ニールセン(カール)
Nielsen, Carl
生没年 | 1865-1931 | 国 | デンマーク |
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辞書順 | 「ニ」 | NML作曲家番号 | 20138 |
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ニールセン(1865-1931):
交響曲 第2番・第4番 [ロジャー・ノリントン(指揮)/シュトゥットガルト放送交響楽団]NIELSEN, C.: Symphonies Nos. 2 and 4 (Stuttgart Radio Symphony, Norrington)
発売日:2022年10月14日
NMLアルバム番号:SWR19120CD
CD価格:2,175円(税込)
2021年11月、ロイヤル・ノーザン・シンフォニアとの演奏を最後に指揮活動から引退したロジャー・ノリントン。このアルバムではノリントンのレパートリーとしては珍しいデンマークの作曲家ニールセンの交響曲が収録されています。 ロマン主義からモダニズムへの移行期にあった20世紀初頭の作曲家の中でも、特に既成概念から逸脱した独創性で知られ、当時としては挑発的な存在として受け止められていたニールセン。6曲ある交響曲はどれも独自性の高いものですが、ここに収録された2曲の交響曲はどちらも彼の特徴がよく表れています。 第2番は中世の時代、人間の人格を構成すると考えられていた“4つの気質”を音楽で描いたもので、各々異なる性格が絶妙に表現されています。第4番は彼の代表作の一つであり、ニールセン自身による「滅ぼし得ざるもの(不滅)」というタイトルが付されています。 ノリントンは1998年から2011年の13年間にわたりシュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者を務め、作曲当時に聴衆が感じたサウンド・イメージに迫るために、時代考証に基づいてオーケストラのサイズ・配置・奏法を調整し、弦楽器のノンヴィブラート演奏を基調とする「シュトゥットガルト・サウンド」と呼ばれる独自のスタイルを編み出しました。古典派やロマン派の作品でめざましい効果を発したこのスタイル、ここでは荒々しい自然の力を感じさせるような箇所でも響きが濁らず、ニールセンのオーケストレーションを明快かつ劇的に聞かせます。
収録作曲家:
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ニールセン(1865-1931):
アラジン組曲
フェルステル(1859-1951):
愛の歌
ラビツキー(1802-1881):
カールスバート・ワルツ [エステル・パヴルー(メゾ・ソプラノ)/カルロヴィ・ヴァリ交響楽団/デバシシュ・チャウドゥーリー(指揮)]NIELSEN, C.A.: Aladdin Suite / FOERSTER, J.B.: Love-Songs / LABITZKY, J.: Karlsbader Walzer (Pavlů, Karlovy Vary Symphony, Chaudhuri)
発売日:2021年12月24日
NMLアルバム番号:UP0228
CD価格:1,650円(税込)
19世紀から20世紀にかけて活躍した3人の作曲家の色彩豊かなオーケストラ作品を集めた1枚。 ニールセンの「アラジン組曲」はアダム・エーレンシュレーアーの戯曲のための音楽。アルバムの指揮者チャウドゥーリーがとりわけ心を惹かれる作品と語っています。全曲は80分を超える長いもので彼のオペラに次ぐ長さを持つ大作で、東洋的な音階を用いた音域の狭いフレーズを繰り返して異国情緒を演出したり、4群に分けられたオーケストラが異なる調とテンポで同時に演奏し市場の喧騒を表す実験的な書法などが用いられています。 他にはチェコの伝統を引き継いだフェルステルの美しい「愛の歌」、「ボヘミアのヨーゼフ・ランナー」と呼ばれたラビツキーの親しみやすい「カールスバート・ワルツ」が収録されています。 「愛の歌」を歌うエステル・パブルーはプラハ音楽院出身のメゾ・ソプラノ。イルジービエロフラーヴェク、ピエタリ・インキネンら世界的指揮者との共演もある実力派です。
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フルート協奏曲集
ニールセン、フェルヘイ、フランセ [ジョセフィーヌ・オレック(フルート)/オーデンセ交響楽団/アンナ・スクリレヴァ(指揮)]Flute Concertos - NIELSEN, C. / VERHEY, T. / FRANÇAIX, J. (Olech, Odense Symphony, Skryleva)
発売日:2021年07月23日
NMLアルバム番号:ORC100169
CD価格:1,950円(税込)
2019年に開催された「カール・ニールセン国際音楽コンクール」の受賞記念アルバム。こちらにはフルート・コンクールの優勝者ジョセフィーヌ・オレックの演奏が収録されています。 2017年からロッテルダム・フィルハーモニ管弦楽団の首席フルート奏者を務めるオレック、コンクールでもエレガントな演奏と輝かしい音色が絶賛されました。 このアルバムでは彼女が個人的なシンパシーを感じているという3人の20世紀作曲家たちの作品を選曲。美しくウイットに富んだニールセンのフルート協奏曲、オランダの作曲家フェルヘイの技巧的な協奏曲、そして緻密な書法によるオーケストラ・パートに乗って、フルートが軽やかな旋律を歌うフランセの協奏曲、この3曲を彼女は鮮やかに吹きこなしています。
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ニールセン(1865-1931):
ヴァイオリン作品全集 [ハッセ・ボロプ(ヴァイオリン)/アンドリュー・ストープ(ピアノ)]NIELSEN, C.: Violin Solo Works / Violin and Piano Works (Complete) (Borup, Staupe)
発売日:2020年09月11日
NMLアルバム番号:8.573870
CD価格:1,600円(税込)
幼少期から優れた音楽的才能を発揮したニールセン。中でも彼が最も得意としたのはヴァイオリンの演奏でした。20代から30代にかけてデンマーク王立管弦楽団で第2ヴァイオリン奏者を務め、ヴェルディのオペラのデンマーク初演に携わるなどプロの奏者として活躍しただけあって、彼のヴァイオリン作品には、楽器を知り尽くした人ならではの旋律の歌わせ方が随所に感じられます。 このアルバムには彼が作曲したヴァイオリンのための作品を全曲収録。初期の作品、ト長調ソナタからはモーツァルトの香りが漂いますが、円熟期の作品「ヴァイオリン・ソナタ第2番」はニールセンが模索した「発展的調性」(調性からの離脱)が見られるだけでなく、後に友人のアドヴァイスにより、若干冗長であった第1楽章に大きな変更が加えらるなど、作品の完成度を高めるためのさまざまな工夫が凝らされています。後期の作品48と作品52はバッハ作品から想起されたものですが、特殊奏法やダブルストップなどが多用された実験的、かつ後期のニールセン作品が持つ独自の晦渋な作風が模索された作品です。 デンマーク出身、アメリカを中心に活躍するヴァイオリニスト、ハッセ・ボルプの味わい豊かな音色が耳に残ります。
収録作曲家:
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ニールセン(1865-1931):
劇音楽《母》 Op.41
プロローグと7場の劇のための音楽 [アダム・リース(テノール)、パレ・クヌーセン(バリトン)、デンマーク国立ヴォーカル・アンサンブル、フィルハーモニー合唱団、オーデンセ交響楽団、アンドレアス・デルフス(指揮)]NIELSEN, C.: Moderen (The Mother) (version for choir and orchestra) (A. Riis, Philharmonic Choir, Odense Symphony, Delfs)
発売日:2020年07月10日
NMLアルバム番号:6.220648
SACD価格:2,325円(税込)
ニールセン、幻の名作がヴェールを脱ぐ!ニールセンによるフルートのレパートリーとして馴染みの深い「霧が晴れていく」、「子供たちが遊んでいる」を含む劇音楽《母》。しかしその全曲の楽譜が出版されたのは2007年のことであり、今回のアルバムで初めてその全貌が現代に明らかにされます。 作曲は1920年。かつてデンマーク王に属したシュレースヴィヒ公国の北部にあたるユトランド半島南部が、第一次世界大戦終結によるドイツ撤退後、国民投票によりデンマーク領に復帰した記念に書かれました。ヘルゲ・ローデの脚本による物語は、デンマークを表す「母」と、復帰した地域を表す「息子」によるおとぎ話のような内容。 ここにニールセンはデンマークの古謡や、大戦に参加した国々の国歌などを引用する美しくも愛国的な曲作りで、20世紀前半のデンマークで最も重要であったとされる出来事に花を添えました。有名なフルートとハープによる「霧が晴れていく」に代表されるように、室内楽編成の楽曲も多く含みますが、ラストは管弦楽と合唱による壮麗な楽想で結ばれています。 演奏は作曲家の故国デンマークの演奏家たちと、かつてのシュレースヴィヒ公国からドイツに残った地域の出身である指揮者デルフス。歴史の中での大きな和解も感じさせる、意義深いアルバムと言えるでしょう。
収録作曲家:
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ニールセン(1865-1931):
交響曲 第1番&第2番 [トマス・ダウスゴー(指揮) シアトル交響楽団]NIELSEN, C.: Symphonies Nos. 1 and 2, "The Four Temperaments" (Seattle Symphony, T. Dausgaard)
発売日:2020年07月31日
NMLアルバム番号:SSM1024
CD価格:1,950円(税込)
デンマーク出身の指揮者トマス・ダウスゴー。1997年から2019年までスウェーデン室内管弦楽団の首席指揮者を務めるかたわら、デンマーク国立交響楽団の首席指揮者(2004-2011)を経て、現在はBBCスコティッシュ交響楽団の首席指揮者とシアトル交響楽団の音楽監督を兼任。創造性と革新性に満ちた演奏で聴き手を魅了しています。 今作では彼が得意とするニールセンの交響曲第1番と第2番を演奏。これは、すでにリリースされた第3番(2017年録音)と第4番(2015年録音)に続くニールセン交響曲ツィクルスの第2作となります。ブラームスら、ドイツ・ロマン派の影響が感じられる若々しい作風による第1番、人間の気質を表すとされる4つの楽章で構成された第2番、どちらもニールセンの創意工夫と、豊かな描写力溢れる画期的な作品であり、ダウスゴーは各々の曲の特色を生かし、聴き応えのある演奏を繰り広げています。 ダウスゴーはこれまでシアトル交響楽団と3枚のアルバムを録音しており「マーラー:交響曲第10番」は2017年のGramophone賞にノミネートされるなど高い評価を受けていますが、自国の音楽を大切にしてきたダウスゴーならではの説得力あるニールセンの交響曲は、ベナロヤ・ホールの芳醇な響きと相俟って、聴き手に素晴らしい感動をもたらすことでしょう。
収録作曲家:
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ニールセン(1865-1931):
〈ヴァイオリン作品集1〉
ヴァイオリン・ソナタ 第1番&第2番
2つのロマンス/5つのピアノ小品 [セシリア・シリアクス(ヴァイオリン)ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)]発売日:2020年01月17日
CD価格:2,250円(税込)
収録作曲家:
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ニールセン(1865-1931):
〈ヴァイオリン作品集2〉
ヴァイオリン協奏曲 Op.33
前奏曲、主題と変奏Op.48
前奏曲とプレスト Op.52 [セシリア・シリアクス(ヴァイオリン)ダニエル・ブレンドゥルフ(指揮) ヘルシンボリ交響楽団]NIELSEN, C.: Violin Music, Vol. 2 (Zilliacus, Helsingborg Symphony, Blenduff)
発売日:2020年01月17日
NMLアルバム番号:dBCD162
CD価格:2,250円(税込)
収録作曲家:
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ニールセン/イベール/アーノルド:
20世紀のフルート協奏曲集 [クララ・アンドラーダ(フルート・指揮アーノルドのみ)/ハイメ・マルティン(指揮)/フランクフルト放送交響楽団]NIELSEN, C.: Flute Concerto / IBERT, J.: Flute Concerto / ARNOLD, M.: Flute Concerto No. 1 (Andrada, Frankfurt Radio Symphony, J. Martín)
発売日:2020年01月24日
NMLアルバム番号:ODE1340-2
CD価格:2,250円(税込)
現在フランクフルト放送交響楽団の首席フルート奏者を務めるクララ・アンドラーダ。スペインで生まれ、ジュネーウ音楽院ではエマニュエル・パユの指導を受け、ロンドン・ロイヤルカレッジ・オブ・ミュージックで学んだ経験もある実力派です。 このアルバムには彼女がソロを務める3曲の近代フルート協奏曲を収録。合唱協奏曲風の味わいを持ち、他パートの楽器との掛け合いが楽しいニールセン、斬新さと洒脱さを併せ持つイベール、多彩な技巧が凝らされたアーノルド(この曲では指揮も担当)と、三者三様の作品をアンドラーダの華麗な演奏でお聴きいただけます。 また指揮者ハイメ・マルティン自身も優れたフルート奏者であるため、ソリストとの絶妙なタイミングをはかりながら、作品の本質を見極めた素晴らしい伴奏を付けています。
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ニールセン(1865-1931):
ピアノ作品集 [ジョン・マッケイブ(ピアノ)]NIELSEN, C.: Piano Music (McCabe)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:SOMMCD0146
CD 2枚組価格:3,440円(税込、送料無料)
2015年にこの世を去ったピアニスト、作曲家ジョン・マッケイブの偉業を讃え、1973年に彼が録音したニールセンのピアノ作品集を再発売したもの。 ピアニストとしては「ハイドン:ピアノ・ソナタ全集」で知られるマッケイブ、ここでも華麗なテクニックを駆使し、ニールセンの多彩な作品を演奏しています。代表作「子供と大人のためのピアノ音楽集」では、シンプルな旋律を表情豊かに表現。交響的組曲や祝祭前奏曲ではオーケストラを思わせる重厚なハーモニーを力強く奏でています。
収録作曲家:
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来日記念 完全限定盤!
JAPAN TOUR 2019 SPECIAL EDITION
ソレンセン/ニールセン:作品集 [ファビオ・ルイージ(指揮) デンマーク国立交響楽団]発売日:2019年03月29日
CD来日記念 完全限定盤
通常価格:2,325円→ 特価!:590円(税込)北欧の名門、デンマーク国立交響楽団(デンマーク放送交響楽団)と
首席指揮者ファビオ・ルイージの組み合わせによる初CDが来日記念盤として登場!「ジャパン・ツアー2019 スペシャル・エディション」に選ばれたのは、デンマークの国民的作曲家ニールセンと、国際的に評価の高い現代デンマークの作曲家ソレンセン(セアンセン)の作品です。 第1曲目のソレンセン「イヴニング・ランド」は今回のツアーで日本初演予定の曲。2017年、ニューヨーク・フィルの委嘱作で、同年に初演され、ニューヨーク・タイムズ紙で絶賛されました。どこか懐かしく郷愁を誘う冒頭の穏やかな弦の旋律が一転、まるで火山の噴火のように爆発的なエネルギーを伴う風景に変わり、やがて少しずつ静けさが戻ってくるという劇的な内容は、作曲家が幼い頃に見た風景が反映されています。 第2曲目、ニールセンの「コモーティオ」はもともとはオルガンのための作品。1913年から構想を練り、完成を見たのは最晩年の1931年というニールセンの創作技術が結晶したものであり、彼の心の衝動が美しく昇華された作品として知られています。今回は、これも現代デンマークを代表する作曲家エブラハムセンが、オルガンの響きを丹念にオーケストラに移し替えることで新たな色彩を得ています。 第3曲目「交響曲 第5番」は、ニールセンが体験した第一次世界大戦の影響が色濃く映し出された起伏に富んだ作品。平穏と闘争が対照的に描かれており、なかでも第1楽章の途中で現れる小太鼓のアドリブによる激しい乱打が印象的です。 世界屈指の音響を誇るデンマーク放送コンサートホールでのライヴは録音もすばらしく、ルイージの的確な指揮による演奏は、現代デンマーク・クラシック界のクォリティの高さを知る絶好の内容となっています。 -
プロコフィエフ&ニールセン:
ヴァイオリン協奏曲集 [リヤ・ペトロヴァ/クリスティーナ・ポスカ/オーデンセ交響楽団]PROKOFIEV, S.: Violin Concerto No. 1 / NIELSEN, C.: Violin Concerto (Petrova, Odense Symphony, Poska)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:ORC100086
CD価格:1,950円(税込)
2016年に開催された「カール・ニールセン国際ヴァイオリン・コンクール」で韓国のイ・ジユンと第1位を分け合ったブルガリア生まれのヴァイオリニスト、リヤ・ペトロヴァ。アルゲリッチにも認められ「アルゲリッチと仲間たち」の演奏会にも招待された彼女は、既に多くの室内楽プロジェクトで確かな実績を残しており、以前にリリースされたサン=サーンスの作品集にも参加、ヴァイオリン協奏曲第1番で流麗な演奏を披露しています。 このアルバムではニールセンとプロコフィエフの協奏曲を演奏、両方の作品の根底に流れるロマティックな雰囲気を表出、とりわけニールセンは独自の表現が高く評価されました。イ・ジユンのアルバムも同じくOrchid Classicsから発売されており(ORC100079)、2人の音楽性の違いを確かめることもできます。
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コルンゴルト(1897-1957)
ニールセン(1865-1931):
ヴァイオリン協奏曲集 [イ・ジユン/オーデンセ響/ポスカ]KORNGOLD, E.W.: Violin Concerto, Op. 35 / NIELSEN, C.: Violin Concerto (Jiyoon Lee, Odense Symphony, Poska)
発売日:2018年05月25日
NMLアルバム番号:ORC100079
3)
CD価格:2,080円(税込)
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ニールセン(1865-1931):
交響曲 第3番&第4番 [シアトル響/ダウスゴー]NIELSEN, C.: Symphonies Nos. 3 and 4 (Seattle Symphony, Dausgaard)
発売日:2018年01月26日
NMLアルバム番号:SSM1017
CD価格:1,950円(税込)
2017年10月、シアトル交響楽団の次期音楽監督に指名されたトーマス・ダウスゴーとシアトル交響楽団の最新録音。昨年リリースされた「マーラー:交響曲第10番」は、2017年のグラモフォン賞にノミネートされるなど、世界中で高い評価を受けていますが、今作から開始されたデンマークの作曲家ニールセンの交響曲全集は、ダウスゴーにとってはお国物であり、完全に手中に収めた作品ということで、すでに注目を浴びています。 第1弾は最も人気の高い「交響曲第3番」と「交響曲第4番」の2曲。雄大な曲想に声楽を伴う第3番、劇的な曲想と展開が素晴らしい第4番。どちらもダイナミックレンジの広い作品ですが、シアトル交響楽団の広がりのあるサウンドが作品の魅力を存分に伝えています。
収録作曲家:
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エブラハムセン(1952-):
弦楽四重奏曲 第1番「10の前奏曲」 他 [アンサンブル・ミッドヴェスト]ABRAHAMSEN, H.: String Quartet No. 1, "10 Preludes" / 6 Pieces (Ensemble MidtVest)
発売日:2017年09月22日
NMLアルバム番号:8.226091
CD価格:2,325円(税込)
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ニールセン(1865-1931):
オルガン作品集 [ブリンドルフ]NIELSEN, C.: Organ Music (Bryndorf)
発売日:2017年03月24日
NMLアルバム番号:6.220635
SACD-Hybrid価格:2,325円(税込)
交響曲や協奏曲など、大規模な作品で知られるデンマークの作曲家ニールセン。しかし、彼の作品リストを詳細に眺めてみると、室内楽や合唱作品などあらゆるジャンルに名曲が存在することに気がつくのではないでしょうか? このアルバムに収録されたオルガン曲は、合唱団とともに演奏するための平易な作品から、彼の最後の作品である「コムモーティオ(心の震えの意味)」まで、本当に多彩な表情を持っています。中でも、1931年に完成された長大で神秘的な「コムモーティオ」はニールセンの創作技術の結晶とも言える内容を持ち、1913年頃から彼がずっと温めてきた「オルガン作品への構想と、内なる衝動」が昇華されたというニールセンにとっても自信作となった1曲です。 コペンハーゲンのNikolaj Kunsthal教会のオルガンは、一度は1795年に焼失するも、20世紀初頭に再建されたデンマークを代表する楽器であり、ロマン派の作品を演奏するにふさわしい音色を備えています。
収録作曲家:
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ハルヴォルセン/ニールセン:
ヴァイオリン協奏曲集
スヴェンセン(1840-1911):ロマンス [クラッゲルード/マルメ響/エンゲセト]HALVORSEN, J.: Violin Concerto / NIELSEN, C.: Violin Concerto / SVENDSEN: Romance (Kraggerud, Malmö Symphony, Engeset)
発売日:2017年02月24日
NMLアルバム番号:8.573738
CD価格:1,600円(税込)
ノルウェーのハルヴォルセンとデンマークのニールセン。そして同じくノルウェーのスヴェンセン。北欧の3人の作曲家のヴァイオリン作品を集めた1枚です。もともと優れたヴァイオリニストとして活動していたハルヴォルセンは、1907年の春、いくつかの新聞のインタビューで「私は今、ヴァイオリン協奏曲を作っている」と応えたため、ノルウェーの音楽界は作品の完成を熱望していました。しかし、独学で作曲を学んだ彼は作品を仕上げる自信が持てず(それまでに編曲や小品は手掛けていたにもかかわらず)結局のところ、なかなか協奏曲を発表できなかったのです。 しかし、当時17歳の才能溢れるカナダの女性ヴァイオリニスト、キャスリーン・パーロウの演奏を聴いたハルヴォルセンは、その名技に感銘を受け、ようやく1908年の秋に協奏曲を完成。その翌年彼女の演奏により初演されたのです。聴衆たちは作品に大絶賛を送りましたが、パーロウ以外の奏者はこの曲を演奏することもなく、そのうちほとんど忘れられてしまいました。ハルヴォルセンは1929年に引退した際、多くの譜面を燃やしてしまったのですが、パーロウが保存していた写譜をもとに、今回のクラッゲルードの演奏で曲が甦ったのです。
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ニールセン(1865-1931):
合唱作品集 [デンマークコクリツ合唱団/シェンヴァント/ファベル/ヴェント]NIELSEN, C.: Choral Music (Danish National Choirs, Schønwandt, P. Faber, S. Wendt)
発売日:2016年09月28日
NMLアルバム番号:8.226112
CD価格:2,325円(税込)
重厚な交響曲や室内楽曲で知られるカール・ニールセン(1865-1931)。彼は合唱音楽の大家でもありました。およそ300曲の親しみ易い歌曲や合唱曲は、デンマーク国内の学校や家庭で愛唱され続けています。ただし、このアルバムに収録された25の合唱曲はどれもデンマーク語で歌われるため、他の国ではほとんど歌われることがありません。 また、ニールセンは現在のデンマーク国歌「麗しき国」(作曲はHans Ernst Kroyer)の別ヴァージョンも作曲しており、こちらは残念ながら普及することがありませんでしたが、独立した合唱曲として愛唱されることとなり、このアルバムの最終トラックに収録されています。北欧の合唱レベルの高さも存分にお楽しみください。
収録作曲家:
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Premiere!
〈フルート協奏曲集〉 [ジャコー/オーデンセ響/ビョルクマン]REINECKE, C.: Flute Concerto, Op. 283 / IBERT, J.: Flute Concerto / NIELSEN, C.: Flute Concerto (Premiere!) (Jacot, Odense Symphony, Björkman)
発売日:2016年09月21日
NMLアルバム番号:ORC100054
1)
CD価格:1,950円(税込)
1987年ジュネーヴ生まれのフルーティスト、セバスチャン・ジャコー。彼は8歳でフルートを始め、イザベル・ジローに師事、15歳の時にはジュネーヴ高等音楽院に入学を受け入れられ、名手ジャック・ズーンの下で研究を続け、2010年に教育学とソリストのディプロマを得ています。その間に2002年と2004年にはスイスの青少年コンクールで第1位を獲得、2005年には「Jmanuel und Evamaria Schenk財団」から年間ソリスト賞を獲得しています。 なんと言っても彼の知名度を上げたのは2013年の神戸国際フルート・コンクールで最優秀賞と観客賞を得たことであり、日本の聴衆にもソノ名前が広く知れ渡ったのです。その後は第5回カール・ニールセン国際フルート・コンクールでも第1位を獲得、そのカリスマ性と音楽性、技術力が高く評価されました。すでにアバドが指揮するマーラー室内管で演奏したり、ストックホルム放送交響楽団、フィンランド放送交響楽団などと共演、2008年のサイトウキネンでは首席を務め、また世界各国でリサイタル、マスタークラスを開催するなど、その将来が期待されている奏者です。
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ニールセン(1865-1931):
交響曲&協奏曲集 [ズナイダー/ランジュヴァン/マクギル/ニューヨーク・フィル/ギルバート]NIELSEN, C.: Symphonies Nos. 1-6 / Concertos (Znaider, Langevin, McGill, New York Philharmonic, Gilbert) [4-SACD Box Set]
発売日:2015年08月26日
NMLアルバム番号:6.200003
SACD-Hybrid 4枚組価格:4,890円(税込、送料無料)
アラン・ギルバートとニューヨーク・フィルハーモニックによるニルセン(1865-1931)の決定的BOXです。好評の「交響曲全集」と協奏曲を、SACDハイブリッド盤そのままで一つのBOXに収録しました。これまで躊躇していた方もぜひお手元に。
収録作曲家:
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ニールセン(1865-1931):
協奏曲集 [ランジュヴァン/マクギル/ズナイダー]NIELSEN, C.: Violin Concerto / Flute Concerto / Clarinet Concerto (Znaider, Langevin, McGill, New York Philharmonic, Gilbert)
発売日:2015年08月26日
NMLアルバム番号:6.220556
SACD-Hybrid価格:1,988円(税込)
ニルセン(1865-1931)の3つの協奏曲は、彼の6曲の交響曲と同じように、全ての管弦楽作品の中核を構成するものです。どれもが古典的な伝統に則りつつも、独自の作風が模索されており、各々の楽器の特性にも配慮された見事なものです。中でもヴァイオリン協奏曲は、優れたヴァイオリニストであったニルセンらしく、共感に満ち溢れています。この曲はグリーグの未亡人ニーナに招待された「作曲家の小屋」で書かれたもので、かなり型破りで荒々しい音楽に満ちています。 フルート協奏曲はコペンハーゲン管楽五重奏団のメンバーのために書かれた曲で、アンサンブルのフルート奏者ギルベルト=イェスペルセンに献呈されています。技巧的な面と静かな面を併せ持つ面白い曲です。クラリネット協奏曲も同じアンサンブルのクラリネット奏者オーゲ・オクセンヴァドに献呈された作品で、小編成のオーケストラを用いた特徴的な音楽です。縦横無尽に動き回るクラリネットのパッセージは賛否両論を巻き起こしましたが、現在ではこの意外性が愛されています。
収録作曲家:
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ニールセン(1865-1931):
合唱のための歌集 [アルス・ノーヴァ・コペンハーゲン/ボイェセン]NIELSEN, C.: Songs for Choir (Ars Nova Copenhagen, Bojesen)
発売日:2015年02月25日
NMLアルバム番号:6.220569
12)
SACD-Hybrid価格:2,325円(税込)
「私がシンプルなメロディーを書くと、まるで私が作曲家ではないように思われてしまうのが不思議です」と語ったニルセン(1865-1931)。もちろん彼の作品は、難解で渋いものもありますが、この合唱のための歌集は、デンマーク人の伝統であり、心の底にあるメロディーを用いて創り上げたものなのです。そのため、曲調は親しみやすく、懐かしさ満載になっています。数々の名唱で知られるアルス・ノヴァ・コペンハーゲンの精緻なハーモニーでお楽しみください。
収録作曲家:
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ニールセン(1865-1931):
交響曲 第5番&第6番 [ニューヨーク・フィル/ギルバート]NIELSEN, C.: Symphonies Nos. 5 and 6 (New York Philharmonic, Gilbert)
発売日:2015年02月25日
NMLアルバム番号:6.220625
SACD-Hybrid価格:1,988円(税込)
アラン・ギルバートとニューヨーク・フィルによるニルセン(1865-1931)の交響曲シリーズのクライマックスは、第5番と第6番の2曲です。通常の交響曲の形式からは逸脱した感のある「第5番」は、戦争の影を色濃く捉えた重苦しい雰囲気を持ち(しかし、本人は影響を意識していなかったと語っています)、とりわけ、曲の途中に現れるスネアドラムの響きはかなり印象的であり、ニルセンが唯一標題を与えなかったこの作品の意味を考えてみたいものです。かたや第6番は「Sinfonia Semplice」と副題が与えられており、形式も古典的な4楽章を持つ「新古典主義」的な作品です。この曲でも打楽器の活躍が目覚しく、ニルセンの作曲技法の頂点をなすものとして評価されています。このような色彩的な作品でのギルバートの指揮は、まさに水を得た魚。新鮮で大胆なニルセンをぜひお楽しみください。
収録作曲家:
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ニールセン(1865-1931):
交響曲 第4番&第1番 [ニューヨーク・フィル/ギルバート]NIELSEN, C.: Symphonies Nos. 1 and 4, "Inextinguishable" (New York Philharmonic, Gilbert)
発売日:2014年10月22日
NMLアルバム番号:6.220624
43)
CD価格:1,988円(税込)
1894年3月に初演されたニルセン(1865-1931)の交響曲第1番は、若さのパワーと情熱に満ち溢れた輝かしい作品です。当時師と仰いだヨハン・スヴェンセンの影響も感じられ、荒削りながらも先進的な雰囲気を宿したこの曲は、当時の新聞でも高く評価されました。交響曲第4番はニルセンの代表作の一つで、4つの部分に分かれてはいるものの、実は1つの楽章で書かれています。第一次世界大戦の真っただ中に書かれたこの音楽は、シリアスとロマンティックの間を揺れ動きながら、最後は輝かしく終わるというものです。 アラン・ギルバートの演奏は、ニルセンの音楽からもやもや感を丁寧に取り除き、スマートな響きとダイレクトな感情を伝えるという極めてスマートなもの。もちろん素晴らしい音質も曲の理解を深めてくれること間違いありません。
収録作曲家:
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ニールセン(1865-1931):
交響曲 & 協奏曲全集 第1集 [ニューヨーク・フィル/ギルバート]NIELSEN, C.: Symphonies Nos. 2, "The 4 Temperaments" and 3, "Sinfonia espansiva" (New York Philharmonic, Gilbert)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年10月24日
NMLアルバム番号:6.220623
CD価格:1,988円(税込)
2009/2010年のシーズンからニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督に就任した指揮者アラン・ギルバート。すでにマーラーなどの名演で注目を浴びている彼による新しいプロジェクトは、2015年に生誕150年を迎えるデンマークの不屈の作曲家ニールセン(1865-1931)の交響曲&協奏曲全集です。ニューヨーク・フィルにおいては、1960年代にバーンスタインが一部の曲を演奏したこともあり、とても親和性の高い作曲家です。アラン・ギルバートのタクトを得て、極めて燃焼度の高い、ユニークな交響曲全集が期待できるでしょう。第1弾は第2番と第3番のカップリング。SACDの高音質でお届けいたします。
収録作曲家:
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ニールセン(1865-1931):
〈マスターワーク集 第2集〉
室内楽曲&器楽曲集[6枚組 BOX] [デンマーク弦楽四重奏団 他]NIELSEN, C.: Masterworks (The), Vol. 2 - Chamber and Instrumental Works (Danish String Quartet, Diamant Ensemblet, Trio Ondine, Koppel)
発売日:2012年09月19日
SACD-Hybrid価格:3,420円(税込、送料無料)
デンマークを代表する大作曲家、ニールセンの室内楽作品全集です。dacapoレーベルから少しずつ発売されていたものを1セットにまとめました。古典的な形式と伝統に基づいたまるでモーツァルトを思わせる初期の作品から、50歳を前後にがらっと作風を変えた後の深遠な作品まで、ありとあらゆる音楽が収録されています。交響曲、管弦楽曲を極めたい方向けの第1集(8.206002)も絶賛発売中です。
収録作曲家:
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ニールセン(1865-1931):
交響曲 第4番「不滅」&第5番 [デンマーク国立放送響/シェンヴァント]NIELSEN, C.: Symphonies, Vol. 3 - Nos. 4, "The Inextinguishable" and 5 (Danish National Radio Symphony, Schonwandt)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年08月26日
NMLアルバム番号:8.570739
1)
CD価格:1,600円(税込)
滅ぼし得ぬもの・・・第4番、暗黒の中の静かな力、敏速な力・・・第5番名演として名高いシェンヴァントの指揮によるニールセン(1865-1931)の最高傑作、交響曲第4番と第5番の組合せです。細部にまできっちりと目配りの効いた申し分のない演奏で、ニールセンの深い世界をじっくりと味わわせてくれるものです。単一楽章で書かれた雄大な第4番(不滅という副題を持つ)、途中で理不尽なほどに高らかに鳴り響く「スネアドラム」が耳に残ってはなれない第5番。どちらも劇的で不可思議な魅力に溢れています。耳に優しいメロディはあまりないのですが、一度はまったら抜け出すのは難しいのがニールセンの音楽でしょう。この音楽を攻略するのは困難ですが、聴き終えると何とも言えない爽快感を味わうことができるはず。
収録作曲家:
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ニルセン(1865-1931):
交響曲集 第2集 [デンマーク国立放送響/シェンヴァント]NIELSEN, C.: Symphonies, Vol. 2 - Nos. 2, "The 4 Temperaments" and 3, "Sinfonia espansiva" (Danish National Radio Symphony, Schonwandt)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2008年08月06日
NMLアルバム番号:8.570738
5)
CD価格:1,600円(税込)
あのシェンヴァントの名演によるニルセンがお求めやすいNAXOS価格で登場です!いかにも北欧らしい響き満載のニルセンの交響曲。なかでも第3番「大らか」は第3楽章に加わる男女のヴォカリーズや、ブラームス風の味わいを持つ終楽章が人気の的です。「胆汁質」「粘液質」「憂鬱質」「多血質」と名付けられた4つの楽章を持つ交響曲。標題音楽ではないと言われるものの、ちょっぴり自分の性格と比較してみるのも面白いかもしれません。
収録作曲家:
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ニールセン(1865-1931):
交響曲集 第1集 [デンマーク国立放送響/シェンヴァント]NIELSEN, C.: Symphonies, Vol. 1 - Nos. 1 and 6, "Sinfonia semplice" (Danish National Radio Symphony, Schonwandt)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2008年06月11日
NMLアルバム番号:8.570737
CD価格:1,600円(税込)
北欧の美しい風景と厳しい自然を彷彿させる交響曲ニルセンのオーソリティ、シェンヴァントの指揮で。20世紀初頭のデンマークにおける最高の作曲家の一人、ニルセンはほとんど全てのジャンルに作品を残しました。作風も当時の最先端を積極的に取り入れたため、後期ロマン派から印象主義、多調、半音階進行などありとあらゆる技法が使われています。このアルバムは、明るい陽射しと影が交錯する美しい交響曲第1番とまるで達観したかのような平穏さが感じられる第6番の組み合わせです。
収録作曲家:
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川口成彦
おはよう ミニピアノとの出会い [川口成彦]発売日:2023年12月15日
CD国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
川口成彦が紐解く、日本発祥の楽器「ミニピアノ」の魅力ブルージュ国際古楽コンクール最高位(2016年)、第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位(2018年)などの受賞歴を誇り、日本の鍵盤古楽器のホープとして国内外で活躍する川口成彦。その自主レーベルからのリリース第4弾は、日本で誕生しながら現在はその姿をめったに見ることが無く、ほとんど知られてもいないミニピアノという楽器を使用した注目の一枚です。 大正末から昭和前半に至る時代に日本独自に作られたミニピアノは、いわゆるトイピアノとは違い打弦式の本格的な構造でしたが、独自のメカニックを持つその製作には多くの工夫が必要で手間がかかるうえ、販売数も思うように伸びなかったこともあり、少ない台数が作られただけで歴史から消えていきました。 この楽器に偶然出会い魅了された川口成彦が、その修復と保存を手掛けている技術者とのめぐり逢いを経て、時間をかけてレパートリーを厳選し作り上げたのがこのアルバム。日本ピアノ史の知られざる一面に光を当てる貴重な企画であるとともに、その音色と表現力の素晴らしさに出会うことが出来ます。
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SOLO ALONE AND MORE
無伴奏クラリネットのための作品集 [ヨナス・フローント(クラリネット)]Clarinet Recital: Frølund, Jonas - BERG, G. / MESSIAEN, O. / NIELSEN, C. and M. / RUDERS, P. / SØRENSEN, B. / STRAVINSKY, I. (Solo Alone and More)
発売日:2023年08月18日
NMLアルバム番号:6.220681
SACD-Hybrid価格:2,175円(税込)
『SOLO ALONE AND MORE』は、コペンハーゲンのデンマーク王立音楽アカデミーで学び、パリ音楽院を卒業した若きクラリネット奏者ヨナス・フローントを紹介する初のアルバムです。アルバムを作成するにあたり、彼は様々なクラリネット…一般的なB♭管、A管だけでなく、A管バセット・クラリネット、B♭管バス・クラリネットを用いることで、聴き手が多彩な音色を楽しめるように工夫を凝らしています。 プログラムには、彼が「あらゆる現代音楽の起源」と考えるワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》からの旋律や、ストラヴィンスキーの「3つの小品」、ソリストに打楽器の演奏までを要求するステーン=アナセンの「深き淵より」の他、フローントのために書かれたメテ・ニルスンの「アローン」も含まれています。
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-★『レコード芸術』特選盤(2023年5月号)★-
田中香織(クラリネット)
ファンタジー [田中香織(クラリネット)/仲地朋子(ピアノ)]Clarinet Recital: Tanaka, Kaori - DELMAS, M. / GAUBERT, P. / MARTY, G. / MAZELLIER, J. / NIELSEN, C. / REVEL, P. / WIDMANN, J. (Fantaisie)
発売日:2023年03月17日
NMLアルバム番号:MYCL-00035
CD国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
華麗なる技巧と香り高い音楽!
実力派クラリネット奏者、田中香織によるファンタジー集!日本音楽コンクール第1位受賞、ジャック・ランスロ国際コンクール第2位など多くの国内外コンクール受賞歴を持ち、スイス・バーゼルにて研鑽を積んできたクラリネット奏者、田中香織のデビューアルバムです。完璧なテクニックをもとに奏でられる美しいフレージング。多彩に変化する音色の妙。田中香織の高い音楽性が感じられるアルバムとなりました。 今回のテーマは「ファンタジー」です。各作曲家によって照らし出される華麗で幻想的なクラリネットの魅力が存分に詰まっています。田中香織の圧倒的な技巧と細部まで統率の行き届いた音楽性をお楽しみ下さい。 -
WORKS FOR CLARINET
クラリネット作品集
ドビュッシー、ニールセン、ルトスワフスキ、コープランド [ブラージュ・シュパロヴェツ(クラリネット)/オーデンセ交響楽団/アンナ・スクリレヴァ(指揮)/ヴィンチェンツォ・ミレターリ(指揮)]Clarinet and Orchestra Works - DEBUSSY, C. / NIELSEN, C. / LUTOSŁAWSKI, W. / COPLAND, A. (Sparovec, Odense Symphony, Skryleva, Milletarí)
発売日:2021年07月23日
NMLアルバム番号:ORC100168
CD価格:1,950円(税込)
2019年に開催された「カール・ニールセン国際音楽コンクール」の受賞記念アルバム。こちらはクラリネット・コンクールの優勝者ブラージュ・シュパロヴェツのリサイタル・アルバム。2015年からケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の首席奏者に加えて、ベルリン芸術大学の准教授を務めているシュパロヴェツ。このコンクールに優勝したことで更なる知名度を獲得しました。 審査員を務めたマイケル・コリンズが「1位が当然と思える。最初から抜きんでていたし、聴衆と音楽の喜びを分かち合うことが出来る。テクニックとあたたかなサウンドは、彼の個性となるだろう。」とコメントしています。 このアルバムではオーデンセ交響楽団と4つの作品を演奏。ドビュッシーがパリ音楽院の卒業試験作品として書いた第1狂詩曲、ニールセンのクラリネット協奏曲、民謡風のテイストを持つルトスワフスキの「舞踏前奏曲」、どれも息を呑むような見事な演奏です。 そしてコープランドの協奏曲は、ベニー・グッドマンが提案したカデンツァと終結部のパッセージを簡略化した短縮版ではなく、演奏至難な初稿版にて演奏されています。
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ロマンス
後期ロマン派デンマークのヴァイオリン秘曲集 [クリスティーナ・オストラン(ヴァイオリン)/ユッカ・イーサッキラ(指揮)/トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団]Violin Recital: Åstrand, Christina - ENNA, A. / GADE, N.W. / GLASS, L.C.A. / MALLING, O. / NIELSEN, C. / NIELSEN, L. / SVENDSEN, J. (Romance)
発売日:2020年12月25日
NMLアルバム番号:6.220652
SACD-Hybrid価格:2,325円(税込)
19世紀後半から20世紀初頭にデンマークの作曲家によって書かれた“ロマンス”を集めたアルバム。未出版などの理由でほとんど知られていない曲ばかりですが、どれも北欧の民謡を思わせる美しい旋律をヴァイオリンがロマンティックに歌い上げていて印象的です。デンマーク国立図書館が所蔵していた楽譜などを発掘し、世界初録音を4曲含んでいます。 演奏はデンマーク出身の女性ヴァイオリニスト、クリスティーナ・オストラン。4歳よりスズキメソードでヴァイオリンを学び、24歳の若さでデンマーク国立交響楽団のリーダーに就任、現在もその地位で活躍を続けるほか、夫でピアニスト、パー・サロとの室内楽の演奏でも広く知られています。
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マーリス・ペーターゼン(ソプラノ)
Dimensionen
Mensch & Lied 人間と歌 [マーリス・ペーターゼン(ソプラノ) /シュテファン・マティアス・ラーデマン(ピアノ)/カミロ・ラディッケ(ピアノ)]発売日:2020年12月25日
CD 4枚組価格:5,775円(税込、送料無料)
「Dimensionen」とは、通常、長さや幅などの「寸法」の意味で使われるドイツ語ですが、数学などの世界では「次元」の意味でも使われます。ドイツの実力派ソプラノ、マーリス・ペーターゼンはこの「Dimensionen」の言葉の中に私たちを取り巻く全てを内包した4部作として表現。 第1部「Welt 世界」では自然や人間の営み、感情の起伏が歌われ、 第2部「Anders Welt 異世界」では、現世と異世界の境界である薄明の中に現れる、この世のものならぬ存在が歌われます。 第3部「Innen Welt 内なる世界」は夜の闇の中を飛翔する魂が出遭う、夢・幻・憧れを歌います。そして初CD化となる第4部「Neue Welt 新世界」では現世へと回帰し、この世のすべての存在との共生を歌います。 このアルバムの最後には、彼女自身の詩の朗読に続く、自由な編曲が施されたシューベルトの「夕べの歌」が置かれ、ペーターゼンが描き出した壮大な物語がそっと幕を閉じます。
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FROM THE EARLY 20TH
20世紀前半のピアノ音楽
アイヴズ、ニールセン、シェーンベルク、エネスク [アンドリュー・ランジェル(ピアノ)]Piano Recital: Rangell, Andrew - NIELSEN, C. / ENESCU, G. / SCHOENBERG, A. / IVES, C. (From the Early 20th …)
発売日:2020年12月25日
NMLアルバム番号:Steinway30100
CD価格:2,250円(税込)
バッハとベートーヴェン作品における解釈で名を馳せるアンドリュー・ランジェルが、20世紀前半に作曲されたピアノ曲の中から、実験的な作風で知られるアイヴズの「ピアノ・ソナタ第2番」を中心に、ニールセン、シェーンベルク、エネスクの作品を選曲し、1枚のアルバムにまとめたもの。 ランジェルは2008年にアイヴズのピアノ・ソナタ第1番をBridge Records(BCD9295)に録音、その際にもニールセンの組曲「明けの明星」を組み合わせており、今回のアルバムは事実上の続編になります。
収録作曲家:
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『BLUE』 ラース・ハンニバル作編曲集 [ラース・ハンニバル、ミカラ・ペトリ、アウニーテ・ハンニバル・ペトリ、アマーリエ・ハンニバル・ペトリ]
HANNIBAL, L.: Blue on a Ground / Dreams / Sunset Dance / 8 Danish Songs (arr. L. Hannibal) (L. Hannibal, M. Petri)
発売日:2020年11月27日
NMLアルバム番号:8.226914
CD価格:2,175円(税込)
