マリス・ヤンソンス編[4枚組] [マリス・ヤンソンス(指揮)/バイエルン放送交響楽団]発売日:2022年05月13日
CD 4枚組価格:3,525円(税込、送料無料)
演奏家にとってはコンサート本番がすべてですが、その本番を作り上げるリハーサルこそ、指揮者の解釈やオーケストラを導く力量を明らかにします。この4枚組のセットでは、マリス・ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団の膨大なリハーサル録音から、ヤンソンスに縁の深いスラヴ系音楽のリハーサルをとり上げており、その音楽作りを目撃しているような気分を味わえるでしょう。ヤンソンスがバイエルン放送響の首席指揮者に任命されながらも正式な着任前だった2001年の「ペトルーシュカ」と、2004年の「悲愴」、更に2016年の「レニングラード」及び翌2017年の「交響的舞曲」へと辿ることで、指揮者とオーケストラとの関係が熟成されてゆくのも感じ取ることができます。 リハーサルはドイツ語。また各CD冒頭にバイエルン放送の解説者を務めたフリードリヒ・シュロッフェルによるイントロダクション(ドイツ語)が収録されています。
-
〈Capriccioレーベル 40周年記念名演集〉
交響曲集 [さまざまな演奏家]発売日:2022年05月13日
CD 10枚組価格:5,325円(税込、送料無料)
Delta-music社のレコード制作部門として1982年にケルン近郊で設立されたCAPRICCIOは、当時主流となりつつあったデジタル録音技術を使い、ドイツ語圏の演奏家と音楽を中心に制作を行いました。様々なジャンルの名盤がありますが、この10枚組にはCAPRICCIOレーベルが得意とする初期古典派の作品から近代までの交響曲を収録。この中にはシャーンドル・ヴェーグが指揮するカメラータ・ザルツブルクのモーツァルトをはじめ、ネヴィル・マリナーとアカデミー室内管弦楽団によるウィリアム・ボイスの交響曲集や、ベストセラーを記録したヘルベルト・ケーゲルとドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団のベートーヴェン、弦の響きの美しさで知られるサンデルリンクとベルリン交響楽団のブラームス、ジェイムズ・コンロンとバイエルン放送交響楽団によるシュルホフなど、膨大なカタログの中から素晴らしい演奏が選ばれており、レーベルの歴史を俯瞰するものとしても貴重なBOXとなっています。
-
BASSOON STEPPES
バスーンの大平原 [ローラ・デスクール(ファゴット)/パロマ・クアイダー(ピアノ)]Bassoon and Piano Recital: Descours, Lola / Kouider, Paloma - SHOSTAKOVICH, D. / RIMSKY-KORSAKOV, N.A. / RACHMANINOV, S. (Bassoon Steppes)
発売日:2022年05月13日 NMLアルバム番号:ORC100190
CD価格:1,950円(税込)
-
EX AEQUO - 同等に [デュオ・ディヴァージタズ]
Flute and Piano Recital: Duo Diversitas - BACH, J.S. / MOZART, W.A. / SCHUBERT, F. / LISZT, F. / TCHAIKOVSKY, P.I. / KREISLER, F. (Ex Aequo)
発売日:2022年04月22日 NMLアルバム番号:8.551454
CD価格:1,900円(税込)
ギターのマリサ・ミンダーとフルートのエフゲニヤ・スパリンガーによって2015年に設立されたデュオ・ディヴァージタスは、クロアチアとハンガリーの国際室内楽コンクールで1位を獲得し、国際的な活躍を始めました。 このデビュー作となるラテン語の「EX AEQUO=同等に、一緒に」をタイトルに据えたアルバムには、バロック期の作品から古典派、ロマン派、有名曲の編曲、デュオのために書かれたハンス・ハウクの「カプリッチョ」まで多岐にわたる作品が収録されており、まさにアンサンブル名の「Diversitas=多様性」を表すものとなっています。 二人の息のあった演奏は聴き手を魅了します。
