モンポウ(フェデリコ) Mompou, Federico
生没年 | 1893-1987 | 国 | スペイン |
---|---|---|---|
辞書順 | 「モ」 | NML作曲家番号 | 24639 |
34 件 / 34件中
-
カサド(1897-1966)/
モンポウ(1893-1987):
ギター作品全集 [エウジェニオ・デラ・キアーラ(ギター)]CASSADÓ, G. / MOMPOU, F.: Guitar Works (Complete) (Della Chiara)
発売日:2024年03月22日 NMLアルバム番号:8.579103
CD価格:1,900円(税込)
カタルーニャの同世代の作曲家ガスパール・カサドとフェデリコ・モンポウのギターのための全作品を収録したアルバム。優れたチェリストであったカサドはアンドレス・セゴビアと親交を深め、6曲のギター作品を書き上げました。これらはどれもカタルーニャの民族舞曲に基づいています。 ピアニストであったモンポウが残した作品のほとんどはピアノ曲ですが、「歌と踊り 第10番」は原曲のピアノ曲をモンポウ自身がギターへと編曲、そして「コンポステラ組曲」はセゴビアに献呈されました。どれもモンポウ独特の瞑想的なピアノ曲に通じる抒情的な雰囲気を持つ作品です。 演奏するエウジェニオ・デラ・キアーラは、1990年ペーザロ生まれのギタリスト。日本やヨーロッパ各地で演奏会を行い、これまでにDECCAから3枚のアルバムをリリースした他、現代音楽の作曲家とも積極的にコラボレーションを行い、20曲以上の作品の献呈を受けています。
-
<モンポウ・ライヴ 1977 マドリード>
『ひそやかな音楽』 第4集
ポール・ヴァレリーの詩による5つの歌曲 [フェデリコ・モンポウ、モンセラート・アラベドラ]MOMPOU, F.: Música callada, Vol. 4 / 5 Melodias sobre textos de Paul Valery (Alavedra, Mompou)
発売日:2021年11月05日 NMLアルバム番号:MV001
CD価格:2,475円(税込)
新興レーベルMarchVivo第1弾は、モンポウの初出ライヴ!スペインのフアン・マルク財団が立ち上げたレーベルの第1弾リリースとして、1977年に財団のホールで行われたモンポウの初出ライヴが登場。『ひそやかな音楽』第4集の自演ライヴはこれが初めてとのことです。静寂を音楽で表現しようとするかのようなこれらの作品が、ライヴならではの緊張感の中で紡がれています。 併せて収録されている『ポール・ヴァレリーの詩による5つの歌曲』は、モンポウと同じくカタルーニャの出身で、指導者としても著名であったソプラノ歌手、モンセラート・アラベドラ(1946-91)による歌唱。 音源は2021年にレストアとリマスターが施され、モノラルながらたいへん質感の高い音になっています。
収録作曲家:
-
Música callada
モンポウ(1893-1987):
ひそやかな音楽 [リリト・グリゴリアン(ピアノ)]MOMPOU, F.: Música callada, Vols. 1-4 (L. Grigoryan)
発売日:2021年10月29日 NMLアルバム番号:ORC100178
CD価格:1,950円(税込)
ORCHID CLASSICSへのデビュー・アルバムとなった前作「Variations Sérieuses」(ORC100088)では、タイトルとなったメンデルスゾーン作品を中心に、J.S.バッハからシマノフスキまでの様々な変奏曲に焦点をあて、変幻自在な表現を聴かせたピアニスト、リリト・グリゴリアン。今作で彼女は、スペインの作曲家フェデリコ・モンポウの代表作の一つ「ひそやかな音楽」の全曲に挑戦します。 曲集のタイトルは、スペインの神秘思想家「十字架の聖ヨハネ」の詩の一節から採られた“Música Callada=沈黙の音楽”であり、その名の通り、ほとんどの曲は瞑想的でありながらも魅惑的な雰囲気を備えています。グリゴリアンは各々の曲の特徴を捉え、繊細な感性をもって演奏しています。
収録作曲家:
-
モンポウ(1893-1987):
〈ピアノ曲選集 第1集〉
歌と踊り 第1番-第6番
ペゼブレ/内なる印象
ショパンの主題による変奏曲 [クレーリア・イルスン(ピアノ)]MOMPOU, F.: Selected Works, Vol. 1 (Iruzun)
発売日:2019年07月26日 NMLアルバム番号:SOMMCD0121
CD価格:2,250円(税込)
ロンドンを拠点に活躍するブラジル出身のピアニスト、クレーリア・イルスン。彼女はリオ・デ・ジャネイロ音楽学校で学んだのち、ネルソン・フレイエやジャック・クライン、スティーブン・コヴァセヴィッチらに師事、数多くのコンクール受賞歴を持つだけでなく、南米作曲家の作品を中心に幅広いレパートリーを持つピアニストです。 このアルバムで彼女は「歌と踊り」から第1番~第6番(残り7曲は第2集で演奏)と、「ペセブレ」、「内なる印象」、「ショパンの主題による変奏曲」を含むモンポウの代表作を演奏、なかでも「内なる印象」では作品の持つ内省的な雰囲気を入念に伝えています。
収録作曲家:
-
モンポウ(1893-1987):
〈ピアノ曲選集 第2集〉
歌と踊り/子供の情景
ひそやかな音楽 第1巻
「月の光」による幻想曲他 [クレーリア・イルスン(ピアノ)]MOMPOU, F.: Selected Works, Vol. 2 (Iruzun)
発売日:2019年07月26日 NMLアルバム番号:SOMMCD0155
CD価格:2,250円(税込)
クレーリア・イルスンが演奏するモンポウ作品集。「リリシズムとリズムの対比」である“歌と踊り”でのゆったりとした「歌」部分と、活動的な「踊り」部分の鮮やかな表情の付け方が見事です。またモンポウが愛した民謡「月の光」から生まれた2つの作品では、フランス印象派を思わせる移り変わるハーモニーを丁寧に描き出し、憂いを含んだ「タンゴ」や「子守歌」でも、底に秘めた情熱を感じさせる力強い演奏を聴かせます。モンポウを知り尽くしたイルスンならではの名演です。
収録作曲家:
-
モンポウ(1893-1987):
ひそやかな音楽 第1巻-第4巻 [ルイス・アラカマ(ピアノ)]MOMPOU, F.: Música callada, Vols. 1-4 (Aracama)
発売日:2019年01月25日 NMLアルバム番号:IBS-92018
CD価格:2,475円(税込)
モンポウの代表作「ひそやかな音楽」の全曲集。ひたすら瞑想的であり、作風は簡素でありながら、無調の部分もあるなど時に前衛的な音も用いられています。タイトルはスペインの思想家「十字架の聖ヨハネ」の詩から採られており、セント・ジョージ王立音楽芸術アカデミーでモンポウ自身がこの作品について語った言葉「聴き手は大きく冷たいドームの中で、自らの感情を奥に秘め、音を聴き、時の流れに耳を委ねることとなります。」そのままに、モンポウ自身の価値観と演奏家、聴き手の感情が交錯し、神秘的な世界が生まれます。 演奏しているのはスペインのピアニスト、アラカマ。スペインの都市ポンフェラーダで現代音楽のフェスティヴァルを創設し芸術監督を務め、多くの現代曲の初演を行う多才な音楽家として知られています。
収録作曲家:
-
モンポウ(1893-1987):
歌曲全集 第2集
ベッケル歌曲集/子守唄他 [マテウ/マソ]MOMPOU, F.: Songs (Complete), Vol. 2 - Becquerianas / Comptines (Mathéu, Masó)
発売日:2015年03月25日 NMLアルバム番号:8.573100
CD価格:1,900円(税込)
ピアノ曲で知られるモンポウ(1893-1987)ですが、彼はいくつかの素晴らしい歌曲も書いていました。全てを合わせても、ようやくCD2枚に収まってしまう分量なのですが、ここに描かれている世界の何と美しく豊穣なこと。カタロニア語、スペイン語、フランス語と使われる言葉は様々ですが、どの歌も、まるで雪の結晶のような幾多の形を持ち、ひんやりとした肌触りの中に熱い心が感じられるはずです。また、言葉遊びを駆使した「子守唄」の愛らしさはモンポウの意外な一面を見ることができるでしょう。スペインの国民的詩人と称されるグスタボ・アドルフォ・ベッケルの詩に曲をつけた「ベッケル歌曲集」は、あまり演奏される機会のない歌ですが、スペイン語の美しさを存分に生かした上で、官能的な詩に沿った艶かしくも美しい旋律に満たされた曲です。なんとも味わい深く、郷愁に満ちたこれらの歌曲。第1集と同じ顔ぶれでお聴きください。マテウの澄んだ声と、マソの的確なピアノが極上の調べを織り上げます。
収録作曲家:
-
モンポウ(1893-1987):
歌曲全集 第1集 [マテウ/マソ]MOMPOU, F.: Songs (Complete), Vol. 1 - Song of the Soul (Mathéu, Masó)
■声楽曲
発売日:2014年04月23日 NMLアルバム番号:8.573099
CD価格:1,900円(税込)
カタロニアの作曲家、フェデリコ・モンポウ(1893-1987)。彼の静謐な音楽は多くの人に愛されています。しかし、ここで聴くことのできる歌曲の何と饒舌なこと。初期の「祖母の歌」を始めとしたいくつかの作品は、カタロニア語の歌詞を持つにも拘わらず、まるでフォーレやドビュッシーのような柔らかく繊細なイメージを伝え、彼の歌曲の中でもよく知られている「夢のたたかい」では、現世との境界線がぼやけて見えるかのような神秘的な美しさを醸し出しています。時として、親しみやすい曲調が楽しめるのは、カタロニア民謡からの引用でしょうか? これを美しく描き出しているのが、ソプラノのマテウとピアノのマソです。モンポウのスペシャリストであるマソのピアノと、マテウの凛とした透明で清冽な声は、モンポウの完成された小宇宙を見事に再現しています。
収録作曲家:
-
モンポウ(1893-1987):
ピアノ作品集 [クシュプラー]MOMPOU, F.: Preludes / Cancons i danses / Impresiones intimas (Kushpler)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2012年10月24日 NMLアルバム番号:C5115
CD価格:2,438円(税込)