ペトリとの共演によるハンニバル作品集、2人の娘たちも参加!ギター奏者、リュート奏者として精力的に活動し、作曲家、編曲家としても幅広く活躍しているラース・ハンニバルの音楽活動50周年を記念するアルバム。積年のパートナーであるリコーダーのミカラ・ペトリとのデュオを中心に、デンマークの自然の美しさや厳しさ、人々の優しさを感じさせるオリジナル作品と、デンマークの作曲家たちによる味わい深い歌曲の編曲、いずれも聴きやすい曲ばかりを収録しています。 フォーク・ソングのスタイルで書かれたオリジナルの3つの歌では、彼らの次女アマーリエが柔らかく美しい歌声を聴かせるほか、長女のアウニーテも習い始めて2年目というチェロを披露。彼らの繋がりの温かさを感じるアルバムです。
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Stille Nachtきよしこの夜
ギターのためのクリスマス・キャロル集 [ロッシーニ・ヘイワード(ギター、歌、パーカッシヴ・エフェクツ)]Stille Nacht - Christmas Carols for Guitar (R. Hayward)
発売日:2020年11月13日
NMLアルバム番号:8.574269
CD価格:1,600円(税込)
1981年ロンドン生まれのギタリスト・アレンジャー、ロッシーニ・ヘイワード。音楽とは無縁の家に育ったため、彼が初めてクラシック・ギターを手にしたのはオックスフォード大学セイント・アンズ・カレッジ在学中のことでした。すぐさまクラシック・ギターの魅力に取りつかれ、20歳の時にギターを学び始めるも、その1年後には大学から奨学金を獲得、名手ギルバート・バイベリアンに師事し、その才能を開花させました。その後は、ギター演奏も続けるとともに、近年はアレンジャーとしても活躍。枠にとらわれない“新しいギター作品のレパートリー”を追求しています。 このアルバムに収録された一連のクリスマス・キャロルは、2018年に「きよしこの夜」をギター用に編曲したのが始まりであり、そのアイデアがどんどん膨らみ、ついには18曲もの作品が生まれたといいます。また彼は、いくつかのキャロルに歌や他の楽器によるオーヴァーダビングを施し、実に聴き応えのある曲に仕立てあげました。
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Dimensions - "Anderswelt" (Part II)
マルリス・ペーターゼン
歌曲を歌う [マルリス・ペーターゼン(ソプラノ)/カミロ・ラディッケ(ピアノ)]Vocal and Piano Recital: Petersen, Marlis / Radicke, Camillo - BRAHMS, J. / LOEWE, C. / NIELSEN, C. / SINDING, C. (Dimensionen - Anderswelt)
発売日:2019年01月25日
NMLアルバム番号:SM294
CD価格:2,080円(税込)
実力派ソプラノ歌手、マルリス・ペーターゼンが取り組むユニークな歌曲の世界。「Dimensionen」と題されたシリーズには私たちを取り巻く全ての事項が内包されています。第1作のモティーフは“世界”(SM274)でしたが、第2作の今作では「Anderswelt=異世界」がテーマ。選ばれた曲を見てわかるとおり、この世のものではない不可思議な者たちが主人公です。 いつの時代にも芸術家たちは、伝説の世界に住む人魚、妖精、目に見えぬ霊魂などを絵や音、詩で捉えようと試みを重ねてきており、ペーターゼンは官能的な歌唱で彼らに命を吹き込んでいます。
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20世紀のフルート協奏曲集
ニールセン、プーランク、リーバーマン、ユー [キャサリン・ブライアン/ポール・ダニエル/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団]発売日:2018年11月16日
CD価格:2,475円(税込)
15歳でダニエル・ハーディング指揮アカデミー室内管弦楽団(ASMF)と共演してソリスト・デビュー、21歳からロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の首席奏者及びソリストを務めるフルート奏者キャサリン・ブライアンによる、20世紀のフルートと管弦楽のための作品を集めたアルバム。ゴールウェイによって初演され、近年のフルート協奏曲では特に重要な作品といえるリーバーマンが収録されているのが大きなポイントです。 また管弦楽との共演に編曲されたプーランクのソナタも、たいへん面白い出来栄え。技術力はもちろんながら、隙がなく幅広い表現が魅力のブライアンの妙技をお楽しみいただけます。
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ÅRSTIDERNE - 四季
28曲のデンマークの歌集 [ボー・ホルテン(指揮)/デンマーク国立ヴォーカル・アンサンブル]Choral Music (Danish) (Årstiderne: 28 Danske Sange) (Seasons: 28 Danish Songs) (Danish National Vocal Ensemble, Holten)
発売日:2018年09月28日
NMLアルバム番号:8.226911
CD価格:2,175円(税込)
19世紀の始め、度重なる戦争で大きな打撃を受けたデンマーク。疲弊した国民を元気づけるために活動をはじめたのは先進的な教師、牧師、作家のグループでした。活動の一環として生まれた「Folkehøjskole」(民衆のための成人教育機関)では、デンマークの伝統的な歌を採取し、1894年に歌集「Højskolesangbogen」を出版、1922年には改訂版が出版されるほど、デンマークの人々の人気を集めることに成功しました。全572曲からなるこの曲集にはカール・ニールセンをはじめとする当時の人気作曲家の作品が含まれ、どの曲も、誰もが口ずさめる平易なメロディと流麗なハーモニーに彩られており、これまでに240万部が出版されています。 このアルバムは、曲集の中から季節にまつわる作品を選び、季節に沿って並べたもの。デンマークで最も高い実力を誇るデンマーク放送局所属のエリート集団、デンマーク・ナショナル・ヴォーカル・アンサンブルのシンプルで心のこもったハーモニーは「デンマークの四季の移り変わり」を鮮やかに見せてくれます。ジャケットに使われた精緻な花の絵の美しさ、加えて高音質。手の込んだ作りによる高品質のアルバムです。
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CROSSING BORDERS [アルス・ノヴァ・コペンハーゲン/ヒリアー]
Choral Music - NIELSEN, C. / STENHAMMAR, W. / HOLMBOE, V. / TJORNHOJ-THOMSEN, L. (Crossing Borders) (Ars Nova Copenhagen, Hillier)
発売日:2018年02月23日
NMLアルバム番号:6.220626
SACD-Hybrid価格:2,325円(税込)
デンマークの知られざる声楽作品の探求を続けるヒリアーとアルス・ノヴァ・コペンハーゲン。今作では「境界を越えること」にこだわった作品を収録、様々な情景を感じさせる美しい無伴奏合唱を披露しています。ルネサンスの様式を借りたニールセンのモテットや、8世紀イラクの詩人の言葉から1981年のノーベル賞受賞作家エリアス・カネッティの言葉など、1000年の時を超えたテキストに曲を付けたティエルンヘイのVox Reportage - 声による報道」、スウェーデンの作曲家、ステンハンマルがデンマークのテキストに曲を付けた合唱曲など、多彩な表情を持つ曲が並んでいます。
