ウォーカー(ジョージ) Walker, George
生没年 | 1922- | 国 | アメリカ |
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辞書順 | 「ウ」 | NML作曲家番号 | 21595 |
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〈AMERICASCAPES 2〉
アメリカン・オーパス
ウォーカー、クラム、レブエルタス [ロバート・トレヴィーノ(指揮)、バスク国立管弦楽団]発売日:2024年11月01日
CD価格:2,475円(税込)
メキシコ系アメリカ人で近年はヨーロッパでの活動がめざましく、来日公演でも好評を博しているロバート・トレヴィーノが、「アメリカとは何か」という問いの答えにふさわしい作曲家を厳選した1枚。 「アドレス・フォー・オーケストラ」はウォーカーがトレヴィーノに「いつか録音してほしい」と語っていた作品で、民謡やゴスペルを採り入れた音楽からは、アメリカの未来に対する楽観的なヴィジョンが感じられます。 クラムの「A Haunted Landscape 亡霊の出る情景」はニューヨーク・フィルハーモニックのための作品。謎めいた音の世界が数多くの打楽器を交えて描かれています。 メキシコで生まれ、アメリカで多くの時間を過ごしたレブエルタスの「ラ・コロネラ」は作曲家が世を去る直前の作品で、メキシコの民俗音楽バンドマリアッチやメキシコ民謡、アメリカ民謡、ジャズから実験音楽、セリエル音楽など様々な種類の音楽が融合されています。
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ウォーカー(1922-2018):
〈ピアノ作品全集 第2集〉
リーヴィング
ピアノ・ソナタ 第4番・第5番他 [アレクサンダー・ドッシン(ピアノ)、デイヴィッド・M・ジェイコブス(指揮)、オレゴン大学フィルハーモニア]WALKER, George: Piano Works (Complete), Vol. 2 (Dossin, University of Oregon Philharmonia, D.M. Jacobs)
発売日:2024年08月23日 NMLアルバム番号:8.559942
CD価格:1,900円(税込)
1996年に「ライラック」でピューリッツァー賞を受賞したアフリカ系アメリカ人作曲家ジョージ・ウォーカー。このアルバムは第1集(8.559916)と合わせてウォーカーのピアノ作品全集となります。 ピアノ協奏曲は古典的な形式の中にさりげなくデューク・エリントンの旋律が採り入れた作品。「グイドの手」はソルフェージュの原形を考え出したグイド・ダレッツォにちなんだタイトルですが、この曲にもエリントンの影響が感じられます。冒頭の「リーヴィング(去り行く、の意)」はピアノ協奏曲のアンコールとしてドッシンがピアノ独奏用に編曲したもの。
収録作曲家:
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ウォーカー(1922-2018):
弦楽のための抒情詩
ライラック/管弦楽のための民謡集
ドーソン(1899-1990):
ニグロ・フォーク・シンフォニー [ニコール・カベル(ソプラノ)/アッシャー・フィッシュ(指揮)/ロデリック・コックス(指揮)/シアトル交響楽団]WALKER, G.: Lyric for Strings / Folksongs for Orchestra / Lilacs / DAWSON, W.L.: Negro Folk Symphony (N. Cabell, Seattle Symphony, R. Cox, A. Fisch)
発売日:2024年06月07日 NMLアルバム番号:SSM1027
CD-R価格:2,175円(税込)
20世紀に活躍した2人のアフリカ系アメリカ人作曲家の作品集。 ジョージ・ウォーカーはカーティス音楽院で作曲とピアノを学び、1945年に同音楽院初の黒人卒業生となりました。このアルバムに収録された「ライラック」で1996年にピューリッツァー賞を受賞した他、ジャズや民謡、黒人霊歌のイディオムを用いた数多くの管弦楽曲や室内楽曲を書きました。初期の作品「弦楽のための抒情詩」と黒人霊歌を印象的に用いた「管弦楽のための民謡」も収録。 ウォーカーの一つ上の世代にあたるウィリアム・リーヴァイ・ドーソンの「ニグロ・フォーク・シンフォニー」も黒人霊歌の要素を用いた作品。レオポルド・ストコフスキーが指揮するフィラデルフィア管弦楽団によって初演され大好評を博しました。 オペラとコンサート両面で幅広く活躍するアッシャー・フィッシュがウォーカー作品を、2018年、サー・ゲオルグ・ショルティ指揮者賞を受賞した俊英指揮者ロデリック・コックスがドーソンの作品を指揮。どちらもオーケストラの機動性を生かした豊かな表現を披露しています。 ※ CD-Rメディアでの発売です。
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ウォーカー(1922-2018):
〈ピアノ作品全集 第1集〉
ピアノ・ソナタ 第1番-第3番他 [アレクサンダー・ドッシン(ピアノ)]WALKER, George: Piano Works (Complete), Vol. 1 (Dossin)
発売日:2024年04月12日 NMLアルバム番号:8.559916
CD価格:1,900円(税込)
