マーラー(グスタフ)
Mahler, Gustav
生没年 | 1860-1911 | 国 | オーストリア |
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辞書順 | 「マ」 | NML作曲家番号 | 22622 |
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レーガー(1873-1916):
レクイエム
マーラー(1860-1911):
さすらう若人の歌/リュッケルト歌曲集
管弦楽伴奏歌曲 [アンケ・フォンドゥング(メゾ・ソプラノ)/トビアス・ベルント(バリトン)/クリストフ・シュペリング(指揮)/コルス・ムジクス・ケルン(合唱)/ダス・ノイエ・オルケスター(ピリオド楽器アンサンブル)]発売日:2023年10月13日
CD価格:2,250円(税込)
レーガーとマーラーの管弦楽伴奏歌曲をピリオド楽器の演奏で!2023年に生誕150年を迎えたマックス・レーガーの管弦楽伴奏歌曲と、ほぼ同時代を生きたグスタフ・マーラーの歌曲を並べた1枚。ロマン派音楽にピリオド奏法で取り組む第一人者シュペリングの指揮に注目です。 レーガーが死の前年に作曲した「レクイエム」は戦争の犠牲になったドイツ兵に捧げたもので、メゾ・ソプラノ独唱と合唱を交えた大編成で書かれており、民謡風の親しみやすい旋律を用いたマーラー作品に比べると、その複雑な書法が際立っています。レクイエムでソロを歌うのは、ドイツ生まれのアンケ・フォンドゥング。ミュンヘン国際音楽コンクールなどで入賞し、 ヨーロッパを中心に活躍、ドラマティックで真摯な歌唱で魅了します。バリトンはフィッシャー=ディースカウにも 師事したドイツの歌手トビアス・ベルント。やはり数々のコンクールで入賞を飾り、高く評価されています。 クリストフ・シュペリングが1988年に創設したダス・ノイエ・オルケスターは、19世紀のロマン派音楽をレパートリーの中心に据えたピリオド楽器オーケストラとしてはドイツで最初のものでした。最近はバッハのカンタータにまでレパートリーを広げていますが、当盤のレパートリーは彼らにとって本領発揮。曲により10型または12型となるオーケストラと57名の合唱団が醸しだすサウンドは、濁ることなく厚みを生み出し、繊細微妙なハーモニーの移り変わりを見事に伝えてくれます。
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Mahler Pioneers
マーラー演奏のパイオニアたち
ワルター・ゲール、ヘルマン・シェルヘンの演奏と
レオポルド・ストコフスキー、アルフレッド・フリーゼへのインタビュー [ワルター・ゲール(指揮)/ロンドン交響楽団/ヘルマン・シェルヘン(指揮)/BBC交響楽団/ジョーン・サザーランド(ソプラノ)/ノーマ・プロクター(コントラルト)/ピーター・ピアーズ(テノール) 他]発売日:2023年08月18日
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
サザーランドとピアーズの歌うマーラー!
驚きの初出音源と歴史的証言を収めた2枚組冒頭の「嘆きの歌」は英国初演のライヴ録音。超絶的なコロラトゥーラで一世を風靡したジョーン・サザーランドや、イギリスを代表する名歌手の一人ピーター・ピアーズのマーラー録音はきわめて稀少です。指揮のワルター・ゲールはシェーンベルク門下のドイツ系ユダヤ人で、ナチスを逃れてイギリスに渡り活動しました。明晰な楽曲分析に基づく的確な指揮で評判があったようですが、彼のマーラーの録音もまた稀少。 CD2にはゲール指揮による交響曲第4番が収められています(マーラー生誕100年記念祭のライヴ)。 第10番のアダージョはヘルマン・シェルヘンの指揮。レーベルによれば、いずれもリリースされるのは初とのことです。定評あるポール・ベイリーによるマスタリング。 これらに加えて、ストコフスキーとフリーゼのインタビューを収録しているのもポイント。ストコフスキーは1910年にマーラー指揮で行われた第8番「千人の交響曲」初演時のリハーサルに立ち会っており、ニューヨーク・フィルのティンパニ奏者だったフリーゼは1909年にマーラーの指揮で演奏した経験があります。二人の回想(共に英語)はマーラー自身の指揮に関する貴重な証言です。尚フリーゼのインタビューは文字起こしされてブックレットに掲載されています。収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第7番 ホ短調「夜の歌」 [ベルナルト・ハイティンク(指揮)/バイエルン放送交響楽団]MAHLER, G.: Symphony No. 7 (Bavarian Radio Symphony, Haitink)
発売日:2023年06月09日
NMLアルバム番号:900209
CD価格:2,250円(税込)
ハイティンク6種類目の「夜の歌」。21世紀の演奏が初登場!ハイティンクがバイエルン放送交響楽団の定期公演を初めて指揮したのは1958年。以来60年余りの長きにわたる共演を続けました。 バイエルン放送のアーカイヴからこの度発掘されたのは2011年2月のライヴ録音で、マーラーの交響曲第7番「夜の歌」。マーラーを得意としたハイティンクだけに、この曲にはコンセルトヘボウ管弦楽団との録音が3つ(1969、82、85年)とベルリン・フィルとの録音と録画が一つずつ(いずれも1992年)ありますが、21世紀の演奏が世に出るのはこれが初めてです。 この演奏の当時82歳目前だったハイティンクですが、その約20年前のベルリン・フィル盤と比べても演奏時間はほとんど同じ。極端なデフォルメもなく、高齢になっても弛緩することのなかった彼らしいバランスの取れた演奏が聞かれます。バイエルン放送交響楽団も細心かつ渾身の演奏で指揮にこたえています。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第3番 ニ短調 [ベッティナ・ランチ(アルト)/エッセン・フィルハーモニー合唱団女声パート/アールト児童合唱団/ドイツ・ベルリン歌劇場児童合唱団/トマーシュ・ネトピル(指揮)/エッセン・フィルハーモニー管弦楽団]MAHLER, G.: Symphony No. 3 (B. Ranch, Deutsche Oper Berlin Children's Choir, Essen Philharmonic Chorus and Orchestra, T. Netopil)
発売日:2023年06月16日
NMLアルバム番号:OC1718
CD 2枚組価格:2,850円(税込)
1975年、チェコに生まれ、ストックホルム王立音楽院でヨルマ・パヌラに指揮法を学んだトマーシュ・ネトピル。“チェコの次代を担う若手”として聴衆の期待を一身に集めている注目の指揮者です。2002年に開催された“第1回ゲオルク・ショルティ指揮者コンクール”で優勝、プラハ国立劇場の音楽監督を経て2013/2014年からはエッセン・フィルハーモニー管弦楽団とアールト歌劇場の音楽監督を務めています。 チェコと深い関係にあるマーラーの音楽に強く共感しているネトピル。今回は巨大なオーケストラと女声・児童合唱、アルト独唱を要する第3番の録音。冒頭の8本のホルンの斉奏に導かれた長大な第1楽章をはじめ、マーラーが愛する「子供の不思議な角笛」からの引用が聴かれる第3楽章と第5楽章、ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」を用いたアルト独唱が美しい第4楽章など、様々な素材を巧みに用いた聴かせどころの多い作品を、ネトピルは鮮やかに聴かせます。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第4番 ト長調
(カルロス・ドミンゲス=ニエトによる室内楽版) [ラケル・ロヘンディオ(ソプラノ)/アレハンドロ・ムニョス(指揮)/カメラータ・ガラ]MAHLER, G.: Knaben Wunderhorn (Des) (arr. C. Domínguez-Nieto) / Symphony No. 4 (arr. C. Domínguez-Nieto) (Lojendio, Camerata Gala, Muñoz)
発売日:2023年02月17日
NMLアルバム番号:IBS-142022
CD価格:2,250円(税込)
マーラーの作品群の中でも、比較的編成が小さく室内楽的な響きを持つ交響曲第4番。この作品を室内オーケストラ用に編曲した版は、シェーンベルクと同世代の作曲家エルヴィン・シュタインの1921年のものが良く知られていますが、この演奏は1972年生まれのスペインの指揮者カルロス・ドミンゲス=ニエトがアレンジした版を用いています。 シュタイン版では切り詰めた弦と管楽器、パーカッションを使用し、不足する音を補うためにピアノ、ハルモニウムを使用しますが、こちらはピアノとハルモニウムを用いず、シュタイン版では用いられないファゴット、ホルン、ハープを使うことで軽やかで天国的な響きを描き出しています。 演奏は2006年に創設されたスペインのカメラータ・ガラ。詩人で作家のアントニオ・ガラの名を冠した室内オーケストラで、指揮者アレハンドロ・ムニョスのもとスペイン全土で100回以上のコンサートを行い数多くの賞を受賞しています。ヨーロッパの歌劇場で活躍するラケル・ロヘンディオが第4番の終楽章と3つの歌曲で美しい声を披露しています。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
交響曲 第3番・第4番
(グスタフ・マーラーによる編曲版) [マリン・オルソップ(指揮)/ウィーン放送交響楽団]発売日:2023年01月27日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,200円(税込)
斬新な響きが注目を集めたオルソップ&ウィーン放送響による
マーラー版のシューマン: 交響曲全集、第2弾ドイツ・ロマン派を代表する作曲家ロベルト・シューマンが完成させた交響曲は4曲ありますが、これらを近代以降のオーケストラで演奏すると、音が濁ったり、バランスが取れなかったりすることが多く、指揮者泣かせの曲と言われてきました。この難題に大胆な回答を出したのが、作曲家にして当代屈指の名指揮者でもあったマーラー。彼の時代のオーケストラで聴き映えがするよう、4曲の交響曲のスコアに数多くの改変やカットを加えました。 それらの多くは打楽器や金管の増減などによってマーラーが重要と見なすモチーフを補強し、そうでないと考えた部分を抑えるというものでしたが、今ではシューマン自身が書いた通りではないという理由で敬遠されがちです。オルソップはマーラーのオーケストレーションを再評価すべく、ウィーン放送響と全4曲を収録。こちらは第2弾となる第3番「ライン」と第4番が収録されています。 (曲目・内容欄につづく) ※国内仕様盤には相場ひろ氏による日本語解説が付属します。 -
マーラー(1860-1911):
交響曲 第10番(メンゲルベルク版)
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
交響曲 第10番 [ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)/香港フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2022年11月25日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,200円(税込)
マーラー演奏の伝統を継承するズヴェーデンのマーラー10番2019年12月13日と14日、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンの指揮する香港フィルは「“9番”の呪縛を越えて」と題するコンサートを行いました。前半がマーラーの交響曲第10番よりアダージョ(第1楽章)とプルガトリオ(通常は第3楽章、メンゲルベルク版では第2楽章と表記)、後半がショスタコーヴィチの交響曲第10番という重量級のプログラムで、特に注目を集めたのがメンゲルベルクの校訂版を使ったマーラー。 マーラーが未完成で遺した第10番について、アルマ・マーラーはベルクとクシェネクのサポートを受け、アダージョとプルガトリオはほぼ演奏可能な状態と判断、クシェネクに補筆を依頼しました。アルマはメンゲルベルクに初演を託したかったようですが、実際は1924年10月12日にフランツ・シャルク指揮ウィーン・フィルにより初演されます。 同年11月27日にはメンゲルベルク指揮コンセルトヘボウ管弦楽団がオランダ初演を行いましたが、この際にメンゲルベルクはマーラーの遺した資料に加えてシャルクが初演に使ったスコアを提供され、アルマから独自の改訂を行う同意を得ました。メンゲルベルクは、コンセルトヘボウ管の副指揮者で作曲家だったコルネリウス・ドッパーをアシスタントとしてスコアをブラッシュアップ。そのスコアはハーグのメンゲルベルク・アーカイヴに、パート譜はコンセルトヘボウ管のライブラリーに保存されています。 大手楽譜出版のショット社はメンゲルベルク財団及び音楽学者マリヌス・デーヘンカンプとの共同作業で、この「メンゲルベルク版」を校訂して出版。その初演を託されたのがアムステルダム生まれで、コンセルトヘボウ管のコンサートマスターを務めたズヴェーデンでした。彼は香港での初演の翌2020年1月8日に、メンゲルベルク自身がこの曲を指揮したコンセルトヘボウ管とともにアムステルダムで演奏しました。 注目度という点ではマーラーが勝ってしまいますが、地元紙が「正確無比な演奏が非情さと恐怖さえ呼び覚ます」と評したショスタコーヴィチの第10番の演奏も素晴らしい出来栄えで、このコンビのベスト・ディスクの一つとなることでしょう。ちなみにショスタコーヴィチは1942年にマーラーの10番の補筆を依頼されましたたが断っています。 ※国内仕様盤には増田良介氏による日本語解説が付属します。
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マリス・ヤンソンス指揮/バイエルン放送交響楽団
マーラー(1860-1911):
交響曲全集(第1番-第9番)[12枚組 BOX] [ヤンソンス(指揮)バイエルン放送響 他]MAHLER, G.: Symphonies Nos. 1-9 (Bavarian Radio Chorus and Symphony, M. Jansons)
発売日:2022年11月18日
NMLアルバム番号:900719
CD 12枚組価格:9,450円(税込、送料無料)
バイエルン放送交響楽団の第5代首席指揮者として2003年から2019年まで数々の名演奏を繰り広げ、2019年12月1日に世を去ったたマリス・ヤンソンス。バイエルン放送交響楽団及び合唱団の団員とは家族のような、人間味あふれる関係であり、それが演奏にも反映していたと伝えられています。 このBOXセットは、交響曲第1番から第9番を収録したもの。マリス・ヤンソンス・エディション(900200)に収録されたものと同じ音源で、第3番、第4番、第6番、第8番は単独ではリリースされていなかったものです。生涯マーラーの音楽に魅了されていたというヤンソンスと、1967年から71年にかけてラファエル・クーベリックとともにマーラーの交響曲全集を録音したバイエルン放送交響楽団の共演から生まれた完成度の高い演奏です。 加えて望みうる最高のソリストを揃えた声楽陣の充実ぶりにも注目。また第8番ではヤンソンスの故郷ラトヴィアの合唱団を招いていることから、この演奏に特別な思いを寄せていたことがうかがわれます。 BOXには今回が初出となるリハーサル風景やインタビューも収録されており(ドイツ語)、ヤンソンスのマーラーの音楽に寄せる思いやそれを現実の音にしてゆく様子が伝わります。
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Nicht Wiedersehen!
二度と会えない
R.シュトラウス、ロット、マーラー:
歌曲集 [ギュンター・グロイスベック(バス)/マルコム・マルティノー(ピアノ)]Vocal Recital (Bass): Groissböck, Günther - STRAUSS, R. / ROTT, H. / MAHLER, G. (Nicht Wiedersehen!)
発売日:2022年11月18日
NMLアルバム番号:Gramola99280
CD価格:2,325円(税込)
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『憧れ ~ライヴ・イン・ロッテルダム』
マーラー(1860-1911):
交響曲 第4番
ベルク(1885-1935):
初期の7つの歌/4つの歌 Op.2
(全て声楽と室内アンサンブル版) [バーバラ・ハンニガン、ラウル・ステファニ、ロルフ・フェルベーク、カメラータRCO]BERG, A. / MAHLER, G. (Austrian) - Vocal and Orchestral Music (Sehnsucht) (Hannigan, Steffani, Camerata RCO, Verbeek)
発売日:2022年10月28日
NMLアルバム番号:ALPHA872
CD国内仕様 解説・歌詞日本語訳付き価格:3,520円(税込、送料無料)
小編成と無観客、パンデミックの時代ならではのライヴで聴く、ウィーン世紀末主にオランダで指揮者、編曲者として活躍しているロルフ・フェルベークと、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の団員で組織される室内アンサンブル、カメラータRCOによるベルクとマーラー。 ベルクの『初期の7つの歌』では、ピアニストとして活躍したレインベルト・デ・レーウがオリジナルのピアノ譜から編曲した版(作曲者自身による管弦楽版も参考にしていると思われます)、『4つの歌曲』はオランダ放送フィルの打楽器奏者であり、デ=メイ「指輪物語」の管弦楽編曲などでも知られるヘンク・デ・フリーヘルによる版を使用。マーラーの交響曲第4番は、シェーンベルクの弟子であったエルヴィン・シュタインが「私的演奏協会」のために編曲したもの。 ソリストを務めるのは後期ロマン派、新ウィーン楽派から同時代音楽までのスペシャリストであるバーバラ・ハンニガンと、オランダの若きバリトン、ラウル・ステファニ。2020年からの世界的パンデミックの中で、様々な管弦楽作品を小編成のカメラータRCOのために編曲してきたというフェルベークとアンサンブルの意思疎通は非常に親密なもので、ハンニガンらも奥行きのある表情でこの秀演をさらに表現豊かなものにしています。 このアルバムはロッテルダムのデ・ドゥーレンにて収録されたストリーミング用無観客公演の様子を収めたもの。今の時代ならではのライヴ・パフォーマンスと言えるでしょう。
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第2番 ハ短調「復活」 [トマーシュ・ネトピル(指揮)/エッセン・フィルハーモニー管弦楽団]MAHLER, G.: Symphony No. 2, "Resurrection" (G. Montanari, B. Ranch, Prague Philharmonic Chorus, Essen Philharmonic, T. Netopil)
発売日:2022年10月28日
NMLアルバム番号:OC1717
CD価格:1,950円(税込)
2002年にフランクフルトで開催された「第1回サー・ゲオルグ・ショルティ指揮者コンクール」で優勝したトマーシュ・ネトピル。チェコの次代を担う指揮者として、現在も期待を一身に集めます。エッセン・フィルハーモニー管弦楽団とのマーラーの交響曲シリーズ第3弾は、独唱と合唱を伴う大規模な作品である第2番「復活」です。 チェコと深い関係にあるマーラーの音楽に深く共感するネトピルの演奏は、極めてオーソドックスな解釈によるもの。テンポやダイナミクスを極端に設定することはせず、音楽の流れを極力大切にすることに主眼を置いており、第2楽章での特徴的なヴァイオリンのポルタメントを活かすなど旋律を豊かに歌わせることも忘れてはいません。第1楽章の冒頭から迫力に満ちており、最終合唱のクライマックスではソリスト、合唱とともに、復活の喜びが高らかに奏されます。 ※こちらのCDの収録時間は83分を超える長時間になっているため、一部のプレイヤーでは正常に再生できない可能性がございます。予めご了承ください。
収録作曲家:
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-★『レコード芸術』特選盤(2022年12月号)★-
ラトル指揮/バイエルン放送交響楽団
マーラー(1860-1911):
交響曲 第9番 [サイモン・ラトル(指揮)/バイエルン放送交響楽団]MAHLER, G.: Symphony No. 9 (Bavarian Radio Symphony, Rattle)
発売日:2022年09月30日
NMLアルバム番号:900205
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)
ラトル3度目のマーラー第9番。
バイエルン放送響とのハイティンク追悼コンサート、その圧倒的なライヴ録音2021年11月26日、バイエルン放送交響楽団は、61年にも及ぶ共演歴を持ち、そのひと月あまり前に逝去したベルナルト・ハイティンク追悼の特別コンサートを行いました(翌日にも公演)。曲目はハイティンクの指揮で演奏したことのあるマーラー交響曲第9番。 指揮は2023/24シーズンから首席指揮者に就任するサイモン・ラトル。クーベリック、マゼール、ヤンソンスといった歴代首席指揮者が培ってきたマーラー演奏の伝統と、世界最高峰と評価される演奏能力を持つオーケストラが、現代屈指のマーラー指揮者の下で繰り広げた演奏は圧倒的な出来栄えとなりました。 ウィーン・フィル及びベルリン・フィルと同曲のCDを出しているラトルも、このコンサートの出来に感激してCD化を強く要望。ここにCDリリースとなりました。 ※国内仕様盤には増田良介氏による日本語解説が付属します。収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
大地の歌(室内管弦楽版)
シェーンベルク編曲/リーン補筆完成 [ステファヌ・ドゥグー、ケヴィン・アミエル、ル・バルコン]MAHLER, G.: Lied von der Erde (Das) (Amiel, Degout, Le Balcon, Pascal)
発売日:2022年06月24日
NMLアルバム番号:LBM042
CD価格:2,475円(税込)
編曲版の素晴らしさを最大限引き出す快演!古典から現代まで幅広いフランス音楽の解釈者として近年大きな注目を浴びており、コロナ禍にあっても二度の来日を成功させている1985年生まれの俊英マキシム・パスカルによる、室内管弦楽版「大地の歌」が登場です。 シェーンベルクによるこの編曲版は、元の大管弦楽の音響を極限までそぎ落とした見通しのよい響きが特色ですが、精鋭集団ル・バルコンがライヴ録音ながら鉄壁のアンサンブルを聴かせ、その面白さを存分に堪能させてくれるのが嬉しいところ。 ソリストは男声2人の起用で全体のメリハリが気になりますが、ラファエル・ピション指揮の「マタイ受難曲」(Harmonia Mundi)でのイエス役の名唱も記憶に新しいステファヌ・ドゥグーがバリトンを担当しており、彼が歌う「告別」の深く沁みる味わいは格別の美しさを湛え、大きな聴きどころとなっています。
収録作曲家:
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『WUNDERHORN』
マーラー(1860-1911):
『子供の不思議な角笛』による歌曲全集 [ディートリヒ・ヘンシェル、スティーヴン・スローン、ボーフム交響楽団]発売日:2022年04月22日
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
名バリトン歌手ヘンシェルが歌う、『角笛』歌曲全24曲2012年、ベレゾフスキーのピアノで『角笛』全曲を録音(Evil Penguinレーベル)したヘンシェル。今回のアルバムでは当時録音しなかった「天上の生活」を含む全24曲(『子供の不思議な角笛』全12曲、『若き日の歌』第2集全4曲、第3集全5曲、交響曲から3曲)を、管弦楽伴奏で収録しました。 『若き日の歌』と「3人の天使」のオーケストレーションはドイツのオペラ作曲家グラナートによるもの。ヘンシェルが歌った『角笛』は、クララ・ポンス監督が第一次世界大戦中の悲恋を描いた映画『WUNDERHORN』中で全曲が使用され、この映画の上映に合わせて管弦楽伴奏で全24曲を歌うというフィルム・コンサートを、2014年からオランダやイギリスで行っていました。 この成果が形を成したのがこのアルバム。通常ソプラノやアルトで聴き馴染んだ曲も含め、幅広い表現力で聴かせる技量は素晴らしいものです。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第1番 ニ長調「巨人」
交響曲 第4番 ト長調 [ハロルド・ファーバーマン(指揮)ロンドン交響楽団]発売日:2021年08月27日
CD 2枚組価格:1,950円(税込)
ハロルド・ファーバーマン(1929-2018)はアメリカ合衆国の指揮者、作曲家。ボーンマス・シンフォニエッタとミヒャエル・ハイドンの交響曲全集(当時)を録音するなど、知られざる曲の演奏に積極的でした。
収録作曲家:
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フリッツ・ライナー
リヒャルト・シュトラウス、マーラー [ピッツバーグ交響楽団 フリッツ・ライナー(指揮)]発売日:2021年06月25日
CD 2枚組価格:2,475円(税込)
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-★『レコード芸術』特選盤(2021年8月号)★-
マーラー(1860-1911):
交響曲 第7番 「夜の歌」 [キリル・ペトレンコ、バイエルン国立管弦楽団]発売日:2021年05月28日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)
バイエルン国立歌劇場自主レーベルBSOrec始動。
第1弾はペトレンコ指揮による高密度のマーラー7番!17世紀のバイエルン選帝侯の宮廷歌劇場に起源を持ち、モーツァルトやワーグナーのオペラを初演してきたドイツ屈指の名門、バイエルン国立歌劇場が自主レーベルBayerische Staatsoper Recordings(BSOrec)をスタート。そのリリース第1弾に選ばれたのは、2013-20年に音楽総監督を務めたキリル・ペトレンコ指揮による「マーラー: 交響曲第7番」のライヴ録音! 2018年5月28日と29日にミュンヘンで行われた演奏会は、灼熱の完全主義者ペトレンコの下で、超高精度・超高密度、そして緊密なコントロールが生み出す高い緊張感で聴衆や評論家を圧倒し、続くロンドン公演でも大喝采を浴びました。レーベルの船出にふさわしい1枚です。
「このマーラー7番はあらゆる点で議論の余地なく最上級だ」・・『ジ・アーツ・デスク』 「素晴らしいバイエルン国立管弦楽団による真に輝かしいマーラー7番」・・・『ザ・ガーディアン』 「バイエルン国立管弦楽団による、息をのむばかりの完璧な演奏」・・・『アーベントツァイトゥング』 「超高解像度のマーラー。CDはいつ出るのか?」・・・『ミュンヘン・メルクール』収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第5番 嬰ハ短調 [ホセ・マリア・モレーノ・バリエンテ(指揮)/マラガ・フィルハーモニー管弦楽団]MAHLER, G.: Symphony No. 5 (Málaga Philharmonic, Moreno Valiente)
発売日:2021年05月28日
NMLアルバム番号:IBS-192020
CD価格:2,250円(税込)
1991年2月14日に初のコンサートを行ったスペインのオーケストラ、マラガ・フィルハーモニー管弦楽団(OFM) 。オーケストラ設立30周年を記念して録音されたのは、マーラーの交響曲第5番でした。 アンサンブルの性能と表現力が試されるこの大曲を指揮するのは2020/21シーズンからオーケストラの芸術監督に任命されたホセ・マリア・モレーノ・バリエンテ。彼はパルマ・デ・マヨルカで生まれ、スペインで指揮を学んだ後、サンクトペテルブルク音楽院に留学、ミハイル・ククシュキンに師事し研鑽を積んだ気鋭の指揮者で、これまでベルリン交響楽団、ブランデンブルク交響楽団に加え、スペインのいくつかのオーケストラに客演を果たすとともに、バレアレス音楽院で指揮、合唱、音楽分析と即興演奏の教授を務めています。
収録作曲家:
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BOTEN DER LIEBE - 愛の使者
ワーグナーとマーラー作品を弦楽四重奏で [ヴォイジャー四重奏団]Chamber Music (String Quartet) - WAGNER, R. / MAHLER, G. / SCHUBERT, F. (Message of Love) (Voyager Quartet)
発売日:2021年04月23日
NMLアルバム番号:SM358
CD価格:1,950円(税込)
ワーグナーは青年時代に弦楽四重奏曲を書きましたが、楽譜は散逸しており実際にその音を聴くことはできません。またマーラーも弦楽四重奏曲を書いた記録はありますが、やはり楽譜が残っておらず、こちらも演奏は不可能です。“ワーグナーとマーラーの弦楽四重奏曲を聴いてみたい”そんな思いを叶えたのがこの「愛の使者」と題されたアルバムです。ドイツの現代作曲家アンドレアス・ヘーリヒトが、それぞれの作品から愛のメッセージが込められた曲を選び、見事な弦楽四重奏曲へとアレンジしました。 ワーグナーは、マティルデ・ヴェーゼンドンクを思いながら作曲したトリスタンとイゾルデの前奏曲と、ヴェーゼンドンク歌曲集の弦楽四重奏版、そして、マーラーは、初期のピアノ四重奏曲を第1楽章とし、アルマにあてて書いた第5番のアダージェットを第2楽章、第10番を第3楽章、そして残された断片を自由に組み合わせた曲を最終楽章に置いた「弦楽四重奏曲第1.0番」。どちらも魅力的な作品へと変貌を遂げています。 演奏は、以前、同じくアンドレアス・ヘーリヒトによる編曲版の「冬の旅」(SM335)をリリースしたヴォイジャー四重奏団。かつては有名クワルテットに在籍したり、バイエルン放送響のメンバーであった奏者により2014年に結成されたアンサンブルです。
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ミヒャエル・ギーレン指揮
マーラー(1860-1911):
嘆きの歌(1878-1880/1899年改訂) [ブリギッテ・ポシュナー=クレーベル(ソプラノ)/マルヤナ・リポヴシェク(メゾ・ソプラノ)/デイヴィッド・レンドール(テノール)/マンフレート・ヘム(バリトン)/ミヒャエル・ギーレン(指揮)/ウィーン放送交響楽団/ウィーン・ジングアカデミー合唱団]MAHLER, G.: Klagende Lied (Das) (Poschner-Klebel, Lipovšek, D. Rendall, M. Hemm, Wiener Singakademie, Vienna Radio Symphony, M. Gielen)
発売日:2021年02月12日
NMLアルバム番号:C210021
CD価格:2,400円(税込)
マーラーが18歳から20歳にかけて作曲したカンタータ『嘆きの歌』は、狡猾な兄が手柄をたてた弟を殺害し、地中に埋めてまんまと王女を手に入れたものの、弟の骨から作られた笛が真実を暴露し、兄は自滅するという物語。マーラー自ら、グリム童話やベヒシュタインの物語を題材にした歌詞を作り、音楽を付けた自信作でした。 しかしウィーン楽友協会による作曲コンクール「ベートーヴェン賞」に応募したところ、残念ながら落選。そこで彼は何度も改訂を加え、最終的には3部からなる作品の第1部を削除。オーケストラの編成にも手を加え、当初の形とは違う作品として仕立て直しています。「第1次マーラー・ルネサンス」と呼ばれる1960年代には、改訂稿の2部形式での演奏が主流でしたが、やがて削除された第1部を戻した形も演奏されるようになり、20世紀の終わり近くには改訂前の初稿版が出版され、演奏も増えてきました。 このギーレン盤は、折衷案である初稿版第1部と改訂版第2部、第3部を融合させたもの。ギーレンの指揮は、うっそうと茂る森の雰囲気を表現した第1部から、華やかな婚礼場面が一転、騒乱に変わる第3部までを丁寧に描き出しています。
収録作曲家:
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-★『レコード芸術』特選盤(2020年12月号)★-
マーラー(1860-1911):
『大地の歌』
レーウによる声楽と室内アンサンブルのための編曲版 [ルシール・リシャルド (メゾ・ソプラノ)、イヴ・サーレンス (テノール)、ヘット・コレクティーフ、レインベルト・デ・レーウ (指揮)]MAHLER, G.: Lied von der Erde (Das) (arr. R. de Leeuw) (Richardot, Saelens, Het Collectief, de Leeuw)
発売日:2020年09月11日
NMLアルバム番号:ALPHA633
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)
レインベルト・デ・レーウの白鳥の歌、『大地の歌』登場!2020年2月14日、81歳で亡くなったピアニスト、指揮者レインベルト・デ・レーウ。亡くなる前の月に、自らが編曲した『大地の歌』の録音を残していました。 2010年に編曲されたこの版では、アルト(メゾ・ソプラノ) とテノールという独唱はそのままに、大管弦楽は木管五重奏、弦楽四重奏を基本に、低音楽器、鍵盤楽器、ハープ、打楽器を加えた15名編成のアンサンブルに置き換えられています。近現代音楽を積極的に取り上げ研究してきたデ・レーウらしく、各楽器の特性をよく引き出した編曲で、有名なシェーンベルク&リーン版に比して、木管楽器を増しハープを加えたことで表現がたいへん豊かになり、打楽器を整理して見通しと親密感が増しました。 演奏はこれまでも『ベルク、ツェムリンスキー歌曲集』(ZZT345)などでデ・レーウと共演してきたヘット・コレクティーフ。やはり近現代の演奏解釈に長けた彼ららしく、個人の高い積極性が表情に生きています。歌手陣も伸びやかな歌唱でこの演奏に応えており、最近ではガーディナーとのベルリオーズの映像ソフト(CVS011/NYDX-50016)で素晴らしい歌唱を聴かせたリシャルドによる「告別」は、この録音からわずか数週間後にこの世を去るとは思えぬデ・レーウの細やかなニュアンスも相まって絶品。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第7番 ホ短調 「夜の歌」 [アレクサンドル・ブロック、リール国立管弦楽団]MAHLER, G.: Symphony No. 7 (Orchestre National de Lille, A. Bloch)
発売日:2020年09月25日
NMLアルバム番号:ALPHA592
CD価格:2,475円(税込)
フランス音楽の旗手が聴かせる、滑らかで奥深い新マーラー像前作のラヴェル&アタイール(ALPHA562)で管弦楽をぐいぐいと引っ張り、色彩感と重量感の溢れる演奏を聴かせてくれたアレクサンドル・ブロックが、なんとマーラーをリリース。しかも、純器楽交響曲では最も難曲と言える第7番です。その演奏は余計な力みを排除したもので、技術的曲想的に困難な箇所も意外なほど滑らかに聴かせています。2つの「夜の歌」のしっとりとした味わいや、ともすると力任せになりがちな金管群の美しさなど、これまでにないマーラー像を展開するたいへん興味深い一枚です。
収録作曲家:
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『ハンス・ロスバウト、マーラーを振る』
1951-1961年録音
交響曲 第1番・第4番・第5番・
第6番・第7番・第9番・「大地の歌」[8枚組 BOX] [さまざまな演奏家]MAHLER, G.: Symphonies Nos. 1, 4, 5-7 and 9 / Das Lied von der Erde (South West German Radio Symphony, Baden-Baden, Cologne Radio Symphony, Rosbaud)
発売日:2020年09月18日
NMLアルバム番号:SWR19099CD
CD 8枚組価格:5,250円(税込、送料無料)
ロスバウト、ドイツの放送局でのマーラー録音を集大成SWRが進めるハンス・ロスバウト・エディションの第11弾。ドイツの放送局(SWR、WDR)で録音されたマーラーを全て集めた嬉しい企画です。このうち第1番、第7番、第9番、「大地の歌」などはこれまで他のレーベルからの復刻がありましたが、今回初めてSWRとWDRのオリジナル・マスターテープから新たにリマスタリングされてのリリースとなります。鬼才の残した特異なマーラーの全貌が、初めて明らかになります。
収録作曲家:
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エルプフィルハーモニー・ライヴ
(佐渡裕 指揮/トーンキュンストラー管弦楽団 ライヴ映像) [ソー・リャン(ピアノ)/佐渡 裕(指揮)/トーンキュンストラー管弦楽団]発売日:2020年05月22日
DVD価格:2,550円(税込)
佐渡裕が率いるトーンキュンストラー管弦楽団が2019年3月に行ったヨーロッパ・ツアーでのライヴ収録。ハンブルクのエルプフィルハーモニーの素晴らしい音響を極限まで活かした演奏をお楽しみいただけます。マーラーの交響曲のみは、すでにBlu-ray映像とCDアルバムで発売されており、その熱い演奏が話題となっていますが、このDVDは前半に演奏されたチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番も含まれた完全版の映像です。 ここで巧みなピアノを披露するのは、韓国出身のピアニスト、ソー・リャン。ハンブルクで開催された「国際ブラームス・コンクール」で特別賞を獲得した後、ウィーン国立音楽大学で研鑽を積んだ俊英です。佐渡の指揮に導かれ、情熱的なチャイコフスキーを奏でる彼女の姿をとくとご覧ください。
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R.シュトラウス(1864-1949):
交響詩「ドン・ファン」Op.20
コルンゴルト(1897-1957):
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
マーラー(1860-1911):
リュッケルト歌曲集より [フランティシェク・ノヴォトニー(ヴァイオリン)/カルラ・ビトナロヴァー(メゾ・ソプラノ)/マルティン・トゥルノフスキー(指揮)/ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団]STRAUSS, R.: Don Juan / KORNGOLD, E.W.: Violin Concerto / MAHLER, G.: Ruckert-Lieder (Bytnarova, Novotny, Brno Philharmonic, Turnovsky)
発売日:2020年04月24日
NMLアルバム番号:UP0108-2
CD価格:1,650円(税込)
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第7番 ホ短調 [イジー・スターレク(指揮)/チェコ放送交響楽団]MAHLER, G.: Symphony No. 7 (Czech Radio Symphony, Stárek)
発売日:2020年04月17日
NMLアルバム番号:UP0112-2
CD価格:1,650円(税込)
マーラー生誕の地であるカリシュト村近郊の古い歴史を持つ街、イフラヴァ。ここでは毎年(最近は一年おき)、マーラーの誕生日である7月7日もしくは命日である5月18日を中心に「マーラー祝祭音楽祭」が開催されています。メインのコンサートのいくつかはCD化されており、中でもこのスターレクが指揮した第7番の交響曲は、知る人ぞ知る名演。冒頭から異様な緊張感に包まれており、そのテンションは曲が終わるまで持続します。
収録作曲家:
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キャスリーン・フェリアー・イン・ニューヨーク
マーラー(1860-1911):
交響曲「大地の歌」
J.S.バッハ(1685-1750):
3つの歌曲(BWV 505、BWV 439、BWV 508) [キャスリーン・フェリアー(コントラルト)/セット・スヴァンホルム(テノール)/ジョン・ニューマーク(ピアノ)/ブルーノ・ワルター(指揮)/ニューヨーク・フィルハーモニック]FERRIER, Kathleen: Kathleen Ferrier in New York - MAHLER, G. / BACH, J.S. (1948, 1950)
発売日:2020年02月28日
NMLアルバム番号:ARIADNE5007
CD価格:2,025円(税込)
深く豊かな声をもつ英国出身の偉大なコントラルト、キャスリーン・フェリアーによるニューヨークでの歴史的録音集。1948年、カーネギーホールでの唯一のライヴ録音となったワルター指揮によるマーラーの「大地の歌」と、1950年、同じくニューヨークのタウンホールでのJ.S.バッハの3つの歌曲のピアノ伴奏版が収録されています(フェリアーは、このバッハ録音から3年後、病気のため41歳という若さで惜しまれつつこの世を去りました)。いずれも、70年以上大切に保管されていたSP盤からのリマスター音源です。 1940年代から60年代にかけて、カーネギーホール・レコーディング・カンパニーにより行われたライヴ収録は、できる限り原盤に近い音質を保つため、余計なノイズを除去する作業などは行わず、ホールでの響きそのものを大切にする方針の自然なリマスターが採用されました。ブックレットにはフェリアーのコメントなどとともに、録音とリマスターについての詳細が書かれています。またトラック1と8には、ワルターの大変貴重なインタビューも収録。
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第6番 イ短調 [トマーシュ・ネトピル(指揮)/エッセン・フィルハーモニー管弦楽団]MAHLER, G.: Symphony No. 6, "Tragic" (Essen Philharmonic, Netopil)
発売日:2020年02月21日
NMLアルバム番号:OC1716
CD 2枚組価格:1,950円(税込)
2019年11月に来日、読売日本交響楽団と共演したチェコの指揮者トマーシュ・ネトピル。「チェコの次世代を担う指揮者」として注目され、現在はエッセン歌劇場の音楽総監督を務め、オペラでも素晴らしい成果を上げる期待の俊英の一人です。 エッセン・フィルハーモニーとの3枚目の録音となるこのアルバムは、マーラーを得意とするネトピルが取り組む「交響曲第6番」を収録。ネトピルは、チェコと深い関係にあるマーラーの音楽に強く共感しているといい、この第6番の演奏では、古典的な構成を採りながらも様々なアイデアが凝らされた作品のすみずみまでを見渡すことで、マーラーの旺盛な創作力が反映された数々のドラマティックな楽想を見事に表現しています。 また、この曲は、もともと1906年5月27日にマーラーの指揮によりエッセン・フィルハーモニーが初演したこともあり、オーケストラにとっても所縁の深い作品です。初演時に第2楽章と第3楽章の順序が変更され、アンダンテ-スケルツォの順で演奏されたと記録にありますが、ネトピルはマーラーの最初の構想通り、第2楽章にスケルツォを置いています。
収録作曲家:
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Der Einsiedler - 世捨て人
レーガー(1873-1916):
レクイエム Op.144b/「世捨て人」Op.144a
マーラー(1860-1911):
リュッケルトの詩による5つの歌
ツェムリンスキー(1871-1942):
詩篇 第23番 [クリストフ・プレガルディエン(テノール)/カメラータ・ヴォカーレ・フライブルク/ヴィンフリート・トル(指揮)/バーセル室内管弦楽団]Vocal and Choral Music - MAHLER, G. / REGER, M. / ZEMLINSKY, A. (Der Einsiedler) (Prégardien, Camerata Vocale Freiburg, Winfried)
発売日:2020年01月17日
NMLアルバム番号:SM328
CD価格:1,950円(税込)
厳格な作風で知られるマックス・レーガーは、生涯で何度も「レクイエム」の作曲に挑みましたが、ようやく死の1年前にフリードリヒ・ヘッベルの詩による「レクイエム」Op.144bを完成させ、人々の記憶に残る作品を作り上げました。このアルバムには、同時代のマーラーの「リュッケルトの詩による5つの歌」と、ツェムリンスキーの「詩篇第23番」がカップリングされており、19世紀末の退廃的な雰囲気を存分に味わうことができます。 演奏は、世界中で演奏を行うと同時に地元バーゼルでも定期演奏会を開催するバーゼル室内管。独唱を担当するクリストフ・プレガルディエンは、巧みな声のコントロールと正確なディクションで知られ、数多くの名指揮者たちと共演する名手。カメラータ・ヴォカーレ・フライブルクは1977年に結成され、1988年よりヴィンフリート・トルが指揮者を務めています。
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キャスリーン・フェリアー(コントラルト)
リサイタル
(ブラームス、ショーソン、マーラー) [キャスリーン・フェリアー(コントラルト)/マルコム・サージェント(指揮)/BBC交響楽団/ジョン・バルビローリ(指揮)/ハレ管弦楽団/エイドリアン・ボールト(指揮)/BBC女声合唱団/BBC交響楽団]Vocal Recital: Ferrier, Kathleen - BRAHMS, J. / CHAUSSON, E. / MAHLER, G. (1947-1951)
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:SOMMCD075
1)
CD価格:2,025円(税込)
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第1番 ニ長調 [マリス・ヤンソンス(指揮) バイエルン放送交響楽団]MAHLER, G.: Symphony No. 1 (Bavarian Radio Symphony, Jansons)
発売日:2019年10月25日
NMLアルバム番号:900179
CD価格:2,100円(税込)
2011年にリリースされたマーラーの伝記(朗読CD…4枚組)に含まれていた「交響曲第1番」の単独発売。ヤンソンスのタクトから紡ぎ出される重厚な響きはもちろんのこと、細部まで考え抜かれた解釈、的確なテンポによる充実の演奏が楽しめるマーラーです。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第4番 ト長調 [アヌ・コムシ(ソプラノ)/ロジャー・ノリントン(指揮)/シュトゥットガルト放送交響楽団]MAHLER, G.: Symphony No. 4 (A. Komsi, Stuttgart Radio Symphony, Norrington)
発売日:2019年10月18日
NMLアルバム番号:SWR19524CD
CD価格:975円(税込)
モダン・オーケストラであるシュトゥットガルト放送交響楽団にピリオド奏法を取り入れ、独自の“シュトゥットガルト・サウンド”を創り上げたノリントン。モーツァルト、ベートーヴェンやシューベルトでは効果的に働いた方法が、マーラーやブルックナーで通用するのか…と懸念されるも、ノリントンはその不安を見事に払拭。第1、第2ヴァイオリン・パートを両翼に配置し、終楽章のソプラノ・ソロをほぼノン・ヴィヴラートで歌わせることでまさしく「天国的な響き」を生み出しています。軽やかで美しいマーラーです。
収録作曲家:
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ミヒャエル・ギーレン追悼アルバム
マーラー(1860-1911):
交響曲 第6番 … 1971年&2013年、2種の演奏 [ミヒャエル・ギーレン(指揮)/南西ドイツ放送交響楽団]MAHLER, G.: Symphony No. 6 (Michael Gielen: In Memoriam) (South West German Radio Symphony Orchestra, Baden-Baden and Freiburg, Gielen) (1971, 2013)
発売日:2019年08月23日
NMLアルバム番号:SWR19080CD
1)
CD 3枚組価格:2,175円(税込)
2019年3月8日にこの世を去った大指揮者ミヒャエル・ギーレン。近現代作品を中心とした幅広いレパートリーを、研ぎ澄まされた解釈で演奏。その切れ味の鋭い表現が高く評価されました。なかでもマーラーの演奏には定評があり、南西ドイツ放送交響楽団との全集はギーレンの代表作として、現在でも変わることのない人気を誇っています。 今回登場のメモリアル・アルバムは、1971年と2013年に収録された2種類の「マーラー:交響曲第6番」の演奏が収録されており、ギーレンの解釈の熟成を目の当たりにすることができます。どちらもギーレンEdition 第6集「マーラー交響曲全集」(SWR19042CD)に収録された1999年9月録音の音源とは違う貴重なもので、ギーレンファンにとってまたとない贈り物となります。 この2種類の演奏は、第2楽章と第3楽章の順序が1971年(1999年録音も)においてScherzo, Andanteの順になっているのに対し、2013年の演奏は「マーラーの最初の構想に近い」とされるAndante, Scerzoの順になっています。そして何といっても際立つのは演奏時間の違いでしょう。2013年の演奏は、1971年はもちろん、1999年の演奏よりも更に遅く、1枚のCDに収録できないほどの長さ(約94分!)、まさにギーレン熟考の末のマーラーが展開されています。 2001年のインタビューの抜粋も、短いながら、ギーレンが考える「マーラーと宗教の関係」が、第6交響曲のハンマーの用い方を例に示されるなどとても興味深い内容となっています。 3枚組ですが、1枚分の特別価格です。
収録作曲家:
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「美しさゆえに愛するのなら」 第1集[LP]
ジョン・アダムス(1947-):
Am I in your light ?
マーラー(1860-1911):
リュッケルト歌曲集
ヘンデル(1685-1759):
オンブラ・マイ・フ [サーシャ・クック(メゾ・ソプラノ)、イェフダ・ギラード(指揮)、コルバーン管弦楽団]発売日:2019年08月30日
LP価格:4,640円(税込、送料無料)
こだわりのアナログ録音をハイスペック・レコードで2013年に発売されたアルバム「美しさゆえに愛するのなら」(YR-14148)のアナログが登場。ノイマンU-47マイク2本をメインとして、AKG C-12マイク2本をアシストとして用い、オリジナルのマイクロフォン・プリアンプからミキサーを通さずにダイレクトにアナログ・テープへと録音するシステムを採用したこだわりの録音を、回転数45rpmの180g重量盤レコードに落とし込みました。収録時間が短くなるため、オリジナルのCDに収録されていたショーソン「愛と海の詩」とヘンデル「アリオダンテ」は第2集として発売される予定です。歌詞カードは付属しません。 サーシャ・クックは、あのアダムスの問題作「ドクター・アトミック」でオッペンハイマーの妻キティを歌ったことで、強烈な印象を与えました。このアルバムにもアリア「Am I in Your Light?」が収録されていますが、緊迫感溢れる全曲中、ふんわりと優しいこのアリアはとりわけ心に残るものであり、このアルバムのプロデューサーも、これを聴いたからこそ彼女のデビュー・アルバムを制作したいと強く願ったのだそうです。 そんな製作者の強い思いを秘めたこの1枚は、確かに豊かな感情と色彩感に満ちたもので、しっとりとした彼女の歌声と、それを支えるオーケストラの響きは、聴き手に大いなる喜びを与えることでしょう。リュッケルト歌曲集の録音は2012年ニューポートで行われた博覧会において、オーディオ賞を獲得しています。
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シューベルト、ブラームス、マーラーの
歌曲による編曲集 [フラヌイ]発売日:2019年04月05日
CD 3枚組価格:5,100円(税込、送料無料)
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マーラー(1860–1911):
交響曲 第5番 嬰ハ短調 [ロジャー・ノリントン シュトゥットガルト放送交響楽団]MAHLER, G.: Symphony No. 5 (Stuttgart Radio Symphony, Norrington)
発売日:2019年04月19日
NMLアルバム番号:SWR19517CD
CD価格:1,040円(税込)
唯一無二、独特の透明感と粘りを持つ快演ピリオド・オーケストラの巨匠であったノリントンがモダンのシュトゥットガルト放送響の首席指揮者に就任して10年近く経ち、早めのテンポと抑えたヴィヴラートを基調としながらも、穏やかで豊かな表情が特徴的な彼のサウンドがすっかりオーケストラの持ち味となった頃の録音。冒頭から快速ながらも、ただすっきりと流れてしまうようなことはなく、時折ぐっとテンポを落とすような表情も多々あり、意外な粘りも聴かせる独特の歌心を存分に味わうことの出来る演奏です。
収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791)
マーラー(1860-1911)
ブラームス(1833-1897):
ピアノ四重奏曲集 [スクリデ・ピアノ四重奏団]発売日:2019年03月29日
CD価格:2,325円(税込)
2001年のエリザベート王妃国際音楽コンクールでの優勝以来、アーティストとしての成長を着実に遂げてきたバイバ・スクリデと、その妹ラウマ・スクリデという、来日公演でもお馴染みのラトヴィア出身の姉妹が中心となって結成された、スクリデ・ピアノ四重奏団。ヴィオラは、ル・サージュが進めたフォーレの室内楽作品集への参加など、ALPHAレーベルへの録音でお馴染みのフランス出身のリーズ・ベルトー。チェロのハリエット・クリーフはオランダの出身で、Capriccioレーベルよりソロ・アルバムを数点リリースしており、2018年の初来日時にはリサイタルのほか、読売日本交響楽団との共演でも話題となりました。 2016年のシューベルティアーデでデビューを飾ったこの国際色豊かなカルテット、アルバムは今回が初めてとなります。モーツァルトが劇的な展開を得意としたト短調で書かれたK478終楽章での生き生きとした表現、同じくト短調を用いた先鋭的な作風がシェーンベルクの心も捉えたブラームスでの、情感豊かなアンサンブルなどが聴きどころ。このモーツァルトとブラームスの人気作品に、やや通好みのするマーラーの断章を組み合わせています。繊細な表情に力強さも兼ね備えた、奥深い歌を楽しむことができます。
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フラヌイ
マーラーによる室内楽作品集
(M.クラーラー、A.シェットによる室内アンサンブル編) [ダニエル・シュムッツハルト(バリトン)/フラヌイ(アンサンブル)]MAHLER, G.: Vocal Music (arr. M. Kraler and A. Schett) (Mahlerlieder … und ruh' in einem stillen Gebiet) (Schmutzhard, Franui)
発売日:2019年02月22日
NMLアルバム番号:WWE1CD20303
CD価格:2,560円(税込)
クラーラーとシェットによるロマン派作品アレンジ第3作。こちらも民謡や伝承とは切り離すことができないマーラーの作品をクラーラーとシェットが大胆にアレンジしています。まるでウィーンの酒場で聴くような、フラヌイのユニークな編成で奏でられる数々の歌は、マーラーがが憑りつかれていたという死生観も全て取り込み、時には美しく、時には残酷な世界を描き出しています。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第2番「復活」 [ピア・パーション/サラ・コノリー/ベンジャミン・ザンダー フィルハーモニア管弦楽団]発売日:2018年12月21日
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
2013年、それまでのTELARCからLINNへとレーベルを移してリリースされた、ザンダーとフィルハーモニア管によるマーラー・シリーズ第7弾。プロデューサーは引き続きエレーヌ・マートンが務めています。シリーズの魅力の一つであった、細部まで行き届いた表現と優秀な録音にはますます磨きがかけられ、豊かなフレージングと振幅の大きな表現をダイナミックな音で楽しむことが出来るアルバム。またソリスト2人の素晴らしさは特筆すべきものです。 初出時はSACDハイブリッドにザンダーの解説がついた3枚組でしたが、今回解説を省いた通常CD2枚組として再リリースとなりました。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第2番 ハ短調「復活」 [マリス・ヤンソンス バイエルン放送交響楽団/アニヤ・ハルテロス/ベルナルダ・フィンク]MAHLER, G.: Symphony No. 2, "Resurrection" (Harteros, B. Fink, Bavarian Radio Chorus and Symphony, Jansons)
発売日:2018年11月21日
NMLアルバム番号:900167
CD価格:2,100円(税込)
マリス・ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団による2011年の演奏会のライヴ録音。 演目はヤンソンスが得意とするマーラーの「復活」で、ソリストはアニヤ・ハルテロス(ソプラノ)とベルナルダ・フィンク(アルト)が務めています。定評あるヤンソンスのマーラー演奏ですが、この「復活」は以前映像でも発売されており、ヤンソンスの高い集中力に溢れた演奏が話題となりました。第1楽章の緊張感に満ちた表現、第4楽章でのフィンクの深く美しい歌声、終楽章で合唱が入ってからの圧倒的な高揚感。ヤンソンスならではの「総譜を全て音にするかのような」精緻、かつ劇的な演奏が繰り広げられています。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第9番 ニ長調 [トマーシュ・ネトピル/エッセン・フィルハーモニー管弦楽団]MAHLER, G.: Symphony No. 9 (Essen Philharmonic, Netopil)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:OC1890
CD価格:1,950円(税込)
1975年、チェコに生まれ、ストックホルム王立音楽院でヨルマ・パヌラに指揮法を学んだトマーシュ・ネトピル。“チェコの次代を担う若手”として聴衆の期待を一身に集めている注目の指揮者です。2002年、フランクフルトで開催された“第1回ゲオルク・ショルティ指揮者コンクール”で優勝、プラハ国立劇場の音楽監督を経て2013/2014年からはエッセン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めています。ヤナーチェクやドヴォルザークなどのチェコ作品を得意とするだけでなく、ドイツ、オーストリア作品などの基本的なレパートリーも手中に収めているネトピル、2018/2019のシーズンも歌劇をはじめとした数多くの作品の演奏が予定されています。 ネトピルは、チェコと深い関係にあるマーラーの音楽に強く共感しているといい、この第9番の演奏では、晩年のマーラーが至った境地を鮮やかに描き出すことに成功、濃密な感情表現を伴った美しい音楽が生まれています。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
大地の歌 [サイモン・ラトル(指揮)バイエルン放送交響楽団 マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)/スチュアート・スケルトン(テノール)]MAHLER, G.: Lied von der Erde (Das) (Kožená, Skelton, Bavarian Radio Symphony, Rattle)
発売日:2018年09月21日
NMLアルバム番号:900172
CD価格:2,100円(税込)
2018年6月、16年間務めたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者兼芸術監督の任を離れたサイモン・ラトル(2017年9月よりロンドン交響楽団音楽監督に就任)。ラトルはバイエルン放送交響楽団ともしばしば共演を行い、既にCD化もされている2015年の「ラインの黄金」(演奏会形式)では、歌手たちを完全にコントロールしたラトルの明快な指揮と、バイエルン放送響のまろやかな響きが相俟って素晴らしいワーグナーを聴かせていました。 今回のアルバムは2018年1月にヘルクレスザールで行われた「大地の歌」をライヴ収録したもの。独唱を受け持つのはオーストラリア出身のヘルデン・テノールで国際的な評価を高めつつあるスチュアート・スケルトンと、抜群の歌唱力を誇るマグダレーナ・コジェナーの二人。この作品では、ワーグナーのような重厚な響きよりも、絶望感や自然への回帰、そして終楽章での諦念など内面的な感情移入が求められますが、マーラーを得意とするラトルは全てのモティーフを入念に歌わせ、晩年のマーラーが至った境地を精緻に描き出しています。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第1番(「花の章」付き) [シュトゥットガルト放送響/ノリントン]MAHLER, G.: Symphony No. 1, "Titan" (Stuttgart Radio Symphony, Norrington)
発売日:2018年08月24日
NMLアルバム番号:SWR19510CD
1)
CD価格:1,040円(税込)
作曲当初に含まれていた「花の章」を収録した5楽章版。初発売時には、ピリオド・アプローチによる初めてのマーラーの交響曲第1番として話題となったものです。両翼に配置されたヴァイオリンや管楽器によるフレーズの受け渡しの面白さ、幅広いダイナミクスなどが解像度の高い録音で記録されており、聴き慣れたはずのこの作品を新鮮に楽しむことが出来ます。 なお「花の章」は別添えではなく、本来の第2楽章の位置に収録されています。終演後の拍手入り。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第1番-第9番
BR KLASSIK マーラー名演集[11枚組 BOX]MAHLER, G.: Symphonies Nos. 1-9 (Bavarian Radio Symphony, Colin Davis, Harding, Haitink, Jansons, Nézet-Séguin) (11-CD Box Set)
発売日:2018年04月20日
CD 11枚組BOX価格:7,275円(税込、送料無料)
現代ドイツを代表するオーケストラ“バイエルン放送交響楽団”。この11枚組BOXには、グスタフ・マーラーの9曲の交響曲が、マリス・ヤンソンスをはじめとする世界最高の指揮者たちによる演奏で収録されています。 メインとなるのは現首席指揮者ヤンソンスの演奏で、CDでは初のリリースとなる交響曲第2番「復活」をはじめ、第5番、第7番、第9番の4曲を収録。以前、映像で発売されていた「復活」はハルテロスとフィンクの独唱も話題となりました。 オーケストラとゆかりの深いハイティンクの演奏も第3番と第4番の2曲を収録。87歳の巨匠による円熟の第3番はもちろんのこと、今回初出となる2005年の第4番は、名歌手ユリアーネ・バンゼのしっとりとした歌声も含めハイティンクらしい温かみのあるマーラーに仕上がっています。 他には、ネゼ=セガンの「第1番」やハーディングの「第6番」、そしてRCAレーベルから発売された当初、その驚くほどの高音質と重厚な演奏が話題となったコリン・デイヴィスの「第8番」も収録。各々の指揮者の個性とともにオーケストラの性能も存分に味わえる交響曲集となっています。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第6番 イ短調『悲劇的』 [南西ドイツ放送響/コンドラシン]MAHLER, G.: Symphony No. 6 (South West German Radio Symphony, Kondrashin)
発売日:2018年04月27日
NMLアルバム番号:SWR19416CD
CD価格:1,950円(税込)
20世紀の名指揮者、キリル・コンドラシンが亡くなる2か月ほど前に残した南西ドイツ放送交響楽団とのマーラー:交響曲第6番のリニューアル盤。快速テンポで知られる1978年のレニングラード・フィルとのドライな演奏に比べると、各楽章のテンポは幾分遅めであり、隅々まで丁寧な表情付けがされています。感情的になりがちな第1楽章や最終楽章でもコンドラシンらしい抑制の効いた表現による“純音楽”としてのマーラーがが繰り広げられています。SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。
収録作曲家:
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ブルックナー(1824-1896):
弦楽四重奏曲(管弦楽版)
マーラー(1860-1911):
交響曲 第10番 アダージョ [タッシェン・フィルハーモニー/シュタンゲル]BRUCKNER, A.: String Quintet (arr. for orchestra as Chamber Symphony) / MAHLER, G.: Symphony No. 10: I. Andante (Die Taschenphilharmonie, Stangel)
発売日:2018年03月30日
NMLアルバム番号:ETP008
CD価格:1,950円(税込)
ミュンヘンをベースに活躍しているタッシェン・フィルハーモニーは、1918年にシェーンベルクによって設立された「私的演奏家協会」をモデルとしており、最小限のメンバー(12人から20人)でベートーヴェンからマーラー、現代音楽まで演奏するというアンサンブルです。 基本的にはシュタンゲル自身の編曲により「大編成の作品を小さくして」演奏していますが、今回のアルバムでは、ブルックナーの弦楽四重奏曲を管弦楽版にした拡大した版を取り上げ、全く新しいアプローチを聴かせます。一方、おなじみのコンパクトな編成で演奏されたマーラー第10番では、透明感溢れる清々しい響きが耳に残ります。
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第5番 嬰ハ短調 [バイエルン放送響/ヤンソンス]MAHLER, G.: Symphony No. 5 (Bavarian Radio Symphony, Jansons)
発売日:2017年08月30日
NMLアルバム番号:900150
10)
CD価格:2,100円(税込)
マーラーの全交響曲の中でも「創造の新たな段階に踏み出した作品」とされる交響曲第5番。これまでの「子供の不思議な角笛」からの影響から脱却した“器楽のみ”のこの作品には彼も自信を抱いていました。だからこそ、1904年10月の初演の際、この曲がオーケストラや聴衆に快く受け入れられなかったことが不本意であったマーラーは、後に妻アルマの助言も入れながら何度か改訂を施しています。 2016年のヤンソンスが指揮したこの「交響曲第5番」。一聴すればヤンソンスがどれほどこの曲に対して真摯に向き合っているかがおわかりいただけます。名曲中の名曲だけに多くの指揮者、オーケストラがこの曲を演奏、録音し、聴き手もこれらの演奏に触れる機会がありますが、ここでのヤンソンスの演奏は、どんなに耳が肥えた聴き手にも、新たな発見をもたらすことでしょう。各々の楽器によるフレーズの歌わせ方、テンポ、デュナーミクに至るまで、もう一度スコアを見たくなるような驚きに満ちています。スコアを深く丁寧に読み込み、一つ一つの音を大切に奏でることで生まれた完成度の高い演奏です。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
嘆きの歌 [シュナイダー/バウムガルトナー/ケルル/エレート/ウィーン・ジングアカデミー/ウィーン放送響/マイスター]MAHLER, G.: Klagende Lied (Das) (S. Schneider, T.A. Baumgartner, Kerl, Eröd, Wiener Singakademie, Vienna Radio Symphony, Meister)
発売日:2017年08月30日
NMLアルバム番号:C5316
CD価格:2,250円(税込)
マーラーの最初期の作品の一つであるカンタータ「嘆きの歌」。ドイツの民話やお伽話といったマーラー好みの題材を用い、当時、最も影響を受けていたワーグナー風の斬新な音楽をつけた大作です。もともとウィーン楽友協会主催の作曲コンクール「ベートーヴェン賞」に応募するために作曲されましたが、審査員たちには相手にされなかったため、マーラーは作品に何度も改訂を施し、最終的には自筆譜を作り直さなかったともいわれています。 もともとは3部構成でしたが、最初の改定時に第1部をばっさり削除。オーケストラの編成もずいぶん刷新されましたが、最近では削除された第1部を演奏することも多く、コルネウス・マイスターもその例に倣っています。第3部でのオーケストラの狂乱の響きが聴きもの。
収録作曲家:
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白井光子
ジュビリー・エディション [白井光子]Vocal Recital: Shirai, Mitsuko - MALIPIERO, G.F. / CARILLO, J. / MAHLER, G. (Jubilee Edition)
発売日:2017年08月30日
NMLアルバム番号:C5324
CD
通常価格:2,250円→ 特価!:1,590円(税込)ドイツの権威ある音楽誌“STERN”で「歌曲におけるファースト・レディ」と評されたメゾ・ソプラノ歌手、白井光子。彼女の70歳の誕生日(2017年5月28日)を記念しリリースされるこのアルバムには、未発表の3つの作品が収録されており、ドイツを中心に、あまり演奏されることのない珍しい作品を好んで取り上げてきた彼女らしく、ここでもそのレパートリーの多彩さが際立っています。 イタリアの近代作曲家マリピエロ、微分音の作曲家として知られるメキシコのカリージョの前衛的な歌曲と、マーラーの「大地の歌」の最終楽章。性格の違う3作品を白井は完璧に歌い分けています。
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発売日:2017年07月28日
SACD-Hybrid価格:2,550円(税込)
マーラーの全交響曲の中でも「創造の新たな段階に踏み出した作品」とされる交響曲第5番。彼の親しい友人ブルーノ・ワルターや批評家たちの指摘によるまでもなく、マーラー自身がこの事実に気付いていたことでもあり、これまでの「子供の不思議な角笛」からの影響から脱却した“器楽のみ”のこの作品には自信を抱いていました。だからこそ、1904年10月の初演の際、この曲がオーケストラや聴衆に快く受け入れられなかったことが不本意であったマーラーは、後に妻アルマの助言も入れながら何度かの改訂を施しています。 残念ながら初演時には人気を獲得することなかった「第5番」が決定的人気を得たのは、1971年のヴィスコンティの映画「ヴェニスに死す」での効果的なアダージェットの使用でしょう。以降、交響曲第5番は「最も人気のある交響曲」としてランク付けされています。 2016年のヤンソンスが指揮したこの「交響曲第5番」。一聴すればヤンソンスがどれほどこの曲に対して真摯に向き合っているかがおわかりいただけます。名曲中の名曲だけに多くの指揮者、オーケストラがこの曲を演奏、録音し、聴き手もこれらの演奏に触れる機会がありますが、ここでのヤンソンスの演奏は、どんなに耳が肥えた聴き手にも、新たな発見をもたらすことでしょう。各々の楽器によるフレーズの歌わせ方、テンポ、デュナーミクに至るまで、もう一度スコアを見たくなるような驚きに満ちています。スコアを深く丁寧に読み込み、一つ一つの音を大切に奏でることで生まれた完成度の高い演奏です。 SACD Hybrid盤は日本先行発売(日本だけの販売となります)。通常盤は8月発売予定。
収録作曲家:
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発売日:2017年06月30日
CD価格:2,080円(税込)
ダラス交響楽団が2016年のローヨッパ・ツアーの演奏曲目に選択したマーラーの交響曲第6番。この録音はツアー開始直前に本拠地のマイヤーソン・シンフォニー・センターで開催された演奏。スケルツォは第2楽章に置かれています。
収録作曲家:
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ブラームス(1833-1897):
ピアノ四重奏曲 第2番
マーラー(1860-1911):
ピアノ四重奏曲 イ短調 [バラホフスキー/ゼムツォフ/シュミット/ネボルシン]BRAHMS, J.: Piano Quartet No. 2 / MAHLER, G.: Piano Quartet (Barakhovsky, Zemtsov, W.E. Schmidt, Nebolsin)
発売日:2017年02月24日
NMLアルバム番号:8.572799
CD価格:1,600円(税込)
先に発売された第1番と第3番のピアノ四重奏曲は、現在バイエルン放送交響楽団のコンサート・マスターをはじめ、世界で活躍するヴァイオリニスト、バラホフスキーと、若手ピアニスト、ネボルシンを中心とした緊迫感溢れる見事なアンサンブルが繰り広げられた名演でしたが、穏やかな第2番では、4人の奏者たちがゆったりと伸びやかな音楽を奏でています。ブラームスのピアノ四重奏曲の中では、比較的地味な存在ですが、第1楽章では田園的な曲調の中にも、時々短調の荒々しい部分が見え隠れするなど、50分近い長さの中に緊密な構成が凝らされた大作です。第2楽章はブラームスらしい陰鬱な美しさを湛え、本来なら快活な楽章である第3楽章のスケルツォも悠然とした雰囲気を持っています。楽しげな終楽章も聞きもので、ブラームスが存命だった頃は、3曲の中で一番人気を誇っていたというのもうなずける出来栄えです。 マーラーの作品は、学生時代の習作ですが、すでにマーラーらしい厭世観と激情を併せ持つ個性的な曲です。
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マーラー(1860-1911) :
交響曲 第9番 ニ長調 [バイエルン放送響/ヤンソンス]MAHLER, G.: Symphony No. 9 (Bavarian Radio Symphony, Jansons)
発売日:2017年02月17日
NMLアルバム番号:900151
73)
CD価格:2,100円(税込)
ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団による“2016年の来日公演のメイン・プログラム”として選ばれたのは、既にリリースされたリヒャルト・シュトラウスの「アルプス交響曲」と、マーラー畢生の名作「交響曲第9番」でした。演奏の素晴らしさは日本の聴衆からも大絶賛されましたが、この録音は来日に先立ってミュンヘンで行われた演奏会のライブを収録したものです。誰もが共感するテンポ設定の元に、マーラーの求める音を徹底的に追求したヤンソンスの演奏、終楽章の最後は永遠の光の中に解けていき、最後の音が消えた時、全てが厳粛な沈黙に包まれます。
収録作曲家:
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発売日:2017年02月17日
SACD-Hybrid価格:2,550円(税込)
ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団による“2016年の来日公演のメイン・プログラム”として選ばれたのは、既にリリースされたリヒャルト・シュトラウスの「アルプス交響曲」と、マーラー畢生の名作「交響曲第9番」でした。演奏の素晴らしさは日本の聴衆からも大絶賛されましたが、この録音は来日に先立ってミュンヘンで行われた演奏会のライブを収録したものです。誰もが共感するテンポ設定の元に、マーラーの求める音を徹底的に追求したヤンソンスの演奏、終楽章の最後は永遠の光の中に解けていき、最後の音が消えた時、全てが厳粛な沈黙に包まれます。 SACDハイブリッド盤は日本だけの限定販売となります。数量も限定です。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第7番 ホ短調 [タッシェン・フィル/シュタンゲル]MAHLER, G.: Symphony No. 7 (Die Taschenphilharmonie, Stangel)
発売日:2017年02月24日
NMLアルバム番号:ETP004
1)
CD価格:1,950円(税込)
聴き手の誰もが驚く「史上最小のマーラー第7番」。彼らの特徴が端的に現れたアルバムです。極限まで肥大化した音がここまですっきりするとは!第4楽章の涼しげな音に注目。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第3番 ニ短調 [ロンベルガー/アウグスブルク大聖堂聖歌隊/バイエルン放送響/ハイティンク]MAHLER, G.: Symphony No. 3 (Romberger, Augsburger Domsingknaben, Bavarian Radio Symphony and Female Chorus, Haitink)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2017年01月13日
NMLアルバム番号:900149
3)
CD 2枚組価格:2,400円(税込)
ロマン派時代に書かれたあらゆる交響曲の中で「最長」の作品であるマーラーの交響曲第3番。当初の予定では全7楽章で構成され、各楽章には標題が付けられるという力の入った作品でしたが、出版時にその標題は削除され、最後の楽章に置かれていた「天上の生活」は交響曲第4番の終楽章へと移されました。しかし、標題はなくとも、当時のマーラーが心惹かれていた「子供の不思議な角笛」からの引用や、ニーチェの「ツァラトゥストラ」の一節までと、たくさんの要素が含まれたこの第3番にはマーラーの自然観、人生観などがくまなく反映されているとされています。演奏にあたっては、第2番《復活》のようにオルガンは使用されていないものの、大編成のオーケストラと多彩な打楽器群、第4楽章にはアルト独唱、第5楽章にはアルト独唱、児童合唱、女声合唱が必要とされ、演奏時間もおよそ100分掛かるという大規模な作品です。 このハイティンクが指揮した演奏は、2016年の6月にミュンヘンのガスタイクにおいて開催された演奏会をライヴ収録したものです。87歳という高齢にもかかわらず、ハイティンクの演奏はとても瑞々しく、全てに力が漲っています。第4楽章、第5楽章でソロを務めるロンベルガーはドイツ出身のメゾ・ソプラノ歌手。バッハのカンタータなど宗教音楽を得意としており、BR Klassikレーベルからはバッハの「マタイ受難曲」やヘンデルの「エジプトのイスラエル人」などの録音をリリース。その真摯な表現と深みのある声が好評を博しています。
収録作曲家:
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マーラー=シェーンベルク編曲:
室内楽版《大地の歌》《さすらう若人の歌》 [プラッツ/レイド/ウィリアムズ/ファレッタ]MAHLER, G.: Lied von der Erde (Das) / Lieder eines fahrenden Gesellen (arr. A. Schoenberg) (Platts, Reid, Williams, Falletta)
発売日:2016年10月28日
NMLアルバム番号:8.573536
2)
CD価格:1,600円(税込)
1918年の秋、シェーンベルクはウィーンで「私的演奏協会」を立ち上げました。それは当時の“現代音楽”を人々にきちんと広めることを目的とし、入念なリハーサルを行い、工夫を凝らしたプログラムを週1回演奏するというもの。ここでは立ち上げの翌年から1921年、インフレのために活動停止を余儀なくされるまでの3年間に、117回のコンサー卜が行われ、154もの作品が演奏されたのです。ただし、交響曲や管弦楽などの大規模な編成を必要とする曲は、資金面などの様々な理由でそのままの形ではなく、シェーンベルクと彼の弟子たちによって、小さな編成に編曲が施されて演奏されました。 このアルバムに収録された2つの作品はどちらもシェーンベルク自身の編曲によるもの。若きシェーンベルクが敬愛していたマーラーの作品が瑞々しく、また透明感溢れるアンサンブルに生まれ変っています。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第10番(クック版 1976年第3稿) [シアトル響/ダウスゴー]MAHLER, G.: Symphony No. 10 (performing version by D. Cooke) (Seattle Symphony, Dausgaard)
発売日:2016年09月28日
NMLアルバム番号:SSM1011
CD価格:1,950円(税込)
1911年にマーラー(1860-1911)がこの世を去った時、遺された「第10交響曲」のスコアは断片的なもので、ほぼ完成していた第1楽章を除くと、他はどれも大まかなスケッチの状態でした。未亡人となったアルマは、この曲を完成させるべく何人かの作曲家たちに作品の補筆を依頼し、様々な版が成立します。 その中でもとりわけ広く知られているのが、イギリスの音楽学者デリック・クック(1919-1976)による補筆版であり、1960年に初演された“第1稿”(マーラーの生誕100年を祝してBBCのラジオで放送された)は完全な形でなかったことと、事前にアルマの承諾を得ていなかったこともあり、一旦はアルマによって出版、上演が禁止されてしまいます。しかし、その3年後に、亡くなる前のアルマが態度を軟化させたため、1964年に第2稿の上演が可能となりました。そして1972年にその改定稿である「第3稿」が初演され、1976年にはスコアも出版、ウィン・モリスが指揮したレコードの評判も伴って、この「クック版」の存在が多くの人に知れ渡ることになるのです。 このクック版第3稿を用いたシアトル響の首席客演指揮者ダウスゴーによる演奏は、スタイリッシュで洗練されたものであり、ダウスゴー自身が執筆したブックレット(英語)に、マーラーの自筆譜に添えられたアルマへの言葉についての考察も詳細に記された通り、「マーラーのアルマへの思い」を汲みあげた愛情豊かな演奏としても評価されるでしょう。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第1番 ニ長調 [バイエルン放送響/ネゼ=セガン]MAHLER, G.: Symphony No. 1 (Bavarian Radio Symphony, Nézet-Séguin)
発売日:2016年03月30日
NMLアルバム番号:900143
1)
CD価格:2,085円(税込)
1949年に設立されたバイエルン放送交響楽団、この楽団におけるマーラー演奏の伝統の礎は、1960年に首席指揮者に就任したラファエル・クーベリックが作ったものです。彼はマーラー(1860-1911)やドヴォルザークといったチェコに由来する作曲家の作品を積極的に取り上げ、オーケストラの固定レパートリーにしました。以降、ヤンソンスをはじめとした多くの指揮者たちがマーラーを取り上げ、独自の演奏を披露しています。 2011年にバイエルン放送交響楽団にデビューを飾ったネゼ=セガンも果敢にマーラーに挑み、最良の響きと彼ならではの表現で、新しいマーラー像を描き出しました。オーケストラの自主性を重んじた極めてオーソドックスな解釈の中に、ジュリーニに教えを受けたというネゼ=セガンの独自性が時折顔を覗かせる印象的なマーラーです。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第2番「復活」(B.ワルターによるピアノ4手版) [中澤真麻/アタヴァーレ]MAHLER, G.: Symphony No. 2 (arr. B. Walter for 2 pianos) (Maasa Nakazawa, Athavale)
発売日:2016年02月24日
NMLアルバム番号:8.573350
7)
CD価格:1,600円(税込)
マーラーが交響曲第2番「復活」を完成させたのは1894年、彼が34歳の時でした。1888年に「葬礼」として最初に作品の構想を練った時は単一楽章の交響詩となるはずでしたが、その後様々な紆余曲折を経て、最終的には5楽章からなる、ソプラノ、アルト独唱と合唱、オルガンを伴う巨大な交響曲へと発展したこの交響曲には、彼の様々な思い入れが込められています。 そんな壮大な作品を、彼の弟子であるブルーノ・ワルターが連弾用に編曲。もちろんマーラーの複雑なスコアはそのまま、また独唱や合唱のパート全てが、ピアノの響きに集約されたこの「ミニアチュア」は驚くほどの精緻な佇まいを持っています。 この録音では、連弾で演奏できるスコアをあえて2台のピアノで演奏することで、一層の音の広がりを追求しています。昂ぶる感情がそのまま爆発する第1楽章、穏やかで細やかな第2楽章、ユーモラスな第3楽章、素朴な信仰が歌われた第4楽章「原光」、そして圧巻の終楽章。ピアノの響きの向こう側に光り輝く世界が開けているかのようです。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第1番&花の章 [フィンランド放送響/リントゥ]MAHLER, G.: Symphony No. 1, "Titan" / Blumine (Finnish Radio Symphony, Lintu)
発売日:2015年11月25日
NMLアルバム番号:ODE1264-5
32)
SACD-Hybrid価格:2,250円(税込)
ハンヌ・リントゥとフィンランド放送交響楽団の「良い関係」を伺わせる躍動感に満ちたマーラー(1860-1911)です。この演奏では、マーラーが当初第2楽章として構想し、結局は削除してしまった「花の章」は最後に置かれているため、曲の統一感は損なわれることなく、マーラーの意志も尊重される理想的な形となっています。 この楽章でトランペットを吹いているのは首席奏者の名手ハルヤンネ。流麗でチャーミングな旋律がまっすぐに耳を捉えます。素晴らしい録音にも注目です。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第6番 [バイエルン放送響/ハーディング]MAHLER, G.: Symphony No. 6 (Bavarian Radio Symphony, Harding)
発売日:2015年09月23日
NMLアルバム番号:900132
6)
CD価格:2,085円(税込)
ハーディングによるマーラー(1860-1911)演奏については、以前ドイツ・グラモフォンからリリースされた「交響曲第10番」の信じられないほどの美しさなどで、既に定評のあるところです。このバイエルン放送交響楽団との第6番の演奏も、第1楽章の第2主題「アルマの主題」やアンダンテ楽章での流麗さや、全体の見通しのよさは高く評価されるものであり、もちろんバイエルン放送響の定評のあるアンサンブルと熱気も楽しめる、究極の1枚であることは間違いありません。 最近ではこの交響曲に「悲劇的」というタイトルを付けて呼ぶことはめったにありませんが、このハーディングによる演奏は、メリハリの強さと溢れ出るような豊かな情感のためか、ことさら悲劇的な要素を強く感じさせるものとなっています。楽章の順序は最近の傾向に倣い、第2楽章にアンダンテ、第3楽章にスケルツォを置くもので、こちらも曲の構成のメリハリを与えるのに一役買っています。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲「大地の歌」
(A.シェーンベルクとR.リーンによる室内アンサンブル編) [フックス/シェーファー/リノス・アンサンブル]MAHLER, G.: Lied von der Erde (Das) (arr. A. Schöenberg and R. Riehn) (Fuchs, M. Schäfer, Linos Ensemble)
発売日:2015年08月26日
NMLアルバム番号:C5136
CD
通常価格:2,438円→ 特価!:990円(税込)1918年にシェーンベルクによって旗揚げされた音楽団体「私的演奏協会」では、その同時代の音楽に興味を持つ人々のために「良質な演奏」を提供することを目的とし、数多くの興味深い作品の初演が行われました。しかし、世相の悪化、また激しいインフレのために、作曲家が本来意図した編成で演奏することはほとんどの場合困難であり、そのためシェーンベルクと彼の友人、弟子たちはこれらの作品を、より演奏のしやすい編成(大オーケストラのために書かれたものを、ピアノ、ハルモニウムを含む室内楽に)に置き換え、ようやく演奏することができたのです。これにより、もともとの意図を変えることなく、一層コンパクトに、ある意味ですっきりした風情に生まれ変った作品群は、今聞いてみても独自の魅力をはなつものになっていることは間違いありません。 リノス・アンサンブルはこのような作品の演奏を得意とする団体であり、これまでもマーラー(1860-1911)、ブルックナーをはじめとした一連の作品を音にして送り出しています。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第5番 嬰ハ短調 [コルバーン管/シュワルツ]MAHLER, G.: Symphony No. 5 (Colburn Orchestra, G. Schwarz)
発売日:2015年01月28日
NMLアルバム番号:YAR41014
CD価格:2,224円(税込)
NAXOSの一連のアルバムでもおなじみの名指揮者ジェラード・シュワルツがYarlung Recordsレーベルに登場。彼はロサンゼルス室内管弦楽団、シアトル交響楽団の音楽監督を長らく務め、それぞれのオーケストラの能力を飛躍的に高め、また数多くの録音を成し遂げました。 今回のマーラー(1860-1911)の第5番の録音は、コルバーン管弦楽団との共演です。コルバーン管弦楽団は2012年-2013年に10周年のシーズンを迎えた「コルバーン音楽院」のオーケストラ。音楽監督はイェフダ・ギラッドが務め、アメリカ各地でコンサートを開催しています。様々な指揮者やソリストと共演し、その素晴らしい演奏が高く評価されています。共演後、シュワルツも「迷うことなく、世界でも有数のオーケストラである」と評価しています。熱いマーラーをどうぞ。
収録作曲家:
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R.シュトラウス&グスタフ・マーラー:
作品集[5DVD BOX]STRAUSS, R. / MAHLER, G.: Masterworks (5-DVD Box Set) (NTSC)
発売日:2014年11月26日
DVD 5枚組価格:4,890円(税込、送料無料)
このBOXセットは、後期ロマン派の大作曲家、リヒャルト・シュトラウス(1884-1949)とグスタフ・マーラー(1860-1911)の作品を集めたものです。ティルソン・トーマスによるリヒャルト・シュトラウスは、どちらもリハーサル風景と本番が収録されたもので、ティルソン・トーマスがそのタクトを駆使して、巨大な音楽を創り上げていくプロセスを余すことなく見ることができるというものです。 どんなオーケストラからも飛び切りの美音を紡ぎだすことで知られるクルト・ザンデルリングの「大地の歌」、どちらかというと機能的な響きを持つボストン交響楽団を意のままに操るラインスドルフの躍動的な「第1番」、そして堅実な指揮で知られるヘンヒェンとモネ交響楽団の情熱的な「第6番」と、これでマーラーの全てを知るには不足かもしれませんが、少なくとも、複雑なこれらの作品を理解する手がかりになり、何よりも楽しめることは間違いありません。
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原光
マーラー(1860-1911):
歌曲集 [ベヒレ/ハドゥッラ]MAHLER, G.: Lieder (Urlicht) (Baechle, Hadulla)
■声楽曲
発売日:2014年07月23日
NMLアルバム番号:MAR-1809
CD価格:2,600円(税込)
マーラーのいくつかの歌曲の中でも、最も美しくまた劇的な歌曲を集めた1枚。マーラーの歌曲については、良く知られているように、そのルーツが民謡詩集「子供の不思議な角笛」にあるものが多く、彼はこの詩を用いて多くの歌曲を書いた上、初期の交響曲、第2番から第4番にも歌詞を用いた楽章があるほどです。詩の多くは素朴な感情をそのまま表現していますが、中にはすばらしく芸術的なものや、小気味よい皮肉が利いたものなど様々で、マーラーもそれを踏まえ、絶妙な曲を付けているのです。歌曲集「さすらう若人の歌」の歌詞もも実際にはこの詩集に影響されています。 リュッケルトは、もう少し後になってマーラーが傾倒した詩人です。ヤニナ・ベヒレの歌唱は、マーラーが描いた微妙な心の襞を丁寧になぞり、時には過剰とも思えるほどの強い表現を施します。その歌い口は饒舌であり、慣れ親しんだ曲調とは違って聞こえる部分もありますが、この仄暗く暖かい声には、全ての疑問や戸惑いすらも闇の中に溶かし込んでしまうに違いありません。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第9番&第10番(アダージョ) [ケルン・ギュルツェニヒ管/シュテンツ]MAHLER, G.: Symphonies Nos. 9 and 10 (Cologne Gürzenich Orchestra, Stenz)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2014年07月23日
NMLアルバム番号:OC654
2CD価格:2,985円(税込)
シュテンツとケルン・ギュルツェニヒ管によるマーラー(1860-1911)・ツィクルスもこの1枚で完了となります。最後に登場するのは感動的な第9番と、第10番のアダージョ。第9番で素晴らしいドラマの構築を堪能したあと、1枚のディスクに収録されたアダージョ楽章を聴くときには、大いなる満足感とともに一抹の寂しさを覚えずにはいられません。「大地の歌」と「第10番全曲」(補筆は誰でもよい)もこの組み合わせで聞きたかった…と。すでにこのオーケストラの音楽監督の地位を離れたシュテンツ。次回は私たちの前に、どのような音楽を披露してくれるのでしょう? その期待も込めて、何回も繰り返して聞きたくなるアルバムです。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第6番 イ短調 [ケルン・ギュルツェニヒ管/シュテンツ]MAHLER, G.: Symphony No. 6 (Cologne Gürzenich Orchestra, Stenz)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2014年06月25日
NMLアルバム番号:OC651
2CD価格:2,985円(税込)
丁寧で精緻な演奏を聴かせるマルクス・シュテンツの“マーラー・ツィクルス”もあとは第9番を残すのみとなりました。この第6番も、極めてオーソドックスで美しい演奏です。最近では、スコアを読み込み過ぎてか(!)若干過激に走りがちな第6番の演奏をよく耳にしますが、このシュテンツの演奏は、聴いていてとても安心できるもの。全ての楽器とパッセージはあるべきところに収まっているかのような安定したマーラー(1860-1911)です(楽章の順序は最近の傾向に従い、第2楽章にアンダンテが来ています)。
収録作曲家:
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■交響曲/管弦楽曲 ■協奏曲
発売日:2013年12月18日
DVD価格:3,184円(税込、送料無料)
2011年にフェニーチェで行われたコンサートを収録。モーツァルトの晩年の作品「クラリネット協奏曲」と若きマーラーの交響曲第1番という組み合わせが斬新です。ここでまろやかなクラリネットを演奏しているパーチは、パレルモのベッリーニ音楽院で学び、その後ザビーネ・マイナーに師事しています。数多くのオーケストラと共演、1997年からはフェニーチェ歌劇場管弦楽団の首席クラリネット奏者を務めています。ソリストとしても活躍し、マスタークラスでも熱心に後進の指導に当たっています。 指揮のマテウスは現在最も注目される若手指揮者の一人。あのベネズエラの音楽教育システム「エル・システマ」の出身であり、2011年からフェニーチェ歌劇場管弦楽団の首席指揮者に任命され、一層の活躍中。このモーツァルトとマーラーでは「静」と「動」の対比をくっきりさせた骨太の演奏を披露しています。
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ルドルフ・ケンペ
マーラー(1860-1911):
交響曲 第4番 ト長調
ワーグナー(1813-1883):
楽劇「パルジファル」第1幕への前奏曲
メンデルスゾーン(1809-1847):
歌劇「ルイ・ブラス」序曲 [BBC響/ロンドン響/ケンペ]MAHLER, G.: Symphony No. 4 / WAGNER, R.: Parsifal: Prelude / MENDELSSOHN, Felix: Ruy Blas Overture (BBC Symphony, London Symphony, Kempe)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年12月18日
NMLアルバム番号:ICAC5117
CD価格:1,650円(税込)
ドイツの偉大な指揮者ルドルフ・ケンペ(1910-1976)。彼は1952年から1954年までバイエルン国立歌劇場の音楽監督を務め、1954年にはメトロポリタン歌劇場を振ります。バイロイト音楽祭でも1960年から1963年まで4回の「指環」ツィクルスを指揮するなど素晴らしい活躍を続けました。1961年にはビーチャムの後継者としてロイヤル・フィルハーモニー管の首席指揮者として任命され、一時中断するも、再任となってからは1975年までこの地位にあったのです。 その翌年早すぎる死を迎えたケンペですが、この1957年のマーラーの4番の録音はとても珍しいものと言えるでしょう。これは当時体調不良を訴えていたブルーノ・ワルターが用意していたプログラムを、結局ケンペが引き継いだものであり、この演奏は高く評価されたのですが、今まで世にでることはありませんでした。ドイツ系のレパートリーに並々ならぬ意欲を持ち、とりわけリヒャルト・シュトラウスの作品に素晴らしい名演を残した彼ですが、どうもマーラーは意に添わなかったのか、録音も極めて少なく、他には1番、2番、5番と「子どもの不思議な角笛」がある程度でしょうか。 この録音でケンペのマーラーを評価することは難しいでしょうが、何よりマーラーファンには、一つの素晴らしい録音が贈られたということを喜びたい1枚です。
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マーラー(1860-1911):
歌曲集「子どもの不思議な角笛」
さすらう若人の歌
リーム(1952-):
ライナー・マリア・リルケの詩による4つの歌 [プレガルディエン/ボーチャム響/スローアン]MAHLER, G.: Knaben Wunderhorn (Des) (excerpts) / Lieder eines fahrenden Gesellen / RIHM, W.: Rilke: 4 Gedichte (Prégardien, Bochum Symphony, Sloane)
■オペラ
発売日:2013年10月23日
NMLアルバム番号:777675-2
18)
CD価格:2,445円(税込)
最近、ますます深い解釈を聴かせるテノール歌手プレガルディエン。すでに様々なレーベルに130以上の録音を持つ、ドイツ・ロマン派の歌曲を歌わせたら右に出る者はいない人です。そんな彼の歌うマーラー(1860-1911)とリーム(1952-)は、言葉の扱いに於いても、声の美しさに於いても、まさに完璧と言ってよいものであり、ピアノ伴奏で聴く「角笛」とも、また違った魅力を放っています。彼はリームの作品の初演者でもあり、2002年にはピアノ伴奏版、2004年にはバーゼルでオーケストラ版を歌うほどにこの作品に精通しています。リーム作品は難解なイメージがありますが、この曲は驚くほどにナイーヴでロマンティックな響きを持つもので、リリカルなプレガルディエンの声にぴったりの美しいものです。
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第6番 [ウィーン響/ルイージ]MAHLER, G.: Symphony No. 6 (Vienna Symphony, Luisi)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年04月24日
NMLアルバム番号:WS003
2CD価格:2,438円(税込)
ウィーン交響楽団とルイージによるマーラー(1860-1911)の第2弾。前作(第1番)では繊細な感情の揺れを聴かせた彼らたち。今作では炸裂するエネルギーを存分に漲らせた力強いマーラーを聴かせます。マーラーの交響曲第6番は1907年1月4日にこのムジークフェラインでウィーン初演されました。これは彼がこの曲を指揮した最後の機会であり、この時のプログラムには「第2楽章-アンダンテ」という順番が記されています。 今回の演奏もその順に従い第2楽章にアンダンテが置かれています。メリハリの効いた終楽章も注目。テンポを自由&自在に動かし、極めて集中度の高い演奏が繰り広げられています。
収録作曲家:
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ハンス・ロスバウト
マーラー(1860-1911):
交響曲 第5番 嬰ハ短調 [ケルン放送交響楽団/ハンス・ロスバウト - 録音:1951年]MAHLER, G.: Symphony No. 5 (Cologne Radio Symphony, Rosbaud) (1951)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年03月20日
NMLアルバム番号:ICAC5091
CD価格:1,760円(税込)
オーストリアの指揮者ハンス・ロスバウト(1895-1962)は、現代ではどちらかというと「現代音楽の擁護者」として認知されています。確かに彼はシェーンベルクやバルトーク、ストラヴィンスキー、クルジェネク作品の普及に大いなる貢献を果たしました。そんな彼ですが、第二次世界大戦後にマーラーの作品演奏に情熱を燃やし、1948年から1962年までに南西ドイツ放送交響楽団をはじめ、シカゴ交響楽団やアムステルダムコンセルトヘボウなどで、次々にマーラーを演奏。まさに伝説的なマーラー指揮者としての名声を確立したのです。 2012年はそんなロスバウトの没後50周年にあたり、このアルバムは偉大なる指揮者へのオマージュとして制作されたものです。無骨でクールな表現の中にときおり伺える熱い情熱は、この当時におけるマーラー演奏の先鞭をつけていたに違いありません。
収録作曲家:
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ハルトムート・ヘンヒェン
マーラー(1860-1911):
交響曲 第1番&第8番 [オランダ・フィル/ヘンヒェン]MAHLER, G.: Symphonies Nos. 1, "Titan" and 8, "Symphony of a Thousand" (Netherlands Philharmonic, Haenchen)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年03月20日
NMLアルバム番号:ICAC5094
2CD価格:2,370円(税込)
1943年ドレスデン生まれのハルトムート・ヘンヒェン。彼は日本にも度々来日し、マーラー(1860-1911)やメンデルスゾーンなど、ドイツ、オーストリアのレパートリーを丁寧に聞かせてくれることで定評のある人です。ベルリン州立歌劇場で指揮者としてデビュー、その時はムソルグスキーの「ボリス・ゴドゥノフ」を演奏し大好評をおさめました。ドレスデン国立歌劇場やアムルテルダム、ベルリン・フィルとの客演を重ね、2002年からはドレスデン音楽祭の音楽監督を務めました。 とりわけ大編成の作品を統率する力に優れ、ここで聴けるマーラーの第8番も、曲の持つ途方もないスケールと祝祭的な雰囲気をきっちり把握し、全く隙のない造形で、マーラーの真意を描き出しています。第1番についても、ムダのない動きと丁寧な響き作りが素晴らしく、マーラーの音楽と聞く楽しみを改めて思い起こさせてくれるような好演となっています。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第8番 変ホ長調 [ケルン・ギュルツェニヒ管/シュテンツ]MAHLER, G.: Symphony No. 8, "Symphony of a Thousand" (Cologne Gurzenich Orchestra, Stenz)
■交響曲/管弦楽曲 ■合唱曲
発売日:2012年12月19日
NMLアルバム番号:OC653
43)
SACD価格:2,025円(税込)
マーラー(1860-1911)自身に「私の作品の中で最大のもの」と言わしめた交響曲第8番。最近は「千人の交響曲」という名称は使われなくなったものの、大掛かりな編成と、愛と歓喜に満ちた曲調は、まさに全ての人々への贈り物です。今回のシュテンツの演奏はケルン・フィルハーモニー創立25周年記念の演奏会であり、シュテンツの考え抜かれた解釈と、各々の独唱者、そして全く隙のないオーケストラによるこの演奏は、全ての聴衆に感銘を与えました。 なお、歌詞として用いられている第1部のラテン語の賛歌「来たれ、創造主なる聖霊よ」と第2部のゲーテの「ファウスト第2部」からの最後の場については、ブックレットで各々の原型が掲載されており、マーラーが削除したり付け加えた部分がわかるようになっているのも興味深いところです。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第1番 [ボルティモア響/オールソップ]MAHLER, G.: Symphony No. 1 (Baltimore Symphony, Alsop)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年10月24日
NMLアルバム番号:8.572207
CD価格:1,600円(税込)
数多くの指揮者、オーケストラがレパートリーとする、すっかりおなじみとなったこのマーラー(1860-1911)「第1番交響曲」。とはいえ、マーラー自身もこの作品にタイトルを付けてみたり、外してみたり、最初は5楽章形式であったり、また歌曲からの引用があったり。と様々な試みが施されており、一時期は誰もがみんな「巨人」というタイトルで呼んでいたものの、今では「それはやめよう」という流れになっている、マーラーらしい作品です。もちろん演奏の解釈も時代によって刻々と変化しているのも間違いありません。オールソップの演奏には、弱々しい感情ではなく、突き進む強さがあります。これは女性指揮者だからこその強さかもしれません。第1楽章の悠然さ、第2楽章の決然とした響き、重々しい第3楽章、そしてはち切れんばかりのパワーを込めた終楽章。これは見事なマーラーです。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第6番 イ短調 [ハンブルク・フィル/ヤング]MAHLER, G.: Symphony No. 6 (Hamburg Philharmonic, S. Young)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年10月24日
NMLアルバム番号:OC413
2CD価格:2,438円(税込)
第2番「復活」(OC-412)に続く、シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィルのマーラー(1860-1911)第2弾。今作でも彼女らしい豪壮で勇猛果敢な音楽が堪能できます。第1楽章では、第2主題のテンポをぐっと落とすことで、曲にメリハリを与えるなど、細部に渡って数多くの工夫も凝らされており、落ち着いた第2楽章、諧謔的な第3楽章を経て、怒涛の終楽章へ傾れ込む様は、一種の爽快感すら覚える名演です。(演奏する際に、第2楽章と第3楽章の順序をどうするかについては、最近の関心事の一つとなっていますが、ここでは2003年の国際マーラー協会での見解に従ったもので、第2楽章にアンダンテ、第3楽章にスケルツォが配置されています。)
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第1番 [ウィーン響/ルイージ]MAHLER, G.: Symphony No. 1, "Titan" (Vienna Symphony, Luisi)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年10月24日
NMLアルバム番号:WS001
10)
CD価格:1,710円(税込)
ウィーンの歴史あるオーケストラの一つ、ウィーン交響楽団は、1900年、フェルディナント・レーヴェによりウィーン演奏協会管弦楽団(Wiener Concertverein Orchester)として設立され、1903年2月11日、ムジークフェラインザールにおいて、レーヴェ指揮によりブルックナーの交響曲第9番の初演を行いました。1913年、本拠地をウィーン・コンツェルトハウスとし、1919年、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団と合併、1933年、現在の名称となり現在に至っています。第2次世界対戦の戦禍を潜り抜ける際、一度は消滅の危機にありながらも、戦後復活し、日本を含めた世界ツアーを行うなど活発な活動をしていて、ファンも多いオーケストラです。歴代の指揮者たちの顔ぶれも見事であり、スワロフスキー、サヴァリッシュ、クリップス、ジュリーニ、ラインスドルフ、ロジェストヴェンスキーなどの大御所の名前が並ぶ様は、まことに壮麗です。首席指揮者の任にはありませんでしたが、あのカラヤンも「ウィーン演奏協会音楽監督」として、このオーケストラの発展に力を注いでいます。最近は1982年からエッシェンバッハ、プレートル、デ・ブルゴス、フェドセーエフとバトンが繋がれ、2005年からはファビオ・ルイージが首席指揮者の地位にあり、レパートリーの一層の拡大と表現の充実を図っているのはご存知の通りです。 今回、オーケストラは新たに新レーベルを設立し、そのリリース第1弾として所縁の深いマーラー(1860-1911)の第1番をお届けいたします。豊かな歴史に裏打ちされた響きに、現代的解釈を施すルイージの棒によるマーラーの青春記。まさに新星レーベルの誕生にぴったりの作品、かつ演奏です。音へのこだわりも感じさせるLP2枚組も同時発売。音楽を愛する全ての人への素晴らしい贈り物です。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第9番 ニ長調 [バイエルン放送響/ハイティンク]MAHLER, G.: Symphony No. 9 (Bavarian Radio Symphony, Haitink)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年05月30日
NMLアルバム番号:900113
4)
CD価格:2,100円(税込)
ハイティンクによるマーラー(1860-1911)演奏の素晴らしさについては、今更何もいうことはないでしょう。70年代に完成させたコンセルトへボウ管とのマーラー全集は、1972年のフランス・ディスク大賞とオランダ・エジソン賞を受賞しており、ヨーロッパでは高い評価を受けていました。しかし、当時の日本では、どうしてもマーラーの巨大さや壮麗さに目を奪われる傾向があり、バーンスタインやショルティの激しい演奏に比べると、クーベリックやハイティンクの演奏は、控えめに映ってしまったのか、どうしても目立たない印象となっていたことは否めません。しかし80年代以降、ハイティンクの滋味溢れる演奏が評価され始めたことは言うまでもありません。彼の音楽は常に滑らかであり、充実した響きをもち、何よりも深い音楽的共感に溢れています。その評価はじわじわと高まり、21世紀に入ってからのハイティンクは「何を聴いても外れなし」とまで言われるほど。まさに円熟を極めたといっても過言ではないかもしれません。 この12月の演奏は、本来ヤンソンスが指揮することになっていたのですが、体調不良で急遽ハイティンクが指揮台に立ったものです。悠然と始まる第1楽章から、何の衒いもなくまっすぐな音楽が溢れています。小手先の解釈ではなく、唯々必然性のある音だけが並ぶもの。必要以上にテンポを揺らすこともなく極めて正統派のマーラーと言えるでしょう。この曲に過度な説明も解釈も必要ありません。素晴らしい指揮者とオーケストラ、そしてそれを受け止める心があれば、それで充分です。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第8番 「千人の交響曲」 [ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団/アントニ・ヴィト指揮]■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年04月25日
Blu-ray Audio価格:2,224円(税込)
大オーケストラに加え、8人の独唱者、2組の混声合唱に児童合唱、オルガンに別働の金管部隊!その後の第9、10番交響曲、あるいは「大地の歌」では、やや方向性を変えてさらなる高みに登っていくとはいえ、マーラーの交響曲中、あるいは通常演奏されるクラシックの名曲中で、最も巨大な編成を必要とするこの第8番は、彼の芸術の一つの頂点を示すものといってよいでしょう。作曲者自身が「宇宙が鳴り響く」と形容しただけあって、内容は壮麗を極め、これだけの編成のもつ威力と表現の可能性を100%活かし切って、もてあますことがありません。特に終結部の長大なクレッシェンドなど、身震いを覚えるほどの感動です。
収録作曲家:
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R.シュトラウス、ワーグナー、マーラー:
無伴奏合唱作品集 [バイエルン放送合唱団/ダイクストラ]Choral Music - STRAUSS, R. / WAGNER, R. / MAHLER, G. (Bavarian Radio Choir, Dijkstra)
■合唱曲
発売日:2012年03月14日
NMLアルバム番号:900503
6)
CD価格:2,085円(税込)
マーラー、R.シュトラウス、ワーグナーという3人の「20世紀末」を象徴する作曲家の無伴奏合唱曲集です。あまり知られていませんが、R.シュトラウスはいくつかの合唱作品を書いていて、複雑なオーケストレーションをそのまま声に移した精緻なアンサンブルは、合唱愛好者垂涎の作品として知られています。マーラーの作品は、C.ゴットヴァルトによる編曲で、こちらはマーラーの音世界を16声部によるアンサンブルで描くことで、壮大な世界観を表現しています。ワーグナーの3つの曲はどれも楽劇「トリスタンとイゾルデ」に関係した作品を合唱化したものです。例えば、「ヴェーゼンドンクの5つの歌」の「夢」は「トリスタンとイゾルデのための習作」とされていたり、「温室にて」の濃厚な表現も、直接イゾルデを描いたものではないものの、一人の女性の渇望と孤独を生い茂る植物に添わせたマティルデの詩は、移ろいやすい女心を映し出す鏡のようなものであり、この狂おしいまでのエネルギーの放射は、ダイクストラとバイエルン放送合唱団の水準の高い演奏によって昇華され、聴き手の心を酔わせること間違いありません。
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ディミトリー・ミトロプーロス指揮
マーラー(1860-1911):交響曲 第3番
ドビュッシー(1862-1918):海 [ミトロプーロス指揮 - 録音:1960年]MAHLER, G.: Symphony No. 3 / DEBUSSY, C.: La mer (West, Cologne Radio Chorus and Symphony Orchestra, Mitropoulos) (1960)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年03月14日
NMLアルバム番号:ICAC5021
1)
2CD価格:2,528円(税込)
ギリシャ、アテネ生まれの大指揮者ミトロプーロス(1896-1960)は、バーンスタイン出現前のアメリカにおいて「マーラーの伝道者」として名を残す偉大な指揮者です。彼は1960年11月2日にミラノでマーラーの第3番のリハーサル中にこの世を去りましたが、このケルン放送響との演奏は、逝去する2日前の記録であり、またニューヨーク・フィルとの演奏のようにカットなどが施されることもない「完全な形」としての作品です(以前、他のレーベルからのリリース歴もありますが、こちらはWDR所有のマスター・テープからの復刻です)。その1週間前に録音されたドビュッシーとともに、ミトロプーロスの真の姿を知るための貴重な演奏記録です。
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第3番 ニ短調 [シュースター/ケルン・ギュルツェニヒ管/シュテンツ]MAHLER, G.: Symphony No. 3 (Schuster, Cologne Gurzenich Orchestra, Stenz)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年03月07日
NMLアルバム番号:OC648
2 SACD価格:3,184円(税込、送料無料)
常に堅実な音楽を聴かせるドイツの中堅指揮者シュテンツ。決して派手ではなくとも、その良さがじわじわと浸み込んでくるような指揮は、来日公演の際も賛否両論を巻き起こしながら、大きな話題となったものです。今回のマーラー(1860-1911)も、この大曲の隅から隅までをじっくりと見渡し、細部まで丁寧にスコアを読み込んだ上で、一貫した流れに乗った音楽を聴かせます。ソリスト、合唱団も全て力を出し切った上で、最終楽章へとなだれ込む様は、まさに感動の極みと言えるでしょう。日本では、どうしてもマーラー指揮者として見られてしまうシュテンツですが、劇場でのオペラ経験も長く、また、ヘンツェのスペシャリストでもあります。次代を担う指揮者の筆頭として押さえておきたい一人です。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲「大地の歌」 [ヘンシェル/クンデ/ヒューストン響/グラーフ]MAHLER, G.: Lied von der Erde (Das) (J. Henschel, Kunde, Houston Symphony, Graf)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年01月18日
NMLアルバム番号:8.572498
CD価格:1,600円(税込)
漢詩とドイツ語、人の声と管弦楽絶望の淵にあったマーラーの辞世の句の一つマーラーの「大地の歌」は「テノールとアルト、オーケストラのための交響曲」という副題を持っています。この曲が書かれたのは1908年ですが、その前年に長年務めたウィーン宮廷歌劇場を辞任、長女の死、そして自らの心臓病の診断と、かなり心が折れる事項が続いたのです。そして、彼もまた「第9のジンクス・・・ブルックナーやベートーヴェンが第9までしか書けなかったこと」を信じていました。そのためか、この曲には番号を与えることなく、ただの「交響曲」もしくは「連作歌曲」としての位置づけを与えたのでしょう。酒に溺れ、秋の静けさにな泣き、愛しき大地に別れを告げる者。曲全体に漂う厭世観、そして甘酸っぱい青春への回想は、終楽章の結びの言葉「ewig(永遠に)・・・」と共に、痛いほどに胸に迫ります。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第2番 ハ短調 「復活」 [カウネ/ペツコヴァ/北ドイツ放送合唱団/ラトビア国立合唱団/ハンブルク・フィル/ヤング]MAHLER, G.: Symphony No. 2 (Kaune, Peckova, North German Radio Chorus, State Choir Latvija, Hamburg Philharmonic, S. Young)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年01月18日
NMLアルバム番号:OC412
2)
CD価格:1,710円(税込)
マーラーの生誕150年&没後100年であった「2010年から2011年」にかけては、世界中で記念演奏会が開かれ、とりわけ象徴的な作品である、第2番が至るところで聴かれたのはご存知の通りでしょう。そんな中、2011年10月は、ハンブルクでマーラーの「復活」が初演されてから100年目の記念年にあたり、ここでも素晴らしい演奏会が開催されました。指揮は今をときめく、シモーネ・ヤング。全曲を通して、一切だれることのない集中力の高い演奏は彼女ならでは。まさに火を吹くかのような激しさには思わず身震いするのではないでしょうか。ソリストには最近めきめきと力をつけてきた若手カウネと、安定した歌唱で知られるペチコーヴァの2人を迎え、NDRハンブルク合唱団と、ラトビア州立合唱団が渾身の合唱を聴かせてくれます。「Bereitedichzuleben!」での毅然とした響きは、まさに天上から一筋の光が射すかのような感動を呼びます。
収録作曲家:
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イディル・ビレット
アーカイヴ・エディション 第5集
マーラー(1860-1911): ピアノ四重奏曲
フランク(1822-1890): ピアノ五重奏曲 [ロンドン弦楽四重奏団]MAHLER, G.: Piano Quartet / FRANCK, C.: Piano Quintet (Biret Archive Edition, Vol. 5)
■室内楽
発売日:2011年10月19日
NMLアルバム番号:8.571278
74)
CD価格:1,600円(税込)
ビレットの幅広いレパートリーを示す、珍しい室内楽作品の演奏です。マーラーの作品は、彼がウィーン音楽院に在学していた16歳の頃に書かれた単一楽章の曲で、作曲科の試験に提出するために書かれたとされています。本来は4楽章形式で構想されたと言われますが、第3楽章スケルツォの断片が残っているのみで、他は紛失したようです。この楽章のみ、未亡人アルマの遺品から発見されました。後年の作風のような重厚さは見られないものの、終わり近くに現れるヴァイオリンの悲劇的なカデンツァが未来を予見させます。もう1曲のフランクは、渋さの権化のような作品ですが、ビレットの演奏は、フランク特有の旋律美を面白いほどに感じさせてくれる説得力あるものです。またロンドン弦楽四重奏団も素晴らしい。現れては消える緊張感漲るメロディを追っていくうちに、この曲が好きになること間違いなし。
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クラウス・テンシュテット指揮
マーラー(1860-1911):
交響曲 第3番 ニ短調 [ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/合唱団/クラウス・テンシュテット]MAHLER, G.: Symphony No. 3 (Meier, London Philharmonic Choir and Orchestra, Tennstedt) (1986)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2011年09月14日
NMLアルバム番号:ICAC5033
5)
2CD価格:2,528円(税込)
商業的なリリースはこれが初となるテンシュテット指揮のマーラー交響曲第3番です。BBCのマスター・テープからの復刻で音質も上々です。曲の規模も編成も巨大なこの曲ですが、当時最高水準の技術を持つBBCのエンジニアの手にかかると、全ての音と、巨大なダイナミックレンジが見事に捉えられています。推進力溢れるテンシュテットの指揮、それに応えるオーケストラ、マイヤーの独唱と清純な少年合唱、これらが混然一体となって、終楽章のクライマックスへ傾れ込む様は、想像を絶する快感をもたらしてくれることでしょう。 ボーナスとして、マイケル・オリヴァーによるテンシュテットへの短いインタビューが併録されています。
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クルト・ザンデルリング指揮
シューマン(1810-1856):
交響曲 第4番 ニ短調
マーラー(1860-1911):
大地の歌 [BBCフィルハーモニック/クルト・ザンデルリング指揮]SCHUMANN, R.: Symphony No. 4 / MAHLER, G.: Das Lied von der Erde (K. Sanderling) (NTSC)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2011年09月14日
DVD価格:2,528円(税込)
英国放送協会(BBC)は、いくつかのオーケストラを擁しており、その中の一つがこのBBCフィルハーモニックです。1926年マンチェスターに設立されるも、1931年、ロンドンにBBC交響楽団が設立された時に、一度解散させられました。しかし、その2年後に地方オーケストラの必要性が高まり、BBCノーザン・オーケストラとして復活、楽団員を増強しながら1991年に現在の名前となったという変遷があります。なので、この演奏はBBCノーザン・オーケストラの時代ということになります。ザンデルリングは様々なオーケストラと仕事をし、すべてに傑出した記録を残しています。とりわけ、絹糸を撚り合わせたような滑らかな弦の響きの美しさは筆舌に尽くしがたく、ここで聴かれるシューマンとマーラーも、精緻なアンサンブルから導き出される美音と、独特の解釈は、一度聴いたら忘れられない印象を残すことでしょう。「大地の歌」を得意とするテノール、ミッチンソンの曇りなき高音も一聴の価値ありです。
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世界、そして夢
イエルク・ハンドシュタインによる
「音で聴くマーラーの伝記」
(ヤンソンス指揮 マーラー 交響曲 第1番 全曲を含む) [バイエルン放送響/ヤンソンス]MAHLER, G.: Symphony No. 1 / HANDSTEIN, J.: Welt und Traum - Eine Horbiografie (Bavarian Radio Symphony, Jansons)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2011年02月09日
NMLアルバム番号:900901
11)
4CD価格:2,085円(税込)
マーラーイヤーに贈る最強の音盤!!!
CD3枚分+α・・・苦悩と愛の作曲家の生涯を。2010年から2011年、2年に渡ってアニヴァーサリー・イヤーを迎えるグスタフ・マーラー(1860-1911)を記念する4枚組です。CD1に収録されているのは、2007年3月収録のヤンソンスによる「第1番」全曲です。ヤンソンスのマーラーにかける思いがじっくり伝わる熱い演奏、これだけで大満足間違いなしです。特筆すべきは、CD1の最終トラックから始まる、音楽ドラマ「世界、そして夢」でしょう。正直、実物を見るまでは、「これは日本で販売するのは困難だろう」と思っておりました。しかし、実際に聴いてみると、これが限りなく素晴らしいのです。物語は10章に分かれ、マーラーの生い立ち、苦悩、愛を丹念に拾い上げて行くのです。もちろん音楽もふんだんに添えられています。(音源はBRの物を中心とした、有名メーカーの音を使用。クーベリック、ブーレーズ、キルヒシュラーガーなどの名演がドラマに華を添えます)ドイツ語がわからなくても、かなり楽しめますよ。第1番のみの発売は、今のところ予定なしですが、今回お求めやすい価格を設定しました。燃え盛る愛のドラマに身を焦がしてみませんか???収録作曲家:
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ハルトムート・ヘンヒェン指揮
マーラー(1860-1911):
交響曲 第6番 イ短調MAHLER, G.: Symphony No. 6 (Haenchen) (NTSC)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2011年02月23日
DVD価格:2,370円(税込)
この公演は、モネ交響楽団とヘンヒェンとのマーラー・チクルスの中の1曲です。彼はマーラーとワーグナーの解釈者としてつと有名であり、様々なオーケストラと120以上もの録音を重ね、また研究者として、多くの本を著してもいます。そんな彼の演奏はドラマティックな表現と、斬新な解釈に彩られており、聴き手における既存の「マーラーの6番の概念」を覆してしまうほど強烈な印象を残すものです。
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第5番 [ケルン・ギュルツェニヒ管/ステンズ]MAHLER, G.: Symphony No. 5 (Cologne Gurzenich Orchestra, Stenz)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2011年02月01日
NMLアルバム番号:OC650
SACD価格:2,224円(税込)
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第2番「復活」 [シャトゥロヴァ/ネフ/フィラデルフィア・シンガーズ合唱団/フィラデルフィア管/エッシェンバッハ]MAHLER, G.: Symphony No. 2, "Resurrection" (Saturova, Naef, Philadelphia Singers Chorale, Philadelphia Orchestra, Eschenbach)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2010年08月09日
NMLアルバム番号:ODE1134-2D
2)
2CD価格:3,648円(税込、送料無料)
収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第1番
リュッケルト歌曲集 [シェーファー/ベルリン・ドイツ響/エッシェンバッハ]MAHLER, G.: Symphony No. 1 / Ruckert Songs (Schafer, Berlin Deutsches Symphony, Eschenbach)
■声楽曲
発売日:2010年05月26日
NMLアルバム番号:C5026
1)
CD
通常価格:2,438円→ 特価!:1,590円(税込)今回、エッシェンバッハが振っているのは、パリ管でもフィラデルフィア管でもなく、ベルリン・ドイツ管弦楽団です。フリッチャイが築いた伝統の上に様々な指揮者が色を付け加えた素晴らしいオーケストラを、敏腕エッシェンバッハが思う存分鳴らしまくります。一番わかりやすいところは、何といっても終楽章の冒頭ですが、他にも「こうでなくちゃ」という場面満載。派手さよりも緻密さを追求した大人の演奏に仕上がっているところがさすがです。カップリングはクリスティーネ・シェーファーが歌う「リュッケルト歌曲集」です。エッシェンバッハとシェーファーと言えば、このレーベルのツェムリンスキーの叙情交響曲(C71081)でも素晴らしい名演を披露しています。世紀末の重く淀んだ空気を描くエッシェンバッハの棒、その豊穣な音をバックに歌い交わすシェーファーとゲルネの美しく表情に富んだ声。ロマン派音楽を聴く醍醐味たっぷりの1枚として高く評価されています。今回のリュッケルト歌曲集も繊細な感情をとことん突き詰めたもので、ちょっとコケティッシュな「私の歌をのぞき見しないで」と厭世感漂う「私はこの世に見捨てられ」では、まさに別人のようです。とはいえ、全ての根底にある甘やかな官能性の表出には思わずため息をついてしまうことでしょう。若さ溢れる交響曲第1番から、最後の歌曲まで一瞬足りとも目が離せません。
収録作曲家:
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マリス・ヤンソンス指揮
マーラー(1860-1911):
交響曲 第7番「夜の歌」 ホ短調 [バイエルン放送響/ヤンソンス]MAHLER, G.: Symphony No. 7 (Bavarian Radio Symphony, Jansons)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年09月30日
NMLアルバム番号:403571900101
20)
SACD-Hybrid価格:2,085円(税込)
完璧なる技巧と完璧なるアンサンブルが必須条件!
国際マーラー協会による新クリティカル・エディションによる演奏マーラーの交響曲第7番の素晴らしい録音を造り上げるためには、楽団の全ての奏者の完璧なる技巧と、完璧なるアンサンブルが必須条件となります。そして、この複雑怪奇な構造を持った音楽を一つにまとめ上げるだけの指揮者の力量も問われます。すでにヤンソンスとバイエルン放送響は、ミュンヘンのコンサートにおいて、すべての聴衆を満足させることに成功しています。今回、SACDハイブリッドという高音質なフォーマットを得て、彼らの演奏を細部まで余すことなく伝えることが可能になりました。とりわけ、この曲の特徴とも言える2つの「夜の歌」(第2楽章と第4楽章)での艶やかな音色は、マーラーの描く夢幻的な世界を鮮やかに表現しています。収録作曲家:
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マーラー(1860-1911):
交響曲 第9番 [ワルター - 録音:1938年]MAHLER: Symphony No. 9 (Walter) (1938)
発売日:2002年07月01日
NMLアルバム番号:8.110852
11)
CD-R価格:1,600円(税込)
荘重かつ広大、朗々たる緩徐楽章の調べに酔うマーラー好きにはこたえられない、そして無視出来ない、ワルターによる「第9」。彼がこの作品を世界初演したという記念碑的な意味合いだけではなく、演奏自体が価値のある=作曲家自身さえ想像し得なかった芳醇かつ深遠な解釈を施す能力をワルターが持っていた=ことを、このCDがまごうことなく証明しています。第1楽章のアンダンテの壮大さはもちろん、最終楽章のアダージョのなんと融通無碍なことか!ともすればヒステリックな感傷に走りがちなマーラー作品の影はひそめ、静謐かつ音楽自身が求めている流れそのものが体現されています。
収録作曲家:
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さすらい人 [ジュリエット・ジュルノー]
発売日:2023年10月06日
CD価格:2,475円(税込)
「ピアノの森」で吹き替えを担当したジュリエット・ジュルノー、
ソロ・デビュー盤のテーマは「さすらい人」フランス出身で数々のコンクールに入賞、オペラ・コミック座やリール・オペラ座などでコレペティートルとしても活躍したジュリエット・ジュルノー。日本では、2018年に放送されたアニメ「ピアノの森」でソフィ・オルメッソンの吹き替えピアノを担当したことでも知られる彼女にとって、初めてのリサイタル盤が登場です。 「言葉のない”さすらい人”」というテーマからは孤独をイメージするところですが、彼女の表現はむしろ輝かしく、内面に籠るだけではなく外に目を向けたときの美しさや憧憬を感じさせ、「さすらい人」に対する新しい感覚を聴く者に与えてくれるものとなっています。 -
発売日:2023年10月20日
CD 20枚組価格:11,400円(税込、送料無料)
BBCのアーカイヴからお宝続々!
伝説のヒストリカル・レーベルの名演集 第4弾英国BBCに残された巨匠たちの演奏の記録を、可能な限り良質のマスターを用いてデジタル・リマスターを施した安定の音質でリリースし、世界中のヒストリカル・ファンに高い支持を得ていた「BBCレジェンズ」。1998年から2010年まで活動し、現在はほぼ入手不能となっているこのレーベルの遺産を引き継いだICA CLASSICSより、その名演の数々を復刻するBOXセット第4弾が発売となります。 名演の誉れ高いホーレンシュタインのブルックナー第5番、カオス的な盛り上がりを聴かせるシルヴェストリの「ローマの松」などのほか、第1集(ICAB-5113/廃盤)、第2集(ICAB-5141/廃盤)、第3集(ICAB-5167)同様、20枚の内容すべてが超弩級の演奏内容であることが驚き。いずれもこの機会を逸すると、次の入手はかなり難しいものばかりです。 基本的にBBCレジェンズからリリースされた時点でのリマスタリング音源を使用していますが、その全てをポール・ベイリー(元EMIアビー・ロード・スタジオ、現Re:Sound社)監修のもと改めてチェック。中でもCD15と16のセルが指揮したベートーヴェンについては、ベイリーの手で新たにリマスターが施され、ティンパニの強烈な打撃などモノラルとは思えないほどの臨場感と迫力に溢れた音に仕上がっており、演奏の素晴らしさを際立たせることに成功しています。 録音は全てライヴ。ブックレットは付属しませんが、録音とリマスタリングに関するデータは各CDのスリーブに記載されています。 -
エリザベート王妃国際音楽コンクール 2023
声楽部門 [キム・テハン、ジャスミン・ホワイト、ジュリア・ムジチェンコ=グリーンハルグ、フロリアーヌ・アスレール、チョン・イノ、ジュリエット・メイ ほか]発売日:2023年08月25日
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
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禁断の果実 [ベンヤミン・アップル、ジェームズ・ベイリュー]
Vocal Recital (Baritone): Appl, Benjamin - CASUCCI, L. / DEBUSSY, C. / EISLER, H. / FAURÉ, G. / GRIEG, E. / GURNEY, I. (Forbidden Fruit)
発売日:2023年06月23日
NMLアルバム番号:ALPHA912
CD価格:2,475円(税込)
ベンヤミン・アップルが問いかける、禁断の果実とは?フィッシャー=ディースカウ最後の弟子と言われるドイツのバリトン、ベンヤミン・アップルのALPHAレーベル第2弾。エデンの園でアダムとエバ(イヴ)が食べた禁断の果実をモチーフとした、民謡からロマン派、近代、現代、そしてミュージカルのナンバーまでを収め、その解釈の多様性を巡りながら、現代の禁断の果実とはなにか、蛇は今もどこかに潜んでいないかと、問いかける内容となっています。 長くパートナーを務めるジェームズ・ベイリューとの息もぴったり。曲間にはアップルが語る『創世記』からの語句が短く添えられ、彼の美声と幅広い表現力を様々な角度から堪能することの出来るアルバムです。
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Legata - レガータ
近現代のユダヤに根差す歌曲集 [ナーマ・ゴールドマン(メゾ・ソプラノ)/ジューリオ・ザッパ(ピアノ)]Vocal Recital: Goldman, Na'ama - ARGOV, S. / BAT, E. / ENGEL, J. / KORNGOLD, E.W. / MAHLER, G. (Legata)
発売日:2023年05月19日
NMLアルバム番号:SM421
CD価格:1,950円(税込)
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Atlantic Crossings
大西洋を越えて [ダニエル・シュムッツハルト(バリトン)/アメル・ブライム=ジェルール(ソプラノ)/オーケストラ・ジャズ・フランク・トルティエ/ヴォルフガング・デールナー(指揮)/オーケストラ・パドルー]Atlantic Crossings - MAHLER, G. / WEILL, K. / ROMBERG, S. (Brahim-Djelloul, Schmutzhard, Orchestre National de Jazz, Pasdeloup Orchestra, Doerner)
発売日:2023年01月20日
NMLアルバム番号:Gramola99278
CD価格:2,325円(税込)
「大西洋を越えて」と題されたこのアルバムは、「渡米」をキーワードにドイツ語文化圏からアメリカへ渡った作曲家3人の作品を収め、20世紀前半の雰囲気を伝えます。 グスタフ・マーラーは1907年以降、ニューヨーク・フィルやメトロポリタン歌劇場に招かれて何度も欧米間を往復しました。ここではマーラー自身の作品に加え、マーラーが補筆完成させたウェーバーの歌劇《3人のピント》の間奏曲も収録。ハンガリー生まれのジグマンド・ロンバーグはウィーン風オペレッタで成功を収めた後、1909年以降ニューヨークを拠点としてミュージカルの作曲を手掛け、ヒット作を生みました。 ドイツ生まれのクルト・ヴァイルはベルリンで名声を得ますが、ナチスの圧迫を受けてまずパリへ逃れ、その後アメリカへわたります。彼の作品からはベルリンとパリにちなんだ歌とブロードウェイ・ソングを収録し、旅の軌跡をたどります。ロンバーグとヴァイルのナンバーではジャズ・オーケストラを加えたアレンジで時代を感じさせるサウンドを奏でます。
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BBCレジェンズ
グレート・レコーディングス 第3集
[20枚組 BOX] [さまざまな演奏家]BBC LEGENDS - Great Recordings from the Archive, Vol. 3 (20 CD Box Set)
発売日:2023年01月13日
NMLアルバム番号:ICAB5167
CD 20枚組価格:11,400円(税込、送料無料)
眩暈を覚えるほどのお宝続出!
伝説のヒストリカル・レーベルの名演集第3弾英国BBCに残された巨匠たちの演奏の記録を、可能な限り良質のマスターを用いた安定の音質でリリースし、世界中のヒストリカル・ファンに高い支持を得ていた「BBCレジェンズ」。1998年から2010年まで活動し、現在はほぼ入手不能となっているこのレーベルの遺産を引き継いだICAレーベルより、その名演の数々を復刻するBOXセット第3弾が発売となります。 第1集(ICAB-5113/廃盤)第2集(ICAB-5141/国内在庫終了次第廃盤)同様、20枚組の内容すべてが超弩級の演奏内容であることが驚き。いずれもこの機会を逸すると、次の入手機会はかなり難しいものばかり。どうぞこの機会をお見逃しなく。 録音は全てライヴ(インタビュー除く)。 -
コンサート&ドキュメンタリー
『ホーム・ミュージック・ベルリン』 [さまざまな演奏家]発売日:2023年01月27日
Blu-ray 2枚組日本語字幕付き価格:3,225円(税込、送料無料)
ベルリン、2020年春、
コロナ禍の下の音楽家の記録『Home Music Berlin』2020年春、新型コロナ感染症に襲われたベルリン。映像作家ヤン・シュミット=ガレは、演奏機会を失っていたベルリン在住の音楽家たちに呼びかけ、オンラインで広く聴衆にその演奏を届けるプロジェクトを立ち上げました。 現代美術で名高い私設美術館シンケル・パビリオンを会場とし『Home Music Berlin』と銘打たれたコンサート・シリーズ(2020年3月~5月)にはクリスティアン・テツラフ、イザベル・ファウスト、タベア・ツィンマーマン、ロマン・トレーケルら錚々たる音楽家が参加し熱演を繰り広げました。 本映像は、このシリーズから13回のコンサート収録と、参加した演奏家のリハーサル風景や舞台裏の素顔を捉えた、映像ドキュメンタリーで構成されています。 -
SWRヴォーカル・アンサンブル
クリスマス・コンサート [マーカス・クリード(指揮)/SWRヴォーカル・アンサンブル]発売日:2022年11月25日
Blu-ray価格:2,550円(税込)
「世界の合唱曲」を集めたCDシリーズが好評を博したSWR(南西ドイツ放送)ヴォーカル・アンサンブルと、2020年をもって17年に渡る首席指揮者の地位を退いたマーカス・クリードによる2017年と2018年のクリスマス・コンサートを収録した映像作品。 クリスマスを迎えるまでの期待に満ちたアドヴェント、そして喜びにあふれた生誕祭を盛り上げる荘厳な合唱が、シュトゥットガルトの教会空間を埋め尽くします。
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『私の中のゴッホ』
ゴッホとクリムトの時代を巡るア・カペラ・コーラスの旅 [ペーター・ダイクストラ、オランダ室内合唱団]Choral Concert: Netherlands Chamber Choir - DEBUSSY, C. / MAHLER, G. / SAINT-SAËNS, C. / SCHOENBERG, A. / STRAUSS, R. (Van Gogh in Me)
発売日:2022年10月21日
NMLアルバム番号:ALPHA638
CD価格:2,475円(税込)
極上の美しさ! ダイクストラが導くア・カペラの世界ペーター・ダイクストラ率いるオランダ室内合唱団による、ゴッホとクリムトが生きた19世紀末近辺のフランスとドイツの音楽を集めたア・カペラ・アルバム。 サン=サーンス、ドビュッシー、リヒャルト・シュトラウス、シェーンベルクといった大家の合唱作品が聴けますが、サティの「ジムノペディ第1番」(この編曲による世界初録音)などの合唱編曲版などが収録されているのが嬉しいところ。中でも、妻アルマの作品と会話のように交互に収められたマーラーの編曲版に注目で、彼らならではの高純度のア・カペラで歌われる「原光」や交響曲第5番「アダージェット」の美しさは、まさに天国的と言えるでしょう。合唱編曲の多くは、この分野で定評のあるドイツの作曲家クリトゥス・ゴットヴァルトによるものです。 またこの作品はイタリアのアート集団「fuse*」とのコラボレーションとなっており、実演では、ステージ上の大きなスクリーンにゴッホとクリムトの絵を元にしたイメージを投影し、それが観客と演奏者の生体反応をリアルタイムに反映して次々と変化していく、インスタレーションの要素を導入していました。その様子もブックレットにカラーで掲載されています。
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偉大な指揮者たち - SWR録音集
ベーム、フルトヴェングラー、シューリヒト、クナッパーツブッシュ、ロスバウト、ザンデルリンク、コンドラシン
ストコフスキー、クライバー、ノリントン、ギーレン、プレートル [さまざまな演奏家]発売日:2022年10月14日
CD 10枚組価格:6,525円(税込、送料無料)
この10枚組BOXには南西ドイツ放送が所有する、12人の伝説的な指揮者の1955年から2010年までの録音がまとめられています。 南西ドイツ放送交響楽団(ドイツ語: SWR Sinfonieorchester)は、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州にある南西ドイツ放送所属のオーケストラ。その歴史の中で何度も名称を変更しながら、2016年に合併し、現在ではSWR南西ドイツ放送交響楽団として活動しています。オーケストラは長年にわたり、多くの伝説的な指揮者と共演、彼らは首席指揮者として指揮を執ったり、時には客演指揮者として招かれたりして数々の名演を生み出してきました。 この10枚組のCDでは、20世紀を代表する指揮者たち12人の演奏を、オリジナルマスターテープからの良質な復刻でお楽しみいただけます。 ※各オーケストラ名には当時の名称を原語にて併記してあります。
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ワン・シン(ソプラノ)
Ich liebe dieses Land
私はこの地を愛す [ワン・シン(ソプラノ)/ニールス・ムース(ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Wang, Xin - SCHUBERT, F. / WOLF, H. / STRAUSS, R. / MAHLER, G. / HUANG, Zi / LU, Zaiyi (Ich liebe dieses Land)
発売日:2022年09月30日
NMLアルバム番号:Gramola99275
CD価格:2,325円(税込)
中国とオーストリアの国交50周年を記念して製作された1枚。アルバムにはオーストリア在住の中国人ソプラノ歌手、ワン・シンが歌うオーストリアの作曲家、ヴォルフ、シューベルト、リヒャルト・シュトラウス、マーラーの歌曲と中国の作曲家たちの歌曲が中心に収録されています。 ワン・シンは、ウィーン市立音楽芸術大学の教授であり、以前はウィーン・フォルクスオーパーのキャスティング・ディレクターを務めていたため、オーストリアの聴衆にはおなじみの存在。また、オペラ指揮者としても国際的によく知られているデンマーク系アメリカ人のピアニスト、ニールス・ムースが、1928年にドイツで制作したピアノ「ユリウス・フォーリヒ280」を演奏。現代のピアノとは一味違う音色をお楽しみください。 アルバム・タイトルに選ばれた「Ich liebe dieses Land 私はこの地を愛す」は中国の作曲家ツァイイ・ルーの作品で、まさにコンセプトにふさわしい選曲となっています。
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『幻想の影』
オルセー=ロワイヨモン・アカデミー歌曲コンサート・シリーズ [VA]Vocal Music (19th Century) - BERG, A. / DEBUSSY, C. / MAHLER, G. / ULLMANN, V. (Losseau, Pertz, Feldmann, LaNasa, Polchlopek, Royez, Holender)
発売日:2022年09月09日
NMLアルバム番号:LBM044
CD価格:2,475円(税込)
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〈Capriccioレーベル 40周年記念名演集〉
40 GREATEST RECORDINGS [さまざまな演奏家]Capriccio 40th Anniversary - 40 Greatest Recordings
発売日:2022年01月14日
NMLアルバム番号:C5470
CD 2枚組
通常価格:1,575円→ 特価!:1,390円(税込)Capriccioレーベル創設40周年企画第1弾!Delta-music社のレコード制作部門として1982年にケルン近郊で設立されたCapriccioは、当時主流となりつつあったデジタル録音技術を使い、ドイツ語圏の演奏家と音楽を中心に制作を行いました。 代表的な録音にはヘルベルト・ケーゲル指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団のベートーヴェン: 交響曲全集や、シャーンドル・ヴェーグ指揮カメラータ・アカデミカ・ザルツブルクのモーツァルト、ヘルマン・マックス指揮ライニッシェ・カントライによるドイツ・バロックの声楽作品、コンチェルト・ケルンによるバロックから古典派の作品、白井光子のドイツ・リート、ウィーン少年合唱団の一連のアルバムなどがあります。 その後NAXOS傘下に移りウィーンに拠点を移し、新ウィーン楽派から「退廃音楽」に至る時代の作品の録音を継続して発表。最近ではハンス・ロットの管弦楽作品全集(全2巻)の録音が高く評価されました。2021年からは国際ブルックナー協会と組んでブルックナーの交響曲の全ての版と稿を録音するプロジェクト“#bruckner2024”を開始するなど、「ウィーンのレーベル」として特色ある活動を意欲的に続けています。 この2枚組にはCapriccioの過去の録音からレーベル・プロデューサーが選んだハイライトを収録。レーベルの歩みを一望できる内容となっています。 2022年には「宗教作品」「交響作品」「器楽曲」「声楽曲」のジャンルごとに各10枚組のBOXが予定されています。
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マリス・ヤンソンス・エディション
[70枚組 BOX] [バイエルン放送交響楽団/マリス・ヤンソンス(指揮)]発売日:2021年11月05日
57CD+11SACD+2DVD 70枚組価格:37,500円(税込、送料無料)
マリス・ヤンソンス とバイエルン放送交響楽団との偉業の集大成!
12枚の初CD化を含む豪華70枚組BOXの登場バイエルン放送交響楽団の第5代首席指揮者として2003年から2019年まで数々の名演奏を繰り広げたマリス・ヤンソンス。2019年12月1日に世を去ると、その訃報は世界の音楽界に大きな悲しみをもたらしました。特にバイエルン放送交響楽団及び合唱団の団員とは家族のような、人間味あふれる関係であり、それが演奏にも反映していたと伝えられています。 このBOXセットは、BR-KLASSIKに遺された録音・録画からヤンソンスとバイエルン放送交響楽団の業績を集大成したもので、LPサイズの豪華ボックスにはCD、DVD合わせて70枚もの録音・録画が収められており、マーラーの交響曲4曲やモーツァルトのレクイエムなど12曲が初CD化。 オールカラー全72ページの大判ブックレットにはヤンソンスの幼少期を含む貴重な写真が多数掲載されています。 マリス・ヤンソンスの人と芸術を愛する人には、是非手許に置いて頂きたいBOXとなっています。 -
イディル・ビレット
室内楽作品集
メンデルスゾーン、ベルリオーズ、シューマン、ブラームス、マーラー、チャイコフスキー、ベートーヴェン [イディル・ビレット(ピアノ) 他]発売日:2021年04月30日
CD 4枚組価格:2,400円(税込)
2021年11月に70歳の誕生日を迎える、トルコ生まれの女性ピアニスト、イディル・ビレット。幼い頃から神童として名声を馳せ、ブーレーズやリゲティなど近現代作品を得意とするなど幅広いレパートリーを有していることでも知られています。 この4枚組には彼女の数多い録音の中では比較的珍しい室内楽作品を収録。1980年のロンドン四重奏団とのブラームスや、2014年のシューマンなど、どれも記憶に残る名演です。また初CD化となるいくつかのコンサート音源も含まれており、なかでも1973年のイスタンブール国際音楽祭で演奏され、その模様が2020年にアンカラでラジオ放送されたメニューインとのベートーヴェンは貴重なもの。メニューイン自身も「第7番の冒頭部分のピアノがこれほどうまく演奏されたのは聞いたことがない」と絶賛したという演奏です。
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Alles wieder gut - 全てが良くなる
フラヌイ&フローリアン・ベッシュ
バリトンのための作品集 [フローリアン・ベッシュ(バリトン)/フラヌイ(アンサンブル)]Vocal Recital (Baritone): Boesch, Florian - BEETHOVEN, L. van / MAHLER, G. / SCHUBERT, F. / SCHUMANN, R. (Alles wieder gut)
発売日:2021年02月12日
NMLアルバム番号:WWE1CD20450
CD価格:2,400円(税込)
ドイツ・オーストリアの作曲家の作品と民謡の旋律を融合、木管楽器、金管楽器、弦楽器、ダルシマー、ツィター、フォークハープなどを駆使して楽しいアンサンブルに仕立てる“フラヌイ”の最新録音。 タイトルの「Alles wieder gut」はマーラーの『さすらう若人の歌』第4曲からの言葉であり「眠って(死んで)しまえば恋も苦しみも現生も夢も、全てが良くなる」という意味で、「ポルカなどの楽しい舞曲と、葬送のための音楽は表裏一体でありどちらも生活に密着している」というポリシーのもとにアレンジされたこれらの曲を、名バリトン、フローリアン・ベッシュが朗々と歌い上げます。
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宮本益光(バリトン)
“白鳥の歌” 四題
シューベルト、ブラームス、ヴォルフ、マーラー [宮本益光(バリトン)/髙田恵子(ピアノ)]Vocal Recital (Baritone): Miyamoto, Masumitsu - SCHUBERT, F. / BRAHMS, J. / WOLF, H. / MAHLER, G. (Vier "Schwanengesänge")
発売日:2021年02月19日
NMLアルバム番号:MYCL-00003
SACD-Hybrid国内盤価格:3,520円(税込、送料無料)
日本を代表するバリトン歌手、宮本益光3年ぶりのソロ・アルバムで、初のリート・アルバムです。「“白鳥の歌”四題」と題し、ロマン派を代表する4人の作曲家、シューベルト、ブラームス、ヴォルフ、マーラーが円熟期から最晩年にかけて書いた淡く崇高な歌曲を集めました。各作曲家が行きついた「音楽の精神」がこれらの作品であり、苦難を強いる今の時代に問うような、人間の「死」と「生」を見つめる深い普遍的な作品集です。 このプログラムは宮本の師である高橋大海が1985年10月に行ったリサイタルへのオマージュとなっています。宮本は、師への敬意を払い、師と寄り添い対話しつつも、自らの魂を解放させ音楽の真髄へと向かって行きます。宮本の心の琴線に触れる深い歌声が全編にわたり聴くものの心を揺さぶり、一筋の希望の光を射すかのような「楽に寄す」でアルバムを終えます。宮本益光の覚悟と精神と師への愛情が詰まった渾身の作品です。
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マーリス・ペーターゼン(ソプラノ)
Dimensionen
Mensch & Lied 人間と歌 [マーリス・ペーターゼン(ソプラノ) /シュテファン・マティアス・ラーデマン(ピアノ)/カミロ・ラディッケ(ピアノ)]発売日:2020年12月25日
CD 4枚組価格:5,775円(税込、送料無料)
「Dimensionen」とは、通常、長さや幅などの「寸法」の意味で使われるドイツ語ですが、数学などの世界では「次元」の意味でも使われます。ドイツの実力派ソプラノ、マーリス・ペーターゼンはこの「Dimensionen」の言葉の中に私たちを取り巻く全てを内包した4部作として表現。 第1部「Welt 世界」では自然や人間の営み、感情の起伏が歌われ、 第2部「Anders Welt 異世界」では、現世と異世界の境界である薄明の中に現れる、この世のものならぬ存在が歌われます。 第3部「Innen Welt 内なる世界」は夜の闇の中を飛翔する魂が出遭う、夢・幻・憧れを歌います。そして初CD化となる第4部「Neue Welt 新世界」では現世へと回帰し、この世のすべての存在との共生を歌います。 このアルバムの最後には、彼女自身の詩の朗読に続く、自由な編曲が施されたシューベルトの「夕べの歌」が置かれ、ペーターゼンが描き出した壮大な物語がそっと幕を閉じます。
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I WILL WALK WITH MY LOVE
愛する人と歩いてゆく
民俗伝承から想起された歌曲と民話
(ブラームス、マーラー、ドビュッシー、グリーグ、アイルランド民謡) [ポーラ・マリヒー(メゾ・ソプラノ)/ターニャ・ブライク(ピアノ)]Vocal Recital (Mezzo-Soprano): Murrihy, Paula - BRAHMS, J. / DEBUSSY, C. / GRIEG, E. (I Will Walk With My Love - Folk-Inspired Songs and Myths)
発売日:2020年10月30日
NMLアルバム番号:ORC100143
CD価格:1,950円(税込)
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-★『レコード芸術』特選盤(2020年10月号)★-
VIENNE 1900
20世紀初頭、ウィーンの室内楽
コルンゴルト、ツェムリンスキー、マーラー、ベルク、シェーンベルク [樫本大進 (ヴァイオリン)、エマニュエル・パユ (フルート)、ポール・メイエ (クラリネット)、ズヴィ・プレッサー (チェロ)、エリック・ル・サージュ (ピアノ)]VIENNE 1900 (Daishin Kashimoto, Pahud, Meyer, Plesser, Le Sage)
発売日:2020年07月10日
NMLアルバム番号:ALPHA588
CD 2枚組国内仕様価格:3,850円(税込、送料無料)
20世紀初頭、ウィーンのサロンで奏でられた音楽ウィーンを中心に活躍していた5人の作曲家が、1896年から1923年にかけて作曲した室内楽作品を集めたアルバム。新しい響きを求めてサロンに集まった音楽好きを唸らせた当時最先端の芸術にして、今なお色あせない魅力を放つ名作を集めています。ベルクの室内協奏曲は作曲者自身、シェーンベルクの室内交響曲はウェーベルンによる編曲版を収録。いずれも元の小さな編成をさらに小さくし、作品のエッセンスを濃縮した素晴らしい編曲です。フルートにより旋律の美しさが際立ったマーラーの歌曲は、現代の作曲家ロナルド・コーンフェイルがパユのため編曲したもの。 アルバムの魅力はなんといっても豪華な演奏陣。ル・サージュを筆頭に、樫本大進、パユ、メイエ、プレッサーと、ヨーロッパ各地で活躍するかたわら、世界中の音楽祭で顔馴染みの名手たちならではの、個々の鋭い表現と濃密なアンサンブルが高次元で融合した素晴らしい音楽を聴かせます。
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-★『レコード芸術』特選盤(2020年7月号)★-
『PARADISE LOST ~ 失楽園』
様々な地域と時代における、楽園と追放の歌 [アンナ・プロハスカ (ソプラノ)、ジュリアス・ドレイク (ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Prohaska, Anna - SCHUBERT, F. / RACHMANINOV, S. / WOLF, H. (Paradise Lost)
発売日:2020年04月10日
NMLアルバム番号:ALPHA581
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)
プロハスカが描く、楽園と追放の物語特に近・現代音楽の解釈と歌唱で高い評価を得ながら、持ち前の高い感性で古楽の世界にまで鋭く切り込むアンナ・プロハスカが描く『失楽園』。楽園でのアダムとイヴ、その堕落と追放の物語、あるいはそれに触発された歌曲を収録しています。ロマン派から近代、そして20世紀に至る各時代から独自の選曲を行っており、歌詞も仏・独・英・露と4ヵ国語に及ぶもの。圧倒的な充実度で、プロハスカの企画力、歌唱力、言語力と、現在の彼女が持てる実力が余すところなく発揮された、聴き応え十分のアルバムです。
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R.シュトラウスとウィーンのトランペット
~ ウィーンにまつわる作品の
トランペットとピアノのための編曲集 [ジョナサン・フリーマン=アットウッド(トランペット)、チャン・ウォン(ピアノ)]発売日:2020年02月14日
CD価格:2,475円(税込)
英国王立音楽院学長が贈るトランペットとピアノのためのニューレパートリー、ウィーン編ヴァイオリンのレイチェル・ポッジャーなどを手掛けた名音楽プロデューサーであり、2008年から英国王立音楽院の学長も務めるトランペット奏者フリーマン=アットウッドによる、トランペットとピアノのためのレパートリー集。これまで仮面劇(ルネサンスからバロックまで作品集)、バッハ、フォーレ、ロマン派などのテーマでリリースされてきましたが、今回はウィーンにまつわる作品集となっています。 中でも、リヒャルト・シュトラウスのヴァイオリン・ソナタを元に新たに創造された「ソナタ」に注目。彼がトランペット・ソナタを残していたらこうなっただろうという、たいへん聴き応えのある作品に仕上がっています。
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ベルトラン・ド・ビリー
ウィーン放送交響楽団名演集[9枚組 BOX] [ベルトラン・ド・ビリー(指揮)/ウィーン放送交響楽団]発売日:2019年06月21日
CD 9枚組 価格:3,225円(税込、送料無料)
ベルトラン・ド・ビリーはフランス生まれの指揮者。パリ国立高等音楽院でヴァイオリンを学び、オーケストラではヴァイオリンとヴィオラを演奏、すぐに指揮者に転向し、1993年から1995年にかけてデッサウの劇場の副音楽監督を務めた後、1996年から1998年にはウィーン・フォルクスオパーのカペルマイスターに就任。以降、各地のオーケストラで指揮を執り、2002年から2010年までウィーン放送交響楽団の音楽監督を務めました。 この9枚組のBOXは彼とオーケストラの良好な関係を示したもので、最初に録音されたフランス音楽集を皮切りに、シューベルトやベートーヴェンからリヒャルト・シュトラウス、マーラー、チェコのスークとドヴォルザークまで幅広いレパートリーを聴かせます。なかでもオーソドックスな解釈に拠る颯爽としたベートーヴェンが聴きものです。
【来日情報】 2019年7月4日 新日本フィルハーモニー交響楽団 演奏会(サントリーホール) -
ベルナルト・ハイティンク : ポートレート
バイエルン放送交響楽団名演集 [ハイティンク(指揮)バイエルン放送響]Choral and Orchestral Music - BEETHOVEN, L. van / BRUCKNER, A. / HAYDN, J. / MAHLER, G. (Bavarian Radio Chorus and Symphony, Haitink) (11-CD Box Set)
発売日:2019年03月15日
NMLアルバム番号:900174
CD 11枚組価格:7,275円(税込、送料無料)
2019年3月4日 ハイティンク90歳の誕生日を祝して!
