Ondine

北欧最大手のレーベル。自国フィンランドの作品だけでなく、北欧各国、エストニアなど様々な国の作品を録音している。中でもラウタヴァーラの作品はここでほとんど揃うと言っても過言ではない。

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  • 商品番号:NYCX-10470

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    〈5月3日発売予定〉予約受付中

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    リース(1784-1838)
    交響曲 第1番&第2番 詳細ページ
    [ヤンネ・ニソネン(指揮)/タピオラ・シンフォニエッタ]

    発売日:2024年05月03日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    にわかに脚光を浴びるリースの交響曲。北欧から全集録音がスタート!フェルディナント・リースは人気コンポーザー・ピアニストとして欧州各地を席巻し、ピアノ・ソナタやピアノ協奏曲をはじめ、交響曲、弦楽四重奏曲からオペラやオラトリオに至る幅広いジャンルに作品を書きました。しかし師が余りにも偉大であったためか、「ベートーヴェンの弟子」のイメージが強く、その交響曲もベートーヴェン作品を思わせるフレーズが出て来ることに関心が向けられがちで、なかなか独自の評価を得られずにいました。 状況が変わったのは2020年代になってから。日本でリースの評伝が出版され、2024年2月には飯森範親の指揮でパシフィック・フィルハーモニア東京が全曲演奏会を開始。更にリースが1813年に演奏会を行ったことのあるフィンランドのONDINEから交響曲全集の開始が発表されたのです。 リースの交響曲全集録音はハワード・グリフィス指揮、チューリヒ室内管(1997-2002、cpoレーベル)が今のところ唯一の存在。ここに登場したニソネン盤はオケのサイズは大差無いと思われますが、アプローチにはかなり違いがあります。基本テンポが快速であること、舞曲を思わせるフレーズでの軽やかに跳ねるような処理、アクセントの利いたティンパニやブラスなど、古楽演奏のスタイルに通じる点が多く、音色は多彩で楽想ごとの表情付けは細かく且つ濃密。ころころと表情を変えてゆくリースの音楽を、爽快な流れに乗って細大漏らさず伝え、その創意の豊かさで聴き手を驚かせます。 世界初の全集として高品位のスタンダードを目指したであろう端正なグリフィス盤に対して、ニソネン盤は作品の持つ感情表現のポテンシャルを引き出すことに挑戦し、見事な成果を挙げています。ベートーヴェンの名を借りなくても、聴く人を驚かせ感心させる作品であることを知らしめる快演と言えるでしょう。 (曲目・内容欄に続く)

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1437

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    〈4月12日発売予定〉予約受付中

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    フーガの技法 BWV 1080 詳細ページ
    [アーポ・ハッキネン(チェンバロ) 他]

    発売日:2024年04月12日

    CD価格:2,475円(税込)

    ボブ・ファン・アスペレンやピエール・アンタイに師事し、今や北欧を代表する古楽鍵盤奏者・指揮者として目覚ましい活躍を繰り広げるハッキネンがフーガの技法を録音しました。 ハッキネンはバッハの死後出された出版譜ではなく1740年代に書かれた自筆譜の順番で演奏しており、その理由を「作品の持つ周期性と対称性がわかり易いから」としています。同時に、部分的には出版譜の解釈を採用し、未完のコントラプンクトゥス14は含まず、古風なコンソート・スタイルに通じるコントラプンクトゥス12はヴィオール・コンソートで(ハッキネンは参加せず)、トリオ・ソナタの書法を採り入れたコントラプンクトゥス13はヴァオリンとチェンバロのデュオで演奏しています。 使われた楽器はアンドレアス・ルッカースが1614年に製作した2段鍵盤のオリジナルで、後に作曲家ジョン・ブロウの手に渡り、ヘンデルも演奏した記録も残っています。録音で聴くと、非常に豊かな響きを持つ楽器のようです。 原盤ブックレットの作品解説にはバッハの伝記作者でもある音楽史家フィリップ・シュピッタ(1841-1894)が1880年に書いたものを採用しています(英語・ドイツ語)。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1429

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    〈3月22日発売予定〉予約受付中

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    ヴァリーン(1957-)
    作品集 詳細ページ
    [ウー・ウェイ(笙)/エルドビョルク・ヘムシング(ヴァイオリン)/イダ・ニールセン(エレクトリック・ベースギター)/アンドリス・ポーガ(指揮)/スタヴァンゲル交響楽団]

    WALLIN, R.: Five Seasons / Whirld / Stride / Spirit (Wei Wu, Hemsing, I. Nielsen, Stavanger Symphony, Poga)

    発売日:2024年03月22日 NMLアルバム番号:ODE1429-2

    CD価格:2,475円(税込)

    現在のスカンジナビアで「最もエキサイティングな作品を書く作曲家」として評判の高いノルウェーのロルフ・ヴァリーンの4つの近作を収録した1枚。 アルバムでは、「世界は一つの渦であり、あらゆる渦は一つの世界である」と考えるヴァリーンが錬金術師になったような気分で書き上げたというヴァイオリン協奏曲(独奏は若きヴァイオリニスト、エルドビョルク・ヘムシング)、古代中国における5つの要素「木、火、土、金属、水」を季節に例え、ウー・ウェイが奏でる笙とオーケストラのための作品に仕立てた「5つの季節」、プリンスとの共演経験を持つベーシスト、イダ・ニールセンをフィーチャーした「Spirit」の協奏的作品3曲と、ウイルスや天候、戦争などの恐怖から精神的に抜け出すためのポジティヴなエネルギーを込めたというオーケストラ作品「Stride」、これらの4曲をスタヴァンゲル交響楽団の首席指揮者を務めるアンドリス・ポーガの演奏でお聞きいただけます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1441

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    メリカント(1868-1924)
    歌曲集 詳細ページ
    [ワルッテリ・トリッカ(バリトン)/マルコ・ヒルポ(ピアノ)]

    MERIKANTO, O.: Songs (Torikka, Hilpo)

    発売日:2024年03月22日 NMLアルバム番号:ODE1441-2

    CD価格:2,475円(税込)

    2024年、没後100年を迎える作曲家オスカル・メリカントの歌曲集。 フィンランドの作曲家の中で最も広く親しまれている作曲家の一人メリカント。その理由はロマンティックで甘く、時に郷愁を誘うメロディの美しさにあります。このアルバムには200曲近くある彼の歌曲から世界初録音を含む29曲を収録しました。 美しい歌声を聴かせるのはバリトン歌手のワルッテリ・トリッカ。彼は2018年にフィンランドのポップスチャートで3週間トップを獲得、ヨーロッパの音楽祭やBBCプロムスにも出演経験を持ち、オペラとコンサート両面で活動しています。指揮者、アレンジャーとしても知られるマルコ・ヒルポも歌に寄り添う素晴らしいピアノを披露しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1432

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    タルキアイネン(1985-)
    「白夜の太陽」変奏曲 詳細ページ
    [ニコラス・ダニエル(コールアングレ)/ニコラス・コロン(指揮)/フィンランド放送交響楽団]

    発売日:2024年02月16日

    CD価格:2,475円(税込)

    フィンランドのラップランド地方出身の女性作曲家オウティ・タルキアイネンの近作を集めたアルバム。 1曲目の「白夜の太陽」変奏曲はBBCフィルとカナダのナショナル・アーツ・センター管弦楽団の共同委嘱作品で2019年にBBCプロムスで初演されました。極北の自然の中で聞こえてくる物音や鳥の声などを想起させる神秘的なサウンドが繊細微妙に移り行く中に、突如として火山の噴火を思わせるクライマックスもあり、この地域の音楽に関心のある人は新鮮さとなじみ深さを同時に味わえることでしょう。同年作曲の「氷の歌」はその姉妹作と言えるもので、同様の味わいを持っています。 日本語で「銀河」と訳される「Milky Ways」は、古代ギリシア人が「(母)乳の川」と名付けたことに由来します。この作品は英国を代表するオーボエ/コールアングレ奏者のニコラス・ダニエルの母の死を悼んで作曲されたもので、ここではダニエルの独奏で収録されています。 The Ring of Fire and Loveというタイトルには地殻変動が活発な環太平洋火山帯、(月蝕時にできる)金環、そして胎児が生まれ出るときの母親の産道をかけあわせているそうで、創造的なエネルギーの噴出をイメージしているとのこと。そのサウンドは、やはり極地の自然を思わせる繊細で神秘的なものです。

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  • 商品番号:ODE-1446

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    6つのヴァイオリン・ソナタ BWV 1014-1019 詳細ページ
    [シルッカ=リーサ・カーキネン=ピルク(バロック・ヴァイオリン)/トゥイヤ・ハッキラ(フォルテピアノ)]

    BACH, J.S.: Sonatas for Violin and Keyboard, BWV 1014-1019 (Kaakinen-Pilch, Hakkila)

    発売日:2024年01月12日 NMLアルバム番号:ODE1446-2D

    CD 2枚組価格:3,000円(税込、送料無料)

    バッハの6つのヴァイオリン・ソナタは1720年前後に成立したとされていますが、晩年の1740年代にいたるまで改訂が続けられていたようです。1774年に彼の息子カール・フィリップ・エマヌエル・バッハが史上最初のバッハ伝の作者フォルケルに送った包みには、伝記的資料と共にこのソナタ集の楽譜の写しが含まれており、同封された手紙には「作曲から50年を経た今でも立派に響くので、私は楽しんでいます」と書かれていました。 このソナタはバッハによってチェンバロが指定されていますが、ここでは晩年のバッハとC.P.E.バッハが共に愛したジルバーマンのフォルテピアノをモデルとした楽器を使い、彼らが弾き、聴いたかもしれない響きを奏でています。 ヴァイオリンのカーキネン=ピルクは、ルーシー・ファン・ダールらにバロック・ヴァイオリンを学び、ブリュッヘン、クイケン、モルテンセン、ヘレヴェッヘらのオーケストラで演奏してきました。ハッキラはFinlandiaレーベルのモーツァルト:ピアノ・ソナタ集をはじめ、時代楽器による古典派からロマン派音楽の録音も多くあります。 ヴァイオリンの美しい音色と自然なフレージング、フォルテピアノによる柔らかく深い響き。この名曲に注目すべき録音が生まれました。

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  • 商品番号:NYCX-10441

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    フォークト/パリ室内管弦楽団
    メンデルスゾーン(1809-1847)
    ピアノ協奏曲 第1番&第2番 詳細ページ
    [ラルス・フォークト(ピアノ&指揮)/パリ室内管弦楽団]

    MENDELSSOHN, Felix: Piano Concertos Nos. 1 and 2 / Capriccio brillant (L. Vogt, Orchestre de Chambre de Paris)

    発売日:2023年12月08日 NMLアルバム番号:ODE1400-2

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    ドイツの中堅世代を代表するピアニストとして敬愛されてきたラルス・フォークト(1970.9.8 - 2022.9.5)。2020年7月にパリ室内管弦楽団の音楽監督に就任すると、意欲的なプログラムを組み、彼を慕う第一級のソリストたちを招いたコンサート・シリーズを展開して、高い評価と人気を獲得しました。パリ室内管とは3年の契約でしたが、オーケストラはいち早く2025年までの延長を申し出ました。そのような充実した関係の中で録音され、作曲家の没後175周年に向けてリリースされたのが、このメンデルスゾーンのピアノ協奏曲集でした。 メンデルスゾーン22歳の時に書かれた第1番は冒頭の激しいパッセージが印象的。第2番とともにメンデルスゾーンらしい優雅な旋律、技巧的なパッセージが多用されたピアノ・パート、力強いオーケストラ・パートが特徴。「華麗なカプリッチョ ロ短調」はゆったりとしたピアノの独奏に先導され、オーケストラが巧みな伴奏を付けていきますが、突然激しい曲調に変わるなど、カプリッチョ(奇想曲)のタイトルにふさわしい華やかな作品です。フォークトが奏する目の覚めるようなパッセージに耳を奪われることでしょう。 ※今回発売の国内仕様盤には、飯田有抄氏による日本語解説が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1422

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    ムストネン(1967-)
    交響曲 第3番&第2番 詳細ページ
    [イアン・ボストリッジ(テノール)/オッリ・ムストネン(指揮)/トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団]

    MUSTONEN, O.: Symphonies Nos. 2, "Johannes Angelos" and 3, "Taivaanvalot" (Bostridge, Turku Philharmonic, Mustonen)

    発売日:2023年11月10日 NMLアルバム番号:ODE1422-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ボストリッジ参加! ムストネンが世に問う自作交響曲ピアニスト・指揮者として目覚ましく活躍するオッリ・ムストネン。彼は作曲活動にも力を注いでいます。8歳からエイノユハニ・ラウタヴァーラの指導のもとで作曲を学び、いくつかの室内楽作品を書き上げたのち、2010年代の始めから交響曲の作曲にも取り組んでいます。このアルバムには2013年作曲の第2番と2020年作曲の第3番を収録。 ビザンチウムと、古代都市コンスタンティノープル(現在のイスタンブール)からインスパイアされたという交響曲第2番は、聖母マリアと正教会の司教職の紋章にちなんで名づけられた第1楽章「ブラケルナエのバナキア」のハープと弦楽器の神秘的な響きで幕を開け、終楽章で、オスマン帝国によって都市が陥落するまでの情景が描かれています。 交響曲第3番は、フィンランドの国民的叙事詩カレワラの第47章から第49章の物語に基づいており、フィンランド神話のシャーマニズム的な要素が盛り込まれています。 この録音では、声楽パートを初演者イアン・ボストリッジが歌い、ムストネンとの息のあった演奏を聴かせます。

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  • 商品番号:ODE-1435

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    ペンデレツキ(1933-2020)
    宗教合唱作品集 詳細ページ
    [シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮)/ラトヴィア放送合唱団]

    PENDERECKI, K.: Sacred Choral Works (Latvian Radio Choir, Kļava)

    発売日:2023年11月10日 NMLアルバム番号:ODE1435-2

    CD価格:2,475円(税込)

    豊かな低音が支える精緻なアンサンブル、
    ラトヴィア放送合唱団によるペンデレツキ
    2023年に生誕90年を迎えたクシシュトフ・ペンデレツキ。作曲年代によって作風を変化させてきたペンデレツキですが、このアルバムに収録された宗教的作品でも、トラック3やトラック6のような前衛的な響きをまとったものから、トラック1や8-13の「ミサ・プレヴィス」のような親しみやすく美しいものまで様々な雰囲気を持つ曲を聴くことができます。 シグヴァルズ・クラーヴァが指揮するラトヴィア放送合唱団の高度なアンサンブルは、どの作風の曲にも柔軟に対応し、曇りなき響きを紡ぎだします。とりわけ大地を揺るがすかのような、深く美しい低声は聴き手の耳をとらえることでしょう。

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  • 商品番号:ODE-1444

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    ルトスワフスキ(1913-1994)
    管弦楽のための協奏曲
    ヴァイオリンと管弦楽のためのパルティータ
    ノヴェレッテ 詳細ページ
    [クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)/ニコラス・コロン(指揮)/フィンランド放送交響楽団]

    LUTOSŁAWSKI, W.: Concerto for Orchestra / Partita / Novelette (C. Tetzlaff, Finnish Radio Symphony, Collon)

    発売日:2023年11月10日 NMLアルバム番号:ODE1444-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ニコラス・コロンが振るルトスワフスキ、
    クリスティアン・テツラフ参加!
    フィンランド放送交響楽団が継続して取り組むルトスワフスキのオーケストラ作品のシリーズに、2021年から首席指揮者を務めるニコラス・コロンの録音が登場。初期の傑作「管弦楽のための協奏曲」と、「短編小説」といった意味合いを持つ「ノヴェレッテ」では、コロンの的確な作品理解と明晰な指揮によりオーケストラの機能性が遺憾なく発揮されています。 アンネ=ゾフィー・ムターに捧げられた「パルティータ」では名手テツラフが共演。楽器を常に豊かに鳴らす傾向のあるムターに対して、テツラフは時に聞こえなくなるぎりぎりまで音量を下げたり、ささくれ立った音で攻撃的な演奏を仕掛けたりと、表現意欲旺盛な演奏を展開。オーケストラも呼応します。 ソロ・パートの名技も聴きものです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10424

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    ブラームス(1833-1897)
    二重協奏曲 Op.102
    ヴィオッティ(1755-1824)
    ヴァイオリン協奏曲 第22番
    ドヴォルザーク(1841-1904)
    森の静けさ 詳細ページ
    [クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)/ターニャ・テツラフ(チェロ)/パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)/ベルリン・ドイツ交響楽団]

    発売日:2023年10月13日 NMLアルバム番号:ODE1423-2

    CD国内仕様 インタビューの日本語訳付き価格:2,970円(税込)

    ラルス・フォークトの思い出をブラームスに重ねて...このアルバムはラルス・フォークト(1970-2022)と共演を重ねてきたクリスティアン・テツラフとターニャ・テツラフが、フォークトとの友情を記念すべく企画したもの。フォークトが敬愛していたブラームスと、彼を取り巻く友情をヒントに組まれたプログラムです。 ブラームスの「二重協奏曲」は彼の最後の管弦楽作品であり、ブラームスが“8本の弦のために書いた”というこの曲は、一度は友情が途切れてしまった彼の親友ヨーゼフ・ヨアヒムとの和解のきっかけを作った作品でもあったことから、ラルスとの不変の友情を記念して今回の録音曲に決定したというもの。テツラフ兄妹による親密な対話が聴きどころです。 2曲目は、そのブラームスが高く評価していたというヴィオッティのヴァイオリン協奏曲。ブラームスはヨアヒムが演奏するこのイ短調協奏曲に心を奪われ、クララ・シューマンに熱狂的な手紙を書き送り、二重協奏曲の中にも旋律を引用しており、テツラフはやはり友情の証としてこの曲を演奏したといいます。 最後の「森の静けさ」はターニャからの友情の証。ドヴォルザークとブラームスの友情に加え、この曲を「チェロのための最も素晴らしく美しい小さな宝石」と語るターニャが、自らの悲しみ、喪失感と愛を表現するのにふさわしい曲として選んだということです。ベルリン・ドイツ交響楽団を指揮するのは、ラルス・フォークトの親友でもあったパーヴォ・ヤルヴィ。万全の演奏でテツラフ兄妹を支えています。 ※国内仕様盤には、フレデリーケ・ヴェスターハウスによるテツラフ兄妹へのインタビューの日本語訳が付属いたします。

  • 商品番号:NYCX-10425

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    ショパン(1810-1849)
    マズルカ全集 第2集 詳細ページ
    [ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ)]

    発売日:2023年10月13日 NMLアルバム番号:ODE1431-2

    CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:2,970円(税込)

    スウェーデン出身のピアニスト、ペーテル・ヤブロンスキーが演奏するショパンのマズルカ全曲集。好評の第1集(NYCX-10345/ODE-1412)に続く第2集は第30番から第51番までの後期のマズルカと、遺作の6つのマズルカを収録。パリで活躍を始めたショパンが、生涯を通じてポーランドの作曲家としての心の拠り所としていたマズルカをじっくり味わうことができます。とりわけ死の数週間前に作曲した第49番の悲痛な曲調は耳に残ることでしょう。遺作の6曲はショパン10代から20代前半の作品。瑞々しい息吹に溢れた華麗な作風が聴きどころです。 今作でもヤブロンスキーは卓越したテクニックによって積年の演奏経験を通じて育んだショパンへの共感を表現。ブックレットに自ら解説を寄稿(共著、英語)しています。 ※日本仕様盤には原盤解説の日本語訳が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10415

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    レスピーギ(1879-1936)
    ローマ三部作
    ローマの噴水/ローマの祭り/ローマの松 詳細ページ
    [ロバート・トレヴィーノ(指揮)/RAI国立響]

    RESPIGHI, O.: Roman Trilogy - Pines of Rome / Fountains of Rome / Roman Festivals (RAI National Symphony, R. Treviño)

    発売日:2023年09月08日 NMLアルバム番号:ODE1425-2

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    トレヴィーノとRAI国立響の初録音、
    近代イタリアを代表する名作「ローマ三部作」で堂々登場!
    衝撃的なベートーヴェン交響曲全集の次はラヴェルの2枚のアルバムで聴き手を震撼させ、続くラウタヴァーラとアメリカ作品集で新たな側面を見せた指揮者ロバート・トレヴィーノ。2017/18シーズンからバスク国立管の音楽監督を務め、2021/22シーズンからはRAI国立交響楽団の首席客演指揮者も兼務しています。 RAI国立響はローマ、トリノ、ミラノ、ナポリにあったRAI交響楽団を1994年に統合して発足したオーケストラで、当盤はトレヴィーノとの記念すべき初録音。選ばれたのはレスピーギの通称「ローマ三部作」。2022年11月23日のコンサートで練り上げた演奏を披露した後、3日間のセッション録音を組んで入念に収録したアルバムです。 1913年、ローマに職を得たレスピーギが訪れたローマ各地の名所から受けたインスピレーションと、その土地の歴史や自然を織り込んだこの3つの交響詩は、師の一人リムスキー=コルサコフ譲りの見事な管弦楽法が花開いた彼の代表作。三部作の中で最初に作曲され、洗練された管弦楽法の繊細な部分を最も堪能できる「ローマの噴水」、大編成のオーケストラと多彩な打楽器群による絢爛豪華な音絵巻を繰り広げつつ、マンドリンを導入したセレナーデも盛り込んだ「ローマの祭り」、 同じく大編成のオーケストラと舞台裏のトランペット、録音された夜鳴きウグイスの声までが用いられた人気作「ローマの松」。これらをトレヴィーノとRAI国立響が深い共感を持って、熱く鮮やかに描いています。 なおレスピーギがサクソルン族の金管楽器を想定して書いた「アッピア街道の松」のバンダは、通常ではトランペットやトロンボーンで代用されることが多いのですが、ここではフリューゲルホーン(トランペット持ち替え)、ワーグナーチューバ、ユーフォニアムが用いられており、特に全体を包むようなユーフォニアムの響きは、この演奏を特徴づけるものとなっています。 ※国内仕様盤には増田良介氏による日本語解説が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10416

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    モーツァルト(1756-1791)
    ピアノ協奏曲 第9番&第24番 詳細ページ
    [ラルス・フォークト(ピアノ&指揮)/パリ室内管弦楽団]

    MOZART, W.A.: Piano Concertos No. 9, "Jeunehomme" and 24 (L. Vogt, Orchestre de Chambre de Paris)

    発売日:2023年09月08日 NMLアルバム番号:ODE1414-2

    CD国内仕様 原盤解説の全訳、解説付き価格:2,970円(税込)

    ラルス・フォークトの遺産がまた一つ登場。
    53回目の誕生日にモーツァルト・アルバムをリリース
    ドイツの中堅世代を代表するピアニストとして敬愛されてきたラルス・フォークト(1970.9.8 - 2022.9.5)が世を去ると、多くの演奏家から痛切な感情を伴った追悼メッセージが発信されました。そこで異口同音に讃えられていたのは、その真摯で虚飾の無い音楽性とあたたかな人柄。フォークトが生前に遺していた録音としては、先にテツラフ兄妹とのシューベルト:ピアノ三重奏曲集が発売されて大きな反響を呼んでいます。彼の53回目の誕生日となる2023年9月8日にリリースされる当モーツァルト・アルバムも、フォークトの音楽を愛する人にとってかけがえのないものとなることでしょう。 フォークトは2020年にパリ室内管弦楽団の音楽監督に着任すると、次々と意欲的なプログラムに取り組みましたが、期せずして病が進行し、このコンビの録音としてはメンデルスゾーンのピアノ協奏曲集(ODE-1400として発売済)とここに収録されたモーツァルトの2曲だけとなってしまいました。原盤解説書(英語と独語)には当録音のプロデューサーであるクリストフ・フランケ氏が7ページ余りにおよぶ回想を寄せています。それによればフォークトは録音期間中も闘病という現実に向き合いつつも常にものごとを前向きに考え、相反する感情の中を生きていたと言います。 ここに聴かれる演奏も、決して自らの死を予感した人の悲しみ一色の演奏というようなものではなく、第9番の若々しい華やぎと中間楽章の悲嘆、第24番の暗く力強いドラマにはさまれた中間楽章の無垢な音の戯れなど、フォークトの円熟が自然体で伝わるものとなっています。フォークトの遺産としてのみならず、現代にふさわしい美感と様式感を備えた両曲の名演奏の一つとして聴き継がれるに値する1枚と言えるでしょう。 第24番のカデンツァはラルス・フォークトの自作。マルティン・ヘルムヒェンもPENTATONE盤でこのカデンツァを演奏しています。 ※国内仕様盤には原盤解説の全訳に加え、 大津聡氏による解説が付属します 。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1424

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    クルーセル(1775-1838)
    『最後の戦士』 詳細ページ
    [ヤニ・スンナルボリ(ファゴット)/フランク・スコーグ(朗読)/アーポ・ハッキネン(指揮)/アウディ青年合唱アカデミー/ヘルシンキ・バロック・オーケストラ(古楽器使用)]

    CRUSELL, B.H.: Siste kämpen (Den) (The Last Warrior) (Skog, Sunnarborg, Audi Jugendchorakademie, Helsinki Baroque Orchestra, A. Häkkinen)

    発売日:2023年08月11日 NMLアルバム番号:ODE1424-2

    CD価格:2,475円(税込)

    クラリネット作品でお馴染み、
    フィンランドの作曲家クルーセルの『最後の戦士』世界初録音!
    フィンランドの製本業者の息子として生まれ、幼い頃から才能を発揮。軍楽隊を経て宮廷楽団の首席クラリネット奏者から指揮者へと登り詰めたクルーセル。G.J.フォーグラーに作曲を師事し、クラリネットのための作品を多数書き上げ、なかでも協奏曲はモーツァルトに並ぶ、この楽器のための重要なレパートリーになっています。 このアルバムには世界初録音となる朗読、合唱、オーケストラのための『最後の戦士』を中心に、クルーセル晩年の3作品が収録されています。『最後の戦士』はスウェーデンの詩人、評論家エリック・グスタフ・イェイイエル(1783-1847)の詩に触発された曲。古代の英雄オーディンを称え、ヴァイキングを偶像化したこの詩を用いて書かれた大規模な作品で、作曲家が亡くなる前年の1837年12月9日にストックホルム歌劇場で初演されましたが、評価はまちまちであり、その後演奏されることはありませんでした。 《小さな奴隷の少女》はクルーセル唯一の歌劇。娘を失った彼自身の悲痛な思いが込められたという作品で、この序曲も冒頭は重苦しい雰囲気を漂わせていますが、すぐに明るく清澄な旋律が表れます。 ファゴット協奏曲はクルーセル最後の器楽作品で、3オクターブ半の音域を誇ったという彼の娘婿でファゴット奏者フランス・プロイメイエルのために書かれたもの。曲中には、当時ストックホルムで40年ぶりに演奏されたボワエルデューの歌劇《村の新しい領主》の旋律が引用されています。プロイメイエルは宮廷楽団の奏者で同僚たちとしばしばアンサンブルを行い、クルーセルは彼らのために多くの作品を書いています。 アーポ・ハッキネンが指揮するヘルシンキ・バロック・オーケストラがピリオド楽器を用いて未知の作品に光をあてています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1428

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    グレツキ(1933-2010)
    Pieśni kościelne - 教会の歌 Op.84(ラテン語版全曲) 詳細ページ
    [ヤン・ウカシェフスキ(指揮)/ポーランド室内合唱団]

    GÓRECKI, H.M.: Pieśni kościelne (Church songs), Op. 84 (sung in Latin) (Polish Chamber Choir, J. Łukaszewski)

    発売日:2023年06月09日 NMLアルバム番号:ODE1428-2D

    CD 2枚組価格:3,525円(税込、送料無料)

    交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」の世界的なヒットで一躍有名となったグレツキ。その音楽的な原点とも言える宗教合唱曲集が登場。 1990年代後半にイギリスのヒットチャートを席巻し、「癒しのクラシック」の代名詞的存在になった「悲歌のシンフォニー」。後期のグレツキにとってインスピレーションの源泉の一つがポーランドに伝わるカトリック音楽でした。この無伴奏混声合唱のための「教会の歌」は、ポーランドの教会で歌い継がれて来た旋律と歌詞を素材にグレツキがアレンジしたもので、敬虔な祈りに満たされた静謐な曲もあれば、民族舞踏を思わせる楽しい雰囲気の曲もあります。 グレツキはこの曲集をコンサートでも教会の典礼でも歌えるように作りました。ポーランド語版の録音は過去にありましたが、ラテン語版の全曲盤はこれが初。グダンスクの聖堂で行われた演奏は、かなりゆったりとしたテンポをとり、祈りや瞑想的な気分へと誘います。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1417

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    トヌ・クルヴィッツ(1969-)
    The Sound of Wings - 翼の音 詳細ページ
    [ラウル・エーンサル (ヴィオラ) 他/リスト・ヨースト(指揮)/エストニア・フィルハーモニー室内合唱団/タリン室内管弦楽団]

    KÕRVITS, T.: Sound of Wings (The) / Sunday Wish (Estonian Philharmonic Chamber Choir, Tallinn Chamber Orchestra, Joost)

    発売日:2023年06月09日 NMLアルバム番号:ODE1417-2

    CD価格:2,475円(税込)

    現代エストニアを代表する作曲家の一人、トヌ・クルヴィッツ。ロマンティックな曲想と北欧特有の繊細さを併せ持つ彼の作品は高い人気を得ています。 このアルバムは、リスト・ヨーストとエストニア・フィルハーモニー室内合唱団、タリン室内管現楽団による合唱三部作の最後を飾るもの。前2作「ムーアランドのエレジー」(ODE-1306)「あなたは光と朝」(ODE-1363)に続くこの「翼の音」は、三部作の中でも最も明るく光を放つ作品であると作曲家自身が語っています。 作品が捧げられたアメリア・イアハートは作品が捧げられたアメリア・イアハートは、1932年女性として初めての大西洋単独横断飛行を成功させた飛行士。1937年には赤道上世界一周に挑戦しましたが、南太平洋上で消息を絶ちました。作品ではオーケストラや合唱団が風を思わせるイメージを奏で、独奏ヴィオラが彼女とともに消息を絶った赤い飛行機「ロッキード・エレクトラ10E」を上下に揺れるモティーフやフラジョレットで表現、全編において「空を飛ぶこと、夢を見ること、その勇気」が讃えられています。 「Pühapäevasoov 日曜日の願い」は2020年に書かれた合唱曲を2022年にアレンジ、2023年7月開催予定の「The Estonian Youth Dance and Song Festival」で演奏されることが決まっている美しい愛の歌です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10398

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    -★『レコード芸術』特選盤(2023年7月号)★-

    バツェヴィチ(1909-1969)
    序曲/ピアノ協奏曲
    2台のピアノとオーケストラのための協奏曲
    弦楽、トランペットと打楽器のための音楽 詳細ページ
    [ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ)/ニコラス・コロン(指揮)/フィンランド放送交響楽団 他]

    BACEWICZ, G.: Piano Concerto / Concerto for 2 Pianos / Overture (P. Jablonski, Brauss, Finnish Radio Symphony, N. Collon)

    発売日:2023年05月12日 NMLアルバム番号:ODE1427-2

    CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:2,970円(税込)

    再評価著しいバツェヴィチの協奏的作品を集めた貴重なアルバム。
    ニコラス・コロン指揮フィンランド放送響、ピアノにペーテル・ヤブロンスキーと、演奏家にも注目!
    演奏家として、作曲家として、20世紀ポーランド楽壇を席巻したグラジナ・バツェヴィチ。彼女自身が極めて優れたヴァイオリニストであったことからヴァイオリン奏者は早くから彼女の作品に注目して来ましたが、近年はクリスティアン・ツィメルマンらが演奏するようになってピアノ作品も広く注目されています。当CDはポーランドの独立回復100周年(2018年)を記念する国際文化プログラムの一環として、アダム・ミツキエヴィチ協会と共同で制作されたもので、バツェヴィチの協奏的作品を3曲収録。いずれも録音が極めて少ないものばかりで貴重です。 バツェヴィチは次のような言葉を残しています。「私は[ポーランドの同世代の作曲家からは]孤立しています。なぜなら私は作品における形式を重視しているからです。もし物を乱雑に置いたり、物が積み重なっているところに石を投げたりすれば、崩れるに決まっています。同様に、音楽においても構造的な法則が必要で、自立できるようにしなければならないのです。もちろんその法則は古いものである必要は決してありません」 その言葉通り、2曲の協奏曲と「弦楽、トランペットと打楽器のための音楽」はいずれも伝統的な急-緩-急の3楽章形式をとっていますが、その語法は桁外れの情熱家だったと伝えられるバツェヴィチらしく、両端楽章はエネルギッシュでヴィルトゥオーゾ的、中間楽章は沈思や深い祈りや畏怖の念を感じさせて、コントラストが鮮やかです。技術的要求は高度ですが、当盤ではソリストもオーケストラも万全の対応を見せています。冒頭に序曲を置いて一晩のコンサートのように仕上げています。 ※国内仕様盤には原盤解説の日本語訳が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1418

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    メルケシュ(1882-1961)
    交響曲と交響詩集 詳細ページ
    [ハイメ・マルティン(指揮)/イェヴレ交響楽団]

    MELCHERS, M.: Symphony in D Minor / La Kermesse / Élégie (Gävle Symphony, J. Martín)

    発売日:2023年04月14日 NMLアルバム番号:ODE1418-2

    CD価格:2,475円(税込)

    スウェーデンの作曲家メルケル・メルケシュの作品集。1910年代にパリで学んだメルケシュは、当時のフランス音楽と、留学先で知り合ったマティスやピカソ、モディリアーニらの芸術に強い影響を受けました。しかし彼は比較的保守的な作風を貫き、どちらかというとセザール・フランクに近い厳格な形式による作品を多く遺しています。 メルケシュは頻繁にルーヴル美術館へ足を運び、とりわけルーベンスの絵画に魅了されました。このアルバムに収録されている「La Kermesse ケルメス」は、結婚を祝う農村の祭りを描いたとされるルーベンスの作品にインスパイアされたもので、全編明るい雰囲気に満たされています。「エレジー」は“私の母の記憶に”と記された抒情的な作品。母クリスティーネを亡くしたばかりのメルケシュの悲しみが表現されており、初演時には批評家からも絶賛されました。 彼の代表作の一つ「交響曲 ニ短調」は急緩急の3楽章で書かれた演奏時間36分余りの作品。3管編成で、持ち換えのピッコロ、イングリッシュホルン、バス・クラリネットに、更にハープを加えたオーケストレーションからはフランス近代音楽風の色彩豊かな響きが立ち上ります。メルケシュはこの作品をストックホルムの新コンサートホールこけら落としのための新作コンクールに出品しました。審査員はカール・ニールセン、ロベルト・カヤヌス、ヨハン・ハルヴォルセンの3名。結果はアッテルベリの「歌」が第1位で、この曲は第2位。しかしこけら落とし翌日の公演で演奏され、音楽関係者からは好評を得たと伝えられています。 1912年に創立された100年以上の歴史を持つイェヴレ交響楽団と、2022年から首席指揮者を務めるハイメ・マルティンが作品の魅力を引き出しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10378

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    -★『レコード芸術』特選盤(2023年4月号)★-

    テツラフ(ヴァイオリン)/フォークト(ピアノ)
    ブラームス(1833-1897)
    ヴァイオリン・ソナタ全集 詳細ページ
    [クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)/ラルス・フォークト(ピアノ)]

    BRAHMS, J.: Violin Sonatas Nos. 1-3 / Violin Sonata, "F-A-E": III. Scherzo (C. Tetzlaff, Vogt)

    発売日:2023年02月24日 NMLアルバム番号:ODE1284-2

    CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:2,970円(税込)

    4年ぶりの再録音。
    深い共感が描き出す陰影と温かみを聴く。
    テツラフとフォークトは2002年に当アルバムと同一のプログラムをEMIに録音し(シュパンヌンゲン音楽祭でのライヴ)、キレのよいテクニック、様式感、流れの良さが相まって高く評価されました。当盤の原盤解説によれば14年を経て再録音に臨んだ理由は、二人とも演奏家として成長し、共演を重ねたことによってデュオとしての自在さも獲得したため「今や(2002年)当時とは別人のようで、ずっと多くのことを語れるから」としています。 二人ともブラームスの音楽に順風満帆とはゆかない人生への内省を見出し、フォークトはこれらの作品演奏のポイントを「メランコリックな幸福感や朗らかな寂寥感といったパラドックス。それらを至福の響きで表現すること」と語り、そこがこの再録音の核心となっています。 実際当盤では2002年録音に比べると各曲により多くの演奏時間をかけており、旋律の流れの良さだけでなく陰影や逡巡を感じさせる箇所をさりげなく強調する結果、音楽はより繊細緻密に響いて味わいを増し、多くの場面や情感が立ち上ってくるように感じられます。このデュオが到達した境地を示す記念すべき演奏です。 原盤ブックレットには Friederike Westerhaus によるテツラフとフォークトへのインタビューが8ページにわたって掲載されており、今回の国内仕様盤解説書にはその全訳を掲載します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10379

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    -★『レコード芸術』特選盤(2023年4月号)★-

    テツラフ(ヴァイオリン)/フォークト(ピアノ)
    ベートーヴェン(1770-1827)
    ヴァイオリン・ソナタ 第6番-第8番 詳細ページ
    [クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)/ラルス・フォークト(ピアノ)]

    BEETHOVEN, L. van: Violin Sonatas Nos. 6-8 (Tetzlaff, Vogt)

    発売日:2023年02月24日 NMLアルバム番号:ODE1392-2

    CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:2,970円(税込)

    テツラフのベートーヴェン・ソナタ初録音。
    記念の年に選んだ3曲に聴く「人間ベートーヴェン」への共感。
    バッハからブラームスに至るドイツ音楽をレパートリーの中心とし、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲に至っては3度も録音しているテツラフですが、そのヴァイオリン・ソナタの録音は当盤までありませんでした。 作曲家の生誕250年に選ばれたレパートリーは「春」でも「クロイツェル」も第10番でもない、作品30の3曲。テツラフは原盤解説の中で、ベートーヴェンは交響曲第3番や第5番に感じるヒロイズムや闇から光への闘争と勝利のイメージが強いが、実際はユーモアもあれば庶民的な悲喜こもごもの感情があったとし、この作品30には彼の心の諸相が等身大で描かれていると感じて共感を深めたことを選曲理由に挙げています。 第6番は晴朗な歌に満ちた作品で、モーツァルトやシューベルトのヴァイオリン曲に通じる雰囲気を持っています。第7番はベートーヴェンにとって特別な「ハ短調」で書かれ、感情の起伏が劇的に表現されています。とりわけ抒情的な第2楽章と、輝かしい勝利の代りに「嵐が降りかかってきたような」とフォークトが語る第4楽章の結尾は印象的。時に短調の陰影に傾きつつも、朗らかな躍動感に富む第8番についてテツラフは「人を悲しませるよりも幸福な気持ちにする芸術の方が偉大だ」と語っています。 原盤ブックレットには Friederike Westerhaus によるテツラフとフォークトへのインタビューが9ページにわたって掲載されており、今回の国内仕様盤解説書にはその全訳を掲載します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10376

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    -★『レコード芸術』特選盤(2023年4月号)★-

    シューベルト(1797-1828)
    ピアノ三重奏曲集
    アルペジオーネ・ソナタ
    ノットゥルノ/ロンド 詳細ページ
    [クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)/ターニャ・テツラフ(チェロ)/ラルス・フォークト(ピアノ)]

    発売日:2023年02月17日

    CD 2枚組国内仕様 解説日本語訳/日本語解説付き価格:4,400円(税込、送料無料)

    「あまり時間が残されていないなら、お別れにはこれがふさわしい。君たち二人は最高だ。クリストフも実に素晴らしい。そしてフランツときたら。信じがたい。なんという表現。なんという壊れやすさ。なんという愛」 このアルバムの録音を聞いたラルス・フォークトがクリスティアン・テツラフとターニャ・テツラフに宛てた言葉です(「クリストフ」は録音プロデューサー兼エンジニアのクリストフ・フランケ、「フランツ」は作曲者のシューベルト)。 ドイツの中堅世代を代表するソリスト3人によるシューベルトの後期作品を集めたアルバムは、フォークトの早すぎる死により、このトリオの最後の録音となってしまいました。録音セッションが行われたのはフォークトが癌の診断を受ける少し前でしたが、彼はセッションの合間に痛みをこらえてソファに横たわることもあったそうです。しかし録音からはそのような気配は感じられず、端正で軽やかに、必要とあらば地響きを感じさせるほどの力強さでピアノを奏で、テツラフ兄妹と一体となり触発し合って間然するところの無い音楽を奏でています。 3人の技術・解釈は言うまでもなく最高水準で、後期シューベルトならではの天国的な「歌」の魅力と、和声の変化がもたらす明暗の情感も十分に表出。フォークトが「僕の人生のすべてはここに向かっていたんじゃないかとさえ思える」と語った第2番をはじめとする会心の出来。選曲の充実と相まって後期シューベルトの世界に深く浸れるアルバムとなっています。 輸入盤ブックレット(ドイツ語・英語)にはテツラフ兄妹がこの録音の思い出を7ページにわたって綴っており、フォークトを知る人は特別な思いを禁じ得ないでしょう。 国内仕様盤にはその全訳に加え、シューベルト研究家の堀朋平氏による解説が付きます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1420