1996年に声楽とオーケストラのための作品「ライラック」でピューリッツァー賞を受賞した、アフリカ系アメリカ人作曲家ジョージ・ウォーカー。カーティス音楽院で作曲とピアノを学び、1945年に同音楽院初の黒人卒業生となった彼は、60年以上にわたってピアノ曲を書き続け、バーバーやバーンスタインらから影響を受けた作品を数多く遺しました。 このアルバムには1941年から1979年までの作品が収録されています。アメリカ民謡が用いられたソナタ第1番、1955年に入学を許されたイーストマン音楽学校の卒業試験作品として書かれたソナタ第2番、各楽章にタイトルが付されたソナタ第3番、この3つのソナタを中心に、無調で書かれた小品を配置、ウォーカーの知られざるピアノ曲を堪能いただけます。
収録作曲家:
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『アフリカン・アメリカン・ヴォイス』
アフリカ系アメリカ人作曲家の管弦楽作品 [ケレン・グレイ、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団]African American Voices - DAWSON, W.L. / WALKER, G. / STILL, W.G. (Royal Scottish National Orchestra, Gray)
発売日:2022年10月28日 NMLアルバム番号:CKD699
CD価格:2,475円(税込)
アフリカ系アメリカ人作曲家による名作交響曲を2曲サウスカロライナ出身のアフリカ系アメリカ人指揮者ケレン・グレイが祖国の先人たちに敬意を表し、彼がアシスタント指揮者を務めるロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管と共に、深い共感を持って描きあげたアルバム。 アフリカ系アメリカ人として初めて、作曲と演奏の両方で大きな成功を収めたスティルの「アフロ=アメリカン」は、ブルースやデキシーランドなどを盛り込んだ代表作。 スティルとほぼ同世代のドーソンによる「ニグロ・フォーク・シンフォニー」も黒人霊歌の要素を取り入れ、後年さらにアフリカのリズムを用いて改訂された作品。 アフリカ系アメリカ人作曲家として初めてピュリッツァー賞を受賞したウォーカーの代表作である「抒情詩」は元々「嘆き」というタイトルで、バーバーの「アダージョ」と同じように弦楽四重奏曲の中間楽章が原曲の美しい作品。亡くなった彼の祖母に捧げられています。
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ウォーカー(1922-):
室内楽作品と歌曲集 [ソン・ソノラ弦楽四重奏団/ウォーカー]WALKER, G.: Chamber Music and Songs - String Quartet No. 2 / Poem / Modus (Stasio, Green, Martin, Son Sonora String Quartet, G. Walker)
■室内楽 ■声楽曲
発売日:2010年09月15日 NMLアルバム番号:8.559659
CD-R価格:1,900円(税込)
黒人初のピューリッツァー賞を獲得した作曲家として知られるウォーカー。もともとはピアニストとしてデビューし、オーマンディ指揮のフィラデルフィア管弦楽団とともに、ラフマニノフの協奏曲第3番を演奏したことでも知られています。その頃から作曲活動にも熱心で、弦楽四重奏曲や交響曲を次々と発表し、こちらも高く評価されています。彼の作品はどれも激しく情熱的で、多くの黒人作曲家がジャズやポップスを重用する中、彼はひたすらクラシックに拘り、無調や12音を駆使したドラマティックな曲を書き続けています。2000年にはアメリカのクラシック音楽殿堂入りを果たしました。ここに収録されている曲も、どれもシリアスで親しみ易さはあまり感じられませんが、じっくり味わうことで、その素晴らしさが少しずつ体に浸みこんでいくかと思われます。
収録作曲家:
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Permutations ‐ 順列
エリーシャ・ネルソン ヴィオラ・リサイタル [ネルソン]Viola Recital: Nelson, Eliesha - KAPUSTIN, N. / WILLIAMS, J.M. / FINNEY, R.L. / MUMFORD, J. / WALKER, G. (Permutations)
発売日:2015年06月24日 NMLアルバム番号:DSL-92186
CD+Blu-ray Audio価格:2,085円(税込)
現代アメリカ音楽の膨大なレパートリーの中から選ばれた5つのヴィオラのための作品は、どの曲も驚くほどに違った性格を持っています(もちろん、5人の作曲家の中ではカプースチンだけがアメリカ人ではありませんが、誰もが知っているように、その作品の中には明らかにジャズ要素が含まれているので、これもアメリカ音楽なのです)。グラミー賞受賞経験を持つウィリアムズの艶かしくも美しいソロ作品、このアルバムの中では最も初期に書かれたフィニーの12音に基づくソナタ、名ヴィオラ奏者ウェンディ・リッチマンの名に基づく作品。そして最後のジョージ・ウォーカーはアフリカ系アメリカ人のピアニスト、作曲家として、多くの障壁を乗り越え活躍した人で、その曲にも不思議な厳しさが宿っています。グラミー賞にノミネートされたヴィオリスト、エリーシャ・ネルソンは優れた解釈と、ヴィオラへの熱い愛情を持つ人であり、まろやかな音色を鋭い響きを縦横無尽に使い分けています。これまでのリリースも世界的に高く評価されています。