Musique en Wallonie

首都ブリュッセルを挟む、北のフランデレン州(オランダ語圏)と南ワロン州(フランス語圏)からなるベルギーで、ワロン州政府の後援のもと音盤制作を続けてきたMusique en Wallonie(ミュジーク・アン・ワロニー)は、この地の豊饒な音楽文化を世界に発信するレーベル。 イザイ、フランク、ジョンゲンらに代表されるフランス語圏ベルギーの作曲家たちのほか、ラッススやデュファイなどネーデルラント楽派にも名盤は多く、カントロフやインマゼールなど意外な大物の音源も少なからずリリースしてきた実績は見逃せません。カラー書籍風の豪華なブックレットには写真も満載。その充実した内容を、国内仕様では図版詳細まで訳付でお届けします。

  • 商品番号:MEW1787

    Musique en Wallonie

    ロジステル(1879-1964)第一次世界大戦中の作品
    ヴィオラ協奏曲
    ラメントとアレグロ・エネルジコ
    弦楽四重奏曲 第2番
    告別 詳細ページ
    [テレーゼ=マリー・グリッセン(ヴィオラ)、ジャン=ポール・デシー(指揮) ワロン王立室内管弦楽団、ゴン弦楽四重奏団、アンヌ・レオナルド(ヴィオラ)]

    ROGISTER, J.: Lamento et Allegro energico / String Quartet No. 2 (Œuvres de la Grande Guerre) (Gong Quartet, Wallonie Royal Chamber Orchestra, Dessy)

    発売日:2019年03月29日 NMLアルバム番号:MEW1787

    CD 通常価格:3,025円セール特価!:2,400円(税込)

    ベルギーの作曲家にして、リエージュ弦楽四重奏団などでも活躍したヴィオラ奏者、ジャン・ロジステルによる作品集。演奏者としての感性を大いに生かした無類のメロディ・メーカーであり、たいへんロマンティックな作風で知られます。 このアルバムはかつてリリースされた音源から、第一次世界大戦中の作品を中心に編集されたもの。当時ロジステルはドイツ軍の侵攻からなんとか逃れたものの、身重であった若い妻を出産後に亡くしてしまいます。その深い悲しみの中で書かれた「ラメント」は、彼の作品の中でも最も悲痛なものの一つ。数十年後の第二次世界大戦中には、より動きのある「アレグロ・エネルジコ」が書かれ、この「ラメント」と組み合されました。 小規模なヴィオラ協奏曲と弦楽四重奏曲第2番はほぼ同時に書かれ、リエージュ音楽院の学長ジュール・ロベールに捧げられたもの。世界大戦終結への思いが込められた「告別(Adiu)」は、その数か月後に再婚することになるリデ夫人に捧げられた美しい小品で、ソロはヴィオラのほかヴァイオリンとチェロ(リデ夫人はチェロ奏者でした)でも演奏できるようになっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:MEW1890

    Musique en Wallonie

    トルリ(1660頃-1737)
    オラトリオ『現世のむなしさ』 詳細ページ
    [バルバラ・シュリック、イングリット・シュミットヒューゼン、ディレク・リー・レイギン 、ロジャーズ・カヴィー=クランプ、ミヒャエル・ショッパー、ムジカ・アンティクヮ・ケルン、ラインハルト・ゲーベル]

    TORRI, P.: Vanità del mondo (La) [Oratorio] (Schlick, Schmithüsen, Ragin, Schopper, Cologne Musica Antiqua, Goebel)

    発売日:2018年12月19日 NMLアルバム番号:MEW1890

    CD 2枚組日本語オビ付き 通常価格:3,025円セール特価!:2,400円(税込)

    アレッサンドロ・スカルラッティやカンプラなどと同じ頃、つまりヴィヴァルディやバッハよりも一世代上に属するピエートロ・トルリは、ミュンヘンとブリュッセルで覇権を誇ったバイエルン選帝侯の宮廷作曲家として大いに活躍したイタリア人作曲家。基本的に、このトルリの作品で現代蘇演されたものはことごとく名作……といってもよいくらい、1700年前後のイタリア音楽の粋をあつめた旋律美とダイナミズム豊かな音楽ばかりを綴った天才でもあります。 南ネーデルラント〈のちのベルギー〉の音楽は17世紀末頃から、リュリの系譜をひくフランス音楽と、イタリアから来た音楽家たちが根付かせつつあったイタリア音楽とがせめぎあい、独特の発展をみせていました。その渦中にあって、同時代のイタリア人フィオッコとともにイタリア音楽の魅力を同地に根付かせたトルリの、1706年初演のオラトリオ『現世のむなしさ』は受難節を彩った端正な充実作。 オーボエひとつと弦楽器・通奏低音だけの器楽伴奏と数少ない歌手による室内編成で奏でられるのは、フランスの「ルソン・ド・テネブル」と同じく豪奢なことが許されない時期のために書かれた音楽だから。しかし本盤は1988年の記念碑的放送録音で、全盛期のムジカ・アンティクヮ・ケルンと名古楽歌手たちが居並ぶ演奏陣の豪華さは圧巻! 古楽器アンサンブルの機微を知り尽くしたうえでの「攻め」にあふれたスリリングな演奏で知られたグループが、その後それぞれのアンサンブルを結成することになる名手ぞろいの時期に刻んだ録音というのはまったく見逃せません。 バルバラ・シュリックやディレク・リー・レイギンら、バロックオペラ復興の立役者となってきたレジェンド級歌手たちの絶美の演奏表現にも着目したいところ。ブリュッセル音楽界が1700年前後にどれほどエキサイティングだったかも含め、解説の充実度もありがたいところです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10029

    Musique en Wallonie

    トルリ(1660頃-1737)
    オラトリオ『現世のむなしさ』 詳細ページ
    [バルバラ・シュリック、イングリット・シュミットヒューゼン、ディレク・リー・レイギン 、ロジャーズ・カヴィー=クランプ、ミヒャエル・ショッパー、ムジカ・アンティクヮ・ケルン、ラインハルト・ゲーベル]

    TORRI, P.: Vanità del mondo (La) [Oratorio] (Schlick, Schmithüsen, Ragin, Schopper, Cologne Musica Antiqua, Goebel)

    発売日:2018年12月19日 NMLアルバム番号:MEW1890

    CD 2枚組国内仕様 日本語解説付 価格:2,970円(税込)

    アレッサンドロ・スカルラッティやカンプラなどと同じ頃、つまりヴィヴァルディやバッハよりも一世代上に属するピエートロ・トルリは、ミュンヘンとブリュッセルで覇権を誇ったバイエルン選帝侯の宮廷作曲家として大いに活躍したイタリア人作曲家。基本的に、このトルリの作品で現代蘇演されたものはことごとく名作……といってもよいくらい、1700年前後のイタリア音楽の粋をあつめた旋律美とダイナミズム豊かな音楽ばかりを綴った天才でもあります。 南ネーデルラント〈のちのベルギー〉の音楽は17世紀末頃から、リュリの系譜をひくフランス音楽と、イタリアから来た音楽家たちが根付かせつつあったイタリア音楽とがせめぎあい、独特の発展をみせていました。その渦中にあって、同時代のイタリア人フィオッコとともにイタリア音楽の魅力を同地に根付かせたトルリの、1706年初演のオラトリオ『現世のむなしさ』は受難節を彩った端正な充実作。 オーボエひとつと弦楽器・通奏低音だけの器楽伴奏と数少ない歌手による室内編成で奏でられるのは、フランスの「ルソン・ド・テネブル」と同じく豪奢なことが許されない時期のために書かれた音楽だから。しかし本盤は1988年の記念碑的放送録音で、全盛期のムジカ・アンティクヮ・ケルンと名古楽歌手たちが居並ぶ演奏陣の豪華さは圧巻! 古楽器アンサンブルの機微を知り尽くしたうえでの「攻め」にあふれたスリリングな演奏で知られたグループが、その後それぞれのアンサンブルを結成することになる名手ぞろいの時期に刻んだ録音というのはまったく見逃せません。 バルバラ・シュリックやディレク・リー・レイギンら、バロックオペラ復興の立役者となってきたレジェンド級歌手たちの絶美の演奏表現にも着目したいところ。ブリュッセル音楽界が1700年前後にどれほどエキサイティングだったかも含め、解説(国内盤には日本語訳付)の充実度もありがたいところです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:MEW1889

    Musique en Wallonie

    「ザ・ピンク・レディ」
    第一次大戦中のベルギー都市派音楽
    詳細ページ
    [ジョエル・シャルリエ /マクシム・メルニーク/ティヴォリ・バンド/エリック・マトー]

    Popular Hits of the Great War - ACKERMANS, H. / EGERICKX, A. / LAUWERYNS, G. (The Pink Lady) (Tivoli Band, Mathot)

    発売日:2018年11月28日 NMLアルバム番号:MEW1889

    CD日本語帯つき 通常価格:3,025円セール特価!:2,400円(税込)

    このアルバムのリリースからちょうど100年遡った1918年11月は、4年以上におよぶ膠着状態で多くの犠牲者を出してしまった第一次大戦がついに休戦協定を迎えた月。2014年から欧州各地で展開がみられた第一次大戦前後の芸術を再検討するプロジェクト「1914-1918」にとくに熱心だったのは、ドイツ対フランスの戦役のさなか国土荒廃にさらされたベルギーでした。 イザイやジョンゲンをはじめ、大戦で疎開を余儀なくされたことで実績をあげた作曲家たち、あるいは戦火の犠牲となってキャリアを中断されてしまった作曲家たちの復権に力をあげてきたフランス語圏ベルギーのレーベルMusique en Wallonieはいま、企画の最終年を飾るにふさわしく「大戦期間中のベルギー」に着目、20世紀初頭までに欧州随一の文化大国となっていたはずの自国が大いに荒れてゆくのを横目に、たくましく人々の心に潤いをもたらしつづけた音楽家たちの偉業を世に問うアルバムを制作。 音楽院的クラシック王道とはやや一線を画した、サティやシェーンベルクらを育てた大都市圏ならではの音楽世界を「いま」に甦らせるのは、コープマン、ヘレヴェッヘ、ドンブレヒトら古楽先進地オランダ&ベルギーを代表する指揮者たちが絶大な信頼を置いてきた古楽系コントラバス奏者エリック・マトー率いるサロン楽団。1843年製プレイエル・ピアノのまわりに集う室内楽の名手たちが、ソプラノとテノールの甘い歌を交え、ワルツやラグなど「ジャズ前夜」のヨーロピアン・サウンドを艶やかに、本場奏者ならではの共感とともに甦らせてゆきます。 ドビュッシーやラヴェル、R.シュトラウスやシェーンベルク、プロコフィエフなど同時代の周辺諸国の作曲家たちとの比較も面白そうな1枚と言えるのではないでしょうか。

  • 商品番号:NYCX-10023

    Musique en Wallonie

    「ザ・ピンク・レディ」
    第一次大戦中のベルギー都市派音楽
    詳細ページ
    [ジョエル・シャルリエ /マクシム・メルニーク/ティヴォリ・バンド/エリック・マトー]

    Popular Hits of the Great War - ACKERMANS, H. / EGERICKX, A. / LAUWERYNS, G. (The Pink Lady) (Tivoli Band, Mathot)

    発売日:2018年11月28日 NMLアルバム番号:MEW1889

    CD国内仕様 日本語解説付 価格:2,970円(税込)

    このアルバムのリリースからちょうど100年遡った1918年11月は、4年以上におよぶ膠着状態で多くの犠牲者を出してしまった第一次大戦がついに休戦協定を迎えた月。2014年から欧州各地で展開がみられた第一次大戦前後の芸術を再検討するプロジェクト「1914-1918」にとくに熱心だったのは、ドイツ対フランスの戦役のさなか国土荒廃にさらされたベルギーでした。 イザイやジョンゲンをはじめ、大戦で疎開を余儀なくされたことで実績をあげた作曲家たち、あるいは戦火の犠牲となってキャリアを中断されてしまった作曲家たちの復権に力をあげてきたフランス語圏ベルギーのレーベルMusique en Wallonieはいま、企画の最終年を飾るにふさわしく「大戦期間中のベルギー」に着目、20世紀初頭までに欧州随一の文化大国となっていたはずの自国が大いに荒れてゆくのを横目に、たくましく人々の心に潤いをもたらしつづけた音楽家たちの偉業を世に問うアルバムを制作。 音楽院的クラシック王道とはやや一線を画した、サティやシェーンベルクらを育てた大都市圏ならではの音楽世界を「いま」に甦らせるのは、コープマン、ヘレヴェッヘ、ドンブレヒトら古楽先進地オランダ&ベルギーを代表する指揮者たちが絶大な信頼を置いてきた古楽系コントラバス奏者エリック・マトー率いるサロン楽団。1843年製プレイエル・ピアノのまわりに集う室内楽の名手たちが、ソプラノとテノールの甘い歌を交え、ワルツやラグなど「ジャズ前夜」のヨーロピアン・サウンドを艶やかに、本場奏者ならではの共感とともに甦らせてゆきます。 国内仕様盤は詳細解説・歌詞日本語訳付。ドビュッシーやラヴェル、R.シュトラウスやシェーンベルク、プロコフィエフなど同時代の周辺諸国の作曲家たちとの比較も面白そうな1枚と言えるのではないでしょうか。