リゲティ(ジョルジ)
Ligeti, Gyorgy
生没年 | 1923-2006 | 国 | ハンガリー |
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辞書順 | 「リ」 | NML作曲家番号 | 22120 |
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リゲティ(1923-2006):
弦楽四重奏曲全集 [ヴェローナ四重奏団]発売日:2023年12月08日
CD価格:1,950円(税込)
リゲティ生誕100年記念アルバム。弦楽四重奏のための全作品を収録しています。 「アンダンテとアレグレット」は初期の作品で、まるでチャイコフスキーを思わせるような抒情的な作風が魅力。アレグレットでは少しだけ民謡風の旋律も顔を見せます。第1番の「夜の変容」は12の部分からなり、バルトーク風の旋律も顔をのぞかせるダイナミックな抑揚に富んだ作品。ラサール弦楽四重奏団のために書かれた第2番は古典的な4楽章形式を採っていますが、数々の特殊奏法が用いられるなど第1番よりも先進的なアイデアが盛り込まれています。 「クリーヴランド・カルテット賞」など数多くの受賞経験のあるヴェローナ四重奏団の演奏でお聴きください。
収録作曲家:
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リゲティ(1923-2006):
ピアノ練習曲 全集
カプリッチョ集 [チェン・ハン(ピアノ)]LIGETI, G.: Piano Études / Capriccios (Han Chen)
発売日:2023年05月26日
NMLアルバム番号:8.574397
CD価格:1,600円(税込)
リゲティ後期の代表作の一つ「ピアノのための練習曲集」は、ピアノの音色表現の可能性を徹底的に探究し、複雑なリズムと幾何学模様を思わせる音の組み合わせによって独特の世界を構築しています。当初はドビュッシーの練習曲に倣って12曲になるはずでしたが、構想が膨らみ全18曲になりました。 このアルバムには1947年に書かれた2曲のカプリッチョも収録。ユーモラスな第1番とバルトーク風の 第2番、どちらもキャラクターのはっきりした音楽です。 演奏は1992年生まれのチェン・ハン。2013年の中国国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得、以降超絶技巧の持ち主としてアデス(8.574109)、リスト(8.573415)、ルビンシテイン(8.573989)他、様々な作品のアルバムを発表。注目を高めています。
収録作曲家:
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ホルン三重奏曲の3世紀
ブラームス/リゲティ/シエッラ [マヌエル・エスカウリアサ(ホルン)/ミゲル・コロム(ヴァイオリン)/デニス・パスカル(ピアノ)]Horn Trios - BRAHMS, J. / LIGETI, G. / SIERRA, R. (Escauriaza, Colom, Pascal)
発売日:2023年03月17日
NMLアルバム番号:IBS-182022
CD価格:2,250円(税込)
ブラームスからリゲティを経てシエッラへ。ホルンの可能性をさぐる三重奏の歴史を聴く19世紀半ばにはバルブ付きホルンが既に流通していたにもかかわらず、バルブなしのナチュラルホルンを愛したブラームス。彼のホルン三重奏曲はナチュラルホルンのために書かれており、当時用いられていたピアノやガット弦を張ったヴァイオリンとの響きのバランスも良く考えられています。 それから1世紀を経たリゲティのホルン三重奏曲は、先人ブラームスへのオマージュとして書かれたもの。当時の最先端の作曲技法が用いられていながらも、4楽章形式など西洋音楽の伝統を守っています。 シエッラの三重奏曲は2021年の作品。1979年から1982年までハンブルク音楽大学でリゲティに師事した彼は、師の作風を受け継ぎ、自作でヨーロッパのアヴァンギャルドとアメリカ民謡やジャズ、サルサなどの融合を試みています。 演奏するマヌエル・エスカウリアサは、パリ国立歌劇場管弦楽団のホルン奏者で、ミゲル・コルムはスペイン国立管弦楽団のコンサートマスターを務める俊英たち。ピアノのデニス・パスカルはパリ高等音楽院の教授を務めるヴェテランです。
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リゲティ(1923-2006):
無伴奏合唱曲全集 [ユヴァル・ワインバーグ(指揮)/SWRヴォーカル・アンサンブル]LIGETI, G.: Works for a cappella Choir (Complete) (South West German Radio Vocal Ensemble, Y. Weinberg)
発売日:2023年03月10日
NMLアルバム番号:SWR19128CD
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
ハンガリーの作曲家ジェルジ・リゲティの無伴奏合唱作品集。 彼の合唱曲と言えば、ラテン語をテキストにする無伴奏16声部の「ルクス・エテルナ」がよく知られています。それぞれのパートが複雑に絡み合い、移り行くハーモニーを紡いでいくこの演奏至難な曲は映画『2001年宇宙の旅』で効果的に用いられ、聴く人を魅了しました。しかし、リゲティはコダーイの影響で合唱作品を作るようになったということで、この「ルクス・エテルナ」とドイツ語の歌詞を持つ「フリードリヒ・ヘルダーリンによる3つのファンタジー」を除いた彼の合唱作品は全てハンガリー語の歌詞が用いられ、特有のリズムやイントネーション、アクセントを大切にしたものばかりです。 この2枚組のアルバムでは、世界初録音を含むリゲティの無伴奏合唱曲をすべて収録。曲のスタイルは年代を追って変化、時には前出の「ルクス・エテルナ」のような実験的な作品もありますが、基本的には豊かな響きと簡潔なリズムで書かれた合唱の魅力を引き出すものばかり。たとえ言葉を理解していなくても、存分に楽しむことが可能です。 アルバムで歌っているのは、創立75年以上の歴史を持つ南西ドイツ放送合唱団の選りすぐりのメンバーたちによる「SWR(南西ドイツ放送)ヴォーカル・アンサンブル」。20人ほどの少人数で結成されており、現代作品を中心に250曲以上のレパートリーを持つ彼らは世界中のコンサートホールで見事なハーモニーを披露しています。2004年から2020年まではマーカス・クリードが首席指揮者をつとめアンサンブルの向上に寄与してきました。 2020/21年シーズンからは、1990年生まれでテルアヴィヴで音楽を学びベルリンとオスロで研鑽を積んだユヴァル・ワインバーグが新しい首席指揮者に就任。このアルバムが彼とアンサンブルの初録音となります。
収録作曲家:
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Lux Aeterna - 永遠の光
ジェルジ・リゲティとゾルターン・コダーイの合唱作品集 [デンマーク国立声楽アンサンブル/マーカス・クリード(指揮)]LIGETI, G. / KODÁLY, Z.: Choral Secular Works (Lux Aeterna) (Danish National Vocal Ensemble, Creed)
発売日:2022年03月18日
NMLアルバム番号:6.220676
SACD-Hybrid価格:2,175円(税込)
20世紀ハンガリーの2人の作曲家、コダーイとリゲティの合唱作品集。 民族音楽学の分野でも重要な活動を行ったコダーイは、バルトークと並ぶ20世紀前半を代表する作曲家であり、リゲティはそのコダーイの弟子として1960年代半ばから国際的な活躍を見せています。2人とも合唱作品も多く手掛けており、コダーイは初期のロマン派風の響きを持つ曲から、円熟期のハンガリー民族音楽の影響を受けた曲まで幅広い作風による合唱曲を遺しました。とりわけこのアルバムに収録された小カンタータ「Mátrai képek マトラの絵」の煌びやかな旋律は強い印象を残します。 リゲティがアカペラ合唱団のために書いた作品の多くは1950年代にブダペストに滞在していた頃のもの。民謡をベースにしながらも、トーンクラスターやオノマトペを用いた作品は彼自身の作曲技法の限界への挑戦といえるでしょう。これは映画『2001年宇宙の旅』で使用された「Lux Aeterna 永遠の光」でのミクロポリフォニー(多数のパートが細かく動きつつ複雑にからみあい、全体としてはクラスターのように聞こえる手法)使用にも顕著に表れています。 その後のリゲティの作品は耳なじみの良いものに変化し、80年代の「フリードリヒ・ヘルダーリンによる3つのファンタジー」からは、16声部でありながらもミクロポリフォニーを用いることなく全ての声部に旋律を与えるという、リゲティの成熟したスタイルが感じられます。 これらはどれも演奏が困難な作品ですが、SWRレーベルでも名演を繰り広げてきたマーカス・クリードが指揮するデンマーク国立声楽アンサンブルは、技術的な余裕を持って幅の広い表現を聴かせます。プロデューサーのMichael EmeryとエンジニアのMikkel Nymandによる高音質録音にも注目です。
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DIALOGO
ブラームス、リゲティ、ショスタコーヴィチ:
チェロ・ソナタ集 [ジョン=ヘンリー・クロフォード(チェロ)/ビクトル・サンティアゴ・アスンシオン(ピアノ)]Cello and Piano Recital: Crawford, John-Henry /Asuncion, Victor Santiago - BRAHMS, J. / LIGETI, G. / SHOSTAKOVICH, D. (Dialogo)
発売日:2021年06月18日
NMLアルバム番号:ORC100166
CD価格:1,950円(税込)
アメリカ出身のチェリスト、ジョン=ヘンリー・クロフォードのリサイタル・アルバム。彼はスズキ・メソードの実践者であるヴァイオリニスト、ローラ・クロフォードを母に持つ期待の新人で、2019年「CRF=クラシカル・レコーディング財団」のヤングアーティスト・オブ・ザ・イヤーに選出されるなど、すでに高い評価を受けています。 このデビュー・アルバムでは彼の祖父がオーストリアから携えてきた200年前の歴史ある楽器を用いて、得意とする3人の作曲家の作品を堂々と演奏しています。ブラームスとショスタコーヴィチで共演するビクトル・サンティアゴ・アスンシオンは室内楽を得意とするピアニスト。ピアノが活躍するブラームスでは息のあった共演を聴かせます。
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コダーイ(1882-1967):
無伴奏チェロ・ソナタ
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
リゲティ(1923-2006):
無伴奏チェロ・ソナタ [ヘレン・ヴァイス(ヴァイオリン)/ガブリエル・シュヴァーベ(チェロ)]KODÁLY, Z.: Sonata for Solo Cello / Duo for Violin and Cello / LIGETI, G.: Sonata for Solo Cello (Weiss, Schwabe)
発売日:2020年09月25日
NMLアルバム番号:8.574202
CD価格:1,600円(税込)
コダーイと言えば、ハンガリー民謡を基にした数多くの合唱作品で知られますが、1914年の「ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲」と、その翌年の「無伴奏チェロ・ソナタ」は、コダーイの初期を代表する名作として押しも押されぬ人気を誇っています。中でも緊張感と美しい音色に満ちた「無伴奏チェロ・ソナタ」は、演奏の難易度の高さと楽器から生まれる多彩な響きの効果も相俟って、チェリストたちの憧れの作品になっています。一方「ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲」は気まぐれなヴァイオリンの音色と包容力溢れるチェロの音色が融合し、民族色豊かな歌を情熱的に奏でる作品。やはり高度な技術が求められる傑作です。 リゲティのソナタは2楽章からなる作品。第1楽章は彼がブダペストのリスト・アカデミー在籍中の1948年に学友のために作曲した小品ですが、演奏されることのないまま放置されてしまいます。1953年にチェロ用の新曲を求められた際に超絶技巧を要する第2楽章を新たに書き加えてソナタとしました。しかしソ連の影響下にあった作曲家組合に演奏を拒否されてしまったというエピソードを持つ作品です。 NAXOSイチオシのチェリスト、シュヴァーベの強靭、かつしなやかな演奏が作品の真価を伝えます。
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Ricercata
リチェルカータ
(ショスタコーヴィチ、リゲティ、シュトックハウゼン) [マリオ・プリスエロス(ピアノ)]Piano Recital: Prisuelos, Mario - LIGETI, G. / SHOSTAKOVICH, D. / STOCKHAUSEN, K. (Ricercata)
発売日:2020年02月07日
NMLアルバム番号:IBS-182019
CD価格:2,250円(税込)
20世紀、イタリアのジョヴァンニ・アメンドラが唱えた『全体主義』の思想は、人類に大きな恐怖をもたらしました。音楽の世界においてもその影響はまぬがれず、全体主義政権に対抗し、最悪のケースでは命を奪われた作曲家も存在しました。ここに作品が収録された3人の作曲家たちはそこまでの酷い経験はしていないものの、ソヴィエト一党独裁政権やドイツのナチズムなどにより、それぞれの家族が少なからず影響を受けたことが彼らのプロフィールから見えてきます。 そんな視点でアルバムを制作したのは、スペインはマドリード出身のピアニスト、プリスエロス。彼は20世紀の全体主義に影響を受けつつも、それぞれの美学に貫かれた作品を演奏、聴き手に音楽の素晴らしさを提示します。
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CONTINUUM(連続性)
D.スカルラッティ(1685-1757)
リゲティ(1923-2006):
[ジュスタン・テイラー(チェンバロ)]Harpsichord Recital: Taylor, Justin - SCARLATTI, D. / LIGETI, G. (Continuum)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:ALPHA399
CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)
ブルージュ古楽コンクール2015年の覇者によるエキサイティングなアルバム!世界のチェンバロ界が次世代型の新星として注目する、フランスの気鋭奏者ジュスタン・テイラー。Alphaデビュー盤となったフォルクレ作品集からも滲み出ていたその破格の感性は、思いがけない2人の作曲家を引きあわせたこの最新ソロ録音でいかんなく発揮されています。 スカルラッティとリゲティ。18世紀の地中海と20世紀の中欧、大きく時代も環境も違う世界を生きた作曲家同士のように見えますが、彼らは「新しい音」を求め、既存の音楽理論を大きく踏み越えた音作りを志した点において驚くほど似ています。とくにチェンバロという楽器が復権を果たしつつあった20世紀の作曲家たるリゲティの3作を、チェンバロ語法に新境地を開いた18世紀のスカルラッティ作品の多彩さと引き合わせてみると、両者の違いと親和性が思わぬ刺激を与え合い、エキサイティングなトラックの連続に。こんな離れ業が形を取り得るのも、奏者テイラーの並外れたテクニックと徹底した知識、型にはまらない柔軟な感性あればこそと言えるでしょう。 解説として寄せられた演奏者自身のコメント(日本語訳付)も示唆に富んだ内容。Alphaならではの新世紀のチェンバロ・アルバムです。
