ガルシア・アブリル(アントン) Garcia Abril, Anton
生没年 | 1933- | 国 | スペイン |
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辞書順 | 「カ」 | NML作曲家番号 | 27193 |
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ギターのための二重協奏曲集
(ガルシア・アブリル/ゲレーニャ/プエルト) [ミゲル・トラパガ(ギター)オリベル・ディアス(指揮)/オビエド・フィラルモニカ]GARCÍA ABRIL, A. / GUEREÑA, J.L. de / PUERTO, David del: Guitar Double Concertos (Trápaga, Folgueira, Castaño, Arias, Oviedo Filarmonía, Díaz)
発売日:2019年05月24日 NMLアルバム番号:8.573816
CD価格:1,900円(税込)
スペインを象徴する楽器「ギター」をフィーチャーした現代スペインの作曲家たちによる3曲のギター協奏曲。冒頭からスリリングな音がはじけるプエルトの「ミストラル」は、楽器編成からみても、明らかにピアソラの「リエージュに捧ぐ」に触発された曲で、エレキギターではなくクラシックギターが使用された遊び心溢れる曲。管楽器とパーカッションが強調されたオーケストラが絶妙な伴奏を付けています。 1958年に創設されたスペインの「新音楽グループ」のメンバーの一人、ガルシア・アブリルは20世紀後半のスペインの前衛作曲家の中心的役割を果たした人物で、この2台のギターとオーケストラのための協奏曲は、ユニークな名前を持つ3つの楽章で構成されています。ゲレーニャは前衛とポップス、ロックのクロスオーバーを探求している作曲家。ここではヴィブラフォンの音が良いアクセントを生み出しています。
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ガルシア・アブリル(1933-):
アストゥーリアスの母
アストゥーリアス語歌曲コレクション [ピシャン/トレス=パルド ]GARCIA ABRIL, A.: Madre Asturias - A Collection of Asturian Songs (Pixan, Torres-Pardo)
■声楽曲 ■オペラ
発売日:2009年06月24日 NMLアルバム番号:8.572073
CD
通常価格:1,900円→ 特価!:490円(税込)海に生きる男の歌、山を愛する男の歌、張り裂けんばかりの溢れそうな情熱を熱き歌声に込めて1933年、生ハム「ハモンセラーノ」で知られるスペインの小都市テルエルで生まれたガルシア・アブリルはマドリッドで学び、協奏曲、管弦楽曲など多くの作品を作曲、現代スペインを代表する大作曲家となっています。この歌曲集では同じくスペインの一都市アストゥリアスの民族音楽を元に、その特徴的な地形(複雑な海岸線、聳え立つ険しい山地)を音楽によって描くことに成功しています。しかしながらアストゥーリアス語と訊くと、何だか難しそうなイメージを抱いてしまうかもしれませんが、ここで聴ける歌はどれも人懐こくて親しみ易いものばかり。聴いたら誰もが好きになってしまうに違いありません。
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AMETSETAN
バスク地方の歌曲集 [ミレン・ウルビエタ=ベガ(ソプラノ)/ルベン・フェルナンデス・アギーレ(ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Urbieta-Vega, Miren - GURIDI, J. / ISASI, A. / LAVILLA, F. / SOROZÁBAL, P. (Ametsetan)
発売日:2020年02月07日 NMLアルバム番号:IBS-172018
CD価格:2,250円(税込)
19世紀後半、1876年のカルリスタ戦争の後、バスク地方はイベリア屈指の重工業地帯として輝かしい経済成長を遂げ、芸術や音楽文化が花開きましたが、それに伴い、地方からの移民も増加。伝統的なバスク社会が独自の言語や文化の消滅の危機にさらされ、ナショナリズム運動へと繋がっていく激動の時代がありました。そんな時期にビルバオで活躍したイサシやブルジョワのエリート一家に生まれたグリーディの「10のバスクの旋律」などは、まさに誇り高きバスク人の精神性を表しています。 一方、ソロサバルは農民一家の出身で、サン・セバスチャンのカジノや映画館やカフェで働き、そこで親しんだ都会の民謡や流行し始めたジャズを取り入れた人。1920年代のドイツにも滞在した経験を持ち、ハイネの詩に曲を付けた「7つの歌」は、それぞれの地域の文化が入り混じった作風になっています。 近年、美味しい料理などで日本でも注目されているバスク地方の、音楽の歴史が感じられる、味わい深い歌曲がお楽しみ頂ける1枚です。
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En la Alhambra
スペインのピアノ作品集 [ファン・カルロス・ガルバヨ(ピアノ)]Piano Recital: Garvayo, Juan Carlos - ALBÉNIZ, I. / DEBUSSY, C. / MONTSALVATGE, X. / TURINA, J. (En la Alhambra)
発売日:2020年02月07日 NMLアルバム番号:IBS-32013
CD価格:2,250円(税込)
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PREMIERE PORTRAITS
メルバ・ラモス(ソプラノ)
スペイン歌曲を歌う [メルバ・ラモス(ソプラノ)/グレタ・ベニーニ(ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Ramos, Melba - TURINA, J. / GRANADOS, E. / MOMPOU, F. / OBRADORS, F. / GARCÍA ABRIL, A.
発売日:2019年09月20日 NMLアルバム番号:C3008
CD価格:1,680円(税込)
才能ある若いアーティストのファースト・アルバムをリリースする「Première Portraits」シリーズ、今作はプエルトリコ出身のソプラノ、メルバ・ラモスをフィーチャー。彼女はプエルトリコの首都サン・ファンのパブロ・カザルス音楽院で学び、数々の賞を獲得、やがてケルンとヴッパータールのオペラ・スタジオで活動し、2003年にウィーン・フォルクスオーパーのアンサンブルにコロラトゥーラ・ソプラノとして参加、名声を高めます。並行してベルリン・コミッシュオーパーをはじめ、ボン、マンハイム、ハンブルクなどドイツのオペラ・ハウスで歌い、着々と活動の幅を広げています。 このアルバムではスペインから南米の歌を母国語でじっくり聴かせます。
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近現代のスペイン・ヴァイオリン作品集 [アレハンドロ・ブスタマンテ(ヴァイオリン)]
Violin Recital: Bustamante, Alejandro - HALFFTER, R. / GUINJOAN, J. / ABRIL, A.G. / BERNAOLA, C. / TORRES, J. (Contemporary Spanish Violin)
発売日:2019年01月25日 NMLアルバム番号:IBS-162017
CD価格:2,400円(税込)
19歳でソリストとして舞台に立って以来、アレハンドロ・ブスタマンテはその誠実な演奏で世界的に活躍しています。コンクールの受賞歴も多く、また各国の批評家たちも彼に好意的な意見を寄せています。2010年からピアニスト、エンリケ・バガリアとデュオを結成し、ロマン派から近現代の作品を演奏していますが、このアルバムではスペイン近現代の無伴奏作品を演奏、幅広いスタイルによる多彩な作品を聴かせています。 アルフテルとパジーナ以外は、全てプスタマンテのために作品が提供されており、彼自身も作曲家たちの惜しみなき献身に感謝していると言葉を寄せています。
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〈21世紀スペインのギター作品集 第3集〉
モラレス=カソ、ベガ、ガルシア・アブリル、バラダ、ハルフテル、グレコ [レヴィン]21st Century Spanish Guitar, Vol. 3 - MORALES-CASO, E. / VEGA, L. / GARCÍA ABRIL, A. / BALADA, L. / HALFFTER, C. / GRECO, J.L. (A. Levin)
発売日:2017年11月29日 NMLアルバム番号:8.573760
CD価格:1,900円(税込)
「21世紀スペインのギター作品集」シリーズの第3弾では、16世紀スペインで活躍した作曲家たちの伝統を受け継ぎながらも、新しいギター音楽を模索する人々の作品が並びます。ギタリスト、レヴィンと親しい友人であるモラレス=カソの「イェマンジャ・ソナタ」に始まり、雄大な世界を思わせるアブリルの「トリマウンテン=3つの山」、奇怪で独特な作風が知られる作曲家バラダによるファリャへのオマージュ、女性作曲家ベガの魅力的な作品、超絶技巧を駆使したハルフテルの「ギターの空間」、スペインとアメリカ双方の美点を備えたグレコのノスタルジックな「ギターのための7つの味」で締めくくられます。レビンは、「これらの独創的な作品も、近いうちにギターの標準的なレパートリーになるだろう」と語っています。
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〈21世紀のスペイン・ギター作品集 第2集〉
バラダ/卜レス/ゴドーイ
ガルシア・アブリル/デ・パブロ
ソウトゥーリョ/ドゥラン=ロリガ
カサブランカス/ルイス [レヴィン]21st Century Spanish Guitar, Vol. 2 - BALADA, L. / TORRES, J. / LÓPEZ GODOY, M. / GARCÍAABRIL, A. / PABLO, L. de / SOUTULLO, E. (A. Levin)
発売日:2016年10月28日 NMLアルバム番号:8.573409
CD価格:1,900円(税込)
全4集からなる「21世紀のスペイン・ギター作品集」シリーズの第2集。前作と同じく、数々の受賞経験を持つギタリスト、アダム・レヴィンの演奏です。1936年から1975年に渡って独裁体制を維持していたフランコ政権下、芸術家たちは圧政に苦しめられていましたが、フランコ政権終焉後からは、その遅れを取り戻すべく、スペインの音楽界は目覚しい復興を遂げます。 このシリーズでは、そんな苦難の時期を乗り越えた21世紀のスペインのギター作品を聴くことができます。どれも見事なもので、冒頭のバラダの「グラナドスへのオマージュ」は、まさにスペインのギター音楽の輝かしい歴史が感じられるものと言えるでしょう。バラダの才能ある学生の一人、カタロニアのロペス・ゴドーイの描写的な「秋のエレジー」、ヘスス・卜レスのモノローグ、NAXOSではすでにおなじみの作曲家カサブランカスの「3つの小品」など、アルバムのほとんどが世界初録音。