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    ロッタ・ヴェンナコスキ(1970-)
    ハープ協奏曲「Sigla」
    Flounce/Sedecim 詳細ページ
    [シヴァン・マゲン(ハープ)/ニコラス・コロン(指揮)/フィンランド放送交響楽団]

    発売日:2023年02月17日

    CD価格:2,475円(税込)

    ニコラス・コロンとフィンランド放送響のONDINE第3弾は、ロッタ・ヴェンナコスキの作品集。 アルバム冒頭の「Flounce」はBBCプロムスの委嘱作で、フィンランド独立100周年にあたる2017年のラスト・ナイト冒頭を飾りました。「5分以内で、祝祭的な雰囲気を持つこと」という条件で書かれたこの作品は、 リズミカルな部分と落ち着いた中間部を持ち、聴衆と批評家の双方から高い評価を受けました。 実質的なハープ協奏曲である「Sigla」は、イスラエル出身で2017年からフィンランド放送響の首席ハープ奏者を務めるシヴァン・マゲンのために書かれた作品。ハープ特有の美しく幻想的な音色を最大に生かすとともに、時には荒々しいサウンドも引き出し、この楽器に新たな表現を切り開いています。 最後の「Sedecim」はラテン語で「16」。1916年に創設されたシベリウス・アカデミー交響楽団の100周年を記念する委嘱作で、ヴェンナコスキはオーケストラ創立当時を想像し、その雰囲気を描いています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1419

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    アルトゥルス・マスカツ(1957-)
    アコーディオン協奏曲
    タンゴ 詳細ページ
    [アルトゥルス・ノヴィクス(アコーディオン)/クセーニャ・シドロワ(アコーディオン)/アンドリス・ポーガ(指揮)/ラトヴィア国立交響楽団]

    MASKATS, A.: Accordion Concerto / Tango / Cantus Diatonicus / My River Runs to Thee… (Sidorova, Latvian National Symphony, Poga)

    発売日:2023年01月20日 NMLアルバム番号:ODE1419-2

    CD価格:2,475円(税込)

    聴き手の郷愁を誘うアコーディオン協奏曲、名手シドロワ参加!アルトゥルス・マスカツはラトヴィアの作曲家。1996年からラトヴィア国立歌劇場の芸術監督を務め、主として歌劇や演劇の分野で活躍、ラトヴィアの文化向上の一端を担っています。彼の多くの作品は調性感があり、聴きやすく時にロマンティックな味わいを持っています。 このアルバムに収録された「タンゴ」は2003年に開催された「第3回マスタープライズ国際作曲コンクール(英国)」のファイナリスト作品の一つとして国際的に注目され、以来、マスカツの代表作に数えられています。ピアソラを思わせるパッションをアコーディオンとオーケストラに落とし込んだ見事な作品です。 かたや2021年の「アコーディオン協奏曲」は、以前リリースされた『ピアソラ・リフレクションズ』(国内仕様盤NYCX-10190/輸入盤ALPHA664)で情熱的なパフォーマンスを披露したラトヴィア出身の奏者クセーニャ・シドロワに捧げられており、創作にあたってもシドロワのさまざまな意見が反映されたというノスタルジックな雰囲気を持つ美しい作品です。 「カントゥス・ディアトニクス」は、マスカツの名付け親で子供時代に大きな影響を受けた女性を念頭に書いた作品。この女性は当時重い病気にかかっており、マスカツは彼女への感謝、回復への希望と祈りを込めて作曲しました。彼女は後に奇跡的に回復したそうです。曲の最後にチェレスタで奏される有名なラトヴィア民謡「Saulīt tecēj ecēdama」が印象を深めます。 「わたしの川はあなたへと流れる」はエミリー・ディキンソンの詩にインスパイアされた交響詩であり、アンドリス・ネルソンス率いるボストン交響楽団の委嘱作。ネルソンスの親友であった故アンドレイ・ヤガルズに捧げられています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10359

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    -★『レコード芸術』特選盤(2023年1月号)★-

    ラヴェル(1875-1937)
    〈管弦楽曲集 第2集〉
    高雅で感傷的なワルツ/古風なメヌエット
    口絵/シェヘラザード、おとぎ話への序曲
    マ・メール・ロワ
    詳細ページ
    [ロバート・トレヴィーノ(指揮)/バスク国立管弦楽団]

    RAVEL, M.: Orchestral Works, Vol. 2 - Valses nobles et sentimentales / Menuet antique / Frontispice (Basque National Orchestra, R. Trevino)

    発売日:2022年11月18日 NMLアルバム番号:ODE1416-2

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    ラヴェルの生まれ故郷バスクのオーケストラによる好評第2弾、
    今作は一層フランス風の響きが強調された作品集
    前作の「ボレロ」を中心に名曲を揃えた選曲とローカル色を感じさせる音色、洗練され過ぎず荒々しさを残した演奏が話題となった、トレヴィーノ率いるバスク国立管によるラヴェル作品集の第2弾。 今作は「マ・メール・ロワ」を中心としたプログラムを、めくるめくような陶酔感をもって聴かせています。通常組曲版の演奏機会が多いこの作品ですが、トレヴィーノはバレエ版の全曲を演奏。より物語に即した精緻な演奏を披露しており、他の作品も含めて前作にも増して緻密な響きが楽しめます。 注目はピエール・ブーレーズによる「口絵」の管弦楽版。これはもともと2台ピアノ5手のための作品で、たった15小節、演奏時間は2分ほどの短い曲です。リチャード・カヌードの「ヴァルダルの詩」という詩集の挿入曲として書かれた作品で、3つの独立した旋律が各々奏でられながら絡み合い、最後は全てが冒頭の旋律に集約されるというもの。ラヴェルの生前に一度だけ演奏され、以降は忘れられていました。 この作品を蘇演したのがほかならぬブーレーズであり、オーケストラ版への編曲も行っています。ピアノ版よりも各旋律が際立つとともに、この作品が持つアヴァンギャルドな側面が強調され、たいへん耳に残ります。 ※国内仕様盤には井上さつき氏による日本語解説が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1413

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    CREATOR OF ANGELS
    天使の創造者
    アルフレード・モモテンコ(1970-)
    合唱作品集 詳細ページ
    [シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮)/ラトヴィア放送合唱団]

    MOMOTENKO, A.: Choral Music (Creator of Angels) (Latvian Radio Choir, Kļava)

    発売日:2022年11月11日 NMLアルバム番号:ODE1413-2

    CD価格:2,475円(税込)

    シグヴァルス・クラーヴァが指揮するラトヴィア放送合唱団の最新アルバムは、ウクライナ生まれの作曲家アルフレード・モモテンコ(モモテンコ=レヴィツキー)の合唱作品集です。 1970年生まれのモモテンコはリヴィウで生まれ、ソチ芸術大学とモスクワ文化芸術大学で学び、1990年に政治情勢が悪化したためオランダに移住、ブラパント音楽院でパーカッションの即興演奏を学び、ハーグ王立音楽院で更なる研鑽を積みました。彼は管弦楽作品からオルガン曲、声楽のための作品などさまざまな分野の作品を書いていますが、合唱作品は何世紀にもわたる合唱音楽の伝統を受け継いだものが多く、一部ではアルフレート・シュニトケの影響も受けています。 このアルバムには2017年から2022年にかけて書かれた作品を収録、ロシア正教会の伝統的な聖歌であるズナメニ聖歌と現代の聖歌、この二つを採り入れた「天使の創造者」にはじまり、特色ある作品を聴くことができます。キリストの生涯における重要なエピソードを元にした「3つの聖なる讃歌」はシュニトケの同名作品に倣ったもので、正教会のテキストに音楽をつけています。 その他、モモテンコ自身がウクライナ語でテキストを書いた女声とハープのための「子守歌」やラフマニノフの「徹夜祷」に倣った比較的規模の大きな「Na strastnoy」、マリアのイコンへの問い掛けが続く「沈黙の神秘」、ヨーゼフ・ブロツキーの詩の英訳に曲を付けた「Miracle」の6作品を収録。どの曲も刺激的な不協和音と、美しい全音階和声が交錯する豊かな響きが印象的です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10344

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    -★『レコード芸術』特選盤(2022年12月号)★-

    トーマス・アデス(1971-)
    おとぎ話の踊り
    歌劇《彼女に化粧を》 - ホテル組曲
    見出された場所/夜明け 詳細ページ
    [ニコラス・コロン(指揮) フィンランド放送交響楽団/ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン)/トマス・ヌニェス(チェロ)]

    ADÈS, T.: Märchentänze / Powder Her Face: Hotel Suite/ Lieux retrouvés / Dawn (Kuusisto, T. Nuñez, Finnish Radio Symphony, N. Collon)

    発売日:2022年10月14日 NMLアルバム番号:ODE1411-2

    CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:2,970円(税込)

    ニコラス・コロン&フィンランド放送響の録音第2弾はトーマス・アデス作品集「トーマス・アデスは前世紀と今世紀における偉大な表現者で、私にとって指揮したくなる作曲家の一人です」 ―― ニコラス・コロン フィンランド放送交響楽団(FRSO)の歴史上初めて国外から首席指揮者に迎えれらたニコラス・コロン。正統的な解釈、音色への繊細な配慮、オケの卓抜なコントロールが称賛されたFRSOとの第1作シベリウス:交響曲第7番他(NYCX-10305[国内仕様盤]/ODE-1404[輸入盤])に続く注目の第2作はトーマス・アデス! コロンがFRSOに就任して最初のシーズンである2021年秋の『第3回フィンランド放送音楽祭』で、コロンがメインに据えたのはイギリスを代表する作曲家の一人、トーマス・アデスでした。 特に注目されたのが、ペッカ・クーシストが演奏した「Märchentänze おとぎ話の踊り」の管弦楽版世界初演。この曲はルイ・ヴィトン財団と東京オペラシティ文化財団の共同委嘱を受けてヴァイオリンとピアノのために書かれ、東京オペラシティのコンポージアム2020においてアデス自身のピアノとリーラ・ジョセヴォウィッツにより初演される予定でしたが、新型コロナ感染症の拡大によりアデスの訪日が中止となり、翌2021年10月にパリで、アデスとペッカ・クーシストにより初演されました。 (以下、曲目・内容欄に記載) ※国内仕様盤には原盤解説の日本語訳が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1406

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    ウカシェフスキ(1968-)
    宗教的合唱曲集 詳細ページ
    [マーリス・シルマイス(指揮)/ラトヴィア国立合唱団]

    ŁUKASZEWSKI, P.: Sacred Choral Music (State Choir Latvija, Sirmais)

    発売日:2022年10月14日 NMLアルバム番号:ODE1406-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ポーランドの現代作曲家、パヴェル・ウカシェフスキ。管弦楽曲や器楽曲など多くの作品を書いていますが、とりわけ合唱作品は演奏機会が多く、イギリスをはじめとした世界中のプロ、アマチュア合唱団が彼の静謐で美しい作品をレパートリーに組み込み紹介することで、多くのファンを獲得しています。 8曲の世界初録音を含むこのアルバムは、ポーランドの数世紀にわたる宗教音楽の伝統を継承した作品で構成されており、どれもグレツキやペルト、タヴナーを彷彿させる調性感のある甘美で旋律的な作風で書かれています。 ラトヴィア国立合唱団は1942年に創設された長い歴史を持つ団体。オラトリオ、カンタータからオペラの合唱まで幅広いレパートリーを持ち、数多くの受賞歴があります。1997年からラトビアのマーリス・シルマイスが芸術監督と首席指揮者に就任。近年はラトヴィアや東欧の作曲家に重点をおき、作品の紹介に努めています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10345

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    ショパン(1810-1849)
    マズルカ全集 第1集 詳細ページ
    [ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ)]

    CHOPIN, F.: Mazurkas (Complete), Vol. 1 (P. Jablonski)

    発売日:2022年10月07日 NMLアルバム番号:ODE1412-2

    CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:2,970円(税込)

    スウェーデン出身のピアニスト、ペーテル・ヤブロンスキー。アバドとアシュケナージに見いだされ、17歳にしてDeccaと専属契約したのをきっかけに数多くの録音を発表し続けています。近年では「自分が本当にいいと思えるもの」に絞って録音し、ONDINEレーベルから発表して来ました。同レーベル4作目の録音は、ポーランド人の父を持つヤブロンスキーが「最も愛する作品」と語り、キャリアの初期から演奏を重ねて来たショパンのマズルカ。満を持しての全集録音第1集です。 祖国ポーランドの舞曲を基にしたマズルカを、ショパンは20歳の頃から最晩年にいたるまでの折々に作曲しました。作品番号ごとにまとめられた数曲でまとまりのある構成を持たせ、楽譜には明確な指示を記しているものの、弟子たちが弾く時には「自分の直感を信じるように」と語ったとされ、演奏する際には的確なテンポ・ルバートやダイナミクス、ペダリングなどが要求されます。 ヤブロンスキーは卓越したテクニックによって積年の演奏経験を通じて育んだショパンへの共感を表現。ブックレットには自ら解説を寄稿し(共著、英語)、その最後にシマノフスキの次の言葉を引用して締めくくっています。 「ショパンはポーランド音楽の可能性を示した不滅の姿だ。それはヨーロッパの中のポーランドであり、祖国の特質を何一つ失うことなく、ヨーロッパ文化の頂点に立っている」 ※国内仕様盤には原盤解説の日本語訳が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10346

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    -★『レコード芸術』特選盤(2022年12月号)★-

    ブルックナー(1824-1896)
    ラテン語によるモテット集 詳細ページ
    [シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮)/ラトヴィア放送合唱団]

    BRUCKNER, A.: Latin Motets (Latvian Radio Choir, Kļava)

    発売日:2022年10月07日 NMLアルバム番号:ODE1362-2

    CD国内仕様 歌詞日本語訳/日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    ラトヴィア放送合唱団来日記念、国内仕様盤の登場現代ヨーロッパに数あるプロフェッショナル室内楽合唱団の中でも、トップクラスの実力を誇るラトヴィア放送合唱団。日本への紹介は遅れていましたが、2017年にハインツ・ホリガーが自作上演に際して「この合唱団でなければ!」と指名して初来日。その超絶的なテクニックとアンサンブルの妙技に触れた聴衆の間でセンセーショナルな話題となりました。最近ではONDINEからジョン・ケージの合唱作品集をリリースして卓越したテクニックとセンスを見せつけ、高い評価を呼びました。このディスクでは現代音楽から離れてブルックナーのモテットに取り組み、ヨーロッパの正統的な教会音楽としての美しさ、オーソドックスな合唱団としての力量の高さを聞かせます。 クローンシュトルフ・ミサ曲などこの中の何曲かは、ブルックナーがザンクト・フローリアンやリンツなどでオルガン奏者・合唱指揮者として活躍していた40歳くらいまでの間に書かれており、作曲家自身が「未熟な作である」と考えて公表を控えていたものです。そのため演奏機会に恵まれずにいましたが、近年になって真価が認められ、演奏の機会も増えています。どの曲にもブルックナーらしい敬虔な宗教心を感じさせる美しさがあります。 ※国内仕様盤には歌詞の日本語訳と石原勇太郎氏(音楽学/国際ブルックナー協会会員)による日本語解説が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10333

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    -★『レコード芸術』特選盤(2022年11月号)★-

    ブラームス(1833-1897)
    ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
    ベルク(1885-1935)
    ヴァイオリン協奏曲(ある天使の思い出に) 詳細ページ
    [クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)/ロビン・ティチアーティ(指揮)/ベルリン・ドイツ交響楽団]

    BRAHMS, J. / BERG, A.: Violin Concertos (C. Tetzlaff, Deutsches Symphonie-Orchester Berlin, Ticciati)

    発売日:2022年09月09日 NMLアルバム番号:ODE1410-2

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    テツラフの魂の声が聞こえる!
    ブラームスの再録音、そして宿願のベルク
    ソロに、室内楽に、コンチェルトに。近年ヨーロッパで最も盛んな活動を繰り広げているヴァイオリニストの一人がクリスティアン・テツラフです。かつて冴えた技巧で理知的な演奏を聞かせていたテツラフですが、近年は曲を細部まで深く読み込み、より多彩で繊細な表現、より強く深い情感を聞かせるようになりました。 ロビン・ティチアーティ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団と組んた独創的かつ説得力に富んだベートーヴェンとシベリウスのヴァイオリン協奏曲もそうした成果の一つ。同じコンビによる当盤も出来栄えが期待されます。テツラフによれば、ブラームスもベルクも40年以上にわたり演奏を重ねており、両曲を合わせた演奏回数は実に300回を超え、この録音にはその経験を傾注したとのことです。 ブラームスはテツラフにとって再録音。ダウスゴー指揮、デンマーク国立響との最初の録音(2006/7年、タイムは21:27/08:59/07:45)に対して当盤のタイムは(20:35/07:52/07:23)となってり、全般的に速いテンポ設定がうかがわれます。テツラフは海外盤解説の中でこの曲を以前は田園的で牧歌的なものと捉えていたが、今では随所に書かれた弱音の指示や短調の多用に、ブラームスの孤独や不安などの深い人間味を感じると書いています。 悲劇的な出来事から生まれたベルクの協奏曲では随所で激しい慟哭を聴かせながらも、最後に置かれたコラールで全てを浄化するかのような美しい響きに導きます。 テツラフは、2020年2月末に来日し、読売日本交響楽団とベルクの協奏曲を共演する予定でしたが、リハーサルを終えたところで新型コロナ感染症の拡大により中止となり、無念の帰国となりました。それ以来となる2023年3月の来日では新日本フィルとの共演にベルクを選んでおり、この曲に寄せるひとかたならぬ思いがうかがわれます。 ※国内仕様盤には本田裕暉氏の日本語解説が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1401

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    ケニンシュ(1919-2008)
    交響曲 第2番・第3番・第7番 詳細ページ
    [アンドリス・ポガ(指揮)/ラトヴィア国立交響楽団 他]

    ĶENIŅŠ, T.: Symphonies Nos. 2, 3 and 7 (Latvian National Symphony, Poga)

    発売日:2022年09月09日 NMLアルバム番号:ODE1401-2

    CD価格:2,475円(税込)

    1919年にラトヴィアで生まれた作曲家ターリヴァルディス・ケニンシュ。パリでメシアンとトニー・オーヴァンに師事。作曲家としていくつかの賞を受賞した後、1951年にカナダに移住、教育者としてこの国の音楽発展に力を尽くしました。このアルバムは彼の交響曲シリーズの最終巻となるもので、ケニンシュの番号のついた8曲の交響曲のうち、3曲を収録しています。 “トリプル・コンチェルト”とも言える交響曲第2番は、第2楽章にミクマク族(北アメリカ大陸東部に住む先住民族)の子守歌に基づく旋律が用いられた雄大な作品。またその数年後に完成された第3番は、ケニンシュの交響曲作家としての歩みを一歩進めたものとして評価されています。 交響曲第7番は彼の父親のテキストに基づくアリアで終わるという作品で、当時のソ連軍による母国ラトビアの占領に対する作曲者の心の傷も反映されているようです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1391

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    ヌールマン(1831-1885)
    交響曲 第3番
    序曲集 詳細ページ
    [ヨハネス・グスタフソン(指揮)/オウル交響楽団]

    NORMAN, L.: Symphony No. 3 / Concert Overture / Overture to Shakespeare's Antony and Cleopatra (Oulu Symphony, Gustavsson)

    発売日:2022年08月26日 NMLアルバム番号:ODE1391-2

    CD価格:2,475円(税込)

    スウェーデンの作曲家・指揮者ルードヴィグ・ヌールマン。10代から20代始めにライプツィヒ音楽院に留学、イグナーツ・モシェレスらに師事するとともに、ロベルト・シューマンから大きな影響を受けました。その後、ストックホルムに戻り、ストックホルム王立音楽院にて教鞭を執りながら、指揮者としても活躍しています。 作曲家としては4曲の交響曲をはじめ、管弦楽曲からカンタータ、歌曲まで幅広いジャンルの作品を書き上げ、「スウェーデンのブラームス」の異名をとりました。このアルバムに収録された交響曲第3番は、後世の作曲家ヴィルヘルム・ステンハンマルに「美しさに満ちた作品。私にとってはブラームスのどの交響曲よりも大切だ」と言わしめたほどの出来栄えを誇っています。 他には3曲の序曲を収録。1856年に作曲された「演奏会用序曲 変ホ長調」は、ゆったりとした序奏にソナタ形式のアレグロが続く、伝統的な形式の作品です。「葬送行進曲」はスウェーデン王立歌劇場で彼の同僚として働いていたアウグスト・セーデルマンを偲んで書かれた曲。43歳の若さで亡くなった友人への心からの悲しみの表明です。 ヨハネス・グスタフソン指揮オウル交響楽団による演奏で。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10326

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    シルヴェストロフ(1937-)
    汝のためにわれらは歌う ~ 宗教合唱作品集 詳細ページ
    [ラトヴィア放送合唱団、シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮)]

    SILVESTROV, V.: Sacred Choral Works (To Thee We Sing) (Latvian Radio Choir, Kļava)

    発売日:2022年08月12日 NMLアルバム番号:ODE1266-5

    SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)

    注目を集めるウクライナの作曲家シルヴェストロフの合唱作品集ウクライナの作曲家シルヴェストロフ(1937-)の合唱作品集です。シルヴェストロフは、創作の初期には前衛的な作品を書いていましたが、ある時期から穏やかで美しい旋律と調性感のあるあたたかなハーモニーによって回想や瞑想に誘うような作品を書いています。特に1996年に亡くなった妻ラリッサを悼んで書かれた「レクイエム」は世界的に注目を集めました。 このアルバムに収録されている2000年以降の作品には、その哀しみを乗り越えたかのような「突き抜けた美しさ」が感じられます。正教会の伝統と自身の音楽語法が昇華された、心から美しいと思える音楽がここにあります。 ※国内仕様盤には松平敬氏による日本語解説が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10313

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    -★『レコード芸術』特選盤(2022年9月号)★-

    ジョン・ケージ(1912-1992)
    合唱作品集 詳細ページ
    [ラトヴィア放送合唱団/シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮)]

    Cage, J.: Choral Works - Five / Hymns and Variations / Four2 / Four6 (Latvian Radio Choir, Kļava)

    発売日:2022年06月24日 NMLアルバム番号:ODE1402-2

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    演奏者が一切音を出さない作品「4分33秒」で音楽や演奏の意味を根底から揺さぶったアメリカの作曲家ジョン・ケージ。その実験的な音楽や思想は音楽というジャンルを越えて多くのアーティストに影響を与えました。 ハーモニーを嫌悪していたというケージと「合唱」との組み合わせには意外な印象を受ける人も多いでしょう。彼が合唱曲を初めて手掛けたのは67歳の時で、既存の楽曲(ウィリアム・ビリングスの讃美歌)を彼の流儀で変形して「変奏」したものでした。初期のアメリカ音楽の風合いを保ちつつ、ケージが忌避した和声感を抜き去ること…様々な試行錯誤の末に生まれたのが、12声のための「讃美歌と変奏」です。 ケージが合唱曲として書いたのは、この作品の他には1990年に高校の合唱団のために書いた「Four2」のみ。各パートの独立した音の重なりから生まれる偶然性の響きを、理論やルールにとらわれない自然なハーモニーとして、ケージは「Anarchic Harmony(無政府状態のハーモニー)」と呼びました。 他の2曲「Five」と「Four6」は合唱用に書かれたものではありませんが、演奏に用いる楽器の指定はなく、「Five」の5つのパートには特定の音域(主に高音域)のみが指定されており、その音域を演奏できる声や楽器であれば何でも演奏することができます。「Four6」は更に演奏の自由度が高く、4パートの演奏手段の指定が無い上に、演奏者は少ない音符と時間及び番号が記された楽譜から任意に音を選んで演奏することになります。このため、演奏次第で響きも演奏時間も全く異なるものとなります。 全ての曲には指定された歌詞は存在せず、ケージが声を「楽器」の一つと見なしていたことがうかがわれます。 来日公演でも高い評価を得たシグヴァルズ・クラーヴァが指揮するラトヴィア放送合唱団が見事な演奏を披露しています。 ※国内仕様盤には現代声楽曲のスペシャリストとして活躍する松平敬氏の解説が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1403

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    マルティナイティーテ(1973-)
    作品集 詳細ページ
    [パヴェル・ギュンテル(パーカッション)/ロカス・ヴァイトケヴィチウス(チェロ)/リトアニア室内管弦楽団/カロリス・ヴァリアコイス(指揮)]

    MARTINAITYTĖ, Ž.: Ex Tenebris Lux / Nunc fluens. Nunc stans. / Sielunmaisema (Vaitkevičius, Giunter, Lithuanian Chamber Orchestra, Variakojis)

    発売日:2022年06月17日 NMLアルバム番号:ODE1403-2

    CD価格:2,475円(税込)

    1973年、ロシア生まれのリトアニア人でニューヨークを拠点としている作曲家、ジブオクレ・マルティナイティーテの作品集。前作(ODE-1386)に収録された「郷愁」が2022年2月にニューヨーク・フィルの定期演奏会のプログラムに載るなど、注目度が高まっています。 ONDINEへ2作目の録音となるこのアルバムは、過去3年間に書かれた弦楽オーケストラのための3作品を収録、第1曲の「Nunc fluens. Nunc stans」は古代ローマの哲学者ボエティウスの言葉「過ぎゆく今が時間となり、残る今が永遠となる」から採られています。新型コロナウィルス感染症の拡大が世界を不安と恐怖に巻き込んでいた2020年4~5月に書かれた作品で、ゆっくりと展開していく音楽が当時の世情を写しつつも、それを越えた「永遠」を求める心を表現するかのようです。効果的に用いられているパーカッションも聴きどころの一つです。 2020年11月から2021年3月にかけて作曲された「Ex Tenebris Lux 闇から光へ」はヴァイオリン8、ヴィオラ4、チェロ4、コントラバス2の編成による作品。抑制された挽歌で始まり、様々な奏法を駆使しながら、最後は輝かしい弦の響きが希望を感じさせます。 「Sielunmaisema」(フィンランド語で「心の原風景」といった意味)は独奏チェロと最低21人の奏者を必要とする弦楽オーケストラのための作品。リトアニアとアメリカという大きく異なる文化的アイデンティティを持つ作曲家自身が「どこに住もうとも変わらずに心の中にある風景」を描いたものです。ヴィヴァルディ作品のように四季をモティーフにしていますが、曲ごとに4つの季節の特徴を表現しているのではなく、楽章は相互に関連性が持たされています。またチェロが主役であるため、よりまろやかな響きが得られることも特徴です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10305

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    -★『レコード芸術』特選盤(2022年8月号)★-

    シベリウス(1865-1948)
    交響曲 第7番
    組曲『クリスティアン2世』
    組曲『ペレアスとメリザンド』 詳細ページ
    [フィンランド放送交響楽団/ニコラス・コロン(指揮)]

    SIBELIUS, J.: Symphony No. 7 / Pelléas et Mélisande / Kung Kristian II Suite (Finnish Radio Symphony, N. Collon)

    発売日:2022年05月20日 NMLアルバム番号:ODE1404-2

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    フィンランド放送響に新たな歴史を拓いたニコラス・コロン、
    注目の第一作はシベリウス最後の交響曲!
    2021年9月8日、フィンランド放送交響楽団の歴史に新たなページが拓かれました。1983年ロンドン生まれのニコラス・コロンの首席指揮者就任記念コンサート。1927年に創設された楽団の歴史上初めてフィンランド国外から首席指揮者が迎えられたのです。 ニコラス・コロンはヴィオラ、ピアノ、オルガンを学び、イギリス・ナショナル・ユース管にヴィオラ奏者として参加。このユース管で一緒だったロビン・ティチアーティ(コロンと同年生まれ)たちと共に、暗譜・立奏を旨とするオーロラ管弦楽団を2004年に創設し、その首席指揮者としてダイナミックな音楽作りや、異なるジャンルのパフォーマーとの共演、更にはコンサートホール以外の場所にも演奏の場を広げて注目を集め、名門ひしめくロンドンのオーケストラ界にあって勝るとも劣らない人気と評価を誇るまでに育て上げました。 2010年代に入るとドイツ、フランス、スペインや北欧のオペラハウスと名門オーケストラに招かれるようになり、ハーグ・レジデンティ管の首席指揮者(2016-21)、ケルン・ギュルツェニヒ管の首席客演指揮者(2017-)を務めるなど評価を高めて来ました(2019年には東京都響にも出演)。2017年3月にフィンランド放送響を初めて指揮すると、2度目の客演に先立つ2019年5月2日に次期首席指揮者に指名されるという異例の抜擢。最初の共演が与えたインパクトの強さ、今後の期待の大きさが想像されます。 その注目のCD第一作はオーケストラの血肉となっているシベリウス。コロンの指揮の師コリン・デイヴィスが得意としたレパートリーでもあります。コロンとフィンランド放送響は2021年12月6日のフィンランド独立記念日ガラ・コンサートで交響曲第7番と『クリスティアン2世』を演奏しており、このCDは同時期の録音。先立って録音された『ペレアスとメリザンド』共々、高揚感に加えて弦のしっとりとした質感、仄暗い音色で奏でる弱音部の美しさも印象的で、オーケストラのカラーをうまく引き出しています。 ONDINEレーベルのオーケストラ録音を数多く手がけ、優秀録音で評価の高いベテラン、エンノ・マエメツが録音・編集・マスタリングを担当しており、オーディオ的にも楽しみな1枚。このコンビはONDINEレーベルに継続的な録音予定があり、コロンの指揮する本格的なシンフォニー・レパートリーを聴く機会が増えそうです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1361

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    ヴァスクス(1946-)
    ピアノ作品集 詳細ページ
    [レイニス・ザリンシュ(ピアノ)]

    VASKS, P.: Piano Works - Cuckoo's Voice, "Spring Elegy" / Cycle / The Seasons (Zariņš)

    発売日:2022年05月20日 NMLアルバム番号:ODE1361-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ラトヴィアの作曲家、ペトリス・ヴァスクスのピアノ作品集。アルバムに収録されている『四季』は彼の作品の中でも比較的演奏機会が多いもので、静かな雪の情景から、早春の息吹、情熱的な夏、静かな秋まで、移り変わるラトヴィアの風景への愛が感じられる美しい作品です。 ピアニスト、レイニス・ザリンシュは他に世界初録音となる2作品を併せ、このアルバムを作り上げました。なかでも「カッコウの声、初春」は新型コロナ感染症のパンデミック中にヴァスクスがザリンシュのために書き下ろした作品であり、ちょうど作曲中にCOVID‑19に感染したヴァスクスの病いの苦しみと治癒への祈りが込められています。ザリンシュは曲が完成した後、ヴァスクスの自宅を訪れ、作曲家自身のピアノを聴いたという思い出を心から大切にしているということです。 もう一つの「サイクル」は1976年の作品。ヴァスクスの幼馴染のピアニスト、ターリヴァルディス・デクニスによって初演されたこの曲は、民謡を採り入れた穏やかな曲調ではなく、緊張感のある音のぶつかり合いが特徴的な、がっしりとした筋肉質な曲調です。 演奏者のレイニス・ザリンシュは10歳で協奏曲を弾いてデビューを飾ったのち、ヨーロッパと北米を中心に活躍するラトヴィア出身のピアニスト。故郷の作品を積極的に紹介し、これまでにもラトヴィア音楽のアルバムを発表しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10294

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    ラウタヴァーラ(1928-2016)
    『Lost Landscapes - 失われた風景』 詳細ページ
    [シモーネ・ラムスマ(ヴァイオリン)/マルメ交響楽団/ロバート・トレヴィーノ(指揮)]

    RAUTAVAARA, E.: Violin and Orchestra Works - Lost Landscapes / Fantasia / In the Beginning / 2 Sérénades (Lamsma, Malmö Symphony, Trevino)

    発売日:2022年04月08日 NMLアルバム番号:ODE1405-2

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)

    トレヴィーノが紡ぐ晩年のラウタヴァーラの旋律20世紀後半から21世紀にかけてフィンランドを代表する作曲家として国際的な評価を確立したラウタヴァーラ。さまざまな作風の変遷を経た後に、21世紀になると神秘的・瞑想的な作品を多く遺し、2016年にこの世を去りました。このアルバムでは、その晩年の作品群を、注目の指揮者ロバート・トレヴィーノとマルメ交響楽団が、ヴァイオリニストのシモーネ・ラムスマを独奏者に迎えて収録しています。 晩年のラウタヴァーラは、世界的なヴァイオリニストたちから「作品を書いてほしい」という依頼を何度も受け、大規模な作品を数曲書き上げました。アルバムの冒頭の「ファンタジア」は柔らかい響きを纏ったネオ・ロマンティック風の作品で、牧歌的な雰囲気と静けさに満ちています。 「2つのセレナード」は、2014年に依頼されながら未完に終わったヴァイオリン協奏曲から生まれた曲。ラウタヴァーラによる第2楽章のスケッチを弟子のカレヴィ・アホが補筆完成したものです。師の作風を尊重したアホの絶妙なオーケストレーションが楽しめます。 「Lost Landscapes 失われた風景」は五嶋みどりのために書かれた作品。当初ヴァイオリン・ソナタとして作曲されましたが、2013年にラウタヴァーラ自身がオーケストレーションを施し、まず最初の部分が2015年7月のタングルウッド現代音楽祭で初演され、その後マルメにて全曲がシモーネ・ラムスマの独奏で初演されました。 管弦楽のための「In the Beginning イン・ザ・ビギニング」は日本フィルが共同委嘱した6分ほどの作品で、2019年のインキネン&日本フィルのヨーロッパ・ツアー・プログラムの冒頭を飾りました。コンサートだけではなく、さまざまな「始まり」の時を暗示する美しい作品です。 *国内仕様盤には北欧音楽に造詣の深い津田忠亮氏の日本語解説が付属します。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1400

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    メンデルスゾーン(1809-1847)
    ピアノ協奏曲 第1番&第2番 詳細ページ
    [ラルス・フォークト(ピアノ&指揮)/パリ室内管弦楽団]

    MENDELSSOHN, Felix: Piano Concertos Nos. 1 and 2 / Capriccio brillant (L. Vogt, Orchestre de Chambre de Paris)

    発売日:2022年03月04日 NMLアルバム番号:ODE1400-2

    CD価格:2,475円(税込)

    2020年7月にパリ室内管弦楽団の音楽監督に就任したラルス・フォークト。これまでにもロイヤル・ノーザン・シンフォニアを弾き振りし、ブラームスの2つのピアノ協奏曲とベートーヴェンの5曲のピアノ協奏曲、三重協奏曲で素晴らしい演奏を披露してきましたが、今作でのパリ室内管弦楽団とのアルバムでは、メンデルスゾーンのピアノ協奏曲を弾き振りしました。 収録曲はメンデルスゾーン22歳の時に書かれた、冒頭の激しいパッセージが印象的な第1番、28歳の作品でバーミンガムで初演された第2番。ともにメンデルスゾーンらしい優雅な旋律と、技巧的なパッセージが多用されたピアノ・パートと、力強いオーケストラ・パートが特徴。フォークトは双方を手堅くまとめ、一体感を生み出すことに成功しています。 添えられた「華麗なカプリッチョ ロ短調」は1825年の作品。ゆったりとしたピアノの独奏に先導され、オーケストラが巧みな伴奏を付けていきますが、突然激しい曲調に変わるなど、カプリッチョ(奇想曲)のタイトルにふさわしい華やかな作品です。フォークトが奏する目の覚めるようなパッセージに耳を奪われることでしょう。 フォークトにとっても新しい世界の開拓となる記念碑的な1枚です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10275

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    -★『レコード芸術』特選盤(2022年5月号)★-

    ペーテル・ヤブロンスキー
    プレイズ・グラジナ・バツェヴィチ
    バツェヴィチ(1909-1969)
    ピアノ作品集 詳細ページ
    [ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ)]

    発売日:2022年02月11日

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,750円(税込)

    ペーテル・ヤブロンスキー、ONDINEへの3枚目の録音は
    ポーランドの女性作曲家グラジナ・バツェヴィチのピアノ作品集
    音楽家の父の下、幼い頃からピアノとヴァイオリンの指導を受けたグラジナ・バツェヴィチ。1928年にワルシャワ音楽院に入学、1932年に卒業した後、パリに留学。エコール・ノルマル音楽院でナディア・ブーランジェに作曲を師事しました。 ポーランド放送管弦楽団のコンサートマスターを務めるなど、ヴァイオリン演奏にも優れていた彼女は多くのヴァイオリンのための作品や4つの交響曲、ピアノ曲などを遺しましたが、ごく最近まで、彼女の作品はポーランド以外ではほとんど知られていませんでした。しかしクリスティアン・ツィメルマンを始めとしたポーランドの演奏家たちが相次いで取り上げたことでその独創的な作風に注目が集まり、近年は演奏される機会も増えています。 このアルバムでヤブロンスキーが披露するのは、ピアノ・ソナタ第1番と第2番、まばゆいばかりの技巧が堪能できる「10の演奏会用練習曲」と「2つの練習曲」そしてポーランド民謡の素材を効果的に用いた「演奏会用クラコヴィアク」の5作品です。なかでも1949年の「ピアノ・ソナタ第1番」はヤブロンスキーがPWM(ポーランド音楽出版社)で出版するために編集した版を使用するなど、力の入った曲集となっています。 ※ 国内仕様盤に付属する日本語解説書には、BBCやイギリス芸術・人文科学リサーチカウンシル(AHRC)で「忘却された女性作曲家たち」プロジェクトに取り組んでいるアナスタシア・ベリーナの原盤解説を邦訳して掲載。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1388

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    ケニンシュ(1919-2008)
    交響曲 第5番&第8番
    弦楽のためのアリア 詳細ページ
    [イヴェタ・アプカルナ(オルガン)/ラトヴィア国立交響楽団/アンドリス・ポガ(指揮)]

    ĶENIŅŠ, T.: Symphonies Nos. 5 and 8 / Aria per corde (Apkalna, Latvian National Symphony, Poga)

    発売日:2022年02月11日 NMLアルバム番号:ODE1388-2

    CD価格:2,475円(税込)

    1919年にラトヴィアで生まれた作曲家ターリヴァルディス・ケニンシュ。パリでメシアンとトニー・オーヴァンに師事。作曲家としていくつかの賞を受賞した後、1951年にカナダに移住、教育者としてこの国の音楽発展に力を尽くしました。 若い頃は「室内楽が芸術の最高の形である」と信じていたためか、ケニンシュが交響曲作曲に手を染めたのは1959年になってから。しかしその後、1970年代から80年代にかけて次々と交響曲を発表し、現在では「ラトヴィアを代表する交響曲作曲家」と認められています。 このアルバムにはどちらもロンドンで初演された第5番と第8番の交響曲を収録。現代的な世界と魔法で輝くおとぎ話の世界が混在するかのような短い第1楽章で始まる交響曲第5番にはケニンシュの故郷の伝統的な旋律が織り込まれています。またケニンシュ最後の交響曲となった、1986年に初演された第8番はプーランクの「オルガン協奏曲」を思わせるオルガンを伴う交響曲。複雑なリズムとオルガンの華麗な響きが見事に融合した作品です。アルバムの最後には弦楽五重奏を原曲とする「弦楽のためのアリア」がたっぷりとした響きの弦楽合奏で奏されます。 交響曲第8番で巧みなオルガンを演奏するのは、ラトヴィアが誇るオルガニスト、イヴェタ・アプカルナ。ラトヴィアの文化大使でもある彼女は、現在ドイツのハンブルクにあるエルプ・フィルハーモニーのオルガン奏者を務めるなど世界的に活躍しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1398

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    マルティナイティス(1950-)
    シーズンとセレナード
    弦楽オーケストラのための作品集 詳細ページ
    [ルータ・リピナイティーテ(ヴァイオリン)/アスタ・クリクシュチューナイテ(ソプラノ)/ダウマンタス・スリプクス(チェンバロ/ピアノ)/セント・クリストファー室内管弦楽団/モデスタス ・バルカウスカス(指揮)]

    MARTINAITIS, A.: String Orchestra Works (Seasons and Serenades) (Krikščiūnaitė, Lipinaitytė, St. Christopher Chamber Orchestra, Barkauskas)

    発売日:2022年01月21日 NMLアルバム番号:ODE1398-2

    CD価格:2,475円(税込)

    リトアニアの作曲家アルギルダス・マルティナイティスの弦楽オーケストラのための作品集。収録された作品は、初期の「楽園の鳥たち」(1981)から最近書かれた「悲しきワルツ」(2020)までの20年間にわたり、マルティナイティスの幅広い作風の変遷が示されています。 ヴィヴァルディの“四季”を意識した「3つのマート・コメディ・シーズン」、リトアニアの新ロマン主義運動の先鋒を果たした「楽園の鳥たち」、チェンバロを効果的に用いた「アルティザッラ」、穏やかな美しさの中に時折アイロニカルな響きが入り混じる「ヨーロッパのミストレスのためのセレナード」などからはマルティナイティス独自の音楽を感じることができます。またソプラノ・ソロを伴う「悲しいワルツ」と「彼方の愛の歌」ではリトアニア系フランス人の詩人オスカル・ミロシュの詩が用いられています。 バルト三国音楽の熱心なファンの間ではよく知られるマルティナイティスですが、彼の作品を収録したアルバムはとても少なく、このモデスタス ・バルカウスカスが指揮するセント・クリストファー室内管弦楽団の演奏は、ファンだけでなく多くの愛好家にとっても福音となることでしょう。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1393

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    トーマス・ラルヒャー(1963-)
    交響曲 第2番 「慰霊碑」
    連作歌曲『失われた夜』 詳細ページ
    [アンドレ・シュエン(バリトン)/フィンランド放送交響楽団/ハンヌ・リントゥ(指揮)]

    LARCHER, T.: Symphony No. 2, "Kenotaph" / Die Nacht der Verlorenen (Schuen, Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2021年12月10日 NMLアルバム番号:ODE1393-2

    CD価格:2,475円(税込)

    オーストリアの作曲家トーマス・ラルヒャーの作品集。 2015年から16年に作曲された「交響曲第2番」はオーストリア国立銀行の設立200年記念の委嘱作で、2016年にセミヨン・ビシュコフが指揮するウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によって初演されました。シリア紛争から逃れるため、地中海を渡る途中で命を落とした数多くの難民を悼み「慰霊碑」とタイトルを与えられたこの作品は、もともとオーケストラのための協奏曲として構想されており、現代的な佇まいの中に強烈な感情表現が噴出する見事な作品に仕上がっています。 「失われた夜」はオーストリアの女性詩人インゲボルク・バッハマンのテキストに基づく連作歌曲。詩の持つほの暗い雰囲気を丁寧に表現したラルヒャーの音楽は、瞑想的かつ夢幻的。聴き手を非現実的な世界へといざないます。

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  • 商品番号:ODE-1397

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    グレチャニノフ(1864-1956)
    徹夜祷 Op.59 (1912) 詳細ページ
    [ラトヴィア放送合唱団/シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮) 他]

    発売日:2021年11月05日

    CD価格:2,475円(税込)

    正教会の奉神礼音楽「徹夜祷」。ラフマニノフやチャイコフスキーの作品が知られていますが、この1910年代に書かれたグレチャニノフの作品は典礼用に書かれた前2作とは異なり、演奏会用として書かれたもの。伝統的なスラヴの聖歌が随所に取り込まれ、全体は明るく神々しい雰囲気を帯びています。 グレチャニノフはモスクワ音楽院でタネーエフとアレンスキーに師事し、その後ペテルブルク音楽院に編入して、リムスキー=コルサコフから作曲を学びました。作曲家として活躍を始めてからは、合唱作品を数多く書いており、美しいメロディと重厚なハーモニーを駆使した作品は現代の合唱団の重要なレパートリーになっています。 シグヴァルズ・クラーヴァ指揮するラトヴィア放送合唱団が紡ぎ出す敬虔な響きをご堪能ください。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10245

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    -★『レコード芸術』特選盤(2022年1月号)★-

    AMERICASCAPES - アメリカの眺望
    レフラー、ラッグルズ、カウエル、ハンソン 詳細ページ
    [デルフィーヌ・デュピュイ(ヴィオラ・ダモーレ)/バスク国立管弦楽団/ロバート・トレヴィーノ(指揮)]

    Orchestral Music (American) - LOEFFLER, C.M. / RUGGLES, C. / COWELL, H. / HANSON, H. (Americascapes) (Dupuy,Basque National Orchestra, R. Trevino)

    発売日:2021年10月08日 NMLアルバム番号:ODE1396-2

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,750円(税込)

    ロバート・トレヴィーノとバスク国立管弦楽団による2枚目のアルバムは、19世紀から20世紀にかけて活躍した4人のアメリカ人作曲家の作品集。 アメリカ生まれのトレヴィーノはこのCDの原盤解説(英語)の中で「ガーシュウィン、コープランド、バーンスタインだけがアメリカ音楽ではない」「多様な文化的背景を持った個人が相互に感化し、影響し、結びつきながら大きな理想を追求してゆくことがアメリカ的」と語り、作風の異なる4人の作曲家を通して、見過ごされがちなアメリカ音楽の側面を伝えます。 チャールズ・マーティン・レフラーはベルリンに生まれ、欧州を転々とした後に1882年に渡米し、ボストン交響楽団のヴァイオリン奏者としても活躍しました。「アルザスの作曲家」と自称し、その作風はフランス印象派の流れを感じさせます。メーテルリンクの人形芝居に想を得た「ティンタジールの死」は26分ほどの堂々たる交響詩で、レフラーが好んだヴィオラ・ダモーレが活躍します。評論家のティム・ペイジはこの作品を「リムスキー=コルサコフの『シェエラザード』をフォーレがオーケストレーションし直したものと思えばイメージがつかめるだろう」と評しています。 「無調の人」として知られるカール・ラッグルズは、生前は作曲よりも絵を描くことを好んだというエピソードがあります。残された音楽作品は極端に少ないながら、その厳格で突き詰めた作曲技法は近年再評価されています。「エヴォケーション」は4楽章で10分ほどの曲。ラッグルズの特徴である緻密な管弦楽法が示されています。 3人目は保守的な新ロマン主義音楽の作曲家ハワード・ハンソン。「夜明け前」は彼の若き日の作品で、今回が世界初録音となります。7分弱の短い曲ですが、リヒャルト・シュトラウスを思わせる壮大な響きで雄大な自然が感じさせます。 ヘンリー・カウエルはトーン・クラスターなど実験音楽で知られる人。その先進的な作風は後続世代に大きな影響を与えました。演奏時間20分ほどの「オーケストラのための変奏曲」は後期の作品。実験的な要素は影をひそめているものの、サックスの美しい響きや、ピアノやパーカッションの活躍など、次々と変化する情景が見事です。

  • 商品番号:ODE-1355

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    ヴァスクス(1946-)
    管弦楽作品集
    オーボエ協奏曲
    Vēstījums メッセージ
    Lauda ラウダ
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    [アルブレヒト・マイヤー(オーボエ)/ラトヴィア国立交響楽団/アンドリス・ポガ(指揮)]

    VASKS, P.: Oboe Concerto / Vēstījums (Message) / Lauda (A. Mayer, Latvian National Symphony, A. Poga)

    発売日:2021年09月10日 NMLアルバム番号:ODE1355-2

    CD価格:2,475円(税込)

    現代ラトヴィアを代表する作曲家の一人、ペトリス・ヴァスクス。初期の作品こそ前衛の最先端を行っていたものの、20世紀の終わり頃にはラトヴィア民謡の素材を効果的に用いた平明な作風へと移行。その頃から注目が高まり、21世紀になると世界中で演奏されるようになりました。 このアルバムに収録されている3つの作品の中で、とりわけ注目度が高いのは名手アルブレヒト・マイヤーがソロを務める「オーボエ協奏曲」でしょう。この曲は、ラトヴィアが「第一共和国」(1940年にソビエト連邦に占領、併合されて一旦消滅)として第一次世界大戦後の1918年に独立を宣言してから100年を経た記念として作曲されたもの。 「朝の牧歌」と題された第1楽章は、朝霧を思わせるオーケストラの淡い響きから立ち上がる凛としたオーボエの旋律が印象的。音楽は少しずつ力強さを増し終盤で輝かしい盛り上がりを見せます。 続く第2楽章、スケルツォは少し哀愁を帯びた民謡風の舞曲に変化。中間部には技巧的なカデンツァが置かれ、最後に圧倒的なオーケストラの盛り上がりを見せます。 そして「夕べの牧歌」と題された第3楽章では、朝とは違う喧騒を残した風景の中をオーボエの旋律が漂います。曲の終わりでは鳥の声を模すオーボエとパーカッションが絶妙な絡みを見せ、希望を感じさせつつ全曲を閉じます。ヴァスクスの祖国と平和への思いが凝縮した聴きごたえのあるこの協奏曲は、こちらが世界初録音となります。 1980年代の2作品「メッセージ」と「ラウダ」は、どちらもラトヴィアがソ連から再度の独立を試みている頃に書かれており、怒りや不安、絶望などの感情も垣間見えるとともに、祈りや希望も描かれています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1390

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    エリック・タンギー(1968-)
    管弦楽作品集
    クラリネット協奏曲
    ヴァイオリン協奏曲 第2番
    Matka 旅
    詳細ページ
    [ピエール・ジェニソン(クラリネット)/ユーリア・プシュケル(ヴァイオリン)/シンフォニア・フィンランディア・ユバスキュラ/ヴィッレ・マトヴェイェフ(指揮)]

    TANGUY, É.: Clarinet Concerto / Violin Concerto No. 2 / Matka (P. Génisson, J. Pusker, Sinfonia Finlandia Jyväskylä, Matvejeff)

    発売日:2021年09月10日 NMLアルバム番号:ODE1390-2

    CD価格:2,475円(税込)

    フランスの作曲家エリック・タンギーの作品集。 パリ国立音楽院でイヴォ・マレクと ジェラール・グリゼーに師事したタンギーは、数多くの賞や奨学金を受賞するなど才能を発揮、1999年にはロストロポーヴィチからチェロ協奏曲を委嘱されるなど活躍の場を広げ、現在では数多くのオーケストラ、アンサンブルによって作品が演奏されています。 このアルバムには3作品を収録。クラリネット協奏曲はピエール・ジェニソンがモーツァルトの同名曲を演奏する際に、併せて演奏するために依頼した作品で、現代的な音でありながらも、どこかモーツァルトの抒情性に連なる雰囲気を有しています。 ヴァイオリン協奏曲第2番は1997年に作曲され2003年に改訂が施された作品で、古典的な3楽章形式を採り、第1楽章と第3楽章には技巧的なカデンツァが置かれています。この曲は2019年に開催された“エリザベート王妃国際コンクール”の入賞者ユーリア・プシュケルがメリハリのある曲調をよく捉えた演奏を聴かせます。 Matka(フィンランド語で「旅」)と題されたオーケストラ曲は、シベリウスの生誕150周年を祝して書かれた一種の交響曲。シンフォニア・フィンランディア・ユヴァスキュラの委嘱作であり、長年にわたりタンギーに影響を与えてきたというシベリウスへの情熱的なオマージュです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1387

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    カルナヴィチウス(1884-1941)
    弦楽四重奏曲 第3番&第4番 詳細ページ
    [ヴィリニュス弦楽四重奏団]

    KARNAVIČIUS, J.: String Quartets Nos. 3 and 4 (Vilnius String Quartet)

    発売日:2021年08月13日 NMLアルバム番号:ODE1387-2

    CD価格:2,475円(税込)

    リトアニアの作曲家、ユルギス・カルナヴィチウスの弦楽四重奏曲集。好評を得た第1集(ODE-1351)に続く第2集には第3番と第4番を収録、これで彼の弦楽四重奏曲を全てを聴くことができるようになりました。 これらの四重奏曲は、彼が第1次世界大戦に従軍した後、サンクトペテルブルク音楽院で教鞭を執っていた頃に書かれたもので、民謡にインスパイアされた素朴な第1番と第2番に比べ、第3番と第4番はより近代的な和声を持っています。これらはロシア楽壇における弦楽四重奏曲の歴史で、チャイコフスキーとショスタコーヴィチの間を埋める重要な作品ですが、第3番、第4番ともにサンクトペテルブルクで初演された後は、作曲家の死後まで再演の機会がなく、とりわけ第4番は現在においても未出版です。リトアニアを拠点に活躍するヴィリニュス弦楽四重奏団による世界初録音です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1389

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    ラモン・ウメ(1968-)
    Llum 光(2013-16) 詳細ページ
    [アグネセ・パウニニャ(ソプラノ)/ダーツェ・ストラウトマーネ(アルト) 他/ラトヴィア放送合唱団/シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮)]

    HUMET, R.: Llum (Light) (Latvian Radio Choir, S. Kļava)

    発売日:2021年06月11日 NMLアルバム番号:ODE1389-2

    CD価格:2,475円(税込)

    1968年、バルセロナで生まれたラモン・ウメ。2007年にオリヴィエ・メシアン国際作曲賞を受賞した他、多くの賞を受賞。2014年にはカタルーニャ音楽堂のゲスト作曲家を務めるなど高く評価されている作曲家です。2009年からはリセウ音楽院で作曲を指導、後進の育成にも力を入れており、また、日本の禅にも興味を示す彼は尺八の奏者でもあり、この楽器のための作品もいくつか発表しています。自然を愛するウメの作品は、どれも洗練された音楽様式と表現のバランスが追及されており、美しく遊び心に溢れています。 この7楽章からなる合唱曲『Llum=光』は、ウメの友人でもあるカタルーニャのモンセラート修道院の修道士、ビセンス・サンタマリアのテキストに基づく命、平和、愛の贈り物を巡る精神的な旅であり、ペルトを思わせる穏やかな曲調は、聴き手に静かな喜びと癒しを与えます。 シグヴァルズ・クラーヴァの指揮のもと、現代最高水準のハーモニーを紡ぐラトヴィア放送合唱団と、優れたソリストたちが印象的な演奏を聴かせます。

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  • 商品番号:ODE-938

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    ロシアのアダージョ集 詳細ページ [エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮) スウェーデン放送交響楽団]

    Orchestral Music (Russian) - KHACHATURIAN, A.I. / PROKOFIEV,S. / GLAZUNOV, A.K. / TCHAIKOVSKY, P.I. (Russian Adagios)

    発売日:2021年05月28日 NMLアルバム番号:ODE938-2

    CD価格:2,475円(税込)

    伝説的名盤、ここに復活!1999年5月にストックホルムのベルワルド・ホールで録音された、ロシアの伝説的な指揮者エフゲニー・スヴェトラーノフ(1928-2002)による晩年の録音の1つ。長らく入手困難になっていたこのアルバムがお求めやすい価格にて復活いたしました。 「ロシア人による管弦楽作品すべて(共産党幹部から禁止された作曲家を除く)を指揮したことがある唯一の指揮者」という説もあるスヴェトラーノフ。このアルバムでは膨大なレパートリーの中から彼自身が選んだ「美しくゆったりとした曲」が演奏されており、中にはあまり耳にすることのないフレンニコフのアダージョなど濃厚な美しさを湛えた作品も含まれています。 ほぼ同じ選曲で1998年に録音されたロシア国立交響楽団との「アダージョ集」も存在しますが、この演奏は、1996年から1999年まで音楽監督を務めたスウェーデン放送交響楽団との最後の録音の一つであり、オーケストラとの良好な関係が反映された演奏として知られるもの。スケールの大きさと濃厚な音楽作りに加え、ロシアのオーケストラとはまた違う繊細な表現も楽しめるスヴェトラーノフならではの名演です。

  • 商品番号:ODE-1354

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    ケニンシュ(1919-)
    交響曲 第4番&第6番
    カンツォーナ・ソナタ 詳細ページ
    [サンタ・ヴィジネ(ヴィオラ)/ラトビア国立交響楽団/グンティス・クズマ(指揮)]

    ĶENIŅŠ, T.: Symphonies Nos. 4 and 6 / Canzona Sonata (Vižine, Latvian National Symphony, Kuzma)

    発売日:2021年05月14日 NMLアルバム番号:ODE1354-2

    CD価格:2,475円(税込)

    2020年にリリースされた交響曲第1番」を含むアルバム(ODE-1350)が高く評価されたラトビアの作曲家ターリヴァルディス・ケニンシュ。彼は1919年ラトビアで生まれ、パリでメシアンとトニー・オーヴァンに師事。作曲家としていくつかの賞を受賞した後、1951年にカナダに移住し、教育者としてこの国の音楽発展に力を尽くしました。 若い頃には「室内楽が芸術の最高の形である」と信じていたためか、ケニンシュが交響曲作曲に手を染めたのは1959年になってから。しかしその後、1970年代から80年代にかけて次々と交響曲を発表し、現在では「ラトヴィアを代表する交響曲作曲家」として認識されています。 このアルバムには1970年代の比較的コンパクトにまとめられた2曲を収録。フランス風の繊細かつ豊かな響きを持つ「交響曲第4番」、フーガを多用した印象的な構成による「交響曲第6番」。どちらも熟練の作風が際立つ作品です。協奏曲風の「カンツォーナ・ソナタ」もケニンシュの優れた作曲技法が如何なく発揮されており、深いヴィオラの音色が存分に生かされています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1384

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    ハンヌ・リントゥ(指揮)
    リンドベルイ(1958-)作品集
    オーラ/マレア/関連する岩 詳細ページ
    [エミール・ホルムストレム(ピアノ&キーボード)/ヨーナス・アホネン(ピアノ&キーボード)/ヤニ・ニーニマキ(パーカッション)/イェリ・ピーッポネン(パーカッション)/フィンランド放送交響楽団/ハンヌ・リントゥ(指揮)]

    LINDBERG, M.: Aura / Marea / Related Rocks (Holmström, Ahonen, Niinimäki, Piipponen, Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2021年05月14日 NMLアルバム番号:ODE1384-2

    CD価格:2,475円(税込)

    21世紀に活躍する作曲家の中でも、とりわけ高い評価を受けているフィンランドの作曲家マグヌス・リンドベルイ。現代音楽の振興と宣伝を目的としたグループ「耳を開け!」 (Korvat auki!)のメンバーとして活躍するなど精力的な活動を行っています。 このアルバムには1990年代に書かれた3曲を収録。冒頭の「AURA オーラ」は1993年、サントリーホールの「国際作曲委嘱シリーズ No.18」のための作品。4つの楽章で構成された実質上の交響曲ともいえるこの曲には、リンドベルイのオーケストラに対する様々なアプローチが集約されています。 作曲中にルトスワフスキの死去の知らせを受けたリンドベルイは、この曲を偉大な作曲家の思い出に捧げました。作品は1994年6月11日に山下一史が指揮する東京交響楽団によって世界初演されています。「Related Rocks」はベルギーのアンサンブルIctusの委嘱作品。バルトークのソナタにインスパイアされた草案に、更に多彩なパーカッションとエレクトロニクスを加えた意欲作です。 イタリア語で“湖”を意味する「Marea」は同時期に書かれた2作品「Kinetics (1988–89)」と「Joy (1989–1990)」との実質三部作の一つです。

  • 商品番号:NYCX-10217

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    -★『レコード芸術』特選盤(2021年7月号)★-

    ラヴェル(1875-1937)
    〈管弦楽曲集 第1集〉
    ボレロ/「ラ・ヴァルス」
    スペイン狂詩曲/道化師の朝の歌
    海原の小舟/亡き王女のためのパヴァーヌ
    詳細ページ
    [ロバート・トレヴィーノ(指揮)/バスク国立管弦楽団]

    RAVEL, M.: Boléro / La valse / Rapsodie espagnole / Pavane pour une infante défunte (Basque National Orchestra, R. Trevino)

    発売日:2021年04月16日 NMLアルバム番号:ODE1385-2

    CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,750円(税込)

    ラヴェル、バスクへ帰る2019年に首席指揮者として就任したばかりのマルメ交響楽団を颯爽と指揮し、ベートーヴェンの交響曲全曲を録音、2020年にONDINEレーベルからリリース(ODE-1348)し、高く評価されたロバート・トレヴィーノ(1984年生まれ)。彼の新しいアルバムは、バスク国立管弦楽団を率いてのラヴェルのオーケストラ作品集です。 フランスの作曲家としてカテゴライズされるラヴェルですが、母親はバスク人。フランス領バスク地方で生まれ、3か月後には移住してしまったものの、母親の影響もありバスク文化に高い関心を持っていました。その文化のお膝元であるバスク国立管弦楽団による貴重なラヴェル録音の登場です。 冒頭の「ラ・ヴァルス」から「亡き王女のバヴァーヌ」を経て最後の「ボレロ」までの6曲、ラヴェルのバスク地方への憧れを描き出すとともに、オーケストラからは魔法のように精緻な響きを紡ぎだすトレヴィーノの手腕をご堪能いただけます。2021年、大注目間違いなしの1枚と言えるでしょう。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1358

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    バルシス(1919-1984)
    ヴァイオリン協奏曲 第1番
    弦楽オーケストラのための詩「海の反映」
    劇的なフレスゴ画 詳細ページ
    [ジェラルダス・ビドヴァ(ヴァイオリン)/インドレ・バイクシュタイテ(ピアノ)/リトアニア国立交響楽団/モデスタス・ピトレナス(指揮)]

    BALSYS, E.: Violin Concerto No. 1 / Dramatic Frescoes / Reflections of the Sea (Bidva, Baikštytė, Lithuanian National Symphony, Pitrėnas)

    発売日:2021年04月16日 NMLアルバム番号:ODE1358-2

    CD価格:2,475円(税込)

    1919年、ウクライナで生まれたエドゥアルダス・バルシス。2歳の時に父の故郷リトアニアに移住し、音楽とサッカーを始めます。合唱団で歌い、吹奏楽団ではヴィオラとテューバを演奏。同時にサッカー選手としても才能を発揮、1938年にはリトアニア代表チームとしてプレーするなど大活躍しました。1940年に陸軍士官学校に入学、作曲に興味を覚えた彼は、レニングラード音楽院(現サンクトペテルブルク国立音楽院)の大学院に進み研鑽を積みます。1960年から1984年にかけてリトアニア国立音楽院で作曲を指導、数多くの弟子を育てるとともに、作曲も続け《蛇の女王エグレ》などの歌劇や、オーケストラ、室内楽作品をはじめ、映画音楽まで幅広いジャンルの作品を生み出しました。 このアルバムには1950年代から1984年に亡くなるまでのバルシスの3作品を収録。音楽院で研究を終えたばかりの時期に書かれた「ヴァイオリン協奏曲」は伝統的な様式を用いたハチャトゥリアン風の作品。その後、12音技法を用いるようになり作風は変化、「劇的なフレスコ画」は印象派風の「音で絵を表現する」方式で書かれており、独奏を担当するピアノとヴァイオリンに、オーケストラのさまざまな楽器が絡み合うことで、不安な時代の劇的な対立を表現しています。 「海の反映」はバルシスの晩年の作品の一つ。オーケストラの楽器を響きによって細分化し、まとめていくという方式で、ダイナミックに移り変わるな海の様子を表情豊かに描いています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1351

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    カルナヴィチウス(1884-1941)
    弦楽四重奏曲 第1番&第2番 詳細ページ
    [ヴィリニュス弦楽四重奏団]

    KARNAVIČIUS, J.: String Quartets Nos. 1 and 2 (Vilnius String Quartet)

    発売日:2021年03月12日 NMLアルバム番号:ODE1351-2

    CD価格:2,475円(税込)

    バルト三国の一つ、リトアニア出身の作曲家ユルギス・カルナヴィチウス。音楽一家に生まれ、幼い頃からピアノを学び、リトアニア音楽アカデミーを経てサンクトペテルブルク音楽院(後のペトログラード音楽院)に入学、マクシミリアン・シテインベルクに師事しました。卒業後は第1次世界大戦に参戦しましたが、戦後はピアニストとしてオーケストラと共演するとともに、サンクトベテルブルク音楽院で教鞭を執りました。 1920年代後半にリトアニアに戻り、ヴィオラ奏者としてアンサンブルを結成、数多くのコンサートを開催するとともに、カウナス音楽院で作曲を指導します。また作曲家としては、リトアニア初の歌劇《グラジナ》を作曲するなど、多方面でリトアニアの音楽界に貢献した人です。 このアルバムにはサンクトペテルブルク時代に作曲した2曲の弦楽四重奏曲を収録。ドヴォルザークの後期作品を想起させる民族主義的な第1番、調性崩壊ぎりぎりのところで抒情を保つ第2番。どちらもチャイコフスキーとショスタコーヴィチの狭間を埋める見事な作品です。 リトアニアを拠点に活躍するヴィリニュス弦楽四重奏団による世界初録音。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1383

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    スタンチンスキー(1888-1914)
    ピアノ作品集 詳細ページ
    [ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ)]

    STANCHINSKY, A.V.: Piano Works (Jablonski)

    発売日:2021年03月12日 NMLアルバム番号:ODE1383-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ペーテル・ヤブロンスキーによるONDINEレーベルへの2枚目の録音は、20世紀初頭、ロシアで活躍したアレクセイ・スタンチンスキーのピアノ作品集。裕福な家に生まれ、モスクワ音楽院ではジリャーエフとタネーエフに師事。作曲家としての将来を嘱望されながらも、父の死により精神を患い、26歳の若さで謎の死を遂げてしまいました。 彼が残した作品のほとんどはピアノ曲であり、初期の頃はスクリャービン風の半音階を多用していましたが、やがてムソルグスキーを思わせる全音階が主流となり、幼い頃から愛好していたという民俗音楽の影響も垣間見える複雑な作風を見せています。彼の作品は同時代の学友だけでなく、後世の作曲家たちにも影響を与えており、とりわけ名ピアニストで作曲家サムイル・フェインベルク(1890-1962)はスタンチンスキーを擁護し、積極的に演奏したことで知られています。 このアルバムでのヤブロンスキーは、スタンチンスキーの広範な作品から特色ある曲をセレクト、その魅力を存分に伝えます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1382

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    ヤナーチェク(1854-1928)
    ピアノ作品集 詳細ページ
    [ラルス・フォークト(ピアノ)]

    JANÁČEK, L.: On the Overgrown Path / In the Mists / From the Street, 1 October 1905 (L. Vogt)

    発売日:2021年02月19日 NMLアルバム番号:ODE1382-2

    CD価格:2,475円(税込)

    1970年、ドイツ生まれのピアニスト、ラルス・フォークト。古典派、ロマン派、20世紀作品の実演や録音ですでに一定の評価を確立し、現在はパリ室内管の音楽監督を務める実力派です。最近はロイヤル・ノーザン・シンフォニアを弾き振りし、ベートーヴェンとブラームスの全ピアノ協奏曲をリリース、指揮者としても卓越した才能を披露しています。 そんなフォークトの新作は、深い憂鬱の中に情熱を秘めたヤナーチェクのピアノ曲集。「予感」と「死」の2楽章で構成されたヤナーチェク唯一のピアノ・ソナタをはじめ、内省的な表情に終始する『霧の中で』、夭逝した娘オルガの追悼音楽でもある『草陰の小径にて』。これらヤナーチェクの代表作でもある3作品を、フォークトは作曲家の揺れ動く内面を窺いながら、美しく表情豊かに演奏しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1386

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    SAUDADE - 郷愁
    マルティナイティーテ(1973-)
    作品集 詳細ページ
    [リトアニア国立交響楽団/リトアニア室内管弦楽団/ガブリエリウス・アレクナ(ピアノ)/ギエドレ・シュレキーテ(指揮)]

    MARTINAITYTĖ, Ž.: Saudade / Millefleur / Horizons / Chiaroscuro Trilogy (Alekna, Lithuanian Chamber Orchestra, Lithuanian National Symphony, Šlekytė)

    発売日:2021年02月19日 NMLアルバム番号:ODE1386-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ニューヨークを拠点に活躍するリトアニアの女性作曲家、ジブオクレ・マルティナイティーテの作品集。どれも2013年以降に作曲された直近のもので、細部まで練り上げられたオーケストラの質感豊かな響きを特長としています。 最新の作品「Saudade 郷愁」は彼女自身の過去を辿り、失われた悲しみと憧れを象徴的に音にしています。「Millefleur 千花模様」は音響による快楽の探求を表現した作品。さまざまな音が層を成し、聴き手の耳を刺激します。2013年の「Horizons 地平線」は映画『クラウド・アトラス』と『めぐりあう時間たち』そして、イタロ・カルヴィーノの小説『冬の夜ひとりの旅人が』にインスパイアされた作品。さまざまなストーリーが交錯しながら、クライマックスへと到達します。「キアロスクーロ三部作」はピアノが縦横無尽に活躍する華麗な作品。ここで素晴らしい演奏を披露しているガブリエウス・アレクナは2005年「ベートーヴェン国際ピアノ・コンクール」で2位を獲得したピアニストです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1381

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    ノアゴー(1932-)/ルーザス(1949-)
    無伴奏チェロ作品集 詳細ページ
    [ウィルヘルミナ・スミス(チェロ)]

    NØRGÅRD, P.: Sonatas for Solo Cello Nos. 1-3 / RUDERS, P.: Bravour-Studien (Works for Solo Cello) (W. Smith)

    発売日:2021年01月22日 NMLアルバム番号:ODE1381-2

    CD価格:2,475円(税込)

    前作(ODE-1294)で北欧の2人の現代作曲家サロネンとサーリアホの無伴奏チェロ作品を堂々と聴かせた女性チェリスト、ウィルヘルミナ・スミス。今作はデンマークの作曲家ノアゴーとルーザスの無伴奏作品に取り組みました。 大規模なオーケストラ作品で知られるノアゴー、5曲の交響曲で知られるルーザス。各々の個性的な作風は、このような小さな編成の作品でも生かされています。 「無限セリー」と呼ばれる独自の作法を見出したノアゴーですが、初期の作品はシベリウスやニールセンを思わせる抒情的な雰囲気を持っています。ソナタ第2番では、彼の作風の変遷を目の当たりにすることができます。また、ルーザスが主題にしたのはルネサンス期に流行した作者不詳の世俗音楽「武装した人」。様々な趣向を凝らした変奏が続き、主題が最後に奏されます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1326

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    アウヴィネン(1974-)
    管弦楽作品集
    ユンカー・ツイスト/ヒンメル・パンク/ターボ・アリア 詳細ページ
    [ハンヌ・リントゥ(指揮)/フィンランド放送交響楽団]

    AUVINEN, A.: Junker Twist / Himmel Punk / Turbo Aria (Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2020年12月18日 NMLアルバム番号:ODE1326-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ハンヌ・リントゥとフィンランド放送交響楽団の新作は、2016年にTeosto賞を受賞したフィンランドの現代作曲家アンティ・アウヴィネン(1974-)の作品集。Teosto賞はフィンランドにおいて直近1年で最も創造的な新作を発表した作曲家・作詞家に授与されるもので、北欧諸国で最大の音楽賞の1つです。ジャンルの壁はなく、売上や人気ではない作品の創造性だけを基準とする、名誉ある賞です。 このアルバムには最近書かれた3作品が収録されており、どれも爆発的なリズムと力強いサウンドを特徴としています。ネオナチ思想の高まりを危惧したという「ユンカー・ツイスト」、宗教的差別に反対を唱えた「ヒンメル・パンク」、そして、100年前に録音された「アリア」を元にノイズを加えた「ターボ・アリア」。この曲には難民危機というテーマも隠されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1362

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    ブルックナー(1824-1896)
    ラテン語によるモテット集 詳細ページ
    [シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮)/ラトヴィア放送合唱団]

    BRUCKNER, A.: Latin Motets (Latvian Radio Choir, Kļava)

    発売日:2020年11月13日 NMLアルバム番号:ODE1362-2

    CD価格:2,475円(税込)

    現代ヨーロッパに数あるプロフェッショナル室内楽合唱団の中でも、トップクラスの実力を誇るラトヴィア放送合唱団。1992年以降、音楽監督兼首席指揮者であるシグヴァルズ・クラーヴァとカスパルス・プトニンシュの2人のもとで活動、世界中の音楽祭に出演するほか、著名指揮者との共演も数多く、来日経験もある表現力豊かな合唱団です。 彼らの17枚目のアルバムは、ブルックナーのモテット集。クローンシュトルフ・ミサ曲などこの中の何曲かは、ブルックナーがザンクト・フローリアンやリンツなどで、オルガン奏者、合唱指揮者として活躍していた40歳くらいまでの間に書かれており、これらは作曲家自身が「未熟な作である」と考え、公表を控えていたためあまり演奏されることがありませんでした。しかし近年になってこれら初期作品の真価が認められ、数多くの合唱団によって歌われるようになっています。どの曲もブルックナーの敬虔な宗教心が反映された素朴な美しさを有しています。 ラトヴィア放送合唱団は人間の声のもつ可能性を追求し、美しいハーモニーを創り上げています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1350

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    ケニンシュ(1919-2008)
    交響曲 第1番
    2つの協奏曲 詳細ページ
    [アグネーゼ・エグリナ(ピアノ) 他グンティス・クズマ(指揮)/アンドリス・ポーガ(指揮)/ラトヴィア国立交響楽団]

    ĶENIŅŠ, T.: Symphony No. 1 / Concerto di camera No. 1 / Piano Concerto (Egliņa, Latvian National Symphony, Poga, Kuzma)

    発売日:2020年10月23日 NMLアルバム番号:ODE1350-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ラトヴィア出身の知られざる作曲家タリヴァルディス・ケニンシュ(1919-2008)の作品を、同郷の音楽家たちの演奏で紹介するアルバム。ケニンシュは1919年ラトヴィアで生まれ、パリでメシアンとトニー・オーヴァンに師事。作曲家としていくつかの賞を受賞した後、1951年にカナダに移住し、教育者としてこの国の音楽発展に力を尽くしました。交響曲や協奏曲を含む多数の作品を書きましたが、彼自身は室内楽が芸術の最高の形であると信じていました。 このアルバムに収録された「室内協奏曲第1番」は、ケニンシュの室内楽愛が溢れた作品でバルトークにも似た雰囲気を持つ秀作です。ピアノ協奏曲は、1940年代に祖国を離れ亡命生活を送っていたケニンシュが、1990年に再びラトヴィアを訪れた直後に書かれたもの。混乱の続く祖国の状況を反映したかのような緊迫した表情を持っています。どちらの曲でもピアノが大活躍します。 1959年作曲の交響曲第1番は、ラトヴィア民俗音楽の要素が用いられた表現力豊かな作品です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1363

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    クルヴィッツ(1969-)
    You Are Light and Morning - あなたは光と朝
    合唱と弦楽のために 詳細ページ
    [マリアンヌ・パルナ(アルト) 他/リスト・ヨースト(指揮)/エストニア・フィルハーモニー室内合唱団/タリン室内管弦楽団]

    KÕRVITS, T.: Sei la luce e il mattino (You are Light and Morning) (Estonian Philharmonic Chamber Choir, Tallinn Chamber Orchestra, Joost)

    発売日:2020年10月23日 NMLアルバム番号:ODE1363-2

    CD価格:1,500円(税込)

    現代エストニアを代表する作曲家クルヴィッツ(1969-)の最新作の一つ「あなたは光と朝」。20世紀イタリアの作家チェザーレ・パヴェーレの詩に基づいたこの合唱曲は、神秘的で美しい旋律を持つ印象的な作品。リスト・ヨーストとエストニア・フィルハーモニー室内合唱団、タリン室内管弦楽団による2019年6月の初演時には「クルヴィッツの最大の業績」と大絶賛されました。 演奏しているエストニア・フィルハーモニー室内合唱団は、1981年にトヌ・カリュステが設立した声楽アンサンブル。グレゴリオ聖歌から現代作品まで幅広いレパートリーを持ち、2001年から2008年までポール・ヒリヤーが芸術監督と首席指揮者を務め、現在はカスパルス・プトニンシュが芸術監督を務めています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1356

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    リーバーソン(1946-2011)
    愛と悲しみの歌
    六道 詳細ページ
    [アンッシ・カルットゥネン(チェロ)/ジェラルド・フィンリー(バス・バリトン)/ハンヌ・リントゥ(指揮)/フィンランド放送交響楽団]

    LIEBERSON, P.: Songs of Love and Sorrow / The Six Realms (G. Finley, A. Karttunen, Finnish Radio Symphony, H. Lintu)

    発売日:2020年09月11日 NMLアルバム番号:ODE1356-2

    CD価格:2,475円(税込)

    アメリカの作曲家ピーター・リーバーソン(1946-2011)の作品集。 コロンビア・レコードの社長ゴダード・リーバーソンと振付師ヴェラ・ゾリーナを両親に持ち、恵まれた環境で音楽教育を受けたリーバーソンは、30歳の時にニューヨークを離れ、かねてから興味を抱いていたチベット仏教の研究を始めました。その後、マサチューセッツに於いて、瞑想プログラムで知られる「シャンバラ・トレーニング」を監修するなど仏教思想に耽溺、これは彼の考え方に大きな影響を与えています。 「六道」はまさに仏教思想から生まれた作品で、アンプリファイド(電気増幅)・チェロとオーケストラによって、一切の生きとし生けるものが輪廻を繰り返す世界が象徴的に描かれています。 「愛と悲しみの歌」はリーバーソンの2度目の妻となったロレイン・ハント・リーバーソンのために構想された歌曲集。彼が愛妻のために書いたのは「ネルーダの歌」がよく知られていますが、こちらはその初演後すぐにボストン交響楽団から委嘱されたものでした。しかしロレインが亡くなり、作曲家自身も病を宣告されたため仕事は中断。少しだけ時間を置いてからリーバーソンは改めて作品に取り組み、2010年にようやく完成させることができたのです。同じ「ネルーダ」の詩が用いられた歌曲集はフィンリーのために書かれており、リーバーソンは作品の初演を見届けた翌年、療養先のテルアビブでこの世を去りました。 今作ではハンヌ・リントゥが見事に2つの作品をまとめ上げています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1357

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    ヒンデミット(1895-1963)
    〈室内音楽集 第2集〉
    室内音楽 第4番-第7番 詳細ページ
    [エッシェンバッハ(指揮) クロンベルク・アカデミー・ソロイスツ/シュレースヴィヒ=ホルシュタイン祝祭管弦楽団のメンバー]

    HINDEMITH, P.: Kammermusik, Nos. 4-7 (Waarts, Ridout, Kronberg Academy Soloists, Schleswig-Holstein Music Festival Orchestra, members, Eschenbach)

    発売日:2020年09月11日 NMLアルバム番号:ODE1357-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ヒンデミットが1920年代に作曲した一連の「室内音楽」。あまり聞きなれない曲名ですが、実際には“合奏協奏曲”の形式で書かれた第1番を除き、第2番から第7番までは「独奏楽器を伴う協奏曲」として書かれました。 絶賛された第1集(ODE-1341)に続くこのアルバムでは、第4番から第7番を収録。ヴァイオリン、ヴィオラ、ヴィオラ・ダモーレ、オルガンがそれぞれ独奏楽器に据えられ、各々を若き奏者たちが熱演しています。中でもヴィオラとヴィオラ・ダモーレを用いた第5番と第6番は、ヒンデミット自身が演奏するために書かれたもので、高い技術を必要とするとともに、美しい旋律をたっぷり湛えた聴きごたえのある作品です。シュレースヴィヒ=ホルシュタイン祝祭管弦楽団のメンバーたちも見事なアンサンブルを聴かせます。 エッシェンバッハはヒンデミット作品の演奏で定評があり、五嶋みどりをソリストに迎えた「ヴァイオリン協奏曲」を含むアルバム(ODE-1214)ではグラミー賞を受賞し話題となりました。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1360

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    発売日:2020年08月14日 NMLアルバム番号:ODE1360-2D

    CD 2枚組価格:2,475円(税込)

    名手ハッキラによるハイドン、1790年代オリジナルのフォルテピアノ使用フィンランドを代表するフォルテピアノ奏者トゥイヤ・ハッキラ。そのレパートリーは幅広く、古典派から現代までピリオドもモダンも弾きこなし、シベリウスやサーリアホなど、故国の作品演奏でも活躍する彼女によるハイドンが登場しました。現在約60曲が残存し、当時の記録によると実は80曲ほども存在したと伝わるハイドンの鍵盤楽器のためのソナタのうち、40歳になるまでの時期に書かれた8曲を収めています。 うち6曲では、ハッキラ自らが所有する1790年代のオリジナル楽器を使用。素晴らしい保存状態のしっかりとした音で、その軽やかで美しい響きを堪能することが出来ます。ハイドンが聴いた当時の響きを追求した、聴き応えのある一枚です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1353

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    タルキアイネン(1985-)
    メゾ・ソプラノと室内管弦楽のための歌曲集
    『大地、春の娘』
    ソプラノ・サクソフォンとエフェクター、管弦楽のための協奏曲
    『サイヴォ(聖なる土地)詳細ページ
    [ヴィルピ・ライサネン (メゾ・ソプラノ)、ユッカ・ペルコ (ソプラノ・サクソフォン、エフェクター)、ヨーン・ストルゴーズ (指揮)、ラップランド室内管弦楽団]

    TARKIAINEN, O.: Earth, Spring's Daughter (The) / Saivo (V. Räisänen, J. Perko, Lapland Chamber Orchestra, J. Storgårds)

    発売日:2020年08月07日 NMLアルバム番号:ODE1353-2

    CD価格:2,475円(税込)

    フィンランドで最も注目される新世代の女流作曲家タルキアイネンによる、管弦楽を用いた初の作品集1985年フィンランドのロヴァニエミに生まれ、シベリウス・アカデミーのほかマイアミ大学でも作曲を学び、ビックバンドの作曲などジャズでも活躍するオウティ・タルキアイネン。スカンジナヴィアで最も北、ラップランド地方の風景やサーミ民族の文化を下地とした作品を発表し続けています。 これまで器楽曲や室内楽のCDはリリースされていましたが、管弦楽を用いた作品集は今回が初めて。サーミ語の詩に基づく『大地、春の娘』は、ラップランドの自然、歴史、その中で培われた思想などが、美しさと厳しさが交錯し高い緊張を保つ音楽に乗せて歌われます。 ジャズ・サクソフォン奏者として活躍するユッカ・ペルコのために書かれた協奏曲は、サーミ語で“聖なる土地”を表す『サイヴォ』をタイトルとし、ソリストが足元で操作する各種エフェクターを通して音を加工するという、現代ならではの作品。ジャズのグルーヴも随所に感じられる、スリル溢れる作品です。 指揮は故国フィンランドの作品はもちろん、ショスタコーヴィチなどの解釈でも近年注目される、ストルゴーズ。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1348

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    トレヴィーノ指揮/マルメ交響楽団
    ベートーヴェン(1770-1827)
    交響曲全集 詳細ページ
    [ロバート・トレヴィーノ(指揮) マルメ交響楽団]

    BEETHOVEN, L. van: Symphonies Nos. 1-9 (Malmö Symphony, R. Trevino)

    発売日:2020年06月26日 NMLアルバム番号:ODE1348-5Q

    SACD-Hybrid 5枚組価格:5,925円(税込、送料無料)

    2020年ベートーヴェン生誕250年記念リリース。
    注目の指揮者トレヴィーノによる交響曲全曲をSACDハイブリッドで!
    2019年10月、スウェーデンのマルメで開催された “ベートーヴェン・フェスティヴァル” ライヴ!
    タクトを執るのは2019年9月にマルメ交響楽団の首席指揮者就任したばかりの俊英ロバート・トレヴィーノ。30代半ばのトレヴィーノは、同世代の若手指揮者の中でも最近急速に頭角を現わしてきた注目の存在です。古典派作品から現代曲まで、幅広いレパートリーを新鮮かつ想像力に富んだ解釈で聴かせるトレヴィーノは、ベートーヴェンにおいてもマルメ交響楽団から精緻な響きを紡ぎ出し、自然で音楽性に満ちた表現を引き出すことに成功。これまで多くの指揮者が取り組んできたベートーヴェン演奏に新風を吹き込みました。 トレヴィーノはピリオド・アプローチを採用しつつもオーケストラの響きを存分に生かし、各曲の個性を際立たせます。古典的な作風による第1、第2交響曲ではモーツァルトを思わせる典雅な表情をもたせ、第3交響曲では、沈痛な葬送行進曲さえ重くなり過ぎることはありません。ベートーヴェンの作風転換期に書かれた第4番には、幾分ロマンティックな表現を与え、第5交響曲ではベートーヴェンが目指した苦悩から勝利への思いが力強く描き出されています。各楽章の描き分けが見事な第6番が続き、舞曲の要素が強い第7番と第8番では、楽章ごとのテンポ設定に心が配られた、鮮やかな音楽を楽しむことができます。とりわけ第7番終楽章の快速テンポに注目。オーケストラはトレヴィーノの無茶とも思える要求をクリアし、目の覚めるような演奏を披露します。第9番のソリストは、若々しい声の歌手が揃えられており、トレヴィーノが目指したであろう新鮮なベートーヴェン像が構築されています。 ホールの豊かな残響を余すことなく捉えた録音も聴きどころで、SACD層にはマルチチャンネルも収録されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1345

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    リンドベルイ(1958-)
    Accused - 告発
    2つのエピソード 詳細ページ
    [アヌ・コムシ(ソプラノ)/ハンヌ・リントゥ(指揮)/フィンランド放送交響楽団]

    LINDBERG, M.: Accused / Two Episodes (A. Komsi, Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2020年05月22日 NMLアルバム番号:ODE1345-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ハンヌ・リントゥが指揮する、現代フィンランドを代表する作曲家の一人、マグヌス・リンドベルイの2つの作品。 「2つのエピソード」は2016年、ロンドンのプロムスでベートーヴェンの『第九』の前奏曲として初演された作品。楽器編成や曲の構成は『第九』に倣っており、ベートーヴェンを思わせる旋律が至るところに織り込まれたカラフルな音響がユニーク。ベートーヴェンとは切り離して、独立して演奏することもできるとリンドベルイは語っています。 『告発』はこれまで声楽作品をあまり手掛けてこなかったリンドベルイにとって初の本格的な「声とオーケストラ」のための作品。フランス革命、旧東独、現代アメリカで実際に起きた裁判での尋問場面をテキストに用い、アヌ・コムシのソプラノ独唱により緊迫したやりとりを聴かせます。時代を超えての“普遍的な人間の価値観”が反映された意欲作です。

  • 商品番号:ODE-1352

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    チャイコフスキー(1840-1893)
    〔宗教合唱作品集〕
    徹夜祷 Op.52
    聖キリルと聖メソディオス尊崇の賛歌
    伝説 Op.54 No.5/法律学生の歌/天使は叫べり 詳細ページ
    [シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮)/ラトヴィア放送合唱団]

    TCHAIKOVSKY, P.I.: Sacred Choral Works - Vesper Service / Hymn in honour of SS Cyril and Methodius (Latvian Radio Choir, Kļava)

    発売日:2020年05月22日 NMLアルバム番号:ODE1352-2

    CD価格:2,475円(税込)

    『聖ヨハネ・クリュソストムスの典礼』(ODE-1336)に続くラトヴィア放送合唱団とクラーヴァによるチャイコフスキーの宗教作品集。第2作目となる今作は、あまり耳にすることのない「徹夜祷」を中心としたプログラムです。 1870年代から1880年代にかけて、伝統あるロシア正教会の音楽を研究したいと考えたチャイコフスキーが、集中的に作曲した一連の宗教曲の中の1曲「徹夜祷」は、それぞれ短い聖歌の旋律に考え抜かれた和声を付けたもの。しかし、あまりにも美しい仕上がりであったためか「教会で演奏するにはふさわしくない」とされ、初演は教会で行われることなく、全ロシア産業芸術展のコンサートホールでサハロフが指揮するチュドフスキー合唱団によって行われました。ラフマニノフの同名作とは違った繊細な旋律が魅力的です。 また、このアルバムには他に同時期に書かれた4曲の宗教曲を収録。ラトヴィア放送合唱団による清冽な歌唱が見事です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1359

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    ベートーヴェン(1770-1827)
    ピアノ協奏曲全集 詳細ページ
    [オッリ・ムストネン(ピアノ&指揮)]

    発売日:2020年05月22日

    CD 3枚組価格:3,525円(税込、送料無料)

    『ベートーヴェン生誕250周年』記念アルバム。2007年から2009年にかけて録音されたムストネンとタピオラ・シンフォニエッタによるピアノ協奏曲全集は、発売当時からサンデー・タイムズなど多くのメディアで絶賛された演奏。ムストネンは、卓越したピアニズムに加え、オーケストラを自由自在に操り、斬新なアプローチでベートーヴェンの音楽に迫ります。また、ピアノ協奏曲第1番ではムストネン自身のカデンツァを用いるなど創意工夫も怠りません。ピアノ協奏曲ニ長調(ヴァイオリン協奏曲の編曲)は、2009年に来日しNHK交響楽団と共演した際にも弾き振りを披露、大きな話題となったのも記憶に新しいところです。 3枚別々に発売されたアルバムをボックスにまとめ、お求めやすい価格にて再リリースいたします。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10148

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    -★『レコード芸術』特選盤(2020年8月号)★-

    ベートーヴェン(1770-1827)
    弦楽四重奏曲 第15番&第13番 詳細ページ
    [テツラフ・カルテット]

    BEETHOVEN, L. van: String Quartets Nos. 13 and 15 / Grosse Fuge (Tetzlaff Quartet)

    発売日:2020年04月17日 NMLアルバム番号:ODE1347-2D

    CD 2枚組国内仕様日本語解説付き価格:2,750円(税込)

    世界中で絶賛される弦楽四重奏団、テツラフ・カルテット。ヴァイオリニストのクリスティアン・テツラフとその妹ターニャを中心に1994年に結成、元バンベルク交響楽団のコンサート・ミストレス、エリーザベト・クッフェラートとチューリッヒ歌劇場管弦楽団の首席、ハンナ・ヴァインマイスターをメンバーとする彼らはヨーロッパの音楽祭の常連であり、その演奏は「ドラマティックでエネルギッシュ」と評され、2014年には来日公演も行い、日本でも着実に人気を獲得しています。 ONDINEレーベルから2作目の発売となるこのアルバムで彼らが取り上げたのは、2020年に生誕250年を迎えるベートーヴェンの2曲の弦楽四重奏曲。どちらもベートーヴェンの晩年を代表する高い人気を誇る作品です。 1825年に完成された第13番は作曲順では第15番の次に書かれたもので、初演時には、終楽章に「大フーガ」が置かれていました。しかし出版社の助言に従い、ベートーヴェンはこれを別の楽章に差し変えたことで、現在では「大フーガ」には別の作品番号が付されています。今回のアルバムで、テツラフ・カルテットは初演時の形を再現。終楽章には堂々たる大フーガが置かれています。 第15番はもともと4楽章形式で構想されましたが、病から回復したベートーヴェンは「リディア旋法による、病より癒えたる者の神への聖なる感謝の歌」と題された美しい第3楽章を挿入。結果的に長大な作品として仕上がることとなりました。テツラフ・カルテットは晩年のベートーヴェンの崇高な意思を反映させ、凝縮した表現による熱い演奏を聴かせます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1344

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    チュルリョーニス(1875-1911)
    〔管弦楽作品集〕
    交響的序曲「ケスティス」
    交響詩「森の中で」
    交響詩「海」 詳細ページ
    [モデスタス・ピトレナス(指揮) /リトアニア国立交響楽団]

    ČIURLIONIS, M.K.: Sea (The) / In the Forest / Kęstutis Overture (Lithuanian National Symphony, Pitrėnas)

    発売日:2020年04月10日 NMLアルバム番号:ODE1344-2

    CD価格:2,475円(税込)

    リトアニアを代表する作曲家チュルリョーニス。生前は画家としての活動が知られており、その幻想的な作風はカンディンスキーにも影響を与えるほど高く評価されていました。作曲家としては、音楽的なタイトルを持つ絵画と連動するかのように、300作を超える管弦楽作品や、室内楽曲、ピアノ曲などを手掛けましたが、そのほとんどは未完成の状態で残された上、2つの世界大戦によって多くが失われてしまい、絵画ほどの人気を獲得することはありませんでした。 しかもチュルリョーニスの死後に初演された2つの交響詩「森の中で」と「海」の2曲は当時の慣習にならい、どちらもカットやオーケストレーションの変更が行われるなど、作曲家の構想とは若干違うものになってしまっていました。とりわけ「海」はクライマックスの部分で46小節もカットされるなど大きく改変された版のみが知られています。 また交響的序曲「ケスティス」は、師ライネッケの好みに合わせて民謡部分を取り去るなど、チュルリョーニス自身が改変し、オーケストレーションが施された版が存在していますが、このアルバムでは原曲であるピアノ版に基づき、リトアニアの現代作曲家ユルギス・ユオザパイティスが新たにオーケストレーションを敢行した版が演奏されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1347

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    ベートーヴェン(1770-1827)
    弦楽四重奏曲 第15番&第13番 詳細ページ
    [テツラフ・カルテット]

    BEETHOVEN, L. van: String Quartets Nos. 13 and 15 / Grosse Fuge (Tetzlaff Quartet)

    発売日:2020年04月10日 NMLアルバム番号:ODE1347-2D

    CD 2枚組価格:2,475円(税込)

    世界中で絶賛される弦楽四重奏団、テツラフ・カルテット。ヴァイオリニストのクリスティアン・テツラフとその妹ターニャを中心に1994年に結成、元バンベルク交響楽団のコンサート・ミストレス、エリーザベト・クッフェラートとチューリッヒ歌劇場管弦楽団の首席、ハンナ・ヴァインマイスターをメンバーとする彼らはヨーロッパの音楽祭の常連であり、その演奏は「ドラマティックでエネルギッシュ」と評され、2014年には来日公演も行い、日本でも着実に人気を獲得しています。 ONDINEレーベルから2作目の発売となるこのアルバムで彼らが取り上げたのは、2020年に生誕250年を迎えるベートーヴェンの2曲の弦楽四重奏曲。どちらもベートーヴェンの晩年を代表する高い人気を誇る作品です。1825年に完成された第13番は作曲順では第15番の次に書かれたもので、初演時には、終楽章に「大フーガ」が置かれていました。しかし出版社の助言に従い、ベートーヴェンはこれを別の楽章に差し変えたことで、現在では「大フーガ」には別の作品番号が付されています。 今回のアルバムで、テツラフ・カルテットは初演時の形を再現。終楽章には堂々たる大フーガが置かれています。第15番はもともと4楽章形式で構想されましたが、病から回復したベートーヴェンは「リディア旋法による、病より癒えたる者の神への聖なる感謝の歌」と題された美しい第3楽章を挿入。結果的に長大な作品として仕上がることとなりました。 テツラフ・カルテットは晩年のベートーヴェンの崇高な意思を反映させ、凝縮した表現による熱い演奏を聴かせます。

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  • 商品番号:ODE-1329

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    スクリャービン(1872-1915)
    マズルカ集 詳細ページ
    [ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ)]

    SCRIABIN, A.: Mazurkas, Opp. 3, 25, 40 (P. Jablonski)

    発売日:2020年03月27日 NMLアルバム番号:ODE1329-2

    CD価格:2,475円(税込)

    1971年、南スウェーデン生まれのピアニスト、ペーテル・ヤブロンスキー。五大陸全てで演奏会を行なっており、共演したオーケストラ、指揮者も数知れず。これまでにもプロコフィエフやチャイコフスキーなどロシアのレパートリーを中心に数多くのアルバムをリリース。そのどれもが高く評価されています。 彼のONDINEレーベルへの初アルバムは、スクリャービンのマズルカ集。ショパンの影響が垣間見える初期のマズルカから、独自の神秘的な作風による後期のマズルカまで全ての曲が収録されています。作品の多くは♭(フラット)や♯(シャープ)が数多く付された調性で書かれた柔らかい響きを持ち、スクリャービンの個性と音の好みが見て取れるユニークな曲集を、ヤブロンスキーは豊かな表現力と多彩な音色を駆使し見事に弾き切っています。「ピアノの貴公子」と呼ばれたヤブロンスキーの今をお聴きください。

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  • 商品番号:ODE-1341

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    ヒンデミット(1895-1963)
    〔室内音楽集〕
    室内音楽 第1番・第2番・第3番
    小室内音楽 詳細ページ
    [クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)/クロンベルク・アカデミー・ソロイスツ(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ奏者)/シュレースヴィヒ=ホルシュタイン祝祭管弦楽団のメンバー(管楽器とパーカッション奏者)]

    HINDEMITH, P.: Kammermusik, Nos. 1-3 (Philippe, Park, Xi Zhai, Kronberg Academy Soloists, Schleswig-Holstein Music Festival Orchestra, Eschenbach)

    発売日:2020年03月27日 NMLアルバム番号:ODE1341-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ヒンデミットが1920年代に作曲した一連の「室内音楽」。あまり聞きなれない曲名ですが、実際には“合奏協奏曲”の形式で書かれた第1番を除く、第2番から第7番までは「独奏楽器を伴う協奏曲」として成立しています。作風こそ先鋭的ですが、ヒンデミットはこれらの曲を、バロック時代の王侯貴族の館で演奏するイメージで作曲したといい、どの曲も簡潔なフォルムでありながらも、独奏者の技巧が存分に披露される華やかさも持ち合わせています。 今回の「室内音楽」全曲シリーズは、エッシェンバッハの指揮のもと、若き奏者たちが巧みな演奏を繰り広げるもので、第1集には第1番から第3番と、小ぶりな編成による「小室内音楽」を収録。ソリストだけではなく、他のメンバーも見事な技術と音楽性を誇り、各々の個性が際立つ見事なアンサンブルを聴かせます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1349

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    クルヴィッツ(1969-)
    Hymns to the Nordic Lights
    - 北欧の光への讃歌 詳細ページ
    [ミーリス・ヴィント(バス・クラリネット)/リスト・ヨースト(指揮)/エストニア国立交響楽団]

    KÕRVITS, T.: Hymns to the Nordic Lights / Silent Songs / Elegies of Thule (Vind, Estonian National Symphony, Joost)

    発売日:2020年02月21日 NMLアルバム番号:ODE1349-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ONDINEが力を入れているバルト地方の作曲家作品集シリーズの1枚。トヌ・クルヴィッツは、アルヴォ・ペルトやエルッキ=スヴェン・トゥールとともに「現代エストニアにおける最高の作曲家」の一人と目されており、2017年には「ムーアランドの悲歌」(ODE-1306)と題された合唱作品がリリースされ、その深遠な作風が話題となりました。 今作には2007年から2018年までに書かれたオーケストラ作品を収録。各曲は様々なテーマからインスパイアされており、どれも北欧の雰囲気を湛えた繊細な響きが特徴です。冒頭の「青」はもともと男声合唱のための曲をオーケストラ用に編曲した瞑想的な曲。「カプリを離れて」はエストニアの画家コンラッド・マギの絵画からの影響を受けたクルヴィッツの最新作です。ダウランドの作品に触発された「沈黙の歌」はバス・クラリネットとオーケストラのための幻想曲で、アルバムの指揮者ヨーストに捧げられています。2007年の「最北のエレジー」はエストニア民謡を題材にした美しい曲です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1332

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    ルトスワフスキ(1913-1994)
    交響曲 第2番&第3番 詳細ページ
    [ハンヌ・リントゥ(指揮) フィンランド放送交響楽団]

    LUTOSŁAWSKI, W.: Symphonies Nos. 2 and 3 (Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2020年02月21日 NMLアルバム番号:ODE1332-5

    SACD-Hybrid価格:2,475円(税込)

    ハンヌ・リントゥによる「ルトスワフスキ:交響曲全集」の第2集。今回のアルバムに収録されているのは、新古典主義の作風から少しずつ脱却を図った時期に書かれた「交響曲第2番」と、完全に自身の作風を確立した1980年代の「交響曲第3番」の2曲。交響曲第2番は、コラージュ的な手法を採り入れることで多彩な音の動きが追求されており、冒頭のファンファーレ風の旋律は混沌の波に取り込まれ、第2楽章の後半で激しい動きへと変化します。 交響曲第3番はシカゴ響の委嘱曲。1972年から取り掛かったものの出来栄えに満足せず、結局11年かけて完成したというルトスワフスキの苦労がしのばれる作品です。交響曲第2番で萌芽した「管理された偶然性」(指揮者の手を離れ、アドリブをする箇所があることで、管理している部分が際立つ)が発揮されたユニークな作品です。 複雑な曲を得意とするリントゥの手腕が冴える目覚ましい演奏を素晴らしい録音で。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1343

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    ヴァスクス(1946-)
    〔ピアノ三重奏曲集〕
    孤独な天使
    エピソードと終わりなき歌
    平原の情景 詳細ページ
    [トリオ・パラディオ]

    VASKS, P.: Piano Trio Works - Lonely Angel / Episodi e canto perpetuo / Plainscapes (Trio Palladio)

    発売日:2020年02月21日 NMLアルバム番号:ODE1343-2

    CD価格:2,475円(税込)

    交響曲、協奏曲、合唱曲などの分野で近年注目を集めるラトヴィアの現代作曲家ヴァスクス。初期の頃は前衛的な作風でしたが、最近はラトヴィア民謡を効果的に採り入れた旋律的な作品を発表しています。 このアルバムには1985年に書かれた幾分前衛的な「エピソードと終わりなき歌」を中心に、21世紀になってからの2つの作品が収録されています。「Plainscapes 平原の情景」は2002年にウィーンで初演されたヴァイオリン、チェロ、合唱のための曲を、ピアノ三重奏曲へと編曲したもの。草原を吹き抜ける風の音がヴァイオリンで奏されるという原曲が、更に静謐な作品へと置き替えられています。「孤独な天使」は美しいヴァイオリン・ソロと弦楽合奏伴奏版が知られていますが、ピアノ三重奏版では凝縮した響きが楽しめます。 ラトヴィア国内で活躍する三人の奏者による“トリオ・パラディオ”の演奏でお楽しみください。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1340

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    ニールセン/イベール/アーノルド:
    20世紀のフルート協奏曲集 詳細ページ
    [クララ・アンドラーダ(フルート・指揮アーノルドのみ)/ハイメ・マルティン(指揮)/フランクフルト放送交響楽団]

    NIELSEN, C.: Flute Concerto / IBERT, J.: Flute Concerto / ARNOLD, M.: Flute Concerto No. 1 (Andrada, Frankfurt Radio Symphony, J. Martín)

    発売日:2020年01月24日 NMLアルバム番号:ODE1340-2

    CD価格:2,475円(税込)

    現在フランクフルト放送交響楽団の首席フルート奏者を務めるクララ・アンドラーダ。スペインで生まれ、ジュネーウ音楽院ではエマニュエル・パユの指導を受け、ロンドン・ロイヤルカレッジ・オブ・ミュージックで学んだ経験もある実力派です。 このアルバムには彼女がソロを務める3曲の近代フルート協奏曲を収録。合唱協奏曲風の味わいを持ち、他パートの楽器との掛け合いが楽しいニールセン、斬新さと洒脱さを併せ持つイベール、多彩な技巧が凝らされたアーノルド(この曲では指揮も担当)と、三者三様の作品をアンドラーダの華麗な演奏でお聴きいただけます。 また指揮者ハイメ・マルティン自身も優れたフルート奏者であるため、ソリストとの絶妙なタイミングをはかりながら、作品の本質を見極めた素晴らしい伴奏を付けています。

  • 商品番号:ODE-1307

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    ハーパネン(1972-)作品集
    フルート協奏曲
    淑女の部屋
    Compulsion Island 詳細ページ
    [ヘレナ・ユントゥネン(ソプラノ)/小山 裕幾(フルート)/ハンヌ・リントゥ(指揮)/ディマ・スロボデニューク((指揮)/フィンランド放送交響楽団]

    HAAPANEN, P.: Flute Concerto / Ladies' Room / Compulsion Island (Juntunen, Yuki Koyama, Finnish Radio Symphony, Lintu, Slobodeniouk)

    発売日:2019年11月29日 NMLアルバム番号:ODE1307-2

    CD価格:2,475円(税込)

    1970年フィンランド出身の作曲家ペルットゥ・ハーパネンの作品集。シベリウス・アカデミーで作曲を学び2002年に卒業、フリーランスの作曲家として活躍するハーパネンは、最初、劇音楽を中心に作品を書いていましたが、2004年にはパリのIRCAMにてエレクトリック・ミュージックを習得するなど、様々な分野に挑戦。以降、意欲的な作品を次々に発表する注目の作曲家です。このアルバムには最近作曲された「フルート協奏曲」を含む3つの作品を収録、その多彩な作品をハンヌ・リントゥの指揮でお楽しみいただけます。 「Compulsion Island」はフィンランド放送交響楽団の委嘱作で、多層に渡る豊かな音が交錯するドラマティックな曲。全編うねるような響きと、突如鳴り響く轟音が印象的な作品です。「フルート協奏曲」は単一楽章の中に2つの異なる素材を盛り込んだという興味深い曲。フルートの性能が極限まで追求されています。2006年、ムジカ・ノヴァ・フェスティヴァルのために作曲された「淑女の部屋」も様々なテキストを用い、幅広いヴォーカル・テクニックが要求された作品。ハーパネンの実力を知ることができます。 フルートのソロを担当する小山裕幾は1986年生まれ。現在、フィンランド放送交響楽団の首席奏者を務める注目の演奏家です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1330

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    ブラームス(1823-1897)
    ピアノ協奏曲 第1番
    4つのバラード 詳細ページ
    [ラルス・フォークト(ピアノ&指揮)/ロイヤル・ノーザン・シンフォニア]

    BRAHMS, J.: Piano Concerto No. 1 / 4 Ballades (Vogt, Royal Northern Sinfonia)

    発売日:2019年11月29日 NMLアルバム番号:ODE1330-2

    CD価格:2,475円(税込)

    2017年まで、ロイヤル・ノーザン・シンフォニアを自ら指揮し、ベートーヴェン協奏曲ツィクルスに取り組んできた名手ラルス・フォークト。今作で彼が取り組むのは、ブラームスのピアノ協奏曲 第1番。それも自らオーケストラを指揮しながらピアノを弾くという難題に挑戦します。 もともとオーケストラ・パートが充実しており「ピアノ付の交響曲」と呼ばれるこの作品、もちろんピアノ・パートも分厚い和音と困難なパッセージが続出するため、この曲を弾き振りするなんて不可能では…。フォークトはそんな不安をよそに、実に雄大な音楽を創り上げていきます。劇的な第1楽章の冒頭からぐいぐいと聴き手の耳を引きつけ、音楽にのめりこませます。第2楽章では穏やかな旋律を心を込めて歌わせ、第3楽章では息をもつかせぬ迫力で作品に対峙します。 併せて収録されている「4つのバラード」はブラームス初期の作品。とはいえ、重厚な協奏曲に比しても遜色ないほどの完成度を誇っており、ここでもフォークトは隅々まで心の通った演奏を繰り広げています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1342

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    カールソンス(1948-)
    Oremus
    宗教的合唱作品集 詳細ページ
    [シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮)/ラトヴィア放送合唱団/シンフォニエッタ・リガ/ヴェスタルズ・シムクス(ピアノ)]

    KARLSONS, J.: Oremus… / Adoratio / Le lagrime dell'anima… / Ora pro nobis (Latvian Radio Choir, Šimkus, Sinfonietta Rīga, Kļava)

    発売日:2019年11月29日 NMLアルバム番号:ODE1342-2

    CD価格:2,475円(税込)

    現代のラトヴィアを代表する作曲家の一人、カールソンスの宗教的合唱作品集。タイトルである「Oremus」は2018年、ラトヴィア放送合唱団のために作曲された作品で、カールソンスはこの合唱団の高い能力と音楽性を念頭に置き、複雑なハーモニーに彩られたメッセージ性の高い曲を書き上げました。作品は“リンカーンセンター・ホワイトライト・フェスティバル”で初演され大好評を得ています。 「Adoratio」は演奏時間30分以上を要する合唱とオーケストラのためのシンフォニー。全体は4つの部分で構成された劇的な作品で、オーケストラと合唱の真剣勝負が繰り広げられます。作曲者自身の短い詩による「Le lagrime dell’anima…」は美しい夕暮れの中、7つの星を眺めている時に生まれたという旋律が様々に展開されていく美し作品。指揮者クラーヴァのために書かれた「Ora pro nobis」では、中世時代の聖母マリアへの賛美の詩が力強く歌われます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1335

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    エッレル(1887-1970)
    〈交響詩集〉
    夜の叫び/白夜
    夕暮れ/薄明 詳細ページ
    [オラリー・エルツ(指揮)/エストニア国立交響楽団]

    ELLER, H.: Night Calls / White Night / Twilight / Dawn (Estonian National Symphony, Elts)

    発売日:2019年10月25日 NMLアルバム番号:ODE1335-2

    CD価格:2,475円(税込)

    エストニア国立交響楽団とオラリー・エルツによるヘイノ・エッレル作品集。シリーズ第2弾となるこのアルバムにはエッレルの交響的作品が収録されており、その中には彼の代表作「Koito 薄明」が含まれています。 活動の初期にはピアノの小品を中心に作曲していたエッレルですが、1917年頃から管弦楽曲を書き始め、まずは「Videvik 夕暮れ」を書き上げペトログラードで初演、続いて1918年に完成させたピアノ曲「薄明」をその2年後にオーケストラ版に改訂、自身の指揮で初演したところ大成功を収めました。これで自信を得たエッレル、以降、堰を切ったように数多くのオーケストラ曲が生まれています。シベリウスを思わせる壮大な旋律と、豊かなオーケストレーションは後進の作曲家たちにも大きな影響を与え「ヘイノ・エッレル楽派」と呼ばれるグループが形成されたことでも知られています。 1939年の「白夜」は広大な自然を舞台にした音楽の中に、舞曲を組み込んだユニークな作品。エッレル熟練の音楽語法が感じられる力作です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1338

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    シベリウス(1865-1957)
    交響曲「クレルヴォ」Op.7 詳細ページ
    [ヨハンナ・ルサネン(ソプラノ)/ヴィッレ・ルサネン(バリトン)/エストニア国立男性合唱団/ポリテク合唱団/ハンヌ・リントゥ(指揮)/フィンランド放送交響楽団]

    SIBELIUS, J.: Kullervo (J. Rusanen, V. Rusanen,Estonian National Male Choir, The Polytech Choir,Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2019年10月25日 NMLアルバム番号:ODE1338-5

    SACD-Hybrid価格:2,475円(税込)

    ベルリン留学中のシベリウスが先輩カヤヌスの《アイノ交響曲》を聴いて、自らも愛国的な管弦楽曲を作曲しようと構想したのが1891年、シベリウス26歳の時のこと。すぐさまシベリウスはフィンランドの叙事詩「カレワラ」の中から「カレワラ」第35-36章の「クレルヴォ(クッレルヴォ)」のエピソードを選び、翌年、ソプラノとバリトン独唱、男声合唱を用いる壮大な作品を書き上げました。 1892年4月のヘルシンキ初演は好評で彼は“フィンランドの国民的英雄”として讃えられましたが、作品の仕上がりに疑問を抱いたシベリウス自身は作品を撤回。その後、何回か部分的に演奏されるも忘れられてしまい、結局全曲が演奏されたのは1958年、シベリウスがこの世を去ったあとでした。 今回、このシベリウスの若き意欲作を指揮するのはハンヌ・リントゥ。彼は悲運の若者の物語を、フィンランド放送交響楽団と合唱団を巧みに操り豪快に描き出します。ドイツ・ロマン派の流れを汲む色彩豊かな響き、そして全編に溢れるシベリウスの愛国心を素晴らしい録音で存分にお楽しみください。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYCX-10088

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    -★『レコード芸術』特選盤(2020年1月号)★-

    ベートーヴェン&シベリウス:
    ヴァイオリン協奏曲集 詳細ページ
    [クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)/ロビン・ティチアーティ(指揮)/ベルリン=ドイツ交響楽団]

    BEETHOVEN, L. van / SIBELIUS, J.: Violin Concertos (C. Tetzlaff, Deutsches Symphonie-Orchester Berlin, Ticciati)

    発売日:2019年09月27日 NMLアルバム番号:ODE1334-2

    CD国内仕様 日本語解説付価格:2,750円(税込)

    現代最高のヴァイオリニストの一人クリスティアン・テツラフと、「もっともエキサイティングな指揮者」ロビン・ティチアーティ。注目の2人が奏でるベートーヴェンとシベリウスのヴァイオリン協奏曲が登場! 2011年、シューマンとメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲の発売以来、ONDINEレーベルからJ.S.バッハやブラームスなど数々の名演をリリースしているテツラフですが、ベートーヴェンは2017年の「三重協奏曲」の録音のみ。テツラフにとってギーレン、ジンマンとの共演に次ぐ3度目の録音となる「ヴァイオリン協奏曲」は2020年の“ベートーヴェン・イヤー”を控え、満を持しての強力リリースと言えるでしょう。 なおカデンツァにこだわりを持つテツラフは、第1楽章にピアノ協奏曲ニ長調からのアレンジをしたものを置き(ティンパニが入るヴァージョン)、第2楽章と第3楽章は自身のオリジナル・カデンツァを使用しているものと思われます。 同時収録のシベリウスにおいても、テツラフは抜群のテクニックと音楽性を発揮、終楽章では目が覚めるような快速テンポとユニークな解釈を聴かせるなど、2つの作品の新たな魅力を聴き手に提示します。 バックを務めるティチアーティは2009/10シーズンから26歳でスコットランド室内管弦楽団の首席指揮者に就任、2014年にはグラインドボーン音楽祭の音楽監督となりました。2017/18シーズンからはベルリン・ドイツ交響楽団(DSO)の音楽監督を務めるなど、高い評価を受ける俊英です。この録音でも名門オーケストラを率いて、テツラフと真向から対峙、共に緻密な音楽を紡ぎだしています。

  • 商品番号:ODE-1331

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    ベートーヴェン(1770-1827)
    劇音楽「エグモント」Op.84 詳細ページ
    [エリザベス・ブロイアー(ソプラノ)/ロベルト・フンガー=ビューラー(ナレーター)/アーポ・ハッキネン(指揮)/ヘルシンキ・バロック管弦楽団]

    BEETHOVEN, L. van: Egmont (E. Breuer, Hunger-Bühler, Helsinki Baroque Orchestra, Häkkinen)

    発売日:2019年09月20日 NMLアルバム番号:ODE1331-2

    CD価格:2,475円(税込)

    アーポ・ハッキネンとヘルシンキ・バロックオーケストラが演奏するベートーヴェン「エグモント」の全曲盤が登場。 1809年、ウィーン宮廷劇場の支配人であるヨゼフ・ハルトルの依頼によって作曲された「エグモント」は、ベートーヴェンが崇拝するゲーテの戯曲が基になっており、主人公エフモント(エグモント)伯ラモラールの圧政に対する抵抗と英雄的行為に、町娘クレールヒェンの恋心と、ベートーヴェン自らの政治的関心を絡めた意欲的な作品です。 序曲のみがよく知られていますが、ベートーヴェンはソプラノ独唱を含む全10曲を劇のために作曲。今回の録音はドイツ語でのナレーションも付いた完全版であるとともに、ピリオド楽器での演奏でもあり、ベートーヴェンが当初意図した作品像を忠実に再現しているといえるでしょう。 素朴な響きのオーケストラ、清楚なソプラノ独唱、ストーリーを語るナレーションが一体となって、若きベートーヴェンが描いた世界を見事に表出しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1337

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    リスト(1811-1886)
    十字架の道行
    ペルト(1935-)
    宗教合唱曲集 詳細ページ
    [カレ・ランダル(ピアノ)/カスパルス・プトニンシュ(指揮)/エストニア・フィルハーモニー室内合唱団]

    LISZT, F.: Via Crucis / PÄRT, A.: Sacred Choral Works (Estonian Philharmonic Chamber Choir, Putniņš)

    発売日:2019年09月20日 NMLアルバム番号:ODE1337-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ペルト作品の4曲のうち初期の「ソルフェッジョ」は、彼がまだ簡素な語法による「ティンティナブリの様式」を確立する前の作品で、不協和音に彩られていながらも、清冽な雰囲気を保っています。様式が確立された後の3曲のうち「スンマ」はペルト自身が「最も厳格で謎めいた作品」と評するほどに完成された曲。他2曲は聖書のエピソードが用いられています。 リストの「十字架の道行」は、晩年になって宗教への関心が高まり、バチカンからローマへと旅をした際に書かれたいくつかの宗教作品の中の1曲。当時リストが心を寄せていたグレゴリオ聖歌とパレストリーナからの影響、独自の宗教観が融合された内省的な作品です。この録音ではピアノ伴奏版が用いられており、合唱と溶け合うカレ・ランダルの表現豊かな演奏が作品の魅力を存分に伝えています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1336

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    チャイコフスキー(1840-1893)
    〔宗教合唱作品集〕
    聖ヨハネ・クリュソストムス Op.41 詳細ページ
    [シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮)/ラトヴィア放送合唱団]

    TCHAIKOVSKY, P.I.: Liturgy of St. John Chrysostom (excerpts) / 9 Sacred Pieces (Latvian Radio Choir, Kļava)

    発売日:2019年06月21日 NMLアルバム番号:ODE1336-2

    CD価格:2,475円(税込)

    1877年、チャイコフスキーは庇護者メック夫人に「私はよく礼拝に行きますが、私の考えでは聖ヨハネ・クリュソストムス(“聖金口イオアン聖体礼儀”が正式表記)は最高の芸術作品の一つです」と書き送りました。当時、チャイコフスキーは先人ボルトニャンスキーの教会音楽を校訂し、その作品にも感銘を受けていたのです。 しかしこの時代には帝室教会の決まりにより、新たな正教会聖歌を作曲、歌うことは禁じられていたため、彼はこの曲を出版した際にも帝室教会から猛反発を受け、出版社と教会の争いは法廷に持ち込まれるほど問題は混迷を極めました。結局は裁判で勝訴を勝ち取ることとなりましたが、初演はそれ以前の1879年6月に行われ、チャイコフスキーは大いに喜んだと伝えられています。 魅力的な旋律を力強い独唱が彩る劇的な作品を、現代最高のアンサンブルでお楽しみください。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1309

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    サーリアホ(1952-)作品集
    真実の炎/冬の空/トランス
    詳細ページ
    [ジェラルド・フィンリー(バス・バリトン)-6 グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ)-10 ハンヌ・リントゥ(指揮) フィンランド放送交響楽団]

    SAARIAHO, K.: True Fire / Trans / Ciel d'hiver (G. Finley, Maistre, Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2019年05月24日 NMLアルバム番号:ODE1309-2

    CD価格:2,475円(税込)

    現代の音楽シーンの中で独自の存在感を放つサーリアホ。このアルバムにはハンヌ・リントゥが指揮する3つの作品を収録、フィンリーとメストレ、2人の名手をフィーチャーしたサーリアホの最近の作品を聴くことができます。 2014年の「True Fire 真実の炎」はロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団、NDR交響楽団、BBC交響楽団、フランス国立管弦楽団の4オーケストラの委嘱作。名歌手フィンリーのために書かれた6つの楽章で構成された作品です。サーリアホにとっての声楽による表現、自然の中の人類の立ち位置など、様々な要素が組み込まれています。 「Ciel d’hiver」は2002年に作曲された三部作「Orion」の第2楽章をもとに、小さいオーケストラ用に編成しなおした曲。原曲と区別するためにフランス語のタイトルが付されています。 ハープとオーケストラのための協奏曲「Trance」はサントリー財団、フィンランド放送交響楽団、スウェーデン放送交響楽団、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、ラジオフランスとヘッセン放送管弦楽団の共同委嘱作です。サーリアホが要求する超絶技巧をメストレは難なく軽やかに弾ききっています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1318

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    モーツァルト(1756-1791)
    ピアノ・ソナタ集
    K280・K281・K310・K333 詳細ページ
    [ラルス・フォークト(ピアノ)]

    MOZART, W.A.: Piano Sonatas Nos. 2, 3, 8 and 13 (Vogt)

    発売日:2019年05月24日 NMLアルバム番号:ODE1318-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ベートーヴェンのピアノ協奏曲ツィクルスが大好評のうちに終了した名手フォークトが次に取り組むのはモーツァルトのピアノ・ソナタ集です。このアルバムではバロック期の影響が強い1775年頃に作曲された2作品と、1778年モーツァルトの母の死の年に書かれた2作品が収録されています。 第2番はハイドンの影響が強いとされていますが、第2楽章のアダージョは晩年の作品を思わせる抒情性をもっています。第3番も同じく第2楽章のしっとりとした雰囲気が見事です。珍しく短調で書かれた第8番、技巧的な作風による第13番もモーツァルトらしい旋律美に溢れた作品です。 フォークトの演奏はモダン・ピアノの響きをたっぷりと生かしたもので、モーツァルトのソナタに、まるでロマン派時代の作品のように詩情豊かな表情を与えています。精緻なデュナーミク、ゆったりめのテンポによる濃厚な歌いまわしは、昨今のピリオド的解釈とはまた違う新しさを感じさせます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1294

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    サロネン(1958-)
    サーリアホ(1952-)

    無伴奏チェロのための作品集 詳細ページ
    [ウィルヘルミナ・スミス]

    SALONEN, E.-P. / SAARIAHO, K.: Cello Solo Works (Wilhelmina Smith)

    発売日:2019年04月19日 NMLアルバム番号:ODE1294-2

    CD価格:2,475円(税込)

    現代フィンランドを代表する作曲家サーリアホと、名指揮者で作曲家でもあるエサ=ペッカ・サロネン。2人の無伴奏チェロ作品を集めた1枚。それぞれの作曲家には明確な作風があり、各々がユニークな音の領域を追求しています。 新たなチェロの響きを模索するサロネン、繊細さの中にテクニックを極限まで追求するサーリアホ、この両者の作品を洞察力と共感たっぷりに演奏するのは、2000年9月にロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演奏者としてサロネンから招待を受け、以降彼から深い信頼を寄せられているウィルヘルミナ・スミス。知的な解釈が高く評価されているソリストです。

  • 商品番号:ODE-1324

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    18世紀から19世紀のファゴット協奏曲集
    モーツァルト/ヴィンター
    フンメル/ロッシーニ
    詳細ページ
    [ヤーコ・ルオマ/ヤンネ・ニソネン/タピオラ・シンフォニエッタ]

    Bassoon Concertos - HUMMEL, J.N. / MOZART, W.A. / WINTER, P. von / ROSSINI, G. (J. Luoma, Tapiola Sinfonietta)

    発売日:2019年04月19日 NMLアルバム番号:ODE1324-2

    CD価格:2,475円(税込)

    16世紀、ルネサンス時代に使用されていた楽器「ドゥルシアン」が前身とされるファゴット。ヴィヴァルディはファゴットの多様性に着目し、40作近くの協奏曲を作曲しましたが、この楽器が本当に注目されるようになったのは楽器の性能が向上した18世紀後半になってからのことです。 このアルバムには4人の作曲家のファゴット協奏曲を収録。楽器の性能を知り尽くしていたであろう18歳のモーツァルトの華麗な協奏曲、彼の弟子フンメルと、同時代のオペラ作曲家ヴィンターの珍しい作品の聴き比べ、ロッシーニの(作品とされている)唯一のファゴット協奏曲と、その多彩な作風を楽しむことができます。 演奏しているのは1993年からタピオラ・シンフォニエッタのメンバーとして活躍するヤーコ・ルオマ。ソリストとしてパリ管やベルリン放送交響楽団で演奏していたこともある名手が華麗なテクニックを披露しています。

  • 商品番号:ODE-1333

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    ONDINE 2019年
    204ページのカラーカタログ付き
    メンデルスゾーン/シューマン:
    ヴァイオリン協奏曲 詳細ページ
    [クリスティアン・テツラフ/パーヴォ・ヤルヴィ/フランクフルト放送交響楽団]

    SCHUMANN, R.: Violin Concerto / Phantasie / MENDELSSOHN, Felix: Violin Concerto (Tetzlaff, Frankfurt Radio Symphony, P. Jarvi)

    発売日:2019年04月19日 NMLアルバム番号:ODE1195-2

    カタログ+CD価格:750円(税込)

    1985年のレーベル創立以来、ONDINEは「妥協せず、素晴らしい音楽を録音すること」にこだわり、母国フィンランドの作曲家、アーティストを中心に、北欧の優れた音楽を数多くリリースしてきました。創業30年を経て国際的なレーベルとなった今では、一流のソリストやオーケストラとコラボレーションを行い、数多くの音楽賞も受賞しています。 今回お届けする204ページのカラーカタログには、これまでリリースされたアルバムが掲載されており、その幅広いレパートリーを眺めているだけでもワクワクするような興奮を味わえます。 そして、今回カタログに添えられているのは、テツラフの「メンデルスゾーン/シューマン:ヴァイオリン協奏曲」のCD。誰もが知るメンデルスゾーン、あまり演奏される機会のないシューマン。この2曲を一分の隙もなく聴かせるテツラフとパーヴォ・ヤルヴィの名演は、2010年の初回発売時には大きな話題となりました。 特別価格での完全限定盤。この内容は見逃せません!

  • 商品番号:ODE-1339

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    シューマン、サン=サーンス、グリエール:
    ホルンとオーケストラのための作品集 詳細ページ
    [マルクス・マスクニッティ/サカリ・オラモロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団]

    Horn and Orchestra Music - SCHUMANN, R. / SAINT-SAËNS, C. / GLIÈRE, R. (Maskuniitty, Royal Stockholm Philharmonic, Oramo)

    発売日:2019年04月19日 NMLアルバム番号:ODE1339-2

    CD価格:2,475円(税込)

    フィンランドのラウマ出身のホルン奏者マルクス・マスクニッティ。ヘルシンキのシベリウス・アカデミーで学び、ベルリンに留学。1994年に開催されたミュンヘン国際コンクールなど、数々のコンクールに入賞し注目を集めました。その後、フィンランド放送交響楽団をはじめ、1994年にはベルリン・ドイツ交響楽団、1997年から1999年まではベルリン・フィルハーモニーの首席奏者を務めるなど、世界的なオーケストラで演奏、室内楽の分野でも活躍するベテランです。 今回はサカリ・オラモが指揮するロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団と共演、シューマン、サン=サーンス、グリエールの作品を聴かせます。 選ばれた曲は、シューマンのホルン作品の中でも最も充実した味わいを持つ「コンツェルトシュトック」、アンセルメのオーケストレーションにより、本来のピアノ伴奏よりも更に味わい豊かとなった「アダージョとアレグロ」、サン=サーンスの熟練した作曲技法が光る「演奏会用小品」、グリエールの最後の作品となった「ホルン協奏曲」。1849年から1951年まで、100年にわたって作曲された様々なホルンのための作品をお楽しみください。

  • 商品番号:ODE-1314

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    ブラームス(1833-1897)
    ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 Op.25
    (A.シェーンベルクによる管弦楽版)
    パリー(1848-1918)
    ブラームスへのエレジー 詳細ページ
    [ハイメ・マルティン(指揮)/イェヴレ交響楽団]

    BRAHMS, J.: Piano Quartet (arr. A. Schöenberg for orchestra) / PARRY, H.: Elegy for Brahms (Gävle Symphony, J. Martín)

    発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:ODE1314-2

    CD価格:2,475円(税込)

    2013年にイェヴレ交響楽団の首席指揮者兼芸術監督に就任したハイメ・マルティンとイェヴレ響のシリーズ最新作は、彼がずっと取り組んでいるブラームス作品へのオマージュです。 19世紀から現代まで無数の芸術家たちにインスピレーションを与えたブラームスですが、シェーンベルクもその作品を愛しており、とりわけ「ピアノ四重奏曲第1番」には格別の想いを抱いていました。1937年にクレンペラーがこの曲のオーケストレーションをシェーンベルクに持ち掛けた際、彼はこの提案を迷わず引き受け、小さな編成の作品をまるで交響曲のような壮大な響きへと変貌させたのです。このアレンジは時に「ブラームスの第5交響曲」とも呼ばれるほどに成功を収め、現代のコンサートでもしばしば耳にするほどにお馴染みになっています。 イギリスの作曲家パリーの「エレジー」はブラームスの訃報を聞いたパリーが書いた哀悼の音楽。パリーの生前には演奏されることなく、1918年パリーの死後に一度演奏されたものの、1977年まで顧みられることがありませんでした。最近の英国音楽ブームに乗って、このような作品も復興の兆しを見せています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1325

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    ツィンマーマン(1918-1970)作品集
    ヴァイオリン協奏曲
    大管弦楽のための前奏曲「フォトプトシス」
    《兵士たち》 - ヴォーカルシンフォニー 詳細ページ
    [リーラ・ジョセフォヴィツ(ヴァイオリン)/アヌ・コムシ(ソプラノ)/イェニ・パッカレン(アルト)/ヒラリー・サマーズ(コントラルト)/ヴィッレ・ルサネン(バリトン)/ぺーテル・タンチツ(テノール)/ユハ・ウーシタロ(バス)/ハンヌ・リントゥ(指揮)/フィンランド放送管弦楽団]

    ZIMMERMANN, B.A.: Violin Concerto / Photoptosis / Die Soldaten, Vocal Symphony (Josefowicz, A.Komsi, Packalen, Summers, Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:ODE1325-2

    CD価格:2,475円(税込)

    第二次世界大戦後のドイツ音楽界を代表する作曲家、ベルント・アロイス・ツィンマーマンの作品を話題の指揮者ハンヌ・リントゥが指揮した注目盤。時代により刻々とスタイルを変貌させたツィンマーマンの中期から後期の作品3曲が収録されています。名手リーラ・ジョセフォヴィツをソリストに迎えた初期のヴァイオリン協奏曲は新古典派の様式を用いて書かれた作品。壮大かつ緊張感に満ちた音楽が描き出されています。 “静止主義”の様式による「Photoptosis」はツィマーマンの最後の管弦楽作品。そして、ツィマーマンの代表作の一つ、歌劇《兵士たち》はあまりにも難解であったため、初演は一旦中止されたほどの問題作。後に彼が歌劇の一部を40分程度の演奏会用作品に作り上げたのが、このアルバムに収録された《兵士たち》によるヴォーカル・シンフォニーです。難解さはそのままですが、コンパクトにまとめられており、ツィマーマンの複雑な音楽世界が存分に表現されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1328

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    発売日:2019年02月22日

    CD 2枚組価格:3,525円(税込、送料無料)

    ヘルシンキ生まれの無声映画監督マウリッツ・ステイッレル。短編映画制作からキャリアを始め、生1920年までに35本の映画を製作、また名女優グレタ・ガルボを見出したことでも知られています。 スティッレルは、フィンランドの作家ヨハネス・リンナンコスキーの小説に基づき、1919年に映画「Song of the Scarlet Flower スカーレット・フラワーの歌」を制作しましたが、彼が音楽を依頼したのが当時指揮者としても活躍していたアルマス・ヤルネフェルト(彼の妹はシベリウスの妻アイノ)です。 ヤルネフェルトがこの無声映画のために書き上げたのは、100分近くのオーケストラスコアであり、これは彼の最後の管弦楽作品であるとともに、“北欧初のオリジナル音楽を持つ長編映画”としても先駆的作品にもなりました。映画は大ヒットとなり、スウェーデン以外の40か国以上で上演されましたが、ヤルネフェルトのスコアは失われてしまいました。しかし幸いなことに、1980年代にヤルネフェルトの親戚の所持品から再発見され、この録音のためにヤニ・キッレネンとヤーコ・クーシストが復元、その素朴で美しい音楽を改めて聴くことができるようになったのです。 アルバムではヤーコ・クーシスト自身がタクトを取り、自然豊かな世界を思わせる音楽を奏でています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1320

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    ルトスワフスキ(1913-1994)
    交響曲 第1番・第4番
    Jeux vénitiens - ヴェネツィアのゲーム 詳細ページ
    [ハンヌ・リントゥ(指揮)/フィンランド放送交響楽団]

    LUTOSŁAWSKI, W.: Symphonies Nos. 1 and 4 / Jeux vénitiens (Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2019年01月25日 NMLアルバム番号:ODE1320-5

    SACD-Hybrid価格:2,475円(税込)

    ルトスワフスキは20世紀ポーランドを代表する作曲家の一人。伝統的なスタイルを守りながら、起伏に富んだエネルギッシュな音楽を生涯に渡って書き続けたことで知られています。ハンヌ・リントゥとフィンランド放送交響楽団は、ルトスワフスキの初期、中期、後期からそれぞれ代表的な作品を選んで演奏。 初期の重要な作品「交響曲第1番」では新古典派主義の作風が用いられており、ソ連政府より「形式主義的」と糾弾されたこともあります。彼の作風の転換期に書かれた1961年の「ヴェネツィアのゲーム」は奏者たちの自由性を重んじながらも、全体は精密に管理されているという「管理された偶然性」という手法によって書かれた作品。交響曲第4番はめまぐるしく変化する旋律と、洗練された美しい響きを持つ晩年の代表作。 リントゥは的確な演奏で作風の違いを際立たせつつ、ルトスワフスキの魅力を描き出しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1321

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    エッレル(1887-1970)
    ヴァイオリン協奏曲
    幻想曲/交響的伝説/交響曲 第2番 詳細ページ
    [バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)/オラリー・エルツ(指揮)/エストニア国立交響楽団]

    ELLER, H.: Violin Concerto / Fantasy / Symphonic Legend / Symphony No. 2 (B. Skride, Estonian National Symphony, Elts)

    発売日:2019年01月25日 NMLアルバム番号:ODE1321-2

    CD価格:2,475円(税込)

    20世紀エストニア音楽界を牽引した作曲家の一人、ヘイノ・エッレルの作品集。2018年「エストニア独立100周年」を記念してのリリースです。 名手スクリデをソリストに据えた「ヴァイオリン協奏曲」は、抒情的で技巧的な作品。単一楽章の中で旋律が目まぐるしく変化し、時には民族音楽的な要素も聴かれる興味深い曲です。1916年に構想され、1964年に完成された「幻想曲」は短いながらも魅力的な雰囲気を持っています。さまざまな素材が組み合わされ絵画的な表現が美しい「交響的伝説」はエッレルにおける中期の傑作。このエルツの演奏は改訂稿を用いた初の録音となります。「交響曲第2番」は悲劇的な性格を持ち、当時のソ連で推進されていた「社会主義リアリズム」の流れに乗ることができず、書き上げられることのなかった作品です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1327

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    Paradisus vocis
    セリツキス(1960-)
    合唱作品集 詳細ページ
    [シグヴァルス・クリャーヴァ(指揮)/ラトビア放送合唱団]

    SELICKIS, A.: Choral Music (Paradisus vocis) (Latvian Radio Choir, Sinfonietta Rīga, Kļava)

    発売日:2019年01月25日 NMLアルバム番号:ODE1327-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ラトビアの現代作曲家セリツキスの合唱作品集。現在はリガに住み、宗教家、詩人として活躍するセリツキスは、幼いころからアルヴォ・ペルトに強く影響を受けていたといい、その作品はどれも象徴的で神への賛美に貫かれています。 セリツキスとクリャーヴァは2012年に共演した時からの親しい友人で、2人は古い讃美歌を学び、一緒に各地の修道院への巡礼を計画するなど、このアルバム制作のために力を尽くしました。現代的な響きと古風な響きが入り混じるユニークで神秘的な作品を、ラトビア放送合唱団の完璧なハーモニーでお聴きください。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1313

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    ジュリアン・アンダーソン(1967-)作品集
    「The Comedy of Change」
    「Heaven is Shy of Earth」 詳細ページ
    [オリヴァー・ナッセン/ロンドン・シンフォニエッタ スーザン・ビックリーBBC交響合唱団/BBC交響楽団]

    発売日:2018年10月24日

    CD通常価格:2,475円特価!:690円(税込)

    2018年7月8日、惜しまれつつこの世を去った作曲家、指揮者オリヴァー・ナッセン。このアルバムにはナッセンとは長きに渡り協力関係を築いた作曲家ジュリアン・アンダーソンのオラトリオと室内楽作品が収録されています。 ジュリアン・アンダーソンはフィルハーモニア管弦楽団が運営する「Music of Today」において多くの作曲家による現代音楽を紹介する他、ウィグモアホールのコンポーザー・イン・レジデンスを務めるなど様々な取り組みを行っていました。2006年にはBBCプロムスにおいて、自身のオラトリオ「Heaven is Shy of Earth」を紹介、こちらはエミリー・ディキンソンの詩とラテン語の典礼文を組み合わせた大規模な声楽作品ですが、宗教色はほとんどなくタイトルの「地上(の美しさ)に天も恥じる」という言葉通り、自然を賛美した聴きやすい作品です。初演時はアンドリュー・デイヴィスがタクトを執りましたが、改訂版の初演はナッセンが行いました。 もう1曲の「The Comedy of Change」は比較的規模の大きな室内楽と言った作品。ダーウィンの「種の起源」出版150年を祝しての作品で、演奏会だけでなくバレエ音楽としても使えるように作曲されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1316

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    ドヴォルザーク(1841-1904)
    ピアノ三重奏曲 第3番&第4番「ドゥムキー」 詳細ページ
    [クリスティアン・テツラフ/ターニャ・テツラフ/ラルス・フォークト]

    DVOŘÁK, A.: Piano Trios Nos. 3 and 4 (C. and T. Tetzlaff, Vogt)

    発売日:2018年10月24日 NMLアルバム番号:ODE1316-2

    CD価格:2,475円(税込)

    テツラフ兄妹とピアニスト、ラルス・フォークト。これまでにも数々の共演があり、ONDINEレーベルからはブラームスのピアノ三重奏曲と、ベートーヴェンの三重協奏曲がリリースされて、どちらもその親密な演奏が評判を呼んでいます。 今回彼らが取り組んだのはドヴォルザークの2曲のピアノ三重奏曲。1883年に作曲された第3番は、前年に大切な母を失ったドヴォルザークの悲しみが反映された激しく暗い雰囲気を持つ曲ですが、敬愛するブラームスの影響も感じられる重厚さも見られます。とりわけ第3楽章の美しいチェロの旋律は聴きどころ。第4楽章はチェコの民族舞曲のリズムが用いられれています。第4番は「ドゥムキー(ウクライナを起源とする叙事詩ドゥムカの複数形)」を副題に持ち、ドヴォルザークがニューヨークに出発する直前に書かれた曲。6楽章からなる自由な形式で書かれており、様々な民族音楽の要素が用いられた魅力的な作品です。 憂愁に満ちた旋律を滔々と歌い上げる兄テツラフのヴァイオリン、深い音色で全体を支える妹ターニャのチェロ、そして全体を流麗かつ丁寧にまとめ上げるフォークトのピアノは、ドヴォルザーク作品の持つ味わいを極限まで引き出しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1236

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    発売日:2018年10月05日

    CD 2枚組価格:900円(税込)

    2016年に87歳でこの世を去ったフィンランドの現代作曲家エイノユハニ・ラウタヴァーラ。この2枚組は、2018年10月9日の彼の90回目の誕生日を記念して製作されたアルバムです。 CD1はフィラデルフィア交響楽団創立100年記念の委嘱作「旅」と、ミネソタ管弦楽団のために書かれた「ハープ協奏曲」を収録した既発アルバム(ODE-978)、CD2にはラウタヴァーラの様々な作品の聴きどころを集めたサンプラー盤がセットされています。 1940年代後半から作曲を始めたラウタヴァーラ、長い創作活動の間に8曲の交響曲、様々な楽器のための協奏曲、オペラを含む舞台作品など多数の作品を書き上げました。初期の作品は十二音技法や前衛的な作風に拠っていますが、1960年代以降から晩年に近づくにつれ、作風は次第に清澄で神秘的なものに変化していきます。そのほとんどはONDINEレーベルに録音されており、2枚目の「サンプラー」で作品の一端を楽しむことができます。 40ページで構成されたブックレットには、バイオグラフィや写真の他に、ONDINEレーベルでのラウタヴァーラ・アルバム総カタログも掲載されており、さまざまな作品を選ぶ楽しみも味わえます。 数量限定、特別盤となります。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1308

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    リンドベルイ(1958-)
    光陰矢の如し
    ヴァイオリン協奏曲 詳細ページ
    [フランク・ペーター・ツィマーマン/ハンヌ・リントゥ/フィンランド放送交響楽団]

    LINDBERG, M.: Tempus fugit / Violin Concerto No. 2 (F.P. Zimmermann, Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2018年10月05日 NMLアルバム番号:ODE1308-5

    SACD-Hybrid価格:2,475円(税込)

    フィンランドの現代作曲家マグヌス・リンドベルイの最新作。アルバムに収録された2つの作品はどちらも世界初録音であり、リンドベルイの生誕60年を記念して製作されています。 ヴァイオリン協奏曲は、リンドベルイがロンドン・フィルハーモニー管弦楽団のコンポーザー・イン・レジデンスを務めていた時の作品で、初演者であるフランク・ペーター・ツィマーマンに捧げられています。豊かなオーケストラの響きと呼応する輝かしいヴァイオリンの旋律には、ロマンティックで懐古的な雰囲気も感じさせる、リンドベルイ後期のスタイルが集約されています。 「Tempus fugit」はラテン語で“時は飛ぶようにすぎる”という意味の言葉。日本語で言えば“光陰矢の如し”となるでしょう。2017年、フィンランド独立記念コンサートのための委嘱作品ですが、彼はあえて伝統的な作品を書くのではなく、1980年代にコンピューター言語を用いて作曲した最初のオーケストラ作品「FORCE」と同じ手法による「Tempus fugit」を書き上げました。こちらは印象派風の響きと輝くような旋律を持つ30分程度の作品で、初演者ハンヌ・リントゥに捧げられています。

  • 商品番号:ODE-1323

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    ソナタ・パルティータ・組曲
    (フランス・ブリュッヘンが編曲した無伴奏リコーダーのための作品全集) 詳細ページ
    [ボレッテ・ロズ]

    BACH, J.S.: Cello Suites Nos. 1-3 / Violin Partitas Nos. 2 and 3 (arr. F. Brüggen for recorder) (B. Roed)

    発売日:2018年08月24日 NMLアルバム番号:ODE1323-2D

    CD 2枚組価格:2,475円(税込)

    デンマーク生まれのリコーダー奏者ボレッテ・ロズ。2004年のソロ・デビュー以降、国内外で数多くのコンサートを行い、デンマークの権威ある音楽賞も獲得、デビュー直後にデンマーク国立放送の“アーティスト・イン・レジデンス”に選ばれるなど、才能を高く評価されています。 彼女のONDINEでのデビュー・アルバムはフランス・ブリュッヘン(1934-2014)の編曲によるJ.S.バッハの作品集です。バッハは室内楽や声楽曲には好んでフルートを用いましたが、「無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013」以外には、無伴奏フルートのための作品を残しておらず、室内楽でもフルートが使われている作品は偽作を含めても少数だけしかありません。その上、当時の他の作曲家、ヴィヴァルディやテレマンのようなリコーダーのための作品はほとんど書かれていません。リコーダー奏者がバッハを演奏する手段はないのでしょうか? そのためには他の楽器のために書かれた作品を編曲することが必要となります。20世紀の名手ブリュッヘンは「無伴奏チェロ組曲」から前半の3曲と、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータから11楽章を選び、リコーダーのために編曲を施しました。ロズは「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」では曲によってリコーダーを替え、「無伴奏チェロ組曲」では調性を変更することで、音色と響きに細心の注意を払いつつ、全ての曲を完璧に演奏しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1312

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    シューマン(1810-1856)
    「小姓と王女について」/降臨節の歌
    J.S.バッハ(1685-1750)
    カンタータ 第105番(シューマン編) 詳細ページ
    [エストニア・フィルハーモニー室内合唱団/ヘルシンキ・バロック管/ハッキネン]

    Choral Music - SCHUMANN, R. / BACH, J.S. (Estonian Philharmonic Chamber Choir, Helsinki Baroque Orchestra, A. Häkkinen)

    発売日:2018年05月25日 NMLアルバム番号:ODE1312-2

    CD価格:2,475円(税込)

    シューマンの合唱曲の中でも、ほとんど演奏されることのない2つの曲集「小姓と王女について」と「降臨節の歌」、そしてシューマンが編曲したバッハのカンタータ第105番。この3曲を演奏するのはエストニアを代表するエストニア・フィルハーモニー室内合唱団とハッキネンが率いるヘルシンキ・バロック管弦楽団です。「降臨節の歌」は1848年11月に作曲された曲集で、リュッケルトの詩が用いられており、円熟期のシューマンらしい息の長い旋律が歌われていく印象的な作品です。 シューマンは傾倒するゲーテの影響を受け、バッハの作品も大切にしており、1850年にライプツィヒでJ.S.バッハの全作品を出版するのが目的である“旧バッハ協会”が発足した際にはシューマンも自身の“新音楽時報”において、バッハの重要性を説くとともに、作品を何曲か編曲し演奏することで普及に務めました。このカンタータは1849年に自身で演奏するために編曲したものです。こちらもシューマンの好みの響きで満たされています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1322

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    スヴィリドフ(1915-1998)
    讃歌と祈り 詳細ページ
    [ラトビア放送合唱団/クリャーヴァ]

    SVIRIDOV, G.: Canticles and Prayers (Latvian Radio Choir, S. Kļava)

    発売日:2018年05月25日 NMLアルバム番号:ODE1322-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ソビエト時代に活躍し、20世紀後半のロシアを代表する作曲家の一人として知られるスヴィリードフ。この「讃歌と祈り」はロシア宗教作品の中でも最も重要な作品の一つに数えられています。作品は1980年に構想され、いくつかのスケッチが書かれましたが、これらの下案は1969年頃からあり、スヴィリードフはこれらをまとめるとともに、1988年から1992年にかけて大部分を完成させました。その後、1997年になって最初の3つの部分を編集、確定を行いましたが、結局完全な形にすることなく、1998年にスヴィリードフはこの世を去ってしまいました。 このクリャーヴァとラトヴィア放送合唱団のアルバムでは第1部から第3部までの順序を見直し、更に第4部に「赤い復活祭」を含むその他の歌を収録。作品の真の姿を追求しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1233

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    発売日:2018年04月27日

    CD 2枚組価格:2,475円(税込)

    かつてリリースされていた2枚のアルバム(ODE-874とODE-918)をまとめたリイシュー・アルバム。「聖ヘンリック」とは12世紀フィンランドに十字軍の侵攻と共にやってきて、人々にキリスト教の教えを説いたとされる人。人々の反発にあい暗殺されてしまったという伝説がありますが、はっきりとした記録は残されていません。しかしその偉業は現代でも讃えられています。もう1枚の「ピエ・カンツィオーネス」は16世紀フィンランドで編纂された聖歌集。“古い時代の司教の教会および学校のための聖歌”の原題を持ち、多様な歌が収録されています。 曲集のほぼ半分はスカンジナビア半島の民謡であったり、他の国を起源とするもので、これらは恐らく他の国を巡った人がフィンランドに持ち込んだと推察されています。どちらも素朴なハーモニーと清冽な歌唱が印象的です。

  • 商品番号:ODE-1315

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    ブラームス(1833-1897)
    ヴァイオリン・ソナタ集(ピリオド楽器による) 詳細ページ
    [カーキネン=ピルク/ハッキラ]

    BRAHMS, J.: Violin Sonatas Nos. 1-3 / Lieder (arr. for violin and piano) (Kaakinen-Pilch, T. Hakkila)

    発売日:2018年04月27日 NMLアルバム番号:ODE1315-2

    CD価格:2,475円(税込)

    フィンランドを代表するバロック・ヴァイオリン奏者カーキネン=ピルク。以前J.S.バッハの無伴奏組曲(ODE-1241)やビーバーの「ロザリオのソナタ」(ODE-1243)で端正な演奏を披露していましたが、今作ではブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集に取り組みました。今回はブラームス時代のピリオド楽器を用い、当時の響きを余すことなく再現しています。伴奏を担当しているのは同じくフィンランドの奏者ハッキラ。2005年にシベリウス・アカデミーを卒業後、フォルテピアノの名手として活躍しています。 このアルバムでは3曲のソナタの他に、各々のソナタに関連する3つの歌曲を編曲した版も収録されており、こちらも心のこもった演奏を聴くことができます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1317

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    バルトーク(1881-1945)
    ヴァイオリン協奏曲 第1番・第2番 詳細ページ
    [テツラフ/フィンランド放送響/リントゥ]

    BARTÓK, B.: Violin Concertos Nos. 1 and 2 (C. Tetzlaff, Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2018年04月27日 NMLアルバム番号:ODE1317-2

    CD価格:2,475円(税込)

    J.S.バッハの無伴奏、ベート-ヴェンの三重協奏曲に続くクリスティアン・テツラフの最新盤は、20世紀の名曲として名高いバルトークのヴァイオリン協奏曲集。今回は人気指揮者リントゥとフィンランド放送交響楽団が伴奏を務めるという万全の体制のもと、テツラフが伸びやかな演奏を聴かせます。 かつて、バルトークのヴァイオリン協奏曲といえば、1937年から1938年に作曲された「第2番」のみが知られていました。民謡風の素材や四分音までが用いられた重厚で緊張感あふれる楽想は、円熟期のバルトークらしい特徴を持ち、数多くのヴァイオリニストたちが愛奏しています。 ながらくバルトークのヴァイオリン協奏曲はこれ1曲のみとされていましたが、バルトークの死後、1907年から1908年頃に作曲された青年期の協奏曲(シュテフィ・ゲイエルに献呈)が発見され、こちらを第1番と呼ぶようになりました。この時期のバルトークは未だ民族音楽には目覚めておらず、この協奏曲も当時影響を受けていたワーグナーやリヒャルト・シュトラウスにも似た後期ロマン派風の雰囲気をまとっています。 テツラフとリントゥは2曲のスタイルを的確に弾き分けることで、バルトークの作風の変遷を表現するとともに、後期バルトーク作品における民族音楽と前衛音楽の融合もはっきり見せています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1311

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    ベートーヴェン(1770-1827)
    ピアノ協奏曲 第2番&第4番 詳細ページ
    [フォークト/ロイヤル・ノーザン・シンフォニア]

    BEETHOVEN, L. van: Piano Concertos Nos. 2 and 4 (L. Vogt, Royal Northern Sinfonia)

    発売日:2018年03月23日 NMLアルバム番号:ODE1311-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ドイツの名手ラルス・フォークトが自らロイヤル・ノーザン・シンフォニアを指揮し、ベートーヴェンのピアノ協奏曲を演奏するツィクルス、最後を飾るのは第2番と第4番の組み合わせです。 ベートーヴェンが16歳の頃に着手したとされる第2番の協奏曲は、第1番よりも以前に書かれた作品。ベートーヴェン自身は作品の出来に不満があったとされていますが、主題の扱い方や、独創的なカデンツァなどにベートーヴェンらしさが感じられる意欲的な曲として高く評価されています。第4番はベートーヴェンの最高傑作のひとつであり、第5番「皇帝」が堂々とした男性らしさを誇る曲であるのに比べ、こちらの第4番は柔和な表情を持ち、中でも第2楽章の憂いに満ちた美しさは格別の人気を誇っています。 フォークトの演奏は、どちらの曲もオーケストラを雄弁に鳴らすことで「ピアノとオーケストラの対話」を強調。これまで伴奏として見過ごされがちだった第2番のオーケストラ・パートにも隅々まで光を当てることで、曲の新たな魅力を引き出すことに成功しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1303

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    スヴェン=トゥール(1959-)
    「イルミナシオ」
    「ウルルからのホイッスルとささやき」
    交響曲 第8番 詳細ページ
    [パワー/レイシー/タピオラ・シンフォニエッタ/エルツ]

    TÜÜR, E.-S.: Illuminatio / Whistles and Whispers from Uluru / Symphony No. 8 (Power, Lacey, Tapiola Sinfonietta, Elts)

    発売日:2018年02月23日 NMLアルバム番号:ODE1303-2

    CD価格:2,475円(税込)

    エストニア生まれの作曲家スヴェン・トゥール。若いころにロック・グループ「In Spe」を率いた経験を生かし、9曲の交響曲、声楽曲をはじめとした「クラシックとプログレ・ロックの融合」による刺激的な作品を多く生み出すことで知られています。 このアルバムではロンドン生まれのヴィオラ奏者ローレンス・パワーをソリストに据えたヴィオラ協奏曲と、同じく高名なリコーダー奏者ジェネヴィーヴ・レイシーの独奏によるリコーダー協奏曲、2010年に作曲された交響曲第8番を聴くことができます。トゥールの生まれ故郷ヒーウマー島の作曲小屋でインスピレーションを受けた「リコーダー協奏曲」、神秘的な雰囲気に彩られた「ヴィオラ協奏曲」。この2曲でのトゥールの音楽は、常に変化、発展し、ソリストとの関係性も深まっています。小規模な編成のための「交響曲」もトゥールらしいジャンルボーダーレスな音楽です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1310

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    ラウタヴァーラ(1928-2016)
    チェロとピアノのための作品集 詳細ページ
    [テツラフ/シュスマン]

    RAUTAVAARA, E.: Cello and Piano Works (T. Tetzlaff, Süssmann)

    発売日:2018年02月23日 NMLアルバム番号:ODE1310-2

    CD価格:2,475円(税込)

    2016年、惜しまれつつこの世を去ったフィンランド屈指の現代作曲家ラウタヴァーラ。神秘的な雰囲気を持つ後期の交響曲や、鳥の声を用いた「カントゥス・アルティクス」などの作品が多くの人に愛されていますが、このアルバムに収録されている「チェロのための作品」はあまり演奏されることなく、ひっそりと眠っていました。 なかでも、1969年に作曲された「独奏チェロのためのソナタ」と1955年の「2つの前奏曲とフーガ」はラウタヴァーラの室内楽における作曲技法の基礎を成す曲であり、新古典派風の作風による新鮮な味わいを持っています。その後に着手された「ソナタ第1番」はモダンな様式が用いられていますが、すぐに完成されることはなく、30年の逡巡を経てようやく書き上げられた作品です。「わが心の歌」は自作の歌劇《アレクシス・キヴィ》のアリアが元になった曲。他にもさまざまな作品を、ターニャ・テツラフとグニッラ・シュスマンが親密に歌い上げています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1301

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    運命の歌
    ブラームス(1833-1897)合唱曲集 詳細ページ
    [エリック・エリクソン室内合唱団/イェヴレ響/マルティン]

    BRAHMS, J.: Schicksalslied / Gesang der Parzen / Nänie / Begräbnisgesang (Song of Destiny) (Eric Ericson Chamber Choir, Gävle Symphony, J. Martín)

    発売日:2018年01月26日 NMLアルバム番号:ODE1301-2

    CD価格:1,500円(税込)

    2013年にイェヴレ響の首席指揮者兼芸術監督に就任したハイメ・マルティンとイェヴレ交響楽団によるブラームスのシリーズ、第2弾は“世界で最もレベルの高い合唱団”の一つ、エリック・エリクソン室内合唱団との共演による合唱作品集。 ヘルダーリンの詩を用いた、厳しくも美しい「運命の歌」、ゲーテの戯曲に基づく「運命の女神の歌」、美しいもの、完全なるもののはかなさが描かれた「哀悼の歌」、そして思わず佇まいを正したくなるほどに厳格な「埋葬の歌」の4曲はまさにブラームスの最高傑作であり、ここでの演奏もブラームスの意を汲んだ素晴らしいものです。後半の「愛の歌」は肩の力の抜けた軽やかな作品であり、こちらは柔和なブラームスが楽しめます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1302

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    Laudate Dominum 主をほめ讃えよ
    ヴァスクス(1946-)合唱作品集 詳細ページ
    [ラトビア放送合唱団/シンフォニエッタ・リーガ/クリャーヴァ]

    VASKS, P.: Laudate Dominum / Da pacem, Domine / Mein Herr und mein Gott / The Fruit of Silence (Latvian Radio Choir, Sinfonietta Rīga, S. Kļava)

    発売日:2018年01月26日 NMLアルバム番号:ODE1302-2

    CD価格:2,475円(税込)

    2016年に生誕70周年を迎えたラトヴィアの作曲家ヴァスクスの合唱作品集。このアルバムの収録曲はどれも2010年以降に作曲されたもので、70歳記念コンサートで演奏された「Da pacem、Domine=主よ、平和を与えたまえ」をはじめとした3作は2016年の新作です。 「時代の絶望の叫び声、狂った世界のための祈り」の音楽であるという「主よ、平和を与えたまえ」、15世紀スイスの神秘的なテキストによる「わが主よ、わが神よ」の厳粛な雰囲気、オルガンの美しい旋律と合唱が“Laudate Dominum”を繰り返すことで生まれる永続性が感じられる、アルバムタイトルである「主をほめ讃えよ」。この曲の最後の部分“Alelulia”に転じてからの荘厳な美しさはまさに21世紀を代表する祈りの音楽です。残りの2曲はマザー・テレサのテキストによる作品で、こちらも深い祈りが込められています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1304

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    ドビュッシー(1862-1918)
    前奏曲集 詳細ページ
    [ユンパネン]

    DEBUSSY, C.: Préludes / Children's Corner (Jumppanen)

    発売日:2018年01月26日 NMLアルバム番号:ODE1304-2D

    CD 2枚組価格:2,475円(税込)

    ブーレーズのソナタやベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音で高く評価されているフィンランドのピアニスト、パーヴァリ・ユンパネンの最新作はドビュッシーの前奏曲と組曲「子供の領分」を収録した2枚組。 ドビュッシーの「12の前奏曲」は2つの部分からなり、第1部では主として“指の訓練”、第2部は「響きとリズムの探求」が目的とされていますが、もちろん単なる指の練習にはとどまらない、高度な表現力を必要とされる難曲で、完璧に演奏することは非常に困難な曲集であるとともに、ドビュッシーのピアノ語法が全て集約された素晴らしい作品としても知られています。総譜には指使いは記されておらず、調性からも解き放たれており、ピアニストの解釈によって大きく表現が変わる自由度の高い作品でもあります。 かたや「子供の領分」はドビュッシーの娘エマのために作曲された小さな組曲ですが、この中にはさまざまな情景が広がるイマジネーション豊かな作品です。ユンパネンはピアノの共鳴を自在に操り、巧みなタッチで美しい響きを生み出しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1289

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    シベリウス(1865-1957)交響詩と歌曲集
    「タピオラ」/「エン・サガ」
    8つの歌曲(管弦楽伴奏編曲…アリウス・サッリネン) 詳細ページ
    [オッター/フィンランド放送響/リントゥ]

    SIBELIUS, J.: Tapiola / En Saga / Songs (arr. A. Sallinen for voice and orchestra) (Otter, Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2017年10月27日 NMLアルバム番号:ODE1289-5

    CD価格:2,475円(税込)

    ハンヌ・リントゥとフィンランド放送交響楽団によるシベリウス・シリーズ。今作は2曲の交響詩と、名歌手アンネ・ゾフィー・フォン・オッターをソリストに迎えた“8つの歌曲”を組み合わせた1枚。 シベリウスの作曲活動の最後の時代、第7交響曲の直後に作曲された交響詩「タピオラ」は、フィンランドの叙事詩「カレワラ」を題材にしながらも、具体的な物語を描くのではなく、幽玄なフィンランドの森が抽象的に描かれた完成度の高い作品。かたや「エン・サガ」はシベリウスの最初の交響詩。2作品の作風の違いもリントゥははっきり描き分けています。 「8つの歌曲」は本来ピアノ伴奏である曲を、リントゥとオーケストラが現代作曲家サッリネン(1935-)にオーケスレーションを委嘱、華麗な管弦楽伴奏版に仕上げたものです。オッターの穏やかな歌唱を引き立てる雄大な伴奏が、作品の魅力を存分に引き出しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1297

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    ベートーヴェン(1770-1827)協奏曲集
    三重協奏曲
    ピアノ協奏曲 第3番 詳細ページ
    [クリスチャン&ターニャ・テツラフ/フォークト/ロイヤル・ノーザン・シンフォニア]

    BEETHOVEN, L. van: Triple Concerto / Piano Concerto No. 3 (C. and T. Tetzlaff, Vogt, Royal Northern Sinfonia)

    発売日:2017年10月27日 NMLアルバム番号:ODE1297-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ドイツの名手ラルス・フォークトが自らロイヤル・ノーザン・シンフォニアを指揮、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を録音するプロジェクト第2弾。今作では5曲の協奏曲の中で最も悲壮感漂う曲想を持つ「第3番」をメインに、その少し後に作曲された、極めて親密な雰囲気を持つ「三重協奏曲」を組み合わせています。 初期から中期の過渡期に書かれたピアノ協奏曲第3番はベートーヴェンの作風が完全に確立された作品。フォークトの劇的な演奏が聴きものです。三重協奏曲では、彼の親友であるクリスティアン・テツラフとその妹ターニャ・テツラフが共演。ピアノ協奏曲第3番とは全く違う穏やかで喜び溢れた旋律を、3人の芸術家が伸び伸びと歌い上げています。まさに「ピアノ・トリオとオーケストラの共演」といった見事な演奏です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1288

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    プロコフィエフ(1891-1953)
    ピアノ協奏曲 第2番&第5番 詳細ページ
    [ムストネン/フィンランド放送響/リントゥ]

    PROKOFIEV, S.: Piano Concertos Nos. 2 and 5 (Mustonen, Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2017年09月29日 NMLアルバム番号:ODE1288-2

    CD価格:2,475円(税込)

    フィンランドを代表する2人の名手、リントゥとムストネンによる「プロコフィエフ:ピアノ協奏曲集」第2集。 ピアノ協奏曲第2番は1912年から1913年にかけて作曲され、初演を聴いたミャスコフスキーが大興奮してプロコフィエフに称賛の手紙を書いたとされる作品。しかしロシア革命のため総譜が失われてしまい、後の1923年にプロコフィエフ自身によって総譜が復元されました。全曲に渡ってピアノが活躍し、第1楽章の冒頭こそ瞑想的であるものの、民謡風の第2主題をはじめ、激しいトッカータ形式の第2楽章、重厚な第3楽章、激しくエネルギッシュな終楽章と、全体的に荒々しさに満ちています。 1932年に作曲された第5番はプロコフィエフの最後のピアノ協奏曲であり、完成直後にフルトヴェングラー指揮のベルリン・フィルハーモニーの伴奏でプロコフィエフ自身の演奏で初演されています。ピアノが支配的な第2番に比べると、伴奏のオーケストラ・パートが演奏至難であり、なかなか録音に恵まれなかった作品とされていましたが、最近では優れた録音も多く出現、このリントゥとムストネンのアルバムも演奏、録音とともに素晴らしい出来映えです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1299

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ 詳細ページ
    [2016]

    BACH, J.S.: Sonatas and Partitas for Solo Violin, BWV 1001-1006 (Tetzlaff) (2016)

    発売日:2017年09月22日 NMLアルバム番号:ODE1299-2D

    CD 2枚組価格:2,475円(税込)

    名手テツラフ、3度目の「無伴奏」登場!1966年、ドイツ生まれのヴァイオリニスト、クリスティアン・テツラフ。バッハやブラームスなどの古典的な作品はもちろん、リゲティやショスタコーヴィチといった近現代の作品までレパートリーは広く、高度なテクニックを駆使した独自の洗練された解釈は“聴きなれた作品に新たな命を与えるヴァイオリニスト”として高く評価されています。 テツラフにとって「無伴奏」の録音は3回目となります。第1回目は1993年、2回目は2005年、そして2016年とほぼ10年に一度「無伴奏」を録音している彼において、この作品は、演奏家としての原点に立ち返る重要なもの。今回の録音に対しても、テツラフは譜面をもう一度じっくり読み込むことで新しい発見を得るとともに、バッハと幾分親密になれたと、ブックレット(英文)の解説の中で語っています。 この新録音、驚くほどに自然な呼吸と共に美しい音色が次々と紡がれています。絶妙な間の取り方は、まさに「バッハとの対話」。現在のテツラフの姿を映し出す素晴らしい演奏です。自然な響きが捉えられた録音も聴きどころです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1296

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    カーター(1908-2012)
    後期作品集 詳細ページ
    [エマール/ファウスト/ケラス/バーミンガム・コンテンポラリー・ミュージック・グループ/BBC響/ナッセン]

    CARTER, E.: Late Works (Aimard, Currie, I. Faust, Queyras, Birmingham Contemporary Music Group, BBC Symphony, O. Knussen)

    発売日:2017年08月30日 NMLアルバム番号:ODE1296-2

    CD価格:2,475円(税込)

    2012年に103年の天寿を全うしてこの世を去ったアメリカの作曲家エリオット・カーターの晩年の作品集。アイヴズに師事、ハーヴァード大学でピストン、ホルストに学び、パリではナディア・ブーランジェにも指導を受けたカーター。およそ80年間作曲活動を行い、作風も新古典主義から十二音技法、他、様々な様式の変遷を経て独自の理論を打ち出しました。90歳を超えてからも作曲への意欲は衰えることなく、亡くなるまでに60以上の作品を完成させたことも驚くばかりです。カーターの最後のオーケストラ作品である「Instances」と最後の作品「Epigrams」はどちらも2013年に初演されましたが、カーターはこれに立ち会うことはできませんでした。 この録音では、2003年から最後の年の2つの作品までの7曲を収録。そのうち5曲は初録音です。現代音楽のオーソリティ、エマールをはじめ、現代最高の演奏家を揃えただけでなく、カーターとも仲の良かった指揮者、作曲家オリヴァー・ナッセンがBBC交響楽団とともに参加しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ode-1210

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    EARQUAKE
    (The Loudest Classical Music of All Time) 詳細ページ

    Orchestral Music - LEIFS, J. / SHOSTAKOVICH, D. / HANSON, H. (Earquake - The Loudest Classical Music of All Time) (Helsinki Philharmonic, Segerstam)