-
〈Best Loved Opera Arias〉
Spectacular Soprano
スペクタクルなソプラノ [さまざまな演奏家]SPECTACULAR SOPRANO - Best Loved Opera Arias
発売日:2022年01月14日 NMLアルバム番号:8.578188
CD価格:1,900円(税込)
イタリア語で「上」を指す“sopra”という言葉が元になったソプラノ。女声の一番高い声域を指し(この音域を出せる男性も存在します)、《魔笛》の「夜の女王」のような技巧的で軽やかなコロラトゥーラ、プッチーニの多くのヒロインのようにしっとりとした表現を得意とするリリコ・スピント、重厚で劇的な表現を得意とするドラマティコなど、さまざまなタイプに分類されます。 このアルバムではソプラノが歌う代表的なレパートリーを紹介しており、さまざまな歌唱を楽しむことができます。
-
〈Best Loved Opera Arias〉
Thrilling Tenor
スリリングなテノール [さまざまな演奏家]THRILLING TENOR - Best Loved Opera Arias
発売日:2022年01月14日 NMLアルバム番号:8.578190
CD価格:1,900円(税込)
-
トッシー・スピヴァコフスキー(ヴァイオリン)
バッハ、ベートーヴェン、メノッティ [トッシー・スピヴァコフスキー(ヴァイオリン) 他]発売日:2021年12月17日
CD価格:2,175円(税込)
卓越したボウイングで知られるヴァイオリニスト、スピヴァコフスキー。
彼の代名詞ともいえるバッハ、メノッティを中心に収録した1枚!トッシー・スピヴァコフスキー(1906-98)はウクライナのオデッサ生まれ。9人兄弟の末っ子で、彼を含む5人が音楽家になりました。後に一家はベルリンへ移住。6歳でヴァイオリンを始めたスピヴァコフスキーは目覚ましい上達ぶりを見せ、1917年には早くもベルリンでリサイタル・デビュー。その後、アドルフ・ブッシュやゲオルク・クーレンカンプを育てたヴィリー・ヘスに師事し、ソリストとしてキャリアを積みました。 1926年にフルトヴェングラーに招かれてベルリン・フィルのコンサートマスターに就きますが、翌年には辞職しソリストに専念。ナチスが台頭するとオーストラリアを経てアメリカに移住し、1942年から45年までアルトゥール・ロジンスキが率いるクリーヴランド管弦楽団のコンサートマスターを務めました。在任中の1943年1月にはバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番のアメリカ初演でソリストを担当しています。 スピヴァコフスキーは特に卓越したボウイングで知られ、専門家による研究書が出ているほど。1950年代にはバロック音楽の演奏に大きく湾曲した弓(いわゆる「バッハ弓」に相当)を併用し、原盤解説によれば、バッハのソナタ第1番では速い楽章は通常の弓を、緩徐楽章やフーガでは「バッハ弓」を使用しています。 また同時代の曲にも意欲的に取り組み、バルトークに加えて、セッションズ、マルタン、キルヒナー、ニールセン、ハルトマン、ロージャ、ストラヴィンスキーらの協奏曲を演奏しました。ここに収められたメノッティはジンバリストが委嘱・初演した作品ですが、スピヴァコフスキーが頻繁に演奏したことによって彼の代名詞のようになりました。 -
マリス・ヤンソンス・エディション
[70枚組 BOX] [バイエルン放送交響楽団/マリス・ヤンソンス(指揮)]発売日:2021年11月05日
57CD+11SACD+2DVD 70枚組価格:45,000円(税込、送料無料)
マリス・ヤンソンス とバイエルン放送交響楽団との偉業の集大成!
