ヤナーチェク(レオシュ)
Janacek, Leos
生没年 | 1854-1928 | 国 | チェコ |
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辞書順 | 「ヤ」 | NML作曲家番号 | 24527 |
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ヤナーチェク(1854-1928):
歌劇《利口な女狐の物語》他
ファブリース・ボロンによる室内楽伴奏版 [サマンサ・ガウル(ソプラノ)/ミヒャエル・ボルト(バリトン)/パク・イリーナ・ジェウン(ソプラノ) 他/ファブリース・ボロン(指揮)/リリーズ・プロジェクト(アンサンブル)]発売日:2023年07月14日
CD 2枚組価格:2,500円(税込)
指揮者・作曲家ファブリース・ボロンによってオーケストラ・パートを室内楽編成にアレンジされたヤナーチェク:歌劇《利口な女狐の物語》。これは大規模なオーケストラの使用ができなかった新型コロナウイルスのロックダウン中に製作されたもので、金管楽器を用いず、ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ1、コントラバス1の弦楽器と、フルート1、オーボエ1(コールアングレ持ち替え)、クラリネット1、ファゴット1の木管楽器、ハープ1、鍵盤楽器1、パーカッション1の合計12名の小編成アンサンブルで歌を支えています。単なる縮小版ではなく、新しい音の組み合わせを提唱したというアレンジは、ヤナーチェクの歌劇をより親しみやすいものにしています。 ボロンは《シャールカ》からの二重唱をヴァイオリンとチェロ用にアレンジ、そしてヤナーチェク作品の様々な旋律に新たなオーケストレーションを施した「レオシュのための12の百合」も収録。これらはヤナーチェクへのトリビュートです。
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コパチンスカヤ&サイ
ヤナーチェク、ブラームス、バルトーク:
ヴァイオリン・ソナタ集 [パトリツィア・コパチンスカヤ、ファジル・サイ]発売日:2023年01月13日
CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:3,300円(税込、送料無料)
コパチンスカヤ&サイ、スーパー・デュオ再び!今や鬼才の名を欲しいままにしているヴァイオリニスト、パトリツィア・コパチンスカヤ。2008年にリリースされた彼女のデビュー・アルバムでパートナーを務めたのが、こちらも当時から鬼才の呼び声高いコンポーザー・ピアニスト、ファジル・サイでした。その後も共演を重ね、名コンビとしての評判を揺るぎないものにしているこの二人が、およそ15年ぶりに録音に臨んだのがこちらのアルバム。 お互いに「火山のように不屈の精神力とエネルギーを持つピアニスト」、「公演の度に異なったキャラクターと新しいストーリーを自然に繰り出してくる変幻自在なヴァイオリニスト」と評する二人がここで聴かせるのは、バルトーク、ブラームス、ヤナーチェクによる全く異なった性格を持つソナタ3曲。2つの個性が時に寄り添い、時にせめぎ合いながら紡ぐ音楽は、他では味わえない陶酔感と火花が飛ぶような激しさを併せ持つ唯一無二のもの。 特にコパチンスカヤが「始まりから終わりまで実に素晴らしい」と評するバルトークがハイライトで、終楽章の緊張感溢れる掛け合いは格別です。
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『Parlando 語るように』
コダーイ(1882-1967):
無伴奏チェロ・ソナタ
エネスク(1881-1955):
ピアノ三重奏曲
ヤナーチェク(1854-1928):
弦楽四重奏曲 「クロイツェル・ソナタ」 [ジェレミー・ガルバーグ、小島 燎、岡田浩次郎、岡田修一、アレクサンドル・パスカル、ヴィオライン・デスペイルー]Cello Recital: Jérémy Garbarg - KODÁLY, Z. / ENESCU, G. / JANÁČEK, L. (Parlando)
発売日:2022年11月25日
NMLアルバム番号:FUG802
CD価格:2,475円(税込)
しまなみ音楽祭などで来日もしているフランスのチェリスト、ジェレミー・ガルバーグを中心とした、フランスで活躍する若きメンバーによる東ヨーロッパの室内楽作品集。ガルバーグを始めメンバーの切れ味の良いフレーズ感と親密なアンサンブルが同居する、聴き応えのあるアルバムです。
収録作曲家:
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-★『レコード芸術』特選盤(2022年11月号)★-
ヤナーチェク(1854-1928):
歌劇《イェヌーファ》 [アスミク・グリゴリアン(ソプラノ)/カリタ・マッティラ(ソプラノ)/サイミール・ピルグ(テノール)ニッキー・スペンス(テノール)他/コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団/指揮: ヘンリク・ナナシ]発売日:2022年08月26日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:5,500円(税込、送料無料)
アスミク・グリゴリアン、《イェヌーファ》でコヴェント・ガーデン デビュー!ヤナ-チェク3番目のオペラとして作曲され1904年ブルノで初演された《イェヌーファ》。モラヴィアの閉鎖的な村社会と人間関係から引き起される悲劇を描いたガブリエラ・プライソヴァーの戯曲を元に、ヤナーチェクがモラヴィア語(チェコ語の一方言)の響きと抑揚を生かして台本を書き、作曲した彼のオペラの代表作として知られています。 近年ザルツブルク音楽祭、バイロイト音楽祭に登場しその名を馳せる、アスミク・グリゴリアン(イェヌーファ役)は、この舞台がコヴェント・ガーデンへのデビュー。隠れた主役ともいえる継母コステルニチカに大ヴェテラン、カリタ・マッティラ。ブリヤ家の兄弟、シュテヴァ役にその美声と舞台姿で世界中の歌劇場から引く手あまたのサイミール・ピルグ、ラツァ役にヤナーチェクの『消えた男の日記』で2020年、英グラモフォン賞(ソロ・ヴォーカル部門)を受賞したニッキー・スペンス、という豪華な配役。 クラウス・グートの演出は、登場人物たちの心理的な葛藤と閉塞感をステージに可視化、ハンガリー出身の俊英ヘンリク・ナナシが切れの良いリズムと情趣に溢れるヤナーチェクの音楽を色彩豊かに紡ぎ出します。
収録作曲家:
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マルタン(1890-1974):
レクイエム
ヤナーチェク(1854-1928):
主の祈り [ジェーン・マーシュ(ソプラノ)/ロベルト・ホル(バス)/ハインツ・ツェドニク(テノール)/アルコラ・クラーク(ハープ) 他/ウィーン・ジュネス合唱団/ウィーン放送交響楽団/オーストリア放送協会合唱団/レイフ・セーゲルスタム(指揮)]MARTIN, F.: Requiem / JANÁČEK, L.: Otče náš (Vienna Youth Choir, ORF Vienna Radio Choir and Symphony, L. Segerstam)
発売日:2022年03月04日
NMLアルバム番号:C5454
CD価格:2,100円(税込)
1975年から1982年までウィーン放送交響楽団の首席指揮者を務めたレイフ・セーゲルスタム。自身も作曲家であり、幅広いレパートリーを持つ彼は、演奏機会に恵まれない作品を好んでとりあげ、聴衆の意表をつきました。このアルバムに収録されている2作品はともにオーケストラのアーカイヴから発掘してリマスターを施したもの。どちらも聴き応えがあります。 マルタンの死の直前である1971年から72年に作曲された「レクイエム」は、「死を受け入れ、和解するための明確な意思」を表現したという作品で、激しい Dies irae と美しい In paradisum の対比が際立ち、バッハやシェーンベルク、バルトークの影響が仄かに見受けられる無調に近い音楽です。 かたやヤナーチェクの「主の祈り」はポーランドの画家ユゼフ・クシェシュ=メンツィナの宗教画「山上の垂訓」に触発された15分程度の作品。ヤナーチェクはキリストではなく民衆を主人公にして作曲し、ピアノとハルモニウム(オルガン)の伴奏による小規模なカンタータとして仕上げた作品を、1906年にハープとオルガン伴奏に改訂しました。ここで表情豊かなテノール独唱を聞かせるのは、ワーグナー作品などでおなじみのハインツ・ツェドニクです。
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ヤナーチェク(1854-1928):
歌劇《利口な女狐の物語》 JW I/9 [ルイーズ・オルダー(ソプラノ)/ジェニー・カールステット(メゾ・ソプラノ) 他 ヨハネス・デブス(指揮)/フランクフルト歌劇場管弦楽団・合唱団]JANÁČEK, L.: Cunning Little Vixen (The) [Opera] (Alder, Carlstedt, Neal, Frankfurt Opera Chorus, Frankfurt Opera and Museum Orchestra, Debus)
発売日:2021年04月16日
NMLアルバム番号:OC982
CD 2枚組価格:3,450円(税込、送料無料)
一見民話風、あるいは童話風に見えるヤナーチェクの歌劇《利口な女狐の物語》。 ブルノの新聞に掲載されたルドルフ・ティエスノフリーデクの物語に感銘を受けたヤナーチェクが、これをもとに自ら起こした台本では「早耳の女狐ビストロウシュカ」は本能のおもむくままに獲物を捕らえ、恋におち、最後は人間に射殺されてしまいます。このヒロインの死は致命的な病気でも、傷ついた心でもなく、自然のサイクルとして表現されており、死と再生を繰り返す自然への賛美と畏怖が込められています。 モラヴィア民謡を散りばめた音楽は、チェコ語の会話にぴったりと寄り添い、登場人物たちを生き生きと描写、また歌手たちの闊達なやりとりも見事です。ドイツ生まれの指揮者ヨハネス・デブスは世界中の歌劇場で経験を積んだベテランです。
収録作曲家:
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ヤナーチェク(1854-1928):
弦楽四重奏曲 第1番「クロイツェル・ソナタ」
弦楽四重奏曲 第2番 「ないしょの手紙」
ソネット [ニュージーランド弦楽四重奏団]JANÁČEK, L.: String Quartets Nos. 1 and 2 / Sonnets, JW VII/1 and 2 (arr. R. Gjelsten for string quartet) (New Zealand String Quartet)
発売日:2021年02月12日
NMLアルバム番号:8.574209
CD価格:1,600円(税込)
晩年のヤナーチェクが抱いた狂おしいまでの恋心と創作への情熱から生まれた様々な傑作。その中には2曲の弦楽四重奏曲が含まれます。 トルストイの名作『クロイツェル・ソナタ』に触発された弦楽四重奏曲第1番については、主人公が妻の不倫を知って苦悩する場面から最後の幕切れまでが克明に音にされており、また「ないしょの手紙」と題された第2番では、さらに思い人カミラへの強い気持ちが表明されています。 この極めて私的な心情が反映された作品を演奏するのは、1987年に結成されたニュージーランド弦楽四重奏団。メンデルスゾーンやブラームスなどのロマン派作品から現代作品まで幅広いレパートリーを持つアンサンブルです。 同時収録の2つのソネットは1875年の作品。こちらではヤナーチェクの若々しい作風を味わえます。
収録作曲家:
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ヤナーチェク(1854-1928):
ピアノ作品集 [ラルス・フォークト(ピアノ)]JANÁČEK, L.: On the Overgrown Path / In the Mists / From the Street, 1 October 1905 (L. Vogt)
発売日:2021年02月19日
NMLアルバム番号:ODE1382-2
CD価格:2,250円(税込)
1970年、ドイツ生まれのピアニスト、ラルス・フォークト。古典派、ロマン派、20世紀作品の実演や録音ですでに一定の評価を確立し、現在はパリ室内管の音楽監督を務める実力派です。最近はロイヤル・ノーザン・シンフォニアを弾き振りし、ベートーヴェンとブラームスの全ピアノ協奏曲をリリース、指揮者としても卓越した才能を披露しています。 そんなフォークトの新作は、深い憂鬱の中に情熱を秘めたヤナーチェクのピアノ曲集。「予感」と「死」の2楽章で構成されたヤナーチェク唯一のピアノ・ソナタをはじめ、内省的な表情に終始する『霧の中で』、夭逝した娘オルガの追悼音楽でもある『草陰の小径にて』。これらヤナーチェクの代表作でもある3作品を、フォークトは作曲家の揺れ動く内面を窺いながら、美しく表情豊かに演奏しています。
収録作曲家:
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ヤナーチェク(1854-1928)/
クシーシュコフスキー(1820-1885):
声楽作品集 [Qヴォックス(声楽アンサンブル)]Vocal Music - JANÁČEK, L. / KŘÍŽKOVSKÝ, P. (Q Vox)
発売日:2020年08月07日
NMLアルバム番号:UP0068-2
CD価格:1,650円(税込)
チェコの男声四重唱「Qヴォックス」によるヤナーチェクとクシーシュコフスキーの声楽作品集。クシーシュコフスキーはヤナーチェクの師匠であり、モラヴィア民謡を編曲し合唱曲として普及させた功績で知られる音楽家です。 アルバムに収録されているのは、どれもモラヴィア民謡の旋律が基になっていますが、和声の扱いや休符の使い方などに、古典的な様式に則ったクシーシュコフスキー、斬新なヤナーチェクと各々の個性が出ています。素朴な歌から宗教的な歌まで多彩な曲を、Qヴォックスの表現豊かな歌唱でお楽しみいただけます。
収録作曲家:
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ヤナーチェク(1854-1928):
ピアノ作品全集 [ヤン・イラスキー(ピアノ) 他]JANACEK, L.: Piano Works (Complete) (Jirasky)
発売日:2020年06月19日
NMLアルバム番号:UP0071-2
CD 2枚組価格:3,000円(税込、送料無料)
ヤナーチェクのピアノ独奏曲と、ピアノを用いた室内楽曲を全て収録した2枚組。 室内アンサンブルを伴う2つの作品のうち、「コンチェルティーノ」は1925年に書かれた、実際には彼の初のピアノ協奏曲となった作品です。ピアノとアンサンブルは常に対話を繰り返しながらユニークな音楽を創り上げていきます。1926年のカプリッチョ「挑戦」は左手のための協奏曲と言った趣きの作品で、戦争で右手を失ったピアニスト、オタカール・ホルマンのために書かれた曲。晩年のヤナーチェクらしいオスティナート(執拗に同じパターンが繰り返される)が多用され、ピアノはアンサンブルの合間を縫ってつぶやくような旋律を歌うという、こちらも独創的な作品です。 巧みなピアノを聴かせる1973年生まれのヤン・イラスキーは、学生時代からヤナーチェクに傾倒し、大学ではヤナーチェク作品を研究し博士号を取得。このアルバムを録音した後、2007年、ヤナーチェク音楽アカデミーでのピアノ科主任教授に最年少で就任した才能の持ち主です。
収録作曲家:
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ヤナーチェク(1854-1928):
弦楽四重奏曲集
第1番「クロイツェル・ソナタ」
第2番「ないしょの手紙」 [マルティヌー四重奏団]JANACEK, L.: String Quartets Nos. 1, "Kreutzer Sonata" and 2, "Intimate Letters" (Martinu Quartet)
発売日:2020年04月24日
NMLアルバム番号:UP0036-2
1)
CD価格:1,650円(税込)
チェコの偉大な作曲家マルティヌーをアンサンブル名に据えた「マルティヌー四重奏団」。1976年にプラハ音楽院の学生によって結成され、1985年にマルティヌー財団の許可を得て現在の名前に改名。マルティヌー作品はもちろんのこと、ドヴォルザークやエベンなどチェコの作曲家の作品を演奏し、作品を広めることに尽力しています。 このアルバムには主人公の内面を描いたとされる狂おしい音が連続する「クロイツェル・ソナタ」と晩年のヤナーチェクの心境が反映された「ないしょの手紙」、この2つの弦楽四重奏曲を収録。美しい弦の音色が特徴です。
収録作曲家:
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ヤナーチェク(1854-1928):
歌劇『死者の家から』 [ピーター・ローズ(バス)、エフゲニア・ソトニコワ(ソプラノ)、アレシュ・ブリスツェイン(テノール)、チャールズ・ワークマン(テノール)、ボー・スコウフス(バリトン)、クリスティアン・リーゲル(バス)、マニュエル・ギュンター(テノール)、シモーネ・ヤング(指揮)バイエルン国立歌劇場管弦楽団・合唱団]発売日:2020年02月28日
Blu-ray国内仕様 日本語解説付き/日本語字幕付き価格:4,950円(税込、送料無料)
シモーネ・ヤングが描く、ヤナーチェクの傑作オペラ2018年5月にバイエルン国立歌劇場においてプレミエとなった、カストルフ演出によるヤナーチェク最後のオペラ『死者の家から』。骸骨の衣装、スクリーン、回り舞台には何故かコーラの広告が立っているという独特の世界観は、上演時には賛否両論が巻き起こりましたが、作品のやや難解で不穏な空気を直感的に視覚化した秀逸なものと言えるでしょう。 シモーネ・ヤングの指揮はダイナミックかつしなやかで、ヤナーチェクが描いた暗く暴力的ながらも美しさも併せ持った音楽を、大きなスケールで展開しています。本商品では、チェコ語の台本に立ち返って検討し、新たに起こした日本語字幕を使用しております。 舞台はシベリアの刑務所。政治犯として新たに収容されたアレクサンドルは、その身なりとプライドの高さから監獄長に目を付けられ、入所早々酷い目に遭わされてしまいます。そんな彼から見た囚人たち、ルカと呼ばれているフィルカ、心変わりの恋人を殺害したスクラトフ、タタール人の少年アリイエイヤたちの物語。やがてアレクサンドルは出所の日を迎えますが、彼らの運命の綾は不思議に絡み合っていきます。
収録作曲家:
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ヤナーチェク(1854-1928):
〔歌曲集〕
消えた男の日記
6つのモラヴィア民謡
「デトバの歌」強盗のバラード [パーヴォル・ブレスリク(テノール)/ロベルト・ペハネツ(ピアノ)]JANÁČEK, L.: The Diary of One Who Disappeared / 6 Folksongs Sung by Eva Gabel / Songs of Detva (Breslik, Pechanec)
発売日:2020年02月28日
NMLアルバム番号:C989201
CD価格:2,325円(税込)
晩年のヤナーチェクに霊感を与えた38歳のカミラ・ストスロヴァー。この「消えた男の日記」は、彼女と出会い芽生えたヤナーチェク自身の想いが反映されているといわれる濃厚かつ饒舌な歌曲集です。森で出会ったジプシーの娘に心囚われ、最後には村から駆け落ちしてしまう若い農夫を注目のテノール、プレスリクが熱唱、恋の魔力に取り込まれた若者の心を歌い上げています。 他の2つの歌曲集のうち「6つの民謡」は「26の民俗バラード」からの編曲作品。モラヴィア民謡を元に、洗練されたピアノ伴奏を付けた「日記」とは全く異なるテイストを持つ溌剌とした曲集です。また、1916年作曲の「デトバの歌」は演奏機会があまり多くない曲ですが、メリハリのある聴き所の多い作品に仕上がっています。
収録作曲家:
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フォーレ(1845-1924):
レクイエム
ヤナーチェク(1854-1928):
主の祈り [ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団/プラハ・フィルハーモニア/ペトル・フィアラ(指揮)]FAURÉ, G.: Requiem / JANACEK, L.: Otce nas / Zdravas Maria / Hospodine! (Brno Philharmonic Choir, Fiala)
発売日:2019年09月20日
NMLアルバム番号:UP0002-2
CD価格:1,650円(税込)
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ドルシェツキー(1745-1819):
オーボエ四重奏曲集 第1集 [グルントマン四重奏団]DRUSCHETZKY, G.: Oboe Quartets, Vol. 1 (Grundmann Quartet)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:555171-2
CD価格:1,920円(税込)
「6つのティンパニと管弦楽のための協奏曲」で知られるチェコ出身の作曲家ゲオルク・ドルシェツキー。彼はもともとドレスデンでカルロ・ベゾッティにオーボエを学んだオーボエ奏者でしたが、ヘプ(ドイツ名エゲル)の歩兵連隊に参加し、ウィーン、リンツ、ブランナウに駐留、鼓手として名を上げ、自らの楽団を組織しました。 前述の協奏曲も含めた彼の作品のほとんどは自らの楽団のために書かれていますが、晩年の1807年から1808年に作曲された10曲の「オーボエ四重奏曲」はこれまでほとんど知られていません。どれも機知に富んだ作風による楽しい作品で、いずれ全曲がリリースされる予定です。
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ヤナーチェク(1854-1928):
弦楽四重奏曲 第1番・第2番
リゲティ(1923-2006):
弦楽四重奏曲 第1番 [ベルチャ四重奏団]JANÁČEK, L.: String Quartets Nos. 1 and 2 / LIGETI, G.: String Quartet No. 1 (Belcea Quartet)
発売日:2019年05月17日
NMLアルバム番号:ALPHA454
CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)
来日公演でも話題を呼ぶ現代最高の弦楽四重奏団のひとつ、ルーマニア出身のベルチャ(ベルチェア)四重奏団。Zig-Zag Territoiresレーベルから2013年に突如リリースされた鮮烈なベートーヴェン弦楽四重奏曲全集は、もはや新時代のスタンダードといってよいでしょう。その後Alphaレーベルでは新ウィーン楽派(Alpha209)やショスタコーヴィチ(ピョートル・アンデルシェフスキとの共演盤。Alpha360)でもすぐれた音源を制作。さらに今度は中東欧の20世紀へ――ヤナーチェクの全2曲とリゲティで新境地を垣間見せてくれます。 ロマン派作品に造詣の深い彼らが、作品に生々しい血脈を与える演奏解釈でこれら異色の有名作をどう味あわせてくれるのか。とくに「夜の変容」はリゲティがまだバルトークの強い影響下にあった1950年代、近隣諸国の作曲家ではプロコフィエフやマルティヌーなどがまだ存命中だった頃の作。ヤナーチェク晩年の2傑作と並べてみることで、意外な伝統的書法とのつながりと先進性のせめぎあいが浮き彫りになることでしょう。 国内仕様ではプログラム解題につながる解説の日本語訳もついています。
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ヤナーチェク(1854-1928):
弦楽四重奏曲 第1番・第2番
リゲティ(1923-2006):
弦楽四重奏曲 第1番 [ベルチャ四重奏団]JANÁČEK, L.: String Quartets Nos. 1 and 2 / LIGETI, G.: String Quartet No. 1 (Belcea Quartet)
発売日:2019年05月17日
NMLアルバム番号:ALPHA454
CD価格:2,475円(税込)
来日公演でも話題を呼ぶ現代最高の弦楽四重奏団のひとつ、ルーマニア出身のベルチャ(ベルチェア)四重奏団。Zig-Zag Territoiresレーベルから2013年に突如リリースされた鮮烈なベートーヴェン弦楽四重奏曲全集は、もはや新時代のスタンダードといってよいでしょう。その後Alphaレーベルでは新ウィーン楽派(Alpha209)やショスタコーヴィチ(ピョートル・アンデルシェフスキとの共演盤。Alpha360)でもすぐれた音源を制作。さらに今度は中東欧の20世紀へ――ヤナーチェクの全2曲とリゲティで新境地を垣間見せてくれます。 ロマン派作品に造詣の深い彼らが、作品に生々しい血脈を与える演奏解釈でこれら異色の有名作をどう味あわせてくれるのか。とくに「夜の変容」はリゲティがまだバルトークの強い影響下にあった1950年代、近隣諸国の作曲家ではプロコフィエフやマルティヌーなどがまだ存命中だった頃の作。ヤナーチェク晩年の2傑作と並べてみることで、意外な伝統的書法とのつながりと先進性のせめぎあいが浮き彫りになることでしょう。
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発売日:2019年05月24日
CD価格:1,725円(税込)
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ペトロフ・ピアノ三重奏団
チェコ作品集
ドヴォルザーク/クッカル/ヤナーチェク [ペトロフ・ピアノ三重奏団]Piano Trios - DVOŘÁK, A. / JANÁČEK, L. / KUKAL, O. (Petrof Piano Trio)
発売日:2019年04月26日
NMLアルバム番号:UP0181
7)
CD価格:1,760円(税込)
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おとぎ話によるオペラBOX
「ヘンデルとグレーテル」
「利口な女狐の物語」
「ピノキオの冒険」 [コヴェントガーデン王立歌劇場、グラインドボーン音楽祭、オペラ・ノース アンゲリカ・キルヒシュラーガー(メゾ・ソプラノ)、ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)、コリン・デイヴィス(指揮)、ルーシー・クロウ(ソプラノ)、ヴラディーミル・ユロフスキー(指揮)、ヴィクトリア・シモンズ(メゾ・ソプラノ)、デイヴィッド・パリー(指揮)]発売日:2019年03月22日
DVD 5枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
おとぎ話によるオペラ3作を集めたお買い得BOX。おとぎ話と括ってはいるものの、子供のみならず、大人が十分楽しめる内容となっています。 2008年収録の「ヘンゼルとグレーテル」は、キルヒシュラーガーとダムラウが幼い兄妹を演じるという豪華なもの。この物語が本来持つ深い闇を現在の貧困問題に照らして掘り下げた演出も、観る者に深く考えさせ見応えたっぷりです。 2012年収録の「利口な女狐の物語」は色彩豊かで幻想的な演出で、すべての生命を巡る物語を深く、そしてユーモラスに描いています。女狐ビストロウシュカ役のルーシー・クロウの生き生きとした演技にも注目です。 2008年収録の「ピノキオの冒険」は、イアン・セラー監督映画のサウンドトラックなどでも知られる英国の人気作曲家ジョナサン・ダヴが音楽を担当。彼はこの作品で2008年のイギリス作曲家賞を受賞しています。ポスト・ミニマル調の音楽にのり、子供向けのプロダクションとは思えない奥深い世界が展開されています。
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おとぎ話によるオペラBOX
「ヘンデルとグレーテル」
「利口な女狐の物語」
「ピノキオの冒険」 [コヴェントガーデン王立歌劇場、グラインドボーン音楽祭、オペラ・ノース アンゲリカ・キルヒシュラーガー(メゾ・ソプラノ)、ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)、コリン・デイヴィス(指揮)、ルーシー・クロウ(ソプラノ)、ヴラディーミル・ユロフスキー(指揮)、ヴィクトリア・シモンズ(メゾ・ソプラノ)、デイヴィッド・パリー(指揮)]発売日:2019年03月22日
Blu-ray 3枚組価格:4,575円(税込、送料無料)
おとぎ話によるオペラ3作を集めたお買い得BOX。おとぎ話と括ってはいるものの、子供のみならず、大人が十分楽しめる内容となっています。 2008年収録の「ヘンゼルとグレーテル」は、キルヒシュラーガーとダムラウが幼い兄妹を演じるという豪華なもの。この物語が本来持つ深い闇を現在の貧困問題に照らして掘り下げた演出も、観る者に深く考えさせ見応えたっぷりです。 2012年収録の「利口な女狐の物語」は色彩豊かで幻想的な演出で、すべての生命を巡る物語を深く、そしてユーモラスに描いています。女狐ビストロウシュカ役のルーシー・クロウの生き生きとした演技にも注目です。 2008年収録の「ピノキオの冒険」は、イアン・セラー監督映画のサウンドトラックなどでも知られる英国の人気作曲家ジョナサン・ダヴが音楽を担当。彼はこの作品で2008年のイギリス作曲家賞を受賞しています。ポスト・ミニマル調の音楽にのり、子供向けのプロダクションとは思えない奥深い世界が展開されています。
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ニコラ・ミーチャム
ピアノ・リサイタル [ニコラ・ミーチャム(ピアノ)]Piano Recital: Meecham, Nicola - ENESCU, G. / JANÁČEK, L. / KODALY, Z.
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD081
CD価格:2,160円(税込)
イギリス、バース生まれのピアニスト、ニコラ・ビーチャムが演奏するルーマニア、ハンガリーのピアノ曲集。3人の東欧の作曲家が書き上げた民族色豊かな作品はそれぞれ特徴的で、力強いエネスコ、静かな感情のうねりが感じられるヤナーチェク、エキゾチックな雰囲気が漂うコダーイ、この曲調の違いをミーチャムが的確に弾き分けることで、各々の作品を存分に楽しむことができます。
収録作曲家:
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ヤナーチェク(1854-1928):作品集
弦楽四重奏曲第2番 「ないしょの手紙」
おとぎ話
コンチェルティーノ [ジョナス・ヴィトー/オメール・ブシェーズ/エリーゼ・リュウ/ユン=シン・ロウ・チャン/アモリ・ヴィドゥヴィエ/マキシム・トンバ/ラファエル・アングスター]JANÁČEK, L.: String Quartet No. 2 / Fairy-tale / Concertino (Bellom, Julien-Laferrière, Vitaud, Hermès Quartet)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:LBM001
2)
CD価格:2,475円(税込)
1997年から開催されている「ドーヴィル・イースター音楽祭」はルノー・カピュソンやニコラ・アンゲリッシュら、若い才能を紹介することを目的に始められました。2002年からは8月の「夏の音楽祭」も始まり、バロック作品の研究結果を交えながら、数多くの世界初演が行われています。 2014年に開催されたコンサートを録音したこのアルバムで取り上げられているのはヤナーチェクの作品。2008年、リヨン国立音楽院の学生たちによって結成された「エルメス四重奏団」を中心に、若手管楽器奏者たちが集い、洗練された演奏を披露しています。
収録作曲家:
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ヤナーチェク(1854-1928):
弦楽四重奏曲集
第1番 「クロイツェル・ソナタ」
第2番 「ないしょの手紙」 [アーツィエス四重奏団]JANÁČEK, L.: String Quartets Nos. 1, "Kreutzer Sonata" and 2, "Intimate Letters" (Acies Quartett)
発売日:2018年08月29日
NMLアルバム番号:Gramola99002
CD価格:2,175円(税込)
第1次および第2次世界大戦の狭間に作曲された、ヤナーチェクの2曲の弦楽四重奏曲。「クロイツェル・ソナタ」と名付けられた第1番は、ベートーヴェンではなくトルストイの同名小説から想起して書かれ、15分ほどの長さでありながら、小説のあらすじを丁寧にかつ執拗に音で追った優れた作品です。第2番はヤナーチェクのあこがれの人、カミラ・ストスロヴァーから霊感を受け書かれた私小説的な作品。活躍するヴィオラが彼女を表現しているとされています。 アツィエス弦楽四重奏団は、ジュリアード四重奏団に薫陶を受けた奏者たちによるアンサンブル。2006年から本格的な活動を行い、これまでにハイドンからショスタコーヴィチまで4枚のアルバムをリリースしています。
収録作曲家:
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ヤナーチェク(1854-1928):
弦楽四重奏曲 第1番&第2番
草陰の小道を通って(J.ブルクハウザーによる弦楽四重奏編) [エネルジエ・ノーヴェ四重奏団]JANÁČEK, L.: String Quartets Nos. 1 and 2 / On the Overgrown Path (arr. J. Burghauser) (Quartetto Energie Nove)
発売日:2016年08月26日
NMLアルバム番号:CDS7708
CD価格:2,080円(税込)
晩年のヤナーチェク(1854-1928)が生み出した2つの弦楽四重奏曲は、その濃厚な表現に強く魅了される人が後を絶ちません。第1番は文豪トルストイの小説「クロイツェル・ソナタ」(ベートーヴェンに直接関連があるわけではありません)に触発された作品で、妻の不義を知った主人公が、妻を殺害するまでの苦悩する様子が狂おしいまでに描かれています。第2番はヤナーチェクに多大な影響を与えた女性カミラ・シュテスロヴァーの面影が強く宿っており、彼が彼女に対して書いたという700通もの手紙の内容が象徴的に反映された、夢とも妄想ともつかない作品です。 エネルジエ・ノーヴェ弦楽四重奏団は、ヴィオラの技術的課題を克服したという、ベーレンライターの新版の譜面を用いて演奏しています。また、ピアノ曲を原曲とする「草陰の小道を通って」の弦楽四重奏版も、ピアノ版とは違った深い味わいを持っています。
収録作曲家:
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lived and dreamed ‐ 生きて夢見て [アンサンブル・ラロ]
Chamber Music - SUK, J. / DVOŘÁK, A. / JANÁČEK, L. (lived and dreamed) (Ensemble Raro)
発売日:2016年06月29日
NMLアルバム番号:SM222
CD価格:2,085円(税込)
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ヤナーチェク(1854-1928):
歌劇「イェヌーファ」 [ジェイムズ/ヴェイソヴィチ/ヴェルミリオン/グラーツ歌劇場合唱団/グラーツ・フィル/カフタン]JANÁČEK, L.: Jenůfa [Opera] (G. James, Vejzović, Vermillion, Graz Opera Chorus, Graz Philharmonic, Kaftan)
発売日:2015年08月26日
NMLアルバム番号:OC962
2)
CD 2枚組価格:2,985円(税込)
OEHMSレーベルと、オーストリア第二の規模の都市グラーツにある「グラーツ歌劇場」との初の共同制作となったのが、このヤナーチェク(1854-1928)の「イェヌーファ」です。彼の3作目となるこの「イェヌーファ」は、チェコの小さな村で起こる物語で、複雑な人間関係が引き起こす悲劇です。いとこ同士で愛し合い、子どもを身篭ったイェヌーファ。その身を案じる継母コステルニチカは、イェヌーファのためを思い、彼女が産んだ子どもを川に捨ててしまいます。 この物語にヤナーチェクがつけた音楽は、民謡調の親しみ易いメロディであり、また時として登場人物の心理を的確に表すものであり、と聞き応えたっぷりのものです。ここではタイトルロールにイスラエル出身の期待の若手、ガル・ジェイムズ、またキーパーソンとなるコステルニチカにはヴェテラン、イリス・フェルミリオンを起用し、迫真の物語を創り上げています。 また第2幕でのイェヌーファのモノローグの場面で、素晴らしいヴァイオリン・ソロを聞かせるのは日本のヴァイオリニスト、岩城風佑(ふゆ)。彼女は現在グラーツ・フィルハーモニーのコンミスを務めており、この上演の際は舞台上でイェヌーファと直接絡んでいたりと大活躍を果たしています。
収録作曲家:
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民謡を駆け抜けて
バルトーク・ヤナーチェク・コダーイ [ランゲル]Piano Recital: Rangell, Andrew - BARTOK, B. / JANACEK, L. / KODALY, Z. (A Folk Song Runs Through It)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2014年02月05日
NMLアルバム番号:Steinway30018
CD価格:1,824円(税込)
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ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
チャイコフスキー(1840-1893):
交響曲 第5番 ホ短調 Op.64
ヤナーチェク(1854-1928):
狂詩曲「タラス・ブーリバ」 [BBC響/ロジェストヴェンスキー]TCHAIKOVSKY, P.I.: Symphony No. 5 / JANÁČEK, L.: Taras Bulba (BBC Symphony, Rozhdestvensky)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年12月18日
NMLアルバム番号:ICAC5116
1)
CD価格:1,650円(税込)
ロシア生まれの世界的名指揮者、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(1931-)。モスクワ音楽院で父に指揮を学び、ピアノは有名なレフ・オボーリンに学びました。20歳の時にボリショイ劇場で「くるみわり人形」を指揮、その素晴らしい演奏のおかげで1954年には劇場のアシスタント指揮者に任命されます。その2年後にはボリショイ・バレエ団とともに初のイギリス訪問を行い、更に人気を高めました。1961年からはモスクワ放送交響楽団の芸術監督に就任。1974年までこの地位を務め、64年からはボリショイ劇場の首席指揮者(最年少)としても活躍を始めます。彼は当時のロシアの音楽家としては異例の「大規模な外国ツアー」を行う権利を与えられており、イギリスを始め様々な国に演奏旅行に出かけ、またロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニーの首席指揮者を務めたりと八面六尾の活躍をするのです。 そんな彼にとってチャイコフスキーの演奏は、まさに十八番であり、このフランダースでの音楽祭の記録も、例えようもないくらいの興奮度を持っています。ヤナーチェクの「タラス・ブーリバ」は1981年のプロムスで演奏されたもので、大規模なオーケストラを自由自在に操る彼の姿が目に浮かぶ熱演となっています。
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ヤナーチェク(1854-1928):
2つの弦楽四重奏曲 [アルカディア四重奏団]JANÁČEK, L.: String Quartets Nos. 1 and 2 (Arcadia Quartet)
■室内楽
発売日:2013年11月20日
NMLアルバム番号:ORC100036
24)
CD価格:1,710円(税込)
2012年ウィグモア・ホール主宰の「弦楽四重奏コンクール」で優勝した若きアンサンブル、アルカディア弦楽四重奏団のデビュー・アルバムです。彼らはルーマニアのゲオルゲ・ディマ音楽アカデミー出身で、2005年にアンサンブルを結成しました。彼らの演奏するヤナーチェクはまさに非の打ちどころのないものであり、ヤナーチェクの音楽が持つ官能性、欲望、愛を忠実に映し出しています。 第1番「クロイツェル・ソナタ」は1923年の作品で、ベートーヴェンの作品ではなく、トルストイの同名作品にインスパイアされたもので、どうにも逃げることのできない人間の性と運命が切ないほどに音で描かれています。第2番「ないしょの手紙」は1928年の作品で、ヤナーチェク(1854-1928)が深い愛を捧げた人妻カミラへの思いが端的に描かれたものです。彼ら2人の間に交わされた不思議な愛情が透けて見えるかのような音楽です。
収録作曲家:
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ドヴォルザーク(1841-1904):
交響曲 第6番
ヤナーチェク(1854-1928):
牧歌 [シアトル響/シュワルツ]DVORAK, A.: Symphony No. 6 / JANACEK, L.: Idyll (Seattle Symphony, Schwarz)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年02月20日
NMLアルバム番号:8.572698
CD価格:1,600円(税込)
ドヴォルザークの交響曲の中でもとりわけ明るい表情を持つ「第6番」は、1880年に作曲されまたしたが、曲調や調性から、その3年前に書かれたブラームスの第2番の交響曲との関連を指摘されることが多いのどかで美しいメロディに満たされた名作です。ハンス・リヒターの依頼によって作曲され、本来は1880年にウィーン・フィルが初演することになっていたのですが、これは実現しませんでした(一説によるとメンバーの一部がチェコの作品の演奏を拒否したと言われてます)。結局初演はその翌年の1881年3月にプラハで行われ、その翌年にはロンドンとライプツィヒ、そして1883年になってようやくウィーンで初演されたのでした。 もう1曲のヤナーチェクの「牧歌」は1878年にブルノで初演された作品。まだ晩年の作品のような粘っこさは少ないものの、ボヘミア民謡を巧みに生かした聴き応えのある組曲です。各々の曲には簡単な速度表示が付いているだけで、これが聴き手の想像力を存分に刺激するのです。
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ラヴェル、ブロッホ、ヤナーチェク:
ヴァイオリン・ソナタ集 [オストラン/サーロ]BLOCH, E.: Violin Sonata No. 2, "Poeme Mystique" / RAVEL, M.: Violin Sonata / JANACEK, L.: Violin Sonata (Astrand, Salo)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2012年10月24日
NMLアルバム番号:ORC100022
CD+DVD価格:1,824円(税込)
二つの世界大戦の狭間に生み出された、国籍の違う3つのヴァイオリン・ソナタ集。そのどれもが調性の縛りから解放され、自由な音列に支えられながらも、重苦しくも皮肉めいた感情に揺れ動いています。1922年から1927年にかけて作曲されたラヴェルの作品は、彼最後の室内楽曲であり、作曲に5年も費やしたのは「ムダな音符を削るため」だったとか。「ブルース」と題された第2楽章はジャズそのものです。「神秘の詩」と名付けられたブロッホの第2番のソナタは、瞑想的であり不安と慟哭の音楽です。ヴァイオリン曲をほとんど書かなかったヤナーチェクの唯一完成されたヴァイオリン・ソナタは1914年頃の作品。調性感は希薄なものの、民族色に彩られた旋律はある意味、美の極致でもあり、古典的なものからの脱却を図るも、結局取り込まれている無常ささえも感じさせる問題作です。 オストランとサロは15年間に渡ってデンマーク音楽の演奏に力を入れてきましたが、そろそろ全世界を手中に収めるべく「その活動を広める」と宣言しています。
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ヤナーチェク(1854-1928):
タラス・ブーリバ
ラシュスコ舞曲集他 [ワルシャワ・フィル/ヴィト]JANACEK, L.: Taras Bulba / Lachian Dances / Moravian Dances (Warsaw Philharmonic, Wit)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年05月16日
NMLアルバム番号:8.572695
CD価格:1,600円(税込)
ヤナーチェク(1854-1928)が1918年に作曲した表題音楽「タラス・ブーリバ」は、ニコライ・ゴーゴリの小説を下敷きに、ヤナーチェク自身の愛国心を万遍なく盛り込んだ野心作です。3つの部分は、全て登場人物の死を描くという、なんとも不穏なものですが、曲の内容もそれを上回る暴力的かつ煽情的なもの。恋人たちの感情を描いたという冒頭こそロマンティックな面持ちを見せますが、それも一時的で、少しずつ悲劇へ向かって歩みを進める曲調がたまらなくスリリングです。ラシュスコ舞曲は、ヤナーチェクが民謡収集を積極的に行うようになった時期である1890年頃に作られたもので、こちらは生き生きとした音楽が、極めてわかりやすい和声で歌われます。官能的なハーモニーはありませんが、これはこれでヤナーチェクらしい音楽と言えるでしょう。モラヴィア舞曲も同じテイストで、どちらかというとドヴォルザークに近いものかもしれません。アントニ・ヴィトとワルシャワ・フィルは、前作のグラゴル・ミサ(8.572639)を上回る熱気でこれらの曲を演奏しています。
収録作曲家:
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ヤナーチェク(1854-1928):
グラゴル・ミサ
シンフォニエッタ [ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団/アントニ・ヴィト指揮]■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年04月25日
Blu-ray Audio価格:2,224円(税込)
晩年になって、人生の輝きを取り戻したヤナーチェクは、堰を切ったように次々と名作を生み出します。この「グラゴル・ミサ」と「シンフォニエッタ」もその中に含まれる人類の至宝とも言える傑作です。「グラゴル・ミサ」のグラゴルとは、スラヴ人が使った最古の文字と言われることから、この曲はスラヴ文化のための奉祝であると同時に、彼にとっての最高の人であったカミラへの思いが結実しているようです。大規模な管弦楽、合唱、独唱、そしてオルガンが織り成す、神秘的で輝くような調べは聴くものの心を躍らせます。「シンフォニエッタ」は最近人気が急上昇している曲でもあり、本来は軍楽のために構想された作品。金管が大活躍する冒頭から、わくわくするような楽想に満ちています。ヴィトとワルシャワ・フィルという最高の演奏者による2つの作品、まさに文句のつけようのない名演が繰り広げられています。
収録作曲家:
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ヤナーチェク(1854-1928):
オペラからの管弦楽組曲集 第3集 [ニュージーランド響/ブレイナー]JANACEK, L.: Operatic Orchestral Suites, Vol. 3 (arr. P. Breiner) - The Cunning Little Vixen / From the House of the Dead
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年10月21日
NMLアルバム番号:8.570706
2)
CD価格:1,600円(税込)
まるでこの世のものとは思えないほど 夢幻的で悪魔的なヤナーチェクの音楽。昨今のブームですっかり市民権を得たヤナーチェク(1854-1928)ですが、まだまだオペラとなると、言葉の問題もあってか「なかなかハードルが高いな」と思うのが心情ではないでしょうか? そんな方にオススメしたいのが、このNAXOSのシリーズです。第1集、第2集ともに大好評ですが、今回は何と言っても名作「利口な牝狐~」が収録されているのが嬉しいところです。ヤナーチェクの作品の中でもとりわけ親しみ易いこのオペラ、どうぞたっぷりご堪能ください。もう1曲はシリアス極まりない「死者の家から」。ドストエフスキーの大作を元にした作品で、原曲の持つ極限まで張り詰めた緊張感が上手く表現されたすばらしい編曲となっております。ヤナーチェクの幻惑的な音楽のとりこになりそうです。
収録作曲家:
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ヤナーチェク(1854-1928):
オペラからの管弦楽編曲集 第2集 [ニュージーランド響/ブレイナー]JANACEK, L.: Operatic Orchestral Suites, Vol. 2 (arr. P. Breiner) - Kat'a Kabanova / The Makropulos Affair
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年06月24日
NMLアルバム番号:8.570556
1)
CD価格:1,600円(税込)
歌がなくても存分に面白い。ついついのめり込むヤナーチェクの音楽第1集(8.570555)に続く、ブレイナーによる華麗なる編曲で聴くヤナーチェクのオペラ名旋律集です。今回取り上げられたのは、人妻の官能的な恋愛を描いた「カーチャ・カバノヴァー」と、ふとしたことで不老不死になってしまったオペラ歌手の物語「マクロプロス事件」の2演目。ここでもブレイナーの施した編曲の素晴らしさは言葉に尽くせません。例えば「カーチャ」でのクライマックス、カーチャが愛人の名を告げて嵐の中に飛びだして行く場面での、段階的な音の増やし方などは聴いているだけでぞくぞくしてしまいます。不気味さと、妙な明るさが入り混じる「マクロプロス」も聴きもの。不条理なのだけど許してしまいます。
収録作曲家:
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ヤナーチェク(1854-1928):
オペラからの管弦楽組曲集 第1集 [ニュージーランド響/ブレイナー]JANACEK, L.: Operatic Orchestral Suites, Vol. 1 (arr. P. Breiner) - Jenufa / The Excursions of Mr Broucek
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年04月22日
NMLアルバム番号:8.570555
CD
通常価格:1,600円→ 特価!:1,290円(税込)すっかり人口に膾炙したヤナーチェクの音楽、ここまで親しみやすくなって登場! マニア大喜び!かの小澤征爾もテレビ番組の中で「ヤナーチェクの音楽ほど面白いものはないです」と語っていたくらい色彩的で豊かな音楽。それをまたNAXOSの名編曲者&名指揮者ブレイナーがうまい具合にまとめたのがこのアルバムです。第1集は「イェヌーファ」と「ブロウチェク氏の旅」からの音楽集。実はこれらの作品、イェヌーファの方は比較的あらすじもわかりやすいのですが、ブロウチェク氏の方は、あまりにも凝った作りのためか却って筋立てが難解になってしまっています。しかしここで聴ける音楽は極めて明快。多用される弦のユニゾンが思いきり雰囲気を高めてくれます。
収録作曲家:
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ルトスワフスキ、シマノフスキ、ヤナーチェク:
ヴァイオリン作品集 [ダスカラキス/ヤンポルスキ]LUTOSLAWSKI, W.: Violin Music (Complete) / SZYMANOWSKI, K.: Myths / JANACEK, L: Violin Sonata (Daskalakis, Yampolsky)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2009年04月22日
NMLアルバム番号:8.570987
2)
CD価格:1,600円(税込)
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プロコフィエフ(1891-1953):
オーボエ五重奏曲 Op.39
ヤナーチェク(1854-1928):
「青春」他 [リノス・アンサンブル]PROKOFIEV, S.: Oboe Quintet, Op. 39 / Overture on Hebrew Themes / JANACEK, L.: Youth Suite (Linos Ensemble)
■室内楽
発売日:2009年04月01日
NMLアルバム番号:C10576
CD価格:2,600円(税込)
様々な作品を室内楽版で聴かせてくれるリノス・アンサンブルですが、このアルバムではプロコフィエフとヤナーチェクのオリジナルの室内楽作品を演奏しています。とはいえ、どの曲も楽器編成はピアノやクラリネットなどを駆使しますので、並みのアンサンブルでは手の出ないレパートリーばかりです。例えば、プロコフィエフの「ヘブライの主題による序曲」は、1919年、彼がアメリカに亡命していた時、彼の旧友がメンバーとして在籍していたジムロ合奏団の依頼で書かれた曲です。彼らはユダヤ人の演奏家で、エルサレムに音楽院を創設するため募金を集めるための演奏会を各国で開いていたので「ユダヤの旋律を用いた曲を書いてほしい」とプロコフィエフに依頼。見事な曲が出来上がったというわけです。
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『命と夢』
チェコのピアノ作品集 [フランシーヌ・ケイ]発売日:2023年01月20日
CD価格:2,475円(税込)
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ブリッジ、ドビュッシー、ブリテン:
チェロ・ソナタ
ヤナーチェク:おとぎ話 [トルルス・モルク、ホーヴァル・ギムセ]Cello and Piano Recital: Mørk, Truls / Gimse, Håvard - BRIDGE, F. / BRITTEN, B. / DEBUSSY, C. (Cello Sonatas)
発売日:2022年08月26日
NMLアルバム番号:ALPHA560
CD価格:2,475円(税込)
名手モルクが奏でる、20世紀を反映するチェロ作品群ノルウェー出身の名手トルルス・モルクが、20世紀に生まれた4つのチェロ作品を収録したアルバムをALPHAからリリース。 第1次世界大戦中に書かれたブリッジとドビュッシーのソナタは、戦争への絶望、抵抗、平和や美への希求など当時の世相と作曲家の心理状態が大きく反映したもの。ブリッジに才能を見出されたというブリテンが1961年に書いたソナタは名手ロストロポーヴィチとの出会いから生まれており、彼に捧げられています。 ヤナーチェクが1910年に書いた3楽章の作品は「おとぎ話」と名付けられ、ヴァシリー・ジュコーフスキーの詩に基づいて作曲されたもの。 モルクはこれらの作品に寄り添いうように歌い、大きな包容力で聴かせます。ピアノは長年共演を続けるホーヴァル・ギムセ。
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Inspiration Populaire
民衆音楽のインスピレーション
ファリャ/ヤナーチェク/シューマン/ヒナステラ/ポッパーのチェロ作品集 [エステレ・レヴァーツ(チェロ)/アナイス・クレスタン(ピアノ)]Cello Recital: Revaz, Estelle - FALLA, M. de / GINASTERA, A. / JANÁCEK, L. / POPPER, D. / SCHUMANN, R. (Inspiration populaire)
発売日:2022年04月15日
NMLアルバム番号:SM390
CD価格:1,950円(税込)
歌や舞踊で伝承されている民衆の音楽は、しばしば芸術音楽の素材となってきました。作曲家は芸術的な普遍性を求めて民族性を薄める場合もあれば、異国情緒を表現するために民族音楽の要素を強調して用いることもありました。近現代では民衆の音楽は、ナショナリズムの表現や、抑圧されている民族の自立・解放の意思表明として社会性を帯びることもあります。ヒナステラは異国で望郷の思いを募らせ、その表現として母国の民族音楽の要素を用いたチェロ・ソナタを作曲しました。 フランスやドイツの音楽学校で学んだレヴァーツとクレスタンはヒナステラの母国アルゼンチンで行われていた音楽祭で出会って意気投合。かねてから温めていたこの企画をパンデミックのさなかに実現させ、アルゼンチンに加えてスペイン、チェコ、ドイツ、ハンガリーそれぞれの民族性を帯びた作品を歌いあげています。
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-★『レコード芸術』特選盤(2022年4月号)★-
小菅 優(ピアノ)
Four Elements Vol.4 : Earth [小菅 優(ピアノ)]Piano Recital: Kosuge, Yu - SCHUBERT, F. / JANÁČEK, L. / FUJIKURA, Dai / CHOPIN, F. (4 Elements, Vol. 4: Earth)
発売日:2022年01月14日
NMLアルバム番号:ORC100187
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,750円(税込)
小菅優が4年がかりで取り組んできた企画「Four Elements」(四元素)、
最終巻のテーマは「大地」。「深い円熟期の作品が次々に登場しますし、古典派からロマン派、近代あるいは国民楽派、現代まで色々な時代を網羅してもいます。メイン曲が並ぶ濃厚な内容なので、自分としてはシリーズ最後にして最大のチャレンジでもあります。それに、葛藤の末、最後に光が射すこのプログラムから、いまのこのような時世を乗り越えようという希望を感じていただけたら嬉しい限りです」 (小菅優…2020年11月の東京公演へ向けたインタビューより)
ベートーヴェンをはじめ、ドイツ古典派・ロマン派を中心に絶妙なタッチと独自の感性に貫かれた演奏を聴かせる小菅優。このアルバムは、彼女が2017年から取り組んで来たコンサート・シリーズ「Four Elements」の完結編となる「大地」のプログラムによるセッション録音です。 「四元素(水・火・風・大地)の中で最も人間に近いのが『大地』であり、人間そのものを追っていきながら、人間の歴史を語るようなプログラムにしたいと考えた」という小菅の想いがそのまま反映された今回の選曲は、これまでのような小品を配したものではなく、どれもがメインとなるような重い作品が並べられています。 大地から連想される「自然」、「故郷」をテーマにしたシューベルトの「さすらい人」幻想曲、ヤナーチェクのソナタ「1905年10月1日・街頭にて」、ショパンの「ソナタ第3番」と、広島の原爆による放射能の余波で命を落とした少女の日記を元にしたという藤倉大の「Akiko’s Diary」。どの作品にもストーリーがあるとともに作曲家の深い思いが内包されていますが、小菅はこれを丁寧に掬い上げ、彼女ならではの多彩な音色と繊細な感情表現で、音を紡いでいきます。 ますます深化を遂げる小菅優の“今”を捉えた1枚です。 ※国内仕様盤には日本語解説が付属します。 -
アニマ・エテルナ・ブリュッヘBOX
~国民楽派からガーシュウィンまで~ [ジョス・ファン・インマゼール、アニマ・エテルナ・ブリュッヘ]発売日:2021年09月17日
CD 7枚組価格:4,425円(税込、送料無料)
パイオニアとしての圧倒的な偉業。19〜20世紀管弦楽の真相に迫った名盤群現代のピアノではなく、19世紀以前の作曲家たちが知っていた当時のモデルの歴史的ピアノを早くから弾きこなし、バロックやモーツァルトからドビュッシー、ラフマニノフに至る広範な演目で「作曲当時の姿」を解き明かしてきた古楽大国ベルギーの才人ジョス・ファン・インマゼール。信頼できる古楽器奏者たちを集めてのアニマ・エテルナ(現在の呼称は拠点都市の名を冠しての「アニマ・エテルナ・ブリュッヘ」)では、モーツァルトのピアノ協奏曲に始まりベートーヴェン作品での画期的録音で注目を集めましたが、その後Zig-Zag Territoiresではヨハン・シュトラウス、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、さらにオルフやガーシュウィン……と、オーケストラ演奏の王道演目にどんどん切り込み、その発表当初の響きを探り続け世界を驚かせました。 同レーベルの音源を受け継いだAlphaからは、ベートーヴェンの交響曲全集やフランス音楽BOXに続いて今回、ロマン派以降の作曲家たちのBOXが登場。2018年にAlphaから発表されたガーシュウィン古楽器演奏アルバム(!)まで含め、客観性を重視しながらパッションに溢れた妥協のない解釈の数々を、改めて味わい尽くす好企画となっています。 なおDISC7は86分を超える収録時間のため、一部のプレイヤーでは正常に再生できない場合があります。商品の仕様となりますので、ご了承ください。 またブックレットに一部誤記がございますが、そのままでのご提供となります。
収録作曲家:
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-★『レコード芸術』特選盤(2021年6月号)★-
小菅 優(ピアノ)
Four Elements Vol.3 : Wind [小菅 優(ピアノ)]Piano Recital: Kosuge, Yu - BEETHOVEN, L. van / COUPERIN, F. / DAQUIN, L.-C. / DEBUSSY, C. / JANÁČEK, L. / NISHIMURA, Akira (4 Elements, Vol. 3: Wind)
発売日:2021年03月05日
NMLアルバム番号:ORC100159
CD国内仕様 小菅 優による日本語解説付き価格:2,750円(税込)
ピアニスト、小菅優が2017年から取り組んで来たコンサート・シリーズ「Four Elements」(四元素/水・火・風・大地)。第3作のテーマは「風」。 旧約聖書の創世紀では、最初の人間アダムの誕生についてこう書かれています:「主なる神は、土の塵で人を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。」人間の生命について、聖書に限らず伝説や神話の中でも、魂や霊のような目に見えないものの存在がよく出てきます。(中略)息、風、大気、魂、命・・・今回の公演では、目に見えないものに焦点をあて、さわやかな風の描写をはじめ、ミステリアスで内面的な作品を中心に人間の心の奥深くまで探っていきたいと思います。(小菅優、2019年のコンサート・プログラムより)
彼女が幼いころから好きだったというラモー、クープラン、ダカンと言ったフランス・バロックの小品で始まり、毎回必ず含まれる日本人作曲家の作品、西村朗の『カラヴィンカ(迦陵頻伽 かりょうびんが=極楽に住むとされる人間の顔、鳥の体を持つ特別な鳥で、美しい声によって仏陀の言葉を歌い、人々の魂を救済するとされています)が続きます。そして、彼女の代名詞とも言えるベートーヴェン作品からの『テンペスト(嵐)』、ドビュッシーの前奏曲から風にまつわる3曲が続き、「この曲でプログラムを終えたい」と願ったヤナーチェクの『霧の中で』で幕を閉じるという構成。どの曲も神秘的な雰囲気を携えながら、聴き手の想像力を強く刺激します。 近年ますます実力を深める彼女の多彩な表現力を存分に味わえる1枚です。 -
クリスティアーネ・カライェーヴァ(ピアノ)
ベルク、メトネル、ヤナーチェク、シューベルト:
ピアノ作品集 [クリスティアーネ・カライェーヴァ(ピアノ)]Piano Recital: Karajeva, Christiane - BERG, A. / MEDTNER, N. / JANÁČEK, L. / SCHUBERT, F.
発売日:2020年12月18日
NMLアルバム番号:Gramola99227
CD価格:2,250円(税込)
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Love & Death - 愛と死
トゥリーナ、クルターグ、プッチーニ、ヤナーチェク、シューベルト弦楽四重奏集 [ナバラ弦楽四重奏団]String Quartets - TURINA, J. / KURTÁG, G. / PUCCINI, G. / JANÁČEK, L. / SCHUBERT, F. (Love and Death) (Navarra Quartet)
発売日:2020年07月22日
NMLアルバム番号:ORC100135
CD価格:1,950円(税込)
人間の永遠のテーマである「愛と死」についてのアルバムです。嫉妬のために妻を殺した男の告白が描かれたトルストイの小説「クロイツェル・ソナタ」とベートーヴェンの同名作品に影響されて生まれた、ヤナーチェクの情熱的でドラマティックな弦楽四重奏曲第1番。シューベルトが病に侵され、死を意識して書いた「死と乙女」、プッチーニの哀愁漂う、珍しい室内楽作品「菊」(イタリアで象徴的な葬儀の花)、トゥリーナの「闘牛士の祈り」などの間に、クルターグの友人への想いを表現した珠玉の小品が散りばめられています。 イギリスを拠点に活躍する室内アンサンブルで、ワインの産地であるスペインのナバラからその名をとったナバラ弦楽四重奏団による演奏です。
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アリオン- スラヴ精神の旅
(ロシア、チェコの歌曲) [ナタリア・ロマニウ(ソプラノ)/ラダ・ヴァレショヴァー(ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Romaniw, Natalya - RIMSKY-KORSAKOV, N.A. / DVOŘÁK, A. /TCHAIKOVSKY, P.I. / JANACEK, L. (Arion - Voyage of a Slavic Soul)
発売日:2020年06月19日
NMLアルバム番号:ORC100131
CD価格:1,950円(税込)
ウェールズ出身のソプラノ、ナタリア・ロマニウがスラヴの旅へ誘います。彼女は自らのルーツであるウクライナとその周辺の作曲家から美しい歌曲を選び、ウクライナに住む祖父に捧げるアルバムに仕上げました。 中心となるのはドヴォルザークの「愛の歌」。これは弦楽四重奏曲「糸杉」のオリジナルであり、若きドヴォルザークの手痛い失恋から生まれた甘く、郷愁に溢れた旋律を持つ作品です。ここでは民謡を巧みに用いたドヴォルザークの音楽語法がヤナーチェクに影響を与え、ヤナーチェクが魅了されたモラヴィア民謡はノヴァークに影響を与えるなど、チェコの伝統が継承されていく様子を目の当たりにできます。 またロシアの歌曲からは、神秘的かつオペラティックなリムスキー=コルサコフ、情熱に満ちたチャイコフスキー、精巧な仕上がりを見せるラフマニノフが選ばれています。
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Allegro Barbaro
マルティン・カシーク リサイタル [マルティン・カシーク(ピアノ)]Piano Recital: Kasik, Martin - BARTOK, B. / JANACEK, L. / SLAVICKY, K. / FISER, L. (Allegro Barbaro)
発売日:2020年04月17日
NMLアルバム番号:UP0030-2
CD価格:1,650円(税込)
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Widmung(献呈)
小田 裕之(ピアノ) [小田 裕之(ピアノ)]Piano Recital: Oda, Hiroyuki - DEBUSSY, C. / LISZT, F. / JANACEK, B. / SCHOENBERG, A. / SCHUMANN, R. / SUK, J. (Widmung)
発売日:2020年03月13日
NMLアルバム番号:LPDCD007
CD価格:2,500円(税込)
小田裕之は札幌市出身のピアニスト。桐朋学園大学音楽学部を首席で卒業。NTT docomo賞受賞。同大学研究科を経てプラハに留学し、2003年に帰国。シマノフスキ、スク(スーク)をはじめとした東欧作品のスペシャリストとして知られる他、多彩な活躍を誇っています。 このアルバムには西欧の作品が多く収録されていますが、ところどころヤナーチェクやスクなどの得意曲もはさまれており、いずれの曲でも研究肌の確固たる強さを感じさせるだけではなく、技術的洗練と詩的な音楽表現が溢れています。冒頭の「イゾルデ愛の死」の強烈な響き、「おやすみ」「トロイメライ」「子守歌」の優しい歌い口など印象的な瞬間に彩られた魅力的な演奏をお楽しみください。
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合唱音楽コレクションBOX[30枚組BOX] [さまざまな演奏家]
発売日:2019年11月22日
CD 30枚組価格:6,075円(税込、送料無料)
11-12世紀に活躍した女性作曲家ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの清冽な単旋律によるレスポンソリウム(独唱と合唱が交互に歌い交わす方式)から、現代気鋭の作曲家アルネセンの作品まで、およそ900年に渡る膨大な合唱レパートリーの中から選りすぐった傑作選。 ルネサンス期の精緻な対位法が美しい無伴奏合唱曲やマドリガーレ、バロックから古典派にかけてのヴィヴァルディやモーツァルト、ベートーヴェンらの整った形式を持つミサ曲やカンタータ、イタリア・ロマン派のケルビーニやドニゼッティによるオペラを思わせる華やかな曲、シューマン、ブラームスをはじめとしたドイツ・ロマン派と東欧作曲家たちの詩情豊かな作品を経て多様な作風に至る現代へ。 人の声の持つ温かさと力強さを伝える合唱芸術の素晴らしいコレクションです。
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ヨハンナ・ハニコーヴァ
ピアノ・リサイタル [ヨハンナ・ハニコーヴァ(ピアノ)]Piano Recital: Haniková, Johanna - BEETHOVEN, L. van / SMETANA, B. / JANÁČEK, L. / RACHMANINOV, S. / SKOUMAL, A.