極端で内気な性格を有していたというモンポウ(1893-1987)。その作品のほとんどが「繊細」「内省的」「静謐」なという言葉で表現されています。とは言え、決して声を荒立てることはなくとも、その表現力の多彩さは他に類を見ないほどに独特なものであり、フランス近代音楽の印象主義音楽に影響を受けた近代的な和声法は、まるで心に染み入る祈りにも似て、一度聴いたら決して忘れることのないほど強い印象を残すものばかりです。 彼はカタルーニャ人の父親とフランス人の母親の元に生まれ、15歳の時にピアノの公開演奏を行い、音楽家として生きることを決心します。フランスで後に彼の親しい友人となるフェルディナンド・モット=ラクロワに会い、彼にフランスの芸術をてほどきします。モンポウはラヴェルや6人組の曲に触れ、これらに完全に魅了されたのでした。 そんな彼の作品を演奏するのは、オレナ・クシュプラー。ドイツで高く絶賛されている女性ピアニストで、ソロ活動だけでなくショスタコーヴィチの室内楽(C71104)なども積極的に演奏し、また歌手である双子の妹ツォリアーナとともに録音した「ロシア歌曲集」(C5039)でも、深い情念をのぞかせる素晴らしいピアノを聴かせてくれています。
収録作曲家:
-
モンポウ(1893-1987):
ピアノ作品集 第5集 [マソ]MOMPOU, F.: Piano Music, Vol. 5 (Maso) – Perimplinada / Ballet / Glossa y fantasia sobre Au clair de la lune
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2010年05月19日 NMLアルバム番号:8.570956
CD価格:1,900円(税込)
静かな音楽ばかり書いていたイメージの強いモンポウの驚くほど躍動的なバレエ曲。世界初録音!このアルバムは、パリに20年近く滞在したモンポウが、バルセロナへ帰国した後の1944年から1955年の間に書かれたピアノ曲を収録しています。これらは出版されなかった作品で、このマソの演奏が世界初録音となります。バレエ音楽「ドン・ペリンプリン」のピアノ版は2007年に公表されたもので、12曲からなる短い小品からなっています。ロルカの戯曲「庭のドンとベリーサの恋」を下敷きにしたこのバレエは、舞台美術家シャヴィエル・コルの発案で、マーキス・デ・クエヴァスのバレエ団によって依頼されたものです。このバレエは1956年5月8日にリセウ劇場で初演されました。しかし、実のところモンポウは、初演までにオーケストレーションを間に合わせることが出来ず、友人であるモンサルバーチェに助けを求める他ありませんでした。モンサルヴァーチェはオーケストレーションを施した上で、2曲のダンスを追加し、初演に間に合わせることができたのです。時としてプーランクやワーグナーを思わせるロマンティックな個所もありますが、やはりモンポウらしい音楽で、スペイン風でエキゾチックな味わいです。
-
モンポウ(1893-1987):
ピアノ作品集 第1集
「歌と踊り」/「魔法(魅惑)」/「子供の情景」 [マソ]MOMPOU, F.: Piano Music, Vol. 1 (Maso) - Cancons i danses / Charmes / Scenes d'enfants
■器楽曲(ピアノ)
発売日:1998年05月01日 NMLアルバム番号:8.554332
CD価格:1,900円(税込)
しみじみと迫る透明な抒情スペインの至宝ともいわれるモンポウの音楽は、確かに民族色が基調となっていますが、それは単に民族色を纏わせた異国趣味とは縁遠く、「作曲者自身の肉声を音楽で綴ったがゆえの民族色」とでもいうべきものです。極めて内省的で、声高に叫ばれることは決してないのに、これほどまでに生々しく聴く者の胸に迫る音楽は、この世のものとは思えないほどの純度の高さを持ちます。民族的語法を用いながら異国趣味を超越し、僅か数分という小さな時間枠の中に豊穣な音楽世界を凝縮したという点では、ショパンが最晩年に到達したマズルカの最高傑作群に匹敵するものといえましょう。
収録作曲家:
-
カタルーニャのヴァイオリン作品集
グラナドス、モンポウ、カサド、
モンサルバーチェ、セルベリョの作品 [ヤンナ・ガンデルマン(ヴァイオリン)、ライア・マルティン(ピアノ)]Violin Works (Catalan) - CASSADÓ, G. / CERVELLÓ, J. / GRANADOS, E. / MOMPOU, F. / MONTSALVATGE, X. (Gandelman, L. Martin)
発売日:2024年07月26日 NMLアルバム番号:8.579096
CD価格:1,900円(税込)
20世紀前半のカタルーニャではグラナドスやアルベニスが民謡を採り入れた多くのピアノ曲を書き、カサドやカザルスがチェロの分野で活躍していました。それに比べヴァイオリン曲はあまり書かれていません。しかしその憂愁に溢れたピアノ曲や歌曲の旋律に魅せられたクライスラーやシゲティらがこれらをヴァイオリン用に編曲、旋律の魅力と名人芸を聴かせる格好の小品として生まれ変わらせています。 またアルバムにはヴァイオリンのオリジナル作品も収録。チェロの名手カサドが、1915年に世を去った兄アウグスティンを偲んで作曲したヴァイオリン・ソナタや、モンポウがパリ時代に作曲した唯一のヴァイオリン作品「Altitud 高地」、グラナドスの死後に出版された「ロマンス」や「3つの前奏曲」などを聴くことができます。 最後におかれた「ヴァイオリンのためのプローヴァ」の作曲家ジョルディ・セルベリョは1935年バルセロナ生まれ。もともとヴァイオリニストとして活躍するも、交通事故のためキャリアを中断し作曲活動に専念しました。彼の数多くの技巧的なヴァイオリン作品は、聴き手を21世紀の新しいカタルーニャ音楽へと導きます。 エルサレム交響楽団のコンサートマスター、ジャンナ・ガンデルマンが情感に満ちた演奏を聴かせます。
-
〈20世紀のフォックストロット集 第6集〉
南ヨーロッパ [ゴットリープ・ヴァリッシュ(ピアノ)]Piano Music - LIMA, A.T. de / MOMPOU, F. / CAMILLERI, C. / DE SABATA, V. / DESDERI, E. (20th Century Foxtrots, Vol. 6: Southern Europe) (G. Wallisch)
発売日:2024年04月19日 NMLアルバム番号:GP926
CD価格:2,175円(税込)
フォックストロットとはダンスのための音楽の1ジャンルで、もともとは19世紀末アメリカで生まれたラグタイムを前身とするスピーディーでアクションの激しい音楽です。第一次世界大戦後の1920~30年代、ヨーロッパでは人々の憧れであったアメリカ文化の象徴として流入してきたジャズやフォックストロットが大流行。このアルバムでは地中海沿岸諸国の作曲家たちによるファッショナブルなフォックストロットを聞くことができます。 アルバムではプッチーニ、カステルヌオーヴォ=テデスコ、カゼッラ、スカルコッタス、モンポウなどのよく知られる人たちの珍しい小品の他、現在では忘れられてしまった作曲家たちの世界初録音を含む作品を収録。彼らがジャズやダンス・ミュージックからどのように影響を受けたかを明らかにしています。 シリーズを通じて演奏を担当するゴットリープ・ヴァリッシュの華麗な演奏でお楽しみいただけます。
-
カタルーニャのチェロ曲集
カサド/グラナドス/カザルス/カサブランカス/モンポウ [ドミトリ・ヤブロンスキー(チェロ)/ライア・マルティン(ピアノ)]Cello and Piano Works (Catalan) - CASABLANCAS, B. / CASALS, P. / CASSADÓ, G. / GRANADOS, E. / MOMPOU, F. (D. Yablonsky, L. Martín)
発売日:2023年12月08日 NMLアルバム番号:8.579097
CD価格:1,900円(税込)
20世紀前半のカタルーニャ音楽を語るには、名チェロ奏者・作曲家として活躍したパブロ・カザルスを筆頭とするチェロの演奏家や、作曲家たちの存在が欠かせません。このアルバムにはカザルスの作品をはじめ、カザルスの弟子ガスパール・カサドによる「スペイン古典様式によるソナタ」や「愛の言葉」、カザルスより少し前の世代にあたるグラナドスの「ゴイエスカス」や、モンポウの「歌と踊り」の中の曲をカサドがチェロとピアノ用に編曲したもの、また現代の作曲家カサブランカスによるモンポウへのオマージュ作品など、様々な繋がりのある曲を収録。どれも情熱的な音楽です。 演奏は指揮者としてもおなじみドミトリ・ヤブロンスキー。哀愁に満ちた旋律や楽し気な舞曲を朗々と歌い上げています。
-
『Sangs』
あらゆる先入観と境界を超える歌曲の旅 [サラ・ローラン、エロディ・ヴィニョン]発売日:2022年10月14日
CD価格:2,475円(税込)
フランスを中心に活躍し、エリック・ル・サージュのブラームス・アルバム(LBM023)にも参加しているコントラルトの逸材サラ・ローランと、ブリュッセルを中心に活躍するピアニスト、エロディ・ヴィニョンによる、時代も地域も様々な歌曲を集めたアルバム。 一見バラバラな選曲ではありますが、ミヨー、ファリャ、ドヴォルザークなどの歌曲集はそれぞれ全曲を収めていることもあり、統一感のある印象が保たれつつ、アルバム全体で大きな物語をも感じさせる作り。随所に挿入されるピアノの小品も、前奏、間奏、そして後奏といった具合に場面展開的な効果を上げています。 タイトルの「Sangs」はフランス語で血や血統、血筋などを意味しており、彼女たちのルーツを旅するストーリーがテーマとなっているようです。
-
Paysage
ペイザージュ [内藤晃(ピアノ)]Piano Recital: Naito, Akira - CHOPIN, F. / FAURÉ, G./ MOMPOU, F. / POULENC, F. / RAVEL, M. (Paysage)
発売日:2022年06月17日 NMLアルバム番号:SNRT2202
CD国内盤価格:3,080円(税込、送料無料)
-
-★『レコード芸術』特選盤(2022年7月号)★-
『BELLS - 鐘』
ピアノ、チェンバロ、フォルテピアノ、フェンダー・ローズによる、古今東西鍵盤音楽の旅 [アンソニー・ロマニウク]発売日:2022年04月15日
CD国内仕様 日本語解説/原盤解説日本語訳付き価格:2,970円(税込)
話題のピアニストがその鬼才の片鱗を露わに!
4つの時代の楽器を操る鍵盤音楽の旅フォルテピアノやチェンバロなどの古楽系鍵盤奏者として各方面に出演するほか、同時代の作品解釈にも一家言あり、柴田俊幸とのバッハのフルートと鍵盤のための作品集(FUG792/NYCX-10272)ではチェンバロとフォルテピアノ、パトリツィア・コパチンスカヤのアルバム『TAKE TWO』(ALPHA211/NYCX-20002)ではチェンバロとトイ・ピアノで共演しているアンソニー・ロマニウク。生まれ育ったオーストラリアでジャズにどっぷりとはまった後、アメリカへ渡りクラシック・ピアノを学習、数年後から古楽を学んだ彼は、当地でロックや電子音楽にも深く熱中していきました。 そんな彼が思い描く鍵盤楽器の音楽を存分にやり遂げた、目の覚めるような構成によるソロ・デビュー・アルバムがこちら。バードからチック・コリアまでの作品を、モダン・ピアノを中心としながらも、フォルテピアノ、チェンバロ、そしてフェンダー・ローズまでを縦横無尽に駆使して演奏しています。その楽曲解釈は、確固たるアカデミックな基礎の上にロックやヒップホップを吸収した世代ならではの小気味よい風通しの良さが感じられ、彼がどの作品からもそれぞれが持つ美しさを聴く者に示してくれる抜群の才気の持ち主であることを知らしめています。 フェンダー・ローズによるバッハの面白さなど意外性も相まって、最後まで一気に聴かせるアルバムです。 -
CARNERIANA - カルネリアーナ
ジュゼップ・カルネルの詩による歌曲集 [ダビド・アレグレト(テノール)/ルベン・フェルナンデス・アギーレ(ピアノ)]Vocal Recital (Tenor): Alegret, David - FREIXAS, N. / ORTEGA, M. / PRAT, F. / SERRA, J. / TOLDRÀ, E. (Carneriana)
発売日:2022年04月15日 NMLアルバム番号:IBS-252021
CD 2枚組価格:2,850円(税込)
バルセロナ生まれたの詩人ジュゼップ・カルネル(1884-1970)の没後50年を記念して制作された2枚組。 ジュゼップ・カルネルはカタロニアのナショナリズムに共感して多くの文芸誌に詩や散文を投稿。「カタロニア詩のプリンス」と呼ばれ、劇作家・翻訳家・ジャーナリストとしても活躍、ノーベル文学賞に7回もノミネートされました。政治面でも活躍し、スペインの副領事として各地で任にあたりましたが、母国を離れている際に勃発したスペイン内戦では第二共和政に忠誠を誓ったため、フランコ政権下の母国には戻れず、ブリュッセルで生涯を終えています。 収録曲の歌詞はすべてカルネルによるもので、作曲家にはモンポウやトルドラ、ロドリーゴなど近代スペインを代表する顔触れが並びます。人間賛歌というべき詩に共感した作曲家たちによる歌曲の数々は、不安な現代の状況にも寄り添うもの。ダビト・アレグレトが穏やかな声で歌い、ピアノのフェルナンデス・アギーレが絶妙な感覚で応えています。
-
FROM THE EARLY 20TH…Vol.2
20世紀前半のピアノ音楽 第2集 [アンドルー・ランジェル(ピアノ)]Piano Recital: Rangell, Andrew - WEBERN, A. / BERG, A. / MOMPOU, F. / SCRIABIN, A. / RAVEL, M. / SIBELIUS, J. (From the Early 20th …, Vol. 2)
発売日:2021年12月17日 NMLアルバム番号:Steinway30195
CD価格:2,475円(税込)
2018年にアイヴズのピアノ・ソナタ第2番(コンコード・ソナタ)を中心に収録した『20世紀前半のピアノ音楽 第1集』(STNS-30100)をリリースし、好評を博したアンドルー・ランジェル。 この第2集で彼は、ウェーベルン、ベルクといった新ウィーン楽派の作品をはじめ、スクリャービン、プロコフィエフの近代ロシア作品、他、シベリウス、モンポウ、ラヴェルまで多彩な作品を選び演奏。それぞれの曲が持つ特徴を際立たせるとともに、抒情的な側面も強調したメリハリのある音楽を聴かせます。 アルバムの締めくくりとして最後に置かれたビル・エヴァンスの「Turn Out the stars」は、ラヴェルの影響が感じられる洒落た小品です。
-
Poésie et musique
詩と音楽 [アリアンナ・サヴァール、ペッテル・ウトランド・ヨハンセン、ヒルンド・マリス]Vocal and Chamber Music - CHAUSSON, E. / CHOPIN, F. / GARCÍA LORCA, F. / GRIEG, E. / KARŁOWICZ, M. (Poésie et musique) (A. Savall, Hirundo Maris)
発売日:2021年10月22日 NMLアルバム番号:FUG772
CD価格:2,475円(税込)
アリアンナ・サヴァールとペッテル・ウトランド・ヨハンセンが歌いあげる、
詩と音楽の美しき融合ヒルンド・マリスによる、ヨーロッパの詩人たちと作曲家たちの関係に焦点を当てたアルバム。 ゲーテやリルケ、リュッケルト、シェイクスピア、イプセンといった大詩人、シューマン、ショパン、リヒャルト・シュトラウス、グリーグなどの大作曲家はもちろん、スペイン内戦で銃殺されたフェデリコ・ガルシア・ロルカや、雪崩で遭難したミェチスワフ・カルウォヴィチといった、非業の死を遂げた芸術家の作品、アリアンナ・サヴァールの自作も収録しています。 ギターやハープといった撥弦楽器を主体としたアンサンブルの美しい響き、グループを主宰するアリアンナ・サヴァールとペッテル・ウトランド・ヨハンセンの済んだ歌声、ヒルンド・マリスが録音場所として好んで使用する教会の豊かなアコースティックを通じ、これらの作品の魅力を存分に楽しむことが出来るアルバムです。 -
『BELLS - 鐘』
ピアノ、チェンバロ、フォルテピアノ、フェンダー・ローズによる、古今東西鍵盤音楽の旅 [アンソニー・ロマニウク]Keyboard Recital: Romaniuk, Anthony - BACH, J.S. / BARTÓK, B. / BYRD, W. / CRUMB, G. / DEBUSSY, C. / LIGETI, G. (Bells)
発売日:2020年08月28日 NMLアルバム番号:ALPHA631
CD価格:2,475円(税込)
話題のピアニストがその鬼才の片鱗を露わに!
4つの時代の楽器を操る鍵盤音楽の旅フォルテピアノやチェンバロなどの古楽系鍵盤奏者として各方面に出演するほか、同時代の作品解釈にも一家言あり、パトリツィア・コパチンスカヤのアルバム『TAKE TWO』(ALPHA211/NYCX-20002)ではチェンバロとトイ・ピアノで共演しているアンソニー・ロマニウク。生まれ育ったオーストラリアでジャズにどっぷりとはまった後、アメリカへ渡りクラシック・ピアノを学習、数年後から古楽を学んだ彼は、当地でロックや電子音楽にも深く熱中していきました。 そんな彼が思い描く鍵盤楽器の音楽を存分にやり遂げた、目の覚めるような構成によるソロ・デビュー・アルバムが登場です。バードからチック・コリアまでの作品を、モダン・ピアノを中心としながらも、フォルテピアノ、チェンバロ、そしてフェンダー・ローズ(金属音叉を使用したフェンダー社製の電子ピアノで、ジャズからソウル、ロックまで幅広いポピュラー音楽に1970年代を中心に使用され、現在も多くのファンが存在)までを縦横無尽に駆使して演奏しています。その楽曲解釈は、確固たるアカデミックな基礎の上にロックやヒップホップを吸収した世代ならではの小気味よい風通しの良さが感じられ、彼がどの作品からもそれぞれが持つ美しさを聴く者に示してくれる抜群の才気の持ち主であることを知らしめています。 フェンダー・ローズによるバッハの面白さなど意外性も相まって、最後まで一気に聴かせるアルバムです。 -
Impresiones intimas
親密な印象
(J.S.バッハ、モーツァルト、シューベルト、モンポウ、グラナドス ピアノ作品集) [アンブロジオ・バレーロ(ピアノ)]Piano Recital: Valero, Ambrosio - BACH, J.S. / MOZART, W.A. / SCHUBERT, F. / MOMPOU, F. (Impresiones intimas)
発売日:2020年03月06日 NMLアルバム番号:IBS-12014
CD価格:2,475円(税込)
-
SPAIN ENVISIONED
スペインのピアノ曲集
(ファリャ、アルベニス、グラナドス、モンポウ、アルー) [アルベルト・ウロス(ピアノ)]Piano Recital: Urroz, Albert - ALLU, M.S. / ALBÉNIZ, I. / GRANADOS, E. / MOMPOU, F. / FALLA, M. de (Spain Envisioned)
発売日:2020年02月07日 NMLアルバム番号:IBS-92014
CD価格:2,475円(税込)
1851年から1921年までの間に書かれたスペイン・ロマン派に属するピアノ曲から印象的な6曲をピアニスト、アルベルト・ウロスが選んだアルバム。 マルティン・サンチェス・アルーは、あまり名前は知られていないものの、サルスエラとピアノ曲に素晴らしい作品を残した人。このアルバムに収録されているのは、19世紀前半に流行したオペラの旋律を元にした幻想曲で、ベッリーニの「テンダのベアトリーチェ」の主要なメロディが、華麗な演奏会用小品に仕立てられています。 他の5曲はそれぞれが独自な語法を持っており、アルベニスの「イベリア」は南スペインのアンダルシアの民俗音楽を喚起させ、グラナドスの「ゴイェスカス」はゴヤの絵からインスパイアされた色彩を備えています。モンポウの「魔法」は6つの部分で構成された神秘的な雰囲気を持ち、名手アルトゥール・ルービンシュタインの委嘱作であるファリャの「ベティカ幻想曲」は、フラメンコのリズムなどが用いられた技巧的な作品です。
-
HOMMAGE DEBUSSY [西澤安澄(ピアノ)]
Piano Recital: Nishizawa, Azumi - FALLA, M. de / DEBUSSY, C. / GRANADOS, E. / ALBÉNIZ, I. / MOMPOU, F. (Hommage Debussy)
発売日:2019年09月27日 NMLアルバム番号:IBS-132018
CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)
-
LANDSCAPES
(D.スカルラッティ、シューベルト、アルベニス、モンポウ) [アンドリュー・タイソン]Piano Recital: Tyson, Andrew - ALBÉNIZ, I. / MOMPOU, F. / SCARLATTI, D. / SCHUBERT, F. (Landscapes)
発売日:2019年09月27日 NMLアルバム番号:ALPHA546
CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)
個性派ピアニスト、スペインと風景をテーマした第3弾アルバム!カーティス音楽院でクロード・フランクに、ジュリアード音楽院でロバート・マクドナルドに師事したタイソン。その個性的な解釈で知られますが、聴く者にふと何かを気づかせるような演奏に惹かれ、日本をはじめ世界中にファンを増やしています。 Zig Zag Territoroisからのショパン(ZZT347)、ALPHAからのラヴェルとスクリャービン(ALPHA277)に続く3枚目のアルバムが登場。上野の東京国立博物館で絵画を観ていた時、突然、モンポウの静寂を改めて理解した…という経験が発展し、スペイン、そして風景をテーマとした今回のアルバムの構想が出来たということです。 収録作品の多くは、2018年秋の来日リサイタルでも披露されたもの。スペイン(カタルーニャ)の作曲家であるモンポウ、アルベニスをはじめ、後半生をマドリードで送り当地で多くのソナタを残したスカルラッティを収録。二十代前半のシューベルトが上オーストリアを旅行中に作曲した、田園地帯の風景を思わせる美しいソナタ第13番を軸に、そのほかの作品がシンメトリーに配された、タイソンらしく考えられた構成となっています。
-
PREMIERE PORTRAITS
メルバ・ラモス(ソプラノ)
スペイン歌曲を歌う [メルバ・ラモス(ソプラノ)/グレタ・ベニーニ(ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Ramos, Melba - TURINA, J. / GRANADOS, E. / MOMPOU, F. / OBRADORS, F. / GARCÍA ABRIL, A.
発売日:2019年09月20日 NMLアルバム番号:C3008
CD価格:2,025円(税込)
才能ある若いアーティストのファースト・アルバムをリリースする「Première Portraits」シリーズ、今作はプエルトリコ出身のソプラノ、メルバ・ラモスをフィーチャー。彼女はプエルトリコの首都サン・ファンのパブロ・カザルス音楽院で学び、数々の賞を獲得、やがてケルンとヴッパータールのオペラ・スタジオで活動し、2003年にウィーン・フォルクスオーパーのアンサンブルにコロラトゥーラ・ソプラノとして参加、名声を高めます。並行してベルリン・コミッシュオーパーをはじめ、ボン、マンハイム、ハンブルクなどドイツのオペラ・ハウスで歌い、着々と活動の幅を広げています。 このアルバムではスペインから南米の歌を母国語でじっくり聴かせます。
-
HOMMAGE DEBUSSY [西澤安澄(ピアノ)]
Piano Recital: Nishizawa, Azumi - FALLA, M. de / DEBUSSY, C. / GRANADOS, E. / ALBÉNIZ, I. / MOMPOU, F. (Hommage Debussy)
発売日:2019年09月27日 NMLアルバム番号:IBS-132018
CD価格:2,475円(税込)
-
スペイン古楽、ラテン音楽の「いま」と出会う
~ホアン・マヌエル・セラから黄金時代へ~ [カペラ・メディテラネア]発売日:2018年10月26日
CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)
地中海――イタリアのみならずスペインや南仏、さらにはモロッコやトルコなどさまざまな音楽伝統が入り乱れる、この大きな海の名を冠した古楽グループ「カペラ・メディテラネア」は、今や古楽の新たなる揺籃の地となりつつあるアルゼンチンから来た、欧州随一の古楽鍵盤奏者・合唱指揮者アラルコンが率いるラテン感満点のアンサンブル。 それぞれソリストとしても活躍を続けるラテン系の古楽器奏者・古楽歌手が多数加わるこのグループに、今回は『ブエノス・アイレス・マドリガル』(MA Reccordings)をはじめ数々の地方音楽フュージョン古楽を成功させてきた、リュートとギターの才人キート・ガートが参加。カタルーニャ出身の世界的名歌手ホアン(ジュアン)・マヌエル・セラのヒットナンバーを、そこにひそむスペイン古楽との親和性を活かしながら縦横無尽、古楽器集団との精妙なパフォーマンスに昇華してみせました。 ノンヴィブラートめのしなやかな古楽歌唱(ソロ録音も多いマリアナ・フロレスやウーゴ・オリヴェイラら、古楽界の超実力派が続々!)も痛快、16世紀の黄金時代の音楽から18世紀を生きたヴァイスやカバニリェス、さらにモンポウの「静かな音楽」まで、カタルーニャに軸足を置きながらラテンの音楽史をあざやかに見渡す自在なプログラムもきわめて魅力的。オーガニックなスペイン古楽ハープやバロックギターのサウンドにキート・ガートならではの迸る感性が彩りを添える、どこか切ない南国の夜をじわりと思い起こさせてくれる逸品です。(国内盤には歌詞日本語訳付)
-
スペイン古楽、ラテン音楽の「いま」と出会う
~ホアン・マヌエル・セラから黄金時代へ~ [カペラ・メディテラネア]Vocal Ensemble Concert: Cappella Mediterranea - SERRAT, J.M. / CABANILLES, J.B.J. / FLECHA, M. / MOMPOU, F. (De vez en cuando la vida)
発売日:2018年10月26日 NMLアルバム番号:ALPHA412
CD価格:2,475円(税込)
地中海――イタリアのみならずスペインや南仏、さらにはモロッコやトルコなどさまざまな音楽伝統が入り乱れる、この大きな海の名を冠した古楽グループ「カペラ・メディテラネア」は、今や古楽の新たなる揺籃の地となりつつあるアルゼンチンから来た、欧州随一の古楽鍵盤奏者・合唱指揮者アラルコンが率いるラテン感満点のアンサンブル。 それぞれソリストとしても活躍を続けるラテン系の古楽器奏者・古楽歌手が多数加わるこのグループに、今回は『ブエノス・アイレス・マドリガル』(MA Reccordings)をはじめ数々の地方音楽フュージョン古楽を成功させてきた、リュートとギターの才人キート・ガートが参加。カタルーニャ出身の世界的名歌手ホアン(ジュアン)・マヌエル・セラのヒットナンバーを、そこにひそむスペイン古楽との親和性を活かしながら縦横無尽、古楽器集団との精妙なパフォーマンスに昇華してみせました。 ノンヴィブラートめのしなやかな古楽歌唱(ソロ録音も多いマリアナ・フロレスやウーゴ・オリヴェイラら、古楽界の超実力派が続々!)も痛快、16世紀の黄金時代の音楽から18世紀を生きたヴァイスやカバニリェス、さらにモンポウの「静かな音楽」まで、カタルーニャに軸足を置きながらラテンの音楽史をあざやかに見渡す自在なプログラムもきわめて魅力的。オーガニックなスペイン古楽ハープやバロックギターのサウンドにキート・ガートならではの迸る感性が彩りを添える、どこか切ない南国の夜をじわりと思い起こさせてくれる逸品です。(国内仕様盤には歌詞日本語訳付)