12枚の初CD化を含む豪華70枚組BOXの登場バイエルン放送交響楽団の第5代首席指揮者として2003年から2019年まで数々の名演奏を繰り広げたマリス・ヤンソンス。2019年12月1日に世を去ると、その訃報は世界の音楽界に大きな悲しみをもたらしました。特にバイエルン放送交響楽団及び合唱団の団員とは家族のような、人間味あふれる関係であり、それが演奏にも反映していたと伝えられています。 このBOXセットは、BR-KLASSIKに遺された録音・録画からヤンソンスとバイエルン放送交響楽団の業績を集大成したもので、LPサイズの豪華ボックスにはCD、DVD合わせて70枚もの録音・録画が収められており、マーラーの交響曲4曲やモーツァルトのレクイエムなど12曲が初CD化。 オールカラー全72ページの大判ブックレットにはヤンソンスの幼少期を含む貴重な写真が多数掲載されています。 マリス・ヤンソンスの人と芸術を愛する人には、是非手許に置いて頂きたいBOXとなっています。 -
『冬の旅』
~世界のクリスマス音楽を女声ア・カペラで~ [レズィティネラント、ティエリー・ゴマール]発売日:2021年11月19日
CD価格:2,475円(税込)
女声3声のア・カペラで綴られる、時空を越えたヨーロッパ昔日の響き幼い頃から古楽に親しみ、早くからチェンバロやヴィオラ・ダ・ガンバの演奏を学んだのち歌手に転じたポリーヌ・ラングロワ・ド・スワルトが、演劇シーンでも活躍する同世代の若き歌手二人とともに結成した女声ア・カペラ・ユニット、レズィティネラント。フランス語で「放浪する者たち」を意味するグループ名が示す通り、さまざまなジャンルにわたって30もの異なる言語の歌を聴かせる彼女たちにしか紡ぎ出せないクリスマス・アルバムが、フランスの古楽音楽祭団体を母体とするAmbronayレーベルから登場。 世界各地の歌を巡るプログラムに唯一の器楽奏者としてゲスト参加しているのは、凄腕オルガネット奏者クリストフ・デリーニュとのタッグで数々の中世音楽アルバムを制作してきた、凄腕パーカッショニストのティエリー・ゴマール! 低音が存在しない、澄み切った和声が美しい女声ア・カペラの浮遊感を活かしながら、そこに絶妙な彩りを添えてゆく各種打楽器の響きが好ましく、ジャケット写真がまるでこのアルバムをサウンドトラックとする映画の一場面のようにも見えてきます。 リトアニア語、カタルーニャ語、ルーマニア語など、日本では決して馴染み深いとはいいがたい異国語も雰囲気満点、「ここではないどこか」の気配に満ちた音の旅に誘われる1枚です。
-
「アンソロジー」
アロイス・J・ ホーフシュトラッサー
ライヴ録音集[12枚組 BOX] [アロイス・J・ ホーフシュトラッサー(指揮)]HOCHSTRASSER, Alois J.: Anthology (An)
発売日:2021年11月26日 NMLアルバム番号:Gramola99257
CD 12枚組価格:6,675円(税込、送料無料)
アロイス・J・ホーフシュトラッサー(1941-)はオーストリアの指揮者。ウィーン大学とウィーンの音楽芸術大学でハンス・ギレスベルガーとハンス・スワロフスキーに指揮と合唱指揮を学んだ後、セルジュ・チェリビダッケの薫陶を受けました。1966年から1971年まではグラーツ大聖堂のカペルマイスターを務め、1971年にグラーツ・コンサート合唱団を設立、指揮するとともに、エルル国際オーケストラ週間(チロル)=現チロル・フェスティバル・エルルを設立したほか、さまざまな教育機関で教職に就き後進の指導にあたりました。また長年にわたりパノニア・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者を務めています。2003年にはフランツ・シュミットの『7つの封印の書』をハンガリーで初演するなど作品の普及に尽力し、ウィーンのフランツ・シュミット・コミュニティの名誉市民に選ばれました。 ホーフシュトラッサーが芸術監督兼会長を務めるインターパノン・コンサート・ソサエティの制作によるこのボックスセットは、グラーツ・コンサート合唱団の50年に及ぶライヴ録音を中心に収録しています。収録曲はバロックからウィーン古典派、ロマン派、近代音楽までに及ぶ交響曲、協奏曲の楽章、オラトリオ、ミサ曲、オペラの抜粋等と多岐にわたるもの。 使用された音源は、グラーツの歴史的なホールであるシュテファニエンザールや、レオーベンのゾンマーフィルハーモニー国際音楽祭、ヴァイツでのペンテコステ・コンサートなどのライヴ録音を中心に、フェルトバッハやフォラウ(シュタイアーマルク州)での チャリティ・コンサートの録音も収録。さらにハイドンの『天地創造』、ベートーヴェンの第九、ブルックナーの交響曲第7番の全曲録音も収録されています。 オーストリアの文化に深く根ざしながらも、日本では広く知られているとは言えないホーフシュトラッサー。その指揮芸術に触れる上で恰好のリリースです。
-
ランデヴー・ウィズ・
マルタ・アルゲリッチ 第2集