発売日:2019年09月20日
NMLアルバム番号:UP0194
CD価格:1,650円(税込)
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エリーザベト王妃国際音楽コンクール 2019年大会 ヴァイオリン [ステラ・チェン、スティーヴン・キム、ティモシー・チョイ、ユーリア・プシュケル、ルーク・スー、岡本誠司、宇野由樹子、エヴァ・ラプチェフスカ、イオアーナ・クリスティナ・ゴイチェア、シャノン・リー、チ・ウォン・ソン、シルヴィア・ファン]
QUEEN ELISABETH COMPETITION: Violin 2019
発売日:2019年08月23日
NMLアルバム番号:QEC2019D
CD 4枚組
通常価格:4,800円→ 特価!:2,990円(税込)日本人2名がファイナリスト!若き才能が磨き合う名コンクール、2019年の記録前身のウジューヌ・イザイ・コンクールから、世界大戦による中断を挟んで80年を超える歴史を持つエリザベート王妃国際音楽コンクール。ピアノ、ヴァイオリン、声楽、チェロのコンクールが交代で行われますが、2019年はヴァイオリンが開催され、日本人の岡本誠司と宇野由樹子のファイナル進出でも話題となりました。 出場者には既にプロとして来日公演などもこなしているアーティストもおり、そのレベルの高さはよく知られたところ。2019年も熱い演奏が繰り広げられました。
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Early Departures - 早い出発 [ヴァルガ]
Piano Recital: Varga, Matei - DUMITRESCU, T. / LIPATTI, D. / JANÁČEK, L. / BACH, J.S. (Early Departures)
発売日:2018年08月24日
NMLアルバム番号:DSL-92223
CD価格:2,100円(税込)
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ウィリアム・ハワード
16の愛の歌 [ハワード]Piano Recital: Howard, William - MENDELSSOHN, Felix / SCHUBERT, F. / SCHUMANN, R. / LISZT, F. / SMETANA, B. / GRANADOS, E. (Sixteen Love Songs)
発売日:2016年07月27日
NMLアルバム番号:ORC100056
CD価格:2,080円(税込)
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ヘルベルト・シュフ
OEHMSクラシック録音集[8枚組 BOX]SCHUCH, Herbert: Oehms Classics Recordings (The) (8-CD Box Set)
発売日:2015年09月23日
CD 8枚組価格:3,420円(税込、送料無料)
1979年ルーマニア生まれのピアニスト、ヘルベルト・シュフのOEHMSレーベルへ録音した8枚のCDをまとめたBOXの登場です。シュフは2004年6月のカサグランデ国際ピアノコンクールを皮切りに、2005年4月のロンドン国際ピアノコンクール、同じく2005年6月のベートーヴェン国際ピアノコンクールで優勝と、その才能をまざまざと見せつけてくれました。 OEHMSレーベルには2004年から録音を開始、その独特なプログラミングはもちろんのこと、彼の奏でる瞑想的な音色はとても魅力的なものです。ベートーヴェンからハインツ・ホリガーまでと、様々な時代の作品を易々と弾き分けていますが、特にシューマンやラヴェルなどには独特の魅力があります。また、ウルマンとベートーヴェンの協奏曲は各雑誌でも高く評価されたものです。
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ヤナーチェク(1854-1928):
ヴァイオリン・ソナタ他 [間脇佑華/佐藤佑美]Violin and Piano Recital: Mawaki, Yuka / Sato, Yumi - JANÁČEK, L. / SUK, J. / DVOŘÁK, A. / RACHMANINOV, S. / MONTI, V.
発売日:2014年12月17日
NMLアルバム番号:NYCC-10002
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
待望の新人ヴァイオリニスト 間脇佑華、デビュー・アルバムついに登場!新鋭ヴァイオリニスト、間脇佑華の奏でるチェコの作曲家たちの音楽集です。メインとなるのは、難曲で知られるヤナーチェクのヴァイオリン・ソナタ。彼女はこの曲に込められた熱い情念を、自身のフィルターを通して昇華することで完全に手中に収め、不思議な清々しさを加え、彼女でなくては表現できない独自の世界を描き出しています。そして特筆すべきはドヴォルザークやスークなどの小品でしょう。確かな技巧に支えられた変幻自在な音の乱舞は、確かにチェコの遥かなる森の空気を感じさせる清澄さと荘厳さも備えたものです。この新しい才能を紹介できることに、心からの喜びを隠しきれません!
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栄光のグラインドボーン
GLORIOUS GLYNDEBOURNE (NTSC)
■オペラ
発売日:2014年08月27日
DVD日本語字幕なし価格:2,985円(税込)
イギリスのイースト・サセックス州ルイス近郊のカントリー・ハウス(ブリテン島の農村にある貴族たちの邸宅)であるグラインドボーンで開かれる「グラインドボーン音楽祭」。これは1934年に資産家ジョン・クリスティが創設した音楽祭で、クリスティ家が主催し、委員長の職はジョンから子のジョージ、孫のガスへと受け継がれています。初回の演目はフリッツ・ブッシュの指揮によるモーツァルトの《フィガロの結婚》で、その後もモーツァルトの数々のオペラを中心に演目が組まれましたが、この映像に収録されているように、ヘンデルやヤナーチェクなどのオペラも重要なレパートリーになっています。オペラ上演については、他のヨーロッパの地域に比べると若干後進国であったイギリスですが、この音楽祭のためには当時最高の歌手と指揮者を集結させ、ついにはコヴェント・ガーデン歌劇場と並ぶ、イギリスにおける「オペラの拠点」となったのです。 この映像には、12のレパートリーからの華やかなシーンが収録されており、アンネ・ゾフィー=オッターやダニエル・ドゥ・ニース、ジョン・マーク・エインズリーなどの歌い手や、ウィリアム・クリスティ、マーク・エルダ-などの指揮者の姿を見ることができます。
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栄光のグラインドボーン
GLORIOUS GLYNDEBOURNE (Blu-ray, HD)
■オペラ
発売日:2014年08月27日
Blu-ray日本語字幕なし価格:3,420円(税込、送料無料)
イギリスのイースト・サセックス州ルイス近郊のカントリー・ハウス(ブリテン島の農村にある貴族たちの邸宅)であるグラインドボーンで開かれる「グラインドボーン音楽祭」。これは1934年に資産家ジョン・クリスティが創設した音楽祭で、クリスティ家が主催し、委員長の職はジョンから子のジョージ、孫のガスへと受け継がれています。初回の演目はフリッツ・ブッシュの指揮によるモーツァルトの《フィガロの結婚》で、その後もモーツァルトの数々のオペラを中心に演目が組まれましたが、この映像に収録されているように、ヘンデルやヤナーチェクなどのオペラも重要なレパートリーになっています。オペラ上演については、他のヨーロッパの地域に比べると若干後進国であったイギリスですが、この音楽祭のためには当時最高の歌手と指揮者を集結させ、ついにはコヴェント・ガーデン歌劇場と並ぶ、イギリスにおける「オペラの拠点」となったのです。 この映像には、12のレパートリーからの華やかなシーンが収録されており、アンネ・ゾフィー=オッターやダニエル・ドゥ・ニース、ジョン・マーク・エインズリーなどの歌い手や、ウィリアム・クリスティ、マーク・エルダ-などの指揮者の姿を見ることができます。
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■合唱曲
発売日:2014年06月25日
5CD価格:4,425円(税込、送料無料)
ICAクラシックスの数多い歴史的録音の中から、壮麗な4作の声楽作品を集めた5枚組です。晩年のベートーヴェンの最高傑作のひとつ、「荘厳ミサ曲」はウィリアム・スタインバーグによるもの。ケルン生まれのスタインバーグが、晩年に故郷に戻り、ケルン放送交響楽団を振り、ベートーヴェンの精神を見事に表現しています。ベルリオーズの「レクイエム」は、大作を好んで指揮したミトロプーロスによる演奏。桁外れの編成を用いるこの作品をどのように料理したかをお楽しみください。マルケヴィチのヴェルディは、ロシアでの凱旋公演。当時のロシアにおいて最高の声楽陣を配し、情熱的な演奏を繰り広げています。ロジェストヴェンスキーの「嘆きの歌」は、マーラーの初期の作品。グリム童話の「歌う骨」を元にマーラー自身が書いた台本が用いられた大作で、通常は第1部の「森のメルヒェン」を削除した改定稿で演奏されますが、ロジェストヴェンスキーは初稿を用いることで、この作品のストーリー性を高めています。
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答えなかった問い
シュテファニー・シューマッハー
アコーディオンの世界 [シューマッハー]Accordion Recital: Schumacher, Stefanie - KHOTIMSKI, M. / JANACEK, L. / BORBOUDAKIS, M. / SAFAIAN, A. / TRAIGE, L. (Unanswered Questions)
■器楽曲 ■器楽曲(アコーディオン)
発売日:2011年12月14日
NMLアルバム番号:OC405
CD価格:1,824円(税込)
ステファニー・シューマッハーはフライブルグ近郊で生まれた、現在注目のアコーディオン奏者です。「アンサンブルZeitsprung」のメンバーでもあり、他にも様々な現代アンサンブルのメンバーとしても活躍。幅広い活動をしています。そんなアンサンブルの中で光を放つ彼女ですが、このアルバムではソリストとしての彼女に焦点を当て、物語性を持たせたコンセプト・アルバムとして、その存在を印象つけることに成功しました。収録曲の中心となるのは、ヤナーチェクのおなじみのピアノ曲「草陰の小道を通って」で、これは「最初からアコーディオンのために書かれた?」と思うほどに曲想と音色がマッチしています。例えば「フリーデクの聖母マリア」に現れるコラール風の旋律は、ピアノでは表現できないほどの切ない情感を表出しています。アコーディオンの可能性を極限まで追求した1枚です。