バラダ(レオナルド)
Balada, Leonardo
生没年 | 1933- | 国 | スペイン |
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辞書順 | 「ハ」 | NML作曲家番号 | 24784 |
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バラダ(1933-):
〈クラリネットのための作品集〉
カプリチョス 第6番・第7番
二重協奏曲 [イヴァン・イヴァノフ (クラリネット) 他]BALADA, L.: Clarinet Works - Caprichos Nos. 6 and 7 / Double Concerto (Ivanov, Rominski, Polaczyk, Eryılmaz, Larson)
発売日:2020年04月24日
NMLアルバム番号:8.579056
CD価格:1,600円(税込)
バルセロナ出身の作曲家レオナルド・バラダ。彼の創造的なスタイルは「音楽における“ダリのシュールレアリズム”」と名付けられています。彼の代表作のひとつである「カプリチョス」は様々な様式によって書かれた自由奔放な作品集。タイトルはスペインの偉大な画家、ゴヤのエッチング集「ロス・カプリチョス」に由来しており、スペインの民族意識が強く反映されながらも、現代的な要素も併せ持つアヴァンギャルドな作品群です。 クラリネット奏者のイヴァン・イヴァノフはバラダのカプリチョスを特別な作品として認識しており、クラリネットが多用された「第6番」と「第7番」を自身で演奏することを試みました。NAXOSにはすでにこの作品の録音があり、(8.579036)聴き比べるのも面白いことでしょう。オーボエ・パートをフルートに置き換えた二重協奏曲では、斬新な響きとメキシコの舞曲が溶け合う、ユニークな音の交錯が楽しめます。
収録作曲家:
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バラダ(1933-):
カプリチョス 第6・7・10番
バレエ・シティ
スピリチュアル [フェルナンデス=カステッロ/サンファン/カッラスコーサ/アンサンブル・コル・レーニョ/フェレル]BALADA, L.: Caprichos Nos. 6, 7 and 10 / Ballet City / Spiritual (Fernández-Castelló, Sanjuan, Carrascosa, Ensemble Col legno, R. Ferrer)
発売日:2018年07月27日
NMLアルバム番号:8.579036
CD価格:1,600円(税込)
バルセロナ生まれのレオナルド・バラダは現代最高の作曲家の一人として認められています。「カプリチョス」シリーズは、伝統と現代的な要素を融合させ、アヴァンギャルドな雰囲気を生み出すことで知られており、バラダの代表作とされています。 このアルバムには第6番と第7番、第10番が収録されていますが、各々の曲が多彩な編成によって書かれており、第6番はクラリネットとピアノのための曲で、短く不規則なフレーズが緊張感を生み出しています。第7番はクラリネットとアンサンブルのための曲で、アンダルシアのメロディ「ラ・タタラ」が巧妙に織り込まれた作品です。第10番は6分程度の短い曲。カタロニア民謡のメロディが使われているとされますが、あまりにも抽象的で即興的であるため、識別することは困難です。バラダの初期作品「バレエ・シティ」はストラヴィンスキーを思わせる躍動的な作風によって書かれています。
収録作曲家:
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バラダ(1933-):
ピアノ、管楽器と打楽器のための協奏曲
チェロ協奏曲/ヴィオラ協奏曲
クンブレス/10の管楽器のためのソナタ [グラーフ/プレモ/ピライ/カーネギー・メロン・ウィンド・アンサンブル]BALADA, L.: Concerto for Piano, Winds and Percussion / Cello Concerto / Viola Concerto (Graf, Premo, Pillai, Carnegie Mellon Wind Ensemble)
発売日:2015年08月26日
NMLアルバム番号:8.573064
CD価格:1,600円(税込)
常に刺激的な作品を供給するバルセロナ生まれの作曲家レオナルド・バラダ(1933-)。このアルバムでは彼が電子音楽に興味を抱いていた1960年代の作品から、2000年代のヴィオラ協奏曲まで、幅広く興味深い作品が網羅されています。「クンブレス」はカーネギー・メロン大学のシンフォニー・バンドによる委嘱作で、バラダがジュリアードの学生だった頃に取り組んでいたトーン・クラスター(色んな音を同時に発する和音のようなもの、音の固まり)の要素も交えた問題作。この曲に敢えて「交響曲」と名づけたバラダの意図も面白いものです。 同じくカーネギー・メロン大学の同窓会から委嘱されたユニークな「協奏曲」の冒頭部分は「ピンポン」からヒントを得たもの。「チェロの協奏曲」はカタロニア出身のチェリスト、ガスパール・カサドから委嘱された作品で、新古典派風の要素を持っています。ごく最近の作品である「ヴィオラ協奏曲」はまたもや不可解な音に彩られた作品ですが、根底にはカタロニア民謡が仕込まれているのです。「10の楽器のためのソナタ」も、まるで刑事ドラマのサウンド・トラックのような音の羅列が続きますが、彼自身によれば「ソナタという言葉には音片という意味がある」ということで、やはり一筋縄ではいかない音楽と言えるでしょう。
収録作曲家:
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バラダ(1933-):
交響曲 第6番
3台のチェロのための協奏曲/鋼鉄交響曲 [ロペス=コボス/イェンセン]BALADA, L.: Symphony No. 6 / Concerto for 3 Cellos and Orchestra / Steel Symphony (López-Cobos, Jensen)
発売日:2015年01月28日
NMLアルバム番号:8.573298
CD価格:1,600円(税込)
一部のファンの間では、バラダの音楽は「ロマンティックな前衛」とみなされているのだそうです。しかし、これまでの彼の作品を一瞥すると(例えば「交響的悲劇“無”」…8.557343など)どちらかといえば、ひたすら刺激的な音に満ちているように思うのですがどうでしょう? それは、彼の音楽には様々な主題があり、それは時には死であり、創造であり、自然を模倣したり、神への抗いであったりと、目が回るほどのアイデアに満ちているためだと思われます。 このアルバムに収録された3つの作品も、そんな曲ばかりです。交響曲第6番は「スペイン市民戦争の罪のない犠牲者に捧げる」とバラダ自身が語るように、国の無慈悲な戦いと、それに巻き込まれた人々の悲劇を描いたものです。2つの派閥の戦いは、どちらもが勝者であり、また敗者だったのです。「ドイツ協奏曲」はここで演奏している3人のチェリスト及びベルリン放送交響楽団に捧げられた作品で、やはり戦争に関連付けられた内容を持っています。3人のチェリストたちは、時に個人として、時にチームとしてオーケストラに立ち向かわなくてはいけません。「鋼鉄交響曲」は、彼が訪れたピッツバーグ周辺にある工場のパワーに魅せられ書いた曲だそうですが、あのモソロフの「鉄工場」のようなあからさまな音の模倣ではなく、もっと洗練された方法を用いているのだそうです。なんと「正式な始まり」を持たない曲のため、最初はチューニングとおぼしき音が聞こえてきてびっくりです。
収録作曲家:
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バラダ(1933-):
シンフォニア・エン・ネグロ ~
マーティン・ルーサー・キングへのオマージュ他 [アビュール/リュナ/マラガ・フィル/コロメル]BALADA, L.: Sinfonia en negro / Double Concerto / Columbus (Abbühl, Lluna, Málaga Philharmonic, Colomer)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2014年01月22日
NMLアルバム番号:8.573047
CD
通常価格:1,600円→ 特価!:490円(税込)アメリカの偉大な人物「マーティン・ルーサー・キング」。キング牧師の名で知られるアフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者であり、1964年にはノーベル平和賞を受賞した人です。作曲家バラダ(1933-)は友人の紹介で1967年にキング牧師に会い、その思想と行動に強烈な印象を受けました。しかしその1年後、牧師が暗殺されるというニュースを知ったバラダはすぐに「黒人たちの解放」をモティーフにした作品を書き、偉人への思い出に捧げたのです。曲は民俗的であり前衛的で、バラダ自身の「平和への祈り」も内包された音楽です。 メキシコ民謡を使った「二重協奏曲」はバラダの作品にしては、のどかな音楽。オペラ「コロンブス」からの抜粋である「管弦楽のための映像」は、これだけでも楽しめますが、機会があったら全曲(8.660237-38)にも耳を傾けてみてください。
収録作曲家:
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バラダ(1933-):
カプリチョス 第1番&第5番
ハーレムの小さな夜の音楽他 [ピエトゥ/マータ/フランコ/イベリア室内管/テメス]BALADA, L.: Caprichos Nos. 1 and 5 / A Little Night Music in Harlem / Reflejos (Pietu, Mata, Franco, Iberian Chamber Orchestra, Temes)
■協奏曲 ■現代音楽
発売日:2012年03月14日
NMLアルバム番号:8.572625
CD価格:1,600円(税込)
NAXOSレーベルが殊の外力を注ぐ作曲家の一人が、このバラダ(1933-)です。民族性と伝統、アバンギャルドと現代性。これらを融合させ(かなり)スパイスを利かせた味わいは、曲によって多少のばらつきはあるものの、まるで匂いの強いチーズのような味わいであり、好きになったら手放せない中毒性を帯びています。このカプリチョスは、どちらも偉人たちへのオマージュと銘打たれていますが、内容はギターとチェロの協奏曲風な作りです。まあ、とにかく内容がエキサイティング。まさに血わき肉躍るといった表現がぴったりです。かき鳴らされるギター、叩き付けるようなヴァイオリン。「なぜここまで?」と思うほどに激しく、胸を打つ音楽が押し寄せてきます。「子守歌」でさえ、ゆったりとしたギターの歌は不安げな弦にかき消されるかのようです。アルベニスのピアノ曲からインスピレーションを受けた「第5番」も強烈な音楽です。著しく変貌したモーツァルト風の「夜の音楽」、扇情的な「リフレクション」。ああ、もうやめられない!
収録作曲家:
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バラダ(1933-):
ピアノ作品集 [アモロス]BALADA, L.: Piano Works (Complete) (Amoros)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2012年02月15日
NMLアルバム番号:8.572594
2)
CD価格:1,600円(税込)
単なる「現代音楽家」として一括りにしてしまうには、あまりにももったいないカタルーニャ生まれの作曲家レオナルド・バラダ(1933-)。これまでにNAXOSレーベルに10枚以上の録音がありますが、そのどれもが奇怪で奇妙な音に溢れているのです。今回のピアノ作品も、その例に漏れることなく極めて刺激的で挑戦的な音に満ちた作品が目いっぱい並びます。第1曲目の「ショパンのバラードによる~」では、千切れたショパンのかけらのようなものを探しているうちに、見たこともない異世界へ迷い込むこと必至。「プレルディス・オブスティナント」は名ピアニスト、アリシア・デ・ラローチャのために書かれた作品で、ピアノがどれほどまでに創造的な力を発揮できるか? を命題とした5つの部分で構成されています。彼女は何度もこの曲を演奏したのですが、ついに録音することがなかったため、このアルバムが世界初録音となります。他の作品も興味深いものばかり。ここでピアノを演奏するアモロスに献呈された「ミニ=ミニチュアー」も凝縮された世界を描き出しています。
収録作曲家:
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バラダ(1933-):
カプリチョス 第2番 - 第4番 [カルデネス/ターナー/ピッツバーグ・シンフォニエッタ/ローレンス・ロー]BALADA, L.: Caprichos Nos. 2-4 (Cardenes, Turner, Pittsburgh Sinfonietta, Lawrence Loh)
■室内楽
発売日:2011年03月16日
NMLアルバム番号:8.572176
CD
通常価格:1,600円→ 特価!:299円(税込)スペイン生まれの異色作曲家、レオナルド・バラダの作品はどれも一癖も二癖もある独特なもので、それは交響曲であっても、オペラであっても、いつなんどきも強い主張をしているものですから、聴き手としては黙って通り過ぎるわけにはいきません。今作はカプリチョス(狂詩曲)と題された1連の組曲です。自由なラテンアメリカのダンス音楽集である第2番、ボランティアの軍隊へ敬意をあらわすための5つの小曲からなる第3番、そしてジャズのイディオムを持つ第4番。暴力的なパワーを持ちながらも、どこか足取りがふらつくような、ユーモラスさと悪魔的な嘲笑を持ち合わせた作品群です。
収録作曲家:
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バラダ(1933-):
マリア・サビナ [エンシナール]BALADA: Maria Sabina / Dionisio - In Memoriam
■交響曲/管弦楽曲 ■オペラ
発売日:2008年06月11日
NMLアルバム番号:8.570425
CD価格:1,600円(税込)
20世紀スペインのバルセロナに生まれた作曲家バラダ(1933-)の作品はこれまでNAXOS からいくつかリリースされ、その強烈な個性は常に聴き手を魅了し続けています。今作は、「聖なるきのこ」を用いて幻視を行い世界の全てを見てしまう呪術師の悲劇をテーマにした「マリア・サビナ」と、1930年代に活躍した詩人ディオニシオ・リドルエホに捧げるカンタータの2 編を 収録。呪文までをもテキストに用いたアバンギャルドでエスニックな音楽です。
収録作曲家:
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〈21世紀スペインのギター作品集 第3集〉