アルゲリッチ・ウィズ・フレンズ 2019 ハンブルク・ライヴ [マルタ・アルゲリッチ ほか]Rendez-vous with Martha Argerich Vol.2
発売日:2021年10月22日
CD 6枚組価格:7,275円(税込、送料無料)
アルゲリッチ&フレンズ2019年ライヴ、アルゲリッチの「子供の情景」収録!世界中の音楽ファンを沸かせた2018年ライヴ(AVA10572)の続編として、翌2019年に同じハンブルクで行われたライヴが6枚組というボリュームで登場。アルゲリッチ本人の演奏トラックが多いことも魅力で、中には貴重なソロ録音「子供の情景」も含むのが嬉しいところ。 さらにシルヴァン・カンブルランとの共演によるプロコフィエフ、シャルル・デュトワとの共演でチャイコフスキーを収録しており、デュトワはストラヴィンスキーの「結婚」の指揮も担当。 ルノー・カピュソン、ミッシャ・マイスキー、カティア・ブニアティシヴィリ、テディ・パパヴラミ、スティーヴン・コヴァセヴィチ、酒井茜など、今回も素晴らしいゲストたちの共演を楽しむことができるほか、2019年の来日公演でも大きな評判となったエフゲニ・ボジャノフのスカルラッティも収録しています。
-
オスカー・シュムスキー
モーツァルト(1756-1791):
ヴァイオリン協奏曲 第5番(1955)他 [オスカー・シュムスキー(ヴァイオリン)]発売日:2021年10月15日
CD価格:2,175円(税込)
ロシアの血をひくシュムスキーが愛したモーツァルトの協奏曲第5番と
未発表音源を含む小品集オスカー・シュムスキー(1917-2000)にとってモーツァルトのK.219は特別な曲。7歳の時にストコフスキー指揮のフィラデルフィア管弦楽団に招かれて演奏し、神童として注目を集めたのがこの曲でした。 このCDに収められたのは、シュムスキーにとって同曲の初録音。当時の音楽ファンの間では待望の1枚だったことでしょう。楽譜に無い音を加えるなど、当時の演奏スタイルの記録としても興味深いものがあります。 4から10はRCAへの録音で、当時流行していた人気歌手と著名ヴァイオリストの組み合わせ。ラフマニノフの4曲は英語歌唱です。11から14はオケをバックにしたソロの録音。11-13は過去の発売歴が不明ですが、シュムスキーの関係者の提供により復刻となりました。 変わり種は13。往年のタイヤメーカー、米ファイアストーン社はかつてラジオとテレビで音楽番組を提供しており、シュムスキーは一時期、番組所属のオーケストラのコンサートマスターでした。この曲はファイアストーン創業者の夫人が作曲した抒情的なポップス。 14のやや甘口なアレンジともに、20世紀半ばのアメリカの空気を伝えます。 -
クリスマス・メディテーション100 [さまざまな演奏家]
100 CHRISTMAS MEDITATION
発売日:2021年10月22日 NMLアルバム番号:C7371
CD 5枚組価格:3,825円(税込、送料無料)
クリスマス・クラシックス100(C7331)に続くCapriccioレーベルのクラシック・コンピレーション・アルバム。今作のクリスマス・メディテーション100は、タイトル通り瞑想的で落ち着いた美しい旋律を持つ曲が100曲集められています。 クリスマス・オラトリオ、メサイアなどのクリスマスに欠かせない曲集からの抜粋や、バロック時代の合奏協奏曲やクリスマス・キャロル、バッハ/グノーの「アヴェ・マリア」や「きよしこの夜」などおなじみの作品までヴァラエティに富んだ内容です。 伝統あるドレスデン聖十字架合唱団、ウィーン少年合唱団、ヘルマン・マックスが指揮するライニッシェ・カントライ、ヨッヘン・コヴァルスキーなどCapriccioが誇る名演奏家たちの演奏でお楽しみください。 (演奏家名の詳細は割愛させていただきます)
収録作曲家:
- アダン
- アルビノーニ
- ヴァーゲンザイル
- ヴィヴァルディ
- ウィリス
- エステルハージ
- G.ガブリエリ
- ガリレイ
- グノー
- グリーグ
- グルーバー
- コレッリ
- サン=サーンス
- シューベルト
- シュミット
- シュメルツァー
- チャイコフスキー
- テレマン
- 伝承曲
- ノイナー
- J.C.F.バッハ
- J.S.バッハ
- バルサンティ
- パレストリーナ
- ハンドル(ガッルス)
- ビュファルダン
- フィナーレ
- フランク
- ブルッフ
- M.プレトリウス
- ペシェッティ
- ベネデッティ
- ヘルベック
- ヘンデル
- ボノンチーニ
- A.マルチェッロ
- マンチーニ
- マンフレディーニ
- メンデルスゾーン
- モルター
- ライヒャルト
- ラインベルガー
- ルイエ
- ルター
- レーガー
- ロカテッリ
-
ハンサム四兄弟
HOME [ハンサム四兄弟(宮本益光、与那城敬、近藤圭、加耒徹)]4 HANDSOME BROTHERS: Home
発売日:2021年10月22日 NMLアルバム番号:MYCL-00011
CD国内盤価格:2,750円(税込)
その歌声はまさに「ハンサム」!
スター歌手4人が結成した夢のユニット「ハンサム四兄弟」デビュー!日本を代表する煌めくバリトン歌手たちが手を取り結成した夢のユニット、「ハンサム四兄弟」のデビューアルバムです。長男/宮本益光、次男/与那城敬、三男/近藤圭、四男/加耒徹という稀代の歌手による豪華な競演! オペラやコンサートなどで活躍する4人の魅力溢れる歌声とキャラクターが存分に収められています。華々しく活躍するこのメンバーたちが集まると流れる優しい空気。聴くものの心を休ませるような、まさに「Home」(=「ハンサム四兄弟」)の雰囲気を感じることでしょう。 収録曲は各々「愛」の溢れる歌曲を持ち寄り、感情豊かにソロを披露。また四重奏では高らかに歌の喜びを届けます。4人の甘く優しい歌声、美しいハーモニーをお聴きください。 -
英国ロイヤル・バレエ
「ザ・コレクション」BOX [英国ロイヤル・バレエ]発売日:2021年10月29日
Blu-ray 15枚組価格:19,005円(税込、送料無料)
大好評BOX、新装版にて登場!バレエ・リュスで活躍したデイム・ニネット・ド・ヴァロワが1931年にロンドンに設立したバレエ団がいく度かの変遷を経て1956年に英国王室の詔勅(ロイヤル・チャーター)を受け、コヴェント・ガーデン王立歌劇場に本拠をおく王立バレエ団(英国ロイヤル・バレエ)となりました。設立当初からのアシュトンやマクミランに代表される演劇性の高い振付は同バレエ団の伝統として脈々と現代に受け継がれています。 本コレクションは2016年、英国ロイヤル・バレエのロイヤル・チャーター60周年を記念して、世界のバレエ界の頂点に輝く同バレエ団のクラシック・バレエの代表作にコンテンポラリー作品を加えたレパートリーを大集成。ロホ、ヌニェス、コジョカル、吉田都、カスバートソン、アコスタ、マクレー、ワトソン、ボネッリ、2016年にプリンシパルに昇格した高田茜、平野亮一も登場、綺羅星を並べるスターダンサー出演の「ザ・コレクション」の名に相応しい英国ロイヤル・バレエの精華を、すべてのバレエ愛好家にお届けします。 多くの図版、写真を含む豪華解説書付!
-
イダ・ヘンデル
SWR録音集 1953-1967 [イダ・ヘンデル(ヴァイオリン)/シュトゥットガルト放送交響楽団/ハンス・ミュラー=クライ(指揮)]Violin Concertos - BRAHMS, J. / MENDELSSOHN, Felix / TCHAIKOVSKY, P.I. / DVOŘÁK, A. (Haendel, Stuttgart Radio Symphony, Müller-Kray) (1953-1967)
発売日:2021年10月08日 NMLアルバム番号:SWR19427CD
CD 3枚組価格:2,400円(税込)
ポーランド出身のヴァイオリニスト、イダ・ヘンデル(1928-2020)が弾く名ヴァイオリン協奏曲集。 ベルリンでカール・フレッシュに、またパリでジョルジュ・エネスコに師事、情熱的な感情表現と、巧みな演奏技術によって「ヨハンナ・マルツィやジネット・ヌヴーと並ぶ伝説のヴァイオリニスト」と呼ばれ、デビューから70年にわたり聴衆を魅了してきたヘンデル。録音の少ないことでも知られ、この1950年代から60年代の一連の録音はとても貴重なものです。 バックを務めるシュトゥットガルト放送交響楽団を指揮するのは当時首席指揮者のハンス・ミュラー=クライ。ニュアンスに富んだ彼女の演奏を支えています。
-
アニマ・エテルナ・ブリュッヘBOX
~国民楽派からガーシュウィンまで~ [ジョス・ファン・インマゼール、アニマ・エテルナ・ブリュッヘ]発売日:2021年09月17日
CD 7枚組価格:4,425円(税込、送料無料)
パイオニアとしての圧倒的な偉業。19〜20世紀管弦楽の真相に迫った名盤群現代のピアノではなく、19世紀以前の作曲家たちが知っていた当時のモデルの歴史的ピアノを早くから弾きこなし、バロックやモーツァルトからドビュッシー、ラフマニノフに至る広範な演目で「作曲当時の姿」を解き明かしてきた古楽大国ベルギーの才人ジョス・ファン・インマゼール。信頼できる古楽器奏者たちを集めてのアニマ・エテルナ(現在の呼称は拠点都市の名を冠しての「アニマ・エテルナ・ブリュッヘ」)では、モーツァルトのピアノ協奏曲に始まりベートーヴェン作品での画期的録音で注目を集めましたが、その後Zig-Zag Territoiresではヨハン・シュトラウス、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、さらにオルフやガーシュウィン……と、オーケストラ演奏の王道演目にどんどん切り込み、その発表当初の響きを探り続け世界を驚かせました。 同レーベルの音源を受け継いだAlphaからは、ベートーヴェンの交響曲全集やフランス音楽BOXに続いて今回、ロマン派以降の作曲家たちのBOXが登場。2018年にAlphaから発表されたガーシュウィン古楽器演奏アルバム(!)まで含め、客観性を重視しながらパッションに溢れた妥協のない解釈の数々を、改めて味わい尽くす好企画となっています。 なおDISC7は86分を超える収録時間のため、一部のプレイヤーでは正常に再生できない場合があります。商品の仕様となりますので、ご了承ください。 またブックレットに一部誤記がございますが、そのままでのご提供となります。
収録作曲家:
-
FROM RUSSIA - ロシアより
クラリネットとオーケストラのための音楽集 [イアン・スコット(クラリネット)/ロイヤル・バレエ・シンフォニア/ロビン・ホワイト(指揮)]Clarinet and Orchestra Music - MONTI, V. / MUSSORGSKY, M.P. / RIMSKY-KORSAKOV, N. / TCHAIKOVSKY, P.I. (From Russia) (I. Scott, R. White)
発売日:2021年09月10日 NMLアルバム番号:DDA25223
CD価格:2,250円(税込)
イギリスを拠点に活躍するアレンジャー・指揮者ロビン・ホワイトによるクラリネットとオーケストラのためのロシアにまつわる音楽集。チャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」や歌曲、ムソルグスキーのオペラから有名な「ゴパーク」などの名曲が、クラリネット独奏を伴う斬新なオーケストラ作品に生まれ変わっています。 もともとは吹奏楽とクラリネットで奏でられるリムスキー=コルサコフの「クラリネット協奏曲」の伴奏部も見事な変身を遂げています。 ホワイトのオリジナル「ロシア組曲」もクラリネットが縦横無尽に活躍する活気ある曲。使われている旋律はいかにもロシア風であり、ロシア民謡の特長が良く捉えられた楽しい作品です。 最後に置かれたモンティの「チャールダーシュ」では、ひねりの加えられたオーケストラの伴奏に乗って歌われるクラリネットの超絶技巧が聴きどころ。 ここでクラリネットを吹いているのはロイヤル・バレエ・シンフォニアの首席奏者イアン・スコット。フリーランスの奏者としても忙しい毎日を送っています。
収録作曲家:
-
マチエイェフスキ(1910-1998):
〈2台ピアノによる編曲作品集 第3集〉
J.S.バッハ、チャイコフスキー、フランク、パデレフスキ、クライスラー、アルベニス、タウベ [カタジナ・ライス(ピアノ)/ピョートル・ケピンスキ(ピアノ)]発売日:2021年08月27日
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
ポーランドの作曲家マチエイェフスキの「2台ピアノのための編曲集」第3集。 マチエイェフスキはドイツで生まれ、ベルリンのシュテルン音楽院で学び、ポズナン音楽院を経てワルシャワ音楽院でカジミェシュ・シコルスキに師事、初期の作品はカロル・シマノフスキに評価されました。ナディア・ブーランジェに師事するために1934年にパリに留学しましたが、その後は亡くなる直前までポーランドに戻ることはなく、イギリスやスウェーデンでピアニスト、作曲家として活躍しました。 そんなマチエイェフスキの生涯の物語はポーランド国内で2回も映像化されるなど、近年その人気が高まりを見せています。とりわけ完成までに10年以上の年月を要した「死者のためのミサ曲」(1959)は1960年に初演されて高い評価を受けました。彼の「2台ピアノのための編曲」はライフワークの一つで、自身のコンサートで演奏されただけではなく、ユニークなピアノのレパートリーとして多くのピアニストたちにも愛奏されました。近年、作品の人気が再燃の兆しを見せています。 第3集にはバッハやチャイコフスキーらの作品に加え、フランクの難曲「交響的大曲」の編曲も含まれています。