    発売日:2017年05月19日

    CD価格:1,800円(税込)

    20年前にこのアルバムが初登場した時には、CDのケースに「耳栓」がセットされるという衝撃的なものでした。 地震=EARTHQUAKEに掛けたタイトルの「EARQUAKE」のことば通り、刺激的でエキサイティングな曲ばかりが集められていますが、“1枚を通して聴いてもらうために”ところどころ静かな曲が配置されているところもユーザー思いです。 演奏する際にはオーケストラに22人のパーカッション奏者を配しただけでなく、4組の岩石とハンマーも用意されるなど、大きな音を出すために万全の準備をして録音に臨んだのだそうで、最後のトラック「ヘクラ火山(フィンランド最大の活火山)での爆音は、恐らくこれまでに書かれたクラシック音楽の中でも最も大きな音であろうと言われています。そんな伝説のアルバム、長らく廃盤になっていましたが、リリース20年を記念しての復活です。

  • 商品番号:ode-1292

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    ベートーヴェン(1770-1827)
    ピアノ協奏曲 第1番&第5番 詳細ページ
    [フォークト/ロイヤル・ノーザン・シンフォニア]

    BEETHOVEN, L. van: Piano Concertos Nos. 1 and 5 (Vogt, Royal Northern Sinfonia)

    発売日:2017年05月19日 NMLアルバム番号:ODE1292-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ドイツの実力派ピアニスト、ラルス・フォークト。2003/04年にはベルリン・フィルで初の「ピアニスト・イン・レジデンス」に選出されるなど高い評価を受け、近年はソリストとしてだけでなく、室内楽奏者としても注目を浴びている名手です。 2015年、ONDINEレーベルにバッハの「ゴルトベルク変奏曲」を録音し、以降シューベルト、モーツァルト、ブラームス、シューマンの諸作品をリリースしていますが、今回の新作は彼自身が音楽監督を務めるロイヤル・ノーザン・シンフォニアを弾き振りしたベートーヴェンの2曲の協奏曲。第1番の協奏曲は25歳のベートーヴェンの手による意欲作。フォークトはこの曲を1995年にも録音していますが、今回の新録は自身の意思を更に思いのままに炸裂させた自由自在な表現が魅力。壮大な第5番も重々しいピアノの音色を生かした緊張感に満ちた演奏です。 このアルバムはフォークトによる「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲シリーズ」の第1作となります。

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  • 商品番号:ode-1295

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    ブラームス(1833-1897)
    愛の歌 詳細ページ
    [ラトビア放送合唱団/クリャーヴァ/リエピンシュ]

    BRAHMS, J.: Liebeslieder Waltzes, Opp. 52 and 65 (excerpts) / Quartets, Opp. 64 and 92 (Latvian Radio Choir, D. Kļava, Liepiņš, S. Kļava)

    発売日:2017年05月19日 NMLアルバム番号:ODE1295-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ブラームスは“ベートーヴェンの伝統を継承する”重厚な交響曲や室内楽の作曲家として認識されがちですが、実はコーヒーハウスを愛し、親しい友人との交友に楽しみを見い出した人でもありました。 この「愛の歌」はそんなブラームスの愛らしい面が滲み出た曲集です。もともとはドイツの詩人ダウマーの18の詩に基づいた混声四重唱と連弾のための曲ですが、後にブラームスは連弾だけでも演奏できるように改作しています。おそらく仲間内で演奏するための作品でしょう。どれも肩の凝らない楽しい小品です。新・愛の歌は、「愛の歌」や「ハンガリー舞曲」での出版の好評を受けて作曲された曲集で、こちらも彼が愛した民謡風のメロディが用いられたまとまりのある曲集です。 クリャーヴァ率いるラトヴィア放送合唱団が驚くほどに親密なアンサンブルを聴かせています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ode-1306

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    クルヴィッツ(1969-)
    Moorland Elegies - ムーアランドのエレジー
    (混声合唱と弦楽オーケストラのための) 詳細ページ
    [エストニア・フィルハーモニー室内合唱団/タリン室内管/ユースト]

    KÕRVITS, T.: Moorland Elegies (Estonian Philharmonic Chamber Choir, Tallinn Chamber Orchestra, Joost)

    発売日:2017年05月19日 NMLアルバム番号:ODE1306-2

    CD価格:1,500円(税込)

    ONDINEが力を入れているバルトの作曲家作品集シリーズの1枚。「ムーアランドのエレジー」と題されたエストニアの作曲家クルヴィッツの混声合唱と弦楽オーケストラによるこの歌曲集は、英国の詩人エミリー・ブロンテ(1818-1848)の詩をテキストにした9つの部分で構成されています。作曲家自身が「覗いてはいけない、暗く、深い場所へ旅する」と語ったとおり、全体は一貫したプロットを持たず、暗く神秘的な雰囲気に満たされた美しい作品です。 指揮者のリスト・ヨーストはタリン室内管弦楽団の指揮者で、2016年にエストニア文化芸術賞の音楽賞を受賞した実力派。ONDINEレーベルには初登場となります。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1287

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    トゥール(1959-)
    〈作品集〉
    ペレグリヌス・エクスタティクス
    ノエシス
    命の重さはここには存在しない 詳細ページ
    [クーシスト/スンドクヴィスト/フィンランド放送響/リントゥ]

    TÜÜR, E.-S.: Peregrinus Ecstaticus / Noēsis / Le poids des vies non vécues (Kuusisto, Sundqvist, Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2017年03月24日 NMLアルバム番号:ODE1287-2

    CD価格:2,475円(税込)

    現代エストニアを代表する作曲家、エリッキ=スヴェン・トゥール。ONDINEレーベルでは彼の作品を集中して録音しています。前作の交響曲第5番(ODE-1234)は、ビッグ・バンドとエレクトリック・ギターを用いた独創的な音響が魅力でしたが、今回のアルバムにはクラリネットを中心とした2曲の協奏曲が収録されており「ペレグリヌス・エクスタティクス」ではクラリネットの鮮やかなモティーフと、打楽器を含むきらびやかなオーケストラの響きの融合を楽しむことができます。「ノエシス」はクラリネットとヴァイオリンの二重協奏曲で、こちらは諧謔性は少ない辛辣な音楽。全編が嘆きに満ちたレクイエムであり、2つの楽器の音色は交錯しながら、フィナーレで完全なる融合を遂げます。激しいリズムの応酬も見事です。 スンドクヴィストは2005年からフィンランド放送交響楽団の首席クラリネット奏者として活躍し、2013年にリントゥと共に「ペレグリヌス・エクスタティクス」の世界初演を行いました。ペッカ・クーシストはフィンランドを代表するヴァイオリンの名手。数多くのオーケストラと共演し、様々な現代作品を初演、高い評価を受けています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1291

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    ブラームス(1833-1897)
    セレナード 第1番&第2番 詳細ページ
    [イェヴレ響/マルティン]

    BRAHMS, J.: Serenades Nos. 1 and 2 (Gävle Symphony, J. Martín)

    発売日:2017年03月24日 NMLアルバム番号:ODE1291-2

    CD価格:2,475円(税込)

    イェヴレ交響楽団と、2013年から首席指揮者として活躍しているスペイン生まれのハイメ・マルティンによるONDINEレーベルへのブラームス・ツィクルス第1弾。もともと優れたフルーティストであったマルティンは、ロンドン・モーツァルト・プレイヤー、モスクワ・ヴィルトゥージ他、数々のアンサンブル、オーケストラで演奏し、指揮者としては2008年からネヴィル・マリナーのアシスタントを務め、2012年に「魔笛」でデビュー、以降、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ、ニュージーランド交響楽団、シンフォニカ・サンパウロ、ローザンヌ室内管弦楽団など、世界中のオーケストラと共演、こちらも国際的に高く評価されています。 若い時期の曲のほとんどを破棄したブラームスにしては珍しく、何度かの改訂を施した上で残された2つのセレナードは、どちらも意欲的で美しい音楽です。各々の楽器の活躍が目覚しく、また美しい響きに富んだ詩的な作品として人気を獲得しています。1912年にスウェーデンで設立されたイェヴレ交響楽団の清澄な音色が魅力的です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1293

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    シューベルト(1797-1828)
    弦楽四重奏曲 第15番
    ハイドン(1732-1809)
    弦楽四重奏曲 Op.20-3 詳細ページ
    [テツラフ四重奏団]

    SCHUBERT, F.: String Quartet No. 15 / HAYDN, J.: String Quartet No. 26 (Tetzlaff Quartet)

    発売日:2017年03月24日 NMLアルバム番号:ODE1293-2

    CD価格:2,475円(税込)

    世界中で絶賛される弦楽四重奏団、テツラフ・カルテット。ヴァイオリニストのクリスティアン・テツラフとその妹ターニャを中心に1994年に結成、ヨーロッパの音楽祭の常連であり、その演奏は「ドラマティックでエネルギッシュ」と評され、2014年には来日公演も行い、日本でも着実に人気を獲得しています。 これまでのアルバムは「シェーンベルクとシベリウス」、「メンデルスゾーンとベルク」という意外性たっぷりの組み合わせでしたが、ONDINEへの初レコーディングとなる今作は、シューベルトとハイドンというウィーンの伝統に則ったオーソドックスな組み合わせ。シューベルトの最後の弦楽四重奏曲である第15番は、10日間という短い期間で書き上げられたにも拘らず極めて優れた内容を持つ作品です。ト長調とありますが、シューベルトらしく短調と長調が目まぐるしく交替し、全曲に緊張感が漲っています。ハイドンの四重奏は「太陽弦楽四重奏曲」と呼ばれるシリーズの1曲。四重奏の可能性を探るハイドンが創り上げた実験的で創造的な作品です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1263

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    ブラームス作品の編曲集
    (グラナート、ベリオによる管弦楽編曲版) 詳細ページ
    [ナジ/クリーック/エルツ]

    GLANERT, D.: 4 Präludien und Ernste Gesänge (after Brahms) / BRAHMS, J.: Clarinet Sonata No. 1 (arr. L. Berio) (M. Nagy, Kriikku, Elts)

    発売日:2017年02月24日 NMLアルバム番号:ODE1263-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ブラームスの名作に、現代の2人の作曲家が魅力的なアレンジを施した作品集。 ヘンツェに学び、《カリギュラ》や《リヴァイアサン》などの多数の舞台作品の作曲家として知られるデトリフ・グラナートは、ブラームスの晩年の名作「バスとピアノのための“4つの厳粛な歌”」を管弦楽伴奏に作り変えた上で、各々の曲に“前奏曲”を付け加えるという試みを行いました。ブラームスと同じくハンブルクに生まれたグラナートは、自身の性格を「北ドイツ特有の憂鬱はブラームスとの深い関係を感じる」と言い、この作品にも深い思い入れを持っているとのことで、原曲に漂う厭世観と厳しさを強調、劇的な前奏曲(プロローグとも言える)を付け加えた共感あふれる音楽として成立させています。この作品はケント・ナガノ/ベルリン・ドイツ交響楽団とディートリヒ・ヘンシェルによって2005年に世界初演が行われました。 同じくグラナートの「はるかなる土地」も、ブラームスの第4交響曲にインスパイアされた作品。とは言え、実際に聴いてみるとブラームスというよりもリヒャルト・シュトラウスの「サロメ」を思わせる嵐のような音響に満ちた興味深い1曲です。 クラリネット・ソナタの管弦楽版は、1986年にロサンゼルス・フィルハーモニーがベリオに編曲を依頼した作品。ベリオは原曲を損ねることなく、作品全体を丁寧にフルオーケストラのスコアに落とし込み、25分間のクラリネット協奏曲へと仕立て上げています。 ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮するオラリー・エルツはこのアルバムがONDINEレーベルへの2枚目の録音となる、エストニアの指揮者です。2000年、ヘルシンキのシベリウス国際指揮者コンクールにて優勝。その後、ラトヴィア国立交響楽団の首席指揮者に就任し、2011年から2014年まではヘルシンキ・フィルの首席客演指揮者を務め、現在はエストニア国立交響楽団の首席客演指揮者をはじめ、幅広く活躍しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1300

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    発売日:2017年02月24日

    CD 5枚組価格:5,925円(税込、送料無料)

    2017年はフィンランド独立100周年にあたります。「フィンランド独立宣言」はフィンランドの立憲君主制国家としてのロシア帝国からの独立と、完全自治を宣言、1917年12月6日に議会によって採用されました。この日はフィンランドの独立記念日であり、フィンランドの人々が自らの手で運命を勝ち取った日でもあります。 このBOXは、1917年に独立後の100年間に書かれたフィンランドのクラシック音楽を、ジャンルに分けて5枚のCDに収録。フィンランドの風景の持つ孤高の美しさと、各作曲家の持つニュアンスと個性を伝えています。フィンランドを代表するオーケストラ、奏者たちによる共感あふれた演奏です。

  • 商品番号:ODE-1242

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    サーリアホ(1952-)
    弦楽のための室内楽作品集 第2集 詳細ページ
    [メタ4/フロイント]

    SAARIAHO, K.: Chamber Works for Strings, Vol. 2 (Meta4, Freund)

    発売日:2016年11月30日 NMLアルバム番号:ODE1242-2

    CD価格:2,475円(税込)

    サーリアホ(1952-)は現代フィンランドにおける最も重要な作曲家の一人。日本でもたくさんの愛好家がいますが、2016年の「サントリー芸術財団サマーフェスティヴァル」では、彼女に焦点を当て、インタビューや作品の日本初演を行うことで、更に注目が高まりました。 このアルバムには、弦とエレクトロニクスの響きに魅せられているというサーリアホの個性が活かされた8つの曲が収録されており、中でも2曲の「大地」にまつわる作品は、彼女の代表作ともいえる曲です。第1集(ODE-1222)で、サーリアホの複雑なスコアから斬新な響きを紡ぎ出した《META4》は2001年に結成されたフィンランドの弦楽四重奏団。2010年にエコー・クラシック賞を受賞し、その後も数々の賞を獲得、世界中で活躍するアンサンブルです。今作ではソプラノのピア・フロイントを交え、一層神秘的な音楽を奏でています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1298

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    発売日:2016年11月23日 NMLアルバム番号:ODE1298-2D

    CD 2枚組価格:2,475円(税込)

    フィンランドのピアニスト、パーヴァリ・ユンパネンが演奏するベートーヴェン・ツィクルスの最後を飾る第5集は、最後の3つのソナタと「悲愴ソナタ」、初期の第4番という組み合わせ。「悲愴ソナタ」から「第30番」は、作曲年代におよそ20年の開きがあり、その間にベートーヴェンの音楽語法がどのように変化し、独自の路線を開拓したのかが理解できる選曲にユンパネンのセンスが反映されています。 ユンパネンはもともと「20世紀の作品」の良き解釈者として知られ、ピエール・ブーレーズ、アンリ・デュティユーはもとよりフィンランドの作曲家、他多くの現代作曲家たちの作品を初演し、普及に努めて来ました。それだけでなく、このベートーヴェンやモーツァルトと言った古典派の作品でも目覚しい演奏を行い、ボストンで開催された「ベートーヴェン・リサイタル」では地元の新聞紙上でも「彼の絶対的な音楽的才能、溢れるエネルギーは、印象的なパフォーマンスを通じて人々の注意を喚起し、ベートーヴェンの音楽がどれほどの道を切り開いたのかを思い起こさせるものでした」と絶賛されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1278

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    クラミ(1900-1961)
    エングルンド(1916-1999)

    ヴァイオリン協奏曲集 詳細ページ
    [シュミット/オウル響/グスタフソン]

    Klami/Englund: Violin Concertos

    発売日:2016年10月21日 NMLアルバム番号:ODE1278-2

    CD価格:2,475円(税込)

    シベリウスの次世代を担う2人の作曲家、エングルンドとクラミのヴァイオリン協奏曲集。この2曲はともに20世紀フィンランドを代表する名協奏曲として知られ、第二次世界大戦中に作曲されたクラミの作品は、1944年にストックホルムで初演されています。彼の作品にはフランス音楽~ラヴェルや六人組からの影響も指摘されていますが、この協奏曲ではクラミ自身の作風が確立されており、更に晩年に改訂されたこの版は伴奏部分がよりシンフォニックになっています。 また2016年に生誕100年を迎えるエングルンドは、20世紀後半のフィンランドを代表する作曲家の一人。大戦後しばらくは、ショスタコーヴィチやプロコフィエフとの親和性を感じさせる作風でしたが、晩年になるとこの協奏曲も含め、抒情的な作風を好むようになります。作品は初演こそ成功しましたが、その後はあまり演奏されることがありませんでした。これら2つの作品を演奏するのは、名手ベンヤミン・シュミット。OEHMSレーベルへの一連の録音や、ONDINEレーベルへのリゲティ、ショスタコーヴィチ、レーガー作品の録音で高く評価されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1285

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    発売日:2016年10月21日 NMLアルバム番号:ODE1285-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ドイツ、デューレン生まれのピアニスト、ラルス・フォークトのシューベルト。1998年からは「シュパヌンゲン音楽祭(発電所の音楽祭)」を主宰、また2003-2004年のシーズンにはベルリン・フィルの「イン・レジデンス・ピアニスト」に任命され、数多くの室内楽や独奏曲を演奏しているピアニストです。これまでにONDINEレーベルからは、ブラームス、モーツァルトの室内楽と、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」をリリースし、その磨き抜かれた演奏は多くのファンを魅了しています。 幅広いレパートリーを持つフォークト、シューベルトも大得意としており、もう一つの即興曲集(D946)は2007年に録音し他のレーベルからリリースするなど、強い愛着を抱いています。このアルバムは「即興曲」と「楽興の時」の組み合わせに、6つのドイツ舞曲を併せたユニークなもので、シューベルトの溢れ出るような美しいメロディが、フォークトらしい独特の叙情性を持って演奏されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1244

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    プロコフィエフ(1891-1953)
    〈ピアノ協奏曲集〉
    ピアノ協奏曲 第1番・第3番・第4番 詳細ページ
    [ムストネン/フィンランド放送響/リントゥ]

    PROKOFIEV, S.: Piano Concertos Nos. 1, 3 and 4 (Mustonen, Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2016年09月28日 NMLアルバム番号:ODE1244-2

    CD価格:2,475円(税込)

    現在、ONDINEレーベルで最も注目されている指揮者ハンヌ・リントゥと、ピアニスト、オッリ・ムストネンのコラボレーションによるプロコフィエフ(1891-1953)のピアノ協奏曲シリーズの登場! 熟練したピアニストでもあったプロコフィエフの協奏曲は、どれも高度な技術が要求されますが、中でも第3番は「20世紀を代表する作品の一つ」と賞賛されるほど幅広い人気を獲得しています。ゆったりとした序奏を経て唐突に現れるピアノの輝かしいパッセージ、第2楽章でのウィットに富んだ旋律、ピアノとオーケストラとの掛け合いが楽しい第3楽章と聞かせどころの多い曲ですが、ムストネンのピアノは常に冷静さを保ちながら、リントゥと親密な対話を繰り広げています。 第1番は短いながらも、後年のプロコフィエフの独自性が垣間見えるユニークな曲。ピアノを打楽器のように扱う様子はバルトーク作品のようでもあります。第4番は「左手のピアニスト」パウル・ヴィトゲンシュタインが委嘱した作品ですが、ヴィトゲンシュタインが理解不能という理由で(これには諸説ある)演奏しなかったため、プロコフィエフの生前には初演が叶わなかったことでも知られています。ピアノの完璧な技巧はもちろんのこと、オーケストラの比重も高い難曲です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1286

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    DA PACEM DOMINE - 主よ、平和を与えたまえ
    ペルト(1935-)
    〈宗教曲集〉 詳細ページ
    [ラトビア放送合唱団/クラーヴァ]

    PÄRT, A.: Choral Music (Da pacem Domine) (Latvian Radio Choir, Klava)

    発売日:2016年09月28日 NMLアルバム番号:ODE1286-2

    CD価格:2,475円(税込)

    合唱王国ラトビアは、多くの人が幼い頃から合唱団に属し、歌いながら音楽の訓練を積んでいます。大人になってからも、人々が集うとそこにはハーモニーが生まれ、5年に一度の「大合唱祭」では全国の合唱団が集結し、輝くハーモニーを聞かせることで知られています。 「ラトビア放送合唱団」はその中でも最高の実力を有するプロの合唱団です。既にリリースされている「シルヴェストロフ:合唱作品集」が2016年のグラモフォン賞にノミネートされているクリャーヴァとラトビア放送合唱団のシリーズの最新作は、日本でも人気の高いアルヴォ・ペルト(1935-)の宗教作品集。1988年から2012年まで、ほぼ25年間に渡る作品からは、ペルトが模索、追求した彼にとっての「理想の音楽像」が見えてきます。もちろん1980年代後半にはティンティナブリ(鈴声)の様式が確立しており、音楽が簡素化される傾向にありましたが、年月を重ねるに従ってその様式は更に磨き上げられ、余分なものを削ぎ落としながら調性にも回帰。本当に美しい無伴奏の合唱は聴き手の精神に直接届く「癒しの音楽」としても愛されるようになったのです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1282

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    ノルダル(1926-)
    コラリス
    管弦楽作品集 詳細ページ
    [アイスランド響/グスタフソン]

    NORDAL, J.: Orchestral Music (Choralis) (Iceland Symphony, Gustavsson)

    発売日:2016年08月26日 NMLアルバム番号:ODE1282-2

    CD価格:2,475円(税込)

    日本では、いくつかの美しい合唱作品で知られる現代アイスランドの作曲家ヨウン・ノルダル(1926-)。2016年は彼の90回目の誕生日を記念して、北欧一帯で数多くの演奏会も予定されています。1940年代から50年代にかけて、戦後のヨーロッパで音楽を学んだ彼は、ダルムシュタットの夏のコースにも参加するなど、常に最新の音楽動向を踏まえた創造的な作品を追求し、ユニークな作品を次々と発表しています。 このアルバムには、そんなノルダルの1966年から1982年までの作品を収録。指揮者グスタフソンとアイスランド交響楽団は、この演奏がONDINEレーベルへのデビュー作品となります。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1283

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    メラルティン(1875-1937)
    交響詩「夢想」/マルヤッタ
    バレエ音楽「青い真珠」 詳細ページ
    [イソコスキ/フィンランド放送響/リントゥ]

    MELARTIN, E.: Traumgesicht / Marjatta / Blue Pearl Suite (arr. H. Lintu) (Isokoski, Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2016年07月27日 NMLアルバム番号:ODE1283-2

    CD価格:2,475円(税込)

    1875年、当時のロシア帝国との国境付近のカキサルミに生まれた作曲家メラルティン(1875-1937)。このアルバムでは世界初録音を含む3つの作品を、ハンヌ・リントゥとフィンランド放送交響楽団の演奏でお聴きいただけます。1910年に作曲された交響詩「夢想」はアレクサンドル・ジロティのために書かれた大規模な作品。まさにフィンランドを象徴するかのような印象的なフレーズと、またリヒャルト・シュトラウスを思わせるオーケストラの響き、ドビュッシー風の和声を持つこの大作、彼自身も自信作と認識していたようですが、結局のところ長い間忘れ去られてしまい、2013年にリントゥがヘルシンキで再演を行うまでの81年間は眠ったままとなっていました。 「マルヤッタ」はカレワラ(フィンランドの民族叙事詩)に基づく声楽曲で、シベリウスの「大気の精」と同じ出自を持ち、また同じ歌手アイノ・アクテのために書かれています。 もう1曲のバレエ「青い真珠」は1930年、彼の晩年の作品でフィンランド初の長編バレエ曲です。ここではリントゥとキョリョネンによって8曲の組曲として再編成されたものが演奏されています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1247

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    エセンヴァルズ(1977-)
    〈宗教作品集〉
    聖ルカ伝による受難曲
    大海の一滴/最初の涙/天の連祷 詳細ページ
    [ラトビア放送合唱団/シンフォニエッタ・リーガ/クリャーヴァ]

    EŠENVALDS, Ē.: St. Luke Passion / Sacred Works (Latvian Radio Choir, Sinfonietta Riga, Klava)

    発売日:2016年05月25日 NMLアルバム番号:ODE1247-2

    CD価格:2,475円(税込)

    現代合唱曲の作曲家として、一部のファンの間では熱狂的な人気を誇るラトビア出身のエリクス・エセンヴァルズ(1977-)。このアルバムでは彼の新作「聖ルカ受難曲」を中心に、いくつかの特徴的な曲を聴くことができます。エセンヴァルズにとっては初の受難曲となるこの「聖ルカ」は、8つの部分から構成され、メゾ・ソプラノ、テノール、バリトン独唱と合唱、オーケストラによって奏される壮大な作品。作曲にあたり、指揮者クリャーヴァも助言をしたという大作です。 また「大海の一滴」と「最初の涙」はマザー・テレサに献呈された透明感を持つ作品で、「天の連祷」はラトビアの詩人フリシス・バールダの神秘的な詩を用いた作品です。複雑な旋律の絡み合いと、そこから生まれる美しい響きに耳を奪われます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1274

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    ラウタヴァーラ(1928-)
    〈声楽作品集〉 詳細ページ
    [フィンリー/ポーヨーネン/ヘルシンキ音楽センター合唱団/ヘルシンキ・フィル/ストゥールゴールズ]

    RAUTAVAARA, E.: Rubáiyát / Balada / Canto V / 4 Songs from Rasputin (Finley, Pohjonen, Helsinki Music Centre Choir, Helsinki Philharmonic, Storgårds)

    発売日:2016年05月25日 NMLアルバム番号:ODE1274-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ONDINEレーベルが力を入れているラウタヴァーラ(1928-)の録音、今回は全てが世界初演である声楽作品集です。バリトンのための歌曲集のテキストは11世紀から12世紀に活躍したペルシアの詩人、ウマル・ハイヤームの四行詩集「ルバイヤート」から採られた教訓的なもので、この作品はジェラルド・フィンリーのために書かれています。 ロルカのテキストに基づいて書かれた大規模な「バラダ」、ラウタヴァーラが若い頃からシリーズとして作曲している「カント」の最新作「心の光に」、自身の歌劇「ラスプーチン」からの編曲である4つの歌曲と、どれも最近のラウタヴァーラの作風を象徴するような神秘的な音楽の中に劇的要素が込められた興味深い作品を、2015年までヘルシンキ・フィルの首席を務めたストルゴーズによる演奏で。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1290

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    ベートーヴェン(1770-1827)
    〈ピアノ・ソナタ集 第4集〉
    第16番-第18番/第24番-第27番 詳細ページ
    [ユンパネン]

    BEETHOVEN, L. van: Piano Sonatas Nos. 16, 17, 18, 24, 25, 26, 27 (Jumppanen)

    発売日:2016年05月25日 NMLアルバム番号:ODE1290-2D

    CD 2枚組価格:2,475円(税込)

    フィンランド出身のピアニスト、パーヴァリ・ユンパネンのベートーヴェン(1770-1827)・シリーズの第4集。2004年に録音したブーレーズのピアノ・ソナタ(これはブーレーズ本人から推薦され録音した)が、フランスのディアパソン・ドール賞やドイツ批評家レコード賞を受賞したことで一躍有名になった彼ですが、このベートーヴェンのソナタ集も新譜が出るたびに高く評価されています。 今回は中期から後期の作品が7曲選ばれています。テンペストの終楽章の激しさ、テレーゼの優しさなど、ベートーヴェン作品の感情の振幅の大きさを丁寧に描きだした演奏です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1245

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    グリゴリエヴァ(1962-)
    合唱作品集 詳細ページ
    [エストニア・フィルハーモニー室内合唱団/シアター・オブ・ヴォイシズ]

    GRIGORJEVA, G.: Svjatki / Salve Regina / Diptych / Lament / Nature Morte / In Paradisum (Estonian Philharmonic Chamber Choir, Hillier)

    発売日:2016年03月30日 NMLアルバム番号:ODE1245-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ガリーナ・グリゴリエヴァ(1962-)はウクライナで生まれ、オデッサ音楽院でA.クラソトフに学んだ後、1991年にサンクトペテルブルク大学の作曲科のクラスを卒業。1992年にタリンに移りエストニア音楽大学でレポ・スメラに師事、フリーランスの作曲家として活動しています。 彼女の作品は深い精神性に支えられた声楽作品が多く、アルバム・タイトルである「Nature Morte-静かなるもの」もヨシフ・ブロツキー(1940-1996)のテキストを元にした無伴奏合唱で、その根底にはスラヴの典礼音楽の伝統が宿っています。またロシアの民俗音楽を用いた「スヴャトキ」は活力ある音楽です。エストニアが誇る合唱団とポール・ヒリアーの極上の演奏で。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1272

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    ツェムリンスキー(1871-1942)
    夜と夢の7つの歌
    室内交響曲 詳細ページ
    [カールステット/ラップランド室内管/ストゥールゴールズ]

    ZEMLINSKY, A.: 7 Lieder von Nacht und Traum / Chamber Symphony (Carlstedt, Lapland Chamber Orchestra, Storgårds)

    発売日:2016年03月30日 NMLアルバム番号:ODE1272-2

    CD価格:2,475円(税込)

    現在、注目度の高い作曲家ツェムリンスキー(1871-1942)。彼はマーラーやシェーンベルクと同世代の作曲家で、出版された作品は少ないものの、どれもが20世紀の傑作として再認識され始めています。このアルバムは彼のいくつかの歌曲と、弦楽四重奏曲第2番を、現代の作曲家リヒャルト・デュンサーがアレンジしたものです。デュンサーはフランシス・ブルトとハンス・ヴェルナー・ヘンツェの弟子であり、そのオーケストレーションの腕前は確かなもの。歌曲はピアノ伴奏を管弦楽に、弦楽四重奏曲は室内交響曲に、と拡大され、それぞれが一層の色彩感を持ち、かつ濃厚な香りを漂わせています。 ストゥールゴールズは現在ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、及びBBCフィルハーモニックの首席客演指揮者を務める俊英。ONDINEへのツェムリンスキー作品録音は「人魚姫」(ODE1237)に続く2枚目となります。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1279

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    スーク(1874-1935)
    ドヴォルザーク(1841-1904)

    ヴァイオリン作品集 詳細ページ
    [テツラフ/ヘルシンキ・フィル/ストゥールゴールズ]

    DVOŘÁK, A.: Violin Concerto / Romance, Op. 11 / SUK, J.: Fantasy in G Minor, Op. 24 (C. Tetzlaff, Helsinki Philharmonic, Storgårds)

    発売日:2016年03月30日 NMLアルバム番号:ODE1279-5

    SACD-Hybrid価格:2,475円(税込)

    名手クリスティアン・テツラフのONDINEレーベルへの7枚目となるこのアルバムは、東欧の2人の作曲家の作品集です。メインとなるのはドヴォルザークの協奏曲。冒頭の印象的な旋律が特徴的なこの作品ですが、ヴァイオリンパートの熱い旋律は聴きもの。第2楽章の訴えかけるような切なさ、舞曲である第3楽章の優美さなど、上手い演奏家の手で奏されると、例えようもない魅力を放つ作品なのです。 スークの幻想曲は、まさに「スラブ舞曲」そのもののフレーズが様々な形で展開されていく緊迫感に満ちた作品で、変幻自在な楽想に驚かされるのではないでしょうか。最後に置かれたドヴォルザークの「ロマンス」はもともと弦楽四重奏曲第5番の第2楽章で、憂鬱でやるせない雰囲気がなんとも美しい作品です。 テツラフとストロゥールゴーズはこれらの作品の東欧的情緒を余すことなく汲み上げ、見事な絵画のように目の前にみせてくれるのです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1281

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    リンドベルイ(1958-)
    〈作品集〉
    アル・ラルゴ/チェロ協奏曲 第2番/時代 詳細ページ
    [カルットゥネン/フィンランド放送響/リントゥ]

    LINDBERG, M.: Al largo / Cello Concerto No. 2 / Era (Karttunen, Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2016年03月30日 NMLアルバム番号:ODE1281-5

    SACD-Hybrid価格:2,475円(税込)

    フィンランドを代表する現代作曲家マグヌス・リンドベルイ(1958-)の最新の管弦楽作品集。今回も先鋭的な響きが充満する興味深い1枚となっています。最初の曲「アル・ラルゴ」はニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団と指揮者アラン・ギルバートのために書かれた、オーケストラの音色をフルに使った作品。表面上は忙しく動いているものの、深いところでは大規模な構造がゆっくりと形を成しているということを示唆したという作品です。 チェロ協奏曲第2番は、ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団からの委嘱作品。2006年に書かれた「コンツェルトシュトゥック」を拡大したものです。第3曲目の「時代」は、2013年、アムステルダム、ロイヤル・コンセルトヘボウ管の創立125周年を記念して委嘱された作品。第1次世界大戦前のヨーロッパの黄金期を偲ばせる豪華な音響がふんだんに用いられています。オーケストラの美しい響きを余すことなく捉えた、SACDハイブリッドの高音質録音が魅力的です。

  • 商品番号:ODE-1264

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    マーラー(1860-1911):
    交響曲 第1番&花の章 詳細ページ
    [フィンランド放送響/リントゥ]

    MAHLER, G.: Symphony No. 1, "Titan" / Blumine (Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2015年11月25日 NMLアルバム番号:ODE1264-5

    SACD-Hybrid価格:2,475円(税込)

    ハンヌ・リントゥとフィンランド放送交響楽団の「良い関係」を伺わせる躍動感に満ちたマーラー(1860-1911)です。この演奏では、マーラーが当初第2楽章として構想し、結局は削除してしまった「花の章」は最後に置かれているため、曲の統一感は損なわれることなく、マーラーの意志も尊重される理想的な形となっています。 この楽章でトランペットを吹いているのは首席奏者の名手ハルヤンネ。流麗でチャーミングな旋律がまっすぐに耳を捉えます。素晴らしい録音にも注目です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1269

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    ドビュッシー(1862-1918)
    前奏曲 第2集&ベルガマスク組曲 詳細ページ
    [ヴィータサロ]

    DEBUSSY, C.: Préludes, Book 2 / Suite Bergamasque (Viitasalo)

    発売日:2015年11月25日 NMLアルバム番号:ODE1269-2

    CD通常価格:2,475円特価!:690円(税込)

    フィンランドを代表する女性ピアニスト、マリタ・ヴィータサロ。FINLANDIAレーベルの彼女のシベリウス作品集は、発売されて20年以上も経つのに、今でも高い人気を誇っています。その人気の秘密は、香り高く繊細な彼女のピアノが、シベリウスの音楽の持つ魅力を最大に引き出しているからに他なりません。 そのヴィータサロ、ONDINEレーベルでは主に歌曲の伴奏者としての録音が多いのですが、今回はソリストとしてドビュッシー(1862-1918)の2つの名作を披露しています。ベルガマスク組曲では端正な表情を保ちながらも、「前奏曲」では思う存分に陰影のある響きと多彩な音色を駆使して、印象派の音楽の美しさをとことんまでに見せつけてくれます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1275

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    ヒンデミット(1895-1963)
    交響曲「画家マティス」
    交響曲 変ホ長調 詳細ページ
    [北ドイツ放送響/エッシェンバッハ]

    HINDEMITH, P.: Symphony, "Mathis der Maler" / Symphony in E-Flat Major (North German Radio Symphony, Eschenbach)

    発売日:2015年11月25日 NMLアルバム番号:ODE1275-2

    CD価格:2,475円(税込)

    エッシェンバッハ、ONDINEレーベルへのヒンデミット(1895-1963)第2弾!五嶋みどりをソリストに迎えたヴァイオリン協奏曲を含む前作は、2014年のグラミー賞を受賞し大変な話題を呼びました。今作は2曲の「交響曲」を収録。こちらも内容も演奏も素晴らしいものです。 交響曲「画家マティス」は自身の同名のオペラと並行して書かれたもので、オペラに使われた素材が転用されています。ここで題材とされているのは、16世紀のドイツの画家、マティアス・グリューネヴァルトであり、各々の楽章にはマティスの代表作「イーゼンハイム祭壇画」にちなんだ題名が付けられています。権力に抵抗する画家の姿を描いたこのオペラ、1938年にフルトヴェングラーの演奏で初演されようとしたところ、ナチスによって上演中止となり、これに抗議したフルトヴェングラーが新聞社に記事を投稿し、「ヒンデミット事件」と呼ばれる大スキャンダルが巻き起こったことでも知られています。 1940年に作曲されたもう1曲の「交響曲」には標題はなく、引き締まった構造を持つ4楽章の伝統的な形式を踏襲した作品です。こちらはミトロプーロスが初演しています。今回もエッシェンバッハの演奏は、作品の本質を明解に見せてくれます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1276

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    サーリアホ(1952-)
    LET THE WIND SPEAK - 風に語らせて 詳細ページ
    [オイテンガ/カルットゥネン/ベルヒャー/ドトリー/ダ・カメラ・オブ・ヒューストン]

    SAARIAHO, K.: Chamber Music with Flute (Let the Wind speak) (Hoitenga, Karttunen, Belcher, Dautry, Da Camera of Houston)

    発売日:2015年11月25日 NMLアルバム番号:ODE1276-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ONDINEレーベルで精力的にリリースを続けているフィンランドの大作曲家カイヤ・サーリアホ(1952-)の新作は、フルートを含む室内楽作品です。ここでは1982年に初めてサーリアホと邂逅し、以降数々のコラボレーションを続けてきたフルーティスト、カミラ・ホイテンガが、最初の出会いによって生まれた作品「翼の簡潔さ」を含む、9つの作品を演奏しています。 最も最近に書かれた「影」の中の1曲は、1966年に書かれたもので、この1枚にはサーリアホのおよそ40年間の作風の変遷も収められているのです。「影」は世界初演となります。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1277

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    ドミートリー・ホロストフスキー
    ショスタコーヴィチとリストを歌う
    詳細ページ
    [ホロストフスキー/イリヤ]

    SHOSTAKOVICH, D.: Suite on Words by Michelangelo / LISZT, F.: 3 Sonetti di Petrarca (Hvorostovsky, Ilja)

    発売日:2015年11月25日 NMLアルバム番号:ODE1277-2

    CD価格:2,475円(税込)

    今年の春に深刻な病気を発症、夏の間治療を続け、この10月に復帰が伝えられた名バリトン、ホロストフスキー。世界中のファンが彼を応援しています! このアルバムは2012年に録音されたもので、ONDINEレーベルへの4枚目のアルバムとなります。内容はショスタコーヴィチの晩年の作品「ミケランジェロの詩による組曲」とリストの「ペトラルカのソネットによる3つの歌」で、ショスタコーヴィチの歌曲は、深淵で晦渋な雰囲気を持ち伴奏も含め極力切り詰めた音が使われた神秘的な音楽として知られるものです。 また、リストの「ペトラルカのソネット」は、作曲家自身がこの作品に何度も手を加えたため、いくつかの異稿版、およびピアノ独奏版が存在していますが、ホロストフスキーは初稿版を歌っているため、普段聴くものとは若干の違いがあったりします。どちらも深い内容を持ち、死と生、諦観など様々なことを伝えてくれる名作として知られていますが、ホロストフスキーは2作を完璧に歌い上げています。

  • 商品番号:ODE-1280

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    発売日:2015年11月25日 NMLアルバム番号:ODE1280-2D

    CD 2枚組価格:2,224円(税込)

    パーヴァリ・ユンパネンによるベートーヴェン(1770-1827)の第3集の登場です。ブーレーズのソナタなどの現代音楽を得意とするピアニストとして知られていますが、ベートーヴェンでは実に自由で幻想的な音楽を構築することで、この作曲家に潜むロマンティックな面を最大に引き出しています。 今作には、比較的に演奏が容易とされる第19番と第20番、第9番と第10番が含まれていますが、ここでもユンパネンは驚くほどに凝った演奏を聴かせます。これを聴いてしまったら、もうこれらのソナタを「学習用」とは言えなくなるかも知れません。第11番から第13番までの、初期から中期への転換期に書かれたソナタでの説得力ある演奏、そしてメインとなる「月光」と「田園」の2曲のソナタと、見事な演奏による極めて充実した内容を持つ2枚組です。
    第1集…ODE-1248
    第2集…ODE-1268

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1261

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    ショーソン/ベルリオーズ/デュパルク:
    管弦楽伴奏歌曲集 詳細ページ
    [イソコスキ/ヘルシンキ・フィル/ストゥールゴールズ]

    CHAUSSON, E.: Poème de l'amour et de la mer / BERLIOZ, H.: Les nuits d'été / DUPARC, H.: Songs (Isokoski, Helsinki Philharmonic, Storgårds)

    発売日:2015年09月23日 NMLアルバム番号:ODE1261-2

    CD価格:2,475円(税込)

    全ての歌と詩に深い共感を持ち、どんな歌でも的確に歌いこなす世界最高のリリック・ソプラノ、ソイレ・イソコスキ。今回彼女が歌ったのは、管弦楽伴奏によるフランスの歌曲集です。繊細な表現と、ワーグナー的な雄大さが求められるショーソンの「愛と海の詩」、愛するマリーのためにベルリオーズが書いた「夏の夜」の2つの歌曲集と、デュパルクの「旅へのいざない」を含む3つの歌。これらは、ただ“フランスの歌”と一括りにしてしまうにはいかないほどに、性格の違うものですが、イソコスキはこれらを丁寧に歌い分けると同時に、彼女ならではの表現力で、色々な愛の形を聴き手に問うています。ストルゴーズのしなやかで重厚な指揮もきわめて魅力的です。