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ヤナーチェク(1854-1928):
弦楽四重奏曲 第1番・第2番
リゲティ(1923-2006):
弦楽四重奏曲 第1番 [ベルチャ四重奏団]JANÁČEK, L.: String Quartets Nos. 1 and 2 / LIGETI, G.: String Quartet No. 1 (Belcea Quartet)
発売日:2019年05月17日
NMLアルバム番号:ALPHA454
CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)
来日公演でも話題を呼ぶ現代最高の弦楽四重奏団のひとつ、ルーマニア出身のベルチャ(ベルチェア)四重奏団。Zig-Zag Territoiresレーベルから2013年に突如リリースされた鮮烈なベートーヴェン弦楽四重奏曲全集は、もはや新時代のスタンダードといってよいでしょう。その後Alphaレーベルでは新ウィーン楽派(Alpha209)やショスタコーヴィチ(ピョートル・アンデルシェフスキとの共演盤。Alpha360)でもすぐれた音源を制作。さらに今度は中東欧の20世紀へ――ヤナーチェクの全2曲とリゲティで新境地を垣間見せてくれます。 ロマン派作品に造詣の深い彼らが、作品に生々しい血脈を与える演奏解釈でこれら異色の有名作をどう味あわせてくれるのか。とくに「夜の変容」はリゲティがまだバルトークの強い影響下にあった1950年代、近隣諸国の作曲家ではプロコフィエフやマルティヌーなどがまだ存命中だった頃の作。ヤナーチェク晩年の2傑作と並べてみることで、意外な伝統的書法とのつながりと先進性のせめぎあいが浮き彫りになることでしょう。 国内仕様ではプログラム解題につながる解説の日本語訳もついています。
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ヤナーチェク(1854-1928):
弦楽四重奏曲 第1番・第2番
リゲティ(1923-2006):
弦楽四重奏曲 第1番 [ベルチャ四重奏団]JANÁČEK, L.: String Quartets Nos. 1 and 2 / LIGETI, G.: String Quartet No. 1 (Belcea Quartet)
発売日:2019年05月17日
NMLアルバム番号:ALPHA454
CD価格:2,475円(税込)
来日公演でも話題を呼ぶ現代最高の弦楽四重奏団のひとつ、ルーマニア出身のベルチャ(ベルチェア)四重奏団。Zig-Zag Territoiresレーベルから2013年に突如リリースされた鮮烈なベートーヴェン弦楽四重奏曲全集は、もはや新時代のスタンダードといってよいでしょう。その後Alphaレーベルでは新ウィーン楽派(Alpha209)やショスタコーヴィチ(ピョートル・アンデルシェフスキとの共演盤。Alpha360)でもすぐれた音源を制作。さらに今度は中東欧の20世紀へ――ヤナーチェクの全2曲とリゲティで新境地を垣間見せてくれます。 ロマン派作品に造詣の深い彼らが、作品に生々しい血脈を与える演奏解釈でこれら異色の有名作をどう味あわせてくれるのか。とくに「夜の変容」はリゲティがまだバルトークの強い影響下にあった1950年代、近隣諸国の作曲家ではプロコフィエフやマルティヌーなどがまだ存命中だった頃の作。ヤナーチェク晩年の2傑作と並べてみることで、意外な伝統的書法とのつながりと先進性のせめぎあいが浮き彫りになることでしょう。
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Continuum
リゲティとスカルラッティ [テイラー]Harpsichord Recital: Taylor, Justin - SCARLATTI, D. / LIGETI, G. (Continuum)
発売日:2018年07月27日
NMLアルバム番号:ALPHA399
CD価格:2,475円(税込)
イタリア、バロック時代の作曲家ドメニコ・スカルラッティと、ハンガリーの現代作曲家ジェルジ・リゲティ。一見何の繋がりもないように思える2人の作曲家ですが、鍵盤音楽における技巧性の追求においては、大きな共通性があります。このアルバムではスカルラッティの多彩なソナタに、リゲティの3つの壮観な作品を挟み込み、時代を超越した結びつきを体感させるというユニークな試みがなされています。 演奏しているテイラーはフランスとアメリカの血を引く1992年生まれの若きハープシコード奏者。グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」、フランス批評家サークルの「レヴェレーション・ミュージカル」など数多くの賞を獲得、その柔軟な表現と音楽性により、現在最も活躍が期待されている演奏家の一人です。
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リゲティ-シューベルト
an experimental recital [グラウ/シューマッヒャー]LIGETI, G.: 3 Pieces for 2 Pianos / SCHUBERT, F.: Fantasy in F Minor / Sonata for Piano 4 Hands in B-Flat Major (Grau, Schumacher)
発売日:2018年07月20日
NMLアルバム番号:WWE1CD20102
2)
CD価格:2,240円(税込)
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発売日:2017年09月22日
CD価格:2,240円(税込)
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発売日:2017年08月25日
CD価格:2,240円(税込)
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リゲティ(1923-2006):
ヴァイオリン協奏曲
ロンターノ/アトモスフェール
サンフランシスコ・ポリフォニー [シュミット/フィンランド放送響/リントゥ]LIGETI, G.: Violin Concerto / Lontano / Atmosphères / San Francisco Polyphony (Schmid, Finnish Radio Symphony, Lintu)
■協奏曲
発売日:2013年11月20日
NMLアルバム番号:ODE1213-2
CD価格:2,250円(税込)
20世紀を代表する偉大なる作曲家リゲティ(1923-2006)については、今更何も説明の必要なはいでしょう。彼の作品は前衛的であり、またトーンクラスター(ある音からある音までの全ての音を同時に発することで生じる音の塊)を駆使、その圧倒的な音世界は、他の追随を許すことのない唯一無比として知られています。このアルバムでは、フィンランド放送交響楽団と、ハンヌ・リントゥがこの「音の建築物」を見事に構築します。 初期の作品であり、映画にも使われた「アトモスフェール」、巨大な管弦楽のためのに書かれた「ロンターノ」におけるエネルギーの推移と一種独特の上品な雰囲気、ソロのシュミットがいい味を出している、諧謔的な雰囲気すら湛えたヴァイオリン協奏曲、万華鏡のような音の煌めきを放つ「サンフランシスコ・ポリフォニー」。どれも一度聴いたらくせになる面白さです。
収録作曲家:
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リゲティ(1923-2006):
弦楽四重奏曲 第1番・第2番
アンダンテとアレグレット [パーカー四重奏団]LIGETI, G.: String Quartets Nos. 1 and 2 / Andante and Allegretto (Parker Quartet)
■室内楽
発売日:2010年02月17日
NMLアルバム番号:8.570781
1)
CD価格:1,600円(税込)
ベートーヴェン、バルトーク・・・、連なる時間を感じさせる音によるファンタジーよく「猟奇的」と評されるリゲティの音楽。しかし彼の多彩な音楽を表現するにはこんな言葉で足りるはずがありません。例えば「2001年宇宙の旅」で使われたいくつかの彼の音楽は、作曲家の名前を知らずとも、映画を見た人には強烈なインパクトを与えているはずです。ここに収録された弦楽四重奏曲はリゲティの作品の中では、あまり知名度の高いものではありませんが、作曲家の特性を存分に伝えてくれることでしょう。初期に書かれた「アンダンテとアレグレット」はシェーンベルクを思わせる驚くほどメロディアスな作品です。
収録作曲家:
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Accords contrastants
コダーイ/リゲティ/バルトーク/ラヴェル:
ヴァイオリンとチェロのための作品集 [アミラム・ガンツ(ヴァイオリン)/マキシム・ガンツ(チェロ)]Solo Sonatas and Duos for Violin and Cello - RAVEL, M. / BARTÓK, B. / KODÁLY, Z. / LIGETI, G. (Accords contrastants) (A. and M. Ganz)
発売日:2023年03月17日
NMLアルバム番号:Gramola99262
CD価格:2,325円(税込)
ヴァイオリンのアミラム(父)とチェロのマキシム(息子)。このガンツ親子による20世紀前半のヴァイオリンとチェロのための作品集。各々がリゲティとバルトークの無伴奏のソナタを演奏するとともに、コダーイとラヴェルでは息のあったデュオを聴かせます。 アミラム・ガンツはウルグアイで生まれ、イスラエル・チョーバーグ、イリヤ・フィドロンらに師事し11歳でソリストとしてデビュー。1980年から2002年までストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスターを務め、アラン・ロンバールや、岩城宏之をはじめとした多くの名指揮者の下で演奏しました。室内楽演奏でも高く評価されるヴァイオリニストです。 マキシム・ガンツはストラスブール生まれ。4歳の時にラジオでロストロポーヴィチが弾くチャイコフスキーの「ロココ変奏曲」を聴き感銘を受け、チェリストを志しました。スペインで学び、スイスではアントニオ・メネセスに師事。これまでに多くのホールや音楽祭で演奏しています。
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-★『レコード芸術』特選盤(2023年4月号)★-
アンソニー・ロマニウク
『Perpetuum ~無窮動』 [アンソニー・ロマニウク]発売日:2023年02月10日
CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:3,300円(税込、送料無料)
アンソニー・ロマニウクのソロ第2弾、鍵盤作品縦横無尽!バロックからロマン派、現代に至るまで幅広い時代の作品を、広く深い知見とテクニックに裏打ちされた類まれな適応力で演奏し、世界各地のアーティストから篤い信頼を得ているアンソニー・ロマニウク。来日公演でもその個性で聴衆を魅了した彼のセカンド・ソロ・アルバムは、前作『BELLS 鐘』(NYCX-10300/ALPHA631)の方向性をさらに推し進めたものといえ、古楽器から現代楽器、そして電子楽器までを操り、バロックから現代音楽、ポップスに至るまでを、まさに縦横無尽に行き交う内容となっています。一見ばらばらな選曲ですがその流れが極めて自然なことにまず驚かされ、聴き進むほどに、それぞれの作品を引き立てる楽器選択の素晴らしさにも気付かされることでしょう。 これからの鍵盤楽器のありようを提案しつつ、際立って優れた構成力で全体を美しくまとめ上げた、新しい魅力に溢れるアルバムです。
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『デュオ/ソロ』
無伴奏チェロ作品とアルメニア民謡の出会い [アストリグ・シラノシアン]Vocal and Cello Recital: Siranossian, Astrig - BACH, J.S. / KODÁLY, Z. / LIGETI, G. (Duo Solo)
発売日:2022年10月14日
NMLアルバム番号:ALPHA880
CD価格:2,475円(税込)
アストリグ・シラノシアンがチェロと美声で紡ぐ、東と西の出会いリヨンの生まれでアルメニアの血を引くアストリグ・シラノシアンが、無伴奏チェロのための名曲と、自らのルーツであるアルメニアの伝承歌を並べた興味深いアルバムをリリース。特に大バッハの無伴奏チェロ組曲第1番では、各楽章の間にアルメニアのごく短いメロディを挟み込み、西洋クラシックを代表する名曲と東洋的な節回しが対話するような興味深い構成となっています。 各民謡では、チェロのみによって奏でられる「アラガツの山」を除く5曲で、自らのチェロの伴奏に乗って歌うシラノシアンの美しい弾き語りも堪能。 人の声と、それに最も近いと言われるチェロとの、いわばデュオを披露して楽しませてくれます。
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『Sangs』
あらゆる先入観と境界を超える歌曲の旅 [サラ・ローラン、エロディ・ヴィニョン]発売日:2022年10月14日
CD価格:2,475円(税込)
フランスを中心に活躍し、エリック・ル・サージュのブラームス・アルバム(LBM023)にも参加しているコントラルトの逸材サラ・ローランと、ブリュッセルを中心に活躍するピアニスト、エロディ・ヴィニョンによる、時代も地域も様々な歌曲を集めたアルバム。 一見バラバラな選曲ではありますが、ミヨー、ファリャ、ドヴォルザークなどの歌曲集はそれぞれ全曲を収めていることもあり、統一感のある印象が保たれつつ、アルバム全体で大きな物語をも感じさせる作り。随所に挿入されるピアノの小品も、前奏、間奏、そして後奏といった具合に場面展開的な効果を上げています。 タイトルの「Sangs」はフランス語で血や血統、血筋などを意味しており、彼女たちのルーツを旅するストーリーがテーマとなっているようです。
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発売日:2022年08月26日
CD 4枚組価格:4,800円(税込、送料無料)
2022年、エリザベート王妃国際音楽コンクールの記録世界3大コンクールの1つとされ、ファイナリストは本選前の1週間隔離生活を送るなど、過酷な内容で知られる「エリザベート王妃国際音楽コンクール」。ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、声楽と年によって内容が変わりますが、2022年はチェロ部門が開催されました。 この優勝者チェ・ハヨンを始め、ファイナリスト全12人の演奏を収めた4枚組が登場。若きコンテスタントたちの熱演が生々しく記録されています。
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-★『レコード芸術』特選盤(2022年7月号)★-
『BELLS - 鐘』
ピアノ、チェンバロ、フォルテピアノ、フェンダー・ローズによる、古今東西鍵盤音楽の旅 [アンソニー・ロマニウク]発売日:2022年04月15日
CD国内仕様 日本語解説/原盤解説日本語訳付き価格:2,970円(税込)
話題のピアニストがその鬼才の片鱗を露わに!
4つの時代の楽器を操る鍵盤音楽の旅フォルテピアノやチェンバロなどの古楽系鍵盤奏者として各方面に出演するほか、同時代の作品解釈にも一家言あり、柴田俊幸とのバッハのフルートと鍵盤のための作品集(FUG792/NYCX-10272)ではチェンバロとフォルテピアノ、パトリツィア・コパチンスカヤのアルバム『TAKE TWO』(ALPHA211/NYCX-20002)ではチェンバロとトイ・ピアノで共演しているアンソニー・ロマニウク。生まれ育ったオーストラリアでジャズにどっぷりとはまった後、アメリカへ渡りクラシック・ピアノを学習、数年後から古楽を学んだ彼は、当地でロックや電子音楽にも深く熱中していきました。 そんな彼が思い描く鍵盤楽器の音楽を存分にやり遂げた、目の覚めるような構成によるソロ・デビュー・アルバムがこちら。バードからチック・コリアまでの作品を、モダン・ピアノを中心としながらも、フォルテピアノ、チェンバロ、そしてフェンダー・ローズまでを縦横無尽に駆使して演奏しています。その楽曲解釈は、確固たるアカデミックな基礎の上にロックやヒップホップを吸収した世代ならではの小気味よい風通しの良さが感じられ、彼がどの作品からもそれぞれが持つ美しさを聴く者に示してくれる抜群の才気の持ち主であることを知らしめています。 フェンダー・ローズによるバッハの面白さなど意外性も相まって、最後まで一気に聴かせるアルバムです。 -
ミヒャエル・ギーレン・エディション 第10集
1945年以降の音楽集 [ミヒャエル・ギーレン(指揮)/バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団/シュトゥットガルト放送交響楽団 他]Orchestral Music (20th Century) - ZIMMERMANN, B.A. / LIGETI, G. / CRUMB, G. / LÓPEZ, J.E. / NONO, L. (Michael Gielen Edition, Vol. 10 (1969-2010))
発売日:2021年11月26日
NMLアルバム番号:SWR19111CD
CD 6枚組価格:4,500円(税込、送料無料)
ミヒャエル・ギーレン(1927-2019)の名演を集めた大人気シリーズの掉尾を飾る第10集。 今回は1945年以降に書かれた、ギーレンが得意とする「現代音楽」をフィーチャー。8曲の初出音源とギーレン自身の2作品も含む興味深い作品集です。 ここで聴かれる作曲家のほとんどはギーレンと個人的に親しく、彼もこれらの作品を積極的にサポートしていました。中でもキューバ出身の作曲家、ホルヘ E.ロペスは、ギーレンによって作品を演奏されたことで世界的知名度を獲得、このアルバムに収録されている「Breath – Hammer – Lightning」もギーレンがドイツ初演を行うなど彼の作品の普及に努めました。 また、活躍当時からマーラーやシェーンベルクなどの大編成の作品の解釈で定評のあったギーレンらしく、複雑な書法で知られるアロイス・ツィンマーマンやリゲティの作品をはじめ、ジョージ・クラムやノーノ、ブーレーズまでレパートリーに加えており、ここでもギーレンの特徴ともいえる、スコアを隅々まで読み込んだ緻密な演奏を聴かせます。
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SOL & PAT - ソル&パット
ヴァイオリンとチェロの二重奏による作品集 [ソル・ガベッタ、パトリツィア・コパチンスカヤ]Violin and Cello Recital: Kopatchinskaja, Patricia / Gabetta, Sol - BACH, C.P.E. / COLL, F. / LECLAIR, J.-M. / RAVEL, M. / WIDMANN, J. (Sol and Pat)
発売日:2021年10月15日
NMLアルバム番号:ALPHA757
CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:2,970円(税込)
ガベッタとコパチンスカヤの白熱デュオ・アルバム!アルバムをリリースする度にただならぬ企画で世界中の音楽ファンを驚かせ、今最も目の離せないモルドヴァ出身の鬼才ヴァイオリニスト、パトリツィア・コパチンスカヤ。協奏曲やソロ、様々な企画盤など多くのアルバムをリリースしてきたアルゼンチン出身の人気チェリスト、ソル・ガベッタ。一見大きく違う個性を持つ二人は、2002年の出会い以来の親友であり、実演での共演も多く、コパチンスカヤのアルバム『照らし出された快楽』(ALPHA580/NYCX-10180)ではフランシスコ・コーイの二重協奏曲で共演していましたが、今回満を持してデュオ・アルバムが届けられました。 ラヴェルとコダーイの作品を軸に、クセナキスやリゲティ、ヴィトマン、マルコヴィチに至る作曲家たちによるデュオ作品、鍵盤作品の右手と左手をデュオに振り分けたC.P.E.バッハやJ.S.バッハなど、多彩な作品を収録。期待にそぐわぬはじけた演奏で、冒頭のルクレールから原曲を大きくデフォルメした表現で楽しませてくれます。 タイトルのSOLもPATも彼女たちの名前からとられていますが、SOLはガベッタの母国語(スペイン語)で「太陽」、PATはコパチンスカヤの母国語(ルーマニア語)で「ベッド」あるいは「ザック(袋)」という意味もあります。
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ポワンティエ [クインテット・ポワンティエ]
Wind Quintets (19th-20th Centuries) - IBERT, J. / LIGETI, G. / REICHA, A. / TAFFANEL, P. / ZEMLINSKY, A. (Pointillé) (Quintette Pointillé)
発売日:2021年09月17日
NMLアルバム番号:MYCL-00007
CD国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
光のごとく煌めくアンサンブル。
クインテット・ポワンティエ、デビュー!新たな才能豊かな木管五重奏団の誕生です。「クインテット・ポワンティエ」は現在意欲的な企画と活動で日本オーケストラ界の注目を集める愛知室内オーケストラの木管楽器の主要メンバーによって構成されています。 きらめく光を描く絵画技法である「ポワンティエ」。その名の由来とおり色彩豊かで、煌めく音色がこのアンサンブルの持ち味です。古今東西の木管五重奏の名曲がずらりとならんだプログラムで威風堂々CDデビューとなりました。 ソリスティックな高い技術と絶妙なアンサンブル。若く瑞々しい表現力。その明るい響きに力強さも感じさせます。注目のアンサンブル、ぜひお聴きください。 -
Harpsifly
ゴードン・マレーと彼の楽器の物語 [ドゥビー・ゾーン/エーリヒ・トラクスラー/パウリナ・ジュムダ/シュテファン・ゴットフリート/アウレリア・ヴィショヴァン]Harpsichord Music - BACH, J.S / COUPERIN, L. / FRESCOBALDI, G. / HAYDN, J. (Harpsifly - A Story of Gordon Murray) (Gottfried, Traxler, Visovan)
