ツィンマーマン(ベルント・アロイス) Zimmermann, Bernd Alois
生没年 | 1918-1970 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「ツ」 | NML作曲家番号 | 23331 |
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ツィンマーマン(1918-1970):作品集
ヴァイオリン協奏曲
大管弦楽のための前奏曲「フォトプトシス」
《兵士たち》 - ヴォーカルシンフォニー [リーラ・ジョセフォヴィツ(ヴァイオリン)/アヌ・コムシ(ソプラノ)/イェニ・パッカレン(アルト)/ヒラリー・サマーズ(コントラルト)/ヴィッレ・ルサネン(バリトン)/ぺーテル・タンチツ(テノール)/ユハ・ウーシタロ(バス)/ハンヌ・リントゥ(指揮)/フィンランド放送管弦楽団]ZIMMERMANN, B.A.: Violin Concerto / Photoptosis / Die Soldaten, Vocal Symphony (Josefowicz, A.Komsi, Packalen, Summers, Finnish Radio Symphony, Lintu)
発売日:2019年02月22日
NMLアルバム番号:ODE1325-2
CD価格:2,250円(税込)
第二次世界大戦後のドイツ音楽界を代表する作曲家、ベルント・アロイス・ツィンマーマンの作品を話題の指揮者ハンヌ・リントゥが指揮した注目盤。時代により刻々とスタイルを変貌させたツィンマーマンの中期から後期の作品3曲が収録されています。名手リーラ・ジョセフォヴィツをソリストに迎えた初期のヴァイオリン協奏曲は新古典派の様式を用いて書かれた作品。壮大かつ緊張感に満ちた音楽が描き出されています。 “静止主義”の様式による「Photoptosis」はツィマーマンの最後の管弦楽作品。そして、ツィマーマンの代表作の一つ、歌劇《兵士たち》はあまりにも難解であったため、初演は一旦中止されたほどの問題作。後に彼が歌劇の一部を40分程度の演奏会用作品に作り上げたのが、このアルバムに収録された《兵士たち》によるヴォーカル・シンフォニーです。難解さはそのままですが、コンパクトにまとめられており、ツィマーマンの複雑な音楽世界が存分に表現されています。
収録作曲家:
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発売日:2018年07月20日
CD価格:2,240円(税込)
複雑な書法と前衛的なイディオムを駆使して書かれたB.A.ツィンマーマンの作品は、難解で理解しにくいものとされています。1956年に初演された「パースペクティヴ」は初期を代表する作品で、様々な実験的要素が散りばめられており「モノローグ」と「ディアローグ」はその延長線上にある作品です。その後、彼は作風を変化させ1968年の「Photoptosis」では静止した持続音を多用する「静止主義」へと移行していきます。
収録作曲家:
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ツィマーマン(1918-1970):
作品集
アラゴアナ、カプリチョス・ブラジレイロス
前奏曲「フォトプトーシス」
1楽章の交響曲/静止と反転 [ラインランド=プファルツ州立フィル/シュテフェンス]ZIMMERMANN, B.A.: Alagoana / Sinfonie in einem Satz / Photoptosis / Stille und Umkehr (Rheinland-Pfalz State Philharmonic, Steffens)
発売日:2014年11月26日
NMLアルバム番号:C5213
2)
CD価格:2,438円(税込)
ドイツの現代作曲家ベルント・アロイス・ツィマーマン(1918-1970)。彼は様々な音楽を書き、多くの後進を指導しましたが「自身の作品が理解されないこと」を悲しみ、ピストル自殺を遂げてしまったのです。そんな彼の作品は、最近「兵士たち」などが注目を浴びたことでようやく聴かれる機会が増えてきました。もちろん作品の受容も深まり、CDなどのリリースも少しずつ増えてきています。 このバレエ音楽「アラゴアナ、カプリチョス・ブラジレイロス」は、彼の初期の作品。想像以上に楽しい曲で、ヴィラ=ロボスなどが好きな人にはたまらないものです。華やかなオーケストレーション、炸裂するリズムなど、全く難解ではありません。「1楽章の交響曲」も新古典派主義の音楽です。一転「フォトプトーシス」「静止と反転」は静かな音楽。「静止主義」といわれる作風で書かれています。
収録作曲家:
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ミヒャエル・ギーレン・エディション 第10集
1945年以降の音楽集 [ミヒャエル・ギーレン(指揮)/バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団/シュトゥットガルト放送交響楽団 他]Orchestral Music (20th Century) - ZIMMERMANN, B.A. / LIGETI, G. / CRUMB, G. / LÓPEZ, J.E. / NONO, L. (Michael Gielen Edition, Vol. 10 (1969-2010))
発売日:2021年11月26日
NMLアルバム番号:SWR19111CD
CD 6枚組価格:4,500円(税込、送料無料)
ミヒャエル・ギーレン(1927-2019)の名演を集めた大人気シリーズの掉尾を飾る第10集。 今回は1945年以降に書かれた、ギーレンが得意とする「現代音楽」をフィーチャー。8曲の初出音源とギーレン自身の2作品も含む興味深い作品集です。 ここで聴かれる作曲家のほとんどはギーレンと個人的に親しく、彼もこれらの作品を積極的にサポートしていました。中でもキューバ出身の作曲家、ホルヘ E.ロペスは、ギーレンによって作品を演奏されたことで世界的知名度を獲得、このアルバムに収録されている「Breath – Hammer – Lightning」もギーレンがドイツ初演を行うなど彼の作品の普及に努めました。 また、活躍当時からマーラーやシェーンベルクなどの大編成の作品の解釈で定評のあったギーレンらしく、複雑な書法で知られるアロイス・ツィンマーマンやリゲティの作品をはじめ、ジョージ・クラムやノーノ、ブーレーズまでレパートリーに加えており、ここでもギーレンの特徴ともいえる、スコアを隅々まで読み込んだ緻密な演奏を聴かせます。
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モダン・タイムズ・エディション
20世紀作品集 [カール=ハインツ・シュテフェンス/ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団 他]発売日:2020年02月07日
11枚組(10CD+1DVD)価格:4,650円(税込、送料無料)
2014年から6年間のを歳月をかけて完成したCapriccioの注目シリーズ「モダン・タイムズ・エディション」。アルバム毎に1人の作曲家の作品を取り上げ、その多彩な作風を追求する企画であり、20世紀に活躍した作曲家たちの「何らかの事情でコンサートのレパートリーから消えてしまった」ものの、21世紀の今日、少しずつ再評価され始めた作品を網羅しています。 10人の作曲家の中には、自身の作品が理解されないことを悲観し、自死を遂げたベルント・アロイス・ツィマーマン、最近注目されている“退廃音楽”の作曲家クシェネクをはじめ、若い頃にファシスト政権に抑圧されたダラピッコラ、あまりにも斬新な作品を発表したため聴衆が離反したというアンタイルなど波乱の生涯を送った人々が含まれるとともに、アルゼンチンの民族主義を追求し独自の作風を手にしたヒナステラなど、ロシアの粛清の波を上手く避け、ソビエト連邦公認の芸術家として君臨したカバレフスキーや、一部の曲ばかりが愛好されるヴォーン=ウィリアムズの珍しい作品も聴くことができます。また【CD10】に置かれたヒンデミットの録音は、今回が初出音源となるもので、10人目の作曲家としてBOXを締めくくるにふさわしいアルバムとなっています。 ボーナスDVDでは、指揮者シュテフェンスやソリストたちにより、企画の意図や演奏への意気込みなどが語られており、字幕はありませんが、この時代の作品に興味を持つ人にとっては、素晴らしい贈り物となることでしょう。
カール=ハインツ・シュテフェンス(指揮) もともとはクラリネット奏者として、バイエルン放送響の首席奏者(1989-1996)やベルリン・フィルの首席奏者(2001-2007)を歴任。2007年に指揮者に転向し、2009年からラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を努め、オーケストラと良好な関係を築きました。2019年からはプラハ国立歌劇場の音楽監督に就任し、更なる活躍が期待されています。 -
フレンツ・フリッチャイ(1914-1963)
シュトゥットガルト・ライヴ
1955年10月10日
(ロッシーニ/R.シュトラウス/コダーイ/ツィンマーマン/オネゲル/ラヴェル) [フレンツ・フリッチャイ/マルグリット・ウェーバー/南ドイツ放送交響楽団(シュトゥットガルト放送交響楽団)]Orchestral Music - ROSSINI, G. / STRAUSS, R. / KODÁLY, Z. / HONEGGER, A. / RAVEL, M. (M. Weber, South German Radio Symphony, Fricsay)
発売日:2019年04月19日
NMLアルバム番号:SWR19070CD
CD価格:1,800円(税込)
フリッチャイの精悍にして鋭いライヴ! 凝った選曲にも注目1955年10月の「軽音楽週間」でのライヴ録音がSWRのアーカイヴより登場。軽音楽と言ってももちろん今日でいうポップスのことではなく、比較的軽く聴けるクラシック音楽といった意味合いですが、フィリッチャイのプログラムはより踏み込んだものとなっており、有名な「ボレロ」の他は、得意としたコダーイなど通常は演奏機会の多くないものを組み合わせた、独自性高く興味深いものとなっています。なかでもツィンマーマンの「カボクロ」はフリッチャイの録音として初登場のレパートリーであり、同時代の音楽に深い理解をみせた彼だけに注目です。 「ブルレスケ」とオネゲル「コンチェルティーノ」のソリストは、同時期にベルリン放送響と行われたDGへの録音と同じマルグリット・ウェーバーが担当。SWRのオリジナルテープから、丁寧なリマスターを施されています。
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バッハ&フレンズ [レヴァーツ]
BACH, J.S.: Cello Suites Nos. 1 and 3 (Bach and Friends) (Revaz)
発売日:2017年06月30日
NMLアルバム番号:SM257
CD価格:1,950円(税込)