ホフハイマー(パウル) Hofhaimer, Paul
生没年 | 1459-1537 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「ホ」 | NML作曲家番号 | 20931 |
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Inn Stetter Hut
世界一の富豪のための16世紀のヴィオール音楽集 Vol.2 [ジェイムズ・ギルクリスト(テノール)/リナロール・コンソート(ヴィオール・アンサンブル)]発売日:2023年02月17日
CD価格:2,100円(税込)
このアルバムのタイトルとなっている「世界一の富豪」とはドイツのアウクスブルクを拠点としたフッガー家の当主ヤーコプ・フッガー(1459-1525)のこと。フッガー家は15世紀から16世紀にかけて貿易や鉱山経営で巨大な富を築き、神聖ローマ帝国のメインバンク同然の地位に君臨、ヤーコプは貴族に叙せられました。芸術を庇護したので多くの芸術家が集まり、その宮廷で演奏された音楽はオーストリア国立図書館に大量の手稿譜の形で収蔵されています。 ここに録音されたのは当時のドイツ、フランドル、フランスで高い名声を得ていた作曲家たちによる作品で、当時の流行歌をヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)合奏用に編曲したもの。一部の曲にはテノールのジェイムズ・ギルクリストが参加して「元唄」を歌っています。当時の流行歌は各地の宮廷に同じものが流布していましたが、トラック1-4、6、13、14、16-20、24、29は当コレクションでしか見られない貴重な曲です。 「フッガー家の音楽」をめぐっては、コンソート・オヴ・ミュージックの1985年録音がドイツ・ハルモニア・ムンディにありましたが、当録音は新しいエディションを使っているとのことです。
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LA LA HÖ HÖ
世界一の富豪のための16世紀のヴィオール音楽集 [リナロール・コンソート(ヴィオール・アンサンブル)]発売日:2023年01月20日
CD価格:2,100円(税込)
フレットワークなどで活躍するデイヴィッド・ハッチャーや森川麻子といった日本の古楽ファンにもなじみ深いメンバーが参加する「リナロール・アンサンブル」がInventa Recordsにデビュー。 このアルバムのタイトルとなっている「世界一の富豪」とはドイツのアウクスブルクを拠点としたフッガー家の当主ヤーコプ・フッガー(1459-1525)のこと。フッガー家は15世紀から16世紀にかけて貿易や鉱山経営で巨大な富を築き、神聖ローマ帝国のメインバンク同然の地位に君臨、ヤーコプは貴族に叙せられ「世界一の富豪」と呼ばれました。彼の宮廷で演奏された音楽はオーストリア国立図書館に大量の手稿譜の形で収蔵されており、それを目にしたデイヴィッド・ハッチャーが校訂して現代譜に起こし、今回の録音に臨みました。 収録曲は主に16世紀初頭のドイツ語圏やフランドルのものです。
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フリッツ・ヴンダーリヒ
バッハ以前の歌曲集 [ウンダーリッヒ]Vocal Music (Baroque) - SENFL, L. / SCHÜTZ, H. / ROSENMÜLLER, J. / BUXTEHUDE, D. (Music before Bach) (Wunderlich)
発売日:2018年01月26日
NMLアルバム番号:SWR19051CD
CD 2枚組価格:2,100円(税込)
モーツァルトのアリアをはじめ、歌曲からオペレッタ、当時の流行歌など幅広いレパートリーを持っていたフリッツ・ヴンダーリヒ(1930-1966)。この2枚組では「バロック歌手と宗教曲歌手としてのヴンダーリヒ」に焦点が当てられています。 ヴンダーリヒと言えば、まずバッハの受難曲やオラトリオでの素晴らしい歌唱が思い起こされますが、彼はバッハ以前作品にも強い関心があり、20代の頃に当時珍しかったグラウプナーやゼンフルの歌曲を集中的に録音していたことはあまり知られていません。ゼンフルの端正な歌曲や、ローゼンミュラーのカンタータからのアリアなど美しく輝かしい声で歌われた珠玉の作品を聴くことができます。SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。
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ARGENTUM ET AURUM - 銀と金
初期ルネッサンスのハプスブルク家音楽集 [アンサンブル・レオネス/レヴォン]ARGENTUM ET AURUM - Musical Treasures from the Early Habsburg Renaissance (Ensemble Leones, Lewon)
発売日:2015年03月04日
NMLアルバム番号:8.573346
CD価格:1,500円(税込)
このアルバムは、ウィーン大学の音楽史家の教授ビルギット・ロデスの「中世後期に隆盛を誇っていたハプスブルク家を中心に聴かれていた音楽を再現する」というプロジェクトから生まれたものです。当時の人々が馴染んでいた音を通して描き出す15世紀の世界は、聖なるものから市井の出来事まで、色々なことを想起させます。チロルの宮殿で奏された歌、僧たちの歌、吟遊詩人の歌、もちろんこの中には自然を題材にしたものや、権力への風刺など様々な内容が含まれています。曲の中には楽器のみの演奏もあり、これらはその後、また違った変遷をたどっていくことはご存知の通りです。 アンサンブル・レオネスは演奏する楽器の種類やチューニングに細心の注意を払い、これらの「未知」の作品に説得力あるアプローチを試みています。