ヴェーベルン(アントン)
Webern, Anton
生没年 | 1883-1945 | 国 | オーストリア |
---|---|---|---|
辞書順 | 「ウ」 | NML作曲家番号 | 22405 |
29 件 / 29件中
-
シェーンベルク(1874-1951):
室内交響曲 第1番 Op.9
6つの小品 Op.19
ウェーベルン(1883-1945):
交響曲/5つの楽章 Op.5 [ハインツ・ホリガー、ローザンヌ室内管弦楽団]SCHOENBERG, A.: Chamber Symphony No. 1 / 6 Kleine Klavierstücke / WEBERN, A.: Symphony, Op. 21 / 5 Movements (Lausanne Chamber Orchestra, Holliger)
発売日:2022年06月10日
NMLアルバム番号:FUG794
CD価格:2,475円(税込)
ホリガーによる、鮮烈なシェーンベルクとウェーベルンオーボエの名手、作曲家にして近現代音楽解釈の大家ハインツ・ホリガーが振る、近代音楽発展の立役者シェーンベルクとその門下ウェーベルンの作品。 シェーンベルクの室内交響曲は、冒頭から鋭い切れ味を感じさせる緊張感で、コーダへ向けて息もつかせぬ緻密さと構成で一気に聴かせます。続くウェーベルンの交響曲では主題となる音列の動きを明確に聴かせ、作品の構造を緊張を持続させながら明示。シェーンベルクがピアノのために書いた「6つの小品」をホリガーが室内管弦楽へ編曲したものは、どれも非常に短い曲ですが、管楽器により強調される和声や効果的な打楽器の使用などがたいへん新鮮。当初弦楽四重奏のために作曲されたウェーベルンの「5つの楽章」は、作曲後20年を経て編曲された弦楽合奏版を収録しています。
-
アイリス弦楽四重奏団
ハルトマン(1905-1963):を弾く
弦楽四重奏曲 第1番「カリヨン」 ・第2番
[アイリス弦楽四重奏団]発売日:2019年12月13日
CD価格:2,100円(税込)
ドイツの作曲家ハルトマン。8曲の交響曲やヴァイオリン協奏曲「葬送協奏曲」など、戦争への抗議を込めた作品で知られます。時にはクラスターなどの前衛的で野心的な作風を用いながらも、過去の作品、とりわけブルックナーやマーラーの影響も感じさせる強烈な色彩感を持つ音楽を書いています。第二次世界大戦後はドイツ音楽界の重鎮として活躍。ドナウエッシンゲン音楽祭の運営にも関与するなど、現代音楽の発展にも大きく寄与しました。 ヘルマン・シェルヘンに捧げられた弦楽四重奏曲第1番「カリヨン」は1935年、ジュネーヴ作曲コンクールの最優秀賞を受賞した作品。冒頭の沈痛な旋律はユダヤ民謡が由来です。耽美的な第2楽章、激しい第3楽章と、全体がメリハリのある構成です。タイトルを持たない第2番は、妻エリザベスに捧げられており、第1番よりも成熟した作風を有しています。また、アルバムの最後には、彼の師であるウェーベルンの美しい「緩徐楽章」を収録。 ポーランドの若い世代を代表する奏者たちによるアイリス弦楽四重奏団の緊密な演奏です。
-
ARCO
死と乙女 [ストリング・クヮルテット ARCO(伊藤亮太郎/双紙正哉/柳瀬省太/古川展生)]SCHUBERT, F.: String Quartet No. 14, "Death and the Maiden" / WEBERN, A.: Langsamer Satz (Arco String Quartet)
発売日:2018年10月17日
NMLアルバム番号:MECO-1050
SACD-Hybrid価格:3,300円(税込、送料無料)
日本を代表するトップソリストによるストリング・クヮルテットARCO、16年振りのニューアルバム!ストリング・クヮルテットARCOの実に16年ぶりにニューアルバムは、弦楽四重奏曲の金字塔、シューベルト「死と乙女」。N響、読響、都響においてそれぞれトップを務めるソリスト4人が織りなすその醸成された響きは、16年という濃密な時の変遷を確信させます。 カップリングはウェーベルン初期の「弦楽四重奏のための緩徐楽章」。ロマン派への憧憬を感じるその美しい弦楽の響きは、ウェーベルンをウェーベルンたらしめている12音無調音楽とは一線を画すもので、万人が純粋に「美しい」と感じられる秀作です。 ARCOならではのベルベットな響きが天国へと誘います。
-
ウェーベルン(1883-1945):
声楽&室内楽作品集
シェーンベルク : 室内交響曲(ウェーベルン編) [アーノルド/ブース/グリーンバーグ/クラフト]WEBERN, A.: Vocal and Chamber Works (Arnold, C. Booth, Greenberg, Craft) (Webern, Vol. 3)
発売日:2015年05月27日
NMLアルバム番号:8.557516
CD価格:1,600円(税込)
シェーンベルクやベルクと並ぶ新ウィーン楽派(主に1900年代初頭にかけてウィーンで活躍した作曲家の集団)の中核メンバーであったウェーベルン(1883-1945)。当時最も先鋭的な作風で知られるも、出版された作品はたった31曲と少なく、番号なしの作品を含む全集を作ったとしてもCD6枚に収まってしまうというというから驚きです。その分、各曲の凝縮度は半端なく、どれもが熟考の上に生み出されたものであり、後世の作曲家たちに与えた影響力は本当に強く、現在でも彼の作品は孤高の芸術として高く評価されています。 もちろん、当時の最先端を行く音楽ですから、最初はとっつきにくいかもしれません。しかし、例えば優れた数学者が美しい数式を愛するが如く、彼の複雑な音楽も、深く知れば知るほどにその魅力から離れられなくなるものです。時代によって作風を変化させて行った人でもあり、ここに収録されている1910年代の曲と、1930年代の曲を聞き比べてみると、その変容が理解できるかと思います。また、シェーンベルクの「室内交響曲」の編曲版も興味深いものです。この時代の作品の良き理解者ロバート・クラフトの説得力ある演奏で。
-
イディル・ビレット
アーカイヴ・エディション 第4集
ベルク、ウェーベルン、ブーレーズ作品集 [イディル・ビレット]BERG, A.: Piano Sonata No. 1 / WEBERN, A.: Variations / BOULEZ, P.: Piano Sonata No. 2 (Biret Archive Edition, Vol. 4)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2011年12月14日
NMLアルバム番号:8.571277
CD価格:1,600円(税込)
NAXOSレーベルの看板ピアニスト。その実力は身震いするほど底知れないあのポリーニが、ブーレーズのピアノ・ソナタ第2番で注目を浴びたのは1978年の来日公演の時でした。超難解と言われる「ゲンダイオンガク」を事もなく弾きこなす若者(当時)に息を飲んだ人も多かったのでは。とはいえ、ブーレーズがこの曲を書いたのは1948年のことであり、1950年には初演されているのだから、当然様々なピアニストが手掛けていたことは間違いないのです。その中にビレットがいたとは・・・。この録音は1972年、ポリーニよりも1歳年上の彼女が31歳の時。確かに現代曲をバリバリ弾いていた人だから、全く不思議はないのだけれど、やはりこうして実際の演奏を聴いてみると、「すごい人がいるものだ」と感嘆せずにはおれません。他にはベルク、ウェーベルンとおなじみの作品を2曲。
-
ヴェーベルン(1883-1945):
作品集 ~ リチェルカーレ他 [フィルハーモニア管/クラフト]WEBERN, A.: Vocal and Orchestral Works - 5 Pieces / 5 Sacred Songs / Variations / Bach-Musical Offering: Ricercar (Craft) (Webern, Vol. 2)
発売日:2009年09月16日
NMLアルバム番号:8.557531
CD価格:1,600円(税込)
「現代の音楽」といえばこの曲にとどめを。バッハ=ヴェーベルンの「リチェルカーレ」は神の声ストラヴィンスキーやシェーンベルクにおける明晰な解釈が知られる指揮者ロバート・クラフト。そんな彼がヴェーベルンに魅了されるのも当然のことでしょう。作品数こそ少ないですが、そのどれもが捉え難いほど魅力と感性に溢れたヴェーベルンの作品は、演奏家にとっても聴き手にとってもまるで宝の山と言えるのですから。このアルバムには、歌声すらも一つの音を構築する響きとして使われている声楽曲と、いくつもの音の層から出来た精緻な織物である「バッハのリチェルカーレ」が収録されています。彼の歌曲は編成が特殊なため演奏が困難とされていますので、これはとても貴重な1枚になることでしょう。
収録作曲家:
-
シルヴァン・カンブルラン
SWR名演集[10枚組 BOX] [シルヴァン・カンブルラン(指揮)/バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツ放送交響楽団]Orchestral Music - BERLIOZ, H. / DEBUSSY, C. / RAVEL, M. / STRAVINSKY, I. (SWR Symphony, Baden-Baden and Freiburg, Cambreling) (10-CD Box Set)
発売日:2023年10月13日
NMLアルバム番号:SWR19135CD
CD 10枚組価格:6,150円(税込、送料無料)
1999年から2011年までバーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団の常任指揮者を務めたシルヴァン・カンブルランの75歳を記念して、SWRのアーカイヴから初出音源多数を含む10枚組ボックスが登場。20世紀音楽ファン必聴と言えそうな内容です。 【これらを聴かずして、20世紀音楽は語れない。そう言いたくなるような充実したセット】 読響の常任指揮者を長らく務め、オーケストラのサウンドを一新したシルヴァン・カンブルラン。彼がバーデン=バーデン・フライブルクSWR放送響(南西ドイツ放送響)の常任指揮者に就いていた期間を含む、1992年から2016年までの録音が10枚組のセットになった(バルトークのヴィオラ協奏曲のみザールブリュッケン放送響)。ベルリオーズからメシアンまで、彼がもっとも得意としたレパートリーが一望の下に俯瞰できる構成だ。その6割程度が初出音源というのも嬉しい。 とりわけ20世紀の音楽を十八番にしていたカンブルラン。この時代ならではの、晦渋だったり、いかつい雰囲気をもった音楽を優雅に、色彩豊かに表現するのが彼の持ち味だ。たとえば、鉛色のイメージに染められがちなシェーンベルクやベルクの作品から、鮮やかな極彩色やほのかに薫る官能性を引き出してくれる。ウェーベルン「大オーケストラのための6つの小品」とドビュッシー「6つの古代の墓碑銘」を互い違いに組み合わせ、両者を違和感なく溶け込ませることができるのはカンブルランだけだろう。 バルトークの「中国の不思議な役人」やヤナーチェクの「シンフォニエッタ」では驚異的な見通しの良さで作品の精緻さを浮き彫りにしつつ、陰影豊かな表現で魅了する。ストラヴィンスキーの「春の祭典」も暴力的なところなく、エレガントなサウンドが愉悦を誘ってくれるほどだ。また、アイヴズの問題作である交響曲第4番は、あちこちに飛び散らかる様々な要素をデリケートに積み重ね、一つの大いなる流れを作り出す。いずれも、かつてない完成度を誇る演奏だ。 ドビュッシーやラヴェルなどのフランス音楽は、その音色の乾湿を使い分け、適切に整えられたバランスによって音が過不足なく空間を満たすようなデザイン感覚が見事。曲のすみずみまで、しなやかな響きで聴かせるのだ。優秀なドイツの放送オーケストラが、さらに明晰さを際立てる演奏をしているのも頼もしい。 ベルリオーズの序曲集では抒情性と運動性を巧みに交代させ、めくるめく興奮を導く。また、デュティユーならではの深さと鋭さをもった音楽も、そうしたベルリオーズの延長線上にあることをカンブルランの演奏は教えてくれよう。そして、彼のライフワークともいえるメシアンの作品。サイケデリックといいたくなるほどに色彩による楽園を燦然と築く。これらを聴かずして、20世紀音楽は語れない。そう言いたくなるような充実したセットになった。 鈴木淳史(音楽評論)バルトークの「中国の不思議な役人」やヤナーチェクの「シンフォニエッタ」では驚異的な見通しの良さで作品の精緻さを浮き彫りにしつつ、陰影豊かな表現で魅了する。ストラヴィンスキーの「春の祭典」も暴力的なところなく、エレガントなサウンドが愉悦を誘ってくれるほどだ。また、アイヴズの問題作である交響曲第4番は、あちこちに飛び散らかる様々な要素をデリケートに積み重ね、一つの大いなる流れを作り出す。いずれも、かつてない完成度を誇る演奏だ。 ドビュッシーやラヴェルなどのフランス音楽は、その音色の乾湿を使い分け、適切に整えられたバランスによって音が過不足なく空間を満たすようなデザイン感覚が見事。曲のすみずみまで、しなやかな響きで聴かせるのだ。優秀なドイツの放送オーケストラが、さらに明晰さを際立てる演奏をしているのも頼もしい。 ベルリオーズの序曲集では抒情性と運動性を巧みに交代させ、めくるめく興奮を導く。また、デュティユーならではの深さと鋭さをもった音楽も、そうしたベルリオーズの延長線上にあることをカンブルランの演奏は教えてくれよう。そして、彼のライフワークともいえるメシアンの作品。サイケデリックといいたくなるほどに色彩による楽園を燦然と築く。これらを聴かずして、20世紀音楽は語れない。そう言いたくなるような充実したセットになった。 鈴木淳史(音楽評論)
-
Viennese Reflections for Organ
オルガンによるウィーンの想い [ピエル・ダミアーノ・ペレッティ(オルガン)]Organ Recital: Peretti, Pier Damiano - MOZART, W.A. / SCHUBERT, F. / SCHONBERG, A. / WEBERN, A. (Viennese Reflections)
発売日:2023年04月28日
NMLアルバム番号:Gramola99250
CD価格:2,325円(税込)
ウィーンで活躍した4人の作曲家、モーツァルト、シューベルト、シェーンベルク、ウェーベルンの作品をオルガンで演奏したアルバム。 演奏はオルガニスト・作曲家であり、ウィーン音楽・舞台芸術大学のオルガン教授を務めるピエル・ダミアーノ・ペレッティ。彼はモーツァルトの「自動オルガンのための幻想曲」をアルバムの冒頭と最後に置き、自身の編曲による様々な作品をバランスよく配置しました。 使用しているオルガンは、1808年にフリードリッヒ・ドイチュマン(1757-1826)が製造した楽器で、19世紀にはフランツとヴィンツェンツのラハナー兄弟がオルガニストを務めたこともあります。2017年から18年にかけてドイツのオルガン工房レンター社によって全面リニューアルされました。
-
シェーンベルク(1874-1951):
月に憑かれたピエロ
幻想曲/6つの小さなピアノ曲
ウェーベルン(1883-1945):
4つの小品他 [パトリツィア・コパチンスカヤ、ミーサン・ホン、ジュリア・ガレゴ、レト・ビエリ、トーマス・カウフマン、ヨーナス・アホネン ほか]発売日:2022年12月16日
CD国内仕様 解説・歌詞日本語訳付き価格:3,300円(税込、送料無料)
コパチンスカヤが歌う「月に憑かれたピエロ」、
歌詞日本語訳付きが再登場!異才のヴァイオリニストとして不動の地位を築いたといえるパトリツィア・コパチンスカヤ。彼女がヴァイオリンではなく歌でソロをとり、派手なピエロの衣装を着てベルリン・フィルハーモニーほか欧米各国で公演した「月に憑かれたピエロ」は大きな話題となりました。2021年に満を持してCDリリースされ、世界的なヒットとなったアルバムの国内盤を再発売いたします。 このシェーンベルクの問題作は、5人の奏者による室内アンサンブルと、「語るように歌う」シュプレヒゲザング(あるいはシュプレヒシュティンメ)と呼ばれるソロのために書かれおり、現在はソプラノ歌手がソリストを務めることが多く、演奏至難なことで知られています。コパチンスカヤのアプローチは、歌うことよりも演劇的にダイナミックな表情を付けて語ることに主眼が置かれており、これは、この作品を委嘱し初演したアルベルティーネ・ツェーメが歌手ではなく女優であったことを踏まえると、彼女なりに原点を追求した形と言えるかもしれません。時に叫び声に近い激しい表現を加えながらも、コパチンスカヤが持つ音楽的な下地がその芸術性をしっかりと支えており、彼女の、そして作品の新たな魅力を堪能することの出来る素晴らしい出来栄えとなっています。 そのほかの作品では、コパチンスカヤはいつも通りヴァイオリンで参加しており、シェーンベルクが「私的演奏協会」のために編曲したのち、「ピエロ」に近い編成で再編曲した版の「皇帝円舞曲」などを収録しています。収録作曲家:
-
BAROQUE - MODERN
バロック - モダン [アンナ・ウルピナ(ヴァイオリン)]Violin Recital: Urpina, Anna - BIBER, H.I.F. von / CASTELLO, D. / CORELLI, A. / GUIX, J.M. / PÄRT, A. / TELEMANN, G.P. / TURINA, J.L. (Baroque-modern)
発売日:2022年12月23日
NMLアルバム番号:IBS-112022
CD価格:2,250円(税込)
「クラシック・コンサートにおける既成概念にとらわれないプログラムを提唱したい」という、若きヴァイオリニスト、アンナ・ウルピナが発表したこのアルバムは、バロック作品と現代作品を交互に並べ、それぞれの時代にふさわしい楽器で演奏するというテーマに沿ったもの。 ビーバーやコレッリ、テレマンら17世紀から18世紀の作曲家の作品では、ピリオド奏法を用いるだけでなく、ピッチも低く(415㎐)調弦。即興的な装飾がふんだんに盛り込まれています。 現代作品では、2曲の世界初録音を含むウェーベルンからペルト、スペインの現代作曲家J.L.トゥーリナとギッシュの作品まで鋭い解釈と洗練された音色で演奏。2つの時代の作品の特徴を鮮明に対比させることに成功しています。
-
Encores - アンコール
弦楽四重奏のための作品集 [アリオーソ弦楽四重奏団ウィーン]Chamber Music (String Quartet) - BACH, J.S. / DVOŘÁK, A. / ELGAR, E. / MOZART, W.A./ PUCCINI, G. (Encores) (Arioso Quartet)
発売日:2022年10月28日
NMLアルバム番号:Gramola99274
CD価格:2,325円(税込)
-
〈ジェイムズ・イマン・アルバム 第1集〉
シェーンベルク/ブーレーズ/ウェーベルン/アミ [ジェイムズ W. イマン(ピアノ)]Piano Recital: Iman, James W. - SCHOENBERG, A. / BOULEZ, P. / WEBERN, A. / AMY, G. (Iman Album 1)
発売日:2022年10月21日
NMLアルバム番号:MSV28627
CD価格:2,250円(税込)
-
LOVE AND LET DIE
愛ゆえに死を望む - 人間の罪深き心を歌う [カタリーナ・ルックガーバー(ソプラノ)/ヤン・フィリップ・シュルツェ(ピアノ)]Vocal Recital: Ruckgaber, Katharina - EISLER, H. / LISZT, F. / MOZART, W.A. / SCHUBERT, F. / WEILL, K. / WOLF, H. / ZEMLINSKY, A. (Love and Let Die)
発売日:2022年10月14日
NMLアルバム番号:SM405
CD価格:1,950円(税込)
聖書に描かれた失楽園を初めとして、人間の歴史には「罪」がつきまとってきました。誰かを愛するあまり恋敵の破滅を願ったり、自分の思い通りにならない恋の相手を呪ったり...このような強烈で背徳的な感情は、古今の文学や芸術作品のテーマにもなり、今も映画や小説やテレビ・ドラマに顔を出します。 このアルバムには、そうしたテーマで選曲されたモーツァルトからベリオに至る歌曲が並び、聴き手はカタリーナ・ルックガーバーの歌を通じて目まぐるしく変化する強烈な感情を経験することとなります。 映画『007 死ぬのは奴らだ』の原題“Live And Let Die”をもじったタイトルが意味深です。
-
Goethe-Projekt
ゲーテ・プロジェクト
ゲーテの詩による歌曲集 [ウーテ・ツィーマー(ソプラノ)/今井寛子(ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Ziemer, Ute - BEACH, A. / BERG, A. / GRIEG, E. / HOFMANN, D. / SCHUBERT, F. (Goethe-Project)
発売日:2022年06月24日
NMLアルバム番号:Gramola99246
CD価格:2,325円(税込)
ドイツの偉大な詩人ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ。彼の詩は彼の時代から現代に至るまで、数多くの歌曲に用いられています。 この「ゲーテ・プロジェクト」と題されたアルバムでは、ソプラノのウーテ・ツィーマーとピアノの今井寛子がゲーテの詩による歌曲を演奏。シューマンやグリーグ、ヴォルフらのよく知られた歌から、このアルバムのために書かれたクレンツルの「3つのゲーテの歌」など世界初録音を含む20~21世紀の歌まで、ゲーテの詩に魅了された作曲家たちによる歌曲を楽しめます。
-
FROM THE EARLY 20TH…Vol.2
20世紀前半のピアノ音楽 第2集 [アンドルー・ランジェル(ピアノ)]Piano Recital: Rangell, Andrew - WEBERN, A. / BERG, A. / MOMPOU, F. / SCRIABIN, A. / RAVEL, M. / SIBELIUS, J. (From the Early 20th …, Vol. 2)
発売日:2021年12月17日
NMLアルバム番号:Steinway30195
CD価格:2,250円(税込)
2018年にアイヴズのピアノ・ソナタ第2番(コンコード・ソナタ)を中心に収録した『20世紀前半のピアノ音楽 第1集』(STNS-30100)をリリースし、好評を博したアンドルー・ランジェル。 この第2集で彼は、ウェーベルン、ベルクといった新ウィーン楽派の作品をはじめ、スクリャービン、プロコフィエフの近代ロシア作品、他、シベリウス、モンポウ、ラヴェルまで多彩な作品を選び演奏。それぞれの曲が持つ特徴を際立たせるとともに、抒情的な側面も強調したメリハリのある音楽を聴かせます。 アルバムの締めくくりとして最後に置かれたビル・エヴァンスの「Turn Out the stars」は、ラヴェルの影響が感じられる洒落た小品です。
-
Versinkende Sonne - 日没
ツェムリンスキー、ヴェレス、ウェーベルン、クライスラー
ウィーン、19世紀と20世紀の転換期に書かれた弦楽四重奏曲集 [アウナー四重奏団]String Quartets (20th Century) - ZEMLINSKY, A. / WELLESZ, E. / WEBERN, A. / KREISLER, F. (Versinkende Sonne) (Auner Quartet)
発売日:2021年11月05日
NMLアルバム番号:Gramola99220
CD価格:2,175円(税込)
シュテファン・ツヴァイクが亡命する際に手紙に記した言葉「この長い夜の後にも夜明けが見えますように!」…これがアウナー四重奏団のこのアルバムにおけるモットー。 このアルバムに収録された音楽はどれも20世紀前半、ドイツとオーストリアで退廃音楽として禁止されたものばかりです。19世紀末を象徴する後期ロマン派の様式で書かれたツェムリンスキーの1896年の四重奏曲、1905年に書かれたウェーベルンの「緩徐楽章」、1943年に書かれた新ウィーン楽派の流れを汲むヴェレスの弦楽四重奏曲第5番、このほぼ50年の間に世界は大きく変化し、20世紀の最も暗い時代を迎えました。 アウナー四重奏団は、アンコールとしてクライスラーのシンコペーションを演奏。アメリカでは絶大な人気を誇った彼の音楽さえも禁止された時代を想起させる1枚です。
-
シェーンベルク(1874-1951):
月に憑かれたピエロ
幻想曲/6つの小さなピアノ曲
ウェーベルン(1883-1945):
4つの小品他 [パトリツィア・コパチンスカヤ、ミーサン・ホン、ジュリア・ガレゴ、レト・ビエリ、トーマス・カウフマン、ヨーナス・アホネン]SCHOENBERG, A.: Pierrot Lunaire (Kopatchinskaja, Bieri, Gállego, Meesun Hong, Milenković, Ahonen)
発売日:2021年04月09日
NMLアルバム番号:ALPHA722
CD価格:2,475円(税込)
なんと! コパチンスカヤが歌う「月に憑かれたピエロ」登場!異才のヴァイオリニストとして不動の地位を築いたといえるパトリツィア・コパチンスカヤ。彼女がヴァイオリンではなく歌でソロをとり、派手なピエロの衣装を着てベルリン・フィルハーモニーほか欧米各国で公演した「月に憑かれたピエロ」が、遂にCDで登場します。 このシェーンベルクの問題作は、5人の奏者による室内アンサンブルと、「語るように歌う」シュプレヒゲザング(あるいはシュプレヒシュティンメ)と呼ばれるソロのために書かれおり、現在はソプラノ歌手がソリストを務めることが多く、演奏至難なことで知られています。 コパチンスカヤのアプローチは、歌うことよりも演劇的にダイナミックな表情を付けて語ることに主眼が置かれており、これは、この作品を委嘱し初演したアルベルティーネ・ツェーメが歌手ではなく女優であったことを踏まえると、彼女なりに原点を追求した形と言えるかもしれません。時に叫び声に近い激しい表現を加えながらも、コパチンスカヤが持つ音楽的な下地がその芸術性をしっかりと支えており、彼女の、そして作品の新たな魅力を堪能することの出来る素晴らしい出来栄えとなっています。 そのほかの作品では、コパチンスカヤはいつも通りヴァイオリンで参加しており、シェーンベルクが「私的演奏協会」のために編曲したのち、「ピエロ」に近い編成で再編曲した版の「皇帝円舞曲」などを収録しています。
収録作曲家:
-
フィッシャー=ディースカウ(1925-2012)
〈リート・エディション 第2集〉
ゲーテ、アイヒェンドルフ、デーメルの詩による歌曲集
ロマン派の歌曲集 [フリードリヒ・フィッシャー=ディースカウ]発売日:2020年06月26日
CD 4枚組価格:2,250円(税込)
フィッシャー=ディースカウによる、ORFEOへの歌曲録音の集大成第2弾!ドイツ・リートの歴史に大きな足跡を残したディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ。1947年ライプツィヒで最初のリサイタルを行い、その翌年にベルリン・ドイツ・オペラのバリトン歌手としてデビュー。1951年には、伴奏ピアニストとして大きな名声を築いたジェラルド・ムーアと歌曲を初めて録音し、以降次々とアルバムをリリース、いずれも高い評価を得ました。 EMIやDGなどのメジャー・レーベルに膨大な録音を行ったフィッシャー=ディースカウですが、ORFEOレーベルにもライヴやセッション録音を数多く残しています。その中から、ドイツを中心としたリートの録音を集めたBOXの第2弾が登場。3人の大詩人に着目したアルバムを中心とし、フィッシャー=ディースカウのプライベート・アーカイヴからCD化されたエンゲルとのストックホルム・ライヴ、ORF(オーストリア放送協会)の協力でリリースされたサヴァリッシュとのザルツブルク音楽祭ライヴ、名手ブラッハーやクレッカーの参加など、興味の尽きない内容となっています。 <リート・エディション第1集…C992205>
-
『アレクセイ・リュビモフの芸術』
(18世紀から現代までのピアノによる)[7枚組 BOX] [アレクセイ・リュビモフ(ピアノ)、ユーリ・マルティノフ(ピアノ)、ヴャチェスラフ・ポプルーギン(ピアノ)、マリアンネ・ヘンケル(フルート)]発売日:2020年03月13日
CD 7枚組価格:3,525円(税込、送料無料)
名手リュビモフが古典から近代までを時代に応じた楽器で奏でる、
歴史的ピアノの見本市のようなBOXが登場!1944年モスクワに生まれ、モスクワ音楽院でネイガウスとナウモフに師事したのち、西側の同時代音楽をソビエト国内に広めたことで当局の批判を浴びたリュビモフ。古楽器、歴史的ピアノに打ち込んだのはその後で、現在では当時の楽器を使用した古典派からモダン楽器による現代作品まで、幅広いレパートリーにおいて作品の本質に寄り添う求道的な演奏が高い評価を得ています。また2019年には突然の「引退宣言」を行い、世界中のファンを驚かせました。 そんな彼が2010年前後からZig-Zag TerritoiresとAlpha Classicsで製作してきた、作品に応じた楽器を使用した特色あるアルバムを集めたBOXセットが登場します。ピアノよりむしろチェンバロに近い音色を持つタンジェント・ピアノによるハイドンから、1909年のベヒシュタインを使用したプリペアド・ピアノによる面白さ抜群のサティまでを収録。また7枚目には1990年代終わりのライヴが収録されており、使用楽器は明記されていませんが、リュビモフならではの集中力による研ぎ澄まされた素晴らしい演奏を聴くことが出来ます。 -
R.シュトラウスとウィーンのトランペット
~ ウィーンにまつわる作品の
トランペットとピアノのための編曲集 [ジョナサン・フリーマン=アットウッド(トランペット)、チャン・ウォン(ピアノ)]発売日:2020年02月14日
CD価格:2,475円(税込)
英国王立音楽院学長が贈るトランペットとピアノのためのニューレパートリー、ウィーン編ヴァイオリンのレイチェル・ポッジャーなどを手掛けた名音楽プロデューサーであり、2008年から英国王立音楽院の学長も務めるトランペット奏者フリーマン=アットウッドによる、トランペットとピアノのためのレパートリー集。これまで仮面劇(ルネサンスからバロックまで作品集)、バッハ、フォーレ、ロマン派などのテーマでリリースされてきましたが、今回はウィーンにまつわる作品集となっています。 中でも、リヒャルト・シュトラウスのヴァイオリン・ソナタを元に新たに創造された「ソナタ」に注目。彼がトランペット・ソナタを残していたらこうなっただろうという、たいへん聴き応えのある作品に仕上がっています。
-
ウィーン世紀末、六人の作曲家
~ アルマ・マーラーのまわりで ~ [バーバラ・ハンニガン(ソプラノ)/レインベルト・デ・レーウ(ピアノ)]発売日:2018年09月28日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)
ベルクの『ルル』とガーシュウィンの『ガール・クレイジー』をひとつのアルバムで出会わせるという痛快な成功例でAlphaレーベルに颯爽と登場、グラミー賞クラシック声楽部門のみならずカナダJuno賞でもクラシカル年間最優秀賞を獲得するなど、絶好調なすべりだしをみせたバーバラ・ハンニガン。ブリテン、ストラヴィンスキー、バルトーク、ベルク……と20世紀レパートリーの演奏史をあざやかに塗り替え続けてきたこの異才歌手はいま、オランダを中心に現代音楽シーンを賑わせてきた指揮者であり「ユニークなサティ弾き」でもあるレインベルト・デ・レーウと「ウィーン世紀末(世紀転換期)」をテーマに、妖艶・蠱惑的にして多彩な歌の数々をまたしてもユニークな音世界に結晶させてみせました。 音楽家だけでなく建築家や哲学者などさまざまな知の巨人たちとも交流をもち、時代に独特の存在感を残した(グスタフ・マーラー夫人として知られる)アルマ・マーラー=ヴェルフルを軸に、ツェムリンスキーやヴォルフ、新ウィーン楽派の異才たちがどんな空気感のなかに生きていたか、21世紀の気配と100年前とを軽やかに行き来するハンニガンの歌い口はどんな聴覚体験の刷新をもたらすのでしょう? 毎回かなりこだわりのあるアルバム制作理念をアピールしてくる彼女だけに、国内仕様での解説訳・訳詞にも注目です。
-
ウィーン世紀末、六人の作曲家
~アルマ・マーラーのまわりで~ [バーバラ・ハンニガン(ソプラノ)/レインベルト・デ・レーウ(ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Hannigan, Barbara - SCHOENBERG, A. / WEBERN, A. / BERG, A. / ZEMLINSKY, Z. / MAHLER, G. / WOLF, H. (Vienna: Fin de siècle)
発売日:2018年09月28日
NMLアルバム番号:ALPHA393
3)
CD価格:2,475円(税込)
ベルクの『ルル』とガーシュウィンの『ガール・クレイジー』をひとつのアルバムで出会わせるという痛快な成功例でAlphaレーベルに颯爽と登場、グラミー賞クラシック声楽部門のみならずカナダJuno賞でもクラシカル年間最優秀賞を獲得するなど、絶好調なすべりだしをみせたバーバラ・ハンニガン。ブリテン、ストラヴィンスキー、バルトーク、ベルク……と20世紀レパートリーの演奏史をあざやかに塗り替え続けてきたこの異才歌手はいま、オランダを中心に現代音楽シーンを賑わせてきた指揮者であり「ユニークなサティ弾き」でもあるレインベルト・デ・レーウと「ウィーン世紀末(世紀転換期)」をテーマに、妖艶・蠱惑的にして多彩な歌の数々をまたしてもユニークな音世界に結晶させてみせました。 音楽家だけでなく建築家や哲学者などさまざまな知の巨人たちとも交流をもち、時代に独特の存在感を残した(グスタフ・マーラー夫人として知られる)アルマ・マーラー=ヴェルフルを軸に、ツェムリンスキーやヴォルフ、新ウィーン楽派の異才たちがどんな空気感のなかに生きていたか、21世紀の気配と100年前とを軽やかに行き来するハンニガンの歌い口はどんな聴覚体験の刷新をもたらすのでしょう? 毎回かなりこだわりのあるアルバム制作理念をアピールしてくる彼女の注目の1枚です。
-
リノス・アンサンブル
室内楽へのアレンジメント集[8枚組BOX] [リノス・アンサンブル]発売日:2018年09月21日
CD 8枚組BOX価格:3,525円(税込、送料無料)
1918年にシェーンベルクによって旗揚げされた音楽団体「私的演奏協会」では、同時代の音楽に興味を持つ人々のために「良質な演奏」を提供することを目的とし、数多くの興味深い作品の初演が行われました。しかし、世相の悪化、激しいインフレのために、作曲家が本来意図した編成で演奏することはほとんどの場合困難でした。そのためシェーンベルクと彼の友人、弟子たちはこれらの作品を、より演奏のしやすい編成(大オーケストラのために書かれたものを、ピアノ、ハルモニウムを含む室内楽に)に置き換え、ようやく演奏することができたのです。 「リノス・アンサンブル」は1977年にオーボエ奏者クラウス・ベッカーによって創設されたアンサンブル。前述の「私的演奏協会」の演奏で名をあげましたが、レパートリーはバッハからシュトックハウゼンまでと幅広く、常に130以上の作品をストックしています。
-
イディル・ビレット・アーカイブ
LPオリジナルス・エディション[14枚組BOX]IDIL BIRET LP ORIGINALS EDITION (1959-1986) (14-CD Box Set)
発売日:2018年02月23日
CD 14枚組価格:4,800円(税込、送料無料)
-
IN THE MOMENT - その瞬間に
~ 弦楽四重奏の小品集 [アラベラ弦楽四重奏団]Chamber Music - TURINA, J. / WEBERN, A. / MENDELSSOHN, Felix / SHOSTAKOVICH, D. (In the Moment: Short Pieces) (Arabella String Quartet)
発売日:2017年06月30日
NMLアルバム番号:8.579013
CD-R価格:1,600円(税込)