  • 商品番号:ODE-1270

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    クーラ(1883-1918)
    2つの南オストロボスニア組曲
    祝典行進曲/前奏曲とフーガ 詳細ページ
    [トゥルク・フィル/セーゲルスタム]

    KUULA, T.: South Ostrobothnian Suites Nos. 1-2 / Festive March / Prelude and Fugue (Turku Philharmonic Orchestra, Segerstam)

    発売日:2015年09月23日 NMLアルバム番号:ODE1270-2

    CD価格:2,475円(税込)

    フィンランドの作曲家トイヴォ・クーラ(1883-1918)は、作曲家としてこれから充実した活動をしていくという矢先に、口論の末、銃で撃たれてしまうという悲劇的な死を遂げた人です。シベリウスに作曲を学び、留学先のパリではフランクの影響を受けたという彼の作品は、フィンランドの自然や国民気質が反映されていて、聴き手にも高揚感をもたらすことで知られ、熱狂的なファンも存在します。 ただ、志半ばでこの世を去ってしまったため、作品の数はあまり多くなく、また演奏される機会もあまり多くありません。もちろん録音も然りです。この作品集は、彼の作風を端的に示すものであり、どれも印象的な旋律と、少し影のある管弦楽の響きを持っています。セーゲルスタムはこれらの曲を共感たっぷりに指揮、曲の魅力を存分に伝えています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1273

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    ゴルトベルク変奏曲 BWV 988 詳細ページ
    [フォークト]

    BACH, J.S.: Goldberg Variations, BWV 988 (Vogt)

    発売日:2015年09月23日 NMLアルバム番号:ODE1273-2

    CD価格:2,475円(税込)

    クラシック音楽好きなら、必ず耳にしているはずの「ゴルトベルク変奏曲」。もちろんこれまでも、何枚ものLPやCDが発売され、各々の演奏家たちが、その技術と表現力を競ってきました。今回、この曲を演奏しているのはドイツ生まれの中堅ピアニスト、ラルス・フォークトです。ドイツ伝統のレパートリーはもちろんのこと、現代曲も得意であり、また近年はオーケストラの指揮にも積極的に手を染めている彼の満を持してのバッハ(1685-1750)は、音の一つ一つが余韻を残しながら消えて行くような冒頭のアリアを聴いただけで、この演奏が素晴らしいものであることを強く実感できるはず。これはピアノの表現の限界に挑戦するものであり、一人こつこつと石を積み上げていくような実直さも窺える、まさに孤高の演奏と言えるものです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1256

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    サッリネン(1935-)
    室内音楽集 第1番-第8番 詳細ページ
    [ノラス/ローマン/メータ4/シンフォニア・フィンランディア・ユバスキュラ木管五重奏団/マトヴェイェフ/ゴトーニ]

    SALLINEN, A.: Chamber Music Nos. 1-8 (Noras, Roman, Meta4, Sinfonia Finlandia Jyväskylä, Matvejeff, Gothóni)

    発売日:2015年07月29日 NMLアルバム番号:ODE1256-2D

    CD 2枚組価格:3,525円(税込、送料無料)

    フィンランドの現代作曲家サッリネン(1935-)の室内音楽集。2015年に80歳の誕生日を迎える彼は、先進的な響きを追求しながらも、常に調性を逸脱することなく、肌触りのよい音楽を生み出しています。 この室内音楽シリーズは1975年から2009年の間に書かれたもので、多くの場合、オペラ・プロジェクトの完了後に着手されています。どの曲もタンゴやワルツなどの舞曲的要素を持ち、また第3番が実質的なチェロ協奏曲であるように、様々な楽器が大活躍するというユニークな形を持っています。第5番はもともとアコーディオンと管弦楽のために書かれたものですが、ここではゴトーニのピアノがソロの役割を担っています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1267

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    ヴァリーン(1957-)作品集
    MANYWORLDS - 多世界 詳細ページ
    [ハーデンベルガー/ベルゲン響/ストゥールゴールズ]

    WALLIN, R.: Fisher King / ID / Manyworlds (Hardenberger, Bergen Symphony, Storgårds)

    発売日:2015年07月29日 NMLアルバム番号:ODE1267-2D

    CD+Blu-ray Audio価格:2,475円(税込)

    ノルウェーの作曲家ロルフ・ヴァリーン(1957-)の刺激的な作品集。彼は現在のスカンジナビアで「最もエキサイティング」な作品を書く人として知られ、今回のアルバムも、その驚くべき音をリアルに再現するため、ONDINEレーベル初のBlu-ray AUDIOでこの作品を提供いたします。 トランペット協奏曲「漁夫王」は2011年に完成した作品で、明と暗を行き来し、エネルギーの転換を図るという意図があるそうです。「他世界」はオーケストラのための大規模な作品で「パラレルワールド…量子物理学の理論に拠って無限の可能性を探り、まるで色とりどりの彫刻を作成するように作曲した。」とヴァリーンは語っています。Blu-rayにはボヤ・ベックマンが撮影した2D&3Dのビデオも含まれています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1271

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    ブラームス(1833-1897)
    ピアノ三重奏曲集 詳細ページ
    [クリスチャン&ターニャ・テツラフ/フォークト]

    BRAHMS, J.: Piano Trios Nos. 1-3 (C. and T. Tetzlaff, Vogt)

    発売日:2015年07月29日 NMLアルバム番号:ODE1271-2D

    CD 2枚組価格:2,475円(税込)

    テツラフ兄妹と、ピアニスト、ラルス・フォークトはプライヴェートでも親しい友人であり、これまでにも何度もアンサンブルで緊密な演奏を披露しています。このアルバムでも、ブラームス(1833-1897)特有の「底に秘めた情熱」と夢のように美しいメロディを余すことなく表現し、納得の行く三重奏を聴かせています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1237

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    ツェムリンスキー(1871-1942)
    人魚姫
    シンフォニエッタ 詳細ページ
    [ヘルシンキ・フィル/ストゥールゴールズ]

    ZEMLINSKY, A.: Seejungfrau (Die) / Sinfonietta (Helsinki Philharmonic, Storgårds)

    発売日:2015年05月27日 NMLアルバム番号:ODE1237-5

    SACD-Hybrid価格:2,475円(税込)

    20世紀の初頭、ウィーンで活躍した作曲家ツェムリンスキー(1871-1942)の代表作として知られる交響詩「人魚姫」ですが、実は通常演奏されている版は、彼がもともとのスコアから14ページも削除してしまったもので、なぜこのような過激なカットを施したのかについての言及もないばかりか、以降のツェムリンスキーはこの作品について触れることもなかったという、何とも不可解な経緯を辿った作品なのです。 しかし現在でも、濃厚でロマンティックな響きが愛されているこの曲を、何とか元の状態に戻したいと試みたA.ボーモンの手に拠って新しい版ができあがりました。1934年に作曲された「シンフォニエッタ」の室内オーケストラ版と併せて、名手ストゥールゴールズとヘルシンキ・フィルのしなやかな演奏で、この色彩美をお楽しみください。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1254

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    ヴェリ=マッティ・プーマラ(1965-)
    歌劇「アンナ・リーサ」 詳細ページ
    [ユントゥネン/ヒュンニネン/タピオラ・シンフォニエッタ/ヘルシンキ室内合唱団/セーデルブルム]

    PUUMALA, V.-M.: Anna Liisa [Opera] (Juntunen, Hynninen, Tapiola Sinfonietta, Helsinki Chamber Choir, Söderblom)

    発売日:2015年05月27日 NMLアルバム番号:ODE1254-2D

    CD 2枚組価格:3,525円(税込、送料無料)

    フィンランドの現代作曲家、ヴェリ=マッティ・プーマラ(1965-)の歌劇「アンナ・リーサ」の世界初演時の録音です。プーマラは現在シベリウス・アカデミーの作曲科の教授で、自身の作品は器楽曲、声楽曲のほかに電子音楽が数多くあります。ヨーロッパ・モダニズムのスタイルに属し、常に新鮮で革新的な音を模索している人です。 この作品はフィンランドの作家ミンナ・カント(1844-1897)の戯曲を元にして書かれたもので、豊かな家庭の娘アンナ・リーサは、農場の働き手ミッコとの情事の末、生まれた子どもを殺害してしまいます。その秘密を隠したまま他の男と結婚しようとするアンナを脅迫するミッコとその母フッソ。当時の女性の社会的地位の低さをはじめとした様々な問題を突きつけてくるような、激しい問題作を、プーマラは緊張感に満ちた音楽で描き出します。時にはシュトラウスの「エレクトラ」を思わせる狂乱と激しさに圧倒されること間違いありません。

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  • 商品番号:ODE-1262

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    シベリウス(1865-1957)
    組曲「レンミンカイネン」
    ポヒョラの娘 詳細ページ
    [フィンランド放送響/リントゥ]

    SIBELIUS, J.: Lemminkäinen Suite - Pohjola's Daughter (Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2015年05月27日 NMLアルバム番号:ODE1262-5

    SACD-Hybrid価格:2,475円(税込)

    ハンヌ・リントゥとフィンランド放送交響楽団による説得力たっぷりのシベリウス(1685-1957)作品集です。組曲「レンミンカイネン」は“4つの伝説”とも呼ばれる、フィンランドの叙事詩「カレワラ」に基づいた作品で、完成までに長い期間を要したシベリウス渾身の作品です。数奇な運命を辿った男“レンミンカイネン”を巡る物語ですが、シベリウスはこの荒唐無稽な物語に死の香りを漂わせた重厚な音楽を付け、不朽の名作を書き上げたのです。 「トゥオネラの白鳥」がよく演奏されますが、他の3つの曲もいかにもシベリウスらしい清冽で描写的な音楽です。交響詩「ポヒョラの娘」も、「カレワラ」に基づくものですが、こちらは別のエピソード。難攻不落な問いを出して、男を翻弄する北国の娘が主人公です。シベリウス生誕150年を記念するにふさわしい最強の1枚です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1268

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    発売日:2015年05月27日 NMLアルバム番号:ODE1268-2D

    CD 2枚組価格:2,475円(税込)

    第1集(ODE1248)のなかなか凝った演奏で、聴き手の耳に新鮮な風を届けたパーヴァリ・ユンパネンによるベートーヴェン(1770-1827)の第2集の登場です。彼はもともと現代音楽の演奏家としてブーレーズやディティユーらに信頼されている人ですが(ドイツ・グラモフォンからブーレーズのピアノ・ソナタをリリース)、最近はベートーヴェンやモーツァルトと言った古典的なレパートリーでも高く評価されています。 今回のアルバムでは何と言っても中期の「ワルトシュタイン」と「熱情」が聴きもの。ワルトシュタインの終楽章の疾走感は半端なく、また「熱情」も何とも言えない独特の雰囲気を醸し出しています。もちろん第5番から第7番の初期の作品も、斬新な感覚に満ちています。なんといっても音色の美しさが特徴的で、これこそが不思議な浮遊感の正体なのかもしれません。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1198

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    エネスク(1881-1955)
    交響曲 第1番
    チェロと管弦楽のための協奏交響曲 詳細ページ
    [メルク/タンペレ・フィル/リントゥ]

    ENESCU, G.: Symphonie concertante / Symphony No. 1 (Mørk, Tampere Philharmonic, Lintu)

    発売日:2015年02月25日 NMLアルバム番号:ODE1198-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ハンヌ・リントゥとタンペレ・フィルによるジョルジェ・エネスク(1881-1955)の交響曲シリーズの最終巻は、彼の若いときの作品である交響曲第1番と、同じく初期の作品「協奏交響曲」です。独奏チェロとオーケストラのための「協奏交響曲」は20歳、交響曲第5番は25歳の時に書かれたもので、どちらも若々しいエネルギーを放出する輝くばかりの作品です。もちろん、当時のエネスクは既に何曲もの大作をものにし、作曲家としての印象的なキャリアを構築していました。印象的なファンファーレで勇猛果敢に始まる交響曲第1番は、確かにワーグナーやブルックナーなどの先人の影響が存分に感じられますが、何より若さゆえの直線的な表現が好ましいものです。チェロのメロディが物悲しい協奏交響曲でソロを担っているのは名手トルルス・メルク。単一楽章ですが、刻々と移り変わっていく曲想が美しい作品です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1253

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    ベンヤミン・シュミット&リサ・スミルノヴァ
    ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、ヴァイルを弾く
    詳細ページ

    Violin and Piano Recital: Schmid, Benjamin / Smirnova, Lisa - SHOSTAKOVICH, D. / PROKOFIEV, S. / WEILL, K.

    発売日:2015年02月25日

    CD価格:2,475円(税込)

    オーストリアの名ヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミットのONDINE第3弾リリースはショスタコーヴィチとプロコフィエフ、そしてヴァイルという斬新な作曲家たちの組み合わせ。これらの曲の原型は全て1910年台から1920年代に書かれたもので、この時代における音楽の多様性(ロマン派から近代へと移り変わる頃)と調性やリズムが崩壊していく様子をじっくりと楽しむことができるという趣向になっています。どの曲も元々はピアノ独奏であったりオペラであったりですが、これを他の作曲家がピアノとヴァイオリンのために移し替えまた違った風景を醸し出しているところが面白いものです。 ピアノを演奏しているスミルノヴァはシュミットと20年以上に渡って共演してきた人であり、ここでも息のあった音楽を奏でています。

  • 商品番号:ODE-1197

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    エネスク(1881-1955)
    ルーマニア民謡による演奏会用序曲
    交響曲 第3番 詳細ページ
    [タンペレ・フィルハーモニー合唱団&管弦楽団/リントゥ]

    ENESCU, G.: Symphony No. 3 / Concert Overture on popular Romanian themes (Tampere Philharmonic Choir and Orchestra, Lintu)

    発売日:2015年01月28日 NMLアルバム番号:ODE1197-2

    CD価格:2,475円(税込)

    同じくエネスクの交響曲第2番(ODE1196)で素晴らしく色彩的な演奏を披露したハンヌ・リントゥとタンペレ・フィルによる「交響曲第3番」と「ルーマニア民謡による演奏会序曲」の2曲です。まだロマン派の香りを残していた第2番に比べると、この第3番はかなり独自性が現れていると言えるでしょう。決して肥大した響きを用いているわけではないのですが、冒頭のたっぷりとした弦の調べに誘われ、少しずつ音が積み重なっていく様子はとても美しく、また第3楽章では合唱も加わり(歌詞はない)一層神秘的な雰囲気が高まります。 この作品が書かれた1910年~1920年の頃は、激動の時代であり、音楽様式もめまぐるしく変化したのですが、このエネスクの交響曲は、ある意味時代を超越した清々しい美しさを湛えたもので、幾分ドビュッシーを思わせながらも、孤高の世界に浸っているものです。1948年に作曲された「演奏会用序曲」は、賑やかで楽しい作品です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1252

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    発売日:2015年01月28日 NMLアルバム番号:ODE1252-2

    CD価格:2,025円(税込)

    ウィーン国立歌劇場やコヴェント・ガーデンなど、世界中の歌劇場で幅広い活動をしているソプラノ歌手ソイレ・イソコスキによる親密なクリスマス・キャロル集です。選ばれているのは、日本ではあまり耳にすることのない北欧の曲が中心。繊細な曲たちは、手のひらに載せただけで解けてしまいそうな面持ちであり、本当にひそやかで静かなものばかりです。イソコスキのステキな声は、聴き手の心を優しく包み込みます。

  • 商品番号:ODE-1255

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    サーリアホ(1952-)
    歌曲集「4つの瞬間」
    弦楽オーケストラのための「大地のメモリー」
    組曲「エミリー」 詳細ページ
    [ヴルチ/ストラスブール・フィル/レトーニャ]

    SAARIAHO, K.: Émilie Suite - Quatre Instants - Terra Memoria (Vourc'h, Strasbourg Philharmonic, Letonja)

    発売日:2015年01月28日 NMLアルバム番号:ODE1255-2

    CD通常価格:2,475円特価!:690円(税込)

    ヘルシンキ出身の女性作曲家、カイヤ・サーリアホ(1952-)の最近10年間に書かれた3つの作品集です。歌曲集「4つの瞬間」と「エミリー」はオーケストラ伴奏版の声楽曲で、ソプラノ歌手カレン・ブルチによって歌われています。「4つの瞬間」はフランスの作家アミン・マアルーフの詩が用いられた劇的な作品で、2003年に名歌手カリタ・マッティラにより初演され、彼女に捧げられています。サーリアホの代表作の一つでもあり、もちろん歌うためには高い技術と表現力が求められる作品です。 組曲「エミリー」はサーリアホの同名のモノドラマから取られた組曲で、もともとの作品は大野和士が世界初演したことで知られます。こちらも劇的な内容を緊張感に満ちた音楽が彩っています。「大地のメモリー」はエマーソン弦楽四重奏団の委嘱作品を弦楽合奏版にしたもの。カレン・ブルチの精緻な歌唱とストラスブール・フィルの緊密な演奏は、作品に新しい命を吹き込みます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1257

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    フィンランドのクリスマス 詳細ページ

    JOULU - Nyt tähtitarhoihin laulu soi

    発売日:2015年01月28日 NMLアルバム番号:ODE1257-2

    CD価格:2,025円(税込)

  • 商品番号:ODE-1227

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    ベリオ(1925-2003)
    シンフォニア
    カルモ
    マドリードの夜警隊の行進 詳細ページ
    [ライサネン/フィンランド放送響/リントゥ]

    BERIO, I.: Sinfonia / Calmo / Ritirata notturna di Madrid (Räisänen, Finnish Radio Symphony, Lintu)

    発売日:2014年11月26日 NMLアルバム番号:ODE1227-5

    SACD-Hybirid価格:2,475円(税込)

    ONDINEレーベルで大活躍中の指揮者ハンヌ・リントゥ。彼は2013年までタンペレ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務め、現在はフィンランド放送交響楽団の首席指揮者を務めています。前作のメシアン「トゥーランガリラ交響曲」では、オーケストラの機能性と音響効果を存分に生かした素晴らしい演奏を繰り広げましたが、今回は、更に興味深いルチアーノ・ベリオの一連の作品の登場です。 ベリオ(1925-2003)については今更説明の必要もないイタリアの現代作曲家で、様々な技法を駆使した作品を書きましたが、1950年代からは当時の妻であった歌手キャシー・バーベリアンとともに、声楽の限界を追求したことでも知られています。ボッケリーニの曲を元にした「4つの変奏」はミラノ・スカラ座の委嘱作品で、この時の劇場のオープニングナンバーの作曲を依頼されたベリオが、そのオーケストレーションの妙技を駆使して書いた変奏曲です。和声的には全く現代的なところのない、極めて愉快な音楽です。「カルモ」は彼の友人の一人、ブルーノ・マデルナの死への追悼の音楽。マデルナが愛したテキストを用いた歌曲(?)です。 そして「シンフォニア」。こちらは既によく知られている作品であり、タイトルの「シンフォニア」とは交響曲の伝統ではなく、多様な声の合流という意味を持つ奇妙な作品です。一番わかりやすいのは、第3楽章におけるマーラーをはじめとした何人かの作曲家の作品の引用でしょう。様々な音楽が断片的に浮かび上がる様子は、マーラーの原曲における魚の鱗が光を反射する様にも似ています。複雑な曲ですが、聞いていてこれほど面白い作品もないかも知れません。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1234

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    トゥール(1959-)
    交響曲 第5番
    アコーディオンとオーケストラのための「予言」 詳細ページ
    [グエン・レ/ヴァイリネン/UMOジャズ・オーケストラ/ヘルシンキ・フィル/エルツ]

    TÜÜR, E.-S.: Symphony No. 5 / Accordion Concerto, "Prophecy" (Nguyên Lê, Mika Väyrynen, UMO Jazz Orchestra, Helsinki Philharmonic, Elts)

    発売日:2014年11月26日 NMLアルバム番号:ODE1234-2

    CD価格:2,475円(税込)

    エストニア生まれの作曲家、エリッキ=スヴェン・トゥール(1959-)はタリン音楽学校でフルートと打楽器を学び、後にタリン音楽アカデミーで作曲を学んだという人。一方で1979年から1984年にかけて「In Spe」というロック・グループを率いて活動し、こちらはエストニアで高い人気を獲得しました。しかし作曲に専念するためにバンドを脱退したところ、作品が西側に注目され、そのまま作曲家として素晴らしい成果を挙げています。 そんな彼、自作にはしばしばビッグ・バンドやエレクトリック・ギターなどを用いることでも知られ、この交響曲第5番でもユニークな音響に満たされています。アコーディオンを用いた「予言」でも奇妙な世界が広がります。単なるクラシック音楽では満足できない人にオススメします。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1238

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    発売日:2014年11月26日 NMLアルバム番号:ODE1238-2

    CD価格:2,475円(税込)

    現在、最も素晴らしいバリトン歌手であるホロストフスキーの漆黒の声と、ロシアの名門合唱団、マスターズ・オブ・コーラル・シンギングのコラボレーションによる民謡と宗教曲集です。いかにもロシアらしい、憂愁と力強さを併せ持つ歌の数々。これらをここまで完璧に歌いこなせるのは、ドミートリー・ホロストフスキーを置いて他にはいないでしょう。アルバム・タイトルになっている「夜明けの鐘」は、人気作曲家ゲオルギー・スヴィリードフの作品で、短いフレーズを繰り返す美しいソプラノと、呼応する憂鬱なバリトン、それを包み込むような深い合唱の響きが、印象的な音楽です。

  • 商品番号:ODE-1239

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    ショスタコーヴィチ(1906-1975)
    ヴァイオリン協奏曲集(第1番・第2番) 詳細ページ
    [テツラフ/ヘルシンキ・フィル/ストゥールゴールズ]

    SHOSTAKOVICH, D.: Violin Concertos Nos. 1 and 2 (Tetzlaff, Helsinki Philharmonic, Storgårds)

    発売日:2014年11月26日 NMLアルバム番号:ODE1239-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ハンブルク生まれの名ヴァイオリニスト、クリスティアン・テツラフによるONDINEレーベル5枚目の録音は、ショスタコーヴィチ(1906-1975)の2つの協奏曲集です。これまではモーツァルト、シューマン、メンデルスゾーンと、現代曲(ヴィトマン)の演奏で高く評価されていましたが、今回はまさに本領発揮ともいえる鬼気迫るショスタコーヴィチです。第1番の冒頭から異様な緊張感を湛えた説得力ある演奏は、これまでに存在した他の演奏を楽々と凌駕するほどのスケール感を有しています。ヘルシンキ・フィルハーモニーの醸し出す静謐な音にもゾクゾクさせられます。お約束の、第4楽章での喧騒も申し分なし。第2番がこれまた渋い雰囲気を持ち、テツラフは落ち着き払った演奏を聴かせています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1240

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    グラウプナー(1683-1760)
    トリオ・ソナタ集 詳細ページ
    [フィンランド・バロック管のメンバー]

    GRAUPNER, C.: Trio Sonatas (Finnish Baroque Orchestra, members)

    発売日:2014年11月26日 NMLアルバム番号:ODE1240-2

    CD価格:2,025円(税込)

    ドイツ後期バロック音楽の作曲家、チェンバロ奏者グラウプナー(1683-1760)。彼の音楽はほとんど忘れられてしまいましたが、唯一知られるエピソードとしては、ライプツィヒの聖トーマス教会カントールのポストをバッハと競い合い、結局はバッハを破ってその任を勝ち取った人ということでしょうか? そんな彼の作品も最近では少しずつ省みられており、バッハともヘンデルとも違う味わいに魅了されている人も多いようです。多くの場合、彼の作品には珍しい楽器が使われていて、ここでもヴィオラ・ダモーレや、シャルモー(クラリネットの原型となった木管楽器)の響きをふんだんに味わうことができます。演奏しているのは、フィンランドにおけるバロック・ヴァイオリンの第1人者カーニネン=ピルクをはじめとしたフィンランド・バロック管弦楽団のメンバー。この楽しげな響きは一度聞くとくせになります。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1249

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    ラフマニノフ(1873-1943)
    歌劇「モンナ・ヴァンナ」&歌曲集 詳細ページ
    [イソコスキ/アシュケナージ]

    RACHMANINOV, S.: Monna Vanna: Act I / Songs (Isokoski, Ashkenazy)

    発売日:2014年11月26日 NMLアルバム番号:ODE1249-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ラフマニノフ(1873-1943)の未完のオペラ「モナ・ヴァンナ」は極めて珍しい作品です。これまでI.ブケトフによる補筆版がリリースされていましたが、こちらは英語歌唱によるもので、聴き手としては若干の不満の残るものであったことを考えると、この新しい録音は歓迎されるものとなるでしょう。 メーテルランクの戯曲に基づくこのオペラは、かの「モナ・リザ」を主人公にしたもの。もちろん彼女については、何人もの芸術家たちが音か絵画にしているものですが、ラフマニノフもこの美しい女性に魅了されたようで、このオペラを完成すべく、アメリカ亡命の際にもスコアを携えていったのです。しかし、結局完成されることはなく、そのまま忘れ去られてしまいました(このオペラが完成しなかった理由の一つは、メーテルリンクが他の作曲家、フェヴリエにオペラにする権利を与えてしまったため、ラフマニノフが作曲を続けることができなかったようです)。結局このオペラが初演されたのは、1984年、ニューヨークで前述のブケトフ版を用いてのものでした。 今回はより新しい研究に基づいたベロフによる補筆版でお楽しみください。余白にはイソコスキによるラフマニノフ歌曲を収録しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1250

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    モーツァルト(1756-1791)
    ピアノ作品集「顧みられない宝物」 詳細ページ
    [インジュシナ]

    MOZART, W.A.: Piano Works (Neglected Treasures) (Injushina)

    発売日:2014年11月26日 NMLアルバム番号:ODE1250-2

    CD価格:2,475円(税込)

    前作の「バッハ一族のピアノ協奏曲集」(ODE1224)で流麗かつ、新鮮なバッハを披露した若手ピアニスト、アナスタシア・インジュシナの2枚目のアルバムはモーツァルト(1756-1791)の「知られざるピアノ作品集」です。 ここに収録されている作品は、最後の「きらきら星」以外は、あまり演奏会でも聞く機会のないものです。K312のアレグロは現在の研究では、晩年の作品らしいと推測されるもの。ただし成立がはっきりしないため、成立自体は謎となっています。K399の組曲やK394の「前奏曲とフーガ」はヘンデルの組曲から影響を受けているとされます。オルガンで演奏されることも多い作品です。K400は91小節の途中で放棄されてしまった作品です。ピアノ・ソナタになるはずだったのかもしれません。ここではシュタードラーが補筆した版で演奏されていますが、他の人による補筆版も存在します。軽やかなフレーズが印象的な作品です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1251

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    メシアン(1908-1992)
    トゥーランガリラ交響曲 詳細ページ
    [フィンランド放送交響楽団/ハンヌ・リントゥ指揮]

    MESSIAEN, O.: Turangalîla-symphonie (Hewitt, Hartmann-Claverie, Finnish Radio Symphony, H. Lintu)

    ■交響曲/管弦楽曲

    発売日:2014年05月30日 NMLアルバム番号:ODE1251-5

    SACD-Hybrid価格:2,475円(税込)

    フランスの現代作曲家、オリヴィエ・メシアンの最初の大規模な管弦楽曲であるこの「トゥーランガリラ交響曲」。メシアン作品のみならず、20世紀に作曲されたあらゆる作品の中でも、ひときわ特異な姿を持ち、また、その大規模な編成をものともせず、頻繁に演奏されることでも知られています。もともとはボストン交響楽団の音楽監督を務めていたS.クーセヴィッキーの委嘱により書き始められ、1948年にひとまず完成。その後にオーケストレーションが施されたものです。曲は10楽章からなり、メシアンが終生、その作曲の根源に置いていた「愛、死、祈り、鳥」がモティーフとして使われ、またその響きも、20世紀の音楽としてはわかりやすく、ほぼ半分の楽章は調性的であり、彼が愛した嬰ヘ長調(ピアノでいう黒鍵の響き)が多用されています。オンド・マルトノとピアノが大活躍しますが、ここでピアノを演奏するのは、あの吉田秀和氏も大絶賛していたアンジェラ・ヒューイット。彼女はバッハと同じくらいメシアンを愛していて、ここでも納得の演奏を聴かせてくれます。全体を手堅く纏めているのは、フィンランドが誇る名指揮者ハンヌ・リントゥ。リゲティを始めとする現代音楽を得意とするだけあって、ここでも巨大なオーケストラを完全に手中に収め引き締まった筋肉質なメシアン像を作り上げています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1218

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    ショスタコーヴィチ(1906-1975)
    チェロ協奏曲集 詳細ページ
    [モルク/オスロ・フィル/ペトレンコ]

    SHOSTAKOVICH, D.: Cello Concertos Nos. 1 and 2 (T. Mørk, Oslo Philharmonic, Petrenko)

    ■協奏曲

    発売日:2014年04月23日 NMLアルバム番号:ODE1218-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ノルウェーが誇るチェロの名手、トルルス・モルク(メルク)をソリストに迎えたショスタコーヴィチ(1906-1975)の2つのチェロ協奏曲です。第1番の協奏曲は1959年に作曲。この曲で使われる唯一の金管楽器、ホルンが大活躍するため、実質上は二重協奏曲のような雰囲気を持っています。第2番は1966年に書かれ、当時、健康上に不安を抱えたショスタコーヴィチの心情をそのまま反映した陰鬱で神秘的な曲。ゆったりとした楽章から始まるところも独創的な作品です。どちらの曲も、チェロとオーケストラが存分に力を発揮し、緊密な世界を作り上げていく名曲です。 モルクはノルウェー、ベルゲンの音楽家の家庭に生まれ、最初はピアノを学び、やがてヴァイオリン、チェロを弾き始めます。もともとロシア音楽に傾倒していたため、ロシア人チェリスト、ナターリヤ・シャコフスカヤに師事、1982年にはスカンジナビア出身の演奏家として、初めてチャイコフスキー国際コンクールのファイナリストになり、以降、数多くのコンクールで入賞を重ね、同時に世界中のオーケストラと共演し、多くの指揮者から称賛を得ています。レパートリーも幅広く、もともと好きであったロシア作品から、基本的なバッハを始め、数多くの協奏曲や、R・シュトラウスのドン・キホーテなど様々な作品を録音、その魅力を広めています。ONDINEレーベルからはハブリジ・ハトルグリームソンのチェロ協奏曲(ODE1133)がリリースされていますが、このショスタコーヴィチでは更に深化した演奏を聴かせています。 指揮者のペトレンコは、NAXOSのショスタコーヴィチの交響曲全集で、そのスタイリッシュかつ堅実な解釈が高く評価されています。ここでもオスロ・フィルハーモニーを意のままにあやつり、緊迫のショスタコーヴィチを聞かせます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1235

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    ショスタコーヴィチ(1906-1975)
    歌曲集 詳細ページ
    [フィンリー/ヘルシンキ・フィル/T. ザンデルリンク]

    SHOSTAKOVICH, D.: 6 Romances, Op. 62a / Annie Laurie / Suite on Verses of Michelangelo, Op. 145a (Finley, Helsinki Philharmonic, T. Sanderling)

    ■オペラ

    発売日:2014年04月23日 NMLアルバム番号:ODE1235-2

    CD価格:2,475円(税込)

    カナダの名バリトン、ジェラルド・フィンリー。ONDINEにデビュー。彼が選んだのは意外にもショスタコーヴィチの歌曲集でした。とは言え、この「6つのロマンス」はW.ローリー、R.バーンズ、W.シェイクスピアと言ったイギリスの詩人の詞を用いたもので、フィンリーにとっては共感溢れる作品であることは間違いありません。このオーケストラによる伴奏版は最近発見されたもので、本来は室内楽による伴奏パートをショスタコーヴィチ自身がフルオーケストラへと拡大しており、より精緻な音楽を味わえるようになっています。 晩年の作品で、晦渋かつ人間味あふれる歌曲として知られる「ミケランジェロ歌曲集」は、ロシア語ではなく原語の「イタリア語」で歌われる珍しいもの。このヴァージョンは世界初録音となります。フィンリーの素晴らしい歌唱を、ショスタコーヴィチのオーソリティ、トーマス・ザンデルリングが見事にサポートしています。

  • 商品番号:ODE-1258

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    サッリネン(1935-)
    歌劇「クレルヴォ」 詳細ページ
    [ヒュンニネン/サーリネン/サルミネン/フィンランド国立歌劇場/セーデルブルム]

    SALLINEN, A.: Kullervo [Opera] (Hynninen, Saarinen, Salminen, Finnish National Opera, Söderblom)

    ■オペラ

    発売日:2014年04月23日 NMLアルバム番号:ODE1258-2T

    3CD価格:3,300円(税込、送料無料)

    フィンランド屈指のオペラ作曲家、アリウス・サッリネン(1935-)。この「クレルヴォ」は、国民的叙事詩「カレワラ」の神話を題材としたもので、復讐を誓う主人公クレルヴォの迫真に満ちた人物描写と、前衛的でありながらも聞きやすいハーモニーが相俟って、全ての彼の作人の中でも最高傑作として評価されています。 演奏しているのはフィンランドを代表するヒュンニネンとサルミネンを始めとした名手たち。160分ほどの長大なドラマですが、全曲に恐ろしいまでの迫力が漲っています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1211

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    マデトヤ(1887-1947)
    交響曲 第1番&第3番
    組曲「オコン・フオコ」 詳細ページ
    [ヘルシンキ・フィル/ストルゴーズ]

    MADETOJA, L.: Symphonies Nos. 1 and 3 / Okon Fuoko Suite (Helsinki Philharmonic, Storgårds)

    ■交響曲/管弦楽曲

    発売日:2014年03月26日 NMLアルバム番号:ODE1211-2

    CD価格:2,475円(税込)

    フィンランド、オウル出身の作曲家、音楽教師として知られるレーヴィ・マデトヤ(1887-1947)。このアルバムは彼の3曲ある交響曲の第1番と第3番を収録したものです(ストルゴーズによる第2番とその他の作品はODE1212に収録)。彼の作品からは彼の師であるシベリウスに由来する北欧の情緒と、フランスのエレガンス、そして日本が題材と言われている「オコン・フオコ」のようなオリエンタリズムが感じられると言われています。しかし、曲によってその表情は様々で、1916年に初演された交響曲第1番は、まさにシベリウス的な雄大さを見せますが、1925年から作曲された交響曲第3番は、より控えめで繊細な美しさを持っています。それに比べ、組曲「オコン・フオコ」はラヴェルやプロコフィエフの音楽を思わせる躍動感を持っており、神秘的な音の風景の向こうから聞こえてくるカスタネットの響きは、確かに遠き国日本をイメージさせる不可思議さを抱いています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1230

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    ツィモン・バルト
    パガニーニによる変奏曲と狂詩曲
    詳細ページ
    [バルト/エッシェンバッハ]

    LISZT, F. / BRAHMS, J. / LUTOSŁAWSKI, W.: Paganini Variations / RACHMANINOV, S.: Rhapsody on a Theme of Paganini (Barto, Eschenbach)

    ■協奏曲

    発売日:2014年03月26日 NMLアルバム番号:ODE1230-2D

    2CD価格:2,475円(税込)

    「個性派」を売りにしているピアニストは数多くいますが、なかなか真の個性派になるには、それはそれは長い道のりが必要です。テクニックはもちろんのこと曲の解釈、デュナーミクの処理、そして作品への傾倒、これらを存分に満たした上で、作品を撚り上げ世に出さなくてはいけません。もちろんアルバムの選曲のこだわりも必須です。 そんな条件を全て満たしたピアニストがこのツィモン・バルト。あのチャイコフスキーのピアノ協奏曲の冒頭部分を劇遅で弾いてみたり、ラヴェルの「夜のガスパール」を気持ち悪く弾いてみたりと、それはそれは個性的。もちろん今回の2枚組も「個性的」の大盤振る舞いです。パガニーニをテーマにした曲集ですが、まさに悪魔的な音楽が並びます。まずはお馴染みの「ラ・カンパネラ」からどうぞ。想像以上にカッコいいルトスワフスキ(意外!)そして、エッシェンバッハの指揮がそのデモーニッシュさに拍車をかけたラフマニノフ。全部聞いてしまった夜には、悪夢にうなされるかもしれません。

  • 商品番号:ODE-1232

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    D.スカルラッティ(1685-1757)
    ソナタ集(J. ラットゥアのためのアコーディオン編) 詳細ページ
    [ラットゥア]

    SCARLATTI, D.: Keyboard Sonatas (arr. J. Rättyä for accordion) (Rättyä)

    ■器楽曲

    発売日:2014年03月26日 NMLアルバム番号:ODE1232-2

    CD通常価格:2,475円特価!:690円(税込)

    1974年生まれのフィンランド・アコーディオン界の第一人者ヤンネ・ラットゥア。これまでも度々の来日で、その素晴らしい技巧と音楽性、そして編曲の妙でアコーディオンの素晴らしさを広めています。既にONDINEレーベルには、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」の録音(ODE1209)がありますが、こちらはあの音の多い楽譜を、忠実に一台のアコーディオンで演奏していることに驚いた人も多いことでしょう。もちろんこのスカルラッティ(1685-1757)のソナタもアコーディオンで丁寧に、かつ軽やかに演奏しています。アコーディオン演奏の可能性をここまで高めたラットゥアの才能には、ただただ感嘆する他ありません。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1205

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    シューマン(1810-1856)
    ヴァイオリン・ソナタ 第1番・第2番・第3番 詳細ページ
    [テツラフ/フォークト]

    SCHUMANN, R.: Violin Sonatas Nos. 1-3 (C. Tetzlaff, Vogt)

    ■器楽曲(ヴァイオリン) ■器楽曲(ピアノ)

    発売日:2013年11月20日 NMLアルバム番号:ODE1205-2

    CD価格:2,475円(税込)

    シューマンの第1番のヴァイオリン・ソナタは1851年に着手され、たった16日間で完成されたという曲。まだまだ活動的で、情熱に溢れる時期の作品であり、全体的に緊密に書かれた名作なのですが、シューマンはこの曲に満足していなかったようで、第1番の完成後、約1か月ほどですぐに第2番に着手、たった1週間で完成させるという超人的能力を発揮。第1番よりも更に円熟の作品を作り上げたのでした。まるでヴィオラのように深く幅広く歌うテツラフのヴァイオリン。それをがっちりと受け止めるフォークトのピアノ。何と感動的で多感なシューマンでしょうか。 第3番のソナタはほとんど知られていない作品で、これはかのヨアヒムに献呈された「F.A.E.ソナタ」のシューマンが作曲した部分(第2楽章と第4楽章)に、新たに2つの楽章を加えてソナタとして完成させたものです。完成度は高いものの、ほとんど注目もされず、没後100年目の1956年になってようやく楽譜が出版されたという秘曲です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1213

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    リゲティ(1923-2006)
    ヴァイオリン協奏曲
    ロンターノ/アトモスフェール
    サンフランシスコ・ポリフォニー 詳細ページ
    [シュミット/フィンランド放送響/リントゥ]

    LIGETI, G.: Violin Concerto / Lontano / Atmosphères / San Francisco Polyphony (Schmid, Finnish Radio Symphony, Lintu)

    ■協奏曲

    発売日:2013年11月20日 NMLアルバム番号:ODE1213-2

    CD価格:2,475円(税込)

    20世紀を代表する偉大なる作曲家リゲティ(1923-2006)については、今更何も説明の必要なはいでしょう。彼の作品は前衛的であり、またトーンクラスター(ある音からある音までの全ての音を同時に発することで生じる音の塊)を駆使、その圧倒的な音世界は、他の追随を許すことのない唯一無比として知られています。このアルバムでは、フィンランド放送交響楽団と、ハンヌ・リントゥがこの「音の建築物」を見事に構築します。 初期の作品であり、映画にも使われた「アトモスフェール」、巨大な管弦楽のためのに書かれた「ロンターノ」におけるエネルギーの推移と一種独特の上品な雰囲気、ソロのシュミットがいい味を出している、諧謔的な雰囲気すら湛えたヴァイオリン協奏曲、万華鏡のような音の煌めきを放つ「サンフランシスコ・ポリフォニー」。どれも一度聴いたらくせになる面白さです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1246

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    夢の時
    デヴィッド・アーロン・カーペンター
    ヴィオラ名演集
    詳細ページ
    [カーペンター]

    BRAHMS, J.: Clarinet Quintet (version for viola and string quartet) / BRIDGE, F.: Lament / MANN, R.: Dreamtime (D.A. Carpenter)

    ■室内楽

    発売日:2013年11月20日 NMLアルバム番号:ODE1246-2

    CD価格:2,475円(税込)

    注目のヴィオラ奏者カーペンターによる感動的なヴィオラ名曲集。アルバムタイトルにもなっているロバート・マンの美しい作品「夢の時」を中心に、ブリッジの「悲歌」とブラームスの「五重奏曲」を収録。これらの曲はヴィオラの音色にふさわしい淡い悲しみや仄暗い表情、そして落ち着いた色合いを持っています。ブラームスの五重奏曲は本来クラリネットで演奏されますが、このようにヴィオラで演奏される場合もあり、ブラームスの抱いていた沈痛な感情が柔らかく表現された名作です。静かな面持ちのブリッジの悲歌も渋い美しさに満ちています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1225

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    ショスタコーヴィチ(1906-1975)
    バラード「ステパン・ラージンの処刑」
    組曲「ゾーヤ」
    フィンランドの主題による組曲 詳細ページ
    [シェンヤン/パロ/カタヤラ/アシュケナージ]

    SHOSTAKOVICH, D.: Execution of Stepan Razin (The) / Zoya Suite / Suite on Finnish Themes (Shenyang, Palo, Katajala, Ashkenazy)

    ■交響曲/管弦楽曲

    発売日:2013年09月25日 NMLアルバム番号:ODE1225-2

    CD価格:2,475円(税込)

    1964年にモスクワで初演された「ステパン・ラージンの処刑」は1600年代に実在したドン・コサックの首領のステパン・ラージンが理想の「コサックの国」を実現するため、ロシア政府に反逆するも失敗、捕えられて処刑されるまでを描いた作品です。ショスタコーヴィチ(1886-1975)は合唱とバリトン独唱を用い、悲劇的で嘲笑的な描写を見事に描きだしています。組曲「ゾーヤ」は1944年の作品。18歳の党員ゾーヤの悲劇を描いた映画のための音楽です。「フィンランドの主題による組曲」は1939年に作曲されながらも総譜が行方不明となっていたもので、2001年になってようやく発見、初演された作品で、フィンランド民謡が使われた興味深い音楽です。アシュケナージと、素晴らしい声楽家たちが繰り広げる熱い演奏で。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1175

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    リンドベルイ(1958-)
    ヴァイオリン協奏曲
    ジュビリーズ/スーヴェニール 詳細ページ
    [クーシスト/タピオラ・シンフォニエッタ/リンドベルイ]

    LINDBERG, M.: Violin Concerto / Jubilees / Souvenir (Kuusisto, Tapiola Sinfonietta, Lindberg)

    ■協奏曲

    発売日:2013年08月21日 NMLアルバム番号:ODE1175-2

    CD価格:2,025円(税込)

    ONDINEで精力的にリリースを続けているリンドベルイ(1958-)の作品集、今作はヴァイオリン協奏曲の世界初演時の録音をメインに、他2曲を収録しています。 モーツァルトの生誕250年を祝し、ニューヨークのリンカーン・センターとロンドンのバービカン・センターの委嘱により書かれたヴァイオリン協奏曲は、素材的にはモーツァルトに拠るものはありませんが、編成は小さ目であり、透明感のある響きが紡ぎだされています。2010年の「スーヴェニール」は彼の師であった作曲家ジェラール・グリゼーとフランコ・ドナトーニへのオマージュです。「ジュビリーズ」はもともと室内楽作品であったものを管弦楽作品へと移し替えたものです。ヴァイオリン協奏曲で独奏と指揮を務めるのは名手ペッカ・クーシストです。

  • 商品番号:ODE-1214

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    ヒンデミット(1895-1963)
    作品集 詳細ページ
    [五島みどり/北ドイツ放送響/エッシェンバッハ]

    HINDEMITH, P.: Violin Concerto / Symphonic Metamorphosis / Konzertmusik (Midori, North German Radio Symphony, Eschenbach)

    ■交響曲/管弦楽曲

    発売日:2013年08月21日 NMLアルバム番号:ODE1214-2

    CD価格:2,475円(税込)

    【グラミー賞受賞!】 五嶋みどりさんからCDアルバムの受賞に関してコメントを頂きました! クリストフ・エッシェンバッハとNDR北ドイツ放送交響楽団の「パウル・ヒンデミット作品集」にソリストとして参加でき、このCDが今回のグラミー賞の最優秀クラシック・コンペンディアム賞を受賞したこと、大変嬉しく思います。没後50年を記念して作られたこの作品集は、彼の作品の魅力を余すところなく伝えています。ヒンデミットは私の尊敬する芸術家の一人です。今後、演奏される機会が増え、また彼の作品や人間性に対する理解が深まることを願っています。 五嶋みどり
    2013年はヒンデミット(1895-1963)の没後50年にあたります。ONDINEレーベルはこれを記念して、エッシェンバッハ指揮によるNDR北ドイツ放送交響楽団と、現代最高のヴァイオリニスト、五嶋みどりによる「ヴァイオリン協奏曲」をリリース。この曲は難解な作品と言われていますが、過去にもオイストラフやスターン、カヴァコスなど名だたる名手たちが手掛けている作品であり、この演奏も一つの記念碑として後世に残るものとなるでしょう。 1939年、その前年にスイスに亡命したヒンデミットが書いたこのヴァイオリン協奏曲は、戦争の影を反映しているとはいうものの、曲想は至って明るく勢いがあり、オーケストラ・パートもヴァイオリン・パートも極めて充実した書法で書かれています。ヴァイオリンの技巧の見せ所も多く、素晴らしく聴きごたえのある作品であることは間違いありません。 エッシェンバッハとMIDORIの息詰まる対話をお楽しみください。ボストン交響楽団創立50周年記念の委嘱作品である「協奏音楽」と「ウェーバーの主題による~」の2曲のカップリングも嬉しい1枚です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1222

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    サーリアホ(1952-)
    弦楽のための室内楽作品集 第1集 詳細ページ
    [メータ4/ラークソ]

    SAARIAHO, K.: Chamber Works for Strings, Vol. 1 (Meta4, Laakso)

    ■室内楽

    発売日:2013年08月21日 NMLアルバム番号:ODE1222-2

    CD価格:2,475円(税込)

    2012年10月14日に60歳の誕生日を迎えたサーリアホ(1952-)。これを祝して制作された彼女の室内楽作品集の第1集となります(第2集は2014年リリース予定)。鮮やかなオーケストレーションで知られるサーリアホ、この室内楽作品でもユニークなサウンドを追求するために、曲によっては電子楽器を用い、多彩な響きを紡ぎだすことに成功しています。 ここで演奏しているMETA4は2001年に結成されたフィンランドのアンサンブル。2010年にエコー・クラシック章を受章し、2012年にはフィンランドの放送会社YLEによる「フィンランドのグラミー賞」と呼ばれるエマ賞も受賞。活躍を嘱望されている団体です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1223

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    ラウタヴァーラ(1928-)
    宗教的合唱作品集 詳細ページ
    [ラトビア放送合唱団/クラーヴァ]

    RAUTAVAARA, E.: Missa a cappella / Sacred Choral Works (Latvian Radio Choir, Klava)

    ■合唱曲

    発売日:2013年08月21日 NMLアルバム番号:ODE1223-2

    CD価格:2,475円(税込)

    様々な作風の変遷を経て、最近は神秘的な作風の音楽を次々と書いているラウタヴァーラ(1928-)。ネオ・ロマンティックな響きと精神性が最も表出された、これらの「宗教的な」合唱作品集は、ラウタヴァーラの音楽になじみのない人にも、すんなり受け入れられるに違いありません。19世紀初頭のドイツの神学者、哲学者フリードリヒ・シュライエルマッハーによって提案された「無限の親和性」を内包したこれらの音楽は、宗教の枠を超えて全ての人に多くのものを語りかけています。ラトビア放送合唱団は、厳しさの中に愉悦感を抱いた美しい響きで、この稀有な作品を歌い上げています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1217

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    サーリアホ(1952-)
    オラトリオ「シモーヌの受難」 詳細ページ
    [アップショウ/タピオラ室内合唱団/フィンランド放送響/サロネン]

    SAARIAHO, K.: Passion de Simone (La) (Upshaw, Tapiola Chamber Choir, Finnish Radio Symphony, Salonen)

    ■声楽曲 ■合唱曲

    発売日:2013年05月22日 NMLアルバム番号:ODE1217-5

    SACD-Hybrid価格:2,475円(税込)

    パリのユダヤ人家庭に生まれたシモーヌ・ヴェイユ(1909-1943)。彼女はリセ(高等学校)時代に哲学者アランの教えを受け、その教えに傾倒します。やがて、当時は女子を受け入れていなかった高等師範学校に入学、哲学の教員資格を取得し1931年にリセの教員となります。彼女は様々な国際情勢を肌で感じながら、多くの政治活動に身を投じ、戦争の悲惨さを訴え続けます。ヒトラーの迫害を避けながら、1942年はアメリカからロンドンに移住し、そこでもレジスタンスに参加、結核で体力を冒されながらもハンストを決行。治療と栄養補給の全てを拒否したまま1943年に34歳の若さで生涯を閉じた人です。 この作品はそんなシモーヌの生涯と思想を、作曲家サーリアホ(1952-)がソプラノ独唱、合唱、管弦楽と電子楽器のためのオラトリオとして作曲したものです。 サーリアホは若い頃からシモーヌの文章を読み、強く感銘を受けていたとのことで、このオラトリオを作曲する際も、シモーヌについて多くの考察を重ね、全てを描き出すように務めたと言います。 ここでは歌唱部分を名ソプラノ、アップショウが受け持ち、混沌としたオーケストラの部分はサロネンが見事な陰影をつけています。サーリアホの60歳の誕生日を記念してのリリースとなります。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1219

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    ハコラ(1958-)&細川(1955-)
    ギター協奏曲集 詳細ページ
    [コルホーネン/オウル響/ロウヴァリ]

    HAKOLA, K.: Guitar Concerto /HOSOKAWA, Toshio: Voyage IX, "Awakening" / Blossoming II (Korhonen, Oulu Symphony, Rouvali)

    ■協奏曲

    発売日:2013年05月22日 NMLアルバム番号:ODE1219-2

    CD価格:2,025円(税込)

    ほとんど同年代の、フィンランドと日本を代表する2人の作曲家のギター作品集です。キキンモ・ハコラの「ギター協奏曲」は、スペイン風の伝統を感じさせる大胆な音楽。アラブ人もユダヤ人もジプシーもキリスト教徒も、全てが平和に暮らしていたという中世アンダルシアの時代に思いを馳せると同時に、ユダヤ音楽の起源を探るという壮大な意味を有しているものです。 一方、細川作品はご存知の通り、モダンで都会的な雰囲気を持つもので、日本の楽器と西洋の楽器の響きの融合を図り、なおかつ世界の内面を推し量るというものです。生け花の師匠を父に持つ細川は、近年、花にまつわる作品を手掛けており、この2作も花と密接に関係があるものです。「開花」はもとより、「旅 -目覚め」は「旅」シリーズの第9作に当たるもので、ここでのギターは「泥の中深くに根差すも、空に向かって咲く蓮の花」のような存在として捉えられています。花の開花は自己の復活を表す。と語る作曲家の神髄がここにあります。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1212

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    マデトヤ(1887-1947)
    作品集 詳細ページ
    [ヘルシンキ・フィル/ストルゴーズ]

    MADETOJA, L.: Symphony No. 2 / Kullervo / Elegy (Helsinki Philharmonic, Storgards)

    ■交響曲/管弦楽曲

    発売日:2013年02月20日 NMLアルバム番号:ODE1212-2

    CD価格:2,475円(税込)

    フィンランドの作曲家マデトヤ(1887-1947)の作品集です。ヘルシンキでシベリウスに作曲を師事し、その後パリとウィーン、ベルリンで学び様々な作風を身に着けた人です。 このアルバムには彼の交響曲第2番と、シベリウスの影響が感じられる「クレルヴォ」、初期の作品「交響的組曲」の第1楽章「エレジー」の3作品が収録されています。交響曲第2番は1918年に完成されたもので、同年に勃発したフィンランド内戦で弟を失ったマデトヤの悲しい心境が反映されている作品です。全体的に陰鬱な雰囲気を持ちながらも、シベリウスや、マーラーを思わせる重厚な響きに彩られた音楽は、スケルツォとフィナーレで劇的なクライマックスを迎えます。ストルゴーズとヘルシンキ・フィルハーモニーによる感動的な演奏となりました。2014年には交響曲第1番と第3番も同じ演奏者にてリリース予定です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1216

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    この月夜に
    ホロストフスキー ロシアの歌曲を歌う
    詳細ページ
    [ホロストフスキー]

    Vocal Recital: Hvorostovsky, Dmitri - TCHAIKOVSKY, P.I. / MUSSORGSKY, M.P. / TANEYEV, S.I. (In this moonlit night)

    発売日:2013年02月20日 NMLアルバム番号:ODE1216-2

    CD価格:2,475円(税込)

    現代最高のバリトン、ホロストフスキーのONDINE 2作目のアルバムです。十八番であるロシア歌曲が16曲並び、彼が歌うオペラ・アリアとはまた違う、繊細な感情表現をじっくり楽しむことができる1枚です。今作では3人の作曲家が取り上げられていて、同じロシア歌曲と言えどもその多彩な表現の振れ幅に驚く人も多いのではないでしょうか? よく知られるムソルグスキー「死の歌と踊り」での絶妙な歌い回しと、チャイコフスキーの歌曲が持つ郷愁はもちろんのこと、驚くほど感動的でエキサイティングなタネーエフが、このアルバムの白眉と言えそうです。交響曲や管弦楽曲の分野で、ようやく復興の兆しが感じられるタネーエフ。この6曲もタネーエフ・ファンにとっての嬉しい贈り物です。

  • 商品番号:ODE-1191

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    コルンゴルト(1897-1957)
    付随音楽「空騒ぎ」 Op.11
    シンフォニエッタ Op.5 詳細ページ
    [ヘルシンキ・フィル/ストルゴーズ]

    KORNGOLD, E.W.: Much Ado about Nothing / Sinfonietta (Helsinki Philharmonic, Storgards)

    ■交響曲/管弦楽曲

    発売日:2012年12月19日 NMLアルバム番号:ODE1191-2D

    2CD価格:2,475円(税込)

    ウィーンの後期ロマン派の作風をそのままハリウッドへ持ち込んだ作曲家、コルンゴルトの2つの作品です。「シンフォニエッタ」は1912年に書かれ1913年にF.ワインガルトナー指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によって初演され、当時人気を誇っていたR.シュトラウスに匹敵するほどの賞賛を得た作品です。全編、彼らしい豊かな楽想に彩られており、その管弦楽法も天才ならではの閃きに満ちています。シェイクスピアの同名の劇のための「空騒ぎ」は1918年から19年にかけて作曲され、1920年5月にウィーンのシェーンブルン宮殿で演奏されています。 その後、ヴァイオリニスト、ルドルフ・コーリッシュのためにヴァイオリンとピアノのために5曲を抜きだし「組曲」としたものが現在親しまれていますが、この劇音楽版として書かれた15曲は、公式の演奏会で上演されることもなく、今回のこの演奏が「世界初録音」であり「世界初演」となったのです。15の各々の部分は見事な情景描写であり、後の映画音楽の大家としてのコルンゴルトを予見させるにふさわしい大作です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1203

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    レーガー(1873-1916)
    ヴァイオリン協奏曲
    独奏ヴァイオリンのためのシャコンヌ 詳細ページ
    [シュミット]

    REGER, M.: Violin Concerto in A major, Op. 101 / Chaconne (Schmid)

    ■協奏曲

    発売日:2012年12月19日 NMLアルバム番号:ODE1203-2

    CD価格:2,475円(税込)

    レーガー35歳頃の作品ですが、極めて円熟の風格を持つ協奏曲です。フランスのヴァイオリニスト、アンリ・マルトーのために書かれており、レーガー自身も友人に宛てた手紙の中で「この作品はベートーヴェンやブラームスの足跡を辿ると確信している」と述べるほど、その仕上がりに絶大なる自信を持っていたようです。確かに調性感が若干曖昧な上、“泣かせるメロディ”があるわけではないのですが、全体からにじみ出てくるような情感や、オルガンの大家らしい重厚な和声は、繰り返し聴けば聴くほどに心惹かれる「大人のための音楽」であることは間違いありません。添えられているシャコンヌも冴えた筆致が光る見事な作品です。 現代的なスマートさを持ち味とするヴァイオリニスト、シュミットが、ここではじっくりと腰を据えた味わい深い音を奏でています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1204

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    モーツァルト(1756-1791)
    ヴァイオリン・ソナタ集 詳細ページ
    [テツラフ/フォークト]

    MOZART, W.A.: Violin Sonatas Nos. 27, 32 and 35 (Tetzlaff, Vogt)

    ■器楽曲(ヴァイオリン)

    発売日:2012年12月19日 NMLアルバム番号:ODE1204-2

    CD価格:2,475円(税込)

    テツラフとフォークトと言えば、あの毎年夏にハイムバッハで開催される「シュパヌンゲン音楽祭」での共演が知られています。ジャケット写真でも雰囲気が伝わる通り、彼らはプライヴェートでも親友であり、このモーツァルト(1756-1791)でも極めて親密で息のあった演奏を繰り広げています。このモーツァルトの一連のヴァイオリン・ソナタは明晰な明るさの中に驚くほどの深みを備えており、これを完璧に表現するためには、演奏の技術だけでなく、心の底から湧き上がる感情を曲に載せることが必要であり、この点においても彼らのアンサンブルは最上のものを備えています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1181

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    プロコフィエフ(1891-1953)
    交響曲 第5番&第6番 詳細ページ
    [フィンランド放送響/オラモ]

    PROKOFIEV, S.: Symphonies Nos. 5 and 6 (Finnish Radio Symphony, Oramo)

    ■交響曲/管弦楽曲

    発売日:2012年09月19日 NMLアルバム番号:ODE1181-2

    CD価格:2,025円(税込)

    このアルバムに収録されたプロコフィエフの2つの交響曲は、彼の全作品中でもとりわけシリアスなものであり、戦争の悲劇と強く結びついた曲として知られています。高揚感溢れる第5番、そして病と闘いながら心の声を振り絞って書いた第6番。どちらも難解な部分を持つ、演奏が困難な曲です。サカリ・オラモによるこの演奏は、曲の持つ攻撃性は抑え目にし、一見穏やかな中に燃え盛る心を閉じ込めるという、内面を重視した仕上がりとなっています。1度聴いただけでは、この曲の持つ恐ろしさを理解できないかもしれませんが、2度3度と聴くうちにぞくぞくして来るような演奏です。 フィンランドを代表する名指揮者の一人、サカリ・オラモは1993年に(代役として)フィンランド放送交響楽団の指揮台に立ちました。この時の成功により、副指揮者として招聘され、2003年からは首席指揮者として活躍する傍ら、世界各地のオーケストラとも良い関係を築いています。彼はもともと熟達したヴァイオリニストであり、フィンランド放送響のコンサートマスターを務めていたこともあり、このオーケストラを知り尽くしていることは間違いありません。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1196

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    エネスク(1881-1955)
    交響曲 第2番
    12の楽器のための室内交響曲 詳細ページ
    [タンペレ・フィル/リントゥ]

    ENESCU, G.: Symphony No. 2 / Chamber Symphony in E major, Op. 33 (Lintu)

    ■交響曲/管弦楽曲 ■室内楽

    発売日:2012年07月11日 NMLアルバム番号:ODE1196-2

    CD価格:2,475円(税込)

    タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団と、芸術監督ハンヌ・リントゥによる、ルーマニアの大作曲家エネスクのシリーズが始動します。20世紀最大の作曲家でありながらも、その業績はほとんど知られることのないジョルジュ・エネスク(エネスコ)。彼は偉大なるヴァイオリニストでもあり、またルーマニアの民族音楽の研究家としても素晴しい足跡を残しています。 彼の作品は概ね、民族色の濃いものであり、調性感を超越した心の根源に迫る音楽が多いのですが、このアルバムに収録された「交響曲第2番」は、(初演時こそ「前衛的過ぎる」と非難を受けたものの)実際に聴いてみると、まるでドイツの後期ロマン派の音であり、まだまだ発展途上にあった若き作曲家の息吹きを感じさせるものです。かたや1954年に作曲された「室内交響曲」は、ピアノを含む12の楽器が深淵なハーモニーを奏でるという、思いの他美しい曲。晩年のエネスクの心情が伝わってくるかのようです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1200

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    ベルリオーズ(1803-1869)
    抒情的情景「エルミニー」/歌曲集「夏の夜」
    ラヴェル(1875-1937)
    歌曲集「シェエラザード」 詳細ページ
    [ジャンス/フランス国立ロワール管/アクセルロッド]

    BERLIOZ, H.: Herminie / Les nuits d'ete / RAVEL, M.: Sheherazade (Gens, Orchestre National des Pays de la Loire, Axelrod)

    ■声楽曲

    発売日:2012年07月11日 NMLアルバム番号:ODE1200-2

    CD価格:2,475円(税込)

    1980年代の終わりから、優れたバロック・ソプラノとして独特の存在感を見せていたヴェロニク・ジャンス。バロック・オペラや声楽曲の録音にもしばしばフィーチャーされ、澄み切った歌声を聞かせていました。しかし、2000年頃になって立て続けにフランス歌曲、とりわけベルリオーズの歌曲を積極的に録音し、清冽かつドラマティックな側面を見せてくれたことは、今でも鮮烈な記憶として脳裏へと焼き付けている人も多いのではないでしょうか? さて、そんな彼女はこの度ONDINEと正式契約を結び、最初にリリースするのが、ベルリオーズ(1830-1869)とラヴェル(1875-1937)の歌曲集。とりわけ「夏の夜」については、およそ12年ぶりの再録音となり、その表現の深まりについても興味深いところです。当時、あれほど熱望して手に入れた愛妻ハリエットとの間に亀裂が生じ、心が揺れ動いていたベルリオーズの、ちょっぴり悩ましい心情を、テオフィル・ゴーティエの詩を借りて歌い上げたもので、ここでのジャンスは美しく流麗なフランス語、そしてまるで呼吸するかのような自然な歌い口で表現します。優しさと情熱を併せ持つ6曲の歌曲は、まさに珠玉の美しさを備えています。 抒情的情景「エルミニー」は、ベルリオーズが1828年(ハリエットに一目ぼれした年)に書かれた作品で、すでに幻想交響曲の「イデー-フィクス(固定楽想)」が随所に表れています。彼はこの曲でローマ賞に挑戦、惜しくも2票差で1位を逃してしまいますが、彼は大いなる自信を得て、そのまま「幻想交響曲」の作曲にいそしむのです。 ラヴェルの「シェエラザード」はトリスタン・クリングゾールの詩につけられた3つの歌曲。色彩豊かな管弦楽法はいかにもラヴェルであり、ほのかなオリエンタリズムも感じられます。類い稀なるカリスマ性を発揮する指揮者ジョン・アクセルロッドによるフランス国立ペイ・ドゥ・ラ・ロワール管弦楽団の絶妙な伴奏も、この零れ落ちそうな歌唱に彩りを添えています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1193

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    クラウス(1756-1792)
    ヴィオラ協奏曲集 詳細ページ
    [カーペンター/ペソラ/タピオラ・シンフォニエッタ]

    KRAUS, J.M.: Viola Concerto, VB 153b and 153c / Concerto for Viola and Cello (D.A. Carpenter, Pesola, Tapiola Sinfonietta)

    ■協奏曲

    発売日:2012年06月13日 NMLアルバム番号:ODE1193-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792)は「スウェーデンのモーツァルト」として、一部のファンには既におなじみの存在です。ドイツで生まれ、モーツァルトと同時期に活躍するも、1781年にストックホルムのグスタフ3世に宮廷作曲家として召し抱えられ、以降はずっと、その地で活躍したことで知られます。形式は保守的なものを順守しつつも、内容はかなり先進的であり、この時代には珍しく「短調」を重用していたことも特筆すべき点でしょう。また劇音楽を得意としていたせいか、その音楽は起伏に富むものが多く、そこがまたファンの心を捉えているようです。 ルンドの大学図書館に保存されていたこの3つのヴィオラ協奏曲は、長らく作曲家が特定できませんでしたが、最近の研究結果で、250年近く失われていたとされるクラウスの作であろうと判定されました。これは彼の親友ホフシュテッター(オーストリアのアマチュア作曲家であり、本職はベネディクト会の修道士である)のために書かれたと推測され、ホフシュテッターがいかに素晴らしい技巧を有していたかの証明にもなるものです。ヴィオラを演奏するのは、ONDINEレーベルでおなじみD.A.カーペンターです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1194

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    ペトリス・ヴァスクス(1946-)
    合唱作品集 詳細ページ
    [ラトビア放送合唱団/クラーヴァ]

    VASKS, P.: Choral Music - Plainscapes / Our Mother's Names / Silent Songs (Latvian Radio Choir, Klava)

    ■合唱曲

    発売日:2012年03月07日 NMLアルバム番号:ODE1194-2

    CD価格:1,500円(税込)

    ラトヴィアのバプテスト教会の牧師の家に生まれたヴァスクスは、教会への政治的な弾圧などを理由に、地元の音楽大学で学ぶことができず、ようやく隣国のリトアニアの音楽大学に入学したという、苦難の青春時代を送った人です。自然を愛し、また、ラトヴィアの民謡にも強い共感を抱く彼は、その音楽にも、失われつつあるものへの哀悼の意と、伝統への憧憬を盛り込むことで、独自の世界観を表出しています。ここに収録された合唱曲にも、自然への讃歌と太陽への敬意が見てとれるもので、美しさだけではなく、泥臭いまでの生命への執着も感じ取れるのではないでしょうか。バルト諸国の合唱の水準の高さにも、改めて驚かされることでしょう。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1169

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    エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-)
    児童合唱のための作品集 詳細ページ
    [ヒヨッキ]

    RAUTAAVARA, E.: Choral Music (Marjatta, the Lowly Maiden) (Hyokki)

    ■合唱曲 ■キッズ

    発売日:2011年12月21日 NMLアルバム番号:ODE1169-2

    CD価格:2,025円(税込)

    「子どものための合唱曲」とはいえ、現代屈指の神秘的作風を持つラウタヴァーラのこと、ものすご~く面白い曲が聴けること間違いありません。それは第1曲目の「マルヤッタ」からイケイケです。北欧の叙事詩「カレワラ」からラウタヴァーラ自身がテキストを起こし、1幕の神秘劇に仕立てたこの作品、以前、BISレーベルからラウタヴァーラの朗読による演奏もリリースされていますが、この演奏はもっともっとコクがあり、印象深い肉付けがされています。また「大工の息子」はタイトル通り、イエスの誕生の喜びを歌ったもの。ロルカの詩による組曲は、比較的知られた作品です。その他、どれも民謡をベースにしながら、現代的な和声と、清冽な響きが求められる難曲をタピオラ合唱団が完璧に歌いこなしています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1195

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    シューマン、メンデルスゾーン:
    ヴァイオリン協奏曲集 詳細ページ
    [テツラフ/フランクフルト放送響/P. ヤルヴィ]

    SCHUMANN, R.: Violin Concerto / Phantasie / MENDELSSOHN, Felix: Violin Concerto (Tetzlaff, Frankfurt Radio Symphony, P. Jarvi)

    ■器楽曲(ヴァイオリン)

    発売日:2011年12月21日 NMLアルバム番号:ODE1195-2

    CD価格:2,475円(税込)

    ソリストとして、また室内楽奏者として大活躍のヴァイオリニスト、クリスティアン・テツラフがONDINEレーベルに登場です。録音ではバッハの無伴奏ソナタやベートーヴェンの協奏曲、シベリウスなどが世界的に高く評価され、また日本にも度々来日し、その都度満場の聴衆を唸らせる彼。今回の録音でも、その名技を余すことなく披露しています。メンデルスゾーンの協奏曲については、いまさら何も語ることのない名曲として認知されていて、古今東西、数多くの名演と呼ばれるものも存在していますが、このテツラフ、まさに溜息の出るような快演を聴かせます。全体的に早めに設定されたテンポは、指揮者ヤルヴィの解釈もあるのでしょうが、これを易々とクリアしてしまうテツラフの超絶技巧は、まさに絶品。ライヴ録音ということもあり、1楽章も終楽章も加速する興奮を抑えることは不可能でしょう。 シューマンの協奏曲は、全体的にさっぱりした味付けで、この曲に「しっとりとした情感」を求める向きには物足りないかもしれませんが、シューマンの求めたであろうヴィルトゥオーゾ性においては、完璧に表現されているのではないでしょうか。フランクフルト放送響のふっくらとした響きも随所に溢れる、聴きどころたっぷりの注目盤です。今後も次々とリリースが予定されているテツラフ。目が離せません!

  • 商品番号:ODE-1081

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    ベスト・オブ・エイノユハニ・ラウタヴァーラ 詳細ページ [ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団/アシュケナージ指揮 他]

    EINOJUHANI RAUTAVAARA (BEST OF)

    ■交響曲/管弦楽曲 ■映画音楽

    発売日:2011年12月14日 NMLアルバム番号:ODE1081-2

    CD価格:2,025円(税込)

    ヘルシンキに生まれ、最近では「癒し系」としても人気急上昇中のラウタヴァーラ。しかし、彼の作品はそのような言葉では語り尽くせない多面性を持っています。初期はセリー主義に傾倒していたり、「カントゥス・アルティクス」のようにテープ録音を用いたものもよく知られていますし、彼の名を高めた「天使」シリーズなどの神秘的な曲は、アルヴォ・ペルトと並ぶ人気を保っています。このアルバムでは、そんな彼の多彩な作品を楽しめます。なお、トラック9のアポセオシスは、フィンランドを代表する映画監督アキ・カウリスマキが、最新映画「ル・アーブル」のサウンド・トラックとして使用したことで俄然注目を浴びています。元来は交響曲第6番「ヴィンセンティアーナ」の終楽章ですが、映画音楽のために書かれたかのような重厚な音楽であり、不思議な感動が押し寄せる問題作です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1179

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    シベリウス(1865-1957)
    交響曲 第2番&第5番(ピアノ編曲版) 詳細ページ
    [シーグフリードソン]

    SIBELIUS, J.: Symphonies Nos. 2 and 5 (arr. for piano) (Sigfridsson)

    ■交響曲/管弦楽曲

    発売日:2011年08月10日 NMLアルバム番号:ODE1179-2

    CD価格:2,475円(税込)

    シベリウス(1865-1957)の交響曲の中でも、とりわけ人気の高い第2番&第5番をピアノで 演奏するという、何とも大胆かつ画期的な1枚です。オーケストラの多彩な響きが要求さ れるシベリウスの曲をピアノでることは間違いありません。ここで、その両方の才能をとこ とん見せ付けてくれるのは、2005年のボン・ベートーヴェン国際ピアノコンクールで優勝し た1974年生まれの若きピアニスト、ヘンリ・シーグフリードソン。彼はまず5番について、 既に知られたエクマンの編曲版を研究した上で、自らの編曲を加えたと言います。そして、 難曲第2番に取り掛かったのですが、その際ベートーヴェンの交響曲をリストが編曲した ように、「オリジナルに忠実でありながら、ピアノの可能性の限界に挑戦する」という気合 いも盛り込みました。さあ、その出来栄えはいかなるものでしょう?第2番の冒頭は、も ともとそれほど音の厚みはありません。なので、正直「しょぼいな」と思われるかもしれま せんが・・・、曲が進むにつれて、オーケストラで聴く以上の興奮に見舞われること必至です。 第5番も文句なし!です。ぜひ実際にこの凄さをあなたの耳でお確かめください。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1174

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    ラウタヴァーラ(1928-)
    歌劇「Kaivos」 詳細ページ
    [ニエミラ/ルサネン/ヒュンニネン/コルテカンガス/タンペレ・フィル/リントゥ]

    RAUTAVAARA, E.: Kaivos (The Mine) [Opera] (Niemela, Rusanen, Hynninen, Kortekangas, Kaivos Chorus, Tampere Philharmonic, Lintu)

    ■オペラ

    発売日:2011年06月15日 NMLアルバム番号:ODE1174-2

    CD通常価格:2,025円特価!:690円(税込)

    1957年、当時十二音技法を学んでいたラウタヴァーラ(1928-)が出会ったハンガリー亡命者。彼から生々しいハンガリー動乱の模様を訊いたラウタヴァーラは、その話を元に、自国の政治的状況も盛り込みながら、この歌劇「カイヴォス(鉱山の意味)」を完成させます。しかし、当時のフィンランドは旧ソ連の弾圧が激しく、このような危ない話は上演するのは不可能でした。いくつかの改訂も行われたのですが、結局上演されることはなく、そのまま忘れ去られてしまう・・・その一歩手前で、ようやく2010年、この演奏が行われたのです。1950年代の後半、鉱山で働く労働者たちは元テロリスト、シモンをリーダーに据え反乱を試みます。しかしシモンはすでにそのカリスマ性を失っていました。立てこもる労働者、彼らの説得を試みる政治委員。そして躊躇するシモンと彼の恋人イラ。音楽は常に無調の冷たい響きを持ち、緊張漲る粗筋を盛り立てます。なかなか難解ではありますが、一本筋の通ったお話です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODV-4004

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    カリタ・マッティラ
    ヘルシンキ・リサイタル 2006
    詳細ページ

    Vocal Recital: Mattila, Karita (Helsinki Recital 2006) (NTSC)

    ■声楽曲

    発売日:2011年06月15日

    DVD+CD価格:2,850円(税込)

    全てを圧する存在感、透き通るような声。メトの「サロメ」では40代後半…失礼!のボディを堂々と晒し(残念なことにカメラには収録されてません!)、聴衆の度肝を抜くことも厭わないチャーミングなソプラノ歌手、カリタ・マッティラ。この映像は、そんな彼女の素敵なリサイタルが収録されています。最初はデュパルクの歌曲から始め、サーリアホ、ラフマニノフそしてドヴォルザークという、何ともバラエティ豊かな選曲が見事。アンコールできっちり「お国もの」も用意しているという周到さ。あと、北欧ものをもう少し聴きたいという欲張りな方のために、既存のCDから良いとこどりをしたコンピレーション・アルバムがボーナスとして付いています。

  • 商品番号:ODE-1185

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    UNIKO 詳細ページ [クロノス・クァルテット/ポーヨーネン/コスミネン]

    POHJONEN, K. / KOSMINEN, S.: Uniko (Kronos Quartet, Pohjonen, Kosminen)

    ■現代音楽

    発売日:2011年04月20日 NMLアルバム番号:ODE1185-2

    CD価格:2,475円(税込)

    現在の北欧のミュージック・シーンを先導するミュージシャン、キンモ・ポーヨーネン。即興演奏も得意とするアコーディオン奏者であり、またダンサーでもある彼は2004年にも来日し、凄まじいばかりのエネルギーを放出したパフォーマンスは大きな話題を呼びました。パット・マステロット(キング・クリムゾンのドラマー)やサムリ・コスミネン(シガー・ロスのフロントマン・ヨンシーのアルバム参加、MUMのサポートドラマー)ら、屈強たるメンバーとユニットを組み、音の可能性を求め、世界各地でコンサート・ツアーを開き、音と映像の融合を目指してきたポーヨーネンですが、2004年にヘルシンキでクロノスSQと共演したことで、また新たな境地に達したようです。クロノスSQが奏でる大地に根付くリズム、これを軽やかに飛び越えるアコーディオンのパッセージは、まるで見たこともない昆虫のうごめきであり、また増幅されたピチカートは、誰もが持つ、忘却の彼方に置いてきた得体の知れない恐怖を思いおこさせるような感覚をもたらします。便宜上、7つの部分に分けられていますが、どの部分も緊密な関連を持ち、常に上昇していくエネルギーに満ちた音楽で構成されています。クラシックでもなく、トラディッショナルでもなく、ロックでもなく、ジャズでもなく・・・ まさに「UNIKO」という一つのジャンルが誕生する一瞬です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1172

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    セーゲルスタム(1944-)
    交響曲 第81番・第162番・第181番 詳細ページ
    [ベルゲン・フィル/セーゲルスタム]

    SEGERSTAM, L.: Symphonies Nos. 81, 162 and 181 (Bergen Philharmonic)

    ■交響曲/管弦楽曲

    発売日:2011年02月23日 NMLアルバム番号:ODE1172-2

    CD価格:2,475円(税込)

    一体、セーゲルスタム(1944-)は指揮者として評価して欲しいのでしょうか? それとも作曲家としてでしょうか? このアルバムは、すでにこの時点で250曲の交響曲を「モノにした」奇才の心情表現です。彼は交響曲を作曲する時に「管弦楽を想定するのではなく、ピアノで弾くつもりで書いている」とのことで、これらの3曲も指揮者を必要としないというユニークなものです。彼の快進撃はどこまで続くのでしょう? まずはこれを聴いてみてください。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1166

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    ユッカ・ティエンスー(1948-)
    Vie/ミサ/フォルス・メモリー I-III 詳細ページ
    [クリーク/ヘルシンキ・フィル/ストルゴーズ]

    TIENSUU, J.: Vie / Missa / False memories I-III (Kriikku, Helsinki Philharmonic, Storgards)

    ■交響曲/管弦楽曲 ■協奏曲

    発売日:2011年01月12日 NMLアルバム番号:ODE1166-2

    CD通常価格:2,475円特価!:690円(税込)

    ユッカ・ティエンスー(1948-)は現代フィンランドの最も魅惑的な作曲家の一人です。同国ではラウタヴァーラ、サーリアホ、リンドベルイらと並ぶ人気を誇り、新作はことごとく絶賛される人です。このアルバムには彼の最近の3つの作品が収録されています。メインの「ミサ」は名クラリネット奏者カリ・クリックのために書かれたクラリネットと管弦楽のための「ミサ曲」です。2007年の初演の時はタンペレ・フィルハーモニーとスコティッシュ室内管弦楽団がジョイント出演し、クリックがソロを担当しました。深い瞑想と現代的な楽想、そしてどこか諧謔的な味付けもあるこの曲は、歌声がなくとも、人々の祈りの心を存分に表現しています。他の2曲も、難解な響きのなかに、ふと見えてくる親しげなメロディが印象的。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1178

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    ラウタヴァーラ(1928-)
    チェロ協奏曲 第2番「地平線に向かって」
    パーカッション協奏曲「呪文」 詳細ページ
    [モルク/ヘルシンキ・フィル/ストルゴーズ]

    RAUTAVAARA, E.: Modificata / Incantations / Towards the Horizon (Storgards)

    ■協奏曲

    発売日:2011年01月12日 NMLアルバム番号:ODE1178-2

    価格:2,475円(税込)

    第55回グラミー賞「ベスト・コンテンポラリー・クラシカル・コンポジション」ノミネートONDINEレーベルが積極的に紹介しているフィンランドの作曲家、ラウタヴァーラの最新アルバムです。彼の初期のモダニズム様式によるオーケストラ作品である「モディフカータ」(2003年改作版)と、「チェロ協奏曲第2番」、パーカッション協奏曲「呪文」の3曲が収録されています。アルバムタイトルでもある「チェロ協奏曲」は独奏者メルクのために書かれたもので、20分程度の長さの作品の中に、神秘性と永遠の時が凝縮されています。パーカッション協奏曲は、この曲の初演者であるクッリエに献呈されており、主楽章の超絶的なカデンツァもクッリエ自身によるものです。ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団と、首席指揮者ストゥルゴールズは、彼らの偉大なる同胞作曲家に、多大なる賛辞を込めてこれらの曲を演奏しています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1147

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    シベリウス(1865-1957)
    ヴァイオリン協奏曲
    交響詩 「吟遊詩人」/交響詩「森の精」 詳細ページ
    [F.P. ツィンマーマン/ヘルシンキ・フィル/ストルゴーズ]

    SIBELIUS, J.: Violin Concerto / The Bard / The Wood Nymph (F.P. Zimmermann, Helsinki Philharmonic, Storgards)

    ■協奏曲

    発売日:2010年08月18日 NMLアルバム番号:ODE1147-2

    CD価格:2,250円(税込)

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1058

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    コリリアーノ(1938-)
    組曲「ファンタズマゴーリア」
    オスティナートによる幻想曲
    音楽に寄せて/3つの幻覚 詳細ページ
    [タンペレ・フィル/クラス]

    CORIGLIANO, J.: Phantasmagoria Suite / To Music / Fantasia on an Ostinato / 3 Hallucinations (Tampere Philharmonic, Klas)

    ■交響曲/管弦楽曲

    発売日:2010年08月09日 NMLアルバム番号:ODE1058-2

    CD通常価格:2,475円特価!:690円(税込)

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1072

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    バルトーク(1881-1945)
    管弦楽のための協奏曲 詳細ページ
    [フィラデルフィア管/エッシェンバッハ]

    BARTOK, B.: Concerto for Orchestra / MARTINU, B.: Memorial to Lidice / KLEIN, G.: Partita for Strings (Philadelphia Orchestra, Eschenbach)

    ■交響曲/管弦楽曲

    発売日:2010年08月09日 NMLアルバム番号:ODE1072-5

    SACD-Hybrid価格:2,475円(税込)

  • 商品番号:ODE-1122

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    シベリウス(1865-1957)
    クレルヴォ交響曲 Op.7 詳細ページ
    [ヘルシンキ・フィル/セーゲルスタム]

    SIBELIUS, J.: Kullervo (Helsinki Philharmonic, Segerstam)

    発売日:2010年08月09日 NMLアルバム番号:ODE1122-5

    SACD価格:2,475円(税込)

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1134

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    マーラー(1860-1911)
    交響曲 第2番「復活」 詳細ページ
    [シャトゥロヴァ/ネフ/フィラデルフィア・シンガーズ合唱団/フィラデルフィア管/エッシェンバッハ]

    MAHLER, G.: Symphony No. 2, "Resurrection" (Saturova, Naef, Philadelphia Singers Chorale, Philadelphia Orchestra, Eschenbach)

    ■交響曲/管弦楽曲

    発売日:2010年08月09日 NMLアルバム番号:ODE1134-2D

    2CD価格:3,648円(税込、送料無料)

    収録作曲家:

  • 商品番号:ODE-1164

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    J.S.バッハ(1685-1750)
    無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
    第1番-第3番(ギター編) 詳細ページ
    [コルホーネン]

    BACH, J.S.: Violin Partitas Nos. 1-3, BWV 1002, 1004, 1006 (arr. for guitar) (Korhonen)

    ■器楽曲(ギター)

    発売日:2010年08月09日 NMLアルバム番号:ODE1164-2D

    2CD価格:2,475円(税込)

    収録作曲家: