スヴェンセン(ヨハン)
Svendsen, Johan
| 生没年 | 1840-1911 | 国 | ノルウェー |
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| 辞書順 | 「ス」 | NML作曲家番号 | 23858 |
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ハルヴォルセン/ニールセン:
ヴァイオリン協奏曲集
スヴェンセン(1840-1911):ロマンス [クラッゲルード/マルメ響/エンゲセト]HALVORSEN, J.: Violin Concerto / NIELSEN, C.: Violin Concerto / SVENDSEN: Romance (Kraggerud, Malmö Symphony, Engeset)
発売日:2017年02月24日
NMLアルバム番号:8.573738CD価格:1,900円(税込)
ノルウェーのハルヴォルセンとデンマークのニールセン。そして同じくノルウェーのスヴェンセン。北欧の3人の作曲家のヴァイオリン作品を集めた1枚です。もともと優れたヴァイオリニストとして活動していたハルヴォルセンは、1907年の春、いくつかの新聞のインタビューで「私は今、ヴァイオリン協奏曲を作っている」と応えたため、ノルウェーの音楽界は作品の完成を熱望していました。しかし、独学で作曲を学んだ彼は作品を仕上げる自信が持てず(それまでに編曲や小品は手掛けていたにもかかわらず)結局のところ、なかなか協奏曲を発表できなかったのです。 しかし、当時17歳の才能溢れるカナダの女性ヴァイオリニスト、キャスリーン・パーロウの演奏を聴いたハルヴォルセンは、その名技に感銘を受け、ようやく1908年の秋に協奏曲を完成。その翌年彼女の演奏により初演されたのです。聴衆たちは作品に大絶賛を送りましたが、パーロウ以外の奏者はこの曲を演奏することもなく、そのうちほとんど忘れられてしまいました。ハルヴォルセンは1929年に引退した際、多くの譜面を燃やしてしまったのですが、パーロウが保存していた写譜をもとに、今回のクラッゲルードの演奏で曲が甦ったのです。
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スヴェンセン(1840-1911):
ノルウェー狂詩曲 第1-4番 [南ユラン響/エンゲセト]SVENDSEN, J.: Norwegian Rhapsodies Nos. 1-4 / Romeo and Juliet / Zorahayda (South Jutland Symphony, Engeset)
発売日:2009年10月21日
NMLアルバム番号:8.570322CD価格:1,900円(税込)
この上なく美しいラプソディたち、北欧の澄んだ空気をオケの響きに閉じ込めたかのような味わいノルウェーで生まれ指揮者、ヴァイオリニストとして活躍したスヴェンセンは、グリーグの親友であり、ノルウェーの音楽発展に努めた人でした。彼の作風はロマン派の域を脱するものではなく、どれもがチャイコフスキー風の優しい肌ざわりを持っています。このノルウェー狂詩曲はタイトル通り、リストの「ハンガリア狂詩曲」に触発されたもので、要所要所に民謡的なメロディが使われた情感豊かな作品です。同時期に書かれた2つの作品も色彩豊かなもの。「ゾラハイダ」はワシントン・アーヴィングの書いた「アルハンブラ物語」に触発された作品。彼の出世作でもあります。
収録作曲家:
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レイフ・セーゲルスタム
ONDINE シベリウス録音集[15枚組 BOX] [レイフ・セーゲルスタム、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団 他]発売日:2025年10月10日
CD 15枚組価格:14,400円(税込、送料無料)
セーゲルスタム追悼企画、ONDINEに残したシベリウス録音を集成し、
北欧音楽小品集等も合わせて収録したうれしいボックス!作曲家として300を超える交響曲を書くという離れ業を成し遂げつつ、指揮者としても旺盛に活躍したセーゲルスタム。恰幅のよい体格に、白く豊かなあごひげというサンタクロースを思わせる風貌が印象的で、日本でも愛されていました。母国の先輩作曲家シベリウスの作品は彼にとって重要なもので、デンマーク放送響(1990-92、 CHANDOS)およびヘルシンキ・フィル(2002-04、 ONDINE)の2度にわたり交響曲全集を録音しています。このボックスは、2度目の交響曲全集をはじめとして、彼がONDINEに録音したシベリウス・アルバムを集成。更に、シベリウスの後輩作曲家にあたるクーラやクラミのアルバム、フィンランドやスカンジナビア諸国が生んだ管弦楽の小品集も加えた特別版となっています。 セーゲルスタムの指揮するシベリウスの交響曲はスケールが大きく雄弁、それでいて繊細であたたかみのある解釈が特徴。CHANDOS盤に比べるとONDINE盤はすべての曲で演奏時間が少しずつ短くなっており、構えの大きさはそのままに音楽が引き締まっていることが感じられます。ヴァイオリン協奏曲では1995年にフィンランド人として初めてシベリウス・コンクールを制したペッカ・クーシストのフレッシュなソロが聴けるのも魅力です。 セーゲルスタムは劇音楽や小品の達人でもありました。曲の性格を丁寧に描き、作曲家が込めた情感やドラマなどを細大漏らさずすくいあげて伝えてくれる美点が発揮されたのがボックスセットの最後の2枚。北欧音楽というと、ややもすれば素朴で飾らずに...というイメージがありますが、セーゲルスタムのシンフォニックで色彩豊かな演奏で聴けば、大きな充実感を味わえます。 -
アウアーのレガシー
キャスリーン・パーロウ
HMV&米コロムビア録音全集&CBC放送録音集 [キャスリーン・パーロウ(ヴァイオリン)]発売日:2023年10月06日
CD 2枚組価格:3,000円(税込、送料無料)
20世紀初期に世界的な人気を博したキャスリーン・パーロウ。
ワールド・ツアーで日本を訪れたこともある彼女の懐かしのSP復刻に加え、大注目の初出音源を収録!レオポルト・アウアーの門下の演奏家を紹介するBiddulphレーベル「アウアーのレガシー」シリーズ第2弾は、カナダ生まれの伝説的女性ヴァイオリニスト、キャスリーン・パーロウ(1890-1963)です。パーロウは幼くして才能を発揮し、サンフランシスコでシュポアの弟子ヘンリー・ホルムズに師事、6歳でリサイタル・デビュー。14歳でイギリスにデビューした際は、バッキンガム宮殿で国王エドワード2世のために演奏、その後ロンドン交響楽団とベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を共演し、ベヒシュタイン・ホール(現ウィグモア・ホール)でリサイタルを行いました。 ミッシャ・エルマンの演奏を聴いて感銘を受けたパーロウは、エルマンの師レオポルト・アウアーに師事することを決め、16歳の年にサンクトペテルブルク音楽院に入学。エルマン(パーロウの1歳下)、エフレム・ジンバリスト(1歳上)らと同じクラスで学びました。アウアーがノルウェーのクリスチャニア(現オスロ)で夏期講座を行っていた縁で同地を訪れたパーロウは、ノルウェー国王夫妻の前で演奏し、ある富豪からヴィオッティが使っていた1735年製のグァルネリ・デル・ジェスを贈られました。またハルヴォルセンはヴァイオリン協奏曲を作曲して彼女に献呈しています。 その後はイギリスを拠点として、欧州でビーチャムやワルターといった巨匠たちと共演を重ねて名声と人気を高めました。1909年にはHMVが当時のスター歌手と並ぶ破格の条件で録音契約を提示、1912年にはビクターが擁するクライスラー、エルマン、モード・パウエルへの対抗馬として米コロムビアにスカウトされました。第1次世界大戦後はワールド・ツアーを敢行。1922年には日本を訪れ、ニッポノホンに録音も遺しましたが、1920年代末にはコンサート・ツアーと録音から身を引き、1941年から1963年に亡くなるまでカナダに居を定めて、トロント大学で教育活動を行いつつ、折に触れて室内楽や協奏曲の演奏を行いました。 (曲目・内容欄に続く) -
ロマンス
後期ロマン派デンマークのヴァイオリン秘曲集 [クリスティーナ・オストラン(ヴァイオリン)/ユッカ・イーサッキラ(指揮)/トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団]Violin Recital: Åstrand, Christina - ENNA, A. / GADE, N.W. / GLASS, L.C.A. / MALLING, O. / NIELSEN, C. / NIELSEN, L. / SVENDSEN, J. (Romance)
発売日:2020年12月25日
NMLアルバム番号:6.220652SACD-Hybrid価格:2,400円(税込)
19世紀後半から20世紀初頭にデンマークの作曲家によって書かれた“ロマンス”を集めたアルバム。未出版などの理由でほとんど知られていない曲ばかりですが、どれも北欧の民謡を思わせる美しい旋律をヴァイオリンがロマンティックに歌い上げていて印象的です。デンマーク国立図書館が所蔵していた楽譜などを発掘し、世界初録音を4曲含んでいます。 演奏はデンマーク出身の女性ヴァイオリニスト、クリスティーナ・オストラン。4歳よりスズキメソードでヴァイオリンを学び、24歳の若さでデンマーク国立交響楽団のリーダーに就任、現在もその地位で活躍を続けるほか、夫でピアニスト、パー・サロとの室内楽の演奏でも広く知られています。
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ノルウェー・ヴァイオリン名曲集 [クラッゲルード/ラズモフスキー響/エンゲセト]
Norwegian Violin Favourites
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2000年03月01日
NMLアルバム番号:8.554497CD価格:1,900円(税込)
最も美しいヴァイオリン音楽の数々ロマンティックなメロディーの数々、そしてヴァイオリンという楽器の魅力が満載された佳曲・秘曲による、心洗われる1時間をお約束する一枚です。生前はパガニーニに匹敵する大技巧家として知られていた大ヴァイオリニストのブルの諸作品や、スヴェンセンの「ロマンス」では、清楚にして感傷的な旋律が涙が出るほどの感動を誘います。またシンディングの組曲や、ハルヴォルセンの諸作品に聴くヴァイオリン用法の巧みさには全く驚かされます。前者の第1曲の無窮動的展開は息を呑むほどですし、後者のノルウェー舞曲における民俗的語法をヴァイオリンの名人芸的技巧に取り込んでしまう書法は、あまりに見事なものといわざるを得ません。
