ANALEKTA
カナダの音楽業界でマネージャーを務めていたマリオ・ラベにより1987年に創設されたANALEKTA(アナレクタ)。レーベル名はギリシャ語で「選りすぐりのものを集めた」といった意味を持ちます。リリースするアルバムの高いクオリティで定評があり、新たなジャンルと聴衆のための探求を欠かさない姿勢、その精力的かつ芸術的価値の高い活動は、現在世界的に高い評価を得ています。
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Living Art [8枚組 BOX]
クララ・シューマン(1819-1896)
シューマン(1810-1856)
ブラームス(1833-1897):
作品集 [アレクサンダー・シェリー、ガブリエラ・モンテーロ、スチュワート・グッドイヤー、川崎洋介、アンジェラ・ヒューイット ほか]発売日:2024年03月22日
CD 8枚組価格:5,025円(税込、送料無料)
アレクサンダー・シェリー指揮NAC管による、シューマン夫妻とブラームスの作品集BOX化それぞれ4曲あるシューマンとブラームスの交響曲を第1番から1曲ずつとクララ・シューマンの作品をCD2枚に収録し、3人の親密な関係を紐解こうという企画全4作、計8CDが早くもBOX化。企画の柱でもあるシェリーとナショナル・アーツ・センター管による交響曲の充実ぶりが大きな聴きものですが、同オケのコンサート・マスター川崎洋介のほか、スチュワート・グッドイヤー、アンジェラ・ヒューイットといった豪華ゲストも参加の室内楽、歌曲も情感豊かな表現で楽しむことが出来ます。 ゲストの作曲による関連作品も収録。
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J.S.バッハ(1685-1750):
マタイ受難曲(フェリックス・メンデルスゾーン版) [クリストファー・ジャクソン、ベスレヘム・バッハ合唱団、バッハ祝祭管弦楽団]発売日:2024年03月22日
CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
メンデルスゾーンの手で19世紀流にアレンジされた傑作の驚くべき響き!バッハの歿後80年近くが経とうとしていた1829年、古い時代の音楽に関心を寄せる人が多く集まっていたベルリンで行われた『マタイ受難曲』の蘇演は、当時ごく一部の音楽愛好家にしか知られていなかった昔日の巨匠の真価に人々が開眼する大きなきっかけとなりました。 この時に指揮を務めただけでなく、一部の曲を省いて当時の聴き手にも接しやすく構成を調え、すでに使われなくなっていた楽器のパートをクラリネットやフルート、ピアノ等に移し替えて楽譜を用意したのが若きフェリクス・メンデルスゾーン。彼は1841年に楽譜を再校訂した形で世に送り出し、ロマン派の人々のバッハ受容に大きく貢献することになります。 このメンデルスゾーン版『マタイ受難曲』はかなり前に先行録音もリリースされていますが、アメリカ最古のバッハ合唱団を標榜するベスレヘム・バッハ合唱団によるこのアルバムはベーレンライター社から2023年に刊行された最新校訂版に基づく新録音。オーケストラは現代楽器ながら歴史的奏法を踏まえ初期ロマン派風の趣きをよく再現、時に重厚な響きの中でも決して透明感を失わない明晰な解釈を聴かせてくれます。 救世主イエスを糾弾する群衆を演じながら同時に信徒の声も代弁する合唱も意欲充分で聴きごたえあり。バッハを捉え直す上で見逃せない版の面白さを十全に伝えてくれます。
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発売日:2024年03月08日
CD価格:2,775円(税込)
2019年に12回のリサイタルでシューベルトのソナタ全曲を弾き切ったマチュー・ゴーデ。その直後から開始されたソナタ全曲と主要ピアノ作品を網羅するプロジェクトの第9弾。 ピアノ・ソナタ第10番の独自の補筆完成版を収録しています。
収録作曲家:
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SIGNATURE
フィリップ・グラス作品集 [アンジェル・デュボー、ジュリー・トゥルドー、ラ・ピエタ]発売日:2023年11月10日
CD価格:2,475円(税込)
ANALEKTAの看板ヴァイオリニストであるアンジェル・デュボーと、彼女が主宰する弦楽アンサンブル「ラ・ピエタ」によるフィリップ・グラス。2008年リリースの「ポートレイト」(AN28727)に続く第2弾。 『ホーキング、宇宙を語る』による『A Brief History of Time』、『ベント 堕ちた饗宴』などの映画音楽も収録。弦楽合奏のための交響曲第3番からの楽章と、ヴァイオリンとチェロによる二重奏曲を除いて全て独自のアレンジが加えられています。 ピアノ曲として知られる「メタモルフォーシス」を筆頭に、豊かな抒情性と美しさがたっぷりと味わえる一枚です。
収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲 第20番・第23番 [シャルル・リシャール=アムラン、ジョナサン・コーエン、レ・ヴィオロン・デュ・ロワ]発売日:2023年10月20日
CD価格:2,475円(税込)
リシャール=アムラン&コーエンによるモーツァルト第2弾シャルル・リシャール=アムランとジョナサン・コーエン率いるケベックの室内管弦楽団レ・ヴィオロン・デュ・ロワとのモーツァルトの協奏曲。2020年にリリースされた第22番、第24番に続く第2弾が登場です。 第20番冒頭の管弦楽から気合十分で、バロック・オペラを得意とするコーエンの面目躍如といったところ。リシャール=アムランはここにすっと入ったかと思うと、豊かなフレーズ感で音楽をごく自然にリードしていきます。 第20番のカデンツァは自作で、第1楽章では二重フーガ風に始まり劇的な展開を聴かせ、第3楽章では色彩感豊かに鮮やかな技巧を散りばめ、その多才ぶりを発揮しています。
収録作曲家:
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新しいユダヤの音楽 Vol.4
イマン・ハビビ、アーロン・ハーラップ、リタ・ウエダ [ニコラ・エリス、モントリオール・メトロポリタン管弦楽団]発売日:2023年10月06日
CD価格:2,475円(税込)
このアルバムにもアーティストとして参加するカナダのソプラノ歌手シャロン・アズリエリが創設した、アズリエリ財団によるユダヤ音楽とカナダ音楽の作曲コンクール「アズリエリ音楽賞」を2022年に受賞した3作品を収録。イランのテヘランに生まれ現在はカナダで活躍するイマン・ハビビの作品は、全編をけん引するペルシャの伝統音楽の歌手と聴き映えのする管弦楽との対比が聴きもので、伝統的な撥弦楽器であるセタールの音も聴くことが出来ます。 カナダで生まれ現在はイスラエルに住むアーロン・ハーラップの作品は、旧約聖書の詩篇からのテキストがソプラノによって歌われるもの。バンクーバーを拠点に活躍するリタ・ウエダの作品では、日本の笙と、中国の笙であるシェン、そしてソーナ(いわゆるチャルメラ)が活躍します。
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クララ、ロベルト、ヨハネス
ロマンスと対位法
シューマン 交響曲 第4番
クララ・シューマン 「ロマンス」
ブラームス 交響曲 第4番 ほか [アレクサンダー・シェリー、ナショナル・アーツ・センター管弦楽団、スチュワート・グッドイヤー、アンジェラ・ヒューイット、川崎洋介]発売日:2023年09月22日
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
シェリー指揮NAC管によるシューマン夫妻とブラームス完結編、
アンジェラ・ヒューイットも参加!それぞれ4曲あるシューマンとブラームスの交響曲を第1番から1曲ずつとクララ・シューマンの作品を収録し、3人の親密な関係を紐解こうという企画の第4弾にして完結編。ディスク1枚目にはロベルトがクララの誕生日に贈った交響曲第4番と、クララによる「ロマンス」を収録。2枚目にはブラームスがバッハを始めとしたバロック以前の作品研究の成果を巧みに盛り込み昇華した交響曲第4番と、バッハを手本に対位法を駆使したクララのピアノ作品を収録しています。 アレクサンダー・シェリーとナショナル・アーツ・センター管によるこれら2つの交響曲は、速めのテンポ設定と力強さ、隅々までよく歌いメリハリの効いた表現がたいへん効果的な充実した演奏。クララの室内・器楽作品には前作同様スチュワート・グッドイヤーが参加してリリカルなピアノを聴かせてくれるほか、ラストにはクララをテーマにした美しい即興も披露しています。 また作品22には名手アンジェラ・ヒューイットが登場、ここでは川崎洋介のヴァイオリンによく寄り添い、情感あふれる表現で作品のロマン性をよく引き出しています。 -