-
ユリア・ヴァラディ
ORFEO録音集 [ユリア・ヴァラディ(ソプラノ) 他]発売日:2021年08月27日
CD 10枚組価格:6,300円(税込、送料無料)
2021年9月1日に80歳の誕生日を迎える名ソプラノ、
ユリア・ヴァラディの記念BOXハンガリーで生まれ、ルーマニアで指導を受けたユリア・ヴァラディは、1962年にクルジュ国立歌劇場で歌手デビューを果たし、フランクフルト歌劇場を経て、1972年にバイエルン国立歌劇場の専属歌手になりました。1977年にバリトンのディートリヒ・フィッシャー=ディースカウと結婚。1998年に引退を発表するまでオペラから歌曲まで幅広いレパートリーで聴衆を魅了しました。マリア・カラスの後継者と目され、世界中の歌劇場で歌ったヴァラディですが、その活躍の軸は常にバイエルン国立歌劇場を中心としたドイツ、オーストリアの歌劇場にありました。 この10枚組のBOXにはヴェルディやプッチーニ、ワーグナーのオペラ・アリアからモーツァルト、リヒャルト・シュトラウス、チャイコフスキーの歌曲までヴァラディが得意とした作品を収録。最愛の夫、フィッシャー=ディースカウも指揮者として、また歌手として登場しています。 彼女のドラマティックで輝かしい声を存分にお楽しみください。 -
Favourite Orchestral Classics
オーケストラ名曲集 [フィルハーモニック・コンサート・オーケストラ/イアン・サザーランド(指揮)]Favourite Orchestral Classics - BACH, J.S. / CHARPENTIER, M.-A. / GRIEG, E. / PROKOFIEV, S. (Philharmonic Concert Orchestra, I. Sutherland)
発売日:2021年07月16日 NMLアルバム番号:ARIADNE5012
CD価格:2,250円(税込)
1936年、グラスゴー出身の指揮者イアン・サザーランド。1966年からBBCスコティッシュ・ラジオ・オーケストラの指揮者に就任、1972年にオーケストラが改変されるまで、軽音楽を中心とした演奏で幅広い人気を獲得しました。 その後はBBCコンサート・オーケストラにたびたび客演し、BBCラジオの「フライデー・ナイト・イズ・ミュージック・ナイト」に定期的に出演するなど幅広いレパートリーで聴衆を魅了しました。1980年代にはBBCラジオ・オーケストラに初の首席指揮者として就任し、1991年にオーケストラが解散するまで、バロック、クラシック、ロマンティック、コンテンポラリーの作品に加え、ハリウッドやブロードウェイのミュージカルまで数多くの作品を演奏した功績で知られています。 このアルバムには、1988年と1992年にフィルハーモニック・コンサート・オーケストラと行った録音が収録されており、3世紀にわたる16人の作曲家のさまざまな作品を聴くことができます。祝祭的なシャルパンティエの「テ・デウム」からの前奏曲や、あまり耳にすることのないコールリッジ=テイラーの「ナネットの奇想曲」、熱狂的なハチャトゥリアンの「剣の舞」など、耳に楽しい名曲が次々と聞こえてくる楽しい1枚です。
-
ストコフスキー
1925年電気録音全集 [フィラデルフィア管弦楽団 レオポルド・ストコフスキー(指揮) タデウス・リッチ(ヴァイオリン)]発売日:2021年06月25日
CD価格:2,175円(税込)
1925年4月からストコフスキーとフィラデルフィア管が行った、Victorへの電気録音を集めたCD。 ドヴォルザーク「新世界」のセッション最終日に録音されたチャイコフスキー「悲愴」第1楽章の中間部を編曲した「アンダンテ」は、どういう理由か(コーダ開始すぐにバイクのクラクションらしき音が入っているせいか?)お蔵入りになったもので、このCDが初出となりました。
収録作曲家: