バード(ウィリアム)
Byrd, William
生没年 | 1540-1623 | 国 | イギリス |
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辞書順 | 「ハ」 | NML作曲家番号 | 27115 |
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BYRD1589
バード(1543頃-1623):
Songs of sundrie natures
様々な自然の歌(1589年出版) [レイチェル・ヘイワース(ソプラノ)/デイジー・ウォルフォード(ソプラノ)/マーサ・マクロリナン(メゾ・ソプラノ) 他 ディヴィッド・スキナー(指揮)/フレットワーク(古楽器使用)/アラミレ(声楽アンサンブル)]発売日:2023年05月26日
CD 2枚組価格:3,075円(税込、送料無料)
「ブリタニア音楽の父」として敬愛されるウィリアム・バードの作品をデヴィッド・スキナー率いる合唱団“アラミレ”が演奏したアルバム。前作「BYRD1588」での1588年に出版された《詩篇、ソネット、悲しみと敬虔の歌曲集》の録音(INV1006)が、同曲集初の完全収録として高く評価されましたが、今作ではその翌年に作曲された3声から6声までの歌を全曲演奏しています。 作品はアマチュア、プロを問わず、全ての奏者たちのために書かれており、ヴァイオル・コンソート(ヴィオラ・ダ・ガンバのアンサンブル) と、多声部が織りなす精緻な声との組み合わせによるさまざまなテーマを持つ曲を楽しむことができます。 デヴィッド・スキナー率いる合唱団“アラミレ”は、15世紀から1930年代までのイギリス教会音楽を演奏&録音するプロジェクトを進めています。共演する“フレットワーク”は35年の歴史を誇り録音も来日公演も数多い、イギリスを代表するヴァイオル・アンサンブルです。
収録作曲家:
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バード(1539/40-1623):
鍵盤楽器のための音楽集 [フリーデリケ・シュレク(チェンバロ)]BYRD, W.: Keyboard Music (Chylek)
発売日:2022年02月04日
NMLアルバム番号:OC1724
CD価格:1,950円(税込)
チェンバロ奏者フリーデリケ・シュレクが弾くウィリアム・バードの作品集。 シュレクはこれまでに「時よとどまれ-イギリス・バロック期の音楽」(OC1864)、「From Byrd to Byrd」(OC1702)と、バード作品を含む2枚のアルバムを録音していますが、今回はバードのみに焦点を当て作品の魅力を探求しました。 演奏に用いたのはイオアネス・ルッカース1624年製楽器の復元モデル。力強く華やかな音色が魅力です。
収録作曲家:
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BYRD1588
ウィリアム・バード(1543頃-1623):
詩篇、ソネット、悲しみと敬虔の歌曲集(1588年出版) [グレース・デイヴィッドソン(ソプラノ)/マーサ・マクロリナン(メゾ・ソプラノ)/ニコラス・トッド(テノール)/フレットワーク(古楽器使用)/アラミレ(声楽アンサンブル)/ディヴィッド・スキナー(指揮)]発売日:2021年08月27日
CD 2枚組価格:3,075円(税込、送料無料)
ウィリアム・バードは「ブリタニア音楽の父」として敬愛されるルネサンス期イギリスの作曲家。ラテン語によるミサ曲やモテットの他、歌曲や鍵盤曲でも知られています。 バードは、1575年彼の師であるトマス・タリスとともにエリザベス1世から楽譜出版販売の許可を受け、各自の聖歌集からモテットを17曲ずつ選んで「Cantiones Sacrae」として出版し、英国教会音楽の礎を築きました。それから13年を経て、エリザベス女王の大法官であるクリストファー・ハットン卿の支援を得て、単独で《詩篇歌、ソネットおよび歌曲集》を出版し、ヴァイオル・コンソート(ヴィオラ・ダ・ガンバのアンサンブル)の伴奏を持つ独唱やニ重唱であるコンソート・ソングの水準を高めました。 この2枚組は同曲集初の完全収録盤で、楽しいマドリガルから、イングランドの詩人フィリップ・シドニー卿の葬儀に寄せた2つの葬送歌までバードの音楽表現の広さ・深さを知ることが出来ます。 デヴィッド・スキナー率いる合唱団“アラミレ”は、15世紀から1930年代までのイギリス教会音楽を演奏&録音するプロジェクトを進めています。共演する“フレットワーク”は35年の歴史を誇り録音も来日公演も数多い、イギリスを代表するヴァイオル・アンサンブルです。
収録作曲家:
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ウィリアム・バード&ジャパン
中村恵美(チェンバロ) [中村 恵美(チェンバロ)]BYRD, W.: Keyboard Music (William Bird and Japan) (Emi Nakamura)
発売日:2020年03月13日
NMLアルバム番号:LPDCD018
CD価格:3,058円(税込、送料無料)
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バード(1540頃-1623):
『大礼拝音楽』とアンセム
英語による宗教合唱曲集 [コーム・カーリー/オディッシアン・アンサンブル]発売日:2019年04月12日
CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)
ネーデルラントの巨匠ラッススと数年違いで生まれ、初期バロックの立役者カッチーニよりも数年後まで生きた英国ルネサンス期最大の巨匠ウィリアム・バード。彼が自身カトリック信徒でありながら、ラテン語の教会音楽のみならず英国国教会向けに英語歌詞の礼拝楽曲を多数残したことは見過ごせません。 タリス・スコラーズやモンテヴェルディ合唱団、ザ・シックスティーンなどで活躍してきた実力派ばかりが居並ぶ少数精鋭集団を、ダブリン生まれの才人コーム・カーリーが率いて織り上げる最新録音は、そんなバードの英語歌詞作品を厳選、その粋を本場・英国の感覚そのままに伝える充実企画! 音楽学の進展に伴い、清教徒革命以前は低音部を充実させた独特のオルガン伴奏がなされていたことが判明、その説に従いオルガンを的確に盛り込んだ演奏解釈も注目に値します。
収録作曲家:
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バード(1540頃-1623):
『大礼拝音楽』とアンセム
英語による宗教合唱曲集 [コーム・カーリー/オディッシアン・アンサンブル]発売日:2019年04月12日
CD価格:2,475円(税込)
ネーデルラントの巨匠ラッススと数年違いで生まれ、初期バロックの立役者カッチーニよりも数年後まで生きた英国ルネサンス期最大の巨匠ウィリアム・バード。彼が自身カトリック信徒でありながら、ラテン語の教会音楽のみならず英国国教会向けに英語歌詞の礼拝楽曲を多数残したことは見過ごせません。 タリス・スコラーズやモンテヴェルディ合唱団、ザ・シックスティーンなどで活躍してきた実力派ばかりが居並ぶ少数精鋭集団を、ダブリン生まれの才人コーム・カーリーが率いて織り上げる最新録音は、そんなバードの英語歌詞作品を厳選、その粋を本場・英国の感覚そのままに伝える充実企画! 音楽学の進展に伴い、清教徒革命以前は低音部を充実させた独特のオルガン伴奏がなされていたことが判明、その説に従いオルガンを的確に盛り込んだ演奏解釈も注目に値します。
収録作曲家:
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MIRROR
J.S.バッハ(1685-1750):
カンタータ BWV170&82他 [アンナ・ウォール(メゾ・ソプラノ)/リザンドロ・アバディー(バス・バリトン)/ファクンド・アグディン(指揮)/オルケストレ・ムジケ・デ・ルミエレス]BACH, J.S.: Cantatas, BWV 82 and 170 (Mirror) (A. Wall, Abadie, Musique des Lumières Orchestra, Agudin)
発売日:2019年01月25日
NMLアルバム番号:IBS-102017
CD価格:2,250円(税込)
「MIRROR」と題されたこのアルバムは、バッハの2曲のカンタータと、これに呼応するかのようなジョスカン・デ・プレとバードの作品で構成されています。本来は声楽で歌われるデ・プレの「Nymphes des bois 」はオケゲムの死を悼んで書かれたもの。バードの「Ye sacred muses」はトマス・タリスのためのエレジー。そしてバッハの2つのカンタータは生きていることへの疑問と感謝が歌われるなど、これら4つの作品は「魂の終着」というテーマを持っており、作曲された年代の違いこそあれ、どれも諦念と悲しみを反映するかのような静かな美しさを有しています。 2004年にスイス、バーゼルで創設されたオルケストレ・ムジケ・デ・ルミエレスは、フランスとスイスを中心に活躍する室内管弦楽団。バロック期以前の作品だけでなく、最近では「ヌエボ・タンゴ・ヌエボ」というプロジェクトに取り組み大きな成果を上げているアンサンブルです。
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W.バード(1540-1623):
鍵盤作品集 [グスタフ・レオンハルト]BYRD, W.: Harpsichord Music (Leonhardt)
発売日:2018年09月12日
NMLアルバム番号:ALPHA348
CD価格:1,425円(税込)
様々なレーベルで長年録音を行い、古楽界に数々の金字塔を打ち立てた巨匠グスタフ・レオンハルト(1928-2012)。その最晩年には、立ち上がったばかりの小レーベルであったALPHAにてアルバム制作を行い、世界中の音楽ファンを驚かせました。このアルバムはその4枚目にあたり、公式に国際リリースされた最後の鍵盤独奏アルバムとなります。(この後にロシアのマイナーレーベルへフォルクレの作品集を録音しているようですが、ほとんど流通しておりません。ALPHAにはこの後にもう1枚、バッハのカンタータを指揮したアルバムを残しました。) 小さな部屋で少人数、あるいは一人で楽しむような鍵盤作品を数多く残したバード。レオンハルトは晩年まで最愛の作曲家のひとりとして、バードの名を挙げ続けていました。ここでは当時の王室などで用いられた小型の楽器を用い、音の一つ一つを慈しむように奏でています。
収録作曲家:
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Parthenia ‐ パーセニア [ロタル]
Parthenia-byrd, J.bull, Gibbons
発売日:2016年10月28日
NMLアルバム番号:DSL-92208
CD価格:2,240円(税込)
このアンソロジー《Parthenia ‐ パーセニア》は1613年、プファルツ選帝侯フリードリヒ5世とジェイムズ1世の娘であるエリザベス・ステュアートの結婚を祝して出版された曲集で、ギボンズ、バード、ブルの作品が21曲収録されています。タイトルの語源は「純潔な乙女」を意味するギリシャ語です。 今日のヨーロッパで最も著名なハープシコード奏者の一人で、ルネサンス期からバロック期の鍵盤音楽を手中に収めているアリーナ・ロタルは、この曲集に以前から強い興味を抱き、作品に隠されたたくさんの「E(エリザベス)」と「F(フリードリヒ)」の音を探し出す楽しみや、精緻なポリフォニーを解きほぐしつつ全曲を演奏していくことで、17世紀に存在した若い王女の姿を描き出すことに夢中になったと語っています。喜びと賛美に包まれた曲集です。
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Barley Moon [AYREHEART]
AYREHEART: Barley Moon
発売日:2016年09月21日
CD価格:2,560円(税込)
1960年代は音楽的にも数多くの新しい物が生み出されました。イギリスにおける「フォークロック」の動きもそんなひとつです。、フェアポート・コンヴェンション、スティーライ・スパン、ペンタングル、インクレディブル・ストリング・バンドなど多くのバンドがイギリスの伝承音楽にエレクトリックギターの音響を取り入れ、独特の世界を作り上げていきます。ただし、彼らは「古楽」と言われる音楽には手を出すことはなく、あくまでもオリジナルの音楽に目を向けていました。とは言え、最近ではもっと音楽のジャンルは流動的であり、例えばスティングが演奏したダウランドのアルバムは世界的なヒットになるなど、ミュージシャンたちも「古楽」というジャンルの自由さに気がつき始めてきたのではないでしょうか。 この「AYREHEART」もそんなバンドの一つ。ヴォーカルを担当するブライアン・ケイは現代の吟遊詩人であり、歌、リュート、コムズ(キルギス発祥の三弦楽器)を巧みに操り、ジャンルレスの音楽を奏でています。他のメンバーもそれぞれユニークで、なんとも楽しい音楽を聴くことができます。
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バード(1540-1623):
チェンバロのためのファンタジー全集 [ウィルソン]BYRD, W.: Fantasias for Harpsichord (Complete) (G. Wilson)
■器楽曲(チェンバロ)
発売日:2011年12月14日
NMLアルバム番号:8.572433
1)
CD
通常価格:1,600円→ 特価!:1,290円(税込)複雑に絡み合う旋律が眩しいほどの煌めきを見せる瞬間
弾き手も聴き手も無上の喜びに浸れるだろうイングランドで活躍したルネサンス音楽の作曲家、ウィリアム・バードは、トマス・タリスに師事し、王室礼拝堂のオルガニスト兼聖歌隊長として活躍した人です。しかし当時はイギリス国教会とカトリックが混在していたため、宗教的弾圧を受け、1585年にはブラックリスト(国教忌避者の名簿)に名が記載されてしまうほどでした。しかし、どちらの宗教にも熟知していたため、両方の典礼音楽を手掛け、最終的にはカトリックの擁護者から手厚い保護を受けエセックスで晩年を過ごし、そこで亡くなります。彼は宗教音楽だけでなく、ヴァージナル(当時は鍵盤楽器を全てこう呼んだ)曲も多く残し、また同時代の作曲家たちのヴァージナル曲も含めて、いくつかの曲集として編纂、貴族や愛好家たちを喜ばせました。この当時のファンタジアとは、ロマン派に見られるような自由な形式ではなく、曲の冒頭の主題が次々と模倣されるフーガのようなもので、舞踏音楽としての意味合いも持っていたようです。 -