PARIS 1790
~ビダル氏によるフランス革命期のギター音楽~ [パスカル・ヴァロワ]発売日:2023年09月15日
CD価格:2,475円(税込)
18世紀末、革命勃発前後にパリで活躍した謎のギター奏者の名品群を古楽器でバーゼル・スコラ・カントルムでホプキンソン・スミスに師事、18~19世紀初頭のギター音楽の真価を古楽器で探り続けるフランス語圏カナダ出身のパスカル・ヴァロワが、フランスとベルギーの音楽院図書館の蔵書に作品を見つけ、その質の高さに驚いたという18世紀末の謎めいたギター作曲家「ビダル(ヴィダル)氏」。ギター発祥の地スペイン出身であることと、フランス革命の寵児ナポレオンが皇帝になる直前の1803年に亡くなったこと以外は、ファーストネーム含め生涯について殆ど知られておらず、ただ楽譜と同時代の絶賛だけが残っていたこのギター奏者=作曲家の作品群から室内楽曲と独奏曲を厳選、1776年にコンセール・スピリチュエルで披露された作品と思われる1曲の室内編成協奏曲を含むプログラムでその作曲家像に迫ります。 単弦6コースの楽器が登場し始める過渡期の作品ながら、ヴァロワは熟慮の末に複弦5コースのバロック・ギターを使用。この種の楽器ならではのダイナミックな和音の魅力も、細やかな音運びの妙味も余さず伝える解釈は聴きどころに事欠きません。 他の弦楽勢も作品に潜む機微をよく捉えたアンサンブルを聴かせ、グルックやサリエリ、グレトリー、ケルビーニといった作曲家たちの傍らに広がっていたフランス・ギター音楽の豊かさにはっとさせられる1枚です。
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『クララ、ロベルト、ヨハネス ~ 情感と構成力』
シューマン(1810-1856):
交響曲 第3番
ブラームス(1833-1897):
交響曲 第3番
クララ・シューマン(1819-1896):
ピアノ三重奏曲他 [アレクサンダー・シェリー、ナショナル・アーツ・センター管弦楽団、スチュワート・グッドイヤー、川崎洋介、ガブリエラ・モンテーロ 他]発売日:2023年04月28日
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
シェリー指揮NAC管によるシューマン夫妻とブラームス第3弾それぞれ4曲あるシューマンとブラームスの交響曲を第1番から1曲ずつとクララ・シューマンの作品を収録し、3人の親密な関係を紐解こうという企画の第3弾。まずは企画の柱でもあるシェリーとナショナル・アーツ・センター管による、2つの交響曲の充実ぶりが大きな聴きもの。今回は名手スチュワート・グッドイヤーも参入し、精悍さと繊細な美しさを併せ持つそのタッチが、ガブリエラ・モンテーロの深い情熱を秘めた表現との好対照を聴かせます。 またナショナル・アーツ・センター管のコンサート・マスターである川崎洋介が室内楽にも参加し、端正ながらも奥行きのある表現を聴かせています。
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『Home』 [Les Arrivants]
発売日:2023年01月27日
CD価格:1,950円(税込)
イランなど中東の各種ハンド・ドラムを操るイラン系カナダ人ハミン・ホナリ、アンマンの国立音楽院でウードを学び現在カナダを中心に活動するアブドゥル=ワハブ・カイヤリ、ポーランド人の父とアルゼンチン人の母の間にカナダで生まれイスラエルで育ちブエノスアイレスでバンドネオンを学んだアミチャイ・ベン・シャレフという、3人によるユニット、レザリヴァン(“来訪者たち”の意味)。アラブ音楽をベースに、彼らの持つ様々なルーツを融合させた音楽を聴かせます。木をくりぬいた作りが特徴的なイランの擦弦楽器ゲイチャクを加えた曲もあり。
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『STREET BEAT SUITE』 [LORRAINE DESMARAIS JAZZ TRIO]
発売日:2023年01月27日
CD価格:2,475円(税込)
カナダのピアニスト、ロレーヌ・デマレのトリオによるアルバム。柔らかいタッチのピアノ、伸びやかなメロディ・ラインとしなやかなインプロビゼーションが印象的な、明るく品のある一枚です。
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『命と夢』
チェコのピアノ作品集 [フランシーヌ・ケイ]発売日:2023年01月20日
CD価格:2,475円(税込)
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『MEANWHILE そうしている間に』
ピアノとパーカッションのための作品集 [SHHH!アンサンブル]発売日:2022年11月25日
CD価格:2,475円(税込)
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パッヘルベル(1653-1706):
マニフィカト=フーガ
~チェロ・コンソートによる作品集~ [スペース・タイム・コンティヌオ]発売日:2022年11月25日
CD価格:2,475円(税込)
中低音弦の響きで心地良く迫る、パッヘルベルの思わぬ素顔ターフェルムジーク・バロック・オーケストラやアリオン、レズィデー・ユルーズなど、カナダ第一線の世界的古楽器アンサンブルのメンバーとして活躍しつつソロでも注目を集めてきた通奏低音の達人たちによるスペース・タイム・コンティヌオ。満を持してのANALEKTAレーベルからの第一弾リリースは、幼少期の大バッハにも大きな影響を与えたパッヘルベルの作品集です。 イタリアのコレッリと同じ年にニュルンベルクで生まれ、オルガンの大家として活躍したパッヘルベルの音楽の根幹は教会音楽にあり、ここでは当時のドイツ音楽の伝統に鑑み、この作曲家の数多いオルガン音楽を構成するポリフォニーを弦の合奏に編曲したコンソート編成で演奏しています。 多くはルター派典礼でも重視されてきた「マニフィカト」の伝統的な旋律をもとに、全ての教会旋法に合わせて書かれたオルガン向けプレリュード群が原曲ですが、注目すべきはチェロに類する中低音弦楽器ばかりが使われている点。当時はチェロがまだ今の形に定まっておらず、本盤の奏者たちは曲に応じてチェロ・ピッコロや五弦チェロなど比較的高い音域まで対応した楽器も使用、トリオ・ソナタ編成向けに書かれたパルティータではヴァイオリン・パートをそうした小型チェロで演奏。 透明感とグルーヴ感が併存する現代カナダの作曲家マッキンリーの作品も収録しつつ、重苦しさとは無縁なバロック中低音弦コンソートに耳が慣れたタイミングで、不意に有名な「カノン」もさりげなく聴かせる曲順も好感度大。単なる歴史探訪に終わらない古楽器演奏の「今」を示す、カナダ古楽界の成熟あればこその良盤です。
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シューマン(1810-1856):
ヴァイオリン・ソナタ全集
(第1番、第2番、第3番) [アンドリュー・ワン、シャルル・リシャール=アムラン]発売日:2022年11月25日
CD価格:2,475円(税込)
ベートーヴェンのソナタ全集を完成させた2人が、次に奏でるのはシューマン!2015年の第17回ショパン国際コンクールで第2位に選ばれ、今や世界中で活躍するシャルル・リシャール=アムランと、2008年からモントリオール交響楽団のコンサートマスターを務めるアンドリュー・ワン。彼らが2018年から2年をかけて完成させたベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集は、カナダを中心にたいへん高く評価されており、ジュノー賞の小アンサンブル部門(2022)やフェリクス賞などを受賞しています。 そんな彼らが次に手掛けたのはシューマン。1851年に続けざまに書き上げた2つのソナタと、2年後に発表したディートリヒとブラームスとの共作「F.A.E.ソナタ」のために自身が作曲した2つの楽章に、さらに2つの楽章を新たに書いて4楽章のソナタとして仕上げた第3番を収録。いずれもベートーヴェンの後期ヴァイオリン・ソナタのようにヴァイオリンとピアノを対等に扱いつつ、2つの楽器に求められた高い表現力をバランスよく駆使することで、ロマン派音楽の高みを実現する傑作です。 ワンとリシャール=アムランは鋭いフレージングと繊細なタッチ、そしてダイナミックな表情で、親密な中にも作品の美しさと厳しさを聴く者に伝える素晴らしい演奏を聴かせています。
収録作曲家:
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発売日:2022年11月25日
CD価格:2,475円(税込)
シューベルトのスペシャリストによるソナタ全集第7弾!2019年に12回のリサイタルでシューベルトのソナタ全曲を弾き切ったマチュー・ゴーデ。その直後から開始されたソナタ全曲と主要ピアノ作品を網羅するプロジェクトの第7弾。終楽章を欠く未完成曲とされる第1番、小粒ながら人気の高い第13番、そして「さすらい人幻想曲」を収録しています。 シューベルト作品の愛らしさ、美しさ、奥深さを瑞々しい感性と繊細なニュアンスで伝える説得力のある演奏です。
収録作曲家:
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発売日:2022年11月11日
CD価格:2,475円(税込)
カナダの人気金管五重奏団、ANALEKTAからの第3弾アルバム!2002年に結成されたバズ・ブラスはチューバの代わりにバス・トロンボーンを用いた、往年の「アメリカン・ブラス・クインテット」スタイルの金管五重奏団。彼らのトータル8枚目、ANALEKTAレーベルでは3枚目となるアルバムは、カナダのミュージシャンたちをゲストに迎え、クラシックの名曲からジャズの要素を盛り込んだボラン(ボリング)の作品、そしてピアソラまで幅広く収録しています。 金管楽器の勢いや力業には偏らない、バランスよく緊密なアンサンブルをお楽しみいただけます。
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『OTTOMAN SPLENDOURS - オスマンの輝き』 [Lamia Yared, Ensemble Oraciones]
発売日:2022年10月28日
CD価格:2,475円(税込)
レバノン生まれの歌手、ラミア・ヤレドのセカンド・アルバム。オスマン、セファルディ、ギリシャとトルコといった中東・地中海沿岸の伝統音楽を、シリア、トルコ、ヨルダンなどから集まったミュージシャンたちが奏でる、伝統楽器と西洋クラシックの楽器混成のアンサンブルによる伴奏で収録しています。
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『アレックス・バラノフスキの肖像』 [アンジェル・デュボー、ラ・ピエタ]
発売日:2022年10月14日
CD価格:2,475円(税込)
多くの映画音楽と、英国ロイヤル・バレエやオランダ国立バレエとのコラボレーションなどで知られる英国の作曲家、アレックス・バラノフスキの作品を集めたアルバム。演奏はANALEKTAの看板ヴァイオリニストであるアンジェル・デュボーと、彼女が主宰する弦楽アンサンブル「ラ・ピエタ」によるもの。これまでも美しいアルバムを数多くリリースし、ヒットを飛ばしてきた彼女たちならではの1枚で、エンニオ・モリコーネやフィリップ・グラス、マイケル・ナイマンを思わせる抒情的な美しさに溢れています。 デュボーらの委嘱作品であり、ポーランド語で「春」を意味する『WIOSNA』は、バラノフスキにとって「これまでで最も個人的な作品」とのことで、彼の祖父がシベリアの強制収容所で1941年に書いた詩(ブックレットに英訳含め掲載)を元にしているとのこと。寒々とした中にも希望のような美しさを湛えた作品です。
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『VENI, VOLA, VENI 音楽の旅』
ピアノ、チェロ、ヴィブラフォンとマリンバのためのタンゴ [グスタボ・ベイテルマン、スティック&ボウ(クリスティーナ・マルソー、フアン・セバスティアン・デルガド)]発売日:2022年09月09日
CD価格:2,475円(税込)
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『寄港地ブエノスアイレス』
ピアソラ作品集 [ルイーズ・ベセット、マルク・ジョキッチ、クロエ・ドミンゲス]発売日:2022年09月09日
CD価格:2,475円(税込)