モラレス=カソ、ベガ、ガルシア・アブリル、バラダ、ハルフテル、グレコ [レヴィン]21st Century Spanish Guitar, Vol. 3 - MORALES-CASO, E. / VEGA, L. / GARCÍA ABRIL, A. / BALADA, L. / HALFFTER, C. / GRECO, J.L. (A. Levin)
発売日:2017年11月29日
NMLアルバム番号:8.573760
CD価格:1,600円(税込)
「21世紀スペインのギター作品集」シリーズの第3弾では、16世紀スペインで活躍した作曲家たちの伝統を受け継ぎながらも、新しいギター音楽を模索する人々の作品が並びます。ギタリスト、レヴィンと親しい友人であるモラレス=カソの「イェマンジャ・ソナタ」に始まり、雄大な世界を思わせるアブリルの「トリマウンテン=3つの山」、奇怪で独特な作風が知られる作曲家バラダによるファリャへのオマージュ、女性作曲家ベガの魅力的な作品、超絶技巧を駆使したハルフテルの「ギターの空間」、スペインとアメリカ双方の美点を備えたグレコのノスタルジックな「ギターのための7つの味」で締めくくられます。レビンは、「これらの独創的な作品も、近いうちにギターの標準的なレパートリーになるだろう」と語っています。
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〈21世紀のスペイン・ギター作品集 第2集〉
バラダ/卜レス/ゴドーイ
ガルシア・アブリル/デ・パブロ
ソウトゥーリョ/ドゥラン=ロリガ
カサブランカス/ルイス [レヴィン]21st Century Spanish Guitar, Vol. 2 - BALADA, L. / TORRES, J. / LÓPEZ GODOY, M. / GARCÍAABRIL, A. / PABLO, L. de / SOUTULLO, E. (A. Levin)
発売日:2016年10月28日
NMLアルバム番号:8.573409
CD価格:1,600円(税込)
全4集からなる「21世紀のスペイン・ギター作品集」シリーズの第2集。前作と同じく、数々の受賞経験を持つギタリスト、アダム・レヴィンの演奏です。1936年から1975年に渡って独裁体制を維持していたフランコ政権下、芸術家たちは圧政に苦しめられていましたが、フランコ政権終焉後からは、その遅れを取り戻すべく、スペインの音楽界は目覚しい復興を遂げます。 このシリーズでは、そんな苦難の時期を乗り越えた21世紀のスペインのギター作品を聴くことができます。どれも見事なもので、冒頭のバラダの「グラナドスへのオマージュ」は、まさにスペインのギター音楽の輝かしい歴史が感じられるものと言えるでしょう。バラダの才能ある学生の一人、カタロニアのロペス・ゴドーイの描写的な「秋のエレジー」、ヘスス・卜レスのモノローグ、NAXOSではすでにおなじみの作曲家カサブランカスの「3つの小品」など、アルバムのほとんどが世界初録音。
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21世紀スペインのギター曲集 第1集 [レヴィン]
21st Century Spanish Guitar, Vol. 1 - BROTONS, S. / PUERTO, D. del / MORALES-CASO, E. / CRUZ DE CASTRO, C. / BALADA, L. (A. Levin)
■器楽曲(ギター)
発売日:2013年06月19日
NMLアルバム番号:8.573024
CD価格:1,600円(税込)
スペインの近代ギター曲を集めたシリーズが始動します。全4巻。ある意味「型破り」の曲も含まれます。第1集は数々の受賞経験もあるギタリスト、アダム・レヴィンの演奏です。スペインは1936年から1975年に渡って独裁体制を維持していたフランコ政権の圧政に苦しめられていましたが、芸術家たちは、アメリカで「文化や教育を通じて世界各国の相互理解を高めるために」設立されたフルブライト・プログラムを通じて助成金を受けたりと秘かに進化を続けていました。それゆえ、1970年代終わりからの復興運動には目覚ましいものがあり、スペイン音楽は急速に進化を遂げたのです。この7人の作品は、そんな歴史を乗り越えて21世紀に書かれたもので自由な息吹が感じられる見事なものばかりです。