ロンバーグ(シグマンド) Romberg, Sigmund
生没年 | 1887-1951 | 国 | ハンガリー、アメリカ |
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辞書順 | 「ロ」 | NML作曲家番号 | 25436 |
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ロンバーグ(1887-1951):
喜歌劇《学生王子》 [ペーターゼン/ヴォルティヒ/ブレーズ/シャーマッハー/ケルン西ドイツ放送合唱団&管弦楽団/マウチェリ]ROMBERG, S.: Student Prince (The) [Operetta] (A. Petersen, Wortig, Blees, V. Schirrmacher, Cologne West German Radio Chorus and Orchestra, Mauceri)
発売日:2017年01月25日 NMLアルバム番号:555058-2
CD 2枚組価格:4,125円(税込、送料無料)
家庭教師の博士とともにハイデルベルクにやってきたドイツ、ザクセン地方の架空の国の王子カール・ハインリッヒ。彼は身分を隠して学生生活を送っているうちに、居酒屋で働くケーティと親しくなります。初のデートの約束をしたその日、ハインリッヒは火急の用で国に帰ることになりました。その後、彼は大公になり結婚が決まるのですが、突然訪ねてきた友人の話を訊き、懐かしい居酒屋とケーティの元を訪れるのですが…。 ロンバーグがこの《学生王子》を書く際に、元にしたのがドイツの作家マイヤー=フェルスターの「アルト・ハイデルベルク」です。青春時代の鮮烈な思い出と、身分違いの恋を描いたこの甘酸っぱい物語は、数々の映画の原作に用いられたり、宝塚歌劇場で上演されたりと、現代でも変わらない人気を誇っています。映画音楽も得意とするマウチェリが、至るところに散りばめられた甘い旋律を魅惑的に聴かせます。
収録作曲家:
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Atlantic Crossings
大西洋を越えて [ダニエル・シュムッツハルト(バリトン)/アメル・ブライム=ジェルール(ソプラノ)/オーケストラ・ジャズ・フランク・トルティエ/ヴォルフガング・デールナー(指揮)/オーケストラ・パドルー]Atlantic Crossings - MAHLER, G. / WEILL, K. / ROMBERG, S. (Brahim-Djelloul, Schmutzhard, Orchestre National de Jazz, Pasdeloup Orchestra, Doerner)
発売日:2023年01月20日 NMLアルバム番号:Gramola99278
CD価格:2,325円(税込)
「大西洋を越えて」と題されたこのアルバムは、「渡米」をキーワードにドイツ語文化圏からアメリカへ渡った作曲家3人の作品を収め、20世紀前半の雰囲気を伝えます。 グスタフ・マーラーは1907年以降、ニューヨーク・フィルやメトロポリタン歌劇場に招かれて何度も欧米間を往復しました。ここではマーラー自身の作品に加え、マーラーが補筆完成させたウェーバーの歌劇《3人のピント》の間奏曲も収録。ハンガリー生まれのジグマンド・ロンバーグはウィーン風オペレッタで成功を収めた後、1909年以降ニューヨークを拠点としてミュージカルの作曲を手掛け、ヒット作を生みました。 ドイツ生まれのクルト・ヴァイルはベルリンで名声を得ますが、ナチスの圧迫を受けてまずパリへ逃れ、その後アメリカへわたります。彼の作品からはベルリンとパリにちなんだ歌とブロードウェイ・ソングを収録し、旅の軌跡をたどります。ロンバーグとヴァイルのナンバーではジャズ・オーケストラを加えたアレンジで時代を感じさせるサウンドを奏でます。
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〈クライスラー 録音全集 第7集〉
クライスラー(1875-1962):
1921年-1925年 [1921-1925]KREISLER, Fritz: Complete Recordings, Vol. 7 (1921-1925)
発売日:2017年07月28日 NMLアルバム番号:8.111406
CD価格:1,900円(税込)
第一次世界大戦では陸軍中尉として戦争に参加、しかし重傷を負い除隊となったクライスラー。その後はニューヨークに戻り演奏活動を再開したものの、様々な事情で活動は軌道に乗らず、結局はヨーロッパに戻ることとなり、1923年には日本を含む極東ツアーを行い、1924年から1934年まではベルリンに拠点を置くこととなります。 この第7集はそんな波乱万丈の時代の録音集。特に重要なのはHMV録音で聴ける、クライスラーの9歳離れた弟で才能あるチェリスト、フーゴとのアンサンブルです。フリッツの影響を受けたと思われる豊かなカンタービレに満ちた音は、まさに典型的なウィーン風。素晴らしく息のあった演奏です。ピアニスト、ラムソンと行ったビクター・トーキング・マシーンへの録音は、初のエレクトリカル・レコーディングであり、いくつかのテイクを失敗するなど、新しいシステムでの試行錯誤がうかがわれるものの、1733年製のストラディヴァリの豊かな響きが余すことなく記録されました。