恋愛、生死など様々なテーマの下に書かれた小さな弦楽四重奏曲のコレクション。ウェーベルンの名作「ラングザーマー・ザッツ」は若き彼の恋心が反映された、まだ調性を放棄する前のロマンティックな音楽。晩年に書かれたメンデルスゾーンの小品、風刺が効いたショスタコーヴィチの2曲、ニールセンの友人の死に際して書かれた哀悼の曲、やはり哀悼の曲であるプッチーニの「菊」、ピアノ曲としても知られるドヴォルザークの楽しい2曲のほか、シューベルト、ヴォルフ、トゥーリナの多彩な作品が並べられています。
-
イディル・ビレット
20世紀ピアノ・エディションIDIL BIRET 20TH CENTURY PIANO EDITION
発売日:2016年07月27日
NMLアルバム番号:8.501504
CD 15枚組価格:6,744円(税込、送料無料)
モーツァルト、ベートーヴェンはもちろんのこと、どんな作品でも完璧に弾きこなすトルコの女性ピアニスト、イディル・ビレット。初期のNAXOSレーベルの立役者でもあった彼女は、現在、各レーベルに散らばっている自らの録音を集約し、「イディル・ビレット・アーカイヴズ」として世に出しています。 そんなビレットが最も得意としているのはなんと言っても「現代の作品」であり、デビュー直後からブーレーズやリゲティ作品をバリバリ弾きこなすことで評判を取っていたことでも知られています。この15枚組には、バルトークからストラヴィンスキー、そして前述のブーレーズやリゲティまで、1950年代から2010年代までの演奏が収録されています。彼女の恩師であるヴィルヘルム・ケンプの「バッハ編曲集」や、トルコの作曲家サイグン自身が指揮してバックを務めた協奏曲など、興味深い作品が並んでいます。
-
SONIC PHILOSOPHY:COLOUR AND AFFECT
音の哲学:色と影響 [ティチアーティ/モーウェ]Violin and Piano Recital: Ticciati, Hugo / Mawe, Henrik - PÄRT, A. / WEBERN, A. / MESSIAEN, O. / TAKEMITSU, T. (Sonic Philosophy: Colour and Affect)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2014年02月19日
NMLアルバム番号:ORC100038
CD価格:1,710円(税込)
ロマン派の時代の音楽は、作曲家の意志が明確に表現されていて、演奏家は楽譜に解釈を施していくやり方がほとんどでした。しかし、バロックや初期の古典派の時代は、楽譜には最低限のことのみ書かれており、演奏家たちの手に委ねる部分も多かったのです。近現代にも同じような試みがとられ、そんな時の演奏家たちは素材を膨らませて、即興的に音楽を生み出さなくてはいけません。 このアルバムに共通するのは様々な色と光、そして比喩、感情。これでもかとばかりに繰り出される眩しいばかりの音の洪水。そして沈黙。音楽とは何か?と考えたくなるアルバムです。
-
プフィッツナー(1869-1949):
交響曲 ハ長調
シューマン(1810-1856):
コンツェルトシュテュック他 [シアトル響/シュワルツ]PFITZNER, H.: Symphony in C major / SCHUMANN, R.: Concertstuck (Seattle Symphony, Schwarz)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年10月24日
NMLアルバム番号:8.572770
CD価格:1,600円(税込)
ドイツ・ロマン派の多彩な世界を描くというテーマの1枚です。シューマンの極めて内省的で、ユニークな作品である「4本のホルンとオーケストラのためのコンツェルトシュテュック」は、ホルン奏者のバイブルであり、ロマン派の時代が生んだ最高の傑作の一つです。チャイコフスキーによって管弦楽編曲を施された「交響練習曲」の一部はまるでバレエ音楽のような華やかさ。メンデルスゾーンの序曲はとても珍しい作品であり、ブラームスのお馴染みの舞曲もはじける楽しさを有しています。ウェーベルンの「ラングザマー・ザッツ」とはもともと弦楽四重奏のための「緩徐楽章」という意味を持つ作品ですが、この弦楽合奏版は、まるでマーラーの「アダージェット」やバーバーの「アダージョ」を思わせる雰囲気に仕上がっています。プフィッツナーの秘曲はこのアルバムの白眉ともいえる作品であり、冒頭に現れるファンファーレや、ひたすら暗い第2楽章など、後期ロマン派の特徴を表現した逸品。最後には冒頭のファンファーレが回帰し、プフィッツナーの基本理念である「ドイツ精神」が賛美されます。
-
発売日:2011年04月20日
CD価格:1,100円(税込)
マーラー、ブラームス…
愛と頽廃の時代に生きた作曲家たちのショートストーリーラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2011ータイタンたちーで演奏予定の作品の中から作曲家の作風が色濃く表れている楽曲を21曲に厳選して収録しました。超有名曲から普段耳馴染みのない作品までバラエティに富んだラインナップは、さながらタイタン=作曲家たちの音のポートレートを聴き比べるような気分です。すべての曲は5分以内で、トラックのつながりやテンポ感まで考え抜かれたコンピレーション。音楽評論家・飯尾洋一氏の分かりやすい楽曲解説も必見です。