オネゲル(アルトゥール)
Honegger, Arthur
生没年 | 1892-1955 | 国 | フランス |
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辞書順 | 「オ」 | NML作曲家番号 | 24508 |
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オネゲル(1892-1955):
交響曲 第3番「典礼風」
交響曲 第2番
「ラグビー」/「パシフィック231」 [シュトゥットガルト放送響/ドヌーヴ]HONEGGER, A.: Symphonies Nos. 2 and 3 / Rugby / Pacific 231 (South West German Radio Symphony, Denève)
発売日:2015年11月25日
NMLアルバム番号:CD93.343
CD価格:2,085円(税込)
現在、シュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者を務めるステファン・ドヌーヴによるオネゲル(1892-1955)の2曲の交響曲と、交響的運動を聴く1枚です。宗教的な雰囲気をそこはかとなく閉じ込めた「交響曲第3番」、戦争への思いをダイレクトに伝えた第2番(もちろんトランペットは入ってます)、そしてオネゲルの全作品の中でも最も有名な「パシフィック231」と、ちょっと一息と言った感のある「ラグビー」。ドヌーヴは、これらオネゲルの作品の持つ、新古典的な部分と描写的な部分のどちらもがじっくり楽しめる素晴らしい演奏を繰り広げています。文句なしの名演です。
収録作曲家:
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オネゲル:
交響曲 第2番
交響曲 第4番「バーゼルの喜び」 [バーゼル響/ラッセル・デイヴィス]HONEGGER, A.: Symphonies Nos. 2 and 4, "Deliciae basiliensis" (Basel Symphony, D.R. Davies)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2014年05月30日
NMLアルバム番号:SOB05
1)
CD価格:1,710円(税込)
スイスの名門オーケストラと鬼才指揮者デニス・ラッセル・デイヴィスによる待望のオネゲル(1892-1955)交響曲の続編が登場です。前作では第1番と第3番という少々地味ながらも、堅実な曲を用意したデイヴィス。今作では満を持しての第2番と第4番のお披露目です。オネゲルの交響曲の中でもとりわけ人気の高い第2番は、弦5部のために書かれた編成の小さい曲。もともとは1936年の旧バーゼル室内管弦楽団創立10周年の記念にと、創立者パウル・ザッハーがオネゲルに委嘱した曲でしたが、第二次世界大戦の勃発など世界的情勢の不安を受け、完成したのは1941年になってからでした。そんな時期に書かれた作品のせいか、全曲は暗いトーンに覆われていますが、最後に現れるトランペットのコラールがこの絶望的な雰囲気を振り払ってくれるかのように勇壮に響くのです。それに対し、第4番は明るく清明な響きを持ち、時にはスイスの民謡が聞こえてくるなど、幸福感に溢れた作品となっています。こちらもパウル・ザッハーの委嘱作で、こちらは同じく楽団の創立記念20周年のための作品です。デイヴィスの指揮の特徴である、見通しの良さはこれらの2曲にも存分に発揮されており、第2番でのメリハリと、第4番の透明感は、これらの曲の過去の演奏の中でも群を抜くものでしょう。
収録作曲家:
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オネゲル(1892-1955):
交響曲 第1番&第3番 [バーゼル響/デニス・ラッセル・デイヴィス]HONEGGER, A.: Symphonies Nos. 1 and 3 (Basel Symphony, D.R. Davies)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年10月24日
NMLアルバム番号:SOB02
3)
CD価格:1,710円(税込)
収録作曲家:
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オネゲル(1892-1955):
交響曲 第2番
ラザロフ(1932-):
イカロス [シアトル響/シュワルツ]HONEGGER, A.: Symphony No. 2 / LAZAROF, H.: Concerto for Orchestra No. 2, "Icarus" / Poema (Seattle Symphony, Schwarz)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年07月18日
NMLアルバム番号:8.572748
CD価格:1,600円(税込)
第二次世界大戦の最中、オネゲルが書き上げた交響曲第2番。これは1936年にバーゼル室内管弦楽団の創立10周年記念のためにパウル・ザッハーが委嘱したものでした。しかし曲の完成が遅れ、その間に刻々と世相は混乱を極めていきます。作品の持つ暗い陰鬱な雰囲気は、確かにそんな当時の空気を反映したものですが、終楽章に現れるトランペットで奏される壮麗なコラールは、そんな重苦しさを一瞬にはねのける輝かしさを有しています(トランペットの使用は任意ですが・・・)。 ラザロフの2つの作品は、シアトル交響楽団の性能を存分に発揮させるために書かれた作品で、とりわけ「ポエマ」は指揮者シュワルツの結婚祝いでもあり、華麗さとロマンティックな雰囲気が見事に融合した美しい曲です。
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オネゲル(1892-1955):
ヴァイオリン・ソナタ全集 [カヤレイ/スチュワート]HONEGGER, A.: Violin Sonatas (Complete) (Kayaleh, P. Stewart)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2011年02月16日
NMLアルバム番号:8.572192
3)
CD価格:1,600円(税込)
フランスで生まれ、6人組の中心人物であったオネゲルは、専ら大規模なオラトリオや管弦楽作品などでその作品が知られますが。ここで聴くヴァイオリン・ソナタではかなり内省的な一面を見せてくれるかのようです。彼は生涯にヴァイオリン・ソナタを4曲(番号付きはそのうち2曲)作曲し、その時期はおよそ30年にまたがっています。最初に書かれた番号なしの二短調のソナタは、まだ調性を保っており、先人の影響下にあることが良くわかります。しかし、その4~6年後に書かれた第1番のソナタは調性も付されることなく、独自の道を歩み出したオネゲルの姿が見えてくるかのような仕上がりです。とは言え、やはり随所に見られるノスタルジックな味付けは、彼の心情を表しているかのようです。1919年に書かれた第2番も、流動的な旋律に織り込まれた感傷的な気分が耳に残ります。1940年の無伴奏ヴァイオリン・ソナタでも、身の引き締まるような厳しい音の中に、やはりどことなく懐かしげな感情が織り込まれています。1742年製のグァルネリを存分に歌わせるカヤレイの妙技にしばし心奪われてください。
収録作曲家:
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オネゲル(1892-1955):
映画音楽集 [チャムケーテン/スロヴァキア放送響/合唱団/アドリアーノ]HONEGGER, A.: Demon de L'Himalaya (Le) / Crime et Chatiment / Regain / L'Idee (Slovak Radio Symphony, Adriano)
■映画音楽
発売日:2008年12月10日
NMLアルバム番号:8.570979
CD価格:1,600円(税込)
まだ「映画」が珍しかった時代、こんなにすばらしいサウンドトラックが次々と作られた20世紀の最も偉大な作曲家の一人、オネゲルは数多くの作品を残しました。中でも映画音楽には強い愛着を示し無声からトーキーまで40を超える作品に曲を付けたのです。フランス6人組の作曲家として名を上げましたが、実はワーグナーにも傾倒するなど、かなり重厚な作風で知られています。この録音は1930年代の彼のすばらしい仕事を集めたもので当時流行したオンドマルトノを用いたりと、刺激的で色彩的な音楽が楽しめます。
収録作曲家:
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〈20世紀のフォックストロット集 第5集〉
スイス [ゴットリープ・ヴァリッシュ(ピアノ)]Piano Music - MOESCHINGER, A. / BURKHARD, P. / MIEG, P. / HONEGGER, A. / FLURY, R. (20th Century Foxtrots, Vol. 5: Switzerland) (G. Wallisch)
発売日:2023年06月09日
NMLアルバム番号:GP922
CD価格:1,950円(税込)
フォックストロットとはダンスのための音楽の1ジャンルで、もともとは19世紀末アメリカで生まれたラグタイムを前身とするスピーディーでアクションの激しい音楽です。第一次世界大戦後の1920~30年代、ヨーロッパでは人々の憧れであったアメリカ文化の象徴として流入してきたジャズやフォックストロットが大流行。観光名所であったスイスにもその流行は波及し、さる高級ホテルのオーナーが「本物のジャズが聴けるのは、こことロンドンのサヴォイ・ホテルだけだ」と自慢したほどでした。 このアルバムにはスイスとフランスの二重国籍を持つオネゲルの映画音楽からのタンゴやブルースをはじめ、現代ではほとんど名前の知られていないスイスの作曲家たちの世界初録音を多数含むダンス音楽を収録。 シリーズを通じて演奏を担当するゴットリープ・ヴァリッシュの華麗な演奏でお楽しみいただけます。
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『Sangs』
あらゆる先入観と境界を超える歌曲の旅 [サラ・ローラン、エロディ・ヴィニョン]発売日:2022年10月14日
CD価格:2,475円(税込)
フランスを中心に活躍し、エリック・ル・サージュのブラームス・アルバム(LBM023)にも参加しているコントラルトの逸材サラ・ローランと、ブリュッセルを中心に活躍するピアニスト、エロディ・ヴィニョンによる、時代も地域も様々な歌曲を集めたアルバム。 一見バラバラな選曲ではありますが、ミヨー、ファリャ、ドヴォルザークなどの歌曲集はそれぞれ全曲を収めていることもあり、統一感のある印象が保たれつつ、アルバム全体で大きな物語をも感じさせる作り。随所に挿入されるピアノの小品も、前奏、間奏、そして後奏といった具合に場面展開的な効果を上げています。 タイトルの「Sangs」はフランス語で血や血統、血筋などを意味しており、彼女たちのルーツを旅するストーリーがテーマとなっているようです。
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フランス音楽集
(ハンス・ロスバウト録音集 第13巻) [ハンス・ロスバウト(指揮) バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団]Orchestral Music (French) - DEBUSSY, C. / RAVEL, M. / ROUSSEL, A. (South West German Radio Symphony Orchestra, Baden-Baden, Rosbaud) (1950-1962)
発売日:2022年08月12日
NMLアルバム番号:SWR19115CD
CD 4枚組価格:3,525円(税込、送料無料)
SWR CLASSICのハンス・ロスバウト録音集の第13巻。ロスバウトの芸術的遺産を広範囲、かつ詳細に探るこのシリーズではハイドンやモーツァルト作品などを紹介することで「同時代作品のスペシャリスト」として知られてきたロスバウトの意外な一面も紹介してきました。 今作では1890年代に作曲されたドビュッシーの2曲を除けば、どれも20世紀に書かれた作品ばかりで、ロスバウトの十八番とも言えるレパートリーでしょう。収録曲は、ラヴェルの「マ・メール・ロワ」、イベールの交響的組曲「放浪の騎士」、メシアンの「クロノクロミー」などの作品を中心に、ルーセルの「小管弦楽団のためのコンセール」や「組曲」、六人組のメンバーであるオネゲル、ミヨーの作品など多岐に渡っています。 注目はヴァンサン・ダンディに作曲を学んだブカレスト生まれのミハロヴィチの作品で、交響曲第2番「シンフォニア・パルティータ」はこの録音が世界初。そしてピアノとオーケストラのための「トッカータ」ではフランスの名ピアニストで作曲者の妻モニク・アースがソロを務めています。 いずれもSWRのオリジナルテープから丁寧にリマスターされており、モノラルながら聴きやすい音となっています。
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-★『レコード芸術』特選盤(2022年9月号)★-
『イントラーダ』
オネゲル、エネスク、フランセ、ガーシュウィン [オマール・トマゾーニ(トランペット)、フェムケ・アイルストラ(サクソフォン)、イェルーン・バル(ピアノ)]発売日:2022年06月10日
CD日本語解説付き価格:2,475円(税込)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管首席の名手、
オマール・トマゾーニが遂にソロ・デビュー!来日公演やイベントなどで日本でもすでにお馴染みであり、名手揃いで知られるアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席トランペット奏者を2013年から務める、イタリア出身のオマール・トマゾーニ。2004年にフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団の首席奏者に就任して以来、ヨーロッパで輝かしい活躍をしてきた彼が、満を持して世に送り出すソロ・デビュー・アルバム。20年もの間練り上げたプログラムは、クラシカルなレパートリーを自分なりの解釈で収録するもので、最終的には息子の誕生と世界的パンデミックが制作を後押ししたということです。高い技術はもちろんですが、作品に対して常に前のめりのパフォーマンスがたいへん魅力的。色彩感あふれる音色と表情で、より高い次元の表現を求める姿勢は多くの共感を呼ぶことでしょう。 今回のための委嘱作品であるロブ・ホールハイスの「カンツォーニ」で共演するサクソフォンのフェムケ・アイルストラは、様々なオーケストラとの共演や現代音楽のパフォーマンスのほか、ピリオド楽器オーケストラ「アニマ・エテルナ」でも活躍する名手。ピアノのイェルーン・バルもアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の常任ピアニストを務めています。 -
『それは幻なのか』 近現代歌曲集 [アルバーヌ・カレール、ニコラス・クリューガー、セバスティアン・ワルニエ]
発売日:2022年06月17日
CD価格:2,475円(税込)
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réBelles!
Portraits Lyriques
ソプラノのための歌曲集 [ヨゼフィーネ・コンスタンツェ・ゲーマン(ソプラノ)/マリオ・ヘリング(ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Göhmann, Josefine Constanze - BOULANGER, L. / CHAUSSON, E. / HONEGGER, A. / STRAUSS, R. (réBelles! Portraits Lyriques)
発売日:2022年06月24日
NMLアルバム番号:SM380
CD価格:1,950円(税込)
ハノーファーでチリ出身の家族に生まれ、近年ドイツの歌劇場で活躍が目覚ましいソプラノ、ヨゼフィーネ・ゲーマンのデビュー・アルバムは、女性の力とその復権をコンセプトとしたアルバムになっています。きっかけはゲーマンが目にした美術館のポストカードで、 そこに描かれていたフリーダ・カーロやポーラ・モーダーソン=ベッカーらの自画像を通して、さまざまな女性の自己表現のあり方に気付きました。 ゲーマンはこのアルバムを4つの展示室を持つ美術館に例え、聖書における処女性を表現した「Vierge」、神秘的な歌声で人を惑わす「水の精」、主人公となった女性たち、シェイクスピアのオフィーリアのイメージ...と順にめぐってゆきます。アルバムの最後は神戸に生まれヨーロッパを拠点に活動する吉田文の作品で締めくくられています。
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長谷川智之(トランペット、コルネット)
イントラーダ [長谷川智之(トランペット、コルネット)/佐野隆哉(ピアノ)/近藤薫(ヴァイオリン)]Trumpet Recital: Hasegawa, Tomoyuki - BOHME, O. / EWAZEN, E. / HONEGGER, A. (Intrada)
発売日:2021年11月19日
NMLアルバム番号:MYCL-00006
SACD-Hybrid国内盤価格:3,520円(税込、送料無料)
圧倒的なサウンドと揺るぎない技術!
長谷川智之、威風堂々ソロ・デビューアルバム!NHK交響楽団首席トランペット奏者、ソリストとして活躍する長谷川智之の待望のデビューアルバムです。 トランペットの定番レパートリーであるオネゲルやエネスク、高い技術を要求されるビッチュやベーメ、そして独特の色彩感が美しい珍しいヴァイオリンとの三重奏曲。定番から珍しい曲まで非常に中身の濃いアルバムとなりました。 長谷川の安定感のあるテクニックと輝かしいサウンドが聴く者を圧倒。そして、長谷川が奏でる美しいメロディと音楽性豊かな歌心が聴く者を虜にしていきます。柔と剛を兼ね備えた長谷川智之の圧巻のサウンドに驚くことでしょう。また、ピアノの佐野隆哉が見事なサポートで音楽に色彩を加えます。さらに東京フィルのコンサートマスターを務める近藤薫と丁々発止繰り広げる三重奏曲は必聴。 日本が世界に誇るトランペット奏者、長谷川智之の堂々たるデビュー盤です。 -
フランスの4つの情景
サン=サーンス、オネゲル、ラロ、フォーレ:
チェロ協奏曲集 [ダニエル・ミュラー=ショット(チェロ)/ベルリン・ドイツ交響楽団/アレクサンドル・ブロック(指揮)]Cello Concertos - SAINT-SAËNS, C. / HONEGGER, A. / LALO, É. (Four Visions of France) (Müller-Schott, Deutsches Symphonie-Orchester Berlin, A. Bloch)
発売日:2021年09月24日
NMLアルバム番号:C988211
CD価格:2,325円(税込)
2019年にドイツの権威ある音楽賞「Opus Klassik オーパス・クラシック」を受賞、ますます注目が高まるドイツのチェリスト、ダニエル・ミュラー=ショット。ハインリヒ・シフ、スティーヴン・イッサーリス、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチの3巨匠から薫陶を受けたミュラー=ショットは高い音楽性と表現力、そして幅広いレパートリーを持ち世界中で活躍しています。今作はフランス作品に焦点を当て、4人の作曲家が描いた音の世界を探求しました。 一人目は初期ロマン派から20世紀初頭までの長い時代を生き抜いたサン=サーンス。彼は生涯を通じて古典的な作風を貫き、決して調性を捨てることはありませんでした。1872年に書かれたチェロ協奏曲第1番もロマンティックな情緒あふれる名作として多くの名奏者たちが手掛けることで知られます。 ラロのチェロ協奏曲は、前述のサン=サーンスの協奏曲に触発されて書かれた作品。精力的な楽想を持ち「スペイン交響曲」に連なるスペイン的な雰囲気も感じられます。 フォーレはチェロ協奏曲を遺しませんでしたが、この「エレジー」は自身がオーケストラとチェロ用に編曲したもの。物悲しい旋律がクライマックスに向けて盛り上がる美しい作品です。 20世紀になって書かれたオネゲルのチェロ協奏曲は、刻々と移り変わる楽想が魅力的。時にはジャズ風の旋律が聴こえてくるのも、「狂乱の時代」と呼ばれた当時のパリの雰囲気を感じさせます。 ミュラー=ショットは作曲家の個性を余すことなく引き出し、アレクサンドル・ブロックの絶妙なサポートを受け、細かい陰影を付けながら丁寧に音を紡いでいます。
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FLUTE TALES
フルートの物語
無伴奏フルートのための作品集 [オルガ・ライザー(フルート)]Flute Recital: Reiser, Olga - BOZZA, E. / CLARKE, I. / DEBUSSY, C. / HONEGGER, A. / REISER, O. (Flute Tales)
発売日:2021年09月17日
NMLアルバム番号:SM375
CD価格:1,950円(税込)
ロシアで生まれ、ドイツのヴィースバーデンを拠点に活躍するフルーティスト、オルガ・ライザーのアルバム。彼女はクラシックの奏法によるフルートだけではなく、即興演奏や、ビートボックス・フルート(ボイスパーカッションをしながらフルートを吹く奏法)や、マルチフォニック(一つの音しか出ない楽器で、同時に複数の音を出すテクニック)などの最新テクニックを駆使し、常に斬新な音楽を生み出すことに熱心な演奏家です。 このアルバムではこれらの奏法だけではなく、演奏を録音して連続ループで再生できるループステーションを使った実験も試みられており、聴衆の目の前でポリフォニック音楽をライブで生成するというエキサイティングな瞬間も堪能できます。
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-★『レコード芸術』特選盤(2021年9月号)★-
セリーナ・オット(トランペット)
〈近現代のトランペット作品集〉
オネゲル、グリエール、ヴァシレンコ、デザンクロ、ズーターマイスター [セリーナ・オット(トランペット)/リン・エン=チァ(ピアノ)]発売日:2021年06月11日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)
2018年「ミュンヘン国際音楽コンクール」トランペット部門の覇者、セリーナ・オット。弱冠20歳で、トランペット部門初の女性優勝者となった彼女は、ケルンWDR響、ベルリン・ドイツ響、チェコ・フィルなどヨーロッパ各地のオーケストラと共演、バッハフェスト・ライプツィヒ、グラフェネック、ラインガウ、バルセロナやブレーメンなどの音楽祭などに多く招聘されている。またソリストとしてウィーン・コンツェルトハウス、ザルツブルク・モーツァルテウム、ウィーン楽友協会などでコンサートを開催するなど、輝かしいキャリアを歩み始めています。 アルバム第1作(輸入盤 C200091/国内仕様盤 NYCX-10220)ではオーケストラをバックに超絶技巧と溢れる歌心を披露した彼女、今作ではこれまでにも共演を重ねてきた台湾出身のピアニスト、リン・エン=チァの伴奏で伸び伸びとした演奏を聴かせます。 彼女のお気に入り、デザンクロの「呪文、挽歌と踊り」も収録。オーケストラとの共演とはまた違った曲の魅力に開眼です。名手ドクシツェルが編曲したグリエールの協奏曲も聴きどころ。まさに歌うように奏でる彼女のトランペットを存分に堪能できます。 国内仕様盤には西村 祐氏による日本語解説が付属します。(デザンクロの曲名も西村氏の邦訳を記載いたしました。)
収録作曲家:
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Nachklang - こだま
ショイブレ、ミーク、オネゲル、マルタン、シェックの歌曲集 [ルカ・ベルナルド(テノール)/ハンス・アドルフセン(ピアノ)]Vocal Recital (Tenor): Bernard, Luca - SCHAEUBLE, H. / MIEG, P. / HONEGGER, A. / MARTIN, F. (Nachklang)
発売日:2021年03月19日
NMLアルバム番号:SM341
CD価格:1,950円(税込)
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フランス6人組
オーリック、デュレ、オネゲル、ミヨー、プーランク、タイユフェールのピアノ曲と歌曲 [フランツィスカ・ハインツェン(ソプラノ)/ベンジャミン・ミード(ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Heinzen, Franziska - AURIC, G. / DUREY, L. / HONEGGER, A. / MILHAUD, D. / POULENC, F. (Les Six)
発売日:2021年03月19日
NMLアルバム番号:SM357
CD価格:1,950円(税込)
20世紀前半のフランスで活躍した作曲家たちの集団「フランス6人組」。サティを中心に『新青年』を結成した若き作曲家たちの中から、詩人コクトーが選んだオーリック、デュレ、オネゲル、ミヨー、プーランク、タイユフェールの6人は、第一次世界大戦後のフランスにおいて、ドビュッシーの後継者として音楽界を主導する役割を担いました。 このアルバムでは6人の名前をアルファベット順に並べ、サティも加えた各々のピアノ曲と連作歌曲を収録。彼らの美的アイデアと個性、そして生涯にわたる友情のつながりが垣間見えるユニークな1枚です。 美しい歌声を披露するのは、スイス出身、宗教曲を得意とするソプラノ歌手フランツィスカ・ハインツェン。長年共演を務めるピアニスト、ベンジャミン・リードと息の合った演奏を聴かせます。
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すごいトランペット [様々な演奏家]
発売日:2020年10月23日
CD価格:1,000円(税込)
トランペットは、その起源が紀元前2000年まで遡ることができるとされる最も古い楽器の1つです。最古のトランペットは金属や動物の角やほら貝から作られ、空気が吹き込まれると、遠くまで伝わる大きな共鳴音を作り出すことができ、ギリシャ・ローマの時代には、サルピンクス (salpinx)と呼ばれる楽器が勝利の合図と敵接近の合図を送るために戦闘中に頻繁に用いられていました。その後、楽器には様々な改良が施されますが、17世紀ころまでは音程を自由に変化させることができず、倍音を生かした旋律を奏でることが精一杯でした。 19世紀初頭、ドイツのブリューメルによってバルブが発明され、さらにフランスのラバイェがピストンを発明、その後ウィーンのヨゼフ・リードルがバルブを改良したロータリー式を発明したことで楽器の性能は飛躍的に発展。そして1839年にペリネが発明した3本ピストンのシステムは、現在ほとんどの金管楽器で使用されるほどの画期的なアイデアです。 このアルバムでは「ナチュラル・トランペット」の時代から近代の作品までを網羅。トランペットの発展に伴う様々な作品を楽しむことができます。
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モダン・トランペットの芸術 第1集
(エネスコ/ヒンデミット/オネゲル/リゲティ/マルティヌー/マクスウェル・デイヴィス/ウィリアムズ) [ヒュー・モーガン(トランペット)/パトリシア・ウルリヒ(ピアノ)]Trumpet Recital: Morgan, Huw - ENESCU, G. / HINDEMITH, P. / HONEGGER, A. / LIGETI, G. / MARTINŮ, B. (The Art of the Modern Trumpet, Vol. 1)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:8.573995
CD価格:1,000円(税込)
NAXOSの新しいシリーズ「モダン・トランペットの芸術」。20世紀から21世紀にかけてトランペットとピアノのために書かれた様々な作品を集めるという趣旨のもと、第1集では1906年に作曲されたエネスコの「伝説」をはじめ、ヒンデミット、マルティヌーら近代の作品から、マクスウェル・デイヴィス、リゲティといった現代作品を収録しています。なかでもエネスコの「伝説」は、楽器特性の進歩により半音階奏法が完全に可能となった証と言える作品で、近代トランペット作品の中でも重用視される曲。他のレパートリーでも数々の特殊奏法を用い、万華鏡のような音色を駆使しており、トランペットの可能性を極限まで追求した聴きごたえのあるものばかりです。 アンサンブル「セプトゥーラ」のメンバーであり、バーゼル交響楽団の奏者、ヒュー・モーガンの超絶技巧でお楽しみください。 使用楽器:YAMAHA
収録作曲家:
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「アルルカンの年」 - フルート音楽集 [ティース・ロールダ(フルート)/アレッサンドロ・ソッコルシ(ピアノ)]
Flute and Piano Recital: Roorda, Thies / Soccorsi, Alessandro - ANTHEIL, G. / AURIC,G. / BRÉVILLE, P. de (Flute Music from the Harlequin Years)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:8.579045
CD
通常価格:1,600円→ 特価!:1,290円(税込)1918年にジャン・コクトーが発表した評論「雄鶏とアルルカン」。これまで流行していたワーグナーやドビュッシーの色彩豊かな音楽を「アルルカン」に例え、シンプルなサティの音楽を「雄鶏」と呼び、装飾をそぎ落とした音楽を擁護するコクトーの意見は、第一次世界大戦後の荒廃したパリに新しい音楽美学をもたらしました。ちょうど同じ頃、目覚ましい発展を遂げていた木管楽器(特にフルート)のために、この美学に基づいた軽妙でシンプルな作品が多く作曲され、これらは現在でも奏者たちの大切なレパートリーになっています。 このアルバムでは世界初録音を含む、多彩な作品を収録。プーランクやオーリックをはじめ、タンスマンやハルシャーニーなど、当時フランスで活動していた他国の作曲家たちまでが、この美学に影響を受けていたことがよくわかります。
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フレンツ・フリッチャイ(1914-1963)
シュトゥットガルト・ライヴ
1955年10月10日
(ロッシーニ/R.シュトラウス/コダーイ/ツィンマーマン/オネゲル/ラヴェル) [フレンツ・フリッチャイ/マルグリット・ウェーバー/南ドイツ放送交響楽団(シュトゥットガルト放送交響楽団)]Orchestral Music - ROSSINI, G. / STRAUSS, R. / KODÁLY, Z. / HONEGGER, A. / RAVEL, M. (M. Weber, South German Radio Symphony, Fricsay)
発売日:2019年04月19日
NMLアルバム番号:SWR19070CD
CD価格:1,800円(税込)
フリッチャイの精悍にして鋭いライヴ! 凝った選曲にも注目1955年10月の「軽音楽週間」でのライヴ録音がSWRのアーカイヴより登場。軽音楽と言ってももちろん今日でいうポップスのことではなく、比較的軽く聴けるクラシック音楽といった意味合いですが、フィリッチャイのプログラムはより踏み込んだものとなっており、有名な「ボレロ」の他は、得意としたコダーイなど通常は演奏機会の多くないものを組み合わせた、独自性高く興味深いものとなっています。なかでもツィンマーマンの「カボクロ」はフリッチャイの録音として初登場のレパートリーであり、同時代の音楽に深い理解をみせた彼だけに注目です。 「ブルレスケ」とオネゲル「コンチェルティーノ」のソリストは、同時期にベルリン放送響と行われたDGへの録音と同じマルグリット・ウェーバーが担当。SWRのオリジナルテープから、丁寧なリマスターを施されています。
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「線路のリズム」
~ 鉄道をめぐるクラシック [イルジー・スターレク(指揮)、南西ドイツ放送カイザースラウテルン管弦楽団]Orchestral Music - LUMBYE, H.C. / COPLAND, A. / HONEGGER, A. (Railroad Rhythms) (South West German Radio Kaiserslautern Orchestra, Stárek)
発売日:2019年02月22日
NMLアルバム番号:SWR19401CD
CD-R価格:2,320円(税込)
長らく入手不能になっていたSWRレーベルの人気タイトル。鉄道をめぐる管弦楽作品を一堂に集め、世界中のクラシック・ファン、鉄道ファンを狂喜させたアルバムが待望の再登場です。 ヴィラ・ロボス「カイピラの小さな汽車」、オネゲル「パシフィック231」、J.シュトラウス「観光列車」、ドヴォルザーク「ユーモレスク」などの有名曲はもちろん、コープランドやレブエルタスの残したマイナー作品を聴くことが出来るのがなんとも嬉しいところ。収録作品の多くで用いられる、鉄道ならではのリズムに乗りに乗った楽しい演奏で、最後まで飽きさせることありません。
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ネヴィル・マリナー
シュトゥットガルト録音集
1980-1994年[15枚組BOX]Orchestral Music -BEETHOVEN, L. van / SCHUMANN, R. / TCHAIKOVSKY, P.I. / MAHLER, G. (The Stuttgart Recordings) (Marriner) (15-CD Box Set)
発売日:2018年05月25日
CD 15枚組BOX価格:4,650円(税込、送料無料)
イギリスの名指揮者ネヴィル・マリナー(1924-2016)。1959年にアカデミー室内管弦楽団を結成し、指揮者を務めた他、世界各国で指揮活動を行い、1985年にはナイトの称号を授与されました。マリナーは1983年から1989年までシュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者を務めており、前任者チェリビダッケの築いた伝統を継承しつつも、柔軟性と敏捷性を加えたことが評価されています。またレパートリーの拡大にも務め、チェリビダッケ時代には演奏されなかったリヒャルト・シュトラウスやマーラーなどの後期ロマン派作品や、イギリス、アメリカ近代音楽なども取り上げました。 この15枚組にはマリナーとシュトゥットガルト放送交響楽団の1980年から1994年にかけての名演が収録されています。
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CINEMA
ピアノで聴く映画音楽史 [パロンビ]Piano Recital: Palombi, Luigi - ZAMECNIK, J.S. / SATIE, E. / MILHAUD, D. / AURIC, G. / PETERSON, O. / GRUSIN, D. (Cinema - Original Film Soundtracks)
発売日:2018年03月23日
NMLアルバム番号:CDS7805
CD価格:2,080円(税込)
19世紀の終わりに、フランスのリュミエール兄弟によって映画装置「シネマトグラフ・リュミエール」が発明された時にはまだ音声は付いておらず、人々は映像と音楽を結び付けることに関心を抱くようになりました。最初の頃の映画館ではピアノやオーケストラが別に音楽を演奏していましたが、1920年代にトーキーが発明されてから「映画音楽」というジャンルが生まれ、ハリウッドを中心に一大勢力として発展していきます。 このアルバムでは、初期の映画のための音楽が少しずつ発展していく様子がパロンビのピアノ独奏のみで表現されています。
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■室内楽
発売日:2013年04月24日
CD価格:1,117円(税込)
収録曲は全25曲。サティと彼をとりまく音楽家たちの作品を、人生のさまざまなエピソードに紐づける形で収録しています。センスの光るカフェ・ミュージックとして気軽に楽しむことも、フランス音楽の秘曲集としてじっくり堪能することも可能です。 また、当アルバムの裏テーマは「おかし(お菓子)」。作曲家たちが愛した料理をレシピ付きで紹介する、ナクソスの大人気ブログ「巨匠たちの晩餐」と連動して、サティがよく食べたというシュークリームのレシピイラストをブックレット上で紹介。「アーモンド入りチョコレート」「ピエスモンテ(シュークリームなどを積み重ねた飾り菓子)」ほか、食にまつわるモチーフの作品も多数収録されています。 そしてやはり目玉はバレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」。詩人ジャン・コクトーからの依頼を受け、フランス6人組のうち5人が合作を手がけた実験的バレエ音楽。“これぞパリ!”というべき、現代のアヴァン・ポップにも通じるテイストが魅力。当アルバムでは、5人の楽曲およびコクトーのテキストに基づく「蓄音機の対話」を抜粋で収録しています。若いアーティストによるユーモラスな演奏、フランスの著名俳優2人の粋なお喋りのムードを楽しめる。フランス音楽ファンなら必聴の音源です。
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フーガの技法 [コヴァチッチ]
Orchestral Music - BACH, J.S. / MOZART, W.A. / BRITTEN, B. / VILLA-LOBOS, H. / HONEGGER, A. / ZEISL, E. / MOSZKOWSKI, M. (The Art of Fugue) (Kovacic)
■室内楽
発売日:2012年11月21日
NMLアルバム番号:CDAccordACD168
CD価格:1,824円(税込)
パーセルからブリテンまで、2世紀に渡る「フーガの歴史」を辿る興味深い1枚です。タイトルでもある、J.S.バッハの「フーガの技法」は、まさにこの形式における最高傑作の一つであり、およそ考えられる限りの全ての対位(Contrapunctus)法を駆使した緊密な構築性を持った作品です。しかしその後もこの形式に魅せられた作曲家は多く、数多くのフーガが生まれ続けています。聴けば聴くほどに驚くばかり。作曲家たちの「音によるパズル」をどうぞお楽しみください。