プエルト(ダビド・デル) Puerto, David del
生没年 | 1964- | 国 | スペイン |
---|---|---|---|
辞書順 | 「フ」 | NML作曲家番号 | 188697 |
-
ギターのための二重協奏曲集
(ガルシア・アブリル/ゲレーニャ/プエルト) [ミゲル・トラパガ(ギター)オリベル・ディアス(指揮)/オビエド・フィラルモニカ]GARCÍA ABRIL, A. / GUEREÑA, J.L. de / PUERTO, David del: Guitar Double Concertos (Trápaga, Folgueira, Castaño, Arias, Oviedo Filarmonía, Díaz)
発売日:2019年05月24日 NMLアルバム番号:8.573816
CD価格:1,900円(税込)
スペインを象徴する楽器「ギター」をフィーチャーした現代スペインの作曲家たちによる3曲のギター協奏曲。冒頭からスリリングな音がはじけるプエルトの「ミストラル」は、楽器編成からみても、明らかにピアソラの「リエージュに捧ぐ」に触発された曲で、エレキギターではなくクラシックギターが使用された遊び心溢れる曲。管楽器とパーカッションが強調されたオーケストラが絶妙な伴奏を付けています。 1958年に創設されたスペインの「新音楽グループ」のメンバーの一人、ガルシア・アブリルは20世紀後半のスペインの前衛作曲家の中心的役割を果たした人物で、この2台のギターとオーケストラのための協奏曲は、ユニークな名前を持つ3つの楽章で構成されています。ゲレーニャは前衛とポップス、ロックのクロスオーバーを探求している作曲家。ここではヴィブラフォンの音が良いアクセントを生み出しています。
-
若いピアニストのための
前奏曲集 [ルイス・ゴンサレス・リャド(ピアノ)]Preludios for a Young Pianist
発売日:2022年12月23日 NMLアルバム番号:IBS-102022
CD価格:2,250円(税込)
2000年にマドリッドで生まれた若きピアニスト、ルイス・ゴンサレス・リャド。彼はスペイン、ポルトガル、ラテン・アメリカ諸国で活躍する作曲家たちに、自由なアプローチによる「プレリュード」の作曲を委嘱。その中から選ばれた19曲がここに収録されました。 静謐な音によるカムパーナの「Askein」やマルコの「神秘的な前奏曲」、タイトル通りの煌めく音色を 特徴とするカッロの「リオ・デ・クリスタル」、スペイン情緒が感じられるJ.L.トゥリーナの「リンダラハの前奏曲」など多種多様な音とイメージに満ちています。
-
Alto Mystic
独奏ヴィオラのためのスペイン作品集 [アナ・マリア・アロンソ(ヴィオラ)]Viola Recital: Alonso, Ana María - BUSTAMANTE, M. / CARRO, M. / ERKOREKA, G. / LANCHARES, S. (Alto Mystic)
発売日:2020年02月07日 NMLアルバム番号:IBS-192018
CD価格:2,250円(税込)
スペインの今を生きる作曲家が1995年から2017年の間に作曲した作品を集めたヴィオラ・アルバム。 演奏は、スペイン現代曲を得意とし、作曲家と緊密なコラボを行いながら数多くの作品の初演を手掛けているアナ・マリア・アロンソ。15歳でデビューし、1998年から2009年にかけてマドリード交響楽団のメンバーとして、スペイン国内、アメリカやヨーロッパ・ツアーでも活躍する彼女、アルバム・タイトル「アルト・ミスティック」にはアルトの深みのある声をもつヴィオラという楽器の神秘性や無限の可能性を広めたいという気持ちを表しています。 アロンソの演奏は確かな技術の上に、情熱と使命感に満ちており、繊細で詩的な音色はもちろん、ヴィオラがどんな挑戦的な曲にも対応できる柔軟性をも備えた楽器であるかを教えてくれます。
-
期待の新進演奏家シリーズ
アリ・アランゴ ギター・リサイタル [アランゴ]Guitar Recital: Arango, Alí Jorge - BROUWER, L. / CLERCH, J. / PUERTO, D. del / ARANGO, A.J. / LUCIA, P. de
発売日:2015年12月23日 NMLアルバム番号:8.573506
CD価格:1,900円(税込)
1982年、キューバの首都ハバナで生まれたギタリスト、アリ・アランゴは2014年のアルハンブラ国際ギターコンクールをはじめとした数々のコンクールで入賞しています。また彼はすでに優れた作曲家として活動し、スペインやラテンアメリカの伝統とイディオムを継承する作品をいくつも発表しています。もともと20世紀に活躍したギタリストたちは、同時にこの楽器そのものを熟知している作曲家でした。そこで自身で演奏するために高い技術を駆使した作品を書きあげ、ギター音楽の発展に寄与してきたのです。 ここでのアランゴはまさにギターと一体になったかのような見事な音楽を聴かせています。それはブローウェルの作品であれ、パコ・デ・ルシアの作品であれ、また彼の娘ルーアのために書いた子守歌であれ、どの曲にも渾身の愛情を込めているのです。時には激しく、時にはまるで愛しい人を愛撫するように、彼の手はギターをかき鳴らします。
-
21世紀スペインのギター曲集 第1集 [レヴィン]
21st Century Spanish Guitar, Vol. 1 - BROTONS, S. / PUERTO, D. del / MORALES-CASO, E. / CRUZ DE CASTRO, C. / BALADA, L. (A. Levin)
■器楽曲(ギター)
発売日:2013年06月19日 NMLアルバム番号:8.573024
CD価格:1,900円(税込)
スペインの近代ギター曲を集めたシリーズが始動します。全4巻。ある意味「型破り」の曲も含まれます。第1集は数々の受賞経験もあるギタリスト、アダム・レヴィンの演奏です。スペインは1936年から1975年に渡って独裁体制を維持していたフランコ政権の圧政に苦しめられていましたが、芸術家たちは、アメリカで「文化や教育を通じて世界各国の相互理解を高めるために」設立されたフルブライト・プログラムを通じて助成金を受けたりと秘かに進化を続けていました。それゆえ、1970年代終わりからの復興運動には目覚ましいものがあり、スペイン音楽は急速に進化を遂げたのです。この7人の作品は、そんな歴史を乗り越えて21世紀に書かれたもので自由な息吹が感じられる見事なものばかりです。