バード(1540-1623):
私のネヴェル夫人の曲集(ヴァージナルのための42曲) [ファー]BYRD: My Ladye Nevells Booke (1591) (Complete)
■器楽曲(チェンバロ)
発売日:2007年10月17日
NMLアルバム番号:8.570139-41
16)
3CD価格:3,200円(税込、送料無料)
エリザベス朝の優雅な香り漂う音楽集
同時代の作品の中からバードが選んだ極めつけの42曲この曲集は、バードが当時イギリスで人気のあった作曲家の作品を集めて編纂したいわばコンピレーション・アルバムです。ダンス、変奏曲、戦いの音楽、ガリアードなど多彩な曲を含み、16世紀イギリスの鍵盤作品の様式を俯瞰できるものとして貴重な曲集です。リブレットにはハープシコードを演奏するファー本人による詳細な解説(英語)が記されています。収録作曲家:
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バード(1540-1623):
コンソートと鍵盤音楽/歌曲/アンセム集 [ローズ・コンソート・オブ・ヴァイオルズ]BYRD: Consort and Keyboard Music / Songs and Anthems
■室内楽 ■声楽曲
発売日:1994年06月01日
NMLアルバム番号:8.550604
CD
通常価格:1,600円→ 特価!:490円(税込)イギリスの優雅な時代を代表する作曲家の愛しい小品集バードは宮廷礼拝堂にオルガニストなどを勤めたエリザベス王朝最大の作曲家とされています。タリスに師事した彼はその伝統的な合唱曲のスタイルを継承しつつ器楽合奏曲や鍵盤楽器のための作品などで彼独自のスタイルも確立して様々な作品を残しました。
収録作曲家:
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英国ルネサンスの
リコーダー・コンソート集 [レゾナンス・コンソート、スキップ・センペ、オリヴィエ・フォルタン、エマニュエル・フランケンベルフ]Recorder Music (Renaissance) - BYRD, W. / DOWLAND, J. / HENRY VIII / HOLBORNE, A. / HUME, T. (Ensemble Résonances)
発売日:2023年02月24日
NMLアルバム番号:PA0020
CD価格:2,475円(税込)
意外に少ないリコーダー・コンソート音源に、
痛快な英国古楽の新録音登場ルネサンス期の英国で、ヴィオラ・ダ・ガンバ(ヴァイオル)と同じように合奏を愉しむ楽器として愛されていたリコーダー。高音部から低音部まで大小さまざまな同属楽器を集めた合奏は「ホール・コンソート」と呼ばれ、多くの作曲家たちの作例が当時そのような編成で実演されていたにもかかわらず、リコーダーのホール・コンソートを集めたアルバムは意外に多く出てきません。 その渇を癒してあまりある新録音が、21世紀最高のチェンバロ奏者のひとりスキップ・センペのプライベートレーベルParadizoから登場。名手ジュリアン・マルタンを筆頭に、センペ率いるカプリッチョ・ストラヴァガンテをはじめフランス語圏の一流アンサンブルで活躍をみせてきた俊才5人が聴かせるサウンドは、リコーダー同士の音が溶け合うコンソートならではの響きの妙もさることながら、各パートの動きが活発な曲ではそれぞれの個性や個々の音色の温もりが自由闊達に際立ち、平穏な古楽のイメージを良い意味で覆すスリリングな聴き応えに事欠きません。 センペらが古雅な鍵盤の音色を響かせるトラックとの対比も絶妙のプログラムは、音楽ほか諸芸術の嗜みで知られる英国王ヘンリー8世やクリストファー・タイが手がけた16世紀の佳品の数々から「処女王」エリザベス1世の治世末期を彩った巨匠たちの有名作まで名品続々。この分野をよく知るリスナーも古楽ビギナーも必ずや惹かれるであろう要素がそこかしこに秘められた好企画です。 -
SWRヴォーカル・アンサンブル
クリスマス・コンサート [マーカス・クリード(指揮)/SWRヴォーカル・アンサンブル]発売日:2022年11月25日
Blu-ray価格:2,550円(税込)
「世界の合唱曲」を集めたCDシリーズが好評を博したSWR(南西ドイツ放送)ヴォーカル・アンサンブルと、2020年をもって17年に渡る首席指揮者の地位を退いたマーカス・クリードによる2017年と2018年のクリスマス・コンサートを収録した映像作品。 クリスマスを迎えるまでの期待に満ちたアドヴェント、そして喜びにあふれた生誕祭を盛り上げる荘厳な合唱が、シュトゥットガルトの教会空間を埋め尽くします。
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テューダー朝の教会音楽集
英国国教会のイースター典礼の音楽集 [オスカー・ピーター(ポジティヴ・オルガン)/ジョン・マッカーシー(指揮)/ロンドン・アンブロジアン・シンガーズ]Choral Music (Sacred) - BYRD, W. / GIBBONS, O. / TALLIS, T. (Tudor Church Music - The Easter Liturgy of the Church of England) (Ambrosian Singers)
発売日:2022年11月25日
NMLアルバム番号:TUDOR7210
CD価格:2,250円(税込)
イギリス・ルネサンス音楽の黄金時代とされるテューダー朝の教会音楽を集めた1枚。 この時代の最初期の作曲家とみなされるのはロバート・フェアファックスとヒュー・アストンとされています。この2人は後世の作曲家たちに強い影響を与え、とりわけジョン・タヴァナーは彼らの作風を引き継ぎ発展させました。その後はオルガン奏者としても名高いトマス・タリスが登場し、自身はカトリックでありながら、プロテスタント向けの英語の詞を用いた作品を書き上げています。 同じくカトリックであったウィリアム・バードはイギリス国教会からの弾圧を受けながらも、エリザベス1世の庇護の下、カトリック教会のための作品を数多く書いています。オーランド・ギボンズほか、バードの次世代の作曲家たちは更に国教会のために曲を遺しました。そして17世紀半ばまで生きたトマス・トムキンズは「テューダー朝の教会音楽」の最後の作曲家と見なされます。 ロンドン・アンブロジアン・シンガーズの歴史的録音です。
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『落葉の頃』
英国ルネサンス末期の鍵盤楽曲を、16世紀イタリアのオリジナル・ヴァージナルで [ジュリア・ヌーティ]Virginal Recital: Nuti, Giulia - BYRD, W. / CACCINI, G. / DOWLAND, J. / HARDING, J. (The Fall of the Leaf)
発売日:2022年08月26日
NMLアルバム番号:A532
CD価格:2,475円(税込)
芳醇な美音!
イタリア音楽の影響を受けつつあったルネサンス末期の英国音楽を、当時の響きのままに『フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック』や『パーシニア』など重要な曲集の存在もあり、イギリスは16世紀エリザベス朝時代から17世紀初頭にかけて鍵盤音楽発展の重要な拠点だったことが知られています。 同時代のイタリアやドイツ語圏の一部とは違い、バロックの作法にあまり影響を受けないまま、ルネサンス様式が17世紀もかなり遅くまで保たれていたのがこの時期の英国音楽の特徴ですが、やがて音楽史研究が進むにつれ、ダウランドの交流やフェラボスコ1世の渡英など、この時期の英国音楽にもさまざまなかたちでイタリア音楽からの影響が見て取れることも分かってきました。 このアルバムではArcanaですでに何作かのアルバムをリリースしているイタリア古楽新世代の名手ジュリア・ヌーティが、フィレンツェのルチェッライ宮の天井裏から見つかった16世紀末イタリア製のヴァージナル(卓上に置く小さなチェンバロの一種で、イタリアではスピネットともアルピコルドとも呼ばれていました)という貴重なオリジナル楽器で演奏。当時エリザベス1世もイタリア製の鍵盤楽器を所有していたことが判っており、英国人たちが南国の銘器で心ゆくまで愉しんだであろう響きを当時のままに味わえます。 イタリア式のチェンバロから聴こえてくることの多い鋭角な響きよりも、むしろ一音一音に豊かさが宿る芳醇な音色が特徴的で、これら英国人作曲家たちの小品群のイメージの知られざる一面に触れることができるでしょう。 400年以上の年月を越え、昔日の南北交流に思いを馳せたい一枚です。 -
エリザベス朝時代のオルガン音楽
~グスタフ・レオンハルト初期秘蔵音源復刻~ [グスタフ・レオンハルト]Organ Recital: Leonhardt, Gustav - BYRD, W. / FARNABY, G. / GIBBONS, O. / MUNDY, J. (Elizabethan Organ Music)
発売日:2022年06月24日
NMLアルバム番号:PA0019
CD価格:2,475円(税込)
巨匠レオンハルト幻の初期音源がCD化!
巧まざる若き才人の技量が十全に古楽器演奏の歴史に大きな貢献を果たした鍵盤楽器奏者グスタフ・レオンハルト(1928-2012)。2022年1月に歿後10年を迎えたこの 巨匠は早くからレコード録音にも取り組み、半世紀に及ぶ録音歴を通じて膨大な量の音源を残しています。初期録音も多くは DHMやTeldec/Warner、Vanguard ClassicsなどのレーベルからCD化され、深い味わいに満ちた後年の演奏にも通じる作品解釈の確かさ、入念な選曲からうかがわれる音楽学的慧眼で世界中の人々を驚かせてきました。しかし今回、彼の高弟の一人でもあるチェ ンバロ奏者スキップ・センペのレーベルParadizoで復刻されたこの1962年のオルガン録音は、これまでのどの復刻企画にも収録がなく、今回がCD初発売となります。 また11曲の収録作品のうちおよそ8曲が、その後再録音されることがなかったレパートリー。プログラムは17世紀の重要写本『フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック』の収録作を中心に、ルネサンス~初期バロックの英国鍵盤曲を厳選(一部は当時編纂が進められていた現代譜『ムジカ・ブリタニカ』を使用)。早くからヨーロッパの古楽器演奏に敏感な反応を見せたボストンの古楽関係者たちの尽力で、同市Cambridge Recordsが制作したレコードの一つであり、演奏にはレオンハルトの母国オランダのズヴォレ聖ミヒャエル教会に残る貴重なシュニットガー・オルガンが使われています。 残念ながらマスター・テープが失われており、状態の良いLPレコードからの復刻となっておりますが、その不利を全く感じさせない音質。ごく自然な佇まいで各曲の魅力を引き出してゆく若きレオンハルトの名演が、教会内陣の気配までよく伝えるエンジニアリングで収録されており、Paradizoの丁寧なレストア作業とマスタリングでその機微に触れることができる喜びは計り知れません。 当時の古楽復興事情や師の思い出を伝えるセンペの長大なライナーノート(英・仏語)も興味深く貴重な内容です。 -
The Sweet and Merry Month
甘く楽しい月
メイ・モーニングの音楽 [オックスフォード大学モードリン・カレッジ合唱団/マーク・ウィリアムズ(合唱指揮)]発売日:2022年05月13日
NMLアルバム番号:OACD9049D
CD価格:2,025円(税込)
「May Morning メイ・モーニング」とはオックスフォードで毎年5月1日に開催される恒例のイヴェントのこと。500年以上の歴史を持つこのイヴェントは、午前6時に始まり、モードリン・カレッジ合唱団がモードリン・タワー(鐘楼)の屋上でマドリガーレや5月に関する曲を歌い上げます。そして大勢の人々が合唱を聴くために集まり、祈りを捧げるとともに踊ったりし、イヴェントを心から楽しむことで知られます。2020年は新型コロナ感染症のパンデミックにより、イヴェントはヴァーチャルで開催されましたが、2021年は5月1日の前の週に秘密裏に開催。実際の聴衆こそ不在だったものの、このモードリン・タワーでの演奏はオンラインで披露され喝采を浴びました。 このアルバムは、メイ・モーニングで歌われる曲を収録した1枚。カレッジの時計台の鐘の音を冒頭と最後に置き、伝統的な曲から現代の曲まで、さまざまな音楽が集められており、聴き手も長い伝統を体感することができます。
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-★『レコード芸術』特選盤(2022年7月号)★-
『BELLS - 鐘』
ピアノ、チェンバロ、フォルテピアノ、フェンダー・ローズによる、古今東西鍵盤音楽の旅 [アンソニー・ロマニウク]発売日:2022年04月15日
CD国内仕様 日本語解説/原盤解説日本語訳付き価格:2,970円(税込)
話題のピアニストがその鬼才の片鱗を露わに!
4つの時代の楽器を操る鍵盤音楽の旅フォルテピアノやチェンバロなどの古楽系鍵盤奏者として各方面に出演するほか、同時代の作品解釈にも一家言あり、柴田俊幸とのバッハのフルートと鍵盤のための作品集(FUG792/NYCX-10272)ではチェンバロとフォルテピアノ、パトリツィア・コパチンスカヤのアルバム『TAKE TWO』(ALPHA211/NYCX-20002)ではチェンバロとトイ・ピアノで共演しているアンソニー・ロマニウク。生まれ育ったオーストラリアでジャズにどっぷりとはまった後、アメリカへ渡りクラシック・ピアノを学習、数年後から古楽を学んだ彼は、当地でロックや電子音楽にも深く熱中していきました。 そんな彼が思い描く鍵盤楽器の音楽を存分にやり遂げた、目の覚めるような構成によるソロ・デビュー・アルバムがこちら。バードからチック・コリアまでの作品を、モダン・ピアノを中心としながらも、フォルテピアノ、チェンバロ、そしてフェンダー・ローズまでを縦横無尽に駆使して演奏しています。その楽曲解釈は、確固たるアカデミックな基礎の上にロックやヒップホップを吸収した世代ならではの小気味よい風通しの良さが感じられ、彼がどの作品からもそれぞれが持つ美しさを聴く者に示してくれる抜群の才気の持ち主であることを知らしめています。 フェンダー・ローズによるバッハの面白さなど意外性も相まって、最後まで一気に聴かせるアルバムです。 -
『視線の音楽』
17世紀の英国におけるマスク(仮面音楽劇)とファンタジア [ジュリア・ジェニーニ/コンチェルト・シロッコ]MUSIC FOR THE EYES - Masques and Fancies (Concerto Scirocco, Genini)
発売日:2022年02月25日
NMLアルバム番号:A523
CD価格:2,475円(税込)
古楽の聖地バーゼル発。
ヴァイオリンと管楽器で、シェイクスピア時代の舞台を彩った音楽の真相へダウランドの歌やホルボーンの合奏曲、ヒュームのガンバ独奏曲などが有名な16世紀末~17世紀初頭の英国音楽。そこでは王侯貴族の私的な集いで楽しまれる音楽の傍ら、大人数が観劇する舞台でも音楽が重要な役割を果たしました。 古楽研究と教育の一大中心地であるスイスのバーゼル・スコラ・カントルムで学んだ俊才たちが集うコンチェルト・シロッコはここで、1600年前後の英国における舞台型式の一つマスク(仮面音楽劇)に注目、そこで演奏されていた作品の数々を(マスク上演を彩る楽曲として転用されることもあった)器楽合奏のためのファンタジアとともに厳選、400年前の舞台の華やぎを生々しく伝えるアルバムを制作しました。 注目すべきは演奏編成で、当時の貴族たちが弾き愉しんだヴァイオル(ガンバ)ではなくヴァイオリン属が使われている点。これらの楽器が当時すでに知識人世界でも様々な場面で一般的に使われていたことは現存する絵画などからも明らかで、ヴァイオル・コンソートとは違った味わいを、リコーダーや木管コルネット、サックバット(ルネサンス・トロンボーン)といった管楽器の響きとともに楽しめます。また低音部には、1600年前後の英国とイタリアで製作された現存楽器を参照した大小のヴィオローネも使われています。 20世紀末以来、この分野における研究で世界的に注目されてきたバロック・ヴァイオリン奏者=音楽学者ピーター・ウォールズがライナーノートに解説(英・仏・伊語)を寄せている点も見逃せません。シェイクスピアの戯曲群とちょうど同じ頃の舞台音楽の真相を、卓越した音楽性を持った専門家たちの妥協ない研究成果として味わえる好企画です。 -
ボールドウィン写本の音楽
イギリス・ルネサンス期の音楽の宝庫 [ミュージック&マース]Renaissance Music - BYRD, W. / BEVIN, E. / FERRABOSCO I, A. / TAVERNER, J. / TYE, C. (A Store Housse of Treasure) (Musicke and Mirth)
発売日:2022年02月11日
NMLアルバム番号:RAM2001
CD価格:2,475円(税込)
各種ガンバや弦の歴史的再現も徹底。
才人集団、英国ルネサンスの重要写本の世界へ!経験豊かな二人のガンバ奏者ジェーン・アクトマンとイレーネ・クラインが中心となり、さまざまなレーベルでテーマ性の高いアルバムを丁寧に制作しつづけてきた古楽器集団ミュージック&マース。最近ではRaméeレーベルで音盤制作を進めていますが、このアルバムは英国ルネサンス-バロック期の室内楽を得意とする彼女たちの本領発揮とも言うべき選曲です。 英国王室の歌手として活躍したジョン・ボールドウィンが、およそ1586年から1591年にかけて筆写してきた手稿譜「ボールドウィン・コモンプレイス・ブック(ボールドウィン写本)」が今回のテーマ。この重要な写本には、中世音楽の面影を残す15世紀の多声楽曲から16世紀イタリアのマドリガーレまで、エリザベス朝時代の英国の知識人たちが味わった音楽の多様性が鮮やかに示されています。 ミュージック&マースはその中から聖俗両面にわたる作品をバランスよく選び、当時流のガンバ合奏に歌手を交えた、典雅で味わい深いプログラムを構成。ガンバ合奏での精緻な音作りにはっとさせられる瞬間の連続に、レーベルの主宰者でバロック・ヴァイオリン奏者でもある録音技師ライナー・アルントの自然なエンジニアリングの繊細さが光ります。 1580年頃の英国のガンバをモデルとする再現楽器や17世紀初頭の貴重なオリジナル楽器の響きで、昔日の音楽が味わいそのままに甦る1枚です。 -
『劇場の夕べ』
~17世紀イングランドの演劇を彩った舞曲の世界~ [ザ・シアター・オヴ・ミュージック]Stage and Dance Music (English) - BALTZAR, T. / BYRD, W. / EYCK, J. van / HUME, T. (The Theater of Music, Fermé) (An Evening at the Theatre)
発売日:2021年11月12日
NMLアルバム番号:RAM2002
CD価格:2,475円(税込)
フランス発ならでは!
生々しい息吹とともに甦る、17世紀英国の劇場世界昔から数多の劇場が人々のフラストレーションを飲み込み、スタイリッシュな文化へ昇華させてきた大都市ロンドン。その勢いは革命に揺れた17世紀にも健在だったどころか、フランスやイタリアから新しい音楽がもたらされ、高度に発展していた英語演劇のステージを華やがせていました。 特定作曲家によるまとまった曲が印刷譜で残っている例が少ないため、復元が困難で埋もれがちな分野ですが、それら17世紀の英国劇付随音楽は現代の古楽器奏者たちにとっても魅力的な演目。セーヴルに拠点を置くザ・シアター・オヴ・ミュージックは、一座の花形歌手ジャンヌ・ゼプフェルをはじめフランス語話者たちのアンサンブルだからこそ、ともいうべき演目との相性をみせながら、今の英語よりもずっとフランス語に近かったという17世紀英語の演劇世界を鮮やかに音で活写してゆきます。 しっとり抒情的な歌声に緩急自在のガット弦サウンドが絡み、アイリッシュ・トラッドにも通じる雰囲気抜群の舞曲トラックから、詩句の響きの妙をじっくり聴かせるナンバーまで、ルネサンス末期やバロック期の英国ならではの豊かな音楽をさまざまに味わえる演奏。 オペラ前夜の音楽劇分野ともいうべき「マスク」や、風刺を効かせ奇想天外な展開に特化した「アンティマスク」など、当時の演劇上演のあり方を意識したプログラム構成も興味深いところ。活気に満ちた昔日のロンドンの舞台が思い浮かぶような瞬間の連続です。 -
『クリスマス・キャロル』
クリスマスにまつわる名曲集 [マーカス・クリード、SWRヴォーカル・アンサンブル]Choral Music (Christmas Carols) - BYRD, W. / PARSONS, R. / BRITTEN, B. / HOWELLS, H. (South West German Radio Vocal Ensemble, M. Creed)
発売日:2020年10月23日
NMLアルバム番号:SWR19094CD
CD価格:2,175円(税込)
磨き上げられたアンサンブルによる、美しいキャロルの世界SWRヴォーカル・アンサンブルと、17年間務めたその音楽監督の座を2020年で去るマーカス・クリードによるクリスマス・キャロル。ルネサンスから現代まで幅広い年代から名曲ばかりを収めており、様々な層の音楽ファン、合唱ファンに喜んでいただける内容となっています。クリードとアンサンブルの篤い信頼が生んだ、美しいハーモニーをお楽しみいただけます。 『世界の合唱作品』9枚組(SWR19100CD)も好評発売中。
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『BELLS - 鐘』
ピアノ、チェンバロ、フォルテピアノ、フェンダー・ローズによる、古今東西鍵盤音楽の旅 [アンソニー・ロマニウク]Keyboard Recital: Romaniuk, Anthony - BACH, J.S. / BARTÓK, B. / BYRD, W. / CRUMB, G. / DEBUSSY, C. / LIGETI, G. (Bells)
発売日:2020年08月28日
NMLアルバム番号:ALPHA631
CD価格:2,475円(税込)
話題のピアニストがその鬼才の片鱗を露わに!
4つの時代の楽器を操る鍵盤音楽の旅フォルテピアノやチェンバロなどの古楽系鍵盤奏者として各方面に出演するほか、同時代の作品解釈にも一家言あり、パトリツィア・コパチンスカヤのアルバム『TAKE TWO』(ALPHA211/NYCX-20002)ではチェンバロとトイ・ピアノで共演しているアンソニー・ロマニウク。生まれ育ったオーストラリアでジャズにどっぷりとはまった後、アメリカへ渡りクラシック・ピアノを学習、数年後から古楽を学んだ彼は、当地でロックや電子音楽にも深く熱中していきました。 そんな彼が思い描く鍵盤楽器の音楽を存分にやり遂げた、目の覚めるような構成によるソロ・デビュー・アルバムが登場です。バードからチック・コリアまでの作品を、モダン・ピアノを中心としながらも、フォルテピアノ、チェンバロ、そしてフェンダー・ローズ(金属音叉を使用したフェンダー社製の電子ピアノで、ジャズからソウル、ロックまで幅広いポピュラー音楽に1970年代を中心に使用され、現在も多くのファンが存在)までを縦横無尽に駆使して演奏しています。その楽曲解釈は、確固たるアカデミックな基礎の上にロックやヒップホップを吸収した世代ならではの小気味よい風通しの良さが感じられ、彼がどの作品からもそれぞれが持つ美しさを聴く者に示してくれる抜群の才気の持ち主であることを知らしめています。 フェンダー・ローズによるバッハの面白さなど意外性も相まって、最後まで一気に聴かせるアルバムです。 -
ピアノへのイントロダクション
クリストファー・ノーザム [クリストファー・ノーザム(ピアノ)]Piano Recital: Northam, Christopher - BACH, J.S. / BEETHOVEN, L. van. / HAYDN, J. / MOZART, W.A. / SCHUMANN, R. (An Introduction to the Piano)
発売日:2020年08月14日
NMLアルバム番号:HS950701
CD価格:2,175円(税込)
このアルバムでは、初心者のためのピアノ曲の中でも特に優れた作品を紹介しています。イギリスのピアニスト、クリストファー・ノーザムの演奏で、バードからドビュッシーまでの3世紀に渡る作曲家を網羅しており、どの年代の学習者にも満足していただけるようなピアノ音楽を厳選収録しました。あまり録音されていない貴重な作品も多いため、より多くのピアノ・ファンにもお楽しみ頂ける内容となっています。 バッハの「メヌエット ト長調」やベートーヴェンの「エリーゼのために」、ブルグミュラーの「25の練習曲」より“アラベスク”と“無邪気”などのピアノ学習者にはお馴染みの有名曲から、パフルスキ「前奏曲 第1番 Op. 100」や、アルカンの「エスキース Op. 63」などのあまり顧みられることのなかった逸品も収録されています。
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かっこいいチェンバロ
Best Loved Classical Harpsichord Music [さまざまな演奏者]HANDSOME HARPSICHORD - Best Loved Classical Harpsichord Music
発売日:2020年02月28日
NMLアルバム番号:8.578184
CD価格:1,000円(税込)
18世紀後半までの鍵盤楽器作品と言えば、ほとんどがチェンバロのために書かれています。姿はピアノとよく似ていますが、音を出す仕組みが異なっており(ピアノのように弦を叩くのではなく、弦をはじいて音を出す)、フレージングの微妙なニュアンスは演奏者のタッチによって左右される繊細な楽器です。 ピアノの普及に伴い一度は廃れてしまいましたが、20世紀になって、古楽演奏自体に注目が集まったことや、コンサートホールでも音が響くように楽器が改良され、プーランクら何人かの作曲家が作品を書いたこともあり、現在では楽器の魅力が幅広く定着しています。
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サンサラ
The Waiting Sky
アドヴェントとクリスマスの音楽集 [サンサラ(声楽アンサンブル)/トム・ヘリング(芸術監督)]発売日:2019年11月15日
CD価格:2,100円(税込)
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発売日:2019年08月30日
CD 30枚組価格:6,880円(税込、送料無料)
ほぼ9世紀から10世紀にかけて成立したとされる「グレゴリオ聖歌」から17世紀末、バッハやヘンデルが登場する直前までの「西洋音楽の歴史」を辿る魅力的な30枚組BOXの登場。 NAXOS初期の時代から録音されていた各々のアルバムは、全て定評ある奏者たちによる優れた演奏によっており、とりわけ、1990年代にはまだ珍しかった「ルネッサンス期の音楽」リリースは、一般リスナーだけでなく、研究者たちにとっても貴重な資料になりました。演奏については、当時使われていた楽器そのままを用いるか、もしくは複製楽器を使用。入念な時代考証が行われています。 リュートやビウエラ、ヴィオールなど、現代ではあまり耳にすることのない楽器の音色にもご注目ください。
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クリスマス - チェルシーのキャロル集 [ロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団/ウィリアム・ヴァン(指揮)]
CHRISTMAS MUSIC - Carols from Chelsea (Chapel Choir of the Royal Hospital Chelsea, Orford, G. Hatton, Vann)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0161
CD価格:2,160円(税込)
1682年にチャールズ2世によって創設されたチェルシー王立病院。イギリス軍を引退した兵士たちが老後の余生を過ごす施設として知られており、毎年5月には花の展覧会が行われ、またクリスマスには盛大なパーティが開催されます。ロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団は施設専属の合唱団であり、とりわけクリスマスの時期には特別な演奏会を開催、施設で過ごす人々だけでなく、近隣住民も彼らの歌声を楽しむのが恒例行事となっています。 おなじみのクリスマス・キャロルからイギリスの伝承曲、近現代の曲、バッハやブラームスの曲など盛りだくさんの感動的なプログラムをご一緒にお楽しみください。
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From Byrd to Byrd - バードからバードへ [フリーデリケ・シュレク(チェンバロ)]
Harpsichord Recital: Chylek, Friederike - BYRD, W. / DOWLAND, J. / LOCKE, M. / LAWES, W. / PURCELL, H. / GIBBONS, O. (From Byrd to Byrd)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:OC1702
CD価格:2,080円(税込)
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「ジャーニー」
チェンバロ音楽の200年 [トレヴァー・ピノック]発売日:2018年11月16日
CD価格:2,475円(税込)
1970年代から高まった古楽ブームを牽引した一人であり、自ら組織したイングリッシュ・コンサートと共にその魅力を幅広い音楽ファンに届けた功績者トレヴァー・ピノック。近年はピリオド楽器新世代の奏者たちとの交流も活発な彼の70歳を記念して、2016年にリリースされたSACDハイブリッド盤が、今回通常CDとして再発売されました。チェンバロ(ハープシコード)の最盛期約200年間に書かれた、スペイン、イギリス、オランダ、ドイツ、イタリアというヨーロッパ中の作品を集めたもので、長年連れ添った愛器を使用して生まれ故郷のカンタベリーで録音されました。 6歳のピノックにピアノを教え、その後の彼の活動に繋がる感性を育てたジューン・スミスに捧げられたアルバム。たいへんリラックスした温かい演奏を聴くことが出来ます。
