ナイトハルト(フォン・ロイエンタール) Neidhart (von Reuental)
生没年 | 1190-1236 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「ナ」 | NML作曲家番号 | 74331 |
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発売日:2019年08月30日
CD 30枚組価格:6,880円(税込、送料無料)
ほぼ9世紀から10世紀にかけて成立したとされる「グレゴリオ聖歌」から17世紀末、バッハやヘンデルが登場する直前までの「西洋音楽の歴史」を辿る魅力的な30枚組BOXの登場。 NAXOS初期の時代から録音されていた各々のアルバムは、全て定評ある奏者たちによる優れた演奏によっており、とりわけ、1990年代にはまだ珍しかった「ルネッサンス期の音楽」リリースは、一般リスナーだけでなく、研究者たちにとっても貴重な資料になりました。演奏については、当時使われていた楽器そのままを用いるか、もしくは複製楽器を使用。入念な時代考証が行われています。 リュートやビウエラ、ヴィオールなど、現代ではあまり耳にすることのない楽器の音色にもご注目ください。
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ARGENTUM ET AURUM - 銀と金
初期ルネッサンスのハプスブルク家音楽集 [アンサンブル・レオネス/レヴォン]ARGENTUM ET AURUM - Musical Treasures from the Early Habsburg Renaissance (Ensemble Leones, Lewon)
発売日:2015年03月04日
NMLアルバム番号:8.573346
CD価格:1,500円(税込)
このアルバムは、ウィーン大学の音楽史家の教授ビルギット・ロデスの「中世後期に隆盛を誇っていたハプスブルク家を中心に聴かれていた音楽を再現する」というプロジェクトから生まれたものです。当時の人々が馴染んでいた音を通して描き出す15世紀の世界は、聖なるものから市井の出来事まで、色々なことを想起させます。チロルの宮殿で奏された歌、僧たちの歌、吟遊詩人の歌、もちろんこの中には自然を題材にしたものや、権力への風刺など様々な内容が含まれています。曲の中には楽器のみの演奏もあり、これらはその後、また違った変遷をたどっていくことはご存知の通りです。 アンサンブル・レオネスは演奏する楽器の種類やチューニングに細心の注意を払い、これらの「未知」の作品に説得力あるアプローチを試みています。
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ナイトハルト(1185?-1240?):
宮廷歌人と彼の「涙のベール」 [アンサンブル・レオン]NEIDHART: Minnesinger and His Vale of Tears (A) - Songs and Interludes (Ensemble Leones)
■声楽曲
発売日:2012年02月15日
NMLアルバム番号:8.572449
3)
CD価格:1,600円(税込)
中世後期。ミンネゼンガーとはドイツの宮廷歌人で、徳の高い貴婦人をあがめ、その人のために愛の歌を歌うという役を担っていました。そんな時代、ナイトハルト(1185?-1240?)は最も人気のある宮廷歌人のひとりとして知られています。とはいえ、詩人でありミュージシャン、所謂「シンガーソングライター」であった彼の歌は素朴で、ある時は暴力的であり、また時にはエロティックであり、宮廷文化を伝えつつも、また一味違った「市井の音楽」として人気を博したのです。憂鬱さを歌うかと思えば、必要に応じて舞曲を演奏、また季節の風物詩を取り入れた歌の数々は、当時の生活を彷彿させる興味深いものです。このアルバムに収録されている作品は「フランクフルト・フラグメント」と呼ばれる資料から修復したもので、少なくとも5人の作曲家の名前が認められますが、大部分はナイトハルトのものであろうと推測されています。1000年近くの長い年月を経て蘇る中世の響きは聴き手を不思議な気分にさせてくれること間違いありません。
収録作曲家: