ローゼンミューラー(ヨハン) Rosenmuller, Johann
生没年 | 1619-1684 | 国 | ドイツ、イタリア |
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辞書順 | 「ロ」 | NML作曲家番号 | 26308 |
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ローゼンミュラー(1619-1684):
マニフィカトと宗教的コンツェルト集 [アンサンブル1684(古楽器使用)/グレゴール・メイヤー(指揮)]ROSENMÜLLER, J.: Magnificat anima mea Dominum / Confitebor tibi Domine / Ego te Laudo / Nunc dimittis (Sacred Concertos) (Ensemble 1684, G. Meyer)
発売日:2021年03月26日
NMLアルバム番号:555174-2
CD価格:2,475円(税込)
ローゼンミュラーはドイツで生まれ、聖ニコライ教会のオルガニストとして活躍するも、当時禁じられていた同性愛の容疑で投獄されてしまいます。全ての地位を失いヴェネツィアに逃亡しましたが、幸いなことにイタリアで名声を得て、最終的には名誉回復の上、ドイツに帰国したという波乱万丈の生涯を送りました。 以前リリースされた「祝祭音楽と宗教的協奏曲」(555187)はローゼンミュラーの生誕400周年記念アルバムでしたが、今回のアルバムではマニフィカトや宗教的コンツェルトなど、17世紀イタリアとドイツの音楽様式を融合させた、華やかな雰囲気を持つ作品を聴くことができます。 アンサンブル1684の芸術監督グレゴール・メイヤーは、ゲヴァントハウス合唱団の芸術監督も務める、ローゼンミュラー作品の研究家。アンサンブルでは通奏低音を担当、作品の普及に尽力しています。
収録作曲家:
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ローゼンミュラー(1619-1684):
IN TE DOMINE SPERAVI [ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス/コルデス]ROSENMÜLLER, J.: In te Domine speravi (Bremen Weser-Renaissance, Cordes)
発売日:2018年02月23日
NMLアルバム番号:555165-2
CD価格:2,640円(税込)
ドイツに生まれ、聖ニコライ教会のオルガニストとして活躍、1653年には聖トマス教会の次期カントルとしての地位が約束されていたローゼンミュラー。しかし、就任前に当時禁じられていた「同性愛」の容疑で投獄され、その輝かしい未来を失ってしまった彼は、なんと脱獄しヴェネツィアに逃亡。名前を変えてサン・マルコ聖堂のトロンボーン奏者になり、その後も大活躍。ピエタ養育院合唱音楽長にのぼり詰めた頃には、ドイツでも罪が許されて帰国できたという波乱万丈の生涯を送った人です。 このアルバムではルターの詩篇第31番につけた7つの作品を収録。同じテキストから得られた異なる作品からは、彼の作曲技法の巧みさとアイデアの豊かさを知ることができます。
収録作曲家:
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ローゼンミュラー(1619-1684):
祝祭音楽と宗教的協奏曲 [マウフ/ブラヒェ/エーラー/フンガー/アンサンブル1684/メイヤー]ROSENMÜLLER, J.: Sacred Concertos (Laudate Dominum) (Mauch, Blache, Erler, Hunger, Ensemble 1684, G. Meyer)
発売日:2017年12月22日
NMLアルバム番号:555187-2
CD価格:2,640円(税込)
2019年に「400回目の誕生日」を迎えるバロック期の作曲家ローゼンミュラー。ドイツで生まれ、聖ニコライ教会のオルガニストとして活躍するも、1655年に当時禁じられていた同性愛の容疑で投獄。全ての地位を失いヴェネツィアに逃亡しましたが、幸いなことにイタリアで名声を得て、最終的には名誉回復の上、ドイツに帰国したという波乱万丈の生涯を送った人です。ドイツで学んだ対位法と、イタリアで培った表現力が融合された彼の作品は当時、素晴らしく斬新な作風であり、高い人気を誇ったとされています。 マイヤー率いるアンサンブル1684は、4曲の世界初演を含むアルバムを「生誕400年記念」としてリリースします。
収録作曲家:
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ローゼンミュラー(1619-1684):
2,3,4,あるいは5つの弦楽器とその他の楽器によるソナタ集(1682年ニュルンベルク) [ムジカ・フィアタ/ウィルソン]ROSENMULLER, J.: 12 Sonatas (1682) (Musica Fiata, Wilson)
■器楽曲
発売日:2012年12月19日
NMLアルバム番号:777688-2
CD価格:1,824円(税込)
ドイツに生まれ、聖ニコライ教会のオルガニストとして活躍するも、当時は禁忌とされた嗜好を持っていたがために、内定していた聖トマス教会のカントルの話が流れた上に逮捕、投獄までされてしまったと言われるローゼンミュラー(1619-1684)。脱獄し、ヴェネツィアに逃亡したとされますが、音楽的な才能が損なわれることはなく、イタリアで大人気を博します。結局はドイツに帰ってその地で生涯を終えることになりました。その波乱万丈な生涯は作品にも影響を与え、ドイツ風の堅固な形式の中にイタリア風の豊かな歌心を併せた独自の作風は、彼の名を後世に残すために大きく役立ったと言えるでしょう。この作品は彼の晩年に発表されたもので、ドイツで彼を雇い入れたウルリッヒ公に捧げられています。
収録作曲家:
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HISTORIA NATIVITATIS
『クリスマス物語』
シュッツ(1585-1672):
『クリスマス物語』SWV435 による [アンサンブル・ポリハルモニーク(古楽アンサンブル)]HISTORIA NATIVITATIS - Christmas Oratorio after Heinrich Schütz (Ensemble Polyharmonique)
発売日:2022年11月11日
NMLアルバム番号:555432-2
CD 2枚組価格:4,125円(税込、送料無料)
17世紀、プロテスタントの教会音楽では、キリストの降誕、受難、復活の物語をルターの聖書の言葉によって語る物語(historia)が生まれ、各地で発展していきました。ドレスデンの教会音楽家ハインリッヒ・シュッツも1623年には早くもこの形式を採り入れ、さまざまな作品を書き上げています。なかでもシュッツ75歳、1660年に作曲された『クリスマス物語』は、聖書の言葉を用いてイエスの降誕を描いたもので、天使、羊飼い、東方の博士たち、祭司長、律法学者、ヘロデ王たちの歌が福音史家(エヴァンゲリスト)のレチタティーヴォによって繋がれていくという幸福感に満ちた内容です。 シュッツ自身は、作品の序文に「10曲からなるこの作品(コンチェルト)は、その時に利用できる資料にあわせて誰もが新しい作品として作り替えることができる」と記しており、このアルバムではアンサンブル・ポリハルモニークのメンバーがその言葉に従い、シュッツと、彼の同時代の作曲家の作品を集めて、6部の声楽と、2つのヴァイオリン、オルガン、テオルボ、バロック・ハープなどの通奏低音による新しい『クリスマス物語』を作り上げました。この中には現在ではほぼ耳にする機会のない作曲家たちの作品も含まれていて、当時の演奏に立ち会っているかのような気分を味わえます。
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中部ドイツの
バロック・クリスマス・カンタータ [アンネ・シュタートラー (ソプラノ)/ドロテア・ヴァグナー(ソプラノ)/シュテファン・クナート(カウンター・テナー)/アレクサンダー・ビショフ (テノール)/フェリックス・シュヴァントケ(バス)/マティアス・ユング(指揮)/ザクセン声楽アンサンブル/バツドルファー・ホーフカペレ]Baroque Christmas Cantatas from Central Germany, Vol. 2 (Ehre sei Gott in der Höhe) (Sächsisches Vokalensemble, Batzdorfer Hofkapelle)
発売日:2022年11月11日
NMLアルバム番号:555491-2
CD価格:2,475円(税込)
「Mirabile Mysterium」と題されたクリスマス・アルバム(555318)の続編となる1枚。このアルバムに収録されているのは、ドイツ中部、ザクセンのグリマにある聖アウグスティン教会音楽学校に所蔵されているルター派教会音楽コレクションから、1700年前後に活躍した中部ドイツ出身の作曲家の手による教会カンタータ6曲です。 その多くはトランペットが活躍する祝祭的で壮麗な雰囲気を持ち、まさにクリスマスの喜びを表現するにふさわしいもの。現在ではほとんど名前が忘れられてしまった作曲家の作品も、その見事な作曲技術に驚きを感じるばかりです。
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Das ist meine Freude
それは我が喜び
17世紀の愛の歌と詩篇 [ゲオルク・ポプルッツ(テノール)/ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル/アルノ・パドゥフ(指揮)]発売日:2022年07月08日
CD価格:1,800円(税込)
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シュッツ(1585-1672):
『音楽による葬送』
およびその他の17世紀ドイツ葬送音楽 [ヴォーチェス・スアーヴェス]German Funeral Music of the 17th Century - EBELING, J.G. / GLEICH, A. / KNUPFER, S. / SCHEIN, J.H. (Musicalische Exequien) (Voces Suaves, Strobl)
発売日:2021年02月12日
NMLアルバム番号:A483
CD国内仕様 日本語解説/歌詞訳付き価格:2,970円(税込)
欧州古楽界の最前線をゆくバーゼルの俊才たちが刻んだ、ドイツ・バロックの傑作シュッツの代表作のひとつ『音楽による葬送』を軸として、初期ドイツ・バロックの多声作品を集めたArcanaならではのプログラム。バーゼル・スコラ・カントルム出身の精鋭が集うヴォーチェス・スアーヴェスによるアルバムです。 『音楽による葬送』は1636年、ザクセン選帝侯宮廷の音楽監督としてキャリアを重ねていたシュッツが手がけた、ドイツ語の声楽曲。彼の故郷ケストリッツの領主で、生涯親交のあった人文主義者ハインリヒ・ロイスに捧げられたこの傑作は、ブラームスの『ドイツ・レクィエム』の先駆としても早くから注目されてきました。 ヴォーチェス・スアーヴェスはこれを17世紀ドイツ語圏の音楽の中に改めて置くことで、新旧世代の間でのシュッツの音楽の特性を浮き彫りにしてゆきます。世紀初頭のシャインから数十年後のローゼンミュラーまで、「バッハ以前」のドイツ宗教音楽の充実が「葬送」というテーマの中でありありと実感される選曲と言えるでしょう。 歌手それぞれが音楽の構成をよく踏まえて声を重ねてゆくことで充実した響きが生まれており、音楽学的知見を紐解いた解説とともに、その作品美を堪能する「欧州古楽最前線」を聴く一枚です。
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発売日:2021年01月15日
CD価格:2,475円(税込)
3種の古楽器を通じて自在にくりひろげられる、生々しいバロック的受難の光景ビーバーの『ロザリオのソナタ集』がこのプログラムの中軸にありますが、全曲録音にこだわりすぎて本質を見失わないようにしたいと語るアンサンブル主宰者ハースは、この傑作曲集からの作品にいくつか、同時代のドイツ語圏の声楽曲や独奏曲を織り交ぜ、受難物語を追体験しながら音楽の味わいを確かめてゆくような独特の曲順を構想しました。 独奏曲では自らよどみないタッチでオルガンやチェンバロを奏でる一方、通奏低音パートはあえて豪華にせず、バロック期の受難節における礼拝音楽がしばしばそうであったように、最低限の編成で演奏してみせています。 器楽曲の数々のあいだでふいに湧き上がる、ドイツ・バロックに名演の多いマイリス・ド・ヴィルトレの美声も魅力的。変則調弦が時に独特な味わいを醸し出す、ガット弦の生々しい響きを適切に捉えたユーグ・デショーのエンジニアリングも絶妙な、HITASURAレーベルならではのアルバムに仕上がっています。
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-★『レコード芸術』特選盤(2021年2月号)★-
『ドゥルツィアンとボンバルド』
~17世紀ドイツのダブルリード合奏さまざま~ [シンタグマ・アミーチ、ジュリー・ロゼ、ポラン・ビュンドゲン、ヴォクス・ルミニス]FÜRCHTET EUCH NICHT - Bassoons and Bombards (Music from the German Baroque) (Syntagma Amici, Meunier)
発売日:2020年11月13日
NMLアルバム番号:RIC420
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)
昔日のダブルリード管楽器世界が色鮮やかに甦る!
Ricercarならではの充実企画盤バッハ以前のバロックやルネサンスにも通じた音楽学者ジェローム・ルジュヌが古楽大国ベルギーで主宰する、40年の歴史を誇るRicercar。このレーベルは折々、現代人にとって馴染みがうすい珍しい古楽器を重点的に紹介するアルバムをリリースしてきましたが、今回はその最新盤として、ボンバルドとドゥルツィアンという、ルネサンスから初期バロックにかけて用いられていた2種の重要なダブルリード管楽器の魅力を紹介します。 ボンバルドはショームの一種でオーボエの祖先ともみなしうる楽器ですが、ヴィオラ・ダ・ガンバやリコーダーと同様に大小さまざまなサイズのものがあり合奏も可能。またファゴットの前身である低音管楽器ドゥルツィアンにも、同じように高音・中音向けなどの同属楽器がありました。この新録音では両楽器をそれぞれ、あるときは同属楽器同士で重ね、またあるときは両者を同一楽曲のなかで対置させながら、その変幻自在の演奏編成がたいへん興味深い響きを作り出し、それがアルバムを通して聴くことの面白さを演出しています。 またこうしたアルバムの常として、解説テキストの充実も見逃せないところ。マドリガーレやシャンソンといった多声の声楽曲を、楽器だけで演奏できるようにした1600年前後ならではの編曲も多く見られ、2人の俊才古楽歌手が要所で聴かせる独唱との対比も興趣がつきません。 専門的知見の集成がいざなう思いがけない音響世界。400年前のリアルなサウンドスケープをじっくり読み解けるアルバムです。 -
『いざやもろびと、神に感謝せよ』
イタリア・バロックのスタイルによる
ルター派のソロ・カンタータ
(ローゼンミュラー、ブクステフーデ、プレーガー、ハンマーシュミット、シャイデマン、モンテヴェルディ、ベルンハルト) [ジュリー・ロゼ (ソプラノ)、クレマチス (古楽器使用)]HAMMERSCHMIDT, A.: Nun danket alle Gott / PFLEGER, A.: Ad te clamat cor meum / SCHEIDEMANN, H.: Christ lag in Todesbanden (Roset, Clematis)
発売日:2020年04月24日
NMLアルバム番号:RIC415
CD価格:2,475円(税込)
ルター派の音楽とイタリア・バロック・スタイルの出会い自らコラールを作曲したマルティン・ルターの方針もあり、音楽を広く取り入れたルター派。ドイツで生まれた彼らの信仰が、当時最先端であるイタリアの音楽と出会ったのは必然といえ、なかでも大きな発展を遂げていた器楽作品の影響を受けた宗教カンタータが数多く生まれました。 アルバムのタイトルにも採用されているハンマーシュミットのカンタータは、チャッコーナのリズムに乗って歌い始められるという特徴的なもの。ブクステフーデなどの大作曲家から知られざる作品までを収録しています。ロゼの透明度の高い歌声と、クレマチスによる積極的な表現がかみ合った、たいへん美しいアルバムです。
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フリッツ・ヴンダーリヒ
バッハ以前の歌曲集 [ウンダーリッヒ]Vocal Music (Baroque) - SENFL, L. / SCHÜTZ, H. / ROSENMÜLLER, J. / BUXTEHUDE, D. (Music before Bach) (Wunderlich)
発売日:2018年01月26日
NMLアルバム番号:SWR19051CD
CD 2枚組価格:2,100円(税込)
モーツァルトのアリアをはじめ、歌曲からオペレッタ、当時の流行歌など幅広いレパートリーを持っていたフリッツ・ヴンダーリヒ(1930-1966)。この2枚組では「バロック歌手と宗教曲歌手としてのヴンダーリヒ」に焦点が当てられています。 ヴンダーリヒと言えば、まずバッハの受難曲やオラトリオでの素晴らしい歌唱が思い起こされますが、彼はバッハ以前作品にも強い関心があり、20代の頃に当時珍しかったグラウプナーやゼンフルの歌曲を集中的に録音していたことはあまり知られていません。ゼンフルの端正な歌曲や、ローゼンミュラーのカンタータからのアリアなど美しく輝かしい声で歌われた珠玉の作品を聴くことができます。SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。
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ベルリン・ガンバ・ブック [ベルガー]
Berlin Gamba Book (The) (Berger)
発売日:2015年07月29日
NMLアルバム番号:8.573392-93
CD 2枚組価格:2,475円(税込)
17世紀に編纂された、作曲者不祥の「独奏ヴィオラ・ダ・ガンバのためのコレクション」です。基本的には当時流布していた賛美歌がソースとして用いられており(元ネタが判明できたものはブックレット中に記してあります)時には良く耳にするメロディが聞こえてくることもあります。ほとんどはイニシャルに「J.R」を持つプロイセン在住のアマチュア奏者が、賛美歌を書きとめたのであろうとされ、オルガンで聴くのとはまた違った「コラール変奏曲」が展開されていきます。 ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ディートマー・ベルガーは、「マンチェスター・ガンバ・ブック」(8.572863-64)でも、その高い洞察力と表現豊かな演奏が評価されている人。静かで荘厳なガンバの調べをじっくりお楽しみください。