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BARA FAUSTUS' DREAME
1600年前後のエア、バラードとブロークン・コンソート [レ・ウィッチズ]Vocal and Instrumental Ensemble Music (Renaissance) - DOWLAND, J. / FERRABOSCO II, A. / MORLEY, T. / WARD, J. (Bara Faustus' Dreame) (Les Witches)
発売日:2018年09月12日
NMLアルバム番号:ALPHA347
CD価格:1,520円(税込)
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発売日:2018年08月24日
CD 18枚組BOX価格:5,100円(税込、送料無料)
バロック音楽と言えば、だれもが思い浮かべる数々の名曲・・・ヴィヴァルディの「四季」やJ.S.バッハの「ブランデンブルク協奏曲」、「ゴルトベルク変奏曲」「無伴奏チェロ組曲」などはもちろんのこと、ラモーの「クラヴサン組曲」やパーセルの「ダイドーとイニーアス」など一度は聴いておきたい作品を網羅した18枚組BOXが再プレスされました。 レオンハルトやコクセの定評ある名演に加え、クルレンツィスとムジカエテルナなどの最先端の演奏も含むこのBOXは、初めてバロック音楽を聴く人だけでなく、この時代の作品に慣れ親しんでいる人にも新たな喜びをもたらします。
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発売日:2018年08月24日
CD価格:2,240円(税込)
ルネサンス、バロック期に書かれた作品と、現代の作品をバランス良く配した「クリスマスのための」1枚。どの曲も静かな喜びに満たされています。 演奏している‘クィーンズ・シックス’は、イングランド女王エリザベス1世の即位450年(1558年)を記念して2008年に創設された男声ヴォーカル・アンサンブル。ウィンザー城に拠点を置き、女王の宮廷に仕えていた音楽家たち、タリス、バード、ギボンズらの作品を得意としながら、現代作品も積極的に演奏する注目の歌手たちです。
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オルフェウス -
17世紀の歌、アリアとマドリガル集 [プレガルディエン/テアトロ・デル・モンド/キュッペルス]Vocal Music (Tenor) (Orpheus - Songs, Arias and Madrigals from the 17th Century) (J. Prégardien, Teatro del mondo, Küppers)
発売日:2018年03月23日
NMLアルバム番号:555168-2
8)
CD
通常価格:1,800円→ 特価!:690円(税込)17世紀初頭、楽器伴奏による初期のバロック独唱曲は、それまで主流であったルネサンス期の多声合唱作品との共存を始めました。これは、もちろん音楽の形態は違えども、表現の多様性を求めてのことであったとされています。タイトルに付された「オルフェウス」とはギリシャ神話に登場する詩人、音楽家であり、彼が弾くリラの音色に全ての動物、草花が魅了されたと言われ、17世紀終わりのイギリスでは「オルフェウス・ブリタニクス」という歌曲集が出版されるほど、その名前は音楽と一体化していました。 このアルバムでは現代の名歌手ユリアン・プレガルディエンがオルフェウスを讃え、イギリス、ドイツ、イタリアの歌曲を歌い、キュッペルスが指揮するテアトロ・デル・モンドが、様々な舞曲で曲間を繋いでいくという趣向です。
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発売日:2018年01月26日
CD価格:2,240円(税込)
英国の合唱団“エボア・シンガーズ”が歌うクリスマス音楽集。ここでテーマとして選ばれているのは17世紀の「イングランド内戦」です。国王派である「騎士党」と議会派である「円頂党」の戦いの末、勝利した議会派はプロテスタントを擁護していたため「聖なる日:クリスマス」を盛大に祝うことを禁止してしまいました。 しかしそれに納得できなかった騎士派の人々は、そっとクリスマスの行事を続行し、独自の曲集を作成します。議会派に配慮してか、ほとんどはプロテスタントの作曲家の作品ですが、中にはバードのようなカトリックの作曲家の作品が含まれているのは面白いところです。宗教戦争と内乱に明け暮れたイングランドで演奏されたであろう美しい曲集です。
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発売日:2017年10月27日
CD価格:2,100円(税込)
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発売日:2017年09月22日
CD価格:2,240円(税込)
イングランドとアイルランドの女王として君臨したエリザベス1世。彼女が治世したイングランドは、政治的に極めて不安定でしたが、文学、演劇、音楽は著しい発展を遂げました。このアルバムに収録された世俗マドリガルは、いずれも王朝に仕えた作曲家たちの作品で、女王を称える曲から、大いなる自然界の神秘を歌った曲、愛と死を描いた曲などがテーマ別に収録されています。 演奏しているアンサンブル《クイーンズ・シックス》はウィンザー城のセント・ジョージ・チャペル聖歌隊のメンバーたち。「王国の音楽」(RES10146)でも素晴らしいハーモニーを披露しています。
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発売日:2017年08月25日
CD価格:2,240円(税込)
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Music of the Realm
男声合唱のためのチューダー時代の音楽 [クィーンズ・シックス]発売日:2017年07月21日
CD価格:2,240円(税込)
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コープマン
フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブックよりHarpsichord Recital: Koopman, Ton - PICCHI, G. / GIBBONS, O. / MORLEY, T. / BULL, J. / FARNABY, G. / BYRD, W. (Fitzwilliam Virginal Book)
発売日:2016年11月23日
CD価格:1,680円(税込)
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リチャードソン(1558-1618):
チェンバロ作品全集 [G. ウィルソン]RICHARDSON, F.: Keyboard Works (Complete) (G. Wilson)
■器楽曲(チェンバロ)
発売日:2014年05月30日
NMLアルバム番号:8.572997
CD価格:1,600円(税込)