ハイドン「四季」は初出!アムステルダム出身、オランダが誇る大指揮者ハイティンク。1961年から1988年まで長きに渡り、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者を務め、楽団の発展に力を尽くしました(1960年代から70年代にかけて、コンセルトヘボウ管と完成させたマーラーの交響曲全集は、当時巻き起こった“マーラー・ブーム”の潮流に乗って多くの人に愛された名演です)。 1980年代頃までは「正統的、かつ穏当な解釈をする指揮者」として評価されていましたが、21世紀になってから、ライヴ録音が広く知られるようになり「熱い指揮者」としても認知され、現代を代表する巨匠としての地位を確立しました。 バイエルン放送交響楽団とは長い間良好な関係を築いており、このBOXに収録された音源でも、ハイドン、ベートーヴェン、ブルックナー、マーラーとウィーン古典派からロマン派の音楽で目覚ましい演奏を披露。なかでもハイドンの「四季」は今回初収録の音源であり、大規模な声楽パートを操り、躍動的で生き生きとした音楽を紡ぎ出しています。 -
ホルツマイアー(バリトン)
「不思議な角笛」歌曲集 [ヴォルフガンク・ホルツマイアー(バリトン)/テレーゼ・リンドクヴィスト(ピアノ)]Vocal Recital: Holzmair, Wolfgang - MENDELSSOHN, Felix / SCHUMANN, R. / BRAHMS, J. / MAHLER, G. / ZEISL, E. (Wunderhornlieder)
発売日:2019年02月22日
NMLアルバム番号:WWE1CD60024
CD価格:2,100円(税込)
オーストリア、ザルツブルク近郊の街、フェックラブルック出身のバリトン歌手ホルツマイアー。オペラ、オペレッタ歌手として世界中の舞台で活躍するだけでなく、ザルツブルク・モーツァルテウム大学のリート・オラトリオ科教授としても多くの後進を育てています。 1952年生まれということもあり、2014年には引退表明を出していますが、この2011年のリサイタルでは熟練の歌唱を披露。アルニムとブレンターノが編纂した詩集「不思議な角笛」を題材にしたメンデルスゾーンから近代作曲家までのさまざまな歌曲、その歌唱からは、リート歌手としての幅広いレパートリーと、彼が歩んできた確かな足跡が感じられます。
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フラヌイはアルプスの牧草地[LP]
FRANUI ist eine Almwiese
発売日:2019年01月18日
LP価格:3,200円(税込、送料無料)
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SPECTRUM
ハンブルクにちなんだ歌曲集 [リニ・ゴング(ソプラノ)/マリアーナ・ポポヴァ(ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Gong, Lini - BRAHMS, J. / DESSAU, P. / MAHLER, G. / LIGETI, G. / MENDELSSOHN, Felix (Spectrum)
発売日:2019年01月25日
NMLアルバム番号:SM300
CD価格:2,080円(税込)
エルベ川の支流にあるハンブルクは、長い間音楽都市としてその名を誇っていました。18世紀にはテレマン、C.P.E.バッハが市の音楽監督を務め、ロマン派時代にはメンデルスゾーンやブラームスがこの地に生まれ、現在はNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団が本拠地とするなど、現代でも話題の多い都市です。ハンブルクには小さな博物館がいくつもあり、ブラームスやテレマン、メンデルスゾーンなどの資料が展示されています。 このアルバムはハンブルクに関連した作曲家の興味深い作品を集めて演奏したもの。ハンブルクで生まれた作曲家、ハンブルクで初演された作品などさまざまな曲が選ばれており、演奏する2人もまたハンブルクを拠点に活躍するという、まさに「ハンブルク」尽くしのアルバムとなっています。
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MARISS JANSONS & BRSO
SPCIAL EDITION ASIA TOUR 2018 [ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団]発売日:2018年12月14日
CD 4枚組価格:3,375円(税込、送料無料)
円熟の極みにある巨匠ヤンソンスの来日公演は残念ながら幻となってしまいました。今はマエストロの早期の回復を祈り、近い将来の手兵との来日を楽しみにしたいと思います。 「アジア・ツアー 2018 特別盤」には、ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団の当初のメイン・プログラムを収録。深い信頼関係で結ばれた両者ならではの名演奏をお楽しみいただけます。BOXを構成するのは、両者の組み合わせとして最初に発売されたマーラーの第7交響曲(SACDではなく通常CDとなります)、ヤンソンスが得意とするリヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」、滋味あふれるドヴォルザークの交響曲第8番、今回のツアーの目玉でもあったストラヴィンスキーの「春の祭典」の全4枚。充実の内容となっています。 完全限定盤ですのでこの機会をお見逃しなく!
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ブルーノ・ワルター
秘蔵音源集
1955年 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール [ブルーノ・ワルター/イルムガルト・ゼーフリート/BBC交響楽団&合唱団]Orchestral Music - MAHLER, G. / WAGNER, R. / HAYDN, J. / BRAHMS, J. (Seefried, BBC Symphony Chorus and Orchestra, B. Walter) (1955)
発売日:2018年10月17日
NMLアルバム番号:ICAC5151
CD 2枚組価格:3,000円(税込、送料無料)
英国音楽の録音を積極的に行い、知られざる作曲家の発掘にも貢献した「Lyrita Recorded Edition」レーベル創立者、 リチャード・イッター(1928-2014)。彼が当時最先端のプロ用機材を用い、1952年からエアチェックしていたというBBC放送の音源を集めた、貴重なコレクションからCD化するシリーズ第4弾。 ワルターが1955年5月にBBC交響楽団を振った一連のライヴが初登場します。「ファウスト序曲」は1923年のスタジオ録音と1939年のNBC響とのライヴがありましたが、今回の録音は音質的にも解釈の深みの点でも歓迎されるものでしょう。ハイドンの96番はワルターが好んだレパートリーで、1937年ウィーン・フィル、1954年ニューヨーク・フィルという2つのスタジオ録音のほか、やはり1954年のニューヨーク・フィルとのライヴがあり、さらに今回初めてリリースされるライヴの直前、1955年フランス国立放送管とのライヴも存在します。また「運命の歌」もワルターにはゆかりの深い作品で、1941年のニューヨーク・フィルとの録音があるほか、1960年に彼の最後の公開演奏が行われた翌日、ロサンゼルスにてコロムビア響との録音が行われています。ワルターの振るマーラーの交響曲第1番には2つのスタジオ録音のほか複数のライヴが存在しますが、今回はゼーフリートと共演した「トランペットが美しく鳴り響くところ」と共に初登場するという点で貴重です。 ソースは磁気テープや、イッター氏が編集後録音し直したアセテート盤から取られており、入念にリマスタリングされ、50年代のエアチェックとしては非常に良い状態の音となっています。
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リノス・アンサンブル
室内楽へのアレンジメント集[8枚組BOX] [リノス・アンサンブル]発売日:2018年09月21日
CD 8枚組BOX価格:3,525円(税込、送料無料)
1918年にシェーンベルクによって旗揚げされた音楽団体「私的演奏協会」では、同時代の音楽に興味を持つ人々のために「良質な演奏」を提供することを目的とし、数多くの興味深い作品の初演が行われました。しかし、世相の悪化、激しいインフレのために、作曲家が本来意図した編成で演奏することはほとんどの場合困難でした。そのためシェーンベルクと彼の友人、弟子たちはこれらの作品を、より演奏のしやすい編成(大オーケストラのために書かれたものを、ピアノ、ハルモニウムを含む室内楽に)に置き換え、ようやく演奏することができたのです。 「リノス・アンサンブル」は1977年にオーボエ奏者クラウス・ベッカーによって創設されたアンサンブル。前述の「私的演奏協会」の演奏で名をあげましたが、レパートリーはバッハからシュトックハウゼンまでと幅広く、常に130以上の作品をストックしています。
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Franui
Ständchen der Dinge [ファラヌイ]KRALER, M. / SCHETT, A.: Vocal and Chamber Music (Ständchen der Dinge - Geht es immer so weiter?) (Franui)
発売日:2018年06月22日
NMLアルバム番号:WWE1CD20440
CD価格:2,560円(税込)
1993年から活動を始め、2018年に結成25周年を迎えるアンサンブル「フラヌイ」。アンサンブル名はオーストリアの南、標高2300mの牧草地に因んでいます。彼らが演奏するのは、古典的な曲から未発表の新作まで様々であり、そのどれにも手の込んだ編曲が施されており、基本的に管楽器と民族楽器、歌のコンビネーションで演奏されます。 このアルバムではハイドン、シューベルト、マーラー、ベルクと言ったウィーンの伝統を感じさせる作曲家の作品とオリジナルが並べられていますが賑やかなシューベルトの即興曲、寂寥感漂うマーラーと、曲によって全く味わいが違うところが面白い1枚です。
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わが母の教え給いし歌
間脇佑華(ヴァイオリン)Violin and Piano Recital: Mawaki, Yuka / Oishi, Masahiro - DVOŘÁK, A. / FIBICH, Z. / LISZT, F. / MAHLER, G. / MASSENET, J. (Songs My Mother Taught Me)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2018年05月25日
NMLアルバム番号:NYCC-13005
CD価格:3,300円(税込、送料無料)
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ネヴィル・マリナー
シュトゥットガルト録音集
1980-1994年[15枚組BOX]Orchestral Music -BEETHOVEN, L. van / SCHUMANN, R. / TCHAIKOVSKY, P.I. / MAHLER, G. (The Stuttgart Recordings) (Marriner) (15-CD Box Set)
発売日:2018年05月25日
CD 15枚組BOX価格:4,650円(税込、送料無料)
イギリスの名指揮者ネヴィル・マリナー(1924-2016)。1959年にアカデミー室内管弦楽団を結成し、指揮者を務めた他、世界各国で指揮活動を行い、1985年にはナイトの称号を授与されました。マリナーは1983年から1989年までシュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者を務めており、前任者チェリビダッケの築いた伝統を継承しつつも、柔軟性と敏捷性を加えたことが評価されています。またレパートリーの拡大にも務め、チェリビダッケ時代には演奏されなかったリヒャルト・シュトラウスやマーラーなどの後期ロマン派作品や、イギリス、アメリカ近代音楽なども取り上げました。 この15枚組にはマリナーとシュトゥットガルト放送交響楽団の1980年から1994年にかけての名演が収録されています。
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ジェラード・シュワルツ&
オールスター・オーケストラ
プログラム7&8ALL-STAR ORCHESTRA (THE): Program 7: Music's Emotional Impact / Program 8: Mahler: Love, Sorrow and Transcendence (G. Schwarz) (NTSC)
発売日:2018年03月23日
DVD-R価格:2,400円(税込)
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DAS EWIGE RÄTSEL - 永遠の謎 [クレンツレ]
Vocal Recital (Baritone): Kränzle, Johannes Martin - KLEIN, R.R. / MAHLER, G. / MARTIN, F. / RAVEL, M.(Das ewige Rätsel)
発売日:2018年03月16日
NMLアルバム番号:OC1887
CD
通常価格:2,080円→ 特価!:590円(税込)死後の世界についての考え方は、宗教や人種によっても違います。このアルバムにはヨーロッパとユダヤの死生観についての歌曲を収録。リヒャルト・クライン、マーラー、マルタン、ラヴェルの4人の作品から透けて見える「死後の世界」について考察します。 クラインがテキストに選んだのは古いイディッシュ語。ユダヤ人の様々な生活が歌われたほとんど1分程度の短い曲は、非常にカラフルな表情を持っています。マーラーの作品は「子供の不思議な角笛」によるもの。皮肉と風刺に満ちた作品です。重苦しいマルタンの曲には苦悩が漲り、ラヴェルの作品は神秘的です。 アウグスブルク生まれのバリトン歌手クレンツレは世界的に活躍していましたが、2015年に病を発症、幹細胞移植を受けたことで、強い死生観を抱いており、曲への思い入れの強さが伝わる演奏となっています。
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イディル・ビレット・アーカイブ
LPオリジナルス・エディション[14枚組BOX]IDIL BIRET LP ORIGINALS EDITION (1959-1986) (14-CD Box Set)
発売日:2018年02月23日
CD 14枚組価格:4,800円(税込、送料無料)
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マリス・ヤンソンス
ポートレート - 75歳記念BOX[5枚組]Orchestral Music - HAYDN, J. / BEETHOVEN, L. van / BRAHMS, J. / STRAUSS, R. / MAHLER, G. / VARÈSE, E. (Mariss Jansons - Portrait)
発売日:2018年01月12日
CD 5枚組価格:5,100円(税込、送料無料)
2018年1月14日に75歳の誕生日を迎えるラトビア生まれの世界的指揮者マリス・ヤンソンス。この日を祝して、ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団の名演の中からセレクトした5枚組のBOXが発売されます。2003年からバイエルン放送交響楽団、その翌年、2004年にはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、この2つの名オーケストラの首席指揮者として活躍してきたヤンソンス。バイエルン放送交響楽団とは2009年に最初の9枚のアルバムをリリースし、以降、継続して様々な作品を録音。どれもがベストセラーを記録しています。 今回のセットには、選りすぐりの名演を収録。彼が愛するハイドンや、マーラーなどの演奏に加え、これまでリリースされていなかったヴァレーズとストラヴィンスキーの2作品も収録。そして2012年の東京公演で演奏されたベートーヴェンも含まれているなど、日本のファンにとっても嬉しいBOXです。
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Unverganglichkeit - 不滅なるもの
ミヒャエラ・シュースター
リサイタル [シュースター]Vocal Recital (Mezzo-Soprano): Schuster, Michaela - KORNGOLD, E.W. / MAHLER, G. / REGER, M. / WEILL, K. (Unvergänglichkeit)
発売日:2017年12月22日
NMLアルバム番号:OC1881
CD価格:1,950円(税込)
ドイツ出身のメゾ・ソプラノ、ミヒャエラ・シュスター。2008年にロイヤル・オペラで《サロメ》のヘロディアス役でデビュー。以降、幅広い役柄に挑戦し、いずれも表情豊かな歌唱で高く評価され、2016年にはウィーン国立歌劇場の来日公演にも帯同、この時は「ヴァルキューレ」のフリッカ役を歌い喝采を浴びました。 このコルンゴルトの歌曲集「Unverganglichkeit=不滅なるもの」からタイトルを得たアルバムは、永遠の憧れと普遍性をテーマにしたもので、全て後期ロマン派の作曲家たちによる曲は各々の標題に沿って選ばれ、丁寧に歌われています。マーラーやレーガーの微笑ましい曲や、ヴァイルのひねりの効いた曲、中心となるコルンゴルトの曲など聴き応えのある1枚です。
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伊藤悠貴
ザ・ロマンティック [伊藤悠貴(チェロ)、ダニエル・キング・スミス(ピアノ)、ジェイムズ・リル(ピアノ)]Cello Recital: Ito, Yuki - BRIDGE, F. / DELIUS, F. / ELGAR, E. / MAHLER, G. / SCHUMANN, R. / STRAUSS, R. / TCHAIKOVSKY, P.I. (The Romantic)
発売日:2017年11月15日
NMLアルバム番号:MECO-1045
SACD-Hybrid価格:3,300円(税込、送料無料)
世界的チェリスト YUKI ITO を投影する12のロマンティシズムブラームス国際コンクール優勝、英国ウィンザー祝祭国際弦楽コンクール・日本人初優勝を誇る駿才、伊藤悠貴が満を持して開示する、浪漫溢れるチェロ名曲集です。実に収録曲の半分を伊藤自らが編曲という意欲作であり、その華麗なるヴィルトゥオジティ、しなやかなフレージングと妙なる音色は、聴く者を桃源郷へといざないます。 英国と日本をベースにインターナショナルに活躍するワールドワイドクラスの才能を存分にご堪能下さい。
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エトワール・ガラ
ミラノ・スカラ座2015GALA DES ÉTOILES (La Scala Ballet, 2015) (NTSC)
発売日:2016年10月28日
DVD価格:3,525円(税込、送料無料)
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エトワール・ガラ
ミラノ・スカラ座2015GALA DES ÉTOILES (La Scala Ballet, 2015) (Blu-ray, HD)
発売日:2016年10月28日
Blu-ray価格:4,350円(税込、送料無料)
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ステファニー・ハウツィール
ノスタルジア [ハウツィール]Vocal Recital: Houtzeel, Stephanie - MAHLER, G. / IVES, C. / GINASTERA, A. / BUCHARDO, C.L. / GUASTAVINO, C. / PIAZZOLLA, A. (Nostalgia)
発売日:2016年06月29日
NMLアルバム番号:C5262
CD価格:2,600円(税込)
2010年からウィーン国立歌劇場のメンバーとなった才能溢れるメゾ・ソプラノ歌手ステファニー・ハウツィールのデビュー盤。彼女はカッセルで生まれ、ボストンで政治学とフランス語を習得、ニューイングランド音楽院、ジュリアード音楽院で音楽を学び、創設されたばかりのジュリアード・ヴォーカル・アーツ・デビュー・アワードを受賞しています。2015年には来日も予定されていましたが、残念ながらそれは叶いませんでした。 ここでは、アルゼンチン、アメリカ、ウィーンの3都市で生まれた歌曲をしっとりと歌い、その才能を存分に堪能させてくれます。
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NETWORK - ネットワーク [オハイオ州立大学ウィンド・シンフォニー/ミッケルソン]
Wind Band Music - PUTS, K. / BRITTEN, B. / MAHLER, G. / BRYANT, S. (Network) (Ohio State University Wind Symphony, Mikkelson)
発売日:2016年04月27日
NMLアルバム番号:8.573446
CD価格:1,600円(税込)
NAXOSおなじみのオハイオ州立大学ウィンド・シンフォニーの新作です。常に新しいレパートリーを追求し、新鮮な音楽を届けることに主眼を置く指揮者ミッケルソンを中心に、絶妙なアンサンブルを聴かせるこの団体、世界中から熱い視線が注がれています。このアルバムでは、ピューリッツァー賞を受賞した作曲家、プッツをはじめとした4人の作品を収録。多彩な音楽を楽しむことができます。 アルバムタイトルにもなっているプッツの「ネットワーク」は彼がイーストマンの学生だった1997年に書かれた曲。爆発的なエネルギーを有した躍動的な作品です。ブリテンの「王様の剣」はBBCラジオの「子供の時間」のための劇音楽。アーサー王の物語を元に6つの部分からなる楽しい音楽です。マーラーの「真夜中に」は原曲の通り、ソプラノ独唱を伴うもの。最初の静寂から最後の高潮までが見事にブラスバンドに移し変えられています。ブライアントの作品は最も最近に書かれたもので、こちらも絶え間ない動きに溢れた作品。難易度の高い技巧が用いられています。 ※日本語帯なし
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発売日:2015年10月28日
CD 4枚組価格:4,800円(税込、送料無料)
現在こそ「オペラ」は声とオーケストラの掛け合い、物語、そして演出の全てを楽しむものですが、20世紀までは、なんと言っても歌手が主役。例え物語が進行していたとしても、アリアの聞かせどころがきたら、指揮者はオーケストラをストップしてでも、歌手がその美声を披露し終えるのを待っていたりしたのでした。そんな時代の歌手たちは、現在よりも更に個性的であり、人々はお気に入りの歌手の歌に心から酔いれしれたのです。 この4枚組は、69人の偉大な歌手の歌声が名前のABC順に収録されています。また添付の850ページを越えるブックレットには、300人を越える歌手たちのバイオグラフィと代表的な録音が記されていて(英語のみ)、ファンにとってはまたとない資料にもなっています。やはり人の声は、心からの感動を呼ぶものです。
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■合唱曲
発売日:2014年06月25日
5CD価格:4,425円(税込、送料無料)
ICAクラシックスの数多い歴史的録音の中から、壮麗な4作の声楽作品を集めた5枚組です。晩年のベートーヴェンの最高傑作のひとつ、「荘厳ミサ曲」はウィリアム・スタインバーグによるもの。ケルン生まれのスタインバーグが、晩年に故郷に戻り、ケルン放送交響楽団を振り、ベートーヴェンの精神を見事に表現しています。ベルリオーズの「レクイエム」は、大作を好んで指揮したミトロプーロスによる演奏。桁外れの編成を用いるこの作品をどのように料理したかをお楽しみください。マルケヴィチのヴェルディは、ロシアでの凱旋公演。当時のロシアにおいて最高の声楽陣を配し、情熱的な演奏を繰り広げています。ロジェストヴェンスキーの「嘆きの歌」は、マーラーの初期の作品。グリム童話の「歌う骨」を元にマーラー自身が書いた台本が用いられた大作で、通常は第1部の「森のメルヒェン」を削除した改定稿で演奏されますが、ロジェストヴェンスキーは初稿を用いることで、この作品のストーリー性を高めています。
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発売日:2011年04月20日
CD価格:1,100円(税込)
マーラー、ブラームス…
愛と頽廃の時代に生きた作曲家たちのショートストーリーラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2011ータイタンたちーで演奏予定の作品の中から作曲家の作風が色濃く表れている楽曲を21曲に厳選して収録しました。超有名曲から普段耳馴染みのない作品までバラエティに富んだラインナップは、さながらタイタン=作曲家たちの音のポートレートを聴き比べるような気分です。すべての曲は5分以内で、トラックのつながりやテンポ感まで考え抜かれたコンピレーション。音楽評論家・飯尾洋一氏の分かりやすい楽曲解説も必見です。 -
オーストリアの名作曲家たちの作品集
FAMOUS AUSTRIAN COMPOSERS - STRAUSS / MOZART, W.A. / SCHUBERT, F. / BEETHOVEN, L. van / HAYDN, F.J. / HAYDN, M. / ALBRECHTSBERGER, J.G.
発売日:2009年04月01日
NMLアルバム番号:C49370
5CD
通常価格:3,960円→ 特価!:990円(税込) -
ディスカヴァー・ザ・シンフォニー(2008年版) [2008年版]
DISCOVER THE SYMPHONY (2008 edition)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2008年09月10日
NMLアルバム番号:8.558208-09
2CD
通常価格:1,300円→ 特価!:690円(税込)