発売日:2021年05月14日
NMLアルバム番号:Gramola99224
CD価格:2,250円(税込)
カナダ出身のチェンバロ奏者ゴードン・マレー(1948-2017)。彼はグスタフ・レオンハルトとケネス・ギルバートからチェンバロを学び、ヨーロッパと北アメリカを中心にソリスト、通奏低音の奏者として活躍、また1982年から1987年までグラーツ音楽大学の教授を、1986年からはウィーン国立音楽大学の教授を務め数多くの弟子を育てあげました。 このアルバムは2017年3月12日に不慮の事故でこの世を去ったマレーを偲び、5人の弟子たちがマレーがコレクションしていた1707年ニコラ・デュモン製の楽器をはじめ、1644年アンドレアス・ルッカース製や、1697年カルロ・グリマルディ製などの再現楽器で様々な作品を心を込めて演奏、恩師へのはなむけとしています。
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発売日:2021年04月21日
SACD-Hybrid国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
数々のイタリアの国際コンクールを制したYunaが奏でる、
最高に Dolce(甘く)Felice(幸せ)なイタリア小品集ピアノで奏でられる、言葉のない「歌」。一期一会のピアノと対話し、その楽器の持つ最高に美しい響きで、光や影、ぬくもりや薫り、質感や感触が伝わるような表現を引き出したい… その思いに導かれるように、歌の国イタリアで運命を感じる音楽家、師匠と出会いました。 決して技巧的なパフォーマンスに走らない、ぬくもりや薫りが感じられるような人間的な演奏に接し、私の目指す音楽がここにあると確信しました。素朴で親密な、自然と調和するような、そんな演奏を日々目指しております。 アルバム「Dolce Felice」は、私が敬愛してやまないイタリアをテーマにした珠玉の小品集です。甘く美しいオペラ・アリア、リストやプロコフィエフの名曲、珍しい編曲物も多く収録し、色彩豊かなキラキラと輝く宝石のような一枚になりました。 ぜひ一人でも多くの方にお聴き頂ければ、うれしいです!! 小林侑奈 -
-★『レコード芸術』特選盤(2021年4月号)★-
『照らし出された快楽』
~ 弦楽合奏の20世紀 ~ [パトリツィア・コパチンスカヤ、ソル・ガベッタ、フランシスコ・コーイ、カメラータ・ベルン]COLL, F.: Plaisirs illuminés (Les) / VERESS, S.: Musica concertante / GINASTERA, A.: Concerto per corde (Kopatchinskaja, Gabetta, Camerata Bern, Coll)
発売日:2020年12月18日
NMLアルバム番号:ALPHA580
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)
頼れる俊英たちとコパチンスカヤによる次なる冒険。ソル・ガベッタ参加!世界各地のステージに素足で現れ、他の誰にも成しえない音楽体験で客席を魅了し、アルバム発表ごとに話題騒然の企画を実現してきた21世紀的唯一無二のヴァイオリニスト、パトリツィア・コパチンスカヤ。2020年秋にはイル・ジャルディーノ・アルモニコとタッグを組み、古楽器演奏への愛着を独特の形で結晶させた『ヴィヴァルディ、その先へ』(Alpha624/国内仕様NYCX-10161)で大いに注目を集めたところ、その興奮も冷めやらぬうちに次のアルバムが発表されます。 20世紀屈指の異才画家ダリの初期作品『照らし出された快楽 Plaisirs illuminés』(1929/短編映画『アンダルシアの犬』にも登場)に着想を得た現代スペインの作曲家コーイの二重協奏曲(チェロに名手ガベッタが客演!)を表題に、現代ハンガリーを代表する室内楽作品にアルゼンチンのヒナステラを加えた選曲からして、コパチンスカヤの明敏な感性が窺えます。 彼女のアルバム『つかの間と、永遠と』(Alpha545/国内仕様NYCX-10086)でも鮮烈な存在感を示したカメラータ・ベルンは、曲によってメンバーがソロでも抜群のパフォーマンスを披露。数十年前のバロックの名盤群からは想像もつかないほどみずみずしい音を紡ぐソリスト集団への変貌は、コパチンスカヤという希有の触媒的ソリストとの共演あればこそでしょう。そうした交感力が絶好の刺激を導き出したアルバム、彼女からますます目が離せません!
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『BELLS - 鐘』
ピアノ、チェンバロ、フォルテピアノ、フェンダー・ローズによる、古今東西鍵盤音楽の旅 [アンソニー・ロマニウク]Keyboard Recital: Romaniuk, Anthony - BACH, J.S. / BARTÓK, B. / BYRD, W. / CRUMB, G. / DEBUSSY, C. / LIGETI, G. (Bells)
発売日:2020年08月28日
NMLアルバム番号:ALPHA631
CD価格:2,475円(税込)
話題のピアニストがその鬼才の片鱗を露わに!
4つの時代の楽器を操る鍵盤音楽の旅フォルテピアノやチェンバロなどの古楽系鍵盤奏者として各方面に出演するほか、同時代の作品解釈にも一家言あり、パトリツィア・コパチンスカヤのアルバム『TAKE TWO』(ALPHA211/NYCX-20002)ではチェンバロとトイ・ピアノで共演しているアンソニー・ロマニウク。生まれ育ったオーストラリアでジャズにどっぷりとはまった後、アメリカへ渡りクラシック・ピアノを学習、数年後から古楽を学んだ彼は、当地でロックや電子音楽にも深く熱中していきました。 そんな彼が思い描く鍵盤楽器の音楽を存分にやり遂げた、目の覚めるような構成によるソロ・デビュー・アルバムが登場です。バードからチック・コリアまでの作品を、モダン・ピアノを中心としながらも、フォルテピアノ、チェンバロ、そしてフェンダー・ローズ(金属音叉を使用したフェンダー社製の電子ピアノで、ジャズからソウル、ロックまで幅広いポピュラー音楽に1970年代を中心に使用され、現在も多くのファンが存在)までを縦横無尽に駆使して演奏しています。その楽曲解釈は、確固たるアカデミックな基礎の上にロックやヒップホップを吸収した世代ならではの小気味よい風通しの良さが感じられ、彼がどの作品からもそれぞれが持つ美しさを聴く者に示してくれる抜群の才気の持ち主であることを知らしめています。 フェンダー・ローズによるバッハの面白さなど意外性も相まって、最後まで一気に聴かせるアルバムです。 -
期待の新進演奏家シリーズ
ドミトロー・チョニ
ピアノ・リサイタル
ドビュッシー、ヒナステラ、リゲティ、プロコフィエフ [ドミトロー・チョニ(ピアノ)]Piano Recital: Choni, Dmytro - DEBUSSY, C. / GINASTERA, A. / LIGETI, G. / PROKOFIEV, S.
発売日:2020年05月22日
NMLアルバム番号:8.574136
CD価格:1,600円(税込)
2018年に開催された“パロマ・オシェア・サンタンデール国際ピアノコンクール”の優勝者、ドミトロー・チョニのリサイタル・アルバム。このコンクールは、アルベニス財団やソフィア王妃高等音楽院の創設者として名高いパロマ・オシェアが、1972年に創設した歴史あるピアノコンクールです。 1993年、ウクライナ出身のチョニはすでに国際的に活躍の場を広げており、将来が期待されるピアニストの一人です。全てが20世紀の作品で占められたこのアルバムでは、彼のユニークな個性が如何なく発揮されており、とりわけ抒情的なドビュッシーと力強くリズミカルなプロコフィエフでの鮮やかな対比が見事です。技巧的なヒナステラ作品や、ドビュッシー作品へのオマージュであるリゲティの練習曲での美しい音色も聴きどころです。
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The Etudes Project - エチュード・プロジェクト
Vol.1 アイスバーグ
(アンダーセン、バエズ、ブルツォス、クーパー、グラス、グレイフピアノ練習曲集) [ジェニー・リン(ピアノ)]Piano Recital: Lin, Jenny - ANDERSEN, D. / BAEZ, V. / BURTZOS, A. / COOPER, D. / GLASS, P. / GRAFE, M. (The Etudes Project, Vol. 1 - Iceberg)
発売日:2020年03月06日
NMLアルバム番号:DSL-92236
CD価格:2,100円(税込)
18世紀に生み出され、19世紀前半に一般的になった「エチュード(練習曲)」。ニューヨーク・タイムズ紙などで絶賛されたピアニスト、ジェニー・リンが練習曲に焦点をあてた「ジ・エチュード・プロジェクト」を立ち上げ、さまざまな作品を紹介しています。 第1弾となる本作は、ショパンやドビュッシー、ラフマニノフ、スクリャービン、メシアン、リゲティ、フィリップ・グラスに細川俊夫などのよく知られた作曲家たちの「エチュード」に、現在ニューヨークで活躍する作曲家集団“アイスバーグ”のメンバー10名による作品を組み合わせた興味深い1枚。リンの持つ世界観が、繊細で緻密な演奏によってあますところなく表現されています。
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Impulse
ピアノ・デュオのための作品集
(ルトスワフスキ、モーツァルト、リゲティ、ラヴェル、ガーシュウィン) [ビクトル・デル・バレ(ピアノ)/ルイス・デル・バレ(ピアノ)]Piano Duo Recital: Valle, Luis del /Valle, Victor del - LUTOSŁAWSKI , W. / MOZART, W.A. / LIGETI, G. / RAVEL, M. / GERSHWIN, G. (Impulse)
発売日:2020年03月06日
NMLアルバム番号:IBS-72015
CD価格:2,250円(税込)
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モダン・トランペットの芸術 第1集
(エネスコ/ヒンデミット/オネゲル/リゲティ/マルティヌー/マクスウェル・デイヴィス/ウィリアムズ) [ヒュー・モーガン(トランペット)/パトリシア・ウルリヒ(ピアノ)]Trumpet Recital: Morgan, Huw - ENESCU, G. / HINDEMITH, P. / HONEGGER, A. / LIGETI, G. / MARTINŮ, B. (The Art of the Modern Trumpet, Vol. 1)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:8.573995
CD価格:1,000円(税込)
NAXOSの新しいシリーズ「モダン・トランペットの芸術」。20世紀から21世紀にかけてトランペットとピアノのために書かれた様々な作品を集めるという趣旨のもと、第1集では1906年に作曲されたエネスコの「伝説」をはじめ、ヒンデミット、マルティヌーら近代の作品から、マクスウェル・デイヴィス、リゲティといった現代作品を収録しています。なかでもエネスコの「伝説」は、楽器特性の進歩により半音階奏法が完全に可能となった証と言える作品で、近代トランペット作品の中でも重用視される曲。他のレパートリーでも数々の特殊奏法を用い、万華鏡のような音色を駆使しており、トランペットの可能性を極限まで追求した聴きごたえのあるものばかりです。 アンサンブル「セプトゥーラ」のメンバーであり、バーゼル交響楽団の奏者、ヒュー・モーガンの超絶技巧でお楽しみください。 使用楽器:YAMAHA
収録作曲家:
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CHACONNERIE [シルビア・マルケス・チュリリャ(チェンバロ)]
Harpsichord Recital: Márquez Chulilla, Silvia - STORACE, B. / ROSSI, M. / CABEZÓN, A. de / LIGETI, G. / COUPERIN, L. / HANDEL, G.F. (Chaconnerie)
発売日:2019年01月25日
NMLアルバム番号:IBS-52018
CD価格:2,400円(税込)
スペイン、アラゴン州サラゴサで生まれ、ハープシコードとオルガンを学んだマルケス・チュリリャ。イベリアのチェンバロ協奏曲集(IBS122017)でソリストを務めた彼女のソロ・アルバムとなるこの「CHACONNERIE」はシャコンヌ形式(定型の繰り返される低声部の上で、同じモティーフが次々を変奏されていくもの)で書かれた作品が集められた1枚です。 スペインでは1600年頃からシャコンヌの存在が確認されたとされ、またイタリアでも幅広く流行していたとされており、このアルバムでもストラーチェやカベソンから、新しいところではリゲティやシエッラまで多種多彩なシャコンヌを聴くことができます。チュリリャの目の覚めるような鮮やかな技巧でお楽しみください。
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SPECTRUM
ハンブルクにちなんだ歌曲集 [リニ・ゴング(ソプラノ)/マリアーナ・ポポヴァ(ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Gong, Lini - BRAHMS, J. / DESSAU, P. / MAHLER, G. / LIGETI, G. / MENDELSSOHN, Felix (Spectrum)
発売日:2019年01月25日
NMLアルバム番号:SM300
CD価格:2,080円(税込)
エルベ川の支流にあるハンブルクは、長い間音楽都市としてその名を誇っていました。18世紀にはテレマン、C.P.E.バッハが市の音楽監督を務め、ロマン派時代にはメンデルスゾーンやブラームスがこの地に生まれ、現在はNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団が本拠地とするなど、現代でも話題の多い都市です。ハンブルクには小さな博物館がいくつもあり、ブラームスやテレマン、メンデルスゾーンなどの資料が展示されています。 このアルバムはハンブルクに関連した作曲家の興味深い作品を集めて演奏したもの。ハンブルクで生まれた作曲家、ハンブルクで初演された作品などさまざまな曲が選ばれており、演奏する2人もまたハンブルクを拠点に活躍するという、まさに「ハンブルク」尽くしのアルバムとなっています。
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LES ESPACES ELECTROACIUSTIQUES
5.1サラウンドとステレオによる電子音楽名作集Electroacoustic Music - VARÈSE, E. / LIGETI, G. / MADERNA, B. / BERIO, L. / LACHENMANN, H. / HARVEY, J. (Les Espaces Électroacoustiques)
発売日:2018年06月22日
NMLアルバム番号:WWE2SACD40002
SACD-Hybrid 2枚組価格:4,125円(税込、送料無料)
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OPUS 8 [ガポネンコ]
Cello and Piano Solo Recitals: Gaponenko, Elena - LIADOV, A.K. / MEDTNER, N. / LYAPUNOV, S. / SCRIABIN, A.N. / SIBELIUS, J. / LIGETI, G. (Opus 8)
発売日:2017年12月22日
NMLアルバム番号:OC1884
CD価格:4,598円(税込、送料無料)
ロシア生まれのエレナ・ガポネンコは4歳ですでに「チェロとピアノの神童」として知られていました。すぐさま最高の訓練を受け、9歳でオーケストラと共演を果たし、モスクワ音楽院の中央音楽学校を経て、ドイツとオランダに留学。ピアノとチェロの両方で賞を獲得し、2014年にはGENUINレーベルに2つの楽器を操った演奏を録音。こちらも驚きを持って迎えられています。 今回のアルバムは2枚組の構成となっており、CD1はピアノ、CD2はチェロの演奏で、基本的に作曲家の「作品番号8」が選ばれているという凝った選曲。様々な要素が盛り込まれた興味深い2枚組です。
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トゥールーズ・キャピトル劇場
カデル・ベラルビによる3つのバレエ
《海賊》《美女と野獣》《死せる王妃》BELARBI, K.: Corsaire (Le) / La Bête et la Belle / La Reine Morte [Ballets] (Théâtre du Capitole, 2013-2015) (3-DVD Box Set) (NTSC)
発売日:2017年07月28日
DVD 3枚組字幕なし
通常価格:4,350円→ 特価!:1,990円(税込)【1】19世紀の古典バレエを大胆に書き換えたベラルビの手腕が生きるバレエ。プティバ版は3幕だったものを2幕にし、美しい奴隷の娘と海賊の悲恋の物語が生き生きと表現されています。グティエレスとガルスティアンの生き生きとした踊りを彩る音楽は、オリジナルのアダンの他、シベリウス、マスネ、指揮者コールマンの作品が加えられており、こちらも聴きどころ。 【2】表面的な醜さを拒絶する心が、真の愛に気づくまでの心理的なドラマを鋭く描き出したこの物語は、シンプルでありながらも見事なセットと衣装、そしてバロックから近代に至るまでの音楽(特にリゲティの作品が効果的に使われています)を組み合わせ、印象的な舞踏によって表現されています。ここで主役の野獣を踊るのは、日本のエース渡邊峻郁(わたなべたかふみ)氏。2011年に異例の2段階昇格でソリストになった期待のダンサーです。 【3】2011年にトゥールーズ・キャピトル・バレエのために製作されたバレエ《死せる女王》は、14世紀に実在した女王イネス・デ・カストロを巡る物語です。ポルトガルの王子ドン・ペドロとその恋人イネス・デ・カストロ、ドン・ペドロの父フェランテ王。この3人の確執と悲劇的な結末が夢幻的に描かれています。
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トゥールーズ・キャピトル劇場
カデル・ベラルビによる3つのバレエ
《海賊》《美女と野獣》《死せる王妃》BELARBI, K.: Corsaire (Le) / La Bête et la Belle / La Reine Morte [Ballets] (Théâtre du Capitole, 2013-2015) (3-Blu-ray Disc Box Set)
発売日:2017年07月28日
Blu-ray 3枚組字幕なし
通常価格:4,950円→ 特価!:2,090円(税込)【1】19世紀の古典バレエを大胆に書き換えたベラルビの手腕が生きるバレエ。プティバ版は3幕だったものを2幕にし、美しい奴隷の娘と海賊の悲恋の物語が生き生きと表現されています。グティエレスとガルスティアンの生き生きとした踊りを彩る音楽は、オリジナルのアダンの他、シベリウス、マスネ、指揮者コールマンの作品が加えられており、こちらも聴きどころ。 【2】表面的な醜さを拒絶する心が、真の愛に気づくまでの心理的なドラマを鋭く描き出したこの物語は、シンプルでありながらも見事なセットと衣装、そしてバロックから近代に至るまでの音楽(特にリゲティの作品が効果的に使われています)を組み合わせ、印象的な舞踏によって表現されています。ここで主役の野獣を踊るのは、日本のエース渡邊峻郁(わたなべたかふみ)氏。2011年に異例の2段階昇格でソリストになった期待のダンサーです。 【3】2011年にトゥールーズ・キャピトル・バレエのために製作されたバレエ《死せる女王》は、14世紀に実在した女王イネス・デ・カストロを巡る物語です。ポルトガルの王子ドン・ペドロとその恋人イネス・デ・カストロ、ドン・ペドロの父フェランテ王。この3人の確執と悲劇的な結末が夢幻的に描かれています。
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バッハ&フレンズ [レヴァーツ]
BACH, J.S.: Cello Suites Nos. 1 and 3 (Bach and Friends) (Revaz)
発売日:2017年06月30日
NMLアルバム番号:SM257
CD価格:1,950円(税込)
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QUARTET CHOREOGRAPHY [クロイツェル四重奏団]
String Quartets - STRAVINSKY, I. / LUTOSLAWSKI, W. / LIGETI, G. / FINNISSY, M. (Quartet Choreography Soundtrack) (Kreutzer Quartet)
発売日:2017年03月24日
NMLアルバム番号:MSVCD92105
CD価格:1,760円(税込)
2012年にリリースされたDVD(MSVDX 101)と同じ収録内容を持つこのアルバム。最初はデジタル・ダウンロードのみの発売でしたが、CDとしての発売を待ち望んでいた人が多く、今回の発売となりました。近現代を代表する3人の作曲家の弦楽四重奏曲に、イギリスの現代作曲家フィニッシーの作品を加えたこの1枚は、現代英国作品のリリースに力を入れているMetierレーベルを象徴するにふさわしいアルバムです。 スケアヴェズを筆頭に名手4人で構成されるクロイツェル弦楽四重奏団は、現代作品を得意とするアンサンブル。Metierレーベルの他、NAXOS、Toccataレーベルにおいて多彩な曲を録音しています。
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SAGENHAFT 奇跡
おとぎ話、神話、伝説 [ジンガー・プア]Vocal Ensemble Concert: Singer Pur - CAGE, J. / RENNER, J. / KERSCHEK, W. / MOODY, I. / VEIT, W.H. / LIGETI, G. (Sagenhaft!)
発売日:2017年03月24日
NMLアルバム番号:OC1853
1)
CD価格:2,080円(税込)
1992年3月8日、ケルン・フィルでのコンサートが国際的なキャリアの礎となり、「エコー賞」をはじめ、数多くの賞を獲得し、ドイツをはじめヨーロッパで絶大な人気を誇るヴォーカル・アンサンブル「ジンガー・プア」。ルネッサンス期から現代作品まで、どんな曲でも歌いこなす彼ら、2017年は結成25周年を迎え、その活躍がますます期待されています。 この「SAGENHAFT - 奇跡」と題された新しいアルバムでは、様々な伝承物語や伝説を素材とした曲を取り上げ、アンサンブルの可能性を探るとともに、彼らの活動そのものが伝説となるべく、新たな世界の探求を仄めかしています。
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イディル・ビレット
20世紀ピアノ・エディションIDIL BIRET 20TH CENTURY PIANO EDITION
発売日:2016年07月27日
NMLアルバム番号:8.501504
CD 15枚組価格:6,744円(税込、送料無料)
モーツァルト、ベートーヴェンはもちろんのこと、どんな作品でも完璧に弾きこなすトルコの女性ピアニスト、イディル・ビレット。初期のNAXOSレーベルの立役者でもあった彼女は、現在、各レーベルに散らばっている自らの録音を集約し、「イディル・ビレット・アーカイヴズ」として世に出しています。 そんなビレットが最も得意としているのはなんと言っても「現代の作品」であり、デビュー直後からブーレーズやリゲティ作品をバリバリ弾きこなすことで評判を取っていたことでも知られています。この15枚組には、バルトークからストラヴィンスキー、そして前述のブーレーズやリゲティまで、1950年代から2010年代までの演奏が収録されています。彼女の恩師であるヴィルヘルム・ケンプの「バッハ編曲集」や、トルコの作曲家サイグン自身が指揮してバックを務めた協奏曲など、興味深い作品が並んでいます。