フェルディナンド・リチャードソン(1558-1618)は、イギリスの音楽の歴史の中で、とりわけ注目すべき人物の一人でした。1575年に「これまでイギリスで出版された宗教曲」の最初の重要なコレクションが登場し、これは大きなセールスを誇りました。“Cantiones Sacrae ”と題されたこの曲集は、トーマス・タリスやウィリアム・バードの作品が含まれており、美しい装丁も相俟って多大な人気を呼んだと言われています。この曲集の編纂に関わったのが若き貴族リチャードソンでした。彼はタリスの弟子であり、卓越した演奏家、作曲家でもありました。またエリザベス1世の宮廷でかなりの影響力を有しており、彼によって数多くの作曲家の作品が存続することになったのです。もちろんここで聴くことのできる自作もなかなか素晴らしいもので、自身の作品は、あの有名な「フィツウィリアム・ヴァージナル・ブック」にも収録されているほどでした。ここでは彼が編曲した同時代の作品も楽しむことができます。
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ジョン・ブル(1563-1628)と
その周辺の作曲家による鍵盤作品集 [フェインバーク]BULL, J.: Keyboard Works (Basically Bull) (Feinberg)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2014年02月05日
NMLアルバム番号:Steinway30019
CD価格:1,710円(税込)
グラミー賞にもノミネートされたピアニスト、アラン・フェインバーグは古典から現代までの幅広いレパートリーを持ち、これまでに300以上の作品を初演するなど意欲的な活動を行っています。このアルバムは彼のSteinway & Sonsレーベルへのデビューとなるものですが、こちらもまた独創的。通常よくあるレパートリーではなく、あえて16世紀から17世紀、エリザベス朝時代の英国音楽をモダンピアノで演奏するという挑戦的なアルバムとなっています。インスピレーションとパワー、情熱に満ちたこのアルバムには驚くほどの名人芸と共感が溢れており、大胆で冒険的な試みもなされているものです。
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ファン・ヴィルダー(1500-1554):
宗教音楽全集・シャンソン集
(バード、コーストン、ゴンベール、ジョスカン、タリスの作品とともに) [カントレス/デヴィッド・アリンソン指揮]VAL WILDER, P.: Sacred Music and Chansons (Complete) (Cantores Chamber Choir, Allinson)
■宗教曲
発売日:2013年10月23日
NMLアルバム番号:TOCC0198
CD価格:2,438円(税込)
フィリップ・ファン・ヴィルダー(1500-1554)はヘンリー8世のお気に入りであったオランダのリュート奏者、作曲家でした。現在ではすっかり忘れられた存在ですが、当時は非常に重用された人で1529年に枢密院会議所のメンバーになってから、王のお抱えとなり、イングランド内の旅行に同行するなど、強い影響力を有していたのです。そんな彼の宗教的な作品と、世俗的な作品とともに、彼が相互に影響を与え立った同世代の作曲家たち、ジョスカン、ゴンベール、タリス、バードの同じテキストによる作品を収録。ヴィルダー作品の歴史における位置を探る1枚です。
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ハリーはわれらの王様
チューダー王ヘンリー8世のための音楽 [カペラ・デ・ラ・トーレ/カタリナ・ボイムル指揮 ]HARRY OUR KING - Music for King Henry VIII Tudor
■声楽曲
発売日:2012年12月19日
NMLアルバム番号:CD-16292
CD価格:1,824円(税込)
チューダー王ヘンリー8世(1491-1547)は、イングランド王家史上最高のインテリであるとされ、ラテン語、スペイン語、フランス語を理解し、スポーツにも才能を発揮、また音楽にも造詣が深かったことで知られています。また幾つかの合唱曲の楽譜も現存、文化史にも名を残しています。このアルバムは、そんな王自身の作品とその時代の音楽を集めたもので、世俗曲から宗教曲まで、16世紀のイギリス文化の華を感じさせる好企画となっています。テノールのチャールズ・ダニエルズは、当時の言葉を古式ゆかしき発音で見事に歌い上げ、およそ500年前の音楽を生き生きと表現しています。
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女王のための全ての男たち
エリザベス1世のための音楽集 [サルム・コンソート/マッケイ]All the Queen's Men - Music for Elizabeth I (Sarum Consort, Mackay)
■合唱曲 ■宗教曲
発売日:2011年05月18日
NMLアルバム番号:8.572582
CD価格:1,600円(税込)
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バッハ作品集 第2集(ストコフスキー編) [ボーンマス響/セレブリエール]
BACH, J.S. / PALESTRINA, G. / BYRD, W. / CLARKE, J. / BOCCERINI, L. / HAYDN, J. / MATTHESON, J.: Stokowski Transcriptions, Vol. 2
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2009年03月25日
NMLアルバム番号:8.572050
2)
CD価格:1,600円(税込)
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ディスカヴァー・チェンバー・ミュージック
DISCOVER CHAMBER MUSIC
■室内楽
発売日:2008年09月10日
NMLアルバム番号:8.558206-07
2CD
通常価格:1,300円→ 特価!:790円(税込) -
シェイクスピア劇場のための音楽 [プレイス/リネル]
MUSIC FOR SHAKESPEARE'S THEATRE
発売日:2008年07月16日
NMLアルバム番号:8.570708
3)
CD
通常価格:1,600円→ 特価!:490円(税込)視覚、聴覚、味覚、五感の全てを研ぎ澄ませ 400年前の劇場の雰囲気に浸るルネサンス時代の劇場にとって、音楽はとても重要な役割を演じました。何しろ現代のように大がかりなセットも、豪華な照明もありません。人々が劇を見て笑うのも、悲しむのも、またごちそうを食べる時にも常に雰囲気を高めるためには音楽が必要だったのです。ここに収録されたのはシェイクスピア劇のために書かれた様々な音楽です。ダウランド、バードや名も知れぬ作曲家たちの書いた作品は咲き誇るバラのように色とりどりです。
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芸術と音楽
フェルメール ― その時代の音楽Art & Music: Vermeer - Music of His Time
発売日:2005年03月01日
NMLアルバム番号:8.558159
41)
CD価格:1,600円(税込)
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エリザベス朝の歌曲とコンソート音楽 [キング/ローズ・コンソート・オブ・ヴァイオルズ]
Elizabethan Songs and Consort Music
■声楽曲
発売日:2000年02月01日
NMLアルバム番号:8.554284
CD価格:1,600円(税込)
ヴィオールと歌だけの簡素な調べに耳を傾ける至福16世紀後半の英国に君臨したエリザベス女王の治下、タリスとバード(24は先輩タリスの死に寄せる哀歌)を中心に、音楽面でも英国は充実期を迎えます。当盤では当時活躍した多数の作曲家の作品を集めました。典雅でメランコリックな音色だけで聴き手の心を揺さぶるヴィオールの合奏曲(当時流行したイン・ノミネという題名の器楽曲など)と、ヴィオールを伴奏に女声歌手(演奏のキングの透明な声は聴き物!)が簡潔な旋律を歌う歌曲の花束。ほのかな哀しみに覆われた落ち着いた響きに身を委ねるひとときをお楽しみください。