-
スペイン古楽、ラテン音楽の「いま」と出会う
~ホアン・マヌエル・セラから黄金時代へ
[LP 2枚組] [カペラ・メディテラネア]発売日:2018年10月26日
LP 2枚組価格:4,800円(税込、送料無料)
地中海――イタリアのみならずスペインや南仏、さらにはモロッコやトルコなどさまざまな音楽伝統が入り乱れる、この大きな海の名を冠した古楽グループ「カペラ・メディテラネア」は、今や古楽の新たなる揺籃の地となりつつあるアルゼンチンから来た、欧州随一の古楽鍵盤奏者・合唱指揮者アラルコンが率いるラテン感満点のアンサンブル。 それぞれソリストとしても活躍を続けるラテン系の古楽器奏者・古楽歌手が多数加わるこのグループに、今回は『ブエノス・アイレス・マドリガル』(MA Reccordings)をはじめ数々の地方音楽フュージョン古楽を成功させてきた、リュートとギターの才人キート・ガートが参加。カタルーニャ出身の世界的名歌手ホアン(ジュアン)・マヌエル・セラのヒットナンバーを、そこにひそむスペイン古楽との親和性を活かしながら縦横無尽、古楽器集団との精妙なパフォーマンスに昇華してみせました。 ノンヴィブラートめのしなやかな古楽歌唱(ソロ録音も多いマリアナ・フロレスやウーゴ・オリヴェイラら、古楽界の超実力派が続々!)も痛快、16世紀の黄金時代の音楽から18世紀を生きたヴァイスやカバニリェス、さらにモンポウの「静かな音楽」まで、カタルーニャに軸足を置きながらラテンの音楽史をあざやかに見渡す自在なプログラムもきわめて魅力的。オーガニックなスペイン古楽ハープやバロックギターのサウンドにキート・ガートならではの迸る感性が彩りを添える、どこか切ない南国の夜をじわりと思い起こさせてくれる逸品です。
-
The Discovery Recitals
Vocal Music - BEETHOVEN, L. van / CRUMB, G. / GURNEY, I. / KORNGOLD, E.W. / LISZT, F. (Chiejina, Riches, Shipley) (The Discovery Recitals)
発売日:2018年01月26日
CD価格:2,250円(税込)
2001年に設立された「ジェッテ・パーカー・ヤング・アーティスト・プログラム」はロイヤル・オペラ・ハウスによる若手アーティストを育成するためのシステム。世界中から集まった才能ある若手歌手を中心に、指揮者、演出家らが毎年十数人在籍し、その才能に磨きをかけるというもので、歌手たちは学びながら、ロイヤル・オペラにも端役で出演し経験を積むことができます。 現在のメンバーと卒業生らによって行われたリサイタルが収録されたこのアルバムには、珍しい作品も多く含まれており、美しい歌声だけではなく、彼らの並々ならぬ意欲が感じられます。
-
グラナドス、アルベニス、モンポウ:
カタルーニャのピアノ作品集 [マソ]MASO, Jordi: Catalan Piano Album (The)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2008年01月16日 NMLアルバム番号:8.570457
CD価格:1,900円(税込)
はるかなるカタルーニャ、民族の誇り高き声を集めたピアノ小品集カタルーニャと聞くと何を思い浮かべるでしょう? バルセロナ、ガウディ、音楽好きの人なら、カザルス、そして鳥の歌・・・。しかしこの地方には、まだまだ素敵な音楽がたくさんあります。モンポウ、グラナドスをはじめとした作曲家による多彩なピアノ曲はどれもが楽しく情熱的な思いを秘めています。自らも大ピアニストであったヴィニェスの珍しい作品にも注目です。
-
カヴァティーナ
ザ・グレイティスト・ギター・コレクションCavatina - Highlights from the Guitar Collection
■器楽曲(ギター)
発売日:1998年04月01日
CD価格:1,900円(税込)
一家に一枚、ギターはこれさえあれば大丈夫誰しも「アルハンブラの思い出」を聴いて心を震わせ、ギターっていいなあと感じた経験をお持ちの筈。そんなギターの名曲を集めたCDが欲しいと思っていた貴方に、ナクソスが決定盤を贈ります。ソルをはじめとしてギター音楽史上燦然と輝く名手達から、映画で有名になった1、また18のようにマイナーでも涙を流すしかない作品までソロの名曲を網羅した上、「アランフェス協奏曲」からも有名な第2楽章を収録しました。興味を持たれた方は、ナクソスだけが驀進する膨大なギターコレクション(当盤のもとネタ)にお進みください。