収録作曲家:
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王立デンマーク音楽アカデミーの150年
(1867-2017)[12枚組BOX] [1867-2017]ROYAL DANISH ACADEMY OF MUSIC (THE) (150 Years) (1867-2017)
発売日:2018年02月23日
NMLアルバム番号:8.201202
CD 12枚組価格:4,125円(税込、送料無料)
デンマーク音楽アカデミーは、デンマークのコペンハーゲンにある音楽大学。1867年に作曲家ニルス・ゲーゼによって設立された、デンマーク国内最古で最大の音楽教育機関で、現在の学生数は400人です。創設以来150年に渡り、デンマークの音楽界において中心的な役割を担い、数多くの音楽家たちがこの学校から巣立っています。 この12枚組のBOXには、20世紀前半の「歴史的録音」から、このBOXのために録音された最新の音までが含まれており、作曲家だけでなく、種々の演奏家たちの足跡もたどることができます。128ページのブックレット(英語、デンマーク語)には、アルバムの解説と、現在の学長ベルテル・クラルプの包括的なエッセイが収録されています。
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Garden Party [ペトリ/ハンニバル]
Recorder and Guitar Recital: Petri, Michala / Hannibal, Lars - NIELSEN, C. / HANNIBAL, L. / LALO, E. / CHRISTIANSEN, A.L. / GRIEG, E. (Garden Party)
発売日:2017年11月29日
NMLアルバム番号:6.220619
SACD-Hybrid価格:2,175円(税込)
リコーダーの名手ミカラ・ペトリとギタリスト、ラース・ハンニバル。彼らは1992年の夏、スペイン、アンダルシアのLa Cartuja de la Sierra修道院で最初のコンサートを開催して以来、ヨーロッパ、アジア、中米を中心に1500回以上のコンサートを行っています。後期ルネサンス、初期バロック、古典派、ロマン派、そして彼らのために書かれた現代曲までとレパートリーは幅広く、曲に応じて自由な編曲を行うなど、常に果敢な挑戦を行い、聴衆を楽しませる彼ら、今回のアルバムは北欧作品を中心としたレパートリーを披露しています。 まるでガーデン・パーティに招待されたかのような心地よさ。親密な雰囲気の中に、鳥の声が聞こえてきたり、爽やかな風が吹いてきたりと、心の底から楽しめるアルバムです。
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IN THE MOMENT - その瞬間に
~ 弦楽四重奏の小品集 [アラベラ弦楽四重奏団]Chamber Music - TURINA, J. / WEBERN, A. / MENDELSSOHN, Felix / SHOSTAKOVICH, D. (In the Moment: Short Pieces) (Arabella String Quartet)
発売日:2017年06月30日
NMLアルバム番号:8.579013
CD-R価格:1,600円(税込)
恋愛、生死など様々なテーマの下に書かれた小さな弦楽四重奏曲のコレクション。ウェーベルンの名作「ラングザーマー・ザッツ」は若き彼の恋心が反映された、まだ調性を放棄する前のロマンティックな音楽。晩年に書かれたメンデルスゾーンの小品、風刺が効いたショスタコーヴィチの2曲、ニールセンの友人の死に際して書かれた哀悼の曲、やはり哀悼の曲であるプッチーニの「菊」、ピアノ曲としても知られるドヴォルザークの楽しい2曲のほか、シューベルト、ヴォルフ、トゥーリナの多彩な作品が並べられています。
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EARQUAKE
(The Loudest Classical Music of All Time)Orchestral Music - LEIFS, J. / SHOSTAKOVICH, D. / HANSON, H. (Earquake - The Loudest Classical Music of All Time) (Helsinki Philharmonic, Segerstam)
発売日:2017年05月19日
CD価格:1,725円(税込)
20年前にこのアルバムが初登場した時には、CDのケースに「耳栓」がセットされるという衝撃的なものでした。 地震=EARTHQUAKEに掛けたタイトルの「EARQUAKE」のことば通り、刺激的でエキサイティングな曲ばかりが集められていますが、“1枚を通して聴いてもらうために”ところどころ静かな曲が配置されているところもユーザー思いです。 演奏する際にはオーケストラに22人のパーカッション奏者を配しただけでなく、4組の岩石とハンマーも用意されるなど、大きな音を出すために万全の準備をして録音に臨んだのだそうで、最後のトラック「ヘクラ火山(フィンランド最大の活火山)での爆音は、恐らくこれまでに書かれたクラシック音楽の中でも最も大きな音であろうと言われています。そんな伝説のアルバム、長らく廃盤になっていましたが、リリース20年を記念しての復活です。
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THERE IS NO ROSE ... これほどのバラはない
21世紀のクリスマス音楽集 [ヴォーカル・グループ・コンサート・クレメンス/サイアー=ハンセン]CHRISTMAS IN THE 21ST CENTURY - There Is No Rose (Vocal Group Concert Clemens, Seyer-Hansen)
発売日:2016年12月21日
NMLアルバム番号:ORC100062
CD価格:2,080円(税込)
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スクリデ姉妹による北欧のソナタと小品集 [スクリデ]
Violin Recital: Skride, Baiba - GRIEG, E. / NIELSEN, C. / SIBELIUS, J. / STENHAMMAR, W. (Violin Sonatas and Pieces)
発売日:2016年07月27日
NMLアルバム番号:C913161A
CD価格:2,505円(税込)
ラトヴィア出身のヴァイオリニスト、バイバ・スクリデの新アルバムは彼女の妹であるラウマとのデュオによる北欧作品集。「各作曲家たちの固有の音を見つけ出すこと」をコンセプトに置いたこのアルバムでは幼い頃から共に音楽を学んだ2人が、お互いの個性を尊重しながらも、時には激しく火花を散らすほどの熱い演奏を繰り広げています。 結婚したばかりの幸福の絶頂にあった時期に書かれたグリーグのソナタ、良き友人同士でありながらその作風は驚くほどに違うシベリウスとニールセンの作品、ドイツ後期ロマン派の影響を強く受けているステンハンマルのソナタ。それぞれの作品の違いも表現されています。